JP6730839B2 - ガス吹き込み用プラグ - Google Patents

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本発明は、転炉や電気炉等の溶鋼取鍋(溶鋼容器)において底部からガスを吹き込むために使用するガス吹き込み用プラグの構造に関する。
かかるガス吹き込み用プラグの使用後の取り外しにおいて、その底部に接続したガス導入用パイプに引き抜き装置を接続して、下方に引っ張って抜き取る方法が採用されている。ところが、この引き抜き時に、前記のガス導入用パイプ自体又はその周囲が破壊して、ガス吹き込み用プラグ本体部分のほとんどが取鍋内に残留することがある。
この対策として、例えば特許文献1には、ガス吹き込み用プラグとしてのポーラスプラグの下部に引抜き用補助治具が、引抜き治具兼用としてのガス導入用パイプとは別に設けられていることを特徴とするポーラスプラグが開示されている。
実願昭63−119583号(実開平2−42754号)のマイクロフィルム
前記の特許文献1では、ポーラスプラグの下部に設置した引抜き用補助治具が機械的な力を受けることでガス導入用パイプにかかる力が軽減されるので、ガス導入用パイプ自体及びその周囲の破壊は免れることができる。しかしながら引き抜き時に、前記のようなガス導入用パイプ自体又はその周囲の破壊だけではなく、例えば図6に示すように、ガス導入用パイプ17を溶接したポーラスプラグの底部鉄板14と側部鉄板15との接合部(溶接部16)付近が破壊して、底部より上方の部分が取鍋内に残留することがある。このような形態の破壊は、特許文献1の引抜き用補助治具の設置では解決することができない。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、引き抜き時にガス吹き込み用プラグの底部鉄板と側部鉄板との接合部付近が破壊することを防止することにある。
本発明によれば次の1〜のガス吹き込み用プラグが提供される。
1.外面を鉄板で覆い、底部にガス導入用パイプを接続したガス吹き込み用プラグであって、当該ガス吹き込み用プラグの底部鉄板の内側の一部に不定形耐火物部分を備え、前記不定形耐火物部分の中に、ガス吹き込み用プラグ縦軸方向に対し非平行方向の面を含む底部突出部を、前記底部鉄板に接続して1つ又は複数個設置し、かつ前記底部鉄板と側部鉄板とを前記不定形耐火物部分の内部で連結する連結部を、前記不定形耐火物部分の中に1つ又は複数個設置したガス吹き込み用プラグ。
2.前記底部突出部の少なくとも1つは、前記ガス導入用パイプを接続したガス導入口を囲むように連続して底部鉄板から上方に延びており、その内周側の全ての面及び外周側の全ての面のいずれか又は両方が前記不定形耐火物部分と密着している、前記1に記載のガス吹き込み用プラグ。
3.ガス吹き込み用プラグの側部鉄板からガス吹き込み用プラグ中心方向に延びる側部突出部を、前記不定形耐火物部分の中に1つ又は複数個設置した、前記1又は2に記載のガス吹き込み用プラグ。
本発明によれば、前記の底部突出部により、引き抜き時の力をガス吹き込み用プラグ内の不定形耐火物部分にも分散することができ、引き抜き時にガス吹き込み用プラグの底部鉄板と側部鉄板との接合部付近が破壊することを防止することができる。また、これにより、ほぼ確実にポーラスプラグ全体を引き抜くことができる。さらに、ガス吹き込み用プラグ内の不定形耐火物部分が破壊又は側部鉄板から脱落することを防ぐこともでき、より確実にガス吹き込み用プラグ全体を引き抜くことができる。
本発明の一実施形態に係るガス吹き込み用プラグの設置状態を断面で示すイメージ図である。 図1のA−A端面を示すイメージ図である。 本発明の他の実施形態に係るガス吹き込み用プラグを断面で示すイメージ図である。 図3のB−B端面を示すイメージ図である。 本発明のさらに他の実施形態に係るガス吹き込み用プラグを断面で示すイメージ図である。 同上。 同上。 従来のガス吹き込み用プラグを断面で示すイメージ図で、(a)は設置状態、(b)はポーラスプラグを引き抜いた際の底部鉄板と側部鉄板との間の破壊状態の例を示す。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を述べる。
(実施形態1)
図1は本発明の一実施形態に係るガス吹き込み用プラグの設置状態を断面で示すイメージ図、図2は図1のA−A端面を示すイメージ図である。
図1に示すようにガス吹き込み用プラグとしてのポーラスプラグ10は溶鋼取鍋の底部の羽口れんが30に嵌め込んで使用される。
ポーラスプラグ10は、縦軸方向中央部にポーラスれんが11を備え、このポーラスれんが11の側部を囲むように不定形耐火物部分12が設置されており、これらポーラスれんが11及び不定形耐火物部分12がプラグ本体13を構成する。このプラグ本体13は、底部が円筒状で上部がテーパー状(円錐台状)となっており、プラグ本体13の外面(少なくとも底部と当該底部外周に接する側部)は鉄板で覆われている。すなわち、プラグ本体13の底部は底部鉄板14で覆われ、プラグ本体13の側部(少なくとも底部外周に接する側部)は側部鉄板15で覆われており、底部鉄板14と側部鉄板15とは溶接部16により接合している。また、底部鉄板14の中央部にはガス導入用パイプ17が接続されており、ガス導入用パイプ17より導入されるガスは、ガス導入口18からポーラスれんが11を通過して、ポーラスれんが11の上端面から溶鋼取鍋内の溶鋼中に吹き込まれる。このようにポーラスプラグ10は、ガス吹き込みのためにポーラスれんが11を備え、その側部を囲むように不定形耐火物部分12が設置されているから、底部鉄板14の内側の一部に不定形耐火物部分12を備えた構造となっている。
このような基本構造において本発明のポーラスプラグ10は、不定形耐火物部分12の中に、ポーラスプラグ縦軸方向に対し非平行方向の面を含む底部突出部19を、底部鉄板14に接続して1つ又は複数個設置した構造を有する。本実施形態では、底部突出部19は断面T字状の形状を有し、そのT字の上辺がポーラスプラグ縦軸方向に対し非平行方向の面19aとなっている。このように底部鉄板14に接続(溶接)して設置した底部突出部19が非平行方向の面19aを含むことで、下方に引き抜く力を不定形耐火物部分12に分散させることができる。したがって、引き抜き時にポーラスプラグ10の底部鉄板14と側部鉄板15との接合部(溶接部16)付近が破壊することを防止することができる。
このような底部突出部は、不定形耐火物部分12内において円周方向又は半径方向の任意の場所に1つ又は複数個設置することができるが、底部突出部のうち少なくとも1つは、本実施形態の底部突出部19のように、ガス導入口18を囲むように連続して底部鉄板から上方に延び、かつその内周側の全ての面及び外周側の全ての面のいずれか又は両方が不定形耐火物部分12と密着していることが好ましい。より具体的には本実施形態の底部突出部19は、ガス導入口18を囲むように円周方向全周にわたって底部鉄板14との境界部に隙間のない連続的な構造を有し、しかもその内周側及び外周側の全ての面が不定形耐火物部分12と密着している。このような構造とすることで、底部鉄板14が不定形耐火物部分12と強固に接合して密着するので、ガスのリークをも防止することができる。
(実施形態2)
図3は本発明の他の実施形態に係るガス吹き込み用プラグを断面で示すイメージ図、図4は図3のB−B端面を示すイメージ図である。本実施形態は、側部鉄板14からホーラスプラグ中心方向に延びる側部突出部20を不定形耐火物部分12の中に1つ又は複数個設置したもので、図示の例では、Y字スタッド状の側部突出部20を4個設置(溶接)している。具体的には、これら4個の側部突出部20は、側部突出部20の上部(テーパー状部分)において円周方向に等間隔で設置している。
このように側部突出部20を設置することで、側部鉄板15と不定形耐火物部分12とが一体化するので、引き抜き時に底部鉄板14とともに不定形耐火物部分12(プラグ本体13)のみが抜けて側部鉄板15が残存するといった事態の発生を防止できる。
なお、側部突出部は1つでも良いが、力を全体に均等に分散させるためには3ヶ所以上分散させて均等設置することが好ましい。
(実施形態3)
図5A〜Cは本発明のさらに他の実施形態に係るガス吹き込み用プラグを断面で示すイメージ図である。本実施形態は、底部鉄板14と側部鉄板15とを不定形耐火物部分12の内部で連結する連結部21を、不定形耐火物部分12の中に1つ又は複数個設置したものである。
具体的には図5Aの例では、底部突出部19を利用して、その非平行方向の面19aと側部鉄板15とを棒材又はリブ材で連結することで連結部21を形成している。
図5Bの例では、底部突出部19及び側部突出部20を利用して、これらを棒材又はリブ材で連結することで連結部21を構成している。
なお、側部突出部20、及びこれらと棒材又はリブ材で連結した図5Bに示す連結部21の側部鉄板15側の場所は、側部鉄板15の傾斜部(テーパー状部分)であることがより好ましい。その理由は、側部鉄板15の傾斜部を下方に引っ張ることで側部鉄板の傾斜部が内側に多少変形し、その外部の羽口、モルタルから離れやすくなるからである。
図5Cの例では、側部突出部20と底部鉄板14とを直接連結することで連結部21を構成している(底部突出部19を利用することなく連結部21を構成している。)。
このように連結部21を設置することで、下方に引き抜く力を側部鉄板15にも直接分散させることができ、底部鉄板14と側部鉄板15の境界(溶接部16)に力が集中することを避けることができる。なお、連結部は1つでも良いが、力を全体に均等に分散させるためには3ヶ所以上分散させて均等設置することが好ましい。また、連結部は、全周を連続的な板状の面で構成してもよい。
なお、以上の実施形態は、ガス吹き込み用プラグの一形態としてポーラスれんが11を使用したポーラスプラグ10としたが、本発明はポーラスプラグ以外のガス吹き込み用プラグにも適用可能である。例えば、ポーラスれんが11に替えて上下方向に複数本のガス吹き込み管を備えたマルチホールプラグにも適用可能である。
10 ポーラスプラグ(ガス吹き込み用プラグ)
11 ポーラスれんが
12 不定形耐火物部分
13 プラグ本体
14 底部鉄板
15 側部鉄板
16 溶接部
17 ガス導入用パイプ
18 ガス導入口
19 底部突出部
19a 非平行方向の面
20 側部突出部
21 連結部
30 羽口れんが

Claims (3)

  1. 外面を鉄板で覆い、底部にガス導入用パイプを接続したガス吹き込み用プラグであって、当該ガス吹き込み用プラグの底部鉄板の内側の一部に不定形耐火物部分を備え、前記不定形耐火物部分の中に、ガス吹き込み用プラグ縦軸方向に対し非平行方向の面を含む底部突出部を、前記底部鉄板に接続して1つ又は複数個設置し、かつ前記底部鉄板と側部鉄板とを前記不定形耐火物部分の内部で連結する連結部を、前記不定形耐火物部分の中に1つ又は複数個設置したガス吹き込み用プラグ。
  2. 前記底部突出部の少なくとも1つは、前記ガス導入用パイプを接続したガス導入口を囲むように連続して底部鉄板から上方に延びており、その内周側の全ての面及び外周側の全ての面のいずれか又は両方が前記不定形耐火物部分と密着している、請求項1に記載のガス吹き込み用プラグ。
  3. ガス吹き込み用プラグの側部鉄板からガス吹き込み用プラグ中心方向に延びる側部突出部を、前記不定形耐火物部分の中に1つ又は複数個設置した、請求項1又は請求項2に記載のガス吹き込み用プラグ。
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