JP6727745B1 - タンクの溶断解体方法及び、タンクの溶断解体システム - Google Patents

タンクの溶断解体方法及び、タンクの溶断解体システム Download PDF

Info

Publication number
JP6727745B1
JP6727745B1 JP2020012950A JP2020012950A JP6727745B1 JP 6727745 B1 JP6727745 B1 JP 6727745B1 JP 2020012950 A JP2020012950 A JP 2020012950A JP 2020012950 A JP2020012950 A JP 2020012950A JP 6727745 B1 JP6727745 B1 JP 6727745B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fusing
tank
wall surface
piece
disassembling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020012950A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021116667A (ja
Inventor
阿部 博文
博文 阿部
Original Assignee
シンコー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シンコー株式会社 filed Critical シンコー株式会社
Priority to JP2020012950A priority Critical patent/JP6727745B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6727745B1 publication Critical patent/JP6727745B1/ja
Publication of JP2021116667A publication Critical patent/JP2021116667A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Abstract

【課題】タンク壁面の厚みが厚い場合でもタンクの解体作業を効率よく行ってコストを低減させ、火災の問題もなく、かつ騒音被害を防止したタンクの溶断解体方法及び、タンクの溶断解体システムを提供することを目的とする。【解決手段】磁性体のタンク片を溶断しながら連続的に排出し、積載し切断するタンクの溶断解体方法であって、前記タンクの壁面に磁力で吸着しながら走行し、前記タンクを自動で溶断する第一の溶断手段と第二の溶断手段とを備えた自動ガス溶断装置を用いて溶断する溶断工程と、前記タンク片を吸着させ、積載部に積載させる積載工程と、前記吸着又は挟持手段を前記タンク片の上流側にセットバックさせ、該タンク片を再度吸着させるセットバック吸着工程と、前記タンク片を、前記積載部に積載させ、かつ前記吸着又は挟持手段により吸着させながら、前記タンク片を切断するタンク片切断工程とを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、溶断されたタンク片を排出しながら連続的に積載し切断するタンクの溶断解体方法及び、タンクの溶断解体システムに関する。
従来より、ガスや液体を貯蔵するための大型の球形や円筒形のタンクを解体する場合、上部よりらせん状にガス溶断を行う。
例えば特許文献1では、大型貯槽の切断解体を行うために、外殻部材の天井部及びそれに続く下側部を天井部の中心近傍位置から所定間隔をもって広がる渦巻状ラインに沿って順次切断していく切断工程と、切断工程の後又はこれに並行して、切断した部位の天井部の中心側端部から順次下方へ引き下げつつ外殻部材を解体していく引下げ工程と、を備えたことを特徴とする大型貯槽の切断解体方法が記載されている。
そして、一般的には、溶断されたタンク片の自重により外部又は内部におろし、タンクの外に出し、重機にてハサミ機アタッチメントを装着して溶断されたタンク片をトラックスケールにさらに切断し、集積していた。そして、集積されたタンク片をトラックに積載し搬送していた。
特開平08−60893号公報
しかしながら、従来の方法では、溶断されたタンク片をさらに切断して集積し、さらに切断されたタンク片をトラックに積載するのでは、タンクの解体作業に時間がかかる。また、タンクから溶断されたタンク片をタンクの外に出す際に、舗装アスファルト面への摩耗が生じたり、トラックスケールにさらに切断する際、ガス溶断機等を用いるので、そのガス溶断時に舗装アスファルト面へヤケド傷を負わせ、それらの修復にも多大な費用がかかる。また、トラックスケールへのガス溶断時に、枯れ草火災を発生させる場合もある。さらに、集積されたタンク片をトラックに積載する際、特にタンクが金属性である場合には、大きな騒音が発生し、近隣住民への騒音被害となる。
また、タンク壁面の厚みが厚い場合、溶断するのに非常に時間がかかり、作業効率が低いという問題があった。また、溶断時に火花が落下し、火災が度々発生するという問題もあった。
そこで本発明は、タンク壁面の厚みが厚い場合でもタンクの解体作業を効率よく行ってコストを低減させ、火災の問題もなく、かつ騒音被害を防止したタンクの溶断解体方法及び、タンクの溶断解体システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るタンクの溶断解体方法は、磁性体のタンク片を溶断しながら連続的に排出し、積載し切断するタンクの溶断解体方法であって、前記タンクの壁面に磁力で吸着しながら走行して前記タンクを自動で溶断する自動ガス溶断装置を用いて溶断する溶断工程と、吸着又は挟持手段により前記タンク片を吸着させ、積載部に積載させる積載工程と、前記吸着又は挟持手段を前記タンク片の上流側にセットバックさせ、該タンク片を再度吸着させるセットバック吸着工程と、前記タンク片を、前記積載部に積載させ、かつ前記吸着又は挟持手段により吸着させながら、前記タンク片を切断するタンク片切断工程とを有し、前記自動ガス溶断装置は、前記磁性体の壁面に吸着力を生じさせ、前記自動ガス溶断装置の自重を支える磁石と、走行させるための駆動部と、前記磁石及び前記駆動部を収容するための本体部と、前記壁面をザグリ溶断する第一の溶断手段と、前記第一の溶断手段によりザグリ溶断された前記壁面を溶断する第二の溶断手段とを備え、前記磁石は、前記壁面から距離を設けており、前記第一の溶断手段及び第二の溶断手段は、前記壁面を溶断する方向と同一直線状にあることを特徴とする。
このようにすれば、タンク壁面の厚みが厚い場合でもタンクの解体作業を効率よく行ってコストを低減させ、火災の問題もなく、かつ騒音被害を防止したタンクの溶断解体方法を提供することができる。
また、本発明の一態様では、前記タンクの溶断解体方法は、前記タンク内で行うとしても良い。
このようにすれば、騒音被害をさらに防止することができる。
また、本発明の一態様では、前記タンク片切断工程後に、前記積載部を前記タンク片の上流側にセットバックさせる積載部セットバック工程をさらに有しても良い。
このようにすれば、タンクの解体作業を効率よく行ってさらにコストを低減させることができる。
また、本発明の一態様では、前記駆動部は、平行して取り付けられた前後2つの円柱状のローラであり、一方のローラの中心と、もう一方のローラの中心が、ローラ同士でずれており、前記2つの円柱状のそれぞれのローラの回転軸は、進行方向に対して垂直に設けられても良い。
このようにすれば、旋回走行が容易になり、作業効率が向上する。
前記自動ガス溶断装置は、前記第一の溶断手段と前記第二の溶断手段とが、同一直線状をザグリ溶断及び溶断できるよう、さらに溶断確認装置を備えるとしても良い。
このようにすれば、タンク壁面の厚みが厚い場合にも作業効率を確実に向上させることができる。
また、本発明の一態様では、前記積載部の底部は、耐火部材としても良い。
このようにすれば、タンク片を切断する作業が容易になり、タンクの解体作業を効率よく行ってさらにコストを低減させることができる。
本発明の一態様では、磁性体のタンク片を溶断しながら連続的に排出し、積載し切断するタンクの溶断解体システムであって、前記タンクの壁面に磁力で吸着しながら走行して前記タンクを自動で溶断する自動ガス溶断装置を用いて溶断する溶断手段と、前記タンク片を吸着させる吸着又は挟持手段と、前記吸着又は挟持手段により前記タンク片を吸着させ、積載させる積載部と、前記吸着又は挟持手段を前記タンク片の上流側にセットバックさせ、該タンク片を再度吸着させるセットバック手段と、前記タンク片を、前記積載部に積載させ、かつ前記吸着又は挟持手段により吸着させながら、前記タンク片を切断するタンク片切断手段とを有し、前記自動ガス溶断装置は、前記磁性体の壁面に吸着力を生じさせ、前記自動ガス溶断装置の自重を支える磁石と、走行させるための駆動部と、前記磁石及び前記駆動部を収容するための本体部と、前記壁面をザグリ溶断する第一の溶断手段と、前記第一の溶断手段によりザグリ溶断された前記壁面を溶断する第二の溶断手段とを備え、前記磁石は、前記壁面から距離を設けており、前記第一の溶断手段及び第二の溶断手段は、前記壁面を溶断する方向と同一直線状にあることを特徴とする。
このようにすれば、タンク壁面の厚みが厚い場合でもタンクの解体作業を効率よく行ってコストを低減させ、火災の問題もなく、かつ騒音被害を防止したタンクの溶断解体システムを提供することができる。
以上説明したように本発明によれば、タンク壁面の厚みが厚い場合でもタンクの解体作業を効率よく行ってコストを低減させ、火災の問題もなく、かつ騒音被害を防止したタンクの溶断解体方法及び、タンクの溶断解体システムを提供することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るタンクの溶断解体方法の概略図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るタンクの溶断解体方法の工程図の概略である。 図3は、本発明の一実施形態に係るタンクの溶断解体方法に用いられる自動ガス溶断装置の斜視図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るタンクの溶断解体方法に用いられる自動ガス溶断装置の平面図である。 図5は、本発明の一実施形態に係るタンクの溶断解体方法に用いられる自動ガス溶断装置が壁面を走行する様子を上から示した立面図である。 図6は、本発明の一実施形態に係るタンクの溶断解体方法に用いられる自動ガス溶断装置が壁面を走行する様子を横から示した立面図である。 図7は、本発明の一実施形態に係るタンクの溶断解体方法の工程図及びタンクの溶断解体システムの概略図であり、図7(A)は積載工程、図7(B)はセットバック吸着工程、図7(C)はタンク片切断工程の説明図である。 図8は、本発明の一実施形態に係るタンクの溶断解体方法における積載部セットバック工程であり、図8(A)は、積載部がセットバックする前の図であり、図8(B)は積載部がセットバックした後の図である。
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、以下に説明する本実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではなく、本実施形態で説明される構成の全てが本発明の解決手段として必須であるとは限らない。
<1、タンクの溶断解体方法>
図1は、本発明の一実施形態に係るタンク70の溶断解体方法の概略図である。図1に示すように、本発明の一実施形態に係るタンクの溶断解体方法は、磁性体のタンク片を溶断しながら連続的に排出し、積載し切断することを特徴とするものである。つまり、タンク片75はタンクを自動ガス溶断装置で溶断して排出するが、そのタンク片75を排出しながら連続的に積載し切断する。作業効率の観点から、タンクの溶断も連続的に行われることがより好ましい。なお、タンク70の周囲を溶断するとタンク片75はらせん状に切断され、タンク70の外又は内で解体作業が行われる。
従来は、タンクを一旦溶断しタンク片にして、トラックなどに積載できる片にさらに切断して解体作業を行っていたが、本発明の一実施形態に係るタンク70の溶断解体方法は、溶断されたタンク片を排出しながら、連続して下記の工程を行って、積載、セットバック吸着、タンク片切断するので、タンクの解体作業が非常に効率的である。
本発明の一実施形態に係るタンク70の溶断解体方法は、図2に示すように、少なくとも、溶断工程S1と、積載工程S2と、セットバック吸着工程S3と、タンク片切断工程S4とを有する。以下工程ごとに詳細に説明する。
<1−1、溶断工程S1>
溶断工程S1では、タンクの壁面70に磁力で吸着しながら走行してタンク70を自動で溶断する自動ガス溶断装置100を用いる。以下に自動ガス溶断装置100を詳細に説明する。
図3、4に自動ガス溶断装置の斜視図を示す。図3、4に示すように、自動ガス溶断装置100は、タンクなどの磁性体の壁面70に磁力で吸着しながら走行して当該磁性体を自動で溶断する装置である。そして、本発明の一実施形態に係る自動ガス溶断装置100は、磁石10と駆動部20と本体部30と第一の溶断手段40と第二の溶断手段45とを備える。
本発明の一実施形態に係る自動ガス溶断装置100は、例えば球状や円筒形状のタンクの壁面70を走行させ、当該タンクを螺旋状に溶断していく。そして溶断して上記タンクを解体させるものである。
磁石10は上記磁性体の壁面70に吸着力を生じさせる。ここで用いられる磁石10は、フェライト、アルニコ、コバルト、ネオジムなどの永久磁石や電磁石が用いられる。また、磁石10の周りにカバー(不図示)を取り付けても良い。本発明の一実施形態に係る自動ガス溶断装置100に用いられる磁石10は、基本的にそれのみで当該自動ガス溶断装置の自重を支える。
上記磁石10は、図5及び6に示すように、上記自動ガス溶断装置100が走行できるよう、タンクの壁面70に接しない程度に、当該タンクの壁面70から少し距離を設けている。当該距離は、上記自動ガス溶断装置100が落下しない程度に適宜調整される。
駆動部20は、タイヤ、ローラ21、22、クローラ23が用いられる。タイヤ、ローラ21、22、クローラ23は、2以上取り付けられることが好ましい。また、上記駆動部20は、平行して取り付けられた前後2つの円柱状のローラであることが好ましく、上記2つのローラの中心が、前後でずれていることが好ましい。つまり、図4に示すように、一方のローラ21の中心O21と、もう一方のローラ22の中心O22のが、ローラ同士でずれていることが好ましい。また、2つの円柱状のそれぞれのローラの回転軸は、進行方向に対して垂直に設けられている。このようにすることで、旋回走行が容易になり、作業効率が向上する。
本体部30は、上記磁石10と駆動部20が収容されている。その他駆動部を駆動させるためのモーター、遠隔操作を可能にするための受信部等を収容しても良い。
本体部30の材質としては、反磁性体や剛性の観点から、鉄などの磁性体を除く銅などが用いられ、さらに軽量化の観点からアルミニウム、チタンが用いられることが好ましい。
第一の溶断手段40は、タンクなどの磁性体の壁面70をザグリ溶断する。第一の溶断手段40は、上記本体部30に取り付けられた溶断機41と燃焼炎が噴き出す火口42から構成されることが好ましい。溶断機41の長さによって、本体部30から火口42までの距離を調整し、溶断する箇所と磁石10の距離を調整できる。また、図3、4、6に示すように、溶断手段40は、自動ガス溶断装置100の走行ライン上を外した位置を溶断できるよう、自動ガス溶断装置100よりも上方に設置することが好ましい。ここでザグリ溶断とは、溶断する対象物を完全に溶断しない程度までの深さを溶断することをいい、その深さは、溶断する対象物の厚み未満とする。例えば、溶断する対象物の厚みの1〜99%としても良く、30〜70%、40〜60%、10〜40%、60〜90%としても良い。
従って、本体部30から火口42までの距離は、400〜1200mmが好ましい。400mm未満であると、本体部30との距離が短いので、溶断時に火花が本体部30に飛び散り本体部30が損傷する場合があるので、溶断手段の出力を上げにくくなり作業効率が低下する場合がある。一方、1200mmを超えると、火花が本体部30に飛び散る可能性は、低くなるが、装置の全長が長くなるので重量が増し、作業効率が低下する場合がある。なお、本体部30から火口42までの距離は、溶断機41の長さによって調整され、400〜1200mmが好ましい。
火口42としては、ガスバーナ等が用いられる。ガスバーナは公知の物が用いられる。また、火口42は自動点火、自動消火が用いられ、センサー付きであることが好ましい。
第二の溶断手段45は、上記第一の溶断手段40により壁面70をザグリ溶断された上記壁面70を完全に溶断する。このように第一及び第二の溶断手段として、複数溶断手段を設けることで、特にタンク壁面の厚みが厚い場合に作業効率を向上させることができる。また、第一及び第二の溶断手段を設ければ作業効率が単純に2倍である。さらに、タンク壁面が厚くない場合でも、溶断手段を複数備えているので、溶断速度を向上させることもできる。また、1つの溶断手段が故障した場合でも、他の溶断手段により、溶断作業が中断されることなく、溶断作業が進められる。なお、第二の溶断手段45は、第一の溶断手段40で説明した上記と同様の態様が適用できる。
また、溶断手段は、3個以上設けても良い。この場合、複数の溶断機や火口を設けることが好ましい。
このように、本発明の一実施形態に係る自動ガス溶断装置100は、磁石10、駆動部20、本体部30、第一の溶断手段40、第二の溶断手段45とを備え、壁面70を溶断していきながら、図3−5に示す矢印の方向に進む。
図3−6に示すように、上記自動ガス溶断装置100は、上記第一の溶断手段40と上記第二の溶断手段45とが、同一直線状をザグリ溶断及び溶断できるよう、さらに溶断確認装置90、92を備えることが好ましい。
溶断確認装置90、92により、溶断深さなどの溶断状態を確認する。具体的には、進行方向前方の溶断手段40の溶断機41により壁面70がザグリ溶断されたかを確認し、進行方向後方の溶断手段45の溶断機46で完全に溶断されたかを確認する。そうすることで、第一の溶断手段40と上記第二の溶断手段45とが、同一直線状をザグリ溶断及び溶断できるので、壁面70が厚い場合でも溶断作業が容易にでき、作業効率を向上させることができる。溶断確認装置90、92は、レーザー光線等を用いて溶断状態を確認することが好ましい。
もし、進行方向後方の第二の溶断手段45の溶断機46で完全に溶断されていない場合でも、進行方向前方の第一の溶断手段40(の溶断機41)の出力を上げて、ザグリ深さを深くし、又は第二の溶断手段45(の溶断機46)の出力を上げるなど、溶断確認装置90、92により、第一又は第二の溶断手段の出力を適宜調整することができる。なお、溶断確認装置90及び上記溶断手段40は、自動ガス溶断装置100から出るオートフリとすれば良い。
このようにすれば、完全に溶断されたかを確認できるので、作業効率がさらに向上する。なお、溶断手段40、溶断確認装置90及び後述する落下防止手段60は、図面上では、自動ガス溶断装置100の真上に位置しているが、特に限定されなく、自動ガス溶断装置100の左上または右上に位置しても良いが、特に溶断手段40及び溶断確認装置90は、自動ガス溶断装置100が走行する後方に位置することが好ましい。このようにすれば、自動ガス溶断装置100に備える磁石10に鉄紛等が付着することによる落下を防止することができ、作業効率が向上する。
上記自動ガス溶断装置100は、上記第一の溶断手段40、上記第二の溶断手段45、上記溶断確認装置90、92のいずれか1か所以上に、水を霧状に噴霧する噴霧手段をさらに備えることが好ましい。噴霧手段は、例えば、上記第一の溶断手段40、上記第二の溶断手段45、上記溶断確認装置90、92のノズル95、96に配管を通して、エアーを含めるなど、水を霧状に出すようにすればよい。噴霧装置の態様は、噴霧できれば特に限定はされない。
噴霧は壁面70に対して行うことが好ましい。また、第一の溶断手段40及び第二の溶断手段45による溶断部周辺に対して行うことが好ましい。
壁面70を噴霧手段により水を霧状に噴霧することで、溶断部分の壁面70を冷却し、第一の溶断手段40及び第二の溶断手段45による溶断時に発生するノロや火花を防止し、熱くなった小鉄片を冷却する。そうすることで、溶断作業時に火災の発生を防止することができる。
また、噴霧量を多くすることで、火災を防止するだけでなく、壁面70の洗浄もできるので、壁面70に付着した溶断時に溶断を阻害する砂鉄や鉄屑又は錆を除去できるので、自動ガス溶断装置100の落下も防止でき、さらに作業効率が向上する。
また、壁面70に第一の溶断手段による溶断時に発生したスラグは、第二の溶断手段による溶断時に溶断を阻害する場合があるが、噴霧することでそのスラグを除去することができ、溶断速度も向上する。
ゆえに自動ガス溶断装置100が速度を上げられるので、作業効率もさらに向上する。
図3−5に示すように、上記自動ガス溶断装置100の進行方向の上記壁面70に向けて、当該壁面70に付着した磁性体粉を除去する、除去手段をさらに設けても良い。上記自動ガス溶断装置100の進行する壁面上に砂鉄や鉄屑を除去すれば、磁石10やカバーに付着することを防止できる。上記除去手段50は、エアーブロアによって除去することが好ましい。また、上記除去手段50は、本体部30に直接取り付けられても良い。さらに、上記除去手段50は、エアーブロアによって広範囲に吹くために、図3又は図4に示すように、扇状にエアーを飛ばして広範囲の磁性体粉を除去することが好ましい。図4に示すように、扇状の角度θとしては、θ=120°〜180°が好ましい。また、エアー量も多い方が好ましい。なお、除去手段50は、自動ガス溶断装置100の進行方向に対し、前方又は後方の一方若しくは両方に備えても良い。
除去手段50は、例えばφ30mmのブロアホースなどを用いて、エアーブロアによって磁性体の壁面70に付着した磁性体粉を吹き飛ばして除去してもよいし、吸引して上記磁性体粉を除去しても良い。さらに除去手段50は、エアーブロアで磁性体粉を吹き飛ばしての除去、上記磁性体粉を吸引しての除去の両方行っても良い。
除去手段50にも噴霧手段をさらに備えることとしても良い。このようにすれば、壁面70に付着した磁性体粉を吹き飛ばして除去できるし、溶断部分の壁面70を冷却して溶断時に発生するノロや火花による火災の発生を防止することができる。
従来では、タンク壁面の厚みが厚い場合、溶断するのに非常に時間がかかり、作業効率が低いという問題があった。またこの場合、溶断出力を上げて作業をするが、出力を上げることで、溶断時に非常に大きな火花が発生したりするので、その火花が落下し、火災が度々発生するという問題もあった。
そこで、本発明の一実施形態に係る自動ガス溶断装置100は、第一の溶断手段40、第二の溶断手段45、好ましくは噴霧手段を用いる。そうすることで、タンク壁面の厚みが厚い場合に作業効率を向上させることができる。また、溶断時に火災の発生を防止できる自動ガス溶断装置を提供することができる。水を霧状に噴霧することでタンク壁面が濡れて滑りやすくなるが、本発明の一実施形態に係る自動ガス溶断装置100は、当該自動ガス溶断装置100の自重を支え、壁面から距離を設けた磁石10を有するので、上記目的を達成することができる。
上記壁面70の厚みは、3cm以上であることが好ましい。このようにすれば、特にタンク壁面70の厚みが厚い場合に作業効率をより向上させることができる。
上記第一の溶断手段40及び上記第二の溶断手段45は、溶断出力調整機能が設けられていることが好ましい。溶断出力調整機能により、上記第一の溶断手段40及び上記第二の溶断手段45の溶断を調整する。具体的には、溶断出力調整機能により、第一の溶断手段40のザグリ深さを調整し、また、第二の溶断手段45の溶断を出力調整する。
このようにすれば、第一の溶断手段と第二の溶断手段の溶断する深さが溶断出力調整機能により調整できるので、壁面70の厚みに対応して溶断することができる。また、確実に壁面70を完全に溶断することができる。
また、溶断後は特にタンク壁面70に磁性体粉が多く付着するが、タンク壁面70に付着した磁性体粉を除去しているので、上記自動ガス溶断装置100の前進走行ばかりでなく、後進走行に対しても有効であり、本発明の一実施形態に係る自動ガス溶断装置100は、磁性体粉の付着を防止できる。
また、図3及び4に示すように、本発明の一実施形態に係る自動ガス溶断装置100は、自動でタンク壁面70を走行し溶断するので、TVカメラ搭載GPS80をさらに備えることが好ましい。GPSを備えることで当該装置の位置情報が明確になり、TVカメラを備えることで溶断及び走行する様子を明確に映すことができ、より安全に作業ができ、かつ作業効率が向上する。
また、本発明の一実施形態に係る自動ガス溶断装置100は、自動走行するための電力を電気配線等で接続させ、走行すればよい。また、バッテリーや送信機、受信機を搭載し、コードレスとしても良い。
さらに、上記自動ガス溶断装置100は、図3等に示すように、さらに落下防止手段60を備えることが好ましい。このようにすれば、駆動部のタイヤ、ローラ21、22やクローラ23が壁面70から浮いて壁面70と磁石10との距離が離れ、自動ガス溶断装置100が落下しそうになっても、落下防止手段60により、落下を確実に防止することができる。さらに、落下防止手段60は、その溶断場所に応じて伸縮できる手段を備えることが好ましい。伸縮手段は公知の手段を取ればよい。伸縮手段としては、0.5〜3mの調整可能となるように落下防止手段60の長さとすれば良い。
図3及び6に示すように、上記落下防止手段60は、タイヤ62付きフック61であることが好ましい。図3及び6に示すように、当該フック61を溶断されたタンク壁面70にひっかけて走行させる。フック61を有することで落下を防止し、タイヤ62を有することでフック61を取り付けていても走行に支障なく、溶断作業が可能となる。特に雨天の時は、壁面70が濡れて非常に滑りやすくなるので、落下防止手段60を備えれば落下防止に対し、非常に効果的である。なお、上記タイヤ62は、自動ガス溶断装置100の進行方向に応じた向きに取り付ければよい。また、上記タイヤ62は、ノーパンクタイヤを用いることが好ましい。
上記フック61は、図3及び6に示すように丸いフックでも四角いフックでも良い。また、以上のように、本発明の一実施形態に係る自動ガス溶断装置100は、図1−3に示すように、矢印の方向に走行する。さらに、上記フック61は、180°回転できることが好ましい。
自動ガス溶断装置100は、第一の溶断手段40、第二の溶断手段45を備えるので、1つの溶断手段では時間がかかっていた作業でも、自動ガス溶断装置は第一の溶断手段と第二の溶断手段とを備えるので、タンク壁面が厚い場合でも有効である。また、好ましくは噴霧手段によりタンク壁面の溶断部を冷却や洗浄することができるので、火災防止に有効であり、さらに溶断作業を効率化できる。
<1−2、積載工程S2>
積載工程S2では、図7(A)に示すように、吸着又は挟持手段110により上記タンク片75を吸着させる。タンクは鉄などの磁性体であることが多く、吸着又は挟持手段110としては、フェライト、アルニコ、コバルト、ネオジムなどの永久磁石や電磁石が挙げられる。その他の吸着又は挟持手段110としては、吸盤やはさみ機でもよく、吸着やはさむことができれば限定はされない。なおタンクが磁性体でない場合には、吸盤やはさみ機が好ましい。
積載部120としては、積載部分を搭載したトラックなどが挙げられ、積載できれば限定はされないが、積載部が移動可能なトラックやタイヤが装着していることが好ましい。また、上記積載部120の底部は、耐火部材であることが好ましい。後述するタンク片切断工程S4でタンク片75を切断するとき、積載部の焦げや焼きを防止することができ、タンクの解体作業を効率よく行ってさらにコストを低減させることができる。
<1−3、セットバック吸着工程S3>
セットバック吸着工程S3では、図7(B)に示すように、上記吸着又は挟持手段110を上記タンク片75の上流側にセットバックさせ、当該タンク片75を再度吸着させる。このように、タンク片75の上流側にセットバックさせることで、次工程のタンク片切断工程S4での切断時に、タンク片75が安定するので、その切断を容易にできる。
<1−4、タンク片切断工程S4>
タンク片切断工程S4では、図7(C)に示すように、上記タンク片75を、上記積載部120に積載させ、かつ上記吸着又は挟持手段110により吸着させながら、上記タンク片75を切断手段130により切断する。このように、上記積載部120に積載させ、かつ上記吸着又は挟持手段110により吸着させることで、タンク片75が安定し、容易にタンク片75を切断することができる。なお、切断手段としては、ガスバーナー切断、ウォータージェット切断、プラズマ切断などが用いられる。
タンク片切断工程S4が終われば、再び積載工程S2、セットバック吸着工程S3、タンク片切断工程S4を行い、タンク片75が全て切断し積載部120に積載されるまで繰り返し上記工程を行う。
従来の方法では、溶断されたタンク片をさらに切断して集積し、さらに切断されたタンク片をトラックに積載するのでは、タンクの解体作業に時間がかかり、タンクから溶断されたタンク片をタンクの外に出す際に、舗装アスファルト面への摩耗が生じたり、トラックスケールにさらに切断する際、ガス溶断機等を用いるので、そのガス溶断時に舗装アスファルト面へヤケド傷を負わせ、それらの修復にも多大な費用がかかり、さらに、集積されたタンク片をトラックに積載する際、特にタンクが金属性である場合には、大きな騒音が発生し、近隣住民への騒音被害となっていたが、本発明の一実施形態に係るタンクの溶断解体方法によれば、タンクの解体作業を効率よく行ってコストを低減させ、火災の問題もなく、かつ騒音被害を防止できる。
また、本発明の一実施形態に係るタンク70の溶断解体方法は、図1に示すように、タンク70の内で行うことが好ましい。タンク70の内で作業を行えば、タンク70が防音壁となって、騒音が小さくなり、騒音被害をさらに防止することができる。なお、タンク70の内で作業が行えるよう、タンクの内に入る穴を設けておくことが好ましい。なお、タンク70は図1に示す円筒形の他、球状、四角状などが存在する。
<1−5、積載部セットバック工程S5>
本発明の一実施形態に係るタンク70の溶断解体方法は、上記に説明した工程の他、図8(A)及び(B)に示すように、上記タンク片切断工程S4後に、上記積載部120を上記タンク片75の上流側にセットバックさせる積載部セットバック工程S5をさらに有することが好ましい。図8(A)に示すように、積載部120がタンク片75の上流側に移動し、図8(B)に示すように、タンク片75が積載部120の上方に来るまで積載部120をセットバックさせる。
このようにすれば、積載部120が移動するので、タンク片75の積載がスムーズになり、タンク70の解体作業を効率よく行ってさらにコストを低減させることができる。
<2、タンクの溶断解体システム>
次に本発明の一実施形態に係るタンクの溶断解体システム200について説明する。本発明の一実施形態に係るタンクの溶断解体システム200は、磁性体のタンク片を溶断しながら連続的に排出し、積載し切断するタンクの溶断解体システムであって、図1及び図7(A)(B)(C)に示すように、上記タンクの壁面70に磁力で吸着しながら走行して前記タンクを自動で溶断する自動ガス溶断装置を用いて溶断する溶断手段100と、上記タンク片75を吸着させる吸着又は挟持手段110と、上記吸着又は挟持手段110により上記タンク片75を吸着させ、積載させる積載部120と、上記吸着又は挟持手段110を上記タンク片75の上流側にセットバックさせ、当該タンク片75を再度吸着させるセットバック手段140と、上記タンク片75を、上記積載部120に積載させ、かつ上記吸着又は挟持手段110により吸着させながら、上記タンク片75を切断するタンク片切断手段130とを有することを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るタンクの溶断解体システム200に用いられる自動ガス溶断装置100、吸着又は挟持手段110、積載部120、タンク片切断手段130は上述した通りである。また、セットバック手段140は、例えばトラックが挙げられ、積載部120をセットバックできれば限定されない。
このようにすれば、タンク壁面の厚みが厚い場合でもタンクの解体作業を効率よく行ってコストを低減させ、火災の問題もなく、かつ騒音被害を防止したタンクの溶断解体システムを提供することができる。
なお、上記のように本発明の各実施形態及び各実施例について詳細に説明したが、本発明の新規事項及び効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは、当業者には、容易に理解できるであろう。従って、このような変形例は、全て本発明の範囲に含まれるものとする。
例えば、明細書又は図面において、少なくとも一度、より広義又は同義な異なる用語と共に記載された用語は、明細書又は図面のいかなる箇所においても、その異なる用語に置き換えることができる。また、タンクの溶断解体方法及び、タンクの溶断解体システムの構成、動作も本発明の各実施形態及び各実施例で説明したものに限定されず、種々の変形実施が可能である。
S1 溶断工程、S2 積載工程、S3 セットバック吸着工程、S4 タンク片切断工程、S5 積載部セットバック工程、
10 磁石、20 21 22 23 駆動部、30 本体部、40 第一の溶断手段、41、46 溶断機、42、47 火口、45 第二の溶断手段、50 除去手段、60 落下防止手段、61 フック、62 タイヤ、 70 (タンク)壁面、75 タンク片、80 TVカメラ搭載GPS、90、92 溶断確認装置、95、96 ノズル、
100 自動ガス溶断装置(溶断手段)、110 吸着又は挟持手段、120 積載部、130 切断手段、140 セットバック手段、200 タンクの溶断解体システム、
θ (エアーの)扇状の角度

Claims (8)

  1. 磁性体のタンク片を溶断しながら連続的に排出し、積載し切断するタンクの溶断解体方法であって、
    前記タンクの壁面に磁力で吸着しながら走行して前記タンクを自動で溶断する自動ガス溶断装置を用いて溶断する溶断工程と、
    吸着又は挟持手段により前記タンク片を吸着させ、積載部に積載させる積載工程と、
    前記吸着又は挟持手段を前記タンク片の上流側にセットバックさせ、該タンク片を再度吸着させるセットバック吸着工程と、
    前記タンク片を、前記積載部に積載させ、かつ前記吸着又は挟持手段により吸着させながら、前記タンク片を切断するタンク片切断工程とを有し、
    前記自動ガス溶断装置は、
    前記磁性体の壁面に吸着力を生じさせ、前記自動ガス溶断装置の自重を支える磁石と、
    走行させるための駆動部と、
    前記磁石及び前記駆動部を収容するための本体部と、
    前記壁面をザグリ溶断する第一の溶断手段と、
    前記第一の溶断手段によりザグリ溶断された前記壁面を溶断する第二の溶断手段とを備え、
    前記磁石は、前記壁面から距離を設けており、
    前記第一の溶断手段及び第二の溶断手段は、前記壁面を溶断する方向と同一直線状にあることを特徴とするタンクの溶断解体方法。
  2. 前記タンクの溶断解体方法は、前記タンク内で行うことを特徴とする請求項1に記載のタンクの溶断解体方法。
  3. 前記タンク片切断工程後に、前記積載部を前記タンク片の上流側にセットバックさせる積載部セットバック工程をさらに有することを特徴とする請求項1又は2に記載のタンクの溶断解体方法。
  4. 前記駆動部は、平行して取り付けられた前後2つの円柱状のローラであり、
    一方のローラの中心と、もう一方のローラの中心が、ローラ同士でずれており、
    前記2つの円柱状のそれぞれのローラの回転軸は、進行方向に対して垂直に設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のタンクの溶断解体方法。
  5. 前記自動ガス溶断装置は、前記第一の溶断手段と前記第二の溶断手段とが、同一直線状をザグリ溶断及び溶断できるよう、さらに溶断確認装置を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のタンクの溶断解体方法。
  6. 前記自動ガス溶断装置は、前記第一の溶断手段、前記第二の溶断手段、前記溶断確認装置のいずれか1か所以上に、噴霧手段をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載のタンクの溶断解体方法。
  7. 前記積載部の底部は、耐火部材であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のタンクの溶断解体方法。
  8. 磁性体のタンク片を溶断しながら連続的に排出し、積載し切断するタンクの溶断解体システムであって、
    前記タンクの壁面に磁力で吸着しながら走行して前記タンクを自動で溶断する自動ガス溶断装置を用いて溶断する溶断手段と、
    前記タンク片を吸着させる吸着又は挟持手段と、
    前記吸着又は挟持手段により前記タンク片を吸着させ、積載させる積載部と、
    前記吸着又は挟持手段を前記タンク片の上流側にセットバックさせ、該タンク片を再度吸着させるセットバック手段と、
    前記タンク片を、前記積載部に積載させ、かつ前記吸着又は挟持手段により吸着させながら、前記タンク片を切断するタンク片切断手段とを有し、
    前記自動ガス溶断装置は、
    前記磁性体の壁面に吸着力を生じさせ、前記自動ガス溶断装置の自重を支える磁石と、
    走行させるための駆動部と、
    前記磁石及び前記駆動部を収容するための本体部と、
    前記壁面をザグリ溶断する第一の溶断手段と、
    前記第一の溶断手段によりザグリ溶断された前記壁面を溶断する第二の溶断手段とを備え、
    前記磁石は、前記壁面から距離を設けており、
    前記第一の溶断手段及び第二の溶断手段は、前記壁面を溶断する方向と同一直線状にあることを特徴とするタンクの溶断解体システム。
JP2020012950A 2020-01-29 2020-01-29 タンクの溶断解体方法及び、タンクの溶断解体システム Active JP6727745B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020012950A JP6727745B1 (ja) 2020-01-29 2020-01-29 タンクの溶断解体方法及び、タンクの溶断解体システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020012950A JP6727745B1 (ja) 2020-01-29 2020-01-29 タンクの溶断解体方法及び、タンクの溶断解体システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6727745B1 true JP6727745B1 (ja) 2020-07-22
JP2021116667A JP2021116667A (ja) 2021-08-10

Family

ID=71663918

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020012950A Active JP6727745B1 (ja) 2020-01-29 2020-01-29 タンクの溶断解体方法及び、タンクの溶断解体システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6727745B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021116667A (ja) 2021-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3176328B1 (en) Apparatus for removing snow through liquefaction
CN214429096U (zh) 一种输电线路异物清除装置
JP6727745B1 (ja) タンクの溶断解体方法及び、タンクの溶断解体システム
US5693286A (en) Cart mounting a welding torch or cutting torch
JP6663523B1 (ja) 自動ガス溶断装置
JP3966519B2 (ja) 長尺被溶射管体に溶射皮膜を形成するための溶射装置
CN112827098A (zh) 一种森林灭火防火的自走履带式智能风粉灭火机器人
JP2007002505A (ja) ガラス板の解体用切断装置
JPH10272326A (ja) 集塵機用集塵フード装置
JP2012172363A (ja) 解体機
KR101131515B1 (ko) 워터 제트를 이용한 노면표시 제거장치
JP2010099696A (ja) 切断装置
JP2003004385A (ja) 自走式地金スラグ解体設備
KR20160053720A (ko) 제설장치
KR102637268B1 (ko) 수직 하향 열풍 분사 방식 적설 용해 장치 및 이의 구동 방법
JPH07155991A (ja) 切断受け台
JP3169432U (ja) 融解除雪装置
JPH06344173A (ja) レーザロボット等、レーザ加工機のスクラップ除去装置
JP2005344204A (ja) 半田回収方法および半田回収装置
CN113953631B (zh) 一种双丝自动埋弧焊机
JP3952886B2 (ja) 鋼管切断装置
JP3039590B2 (ja) プラズマ溶融炉及びその運転方法
JP3115833U (ja) 減容装置
JP2018069128A (ja) 帯電水粒子散布装置
KR102016045B1 (ko) 제설차

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200206

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200206

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200630

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6727745

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250