JP6736852B2 - 太陽電池搭載物品 - Google Patents

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Description

本発明は、美観、発電性および環境配慮型であることの訴求性に優れた太陽電池搭載物品に関するものである。
二酸化炭素が原因とされる地球温暖化が世界的に問題となっている近年、環境にやさしく、クリーンなエネルギー源として、太陽光エネルギーを利用した太陽電池が注目され、積極的な研究開発が進められている。
また、太陽電池を搭載した太陽電池搭載物品も開発されているが、発電量を大きくしようとすると、太陽電池搭載物品の表面に占める太陽電池の割合が大きくなる。また、太陽電池の受光面は、通常、濃紺色、黒色等である。このため、太陽電池搭載物品表面の太陽電池の割合が大きくなると、太陽電池搭載物品の美観が低下するといった問題がある。
また、特許文献1には、太陽電池の表面に拡散層を設けることで、太陽電池の受光面を白色又は灰色とし、太陽電池の受光面に美観の付与を可能とすることが記載されている。
特許第3476251号公報
しかしながら、特許文献1の拡散層を設ける方法により太陽電池の受光面の全面を白色又は灰色とした場合には、太陽電池の受光面が視認できなくなる。その結果、太陽電池搭載物品が太陽電池を搭載していること、すなわち、環境配慮型の物品であることを訴求できなくなるといった問題がある。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、美観、発電性および環境配慮型であることの訴求性に優れた太陽電池搭載物品を提供することを主目的とする。
本発明は、第1太陽電池および前記第1太陽電池の受光面を覆うように形成された隠ぺい部材を有し、前記第1太陽電池の受光面が前記隠ぺい部材により第1の方向から隠ぺいされた第1発電領域と、第2太陽電池を有し、前記第2太陽電池の受光面が露出している第2発電領域と、を有することを特徴とする太陽電池搭載物品を提供する。
本発明によれば、第1の方向から第1太陽電池が隠ぺいされた第1発電領域を有することにより、美観および発電性に優れたものとすることができる。
また、前記第2発電領域において第2太陽電池の受光面が露出していることにより、環境配慮型であることの訴求性に優れたものとすることができる。
本発明においては、前記隠ぺい部材が、前記第1の方向とは異なる第2の方向から前記第1太陽電池の受光面を視認可能なものであることが好ましい。また、前記隠ぺい部材が、前記第1太陽電池の受光面に対して対向して配置される第1面および前記第1面に対向する第2面を備えた透明部と、前記透明部の表面又は内部に各々が前記第1太陽電池の受光面に対して傾斜して配列している複数の遮へい部と、を備えたものであることが好ましい。第2の方向から視認可能であること、すなわち、前記受光面が第2の方向から隠ぺい部材により隠ぺいされていないことにより、第1太陽電池は第2の方向からの太陽光により効果的に発電できるからである。
本発明においては、前記隠ぺい部材が、全方向から前記第1太陽電池の受光面を隠ぺいするものであることが好ましい。また、前記隠ぺい部材が、光を散乱させる拡散層を有することが好ましく、さらに、前記第1太陽電池が間隙をおいて並んで配列された複数の太陽電池素子から構成される場合には、前記太陽電池素子どうしの間隙部に対向している領域の前記拡散層の色と、前記太陽電池素子に対向している領域の前記拡散層の色とが、明度差が2.3以内の範囲の色に属することが好ましい。第1太陽電池をいずれの方向からも隠ぺいできることにより、太陽電池搭載物品は、美観に優れたものとなるからである。
本発明においては、前記隠ぺい部材が、第1の方向から視認可能な視覚対象を表示することによって、前記第1発電領域に前記第1視覚対象を表示する第1視覚対象表示部を有することが好ましい。隠ぺい部材が視覚対象を表示するものであることで、太陽電池搭載物品は、美観に優れたものとなるからである。
本発明においては、前記太陽電池搭載物品が、前記第1発電領域および前記第2発電領域以外の非発電領域に、視覚対象を表示する第2視覚対象表示部を有することが好ましい。第2視覚対象表示部を有することにより、太陽電池搭載物品は、美観に優れたものとなるからである。この場合、さらに、前記第2視覚対象表示部が前記第1視覚対象表示部に接しており、前記第2視覚対象表示部における前記第1視覚対象表示部と接している端部の色が、前記第1視覚対象表示部における前記第2視覚対象表示部と接している端部の色と同系色相であることが好ましい。また、前記第2視覚対象表示部が前記第1視覚対象表示部に接しており、前記第2視覚対象表示部で表示される第2視覚対象と前記第1視覚対象表示部で表示される前記第1視覚対象とが一連又は一体な視覚対象であることが好ましい。
本発明は、美観、発電性および環境配慮型であることの訴求性に優れた太陽電池搭載物品を提供できるといった効果を奏する。
本発明の太陽電池搭載物品の一例を示す概略平面図である。 図1のA−A線断面図である。 第1の方向を説明する説明図である。 本発明における第1発電領域の一例を示す概略平面図および断面図である。 本発明における第1態様の隠ぺい部材における光の透過経路を説明する説明図である。 本発明における第1a態様の隠ぺい部材を説明する説明図である。 本発明における第1発電領域の他の例を示す概略断面図である。 本発明における第1発電領域の他の例を示す概略平面図および断面図である。 本発明における第1発電領域の他の例を示す概略断面図である。 本発明における第1発電領域の他の例を示す概略断面図である。 本発明における第1発電領域の他の例を示す概略平面図および断面図である。 本発明における第2態様の隠ぺい部材における光の透過経路を説明する説明図である。 本発明における隠ぺい部表面への視覚対象表示方法を説明する説明図である。 本発明における隠ぺい部表面への視覚対象表示方法を説明する説明図である。 本発明における第1発電領域の他の例を示す概略断面図である。 本発明における第1太陽電池および第2太陽電池の接続方法を説明する説明図である。 本発明における第1太陽電池および第2太陽電池の接続方法を説明する説明図である。 本発明の太陽電池搭載物品の他の例を示す概略断面図である。 本発明における第1発電領域および第2発電領域を説明する説明図である。
本発明は、太陽電池搭載物品に関するものである。
以下、本発明の太陽電池搭載物品について説明する。
本発明の太陽電池搭載物品について説明する。本発明の太陽電池搭載物品は、第1太陽電池および前記第1太陽電池の受光面を覆うように形成された隠ぺい部材を有し、前記第1太陽電池の受光面が前記隠ぺい部材により第1の方向から隠ぺいされた第1発電領域と、第2太陽電池を有し、前記第2太陽電池の受光面が露出している第2発電領域と、を有するものである。
本発明の太陽電池搭載物品について、図を例示して説明する。図1は本発明の太陽電池搭載物品の一例を示す概略平面図であり、図2は、図1のA−A線断面図である。図1および図2に例示されるように、本発明の太陽電池搭載物品10は、第1太陽電池1aおよび前記第1太陽電池1aの受光面を覆うように形成された隠ぺい部材2を有し、前記第1太陽電池1aの受光面が前記隠ぺい部材2により第1の方向から隠ぺいされた第1発電領域11と、第2太陽電池1bを有し、前記第2太陽電池1bの受光面が露出している第2発電領域12と、を有するものである。
なお、この例では、第1太陽電池1aおよび第2太陽電池1bが一体であり、両太陽電池に接続された二次電池(図示せず)からの電力供給により駆動する電気物品3として照明物品3aを有するものである。太陽電池搭載物品10は、前記第1発電領域11および前記第2発電領域12以外の非発電領域に、視覚対象を表示する第2視覚対象表示部4を有するものである。また、太陽電池搭載物品10は、筺体5を有し、筺体5に対して第1発電領域11、第2発電領域12、電気物品3および第2視覚対象表示部4が取り付けられているものである。
さらに、隠ぺい部材2が第1の方向から視認可能な「入口の位置」を示す視覚対象を表示するものであり、太陽電池搭載物品10が、照明機器3aにより、隠ぺい部材2に表示された視覚対象を照らし出すことが可能な看板である例を示すものである。
本発明によれば、第1の方向から第1太陽電池が隠ぺいされた第1発電領域を有することにより、第1太陽電池の受光面を第1の方向から観察する観察者から隠ぺいしつつ、第1太陽電池で発電が可能となる。このため、太陽電池搭載物品は、美観および発電性に優れたものとなる。特に、第1発電領域を視覚対象を表示する表示面として使用することで、太陽電池搭載物品は、より美観に優れたものとなる。
また、前記第2発電領域において第2太陽電池の受光面が露出していることにより、太陽電池搭載物品は、太陽電池により駆動するものであることを示すことができる。
このため、例えば、太陽電池搭載物品を第1の方向から視認した際に、第1太陽電池の受光面は隠ぺいされる場合でも、第2太陽電池の受光面は視認可能なものとすることができる。
したがって、太陽電池搭載物品は、環境配慮型であることの訴求性に優れたものとなる。
本発明の太陽電池搭載物品は、第1表示領域および第2発電領域を有するものである。
以下、本発明の太陽電池搭載物品の各構成について詳細に説明する。
1.第1発電領域
本発明における第1発電領域は、第1太陽電池および前記第1太陽電池の受光面を覆うように形成された隠ぺい部材を有し、前記第1太陽電池の受光面が前記隠ぺい部材により第1の方向から隠ぺいされた領域である。
(1)隠ぺい部材
本発明における隠ぺい部材は、前記第1太陽電池の受光面(以下、単に第1受光面と称する場合がある。)を覆うように形成されるものである。
前記隠ぺい部材は、前記第1太陽電池の受光面を第1の方向から隠ぺいするものである。
また、前記隠ぺい部材は、前記第1太陽電池が発電可能に前記受光面を隠ぺいするものである。
ここで、第1の方向とは、第1太陽電池を前記第1受光面側から視認する方向をいうものであり、前記第1受光面に対して方位角および入射角が定まることにより決定される1つの方向をいうものである。
なお、前記第1の方向の前記第1受光面に対する方位角および入射角としては、具体的には、図3中のαおよびβで示される角度である。また、図3(a)は前記第1受光面を平面視した概略平面図であり、図3(b)は図3(a)のB−B線断面図である。
また、第1の方向の前記第1受光面に対する方位角は、第1の方向の前記第1受光面内に任意に設定された方向に対する角度をいうものであり、図3では、第1の方向D1の前記第1受光面に対する方位角αは、第1の方向D1のB−B線方向に対する角度である。
本発明において、前記第1の方向の前記第1受光面となす入射角は、所定の方位角において0°より大きく、90°以下であればよく、本発明の太陽電池搭載物品の設置場所の高さ、地面に対する設置角度、サイズ、および前記太陽電池搭載物品に対する観察者の観察位置等に応じて適宜設定されるものである。
また、前記方位角についても入射角と同様に前記太陽電池搭載物品の設置場所の高さ等に応じて適宜設定されるものである。
また、隠ぺいするとは、第1発電領域を観察した際に、前記第1受光面を視認することができず、第1太陽電池の存在を認識することができないものであれば良い。
第1の方向から隠ぺいするとは、具体的には、隠ぺい部材の第1の方向からの光の透過率が80%以下であるものとすることができる。前記透過率が上述の範囲であることにより、隠ぺい部材は、第1の方向から前記第1受光面を安定的に隠ぺいできるからである。
なお、隠ぺい部材の第1の方向からの光の透過率は、JIS K7361−1(プラスチック−透明材料の全光透過率の試験方法)により測定することができる。
また、前記光の透過率は、隠ぺい部材の全面で測定される透過率の平均をいうものである。
前記第1太陽電池の受光面を第1の方向から隠ぺいするとは、前記第1受光面が少なくともいずれか1つの第1の方向から隠ぺいされることをいうものである。
このような隠ぺい部材としては、例えば、前記第1の方向とは異なる第2の方向から前記第1太陽電池の受光面を視認可能なもの(第1態様)、全方向から前記第1太陽電池の受光面を隠ぺいするもの(第2態様)等を挙げることができる。
以下、第1態様および第2態様の隠ぺい部材について分けて説明する。
(a)第1態様
第1態様の隠ぺい部材は、前記第1の方向とは異なる第2の方向から前記第1太陽電池の受光面を視認可能なものである。
本態様によれば、第2の方向から視認可能であること、すなわち、前記第1受光面が第2の方向から隠ぺい部材により隠ぺいされていないことにより、第1太陽電池は第2の方向からの太陽光により効果的に発電できる。
前記第2の方向は、前記第1受光面を視認可能な方向であり、第1の方向と同様に前記第1受光面に対して方位角および入射角が定まることにより決定されるものである。
また、第2の方向から視認可能であるとは、前記第1受光面が少なくともいずれか1つの第2の方向から視認可能であることをいうものである。
このような第2の方向としては、第1の方向とは前記第1受光面に対する方位角および入射角の少なくとも一方が異なる方向であれば良く、例えば、第1の方向とは前記第1受光面に対する方位角の異なるものとすることができる。
前記第2の方向としては、より具体的には、その前記第1受光面に対する方位角が、第1の方向の前記第1受光面に対する方位角とは180°異なる方向とすることができる。第2の方向が前記方位角であることにより、隠ぺい部材は、構造が簡便なものとなるからである。
前記隠ぺい部材の第1の方向からの光の透過率としては、70%以下であることが好ましく、なかでも50%以下であることが好ましく、特に、0%であることが好ましい。前記透過率が上述の範囲であることにより、隠ぺい部材は、第1の方向から前記第1受光面を安定的に隠ぺいできるからである。
前記隠ぺい部材の第2の方向からの光の透過率としては、前記第1受光面を視認可能であればよく、高いほど好ましいが、80%より大きいものとすることができ、90%以上であることが好ましく、なかでも、95%以上であることが好ましい。前記透過率が上述の範囲であることにより、隠ぺい部材は、第2の方向から太陽光を効率的に透過することができる。このため、第1太陽電池を用いた発電を効果的に行うことができるからである。
なお、第2の方向からの光の透過率の測定方法については、隠ぺい部材の第1の方向からの光の透過率の測定方法と同様とすることができる。
前記隠ぺい部材としては、前記第1受光面に対して対向して配置される第1面および前記第1面に対向する第2面を備えた透明部と、前記透明部の表面又は内部に各々が前記第1受光面に対して傾斜して少なくとも一軸方向に沿って配列している複数の遮へい部とを備えた、隠ぺい部材を使用することができる。前記第1面又は第2面は、第1受光面に対して傾斜していても傾斜していなくてもよく、平面状であっても曲面状であってもよい。
このような隠ぺい部材としては、例えば、前記第1受光面に対して傾斜した平面もしくは曲面である第1面と、前記第1受光面に対して第1面と異なる角度で傾斜した平面もしくは曲面である第2面と、を有する凸状または溝状の断面を有する直線形状の光学素子が複数本並列配置された透明部と、光学素子の第1面を覆うように配置された遮へい部と、を有するもの(第1a態様)、前記第1受光面に対して傾斜した細長い板状の遮へい部が、所定の間隔で複数本並列配置されたルーバー形状のもの(第1b態様)等を挙げることができる。
以下、第1a態様および第1b態様の隠ぺい部材について分けて説明する。
(i)第1a態様
本態様の隠ぺい部材は、前記第1受光面に対して傾斜した平面もしくは曲面である第1面と、前記第1受光面に対して第1面と異なる角度で傾斜した平面もしくは曲面である第2面と、を有する凸状または溝状の断面を有する直線形状の光学素子が複数本並列配置された透明部と、光学素子の第1面を覆うように配置された遮へい部と、を有するものである。
このような本態様の隠ぺい部材を図を参照して説明する。図4は、本態様の隠ぺい部材を用いた第1発電領域の一例を示す概略平面図(図4(a))および線断面図(図4(b))であり、図4(b)は図4(a)のC−C線断面図である。図4に例示するように、本態様における隠ぺい部材2は、第1太陽電池1aの受光面に対して傾斜した第1面2a1と、第1太陽電池1aの受光面に対して第1面2a1と異なる角度で傾斜した第2面2a2と、を有する凸状の断面を有する直線形状の光学素子2aが複数本並列配置された透明部2bと、光学素子2aの第1面2a1を覆うように配置された遮へい部2cと、を有するものである。
図5は、本態様の隠ぺい部材における光の透過経路について説明する説明図である。
図5に例示するように、前記第1受光面に対して傾斜した第1面2a1を覆うように遮へい部2cが配置されていることで、前記第1受光面の法線方向に対して傾斜した第1の方向D1に平行な光は、遮へい部2cにより遮へいされることになる。その結果、第1の方向D1から第1発電領域を観察した場合には、遮へい部2cにより前記第1受光面が隠ぺいされる。
一方、遮へい部2bにより覆われていない第2面2a2は、光の通過を遮へいするものが配置されていない光透過面である。このため、第2面2a2に入射するように第2の方向D2を設定することにより、第2の方向D2から、前記第1受光面を視認することが可能となり、これはすなわち、第2の方向D2から、太陽光S1が前記第1受光面に到達することができ、第1発電領域においても発電が可能となる。
このようなことから、本態様の隠ぺい部材を用いることにより、前記第1受光面が第1の方向から隠ぺいされ、かつ、第1の方向とは異なる第2の方向からの光により第1太陽電池の発電が可能なものとなる。
a)遮へい部
前記遮へい部は、光学素子の第1面を覆うように配置されるものである。
このような遮へい部の構成部材としては、前記光学素子の第1面を覆うように配置された際に、所望の遮へい性を得られるものであればよく、顔料およびバインダ樹脂を含むインク等を用いて形成されたインク層、金属材料層等を用いて形成された光反射層等を挙げることができる。
なお、前記インク層および光反射層等については、従来公知のものを用いることができるため、ここでの説明は省略する。
また、前記構成部材は、単独で用いられるものであってもよく、2種類以上を組み合わせて用いられるものであってもよい。
前記遮へい部は、前記光学素子の第1面を覆うものである。
前記遮へい部の形成箇所は、前記第1面の少なくとも一部を覆うものであればよいが、前記第1面の全面を覆うものであることが好ましい。
また、前記形成箇所は、必要に応じて前記光学素子の第2面の一部を覆うものであってもよいが、第1太陽電池の発電効率の観点から、通常、第1面のみを覆うものである。
b)透明部
本態様における透明部は、前記第1受光面に対して傾斜した平面もしくは曲面である第1面と、前記第1受光面に対して第1面と異なる角度で傾斜した平面もしくは曲面である第2面と、を有する凸状または溝状の断面を有する直線形状の光学素子が複数本並列配置されたものである。
前記透明部は、光学素子の第1面を覆うように遮へい部が配置されるものである。
前記第1面は、遮へい部が配置されるものであり、遮へい面として用いられるものである。
本態様においては、第1面の前記第1受光面に対する角度を、第1の方向に平行な光が入射するものとすることで、第1の方向に平行な光を第1面に配置された遮へい部により遮へいすることができる。したがって、前記隠ぺい部材は、第1の方向から第1発電領域を観察する観察者から、前記第1受光面を隠ぺいすることができる。
ここで、第1の方向に平行な光が入射するとは、図6に例示するように、第1面2a1の前記第1受光面の端部a1から、第1面2a1の前記第1受光面とは反対側の端部a2を通過する前記第1受光面に平行な面a3に垂直におろした点a4を通過する第1の方向D1に平行な線が第1面2a1と交わることをいうものである。なお、この例では、第1の方向D1に平行な線は、第2面2a2とは交わらないものであり、第2面2a2は、第1の方向D1に平行な光が入射しないものである。
このような第1面の前記第1受光面に対する角度としては、0°より大きく、90°より小さい範囲内であれば良く、本発明の太陽電池搭載物品の用途等に応じて適宜設定されるものである。
なお、第1面が曲面である場合の第1面の前記第1受光面となす角度は、第1面の前記第1受光面側の端部および前記第1受光面とは反対側の端部を結ぶ直線と、前記第1受光面と平行な面とのなす角度をいうものである。曲面である場合の第1面の前記第1受光面に対する角度は、例えば、図4中のγである。
前記第2面は、前記第1受光面に対して第1面と異なる角度で傾斜したものであり、光透過面として用いられるものである。
ここで、第1面と異なる角度で傾斜するとは、第1面と第2面とが異なる面であり、両面が並行ではないことをいうものである。
本態様においては、第2面の前記第1受光面に対する角度を、第2の方向に平行な光が入射するように設定することにより、第2の方向から、前記第1受光面を視認することが可能となり、これにより、第2の方向から、太陽光が前記第1受光面に到達することができ、第1発電領域においても発電が可能となる。
また、光透過面として用いられる第2面が前記第1受光面に対して傾斜していることにより、例えば、太陽光が入射する第2の方向が第1受光面の法線方向に対して傾斜するものである場合には、前記第1受光面と平行な光透過面と比較して、前記第2面と太陽光とのなす角度を大きいものとすることができる。その結果、第2面は、第2面において入射した太陽光が反射する割合が少ないものとなる。
このような第2面の前記第1受光面に対する角度としては、0°より大きく、90°より小さい範囲内であれば良く、本発明の太陽電池搭載物品の用途等に応じて適宜設定されるものである。
なお、第2面が曲面である場合の第2面の前記第1受光面となす角度については、第1面と同様とすることができ、例えば、図4中のδである。
前記第1面および第2面は、曲面もしくは平面である。
前記第1面および第2面は、両面とも曲面、両面とも平面、または一方の面を曲面とし他方の面を平面とすることができる。
また、第1面および第2面は、前記第1受光面側の端部同士、または、前記第1受光面とは反対側の端部同士が接するものであり、通常、平面視上重ならないように配置され、光学素子が並列配置される方向に交互に配置されるものである。
第1面および第2面が曲面である場合の光学素子の断面形状としては、既に説明した図4、図7(a)〜(c)に例示するレンズ状を挙げることができる。
また、第1面および第2面が平面である場合の光学素子の断面形状としては、図8(b)および図9に例示する三角形状とすることができる。
なお、第1面および第2面は、図10に例示するように、平面視上重ならないように配置されるものであってもよい。この場合、光学素子を構成する2つの面のうち第1の方向に平行な光が先に入射する面を第1面とすることができる。
また、図7、図9および図10は、第1発電領域の一例を示す概略断面図であり、図8は、第1発電領域の一例を示す概略平面図(図8(a))および断面図(図8(b))である。また、図8(b)は、図8(a)のD−D線断面図である。
前記透明部における光学素子の形成面は、既に説明した図7(b)〜(c)および図9に例示するように前記第1受光面とは反対側であってもよいが、既に説明した図4、図7(a)、図8に例示するように前記第1受光面側であることが好ましい。光学素子の形成面が、前記第1受光面側であることにより、前記隠ぺい部材を目立たないものとすることができるからである。
前記光学素子は、複数本並列配置されるものであり、例えば、隣接する光学素子同士が接するように並列配置されるものとすることができる。また、前記光学素子は、光学素子から出射した光が隣接する光学素子により遮られることを防止する観点から、所定の間隔を隔てて並列配置されるものとすることができる。
なお、既に説明した図4、図7は、隣接する光学素子同士が所定の間隔を隔てて並列配置される例を示すものであり、図8および図9は、隣接する光学素子同士が接するように並列配置される例を示すものである。
凸状および溝状の光学素子の幅、ピッチ、長さ、高さ、光学素子同士の間隔、前記透明部の厚み等については、本発明の太陽電池搭載物品のサイズ、用途、使用場所等に応じて適宜設定されるものである。
なお、光学素子の幅、ピッチ、長さ、高さは、具体的には、図4中のa、b、cおよびdで示されるものである。光学素子の間隔および透明部の厚みは、具体的には、それぞれ、gおよびhである。
前記透明部の構成材料としては、光透過性を有する材料であればよく、光学素子に用いられる一般的な樹脂材料、例えば、紫外線硬化性樹脂や電子線硬化性樹脂等の電離放射線硬化型樹脂、熱硬化型樹脂、熱可塑性樹脂などを使用することができる。
本発明においては、なかでも、樹脂材料としては、電離放射線硬化型樹脂が好ましく用いられる。すなわち、透明部は、電離放射線硬化型樹脂の硬化物を含有することが好ましい。電離放射線硬化型樹脂を用いることで、高精度に透明部の光学素子を作製することができるからである。
電離放射線硬化型樹脂としては、例えば、紫外線硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂を用いることができる。紫外線硬化性樹脂としては、例えば、アクリレート系、メタクリレート系、エポキシ系等の単量体(モノマー)、プレポリマー、または、これらの混合系を挙げることができる。
前記透明部の形成方法としては、複数の光学素子を形成できる方法であれば特に限定されるものではなく、例えば、押し出し成型法、射出成型法、熱転写加工法、プレス成型法などが挙げられる。透明部の形成方法は、例えば、透明部を構成する樹脂材料の種類等に応じて、適宜選択される。
c)その他
前記隠ぺい部材は、第1の方向から視認可能な視覚対象(以下、第1視覚対象と称する場合がある。)を表示するものであることが好ましい。
隠ぺい部材が視覚対象を表示するものであることで、太陽電池搭載物品は、美観に優れたものとなるからである。
前記視覚対象の表示方法としては、遮へい部の第1の方向に平行な光が入射される側の表面に第1視覚対象を表示する方法が挙げられる。
また、遮へい部の前記表面に第1視覚対象を表示する方法としては、遮へい部を構成するインク層を用いて表示する方法を挙げることができる。
また、前記第1視覚対象は、1つの遮へい部に表示された視覚対象のみで表示されるものであってもよいが、通常、複数の遮へい部に表示された視覚対象を組み合わせて表示されるものである。
前記第1視覚対象としては、意匠、情報、および著作物またはその複製物等を挙げることができる。
意匠は、観察者に美感を起こさせるものとすることができ、パターン、線画、文字、図形、記号等のみならず、単に全面が着色された態様も含むものである。
また、情報は、観察者に有益な内容を表わすものとすることができ、例えば、商品の宣伝等を表わすもの等を挙げることができる。このような情報は、文字、図形、記号等を用いて表わされるものを挙げることができる。
(ii)第1b態様
本態様の隠ぺい部材は、前記第1受光面に対して傾斜した細長い板状の遮へい部が、所定の間隔で複数本並列配置されたルーバー形状のものである。
このような本態様の隠ぺい部材を図を参照して説明する。図11は、本態様の隠ぺい部材を用いた第1発電領域の一例を示す概略平面図(図11(a))および断面図(図11(b))であり、図11(b)は図11(a)のE−E線断面図である。図11に例示するように、本態様における隠ぺい部材2は、前記第1受光面に対して傾斜した細長い板状の遮へい部2cが、所定の間隔で複数本並列配置されたルーバー形状のものである。
図12は、本態様の隠ぺい部材における光の透過経路について説明する説明図である。
図5を用いて説明した第1a態様の隠ぺい部材と同様に、前記第1受光面に対して傾斜した板状の遮へい部2cが配置されていることで、第1の方向D1に平行な光は、遮へい部2cにより遮へいすることができる。その結果、第1の方向D1から第1発電領域を観察した場合には、遮へい部2cにより前記第1受光面が隠ぺいされる。
一方、隣接する遮へい部2cの間は、光の通過を遮へいするものが配置されていない光透過部である。このような光透過部を透過するように第2の方向D2を設定することにより、第2の方向D2から、前記第1受光面を視認することが可能となり、これはすなわち、第2の方向D2から、太陽光S1が前記第1受光面に到達することができ、第1発電領域においても発電が可能となる。
このようなことから、本態様の隠ぺい部材を用いることにより、前記第1受光面が第1の方向から隠ぺいされ、かつ、第1の方向とは異なる第2の方向からの光により第1太陽電池の発電が可能なものとなる。
前記遮へい部の構成部材としては、前記第1受光面に対して傾斜した細長い板状のものであり、前記第1受光面に対して傾斜した細長い遮へい面を形成可能なものであればよく、前記「(i)第1a態様」の項に記載の遮へい部の構成部材を用いることができる。
また、前記構成部材としては、液晶表示装置、有機エレクトロルミネッセンス表示装置等の電力により駆動する表示装置等も用いることができる。
前記電力により駆動する表示装置は、本発明の太陽電池搭載物品に含まれる第1太陽電池および第2太陽電池の少なくとも一方から電力の供給を受けて駆動するものであることが好ましい。
前記隠ぺい部材は、必要に応じて前記遮へい部を支持する支持部材を有するものであってもよい。
前記遮へい部は、前記第1受光面に対する角度を変更可能に配置されるものであってもよい。
前記遮へい部の前記第1受光面に対する角度としては、前記「(i)第1a態様」の項に記載の第1面の前記第1受光面に対する角度と同様とすることができる。
なお、遮へい部の前記第1受光面に対する角度は、例えば、図11中のεで示される遮へい部の前記第1受光面に対して反対側の表面である遮へい面と前記第1受光面とのなす角度とすることができる。
前記遮へい部は、厚み、幅、長さ、隣接する遮へい部間の間隔等については本発明の太陽電池搭載物品の用途、サイズ等に応じて適宜設定されるものである。
なお、前記遮へい部の厚み、幅、長さ、間隔は、具体的には、既に説明した図11中のp、q、rおよびsで示されるものである。
前記隠ぺい部材は、第1視覚対象を表示するものであることが好ましい。
前記視覚対象の表示方法としては、遮へい部の第1の方向に平行な光が入射される側の表面、すなわち、前記遮へい面に第1視覚対象を表示する方法が挙げられる。
また、遮へい部の前記表面に第1視覚対象を表示する方法としては、例えば、遮へい部を構成するインク層、表示装置を用いて表示する方法、遮へい部を構成する光反射層を介して視覚対象を反射させることで、第1の方向に対して表示する方法、遮へい部に対してプロジェクタ等を用いて視覚対象を投影する方法を挙げることができる。
図13は、前記遮へい部として用いられる光反射層2を介して視覚対象を反射させることで、遮へい部2の表面に第1視覚対象を表示する例を示すものであり、図14は、遮へい部2に対してプロジェクタ3bを用いて視覚対象を投影することにより、遮へい部2の表面に第1視覚対象を表示する例を示すものである。
図13では、光反射層2を介して反射させる視覚対象が、前記第1発電領域11および前記第2発電領域12以外の非発電領域に形成された、第2視覚対象表示部4に表示される視覚対象である例を示すものである。
図14では、プロジェクタ3bは、第2太陽電池1bからの電力供給により駆動する電気物品3である例を示すものである。また、図13および図14では、第1太陽電池1aからの電力供給により駆動する電気物品3としての照明機器3aを有する例を示すものである。
なお、前記第1視覚対象については、前記「(i)第1a態様」の項に記載の内容と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
(b)第2態様
第2態様の隠ぺい部材は、全方向から前記第1受光面を隠ぺいするものである。
本態様によれば、第1太陽電池をいずれの方向からも隠ぺいできることにより、太陽電池搭載物品は、美観に優れたものとなる。
全方向から隠ぺいするとは、少なくともある入射角において、全方位角方向から隠ぺいされることをいうものである。
前記隠ぺい部材の全方位角方向からの光の透過率としては、70%以下であることが好ましく、30%〜70%の範囲内であることが好ましい。前記透過率が上述の範囲であることにより、隠ぺい部材は、全方向から前記第1受光面を安定的に隠ぺいできるからである。また、隠ぺい部材は、全方向からの太陽光の一部を安定的に前記第1受光面側に出射でき、第1太陽電池における発電を可能とするからである。
なお、全方位角方向からの光の透過率が前記範囲であるとは、隠ぺい部材が、少なくとも1つの入射角において、全方位角から前記透過率を満たすことができるものであることをいうものである。
このような隠ぺい部材としては、例えば、前記第1受光面の全面を覆うように形成された拡散層を有するものを挙げることができる。
図15は、隠ぺい部材2が拡散層2eを有する例を示すものである。この例では、拡散層2eは、前記第1受光面とは反対側の表面に微細凹凸を有するものであり、前記第1受光面との間に空気層を介して配置されるものである。
前記拡散層は、入射した光を全方向に拡散できる。このため、拡散層を有する本態様の隠ぺい部材は、全方向から観察しても白色又は灰色に観察される。その結果、隠ぺい部材は、前記第1受光面を全方向から隠ぺいすることができる。
また、拡散層は、入射光の一部を前記第1受光面側にも拡散または透過できる。このため、拡散層を有する本態様の隠ぺい部材は、太陽光がいずれの方向から入射した場合でもその一部を前記第1受光面側に出射することが可能となる。
このようなことから、前記隠ぺい部材として拡散層を有するものを用いることにより、太陽電池搭載物品は、前記第1受光面を全方向から隠ぺいすると共に、第1太陽電池において太陽光の入射方向による影響少なく発電可能なものとなる。
前記拡散層としては、光学素子等に一般的に用いられるものを使用することができ、例えば、バインダ樹脂中に微粒子が分散された層や、特開2014−49356号公報等に記載の表面に微細凹凸を有するフィルム等を挙げることができる。
前記バインダ樹脂としては、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂等を用いることができる。
前記微粒子は、高分子又は無機の微粒子を用いることができる。前記微粒子の平均粒子径は、30μm以下とすることができ、1μm〜15μmの範囲内であることが好ましい。
表面に微細凹凸を有するフィルムは、例えば、フィルム表面に形成されたバインダ樹脂中に微粒子が分散した層を用いることができる。
前記フィルムとしては、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリオレフィン系樹脂からなるフィルムを用いることができる。前記フィルムの厚さはその使用目的に合わせて適宜選択されるが、30μm〜300μmの範囲内程度とすることができる。
前記隠ぺい部材は、視覚対象を表示するものであることが好ましい。
前記視覚対象の表示方法としては、前記拡散層の前記第1受光面とは反対側の面側に視覚対象を表示する方法が挙げられる。
また、前記拡散層の前記第1受光面とは反対側の表面に視覚対象を表示する方法としては、前記拡散層の前記第1受光面とは反対側の表面に、インクを用いてインク層を形成する方法、前記拡散層の前記第1受光面とは反対側の表面に対して、プロジェクタ等を用いて視覚対象を投影する方法等を挙げることができる。
なお、前記インク層の前記表面への形成方法は、前記インク層を拡散層の前記表面に直接形成する方法、既に説明した図15に例示するように透明性を有する支持基材6b上にインク層6aが形成された印刷シート6を拡散層2eの前記表面上に配置する方法等を用いることができる。
前記視覚対象については、前記「(a)第1態様」の項に記載の内容と同様とすることができるので、ここでの説明は省略する。
なお、第1太陽電池が間隔をおいて並んで配置された複数の太陽電池素子から構成される場合、太陽電池素子どうしの間隙部に対向している領域の拡散層の色と、太陽電池素子に対向している領域の拡散層の色とが相違して、特に視覚対象を表示する場合に、ムラとなる課題が生じるおそれがある。そのような課題に対して、太陽電池素子どうしの間隙部に色調整層を配置するか太陽電池素子の受光面の色を調整することなどによって、太陽電池素子どうしの間隙部に対向している領域の拡散層の色と、太陽電池素子に対向している領域の拡散層の色とが、明度差が2.3以内の範囲の色に属するようにすることが好ましい。拡散層を有する場合、色の属性のなかで明度に着目して色を調整することが重要である。ここで「明度差が2.3以内の範囲の色」とは、アメリカ光学会による修正マンセル表色系にて、一の色の明度を基準とした場合に、その一の色の明度から+2.3〜−2.3の範囲の明度に属する色を指す。色は、コニカミノルタ社製の分光測色計CM−700d(視野2度、光源C)を用いて決定できる。拡散層の表面側に視覚対象や他の層などの色に影響する要素が配置されている場合には、これらの要素を除去して測定する。なお、明度差が2.3以内の範囲の色であれば、色相や彩度は同一であっても異なっていてもよい。
(c)その他
前記隠ぺい部材の前記第1受光面に対する形成箇所としては前記第1受光面と接するように形成されるものであってもよく、所定の間隔をあけて配置されるものであってもよい。
また、前記隠ぺい部材および前記第1受光面が所定の間隔をあけて配置される場合、両者の間は、空気層であってもよく、透明樹脂層等であってもよい。
なお、既に説明した図4〜図5および図7〜図10は、前記隠ぺい部材が、前記第1受光面と所定の間隔をあけて配置され、両者の間に空気層が配置される例を示すものである。
また、図11〜図12は、前記隠ぺい部材が前記第1受光面と接するように配置される例を示すものである。
(2)第1太陽電池
本発明における第1太陽電池は、受光面が隠ぺい部材により覆われるものである。
前記第1太陽電池としては、所望の発電を行うことができるものであればよく、従来公知の太陽電池を用いることができる。
前記太陽電池は、通常、太陽電池素子および太陽電池素子を保護するために、太陽電池素子の受光面側に配置される透明前面基材を有するものである。前記太陽電池は、より具体的には、裏面保護シート、充填材シート、太陽電池素子、充填材シートおよび透明前面基板がこの順で積層したものを用いることができる。
なお、第1太陽電池の受光面とは、通常、太陽電池素子の受光面側に配置される透明前面基材の太陽電池素子とは反対側の表面をいうものである。
前記太陽電池素子としては、特開2014−49356号公報に記載するものを用いることができる。前記太陽電池素子の種類としては、具体的には、単結晶シリコーン型太陽電池素子、多結晶シリコーン型太陽電池素子、アモルファスシリコーン型太陽電池素子、化学物系太陽電池素子、色素増感型太陽電池素子、量子ドット型太陽電池素子、および有機薄膜型太陽電池素子等を挙げることができる。
前記太陽電池素子の接続形態は、1つの太陽電池素子のみからなる単セル型太陽電池素子であってもよく、複数の太陽電池素子が並列または直列により接続した多接合型太陽電池素子であってもよい。
本発明においては、なかでも、前記第1受光面が隠ぺい部材等により平面視上部分的に遮光されることにより第1太陽電池に平面視上受光量のムラが生じる場合には、太陽電池素子が単セル型太陽電池素子または並列接続した多接合型太陽電池素子であることが好ましい。前記第1受光面が平面視上部分的に遮光される場合でも、第1太陽電池の発電効率の低下を抑制できるからである。
なお、前記第1太陽電池において平面視上受光量のムラが生じる場合としては、例えば、隠ぺい部材により太陽光の入射が部分的に遮られるケース、第2態様の隠ぺい部材の表面に第1視覚対象を表示するためのインク層等を設けた際に、インクの配置の有無により太陽光の入射が部分的に遮光されるものである場合を挙げることができる。
前記裏面保護シート、充填材シートおよび透明前面基板としては、例えば、特開2012−209578号公報等に記載の太陽電池に一般的に用いられるものを使用できるため、ここでの説明は省略する。
前記第1太陽電池は、第2太陽電池と同種類であってもよく、別種類であってもよい。
同種類であることにより、両太陽電池の発電特性を近似させることが容易となり、第1太陽電池および第2太陽電池を電気的に接続することが容易となるからである。
また、別種類であることにより、例えば、隠ぺい部材により、太陽光の受光率が大きく影響を受ける点を考慮して第1太陽電池の種類を選択することで、隠ぺい部材に被覆された第1太陽電池および第2太陽電池の発電特性を近似させることが容易となり、第1太陽電池および第2太陽電池を電気的に接続することが容易となるからである。
なお、同種類であるとは、両者を単一の制御装置で制御できる程度に同一の発電特性を有するものであることをいうものであり、例えば、両太陽電池が単セル型である等、太陽電池素子の接続形態が同じであることをいうものであり、なかでも、両太陽電池の太陽電池素子が多結晶シリコーン型太陽電池素子である等、太陽電池素子の種類が同じであることが好ましく、特に、両太陽電池の太陽電池素子が、同一組成であることが好ましく、なかでも特に、両太陽電池の太陽電池素子の製造ロットが同一であることが好ましい。両太陽電池の発電特性をより近似させることが容易となるからである。
前記第1太陽電池は、第2太陽電池と電気的に接続されているものであってもよく、接続されていないものであってもよい。両太陽電池が電気的に接続されていることにより、例えば、第1太陽電池および第2太陽電池を共通の制御機器で制御することが可能となり、本発明の太陽電池搭載物品は、低コスト化、省電力化等を図ることができる。また、本発明の太陽電池搭載物品は、例えば、発電量が少なくなる室内に配置される場合であっても電気物品を安定的に動作可能なものとなる。
一方、両太陽電池が電気的に接続されていないことにより、太陽電池付街灯のように、照明機器、太陽電池および充電池等の1つの出来上がったシステムに対して、別途第1発電領域およびそれにより動作する電気物品等を容易に追加設置することが可能となる。このため、本発明の太陽電池搭載物品は、既に設置されている太陽電池搭載物品を用いて容易に形成できるからである。
前記第1太陽電池が第2太陽電池と電気的に接続されているものである場合、第1太陽電池および第2太陽電池は、一体であってもよく、別体であってもよい。ここで、第1太陽電池および第2太陽電池が一体であるとは、1つの太陽電池のうち隠ぺい部材により覆われる領域を第1発電領域として用い、覆われない領域を第2発電領域として用いることをいうものである。
なお、第1太陽電池および第2太陽電池が電気的に接続するとは、両太陽電池を1つの制御機器で制御することをいうものである。
図16は、第1太陽電池1aおよび第2太陽電池1bが電気的に接続され、1つの電気物品3の駆動に用いられる例を示すものであり、図17は第1太陽電池1aおよび第2太陽電池1bが電気的に接続されておらず、それぞれが異なる電気物品3の駆動に用いられる例を示すものである。
(3)第1発電領域
第1発電領域の面積および平面視形状については、本発明の太陽電池搭載物品の用途等に応じて適宜設定されるものである。
前記第1発電領域の第2発電領域に対する面積の広さは、両領域の面積が同じであっても異なるものであってもよいが、第1発電領域が第2発電領域より広いことが好ましい。本発明の太陽電池搭載物品は、美観等に優れたものとなるからである。
第1発電領域の形成箇所としては、本発明の太陽電池搭載物品の用途等に応じて適宜設定されるものである。
前記形成箇所は、例えば、図18に例示するように、第2発電領域が形成された表面の同一面上(図18(a))、第2発電領域が形成された表面と直交する表面上(図18(b))、第2発電領域が形成された表面の裏面側の表面上(図18(c))等とすることができる。
本発明においては、なかでも、前記形成箇所は、前記太陽電池搭載物品の第2発電領域が形成された表面と同一面上であることが好ましい。第1発電領域および第2発電領域が同一面上に配置されることで、前記太陽電池搭載物品は、第1発電領域による美観と、第2発電領域による環境配慮型であることの訴求性と、の両者を観察者に示すことが容易となるからである。
なお、同一面上であるとは、前記第1受光面に直交する方向から太陽電池搭載物品を平面視した際に、第2太陽電池の受光面を視認できるものであることをいうものであり、通常、第1太陽電池および第2太陽電池の受光面が平行である。
第1発電領域が、第2発電領域が形成された表面の同一面上に形成される場合、本発明の太陽電池搭載物品の両表示領域が形成された表面内における第1発電領域および第2発電領域の配置は、前記太陽電池搭載物品の用途等に応じて適宜設定されるものである。
本発明においては、前記配置が、第1発電領域の重心点(以下、単に第1重心点と称する場合がある。)および第2発電領域の重心点(以下、単に第2重心点と称する場合がある。)を通る直線と、前記太陽電池搭載物品の端部との交点について、第1重心点に近い側の交点を第1交点とし、第2中心点に近い側の交点を第2交点とした場合に、第2重心点および第2交点の距離(以下、単に第2配置距離と称する場合がある。)が、第1重心点および第1交点の距離(以下、単に第1配置距離と称する場合がある。)より短いものとなることが好ましい。第1発電領域が、前記太陽電池搭載物品の中心付近に配置されることにより、第1発電領域による美観付与の効果をより効果的に発揮できるからである。
なお、第1重心点、第2重心点、第1交点、第2交点、第1配置距離および第2配置距離は、具体的には、図19中のX1、X2、Y1、Y2、Z1およびZ2で示されるものである。また、図19は、第2配置距離Z2が第1配置距離Z1より短い例を示すものである。
2.第2発電領域
本発明における第2発電領域は、第2太陽電池を有し、前記第2太陽電池の受光面(以下、単に第2受光面と称する場合がある。)が露出している領域である。
ここで、第2太陽電池の受光面が露出しているとは、第2太陽電池が上述の隠ぺい部材により被覆されていないことをいうものであり、より具体的には、第2太陽電池の受光面となる第2太陽電池を構成する透明前面基材が露出しているもの、透明前面基材が光透過性部材により覆われているもの等とすることができる。
前記光透過性部材としては、所定の入射角において全方位角からの光の透過率が、十分に高いものを用いることができる。
このような光透過性部材の所定の入射角における全方位角からの光の透過率としては、第2太陽電池の受光面を視認できるものであればよいが、80%より大きいものとすることができ、90%以上であることが好ましく、なかでも、95%以上であることが好ましい。前記透過率が上述の範囲であることにより、光透過性部材が前面透明基材の受光面上に配置される場合でも、第2太陽電池の受光面を安定的に視認できる。このため、太陽電池搭載物品は、第2太陽電池が搭載されていることを視認可能なものとなるからである。
なお、第2太陽電池、第2発電領域の面積および平面視形状については、前記「1.第1発電領域」の項に記載の第1太陽電池と同様の内容とすることができるので、ここでの説明は省略する。
3.その他の構成
本発明の太陽電池搭載物品は、第1発電領域および第2発電領域を有するものであり、さらに、通常、第1太陽電池および第2太陽電池の少なくとも一方により駆動される電気物品、および第1太陽電池および第2太陽電池の少なくとも一方で発電された電力を蓄える二次電池の少なくとも一方を含むものである。
また、前記太陽電池搭載物品は、必要に応じて、これらの構成以外のその他の構成を有するものであってもよい。
前記その他の構成としては、前記第1発電領域および前記第2発電領域以外の非発電領域に、視覚対象を表示する第2視覚対象表示部、第1発電領域、第2発電領域、電気物品、二次電池および第2視覚対象表示部等を支持する筺体等を挙げることができる。
(1)電気物品
前記電気物品としては、第1太陽電池および第2太陽電池の少なくとも一方により駆動されるものであればよく、例えば、照明機器、通信機器、表示機器等、駆動機器、センサー機器、温調機器、音響機器を挙げることができる。
前記電気物品は、第1太陽電池および第2太陽電池にそれぞれ1つずつ接続されるもの、すなわち、第1太陽電池に第1電気物品が接続され、第2太陽電池に第2電気物品が接続されるものであってもよく、電気的に接続されている第1太陽電池および第2太陽電池に対して1つの電気物品が接続されるものであってもよい。
既に説明した図16および図17は、それぞれ、第1太陽電池1aおよび第2太陽電池1bに対して1つの電気物品3に接続される例、および、第1太陽電池1aおよび第2太陽電池1bにそれぞれ異なる電気物品3に接続される例を示すものである。
(2)二次電池
前記二次電池としては、第1太陽電池および第2太陽電池の少なくとも一方で発電された電力を蓄えるものであればよく、一般的な蓄電池等を用いることができる。
前記二次電池は、第1太陽電池および第2太陽電池にそれぞれ1つずつ接続されるもの、すなわち、第1太陽電池に第1二次電池が接続され、第2太陽電池に第2二次電池が接続されるものであってもよく、電気的に接続されている第1太陽電池および第2太陽電池に対して1つの二次電池が接続されるものであってもよい。
(3)第2視覚対象表示部
本発明の太陽電池搭載物品は、前記第1発電領域および前記第2発電領域以外の非発電領域において視覚対象(以下、第2視覚対象と称する場合がある。)を表示する第2視覚対象表示部を有することが好ましい。第2視覚対象表示部を有することにより、太陽電池搭載物品は、美観に優れたものとなるからである。
前記第2視覚対象表示部としては、前記第1発電領域および前記第2発電領域以外の非発電領域において視覚対象を表示するものであればよい。前記第2視覚対象表示部が表示される前記非発電領域としては、第1発電領域の周辺領域、第2発電領域の周辺領域、電気物品の表面、二次電池の表面、筐体の表面などが挙げられる。
このような第2視覚対象表示部に視覚対象を表示する方法および表示される視覚対象としては、前記「1.第1発電領域」に記載の視覚対象の表示方法と同様の内容とすることができる。
前記視覚対象の表示方法としては、具体的には、第2視覚対象表示部としてインク層、表示装置等を配置し、これらのインク層および表示装置を用いて表示する方法、第2視覚対象表示部として光反射層を配置し、他の場所に描画された視覚対象を反射させて表示する方法、プロジェクタ等を用いて非発電領域に視覚対象を投影する方法等を挙げることができる。
本発明においては、前記第2視覚対象表示部が前記第1視覚対象表示部に接している場合には、前記第2視覚対象表示部における前記第1視覚対象表示部と接している端部の色が、前記第1視覚対象表示部における前記第2視覚対象表示部と接している端部の色と同系色相であることが好ましく、同一色相であることが好ましい。前記第1視覚対象表示部および前記第2視覚対象表示部の接続箇所を目立たなくすることができるからである。
なお、同系色相の色とは、アメリカ光学会による修正マンセル表色系にて、有彩色の場合はマンセル色相環の基本10色相で同一色相およびその隣接色相に属する色を指し、無彩色の場合は同一色相に属する色を指す。色の色相は、白色板上のサンプルの色を色票集(Munsell Book of Color)の色と対比して決定することができる。
本発明においては、前記第2視覚対象表示部が前記第1視覚対象表示部に接している場合には、前記第2視覚対象表示部で表示される前記第2視覚対象および前記第1視覚対象表示部で表示される前記第1視覚対象が、それぞれ関連する絵柄や情報などを表示する一連の視覚対象であること、または、両視覚対象により一つの絵柄や情報などを表示する一体の視覚対象であることが好ましい。前記第1視覚対象および前記第2視覚対象を一連又は一体として組み合わせることにより、大きい視覚対象を表示することができるからである。
(4)筺体
前記筺体は、第1発電領域、第2発電領域、電気物品、二次電池および第2視覚対象表示部等の各構成を支持するものである。
このような筺体については、本発明の太陽電池搭載物品の用途等に応じて適宜選択されるものである。
4.用途
本発明の太陽電池搭載物品の用途は、第1発電領域による美観および第2発電領域による発電性および環境配慮型であることの訴求性が要求される用途であれば特に限定されるものではない。視覚対象の表示媒体として、屋外看板、道路情報掲示板、建築物の外壁面などで用いられる数m〜数十mサイズの大型パネル用途の表示媒体や、ポスター、標識、建築物の内壁面などで用いられる数十cm〜数mサイズの中型パネル用途の表示媒体や、卓上スタンド、携帯端末などで用いられる数cm〜数十cmの小型パネル用途の表示媒体などを例示することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。前記実施形態は、例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
1a … 第1太陽電池
1b … 第2太陽電池
2 … 隠ぺい部材
3 … 電気物品
4 … 第2視覚対象表示部
10 … 太陽電池搭載物品
11 … 第1発電領域
12 … 第2発電領域

Claims (6)

  1. 第1太陽電池および前記第1太陽電池の受光面を覆うように形成された隠ぺい部材を有し、前記第1太陽電池の受光面が前記隠ぺい部材により第1の方向から隠ぺいされた第1発電領域と、
    第2太陽電池を有し、前記第2太陽電池の受光面が露出している第2発電領域と、
    を有し、
    前記第1太陽電池に、前記第1太陽電池により駆動される第1電気物品又は前記第1太陽電池で発電された電力を蓄える第1二次電池が接続され、前記第2太陽電池に、前記第2太陽電池により駆動される第2電気物品又は前記第2太陽電池で発電された電力を蓄える第2二次電池が接続されており、
    前記隠ぺい部材が、前記第1太陽電池の受光面に対して傾斜した曲面である第1面と、前記第1太陽電池の受光面に対して前記第1面と異なる角度で傾斜した曲面である第2面と、を有する溝状の断面を有する直線形状の光学素子が複数本並列配置された透明部と、前記光学素子の前記第1面を覆うように配置された遮へい部と、を有するものであることを特徴とする太陽電池搭載物品。
  2. 前記隠ぺい部材が、前記第1の方向とは異なる第2の方向から前記第1太陽電池の受光面を視認可能なものであることを特徴とする請求項1に記載の太陽電池搭載物品。
  3. 前記隠ぺい部材が、第1の方向から視認可能な第1視覚対象を表示することによって、前記第1発電領域に前記第1視覚対象を表示する第1視覚対象表示部を有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の太陽電池搭載物品。
  4. 前記太陽電池搭載物品が、前記第1発電領域および前記第2発電領域以外の非発電領域に、第2視覚対象を表示する第2視覚対象表示部を有することを特徴とする請求項3に記載の太陽電池搭載物品。
  5. 前記第2視覚対象表示部が前記第1視覚対象表示部に接しており、前記第2視覚対象表示部における前記第1視覚対象表示部と接している端部の色が、前記第1視覚対象表示部における前記第2視覚対象表示部と接している端部の色と同系色相であることを特徴とする請求項に記載の太陽電池搭載物品。
  6. 前記第2視覚対象表示部が前記第1視覚対象表示部に接しており、前記第2視覚対象表示部で表示される第2視覚対象と前記第1視覚対象表示部で表示される前記第1視覚対象とが、一連又は一体な視覚対象であることを特徴とする請求項に記載の太陽電池搭載物品。
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