JP6727688B1 - アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】駆動時に充分な静音性を確保できると共に、小型で、かつ、高減速比により優れた動力伝達性能を有し、高精度な制御が可能なアクチュエータを提供する。【解決手段】本発明を適用したアクチュエーアの一例である、アクチュエータ(1)は、バルブ(2)の開閉を行うバルブアクチュエータとして機能する。アクチュエータ(1)は、駆動伝達ギヤ(3)と、モータ(4)と、フリクションドライブ減速機(5)と、波動歯車減速機(6)と、アブソリュートエンコーダ(7)を有している。

Description

本発明は、アクチュエータに関する。詳しくは、駆動時に充分な静音性を確保できると共に、小型で、かつ、高減速比により優れた動力伝達性能を有し、高精度な制御が可能なアクチュエータに係るものである。
従来、電気や油圧等のエネルギーを機械的な動きに変換し、機器を動かす駆動源として、アクチュエータが広く用いられている。
また、アクチュエータは、作動原理の種類や用途によって種々存在するが、例えば、特許文献1では、バルブに連結され、バルブをモータの回転力により開閉させるバルブアクチュエータが提案されている。
特開平9−329259号公報
ここで、従来のアクチュエータでは、装置の小型化や、出力の向上を試みたものは多数見られるが、駆動時の静音性を考慮したものは、ほとんど存在しない。
また、アクチュエータに関して、優れた静音性が要求される用途として、例えば、以下のような内容が存在する。
まず、厳密な静音性が求められる護衛艦において、艦内の配管に設けられたバルブを開閉させるアクチュエータである。艦内には、アクチュエータが設けられたバルブが多数存在しており、アクチュエータから発生する駆動音を抑えることが求められている。
また、海底資源等の探査を行う潜水艦型ロボットのロボットアームの駆動に関わるアクチュエータについても、駆動時における音や振動の発生が、精密な作業の支障となるため、静音性が担保される必要がある。
さらに、演劇等の舞台撮影用のカメラにおいて、レンズのピントを合わせるアクチュエータもある。撮影時に、上演の妨げとならないように、撮影時にカメラから生じる音を、なるべく小さくする要望がある。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、駆動時に充分な静音性を確保できると共に、小型で、かつ、高減速比により優れた動力伝達性能を有し、高精度な制御が可能なアクチュエータを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のアクチュエータは、駆動源となるモータと、該モータと連結されたフリクションドライブ方式の第1の減速機と、該第1の減速機と連結されると共に、歯車減速機から構成された第2の減速機と、該第2の減速機及び所定の回転機構に接続されると共に、前記モータの出力を、前記所定の回転機構へと伝達する最終軸とを備える。
ここで、駆動源となるモータと、モータと連結された第1の減速機と、第1の減速機と連結された第2の減速機と、第2の減速機及び所定の回転機構に接続されると共に、モータの出力を、所定の回転機構へと伝達する最終軸によって、モータの出力から、第1の減速機及び第2の減速機の減速比に応じたトルクを出力して、所定の回転機構に作用させることができる。また、2種類の減速機を介することから、アクチュエータ全体の構造が小型でありながら、大きなトルクを得ることができる。
また、第1の減速機が、モータと連結されたフリクションドライブ方式の減速機であり、第2の減速機が、第1の減速機と連結されると共に、歯車減速機から構成されたことによって、第1の減速機から生じる駆動音は小さな音となる。また、モータの出力による回転速度を、第1の減速機の減速比に応じて減速させた上で第2の減速機に伝達するため、第1の減速機を介さずに第2の減速機のみで同程度の減速比を得る構成と比べて、第2の減速機における減速時の作業速度を緩やかなものにできる。即ち、歯車減速機である第2の減速機から生じる駆動音を小さく抑えることが可能となる。また、フリクションドライブ方式の減速機である程度の減速効果を生じさせ、これに加えて、歯車減速機における高い減速効果が得られるため、この二段階の減速により大きな減速比を得ることができる。この結果、アクチュエータから発生する駆動音を小さく抑えながら、大きなトルクを得ることができる。
また、第2の減速機が、波動歯車減速機である場合には、第2の減速機が小型な構造になりやすく、かつ、大きな減速比が得られるものとなる。
また、モータの出力が最終軸に伝達された際に生じる駆動音の大きさが30db以下である場合には、発生する駆動音が、充分に小さく抑えられた音となる。なお、ここでいう、モータの出力が最終軸に伝達された際に生じる駆動音とは、モータの出力が最終軸に伝達されて、最終軸が回転した状態の駆動音、即ち、アクチュエータを駆動させた際に、アクチュエータ全体から生じる駆動音を意味している。
また、モータを制御するパルス変調周波数が20kHz以上である場合には、モータを作動させる際の制御信号を出す時間が充分短くなり、モータの動作がより滑らかになることで、モータから発生する駆動音を小さくすることができる。なお、20kHz以上の周波数は、人間の耳で聞き取れる周波数の範囲である可聴域(20Hz〜20kHz)を超えた周波数である。
また、最終軸に取り付けられ、最終軸の絶対位置を記憶すると共に、最終軸における回転の分解能が±0.0125度以下となるように同最終軸の回転を位置制御するアブソリュートエンコーダを備える場合には、高い精度で位置制御を行うことが可能となる。即ち、例えば、所定の回転機構に設けられたギヤと、最終軸との間で動力を伝達した際に、所定の回転機構における回転動作の再現性を±0.25度以下にすることができる。なお、ここでいう再現性とは、所定の回転機構を多回転させて、所望の位置で回転動作を止めた位置の精度を表す指標である。また、ここでいう、最終軸の絶対位置を記憶するとは、モータに対して電力が供給されない、電源OFFの状態でも、最終軸の回転動作における位置情報を記憶しており、再度、モータに電力を供給した際に、原点復帰運転が不要であることを意味する。
また、第1の減速機が、モータの回転が入力されるロータ部を有し、ロータ部が、ショア硬さが85〜95の範囲内である場合には、ロータ部が、接触するモータに対して反発力が維持しやすくなり、かつ、モータと接触して変形しにくくなることで、モータとロータ部との接触圧が適切な大きさとなる。この結果、モータとロータ部との間における動力伝達性能が良好になり、モータ及びロータ部が高速回転した際のノイズの発生が抑止できる。
また、一方で、ロータ部が、ショア硬さが85未満である場合には、ロータ部が柔らかく、モータと接触した際の変形量が大きくなり、その変形した形状が元の形状に復元するまでの時間が長くなってしまう。この結果、変形したロータ部とモータが接触して、音が発生しやすくなってしまう。また、ロータ部が、ショア硬さが95を超える場合には、ロータ部とモータが接触して、それぞれが回転する動きにおいて、モータと接触したロータ部が変形しにくく、回転抵抗が生じるおそれがある。
また、第1の減速機が、モータの回転が入力されるロータ部と、ロータ部の外側に配置され、その内周面がロータ部の外周面と接触して、モータの出力を第2の減速機に伝達するローラー部を有し、ロータ部の外周面及びローラー部の内周面の表面粗さRaが1.6以下の滑らかな面に形成された場合には、ロータ部の外周面と、ローラー部の内周面の接触において、面同士の密着性が高くなり、両面の間に空気が侵入しにくく、摩擦を大きくすることができる。これにより、ロータ部とローラー部との間における動力伝達性能が良好になり、モータ及びロータ部が回転した際の音の発生が抑止できる。
また、モータから最終軸に至る減速比が1:150〜500である場合には、アクチュエータから、充分に大きなトルクを得ることが可能となる。なお、この際、例えば、第1の減速機における減速比が1:5であり、第2の減速機における減速比が1:30〜100となる態様が考えられる。
また、所定の回転機構が、ギヤを介して最終軸と接続されたバルブの弁棒である場合には、アクチュエータによりバルブの弁棒を回転させることができる。なお、ここでいうバルブの種類は、回転動作で開閉を行うバルブであれば、その種類は特に限定されるものではない。
本発明に係るアクチュエータは、駆動時に充分な静音性を確保できると共に、小型で、かつ、高減速比により優れた動力伝達性能を有し、高精度な制御が可能なものとなっている。
本発明に係るアクチュエータの一例であるアクチュエータを取り付けたバルブを示す概略説明図である。 (a)は、アクチュエータの全体構造を示す概略図であり、(b)は、図2(a)の矢印A−A方向から見たアクチュエータの内部構造を示す概略断面図である。 アクチュエータの主な構成部材の位置関係を示す概略図である。 アクチュエータを構成する部材を分解した状態を示す概略分解図である。 (a)は、フリクションドライブ減速機の部分概略正面図であり、(b)は、モータ及びフリクションドライブ減速機が接続した状態を示す概略側面図である。
以下、本発明の実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。
本発明を適用したアクチュエータの一例であるアクチュエータ1について説明する。なお、以下の事例では、アクチュエータ1をバルブ2に設けた構造を示している。即ち、アクチュエータ1は、バルブ2の開閉を行うバルブアクチュエータとして機能する。
図1に示すように、バルブ2は、バルブ本体20と、ハンドル21と、弁棒(図示省略)と、ホルダー23と、アクチュエータ1を備えている。
バルブ2は、所定の配管等に設けられ、弁棒を回転させることで、バルブ本体20の内部で流体の制御を行う部材である。バルブの弁棒には、ホルダー23を介して、アクチュエータ1が取り付けられている。
アクチュエータ1は、バルブ2の弁棒を回転させるトルクを出力する駆動装置である。アクチュエータ1には、駆動伝達ギヤ3が設けられている。
また、駆動伝達ギヤ3は、弁棒に取り付けられたシャフト側ギヤ24と噛み合う部材であり、アクチュエータ1からのトルクを弁棒に伝達する。なお、駆動伝達ギヤ3は、本願請求項における最終軸に相当する部材である。
アクチュエータ1の駆動伝達ギヤ3は、バルブ2の弁棒に対して、50N・m〜100N・mのトルクを出力可能に構成されている。
ここで、本発明を適用したアクチュエータは、必ずしも、バルブ2の開閉に用いられるバルブアクチュエータとして機能する必要はなく、本発明を適用したアクチュエータは、回転機構を有する機器に対する駆動装置として利用可能である。即ち、バルブに限らず、機能を発揮するにあたって回転動作が必要となる機器に対して、その回転動作の為の駆動力を付与する装置として、本発明のアクチュエータを用いることができる。本発明のアクチュエータは、小型、かつ、静音性が求められる用途として利用可能であり、例えば、AUV(autonomous underwater vehicle)や、UUV(Unmanned Undersea Vehicle)等の自律型無人潜水機のアクチュエータや、福祉用ロボットの関節用のアクチュエータとして用いることができる。
また、アクチュエータ1が取り付けられるバルブの種類は特に限定されるものではなく、回転機構を有するバルブであれば、アクチュエータ1を取り付けることが可能である。
また、必ずしも、アクチュエータ1の駆動伝達ギヤ3から生じるトルクが50N・m〜100N・mに限定されるものではない。アクチュエータが設けられる機器の種類や求められる性能に応じて、アクチュエータ1の駆動伝達ギヤ3から生じるトルクの値は、適宜設定することが可能である。但し、バルブ2の弁棒を回転させるアクチュエータ1としては、弁棒の回転動作を充分に担保するために、アクチュエータ1の駆動伝達ギヤ3から生じるトルクが50N・m〜100N・mに設定されることが好ましい。
また、図1に示すバルブ2に対するアクチュエータ1の取付け構造は、特に限定されるものではなく、ホルダー23を介した取付け構造以外も採用しうる。さらに言えば、本発明を適用したアクチュエータがバルブの弁棒を回転させることができるように、直接的または間接的に、バルブに取り付けられる構造となっていれば充分である。例えば、図1に示すように、バルブ本体20の側方にアクチュエータが配置される構造だけでなく、バルブ本体20(またはハンドル21)の上方に、アクチュエータが配置される構造も採用しうる。
アクチュエータ1の構造を更に説明する。
図2(a)、図2(b)及び図3に示すように、アクチュエータ1は、駆動伝達ギヤ3と、モータ4と、フリクションドライブ減速機5と、波動歯車減速機6と、アブソリュートエンコーダ7を有している。
また、モータ4は、駆動伝達ギヤ3を介して、バルブ2の弁棒を回転させるトルクを生じさせるための、アクチュエータ1における駆動源である。モータ4は、直流駆動のDCモータの1つであるブラシレスモータで構成されている。
また、フリクションドライブ減速機5は、モータ4の回転軸410(図4及び図5参照)の回転速度を減じてトルクを得るための減速機である。フリクションドライブ減速機5は、その構成部材の接触による摩擦力を利用して動力を伝達する摩擦方式の減速機である。なお、フリクションドライブ減速機5は、本願請求項における第1の減速機に相当する部材である。
また、フリクションドライブ減速機5は、音の発生を抑えながら、モータ4の回転力を減じて、動力を波動歯車減速機6に伝達する部材である。フリクションドライブ減速機5は、モータ4の回転軸410に接続されている。
また、フリクションドライブ減速機5は、1:5の減速比を有している。フリクションドライブ減速機5の詳細な構造は後述する。
また、波動歯車減速機6は、フリクションドライブ5から伝達された動力の回転速度を更に減じることでトルクを大きくして、駆動伝達ギヤ3に伝達する減速機である。また、波動歯車減速機6は、1:50の減速比を有している。なお、波動歯車減速機6は、本願請求項における第2の減速機に相当する部材である。
また、波動歯車減速機6は、ウェーブ・ジェネレータ、フレクスプライン及びサーキュラ・スプラインの部品から構成され、波動歯車の減速効果により大きな減速比が得られる減速機である。なお、波動歯車減速機6の構造は、既知の波動歯車減速機が採用可能であり、その詳細な構造の説明は省略する。
また、アブソリュートエンコーダ7は、駆動伝達ギヤ3に取り付けられ、駆動伝達ギヤ3の回転動作に対する位置制御を行う部材である。アブソリュートエンコーダ7は、図示しない制御システムに接続され、駆動伝達ギヤ3の回転動作の位置制御を行う。アブソリュートエンコーダによる位置制御の詳細については後述する。
ここで、必ずしも、モータ4がブラシレスモータで構成される必要はない。例えば、直流電源を利用する場合には、同じDCモータであるブラシ付きモータやステッピングモータを採用することも可能である。
また、必ずしも、モータ4が直流駆動のDCモータが採用される必要はなく、アクチュエータ1が動力を伝達する対象となる回転機構の種類や特性、または、使用する環境の電源事情等に応じて、交流駆動のACモータを採用することも可能である。
また、必ずしも、フリクションドライブ減速機5が1:5の減速比を有する必要はなく、減速比は適宜設定することができる。但し、フリクションドライブ減速機5と連結される波動歯車減速機6の駆動において、ウェーブ・ジェネレータの回転速度をなるべく小さな速度に落として、その駆動音を小さく抑える観点、及び、駆動伝達ギヤ3に大きなトルクを生じさせる観点から、フリクションドライブ減速機5の減速比は、大きな減速比となることが好ましい。
また、必ずしも、波動歯車減速機6が1:50の減速比を有する必要はなく、減速比は適宜設定することができる。但し、モータ4から生じた回転力がフリクションドライブ減速機5で減速され、フリクションドライブ減速機5から伝達された動力を減速させ、更に大きなトルクを得る観点、及び、ウェーブ・ジェネレータの回転速度をなるべく小さな速度に落として、その駆動音を小さく抑える観点から、波動歯車減速機6の減速比は、1:30〜100の範囲内であることが好ましい。
また、一方で、波動歯車減速機6の減速比が、1:30未満の数値である場合には、駆動伝達ギヤ3に作用させるトルクが小さくなり、バルブ2の弁棒を回転させる際の駆動力として不充分となるおそれがある。また、波動歯車減速機6の減速比が、1:100を超える数値である場合には、駆動伝達ギヤ3に作用させるトルクは大きくなるものの、ウェーブ・ジェネレータの回転速度が速くなり、波動歯車減速機6から生じる駆動音が大きくなるおそれがある。
また、必ずしも、フリクションドライブ5から伝達された動力を駆動伝達ギヤ3に伝達する減速機として、波動歯車減速機6が採用される必要はない。例えば、波動歯車減速機の代わりに、ウォーム減速機や遊星歯車減速機等の歯車減速機を用いることも可能である。但し、モータ4及びフリクションドライブ減速機5の中心軸と同軸上に配置可能であり、全体の構造が小型化できる点、及び、大きな減速比を有し、高いトルクを出力しやすくなる点から、フリクションドライブ5から伝達された動力を駆動伝達ギヤ3に伝達する減速機として、波動歯車減速機6が用いられることが好ましい。
続いて、図4及び図5を参照しながら、各部材の構造を更に詳しく説明する
[モータ]
図4に示すように、モータ4は、カバー体40と、モータ本体41と、フレーム部42を有している。モータ本体41には、回転軸410が設けられている。
また、カバー体40は、モータ本体41を保護するカバー部材である。また、モータ本体41は、モータ4の駆動源であり、図示しない直流電源に接続されたブラシレスモータで構成される。モータ本体41の制御の詳細については後述する。
また、モータ41の回転軸410は、回転して、フリクションドライブ減速機5へと動力を伝達する駆動部分である。
また、フレーム部42は、モータ本体41と、後述するフリクションドライブ減速機5を構成するロータ部シャフト50を保持する枠状部材である。また、フレーム部42には、上述したホルダー23が取り付けられている。
[フリクションドライブ減速機]
図4に示すように、フリクションドライブ減速機5は、ロータ部シャフト50と、ブシュ51と、ロータ部52と、止め輪53と、インナーローラー54と、ベアリング55と、カラー部56を有している。
また、ロータ部シャフト50は、ロータ部52の回転における回転軸となる部材である。即ち、ロータ部シャフト50は、ロータ部52と一体的に回転する。また、ブシュ51は、ロータ部シャフト50を回転自在に支持する軸受けとなる部材である。
また、図5(a)及び図5(b)に示すように、ロータ部52は、モータ本体41の回転軸410及びインナーローラー54と当接して、摩擦抵抗を介して、モータ本体41の回転力をインナーローラー54へと伝達する部材である。また、止め輪53は、ロータ部52を押える部材である。
また、インナーローラー54は、波動歯車減速機6のウェーブ・ジェネレータ(図示省略)に連結され、ロータ部52から伝達された動力を波動歯車減速機6に伝える部材である。なお、インナーローラー54は、本願請求項におけるローラー部に相当する。
即ち、フリクションドライブ減速機5は、回転軸410とロータ部52、及び、ロータ部52とインナーローラー54の、それぞれの部材の接触と摩擦抵抗により、モータ本体41から伝達された動力を減速してトルクを生じさせる。また、モータ本体41が生じた動力の回転速度を小さくして、波動歯車減速機6のウェーブ・ジェネレータに伝達する。
より詳細には、モータ4の回転軸410の外周面が、3つのロータ部52のそれぞれの外周面に接触して、回転軸410と各ロータ部52の接触箇所で摩擦抵抗が生じ、回転軸410の動力が摩擦抵抗により減速される(図5(a)及び図5(b)参照)。
また、3つのロータ部52のそれぞれの外周面が、インナーローラー54の内周面に接触して、各ロータ部52とインナーローラー54の接触箇所で摩擦抵抗が生じ、回転軸410からロータ部52に伝達された動力が、摩擦抵抗により更に減速される(図5(a)及び図5(b)参照)。この結果、モータ本体41の回転する動力を減速して、トルクが生じるものとなる。
また、ロータ部52は、ショア硬さ95のウレタンゴムで形成されている。また、ロータ部52の外周面の表面粗さRaは1.6である。さらに、インナーローラー54の内周面の表面粗さRaは1.6である。また、回転軸410は金属で形成されている。
ここで、必ずしも、ロータ部52は、ショア硬さ95のウレタンゴムで形成される必要はない。但し、ロータ部52をショア硬さ95のウレタンゴムで形成することで、以下の利点が得られる。即ち、ロータ部52が、接触するモータ本体41の回転軸410に対する反発力が維持しやすくなり、かつ、回転軸410と接触して変形しにくくなることで、回転軸410とロータ部52との接触圧が適切な大きさとなる。この結果、回転軸410とロータ部52との間における動力伝達性能が良好になり、モータ本体41及びロータ部52が高速回転した際のノイズの発生が抑止できる。このような点から、ロータ部52は、ショア硬さが85〜95の範囲内となる素材で形成されることが好ましく、ショア硬さが95となることが更に好ましい。
なお、ロータ部52を形成する素材はウレタンゴムに限定されるものではなく、ショア硬さが85〜95の範囲内となる素材であれば特に限定されない。例えば、ウレタンゴムの他に、ポリアセタールコポリマー製の硬質樹脂を用いることができる。
また、必ずしも、ロータ部52の外周面の表面粗さRaが1.6であり、インナーローラー54の内周面の表面粗さRaが1.6となる必要はない。但し、ロータ部52の外周面と、インナーローラー54の内周面の接触において、面同士の密着性が高くなり、両面の間に空気が侵入しにくく、摩擦抵抗を大きくすることができる。これにより、ロータ部52とインナーローラー54との間における動力伝達性能が良好になり、モータ本体41及びロータ部52が回転した際の音の発生が抑止できる。このような点から、ロータ部52の外周面の表面粗さRaが1.6であり、インナーローラー54の内周面の表面粗さRaが1.6となることが好ましい。また、表面粗さRaは1.6に限定されるものではなく、表面粗さ1.6以下の、より滑らかな面を採用することも可能である。
また、ベアリング55(図4参照)は、インナーローラー54を回転自在に支持する軸受けとなる部材である。また、カラー部56は、ベアリング55を押える部材である。
ここで、フリクションドライブ減速機5をアクチュエータ1に設ける構造は、モータ4及び波動歯車減速機6と連結可能な構造となっていれば、その内容が特に限定されるものではない。
[波動歯車減速機]
図4に示すように、アクチュエータ1は、波動歯車減速機6と、カラー部60と、スペーサー61と、ベアリング62と、シャフト63と、フレーム部64と、シール部65を有している。
また、上述したように、波動歯車減速機6は、フリクションドライブ5(インナーローラー54)から伝達された動力の回転速度を更に減じることでトルクを大きくして、駆動伝達ギヤ3に伝達する減速機である。
また、カラー部60は、シャフト63の軸受け部となるベアリング62を支持する部材である。また、スペーサー61は、波動歯車減速機6のフレクスプライン(符号省略)に形成された孔と、シャフト63とをつなぐ接続部材である。
また、ベアリング62は、シャフト63を回転自在に支持する軸受けとなる部材である。また、シャフト63は、波動歯車減速機6から伝達された動力を、駆動伝達ギヤ3に伝達する部材である。シャフト63が回転して、動力が駆動伝達ギヤ3に伝達される。
また、フレーム部64は、その内部に波動歯車減速機6を収容するケース部材である。また、シール部65は、外部からの水分や埃がフレーム部64の内部への侵入することを防ぐ密閉部材である。
ここで、波動歯車減速機6をアクチュエータ1に設ける構造は、フリクションドライブ減速機5と連結可能であり、動力を駆動伝達ギヤ3に伝達可能な構造となっていれば、その内容が特に限定されるものではない。
[エンコーダ]
図4に示すように、アブソリュートエンコーダ7は、基板固定ベース部70と、アブソリュート基板71と、回転マグネット72と、カバー部73を有している。上述したように、アブソリュートエンコーダ7は、駆動伝達ギヤ3に取り付けられ、駆動伝達ギヤ3の回転動作に対する位置制御を行う部材である。また、アブソリュートエンコーダ7は、駆動伝達ギヤ3の絶対位置を記憶可能に構成されている。
なお、ここでいう、アブソリュートエンコーダ7による駆動伝達ギヤ3の回転動作に対する位置制御とは、アクチュエータ1により、多回転する駆動伝達ギヤ3の回転動作につき、所望の動作位置でその回転が止まるように、停止位置の再現性を確保する駆動の制御を意味する。
また、基板固定ベース部70は、アブソリュート基板71を固定するベース部材である。また、アブソリュート基板71は、駆動伝達ギヤ3の多回転動作が停止した位置における位置情報を出力する基板である。
アブソリュート基板71は、図示しない制御システムにより、後述するモータ本体41のドライバと接続され、制御システムが、アブソリュート基板71からの位置情報に基づき、モータ本体41の回転軸410の回転量に対してフィードバック制御を行う。
また、回転マグネット72は、駆動伝達ギヤ3の回転を検出する検出部材である。また、カバー部73は、基板固定ベース部70、アブソリュート基板71及び回転マグネット72を保護するカバー部材である。
なお、ここでいうフィードバック制御とは、駆動伝達ギヤ3の回転において、動作時の理論上の回転量と、実際に回転した回転量の差分に基づきスリップ量を算出して、そのスリップ量を補正するように、モータ本体41の回転軸410の回転量を調整する制御を意味している。
また、アブソリュートエンコーダ7は、16bitの分解能を有している。これにより、アブソリュートエンコーダ7は、駆動伝達ギヤ3の回転の分解能が±0.0125度以下となるように駆動伝達ギヤ3の回転の位置制御を行うことができる。
その結果、駆動伝達ギヤ3から伝達するトルクで、バルブ2の弁棒を回転させる際に、弁棒の分解能を±0.25度以下として、弁棒を精度高く回転させることができる。
このように、弁棒の分解能が±0.25度以下とすることで、例えば、アクチュエータ1またはバルブ2における流体制御において、細かいバルブ2の開閉位置を再現することが可能となる。
また、精度高く弁棒の回転を制御できることから、流体の流量を検知しながら、バルブ2の開閉度を可変調整する場合や、停電の発生によりバルブ2の開閉位置が分からなくなった時に動作を復帰させる場合にも、精度高く対応することが可能となる。
ここで、必ずしも、本発明を適用したアクチュエータが、アブソリュートエンコーダ7を有する必要はない。但し、モータ本体41の動力をフリクションドライブ減速機5及び波動歯車減速機6で減速させる構造においては、フリクションドライブ減速機5が介在することで、駆動伝達ギヤ3の回転動作における位置制御の精度が下がってしまう。そのため、アブソリュートエンコーダ7で、駆動伝達ギヤ3の回転の位置制御を行うことで、精度高く位置制御を行うことが可能となる。なお、アクチュエータがトルクを付与する対象となる機器において、高い精度が要求されない場合には、アブソリュートエンコーダを取り付けないアクチュエータを利用することができる。
また、図4に示すように、アクチュエータ1は、ワッシャ30を有している。ワッシャ30は、駆動伝達ギヤ3を押える部材である。
また、図4に示すように、バルブ2の弁棒に取り付けられたシャフト側ギヤ24には、ギヤクランプ240と、クランプ241が設けられている。ギヤクランプ240及びクランプ241は、シャフト側ギヤ24を、バルブ2の弁棒に取り付ける為の部材である。
[モータの制御・周波数について]
続いて、モータ本体41の制御について説明する。モータ本体41は、図示しない制御システムに接続され、その駆動が制御されている。なお、モータ本体41の駆動を制御するシステムは、上述したアブソリュートエンコーダ7とも接続されている。
より詳細には、モータ本体41を構成するブラシレスモータは、コントローラ及びドライバで構成された制御システムにより、その駆動が制御されている。コントローラは、ドライバに対して動作の指令信号を出力する指令部である。
また、ドライバは、コントローラからの指令信号に追従するように、モータ本体41に対してパルス信号を出力する制御部である。また、モータ本体41はパルス信号に基づき、モータ本体41に設けられた駆動・検出部により、回転軸410を駆動させたり、回転軸410の動作を検出したりする。
また、ドライバは、CPUとパルスチップを有しており、CPUがパルスチップに指令を出して、パルスチップがパルス信号を出力する。また、モータ本体41は、パルス変調周波数が20kHzのパルス信号で制御されている。
ここで、例えば、一般的なサーボモータでは、パルス変調周波数が10kHzのパルス信号でモータが制御されている。しかしながら、本発明のアクチュエータ1では、パルス変調周波数が20kHzのパルス信号が出力可能なドライバを構築して、モータ本体41の制御を行っている。
これにより、回転軸410を回転させるためのパルス信号が出力される時間が、従前のパルス変調周波数が10kHzのパルス信号に比べて短くなり、回転軸410をより滑らかに駆動させることが可能となる。この結果、モータ本体41が駆動する際に発生する音や振動を小さく抑えることができる。
以上までで説明した本発明を適用したアクチュエータの一例であるアクチュエータ1は、バルブ2の弁棒を回転させる駆動伝達ギヤ3の駆動において、充分に静音性が確保されている。より詳細には、駆動伝達ギヤ3の駆動音が30db以下となっている。
なお、ここでの駆動音の測定方法は、駆動音の大きさが測定可能な方法であれば、特に限定されるものではない。例えば、アクチュエータ1から、水平距離で1m離れた場所にノイズ測定器を配置して、そのノイズ測定器にて、アクチュエータ1を駆動させた際の駆動音を測定する方法が採用しうる。
この、アクチュエータ1の静音性は、モータ4の駆動力を、フリクションドライブ減速機5で減速させ、さらに、波動歯車減速機に伝達して減速させた上で、駆動伝達ギヤ3に動力を伝達することで実現可能となっている。さらに、モータ本体41を、パルス変調周波数が20kHzで制御することで、モータ4から生じる音も小さく抑えられている。
また、アクチュエータ1は、小型でありながら、大きな減速比(モータ4から駆動伝達ギヤ3に至る最終減速比が1:250)が得られ、バルブ2の弁棒に対して、50N・m以上の高いトルクを出力可能なものとなっている。
さらに、アクチュエータ1は、駆動伝達ギヤ3の回転の位置制御を、アブソリュートエンコーダ7により制御することで、精度高く、その回転動作の位置制御を行うことが可能となっている。
以上のとおり、本発明を適用したアクチュエータは、駆動時に充分な静音性を確保できると共に、小型で、かつ、高減速比により優れた動力伝達性能を有し、高精度な制御が可能なものとなっている。
1 アクチュエータ
2 バルブ
20 バルブ本体
21 ハンドル
23 ホルダー
24 シャフト側ギヤ
240 ギヤクランプ
241 クランプ
3 駆動伝達ギヤ
4 モータ
40 カバー体
41 モータ本体
410 回転軸
42 フレーム部
5 フリクションドライブ減速機
50 ロータ部シャフト
51 ブシュ
52 ロータ部
53 止め輪
54 インナーローラー
55 ベアリング
56 カラー部
6 波動歯車減速機
60 カラー部
61 スペーサー
62 ベアリング
63 シャフト
64 フレーム部
65 シール部
7 アブソリュートエンコーダ
70 基板固定ベース部
71 アブソリュート基板
72 回転マグネット
73 カバー部

Claims (9)

  1. 駆動源となるモータと、
    該モータと連結されたフリクションドライブ方式の第1の減速機と、
    該第1の減速機と連結されると共に、歯車減速機から構成された第2の減速機と、
    該第2の減速機及び所定の回転機構に接続されると共に、前記モータの出力を、前記所定の回転機構へと伝達する最終軸とを備える
    アクチュエータ。
  2. 前記第2の減速機は、波動歯車減速機である
    請求項1に記載のアクチュエータ。
  3. 前記モータの出力が前記最終軸に伝達された際に生じる駆動音の大きさが30db以下である
    請求項1または請求項2に記載のアクチュエータ。
  4. 前記モータは、同モータを制御するパルス変調周波数が20kHz以上である
    請求項1、請求項2または請求項3に記載のアクチュエータ。
  5. 前記最終軸に取り付けられ、同最終軸の絶対位置を記憶すると共に、前期最終軸における回転の分解能が±0.0125度以下となるように同最終軸の回転を位置制御するアブソリュートエンコーダを備える
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載のアクチュエータ。
  6. 前記第1の減速機は、前記モータの回転が入力されるロータ部を有し、
    前記ロータ部は、ショア硬さが85〜95の範囲内である
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5に記載のアクチュエータ。
  7. 前記第1の減速機は、前記モータの回転が入力されるロータ部と、該ロータ部の外側に配置され、その内周面が前記ロータ部の外周面と接触して、前記モータの出力を前記第2の減速機に伝達するローラー部を有し、
    前記ロータ部の外周面及び前記ローラー部の内周面の表面粗さRaが1.6以下の滑らかな面に形成された
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5または請求項6に記載のアクチュエータ。
  8. 前記モータから前記最終軸に至る減速比が1:150〜500である
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6または請求項7に記載のアクチュエータ。
  9. 前記所定の回転機構は、ギヤを介して前記最終軸と接続されたバルブの弁棒である
    請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求項7または請求項8に記載のアクチュエータ。
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