JP6743126B2 - 手術器具および使用の方法 - Google Patents

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Description

[0001]本開示は、一般に筋骨格疾患の治療のための医用デバイスに関し、より詳細には、腰椎下部領域内の椎間板腔、たとえばL5−S1椎間板腔にアクセスするのに適した斜め進入路(oblique pathway)を用いる、脊椎を治療するための脊椎インプラントシステムおよび方法に関する。
[0002]脊柱側弯症および他の湾曲異常、脊柱後弯症、変性椎間板疾患、椎間板ヘルニア、骨粗鬆症、脊椎すべり症、狭窄症、腫瘍、ならびに骨折などの脊椎病理および疾患は、外傷、疾患、ならびに傷害および加齢によって引き起こされる変性状態を含む要因から生じ得る。脊椎疾患は一般的に、変形、疼痛、神経損傷、および可動性の部分的または完全な喪失を含む症状をもたらす。
[0003]投薬、リハビリテーション、および運動などの非外科的治療は有効となり得るが、これらの疾患に関連付けられた症状を軽減するのに失敗することがある。これらの脊椎疾患の外科的治療としては、固定術(fusion)、固定(fixation)、矯正、椎間板切除術、椎弓切除術、および埋込み型義肢がある。これらの外科的治療の一部として、骨留め具、脊椎ロッド、および椎体間デバイスなどの脊椎構造物は、治療領域に安定性を提供するために使用可能である。たとえば、外科的治療中、手術器具は、例えば下記の特許文献1に開示されているように、関節を固定化するように骨との固定のための手術部位に脊椎構造物の構成要素を送達するために使用可能である。本開示は、これらの従来技術に対する改善について説明する。
特表2015―513409号公報
[0004]いくつかの実施形態では、固定具と接続可能な要素を備える手術器具が提供される。第1の部材は、要素に対して独立しておよび選択的に移動可能であり、身体に対して切開部の実質的に後側の部分の組織と係合可能な部品を含む。第2の部材は、要素に対して独立しておよび選択的に移動可能であり、身体に対して切開部の実質的に前側の部分の組織と係合可能な部品を含む。第3の部材は、要素に対して独立しておよび選択的に移動可能であり、身体に対して切開部の実質的に頭側の部分の組織と係合可能な部品を含む。斜め外側アプローチを介して腰椎椎間板腔にアクセスするためのシステムおよび使用の方法が提供される。
[0005]本開示は、以下の図を伴う具体的な説明から、より容易に明らかになるであろう。
[0006]本開示の原理による手術システムの一実施形態の構成要素の斜視図である。 [0007]本開示の原理による手術システムの構成要素の一実施形態の斜視図である。 本開示の原理による手術システムの構成要素の一実施形態の斜視図である。 本開示の原理による手術システムの構成要素の一実施形態の斜視図である。 本開示の原理による手術システムの構成要素の一実施形態の斜視図である。 本開示の原理による手術システムの構成要素の一実施形態の斜視図である。 [0008]部品が分離された、本開示の原理による手術システムの一実施形態の構成要素の分離側面図(break away side view)である。 [0009]本開示の原理による手術システムの一実施形態の構成要素の切欠図における分離側面図である。 [0010]図4に示される構成要素の断面図である。 [0011]図4に示される構成要素の断面図である。 [0012]図4に示される構成要素の切欠図である。 [0013]図4に示される構成要素の切欠図である。 [0014]本開示の原理による手術システムの一実施形態の構成要素の切欠図における分離側面図である。 [0015]図9に示される構成要素の断面図である。 [0016]本開示の原理による手術システムの一実施形態の構成要素の分離斜視図である。 [0017]図11に示される構成要素の切欠図である。 [0018]本開示の原理による手術システムの一実施形態の構成要素の分離斜視図である。 [0019]図13に示される構成要素の断面図である。 [0020]対象身体とともに配備された、本開示の原理による手術システムの一実施形態の構成要素の平面図である。 [0021]対象身体とともに配備された、本開示の原理による手術システムの一実施形態の構成要素の平面図である。 [0022]対象身体とともに配備された、本開示の原理による手術システムの一実施形態の構成要素の平面図である。 [0023]対象身体に対して配備された、本開示の原理による手術システムの一実施形態の構成要素の平面図である。 [0024]対象身体に対して配備された、本開示の原理による手術システムの一実施形態の構成要素の平面図である。 [0025]対象身体に対して配備された、本開示の原理による手術システムの一実施形態の構成要素の斜視図である。 [0026]対象身体に対して配備された、本開示の原理による手術システムの一実施形態の構成要素の斜視図である。
[0027]開示される手術システムおよび関連する使用の方法の例示的な実施形態は、筋骨格疾患の治療のための医用デバイスに関して、より具体的には、斜め手術進入路を用いる、手術部位へのインプラント送達のための手術システムおよび脊椎を治療するための方法に関して論じられる。いくつかの実施形態では、本開示の手術システムおよび方法は、脊椎関節固定術とともに、たとえば、脊椎の頚椎領域、胸椎領域、腰椎領域、および/または仙椎領域とともに、用いられる。いくつかの実施形態では、手術システムは、患者の医学的平面から選択された斜角で斜め外側手術進入路からL5−S1椎間板腔内で脊椎関節固定術を実行するためのインプラントおよび手術器具を含む。たとえば、いくつかの例示的な実施形態では、患者が横になって位置決めされている間、手術進入路が、患者の医学的平面からほぼ15度で確立される。
[0028]いくつかの実施形態では、手術システムは、経腹腔的および後腹膜を含み得る、後腹膜解剖学的構造および関連血管構造の場所を使用する、L5椎体から仙骨S1アプローチとの間の腰椎下部領域における斜め外側椎体間固定術(oblique lateral interbody fusion(OLIF))手技を含む方法とともに用いられる。いくつかの実施形態では、手技は、後腹膜腔の分離を回避し、半拘束式開創器を使用する小さな切開とともに実行可能である。いくつかの実施形態では、OLIF手技は、腰筋、腸骨稜、および腰椎下部領域内の血管系の両分枝を回避する。さまざまな実施形態は、腰椎下部領域内の患者の前側の分枝血管系間で、たとえば、L5−S1椎体レベルで、アプローチされる斜め腰椎下部手技を可能にし得る。
[0029]いくつかの実施形態では、手術システムは、身体の直線的な前方軸(direct anterior axis)から0〜30度離れた手術進入路を使用する方法とともに用いられる。いくつかの実施形態では、手術進入路は、身体の直線的な前方軸から15度離れている。いくつかの実施形態では、手術システムは、手術器具を含む手術システムの構成要素の導入および/または手術部位への送達を追跡するために用いられ得る、たとえばエミッタおよびセンサを用いる手術ナビゲーション構成要素などの、画像誘導技術を含む手術器具を備える。
[0030]いくつかの実施形態では、手術システムは、たとえば、前外側回廊に沿ってL5−S1椎体レベルをアクセスするためにOLIF手技とともに用いられる手術開創器などの手術器具を備える。いくつかの実施形態では、手術システムは、たとえば、固定されたまっすぐなレールへの取り付けのために構成された3つの関節式(articulating)アームを備える3アーム開創器などの手術器具を備える。いくつかの実施形態では、手術システムは、たとえば、湾曲したレールへの取り付けのために構成された3つの関節式アームを備える3アーム開創器などの手術器具を備える。いくつかの実施形態では、手術システムは、たとえば、固定ハブへの取り付けのために構成された3つの関節式アームを備える3アーム開創器などの手術器具を備える。いくつかの実施形態では、開創器はブレードを含む。いくつかの実施形態では、ブレードは、3アーム開創器に取り付けられる。いくつかの実施形態では、手術システムは、たとえば、OLIF51ブレードを位置決めするように構成された3アームフレーム開創器などの手術器具を備える。
[0031]いくつかの実施形態では、手術システムは、たとえば、3つの独立したアームと3つのブレードとを備える手術開創器などの手術器具を備える。いくつかの実施形態では、手術開創器が、L5−S1腔への斜めの後腹膜アプローチを使用する方法とともに用いられ、患者は側臥位に配置される。いくつかの実施形態では、手術開創器は、手術台に直接取り付けられ得るまっすぐなまたは湾曲したレールに沿って取り付けられた1つまたは複数の関節接合点(articulation point)を備える3つの可撓性アームを備える。いくつかの実施形態では、手術開創器は、ハブにおいて直接取り付けられ、ハブは、手術台に直接取り付け可能である。いくつかの実施形態では、手術システムは、ブレード安定化ピンと、ドライバとを備える。
[0032]いくつかの実施形態では、手術システムは、身体の下の肋骨、骨盤、および腰筋の骨の解剖学的構造によって形成される後腹膜回廊に沿ってT12からS1椎体レベルへの外側解剖学的構造との挿入のために構成された方法とともに用いられる。いくつかの実施形態では、手術システムは、T12からL2椎体レベルへのアプローチを使用する方法とともに用いられ、このアプローチは、肋骨を腹側に回避する直接外側アプローチであってよい。いくつかの実施形態では、方法は、これらのレベルにおいて腰筋を引っ込めるおよび/または拡張するステップを含む。いくつかの実施形態では、方法は、L2からL4領域にアクセスするステップを含み、これは、より斜めの前側アプローチが侵害を回避するまたは引っ込めることを最小にするために用いられるように、一般に肋骨の下または尾側であり、腰筋がより前側に移る。いくつかの実施形態では、方法は、骨盤からの制限されたアクセスを回避するために軌道またはアプローチを前側に移動させるステップを含み、これは、L4−L5領域内の外側アクセスを制限することができ、腰筋はさらに前方に移る。いくつかの実施形態では、方法は、より前側のアプローチからL5−S1椎間板腔への安全なアクセスを提供するように血管の分岐部による制限されたアクセスを側方に回避するために軌道またはアプローチを前側に移動させるステップを含み、これは、斜角で達成可能であり、患者は側位である。
[0033]いくつかの実施形態では、手術システムは、脊椎に側方にアクセスするときのさまざまな解剖学的ニーズに対応する開創器システムを備える。いくつかの実施形態では、手術システムは、各々はいくつかの自由度を有する関節でつながる、複数の独立した固定アームを備える。いくつかの実施形態では、各固定アームは、遠位端部と、近位端部とを備える。いくつかの実施形態では、遠位端部は開創器ブレードに接続し、近位端部は共通レールに接続する。いくつかの実施形態では、手術システムは、複数の固定アームを備える開創器システムを備え、この複数の固定アームは各々、遠位端部と近位端部とを含み、遠位端部は、枢動点を備えるレールと、共通レールに接続される。いくつかの実施形態では、共通レールの外形は、患者の身体に合わせた輪郭にされるまたは遠位固定先端に位置特定を提供するように構成される。いくつかの実施形態では、固定アームの近位端部のための接続は、共通レールへの複数の取り付け点を利用するために固定されるまたはモジュール式であるように構成可能である。
[0034]いくつかの実施形態では、手術システムは、代替近位アタッチメントと輪郭をなぞったレール外形とを有する開創器システムを備える。いくつかの実施形態では、手術システムは、ハブ構成において中央本体上にあることができる固定部材を有する開創器システムを備える。いくつかの実施形態では、固定部材は、ハブから延びる。いくつかの実施形態では、固定部材は、複数の開創器ブレードに取り付けられる。いくつかの実施形態では、ブレードは、着脱可能なハンドルを使用して所定の位置に操作される。いくつかの実施形態では、固定部材がロックされると、位置は保たれる。いくつかの実施形態では、ロッキングノブは、固定部材の配向を保つ。いくつかの実施形態では、複数のブレードを、独立した固定アームによって提供される自由度で組み合わせることによって、さまざまな実施形態に使用可能なシステムが得られる。いくつかの実施形態では、各ブレードは、軌道の一意の角度を達成し、隣接するブレードの配置によって拘束されない。
[0035]いくつかの実施形態では、手術システムは、3つの自由度を提供する、少なくとも1つの固定アームと少なくとも1つの開創器ブレードとの間の接続を有する開創器システムを備える。いくつかの実施形態では、接続は、回転における2つの自由度と、平行移動のための1つの自由度とを含む。いくつかの実施形態では、固定アームは、ジョーと、ネジ付きノブを使用して一緒に引っ張られるカラーアセンブリとを備える。いくつかの実施形態では、このアセンブリは、ばねを備え、ロックされる前にブレードと接続されたシャフトを暫定的に保持するために閉位置または上位置にばね付勢される。いくつかの実施形態では、アセンブリは、固定アームに対して選択された角度でロック可能である。いくつかの実施形態では、固定アームは、カラー構成要素と、ジョー構成要素とを備える。いくつかの実施形態では、アセンブリは、ばねを選択された場所に備え、このばねは、アセンブリをあらかじめ装填する。いくつかの実施形態では、アセンブリは、上向き方向にあらかじめ装填される。いくつかの実施形態では、ジョー構成要素は、暫定的接続上でのスナップを可能にするリード(lead)を縁部内に含む。
[0036]いくつかの実施形態では、手術システムは、OLIF51アクセス器具を備える。いくつかの実施形態では、手術システムは、薄い血管ブレードを備える。いくつかの実施形態では、手術システムは、幅広い血管ブレードを備える。いくつかの実施形態では、手術システムは、ホーマンブレードに類似したブレードを備える。いくつかの実施形態では、手術システムは、安定性ピンを備える。いくつかの実施形態では、手術システムは、ピンドライバを備える。
[0037]いくつかの実施形態では、手術システムは、少なくとも1つの固定アームと少なくとも1つの開創器ブレードとの間にクイック接続アタッチメントを有する開創器システムを備える。いくつかの実施形態では、このアタッチメントは、少なくとも1つの固定アームと少なくとも1つの開創器ブレードとの間のトグルを防止および/または阻止するように構成されたクイック接続デバイスを含む。いくつかの実施形態では、クイック接続デバイスは、接続内のトグルを防止および/または阻止するように、構成要素を一緒に駆動するために、ばね荷重の下の傾斜部のセットを含む。いくつかの実施形態では、アタッチメントは、関節の回転自由をロックするように構成された回転防止ピンを含む。いくつかの実施形態では、アタッチメントは、傾斜路ロック外形を有するメインピンを含む。いくつかの実施形態では、アタッチメントは、傾斜路ロックピンを含むクイックリリースボタンを1つの側に、回転防止ピンを別の側に含む。いくつかの実施形態では、アタッチメントは、構成要素に対して配備された引き込み(lead in)およびロッキング傾斜路を含む。いくつかの実施形態では、引き込み傾斜路は、ばねによって加えられた力を克服するように構成される。いくつかの実施形態では、ばね圧力は、構成要素を保持するために、ある角度のロッキング傾斜路に加えられる。
[0038]いくつかの実施形態では、アタッチメントは、平坦な構成要素を含む。いくつかの実施形態では、アタッチメントは、テーパの付いた構成要素を含む。いくつかの実施形態では、テーパの付いた構成要素は、構成要素間のトグルを実質的にゼロに減少させる。いくつかの実施形態では、テーパの付いた構成要素は、雄構成要素と、雌構成要素とを含む。いくつかの実施形態では、傾斜路ロック機構が、テーパの付いた構成要素を係合へと駆動する。
[0039]いくつかの実施形態では、アタッチメントは、アライメントを容易にし回転負荷を離すように構成された2つのダウエルピンを含む。いくつかの実施形態では、アタッチメントは、メインピンの一部として構成された卵形の回転防止デバイスを含む。いくつかの実施形態では、この卵形の回転防止デバイスは、2つの別個のピンに対して高い精度に機械加工可能である。
[0040]本開示は、本開示の一部を形成する添付の図に関連してなされる以下の実施形態の詳細な説明を参照して、より容易に理解され得る。本出願は、本明細書で説明および/または図示される特定のデバイス、方法、条件、またはパラメータに限定されないこと、ならびに本明細書で使用される用語は、単に例として特定の実施形態について説明することを目的とし、限定することを意図するものではないことを理解されたい。いくつかの実施形態では、添付の特許請求の範囲を含めて本明細書において使用されるとき、単数形である「a」、「an」、および「the」は複数を含み、特定の数値への言及は、文脈が別途明確に規定しない限り、少なくともその特定の値を含む。範囲は、本明細書では、「約」もしくは「ほぼ」1つの特定の値から、および/または「約」もしくは「ほぼ」別の特定の値までと表現されてよい。そのような範囲が表現されるとき、別の実施形態は、1つの特定の値から、および/または他の特定の値までを含む。同様に、値が、先行する「約」を使用して近似値として表現されるとき、特定の値が別の実施形態を形成することが理解されよう。たとえば、水平、垂直、上部、上方、下方、下部、左、および右などのすべての空間的な言及は、単に説明の目的をしたものであり、本開示の範囲内で変化可能であることも理解される。たとえば、「上方」および「下方」という言及は相対的なものであり、他方に対する文脈でのみ使用され、必ずしも「上位」および「下位」であるとは限らない。
[0041]添付の特許請求の範囲を含めて本明細書において使用されるとき、疾患または健康状態を「治療すること」または「治療」は、疾患または健康状態の徴候または症状を緩和する目的で、1つもしくは複数の薬剤を患者(正常もしくはそうでない人間、または他の哺乳動物)に投与すること、埋込み型デバイスを用いること、および/またはたとえば、隆起したまたはヘルニアを起こした椎間板および/または骨棘部分を除去するために使用される顕微鏡下椎間板切除術器具などの疾患を治療する器具を用いることを含み得る手技を実行することを指す。緩和は、疾患または健康状態の徴候または症状が出現する前に、ならびにその出現後に、生じ得る。したがって、治療することまたは治療は、疾患または望ましくない健康状態の防止することまたは防止(たとえば、疾患に罹患しやすいことがあるが、まだその疾患に罹患したと診断されていない患者において疾患が発生することを防止すること)を含む。さらに、治療することまたは治療は、徴候または症状の完全な緩和を必要とせず、治癒を必要とせず、具体的には患者に対するほんのわずかの効果しかもたない手技を含む。治療は、疾患を阻害すること、たとえば、その進行を抑えること、または疾患を軽減すること、たとえば、疾患の退行を引き起こすことを含むことができる。たとえば、治療は、急性もしくは慢性の炎症を低減すること、疼痛を緩和し、軽くし、新しい靱帯、骨、および他の組織の再生を誘発すること、手術における補助として、ならびに/または任意の修復手技を含むことができる。また、添付の特許請求の範囲を含めて本明細書において使用されるとき、「組織」という用語は、具体的に別途参照されない限り、軟組織、筋肉、靱帯、腱、軟骨、および/または骨を含む。
[0042]以下の説明は、本開示の原理による手術システムおよびこの手術システムを用いる関連方法の説明を含む。代替実施形態も開示される。添付の図に示される本開示の例示的な実施形態に対する参照が詳細になされる。図1を参照すると、手術システム10の構成要素が示されている。
[0043]手術システム10の構成要素は、金属、合成ポリマー、セラミック、および骨材料、および/またはこれらの複合材料を含む、医療適用例に適した生物学的に許容可能な材料から製作可能である。たとえば、手術システム10の構成要素は、個々にまたは集合的に、ステンレス鋼合金、工業用純チタン、チタン合金、グレード5チタン、超弾性チタン合金、コバルト−クロム合金、ステンレス鋼合金、超弾性金属合金(たとえば、ニチノール、GUM METAL(登録商標)などの超弾性プラスチック金属)、セラミックおよびリン酸カルシウムなどのその複合材料(たとえば、SKELITE(商標))、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、およびポリエーテルケトン(PEK)を含むポリアリールエーテルケトン(PAEK)などの熱可塑性物質、カーボンPEEK複合材料、PEEK−BaSOポリマーゴム、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ファブリック、シリコーン、ポリウレタン、シリコーン−ポリウレタンコポリマー、ポリマーゴム、ポリオレフィンゴム、ヒドロゲル、半剛性材料および剛性材料、エラストマー、ゴム、熱可塑性エラストマー、熱硬化性エラストマー、エラストマー複合材料、ポリフェニレンを含む剛性ポリマー、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレン、エポキシ、自家移植片、同種移植片、異種移植片、または遺伝子組換え皮質骨および/もしくは皮質海綿骨を含む骨材料、ならびに組織成長因子もしくは分化因子、たとえば、金属とカルシウム系セラミックの合成物、PEEKとカルシウム系セラミックの合成物、PEEKと吸収性ポリマーの合成物などの部分的に吸収性の材料、たとえば、ヒドロキシアパタイト(HA)、コラリン(corraline)HA、二相リン酸カルシウム、トリリン酸カルシウムなどのリン酸カルシウム、もしくはフルオロアパタイト、トリ−リン酸カルシウム(TCP)、HA−TCP、硫酸カルシウムなどのカルシウム系セラミック、またはポリアエチド(polyaetide)、ポリグリコリド(polyglycolide)、ポリチロシンカーボネート、ポリカルオプラエトヘ(polycaroplaetohe)、およびそれらの組み合わせなどの他の吸収ポリマー、生体適合性セラミック、ミネラル化コラーゲン、生物活性ガラス、多孔性金属、骨粒子、骨ファイバ、骨細片チップ(morselized bone chip)、BMP−2、BMP−4、BMP−7、rhBMP−2、もしくはrhBMP−7などの骨形成タンパク質(BMP)、脱ミネラル化された骨基質(DBM:demineralized bone matrix)、トランスフォーミング成長因子(TGF、たとえば、TGF−β)、骨芽細胞、増殖分化因子(GDF)、インスリン様成長因子1、血小板由来増殖因子、線維芽細胞成長因子、またはその任意の組み合わせなどの完全に吸収性の材料などの材料から製作可能である。
[0044]手術システム10のさまざまな構成要素は、強度、剛性、弾性、コンプライアンス、生体力学的性能、耐久性、および放射線透過性またはイメージングの好みなどのさまざまな所望の特性を達成するために、上記の材料を含む材料合成物を有してよい。手術システム10の構成要素は、個々にまたは集合的に、上記で説明した材料の2つ以上の組み合わせなどの異種材料からも制作されてよい。手術システム10の構成要素は、本明細書で説明されるように、モノリシック的に形成されてもよいし、一体的に接続されてもよいし、留め要素および/または器具を含んでもよい。
[0045]手術システム10は、図18〜図30に示すように、たとえば、椎骨Vを有する脊椎を含む患者の対象身体Bにおける手術部位においてインストゥルメンテーションおよび/またはインプラントを送達および導入するためにたとえば、経皮的技法、mini−open手術技法、および/またはopen手術技法を含む最小侵襲性手技とともに用いられてよい。いくつかの実施形態では、手術システム10は、たとえば、骨留め具、脊椎ロッド、コネクタ、および/またはプレートなどの脊椎構造物を含むことができる。他の実施形態では、手術システム10のさまざまな構成要素は、open手術技法または従来の脊椎手術技法においても利用されてよい。本明細書で説明する実施形態の多くでは、患者は、手術手技のために横向きに配置され、外科医は、確立された斜め前側および/または斜め外側手術進入路の真上に立つことが可能であるように患者の前側に立つことがある。
[0046]手術システム10は、図1に示すように、たとえば手術開創器12などの手術器具を含む。手術開創器12は、たとえば、レール14などの要素を含む。レール14は、たとえば、たとえば手術台(図示せず)などの固定の手術機器のアーム11などの固定具との接続のために構成される。レール14は、手術手技に関連する対象身体Bおよび/または切開部に対する開創器12の配置および/または配向付けを容易にするように構成される。
[0047]レール14は、円筒状構成を有し、端部16と端部18との間に延びる。レール14は、端部16、18の間に直線的に延びる。いくつかの実施形態では、レール14は、アーム11に対して移動可能であり、選択された位置および/または配向においてアーム11を用いてロック可能である。いくつかの実施形態では、レール14は、本明細書で説明するように、レール14をロックするノブ15を含み、アーム11は、手術台および/または患者の身体に対して選択された位置および/または配向にある。いくつかの実施形態では、ノブ15は、手術台に対するレール14の漸増的かつ選択的な位置決めを容易にするために、アーム11のカラー11aの径方向にスプラインの付けられた面11bを係合する径方向にスプラインの付けられた面15bを有するカラー15aと接続される。アーム11に対するレール14の選択的位置決めおよび配向付け時、ノブ15は、アーム11を用いてレール14を所定の位置にロックするように、スプラインの付けられた面を強制的に係合させるために回転される。
[0048]いくつかの実施形態では、レール14は、単一または複数のレールを含むことができ、各レールは、互いから離隔され、たとえば、中心を外れた、ずらされた、横断する、垂直、および/または平行などのさまざまな配向に配備される。いくつかの実施形態では、レール14のすべてまたは一部分のみが、たとえば、平面、凹状、凸状、多角形、不規則、均一、不均一、ずらされた、テーパの付いた、一貫性のある、または可変などの、さまざまな構成および寸法にされてよい。
[0049]手術開創器12は、本明細書で説明するように、たとえば、複数の開創器アーム20、60、および90などの複数の部材を含む。開創器アーム20、60、90は、1つまたは複数のアーム20、60、90が、手術手技に関連してレール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対して1つまたは複数の配向に1つまたは複数の自由度で移動可能であるように、レール14を用いて取り付けられる。いくつかの実施形態では、レール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対する1つまたは複数の配向へのアーム20、60、90のうちの1つまたは複数の運動の自由度は、平行移動における1つまたは複数の運動度、回転における1つまたは複数の運動度、4つのバーの連結などの平面状運動、多軸などの球状運動、および/または継手もしくは運動連鎖などのリンクを含むことができる。いくつかの実施形態では、平行移動における運動度は、上、下、左、右、前方、および/または後方を含むことができる。いくつかの実施形態では、回転における運動度は、1つまたは複数の方向における傾斜、旋回、および/または枢動を含むことができる。
[0050]いくつかの実施形態では、アーム20、60、90は、レール14、固定の手術機器、および対象身体Bに対して独立しておよび選択的に移動可能である。いくつかの実施形態では、アーム20、60、90は、各々がレール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対するいくつかの自由度を有して関節でつながる、複数の独立した固定アームを備える。いくつかの実施形態では、手術開創器12の構成は、本明細書で説明するように、さまざまな手術適用例とともに用いることが可能なアーム20、60、90を提供する。いくつかの実施形態では、手術開創器12の構成は、たとえば、軌道の選択された角度で配備可能であり、隣接するブレードの配置によって拘束されないことが可能なブレードなどの部品に接続されたアーム20、60、90を提供する。いくつかの実施形態では、アーム20、60、90は、本明細書で説明するように、複数の取り付け点における取り付けを容易にするために、モジュール式構成でレール14と取り付けられる。
[0051]アーム20は、レール14の端部部分に隣接する突出部17aにおいてレール14と接続される。突出部17aは軸X1を画定する。突出部17aは、本明細書で説明するように、たとえば、アーム20と接続された玉26などの軸受けを含む。アーム20は、手術手技に関連して、レール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対して、1つまたは複数の配向に対する複数の自由度で移動可能である。いくつかの実施形態では、アーム20は、本明細書で説明するように、たとえば、ブレード28(図18)などの部品の位置決めを容易にするために、軸X1のまわりでレール14に対して独立しておよび選択的に移動可能である。
[0052]アーム20は、延長部22と、延長部24とを含む。延長部22は、玉26の配備のために構成されたソケット34を画定する管状カラー32を含む。玉26とカラー32は、たとえば、延長部22およびレール14の相対運動を容易にする玉継手30などの球状関節を形成する。玉26はレール14と固定され、カラー32はそのまわりで移動可能であり、したがって、延長部22は、たとえば、手術手技に関連してレール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対する多軸などの1つまたは複数の配向に複数の自由度で移動可能である。いくつかの実施形態では、玉継手30は、突出部17aに対する延長部22の回転と、軸X1に対して複数の配向における延長部22の配備とを提供する。いくつかの実施形態では、延長部22は、延長部22が軸X1に対して角度範囲を通って移動可能な第1の配向と第2の配向との間でレール14に対して移動可能である。いくつかの実施形態では、軸X1に対する配向は、たとえば、横断する、垂直、鋭角または鈍角などの角度配向、同軸などを含んでよく、および/または中心を外れてもよいし、ずらされてもよい。
[0053]延長部22は、本明細書で説明するように、延長部24の円盤形カラー40に接続された円盤形カラー36を含む。カラー36、40は、移動可能な配向とロックされた配向との間に配備可能な車軸関節37を形成する。車軸関節37は、軸X1に対して直角に配備された軸A1を画定する。カラー36、40は、レール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対するブレード28の位置決めを目的とした延長部22に対する延長部24の回転を容易にするために、軸A1のまわりで相対的に回転可能である。
[0054]車軸関節37は、延長部22、24がレール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対して選択された相対的位置および/または配向に配備されるように、カラー40を用いてカラー36をロックするノブ38を含む。いくつかの実施形態では、ノブ38は、延長部22、24の漸増的かつ選択的な位置決めを容易にするために、カラー40の径方向にスプラインの付けられた面を係合する径方向にスプラインの付けられた面を有するカラー36と接続される。延長部22、24の選択的位置決めおよび配向付け時、ノブ38は、延長部24を用いて延長部22を所定の位置にロックするように、スプラインの付けられた面を強制的に係合させるために回転される。
[0055]延長部24は、ソケット43を画定する管状カラー42を含む。ソケット43は、たとえば、玉44などの軸受けの配備のために構成される。玉44とカラー42は、たとえば、ブレード28および延長部24の相対運動を容易にする玉継手46などの球状関節を形成する。ブレード28は、手術手技に関連して、延長部24、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対して、1つまたは複数の配向に対する複数の自由度で移動可能である。いくつかの実施形態では、ブレード28は、本明細書で説明するように、ブレード28の位置決めを容易にするために、軸X1のまわりで延長部24に対して独立しておよび選択的に移動可能である。
[0056]延長部24は、ブレード28との接続のためのクランプ50を含む。クランプ50は、アーム20を用いてブレード28を選択された配向に固定するように、ブレード28との解放可能な係合のために調整可能である。クランプ50は、本明細書で説明するように、1つまたは複数の配向に対する多軸などの複数の自由度におけるブレード28および延長部24の相対運動を容易にするために、ソケット44との係合のための玉43を含む突出部51を含む。いくつかの実施形態では、クランプ50は、本明細書で説明するように、ブレード28のアーム28a(図18)の配備のために構成された空洞54を画定する面52を含む。クランプ50は、ハンドル58の作動による空洞54内での平行移動のために構成されたジョー56を含む。ハンドル58は、ジョー56がアーム28aを係合してブレード28をクランプ50と固定するように回転される。
[0057]いくつかの実施形態では、ブレード28は、本明細書で説明するように、後側配向の配備のために構成され、対象身体Bに対して切開部の実質的に後側部分の組織と係合可能である。いくつかの実施形態では、ブレード28は、本明細書で説明するように、対象身体Bの両側性軸に対して斜め手術進入路Pを画定するように切開部の組織を離間するための構成において配備可能である。いくつかの実施形態では、ブレード28は、ブレード28が玉継手46を介して延長部24に対して角度範囲を通って移動可能な第1の配向と第2の配向との間で延長部24に対して移動可能である。いくつかの実施形態では、ブレード28は、軌道の一意の角度を達成するように構成され、本明細書で説明するように、隣接するブレードの配置によって拘束されない。いくつかの実施形態では、ブレード28は、第1の端部と第2の端部との間に延びる。ブレード28は、組織を係合および離隔するように構成された外面を含む。ブレード28は、手術進入路Pの一部分を画定するように構成された内面を含む。ブレード28は、本明細書で説明するアーム20との、または本明細書で説明するアダプタとの、係合のために構成された、図18に示されるアーム28aを含む。
[0058]アーム60は、レール14の中間部分に隣接する突出部17bにおいてレール14と接続される。突出部17bは軸X2を画定する。突出部17bは、本明細書で説明するように、たとえば、アーム60と接続された玉66などの軸受けを含む。アーム60は、手術手技に関連して、レール14、固定の手術機器、および/または被験者の身体Bに対して、1つまたは複数の配向に対する複数の自由度で移動可能である。いくつかの実施形態では、アーム60は、本明細書で説明するように、たとえば、ブレード68(図18)などの部品の位置決めを容易にするために、軸X2のまわりでレール14に対して独立しておよび選択的に移動可能である。
[0059]アーム60は、延長部62と、延長部64とを含む。延長部62は、玉66の配備のために構成されたソケット69を画定する管状カラー72を含む。玉66とカラー72は、たとえば、延長部62およびレール14の相対運動を容易にする玉継手70などの球状関節を形成する。玉66はレール14と固定され、カラー72はそのまわりで移動可能であり、したがって、延長部62は、たとえば、手術手技に関連してレール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対する多軸などの1つまたは複数の配向に複数の自由度で移動可能である。いくつかの実施形態では、玉継手70は、突出部17bに対する延長部62の回転と、軸X2に対して複数の配向における延長部62の配備とを提供する。いくつかの実施形態では、延長部62は、延長部62が軸X2に対して角度範囲を通って移動可能な第1の配向と第2の配向との間でレール14に対して移動可能である。いくつかの実施形態では、軸X2に対する配向は、たとえば、横断する、垂直、鋭角または鈍角などの角度配向、同軸などを含んでよく、および/または中心を外れてもよいし、ずらされてもよい。
[0060]延長部62は、本明細書で説明するように、延長部64の円盤形カラー80に接続された円盤形カラー76を含む。カラー76、80は、移動可能な配向とロックされた配向との間に配備可能な車軸関節77を形成する。車軸関節77は、軸X2に対して直角に配置された軸A2を画定する。カラー76、80は、レール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対するブレード68の位置決めを目的とした延長部62に対する延長部64の回転を容易にするために、軸A2のまわりで相対的に回転可能である。
[0061]車軸関節77は、延長部62、64がレール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対して選択された相対的位置および/または配向に配置されるように、カラー80を用いてカラー76をロックするノブ78を含む。いくつかの実施形態では、ノブ78は、延長部62、64の漸増的かつ選択的な位置決めを容易にするために、カラー80の径方向にスプラインの付けられた表面を係合する径方向にスプラインの付けられた表面を有するカラー76と接続される。延長部62、64の選択的位置決めおよび配向時、ノブ78は、延長部64を用いて延長部62を所定の位置にロックするように、スプラインの付けられた面を強制的に係合させるために回転される。
[0062]延長部64は、ソケット83を画定する管状カラー82を含む。ソケット83は、たとえば、玉84などの軸受けの配備のために構成される。玉84とカラー82は、たとえば、ブレード68および延長部64の相対運動を容易にする玉継手86などの球状関節を形成する。ブレード68は、手術手技に関連して、延長部64、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対して、1つまたは複数の配向に対する複数の自由度で移動可能である。いくつかの実施形態では、ブレード68は、本明細書で説明するように、ブレード68の位置決めを容易にするために、軸X2のまわりで延長部64に対して独立しておよび選択的に移動可能である。
[0063]延長部64は、ブレード68との接続のためのクランプ88を含む。クランプ88は、アーム60を用いてブレード68を選択された配向に固定するように、ブレード68との解放可能な係合のために調製可能である。クランプ88は、本明細書で説明するように、1つまたは複数の配向に対する多軸などの複数の自由度におけるブレード68および延長部64の相対運動を容易にするために、ソケット84との係合のための玉83を含む突出部89を含む。いくつかの実施形態では、クランプ88は、本明細書で説明するように、ブレード68のアーム68a(図18)の配備のために構成された空洞88bを画定する面88aを含む。クランプ88は、ハンドル88dの作動による空洞88b内での平行移動のために構成されたジョー88cを含む。ハンドル88dは、ジョー88cがアーム68aを係合してブレード68をクランプ88と固定するように回転される。
[0064]いくつかの実施形態では、ブレード68は、本明細書で説明するように、前側配向の配備のために構成され、対象身体Bに対して切開部の実質的に前側部分の組織と係合可能である。いくつかの実施形態では、ブレード68は、本明細書で説明するように、対象身体Bの両側性軸に対して斜め手術進入路Pを画定するように切開部の組織を離間するための構成において配備可能である。いくつかの実施形態では、ブレード68は、ブレード68が玉継手86を介して延長部64に対して角度範囲を通って移動可能な第1の配向と第2の配向との間で延長部64に対して移動可能である。いくつかの実施形態では、ブレード68は、軌道の一意の角度を達成するように構成され、本明細書で説明するように、隣接するブレードの配置によって拘束されない。一実施形態では、ブレード68は、第1の端部と第2の端部との間に延びる。ブレード68は、組織を係合および離隔するように構成された外面を含む。ブレード68は、手術進入路Pの一部分を画定するように構成された内面を含む。ブレード68は、本明細書で説明するように、アーム60およびまたはアダプタとの係合のために構成された、図18に示されるアーム68aを含む。
[0065]アーム90は、レール14の端部部分に隣接する突出部17cにおいてレール14と接続される。突出部17cは軸X3を画定する。突出部17cは、本明細書で説明するように、たとえば、アーム90と接続された玉96などの軸受けを含む。アーム90は、手術手技に関連して、レール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対して、1つまたは複数の配向に対する複数の自由度で移動可能である。いくつかの実施形態では、アーム90は、本明細書で説明するように、たとえば、ブレード98(図18)などの部品の位置決めを容易にするために、軸X3のまわりでレール14に対して独立しておよび選択的に移動可能である。
[0066]アーム90は、延長部92と、延長部94とを含む。延長部92は、玉96の配備のために構成されたソケット104を画定する管状カラー102を含む。玉96とカラー102は、たとえば、延長部92およびレール14の相対運動を容易にする玉継手100などの球状関節を形成する。玉96はレール14と固定され、カラー102はそのまわりで移動可能であり、したがって、延長部92は、たとえば、手術手技に関連してレール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対する多軸などの1つまたは複数の配向に複数の自由度で移動可能である。いくつかの実施形態では、玉継手100は、突出部17cに対する延長部92の回転と、軸X3に対して複数の配向における延長部92の配備とを提供する。いくつかの実施形態では、延長部92は、延長部92が軸X3に対して角度範囲を通って移動可能な第1の配向と第2の配向との間でレール14に対して移動可能である。いくつかの実施形態では、軸X3に対する配向は、たとえば、横断する、垂直、鋭角または鈍角などの角度配向、同軸などを含んでよく、および/または中心を外れてもよいし、ずらされてもよい。
[0067]延長部92は、本明細書で説明するように、延長部94の円盤形カラー110に接続された円盤形カラー106を含む。カラー106、110は、移動可能な配向とロックされた配向との間に配備可能な車軸関節107を形成する。車軸関節107は、軸X3に対して直角に配備された軸A3を画定する。カラー106、110は、レール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対するブレード98の位置決めを目的とした延長部92に対する延長部94の回転を容易にするために、軸A3のまわりで相対的に回転可能である。
[0068]車軸関節107は、延長部92、94がレール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対して選択された相対的位置および/または配向に配備されるように、カラー110を用いてカラー106をロックするノブ108を含む。いくつかの実施形態では、ノブ108は、延長部92、94の漸増的かつ選択的な位置決めを容易にするために、カラー110の径方向にスプラインの付けられた面を係合する径方向にスプラインの付けられた面を有するカラー106と接続される。延長部92、94の選択的位置決めおよび配向付け時、ノブ108は、延長部94を用いて延長部92を所定の位置にロックするように、スプラインの付けられた面を強制的に係合させるために回転される。
[0069]延長部94は、ソケット113を画定する管状カラー112を含む。ソケット113は、たとえば、玉114などの軸受けの配備のために構成される。玉114とカラー112は、たとえば、ブレード98および延長部94の相対運動を容易にする玉継手116などの球状関節を形成する。ブレード98は、手術手技に関連して、延長部94、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対して、1つまたは複数の配向に対する複数の自由度で移動可能である。いくつかの実施形態では、ブレード98は、本明細書で説明するように、ブレード98の位置決めを容易にするために、軸X1のまわりで延長部94に対して独立しておよび選択的に移動可能である。
[0070]延長部94は、ブレード98との接続のためのクランプ118を含む。クランプ118は、アーム90を用いてブレード98を選択された配向に固定するように、ブレード98との解放可能な係合のために調製可能である。クランプ118は、本明細書で説明するように、1つまたは複数の配向に対する多軸などの複数の自由度におけるブレード98および延長部94の相対運動を容易にするために、ソケット113との係合のための玉114を含む突出部119を含む。いくつかの実施形態では、クランプ118は、本明細書で説明するように、ブレード98のアーム98a(図18)の配備のために構成された空洞118bを画定する面118aを含む。クランプ118は、ハンドル118dの作動による空洞118b内での平行移動のために構成されたジョー118cを含む。ハンドル118dは、ジョー118cがアーム98aを係合してブレード98をクランプ118と固定するように回転される。
[0071]いくつかの実施形態では、ブレード98は、本明細書で説明するように、頭側配向の配備のために構成され、対象身体Bに対して切開部の実質的に頭側部分の組織と係合可能である。いくつかの実施形態では、ブレード98は、本明細書で説明するように、対象身体Bの両側性軸に対して斜め手術進入路Pを画定するように切開部の組織を離間するための構成において配備可能である。いくつかの実施形態では、ブレード98は、ブレード98が玉継手116を介して延長部94に対して角度範囲を通って移動可能な第1の配向と第2の配向との間で延長部94に対して移動可能である。いくつかの実施形態では、ブレード98は、一意の角度の軌道を達成するように構成され、本明細書で説明するように、隣接するブレードの配置によって拘束されない。一実施形態では、ブレード98は、第1の端部と第2の端部との間に延びる。ブレード98は、組織を係合および離隔するように構成された外面を含む。ブレード98は、手術進入路Pの一部分を画定するように構成された内面を含む。ブレード98は、本明細書で説明するように、アーム90およびまたはアダプタとの係合のために構成された、図18に示されるアーム98aを含む。
[0072]いくつかの実施形態では、アーム20、アーム60、および/またはアーム90と接続されたブレードのうちの1つまたは複数は、図2aに示すように、薄い血管ブレード128aを含むことができる。いくつかの実施形態では、アーム20、アーム60、および/またはアーム90と接続されたブレードのうちの1つまたは複数は、図2bに示すように、幅広い血管ブレード128bを含むことができる。いくつかの実施形態では、アーム20、アーム60、および/またはアーム90と接続されたブレードのうちの1つまたは複数は、図2cに示すように、ホーマンブレード128cに類似したブレードを含むことができる。いくつかの実施形態では、手術システム10は、ブレードを組織と固定するために本明細書で説明するブレードのうちの1つまたは複数と取り付けられた安定性ピン128dを含むことができ、これは、図2eに示すピンドライバ128eと係合されてよい。
[0073]一実施形態では、図3〜図8に示すように、手術システム10は、たとえば本明細書で説明するアーム20などの部材をたとえばブレード28などの部品と取り付けるために構成されたアダプタ130を含む。いくつかの実施形態では、アダプタ130は、アーム20とブレード28との間の迅速接続アタッチメントとして構成され、それらの間でのトグルを阻止および/または防止する。いくつかの実施形態では、アダプタ130は、本明細書で説明するように、アーム20、60、90およびブレード28、68、98のうちの1つまたは複数とともに用いることが可能である。いくつかの実施形態では、アダプタ130は、たとえばアーム28aなどのブレードのアームの一部分と、たとえば延長部24などの部材の一部分とを含む。いくつかの実施形態では、アダプタ130は延長部24と接続され、そのような接続は、玉継手46に類似した球状関節を含む。いくつかの実施形態では、アダプタ130は、アーム20およびブレード28と取り付けられた手術システム10の別個の構成要素を備える。
[0074]アダプタ130は、ハウジング132を含む。ハウジング132は、本明細書で説明するように、アーム20の延長部24との嵌合係合のために構成される。ハウジング132は、たとえばプッシュボタン140などのアクチュエータの配備のために構成された空洞136および空洞138を画定する面134を含む。空洞136、138は、離隔された関係で隣接して配置される。いくつかの実施形態では、空洞136、138は平行に配置される。いくつかの実施形態では、空洞136、138は、たとえば、中心を外れた、ずらされた、横断する、垂直、および/または鈍角もしくは鋭角などの角度をなす、などのさまざまな相対的配向で配置される。ハウジング132は、凹部142を画定する面144を含む。凹部144は、本明細書で説明するように、たとえば開位置および/または解放位置などの選択された位置における入れ子構成でのボタン140の一部分の配備のために構成される。
[0075]面134は空洞150を画定する。空洞150は、空洞136、138に対して直角に配置される。空洞150は、アーム20を用いてブレード28を図4に示す非ロック位置と図6に示すロック位置との間に配置するように、アダプタ130内での、これに対するアーム28aの平行移動を容易にするために、空洞136と連通する。ボタン140は、アーム20を用いてブレード28を非ロック位置とロック位置との間に配置するために、アーム28aとの係合を介して操作される、および/または図5の矢印Aによって示される方向における平行移動のために開業医によって押し下げられる。面134は、空洞136、138に対して直角に配置された空洞152を画定する。空洞152は、本明細書で説明するように、ブレード28のアーム28aと接続された、たとえばピン156などの、回転防止要素を受け入れるように構成される。
[0076]アーム28aの一部分は、空洞150内での配備のためのシリンダ158を含む。アーム28aは、チャネル162を画定する面160を含む。面160は、チャネル162に対して配備された楔164を含む。楔164は、主傾斜部168を画定する面166を含む。楔164は、ロッキング傾斜部172を画定する面170を含む。傾斜部168、172は、本明細書で説明するように、ブレード28の平行移動および/またアーム20を用いたロッキングを容易にするために、本明細書で説明するように、楔188との係合のために構成される。延長部24に対するアーム28aの回転を阻止および/または防止するための、空洞152を用いたピン156の配備および面134との係合。
[0077]ボタン140は面141を含む。延長部180および延長部182は、面141からハウジング132へと延びる。延長部180は、空洞136内での配備のために構成される。延長部180は、円筒状部分183を含む。延長部180は、チャネル186を画定する面184を含む。面184は、本明細書で説明するように、チャネル186に対して配備され、楔164との係合のために構成された楔188を含む。楔188は、傾斜部192を画定する面190を含む。楔188は、傾斜部196を画定する面194を含む。傾斜部192、196は頂点198を形成する。傾斜部168は、本明細書で説明するように、ロック位置と開位置との間でボタン140を移動させるように傾斜部196を係合するために、頂点198の上での傾斜部192との摺動可能な係合のために構成される。傾斜部172は、アダプタ130がアーム20を用いてブレード28を取り外し可能にロックするように、傾斜部196との摺動可能な係合のために構成される。傾斜部172が傾斜部196に沿って平行移動すると、楔164は、この楔が楔188の上で摺動し、締まり嵌めにおいてそれと係合するように、ある位置における配備のために平行移動する。ばね210は、本明細書で説明するように、アーム28aがアダプタ130から分離するのを阻止および/または防止するように楔188を干渉およびロックされた配向に維持するために弾性的に付勢される。いくつかの実施形態では、ばね210は、空洞136内に配置され、本明細書で説明するように、アーム28aがアダプタ130と係合可能であるおよび/またはボタン140が操作されるように力を面141および楔164に加えるように構成され、したがって、アダプタ130はクイックリリース機構である。
[0078]延長部182は、空洞202を画定する面200を含む。空洞202は、たとえば、ボタン140のハウジング132とのアライメントを容易にするように構成されたアライメントピン204などのピンの配備のために構成される。
[0079]使用に際して、アダプタ130は、図4に示すように、ボタン140が凹部144内で入れ子にされ、ばね210がボタン140をロック位置に付勢するように、ロック位置に配置される。シリンダ158は空洞150と位置合わせされ、ピン156は空洞152と位置合わせされる。ピン156およびシリンダ158は、空洞150、152内での配備およびアーム28aの延長部24との接続を目的とする面との係合のために平行移動される。楔164は、図5に示すように、ボタン140が平行移動し、ばね210の付勢力が克服されるように、チャネル186を通って平行移動し、楔188を係合する。チャネル186を通る楔164の平行移動によって、傾斜部168が、傾斜部192に沿って頂点198まで平行移動する。傾斜部168は、頂点198の上で摺動して傾斜部196を係合する。楔164は、楔164が楔188の上で摺動し、それと締まり嵌めで係合されるような位置に配置される。ばね210は、図6に示すように、アーム28aがアダプタ130から分離するのを阻止および/または防止するように楔164、188を干渉およびロックされた配向に維持するために弾性的に付勢された配向に拡張する。いくつかの実施形態では、アダプタ130は、アーム20とブレード28との間の迅速接続アタッチメントとして構成され、それらの間でのトグルを阻止および/または防止する。
[0080]一実施形態では、図9および図10に示すように、本明細書で説明するシステムおよび方法に類似した手術システム10は、たとえば本明細書で説明するアーム20などの部材をたとえばブレード28などの部品と取り付けるための、本明細書で説明するアダプタ130に類似したアダプタ330を含む。
[0081]アダプタ330は、ハウジング332を含む。ハウジング332は、本明細書で説明するように、アーム20の延長部24との嵌合係合のために構成される。ハウジング332は、たとえば本明細書で説明するボタン140に類似したプッシュボタン340の配備のために構成された空洞336および空洞338を画定する面334を含む。空洞336、338は、離隔された関係で隣接して配置される。ハウジング332は、凹部344を画定する面342を含む。凹部344は、本明細書で説明するように、たとえば開位置および/または解放位置などの選択された位置における入れ子構成でのボタン340の一部分の配備のために構成される。
[0082]ハウジング332は、空洞336、338に対して直角に配置された空洞350を含む。空洞350は、アーム20を用いてブレード28を非ロック位置とロック位置との間に配置するように、アダプタ330内での、これに対するアーム28aの平行移動を容易にするために、空洞336と連通する。空洞350は、テーパの付いた面352を含む。テーパの付いた面352は、本明細書で説明するように、アーム28aの面と摩擦嵌めを形成するように構成される。アーム28aは、テーパの付いた構成を含み、摩擦嵌め構成において空洞350内での配備のために構成される。アーム28aおよび面352の摩擦嵌めは、延長部24に対するアーム28aの回転を阻止および/または防止する。いくつかの実施形態では、アーム28aは、アライメントを容易にし回転負荷を離すように構成されたダウエルピン358との係合のために構成される。
[0083]ボタン440は、アーム20を用いてブレード28を非ロック位置とロック位置との間に配置するために、アーム28aとの係合を介して操作される、および/または平行移動のために開業医によって押し下げられる。アーム28aは、チャネル362を画定する面360を含む。面360は、チャネル362に対して配備された楔364を含む。楔364は、主傾斜部368を含む。楔364は、ロッキング傾斜部372を含む。傾斜部368、372は、本明細書で説明するように、ブレード28の平行移動および/またアーム20を用いたロッキングを容易にするために、本明細書で説明するように、楔388との係合のために構成される。
[0084]ボタン340は面341を含む。延長部380および延長部382は、面341からハウジング332へと延びる。延長部380は、空洞336内での配備のために構成される。延長部380は、円筒状部分383を含む。延長部380は、チャネル386を画定する面384を含む。面384は、本明細書で説明するように、チャネル386に対して配備され、楔364との係合のために構成された楔388を含む。楔388は、傾斜部392を画定する。楔388は、傾斜部396を画定する。傾斜部392、396は頂点398を形成する。傾斜部368は、本明細書で説明するように、ロック位置と開位置との間でボタン340を移動させるように傾斜部396を係合するために、頂点398の上での傾斜部392との摺動可能な係合のために構成される。傾斜部372は、アダプタ330がアーム20を用いてブレード28を取り外し可能にロックするように、傾斜部396との摺動可能な係合のために構成される。傾斜部372が傾斜部396に沿って平行移動すると、楔364は、楔が楔388の上で摺動し、締まり嵌めにおいてそれと係合するように、ある位置における配備のために平行移動する。ばね410は、本明細書で説明するように、アーム28aがアダプタ330から分離するのを阻止および/または防止するように楔364、388を干渉およびロックされた配向に維持するために弾性的に付勢される。いくつかの実施形態では、ばね410は、空洞336内に配備され、本明細書で説明するように、アーム28aがアダプタ330と係合可能であるおよび/またはボタン340が操作されるように力を面341および楔364に加えるように構成され、したがって、アダプタ330はクイックリリース機構である。
[0085]延長部382は、空洞402を画定する面400を含む。空洞402は、たとえば、ボタン340のハウジング332とのアライメントを容易にするように構成されたアライメントピン404などのピンの配備のために構成される。
[0086]一実施形態では、図11および図12に示すように、本明細書で説明するシステムおよび方法に類似した手術システム10は、たとえば本明細書で説明するアーム20などの部材を、たとえば卵形断面構成を有する、アーム28aに類似したアーム28bを含むブレード28などの部品と取り付けるための、本明細書で説明するアダプタ330に類似したアダプタ530を含む。
[0087]アダプタ530は、ハウジング532を含む。ハウジング532は、本明細書で説明するように、アーム20の延長部24との嵌合係合のために構成される。ハウジング532は、たとえば本明細書で説明するボタン340に類似したプッシュボタン540の配備のための空洞536および空洞538を画定する。ハウジング532は、本明細書で説明するように、開位置および/または解放位置におけるボタン340の一部分の配備のための凹部544を画定する。
[0088]ハウジング532は、空洞536、538に対して直角に配置された空洞550を画定する面534を含む。空洞550は、アーム20を用いてブレード28を非ロック位置とロック位置との間に配置するように、アダプタ530内での、これに対するアーム28bの平行移動を容易にするために、空洞536と連通する。空洞550は、卵形断面構成を有する。アーム28bは、延長部24に対するアーム28bの回転を阻止および/または防止するために面534がアーム28bの面を締まり嵌めで係合するように、空洞550内での配備のために構成される。
[0089]ボタン540は、アーム20を用いてブレード28を非ロック位置とロック位置との間に配備するために、アーム28bとの係合を介して操作される、および/または平行移動のために開業医によって押し下げられる。アーム28bは、チャネル562を画定する面560を含む。面560は、チャネル562に対して配備された楔564を含む。楔564は、主傾斜部568を含む。楔564は、ロッキング傾斜部572を含む。傾斜部568、572は、本明細書で説明するように、ブレード28の平行移動および/またはアーム20を用いたロッキングを容易にするために、本明細書で説明するように、楔588との係合のために構成される。
[0090]ボタン540は面541を含む。延長部580および延長部582は、面541からハウジング532へと延びる。延長部580は、空洞536内での配備のために構成される。延長部580は、円筒状部分583を含む。延長部580は、チャネル586を画定する面584を含む。面584は、本明細書で説明するように、チャネル586に対して配備され、楔564との係合のために構成された楔588を含む。楔588は、傾斜部592を画定する。楔588は、傾斜部596を画定する。傾斜部592、596は頂点を形成する。傾斜部568は、本明細書で説明するものと同様に、ロック位置と開位置との間でボタン540を移動させるように傾斜部596を係合するために、頂点の上での傾斜部592との摺動可能な係合のために構成される。傾斜部572は、アダプタ530がアーム20を用いてブレード28を取り外し可能にロックするように、傾斜部596との摺動可能な係合のために構成される。延長部582は、空洞602を画定する面600を含む。空洞602は、アライメントピン604の配備のために構成される。
[0091]いくつかの実施形態では、図13および図14に示すように、手術システム10は、たとえば本明細書で説明するアーム20などの部材をたとえばブレード28などの部品と取り付けるために構成されたアダプタ630を含む。いくつかの実施形態では、アダプタ630は、本明細書で説明するように、アーム20、60、90およびブレード28、68、98のうちの1つまたは複数とともに用いることが可能である。いくつかの実施形態では、アダプタ630は、たとえばアーム28aなどのブレードのアームの一部分と、たとえば延長部24などの部材の一部分とを含む。いくつかの実施形態では、アダプタ630は延長部24と接続され、そのような接続は、玉継手46に類似した球状関節を含む。いくつかの実施形態では、アダプタ630は、アーム20およびブレード28と取り付けられた手術システム10の別個の構成要素を備える。
[0092]アダプタ630は、アーム20をブレード28と接続し、アーム28aおよび延長部24の相対運動を容易にする。いくつかの実施形態では、アダプタ630は、本明細書で開創器12に関して説明するように、ブレード28が、手術手技に関連して、レール14、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対して1つまたは複数の配向に1つまたは複数の自由度に移動可能であるように、アーム20をブレード28と接続する。いくつかの実施形態では、アダプタ630は、ブレード28が延長部24に対して回転における2つの自由度と平行移動における1つの自由度とを含む複数の自由度に移動可能であるように、アーム20をブレード28と接続する。いくつかの実施形態では、アダプタ630は、本明細書で説明するように、ブレード28が、ブレード28の位置決めを容易にするためにアーム20に対して独立しておよび選択的に移動可能であるように、アーム20をブレード28と接続する。
[0093]アダプタ630は、カラー632を含む。カラー632は、延長部24の配備のために構成された開口636を画定する面634を有する延長部633を含む。延長部633は軸Y1を画定する。いくつかの実施形態では、面634および延長部24の面は、玉継手46に類似した球状関節を備える。
[0094]カラー632は、ネジ付きシャフト660を有するハンドル642の配備のための開口640を画定する面638を含む。ハンドル642は、シャフト660を回転させるようにハンドル642を係合するために、たとえばドライバ(図示せず)などの同様の形状をした道具のビットの配備のために構成されたヘックスローブ(hexalobe)外形を有するソケット662を含む。いくつかの実施形態では、ソケット662は、ドライバの対応する形状をした部分の配備のために構成された十字形、フィリップス(phillips)、正方形、六角形、多角形、星形の断面構成を有する。
[0095]カラー632は、ジョー650の配備のために構成された空洞664を画定する内面644を含む。ジョー650は、配備およびシャフト660とのネジによる固定のために構成されたネジ付き通路670を画定する内面668を含む。ジョー650は、アーム20を用いて非ロック位置とロック位置の間にブレード28を配備するために、ネジによる固定においてハンドル642と係合可能である。シャフト660は、ジョー650と係合されて、軸Y2を画定する。
[0096]ジョー650は、たとえば側方通路654などの空洞を画定する面652を含む。通路654は、アーム28aの配備のために構成され、これらは軸Y3を画定する。面652は、保持用フランジ658を含む。フランジ658は凹部672を画定し、面652はアーム28aの配備のために構成される。いくつかの実施形態では、フランジ658は、アダプタ630を用いてアーム28aを保持するためにスナップ嵌め構成で配向付けられる。いくつかの実施形態では、アダプタ630は、最終的な配向におけるアーム20の固定の前にアダプタ630を用いてアーム28aを保持するように、アーム28aを用いて暫定的に閉鎖またはロックされた位置にアダプタ630を付勢するために、空洞664内に配備されたばね(図示せず)を含む。いくつかの実施形態では、暫定的に閉鎖またはロックされた位置は、ジョー650が空洞664に対してアーム28aを用いて上方に付勢されるおよび/または引っ張られることを含む。いくつかの実施形態では、ばね(図示せず)は、シャフト660のまわりに配備される。いくつかの実施形態では、ばね(図示せず)は、ジョー650と面644との間に配備される。
[0097]アダプタ630は、ブレード28が複数の自由度に移動可能であるように、アーム20をブレード28と接続する。アダプタ630は、延長部24を用いて固定される。アーム28aは、通路654に対して配備される。アダプタ630は、最終的な配向におけるアーム20の固定の前にアダプタ630を用いてアーム28aを保持するように、アーム28aを用いてハンドル642および/またはジョー650を暫定的に閉鎖またはロックされた位置に付勢するために、ばねによりあらかじめ荷重が加えられる。
[0098]アーム28aは、延長部24に対して、回転における2つの自由度と平行移動における1つの自由度とを含む、アダプタ630によって容易にされる少なくとも3つのさらなる自由度に移動可能である。アーム28aは、延長部24に対して選択された配向に、図13の矢印Bによって示される方向に軸Y2に対して軸Y2のまわりで回転可能であり、矢印Cによって示される方向に軸Y3に対して軸Y3のまわりで回転可能であり、矢印Dによって示される方向に軸Y3に対して軸Y3に沿って平行移動可能である。本明細書で説明するように、選択された配向における延長部24に対するブレード28の位置決め時、ドライバがソケット662と係合される、および/またはハンドル642が、ジョー650と螺合するシャフト660を回転させるように操作される。シャフト660は、選択された配向に延長部24を用いてブレード28をロックするようにアーム28aを係合する。
[0099]図15〜図18に示すアセンブリ、動作、および使用法において、本明細書で説明するシステムに類似した手術システム10は、患者の脊椎の一セクションを冒す、本明細書で説明するものなどの、脊椎疾患の治療のために手術手技とともに用いられる。手術システム10はまた、他の手術手技ともに用いられてもよい。患者の対象身体Bの椎骨Vの冒されたセクションを治療するために、身体Bは、たとえば身体Bを支持するように構成された手術台などの手術固定面に対して側配向に配置される。身体Bは、横に、左側を上にして置かれる。いくつかの実施形態では、この結果、大静脈が中心線の右側に向けられる。身体Bは、選択された筋肉および腹腔の解剖学的構造を回避しながら本明細書で説明する手術進入路Pに沿ってL5−S1椎間腔への直接アクセスを提供するために手技が腸骨稜の前で斜めに実行可能であるように配向付けられる。いくつかの実施形態では、身体Bを横に置くことによって、軸XBに対して斜角αで配置される手術進入路Pへのアクセスが容易になる。
[00100]たとえば、図16に示すように、T12からS1までの外側解剖学的構造は、肋骨および骨盤の骨の解剖学的構造ならびその下の腰筋PMによって形成される後腹膜回廊を示す。T12−L2から、手術進入路Pへのアクセスのための例示的なアプローチは、肋骨を腹側に回避するための直接的な外側アプローチであってよい。これらのレベルにおける腰筋PMは、より小さく、神経の分布がより少ないことがあり、したがって、引っ込めるまたは拡張することが可能である。侵害を回避するまたは引っ込めることを最小にするためのより斜めの前側アプローチが用いられ得るように、L2からL4領域は一般に肋骨の下または尾側にあり、腰筋PMはより前側に移る。いくつかの実施形態では、骨盤はL4−L5領域内の外側アクセスを制限し、腰筋は、よりさらに前側に移り、手術進入路Pへのアクセスのための例示的なアプローチを前側に移動させる。L5−S1領域では、側方への大血管の分岐部により、L5−S1椎間板腔への安全なアクセスは、手術進入路Pへのより前側のアプローチであり、これは、本明細書で説明するように、斜角で達成可能であり、患者は側位である。
[00101]マーキングは、L5−S1椎間腔の傾きおよび前弯を識別するために身体Bの前部から身体Bの後部に引かれ、ラインは、手術進入路Pにアクセスするために、腹部上への傾きと同じ軌道に沿って継続する。傾きの量は、頭側、すなわち頭部に向かう、に対するL5−S1椎間腔の前弯に入る切開部の最も尾側、すなわち尾骨に向かう、状況(aspect)を視覚的に示す。第2のラインは椎間板の中心から引かれ、腹部の上へ床に垂直に投射する。このラインは、腹部内での椎間板の実際のレベルを表す。切開部Iは、2本のラインの間にASISおよび骨盤からの後口側から前尾側への内側のほぼ1〜2本の指幅の手術進入路Pを作製するように、実質的なアライメントおよび連通のためのたとえばメスなどの手術器具を用いて作製される。いくつかの実施形態では、切開部は、より高いレベルの脊椎まで、遠位方向に恥骨結合まで、延びることができる。一実施形態では、別個のL5−S1切開部は、L4−L5よりも低く、より前側の部位で利用される。
[00102]いくつかの実施形態では、切開部Iへの進入時に、外腹斜筋または腱膜および筋膜がみられる。いくつかの実施形態では、後腹膜の分離および露出は、本明細書で説明するように、先の鈍い(blunt)指を利用して開創器のためのより幅広い露出を容易にすることによって達成される。いくつかの実施形態では、尿管が露出され、後腹膜平面の広い吻側から尾側の展開(development)の切開は、尿管を保護するために利用され、それによって、前方に動きながら、その後腹膜への取り付けを維持する。
[00103]いくつかの実施形態では、手術進入路Pが作製され、骨盤を下り、腰筋を横切る、2本の指による分離の進行は、骨盤から前方に継続し、腸骨動脈の脈動の位置を特定する。いくつかの実施形態では、指による分離は、仙骨岬角およびL5−S1椎間腔上で動脈の内側の脈動する腸骨動脈を越えて継続される。いくつかの実施形態では、照明された開創器は、前方脊椎上に順次置かれ、前方椎間板および仙骨の上の外膜層がみられる。
[00104]いくつかの実施形態では、手術進入路Pを作製する斜めアプローチは、分岐部の下でL5−S1椎間腔にアクセスし、したがって、側方への左総腸骨静脈および動脈の後方引き込みは伸展および潜在的剥離を引き起こさないので、腸腰静脈は結紮されない。
[00105]本明細書で説明するように、たとえば開創器12などの手術器具は、組織を離間するために、切開部Iとともに手術進入路Pと連通して配置される。本明細書で説明する開創器ブレード28、68、98は、本明細書で説明するように、組織および/または血管を保護するためにL5−S1椎間腔のまわりでの順次挿入のために構成される。レール14は、本明細書で説明するように、手術機器に取り付けられる。いくつかの実施形態では、たとえばアダプタ630などのアダプタは、本明細書で説明するものに類似した、図18に示される、アーム20、60、および/または90ならびにブレード28、68、および/または98と取り付けられる。
[00106]アダプタ630は、本明細書で説明するように、ブレード28が、手術手技に関連して手術部位に隣接するレール14、アーム20、固定の手術機器、および/または対象身体Bの組織に対して、1つまたは複数の配向に複数の自由度で移動可能であるように、ブレード28をアーム20と接続する。ブレード28は、ブレード28を位置合わせして身体Bに対して後側配向および/または切開部Iの後側部分との係合へと誘導する切開部Iに対してアダプタ630および/またはアーム20を介して、本明細書で説明する移動のために操作される。
[00107]アダプタ630は、本明細書で説明するように、ブレード68が、手術手技に関連して手術部位に隣接するレール14、アーム60、固定の手術機器、および/または対象身体Bの組織に対して、1つまたは複数の配向に複数の自由度で移動可能であるように、ブレード68をアーム60と接続する。ブレード68は、ブレード68を位置合わせして身体Bに対して前側配向および/または切開部Iの前側部分との係合へと誘導する切開部Iに対してアダプタ630および/またはアーム60を介して、本明細書で説明する移動のために操作される。
[00108]アダプタ630は、本明細書で説明するように、ブレード98が、手術手技に関連して手術部位に隣接するレール14、アーム90、固定の手術機器、および/または対象身体Bの組織に対して、1つまたは複数の配向に複数の自由度で移動可能であるように、ブレード98をアーム90と接続する。ブレード98は、ブレード98を位置合わせして身体Bに対して頭側配向および/または切開部Iの頭側部分との係合へと誘導する切開部Iに対してアダプタ630および/またはアーム90を介して、本明細書で説明する移動のために操作される。開創器12は、手術進入路Pを画定するために切開部Iに隣接する組織を離間し、これによって、器具および/またはインプラントを、手術進入路Pを通して身体Bに斜めに挿入することが可能になる。
[00109]いくつかの実施形態では、椎間板切除術は、手術進入路Pを介して実行される。いくつかの実施形態では、たとえば、Cobb昇降機、槌、シェーバー、鋸歯状キュレット、やすり、環状キュレット、子宮キュレット、および/またはそれらの組み合わせなどの計器が、椎間板腔の椎間板切除術を実行するために利用される。
[00110]いくつかの実施形態では、前縦靱帯(ALL)解放手技が、椎間板切除術後にOLIF手法を使用して実行可能である。たとえば、ALLをゆるめることは、OLIF手術進入路がALLのすぐ近くにあるようにALL内に孔または部分的切れ目を置くことによって実行可能である。
[00111]いくつかの実施形態では、トライアル用インプラント(図示せず)が、手術進入路Pに沿って送達される。トライアル用インプラントは、L2−L5椎骨レベルの1つまたは複数の椎間腔を伸延し、椎間腔内に適切な張力を加えて間接的な減圧を可能にするために使用される。一実施形態では、椎間板腔の直接的な減圧は、ヘルニアを起こした椎間板の一部分を除去することによって実行される。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の椎体間インプラントは、L2−L5椎骨レベルの1つまたは複数の椎間腔を用いた埋め込みのために、手術進入路Pに沿って導入および送達可能である。
[00112]いくつかの実施形態では、パイロット孔などが、骨留め具を受け入れるならびに/またはロッドおよびプレートを含み得る脊椎構造物を取り付けるために手術進入路Pを介してその椎間腔に隣接する椎骨内に作製される。挿入物は、L2−L5椎骨レベルの1つまたは複数の椎骨および/または椎間腔に隣接する埋め込みを目的として、手術部位に隣接する手術進入路Pに沿った送達のために、インプラントおよび/または脊椎構造物と取り付けられる。
[00113]本明細書で説明する手技の完了時、手術システム10の手術器具、アセンブリ、および埋め込まれていない構成要素が除去され、切開部が閉じられる。手術システム10の構成要素のうちの1つまたは複数は、ポリマーなどの放射線透過性材料から作製可能である。放射線不透過性マーカは、X線技法、蛍光透視技法、CT技法、または他のイメージング技法の下で識別のために含まれてよい。いくつかの実施形態では、手術ナビゲーション、顕微手術技法、および画像誘導技術の使用は、手術システム10を用いて脊椎悪化または損傷にアクセスする、見る、および修復するために用いられてよい。いくつかの実施形態では、手術システム10は、単一椎骨レベルまたは複数の椎骨レベルとともに使用するための1つまたは複数のプレート、コネクタ、および/または骨留め具を含んでよい。
[00114]一実施形態では、手術システム10は作用物質を含み、この作用物質は、手術システム10の構成要素および/または面の中、その上、またはそのまわりに配備、充填、被覆、または積層されてよい。いくつかの実施形態では、作用物質としては、たとえば、固定手術システム10の構成要素および/または面の椎骨との固定を高めるための、骨移植などの骨成長促進物質があり得る。いくつかの実施形態では、作用物質としては、たとえば、疼痛、炎症、および変性を治療するための徐放を含む放出のための1つまたは複数の治療薬および/または薬物があり得る。
[00115]一実施形態では、図19および図20に示すように、本明細書で説明するシステムおよび方法に類似した手術システム10は、たとえば本明細書で説明する手術開創器12に類似した手術開創器712などの手術器具を備える。手術開創器712は、手術台(図示せず)のアーム711との接続のために構成された、本明細書で説明するレール14に類似したレール714を含む。レール714は、手術手技に関連する対象身体Bおよび/または切開部に対する手術開創器712の配置および/または配向を容易にするように構成された。
[00116]レール714は、端部716と端部718との間に延びる。レール714は、端部716、718の間に円弧状構成で延びる。いくつかの実施形態では、レール714は、アーム711に対して移動可能であり、選択された位置および/または配向においてアーム711を用いてロック可能である。いくつかの実施形態では、レール714は、本明細書で説明するように手術台および/または患者の身体に対して選択された位置および/または配向でアーム711を用いてレール714をロックする、本明細書で説明するノブ15に類似したノブ715を含む。
[00117]本明細書で説明する開創器アーム20、60、90は、1つまたは複数のアーム20、60、90が、手術手技に関連してレール714、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対して、本明細書で説明する配向に似た、1つまたは複数の配向に1つまたは複数の自由度で移動可能であるように、レール714を用いて取り付けられる。手術開創器712の構成は、軌道の選択された角度で配備可能であり、隣接するブレードの配置によって拘束されないことが可能である、本明細書で説明するブレード28、68、98への接続のために、レール714、固定の手術機器、および/または対象身体Bに対して独立しておよび選択的に移動可能なアーム20、60、90を提供する。
[00118]一実施形態では、図21に示すように、本明細書で説明するシステムおよび方法に類似した手術システム10は、たとえば本明細書で説明する開創器12に類似した開創器812などの手術器具を備える。開創器812は、たとえば、ハブ814などの要素を含む。ハブ814は、たとえば、たとえば手術台(図示せず)などの固定の手術機器などの固定具との接続のために構成される。ハブ814は、本明細書で説明するような、たとえばセグメント化関節式アーム820、860、890などの部材との接続のために構成された空洞816を含む。
[00119]アーム820は、端部822と端部824との間に延びる。アーム820は、たとえばリンク構成826などの、セグメント化された関節式構成を含む。リンク構成826は、相対的に移動可能な、一連の相互接続されたリンク828を含む。端部822は、そこから延びるチェーンリンク(図示せず)を有するハンドル823を含む。チェーンリンクは、リンク828を通って延び、端部824と固定される。リンク構成826は、本明細書で説明するものと同様に、手術部位において組織を係合および離隔するために、本明細書で説明するように、関節接合を容易にする可撓性の配向と、ブレード28の配向付けを容易にする比較的剛性の配向との間に配備可能である。各リンク828は外面830を有する。いくつかの実施形態では、各外面830のすべてまたは一部分のみは、たとえば、粗い、波状、多孔性、半多孔性、くぼみのある、研磨された、および/またはテクスチャの付いたなどの代替面構成を有してよい。
[00120]第1の配向では、リンク構成826は、リンク828が相対的に移動可能であるように、比較的に可撓性の構成で配置される。アーム820は、選択された配向へと操作され、関節でつながれ、この配向としては、直線的、非直線的、円弧状、角度付き、中心を外れた、および/またはずらされた、があり得る。ハンドル823は、手術部位において組織を係合および離隔するように、第2のまたは固定された配向にアーム820を配置するために、チェーンリンクを引っ張り、張力をかけるように回転される。
[00121]アーム820は、ハブ814と接続される。アーム820は、ハブ814に対して独立したおよび選択的な移動のために構成される。アーム820は、本明細書で説明するように、後側ブレード28と接続される。ブレード28は、本明細書で説明するように、後側配向の配備のために構成され、身体に対して切開部の実質的に後側部分の組織と係合可能である。ブレード28は、本明細書で説明するように、身体の両側性軸に対して斜め手術進入路Pを画定するように切開部の組織を離間するための構成において配備可能である。
[00122]アーム860は、端部862と端部864との間に延びる。アーム860は、たとえばリンク構成866などの、セグメント化された関節式構成を含む。リンク構成866は、相対的に移動可能な、一連の相互接続されたリンク868を含む。端部862は、そこから延びるチェーンリンク(図示せず)を有するハンドル863を含む。チェーンリンクは、リンク868を通って延び、端部864と固定される。リンク構成866は、本明細書で説明するものと同様に、手術部位において組織を係合および離隔するために、本明細書で説明するように、関節接合を容易にする可撓性の配向と、ブレード68の配向付けを容易にする比較的剛性の配向との間に配備可能である。各リンク868は外面870を有する。いくつかの実施形態では、各外面870のすべてまたは一部分のみは、たとえば、粗い、波状、多孔性、半多孔性、くぼみのある、研磨された、および/またはテクスチャの付いたなどの代替面構成を有してよい。
[00123]第1の配向では、リンク構成866は、リンク868が相対的に移動可能であるように、比較的に可撓性の構成で配置される。アーム860は、選択された配向へと操作され、関節でつながれ、この配向としては、直線的、非直線的、円弧状、角度付き、中心を外れた、および/またはずらされた、があり得る。ハンドル863は、手術部位において組織を係合および離隔するように、第2のまたは固定された配向にアーム860を配置するために、チェーンリンクを引っ張り、張力をかけるように回転される。
[00124]アーム860は、ハブ814と接続される。アーム860は、ハブ814に対して独立したおよび選択的な移動のために構成される。アーム860は、本明細書で説明するように、前側ブレード68と接続される。ブレード68は、本明細書で説明するように、前側配向の配備のために構成され、身体に対して切開部の実質的に前側部分の組織と係合可能である。ブレード68は、本明細書で説明するように、身体の両側性軸に対して斜め手術進入路Pを画定するように切開部の組織を離間するための構成において配備可能である。
[00125]アーム890は、端部892と端部894との間に延びる。アーム890は、たとえばリンク構成896などの、セグメント化された関節式構成を含む。リンク構成896は、相対的に移動可能な、一連の相互接続されたリンク898を含む。端部892は、そこから延びるチェーンリンク(図示せず)を有するハンドル893を含む。チェーンリンクは、リンク898を通って延び、端部894と固定される。リンク構成896は、本明細書で説明するものと同様に、手術部位において組織を係合および離隔するために、本明細書で説明するように、関節接合を容易にする可撓性の配向と、ブレード98の配向付けを容易にする比較的剛性の配向との間に配備可能である。各リンク898は外面900を有する。いくつかの実施形態では、各外面900のすべてまたは一部分のみは、たとえば、粗い、波状、多孔性、半多孔性、くぼみのある、研磨された、および/またはテクスチャの付いたなどの代替面構成を有してよい。
[00126]第1の配向では、リンク構成896は、リンク898が相対的に移動可能であるように、比較的に可撓性の構成で配置される。アーム890は、選択された配向へと操作され、関節でつながれ、この配向としては、直線的、非直線的、円弧状、角度付き、中心を外れた、および/またはずらされた、があり得る。ハンドル893は、手術部位において組織を係合および離隔するように、第2のまたは固定された配向にアーム890を配置するために、チェーンリンクを引っ張り、張力をかけるように回転される。
[00127]アーム890は、ハブ814と接続される。アーム890は、ハブ814に対して独立したおよび選択的な移動のために構成される。アーム890は、本明細書で説明するように、頭側ブレード98と接続される。ブレード98は、本明細書で説明するように、頭側配向の配備のために構成され、身体に対して切開部の実質的に頭側部分の組織と係合可能である。ブレード98は、本明細書で説明するように、身体の両側性軸に対して斜め手術進入路Pを画定するように切開部の組織を離間するための構成において配備可能である。
[00128]さまざまな修正が、本明細書で開示する実施形態に対してなされてよいことが理解されよう。したがって、上記の説明は、限定と解釈されるべきではなく、単にさまざまな実施形態の例示と解釈されるべきである。当業者は、本明細書に添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲内の他の修正を想定するであろう。

Claims (19)

  1. 固定具と接続可能な要素と、
    前記要素に対して独立しておよび選択的に移動可能であり、身体に対して切開部の実質的に後側の部分の組織と係合可能な部品を含む第1の部材と、
    前記要素に対して独立しておよび選択的に移動可能であり、前記身体に対して前記切開部の実質的に前側の部分の組織と係合可能な部品を含む第2の部材と、
    前記要素に対して独立しておよび選択的に移動可能であり、前記身体に対して前記切開部の実質的に頭側の部分の組織と係合可能な部品を含む第3の部材と
    を備え
    前記第1、第2、第3の部材の少なくとも一つが、前記部材と前記部品との間に配置されたアダプタを含み、前記アダプタが、前記部品が前記部材と取り外し可能に係合可能であるように移動可能な傾斜部インタフェースを含み、
    前記移動可能な傾斜部インタフェースは、前記第1、第2、第3の部材に設けられた第1の楔(164)と、前記第1の楔(164)に係合するようになっている第2の楔(188)とを有し、前記第1の楔(164)はロッキング傾斜部(172)を有し、前記第2の楔(188)は傾斜部(196)を有し、
    前記ロッキング傾斜部(172)が前記傾斜部(196)に沿って平行移動すると、前記第1の楔(164)はこの楔が前記第2の楔(188)の上で摺動し、締まり嵌めにおいてそれと係合するように、ある位置における配備のために平行移動するようになっている、手術器具。
  2. 前記部材の少なくとも1つが第1の延長部と第2の延長部とを含む、請求項1に記載の手術器具。
  3. 前記延長部の少なくとも1つが前記要素に対して選択的に回転可能である、請求項2に記載の手術器具。
  4. 前記第2の延長部が前記第1の延長部に対して選択的に回転可能である、請求項2に記載の手術器具。
  5. 前記部材の少なくとも1つが前記要素との球状関節接続を含む、請求項1に記載の手術器具。
  6. 前記アダプタが、プッシュボタンリリースを含むクイックリリース接続を含む、請求項に記載の手術器具。
  7. 前記部品の1つが後側ブレードを含む、請求項1に記載の手術器具。
  8. 前記部品の1つが前側ブレードを含む、請求項1に記載の手術器具。
  9. 前記部品の1つが頭側ブレードを含む、請求項1に記載の手術器具。
  10. 前記部材が、身体の両側性軸に対して斜めの手術進入路を画定するように切開部の組織を離間するための構成で配備可能である、請求項1に記載の手術器具。
  11. 前記要素が直線状構成を備える、請求項1に記載の手術器具。
  12. 前記要素が円弧状構成を含む、請求項1に記載の手術器具。
  13. 前記要素がハブを含む、請求項1に記載の手術器具。
  14. 前記部材の少なくとも1つが、セグメント化された関節式アームを含む、請求項1に記載の手術器具。
  15. 固定具と接続可能な要素と、
    前記要素に対して独立しておよび選択的に移動可能であり、後側ブレードを含む第1のアームと、
    前記要素に対して独立しておよび選択的に移動可能であり、前側ブレードを含む第2のアームと、
    前記要素に対して独立しておよび選択的に移動可能であり、頭側ブレードを含む第3のアームと
    を備え、
    前記第1のアーム、第2のアーム、第3のアームの少なくとも一つが、該少なくとも一つのアームとこのアームに対応する前記ブレードとの間に配置されたアダプタを含み、前記アダプタが、前記ブレードが前記アームと取り外し可能に係合可能であるように移動可能な傾斜部インタフェースを含み、
    前記移動可能な傾斜部インタフェースは、第1のアーム、第2のアーム、第3のアームに設けられた第1の楔(164)と、前記第1の楔(164)に係合するようになっている第2の楔(188)とを有し、前記第1の楔(164)はロッキング傾斜部(172)を有し、前記第2の楔(188)は傾斜部(196)を有し、
    前記ロッキング傾斜部(172)が前記傾斜部(196)に沿って平行移動すると、前記第1の楔(164)はこの楔が前記第2の楔(188)の上で摺動し、締まり嵌めにおいてそれと係合するように、ある位置における配備のために平行移動するようになっており、
    前記アームが、前記身体の両側性軸に対して斜め手術進入路を画定するように切開部の組織を離間するための構成において配備可能である、
    手術器具。
  16. 前記アームの少なくとも1つが第1の延長部と第2の延長部とを含む、請求項15に記載の手術器具。
  17. 前記延長部の少なくとも1つが前記要素に対して選択的に回転可能および/または平行移動可能である、請求項15に記載の手術器具。
  18. 前記アームの少なくとも1つが、前記ブレードが前記アームと取り外し可能に係合可能であるように前記アームと前記ブレードとの間に配置されたアダプタを含む、請求項15に記載の手術器具。
  19. 固定具と接続可能なハブと、
    前記ハブに対して独立しておよび選択的に移動可能であり、後側ブレードを含む第1のセグメント化された関節式アームと、
    前記ハブに対して独立しておよび選択的に移動可能であり、前側ブレードを含む第2のセグメント化された関節式アームと、
    前記ハブに対して独立しておよび選択的に移動可能であり、頭側ブレードを含む第3のセグメント化された関節式アームと
    を備え、
    前記第1のセグメント化された関節式アーム、第2のセグメント化された関節式アーム、第3のセグメント化された関節式アームの少なくとも一つが、該少なくとも一つの関節式アームとこのアームに対応する前記ブレードとの間に配置されたアダプタを含み、前記アダプタが、前記ブレードが前記アームと取り外し可能に係合可能であるように移動可能な傾斜部インタフェースを含み、
    前記移動可能な傾斜部インタフェースは、前記第1のセグメント化された関節式アーム、第2のセグメント化された関節式アーム、第3のセグメント化された関節式アームに設けられた第1の楔(164)と、前記第1の楔(164)に係合するようになっている第2の楔(188)とを有し、前記第1の楔(164)はロッキング傾斜部(172)を有し、前記第2の楔(188)は傾斜部(196)を有し、
    前記ロッキング傾斜部(172)が前記傾斜部(196)に沿って平行移動すると、前記第1の楔(164)はこの楔が前記第2の楔(188)の上で摺動し、締まり嵌めにおいてそれと係合するように、ある位置における配備のために平行移動するようになっており、
    前記アームが、身体の両側性軸に対して斜め手術進入路を画定するように切開部の組織を離間するための構成において配備可能である、
    手術器具。
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