JP6742229B2 - ロールペーパー残量検知装置とシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ロールペーパー残量検知装置と、それを用いたシステムに関する。
ロールペーパーの残量を知るための技術が開発されている。たとえば、特許文献1には、トイレットペーパーの芯に挿入して用いる残量検知装置が開示されている。残量検知装置は、内部に空洞を有しており、空洞の内壁には複数の圧電素子が設置され、空洞内には1つの鋼球が収納されている。トイレットペーパーの回転に伴って鋼球が飛び跳ね、複数の圧電素子にランダムに衝突する。衝突によって変形した圧電素子は電力を発生する。その電力により残量検知装置は無線で制御信号を外部に送信し、ペーパー残量が表示器に表示される。
特開2009−282879号公報
しかし、従来の残量検知装置は、鋼球が複数の圧電素子にランダムに当たることで発電するため、ペーパーの回転数が不明確であり、正確なペーパー残量が分からないという問題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、ペーパー残量を正確に把握することができるロールペーパー残量検知装置と、それを用いたシステムを提供することを目的とする。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は必要に応じて任意に組み合わせることができる。
本発明のロールペーパー残量検知装置は、ロールペーパーの芯に挿入して用いるロールペーパー残量検知装置であって、
ロールペーパー残量検知装置は、
ペーパーホルダに固定される固定ユニットと、固定ユニットの一端に回転可能に組み合わされた回転ユニットとからなり、
固定ユニットは、
心棒と、
心棒に対して偏心して固定された圧電素子と、
心棒に固定され、圧電素子と電気的に接続され圧電素子から電力が供給された際に動作し、制御信号を外部に無線送信する無線モジュールとからなり、
回転ユニットは、
板状の2つのストッパと、
板状の2つのストッパの対向する一端を連結する弾性体と、
板状の2つのストッパのいずれかの他端に形成された突起とからなり、
板状の2つのストッパは、それぞれの他端が圧電素子に向かって延びており、
突起は、板状の2つのストッパが圧電素子の固定された面に対して直交する位置にあるとき、圧電素子に当たるように形成されている
ことを特徴とするものである。
好ましくは、心棒にリセット機構がさらに固定され、リセット機構は、
少なくとも一方のストッパの連結部に近い一端によって押下されるように配置されたスイッチと、
スイッチが押下されてロールペーパーの回転数をリセットするリセット信号を生成し送信する制御回路と、
リセット信号を制御回路から受信し無線モジュールに出力する出力回路とからなるものである。
さらに好ましくは、無線モジュールは、圧電素子が発電した電力を蓄えるためのキャパシタと、圧電素子に電気的に接続され所定の電力量が蓄積されたことを判定する判定回路とをさらに備えているものである。
また、本発明のロールペーパー残量検知システムは、
ロールペーパーの回転により動作して外部に制御信号を無線送信するロールペーパー残量検知装置と、制御信号を受信して制御信号をネットワークに送信する受信装置と、受信装置から制御信号を受信し制御信号に基づいてロールペーパーの残量を演算し表示する表示装置とを備え、
ロールペーパー残量検知装置は、
ペーパーホルダに固定される固定ユニットと、固定ユニットの一端に回転可能に組み合わされた回転ユニットとからなり、
固定ユニットは、
心棒と、
心棒に対して偏心して固定された圧電素子と、
心棒に固定され、圧電素子と電気的に接続され圧電素子から電力が供給された際に動作し、制御信号を外部に無線送信する無線モジュールとからなり、
回転ユニットは、
板状の2つのストッパと、
板状の2つのストッパの対向する一端を連結する弾性体と、
板状の2つのストッパのいずれかの他端に形成された突起とからなり、
板状の2つのストッパは、それぞれの他端が圧電素子に向かって延びており、
突起は、板状の2つのストッパが圧電素子の固定された面に対して直交する位置にあるとき、圧電素子に当たるように形成されている
ことを特徴とするものである。
好ましくは、ロールペーパー残量検知装置は、ロールペーパーの回転数をリセットするリセット信号を生成し無線モジュールへ送信するリセット機構をさらに備え、
リセット機構は、
少なくとも一方のストッパの連結部に近い一端によって押下されるように配置されたスイッチと、
スイッチが押下されてリセット信号を生成し送信する制御回路と、
リセット信号を制御回路から受信し無線モジュールに出力する出力回路とからなり、
無線モジュールは、出力回路からリセット信号を受信して受信装置に送信し、
受信装置は、無線モジュールからリセット信号を受信してネットワークを介してリセット信号を表示装置に送信し、
表示装置は、リセット信号に基づいて回転数をリセットして表示するものである。
さらに好ましくは、無線モジュールは、圧電素子が発電した電力を蓄え、所定量の電力が蓄積された際に動作して制御信号を外部に無線送信し、
受信装置は、無線モジュールから制御信号を受信してネットワークを介して制御信号を表示装置に送信し、
表示装置は、制御信号に基づいて回転数を演算し表示するものであり、
無線モジュールは、
圧電素子が発電した電力を蓄えるためのキャパシタと、圧電素子に電気的に接続され所定量の電力が蓄積されたことを判定する判定回路とをさらに備えているものである。
本発明のロールペーパー残量検知装置は、ロールペーパーの芯に挿入して用いるロールペーパー残量検知装置であって、ロールペーパー残量検知装置は、ペーパーホルダに固定される固定ユニットと、固定ユニットの一端に回転可能に組み合わされた回転ユニットとからなり、固定ユニットは、心棒と、心棒に対して偏心して固定された圧電素子と、心棒に固定され、圧電素子と電気的に接続され圧電素子から電力が供給された際に動作し、制御信号を外部に無線送信する無線モジュールとからなり、回転ユニットは、板状の2つのストッパと、板状の2つのストッパの対向する一端を連結する弾性体と、板状の2つのストッパのいずれかの他端に形成された突起とからなり、板状の2つのストッパは、それぞれの他端が圧電素子に向かって延びており、突起は、板状の2つのストッパが圧電素子の固定された面に対して直交する位置にあるとき、圧電素子に当たるように形成されているように構成した。
したがって、本発明のロールペーパー残量検知装置は、ペーパー残量を正確に把握することができる。
また、本発明のロールペーパー残量検知システムは、ロールペーパーの回転により動作して外部に制御信号を無線送信するロールペーパー残量検知装置と、制御信号を受信して制御信号をネットワークに送信する受信装置と、受信装置から制御信号を受信し制御信号に基づいてロールペーパーの残量を演算し表示する表示装置とを備え、ロールペーパー残量検知装置は、ペーパーホルダに固定される固定ユニットと、固定ユニットの一端に回転可能に組み合わされた回転ユニットとからなり、固定ユニットは、心棒と、心棒に対して偏心して固定された圧電素子と、心棒に固定され、圧電素子と電気的に接続され圧電素子から電力が供給された際に動作し、制御信号を外部に無線送信する無線モジュールとからなり、回転ユニットは、板状の2つのストッパと、板状の2つのストッパの対向する一端を連結する弾性体と、板状の2つのストッパのいずれかの他端に形成された突起とからなり、板状の2つのストッパは、それぞれの他端が圧電素子に向かって延びており、突起は、板状の2つのストッパが圧電素子の固定された面に対して直交する位置にあるとき、圧電素子に当たるように形成されているように構成した。
したがって、本発明のロールペーパー残量検知システムによれば、ペーパー残量を正確に把握することができる。
ロールペーパー残量検知装置の一実施形態を示す平面図と正面図である。 図1のA−A断面図である。 圧電素子、ストッパ、ストッパに形成された突起の位置関係が正しくない場合を説明するための断面図である。 ロールペーパー残量検知装置のペーパーホルダへの固定形態を示す透視図である。 心棒の一実施形態を示す断面図である。 ロールペーパー残量検知装置のペーパーホルダへの別の固定形態を示す透視図である。 ロールペーパー残量検知装置の別の実施形態を示す平面図である。 ロールペーパー残量検知装置の別の実施形態を示す平面図である。 ロールペーパー残量検知装置の別の実施形態を示す平面図である。 ロールペーパー残量検知装置の別の実施形態を示す平面図である。 ロールペーパー残量検知システムの一例を示すブロック図である。 リセット機構を備えたロールペーパー残量検知装置を示す平面図と正面図である。 ロールペーパー残量検知システムの別の実施形態を示すブロック図である。 ロールペーパー残量検知システムの別の実施形態を示すブロック図である。 ロールペーパー残量検知システムの別の実施形態を示すブロック図である。
以下、本発明のロールペーパー残量検知装置と、それを用いたロールペーパー残量検知システムについて、図面を参照しながら実施形態の一例を説明する。
<第一実施形態>
(ロールペーパー残量検知装置)
本発明のロールペーパー残量検知装置1は、ロールペーパーの芯に挿入して用いる。ロールペーパー残量検知装置1は、ペーパーホルダに固定される固定ユニット11と、固定ユニット11の一端に回転可能に組み合わされた回転ユニット12とからなり、固定ユニット11は、心棒110と、心棒110に対して偏心して固定された圧電素子111と、心棒110に固定され、圧電素子111と電気的に接続され圧電素子111から電力が供給された際に動作し、制御信号を外部に無線送信する無線モジュール112とからなり、回転ユニット12は、板状の2つのストッパ121と、板状の2つのストッパ121の対向する一端を連結する弾性体122と、板状の2つのストッパ121のいずれかの他端に形成された突起123とからなり、板状の2つのストッパ121は、それぞれの他端が圧電素子111に向かって延びており、突起123は、板状の2つのストッパ121が圧電素子111の固定された面に対して直交する位置にあるとき、圧電素子111に当たるように形成されていることを特徴とするものである(図1参照)。
固定ユニット11は、心棒110と、心棒110に対して偏心して固定された圧電素子111と、心棒110に固定され、圧電素子111と電気的に接続され圧電素子111から電力が供給された際に動作し、制御信号を外部に無線送信する無線モジュール112とからなる。
心棒110は、両端をペーパーホルダに固定するものである。心棒110の材質は特に限定されず、樹脂、金属、木などを用いることができる。心棒110の軸に直交する断面の形状は特に限定されず、三角形、四角形などの多角形や、円形、楕円形などとすることができる。
圧電素子111は、外力によって変形することで圧電効果により電力を発生する素子である。圧電素子111の変形1回あたりの発電量は、50μW〜100μWとすることができる。圧電素子111は、心棒110に対して偏心しているため、ロールペーパーの回転に伴って回転ユニット12が1回転したとき、突起123は圧電素子111に必ず1回だけ当たることになる。すなわち、ロールペーパー1回転につき必ず1回の発電が起こる。
無線モジュール112の内部には、制御回路と発信回路とが含まれる(図11参照)。制御回路は、圧電素子111と電気的に接続する。ロールペーパーの回転に伴って圧電素子111に突起123が当たり、発生した電力が制御回路へ供給され、制御回路が制御信号を生成し、発信回路を介して外部に制御信号を無線送信する。制御信号は、突起123が圧電素子111に当たるたびに生成され送信される。
回転ユニット12は、板状の2つのストッパ121と、板状の2つのストッパ121の対向する一端を連結する弾性体122と、板状の2つのストッパ121のいずれかの他端に形成された突起123とからなる。
板状の2つのストッパ121は、弾性体122で連結していない方の端が圧電素子111に向かって延びている。ストッパ121の材質は特に限定されず、樹脂、金属、木などを用いることができる。ストッパ121は、ロールペーパー残量検知装置1をロールペーパーの芯に挿入した際に、弾性体122で連結していない方の端が芯の内壁に接触する。接触することで、回転ユニット12が図の左右方向に動くことを防ぐことができる。また、接触していることで、ストッパ121を含む回転ユニット12がロールペーパーとともに回転することができる。
弾性体122は、ストッパ121の対向する一端を連結する。本実施形態では、弾性体122としてばねを用いているが、これに限定されず、ゴム、スポンジなども用いることができる。弾性体122は、心棒110を挟むようにして2つ用いるとよい(図1(b)参照)。このようにすると、2つの弾性体122が心棒110を挟んでいるため、回転ユニット12がロールペーパーの回転に伴い回転したとしても、回転ユニット12が図の上下方向に位置ずれすることを防止できる。また、2つの弾性体122で心棒110を挟んでいるだけであるので、回転ユニット12を固定ユニット11から容易に分離できる。
突起123は、2つのストッパ121のいずれかであって、ストッパ121の弾性体122で連結していない方の端に形成する。突起123はストッパ121と同材質で一体的に形成してもよいし、同材質あるいは異材質を用いてストッパ121とは別に形成しストッパ121に固定してもよい。突起123は、板状の2つのストッパ121が圧電素子111の固定された面に対して直交する位置にあるとき、圧電素子111に当たるように形成する(図2参照)。図2は、圧電素子111、ストッパ121、ストッパに形成された突起123の位置関係を模式的に説明するための図1のA−A断面図である。図2に示すように、突起123は、圧電素子111の固定された面に対してストッパ121が直交する位置にあるとき、圧電素子111に当たるように形成する。もし、突起123が、圧電素子111の固定された面に対してストッパ121が直交しない位置にあるとき、圧電素子111に当たるように形成していると(図3(a)参照)、回転ユニットが回転したときに突起123とストッパ121が圧電素子111に当たり(図3(b)参照)、ペーパー残量を正確に把握することが困難になったり、回転ユニット12がスムースに回転できなくなったりする可能性がある。
上記の通り、本発明のロールペーパー残量検知装置1では、ロールペーパー1回転につき必ず1回の発電が起こり、その電力によって制御信号が生成・送信されるため、制御信号の送信回数はロールペーパーの回転数に等しくなる。したがって、ロールペーパーの回転数を正確に把握することができる。
次に、本発明のロールペーパー残量検知装置1のペーパーホルダ4への固定形態の一例を説明する(図4〜6参照)。
図4に示すペーパーホルダ4は、背板41と、背板41に対して直角になるよう固定された2つの側板42と、2つの側板42の間で回転できるように設置されたカバー40と、2つの側板42に設置され回転可能なフック43とからなるものである。フック43は、それぞれ図の矢印方向に回転させて収納部44に収納することができる。
ロールペーパー残量検知装置1は、ロールペーパーの芯に挿入した後、ペーパーホルダ4に取り付ける。図中の破線は、ロールペーパーの芯を示している。2つのフック43でロールペーパーの芯を支持する。ロールペーパー残量検知装置1は、フック43の下側に取り付けることができ(図4(a)参照)、両側のフック43の先端部に心棒110の両端を固定して取り付けることもできる(図4(b)参照)。図4(a)においては、心棒110をフック43の下側に固定するため、ロールペーパーはフック43で支持される。つまり、ロールペーパーの重量はフック43にかかることになる。一方、図4(b)においては、心棒110を両側のフック43の先端部に固定するため、ロールペーパーはロールペーパー残量検知装置1で支持される。つまり、ロールペーパーの重量はロールペーパー残量検知装置1にかかることになる。そのため、図4(b)のように固定する際は、弾性体122は伸びにくいものを用いる。このようにすると、ロールペーパーの重量がストッパ121にかかることで弾性体122に引張力が加わっても、弾性体122が伸びにくいため、ストッパ121が下がりにくい。ストッパ121に形成された突起123と圧電素子111との距離が近づきすぎないため、回転ユニット12はスムースに回転することができる。
ロールペーパー残量検知装置1の心棒110の両端を側板42またはフック43の先端部に固定する際は、たとえば、両側の側板42またはフック43の先端部に浅い凹部を形成し、その凹部へ心棒110の両端をはめ込むことでロールペーパー残量検知装置1を固定することができる。このとき、凹部の底に摩擦抵抗を上げる処理を施すと、固定ユニット11をよりしっかりと固定することができる。
ロールペーパー残量検知装置1を、側板42に軸受穴45が形成されたペーパーホルダ4に取り付ける場合は、心棒110は軸受穴45にはまる太さにする(図6参照)。このとき、図4(b)と同様に、弾性体122は伸びにくいものを用いる。このようにすると、ロールペーパーの重量がストッパ121にかかることで弾性体122に引張力が加わっても、弾性体122が伸びにくいため、2つのストッパ121が閉じることがない。ストッパ121に形成された突起123と圧電素子111との距離が近づきすぎないため、回転ユニット12はスムースに回転することができる。なお、心棒110は既存のものを用いることもできる。
また、ロールペーパー残量検知装置1は、弾性体110aを内蔵した伸縮可能な心棒110を用いて固定することもできる(図5参照)。弾性体110aが圧縮されて元の形状に戻るときの復元力によって、両側の側板42またはフック43の先端部に心棒の両端が押し付けられることで、ロールペーパー残量検知装置1を固定することができる。このような心棒110を用いると、心棒110を縮めることでロールペーパー残量検知装置1を容易に固定し、取り外すことができる。
上記実施形態では、回転ユニット12の弾性体122が2つの場合を説明したが、弾性体122は1つでもよい(図7参照)。弾性体122は、心棒110の回転部124を貫通して2つのストッパ121の一端を連結する。回転部124は、回転ユニット12とともに回転できるように形成する。回転部124内にある弾性体122の少なくとも一部は、回転部124に固定する。このようにすると、ロールペーパー残量検知装置1をロールペーパーに挿入してペーパーホルダ4に取り付けたときにロールペーパーの重量がストッパ121に加わっても、または、ロールペーパーの回転に伴い回転ユニット12が回転しても、回転ユニット12の位置がずれにくい。
なお、ロールペーパー残量検知装置1の取り付ける向きは、上記実施形態を説明した図4や図6と向きが左右反対になってもよい。また、圧電素子111と無線モジュール112の配置は、図1〜図7と異なってもよい(図8参照)。その場合、ストッパ121の突起123の形成された方の端は、圧電素子111に突起123が当たるよう、圧電素子111まで延びる長さにする。
なお、圧電素子111は複数設置してもよい(図9参照)。このとき、それぞれの圧電素子は心棒110に対して同じように偏心させて固定する。また、突起123は、いずれかのストッパ121の他端に圧電素子111と同じ数だけ形成する。図9のような形態では、1回転あたりの発電量を大きくすることができる。
なお、2つのストッパの両方の他端に突起123を形成してもよい(図10)。圧電素子111は偏心して固定されているため、一方の突起が圧電素子に当たっているときは、他方の突起が圧電素子に当たることがない。この形態では、半回転に1回発電が起こるため、1回転当たりの発電量を大きくすることができる。
上記実施形態では、ストッパの数を2としたが、3以上とすることもできる。好ましくは2〜4である。ストッパの数が増えると、ロールペーパーの芯の内壁に接触するストッパの数が増え、摩擦力が上がるため、回転ユニット12の位置ズレをより効果的に防ぐことができる。ストッパの数が3以上の場合も、それぞれのストッパの他端に突起を形成することができる。ストッパの数が2〜4であれば、1回転当たりのロールペーパーの正確な使用量を把握することができ、また、1回転当たりの発電量を大きくすることができる。
次に、ロールペーパー残量検知装置1を用いたロールペーパー残量検知システムについて、図面を参照しながら実施形態の一例を説明する。
(ロールペーパー残量検知システム)
本発明のロールペーパー残量検知システムは、ロールペーパーの回転により動作して外部に制御信号を無線送信するロールペーパー残量検知装置1と、制御信号を受信して制御信号をネットワークに送信する受信装置2と、受信装置2からの制御信号を受信し制御信号に基づいてロールペーパーの残量を演算し表示する表示装置3とを備え、ロールペーパー残量検知装置1は、ペーパーホルダに固定される固定ユニット11と、固定ユニット11の一端に回転可能に組み合わされた回転ユニット12とからなり、固定ユニット11は、心棒110と、心棒110に対して偏心して固定された圧電素子111と、心棒110に固定され、圧電素子111と電気的に接続され圧電素子111から電力が供給された際に動作し、制御信号を外部に無線送信する無線モジュール112とからなり、回転ユニット12は、板状の2つのストッパ121と、板状の2つのストッパ121の対向する一端を連結する弾性体122と、板状の2つのストッパ121のいずれかの他端に形成された突起123とからなり、板状の2つのストッパ121は、それぞれの他端が圧電素子111に向かって延びており、突起123は、板状の2つのストッパ121が圧電素子111の固定された面に対して直交する位置にあるとき、圧電素子111に当たるように形成されていることを特徴とするものである(図11、図1参照)。
ロールペーパー残量検知装置1の構成は、たとえば図1に示す通りである。圧電素子111と無線モジュール112とは電気的に接続されている。ロールペーパーの回転に伴ってストッパ121が回転し、ストッパ121に形成された突起123が圧電素子111に当たり、圧電素子111が変形することで電力が発生する。その電力が無線モジュール112の制御回路へ供給されて、無線モジュール112が動作する(図11参照)。制御回路としては、CPUなどを用いることができる。ここで、突起123が圧電素子111に1回当たることは、ロールペーパーが1回転したことを意味する。したがって、圧電素子111による1回の発電によってロールペーパーが1回転したという制御信号を、無線モジュール112の制御回路が生成する。生成された制御信号は、無線モジュール112の発信回路に出力される。発信回路は、制御信号をあらかじめ割り当てられた周波数により変調し、アンテナ114によって受信装置2へ無線送信する。送信周波数は、たとえば4MHz〜5GHzを利用することができる。なお、ロールペーパー残量検知装置1を、たとえば公衆トイレや福祉施設内のトイレなどにおいて、複数のペーパーホルダに設置した場合は、制御信号はロールペーパー残量検知装置1の識別IDを含むようにするとよい。このようにすると、どのロールペーパー残量検知装置1でどのくらいロールペーパーが使用されたかを把握することができる。
受信装置2は、ロールペーパー残量検知装置1からの制御信号を受信して、ネットワークに送信するものである。受信装置2は、受信回路、制御回路、ネットワーク送信回路、およびこれらの回路に電力を供給する電源回路を含んでいる。電源回路は、直流または交流のプラグにより電圧供給を受けて各回路に電力を供給する。なお、電源回路として、電池電源を使用してもよい。受信回路は、アンテナ21によってロールペーパー残量検知装置1からの制御信号を受信して復調し、復調した制御信号を受信装置2の制御回路に出力する。
制御回路は、ロールペーパー残量検知装置1からの制御信号の受信に基づいた所定の表示動作や制御動作を行う。制御回路としてはCPUなどを用いることができる。ネットワーク送信回路は、ネットワークを介して制御信号を表示装置3に送信する。
表示装置3は、制御信号に含まれるロールペーパーの回転数情報に基づいてロールペーパーの使用量を演算し、残量を表示するものである。表示装置3は、受信回路、制御回路、出力回路、表示部を含んでいる。表示装置3としては、パーソナルコンピュータなどの固定端末、スマートフォンやタブレットなどの携帯端末を用いることができる。受信回路は、ネットワークを介して制御信号を受信して復調し、復調した制御信号を制御回路に出力する。制御回路内には、記憶部が配置される。記憶部は、未使用のロールペーパーの全長と直径があらかじめ入力され、直近にロールペーパーを使用した後の残量が記憶される。ロールペーパー残量検知装置1を未使用のロールペーパーに挿入して使用する場合、表示装置3の制御回路は、記憶部からロールペーパーの全長と直径を読み出して、それらと、制御信号に含まれるロールペーパーの回転数情報とに基づいて、ロールペーパーの使用量を演算し、残量を出力する。ロールペーパー残量検知装置1を、ある程度の量が使用されたロールペーパーに挿入して使用する場合、表示装置3の制御回路は、記憶部から未使用のロールペーパーの直径を読み出す。また、記憶部から直近にロールペーパーを使用した後の残量を読み出して直径に換算する。その2つの直径の値の差を現在のロールペーパーの残りの長さに換算する。その残りの長さと、制御信号に含まれるロールペーパーの回転数情報とに基づいて、ロールペーパーの使用量を演算し、残量を出力する。制御回路としてはCPUなどを用いることができる。演算結果は記憶部に記憶され、また、出力回路を介して表示部に表示される。表示内容としては、メートル表示やパーセント表示などとすることができる。
なお、ネットワークにはサーバが接続されていてもよい。この場合、ロールペーパーの回転数情報を含む制御信号は、サーバに送信される。したがって、本発明のシステムを利用する者は、必要なときに表示装置3からサーバにアクセスすることで、表示装置3の表示部にロールペーパーの残量を表示させることができる。
ロールペーパー残量検知装置1は、ロールペーパーが1回転するごとに必ず圧電素子111に突起123が1回当たるため、1回転あたりのロールペーパーの使用量を正確に把握することができる。したがって、ロールペーパー残量検知システムは、ロールペーパー残量検知装置1を異なる全長のロールペーパーの芯に挿入して使用しても、ロールペーパーの残量を正確に把握することができる。
また、制御信号がロールペーパー残量検知装置1から受信装置2へ無線送信された時間から、ロールペーパーの時間ごとの使用頻度を知ることができる。たとえば、ロールペーパー残量検知装置1をトイレットペーパーのホルダに設置した場合、トイレの混む時間帯などを把握することができる。
<第二実施形態>
(ロールペーパー残量検知装置)
第二実施形態のロールペーパー残量検知装置1は、心棒110にリセット機構13がさらに固定され、リセット機構13は、少なくとも一方のストッパ121の連結部に近い一端によって押下されるように配置されたスイッチ131と、スイッチ131が押下されてロールペーパーの回転数をリセットするリセット信号を生成し送信する制御回路13aと、リセット信号を制御回路13aから受信し無線モジュール112に出力する出力回路13bとからなるものである(図12、図13参照)。
リセット機構13は、スイッチ、制御回路、出力回路に接続された電源回路を備えている(図13参照)。電源回路としては、一次電池や二次電池を用いることができる。リセット機構13のスイッチ131は、少なくとも一方のストッパ121の連結部に近い一端によって押下されるように配置する(図12(a)参照)。ロールペーパー残量検知装置1をロールペーパーの芯に挿入する際には、芯の直径よりも小さくなるように2つのストッパ121の他端どうしを近づけた状態で挿入する。このとき弾性体122は、2つのストッパ121によって伸びる。それと同時に、弾性体122には元の形状に戻ろうとする復元力がはたらく。ロールペーパー残量検知装置1を芯から外すと、弾性体122の復元力によって2つのストッパ121の連結部に近い一端どうしが近づく方向に引っ張られる。これにより、少なくとも一方のストッパ121の連結部に近い一端によってスイッチ131が押下される。
スイッチ131が押下されると、制御回路13aはロールペーパーの回転数をリセットするリセット信号を生成し送信する。制御回路13aとしてはCPUなどを用いることができる。出力回路13bは、リセット信号を制御回路13aから受信し無線モジュール112に出力する。したがって、出力回路13bと無線モジュール112の制御回路は電気的に接続する。
なお、スイッチ131は上記実施形態に記載したもの以外に、たとえば、圧電素子や電磁誘導によって発電するスイッチを用いることができる。このようなスイッチは電池を用いる必要がないため、リセット機構13を小型化することができる。圧電素子で発電するスイッチの場合は、図12を参照して、心棒110上に設置してもよいし、心棒110の内部に設置してもよい。電磁誘導で発電するスイッチは、リセット信号を無線モジュール112へ無線送信できるものを用いるのが好ましい。この形態の場合は、リセット機構13と無線モジュール112とをつなぐ配線を不要とすることができる。
なお、スイッチ131は、少なくとも一方のストッパ121の連結部に近い一端によって押下されるよう、心棒110の周囲に複数設置してもよい。このようにすると、回転ユニット12がどの位置で停止しても、ロールペーパー残量検知装置1を芯から外した際に、スイッチ131を押下することができる。つまり、少なくとも一方のストッパ121の連結部に近い一端をスイッチ131の位置に合わせてからロールペーパー残量検知装置1を芯から外す必要がない。
(ロールペーパー残量検知システム)
第二実施形態のロールペーパー残量検知システムにおけるロールペーパー残量検知装置1は、ロールペーパーの回転数をリセットするリセット信号を生成し無線モジュール112へ送信するリセット機構13をさらに備え、リセット機構13は、少なくとも一方のストッパ121の連結部に近い一端によって押下されるように配置されたスイッチ131と、スイッチ131が押下されてリセット信号を生成し送信する制御回路13aと、リセット信号を制御回路13aから受信し無線モジュール112に出力する出力回路13bとからなり、無線モジュール112は、出力回路13bからリセット信号を受信して受信装置2に送信し、受信装置2は、無線モジュール112からリセット信号を受信してネットワークを介してリセット信号を表示装置3に送信し、表示装置3は、リセット信号に基づいて回転数をリセットして表示するものである(図13参照)。
以下、第一実施形態と異なる点を中心に説明する。
無線モジュール112は、リセット機構13の制御回路13aが生成したリセット信号を出力回路13bから受信する。無線モジュール112は、制御回路と発信回路に接続された電源回路を備えている。電源回路としては、一次電池や二次電池を用いることができる。圧電素子111による発電が起こっているときは、電源回路からの電力供給を遮断し、圧電素子111による発電が起こっていないときは、電源回路からの電力供給を受けるように構成する。無線モジュール112の制御回路にリセット信号が入力されると、制御回路は圧電素子111による発電が起こっていないと判定し、リセット信号を発信回路へ出力し、発信回路はアンテナ114からリセット信号を受信装置2へ無線送信する。
表示装置3は、ネットワークを介してリセット信号を受信装置2から受信する。受信回路で受信し復調されたリセット信号は、制御回路へ出力される。制御回路はリセット信号に基づいて、記憶部に記憶されたロールペーパーの累積回転数を読み出し、それをゼロにする演算を行う。演算結果は記憶部に記憶され、また、出力回路を介して表示部に表示される。
第二実施形態では、少なくとも一方のストッパ121によってスイッチ131が押下されロールペーパーの累積回転数がゼロになるため、ロールペーパー残量検知装置1がロールペーパーの芯から取り外され、ロールペーパーの交換があったことを把握することができる。このとき、リセット信号にロールペーパー残量検知装置1の識別IDが含まれていれば、どのペーパーホルダに設置されたロールペーパーが交換されたのかを把握することができる。
<第三実施形態>
第三実施形態のロールペーパー残量検知システムにおいては、無線モジュール112は、圧電素子111が発電した電力を蓄え、所定量の電力が蓄積された際に動作して制御信号を外部に無線送信し、受信装置2は、無線モジュール112から制御信号を受信してネットワークを介して制御信号を表示装置3に送信し、表示装置3は、制御信号に基づいて回転数を演算し表示するものであり、無線モジュール112は、圧電素子111が発電した電力を蓄えるためのキャパシタ112aと、圧電素子111に電気的に接続され所定量の電力が蓄積されたことを判定する判定回路112bとをさらに備えているものである(図14参照)。
以下、第二実施形態と異なる点を中心に説明する。
キャパシタ112aは、圧電素子111と電気的に接続しており、圧電素子111に突起123が当たって発電した電力を蓄えるものである。判定回路112bは、圧電素子111が発電した電力の供給を受け動作する。また、判定回路112bは、キャパシタ112aにも接続しており、キャパシタ112aに所定量の電力が蓄積されたかどうかを判定する。所定量の電力が蓄積されたと判定すると、判定回路112bは、蓄積された電力を使用してよい旨を指示する指示信号を無線モジュール112の制御回路へ出力する。所定量の電力が蓄積されていないと判定すると、判定回路112bは、キャパシタ112aに蓄積される電力量の判定を継続する。
所定の電力量は任意に設定でき、たとえば、圧電素子111に突起が10回当たったときを考える。このとき圧電素子111は、たとえば1回あたり100μWの電力を発生するものを用いる。この例の場合、10回の発電が起こるため、生じる電力量は1000μWである。1000μWを所定の電力量として設定すると、キャパシタ112aに1000μWの電力が蓄積されれば、判定回路112bは、キャパシタ112aの電力を使用してよい旨を指示する指示信号を無線モジュール112の制御回路へ出力する。
制御回路は、圧電素子111の変形1回あたりの発電量と、所定の電力量との関係からロールペーパーの回転数を演算し出力する。上記の例の場合、1回あたりの発電量が100μWの圧電素子を用いて、所定の電力量1000μWが蓄積され、それに応じた電圧がキャパシタ112aに生じるため、制御回路はキャパシタ112aの電圧を検出することでロールペーパーが10回転したという制御信号を生成する。制御信号は発信回路を介してアンテナ114から無線送信される。
表示装置3は、ネットワークを介して制御信号を受信装置2から受信する。受信回路で受信し復調された制御信号は、制御回路へ出力される。制御回路内には記憶部が配置される。記憶部は、直近にロールペーパーを使用した後の残量を記憶する。制御回路は、記憶部から未使用のロールペーパーの直径を読み出す。また、記憶部から直近にロールペーパーを使用した後の残量を読み出して直径に換算する。その2つの直径の値の差を現在のロールペーパーの残りの長さに換算する。その残りの長さと、制御信号に含まれるロールペーパーの回転数情報とに基づいて、ロールペーパーの使用量を演算し、残量を出力する。演算結果は記憶部に記憶され、また、出力回路を介して表示部に表示される。
第三実施形態では、所定量の電力が蓄積された場合に、ロールペーパーの回転数情報を含む信号を無線送信する。換言すれば、無線送信できるだけの電力量が蓄積された場合に、信号を無線送信するものである。したがって、変形1回あたりの発電量が少ない圧電素子であっても用いることができる。
なお、ロールペーパー残量検知装置1とそれを用いたシステムは、上記したリセット機構13、キャパシタ112a、判定回路112bをすべて備えていてもよい(図15参照)。
1 :ロールペーパー残量検知装置
11 :固定ユニット
110 :心棒
110a:弾性体
111 :圧電素子
112 :無線モジュール
113 :おもり
114 :アンテナ
112a:キャパシタ
112b:判定回路
12 :回転ユニット
121 :ストッパ
122 :弾性体
123 :突起
124 :回転部
13 :リセット機構
131 :スイッチ
13a :制御回路
13b :出力回路
2 :受信装置
21 :アンテナ
3 :表示装置
4 :ペーパーホルダ
40 :カバー
41 :背板
42 :側板
43 :フック
44 :収納部
45 :軸受穴

Claims (6)

  1. ロールペーパーの芯に挿入して用いるロールペーパー残量検知装置であって、
    前記ロールペーパー残量検知装置は、
    ペーパーホルダに固定される固定ユニットと、前記固定ユニットの一端に回転可能に組み合わされた回転ユニットとからなり、
    前記固定ユニットは、
    心棒と、
    前記心棒に対して偏心して固定された圧電素子と、
    前記心棒に固定され、前記圧電素子と電気的に接続され前記圧電素子から電力が供給された際に動作し、制御信号を外部に無線送信する無線モジュールとからなり、
    前記回転ユニットは、
    板状の2つのストッパと、
    板状の2つの前記ストッパの対向する一端を連結する弾性体と、
    板状の2つの前記ストッパのいずれかの他端に形成された突起とからなり、
    板状の2つの前記ストッパは、前記ロールペーパー残量検知装置が前記ロールペーパーの前記芯に挿入されたときに、前記弾性体で連結されていない方の端が前記芯の内壁に接触するように延びており、
    前記突起は、板状の2つの前記ストッパが前記圧電素子の固定された面に対して直交する位置にあるとき、前記圧電素子に当たるように形成されているロールペーパー残量検知装置。
  2. 前記心棒にリセット機構がさらに固定され、前記リセット機構は、
    少なくとも一方の前記ストッパの連結部に近い一端によって押下されるように配置されたスイッチと、
    前記スイッチが押下されてロールペーパーの回転数をリセットするリセット信号を生成し送信する制御回路と、
    前記リセット信号を前記制御回路から受信し前記無線モジュールに出力する出力回路とからなる請求項1に記載のロールペーパー残量検知装置。
  3. 前記無線モジュールは、前記圧電素子が発電した電力を蓄えるためのキャパシタと、前記圧電素子に電気的に接続され所定の電力量が蓄積されたことを判定する判定回路とをさらに備えた、請求項1または2に記載のロールペーパー残量検知装置。
  4. ロールペーパーの芯に挿入して用い、前記ロールペーパーの回転により動作して外部に制御信号を無線送信するロールペーパー残量検知装置と、前記制御信号を受信して前記制御信号をネットワークに送信する受信装置と、前記受信装置から前記制御信号を受信し前記制御信号に基づいてロールペーパーの残量を演算し表示する表示装置とを備え、
    前記ロールペーパー残量検知装置は、
    ペーパーホルダに固定される固定ユニットと、前記固定ユニットの一端に回転可能に組み合わされた回転ユニットとからなり、
    前記固定ユニットは、
    心棒と、
    前記心棒に対して偏心して固定された圧電素子と、
    前記心棒に固定され、前記圧電素子と電気的に接続され前記圧電素子から電力が供給された際に動作し、制御信号を外部に無線送信する無線モジュールとからなり、
    前記回転ユニットは、
    板状の2つのストッパと、
    板状の2つの前記ストッパの対向する一端を連結する弾性体と、
    板状の2つの前記ストッパのいずれかの他端に形成された突起とからなり、
    板状の2つの前記ストッパは、前記ロールペーパー残量検知装置が前記ロールペーパーの前記芯に挿入されたときに、前記弾性体で連結されていない方の端が前記芯の内壁に接触するように延びており、
    前記突起は、板状の2つの前記ストッパが前記圧電素子の固定された面に対して直交する位置にあるとき、前記圧電素子に当たるように形成されているロールペーパー残量検知システム。
  5. 前記ロールペーパー残量検知装置は、ロールペーパーの回転数をリセットするリセット信号を生成し前記無線モジュールへ送信するリセット機構をさらに備え、
    前記リセット機構は、
    少なくとも一方の前記ストッパの連結部に近い一端によって押下されるように配置されたスイッチと、
    前記スイッチが押下されて前記リセット信号を生成し送信する制御回路と、
    前記リセット信号を前記制御回路から受信し前記無線モジュールに出力する出力回路とからなり、
    前記無線モジュールは、前記出力回路から前記リセット信号を受信して前記受信装置に送信し、
    前記受信装置は、前記無線モジュールから前記リセット信号を受信して前記ネットワークを介して前記リセット信号を前記表示装置に送信し、
    前記表示装置は、前記リセット信号に基づいて前記回転数をリセットして表示する請求項4に記載のロールペーパー残量検知システム。
  6. 前記無線モジュールは、前記圧電素子が発電した電力を蓄え、所定量の電力が蓄積された際に動作して前記制御信号を外部に無線送信し、
    前記受信装置は、前記無線モジュールから前記制御信号を受信して前記ネットワークを介して前記制御信号を前記表示装置に送信し、
    前記表示装置は、前記制御信号に基づいて前記回転数を演算し表示するものであり、
    前記無線モジュールは、
    前記圧電素子が発電した電力を蓄えるためのキャパシタと、前記圧電素子に電気的に接続され所定量の電力が蓄積されたことを判定する判定回路とをさらに備えた、請求項4または5に記載のロールペーパー残量検知システム。
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