JP6735240B2 - 二剤混合容器 - Google Patents

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Description

本発明は、二剤混合容器に関する。
例えば下記特許文献1に示されるように、第1剤が収容される容器本体と、上方移動可能に容器本体の口部に装着され、第1剤と異なる第2剤が収容される第2剤収容部と、を備える二剤混合容器が知られている。特許文献1の二剤混合容器では、第2剤収容部を上方移動させることで、第2剤収容部の底蓋が第2剤収容部の周壁から離脱する。これにより、第2剤収容部内の第2剤が、底蓋とともに容器本体内に落下することで流入し、第1剤と第2剤とが混合される。
特開2003−292059号公報
しかしながら、上記のような二剤混合容器では、第2剤収容部の底蓋が周壁から離脱した際に、全ての第2剤が瞬時に容器本体内に流入する。
本発明は、上記事情に鑑みて、第2剤を容器本体内に少量ずつ滴下させることが可能な二剤混合容器を提供することを目的の一つとする。
本発明の二剤混合容器の一つの態様は、第1剤が収容される容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、前記第1剤と異なる第2剤が収容される第2剤収容部と、を備え、前記第2剤収容部の下端開口部を閉塞する底蓋には、前記容器本体の内部と前記第2剤収容部の内部とを連通させる滴下孔が形成され、前記滴下孔における前記容器本体の内部側の開口周縁部には、集液頂部を有し、下方に向けて突出する集液部が形成され、前記集液部において、前記集液頂部の下方に向けた突出量が最も大きくなっていることを特徴とする。
本発明の二剤混合容器の一つの態様によれば、第2剤収容部内の第2剤は、滴下孔を介して容器本体の内部側に流出し、下方に向けた突出量が最も大きくなっている集液頂部に集められる。集液頂部に集められた第2剤は、量が少ないうちは、第2剤の表面張力によって集液頂部に保持される。そして、第2剤の量が増加して、集液頂部に保持された第2剤の自重が表面張力より大きくなると、第2剤は、滴となって、容器本体内に収容された第1剤に滴下される。これにより、第1剤と第2剤とが混合されて、混合物となる。したがって、本発明の二剤混合容器の一つの態様によれば、第2剤を容器本体内に少量ずつ滴下させることが可能な二剤混合容器が得られる。
前記集液部は、前記滴下孔の前記開口周縁部から前記集液頂部に向かうに従い漸次、下方に向けた突出量が大きくなっている構成としてもよい。
この構成によれば、滴下孔を介して容器本体の内部側に流出した第2剤を、集液部を伝わらせて、滴下孔の開口周縁部から集液頂部に移動させることができる。これにより、滴下孔から流出した第2剤を集液頂部に集めやすく、第2剤を滴下させやすい。
前記集液部は、前記滴下孔の前記開口周縁部から前記集液頂部まで延びる帯状の下面を有する案内部を備える構成としてもよい。
この構成によれば、集液部は、滴下孔の開口周縁部から集液頂部まで延びる帯状の下面を有する案内部を備えるため、案内部の下面を伝わらせることで、滴下孔から流出した第2剤を集液頂部に導きやすい。これにより、集液頂部に第2剤を集めやすくなり、より第2剤を滴として滴下させやすくできる。
前記滴下孔は、複数設けられ、前記集液部は、複数の前記滴下孔の前記開口周縁部を繋ぐ構成としてもよい。
この構成によれば、集液部は、複数の滴下孔の開口周縁部を繋いでいるため、複数の滴下孔から流出した第2剤が集液頂部に集められる。これにより、集液頂部に第2剤を集めやすくなり、第2剤を滴として滴下させやすくできる。
本発明の一つの態様によれば、第2剤を容器本体内に少量ずつ滴下させることが可能な二剤混合容器が提供される。
図1は、第1実施形態の二剤混合容器を示す部分断面図である。 図2は、第1実施形態の第2剤収容部を示す部分断面図である。 図3は、第1実施形態の底蓋を示す斜視図である。 図4は、第1実施形態の底蓋を下側から視た図である。 図5は、第1実施形態の二剤混合容器の一部を示す部分断面図である。 図6は、第1実施形態の容器本体に付替えキャップを装着した状態を示す部分断面図である。 図7は、第2実施形態の底蓋を示す斜視図である。 図8は、第2実施形態の底蓋を下側から視た図である。 図9は、第2実施形態の底蓋を示す断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る二剤混合容器について説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、各構造における縮尺および数等を、実際の構造における縮尺および数等と異ならせる場合がある。
<第1実施形態>
本実施形態の二剤混合容器10は、図1に示すように、内容物として第1剤C1が収容される容器本体11と、内容物として第1剤C1と異なる第2剤C2が収容される第2剤収容部12と、上蓋13と、を備える。図1は、第1剤C1と第2剤C2とが、二剤混合容器10内において互いに隔離されて混合されない状態で収容された状態(以下、混合不可状態と呼ぶ)を示している。なお、特に断りのない限り、二剤混合容器10における各部の位置関係の説明は、二剤混合容器10が混合不可状態にある場合の各部の位置関係について行うものとする。
第1剤C1は、特に限定されず、液体であっても、例えば紛体等の固体であってもよい。第2剤C2は、滴下可能であれば、特に限定されない。第2剤C2は、例えば、液体である。第1剤C1と第2剤C2とが混合された混合物C3としては、例えば、化粧料、消臭剤、芳香剤、農業用薬剤、若しくは接着剤等の薬剤、あるいは食品(調味料)等が挙げられる。また、混合物C3としては、希釈液としての第1剤C1中に、濃縮剤としての第2剤C2を添加して、有効成分を適切な濃度に希釈したもの、第1剤C1と第2剤C2とを混合することで気体を発生する等、新たな性質を示すもの、あるいは第1剤C1に、例えば芳香成分や調味料等の第2剤C2を単に添加したもの等が挙げられる。
容器本体11は、胴部の横断面が円形、楕円形または多角形等の有底筒状である。以下の説明においては、容器本体11の中心軸線を容器軸Oと呼び、容器軸Oに沿う方向を上下方向と呼ぶ。容器本体11を基準として上下方向に沿って第2剤収容部12が装着される側を上側と呼び、逆側を下側と呼ぶ。また、上下方向から視た平面視において、容器軸Oに直交する方向を径方向と呼び、容器軸Oを中心に周回する方向を周方向と呼ぶ。
容器本体11は、第1剤C1が収容される収容本体部11aと、収容本体部11aの上端に設けられた口部11bと、口部11bから径方向外側に突出するフランジ部11cと、を備える。口部11bは円筒状に形成されており、その外周面のうちフランジ部11cよりも上側の部分には、雄ネジ部が形成されている。
第2剤収容部12は、容器本体11の口部11bに装着されている。第2剤収容部12は、外筒部材30と、内筒部材20と、を備える。
外筒部材30は、図2に示すように、円環板部31と、装着筒部32と、外側収容筒部33と、第1連結筒部34と、底蓋40と、を備える。なお、図2においては、上蓋13が装着される前の状態を示している。
円環板部31は、容器軸Oと同軸に配置され、表裏面が上下方向と直交する円環板状である。円環板部31は、容器本体11における口部11bの上側に配置される。
装着筒部32は、円環板部31の径方向外縁部から下方に延びる円筒状である。装着筒部32の内周面には、容器本体11の口部11bに形成された雄ネジ部と螺合される雌ネジ部が形成されている。装着筒部32の雌ネジ部と口部11bの雄ネジ部とが螺合されることで、外筒部材30が容器本体11に装着され、第2剤収容部12は容器本体11の口部11bに装着される。第2剤収容部12は、容器本体11に対して着脱自在である。具体的には、外筒部材30を装着する際と逆向きに回転させることで、第2剤収容部12を容器本体11に対して上方に移動させて、取り外すことができる。
外側収容筒部33は、円環板部31の径方向内縁部から下方に延びる円筒状である。外側収容筒部33は、上端が円環板部31の径方向内縁部に接続された第1外側収容筒部33aと、第1外側収容筒部33aの下方に設けられた第2外側収容筒部33bと、第1外側収容筒部33aと第2外側収容筒部33bとを連結する環状連結壁部33cと、を備える。
第1外側収容筒部33aの下端は、装着筒部32の下端よりも上側に位置する。
第2外側収容筒部33bの内径および外径は、図2に示すように、第1外側収容筒部33aの内径および外径よりも小さい。第2外側収容筒部33bの下端は、装着筒部32よりも下側に位置する。
環状連結壁部33cは、容器軸Oと同軸に配置され、表裏面が上下方向と直交する円環板状である。環状連結壁部33cの径方向外縁部には、第1外側収容筒部33aの下端部が接続されている。環状連結壁部33cの径方向内縁部には、第2外側収容筒部33bの上端部が接続されている。
外側収容筒部33には、外側収容筒部33の内部と外部とを繋ぐ第1貫通孔33dが形成されている。本実施形態において第1貫通孔33dは、環状連結壁部33cの径方向外縁部と第1外側収容筒部33aの下端部とに跨って形成されている。なお、第1貫通孔33dが形成される位置は、図2に示す位置に限られない。第1貫通孔33dは、第1外側収容筒部33aと環状連結壁部33cと第2外側収容筒部33bとのうちのいずれか1つ、あるいは2つ以上に跨って形成することができる。第1貫通孔33dは、図3に示すように、例えば、2つ設けられている。2つの第1貫通孔33dは、容器軸Oを挟んで互いに反対側に配置されている。なお、図3においては、混合不可状態が解除されて第2剤C2の滴下が開始された状態を示している。
第1連結筒部34は、円環板部31の上面から上方に延びる円筒状である。第1連結筒部34は、容器軸Oと同軸に配置されている。第1連結筒部34は、外側収容筒部33よりも径方向外側に配置されている。第1連結筒部34の外周面には、雄ネジ部が形成されている。
底蓋40は、外側収容筒部33の下端部、すなわち第2外側収容筒部33bの下端部に設けられている。底蓋40は、第2剤収容部12の下端開口部、すなわち本実施形態では外側収容筒部33の下端開口部を閉塞する蓋である。底蓋40は、底板部41と、突出嵌合部42と、を備える。
底板部41は、容器軸Oと同軸に配置され、表裏面が上下方向と直交する円環板状である。底板部41の径方向外縁部は、第2外側収容筒部33bの下端部に接続されている。
突出嵌合部42は、有蓋の円筒状である。突出嵌合部42は、底板部41の径方向内縁部から上側に突出する筒部42aと、筒部42aの上端部に設けられた天板部42bと、を有する。筒部42aの外周面には、径方向外側に突出し、周方向の一周に亘って設けられるシール部が形成されている。
底蓋40には、滴下孔41aが形成されている。本実施形態において滴下孔41aは、底板部41を上下方向に貫通する孔である。滴下孔41aは、容器本体11の内部と外側収容筒部33の内部とを連通させる。滴下孔41aの平面視形状は、例えば、図4に示すように、円形状である。滴下孔41aの大きさは、第2剤C2を滴下可能な程度の大きさである。本実施形態において滴下孔41aは、複数設けられている。図3および図4では、滴下孔41aは、例えば、6つ設けられている。複数の滴下孔41aは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。
滴下孔41aの容器本体11の内部側の開口周縁部には、集液頂部43bを有し、下方に向けて突出する集液部43が形成されている。本実施形態において、滴下孔41aの容器本体11の内部側の開口周縁部とは、滴下孔41aの下側の開口の周縁部であり、底板部41の下面(底蓋40の下面)の一部である。
なお、本明細書において「滴下孔の開口周縁部に集液部が形成される」とは、滴下孔から流出する第2剤C2が後述するように集液頂部に集められるように集液部が形成されていればよい。集液部は、例えば、滴下孔に隣接する位置に形成されていてもよいし、滴下孔から離れた滴下孔の近傍に形成されていてもよいし、滴下孔に重なる位置に形成されていてもよい。本実施形態において集液部43は、複数の滴下孔41aの径方向内側に隣接して形成されている。
集液部43は、複数の壁部43aを備える。複数の壁部43aは、複数の滴下孔41aにおける径方向内側の開口周縁部のそれぞれから径方向内側に延びている。複数の壁部43aは、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。本実施形態において壁部43aは、例えば、6つ設けられている。複数の壁部43aは、径方向内端部で互いに接続されている。本実施形態において集液頂部43bは、複数の壁部43aの径方向内端部が互いに接続された部分である。すなわち、複数の壁部43aのそれぞれは、滴下孔41aの開口周縁部と集液頂部43bとを繋ぐ。複数の壁部43aが集液頂部43bにおいて互いに繋がっているため、集液部43は、複数の滴下孔41aの開口周縁部を繋いでいる。本実施形態において集液頂部43bは、容器軸Oが通る中心に配置されている。
壁部43aは、表裏面が周方向と直交する板状である。壁部43aの下面は、図4に示すように、滴下孔41aの開口周縁部から集液頂部43bまで延びる帯状である。すなわち、壁部43aは、滴下孔41aの開口周縁部から集液頂部43bまで延びる帯状の下面を有する案内部に相当する。壁部43aの下面は、径方向外側から径方向内側に向かうに従って下方に位置する平坦な傾斜面である。
壁部43aは、図2に示すように、筒部42aの内周面42cおよび天板部42bの下面に接続されている。これにより、筒部42aの内部は、6つの壁部43aによって周方向に沿って6つに区画されている。壁部43aの下面の上下方向位置は、径方向外側から径方向内側に向かうに従い漸次、下方に位置する。言い換えると、壁部43aの下面の上下方向位置は、滴下孔41aの開口周縁部から集液頂部43bに向かうに従い漸次、下方に位置する。これにより、集液部43は、滴下孔41aの開口周縁部から集液頂部43bに向かうに従い漸次、下方に向けた突出量が大きくなっている。集液頂部43bは、集液部43の下端部である。すなわち、集液部43において、集液頂部43bの下方に向けた突出量は、最も大きくなっている。
本実施形態において各壁部43aの下面の水平面に対する傾斜角度は、それぞれ同じである。なお、各壁部43aの下面の水平面に対する傾斜角度は、互いに異なっていてもよい。
本実施形態において複数の壁部43aは、図4に示すように、径方向に対向する一対の壁部43aが三対設けられている。各一対の壁部43aは、それぞれ直線状に接続されている。本実施形態において集液頂部43bの頂角θは、図2に示すように、径方向に対向する一対の壁部43aの下面同士の成す角度である。本実施形態において頂角θは、鈍角である。
底蓋40の下面には、図3に示すように、下方に突出する複数の支持突部44が形成されている。本実施形態において支持突部44は、底板部41の下面の径方向外縁部から下方に突出している。複数の支持突部44は、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。図3では、支持突部44は、例えば、3つ設けられている。支持突部44の下端は、上下方向において集液部43の下端、すなわち集液頂部43bと同じ位置、あるいは集液頂部43bよりも下側に位置する。支持突部44は、例えば、下端部が半球状に丸みを帯びた円柱状である。
内筒部材20は、外筒部材30に装着されている。内筒部材20は、外筒部材30の内部に挿入されている。内筒部材20は、円環天板部22と、第2連結筒部21と、内側収容筒部23と、を備える。
円環天板部22は、容器軸Oと同軸に配置され、表裏面が上下方向と直交する円環板状である。円環天板部22の下面は、第1連結筒部34の上端部と接触している。
第2連結筒部21は、円環天板部22の径方向外縁部から下方に延びる円筒状である。第2連結筒部21の下端は、外筒部材30の円環板部31の上面と対向している。第2連結筒部21の内周面には、第1連結筒部34の外周面に形成された雄ネジ部と螺合される雌ネジ部が形成されている。第1連結筒部34の雄ネジ部と第2連結筒部21の雌ネジ部とが螺合されることで、外筒部材30と内筒部材20とが連結される。また、内筒部材20を外筒部材30に対して相対的に周方向に回転させることで、内筒部材20を外筒部材30に対して上下方向に移動させることができる。混合不可状態においては、内筒部材20は、外筒部材30に対して最も下側に位置する。
例えば、内筒部材20を外筒部材30に対して上方移動させるために回転させる周方向の向きは、第2剤収容部12を容器本体11から取り外す際に外筒部材30を回転させる周方向の向きと逆向きにすることが好ましい。後述するように、第1剤C1と第2剤C2とを混合させる際においては、内筒部材20を外筒部材30に対して上方移動させるが、その際に外筒部材30が回転して容器本体11から外れることを抑制するためである。
内側収容筒部23は、円環天板部22の径方向内縁部から下方に延びる円筒状である。内側収容筒部23は、容器軸Oと同軸に配置されている。内側収容筒部23は、外筒部材30の内部に挿入されている。内側収容筒部23と第2連結筒部21との径方向の間には、外筒部材30の第1連結筒部34が配置されている。内側収容筒部23は、上下方向両側に開口している。これにより、内側収容筒部23の下端部には、下方に向けて開口する開口部24が設けられている。開口部24には、底蓋40の突出嵌合部42が嵌合される。これにより、底蓋40は、開口部24を閉塞している。
内側収容筒部23は、第1内側収容筒部23aと、第2内側収容筒部23bと、第3内側収容筒部23cと、を備える。第1内側収容筒部23aと第2内側収容筒部23bと第3内側収容筒部23cとは、上側から下側に向かってこの順に設けられている。第2内側収容筒部23bの内径および外径は、第1内側収容筒部23aよりも小さい。第3内側収容筒部23cの内径および外径は、第2内側収容筒部23bよりも小さい。すなわち、内側収容筒部23は、上側から下側に向かって段階的に内径および外径が小さくなる多段の円筒状である。
第1内側収容筒部23aの下端は、第2連結筒部21の下端よりも上側に位置する。
第2内側収容筒部23bの上端部には、内筒部材20の内部と外筒部材30の内部とを繋ぐ第2貫通孔23dが形成されている。第2内側収容筒部23bの下端部は、外筒部材30の第1外側収容筒部33aの内側に嵌め合わされる。第2内側収容筒部23bの下端部における外周面には、径方向外側に突出し、周方向の一周に亘って設けられるシール部が形成されている。第2内側収容筒部23bのシール部は、第1外側収容筒部33aの内周面と接触し、第2内側収容筒部23bと第1外側収容筒部33aとの間をシールしている。
第3内側収容筒部23cの下端部には、開口部24が設けられている。第3内側収容筒部23cの下端部の内周面は、突出嵌合部42における筒部42aのシール部と接触している。これにより、第3内側収容筒部23cと突出嵌合部42との間がシールされている。
このように、第2内側収容筒部23bと第1外側収容筒部33aとの間、および第3内側収容筒部23cと突出嵌合部42との間がシールされることによって、混合不可状態において内側収容筒部23の内部と外側収容筒部33の内部とが隔離されている。混合不可状態において第2剤C2は、内側収容筒部23内に収容され、外側収容筒部33の内部に漏れないようにされている。
本実施形態において第2剤C2は、第2内側収容筒部23bの内部と第3内側収容筒部23cの内部とに収容される。第2剤C2は、第2内側収容筒部23bの第2貫通孔23dよりも下側の位置まで収容される。また、内側収容筒部23の内部と外側収容筒部33の内部とが隔離されていることで、混合不可状態において滴下孔41aは、内側収容筒部23の内部との連通が遮断されている。したがって、混合不可状態においては、第2剤C2が滴下孔41aから容器本体11内に流出することがない。
上蓋13は、図1に示すように、容器軸Oと同軸に配置された有蓋の円筒状である。上蓋13は、第2剤収容部12における内側収容筒部23の上端部、すなわち第1内側収容筒部23aに嵌め合わされて固定される。上蓋13の周壁下端部は、第1内側収容筒部23aと第2内側収容筒部23bとの間に設けられた段部(本実施形態では、第2内側収容筒部23bの上端部)と接触している。上蓋13は、内側収容筒部23の上端部の開口を閉塞する。第2剤C2は、図2に示すように、上蓋13が固定される前に第2剤収容部12に収容される。
本実施形態において、容器本体11と、第2剤収容部12と、上蓋13とは、内側が視認可能に形成されている。各部において内側が視認可能であるとは、二剤混合容器10を外部から視認した際に、二剤混合容器10の内部に収容された第1剤C1、第2剤C2、あるいは混合物C3が視認できることを含む。例えば、容器本体11と、第2剤収容部12と、上蓋13とは、透明または半透明な合成樹脂材料等で形成されている。
次に、第1剤C1と第2剤C2とを混合する方法について説明する。使用者は、図5に示すように、内筒部材20を外筒部材30に対して周方向に回転させることで、内筒部材20を外筒部材30に対して上方に移動させる。内筒部材20が上方に移動すると、内側収容筒部23の下端部が底蓋40の突出嵌合部42から外れ、開口部24が開放される。これにより、混合不可状態が解除され、内側収容筒部23の内部と外側収容筒部33の内部とが連通する。また、滴下孔41aと内側収容筒部23の内部とが連通する。したがって、第2剤C2が開口部24を介して外側収容筒部33の内部に流入するとともに、外側収容筒部33の内部に流入した第2剤C2は、滴下孔41aを介して容器本体11の内部側(下側)に流出する。
ここで、滴下孔41aの大きさは、第2剤C2を滴下できる程度に小さいため、滴下孔41aから流出した第2剤C2は、表面張力によって底蓋40の下面のうち滴下孔41aの開口周縁部に保持される。そして、滴下孔41aの開口周縁部に保持された第2剤C2は、滴下孔41aの開口周縁部に形成された壁部43aを伝って、滴下孔41aの開口周縁部から集液頂部43bに移動する。このようにして、各滴下孔41aから流出した第2剤C2は、各壁部43aを伝って集液頂部43bに集められる。集液頂部43bに集められた第2剤C2は、量が少ないうちは、第2剤C2の表面張力によって集液頂部43bに保持される。そして、第2剤C2の量が増加して、集液頂部43bに保持された第2剤C2の自重が表面張力より大きくなると、第2剤C2は、滴C2aとなって、容器本体11内に収容された第1剤C1に滴下される。これにより、第1剤C1と第2剤C2とが混合されて、混合物C3となる。
また、内筒部材20を上方に移動させると、第2内側収容筒部23bが、第1外側収容筒部33aから外れ、第2内側収容筒部23bと第1外側収容筒部33aとの間が開放される。そのため、容器本体11の内部のうち第1剤C1よりも上側の部分と、内側収容筒部23のうち第2剤C2よりも上側の部分とが、第1貫通孔33d、内側収容筒部23と外筒部材30との径方向の隙間、および第2貫通孔23dを介して連通する。これにより、容器本体11内の気体が、第1貫通孔33dから内側収容筒部23と外筒部材30との径方向の隙間を通って、第2貫通孔23dを介して内側収容筒部23内に流入する。したがって、容器本体11内の圧力を解放させることができ、容器本体11内に第2剤C2を滴下させやすくできる。
第2剤収容部12内のすべての第2剤C2が容器本体11内に滴下して第1剤C1と混合された後、使用者は、第2剤収容部12を容器本体11から取り外す。そして使用者は、図6に示すように、容器本体11の口部11bに付替えキャップ50を装着させる。このとき、容器本体11の内部には、混合物C3が収容されている。
付替えキャップ50は、吐出筒部51と、ヒンジ蓋52と、を備える。吐出筒部51は、口部11bの開口を閉塞する蓋板部51aと、蓋板部51aの径方向外縁から下方に延びる円筒状のキャップ筒部51bと、を備える。
蓋板部51aには、蓋板部51aの上面から上方に突出する吐出部51cが形成されている。本実施形態において吐出部51cは、容器軸Oと同軸に配置された円筒状である。吐出部51cの内部は、蓋板部51aに形成された孔と繋がり、容器本体11の内部と連通する吐出孔51dを形成する。
キャップ筒部51bの内周面には、口部11bの外周面に形成された雄ネジ部と螺合される雌ネジ部が形成されている。口部11bの雄ネジ部とキャップ筒部51bの雌ネジ部とが螺合されることで、付替えキャップ50が容器本体11に装着される。
ヒンジ蓋52は、有蓋の円筒状である。ヒンジ蓋52の蓋部の下面には、下方に突出する栓体52aが形成されている。ヒンジ蓋52の下端部は、ヒンジ部53を介してキャップ筒部51bの上端部に連結されている。ヒンジ蓋52は、ヒンジ部53を中心として開閉可能である。ヒンジ蓋52が図6に示す閉じた状態において、栓体52aは、吐出孔51dに嵌合され、吐出孔51dを閉塞する。ヒンジ蓋52における容器軸Oを挟んでヒンジ部53と逆側の上端部には、径方向外側に突出する摘み部52bが形成されている。
使用者は、容器本体11に付替えキャップ50が装着された状態で、混合物C3を使用する。すなわち、使用者は、ヒンジ蓋52を開き、吐出孔51dから混合物C3を吐出させる。なお、付替えキャップ50の構成は、特に限定されない。また、付替えキャップ50の代わりに、例えば容器本体11の口部11bに上方付勢状態で下方移動可能に立設されたステムを有するポンプ等を装着してもよい。
本実施形態によれば、上述したように、滴下孔41aから流出した第2剤C2は、下方に向けた突出量が最も大きくなっている集液頂部43bに集められる。そして、集液頂部43bにある程度、第2剤C2が集められると、第2剤C2が滴C2aとして、第1剤C1に滴下される。したがって、第2剤C2を容器本体11内に少量ずつ滴下させることが可能な二剤混合容器10が得られる。
また、本実施形態によれば、集液部43は、滴下孔41aの開口周縁部から集液頂部43bに向かうに従い漸次、下方に向けた突出量が大きくなっている。そのため、滴下孔41aを介して容器本体11の内部側に流出した第2剤C2を、集液部43を伝わらせて、滴下孔41aの開口周縁部から集液頂部43bに移動させることができる。これにより、滴下孔41aから流出した第2剤C2を集液頂部43bに集めやすく、第2剤C2を滴下させやすい。
また、本実施形態によれば、集液部43は、滴下孔41aの開口周縁部から集液頂部43bまで延びる帯状の下面を有する壁部(案内部)43aを備えるため、壁部43aの下面を伝わらせることで、滴下孔41aから流出した第2剤C2を集液頂部43bに導きやすい。これにより、集液頂部43bに第2剤C2を集めやすくなり、より第2剤C2を滴C2aとして滴下させやすくできる。
また、本実施形態によれば、集液部43は、複数の滴下孔41aの開口周縁部を繋いでいるため、複数の滴下孔41aから流出した第2剤C2が集液頂部43bに集められる。これにより、集液頂部43bに第2剤C2を集めやすくなり、第2剤C2を滴C2aとして滴下させやすくできる。
また、本実施形態によれば、集液頂部43bの頂角θが鈍角なため、第2剤C2が接触する集液頂部43bの表面積が大きくなる。そのため、集液頂部43bに集められた第2剤C2の表面張力が大きくなり、滴下される滴C2aの大きさを大きくできる。また、滴C2aが滴下される間隔を長くできる。
なお、集液頂部43bの頂角θは、鋭角であってもよい。この場合、第2剤C2が接触する集液頂部43bの表面積が小さくなり、集液頂部43bに集められた第2剤C2の表面張力が小さくなる。そのため、滴下される滴C2aの大きさを小さくでき、滴C2aが滴下される間隔を短くできる。
また、本実施形態によれば、複数の支持突部44が設けられ、支持突部44の下端は、上下方向において集液頂部43bと同じ位置、あるいは集液頂部43bよりも下側に位置する。そのため、第2剤収容部12を載置面上に底蓋40を下側として立てて配置するような場合、すべての支持突部44の下端が載置面上に接触する。これにより、安定して第2剤収容部12を立てて配置することができる。したがって、二剤混合容器10を組み立てる場合等において、第2剤収容部12を取り扱いやすい。また、本実施形態のように、3つ以上の支持突部44が周方向に沿って配置される場合、第2剤収容部12をより安定して立てて配置することができる。
なお、支持突部44の下端は、集液頂部43bよりも僅かに上側に位置してもよい。この場合であっても、複数の支持突部44のうちの一部の下端を載置面上に接触させることができ、第2剤収容部12を立てて配置する際の安定性を向上できる。また、支持突部44の数は、特に限定されない。
<第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態に対して、底蓋の形状が異なる。以下の説明においては、上記実施形態と同様の構成については、適宜同一の符号を付す等により説明を省略する場合がある。
図7から図9に示すように、本実施形態の底蓋140の下面における滴下孔41aの開口周縁部には、集液部143が形成されている。なお、図7および図9においては、混合不可状態が解除されて第2剤C2の滴下が開始された状態を示している。
本実施形態において集液部143は、複数設けられている。図7および図8では、集液部143は、例えば、3つ設けられている。3つの集液部143は、周方向に沿って一周に亘って等間隔に配置されている。集液部143は、周方向において、隣り合う滴下孔41a同士の間に配置されている。
集液部143は、底板部41の下面から下方に突出し、表裏面が径方向と交差する板状である。集液部143の平面視形状は、図8に示すように、径方向外側に凸となる円弧形状である。集液部143は、周方向一方側に配置された滴下孔41aの開口周縁部から、周方向他方側に配置された滴下孔41aの開口周縁部まで延びている。本実施形態において、集液部143の周方向両端部は、滴下孔41aから離れた滴下孔41aの近傍に配置されている。集液部143における集液頂部143bは、集液部143の周方向の中央に設けられている。集液部143のうち周方向一方側に近接する滴下孔41aの開口周縁部から集液頂部143bまで延びる部分と、集液部143のうち周方向他方側に近接する滴下孔41aの開口周縁部から集液頂部143bまで延びる部分とは、それぞれ帯状の下面を有する案内部に相当する。この場合、案内部の下面は、平面視で円弧状に延びる曲面である。
図9に示すように、集液部143の下方に向けた突出量は、集液部143の周方向両端部から集液頂部143bに向かうに従い漸次、大きくなっている。集液部143の径方向から視た形状は、下方に凸となる円弧状であり、集液頂部143bは、丸みを帯びている。
本実施形態では、第1実施形態と異なり、集液部143は突出嵌合部42の筒部42a内には設けられておらず、筒部42a内は区画されていない。
図7および図9に示すように、本実施形態においては、集液部143ごとに、2つの滴下孔41aから流出した第2剤C2が集液部143を伝って集液頂部143bに集められる。そして、第1実施形態と同様に、集液頂部143bに集められた第2剤C2が滴C2aとなって第1剤C1に滴下される。本実施形態では、集液部143が3つ設けられているため、底蓋140の3箇所からそれぞれ滴C2aが滴下される。このように、本実施形態によれば、複数の箇所から第2剤C2を少量ずつ滴下させることができる。
また、本実施形態によれば、集液頂部143bは丸みを帯びているため、第2剤C2が接触する集液頂部143bの表面積がより大きくなる。そのため、集液頂部143bに集められた第2剤C2の表面張力が大きくなり、滴下される滴C2aの大きさをより大きくできる。また、滴C2aが滴下される間隔をより長くできる。
なお、本発明は上述の実施形態に限られず、下記の構成を採用することもできる。
集液部は、第2剤C2を伝わらせて滴下できる構成であれば、特に限定されない。集液部の構成は、第2剤C2の粘度、滴下孔の大きさ等に基づいて決められてもよい。例えば、第1実施形態において、集液部43における複数の壁部43aの径方向内端部は、互いに接続されていなくてもよい。この場合、例えば、各壁部43aの一つ一つが集液部となり、各壁部43aの径方向内端部がそれぞれ集液頂部となる。集液部は、滴下孔の開口周縁部から集液頂部まで延びる帯状の下面を有する案内部を備えない構成であってもよい。集液部は、例えば、下方に向けて凸となる半球状であってもよいし、下方に向けて凸となる円錐状であってもよいし、下方に向けて凸となる角錐状であってもよい。また、集液部の数は、特に限定されない。また、集液部は、1つの滴下孔の開口周縁部に複数設けられてもよい。例えば、第2実施形態において、1つの滴下孔41aの周方向の両側にそれぞれ集液部143を配置してもよい。
また、滴下孔の数および形状は、特に限定されない。滴下孔の大きさは、互いに異なっていてもよい。滴下孔の大きさは、第2剤C2の粘度等に基づいて決められてもよい。1つの集液部の集液頂部に対して集められる第2剤C2が流出される滴下孔の数は、特に限定されない。例えば、1つの滴下孔から流出した第2剤C2のみが1つの集液部の集液頂部に集められる構成であってもよい。
また、滴下孔の位置は、特に限定されない。例えば、第2実施形態において、滴下孔41aは、周方向において、集液部143の中間に位置してもよい。すなわち、滴下孔41aは、周方向位置が、図8で周方向に隣接する2つの滴下孔41aの間の周方向位置であってもよい。この場合、滴下孔41aは、集液部143の径方向内側に設けられてもよいし、集液部143の径方向外側に設けられてもよいし、集液部143の径方向両側に設けられてもよい。
また、滴下孔は、集液部と重なる位置に形成されてもよい。この場合、滴下孔と重なる集液部の表面に、第2剤C2を集液頂部に案内するための溝や突部(突条)を設けてもよい。この場合、上述した実施形態と同様に、滴下孔から流出した第2剤C2は集液部を伝って集液頂部へと移動可能である。そのため、滴下孔の開口周縁部に集液部が形成された状態となる。
上述した滴下孔と集液部との配置関係は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせ可能である。一例としては、集液部の周方向両側の少なくとも一方に滴下孔が形成される構成と、集液部の径方向両側の少なくとも一方に滴下孔が形成される構成と、集液部上に滴下孔が形成される構成と、のうち2つ以上の構成を適宜組み合わせた構成とできる。
また、上述した各実施形態においては、内筒部材20を周方向に回転させて上方移動させることで、二剤混合容器の混合不可状態を解除する構成としたが、これに限られない。二剤混合容器の混合不可状態を解除する構成は、特に限定されず、例えば、第2剤収容部の一部を破断させる等によって、二剤混合容器の混合不可状態を解除してもよい。また、例えば、第2剤収容部に第2剤C2を収容した時点から、第2剤C2が第1剤C1に少量ずつ滴下していく構成であってもよい。
また、上記実施形態において、混合不可状態が解除された場合の内筒部材20の上下方向位置を決める位置決め手段が設けられていてもよい。位置決め手段としては、例えば、内筒部材20が所定の位置まで上方に移動した際に、外筒部材30における第1連結筒部34の雄ネジ部と内筒部材20における第2連結筒部21の雌ネジ部とが外れて、内筒部材20が空転するような構成が考えられる。この場合、内筒部材20を回転させても、内筒部材20が所定の位置よりも上方に移動しないため、混合不可状態が解除された場合の内筒部材20の上下方向位置を決めることができる。
また、位置決め手段としては、例えば、内筒部材20が所定の位置まで上方に移動した際に、内筒部材20と接触して内筒部材20の上方移動を規制する位置決め突起を設ける構成が考えられる。これにより、内筒部材20を回転させることができる範囲を制限することができ、混合不可状態が解除された場合の内筒部材20の上下方向位置を決めることができる。
また、上述した各実施形態においては、容器本体11、第2剤収容部12、および上蓋13は、内側が視認可能に形成された構成としたが、これに限られない。例えば、少なくとも第2剤C2の滴下状態が視認可能であれば、容器本体11、第2剤収容部12、および上蓋13のうちの一部が、内側が視認できないように形成されていてもよい。第2剤C2の滴下状態を視認可能にするためには、例えば、少なくとも容器本体11の一部あるいは全体を内側が視認可能に形成すればよい。この場合の一例としては、容器本体11の上半分、あるいは残量確認用の帯状部を、透明または半透明とする構成が挙げられる。また、少なくとも第2剤C2の滴下状態が視認可能であればよいため、例えば、容器本体11に印刷、塗装などの加飾を行ったり、ラベルなどの貼り付けを行ったり、または、シュリンクラベルで覆うなどして、装飾性を向上させることも可能である。
また、上記説明した各実施形態の二剤混合容器の用途は、特に限定されない。
また、上記説明した各構成は、相互に矛盾しない範囲内において、適宜組み合わせることができる。
10…二剤混合容器、11…容器本体、11b…口部、12…第2剤収容部、40,140…底蓋、41a…滴下孔、43,143…集液部、43a…壁部(案内部)、43b,143b…集液頂部、C1…第1剤、C2…第2剤

Claims (4)

  1. 第1剤が収容される容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着され、前記第1剤と異なる第2剤が収容される第2剤収容部と、
    を備え、
    前記第2剤収容部の下端開口部を閉塞する底蓋には、前記容器本体の内部と前記第2剤収容部の内部とを連通させる滴下孔が形成され、
    前記滴下孔における前記容器本体の内部側の開口周縁部には、集液頂部を有し、下方に向けて突出する集液部が形成され、
    前記集液部において、前記集液頂部の下方に向けた突出量が最も大きくなっていることを特徴とする二剤混合容器。
  2. 前記集液部は、前記滴下孔の前記開口周縁部から前記集液頂部に向かうに従い漸次、下方に向けた突出量が大きくなっていることを特徴とする請求項1に記載の二剤混合容器。
  3. 前記集液部は、前記滴下孔の前記開口周縁部から前記集液頂部まで延びる帯状の下面を有する案内部を備えることを特徴とする請求項2に記載の二剤混合容器。
  4. 前記滴下孔は、複数設けられ、
    前記集液部は、複数の前記滴下孔の前記開口周縁部を繋ぐことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の二剤混合容器。
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