JP6736119B1 - 塗装被膜鋼材の製造装置及び製造方法 - Google Patents

塗装被膜鋼材の製造装置及び製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】長尺の鋼材に、特にその全域に被膜を形成するための装置の設置スペース及び鋼材の移動域のスペースが小さく、高効率で被膜付き長尺鋼材を製造することができる塗装被膜管の製造装置及び製造方法を提供する。【解決手段】長尺の被塗装鋼管1aはその軸方向に垂直の方向に移動して塗装装置の配置位置に搬入される。支持装置10の支持棒10a、10bは鋼管1aの両端部に係合し、鋼管1aを空中に浮かせて支持する。塗装装置11は鋼管1aの長手方向に移動する。この移動の間に、研磨部12、加熱部13、塗装部14及び冷却部15は、この順に鋼管1aの表面を移動し、鋼管1aの表面を研磨した後、鋼管1aを加熱し、更に、鋼管1aの表面に粉体塗料を吹き付けて粉体塗装した後、鋼管1aを冷却する。【選択図】図1

Description

本発明は、通信向け鋼管柱のような長尺の管の表面に、耐食性又は耐候性を高めるための被膜を形成する塗装被膜鋼材の製造装置に関し、特に、工場内の配置スペースを低減すると共に、効率的に被膜を形成することができる塗装被膜鋼材の製造装置及び製造方法に関する。
通信向けの鋼管柱は、その地面に垂直に立設されるが、その地面の近傍の部分は、地際部と呼ばれるが、この地際部は腐食されやすい。このため、特にこの地際部については、耐食性を十分に図る必要がある。また、この地際部に限らず、通信向け鋼管柱は、屋外に設置されるため、腐食環境に曝されて、腐食を受けやすい。このため、鋼管柱は、その表面に耐食性被膜が形成されている。この耐食性被膜を形成するために、従来、樹脂の粉体塗装が利用されている。
従来の高耐久性防食鋼材の製造装置としては、特許文献1に開示されたものがある。図3に示すように、この高耐久性防食鋼材の製造装置においては、鋼材搬入装置5と、静電流動浸漬装置2と、高周波加熱装置3と、無機質粗粒体吹き付け装置4と、鋼材搬出装置6とが、この順に配置されている。そして、鋼材搬入装置5及び鋼材搬出装置6により、鋼材1がその長手方向に移動するように駆動される間に、鋼材1が粉体塗料の流動槽2a内に浸漬され、高周波加熱コイル2aにより高周波加熱され、ガン4aにより無機質の粗粒体が鋼材表面に吹き付けられた後、冷却室4b内で冷却される。塗装後の鋼材1は、鋼材搬出装置6により搬出され、集積場に運ばれる。
また、鋼管柱は、一方の端部が若干大径で、他方の端部が若干小径になっている所謂テーパ管である。この大径側の部分が地中に埋められ、小径側の部分が地上における鋼管柱の上端部分をなしている。そして、上述の如く、地際部が特に腐食されやすいため、従来、このテーパ管の一端側を部分的に塗装する技術が提案されている(特許文献2)。この従来技術においては、テーパ管をコンベア上で回転状態とし、そのテーパ管の元口側を狭い範囲で加熱しながら、塗装すべき部分を加熱装置が移動すると共に、加熱された部分を塗装装置が追従して移動することにより、部分塗装が行われる。
特許第5518912号公報 特許第4043037号公報
しかしながら、上述の従来の特許文献1に記載の耐食性被膜の製造装置は、長尺の鋼管である鋼材1をその長手方向に移動させつつ、その移動域に設置した静電流動浸漬装置2、高周波加熱装置3及び無機質粗粒体吹き付け装置4により、鋼材1の周面に粉体塗料が塗布されるので、これらの装置の設置スペース及び鋼材1の移動のためのスペースに、大きな空間が必要であるという問題点がある。また、特許文献2に記載のテーパ管の部分塗装技術においては、テーパ管はコンベア上で回転状態とされるため、テーパ管の全域について塗装することはできなかった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであって、長尺の鋼材に、特にその全域に被膜を形成するための装置の設置スペース及び鋼材の移動域のスペースが小さく、高効率で被膜付き長尺鋼材を製造することができる塗装被膜管の製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
本願第1発明に係る塗装被膜鋼材の製造装置は、
長尺の被塗装鋼材をその軸方向に垂直の方向に移動させる移動装置と、
この被塗装鋼材の移動域の途中に配設され、前記被塗装鋼材の両端部に係合して前記被塗装鋼材を空中に浮かせて支持する支持装置と、
前記支持装置により支持された前記被塗装鋼材の長手方向に往復移動可能の塗装装置と、
を有し、
前記塗装装置には、
前記被塗装鋼材の表面を研磨する研磨部と、
前記被塗装鋼材を加熱する加熱部と、
前記被塗装鋼材に粉体塗料を吹き付ける塗装部と、
前記被塗装鋼材を冷却する冷却部と、
が一体的に設けられており、
前記塗装装置が移動する間に、
これらの研磨部、加熱部、塗装部及び冷却部は、この順に前記被塗装鋼材の表面を移動し、前記被塗装鋼材の表面を研磨した後、前記被塗装鋼材を加熱し、更に、前記被塗装鋼材の表面に粉体塗料を吹き付けて粉体塗装した後、前記被塗装鋼材を冷却することを特徴とする。
本願第2発明に係る塗装被膜鋼材の製造装置は、
長尺の被塗装鋼材をその軸方向に垂直の方向に移動させる移動装置と、
この被塗装鋼材の移動域の途中に配設され、前記被塗装鋼材の両端部に係合して前記被塗装鋼材を空中に浮かせて支持する支持装置と、
前記支持装置により支持された前記被塗装鋼材の長手方向に往復移動可能であって前記被塗装鋼材の表面を研磨する研磨装置と、
前記支持装置により支持された前記被塗装鋼材の長手方向に往復移動可能であって前記被塗装鋼材を加熱すル加熱装置と、
前記支持装置により支持された前記被塗装鋼材の長手方向に往復移動可能であって前記被塗装鋼材に粉体塗料を吹き付ける粉体塗料塗布装置と、
前記支持装置により支持された前記被塗装鋼材の長手方向に往復移動可能であって前記被塗装鋼材を冷却する冷却装置と、
を有し、
前記研磨装置、前記加熱装置、前記粉体塗料塗布装置及び前記冷却装置が移動する間に、
前記被塗装鋼材の表面を研磨した後、前記被塗装鋼材を加熱し、更に、前記被塗装鋼材の表面に粉体塗料を吹き付けて粉体塗装し、
その後、前記冷却装置が、前記被塗装鋼材を冷却することを特徴とする。
これらの塗装被膜鋼材の製造装置において、例えば、
前記被塗装鋼材は、鋼管柱であり、前記粉体塗料は、熱可塑性のポリエステル樹脂である。
本願第3発明に係る塗装被膜鋼材の製造方法は、
長尺の被塗装鋼材をその軸方向に垂直の方向に移動させて塗装装置の配置位置に搬入する工程と、
前記被塗装鋼材を空中に浮かせて支持する工程と、
空中に支持された前記被塗装鋼材に対し、前記塗装装置を被塗装材の長手方向に移動させる工程と、
前記塗装装置の移動過程で、前記被塗装鋼材に対し、研磨、加熱、粉体塗装及び冷却の処理をこの順に施す工程と、
を有することを特徴とする。
本願第4発明に係る塗装被膜鋼材の製造方法は、
長尺の被塗装鋼材をその軸方向に垂直の方向に移動させて塗装位置に搬入する工程と、
前記被塗装鋼材を空中に浮かせて支持する工程と、
空中に支持された前記被塗装鋼材に対し、研磨装置、加熱装置、粉体塗料塗布装置及び冷却装置を被塗装材の長手方向に移動させる工程と、
前記研磨装置、前記加熱装置、前記粉体塗料塗布装置及び前記冷却装置の移動過程で、前記被塗装鋼材に対し、研磨、加熱、粉体塗装及び冷却の処理をこの順に施す工程と、
を有することを特徴とする。
これらの塗装被膜鋼材の製造方法において、例えば、
前記被塗装鋼材は、鋼管柱であり、前記粉体塗料は、熱可塑性のポリエステル樹脂である。
本願第1及び第3発明によれば、被塗装鋼材が平面視で停止した状態で、塗装装置を被塗装鋼材の長手方向に移動させることにより、この塗装装置の移動の過程で、被塗装鋼材に対し、研磨、加熱、塗装及び冷却の各工程を実施するので、長尺の被塗装鋼材の装置スペース及び移動スペースが小さく、高効率で被膜付き長尺鋼材を製造することができる。また、本願第2及び第4発明によれば、研磨装置、加熱装置及び粉体塗料塗布装置と、冷却装置とを、被塗装鋼材の長手方向に移動させることにより、被塗装鋼材は平面視で停止した状態で、研磨、加熱、粉体塗膜塗布及び冷却の各工程を実施するので、長尺の被塗装鋼材の装置スペース及び移動スペースが小さく、高効率で被膜付き長尺鋼材を製造することができる。いずれの場合も、被塗装鋼材を空中に浮かせた状態で支持するので、長尺の鋼材の全域に塗装することができる。
本発明の第1実施形態を示す平面模式図である。 本発明の第2実施形態を示す正面模式図である。 特許文献1に開示された従来の防食鋼材の製造装置を示す正面模式図である。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照して説明する。図1は本発明の第1実施形態の塗装被膜管の製造装置を示す模式図である。例えば、通信向け鋼管柱である鋼管1aがその長手方向に垂直の方向に搬送されて、本実施形態の被膜管製造装置に搬入される。この長尺の鋼管1aは、例えば、長さが8.5〜11m、一方の端部の外径が約200mm、他方の端部の外径が350〜500mmであり、正面視で円錐台状をなす。そして、この大径側を地中に埋めて、鋼管柱を地面に垂直に設置する。この鋼管柱は、雨風の天候に曝されて、厳しい腐食環境下にて使用されるため、その周面には、耐食性被膜を形成する必要がある。特に、地面のレベル(GL)の近傍の地際部では、腐食損耗を受けやすく、この部分は特に防食被膜を十分に形成する必要がある。よって、少なくともこの地際部には、飽和ポリエステル樹脂の粉体塗装を施すことが好ましい。この飽和ポリエステル樹脂としては、具体的に、熱可塑性ポリエステル(PET)樹脂がある。粉体塗料は、固形の粉末であり、揮発性有機化合物を全く含まないため、無公害であり、省資源及び省力化に優れている。また、飽和ポリエステル樹脂粉体塗装膜は、優れた耐塩害性及び耐酸性を有しており、海沿いの塩害地域及び重工業地帯の強酸性地域等の厳しい腐食環境下でも、長期的に防食性を発揮する。
複数個の鋼管1aは搬入部にその軸方向を平行にして集積されており、鋼管1aが1本ずつ取り出されて、塗装装置11が配置された塗装部に送られる。塗装が終了した鋼管1aは、搬出部により、塗装部から送り出される。この間、鋼管1aはその長手方向に垂直の方向に搬送される。そして、図1(a)に示すように、鋼管1aは、塗装部にて、1対の支持装置10の配置位置に停止する。支持装置10には水平に延びる支持棒10a又は支持棒10bが設けられており、これらの1対の支持装置10の1対の支持棒10a、10bが相対するようにして配置されている。これらの支持棒10a、10bは、相互に接近するように水平に移動することにより、鋼管1aの端部の内部に進入し、端部内面に係合する。このようにして、1対の支持棒10a、10bが鋼管1aの端部に係合して、鋼管1aを空中に浮いた状態で支持する。また、鋼管1aを排出する際は支持棒10a、10bは相互に離反する方向に移動して、鋼管1aの係合を解除する。更に、支持棒10a、10bはその中心軸の周りに回転可能であり、この支持棒10a、10bを回転駆動することにより、鋼管1aがその中心軸の周りに回転駆動される。
塗装装置11は、工場の床上に1対の支持棒10a、10bの対向方向に延びるように敷設されたレールの上を移動することができ、適宜の駆動装置に駆動されて、鋼管1aの長手方向に往復移動することができる。塗装装置11は、鋼管1aの搬入時は、一方の支持棒10aを嵌合するようにしてこの支持棒10a側に退避しており、鋼管1aが搬入されたときに、支持棒10a、10bにより鋼管1aが空中に支持された後、塗装装置11は支持棒10aから鋼管1aに向けて浸出して、鋼管1aを嵌合する。
塗装装置11は、研磨部12と、加熱部13と、塗装部14と、冷却部15とを有し、研磨部12が支持棒12b側になるようにして、これらが、一体的に、鋼管1aの長手方向に沿って配置されている。そして、塗装装置11が支持棒10a側から支持棒10b側に移動することにより、鋼管1aは、研磨部12、加熱部13、塗装部14、及び冷却部15の通過を、この順に受ける。そして、鋼管1aは、その中心軸の周りに回転駆動されると共に、塗装装置11が鋼管1aの長手方向に移動し、この塗装装置11の移動の間に、鋼管1aは、研磨部12により研磨され、その後、加熱部13により加熱され、更に、塗装部14により塗装され、更に、冷却部15により冷却される。
研磨部12は、回転する鋼管1aの周面に研磨刃をあてがうことにより、研磨刃が鋼管周面を摺動して、鋼管周面を所定の深さにわたって研削する。これにより、鋼管周面が清浄化される。
加熱部13には、高周波加熱コイルが設けられており、加熱部13は、この高周波加熱コイルにより、加熱部13が嵌合している部分の鋼管1aを所定の温度に加熱する。
そして、この鋼管1aの加熱後の部分は、塗布装置11の移動により加熱部13に遅れてその次に移動してくる塗装部14により、飽和ポリエステル樹脂が塗装される。塗装部14は、飽和ポリエステル樹脂粉体を、鋼管1aの周面に塗装する。この飽和ポリエステル樹脂粉体の塗装方法としては、種々の方法があるが、例えば、流動浸漬法及び静電塗装法がある。流動浸漬法においては、多孔板の下方から孔を介して空気を多孔板の上方に吹き込み、粉体塗料を多孔板の上に供給して、粉体塗料を多孔板の上方で浮遊させる。このように粉体塗料が浮遊状態にある空間内に鋼管1aを通すことにより、中心軸の周りに回転する鋼管1aの周面に粉体塗料を均一に付着させる。実際は、粉体塗料が浮遊状態にある空間を鋼管1aに沿って移動させることにより、粉体塗料を鋼管1aの周面に均一に付着させる。これにより、粉体塗料は、鋼管1aの熱で溶融し、鋼管1aの周面に被膜が形成される。
一方、静電塗装法においては、塗装部14に配置された静電ガンから粉体を鋼管1aの周面に吹き付けるが、この際、粉体塗料を帯電させ、粉体の吹き付け力に加えて、静電気力を付加して、鋼管1aの表面に粉体を衝突させて付着させる。これにより、粉体を回転する鋼管1aの周面に強固にかつ均一に付着させることができる。この鋼管1aの周面に衝突した粉体は、鋼管1aの熱により溶融し、鋼管1aの周面に被膜が形成される。このように、鋼管1aを加熱後、塗装処理することにより、例えば、150μm以上の厚い被膜を形成することができる。
塗装後、鋼管1aは、塗装部14に続いて移動してくる冷却部15により、冷却水をスプレー噴射され、冷却される。この水冷により、鋼管1aの温度が低下し、その周面の被膜が固化する。
冷却された後、鋼管1aは、塗装装置11は、支持棒10a側まで移動し、鋼管1aから抜き出る。そして、この塗装装置11は、支持棒10aを嵌合する位置に退避する。塗膜後の鋼管1aは、その軸方向に垂直の方向に排出され、集積場に送られる。
次に、このように構成された塗装被膜鋼材の製造装置の動作について説明する。通信向け鋼管柱等の鋼管1aが、その長手方向に垂直の方向に移動するように駆動されて、塗装装置11の配置位置に搬入される。そして、鋼管1aは、支持装置10間の位置に停止するように制御される。その後、支持装置10の支持棒10aが相互に接近する方向に移動し、鋼管1aの両端部に支持棒10aの先端部が進入し、支持棒10aにより鋼管1aが空中に浮遊した状態で支持される。その後、支持棒10aを嵌合していた塗装装置11が、鋼管1aを嵌合した状態で、支持棒10a側から支持棒10b側に向けて移動するように、駆動される。この塗装装置11の移動の間、支持棒10aの水平軸周りの回転により、鋼管1aはその軸の周りに回転駆動されており、回転した状態で、鋼管1aは、研磨部12、加熱部13、塗装部14及び冷却部15がこの順に通過する。先ず、鋼管1aは、先頭の研磨部12により研磨を受けて、その周面が清浄化される。次に、鋼管1aは、加熱部13により高周波加熱を受けて所定の温度に昇温する。その後、鋼管1aは、塗装部14により流動浸漬法又は静電塗装法等の粉体塗装手段により、飽和ポリエステル樹脂が粉体塗装される。このように、塗装装置11が鋼管1aに沿って移動する間に、鋼管1aの周面の研磨領域が支持棒10b側に広がっていき、更に、鋼管1aの加熱領域が研磨領域に若干遅れて支持棒10b側に広がっていき、更に、鋼管1aの塗装領域が加熱領域に若干遅れて支持棒10b側に広がっていき、その後、鋼管1aの冷却領域が塗装領域に若干遅れて支持棒10b側に広がっていく。よって、鋼管1aの特定の部位についてみると、その部位は、研磨、加熱、塗装(粉体塗装)及び冷却をこの順に受ける。これにより、鋼管1aの周面に飽和ポリエステル樹脂の被膜が形成される。また、鋼管1aは支持棒10a、10bにより空中に支持されているので、鋼管1aの全域を塗装することができる。
従来の塗装装置においては、図3に示すように、塗装装置は停止状態で設置されており、この塗装装置に対して鋼管が移動する。これに対し、本実施形態においては、長尺の鋼管1aの搬入部から搬出部までの移動域は、鋼管1aの長手方向に垂直の方向であり、この移動域は鋼管1aの搬入部から搬出部までであり、鋼管1aは、塗装処理時には、回転軸の周りに回転しているだけで、平面的には停止した状態にある。よって、本実施形態においては、工場内における装置の配置及び鋼管の移動のためのスペースが小さくて足り、工場スペースが同一であれば、より大量の塗装被膜鋼材を製造することができる。
図2は、本発明の第2の実施形態を示す模式図である。工場床面上に直線状のレール30が敷設されており、台車32a、32b、32cの車輪31がこのレール30上を転動することにより、台車32a、32b、32cが直線的に往復移動する。図1(a)に示す実施形態と同様に、鋼管1bは搬入部に相互に平行に集積されており、この搬入部から1本ずつ取り出され、鋼管1bの長手方向に垂直の方向に移動させて、図2に示す本実施形態の塗装部20に搬入される。塗装後の鋼管1cは塗装部から鋼管1cの長手方向に垂直の方向に移動させて搬出される。
この塗装部20においては、鋼管1bはその両端部に図1に示す支持部10の支持棒10a、10bが挿入されて、鋼管1bはその軸方向を水平にして空中に浮かんだ状態で支持されるようになっている。なお、鋼管1bは鋼管柱であり、その両端部は大径部と小径部となっている。レール30の上方には、レール30と平行に延びる懸垂レール35が配置されており、この懸垂レール35は空中に水平の状態で支持されている。
台車32aの上には、2段の加熱装置21と研磨装置22が設置されており、台車32bの上には、3段の加熱装置23が設置されており、台車32cの上には、粉体塗料塗布装置24が設置されている。これらの加熱装置21、研磨装置22、加熱装置23及び粉体塗料塗布装置24は、その内部を、鋼管1cが挿通するようになっており、加熱装置21,研磨装置22,加熱装置23及び粉体塗料塗布装置24は、鋼管1bを嵌合した状態で、台車32a、32b、32cの移動により、鋼管1bの長手方向に移動することができる。
研磨装置22には、1対の研磨ブラシが鋼管1bを間に挟んでその通過域を開閉可能に設置されており、鋼管1bがその軸の周りに自転駆動されているときに、1対の研磨ブラシが鋼管1bに向けて接近する方向に移動する(閉方向に移動する)ことにより、研磨ブラシが鋼管1bの周面を研削して、清浄化する。加熱装置21及び加熱装置23は、例えば、その内部に高周波誘導加熱コイルが配置されており、その内部を通過する鋼管1bに対して、高周波誘導加熱する。更に、粉体塗料塗布装置24は、第1実施形態と同様にして、流動浸漬法又は静電塗装法により、その内部を通過する鋼管1bに対して、粉体塗料を塗布する。
一方、懸垂レール35には、冷却装置25が、懸垂レール35の長手方向、即ち鋼管1bの長手方向に、移動可能に支持されている。この冷却装置25内には、冷却水噴出用のスペレーノズルが上下動可能に設置されており、冷却装置25が懸垂レール35に支持された状態で、スプレーノズルが下降してこの冷却装置25の直下の鋼管1bを冷却水噴射により冷却することができるようになっている。
次に、上述の如く構成された本実施形態の動作について説明する。鋼管1bが集積された集積場から、搬入部により鋼管1bが1本ずつ取り出され、鋼管1bの軸方向に垂直の方向に送られて、塗装部に搬入される。そして、鋼管1bの両端が支持装置10の支持棒10a、10b(図1参照)により支持される。その後、粉体塗料塗布装置24、加熱装置23,研磨装置22及び加熱装置21が、粉体塗料塗布装置24を先頭にして、図示の右側に往路移動し、加工開始位置に停止する。また、冷却装置25も、同様に、図示の右側に往路移動して、加工開始位置に停止する。この加工開始位置において、加熱装置21及び冷却装置25の左端位置は、少なくとも、鋼管1bの右端位置よりも右側に位置する。
次に、鋼管1bがその軸の周りに回転を開始する。そして、上記加工開始位置から、先ず、台車32aが復路移動を開始し、図示の左側に向けて移動する。この台車32a上には加熱装置21と研磨装置22とが設置されており、台車32aの移動の間に、鋼管1bは加熱装置21により高周波誘導加熱され、所定の加工温度に加熱された後、研磨装置22により高温の鋼管1bの周面がブラシにより研削・研磨される。
その後、台車32bが台車32aに遅れて左方に移動してくる。そして、研磨後の鋼管1bが、台車32b上の加熱装置23により、所定の粉体塗装温度まで加熱される。更に、その後、台車32bに遅れて台車32cが左方に移動してくる。そして、台車32c上の粉末塗料塗布装置24により、鋼管1bは粉末塗料が吹き付けられて、その周面に粉末塗料が塗布される。この粉末塗料は鋼管1bの熱により溶融し、鋼管1bの周面に被膜が形成される。
粉末塗料塗布装置24が鋼管1bの周面に粉末塗料を塗布しつつ左方に移動した後、鋼管1bの上方に配置された冷却装置25が、台車32cに追従して、図示の左方に移動する。このとき、冷却装置25はその冷却水噴射スプレーが下降し、鋼管1bの近傍まで接近する。この冷却装置25の下降は、粉体塗料塗布装置24が移動した後の鋼管1bに向けておこなわれるので、粉体塗料塗布装置24が干渉してしまうことがなく、鋼管1bの近傍まで降下することができる。そして、鋼管1bの周面に飽和ポリエステル樹脂の粉体が付着し、鋼管1bの熱により上記粉体が溶融して、被膜が形成された後の鋼管1bの周面に、冷却装置24から冷却水がスプレーされて、鋼管1bが強制冷却される。これにより、鋼管1bの周面に飽和ポリエステル樹脂被膜等の強固な耐食性被膜が形成される。その後、支持装置10の支持棒10aが退避し、鋼管1bが移動可能になった後、排出装置により、鋼管1bがその軸方向に垂直の方向に移動させられて、所定の集積場に集められる。塗装工程終了後は粉末塗料塗装装置24及び冷却装置25は、鋼管1bの左端よりも左側の位置にある。この位置が加工開始位置であり、粉末塗料塗布装置24及び冷却装置25等は、この加工開始位置に退避して、次順の鋼管1bが搬入されてくることを待つ。なお、この加工開始位置においては、冷却装置25のスプレーノズルは上昇して、レール30上の各装置の通過を干渉しないように退避する。このようにして、鋼管1bの全域を塗装することができる。
本実施形態においても、鋼管1bはその軸方向に垂直の方向に移動して、搬入部から排出部まで移動し、その途中で、塗装部にて、平面視で停止した状態(自転状態)で、鋼管1bの長手方向に移動する粉体塗料塗布装置24により鋼管1bが粉体塗装される。このため、鋼管1bが移動する領域は狭く、また、粉体塗装に必要な種々の装置の配置領域も狭くて足りる。よって、設備の配置がコンパクトになり、高効率で鋼管1bを粉体塗装することができる。そして、本実施形態においては、研磨装置22と、加熱装置23と、粉体塗料塗布装置24と、冷却装置25とは、個別に移動することができる。このため、鋼管1bの研磨後に加熱するまでの期間と、加熱してから粉体塗料を吹き付けるまでの期間と、粉体塗装後冷却されるまでの期間とを、任意に調整することができる。よって、耐食性被膜の形成工程において、被膜の形成条件を最適化することができる。
本発明は上記実施形態に限らず、種々の変形が可能である。図1に示す第1実施形態では、塗装装置11が、支持棒10a側から支持棒10b側に向けて移動する1つの工程(片道移動)において、研磨、加熱、塗装及び冷却が行われる。しかし、例えば、支持棒10a側から支持棒10b側に向けて移動する最初の工程で、研磨を行い、塗装装置11を支持棒10a側の元の位置に戻し、次の支持部10bに向かう工程で、加熱及び塗装を行い、塗装装置11を支持棒10a側の元の位置に戻し、次の支持部10bに向かう工程で、冷却(スプレー水の噴射)を行うこともできる。また、塗装装置の構成を、上記実施形態では、研磨部12,加熱部13,塗装部14,冷却部15の順に配列したものとしたが、例えば、研磨部12、冷却部15,塗装部14,加熱部13の順に配列し、塗装装置11の往路移動で、研磨部12による研磨を行い、塗装装置11の復路移動で、加熱部13による加熱とそれに続く塗装部14による塗装を行い、その後、塗装装置11の往路移動で、冷却部15による水冷却を行う等、塗装装置11の各部の配列を種々変更しても良い。図2に示す第2実施形態も同様に種々の変形が可能である。例えば、加熱装置21と研磨装置22とを異なる台車上に設置しても良いし、加熱装置23を研磨装置22と同じ台車上に設置しても良い。本発明の要旨は、被塗装材の長尺鋼材は平面視で停止した状態で、研磨装置(研磨部)及び粉末塗料塗装装置(塗装部)が、長尺鋼材の長手方向に移動しつつ、飽和ポリエステル樹脂粉体等を長尺鋼材の周面に塗装することにある。
本発明によれば、粉体塗料の吹き付け塗装による被膜の形成装置において、工場内における設置スペース及び長尺鋼材の移動スペースを小さくすることができ、塗装被膜鋼材の迅速な大量生産に著しく寄与する。
1:鋼材
1a:鋼管
10:支持装置
10a、10b:支持棒
11:塗装装置
12:研磨部
13:加熱部
14:塗装部
15:冷却部
20:塗装部
21、23:加熱装置
22:研磨装置
24:粉体塗料塗布装置
25:冷却装置
32a、32b、32c:台車

Claims (6)

  1. 長尺の被塗装鋼材をその軸方向に垂直の方向に移動させる移動装置と、
    この被塗装鋼材の移動域の途中に配設され、前記被塗装鋼材の両端部に係合して前記被塗装鋼材を空中に浮かせて支持する支持装置と、
    前記支持装置により支持された前記被塗装鋼材の長手方向に往復移動可能の塗装装置と、
    を有し、
    前記塗装装置には、
    前記被塗装鋼材の表面を研磨する研磨部と、
    前記被塗装鋼材を加熱する加熱部と、
    前記被塗装鋼材に粉体塗料を吹き付ける塗装部と、
    前記被塗装鋼材を冷却する冷却部と、
    が一体的に設けられており、
    前記塗装装置が移動する間に、
    これらの研磨部、加熱部、塗装部及び冷却部は、この順に前記被塗装鋼材の表面を移動し、前記被塗装鋼材の表面を研磨した後、前記被塗装鋼材を加熱し、更に、前記被塗装鋼材の表面に粉体塗料を吹き付けて粉体塗装した後、前記被塗装鋼材を冷却することを特徴とする塗装被膜鋼材の製造装置。
  2. 長尺の被塗装鋼材をその軸方向に垂直の方向に移動させる移動装置と、
    この被塗装鋼材の移動域の途中に配設され、前記被塗装鋼材の両端部に係合して前記被塗装鋼材を空中に浮かせて支持する支持装置と、
    前記支持装置により支持された前記被塗装鋼材の長手方向に往復移動可能であって前記被塗装鋼材の表面を研磨する研磨装置と、
    前記支持装置により支持された前記被塗装鋼材の長手方向に往復移動可能であって前記被塗装鋼材を加熱すル加熱装置と、
    前記支持装置により支持された前記被塗装鋼材の長手方向に往復移動可能であって前記被塗装鋼材に粉体塗料を吹き付ける粉体塗料塗布装置と、
    前記支持装置により支持された前記被塗装鋼材の長手方向に往復移動可能であって前記被塗装鋼材を冷却する冷却装置と、
    を有し、
    前記研磨装置、前記加熱装置、前記粉体塗料塗布装置及び前記冷却装置が移動する間に、
    前記被塗装鋼材の表面を研磨した後、前記被塗装鋼材を加熱し、更に、前記被塗装鋼材の表面に粉体塗料を吹き付けて粉体塗装し、
    その後、前記冷却装置が、前記被塗装鋼材を冷却することを特徴とする塗装被膜鋼材の製造装置。
  3. 前記被塗装鋼材は、鋼管柱であり、前記粉体塗料は、熱可塑性のポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の塗装被膜鋼材の製造装置。
  4. 長尺の被塗装鋼材をその軸方向に垂直の方向に移動させて塗装装置の配置位置に搬入する工程と、
    前記被塗装鋼材を空中に浮かせて支持する工程と、
    空中に支持された前記被塗装鋼材に対し、前記塗装装置を被塗装材の長手方向に移動させる工程と、
    前記塗装装置の移動過程で、前記被塗装鋼材に対し、研磨、加熱、粉体塗装及び冷却の処理をこの順に施す工程と、
    を有することを特徴とする塗装被膜鋼材の製造方法。
  5. 長尺の被塗装鋼材をその軸方向に垂直の方向に移動させて塗装位置に搬入する工程と、
    前記被塗装鋼材を空中に浮かせて支持する工程と、
    空中に支持された前記被塗装鋼材に対し、研磨装置、加熱装置、粉体塗料塗布装置及び冷却装置を被塗装材の長手方向に移動させる工程と、
    前記研磨装置、前記加熱装置、前記粉体塗料塗布装置及び前記冷却装置の移動過程で、前記被塗装鋼材に対し、研磨、加熱、粉体塗装及び冷却の処理をこの順に施す工程と、
    を有することを特徴とする塗装被膜鋼材の製造方法。
  6. 前記被塗装鋼材は、鋼管柱であり、前記粉体塗料は、熱可塑性のポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項4又は5に記載の塗装被膜鋼材の製造方法。
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