JP6741667B2 - ハイブリッド走査型イオンビーム注入器の生産性を向上させるためのシステムおよび方法 - Google Patents

ハイブリッド走査型イオンビーム注入器の生産性を向上させるためのシステムおよび方法 Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
〔関連出願の参照〕
本願は、「ハイブリッド走査型イオンビーム注入器の生産性を向上させるためのシステムおよび方法」(SYSTEM AND METHOD TO IMPROVE PRODUCTIVITY OF HYBRID SCAN ION BEAM IMPLANTERS)というタイトルが付された米国仮出願No.62/096,976(2014年12月26日出願)の優先権およびその利益を主張する。当該出願の全体の内容は、本明細書中において完全に開示されるように、参照によって本明細書に組み込まれる。
〔分野〕
本開示は、一般的には半導体処理システムに関し、より具体的には、イオン注入時におけるイオンビーム設定時間の改善と最適な走査幅とを提供するためのシステムおよび方法に関する。
〔背景〕
半導体産業において、ワークピース(例:半導体基板)に様々な結果をもたらすために、様々な製造プロセスが当該ワークピースに対して施されることが一般的である。例えば、イオン注入等のプロセスは、ワークピース内において特定の特性(例:特定のバルク抵抗、または、ワークピースの誘電体層における限定された拡散率)を得るために、特定のタイプのイオンを注入することよって行われる。
標準的な逐次的な注入プロセスにおいて、単一のワークピースに対して、イオンビームによって一回の注入が行われる。当該イオンビームは、ワークピースに対して概ね前後に走査されるペンシルイオンビームまたはスポットイオンビームであってもよいし、幅広いリボンビームであってもよい。その結果、ワークピースの全体へのイオンの注入またはドーピングが促進される。機械的に走査される注入システムにおいて、ワークピースは、固定されたイオンビームを通過するように高速走査方向に走査されるともに、当該イオンビームに対しての横断方向(例:低速走査方向)により低い速度で移動する。その結果、ワークピースが高速走査方向にイオンビームを通過するたびに、ワークピースの一部または「ストリップ」に効果的に注入を行うことができる。
いわゆる「ハイブリッド」走査型イオンビーム注入システムにおいて、イオンビームは、(例:電気スキャナを用いて)1つの軸に沿って高速走査方向に走査される。その結果、所定の長さ(多くの場合、走査幅と称される)を有する走査リボンビームが規定される。そこで、一般的には、ワークピースは、走査イオンビームを通過するように、当該走査リボンイオンビームに対して概ね垂直である低速走査方向に機械的に走査される。その結果、ワークピースの全体にビームを均一に分布させることができる。走査イオンビームがワークピースを高速走査方向に横断するごとに、走査イオンビームはワークピースの一部または「ストリップ」に対して効果的に注入を行う。この場合、ワークピースにイオンを均一にドーピングするために、イオンビームの走査経路の長さは、ワークピースの直径を超えることが一般的である(一般的に、「オーバーシュート」または「オーバースキャン」と称される)。
イオン注入システムを通じてのワークピースのスループットは、一般的には、イオンビーム利用率(ion beam utilization)の関数である。イオンビーム利用率は、所定の時間に亘ってイオンビームにより出力されるドーパントの総量に対しての、ワークピースに注入されるドーパントの量によって規定される。リボンビームの最適な走査幅を判定(決定)することにより、ハイブリッド走査型イオン注入器におけるイオンビーム利用率を最大化するための試みがなされてきた。但し、1つの問題点は、所定のイオン注入器に対して、リボンビームの走査幅は一般的に固定されていることである。このため、均一な注入を提供するためには、最大サイズのワークピースに対して注入を行えるように、(オーバースキャンの適切な量に応じて)走査幅を十分に広くする必要がある。多くのワークピースは、最大サイズのワークピース(例:概ね円形のワークピース)の直径に比べて、小さい直径を有している。このため、最大サイズのワークピースよりも小さい複数のワークピースに対して、このような長い走査幅を維持することにより、多くの場合、イオンビーム利用率の低下が生じうる。
さらに、従来では、イオンビームは注入設定時にプロファイリングされていた。注入設定においては、容認可能な注入の均一性を提供するために、固定された走査幅がワークピースの全体に対する十分な注入およびオーバーシュートを保証するように、イオンビームのサイズおよび最適な走査幅が判定される。しかしながら、このようなプロファイリングは、1つ以上の分析および/または計算の処理を含んでいることが一般的である。このため、注入設定時間の増加が生じてしまう。注入設定時にイオンビームをプロファイリングするために要する時間の増加は、多くの場合、走査幅の最適化によって実現される注入時間の減少を相殺または打ち消す。このため、ワークピースのスループットに悪影響が生じる。
〔概要〕
本発明は、(i)設定時間、ならびに、(ii)向上した処理性能および生産性に対して、最小限の影響しか及ぼさないリボンビームの最適な走査幅を判定するための、効果的なシステムおよび方法を提供することによって、従来技術の制限を克服する。そこで、以下では、本発明の複数の態様に対しての基本的な理解を提供するために、簡略的な本発明の概要を示す。本概要は、本発明の広い範囲での概要ではない。本概要は、本発明の主要な点または重要な要素を特定することを意図しているわけでもない。また、本概要は、本発明の範囲を規定することを意図しているわけでもない。本概要の目的は、後述するさらに詳細な説明の序文として、簡略化された形態によって、本発明の一部のコンセプトを示すことにある。
本発明は、ハイブリッド走査型イオンビーム注入器の生産性を向上させるシステムおよび方法を全般的に対象としている。ワークピースは、「オーバーシュート」を緩和するように制御された方法によって、走査イオンペンシルビームを通過するように、ある方向に動かされる。ワークピースは、走査イオンビームの幅に対して垂直な第1の方向に移動する。より具体的には、イオンペンシルビームは、高速走査経路に沿って走査され、ほぼ直交する低速走査経路に対して固定された状態となる。ワークピースのサイズおよび/または形状に近似する走査パターンを当該ワークピース上に発生させるために、当該低速走査経路に沿ってワークピースが移動する。このように、注入プロセスは、効率的な方法によって実行される。イオンビームに対するワークピースの相対運動は、既存の走査パターンに対して交互に設けられる1つ以上の付加的なスキャンパターンを、ワークピース上に発生させるように、さらに制御されてもよい。これにより、ワークピースの全体へのイオンの均一な注入が促進される。
本発明の例示的な別の一態様においては、ハイブリッド走査型注入器における最適な走査幅を判定するためのシステムが提供されている。当該システムは、ペンシルイオンビームを抽出するように構成されたイオン源と、質量分解装置と、イオンビーム走査システムとを備えている。イオンビーム走査システムは、いわゆるリボンビームを発生させるために、高速走査方向にイオンを走査するように構成されている。ワークピースは、輸送機構に取り付けられている。当該輸送機構は、リボンビームの奥行きに垂直に当該イオンビームを通過させるように、ワークピースを掃引させるように構成されている。イオン注入システムを制御するための制御システムが、さらに設けられている。線量測定システムは、イオンビームに関連するビーム電流信号を測定し、かつ、当該ビーム電流信号を格納する。
本発明の例示的な別の一態様において、ハイブリッド走査型イオンビーム注入器の生産性を向上させるための方法が提供される。当該方法は、イオン源からイオンビームを抽出する工程と、イオンビームを質量分解するために当該イオンビームを質量分解システムに向かわせる工程とを含んでいる。当該方法は、リボンイオンビームを規定するためにイオンビームを走査する工程をさらに含んでいる。リボンイオンビームは、ワークピースへの注入を行うための光学系を用いて、当該ワークピースへとさらに向かうように方向付けられる。
さらに別の例示的な態様において、走査イオンビームを調整するための方法は、所望の特性を用いてワークピースに注入を行うために、ビーム電流を判定する。当該方法は、セットアップファラデーを用いて走査ビームを調整する工程と、最適な走査を実現するために、セットアップファラデーから得られた時間信号を用いて走査幅を調整する工程とを含んでいる。当該方法は、所望の注入量に対応する所望の流束の値に応じて光学系を調整する工程と、所望の流束の値が得られた場合に流束分布の均一性をさらに制御する工程と、をさらに含んでいる。一例として、当該方法は、イオンビームの角度分布を測定し、かつ、当該角度分布を制御する工程をさらに含んでいる。
上述の目的および関連する目的を達成するために、本発明は、以下に十分に説明され、かつ、特許請求の範囲において具体的に示された構成を備えている。以下の説明および添付の図面は、本発明の所定の例示的な実施形態を詳細に開示する。これらの実施形態は、本発明の原則において採用されうる様々な方法の一部を例示している。本発明の他の目的、利点、および新たな構成は、図面とともに考慮されることにより、以下の本発明の詳細な説明から、明確になるであろう。
〔図面の簡単な説明〕
図1は、本発明の例示的な一態様に基づく、ハイブリッド走査型イオンビーム注入器の生産性を向上させるためのシステムの概略的な図である。
図2Aは、本発明の別の例示的な態様に基づく、ハイブリッド走査型イオンビーム注入器および線量測定システムのワークピース平面に沿った図である。
図2Bは、本発明のさらに別の例示的な態様に基づく、ハイブリッド走査型イオンビーム注入器および線量測定システムのワークピース平面に垂直な視点からの図である。
図3は、本発明の別の例示的な態様に基づくビーム電流の測定を示すグラフである。
図4〜図6はそれぞれ、本発明のさらに別の例示的な態様に基づく、ワークピースに対するイオンビームの様々な位置における、ワークピースおよび線量測定システムの一部のワークピース平面に垂直な視点からの図である。
図7は、本発明の別の態様に基づく、最適な走査幅を判定することにより、ハイブリッド走査型注入器の生産性を向上させるための方法のフロー図である。
図8は、本発明のさらに別の態様に基づく、ハイブリッド走査型注入器に応じた最適な走査幅を判定する方法のフロー図である。
〔詳細な説明〕
本発明は、ハイブリッド走査型イオンビーム注入器の生産性を向上させるシステムおよび方法を全般的に対象としている。ワークピースは、「オーバーシュート」を緩和させるように制御された方法によって、走査イオンビーム(例:ペンシルイオンビームまたはスポットイオンビーム)を通過するように第1の方向に動かされる。ワークピースは、走査イオンビームの幅方向とは垂直な第1の方向に移動する。より具体的には、イオンビームは、高速走査経路に沿って走査され、ほぼ直交する低速走査経路に対して固定された状態となる。サイズおよび/または形状に近似する走査パターンをワークピース上に発生させるために、当該低速走査経路に沿ってワークピースが移動する。
以降、本発明は、図面を参照して説明される。同様の参照番号は、同様の部材を一貫して参照するために用いられてよい。様々な態様についての説明は単なる例示であると理解されるべきであり、限定的な意味に解釈されるべきではない。以下の記載では、説明のために、様々な具体的な詳細が、本発明に対する十分な理解を与えるために開示されている。但し、本発明はこれらの具体的な詳細がなくとも実施されてよいことは、当業者にとって明白であろう。
図面を参照する。図1は、本開示の様々な態様に基づく、例示的なハイブリッド走査型イオンビーム注入システム100を示す。ハイブリッド走査型イオンビーム注入システム100は、例えば、イオン源102を備えている。抽出アセンブリ(不図示)は、当該抽出アセンブリへの抽出電圧の印加によって、イオン源から荷電イオンを抽出するように構成されている。一例として、n型の注入の場合には、イオン源102の内部に供給されるソース材料は、ボロン、ガリウム、またはインジウムを含んでいてよい。p型の注入の場合には、ソース材料は、ヒ素、リン、およびアンチモン等を含んでいてよい。イオンビーム104(例:ペンシルイオンビームまたはスポットイオンビーム)は、イオン源102の下流に位置する質量分解装置106に入射する。これにより、質量分析されたイオンビーム108が規定される。そして、質量分析されたイオンビーム108は、イオンビーム走査システム110に入射する。当該イオンビーム走査システムは、ビーム幅(例:当該ビーム幅は紙面の奥行方向に進展する)を有するいわゆるリボンビーム112を規定するために、質量分析されたイオンビーム108を走査するように構成されている。ワークピース114は、輸送機構116上に取り付けられている。当該輸送機構は、リボンビーム112を通過するように、ワークピース114を第1の方向118に移動させるように構成されている。第1の方向は、例えば、リボンビーム112のビーム幅に対して垂直である。
1つの例示的な態様において、リボンビームの集束および位置決めを制御するために、光学システム120が設けられている。光学システム120の部材は、例えば、イオンビームのパラメータの制御(例:集束および平行化等)を行うために、イオンビーム104、108、112の経路に沿った任意の位置に配置されてよい。一例として、光学システム120は、イオンビーム集束・ステアリング部材を備えている。当該イオンビーム集束・ステアリング部材は、例えば、イオンレンズ(例:双極子、4重極、またはより高次のレンズ)およびプリズム(例:双極子磁石、ウィーンフィルタ)である。イオンレンズおよびプリズムは、磁気的なものであってもよいし、電気的なものであってもよいし、磁気的・電気的な組み合わせを用いたものであってもよい。
別の例において、線量測定システム122がさらに設けられる。当該線量測定システム122は、リボンビーム112に関連するビーム電流信号を測定するように構成されている。制御システム124は、ハイブリッド走査型イオンビーム注入システム100の様々な態様を制御するために、さらに設けられている。データ取得システム126は、例えば、ハイブリッド走査型イオンビーム注入システム100の動作に関連するデータを取得、格納、および/または分析し、かつ、当該データを制御器124に供給するように構成されている。例えば、データ取得システム126は、データ(例:線量測定システム122からのビーム電流データ、輸送機構116からの位置データ、およびイオンビーム走査システム110からのビーム位置データ等)を取得し、当該データを制御器124に供給するように構成されている。また、例えば、制御器124は、データ取得システム126の機能を併有してもよい。
線量測定システム122の付加的な部材(例:図2Aに示されたセットアップファラデー150(調整ファラデーとも称される))を交差させるようにリボンビーム112を走査することが望まれるイベントにおいて、所望の走査幅をワークピース114の幅よりも広くすることにより、セットアップファラデーの幅を、所望の走査幅まで増加させてもよい。あるいは、最適な走査幅に対して、所定または既知のさらなる走査幅が付加されてもよい。リボンビーム112の方向におけるセットアップファラデー150の幅152は、例えば、有限であり、所望の走査幅の代表値である(例:ワークピース114の幅と同様である)。
図2Aおよび図2Bは、例示的な線量測定システム200を示す。ワークピース202は、ハイブリッド走査型イオンビーム注入システム(例:図1のハイブリッド走査型イオンビーム注入システム100)のエンドステーションの内部に配置された輸送システム204に取り付けられている。図2Aおよび図2Bの線量測定システム200は、例えば、セットアップファラデー150と、第1のファラデーカップ206と、第2のファラデーカップ208とを備えている。第1のファラデーカップ206および第2のファラデーカップ208(「ドーズカップ」(dose cups)とも称される)は、ワークピース202の直径209にほぼ等しい長さだけ離間している。リボンビーム高さ211(例:図1のイオンビーム108の直径)を有するリボンビーム210は、当該例では矢印212によって示されるように、右方向へと掃引される。第1のファラデーカップ206および第2のファラデーカップ208は、少なくともリボンビームの高さ(例:最大高さ)にほぼ等しい開口高さを有している。
必要に応じて、線量測定システム200には、第1のファラデーカップ206と第2のファラデーカップ208との間の距離215を制御するように動作可能な機構214が設けられている。当該線量測定システムは、様々な直径209を有するワークピース202に適合するように構成されている。機構214は、例えば、線量測定システム200における第1のファラデーカップ206と第2のファラデーカップ208との間の距離215を制御するように動作可能である、ラインドライブ、ラック・ピニオン、または任意の他の駆動システムを備えている。様々なワークピース202は、例えば、150mm、200mm、300mm、および450mmの幅を有しうる。このため、線量測定システム200における第1のファラデーカップ206と第2のファラデーカップ208との間の距離215も、同様に変化しうる。本明細書では、線量測定システム200が2つのファラデーカップ206、208を備えているものとして説明されているが、当該線量測定システムは、その代わりに、上述の通り配置された任意のビーム電流測定装置を備えていてもよいことに留意されたい。このような変更は全て、本開示の範囲に含まれるものとして考慮されていることに留意されたい。
例えば、リボンビーム210の走査幅216(例:ワークピースに交差するスポットイオンビームの走査幅)を制限するために、第1のファラデーカップ206と第2のファラデーカップ208との間の距離215は、機構214を用いて変更できるように設定されている。これにより、イオンビーム(例:図1の走査スポットイオンビーム108)が第1のファラデーカップおよび第2のファラデーカップを通過する場合に、調整ファラデー150によって検出されるビーム電流が低減される。図2Bに示されるように、2つのファラデーカップ206、208のそれぞれは、例えば、自身に関連する個別の開口218を備えている。そして、機構214は、線量測定システム200の取得領域を変化させ、かつ、各開口を塞ぐように構成されている。これにより、測定されるリボンイオンビーム210の幅を制限できる。開口218は、ファラデーカップ206、208のそれぞれに一体化されてもよい。あるいは、開口218は、ファラデーカップ206、208のそれぞれとは個別に設けられてもよい。調整ファラデー150によって検出されたビーム電流がほぼ0である場合(例:イオンビーム210の全体が、第1のファラデーカップ206および第2のファラデーカップ208のそれぞれに照射される場合)、走査幅216は最適化されたとみなされる。
図3を参照する。グラフ300は、図4の線量測定システム400の第1のファラデーカップ206によって取得された様々な波形を示す。第1の波形302は、例えば、第1のファラデーカップによって測定されたファラデー電流の時間依存性を示す。図4に示されるように、リボンビーム210は、矢印212によって示されるように、右方向へと走査される。第1のファラデーカップによって測定されたファラデー電流は、第1の波形302と同時に生じる破線領域310内のある点に存在する。図5の線量測定システム500のファラデー電流は、リボンビーム210の全体が、図示されるように第1のファラデーカップ206によって取得される場合、または、第2のファラデーカップ208によって取得される場合、図3に示される略最大値304に達する。図6に示されるように、例えば、リボンビーム210が第1のファラデーカップ206から外れるように走査された場合、電流は、下降傾斜上のより低いレベルへと低減され、図3に示される値306に至る。値306は、ゼロ線308に近接している。
走査の1周期において、リボンビーム210のファラデー電流は、(例:リボンビームがファラデーカップ206または208から離れるように、いずれかの方向に走査された期間において)2回ほぼ0に至ることが理解できるであろう。本実施例は、長い時間(リボンビーム210に由来する電流が、線量測定システム200によって取得される期間)に対して、ワークピース202と交差する走査幅が大きい場合における状態を示している。但し、短い走査幅、または、線量測定システム200における第1のファラデーカップ206と第2のファラデーカップ208との間の距離215よりも短い走査幅に関して、線量測定システムによって取得される電流は、ゼロ線308まで下降しないであろう。
図7は、本発明の別の例示的な態様に基づき、ハイブリッド走査型イオンビーム注入器の生産性を向上させるために、イオンビームを調整するための方法700を示す。ここでは、図1、図2A〜2B、および図3~図6も参照する。方法700は、上述の特定を得るために実行されてよい。また、方法700は、当該特性に基づくイオンビームの生成および/またはビーム処理についての調整を行うために、随意に実行されてもよい。例えば、方法700は、セットアップ処理の一部分として、および/または、イオン注入時に、実行されてよい。
方法700は、動作702から開始される。動作702では、1つ以上の所望の性質(characteristics)またはパラメータに基づく所望の特性(properties)を用いてワークピースに注入を行うために、必要なイオンビーム電流が判定される。例えば、所望の特性は、特に、最適な走査、所望のビーム電流強度、所望の流束(flux)の値、均一な流束、および角度分布を含みうる。動作704では、線量測定システム(例:図2A〜図2Bの線量測定システム200)に対して、走査ビーム210の調整が行われる。動作706では、走査幅は、最適な走査に応じて調整される。そして、動作708では、所望の注入量に対応する所望の流束の値に応じて、光学素子が調整される。
一例として、動作706は、電流(例:「パルス」の両側において0に至る「パルス」電流)を積算することにより、最適な走査に応じて走査幅を設定する工程を含んでいる。そして、ファラデーカップの所定の幅に応じて、所望の電流についての制限(例:ファラデーカップにおける電流の0%〜5%の範囲にある「ほぼ0」の電流)が選択される。例えば、非ゼロの電流制限を選択することは、ファラデーカップにある程度の電流を残存させるために有益となりうる。ワークピースをオーバースキャンすることが、有益となる場合があるためである。オーバースキャンにより、小サイズのスキャンによって、さらに高い利用率が提供される。さらに、光学素子は、上述のように測定されたパラメータに少なくとも部分的に基づいて、リアルタイムで(即時に)調整されてよいことに留意されたい。
ビーム走査システムが、例えば走査ビーム電流を最大化するために動作している時点において、注入器の光学素子が調整されている場合に、リアルタイムでの走査幅の調整が実行されてよい。この場合、マシン制御システムの閉ループ制御サブシステムは、例えば、ペンシルビームの特性(例:幅)に応じてビーム調整の変更がなされるよりも速く、最適値に応じてビーム幅を調整する。本方法の例示的な実装は、(例:オーバースキャン時において)セットアップファラデーの信号が0に至る時間を増加させるように、注入器の光学素子を調整することによって、走査イオンビームの利用率を最大化する工程を含む。そして、本方法の例示的な実装は、セットアップファラデーの走査ビーム電流を維持または増加させつつ、走査幅を連続的に減少させる工程を含む。所望のビーム電流または最適な走査ビーム電流が得られた場合、調整は終了する。
一例として、動作708において所望の流束の値が得られた後に、動作710において、流束分布の均一性が調整されてよい。所望流束の分布の均一性が得られた場合、動作710において、当該流束分布が調整される。さらに、動作712において、角度分布が測定される。動作714において、角度分布が適切である、または、容認可能であると判定された場合、調整は完了したと見なされてよい。動作714において、角度分布に調整が必要であると判定された場合、動作716において角度分布が修正される。動作718において、均一性が容認可能であるか否かの判定がなされる。動作718において、均一性が容認可能である場合、調整は完了したと見なされてよい。さもなくば、方法700は、反復的に704に戻る。
例示的な方法700において説明されたシーケンスは、所望の特性を用いて、最適にオーバースキャンされるリボンビームの調整を実現する。これらの所望の特性は、図1の非走査ビーム108の特性について知ることなしに取得される。非走査ビーム108を分析する必要がないことにより、例えば、調整時間が低減され、注入器100の生産性が向上する。但し、走査リボンビーム112だけでなく、非走査ビーム108の特性についても判定することが望まれる場合もある。
この場合、図8に示される標準的な調整シーケンスが開始される。当該シーケンスは、動作802において、所望のドーパント注入量によってワークピースに注入を行うために必要なビーム電流を判定する工程を有する。動作804において、オペレータおよび/または制御システムは、セットアップファラデー(例:線量測定システム)に応じて非走査ビーム電流を調整する。そして、動作806において、オペレータおよび/または制御システムは、プロファイリングおよび角度測定を行う。動作808において、所望のビーム電流が得られていない場合、方法800は、動作804に戻る。さもなくば、走査部材は、イオンビームを走査する。そして、動作812において、最適な走査幅を迅速に判定するために、セットアップファラデーの波形が使用される。続いて、動作814において、ワークピースに交差するイオン流束の均一性が得られる。動作816において、イオンビームの角度の値(量)が測定される。必要に応じて、動作818において、イオンビームの角度の値が調整される。動作820において、走査イオンビームの角度に調整が必要である場合、動作804において、新たな最適値に応じて走査幅が再び設定される。そして、反復的な修正スキームによって、走査イオンビームの均一性は、所望の値に応じて再び調整される。
本発明は、特定の好適な1つ以上の実施形態に関して図示されており、かつ、説明されている。しかしながら、本明細書および添付の図面を読んで理解することによって、等価的な変形および修正が当業者によって想到されることは明白である。特に、上述の部材(アセンブリ、デバイス、および回路等)によって実現される様々な機能に関して、これらの部材を説明するために使用されている用語(「手段」(means)への言及を含む)は、特に明示されない限り、説明された部材の特定の機能を実現する任意の部材(つまり、機能的に等価である部材)に対応するものであると意図されている。このことは、例え当該任意の部材が、本明細書において、本発明の例示的な実施形態において説明された機能を実現する開示された構造と、構造的に等価でない場合にも当てはまる。さらに、本発明の特定の構成は、複数の実施形態のうちの1つの実施形態のみに関して開示されている場合がある。しかしながら、任意の応用例または特定の応用例について、望ましくかつ有益である場合には、このような構成は、他の実施形態の1つ以上の他の構成と組み合わせられてもよい。
本発明の例示的な一態様に基づく、ハイブリッド走査型イオンビーム注入器の生産性を向上させるためのシステムの概略的な図である。 本発明の別の例示的な態様に基づく、ハイブリッド走査型イオンビーム注入器および線量測定システムのワークピース平面に沿った図である。 本発明のさらに別の例示的な態様に基づく、ハイブリッド走査型イオンビーム注入器および線量測定システムのワークピース平面に垂直な視点からの図である。 本発明の別の例示的な態様に基づくビーム電流の測定を示すグラフである。 本発明のさらに別の例示的な態様に基づく、ワークピースに対するイオンビームの様々な位置における、ワークピースおよび線量測定システムの一部のワークピース平面に垂直な視点からの図である。 本発明のさらに別の例示的な態様に基づく、ワークピースに対するイオンビームの様々な位置における、ワークピースおよび線量測定システムの一部のワークピース平面に垂直な視点からの図である。 本発明のさらに別の例示的な態様に基づく、ワークピースに対するイオンビームの様々な位置における、ワークピースおよび線量測定システムの一部のワークピース平面に垂直な視点からの図である。 図本発明の別の態様に基づく、最適な走査幅を判定することにより、ハイブリッド走査型注入器の生産性を向上させるための方法のフロー図である。 本発明のさらに別の態様に基づく、ハイブリッド走査型注入器に応じた最適な走査幅を判定する方法のフロー図である。

Claims (12)

  1. ワークピースに対する走査幅を最適化するためのイオン注入システムであって、
    イオン源と、
    上記イオン源からスポットイオンビームを抽出する抽出開口と、
    上記抽出開口の下流に配置されており、上記スポットイオンビームを質量分析する質量分解装置と、
    上記スポットイオンビームの経路に沿って配置されており、リボンビーム幅を有するリボンイオンビームを規定するために、上記スポットイオンビームを高速走査方向に往復的に走査するイオンビーム走査装置と、
    上記ワークピースを選択的に固定するワークピースマウントを有しており、かつ、上記リボンイオンビームを通過するように上記ワークピースを移動させるワークピース走査装置と、
    上記ワークピースマウントの下流に配置され線量測定システムと
    を備えており、
    上記線量測定システムは
    1)上記ワークピースの直径に関連する距離だけ離間した2つのファラデーカップであって、少なくとも上記リボンイオンビームの最大の幅に等しい幅を有する開口を備えている上記2つのファラデーカップと、
    2)上記2つのファラデーカップとは異なる付加的なファラデーカップである調整ファラデーであって、上記リボンイオンビームのビーム電流を測定する上記調整ファラデーと、
    を備えており、
    記線量測定システムは、上記2つのファラデーカップ間の上記距離を変化させる機構を備えており、
    上記線量測定システムは、上記ワークピースの様々な直径に適合するように構成されており、
    上記イオン注入システムは、
    上記線量測定システムによって測定された上記ビーム電流に少なくとも部分的に基づいて、上記走査幅を最適化するために上記イオンビームを調整する制御システムを備えていることを特徴とするイオン注入システム。
  2. 上記制御システムは、
    上記イオンビームの上記走査幅を最適化するために、上記リボンイオンビームのサイズ、電流、および角度のうちの1つ以上をリアルタイムで調整することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  3. 上記スポットイオンビームの走査頂点を無限遠に合焦させて、上記リボンイオンビームを平行化させる平行化装置をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 上記制御システムは、電流−電圧変換、分離、平均化、およびフィルタリング技術のうちの1つ以上を含む技術を用いて、上記ビーム電流を取得することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 上記様々な直径は、150mmから450mmまでの範囲に亘ることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  6. 上記2つのファラデーカップはそれぞれ、自身に関連する個別の開口を備えており、
    上記機構は、上記線量測定システムの取得領域を変化させ、上記個別の開口を塞ぐことにより、測定される上記リボンイオンビームの幅を制限することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  7. 上記制御システムは、
    分解能および精度に関する上記高速走査方向に走査される上記スポットイオンビームの走査周期の少なくとも1/2を取得し、上記スポットイオンビームが上記線量測定システムに交差するように走査される場合に生じるビーム電流の変化を捕捉することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 上記調整ファラデーは、自身に関連する有限の幅を有しており、
    上記制御システムは、上記調整ファラデーによって測定された上記ビーム電流に少なくとも部分的に基づいて、上記走査幅を最適化するために上記イオンビームを調整することを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  9. ハイブリッド走査型イオンビーム注入器の生産性を向上させるための方法であって、
    イオン源からスポットイオンビームを抽出し、当該スポットイオンビームを質量分析器に向かわせる工程と、
    上記質量分析器を用いて上記スポットイオンビームを分析する工程と、
    リボンビーム幅を有するリボンイオンビームを形成するために、高速走査方向に上記イオンビームを走査する工程と、
    上記リボンビームの幅方向に交差するように、上記リボンイオンビームを通過するようにワークピースを移動させる工程と、
    上記ワークピースの直径に関連する距離だけ離間した2つのファラデーカップを有する線量測定システムを用いて、上記リボンイオンビームのビーム電流信号を測定する工程と、を含んでおり、
    上記2つのファラデーカップは、少なくとも上記リボンイオンビームの最大の幅に等しい幅を有する開口を備えており、
    上記線量測定システムは、上記2つのファラデーカップ間の上記距離を変化させる機構を備えており、
    上記線量測定システムは、上記ワークピースの様々な直径に適合するように構成されており、
    上記2つのファラデーカップはそれぞれ、自身に関連する個別の開口を備えており、
    上記方法は、
    測定される上記リボンイオンビームの幅を制限するために、上記個別の開口を塞ぐ上記機構によって、上記線量測定システムの取得領域を変化させる工程を含んでいることを特徴とする方法。
  10. 平行化システムは、走査頂点から無限遠へと上記イオンビームを合焦させることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 輸送システムは、上記リボンイオンビームの上記幅に対して垂直な方向に、上記リボンイオンビームを通過するように上記ワークピースを移動させることを特徴とする請求項9に記載の方法。
  12. 上記線量測定システムの上記取得領域を変化させる工程は、150mmから450mmまでの範囲に亘る上記ワークピースの直径の変化に少なくとも部分的に基づいていることを特徴とする請求項9に記載の方法。
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