JP6742262B2 - 交差点検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、路面が映った画像から交差点の範囲を検出する技術に関するものである。
路線ごとに路面の健全度を診断するためのシステムを路面性状計測システムという。
路面性状計測システムでは、路面が映った路面画像が用いられ、道路のひび割れ、わだち掘れ及び平坦性が計測される。
路面性状計測は、国、都道府県または市区町村といった道路管轄者ごとに行われる。つまり、国道の計測と県道の計測と市道の計測は異なる道路管轄者によって行われる。
そのため、異なる道路管轄者によって管理される複数の道路が交差する交差点を計測対象から除外しなければならない場合がある。
その場合、道路管轄者は目視によって路面画像から交差点の範囲を特定しており、交差点を特定するための作業に多くの労力および時間が費やされている。
特許文献1には、走行路面性状を示すデータから路面性状値の分布を得るための技術が開示されている。
特開2016−217084号公報
目視によって路面画像から交差点の範囲を特定するには多くの労力および時間がかかってしまう。
本発明は、路面が映っている画像から交差点の範囲を自動で検出できるようにすることを目的とする。
本発明の交差点検出装置は、
道路の路面が映っている路面画像から、前記路面に引かれている側線を検出する側線検出部と、
検出された側線が途切れている領域である候補領域を前記路面画像から検出する候補領域検出部と、
検出された候補領域が交差点を含んだ交差点領域であるか判定する交差点領域判定部と、
検出された候補領域が前記交差点領域であると判定された場合、検出された候補領域から交差点が位置する交差点範囲を特定する交差点範囲特定部とを備える。
本発明によれば、路面が映っている画像から交差点の範囲を自動で検出することができる。
実施の形態1における交差点検出装置100の構成図。 実施の形態1における交差点検出方法のフローチャート。 実施の形態1における側線検出処理(S110)のフローチャート。 実施の形態1における路面画像200を示す図。 実施の形態1におけるヒストグラム210を示す図。 実施の形態1における候補領域検出処理(S120)のフローチャート。 実施の形態1における候補領域Cを示す図。 実施の形態1における交差点領域判定処理(S130)のフローチャート。 実施の形態1における候補領域Cの長さLを示す図。 実施の形態1における上流領域Upおよび下流領域Loを示す図。 実施の形態1における直前領域Fを示す図。 実施の形態1における交差点範囲特定処理(S140)のフローチャート。 実施の形態1における交差点範囲204を示す図。 実施の形態1における交差点範囲204を示す図。 実施の形態1における交差点範囲204を示す図。 実施の形態1における交差点範囲204を示す図。 実施の形態1における交差点範囲強調処理(S150)のフローチャート。 実施の形態1における強調された交差点範囲204を示す図。 実施の形態2における路面性状計測システム300の構成図。 実施の形態2におけるマッピング計測ユニット320の構成図。 実施の形態2における路面性状計測ユニット330の構成図。 実施の形態2における路面性状計測ユニット330の構成図。 実施の形態における交差点検出装置100のハードウェア構成図。
実施の形態および図面において、同じ要素および対応する要素には同じ符号を付している。同じ符号が付された要素の説明は適宜に省略または簡略化する。図中の矢印はデータの流れ又は処理の流れを主に示している。
実施の形態1.
路面が映っている画像から交差点の範囲を自動で検出するための形態について、図1から図18に基づいて説明する。
***構成の説明***
図1に基づいて、交差点検出装置100の構成を説明する。
交差点検出装置100は、プロセッサ901とメモリ902と補助記憶装置903と入出力インタフェース904といったハードウェアを備えるコンピュータである。これらのハードウェアは、信号線を介して互いに接続されている。
プロセッサ901は、演算処理を行うIC(Integrated Circuit)であり、他のハードウェアを制御する。例えば、プロセッサ901は、CPU(Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、またはGPU(Graphics Processing Unit)である。
メモリ902は揮発性の記憶装置である。メモリ902は、主記憶装置またはメインメモリとも呼ばれる。例えば、メモリ902はRAM(Random Access Memory)である。メモリ902に記憶されたデータは必要に応じて補助記憶装置903に保存される。
補助記憶装置903は不揮発性の記憶装置である。例えば、補助記憶装置903は、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、またはフラッシュメモリである。補助記憶装置903に記憶されたデータは必要に応じてメモリ902にロードされる。
入出力インタフェース904は入力装置および出力装置が接続されるポートである。例えば、入出力インタフェース904はUSB端子であり、入力装置はキーボードおよびマウスであり、出力装置はディスプレイである。USBはUniversal Serial Busの略称である。
交差点検出装置100は、ソフトウェアで実現される要素である側線検出部110と候補領域検出部120と交差点領域判定部130と交差点範囲特定部140と交差点範囲強調部150とを備える。
補助記憶装置903には、側線検出部110と候補領域検出部120と交差点領域判定部130と交差点範囲特定部140と交差点範囲強調部150とを実現する交差点検出プログラムが記憶されている。交差点検出プログラムは、メモリ902にロードされて、プロセッサ901によって実行される。
さらに、補助記憶装置903にはOS(Operating System)が記憶されている。OSの少なくとも一部は、メモリ902にロードされて、プロセッサ901によって実行される。
つまり、プロセッサ901は、OSを実行しながら、交差点検出プログラムを実行する。
交差点検出プログラムを実行して得られるデータは、メモリ902、補助記憶装置903、プロセッサ901内のレジスタまたはプロセッサ901内のキャッシュメモリといった記憶装置に記憶される。
メモリ902はデータを記憶する記憶部191として機能する。但し、他の記憶装置が、メモリ902の代わりに、又は、メモリ902と共に、記憶部191として機能してもよい。
入出力インタフェース904は、ディスプレイに画像などを表示する表示部192として機能する。また、入出力インタフェース904は、入力を受け付ける受付部およびデータを出力する出力部として機能する。
交差点検出装置100は、プロセッサ901を代替する複数のプロセッサを備えてもよい。複数のプロセッサは、プロセッサ901の役割を分担する。
交差点検出プログラムは、磁気ディスク、光ディスクまたはフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶媒体にコンピュータ読み取り可能に記憶することができる。不揮発性の記憶媒体は、一時的でない有形の媒体である。
***動作の説明***
交差点検出装置100の動作は交差点検出方法に相当する。また、交差点検出方法の手順は交差点検出プログラムの手順に相当する。
図2に基づいて、交差点検出方法を説明する。
ステップS110において、側線検出部110は、路面画像から側線を検出する。
路面画像は、道路の路面が映っている画像である。
側線は、道路の長さ方向に沿って路面に引かれている線である。
ステップS120において、候補領域検出部120は、路面画像から候補領域を検出する。
候補領域は、検出された側線が途切れている領域である。
ステップS130において、交差点領域判定部130は、検出された候補領域毎に候補領域が交差点領域であるか判定する。
交差点領域は、交差点を含んだ領域である。
ステップS140において、交差点範囲特定部140は、交差点領域である候補領域毎に候補領域から交差点範囲を特定する。
交差点範囲は、交差点が位置する範囲である。
ステップS150において、表示部192は、交差点範囲が強調された状態で路面画像を表示する。
次に、ステップS110からステップS150までのそれぞれの詳細を説明する。
図3に基づいて、側線検出処理(S110)を説明する。
ステップS111において、側線検出部110は、路面画像から白線を検出する。
路面画像は、記憶部191に予め記憶されているものとする。
以下に、ステップS111の詳細を説明する。
図4に示すように、路面画像200に映っている路面には側線201、横断歩道202および停止線203といった白線が引かれている。側線201の種類にはサイドライン、センタラインおよび車線分離線などがある。
側線検出部110は、側線201、横断歩道202および停止線203といった白線を路面画像200から検出する。
具体的には、側線検出部110は、路面画像200から輝度閾値よりも高い輝度を有する部分を白線として検出する。つまり、側線検出部110は、路面画像200のそれぞれの画素の輝度に基づいて路面画像200を二値化することによって、路面画像200から白線を検出する。
例えば、輝度閾値は以下のようにして算出してもよい。
まず、側線検出部110は、路面画像200のそれぞれの画素の輝度に基づいて、図5に示すようなヒストグラム210を生成する。
そして、側線検出部110は、生成されたヒストグラム210に基づいて輝度閾値211を決定する。図5において、輝度閾値211は、上位Xパーセントの境界となる輝度である。Xパーセントは予め決められた割合である。
図3に戻り、ステップS112を説明する。
ステップS112において、側線検出部110は、ステップS111で検出された白線から、道路の長さ方向に沿って引かれている白線を選択する。選択された白線が側線201である。
側線検出処理(S110)によって側線が検出される。側線は道路の長さ方向に沿って路面に引かれている線である。言い換えると、側線は道路の進行方向と平行に引かれている白線である。道路の進行方向とは道路において車両が進む方向である。
側線検出処理(S110)において、側線検出部110は、白線および側線を従来技術によって検出しても構わない。
図6に基づいて、候補領域検出処理(S120)を説明する。
ステップS121において、候補領域検出部120は、道路の長さ方向に沿って路面画像を参照する。
具体的には、候補領域検出部120は、図7において矢印の方向に路面画像200を1ラインずつ参照する。
ステップS122において、候補領域検出部120は、側線が途切れたか判定する。
側線が途切れた場合、処理はステップS123に進む。
側線が途切れずに路面画像を参照し終えた場合、候補領域検出処理(S120)は終了する。
例えば、図7において、側線201はラインR1で途切れる。そのため、候補領域検出部120は、ラインR1の次のラインを参照したときに、側線201がラインR1で途切れたと判定する。
ステップS123において、候補領域検出部120は、側線が途切れた箇所から路面画像の参照を続ける。
ステップS124において、候補領域検出部120は、側線が再び現れたか判定する。
側線が再び現れた場合、処理はステップS125に進む。
側線が再び現れずに路面画像を参照し終えた場合、候補領域検出処理(S120)は終了する。
例えば、図7において、側線201はラインR2で再び現れる。そのため、候補領域検出部120は、ラインR2を参照したときに、側線201がラインR2で再び現れたと判定する。
ステップS125において、候補領域検出部120は、候補領域情報を生成し、生成された候補領域情報を記憶部191に記憶する。
候補領域情報は、候補領域を示す情報である。
候補領域は、側線が途切れている領域である。具体的には、候補領域は、側線が途切れた箇所から側線が再び現れた箇所までの領域である。
例えば、図7において、候補領域CはラインR1からラインR2までの領域であり、候補領域情報はラインR1とラインR2とを示す情報である。
ステップS125の後、処理はステップS121に進み、候補領域検出部120は側線が再び現れた箇所から路面画像の参照を続ける。
候補領域検出処理(S120)によって、1つ以上の候補領域が検出され、候補領域毎に候補領域情報が生成される。
図8に基づいて、交差点領域判定処理(S130)を説明する。
ステップS131において、交差点領域判定部130は、未選択の候補領域情報を1つ選択する。
ステップS132からステップS136までの説明において、候補領域情報はステップS131で選択された候補領域情報を意味し、候補領域はステップS131で選択された候補領域情報が示す候補領域を意味する。
ステップS132において、交差点領域判定部130は、候補領域情報に基づいて、候補領域の長さを算出する。算出される長さは、道路の長さ方向における候補領域の長さである。例えば、図9において、候補領域Cの長さは、ラインR1からラインR2までの長さLである。
そして、交差点領域判定部130は、候補領域の長さが長さ許容範囲に含まれるか判定する。長さ許容範囲は予め決められた範囲である。例えば、長さ許容範囲は8メートル以上25メートル以下である。8メートルは2車線に相当する長さであり、25メートルは3車線に相当する長さである。
候補領域の長さが長さ許容範囲に含まれる場合、処理はステップS133に進む。
候補領域の長さが長さ許容範囲に含まれない場合、交差点領域判定部130は、候補領域が交差点領域でないと判定する。この場合、処理はステップS135に進み、候補領域情報がステップS135で削除される。これにより、交差点に対応する長さを有さない領域が交差点の候補領域から除外される。例えば、側線がかすれたために側線が途切れている領域が交差点の候補領域から除外される。
ステップS133において、交差点領域判定部130は、候補領域に横断歩道が有るか判定する。
具体的には、交差点領域判定部130は以下のように判定を行う。
まず、交差点領域判定部130は、候補領域から上流領域と下流領域とを抽出する。上流領域は道路の進行方向における上流側(入口側)の領域であり、下流領域は道路の進行方向における下流側(出口側)の領域である。
次に、交差点領域判定部130は、上流領域に横断歩道が有るか判定する。さらに、交差点領域判定部130は、下流領域に横断歩道が有るか判定する。具体的には、交差点領域判定部130は、白とグレーとの縞模様が有るか判定する。横断歩道は従来技術によって検出することが可能である。横断歩道が有る場合、交差点領域判定部130は、横断歩道が位置する範囲を示す情報を候補領域情報に追加する。
そして、上流領域と下流領域との少なくともいずれかに横断歩道が有る場合、交差点領域判定部130は、候補領域に横断歩道が有ると判定する。
また、上流領域と下流領域とのいずれにも横断歩道が無い場合、交差点領域判定部130は、候補領域に横断歩道が無いと判定する。
例えば、図10において、上流領域UpはラインR1からラインR1’までの領域であり、下流領域LoはラインR2’からラインR2までの領域である。
上流領域Upおよび下流領域Loは、道路の長さ方向において抽出長r1を有する。抽出長r1は、横断歩道202の幅Wに対応する長さである。抽出長r1は予め決められている。
上流領域Upにおいて、横断歩道202は、ラインV1からラインV2までの範囲に位置している。下流領域Loにおいて、横断歩道202は、ラインV3からラインV4までの範囲に位置している。したがって、候補領域Cに横断歩道202が有る。
図8に戻り、ステップS133の説明を続ける。
候補領域に横断歩道が有る場合、交差点領域判定部130は、候補領域が交差点領域であると判定する。この場合、処理はステップS136に進む。
候補領域に横断歩道が無い場合、処理はステップS134に進む。
ステップS134において、交差点領域判定部130は、候補領域に対応する直前領域に停止線が有るか判定する。候補領域に対応する直前領域は、候補領域の直前に位置する領域である。
具体的には、交差点領域判定部130は以下のように判定を行う。
まず、交差点領域判定部130は、候補領域に対応する直前領域を路面画像200から抽出する。
そして、交差点領域判定部130は、直前領域に停止線が有るか判定する。具体的には、交差点領域判定部130は、側線に対して垂直な白線が有るか判定する。
例えば、図11において、直前領域FはラインR1’’からラインR1までの領域であり、直前領域Fは道路の長さ方向において抽出長r2を有する。直前領域Fには、停止線203が有る。
図8に戻り、ステップS134の説明を続ける。
候補領域に対応する直前領域に停止線が有る場合、交差点領域判定部130は候補領域が交差点領域であると判定する。この場合、処理はステップS136に進む。
候補領域に対応する直前領域に停止線が無い場合、交差点領域判定部130は候補領域が交差点領域でないと判定する。この場合、処理はステップS135に進む。
ステップS135において、交差点領域判定部130は、候補領域情報を削除する。
これにより、交差点に該当しない領域が交差点の候補領域から除外される。
ステップS136において、交差点領域判定部130は、未選択の候補領域情報が有るか判定する。
未選択の候補領域情報が有る場合、処理はS131に進む。
未選択の候補領域情報が無い場合、交差点領域判定処理(S130)は終了する。
交差点領域判定処理(S130)によって、交差点領域でない候補領域を示す候補領域情報が削除され、交差点領域である候補領域を示す候補領域情報が残る。
図12に基づいて、交差点範囲特定処理(S140)を説明する。
ステップS141において、交差点範囲特定部140は、未選択の候補領域情報を1つ選択する。
ステップS142からステップS147の説明において、候補領域情報はステップS141で選択された候補領域情報を意味し、候補領域はステップS141で選択された候補領域情報が示す候補領域を意味する。また、上流領域は候補領域の中の上流側の領域を意味し、下流領域は候補領域の中の下流側の領域を意味する。
ステップS142において、交差点範囲特定部140は、候補領域情報から、横断歩道が位置する範囲を示す情報を取得する。そして、交差点範囲特定部140は、取得された情報に基づいて、横断歩道が上流領域と下流領域とのいずれに有るか判定する。
横断歩道が上流領域と下流領域との両方に有る場合、処理はステップS143に進む。
横断歩道が上流領域に有るが下流領域に無い場合、処理はステップS144に進む。
横断歩道が上流領域に無いが下流領域に有る場合、処理はステップS145に進む。
横断歩道が上流領域と下流領域とのいずれにも無い場合、処理はステップS146に進む。
ステップS143において、交差点範囲特定部140は、上流領域に有る横断歩道から下流領域に有る横断歩道までの領域を特定する。特定された領域が交差点範囲である。具体的には、交差点範囲は、上流領域に有る横断歩道の下流側の端から下流領域に有る横断歩道の上流側の端までの領域である。交差点範囲特定部140は、交差点範囲を示す情報を候補領域に追加する。
図13において、交差点範囲204は、ラインV2からラインV3までの領域である。
ステップS144において、交差点範囲特定部140は、上流領域に有る横断歩道から候補領域の下流側の端までの領域を特定する。特定された領域が交差点範囲である。具体的には、交差点範囲は、上流領域に有る横断歩道の下流側の端から候補領域の下流側の端までの領域である。交差点範囲特定部140は、交差点範囲を示す情報を候補領域に追加する。
図14において、交差点範囲204は、ラインV2からラインR2までの領域である。
ステップS145において、交差点範囲特定部140は、候補領域の上流側の端から下流領域に有る横断歩道までの領域を特定する。特定された領域が交差点範囲である。具体的には、交差点範囲は、候補領域の上流側の端から下流領域に有る横断歩道の上流側の端までの領域である。交差点範囲特定部140は、交差点範囲を示す情報を候補領域に追加する。
図15において、交差点範囲204は、ラインR1からラインV3までの領域である。
ステップS146において、交差点範囲特定部140は、候補領域を交差点範囲として特定する。交差点範囲特定部140は、交差点範囲を示す情報を候補領域に追加する。
図16において、交差点範囲204は、ラインR1からラインR2までの領域である。
ステップS147において、交差点範囲特定部140は、未選択の候補領域情報が有るか判定する。
未選択の候補領域情報が有る場合、処理はステップS141に進む。
未選択の候補領域情報が無い場合、交差点範囲特定処理(S140)は終了する。
交差点範囲特定処理(S140)によって、候補領域毎に交差点範囲が特定され、候補領域毎に交差点範囲を示す情報が候補領域情報に追加される。
図17に基づいて、交差点範囲強調処理(S150)を説明する。
ステップS151において、交差点範囲強調部150は、未選択の候補領域情報を1つ選択する。
ステップS152およびステップS153の説明において、候補領域情報はステップS151で選択された候補領域情報を意味し、候補領域はステップS151で選択された候補領域情報が示す候補領域を意味する。
ステップS152において、交差点範囲強調部150は、候補領域情報から、交差点範囲を示す情報を取得する。そして、交差点範囲強調部150は、取得された情報が示す交差点範囲に対して強調加工を行う。
強調加工は、交差点範囲を強調する加工である。例えば、強調加工は、網掛け、縁取り、色付け等の加工である。
ステップS153において、交差点範囲強調部150は、未選択の候補領域情報が有るか判定する。
未選択の候補領域情報が有る場合、処理はステップS151に進む。
未選択の候補領域情報が無い場合、処理はステップS154に進む。
ステップS151からステップS153までの処理によって、路面画像は、交差点範囲が強調された状態の画像に加工される。
ステップS154において、表示部192は、交差点範囲が強調された状態の路面画像をディスプレイに表示する。
例えば、表示部192は、図18に示すような路面画像200をディスプレイに表示する。図18において、交差点範囲204は、網掛け及び縁取りによって強調されている。
交差点検出方法によって、路面画像から交差点範囲が検出され、交差点範囲が強調された状態で路面画像が表示される。
***実施の形態1の効果***
路面画像から交差点範囲を検出し、交差点範囲が強調された状態で路面画像を表示することができる。
***他の構成***
路面画像の画素に緯度経度のような位置情報が付されている場合、交差点検出装置100は、交差点範囲の位置情報を特定および出力してもよい。
実施の形態2.
交差点検出装置100を備えるシステムについて、図19から図22に基づいて説明する。
図19に基づいて、路面性状計測システム300の構成を説明する。
路面性状計測システム300は、計測車両310とデータ管理装置340と交差点検出装置100とを備える。
計測車両310は、マッピング計測ユニット320と路面性状計測ユニット330とを備える。計測車両310に搭載されたマッピング計測ユニット320は、MMS(モービルマッピングシステム)と呼ばれる。
マッピング計測ユニット320は、MMS計測データ342を取得するための機器群である。MMS計測データ342は道路地図の作成に必要なデータである。
路面性状計測ユニット330は、路面性状計測データ341を取得するための機器群である。路面性状計測データ341は路面性状の検査に必要なデータである。
MMS計測データ342および路面性状計測データ341は計測時刻を含んでいる。計測時刻とは、データを得るための計測が行われた時刻である。
データ管理装置340は、路面性状計測データ341とMMS計測データ342とMMS後処理データ343とを管理するコンピュータである。データ管理装置340は、プロセッサと記憶装置と入出力インタフェースといったハードウェアを備える。記憶装置はメモリおよび補助記憶装置の総称である。
データ管理装置340は、以下のようなデータ処理をプロセッサによって実行する。処理されたデータは記憶装置に記憶される。
データ管理装置340は、路面性状計測データ341に含まれる複数のライン画像を繋ぎ合わせて路面画像を生成する。ライン画像とは、路面を細い幅で撮影して得られた画像である。
データ管理装置340は、MMS計測データ342に対する後処理を行ってMMS後処理データ343を生成する。MMS計測データ342とMMS後処理データ343とを総称してマッピング計測データという。
データ管理装置340は、路面性状計測データ341とMMS計測データ342とMMS後処理データ343とを、それぞれの計測時刻を用いて、互いに関連付ける。
データ管理装置340は、互いに関連付けられた路面性状計測データ341およびMMS後処理データ343(またはMMS計測データ342)を入出力インタフェースを介して出力する。
データ管理装置340から出力された路面性状計測データ341およびMMS後処理データ343(またはMMS計測データ342)は、交差点検出装置100に入力される。
交差点検出装置100は、路面性状計測データ341に含まれる路面画像を用いて、実施の形態1における交差点検出方法を実行する。
図20に基づいて、マッピング計測ユニット320の構成を説明する。
マッピング計測ユニット320は、受信機321とレーザスキャナ322とカメラ323とIMU324とを備える。
受信機321は、測位衛星から発信される測位信号を受信する。受信機321によって得られるデータを測位観測データという。
レーザスキャナ322は、道路周辺にレーザ光を照射して道路周辺の地物に対する相対距離および相対方位を計測する。レーザスキャナ322によって得られるデータを地物距離方位データという。
カメラ323は道路周辺を撮影する。カメラ323によって得られる画像を撮影画像という。
IMU324は慣性計測装置の略称である。IMU324は、計測車両310の角速度および加速度を計測する。IMU324によって得られるデータを慣性計測データという。
MMS計測データ342は、測位観測データと地物距離方位データと撮影画像と慣性計測データとを含む。
図21および図22に基づいて、路面性状計測ユニット330の構成を説明する。
路面性状計測ユニット330は、レーザスキャナ331(図21参照)とラインカメラ332(図21参照)とレーザ照明333(図21参照)と変位計334(図22参照)とを備える。
レーザスキャナ331は、路面の各地点に向けてレーザ光を照射して路面の各地点に対する相対距離および相対方位を計測する。レーザスキャナ331によって得られるデータを路面距離方位データという。
ラインカメラ332は、路面を細い幅で1ラインずつ撮影する。ラインカメラ332によって得られる画像をライン画像という。路面画像は、複数のライン画像を繋ぎ合わせることによって得られる画像である。
変位計334は路面との距離を計測する。変位計334によって得られるデータを路面距離データという。
***実施の形態の補足***
実施の形態において、交差点検出装置100の機能はハードウェアで実現してもよい。
図23に、交差点検出装置100の機能がハードウェアで実現される場合の構成を示す。
交差点検出装置100は処理回路990を備える。処理回路990はプロセッシングサーキットリともいう。
処理回路990は、側線検出部110と候補領域検出部120と交差点領域判定部130と交差点範囲特定部140と交差点範囲強調部150とを実現する専用の電子回路である。
例えば、処理回路990は、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ロジックIC、GA、ASIC、FPGAまたはこれらの組み合わせである。GAはGate Arrayの略称であり、ASICはApplication Specific Integrated Circuitの略称であり、FPGAはField Programmable Gate Arrayの略称である。
交差点検出装置100は、処理回路990を代替する複数の処理回路を備えてもよい。複数の処理回路は、処理回路990の役割を分担する。
交差点検出装置100の機能は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせで実現してもよい。つまり、一部の機能がソフトウェアで実現され、残りの機能がハードウェアで実現されてもよい。
実施の形態は、好ましい形態の例示であり、本発明の技術的範囲を制限することを意図するものではない。実施の形態は、部分的に実施してもよいし、他の形態と組み合わせて実施してもよい。フローチャート等を用いて説明した手順は、適宜に変更してもよい。
100 交差点検出装置、110 側線検出部、120 候補領域検出部、130 交差点領域判定部、140 交差点範囲特定部、150 交差点範囲強調部、191 記憶部、192 表示部、200 路面画像、201 側線、202 横断歩道、203 停止線、204 交差点範囲、210 ヒストグラム、211 輝度閾値、300 路面性状計測システム、310 計測車両、320 マッピング計測ユニット、321 受信機、322 レーザスキャナ、323 カメラ、324 IMU、330 路面性状計測ユニット、331 レーザスキャナ、332 ラインカメラ、333 レーザ照明、334 変位計、340 データ管理装置、341 路面性状計測データ、342 MMS計測データ、343 MMS後処理データ、901 プロセッサ、902 メモリ、903 補助記憶装置、990 処理回路。

Claims (5)

  1. 道路の路面が映っている路面画像から、前記路面に引かれている側線を検出する側線検出部と、
    検出された側線が途切れている領域である候補領域を前記路面画像から検出する候補領域検出部と、
    検出された候補領域が交差点を含んだ交差点領域であるか判定する交差点領域判定部と、
    検出された候補領域が前記交差点領域であると判定された場合、検出された候補領域から交差点が位置する交差点範囲を特定する交差点範囲特定部と
    前記交差点範囲が強調された状態で前記路面画像を表示する表示部と、
    を備える交差点検出装置。
  2. 前記交差点領域判定部は、前記候補領域に横断歩道が含まれるか判定し、前記候補領域に横断歩道が含まれる場合、前記候補領域が前記交差点領域であると判定する
    請求項1に記載の交差点検出装置。
  3. 前記交差点領域判定部は、前記候補領域から上流側の領域である上流領域と下流側の領域である下流領域とを抽出し、前記上流領域と前記下流領域との少なくともいずれかに横断歩道が有るか判定し、前記上流領域と前記下流領域との少なくともいずれかに横断歩道が有る場合、前記候補領域に横断歩道が含まれると判定する
    請求項に記載の交差点検出装置。
  4. 前記交差点領域判定部は、前記候補領域の直前に位置する直前領域に停止線が有るか判定し、前記候補領域に横断歩道が含まれないが前記直前領域に停止線が有る場合、前記候
    補領域が前記交差点領域であると判定する
    請求項に記載の交差点検出装置。
  5. 前記交差点範囲特定部は、
    前記候補領域の中の上流側の領域である上流領域と前記候補領域の中の下流側の領域である下流領域との両方に横断歩道が有る場合、前記上流領域に有る横断歩道から前記下流領域に有る横断歩道までの領域を前記交差点範囲として特定し、
    前記上流領域に横断歩道が有るが前記下流領域に横断歩道が無い場合、前記上流領域に有る横断歩道から前記候補領域の下流側の端までの領域を前記交差点範囲として特定し、
    前記上流領域に横断歩道が無いが前記下流領域に横断歩道が有る場合、前記候補領域の上流側の端から前記下流領域に有る横断歩道までの領域を前記交差点範囲として特定し、
    前記上流領域と前記下流領域とのいずれにも横断歩道が無い場合、前記候補領域を前記交差点範囲として特定する
    請求項3または請求項4に記載の交差点検出装置。

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