JP6738026B2 - 光走査モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光走査モジュール及びその製造方法に関する。
従来、ミラーを回転軸回りに回転させてレーザ光等の入射光を反射させる光走査装置をパッケージに搭載した光走査モジュールが知られている。この光走査モジュールには、ミラーが駆動され揺動している状態でミラーの振角を検出する変位センサが設けられており、変位センサの出力する信号に基づいてミラーの傾きが検出されミラーが駆動制御される(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−235316号公報
しかしながら、上記の光走査モジュールにおいて、変位センサに接続されるセンサ配線と、ミラーを揺動させる駆動信号が通る駆動配線とは、パッケージ内等で複雑に引き回される場合があり、引き回し方によっては、センサ配線と駆動配線との間にクロストークが生じ、センサ配線からの信号を正確に検出できないおそれがある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、センサ配線と駆動配線との間に生じるクロストークを低減可能な光走査モジュールを提供することを課題とする。
本光走査モジュール(400)は、圧電素子によりミラー(310)を揺動させてレーザ光を走査する光走査装置(30)と、前記光走査装置(30)を搭載するパッケージ(410)と、前記パッケージ(410)に固定されて前記光走査装置(30)を外部から視認できないように封止するパッケージカバー(420)と、を備え、前記パッケージカバー(420)は、上面に入射光と反射光が透過する面を有し、前記パッケージ(410)と前記パッケージカバー(420)とは熱硬化接着剤によって接着され、前記パッケージカバー(420)には、前記光走査装置(30)を封止する空間内の気体を逃がす脱気口(420x)が側面に形成され、前記脱気口(420x)は紫外線硬化樹脂によって塞がれていることを要件とする。
なお、上記括弧内の参照符号は、理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、図示の態様に限定されるものではない。
開示の技術によれば、センサ配線と駆動配線との間に生じるクロストークを低減可能な光走査モジュールを提供できる。
第1の実施の形態に係る光走査制御装置を例示するブロック図である。 光走査制御装置を構成する光走査装置を例示する平面図である。 光走査モジュールの電気配線について説明する斜視図である。 クロストークの抑制方法について説明する図(その1)である。 クロストークの抑制方法について説明する図(その2)である。 クロストークの実測について説明する図(その1)である。 クロストークの実測について説明する図(その2)である。 パッケージのGND強化について説明する斜視図(その1)である。 パッケージのGND強化について説明する斜視図(その2)である。 パッケージカバーに設けられる脱気口について説明する図である。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
〈第1の実施の形態〉
図1は、第1の実施の形態に係る光走査制御装置を例示するブロック図である。図2は、光走査制御装置を構成する光走査装置を例示する平面図である。
(光走査制御装置の概略構成)
まず、図1及び図2を参照して、光走査制御装置1の概略構成について説明する。光走査制御装置1は、主要な構成要素として、回路部10と、光源部20と、光走査装置30と、光学部40と、スクリーン50と、光量検出センサ60とを有する。光走査制御装置1は、例えば、レーザ走査型プロジェクタである。
回路部10は、光源部20や光走査装置30を制御する部分であり、例えば、システムコントローラ11やCPU(Central Processing Unit)12、各種駆動回路等により構成することができる。
光源部20は、LDモジュール21と、温度制御部22と、温度センサ23と、減光フィルタ24とを有する。
LDモジュール21は、電流値に応じて出射する光量が変化するレーザ211R、211G、及び211Bや、レーザ211R、211G、及び211Bの夫々の直近の光量をモニタする光量検出センサ215等を備えている。レーザ211Rは、例えば、赤色半導体レーザであり、波長λR(例えば、640nm)の光を出射することができる。レーザ211Gは、例えば、緑色半導体レーザであり、波長λG(例えば、530nm)の光を出射することができる。レーザ211Bは、例えば、青色半導体レーザであり、波長λB(例えば、445nm)の光を出射することができる。光量検出センサ215としては、例えば、フォトダイオード等を用いることができる。光量検出センサ215は、減光フィルタ24を通過前の光量を検出できる任意の位置に配置することができる。
温度制御部22は、レーザ211R、211G、及び211Bを所定の温度に制御することができる。温度センサ23は、レーザ211R、211G、及び211Bの夫々の温度を検出することができる。温度制御部22としては、例えば、ペルチェ素子を用いることができる。温度センサ23としては、例えば、サーミスタを用いることができる。
減光フィルタ24は、ミラー310の前段に配置され、レーザ211R、211G、及び211Bから出射された光(合成後の光)が入射する。減光フィルタ24は、スクリーン50上の輝度を調整する機能を有する。減光フィルタ24としては、ND(Neutral Density)フィルタや液晶素子、偏光フィルタ等を用いることができる。減光フィルタ24は、例えば、入射光の光軸に対して傾けて挿入され、透過しない光(減光される光)は、減光フィルタ24によって吸収若しくは反射される。
光走査装置30は、例えば、圧電素子によりミラー310を駆動させるMEMS(Micro Electro Mechanical System)である。ミラー310は、レーザ211R、211G、及び211Bから出射された光(合成後の光)を反射させ、映像信号に応じて入射光を水平方向及び垂直方向の2次元に走査してスクリーン50に結像させる走査手段として機能する。
具体的には、図2に示すように、光走査装置30は、ミラー310と、ミラー支持部320と、捻れ梁330A及び330Bと、連結梁340A及び340Bと、駆動梁350A及び350Bと、可動枠360と、駆動梁370A及び370Bと、固定枠380とを有する。又、駆動梁350A及び350Bは、それぞれ駆動源351A及び351Bを有する。又、駆動梁370A及び370Bは、それぞれ駆動源371R及び371Lを有する。駆動梁350A及び350B、駆動梁370A及び370Bは、ミラー310を上下又は左右に揺動してレーザ光を走査するアクチュエータとして機能する。
ミラー支持部320には、ミラー310の円周に沿うようにスリット322が形成されている。スリット322により、ミラー支持部320を軽量化しつつ捻れ梁330A及び330Bによる捻れをミラー310へ伝達する際に発生する応力を緩和することができる。
光走査装置30において、ミラー支持部320の表面にミラー310が支持され、ミラー支持部320は、両側にある捻れ梁330A及び330Bの端部に連結されている。捻れ梁330A及び330Bは、揺動軸を構成し、軸方向に延在してミラー支持部320を軸方向両側から支持している。捻れ梁330A及び330Bが捻れることにより、ミラー支持部320に支持されたミラー310が揺動し、ミラー310に照射された光の反射光を走査させる動作を行う。捻れ梁330A及び330Bは、それぞれが連結梁340A及び340Bに連結支持され、駆動梁350A及び350Bに連結されている。
駆動梁350A及び350B、連結梁340A及び340B、捻れ梁330A及び330B、ミラー支持部320及びミラー310は、可動枠360に取り囲まれている。駆動梁350A及び350Bは、可動枠360にそれぞれの一方の側が支持されている。駆動梁350Aの他方の側は内周側に延びて連結梁340A及び340Bと連結している。駆動梁350Bの他方の側も同様に、内周側に延びて連結梁340A及び340Bと連結している。
駆動梁350A及び350Bは、捻れ梁330A及び330Bと直交する方向に、ミラー310及びミラー支持部320を挟むように、対をなして設けられている。駆動梁350A及び350Bの表面には、駆動源351A及び351Bがそれぞれ形成されている。駆動源351A及び351Bは、駆動梁350A及び350Bの表面上に下部電極、圧電膜(PZT膜等)、及び上部電極が順次積層された構造の圧電素子である。駆動源351A及び351Bは、上部電極と下部電極に印加する駆動電圧の極性に応じて伸長したり縮小したりする。
このため、駆動梁350Aと駆動梁350Bとで異なる位相の駆動電圧を交互に印加すれば、ミラー310の左側と右側で駆動梁350Aと駆動梁350Bとが上下反対側に交互に振動する。これにより、捻れ梁330A及び330Bを揺動軸又は回転軸として、ミラー310を軸周りに揺動させることができる。ミラー310が捻れ梁330A及び330Bの軸周りに揺動する方向を、以後、水平方向と呼ぶ。例えば駆動梁350A及び350Bによる水平駆動には、共振振動が用いられ、高速にミラー310を揺動駆動することができる。
このように、駆動梁350A及び350Bは、ミラー310を水平方向に揺動する水平駆動源である駆動源351A及び351Bを備えた水平駆動梁である。
又、可動枠360の外部には、駆動梁370A及び370Bの一端が連結されている。駆動梁370A及び370Bは、ミラー310を中心として点対称な位置で可動枠360と連結され、可動枠360を左右両側から挟むように、対をなして設けられている。駆動梁370Aは、駆動梁350Aと平行に延在する梁が、隣接する梁と端部で連結され、全体としてジグザグ状の形状を有する。そして、駆動梁370Aの他端は、固定枠380の内側に連結されている。駆動梁370Bも同様に、駆動梁350Bと平行に延在する梁が、隣接する梁と端部で連結され、全体としてジグザグ状の形状を有する。そして駆動梁370Bの他端は、固定枠380の内側に連結されている。
駆動梁370A及び370Bの表面には、それぞれ曲線部を含まない矩形単位毎に駆動源371R及び371Lが形成されている。駆動源371R及び371Lは、駆動梁370A及び370Bの表面上に下部電極、圧電膜、及び上部電極が順次積層された構造の圧電素子である。
駆動梁370A及び370Bは、矩形単位毎に隣接している駆動源371R及び371L同士で、異なる極性の駆動電圧を印加することにより、隣接する矩形梁を上下反対方向に反らせ、各矩形梁の上下動の蓄積を可動枠360に伝達する。駆動梁370A及び370Bは、この動作により、平行方向と直交する方向である垂直方向にミラー310を揺動させる。例えば駆動梁370A及び370Bによる垂直駆動には、非共振振動を用いることができる。
例えば、駆動源371Rは、可動枠360側から右側に向かって並ぶ駆動源371AR、371BR、371CR、371DR、371ER及び371FRを含む。又、駆動源371Lは、可動枠360側から左側に向かって並ぶ駆動源371AL、371BL、371CL、371DL、371EL及び371FLを含む。この場合、駆動源371AR、371BL、371CR、371DL、371ER、371FLを同波形、駆動源371BR、371AL、371DR、371CL、371FR、371ELを前者と位相の異なる同波形で駆動することで垂直方向へ揺動することができる。
このように、駆動梁370A及び370Bは、ミラー310を垂直方向に揺動する垂直駆動源である駆動源371R及び371Lを備えた垂直駆動梁である。
駆動源351Aの上部電極及び下部電極に駆動電圧を印加する駆動配線は、固定枠380に設けられた端子群TAに含まれる所定の端子と接続されている。又、駆動源351Bの上部電極及び下部電極に駆動電圧を印加する駆動配線は、固定枠380に設けられた端子群TBに含まれる所定の端子と接続されている。又、駆動源371Rの上部電極及び下部電極に駆動電圧を印加する駆動配線は、固定枠380に設けられた端子群TAに含まれる所定の端子と接続されている。又、駆動源371Lの上部電極及び下部電極に駆動電圧を印加する駆動配線は、固定枠380に設けられた端子群TBに含まれる所定の端子と接続されている。
光走査装置30は、駆動源351A及び351Bに駆動電圧が印加されてミラー310が水平方向に揺動している状態におけるミラー310の水平方向の傾き具合(水平方向の振角)を検出する水平変位センサ391を備えている。
光走査装置30は、駆動源371R及び371Lに駆動電圧が印加されてミラー310が垂直方向に揺動している状態におけるミラー310の垂直方向の傾き具合(垂直方向の振角)を検出する垂直変位センサ395及び396を備えている。
図1に戻り、光学部40は、光走査装置30に走査された光をスクリーン50に投射するための光学系である。光走査装置30から光学部40に入射した光は、スクリーン50に結像し、スクリーン50に映像信号に応じた画像が描画される。
スクリーン50は、スペックルと呼ばれる粒状に見える画像のノイズを除去するため、例えば、マイクロレンズアレイを備えている。この場合、マイクロレンズアレイを構成する各マイクロレンズは、ディスプレイの画素に相当し、照射されるレーザビームはマイクロレンズのサイズに比べて等しいか、より小さいことが望ましい。
光量検出センサ60は、減光フィルタ24を通過後の光量を検出できる任意の位置に配置することができる。光量検出センサ60は、減光フィルタ24を通過後のレーザ211R、211G、及び211Bの夫々の光量を独立に検出可能である。光量検出センサ60としては、例えば、1つ又は複数のフォトダイオード等を用いることができる。
(光走査制御装置の概略動作)
次に、光走査制御装置1の概略動作について説明する。制御手段であるシステムコントローラ11は、例えば、センサ配線を通して得られた信号に基づいて駆動信号を生成する。ミラー駆動回路14は、例えば、システムコントローラ11が生成した駆動信号に基づいてミラー310を駆動する。
より詳しくは、システムコントローラ11は、例えば、水平変位センサ391、垂直変位センサ395及び396で得られるミラー310の水平方向及び垂直方向の傾きをバッファ回路13を介してモニタし、ミラー駆動回路14に角度制御信号を供給することができる。そして、ミラー駆動回路14は、システムコントローラ11からの角度制御信号に基づいて、駆動梁351及び352、駆動梁371及び372に所定の駆動信号を供給し、ミラー310を所定角度に駆動(走査)することができる。
又、システムコントローラ11は、例えば、ディジタルの映像信号をレーザ駆動回路15に供給することができる。そして、レーザ駆動回路15は、システムコントローラ11からの映像信号に基づいて、レーザ211R、211G、及び211Bに所定の電流を供給する。これにより、レーザ211R、211G、及び211Bが映像信号に応じて変調された赤色、緑色、及び青色の光を発し、これらを合成することでカラーの画像を形成することができる。
CPU12は、例えば、レーザ211R、211G、及び211Bの根元の出射光量を光量検出センサ215の出力によりモニタし、LDモジュール21に光量制御信号を供給することができる。レーザ211R、211G、及び211Bは、CPU12からの光量制御信号に基づいて、所定の出力(光量)になるように電流制御される。
なお、光量検出センサ215は、レーザ211R、211G、及び211Bの出射光量を独立に検出する3つのセンサを含む構成とすることができる。或いは、光量検出センサ215は、1つのセンサのみから構成してもよい。この場合には、レーザ211R、211G、及び211Bを順次発光させて、1つのセンサで順次検出することで、レーザ211R、211G、及び211Bの出射光量の制御が可能となる。
又、CPU12は、レーザ211R、211G、及び211Bの温度を温度センサ23の出力によりモニタし、温度制御回路16に温度制御信号を供給することができる。そして、温度制御回路16は、CPU12から温度制御信号に基づいて、温度制御部22に所定の電流を供給する。これにより、温度制御部22が加熱又は冷却され、各レーザが所定の温度になるように制御することができる。
光量検出センサ60は、減光フィルタ24を通過後の光量を検出する。前述のように、各レーザの光量調整を実施するための光量検出センサ215はLDモジュール21の中に実装されており、レーザ211R、211G、及び211Bの根元の(減光フィルタ24を通過前の)出射光量を検出している。しかしながら、光走査制御装置1で実際に表示される画像はスクリーン50に結像した光によるので、根元のレーザ光量による調整では正しい調整ができない場合がある。
例えば、光路上に減光フィルタ24を設けているので、減光フィルタ24の特性によっては、期待通りの減光比が得られないことから、減光フィルタ24を通過後の光量が期待通りにならない場合がある。又、減光フィルタ24のR/G/B夫々の減光比にばらつきがある場合に至っては、減光フィルタ24を通過後のホワイトバランスが崩れてしまうおそれがある。又、温度や経年劣化により、光走査装置30の特性が変動する場合もある。このような問題は、光量検出センサ215により、光走査装置30を通過前の光量を如何に精密に制御しても解決することはできない。
そこで、光走査制御装置1では、減光フィルタ24を通過後の光量を検出する光量検出手段として、光量検出センサ60を設けている。光量検出センサ60の検出結果はCPU12に入力され、CPU12は光量検出センサ60で検出した光量に基づいて、各レーザの電流値を制御する光量制御信号をLDモジュール21に供給することができる。
これにより、減光フィルタ24の特性の変動を含めたレーザ光の光量を検出できるため、スクリーン50に実際に表示される画像に対応した正確な光量制御を行うことが可能となる。なお、光量検出センサ60は、レーザ211R、211G、及び211Bの夫々の光量を独立に検出可能であり、CPU12は、光量検出センサ60で検出した夫々の光量に基づいて、夫々のレーザの電流値を制御すことができる。
(光走査モジュールの電気配線)
図3は、光走査モジュールの電気配線について説明する斜視図である。図3に示すように、光走査モジュール400は、光走査装置30と、パッケージ410と、コネクタ450と、基板490とを有している。光走査モジュール400は、後述のように、パッケージカバー420やカバーガラス430等を有していてもよい(図8等参照)。
光走査モジュール400において、光走査装置30はパッケージ410に搭載され、パッケージ410はコネクタ450を介して基板490に接続されている。パッケージ410は、例えば、セラミックパッケージであり、パッケージ410内には積層配線(例えば、10層程度の配線)が設けられている。なお、パッケージ410はセラミック以外の例えばプリント配線基板等でも良く、多層配線基板とできるものであれば基材は限定されない。
基板490は、例えば、フレキシブルプリント基板である。後述のセンサ配線P、駆動配線P、及びGND配線Pは、光走査装置30からパッケージ410内に引き回され、更に基板490内に引き回されている。
前述のように、システムコントローラ11がミラー310の振れ角制御を行う際に、水平変位センサ391、垂直変位センサ395及び396で得られるセンサ信号を用いる。又、これらのセンサ信号は、振れ角制御以外に、レーザの発光タイミング、リンギング制御、故障検出等に利用している。これら各制御を行うためには、水平変位センサ391、垂直変位センサ395及び396のセンサ信号を正確に検出することが重要となる。
水平変位センサ391、垂直変位センサ395及び396のセンサ信号は光走査装置30の端子群TA及びTBからパッケージ410の端子群TC及びTDに接続されている。そして、パッケージ410内の積層配線を通り、更にコネクタ450及び基板490の配線を通り端子群TEに至る。又、ミラー310を駆動する水平駆動信号と垂直駆動信号も、センサ信号と同様に、光走査装置30の端子群TA及びTBから端子群TEに配線されている。
光走査装置30から端子群TEに至る配線中で、配線間の電気的クロストークが発生するとセンサ信号を正確に検出できなくなる。特に、水平駆動信号と水平変位センサ391との間、垂直駆動信号と垂直変位センサ395及び396との間でクロストークが発生すると、センサ出力からは本来のセンサ出力とクロストークによる信号出力が同一波形、同一周波数で同時に検出される。
そのため、ミラー310が故障し振れなくなっても電気的に断線していなければセンサ出力が検出されてしまう等の不具合が発生するおそれがある。特に積層配線を有するパッケージ410では、複数の配線が立体的に配置され電気的クロストークが発生し易いため、電気的クロストークの発生を防止する対策が必要となる。
上記の電気的クロストークは、配線間の相互キャパシタンスと相互インダクタンスに強く依存する。
相互キャパシタンスによるクロストークは、近接した配線同士が静電容量を持つとコンデンサとなり、一方に電荷があると線が直接接続されていなくても電荷が誘導され、もう一方の配線にも電荷が生じる現象である。この場合、クロストークの大きさは、相互静電容量と配線に印加した入力電圧によって決定される。そこで、本実施の形態では、相互キャパシタンスによるクロストークを抑制(低減)するために、パッケージ410の積層配線に関し、以下の対応を行っている。
すなわち、図4に示すように、積層配線の各層において、配線Pと配線Pとの間にGND配線Pを挟むようにしている。又、配線Pと配線Pの周囲をGND面(GND層)としている。これにより、配線Pと配線Pとの間に静電容量を持たせ難くすることができる。なお、図4において、配線Pは変位センサに接続されるセンサ配線であり、配線Pはミラー310を揺動させる駆動信号が通る駆動配線である(以降同様)。
又、積層配線の各層において、配線Pと配線Pとが形成されている配線層L1、L2の間に全面をGNDとしたGND面を有するGND層LGを挟むことが好ましい。つまり、配線の平面方向のみならず、垂直方向に関しても配線間にGNDを挟むことが好ましい。これにより、配線Pと配線Pとは、配線間に設けられたGND配線Pと、下層のGND層LGに設けられたGND面によって囲われることとなり、静電容量を持たせ難くすることができる。なお、上述ではGND層LGの一層全面をGND層としたが、配線層L1、L2の配線の真下に配線P、Pに沿うようにしてGND配線Pを設けてもよい。つまり、GND配線Pは面状でなく、線状としてもよい。
相互インダクタンスによるクロストークは、各配線に流れる電流が時間的に変化することで電磁誘導により磁場が発生し、更にその磁場により起電力が生じる現象である。この場合、クロストークの大きさは、電流の時間的変化量と電流量によって決定される。そこで、本実施の形態では、相互インダクタンスによるクロストークを抑制(低減)するために、パッケージ410の積層配線に関し、以下の対応を行っている。
すなわち、図5(a)の平面図に示すように、積層配線の各層において、任意の層に配置された配線Pと、配線Pの上側又は下側に隣接する層に配置された配線Pとが、平面視において重複しないように配置している。配線Pと配線Pとを平面視した場合の距離Lは、最低でも配線1本分以上(例えば、0.05mm以上)とし、可能な限り距離Lを離すことが好ましい。
又、図5(b)の平面図に示すように、配線同士(配線Pと配線P)が交差する場合は、交差角を鋭角にせず、できる限り直交させることが好ましい。電磁誘導による起電力の発生を低減するためである。又、配線Pと配線Pが同一層に配置される場合には、配線Pと配線Pとを平行にしないことが好ましい。又、配線Pと配線Pが異なる層に配置される場合にも、配線Pと配線Pとを平行にしないことが好ましい。
以上、図4及び図5では、パッケージ410の積層配線について説明したが、基板490の配線についても同様の対応をすることが好ましい。クロストークを一層低減するためである。
(クロストークの検討)
次に、図3〜図5を用いて説明したクロストークの抑制についての検討を行った。なお、ここでは、水平センサ信号をH_SENS、垂直センサ信号をV_SENS、水平駆動信号をH_DRV、垂直駆動信号をV_DRVと称する。
具体的には、H_DRVとH_SENSとの間、H_DRVとV_SENSとの間、V_DRVとH_SENSとの間、V_DRVとV_SENSとの間について、相互キャパシタンス及び相互インダクタンスのシミュレーションを行った。結果を表1及び表2に示す。
なお、パッケージ410では図4及び図5を考慮した配線設計がなされており、従来パッケージでは図4及び図5を考慮した配線設計がなされていない(以降同様)。つまり、従来パッケージでは、各層内の配線間や上下層間にGNDが設けられていなく、上下層間で配線が重なっている部分や鋭角に交差している部分が存在している。
表1及び表2に示すように、パッケージ410では、従来パッケージに比べて、相互キャパシタンス及び相互インダクタンスが低減していることがわかる。特に、相互キャパシタンスは大幅に低減している。
次に、図6のように、パッケージ410に光走査装置30が搭載されていない状態で、H_DRVに所定電圧を印加した場合のH_SENSへのクロストーク、V_DRVに所定電圧を印加した場合のV_SENSへのクロストークを実測した。結果を表3に示す。
表3に示すように、パッケージ410では、従来パッケージに比べて、水平側で75%、垂直側で84%のクロストーク改善が確認できた。
次に、図3のようにパッケージ410に光走査装置30が搭載された状態で、H_DRVに所定電圧を印加した場合のH_SENSへのクロストーク、V_DRVに所定電圧を印加した場合のV_SENSへのクロストークを実測した。結果を図7に示す。なお、図7(a)が従来パッケージ、図7(b)がパッケージ410である。
図7(a)に示すように、従来パッケージでは、V_SENSの波形がV_DRVの波形と同位相になっている。光走査装置30の構造上、本来であれば、V_SENSの波形とV_DRVの波形とは位相が180度反転するはずであるが、V_DRVからV_SENSへのクロストークが大きいため同位相となっている。
これに対して、図7(b)に示すように、パッケージ410では、V_SENSの波形とV_DRVの波形とは理論通りに位相が180度反転し、V_SENSにはミラー310の駆動状態を反映した本来のセンサ波形が出力されていることがわかる。
このように、光走査モジュール400では、センサ配線と駆動配線とが積層配線される場合には、センサ配線と駆動配線とが平面視において重複しないように配置される。又、センサ配線と駆動配線とが同一層内に配線される場合には、隣接するセンサ配線と駆動配線との間にGND配線が設けられる。これらにより、センサ配線と駆動配線との間に生じるクロストークを低減することが可能となり、センサ配線からの信号を正確に検出することができる。
又、光走査モジュール400において、センサ配線と駆動配線とが積層配線される場合には、上下に隣接するセンサ配線と駆動配線との間にGND配線が設けられることが好ましい。又、上下に隣接するセンサ配線と駆動配線とが交差する場合には、両者が直交するように配置することが好ましい。これにより、センサ配線と駆動配線との間に生じるクロストークを一層低減することが可能となり、センサ配線からの信号を一層正確に検出することができる。
〈第2の実施の形態〉
第2の実施の形態では、GNDを強化する例を示す。なお、第2の実施の形態において、既に説明した実施の形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図8は、パッケージのGND強化について説明する斜視図(その1)である。図8に示すように、光走査モジュール400において、光走査装置30を覆うように、パッケージ410上にパッケージカバー420が設けられている。なお、図8では、光走査装置30はパッケージカバー420に覆われているため、視認できない。
パッケージカバー420の略中央部には光走査装置30のミラー310の近傍を露出する開口部が設けられており、開口部を覆うように入射光及び出射光を透過するカバーガラス430が設けられている。
又、パッケージ410の光走査装置30を搭載する側の表面の外縁部において、パッケージカバー420から露出する位置に、GND配線Pが設けられ、外部接続可能とされている。GND配線Pは、パッケージ410内のGND配線からパッケージ410の表面に引き回されている。なお、GND配線Pの個数は1つでも複数でもよいが、ここでは一例として、パッケージ410の光走査装置30を搭載する側の表面の4隅に1つずつ設けている。
図9は、パッケージのGND強化について説明する斜視図(その2)である。図9(a)に示すように、パッケージ410は、GND配線P側を筐体600側に向けて、ホールドピン700(固定部材)により筐体600に固定されている。なお、カバーガラス430を備えたパッケージカバー420は、筐体600に設けられた開口部から反対面側に露出しており、光走査装置30への光の入出射が可能とされている。
図9(b)はパッケージ410を筐体600(図9(b)では図示せず)に取り付ける様子を示している。図9(b)に示すように、ホールドピン700は、大径の円柱状部分の先端に小径の円柱状部分が略同心的に設けられた構造である。
パッケージ410を筐体600に押し当てた状態で、パッケージ410の側面に設けた略V字状の溝410xに、ホールドピン700の大径の円柱状部分の側面を接触させ、小径の円柱状部分を筐体600に設けられた穴に挿入して固定する。この際、穴を大きめに形成しておき、ホールドピン700の位置を左右に動かすことで、筐体600に対するパッケージ410の位置調整(すなわちミラー310の位置調整)を行うことができる。
筐体600は、金属又は表面に金属がコーティングされた絶縁体からなり、GND電位とされている。パッケージ410を筐体600に取り付けたときに、GND配線Pと筐体600の表面とが物理的に接触し、両者(両GND)は電気的に接続される。筐体600は安定したGNDであるため、GND配線P及びそれに接続されたパッケージ410内のGNDが強化される。従って、第1の実施の形態で説明した相互キャパシタンスによるクロストーク抑制方法に加え、第2の実施の形態で説明したGND強化を行うことにより、より一層、相互キャパシタンスによるクロストークを抑制することができる。
なお、図10(a)に示すように、パッケージカバー420には脱気口420xが設けられており、脱気口420xには紫外線硬化樹脂等が充填されて塞がれている。なお、図10(b)は、紫外線硬化樹脂等が充填される前の脱気口420xを拡大して示している。脱気口420xを設けた理由は以下の通りである。
図10(a)の構造は、例えば、パッケージカバー420にカバーガラス430を接着後、カバーガラス430を備えたパッケージカバー420をパッケージ410に熱硬化接着剤で硬化することにより作製できる。
しかし、熱硬化接着剤で硬化する際、カバーガラス430を備えたパッケージカバー420とパッケージ410とで封止された封止空間内の気体が膨張し、パッケージカバー420が浮いた状態で接着剤が硬化するおそれがある。
パッケージカバー420が浮いた状態で接着剤が硬化すると、封止空間内が密閉できずに封止空間内に空気中の塵が入り込む。この場合、ミラー310は高速で駆動されるため、空気中の塵がミラー310の表面に衝突しミラー310が汚れるおそれがある。この汚れを防ぐためには、クリーンな気体で封止する必要がある。
そこで、パッケージカバー420に脱気口420xを設ける。これにより、熱硬化接着剤で硬化する際、封止空間内の膨張した気体を脱気口420xから逃がすことができる。そして、熱硬化接着剤が硬化した後、常温中で改めて脱気口420xを紫外線硬化樹脂等で塞ぐことにより、パッケージカバー420が浮いていない状態で確実に封止を行うことが可能となる。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上記の実施の形態では、本発明に係る光走査制御装置をレーザ走査型プロジェクタに適用する例を示した。しかし、これは一例であり、本発明に係る光走査制御装置は、スクリーンに画像を表示する様々な機器に適用可能である。このような機器としては、例えば、車載用のヘッドアップディスプレイ、ヘッドマウントディスプレイ、レーザプリンタ、レーザ走査型脱毛器、レーザヘッドランプ、レーザーレーダ等を挙げることができる。
1 光走査制御装置
10 回路部
11 システムコントローラ
12 CPU
13 バッファ回路
14 ミラー駆動回路
15 レーザ駆動回路
16 温度制御回路
20 光源部
21 LDモジュール
22 温度制御部
23 温度センサ
24 減光フィルタ
30 光走査装置
40 光学部
50 スクリーン
60 光量検出センサ
211R、211G、211B レーザ
215 光量検出センサ
310 ミラー
320 ミラー支持部
322 スリット
330A、330B 捻れ梁
340A、340B 連結梁
350A、350B、370A、370B 駆動梁
351A、351B、371R、371L 駆動源
360 可動枠
380 固定枠
391 水平変位センサ
392、393、394 ダミーセンサ
395、396 垂直変位センサ
400 光走査モジュール
410 パッケージ
410x 溝
420 パッケージカバー
420x 脱気口
430 カバーガラス
450 コネクタ
490 基板
600 筐体
700 ホールドピン

Claims (3)

  1. 圧電素子によりミラーを揺動させてレーザ光を走査する光走査装置と、前記光走査装置を搭載するパッケージと、前記パッケージに固定されて前記光走査装置を外部から視認できないように封止するパッケージカバーと、を備え、
    前記パッケージカバーは、上面に入射光と反射光が透過する面を有し、
    前記パッケージと前記パッケージカバーとは熱硬化接着剤によって接着され、
    前記パッケージカバーには、前記光走査装置を封止する空間内の気体を逃がす脱気口が側面に形成され、前記脱気口は紫外線硬化樹脂によって塞がれている光走査モジュール。
  2. 前記パッケージカバーはカバーガラスを備える請求項1に記載の光走査モジュール。
  3. 圧電素子によりミラーを揺動させてレーザ光を走査する光走査装置と、前記光走査装置を搭載するパッケージと、前記パッケージに固定されて前記光走査装置を封止するパッケージカバーと、を備えた光走査モジュールの製造方法であって、
    前記パッケージカバーは、上面に入射光と反射光が透過する面を有し、
    前記パッケージカバーと前記パッケージとを接着するための熱硬化接着剤を塗布する工程と、
    前記熱硬化接着剤を硬化する際に、前記パッケージカバーと前記パッケージとで形成された空間内の膨張した気体を、前記パッケージカバーの側面に設けられた脱気口から逃がす工程と、
    前記熱硬化接着剤が硬化した後に、常温中で前記脱気口に紫外線硬化樹脂を充填して硬化し、前記脱気口を塞ぐ工程と、を有する光走査モジュールの製造方法。
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