JP6736009B2 - 毛髪化粧料吐出容器及びその使用方法 - Google Patents

毛髪化粧料吐出容器及びその使用方法 Download PDF

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Description

本開示は、毛髪化粧料吐出容器に関する。
収容された毛髪化粧料組成物をポンプ機構により外部へ吐出する毛髪化粧料吐出容器が知られている。この種の毛髪化粧料吐出容器は、毛髪化粧料組成物の収容空間を内部に有する本体部と、本体部の上部において本体部に対して上下方向に往復移動可能に設けられた可動部と、を備える。そして、本体部に対する可動部の移動に伴い、収容空間から毛髪化粧料組成物が吸引されて、外部へ吐出されるように構成されている。
例えば、特許文献1に記載の構成では、水平方向外側に張り出した円板状の操作板部が可動部に形成されている。そして、可動部を本体部側に移動させる向きの外力を加える(操作板部を手で押し下げる)移動操作と、可動部を当該外力から解放して元の位置に復帰させる(操作板部から手を離す)解放操作と、が繰り返されることにより、染毛剤が外部へ吐出されるように構成されている。
特開平8−107808号公報
この種の毛髪化粧料吐出容器のユーザが毛髪化粧料組成物を毛髪に塗布する状況においては、毛髪化粧料組成物によって手や容器など汚れやすく、前述した移動操作が行いにくくなる場合がある。特に高齢者にとっては疲れを感じやすく、使い方が複数あり、選択できる方がよい。
本開示の一局面は、操作性の高い毛髪化粧料吐出容器を提供することを目的としている。
本開示の一態様は、毛髪化粧料吐出容器であって、毛髪化粧料組成物の収容空間を内部に有する本体部と、本体部の上部において本体部に対して上下方向に往復移動可能に設けられた可動部と、を備える。毛髪化粧料吐出容器は、可動部を本体部側に移動させる向きの外力を可動部に加える移動操作及び可動部を当該外力から解放して元の位置に復帰させる解放操作のうち少なくとも一方の操作に伴い、収容空間に収容された毛髪化粧料組成物が外部へ吐出されるように構成されている。可動部は、本体部の上部を覆う操作用カバーを備え、操作用カバーは、本体部の側面における一部を覆う側板部を備える。
このような構成によれば、複数種類の移動操作が可能となる。例えば、毛髪化粧料吐出容器以外の物体に本体部の下面を当接させるなどによって本体部の移動を規制した状態で、操作用カバーの上面を押すことにより、外力を可動部に加える操作が可能となる。また例えば、毛髪化粧料吐出容器以外の物体に本体部の下面を当接させるなどによって本体部の移動を規制した状態で、側板部を手で把持して操作用カバーを移動させることにより、外力を可動部に加える操作が可能となる。また例えば、本体部の側面における側板部に覆われない部分を手で把持しつつ、把持している手の残りの指で操作用カバーの上面を押し下げることにより、外力を可動部に加える操作が可能となる。このように、複数種類の移動操作が可能となるため、毛髪化粧料吐出容器の操作性を高めることができる。なお、上記3種類の操作は一例であり、これらすべての操作が可能であることは要件ではない。
本開示の一態様は、本体部が、収容空間を形成するHVD容器を備えていてもよい。また、本開示の一態様は、本体部が、収容空間を形成するデラミ容器を備えていてもよい。
本開示の一態様は、操作用カバーが、本体部の側面における側板部に覆われない部分を手で把持している状態で当該把持している手の残りの指の先端を載置するための窪み部を有していてもよい。このような構成によれば、本体部の側面における側板部に覆われない部分を手で把持しつつ、把持している手の残りの指の先端で操作用カバーを押し下げる操作を行いやすくすることができる。
本開示の一態様は、操作用カバーが、操作用カバーの上面における中央部を挟むように2本の指の載置するための肩部を有していてもよい。このような構成によれば、操作用カバーを押す操作を行いやすくすることができる。
本開示の一態様は、可動部が、毛髪化粧料組成物を毛髪に塗布するための塗布部を更に備え、塗布部は、複数の櫛歯を有する櫛部と、本体部から櫛部へ毛髪化粧料組成物を供給するための内部流路を形成する棒状部と、を備え、棒状部は、操作用カバーの上面の中心位置に対して偏った位置から上方へ延びるように配置されていてもよい。このような構成によれば、操作用カバーの上面の中心位置から上方へ延びるように棒状部が配置された構成と比較して、操作用カバーの上面において、押す操作を行うための部分が広く確保される。したがって、操作用カバーの上面を押す操作を行いやすくすることができる。
本開示の一態様は、櫛部が、操作用カバーの上面の中心位置に対する棒状部が偏って配置される向きに、櫛歯の先端が向くように設けられていてもよい。このような構成によれば、操作用カバーの上面の中心位置から上方へ延びるように棒状部が配置された構成や、操作用カバーの上面の中心位置に対する棒状部が偏って配置される向きとは異なる向きに、櫛歯の先端が向くように櫛部が設けられた構成と比較して、櫛歯が本体部に対して突出しやすくなる。したがって、毛髪化粧料組成物を櫛部により塗布しやすくすることができる。また、塗布時に毛髪に付着した毛髪化粧料組成物の汚れが付きにくく、特に根元や生え際など細かい(見えにくい)部位に塗布することができる。
本開示の別の態様は、毛髪化粧料組成物の収容空間を内部に有する本体部と、本体部の上部において本体部に対して上下方向に往復移動可能に設けられた可動部と、を備え、可動部を本体部側に移動させる向きの外力を可動部に加える移動操作及び可動部を当該外力から解放して元の位置に復帰させる解放操作のうち少なくとも一方の操作に伴い、収容空間に収容された毛髪化粧料組成物が外部へ吐出されるように構成された、毛髪化粧料吐出容器の使用方法である。この使用方法は、移動操作を行う手順と、解放操作を行う手順と、を含む。そして、移動操作として、第1の操作、第2の操作及び第3の操作の3種類の操作のうち、第1の操作を含む少なくとも1種類の操作を選択的に行い得る。ここでいう第1の操作とは、本体部の移動を規制した状態で、可動部の側面を手で把持して可動部を移動させることにより、外力を可動部に加える操作である。また、第2の操作とは、本体部の移動を規制した状態で、可動部の上面を押すことにより、外力を可動部に加える操作である。また、第3の操作とは、本体部の側面を手で把持しつつ、把持している手の残りの指で可動部の上面を押し下げることにより、外力を可動部に加える操作である。このような使用方法によれば、毛髪化粧料吐出容器の操作性を高めることができる。特に高齢者にとっては疲れを感じやすく、使い方が複数あり、選択できる方がよい。なお、移動操作として、第1の操作、第2の操作及び第3の操作の3種類の操作のうち、第1の操作を含む少なくとも2種類の操作を選択的に行い得るようにしてもよい。また、第3の操作で始まり、第1の操作で終了するようにしてもよい。
第1実施形態の毛髪化粧料吐出容器の外観図である。 第1実施形態の毛髪化粧料吐出容器に対して第1の操作を行っている状態を示す図である。 第1実施形態の毛髪化粧料吐出容器に対して第2の操作を行っている状態を示す図である。 第2実施形態の毛髪化粧料吐出容器の外観図である。 第2実施形態の操作用カバーの正面図である。 第2実施形態の毛髪化粧料吐出容器に対して第1の操作を行っている状態を示す図である。 第2実施形態の毛髪化粧料吐出容器に対して第2の操作を行っている状態を示す図である。 第2実施形態の毛髪化粧料吐出容器に対して第3の操作を行っている状態を示す図である。
以下、本開示の例示的な実施形態について図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
図1に示す第1実施形態の毛髪化粧料吐出容器1は、毛髪化粧料組成物としての染毛剤を、ユーザが自身の毛髪に塗布するための吐出容器であって、床面に自立するように載置可能な形状である。以下の説明では、毛髪化粧料吐出容器1が水平面に自立するように載置された状態(図1に示す状態)を基準として上下方向を表現している。
毛髪化粧料吐出容器1は、本体部3及び可動部4に大別される。本体部3とは、染毛剤の収容空間を内部に有する部分である。可動部4とは、本体部3の上部において本体部3に対して上下方向に往復移動可能に設けられた部分である。毛髪化粧料吐出容器1は、可動部4を本体部3側に移動させる向き(矢印Dで示す向き)の外力を可動部4に加える移動操作に伴い、収容空間から染毛剤が吸引されて外部へ吐出されるように構成されている。また、毛髪化粧料吐出容器1は、可動部4が移動操作による外力から解放されると、可動部4が元の位置に復帰するように構成されている。このような構成は、周知のポンプ機構により実現される。本実施形態では、ポンプ機構として、比較的粘度の高い液体の吐出に適したHVD(High Viscosity Pump-Dispenser)タイプのものが用いられている。
本体部3は、染毛剤を収容する容器本体31と、容器本体31の上部開口を覆う蓋体32と、を備える。なお、前述したポンプ機構は、毛髪化粧料吐出容器1の内部に設けられているため、図1には表れない。本体部3には、ポンプ機構を構成する部品のうち、蓋体32に対して位置が固定された部分も含まれる。
容器本体31は、円形状の底部及び円筒状の胴部を有し、図示しない開口が上端に形成された透明な樹脂(本実施形態では硬質プラスチック)製の部材である。容器本体31の内部には、前述した収容空間が形成されている。容器本体31は、HVDタイプのポンプ機構に用いられるHVD容器であり、収容空間の内部に図示しないピストンが摺動自在に嵌挿されている。なお、容器本体31の形状はあくまでも一例であり、例えば、四角形状の底部や円錐形の胴部を有していてもよい。
蓋体32は、下方が開口した円筒状の樹脂(本実施形態では硬質プラスチック)製の部材である。蓋体32の内周面と、容器の上端部における外周面には、図示しないが互いに螺合するねじがそれぞれ形成されている。蓋体32の外周面は、容器本体31における胴部の外周面を上方へ延長した形状であり、本体部3は、全体として概略円柱状の外形を有する。なお、蓋体32の形状はあくまでも一例であり、例えば、蓋体32の外周面は、容器本体31における胴部の外周面を上方へ延長した形状でなくてもよい。
一方、可動部4は、本体部3の上部を覆う操作用カバー41と、染毛剤を毛髪に塗布するための塗布部42と、備える。なお、可動部4には、ポンプ機構を構成する部品のうち、本体部3に対して上下方向に往復移動可能な部分も含まれる。
操作用カバー41は、透明な樹脂(本実施形態では硬質プラスチック)製の部材であり、本体部3の外形に対応した形状に設計されている。具体的には、操作用カバー41は、本体部3の上面を覆う天板部411と、本体部3の側面における一部を全周から覆う側板部412と、備える。天板部411は、水平な上面を有する円板状の部分である。なお、円板状は一例であり、円板状でなくても窪み等があってもよい。天板部411の上面を手で押す操作を行いやすくするためには、天板部411の上面は平らであって直径が60mm以下であることが好ましい。側板部412は、本体部3の外周面よりも一回り大きい内周面を有する円筒状の部分であり、本体部3の外周面と側板部412の内周面との間には隙間が形成される。なお、側板部412の外面には、リブ等の滑り止めが設けられていてもよい。
塗布部42は、樹脂(本実施形態では硬質プラスチック)製の部材であり、櫛部421と、本体部3から櫛部421へ染毛剤を供給するための内部流路を形成する棒状部422と、を備える。
棒状部422は、天板部411の上面の中心位置に対して偏った位置(図1においては左側に偏った位置)、換言すれば本体部3の中心軸に対してずれた位置、から上方へ延びるように配置されている。
櫛部421は、水平方向へ延びる複数の櫛歯421aを有する。複数の櫛歯421aのうちの少なくとも一部には、棒状部422の内部流路から供給された染毛剤を櫛歯421a同士の間に吐出する吐出孔が形成されている。櫛部421は、天板部411の上面の中心位置に対する棒状部422が偏って配置される向き(図1においては左向き)に、櫛歯421aの先端が向くように設けられている。このため、塗布時に毛髪に付着した染毛剤の汚れが付きにくく、特に根元や生え際など細かい(見えにくい)部位に塗布することができる。
次に、第1実施形態の毛髪化粧料吐出容器1の使用方法について説明する。
本体部3の容器本体31に染毛剤が収容された状態において、前述した移動操作が行われることにより、ポンプ機構により収容空間から染毛剤が吸引され、櫛部421から外部へ吐出される。その後、可動部4を移動操作による外力から解放する解放操作が行われることにより、可動部4が元の位置に復帰する。つまり、移動操作が再度可能な状態となる。
ユーザは、移動操作として、例えば次の2種類の操作を選択的に行うことができる。特に高齢者にとっては疲れを感じやすく、使い方が複数あり、選択できる方がよい。
・机の上面や床面など毛髪化粧料吐出容器1以外の物体に容器本体31の下面を当接させて本体部3の移動を規制した状態で、側板部412の外周面を手で把持して可動部4を矢印Dの方向へ移動させることにより、外力を可動部4に加える第1の操作(図2参照)。なお、本体部3の移動の規制は、例えば可動部4を操作する手とは逆の手で行うようにしてもよい。以下の説明においても同様である。
・机の上面や床面など毛髪化粧料吐出容器1以外の物体に容器本体31の下面を当接させて本体部3の移動を規制した状態で、天板部411の上面を手で押すことにより、外力を可動部4に加える第2の操作(図3参照)。この場合、例えば、人差し指と親指との間に棒状部422を挟むように手のひらで天板部411の上面を押すことが想定される。
以上詳述した第1実施形態によれば、以下の効果が得られる。
(1A)可動部4が、本体部3の上部を覆う操作用カバー41を備え、操作用カバー41には、本体部3の側面における一部を全周から覆う側板部412が形成されている。したがって、複数種類の移動操作が可能となり、毛髪化粧料吐出容器1の操作性を高めることができる。例えば、ポンプ機構を用いない吐出構造として、可撓性のある胴部を圧迫することにより内容物が吐出されるスクイズ容器を用いた構成が知られているが、胴部を圧迫する操作は、吐出量の調整がしづらく、根元へ適量塗布できずに満足のいく染め上がりが得られない。また、特に高齢者にとっては疲れを感じやすい。これに対し、本実施形態の構成によれば、吐出量の調整がしやすいだけでなく、使用状況に応じて操作をしやすくすることができる。
(1B)棒状部422が、天板部411の上面の中心位置に対して偏った位置から上方へ延びるように配置されている。このため、天板部411の上面の中心位置から上方へ延びるように棒状部422が配置された構成と比較して、操作用カバー41の上面において、手のひらなどで押す操作を行うための部分が広く確保される。したがって、操作用カバー41の上面を押す操作を行いやすくすることができる。
(1C)櫛部421が、天板部411の上面の中心位置に対する棒状部422が偏って配置される向きに、櫛歯421aの先端が向くように設けられている。このため、櫛歯421aが本体部3に対して外側へ突出するように配置され、染毛剤を櫛部421により塗布しやすくすることができる。また、塗布時に毛髪に付着した染毛剤の汚れが付きにくく、特に根元や生え際など細かい(見えにくい)部位に塗布することができる。
(1D)容器本体31が硬質プラスチック製であるため、胴部が圧迫されることによる内容物の吐出を生じにくくしたり、スクイズすることにより吐出するという誤認を生じにくくしたりすることができる。
(1E)本体部3の一部である容器本体31と、操作用カバー41と、が透明であるため、染毛剤の残量を視認しやすくすることができる。なお、このような構成は一例であり、例えば、少なくとも一方が透明でない構成であってもよい。
[第2実施形態]
図4に示す第2実施形態の毛髪化粧料吐出容器2は、基本的な構成は第1実施形態の毛髪化粧料吐出容器1と同様であるため、共通する構成については符号を流用するとともに説明を省略する。
第2実施形態の毛髪化粧料吐出容器2の本体部5は、第1実施形態の毛髪化粧料吐出容器1の本体部3が備える容器本体31に代えて、図4に示す容器本体51を備える。第2実施形態の容器本体51は、第1実施形態の容器本体31と外形が異なるものの、機能的には同様のものであるため、詳細な説明は省略する。
一方、第2実施形態の毛髪化粧料吐出容器2の可動部6は、第1実施形態の毛髪化粧料吐出容器1の可動部4が備える操作用カバー41に代えて、図4及び図5に示す操作用カバー61を備える。
操作用カバー61は、概略半球状の樹脂(本実施形態では硬質プラスチック)製の部材であり、本体部5の上面を覆う天板部611と、本体部5の側面における一部を全周から覆う側板部612と、備える。
操作用カバー61には、本体部5の側面における側板部612に覆われない部分をユーザが手で把持している状態で、当該把持している手の残りの指、例えば人差し指の先端を載置するための窪み部613が、天板部611から側板部612にかけて形成されている。具体的には、窪み部613は、ユーザの指の腹が接触する載置面と、載置面と連続する面であってユーザの指の左右両側への移動を規制する規制面と、を有する。載置面の下端部は、操作用カバー61における下端部付近に位置する。また、天板部611の左右両端には、天板部611の上面における中央部を挟むように2本の指の載置するための一対の段差部である肩部614が形成されている。肩部614は、左右両側に突出した部分であって、中央部と比較して上面が下がった部分である。
側板部612は、本体部5における側板部612に覆われる部分の外周面よりも一回り大きい内周面を有し、本体部5の外周面と側板部612の内周面との間には隙間が形成される。
次に、第2実施形態の毛髪化粧料吐出容器2の使用方法について説明する。
本体部5の容器本体51に染毛剤が収容された状態において、移動操作が行われることにより、ポンプ機構により収容空間から染毛剤が吸引され、櫛部421から外部へ吐出される。その後、可動部6を移動操作による外力から解放する解放操作が行われることにより、可動部6が元の位置に復帰する。つまり、更なる移動操作が可能な状態となる。
ユーザは、移動操作として、例えば次の3種類の操作を選択的に行うことができる。
・机の上面や床面など毛髪化粧料吐出容器2以外の物体に容器本体51の下面を当接させて本体部5の移動を規制した状態で、側板部612の外周面を手で把持して可動部6を矢印Dの方向へ移動させることにより、外力を可動部6に加える第1の操作(図6参照)。
・机の上面や床面など毛髪化粧料吐出容器2以外の物体に容器本体51の下面を当接させて本体部5の移動を規制した状態で、天板部611の上面を手で押すことにより、外力を可動部6に加える第2の操作(図7参照)。この場合、例えば、人差し指と中指との間に棒状部422を挟むように手のひらで天板部611の上面を押すことが想定される。
・本体部5の側面を手で把持しつつ、把持している手の残りの指、例えば人差し指の先端を窪み部613に載置して可動部6を押し下げることにより、外力を可動部6に加える第3の操作(図8参照)。なお、図8に示すように本体部5の側面を手で把持しつつ、把持している手の残りの指で、図7に示すように人差し指と中指との間に棒状部422を挟むように天板部611の上面を押し下げてもよい。
以上詳述した第2実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果に加え、以下の効果が得られる。
(2A)操作用カバー61に窪み部613が形成されているため、本体部5の側面における側板部612に覆われない部分を手で把持しつつ、把持している手の残りの指の先端で操作用カバー61を押し下げる操作を行いやすくすることができる。特に、窪み部613が天板部611から側板部612にかけて形成され、載置面の下端部が操作用カバー61における下端部付近に位置するため、本体部5の側面を把持している手の残りの指の先端で可動部6を押し下げる操作を行いやすくすることができる。すなわち、可動部6の側面を手で把持して可動部6を移動させる操作を行いやすくするためには、側板部612の幅(上下方向の長さ)がある程度必要となる。ただし、側板部612の幅が大きくなるほど、本体部5の側面を把持している手の残りの指の先端で可動部6の上面を押し下げる操作を行う際に、本体部5の側面を把持している指に側板部612が干渉しやすくなる。この点、本実施形態の構成では、窪み部613が天板部611から側板部612にかけて形成され、載置面の下端部が操作用カバー61における下端部付近に位置するため、本体部5の側面を把持している手の残りの指の先端が載置面に届きやすくなる。したがって、可動部6の側面を手で把持して可動部6を移動させる操作の操作性と、本体部5の側面を把持している手の残りの指で可動部6の上面を押し下げる操作の操作性と、を両立させることができる。
(2B)天板部611の左右両端に、天板部611の上面における中央部を挟むように2本の指の載置するための肩部614が形成されている。このため、ユーザの2本の指を肩部614載置することができ、操作用カバー61を押す操作を行いやすくすることができる。
[他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は、上記実施形態に限定されることなく、種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
(1)上記実施形態では、移動操作に伴い染毛剤が外部へ吐出される構成を例示したが、これとは逆に、解放操作に伴い染毛剤が外部へ吐出される構成であってもよい。
(2)上記実施形態では、HVD容器用いた構成を例示したが、これに限定されるものではなく、例えば、容器の内部に内袋を備えるデラミ容器が用いられていてもよい。HVD容器又はデラミ容器であれば、容器の向きに関係なく染毛剤を吐出することができるという利点がある。ただし、容器はHVD容器又はデラミ容器に限定されるものではなく、通常の容器が用いられてもよい。
(3)上記実施形態では、毛髪化粧料組成物として染毛剤を例示したが、毛髪化粧料組成物は染毛剤に限定されるものではなく、例えば、脱色剤・脱染剤やカラートリートメントなどでもよい。また、毛髪化粧料組成物は、複数種類の薬剤を混合した後に塗布するタイプの毛髪化粧料組成物であってもよく、1種類の薬剤をそのまま塗布するタイプの毛髪化粧料組成物であってもよい。
(4)上記実施形態では、横方向へ延びるように形成された複数の櫛歯421aを有する櫛部421を備えた塗布部42を例示したが、塗布部の構成はこれに限定されるものではない。例えば、櫛歯が水平方向に対して傾いた方向へ延びる構成であってもよい。また、櫛部以外の塗布具を有した構成であってもよい。
(5)本体部に対する可動体の移動、換言すれば移動操作を禁止するためのロック機構が設けられた構成としてもよい。このような構成によれば、意図しない移動操作によって内容物が吐出されてしまうことを防ぐことができる。
(6)上記実施形態では、操作用カバー41,として、本体部3,5の側面における一部を全周から覆う構成を例示したが、操作用カバーの形状はこれに限定されるものではなく、例えば周方向に途切れた形状のように、完全には全周から覆わない構成であってもよい。
(7)上記実施形態における1つの構成要素が有する機能を複数の構成要素として分散させたり、複数の構成要素が有する機能を1つの構成要素に統合したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加、置換等してもよい。なお、特許請求の範囲に記載の文言から特定される技術思想に含まれるあらゆる態様が本開示の実施形態である。
1,2…毛髪化粧料吐出容器、3,5…本体部、4,6…可動部、31,51…容器本体、32…蓋体、41,61…操作用カバー、42…塗布部、411,611…天板部、412,612…側板部、421…櫛部、421a…櫛歯、422…棒状部、613…窪み部、614…肩部。

Claims (4)

  1. 毛髪化粧料組成物の収容空間を内部に有する本体部と、
    前記本体部の上部において前記本体部に対して上下方向に往復移動可能に設けられた可動部と、
    を備え、前記可動部を前記本体部側に移動させる向きの外力を前記可動部に加える移動操作及び前記可動部を当該外力から解放して元の位置に復帰させる解放操作のうち少なくとも一方の操作に伴い、ポンプ機構により前記収容空間から前記収容空間に収容された前記毛髪化粧料組成物が吸引されて外部へ吐出され、前記移動操作と前記解放操作とが繰り返されるように構成された毛髪化粧料吐出容器であって、
    前記可動部は、前記本体部の上部を覆う操作用カバーを備え、
    前記操作用カバーは、前記本体部の側面における一部を覆う側板部を備え
    前記操作用カバーは、前記本体部の側面における前記側板部に覆われない部分を手で把持している状態で当該把持している手の残りの指の先端を載置するための窪み部を有し、
    前記操作用カバーは、前記操作用カバーの上面側から見て前記操作用カバーの上面における中央部を挟むように2本の指の載置するための、前記側板部から突出する肩部を有し、
    前記可動部は、前記本体部に対して、前記本体部の側面における前記側板部に覆われない部分を手で把持しつつ、当該把持している手の残りの指の先端を前記窪み部に載置した状態で、上下方向に往復移動可能に構成されている、
    毛髪化粧料吐出容器。
  2. 請求項1に記載の毛髪化粧料吐出容器であって、
    前記可動部は、前記毛髪化粧料組成物を毛髪に塗布するための塗布部を更に備え、
    前記塗布部は、
    複数の櫛歯を有する櫛部と、
    前記本体部から前記櫛部へ前記毛髪化粧料組成物を供給するための内部流路を形成する棒状部と、
    を備え、
    前記棒状部は、前記操作用カバーの上面の中心位置に対して偏った位置から上方へ延びるように配置されている、毛髪化粧料吐出容器。
  3. 請求項2に記載の毛髪化粧料吐出容器であって、
    前記櫛部は、前記操作用カバーの上面における前記中心位置に対する前記棒状部が偏って配置される向きに、前記櫛歯の先端が向くように設けられている、毛髪化粧料吐出容器。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の毛髪化粧料吐出容器の使用方法であって、
    前記移動操作を行う手順と、
    前記解放操作を行う手順と、
    を含み、
    前記移動操作として、
    前記本体部の移動を規制した状態で、前記可動部の側面を手で把持して前記可動部を移動させることにより、前記外力を前記可動部に加える第1の操作と、
    前記本体部の移動を規制した状態で、前記可動部の上面を押すことにより、前記外力を前記可動部に加える第2の操作と、
    前記本体部の側面を手で把持しつつ、把持している手の残りの指で前記可動部の上面を押し下げることにより、前記外力を前記可動部に加える第3の操作と、
    の3種類の操作のうち前記第1の操作を含む少なくとも1種類の操作を選択的に行い得る、毛髪化粧料吐出容器の使用方法。
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