JP6725340B6 - 交換可能なテールシールを有するシールド掘進機およびシールド掘進機のテールシールの交換方法 - Google Patents
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Description
最後列以外のテールシール105を交換作業中は、ダメージが大きい最後列のテールシール106だけで止水性を確保するために、その確保に不安が残る。また、隣り合う列のテールシール間には、テールグリース107が充填されており、止水性が高められているが、この交換作業時では、最後列のテールシール106とその前列のテールシール105との間のテールグリース107も撤去された状態となるので、より危険な状態と成り得る。
この交換作業自体も時間がかかるもので、例えばシールド掘進機外径3〜5mの中程度では約1ヶ月の日数を要する。また、状況によっては、周辺地盤の改良が必要となり、さらに工期やコストの負担増となる。
請求項2に係る発明は、前記テールシール間部材は、前記複数のテールシールのうち少なくとも一つのテールシールにシールド掘進機軸方向の後側から一体に延設されていることを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進機である。
請求項3に係る発明は、前記テールシール間部材は、水膨張性シール材を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシールド掘進機である。
請求項4に係る発明は、請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のシールド掘進機のテールシール交換方法であって、前記ガイドレールの始点に取付けられているテールシールを終点方向へ移動させることで、前記ガイドレールの終点に取付けられているテールシールを前記ガイドレールから押し出すことを特徴とするシールド掘進機のテールシール交換方法である。
また、別発明として、以下のものでもよい。
別発明1は、スキンプレートの内周面に交換可能なテールシールを有するシールド掘進機であって、前記シールド掘進機は、前記スキンプレートの内周面に設けられ、前記テールシールをスライド可能に取付けることが可能なガイドレールと、前記ガイドレールにスライド可能に取付けられた複数のテールシールと、を備え、前記ガイドレールは、前記スキンプレートの内周面に、スパイラル状に設けられていることを特徴とするシールド掘進機である。
本実施の形態では、スキンプレート13の内周面を丁度二周回するまで単位テールシール31が配置されており、二列のテールシール30を形成している。
本実施の形態においては、スパイラル状に配置された単位テールシール31を始点から終点に向かって、順に31−1、31−2、31−3、・・・、31−n−2、31−n−1、31−nの符号を付して表している。
単位テールシール31は、スキンプレート13の内周面方向に沿って湾曲している。単位テールシール31のスキンプレート13内周方向の長さは、500mm程度に設定してある。
シールド掘進機10のカッターヘッドを回転させ地盤を掘削しながら、シールドジャッキを伸長させることにより、シールド掘進機10を前進させる。次に、シールド掘進機10のシールドジャッキを適宜縮小させながら、後胴12のスキンプレート13の内部でセグメント20をリング状に組み立てる。これらの工程を繰り返すのが、基本的なシールド工法の流れである。
テールシール30の交換方法は、スパイラル状に配置されたテールシール30の始点に配置された単位テールシール31−1を、新しい単位テールシール31−0で押してスライドさせ、スパイラル状の終点に配置された単位テールシール31−nを押し出していく方法である。
なお、始点に配置された単位テールシール31−1を、直接ジャッキで押して移動させてから新しい単位テールシール31−0を挿入しても良い。
テールシール間部材としては、この空間を充填したグリースで構成するようにしても良い。しかしながら、グリースが外部に消耗していくなどによって、充填作業も頻繁になるおそれも生じ得る。よって、テールシール間部材として、水膨張性シール材33を設けても良い。
この水膨張性シール材33は、膨張して空間を塞ぎ止水性を確保できるものであれば良い。また、グリースの充填と併用しても良い。併用の場合は、完全に空間を塞げなくとも止水性を確保できる。さらに、充填されたグリースにこのような水膨張性シール材33を併用すれば、充填されたグリースが流出するのを防止する効果がある。グリースの流出を防止するという効果だけを図るのであれば、水膨張性シール材33でなくとも、単なるグリース流出防止として流出の抵抗となる機能を備えるものであれば良い。
また、スキンプレート13の内周面に前側ガイドレール32aと後側ガイドレール32bを設けてガイドレール32としたが、スキンプレート自体に溝を設けてテールシールをスライド移動可能に係合させるものでも良い。さらに、テールシール側に溝を設けて当該溝にスライド可能に係合するガイドレールをスキンプレートに設けるようにしても良い。
11 前胴
12 後胴
13 スキンプレート
20 セグメント
30 テールシール
31 単位テールシール
31a ブラシ部
31b ベース部
31c 前側係合部
31d 後側係合部
32 ガイドレール
32a 前側ガイドレール
32b 後側ガイドレール
33 テールシール間部材(水膨張性シール材)
Claims (4)
- スキンプレートの内周面に交換可能なテールシールを有するシールド掘進機であって、
前記シールド掘進機は、
前記スキンプレートの内周面に設けられ、前記テールシールをスライド可能に取付けることが可能なガイドレールと、
前記ガイドレールにスライド可能に取付けられた複数のテールシールと、
を備え、
前記ガイドレールは、前記スキンプレートの内周面に、前記シールド掘進機の前側を始点として、前記スキンプレートの内周面を一周回するに従って前記シールド掘進機の軸方向への位置が後側へ移動する線形状のスパイラル状に設けられており、
前記ガイドレールは、前記スキンプレートの内周面を少なくとも一周回し前記シールド掘進機の軸方向に並ぶ前記テールシールがラップする程度のスパイラル状に設けられており、
シールド掘進機の軸方向に並ぶテールシールとテールシールとの間には、該テールシール間を止水するテールシール間部材が設けられている
ことを特徴とするシールド掘進機。 - 前記テールシール間部材は、前記複数のテールシールのうち少なくとも一つのテールシールにシールド掘進機軸方向の後側から一体に延設されていることを特徴とする請求項1に記載のシールド掘進機。
- 前記テールシール間部材は、水膨張性シール材を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシールド掘進機。
- 請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載のシールド掘進機のテールシール交換方法であって、
前記ガイドレールの始点に取付けられているテールシールを終点方向へ移動させることで、前記ガイドレールの終点に取付けられているテールシールを前記ガイドレールから押し出すことを特徴とするシールド掘進機のテールシール交換方法。
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JP2016130841A JP6725340B6 (ja) | 2016-06-30 | 2016-06-30 | 交換可能なテールシールを有するシールド掘進機およびシールド掘進機のテールシールの交換方法 |
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