JP6900766B2 - 接客要否判定装置、接客要否判定方法、及びプログラム - Google Patents

接客要否判定装置、接客要否判定方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、接客要否判定装置、接客要否判定方法、及びプログラムに関し、詳細には、情報端末操作者に対する接客対応を支援するための技術に関する。
金融機関等において、ATM(自動取引装置)やタブレット等の情報端末が利用されている。顧客はこれらの情報端末を自分で操作して所望の取引きを行うが、操作に不慣れな顧客が操作に戸惑いを感じている場合は、スタッフが顧客の元に向かい対応している。このような接客対応を実施するスタッフは、フロアにいる複数の顧客の様子を目視にて確認し、操作に戸惑っている顧客がいるか否か、常に気を配っている。
一方、例えば特許文献1には、ATM操作において取引入力操作段階毎の入力状況を周囲の映像により監視し、顧客の動作が不慣れだと判断した場合に、誘導画面表示を行う自動取引装置が提案されている。動作の判断については、例えば1秒毎に動画データを取り込み、予めプログラムされた動作データとの比較を行い、「顧客は外的要因で一時的に操作ができない状態であるか否か」を検出すると記載されている。
特開平9−198545号公報
しかしながら、上述の特許文献1の自動取引装置に開示された動作の認識の方法では画像全体の画素毎に予め用意されたプログラムとの比較がなされるため処理が重く、必要とされるリソースが大きくなってしまう。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、情報端末の操作者の戸惑いを検知し、円滑な接客対応を支援することが可能な接客要否判定装置、接客要否判定方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
前述した課題を解決するため第1の発明は、情報端末に対する操作情報を取得する操作情報取得手段と、前記情報端末の操作者を撮影した画像を取得する画像取得手段と、前記画像から身体の骨格を推定し、予め記憶されている骨格の姿勢モデルとの類似度に基づいて操作が困難であるか否かを判定する骨格判定手段と、前記操作情報及び前記画像に基づいて接客対応が必要か否かを判定する判定手段と、を備えることを特徴とする接客要否判定装置である。
第1の発明によれば、接客要否判定装置は、情報端末に対する操作情報と、情報端末の操作者を撮影した画像から推定される操作者の姿勢とに基づいて操作が困難であるか否かを判定し、接客対応が必要か否かを判定する。これにより情報端末の操作者の戸惑いを検知し、円滑な接客対応を支援することが可能となる。また、情報端末の操作者の戸惑いを検知するために骨格判定を用いることで、従来の動作認識と比較して処理負荷を低減できる。
第1の発明において、前記判定手段による判定の結果、接客対応が必要な場合にその旨を通知する通知手段を備えることが望ましい。スタッフは、通知を受けることにより、情報端末の操作に戸惑っている操作者がいることを素早く知ることができるため、より円滑に接客対応を行うことが可能となる。また、判定手段は、前記操作情報に基づいて操作が困難であるか否かを判定する第1の処理、前記画像に基づいて顔及び身体の動きから操作が困難であるか否かを判定する第2の処理、及び前記画像に基づいて操作者の姿勢を推定し操作が困難であるか否かを判定する第3の処理を実行し、前記第1乃至第3の処理の結果を統合して接客対応が必要か否かを判定することが望ましい。操作情報と、操作者の顔・体の動き、及び姿勢によって接客対応が必要か否かを判定するため、的確な判定結果を得ることが可能となる。
更に、判定手段は、前記第1乃至第3の処理の結果に基づいて接客対応の優先度を決定することが望ましい。また、通知手段は、優先度に従った通知を行うことが望ましい。これによりスタッフは接客対応の優先度を知ることができ、より緊急性の高い操作者の対応を先に行う等、適切な行動を行えるようになる。
上述の第1の処理は、情報端末の操作部に対する入力ミス及び画面戻り操作の回数のうち少なくともいずれか一方に基づいて操作が困難であるか否かを判定するものとすることが望ましい。また、第2の処理は、画像に含まれる操作者の顔器官毎または身体部位毎の動きを追跡し、動きの大きさが所定の閾値よりも大きくなった場合に操作が困難であると判定することが望ましい。これにより、操作困難の判定の精度を向上させることが可能となる。
第2の発明は、コンピュータが、情報端末に対する操作情報を取得するステップと、前記情報端末の操作者を撮影した画像を取得するステップと、前記画像から身体の骨格を推定し、予め記憶されている骨格の姿勢モデルとの類似度に基づいて操作が困難であるか否かを判定するステップと、前記操作情報及び前記画像に基づいて接客対応が必要か否かを判定するステップと、を含むことを特徴とする接客要否判定方法である。
第2の発明によれば、情報端末に対する操作情報と、情報端末の操作者を撮影した画像から推定される操作者の姿勢とに基づいて操作が困難であるか否かを判定し、接客対応が必要か否かを判定する。これにより情報端末の操作者の戸惑いを検知し、円滑な接客対応を支援することが可能となる。また、情報端末の操作者の戸惑いを検知するために骨格判定を用いることで、従来の動作認識と比較して処理負荷を低減できる。
第3の発明は、コンピュータを、情報端末に対する操作情報を取得する操作情報取得手段と、前記情報端末の操作者を撮影した画像を取得する画像取得手段と、前記画像から身体の骨格を推定し、予め記憶されている骨格の姿勢モデルとの類似度に基づいて操作が困難であるか否かを判定する骨格判定手段と、前記操作情報及び前記画像に基づいて接客対応が必要か否かを判定する判定手段、として機能させるためのプログラムである。
第3の発明により、コンピュータを第1の発明の接客要否判定装置として機能させることが可能となる。
本発明により、情報端末の操作者の戸惑いを検知し、円滑な接客対応を支援することが可能な接客要否判定装置、接客要否判定方法、及びプログラムを提供できる。
接客要否判定装置1を備える情報端末10の外観図 接客要否判定装置1の機能構成図 接客要否判定装置1として機能するコンピュータの内部構成図 接客要否判定装置1が実行する処理の全体の流れを示す図 顔・体トラッキング処理における顔器官32の抽出について説明する図 姿勢推定処理について説明する図 姿勢モデル6a、6b、…と画像から推定された骨格34との形状マッチング処理の概念図 接客要否判定装置1の全体構成の別の例を示す図
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る接客要否判定装置1を備える情報端末10の一例としてATM10aの外観を示す図であり、図2は接客要否判定装置1の機能構成を示すブロック図、図3は、接客要否判定装置1として機能するコンピュータの内部構成の例を示す図である。
図1に示すように、ATM10aは、操作部25、及びカメラ20の他、自動取引装置としての各種処理部として、通帳の挿入・排出及び記帳等の処理を行う通帳処理部21、カードの挿入・排出及びカード情報の読み取り等の処理を行うカード処理部22、紙幣の出し入れ等を行う紙幣処理部23、硬貨の出入れを行う硬貨処理部24等を備える。また、ATM10aの筐体内部に、本発明に係る接客要否判定装置1が備えられる。
カメラ20は、操作者7を撮影するビデオカメラであり、操作者7の顔や体を撮影できるよう操作者7に対面する位置に取り付けられる。カメラ20により撮影された映像(画像)は、接客要否判定装置1に送出される。カメラ20による撮影の開始や停止は、接客要否判定装置1の制御部11からの指示に従って行われる。
操作部25は、タッチパネルや各種操作ボタン等を備え、操作者7による操作に応じた信号を接客要否判定装置1に入力する。
接客要否判定装置1は、図2に示すように、操作情報取得部2、画像取得部3、判定部4、通知部5、及び記憶部12を備える。
操作情報取得部2は、情報端末10の操作部25に対する操作情報を取得し、判定部4に入力する。操作情報とは、操作部25のタッチパネルへの指示操作ボタンの押下操作、操作タイミング等に関する情報である。
画像取得部3は、カメラ20によって撮影された画像(映像)を取得し、判定部4に入力する。
判定部4は、操作情報取得部2により取得した操作情報及び画像取得部3により取得した画像(映像)に基づいて接客対応が必要か否かを判定する。判定部4は、操作困難判定部40及び接客要否判定部44を備える。
操作困難判定部40は、操作情報及び画像に基づいて、操作者7が操作が困難であると感じているか否か(戸惑っているか否か)を判定する。具体的には、操作困難判定部40は、操作イベント判定部(第1の処理部)41、顔・体トラッキング部(第2の処理部)42、姿勢推定部(第3の処理部)43を備え、これらの各処理部41、42、43による処理の結果に基づき、操作が困難であるか否かを判定する。具体的な処理内容については後述する。
接客要否判定部44は、操作イベント判定部(第1の処理部)41、顔・体トラッキング部(第2の処理部)42、及び姿勢推定部(第3の処理部)43の結果を統合して、接客対応が必要であるか否かを判定する。判定部4(操作困難判定部40及び接客要否判定部44)による判定処理の詳細については後述する。
通知部5は、判定部4による判定の結果、接客対応が必要な場合にその旨を通知する。通知は、例えば、スタッフが所持している携帯端末(不図示)のアラーム音を鳴動させたり、接客対応が必要な情報端末10の場所の情報を送信し、携帯端末の表示部に表示させたりすることにより行う。なお、通知の方法はこれらに限定されず、どのような方法でスタッフへの通知を行ってもよいものとする。
記憶部12は、予め作成された姿勢モデルデータ6を記憶する。姿勢モデルデータ6とは、操作者が操作困難を感じている場合(操作に戸惑っている場合)にとられる代表的な姿勢を定義したモデルであり、本実施の形態では、姿勢モデルデータを骨格データで表したものを用いるものとする。姿勢は、例えば、腕を組む姿勢、首を傾ける姿勢等、操作に戸惑いを感じているときに見られる典型的な姿勢である。それらの複数パターンの姿勢をそれぞれ骨格データで表したデータを姿勢モデル6a、6b、…と呼ぶ。姿勢モデル6a、6b、…を総称して姿勢モデルデータ6と呼ぶものとする。
ネットワーク8は、LAN(Local Area Network)や、より広域に通信接続されたWAN(Wide Area Network)、またはインターネット等の公衆の通信回線、基地局等を含む。ネットワーク8は有線、無線を問わない。接客要否判定装置1はネットワーク8を介してサーバ(不図示)にアクセスし、各種のプログラムやデータを送受信可能である。
図3は、接客要否判定装置1として機能させるコンピュータの構成例を示す図である。図3に示すように、接客要否判定装置1は、制御部11、記憶部12、メディア入出力部13、周辺機器I/F部14、入力部15、表示部16、通信制御部17等がバス18を介して接続されて構成される。周辺機器I/F部14には、カメラ20やATM10aの操作部25等が接続される。コンピュータを接客要否判定装置1として機能させる場合、コンピュータの制御部11は、図4に示す処理を記述したプログラムを実行することにより実現する。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等により構成される。CPUは、記憶部12、ROM、記録媒体等に格納されるプログラムをRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、バス18を介して接続された各部を駆動制御する。ROMは、コンピュータのブートプログラムやBIOS等のプログラム、データ等を恒久的に保持する。RAMは、ロードしたプログラムやデータを一時的に保持するとともに、制御部11が各種処理を行うために使用するワークエリアを備える。制御部11は、上記プログラムを読み出して実行することにより、接客要否判定装置1の各手段として機能する。
記憶部12は、例えば、ハードディスクドライブ等の記憶装置である。記憶部12には制御部11が実行するプログラムや、プログラム実行に必要なデータ、オペレーティングシステム等が格納されている。これらのプログラムコードは、制御部11により必要に応じて読み出されてRAMに移され、CPUに読み出されて実行される。
メディア入出力部13は、例えば、CD、DVD、MO等の各種記録媒体(メディア)のドライブ装置であり、メディアに対してデータの入出力(書込み/読み出し)を行う。
周辺機器I/F(インタフェース)部14は、周辺機器を接続させるためのポートであり、周辺機器I/F部14を介して周辺機器とのデータの送受信を行う。周辺機器I/F部14は、USB等で構成されており、通常複数の周辺機器I/Fを有する。周辺機器との接続形態は有線、無線を問わない。
入力部15は、例えば、タッチパネル、キーボード、マウス等のポインティング・デバイス、テンキー等の入力装置であり、入力されたデータを制御部11へ出力する。
表示部16は、例えば液晶パネル、CRTモニタ等のディスプレイ装置と、ディスプレイ装置と連携して表示処理を実行するための論理回路(ビデオアダプタ等)で構成され、制御部11の制御により入力された表示情報をディスプレイ装置上に表示させる。なお、入力部15及び表示部16は、表示画面にタッチパネル等の入力装置を一体的に設けたタッチパネルディスプレイ(操作部25)としてもよい。
通信制御部17は、通信制御装置、通信ポート等を有し、ネットワーク8等との通信を制御する。
バス18は、各装置間の制御信号、データ信号等の授受を媒介する経路である。
次に、図4を参照して、接客要否判定装置1が実行する処理全体の流れについて説明する。接客要否判定装置1の制御部11は記憶部12から図4に示す処理に関するプログラム及びデータを読み出し、このプログラム及びデータに基づいて処理を実行する。
接客要否判定装置1の制御部11(操作情報取得部2)は、ATM10aの操作部25に対して操作が行われると、実行された操作情報を取得する(ステップS101)。操作情報とは、操作の内容(操作イベント)と操作時刻とを紐づけた情報である。例えば、操作部25のどのボタンを操作したか、或いは操作の指示、中断、取り消しといった情報が操作情報取得部2により収集され、判定部4に通知される。
また、制御部11(画像取得部3)は、操作者7を検知すると、カメラ20に対し撮影の開始指示を送信する。制御部11は、カメラ20により撮影された画像(映像)を取得する(ステップS102)。カメラ20は、操作者7の顔及び体を含む範囲を撮影する。画像(映像)は、順次判定部4に送られ、操作困難の判定に使用される。制御部11は、ATM10aの前から操作者が退出するとカメラ20の撮影を停止する。
制御部11(判定部4)は、ステップS101において取得した操作情報、及びステップS102において取得した画像(映像)に基づいて、操作者7が接客対応を必要としているか否かを判定する。具体的には、制御部11は、操作情報に基づく操作イベント判定処理(ステップS103)、画像情報に基づく顔器官判定及び顔・体トラッキング処理(ステップS105〜ステップS106)、画像情報に基づく姿勢推定及びボーンモデルフィッティング処理(ステップS108〜ステップS109)を実行し、各処理により操作者7が操作に戸惑っているか否かを判定する(ステップS104、ステップS107、ステップS110)。
ステップS103の操作イベント判定処理において、制御部11は、所定の時間長毎に操作部25に対する入力ミス及び画面戻り操作の回数の少なくともいずれか一方または両方を計数する。入力ミスとは、例えば操作の取り消しや訂正ボタンの操作、或いは不正な操作等である。また、画面戻り回数とは、前の画面やメニュー画面へ戻る操作の回数である。ステップS104の操作困難判定処理では、ステップS103で計数した入力ミスや画面戻り操作の回数が閾値を超えた場合に、「戸惑い有り」と判定する。なお、入力ミスや画面戻り操作の回数に限らず、例えば操作が所定時間中断している場合や操作の速度等から操作困難(戸惑いがあるか否か)を判定するようにしてもよい。
ステップS105〜ステップS106の顔器官判定及び顔・体トラッキング処理において、制御部11は、ステップS102で取得した画像に含まれる操作者7の顔器官32毎または身体部位毎の動きを追跡(トラッキング)する。ステップS107の操作困難判定処理では、顔器官32または身体部位の動きの大きさが所定の閾値よりも大きくなった場合に操作が困難であると判定する。
図5は、画像31から顔器官32を抽出する処理について説明する図である。制御部11は、カメラ20から取得した画像(映像)の各フレーム31から顔を認識し、更に顔器官32を抽出する。顔器官32とは、右眉32a、左眉32b、右目32c、左目32d、鼻32e、口32f、顎32g等である。図5(a)に示すように、顔器官32a〜32gがそれぞれ抽出される。制御部11は、抽出した各顔器官32a〜32gに複数の追跡点を設定し、フレーム間での追跡点の移動量から各顔器官32a〜32gの動きを追跡(トラッキング)する。追跡点の動き量が所定の閾値以上であれば、戸惑っていると判定する。動き量の閾値は、顔器官32a〜32g毎に適切な値を予め設定しておくものとする。顔器官を推定する処理は、例えば非特許文献1に示すような公知のアルゴリズムを用いればよい(非特許文献1:Vahid Kazemi、他1名、"One Millisecond Face Alignment with an Ensemble of Regression
Trees"、[online]、Royal Institute of Technology、Computer Vision and Active Perception Lab 、[平成29年3月30日検索]、インターネット、<URL:http://www.cv-foundation.org/openaccess/content_cvpr_2014/papers/Kazemi_One_Millisecond_Face_2014_CVPR_paper.pdf>)
また、ステップS106の顔・体トラッキング処理では、身体の各部位の動きについても追跡し、操作困難の有無を判定する。身体の各部位の動きの認識は、例えば、ステップS108の姿勢推定処理における骨格(ボーン)推定の結果を用いる。推定した骨格34から、例えば腕等の特定の身体部位の動きをトラッキングする。
図6は、姿勢推定処理における骨格推定について説明する図である。図6に示すように、制御部11は、映像の各フレームの画像33から人物の骨格34を推定する。以下の説明では、画像33から推定した骨格情報を推定骨格34と呼ぶ。推定骨格34は、図6(b)の例では、腕の関節や顔の左右両端部、肩等、解剖学的な情報から決定される特徴点35a、35b、35c、35d、35e、35f、35g、35hと、これらの特徴点35a〜35hの配置から決定される線34a、34b、34c、34d、34e、34f、34g、34h、34i、34jとからなる。制御部11は、映像の各フレームの画像33から推定した骨格34の動きを追跡(トラッキング)する。骨格推定及びトラッキングのアルゴリズムは、例えば非特許文献2に示すような公知の技術を用いればよい(非特許文献2:Zhe Cao、他3名、“Realtime Multi-Person 2D Pose Estimation using Part Affinity Fields”、[online]、24 Nov 2016、The Robotics
Institute, Carnegie Mellon University, [平成29年3月30日検索]、インターネット<URL:https://arxiv.org/pdf/1611.08050v1.pdf、https://github.com/ZheC/Realtime_Multi-Person_Pose_Estimation>)
制御部11は、推定骨格34の動きパターンが予め定義されている動きパターンと一致または類似しているか否かを判定し、一致または類似していれば、操作者7が戸惑っている(操作困難である)と判定する。
なお、ステップS105〜ステップS106の処理において、カメラ20の設置位置により顔を正面でとらえることができない場合には、その画像については顔器官の判定、トラッキングを行わず、操作困難の判定対象から除外するものとする。これにより、判定ミスを減らすことができる。
また、ステップS108〜ステップS110の処理では、制御部11は、カメラ20から取得した画像に基づいて姿勢推定及びボーンモデルフィッティング処理を実行し、操作者7の姿勢(推定骨格34)と姿勢モデルデータ6とが一致(または類似)しているか否かを判定する。これにより、操作者7が操作に戸惑っているか否かを判定する。姿勢モデルデータ6(6a、6b、…)は、図7に示すように、戸惑いを表す姿勢について予め複数パターン作成され、記憶部12に記憶されているものとする。なお、ボーンモデルフィッティング処理では、制御部11は、回転、拡大、縮小等を行って、画像33から推定した骨格(推定骨格34)と各姿勢モデル6a、6b、…との位置合わせを行う。そして、各特徴点35a〜35hについてそれぞれ、姿勢モデル6a、6b、…上の対応する点との距離を求める。各点について求めた距離の和が事前に設定した閾値よりも小さければ類似していると判定し、戸惑っている(操作困難)と判定する。
図4の説明に戻る。制御部11(接客要否判定部44)は、ステップS104、ステップS107、ステップS110で得た結果を統合して、接客対応が必要であるか否かを判定する(ステップS111)。具体的には、ステップS104の操作情報に基づく判定結果が「操作困難(戸惑い)あり」で、ステップS107またはステップS110のカメラ画像に基づく判定結果のいずれか一方が「操作困難(戸惑い)なし」である場合は、「接客の緊急性:低」と判定する。また、ステップS104の操作情報に基づく判定結果が「操作困難(戸惑い)なし」で、ステップS107またはステップS110のカメラ画像に基づく判定結果のいずれか一方が「操作困難(戸惑い)あり」である場合は、「接客の緊急性:中」と判定する。また、ステップS104の操作情報に基づく判定結果が「操作困難(戸惑い)あり」で、ステップS107またはステップS110のカメラ画像に基づく判定結果のいずれか一方が「操作困難(戸惑い)あり」である場合は、「接客の緊急性:高」と判定する。このように、接客の要否とともに、緊急性のレベルも判定すれば、スタッフは接客対応の優先度を把握しやすくなる。
制御部11は、ステップS111における判定結果を通知する(ステップS112)。通知は、例えば、接客要否判定装置1の通信制御部17を介してスタッフが所持している携帯端末(不図示)のアラーム音を鳴動させたり、接客対応が必要な情報端末10の場所の情報を送信し、表示部に表示させたりすることで行う。或いは、ネットワーク8を介して接続されている管理センタ(サーバ)に対して、接客対応が必要な情報端末10の設置場所等の情報を通知し、管理センタ(サーバ)からスタッフへ連絡を行ってもよい。また、制御部11は、ステップS111で判定した緊急性のレベルに応じた優先度とともに通知を行うことが望ましい。緊急性のレベルに応じた優先度を通知することで、スタッフは接客対応の要否や優先度に従って適切な接客対応を行うことが可能となる。
以上説明したように、本実施の形態に係る接客要否判定装置1は、情報端末10に対する操作情報を取得するとともに、情報端末10の操作者7を撮影した画像を取得し、操作情報及び画像に基づいて接客対応が必要か否かを判定し、判定の結果、接客対応が必要な場合にその旨を通知する。これにより、スタッフ等は、情報端末10の操作者7の戸惑い(操作が困難か否か)を早く的確に気付くことができ、適切な接客対応を円滑に行うことが可能となる。
なお、上述の実施の形態では、本発明に係る接客要否判定装置1が、操作対象である情報端末10(ATM10a)内に設けられる装置構成について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図8に示すように、接客要否判定装置1は、情報端末10及びカメラ20と別体に設け、ネットワーク8を介して通信接続するものとしてもよい。図8の例では、操作対象である情報端末10はタブレット10bとしている。また、カメラ20は、タブレット10bを操作者7が操作している様子を撮影可能な位置に設置される。または、カメラ20はタブレット10bのタッチパネルディスプレイ側に設けられたカメラ(インカメラ)を用いてもよい。
図8に示す装置構成の場合、接客要否判定装置1の操作情報取得部2及び画像取得部3は、タブレット10bの操作情報やカメラ20の映像をネットワーク8を介して取得する。接客要否判定装置1の判定部4、通知部5、及び記憶部12については、図1の場合と同様である。このように、本発明に係る接客要否判定装置1は、情報端末10と一体または別体に設けることができるため、様々な利用形態に適用可能である。
以上、添付図面を参照して、本発明に係る接客要否判定装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………………接客要否判定装置
2………………操作情報取得部
3………………画像取得部
4………………判定部
5………………通知部
6………………姿勢モデルデータ
7………………操作者
8………………ネットワーク
10……………情報端末
10a…………ATM
10b…………タブレット
11……………制御部
12……………記憶部
13……………メディア入出力部
14……………周辺機器I/F部
15……………入力部
16……………表示部
17……………通信制御部
18……………バス
20……………カメラ
25……………操作部
31、33……画像
32……………顔器官
34……………推定骨格
35……………特徴点
40……………操作困難判定部
41……………操作イベント判定部(第1の処理部)
42……………顔・体トラッキング部(第2の処理部)
43……………姿勢推定部(第3の処理部)
44……………接客要否判定部

Claims (9)

  1. 情報端末に対する操作情報を取得する操作情報取得手段と、
    前記情報端末の操作者を撮影した画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像から身体の骨格を推定し、予め記憶されている骨格の姿勢モデルとの類似度に基づいて操作が困難であるか否かを判定する骨格判定手段と、
    前記操作情報及び前記画像に基づいて接客対応が必要か否かを判定する判定手段と、
    を備えることを特徴とする接客要否判定装置。
  2. 前記判定手段による判定の結果、接客対応が必要な場合にその旨を通知する通知手段と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の接客要否判定装置。
  3. 前記判定手段は、前記操作情報に基づいて操作が困難であるか否かを判定する第1の処理、前記画像に基づいて顔及び身体の動きから操作が困難であるか否かを判定する第2の処理、及び前記画像に基づいて操作者の姿勢を推定し操作が困難であるか否かを判定する第3の処理を実行し、前記第1乃至第3の処理の結果を統合して接客対応が必要か否かを判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接客要否判定装置。
  4. 前記判定手段は、前記第1乃至第3の処理の結果に基づいて接客対応の優先度を決定することを特徴とする請求項3に記載の接客要否判定装置。
  5. 前記通知手段は、前記優先度に従った通知を行うことを特徴とする、請求項3が請求項2に従属する場合における請求項4に記載の接客要否判定装置。
  6. 前記第1の処理は、前記情報端末の操作部に対する入力ミス及び画面戻り操作の回数のうち少なくともいずれか一方に基づいて操作が困難であるか否かを判定することを特徴とする請求項3に記載の接客要否判定装置。
  7. 前記第2の処理は、前記画像に含まれる操作者の顔器官毎または身体部位毎の動きを追跡し、前記動きの大きさが所定の閾値よりも大きくなった場合に操作が困難であると判定することを特徴とする請求項3に記載の接客要否判定装置。
  8. コンピュータが、
    情報端末に対する操作情報を取得するステップと、
    前記情報端末の操作者を撮影した画像を取得するステップと、
    前記画像から身体の骨格を推定し、予め記憶されている骨格の姿勢モデルとの類似度に基づいて操作が困難であるか否かを判定するステップと、
    前記操作情報及び前記画像に基づいて接客対応が必要か否かを判定するステップと、
    を含むことを特徴とする接客要否判定方法。
  9. コンピュータを、
    情報端末に対する操作情報を取得する操作情報取得手段と、
    前記情報端末の操作者を撮影した画像を取得する画像取得手段と、
    前記画像から身体の骨格を推定し、予め記憶されている骨格の姿勢モデルとの類似度に基づいて操作が困難であるか否かを判定する骨格判定手段と、
    前記操作情報及び前記画像に基づいて接客対応が必要か否かを判定する判定手段、
    として機能させるためのプログラム。
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