JP6736874B2 - 生体情報測定システム及び生体情報測定方法 - Google Patents

生体情報測定システム及び生体情報測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、病気・疾患の早期発見を行うための生体情報測定システムと、その生体情報測定方法に関する。
近年、高齢化社会と並び国民医療費の増加という問題が取り沙汰されており、治療よりも予防に注力した研究や運動が活発化している。例えば、日常の生体活動において、体内または体外に漏れ出る生体情報を、生体情報センサを用いて測定し、病気・疾患の兆候を早期に発見し、改善を促すシステムの導入・検討が実施されている。このようなシステムにおいては、生体情報センサは利用者の身体に密着するようなものが好ましい場合が多く、ウェアラブルデバイスの分野が特に注目されている。
このウェアラブルデバイスを用いた生体情報測定技術は、数多くの研究が行われ、例えば特許文献1では、複数の生体情報センサによって測定された生体情報をもとに、各生体情報センサへの電源供給の優先順位を設定する技術が提案されている。これにより、測定の対象外となった生体情報については生体情報センサの電源を切って、継続して測定が必要な生体情報については測定を継続し、電力を効率的に使用できる効果がある。
特開2015−123300号公報
しかし、特許文献1の技術では、複数の生体情報センサの電源のバッテリー残量が少なくなった場合に複数の生体情報センサに優先順位を付けて、優先順位の高い生体情報センサに優先的にバッテリーから電力を供給するものである。そのため、特許文献1では生体情報センサの測定のタイミングを最適に実施するわけではなかった。
そのため、本発明の課題は、生体情報センサを、その測定データが最も必要とされる時間に動作させ、それ以外の時間は停止させることで効率良く電力を使わせることができる生体情報測定システムを得ることにある。
本発明は、上記の課題を解決するために、利用者が装着して生体情報を測定する生体情報測定装置と、該生体情報測定装置に近距離無線通信手段を用いて生体情報の測定の開始のタイミングを通知する生体状況標識装置を有する生体情報測定システムであって、
前記生体状況標識装置が、生体情報の測定の開始を通知するセンサ起動コマンド作成手段を有し、
前記生体情報測定装置が、生体情報の測定の開始を通知された場合に、生体情報センサの電源を入れて生体情報を測定する制御プログラムを持つことを特徴とする生体情報測定システムである。
本発明は、この構成により、生体情報の測定が必要な最適なタイミングで特に生体情報の測定が必要とされている重要な時間帯に生体情報を測定することができる効果があり、また、電力を効率的に使用できる効果がある。
また、本発明は、上記の生体情報測定システムであって、前記生体情報センサが生体グルコース濃度測定手段であって、前記生体状況標識装置が、利用者の食事の開始を前記生体情報測定装置に通知することにより生体情報の測定の開始を通知することを特徴とする生体情報測定システムである。
また、本発明は、上記の生体情報測定システムであって、前記生体情報測定装置の制御プログラムが、前記生体状況標識装置から生体情報の測定の終了を通知された場合、又は、センサ停止タイマー手段により生体情報の測定の終了を感知した場合に、その時点での生体情報を測定した上で前記生体情報センサの電源を切る処理ステップを実行することを特徴とする生体情報測定システムである。
また、本発明は、利用者が装着して生体情報を測定する生体情報測定装置と、該生体情報測定装置に近距離無線通信手段を用いて生体情報の測定の開始のタイミングを通知する生体状況標識装置を有する生体情報測定システムであって、前記生体状況標識装置が、生体情報の測定の開始を通知するセンサ起動コマンド作成手段を有し、前記生体情報測定装置が、生体情報の測定の開始を通知された場合に、生体情報センサの性能を上げて測定精度を向上させる制御プログラムを持つことを特徴とする生体情報測定システムである。
また、本発明は、上記の生体情報測定システムであって、前記生体情報測定装置の制御プログラムが、前記生体状況標識装置から生体情報の高精度測定の終了を通知された場合、又は、センサ停止タイマー手段により生体情報の高精度測定の終了を感知した場合に、前記生体情報センサの性能を下げて測定精度を下げることを特徴とする生体情報測定システムである。
また、本発明は、利用者が装着して生体情報を測定する生体情報測定装置と、該生体情報測定装置に近距離無線通信手段を用いて生体情報の測定の開始のタイミングを通知する生体状況標識装置を有する生体情報測定システムであって、前記生体状況標識装置が、生体情報の測定の開始を通知するセンサ起動コマンド作成手段を有し、前記生体情報測定装置が、生体情報の測定の開始を通知された場合に、生体情報センサの測定の頻度を高くする制御プログラムを持つことを特徴とする生体情報測定システムである。
また、本発明は、上記の生体情報測定システムであって、前記生体情報測定装置の制御プログラムが、前記生体状況標識装置から生体情報の測定の終了を通知された場合、又は、センサ停止タイマー手段により生体情報の測定の終了を感知した場合に、前記生体情報センサの測定の頻度を低くすることを特徴とする生体情報測定システムである。
また、本発明は、利用者が装着して生体情報を測定する生体情報測定装置と、該生体情報測定装置に近距離無線通信手段を用いて生体情報の測定の開始のタイミングを通知する生体状況標識装置を用いる生体情報測定方法であって、
前記生体情報測定装置の制御プログラムが、前記生体状況標識装置から生体情報の測定の開始を通知された場合に、生体情報センサの電源を入れて生体情報を測定する処理ステップを実行することを特徴とする生体情報測定方法である。
また、本発明は、上記の生体情報測定方法であって、前記生体情報センサが生体グルコース濃度測定手段であって、前記生体状況標識装置が、利用者の食事の開始を前記生体情報測定装置に通知することにより生体情報の測定の開始を通知することを特徴とする生体情報測定方法である。
また、本発明は、上記の生体情報測定方法であって、前記生体情報測定装置の制御プログラムが、前記生体状況標識装置から生体情報の測定の終了を通知された場合、又は、セ
ンサ停止タイマー手段により生体情報の測定の終了を感知した場合に、その時点での生体情報を測定した上で前記生体情報センサの電源を切る処理ステップを実行することを特徴とする生体情報測定方法である。
また、本発明は、利用者が装着して生体情報を測定する生体情報測定装置と、該生体情報測定装置に近距離無線通信手段を用いて生体情報の測定の開始のタイミングを通知する生体状況標識装置を用いる生体情報測定方法であって、前記生体情報測定装置の制御プログラムが、前記生体状況標識装置から生体情報の測定の開始を通知された場合に、生体情報センサの性能を上げて測定精度を向上させる制御プログラムを持つことを特徴とする生体情報測定方法である。
また、本発明は、上記の生体情報測定方法であって、前記生体情報測定装置の制御プログラムが、前記生体状況標識装置から生体情報の測定の終了を通知された場合、又は、センサ停止タイマー手段により生体情報の測定の終了を感知した場合に、前記生体情報センサの性能を下げて測定精度を下げることを特徴とする生体情報測定方法である。
また、本発明は、利用者が装着して生体情報を測定する生体情報測定装置と、該生体情報測定装置に近距離無線通信手段を用いて生体情報の測定の開始のタイミングを通知する生体状況標識装置を用いる生体情報測定方法であって、前記生体情報測定装置の制御プログラムが、前記生体状況標識装置から生体情報の測定の開始を通知された場合に、生体情報センサの測定の頻度を高くする制御プログラムを持つことを特徴とする生体情報測定方法である。
また、本発明は、上記の生体情報測定方法であって、前記生体情報測定装置の制御プログラムが、前記生体状況標識装置から生体情報の測定の終了を通知された場合、又は、センサ停止タイマー手段により生体情報の測定の終了を感知した場合に、前記生体情報センサの測定の頻度を低くすることを特徴とする生体情報測定方法である。
本発明は、生体情報測定装置が、近距離無線通信手段を介して生体状況標識装置から利用者の食事の開始等の生体情報の測定の開始のタイミングを通知される。その場合に、生体グルコース濃度測定手段等の生体情報センサの電源を入れて利用者の生体情報を測定する。また、生体状況標識装置から利用者の食事の終了等の生体情報の測定の終了のタイミングを通知される。その場合に、生体グルコース濃度測定手段等の生体情報センサを用いて生体情報を測定した上で生体情報センサの電源を切る。
これにより、本発明は、生体情報の測定が必要な最適なタイミングで生体情報を測定でき、特に生体情報が必要な重要な時間帯に集中して生体情報を測定することができる。そして、測定が必要な時間帯と測定が不要な時間帯を区別できるので、測定が不要な時間に生体情報センサへの電源を切ることができるので、電力を効率的に使用できる効果がある。
また、本発明は、測定が必要な時間帯のみに測定データを取得して、不要な測定データを取得しないので、生体情報測定装置等の記憶手段に記憶する測定データの量を少なくすることができ、測定システムの各装置の記憶手段の容量を効率的に使える効果がある。
更に、本発明は、利用者が意識的に生体情報センサの測定用のスイッチを押す操作が不要であるので利用者の手間を省け、利用者の操作の負荷を少なくできる効果がある。
本発明の第1の実施形態の生体情報測定システムのブロック図である。 本発明の実施形態の生体情報測定装置を利用者が装着した例を示す図である。 本発明の実施形態の生体情報測定装置の生体グルコース濃度測定手段の概要を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の処理手順を説明するフローチャートである。 本発明の第2の実施形態の処理手順を説明するフローチャート(その1)である。 本発明の第2の実施形態の処理手順を説明するフローチャート(その2)である。 本発明の第3の実施形態の処理手順を説明するフローチャート(その1)である。 本発明の第3の実施形態の処理手順を説明するフローチャート(その2)である。 本発明の第4の実施形態の生体情報測定システムのブロック図である。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態について図1から図4を参照して説明する。第1の実施形態の生体情報測定システムでは、食堂に入場した場合に、利用者が身体に装着した生体情報測定装置100の電源を入れ血糖値を測定し、食事が終わったタイミングで再度血糖値を測定し生体情報測定装置100の電源を切ることで、生体情報測定装置100の消費電力を低減する生体情報測定システムである。
図1に、本実施形態の生体情報測定システムのブロック構成を示す。図1のように、生体情報測定システムは、生体情報測定装置100と生体状況標識装置200を備える。また、生体情報測定システムに利用者の通信端末装置300を加えて用いることができるが、利用者の通信端末装置300を省略することも可能である。
(生体情報測定装置100)
生体情報測定装置100は、利用者が身体に装着するウェアラブルデバイスであって、複数の生体情報センサを備えることができる。例えば、生体情報センサとして非浸襲性の生体グルコース濃度測定手段110を用いて生体の血糖値、すなわちグルコース濃度を測定することができる。そして、その他の生体情報センサとして脈拍を検出する脈拍計121や体温計122等の生体情報センサを備えることができる。また、生体情報センサを1つのみ備えた生体情報測定装置100を用いることもできる。
また、生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200との無線通信を行う近距離無線通信手段130と、電源管理手段140と、制御プログラムを記憶し生体情報の測定データを記憶する記憶手段150を備える。
生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200からのセンサ起動コマンドCM1やセンサ停止コマンドCM2を近距離無線通信手段130によって受信した場合に、受信したコマンドに従って電源管理手段140を用いて生体グルコース濃度測定手段110の電源を入れ、又は、電源を切る動作を行う。
生体情報測定装置100の形状は種々考えられるが、例えば図2(a)及び図3の様に、利用者の手首に装着されるバンド型或いは腕時計型の機器であってもよい。
(生体グルコース濃度測定手段110)
生体情報測定装置100の生体グルコース濃度測定手段110は、図3の様に、被測定
者の生体の腕の皮膚にATR(Attenuated Total Reflection)プリズム112(全反射減衰プリズム)の全反射面を押し付けてATR型フーリエ変換赤外分光を行うことで非浸襲で生体グルコース濃度を測定する。
生体グルコース濃度測定手段110のATRプリズム112は、例えばZnSe,Ge又はダイアモンドからなり、入射した光線は、腕の皮膚に押し付けた全反射面で全反射してATRプリズム112中を通過する。ATRプリズム112の通過光には、ATRプリズム112に押し付けた腕の皮膚の生体成分で吸収された光スペクトルが現れる。
生体グルコース濃度測定手段110は、ATRプリズム112に中赤外光を発生する光源111からの中赤外光を入射する。光源111は、YAGレーザ発振器で波長1μmのレーザ光を発振し、光パラメトリック発振器で、波長9μmの中赤外光に変換して中赤外光を出射して、その中赤外光を光ファイバを通してATRプリズム112に導く。
そして、生体グルコース濃度測定手段110は、ATRプリズム112を通過した中赤外光を光ファイバでスペクトル検出器113に導いて通過光のスペクトル強度を検出することで生体のグルコース濃度を測定する。
生体グルコース濃度測定手段110は、生体のグルコース濃度の測定に限らず、乳酸値やコレステロール値を測定することもできる。
(生体状況標識装置200)
生体状況標識装置200は食堂等に設置し、生体情報測定装置100に対し、生体情報の検出開始のタイミングを指令する。その生体状況標識装置200は、近距離無線通信手段210と、センサ起動コマンド作成手段220とセンサ停止コマンド作成手段230を備える。
例えば、食堂の入口に設置した生体状況標識装置200は、センサ起動コマンド作成手段220を用いてセンサ起動コマンドCM1を作成し、近距離無線通信手段210を用いて、生体情報測定装置100に向けてそのコマンドを送信する。
また、食堂の出口に設置した生体状況標識装置200は、センサ停止コマンド作成手段230を用いてセンサ停止コマンドCM2を作成し、近距離無線通信手段210を用いて、生体情報測定装置100に向けてそのコマンドを送信する。
生体情報測定装置100を身に着けた利用者が、食事のために食堂に入る際に食堂の入口に設置した生体状況標識装置200に図2(c)の様に、生体情報測定装置100を接近させる。
そうすると、生体情報測定装置100が、生体状況標識装置200からセンサ起動コマンドCM1を受信する。そして、生体情報測定装置100は、受信したコマンドに従って電源管理手段140を用いて生体グルコース濃度測定手段110の電源を入れて動作させる。そして、生体グルコース濃度測定手段110が生体グルコース濃度を測定して測定データを記憶手段150に記憶する。
また、生体情報測定装置100を身に着けた利用者が、食事を終えて食堂を出る際に食堂の出口に設置した生体状況標識装置200に生体情報測定装置100を接近させると、生体情報測定装置100が、生体状況標識装置200からセンサ停止コマンドCM2を受信する。
センサ停止コマンドCM2を受信した生体情報測定装置100は、先ず、生体グルコース濃度測定手段110を動作させて生体のグルコース濃度を測定し測定データを記憶手段150に記憶する。次に、生体情報測定装置100は、電源管理手段140を用いて生体グルコース濃度測定手段110の電源を切り動作を停止させる。
(変形例1)
変形例1として、生体状況標識装置200を携帯電話等の利用者の携帯端末装置を生体状況標識装置200として用いることができる。利用者の携帯端末装置で構成した生体状況標識装置200は、携帯端末装置のアプリケーションプログラムによってセンサ起動コマンド作成手段220とセンサ停止コマンド作成手段230を構成し、そのアプリケーションプログラムがセンサ起動コマンドCM1やセンサ停止コマンドCM2を作成する。
例えば、利用者が携帯端末装置で構成した生体状況標識装置200に食事開始予測時間と終了予測時間を設定することで、生体状況標識装置200は、利用者の食事開始予測時刻以前に、センサ起動コマンド作成手段220を用いてセンサ起動コマンドCM1を作成し、近距離無線通信手段210を用いて、生体情報測定装置100に向けてセンサ起動コマンドCM1を送信する。
また、携帯端末装置で構成した生体状況標識装置200は、利用者の食事終了予測時刻以降に、センサ停止コマンド作成手段230を用いてセンサ停止コマンドCM2を作成し、近距離無線通信手段210を用いて、生体情報測定装置100に向けてセンサ停止コマンドCM2を送信する。
(通信端末装置)
携帯電話やその他の携帯端末装置等の、利用者の通信端末装置300を用いることもできる。通信端末装置300には、無線通信ネットワークと無線で通信するネットワーク通信手段310と、生体情報測定装置100と通信する近距離無線通信手段320と記憶手段330を備える。
生体情報測定装置100は、生体グルコース濃度測定手段110を動作させて測定した生体のグルコース濃度測定データを近距離無線通信手段130を用いて通信端末装置300に送信することができる。通信端末装置300は、生体情報測定装置100から受信した生体情報の測定データを記憶手段330に記憶する。
通信端末装置300は、更に、受信した生体情報の測定データをネットワーク通信手段310を用いて利用者の生体情報を管理する医療管理サーバに送信することができる。
(処理手順)
次に、第1の実施形態の生体情報測定装置100の有する制御プログラムと生体状況標識装置200の制御プログラムの処理手順を、図4のフローチャートを参照して説明する。
(ステップS101)
生体情報測定装置100を身に着けた利用者が、食事のために食堂に入る際に、すなわち食事前に、食堂の入口に設置した生体状況標識装置200に接近する。それにより、生体情報測定装置100が、生体状況標識装置200からセンサ起動コマンド作成手段220が作成したセンサ起動コマンドCM1を受信する。具体的には、食堂の入口に設置した生体状況標識装置200は、IDデータ(識別子)を送信する。生体情報測定装置100は、そのデータを受信することで、センサ起動コマンドCM1を受信したものと解釈する。
生体状況標識装置200からセンサ起動コマンドCM1等のコマンドを生体情報測定装置100に送信する近距離無線通信手段210としてブルートゥース(登録商標)規格に従った近距離無線通信手段210を用いることができる。
(ステップS102)
生体情報測定装置100は、受信したセンサ起動コマンドCM1に従って電源管理手段140を用いて生体グルコース濃度測定手段110の電源を入れて動作させる。そして、生体グルコース濃度測定手段110により、食前の生体のグルコース濃度を測定し記憶手段150に記憶する。
(ステップS103)
生体情報測定装置100は、測定した生体のグルコース濃度を、無線通信手段を用いて利用者の通信端末装置300へ、又は利用者の生体情報を管理する医療管理サーバへ送信することができる。
(ステップS104)
生体情報測定装置100を身に着けた利用者が、食事を終えて食堂を出る際に食堂の出口に設置した生体状況標識装置200に接近する。それにより、生体情報測定装置100が、生体状況標識装置200からセンサ停止コマンド作成手段230が作成したセンサ停止コマンドCM2を受信する。具体的には、食堂の出口に設置した生体状況標識装置200は、IDデータ(識別子)を送信する。生体情報測定装置100は、そのデータを受信することで、センサ停止コマンドCM2を受信したものと解釈する。
(ステップS105)
センサ停止コマンドCM2を受信した生体情報測定装置100は、先ず、生体グルコース濃度測定手段110により、食後の生体のグルコース濃度を測定し記憶手段150に記憶する。
(ステップS106)
生体情報測定装置100は、測定した生体のグルコース濃度を、無線通信手段を用いて利用者の通信端末装置300へ、又は利用者の生体情報を管理する医療管理サーバへ送信することができる。
(ステップS107)
生体情報測定装置100は、生体グルコース濃度測定手段110が測定した生体のグルコース濃度が正常値であった場合は、次に、電源管理手段140を用いて生体グルコース濃度測定手段110の電源を切り動作を停止させる。ただし、脈拍計121や体温計122の電源は入れたままにして継続してそれらの生体情報の測定を継続する。
(ステップS108)
生体情報測定装置100は、生体グルコース濃度測定手段110が測定した生体のグルコース濃度が異常値であった場合は、生体グルコース濃度測定手段110による測定を継続する。
以上の処理により、生体グルコース濃度測定手段110は、糖尿病に関連する生体情報のうち最も重要な情報である、利用者の空腹時の生体グルコース濃度、及び、食後30分から120分の生体グルコース濃度を測定し、記憶手段150に記憶する。
また、以上の処理により、生体情報測定装置100は、生体情報の測定が必要な最適な
タイミングで特に生体情報の測定が必要とされている食事の前後の血糖値(グルコース濃度)を測定でき、この重要な時間帯に集中的に生体情報を測定することができる効果がある。
そして、生体情報測定装置100は、最適なタイミングで生体グルコース濃度を測定した後に、生体グルコース濃度測定手段110の電源を切り消費電力を節減する。それにより、測定が必要無い時間帯には生体グルコース濃度測定手段110への電力供給を停止することで、電力を効率的に使用できる効果がある。
このように、本実施形態は、生体情報の測定が必要な最適なタイミングで生体情報を測定でき、特に生体情報が必要な重要な時間帯に生体情報を測定することができる。また、測定が必要な時間と測定が不要な時間を区別して、測定が不要な時間はその生体情報センサへの電力供給を止めることができるので、電力を効率的に使用できる効果がある。
本発明は、測定が必要な測定データのみを測定して生体情報測定装置100等の記憶手段150に記憶することで、記憶手段150に記憶する測定データを必要な測定データのみに絞り込むことができる。こうして、記憶する測定データ量を削減することで記憶手段150の容量を効率的に使える効果がある。
これにより測定データを記憶する容量を効率的に使える記憶手段は、生体情報測定装置100の記憶手段150に限らず、利用者の通信端末装置300の記憶手段330や医療管理サーバの記憶手段も効率的に使えるようになる効果がある。
また、一方で、生体情報測定装置100が測定を継続するべき生体情報センサは動作を継続させることで、生体情報測定装置100が生体情報の測定が必要な生体情報センサのみに電力を供給して動作させる。
(変形例2)
変形例2として、生体情報測定装置100は、センサ停止タイマー手段とセンサ自己停止手段を備えることができる。生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200からセンサ起動コマンドCM1を受信した場合に、利用者の空腹時の生体グルコース濃度の測定と同時に、センサ停止タイマー手段を起動させる。そして、センサ停止タイマー手段が、食事時間に相当する所定時間経過後に、センサ自己停止手段を起動する。
センサ自己停止手段は、上記の第1の実施形態のステップS105からS108の処理を実行して、利用者の食後30分から120分の生体グルコース濃度を測定し、記憶手段150に記憶した上で、電源管理手段140を用いて生体グルコース濃度測定手段110の電源を切り動作を停止させる。
(変形例3)
変形例3として、生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200からセンサ起動コマンドCM1とセンサ停止コマンドCM2を受信した場合の応答として、以上の処理の様な、単に生体グルコース濃度測定手段110への電力の供給開始と供給停止を行う以外に、センサ起動コマンドCM1とセンサ停止コマンドCM2(あるいはセンサ停止タイマー手段によるセンサ自己停止手段の起動)の間の期間に、生体グルコース濃度測定手段110の性能を一時的に上げて測定精度を向上させる応答をすることもできる。
(変形例4)
変形例4として、生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200からセンサ起動コマンドCM1とセンサ停止コマンドCM2を受信した場合の応答として、通常の生体情
報の測定の周期が例えば5分間に1回であったところを、センサ起動コマンドCM1を受信した時からセンサ停止コマンドCM2を受信した時(あるいはセンサ停止タイマー手段によるセンサ自己停止手段の起動)までの間の期間では、生体情報の測定の周期を1分間に1回にし、測定の頻度を高くする応答をすることもできる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態は、生体情報測定システムの生体状況標識装置200が生体情報測定装置100の記憶手段150の特定領域にコマンドを書き込んで生体情報測定装置100の動作を指令する処理を実行する。以下、第2の実施形態の生体情報測定装置100の有する制御プログラムと生体状況標識装置200の制御プログラムの処理手順を図5と図6のフローチャートを参照して説明する。
(ステップS201)
食堂の入口に設置した生体状況標識装置200に接近した生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200が近距離無線通信手段210を用いた無線通信により送信している標識識別子ID1を受信する。
標識識別子ID1を受信した生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200に対して、生体情報測定装置100の測定装置識別子ID2を送信する。
(ステップS202)
生体状況標識装置200は、生体情報測定装置100から測定装置識別子ID2を受信した場合に、センサ起動コマンド作成手段220を用いて、生体情報測定装置100の記憶手段150の特定領域に書き込むセンサ起動コマンドCM1のデータを作成する。
生体状況標識装置200は、作成したセンサ起動コマンドCM1を近距離無線通信手段210を用いて生体情報測定装置100に向けて送信する。
生体状況標識装置200から生体情報測定装置100に向けてセンサ起動コマンドCM1等のコマンドを送信する近距離無線通信手段210としてNFC(Near Field Communication)規格に従った近距離無線通信手段210を用いることができる。
(ステップS203)
生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200からセンサ起動コマンドCM1を受信した場合に、受信したセンサ起動コマンドCM1のデータを記憶手段150の特定領域で記憶する。また、生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200に向けてコマンド受信の応答メッセージR1を返信する。
(ステップS204)
生体状況標識装置200は、生体情報測定装置100にセンサ起動コマンドCM1を送信した後に、生体情報測定装置100からコマンド受信の応答メッセージR1を受信したか否かの結果を、通信手段を用いて利用者の生体情報を管理する医療管理サーバに送信することができる。
(ステップS205)
生体情報測定装置100は、受信したコマンドに従って電源管理手段140を用いて生体グルコース濃度測定手段110の電源を入れて動作させる。そして、生体グルコース濃度測定手段110により、食前の生体のグルコース濃度を測定し記憶手段150で記憶する。
(ステップS206)
生体情報測定装置100は、測定した生体のグルコース濃度を、無線通信手段を用いて利用者の通信端末装置300へ、又は利用者の生体情報を管理する医療管理サーバへ送信することができる。
(ステップS207)
食堂の出口に設置した生体状況標識装置200に接近した生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200が近距離無線通信手段210を用いた無線通信により送信している標識識別子ID1を受信する。
標識識別子ID1を受信した生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200に対して、生体情報測定装置100の測定装置識別子ID2を送信する。
(ステップS208)
食堂の出口に設置した生体状況標識装置200は、生体情報測定装置100から測定装置識別子ID2を受信した場合に、センサ停止コマンド作成手段230を用いて、生体情報測定装置100の記憶手段150の特定領域に書き込むセンサ停止コマンドCM2のデータを作成する。
生体状況標識装置200は、作成したセンサ停止コマンドCM2を近距離無線通信手段210を用いて生体情報測定装置100に向けて送信する。
(ステップS209)
生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200からセンサ停止コマンドCM2を受信した場合に、受信したセンサ停止コマンドCM2のデータを記憶手段150の特定領域で記憶する。また、生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200に向けてコマンド受信の応答メッセージR1を返信する。
(ステップS210)
生体状況標識装置200は、生体情報測定装置100にセンサ停止コマンドCM2を送信した後に、生体情報測定装置100からコマンド受信の応答メッセージR1を受信したか否かの結果を、利用者の生体情報を管理する医療管理サーバに送信することができる。
(ステップS211)
センサ停止コマンドCM2を受信した生体情報測定装置100は、先ず、生体グルコース濃度測定手段110により、食後の生体のグルコース濃度を測定し記憶手段150に記憶する。
(ステップS212)
生体情報測定装置100は、測定した生体のグルコース濃度を、無線通信手段を用いて利用者の通信端末装置300へ、又は利用者の生体情報を管理する医療管理サーバへ送信することができる。
(ステップS213)
生体情報測定装置100は、生体グルコース濃度測定手段110が測定した生体のグルコース濃度が正常値であった場合は、次に、電源管理手段140を用いて生体グルコース濃度測定手段110の電源を切り動作を停止させる。ただし、脈拍計121や体温計122の電源は入れたままにして継続してそれらの生体情報の測定を継続する。
(ステップS214)
生体情報測定装置100は、生体グルコース濃度測定手段110が測定した生体のグルコース濃度が異常値であった場合は、生体グルコース濃度測定手段110による測定を継続する。
こうして、生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200から受信したセンサ起動コマンドCM1に従って生体グルコース濃度測定手段110の電源を入れて動作させ、センサ停止コマンドを受信した場合に、生体グルコース濃度測定手段110の電源を切る。
それにより、生体グルコース濃度測定手段110を測定を必要な期間のみ動作させ、その消費電力を節約して電力を効率的に使用することができる効果がある。
<第3の実施形態>
第3の実施形態は、生体情報測定システムの生体情報測定装置100と食堂に設置した生体状況標識装置200が暗号化通信を行う。例えば、生体状況標識装置200が秘密鍵を持ち、生体情報測定装置100が公開鍵を持ち、公開鍵認証を行った上で、暗号化したコマンドデータを通信する。以下で第3の実施形態における生体情報測定装置100の制御プログラムと生体状況標識装置200の制御プログラムの処理手順を図7と図8のフローチャートを参照して説明する。
(ステップS301)
食堂の入口に設置した生体状況標識装置200に接近した生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200が近距離無線通信手段210を用いた無線通信により送信している標識識別子ID1を受信する。
標識識別子ID1を受信した生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200に対して、生体情報測定装置100の測定装置識別子ID2を公開鍵を用いて暗号化した装置識別子R2を送信する。
(ステップS302)
生体状況標識装置200は、受信した暗号化装置識別子R2を秘密鍵を用いて復号して生体情報測定装置100の測定装置識別子ID2を読み取ることで、生体情報測定装置100を認証する。
次に、生体状況標識装置200は、認証した生体情報測定装置100の測定装置識別子ID2のデータを秘密鍵を用いて暗号化した装置識別子R2bのデータを作成し、その暗号化データを生体情報測定装置100に送信する。
(ステップS303)
暗号化装置識別子R2bを受信した生体情報測定装置100は、その暗号化データを公開鍵を用いて復号して生体情報測定装置100の測定装置識別子ID2を読み取る。次に、その測定装置識別子ID2のデータを自身の測定装置識別子ID2と照合することで生体状況標識装置200を認証する。
(ステップS304)
生体状況標識装置200は、センサ起動コマンド作成手段220を用いて、認証できた生体情報測定装置100の記憶手段150の特定領域に書き込むセンサ起動コマンドCM1のデータを作成し、そのセンサ起動コマンドCM1を秘密鍵を用いて暗号化して生体情報測定装置100へ送信する。
(ステップS305)
生体情報測定装置100は、受信した暗号化されたセンサ起動コマンドCM1のデータを公開鍵を用いて復号し、その復号したデータを記憶手段150の特定領域で記憶する。また、生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200に向けてコマンド受信の応答メッセージR1を返信する。
(ステップS306)
生体状況標識装置200は、生体情報測定装置100にセンサ起動コマンドCM1を送信した後に、生体情報測定装置100からコマンド受信の応答メッセージR1を受信したか否かの結果を、通信手段を用いて利用者の生体情報を管理する医療管理サーバに送信することができる。
(ステップS307)
生体情報測定装置100は、受信したコマンドに従って電源管理手段140を用いて生体グルコース濃度測定手段110の電源を入れて動作させる。そして、生体グルコース濃度測定手段110により、食前の生体のグルコース濃度を測定し記憶手段150に記憶する。
(ステップS308)
生体情報測定装置100は、測定した生体のグルコース濃度を、無線通信手段を用いて利用者の通信端末装置300へ、又は利用者の生体情報を管理する医療管理サーバへ送信することができる。
(ステップS309)
食堂の出口に設置した生体状況標識装置200に接近した生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200が近距離無線通信手段210を用いた無線通信により送信している標識識別子ID1を受信する。
(ステップS310、S311)
標識識別子ID1を受信した生体情報測定装置100は、ステップS302からS303と同様な公開鍵認証処理を行うことで生体状況標識装置200を認証する。
(ステップS312)
そして、生体状況標識装置200は、センサ停止コマンド作成手段230を用いて、センサ停止コマンドCM2を作成し、秘密鍵を用いて暗号化して生体情報測定装置100へ送信する。
(ステップS313)
生体情報測定装置100は、受信した暗号化されたセンサ停止コマンドCM2のデータを公開鍵を用いて復号し、そのデータを記憶手段150の特定領域で記憶する。また、生体情報測定装置100は、生体状況標識装置200に向けてコマンド受信の応答メッセージR1を返信する。
(ステップS314)
生体状況標識装置200は、生体情報測定装置100にセンサ停止コマンドCM2を送信した後に、生体情報測定装置100からコマンド受信の応答メッセージR1を受信したか否かの結果を、通信手段を用いて利用者の生体情報を管理する医療管理サーバに送信することができる。
(ステップS315)
センサ停止コマンドCM2を受信した生体情報測定装置100は、先ず、生体グルコース濃度測定手段110により、食後の生体のグルコース濃度を測定し記憶手段150に記憶する。
(ステップS316)
生体情報測定装置100は、測定した生体のグルコース濃度を、無線通信手段を用いて利用者の通信端末装置300へ、又は利用者の生体情報を管理する医療管理サーバへ送信することができる。
(ステップS317)
生体情報測定装置100は、生体グルコース濃度測定手段110が測定した生体のグルコース濃度が正常値であった場合は、次に、電源管理手段140を用いて生体グルコース濃度測定手段110の電源を切り動作を停止させる。ただし、脈拍計121や体温計122の電源は入れたままにして継続してそれらの生体情報の測定を継続する。
(ステップS318)
生体情報測定装置100は、生体グルコース濃度測定手段110が測定した生体のグルコース濃度が異常値であった場合は、生体グルコース濃度測定手段110による測定を継続する。
<第4の実施形態>
生体情報測定システムの第4の実施形態は、図9及び図2(b)の様に、非接触ICカード400を生体情報測定装置100に取り付けて、非接触ICカード400を食堂の入口又は出口に設置した生体状況標識装置200に接近させて、非接触ICカード400を生体状況標識装置200と近距離無線通信させることで、食事料金の会計処理等を生体状況標識装置200を介して行う。
その処理の際に生体情報測定装置100が生体状況標識装置200に接近する事を利用して、生体情報測定装置100がその時間に必要とする動作指令コマンドを生体状況標識装置200から無線で受信する。
本実施形態は、生体情報測定装置100を確実に生体状況標識装置200に接近させることで、生体情報測定装置100が確実に生体状況標識装置200からその時間に生体情報測定装置100が必要とする動作指令コマンドを受信することができる効果がある。
なお、本発明は、以上の実施形態に限定されず、生体グルコース濃度測定手段110は他の生体情報センサに置き換え、また、その生体情報センサの種類に応じて生体情報を測定することが望ましい他のタイミングを生体情報測定装置100に通知する他の生体状況標識装置200を用いることができる。
すなわち、生体状況標識装置200は、利用者の食事の開始と終了時刻以外のタイミングで、用いる生体情報測定装置100が生体情報の測定の開始と終了をする必要がある他のタイミングの時刻を生体情報測定装置100に、近距離無線通信手段を用いて通知する生体状況標識装置200を用いることができる。
本発明の生体情報測定システムは、企業や団体の社員証あるいは団体の会員証に組み合わせることで社員あるいは団体の会員の健康管理を行うことができ、企業や団体の会員の健康を改善する効果をもたらす手段として用いることもできると考える。
100・・・生体情報測定装置
110・・・生体グルコース濃度測定手段
111・・・光源
112・・・ATRプリズム(全反射減衰プリズム)
113・・・スペクトル検出器
121・・・脈拍計
122・・・体温計
130・・・近距離無線通信手段
140・・・電源管理手段
150・・・記憶手段
200・・・生体状況標識装置
210・・・近距離無線通信手段
220・・・センサ起動コマンド作成手段
230・・・センサ停止コマンド作成手段
300・・・通信端末装置
310・・・ネットワーク通信手段
320・・・近距離無線通信手段
330・・・記憶手段
400・・・非接触ICカード
CM1・・・センサ起動コマンド
CM2・・・センサ停止コマンド
ID1・・・生体状況標識装置の標識識別子
ID2・・・測定装置識別子
R1・・・応答メッセージ
R2・・・公開鍵を用いて暗号化した装置識別子
R2b・・・秘密鍵を用いて暗号化した装置識別子

Claims (4)

  1. 利用者が装着して生体情報を測定する生体グルコース濃度測定手段からなる生体情報センサを備えた生体情報測定装置と、該生体情報測定装置に近距離無線通信手段を用いて生体情報の測定の開始のタイミングを通知する食堂の入り口、出口に設置した生体状況標識装置を有する生体情報測定システムであって、
    前記食堂の入り口に設置した生体状況標識装置が、生体情報の測定の開始を通知するセンサ起動コマンド作成手段を有し、
    かつ前記食堂の出口に設置した生体状況標識装置がセンサ停止コマンド作成手段を有し、
    前記生体情報測定装置が、生体情報の測定の開始を通知された場合に、
    生体情報センサの電源を入れて生体情報を測定する制御プログラムを持ち、
    前記生体情報測定装置の制御プログラムが、前記生体状況標識装置から生体情報の測定の終了を通知された場合に、
    その時点での生体情報を測定した上で前記生体情報センサの電源を切る処理ステップを実行する、
    ことを特徴とする生体情報測定システム。
  2. 請求項1に記載の生体情報測定システムであって、
    前記生体情報測定装置は複数の生体情報センサを備え、脈拍計及び体温計を備え、
    生体グルコース濃度測定手段が測定した生体のグルコース濃度が正常値であった場合は、
    生体グルコース濃度測定手段の電源を切り、脈拍計および体温計の電源は入れたままにして生体情報の測定を継続することを特徴とする生体情報測定システム。
  3. 利用者が装着して生体情報を測定する生体グルコース濃度測定手段からなる生体情報センサを備えた生体情報測定装置と、該生体情報測定装置に近距離無線通信手段を用いて生体情報の測定の開始のタイミングを通知する食堂の入り口、出口に設置した生体状況標識装置を用いる生体情報測定方法であって、
    前記生体情報測定装置の制御プログラムが、前記食堂の入り口に設置した生体状況標識装置から生体情報の測定の開始を通知された場合に、
    生体情報センサの電源を入れて生体情報を測定する処理を行し
    前記食堂の出口に設置した生体状況標識装置からセンサ停止コマンド作成手段を受信すると、生体情報センサの電源を切り停止する、
    ことを特徴とする生体情報測定方法。
  4. 請求項3に記載の生体情報測定方法であって、
    前記生体情報測定装置は複数の生体情報センサを備え、脈拍計及び体温計を備え、
    生体グルコース濃度測定手段が測定した生体のグルコース濃度が正常値であった場合は、
    生体グルコース濃度測定手段の電源を切り、脈拍計および体温計の電源は入れたままにして生体情報の測定を継続することを特徴とする生体情報測定方法。
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