JP6735240B2 - 二剤混合容器 - Google Patents
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Description
この構成によれば、滴下孔を介して容器本体の内部側に流出した第2剤を、集液部を伝わらせて、滴下孔の開口周縁部から集液頂部に移動させることができる。これにより、滴下孔から流出した第2剤を集液頂部に集めやすく、第2剤を滴下させやすい。
この構成によれば、集液部は、滴下孔の開口周縁部から集液頂部まで延びる帯状の下面を有する案内部を備えるため、案内部の下面を伝わらせることで、滴下孔から流出した第2剤を集液頂部に導きやすい。これにより、集液頂部に第2剤を集めやすくなり、より第2剤を滴として滴下させやすくできる。
この構成によれば、集液部は、複数の滴下孔の開口周縁部を繋いでいるため、複数の滴下孔から流出した第2剤が集液頂部に集められる。これにより、集液頂部に第2剤を集めやすくなり、第2剤を滴として滴下させやすくできる。
本実施形態の二剤混合容器10は、図1に示すように、内容物として第1剤C1が収容される容器本体11と、内容物として第1剤C1と異なる第2剤C2が収容される第2剤収容部12と、上蓋13と、を備える。図1は、第1剤C1と第2剤C2とが、二剤混合容器10内において互いに隔離されて混合されない状態で収容された状態(以下、混合不可状態と呼ぶ)を示している。なお、特に断りのない限り、二剤混合容器10における各部の位置関係の説明は、二剤混合容器10が混合不可状態にある場合の各部の位置関係について行うものとする。
容器本体11は、第1剤C1が収容される収容本体部11aと、収容本体部11aの上端に設けられた口部11bと、口部11bから径方向外側に突出するフランジ部11cと、を備える。口部11bは円筒状に形成されており、その外周面のうちフランジ部11cよりも上側の部分には、雄ネジ部が形成されている。
外筒部材30は、図2に示すように、円環板部31と、装着筒部32と、外側収容筒部33と、第1連結筒部34と、底蓋40と、を備える。なお、図2においては、上蓋13が装着される前の状態を示している。
装着筒部32は、円環板部31の径方向外縁部から下方に延びる円筒状である。装着筒部32の内周面には、容器本体11の口部11bに形成された雄ネジ部と螺合される雌ネジ部が形成されている。装着筒部32の雌ネジ部と口部11bの雄ネジ部とが螺合されることで、外筒部材30が容器本体11に装着され、第2剤収容部12は容器本体11の口部11bに装着される。第2剤収容部12は、容器本体11に対して着脱自在である。具体的には、外筒部材30を装着する際と逆向きに回転させることで、第2剤収容部12を容器本体11に対して上方に移動させて、取り外すことができる。
第2外側収容筒部33bの内径および外径は、図2に示すように、第1外側収容筒部33aの内径および外径よりも小さい。第2外側収容筒部33bの下端は、装着筒部32よりも下側に位置する。
環状連結壁部33cは、容器軸Oと同軸に配置され、表裏面が上下方向と直交する円環板状である。環状連結壁部33cの径方向外縁部には、第1外側収容筒部33aの下端部が接続されている。環状連結壁部33cの径方向内縁部には、第2外側収容筒部33bの上端部が接続されている。
底板部41は、容器軸Oと同軸に配置され、表裏面が上下方向と直交する円環板状である。底板部41の径方向外縁部は、第2外側収容筒部33bの下端部に接続されている。
突出嵌合部42は、有蓋の円筒状である。突出嵌合部42は、底板部41の径方向内縁部から上側に突出する筒部42aと、筒部42aの上端部に設けられた天板部42bと、を有する。筒部42aの外周面には、径方向外側に突出し、周方向の一周に亘って設けられるシール部が形成されている。
なお、本明細書において「滴下孔の開口周縁部に集液部が形成される」とは、滴下孔から流出する第2剤C2が後述するように集液頂部に集められるように集液部が形成されていればよい。集液部は、例えば、滴下孔に隣接する位置に形成されていてもよいし、滴下孔から離れた滴下孔の近傍に形成されていてもよいし、滴下孔に重なる位置に形成されていてもよい。本実施形態において集液部43は、複数の滴下孔41aの径方向内側に隣接して形成されている。
本実施形態において複数の壁部43aは、図4に示すように、径方向に対向する一対の壁部43aが三対設けられている。各一対の壁部43aは、それぞれ直線状に接続されている。本実施形態において集液頂部43bの頂角θは、図2に示すように、径方向に対向する一対の壁部43aの下面同士の成す角度である。本実施形態において頂角θは、鈍角である。
円環天板部22は、容器軸Oと同軸に配置され、表裏面が上下方向と直交する円環板状である。円環天板部22の下面は、第1連結筒部34の上端部と接触している。
第2内側収容筒部23bの上端部には、内筒部材20の内部と外筒部材30の内部とを繋ぐ第2貫通孔23dが形成されている。第2内側収容筒部23bの下端部は、外筒部材30の第1外側収容筒部33aの内側に嵌め合わされる。第2内側収容筒部23bの下端部における外周面には、径方向外側に突出し、周方向の一周に亘って設けられるシール部が形成されている。第2内側収容筒部23bのシール部は、第1外側収容筒部33aの内周面と接触し、第2内側収容筒部23bと第1外側収容筒部33aとの間をシールしている。
このように、第2内側収容筒部23bと第1外側収容筒部33aとの間、および第3内側収容筒部23cと突出嵌合部42との間がシールされることによって、混合不可状態において内側収容筒部23の内部と外側収容筒部33の内部とが隔離されている。混合不可状態において第2剤C2は、内側収容筒部23内に収容され、外側収容筒部33の内部に漏れないようにされている。
付替えキャップ50は、吐出筒部51と、ヒンジ蓋52と、を備える。吐出筒部51は、口部11bの開口を閉塞する蓋板部51aと、蓋板部51aの径方向外縁から下方に延びる円筒状のキャップ筒部51bと、を備える。
キャップ筒部51bの内周面には、口部11bの外周面に形成された雄ネジ部と螺合される雌ネジ部が形成されている。口部11bの雄ネジ部とキャップ筒部51bの雌ネジ部とが螺合されることで、付替えキャップ50が容器本体11に装着される。
なお、集液頂部43bの頂角θは、鋭角であってもよい。この場合、第2剤C2が接触する集液頂部43bの表面積が小さくなり、集液頂部43bに集められた第2剤C2の表面張力が小さくなる。そのため、滴下される滴C2aの大きさを小さくでき、滴C2aが滴下される間隔を短くできる。
なお、支持突部44の下端は、集液頂部43bよりも僅かに上側に位置してもよい。この場合であっても、複数の支持突部44のうちの一部の下端を載置面上に接触させることができ、第2剤収容部12を立てて配置する際の安定性を向上できる。また、支持突部44の数は、特に限定されない。
第2実施形態は、第1実施形態に対して、底蓋の形状が異なる。以下の説明においては、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
図7から図9に示すように、本実施形態の底蓋140の下面における滴下孔41aの開口周縁部には、集液部143が形成されている。なお、図7および図9においては、混合不可状態が解除されて第2剤C2の滴下が開始された状態を示している。
本実施形態において集液部143は、複数設けられている。図7および図8では、集液部143は、例えば、3つ設けられている。3つの集液部143は、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。集液部143は、周方向において、隣り合う滴下孔41a同士の間に配置されている。
本実施形態では、第1実施形態と異なり、集液部143は突出嵌合部42の筒部42a内には設けられておらず、筒部42a内は区画されていない。
集液部は、第2剤C2を伝わらせて滴下できる構成であれば、特に限定されない。集液部の構成は、第2剤C2の粘度、滴下孔の大きさ等に基づいて決められてもよい。例えば、第1実施形態において、集液部43における複数の壁部43aの径方向内端部は、互いに接続されていなくてもよい。この場合、例えば、各壁部43aの一つ一つが集液部となり、各壁部43aの径方向内端部がそれぞれ集液頂部となる。集液部は、滴下孔の開口周縁部から集液頂部まで延びる帯状の下面を有する案内部を備えない構成であってもよい。集液部は、例えば、下方に向けて凸となる半球状であってもよいし、下方に向けて凸となる円錐状であってもよいし、下方に向けて凸となる角錐状であってもよい。また、集液部の数は、特に限定されない。また、集液部は、1つの滴下孔の開口周縁部に複数設けられてもよい。例えば、第2実施形態において、1つの滴下孔41aの周方向の両側にそれぞれ集液部143を配置してもよい。
また、上記説明した各実施形態の二剤混合容器の用途は、特に限定されない。
また、上記説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
Claims (4)
- 第1剤が収容される容器本体と、
前記容器本体の口部に装着され、前記第1剤と異なる第2剤が収容される第2剤収容部と、
を備え、
前記第2剤収容部の下端開口部を閉塞する底蓋には、前記容器本体の内部と前記第2剤収容部の内部とを連通させる滴下孔が形成され、
前記滴下孔における前記容器本体の内部側の開口周縁部には、集液頂部を有し、下方に向けて突出する集液部が形成され、
前記集液部において、前記集液頂部の下方に向けた突出量が最も大きくなっていることを特徴とする二剤混合容器。 - 前記集液部は、前記滴下孔の前記開口周縁部から前記集液頂部に向かうに従い漸次、下方に向けた突出量が大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載の二剤混合容器。
- 前記集液部は、前記滴下孔の前記開口周縁部から前記集液頂部まで延びる帯状の下面を有する案内部を備えることを特徴とする請求項2に記載の二剤混合容器。
- 前記滴下孔は、複数設けられ、
前記集液部は、複数の前記滴下孔の前記開口周縁部を繋ぐことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の二剤混合容器。
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2017
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