JP6742146B2 - ボウフラストッパー - Google Patents

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Description

本発明は、蚊の卵及びボウフラを捕獲するためのボウフラストッパーに関する。
蚊を捕獲するための容器には、成虫としての蚊を捕獲するための捕獲器と、蚊が産卵した卵、及び卵から生まれた、蚊の幼虫としてのボウフラを捕獲するための捕獲器とがある。前者の捕獲器の場合には、薬剤を使用するなど、仕掛けが大掛かりになることが多い。そのため、後者の捕獲器が多く用いられるようになった。
例えば、特許文献1に記載された捕虫器は、蚊の卵及びボウフラを捕獲し、卵から成長した蚊を逃がさないものである。捕虫器の容器内には、水が貯留されるとともに、水の水面に浮揚するフィルタ部が配置される。そして、容器内の水に集まる蚊がフィルタ部に産卵したときには、産卵された卵がフィルタ部に設けられた孔を通って水中に入る、又は卵から生まれた幼虫であるボウフラが孔を通って水中に入る。その後、ボウフラ、及びさなぎであるオニボウフラの状態を経て成長した蚊は、水中で溺れてフィルタ部から容器の外部へ出られなくなる。
特開2008−307037号公報
ところで、特許文献1の捕虫器においては、フィルタ部は、蛇腹形状を有する通過阻止部によって容器に保持されている。そのため、この捕虫器は、容器、フィルタ部及び通過阻止部が一体となった完成品として、工場内において製造される。従って、蚊の捕虫器(又は捕獲器)をさらに簡易的に形成するためには、特許文献1の捕虫器には改善の余地がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたもので、極めて簡単に形成することができ、かつ容器内の捕獲網へ蚊を容易に誘引することができるボウフラストッパーを提供しようとして得られたものである。
本発明の一態様は、蚊の卵及び卵から生まれたボウフラを捕獲するためのボウフラストッパーであって、
有底筒形状に形成された容器と、
表面の全体が黒色を呈する樹脂によって形成され、かつ上記容器内に配置されて上記容器の開口穴に蓋をするとともに上記容器内に貯留される水の水面に浮かぶ捕獲網と、を備え、
上記捕獲網は、蚊の卵を通過させる一方、蚊を通過させない多数の通過孔が形成された網部と、上記網部の外縁部において上記網部から上方へ突出する突出外縁部とを有しており、
上記突出外縁部の下面には、水面との間に空気を溜めるための凹部が形成されており、
上記突出外縁部の上面は、水が残留することを防止するためのテーパ形状に形成されており、
上記容器は、金属製であって金属表面が視認される内周面を有しており、かつ該内周面が上記捕獲網の黒色を反射して映し出し、該内周面に映し出される黒色に近い色彩によって、成虫としての蚊を上記容器内に誘引するよう構成されている、ボウフラストッパーにある。
本発明の他の態様は、蚊の卵及び卵から生まれたボウフラを捕獲するためのボウフラストッパーであって、
有底筒形状に形成された容器と、
表面の全体が黒色を呈する樹脂によって形成され、かつ上記容器内に配置されて上記容器の開口穴に蓋をするとともに上記容器内に貯留される水の水面に浮かぶ捕獲網と、を備え、
上記容器における円筒板部には、互いに対向する位置において開口された一対の取付孔と、上記一対の取付孔に跨って取り付けられた取手とが設けられており、
上記捕獲網は、水面に浮かぶ状態において、上記取手における、上記取付孔に挿通された取付端部によって、上記取付端部よりも上昇することが阻止され、
上記容器は、上記容器内に貯留される水を、上記取付端部と上記取付孔との隙間から流出させるよう構成されている、ボウフラストッパーにある。
本発明のさらに他の態様は、蚊の卵及び卵から生まれたボウフラを捕獲するためのボウフラストッパーであって、
有底筒形状に形成された容器と、
表面の全体が黒色を呈する樹脂によって形成され、かつ上記容器内に配置されて上記容器の開口穴に蓋をするとともに上記容器内に貯留される水の水面に浮かぶ捕獲網と、を備え、
上記容器における円筒板部の開口上端部には、上記円筒板部の内周面に突出する玉縁部が形成されており、
上記捕獲網は、水面に浮かぶ状態において、上記玉縁部によって、上記玉縁部よりも上昇することが阻止されるよう構成されている、ボウフラストッパーにある。
上記ボウフラストッパーは、容器内に、水と捕獲網とを配置することによって、極めて簡単に形成することができる。また、容器と捕獲網とは別々に製造することができ、ボウフラストッパーを極めて簡単に製造することができる。
また、捕獲網が黒色を呈することにより、黒色を好む蚊の習性を利用して、容器内の捕獲網へ蚊を容易に誘引することができる。
それ故、上記ボウフラストッパーによれば、極めて簡単に形成することができ、かつ容器内の捕獲網へ蚊を容易に誘引することができる。
実施形態1にかかる、ボウフラストッパーを示す斜視図。 実施形態1にかかる、ボウフラストッパーを示す断面図。 実施形態1にかかる、ボウフラストッパーの一部を拡大して示す断面図。 実施形態2にかかる、ボウフラストッパーの一部を拡大して示す断面図。 実施形態2にかかる、他のボウフラストッパーの一部を拡大して示す断面図。
上述したボウフラストッパーにかかる好ましい実施形態について説明する。
上記容器は、金属製であって金属表面が視認される内周面を有しており、該内周面は、上記捕獲網の黒色を反射して映し出すよう構成されていてもよい。
この場合には、黒色を呈する捕獲網が、容器内に配置されたときには、容器の内周面において視認可能な金属表面によって、捕獲網の黒色が反射され、容器の内周面には、捕獲網の黒色が映し出される。これにより、捕獲網が黒色の色彩を呈するだけでなく、容器の内周面も黒色に近い色彩を呈する状態を簡単に形成することができる。そのため、黒色を好む蚊の習性を利用して、容器内及び捕獲網へ蚊を容易に誘引することができる。
また、上記容器は、市販の渦巻き状蚊取り線香用の空容器を再利用したものとしてもよい。
この場合には、渦巻き状蚊取り線香を取り出した後の容器(金属缶)を利用して、ボウフラストッパーを極めて簡単に形成することができる。これにより、ボウフラストッパーを工場内において完成品として製造する必要がなくなる。
また、渦巻き状蚊取り線香用の容器は、防錆のためにメッキ鋼板によって製缶されている。そのため、渦巻き状蚊取り線香用の空容器に何ら加工をすることなく、容器の内周面が黒色に近い色彩を呈する状態を形成することができる。
上記容器は、表面の全体が黒色を呈する樹脂によって形成することもできる。
この場合には、塗装等の二次的加工を施すことなく、容器の内周面及び外周面が黒色を呈する状態を形成することができる。
容器は、例えば、ポリプロピレン樹脂の黒色コンパウンドを用いて成形することができる。
また、容器は、円形の断面を有する有底円筒形状とする以外にも、例えば、三角形、四角形、多角形の断面を有する有底筒形状としてもよい。容器がいかなる断面形状を有している場合においても、捕獲網は、容器の断面形状に合わせて形成する。
以下に、上述したボウフラストッパーにかかる好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
(実施形態1)
本形態のボウフラストッパー1は、捕虫器とも呼ばれ、蚊の卵及び卵から生まれたボウフラを捕獲するためのものである。ボウフラストッパー1は、図1、図2に示すように、金属製の容器2と、樹脂製の捕獲網4とを備える。容器2は、有底円筒形状に形成されており、金属表面が視認される内周面201を有する。捕獲網4は、表面の全体が黒色を呈する樹脂によって形成されており、かつ容器2内に配置されて容器2の開口穴202に蓋をするとともに容器2内に貯留される水Wの水面W1に浮かぶものである。容器2の内周面201は、捕獲網4の黒色を反射して映し出すことによって黒色を呈するよう構成されている。図2においては、容器2の内周面201が、黒色に見える反射光を矢印Xによって示す。
以下、本形態のボウフラストッパー1について詳説する。
ボウフラストッパー1を屋外の意図する場所に配置するときには、容器2内には、水W及び捕獲網4を配置する。容器2内に配置する水Wは、水道水、雨水、川の水等とすることができる。特に、容器2内の水Wは、雨天時に溜まる雨水とすることにより、容器2内に水を追加する手間が省ける。
ボウフラストッパー1の容器2は、メッキ鋼板によって製缶したものの他、渦巻き状蚊取り線香が収容されて販売される容器(金属缶)2を再利用(リサイクル)したものとしてもよい。
図2に示すように、容器2は、底板部21と、底板部21の外周から円筒状に起立して設けられた円筒板部22とによって構成されている。容器2の円筒板部22には、互いに対向する位置において開口する一対の取付孔25と、一対の取付孔25に跨って取り付けられた取手3とが設けられている。一対の取付孔25及び取手3は、渦巻き状蚊取り線香が収容されて販売される際の容器2に既に設けられているものである。
円筒板部22は、高さ方向の各部における内径が一定である円筒形状に形成されている。また、図3に示すように、容器2における円筒板部22の開口上端部23には、円筒板部22の外周面に突出する玉縁部24が形成されている。
図3に示すように、捕獲網4は、水面W1に浮かぶ状態において、取手3における、一対の取付孔25にそれぞれ挿通された各取付端部31によって、各取付端部31よりも上昇することが阻止されている。容器2に取手3が取り付けられた状態において、取手3の各取付端部31の一部は、容器2の内周面201から内周側に突出している。
そして、各取付端部31における、容器2の内周面201に突出する一部を利用して、水面W1に浮かぶ捕獲網4の上昇を阻止し、捕獲網4が容器2の外部へ不意に取り出されることを防止することができる。また、取手3の各取付端部31を利用することにより、捕獲網4の外れ防止構造を形成することができる。
捕獲網4は、容器2の開口穴202に対して斜めにした状態で容器2内に配置する。そして、捕獲網4が、容器2の内周面201に突出する、各取付端部31の一部に引っ掛からないようにして、捕獲網4を各取付端部31の下側に配置する。
図1、図2に示すように、捕獲網4が容器2内における各取付端部31の下側に配置されたときに、容器2の開口穴202が蓋をされる(閉じられる)。容器2内へ捕獲網4を配置可能にするために、捕獲網4の外径は、容器2の内周面201の内径に比べて、例えば、直径でφ0.5〜2mm小さく形成されている。
容器2の開口穴202が捕獲網4によって蓋をされるとの表現は、容器2の内周面201と捕獲網4の外周面との間にできるだけ隙間ができないようにすることを意味する。容器2の内周面201と捕獲網4の外周面との間には、容器2内へ捕獲網4を配置可能にするための隙間が必ず形成される。また、容器2の開口穴202が捕獲網4によって蓋をされるとの表現は、容器2の開口穴202が、捕獲網4の後述する通過孔411を介して通気可能な状態で塞がれることを意味する。
また、図3に示すように、容器2は、容器2内に貯留される水Wを、各取付端部31と各取付孔25との隙間Sから流出させるよう構成されている。取手3の各取付端部31が各取付孔25に挿入された状態においては、各取付端部31と各取付孔25との間には隙間Sが形成されている。そのため、容器2内に貯留される水Wの量が増えて、その水面W1が各取付孔25が設けられた高さまで上昇したときには、この水面W1付近の水Wは、各取付端部31と各取付孔25との隙間Sから容器2の外部へ流出することができる。
特に、屋外においてボウフラストッパー1を使用する際に、隙間Sから雨水等の水Wが流出されることにより、容器2内の水Wの量を、捕獲網4が水面W1付近に浮かぶ適切な量に調整することができる。また、隙間Sを利用することにより、容器2に何ら手を加えることなく、水Wのオーバーフロー構造を形成することができる。
図3に示すように、捕獲網4は、蚊の卵を通過させる一方、蚊を通過させない多数の通過孔411が形成された網部41と、網部41の外縁部の全周において網部41から上方へ突出する突出外縁部42とを有している。網部41は、仮想平面に沿って形成されており、突出外縁部42の外周面は、容器2の内周面201に沿った円形状に形成されている。
突出外縁部42が網部41から上方に向けて設けられていることにより、網部41の全体が水面W1に接触する状態を容易に形成することができる。そして、網部41と水面W1との間に空気の相ができないようにしている。
網部41に形成された通過孔411の大きさは、通過孔411の内側に内接させた仮想円の相当直径がφ2.0〜2.5mmとなるよう設定することができる。通過孔411が、正方形に形成される場合には、通過孔411の各辺の長さは、仮想円の相当直径と同じである。
捕獲網4の全体、すなわち網部41及び突出外縁部42は、射出成形等による樹脂の成形品として形成されている。捕獲網4の全体は、黒色を呈するポリプロピレン樹脂によって形成されている。捕獲網4は、成形が容易な種々の樹脂によって形成することができる。
図2に示すように、捕獲網4の中心部には、水面W1に浮かぶ捕獲網4を、容器2内から容易に取り出すための摘み43が設けられている。
図3に示すように、突出外縁部42の下面には、水面W1との間に空気を溜めるための凹部43が形成されている。突出外縁部42は、捕獲網4の外縁部から捕獲網4が形成された仮想平面に垂直に起立する内周側起立部421と、内周側起立部421から外周側に向けて形成された上面部422と、内周側起立部421の外周側に対向するよう、上面部422から仮想平面に垂直に設けられた外周側起立部423とを有する。凹部43は、内周側起立部421、上面部422及び外周側起立部423によって囲まれて形成されている。
捕獲網4は、水Wよりも比重が小さい樹脂によって形成されているため、特別な形状にしなくても水面W1に浮くことができる。ただし、捕獲網4に凹部43を形成することにより、水面W1に浮かぶ捕獲網4の凹部43内に空気を溜めることができ、捕獲網4が水面W1に一層浮きやすくすることができる。
上面部422の上面は、上面部422に水Wが残留することを防止するために、テーパ形状に形成されている。本形態の上面部422の上面は、内周側に向かうほど下降するテーパ形状に形成されている。なお、上面部422の上面は、種々のテーパ形状に形成してもよく、例えば、外周側に向かうほど下降するテーパ形状に形成してもよい。また、上面部422の上面は、山形状、すなわち、上面部422の径方向の中間位置を境界にして、内周側の部分が内周側に向かうほど下降するテーパ形状を有するとともに外周側の部分が外周側に向かうほど下降するテーパ形状を有していてもよい。
なお、本形態において示す下側とは、容器2を、意図する場所に配置する際の鉛直方向のことをいい、上側とは、容器2を、意図する場所に配置する際の鉛直方向の上側のことをいう。
ボウフラストッパー1は、次のようにして、蚊の卵及びボウフラを捕獲することができる。
ボウフラストッパー1を屋外又は屋内の意図する場所に配置したとき、捕獲網4の黒色の色彩、及び容器の内周面に映し出される黒色に近い色彩によって、成虫としての蚊が容器2内に誘引される。そして、捕獲網4の網部41に止まった蚊は、網部41又は網部41に接触する水面W1に向けて産卵すると考えられる。そして、産卵された蚊の卵は、網部41における通過孔411を通って水Wの中に沈んでいく。
次いで、水Wの中にある卵から、幼虫としてのボウフラが生まれ、ボウフラは、さなぎとしてのオニボウフラを経て、成虫としての蚊に成長する。このとき、網部41が水面W1に接触していることにより、ボウフラは、水面W1の上に上がることができない。そのため、ボウフラは、水Wの中に閉じ込められ、蚊に成長するときに呼吸をすることができず、水Wの中において死滅する。
また、万一、捕獲網4の下方に位置する水Wの中で成虫に成長した蚊は、捕獲網4の外に飛び去ろうとする。この場合でも、網部41の通過孔411が蚊の体格よりも小さいことにより、成長した蚊は捕獲網4の外に出ることができず、水Wの中において死滅する。
また、水Wの中の卵が蚊の成虫に成長する前に、蚊の卵、ボウフラ、オニボウフラ等が含まれる容器2内の水Wを適切に処理することによって、蚊を死滅させることもできる。具体的には、容器2内の水Wは、乾いたアスファルト、コンクリート等の上に、又は夏期の晴れの日の、高温に熱せられたアスファルト、コンクリート等の上に放水することにより、水Wの中の蚊の卵、ボウフラ、オニボウフラ等を死滅させることができる。また、容器2内の水Wを何らかの方法によって高温に加熱することによっても、水Wの中の蚊の卵、ボウフラ、オニボウフラ等を死滅させることができる。
本形態のボウフラストッパー1は、渦巻き状蚊取り線香を取り出した後の再利用品としての容器(金属缶)2と、捕獲網4とを準備することにより、極めて簡単に形成することができる。これにより、工場内において、ボウフラストッパー1の完成品を製造する必要がない。また、渦巻き状蚊取り線香の容器2をボウフラストッパー1のために再利用することにより、資源の有効活用を図ることができる。
捕獲網4は、樹脂の成形品とすることにより、極めて簡単に形成することができる。また、捕獲網4が黒色を呈していることにより、捕獲網4に蚊が寄り付きやすくすることができる。
容器2の内周面201を構成する金属表面には、防食、防錆等の効果を狙った金属のメッキ処理等が行われている。そして、容器2の内周面201は、メッキ処理等が行われた金属表面によって銀色、金色等の色を呈している。従って、容器2の内周面201には、何ら加工処理を行う必要がなく、必要に応じて、容器2の外周面に、黒色の塗装、印刷等を施すのみでよい。
黒色を呈する捕獲網4が、容器2内に配置されたときには、容器2の内周面201において視認可能な金属表面によって、捕獲網4の黒色が反射される。そして、容器2の内周面201には、捕獲網4の黒色が映し出される。この内周面201に黒色が映し出される状態とは、容器2内に捕獲網4が配置されていない場合に視認される内周面201の色彩に比べて、容器2内に捕獲網4が配置された場合に視認される内周面201の色彩が黒色に近い色として視認される状態のことをいう。
このように、容器2の内周面201の状態により、捕獲網4が黒色の色彩を呈するだけでなく、容器2の内周面201も黒色に近い色彩を呈する状態を簡単に形成することができる。そして、渦巻き状蚊取り線香の容器2に何ら加工をすることなく、容器2の内周面201が黒色に近い色彩を呈する状態を形成することができる。そのため、黒色を好む蚊の習性を利用して、容器2内及び捕獲網4へ蚊を容易に誘引することができる。
それ故、本形態のボウフラストッパー1によれば、極めて簡単に形成することができ、かつ容器2内及び捕獲網4へ蚊を容易に誘引することができる。
捕獲網4は、例えば、渦巻き状蚊取り線香とともに容器2内に収容された状態で販売することができる。この場合、容器2内には、渦巻き状蚊取り線香も収容されているものの、捕獲網4を、ボウフラストッパー1のために使用することを容易に特定することができる。また、捕獲網4は、容器2内に収容された渦巻き状蚊取り線香とは別に販売することもできる。この場合、捕獲網4を販売する際に、この捕獲網4の用途が、渦巻き状蚊取り線香の容器2を利用したボウフラストッパー1として使用することにあると説明されていることにより、捕獲網4がボウフラストッパー1のために使用されることを容易に特定することができる。
(実施形態2)
本形態においては、ボウフラストッパー1に用いる容器2の他の構成を示す。
渦巻き状蚊取り線香用の容器2の中には、取手3が設けられていないものも存在する。ボウフラストッパー1には、次の場合には、取手3が設けられていない容器2を用いることもできる。
具体的には、図4に示すように、容器2に取手3が設けられていなくても、容器2における円筒板部22の開口上端部23に、円筒板部22の内周面201に突出する玉縁部24Aが形成されている場合には、この容器2をボウフラストッパー1に用いることができる。この場合、捕獲網4は、水面W1に浮かぶ状態において、玉縁部24Aによって、玉縁部24Aよりも上昇することが阻止される。
玉縁部24は、図4に示すように、円筒板部22の開口上端部23が内周側に垂直に屈曲したもの、図5に示すように、円筒板部22の開口上端部23が円筒板部22の内周面201に重なるもの等とすることができる。
本形態においては、容器2内の水Wの水面W1が上昇して、捕獲網4の上昇が玉縁部24Aによって阻止されるときには、容器2内の水Wは容器2の開口上端部23から溢れ出すことができる。
容器2の円筒板部22の開口上端部23に内周面201に突出する玉縁部24Aが形成されていることにより、捕獲網4は、変形させなければ容器2内に配置することができない。そこで、本形態の捕獲網4は、容器2内への配置を可能にするために、弾性変形可能な樹脂(ゴムを含む。)によって形成されている。そして、捕獲網4は、弾性変形させて玉縁部24Aの内周側を通過させる。その後、捕獲網4の弾性変形が元の状態に復帰することにより、容器2内に捕獲網4が配置された状態を形成することができる。
本形態のボウフラストッパー1においても、その他の構成は、実施形態1の場合と同様である。また、実施形態1に示した符号と同一の符号が示す構成要素等は、実施形態1の場合と同様である。また、本形態においても、実施形態1と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は、各実施形態のみに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲においてさらに異なる実施形態に構成することが可能である。
1 ボウフラストッパー
2 容器
201 内周面
202 開口穴
21 底板部
22 円筒板部
23 開口上端部
24,24A 玉縁部
25 取付孔
3 取手
31 取付端部
4 捕獲網
41 網部
411 通過孔
42 突出外縁部
43 凹部

Claims (3)

  1. 蚊の卵及び卵から生まれたボウフラを捕獲するためのボウフラストッパーであって、
    有底筒形状に形成された容器と、
    表面の全体が黒色を呈する樹脂によって形成され、かつ上記容器内に配置されて上記容器の開口穴に蓋をするとともに上記容器内に貯留される水の水面に浮かぶ捕獲網と、を備え、
    上記捕獲網は、蚊の卵を通過させる一方、蚊を通過させない多数の通過孔が形成された網部と、上記網部の外縁部において上記網部から上方へ突出する突出外縁部とを有しており、
    上記突出外縁部の下面には、水面との間に空気を溜めるための凹部が形成されており、
    上記突出外縁部の上面は、水が残留することを防止するためのテーパ形状に形成されており、
    上記容器は、金属製であって金属表面が視認される内周面を有しており、かつ該内周面が上記捕獲網の黒色を反射して映し出し、該内周面に映し出される黒色に近い色彩によって、成虫としての蚊を上記容器内に誘引するよう構成されている、ボウフラストッパー。
  2. 蚊の卵及び卵から生まれたボウフラを捕獲するためのボウフラストッパーであって、
    有底筒形状に形成された容器と、
    表面の全体が黒色を呈する樹脂によって形成され、かつ上記容器内に配置されて上記容器の開口穴に蓋をするとともに上記容器内に貯留される水の水面に浮かぶ捕獲網と、を備え、
    上記容器における円筒板部には、互いに対向する位置において開口された一対の取付孔と、上記一対の取付孔に跨って取り付けられた取手とが設けられており、
    上記捕獲網は、水面に浮かぶ状態において、上記取手における、上記取付孔に挿通された取付端部によって、上記取付端部よりも上昇することが阻止され、
    上記容器は、上記容器内に貯留される水を、上記取付端部と上記取付孔との隙間から流出させるよう構成されている、ボウフラストッパー。
  3. 蚊の卵及び卵から生まれたボウフラを捕獲するためのボウフラストッパーであって、
    有底筒形状に形成された容器と、
    表面の全体が黒色を呈する樹脂によって形成され、かつ上記容器内に配置されて上記容器の開口穴に蓋をするとともに上記容器内に貯留される水の水面に浮かぶ捕獲網と、を備え、
    上記容器における円筒板部の開口上端部には、上記円筒板部の内周面に突出する玉縁部が形成されており、
    上記捕獲網は、水面に浮かぶ状態において、上記玉縁部によって、上記玉縁部よりも上昇することが阻止されるよう構成されている、ボウフラストッパー。
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