JP6742732B2 - 輝度分布と動きとの間のトレードオフに基づいてシーンのhdr画像を生成する方法 - Google Patents

輝度分布と動きとの間のトレードオフに基づいてシーンのhdr画像を生成する方法 Download PDF

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Description

本発明は、概して高ダイナミックレンジ(HDR)デジタル撮像に関し、特に、シーンの高ダイナミックレンジ(HDR)画像を生成するために、例えばデジタルカメラなどの撮像装置による画像データの検出用の露出パラメータを決定及び設定することに関する。
ダイナミックレンジとは、センサ又はアクチュエータが生成することができる最大と最小の取り得る信号間の比である。ここで使用されるとき、用語“ダイナミックレンジ”は、例えばデジタルカメラなどの画像キャプチャ装置のダイナミックレンジに言及するものである。
シーンのHDR画像をキャプチャするため、一般に、HDR画像キャプチャ装置によって様々な露出の下でそのシーンの複数のフレームがキャプチャされる。そのような装置の伝統的な設定においては、一般に、例えばシーン内の照度の完全なる分布をカバーするように、露出同士が間隔を空けられる。このようなプロセスは“露出ブラケット”として知られている。最新のカメラは、1/3Fストップから3Fストップまで間隔を空けられ得る3段から9段の露出ブラケットのキャプチャを可能にしている。ここで、1Fストップは1対数単位である。Fストップは、カメラレンズの入射瞳の直径に対する該カメラレンズの焦点長の比である。異なる露出を有するこれらのフレームからHDR画像を作り出すため、それ自体は既知の手法で、各露出の良好な露出の部分を組み合わせることによって、一連の露出が融合される。一般に、露出はそれらの露出時間に従ってスケーリングされ、各フレームの各画素がその光強度に応じた重み係数を受け取る。ここで、レンジの中央に近い画素ほど、有用な情報を描写する傾向が強いので、高い重みを受け取る(例えば、非特許文献1参照)。
典型的に、HDR画像を構築するのに使用される複数の異なるフレームの露出は等間隔にされる。露出を等間隔にするせいで、これらのソリューションは幾つかの欠点を有する。第1に、各々が隣接露出のコンテンツの多くを複製した過度に多くの露出がキャプチャされることがある。第2に、露出同士が更に間隔を空けられる場合に、得られるHDR画像が、暗い領域で過度に多いノイズに悩まされ得る。
非特許文献2では、HDR画像を構築するのに使用される露出の組をキャプチャする前に、或るアルゴリズムが低分解能の露出を用いてシーンのHDRヒストグラムを推定する。このヒストグラムに基づいて、露出のあらゆる組み合わせが試され、そのシーンに関してHDRキャプチャに最適なのが何れであるかが決定される。露出の選択及び配置を案内するため、最終的な選択がノイズを最小化するよう、ノイズ特性も考慮に入れられる。そして、それらの設定を用いて一連の露出がキャプチャされる。この手法は単一のHDR画像をキャプチャするために設計されているので、以下の欠点を有する:
− 動きが考慮されない;
− 完全なHDRヒストグラムが構築されることを必要とするので、動画(ビデオ)に対して実用的でない。これは、過度に多くの喪失フレームを生じさせることになり、故に、最終結果が低フレームレートとなる。
同じ結論が特許文献1及び特許文献2に当てはまる。
このようなHDRプロセスを動画キャプチャに適用するとき、代わる代わるのフレームが異なる露出設定を用いて順次にキャプチャされるが、このようなプロセスは、“時間的ブラケット”と呼ばれる。しかし、動画の各HDR画像を構築するのに使用される順次の露出のキャプチャ中に、シーン内の一部の物体が動くことがある(あるいは、カメラが動くことがある)とともに、これらの異なる露出は異なる時間でシーンをキャプチャするので、これらの露出を融合することは動きアーティファクトを生み出し得る。また、HDR画像の周波数は、ビデオ画像キャプチャ装置が可能にするフレーム周波数を割ったものであるので、このHDR周波数は低すぎてモーションブラーを回避できないものとなり得る。
故に、高いダイナミックレンジと鮮鋭なモーションキャプチャとの間のトレードオフが必要である。
米国特許第7382931号明細書 米国特許第8582001号明細書
Pradeep Sen,Nima Khademi Kalantari,Maziar Yaesoubi,Soheil Darabi,Dan B.Goldman,及びEli Shechtman,"Robust patch-based HDR reconstruction of dynamic scenes",ACM Transactions on Graphics,31(6):203:1−203:11,2012年 Orazio Gallo等,"Metering for exposure stacks",2012年,Computer Graphics Forum,vol.31,pp.479−488(Wiley Online Library)
本発明の1つの課題はそのようなトレードオフである。
本発明の一主題は、シーンのHDR画像を生成する方法であって、シーンを撮像する現在フレームが現在露出の下でキャプチャされており、シーンを撮像する先行フレームが現在フレームの前にキャプチャされており、当該方法は、
現在露出と、現在フレームの画素の色の第1の輝度分布と、これらの画素の動きによって重み付けられたこれらの画素の色の第2の輝度分布との関数として、次フレームに関する露出を設定することであり、動きは、先行フレームとの比較でこれらの画素に関して評価される、設定することと、
設定された露出の下で次フレームをキャプチャすることと、
次フレームを、HDR画像へと、少なくとも現在フレームと融合することと
を有する。
これらのフレームの各々、すなわち、先行フレーム、現在フレーム及び次フレームの各々が、異なる瞬間にシーンを撮像する。これら先行フレーム、現在フレーム、及び次フレームは、それらの間に他のフレームを有さずに、連続してキャプチャされるフレームであってもよいし、それらの間に1つ以上のその他のフレームを有して、連続してキャプチャされないフレームであってもよい。
動き領域は、一緒に結合されない現在フレームの複数の異なる部分に関係してもよい。これらの画素に関するこの動きの評価はまた、先行フレームとの比較を補完して、その他のパラメータを考慮に入れてもよい。
シーンのHDR画像を得るために融合される複数の異なるフレームの最適な露出設定をオンザフライで決定するため、提案する画像/フレームキャプチャ方法は、有利なことに、そのシーンのダイナミックレンジと、そのシーン内の動きとの双方を考慮する。この方法は、従来技術においてのようなシーン内の輝度値の分布の関数としてだけでなく、そのシーン内で検出される動きの関数としても、フレーム間で露出を動的に変化させる。この方法は有利なことに、ローカル及びグローバルな動きデータを照度ヒストグラム情報とともに利用して、動きアーティファクトを生み出すことなく所与のシーンに対してどれだけの露出が可能であるかを決定する。
予め定められたパラメータを用いて、HDR画像を生成するのに使用される連続フレームの露出を定めることに代えて、この方法は、現在フレームをキャプチャした直後に次フレームに関する露出を定める。
二次的な利益として、この方法は、シーケンスにて生成されるHDR画像の数が、これらのHDR画像の生成に使用されるフレームの数とほぼ同じになるので、フレームレートを低下させない。例えば、非常に異なる輝度レベルを持つ2つの異なる領域をシーンが有する場合、この方法は、露出をそれらのレベルの各々と揃えるが、どのような融合アルゴリズムが後処理に適用されるかにも応じて、さらに露出間の重なりが最小化又は除去されるように露出を配することになる。同様に、陰影のある物体が明るい背景の前で動いている場合(逆もまた然りである)、その動きが適切にキャプチャされるように、移動物体の強度レベル付近に露出が配されることになる。明るい背景領域において(逆もまた然りである)、この方法は、暗い(明るい)領域における動きが強くなくてシーン全体のダイナミックレンジをキャプチャすることが可能な場合に、空間的にいっそう離れたフレームを当てにする。故に、動きのある領域を優先しながら、この方法は有利なことに、隣接するフレームのうちの1つで動きが弱まる場合に、生成されるLDR画像の各々に関して、完全なシーンレンジを再構成し得る。そうでなくでも、この方法はなおも、単一のLDR画像と比較してレンジを拡大する。
好ましくは、動きは、現在フレームの少なくとも1つの画素に関してヌルである。これは、このフレームが実際に動きのない領域を有するということを意味する。より一般的には、先行フレーム内の対応する画素と比較した現在フレームの画素に関する動きの評価は、とりわけゼロを含んだ、異なる値の動き、とりわけ、異なる値の動き振幅をもたらすということを意味する。好ましくは、次フレームに関する露出は、現在フレームに関する露出変化の好適方向の関数としても設定される。
好ましくは、この方法は、次フレームに続くフレームに関する露出変化の好適方向を決定することを有する。
好ましくは、次フレームに関する露出を設定することは、第1の輝度分布に基づくが第2の輝度分布には基づかない当初露出の概算と、第2の輝度分布に基づく調整された露出の概算と、次フレームに関する露出の値として当初露出と調整された露出との間で選択を行うように適応された、次フレームに関する露出の最終的な見積もりとを有する。
本発明の一主題はまた、HDR画像キャプチャ装置であって、当該装置は、
特に先行フレームをキャプチャし且つ現在露出の下で現在フレームをキャプチャするよう、シーンを撮像する順次のフレームをキャプチャするように構成されたフレームセンサと、
プロセッサであり、
現在露出と、現在フレームの画素の色の第1の輝度分布と、それらの画素の動きによって重み付けられたそれらの画素の色の第2の輝度分布との関数として、次フレームに関する露出を設定し、動きは、先行フレームとの比較でそれらの画素に関して評価され、
フレームセンサにより、設定された露出の下での次フレームのキャプチャを引き起こし、
次フレームを、HDR画像へと、少なくとも現在フレームと融合する
ように構成されたプロセッサと
を有する。
非限定的な例によって与えられる以下の説明を読み、且つ以下の図を含む添付図面を参照することで、本発明はより明瞭に理解されることになる。
本発明の主たる一実施形態に従ったビデオ画像キャプチャ装置の簡略化したブロック図である。 本発明の主たる一実施形態に従った、図1のビデオ画像キャプチャ装置を用いてシーンのHDR画像を生成する方法を例示する図である。 次フレームに関する露出変化の方向が“アップ”であるときに、この次フレームに関する露出の最終見積もりステップと、後続フレームに関する露出変化の方向の決定ステップとを実行するために、この主たる実施形態で使用される決定木である。 次フレームに関する露出変化の方向が“ダウン”であるときに、この次フレームに関する露出の最終見積もりステップと、後続フレームに関する露出変化の方向の決定ステップとを実行するために、この主たる実施形態で使用される決定木である。 主たる一実施形態に従った図2に例示した方法の繰り返しの現在フレームfにおける輝度値Zのヒストグラムを例示する図である。 図5と同じ輝度値Zのヒストグラムを、点線の累積ヒストグラムとともに示す図である。
当業者によって理解されることになるように、ここに提示されるフローチャートや図などは、本発明を具現化する例示的な回路の概念図を表す。それらは、コンピュータ又はプロセッサが明示的に示されていようとなかろうと、コンピュータ読み取り可能媒体にて実質的に表現されてコンピュータ又はプロセッサによってそのように実行され得る。
本発明の主たる一実施形態によれば、図1は、ビデオ画像キャプチャ装置の、そして、より具体的にはデジタルビデオカメラの、簡略化したブロック図を示している。デジタルビデオカメラ100はフレームセンサ110を含んでいる。フレームセンサ110は、シーンの画像又はフレームをキャプチャするように構成された、光学レンズと光検出回路(例えば、CMOS集積回路など)との組み合わせに関係し得る。このフレームセンサ110は、それ自体は知られているように、輝度値を取って輝度値を返すものであるカメラ応答関数(“CRF”)によって特徴付けられる。このCRFは、逆ガンマとして考えることができる。その役割は、センサの非線形性に対して画像を線形にすることである。
フレームセンサ110によって検出された画像データは、キャプチャされたフレームデータとして、バスを介してプロセッサ120に提供され得る。キャプチャされたフレームデータは、フレームの複数の異なる画素に関係付けられた色データを含む。
プロセッサ120は、一般に、集積回路マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ、及びプロセッサのうちの1つを用いて実装され得る。プロセッサ120は、受け取ったフレームデータを、例えばプロセッサ実行可能命令の形態でメモリ130に格納された特定の画像処理アルゴリズムに基づいて処理するように構成され得る。プロセッサ120は更に、バスによってフレームセンサ110に露出値を提供して、例えば、そのような露出値の下でフレームセンサ110がフレームをキャプチャすることを可能にする。
例えばプロセッサ120によって生成されたHDR画像データなどの、処理されたデータは、メモリ130に格納され、且つ/或いは見るためにディスプレイ140に提供され得る。理解されるべきことには、メモリ130は、例えばハードドライブ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、又はその他の種類の揮発性及び/又は不揮発性メモリなどの、様々なメモリ記憶装置の如何なる組み合わせにも関係し得る。さらに理解されるべきことには、メモリ130は、処理された画像データと、キャプチャされた画像データを処理するためのプロセッサ実行可能命令と、を格納する複数の又は個別のメモリとして実装され得る。また、メモリ130は、画像データの記憶用の、例えばフラッシュメモリなどのリムーバブルメモリを含み得る。
ディスプレイ140は、キャプチャされた画像データやHDR画像データの表示のためにデジタルカメラ100に組み込まれた液晶ディスプレイ(LCD)に関係し得る。他の例では、理解されるべきことに、HDR画像データの表示及び/又は出力のために、外付けの表示装置がデジタルカメラ100に結合されてもよい。図1をデジタルカメラに関して上述したが、理解されるべきことに、この装置は一般に、例えば撮像装置などのその他の装置に関係してもよい。
図1のビデオ画像キャプチャ装置をデジタルビデオカメラとして説明したが、これまた理解されるべきことに、この装置は一般に、例えばモバイル通信装置やポータブル通信装置などのその他の装置に関係してもよいし、あるいはそれに含まれてもよい。
次いで、図2を参照するに、図1のビデオ画像キャプチャ装置によって生成される動画シーケンスにてシーンの少なくとも1つのHDR画像を生成する方法の非限定的な一実施形態が示されている。ここで使用されるとき、“シーン”は、この装置のユーザがキャプチャすることを望む領域に関係し得るとともに、様々なレベルの明るさの下で照らされた1つ以上の物体を含み得る。ここで、これらの物体のうちの1つ以上が、装置による連続したフレームのキャプチャ中に動き得る。更に詳細に後述するように、明るさ範囲とこれらの物体の動きとの決定が、順次のフレームをキャプチャするための1つ以上の露出パラメータを提供し得る。
以下の説明において、用語“オーバー露出画素”は、それらの画素に付随する色データが所定のオーバー露出色データ閾値thighよりも高い値に相当するキャプチャフレームの画素に関係する。このオーバー露出閾値が色データに関する最大値であるとき、その色は飽和していると見なされる。一般に、この最大オーバー露出色データ閾値は、この最大限かよりも低い。このようなオーバー露出閾値は、色を表現するのに使用される色チャネルR、G及びBごとに定められることができ、そして、R、G及びBが色データと見なされる。他の一例において、このオーバー露出色データ閾値はオーバー露出照度閾値として定められ、照度LがR、G及びBの値の加重和として計算される。より性能に敏感である更なる他の一例(例えば、携帯電話)においては、緑色チャネルを照度の‘代理’として使用し得る。同様に、用語“アンダー露出画素”は、それらの画素に付随する色データが所定のアンダー露出色データ閾値tlowよりも低い値に相当するキャプチャフレームの画素に関係する。一般にこのアンダー露出色データ閾値はゼロよりも高いが、ゼロに等しくてもよい。
この非限定的な実施形態に従った方法を開始するため、フレームセンサ110を用いて、第1のフレームfが露出Eの下でキャプチャされ、第2のフレームfが露出Eの下でキャプチャされる。露出E及びEは、これら2つの最初のフレームの融合からシーンの第1のHDR画像を生成するように適応される既知の何れかの自動露出アルゴリズムを用いて、相異なる値に設定される。オーバー露出はアンダー露出よりも視覚的に良くないので、第2のフレームに関する露出時間が好ましく変化しようとする方向diri+1=1は、好ましくは“ダウン(down)”(すなわち、E<E)に設定されるが、同様に“アップ(up)”(すなわち、E>E)に設定されることもできる。この方向が、フレームfi+1=1が現在フレームよりも長い(“アップ”)露出でキャプチャされるのか、短い(“ダウン”)露出でキャプチャされるのかを決定する。第3のフレームfi+2=2に関する露出時間が好ましく変化しようとする方向diri+2=2は、とりわけ図3及び4に示す決定木を用いて、第1及び第2のフレームf及びfの特性に基づいて計算される。そして、自身の色データを有するキャプチャされた第1及び第2のフレームf、fと、それらの露出E、Eの値及び第3のフレームfに関する露出変化の好適方向diri+2の値が、記憶のためにメモリ130に伝達されるとともに、後述するような処理のためにプロセッサ120に伝達される。
i=1である、2つのフレームの処理の以下の第1の繰り返し(イテレーション)では、第2のフレームfi=1が“現在フレーム”と称され、第1のフレームfi−1=0が“先行フレーム”と称され、第3のフレームfi+1=2が“次フレーム”と称され、そして、“次”フレームに続く第4のフレームfi+2=3が“後続フレーム”と称される。ステップ1乃至6がプロセッサ120によって実行される。そして、ステップ6が、ステップ1乃至6から計算される露出Ei+1の下で“次フレーム”fi+1をキャプチャするために、センサ110によって実行される。
この第1の繰り返しの後、i=2として第2の繰り返しが始められる。ステップ1乃至6の別の繰り返しで、フレームfi=2が“現在フレーム”となり、フレームfi−1=1が“先行フレーム”となり、フレームfi+1=3が“次フレーム”となり、そして、フレームfi+2=4が“後続フレーム”となって、ステップ1乃至6から再び計算される露出の下での別の“次フレーム”のキャプチャが可能にされる。そして、これが、シーンのHDR画像を後述のようにして生成することができる一連のフレームのキャプチャの終了まで、iの値を増大させて続けられる。
次に、これらの繰り返しの各々の様々なステップを説明する。提示の順序は必ずしも、これらのステップを実行する順序を表すものではない。
ステップ1 ― 動きを考慮に入れない、現在フレームfに関する輝度ヒストグラム計算
現在フレームfすなわちキャプチャされた最後のフレームの全ての画素の色の輝度値から、それ自体は既知の手法で、輝度ヒストグラムHfullが計算される。この計算は画素の動きを考慮に入れない。
ステップ2 ― 現在フレームfに関する動きフィールドMの計算、及び第1のバリエーションに従った、現在フレームfの動き領域MRの決定
現在フレームfと先行フレームfi−1との間の動き比較からそれ自体既知の手法で計算される動きフィールドから、現在フレームfと同じサイズを有する動き振幅マップMが提供される。このマップMの各画素が動き振幅値を有する。画素の動き振幅は、先行フレームfi−1から現在フレームfまでにその画素が動いた距離を表す。動き振幅値は好ましくは、0(動きなし)と1(現在フレームでの最大の動き)との間に正規化される。この動きフィールドは、例えば、Fabrice Urban等による“a real-time multi-dsp motion estimator for mpeg-4 h. 264 avc high definition video encoding”なるタイトルの論文(2009年,Journal of Real-Time Image Processing,4(1),pp.23−31)に開示されている動き推定方法を用いて計算される。
ゼロよりも高い固定の動き振幅閾値を持つ第1のバリエーションにおいて、この閾値よりも高い動き振幅値を有するこの動き振幅マップMの画素の全てが、現在フレームf内の動き領域MRを形成する。動き振幅閾値を有しない第2のバリエーションが、以下のステップ3で提示される。
ステップ3 ― 現在フレームfに関する動きを考慮に入れた輝度ヒストグラム計算
必ずしも必要ではないが好ましくは上述のステップ1と同じ方法を用いて、ステップ2で決定された動き領域MRに属する画素の色の、Hmotionと称する輝度ヒストグラムが計算される。これが意味することは、動き領域MRに属する画素のみがこの輝度ヒストグラムHmotionに考慮されるということである。
ステップ2で動き振幅閾値が定められない上述の第2のバリエーションにおいて、現在フレームfの各画素の輝度値が、上述のステップ2で決定された動き振幅マップMから得られるその画素の動き振幅によって重み付けられる。このような輝度値の重み付けの後、この第2のバリエーションでもHmotionと称する加重輝度ヒストグラムの計算が実行される。
上述の双方の型において、この計算によって得られる動き分布Hmotionは、対応する画素の動きによって重み付けられた色データに基づき、この動きは先行フレームfi−1と比較して評価される。第1のバリエーションにおいて、動き領域に属する画素は1の加重値を与えられ、その他の画素は0の加重値を与えられる。
この段階において、
− 画像の全ての画素に関するHfull
− ヌルではない動き加重を持ち動き領域MRの部分と見なされる画素のみを考えるHmotion
という2つの輝度ヒストグラムを有する。これが意味することは、Hmotionにカウントされる画素は、Hfullにもカウントされるということである。
この実施形態の更なるバリエーションにおいて、動き領域MRiの部分ではない画像内の全ての画素の別個のヒストグラムを計算することによって、画素のこの二重カウントを回避することができる。このヒストグラムをHglobalと称することにする。
ヒストグラムHfullがNfull個の瓶から成り、ヒストグラムHmotionがNmotion個の瓶から成り、そして、ヒストグラムHglobalがNglobal個の瓶から成ると仮定する。
上述の3つのヒストグラムHfull、Hmotion、及びHglobalの各々から、我々はまた、以下の3つのその他の累積ヒストグラム:
Figure 0006742732

を計算する。
上述の3つのヒストグラムHfull、Hmotion、及びHglobalの各々から、我々はまた、以下の3つの逆累積ヒストグラム:
Figure 0006742732

を計算する。
これらの累積ヒストグラムは、以下のサブステップ4.2及び4.3で使用されることになる。
ステップ4 ― 次フレームfi+1に関する露出Ei+1の概算
次フレームfi+1に関するこの露出Ei+1を概算するため、とりわけ必要なのは、現在フレームfに関する露出の値と、先行イテレーションによって(あるいは、初期化ステップによって)提供される露出変化の好適方向diri+1の値である。
全体的に、3つの考え得るケースが存在する:
a.現在フレームfの露出Eが既にシーン全体の露出範囲をキャプチャしており、その場合において、Ei+1←E及びdiri+2=ダウン(何故なら、初期条件に実効的に戻ろうとしているからである)。現在の露出Eがシーンのダイナミックレンジを十分にキャプチャしているかをテストするため、フル画像ヒストグラムHfullのNfull個の瓶のうちの最初の瓶と最後の瓶とが取られる。瓶の総数Nfullを有するヒストグラムに関し、瓶の値Hfull(0)及びHfull(Nfull−1)が瓶閾値hに対してテストされる。全てのフレームに対して概して共通なものであるこの閾値の値は、典型的に、フレーム内の画素の総数のうちの小さい割合であり、例えば1%であるが、ゼロになるように選択されることも可能である。現在フレームは、以下の条件:
Hfull(0)<h、且つHfull(Nfull−1)<h
が満たされる場合に、シーンのダイナミックレンジをキャプチャしていると見なされる。
b.2つの条件:
− fi+1がfと十分な重なりを有する
− fi+1が十分な有用な画素をキャプチャしている
を満たす露出設定Ei+1を見出すことができる。
c.そのような露出Ei+1が存在せず(例えば、シーンの照度分布が二峰性であり且つ露出Eがそれらの2つのモードの中間にあるため)、その場合、2つの考え得る露出変化方向のうちの一方で十分な露出重なりを保ちながら、与えられた露出変化方向で可能な最大露出刻みを選択する。
次フレームfi+1のための露出Ei+1の概算につながる図3及び図4に示す決定木の主なブロックは、とりわけ、次フレームfi+1に関する当初(イニシャル)露出Einiti+1の概算、及び次フレームfi+1に関する調整された露出Eadji+1の概算という、2つの先立っての概算を含む。これらの概算を以下のサブステップで説明する。
サブステップ4.1 ― 次フレームfi+1に関する当初露出Einiti+1の概算
ステップ1で提供されたHfullのみを用いて次フレームに関する当初露出設定Einiti+1を計算し、diri+2の計算に関してステップ5で後述するのと同じプロセスに従って先行イテレーション(又は初期化ステップ)から計算された方向diri+1に露出を変化させる。
現在フレームfに関するアンダー露出色データ閾値tlowに対応するデフォルトの低閾輝度値Zlow,iを計算するとともに、オーバー露出色データ閾値thighに対応するデフォルトの高閾輝度値Zhigh,iを計算する。閾値tlow及びthighは、相対尺度にて、輝度のどの範囲がフレーム内で有用であるか定める。tlow及びthighの値は概して、キャプチャすべきシーケンスの全てのフレームに対して共通である。フレームセンサ110が8ビットフレームをキャプチャするように構成される場合、例えば、tlow=0.2及びthigh=0.9を有する。故に、この計算では、tlow=0.2を有する場合、Zlow,i=tlow×255=51であり、また、thigh=0.9を有する場合、Zhigh,i=thigh×255=230である。
以下に示すように、Einiti+1を計算するため、diri+1=アップである場合にはアンダー露出色データ閾値tlowを検討し、diri+1=ダウンである場合にはオーバー露出色データ閾値thighを検討する。
フレームセンサ110のカメラ応答関数CRFと現在フレームfの露出時間Eとを知って、次に、このフレームのデフォルトの閾輝度値Zlow,i又はZhigh,iに対応するこのフレームのシーン照度値を:
Figure 0006742732

のように計算する。ここで、CRF−1は、カメラ応答関数CRFを反転したものである。
図5は、現在フレームfにおける輝度値Z(すなわち、8ビット符号化において0から255)の分布を例示している。この分布はHfullのみに相当する。Y軸は画素カウントに対応し、X軸は画素値の色データZに対応している。I(Z)は、Zとしてキャプチャされるシーン照度値を表す。
diri+1=アップであるときにEiniti+1を計算するため、図5に示すように次式:
Figure 0006742732

が好ましく満足されるべきである。
式(3)及び(4)が与えられると、
Figure 0006742732

となる。
カメラ応答関数CRFを再び考えるに、次フレームfi+1に対応する値に基づいて、式(5)を:
Figure 0006742732

と再公式化することができる。
式(5)と(6)とを結合して、
Figure 0006742732

が与えられる。
式(7)中の未知数はEiniti+1のみであり、故に、それを解いて、
Figure 0006742732

に従った次フレームfi+1のための当初露出設定を得ることができる。
簡単に言えば、現在フレーム及び次フレームf、fi+1の特定の色値に関して同じシーン照度がキャプチャされるように、次フレームfi+1の露出Einiti+1の見積もりを計算することができる。このEiniti+1の選択は、現在フレームfにおける露出範囲と次フレームfi+1における露出範囲との間に十分な露出重なりが存在することと、現在フレームにおいてアンダー露出又はオーバー露出の何れかであった画素のうちの十分な数を次フレームがキャプチャすることとを確実にする(すなわち、上述のケースb)。
同様に、なおも図5に示した輝度値の分布を参照するに、diri+1=ダウンであるときにEiniti+1を計算するため、次フレームfi+1に関する当初露出Einiti+1が次式:
Figure 0006742732

に従って概算される。
本発明は、上述のEiniti+1の計算に限定されない。動きを考慮に入れずにHDR画像を構築するその他の知られた方法が使用されてもよく、とりわけ、上述のように輝度ヒストグラムHfulliのみに置かれる閾値Zlow及びZhighを使用するだけでなく、このヒストグラムの形状をも使用する方法が用いられてもよい(例えば、上記特許文献1(米国特許第7382931号明細書)を参照)。
サブステップ4.2 ― 次フレームfi+1に関する調整された露出Eadji+1の概算
この概算では、好ましくは、現在フレームfのどれだけ多くの画素が、異なる状況においてオーバー露出又はアンダー露出である色を有するかを検討し、それに従って次フレームfi+1のための露出を調整する。
次フレームfi+1に関して許容可能なオーバー/アンダー露出画素の個数を決定するため、好ましくは、現在フレームfにおけるローカル(局所的)又はグローバル(全域的)な動きによってどれだけ多くの画素が影響を受けるかを検討し、また、現在フレームf内でオーバー又はアンダーの露出を測定しているかを検討する。これらのケースの各々が、動き領域MR内のオーバー/アンダー露出画素の割合の閾値thrmotionに関して、また、全体フレームf内のオーバー/アンダー露出画素の割合の閾値thrfull(又は、動き領域MRの中にない画素に関するオーバー/アンダー露出画素の割合の閾値thrglobal)に関して、異なる値をもたらす。これら2つの閾値thrmotion及びthrfull(又はthrglobal)は、以下にて、次フレームfi+1が好ましくはどれだけ現在フレームfと輝度的に重なるべきかを決定するために使用されることになる。
続いて、現在フレームfに関する画素thrmotionの概算を詳述する。
上述のステップ2で提供される動き振幅マップMから、各画素位置xに関し、ローカル動きインデックスLMを:
Figure 0006742732

のように設定する。
そして、現在フレームfに関してローカル動きマップが得られる。
加えて、現在フレームfにおけるローカル動きを有する画素の割合を:
Figure 0006742732

のように計算する。
ローカル動きを有する画素の最小の割合の値Amin、及びローカル動きを有する画素の最大の割合の値Amaxが実験的に、例えば、Amin=0.1%、及びAmax=1%に設定される。これらの値は概して、シーケンスの全てのフレームに対して共通である。動き領域MRがAmin及びAmaxにどのように関係しているかを決定するため、動きを有する画素を以下のように単純にカウントする。
以下の表1を参照するに、ローカル動きを有する画素の割合AがAminよりも小さい場合:
− オーバー露出に関し、diri+1=アップであるとき、thrmotion=throver,minと設定し、そして
− アンダー露出に関し、diri+1=ダウンであるとき、thrmotion=thrunder,minと設定する。throver,min及びthrunder,minの値は、表1の最初の行に提案されている。
ローカル動きを有する画素の割合AがAmaxよりも大きい場合:
− オーバー露出に関し、diri+1=アップであるとき、thrmotion=throver,maxと設定し、そして
− アンダー露出に関し、diri+1=ダウンであるとき、thrmotion=thrunder,maxと設定する。throver,max及びthrunder,maxの値は、表1の最後の行に提案されている。
min<A<Amaxである第3の取り得る状況においては、オーバー/アンダー露出の画素の割合の閾値thrmotionを、以下に示すように補間する(表1の真ん中の行を参照):
Figure 0006742732
Figure 0006742732

続いて、現在フレームfに関する画素thrfull(又は、第2の実施形態によるthrglobal)の概算を詳述する。
閾値thrfull(又はthrglobal)を、方向diri+1=アップである場合、表2に与えられる閾値thrunderに設定し、あるいは、方向diri+1=ダウンである場合、表2に与えられる閾値throverに設定する。
Figure 0006742732

このプロセスが双方の累積ヒストグラムに対して繰り返される。
動き領域MR内のオーバー/アンダー露出画素の割合に関する閾値thrmotionの値は、とりわけ式(10)に従って計算されることがあるので、フレーム間で可変であり、故に、フレームごとに具体的に評価される。この値は、そのフレーム内のどれほどの動きがあるかに応じて変化することになる。
上述のようにして、現在フレームfの動き領域MRに関するオーバー/アンダー露出画素の割合の閾値thrmotionと、現在フレームfの全ての画素に関するthrfull(又は、動き領域に属さない画素に関するthrglobal)との値を得た後、後続計算に関して上述したものの中から2つの累積ヒストグラムを選択する。露出時間の増大が次フレームに好ましい場合(すなわち、diri+1=アップ)、Cfull 及びCmotion を好ましく選択する。他の一実施形態において、(上で概説したように)画素を二重にカウントすることを回避するため、Cglobal 及びCmotion を選択し得る。
露出時間の減少が好ましい場合、すなわち、diri+1=ダウンの場合、Cfull及びCmotionを好ましく選択する。他の一実施形態において、(上で概説したように)画素を二重にカウントすることを回避するため、Cglobal及びCmotionを選択し得る。
このプロセスは、動き領域に関する1つと、全体画像、又は全体画像から動き領域MRを差し引いたものの何れかに関する1つとの、2つの累積ヒストグラムを好ましく選択する。また、2つの対応する閾値の値を上で決定しており、上述の式(9)及び(10)に従って計算されるthrmotionが、Cmotion(それぞれ、Cmotion )についての後続計算に関与し、diri+1に応じて表2に従って設定されるthrfullが、実施形態の選択に依存して、Cfull(それぞれ、Cfull )又はCglobal(それぞれ、Cglobal )の何れかについての後続計算に関与する。
図6は、図5と同じ現在フレームfにおける輝度/強度値Zの分布(すなわち、8ビット符号化において0から255)の分布を例示している。図6はまた、点線の曲線にて、選択された逆累積分布を例示している。I(Z)は、Zとしてキャプチャされるシーン照度値を表す。この図6を参照して、上述の閾値thrfullに対応する調整された閾輝度Zthr,full,iの値を、以下のようにして決定する:点線の累積ヒストグラムCfull(それぞれ、Cfull )上で、y軸(すなわち、画素カウント)がthefullに等しい点を見つけ、この点のX軸上での投影がZthr,full,iの値を与える。
このプロセスが累積ヒストグラムCfull(それぞれ、Cfull )(又は、Cglobal(それぞれ、Cglobal ))に適用されるとき、Zthr,full,iの値が得られる。このプロセスが累積ヒストグラムCmotion(それぞれ、Cmotion )に対して繰り返されて、Zthr,motion,iが得られる。
そして、
motion,i(Zthr,motion,i)≦thrmotion
full,i(Zthr,motion,i)≦thrfull
である場合にのみ、最終的な調整された閾輝度値Zthr,iがZthr,motion,iに設定される。
あるいは、
motion,i(Zthr,full,i)≦thrmotion
full,i(Zthr,full,i)≦thrfull
である場合にのみ、最終的な調整された閾輝度値Zthr,iがZthr,full,iに設定される。
この調整された閾輝度値Zthr,iを得た後、Zlow,iをZthr,iで置き換え且つEiniti+1をEadji+1で置き換えた式(3)−(7)にて、上記Einiti+1を概算したのと同じ手法で、次フレームfi+1に関する調整された露出Eadji+1を概算する。
サブステップ4.3 ― 次フレームfi+1に関する露出Ei+1の最終見積もり
diri+1=アップである場合、図3に示した決定木に従って、次フレームfi+1のための露出Ei+1の最終見積もりを得る。diri+1=ダウンである場合には、図4に示した決定木に従って、次フレームfi+1のための露出Ei+1の最終見積もりを得る。これらの決定木によれば、結論は、Ei+1=Einiti+1、又はEi+1=Eadji+1の何れかである。なお、これらの決定木は現在フレームfの露出Eを考慮に入れている。
ステップ5 ― 後続フレームfi+2に関する露出変化の好適方向の決定
この方向diri+2は、“後続”フレームfi+2が“次”フレームfi+1の露出Ei+1よりも長い(“アップ”)露出時間でキャプチャされるべきか、短い(“ダウン”)露出時間でキャプチャされるべきかを決定する。次の繰り返しで後続フレームfi+2に関する露出が好ましく変化(アップ又はダウン)されるべき方向diri+2は、サブステップ4.3で使用されたものと同じ決定木に従って決定される。図3及び4を再び参照されたい。
ステップ6 ― 次フレームfi+1のキャプチャ
センサ110が、上述のステップ4でプロセッサ120によって調整された露出Ei+1に関するデータを受信する。次いで、この露出Ei+1の下でセンサが次フレームfi+1をキャプチャする。そして、このキャプチャされたフレームfi+1に関する画像データが、メモリ130に伝達されて格納される。
ステップ1乃至6の後続イテレーション
上述のステップ1乃至6の第1の繰り返しの後、キャプチャの終了まで、ステップ1乃至6の、他の後続の繰り返しが同様に実行される。Qはシーケンスのフレームの総数であるとして、繰り返しごとに、同じシーンをそれぞれの露出E、E、E、…、Ei−1、E、Ei+1、…、EQ−1の下で撮像する連続したフレームf、f、f、…、fi−1、f、fi+1、…、fQ−1がメモリ130に格納される。
後処理:シーンの一連のHDR画像を生成する
上述のようなQフレームのキャプチャの後、例えばこれらのフレームを異なる露出を有する連続したフレームのシリーズにグループ化するため及び各シリーズのフレームをシーンのHDR画像へとそれ自体は既知の手法で融合するためなどの後処理ステップが、プロセッサ120によって適用される。好ましくは、第1のシリーズの第2のフレームが、第1のシリーズに続く第2のシリーズの第1のフレームであるように、各々のシリーズが2つの連続したフレームを有するとともに、各々のフレームが2つのシリーズに属する。
シリーズのフレームの融合からの各HDR画像の生成は、好ましくは、Nima Khademi Kalantari等による“Patch-based high dynamic range video”なるタイトルの論文(2013年,ACM Trans. Graph.,32(6),p.202)に記載されている方法を用いて実行される。
そして、シーンのHDR画像のビデオシーケンスが得られる。
一バリエーションにて、上述のような連続フレームからのHDR画像の生成は、これらおフレームに関する画像データがメモリ130にて利用可能になると直ちに実行されることができる。
本発明の利点
本発明に従った方法は以下の利点を有する:
− 生成されるHDRビデオシーケンスのダイナミックレンジが最大化されながら、これらのシーケンスにおける動きアーティファクトが最小化される;
− 当該方法のオンライン部分、すなわち、上述のステップ1乃至6の繰り返しでキャプチャされるほぼ全てのフレームが、後処理の後にHDRフレームをもたらし、HDRビデオシーケンスを生成するその他の方法においてのような高フレームレートのカメラの必要性を取り除く;
− 所与のHDR画像に関して最小必要数の露出のキャプチャであり、故に、シーンが多数の露出を必要としない場合、それらはキャプチャされないことになる;
− 当該方法は、特に、限られた処理能力を有するモバイル装置に合わせて設計される。
理解されるように、本発明は、様々な形態のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、専用プロセッサ、又はこれらの組み合わせにて実装され得る。本発明は、とりわけ、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせとして実装され得る。また、ソフトウェアは、プログラム記憶ユニットにて有形に具現化されるアプリケーションプログラムとして実装され得る。アプリケーションプログラムは、好適なアーキテクチャを有する機械にアップロードされて、それによって実行され得る。好ましくは、その機械は、例えば1つ以上の中央演算処理ユニット(“CPU”)、ランダムアクセスメモリ(“RAM”)、及び入力/出力(“I/O”)インタフェースなどのハードウェアを有するコンピュータプラットフォーム上に実装される。コンピュータプラットフォームはまた、オペレーティングシステム及びマイクロ命令コードを含み得る。ここに記載された様々なプロセス及び機能は、マイクロ命令コードの部分又はアプリケーションプログラムの部分の何れか、又はこれらの何らかの組み合わせとすることができ、それがCPUによって実行され得る。さらに、コンピュータプラットフォームには、例えば更なるデータ記憶ユニット及び印刷ユニットなどの様々なその他の周辺ユニットが接続され得る。
特定の例及び好適実施形態に関して本発明を説明したが、理解されるように、本発明はこれらの例及び実施形態に限定されない。特許請求される本発明は、故に、当業者に理解されることになるような、ここに記載された特定の例及び好適実施形態からの変形を含む。複数の具体的な実施形態の一部が別々に記述されて特許請求されていることがあるが、理解されるように、ここに記述されて特許請求される実施形態の様々な特徴が組み合わせて使用されてもよい。請求項中に現れる参照符号は、単に例示によるものであり、請求項の範囲への限定効果を有するものではない。
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
シーンのHDR画像を生成する方法であって、前記シーンを撮像する現在フレームが現在露出の下でキャプチャされており、前記シーンを撮像する先行フレームが前記現在フレームの前にキャプチャされており、当該方法は、
前記現在露出と、前記現在フレームの画素の色の第1の輝度分布と、前記画素の動きによって重み付けられた前記画素の色の第2の輝度分布との関数として、次フレームに関する露出を設定することであり、前記動きは、前記先行フレームとの比較で前記画素に関して評価される、設定することと、
前記設定された露出の下で前記次フレームをキャプチャすることと、
前記次フレームを、HDR画像へと、少なくとも前記現在フレームと融合することと
を有する、HDR画像を生成する方法。
(付記2)
前記次フレームに関する前記露出は、前記現在フレームに関する露出変化の好適方向の関数としても設定される、付記1に記載のHDR画像を生成する方法。
(付記3)
前記次フレームに続くフレームに関する露出変化の好適方向を決定すること、を有する付記2に記載のHDR画像を生成する方法。
(付記4)
前記次フレームに関する露出を設定することは、前記第1の輝度分布に基づくが前記第2の輝度分布には基づかない当初露出の概算と、前記第2の輝度分布に基づく調整された露出の概算と、前記次フレームに関する前記露出の値として前記当初露出と前記調整された露出との間で選択を行うように適応された、前記次フレームに関する前記露出の最終的な見積もりとを有する、付記1乃至3の何れか一に記載のHDR画像を生成する方法。
(付記5)
特に先行フレームをキャプチャし且つ現在露出の下で現在フレームをキャプチャするよう、シーンを撮像する順次のフレームをキャプチャするように構成されたフレームセンサと、
プロセッサであり、
前記現在露出と、前記現在フレームの画素の色の第1の輝度分布と、前記画素の動きによって重み付けられた前記画素の色の第2の輝度分布との関数として、次フレームに関する露出を設定し、前記動きは、前記先行フレームとの比較で前記画素に関して評価され、
前記フレームセンサにより前記設定された露出の下での前記次フレームのキャプチャを引き起こし、
前記次フレームを、HDR画像へと、少なくとも前記現在フレームと融合する
ように構成されたプロセッサと、
を有するHDR画像キャプチャ装置。
(付記6)
前記プロセッサはまた、前記次フレームに関する前記露出を、前記現在フレームに関する露出変化の好適方向の関数としても設定するように構成されている、付記5に記載のHDR画像キャプチャ装置。
(付記7)
前記プロセッサはまた、前記次フレームに続くフレームに関する露出変化の好適方向を決定するように構成されている、付記6に記載のHDR画像キャプチャ装置。
(付記8)
前記プロセッサはまた、前記次フレームに関する露出を設定することが、前記第1の輝度分布に基づくが前記第2の輝度分布には基づかない当初露出の概算と、前記第2の輝度分布に基づく調整された露出の概算と、前記次フレームに関する前記露出の値として前記当初露出と前記調整された露出との間で選択を行うように適応された、前記次フレームに関する前記露出の最終的な見積もりとを有するように構成されている、付記5乃至7の何れか一に記載のHDR画像キャプチャ装置。

Claims (8)

  1. シーンの高ダイナミックレンジ(HDR画像を生成する方法であって、前記シーンを撮像する現在フレームが現在露出の下でキャプチャされており、前記シーンを撮像する先行フレームが前記現在フレームの前にキャプチャされており、当該方法は、
    前記現在露出と、前記現在フレームの画素の色の第1の輝度分布及び前記画素の動きによって重み付けられた前記画素の色の第2の輝度分布に基づいて得た閾輝度値の関数として、次フレームに関する露出を設定することであり、前記動きは、前記先行フレームとの比較で前記画素に関して評価される、設定することと、
    前記設定された露出の下で前記次フレームをキャプチャすることと、
    前記次フレームを、HDR画像へと、少なくとも前記現在フレームと融合することと
    を有する、HDR画像を生成する方法。
  2. 前記次フレームに関する前記露出は、前記現在フレームに関する露出変化の好適方向の関数としても設定される、請求項1に記載のHDR画像を生成する方法。
  3. 前記次フレームに続くフレームに関する露出変化の好適方向を決定すること、を有する請求項2に記載のHDR画像を生成する方法。
  4. 前記次フレームに関する露出を設定することは、前記第1の輝度分布に基づくが前記第2の輝度分布には基づかない当初露出の概算と、前記第2の輝度分布に基づく調整された露出の概算と、前記次フレームに関する前記露出の値として前記当初露出と前記調整された露出との間で選択を行うように適応された、前記次フレームに関する前記露出の最終的な見積もりとを有する、請求項1乃至3の何れか一項に記載のHDR画像を生成する方法。
  5. 高ダイナミックレンジ(HDR)画像キャプチャ装置であって、
    行フレーム及び現在露出の下での現在フレームを含む、シーンを撮像する順次のフレームをキャプチャするように構成されたフレームセンサと、
    プロセッサであり、
    前記現在露出と、前記現在フレームの画素の色の第1の輝度分布及び前記画素の動きによって重み付けられた前記画素の色の第2の輝度分布に基づいて得た閾輝度値の関数として、次フレームに関する露出を設定し、前記動きは、前記先行フレームとの比較で前記画素に関して評価され、
    前記フレームセンサにより前記設定された露出の下での前記次フレームのキャプチャを引き起こし、
    前記次フレームを、HDR画像へと、少なくとも前記現在フレームと融合する
    ように構成されたプロセッサと、
    を有するHDR画像キャプチャ装置。
  6. 前記プロセッサはまた、前記次フレームに関する前記露出を、前記現在フレームに関する露出変化の好適方向の関数としても設定するように構成されている、請求項5に記載のHDR画像キャプチャ装置。
  7. 前記プロセッサはまた、前記次フレームに続くフレームに関する露出変化の好適方向を決定するように構成されている、請求項6に記載のHDR画像キャプチャ装置。
  8. 前記プロセッサはまた、前記次フレームに関する露出を設定することが、前記第1の輝度分布に基づくが前記第2の輝度分布には基づかない当初露出の概算と、前記第2の輝度分布に基づく調整された露出の概算と、前記次フレームに関する前記露出の値として前記当初露出と前記調整された露出との間で選択を行うように適応された、前記次フレームに関する前記露出の最終的な見積もりとを有するように構成されている、請求項5乃至7の何れか一項に記載のHDR画像キャプチャ装置。
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