JP6734122B2 - 熱収縮チューブ、その製造方法及び熱収縮スリーブ - Google Patents

熱収縮チューブ、その製造方法及び熱収縮スリーブ Download PDF

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Description

本発明は、熱収縮チューブ、その製造方法及びソルダースリーブに関する。
径方向に熱収縮性を有する熱収縮チューブは、絶縁電線同士の接続部分、配線の端末、金属管等の保護、絶縁、防水、防食等のための被覆に使用されている。熱収縮チューブは、絶縁電線同士の接続部分に被覆して加熱すると、形状記憶効果により、接続部分の形状に沿って収縮して密着することで接続部分を保護できる。
このような熱収縮チューブの材質としては、耐熱性、機械的強度等に優れ、摩擦係数も小さくできるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)が好適に使用される。ただし、PTFEは貯蔵弾性率が高く成形加工が容易ではないので、PTFEチューブを放射線照射により架橋させ、成形加工を容易にする技術が提案されている(国際公開第2010/038800号参照)。
国際公開第2010/038800号
PTFEは放射線により分解し易いため、分解させずに架橋するには照射条件を調整する必要があり、この条件調整がチューブの生産性低下の一因となる。また、PTFEは架橋すると融点以上に加熱した際の変形性が低下する。そのため、熱収縮チューブの製造時にPTFEチューブを拡径(膨張)させる操作が困難になる。即ち、PTFEを架橋させると、熱収縮チューブの製造コストや品質のバラツキの上昇を招来するおそれがある。
本発明は、上述のような事情に基づいてなされたものであり、PTFEを用いながらも製造コスト及び品質のバラツキを低減することができる熱収縮チューブ、その製造方法、及びこの熱収縮チューブを用いたソルダースリーブの提供を目的とする。
本発明の一実施形態に係る熱収縮チューブは、ポリテトラフルオロエチレンを主成分とする円筒状の熱収縮層を備え、上記熱収縮層の340℃以上400℃以下での貯蔵弾性率が1MPa以上7MPa以下である。
本発明の一実施形態に係る熱収縮チューブ用接着剤の製造方法は、ポリテトラフルオロエチレンを主成分とするチューブを加熱及び拡径する拡径工程を備え、上記チューブの340℃以上400℃以下での貯蔵弾性率が1MPa以上7MPa以下である。
本発明の一実施形態に係る熱収縮チューブは、PTFEを主成分とすることにより高耐熱性、高耐久性等の特徴を持ちながらも比較的容易に製造することができるため、製造コスト及び品質のバラツキを低減することができる。また、本発明の一実施形態に係る熱収縮チューブの製造方法は、製造コスト及び品質のバラツキを低減しつつPTFE製の熱収縮チューブを製造することができる。さらに、本発明の一実施形態に係るソルダースリーブは、製造コスト及び品質に優れる。
[本発明の実施形態の説明]
本発明の一実施形態に係る熱収縮チューブは、ポリテトラフルオロエチレンを主成分とする円筒状の熱収縮層を備え、上記熱収縮層の340℃以上400℃以下での貯蔵弾性率が1MPa以上7MPa以下である。
当該熱収縮チューブは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)を主成分とする熱収縮層のPTFEの融点(約327℃)以上の温度(340℃以上400℃以下)における貯蔵弾性率が7MPa以下である。そのため、熱収縮層を融点以上に加熱した際の変形性に優れ、製造過程において容易かつ確実に拡径できる。これにより、当該熱収縮チューブは、熱収縮層にPTFEを使用しながらも製造コスト及び品質のバラツキを低減することができる。また、熱収縮層のPTFEの上記貯蔵弾性率が1MPa以上であることにより、拡径した当該熱収縮チューブは、融点以上の温度(340℃以上400℃以下)に加熱した際に、良好な収縮特性を得ることができる。
上記熱収縮層における無機物の含有量としては1質量%未満が好ましい。熱収縮層を形成するPTFEチューブにフィラー等の無機物を添加することで熱収縮層の強度を向上させることができるが、このような無機物を添加すると、その偏析により熱収縮層の特性にバラツキが生じ易いほか、製造装置が汚染されるおそれがある。当該熱収縮チューブでは、熱収縮層の高温貯蔵弾性率を上記範囲とすることで、このような強度を担保できている。従って、無機物を1質量%未満とすることが可能であり、特性のバラツキや製造装置の汚染を防止できる。
上記ポリテトラフルオロエチレンの主鎖を構成する炭素原子のうち3以上の炭素原子と結合する炭素原子の割合としては1%以下が好ましい。このように熱収縮層のPTFEにおける架橋している(3以上の炭素原子と結合する)炭素原子の割合を上記範囲とすることで、製造コスト及び品質のバラツキの低減を促進できる。
上記ポリテトラフルオロエチレンの主鎖を構成する炭素原子のうち1以下のフッ素原子と結合する炭素原子の割合としては0.01%以上2%以下が好ましい。このように熱収縮層のPTFEにおける側鎖(1以下のフッ素原子と結合する炭素原子)の割合を上記範囲とすることで、PTFEの高温での貯蔵弾性率を容易かつ確実に上記範囲とすることができ、製造過程での拡径が容易となると共に、良好な収縮特性を得ることができる。
上記ポリテトラフルオロエチレンが下記式(1)で表されるとよい。このようなポリテトラフルオロエチレンを用いることで、上述の効果をより確実に促進できる。
Figure 0006734122
(式(1)中、Rは有機基である。n、mは1以上の整数である。mが2以上の場合、複数のRは同一でも異なっていてもよい。)
上記ポリテトラフルオロエチレンの分子量としては100万以上600万以下が好ましい。このようにPTFEの分子量を上記範囲とすることで、PTFEの高温での貯蔵弾性率を容易かつ確実に上記範囲とすることができ、製造過程での拡径が容易となると共に、良好な収縮特性を得ることができる。
上記熱収縮層の空孔率としては0.1体積%以上30体積%以下が好ましい。このように熱収縮層の空孔率を上記範囲とすることで、強度を維持しつつ熱収縮層に可撓性を付与することができる。
また、本発明の別の実施形態に係る熱収縮チューブの製造方法は、ポリテトラフルオロエチレンを主成分とするチューブを加熱及び拡径する拡径工程を備え、上記チューブの340℃以上400℃以下での貯蔵弾性率が1MPa以上7MPa以下である。
当該熱収縮チューブの製造方法は、PTFEを主成分とし融点以上の温度(340℃以上400℃以下)における貯蔵弾性率が7MPa以下であるチューブを用いて熱収縮層を形成する。このチューブは、融点以上に加熱した際の変形性に優れ、容易かつ確実に拡径できる。そのため、当該熱収縮チューブの製造方法は、熱収縮層にPTFEを使用しながらも製造コスト及び品質のバラツキを低減することができる。
上記拡径工程が、上記チューブを200℃以上320℃以下で予備加熱する予備加熱工程と、上記予備加熱工程後のチューブを340℃以上400℃以下で加熱する本加熱工程と、上記本加熱工程後のチューブを膨張させる膨張工程とを有するとよい。また、上記チューブの200℃以上320℃以下での貯蔵弾性率としては10MPa以上100MPa以下が好ましい。このようにチューブの融点未満の温度での貯蔵弾性率を上記範囲とし、かつチューブを融点未満の温度で予備加熱した後、さらに融点以上の温度に加熱し、膨張させることで、膨張後のチューブの偏肉率を低減し、膨張速度を増加することができる。つまり、容易かつ確実に製造コスト及び品質のバラツキを低減しながら、熱収縮チューブを得ることができる。なお、偏肉率は、チューブの最少肉厚を最大肉厚で割ることにより算出される。
また、本発明の別の実施形態に係るソルダースリーブは、当該熱収縮チューブと、ハンダ材と、ダム材とを備える。当該ソルダースリーブは、当該熱収縮チューブを備えるため、PTFEの特徴である高耐熱性、高耐久性等の特徴を持つソルダースリーブであり、製造コスト及び品質に優れる。
上記膨張工程での膨張圧力を30kPa以上500kPa以下とするとよい。このように膨張圧力を上記範囲とすることで製造コスト及び品質のバラツキの低減を促進できる。
なお、「主成分」とは、最も含有量の多い成分であり、例えば含有量が50質量%以上の成分をいう。「貯蔵弾性率」とは、正弦波波動を加えた場合の動的応力と動的ひずみとの比(複素弾性率)の実数部分であり、JIS−K−7244−1(1998年)に準拠して測定される値を指す。具体的には、例えばアイティー計測制御社の粘弾性測定器「DVA−200」を用い、周波数10Hz、昇温速度10℃/分の条件で測定される。「分子量」とは、熱流束示差走査熱量計により測定される融解熱量から算出される重量平均分子量を指す。具体的には、例えば島津製作所の熱流束示差走査熱量計「DSC−50」により測定することができる。「空孔率」とは、熱収縮層(チューブ)の体積に対する熱収縮層(チューブ)に含まれる全ての空孔の合計体積の比率を意味し、百分率で表される。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、本発明の各実施形態について詳説する。
<熱収縮チューブ>
当該熱収縮チューブは、例えば絶縁電線同士の接続部分、配線の端末、金属管等の保護、絶縁、防水、防食等のための被覆として使用される。当該熱収縮チューブは、円筒状の熱収縮層を備える。また、当該熱収縮チューブは、熱収縮層の内周面に積層される接着剤層を備えてもよい。
(熱収縮層)
熱収縮層は、加熱されることで縮径するチューブとして形成される。熱収縮層の主成分はPTFEである。熱収縮層におけるPTFEの含有量の下限としては、90質量%が好ましく、95質量%がより好ましく、98質量%がさらに好ましい。特に、熱収縮層は実質的にPTFEのみを含有することが好ましい。
熱収縮層の340℃以上400℃以下での貯蔵弾性率の下限としては、1MPaであり、2MPaが好ましく、3MPaがより好ましい。一方、上記貯蔵弾性率の上限としては、7MPaであり、6MPaがより好ましく、5.5MPaがさらに好ましい。上記貯蔵弾性率が上記下限未満の場合、熱収縮層の強度や収縮特性(形状記憶効果)が不十分となるおそれがある。逆に、上記貯蔵弾性率が上記上限を超える場合、熱収縮層を形成するPTFEチューブの膨張が困難になるため、当該熱収縮チューブの製造コスト及び品質のバラツキの低減効果が得られなくなるおそれがある。また、当該熱収縮チューブの長さ変化率(LS)が大きくなるおそれがある。当該熱収縮チューブは、上記貯蔵弾性率を上記範囲とすることで、熱収縮層が融点以上に加熱した際の変形性に優れ、製造過程において容易かつ確実に拡径できる。これにより、製造コスト及び品質のバラツキを低減することができる。なお、長さ変化率は、以下の式で定義される。
長さ変化率(%)=(収縮後チューブ長さ−収縮前チューブ長さ)/収縮前チューブ長さ×100
PTFEは、一般に下記式(2)で表される構造単位を有する重合体であるが、当該熱収縮チューブでは、PTFEの概念として下記式(1)の一般式で表されるような側鎖を有する重合体も含む。
Figure 0006734122
上記式(1)中、Rは有機基である。n、mは1以上の整数である。mが2以上の場合、複数のRは同一でも異なっていてもよい。
当該熱収縮チューブの熱収縮層は放射線照射がされておらず、実質的に架橋していない。つまり、熱収縮層のPTFEにおいて、主鎖以外の炭素原子と結合している炭素原子の割合が微小である。具体的には、熱収縮層のPTFEが含む炭素原子のうち3以上の炭素原子と結合する(架橋構造を形成している)炭素原子の割合の上限としては、1%が好ましく、0.5%がより好ましく、0.1%がさらに好ましい。PTFEは架橋すると融点以上に加熱した際の変形性が低下するため、上記炭素原子割合が上記上限を超えて架橋が多くなると、当該熱収縮チューブの製造時にPTFEチューブを拡径(膨張)させる操作が困難になり、その結果、偏肉率やLS等の品質バラツキが大きくなるおそれがある。
熱収縮層のPTFEは、側鎖を有しない、つまり全ての炭素原子が2個の炭素原子及び2個のフッ素原子と結合している場合には、分子間の相互作用が大きくなり融点以上の高温での貯蔵弾性率が増大し、熱収縮層を形成するチューブの膨張が困難になる。そのため、熱収縮層のPTFEは、側鎖を有することが好ましい。つまり、熱収縮層のPTFEは、上記式(2)で表されるmが1以上の重合体であることが好ましい。
上記式(2)のRとしては、例えば−CF、−C2l−CF、−O−CF、−O−C2k−CF(k、lは1以上の整数)等を挙げることができる。
熱収縮層のPTFEの主鎖を構成する炭素原子のうち1以下のフッ素原子と結合する炭素原子の割合の下限としては、0.01%が好ましく、0.1%がより好ましく、0.5%がさらに好ましい。一方、上記炭素原子割合の上限としては、2%が好ましく、1.8%がより好ましく、1.5%がさらに好ましい。上記炭素原子割合が上記下限未満の場合、熱収縮層の高温での貯蔵弾性率を上記範囲に調整できないおそれがある。逆に、上記炭素原子が上記上限を超える場合、熱収縮層のPTFEに起因する機械的強度等の特性が低下するおそれがある。
PTFEの側鎖の割合は、上記式(2)のnに対するmの比でも表すことができる。この比(m/n)としては、例えば0.0002以上0.04以下とできる。
熱収縮層のPTFEの分子量の下限としては、100万が好ましく、150万がより好ましく、200万がさらに好ましい。一方、PTFEの分子量の上限としては、600万が好ましく、550万がより好ましく、500万がさらに好ましい。PTFEの分子量が上記下限未満の場合、熱収縮層の形状記憶効果が不十分となるおそれがある。逆に、PTFEの分子量が上記上限を超える場合、当該熱収縮チューブの製造時にPTFEチューブを拡径(膨張)させる操作が困難になる。
熱収縮層には、必要に応じて添加剤を添加してもよい。そのような添加剤としては、例えば強度保持剤、酸化防止剤、難燃剤、銅害防止剤、滑材、着色剤、熱安定剤、紫外線吸収剤等が挙げられる。ただし、熱収縮層における無機物の含有量は1質量%未満とすることが好ましい。また、熱収縮層における無機物の含有量は、0.5質量%未満とすることがより好ましく、0.1質量%未満とすることがさらに好ましい。無機物の含有量が上記上限以上の場合、その偏析により熱収縮層の特性にバラツキが生じ易くなるおそれ、製造装置が汚染されるおそれ、チューブ使用時に周辺を汚染するおそれがある。
熱収縮層の空孔率の下限としては、0.1体積%が好ましく、1体積%がより好ましく、5体積%がさらに好ましい。一方、熱収縮層の空孔率の上限としては、30体積%が好ましく、25体積%がより好ましく、20体積%がさらに好ましい。空孔率が上記下限未満の場合、当該熱収縮チューブの可撓性が不十分となるおそれがある。逆に、空孔率が上記上限を超える場合、熱収縮層の強度が低下し、膨張が不安定になるおそれがある。
熱収縮層の平均厚さ及び平均内径は、特に限定されず用途等に合わせて適宜変更可能である。熱収縮層の平均厚さとしては、例えば0.04mm以上5mm以下とできる。また、熱収縮層の平均内径としては、例えば0.5mm以上110mm以下とできる。
熱収縮層の熱収縮による長さ変化率の上限としては、20%が好ましく、10%がより好ましく、5%がさらに好ましい。熱収縮層の長さ変化率の下限としては、−20%が好ましく、−10%がより好ましく、−5%がさらに好ましい。また、熱収縮層の平均内径収縮率としては、20%以上80%以下が好ましい。長さ変化率及び平均内径収縮率が上記範囲であることで、絶縁電線等の被覆材として好適に使用できる。なお、「平均内径収縮率」は、以下の式で定義される。
平均内径収縮率(%)=(収縮前内径−収縮後内径)/収縮前内径×100
(接着剤層)
接着剤層は、被着部分と熱収縮層との密着性を高め、防水性等を向上させるためのものである。接着剤層の材質としては、熱収縮層よりも融点が低く、熱収縮層の収縮温度で分解しないものであれば特に制限はなく、例えばポリアミドを主成分とする樹脂組成物、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、テトラフルオロエチレンヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体(ETFE)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等のフッ素樹脂を主成分とする樹脂組成物などが挙げられる。接着剤層は、酸化防止剤、銅害防止剤、粘度特性改良剤、劣化抑制剤、難燃剤、滑材、着色剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、粘着剤等の添加剤を含有してもよい。
(用途)
当該熱収縮チューブは、例えば電線又はケーブル等のワイヤの保護、絶縁、防水、防食等に好適に使用できる。具体的には、当該熱収縮チューブは、ワイヤスプライス及びワイヤハーネスに適用することができる。当該熱収縮チューブは、ハンダ材及びダム材と組み合わせて、ソルダースリーブを形成して使用することができる。また、接着剤層及び圧着スリーブと組み合わせて、圧着端子の形成に使用することができる。
<熱収縮チューブの製造方法>
当該熱収縮チューブの製造方法は、ポリテトラフルオロエチレンを主成分とするチューブを加熱及び拡径する拡径工程を主に備える。このチューブの材質は、上述の熱収縮層と同様とすることができる。つまり、このチューブの340℃以上400℃以下での貯蔵弾性率は1MPa以上7Mpa以下である。
上記チューブは、融点以上に加熱した際の変形性に優れ、容易かつ確実に拡径できる。そのため、当該熱収縮チューブの製造方法は、製造コスト及び品質のバラツキを低減しつつ、PTFE製の熱収縮チューブを得ることができる。
なお、当該熱収縮チューブの製造方法は、上記チューブに電離性放射線の照射を行わないことを前提とする。
上記拡径工程は、上記チューブを200℃以上320℃以下で予備加熱する予備加熱工程と、上記予備加熱工程後のチューブを340℃以上400℃以下で加熱する本加熱工程と、上記本加熱工程後のチューブを膨張させる膨張工程とを有することが好ましい。これにより膨張後チューブの偏肉率を低減し、膨張速度を増加することができる。よって、熱収縮チューブの製造コスト及び品質のバラツキをより確実に低減できる。
また、上記チューブの200℃以上320℃以下での貯蔵弾性率の下限としては、10MPaが好ましく、10.5MPaがより好ましい。一方、上記貯蔵弾性率の上限としては、100MPaが好ましく、90MPaがより好ましく、80MPaがさらに好ましい。上記貯蔵弾性率を上記範囲とすることで、膨張の線速を向上して製造コストを低減できると共に、膨張を安定化することができる。
(予備加熱工程)
予備加熱工程では、上記チューブを200℃以上320℃以下で予備加熱する。チューブの予備加熱温度の下限としては、220℃がより好ましく、230℃がさらに好ましい。一方、予備加熱温度の上限としては、300℃がより好ましく、290℃がさらに好ましい。予備加熱温度が上記下限未満の場合又は上記上限を超える場合、予備加熱を行う効果が十分に得られないおそれがある。
上記チューブは、PTFEの粉末に成形の助剤となる石油系有機溶剤を混合したペースト状の組成物を押出成形することで得ることができる。成型時の組成物及び金型の加熱温度は、25℃以上120℃以下とすることができる。また、PTFEとしては、チューブ成型後の25℃以上120℃以下での貯蔵弾性率が100MPa以上400MPa以下となるものを用いることが好ましい。
上記PTFE粉末において、PTFEが側鎖をほとんど有しない場合、PTFE粉末が繊維化し易くなり、ペーストの押出時に流動性が低下し、平滑な表面のチューブを得ることが困難になる。そのため、上記式(2)のような側鎖を含む構造のPTFEを用いることで、平滑な表面が形成し易くなる。
(本加熱工程)
本加熱工程では、予備加熱後のチューブを340℃以上400℃以下で加熱する。チューブの加熱温度の下限としては、350℃がより好ましく、360℃がさらに好ましい。一方、チューブの加熱温度の上限としては、390℃がより好ましく、380℃がさらに好ましい。チューブの加熱温度が上記下限未満の場合、膨張が不十分となるおそれや、膨張の線速が低下するおそれがある。逆に、チューブの加熱温度が上記上限を超える場合、チューブが熱劣化するおそれがある。
(膨張工程)
膨張工程では、本加熱後のチューブを膨張させることで拡径する。チューブを膨張させる方法としては、チューブの内側を外側よりも高圧力とする方法であれば特に限定されず、例えば内側から外側に圧力を加える方法、外側を減圧する方法、及びその両方を用いることができる。
膨張工程での膨張圧力の下限としては、30kPaが好ましく、60kPaがより好ましく、100kPaがさらに好ましい。一方、膨張圧力の上限としては、500kPaが好ましく、300kPaがより好ましく、200kPaがさらに好ましい。膨張圧力が上記下限未満の場合、膨張が不十分となるおそれや、膨張の線速が低下するおそれがある。逆に、膨張圧力が上記上限を超える場合、チューブが変形、破裂等するおそれや偏肉率が低下するおそれがある。
チューブを膨張させた後、冷却して形状を固定させることで、熱収縮層が得られる。なお、チューブの膨張(拡径)は、例えばチューブの平均内径が1.4倍〜4倍程度となるように行われる。
なお、チューブの膨張は加熱と同時に行ってもよい。
[その他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
次に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明する。ただし、実施例は本発明の範囲を限定するものではない。
<試験1>
以下のペースト押出法により、340℃以上400℃以下での貯蔵弾性率の平均値が表1の値である熱収縮層単層からなるNo.1〜8の熱収縮チューブを形成した。上記貯蔵弾性率は、PTFE原料の選定により制御した。
まず、PTFEファインパウダーに押出成形の潤滑剤として、石油系有機溶剤(炭化水素)を添加し、混合した。混合後の粉末を円筒形状の金型に充填し、加圧することで円筒形状の予備成形体を得た。この予備成形体を押出装置に挿入し、押出出口部の外径が5.0mm、内径が4.2mmとなる金型をセットし、予備成形体及び金型を50℃に加熱した。予備成形体を加圧して金型から押出成形することで、成形チューブを得た。この成形チューブを340℃〜400℃に加熱することにより、押出チューブを得た。押出チューブの外径は4.0mm、内径は3.4mmであった。押出チューブを膨張装置により膨張させることで、拡径した。膨張ダイスには内径が8.2mmのもの用いた。膨張時の加熱温度は340℃〜400℃とし、チューブ内側を50kPaで加圧し、外側を−80kPaに減圧することにより膨張を実施することで、外径8.1mm、内径が7.8mmの熱収縮チューブを得ることができた。なお、膨張線速は1.8m/minであった。
次に、得られた熱収縮チューブを加熱して収縮させた。収縮条件は360℃で10分間加熱とした。なお、熱収縮チューブの無機物の含有量は0質量%、3以上の炭素原子と結合する炭素原子の割合は0%、1以下のフッ素原子と結合する炭素原子の割合は0.5%、空孔率は0%であった。
上記熱収縮チューブについて、製造時の膨張特性と収縮時の収縮特性とをA〜Dの四段階で評価した。評価はAが特に優れる、Bが優れる、Cはやや優れる、Dは劣る、である。結果を表1に示す。なお、No.8についてはチューブを膨張できなかったため、収縮特性の評価は行っていない。
Figure 0006734122
表1に示すように、340℃以上400℃以下での貯蔵弾性率が1MPa以上7MPa以下のNo.2〜7では、良好な膨張特性と形状記憶効果(収縮特性)とが得られた。上記貯蔵弾性率が7MPaよりも大きいNo.8は膨張が困難であった。また、上記貯蔵弾性率が1MPaよりも小さいNo.1は、膨張が不安定であり、また収縮時に所望のサイズに収縮せず良好な形状記憶効果を発現しなかった。また、340℃以上400℃以下での貯蔵弾性率を3MPa以上5.5MPa以下とすることで、膨張特性及び収縮特性をさらに向上できる。
<試験2>
試験1のPTFEファインパウダー及び有機溶剤に加え、表2に示す無機物を混合した点以外は、試験1のNo.4と同様にしてNo.9〜16の熱収縮チューブを得た。この熱収縮チューブについて、試験1と同様の膨張特性及び収縮特性に加え、設備汚染及び強度についても評価した。設備汚染の評価は、Aが汚染なし、Bがやや汚染あり、Cが汚染あり、Dが汚染が著しい、である。また、強度の評価は、Aが特に優れる、Bが優れる、である。結果を表2に示す。なお、無機物の平均粒径は、JIS−Z−8815(2013年)に準拠したレーザ回折・散乱法により測定した粒径分布に基づき、JIS−Z−8819−2(2001年)に準拠し計算される体積基準積算分布が50%となる値を指す。強度は、ASTM D−638に従い、引張速度を50mm/分とした引張試験により測定した。
Figure 0006734122
表2に示すように、無機物の含有量を1質量%未満とすることで、膨張特性及び収縮特性を向上できると共に、設備汚染を防止することができる。
<試験3>
試験1のPTFEファインパウダーを窒素雰囲気下で370℃に加熱しながら、電子線を照射することで架橋を行った点以外は、試験1のNo.2と同様にしてNo.17〜20の熱収縮チューブを得た。この熱収縮チューブについて、試験1と同様の膨張特性及び収縮特性を評価すると共に、PTFEの主鎖を構成する炭素原子のうち3以上の炭素原子と結合する炭素原子の割合を測定した。結果を表3に示す。
Figure 0006734122
表3に示すように、PTFEの主鎖を構成する炭素原子のうち3以上の炭素原子と結合する炭素原子の割合を1%以下とすることで、膨張特性及び収縮特性を向上できる。
<試験4>
得られる熱収縮チューブのPTFEの主鎖を構成する炭素原子のうち1以下のフッ素原子と結合する炭素原子の割合が表4に示す値となるように原料を制御した点以外は、試験1のNo.5と同様にしてNo.21〜26の熱収縮チューブを得た。この熱収縮チューブについて、試験1と同様の膨張特性及び収縮特性を評価した。結果を表4に示す。
Figure 0006734122
表4に示すように、PTFEの主鎖を構成する炭素原子のうち1以下のフッ素原子と結合する炭素原子の割合を0.01%以上2%以下とすることで、膨張特性及び収縮特性を向上でき、0.5%以上1%以下とすることで、膨張特性及び収縮特性をさらに向上できる。
<試験5>
得られる熱収縮チューブのPTFEの分子量が表5に示す値となるように原料を制御した点以外は、試験1のNo.2と同様にしてNo.27〜31の熱収縮チューブを得た。この熱収縮チューブについて、試験1と同様の膨張特性及び収縮特性を評価した。結果を表5に示す。
Figure 0006734122
表5に示すように、PTFEの分子量を100万以上600万以下とすることで、膨張特性及び収縮特性を向上できる。
<試験6>
予備成形体の押出時の押出速度とチューブの引き取り速度とを調整することで、得られる熱収縮チューブの空孔率を表6に示す値になるよう制御した点以外は、試験1のNo.5と同様にしてNo.32〜37の熱収縮チューブを得た。この熱収縮チューブについて、試験1と同様の膨張特性及び収縮特性と共に、撓み性を評価した。撓み性の評価は、Aが撓み性が優れる、Bが撓み性がやや優れる、Cが撓み性が劣る、である。結果を表6に示す。
Figure 0006734122
表6に示すように、空孔率を0.1体積%以上30体積%以下とすることで、膨張特性及び収縮特性を向上できると共に、良好な撓み性も得られることがわかる。また、空孔率を1体積%以上12体積%以下とすることで、膨張特性、収縮特性及び撓み性をさらに向上できる。
<試験7>
押出チューブの膨張条件を表1に示すとおりとした点以外は、試験1のNo.4と同様にしてNo.38〜45の熱収縮チューブを得た。この熱収縮チューブについて、試験1と同様の膨張特性及び収縮特性を評価すると共に、偏肉率を測定した。結果を表7に示す。なお、表7中、加熱方式の「1段」は加熱を1回のみ行い、「2段」は加熱を予備加熱と本加熱とにわけて行ったことを意味し、予備加熱は200℃〜320℃、本加熱は340℃〜400℃で行った。
Figure 0006734122
表7に示すように、膨張圧力を30kPa以上500kPa以下とすることで、膨張特性及び収縮特性を向上できる。また、予備加熱と本加熱とを分けて行うことにより、偏肉率と膨張線速とを改善することができる。
本発明の熱収縮チューブ及びその製造方法は、PTFEを用いながらも製造コスト及び品質のバラツキを低減することができる。

Claims (10)

  1. ポリテトラフルオロエチレンを主成分とする円筒状の熱収縮層を備え、
    上記熱収縮層の340℃以上400℃以下での貯蔵弾性率が1MPa以上7MPa以下であり、
    上記熱収縮層における無機物の含有量が1質量%未満である熱収縮チューブ。
  2. 上記ポリテトラフルオロエチレンの主鎖を構成する炭素原子のうち3以上の炭素原子と結合する炭素原子の割合が1%以下である請求項1に記載の熱収縮チューブ。
  3. 上記ポリテトラフルオロエチレンの主鎖を構成する炭素原子のうち1以下のフッ素原子と結合する炭素原子の割合が0.01%以上2%以下である請求項1又は請求項2に記載の熱収縮チューブ。
  4. 上記ポリテトラフルオロエチレンが下記式(1)で表される請求項3に記載の熱収縮チューブ。
    Figure 0006734122
    (式(1)中、Rは有機基である。n、mは1以上の整数である。mが2以上の場合、複数のRは同一でも異なっていてもよい。)
  5. 上記ポリテトラフルオロエチレンの分子量が100万以上600万以下である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の熱収縮チューブ。
  6. 上記熱収縮層の空孔率が0.1体積%以上30体積%以下である請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の熱収縮チューブ。
  7. ポリテトラフルオロエチレンを主成分とするチューブを加熱及び拡径する拡径工程を備え、
    上記チューブの340℃以上400℃以下での貯蔵弾性率が1MPa以上7MPa以下であり、
    上記拡径工程でのチューブの温度が340℃以上400℃以下であり、
    上記拡径工程が、上記チューブの内側を外側よりも高圧力とする方法で膨張させる膨張工程である熱収縮チューブの製造方法。
  8. 上記膨張工程での膨張圧力を30kPa以上500kPa以下とする請求項7に記載の収縮チューブの製造方法。
  9. ポリテトラフルオロエチレンを主成分とするチューブを加熱及び拡径する拡径工程を備え、
    上記チューブの340℃以上400℃以下での貯蔵弾性率が1MPa以上7MPa以下であり、
    上記拡径工程が、上記チューブの内側を外側よりも高圧力とする方法で膨張させる膨張工程であり、
    上記膨張工程での膨張圧力を30kPa以上500kPa以下とする熱収縮チューブの製造方法。
  10. 請求項1から請求項6にいずれか1項に記載の熱収縮チューブと、ハンダ材と、ダム材とを備える熱収縮スリーブ。
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