JP6731781B2 - シート敷設装置 - Google Patents

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Description

本発明は、養生シート等のシート材を敷設するのに用いるシート敷設装置に関する。
エレベーターやエスカレーターの設備工事等において、部品や工具等が建物内に搬入される際には、特許文献1に記載されているように、養生シートが廊下等の搬入ルートに敷設されて搬入ルートが保護された上で、部品や工具等の搬入が行われる。また、養生シートは、例えば、当該養生シートが複数層に巻回されたロールが手で押されることによってロールの径方向外方から徐々に引き出されて搬入ルートに敷設される。
特開2002−339573号公報
養生シートは敷設される際によれ易く、養生シートの敷設には熟練を要する。また、養生シートは、作業完了後に端から巻き取られる必要があるが、この養生シートの巻き取り作業に大きな労力が必要になる。更には、作業者は、養生シートの敷設及び回収時に腰を曲げて作業することが必要になるので、体勢が悪い状態での作業にかなりの負担を強いられる。
本発明の目的は、体勢が良い状態でシート材の敷設及び回収を容易に行うことができ、作業負担を軽減できるシート敷設装置を提供することにある。
本発明に係るシート敷設装置は、底板、前記底板の後方部より上方に伸びると共に、前記底板の幅方向に伸びる把持部を有する取手、及び前記底板の裏側に前記底板に対して回動可能に取り付けられる複数の車輪を有する台車部と、前記台車部に対して前記台車部の前方に間隔をおいて配設され、シート材が巻かれる外周面を有する筒状のロールと、前記ロールを直接又は間接的に回転可能に支持する芯棒と、前記芯棒が前記台車部に対して旋回移動可能な状態で前記芯棒の両端を前記台車部に取り付ける第1芯棒取付部材及び第2芯棒取付部材と、を備え、前記台車部は、前記幅方向の両側において上方に伸びる第1側壁部及び第2側壁部を有し、前記第1側壁部及び前記第2側壁部は、前記ロールよりも前記高さ方向の上方に配設される第1取付部及び第2取付部を有し、前記第1取付部と前記芯棒の一端部とを連結すると共に、前記芯棒の前記一端部を斜め下方側に付勢する第1付勢装置と、前記第2取付部と前記芯棒の他端部とを連結すると共に、前記芯棒の前記他端部を斜め下方側に付勢する第2付勢装置と、を備える。
本発明によれば、ロールにシート材を巻回した後、取手を用いて台車部を敷設ルートに沿うように移動させるだけで、ロールが敷設ルート上を転がり、シート材がロールの径方向の外方から順に敷設ルートに敷設される。他方、シート材を回収する際には、敷設ルートに敷設されたシート材の延在方向の一端部をロールの外周面にテープ等の固定手段で固定した後、取手を用いて台車部を移動させるだけで、シート材が、ロールの転がりに伴ってロールの外周面に順に巻回され、ロールの外周側に順に収容される。よって、体勢が良い状態でシート材の敷設及び回収を容易に行うことができ、作業負担を軽減できる。
また、本発明によれば、ロールの貫通孔に挿通される芯棒の一端部が第1付勢装置によって斜め下方に付勢され、芯棒の他端部が第2付勢装置によって斜め下方に付勢される。したがって、ロールを敷設ルートに押圧できるので、シート材を敷設ルートに押圧でき、シート材を敷設ルートに密着させた状態で敷設できる。よって、よれが少ないシート材の敷設を実現できる。

また、本発明において、前記台車部が、前記底板、前記取手、及び前記複数の車輪を有する土台部材と、前記底板上に載置される平板部、前記第1側壁部及び前記第2側壁部を有するロール接続部材と、前記平板部を前記土台部材に固定する固定部材と、を含み、前記平板部に前記第1芯棒取付部材及び前記第2芯棒取付部材が取り付けられ、前記第1側壁部及び前記第2側壁部は、前記平板部の幅方向両側から上方に伸びてもよい。
なお、固定部材は、ロール接続部材と一体に構成されてもよく、ロール接続部材と別体に構成されてもよい。
上記構成によれば、底体、取手及び車輪を有する土台部材が、平板部、第1取付部、及び第2取付部を有するロール接続部材と分離可能に構成される。したがって、台車部において、ロールとの接続に無関係な土台部材を市販の台車で構成でき、シート敷設装置を、現場で調達した台車を用いて構成できる。よって、シート敷設装置の製造コストを大幅に低減できると共に、シート敷設装置において現場まで実際に運搬する部位の容積及び質量を格段に小さくでき、シート敷設装置の現場までの運搬コストも大幅に低減できる。
また、本発明において、前記台車部における前記ロールよりも前記高さ方向の上方に配設され、前方に光を出射する光出射部を備えてもよい。
上記光出射部から出射した光は、例えば次のように用いられる。すなわち、直線の搬入ルートの突き当たりに壁がある場合、当該壁の幅方向の中心に例えばテープ等で印を付ける。そして、台車部を、光出射部から出射した光が当該印に当たるように搬入ルート上を移動させる。上記構成によれば、例えば、光出射部から出射した光が当該印に当たっているのを確認しながら台車部を移動させるだけで、シート材を直線の搬入ルート上をよれなく真っ直ぐに敷設できる。よって、敷設作業を正確かつ容易に行うことができる。
本発明に係るシート敷設装置によれば、体勢が良い状態でシート材の敷設及び回収を容易に行うことができ、作業負担を軽減できる。
本発明の一実施形態に係るシート敷設装置の斜視図である。 シート敷設装置の固定部材を、シート敷設装置の縦方向の外方から見た時の図である。 シート敷設装置のロールにおける幅方向の一端部の断面図である。 シート敷設装置の第1付勢装置における伸縮部の軸方向の断面図である。 変形例のシート敷設装置の斜視図である。
以下に、本発明に係る実施の形態について添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下において複数の実施形態や変形例などが含まれる場合、それらの特徴部分を適宜に組み合わせて新たな実施形態を構築することは当初から想定されている。
なお、以下の実施例において、X方向は、シート敷設装置の幅方向を示し、Y方向は、シート敷設装置の縦方向を示し、Z方向は、シート敷設装置の高さ方向を示す。また、本発明のシート敷設装置は、引っ越し等で用いられる粘着性を有さないシート材を敷設できるのは勿論のこと、裏側面が弱い粘着性を有するシート材の敷設にも用いられることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るシート敷設装置1の斜視図である。図1に示すように、シート敷設装置1は、台車部10、ロール70、芯棒80及び第1及び第2芯棒取付部材90,91を備える。
台車部10は、ロール接続部材20、土台部材40及び固定部材60を有し、ロール接続部材20は、平板部21、第1側壁部22及び第2側壁部23を有する。平板部21は、金属等の材料で構成され、略矩形の表側面25及び裏側面を有する。第1側壁部22は、平板形状を有し、平板部21の表側面25のX方向の一方側端部からZ方向に延在する。また、第2側壁部23は、平板形状を有し、平板部21の表側面25のX方向の他方側端部からZ方向に延在する。第1側壁部22及び第2側壁部23は、互いにX方向に対向する。
第1側壁部22には、Y方向のロール70側とは反対側かつZ方向の上方側に第1取付部22aが設けられ、第2側壁部23には、Y方向のロール70側とは反対側かつZ方向の上方側に第2取付部(図示せず)が設けられる。第1取付部22a及び第2取付部は、ロール70よりもZ方向の上方に設けられ、同一の構造を有し、X方向に重なる。第1取付部22aは、円柱状の突出部であり、第1側壁部22のX方向の外側面からX方向の外方に突出する。同様に、第2取付部は、円柱状の突出部であり、第2側壁部23のX方向の外側面からX方向の外方に突出する。
土台部材40は、市販の台車で構成される。土台部材40は、底板41、取手42、及び4つの車輪43を有する。底板41は、略矩形の表側面41a及び裏側面を有する平板からなる。また、取手42は、略コ字状の形状を有し、底板41の表側面41aにおけるX方向の両側からZ方向に延在する2つの第1及び第2柱部42a,42bと、第1柱部42aの上方端部と第2柱部42bの上方端部とを連結する把持部42cとを有する。ユーザが把持部42cを掴んで土台部材40を載置面に対して移動させると、シート敷設装置1が移動する。
4つの車輪43は、底板41の裏側面の4つの角部周辺に配設される。車輪43は、公知の構造によって底板41の裏側に底板41に対して回動可能に取り付けられ、底板41を載置面に対して移動可能にする。
固定部材60は、ロール接続部材20を土台部材40に固定するために用いられる。図2は、固定部材60を、Y方向の外方から見た時の図である。図2に示すように、固定部材60は、平板状の被取付部61と、土台部材40の底板41に略平行に配置される平板部62と、底板押圧部63とを有する。被取付部61には、X方向に延在して被取付部61を貫通するねじ孔61aが設けられ、平板部62には、Z方向に延在して平板部62を貫通するねじ孔62aが設けられる。また、底板押圧部63は、ねじ孔62aに螺合する雄ねじを有する軸部63aと、軸部63aの上方側の端部から平板部62に平行に延在する押圧板部63bと、軸部63aの下方側の端部から平板部62に略平行に延在する高さ調整部63cとを有する。
図1を参照して、ロール接続部材20の平板部21の側面には、図示しないねじ孔が設けられる。また、ロール接続部材20の平板部21は、土台部材40の表側面41a上に載置される。この状態で、タッピングネジ65を、X方向外側から被取付部61(図2参照)のねじ孔61a及び平板部21の側面のねじ孔に締め込んで固定部材60をロール接続部材20に固定する。また、高さ調整部63c(図2参照)を図2に矢印Cで示す方向に回転させて、押圧板部63bを底板41側にZ方向の上方に移動させ、押圧板部63bで底板41をロール接続部材20の平板部21側に押圧する。この押圧板部63bによる平板部21への底板41の押圧で、底板41が静止摩擦力によって平板部21及び押圧板部63bに相対移動不可となり、ロール接続部材20が土台部材40に固定される。
なお、固定部材60は、シート敷設装置1のX方向の各端部にY方向に間隔をおいて2つずつ設けられて合計4つ設けられると好ましいが、シート敷設装置のいずれかの箇所に1以上設けられればよい。また、本実施例では、固定部材60がロール接続部材20にタッピングネジ65で固定される例について説明したが、固定部材はロール接続部材に一体に構成されてもよい。
再度図1を参照して、ロール70は、筒状の部材であり、X方向に延在する。ロール70は、台車部10に対して前方に(Y方向に)間隔をおいて配設され、図示しないシート材が巻かれる円筒外周面71を有する。芯棒80は、ロール70の貫通孔に挿通され、ロール70を転がり軸受83(図3参照)を介して間接的に支持する。ロール70は転がり軸受83によって芯棒80に対して回転自在となる。
第1及び第2芯棒取付部材90,91は、金属や弾性を有さない樹脂等で構成される。第1及び第2芯棒取付部材90,91は、芯棒89が台車部10に対して旋回移動可能な状態で芯棒80の両端を台車部10に取り付ける。第1芯棒取付部材90の一端部は、芯棒80の一端部81に回動可能に取り付けられ、第1芯棒取付部材90の他端部は、台車部10のX方向の一方側側面に対して回動可能に取り付けられる。また、第2芯棒取付部材91の一端部は、芯棒80の他端部に回動可能に取り付けられ、第2芯棒取付部材91の他端部は、台車部10のX方向の他方側側面に対して回動可能に取り付けられる。
シート敷設装置1は、第1付勢装置50と第2付勢装置75とを有する。第1付勢装置50は、第1取付部22aと、芯棒80の一端部81とを連結する。第1付勢装置50の一端部は、芯棒80の一端部81に回転可能に取り付けられ、第1付勢装置50の他端部は、第1取付部22aに回転可能に取り付けられる。同様に、第2付勢装置75は、第2取付部と芯棒80の他端部とを連結する。第2付勢装置75の一端部は、芯棒80の他端部に回転可能に取り付けられ、第2付勢装置75の他端部は、第2取付部に回転可能に取り付けられる。第1付勢装置50は、芯棒80の一端部81を図1に矢印Aで示す斜め下方に付勢し、第2付勢装置75は、芯棒80の他端部を斜め下方に付勢する。
以下、台車部10へのロール70の取付構造について更に詳しく説明する。なお、台車部10へのロール70の取付構造は、X方向の一方側と、他方側とで同一である。第2付勢装置75及び第2芯棒取付部材91を用いた台車部10へのロール70の他方側の取付は、第1付勢装置50及び第1芯棒取付部材90を用いた台車部10へのロール70の一方側の取付の説明をもって省略する。
図3は、ロール70におけるX方向の一端部の断面図である。先ず、図3等を用いて、芯棒80の一端部81及び台車部10に対する第1芯棒取付部材90の固定構造と、芯棒80の一端部81及び第1取付部22aに対する第1付勢装置50の固定構造について説明する。上述のように、ロール70の円筒内周面72と芯棒80の円筒外周面84との間には、転がり軸受83が配設され、ロール70は、芯棒80に対して回転自在となっている。
また、第1芯棒取付部材90は、ロール側の端部に円筒部90aを有し、当該円筒部90aは、芯棒80の一端部81の円筒外周面に転がり軸受92を介して取り付けられる。また、第1付勢装置50は、ロール側の端部に円筒部50aを有し、当該円筒部50aは、一端部81の円筒外周面に転がり軸受54を介して取り付けられる。転がり軸受92は、第1芯棒取付部材90の円筒部90aを芯棒80の一端部81に対して回動自在に支持し、転がり軸受54は、第1付勢装置50の円筒部50aを芯棒80の一端部81に対して回動自在に支持する。
図1を再度参照して、ロール接続部材20の平板部21の側面におけるY方向のロール側には、X方向に突出する円柱状の突出部21aが設けられる。第1芯棒取付部材90のロール接続部材側の端部には円筒部90bが設けられ、当該円筒部90bの円筒内周面と突出部21aの円筒外周面との間には転がり軸受26が配設される。転がり軸受26は、第1芯棒取付部材90の円筒部90bを平板部21の突出部21aに対して回転可能に支持する。
また、第1付勢装置50の第1取付部22a側には円筒部50bが設けられ、当該円筒部50bと第1取付部22aとの間には転がり軸受56が配設される。転がり軸受56は、第1付勢装置50の円筒部50bを円柱状の第1取付部22aに対して回転可能に支持する。
これらの構成により、第1芯棒取付部材90が、芯棒80の一端部81及び台車部10の側面に対して回動可能となり、第1付勢装置50が、芯棒80の一端部81及び第1取付部22aに対して回動可能となる。
次に、第1付勢装置50が芯棒80の一端部81を斜め下方に付勢する構成について説明する。図1に示すように、第1付勢装置50は、矢印Bで示す直線上を延在する筒状延在部58を有し、筒状延在部58は、その延在方向に伸縮可能な伸縮部59を有する。
図4は、伸縮部59の軸方向の断面図である。図4に示すように、伸縮部59は、第1筒部材51、第2筒部材52及びコイルバネ53を有する。第2筒部材52は、第1筒部材51にB方向に対して摺動可能に内嵌されている。第1筒部材51には、内部スペースを2つに仕切る仕切壁68が設けられ、第2筒部材52には、内部スペースを2つに仕切る仕切壁69が設けられる。コイルバネ53は、一端部が仕切壁68に取り付けられ、他端部が仕切壁69に取り付けられる。コイルバネ53は、第1筒部材51、第2筒部材52、仕切壁68及び仕切壁69で画定されるスペースに、B方向に圧縮された状態で収容される。その結果、紙面において右側に配置される仕切壁68は、コイルバネ53によって矢印B1で示す紙面における右側に付勢され、紙面において左側に配置される仕切壁69は、コイルバネ53によって矢印B2で示す紙面における左側に付勢される。
シート敷設装置1によるシート材の敷設及び回収については後で詳述するが、シート敷設装置1を用いてシート材を敷設する際には、シート材が敷設されるにしたがって、シート材が、当該シート材が予め巻回されたロール70の外周側から引き出される。よって、シート材が巻回されたシート巻回ロールの外径が徐々に小さくなり、それに伴って芯棒80のZ方向位置が低くなる。
しかし、第1芯棒取付部材90が、芯棒80の一端部81及び台車部10の突出部21aに対して回動可能であるから、芯棒80の位置がZ方向に変動しても、ロール70が第1芯棒取付部材90を介して台車部10に支持されることができる。
また、第1付勢装置50が、芯棒80の一端部81及び第1取付部22aに対して回動可能で、かつ、B方向に伸縮可能な伸縮部59を有するから、芯棒80の位置がZ方向に変動しても、ロール70が第1付勢装置50を介して台車部10に支持されることができる。
図1を参照して、更に第1芯棒取付部材90の説明を続けると、第1芯棒取付部材90は、円筒部90a(図3参照)及び円筒部90bに加えて、棒状延在部90cと、棒状延在部90dとを有する。棒状延在部90cは、ロール70におけるX方向の一方側の端面77に対して略平行な状態かつX方向に間隔をおいた状態で円筒部90aから円筒部90aの径方向の外方側に延在する。また、棒状延在部90dは、棒状延在部90cの円筒部90a側とは反対側の端部からY方向の台車の取手側にいくにしたがってX方向の内側に直線状に延在する。棒状延在部90dの棒状延在部90c側とは反対側の端部は、円筒部90bに接続される。
また、第1付勢装置50は、円筒部50a、円筒部50b、及び伸縮部59を含む筒状延在部58の他に、棒状延在部50cと、棒状延在部50dとを有する。棒状延在部50cは、ロール70におけるX方向の一方側の端面77に対して略平行な状態かつX方向に間隔をおいた状態で円筒部50aから円筒部50aの径方向の外方側に延在する。棒状延在部50cの円筒部50a側とは反対側の端部は、筒状延在部58に接続される。筒状延在部58は、棒状延在部50c側の端部からY方向の台車の取手側にいくにしたがってX方向の内側及びZ方向の上方側に直線状に延在する。筒状延在部58の棒状延在部50c側とは反対側の端部は、棒状延在部50dを介して円筒部50bに接続される。
第1芯棒取付部材90の棒状延在部90dが、Y方向の台車の取手側に行くにしたがってX方向の内側に直線状に延在し、第1付勢装置50の筒状延在部58が、Y方向の台車の取手側に行くにしたがって、X方向の内側及びZ方向の上方側に直線状に延在するから、ロール70のX方向の長さが、台車部10のX方向の長さより長くなる。
本実施例では、ロール接続部材20が土台部材40に固定部材60で固定される構造であり、台車部10の土台部材40を、現地で調達した台車で構成できる。そのような台車は、シートの敷設が行われた後、部品や工具等の運搬に使用され得る。本実施例では、ロール70のX方向の長さが、台車部10のX方向の長さより長いので、現地調達の台車よりもX方向の長さが長くて幅が長いシート材を敷設できる。よって、台車での部品や工具等の運搬時に台車がシート材からはみ出すことを抑制できる。
更に、図1を参照して、ロール接続部材20は、Y方向のロール側とは反対側かつX方向の中央からZ方向に延在する柱部88を有する。柱部88におけるロール70よりも高い上端部には、光出射部としてのレーザポインタ99が取り付けられている。レーザポインタ99には、図示しないスイッチが設けられ、スイッチがオンに切り替えられると、レーザポインタ99から前方に(Y方向に)可視光領域の波長を有するレーザ光が出射される。
上記構成において、シート敷設装置1は、例えば次のように用いられる。すなわち、直線状の敷設ルートにシート材を敷設する場合には、敷設ルートを遮る壁面等における敷設ルートの幅方向の中央かつレーザポインタ99と同じ高さに、目標物となるテープ等を貼り付ける。また、ロール70にシート材を巻回する。その後、レーザポインタ99からのレーザ光が目標物に当たっている状態で取手42を用いて台車部10を押して移動させる。この動作により、ロール70が上記直線状の敷設ルート上を転がり、シート材がロール70の径方向の外方から順に敷設ルートに敷設される。
他方、シート材を回収する際には、敷設ルートに敷設されたシート材の延在方向の一端部をロール70の円筒外周面71にテープ等の固定手段で固定した後、取手42を用いて台車部10を押すか又は引いて移動させる。この動作によって、シート材が、ロール70の転がりに伴ってロール70の外周面に巻回され、ロール70の外周側に収容される。
上記実施形態によれば、ロール70にシート材を巻回した後、取手42を用いて台車部10を敷設ルートに沿うように移動させるだけで、ロール70が敷設ルート上を転がり、シート材がロール70の径方向の外方から順に敷設ルートに敷設される。他方、シート材を回収する際には、敷設ルートに敷設されたシート材の延在方向の一端部をロール70の円筒外周面71にテープ等の固定手段で固定した後、取手42を用いて台車部10を移動させるだけで、シート材が、ロール70の転がりに伴ってロール70の円筒外周面71に順に巻回され、ロール70の外周側に順に収容される。よって、体勢が良い状態でシート材の敷設及び回収を容易に行うことができ、作業負担を軽減できる。
また、ロール70の貫通孔に挿通される芯棒80の一端部が第1付勢装置50によって斜め下方に付勢され、芯棒80の他端部が第2付勢装置75によって斜め下方に付勢される。したがって、ロール70を敷設ルートに押圧できるので、シート材を敷設ルートに押圧でき、シート材を敷設ルートに密着させた状態で敷設できる。よって、よれが少ないシート材の敷設を実現できる。
また、底板41、取手42及び車輪43を有する土台部材40が、平板部21、第1取付部22a、及び第2取付部を有するロール接続部材20と分離可能に構成される。したがって、台車部10において、ロール70との接続に無関係な土台部材40を市販の台車で構成でき、シート敷設装置1を、現場で調達した台車を用いて構成できる。よって、シート敷設装置1の製造コストを大幅に低減できると共に、シート敷設装置1において現場まで実際に運搬する部位の容積及び質量を格段に小さくできて、シート敷設装置1の現場までの運搬コストも大幅に低減できる。
更には、台車部10におけるロール70よりも高い位置にY方向に光を出射するレーザポインタ99が配設されるので、レーザポインタ99からの光が目標点に照射されている状態で台車部10を移動させるだけで、所望の敷設を正確かつ容易に行うことができる。
尚、本発明は、上記実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項およびその均等な範囲において種々の改良や変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、光出射部としてのレーザポインタ99がX方向の中央かつZ方向のロール70よりも上方に1つ設けられる場合について説明した。しかし、光出射部は、設けられなくてもよい。又は、光出射部は、2以上設けられてもよく、例えば、X方向の両端部かつZ方向のロールよりも上方に2つ設けられてもよい。
また、第1及び第2芯棒取付部材90,91が、芯棒80の端部81と、台車部10に転がり軸受26,54を介して取り付けられる場合について説明したが、第1及び第2芯棒取付部材は、芯棒の端部と台車部とのうちの少なくとも一方に、すべり軸受を介して回転可能に取り付けられてもよく、又は軸受を介さずに回動可能に直接取り付けられてもよい。また、第1及び第2付勢装置50,75が、芯棒80の端部81と、台車部10の取付部22aに対して転がり軸受56を介して取り付けられる場合について説明したが、第1及び第2付勢装置は、芯棒及び台車部の取付部のうちの少なくとも一方にすべり軸受を介して回動可能に取り付けられてもよく、又は軸受を介さずに回動可能に直接取り付けられてもよい。
また、各付勢装置50,75を取り付ける取付部22aが台車部10に1つのみ設けられる場合について説明したが、各付勢装置を取り付ける取付部が台車部に2以上設けられてもよく、台車への各付勢装置の取り付け位置がZ方向に変動可能であってもよい。付勢部材の取り付け位置が高くなると、芯棒を下側に押さえ付ける力が大きくなる。この変形例によれば、芯棒を斜め下方に付勢する際の付勢方向の角度を変えることができるので、芯棒を下側に押さえ付ける力を調整できる。
また、芯棒80の端部81を、付勢装置50,75で斜め下方に付勢する場合について説明したが、芯棒は、付勢装置で付勢されなくてもよい。例えば、X方向に貫通してZ方向に延在する長孔を有する芯棒支持部材を台車部の幅方向の両側に2つ固定し、芯棒の一方及び他端部が、芯棒支持部材の長孔を通る構成でもよい。このようにして、ロールのZ方向の移動が可能となる構成を実現して、ロールの自重と車輪のみでシート材を押圧することによってシート材を敷設ルートに密着させるようにしてもよい。
また、台車部10が、ロール接続部材20、土台部材40、及びロール接続部材20を土台部材40に固定する固定部材60を含み、土台部材40が、市販の土台部材40で構成される場合について説明した。しかし、図5、すなわち、変形例のシート敷設装置101の斜視図に示すように、台車部110は、シート敷設装置101のみに用いられる一体の専用部品でもよい。この変形例によれば、台車部110のX方向の長さを、ロール170のX方向の長さと略同一の長さとでき、付勢部材150,175や芯棒取付部材190,191の形状を、単純な直線形状とできる。よって、シート敷設装置101の構造が単純になるので、シート敷設装置101の故障を抑制でき、故障への対処も容易になる。
また、本発明では、芯棒の円筒外周面に静止摩擦係数が大きいフェルト等のシート材を貼り付けた上で、そのシート材でロールの貫通孔の円筒内周面を支持してもよい。又は、潤滑剤を少なくして意図的に円滑に回動しないようにした転がり軸受を介してロールを芯棒に取り付けてもよい。このようにして、ロール70に意図的にY方向に負荷を与えて、ロールでシート材をY方向に引っ張るようにし、シート材を敷設ルートに密着させるようにしてもよい。
1, 101 シート敷設装置、 10, 110 台車部、 20 ロール接続部材、 21 ロール接続部材の平板部、 22a 第1取付部、 40 土台部材、 41 底板、 42 取手、 43 車輪、 50 第1付勢装置、 60 固定部材、 70, 170 ロール、 71 ロールの円筒外周面、 75 第2付勢装置、 80 芯棒、 81 芯棒の一端部、 90 第1芯棒取付部材、 91 第2芯棒取付部材、 99 レーザポインタ、 150, 175 付勢装置、 190, 191 芯棒取付部材、 X 幅方向。

Claims (3)

  1. 底板、前記底板の後方部より上方に伸びると共に、前記底板の幅方向に伸びる把持部を有する取手、及び前記底板の裏側に前記底板に対して回動可能に取り付けられる複数の車輪を有する台車部と、
    前記台車部に対して前記台車部の前方に間隔をおいて配設され、シート材が巻かれる外周面を有する筒状のロールと、
    前記ロールを直接又は間接的に回転可能に支持する芯棒と、
    前記芯棒が前記台車部に対して旋回移動可能な状態で前記芯棒の両端を前記台車部に取り付ける第1芯棒取付部材及び第2芯棒取付部材と、
    を備え
    前記台車部は、前記幅方向の両側において上方に伸びる第1側壁部及び第2側壁部を有し、前記第1側壁部及び前記第2側壁部は、前記ロールよりも前記高さ方向の上方に配設される第1取付部及び第2取付部を有し、
    前記第1取付部と前記芯棒の一端部とを連結すると共に、前記芯棒の前記一端部を斜め下方側に付勢する第1付勢装置と、
    前記第2取付部と前記芯棒の他端部とを連結すると共に、前記芯棒の前記他端部を斜め下方側に付勢する第2付勢装置と、
    を備える、シート敷設装置。
  2. 請求項に記載のシート敷設装置において、
    前記台車部が、
    前記底板、前記取手、及び前記複数の車輪を有する土台部材と、
    前記底板上に載置される平板部、前記第1側壁部及び前記第2側壁部を有するロール接続部材と、
    前記平板部を前記土台部材に固定する固定部材と、
    を含み、
    前記平板部に前記第1芯棒取付部材及び前記第2芯棒取付部材が取り付けられ、前記第1側壁部及び前記第2側壁部は、前記平板部の幅方向両側から上方に伸びる、シート敷設装置。
  3. 請求項1又は2に記載のシート敷設装置において、
    前記台車部における前記ロールよりも前記高さ方向の上方に配設され、前方に光を出射する光出射部を備える、シート敷設装置。
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