JP6736534B2 - 通信中継装置、システム、方法及びプログラム - Google Patents

通信中継装置、システム、方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信中継装置、システム、方法及びプログラムに関し、特に、人物を含む画像データの公開サーバへの送信を中継するための通信中継装置、システム、方法及びプログラムに関する。
近年、携帯電話やデジタルカメラなどで撮影した写真の画像データをインターネット上に公開することが多くなっている。そのため、公開された画像データから個人が特定されてしまうおそれがある。そこで、特許文献1には、画像データ内の顔領域に対してモザイク処理を行い、また、当該画像データに付加された属性情報に所定の加工を行うことで、個人情報の特定が困難な公開画像ファイルを作成するための情報処理装置に関する技術が開示されている。
また、スマートフォンやパソコンなどでは、指紋認証などの生体認証を用いてセキュリティ機能を実現している。例えば、特許文献2には、生体の特徴を用いて個人を認証する認証装置に関する技術が開示されている。
特開2010−044625号公報 特開2017−091186号公報
ここで、特許文献1では、そもそも公開を目的とした画像であるにもかかわらず、顔領域にモザイク処理を行ってしまうため、視認性が著しく低下する。一方で、近年のデジタルカメラの高解像度化により、人物を含む撮影画像を解析して一部分を抽出することで、特許文献2で用いられるような生体認証用のデータとして偽造されてしまうおそれがある。そのため、ネットワークを経由して公開される画像データの作成には、ユーザの目視による視認性を維持しつつ、生体認証用データの偽造を抑止する必要がある。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、人物を含み公開される画像データの視認性を維持しつつ、生体認証用データの偽造を抑止するための通信中継装置、システム、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる通信中継装置は、
人物を含む撮影画像を公開サーバへ送信するための送信要求を受信する受信部と、
前記人物の身体のうち所定の生体認証で使用可能であり、かつ、当該人物を目視により識別できない特定領域を、前記送信要求に含まれる前記撮影画像の中から特定する特定部と、
前記撮影画像のうち前記特定領域に対して所定の加工処理を行う加工部と、
前記加工処理が行われた加工画像を前記撮影画像に代えて前記公開サーバへ送信する送信部と、
を備える。
本発明の第2の態様にかかる通信中継システムは、
人物を含む撮影画像を保持する通信端末と、
前記通信端末と公開サーバとの間の通信を中継する通信中継装置と、を備え、
前記通信中継装置は、
前記通信端末から前記撮影画像を前記公開サーバへ送信するための送信要求を受信する受信部と、
前記人物の身体のうち所定の生体認証で使用可能であり、かつ、当該人物を目視により識別できない特定領域を、前記送信要求に含まれる前記撮影画像の中から特定する特定部と、
前記撮影画像のうち前記特定領域に対して所定の加工処理を行う加工部と、
前記加工処理が行われた加工画像を前記撮影画像に代えて前記公開サーバへ送信する送信部と、
を備える。
本発明の第3の態様にかかる通信中継方法は、
人物を含む撮影画像を公開サーバへ送信するための送信要求を受信し、
前記人物の身体のうち所定の生体認証で使用可能であり、かつ、当該人物を目視により識別できない特定領域を、前記送信要求に含まれる前記撮影画像の中から特定し、
前記撮影画像のうち前記特定領域に対して所定の加工処理を行い、
前記加工処理が行われた加工画像を前記撮影画像に代えて前記公開サーバへ送信する。
本発明の第4の態様にかかる通信中継プログラムは、
人物を含む撮影画像を公開サーバへ送信するための送信要求を受信する受信処理と、
前記人物の身体のうち所定の生体認証で使用可能であり、かつ、当該人物を目視により識別できない特定領域を、前記送信要求に含まれる前記撮影画像の中から特定する特定処理と、
前記撮影画像のうち前記特定領域に対して所定の加工処理を行う加工実行処理と、
前記加工処理が行われた加工画像を前記撮影画像に代えて前記公開サーバへ送信する送信処理と、
をコンピュータに実行させる。
本発明により、人物を含み公開される画像データの視認性を維持しつつ、生体認証用データの偽造を抑止するための通信中継装置、システム、方法及びプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態1にかかる通信中継システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1にかかる通信中継方法の流れを示すシーケンス図である。 本発明の実施の形態2にかかる通信中継システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2にかかる通信中継方法の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2にかかる効果を説明するための図である。 生体認証の種類と生体情報との関係を示す図である。 関連技術にかかる撮影画像のアップロードの概念を説明するための図である。 課題の発生を説明するための図である。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一又は対応する要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
<実施形態1>
ここで、本実施形態が解決しようとする課題について改めて説明する。まず、図7は、関連技術にかかる撮影画像のアップロードの概念を説明するための図である。携帯端末90は、デジタルカメラ機能を搭載した情報端末である。そして、携帯端末90は、ユーザUを撮影し、撮影画像91として内部の記憶領域(不図示)に保存する。ここで、撮影画像91には、ユーザUが目視で識別可能に含まれている。また、撮影画像91は、一般的な表示装置の画面の解像度と比べて高解像度であるものとする。その後、携帯端末90は、撮影画像91をSNS等で公開するために、公開サーバ94に向けてアップロードする。具体的には、携帯端末90は、撮影画像91を含むアップロード要求を、携帯端末90と無線接続されたHGW(Home GateWay)92へ送信する。HGW92は、アップロード要求を受信すると、送信先である公開サーバ94に向けて、撮影画像91を含めたアップロード要求をインターネットNを介して転送する。公開サーバ94は、インターネットNを介して撮影画像91のアップロード要求を受信し、内部の記憶装置(不図示)に撮影画像95として保存する。その後、携帯端末96は、ユーザVの操作により撮影画像95の閲覧要求をインターネットNを介して公開サーバ94に送信する。公開サーバ94は、携帯端末96からの閲覧要求に応じて、撮影画像95を携帯端末96へ返信する。これにより、携帯端末96は、撮影画像95を画面に表示することで、携帯端末96の(ユーザUとは別人である)ユーザVは、撮影画像95を閲覧できる。
図8は、課題の発生を説明するための図である。上述した通り、撮影画像95には、ユーザUが含まれ、特に、ユーザUの手が写っている。また、上述した通り、撮影画像95は、一般的な表示装置の画面の解像度と比べて高解像度である。そのため、撮影画像95には、ユーザUの顔を含む上半身だけでなく、指先の指紋まで精細に画像化されているものとする。
そのため、ユーザVは、携帯端末96又は他のコンピュータ等を用いて、撮影画像95から手の領域を拡大して手の拡大画像951を画面に表示し、さらに、手の拡大画像951の中から指先領域を拡大して指先領域の画像952として抽出する。ここで、指先領域の画像952には、ユーザUの指紋が指紋認証用データとして使用可能な程度に精細に含まれているものとする。そして、指先領域の画像952を携帯端末96に保存しておく。つまり、ユーザVは、公開サーバ94により公開された撮影画像95から、ユーザUの指紋情報を偽造できる可能性がある。そして、例えば、ユーザVは、携帯端末96の画面に指先領域の画像952を表示させた状態で、ユーザUが正規に登録されている指紋認証装置に対して携帯端末96の画面をかざすことで、ユーザUとして認証を受けられる可能性がある。つまり、ユーザVは、ユーザUになりすましてセキュリティを突破するおそれがある。このことは、今後、撮影装置の高解像度化が進むことにより顕著となり得る。特に、指紋情報は、撮影画像11を通常の画面に表示しただけでは、ユーザUは目視で識別することができないため、撮影画像11を撮影した際に生体情報が含まれているという認識が薄いため、より危険である。また、一度、撮影画像95がインターネットN上に流出すると、容易に拡散されるため、拡散後に全ての撮影画像95を消去することは困難である。また、指紋は、IDデータと異なり生体固有の情報であるため変更することができず、指紋情報の流出は重大なセキュリティ問題となり得る。本実施形態1は、このような課題を解決するためになされたものであり、以下に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1にかかる通信中継システム1000の構成を示すブロック図である。通信中継システム1000は、通信端末10と、通信中継装置20と、公開サーバ30とを備える。通信端末10は、人物を含む撮影画像11を保持する。また、通信端末10は、撮影画像11を公開サーバ30へ送信するための送信要求を通信中継装置20に対して送信する。
通信中継装置20は、通信端末10と公開サーバ30との間の通信を中継する。通信中継装置20は、受信部21と、特定部22と、加工部23と、送信部24とを備える。受信部21は、通信端末10から撮影画像11を公開サーバ30へ送信するための送信要求を受信する。特定部22は、受信した送信要求に含まれる撮影画像11の中から特定領域を特定する。
ここで、特定領域とは、人物の身体のうち所定の生体認証で使用可能な領域であり、かつ、当該人物を目視により識別できない領域である。そして、所定の生体認証とは、例えば、指紋認証や虹彩認証である。また、特定領域とは、例えば、指紋認証で使用される指紋情報が含まれる指先の領域や、虹彩認証で使用される虹彩情報が含まれる目の領域等である。また、特定領域は、撮影画像11を通常の表示装置の画面上に表示した際に、一般的には、人間が人物を目視で識別できないような微細な領域である。例えば、撮影画像11に人物が含まれる場合、通常、画面上で撮影画像11を閲覧する人間は、撮影画像11内の人物を表情や髪型を含む顔面や体型等により目視で識別する。一方で、人間は、画面上の撮影画像11に含まれる人物を、指紋や虹彩により目視で識別できない。そのため、指紋や虹彩が識別できる程度の解像度で撮影画像11が撮影されたとしても、指先領域や目の領域は、目視では人物を識別できない特定領域といえる。まして、目視で顔を識別できる程度の画像サイズの場合、当該画像内の指先領域や目の領域は微細である。
加工部23は、撮影画像11のうち特定領域に対して所定の加工処理を行う。ここで、所定の加工処理とは、例えば、特定領域に対する同系色での補正やパーツの大きさの比率の変更等であるが、これらに限定されない。所定の加工処理は、特定領域を拡大して画面に表示した時に、目視で識別できない程度に加工されればよい。送信部24は、加工処理が行われた加工画像を撮影画像11に代えて公開サーバ30へ送信する。
公開サーバ30は、通信中継装置20から受信した加工画像を保持し、当該加工画像に対する閲覧要求に応じて加工画像を返信する。つまり、公開サーバ30は、加工画像を外部に公開する。公開サーバ30は、例えば、SNS(Social Network Service)等のコンテンツを管理するサーバ等である。
図2は、本発明の実施の形態1にかかる通信中継方法の流れを示すシーケンス図である。まず、通信端末10は、撮影画像11の公開サーバ30への送信要求を通信中継装置20へ送信する(S101)。これに応じて、通信中継装置20の受信部21は、通信端末10から送信要求を受信する。そして、通信中継装置20の特定部22は、送信要求に含まれる撮影画像11の中から特定領域を特定する(S102)。続いて、通信中継装置20の加工部23は、撮影画像11のうち特定領域に対して所定の加工処理を行う(S103)。その後、通信中継装置20の送信部24は、加工処理が行われた加工画像を公開サーバ30へ送信する(S104)。つまり、通信中継装置20は、撮影画像11を公開サーバ30へ送信しない。そして、公開サーバ30は、受信した加工画像を外部へ公開できる。
このように、本実施形態1により、加工画像には特定領域が加工済みであるため、公開サーバ30により外部公開されたとしても、特定領域の内容が流出されるわけではなく、所定の生体認証用データの偽造を抑止できる。また、特定領域は、元々、人物を目視により識別できない領域であるため、加工されたとしても人間の目視による視認性の低下への影響は少ない。つまり、人物を含み公開される画像データの視認性を維持しつつ、生体認証用データの偽造を抑止することができる。
<実施形態2>
本実施形態2は、上述した実施形態1の改良例である。特に、前記特定部は、前記人物の指先又は目のいずれかを含む領域を前記特定領域として特定するものである。これにより、指紋認証又は虹彩認証の生体認証における認証用データの偽造を抑止できる。
そして、前記加工部は、前記特定領域が同系色となるように補正するとよい。または、前記加工部は、前記特定領域に含まれる複数の部位の大きさの比率を変更するとよい。これらにより、加工画像内の特定領域の識別を困難にし、高解像度の画像であっても偽造を抑止できる。
さらに、前記送信要求の宛先が属するネットワーク種別を判定する判定部をさらに備え、前記特定部は、前記判定されたネットワーク種別が外部ネットワークである場合に、前記特定領域を特定することが望ましい。これにより、送信先が内部ネットワークである場合には、加工処理を行わずそのまま撮影画像を送信できるため、安全な内部ネットワーク内での視認性をより維持できる。
また、前記通信中継装置は、ホームゲートウェイ装置であり、前記受信部は、前記撮影画像を撮影した配下の通信端末から前記送信要求を受信するとよい。これにより、一般的な利用形態においても対応できる。
図3は、本発明の実施の形態2にかかる通信中継システム2000の構成を示すブロック図である。通信中継システム2000は、携帯端末10aと、携帯端末10bと、HGW20aと、インターネットNと、公開サーバ30と、携帯端末32とを備える。インターネットNは、外部ネットワークの一例である。
携帯端末10a、10b及び32は、例えば、デジタルカメラを搭載したスマートフォン、携帯電話機、又は、タブレット端末等である。尚、携帯端末10a、10b及び32は、パーソナルコンピュータ(PC)等の情報処理装置であっても構わない。
ここで、携帯端末10aは、上述した通信端末10の一例である。携帯端末10aは、ユーザUを撮影した撮影画像11を内部の記憶領域(不図示)に保持している。ここで、撮影画像11には、ユーザUが目視で識別可能に含まれている。また、撮影画像11は、一般的な表示装置の画面の解像度と比べて高解像度であるものとする。そのため、撮影画像11には、ユーザUの顔か体型が目視により識別可能に含まれていると共に、ユーザUの手の指先の指紋も精細に画像化されているものとする。
HGW20aは、上述した通信中継装置20の一例であり、携帯端末10a及び10bと、インターネットN側との通信を中継するホームゲートウェイ装置である。また、HGW20aは、携帯端末10a及び10bのそれぞれと、無線LAN(Local Area Network)により接続されている。つまり、携帯端末10a及び10bは、HGW20aの配下である。また、HGW20a、公開サーバ30及び携帯端末32は、インターネットNを介して接続されている。
HGW20aは、通信中継装置20の構成に加え、判定部25をさらに備えている。判定部25は、送信要求の宛先が属するネットワーク種別がインターネットNであるか、無線LANであるかを判定する。そして、特定部22は、判定されたネットワーク種別がインターネットNである場合に、撮影画像11の中から特定領域を特定する。加工部23は、特定領域が同系色となるように補正して加工画像を生成する。送信部24は、生成された加工画像をインターネットNを介して公開サーバ30へ送信する。公開サーバ30は、受信した加工画像31を内部の記憶装置(不図示)に保存する。
図4は、本発明の実施の形態2にかかる通信中継方法の流れを示すフローチャートである。まず、HGW20aの受信部21は、携帯端末10aから撮影画像11のアップロード要求を受信する(S201)。次に、HGW20aの判定部25は、アップロード要求の宛先が属するネットワーク種別がインターネットNであるか否かを判定する(S202)。このとき、ネットワーク種別がインターネットNでなく無線LANと判定された場合、HGW20aの送信部24は、撮影画像11を含めたアップロード要求をそのまま無線LAN内の宛先、例えば、携帯端末10bへ送信する(S208)。そのため、携帯端末10bは、無線LAN経由で撮影画像11を受信し、画面に撮影画像11を表示できる。携帯端末10a及び10bは、同一のHGW20aに存在しているため、ユーザWが携帯端末10bの画面から撮影画像11をそのまま閲覧してもセキュリティ上のリスクは低い。
一方、ステップS202において、ネットワーク種別がインターネットNであると判定された場合、判定部25は、アップロード要求に含まれる撮影画像11内に人物が含まれるか否かを判定する(S203)。例えば、判定部25は、撮影画像11に対して公知の画像認識処理を実行することにより、撮影画像11内に人物に相当する領域が含まれるか否かを判定する。ステップS203で撮影画像11内に人物が含まれると判定した場合、判定部25は、撮影画像11内に指先が含まれるか否かを判定する(S204)。例えば、判定部25は、撮影画像11内の人物に相当する領域に対して公知の画像認識処理を実行することにより、撮影画像11内に指先に相当する領域が含まれるか否かを判定する。
ステップS204で撮影画像11内に指先が含まれると判定した場合、特定部22は、撮影画像11内の指先領域の画像で指紋認証が可能か否かを判定する(S205)。例えば、特定部22は、撮影画像11から指先領域を抽出し、当該抽出した指先領域の画像が、所定の指紋認証処理における入力データの解像度より大きいか否かを判定する。そして、指先領域の画像が当該解像度以上である場合に、撮影画像11内の指先領域の画像で指紋認証が可能であると判定する。
ステップS205において撮影画像11内の指先領域の画像で指紋認証が可能であると判定された場合、加工部23は、撮影画像11のうち指先領域に対して同系色で補正して加工画像を生成する(S206)。そして、送信部24は、補正後の加工画像をインターネットN経由で宛先に送信する(S207)。
そのため、公開サーバ30は、インターネットNを介して加工画像のアップロード要求を受信し、内部の記憶装置(不図示)に加工画像31として保存する。その後、携帯端末32は、ユーザVの操作により加工画像31の閲覧要求をインターネットNを介して公開サーバ30に送信する。公開サーバ30は、携帯端末32からの閲覧要求に応じて、加工画像31を携帯端末32へ返信する。これにより、携帯端末32は、加工画像31を画面に表示することで、携帯端末32のユーザVは、加工画像31を閲覧できる。加工画像31内の指先領域は同系色で補正されているため、ユーザVが加工画像31からユーザUの指紋情報を偽造することはできない。
尚、ステップS203、S204又はS205のいずれかNOと判定されたた場合、送信部24は、撮影画像11をインターネットN経由で宛先に送信する(S209)。この場合も上記同様、公開サーバ30は、受信した撮影画像11を内部に保持し、閲覧要求に応じて要求元へ撮影画像11を返信する。但し、このケースでは、撮影画像11には、少なくとも指紋認証が可能なレベルの解像度で指先領域の指紋が画像化されていない。そのため、撮影画像11をそのまま公開したとしても、指紋認証用データが偽造される可能性は低い。一方で、加工処理がなされていないため、過剰に視認性を低下させることもない。
図5は、本発明の実施の形態2にかかる効果を説明するための図である。ここでは、上述したステップS205でYESと判定された場合について説明する。この場合、加工画像31には、ユーザUが含まれ、特に、ユーザUの手が写っている。そこで、携帯端末32に加工画像31を保存したユーザVが、加工画像31の手の領域を拡大して手の拡大画像311を画面に表示し、さらに、手の拡大画像311の中から指先領域を拡大して指先領域の画像312として抽出したとする。しかしながら、指先領域の画像312は、同系色で補正されているため指紋情報が残されておらず、少なくとも不鮮明である。そのため、加工画像31を用いて指紋認証用の指紋情報を偽造できず、指先領域の画像312を用いて指紋認証のセキュリティを突破することはできないことを示す。
続いて、本実施形態2の変形例について説明する。上記では特定領域として撮影画像11に含まれる指先領域を特定領域とし、生体認証として指紋認証に対する対策を示したが、本実施形態で対象とする生体認証はこれに限定されない。例えば、図6に、生体認証の種類と生体情報との関係を示す。ここでは、生体認証の種類として、指紋認証、静脈認証、顔認証、手形認証、虹彩認証、及び、声紋認証を挙げる。ここで、本実施形態は、人物を含む撮影画像から生体情報の偽造を抑止することを目的とするため、画像から抽出できない静脈認証や声紋認証は対象外となる。そして、指紋認証に対する対策については上述した通りである。
次に、虹彩認証の対策について説明する。ここで、虹彩認証は、目の中の虹彩情報を用いて認証を行うものである。虹彩情報も指紋情報と同様に非常に精細なため、撮影画像11に含まれる目の領域を特定領域として本実施形態に適用することで、実現可能である。
また、顔認証の対策について説明する。ここで、顔認証は、人物の顔面、表情、髪型等の形状を用いて認証を行うものである。但し、撮影画像11に顔面が含まれていたとしても、通常の表示装置の画面上に表示した際に、人間が目視でその人物を識別できるとすれば、そのユーザは、アップロード前に個人情報の流出のおそれに気付くことができるため、本実施形態によらずとも何らかの対策を採ることが可能である。しかしながら、撮影画像11に顔面が含まれていたとしても、非常に小さく、通常の表示装置の画面上では目視で人物を識別できないような場合には、そのユーザは撮影画像11のアップロードによる個人情報の流出には気付きにくい。特に、撮影画像11が画面の解像度と比べて高解像度である場合には、撮影画像11の顔領域を抽出しても鮮明であるため、顔認証用データとして偽造されるおそれがある。そこで、このような場合には、撮影画像11に含まれる顔の領域を特定領域として本実施形態に適用することで、実現可能である。そして、この場合の加工処理としては、特定領域に顔の複数の部位が含まれているため、部位の大きさの比率を変更することで、顔認証において別人として認識されるような加工をしてもよい。
また、手形認証の対策について説明する。ここで、手形認証は、手の形状又は手相等を用いて認証を行うものである。この場合、撮影画像11に含まれる手の領域を特定領域として本実施形態に適用することで、実現可能である。そして、特定領域に手の複数の部位、つまり、親指、人差し指等の太さや長さの比率を変更することで、手形認証において別人として認識されるような加工をしてもよい。または、手の平の手相を同系色で補正してもよい。
以上のことから、本実施形態2により、ネットワークを経由して公開される画像データの視認性を維持しつつ、生体認証用データの偽造を抑止することができる。特に、元々目視で識別可能な顔面のモザイク処理ではなく、ユーザの目視には影響の少ない箇所の加工であるため、ユーザの違和感を軽減して視認性を維持できる。また、高解像度の画像データであっても生体認証に用いられ得る領域について加工処理を行うため、生体認証データの偽造を抑止し、なりすましを防止できる。さらに、撮影画像を公開サーバへ送信する際の通信中継装置において加工処理を行うため、撮影装置本体内のオリジナル画像は保持される。また、通信中継装置内の加工処理であるため、送信元のユーザが自覚していない場合であっても、生体情報の漏えいを抑止できる。そして、通信中継装置から外部ネットワークへ送信する場合に加工され、外部へ非公開の内部ネットワーク内で共有される限りにおいては、加工がされないため、視認性をより維持できる。
<その他の実施形態>
尚、上述した実施形態では、撮影画像のみならず、撮影画像に付加されたメタデータ、例えば、撮影場所を示すGPS情報等も、加工処理において削除しても良い。これによりさらなるセキュリティの向上が期待できる。
なお、本発明は上記実施形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
また、上述の実施形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、DVD(Digital Versatile Disc)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1000 通信中継システム
10 通信端末
11 撮影画像
20 通信中継装置
21 受信部
22 特定部
23 加工部
24 送信部
30 公開サーバ
2000 通信中継システム
U ユーザ
V ユーザ
W ユーザ
10a 携帯端末
10b 携帯端末
20a HGW
25 判定部
N インターネット
31 加工画像
311 手の拡大画像
312 指先領域の画像
32 携帯端末
90 携帯端末
91 撮影画像
92 HGW
94 公開サーバ
95 撮影画像
951 手の拡大画像
952 指先領域の画像
96 携帯端末

Claims (9)

  1. 人物を含む撮影画像を公開サーバへ送信するための送信要求を受信する受信部と、
    前記送信要求に含まれる前記撮影画像の中から、前記人物の身体のうち所定の生体認証で使用可能であり、かつ、当該人物を目視により識別できない特定領域であって、前記生体認証が可能な解像度を有する特定領域を特定する特定部と、
    前記撮影画像のうち前記特定領域に対して所定の加工処理を行う加工部と、
    前記加工処理が行われた加工画像を前記撮影画像に代えて前記公開サーバへ送信する送信部と、
    を備える通信中継装置。
  2. 前記特定部は、前記人物の指先又は目のいずれかを含む領域を前記特定領域として特定する
    請求項1に記載の通信中継装置。
  3. 前記加工部は、前記特定領域が同系色となるように補正する
    請求項1又は2に記載の通信中継装置。
  4. 前記加工部は、前記特定領域に含まれる複数の部位の大きさの比率を変更する
    請求項1記載の通信中継装置。
  5. 前記送信要求の宛先が属するネットワーク種別を判定する判定部をさらに備え、
    前記特定部は、前記判定されたネットワーク種別が外部ネットワークである場合に、前記特定領域を特定する
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信中継装置。
  6. 前記通信中継装置は、ホームゲートウェイ装置であり、
    前記受信部は、前記撮影画像を撮影した配下の通信端末から前記送信要求を受信する
    請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信中継装置。
  7. 人物を含む撮影画像を保持する通信端末と、
    前記通信端末と公開サーバとの間の通信を中継する通信中継装置と、を備え、
    前記通信中継装置は、
    前記通信端末から前記撮影画像を前記公開サーバへ送信するための送信要求を受信する受信部と、
    前記送信要求に含まれる前記撮影画像の中から、前記人物の身体のうち所定の生体認証で使用可能であり、かつ、当該人物を目視により識別できない特定領域であって、前記生体認証が可能な解像度を有する特定領域を特定する特定部と、
    前記撮影画像のうち前記特定領域に対して所定の加工処理を行う加工部と、
    前記加工処理が行われた加工画像を前記撮影画像に代えて前記公開サーバへ送信する送信部と、
    を備える通信中継システム。
  8. コンピュータが、人物を含む撮影画像を公開サーバへ送信するための送信要求を受信し、
    前記コンピュータが、前記送信要求に含まれる前記撮影画像の中から、前記人物の身体のうち所定の生体認証で使用可能であり、かつ、当該人物を目視により識別できない特定領域であって、前記生体認証が可能な解像度を有する特定領域を特定し、
    前記コンピュータが、前記撮影画像のうち前記特定領域に対して所定の加工処理を行い、
    前記コンピュータが、前記加工処理が行われた加工画像を前記撮影画像に代えて前記公開サーバへ送信する、
    通信中継方法。
  9. 人物を含む撮影画像を公開サーバへ送信するための送信要求を受信する受信処理と、
    前記送信要求に含まれる前記撮影画像の中から、前記人物の身体のうち所定の生体認証で使用可能であり、かつ、当該人物を目視により識別できない特定領域であって、前記生体認証が可能な解像度を有する特定領域を特定する特定処理と、
    前記撮影画像のうち前記特定領域に対して所定の加工処理を行う加工実行処理と、
    前記加工処理が行われた加工画像を前記撮影画像に代えて前記公開サーバへ送信する送信処理と、
    をコンピュータに実行させる通信中継プログラム。
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