JP6744290B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に関する。
スロットマシンやパチンコ遊技機等の遊技機は、複数の電子回路基板を備えており、これらの電子回路基板どうしが、配線により繋がれている。遊技機においては、電子回路基板のコネクタの端子に、配線が繋がれない端子あるいは基板上で浮いてしまう端子である空き端子(不使用の端子)が存在すると、この空き端子を介して信号が不正に入力されたり、読み取られたりしてしまうおそれがあるので、不正防止の観点から空き端子が存在しないように設計が行なわれる。
しかし、遊技機においては、複数の機種間で一部に同じ電子回路基板を用いることもあるため、例えば汎用の電子回路基板に対して新たな電子回路基板を繋ぐ場合に、両基板の端子の数が合わず、空き端子が生じてしまうことがある。また、コネクタの端子数が多くなる場合、コネクタの着脱が容易となるように、例えば端子が2列に配列されるようなコネクタを使用したいこともあり、このような場合には、必要な端子数が奇数だとすると、端子が余ってしまい空き端子が生じてしまうこともある。
このような空き端子の発生を防止する遊技機として、例えば特許文献1に記載のものが知られている。
特開2016−096975号公報
ところで、従来の遊技機においては、空いている端子に単に配線等を繋ぐことで空き端子を塞ぐといった対応となっており、空き端子を有効に活用することができていないという問題があった。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、電子回路基板の空き端子を有効活用しつつ空き端子の発生を防止できる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の遊技機は、M個(Mは3以上の整数)の端子を有する第1のコネクタと、この第1のコネクタの2個以上、M個未満の端子に接続され、かつ所定の信号が通る第1の配線パターンとを備える第1の電子回路基板と、
N個(Nは3以上の整数)の端子を有する第2のコネクタと、この第2のコネクタの2個以上、N個未満の端子に接続され、かつ前記信号が通る第2の配線パターンとを備える第2の電子回路基板と、
前記第1のコネクタの前記第1の配線パターンが接続される2個以上の端子のそれぞれに一端が接続されるとともに、前記第2のコネクタの前記第2の配線パターンが接続される2個以上の端子のそれぞれに他端が接続される2本以上の配線と、を備え、
前記第1の電子回路基板または前記第2の電子回路基板の一方の電子回路基板上で分岐した前記信号が、前記2本以上の配線それぞれを通り、他方の電子回路基板上で合流するように構成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、複数(2本以上)の配線はそれぞれ、一端が第1の電子回路基板の第1のコネクタに接続され、他端が第2の電子回路基板の第2のコネクタに接続される。また、第1の電子回路基板において、第1のコネクタの、当該複数の配線が接続された複数(2個以上)の端子は、第1の配線パターンに接続される。また、第2の電子回路基板において、第2のコネクタの、当該複数の配線が接続された複数(2個以上)の端子は、第2の配線パターンに接続される。したがって、第1の電子回路基板と第2の電子回路基板との両方において空き端子の発生を防ぐことができる。
また、第1の配線パターンおよび第2の配線パターンを通る信号は、第1の電子回路基板または第2の電子回路基板の一方の電子回路基板上で分岐し、複数の配線それぞれを通り、他方の電子基板上で合流することとなる。よって、同一の信号(電流)が、複数の配線を通ることになるので、当該信号を1本の配線に通す場合に比べて、当該信号が通る経路の抵抗を減らすことができ、配線部分における電力損失や信号の劣化や過度の発熱を防ぐことができる。したがって、空き端子を使って低消費電力化や信号の高品質化や発熱の抑制ができ、空き端子を有効活用しつつ空き端子の発生を防止できる。
また、本発明の前記構成において、前記第1の配線パターンは、前記第1のコネクタに接続され、かつ信号が通る複数の配線パターンのうちの、所定期間内に流れる電流が多い配線パターンであることが好ましい。
一部の配線に多くの電流が流れてしまうと、当該一部の配線における電力損失や信号の劣化が大きくなってしまう。また、各配線に流すことのできる許容電流の関係から、当該配線を太くする必要が生じてしまうことがある。しかし、本構成によれば、流れる電流が多い第1の配線パターンの電流を、複数の配線に分岐させて流すことができる。よって、第1のコネクタと第2のコネクタとを繋ぐ配線のうちの一部の配線に、他の配線に比べて多くの電流が流れてしまい、当該一部の配線において電力の損失が大きくなり過ぎてしまったり、過度に発熱してしまったり、配線を太くする必要が生じてしまうことを防ぐことができる。
また、本発明の前記構成において、前記第1の配線パターンは、コモン信号が通る配線パターンであることが好ましい。
コモン信号は、複数の回路素子に対して共通して送られる信号であるため、コモン信号が通る部分は、一般に他の信号が流れる部分よりも流れる電流が多くなる。本構成によれば、コモン信号を複数の配線に分けて通すことができるので、一部の配線に他の配線に比べて多くの電流が流れてしまい、当該一部の配線において電力の損失が大きくなり過ぎてしまったり、過度に発熱してしまったり、配線を太くする必要が生じてしまうことを防ぐことができる。
本発明の遊技機によれば、電子回路基板の空き端子を有効活用しつつ空き端子の発生を防止できる。
本発明の実施の形態に係る遊技機の一例を示すもので、その斜視図である。 同、メイン表示左基板、メイン表示右基板、サブ表示基板を示すもので、前側から見た斜視図である。 同、メイン表示左基板およびメイン表示右基板と、下部基板との接続状態を示す回路図である。 同、メイン表示右基板を示す回路図である。 同、メイン表示右基板を示す正面図である。 同、メイン表示右基板を示す背面図である。 同、下部基板のメイン表示左基板およびメイン表示右基板に関する部分を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、遊技機の概略構成について説明する。なお、以下では遊技機の一つであるスロットマシンについて説明するが、本発明に係る遊技機は、スロットマシンに限ることなく、パチンコ遊技機等のその他の遊技機であってもよい。
また、以下の説明においては、基本的に「前後」とは、スロットマシンの前側に遊技者が居る場合に、遊技者側が「前」で、スロットマシン側が「後」を意味し、「上下」とはスロットマシンの上面側が「上」で、下面側が「下」を意味し、「左右」とはスロットマシンを遊技する遊技者の左手側が「左」を意味し、右手側が「右」を意味する。
まず、発明が適用されるスロットマシンXの概略構成について説明する。
図1はスロットマシンXを示す斜視図である。このスロットマシンXは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、図示は省略するが、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット等が設けられている。
また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられている。
前記筐体1内には、図示は省略するが、リールユニットや基板ユニット等が設けられている。リールユニットは、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リールと、回転リールを回転させるための駆動モータ(ステッピングモータ)を有している。また、基板ユニットは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニットは、スロットマシンXの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
図1に示すように、前扉3の上部中央には、平板状のパネル4が設けられている。また、パネル4は、その中央部に形成された透明な表示窓5と、表示窓5を囲うように形成され、絵柄が描かれた(印刷された)意匠部6とを備えている。
表示窓5の奥には、前記3個の回転リールが横一列に設けられている。そして、表示窓5を通して回転リールの一部が視認可能となっている。各回転リールの外周面には複数種類の図柄が配列されており、回転リールが停止すると表示窓5を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。そして、3個の回転リールが停止したときに表示窓5を通して表示される図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
意匠部6の背面側には、照明用の光源(LED)が設けられており、この光源からの光によって意匠部6に描かれた絵柄が背後から照らされるようになっている。また、前扉3のパネル4の上部には、報知や演出などを行うための照明装置7が設けられている。また、前扉3の左右両端部には、報知や演出などを行うための照明装置8,8が設けられている。
また、前扉3は、筐体1にヒンジを介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口部を開閉するようになっている。
なお、前扉3は、上側部分と下側部分とで分かれている等、複数の扉に分かれているものであってもよい。また、スロットマシンXは、遊技店における機種の交換時に筐体1、前扉3の下側部分および筐体1内の電源ユニットやホッパーユニット等が遊技店の島設備に取り付けられたままで、前扉3の上側部分およびリールユニット等が交換可能ないわゆる分離型筐体タイプのものであってもよい。
また、前扉3の上下方向中央部には、スロットマシンXを操作するための操作部10が設けられている。また、操作部10には、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ11、1枚のメダルをゲームに投資するときに操作される1ベットスイッチボタン12、3枚(最大数)のメダルをゲームに投資するときに操作されるMAXベットスイッチボタン13、ゲームを開始させるためのスタートレバー14、回転リールの回転を停止させるためのストップスイッチ15、メダルを投入するためのメダル投入口16、メダル投入口16の下方のメダル通路内で発生したメダル詰まりを解消するリジェクトボタン等が設けられている。
また、前扉3の下端部には、スロットマシン内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口と、メダル払い出し口から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿18とが形成されている。また、操作部10とメダル受け皿18との間には遊技機の外観を装飾するための下パネル20が設けられている。また、下パネル20の背面側には、照明用の光源(LED)が設けられており、この光源からの光によって下パネル20が背後から照らされるようになっている。
前記パネル4の意匠部6の下辺部の後方には、図2に示す、メイン表示左基板31と、メイン表示右基板32と、リフレクタ33と、サブ表示基板34とが配置されている。
なお、サブ表示基板34とは、後述するサブ制御基板によって制御され、演出に係る数字等を表示するものである。
メイン表示左基板31は、2つのセグメントLED35,36(7セグメントLED)と、3つのLED37,38,39と、第3コネクタ40とを備えている。なお、第3コネクタ40の本体はメイン表示左基板31の裏側に配置されているので、図2には、第3コネクタ40の端子部分のみが表されている。そして、メイン表示左基板31は、これら2つのセグメントLED35,36によって、遊技の結果払い出されるメダルの枚数や、エラー内容や、所定の状態(例えば、いわゆるアシストタイム状態)において所定の役を入賞させるための打順等を遊技者に知らせるようになっている。また、メイン表示左基板31は、3つのLED37〜39によって、ベットされているメダルの枚数を遊技者に知らせるようになっている。また、メイン表示左基板31には、第3コネクタ40に接続されたハーネス60(図3参照)を介してセグメントLED35,36およびLED37〜39を点消灯させるための信号が送られるようになっている。
メイン表示右基板32は、2つのセグメントLED41,42(7セグメントLED)と、3つのLED43,44,45と、第1コネクタ46とを備えている。なお、第1コネクタ46の本体はメイン表示右基板32の裏側に配置されているので、図2には、第1コネクタ46の端子部分のみが表されている。そして、メイン表示右基板32は、これら2つのセグメントLED41,42によって、クレジットされているメダルの枚数を遊技者に知らせるようになっている。また、メイン表示右基板32は、LED43〜45によって、スタートレバー14が有効な状態となっているか否か(スタートレバー14の操作により遊技が開始可能な状態となっているか)、メダルの投入が有効な状態となっているか否か、リプレイ役の入賞により再遊技可能な状態となっているか否かを遊技者に知らせるようになっている。また、メイン表示右基板32には、第1コネクタ46に接続されたハーネス60(図3参照)を介してセグメントLED41,42およびLED43〜45を点消灯させるための信号が送られるようになっている。
なお、セグメントLED35,36,41,42や、LED37〜39,43〜45が示す情報は上記のものに限られない。
リフレクタ33は、メイン表示左基板31、メイン表示右基板32およびサブ表示基板34を前面側から覆うカバー部材として機能している。また、リフレクタ33は、メイン表示左基板31またはメイン表示右基板32の、セグメントLED35,36,41,42や、LED37〜39,43〜45を露出させる複数の開口48を備えている。そして、これら開口48から露出したセグメントLED35,36,41,42や、LED37〜39,43〜45等からの光が、パネル4の意匠部6を介して遊技者に届くようになっている。また、意匠部6には、これらセグメントLED35,36,41,42や、LED37〜39,43〜45の点消灯が何を示すものかわかるようにする文字が描かれている。
メイン表示左基板31およびメイン表示右基板32は、図3に示すように、ハーネス60によって下部基板50と接続されている。下部基板50は、前扉3の裏側下部に設けられており、図示しないメイン制御基板と接続されている。なお、メイン制御基板と下部基板50とは、いくつかの基板を介して接続されていてもよい。
ここで、メイン制御基板とは、遊技機の基本動作を司る基板をいい、メイン制御基板では、ベットスイッチボタン12,13、スタートレバー14、ストップスイッチ15等の入力手段(演出用のボタンを除く)からの入力信号を受けて、遊技を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいてリールユニットやホッパーユニット等の制御を行う。
一方、メイン制御基板から送られてくる信号を受けて、演出を実行するための各種の演算を行い、演算結果に基づいて液晶ディスプレイ13およびスピーカ等の演出用の装置の制御を行う基板をサブ制御基板という。
メイン表示左基板31およびメイン表示右基板32は、下部基板50を介して送られるメイン制御基板からの信号によって動き、セグメントLED35,36,41,42や、LED37〜39,43〜45が点灯あるいは消灯するようになっている。すなわち、下部基板50は、メイン制御基板とメイン表示左基板31またはメイン表示右基板32との接続を中継する中継基板となっている。
次に、図3を参照しながら、メイン表示左基板31およびメイン表示右基板32と下部基板50との接続状態について説明する。なお、図3において、各コネクタ部分に記されている数字は、各コネクタのピン番号を示すものである。
図3に示すように、メイン表示左基板31の第3コネクタ40は、12個の端子(1ピン〜12ピン)を備えている。また、メイン表示右基板32の第1コネクタ46は、12個の端子(1ピン〜12ピン)を備えている。また、下部基板50は、第2コネクタ51を備えている。そして、第2コネクタ51は、24個の端子(1ピン〜24ピン)を備えている。
メイン表示左基板31およびメイン表示右基板32と下部基板50とは、1本のハーネス60によって接続されている。また、ハーネス60は、24本の配線H1〜H24を備えている。また、ハーネス60は、3つのコネクタ(ハーネス側第1、第2、第3コネクタ(図示せず))を有している。そして、ハーネス60は、その一端において、24本の配線H1〜H24が当該ハーネス側第2コネクタに接続されている。また、ハーネス60は、その他端において、12本の配線H1〜H12が当該ハーネス側第3コネクタに接続されているとともに、他の12本の配線H13〜H24が当該ハーネス側第1コネクタに接続されている。
そして、当該ハーネス側第1コネクタがメイン表示右基板32の第1コネクタ46に接続され、当該ハーネス側第2コネクタが下部基板50の第2コネクタ51に接続され、当該ハーネス側第3コネクタがメイン表示左基板31の第3コネクタ40に接続されることで、メイン表示左基板31およびメイン表示右基板32と下部基板50とが、24本の配線H1〜H24(空中配線)によって接続されている。
また、第1コネクタ46およびハーネス側第1コネクタは、見た目が黒色となっている(端子を除く、合成樹脂により形成された部分が黒色となっている)。また、第3コネクタ40およびハーネス側第3コネクタは、見た目が白色となっている(端子を除く、合成樹脂により形成された部分が白色となっている)。すなわち、メイン表示右基板32とメイン表示左基板31とは、図2に示すように、ほぼ左右対称の類似する形状となっているが、メイン表示右基板32の第1コネクタ46と、メイン表示左基板31の第3コネクタ40とが異なる色となっていることにより、2股となったハーネス60の接続先をコネクタの色によって判別することが可能となっている。また、2股となったハーネス60において、この2股の一方の先端のハーネス側第1コネクタの色が第1コネクタ46の色に揃えられているとともに、2股の他方の先端のハーネス側第3コネクタの色が第3コネクタ40の色に揃えられていることにより、ハーネス60の2股となった部分のそれぞれを、メイン表示右基板32とメイン表示左基板31とのどちらに接続すればよいのか一目で判別することが可能となっている。すなわち、2股のハーネス60を使うことによって、下部基板50とメイン表示左基板31とを繋ぐハーネスと、下部基板50とメイン表示右基板32とを繋ぐハーネスとをひとまとめにすることで、ハーネスの取り回しが簡便にされているとともに、このように色分けすることでハーネス60の誤配線が防止されている。
また、ハーネス60の24本の配線H1〜H24はそれぞれ、一端が下部基板50の第2コネクタ51の1つのピンに接続されているとともに、他端がメイン表示左基板31の第3コネクタ40またはメイン表示右基板32の第1コネクタ46の1つのピンに接続されている。すなわち、第3コネクタ40または第1コネクタ46の各ピンと、第2コネクタ51の各ピンとは、対応するピンどうしが1対1の関係になるように1本の配線H1〜H24によって接続されている。
また、ハーネス60の24本の配線H1〜H24はすべて、信号が通過する信号ラインとなっている。なお、ハーネス60は、電源やグラウンド用の配線(電源ライン、グラウンドライン)を備えていてもよい。
次に、図4〜図6を参照しながら、メイン表示右基板32上の回路について説明する。なお、図4〜図6において、各コネクタ部分または各LED部分に記されている数字は、各コネクタまたは各LEDのピン番号を示すものである。また、図5において、セグメントLED41,42の端子は、実際にはセグメントLED41,42の表示部(前面)に隠され見えないが、説明のために表している。また、図5、図6において、配線パターンのLED41〜45に隠され見えない部分ならびにLED41〜45および第1コネクタ46の基板に隠され見えない部分を、破線で表している。
前述のように、メイン表示右基板32は、セグメントLED41,42と、LED43〜45と、第1コネクタ46とを備えている。また、セグメントLED41,42はそれぞれ、10個の端子(1ピン〜10ピン)を備えている。また、セグメントLED41,42はそれぞれ、8個のLEDを備えており、セグメントLED41,42の1ピン(セグメントe端子)、2ピン(セグメントd端子)、4ピン(セグメントc端子)、5ピン(D.P端子)、6ピン(セグメントb端子)、7ピン(セグメントa端子)、9ピン(セグメントf端子)、10ピン(セグメントg端子)はそれぞれ、8個のLEDそれぞれのアノードに接続されている。また、当該8個のLEDのカソードは、全てセグメントLED41,42の3ピン(コモン端子)および8ピン(コモン端子)に接続されている。そして、セグメントLED41,42は、前記8個のLEDのうちの1ピン、2ピン、4ピン、6ピン、7ピン、9ピン、10ピンに繋がれた7個のLEDによって、数字やアルファベットを表すようになっている。また、セグメントLED41,42は、前記8個のLEDのうちの5ピンに繋がれたLEDによってドット(デシマルポイント(D.P))を表すようになっている。
第1コネクタ46は、12個の端子(1ピン〜12ピン)を備えている。そして、第1コネクタ46とセグメントLED41,42とLED43〜45とは、配線パターンL1〜L11によってメイン表示右基板32上で繋がれている。
具体的には、第1コネクタ46の1ピンと、セグメントLED41の3ピンおよび8ピンとは、第1配線パターンL1によって繋がれている。また、第1コネクタ46の2ピンと、セグメントLED42の3ピンおよび8ピンとは、第2配線パターンL2によって繋がれている。また、第1コネクタ46の3ピンおよび4ピンと、LED43,44,45のカソード43b,44b,45bとは、第3配線パターンL3によって繋がれている。また、第1コネクタ46の5ピンと、セグメントLED41,42の7ピンとは、第4配線パターンL4によって繋がれている。また、第1コネクタ46の6ピンと、セグメントLED41,42の6ピンとは、第5配線パターンL5によって繋がれている。また、第1コネクタ46の7ピンと、セグメントLED41,42の4ピンとは、第6配線パターンL6によって繋がれている。また、第1コネクタ46の8ピンと、セグメントLED41,42の2ピンと、LED43のアノード43aとは、第7配線パターンL7によって繋がれている。また、第1コネクタ46の9ピンと、セグメントLED41,42の1ピンと、LED44のアノード44aとは、第8配線パターンL8によって繋がれている。また、第1コネクタ46の10ピンと、セグメントLED41,42の9ピンと、LED45のアノード45aとは、第9配線パターンL9によって繋がれている。また、第1コネクタ46の11ピンと、セグメントLED41,42の10ピンとは、第10配線パターンL10によって繋がれている。また、第1コネクタ46の12ピンと、セグメントLED41,42の5ピンとは、第11配線パターンL11によって繋がれている。
また、第1配線パターンL1から第11配線パターンL11までの11本の配線パターンは、信号が通過する信号ラインとなっている。具体的には、第1〜第11配線パターンL1〜L11は、LED41〜45(セグメントLED41,42およびLED43〜45)を点灯あるいは消灯させるための制御信号が通過するラインとなっている。
メイン表示右基板32は、図5および図6に示すように、両面基板(2層基板)となっており、前面側(おもて面側)および後面側(裏面側)に配線パターンL1〜L11が形成されている。また、メイン表示右基板32は、前面側の配線パターンと裏面側の配線パターンとを繋ぐ9つのビアL4a,L5a,L6a,L7a,L8a,L9a,L9b,L10a,L11a(ビアホール)を有している。
なお、メイン表示右基板32は、片面基板(1層基板)であってもよく、2層以上の層を有する多層基板であってもよい。
第1〜第3配線パターンL1〜L3は、第4〜第11配線パターンL4〜L11よりも、太く(配線幅が広く)なっている。また、第1〜第3配線パターンL1〜L3は、太さ(配線幅)が等しくなっている。また、第4〜第11配線パターンL4〜L11は、太さ(配線幅)が等しくなっている。すなわち、メイン表示右基板32は、2種類の太さの配線パターンを有している。なお、メイン表示右基板32は、配線パターンの太さが1種類のみでもよく、3種類以上であってもよい。
また、第1〜第3配線パターンL1〜L3は、ビアを経由せずに端子と端子とを接続している。すなわち、例えば、第5配線パターンL5はビアL5aを経由して第1コネクタ46の6ピンと、セグメントLED41およびセグメントLED42の6ピンとを接続している。また、例えば、第8配線パターンL8は、ビアL8aを経由して第1コネクタ46の9ピンと、セグメントLED42の1ピンとを接続している。これに対して、例えば、第3配線パターンL3は、ビアを経由せずに第1コネクタ46の3ピンおよび4ピンと、LED43、LED44およびLED45のカソード43b,44b,45bとを接続している。また、例えば、第2配線パターンL2は、ビアを経由せずに第1コネクタ46の2ピンとセグメントLED42の3ピンとを接続するとともに、ビアを経由せずにセグメントLED42の3ピンと8ピンとを接続している。
このように、回路素子(電子部品)の端子と端子とを、ビアを経由せずに接続することで、当該端子と端子との間の配線抵抗が増加することを防ぐことができる。
また、第1〜第3配線パターンL1〜L3は、分岐せずに複数の端子に接続されている。すなわち、例えば、第3配線パターンL3は、図6においてLED45のカソード45bから下方に延び、分岐することなく第1コネクタ46の3ピンおよび4ピンに接続されている。さらには、第3配線パターンL3は、その一端がLED43のカソード43bに接続され、その他端が第1コネクタ46の4ピンに接続されているとともに、LED43のカソード43b(一端)から第1コネクタ46の4ピン(他端)に至るまで、分岐することなく一本の線となっている。同様に、第1配線パターンL1も、第1コネクタ46の1ピン(一端)からセグメントLED41の8ピン(他端)に至るまで、分岐することなく一本の線となっており、第2配線パターンL2も、第1コネクタ46の2ピン(一端)からセグメントLED42の8ピンに至るまで一本の線となっている。そして、これら第1配線パターンL1、第2配線パターンL2または第3配線パターンL3に接続される複数の端子は、一本の線となったこれら配線パターンL1〜L3の線上に配置されている。
このように、分岐させずに第1〜第3配線パターンL1〜L3を形成することで、配線パターンを太くすることができる。すなわち、例えば、配線パターンを二本に分岐させ、この二本の配線パターンを並列に配置する場合、これらの間にある程度、間隔を設ける必要があるため、スペースが限られている場合には、これら二本の配線パターンのそれぞれは細くせざるを得ない。しかし、本構成によれば、第1〜第3配線パターンL1〜L3は一本の線となっているので、その一端から他端に至るまで太く配線することができる。
さらに、LED45のカソード45bから下方に延在している第3配線パターンL3は、第1コネクタ46の3ピンに接続された後、曲がることなく第1コネクタ46の4ピンまで延びて当該4ピンに接続されている。
なお、第1〜第3配線パターンL1〜L3は分岐していても構わないが、できる限り分岐した先の部分が短くなっていることが好ましい。すなわち、例えば、第3配線パターンは、LED45から第1コネクタ46に延びており、第1コネクタ46の複数の端子(3ピンおよび4ピン)に接続されているが、LED45よりも、第1コネクタ46に近い位置で分岐していることが好ましい。また、このように配線パターンが、分岐して回路素子(第1コネクタ46等)の複数の端子に接続される場合には、当該回路素子の下(回路素子に覆い隠される位置)で配線パターンが分岐していることが好ましい。このような構成にすることで、配線パターンの分岐した先の部分を短くすることができるとともに、分岐してどの端子に接続されているかを隠すことができるので、基板上の配線を解読され不正が行われる可能性を低減することができる。
次に、図7を参照しながら、下部基板50上の回路について説明する。なお、図7において、各コネクタ部分に記されている数字は、各コネクタのピン番号を示すものである。
図7に示すように、下部基板50は、第2コネクタ51と第4コネクタ52と16個の抵抗54とを備えている。また、第4コネクタ52は、14個の端子(1ピン〜14ピン)を備えている。そして、第2コネクタ51と第4コネクタ52と16個の抵抗54とは、配線パターンによって、下部基板50上で繋がれている。
具体的には、一端が第2コネクタ51の1ピンに接続された配線パターンM1は、他端が第4コネクタ52の3ピンに接続されている。また、一端が第2コネクタ51の2ピンに接続された配線パターンM2は、他端が第4コネクタ52の1ピンに接続されている。また、一端が第2コネクタ51の3ピンに接続された配線パターンM3は、他端が第4コネクタ52の4ピンに接続されている。また、一端が第2コネクタ51の4ピンに接続された配線パターンM4は、他端が第4コネクタ52の2ピンに接続されている。また、一端が第2コネクタ51の5ピン、6ピンおよび8ピンに接続された配線パターンM5は、他端が第4コネクタ52の5ピンに接続されている。
また、第2コネクタ51の9ピンおよび10ピンに接続された配線パターンと、第4コネクタ52の6ピンに接続された配線パターンとが、2個の抵抗54を介して繋がれている。また、第2コネクタ51の11ピンおよび12ピンに接続された配線パターンと、第4コネクタ52の7ピンに接続された配線パターンとが、2個の抵抗54を介して繋がれている。また、第2コネクタ51の13ピンおよび14ピンに接続された配線パターンと、第4コネクタ52の8ピンに接続された配線パターンとが、2個の抵抗54を介して繋がれている。また、第2コネクタ51の15ピンおよび16ピンに接続された配線パターンと、第4コネクタ52の9ピンに接続された配線パターンとが、2個の抵抗54を介して繋がれている。また、第2コネクタ51の17ピンおよび18ピンに接続された配線パターンと、第4コネクタ52の10ピンに接続された配線パターンとが、2個の抵抗54を介して繋がれている。また、第2コネクタ51の19ピンおよび20ピンに接続された配線パターンと、第4コネクタ52の11ピンに接続された配線パターンとが、2個の抵抗54を介して繋がれている。また、第2コネクタ51の21ピンおよび22ピンに接続された配線パターンと、第4コネクタ52の12ピンに接続された配線パターンとが、2個の抵抗54を介して繋がれている。また、第4コネクタ52の12ピンに接続された当該配線パターンは、第2コネクタ51の7ピンに接続されている。また、第2コネクタ51の23ピンおよび24ピンに接続された配線パターンと、第4コネクタ52の13ピンに接続された配線パターンとが、2個の抵抗54を介して繋がれている。また、第4コネクタ52の14ピンは、下部基板50のグラウンド(GND)に接続されている。
なお、図7に示すのは、下部基板50の回路の一部であり、下部基板50は、実際には他にもコネクタや電子回路等の回路素子および配線パターンを備えている。また、抵抗54は、メイン表示左基板31のLED35〜39またはメイン表示右基板32のLED41〜45に流れる電流を制限するための制限抵抗となっている。
次に、下部基板50を介して行われる、メイン制御基板によるメイン表示左基板31またはメイン表示右基板32の制御について説明する。
図3、図4、図7には、各コネクタ近くに、各ピンを通る信号の名が記されている。ここで、信号名に「セグメント」を含む信号(以下では、セグメント信号という)は、メイン表示左基板31のLED35〜39またはメイン表示右基板32のLED41〜45のアノードに対して送られる制御信号であり、信号名に「コモン」を含む信号(以下では、コモン信号という)は、メイン表示左基板31のLED35〜39またはメイン表示右基板32のLED41〜45のカソードに対して送られる制御信号である。メイン制御基板は、セグメント信号またはコモン信号として、0(Low)または1(High)のデジタル信号を送り、LED35〜39およびLED41〜45を点灯または消灯する。そして、アノード側がHighとなり、カソード側がLowとなったLEDが点灯するようになっている。
換言すると、セグメント信号が通過するピンおよび配線は、メイン表示左基板31のLED35〜39またはメイン表示右基板32のLED41〜45に向けて電流が流れるようになっており、コモン信号が通過するピンおよび配線は、メイン表示左基板31のLED35〜39またはメイン表示右基板32のLED41〜45から電流が流れるようになっている。
なお、LED35〜39およびLED41〜45においては、カソード側がアノード側よりも電圧が高くなることがないように(逆バイアスとならないように)、メイン制御基板から制御信号が送られる。また、LED35〜39およびLED41〜45は、ダイナミック点灯方式により制御される。
また、コモン信号とは、複数のLEDのカソードに対して共通して送られる信号となっている。例えば、メイン表示右基板32において、セグメントLED41の備える8個のLEDのカソードには、第1コネクタ46の1ピンおよび当該ピンに接続された配線パターンL1を介して、LEDコモン信号Bit0という信号が送られるようになっている。また、メイン表示右基板32において、セグメントLED42の備える8個のLEDのカソードには、第1コネクタ46の2ピンおよび当該ピンに接続された配線パターンL2を介して、LEDコモン信号Bit1という信号が送られるようになっている。また、メイン表示右基板32において、3つのLED43〜45には、第1コネクタ46の3ピンおよび4ピンならびに当該ピンに接続された配線パターンL3を介して、LEDコモン信号Bit4という信号が送られるようになっている。
一方、セグメント信号とは、LEDのアノードに対して送られる信号となっている。例えば、メイン表示右基板32において、セグメントLED41の備える8個のLEDのうちの1個のLEDのアノードと、セグメントLED42の備える8個のLEDのうちの1個のLEDのアノードとには、第1コネクタ46の5ピンおよび当該ピンに接続された配線パターンL4を介して、LEDセグメントA1信号という信号が送られるようになっている。また、例えば、メイン表示右基板32において、セグメントLED41の備える8個のLEDのうちの1個のLEDのアノードと、セグメントLED42の備える8個のLEDのうちの1個のLEDのアノードと、LED43のアノードとには、第1コネクタ46の8ピンおよび当該ピンに接続された配線パターンL7を介して、LEDセグメントD1信号という信号が送られるようになっている。
なお、本実施の形態の遊技機においては、セグメント信号は、複数のLEDに共通して送られるようになっているが、1つのLEDに対して送られるものであってもよい。すなわち、コモン信号とは、複数のLED(複数の回路素子)に対して共通して送られる信号であり、セグメント信号とは、いずれかのLED(回路素子)に対して送られコモン信号と対となってLEDを点灯あるいは消灯させる信号(回路素子を動作させる信号)である。したがって、一般に、セグメント信号が流れるピンや配線(例えば、第1コネクタ46の5ピン〜12ピンおよび第4〜第11配線パターンL4〜L11)よりも、コモン信号が流れるピンや配線(例えば、第1コネクタ46の1ピン〜4ピンおよび第1〜第3配線パターンL1〜L3)のほうが流れる電流が多くなっている。
なお、このように本実施の形態の遊技機においては、複数のLEDのカソード側がコモン(共通)となっているが、アノード側がコモンとなっていてもよい。この場合には、アノード側にコモン信号が送られ、カソード側にセグメント信号が送られることとなる。
以上のように、メイン表示右基板32においては、図4に示すように、配線パターンL3を除く10本の配線パターンL1,L2,L4,L5,L6,L7,L8,L9,L10,L11はそれぞれ、第1コネクタ46の異なるピン1つに接続される。また、配線パターンL3は、第1コネクタ46の3ピンと4ピンとの2つのピンに接続される。また、図3に示すように、メイン表示右基板32の第1コネクタ46の3ピンは、下部基板50の第2コネクタ51の6ピンと1本の配線H15によって接続される。また、メイン表示右基板32の第1コネクタ46の4ピンは、下部基板50の第2コネクタ51の8ピンと1本の配線H16によって接続される。また、図7に示すように、下部基板50においては、第2コネクタ51の6ピンと8ピンとは、配線パターンM5に接続される。
すなわち、メイン表示右基板32において、3つのLED43〜45から流れ出した電流は、1つの配線パターンL3を通って、第1コネクタ46の複数(2つ)のピンに流れ込む。そして、当該電流は、複数(2本)の配線H15,H16を通って、下部基板50の第2コネクタ51の複数(2つ)のピンに流れ込む。そして、当該電流は、第2コネクタ51の複数(2つ)のピンから1つの配線パターンM5に流れ出す。換言すると、配線パターンL3を通る電流が、メイン表示右基板32上で分岐して複数の配線H15,H16を流れ、下部基板50上で合流するようになっている。さらに換言すると、下部基板50上で分岐した信号(LEDコモン信号Bit4)が、複数の配線H15,H16を通り、メイン表示右基板32上で合流するようになっている。
このような構成によれば、メイン表示右基板32(第1の電子回路基板)と下部基板50(第2の電子回路基板)との両方において、空き端子を無くすことができるとともに、メイン表示右基板32と下部基板50との接続を低抵抗で行うことができる。すなわち、メイン表示右基板32と下部基板50との信号のやり取りのみを考えると、例えば、配線パターンL3(第1の配線パターン)が第1コネクタ46(第1のコネクタ)の3ピンにしか接続されていなかったり、第1コネクタ46の4ピンと第2コネクタ51(第2ののコネクタ)の8ピンとが接続されていなかったり(配線H16が存在しなかったり)、配線パターンM5(第2の配線パターン)が第2コネクタ51の8ピンと繋がっていなかったりしても問題はない。しかし、この場合第1コネクタ46の4ピンや第2コネクタ51の8ピンは空き端子となってしまう。ところが、本実施の形態の構成によれば、空き端子が発生することを防ぐことができる。また、同一の信号(電流)が、複数の配線H15,H16を通ることになるので、当該信号を1本の配線(例えば、配線H15のみ)に通す場合に比べて、当該信号が通る経路の抵抗を減らすことができ、空中配線部分における電力損失や信号の劣化や過度の発熱を防ぐことができる。よって、互いに接続される2つの電子回路基板の双方において空き端子の発生を防ぐことができるとともに、これらの電子回路基板を繋ぐ配線部分における消費電力の低減や信号の高品質化や発熱の抑制ができる。したがって、空き端子を有効活用しつつ空き端子の発生を防止できる。
また、メイン表示右基板32の信号が通る第1〜第11配線パターンL1〜L11のうちの、所定期間内に流れる電流が多い配線パターンが、第1コネクタ46の複数の端子に接続されていることが好ましい。また、メイン表示右基板32の信号が通る第1〜第11配線パターンL1〜L11のうちの、所定期間内に流れる電流が最も多い配線パターンが、第1コネクタ46の複数の端子に接続されていることがさらに好ましい。また、下部基板50の第2コネクタ51に接続され、かつ信号が通る配線パターンのうちの、所定期間内に流れる電流が多い配線パターンが、第2コネクタ51の複数の端子に接続されていることが好ましい。また、下部基板50の第2コネクタ51に接続され、かつ信号が通る配線パターンのうちの、所定期間内に流れる電流が最も多い配線パターンが、第2コネクタ51の複数の端子に接続されていることがさらに好ましい。
ここで、流れる電流が多い配線パターンとは、例えば、コネクタに接続される配線パターンを、流れる電流が多い方から順に順位づけした場合に、真ん中の順位となる配線パターンよりも多くの電流が流れる配線パターンをいう。また、流れる電流が多い配線パターンとは、例えば、コネクタに接続される全配線パターン(信号が通る配線パターン)の平均電流よりも多くの電流が流れる配線パターンとしてもよい。また、所定期間内とは、例えば、1回の遊技が開始(スタートレバー14が操作)されてから、次の遊技が開始されるまでであってもよく、複数の遊技からなる所定の遊技区間の開始から終了まででもよく、ホールにおける1日の稼働時間等であってもよい。また、所定期間内に流れる電流が多いとは、所定期間内に流れる電流を平均した値が大きいことをいう。
なお、本実施の形態の遊技機においては、第1コネクタ46の各ピンに流れる電流の最大値は以下のようになっている。すなわち、第1コネクタ46の1ピンには最大約120mAの電流が流れ、第1コネクタ46の2ピンには最大約120mAの電流が流れ、第1コネクタ46の3ピンには最大約25mAの電流が流れ、第1コネクタ46の4ピンには最大約25mAの電流が流れ、第1コネクタ46の5ピンには最大約30mAの電流が流れ、第1コネクタ46の6ピンには最大約30mAの電流が流れ、第1コネクタ46の7ピンには最大約30mAの電流が流れ、第1コネクタ46の8ピンには最大約45mAの電流が流れ、第1コネクタ46の9ピンには最大約45mAの電流が流れ、第1コネクタ46の10ピンには最大約45mAの電流が流れ、第1コネクタ46の11ピンには最大約30mAの電流が流れ、第1コネクタ46の12ピンには最大約30mAの電流が流れるようになっている。また、各ピンに流れる電流の平均値も、上記の最大値に応じた大小関係となっている。
このような構成によれば、流れる電流が多い配線パターン(例えば、配線パターンL3,M5)の電流を、複数の配線に分岐させて流すことができる。よって、第1コネクタ46と第2コネクタ51とを繋ぐ配線のうちの一部の配線に、他の配線に比べて多くの電流が流れてしまうことを防ぐことができる。したがって、当該一部の配線において電力の損失が大きくなり過ぎてしまったり、過度に発熱してしまったり、配線を太くする必要が生じてしまうことを防ぐことができる。
また、本実施の形態の遊技機においては、セグメントLED41またはセグメントLED42を制御するための信号を利用してLED43〜45を光らせるようになっている。すなわち、例えば、LED43は、セグメントLED41またはセグメントLED42の備える8個のLEDのうちの1個を制御するためのLEDセグメントD1信号を利用して光らせるようになっている。また、例えば、LED44は、セグメントLED41またはセグメントLED42の備える8個のLEDのうちの1個を制御するためのLEDセグメントE1信号を利用して光らせるようになっている。また、例えば、LED45は、セグメントLED41またはセグメントLED42の備える8個のLEDのうちの1個を制御するためのLEDセグメントF1信号を利用して光らせるようになっている。したがって、LED41〜45を光らせるために必要な信号の数や、当該信号を通すための配線数を削減することができる。
なお、メイン表示右基板32の第1コネクタ46に接続された配線パターンL1〜L11と、下部基板50の第2コネクタ51に接続された配線パターンと、配線H1〜H24とは、全て信号が通る信号ラインとなっているが、電源が通る電源ラインや、グラウンドライン等を含んでいてもよい。ただし、配線パターンL3や配線パターンM5のように、信号が通る配線パターンがコネクタの複数の端子に接続されていることが好ましい。このような構成によれば、低消費電力化を図ることができるだけでなく、信号の高品質化を図ることもできる。
なお、本発明は、メイン表示左基板31や、メイン表示右基板32や、下部基板50等の、LEDに関する電子回路基板だけでなく、他の電子回路基板においても有用である。また、配線パターンL3、配線パターンM5および配線H15,H16等に通される信号は、ベットスイッチボタン12,13、スタートレバー14、ストップスイッチ15等の入力手段からの入力信号や、リールユニットやホッパーユニット等を動かすための信号や、演出に係る信号等であってもよい。
H15 配線
H16 配線
L3 配線パターン(第1の配線パターン)
M5 配線パターン(第2の配線パターン)
32 メイン表示右基板(第1の電子回路基板)
46 第1コネクタ(第1のコネクタ)
50 下部基板(第2の電子回路基板)
51 第2コネクタ(第2のコネクタ)
60 ハーネス

Claims (3)

  1. M個(Mは3以上の整数)の端子を有する第1のコネクタと、この第1のコネクタの2個以上、M個未満の端子に接続され、かつ所定の信号が通る第1の配線パターンとを備える第1の電子回路基板と、
    N個(Nは3以上の整数)の端子を有する第2のコネクタと、この第2のコネクタの2個以上、N個未満の端子に接続され、かつ前記信号が通る第2の配線パターンとを備える第2の電子回路基板と、
    前記第1のコネクタの前記第1の配線パターンが接続される2個以上の端子のそれぞれに一端が接続されるとともに、前記第2のコネクタの前記第2の配線パターンが接続される2個以上の端子のそれぞれに他端が接続される2本以上の配線と、を備え、
    前記第1の電子回路基板または前記第2の電子回路基板の一方の電子回路基板上で分岐した前記信号が、前記2本以上の配線それぞれを通り、他方の電子回路基板上で合流するように構成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記第1の配線パターンは、前記第1のコネクタの2個以上の端子を1つずつ順に通過するように形成されており、分岐することなく前記第1のコネクタの2個以上の端子に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1の配線パターンは、コモン信号が通る配線パターンであることを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
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