JP6725998B2 - 踏切制御装置 - Google Patents

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本発明は、踏切制御装置に係り、特に、踏切の遮断機の動作タイミングを決定し制御する列車の車上装置に備えられた踏切制御装置に関する。
自動列車保安装置の一種であるATS(自動列車停止装置)は、連続した速度照査機能が追加され、高度な列車制御に進化している。このATSでは、列車が速度照査パターンを生成して距離に応じた速度制限を行っている。また、この速度照査パターンは、例えば踏切制御の場合には、踏切防護パターンとして列車がブレーキをかけてから踏切の遮断機を越えずに停止できる限界速度を示すカーブ(曲線)をいう。このように、列車の踏切制御装置は、速度と距離とブレーキ性能とに応じた踏切防護パターンを生成する。
図6に、列車2が踏切4に接近すると、踏切制御装置1が列車2を踏切4の手前に停止させる踏切防護パターン30を発生して消去する、従来の踏切制御の手順をステップ(a)〜(d)により示す。各ステップ(a)〜(d)には、線路5を図面に向かって右方向に進む列車2及び踏切4が示されている。また、踏切4の図面に向かって右端には、遮断機3の遮断かん6が図示され、そのステップにおける踏切の開閉状態が示されている。
図6(a)は、線路5を走行する列車2が後述する踏切制御開始点(A)に接近しているステップを示す。この段階では、踏切4において、遮断機3の遮断かん6は、車両などの通行を阻止しない非遮断位置にある。また、図6(b)は、列車2が踏切制御開始点(A)に到達したステップを示す。このとき、列車2の踏切制御装置1は、列車側アンテナ7aから踏切側アンテナ7bに対して踏切制御開始指令を無線通信により発信する。この指令を受信した踏切4は、遮断機3の遮断かん6を遮断位置へと下降させる。一方、踏切制御装置1は、この踏切制御開始指令を発信すると同時に踏切4の手前で列車2を停止させるための踏切防護パターン30を発生させる。また、図6(c)は、踏切警報装置20が、踏切4が正常に遮断したことを踏切制御装置1に対して無線通信により通知するステップを示す。すなわち、踏切警報装置20は、踏切側アンテナ7bから列車側アンテナ7aに踏切4の正常な遮断が完了したことを発信する。さらに、図6(d)は、踏切制御装置1が踏切4が正常に遮断されたという通知を受信すると、図6(c)及び図6(d)に示す踏切防護パターン消去点(X)において踏切防護パターン30を消去する。
特許文献1には、列車上の運転制御装置及び無線装置と、地上の拠点装置及び無線装置とを有する踏切制御システムに関し、車上の運転制御装置が、遮断又は警報完了情報を受信した場合に、列車の現在位置及び現在速度から走行制御パターンに従って最大加速で走行したときの踏切までの到達時間を算出し、時間が規定の時間を満足するか否かを判定し、満足しているときには即座に踏切制御パターンを消去することが記載されている。
特許文献2には、車上踏切制御部が遮断指令を出力後に踏切の手前に停止するための踏切停止パターンを生成する一方、踏切からの正常応答により踏切停止パターンを消去すること、及び、踏切に設けられた障害検知センサ又は非常停止ボタンが作動すると、異常を示す信号が車上踏切装置に送信される。そして、車上踏切制御部が異常を示す信号を地上踏切制御部から受信すると、踏切停止パターンを一旦消去した後でも、再び踏切停止パターンを生成して車両を踏切手前に停止させることが記載されている。
特開2004−224155号公報 特開2010−228648号公報
特許文献1及び特許文献2に記載されている、遮断機が遮断すると即座に踏切制御パターンを消去するという従来の方式は、遮断後に発生した異常事態に対応できないという問題がある。すなわち、遮断機の遮断かんが遮断位置へと下降したため列車が踏切防護パターンにより減速する必要がないということで踏切防護パターンを消去するため、例えば、遮断している踏切内に通行人や車両が進入するといった不測の事態に対して踏切防護パターンにより列車を踏切の手前で安全に停止できないという問題が生じる。
また、特許文献2に記載されているように、踏切停止パターンを一旦消去した後に異常事態が発生した場合、再び踏切停止パターンを生成して車両を踏切手前に停止させる方法は、重大な踏切事故を起こす危険性を孕んでいる。すなわち、地上にある踏切警報装置から列車の車上装置である踏切制御装置に向かい、無線通信により地上で発生した異常事態を伝送する必要があるが、万一の伝送不良が発生すると異常事態を車上側に伝達できず、その結果、踏切防護パターンが発生せずに踏切事故に繋がる虞がある。
本願の目的は、係る課題を解決し、踏切の遮断後に異常事態が発生しても踏切事故の発生を回避し、踏切における高い安全性を確保する踏切制御装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る踏切制御装置は、列車が踏切制御開始点に達すると、踏切遮断機に踏切制御開始指令を発信して非常時に前記列車を踏切の手前の位置に安全に停止できるように定められる踏切防護パターンを発生させ、踏切遮断後において、前記踏切制御開始点から、前記踏切側の前記列車の走行速度より算出される加速曲線と、前記踏切防護パターンとの交点として算出した非常停止限界点に達するまでは前記踏切防護パターンを維持することを特徴とする。
上記構成により、踏切制御装置は、踏切遮断後においても踏切防護パターンを消去することなく維持する。これにより、遮断後に異常事態が発生した場合でも列車を安全に踏切前にて停止させることができる。
また、遮断後に異常事態が発生した場合でも踏切防護パターンが維持されているため再度発生させる必要が無い。従って、万一の伝送不良が発生すると異常事態を車上側に伝達できず、その結果、踏切防護パターンが発生しないという事態は回避され、踏切における高い安全性が確保できる。
また、踏切制御装置は、非常停止限界点が、踏切制御開始点から引かれた列車の許容最大速度内での加速曲線と、踏切防護パターンとの交点から決定される。これにより、列車の踏切防護パターンを消去する地点が簡易な方法により的確に決定される。また、踏切制御開始点から加速曲線を引いて、非常停止限界点まで踏切制御パターンを残すことができる。
踏切制御装置は、非常停止限界点までに踏切遮断機から異常信号を受信しなければ、列車の踏切防護パターンを消去する。これにより、列車の踏切防護パターンが発生され消去するまでの間は、踏切の異常事態が発生しても列車を容易に且つ安全に踏切前にて停止させることができる。これにより、ギリギリ列車を停止できる限界の位置まで踏切制御パターンを維持することができる。
踏切制御装置は、非常停止限界点までに踏切遮断機から異常信号を受信した場合は、踏切防護パターンにより列車の走行を制御する。これにより、列車の踏切防護パターンが発生され消去されるまでの間は、踏切の異常事態が発生しても列車を容易に且つ安全に踏切前にて停止させることができる。
以上のように、本発明に係る踏切制御装置によれば、踏切の遮断後に異常事態が発生しても踏切事故の発生を回避し、踏切における高い安全性を確保する踏切制御装置を提供することができる。
本発明に係る踏切制御装置の一つの実施形態の概略構成を示すブロック図である。 本発明に係る踏切制御の手順をステップで示す説明図である。 本発明に係る踏切制御を走行速度と列車位置とにグラフ化して示す説明図である。 図3の走行速度と列車位置のグラフにおいて、列車がより低速で踏切に進入する場合の列車制御をグラフ化して示す説明図である。 図3の走行速度と列車位置のグラフにおいて、異常状態が発生した場合の踏切制御装置による列車制御をグラフ化して示す説明図である。 従来の踏切制御の手順をステップで示す説明図である。
(踏切制御装置の構成)
以下に、図面を用いて本発明に係る踏切制御装置1の実施形態につき、詳細に説明する。図1に、踏切制御装置1の一つの概略構成をブロック図にて示す。本実施形態では、列車2の車上装置10に備えられている踏切制御装置1及び踏切4に備えられている踏切警報装置20をブロック図として示す。踏切制御装置1は、送受信部12a、踏切防護パターン制御部13、踏切制御タイミング演算部14、及び、運転曲線生成部15から構成される。さらに、車上装置10には、踏切制御装置1の動作に関連する、例えば、速度・位置検出部16、データ記憶部17、ブレーキ制御部18などが含まれる。また、踏切警報装置20には、送受信部12b、踏切制御部22、警報器23、及び遮断機駆動部24などが含まれる。
踏切制御装置1の送受信部12aは、踏切警報装置20の送受信部12bと相互に無線通信の送受信を行う。踏切防護パターン制御部13は、列車2が踏切4に接近すると踏切4の手前に列車2を停止させるための踏切防護パターン30を生成する。そして、生成した踏切防護パターン30が不要になると踏切事故を回避するため生成した踏切防護パターン30を消去する。また、運転曲線生成部15は、線路5上のある地点から踏切4側の列車走行速度を示す運転曲線を生成する。この運転曲線には、後述する加速曲線33も含まれ、この加速曲線33は車両の種類及び運転性能により生成される。また、この運転曲線は、後述する踏切防護パターン30、警報開始パターン31、非常停止パターン32等が必要に応じて適用されて生成される。踏切制御タイミング演算部14は、運転曲線生成部15が生成した運転曲線と現在位置とから踏切4までの到達時間を予測し、さらに、踏切4の警報及び遮断に必要な時間を確保して踏切制御開始点(A)の位置を算出する。そして、列車2がその踏切制御開始点(A)に到達すると踏切4に対して遮断指令を発信する。
さらに、速度・位置検出部16は、列車2の走行位置と速度を検出し、その情報を運転曲線生成部15などに提供する。データ記憶部17は、列車走行制御パターン、車両性能データベースなどのデータを記憶し、踏切防護パターン制御部13、踏切制御タイミング演算部14、運転曲線生成部15等にデータを提供する。ブレーキ制御部18は、運転曲線生成部15が生成した運転曲線による減速又は加速に基づいて車輪のブレーキ(図示せず)を制御する。
(踏切制御の手順)
本発明に係る踏切制御の手順を図2(a)〜図2(d)の各ステップで示す。各ステップ図2(a)〜図2(d)には、線路5を図面に向かって右方向に進む列車2及び踏切4が示されている。また、踏切4の図面に向かって右端には、遮断機3の遮断かん6が図示され、そのステップにおける踏切4の状態が示されている。なお、図2(a)〜図2(c)の各ステップは、図6(a)〜図6(c)と同様であるが、図1に示す構成要素の動作を含めて改めて説明する。
図2(a)は、列車2が線路5を図面に向かって左から右に走行し、踏切4に接近しているステップを示す。このステップでは、図面の右側に示す遮断機3の遮断かん6は上昇しており、踏切4では通行人や車両が横断可能な状態である。また、この列車2の車上の踏切警報装置20には踏切制御装置1が備わっている。ここで、線路5のA点は踏切制御開始点を示し、B点は非常停止限界点を示す。また、列車2には列車側アンテナ7aが設けられ、踏切4には踏切側アンテナ7bが設けられ、相互に無線通信が行われる。
図2(b)は、列車2が踏切制御開始点(A)に到達したステップを示す。この踏切制御開始点(A)は、予測された運転曲線と現在位置とから踏切4までの到達時間の予測値に基づき、さらに踏切警報及び遮断に必要な時間を確保して設定される。踏切制御装置1は、列車2がこの踏切制御開始点(A)に到達すると、踏切警報装置20に対して遮断指令を出力する。踏切警報装置20の遮断機駆動部24は、この指令を受けて図面の右側に示す遮断機3の遮断かん6の下降を開始する。そして、踏切制御装置1は、踏切防護パターン制御部13に対して踏切防護パターン30を発生させる。
図2(c)は、踏切警報装置20の送受信部12bから踏切制御装置1の送受信部12aに対して踏切4の遮断完了通知が送信されるステップを示す。踏切4の遮断は踏切制御部22により完了したことが検知される。図2に向かって右端に示す遮断かん6は遮断が完了されている。図6に示す従来技術では、このステップで踏切防護パターン30が消去されている。本発明では、このステップでは踏切防護パターン30は消去されずに維持される。
図2(d)には、本発明の踏切制御に係るポイントを示す。すなわち、踏切制御装置1の踏切防護パターン制御部13は、列車2が非常停止限界点(B)に到達するまでは踏切防護パターン30を削除せずに維持する。踏切防護パターン制御部13は、列車2が踏切制御開始点(A)に達すると踏切防護パターン30を発生させ、列車2が非常停止限界点(B)に到達するまでは、踏切防護パターン30により減速し、踏切4の手前に停止することができるため踏切防護パターン30を削除せずに維持する。これにより、踏切4の遮断後に異常事態が発生した場合でも列車2を安全に踏切4の手前にて停止させることが可能となる。
(踏切制御のグラフ化)
図3に、本発明に係る踏切制御を列車2の速度(V)と線路5の位置(P)との関係をグラフ化して示す。このグラフの縦軸は列車2の速度(V)であり、横軸は線路5の位置(P)である。横軸の図面に向かって右端の記号は踏切4を示す。図3中の細線は列車2に許容最大速度(Vmax)34を示す。また、図中の太線は列車2の走行速度(V)を示す。この走行速度(V)は許容最大速度(Vmax)34以下の速度に制限される。図3中の破線は警報開始パターン31及び踏切防護パターン30をそれぞれ示す。また、図3中のA点は踏切制御開始点であり、B点は非常停止限界点であり、D点は非常停止パターン32による停止点である。更に、E点は警報開始パターンの発生位置である。これらA点からE点の位置(P)は横軸にそれぞれ小文字にして示す。
列車2が走行速度(V)で踏切4に接近して踏切制御開始点(A)に到達すると、踏切制御装置1は、車上から踏切4の踏切警報装置20に対して踏切制御開始指令を発信する。この踏切制御開始点(A)は、踏切制御タイミング演算部14により、運転曲線生成部15が生成した予測運転曲線と現在位置とから踏切4までの到達時間が予測され、さらに、踏切4の警報及び遮断に必要な時間を確保した位置が算出される。
踏切制御装置1は、この踏切制御開始指令の発信と同時に、踏切防護パターン制御部13に踏切4の手前で列車2を停止させるための踏切防護パターン30を発生させる。この踏切防護パターン30は、踏切4が正常に遮断されない場合にバックアップとして使用される減速のパターンである。図3において破線で示す踏切防護パターン30は、列車2が踏切4の手前の非常時列車停止位置(D)で停止するように設定される。
A点において、踏切警報装置20の送受信部12bから車上装置10の踏切制御装置1の送受信部12aに対して踏切4が正常に遮断されたことが通知される。このとき、踏切制御装置1は、図3に示すA点から加速曲線33を算出する。この加速曲線33は、運転曲線生成部15により列車2の車種の性能により生成される。
図3において、踏切制御開始点(A)から発生させた加速曲線33と踏切防護パターン30との交点(B)を算出する。本明細書では、このB点は列車2の非常停止の限界点を示すことから非常停止限界点(B)とする。本発明では、このB点までに、無線伝送不良、踏切故障、障害物検知等の異常事態が発生しない場合に踏切防護パターン30を消去する。すなわち、上述したように、この踏切防護パターン30は、異常事態が発生した場合のバックアップであり、列車2が減速して到達するD点は非常時列車停止位置である。従って、B点は列車2の非常停止の際の限界点となる。このB点を越えると踏切防護パターン30を用いた減速は不可となる。これにより、列車2が踏切4手前に停止できる限界点まで踏切4の異常監視を行うことができ、万一に伝送不良が発生した場合であっても踏切4手前で安全に列車2を停止できる。
図3において非常停止限界点(B)は、踏切制御開始点(A)から加速曲線33を描いて踏切防護パターン30との交点を作図により容易に求めることができる。運転曲線生成部15は、これらのA点、B点の算出をプログラム化してデジタル処理により算出する。
図4に、図3の走行速度(V)と線路5の位置(P)とのグラフにおいて、踏切警報開始点が図3と同様な位置であるA点からA´点となった場合の列車制御をグラフ化して示す。すなわち、図3に示すように、列車2が踏切制御開始点(A)に到達した際に、車上の踏切制御装置1から踏切4の踏切警報装置20に踏切制御開始指令が発信されるが、走行速度(V)がより低い走行速度(V´)である場合、走行速度(V)と警報開始パターン31との交点である列車2の踏切制御開始点(A´)にて車上の踏切制御装置1から踏切4の踏切警報装置20に踏切制御開始指令を発信する。この場合であっても、列車2の踏切制御開始点(A´)から加速曲線33´が引かれて踏切防護パターン30との交点(B´)が求められる。このように、列車がより低速で踏切に進入する場合に、列車2が加速曲線33´上を走行しても踏切防護パターン30との交点(B´)までにブレーキをかければ列車2を踏切4の手前で停止させることができる。すなわち、この場合は、非常停止限界点(B´)も非常停止限界点(B)と同様に非常停止の限界点を表す。
図5に、図3の走行速度(V)と線路5の位置(P)とのグラフにおいて、例えば、遮断された踏切4内に通行人又は車両が進入するなどの異常状態が発生した場合の列車制御をグラフ化して示す。図5に示すように、一旦、列車2がA点において踏切警報装置20から車上装置10の踏切制御装置1に対して踏切4が正常に遮断できたことが通知され、列車2はA点から加速曲線33に移行する。しかし、B点に到達する前に、踏切4において上述した異常事態が発生した。その場合であっても、列車2は、図5に破線で示すようにB点に到達するまで走行を継続し、踏切防護パターン30によって減速してD点に到達しても良く、また、図5に実線で示すように、踏切4において異常事態が発生した地点B´で新たな踏切防護パターン30´に沿って減速し地点D´に到達しても良い。このように、踏切警報装置20から異常信号を受信したのが非常停止限界点であるB点までである場合には、踏切防護パターン30により安全確実に列車2の走行が制御され、列車2を踏切4の手前で停止することができる。
以上の実施形態で説明された構成、形状、大きさ、及び配置関係については、本発明が理解、実施できる程度に概略的に示したものにすぎない。従って、本発明は、説明された実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
1 踏切制御装置、2 列車、3 遮断機、4 踏切、
線路、6 遮断かん、7a 列車側アンテナ、7b 踏切側アンテナ、10 車上装置、12a,12b 送受信部、13 踏切防護パターン制御部、14 踏切制御タイミング演算部、15 運転曲線生成部、16 速度・位置検出部、17 データ記憶部、18 ブレーキ制御部、20 踏切警報装置、22 踏切制御部、23 警報器、24 遮断機駆動部、30 踏切防護パターン、31 警報開始パターン、32 非常停止パターン、33,33´ 加速曲線、34 許容最大速度、A,A´ 踏切制御開始点、B,B´ 非常停止限界点、C 警報開始パターン停止位置、D,D´ 非常時列車停止位置、E 警報開始位置、V,V´ 走行速度、Vmax 許容最大速度、X (従来技術)踏切防護パターン消去点。

Claims (3)

  1. 列車が踏切制御開始点に達すると、踏切遮断機に踏切制御開始指令を発信して非常時に前記列車を踏切の手前の位置に安全に停止できるように定められる踏切防護パターンを発生させ、踏切遮断後において、前記踏切制御開始点から、前記踏切側の前記列車の走行速度より算出される加速曲線と、前記踏切防護パターンとの交点として算出した非常停止限界点に達するまでは前記踏切防護パターンを維持する、踏切制御装置。
  2. 請求項に記載の踏切制御装置であって、
    前記非常停止限界点までに前記踏切遮断機から異常信号を受信しなければ、前記列車の前記踏切防護パターンを消去する、踏切制御装置。
  3. 請求項に記載された踏切制御装置であって、
    前記非常停止限界点までに前記踏切遮断機から異常信号を受信した場合は、前記踏切防護パターンにより前記列車の走行を制御する、踏切制御装置。
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