JP6742718B2 - 構造体の支持構造及びガスタービン設備 - Google Patents

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Description

本発明は、構造体からこれを支持する床面への入熱を、抑制するようにした構造体の支持構造に関する。
従来から、ガスタービン設備においては、ガスタービンから排出された排気ガスを、消音器及び煙突等を介して、大気中に放出するようにしている。このとき、消音器内には、高温の排気ガスが通過するため、その消音器は、高温に保持されることになる。そして、消音器がコンクリートの床面に基礎ボルトによって固定されている場合には、その消音器の温度は、基礎ボルトを介して、床面に伝達される。
ここで、ガスタービン及びこれに付設される機器の安全性については、種々の法規によって規定されており、特に、原子力発電所に設置される非常用ガスタービン設備における上記安全性については、厳しく規定されている。例えば、非常用ガスタービン設備に設置される消音器においては、床面への入熱に対する温度管理が、厳しく規制されている。このため、消音器を基礎ボルトによって床面に固定する際には、消音器から基礎ボルトを介して床面に伝わる熱を、抑える必要がある。
また、従来から、構造体から基礎ボルトを介して床面に伝わる熱を抑制するようにした、構造体の支持構造が、種々提供されている。そして、このような、構造体の支持構造としては、例えば、特許文献1に開示されている。
特開2012−219523号公報
しかしながら、上記従来の支持構造においては、構造体をボルトによってコンクリート壁に固定する際に、ボルトが断熱部材を直接押圧するようにしている。これにより、その断熱部材が合成樹脂等によって形成されているため、ボルトの締結力(軸力)の大きさによっては、断熱部材が破損してしまうおそれがある。
更に、上記従来の支持構造においては、ボルトと構造体との間に、断熱部材のみを介在させているため、断熱部材の厚さや断熱性能によっては、構造体の温度がボルトに伝わってしまう。この結果、コンクリート壁への入熱を十分に抑制することができないおそれがある。
従って、本発明は上記課題を解決するものであって、構造体から床面への入熱を抑制することができる構造体の支持構造、及び、その支持構造を備えるガスタービン設備を提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る構造体の支持構造は、
構造体の下部に設けられる基礎鋼材を、基礎ボルトによって床面に固定する構造体の支持構造であって、
前記基礎ボルトの頭部と前記基礎鋼材との間に設けられ、内部を貫通した前記基礎ボルトの頭部によって床面側に押圧されるボルト台座と、
前記ボルト台座と前記基礎鋼材との間に設けられる断熱材とを備える
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る構造体の支持構造は、
前記基礎鋼材と接続し、前記構造体及び前記基礎鋼材の外側に配置される延長部材を備え、
前記基礎ボルトの頭部と前記延長部材との間に、内部を貫通した前記基礎ボルトの頭部によって床面側に押圧される前記ボルト台座を介在し、
前記延長部材上に設置された前記ボルト台座の高さは、前記基礎鋼材上に設置された前記ボルト台座の高さよりも高くなる
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る構造体の支持構造は、
前記ボルト台座は、
前記ボルト台座の外周部と、前記ボルト台座を貫通する前記基礎ボルトの軸部とを連通する台座用通風路を有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る構造体の支持構造は、
前記台座用通風路は、前記基礎ボルトを中心として、放射状に形成される
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る構造体の支持構造は、
前記台座用通風路は、前記基礎ボルトと同軸状に形成される
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る構造体の支持構造は、
前記基礎鋼材と前記床面との間に設けられる下部通風路を備え、
前記基礎ボルトは、前記下部通風路を貫通する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第7の発明に係る構造体の支持構造は、
前記構造体は、
高温流体が内部を通過する際に、その高温流体の流動音を消音させる消音器である
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第8の発明に係るガスタービン設備は、
前記消音器と、
前記消音器内に高温の排気ガスを排出するガスタービンとを備える
ことを特徴とする。
従って、本発明に係る構造体の支持構造及びガスタービン設備によれば、基礎ボルトと基礎鋼材との間に、ボルト台座を設けることにより、構造体の熱が基礎鋼材を通じて基礎ボルトに伝達される伝熱経路において、ボルト台座を介在させた分、伝熱距離の延長化を図ることができる。また、ボルト台座と基礎鋼材との間に、断熱材を介在させても、基礎ボルトの締結力(軸力)が断熱材に対して、直接的、且つ、局所的に作用しないため、断熱材を破損させることなく使用することができる。この結果、構造体から床面への入熱を抑制することができる。
(a)は本発明に係る構造体の支持構造が適用されるガスタービン設備の正面図、(b)は本発明に係る構造体の支持構造が適用されるガスタービン設備の側面図である。 本発明の実施例1に係る構造体の断面斜視図である。 図2のIII-III矢視断面図である。 本発明の実施例1に係る支持構造を示した図である。 図3に対応した断面図である。 本発明の実施例2に係る支持構造を示した図である。 本発明の実施例3に係る支持構造を示した図である。 本発明の実施例4に係る支持構造を示した図である。 本発明の実施例5に係る構造体の断面斜視図である。 図9のX-X矢視断面図である。 図9のXI-XI矢視断面図である。 本発明の実施例6に係る構造体の断面斜視図である。 図12のXIII-XIII矢視断面図である。 図12のXIV-XIV矢視断面図である。
以下、本発明に係る構造体の支持構造について、図面を用いて詳細に説明する。なお、下記に示した実施形態においては、本発明に係る構造体の支持構造を、ガスタービン設備における消音器の支持構造に適用した場合について、説明している。また、実施例2〜6における実施例1に示した部材と対応した部材については、実施例1に示した部材の符号と同一の符号を付して、説明を省略している。
先ず、実施例1に係る支持構造について、図1乃至図4を用いて説明する。
図1(a),(b)に示すように、ガスタービン設備1には、2基のガスタービン11、消音器(構造体)12、接続用ダクト13、及び、煙突14が、排気ガス(高温流体)Gの流れ方向上流側から下流側に向けて、順に配置されている。つまり、消音器12、接続用ダクト13、煙突14は、鉛直方向に配列されており、下方から上方に向けて順に配置されている。
具体的に、図1(a),(b)に示すように、2基のガスタービン11は、水平方向において並列に配置されており、その内部に供給された燃料を燃焼させることによって生成した高温ガスを、発電機(図示省略)を駆動させるために使用する一方、上記燃焼によって発生した高温の排気ガスGを、その後端11aから排出可能となっている。なお、後端11aは、消音器12内に貫入されている。
また、ガスタービン11の排気ガス流れ方向下流側には、消音器12が配置されている。この消音器12は、有底となる中空構造体となっており、コンクリートの上面となる床面Fに固定されている。そして、消音器12の内面には、吸音材(図示省略)が貼り付けられている。これにより、消音器12内を流れる排気ガスGの流動音(排気音)は、その吸音材によって打ち消されることになる。
更に、消音器12の排気ガス流れ方向下流側(消音器12の上部)には、接続用ダクト13が配置されており、この接続用ダクト13の排気ガス流れ方向下流側(接続用ダクト13の上部)には、円筒状をなす煙突14が配置されている。
従って、ガスタービン11の後端11aから排出された高温の排気ガスGは、消音器12内を通過する過程において、その流動音が吸音材によって吸収される。そして、消音器12によって消音された排気ガスGは、接続用ダクト13を介して、煙突14から大気中に放出される。
ここで、図2乃至図4に示すように、消音器12の下部には、底板12aが配置されており、この底板12aの下面には、複数の基礎鋼材20が、その底板12aの外周部に沿って設けられている。これらの基礎鋼材20は、矩形環状をなすように連結されており、基礎ボルト50を用いて床面Fに固定されている。
基礎鋼材20は、例えば、断面がH形となるH形鋼を横置きとしたものであって、上板21、下板22、及び、縦板23から構成されている。つまり、上板21は、底板12aと接続されており、下板23は、基礎ボルト50によって床面Fに固定されている。これに対して、縦板12cは、上板21の板幅方向中央部と下板22の板幅方向中央部とを、上下方向において繋いでいる。そして、下板22と床面Fとの間には、断熱材(第2断熱手段)32が介在されている。
また、基礎ボルト50の締結位置は、下板22における縦板23よりも板幅方向外側となっており、その締結位置の直上には、上板21が配置されている。つまり、下板22に締結された基礎ボルト50は、底板12a及び上板21によって直上から覆われることになる。そして、基礎ボルト50を締結させる際には、基礎ボルト50と下板23との間に、ボルト台座41及び断熱材(第1断熱手段)31を介在させている。
具体的に、基礎ボルト50の頭部51と下板22に上面との間には、ボルト台座41及び断熱材31が、上方から下方に向けて順に介在されている。また、基礎ボルト50の軸部(ねじ部)52は、台座41、断熱材31、下板22、断熱材32、及び、床面Fを、上方から下方に向けて順に貫通しており、台座41、断熱材31、下板22、及び、断熱材32のそれぞれに形成される貫通孔とは、接触していない。つまり、基礎鋼材20を基礎ボルト50によって床面Fに固定させる際には、頭部51がボルト台座41の上面を押圧すると共に、軸部52がコンクリート内にねじ込まれる。
ボルト台座41は、天板41a,底板41b、及び、複数(例えば4枚)の連結板41cを有している。天板41a及び底板41bは、それぞれ矩形平板状をなしており、底板41bの大きさ(矩形面積)は、天板41aの大きさ(矩形面積)よりも大きく(広く)なっている。そして、天板41aの上面中央部には、基礎ボルト50の頭部51が接触しており、天板41aの中央部及び底板41bの中央部には、基礎ボルト50の軸部52が貫通している。
連結板41cは、天板41aの下面と底板41bの上面とを、基礎ボルト50の軸部52に接触することなく、上下方向において連結すると共に、天板41aの角部及び底板41bの角部に達するように、ボルト径方向外側に向けて延びている。即ち、連結板41cは、基礎ボルト50の軸部52を中心として、放射状に配置されている。
これにより、ボルト台座41には、複数の通風路41dが形成されることになる。つまり、複数の通風路41dは、天板41a、底板41b、及び、複数の連結板41cによって形成さるものであって、基礎ボルト50の軸部52を中心として、放射状に配置されている。このように、通風路41dを、ボルト台座41の外周部と基礎ボルト50の軸部52とが連通するように形成することにより、冷却空気Aを、ボルト台座41内おいてボルト径方向外側から内側に向けて流して、ボルト50の軸部52に接触させることができる。
従って、基礎ボルト50の頭部51と基礎鋼材20の下板22との間に、ボルト台座41を設けることにより、消音器12の熱が基礎鋼材20の下板22を通じて基礎ボルト20の頭部51に伝達される伝熱経路において、ボルト台座41を介在させた分、伝熱距離の延長化を図ることができる。
また、ボルト台座41の底板41bと基礎鋼材20の下板22との間に、断熱材31を介在させても、基礎ボルト50の締結力(軸力、押圧力)が断熱材31に対して、直接的、且つ、局所的に作用しないため、当該断熱材31を破損させることなく、使用することができる。これにより、上述した伝熱経路において、断熱材31を介在させた分、消音器
12からの伝熱を抑えることができる。
更に、ボルト台座41に複数の通風路41dを形成させることにより、消音器12から床面Fへの伝熱経路となる基礎ボルト50を、冷却することができる。
この結果、高温の排気ガスGの通過によって高温に保持された消音器12の熱が、基礎鋼材20に伝達されても、基礎鋼材20から床面Fへの入熱を抑制することができる。
次に、実施例2に係る支持構造について、図5及び図6を用いて説明する。
図5及び図6に示すように、矩形環状に連結され複数の基礎鋼材20の中でも、角部に位置する(角部を構成する)4つの基礎鋼材20には、2つの延長板(延長部材)24がそれぞれ接続されている。これらの延長板24は、上記角部に位置する基礎鋼材20の下板22に接続されており、消音器12及び基礎鋼材20の外側に配置されている。なお、延長板24の板厚は、下板22の板厚と同じ板厚となっている。
そして、延長板24についても、ボルト台座42及び基礎ボルト50を用いて、床面Fに固定されている。この延長板24上に設置されたボルト台座42は、上述した下板22上に設置されたボルト台座41と同じ構成及び機能を有するものであって、天板42a、底板42b、複数の連結板42c、及び、複数の通風孔42dを有している。このとき、ボルト台座42の高さは、ボルト台座41の高さよりも高くなっている。
つまり、延長板24は、消音器12及び基礎鋼材20よりもこれらの外側に配置されているため、その延長板24に締結された基礎ボルト50も、消音器12及び基礎鋼材20よりもこれらの外側に配置されている。これにより、基礎ボルト50の頭部51と延長板24の上面との間に介在されたボルト台座42は、底板12a及び上板21によって直上から覆われることはなく、その直上には、消音器12及び基礎鋼材20が存在しない。よって、ボルト台座42の高さ(連結板42aの高さ)を、上方に向けて制限なく調整可能となっており、ボルト台座41の高さや、基礎鋼材20の高さよりも高くすることができる。
このように、ボルト台座42の高さを高くすると、これに伴って、その通風路42dの開口面積も広くなるため、冷却空気Aの流入量を増加させることができる。これにより、基礎ボルト50に対する冷却性を向上させることができるので、基礎鋼材20から床面Fへの入熱を抑制することができる。なお、図6に示すように、基礎ボルト50を十分に冷却することができる場合には、ボルト台座42と延長板24との間に、断熱材31を設けなくても構わない。
次に、実施例3,4に係る支持構造について、図7及び図8を用いて説明する。
図7に示すように、基礎ボルト50の頭部51と下板22(あるいは延長板24)の上面との間には、円筒状をなすボルト台座43が介在されている。即ち、ボルト台座43の中心部には、基礎ボルト50が貫通している。
ボルト台座43の中心部内には、通風路43aが、当該ボルト台座43内を貫通する基礎ボルト50の軸部52と同軸状となるように形成されている。これにより、通風路43a内には、貫通する基礎ボルト50の軸部52が、その通風路43aと接触することなく、収納されている。
更に、通風路43aには、吸気孔43b及び排気孔43cが、ボルト径方向外側に向けて延びるように形成されている。吸気孔43bは、ボルト台座43の外周面と通風路43aとの間を連通させており、ボルト台座43の外側から取り込んだ冷却空気Aを、通風路43a内に供給可能となっている。これに対して、排気孔43cは、通風路43aとボルト台座43の外周面との間を連通させており、通風路43a内の冷却空気Aを、ボルト台座43の外側に向けて排出可能となっている。
従って、基礎ボルト50の頭部51及び軸部52を、通風路43a内を流れる冷却空気Aによって、冷却することができるので、基礎鋼材20から床面Fへの入熱を抑制することができる。なお、図7に示すように、基礎ボルト50を十分に冷却することができる場合には、ボルト台座43と下板22との間に、断熱材31を設けなくても構わない。
また、図8に示すように、基礎ボルト50の頭部51と下板22(または延長板24)の上面との間には、円筒状をなすボルト台座44が介在されている。即ち、ボルト台座44の中心部には、基礎ボルト50が貫通している。
そして、ボルト台座44、下板22、断熱材32、及び、床面Fには、通風路44aが、一体的に連続して形成されている。このとき、通風路44aは、ボルト台座44の中心部を通ると共に、ボルト台座44、下板22、及び、断熱材32と接触することなく、それらを貫通している。これにより、通風路44a内には、貫通する基礎ボルト50の軸部52が、その通風路44aと接触することなく、収納されている。
更に、通風路44aには、吸気孔44b及び排気孔44cが、ボルト径方向外側に向けて延びるように形成されている。吸気孔44bは、ボルト台座44の外周面と通風路44aとの間を連通させており、ボルト台座44の外側から取り込んだ冷却空気Aを、通風路44a内に供給可能となっている。これに対して、排気孔44cは、通風路44aとコンクリート内の排気通路との間を連通させており、通風路44a内の冷却空気Aを、ボルト台座43の外側に向けて排出可能となっている。
従って、基礎ボルト50の頭部51及び軸部52を、通風路44a内を流れる冷却空気Aによって、冷却することができるので、基礎鋼材20から床面Fへの入熱を抑制することができる。なお、図8に示すように、基礎ボルト50を十分に冷却することができる場合には、ボルト台座44と下板22との間に、断熱材31を設けなくても構わない。
次に、実施例5,6に係る支持構造について、図9乃至図14を用いて説明する。
図9乃至図11に示すように、基礎鋼材20の下部には、中空状をなす複数の通風部材61が設けられている。これらの通風部材61は、下板22の下面と床面Fとの間に介在されており、基礎ボルト50の締結位置に対応して配置されている。また、通風部材61の外周部には、押さえ部材62が設けられている。この押さえ部材62は、固定用ボルト63によって床面Fに固定されており、通風部材61を位置決めするために使用されている。
ここで、通風部材61内には、通風路61aが形成されており、この通風路61aの吸気孔61b及び排気孔61cは、通風部材61における基礎鋼材20の長手方向において対向する側壁に、それぞれ開口している。これにより、通風路61aは、吸気孔61bから取り込んだ冷却空気Aを、排気孔61cに向けて排出可能となっている。また、通風路61aの通路幅は、基礎鋼材20の板幅(上板21及び下板22の板幅)よりも長くなるように形成されている。
そして、基礎ボルト50の頭部51と基礎鋼材20の下板22との間には、ボルト台座41(またはボルト台座43,44)が介在されており、その基礎ボルト50は、ボルト台座41、下板22、通風部材61、及び、床面Fを上下方向に貫通している。つまり、基礎ボルト50の軸部52は、通風路61aを上下方向に貫通している。
従って、基礎ボルト50の軸部52及び基礎鋼材20の下板22を、通風路61a内を流れる冷却空気Aよって、冷却することができるので、基礎鋼材20から床面Fへの入熱を抑制することができる。なお、図10に示すように、基礎ボルト50を十分に冷却することができる場合には、ボルト台座41と下板22との間に、断熱材31を設けなくても構わない。
また、図12乃至図14に示すように、基礎鋼材20の下部には、中空状をなす通風部材71が設けられている。この通風部材71は、矩形環状に連結され複数の基礎鋼材20における下板22の下面と床面Fとの間に介在されており、全ての基礎鋼材20及び全ての基礎ボルト50の締結位置を含むように配置されている。また、通風部材71の外周部には、押さえ部材72が設けられている。この押さえ部材72は、固定用ボルト73によって床面Fに固定されており、通風部材71を位置決めするために使用されている。
ここで、通風部材71内には、通風路71aが形成されており、この通風路71aの吸気孔71b及び排気孔71cは、通風部材71における対向する側壁に、それぞれ開口している。これにより、通風路71aは、吸気孔71bから取り込んだ冷却空気Aを、排気孔71cに向けて排出可能となっている。
そして、基礎ボルト50の頭部51と基礎鋼材20の下面22との間には、ボルト台座41(またはボルト台座43,44)が介在されており、その基礎ボルト50は、ボルト台座41、下板22、通風部材71、及び、床面Fを上下方向に貫通している。つまり、基礎ボルト50の軸部52は、通風路71aを上下方向に貫通している。
従って、基礎ボルト50の軸部52及び基礎鋼材20の下板22を、通風路71a内を流れる冷却空気Aよって、冷却することができるので、基礎鋼材20から床面Fへの入熱を抑制することができる。なお、図13に示すように、基礎ボルト50を十分に冷却することができる場合には、ボルト台座41と下板22との間に、断熱材31を設けなくても構わない。
1 ガスタービン設備
11 ガスタービン
12 消音器
13 接続用ダクト
14 煙突
20 基礎鋼材
21 上板
22 下板
23 縦板
24 延長板
31,32 断熱材
41〜44 ボルト台座
41d,42d,43a,44a 通風路
50 基礎ボルト
51 頭部
52 軸部
61,71 通風部材
61a,71a 通風路
A 冷却空気
F 床面
G 排気ガス

Claims (7)

  1. 構造体の下部に設けられる基礎鋼材を、基礎ボルトによって床面に固定する構造体の支持構造であって、
    前記基礎ボルトの頭部と前記基礎鋼材との間に設けられ、内部を貫通した前記基礎ボルトの頭部によって床面側に押圧されるボルト台座と、
    前記ボルト台座と前記基礎鋼材との間に設けられる断熱材とを備え、
    前記ボルト台座は、前記基礎ボルトが貫通された状態で、前記ボルト台座の外周部と前記ボルト台座を貫通する前記基礎ボルトの軸部とを連通し、前記基礎ボルトを冷却する空気が流れる台座用通風路を有することを特徴とする構造体の支持構造。
  2. 請求項1に記載の構造体の支持構造において、
    前記基礎鋼材と接続し、前記構造体及び前記基礎鋼材の外側に配置される延長部材を備え、
    前記基礎ボルトの頭部と前記延長部材との間に、内部を貫通した前記基礎ボルトの頭部によって床面側に押圧される前記ボルト台座を介在し、
    前記延長部材上に設置された前記ボルト台座の高さは、前記基礎鋼材上に設置された前記ボルト台座の高さよりも高くなることを特徴とする構造体の支持構造。
  3. 請求項1又は2に記載の構造体の支持構造において、
    前記台座用通風路は、前記基礎ボルトを中心として、放射状に形成されることを特徴とする構造体の支持構造。
  4. 請求項1又は2に記載の構造体の支持構造において、
    前記台座用通風路は、前記基礎ボルトと同軸状に形成されることを特徴とする構造体の支持構造。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の構造体の支持構造において、
    前記基礎鋼材と前記床面との間に設けられる下部通風路を備え、
    前記基礎ボルトは、前記下部通風路を貫通することを特徴とする構造体の支持構造。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の構造体の支持構造において、
    前記構造体は、
    高温流体が内部を通過する際に、その高温流体の流動音を消音させる消音器であることを特徴とする構造体の支持構造。
  7. 請求項6に記載の構造体の支持構造と、
    前記消音器と、
    前記消音器内に高温の排気ガスを排出するガスタービンとを備えることを特徴とするガスタービン設備。
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