JP6743410B2 - 量子干渉装置、原子発振器および電子機器 - Google Patents

量子干渉装置、原子発振器および電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP6743410B2
JP6743410B2 JP2016032756A JP2016032756A JP6743410B2 JP 6743410 B2 JP6743410 B2 JP 6743410B2 JP 2016032756 A JP2016032756 A JP 2016032756A JP 2016032756 A JP2016032756 A JP 2016032756A JP 6743410 B2 JP6743410 B2 JP 6743410B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
mode
quantum interference
light source
interference device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016032756A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017152514A (ja
JP2017152514A5 (ja
Inventor
哲朗 西田
哲朗 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2016032756A priority Critical patent/JP6743410B2/ja
Priority to US15/421,742 priority patent/US10348317B2/en
Publication of JP2017152514A publication Critical patent/JP2017152514A/ja
Publication of JP2017152514A5 publication Critical patent/JP2017152514A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6743410B2 publication Critical patent/JP6743410B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/26Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using energy levels of molecules, atoms, or subatomic particles as a frequency reference
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04FTIME-INTERVAL MEASURING
    • G04F5/00Apparatus for producing preselected time intervals for use as timing standards
    • G04F5/14Apparatus for producing preselected time intervals for use as timing standards using atomic clocks
    • G04F5/145Apparatus for producing preselected time intervals for use as timing standards using atomic clocks using Coherent Population Trapping

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Ecology (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)

Description

本発明は、量子干渉装置、原子発振器、電子機器、および移動体に関するものである。
長期的に高精度な発振特性を有する発振器として、ルビジウム、セシウム等のアルカリ金属の原子のエネルギー遷移に基づいて発振する原子発振器が知られている。
一般に、原子発振器の動作原理は、光およびマイクロ波による二重共鳴現象を利用した方式と、波長の異なる2種類の光による量子干渉効果(CPT:Coherent Population Trapping)を利用した方式とに大別されるが、量子干渉効果を利用した原子発振器は、二重共鳴現象を利用した原子発振器よりも小型化できることから、近年、様々な機器への搭載が期待されている(例えば、特許文献1参照)。
量子干渉効果を利用した原子発振器は、例えば、特許文献1に開示されているように、気体状のアルカリ金属を封入したガスセルと、ガスセル中のアルカリ金属を共鳴させる共鳴光を出射する光源と、ガスセルを透過した共鳴光を検出する光検出器(受光部)と、を備えている。そして、このような原子発振器では、2種類の共鳴光の周波数差が特定の値のときに2種類の共鳴光の双方がガスセル内のアルカリ金属に吸収されずに透過する電磁誘起透明化(EIT:Electromagnetically Induced Transparency)現象を生じるが、そのEIT現象に伴って発生する急峻な信号であるEIT信号を光検出器で検出し、そのEIT信号を基準信号として用いる。
特開2013−125907号公報
しかしながら、特許文献1の原子発振器では、アルカリ金属を共鳴させるための光源として単一モードの光を出射する面発光レーザー(VCSEL)が用いられていた。そのため、複数のモードの光を出射するマルチモード面発光レーザーに比べ、構造上、駆動電圧が高く、静電気破壊耐性が低く、寿命が短いという問題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本適用例に係る量子干渉装置は、コヒーレント光源と、前記コヒーレント光源にマイクロ波を重畳し側波帯を発生させる手段と、アルカリ金属ガスを封入した原子セルと、前記原子セルを透過した光を検出する受光部と、を備え、前記コヒーレント光源は、0次モードおよび複数の高次モードの光を出射する面発光レーザーであり、前記コヒーレント光源と前記原子セルとの間に、前記高次モードの光をカットするモードフィルターを配置していることを特徴とする。
本適用例によれば、コヒーレント光源と原子セルとの間に高次モードをカットするモードフィルターが配置されているため、複数の光を出射する面発光レーザーから出射された0次モードを含む高次モードの光において、0次モードのモード径に比べ、大きいモード径を有する高次モードの光をモードフィルターによりカット又は減衰することができる。そのため、アルカリ金属の共鳴に起因しない不要な高次モードが受光部に入射することで生じるEIT信号のS/N比の低下を低減することができる。従って、複数の光を出射する面発光レーザー(マルチモード面発光レーザー)を使用することができ、駆動電圧が低く、静電気破壊耐性が高く、寿命が長い量子干渉装置を提供することができる。
[適用例2]上記適用例に記載の量子干渉装置において、前記モードフィルターは、前記コヒーレント光源の光軸上にピンホールを有する光遮蔽板であることが好ましい。
本適用例によれば、モードフィルターがコヒーレント光源の光軸上にピンホールを有する光遮蔽板であるため、マルチモード面発光レーザーから出射された0次モードを含む高次モードの光において、モード径の小さい0次モードだけがモードフィルターのピンホールを通過し、アルカリ金属の共鳴に寄与する。また、0次モードに比べモード径の大きい1次モード以上の高次モードの光は、モードフィルターのピンホール周辺に形成された光遮蔽領域により、カット又は減衰することができる。そのため、不要な高次モードの光が受光部に入射することを低減でき、EIT信号のS/N比の低下を低減することができる。
[適用例3]上記適用例に記載の量子干渉装置において、前記光遮蔽板には、光遮蔽領域に金属が形成されていることが好ましい。
本適用例によれば、モードフィルターの光遮蔽領域に金属が形成されているため、0次モードに比べモード径の大きい1次モード以上の高次モードの光を反射することができるため、不要な高次モードの光が受光部に入射することを低減でき、EIT信号のS/N比の低下を低減することができる。
[適用例4]上記適用例に記載の量子干渉装置において、前記光遮蔽板には、光遮蔽領域に光吸収部材が形成されていることが好ましい。
本適用例によれば、モードフィルターの光遮蔽領域に光吸収部材が形成されているため、0次モードに比べモード径の大きい1次モード以上の高次モードの光を光吸収部材に吸収させることができるため、不要な高次モードの光が受光部に入射することを低減でき、EIT信号のS/N比の低下を低減することができる。
[適用例5]上記適用例に記載の量子干渉装置において、前記コヒーレント光源と前記原子セルとの間に配置されていて、前記コヒーレント光源から出射された光を円偏光するλ/4波長板を備えていることが好ましい。
本適用例によれば、λ/4波長板をコヒーレント光源と原子セルとの間に配置することにより、コヒーレント光源から出射された光を直線偏光から円偏光に変換することができるため、EIT信号の強度を向上することができる。
[適用例6]上記適用例に記載の量子干渉装置において、前記コヒーレント光源と前記原子セルとの間に配置されていて、前記コヒーレント光源から出射された光の強度を調整する減光フィルターを備えていることが好ましい。
本適用例によれば、減光フィルターをコヒーレント光源と原子セルとの間に配置することにより、コヒーレント光源から出射された光の強度を調整することができるため、EIT信号の強度を調整することができる。
[適用例7]本適用例に係る原子発振器は、上記適用例に記載の量子干渉装置を備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、寿命が長く、信頼性に優れた量子干渉装置を備える原子発振器を提
供することができる。
[適用例8]本適用例に係る電子機器は、上記適用例に記載の量子干渉装置を備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、寿命が長く、信頼性に優れた量子干渉装置を備える電子機器を提供することができる。
[適用例9]本適用例に係る移動体は、上記適用例に記載の量子干渉装置を備えていることを特徴とする。
本適用例によれば、寿命が長く、信頼性に優れた量子干渉装置を備える移動体を提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る原子発振器(量子干渉装置)を示す概略図。 アルカリ金属原子のエネルギー状態を簡略的に説明するための図。 光源部から出射される2つの光の周波数差と、受光部で検出される光の強度との関係を示すグラフ。 モードフィルターの平面図。 図4中のA−A線における断面図。 ガウシアンビームのビーム径Wと放射角θとの関係を説明する図。 ガウシアンビームのビーム径W(z)と出射部からの距離zとの関係を示すグラフ。 モードフィルターを通過する0次モードのガウシアンビームを説明する図。 モードフィルターを通過する1次モードのガウシアンビームを説明する図。 図1に示す原子発振器が備える光源制御部を説明するための概略図。 本発明の第2実施形態に係る原子発振器(量子干渉装置)に用いられるモードフィルターの平面図。 図11中のB−B線における断面図。 GPS衛星を利用した測位システムに本発明の原子発振器を用いた場合の概略構成を示す図。 本発明の移動体の一例を示す図。
以下、本発明の量子干渉装置、原子発振器、電子機器、および移動体を添付図面に示す実施形態を参照して詳細に説明する。
1.原子発振器(量子干渉装置)
まず、本発明の原子発振器(本発明の量子干渉装置を備える原子発振器)について説明する。なお、以下では、本発明の量子干渉装置を原子発振器に適用した例を説明するが、本発明の量子干渉装置は、これに限定されず、例えば、磁気センサー、量子メモリー等のデバイスにも適用可能である。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係る原子発振器(量子干渉装置)を図1〜図3を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る原子発振器(量子干渉装置)を示す概略図である。図2は、アルカリ金属原子のエネルギー状態を簡略的に説明するための図である。図3は、光源部から出射される2つの光の周波数差と受光部で検出される光の強度との関係を示すグラフである。
図1に示す原子発振器1は、量子干渉効果を利用した原子発振器である。この原子発振器1は、図1に示すように、原子セル2(ガスセル)と、コヒーレント光源としての光源部3と、モードフィルター31と、光学部品32,33と、光検出手段としての受光部4と、ヒーター5と、温度センサー6と、磁場発生部7と、制御部8と、を備えている。
まず、原子発振器1の原理を簡単に説明する。
図1に示すように、原子発振器1では、光源部3が原子セル2に向けて光LLを出射し、原子セル2を透過した光LLを受光部4が検出する。
原子セル2内には、ガス状のアルカリ金属(金属原子)が封入されている。アルカリ金属は、図2に示すように、2つの基底準位(第1基底準位および第2基底準位)と励起準位とからなる3準位系のエネルギー準位を有する。ここで、第1基底準位は、第2基底準位よりも低いエネルギー状態である。
光源部3は、原子セル2内のアルカリ金属を共鳴させる光LLを出射する。光源部3から出射される光LLには、側波帯(サイドバンド)を発生させる手段としてマイクロ波が重畳されることで、周波数の異なる2種の第1共鳴光および第2共鳴光が含まれる。これら第1共鳴光および第2共鳴光を前述したようなガス状のアルカリ金属に照射したとき、第1共鳴光の周波数ω1と第2共鳴光の周波数ω2との差(ω1−ω2)に応じて、第1共鳴光および第2共鳴光のアルカリ金属における光吸収率(光透過率)が変化する。
そして、第1共鳴光の周波数ω1と第2共鳴光の周波数ω2との差(ω1−ω2)が第1基底準位と第2基底準位とのエネルギー差ΔEに相当する周波数に一致したとき、第1基底準位および第2基底準位から励起準位への励起がそれぞれ停止する。このとき、第1共鳴光および第2共鳴光は、いずれも、アルカリ金属に吸収されずに透過する。このような現象をCPT現象または電磁誘起透明化現象(EIT:Electromagnetically Induced Transparency)と呼ぶ。
例えば、光源部3が第1共鳴光の周波数ω1を固定し、第2共鳴光の周波数ω2を変化させていくと、第1共鳴光の周波数ω1と第2共鳴光の周波数ω2との差(ω1−ω2)が第1基底準位と第2基底準位とのエネルギー差ΔEに相当する周波数ω0に一致したとき、受光部4の検出強度は、図3に示すように、急峻に上昇する。このような急峻な信号をEIT信号として検出する。このEIT信号は、アルカリ金属の種類によって決まった固有値をもっている。したがって、このようなEIT信号を基準として用いることにより、高精度な発振器を構成することができる。
以下、原子発振器1の各部を簡単に説明する。
[原子セル]
原子セル2内には、ガス状のルビジウム、セシウム、ナトリウム等のアルカリ金属が封入されている。また、原子セル2内には、必要に応じて、アルゴン、ネオン等の希ガス、窒素等の不活性ガスが緩衝ガスとしてアルカリ金属ガスとともに封入されていてもよい。
[光源部]
コヒーレント光源としての光源部3は、原子セル2内のアルカリ金属を共鳴させる共鳴光対を構成する前述した第1共鳴光および第2共鳴光を含む光LLを出射する機能を有する。
また、光源部3が出射する光LLは、マイクロ波が重畳されることにより生じる第1共鳴光と第2共鳴光とを含んでいる。なお、第1共鳴光は、原子セル2内のアルカリ金属を前述した第1基底準位から励起準位へ励起する光(probe光)である。一方、第2共鳴光は、原子セル2内のアルカリ金属を前述した第2基底準位から励起準位へ励起する光(coupling光)である。
光源部3は、0次モードおよび複数の高次モードの光を出射する面発光レーザー(VCSEL)(以後、マルチモード面発光レーザーという)である。マルチモード面発光レーザーは、単一モードの光を出射するシングルモード面発光レーザーに比べ、構造上、駆動電圧が低く、静電気破壊耐性が高く、寿命が長いという特長を有している。しかし、アルカリ金属の共鳴に起因しない不要なモードの光も出射し、原子セル2を透過して受光部4に入射してしまうため、ノイズ成分となり周波数安定度の指標となるEIT信号のS/N比を低下させてしまうという問題がある。この問題を回避するために本実施形態では、モードフィルター31を光源部3と原子セル2との間に配置している。
[モードフィルター]
モードフィルター31は、光源部3から出射された光LLの高次モードをカットする機能を有する。
図4は、モードフィルターの平面図であり、図5は、図4中のA−A線における断面図である。
モードフィルター31は、光遮蔽板であり、光源部3と原子セル2との間に配置されている。モードフィルター31は、図4および図5に示すように、ガラスなどの透明部材42と光遮蔽材となるアルミニウムや銅などの金属43とで構成され、中央部に金属43の開口部40であるピンホールを有している。つまり、開口部40を除く光遮蔽領域41に光遮蔽材となる金属43が形成されている。モードフィルター31の開口部40は、光源部3から出射される光LLの光軸上となるように配置され、開口部40に入射した光LLが通過する。なお、開口部40の形状は円形が好ましい。
ここで、マルチモード面発光レーザー(VCSEL)である光源部3から出射された光LLの不要な高次モードをカット又は減衰する方法について、図6〜図9を参照して説明する。
図6は、ガウシアンビームのビーム径Wと放射角θとの関係を説明する図である。図7は、0次モードのガウシアンビームのビーム径(半径)W(z)と出射部からの距離zとの関係を示すグラフである。図8は、モードフィルターを通過する0次モードのガウシアンビームを説明する図である。図9は、モードフィルターを通過する1次モードのガウシアンビームを説明する図である。
マルチモード面発光レーザーから出射される基本モードは、0次モードのガウシアンビーム(Gaussian beam)として扱うことができる。なお、ガウシアンビームとは、横モードの電場および強度(放射照度)分布が近似的にガウス分布とみなせる電磁波をいう。
マルチモード面発光レーザーの出射部から出射されたガウシアンビームのビーム径Wは、図6に示すように、出射部から離れるにつれて、ビーム径Wは大きくなる傾向を示す。これは、次式で計算することができる。なお、ビーム径Wとは、ビームの半径をいう。
Figure 0006743410
ここで、W(z)は出射部からの距離zにおけるビーム径であり、λは波長であり、zは出射部からの距離であり、W0は出射部(z=0)におけるビーム径である。
上式より出射部からの距離zに対するガウシアンビームのビーム径W(z)を計算したのが図7である。出射部からの距離zが大きくなるとガウシアンビームのビーム径W(z)も大きくなる。つまり、出射部におけるビーム径W0を約3μmとすると出射部からの距離zが1mmの時にビーム径W(z)は約90μmとなる。なお、マルチモード面発光レーザーから出射される0次モード以外の1次モード、2次モードなどの複数の高次モードについても同様に、出射部からの距離zが大きくなるとビーム径W(z)は大きくなる。
また、マルチモード面発光レーザーから出射される0次モードと1次モード、2次モードなどの複数の高次モードの光LLは、その電場および強度(放射照度)分布が高次モードとなるにつれ、2次元的に広がりビーム径W(z)が大きくなる。
そこで、本実施形態では、マルチモード面発光レーザーから出射されるガウシアンビームのビーム径Wが出射部から離れるに従い大きくなり、高次モードになると大きくなることから、ピンホールの開口部40を有するモードフィルター31を光源部3と原子セル2との間に配置し、ビーム径Wの小さい0次モードのみを通過させ、不要な高次モードをカットする方法に思い至った。
マルチモード面発光レーザーから出射された光LLである0次モードのガウシアンビームは、図8に示すように、モードフィルター31付近ではビーム径Wがモードフィルター31の開口部40の開口径より小さいため、モードフィルター31の開口部40を通過することができる。これに対して、1次モードのガウシアンビームは、図9に示すように、出射部付近ではビーム径Wがモードフィルター31の開口部40の開口径より大きいため、ほとんどモードフィルター31の開口部40を通過することができない。
例え、モードフィルター31の開口部40を通過したとしても、1次モードのガウシアンビームは、電場および強度(放射照度)分布が低下し、原子セル2を透過して受光部4へ入射されたとしても、ノイズ成分となり周波数安定度の指標となるEIT信号のS/N比を低下させてしまうのを低減することができる。また、1次モードのガウシアンビームのビーム径Wより、更に大きいビーム径Wを有する高次モードのガウシアンビームは、モードフィルター31により、その電場および強度(放射照度)分布を十分低下させることができ、EIT信号のS/N比低下を十分低減することができる。
従って、モードフィルター31の開口部40の開口径寸法と、光源部3の出射部からモードフィルター31までの距離zを最適化すれば、EIT信号の発生に起因する0次モードのガウシアンビームのみを通過させ、EIT信号のS/N比の低下の要因となる1次モード以上の高次モードのガウシアンビームの受光部4への入射を十分低減することができる。
[光学部品]
光学部品32は、λ/4波長板であり、光源部3と原子セル2との間に配置されている。これにより、光源部3から出射されモードフィルター31を通過した光LLを直線偏光から円偏光(右円偏光または左円偏光)に変換することができる。光LLを直線偏光から円偏光に変換することで、EIT信号の強度を向上することができる。なお、「円偏光」とは、光波の電場成分または磁場成分の、どちらか一方の振動に着目するとき、その振動方向が光の進行方向に対して垂直な面内で光波の周波数で回転し、振幅がその向きによらず一定である光であり、言い換えれば電場(または磁場)の振動が伝播に伴って円を描く光である。
光学部品33は、減光フィルター(NDフィルター)であり、光源部3と原子セル2との間に配置されている。これにより、原子セル2に入射する光LLの強度を調整(減少)させることができる。そのため、光源部3の出力が大きい場合でも、原子セル2に入射する光LLを所望の光量とすることができる。なお、光学部品33の配置位置は、光源部3とモードフィルター31との間や光学部品32と原子セル2との間でも構わない。
[受光部]
光検出手段としての受光部4は、原子セル2内を透過した光LL(特に、第1共鳴光および第2共鳴光で構成された共鳴光対)の強度を検出する機能を有する。
この受光部4としては、上述したような光LLの強度を検出し得るものであれば、特に限定されないが、例えば、受光した光の強度に応じた信号を出力するフォトダイオード等の光検出器(受光素子)を用いることができる。
[ヒーター]
ヒーター5(加熱部)は、前述した原子セル2(より具体的には原子セル2中のアルカリ金属)を加熱する機能を有する。これにより、原子セル2中のアルカリ金属を適切な濃度のガス状に維持することができる。
このヒーター5は、例えば、通電により発熱する発熱抵抗体を含んで構成されている。この発熱抵抗体は、原子セル2に対して接触して設けられていてもよいし、原子セル2に対して非接触で設けられていてもよい。
また、発熱抵抗体を原子セル2に対して非接触で設ける場合、熱伝導性に優れる金属等、セラミックス等の部材を介して発熱抵抗体から原子セル2へ伝熱すればよい。
なお、ヒーター5は、原子セル2を加熱することができるものであれば、前述した形態に限定されず、各種ヒーターを用いることができる。また、ヒーター5に代えて、または、ヒーター5と併用して、ペルチェ素子を用いて、原子セル2を温度調節してもよい。
[温度センサー]
温度センサー6は、ヒーター5または原子セル2の温度を検出する機能を有する。この温度センサー6は、例えば、ヒーター5または原子セル2に接触して配置される。
温度センサー6としては、それぞれ、特に限定されず、サーミスタ、熱電対等の公知の各種温度センサーを用いることができる。
[磁場発生部]
磁場発生部7は、原子セル2内のアルカリ金属に磁場を印加する機能を有する。これにより、ゼーマン分裂により、原子セル2内のアルカリ金属原子の縮退している異なる複数のエネルギー準位間のギャップを拡げて、分解能を向上させることができる。その結果、原子発振器1の発振周波数の精度を高めることができる。
この磁場発生部7は、例えば、ソレノイド型を構成するように原子セル2の外周に沿って巻回して設けられたコイルで構成されていてもよいし、ヘルムホルツ型を構成するように原子セル2を介して対向して設けられた1対のコイルで構成されていてもよい。
また、磁場発生部7が発生する磁場は、定磁場(直流磁場)であるが、交流磁場が重畳されていてもよい。
[制御部]
制御部8は、光源部3、ヒーター5、および磁場発生部7をそれぞれ制御する機能を有し、光源部3から出射する光LLに側波帯を発生させる手段としマイクロ波を重畳する機能も有している。
この制御部8は、光源部3を制御する光源制御部82と、原子セル2中のアルカリ金属の温度を制御する温度制御部81と、磁場発生部7からの磁場を制御する磁場制御部83とを有する。
光源制御部82は、前述した受光部4の検出結果に基づいて、光源部3から出射される第1共鳴光および第2共鳴光の周波数を制御する機能を有する。より具体的には、光源制御部82は、前述した周波数差(ω1−ω2)が前述したアルカリ金属固有の周波数ω0となるように、光源部3から出射される第1共鳴光および第2共鳴光の周波数を制御する。
次に、制御部8内の光源制御部82について、図10を参照して詳細に説明する。
図10は、図1に示す原子発振器が備える光源制御部を説明するための概略図である。
光源制御部82は、周波数制御部821と、電圧制御型水晶発振器822(VCXO:Voltage Controlled Crystal Oscillators)と、位相同期回路823(PLL:phase locked loop)と、を有している。
周波数制御部821は、受光部4の受光強度に基づいて原子セル2内のEIT状態を検出し、その検出結果に応じた制御電圧を出力する。これにより、周波数制御部821は、受光部4でEIT信号が検出されるように電圧制御型水晶発振器822を制御する。
電圧制御型水晶発振器822は、周波数制御部821により所望の発振周波数となるように制御され、例えば、数MHz〜数10MHz程度の周波数で発振する。また、電圧制御型水晶発振器822の出力信号は、位相同期回路823に入力されるとともに、原子発振器1の出力信号として出力される。
位相同期回路823は、電圧制御型水晶発振器822からの出力信号を周波数逓倍する。これにより、位相同期回路823は、前述したアルカリ金属の2つの異なる2つの基底準位のエネルギー差ΔEに相当する周波数の1/2の周波数で発振する。このように逓倍された信号(高周波信号)は、直流バイアス電流が重畳された上で駆動信号として光源部3に入力される。ここで、直流バイアス電流の電流値は、図示しないバイアス制御部により所定値に制御される。これにより、第1共鳴光および第2共鳴光の中心波長を所望に制御することができる。
なお、光源部3は、図示しない温度調節素子(発熱抵抗体、ペルチェ素子等)により、所定温度に温度調節される。そのため、光源部3の温度を調整することにより、第1共鳴光および第2共鳴光の中心波長を制御することもできる。
温度制御部81は、温度センサー6の検出結果に基づいて、ヒーター5への通電を制御する。これにより、原子セル2を所望の温度範囲内に維持することができる。例えば、原子セル2は、ヒーター5により、例えば、70℃程度に温度調節される。
磁場制御部83は、磁場発生部7が発生する磁場が一定となるように、磁場発生部7への通電を制御する。
このような制御部8は、例えば、基板上に実装されたICチップに設けられている。
以上、原子発振器1の構成を簡単に説明した。
なお、上記の構成は量子干渉装置として適用が可能であり、少なくとも、気体状のアルカリ金属と、アルカリ金属の2つの基底状態間のエネルギー差ΔEに相当する周波数差を保持した異なる周波数の共鳴光対を発生させるための光源部3と、共鳴光を検出する受光部4と、アルカリ金属を封入する原子セル2と、を備え、アルカリ金属と共鳴光対を相互作用させて電磁誘起透過現象を発生させる部分を備えている部分を量子干渉装置という。
以上説明したように、原子発振器1では、コヒーレント光源である光源部3と原子セル2との間に高次モードをカットするモードフィルター31が配置されているため、マルチモード面発光レーザーから出射された0次モードを含む高次モードの光LLにおいて、0次モードのモード径Wに比べ、大きいモード径Wを有する高次モードの光をモードフィルター31によりカット又は減衰することができる。そのため、アルカリ金属の共鳴に起因しない不要な高次モードの光が受光部4に入射することで生じるEIT信号のS/N比の低下を低減することができる。従って、マルチモード面発光レーザー(0次モードおよび複数の高次モードの光を出射する面発光レーザー)を使用することができ、駆動電圧が低く、静電気破壊耐性が高く、寿命が長い量子干渉装置を提供することができる。
また、モードフィルター31が光源部3の光軸上にピンホールである開口部40を有する光遮蔽板であるため、光源部3から出射された0次モードを含む高次モードの光LLにおいて、モード径Wの小さい0次モードだけがモードフィルター31の開口部40を通過し、アルカリ金属の共鳴に寄与する。また、0次モードに比べモード径の大きい1次モード以上の高次モードの光LLは、モードフィルター31の開口部40周辺に形成された光遮蔽領域41により、カット又は減衰することができる。そのため、不要な高次モードの光が受光部4に入射することを低減でき、EIT信号のS/N比の低下を低減することができる。
また、モードフィルター31の光遮蔽領域41に金属43が形成されているため、0次モードに比べモード径Wの大きい1次モード以上の高次モードの光LLを反射することができるため、不要な高次モードの光が受光部4に入射することを低減でき、EIT信号のS/N比の低下を低減することができる。
また、λ/4波長板(光学部品32)を光源部3と原子セル2との間に配置することにより、光源部3から出射された光LLを直線偏光から円偏光に変換することができるため、EIT信号の強度を向上することができる。
また、減光フィルター(光学部品33)を光源部3と原子セル2との間に配置することにより、光源部3から出射された光LLの強度を調整することができるため、EIT信号の強度を調整することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、上述した実施形態に種々の変更や改良などを加えることが可能である。以下に、第2実施形態について述べる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について、図11および図12を参照して説明する。
図11は、本発明の第2実施形態に係る原子発振器(量子干渉装置)に用いられるモードフィルターの平面図である。図12は、図11中のB−B線における断面図である。
本実施形態は、モードフィルター31Aの構成が異なる以外は、前述した第1実施形態と同様である。
なお、以下の説明では、第2実施形態に関し、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項に関してはその説明を省略する。また、図11および図12において、前述した実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
モードフィルター31Aは、図11および図12に示すように、ガラスなどの透明部材42と光遮蔽材となる光吸収部材44とで構成され、中央部に光吸収部材44の開口部40であるピンホールを有している。つまり、開口部40を除く光遮蔽領域41に光吸収部材44が形成されている。
なお、光吸収部材44の材料としては、シアニン色素、フタロシアニン色素、およびアゾ化合物などの色素を含むポリカーボネート、エポキシ樹脂、および塩化ビニルなどの樹脂材料が好ましい。
このような構成とすることで、モードフィルター31Aの光遮蔽領域41に光吸収部材44が形成されているため、光源部3から出射された0次モードを含む高次モードの光LLにおいて、0次モードに比べモード径Wの大きい1次モード以上の高次モードの光LLを光吸収部材44に吸収させることができるため、不要な高次モードの光が受光部4に入射することを低減でき、EIT信号のS/N比の低下を低減することができる。
2.電子機器
以上説明したような原子発振器は、各種電子機器に組み込むことができる。
以下、本発明の電子機器について説明する。
図13は、GPS衛星を利用した測位システムに本発明の原子発振器を用いた場合の概略構成を示す図である。
図13に示す測位システム100は、GPS衛星200と、基地局装置300と、GPS受信装置400とで構成されている。
GPS衛星200は、測位情報(GPS信号)を送信する。
基地局装置300は、例えば電子基準点(GPS連続観測局)に設置されたアンテナ301を介してGPS衛星200からの測位情報を高精度に受信する受信装置302と、この受信装置302で受信した測位情報をアンテナ303を介して送信する送信装置304とを備える。
ここで、受信装置302は、その基準周波数発振源として前述した本発明の原子発振器1を備える電子装置である。このような受信装置302は、優れた信頼性を有する。また、受信装置302で受信された測位情報は、リアルタイムで送信装置304により送信される。
GPS受信装置400は、GPS衛星200からの測位情報をアンテナ401を介して受信する衛星受信部402と、基地局装置300からの測位情報をアンテナ403を介して受信する基地局受信部404とを備える。
なお、本発明の電子機器は、前述したものに限定されず、例えば、携帯電話機、ディジタルスチルカメラ、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、パーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター、ラップトップ型パーソナルコンピューター)、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、カーナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、船舶の計器類)、フライトシミュレーター、地上デジタル放送、携帯電話基地局、GPSモジュール等に適用することができる。
3.移動体
図14は、本発明の移動体の一例を示す図である。
この図において、移動体としての自動車1500は、車体1501と、4つの車輪1502とを有しており、車体1501に設けられた図示しない動力源(エンジン)によって車輪1502を回転させるように構成されている。このような自動車1500には、原子発振器1が内蔵されている。
以上、本発明の量子干渉装置、原子発振器、電子機器、および移動体について、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明は、これらに限定されるものではない。
また、本発明の各部の構成は、前述した実施形態の同様の機能を発揮する任意の構成のものに置換することができ、また、任意の構成を付加することもできる。また、本発明は、前述した各実施形態の任意の構成同士を組み合わせるようにしてもよい。
1…原子発振器、2…原子セル、3…光源部、4…受光部、5…ヒーター、6…温度センサー、7…磁場発生部、8…制御部、31,31A…モードフィルター、32,33…光学部品、40…開口部、41…光遮蔽領域、42…透明部材、43…金属、44…光吸収部材、81…温度制御部、82…光源制御部、83…磁場制御部、100…測位システム、200…GPS衛星、300…基地局装置、301…アンテナ、302…受信装置、303…アンテナ、304…送信装置、400…GPS受信装置、401…アンテナ、402…衛星受信部、403…アンテナ、404…基地局受信部、821…周波数制御部、822…電圧制御型水晶発振器、823…位相同期回路、1500…自動車、1501…車体、1502…車輪、LL…光、W…ビーム径、z…距離、ΔE…エネルギー差、ω0…周波数、ω1…周波数、ω2…周波数。

Claims (6)

  1. 0次モードおよび1次モード以上の複数の高次モードの光を出射する面発光レーザーと、
    前記面発光レーザーを駆動するバイアス電流にマイクロ波を重畳し側波帯を発生させる手段と、
    アルカリ金属ガスを封入した原子セルと、
    前記原子セルを透過した光を検出する受光部と、
    前記面発光レーザーと前記原子セルとの間に配置された前記1次モード以上の複数の高次モードの光をカットするモードフィルターと、を備えることを特徴とする量子干渉装置。
  2. 前記モードフィルターは、前記面発光レーザーの光軸上にピンホールを有する光遮蔽板であることを特徴とする請求項1に記載の量子干渉装置。
  3. 前記光遮蔽板には、光遮蔽領域に金属が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の量子干渉装置。
  4. 前記光遮蔽板には、光遮蔽領域に光吸収部材が配置されていることを特徴とする請求項2に記載の量子干渉装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の量子干渉装置を備えていることを特徴とする原子発振器。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の量子干渉装置を備えていることを特徴とする電子機器。
JP2016032756A 2016-02-24 2016-02-24 量子干渉装置、原子発振器および電子機器 Active JP6743410B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016032756A JP6743410B2 (ja) 2016-02-24 2016-02-24 量子干渉装置、原子発振器および電子機器
US15/421,742 US10348317B2 (en) 2016-02-24 2017-02-01 Quantum interference device, atomic oscillator, electronic apparatus, and moving object

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016032756A JP6743410B2 (ja) 2016-02-24 2016-02-24 量子干渉装置、原子発振器および電子機器

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2017152514A JP2017152514A (ja) 2017-08-31
JP2017152514A5 JP2017152514A5 (ja) 2019-03-07
JP6743410B2 true JP6743410B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=59631432

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016032756A Active JP6743410B2 (ja) 2016-02-24 2016-02-24 量子干渉装置、原子発振器および電子機器

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10348317B2 (ja)
JP (1) JP6743410B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019023146A1 (en) * 2017-07-24 2019-01-31 Quantum-Si Incorporated PHOTONIC STRUCTURES WITH OPTICAL RELEASE
CN112539849B (zh) * 2020-11-19 2022-06-28 中国科学院上海微系统与信息技术研究所 一种量子干涉探测芯片及其测试系统
KR102401465B1 (ko) * 2021-02-15 2022-05-24 부산대학교 산학협력단 장거리 양자통신용 원자의 전이선에 안정화된 독립적인 결맞음 광원 생성 방법 및 시스템

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5794255U (ja) * 1980-12-01 1982-06-10
JPS6051036A (ja) * 1984-07-25 1985-03-22 Hitachi Ltd 光通信装置
US6320472B1 (en) * 1999-01-26 2001-11-20 Kernco, Inc. Atomic frequency standard
JP2004063707A (ja) 2002-07-29 2004-02-26 Fuji Xerox Co Ltd 表面発光型半導体レーザ
JP2007027471A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Fuji Xerox Co Ltd 半導体レーザ装置およびこれを用いた光送信装置
JP2006237648A (ja) 2006-06-07 2006-09-07 Fuji Xerox Co Ltd 面発光型半導体レーザ
US20090289728A1 (en) * 2008-05-23 2009-11-26 Accubeat Ltd. Atomic frequency standard based on phase detection
JP2010123630A (ja) 2008-11-17 2010-06-03 Nec Electronics Corp 半導体レーザ及びその製造方法
CN101931405B (zh) * 2010-09-09 2012-03-07 中国科学院武汉物理与数学研究所 一种用于cpt原子钟的相干解调装置
JP2013098607A (ja) * 2011-10-28 2013-05-20 Seiko Epson Corp 原子発振器
JP5961998B2 (ja) * 2011-12-15 2016-08-03 株式会社リコー 原子発振器の製造方法
WO2013181183A1 (en) * 2012-05-30 2013-12-05 Ipg Photonics Corporation High power spatial filter
JP6028922B2 (ja) * 2013-02-15 2016-11-24 セイコーエプソン株式会社 量子干渉装置および原子発振器
JP6119295B2 (ja) * 2013-02-18 2017-04-26 セイコーエプソン株式会社 量子干渉装置、原子発振器および移動体
JP6209840B2 (ja) * 2013-03-27 2017-10-11 セイコーエプソン株式会社 量子干渉装置、原子発振器、電子機器および移動体

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017152514A (ja) 2017-08-31
US20170244420A1 (en) 2017-08-24
US10348317B2 (en) 2019-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6291768B2 (ja) 原子共鳴遷移装置、原子発振器、電子機器および移動体
US10027335B2 (en) Quantum interference device, atomic oscillator, electronic device, and moving object
JP6354151B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器、電子機器および移動体
US10291244B2 (en) Atomic oscillator and temperature control method of atomic oscillator
JP6179327B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器、電子機器および移動体
JP6287169B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器、電子機器および移動体
JP6347101B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器、電子機器および移動体
JP2015119443A (ja) ガスセル、量子干渉装置、原子発振器、電子機器および移動体
JP6682885B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器、および電子機器
JP6743410B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器および電子機器
JP6519169B2 (ja) 原子共鳴遷移装置、原子発振器、時計、電子機器および移動体
JP6520039B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器および電子機器
JP2015228461A (ja) 原子共鳴遷移装置、原子発振器、電子機器および移動体
JP6337456B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器、電子機器および移動体
JP6361129B2 (ja) ガスセル、量子干渉装置、原子発振器、電子機器および移動体
CN106470035B (zh) 量子干涉装置、原子振荡器、电子设备
JP6442969B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器および電子機器
JP6264876B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器、および電子機器
JP6493576B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器、および電子機器
JP6627335B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器、および電子機器
JP6565397B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器および電子機器
JP6662061B2 (ja) 量子干渉装置、原子発振器、電子機器および移動体
JP2018082108A (ja) 量子干渉装置、原子発振器、電子機器および移動体
JP2017022653A (ja) 量子干渉装置、原子発振器、電子機器および移動体

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20180906

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191225

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200713

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6743410

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250