JP6725793B1 - 旧アスファルト量推定システム、アスファルトプラント及び旧アスファルト量推定方法 - Google Patents

旧アスファルト量推定システム、アスファルトプラント及び旧アスファルト量推定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】再生骨材に含まれる旧アスファルト量を、少ない作業負担で簡易に推定することができる旧アスファルト量推定システム、アスファルトプラント及び旧アスファルト量推定方法を提供することである。【解決手段】ミキサ7によって再生骨材を含む骨材と新規アスファルトとを混合してアスファルト混合物を製造するアスファルトプラント100において、旧アスファルト量推定システム15は、再生骨材Rを撮影する撮像装置9a,9b,9cと、撮像装置9a,9b,9cが撮影した画像データに対して画像解析処理を行う画像解析部11と、画像解析部11の画像解析処理の結果に基づいて、再生骨材Rに含まれる旧アスファルト量を推定する旧アスファルト量推定部12とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、アスファルト混合物の原料となる再生骨材に含まれる旧アスファルト量を推定するための旧アスファルト量推定システム、アスファルトプラント及び旧アスファルト量推定方法に関するものである。
アスファルトプラントで製造されるアスファルト混合物は、骨材及びアスファルトを含んでいる。骨材には、新規の骨材の他に、舗装廃材等に含まれる骨材をリサイクルした再生骨材が用いられることもある。このような再生骨材には、使用済みアスファルト(旧アスファルト)が含まれている。
アスファルト混合物の品質管理のためには、再生骨材に含まれる旧アスファルトの量を測定する必要があるが、従来から、旧アスファルトの量を測定するための方法として、「アスファルト抽出試験方法」が用いられている(特許文献1の段落[0016]参照)。
すなわち、従来の自動遠心分離抽出法では、再生骨材から旧アスファルトを揮発させ、残存する再生骨材の重量と抽出前の再生骨材の重量との差に基づいて、旧アスファルト量を測定している。また、アスファルトプラントでは、再生骨材が含まれるアスファルト混合物の品質管理のために、入荷される再生骨材に対して、月に数回、このようなアスファルト抽出試験が実施され、旧アスファルト量が測定されている。
特許第6367995号公報
しかしながら、再生骨材に含まれる旧アスファルト量をアスファルト抽出試験方法によって測定する場合、旧アスファルト量を測定するためにかかる作業負担が過大になってしまうという問題があった。
本発明の目的は、再生骨材に含まれる旧アスファルト量を、少ない作業負担で簡易に推定することができる旧アスファルト量推定システム、アスファルトプラント及び旧アスファルト量推定方法を提供することである。
[1]上記課題を解決するために、本発明に係る旧アスファルト量推定システムは、ドライヤによって再生骨材を加熱し、ミキサによって前記再生骨材を含む骨材とアスファルトとを混合してアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントにおいて、前記再生骨材に含まれる旧アスファルト量を推定する旧アスファルト量推定システムであって、前記ミキサが前記再生骨材と前記新規アスファルトとを混合する前に、前記再生骨材を撮影する少なくとも1つの撮像装置と、前記撮像装置が撮影した画像データに対して画像解析処理を行う画像解析部と、前記画像解析部の画像解析処理の結果に基づいて、前記再生骨材に含まれる前記旧アスファルト量を推定する旧アスファルト量推定部と、を備える旧アスファルト量推定システムである。
[2]上記発明において、前記撮像装置により撮影された前記画像データは、カラーの画像データであり、前記画像解析部は、前記画像データに対して、前記画像データに含まれる青色成分に関する解析を行い、前記旧アスファルト量推定部は、前記画像解析部の解析結果に基づいて、前記旧アスファルト量を推定してもよい。
[3]上記発明において、前記画像解析部は、前記画像データに基づいて、前記画像データに含まれる前記青色成分の量を算出し、前記旧アスファルト量推定部は、前記画像解析部によって算出された前記青色成分の量に基づいて、前記旧アスファルト量を推定してもよい。
[4]上記発明において、 彩度を255段階で表現した場合の前記青色成分の彩度は、70度以上であり、色相を180段階で表現した場合の前記青色成分の色相は、100〜150度であってもよい。
[5]上記発明において、前記画像解析部は、さらに、前記画像データに基づいて前記再生骨材の粒度を測定し、前記旧アスファルト量推定部は、前記青色成分に関する解析結果及び前記再生骨材の粒度に基づいて、前記旧アスファルト量を推定してもよい。
[6]上記発明において、前記撮像装置は、前記アスファルトプラントのドライヤによって加熱された後の前記再生骨材を撮影してもよい。
[7]上記発明において、旧アスファルト量推定システムは、前記旧アスファルト量推定部が推定した前記旧アスファルト量に基づいて、新たに前記ミキサに供給する新規アスファルトの供給量を算出する供給量算出部を、さらに備えてもよい。
[8]上記発明において、旧アスファルト量推定システムは、前記旧アスファルト量推定部が推定した前記旧アスファルト量に基づいて、前記再生骨材に添加する再生用添加剤の供給量を算出する供給量算出部を、さらに備えてもよい。
[9]本発明に係るアスファルトプラントは、再生骨材を含む骨材と新規アスファルトとを混合してアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントであって、前記再生骨材を含む骨材と前記新規アスファルトとを混合するミキサと、前記再生骨材を前記ミキサに供給する再生骨材供給部と、前記新規アスファルトを前記ミキサに供給するアスファルト供給部と、上記の旧アスファルト量推定システムとを備えるアスファルトプラントである。
[10]本発明に係るアスファルトプラントは、再生骨材を含む骨材と新規アスファルトとを混合してアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントであって、前記再生骨材を含む骨材と前記新規アスファルトとを混合するミキサと、前記再生骨材を前記ミキサに供給する再生骨材供給部と、前記新規アスファルトを前記ミキサに供給するアスファルト供給部と、上記の旧アスファルト量推定システムとを備え、前記アスファルト供給部は、前記旧アスファルト量推定システムの前記供給量算出部が算出した前記新規アスファルトの供給量に基づいて、前記新規アスファルトを前記ミキサに供給するアスファルトプラントである。
[11]本発明に係るアスファルトプラントは、再生骨材を含む骨材と新規アスファルトとを混合してアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントであって、前記再生骨材を含む骨材と前記新規アスファルトとを混合するミキサと、前記再生骨材を前記ミキサに供給する再生骨材供給部と、前記新規アスファルトを前記ミキサに供給するアスファルト供給部と、前記再生骨材に再生用添加剤を添加する添加剤供給部と、上記の旧アスファルト量推定システムとを備え、前記添加剤供給部は、前記旧アスファルト量推定システムの前記供給量算出部が算出した前記再生用添加剤の供給量に基づいて、前記再生用添加剤を前記再生骨材に添加するアスファルトプラントである。
[12]上記発明において、前記骨材は、前記再生骨材と新規骨材を含み、前記アスファルトプラントは、前記新規骨材を前記ミキサに供給する新規骨材供給部をさらに備えていてもよい。
[13]本発明に係る旧アスファルト量推定方法は、ミキサによって再生骨材を含む骨材と新規アスファルトとを混合してアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントにおいて、前記ミキサが前記再生骨材と前記新規アスファルトとを混合する前に、前記再生骨材の画像データを撮影する第1の工程と、前記画像データに対して画像解析処理を行う第2の工程と、前記画像解析処理の結果に基づいて、前記再生骨材に含まれる旧アスファルトの旧アスファルト量を推定する第3の工程と、を備える旧アスファルト量推定方法である。
[14]上記発明において、前記撮像装置により撮影された前記画像データは、カラーの画像データであり、前記第2の工程は、前記画像データに対して、前記画像データに含まれる青色成分に関する解析を行うことを含み、前記第3の工程は、前記画像解析部の解析結果に基づいて、前記旧アスファルト量を推定することを含んでいてもよい。
[15]上記発明において、前記第2の工程は、前記画像データに基づいて、前記画像データに含まれる前記青色成分の量を算出することを含み、前記第3の工程は、前記画像解析部によって算出された前記青色成分の量に基づいて、前記旧アスファルト量を推定することを含んでいてもよい。
[16]上記発明において、 彩度を255段階で表現した場合の前記青色成分の彩度は、70度以上であり、色相を180段階で表現した場合の前記青色成分の色相は、100〜150度であってもよい。
[17]上記発明において、前記第2の工程は、さらに、前記画像データに基づいて前記再生骨材の粒度を測定することを含み、前記第3の工程は、前記青色成分に関する解析結果及び前記再生骨材の粒度に基づいて、前記旧アスファルト量を推定することを含んでいてもよい。
[18]上記発明において、前記第1の工程は、前記アスファルトプラントのドライヤによって加熱された後の前記再生骨材を撮影することを含んでいてもよい。
[19]上記発明において、旧アスファルト量推定方法は、前記旧アスファルト量に基づいて、新たに前記ミキサに供給する新規アスファルトの供給量を算出する工程を、さらに備えてもよい。
[20]上記発明において、旧アスファルト量推定方法は、前記旧アスファルト量に基づいて、前記再生骨材に添加する再生用添加剤の供給量を算出する工程を、さらに備えてもよい。
本発明によれば、再生骨材に含まれる旧アスファルト量を、少ない作業負担で簡易に推定することができる。
本実施形態に係るアスファルトプラントの構成を示す図である。 図2(a)及び図2(b)は、各々、図1に示すアスファルトプラントに使用される撮像装置の具体的な構造の例を示す図である。 図2(a)又は図2(b)に示す撮像装置により撮影された再生骨材の画像データの一例を示す写真である。 図4(a)は、骨材の粒度解析において骨材の画像データを画像処理した状態の一例を示す図であり、図4(b)は、図4(a)に示す画像処理において、骨材に含まれる骨材粒子をセグメンテーション化した状態を示す図である。 線形回帰分析によって求められた骨材の体積と重量との関係の一例を示すグラフである。 図4(a)及び図4(b)に示す画像処理に基づいて算出された再生骨材の粒度を、ふるい目の閾値に応じた骨材の通過重量割合によって表したグラフである。 線形回帰分析によって求められた再生骨材の青色成分の量、再生骨材の粒度及び旧アスファルト量の相関関係の一例を示すグラフである。 再生骨材の粒度を示すふるい目の閾値の各々と骨材の重量比(Z〜Z11)と重回帰相関係数(β〜β11)との関係を示す表である。 線形回帰分析によって求められた再生骨材の青色成分の量及び旧アスファルト量の相関関係の一例を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、アスファルトプラント100は、再生骨材供給部10、新規骨材供給部20、アスファルト供給部30、添加剤供給部40、ミキサ7及び演算装置50を有している。再生骨材供給部10は再生骨材を、新規骨材供給部20は新規骨材を、アスファルト供給部30は新規アスファルトを、添加剤供給部40は再生用添加剤を、各々、ミキサ7に供給する。ミキサ7は、再生骨材、新規骨材、新規アスファルト及び再生用添加剤を混合してアスファルト混合物を製造する。アスファルトプラント100で製造されたアスファルト混合物は、トラック8に積載され、舗設現場へ運搬される。なお、図1中において、骨材、アスファルト、添加剤等の流れを実線で示し、画像データや制御信号等の流れを破線で示す。
なお、再生骨材とは、舗装廃材等に含まれる骨材をリサイクルして利用するものである。また、再生用添加剤とは、再生骨材に含まれる旧アスファルトの針入度等の性状を回復させるために添加するものである。
再生骨材供給部10は、再生骨材槽1、ドライヤ3、再生骨材サージビン4及び再生骨材計量槽5を有している。また、再生骨材槽1とドライヤ3との間には、再生骨材槽1からドライヤ3へ再生骨材Rを運搬するための第1搬送エレベータ2aが設けられている。さらに、ドライヤ3と再生骨材サージビン4との間には、ドライヤ3から再生骨材サージビン4へ再生骨材Rを運搬するための第2搬送エレベータ2bが設けられている。また、再生骨材計量槽5とミキサ7との間には、再生骨材計量槽5からミキサ7へ再生骨材Rを投入するための再生骨材搬送路6が設けられている。
再生骨材槽1に貯留された再生骨材Rは、第1搬送エレベータ2aにより、ドライヤ3に搬送される。再生骨材Rはドライヤ3で加熱される。そして、ドライヤ3で加熱された再生骨材Rは、第2搬送エレベータ2bにより、再生骨材サージビン4に搬送される。再生骨材サージビン4に一時的に貯蔵された再生骨材Rは、再生骨材サージビン4の放出口4aが開状態である場合に再生骨材Rを再生骨材計量槽5の投入口5aに落下させる。すなわち、再生骨材サージビン4の放出口4aが開閉するタイミングに応じて、再生骨材計量槽5に落下する再生骨材Rの量が調整される。再生骨材計量槽5は、再生骨材Rの重量を計測し、再生骨材計量槽5に貯留された再生骨材Rの重量が予め設定された所定量に達したタイミングで、再生骨材サージビン4に指令を送出して再生骨材サージビン4の放出口4aを閉状態とする。再生骨材計量槽5に貯留された再生骨材Rの重量が所定量に達したら、再生骨材計量槽5は、再生骨材搬送路6を介して再生骨材Rをミキサ7に投入する。
また、再生骨材供給部10は、再生骨材Rを撮影することができるように設けられた撮像装置9a,9b,9cを有している。撮像装置9aは、第2搬送エレベータ2bによってドライヤ3から再生骨材サージビン4に搬送される再生骨材Rを撮影する。撮像装置9bは、再生骨材サージビン4に貯留されている再生骨材Rを撮影する。撮像装置9cは、再生骨材計量槽5に貯留されている再生骨材Rを撮影する。すなわち、撮像装置9a,9b,9cは、ドライヤ3が再生骨材Rを加熱した後、かつ、ミキサ7が再生骨材Rと新規アスファルトとを混合する前に、再生骨材Rを撮影する。なお、再生骨材Rと新規アスファルトとを混合する前に、再生骨材Rと再生用添加剤とを混合する場合には、撮像装置9a,9b,9cが再生骨材Rを撮像するタイミングは、再生骨材Rと再生用添加剤とを混合する前であることが好ましい。撮像装置9a,9b,9cは、秒間50コマ程度の撮影性能を有する。撮像装置9a,9b,9cは、再生骨材Rの搬送の流れや動きに応じて、様々な角度から再生骨材Rを連続的に撮影することができる。
なお、アスファルトプラント100において、再生骨材Rを撮影する撮像装置は、4つ以上設けられてもよく、1つのみ設けられていてもよい。
新規骨材供給部20は、ホットビン21及び新規骨材計量槽22を有する。ホットビン21には、特に図示しないドライヤ、ホットエレベータ、及びスクリーンを経由して、新規骨材が供給される。ホットビン21の内部は、5つの区画に分割されており、各々の区画は、貯蔵ビン21aを構成する。新規骨材は、上記のスクリーンによって粒度に応じた分類ごとにふるい分けられ、粒度に応じた分類ごとに5つの貯蔵ビン21aのいずれかに貯蔵される。各々の貯蔵ビン21aに貯蔵された骨材は、適宜、貯蔵ビン21aの放出口21bが開状態となることにより、新規骨材計量槽22に放出される。新規骨材計量槽22に投入された新規骨材は、新規骨材計量槽22に設けられた計量装置(図示せず)によって累積的に計量される。新規骨材計量槽22に投入された新規骨材の重量が目標量に達したら、ホットビン21は、新規骨材計量槽22からの指示を受けて、各々の貯蔵ビン21aの放出口21bを閉状態とする。そして、新規骨材計量槽22によって計量された新規骨材は、ミキサ7に供給される。
アスファルト供給部30は、アスファルトタンク31及びアスファルト計量槽32を有する。アスファルトタンク31に貯蔵された新規アスファルトは、アスファルトタンク31の放出口31aが開状態となることにより、アスファルト計量槽32に放出される。アスファルト計量槽32に投入された新規アスファルトは、アスファルト計量槽32に設けられた計量装置(図示せず)によって計量される。アスファルト計量槽32に投入された新規アスファルトの重量が目標量に達したら、アスファルトタンク31は、アスファルト計量槽32からの指示を受けて、アスファルトタンク31の放出口31aを閉状態とする。そして、アスファルト計量槽32によって計量された新規アスファルトは、ミキサ7に供給される。
添加剤供給部40は、添加剤タンク41及び添加剤計量槽42を有する。添加剤タンク41に貯蔵された再生用添加剤は、添加剤タンク41の放出口41aが開状態となることにより、添加剤計量槽42に放出される。添加剤計量槽42に投入された再生用添加剤は、添加剤計量槽42に設けられた計量装置(図示せず)によって計量される。添加剤計量槽42に投入された再生用添加剤の重量が目標量に達したら、添加剤タンク41は、添加剤計量槽42からの指示を受けて、添加剤タンク41の放出口41aを閉状態とする。そして、添加剤計量槽42によって計量された再生用添加剤は、ミキサ7に供給される。
また、アスファルトプラント100は、演算装置50を有している。この演算装置50の具体例としては、コンピュータを例示することができる。演算装置50は、画像解析部11、旧アスファルト量推定部12及び供給量算出部13を有している。画像解析部11、旧アスファルト量推定部12及び供給量算出部13は、各々、独立した装置であって、互いに有線又は無線によって接続されていてもよく、または、1つの演算装置50の各種機能を実行するプログラムであってもよい。演算装置50は、撮像装置9a,9b,9cと有線又は無線によって接続されている。具体的には、撮像装置9a,9b,9cと画像解析部11とは、LANケーブル又はUSBケーブルを介して電気的に接続されていてもよく、ワイヤレス接続されていてもよい。
演算装置50の画像解析部11は、撮像装置9a,9b,9cが取得した画像データの処理及び解析を行うとともに、これらの画像データを蓄積し、必要に応じて事後的に参照することができる。また、演算装置50の旧アスファルト量推定部12は、画像解析部11が出力した解析結果に基づいて、再生骨材Rに含まれる旧アスファルト量、すなわち、再生骨材Rに含まれる旧アスファルトの重量比を推定する。旧アスファルト量の具体的な推定方法については、後述する。
なお、撮像装置9a,9b,9c、画像解析部11及び旧アスファルト量推定部12は、旧アスファルト量推定システム15を構成する。
演算装置50の供給量算出部13は、旧アスファルト量推定部12によって推定された旧アスファルト量に応じて、新規アスファルトの供給量を設定する。例えば、供給量算出部13は、旧アスファルト量推定部12によって推定された旧アスファルト量が、当初設定していた目標値よりも少ない場合には、アスファルト混合物に含まれる総アスファルト量を一定とするために、新規アスファルトの供給量を増加させる。一方、供給量算出部13は、当該旧アスファルト量が目標値よりも多い場合には、新規アスファルトの供給量を減少させる。供給量算出部13は、新規アスファルトの供給量の設定をアスファルト計量槽32に有線又は無線によって、送出する。そして、アスファルト計量槽32は、供給量算出部13から受信した新規アスファルトの供給量に基づいて、新規アスファルトを計量し、ミキサ7に供給する。
また、この供給量算出部13は、旧アスファルト量推定部12によって推定された旧アスファルト量に応じて、再生用添加剤の供給量を設定する。例えば、供給量算出部13は、旧アスファルト量推定部12によって推定された旧アスファルト量が目標値よりも多い場合には、軟化させる旧アスファルトが多いため、再生用添加剤の供給量を増加させる。一方、供給量算出部13は、当該旧アスファルト量が目標値よりも少ない場合には、再生用添加剤の供給量を減少させる。供給量算出部13は、再生用添加剤の供給量の設定を添加剤計量槽42に有線又は無線によって、送出する。そして、添加剤計量槽42は、供給量算出部13から受信した再生用添加剤の供給量に基づいて、再生用添加剤を計量し、ミキサ7に供給する。
次に、撮像装置9a,9b,9cの詳細な構造について、図2を用いて説明する。
図2(a)に示すように、撮像装置9a,9cは、カメラ本体90と、カメラ本体90に設けられたレンズ91とを有している。カメラ本体90は、アーム金具92、防震台93及び防震ゴム94を介して、アスファルトプラント100の構造体95(例えば、鉄骨梁)に取り付けられている。カメラ本体90のレンズ91の向きは、アーム金具92のアーム部92aを回動させることにより、適宜、調整可能である。なお、図1に示すように、撮像装置9aは、第2搬送エレベータ2bに搬送される再生骨材Rを上方から撮影する。また、撮像装置9cは、再生骨材計量槽5に貯蔵された再生骨材Rを、再生骨材計量槽5の投入口5aを介して撮影する。
図2(b)に示すように、撮像装置9bは、撮像装置9a,9cと同様に、カメラ本体90と、カメラ本体90に設けられたレンズ91とを有している。撮像装置9bには、略L字形状に屈曲したアーム金具96の一端が取り付けられている。アーム金具96の他端は、再生骨材サージビン4の壁面に取り付けられている。すなわち、撮像装置9bのカメラ本体90は、アーム金具96を介して、再生骨材サージビン4に固定されている。また、再生骨材サージビン4には、透明部材からなる窓部4bが設けられている。カメラ本体90は、レンズ91が再生骨材サージビン4の窓部4bに対向するように配置されている。よって、撮像装置9bは、窓部4bを介して、再生骨材サージビン4の内部に貯蔵された再生骨材Rを撮影することができる。
なお、撮像装置9a,9b,9cの構造は、図2(a)又は図2(b)に示すものに限定されない。また、撮像装置9cは、図2(b)に示す構造のものであってもよく、再生骨材計量槽5に形成された窓部を介して、再生骨材計量槽5の内部に貯蔵された再生骨材Rを撮影してもよい。また、撮像装置9a,9b,9cが再生骨材Rを撮影しやすいように、撮像装置9a,9b,9cの各々の近傍に照明器具(図示せず)を設けてもよい。
次に、図3〜図7を用いて、再生骨材Rに含まれる旧アスファルト量の推定方法について説明する。
撮像装置9a,9b,9cによって撮影された再生骨材Rの画像データの例を図3に示す。撮像装置9a,9b,9cが取得する画像データは、カラーのデジタル画像である。画像データは、静止画像であってもよく、動画であってもよい。撮像装置9a,9b,9cは、図3に示すような画像を100枚以上連続して撮影する。
撮像装置9a,9b,9cが取得した画像データは、演算装置50の画像解析部11に送信される。演算装置50の画像解析部11は、画像データに含まれる再生骨材Rの粒度解析と、当該画像データのカラー解析とを実行する。画像解析部11は、再生骨材Rの粒度解析により再生骨材Rの粒度を算出する。また、画像解析部11は、画像データのカラー解析により、当該画像データに含まれる青色成分の量を算出する。そして、旧アスファルト量推定部12が、画像解析部11により算出された再生骨材Rの粒度と青色成分の量とに基づいて、予め設定された推定式を用いて、再生骨材Rに含まれる旧アスファルト量を算出する。
まず、再生骨材Rの粒度解析の方法について、図4及び図5を用いて説明する。なお、後述のセグメンテーション化の理解を容易に説明するために、図4では新規骨材の撮影した画像を用いるが、再生骨材Rに含まれる旧アスファルト量を推定する際には、粒度解析において新規骨材ではなく再生骨材Rを撮影した画像を用いる。
画像解析部11は、例えば、公知のアルゴリズムを用いて、撮像装置9a,9b,9cが取得した画像データから再生骨材Rの体積を測定し、当該再生骨材Rの体積をふるい目の閾値に応じて仕分けた後に、当該再生骨材Rの体積から重量を算出することで、再生骨材Rの粒度を解析する。上述の公知のアルゴリズムとしては、例えば、改良されたN−Cut法(Improved Normalized Cuts Algorithm)を例示することができる。なお、人間による作業で輪郭線を補正した教師データを作成し、当該教師データを用いて上記のアルゴリズムに機械学習させることで、後述するセグメンテーション化の精度向上を図ってもよい。 また、画像解析部11による再生骨材Rの粒度の解析方法は、以下に説明する方法に特に限定されない。例えば、100枚以上の画像に骨材の輪郭線を付与した教師データを作成し、当該教師データを用いてセグメンテーション化や骨材の粒度の算出を行うモデルを機械学習により生成し、このモデルをアルゴリズムとして用いてもよい。
具体的には、先ず、図4(a)に示すように、画像解析部11は、撮像装置9a,9b,9cが取得した画像データの二値化を行い、画像データに含まれる再生骨材Rの骨材粒子Rpのエッジを抽出して輪郭線Eを求め、各々の骨材粒子を輪郭線Eで切り離し、セグメンテーション化する。そして、図4(b)に示すように、画像解析部11は、セグメンテーション化された骨材粒子Rpの輪郭線Eに基づいて骨材粒子Rpの長径L及び短径Sを算出する。なお、長径L及び短径Sの実際の長さは、画像データ上のピクセル数に基づいて算出される。
次に、画像解析部11は、画像データに含まれる各々の骨材粒子Rpを、長径Lの長さに基づいて、ふるい目の閾値0.075mm,0.15mm,0.3mm,0.6mm,2.36mm,4.75mm,13.2mm,19mm,26.5mm,37.5mm,53mmにより仕分ける。
なお、ふるい目の閾値は、上記に限定されない。例えば、後述するように、ふるい目の閾値を5mmのみとしてもよい。
画像解析部11は、ふるい目の閾値に応じて仕分けられた骨材粒子Rpの体積に基づいて、再生骨材Rの重量を算出する。具体的には、骨材粒子Rpの体積を、長径L×短径S×高さh(長径Lと短径Sとの平均)として算出し、ふるい目の閾値ごとに積算する。これにより、ふるい目の閾値の各々に対応する再生骨材Rの体積を算出することができる。そして、図5に示す回帰直線を用いて、上述のふるい目の閾値ごとに積算した再生骨材Rの体積から当該再生骨材Rの重量Wを算出する。
この図5に示す回帰直線の係数A及び切片Bは、骨材のふるい分け試験を事前に実施し、この試験で測定されたふるい目の閾値ごとの骨材の重量とその積算体積とに基づいて線形回帰分析によって予め設定されたものである。また、この積算体積は、当該ふるい分け試験で用いられた骨材の画像データから上記の画像解析部11を用いて算出した数値である。なお、図5に示す黒丸は、上記の事前のふるい分け試験で得られた骨材の重量及び積算体積のデータを示している。
すなわち、ふるい目の閾値ごとに再生骨材Rの重量Wは、以下の式(1)により算出される。
W=A×Σ(L×S×h)+B …(1)
但し、上記の式(1)において、hは、各々の骨材粒子Rpの高さであり、長径Lと短径Sの平均値である(h=(L+S)/2)。また、Σ(L×S×h)は、ふるい目の閾値ごとの骨材の体積の合計値である。
そして、画像解析部11は、ふるい目の閾値ごとに仕分けられた再生骨材Rの重量Wに基づき、図6のグラフに示すように、再生骨材Rの粒度(粒度分布)を算出し、その算出結果を旧アスファルト量推定部12に出力する。なお、画像解析部11が、複数の画像データから得られた粒度の平均値を算出し、この平均値を再生骨材Rの粒度として、旧アスファルト量推定部12に出力してもよい。
なお、ふるい目の閾値を5mmのみとした場合には、ふるい目の閾値が5mm以下に分類される骨材の重量比Z(再生骨材Rの粒度(5mm以下骨材重量比))のみが算出される。
次に、再生骨材Rの画像データのカラー解析の方法について説明する。
画像解析部11は、画像データのカラー解析において、特に、画像データに含まれる青色成分に関する解析を行う。具体的には、図3に示すような再生骨材Rの画像データに基づいて、画像データに含まれる青色成分を抽出して、青色成分の量Y(画像データにおける青色成分のピクセル数)を算出して、その算出結果を旧アスファルト量推定部12に出力する。なお、青色成分の量に代えて、画像データの全体のピクセル数に対して青色のピクセル数が占める割合(青色成分の濃度)を算出してもよい。また、画像解析部11が、複数の画像データから得られた粒度の平均値を算出し、この平均値を青色成分の量として、旧アスファルト量推定部12に出力してもよい。
画像解析部11は、画像データに含まれる青色成分として、彩度を255段階で表現した場合の70度以上の範囲に属する彩度を抽出するが、より好ましくは、80度以上の範囲に属する彩度を抽出する。また、画像解析部11は、画像データに含まれる青色成分として、色相を180段階で表現した場合の100〜150度の範囲に属する色相を抽出するが、より好ましくは、104〜144度の範囲に属する色相を抽出する。なお、明度に関しては、画像解析部11は、画像データに含まれる青色成分として、全範囲の明度(例えば、明度を255段階で表現した場合の0〜255度の範囲に属する明度)を抽出する。
次いで、旧アスファルト量推定部12が、画像解析部11により算出された青色成分の量と再生骨材Rの粒度に基づいて、予め設定された推定式を用いて、再生骨材Rに含まれる旧アスファルト量を算出する。この推定式の一例としては、図7のグラフに示された式を例示することができる。
図7は、再生骨材Rの青色成分の量、再生骨材Rの粒度及び旧アスファルト量の関係を予め重回帰分析(線形回帰分析)によって求めたものを3次元的にモデル化したグラフである。旧アスファルト量推定部12には、この図7のグラフに示された式が予め設定されており、この式を推定式として用いることで、青色成分の量Yと再生骨材Rの粒度Zとに基づいて旧アスファルト量Xを算出する。
図7に示す再生骨材Rの青色成分の量、粒度及び旧アスファルト量の関係を線形回帰分析によって求める方法を以下に説明する。
まず、自動遠心分離抽出法等の従来の方法により、複数の再生骨材Rの試料に含まれる旧アスファルト量を記録する。本実施形態では、旧アスファルト量は、再生骨材Rの全体の重量に対する旧アスファルトの重量比を「%」で表示した値として記録される。
次に、上記の従来の方法により旧アスファルト量が記録された再生骨材Rの試料の各々を撮影した画像データに対してカラー解析を行い、画像データに含まれる青色成分の量を解析し、記録する。なお、画像データは、1試料につき100枚以上取得され、青色成分の量についての解析値の平均値が記録される。本実施形態では、「青色成分の量」は、画像データに含まれる青色成分のピクセル数を「ピクセル数/1000」を単位にして表示した値として記録される。
次に、各々の試料の画像データから、上述した粒度解析の方法によって試料に含まれる再生骨材Rの粒度を算出し、記録する。なお、上述のように、画像データは1試料につき100枚以上取得されているので、再生骨材Rの粒度についても解析値の平均値が記録される。本実施形態では、「再生骨材Rの粒度」は、ふるい目の閾値が5mm以下に分類される骨材が全体の再生骨材Rに占める重量比(5mm以下骨材重量比)を「%/10」を単位として算出したものである。
なお、再生骨材Rの粒度は、ふるい分け試験の結果に基づいて算出されたものであってもよい。
ここで、再生骨材Rの試料を用いて取得された青色成分の量、粒度及び旧アスファルト量のデータの例を表1に示す。
上記のデータに基づき、下記の式(2)(重回帰分析の結果式)の重回帰相関係数α,βの値及び切片γの値を算出する。
X=α×Y+β×Z+γ …(2)
但し、上記の式(2)において、Xは旧アスファルト量であり、Yは青色成分の量であり、Zは再生骨材Rの粒度(5mm以下骨材重量比)である。
具体的には、上記のデータから、α=0.08071,β=0.13315,γ=0.01031の値が算出される。従って、上記のデータに基づく重回帰分析の結果式は、下記の式(3)及び図7のグラフによって表される。本実施形態では、この式(3)が、旧アスファルト量を推定するための推定式として、旧アスファルト量推定部12に予め設定されている。
X=0.08071×Y+0.13315×Z+0.01031 …(3)
なお、一般的に重回帰分析式について統計上の充分な有意性を得るためには、有意確率(p値)が0.05以下である必要があるが、上記の式(3)のp値は0.002706であり、高い有意性が認められる。従って、旧アスファルト量は、図7に示すように、青色成分の量及び再生骨材Rの粒度との間に相関関係を有する。従って、再生骨材Rの画像データから再生骨材Rの青色成分の量及び再生骨材Rの粒度を解析することによって、再生骨材Rに含まれる旧アスファルト量を推定することが可能となる。
すなわち、図7によれば、再生骨材Rの青色成分の量が多い程、旧アスファルト量は多くなる。また、再生骨材Rの粒度が細かい程、重量当たりの再生骨材Rの表面積が大きくなり、旧アスファルトが多く付着するため、再生骨材Rに含まれる5mm以下骨材の重量比が大きい程、旧アスファルト量は多くなる。すなわち、再生骨材Rのふるい目の閾値の小さく且つその重量比が大きい程、旧アスファルト量は多くなる。なお、図7に示す黒丸は、上記の表1の青色成分の量、粒度及び旧アスファルト量のデータを示している。
本実施形態では、旧アスファルト量推定部12は、上述した再生骨材Rの粒度解析により算出した再生骨材Rの粒度Zと、上述した再生骨材Rの画像データのカラー解析によって得られた青色成分の量Yとを、上記の推定式(3)に代入することで、再生骨材Rに含まれる旧アスファルト量Xを算出する。
なお、図7に示す例では、モデルを単純化するために、再生骨材Rの粒度として、ふるい目の閾値が5mm以下に分類される骨材の重量比のみを考慮しているが、特に限定されない。例えば、上述のように、ふるい目の閾値0.075mm,0.15mm,0.3mm,0.6mm,2.36mm,4.75mm,13.2mm,19mm,26.5mm,37.5mm,53mmの全てについて骨材の重量比を算出し、重回帰分析の結果式を求めることで、より高い精度で旧アスファルト量を推定してもよい。
具体的には、重回帰分析によって、ふるい目の閾値の各々と骨材の重量比(Z〜Z11)と重回帰相関係数(β〜β11)との関係は、図8の表のように示すことができる。図8の表のデータに基づく重回帰分析の結果式は、下記の式(4)によって表される。なお、α’は青色成分の量に係る係数であり、γ’は切片である。上述のように、再生骨材Rのふるい目の閾値の小さく且つその重量比が大きい程、旧アスファルト量は多くなるので、下記の式(4)の場合には、β>βn+1が成立している(nは1〜10の整数)。
X=α’×Y+β×Z+β×Z+β×Z+β×Z+β×Z+β×Z+β×Z+β×Z+β×Z+β10×Z10+β11×Z11+γ’ …(4)
なお、旧アスファルト量推定部12に予め設定される推定式は、上述したような再生骨材Rの青色成分の量及び粒度と旧アスファルト量との関係を満たす式であれば、上記の式(3)や式(4)に特に限定されない。
また、図9のグラフに示すように、線形回帰分析によって青色成分の量と旧アスファルト量との関係を求め、青色成分の量のみから旧アスファルト量を推定することもできる。なお、図9に示す黒丸は、実際の試料を用いて自動遠心分離抽出法等の従来の方法により算出された旧アスファルト量と、試料の画像データから解析された青色成分の量との関係を示すデータに基づくものである。
以上のように、本実施形態に係るアスファルトプラント100の旧アスファルト量推定システム15は、再生骨材Rを撮影する撮像装置9a,9b,9cと、撮像装置9a,9b,9cが撮影した画像データに対して画像解析処理を行う画像解析部11と、画像解析処理の結果に基づいて、旧アスファルト量を推定する旧アスファルト量推定部12とを備える。これにより、旧アスファルト量推定システム15は、自動遠心分離抽出法等の従来の方法を用いずに、撮像装置9a,9b,9cが撮影した画像データを解析することで、再生骨材Rに含まれる旧アスファルト量を推定することができる。従って、本実施形態に係る旧アスファルト量推定システム15、アスファルトプラント100及び旧アスファルト量推定方法によれば、再生骨材Rに含まれる旧アスファルト量を、少ない作業負担で簡易に推定することができる。
また、旧アスファルト量推定システム15の画像解析部11は、画像データに対して、画像データに含まれる青色成分に関する解析を行い、旧アスファルト量推定部12は、画像解析部11の解析結果に基づいて旧アスファルト量を推定する。具体的には、画像解析部11は、画像データに含まれる青色成分の量を算出し、旧アスファルト量推定部12は、画像解析部11によって算出された青色成分の量に基づいて旧アスファルト量を推定する。これにより、旧アスファルト量推定システム15は、図7又は図9に示す旧アスファルト量と青色成分の量との相関関係を利用して、再生骨材Rに含まれる旧アスファルト量を簡易に推定することができる。
また、旧アスファルト量推定システムの画像解析部11の解析対象である青色成分の彩度を255段階で表現した場合の彩度は70度以上であり、色相を180段階で表現した場合の色相は100〜150度である。このように、旧アスファルト量との間に相関関係を有する青色成分の彩度及び色彩が明確に定義されていることにより、旧アスファルト量推定部12は、画像解析部11の解析結果に基づいて、より精度高く旧アスファルト量を推定することができる。
なお、解析対象である青色成分の彩度を255段階で表現した場合の彩度は、より好ましくは、80度以上であり、色相を180段階で表現した場合の色相は、より好ましくは、104〜144度である。
さらに、画像解析部11は、画像データに基づいて再生骨材Rの粒度を測定し、旧アスファルト量推定部は、青色成分に関する解析結果及び再生骨材Rの粒度に基づいて、旧アスファルト量を推定する。ここで、再生骨材Rの粒度が細かい程、重量当たりの再生骨材Rの表面積が大きくなるため、旧アスファルトが多く付着し、旧アスファルト量が大きくなる傾向がある。従って、青色成分の量だけでなく、再生骨材Rの粒度にも考慮して旧アスファルト量を推定することにより、旧アスファルト量推定システム15は、より精度高く旧アスファルト量を推定することができる。
また、撮像装置9a,9b,9cは、アスファルトプラント100のドライヤ3によって加熱された後の再生骨材Rを撮影する。これにより、撮影する9a,9b,9cは、ミキサ7に投入される直前の状態の再生骨材Rの画像データを取得することができる。
また、旧アスファルト量推定システム15は、旧アスファルト量推定部12が推定した旧アスファルト量に基づいて、新たにミキサ7に供給する新規アスファルトの供給量を算出する供給量算出部13を備える。アスファルトプラント100は、供給量算出部13によって算出された新規アスファルトの供給量をアスファルト供給部30にフィードバックする。これにより、アスファルト供給部30は、供給量算出部13が算出した新規アスファルトの供給量に基づいて、新規アスファルトをミキサ7に供給する。従って、旧アスファルト量推定システム15を有するアスファルトプラント100では、アスファルト混合物の品質を向上させることができる。
また、供給量算出部13は、旧アスファルト量推定部12が推定した旧アスファルト量に基づいて、再生骨材Rに添加する再生用添加剤の供給量を算出することもできる。アスファルトプラント100は、供給量算出部13によって算出された再生用添加剤の供給量を添加剤供給部40にフィードバックする。これにより、添加剤供給部40は、供給量算出部13が算出した再生用添加剤の供給量に基づいて、再生用添加剤をミキサ7に供給し、再生用添加剤を再生骨材Rに添加する。従って、アスファルト混合物の品質をより向上させることができる。
なお、再生用添加剤は、ミキサ7に供給される前の段階の再生骨材Rに添加されてもよい。具体的には、添加剤供給部40は、再生骨材サージビン4又は再生骨材計量槽5に再生添加剤を供給してもよい。
なお、本実施形態に限定されず、アスファルトプラント100は、新規骨材供給部20を有さず、再生骨材Rのみを骨材としてアスファルト混合物を製造してもよい。
また、旧アスファルト量推定システム15は、供給量算出部13を有していなくともよい。すなわち、旧アスファルト量推定部12が推定した旧アスファルト量が、操作用モニター等の出力部を介して、アスファルトプラント100の社屋内にいるオペレータに伝達されてもよい。この場合には、オペレータが、旧アスファルト量に基づいて、新規アスファルトの供給量及び再生用添加剤の供給量を決定し、アスファルト供給部30及び添加剤供給部40を操作する。
また、供給量算出部13が算出した新規アスファルトの供給量及び再生用添加剤の供給量は、アスファルト供給部30及び添加剤供給部40に直接送出されずに、出力部を介してオペレータに伝達されてもよい。この場合には、オペレータは、供給量算出部13が算出した新規アスファルトの供給量及び再生用添加剤の供給量に基づいて、アスファルト供給部30及び添加剤供給部40を操作する。
100…アスファルトプラント
3…ドライヤ
7…ミキサ
9a,9b,9c…撮像装置
10…再生骨材供給部
11…画像解析部
12…旧アスファルト量推定部
13…供給量算出部
15…旧アスファルト量推定システム
20…新規骨材供給部
30…アスファルト供給部
40…添加剤供給部

Claims (13)

  1. ミキサによって再生骨材を含む骨材と新規アスファルトとを混合してアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントにおいて、前記再生骨材に含まれる旧アスファルトの旧アスファルト量を推定する旧アスファルト量推定システムであって、
    前記ミキサが前記再生骨材と前記新規アスファルトとを混合する前に、前記再生骨材を撮影する少なくとも1つの撮像装置と、
    前記撮像装置が撮影した画像データに対して画像解析処理を行う画像解析部と、
    前記画像解析部の画像解析処理の結果に基づいて、前記再生骨材に含まれる前記旧アスファルト量を推定する旧アスファルト量推定部と、を備える旧アスファルト量推定システム。
  2. 請求項1に記載の旧アスファルト量推定システムであって、
    前記撮像装置により撮影された前記画像データは、カラーの画像データであり、
    前記画像解析部は、前記画像データに対して、前記画像データに含まれる青色成分に関する解析を行い、
    前記旧アスファルト量推定部は、前記画像解析部の解析結果に基づいて、前記旧アスファルト量を推定する旧アスファルト量推定システム。
  3. 請求項2に記載の旧アスファルト量推定システムであって、
    前記画像解析部は、前記画像データに基づいて、前記画像データに含まれる前記青色成分の量を算出し、
    前記旧アスファルト量推定部は、前記画像解析部によって算出された前記青色成分の量に基づいて、前記旧アスファルト量を推定する旧アスファルト量推定システム。
  4. 請求項2又は3に記載の旧アスファルト量推定システムであって、
    彩度を255段階で表現した場合の前記青色成分の彩度は、70度以上であり、
    色相を180段階で表現した場合の前記青色成分の色相は、100〜150度である旧アスファルト量推定システム。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の旧アスファルト量推定システムであって、
    前記画像解析部は、さらに、前記画像データに基づいて前記再生骨材の粒度を測定し、
    前記旧アスファルト量推定部は、前記青色成分に関する解析結果及び前記再生骨材の粒度に基づいて、前記旧アスファルト量を推定する旧アスファルト量推定システム。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の旧アスファルト量推定システムであって、
    前記撮像装置は、前記アスファルトプラントのドライヤによって加熱された後の前記再生骨材を撮影する旧アスファルト量推定システム。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の旧アスファルト量推定システムであって、
    前記旧アスファルト量推定部が推定した前記旧アスファルト量に基づいて、新たに前記ミキサに供給する新規アスファルトの供給量を算出する供給量算出部を、さらに備える旧アスファルト量推定システム。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の旧アスファルト量推定システムであって、
    前記旧アスファルト量推定部が推定した前記旧アスファルト量に基づいて、前記再生骨材に添加する再生用添加剤の供給量を算出する供給量算出部を、さらに備える旧アスファルト量推定システム。
  9. 再生骨材を含む骨材と新規アスファルトとを混合してアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントであって、
    前記再生骨材を含む骨材と前記新規アスファルトとを混合するミキサと、
    前記再生骨材を前記ミキサに供給する再生骨材供給部と、
    前記新規アスファルトを前記ミキサに供給するアスファルト供給部と、
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の旧アスファルト量推定システムとを備えるアスファルトプラント。
  10. 再生骨材を含む骨材と新規アスファルトとを混合してアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントであって、
    前記再生骨材を含む骨材と前記新規アスファルトとを混合するミキサと、
    前記再生骨材を前記ミキサに供給する再生骨材供給部と、
    前記新規アスファルトを前記ミキサに供給するアスファルト供給部と、
    請求項7に記載の旧アスファルト量推定システムとを備え、
    前記アスファルト供給部は、前記旧アスファルト量推定システムの前記供給量算出部が算出した前記新規アスファルトの供給量に基づいて、前記新規アスファルトを前記ミキサに供給するアスファルトプラント。
  11. 再生骨材を含む骨材と新規アスファルトとを混合してアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントであって、
    前記再生骨材を含む骨材と前記新規アスファルトとを混合するミキサと、
    前記再生骨材を前記ミキサに供給する再生骨材供給部と、
    前記新規アスファルトを前記ミキサに供給するアスファルト供給部と、
    前記再生骨材に再生用添加剤を添加する添加剤供給部と、
    請求項8に記載の旧アスファルト量推定システムとを備え、
    前記添加剤供給部は、前記旧アスファルト量推定システムの前記供給量算出部が算出した前記再生用添加剤の供給量に基づいて、前記再生用添加剤を前記再生骨材に添加するアスファルトプラント。
  12. 請求項9〜11のいずれか一項に記載のアスファルトプラントであって、
    前記骨材は、前記再生骨材及び新規骨材を含み、
    前記アスファルトプラントは、前記新規骨材を前記ミキサに供給する新規骨材供給部をさらに備えたアスファルトプラント。
  13. ミキサによって再生骨材を含む骨材と新規アスファルトとを混合してアスファルト混合物を製造するアスファルトプラントにおいて、
    前記ミキサが前記再生骨材と前記新規アスファルトとを混合する前に、前記再生骨材の画像データを撮影する第1の工程と、
    前記画像データに対して画像解析処理を行う第2の工程と、
    前記画像解析処理の結果に基づいて、前記再生骨材に含まれる旧アスファルトの旧アスファルト量を推定する第3の工程と、を備えた旧アスファルト量推定方法。
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