JP6737732B2 - 情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラム - Google Patents

情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及に伴い、インターネットを介したコンテンツ配信が盛んに行われている。例えば、広告コンテンツを表示させるメディアにフォーマットを合わせたネイティブ広告と呼ばれる広告コンテンツを表示させることによって、閲覧者に広告コンテンツのクリックやコンバーションを促す広告配信が行われている。
特開2002−63510号公報
しかしながら、上記の従来技術では、例えば、マイクロブログや写真投稿サイト等、コンテンツを表示させるメディアごとのフォーマットに合わせたコンテンツを作成することとなる。このため、上記の従来技術では、コンテンツの作成に手間がかかる場合がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、コンテンツの作成にかかる手間を軽減することを目的とする。
本願に係る情報提供装置は、拡散対象となる情報に関する対象情報をクライアントから受付ける情報受付部と、前記拡散対象となる情報に関する投稿を行うアカウントの提案を、当該アカウントを利用可能な利用者から受付けると、当該アカウントに関する情報を前記クライアントに対して通知する通知部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、コンテンツの作成にかかる手間を軽減することができる。
図1は、実施形態に係る情報提供装置が実行する決定処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態にかかる対象情報データベースに登録される情報の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係るインフルエンサーデータベースに登録される情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る評価データベースに登録される情報の一例を示す図である。 図6は、クライアントが複数のアカウントを選択する処理の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る情報提供装置が入札者の情報をクライアントに提供する処理の一例を示す図である。 図8は、実施形態に係る情報提供装置が実行するランクに応じた処理の一例を示す図である。 図9は、実施形態に係る情報提供装置が実行する情報提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図10は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報提供装置、情報提供方法および情報提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1−1.情報提供装置の一例〕
まず、図1を用いて、本願に係る情報提供装置が実行する処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報提供装置が実行する決定処理の一例を示す図である。図1では、情報提供装置10は、インターネット等の所定のネットワークNを介して、任意のクライアントP01が使用するクライアント端末100、任意の入札者I01が使用する入札者端末200、各種SNS(Social Networking Service)に関するサービスを提供するSNSサーバ300と通信可能である。
クライアント端末100は、クライアントP01が使用する端末装置であり、PC(Personal Computer)やサーバ装置といった情報処理装置により実現される。また、入札者端末200は、入札者I01が使用する端末装置であり、PCやサーバ装置、携帯端末装置等により実現される。
なお、後述する説明で明らかとなるように、「クライアント」とは、情報の拡散を依頼する利用者や法人等を示し、「入札者」とは、クライアントによる依頼に対して入札を行う利用者や法人を示すものとするが、実施形態は、これに限定されるものではない。すなわち「クライアント」や「入札者」といった用語は、後述する情報提供処理の内容を限定するものではなく、情報提供装置10は、任意の利用者や法人等が使用する端末装置をクライアント端末100や入札者端末200として認識し、後述する情報提供処理を実現してよい。
SNSサーバ300は、各種SNSに関するサービスを提供する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。また、SNSサーバ300は、ブログ、マイクロブログ、ウェブページ、メッセージ、静止画像、動画像、音声等といった各種コンテンツの投稿を受付けると、受付けたコンテンツを公開することで、コンテンツに関する各種の情報を世間一般に拡散させることができる。
ここで、拡散とは、投稿された情報そのものや、その情報から複製された情報が利用者間を伝達していくといった態様を示す概念である。例えば、拡散とは、投稿された情報を閲覧することにより、その情報が他の利用者に対して伝達されるといった様態のみならず、ある利用者によって投稿された情報を他の利用者が自身の投稿として再度投稿することにより(すなわち、投稿された情報の共有や引用を行うことにより)、再度投稿された情報を閲覧した利用者に対しても、その情報が伝達されるといった態様を含む。すなわち、拡散とは、ある利用者が所定のアカウントを用いて投稿した情報、すなわち、そのアカウントの投稿が、他の利用者によって共有や引用が行われることにより、他のアカウントの投稿として他の利用者に公開され、情報の閲覧機会が広がるといった概念を含む。
具体的な例を挙げると、SNSサーバ300は、Twitter(登録商標)、Facebook(登録商標)、Instagram(登録商標)、Googole+(登録商標)、Line(登録商標)、LinkedIn(登録商標)、Vine(登録商標)等、ある利用者によって投稿されたコンテンツを他の利用者に対して公開するサービスを提供する。なお、SNSサーバ300は、商品評価サイトやブログの公開に関連するサービスを提供してもよい。
ここで、一般的なSNSサービスにおいては、利用者が予め取得したアカウントごとに、コンテンツの投稿や公開が行われ、フォロー等といったアカウント同士の紐付、コンテンツに対する評価、コンテンツの共有、コンテンツの引用等といった行為、すなわち、コンテンツに関する情報の拡散が行われる。例えば、入札者I01は、他人に対して拡散したい情報を含むコンテンツをSNSサーバ300に投稿する。このような場合、SNSサーバ300は、入札者I01が利用可能なアカウント(以下、「入札者I01のアカウント」と記載する場合がある。)による投稿として、入札者I01により投稿されたコンテンツを入札者I01のコンテンツと紐付られたコンテンツの利用者に対して公開する。そして、SNSサーバ300は、コンテンツの共有や引用の要求を利用者から受けつけた場合は、入札者I01が投稿したコンテンツを、その利用者のアカウントによる投稿として再度公開する。このように、SNSサーバ300は、コンテンツの公開のみならず、コンテンツの共有や引用等の行為を受付けることにより、コンテンツに関する情報を世間一般に拡散させる機能を有する。
また、このようなSNSサービスにおいては、多くの利用者によりフォロー等がされている利用者、すなわち、多くの利用者のアカウントが紐付られたアカウントを利用可能なインフルエンサーと呼ばれる利用者が存在する。このようなインフルエンサーと呼ばれる利用者がコンテンツを投稿した場合、多くの利用者に対してコンテンツが公開されるだけではなく、コンテンツに対する評価、共有および引用が行われやすくなるため、コンテンツに関する情報が広く一般に拡散されることとなる。
情報提供装置10は、後述する情報提供処理を実現する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
〔1−2.ネイティブ広告〕
ここで、SNSサーバ300が提供するSNSサービスにおいて、ネイティブ広告の配信を行う場合には、SNSサービスが提供するコンテンツの種別に合わせて、広告コンテンツを生成し、生成した広告コンテンツの投稿を行うこととなる。しかしながら、各SNSサービスが提供するコンテンツの種別は、細分化が進んでおり、各SNSサービスを利用するユーザも日々変化している。また、1人の利用者が複数のSNSサービスを利用している場合もある。このため、効果的に情報を拡散させるため、どのSNSサービスに対してどの種別の広告コンテンツを生成するかといった選択が困難となっている。
〔1−3.情報提供処理〕
そこで、情報提供装置10は、以下に説明する情報提供処理を実行することで、クライアントP01が拡散を所望する情報、すなわち、クライアントP01がPR(Public Relations)を所望する情報を、入札者I01に拡散させる。より具体的には、情報提供装置10は、拡散対象となる情報に関する対象情報をクライアントP01から受付けると、SNS等に投稿を行うアカウントを利用可能な利用者、すなわち、入札者I01に対してクライアントから受付けた対象情報を提供する。そして、情報提供装置10は、対象情報に関する情報の拡散を行うために使用するアカウントの提案を、入札者I01から受付ける。すなわち、情報提供装置10は、クライアントP01が登録した拡散対象となる情報に対し、逆入札方式(逆オークション方式)で、その情報を拡散するアカウントの提案をインフルエンサーである入札者I01から受付ける。この結果、情報提供装置10は、クライアントP01と入札者I01との結び付けを行うことができる。
以下、図1を用いて、情報提供装置10が実行する処理の流れの一例について説明する。まず、情報提供装置10は、クライアントP01が拡散を希望する情報の内容を示す対象情報の登録を受付ける(ステップS1)。このような場合、情報提供装置10は、SNSサーバ300に投稿を行うアカウントを利用可能な入札者I01に対して、クライアントP01から受付けた対象情報を提示する(ステップS2)。例えば、情報提供装置10は、図1中(A)に示すように、「商品PRインフルエンサー募集」といったタイトルと共に、情報の拡散対象となる商品の写真、情報の拡散に対する報酬の総額、入札に必要な条件等を対象情報として入札者I01に提示する。ここで、入札に必要な条件とは、例えば、フォロワーが1000人以上いるアカウントでの投稿に限定する等、情報を拡散する際の態様や、使用するアカウント等の条件を示す情報である。
ここで、入札者I01は、自身が利用可能なアカウントが条件を満たしており、提示された対象情報に興味がある場合等は、対象情報に対する入札を行う(ステップS3)。このような場合、情報提供装置10は、入札を行った入札者I01の評価や入札内容をクライアントP01に対して提示する(ステップS4)。例えば、情報提供装置10は、図1中(B)に示すように、アカウントを用いた情報の投稿に関して入札者I01が報酬として要求する額、すなわち入札額と、入札者I01が利用可能なアカウントの情報と、入札者I01が利用可能なアカウントに対する総合的な評価とを示す情報とをクライアントP01に対して提供する。すなわち、入札者I01は、拡散対象となる情報に関する投稿を行うアカウントを、クライアントP01に対して提案する。なお、情報提供装置10は、入札者I01から投稿先となるSNSの提案等を受付けた場合は、提案されたSNSをクライアントP01に対して提示してもよい。
ここで、クライアントP01に対して提供されるアカウントの情報としては、アカウントが存在するSNSの種別、アカウントのプロフィール画像やプロフィールの内容、アカウントのフォロワーの数等、クライアントP01がアカウントを選択する際の指標となりうる任意の情報が採用される。また、入札者I01が利用可能なアカウントに対する評価とは、例えば、そのアカウントを用いて投稿された情報を閲覧した利用者による評価の内容や、そのアカウントを用いて情報の拡散が行われたクライアントP01による評価の内容等に基づく評価、すなわち、アカウントに対する評価を示す情報である。なお、アカウントに対する評価は、例えば、そのアカウントを用いて投稿された情報の評価されやすさ、共有または引用のされやすさ等に基づくものであってもよい。
このようなアカウントの情報やアカウントに対する評価、入札額等は、クライアントP01が情報を拡散する際に用いるアカウントを選択する際の指標となりえる。そして、クライアントP01は、提案されたアカウントの中から、情報の拡散に用いるアカウント、すなわち、情報の拡散を行うインフルエンサーの選択を行う(ステップS5)。クライアントP01は、このようなインフルエンサーの選択を行うことで、クライアントP01や拡散対象となる情報のブランド力を担保することとなる。
なお、クライアントP01は、所望する条件を満たすようなアカウントの入札が行われなかった場合には、インフルエンサーの選択を行わずに、インフルエンサーの募集を取りやめてもよい。また、クライアントP01は、複数のアカウントの入札があった場合は、入札されたアカウントの中から所望する条件を満たすような複数のアカウントを選択してもよい。このような場合、選択された各アカウントごとに、それぞれ独自に作成された情報の投稿が行われることとなる。
このようにアカウントの選択が行われた場合、選択されたアカウントを利用して投稿を行う入札者I01は、投稿する情報(以下、「記事」と記載する。)を作成し、投稿前に作成した記事を情報提供装置10に入稿する(ステップS6)。例えば、入札者I01は、対象情報に関する商品の紹介やレビュー等を含むテキスト、静止画像、動画像等を記事として情報提供装置10に入稿する。なお、入札者I01は、投稿先のメディアごと(SNSごと)に、作成した記事を入稿してもよい。このような場合、情報提供装置10は、入稿された記事をクライアントP01に確認させる(ステップS7)。
そして、クライアントP01は、入稿された記事による拡散対象となる情報の拡散を希望する場合には、投稿に対する認証を行うとともに、入札者I01が利用可能なアカウントを用いて記事が投稿されることに対する報酬の入金を行う(ステップS8)。すなわち、クライアントP01は、記事が投稿されるよりも前に報酬の入金を行う。
このような場合、入札者I01は、SNSサーバ300等に記事の投稿を行う(ステップS9)。この結果、SNSサーバ300は、記事を各利用者に対して公開するとともに、記事の共有や引用を受付けることで、記事に含まれる情報、すなわち、クライアントP01が拡散を所望する情報の拡散を行うこととなる(ステップS10)。
また、情報提供装置10は、入札者I01がアカウントを用いて記事の投稿を行った場合は、投稿された記事を閲覧等した利用者から記事や記事を投稿したアカウントに対する評価をユーザ評価として受付ける(ステップS11)。なお、情報提供装置10は、ユーザ評価を各利用者から直接受付けてもよく、SNSサーバ300からユーザ評価を抽出してもよい。例えば、情報提供装置10は、SNSサーバ300が記事と共に表示する評価の内容や数、コメント等からユーザ評価を算出してもよい。
また、情報提供装置10は、クライアントP01から、投稿された記事や記事を投稿したアカウントに対する評価をクライアント評価として受付ける(ステップS12)。例えば、情報提供装置10は、記事が投稿されてから所定の期間が経過した際に、記事の閲覧数、記事に対するユーザ評価、記事の共有数や引用数等を示すレポートをクライアントP01に対して提供する。そして、情報提供装置10は、レポートに基づいてクライアントP01が行った評価をクライアント評価として受付ける。
そして、情報提供装置10は、ユーザ評価やクライアント評価を受付けた場合は、手数料を考慮した報酬を入札者I01に対して提供する(ステップS13)。例えば、情報提供装置10は、ステップS8にて記事の投稿前にクライアントP01から受付けた報酬の一部を、記事の投稿後に入札者I01に対して提供する。より具体的には、情報提供装置10は、入札者I01が入札額とした報酬額から、所定の割合の手数料を減算した値を入札者I01に対して提供する。なお、報酬額から減算された手数料は、情報提供処理に関する各種サービスの利用料金に該当する。
このように、情報提供装置10は、拡散対象となる情報に関する対象情報をクライアントP01から受付けると、SNS等に投稿を行うアカウントを利用可能な入札者I01に対してクライアントから受付けた対象情報を提供する。そして、情報提供装置10は、対象情報に関する情報の拡散を行うために使用するアカウントの提案を、入札者I01から受付ける。このため、クライアントP01は、クライアントP01側でネイティブ広告をSNSの種別ごとに作成せずとも、各SNSで利用するアカウントを選択するだけでよい。この結果、情報提供装置10は、コンテンツの作成にかかる手間を軽減することができる。
また、情報提供装置10は、SNS等でネイティブ広告の拡散を所望するクライアントP01と、インフルエンサーとしての活動や収入を所望する入札者I01とのつながりを補助することができるので、インフルエンサーとしての活動を補助するだけではなく、インフルエンサーとしての活動における参入障壁を軽減することができる。このため、情報提供装置10は、各SNS等のインフルエンサーを増大させる結果、クライアントP01が情報の拡散に用いるアカウントの選択の余地を増大させ、広告コンテンツの作成に係る手間の軽減や、ネイティブ広告の拡散力の増加等を促すことができる。この結果、情報提供装置10は、クライアントP01からの依頼を増やし、さらにインフルエンサーの新規参入を促すといった一連のサイクルを実現することができる。
〔2.情報提供処理のバリエーションについて〕
上述した説明においては、情報提供装置10が実行する情報提供処理の一例について説明した。しかしながら実施形態は、これに限定されるものではない。以下の説明では、情報提供装置10が実行する情報提供処理のバリエーションについて説明する。
〔2−1.評価の秘匿化について〕
上述した情報提供処理では、情報提供装置10は、クライアントP01に対し、過去のユーザ評価やクライアント評価と共に、入札が行われたアカウントが提示された。ここで、情報提供装置10は、過去に行われたクライアント評価については、どのクライアントによる評価であるかを提示せずに、評価を示す値のみを通知することとしてもよい。すなわち、情報提供装置10は、インフルエンサーに対する評価の内容については、他のクライアントに対しても公開するものの、どのクライアントによる評価であるかについては、非公開としてもよい。また、情報提供装置10は、インフルエンサーが投稿を行った際の報酬額を公開としてもよく非公開にしてもよい。
また、情報提供装置10は、ユーザ評価のみを公開し、クライアント評価については非公開としてもよい。例えば、情報提供装置10は、インフルエンサーが過去に担当したクライアントがどのクライアントであるかを提示する一方で、各クライアントからの評価については、提示せず、クライアント評価の平均値のみを公開対象としてもよい。例えば、情報提供装置10は、クライアントP01に対し、入札者I01が過去に投稿した記事に関する拡散対象のクライアントを示すリストを提示してもよい。
〔2−2.実績について〕
情報提供装置10は、入札者I01、ひいては入札者I01が利用可能なアカウントの投稿実績を考慮した情報提供処理を実行してもよい。例えば、情報提供装置10は、入札者I01が利用可能なアカウントにより記事が投稿されるSNSの種別、アカウントのフォロワー数、投稿した情報の数、入札を行った回数、クライアントにより選択された回数、拡散対象の記事を投稿した回数、投稿した記事に対するユーザ評価やクライアント評価の値や平均値等といった投稿実績を示す情報に基づいて、入札者I01が利用可能なアカウントに対してランクを設定する。そして、情報提供装置10は、アカウントに対して設定されたランクに応じた各種の処理を実現してよい。以下、ランクに応じた処理の一例について説明する。
〔2−3.手数料について〕
例えば、情報提供装置10は、アカウントに対して設定されたランクに応じて、クライアントP01から取得した報酬のうち、入札者I01に対して振り分ける報酬の割合を変更してもよい。すなわち、情報提供装置10は、入札者I01が記事を投稿した際に用いたアカウントの投稿実績に基づいて、報酬から取得される手数料の割合を変更してもよい。例えば、情報提供装置10は、入札者I01が用いたアカウントのランクが所定の閾値よりも低い場合には、入札額から所定の割合の手数料(例えば、20%)等を減額した報酬を入札者I01に提供する。
一方、情報提供装置10は、入札者I01が用いたアカウントのランクが所定の閾値よりも高い場合には、入札額から所定の割合よりも低い割合の手数料(例えば、10%)等を減額した報酬を入札者I01に提供する。すなわち、情報提供装置10は、アカウントの投稿実績が高い程、クライアントP01から受けつけた報酬のうち、入札者I01に対して振り分ける報酬額の割合を増加させる。
なお、情報提供装置10は、アカウントのランクによらず、手数料の割合を一定にしてもよい。また、情報提供装置10は、手数料を報酬に対する割合ではなく、例えば、固定額等にしてもよい。また、情報提供装置10は、投稿された記事の閲覧数、共有数、引用数、評価の内容等に基づいて、その記事の投稿に対する報酬額や手数料の割合を動的に変更してもよい。例えば、情報提供装置10は、記事の引用回数が所定の閾値を超えた場合は、手数料の割合を下げてもよい。このような手数料の減額を行った場合、情報提供装置10は、インフルエンサーとなる利用者に対して、情報提供処理に関するプラットフォームを広く広告することができる。
〔2−4.入札の内容について〕
また、例えば、情報提供装置10は、アカウントに対して設定されたランクに応じて、入札態様を変更してもよい。例えば、情報提供装置10は、ランクごとに最低入札額や最高入札額を設定してもよい。また、情報提供装置10は、ランクごとに投稿可能なSNSの種別や、記事の態様を限定してもよい。
ここで、多くのインフルエンサーが新規加入した場合等には、投稿される記事の質が低下する恐れがある。そこで、情報提供装置10は、アカウントに対して設定されたランクが所定の閾値以下である場合、例えば、最低ランクである場合等には、入札額の設定を受付けずに、商品等のサンプリングのみの入札を受付けるようにしてもよい。例えば、情報提供装置10は、クライアントP01からサンプリング対象となる商品の情報を拡散対象として受付けると、商品のサンプリングを行う入札者I01から、入札額を「0円」とする入札を受付ける。なお、このようなサンプリングに対する入札は、サンプリングを行うアカウントの提案であってもよい。
このような場合、情報提供装置10は、入札を行った入札者I01の中からクライアントP01が選択した入札者I01に対して、クライアントP01から提供された商品の提供を行う。例えば、情報提供装置10は、クライアントP01に対し、入札者I01の住所情報等を提供することで、クライアントP01から入札者I01に対して商品を送付させる。このような場合、入札者I01は、送付された商品に対する評価等といったサンプリング結果を情報提供装置10に入稿する。そして、情報提供装置10は、入稿されたサンプリング結果をクライアントP01に対して提供する。
なお、入札者I01は、サンプリング結果を示す記事を入稿し、クライアントP01の許可があった場合に、入稿した記事をSNSに投稿してもよく、クライアントP01の許可を得ることなく、記事をサンプリング結果として投稿してもよい。すなわち、サンプリングの結果を公開するか否か、サンプリングの結果をクライアントP01が確認するか否か、およびサンプリングの結果を含む記事を確認するか否かについては、クライアントP01が所望する任意の態様が採用されてよい。
また、情報提供装置10は、入札が行われていなくとも、ランクが所定の閾値よりも高い入札者I01に対するクライアントP01からのオファーを受付けてもよい。例えば、情報提供装置10は、対象情報と、報酬額と、記事の投稿を希望する入札者I01との指定をクライアントP01から受付ける。このような場合、情報提供装置10は、指定された入札者I01に対して対象情報と報酬額とを提示し、入札者I01がオファーを受付けた場合は、クライアントP01から報酬を取得し、入札者I01が記事を投稿した際に、入札者I01に報酬を提供する。
また、例えば、情報提供装置10は、記事を投稿する入札者の数と、各入札者に対して提供される報酬額との指定をクライアントP01から受付けてもよい。すなわち、情報提供装置10は、報酬額が固定となるPRの依頼を受付けてもよい。このような指定を受付けた場合、情報提供装置10は、クライアントP01から指定された報酬額で記事を投稿する入札者からの入札を受付けることとなる。
なお、情報提供装置10は、ランクに関わらずクライアントP01からアカウントが登録済みの入札者I01に対するオファーを受付けてもよい。また、情報提供装置10は、サンプリングのオファーをクライアントP01から受付けてもよい。
〔2−5.投稿先について〕
ここで、入札者I01は、所謂SNSと呼ばれるサービス以外にも、投稿された情報が拡散される態様のサービスであるならば、任意のサービスに対して投稿をおこなってよい。また、入札者I01は、投稿された情報に対する評価が行われるサービス、情報の共有が行われるサービス、情報の引用が行われるサービス等、任意のサービスに対して投稿を行ってもよい。また、このような投稿を行うサービスについては、クライアントP01からの要望に応じて選択がなされてもよい。
例えば、情報提供装置10は、所定の種別のSNSに記事を投稿する旨を条件とする対象情報の登録を受付けてもよい。また、例えば、情報提供装置10は、投稿する記事の認証を行う際に、どのSNSに投稿するかといった選択をクライアントP01から受付けてもよい。また、情報提供装置10は、入札者I01からどのSNSに投稿するかといった提案を受付けた場合は、かかる提案をクライアントP01に伝達してもよい。
〔2−6.アカウントについて〕
ここで、入札者I01が利用可能なアカウントとは、入札者I01が記事を投稿することができるアカウントであればよく、入札者I01と一対一で紐付けられるものでなくともよい。例えば、入札者I01は、それぞれ異なるSNSで利用可能な複数のアカウントを有し、かかる全てのアカウントを用いて記事を投稿する旨の入札を行ってもよく、一部のアカウントを用いて記事を投稿する旨の入札を行ってもよい。
例えば、入札者I01は、複数のSNSに同一名のアカウントを有する場合、これら全てのアカウントを1つのアカウントとしてクライアントP01に提案してもよく、これらのアカウントのうち一部のアカウントのみをクライアントP01に提案してもよい。また、入札者I01は、複数のSNSにそれぞれ異なる名前のアカウントを有する場合、それぞれ異なるアカウントとして提案を行ってもよく、これら全てのアカウントを用いて記事を投稿する旨の提案を行ってもよい。
ここで、入札者I01が利用可能なアカウントは、入札者I01のみが利用可能なアカウントであってもよく、入札者I01が他の利用者と共用可能なアカウントであってもよい。また、入札者I01が利用可能なアカウントは、入札者I01個人のアカウントであってもよく、入札者I01に関連する法人のアカウントでもよい。
例えば、入札者I01は、各種広告業務等を行う法人のアカウントであって、入札者I01以外にも複数の利用者が利用可能なアカウントの提案を行ってもよい。このようなアカウントによる入札が行われた場合、入札者I01は、記事をその法人の投稿としてSNS上に投稿することとなる。また、このようなアカウントによる記事の投稿が行われた場合、情報提供装置10は、投稿された記事に対する評価を、その入札者I01に対する評価として管理してもよく、投稿を行ったアカウントへの評価として管理してもよい。
〔2−7.クライアントP01と入札者I01との連絡について〕
ここで、情報提供装置10は、クライアントP01と入札者I01との間の連絡手段を提供してもよい。例えば、情報提供装置10は、クライアントP01が登録した拡散対象ごとに、クライアントP01とクライアントP01が選択した入札者I01とが利用可能な掲示板サービスを提供してもよい。また、情報提供装置10は、入札者I01の選定が行われる前において、入札者I01がアクセス可能な掲示板を設置し、入札者I01からクライアントP01に各種アピールを行えるようにしてもよい。
〔2−8.条件について〕
ここで、情報提供装置10は、入札に必要な条件以外にも、投稿される記事の条件をクライアントP01から受付けてもよい。例えば、情報提供装置10は、投稿が必須の画像、感想、文章(フレーズ)等を受付けてもよく、使用してはいけない画像、感想、文章等を受付けてもよい。例えば、情報提供装置10は、競合他社の商品を含む画像の使用を禁止する条件を受付けてもよい。また、情報提供装置10は、例えば、飲料を用いて遊戯を行う行為を禁止する等、拡散対象となる商品の利用態様等の条件を受付けてもよい。また、情報提供装置10は、例えば、PR対象となる特定の商品の写真をインフルエンサー自らが撮影し、投稿するといった条件を受付けてもよい。
このような場合、情報提供装置10は、投稿される記事がこれらの条件を満たしているか否かや、投稿される記事の質を担保するため、クライアントP01に入稿された記事の確認を依頼する。なお、情報提供装置10は、クライアントP01が記事の投稿を許可するまで、記事の校正依頼や再入稿を受付けてもよい。
また、情報提供装置10は、記事を提供する期間の指定を受付けてもよい。このような期間の指定が行われている場合、入札者I01は、指定された期間の間、記事を複数回提供したり、指定された期間が経過する前に、記事を提供することとなる。
〔2−9.評価について〕
また、情報提供装置10は、アカウントの評価を拡散対象のカテゴリごとに受け付けてもよい。例えば、情報提供装置10は、飲料に関する情報であるか、食品に関する情報であるか、イベントに関する情報であるか等、記事のカテゴリごとに、ユーザ評価やクライアント評価を受付ける。そして、情報提供装置10は、入札者I01のカテゴリごとの評価をクライアントP01に対して提示してもよい。このようなカテゴリごとの評価は、クライアントP01が複数の入札者I01の中から記事を投稿させる入札者I01を選択する際の指標として用いられる。例えば、情報提供装置10は、クライアントP01が指定するカテゴリの評価が高い入札者I01を優先的に表示してもよい。
また、例えば、情報提供装置10は、クライアントP01からオファーを受付ける場合には、カテゴリごとの評価に応じて、オファー先となる入札者I01の提案を行ってもよい。例えば、情報提供装置10は、クライアントP01が食品に関する情報の拡散を所望する場合、食品に関する記事の評価が所定の閾値よりも高い入札者I01をクライアントP01に対して提案してもよい。また、情報提供装置10は、フォロワー数が所定の閾値よりも高い入札者I01の提案を行ってもよい。
また、情報提供装置10は、アカウントのランクを、投稿した記事のカテゴリごとに算出してもよい。例えば、ある入札者I01が利用可能な1つのアカウントについて、飲料についてのランクが所定の閾値以上であり、イベントについてのランクが所定の閾値以下であるものとする。このような場合、情報提供装置10は、入札者I01がイベントについての記事を投稿した場合には、手数料を所定の割合で徴収し、飲料についての記事を投稿した場合には、手数料を所定の割合よりも低くするといった制御を行ってもよい。
なお、投稿された記事や、共有または引用された記事に対するユーザ評価には、拡散対象となる情報、すなわち、記事そのものに対する評価と、その記事を投稿したアカウントに対する評価が混在する可能性がある。このため、記事を閲覧した利用者による評価をそのままアカウントに対する評価として用いた場合には、適切なユーザ評価を得ることができない場合がある。そこで、情報提供装置10は、投稿を閲覧した利用者による評価と、その投稿に関する情報と同一の情報についての他の投稿に対する評価との比較結果に基づいて、投稿を行ったアカウントに対するユーザ評価を特定してもよい。
例えば、情報提供装置10は、所定のアカウントを用いて投稿された記事に対する第1の評価と、その投稿を共有または引用した他の記事に対する第2の評価とを比較し、第1の評価と第2の評価とが同程度の評価である場合には、第1の評価を所定のアカウントに対するユーザ評価として採用してもよい。また、所定のアカウントに対する利用者の評価が高い場合は、第1の評価が第2の評価よりも高くなり、所定のアカウントに対する利用者の評価が低い場合には、第1の評価が第2の評価よりも低くなると予想される。そこで、情報提供装置10は、第1の評価が第2の評価よりも高い場合には、第1の評価の値よりも高い評価をユーザ評価として採用し、第1の評価が第2の評価よりも低い場合には、第1の評価の値よりも低い評価をユーザ評価として採用してもよい。
また、情報提供装置10は、記事に対する利用者のコメントの内容を考慮して、ユーザ評価を補正してもよい。例えば、情報提供装置10は、アカウントに対する批判的なコメントが含まれる場合には、ユーザ評価の値をより低い値に補正し、アカウントに対する好意的なコメントが含まれる場合は、ユーザ評価の値をより高い値に補正してもよい。
〔2−10.拡散について〕
ここで、情報提供装置10は、投稿された記事が引用されたり共有された場合は、投稿された記事に対する好意的な評価が行われたとして、ユーザ評価の値を上昇させる。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置10は、引用された記事の再引用等を考慮して、ユーザ評価の値を算出してもよい。また、情報提供装置10は、投稿された記事に対して批判的なコメントが投稿されている場合や、投稿された記事の引用と共に、記事を批判するコメント等が投稿されている場合は、ユーザ評価の値を下げてもよい。
〔2−11.拡散対象について〕
ここで、クライアントP01は、任意の情報を拡散対象としてよい。例えば、クライアントP01は、ネイティブ広告の対象としたい任意の商品、サービス、企業情報、もしくはイベントそのものに関する情報、または、商品、サービス、企業情報、もしくはイベント等に関する情報を拡散対象としてもよい。より具体的な例を挙げると、クライアントP01は、商品を入札者I01に提供して感想等の投稿を行わせるのみならず、本来有料であるサービスを入札者I01に提供して、感想等の投稿を行わせてもよく、イベントに入札者I01を招待し、イベントの感想等の投稿を拡散対象としてもよい。また、クライアントP01は、サービスやイベントをサンプリング対象とし、サンプリングを行う入札者I01に対してサービスの提供券やイベントへの招待券等を提供して、感想等の投稿を行わせてもよい。
すなわち、クライアントP01は、PRを行いたい任意の商品または役務に関する情報を拡散対象としてもよい。ここで、ネイティブ広告の拡散目的は、営利に限定されるものではなく、非営利を目的としてもよい。また、ネイティブ広告として投稿される記事は、ボランティアの募集、公共広告、公共に対する通知、その他任意の情報を含むものであってもよい。
なお、クライアントP01が情報の拡散を所望する商品が新商品である場合等は、記事が投稿されるまで具体的な情報を公開したくないといった場合も考えられる。そこで、例えば、情報提供装置10は、「新商品のPR募集」等といったPR対象の商品や役務の内容を具体的に特定しない情報を対象情報として受付け、かかる対象情報に対する入札を受付けてもよい。
〔2−12.報酬の提供タイミングについて〕
また、情報提供装置10は、クライアントP01から記事の投稿前に報酬を受付け、入札者I01に対して記事の投稿後に報酬を提供するのであれば、任意のタイミングで報酬の受付や報酬の提供を行ってよい。このような処理を実行した場合、例えば、入札者I01の記事がユーザにあまり評価されなかった場合等には、報酬に対する評価が相対的に低下する。この結果、記事の質を高めることで、評価を向上させようとする心理が働くので、情報提供装置10は、入札者I01による記事の質を向上させることができる。
また、情報提供装置10は、投稿前にクライアントP01から報酬を受付けるので、クライアントP01と入札者I01との力関係による報酬の減額や報酬の未払い等といった事態を防ぐことができる。また、情報提供装置10は、記事の投稿後やユーザ評価またはクライアント評価を受けつけた後で、報酬を入札者I01に対して提供するので、記事が投稿されなかったといった事態を防ぐことができる。この結果、情報提供装置10は、クライアントP01および入札者I01との間の信頼性を担保することができる。
〔2−13.入札額について〕
ここで、情報提供装置10は、入札者I01が指定する入札額に所定の下限値を設定してもよい。例えば、情報提供装置10は、入札者I01が利用可能なアカウントのランクに応じた下限値を設定してもよい。このような下限値を設定することで、情報提供装置10は、記事の質を向上させるだけではなく、インフルエンサーの自浄作用を促すことができる。
〔3.情報提供装置の構成〕
以下、上記した決定処理や提案処理を実現する情報提供装置10が有する機能構成の一例について説明する。図2は、実施形態に係る情報提供装置の構成例を示す図である。図2に示すように、情報提供装置10は、通信部20、記憶部30、および制御部40を有する。
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、クライアント端末100、入札者端末200、SNSサーバ300、および記事を閲覧する利用者端末400等との間で情報の送受信を行う。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部30は、対象情報データベース31、インフルエンサーデータベース32、および評価データベース33を記憶する。
対象情報データベース31には、拡散対象に関する情報である対象情報が登録される。例えば、図3は、実施形態にかかる対象情報データベースに登録される情報の一例を示す図である。図3に示す例では、対象情報データベース31には、「クライアントID」、「画像」、「最大予算」、「条件」、「説明」、「期間」、「入札情報」等といった項目を有する情報が登録される。なお、対象情報データベース31には、図3に示す項目以外にも、任意の項目を含む情報が登録されていてもよい。また、図3に示す例では、「画像#1」、「条件#1」、「説明#1」等いった概念的な値を記載したが、実際には、項目に対応する各種の情報が登録されるものとする。
「クライアントID」とは、情報の拡散を所望するクライアント、すなわち、入札者I01からの入札を受付けるクライアントを示す識別子である。また、「画像」とは、入札者I01からの入札時に表示される画像であり、拡散対象となる情報に関する画像等、拡散対象となる情報を説明する際に用いる画像である。また、「最大予算」とは、記事を投稿した入札者I01に対して提供される報酬総額の最大値である。また、「条件」とは、どのような内容の記事を投稿するか、どのような画像を使用するかといった条件等、入札者I01が作成する記事の条件を示す情報である。「説明」とは、拡散対象となる情報の内容や、情報に関する商品の説明、記事の投稿に関する各種の説明、入札者I01の条件等といった募集要項である。また、「期間」とは、記事の拡散を所望する期間、すなわち、PR期間である。また、「入札情報」とは、入札を行った入札者I01や入札額を示す情報である。
例えば、図3に示す例では、対象情報データベース31には、クライアントID「クライアント#1」、画像「画像#1」、最大予算「10万円」、条件「条件#1」、説明「説明#1」、期間「2016/08/01〜2016/08/31」、入札情報「入札情報#1(ID#1、5万円)、入札情報#2(ID#2、3万円)」等といった情報が登録されている。このような情報は、例えば、クライアントID「クライアント#1」が示すクライアントが、画像「画像#1」や条件「条件#1」、説明「説明#1」等が示す内容の情報の拡散を所望している旨を示す。
また、このような情報は、情報の拡散、すなわち、記事の投稿に対する報酬総額の最大値が「10万円」である旨を示す。また、このような情報は、インフルエンサーによる記事の投稿や拡散を「2016/08/01〜2016/08/31」の間に行う旨を示す。また、このような情報は、現在、インフルエンサーの識別子である入札者ID「ID#1」が示す入札者から報酬額「5万円」での入札があり、入札者ID「ID#2」が示す入札者から報酬額「3万円」での入札がある旨を示す。
図2に戻り、説明を続ける。インフルエンサーデータベース32には、インフルエンサー、すなわち、入札者I01に関する各種の情報が登録される。例えば、図4は、実施形態に係るインフルエンサーデータベースに登録される情報の一例を示す図である。図4に示す例では、インフルエンサーデータベース32には、「入札者ID」、「アカウント」、「サイトAのフォロワー」、「サイトBのフォロワー」、「入札履歴」、「投稿履歴」、「ユーザ評価」、「クライアント評価」等といった項目を有する情報が登録される。なお、インフルエンサーデータベース32には、図4に示す項目以外にも、インフルエンサーに関する任意の項目を含む情報が登録されていてもよい。また、図4に示す例では、「アカウント#1」、「入札#1」、「投稿#1」等いった概念的な値を記載したが、実際には、項目に対応する各種の情報が登録されるものとする。
「入札者ID」とは、インフルエンサー、すなわち入札者I01を識別するための識別子である。また、「アカウント」とは、入札者I01が記事を投稿する際に用いるアカウントである。また、「サイトAのフォロワー」とは、対応付けられた「アカウント」のサイトAにおけるフォロワーの数を示し、「サイトBのフォロワー」とは、対応付けられた「アカウント」のサイトBにおけるフォロワーの数を示す。また、「入札履歴」とは、対応付けられた「入札者ID」が示すインフルエンサーによる入札の履歴を示し、「投稿履歴」とは、対応付けられた入札履歴が示す入札に関して行った投稿の内容を示す。また、「ユーザ評価」および「クライアント評価」とは、対応付けられた投稿に対するユーザ評価やクライアント評価である。
例えば、図4に示す例では、インフルエンサーデータベース32には、入札者ID「ID#1」、アカウント「アカウント#1」、サイトAのフォロワー「3000人」、サイトBのフォロワー「1000人」、入札履歴「入札#1」、投稿履歴「投稿#1」、ユーザ評価「3.5」、クライアント評価「3.0」といった情報が対応付けて登録されている。このような情報は、入札者ID「ID#1」が示すインフルエンサーが記事を投稿する際に「アカウント#1」を使用する旨を示す。また、このような情報は、「アカウント#1」のサイトAにおけるフォロワーの数が「3000人」、サイトBにおけるフォロワーの数が「1000人」である旨を示す。また、このような情報は、入札者ID「ID#1」が示すインフルエンサーが入札履歴「入札#1」が示す入札を過去に行っており、かかる入札の結果、投稿履歴「投稿#1」が示す投稿を行った旨を示す。また、このような情報は、投稿履歴「投稿#1」が示す投稿に対し、ユーザからの評価の値が5点満点中「3.5」であり、クライアントP01からの評価の値が5点満点中「3.0」である旨を示す。
なお、図4に示す例では、入札者ID「ID#2」と対応付けたれた入札履歴、投稿履歴、ユーザ評価、およびクライアント評価の値が「N/A」となっている。このような情報は、入札者ID「ID#2」が示すインフルエンサーが過去において、クライアントP01からの依頼に伴う記事の投稿を行っていない旨を示す。
図2に戻り、説明を続ける。評価データベース33には、インフルエンサーの評価を示す情報が登録される。例えば、図5は、実施形態に係る評価データベースに登録される情報の一例を示す図である。図5に示す例では、評価データベース33には、「アカウント」、「クライアント評価(平均値)」、「ユーザ評価(平均値)」、「ランク」といった項目を有する情報が登録される。
例えば、図5に示す例では、アカウント「アカウント#1」、クライアント評価(平均値)「3.5」、およびユーザ評価(平均値)「4.0」、ランク「レベル3」といった情報が対応付けて登録されている。このような情報は、アカウント「アカウント#1」に対するクライアント評価の平均値が「3.5」であり、ユーザ評価の平均値が「4.0」であり、ランクが「レベル3」である旨を示す。
図2に戻り、説明を続ける。制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、情報提供装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
図2に示すように、制御部40は、情報受付部41、提供部42、入札処理部43、入稿処理部44、評価受付部45、および報酬算出部46を有する。情報受付部41は、拡散対象となる情報に関する対象情報をクライアントP01から受付ける。具体的には、情報受付部41は、投稿された記事に対する評価または記事の共有が行われる媒体(例えば、SNS)を介して拡散される情報に関する対象情報を、クライアントP01から受付ける。
例えば、情報受付部41は、拡散対象となる情報に関する画像、最大予算、条件、説明、期間等の情報をクライアントP01から受付けると、クライアントP01から受付けた各種の情報をクライアントP01のクライアントIDと対応付けて対象情報データベース31に登録する。
提供部42は、任意の情報に関する投稿を行うアカウントを利用可能な利用者、すなわち、入札者I01に対し、対象情報を提供する。例えば、提供部42は、入札者端末200から対象情報の提供要求を受付けると、対象情報データベース31に登録された対象情報を入札者端末200に対して配信することで、対象情報をインフルエンサーに提示する。
入札処理部43は、対象情報に対する入札者I01からの入札に関する各種の処理を実行する。例えば、入札処理部43は、入札者I01からの入札を受付ける場合、入札者I01が記事の投稿に用いるアカウントの指定やフォロワー数の登録を受付ける。このような場合、入札処理部43は、登録されたアカウントやフォロワーをインフルエンサーデータベース32に対応付けて登録する。また、入札処理部43は、入札者I01から報酬額の指定を受付けた場合は、入札者I01の入札者IDと報酬額とを含む入札情報を、入札者I01が入札した対象情報と対応付けて対象情報データベース31に登録する。
そして、入札処理部43は、クライアントP01が登録した対象情報に対して入札を行った入札者I01のアカウントを、クライアントP01に対して通知する。すなわち、入札処理部43は、拡散対象となる情報に関する投稿を行うアカウントの提案を入札者I01から受付けると、そのアカウントに関する情報をクライアントP01に対して通知する。より具体的には、入札処理部43は、入札を行った入札者I01が利用するアカウントの内容、報酬額、アカウントに対するユーザ評価やクライアント評価、入札履歴および投稿履歴等をクライアントP01に対して通知する。また、入札処理部43は、入札履歴を入札者I01が提案したアカウントと対応付けてインフルエンサーデータベース32に登録する。
なお、入札処理部43は、入札者I01が利用するアカウントのクライアント評価の平均値やユーザ評価の平均値を評価データベース33から読出し、読み出した評価をクライアントP01に対して通知してもよい。また、入札処理部43は、評価値の値のみをクライアントP01に対して通知し、評価を行ったクライアントやユーザを特定する情報については、秘匿してもよい。
また、入札処理部43は、クライアントP01から、記事を投稿するアカウントの選択を受付ける。このような場合、入札処理部43は、選択されたアカウントを利用可能な入札者I01、すなわち、選択されたアカウントを提案した入札者I01に対して、記事の作成を依頼する。
入稿処理部44は、投稿する記事の入稿に関する各種の処理を実現する。例えば、入稿処理部44は、クライアントP01が選択したアカウントを利用可能な入札者I01から、投稿予定の記事の入稿を受付ける。このような場合、入稿処理部44は、入稿された記事をクライアントP01に対して提供し、投稿するか否かの可否を受けつける。そして、入稿処理部44は、投稿の許可を受付けた場合には、入稿元の入札者I01に対し、投稿を行う旨の指示を送信する。また、入稿処理部44は、入札者I01が記事を投稿した場合には、投稿した記事を投稿履歴としてインフルエンサーデータベース32に登録する。
評価受付部45は、投稿された記事を閲覧したユーザや、記事を投稿させたクライアントP01から、記事を投稿したアカウントに対する評価を受付ける。例えば、評価受付部45は、SNSサーバ300や、利用者端末400等から、投稿された記事に対する評価を受付けると、受付けた評価をユーザ評価としてインフルエンサーデータベース32に登録するとともに、ユーザ評価の平均値を、投稿を行った入札者IDと対応付けて評価データベース33に登録する。
また、評価受付部45は、クライアントP01から記事の内容や情報の拡散等に対する評価を受付ける。このような場合、評価受付部45は、受付けた評価をクライアント評価としてインフルエンサーデータベース32に登録するとともに、クライアント評価の平均値を、投稿を行った入札者IDと対応付けて評価データベース33に登録する。
なお、評価受付部45は、投稿された記事の共有や引用回数を特定し、特定した共有や引用回数等をインフルエンサーデータベース32に登録してもよい。このような共有や引用回数等は、入札処理部43により、入札者I01により提案されたアカウントの情報として、クライアントP01に対して提示されることとなる。また、評価受付部45は、共有や引用回数に基づく評価の値をユーザ評価として算出してもよい。
報酬算出部46は、情報提供処理に関するサービスの提供に係るマネタイズを行う。例えば、報酬算出部46は、クライアントP01がアカウントを選択した場合や、記事の投稿を許可した場合等、記事が実際に投稿される前に、クライアントから報酬を取得する。
そして、報酬算出部46は、入札者I01がアカウントを用いて記事の投稿を行った場合は、クライアントP01から取得した報酬の一部を、記事を投稿した入札者I01に対して振り分ける。例えば、報酬算出部46は、入札者I01が報酬額として登録した額から所定の手数料を除いた額を入札者I01に対して振り分ける。なお、報酬算出部46は、報酬の取得や振り分けといった実際の課金処理については、各種課金処理を実行する課金システムと連携して実現することとなる。
ここで、報酬算出部46は、入札者I01の投稿実績に基づいて、クライアントP01から取得した報酬のうち利用者に対して振り分ける割合を変更してもよい。例えば、報酬算出部46は、ユーザ評価やクライアント評価の平均値が所定の閾値を超える場合、投稿回数が所定の閾値よりも多い場合、フォロワーの数が所定の閾値よりも多い場合等、投稿実績が所定の閾値を超える場合には、入札者I01に対して振り分ける報酬の割合を増大させてもよい。例えば、報酬算出部46は、手数料の割合を減額してもよい。
ここで、入札者I01の投稿実績が低い場合には、入札者I01は、商品のサンプリングを行い、サンプリングの結果を記事として投稿することとなる。このような場合、報酬算出部46は、拡散対象となる情報に関する商品を、入札者I01に対して提供してもよい。例えば、報酬算出部46は、入札者I01の住所と共に、商品のサンプルを送付するようにクライアントP01に対して要求してもよい。
〔4.入札者を選択する処理の一例〕
ここで、クライアントP01は、記事の投稿を行う入札者やアカウントを複数選択してもよい。以下、図6、図7を用いて、クライアントP01が複数のアカウントを選択する処理の一例を説明する。
図6は、クライアントが複数のアカウントを選択する処理の一例を示す図である。例えば、図6では、クライアントP01が、報酬総額を10万円として、商品PRのためのインフルエンサーを募集し、複数の入札者I01〜I04から入札が行われた例について記載した。このような場合、情報提供装置10は、各入札者I01〜I04が設定した入札額、利用可能なアカウントのフォロワーの総数、ユーザ評価やクライアント評価等から算出される総合評価等をクライアントP01に対して提供する。
例えば、図7は、実施形態に係る情報提供装置が入札者の情報をクライアントに提供する処理の一例を示す図である。例えば、情報提供装置10は、クライアントP01に対し、入札を行った各入札者I01〜I04の情報をクライアントP01に対して提供する。ここで、情報提供装置10は、例えば、「アカウント#1」等といったアカウントの名称や、フォロワーの数、評価の平均値等といったアカウントの情報を入札者I01〜I04ごとに表示する。
そして、例えば、情報提供装置10は、図7中(A)に示すように、「アカウント#1」の情報を選択した場合には、図7中(B)に示すように、「アカウント#1」の詳細な情報を表示する。例えば、情報提供装置10は、「アカウント#1」の総合的な評価のみならず、クライアント評価の内容、ユーザ評価の内容、過去の投稿履歴等を表示する。なお、情報提供装置10は、過去の投稿履歴だけではなく、例えば、「アカウント#1」に関するプロフィールや、「アカウント#1」を利用可能な入札者I01が予め登録したPR文章等を表示してもよい。
この結果、クライアントP01は、入札額、アカウントの評価、もしくはフォロワーの数だけではなく、拡散対象となる情報のブランディングを考慮して記事を投稿する入札者を選択することができる。なお、情報提供装置10は、クライアントP01がPRを所望する商品や役務のカテゴリを選択した場合、選択したカテゴリに関するアカウントの評価が高いアカウントの情報を優先的に表示してもよい。
図6に戻り、説明を続ける。例えば、図6に示す例では、入札者I04は、フォロワーの総数が入札者I01〜I04の中で一番多い「50000人」であるが、総合評価が入札者I01〜I04の中で一番低い「1.5」である。このような入札者I04は、所謂炎上商法といった手法で商品の情報を拡散させる可能性が高い。一方、入札者I03は、フォロワーの総数が入札者I01〜I04の中で一番少ない「500人」であるが、総合評価が入札者I01〜I04の中で一番高い「4.5」である。このような入札者I03は、特定の趣味趣向を有する利用者に対して訴求効果が高い投稿を行う可能性が高い。また、入札者I01〜I03の入札額の合計は、「10万円」と、報酬総額の範囲内に収まる。
そこで、クライアントP01は、入札者I04を選択対象から除外し、記事を投稿する入札者として入札者I01〜I03を選択する。このような場合、入札者I01〜I03は、それぞれ個別に記事を作成し、作成した記事を同一または異なるSNS上に投稿することとなる。このため、SNS上では、複数の入札者I01〜I03がそれぞれ異なる視点や個性で作成した記事が閲覧されたり共有または引用されることとなるので、様々な趣味趣向を有する利用者に対して、商品の情報が拡散されていくこととなる。
なお、上述した例では、炎上商法を避けるため、利用者I04をクライアントP01が選択しない例について記載した。しかしながら、炎上のリスクを負ってでも、多くのフォロワーが居るアカウントによる情報の拡散を望む場合は、クライアントP01は、入札者I04を選択してもよい。また、クライアントP01は、報酬総額を全額使い切る必要はなく、例えば、入札者I01と入札者I03のみを選択してもよい。
〔5.ランクに応じた処理の一例〕
次に、図8を用いて、アカウントのランクに応じた処理の一例について説明する。図8は、実施形態に係る情報提供装置が実行するランクに応じた処理の一例を示す図である。例えば、情報提供装置10は、入札者が記事の投稿に利用するアカウントのランクを、フォロワーや評価値に応じてレベル1からレベル4までの4段階にランク分けする。そして、情報提供装置10は、入札者から提案されたアカウントのランクに応じて、入札に対する制限や最低報酬額の設定などを行う。
例えば、情報提供装置10は、アカウントのランクが最低である「レベル1」である場合、クライアントP01が登録した対象情報に対する入札や、クライアントP01からのオファーも不可とし、商品のサンプリングのみを許可する。この結果、入札者は、アカウントのランクが「レベル1」である場合は、サンプリングに対する応募のみをおこなうことができる。
また、情報提供装置10は、アカウントのランクが「レベル2」である場合は、対象情報に対する入札を許可するとともに、最低報酬額を「2万円以上」とする。また、情報提供装置10は、アカウントのランクが「レベル3」である場合は、対象情報に対する入札を許可するとともに、最低報酬額を「4万円以上」とする。一方で、情報提供装置10は、アカウントのランクが「レベル2」または「レベル3」である場合は、クライアントP01からのオファーを不可とし、サンプリングの募集に対する参加を許可する。
また、情報提供装置10は、アカウントのランクが最高の「レベル4」である場合は、対象情報に対する入札を許可するとともに、最低報酬額を「5万円以上」とする。また、情報提供装置10は、アカウントのランクが「レベル4」である場合は、クライアントP01から、記事の投稿のオファーを許可する。一方で、情報提供装置10は、ランクが高いアカウントが安易に利用されることを防ぐため、サンプリングの募集に対する参加を不可とする。
〔6.情報提供処理の処理フロー〕
次に、図9を用いて、情報提供装置10が実行する情報提供処理の一例について説明する。図9は、実施形態に係る情報提供装置が実行する情報提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。
例えば、情報提供装置10は、拡散対象となる情報に関する対象情報を受付ける(ステップS101)。このような場合、アカウントを用いて情報を投稿可能なインフルエンサー(すなわち、入札者)に対して、登録された対象情報を提示し(ステップS102)、対象情報に対する入札を受付ける(ステップS103)。
また、情報提供装置10は、入札を行ったインフルエンサーのアカウントに関する評価等をクライアントP01に対して提示する(ステップS104)。そして、情報提供装置10は、クライアントから、記事を投稿するアカウントの選択と報酬とを受付ける(ステップS105)。
また、情報提供装置10は、アカウントが選択されたインフルエンサーから記事の入稿を受付け(ステップS106)、投稿された記事を確認したクライアントP01からの許可を受付ける(ステップS107)。すると、情報提供装置10は、インフルエンサーに対して記事の投稿を依頼する(ステップS108)。この結果、インフルエンサーは、入札時に提案したアカウントを用いて、記事をSNS等に投稿することとなる。
また、情報提供装置10は、投稿された記事に対するユーザからの評価を受付けるとともに(ステップS109)、クライアントからの評価を受付ける(ステップS110)。そして、情報提供装置10は、評価を登録するとともに(ステップS111)、手数料を考慮した報酬をインフルエンサーに対して提供し(ステップS112)、処理を終了する。
〔7.変形例〕
上記では、情報提供装置10による情報提供処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、情報提供装置10が実行する情報提供処理のバリエーションについて説明する。
〔7−1.入札方式について〕
上述した情報提供装置10は、クライアントP01側の対象情報に対し、報酬額を指定した入札者I01からの逆入札を受付けたが、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報提供装置10は、入札者I01に対する報酬が固定である固定単価方式での入札を受付けてもよい。また、情報提供装置10は、他にも、任意の入札方式を採用し、クライアントP01が拡散を所望する情報を、入札者I01に投稿させればよい。
また、情報提供装置10は、所定の条件を満たすクライアントP01にのみサンプリングの募集やオファーを行う権利を付与してもよい。例えば、情報提供装置10は、クライアントP01が中小企業である場合、対象情報の登録回数が所定の回数以上である場合、報酬の総額が所定の額以上である場合等に、所定の数(例えば、100人)の入札者に対してサンプリングを依頼する権利を付与してもよい。
また、情報提供装置10は、入札者I01が入札を行う際に、入札額の目安を提示してもよい。例えば、情報提供装置10は、入札者I01のランク、フォロワーの数、投稿履歴、評価等に基づいて、入札額の目安を算出し、算出した目安を入札者I01に対して提示してもよい。なお、対象情報に関する商品や役務が入札者I01に対して魅力的な商品や役務である場合は、無料でもレビューを行いたいと入札者I01が希望する場合がある。このような場合を考慮して、情報提供装置10は、入札者I01が入札額を「0円」に設定することを許容してもよい。しかしながら、このような設定を行った場合は、レビューの信頼性が低下する恐れがある。そこで、情報提供装置10は、ランクが所定の閾値以上の入札者I01のみが入札額を「0円」に設定できるようにしてもよい。
また、情報提供装置10は、所定のテーマに沿った商品や役務の特集を行うために、クライアントP01および入札者I01の募集を募ってもよい。例えば、情報提供装置10は、新商品のレビューを行いたい入札者の募集を行う。また、情報提供装置10は、募集した入札者が利用可能なアカウント情報を複数のクライアントに対して提示するとともに、新商品等といった所定のテーマに沿った商品や役務の対象情報の登録を依頼する。そして、情報提供装置10は、登録された対象情報を各入札者に振り分けて記事を投稿させてもよい。
また、情報提供装置10は、このようなテーマに沿った商品や役務の特集を行う場合は、記事の内容をある程度共通のフォーマットで作成するように、入札者に対して指示してもよい。また、情報提供装置10は、このような特集に関する記事を、入札者に代わって所定のウェブサイト等にまとめて投稿してもよい。
〔7−2.広告表示について〕
ここで、ネイティブ広告と呼ばれる記事には、ポリシやコンプライアンス等の観点から、その記事が広告に関する記事である旨の文章や画像等を含める場合がある。そこで、情報提供装置10は、記事にネイティブ広告である旨の文章が画像を含める旨を入札者に対して条件付けしてもよい。例えば、情報提供装置10は、記事がネイティブ広告である旨や、情報提供装置10が提供するサービスに関する情報である旨を示すバナーを、記事に必ず含めるように入札者に対して指示してもよい。
〔7−3.評価について〕
また、情報提供装置10は、任意のタイミングでユーザ評価やクライアント評価を受付けてよい。例えば、情報提供装置10は、PR期間の初日からPR期間の終了日まで、または、PR期間が終了してから所定の期間が経過するまでの間、ユーザ評価やクライアント評価を受付けてもよい。また、情報提供装置10は、ユーザ評価やクライアント評価を受付ける期間を、クライアントP01から対象情報の登録と共に受付けてもよい。
また、情報提供装置10は、共有または引用された記事の再共有または再引用を考慮して、ユーザ評価を調整してもよい。例えば、情報提供装置10は、記事が共有または引用された回数が100回以上である場合には、ユーザ評価を「1.0」点上昇させ、記事が再共有または再引用された回数が100回以上である場合は、ユーザ評価を「0.1」点上昇させてもよい。なお、このような評価値の調整については、任意のパラメータや任意の係数を考慮して、任意の算出方法により実現されてよい。
〔7−4.投稿先となるメディアについて〕
ここで、情報提供装置10は、独自に情報公開サービスを行っている入札者I01からの入札を受付けてもよい。すなわち、情報提供装置10は、オウンドメディアからの入札を受付けてもよい。このような入札者I01が選択された場合、作成された記事は、入札者I01が記事を提供するメディアを介して投稿および拡散が行われることとなる。
また、このようなオウンドメディアを介して投稿された記事に対する評価には、記事に対する評価と、オウンドメディアに対する評価とが混在すると予測される。そこで、情報提供装置10は、評価の態様や内容に応じて、記事に対する評価と、オウンドメディアに対する評価との切り分けを行ってもよい。例えば、このようなオウンドメディアに投稿された記事へのリンクが他のメディアに投稿される場合がある。そこで、情報提供装置10は、オウンドメディアに投稿された記事に対して直接行われた評価を、オウンドメディアに対する評価であると見做し、他のメディアに投稿された記事へのリンクに対する評価を、記事に対する評価と見做してもよい。また、情報提供装置10は、オウンドメディアに投稿された記事に対して直接行われた評価と、他のメディアに投稿された記事へのリンクに対する評価とに対し、それぞれ独立した重みづけを考慮して、総合的な評価の値を算出してもよい。
〔7−5.装置構成〕
なお、情報提供装置10は、任意の数のクライアント端末100、入札者端末200、SNSサーバ300および利用者端末400と通信可能に接続されていてもよい。また、情報提供装置10は、情報のやり取りを行うフロントエンドサーバと、各種計算処理を実行するバックエンドとにより実現されてもよい。また、記憶部30に登録される各データベース31〜33は、外部のストレージサーバ等に登録され、情報提供装置10がストレージサーバと通信を行うことにより、上述した処理を実現してもよい。
〔7−6.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、図2に示した入札処理部43と入稿処理部44とは、統合されてもよい。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔7−7.プログラム〕
また、上述してきた実施形態に係る情報提供装置10は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図10は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が情報提供装置10として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。
〔8.効果〕
上述したように、情報提供装置10は、拡散対象となる情報に関する対象情報をクライアントP01から受付ける。そして、情報提供装置10は、任意の情報に関する投稿を行うアカウントを利用可能な入札者I01に対し、対象情報を提供する。このように、情報提供装置10は、情報を拡散させたいクライアントP01と、アカウントを用いて情報を拡散可能な入札者I01との橋渡しを行うことができるので、情報や記事等といったコンテンツの作成および拡散を容易にすることができる。
また、情報提供装置10は、拡散対象となる情報に関する情報の投稿を行うアカウントの提案を、アカウントを利用可能な入札者I01から受付けると、アカウントに関する情報をクライアントP01に対して通知する。このため、情報提供装置10は、情報の拡散を行うアカウントをクライアントP01に選択させることができる。
また、情報提供装置10は、アカウントの提案と共に、アカウントを用いた情報の投稿に関する報酬額の提案を入札者I01から受付けると、アカウントに関する情報と報酬額とをクライアントP01に対して通知する。このため、情報提供装置10は、逆入札方式により、記事の拡散を希望するクライアントP01と、記事を拡散する入札者I01との橋渡しを行うことができる。
また、情報提供装置10は、提案を受付けたアカウントに関する情報を、アカウントに関する評価とともにクライアントP01に通知する。このため、情報提供装置10は、過去に投稿された記事に対する評価に基づいて、クライアントP01にアカウントを選択させることができる。
また、情報提供装置10は、アカウントに関する評価として、アカウントにより拡散対象となる情報が投稿されたクライアントP01によるクライアント評価、または、アカウントにより投稿された情報を閲覧した利用者によるユーザ評価の少なくともいずれか一方を通知する。このため、情報提供装置10は、クライアントP01にアカウントを選択する際に有用な情報を提供することができる。
また、情報提供装置10は、クライアント評価として、クライアント評価の値のみを通知する。このため、情報提供装置10は、過去にどのクライアントに関する投稿を行ったかという情報を秘匿することができる。
また、情報提供装置10は、提案されたアカウントの中から、拡散対象となる情報に関する投稿を行うアカウントの選択をクライアントP01から受付ける。また、情報提供装置10は、入札者I01がアカウントを用いて投稿する情報の入稿を受付ける。そして、情報提供装置10は、入稿された情報を投稿するか否かの可否をクライアントP01から受付ける。このため、情報提供装置10は、クライアントP01が希望するアカウントを用いて、記事を投稿させることができるので、例えば、クライアントP01のブランドの毀損を防ぐことができる。
また、情報提供装置10は、入札者I01がアカウントを用いて拡散対象となる情報の投稿を行った場合は、投稿を行ったアカウントに対するクライアント評価またはユーザ評価の少なくともいずれか一方を受付ける。このため、情報提供装置10は、実際に投稿された記事に基づいた評価を取得することができる。
また、情報提供装置10は、投稿を閲覧した利用者による評価と、投稿された情報と同一の情報についての他の投稿に対する利用者による評価との比較結果に基づいて、投稿を行ったアカウントに対する評価を特定する。このため、情報提供装置10は、記事を閲覧した利用者による評価に、投稿された情報そのものに対する評価とアカウントに対する評価とが混在する場合にも、記事を投稿したアカウントに対する評価を適切に反映させることができる。
また、情報提供装置10は、入札者I01がアカウントを用いて拡散対象となる情報の投稿を行う前に、クライアントP01から報酬を取得する。そして、情報提供装置10は、入札者I01がアカウントを用いて拡散対象となる情報の投稿を行った場合は、クライアントP01から取得した報酬の一部をアカウントを利用可能な入札者I01に対して振り分ける。このため、情報提供装置10は、報酬の未払いを防ぐとともに、情報提供装置10が提供するサービスに対する報酬を取得することができる。
また、情報提供装置10は、入札者I01の投稿実績に基づいて、クライアントP01から取得した報酬のうち入札者I01に対して振り分ける割合を変更する。例えば、情報提供装置10は、入札者I01の投稿実績が高い程、報酬のうち入札者I01に対して振り分ける割合を増大させる。このため、情報提供装置10は、記事を投稿するほど、および、記事の評価が高まる程、入札者I01に対する報酬の額を増額することができるので、投稿される記事の内容の質を向上させることができる。
また、情報提供装置10は、拡散対象となる情報に関する商品、サービス又はイベントを、商品、サービス又はイベントに関する情報をアカウントを用いて投稿する入札者I01に対して提供する。すなわち、情報提供装置10は、サンプリング対象を入札者I01に対して提供する。このため、情報提供装置10は、ランクが低いアカウントを利用可能な入札者I01等に対し、記事の投稿や評価を得る機会を提供することができる。
また、情報提供装置10は、投稿された情報に対する評価または情報の共有が行われる媒体を介して拡散される情報に関する対象情報を、クライアントP01から受付ける。このため、情報提供装置10は、拡散対象の情報を世間一般に広く拡散させることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、配信部は、配信手段や配信回路に読み替えることができる。
10 情報提供装置
20 通信部
30 記憶部
31 対象情報データベース
32 インフルエンサーデータベース
33 評価データベース
40 制御部
41 情報受付部
42 提供部
43 入札処理部
44 入稿処理部
45 評価受付部
46 報酬算出部
100 クライアント端末
200 入札者端末
300 SNSサーバ
400 利用者端末

Claims (16)

  1. 拡散対象となる情報に関する対象情報をクライアントから受付ける情報受付部と、
    前記拡散対象となる情報に関する投稿を行うアカウントの提案を、当該アカウントを利用可能な利用者から受付けると、当該アカウントに関する情報を前記クライアントに対して通知する通知部と
    を有することを特徴とする情報提供装置。
  2. 前記通知部は、前記アカウントの提案と共に、当該アカウントを用いた情報の投稿に関する報酬額の提案を前記利用者から受付けると、当該アカウントに関する情報と当該報酬額とを前記クライアントに対して通知する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報提供装置。
  3. 前記通知部は、前記提案を受付けたアカウントに関する情報を、当該アカウントに関する評価とともに前記クライアントに通知する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報提供装置。
  4. 前記通知部は、前記アカウントに関する評価として、当該アカウントにより拡散対象となる情報が投稿されたクライアントによる評価、または、当該アカウントにより投稿された情報を閲覧した利用者による評価の少なくともいずれか一方を通知する
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報提供装置。
  5. 前記通知部は、前記アカウントにより拡散対象となる情報が投稿されたクライアントによる評価として、当該評価を示す値のみを通知する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報提供装置。
  6. 提案されたアカウントの中から、前記拡散対象となる情報に関する投稿を行うアカウントの選択を前記クライアントから受付ける選択受付部
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1つに記載の情報提供装置。
  7. 前記利用者が前記アカウントを用いて投稿する情報の入稿を受付ける入稿受付部と、
    前記入稿された情報を投稿するか否かの可否を前記クライアントから受付ける可否受付部と
    を有することを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1つに記載の情報提供装置。
  8. 前記利用者が前記アカウントを用いて前記拡散対象となる情報の投稿を行った場合は、当該投稿を行ったアカウントに対する評価を、前記クライアントまたは当該投稿を閲覧した利用者の少なくともいずれか一方から受付ける評価受付部
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1つに記載の情報提供装置。
  9. 前記評価受付部は、前記投稿を閲覧した利用者による評価と、当該投稿された情報と同一の情報についての他の投稿に対する利用者による評価との比較結果に基づいて、前記投稿を行ったアカウントに対する評価を特定する
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報提供装置。
  10. 前記利用者が前記アカウントを用いて前記拡散対象となる情報の投稿を行った場合は、前記クライアントから取得した報酬の一部を当該アカウントを利用可能な利用者に対して振り分ける報酬算出部
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1つに記載の情報提供装置。
  11. 前記報酬算出部は、前記利用者が前記アカウントを用いて前記拡散対象となる情報の投稿を行う前に、前記クライアントから報酬を取得する
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報提供装置。
  12. 前記報酬算出部は、前記利用者の投稿実績に基づいて、前記クライアントから取得した報酬のうち当該利用者に対して振り分ける割合を変更する
    ことを特徴とする請求項10または11に記載の情報提供装置。
  13. 前記報酬算出部は、前記利用者の投稿実績が高い程、前記報酬のうち当該利用者に対して振り分ける割合を増大させる
    ことを特徴とする請求項12に記載の情報提供装置。
  14. 前記情報受付部は、投稿された情報に対する評価または当該情報の共有が行われる媒体を介して拡散される情報に関する対象情報を、前記クライアントから受付ける
    ことを特徴とする請求項1〜13のうちいずれか1つに記載の情報提供装置。
  15. 情報提供装置が実行する情報提供方法であって、
    拡散対象となる情報に関する対象情報をクライアントから受付ける情報受付工程と、
    前記拡散対象となる情報に関する投稿を行うアカウントの提案を、当該アカウントを利用可能な利用者から受付けると、当該アカウントに関する情報を前記クライアントに対して通知する通知工程と
    を含むことを特徴とする情報提供方法。
  16. コンピュータに
    拡散対象となる情報に関する対象情報をクライアントから受付ける情報受付手順と、
    前記拡散対象となる情報に関する投稿を行うアカウントの提案を、当該アカウントを利用可能な利用者から受付けると、当該アカウントに関する情報を前記クライアントに対して通知する通知手順と
    を実行させるための情報提供プログラム。
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