JP6741828B1 - リニア伝動装置とリニア伝動装置の識別方法 - Google Patents

リニア伝動装置とリニア伝動装置の識別方法 Download PDF

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Abstract

【課題】リアルタイムでリニア伝動装置の状態を判断することができるリニア伝動装置とリニア伝動装置の識別方法を提供する。【解決手段】本発明はリニア伝動装置及びその識別方法を提供し、主に嵌入装置50内のメモリユニット51にリニア伝動装置のパラメータデータ、例えば、長軸部材パラメータ、軸方向位置等を記憶させることにより、マイクロプロセッサ62を用いて検知装置60が起動されているか否かを判断し、演算制御装置70を用いてパラメータ分析、データ伝送とアルゴリズム演算等の流れを通じて、瞬時演算を行って前記リニア伝動装置の状態を判断する。よって、先行技術の単一機能の欠如を改善し、未認証のリニア伝動が検知装置の異常を引き起こすという問題を回避することができ、さらにリニア伝動装置の機能異常の問題を効果的に把握することができる。【選択図】図2

Description

本発明はリニア伝動装置とリニア伝動装置の識別方法に関する。
図1は、特許文献1に開示されたねじ軸リード誤差の補償方法の一例を示すものである。そのうち、リード誤差データは二次元バーコード10に格納され、リード誤差データを格納した二次元バーコード10は、ナット11の表面に標示され、走査装置12は、前記二次元バーコード10に記憶されたリード誤差データを読み取り、リード誤差データを補償演算ユニットへ送信し、補償演算ユニットはリードを読み取って演算を経て補正データを生成する。次に、その補正データを制御ユニット13へ送信して補正データを読み取った後に、ねじ軸リード誤差を補正する。したがって、測定端部でねじ軸14のリード誤差データを最初に測定し、このリード誤差データを二次元バーコード10に格納することにより、同じ標準環境下におけるねじ軸14毎のリード誤差を得ることができ、ねじ軸14のリード誤差測定結果の一貫性を維持させることができる。さらにエンドーユーザーがねじ軸14のリード誤差を測定する機器を購入する必要がなく、ねじ軸リード誤差を補正する時間とコストを省く。
しかしながら、上記特許はオンラインですぐに読み取ることはできず、ずれや異常が発生した場合には制御不能な変数が存在するので、検知することができない。また、走査装置12で読み取った二次元バーコード10に記憶されたリード誤差データはリード誤差の測定機能が1つしかなく、その他の補助機能がなく、使用機能としては、若干不十分であり、まだ改善の余地がある。多種のデータを測定する必要がある場合、例えば、軸別、外径などの問題を判断するとき、他の機器を設置しなければならず、これは非常に不便だけでなく、コストも上昇させる。
また、特定の演算モジュールを使用して特定のコンポーネントをモニタリングする場合、ねじ軸を取り付けた後に特定の演算モジュールに手動でパラメータを入力する必要があることが多く、入力が正しくないと、特定の演算モジュールが異常でシャットダウンを引き起こす可能性がある。
さらに、リニア伝動装置を検知するとき、検知装置とリニア伝動装置とを接続する接続線の両端にマークを付けることにより、検知装置をどのリニア伝動装置に取り付けているかを識別する。しかし、実際に製品に適用する場合には、複数組のリニア伝動装置をベーステーブルに設置する必要があるため、検知装置とリニア伝動装置とを接続する接続線がより繁雑になり、故にこの方法では取り付け時間とエラー発生率が大幅に増加するという問題があった。
台湾特許第I600492明細書
そこで、本発明の課題は、主にリアルタイムでリニア伝動装置の状態を判断することができ、従来技術の単一機能の欠如を改善し、リニア伝動装置の未認証によって引き起こされる検知装置の異常を回避することができ、さらにリニア伝動装置の機能異常の問題を効果的に把握することができるリニア伝動装置とリニア伝動装置の識別方法を提供することにある。
また、本発明のもう一つの課題は、主に使用上の利便性を提供することができ、手動でデータを入力することなく、パラメータ入力ミスを回避することができるリニア伝動装置とリニア伝動装置の識別方法を提供することにある。
上記課題を解決するための本発明のリニア伝動装置は、長軸部材と、移動モジュールと、転動ユニットと、嵌入装置と、検知装置と、演算制御装置とを含み、前記長軸部材は、転動溝を有し、前記移動モジュールは、前記長軸部材に往復移動可能に嵌合され、前記転動溝に対応して配設された一対の別の転動溝を有し、前記転動溝は前記別の転動溝と負荷経路を形成し、前記転動ユニットは、前記負荷経路内に転動可能に配設され、前記嵌入装置は、前記移動モジュールに配設され、前記リニア伝動装置のパラメータデータを記憶するためのメモリユニットと、前記メモリユニットに接続された第1伝送ユニットと、を有し、前記検知装置は、信号が前記嵌入装置に接続され、検知モジュールと、前記検知モジュールに信号を接続されたマイクロプロセッサとを有し、前記検知モジュールは、前記第1伝送ユニットに信号を接続された第2伝送ユニットを有し、前記マイクロプロセッサは、前記第2伝送ユニットに信号を接続された第3伝送ユニットと、前記第3伝送ユニットに接続された第1演算ユニットとを有し、前記第1演算ユニットは、前記メモリユニットのパラメータデータに基づいて前記検知装置が起動されているかどうかを判定し、前記演算制御装置は、信号が前記検知装置に接続され、前記第3伝送ユニットに信号を接続された第4伝送ユニットと、前記第4伝送ユニットに接続された第2演算ユニットとを有し、前記検知装置が起動されると、前記第2演算ユニットが前記リニア伝動装置の状態を演算するように構成されることを特徴とする。
いくつかの実施形態では、前記メモリユニットは、前記リニア伝動装置の起動シリアル番号とパラメータデータを有し、前記パラメータデータは、軸、外径、リード、またはそれらの組み合わせのうちの1つである。
いくつかの実施形態では、前記検知モジュールは、三軸加速度ゲージをさらに含み、三軸加速度ゲージは、XYZ三軸の空間座標を定義し、重力方向によって生じる加速度変化と角度変化を収集し、しかも前記リニア伝動装置の軸方向を算出する前記演算制御装置へ信号を出力する。
また、本発明のリニア伝動装置の識別方法は、(A)嵌入装置を移動モジュール上に配設し、且つ前記嵌入装置に検知装置の検知モジュールを結合するという設置ステップと、(B)前記嵌入装置内のメモリユニットが第1伝送ユニットを介してパラメータデータを前記検知モジュールの第2伝送ユニットへ出力し、前記検知モジュールの第2伝送ユニットが前記パラメータデータをマイクロプロセッサの第3伝送ユニットにさらに送信し、前記マイクロプロセッサの第1演算ユニットが前記第3伝送ユニットによって受信されたパラメータデータを捕捉し、且つ前記パラメータデータが正しいかどうかを判断し、前記パラメータデータが正しいとき、前記検知装置が起動され、前記パラメータデータが正しくないとき、前記検知装置が起動されないという起動ステップと、(C)演算制御装置の第4伝送ユニットが前記パラメータデータを受信し、且つ前記演算制御装置の第2演算ユニットが前記パラメータデータを読み取り、しかも前記検知装置が正常に動作しているかどうかを分析するという分析ステップとを含むことを特徴とする。
いくつかの実施形態では、前記(C)分析ステップにおいて、前記第2演算ユニットは、前記リニア伝動装置の軸パラメータが重複であるどうかを判定する。
本発明リニア伝動装置及びその識別方法を提供し、主に長軸部材と、移動モジュールと、転動ユニットと、嵌入装置と、検知装置と、演算制御装置とで構成される。その特徴は、前記嵌入装置内のメモリユニットにリニア伝動装置のパラメータデータ、例えば、長軸部材パラメータ、軸方向位置等を記憶させることができ、マイクロプロセッサは、前記検知装置が起動されているか否かを判断し、前記演算制御装置を用いて、パラメータ分析、データ伝送とアルゴリズム演算等の流れを通じて、瞬時演算を行って前記リニア伝動装置の状態を判断する点にある。
よって、先行技術の単一機能の欠如を改善し、未認証のリニア伝動が検知装置の異常を引き起こすという問題を回避することができ、さらにリニア伝動装置の機能異常の問題を効果的に把握することができ、同時に手動でパラメータを入力する必要がなく、パラメータ入力ミスを回避することができる。
特許文献1によるねじ軸リード誤差の補償方法を示す全体分解斜視図である。 本発明の第1実施形態を示す全体斜視図である。 本発明の第1実施形態を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態の嵌入装置と検知装置を示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態のブロック図である。 本発明の第1実施形態のフローチャートである。 本発明の第1実施形態の起動フローチャートである。 本発明の第1実施形態の分析フローチャート(その1)である。 本発明の第1実施形態の分析フローチャート(その2)である。 本発明の第2実施形態の概略図であり、リニア伝動装置がX軸にあるとき、三軸加速度ゲージと重力方向を示す。 本発明の第2実施形態の概略図であり、リニア伝動装置がY軸にあるとき、三軸加速度ゲージと重力方向を示す。 本発明の第2実施形態の概略図であり、リニア伝動装置がZ軸にあるとき、三軸加速度ゲージと重力方向を示す。 本発明の第2実施形態の概略図であり、リニア伝動装置が斜めに取り付けられたとき、三軸加速度ゲージの軸別を示す。 本発明の第3実施形態を示す分解斜視図であり、外凸環の外環面に位置決め溝が径方向に凹設された場合を示す。 本発明の第4実施形態を示す分解斜視図であり、検知装置が組合せ一体式であることを示す。 本発明の第5実施形態を示す全体斜視図であり、リニアスライドの適用を示す。 本発明の第6実施形態を示す全体斜視図であり、リニアスライドの適用を示す。
以下、図面を参照しつつ、本発明に係るリニア伝動装置とリニア伝動装置の識別方法について具体的に説明する。なお、以下の説明では、類似の構成要素には同じ符号を付していることに留意されたい。
図2乃至図9を参照されたい。本発明の第1実施形態に係るリニア伝動装置は、ボールねじを例にするが、これに限定されず、また、図16と図17に示すように、リニアスライドである。前記リニア伝動装置は、主に長軸部材20と、移動モジュール30と、転動ユニット40と、嵌入装置50と、検知装置60と、演算制御装置70とで構成されている。
前記長軸部材20は、軸方向Xに沿って延伸し、本実施形態では、前記長軸部材20は、ねじ軸であり、ねじ軸環面21と、前記ねじ軸環面21上に凹設された螺旋状の転動溝22とを有する。
前記移動モジュール30は、ナットであり、且つ前記軸方向Xに沿って直線移動可能に前記長軸部材20の外側に嵌合されており、しかも管状体31と、前記管状体31に連結された外凸環体32(業界では一般にフランジと呼ばれている)と、前記管状体31の内径面に配設され且つ前記長軸部材20の転動溝22に対応する別の転動溝33と、前記外凸環体32に凹設された位置決め溝34とを有する。
前記移動モジュール30の転動溝33と前記長軸部材20の転動溝22との間には、負荷経路Tが形成されており、本実施形態では、前記移動モジュール30の外凸環体32の一端に位置決め溝34が軸方向に凹設されているが、これに限定されるものではない。図14に示すように、前記外凸環体32の外環面321に位置決め溝34が径方向に凹設されてもよく、上記と同じ効果が得られる。
前記転動ユニット40は、前記負荷経路T内に転動可能に配設されている。転動部材は、ボールであるが、これに限定されない。
前記嵌入装置50は、前記移動モジュール30の位置決め溝34内に配設され且つ前記位置決め溝34の溝底面に当接し、前記リニア伝動装置のパラメータデータを記憶するためのメモリユニット51と、前記メモリユニット51に接続された第1伝送ユニット52と、嵌入端面53と、電力を提供し且つ前記第1伝送ユニット52に接続される第1電源ユニット54と、を有する。
本実施形態では、前記嵌入装置50の嵌入端面53は、4つの第1電気接点531を有し、4つの第1電気接点531は、それぞれRx/data、VCC、GNDおよびTx/Clockである。前記メモリユニット51内には、起動用シリアル番号と前記リニア伝動装置のパラメータデータがある。前記パラメータデータは、軸別、外径、リード、またはそれらの組み合わせのいずれか一つであり、起動用シリアル番号とパラメータデータとは、一緒に設定されてもよく、別々に設定されてもよい。
前記検知装置60は、前記移動モジュール30上に配設され且つ前記嵌入装置50と結合されている。前記検知装置60と前記嵌入装置とは信号が接続され、しかも検知モジュール61と、前記検知モジュールに信号を接続されたマイクロプロセッサ62とを有し、前記検知モジュール61は、前記第1伝送ユニット52に信号を接続された第2伝送ユニット611と、前記第2伝送ユニット611に接続された第2電源ユニット612と、前記嵌入端面53に接触された接合端面613と、前記接合端面613上に位置し且つ4つの第1電気接点531にそれぞれ対応する4つの第2電気接点614と、を有し、4つの第2電気接点614は、それぞれRx/data、VCC、GNDおよびTx/Clockである。
前記マイクロプロセッサ62は、前記第2伝送ユニット611に信号を接続された第3伝送ユニット621と、前記第3伝送ユニット621に接続された第1演算ユニット622と、前記第1演算ユニット622に接続された第3電源ユニット623と、を有する。前記検知モジュール61の接合端面613の4つの第2電気接点614は、それぞれ前記嵌入端面53の4つの第1電気接点531と接触する。これにより、前記嵌入装置50の第1伝送ユニット52が出力するパラメータデータを読み取り、前記検知装置60の第2伝送ユニット63は、さらに前記マイクロプロセッサ62の第3伝送ユニット621に前記パラメータデータを出力する。前記マイクロプロセッサ62の第1演算ユニット622は、前記第3伝送ユニット621が受信されたパラメータデータをキャプチャし、且つ1つまたは複数のパラメータデータが正しいかどうかを判断し、これにより、前記検知装置60を起動するかどうかを判断する。
本実施形態では、検知装置60の検知モジュール61とマイクロプロセッサ62は分離式であるが、これに限定されない。図15に示すように、前記検知装置60は組み合わせて一体化することも可能であり、上記と同様の効果を得ることができる。また、検知装置60は、振動、温度、磁場、音波、湿気、酸/アルカリ、光センサ、金属センサ、気体、または微粒子のいずれか一つであり、またはこれらの組合せである。
前記演算制御装置70は、信号が前記検知装置60に接続され、前記検知モジュール61の第3伝送ユニット621に接続された第4伝送ユニット71と、前記第4伝送ユニット71に接続された第2演算ユニット72と、前記第2演算ユニット72に接続された第4電源ユニット73と、を有する。
前記検知装置60が起動されると、前記第2演算ユニット72は、演算方法を提供して前記リニア伝動装置の状態を演算する。本実施形態では、前記検知装置60は、有線方式でボールねじを検出するための信号を前記演算制御装置70へ出力するが、これに限らず、無線方式でボールねじの信号を検出して前記演算制御装置70へ出力してもよい。前記演算制御装置70は、デスクトップコンピュータ、Ipad(登録商標)などのスマート電子機器とすることができる。なお、前記演算制御装置70は、1つの警告装置(図示せず)に接続することができ、前記警告装置は、簡単なボタン操作と異常状態警告灯の配置を提供する。
図10乃至図13に示すように、いくつかの実施形態では、前記検知モジュール61は、前記第2伝送ユニット611に信号を接続された3軸加速度ゲージ615をさらに含むことに留意されたい。前記3軸加速度ゲージ615は、XYZ三軸の空間座標を定義し、且つ重力方向による加速度変化や角度変化を収集し、第2伝送ユニット611により前記マイクロプロセッサ62へ信号を出力し、前記マイクロプロセッサ62は、さらに演算制御装置70に送信して前記リニア伝動装置の軸別方向を算出する。
ここでは、図11を例にし、Y軸方向を前記長軸部材20の前、後端が延伸する方向と、Z軸方向を前記長軸部材20の左、右側が延伸する方向と、X軸方向を前記長軸部材20の上、下端が延伸する方向と定義する。Z軸方向とY軸方向が地面に対して平行であり、X軸方向が地面に対して垂直である場合、すなわち、Z軸方向とY軸方向は、外力を受けていないので、Z軸方向とY軸方向は、0gの加速度(重力)を出力する。X軸方向は負方向に1gの加速度(重力)を受ける。Z軸方向が地面に対して垂直であり、且つX軸方向とY軸方向が地面に対して平行である場合、すなわちX軸方向とY軸方向は外力を受けないので、X軸方向とY軸方向は0gの加速度(重力)を出力する。Z軸方向は負方向に1gの加速度(重力)を受ける。
さらに別の例として、X軸方向が負方向1gから正方向1gに変化した場合、このときの角度を換算すると、X軸方向が重力方向に対する角度が180度から0度に変換され、Z軸方向がX軸方向に対して90度垂直である必要があるので、Z軸方向の加速度の正負方向により、X軸方向が座標の左象限または座標の右象限に位置するか判断され、これにより、3軸加速度ゲージ615を介してねじ軸の軸別を判断する目的を達成する。
以上は、本発明の実施形態の主要構成要素の構成およびその組合せの説明である。
以下、本発明に係るリニア伝動装置の識別方法について説明する。
本発明の実施の形態に係るリニア伝送装置の識別方法は、図2乃至図9に示すように、主に、(A)設置ステップ81と、(B)起動ステップ82と、(C)分析ステップ83と、(D)伝送ステップ84と、(E)演算ステップ85とを含む。
前記(A)設置ステップ81では、前記嵌入装置50を前記移動モジュール30上に配設し、且つ前記嵌入装置50の嵌入端面53に前記検知装置60の検知モジュール61の接合端面613を嵌入する。
前記(B)起動ステップ82では、前記嵌入装置50内のメモリユニット51が第1伝送ユニット52を介して前記パラメータデータを前記検知モジュール61の前記検知モジュールの第2伝送ユニット611へ出力し、前記検知モジュール61の第2伝送ユニット611が前記パラメータデータを前記マイクロプロセッサ62の第3伝送ユニット621にさらに送信し、前記マイクロプロセッサ62の第1演算ユニット622は前記第3伝送ユニット621によって受信されたパラメータデータを捕捉し、且つ前記パラメータデータが正しいかどうかを判断する。前記パラメータデータが正しいとき、前記検知装置60が起動され、前記パラメータデータが正しくないとき、前記検知装置60が起動されない。
前記(C)分析ステップ83では、前記演算制御装置70の第4伝送ユニット71が前記パラメータデータを受信し、且つ前記演算制御装置70の第2演算ユニット72が前記パラメータデータを読み取り、しかも前記検知装置60が正常に動作しているかどうかを分析する。
本発明の好適な実施形態では、図8に示すように、前記演算制御装置70の第2演算ユニット72は、前記ボールねじの軸別パラメータが重複であるか否かを判断して前記パラメータデータを記憶している。実際の実施では、軸方向が異なる複数組の長軸部材20に複数組の移動モジュール30がそれぞれ取り付けられる可能性があるため、移動モジュール30が誤った長軸部材20に取り付けられる場合がある。したがって、軸別パラメータが重複である場合には、前記演算制御装置70の警告装置は、リニア伝動装置が正しく設置されていないことを警告する。軸別パラメータが重複でない場合には次のステップに進む。
他の好適な実施形態では、図9に示すように、演算制御装置70の第2演算ユニット72は、ボールねじの異なる軸別角度パラメータが重複であるか否かを判定してパラメータデータを記憶する。軸別角度パラメータが重複である場合には、前記演算制御装置70の警告装置はリニア伝動装置が正しく取り付けられていないことを警告する。軸別角度パラメータが重複でない場合には次のステップにに進んでいく。
前記(D)伝送ステップ84では、前記マイクロプロセッサ62の第1演算ユニット622は、前記第3伝送ユニット621が出力するデータを生成する。
前記(E)演算ステップ85では、前記演算制御装置70の第4伝送ユニット71は、前記第3伝送ユニット621から出力されたデータを受信して前記第2演算ユニットに送信し、前記第2演算ユニット72は、前記リニア伝動装置の状態を算出する。
したがって、本発明は、リニア伝動装置及びその識別方法を提供し、主に前記長軸部材20と、前記移動モジュール30と、前記転動ユニット40と、前記嵌入装置50と、前記検知装置60と、前記演算制御装置70とで構成される。その特徴は、前記嵌入装置50内のメモリユニット51にリニア伝動装置のパラメータデータ、例えば、長軸部材パラメータ、軸方向位置等を記憶させることができ、前記マイクロプロセッサ62は、前記検知装置60が起動されているか否かを判断し、前記演算制御装置70を用いて、パラメータ分析、データ伝送とアルゴリズム演算等の流れを通じて、瞬時演算を行って前記リニア伝動装置の状態を判断する点にある。よって、先行技術の単一機能の欠如を改善し、未認証のリニア伝動が検知装置の異常を引き起こすという問題を回避することができる。さらにリニア伝動装置の機能異常の問題を効果的に把握することができ、同時に手動でパラメータを入力する必要がなく、パラメータ入力ミスを回避することができる。
また、従来技術では、リニア伝動装置が検知を行う際に、検知装置の両端にマークが形成され、これにより、検知装置がどのリニア伝動装置に取り付けられているかを識別するようになっている。しかし、この方法では取付け時間とエラー発生率が大幅に増加する。これに対して、本発明は、機器製造業者にとってルーティングすることが容易であり、すなわち、ライン・フールプルーフ・デザインを通じて配線エラーの問題を回避する。
上記実施形態はボールねじで説明したが、図16と図17に示すように、リニアスライドにも適用することができる。前記長軸部材20はスライドレールであり、前記移動モジュール30はスライドブロックであり、前記検知装置60は前記移動モジュール30の一側に配設され、図16中の検知装置60は分離式であり、図17中の検知装置60が一体式であり、上記と同様の効果を得ることができる。
上記の実施形態及び図面は本発明の好適な実施形態に過ぎず、本発明の実施範囲はこれに限定されることはなく、本発明の特許請求の範囲に相当する均等な変形と変更のすべては本発明の保護範囲に属するものとする。
10 二次元バーコード
11 ナット
12 走査装置
13 制御ユニット
14 ねじ軸
T 負荷経路
X 軸方向
20 長軸部材
21 ねじ軸環面
22 転動溝
30 移動モジュール
31 管状体
32 外凸環体
321 外環面
33 転動溝
34 位置決め溝
40 転動ユニット
50 嵌入装置
51 メモリユニット
52 第1伝送ユニット
53 嵌入端面
531 第1電気接点
54 第1電源ユニット
60 検知装置
61 検知モジュール
611 第2伝送ユニット
612 第2電源ユニット
613 接合端面
614 第2電気接点
615 三軸加速度ゲージ
62 マイクロプロセッサ
621 第3伝送ユニット
622 第1演算ユニット
623 第3電源ユニット
70 演算制御装置
71 第4伝送ユニット
72 第2演算ユニット
73 第4電源ユニット
81 (A)設置ステップ
82 (B)起動ステップ
83 (C)分析ステップ
84 (D)伝送ステップ
85 (E)演算ステップ

Claims (5)

  1. リニア伝動装置であって、
    長軸部材と、移動モジュールと、転動ユニットと、嵌入装置と、検知装置と、演算制御装置とを含み、
    前記長軸部材は、転動溝を有し、
    前記移動モジュールは、前記長軸部材に往復移動可能に嵌合され、前記転動溝に対応して配設された一対の別の転動溝を有し、前記転動溝は前記別の転動溝と負荷経路を形成し、
    前記転動ユニットは、前記負荷経路内に転動可能に配設され、
    前記嵌入装置は、前記移動モジュールに配設され、前記リニア伝動装置のパラメータデータを記憶するためのメモリユニットと、前記メモリユニットに接続された第1伝送ユニットと、を有し、
    前記検知装置は、信号が前記嵌入装置に接続され、検知モジュールと、前記検知モジュールに信号を接続されたマイクロプロセッサとを有し、前記検知モジュールは、前記第1伝送ユニットに信号を接続された第2伝送ユニットを有し、前記マイクロプロセッサは、前記第2伝送ユニットに信号を接続された第3伝送ユニットと、前記第3伝送ユニットに接続された第1演算ユニットとを有し、前記第1演算ユニットは、前記メモリユニットのパラメータデータに基づいて前記検知装置が起動されているかどうかを判定し、
    前記演算制御装置は、信号が前記検知装置に接続され、前記第3伝送ユニットに信号を接続された第4伝送ユニットと、前記第4伝送ユニットに接続された第2演算ユニットとを有し、前記検知装置が起動されると、前記第2演算ユニットが前記リニア伝動装置の状態を演算するように構成されることを特徴とする、
    リニア伝動装置。
  2. 前記メモリユニットは、前記リニア伝動装置の起動シリアル番号とパラメータデータを有し、前記パラメータデータは、軸、外径、リード、またはそれらの組み合わせのうちの1つであることを特徴とする請求項1に記載のリニア伝動装置。
  3. 前記検知モジュールは、三軸加速度ゲージをさらに含み、三軸加速度ゲージは、XYZ三軸の空間座標を定義し、重力方向によって生じる加速度変化と角度変化を収集し、前記リニア伝動装置の軸方向を算出する前記演算制御装置へ信号を出力することを特徴とする請求項1に記載のリニア伝動装置。
  4. リニア伝動装置の識別方法であって、
    (A)嵌入装置を移動モジュール上に配設し、且つ前記嵌入装置に検知装置の検知モジュールを結合する設置ステップと、
    (B)前記嵌入装置内のメモリユニットが第1伝送ユニットを介してパラメータデータを前記検知モジュールの第2伝送ユニットへ出力し、前記検知モジュールの第2伝送ユニットが前記パラメータデータをマイクロプロセッサの第3伝送ユニットにさらに送信し、前記マイクロプロセッサの第1演算ユニットが前記第3伝送ユニットによって受信されたパラメータデータを捕捉し、且つ前記パラメータデータが正しいかどうかを判断し、前記パラメータデータが正しいとき、前記検知装置が起動され、前記パラメータデータが正しくないとき、前記検知装置が起動されない起動ステップと、
    (C)演算制御装置の第4伝送ユニットが前記パラメータデータを受信し、且つ前記演算制御装置の第2演算ユニットが前記パラメータデータを読み取り、前記検知装置が正常に動作しているかどうかを分析する分析ステップと、を含むことを特徴とする、
    リニア伝動装置の識別方法。
  5. 前記(C)分析ステップにおいて、前記第2演算ユニットは、前記リニア伝動装置の軸パラメータが重複であるどうかを判定することを特徴とする請求項4に記載のリニア伝動装置の識別方法。
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