JP6728491B2 - 熱対流型加速度センサ及びその製造方法 - Google Patents

熱対流型加速度センサ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6728491B2
JP6728491B2 JP2019520866A JP2019520866A JP6728491B2 JP 6728491 B2 JP6728491 B2 JP 6728491B2 JP 2019520866 A JP2019520866 A JP 2019520866A JP 2019520866 A JP2019520866 A JP 2019520866A JP 6728491 B2 JP6728491 B2 JP 6728491B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature sensor
layer portion
lower layer
heater
axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019520866A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019532298A (ja
Inventor
ウン ジョン、デ
ウン ジョン、デ
ゴン キム、ジェ
ゴン キム、ジェ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Korea Institute of Industrial Technology KITECH
Original Assignee
Korea Institute of Industrial Technology KITECH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Korea Institute of Industrial Technology KITECH filed Critical Korea Institute of Industrial Technology KITECH
Publication of JP2019532298A publication Critical patent/JP2019532298A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6728491B2 publication Critical patent/JP6728491B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/02Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
    • G01P15/08Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
    • G01P15/0897Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values by thermal pick-up
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01PMEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
    • G01P15/00Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
    • G01P15/18Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration in two or more dimensions

Description

本発明は、熱対流型加速度センサ及びその製造方法に関し、さらに詳しくは、下層部と上層部とに区分され、下層部に1軸または2軸の加速度を測定する構成を形成し、上層部に3軸の加速度を測定する構成を形成することにより、測定性能を向上させた熱対流型加速度センサ及びその製造方法に関する。
近年、半導体製造技術を用いて各種センサを小型化するMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)センサに関する研究が活発に進められている。
MEMSセンサとは、半導体の微細加工技術を応用して作られたセンサのことをいう。MEMSセンサは、従来のセンサと比較して欠点が少ない方で、扱いやすく、特性の面において潜在能力に優れるという特徴を有している。そして、従来のセンサでは実現が困難であった電子回路とのワンチップ化が可能であるので、センサ素子とセンサ素子から検出した信号を処理する電子回路を一つのチップに集積して接続配線を短くすることにより、ノイズの混入を防ぐことができる。

MEMSセンサの代表的な例として、超小型加速度センサが挙げられ、静電容量の変化を利用する方式、ピエゾ抵抗素子を利用する方式などが用いられている。
その中でも、熱対流による温度センサの抵抗変化を利用する方式は、構造が単純であり、生産が容易であるために使用量が増大しているが、従来の熱対流型加速度センサは、平面に対する2軸加速度の測定は容易であるものの、平面に対して垂直軸を含む3軸の加速度測定では、感度が低下するといった問題がある。
特許文献1には、印加される電流によって発熱する第1の発熱点、第2の発熱点、第3の発熱点、及び第4の発熱点と、前記それぞれの発熱点の温度を測定するために、前記それぞれの発熱点と接触する熱電対接合点を有する第1の熱電対、第2の熱電対、第3の熱電対、及び第4の熱電対と、前記第1の発熱点、第2の発熱点、第3の発熱点、及び第4の発熱点の下部に流体を通過させることのできる第1の空洞が設けられている第1の基板と、前記第1の基板と平行に配置され、印加される電流によって発熱する第5の発熱点と、前記第5の発熱点の温度を測定するために、前記第5の発熱点と接触する熱電対接合点を有する第5の熱電対と、第5の発熱点の下部に流体が移動できる第2の空洞が設けられている第2の基板と、を含み、前記第1の発熱点及び前記第2の発熱点は、前記第1の軸線方向に沿って互いに離隔するように配置され、前記第3の発熱点及び前記第4の発熱点は、前記第1の軸線方向と交差する第2の軸線方向に沿って互いに離隔するように配置され、前記第5の発熱点及び前記第1の発熱点は、前記第1の基板及び前記第2の基板と交差する第3の軸線方向に沿って互いに離隔するように配置され、前記第1の発熱点と第2の発熱点との間の温度差を用いて、前記第1の軸線方向への加速度を、前記第3の発熱点と第4の発熱点との間の温度差を用いて、前記第2の軸線方向への加速度を、及び前記第5の発熱点と前記第1の発熱点との間の温度差を用いて、前記第3の軸線方向への加速度を測定する、3軸MEMS加速度センサが開示されている。
大韓民国登録特許第10−0829165号
前記のような課題を解決するために、本発明は、加速度センサを下層部と上層部とに区分し、下層部に1軸または2軸の加速度を測定する構成を形成し、上層部に3軸の加速度を測定する構成を形成することにより、測定性能を向上させた加速度センサを提供することを目的とする。
本発明が解決しようとする技術的課題は、前述の技術的課題に限定されるものではなく、言及していない他の技術的課題は、以下の記載から本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解される。
前記のような目的を達成するために、本発明は、中央にヒータが設置された下層部と、前記下層部において、前記ヒータを中心として1軸上に形成された第1の温度センサと、前記下層部において、前記ヒータを中心として2軸上に形成された第2の温度センサと、前記下層部の上面に結合し、前記下層部に向かって内部空間が形成された上層部と、その一部が前記上層部100の内部空間に露出するように、前記上層部に形成された第3の温度センサと、を含む。
本発明の実施形態において、前記第3の温度センサは、前記上層部の内側面に形成される第3の温度センサの上層部部位、及び前記第3の温度センサの上層部部位に連結され、前記下層部の上面に形成される第3の温度センサの下層部部位を備えていてもよい。
本発明の実施形態において、前記ヒータは、前記下層部の上面の中央部に屈曲状に密集配置される金属配線を備えていてもよい。
本発明の実施形態において、前記第1の温度センサの一部は、前記上層部の内部空間内のガスと接触するように、前記ヒータと離隔して形成されてもよい。
本発明の実施形態において、前記第2の温度センサの一部は、前記上層部の内部空間内のガスと接触するように、前記ヒータと離隔して形成されてもよい。
本発明の実施形態において、前記下層部は、半導体基板と、前記半導体基板の上面に絶縁物質で形成され、前記ヒータと前記第1の温度センサと前記第2の温度センサとがその上に形成される第1の絶縁膜と、前記半導体基板の下面に絶縁物質で形成される第2の絶縁膜と、を備えていてもよい。
本発明の実施形態において、前記下層部は、上面の中心領域に溝を備える半導体基板と、前記溝を除いた前記半導体基板の上面に絶縁物質で形成され、前記ヒータの両末端と前記第1の温度センサの両末端と前記第2の温度センサの両末端とがその上に形成される第1の絶縁膜と、前記半導体基板の下面に絶縁物質で形成される第2の絶縁膜と、を備えていてもよい。
前記のような目的を達成するために、本発明は、中央にヒータが設置された下層部と、前記下層部において、前記ヒータを中心として1軸上に形成された第1の温度センサと、前記下層部において、前記ヒータを中心として2軸上に形成された第2の温度センサと、前記下層部の上面に結合し、前記下層部に向かって内部空間が形成された上層部と、その一部が前記上層部の内部空間に露出するように、前記上層部に形成された第3の温度センサと、を含み、前記上層部の上面から前記上層部の内部空間に穴が形成される。
本発明の実施形態において、前記第3の温度センサは、前記穴を埋めながら前記上層部の内部空間に露出される第3の温度センサの引込部と、前記第3の温度センサの引込部に接続され、前記上層部の上面に形成される第3の温度センサの接続部と、を備えていてもよい。
本発明の実施形態において、前記下層部は、半導体基板と、前記半導体基板の上面に絶縁物質で形成され、前記ヒータと前記第1の温度センサと前記第2の温度センサとがその上に形成される第1の絶縁膜と、前記半導体基板の下面に絶縁物質で形成される第2の絶縁膜と、を備えていてもよい。
本発明の実施形態において、前記下層部は、上面の中心領域に溝を備える半導体基板と、前記溝を除いた前記半導体基板の上面に絶縁物質で形成され、前記ヒータと前記第1の温度センサと前記第2の温度センサとがその上に形成される第1の絶縁膜と、前記半導体基板の下面に絶縁物質で形成される第2の絶縁膜と、を備えていてもよい。
前記のような目的を達成するために、本発明は、i)上層部の下面に上層部絶縁膜を形成するステップと、ii)前記上層部の下面をエッチングして、内部空間を形成するステップと、iii)前記上層部の内側面に蒸着物質を蒸着し、第3の温度センサの上層部部位を形成するステップと、iv)下層部の上面に前記蒸着物質の薄膜を形成するステップと、v)前記下層部において前記蒸着物質の薄膜をパターニングし、ヒータ、第1の温度センサ、第2の温度センサ、及び第3の温度センサの下層部部位を形成し、前記下層部に溝を形成するステップと、vi)前記上層部と前記下層部とを結合するステップと、を含む。
前記のような目的を達成するために、本発明は、i)上層部の下面に上層部絶縁膜を形成するステップと、ii)前記上層部の下面をエッチングして、内部空間を形成するステップと、iii)蒸着物質を蒸着し、第3の温度センサの引込部の末端を前記上層部の内部空間の上部面に形成するステップと、iv)前記上層部の上面に穴を形成するステップと、v)前記蒸着物質を前記上層部の上面に蒸着させ、前記上層部に形成された前記穴を埋めながら第3の温度センサの引込部の末端を含む第3の温度センサの引込部を形成し、前記蒸着物質を第3の温度センサの接続部を形成するステップと、vi)下層部の上面に前記蒸着物質の薄膜を形成するステップと、vii)前記下層部において前記蒸着物質の薄膜をパターニングし、ヒータ、第1の温度センサ、第2の温度センサ、及び第3の温度センサの下層部部位を形成し、前記下層部に溝を形成するステップと、viii)前記上層部と前記下層部とを結合するステップと、を含む。
本発明の実施形態において、前記上層部及び前記下層部は、エポキシ、シリコーン、及び高分子化合物からなる群から選択される1つ以上の物質によって接合されてもよい。

本発明の実施形態において、前記蒸着物質は、金属、金属ナノワイヤ、及びカーボンナノ材料からなる群から選択される1つ以上の金属で形成されてもよい。
前記のような構成を有する本発明は、上層部に形成された内部空間の熱対流によって下層部の各温度センサ及び上層部の温度センサで温度変化の検知が行われ、それにより加速度が測定されるので、下層部の上面に対して垂直な軸方向の加速度の測定性能が向上するという効果を奏する。
そして、本発明は、構造が単純であり、小型化を容易に実現でき、製造工程を短縮することができるので、生産性が向上するという効果を奏する。
本発明の効果は、前記効果に限定されるものではなく、本発明の詳細な説明または特許請求の範囲に記載されている発明の構成から推論可能なあらゆる効果が含まれる。
従来技術の熱対流型加速度センサの斜視図 本発明の一実施形態に係る熱対流型加速度センサの斜視図 本発明の一実施形態に係る熱対流型加速度センサの分離斜視図 本発明の他の実施形態に係る溝が形成された下層部の斜視図 本発明の一実施形態に係る内側面に温度センサが備えられた上層部の断面図 本発明の一実施形態に係る溝が形成されていない下層部の断面図 本発明の他の実施形態に係る溝が形成された下層部の斜視図 本発明の他の実施形態に係る熱対流型加速度センサの分離斜視図 本発明の他の実施形態に係る外側面に温度センサが備えられた上層部の断面図 本発明の熱対流型加速度センサにおける出力特性グラフ
以下、添付図面を参照して本発明について説明する。しかしながら、本発明は、様々な異なる形態で実現され得るので、以下に説明する実施形態に限定されるものではない。また、図面において、本発明を明確に説明するために説明に関係のない部分は省略し、明細書全体を通して類似の部分には類似の符号を付した。
明細書全体を通して、ある一部分が他の部分と「連結(接続、接触、結合)」されているという場合、それには「直接連結」されているものだけでなく、その間にさらに他の部材を介して「間接的に連結」されているものも含まれる。また、ある一部分がある構成要素を「含む」という場合、それは特に断らない限り他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに備えてもよいことを意味するものである。
本発明に用いられる用語は、単に特定の実施形態について説明するために用いられるものであり、本発明を限定しようとする意図はない。単数の表現には、文脈からみて明らかに他の意味を有さない限り、複数の言い回しを含む。本発明における「含む」、「有する」などの用語は、明細書に記載されている特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはそれらの組み合わせが存在することを示すためのものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはそれらの組み合わせの存在または付加可能性を予め排除するものではない。

以下、添付図面を参照し、本発明について詳細に説明する。
図1は、従来技術の熱対流型加速度センサの斜視図である。
図1に示すように、従来技術の加速度センサ1は、基板50上に1軸の温度センサ10、2軸の温度センサ20、3軸の温度センサ30、及びヒータ40を設置して熱対流を検知する構成であり、このような構成の加速度センサは、1軸及び2軸に対する検知性能は保証されるものの、3軸に対する検知性能が著しく低下するという問題がある。
(ここで、1軸及び2軸は、基板上の平面に対して水平な軸を意味し、3軸は、1軸及び2軸に垂直な軸を意味してもよい。)
以下、一実施形態の上層部100が含まれている熱対流型加速度センサについて説明する(一実施形態の上層部100は、内側面に第3の温度センサ110が形成された上層部100を意味してもよい)。
図2は、本発明の一実施形態に係る熱対流型加速度センサの斜視図であり、図3は、本発明の一実施形態に係る熱対流型加速度センサの分離斜視図であり、図4は、本発明の他の実施形態に係る溝260が形成された下層部200の斜視図である。
(ここで、図3には、溝260が形成された下層部200が示されており、図4には、溝260が形成されていない下層部200が示されている。これは、上層部100は、溝260が形成された下層部200または溝260が形成されていない下層部200と結合できることを示してもよい。)
図2ないし図3に示すように、本発明の熱対流型加速度センサは、中央にヒータ230が設置された下層部200と、下層部200において、ヒータ230を中心として1軸上に形成された第1の温度センサ210と、下層部200において、ヒータ230を中心として2軸上に形成された第2の温度センサ220と、下層部200の上面に結合し、下層部200の上部に向かって内部空間が形成された上層部100と、その一部が上層部100の内部空間に露出するように、上層部100に形成された第3の温度センサ110と、を含んでもよい。
ここで、1軸及び2軸は、下層部200の上面に対して水平な軸を意味し、3軸は、1軸及び2軸に垂直な軸を意味してもよい。具体的な実施形態として、1軸はx軸であり、2軸はy軸であり、3軸はz軸であってもよい。
図4に示すように、第1の温度センサ210が1軸方向にヒータ230と離隔され、第2の温度センサ220が2軸方向にヒータ230と離隔され、第3の温度センサ110が3軸方向にヒータ230と離隔されて設置されてもよい。このとき、第1の温度センサ210は、一対で形成され、それぞれの第1の温度センサ210が互いに対向するように設置されてもよい。同様に、第2の温度センサ220も一対で形成され、それぞれの第2の温度センサ220が互いに対向するように設置されてもよい。
前記のような構成により、第1の温度センサ210、第2の温度センサ220または第3の温度センサ110は、ヒータ230によって加熱されたガスの温度変化、具体的には、上層部100の内部空間内のガスの傾きによって変化する温度の変化を検知し、本発明の熱対流型加速度センサが加速度を測定することができる。
図5は、本発明の一実施形態に係る内側面に温度センサ付き上層部100の断面図である。図5は、図3の上層部100におけるA−A´線に沿った断面図である。
図5に示すように、第3の温度センサ110は、上層部100の内側面に形成される第3の温度センサの上層部部位111、及び第3の温度センサの上層部部位111に連結され、下層部200の上面に形成される第3の温度センサの下層部部位112を備えていてもよい。
第3の温度センサの上層部部位111が備えられる上層部100の内側面部は、上層部100の下面から上層部100の上面に傾斜して形成されてもよい。
第3の温度センサの上層部部位111は、両端が角を有するように曲げられて形成されてもよく、一方の端は、内部空間の上部方向に位置し、他方の端は、第3の温度センサの下層部部位112と接触するように上層部100の下面に位置してもよい。
第3の温度センサの下層部部位112は、下層部200の上面において第3の温度センサの上層部部位111と接触することができる位置に形成され、具体的には、下層部200の上面の頂点部に形成されてもよいが、必ずしもこれに限定されるものではない。
第1の温度センサ210または第2の温度センサ220と同様に、第3の温度センサ110も一対で形成され、互いに対向する方向に形成されてもよい。
前記のような構造により、上層部100の内部空間を流動するガスが3軸方向に移動する際に、上層部100の内部空間内のガスと接触する第3の温度センサ110は、容易に温度の変化を検知することができる。
ヒータ230は、下層部200の上面の中央部に屈曲状に密集配置される金属配線を備えていてもよい。
ヒータ230は、発熱をして上層部100の内部空間のガスを加熱する機能を果たすことができ、そのために、下層部200の上面の中央部に密集するように金属配線が屈曲して形成されてもよい。それにより、内部空間の中央部に対する集中的な加熱が行える。

ヒータ230は、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、及びパラジウム(Pd)からなる群から選択される1つ以上の金属で形成されてもよい。
ヒータ230の両末端は、外部基板の電源供給用リード板と接続され、外部から電気が供給されて発熱を行うことができる。
第1の温度センサ210の一部は、上層部100の内部空間内のガスと接触するように、ヒータ230と離隔して形成されてもよい。また、第2の温度センサ220の一部は、上層部100の内部空間内のガスと接触するように、ヒータ230と離隔して形成されてもよい。
上層部100と下層部200との接合層に位置することになる第1の温度センサ210の両末端は、ガスと接触することができないので、第1の温度センサ210の一部は、内部空間に向かって露出するように形成されてもよい。そして、第1の温度センサ210の両末端は、上層部100と下層部200との接合層に完全に引き込まれることなく、外部基板と接続するように外部に露出される部位を有していてもよい。それにより、上層部100よりも下層部200の大きさが大きくなる場合がある。
第2の温度センサ220は、第1の温度センサ210と同じ形状で形成されてもよく、第2の温度センサ220の両末端及び第2の温度センサ220の両末端を除く第2の温度センサ220の一部に関する事項は、第1の温度センサ210に関する事項と同じであってもよい。
図6は、本発明の一実施形態に係る溝260が形成されていない下層部200の断面図である。図6は、図3の下層部200におけるC−C´線に沿った断面図である。
図6に示すように、下層部200に対する一実施形態として、下層部200は、半導体基板240と、半導体基板240の上面に絶縁物質で形成され、ヒータ230と第1の温度センサ210と第2の温度センサ220とがその上に形成される第1の絶縁膜251と、半導体基板240の下面に絶縁物質で形成される第2の絶縁膜252と、を備えていてもよい。

半導体基板240は、ケイ素(Si)で形成されてもよい。
第1の絶縁膜251は、第1の温度センサ210または第2の温度センサ220が半導体基板240の温度による影響を受けないように防止する機能を果たしてもよい。
第2の絶縁膜252は、半導体基板240が外部基板の温度による影響を受けないように防止する機能を果たしてもよい。

絶縁物質は、二酸化ケイ素(SiO2)、ガラス(Glass)またはSOI(Silicon On Insulator)で形成されてもよい。
図7は、本発明の他の実施形態に係る溝260が形成された下層部200の斜視図である。図7は、図4の下層部200におけるD−D´線に沿った断面図である。
図7に示すように、下層部200の他の実施形態として、下層部200は、上面の中心領域に溝260を備える半導体基板240と、溝260を除いた半導体基板240の上面に絶縁物質で形成され、ヒータ230の両末端と第1の温度センサ210の両末端と第2の温度センサ220の両末端とがその上に形成される第1の絶縁膜251と、半導体基板240の下面に絶縁物質で形成される第2の絶縁膜252と、を備えていてもよい。
半導体基板240は、ケイ素(Si)で形成されてもよい。
第1の絶縁膜251は、第1の温度センサ210または第2の温度センサ220が半導体基板240の温度による影響を受けないように防止する機能を果たしてもよい。また、下層部200の上面の中心領域に溝260が備えられ、ヒータ230のうち、金属配線が密集している部位と、第1の温度センサ210の一部及び第2の温度センサ220の一部とが溝260による空間に露出するように形成され、半導体基板240の温度の影響を最小限に抑え、溝260による空間内のガスも加熱されて対流を形成することにより、温度検知による加速度の測定性能を向上することができる。

第2の絶縁膜252は、半導体基板240が外部基板の温度による影響を受けないように防止する機能を果たしてもよい。
絶縁物質は、二酸化ケイ素(SiO2)、ガラス(Glass)またはSOI(Silicon On Insulator)で形成されてもよい。
以下、他の実施形態の上層部100が含まれている熱対流型加速度センサについて説明する(ここで、他の実施形態の上層部100は、外側面に第3の温度センサ110が形成された上層部100を意味してもよい)。
図8は、本発明の他の実施形態に係る熱対流型加速度センサの分離斜視図であり、図9は、本発明の他の実施形態に係る外側面に温度センサが備えられた上層部100の断面図である。図9は、図8の上層部100におけるB−B´線に沿った断面図である。
ここで、図8には、溝260が形成された下層部200が示されているが、図3及び図4に示すように、外側面に温度センサが備えられた上層部100は、溝260が形成されていない下層部200または溝260が形成された下層部200と結合してもよく、これは、様々な実施形態を示すために、図面に示した事項である場合がある。
図8及び図9に示すように、本発明の熱対流型加速度センサは、中央にヒータ230が設置された下層部200と、下層部200において、ヒータ230を中心として1軸上に形成された第1の温度センサ210と、下層部200において、ヒータ230を中心として2軸上に形成された第2の温度センサ220と、下層部200の上面に結合し、下層部200の上部に向かって内部空間が形成され、上面から内部空間に穴が形成された上層部100と、その一部が上層部100の内部空間に露出するように、上層部100に形成された第3の温度センサ110と、を含んでもよい。
図9に示すように、第3の温度センサ110は、穴を埋めながら上層部100の内部空間に露出される第3の温度センサの引込部113と、第3の温度センサの引込部113に接続され、上層部100の上面に形成される第3の温度センサの接続部114と、を備えていてもよい。
前記のような構成により、第3の温度センサの引込部113が上層部100の内部空間内のガスと接触することができ、それにより、第3の温度センサの引込部113が上層部100の内部空間内のガスの熱対流を検知することができる。
そして、第3の温度センサの引込部113に接続された第3の温度センサの接続部114が外側面に露出され、外部基板と接続され得るので、第3の温度センサ110全体が上層部100に形成されてもよい。
第1の温度センサ210または第2の温度センサ220と同様に、第3の温度センサ110も一対で形成され、互いに対向する方向に形成されてもよい。
前記のような構造により、上層部100の内部空間を流動するガスが3軸方向に移動する際に、上層部100の内部空間内のガスと接触する第3の温度センサ110は、容易に温度の変化を検知することができる。
下層部200は、半導体基板240と、半導体基板240の上面に絶縁物質で形成され、ヒータ230と第1の温度センサ210と第2の温度センサ220とがその上に形成される第1の絶縁膜251と、半導体基板240の下面に絶縁物質で形成される第2の絶縁膜252と、を備えていてもよい。
半導体基板240は、ケイ素(Si)で形成されてもよい。
第1の絶縁膜251は、第1の温度センサ210または第2の温度センサ220が半導体基板240の温度による影響を受けないように防止する機能を果たしてもよい。
第2の絶縁膜252は、半導体基板240が外部基板の温度による影響を受けないように防止する機能を果たしてもよい。
絶縁物質は、二酸化ケイ素(SiO2)、ガラス(Glass)またはSOI(Silicon On Insulator)で形成されてもよい。
下層部200は、上面の中心領域に溝260を備える半導体基板240と、溝260を除いた半導体基板240の上面に絶縁物質で形成され、ヒータ230と第1の温度センサ210と第2の温度センサ220とがその上に形成される第1の絶縁膜251と、半導体基板240の下面に絶縁物質で形成される第2の絶縁膜252と、を備えていてもよい。
半導体基板240は、ケイ素(Si)で形成されてもよい。
第1の絶縁膜251は、第1の温度センサ210または第2の温度センサ220が半導体基板240の温度による影響を受けないように防止する機能を果たしてもよい。また、下層部200の上面の中心領域に溝260が備えられ、ヒータ230のうち、金属配線が密集している部位と、第1の温度センサ210の一部及び第2の温度センサ220の一部とが溝260による空間に露出するように形成され、半導体基板240の温度の影響を最小限に抑え、溝260による空間内のガスも加熱されて対流を形成することにより、温度検知による加速度の測定性能を向上することができる。

第2の絶縁膜252は、半導体基板240が外部基板の温度による影響を受けないように防止する機能を果たしてもよい。
絶縁物質は、二酸化ケイ素(SiO2)、ガラス(Glass)またはSOI(Silicon On Insulator)で形成されてもよい。
他の実施形態の上層部100が含まれている熱対流型加速度センサにおいて、残りの事項は、前述の一実施形態の上層部100が含まれている熱対流型加速度センサの事項と同じであってもよい。

以下、一実施形態の上層部100を含む熱対流型加速度センサの製造方法について説明する。
(ここで、下層部200は、溝260が形成されたもので製造してもよい。)
第1のステップでは、上層部100の下面に上層部絶縁膜120を形成してもよい。
ここで、ケイ素ウエハ(Si wafer)で上層部100を形成し、上層部絶縁膜120は、二酸化ケイ素(SiO2)、ガラス(Glass)またはSOI(Silicon On Insulator)で形成されてもよい。上層部絶縁膜120は、蒸着によって形成されてもよい。

第2のステップでは、上層部100の下面をエッチングし、内部空間を形成してもよい。
エッチングは、ウェットエッチング法またはレーザーエッチング法で行われ、上層部100の内部空間を形成してもよい。上層部絶縁膜120は、エッチングによって一部だけが残ってもよい。

第3のステップでは、上層部100の内側面に蒸着物質を蒸着し、第3の温度センサの上層部部位111を形成してもよい。
そのとき、シャドウマスク(shadow mask)法で第3の温度センサの上層部部位111を形成してもよい。

第4のステップでは、下層部200の上面に蒸着物質の薄膜を形成してもよい。
そのとき、第1の絶縁膜251の上面に蒸着物質を蒸着させ、蒸着物質の薄膜を形成してもよい。
第5のステップでは、下層部200において蒸着物質の薄膜をパターニングし、ヒータ230、第1の温度センサ210、第2の温度センサ220、及び第3の温度センサの下層部部位112を形成し、下層部200に溝260を形成してもよい。
ここで、下層部200の第1の絶縁膜251上に蒸着物質の薄膜に対するパターニングを行い、ヒータ230、第1の温度センサ210、第2の温度センサ220、及び第3の温度センサの下層部部位112を形成してもよい。また、ヒータ230、第1の温度センサ210、及び第2の温度センサ220をマスクにしてエッチングを行い、下層部200に溝260を形成してもよい。そのとき、エッチング法は、ウェットエッチング法またはドライエッチング法を用いてもよい。

第6のステップでは、上層部100と下層部200とを結合してもよい。
そのとき、第3の温度センサの上層部部位111と第3の温度センサの下層部部位112とが接合されてもよい。

以下、他の実施形態の上層部100を含む熱対流型加速度センサの製造方法について説明する。
(ここで、下層部200は、溝260が形成されたもので製造してもよい。)
第1のステップでは、上層部100の下面に上層部絶縁膜120を形成してもよい。
ここで、ケイ素ウエハ(Si wafer)で上層部100を形成し、上層部絶縁膜120は、二酸化ケイ素(SiO2)、ガラス(Glass)またはSOI(Silicon On Insulator)で形成されてもよい。上層部絶縁膜120は、蒸着によって形成されてもよい。

第2のステップでは、上層部100の下面をエッチングし、内部空間を形成してもよい。
エッチングは、ウェットエッチング法またはレーザーエッチング法で行われ、上層部100の内部空間を形成してもよい。上層部絶縁膜120は、エッチングによって一部だけが残ってもよい。

第3のステップでは、第3の温度センサの引込部113の末端を上層部100の内部空間の上部面に形成してもよい。
そのとき、上層部100の内部空間の上部面に対してシャドウマスク(shadow mask)法で上層部100の内部空間の上部面に蒸着物質を蒸着し、第3の温度センサの引込部113の末端を形成してもよい。

第4のステップでは、上層部100の上面に穴を形成してもよい。
ここで、精密加工用ドリルやレーザーで穴を形成してもよい。
第5のステップでは、蒸着物質を上層部100の上面に蒸着させ、上層部100に形成された穴を埋めながら第3の温度センサの引込部113の末端を含む第3の温度センサの引込部113を形成し、蒸着物質を第3の温度センサの接続部114を形成してもよい。

第6のステップでは、下層部200の上面に蒸着物質の薄膜を形成してもよい。
そのとき、第1の絶縁膜251の上面に蒸着物質を蒸着させ、蒸着物質の薄膜を形成してもよい。
第7のステップでは、下層部200において蒸着物質の薄膜をパターニングし、ヒータ230、第1の温度センサ210、第2の温度センサ220、及び第3の温度センサの下層部部位112を形成し、下層部200に溝260を形成してもよい。
ここで、下層部200の第1の絶縁膜251上に蒸着物質の薄膜に対するパターニングを行い、ヒータ230、第1の温度センサ210、第2の温度センサ220、及び第3の温度センサの下層部部位112を形成してもよい。また、ヒータ230、第1の温度センサ210、及び第2の温度センサ220をマスクにしてエッチングを行い、下層部200に溝260を形成してもよい。そのとき、エッチング法は、ウェットエッチング法またはドライエッチング法を用いてもよい。
第8のステップでは、上層部100と下層部200とを結合してもよい。
本発明の熱対流型加速度センサの製造の際に、上層部100及び下層部200は、エポキシ、シリコーン、及び高分子化合物からなる群から選択される1つ以上の物質によって接合されてもよい。
本発明の実施形態では、前記のような物質によって上層部100と下層部200とが接合されると説明しているが、必ずしもこれに限定されるものではない。
本発明の熱対流型加速度センサの製造の際に、蒸着物質は、金属、金属ナノワイヤ、及びカーボンナノ材料からなる群から選択される1つ以上の物質で形成されてもよい。
そして、蒸着物質が金属である場合、蒸着物質は、白金(Pt)、ニッケル(Ni)、及びパラジウム(Pd)からなる群から選択される1つ以上の金属で形成されてもよい。また、例えば、カーボンナノ材料は、グラフェンまたはカーボンナノチューブであってもよい。
図10は、本発明の熱対流型加速度センサにおける出力特性グラフである。図10のグラフに示すように、横軸の加速度(Acceleration)の増加に比例し、出力電圧(Vout)が増加することが分かる。
図10の場合、逆三角形のドットで連結されているグラフaは、本発明の熱対流型加速度センサにおいて、3軸(z軸)方向の加速度による上層部100の内部空間の熱対流により、第3の温度センサ110で検知された出力電圧の変化を示すものである。
そして、正方形のドットで連結されているグラフbは、本発明の熱対流型加速度センサにおいて、1軸(x軸)方向の加速度による上層部100の内部空間の熱対流により、第1の温度センサ210で検知された出力電圧の変化を示し、円形のドットで連結されているグラフcは、本発明の熱対流型加速度センサにおいて、2軸(y軸)方向の加速度による上層部100の内部空間の熱対流により、第2の温度センサ220で検知された出力電圧の変化を示すものである。
一方で、三角形のドットで連結されているグラフdは、従来技術のように、1軸の温度センサ10、2軸の温度センサ20、及び3軸の温度センサ30が基板50の上面に形成された場合の加速度センサにおいて、3軸(z軸)方向の加速度による熱対流により、第3の温度センサ110で検知された出力電圧の変化を示すものである。
図10のグラフa、b、cに示すように、本発明の熱対流型加速度センサにおいて、第3の温度センサ110の検知性能は、第1の温度センサ210または第2の温度センサ220の検知性能と類似に形成されることを確認できた。
そして、図10のグラフa及びグラフdの比較から分かるように、上層部100を形成し、上層部100に第3の温度センサ110を形成する方式である本発明の熱対流型加速度センサの3軸(z軸)に対する加速度の測定性能は、図1のような従来技術の加速度センサ1の3軸(z軸)に対する加速度の測定性能よりも大幅に向上されることを確認できた。
前述した本発明の説明は例示のためのものであり、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の技術的思想や必須の特徴を変更することなく、他の具体的な形態に容易に変形できることを理解するであろう。よって、前述の実施形態はあくまで例示的なものであり、限定的なものでないことを理解すべきである。例えば、単一型で説明された各構成要素を分散して実施してもよく、同様に分散したものと説明された構成要素を結合された形態に実施してもよい。
本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲の意味及び範囲、並びにその均等概念から導かれるあらゆる変更または変形された形態も本発明に含まれる。
1:従来技術の加速度センサ
10:1軸の温度センサ
20:2軸の温度センサ
30:3軸の温度センサ
40:ヒータ
50:基板
100:上層部
110:第3の温度センサ
111:第3の温度センサの上層部部位
112:第3の温度センサの下層部部位
113:第3の温度センサの引込部
114:第3の温度センサの接続部
120:上層部絶縁膜
200:下層部
210:第1の温度センサ
220:第2の温度センサ
230:ヒータ
240:半導体基板
251:第1の絶縁膜
252:第2の絶縁膜
260:溝

Claims (15)

  1. 中央にヒータが設置された下層部と、
    前記下層部において、前記ヒータを中心として1軸上に形成された第1の温度センサと、
    前記下層部において、前記ヒータを中心として2軸上に形成された第2の温度センサと、
    前記下層部の上面に結合し、前記下層部に向かって内部空間が形成された上層部と、
    その一部が前記上層部の内部空間に露出するように、前記上層部に形成された第3の温度センサと、を含み、
    前記第1の温度センサは、一対の第1の温度センサを成し、前記下層部の前記上面に水平な第1軸上で、ヒータを中心として対称な位置に配置され、
    前記第2の温度センサは、一対の第2の温度センサを成し、前記下層部の前記上面に水平で前記第1軸とは異なる第2軸上で、ヒータを中心として対称な位置に配置され、
    第3の温度センサが、一対の第3の温度センサを成すと共に、それぞれ下層部部位と上層部部位とを備え、
    前記一対の第3の温度センサは、前記第1軸及び前記第2軸と垂直な第3軸上に配置され、
    前記第3の温度センサの一対の下層部部位は、前記下層部の前記上面に水平で前記第1軸及び前記第2軸とは異なる軸上で、ヒータを中心として対称な位置に配置され、
    前記第3の温度センサの一対の上層部部位は、上層部で、ヒータを中心として対称な位置に配置される
    ことを特徴とする熱対流型加速度センサ。
  2. 前記第3の温度センサは、前記上層部の内側面に形成される第3の温度センサの上層部部位、及び前記第3の温度センサの上層部部位に連結され、前記下層部の上面に形成される第3の温度センサの下層部部位を備える
    請求項1に記載の熱対流型加速度センサ。
  3. 前記ヒータは、前記下層部の上面の中央部に屈曲状に密集配置される金属配線を備える
    請求項1に記載の熱対流型加速度センサ。
  4. 前記第1の温度センサの一部は、前記上層部の内部空間内のガスと接触するように、前記ヒータと離隔して形成される
    請求項1に記載の熱対流型加速度センサ。
  5. 前記第2の温度センサの一部は、前記上層部の内部空間内のガスと接触するように、前記ヒータと離隔して形成される
    請求項1に記載の熱対流型加速度センサ。
  6. 前記下層部は、半導体基板と、前記半導体基板の上面に絶縁物質で形成され、前記ヒータと前記第1の温度センサと前記第2の温度センサとがその上に形成される第1の絶縁膜と、前記半導体基板の下面に絶縁物質で形成される第2の絶縁膜と、を備える
    請求項1に記載の熱対流型加速度センサ。
  7. 前記下層部は、上面の中心領域に溝を備える半導体基板と、前記溝を除いた前記半導体基板の上面に絶縁物質で形成され、前記ヒータの両末端と前記第1の温度センサの両末端と前記第2の温度センサの両末端とがその上に形成される第1の絶縁膜と、前記半導体基板の下面に絶縁物質で形成される第2の絶縁膜と、を備える
    請求項1に記載の熱対流型加速度センサ。
  8. 中央にヒータが設置された下層部と、
    前記下層部において、前記ヒータを中心として1軸上に形成された第1の温度センサと、
    前記下層部において、前記ヒータを中心として2軸上に形成された第2の温度センサと、
    前記下層部の上面に結合し、前記下層部に向かって内部空間が形成された上層部と、
    その一部が前記上層部の内部空間に露出するように、前記上層部に形成された第3の温度センサと、を含み、
    前記上層部の上面から前記上層部の内部空間に穴が形成され
    前記第1の温度センサは、一対の第1の温度センサを成し、前記下層部の前記上面に水平な第1軸上で、ヒータを中心として対称な位置に配置され、
    前記第2の温度センサは、一対の第2の温度センサを成し、前記下層部の前記上面に水平で前記第1軸とは異なる第2軸上で、ヒータを中心として対称な位置に配置され、
    第3の温度センサが、一対の第3の温度センサを成すと共に、それぞれ下層部部位と上層部部位とを備え、
    前記一対の第3の温度センサは、前記第1軸及び前記第2軸と垂直な第3軸上に配置され、
    前記第3の温度センサの一対の下層部部位は、前記下層部の前記上面に水平で前記第1軸及び前記第2軸とは異なる軸上で、ヒータを中心として対称な位置に配置され、
    前記第3の温度センサの一対の上層部部位は、上層部で、ヒータを中心として対称な位置に配置される
    ことを特徴とする熱対流型加速度センサ。
  9. 前記第3の温度センサは、前記穴を埋めながら前記上層部の内部空間に露出される第3の温度センサの引込部と、前記第3の温度センサの引込部に接続され、前記上層部の上面に形成される第3の温度センサの接続部と、を備える
    請求項8に記載の熱対流型加速度センサ。
  10. 前記下層部は、半導体基板と、前記半導体基板の上面に絶縁物質で形成され、前記ヒータと前記第1の温度センサと前記第2の温度センサとがその上に形成される第1の絶縁膜と、前記半導体基板の下面に絶縁物質で形成される第2の絶縁膜と、を備える
    請求項8に記載の熱対流型加速度センサ。
  11. 前記下層部は、上面の中心領域に溝を備える半導体基板と、前記溝を除いた前記半導体基板の上面に絶縁物質で形成され、前記ヒータと前記第1の温度センサと前記第2の温度センサとがその上に形成される第1の絶縁膜と、前記半導体基板の下面に絶縁物質で形成される第2の絶縁膜と、を備える
    請求項8に記載の熱対流型加速度センサ。
  12. 中央にヒータが設置された下層部と、
    前記下層部において、前記ヒータを中心として第1軸上に形成された第1の温度センサと、
    前記下層部において、前記ヒータを中心として第2軸上に形成された第2の温度センサと、
    前記下層部の上面に結合し、前記下層部に向かって内部空間が形成された上層部と、
    その一部が前記上層部の内部空間に露出するように、前記上層部に形成された第3の温度センサと、を含み、
    前記第1の温度センサは、一対の第1の温度センサを成し、前記下層部の前記上面に水平な第1軸上で、ヒータを中心として対称な位置に配置され、
    前記第2の温度センサは、一対の第2の温度センサを成し、前記下層部の前記上面に水平で前記第1軸とは異なる第2軸上で、ヒータを中心として対称な位置に配置され、
    第3の温度センサが、一対の第3の温度センサを成すと共に、それぞれ下層部部位と上層部部位とを備え、
    前記一対の第3の温度センサは、前記第1軸及び前記第2軸と垂直な第3軸上に配置され、
    前記第3の温度センサの一対の下層部部位は、前記下層部の前記上面に水平で前記第1軸及び前記第2軸とは異なる軸上で、ヒータを中心として対称な位置に配置され、
    前記第3の温度センサの一対の上層部部位は、上層部で、ヒータを中心として対称な位置に配置される
    熱対流型加速度センサの製造方法であって、
    i)前記上層部の下面に上層部絶縁膜を形成するステップと、
    ii)前記上層部の前記下面をエッチングして、前記内部空間を形成するステップと、
    iii)前記上層部の内側面に蒸着物質を蒸着し、前記第3の温度センサの前記上層部部位を形成するステップと、
    iv)前記下層部の前記上面に前記蒸着物質の薄膜を形成するステップと、
    v)前記下層部において前記蒸着物質の薄膜をパターニングし、前記ヒータ、前記第1の温度センサ、前記第2の温度センサ、及び前記第3の温度センサの前記下層部部位を形成し、前記下層部に溝を形成するステップと、
    vi)前記上層部と前記下層部とを結合するステップと、を含む
    ことを特徴とする熱対流型加速度センサの製造方法。
  13. 中央にヒータが設置された下層部と、
    前記下層部において、前記ヒータを中心として第1軸上に形成された第1の温度センサと、
    前記下層部において、前記ヒータを中心として第2軸上に形成された第2の温度センサと、
    前記下層部の上面に結合し、前記下層部に向かって内部空間が形成された上層部と、
    その一部が前記上層部の内部空間に露出するように、前記上層部に形成された第3の温度センサと、を含み、
    前記第1の温度センサは、一対の第1の温度センサを成し、前記下層部の前記上面に水平な第1軸上で、ヒータを中心として対称な位置に配置され、
    前記第2の温度センサは、一対の第2の温度センサを成し、前記下層部の前記上面に水平で前記第1軸とは異なる第2軸上で、ヒータを中心として対称な位置に配置され、
    第3の温度センサが、一対の第3の温度センサを成すと共に、それぞれ下層部部位と上層部部位とを備え、
    前記一対の第3の温度センサは、前記第1軸及び前記第2軸と垂直な第3軸上に配置され、
    前記第3の温度センサの一対の下層部部位は、前記下層部の前記上面に水平で前記第1軸及び前記第2軸とは異なる軸上で、ヒータを中心として対称な位置に配置され、
    前記第3の温度センサの一対の上層部部位は、上層部で、ヒータを中心として対称な位置に配置される
    熱対流型加速度センサの製造方法であって、
    i)前記上層部の下面に上層部絶縁膜を形成するステップと、
    ii)前記上層部の前記下面をエッチングして、前記内部空間を形成するステップと、
    iii)蒸着物質を蒸着し、前記第3の温度センサの引込部の末端を前記上層部の前記内部空間の上部面に形成するステップと、
    iv)前記上層部の上面に穴を形成するステップと、
    v)前記蒸着物質を前記上層部の前記上面に蒸着させ、前記上層部に形成された前記穴を埋めながら前記第3の温度センサの引込部の末端を含む前記第3の温度センサの前記引込部を形成し、前記蒸着物質を前記第3の温度センサの接続部を形成するステップと、
    vi)前記下層部の前記上面に前記蒸着物質の薄膜を形成するステップと、
    vii)前記下層部において前記蒸着物質の薄膜をパターニングし、前記ヒータ、前記第1の温度センサ、前記第2の温度センサ、及び前記第3の温度センサの前記下層部部位を形成し、前記下層部に溝を形成するステップと、
    viii)前記上層部と前記下層部とを結合するステップと、を含む
    ことを特徴とする熱対流型加速度センサの製造方法。
  14. 前記上層部及び前記下層部は、エポキシ、シリコーン、及び高分子化合物からなる群から選択される1つ以上の物質によって接合される
    請求項12または13に記載の熱対流型加速度センサの製造方法。
  15. 前記蒸着物質は、金属、金属ナノワイヤ、及びカーボンナノ材料からなる群から選択される1つ以上の物質で形成される
    請求項12または13に記載の熱対流型加速度センサの製造方法。
JP2019520866A 2016-11-14 2017-11-14 熱対流型加速度センサ及びその製造方法 Active JP6728491B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2016-0151324 2016-11-14
KR1020160151324A KR101743668B1 (ko) 2016-11-14 2016-11-14 열대류형 가속도 센서 및 이의 제조방법
PCT/KR2017/012901 WO2018088881A1 (ko) 2016-11-14 2017-11-14 열대류형 가속도 센서 및 이의 제조방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019532298A JP2019532298A (ja) 2019-11-07
JP6728491B2 true JP6728491B2 (ja) 2020-07-22

Family

ID=59223548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019520866A Active JP6728491B2 (ja) 2016-11-14 2017-11-14 熱対流型加速度センサ及びその製造方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6728491B2 (ja)
KR (1) KR101743668B1 (ja)
WO (1) WO2018088881A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110244081A (zh) * 2019-07-15 2019-09-17 北京信息科技大学 一种热膨胀流三轴加速计及其加工方法
CN112162112B (zh) * 2020-09-25 2022-10-28 西北工业大学 一种柔性热对流加速度传感器
CN113325198B (zh) * 2021-06-09 2022-04-29 东南大学 一种柔性热对流式加速度传感器及其制备方法
CN113884701B (zh) * 2021-09-28 2023-04-25 东南大学 一种提高测量范围和全量程精度的风速风向传感器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3332283B2 (ja) * 1994-03-24 2002-10-07 本田技研工業株式会社 多軸加速度センサ
US7424826B2 (en) * 2005-11-10 2008-09-16 Memsic, Inc. Single chip tri-axis accelerometer
JP2007285996A (ja) * 2006-04-20 2007-11-01 Ritsumeikan 熱感知型加速度センサ
KR101024616B1 (ko) * 2008-10-02 2011-03-25 경북대학교 산학협력단 기울기 또는 가속도 측정이 가능한 반도체 센서 및 그의 제조방법
JP5870374B2 (ja) * 2011-11-04 2016-03-01 学校法人立命館 熱感知型加速度センサ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018088881A1 (ko) 2018-05-17
KR101743668B1 (ko) 2017-06-07
JP2019532298A (ja) 2019-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6728491B2 (ja) 熱対流型加速度センサ及びその製造方法
US8130072B2 (en) Vanadium oxide thermal microprobes
KR20090064693A (ko) 마이크로 가스 센서 및 그 제작 방법
US8387458B2 (en) Sensor having improved thermal stability
EP1589333A1 (en) Wheatstone bridge scheme for sensor
JP2005351901A (ja) 複合センサ及びその製造方法
US6589433B2 (en) Accelerometer without proof mass
BR112014022052B1 (pt) Processo de fabricação de um sensor de pressão
US10801981B2 (en) Gas sensor, sensor array, and manufacturing method thereof
JP6669957B2 (ja) 流量センサ
CN109211342B (zh) 一种气流流量计、mems硅基温敏芯片及其制备方法
US20080265168A1 (en) Radiation sensor element, method for producing a radiation sensor element and sensor field
JP2008039593A (ja) 静電容量型加速度センサ
JP7235218B2 (ja) 流体センサ
JPH11242050A (ja) 3軸加速度センサ
JP2008294229A (ja) ウェハレベルパッケージ構造体およびセンサ装置
JP2008039595A (ja) 静電容量型加速度センサ
KR100829165B1 (ko) 3축 mems 가속도 센서
JP4970751B2 (ja) 検知素子、真空計及び真空管
TW201806845A (zh) 半導體感測器及其製造方法
WO2019111463A1 (ja) 湿度センサおよびその製造方法
CN113511626A (zh) 多参量气体传感微芯片及其制备方法、气体传感器
KR101738632B1 (ko) 방열구조를 갖는 미세 발열판
JP7002732B2 (ja) 微細素子
US20240067526A1 (en) Arrangement of carbon nanotubes and a method for manufacturing the arrangement

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190418

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200312

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200630

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6728491

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250