JP6743569B2 - 操作支援装置、操作支援方法およびプログラム - Google Patents

操作支援装置、操作支援方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6743569B2
JP6743569B2 JP2016156707A JP2016156707A JP6743569B2 JP 6743569 B2 JP6743569 B2 JP 6743569B2 JP 2016156707 A JP2016156707 A JP 2016156707A JP 2016156707 A JP2016156707 A JP 2016156707A JP 6743569 B2 JP6743569 B2 JP 6743569B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
user
presentation
facial expression
heart rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016156707A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018025931A (ja
Inventor
裕子 赤津
裕子 赤津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2016156707A priority Critical patent/JP6743569B2/ja
Publication of JP2018025931A publication Critical patent/JP2018025931A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6743569B2 publication Critical patent/JP6743569B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)

Description

本発明は、操作支援装置、操作支援方法およびプログラムに関する。
近年、ATM(Automated/Automatic Teller Machine)および券売機などといった各種の機器に対する操作の複雑化に伴って、機器操作を滞りなく行うことが難しくなってきている。特に、機器操作を苦手とするユーザ(例えば、高齢者、若年者など)にとって、機器に対する操作は困難になっている。そこで、機器操作を支援するために、各種の支援情報を出力する技術が存在する(例えば、特許文献1参照)。支援情報としては、操作の説明文、視線誘導ガイダンス、および、音声ガイダンスなどが挙げられる。
特開2003−281573号公報
しかしながら、各種の支援情報を出力するだけでは、機器操作を行うユーザを十分に支援できない場合もあり得る。一例として、情報処理能力があまり高くないユーザ(例えば、高齢者など)に対して支援情報を多く出力しすぎてしまうと、そのユーザは支援情報を処理し切れず、却って支援情報が機器操作の妨げになってしまうこともあり得る。そこで、機器操作を行うユーザをより効果的に支援することが可能な技術が提供されることが望まれる。
上記問題を解決するために、本発明のある観点によれば、ユーザの心拍数を検出する心拍検出部から前記心拍数を取得する情報取得部と、前記心拍数に応じた周期で繰り返される提示情報の前記ユーザへの提示を制御する提示制御部と、前記提示情報の提示を受けた前記ユーザによって入力された操作に応じた動作の実行を制御する動作制御部と、を備える、操作支援装置が提供される。
前記提示制御部は、前記提示情報の提示開始前における前記ユーザの顔画像が解析されて得られた第1の表情情報が所定の第1の表情を示す場合に、前記提示情報の提示を制御してもよい。
前記操作支援装置は、前記提示情報の提示開始後における前記ユーザの顔画像が解析されて得られた第2の表情情報が所定の第2の表情を示す場合に、前記操作の入力を支援するための支援情報の出力を制御する出力制御部を備えてもよい。
前記提示制御部は、前記第1の表情情報が所定の第1の表情を示す場合に、前記提示情報の提示開始を制御してもよい。
前記提示制御部は、前記第1の表情情報が所定の第1の表情を示す場合に、既に提示されている提示情報の変更を制御してもよい。
前記提示制御部は、前記提示情報の周期を前記心拍数または前記心拍数の平均値に合わせてもよい。
前記提示制御部は、前記心拍数または前記心拍数の平均値が所定範囲外である場合、前記提示情報の周期を前記所定範囲内に合わせてもよい。
前記提示制御部は、前記心拍数または前記心拍数の平均値が前記所定範囲を上回る場合、前記提示情報の周期を前記所定範囲の上限値に合わせてもよい。
前記操作支援装置は、前記提示情報が操作支援のための情報である旨を示すメッセージの出力を制御する出力制御部を備えてもよい。
前記操作支援装置は、前記第2の表情情報の認識が妥当ではなかった場合、前記第2の表情情報を認識するための前記ユーザに対応する個人データを更新するフィードバック部を備えてもよい。
前記フィードバック部は、前記支援情報の出力の妥当性に基づいて、前記第2の表情情報の認識が妥当であったか否かを判断してもよい。
前記フィードバック部は、前記ユーザの操作の正常率に基づいて、前記支援情報の出力の妥当性を判断してもよい。
前記フィードバック部は、前記支援情報の不要ボタン押下回数に基づいて、前記支援情報の出力の妥当性を判断してもよい。
また、本発明の他の観点によれば、ユーザの心拍数を検出する心拍検出部から前記心拍数を取得することと、前記心拍数に応じた周期で繰り返される提示情報の前記ユーザへの提示を制御することと、前記提示情報の提示を受けた前記ユーザによって入力された操作に応じた動作の実行を制御することと、を備える、操作支援方法が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、コンピュータを、ユーザの心拍数を検出する心拍検出部から前記心拍数を取得する情報取得部と、前記心拍数に応じた周期で繰り返される提示情報の前記ユーザへの提示を制御する提示制御部と、前記提示情報の提示を受けた前記ユーザによって入力された操作に応じた動作の実行を制御する動作制御部と、を備える操作支援装置として機能させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、機器操作を行うユーザをより効果的に支援することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置の外観例を示した説明図である。 出力部によって出力される画面例を示す図である。 同実施形態に係る自動取引装置の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る自動取引装置の機能詳細について説明するための図である。 所定時間ごとの心拍数の平均値の例を示す図である。 基準値範囲の例を示す図である。 ユーザの顔画像から得られる複数の特徴点の例を示す図である。 ニュートラルな表情と比較した驚きの表情の特徴を説明するための図である。 表情らしさを推定するための表情推定用データの例を示す図である。 支援情報を選択するための支援情報選択用データの例を示す図である。 同実施形態に係る自動取引装置の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置の機能構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る自動取引装置の機能詳細について説明するための図である。 個人データの例を示す図である。 支援情報出力の妥当性を判断する手法の例を説明するための図である。 同実施形態に係る自動取引装置の動作例を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なる数字を付して区別する。また、異なる実施形態の類似する構成要素については、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素等の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
(0.背景)
近年、ATMおよび券売機などといった各種の機器に対する操作の複雑化に伴って、機器操作を滞りなく行うことが難しくなってきている。特に、機器操作を苦手とするユーザ(例えば、高齢者、若年者など)にとって、機器に対する操作は困難になっている。そこで、機器操作を支援するために、各種の支援情報を出力する技術が存在する(例えば、特開2003−281573)。支援情報としては、操作の説明文、視線誘導ガイダンス、および、音声ガイダンスなどが挙げられる。
しかしながら、各種の支援情報を出力するだけでは、機器操作を行うユーザを十分に支援できない場合もあり得る。一例として、情報処理能力があまり高くないユーザ(例えば、高齢者など)に対して支援情報を多く出力しすぎてしまうと、そのユーザは支援情報を処理し切れず、却って支援情報が機器操作の妨げになってしまうこともあり得る。
ここで、ユーザ(例えば、初心者ユーザなど)に対話型音声ガイダンス(例えば、ゆっくりとした対話型音声ガイダンス)を提供すると、ユーザと音声ガイダンスとの対話に一定のリズムが生まれるため、機器操作にも一定のリズムが生まれ、ユーザにとって機器操作がしやすくなることが示唆されている。したがって、ユーザに対してリズムを提示する技術によって、ユーザにとって機器操作がしやすくなることが類推されるが、このような技術は一般に知られていない。
さらに、様々な研究成果から、リズムを人物に提示することによって、人物の身体的または心理的な負荷を軽減することが可能であると言われている。また、機器操作を苦手とするユーザが機器を前にして心理的な負荷を受けることが多く見受けられる(例えば、ユーザが極度の緊張感を抱いたり、焦りを感じたりすることが多く見受けられる)。
そこで、機器操作を行うユーザに対してリズムを提示する技術によって、ユーザの身体的または心理的な負荷が軽減され、ユーザにとって機器操作がしやすくなることが想定される。しかし、このような技術は一般に知られていない。例えば、リズムを人物に提示することによって人物の身体的または心理的な負荷を軽減する技術としては、以下の(文献1)〜(文献3)に記載された技術が挙げられる。
(文献1)歩行者にリズムを提示することによって歩行者の歩行介助をする技術(特開2006−102156)
(文献2)同期した閃光およびパルス音によって、人物の集中力、記憶力、認知パフォーマンスを高め、人物のストレスを緩和する技術(特表2010−536400)
(文献3)人物に音楽(リズム)を聴かせることによって人物の心理的負荷を軽減する技術(特開2000−140117)
その他、ユーザの困惑状態を判断し、困惑状態に応じてユーザの機器操作を支援する技術としては、以下の(文献4)および(文献5)に記載された技術が挙げられる。しかし、かかる技術も、ユーザに対してリズムを提示する技術とは異なっている。
(文献4)映像に写っているユーザを見る者がユーザの困惑状態を判断する技術(特開2003−281571,特開2003−281573)
(文献5)ユーザの脈拍の上昇によってユーザの困惑状態を判断する技術(特開2015−75962)
さらに、監視カメラによって撮像された画像に写る人物の目線および手振りに基づいて、人物の感情を推測するAI(Artificial Intelligence)システム案が検討されている。しかし、かかるAIシステム案もユーザに対してリズムを提示する技術とは異なっている。そこで、本明細書においては、ユーザに対してリズムを提示することによって、機器操作を行うユーザをより効果的に支援することが可能な技術について主に説明する。
以下の各実施形態においては、操作支援装置(情報処理装置)としてATMなどの自動取引装置を例に挙げて説明する。しかし、操作支援装置は、ATMなどの自動取引装置に限定されない(すなわち、操作支援装置は、取引を行う機器に限定されない。)。例えば、操作支援装置は、ユーザからの操作に応じた何らかの動作の実行を制御可能な機器であればよい。
(1.第1の実施形態の説明)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
(1−1.自動取引装置の外観例)
図1を参照しながら、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの外観例について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの外観例を示した説明図である。図1に示したように、自動取引装置10Aは、操作検出部120と、心拍検出部130と、画像検出部140と、提示部160と、出力部170と、紙幣投入口181と、硬貨投入口182と、通帳挿入口183と、伝票排出口184とを備える。図1に示したように、ユーザ30が自動取引装置10Aに対して操作を入力する場合を想定する。
図2は、出力部170によって出力される画面例を示す図である。図2に示したように、出力部170は、操作入力画面G10を出力することが可能である。なお、図2には、操作入力画面G10として、ユーザ30が取引の選択操作を入力するための画面が出力される例が示されているが、操作入力画面G10はかかる例に限定されない。また、図2には、ユーザ30によって入力される操作の例として、ボタンを押下する操作が示されているが、ユーザ30によって入力される操作は、かかる例に限定されない。
図2を参照すると、操作入力画面G10にボタンG11〜ボタンG16が含まれている。しかし、ボタンの数は特に限定されない。ここで、ボタンG11は、現金引き出しの操作を入力するためのボタンである。また、ボタンG12は、現金預け入れの操作を入力するためのボタンである。ボタンG13は、ユーザ30による指定口座の残高照会操作を入力するためのボタンである。
ボタンG14は、ユーザ30によって指定された振込先口座への現金振込み操作を入力するためのボタンである。また、ボタンG15は、ユーザ30によって指定された振替元口座からユーザ30によって指定された振替先口座への現金振替操作を入力するためのボタンである。ボタンG16は、取引履歴を通帳に記入する操作を入力するためのボタンである。
本実施形態においては、図2に示すように、ユーザ30の単位時間あたりの心拍の数(以下、単に「心拍数」とも言う。)に応じた周期で繰り返される提示情報(以下、「リズム」とも言う。)T10が提示部160によって提示されたり、出力部170によってリズムT10が操作支援のための情報である旨を示すメッセージG18が出力されたりする。本明細書においては、単位時間が1分である場合を主に説明するが、単位時間は1分以外であってもよい。
以下では、リズムT10として音情報が用いられる場合を主に説明するが、リズムT10は音情報に限定されない。また、以下では、メッセージG18として視覚情報が用いられる場合を主に説明するが、メッセージG18は視覚情報に限定されない。リズムT10およびメッセージG18の詳細については後に説明する。
以上、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの外観例について説明した。
(1−2.自動取引装置の機能構成)
続いて、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの機能構成例について説明する。図3は、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの機能構成例を示すブロック図である。上記した通り、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aは、操作検出部120と、心拍検出部130と、画像検出部140と、提示部160と、出力部170とを備える。その他、自動取引装置10Aは、制御部110Aと、記憶部150Aとを備える。
制御部110Aは、自動取引装置10Aの動作全体を制御する機能を有する。制御部110Aは、専用の演算回路によって構成されてもよいし、自動取引装置10Aに内蔵されたCPU(Central Processing Unit)がROM(Read Only Memory)に記憶されたプログラムをRAM(Random Access Memory)に展開して実行することにより実現されてもよい。かかるプログラムが提供され得る他、かかるプログラムを記憶させた記憶媒体も提供され得る。制御部110Aは、情報取得部111と、表情認識部112と、提示制御部113と、出力制御部114と、動作制御部115とを備える。
操作検出部120は、ユーザ30から入力される各種操作を検出する機能を有する。本明細書においては、操作検出部120が透明なタッチパネルを含み、出力部170によって出力された各種画面が出力部170に積層された操作検出部120を通して視認可能であり、各種画面のボタンを押下する操作を検出する例を主に説明する。しかし、操作検出部120はかかる例に限定されない。例えば、操作検出部120は、マウス、キーボード、ハードウェアボタン、マイクロフォンおよびスイッチの少なくともいずれか一つを含んでもよい。
心拍検出部130は、ユーザ30の心拍を検出する機能を有する。また、心拍検出部130は、ユーザ30の心拍の検出結果に基づいて、単位時間あたりの心拍の数(以下、単に「心拍数」とも言う。)を測定し、測定した心拍数を制御部110Aに出力する。心拍検出部130による心拍の検出には、各種の非接触センサを利用することが可能である。例えば、非接触センサは、マイクロ波、空中超音波およびスペクトラム拡散ミリ波レーダの少なくとも一つを利用して心拍を検出してもよい。
画像検出部140は、ユーザ30の顔画像を撮像する機能を有する。また、画像検出部140は、撮像した顔画像から複数の特徴点それぞれの位置を検出する。画像検出部140によって検出された複数の特徴点それぞれの位置を制御部110Aに出力する。画像検出部140による顔画像の撮像には、各種の非接触センサを利用することが可能である。例えば、非接触センサは、可視光カメラであってもよいし、赤外線カメラであってもよい。顔画像から複数の特徴点それぞれの位置を検出する例については、後に詳細に説明する。
記憶部150Aは、制御部110Aを動作させるためのプログラムおよびデータを記憶することが可能な記憶装置を含む。また、記憶部150Aは、制御部110Aの動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することも可能である。ここで、記憶部150Aは、磁気記憶部デバイスであってもよいし、半導体記憶デバイスであってもよいし、光記憶デバイスであってもよいし、光磁気記憶デバイスであってもよいし、他の記憶デバイスであってもよい。
提示部160は、リズムT10を提示する機能を有する。以下では、リズムT10として音情報が用いられる場合を主に説明するが、リズムT10は音情報に限定されない。例えば、リズムT10は、視覚情報(例えば、ユーザ30の心拍数に応じた周期で繰り返し動く映像情報、ユーザ30の心拍数に応じた周期で繰り返す点滅など)であってもよい。このとき、視覚情報を出力する表示装置は、提示部160と出力部170とで共通であってもよいし、異なっていてもよい。あるいは、リズムT10は、触覚情報(例えば、ユーザ30の心拍数に応じた周期で繰り返し提供される振動または電気など)であってもよい。このとき、触覚出力装置は、提示部160と出力部170とで共通であってもよいし、異なっていてもよい。
出力部170は、ユーザ30が知覚可能なように各種情報を出力する出力装置を含む。本明細書においては、出力部170が各種情報を視覚情報として表示する表示装置を含む例を主に説明する。しかし、出力部170はかかる例に限定されない。例えば、出力部170は、各種情報を音情報として出力する音出力装置を含んでもよい。あるいは、出力部170は、各種情報をユーザ30の触覚を刺激するための触覚情報(例えば、振動、電気など)として出力する触覚出力装置を含んでもよい。このとき、触覚出力装置は、床に設けられていてもよいし、自動取引装置10Aに設けられていてもよい。
以上、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの機能構成例について説明した。
(1−3.自動取引装置の機能詳細)
続いて、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの機能詳細について説明する。図4は、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの機能詳細について説明するための図である。まず、情報取得部111は、心拍検出部130によって測定された心拍数を取得する。そして、提示制御部113は、心拍数に応じた周期で繰り返される提示情報(リズムT10)の提示を制御する。提示部160は、提示制御部113の制御に従ってリズムT10を提示する。
リズムT10の提示を受けたユーザ30は、操作を入力する。操作検出部120によって操作が検出されると、動作制御部115は、操作検出部120によって検出された操作に応じた動作の実行を制御する。自動取引装置10Aにおいては、動作制御部115による制御に従って動作が実行される。ここで、実行される動作は限定されないが、例として、現金引き出し、現金預け入れ、残高照会、現金振込み、現金振替および通帳記入などであってよい。
このようにして、機器操作を行うユーザ30に対してリズムT10が提示されることによって、ユーザ30による機器操作にも一定のリズムが生まれ、ユーザ30の身体的または心理的な負荷が軽減されることが想定される。したがって、ユーザ30に対してリズムT10が提示されることによって、機器操作を行うユーザ30をより効果的に支援することが可能となる。
なお、リズムT10の提示が突然始まると、リズムT10の提示を受けたユーザ30が驚いてしまう可能性もある。そこで、出力制御部114は、メッセージG18(図2)の出力を制御してもよい。図2に示した例では、「本システムはリズムで操作を支援します。」というメッセージG18が出力されているが、メッセージG18の内容は特に限定されない。また、図2に示した例では、メッセージG18として視覚情報が用いられているが、メッセージG18は視覚情報に限定されず、音情報などであってもよい。
上記したように、リズムT10は、ユーザ30の心拍数に応じた周期で繰り返される。ここで、リズムT10の周期はどのように決定されてもよい。例えば、実験結果から、心拍数に合った周期のリズムT10がユーザ30に提示されると、ユーザ30の操作が適切になされることが示唆されている。したがって、提示制御部113は、所定時間ごとに心拍数を算出し、心拍数の平均値にリズムT10の周期を合わせるとよい。なお、以下では、リズムT10の周期が心拍数の平均値に合わせられる例を主に説明するが、リズムT10の周期は、心拍数自体に合わせられてもよい。
図5は、所定時間ごとの心拍数の平均値の例を示す図である。図5を参照すると、最初の10秒間における心拍数の平均値は「120回/分」と示されている。また、続く10秒間における心拍数の平均値は「122回/分」、続く10秒間における心拍数の平均値は「110回/分」、続く10秒間における心拍数の平均値は「103回/分」と示されている。
また、リズムT10の周期は、無条件に心拍数の平均値に合わせられてもよいし、所定の条件が満たされた場合には、心拍数の平均値以外の値に合わせられてもよい。例えば、提示制御部113は、心拍数の平均値が所定範囲外である場合、リズムT10の周期が所定範囲内に合わせられてもよい。これによって、リズムT10の周期が妥当な範囲に調整される。所定範囲は、特に限定されないが、一般的な基準値範囲(以下、単に「基準値範囲」とも言う。)であってよい。
図6は、基準値範囲の例を示す図である。図6に示すように、基準値範囲H0は、60〜90bpmであってよいが、基準値範囲H0の上限値および下限値は特に限定されない。図6を参照すると、ある時間においては、心拍数が基準値範囲H0の上限値90bpmを上回っており、ある時間においては、心拍数が基準値範囲H0の下限値60bpmを下回っている。
このとき、提示制御部113は、心拍数が基準値範囲H0の上限値90bpmを上回る時間においては、リズムT10の周期を基準値範囲H0(例えば、基準値範囲H0の上限値)に合わせてもよい。一方、提示制御部113は、心拍数が基準値範囲H0の下限値60bpmを下回る時間においては、リズムT10の周期を基準値範囲H0(例えば、基準値範囲H0の下限値)に合わせてもよい。
なお、心拍数の平均値の算出が完了するまでは、リズムT10の周期として初期値が設定されてよい。リズムT10の周期の初期値も妥当な範囲に調整されるのがよいため、基準値範囲H0(例えば、基準値範囲H0の下限値)に合わせられるのがよい。
リズムT10は、ユーザ30に対して無条件に提示されてもよいが、所定の条件が満たされる場合に、リズムT10がユーザ30に対して提示されてもよい。本明細書においては、提示制御部113が、リズムT10の提示開始前におけるユーザ30の表情情報(第1の表情情報)が所定の第1の表情(表情P1)を示す場合に、リズムT10の提示を制御する場合を主に説明する。リズムT10の提示の制御は、リズムT10の提示開始の制御であってもよいし、既に提示されているリズムの変更の制御であってもよい。
なお、以下では、第1の表情(表情P1)として、焦りの表情を例として挙げるが、第1の表情(表情P1)は焦りの表情に限定されない。例えば、第1の表情(表情P1)は、困惑の表情であってもよいし、迷いの表情であってもよい。
具体的には、画像検出部140によってリズムT10の提示開始前におけるユーザ30の顔画像が解析されて複数の特徴点が得られ、表情認識部112によって複数の特徴点それぞれの位置に基づいてユーザ30の表情情報が認識される。ここで、表情情報を認識する技術について説明する。
図7は、ユーザ30の顔画像から得られる複数の特徴点の例を示す図である。図7に示すように、画像検出部140によって、ユーザ30の顔画像から特徴点A1〜A4、B1〜B6が検出される。図7に示した例では、特徴点A1〜A4は、眉毛またはその周辺から検出されているが、眉毛またはその周辺から検出される特徴点の数は4つに限定されない。また、これらの特徴点が検出される位置は眉毛またはその周辺に限定されない。
また、図7に示した例では、特徴点B1〜B6は、目またはその周辺から検出されているが、目またはその周辺から検出される特徴点の数は6つに限定されない。また、これらの特徴点が検出される位置は目またはその周辺に限定されない。ここでは、具体的な例として、ニュートラルな表情と比較した驚きの表情の特徴を説明する。しかし、他の表情も驚きの表情と同様に固有の特徴を有している。したがって、それぞれの表情は、固有の特徴に基づいて認識され得る。
図8は、ニュートラルな表情と比較した驚きの表情の特徴を説明するための図である。眉毛画像M11は、ユーザ30の表情情報がニュートラルな表情を示す場合に撮像された眉毛画像である。一方、眉毛画像M12は、ユーザ30の表情情報が驚きの表情を示す場合に撮像された眉毛画像である。眉毛画像M1に写るニュートラルな表情と比較すると、眉毛画像M2に写る驚きの表情においては、眉毛の曲がり度が大きくなり(特に、眉毛の内側部分の特徴点A1が(X1a,Y1a)から(X1b,Y1b)に変化しており)、眉毛の外側部分の位置が高くなっている。
この例に示したように、それぞれの表情は固有の特徴を有している。したがって、各特徴点の位置が決定されれば、その各特徴点の位置に対して、表情への近さ(以下、「表情らしさ」とも言う。)を定義することが可能である。図9は、表情らしさを推定するための表情推定用データの例を示す図である。図9に示すように、表情推定用データ151は、顔のパーツ名、特徴点、特徴点の変化前位置(以下、「ニュートラル位置」とも言う。)、特徴点の変化後位置および解析結果(表情P1らしさ)が対応付けられてなる。
ここで、表情認識部112は、眉毛に関する特徴点A1〜A3および目に関する特徴点B1〜B3それぞれの変化前位置と変化後位置とが、ユーザ30の顔画像と表情推定用データ151との間で一致する場合に、ユーザ30の表情P1らしさを「80%」と推定することが可能である。なお、表情認識部112は、ユーザ30の表情をどのように認識してもよいが、本明細書においては、ユーザ30の表情P1らしさが閾値を超える場合に、ユーザ30の表情が表情P1であると認識する場合を主に想定する。
図4に戻って説明を続ける。以上に説明したような手法によってユーザ30の表情が認識されると、上記したように、提示制御部113は、表情情報(第1の表情情報)が所定の第1の表情(表情P1)を示す場合に、リズムT10の提示を制御することが可能である。このようにしてリズムT10が提示されれば、ユーザ30は、リズムT10の提示を受けながら操作を入力することが可能である。しかし、リズムT10の提示を受けたとしても、操作入力がスムーズに行われない可能性がある。
そこで、出力制御部114は、ユーザ30による操作入力を支援するための支援情報の出力を制御してもよい。本明細書においては、出力制御部114が、リズムT10の提示開始後におけるユーザ30の表情情報(第2の表情情報)に応じた支援情報の出力を制御する場合を主に説明する。なお、以下では、第2の表情(表情P2)として、迷いの表情を例として挙げるが、第2の表情(表情P2)は迷いの表情に限定されない。例えば、第2の表情(表情P2)は、困惑の表情であってもよいし、焦りの表情であってもよい。
具体的には、画像検出部140によってリズムT10の提示開始後におけるユーザ30の顔画像が解析されて複数の特徴点が得られ、表情認識部112によって複数の特徴点それぞれの位置に基づいてユーザ30の表情情報が認識される。ここで、表情情報を認識する技術としては、上記した技術を利用することが可能である。
図10は、支援情報を選択するための支援情報選択用データ152の例を示す図である。図10に示すように、支援情報選択用データ152は、表情P2らしさと支援情報とが対応付けられてなる。ここで、表情認識部112は、複数の特徴点の位置それぞれから表情P2らしさを推定し、出力制御部114は、表情P2らしさに対応する支援情報を支援情報選択用データ152から選択し、選択した支援情報の出力を制御することが可能である。
なお、図10には、表情P2らしさが「高(80%以上)」である場合、自動取引装置10Aをコールセンタに接続させることによってコールセンタの人から得られる支援情報が選択される例が示されている。また、表情P2らしさが「中(50%〜79%)」である場合、初期画面からの手順に沿った支援情報が選択される例が示されている。また、表情P2らしさが「低(30%〜49%)」である場合、現画面に対応する支援情報が選択される例が示されている。
また、操作入力を支援するための支援情報は、無条件に出力されてもよいし、所定の条件が満たされる場合に出力されてもよい。本明細書においては、出力制御部114が、リズムT10の提示開始後におけるユーザ30の表情情報(第2の表情情報)が所定の第2の表情を示す場合に、操作入力を支援するための支援情報の出力を制御する場合を主に想定する。このようにリズムと支援情報とを併用することによって、支援情報に対するユーザ30の処理負荷を抑えることが可能となる。なお、支援情報は特に限定されない。
図4に戻って説明を続ける。ここで、支援情報の出力を受けて(あるいは、支援情報の出力を受けずに)、ユーザ30は、正常に操作を入力した場合を想定する。このとき、ユーザ30によって入力された操作は操作検出部120によって検出され、動作制御部115は、かかる操作に応じた動作の実行を制御する。自動取引装置10Aにおいては、動作制御部115による制御に従って動作が実行される。実行される動作は、上記したように限定されない。
以上、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの機能詳細について説明した。
(1−4.自動取引装置の動作例)
続いて、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの動作例について説明する。図11は、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの動作例を示すフローチャートである。なお、図11に示したフローチャートは、自動取引装置10Aの動作の一例を示したに過ぎない。したがって、自動取引装置10Aの動作は、かかるフローチャートに示される動作例に限定されない。
まず、提示制御部113は、リズムT10の提示を開始する。このとき、リズムT10の周期には初期値が設定される。心拍検出部130は、ユーザ30の心拍を検出し(S1)、ユーザ30の単位時間あたりの心拍の数(心拍数)の平均値の算出を開始する(S2)。続いて、画像検出部140は、ユーザ30の顔画像を検出し(S3)、顔画像から複数の特徴点それぞれの位置を検出する。続いて、表情認識部112は、複数の特徴点それぞれの位置に基づいて、ユーザ30の表情を認識する(S4)。
続いて、提示制御部113は、ユーザ30の表情に焦りがある場合(ユーザ30の表情情報が「焦りの表情」を示す場合)(S5において「Yes」)、リズムT10の提示を制御する(S6)。このとき、リズムT10の周期は、心拍数の平均値に変更される。そして、提示部160は、提示制御部113による制御に従って、リズムT10を提示する。一方、提示制御部113は、ユーザ30の表情に焦りがない場合(ユーザ30の表情情報が「焦りの表情」を示さない場合)(S5において「No」)、S7に動作を移行させる。
続いて、出力制御部114は、ユーザ30の表情に迷いがある場合(ユーザ30の表情情報が「迷いの表情」を示す場合)(S7において「Yes」)、迷いの表情に対応する支援情報を選択する(S8)。そして、出力制御部114は、選択した支援情報の出力を制御する。出力部170は、出力制御部114による制御に従って、支援情報を出力する(S9)。ユーザ30によって操作が入力されると、操作検出部120によって操作が検出され、動作制御部115は、かかる操作に応じた動作の実行を制御する。動作の実行が終了すると、リズムT10の提示も終了する。
一方、出力制御部114は、ユーザ30の表情に迷いがない場合(ユーザ30の表情情報が「迷いの表情」を示さない場合)(S7において「No」)、支援情報は特に出力されない。そして、ユーザ30によって操作が入力されると、操作検出部120によって操作が検出され、動作制御部115は、かかる操作に応じた動作の実行を制御する。動作の実行が終了すると、リズムT10の提示も終了する。
以上、本発明の第1の実施形態に係る自動取引装置10Aの動作例について説明した。
以上、本発明の第1の実施形態について説明した。
(2.第2の実施形態の説明)
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
(2−1.自動取引装置の外観例)
本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの外観例は、図1に示した通りである。すなわち、図1に示したように、自動取引装置10Bは、操作検出部120と、心拍検出部130と、画像検出部140と、提示部160と、出力部170と、紙幣投入口181と、硬貨投入口182と、通帳挿入口183と、伝票排出口184とを備える。図1に示したように、ユーザ30が自動取引装置10Bに対して操作を入力する場合を想定する。
以上、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの外観例について説明した。
(2−2.自動取引装置の機能構成)
続いて、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの機能構成例について説明する。図12は、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの機能構成例を示すブロック図である。上記した通り、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bは、操作検出部120と、心拍検出部130と、画像検出部140と、提示部160と、出力部170とを備える。その他、自動取引装置10Bは、制御部110Bと、記憶部150Bとを備える。
すなわち、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bは、第1の実施形態に係る自動取引装置10Aと比較して、制御部110Aの代わりに制御部110Bを備え、記憶部150Aの代わりに記憶部150Bを備える点が異なる。したがって、以下においては、制御部110Bおよび記憶部150Bそれぞれが有する機能のうち、制御部110Aおよび記憶部150Aそれぞれが有する機能と同一の機能については説明を省略し、異なる機能について主に説明する。
図12に示すように、制御部110Bは、本発明の第1の実施形態に係る制御部110Aと同様に、情報取得部111と、表情認識部112と、提示制御部113と、出力制御部114と、動作制御部115とを備える。また、制御部110Bは、本発明の第1の実施形態に係る制御部110Aと比較して、フィードバック部116を備える点が異なる。以下、フィードバック部116が有する機能について主に説明する。
記憶部150Aは、制御部110Bを動作させるためのプログラムおよびデータを記憶することが可能な記憶装置を含む。また、記憶部150Bは、制御部110Bの動作の過程で必要となる各種データを一時的に記憶することも可能である。ここで、記憶部150Bは、本発明の第1の実施形態に係る記憶部150Aと比較して、記憶するプログラムおよびデータが異なる。以下、記憶部150Bが記憶するプログラムおよびデータについて主に説明する。
以上、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの機能構成例について説明した。
(2−3.自動取引装置の機能詳細)
続いて、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの機能詳細について説明する。図13は、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの機能詳細について説明するための図である。本発明の第2の実施形態において、表情認識部112は、ユーザ30の顔画像が解析されて得られた複数の特徴点それぞれの位置と、ユーザ30に固有の表情推定用データ(個人データ153)とに基づいて、ユーザ30の表情を認識する。
図14は、個人データ153の例を示す図である。図14に示すように、個人データ153は、顔のパーツ名、特徴点、特徴点の変化前位置、特徴点の変化後位置および解析結果(表情P1らしさ)の他、ユーザ(ユーザ識別情報)が対応付けられてなる。ユーザ識別情報は、ユーザを一意に識別可能な情報であれば特に限定されず、例えば、ユーザの口座番号などであってもよい。また、本発明の第1の実施形態と同様に、本発明の第2の実施形態においても、第1の表情情報の認識結果に基づいて、リズムが提示されたり、リズムが提示されなかったりする(第2の表情情報の認識結果に基づいて、支援情報が出力されたり、出力されなかったりする)。以下、第1の表情情報の認識および第2の表情情報の認識の少なくともいずれか一方を「表情認識」とも言う。
フィードバック部116は、かかる表情認識が妥当であったか否かを判定する。そして、フィードバック部116は、表情認識が妥当であった場合には、ユーザ30に対応する個人データ153を更新しなくてもよいが、表情認識が妥当ではなかった場合には、ユーザ30に対応する個人データ153を更新する。更新後の個人データ153は、ユーザ30の表情認識に次回利用される。これによって、ユーザごとに表情認識がなされるため、リズムの提示および支援情報の出力がよりユーザに適合するように行われ得る。
具体的に、リズム提示が妥当であったか否かによって第1の表情情報の認識が妥当であったか否かが判断されてよい。例えば、フィードバック部116は、リズム提示がされたもののリズム提示が妥当ではなかった場合、ユーザ30に対応する個人データ153のうち、リズム提示に関わる表情らしさを低くすることによって、そのユーザ30に対してリズム提示がなされる可能性を低減することが可能である。
一方、フィードバック部116は、リズム提示がされなかったもののリズム提示がされるべきであった場合、ユーザ30に対応する個人データ153のうち、リズム提示に関わる表情らしさを高くすることによって、そのユーザ30に対してリズム提示がなされる可能性を高めることが可能である。
同様に、支援情報出力が妥当であったか否かによって第2の表情情報の認識が妥当であったか否かが判断されてよい。フィードバック部116は、支援情報の出力がされたものの支援情報の出力が妥当ではなかった場合、個人データ153のうち、支援情報の出力に関わる表情らしさを低くすることによって、そのユーザ30に対して支援情報の出力がなされる可能性を低減することが可能である。
一方、フィードバック部116は、支援情報の出力がされなかったものの支援情報の出力がされるべきであった場合、ユーザ30に対応する個人データ153のうち、支援情報の出力に関わる表情らしさを高くすることによって、そのユーザ30に対して支援情報の出力がなされる可能性を高めることが可能である。
ここでは一例として、支援情報出力の妥当性を判断する手法の例を説明する。図15は、支援情報出力の妥当性を判断する手法の例を説明するための図である。図15に示すように、操作入力画面G10に重畳されるように支援情報画面G20が出力されている。ただし、支援情報画面G20は、どのように出力されてもよく、特に操作入力画面G10に重畳されなくてもよい。支援情報画面G20には、支援情報の例として、現金の引き出しに関する説明が含まれている。
また、支援情報画面G20には、不要ボタンG21およびOKボタンG22が含まれている。ただし、不要ボタンG21およびOKボタンG22が設けられる位置は特に限定されない。ユーザ30は、支援情報出力が妥当ではなかった(支援情報が不要であった)と判断した場合には、不要ボタンG21を押下することによって、支援情報出力が妥当ではなかった旨を示す操作を入力することが可能である。なお、不要ボタンG21の押下回数が閾値を超えた場合に、支援情報出力が妥当ではなかったと判断されてもよい。
一方、ユーザ30は、支援情報出力が妥当であった(支援情報が役に立った)と判断した場合には、OKボタンG22を押下することによって、支援情報出力が妥当であった旨を示す操作を入力することが可能である。なお、OKボタンG22の押下回数が閾値を超えた場合に、支援情報出力が妥当であったと判断されてもよい。このように、フィードバック部116は、ユーザ30によって入力される明示的な操作によって、支援情報出力の妥当性を判断することが可能である。
なお、支援情報出力の妥当性の判断は、かかる明示的な操作による手法に限定されない。例えば、支援情報出力の妥当性は、ユーザ30の状態が正常であるか否かによって判断されてもよい。例えば、ユーザ30が異常な操作(例えば、取消ボタンの押下など)を行ったり、操作を行わなかったりした場合には、支援情報出力が妥当ではなかったと判断されてよい。
一方、ユーザ30が正常な操作(例えば、正常な取引操作など)を行った場合には、支援情報出力が妥当であったと判断されてよい。リズム提示の妥当性も支援情報出力の妥当性と同様に判断されてよい。なお、ユーザ30の操作の正常率が閾値を超えるか否かによって、支援情報出力が妥当であったか否かが判断されてもよい。
以上、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの機能詳細について説明した。
(2−4.自動取引装置の動作例)
続いて、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの動作例について説明する。図16は、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの動作例を示すフローチャートである。なお、図16に示したフローチャートは、自動取引装置10Bの動作の一例を示したに過ぎない。したがって、自動取引装置10Bの動作は、かかるフローチャートに示される動作例に限定されない。
本発明の第2の実施形態においても、本発明の第1の実施形態と同様に、S1〜S9が実行され得る。また、本発明の第2の実施形態においても、本発明の第1の実施形態と同様に、ユーザ30によって操作が入力されると、操作検出部120によって操作が検出され、動作制御部115は、かかる操作に応じた動作の実行を制御する。ここで、本発明の第2の実施形態において、フィードバック部116は、ユーザ30による操作が正常になされたか否かを判断する(S10)。
フィードバック部116は、ユーザ30による操作が正常になされなかったと判断した場合には(S10において「No」)、ユーザ30に対応する個人データ153を更新して(S11)、動作を終了する。提示制御部113は、動作の終了とともに、リズムT10の提示も終了する。更新後の個人データ153は、ユーザ30の表情認識に次回利用される。一方、フィードバック部116は、ユーザ30による操作が正常になされたと判断した場合には(S10において「Yes」)、ユーザ30に対応する個人データ153を更新せずに、動作を終了する。提示制御部113は、動作の終了とともに、リズムT10の提示も終了する。
以上、本発明の第2の実施形態に係る自動取引装置10Bの動作例について説明した。
以上、本発明の第2の実施形態について説明した。
(3.まとめ)
本発明の第1の実施形態によれば、ユーザ30の心拍数を検出する心拍検出部130から心拍数を取得する情報取得部111と、心拍数に応じた周期で繰り返される提示情報のユーザへの提示を制御する提示制御部113と、提示情報の提示を受けたユーザ30によって入力された操作に応じた動作の実行を制御する動作制御部115と、を備える、自動取引装置10Aが提供される。
かかる構成によれば、ユーザ30による機器操作に一定のリズムが生まれ、ユーザ30の身体的または心理的な負荷が軽減されることが想定される。したがって、ユーザ30に対して提示情報が提示されることによって、機器操作を行うユーザ30をより効果的に支援することが可能となる。
また、本発明の第2の実施形態によれば、自動取引装置10Bは、提示情報の提示開始後におけるユーザ30の顔画像が解析して得られた第2の表情情報が所定の第2の表情を示す場合に、操作の入力を支援するための支援情報の出力を制御する出力制御部114を備える。そして、自動取引装置10Bは、第2の表情情報の認識が妥当ではなかった場合、第2の表情情報を認識するためのユーザ30に対応する個人データを更新するフィードバック部116を備える。
かかる構成によれば、ユーザ30ごとに表情認識がなされるため、提示情報の提示および支援情報の出力がよりユーザ30に適合するように行われ得る。
(3.変形例)
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
10(10A,10B) 自動取引装置
30 ユーザ
110(110A,110B) 制御部
111 情報取得部
112 表情認識部
113 提示制御部
114 出力制御部
115 動作制御部
116 フィードバック部
120 操作検出部
130 心拍検出部
140 画像検出部
150(150A,150B) 記憶部
151 表情推定用データ
152 支援情報選択用データ
153 個人データ
160 提示部
170 出力部
181 紙幣投入口
182 硬貨投入口
183 通帳挿入口
184 伝票排出口

Claims (15)

  1. ユーザの心拍数を検出する心拍検出部から前記心拍数を取得する情報取得部と、
    前記心拍数に応じた周期で繰り返される提示情報の提示開始前における前記ユーザの顔画像が解析されて得られた第1の表情情報が所定の第1の表情を示す場合に、前記提示情報の前記ユーザへの提示を制御する提示制御部と、
    前記提示情報の提示を受けた前記ユーザによって入力された操作に応じた動作の実行を制御する動作制御部と、
    を備える、操作支援装置。
  2. 前記提示制御部は、前記第1の表情情報が所定の第1の表情を示す場合に、前記提示情報の提示開始を制御する、
    請求項に記載の操作支援装置。
  3. 前記提示制御部は、前記第1の表情情報が所定の第1の表情を示す場合に、既に提示されている提示情報の変更を制御する、
    請求項に記載の操作支援装置。
  4. ユーザの心拍数を検出する心拍検出部から前記心拍数を取得する情報取得部と、
    前記心拍数に応じた周期で繰り返される提示情報の前記ユーザへの提示を制御する提示制御部と、
    前記提示情報の提示を受けた前記ユーザによって入力された操作に応じた動作の実行を制御する動作制御部と、
    前記提示情報の提示開始後における前記ユーザの顔画像が解析されて得られた第2の表情情報が所定の第2の表情を示す場合に、前記操作の入力を支援するための支援情報の出力を制御する出力制御部と、
    前記第2の表情情報の認識が妥当ではなかった場合、前記第2の表情情報を認識するための前記ユーザに対応する個人データを更新するフィードバック部と、
    を備える、操作支援装置。
  5. 前記フィードバック部は、前記支援情報の出力の妥当性に基づいて、前記第2の表情情報の認識が妥当であったか否かを判断する、
    請求項に記載の操作支援装置。
  6. 前記フィードバック部は、前記ユーザの操作の正常率に基づいて、前記支援情報の出力の妥当性を判断する、
    請求項に記載の操作支援装置。
  7. 前記フィードバック部は、前記支援情報の不要ボタン押下回数に基づいて、前記支援情報の出力の妥当性を判断する、
    請求項に記載の操作支援装置。
  8. 前記提示制御部は、前記提示情報の周期を前記心拍数または前記心拍数の平均値に合わせる、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の操作支援装置。
  9. 前記提示制御部は、前記心拍数または前記心拍数の平均値が所定範囲外である場合、前記提示情報の周期を前記所定範囲内に合わせる、
    請求項1〜7のいずれか一項に記載の操作支援装置。
  10. 前記提示制御部は、前記心拍数または前記心拍数の平均値が前記所定範囲を上回る場合、前記提示情報の周期を前記所定範囲の上限値に合わせる、
    請求項に記載の操作支援装置。
  11. 前記操作支援装置は、
    前記提示情報が操作支援のための情報である旨を示すメッセージの出力を制御する出力制御部を備える、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の操作支援装置。
  12. ユーザの心拍数を検出する心拍検出部から前記心拍数を取得することと、
    前記心拍数に応じた周期で繰り返される提示情報の提示開始前における前記ユーザの顔画像が解析されて得られた第1の表情情報が所定の第1の表情を示す場合に、前記提示情報の前記ユーザへの提示を制御することと、
    前記提示情報の提示を受けた前記ユーザによって入力された操作に応じた動作の実行を制御することと、
    を備える、操作支援方法。
  13. ユーザの心拍数を検出する心拍検出部から前記心拍数を取得することと、
    前記心拍数に応じた周期で繰り返される提示情報の前記ユーザへの提示を制御することと、
    前記提示情報の提示を受けた前記ユーザによって入力された操作に応じた動作の実行を制御することと、
    前記提示情報の提示開始後における前記ユーザの顔画像が解析されて得られた第2の表情情報が所定の第2の表情を示す場合に、前記操作の入力を支援するための支援情報の出力を制御することと、
    前記第2の表情情報の認識が妥当ではなかった場合、前記第2の表情情報を認識するための前記ユーザに対応する個人データを更新することと、
    を備える、操作支援方法。
  14. コンピュータを、
    ユーザの心拍数を検出する心拍検出部から前記心拍数を取得する情報取得部と、
    前記心拍数に応じた周期で繰り返される提示情報の提示開始前における前記ユーザの顔画像が解析されて得られた第1の表情情報が所定の第1の表情を示す場合に、前記提示情報の前記ユーザへの提示を制御する提示制御部と、
    前記提示情報の提示を受けた前記ユーザによって入力された操作に応じた動作の実行を制御する動作制御部と、
    を備える操作支援装置として機能させるためのプログラム。
  15. コンピュータを、
    ユーザの心拍数を検出する心拍検出部から前記心拍数を取得する情報取得部と、
    前記心拍数に応じた周期で繰り返される提示情報の前記ユーザへの提示を制御する提示制御部と、
    前記提示情報の提示を受けた前記ユーザによって入力された操作に応じた動作の実行を制御する動作制御部と、
    前記提示情報の提示開始後における前記ユーザの顔画像が解析されて得られた第2の表情情報が所定の第2の表情を示す場合に、前記操作の入力を支援するための支援情報の出力を制御する出力制御部と、
    前記第2の表情情報の認識が妥当ではなかった場合、前記第2の表情情報を認識するための前記ユーザに対応する個人データを更新するフィードバック部と、
    を備える操作支援装置として機能させるためのプログラム。
JP2016156707A 2016-08-09 2016-08-09 操作支援装置、操作支援方法およびプログラム Active JP6743569B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016156707A JP6743569B2 (ja) 2016-08-09 2016-08-09 操作支援装置、操作支援方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016156707A JP6743569B2 (ja) 2016-08-09 2016-08-09 操作支援装置、操作支援方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018025931A JP2018025931A (ja) 2018-02-15
JP6743569B2 true JP6743569B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=61195610

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016156707A Active JP6743569B2 (ja) 2016-08-09 2016-08-09 操作支援装置、操作支援方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6743569B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6969430B2 (ja) * 2018-02-20 2021-11-24 沖電気工業株式会社 利用者支援装置、利用者支援方法、プログラム、及び情報処理システム
JP7410735B2 (ja) 2020-02-05 2024-01-10 キヤノン株式会社 端末装置、機能提案方法、プログラム及びサーバ装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3027521B2 (ja) * 1995-05-31 2000-04-04 松下電器産業株式会社 無人端末装置
JP2002177359A (ja) * 2000-12-15 2002-06-25 Toshiba Tec Corp マッサージ機
JP2002258682A (ja) * 2001-03-05 2002-09-11 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2003334252A (ja) * 2002-05-21 2003-11-25 Computer Science Academy Kk ヒーリング・コンピュータ
JP2008257363A (ja) * 2007-04-02 2008-10-23 Toyota Motor Corp 操作支援装置
JP2011232270A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Clarion Co Ltd ナビゲーション装置およびそのヘルプ提示方法
EP3110606B1 (en) * 2014-02-24 2021-09-15 Sony Group Corporation Smart wearable devices and methods for automatically configuring capabilities with biology and environment capture sensors

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018025931A (ja) 2018-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10853807B2 (en) Payment authentication method and apparatus
JP6931065B2 (ja) 障害のあるユーザ支援のためのシステムおよび方法
US8511542B2 (en) Automated teller machine and voice prompt method thereof
JP6467965B2 (ja) 感情推定装置及び感情推定方法
CN107995979B (zh) 用于对用户进行认证的系统、方法和机器可读介质
JP6401120B2 (ja) 視標追跡手順に基づくネットワーク認証方法およびシステム
EP2793167B1 (en) Expression estimation device, control method, control program, and recording medium
WO2014172905A1 (zh) 一种基于电子烟的身份识别方法及相应的电子烟
JP2004310034A (ja) 対話エージェントシステム
EP3001286A1 (en) Apparatus and method for automated adaptation of a user interface
WO2018076622A1 (zh) 图像处理方法、装置及终端
JP2002042115A (ja) 疲労緩和システム、疲労緩和方法及び記録媒体
US10843299B2 (en) Object recognition and presentation for the visually impaired
JP6743569B2 (ja) 操作支援装置、操作支援方法およびプログラム
CN110288782A (zh) 基于图像的取款控制方法、装置、计算机装置及存储介质
WO2021185110A1 (zh) 眼球追踪校准方法及装置
US20210166271A1 (en) Method for providing text-reading based reward-type advertisement service and user terminal for executing same
JP2018136770A (ja) 情報処理装置、方法および情報処理システム
KR20200105446A (ko) 감정 인식 장치 및 감정 인식 방법
JP3027521B2 (ja) 無人端末装置
CN110174937A (zh) 注视信息控制操作的实现方法及装置
EP3471055B1 (en) Comparison device and comparison method
JP6733461B2 (ja) 情報処理装置および情報処理方法
EP3835924A1 (en) Computer system and method for human-machine interaction
JP6900766B2 (ja) 接客要否判定装置、接客要否判定方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20190327

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20190328

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200413

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6743569

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150