JP6723759B2 - 潤滑油供給構造およびそれを備えた内燃機関システム - Google Patents

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Description

本発明は、過給機の軸受部の潤滑に用いられた潤滑油を内燃機関へ供給する潤滑油供給構造およびそれを備えた内燃機関システムに関する。
従来から、空気を圧縮して燃焼用空気として内燃機関に供給する過給機が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、高速で回転する過給機の回転軸を軸受台で支持し、軸受台に潤滑油を供給することが開示されている。
また、特許文献1には、軸受台からの潤滑油の漏洩を防止するために、内燃機関から排出される排ガスにより駆動されるタービン側の空間に、圧縮機により圧縮した圧縮空気をシール空気として導くことが開示されている。
特開2011−43139号公報
ディーゼル機関等の内燃機関においては、クランク軸とクランク軸に接続される連接棒とが配置されるクランク室に、これらを潤滑するための潤滑油が供給される。また、内燃機関と過給機とを備える内燃機関システムにおいて、過給機の軸受台と内燃機関のクランク室の双方に潤滑油が供給されるように潤滑油の循環系統を形成する場合がある。この場合、過給機の軸受台を潤滑した潤滑油が内燃機関のクランク室へ供給される。
しかしながら、特許文献1に開示されるように圧縮空気をシール空気として用いる場合、過給機の軸受台から内燃機関のクランク室へ供給される潤滑油に圧縮空気が混入してしまう場合がある。圧縮空気がクランク室へ導入されてしまうと、クランク室の内部の圧力が圧縮空気により上昇し、クランク室から外部へ潤滑油が漏洩する不具合が生じる可能性がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、過給機の軸受部の潤滑に用いられた潤滑油に圧縮空気が混入している場合であっても、圧縮空気が潤滑油とともに内燃機関のクランク室へ導入される不具合を抑制可能とした潤滑油供給構造およびそれを備えた内燃機関システムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明の第1態様の潤滑油供給構造は、過給機の軸受部の潤滑に用いられた潤滑油を内燃機関のクランク室へ供給するものであって、前記過給機に接続される上流側流路と、前記クランク室に接続される下流側流路と、前記上流側流路と前記下流側流路とを連結する連結流路と、前記連結流路の内部空間と外部空間とを連通させる筒状の連通部材とを備え、前記連結流路の流路断面積が、前記上流側流路および前記下流側流路の流路断面積よりも大きく、前記連通部材の一端が前記連結流路の上方側に形成される開口穴に接続され、前記連通部材の他端が前記開口穴よりも上方に配置される。
本発明の第1態様の潤滑油供給構造によれば、過給機から上流側流路に流入する潤滑油が、連結流路に流入してから下流側流路へ導かれ、その後に内燃機関のクランク室へ供給される。連結流路の流路断面積が上流側流路および下流側流路の流路断面積よりも大きくなっている。そのため、潤滑油供給構造の上方に形成される潤滑油が流通しない空間部分の単位流路長あたり体積は、上流側流路および下流側流路に比べて連結流路の方が大きくなる。
本発明の第1態様の潤滑油供給構造によれば、連結流路の上方側に形成される開口穴に筒状の連通部材の一端が接続され、連結流路の内部空間と外部空間とが連通した状態となっている。そのため、潤滑油に混入した圧縮空気が連結流路に到達すると、連結流路の内部空間の圧力が外部空間の圧力である大気圧と同等となるように連結流路の内部空間から外部空間へ向けて余剰の空気が排出される。そのため、下流側流路から内燃機関のクランク室へ供給される潤滑油に圧縮空気が混入する不具合を抑制することができる。
また、連通部材の他端が開口穴よりも上方に配置されるため、潤滑油の一部が連通部材の一端から流入したとしても、流入した潤滑油がそのまま連通部材の他端から外部空間へ流出してしまう不具合を抑制することができる。
このように、本発明の第1態様の潤滑油供給構造によれば、過給機の軸受部の潤滑に用いられた潤滑油に圧縮空気が混入している場合であっても、圧縮空気が潤滑油とともに内燃機関のクランク室へ導入される不具合を抑制可能とした潤滑油供給構造を提供することができる。
本発明の第2態様の潤滑油供給構造は、過給機の軸受部の潤滑に用いられた潤滑油を内燃機関のクランク室へ供給するものであって、前記過給機に接続される上流側流路と、前記クランク室に接続される下流側流路と、前記上流側流路と前記下流側流路とを連結する連結流路と、前記連結流路の内部空間と外部空間とを連通させる筒状の連通部材とを備え、前記連結流路は、前記上流側流路に連結されるとともに該上流側流路の中心軸よりも上方に突出するように湾曲した湾曲部を有し、前記連通部材の一端が前記湾曲部の上方側に形成される開口穴に接続され、前記連通部材の他端が前記開口穴よりも上方に配置される。
本発明の第2態様の潤滑油供給構造によれば、過給機から上流側流路に流入する潤滑油が、連結流路に流入してから下流側流路へ導かれ、その後に内燃機関のクランク室へ供給される。連結流路は、上流側流路に連結されて上流側流路の中心軸よりも上方に突出するように湾曲した湾曲部を有する。そのため、連結流路の湾曲部の上方側に、潤滑油が流通しない空間部分が大きく確保される。
本発明の第2態様の潤滑油供給構造によれば、湾曲部の上方側に形成される開口穴に筒状の連通部材の一端が接続され、連結流路の内部空間と外部空間とが連通した状態となっている。そのため、潤滑油に混入した圧縮空気が連結流路に到達すると、連結流路の内部空間の圧力が外部空間の圧力である大気圧と同等となるように連結流路の内部空間から外部空間へ向けて余剰の空気が排出される。そのため、下流側流路から内燃機関のクランク室へ供給される潤滑油に圧縮空気が混入する不具合を抑制することができる。
また、連通部材の他端が開口穴よりも上方に配置されるため、潤滑油の一部が連通部材の一端から流入したとしても、流入した潤滑油がそのまま連通部材の他端から外部空間へ流出してしまう不具合を抑制することができる。
このように、本発明の第2態様の潤滑油供給構造によれば、過給機の軸受部の潤滑に用いられた潤滑油に圧縮空気が混入している場合であっても、圧縮空気が潤滑油とともに内燃機関のクランク室へ導入される不具合を抑制可能とした潤滑油供給構造を提供することができる。
本発明の第2態様の潤滑油供給構造においては、前記湾曲部が、前記下流側流路に連結されていてもよい。
このようにすることで、上流側流路から湾曲部へ流入した潤滑油を下流側流路へ流入させることができるため、上流側流路から流入した潤滑油の一部が湾曲部に滞留することを防止することができる。
本発明の第2態様の潤滑油供給構造においては、前記連結流路が、前記上流側流路および前記下流側流路を連結するとともに直線状に延びる直線部を備えていてもよい。
このようにすることで、湾曲部において余剰の空気を外部空間へ排出するとともに、潤滑油の流通方向を変更することなく上流側流路から直線部を経て下流側流路まで潤滑油を流通させることができる。潤滑油の流通方向が変更されないため、潤滑油の流通性が向上する。
本発明の一態様の内燃機関システムは、前記内燃機関と、空気を圧縮して前記内燃機関の掃気室へ供給する前記過給機と、前記過給機の前記軸受部の潤滑に用いられた潤滑油を前記内燃機関の前記クランク室へ供給する上記のいずれかの潤滑油供給構造と、を備える。
このようにすることで、過給機の軸受部の潤滑に用いられた潤滑油に圧縮空気が混入している場合であっても、圧縮空気が潤滑油とともに内燃機関のクランク室へ導入される不具合を抑制可能とした内燃機関システムを提供することができる。
本発明によれば、過給機の軸受部の潤滑に用いられた潤滑油に圧縮空気が混入している場合であっても、圧縮空気が潤滑油とともに内燃機関のクランク室へ導入される不具合を抑制可能とした潤滑油供給構造およびそれを備えた内燃機関システムを提供することができる。
第1実施形態の舶用ディーゼル機関システムを示す構成図である。 図1に示す過給機の縦断面図である。 図2のI部分を示す過給機の縦断面図である。 第1実施形態の潤滑油戻り流路を示す縦断面図である。 第2実施形態の潤滑油戻り流路を示す縦断面図である。 第3実施形態の潤滑油戻り流路を示す縦断面図である。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態の舶用ディーゼル機関システムについて図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の舶用ディーゼル機関システム(内燃機関システム)は、船舶の主機として用いられるディーゼル機関(内燃機関)400と、過給機300と、潤滑油戻り流路(潤滑油供給構造)100と、潤滑油供給流路200と、潤滑油供給流路200に設けられる潤滑油ポンプ500と、を備える。
潤滑油戻り流路100は、過給機300の軸受部310で用いられた潤滑油をディーゼル機関400のクランク室410へ供給する流路である。潤滑油供給流路200は、クランク室410で用いられた潤滑油を再び過給機300の軸受部310へ戻す流路である。潤滑油戻り流路100の詳細な構造については、後述する。
クランク室410で用いられた潤滑油は、潤滑油ポンプ500の動力によりクランク室410の下部に設けられた潤滑油溜まり(図示略)から潤滑油供給流路200を流通し、過給機300の軸受部310の上方に供給される。
ディーゼル機関400は、燃料を燃焼させて回転動力を得る機関であり、船舶推進用のプロペラ(図示略)を駆動する主機として用いられる。ディーゼル機関400は、クランク軸(図示略)とクランク軸に連結される連接棒(図示略)が配置されるクランク室410と、ピストン(図示略)が配置される掃気室420と、を備える。
ディーゼル機関400のクランク室410には、潤滑油戻り流路100から潤滑油が供給される。クランク室410に供給された潤滑油は、クランク室410に配置されるクランク軸および連接棒等の潤滑に用いられる。
ディーゼル機関400の掃気室420には、過給機300の圧縮機320で圧縮された空気が燃焼用空気として供給される。ディーゼル機関400のシリンダ内部での燃料の燃焼により発生した排ガスは、過給機300のタービン330に供給される。
過給機300は、空気を圧縮して圧縮空気を生成し、圧縮空気を燃焼用空気としてディーゼル機関400の掃気室420へ供給する装置である。
図1および図2に示すように、過給機300は、軸受部310と、圧縮機320と、タービン330と、圧縮機320とタービン330とを連結するとともに軸受部310により支持されるロータ軸340と、を備える。
図3(図2のI部分を示す過給機300の縦断面図)に示すように、軸受部310は、ロータ軸340の外周面を支持する第1軸受311および第2軸受312と、潤滑油供給流路200から潤滑油が供給される潤滑油タンク313と、第1軸受311および第2軸受312が取り付けられる軸受台314と、を備える。
図3に示すように、軸受台314の内部には、潤滑油タンク313から第1軸受311および第2軸受312に潤滑油を供給するための潤滑油供給穴315が形成されている。
潤滑油供給流路200から潤滑油タンク313へ供給された潤滑油は、潤滑油供給穴315を介して、第1軸受311および第2軸受312に供給される。第1軸受311および第2軸受312の潤滑に用いられた潤滑油は、ロータ軸340よりも鉛直方向の下方に設けられる潤滑油排出口316(図2参照)導かれ、潤滑油戻り流路100へ流入する。
本実施形態の過給機300の軸受台314の内部には、シール空気供給路(図示略)が形成されている。シール空気供給路は、圧縮機320により圧縮されて渦室321に供給された圧縮空気の一部を、タービン330と軸受台314との間のシール空間SAに供給する供給路である。
シール空間SAに供給された圧縮空気は、シール空間SAの圧力を高め、第2軸受312に供給された潤滑油がタービン330側へ漏出することを抑制するように作用する。
本実施形態の過給機300においては、シール空間SAに圧縮空気が供給される。そのため、タービン330側への潤滑油の漏出の抑制に用いられた圧縮空気が、第1軸受311および第2軸受312の潤滑に用いられた潤滑油に、軸受台314の下部で混入する。そして、圧縮空気が混入した潤滑油が潤滑油排出口316から潤滑油戻り流路100へ導かれる。潤滑油に混入した圧縮空気を潤滑油戻り流路100からディーゼル機関400のクランク室410へ供給してしまうと、クランク室410の内部の圧力が圧縮空気により上昇し、クランク室410から外部へ潤滑油が漏洩する不具合が生じる可能性がある。
以下で説明する本実施形態の潤滑油戻り流路100は、潤滑油に混入した圧縮空気がそのままディーゼル機関400のクランク室410へ供給されることを抑制する機能を備えている。
図4に示す本実施形態の潤滑油戻り流路100は、過給機300の軸受部310から供給される潤滑油LOをディーゼル機関400のクランク室410へ供給する流路である。図4に示すように、潤滑油戻り流路100は、軸線X2に沿って延びる直線状に形成される流路である。図4において、軸線X1は水平面上に配置される軸線であり、軸線X2は軸線X1が配置される水平面に対して傾斜角度θだけ傾斜している。ここで、θは0°以上の値に設定される。
本実施形態の潤滑油戻り流路100が延びる軸線X2を水平面に対して傾斜角度θだけ傾斜させているのは、潤滑油戻り流路100の上流側を鉛直方向上方とし、潤滑油戻り流路100の下流側を鉛直方向下方とするためである。このようにすることで、ポンプ等の動力を用いることなく潤滑油LOの自重によって潤滑油戻り流路100の上流側から下流側に向けて潤滑油LOを流通させることができる。
なお、θを0°より大きくすることにより潤滑油LOの自重を利用することができるが、θを0°とした場合であっても、圧縮空気等の作用により、潤滑油LOはディーゼル機関400のクランク室410へ導かれる。
図4に示すように、潤滑油戻り流路100は、過給機300の潤滑油排出口316に接続される上流側流路110と、ディーゼル機関400のクランク室410に接続される下流側流路120と、上流側流路110と下流側流路120とを連結する連結流路130と、連結流路130の内部空間S1と外部空間S2とを連通させる筒状の連通管(連通部材)140と、を備える。
上流側流路110と下流側流路120と連結流路130とは、それぞれ軸線X2を中心軸として円筒状に形成される流路である。
潤滑油戻り流路100は、図4中に矢印で示す方向に潤滑油LOを流通させる。なお、図4に示す潤滑油LOの油量は過給機300およびディーゼル機関400の定常運転状態の一例を示すものである。過給機300およびディーゼル機関400の運転状態により、潤滑油戻り流路100を流通する潤滑油LOの油量は変化する。
図4に示すように、連結流路130は、上流側流路110に連結される拡大部131と、下流側流路120に連結される縮小部132と、拡大部131と縮小部132との間に配置される中央部133と、を備える。
中央部133の上方側(軸線X2よりも鉛直方向の上方側)の縮小部132との連結位置には、開口穴130aが形成されている。
図4に示すように、連通管140の一端140aが開口穴130aに接続され、連通管140の他端140bが開口穴130aよりも上方に配置されている。連通管140の一端140aは連結流路130の内部空間S1に連通しており、連通管140の他端140bは外部空間S2に連通している。
図4に示すように、上流側流路110の流路径D1は軸線X2に沿った位置によらずに一定である。また、下流側流路120の流路径D2は軸線X2に沿った位置によらずに一定である。また、連結流路130の中央部133の流路径D3は軸線X2に沿った位置によらずに一定である。
上流側流路110の流路径D1と下流側流路120の流路径D2は、同一の流路径とするのが望ましい。
連結流路130の拡大部131の流路径は、上流側流路110に連結される位置においてD1であり、中央部133に連結される位置においてD3である。連結流路130の拡大部131の流路径は、上流側流路110から中央部133へ向けて漸次拡大している。
また、連結流路130の縮小部132の流路径は、中央部133に連結される位置においてD3であり、下流側流路120に連結される位置においてD2である。連結流路130の縮小部132の流路径は、中央部133から下流側流路120へ向けて漸次縮小している。
このように、連結流路130の中央部133の流路径D3は、上流側流路110の流路径D1および下流側流路120の流路径D2よりも大きい。また、連結流路130の拡大部131の流路径は上流側流路110の流路径D1よりも大きく、連結流路130の縮小部132の流路径は下流側流路120の流路径D2よりも大きい。
そのため、連結流路130の各位置での流路断面積は、上流側流路110の各位置での流路断面積および下流側流路120の各位置での流路断面積よりも大きい。
以上説明した本実施形態の潤滑油戻り流路100が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態の潤滑油戻り流路100によれば、過給機300の軸受部310から上流側流路110に流入する潤滑油LOが、連結流路130に流入してから下流側流路120へ導かれ、その後にディーゼル機関400のクランク室410へ供給される。連結流路130の流路断面積が上流側流路110および下流側流路120の流路断面積よりも大きくなっている。そのため、潤滑油戻り流路100の上方に形成される潤滑油LOが流通しない空間部分の単位流路長あたり体積は、上流側流路110および下流側流路120に比べて連結流路130の方が大きくなる。
本実施形態の潤滑油戻り流路100によれば、連結流路130の上方側に形成される開口穴130aに筒状の連通管140の一端140aが接続され、連結流路130の内部空間S1と外部空間S2とが連通した状態となっている。そのため、潤滑油LOに混入した圧縮空気が連結流路130に到達すると、連結流路130の内部空間S1の圧力が外部空間S2の圧力である大気圧と同等となるように連結流路130の内部空間S1から外部空間S2へ向けて余剰の空気が排出される。そのため、下流側流路120からディーゼル機関400のクランク室410へ供給される潤滑油LOに圧縮空気が混入する不具合を抑制することができる。
また、連通管140の他端140bが開口穴130aよりも上方に配置されるため、潤滑油LOの一部が連通管140の一端140aから流入したとしても、流入した潤滑油LOがそのまま連通管140の他端140bから外部空間S2へ流出してしまう不具合を抑制することができる。
このように、本実施形態の潤滑油戻り流路100によれば、過給機300の軸受部310の潤滑に用いられた潤滑油LOに圧縮空気が混入している場合であっても、圧縮空気が潤滑油LOとともにディーゼル機関400のクランク室410へ導入される不具合を抑制することができる。
なお、連結流路130を流通する潤滑油LOの油量が多い場合、縮小部132の内部空間S1に確保される潤滑油LOが流通しない領域が減少してしまう。この場合、連通管140へ圧縮空気を導く開口穴130aが潤滑油LOの液面下に存在し、開口穴130aから圧縮空気を外部空間S2へ排出させることができなくなる可能性がある。
この場合、連通管140に替えて、図4に示す連通管(連通部材)141を設けることにより、圧縮空気の排出量を増加させることができる。これは、連通管140への開口穴130aの位置よりも、連通管141への開口穴の位置が上方に配置され、開口穴の位置が潤滑油LOの液面よりも上方となる可能性が高いからである。
〔第2実施形態〕
次に本発明の第2実施形態のディーゼル機関システムおよびそれが備える潤滑油戻り流路(潤滑油供給構造)600について説明する。
本実施形態は第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態のディーゼル機関システムおよびそれが備える潤滑油戻り流路100と同様であるものとする。
第1実施形態のディーゼル機関システムが備える潤滑油戻り流路100は、上流側流路110および下流側流路120を、これらよりも流路断面積が大きい連結流路130で連結するものであった。
それに対して本実施形態のディーゼル機関システムが備える潤滑油戻り流路600は、上流側流路610および下流側流路620を、これらの流路の中心軸よりも上方に突出するように湾曲した湾曲部633を有する連結流路630で連結するものである。
以下で説明する本実施形態の潤滑油戻り流路600は、潤滑油LOに混入した圧縮空気がそのままディーゼル機関400のクランク室410へ供給されることを抑制する機能を備えている。
図5に示す本実施形態の潤滑油戻り流路600は、過給機300の潤滑油排出口316から供給される潤滑油LOをディーゼル機関400のクランク室410へ供給する流路である。図5に示すように、潤滑油戻り流路600は、軸線X2に沿って延びる直線状に形成される上流側流路610と、軸線X3に沿って延びる直線状に形成される下流側流路620とを備える。
図5に示すように、潤滑油戻り流路600は、軸受部310に接続される上流側流路610と、クランク室410に接続される下流側流路620と、上流側流路610と下流側流路620とを連結する連結流路630と、連結流路630の内部空間S1と外部空間S2とを連通させる筒状の連通管(連通部材)640と、を備える。
上流側流路610と下流側流路620とは、それぞれ軸線X2と軸線X3を中心軸として円筒状に形成される流路である。
潤滑油戻り流路600は、図5中に矢印で示す方向に潤滑油LOを流通させる。なお、軸線X2と軸線X3とを、同一軸線上に配置してもよい。
また、図5に示す潤滑油LOの油量は過給機300およびディーゼル機関400の定常運転状態の一例を示すものである。過給機300およびディーゼル機関400の運転状態により、潤滑油戻り流路600を流通する潤滑油LOの油量は変化する。
図5に示すように、連結流路630は、上流側流路610に連結される転向部631と、下流側流路620に連結される転向部632と、転向部631と転向部632との間に配置される湾曲部633と、を備える。湾曲部633の上方側には、開口穴630aが形成されている。
図5に示すように、上流側流路610と下流側流路620と連結流路630の流路径は流通方向の位置によらずに一定である。そのため、潤滑油戻り流路600の流通方向の各位置における流路断面積は一定である。
転向部631は、軸線X2に沿って上流側流路610から流入する潤滑油LOの流通方向を上方に向けて90°転向させる流路である。湾曲部633は、転向部631から流入する潤滑油LOの流通方向を180°転向させる流路である。転向部632は、湾曲部633から流入する潤滑油LOの流通方向を90°転向させて軸線X3に沿った方向とする流路である。
このように、連結流路630は、上流側流路610の中心軸である軸線X2よりも上方に突出するように湾曲した湾曲部633を有しているため、湾曲部633の流路内部の上方側に潤滑油LOが流通しない空間が確保される。
図5に示すように、連通管640の一端640aが開口穴630aに接続され、連通管640の他端640bが開口穴630aよりも上方に配置されている。連通管640の一端640aは連結流路630の内部空間S1に連通しており、連通管640の他端640bは外部空間S2に連通している。
図5においては、開口穴630aを湾曲部633の下流側に設け、その位置に連通管640を接続している。このようにすることで、連通管640が延びる方向を上流側流路610および下流側流路620を流通する潤滑油LOの流通方向に近づけたものとすることができる。この場合、潤滑油LOの流通方向に沿って連通管640に導かれる圧縮空気が、内部空間S1から外部空間S2へ向けて排出されやすい。
図5に実線で示す連通管640に替えて、図5に鎖線で示す連通管(連通部材)641または連通管(連通部材)642を設けるようにしてもよい。
連通管641は、潤滑油LOの流通方向と連通管641が延びる方向との角度差が大きいため、連通管640よりも圧縮空気が排出されにくいが、圧縮空気とともに内部へ導かれる潤滑油LOを減少させることができる。よって、連通管641を設ける場合、連通管640を設ける場合に比べて、外部空間S2に排出される潤滑油LOの量を減少させることができる。
また、連通管642は、潤滑油LOの流通方向と連通管642が延びる方向との角度差が更に大きいため、連通管641よりも圧縮空気が排出されにくいが、圧縮空気とともに内部へ導かれる潤滑油LOを更に減少させることができる。よって、連通管642を設ける場合、連通管641を設ける場合に比べて、外部空間S2に排出される潤滑油LOの量を更に減少させることができる。
なお、連結流路630を流通する潤滑油LOの油量が多い場合、湾曲部633の内部空間S1に確保される潤滑油LOが流通しない領域が減少してしまう。この場合、連通管640へ圧縮空気を導く開口穴630aが常に潤滑油LOの液面下に存在し、開口穴630aから圧縮空気を外部空間S2へ排出させることができなくなる可能性がある。
この場合、連通管640に替えて、連通管641または連通管642を設けることにより、圧縮空気の排出量を増加させることができる。これは、連通管640への開口穴630aの位置よりも、連通管641または連通管642への開口穴の位置が上方に配置され、開口穴の位置が潤滑油LOの液面よりも上方となる可能性が高いからである。
以上説明した本実施形態の潤滑油戻り流路600によれば、過給機300の軸受部310から上流側流路610に流入する潤滑油LOが、連結流路630に流入してから下流側流路620へ導かれ、その後にディーゼル機関400のクランク室410へ供給される。連結流路630は、上流側流路610に連結されて上流側流路610の中心軸である軸線X2よりも上方に突出するように湾曲した湾曲部633を有する。そのため、連結流路630の湾曲部633の上方側に、潤滑油LOが流通しない空間部分が大きく確保される。
本実施形態の潤滑油戻り流路600によれば、湾曲部633の上方側に形成される開口穴630aに筒状の連通管640の一端が接続され、連結流路630の内部空間S1と外部空間S2とが連通した状態となっている。そのため、潤滑油LOに混入した圧縮空気が連結流路630に到達すると、連結流路630の内部空間S1の圧力が外部空間S2の圧力である大気圧と同等となるように連結流路630の内部空間S1から外部空間S2へ向けて余剰の空気が排出される。そのため、下流側流路620からディーゼル機関400のクランク室410へ供給される潤滑油LOに圧縮空気が混入する不具合を抑制することができる
また、連通管640の他端640bが開口穴630aよりも上方に配置されるため、潤滑油LOの一部が連通管640の一端640aから流入したとしても、流入した潤滑油LOがそのまま連通管640の他端640bから外部空間S2へ流出してしまう不具合を抑制することができる。
このように、本実施形態の潤滑油戻り流路600によれば、過給機300の軸受部310の潤滑に用いられた潤滑油LOに圧縮空気が混入している場合であっても、圧縮空気が潤滑油LOとともにディーゼル機関400のクランク室410へ導入される不具合を抑制することができる。
〔第3実施形態〕
次に本発明の第3実施形態のディーゼル機関システムおよびそれが備える潤滑油戻り流路(潤滑油供給構造)700について説明する。
本実施形態は第1実施形態の変形例であり、以下で特に説明する場合を除き、第1実施形態のディーゼル機関システムおよびそれが備える潤滑油戻り流路100と同様であるものとする。
第1実施形態のディーゼル機関システムが備える潤滑油戻り流路100は、上流側流路110および下流側流路120を、これらよりも流路断面積が大きい連結流路130で連結するものであった。
それに対して本実施形態のディーゼル機関システムが備える潤滑油戻り流路700は、上流側流路710および下流側流路720を、これらの流路の中心軸よりも上方に突出するように湾曲した湾曲部731を有する連結流路730で連結するものである。
以下で説明する本実施形態の潤滑油戻り流路700は、潤滑油LOに混入した圧縮空気がそのままディーゼル機関400のクランク室410へ供給されることを抑制する機能を備えている。
図6に示す本実施形態の潤滑油戻り流路700は、過給機300の軸受部310から供給される潤滑油LOをディーゼル機関400のクランク室410へ供給する流路である。
図6に示すように、潤滑油戻り流路700は、軸受部310に接続される上流側流路710と、クランク室410に接続される下流側流路720と、上流側流路710と下流側流路720とを連結する連結流路730と、連結流路730の内部空間S1と外部空間S2とを連通させる筒状の連通管(連通部材)740と、を備える。
上流側流路710と下流側流路720とは、軸線X1を中心軸として円筒状に形成される流路である。
潤滑油戻り流路700は、図6中に矢印で示す方向に潤滑油LOを流通させる。また、図6に示す潤滑油LOの油量は過給機300およびディーゼル機関400の定常運転状態の一例を示すものである。過給機300およびディーゼル機関400の運転状態により、潤滑油戻り流路700を流通する潤滑油LOの油量は変化する。
図6に示すように、連結流路730は、一端が上流側流路710に連結され他端が下流側流路720に連結される湾曲部731と、一端が上流側流路710に連結され他端が下流側流路720に連結される直線部732と、を備える。湾曲部731の上方側には、開口穴730aが形成されている。
図6に示すように、上流側流路710と下流側流路720と直線部732の流路径は流通方向の位置によらずに一定である。そのため、潤滑油戻り流路700の軸線X2に沿った流通方向の各位置における流路断面積は一定である。
図6に示すように、上流側流路710は湾曲部731と直線部732の双方に連結されており、下流側流路720は湾曲部731と直線部732の双方に連結されている。直線部732は、上流側流路710および下流側流路720と同一軸線上に配置されている。そのため、上流側流路710から連結流路730に流入する潤滑油LOの略全量が直線部732を介して下流側流路720へ流入する。湾曲部731には、潤滑油LOの一部のみが流入する。
このように、本実施形態の連結流路730は、上流側流路710および下流側流路720と同一軸線上に配置される直線部732を有しているため、第2実施形態の連結流路630に比べ、潤滑油LOの流通方向を変化させずに円滑に流通させることができる。
また、本実施形態の連結流路730は、上流側流路710の中心軸である軸線X2よりも上方に突出するように湾曲した湾曲部731を有しているため、湾曲部731の流路内部の上方側に潤滑油LOが流通しない空間が確保される。
図6に示すように、連通管740の一端740aが開口穴730aに接続され、連通管740の他端740bが開口穴730aよりも上方に配置されている。連通管740の一端740aは湾曲部731の内部空間S1に連通しており、連通管740の他端740bは外部空間S2に連通している。
図6においては、開口穴730aを湾曲部731の下流側に設け、その位置に連通管740を接続している。このようにすることで、連通管740が延びる方向を上流側流路710および下流側流路720を流通する潤滑油LOの流通方向に近づけたものとすることができる。この場合、潤滑油LOの流通方向に沿って連通管740に導かれる圧縮空気が、内部空間S1から外部空間S2へ向けて排出されやすい。
図6に実線で示す連通管740に替えて、図6に鎖線で示す連通管(連通部材)741または連通管(連通部材)742を設けるようにしてもよい。
連通管741は、潤滑油LOの流通方向と連通管741が延びる方向との角度差が大きいため、連通管740よりも圧縮空気が排出されにくいが、圧縮空気とともに内部へ導かれる潤滑油LOを減少させることができる。よって、連通管741を設ける場合、連通管740を設ける場合に比べて、外部空間S2に排出される潤滑油LOの量を減少させることができる。
また、連通管742は、潤滑油LOの流通方向と連通管742が延びる方向との角度差が更に大きいため、連通管741よりも圧縮空気が排出されにくいが、圧縮空気とともに内部へ導かれる潤滑油LOを更に減少させることができる。よって、連通管742を設ける場合、連通管741を設ける場合に比べて、外部空間S2に排出される潤滑油LOの量を更に減少させることができる。
以上説明した本実施形態の潤滑油戻り流路700によれば、過給機300の軸受部310から上流側流路710に流入する潤滑油LOが、連結流路730に流入してから下流側流路720へ導かれ、その後にディーゼル機関400のクランク室410へ供給される。連結流路730は、上流側流路710に連結されて上流側流路710の中心軸である軸線X2よりも上方に突出するように湾曲した湾曲部731を有する。また、連結流路730に流入する潤滑油LOの略全量が直線部732を介して下流側流路720に流入する。そのため、連結流路730の湾曲部731の上方側に、潤滑油LOが流通しない空間部分が大きく確保される。
本実施形態の潤滑油戻り流路700によれば、湾曲部731の上方側に形成される開口穴730aに筒状の連通管740の一端が接続され、連結流路730の内部空間S1と外部空間S2とが連通した状態となっている。そのため、潤滑油LOに混入した圧縮空気が連結流路730に到達すると、連結流路730の内部空間S1の圧力が外部空間S2の圧力である大気圧と同等となるように連結流路730の内部空間S1から外部空間S2へ向けて余剰の空気が排出される。そのため、下流側流路720からディーゼル機関400のクランク室410へ供給される潤滑油LOに圧縮空気が混入する不具合を抑制することができる
また、連通管740の他端740bが開口穴730aよりも上方に配置されるため、潤滑油LOの一部が連通管740の一端740aから流入したとしても、流入した潤滑油LOがそのまま連通管740の他端740bから外部空間S2へ流出してしまう不具合を抑制することができる。
また、本実施形態の湾曲部731は、一端が上流側流路710に連結され他端が下流側流路720に連結されている。そのため、上流側流路710から湾曲部731に流入した潤滑油は、湾曲部731の内部で滞留することなく下流側流路720に導かれる。
このように、本実施形態の潤滑油戻り流路700によれば、過給機300の軸受部310の潤滑に用いられた潤滑油LOに圧縮空気が混入している場合であっても、圧縮空気が潤滑油LOとともにディーゼル機関400のクランク室410へ導入される不具合を抑制することができる。
〔他の実施形態〕
以上で説明した連通管140,640,641,642,740,741,742の内部に、メッシュ状に形成されるデミスタを配置してもよい。このようにすることで、圧縮空気を通過させつつミスト状の潤滑油を液化して内部空間S1へ向けて落下させ、外部空間S2に潤滑油が排出される不具合を抑制することができる。
また、以上で説明した連通管140,640,641,642,740,741,742に、内部空間S1の圧力が予め設定された圧力(例えば、大気圧)を超えた場合に開状態となる開閉弁を配置してもよい。このようにすることで、圧縮空気の外部空間S2への排出が不要な場合に連通管から外部空間S2へ潤滑油が排出される不具合を抑制することができる。
100,600,700 潤滑油戻り流路(潤滑油供給構造)
110,610,710 上流側流路
120,620,720 下流側流路
130,630,730 連結流路
131 拡大部
132 縮小部
133 中央部
140,141,640,641,642,740,741,742 連通管(連通部材)
200 潤滑油供給流路
300 過給機
310 軸受部
311 第1軸受
312 第2軸受
313 潤滑油タンク
314 軸受台
315 潤滑油供給穴
316 潤滑油排出口
320 圧縮機
321 渦室
330 タービン
340 ロータ軸
400 ディーゼル機関(内燃機関)
410 クランク室
420 掃気室
500 潤滑油ポンプ
633,731 湾曲部
732 直線部
LO 潤滑油
S1 内部空間
S2 外部空間
X1,X2 軸線

Claims (5)

  1. 過給機の軸受部の潤滑に用いられた潤滑油を内燃機関のクランク室へ供給する潤滑油供給構造であって、
    前記過給機に接続される上流側流路と、
    前記クランク室に接続される下流側流路と、
    前記上流側流路と前記下流側流路とを連結する連結流路と、
    前記連結流路の内部空間と圧力が大気圧である外部空間とを連通させる筒状の連通部材と、を備え、
    前記連結流路の流路断面積が、前記上流側流路および前記下流側流路の流路断面積よりも大きく、
    前記連通部材の一端が前記連結流路の上方側に形成される開口穴に接続され、前記連通部材の他端が前記開口穴よりも上方に配置され、
    前記連結流路は、前記上流側流路に連結される拡大部と、前記下流側流路に連結される縮小部と、前記拡大部と前記縮小部との間に配置される中央部と、を有し、
    前記中央部の流路径は一定であり、前記拡大部の流路径は前記上流側流路から前記中央部へ向けて漸次拡大しており、前記縮小部の流路径は前記中央部から前記下流側流路へ向けて漸次縮小している潤滑油供給構造。
  2. 過給機の軸受部の潤滑に用いられた潤滑油を内燃機関のクランク室へ供給する潤滑油供給構造であって、
    前記過給機に接続される上流側流路と、
    前記クランク室に接続される下流側流路と、
    前記上流側流路と前記下流側流路とを連結する連結流路と、
    前記連結流路の内部空間と外部空間とを連通させる筒状の連通部材と、を備え、
    前記連結流路は、前記上流側流路に連結されるとともに該上流側流路の中心軸よりも上方に突出するように湾曲した湾曲部を有し、
    前記連通部材の一端が前記湾曲部の上方側に形成される開口穴に接続され、前記連通部材の他端が前記開口穴よりも上方に配置された潤滑油供給構造。
  3. 前記湾曲部が、前記下流側流路に連結された請求項に記載の潤滑油供給構造。
  4. 前記連結流路が、前記上流側流路および前記下流側流路を連結するとともに直線状に延びる直線部を備える請求項または請求項に記載の潤滑油供給構造。
  5. 前記内燃機関と、
    空気を圧縮して前記内燃機関の掃気室へ供給する前記過給機と、
    前記過給機の前記軸受部の潤滑に用いられた潤滑油を前記内燃機関の前記クランク室へ供給する請求項1から請求項のいずれか一項に記載の潤滑油供給構造と、を備える内燃機関システム。
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