JP6732181B1 - クルーザーのオーニング - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームにシートを張設して製作していたオーニングを繊維強化プラスチックにて複数に分割構成し、かかる分割体各部を接合してさまざまな大きさに対応したオーニングを構成することにより、オーニングの製造からこれをクルーザーへ取り付けるまでに要するコストの低廉化を図る。【解決手段】クルーザーCのオープンキャビンC1の上方に配置される繊維強化プラスチック製の遮光性を有するルーフパネル2を、平面視において、前後方向の中心軸線Xに平行に中央分割体3と、該中央分割体3を介して左右対称な左右側分割体4との3分割に構成すると共に、中央分割体3と左右側分割体4は前記中心軸線Xに直交する適宜一直線Yを以てそれぞれを中央分割体前部3aと中央分割体後部3b、並びに左右側分割体前部4aと左右側分割体後部4bの2分割に構成する。【選択図】図1

Description

本発明は、クルーザーの船室(キャビン)上方が開放されているオープンキャビンに装備されるクルーザーのオーニングに関する。
従来、クルーザーには、操舵を装備したメインキャビンを露天状に設けたものや、メインキャビンの屋根上に操舵を装備したフライングデッキ(フライングブリッジとも称する。)を設けたものなど、上方が開放されたキャビン(以下、この種のキャビンを総括してオープンキャビンと称する。)が見受けられる。
この様なオープンキャビンでは、上方が開放されているので解放的で爽快な操舵を楽しむことができる。
しかしながら、オープンキャビンでの操舵に際しては、強烈な向かい風を受けたり、波しぶきを被ったり、太陽の日差しを受けるため、オープンキャビンに操舵席を囲繞するエンクロージャーを設置していた。
このエンクロージャーは、各種形態のものが見られるが、その多くはオープンキャビン上に箱形に組立てられたメインフレームの前面部と両側面部に透明ビニールシートをファスナーを介して張合わせると共に、メインフレーム上部に遮光性シートを張合わせたものであり、外見上、流線型を成す船体から箱形のエンクロージャーが突出しているため、不細工で見栄えが悪いという課題を有していた。
又、透明ビニールシートは、ファスナーにより開口してエンクロージャー内に通風させる様にしているが、一般に、クルーザーはマリーナに雨ざらしで停泊されているため、寒暖の差やその他の諸条件により透明ビニールシートが変形し、ファスナーをスムーズに開閉できないなど使い勝手が悪かった。
そこで、本願発明者は特許文献1に開示される様に、クルーザーのオープンキャビンの上方に配置した遮光性を有するルーフカバーの前方に、該ルーフカバー前端とその前方に有するオープンキャビン前方部との空間をスライド開閉自在と成す透明なウィンドーパネルを設けたオーニングにおいて、上記ルーフカバーを前方降下状に傾斜させると共に、該ルーフカバーの傾斜に連続させて上記ウィンドーパネルを傾斜させ、ルーフカバーを支持するサイドフレームの下方に、該サイドフレームとの間隔が常に一定なスライドレールを配置し、ウィンドーパネルの左右側辺をスライドレールにスライド可能に取り付けたオーニングを開発した。
このオーニングは、ウィンドーパネルの開閉操作性が良好で、特にウィンドーパネルの閉鎖時において、ウィンドーパネルからルーフカバーにかけて前方降下した風を促す流線的なフォルムの外観を呈する等数多くの特徴が需要者の好評を博している。
更に、本願発明者は、特許文献2に開示される様に、特許文献1のオーニングにおいて、専用のウィンドーレギュレーターを取付けることにより、ウィンドーパネルの開閉操作を自動化して手動操作による煩わしさを解消した。
特許第3443397号公報 特許第4564542号公報
ところで、近時クルーザーが大型化する傾向にあり、それに応じて上記特許文献1、2に開示されたオーニングも大型化せざるを得ず、そうなると、大型クルーザーにも対応した大型オーニング用の別途製造保管設備や輸送手段が別途必要となり、オーニングのコストが高騰することになるといった課題を有している。
そこで、本発明では、フレームにシートを張設して製作していたオーニングを繊維強化プラスチックにて複数に分割構成し、かかる分割体各部を接合してさまざまな大きさに対応したオーニングを構成することにより、オーニングの製造からこれをクルーザーへ取り付けるまでに要するコストの低廉化を図ることを目的としている。
上記課題に鑑み、本発明のクルーザーのオーニングは、クルーザーのオープンキャビンの上方に配置される繊維強化プラスチック製の遮光性を有するルーフパネルを、平面視において、前後方向の中心軸線に平行に中央分割体と、該中央分割体を介して左右対称な左右側分割体との3分割に構成すると共に、中央分割体と左右側分割体は前記中心軸線に直交する適宜一直線を以てそれぞれを中央分割体前部と中央分割体後部、並びに左右側分割体前部と左右側分割体後部の2分割に構成したことを特徴とする。
ルーフパネルは、前方が所定の下り勾配を以て前後方向に湾曲して成り、ルーフパネル前端と、該ルーフパネル前端の前方下部オープンキャビン前方部に配置されるクロスバーと、該クロスバーの両端をルーフパネル前端の左右側端から前方降下状に延出して支持するサイドピラーとで囲繞される窓開口枠を設け、該窓開口枠には、該窓開口枠を前後にスライド開閉する透明なフロントウィンドーを、ルーフパネルの前記下り勾配に連続する様に傾斜して設け、クロスバーは、中央分割体の横幅と端面間寸法が同一で中央分割体前部の一部とみなした中間部と、該中間部を介して左右対称に分割構成されると共に、左右側分割体に有する前記サイドピラーに連続一体形成された左右端部とから成ることを特徴とする。
更に、中央分割体前部は所定の一定形状及び大きさに設定され、中央分割体後部、左右側分割体前部及び左右側分割体後部は、中央分割体前部の形状及び大きさに適合させると共に、オープンキャビンの形状及び大きさに応じて所定の適宜形状及び大きさに設定したことを特徴とする。
要するに本発明は、クルーザーのオープンキャビンの上方に配置される繊維強化プラスチック製の遮光性を有するルーフパネルを、平面視において、前後方向の中心軸線に平行に中央分割体と、該中央分割体を介して左右対称な左右側分割体との3分割に構成すると共に、中央分割体と左右側分割体は前記中心軸線に直交する適宜一直線を以てそれぞれを中央分割体前部と中央分割体後部、並びに左右側分割体前部と左右側分割体後部の2分割に構成したので、オーニングはルーフパネルの分割状態での製造保管や輸送が可能と成り、マリーナ等のクルーザーの保管場所まで輸送した上記分割体各部を組み付けるだけで、オープンキャビンの大きさに対応したオーニングを取り付けることができ、オーニングの大型化に伴う別途製造保管設備や輸送手段を要しないため、オーニングの製造からこれをクルーザーへ取り付けるまでに要するコストを低廉できる。
ルーフパネルは、前方が所定の下り勾配を以て前後方向に湾曲して成り、ルーフパネル前端と、該ルーフパネル前端の前方下部オープンキャビン前方部に配置されるクロスバーと、該クロスバーの両端をルーフパネル前端の左右側端から前方降下状に延出して支持するサイドピラーとで囲繞される窓開口枠を設け、該窓開口枠には、該窓開口枠を前後にスライド開閉する透明なフロントウィンドーを、ルーフパネルの前記下り勾配に連続する様に傾斜して設け、クロスバーは、中央分割体の横幅と端面間寸法が同一で中央分割体前部の一部とみなした中間部と、該中間部を介して左右対称に分割構成されると共に、左右側分割体に有する前記サイドピラーに連続一体形成された左右端部とから成るので、ルーフパネルの分割体各部及びフロントウィンドーが組み付けられたオーニングは、特許文献1、2のフォルムと遜色なく、ルーフパネルの傾斜によりオープンキャビンに直面する向かい風の空気抵抗を促して向かい風によるクルーザーの揺れを軽減して操舵を良好と成すことができ、従来の箱型のエンクロージャーに比し、流線型を成すクルーザーとの調和が取れ、極めて見栄えの良い屋根として利用できる。
しかも、ルーフパネル前方の窓開口枠を前後にスライド開閉する透明なフロントウィンドーをルーフパネルの傾斜に連続させたので、従来のエンクロージャーの様な開け閉めの煩わしいファスナーによる開閉手段に比し、フロントウィンドーをスライドさせる簡単な操作で窓開口枠を開閉でき、フロントウィンドーの閉鎖状態では、該フロントウィンドーからルーフパネルの傾斜が連続した流線的なフォルムの外観を呈して従来の箱型のエンクロージャーに比し見栄えが良く、また視界が良好な上に強烈な向かい風や波しぶきを避けられ、クルーザーを支障なく操舵することができ、フロントウィンドーの開放状態では、オープンキャビンの操舵席に通風させられ、解放感や爽快感を味わうことができる。
また、中央分割体前部は所定の一定形状及び大きさに設定され、中央分割体後部、左右側分割体前部及び左右側分割体後部は、中央分割体前部の形状及び大きさに適合させると共に、オープンキャビンの形状及び大きさに応じて所定の適宜形状及び大きさに設定したので、オープンキャビンの形状及び大きさに対応した複数のオーニングを提供できると共に、中央分割体前部は、寸法変更することなく形状及び大きさが一定で共通使用できるため、中央分割体前部の金型は1種類で済み、その分のコストを軽減できる等その実用的効果甚だ大である。
本発明に係るクルーザーのオーニングの平面図である。 同上底面図である。 同上正面図である。 同上背面図である。 同上側面図である。 同上分解平面図である。 オーニングの使用状態を示す側面図である。 オーニングの使用状態を示す平面図である。 オーニングの使用状態を示す中央縦断面図である。 ルーフパネルに対するフロントウィンドーの取付け状態を示す部分拡大断面図である。 2組の形状及び大きさの異なる中央分割体後部と左右側分割体前部及び後部を併合したオーニングの平面図である。
以下本発明の実施の一形態例を図面に基づいて説明する。
本発明に係るオーニング1は、図7に示すクルーザーCのオープンキャビンC1の上方に配置される繊維強化プラスチック(FRP)製の遮光性を有するルーフパネル2を、オープンキャビンC1の広さに対応する様に、平面視において、左右対称にして前後が湾出した前後方向に長い略長方形状に形成し、前後方向の中心軸線Xに平行に中央分割体3と、該中央分割体3を介して左右対称な左右側分割体4との3分割に構成すると共に、中央分割体3と左右側分割体4は中心軸線Xに直交する適宜一直線Yを以てそれぞれを中央分割体前部3aと中央分割体後部3b、並びに左右側分割体前部4aと左右側分割体後部4bの2分割に構成している。
なお、図7中のクルーザーCは、メインキャビンの屋根上にフライングデッキ(オープンキャビンC1)を設けたタイプであるが、このタイプのクルーザーC以外にも、屋根のない開放型のオープンキャビンであれば、当然ながらオーニング1は適用可能である。
ルーフパネル2は、前方及び後方のそれぞれが所定の下り勾配を以て前後方向に湾曲して成り、平面視で左右対称にして前方湾出したルーフパネル前端2aと、該ルーフパネル前端2aの前方下部オープンキャビンC1前方部にルーフパネル前端2aと同様に前方湾出状に配置されるクロスバー5と、該クロスバー5の両端をルーフパネル前端2aの左右側端から前後方向の湾曲に沿って前方降下状に延出して支持するサイドピラー2bとで囲繞される窓開口枠6を設けている。
窓開口枠6には、該窓開口枠6を前後にスライド開閉自在に移動する透明なフロントウィンドー7を、その閉鎖状態においてルーフパネル2の上記下り勾配に連続する様に傾斜して設けている。
クロスバー5は、図6に示す様に、中央分割体3の横幅Wと平面視の端面間寸法Dが同一で中央分割体前部3aの一部とみなした中間部5aと、該中間部5aを介して左右対称に分割構成されると共に、左右側分割体4に有するサイドピラー2bに連続一体形成された左右端部5bとから構成している。
よって、ルーフパネル2は、中央分割体前部3a、中央分割体後部3b、中間部5a、左側分割体前部4a、左側分割体後部4b、右側分割体前部4a、右側分割体後部4b(以下、分割体各部3、3a、4a、4b、5aとも称する。)の7ピースで構成され、分割体各部3、3a、4a、4b、5aのそれぞれは、空隙を介して相対する内壁と外壁を設けた中空二重壁構造(図9参照)から成り、このため大型化しても軽量で高強度と成すことが可能となる。
そして、各部3、3a、4a、4b、5aの周縁には垂下壁Hが形成され、該垂下壁Hの中で分割体各部3、3a、4a、4b、5aを組み付けた併合状態で当接する垂下壁(以下、接合壁H1と称する。)には、複数のボルト挿通孔(図示せず)が形成され、分割体各部3、3a、4a、4b、5aの接合壁H1同士の当接により連通するボルト挿通孔同士にボルトBを挿通し、該ボルトBにナットNを締結することにより、隣接する分割体各部3、3a、4a、4b、5aが接合されルーフパネル2を構成する。
なお、接合壁H1間には、シリコン系のシーリング材(図示せず)を充填することにより、防水処理を施している。
また、中央分割体3は、平面視で前後に長い長方形状に形成されると共に、その外壁は一回り小さい段丘部8を上方に膨出形成している。
中央分割体前部3aの内壁において、段丘部8の対応箇所には、ルーフパネル2の前後方向の湾曲形状に沿って上面が湾曲形成された凹部9を陥没形成し、該凹部9内には、その湾曲形状に沿って特許文献2に開示されたものと同一構成のウインドーレギュレーター10(説明の都合上、図4では省略、図2、9中にのみ図示)を収納保持している。
このウィンドーレギュレーター10は、これより下方突出したトランスファー10aをルーフパネル2の前後方向の湾曲形状に沿って前後往復動自在に設け、トランスファー10aを後述する様にフロントウィンドー7に連繋する。
フロントウィンドー7は、ポリカーボネートなどのプラスチック製であり、窓開口枠6に略合致した面積を有し、左右方向ではクロスバー5と同様にアーチ状に湾曲形成した正面視略横長方形状に形成され、その裏面にはフロントウィンドー7の周縁形状に沿ってパイプ状の窓枠11を設置している。
窓枠11における左右側辺11aの前後(上下)には、図10に示す様に、先端が上方に起曲したL字板状のブラケット12を外方突設し、該ブラケット12先端にはローラー13を取付け、該ローラー13をルーフパネル2内壁の左右側縁、より具体的にはサイドピラー2b前端から左右側分割体前部4aの後方にわたる湾曲形状に沿って設置された弧状の軌道14に走行自在に装着されている。
軌道14は、底部の長さ方向にわたってブラケット12先端が遊びを以て挿通される一条のスリット14aを形成した断面C形のパイプレールであり、スリット14aにブラケット12先端を通してパイプレール(軌道)14にローラー13を内接させ、これによりフロントウィンドー7は軌道14に沿って窓開口枠6を開閉する様に前後にスライド案内される。
そして、フロントウィンドー7の上側縁に対応した窓枠11の後側辺(上辺)11bの中間部より後方へ突設した突片15に連接杆16を介してウインドーレギュレーター10より下方突出したトランスファー10aを枢着連結することにより、トランスファー10aとフロントウィンドー7とを連繋し、トランスファー10aの移動にてフロントウィンドー7は窓開口枠6を自動的にスライド開閉する様に成している。
即ち、図示の如くフロントウィンドー7で窓開口枠6を閉塞した状態では、窓枠11の前側辺11cと後側辺11bの夫々が、クロスバー5上部とルーフパネル前端2a下部に重って配置し、一方、フロントウィンドー7を後方へスライドして窓開口枠6を開口した状態(図示せず)では、フロントウィンドー7はルーフパネル2下部に一定間隔を置いて平行に重合配置する様に成している。
また、左右分割体前部4aの後方適所には、下端面を水平と成した逆四角錐台状の短尺な後脚17を下方突設している。
後脚17は、その後方の左右分割体後部4bの適所とで、オープンキャビンC1の左右適所に立設した梯子状の支持脚18の上端を夫々固定している(図7、9参照)。
そして、オープンキャビンC1において、その前方に周設した既存の風防パネルC2の前面部内周に沿って所定間隔置きに複数立設した支柱19上端にルーフパネル2前方におけるクロスバー5を連結支持する。
これにより、上記の様に、分割体各部3、3a、4a、4b、5aとフロントウィンドー7が組み付けられたオーニング1は、図7〜9に示す様に、特許文献1、2のフォルムと遜色なく、風防パネルC2上に傾斜連続する様にオープンキャビンC1の上方に固定され、ルーフパネル2の傾斜によりオープンキャビンC1に直面する向かい風の空気抵抗を促して向かい風によるクルーザーCの揺れを軽減して操舵を良好と成すことができ、従来の箱型のエンクロージャーに比し、流線型を成すクルーザーCとの調和が取れ、極めて見栄えの良い屋根として利用できる。
しかも、ルーフパネル2前方の窓開口枠6を前後にスライド開閉する透明なフロントウィンドー7をルーフパネル2の傾斜に連続させたので、従来のエンクロージャーの様な開け閉めの煩わしいファスナーによる開閉手段に比し、フロントウィンドー7をスライドさせる簡単な操作で窓開口枠6を開閉でき、フロントウィンドー7の閉鎖状態では、該フロントウィンドー7からルーフパネル2の傾斜が連続した流線的なフォルムの外観を呈して従来の箱型のエンクロージャーに比し見栄えが良く、また視界が良好な上に強烈な向かい風や波しぶきを避けられ、クルーザーCを支障なく操舵することができ、フロントウィンドー7の開放状態では、オープンキャビンC1の操舵席に通風させられ、解放感や爽快感を味わうことができる。
そして、フロントウィンドー7の開閉操作はウィンドーレギュレーター10で自動化されており、該ウィンドーレギュレーター10におけるトランスファー10aが連接杆16を介してフロントウィンドー7を後方へスライド移動させることにより、風防パネルC2上に連続する窓開口枠6を全開する。
フロントウィンドー7を上記全開状態から閉鎖するには、ウィンドーレギュレーター10により、トランスファー10aを前方へ移動させ、フロントウィンドー7を前方へスライド移動させることで成し得る。
なお、フロントウィンドー7の開閉操作中において、トランスファー10aを停止させれば、所定開度を以て窓開口枠6を開放することも可能である。
上記の様に構成されたオーニング1にあっては、上記の通りルーフパネル2の分割状態での製造保管や輸送が可能と成り、マリーナ等のクルーザーCの保管場所まで輸送した分割体各部3a、3b、4a、4b、5a、フロントウィンドー7等を組み付けるだけで、オープンキャビンC1の大きさに対応したオーニング1を取り付けることができ、オーニング1の大型化に伴う別途製造保管設備や輸送手段を要しないため、オーニングの製造からこれをクルーザーへ取り付けるまでに要するコストを低廉できる。
また、オーニング1にあっては、その形状及び大きさをクルーザーCのタイプによって多種多様の形状及び大きさを有するオープンキャビンC1に対応させる必要があるが、ルーフパネル2を構成している分割体各部3、3a、4a、4b、5a全ての形状及び大きさを変更することなく、中央分割体前部3a(中間部5aを含む。)だけを所定の一定形状及び大きさに設定し、形状及び大きさの異なるルーフパネル2においても共通使用することにより、中央分割体前部3a及び中間部5aの金型は1種類で済み、その分のコストを軽減できる。
したがって、ルーフパネル2において、中央分割体後部3b、左右側分割体前部4a及び左右側分割体後部4bは、中間部5aを含む中央分割体前部3aの形状及び大きさにしっくり釣り合って連続する様に適合させると共に、オープンキャビンC1の形状及び大きさに応じて所定の適宜形状及び大きさに設定されている(図11参照)。
より具体的には、中間部5aを含む中央分割体前部3aを共有する2組の形状及び大きさの異なるオーニング1を実線と二点鎖線で表した図11に示す様に、大小大きさの異なるオーニング1において、左右側分割体前部4aは、その左右接合壁H1の形状及び大きさが直接接合される中央分割体前部3aの左右接合壁H1と同じ湾曲帯板状に形成されると共に、その前端をルーフパネル前端2aが連続した湾曲を有する様に中央分割体前部3aの前端と同一曲率に設定し、左右方向の形状及び横幅がオープンキャビンC1の横幅に応じて適宜に設定される。
更に、左右側分割体前部4aにおいて、中間部5aの左右それぞれに連続してクロスバー5を構成する左右端部5bは、中間部5a左右端のそれぞれと、これらに当接接合される小口面(接合壁H1)形状を相互に同一に設定すると共に、クロスバー5が連続した湾曲を有する様に中間部5aと同一曲率で以てオープンキャビンC1の横幅に応じた長さに設定される。
また、中央分割体前部3aに後続接合される中央分割体後部3bは、横幅が中央分割体前部3aと同一であって、前後方向の形状及び長さがオープンキャビンC1の全長に応じて適宜に設定される。
そして、左右側分割体後部4bは、その前端接合壁H1と左右接合壁H1の形状及び大きさが直接接合される左右側分割体前部4aの後端接合壁H1と中央分割体後部3bの左右接合壁H1とそれぞれ同じ湾曲帯板状に形成されると共に、その後端をルーフパネル後端が連続した湾曲を有する様に中央分割体後部3bの後端と同一曲率に設定し、左右方向の形状及び横幅がオープンキャビンC1の横幅に応じて適宜に設定される。
なお、フロントウィンドー7は、図11には図示しないが、窓開口枠6の大きさに応じて個々に形成される。
また、ウィンドーレギュレーター10は、オーニング1の大きさに拘らず、同一のものが凹部9内に設置され、フロントウィンドー7を自動開閉する様に成している。
2 ルーフパネル
2a ルーフパネル前端
2b サイドピラー
3 中央分割体
3a 中央分割体前部
3b 中央分割体後部
4 左右側分割体
4a 左右側分割体前部
4b 左右側分割体後部
5 クロスバー
5a 中間部
5b 左右端部
6 窓開口枠
7 フロントウィンドー
C クルーザー
C1 オープンキャビン
D 端面間寸法
X 中心軸線
Y 適宜一直線
W 横幅

Claims (3)

  1. クルーザーのオープンキャビンの上方に配置される繊維強化プラスチック製の遮光性を有するルーフパネルを、平面視において、前後方向の中心軸線に平行に中央分割体と、該中央分割体を介して左右対称な左右側分割体との3分割に構成すると共に、中央分割体と左右側分割体は前記中心軸線に直交する適宜一直線を以てそれぞれを中央分割体前部と中央分割体後部、並びに左右側分割体前部と左右側分割体後部の2分割に構成したことを特徴とするクルーザーのオーニング。
  2. ルーフパネルは、前方が所定の下り勾配を以て前後方向に湾曲して成り、ルーフパネル前端と、該ルーフパネル前端の前方下部オープンキャビン前方部に配置されるクロスバーと、該クロスバーの両端をルーフパネル前端の左右側端から前方降下状に延出して支持するサイドピラーとで囲繞される窓開口枠を設け、該窓開口枠には、該窓開口枠を前後にスライド開閉する透明なフロントウィンドーを、ルーフパネルの前記下り勾配に連続する様に傾斜して設け、クロスバーは、中央分割体の横幅と端面間寸法が同一で中央分割体前部の一部とみなした中間部と、該中間部を介して左右対称に分割構成されると共に、左右側分割体に有する前記サイドピラーに連続一体形成された左右端部とから成ることを特徴とする請求項1記載のクルーザーのオーニング。
  3. 中央分割体前部は所定の一定形状及び大きさに設定され、中央分割体後部、左右側分割体前部及び左右側分割体後部は、中央分割体前部の形状及び大きさに適合させると共に、オープンキャビンの形状及び大きさに応じて所定の適宜形状及び大きさに設定したことを特徴とする請求項1又は2記載のクルーザーのオーニング。
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