JP6742832B2 - 地中連続壁の構築方法、および地中連続壁 - Google Patents

地中連続壁の構築方法、および地中連続壁 Download PDF

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Description

本発明は、地中連続壁の構築方法、および地中連続壁に関する。
LNG(液化天然ガス)、LPG(液化石油ガス)などの低温液化ガスを貯留する設備として地下タンクがある。図15(a)に地下タンク100の概略を示す。地下タンク100は、鉄筋コンクリート製の略円筒状の地中連続壁110を山留兼遮水壁として内部の地盤を掘削し、躯体の構築を行った地下構造物である。
地下タンク100の躯体は、鉄筋コンクリート製の底版103と側壁105、および鋼製屋根107から構成されることが一般的である。側壁105は底版103上に略円筒状に形成され、底版103や側壁105の内面には断熱材やメンブレン(不図示)なども設置される。
図15(b)に示すように、地中連続壁110は、地中連続壁110の周方向(図の左右方向に対応する)に交互に配置された複数の先行エレメント111と後行エレメント113によって構成される。地中連続壁110の構築時は、まず地中連続壁110の周方向に所定の間隔を空けて地盤に掘削溝を形成し、当該掘削溝に先行エレメント111を構築する。その後、先行エレメント111と先行エレメント111の間に掘削溝を形成して当該掘削溝に後行エレメント113を構築する(例えば、特許文献1〜3参照)。
地中連続壁110の構築方法を示すのが図16である。この例では、先行エレメント111の構築時、まず連壁掘削機等によって地盤を短冊形に掘削して図16(a)に示すように掘削溝117を形成した後、当該掘削溝117に鉄筋籠121を挿入する。その後、掘削溝117に図16(b)に示すようにコンクリート129を打設して充填することで先行エレメント111が構築される。
地盤の掘削は掘削溝117に安定液を満たしつつ行い、鉄筋籠121の挿入前に掘削溝117中の安定液の良液置換を行っておき、コンクリート129中にスライムが過度に混入することを防ぐ。
図16(a)に示すように、鉄筋籠121は水平方向および鉛直方向の鉄筋122a、122bを有するほか、コンクリート打設時に後行エレメント側にコンクリート129が漏れ出すのを防止するため、鉄筋籠121の妻部に鋼板123が設けられ、当該鋼板123に押え板125、土木シート127などが取付けられる。鋼板123等は鉄筋籠121の両妻部に設けられ、両妻部の鋼板123同士を結ぶように鋼板123の補強用のタイロッド124が取付けられる。
コンクリート打設時は、コンクリート129の漏れ防止やタイロッド124の破断防止のためにコンクリート129の打設速度を管理し、打設圧を小さくする。地盤の掘削からコンクリート129の打設完了までは、安定液の比重管理、周辺地盤との水位差である液位の管理を行うことで、掘削溝117の内壁の安定を図りながら作業を行う。
先行エレメント111の構築後、上記と同様の方法で、図16(c)に示すように先行エレメント111の側方の地盤を掘削して掘削溝117を形成し、当該掘削溝117に図16(d)に示すように鉄筋籠131を挿入してその周囲にコンクリート129を打設すると後行エレメント113が構築される。
特開昭63-35915号公報 特開2002-13135号公報 特許第3147437号公報
このように、従来の方法では、安定液の良液置換、鋼板等を設けた鉄筋籠の使用、コンクリートの打設速度の管理等を行う必要があり、施工に手間やコストが掛かっていた。
後行エレメントの構築時に先行エレメントのコンクリートを切削しながら地盤を掘削して掘削溝を形成する工法もあり、この場合では前記のような先行エレメントのコンクリート漏れの心配をせずに施工を簡略化できるが、コンクリートを切削することから安定液の劣化が早く、安定液の作泥量、廃液量が多くなるという問題点があり、掘削機も回転式に限定されていた。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、地中連続壁を容易に構築できる地中連続壁の構築方法等を提供することである。
前述した目的を達成するための第1の発明は、平面において離間して形成した地盤の掘削溝にプレキャストブロックを挿入し、地中連続壁の先行エレメントを複数構築する工程と、前記先行エレメントと前記先行エレメントの間に形成した掘削溝にコンクリートを打設して地中連続壁の後行エレメントを構築する工程と、を具備し、前記先行エレメントは、複数の前記プレキャストブロックを上下に連結して形成され、前記プレキャストブロックは筒状であり、前記先行エレメントの最下段の前記プレキャストブロックのみ底板部を有し、前記先行エレメントを構築する際、掘削溝に安定液を充填した状態で地盤の掘削を行い、上下複数の前記プレキャストブロックを前記掘削溝に建込んだ後、上下複数の前記プレキャストブロックの内側にコンクリートを打設することを特徴とする地中連続壁の構築方法である。
本発明では、先行エレメントの構築時にプレキャストブロックを用いるため、前記のような良液置換を行うことなく先行エレメントを構築でき、また前記のようなコンクリートの漏れ対策も必要ないので、地中連続壁を容易に構築できて工期やコストを低減できる。さらに、既製のプレキャストブロックを用いることで高品質な地中連続壁が構築できる。
前記プレキャストブロックは筒状であり、前記先行エレメントを構築する際、前記プレキャストブロックの内側にコンクリートを打設するので、プレキャストブロックを軽量化でき、運搬等が簡単で掘削溝への建込作業も容易になる。またプレキャストブロック内側へのコンクリートの充填作業はいつでも良いため、工程を容易に調整できる。
本発明では、前記先行エレメントを構築する際、掘削溝に安定液を充填した状態で地盤の掘削を行い、前記先行エレメントの最下段の前記プレキャストブロックは底板部を有する。また、前記先行エレメントを構築する際、前記プレキャストブロックの内側に水を充填し、前記プレキャストブロックを掘削溝内で下降させることが望ましい。
最下段のプレキャストブロックに底板部を設けておくことで、プレキャストブロックに掘削溝内の安定液による浮力を働かせ、掘削溝への建込作業を安定的に行うことができる。プレキャストブロックの下降時には、プレキャストブロックに加わる浮力に応じてプレキャストブロック内に水を注入しつつ、当該水の重量を含むプレキャストブロックの総重量と浮力の差分を管理しながら、プレキャストブロックをゆっくりと下降させることができる。また注水は真水によって行うことができ、先行エレメントの構築時にプレキャストブロックの内側の泥等の混じらない真水中にコンクリートを打設することで、コンクリートの品質は格段に良くなる。
記先行エレメントを構築する際、前記プレキャストブロックの上端部を前記安定液の上方で支持し、当該プレキャストブロックの上に新たなプレキャストブロックを連結することが望ましい。
これにより、掘削溝の位置で気中にてプレキャストブロック同士を連結することができ、プレキャストブロックの建込作業の流れのなかで容易にプレキャストブロックの連結を行うことができる。
記先行エレメントを構築する際、上段のプレキャストブロックの下面から突出した鉄筋を、下段のプレキャストブロックの上面の固化材が充填された穴に挿入し、緊結材を用いて上下のプレキャストブロックを緊結することが望ましい。
これにより、上下のプレキャストブロックを短時間でしっかりと連結できる。
前記プレキャストブロックにおいて、前記後行エレメントとの接続面に鉛直方向の溝が形成されていることが望ましい。
また、前記プレキャストブロックは、前記後行エレメントとの接続面の側方に露出する鉄筋を有し、前記後行エレメントを構築する際、掘削溝に鉄筋籠を挿入し、前記鉄筋と前記鉄筋籠の鉄筋とをラップさせて重ね継手を形成することが望ましい。
これらの構成により、先行エレメントと後行エレメントを強固に接続することができる。
記先行エレメントの上部において、下方よりも前記地中連続壁の周方向の長さが短いプレキャストブロックが用いられ、且つ当該プレキャストブロックの前記鉄筋と前記鉄筋籠の鉄筋との間で前記重ね継手が形成されてもよい。
このように、先行エレメントの上部を重ね継手とし下部は重ね継手無しとすることも可能であり、その場合は上部のプレキャストブロックに比較して下部のプレキャストブロックの地中連続壁の周方向の長さを大きくすることができる。
また、前記先行エレメントを構築する際、水平方向に連結した複数のプレキャストブロックを用いることも望ましい。
このように、先行エレメントの構築時は、必要に応じて複数のブレキャストブロックを水平方向に連結し地中連続壁の周方向に長くして用いることができる。
第2の発明は、地盤の掘削溝に構築された複数のエレメントを有する地中連続壁であって、プレキャストブロックを用い、平面において離間して構築された複数の第1のエレメントと、前記第1のエレメントと前記第1のエレメントの間にコンクリートが充填されて構築された第2のエレメントと、を有し、前記第1のエレメントは、複数の前記プレキャストブロックを上下に連結して形成され、前記プレキャストブロックは筒状であり、前記第1のエレメントの最下段の前記プレキャストブロックのみ底板部を有し、上下複数の前記プレキャストブロックの内側にコンクリートが充填されたことを特徴とする地中連続壁である。
段のプレキャストブロックの下面から突出した鉄筋が、下段のプレキャストブロックの上面の固化材が充填された穴に挿入され、上下のプレキャストブロックが緊結材を用いて緊結されることが望ましい。
前記プレキャストブロックにおいて、前記第2のエレメントとの接続面に鉛直方向の溝が形成されていてもよい。
また、前記プレキャストブロックは、前記第2のエレメントとの接続面の側方に露出する鉄筋を有し、前記第2のエレメントには鉄筋籠が埋設され、前記鉄筋と前記鉄筋籠の鉄筋とがラップして重ね継手が形成されていてもよい。
さらに、記第1のエレメントの上部において、下方よりも前記地中連続壁の周方向の長さが短いプレキャストブロックが用いられ、且つ当該プレキャストブロックの前記鉄筋と前記鉄筋籠の鉄筋との間で前記重ね継手が形成されていてもよい。
また、前記第1のエレメントにおいて、複数のプレキャストブロックが水平方向に連結されていてもよい。
本発明によれば、地中連続壁を容易に構築できる地中連続壁の構築方法等を提供することができる。
地中連続壁110aを示す図 地中連続壁110aの構築方法の概略を示す図 地中連続壁110aの構築方法を示す図 プレキャストブロック1を示す図 ブロック1の断面を示す図 最下段のブロック1(1)を示す図 ブロックの建込方法を示す図 ブロックの連結方法を示す図 ブラケット25を用いたブロック1の支持およびブロック1の内側への注水について説明する図 プレキャストブロック1aを示す図 プレキャストブロック1bを示す図 地中連続壁110b’を示す図 先行エレメント111cを示す図 プレキャストブロック1c’、1c、1c’を示す図 地下タンク100および地中連続壁110を示す図 地中連続壁110の構築方法を示す図
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施形態]
(1.地中連続壁110a)
図1(a)は本発明の実施形態に係る地中連続壁110aを示す図である。地中連続壁110aは、図15の地中連続壁110と同様、鉄筋コンクリート等によって地下タンク100(地下構造物)を囲う位置に構築された略円筒状の壁体である。
図1(b)に示すように、地中連続壁110aは、地中連続壁110aの周方向(図の左右方向に対応する。後述する図2、12、13において同じ。)に沿って交互に配置された複数の先行エレメント111a(第1のエレメント)および後行エレメント113(第2のエレメント)から構成される。
ただし、本実施形態では上下に連結したプレキャストブロック1を用いて先行エレメント111aが構築され、この点で前記の地中連続壁110と異なっている。図15等で既に説明したその他の構成については、図等で同じ符号を付して説明を省略する。なお、以降、最上段のプレキャストブロック1から最下段のプレキャストブロック1へと順に11、12、13、14、…1nと添え字を付して説明に用いることがある。
(2.地中連続壁110aの構築方法)
図2は地中連続壁110aの構築方法の概略を示す図である。地中連続壁110aの構築時は、図2(a)に示すように、まず地盤に短冊形の掘削溝117を形成する。掘削溝117は地中連続壁110aの周方向に所定の間隔を空けて形成され、平面において離間している。
次に、各掘削溝117に図2(b)に示すように先行エレメント111aを構築する。先行エレメント111a同士は、平面において、互いに接することなく地中連続壁110aの周方向に離間して構築される。
その後、図2(c)に示すように、先行エレメント111aと先行エレメント111aの間に掘削溝117を形成し、図2(d)に示すように当該掘削溝117に後行エレメント113を構築する。こうして各先行エレメント111aの間で後行エレメント113を構築することで、図2(e)に示すように地中連続壁110aが構築される。
以下、上記した地中連続壁110aの構築方法について詳細に説明する。
すなわち、地中連続壁110aの先行エレメント111aを構築するには、図3(a)に示すように地盤を掘削して形成した掘削溝117に、図3(b)に示すようにプレキャストブロック1を建込む。地盤の掘削は、内壁の安定のため掘削溝117に安定液を充填した状態で行い、掘削機には回転式またはバケット式のものを用いる。
図4はプレキャストブロック1(以下、単にブロックということがある)を示す図である。図4(a)はブロック1の側面図、図4(b)はブロック1の上面図である。図5はブロック1の断面を示す図であり、図5(a)は図4(a)の線A−Aによる水平方向の断面図、図5(b)、(c)はそれぞれ図4(b)の線B−B、C−Cによる鉛直方向の断面図である。
ブロック1は略ロの字状の平面を有する筒状の部材であり、内側が中空となっている。図5(a)に示すように、ブロック1には水平方向および鉛直方向の鉄筋17a、17bが埋設される。その他、中空部分を横断するようにせん断補強鉄筋を設けることなども可能である。
ブロック1の大きさは、例えば、幅0.9m〜1.5m程度、長さ3.0m程度、高さ5.0〜10.0m程度とする。ここで、ブロック1について「幅」というときは、略円筒状の地中連続壁110aの径方向の長さを指すものとし、図4(b)に示すブロック1の平面の短辺方向の長さに対応する。同様に、ブロック1について「長さ」というときは、地中連続壁110aの周方向の長さを指すものとし、図4(b)に示すブロック1の平面の長辺方向の長さに対応する。また、ブロック1の「高さ」とはブロック1の鉛直方向の長さである。
なお、ブロック1の壁厚(図4(b)のt参照)は例えば0.15〜0.20m程度とするが、これに限ることはない。またブロック1の幅や長さ、高さについても、前記した値に限ることはない。
ブロック1には、上面に開口する略鉛直方向の穴11やシース管5、下面に開口する略鉛直方向のシース管7なども設けられる。また、ブロック1の下面からは略鉛直方向の鉄筋13が突出している。穴11と鉄筋13は平面において対応する位置に設けられる。シース管5、7も同様、平面において対応する位置に設けられる。
シース管5の下端はブロック1の側面の上部に設けた凹部9に達しており、シース管7の上端はブロック1の側面の下部に設けた凹部15に達している。
前記したように、本実施形態では上下にブロック1を連結して用いるが、このうち最下段のブロック1(1n)および最上段のブロック1(11)については上記したブロック1の構成と若干異なっている。
図6(a)、(b)は最下段のブロック1(1n)を図4(a)、図5(c)と同様に示す図である。最下段のブロック1(1n)には、図4、図5で説明したブロック1に底板部14を設けて有底筒状にし、ブロック下部のシース管7、凹部15、鉄筋13を省略したものを用いる。
図示は省略するが、最上段のブロック1(11)には、図4、図5で説明したブロック1においてブロック上部のシース管5、凹部9、穴11を省略したものを用いる。
このように最下段のブロック1(1n)が底板部14を有しブロック下部のシース管7、凹部15、鉄筋13が省略される点、および最上段のブロック1(11)においてブロック上部のシース管5、凹部9、穴11が省略される点は、後述する第2、第3の実施形態においても同様である。
図7は掘削溝117内へのブロック1の建込方法を示す図である。図7(a)に示すように、本実施形態では、クレーン等でブロック1(1n)を吊って掘削溝117の位置に移動させ、ブロック1を安定液23の中に建込む。
図9(a)は図7(a)の線D1−D1による鉛直方向の断面を示す図である。本実施形態では、掘削溝117の地下タンク100側(図9(a)の左側に対応する)の地表面にガイドウォール27aが形成され、地下タンク100と反対側(図9(a)の右側に対応する)の地表面にガイドウォール27bがそれぞれ形成されており、ブロック1の上端部をガイドウォール27a、27bに設けたブラケット25等により仮受けし安定液23の上方で支持する。ブロック1には安定液23による浮力が働き、ブラケット25には、ブロック1の総重量から浮力を引いた分の荷重が作用する。本実施形態では、ブロック1のかさ比重(ブロック1の総重量を、中空部分を含むブロック1の総体積で割った値)が1に近く、ブラケット25に作用する荷重は小さいのでその構成は簡略化できる。
図7の説明に戻る。本実施形態では、次に、クレーン等を用いて先程のブロック1の上に図7(b)に示すように新たなブロック1(1n-1)を配置し、上下のブロック1の連結を気中にて行う。
ブロック1の連結について示すのが図8である。ブロック1の連結時には、図8(a)に示すように、予め下段のブロック1の穴11にモルタル等の固化材12を充填しておく。また、水膨張シール材(不図示)をブロック1の周方向に沿ってブロック1の上面に設置しておく。
そして、上段のブロック1のシース管7と鉄筋13の位置を下段のブロック1のシース管5と穴11の位置にそれぞれ合わせ、上段のブロック1を下降させる。
こうして図8(b)に示すように下段のブロック1の穴11に上段のブロック1の鉄筋13を挿入し、下段のブロック1の上に上段のブロック1を設置する。この時、下段のブロック1のシース管5と上段のブロック1のシース管7とが連通する。
その後、連通したこれらのシース管5、7に図8(c)に示すようにPC鋼材20(緊結材)を通し、PC鋼材20を緊張してその両端を下段のブロック1の凹部9と上段のブロック1の凹部15でナット21等を用いて定着することで、上下のブロック1が緊結される。上下のブロック1の間はこの時潰れた水膨張シール材によりシールされる。なお、図8(a)に示す段階で予めPC鋼材20を下段のブロック1のシース管5に挿入して設置し、当該PC鋼材20の上部を下段のブロック1の上に出しておいてもよい。この場合、上段のブロック1は、シース管7にPC鋼材20の上部を通しつつ下降させる。
こうして図7(b)に示すように上下のブロック1を連結した後、クレーン等でこれらのブロック1を吊った状態で掘削溝117内の安定液23中を下降させ、図7(c)に示すように上段のブロック1の上端部を前記と同様安定液23の上方で支持する。図9(b)は図7(c)の線D2−D2による鉛直方向の断面図であり、上段のブロック1の上端部は前記と同様ガイドウォール27a、27bに設けたブラケット25等で仮受けされる。
連結された上下のブロック1には安定液23による浮力が加わっており、建込作業は安定的に行うことができるが、上下のブロック全体のかさ比重が1以下の場合、浮力によって一部が地上に突出したまま安定液23中で下降しなくなることがある。そこで、ブロック下降時には、必要に応じて、図9(b)に示すようにブロック1の内側に所要量の水30(真水)を注入して充填しつつ、水30の重量を含む上下のブロック1の総重量と浮力の差分を管理しながら、安定液23中にゆっくりと沈ませる。
上記の水30を満杯まで充填してしまうとクレーンの吊荷重、ブラケット25の受け荷重が大きくなりすぎるので、ここではかさ比重が1前後になるように水30を入れ調整を行い、ブロック下降時に自重で沈下し、且つクレーン等による吊り荷重が過大にならないように調整している。なお、水30の充填は必須ではなく、かさ比重が1前後になるようにブロック1の寸法等を決めることで、水30の充填を省略することもできる。
図7の説明に戻る。本実施形態では、その後、図7(d)に示すように、ブラケット25で仮受けしたブロック1の上に前記と同様の方法で新たなブロック1(1n-2)を連結する。以上の手順を繰り返し、ブロック1を上下に連結しつつ、連結された複数のブロック1を掘削溝117の安定液23中で建込んでゆく。
こうして掘削溝117にブロック1を挿入し建込んだ後、図3(c)に示すように、ブロック1の内側にコンクリート35を打設して充填することで、先行エレメント111aを構築する。コンクリート35は図示しないトレミー管を用い水中コンクリートとして打設し、前記の水30(図9(b)参照)と置き換える。ブロック1が水30を充填しなくてもゆっくりと建込可能な場合には、気中コンクリートとしての打設が可能である。
その後、図2(c)に示したように先行エレメント111aと先行エレメント111aの間を掘削し、図3(d)に示すように先行エレメント111aの側方に掘削溝117を形成する。
そして、当該掘削溝117に図3(e)に示すように鉄筋籠131を挿入し、鉄筋籠131の周囲にコンクリート129を打設して充填する。これにより鉄筋籠131をコンクリート129内に埋設した後行エレメント113が構築される。
以上説明したように、本実施形態では、先行エレメント111aの構築時にプレキャストブロック1を用いるため、前記のような良液置換を行うことなく先行エレメント111aを構築でき、またコンクリートの漏れ対策も必要もないので、地中連続壁110aを容易に構築できて工期やコストを低減できる。また既製のプレキャストブロック1を用いることで高品質な地中連続壁110aが構築できる。
本実施形態ではブロック1を中空の筒状部材とし、内側にコンクリート35を打設して先行エレメント111aを構築するので、ブロック1を軽量化でき、運搬等が簡単で掘削溝117への建込作業も容易になる。またブロック1内側へのコンクリート35の充填作業はいつでも良いため、工程を容易に調整できる。
また本実施形態では最下段のブロック1(1n)に底板部14を設けておくことで、ブロック1に掘削溝117内の安定液23による浮力を働かせ、掘削溝117への建込作業を安定的に行うことができる。ブロック1の下降時には、ブロック1に加わる浮力に応じてブロック1の内側に水30を注入しつつ、水30の重量を含むブロック1の総重量と浮力の差分を管理しながら、ブロック1をゆっくりと下降させることができる。また注水は真水によって行うことができ、先行エレメント113aの構築時にブロック1の内側で泥等の混じらない真水中にコンクリート35を打設することで、コンクリート35の品質は格段に良くなる。なお、前記したようにブロック1の寸法等の設定により注水が不要となる場合もあり、その場合には気中コンクリートとしての打設が可能である。
また本実施形態では、先行エレメント111aを構築する際、ブロック1の上端部を安定液23より上方で支持し、掘削溝117の位置で気中にてブロック1同士を連結することができ、ブロック1の建込作業の流れのなかで容易にブロック1の連結を行うことができる。
また、本実施形態では上段のブロック1の下面から突出した鉄筋13を、下段のブロック1の上面の固化材12が充填された穴11に挿入し、ブロック同士をPC鋼材20を用いて前記のように緊結することで、上下のブロック同士を短時間でしっかりと連結できる。
しかしながら、本発明はこれに限らない。例えば地中連続壁110aは略円筒状としたが、例えば略角筒状など、その他の筒状のものであってもよい。
また、ブロック1は中空の筒状部材としたが、地中連続壁の壁厚が小さく、先行エレメント111aの平面が小さくなるようなケースではブロック1を中実のものとしてもよい。また本実施形態ではPC鋼材20を用いて上下のブロック1同士を緊結したが、これに限らない。例えば緊結材としてPC鋼材20の代わりにハイテンションボルト等を用いることも可能である。
さらに、図10(a)のプレキャストブロック1aに示すように、後行エレメントとの接続面45に、鉛直方向に連続する溝47を設けてもよい。接続面45は、プレキャストブロック1aの長さ方向(図10(a)の左右方向に対応する)の両端部に位置する側面である。
地中連続壁の構築方法は前記と略同様であり、図10(b)に示すようにブロック1aを用いて先行エレメント111a’を構築した後、後行エレメント113aを構築した際に、溝47の部分にコンクリート129が充填されて後行エレメント113aに凸部が形成される。この凸部とブロック1aの溝47が噛み合うことで、先行エレメント111a’と後行エレメント113aとの間でせん断力を伝達しやすくなり、地中連続壁110a’において、両エレメントを強固に接続することができる。
以下、本発明の別の例を第2、第3の実施形態として説明する。各実施形態はそれまでに説明した実施形態と異なる点について主に説明し、同様の点については図等で同じ符号を付すなどして説明を省略する。また第1の実施形態も含め、各実施形態で説明する構成は必要に応じて組み合わせて用いることも可能である。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、側方に鉄筋が露出したプレキャストブロックを用いる点で第1の実施形態と異なる。すなわち、図11(a)に示すように、第2の実施形態に係るプレキャストブロック1bでは、水平方向および鉛直方向の鉄筋17a、17bが、ブロック1bの長さ方向(図11(a)の左右方向に対応する)の両端部に位置する後行エレメントとの接続面45から側方に露出している。なお、ブロック1bの長さは前記のブロック1よりも若干短くなっている。
地中連続壁の構築方法は第1の実施形態と略同様であるが、図11(b)に示すように、先行エレメントの構築時は、露出する鉄筋17aの長さも見込んで掘削溝117を形成し、当該掘削溝117にブロック1bを建込んで図11(c)に示すようにブロック1bの内側にコンクリート35を打設し、先行エレメント111bを構築する。
また図11(c)に示すように、後行エレメント113bの構築時は、後行エレメント113bの鉄筋籠131’の鉄筋とブロック1bから露出した鉄筋17a、17bとがラップし、重ね継手が形成されるようにしておく。これによっても、地中連続壁110bにおいて、先行エレメント111bと後行エレメント113bとを強固に接続できる。
また、必要に応じて、図12の地中連続壁110b’の先行エレメント111b’に示すように、上部のみにブロック1bを用い、当該ブロック1bから露出する鉄筋17a、17bと後行エレメント113b’の鉄筋籠との間で前記した重ね継手を形成してもよい。その下方ではブロック1bよりも地中連続壁110b’の周方向の長さの大きい前記のブロック1を用い、重ね継手は無しとする。
ブロック1、1bの境界部では、当該長さが下方に向かうにつれ大きくなるように側面が傾斜したプレキャストブロック1’を用いる。ブロック1’の構成は、当該傾斜以外はブロック1と同様とすることができる。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、複数のプレキャストブロックを水平方向に連結して用いる例である。すなわち、図13の地中連続壁110cでは、3つのプレキャストブロック1c’、1c、1c’を水平方向に連結し、これらのブロックを上下に連結して先行エレメント111cを構築している。
図14(a)は、これらのブロック1c’、1c、1c’を分解して示す図であり、図4(a)と同様の側面を示したものである。また図14(b)は図14(a)の線E−Eによる水平方向の断面図である。
中央のブロック1cでは、左右のブロック1c’と連結する連結面48に開口する略水平方向のシース管16が設けられる。連結面48は、ブロック1cの長さ方向(図の左右方向に対応する)の両端部に位置する側面である。上記連結面48と直交するブロック1cの側面49では、左右の端部に凹部17が設けられる。シース管16の端部は当該凹部17に達している。
左右のブロック1c’では、中央のブロック1cと連結する連結面48’に開口する略水平方向のシース管18が設けられる。連結面48’は、ブロック1cの連結面48と対向する位置にある側面である。上記連結面48’と直交するブロック1c’の側面49’では、連結面48’側の端部に凹部19が設けられる。シース管18の端部は当該凹部19に達している。
これらのブロック1c’、1c、1c’を連結するには、ブロック1cの各連結面48に、左右のブロック1c’の連結面48’を合わせる。すると、図14(c)に示すようにブロック1c、1c’のシース管16、18が連通するので、これらのシース管16、18にPC鋼材20を通して緊張し、その両端をブロック1c、1c’の凹部17、19でナット21等を用いて定着する。
こうして連結し一体としたブロック1c’、1c、1c’を用い、第1の実施形態と同様の方法によって図13に示す先行エレメント111cおよび地中連続壁110cを構築することができる。
なお、本実施形態では3つのブロック1c’、1c、1c’を水平方向に連結する例を示したが、2つあるいは4つ以上のブロックを水平方向に連結して用いることも可能である。このように、先行エレメント111cの構築時は、必要に応じて複数のブロックを水平方向に連結し地中連続壁の周方向に長くして用いることができる。
以上、添付図を参照しながら、本発明の実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は、前述した実施形態に左右されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1、1’、1a、1b、1c、1c’;プレキャストブロック
5、7、16、18;シース管
9、15、17、19;凹部
11;穴
12;固化材
13、17a、17b、122a、122b;鉄筋
14;底板部
20;PC鋼材
21;ナット
23;安定液
25;ブラケット
27a、27b;ガイドウォール
30;水
35、129;コンクリート
45;接続面
47;溝
48、48’;連結面
49、49’;側面
100;地下タンク
103;底版
105;側壁
107;鋼製屋根
110、110a、110a’、110b、110b’、110c;地中連続壁
111、111a、111a’、111b、111b’、111c;先行エレメント
113、113a、113b、113b’;後行エレメント
117;掘削溝
121、131、131’;鉄筋籠
123;鋼板
124;タイロッド
125;押え板
127;土木シート

Claims (14)

  1. 平面において離間して形成した地盤の掘削溝にプレキャストブロックを挿入し、地中連続壁の先行エレメントを複数構築する工程と、
    前記先行エレメントと前記先行エレメントの間に形成した掘削溝にコンクリートを打設して地中連続壁の後行エレメントを構築する工程と、
    を具備し、
    前記先行エレメントは、複数の前記プレキャストブロックを上下に連結して形成され、
    前記プレキャストブロックは筒状であり、
    前記先行エレメントの最下段の前記プレキャストブロックのみ底板部を有し、
    前記先行エレメントを構築する際、掘削溝に安定液を充填した状態で地盤の掘削を行い、上下複数の前記プレキャストブロックを前記掘削溝に建込んだ後、上下複数の前記プレキャストブロックの内側にコンクリートを打設することを特徴とする地中連続壁の構築方法。
  2. 前記先行エレメントを構築する際、前記プレキャストブロックの内側に水を充填し、前記プレキャストブロックを掘削溝内で下降させることを特徴とする請求項記載の地中連続壁の構築方法。
  3. 記先行エレメントを構築する際、前記プレキャストブロックの上端部を前記安定液の上方で支持し、当該プレキャストブロックの上に新たなプレキャストブロックを連結することを特徴とする請求項または請求項記載の地中連続壁の構築方法。
  4. 記先行エレメントを構築する際、
    上段のプレキャストブロックの下面から突出した鉄筋を、下段のプレキャストブロックの上面の固化材が充填された穴に挿入し、
    緊結材を用いて上下のプレキャストブロックを緊結することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の地中連続壁の構築方法。
  5. 前記プレキャストブロックにおいて、前記後行エレメントとの接続面に鉛直方向の溝が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の地中連続壁の構築方法。
  6. 前記プレキャストブロックは、前記後行エレメントとの接続面の側方に露出する鉄筋を有し、
    前記後行エレメントを構築する際、掘削溝に鉄筋籠を挿入し、前記鉄筋と前記鉄筋籠の鉄筋とをラップさせて重ね継手を形成することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の地中連続壁の構築方法。
  7. 記先行エレメントの上部において、下方よりも前記地中連続壁の周方向の長さが短いプレキャストブロックが用いられ、且つ当該プレキャストブロックの前記鉄筋と前記鉄筋籠の鉄筋との間で前記重ね継手が形成されることを特徴とする請求項に記載の地中連続壁の構築方法。
  8. 前記先行エレメントを構築する際、水平方向に連結した複数のプレキャストブロックを用いることを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載の地中連続壁の構築方法。
  9. 地盤の掘削溝に構築された複数のエレメントを有する地中連続壁であって、
    プレキャストブロックを用い、平面において離間して構築された複数の第1のエレメントと、
    前記第1のエレメントと前記第1のエレメントの間にコンクリートが充填されて構築された第2のエレメントと、
    を有し、
    前記第1のエレメントは、複数の前記プレキャストブロックを上下に連結して形成され、
    前記プレキャストブロックは筒状であり、
    前記第1のエレメントの最下段の前記プレキャストブロックのみ底板部を有し、
    上下複数の前記プレキャストブロックの内側にコンクリートが充填されたことを特徴とする地中連続壁。
  10. 段のプレキャストブロックの下面から突出した鉄筋が、下段のプレキャストブロックの上面の固化材が充填された穴に挿入され、
    上下のプレキャストブロックが緊結材を用いて緊結されたことを特徴とする請求項に記載の地中連続壁。
  11. 前記プレキャストブロックにおいて、前記第2のエレメントとの接続面に鉛直方向の溝が形成されていることを特徴とする請求項9または請求項10に記載の地中連続壁。
  12. 前記プレキャストブロックは、前記第2のエレメントとの接続面の側方に露出する鉄筋を有し、
    前記第2のエレメントには鉄筋籠が埋設され、前記鉄筋と前記鉄筋籠の鉄筋とがラップして重ね継手が形成されていることを特徴とする請求項から請求項11のいずれかに記載の地中連続壁。
  13. 記第1のエレメントの上部において、下方よりも前記地中連続壁の周方向の長さが短いプレキャストブロックが用いられ、且つ当該プレキャストブロックの前記鉄筋と前記鉄筋籠の鉄筋との間で前記重ね継手が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の地中連続壁。
  14. 前記第1のエレメントにおいて、複数のプレキャストブロックが水平方向に連結されていることを特徴とする請求項から請求項13のいずれかに記載の地中連続壁。
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