以下、図面を用いて、本発明に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の第1実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、扉体としての前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ1041が設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサも設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図3参照)の演出態様に変化を与える操作手段の一例としての演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図1に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作手段の一例としての操作キーユニット137も備えており、演出ボタン136と操作キーユニット137の各ボタンとを遊技者が片手で操作することができるように近接して設けられている。なお、本実施形態では、操作キーユニット137を構成する各ボタンを第一の操作手段という場合があり、演出ボタン136を第二の操作手段という場合がある。
ここで、図33を参照して、操作キーユニット137の具体的構成について説明する。図33は、図1に示す操作キーユニット137を示す図である。
図33に示すように、操作キーユニット137は、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e及びキャンセルボタン137fの6つのボタンを有して構成されている。これら各ボタンは、それぞれ演出ボタン136よりも小さく、すなわち、操作面積が小さい。換言すれば、演出ボタン136は、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e及びキャンセルボタン137fよりも大きさが大きいということができる。
演出ボタン136は、駆動手段の一例としての演出ボタン駆動モータ434(図4参照)によって、球貯留皿付扉108の上面から突出する操作可能位置(第一の位置)と、球貯留皿付扉108の上面よりも内部に進入する操作不能位置(第二の位置)との間で変位可能とされている。演出ボタン136は、操作可能位置では、遊技者による押下操作が可能であり、操作不能位置では、遊技者による押下操作が不能である。なお、演出ボタン136は、操作時に振動するように構成されてもよい。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図1では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図3に示す。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面視右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流入した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図4参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図4参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図4参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図4参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224,225を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、所定の図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、所定の図柄表示手段としてもよい。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。
なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図1に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、本実施形態では普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられている。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図3に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
演出可動体225は、家紋を模して円形状に形成され、遊技盤200の裏面側に配置されており、不図示の家紋モータによって上下方向に移動することができる。演出可動体225は、装飾図柄表示装置208の上方に退避する位置(退避位置)と、装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側で重なる位置(進出位置)とに変位可能となっている。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図1に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図3に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224,225、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は表示手段あるいは装飾図柄表示手段の一例に相当する。
さらに、遊技盤200には、この遊技台のスペックを表すスペックシール290が、遊技者から見える位置に貼り付けられている。
<制御部>
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源管理部660と、によって構成している。本実施形態では、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを所定の制御手段ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを所定の制御手段ととらえることもできるし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを所定の制御手段ととらえることもできる。また、主制御部300、第1副制御部400、および第2副制御部500それぞれは、複数の基板(例えば、複数の制御基板、1または複数の中継基板と1または複数の制御基板など)から構成されたものであってもよい。さらに、第1副制御部400と第2副制御部500を併せたものを副制御手段としてとらえると、ここで説明するパチンコ機100では、主制御部300と、副制御手段(第1副制御部400および第2副制御部500)とは、別々の基板に設けられ、それら基板間を電気信号線で直接的に接続しているが、さらに別の中継基板によってそれらの基板間の電気信号の送受信を中継させる構成としてもよい。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314とを搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよい。また、ROM306には所定情報等を表す各種のデータがアドレスごとに格納されており、以降の説明でテーブルというときには、ROM306内のいずれのアドレスを指定するかを決定するための条件を表形式にまとめたものをさす場合がある。これらの点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には3つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、本体開放センサ、前面枠扉センサ、球貯留皿付扉センサ、および図1に示す下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサや、各始動口、入賞口の入り口および可変入賞口の内部に設けた球検出センサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、第2特図始動口232や可変入賞口234等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
主制御部300は、遊技制御を行う遊技制御手段であって、後述する当否判定手段、始動情報先読手段、および事前判定手段を有する。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを、各種センサ320のうちの球検出センサが検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。さらに、乱数値生成回路318は、普図始動口228に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、普図始動口228に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、普図始動口228に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
また、この明細書にいう球検出センサとしては、具体的には、一般入賞口226、第1特図始動口230、第2特図始動口232、可変入賞口234など所定の入賞口に入賞した球を検出するセンサや、普図始動口228を通過する球を検出するセンサがあげられる。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、制御状態を表す情報等)を出力する。
また、主制御部300には、電源管理部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。低電圧信号は、主制御部300のCPU304を動作させるための電気系統に異常があることを表す電気系統異常信号であり、電圧監視回路338は電気系統異常信号出力手段の一例に相当する。なお、電圧監視回路338は、電源管理部660に設けられてもよい。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。主制御部300のCPU304は、遊技制御手段の一例に相当する。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600とコマンドを送受信するための入出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。ここで、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。また、主制御部300と払出制御部600との情報通信は双方向通信であり、主制御部300は払出制御部600にコマンド等の信号を送信でき、また、払出制御部600は主制御部300にコマンド当の信号を送信できるように構成している。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、主制御部600と払出制御部600との情報通信を一方向の通信として、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が接続されている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418の制御を行うための駆動回路420と、図1に示す演出ボタン136や、操作キーユニット137を構成する各種ボタンの押下を検出するボタンセンサ426と、演出ボタン136が初期位置に位置していることを検知する検知手段としての演出ボタン初期位置センサ427からの検知信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、演出可動体224を駆動する上腕モータ及び前腕モータや、演出可動体225を駆動する家紋モータの制御を行うための駆動回路430と、演出ボタン136を駆動する演出ボタン駆動モータ434の制御を行うための駆動回路432とを接続している。ここで、演出ボタン136の初期位置は、上述した操作可能位置に設定されているが、これに限定されず、適宜位置に設定することができ、例えば、初期位置を上述した操作不能位置に設定するようにしてもよい。
さらに、第1副制御部400には、装飾図柄表示装置(液晶表示装置)208および遮蔽装置246の制御を行うための第2副制御部500が接続されている。
第1副制御部400と第2副制御部500を併せた副制御手段は、遊技制御手段である主制御部300からの指令信号を受信し、受信した指令信号に基づいて、装飾図柄表示装置208等の演出手段を制御する。
このように、第1副制御部400及び第2副制御部500は、演出制御手段の一例として機能している。
<払出制御部、発射制御部、電源管理部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源管理部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて図2に示す払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、外部端子板349を経由して、情報入力回路350に出力する。なお、払出制御部600には、不図示の枠センサが接続されていてもよい。枠センサは、前面枠扉106及び/又は本体104が開放されている場合にこれを検知し、開放信号を出力するものである。ここで、払出制御部600は、枠センサからの開放信号を入力すると、主制御部300に扉開放情報を出力するようにしてもよい。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、図1に示す発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源管理部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給する。主制御部300、第1副制御部400、および発射制御部630は、払出制御部600から所定電圧の供給を受ける。また、電源管理部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源管理部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第1副制御部400と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
次に、図5(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
図5(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図5(a)には、「特図A」から「特図I」の9種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
本実施形態では、特図の停止図柄態様として、7種類の大当り図柄(「特図A」から「特図G」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの5つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質5R確変大当り図柄であり、「特図C」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−ランクアップボーナス(RUB)図柄であり、「特図D」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図E」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図F」は5R通常大当り図柄であり、「特図G」は2R大当り図柄であって、いずれのラウンドにおいても出玉の獲得が期待できない潜伏確変あるいは隠れ確変と称される2R確変大当り図柄である。ここで、ランクアップボーナスとは、例えば、大当りの開始時には出玉の獲得が期待できるラウンドがいつまで続くのかが遊技者に特定困難な態様で演出する大当りであり、特定のラウンド(例えば、5ラウンド目や9ラウンド目)となったときに、出玉の獲得が期待できるラウンドが継続するか否かを遊技者に煽る態様で演出する大当りである。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/100であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/100に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図2始動口232の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない羽根部材2321が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図2始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、可変入賞口(アタッカ)234への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図2始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図2始動口232に進入し難い。上述のごとく、特図2始動口232は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図2始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、「特図F」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図G」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態になる。また、「特図F」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態になる。また、「特図G」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態になる。
また、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として1種類の停止図柄が用意されている。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば2回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で0.1秒間しか維持しない。なお、小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。図5(a)に示す、「特図H」は小当り図柄である。本実施形態では、小当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開閉回数及び開放時間)と、「特図G」が停止表示されて移行される大当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開放回数及び開放時間)とを略同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、開放回数及び開放時間の少なくともいずれか一方が異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図I」はハズレ図柄である。
図5(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図5(b)には、「特図a」〜「特図f」の6種類の特図が示されており、そのうち5種類の特図が大当り図柄(「特図a」〜「特図e」)となっている。「特図a」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図b」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−RUB図柄であり、「特図c」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図d」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図e」は2R通常大当り図柄である。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図f」はハズレ図柄である。
図5(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。
実質5R確変大当り(「特図B」)、5R通常大当り(「特図F」)、2R通常大当り(「特図e」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」及び「装飾7−装飾7−装飾7」以外の同じ数字の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、15R確変大当り(「特図A」及び「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」又は「装飾7−装飾7−装飾7」を停止表示する。さらに、15R−RUB、実質8R−RUB及び実質4R−RUBを報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cに同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが殿様の装飾図柄である装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−殿様−装飾1」や「装飾4−殿様−装飾4」等)を停止表示する。また、2Rの大当りである隠れ確変(「特図G」)、あるいは小当り(「特図H」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せは、チャンス目と称することがある。また、「特図I」や「特図f」のハズレ図柄を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400が制御することによって行われる。
図5(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図5(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
本実施形態におけるパチンコ機100は、演出ボタン136の長押し操作により、疑似的に連打操作を行う長押しオート連打機能を有している。ここで、長押し操作とは、演出ボタン136が押下操作されている状態が所定時間(例えば、0.5秒)以上維持されている操作態様のことであり、連打操作とは、演出ボタン136による押下操作を複数回行う操作態様のことである。本実施形態では、演出ボタン136を用いた演出の内容に応じて長押しオート連打機能を有効又は無効にしている。本実施形態において、長押しオート連打機能が有効な状態では、演出ボタン136が継続して押下されている間、一定間隔(例えば、100ms間隔)による連打操作が疑似的に行われるように構成されている。また、本実施形態では、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)を行わせる演出において、演出ボタン136による単発操作を適切に行わせるために、長押しオート連打機能は、演出ボタン136の押下操作が開始されてから所定時間(例えば、500ms)が経過するまでは疑似的な連打操作が開始されないように構成されている。
<主制御部メイン処理>
次に、図6を用いて、図4に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300のRAM308には、特図乱数値、特図ラウンド決定乱数値、特図電サポ決定乱数値、および特図図柄決定乱数が記憶される。また、このRAM308には、これら各種の乱数値を生成する乱数カウンタが設けられている。さらに、RAM308には、特図の保留数、特図当選乱数値、および各種の判定(抽選)結果等が記憶される。以下、RAM308における特図の保留数を記憶する領域を特図保留数記憶領域と称することがある。またさらに、RAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図用の始動情報記憶部が用意されているとともに、普図用の乱数値記憶領域も用意されている。特図用の始動情報記憶部には、後述するように、複数種類の始動情報を1セットにしてこれらの始動情報が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図4に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をタイマ回路312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、図2に示す電源基板182に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図2に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、このステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図4に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記憶領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口234,226やこれらの始動口230,232,228への入賞があったと判定する。例えば、第1特図始動口230への入球を検出する第1始動口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、第1特図始動口230へ入賞があった、すなわち所定領域を通過する遊技媒体を検出したと判定し、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値および特図乱数値それぞれを生成するための乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234,226や始動口230,232に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。入賞受付処理では、所定の条件が満足されていれば、複数種類の始動情報を取得する。ここで取得された複数種類の始動情報は、RAM308に設けた始動情報記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。
ステップS217に続いて実行されるステップS219では、払出要求数送信処理を行う。図4に示す払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、ハズレ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図5(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図5(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、後述するように、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。なお、当り判定の結果に関わらず、所定の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
続いて、特図先読み処理(ステップS224)が実行される。特図先読み処理の詳細については後述する。次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、5R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図5(a)に示す特図a、特図b、特図c、特図dのいずれか、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図e、ハズレフラグがオンの場合には特図fそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図a,特図b,特図c,特図d)、2R通常大当り図柄(特図e)、ハズレ図柄(特図f)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本例示形態では、15ラウンド、5ラウンド又は2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材2321は多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本例示形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブルを用いて大当りとするか、小当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブルを用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。なお、特図1関連抽選処理と特図2関連抽選処理の順番は逆でもよい。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、有利度の高い特図2変動遊技および有利度の低い特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示しても良いし、1の表示が複数の特図の抽選結果を表示するように構成していても良い。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えても良い。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本例示形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、後述する先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等の情報をコマンドデータに含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、HALT状態となる。
図8は、主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図9(a)〜(c)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS307に進む。
ステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS303の次のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS307に移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合にはステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS311の次のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、図8に示すフローチャートでは、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。
図9は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図9(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(15R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶されている。
図9(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図f」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図9(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図9(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図9(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
本実施形態では、上述した停止図柄情報の他、当否判定結果や変動タイマ番号(変動時間)、後述するタイマグループ等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信することができる。
次に、図7に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)で用いられる当否判定用テーブルについて、図10を参照しながら説明する。ここで、図10(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図10(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図10(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図10(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又ははずれが選択される。
また、特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図10(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図10(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又ははずれが選択される。
図10(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。大当りの当否判定結果がはずれとなった場合には、図10(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
次に、図7に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)において決定した当否判定結果などに基づいて行われる停止図柄の決定に用いられる特図決定用テーブルについて、図11を参照しながら説明する。ここで、図11(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図11(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。特図1の停止図柄を決定する場合には、図11(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の停止図柄を選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A〜特図Gのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否判定結果が小当りの場合には、特図Hが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Iが選択される。
また、特図2の停止図柄を決定する場合には、図11(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の停止図柄を抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図a〜特図eのうちからいずれか一つが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図fが選択される。停止表示される図柄が決定された後、特図表示装置に停止表示される図柄データが設定される。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図12(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図12(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS409の次のステップS411では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、演出ボタン136や操作キーユニット137の操作を検出し、その検出結果に応じて、ステップS409で更新した演出データを演出ボタン136や操作キーユニット137の操作に応じた演出データに変更する処理を行う。また、本実施形態におけるチャンスボタン制御処理では、ステップS409で読みだした演出データあるいは更新された演出データの中に演出ボタン136を動作させる命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS411の次のステップS413では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS413の次のステップS415では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS415の次のステップS417では、可動体制御処理を行う。例えば、ステップS409で読みだした演出データの中に演出可動体224,225への命令がある場合には、この命令を駆動回路430に出力する。
ステップS417の次のステップS419では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS403に戻る。
図12(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS431では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図12(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS441では、第1副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS441の次のステップS443では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS419)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図13(a)は、第2副制御部500の図示しないCPUが実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図13(a)のステップS501では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS501で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM(不図示)内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS501の次のステップS503では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS505の処理に移行する。ステップS505では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS505の次のステップS507では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPUは、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS507の次のステップS509では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS507で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(装飾図柄表示装置208による演出データや、遮蔽装置246による演出データ)をROM(不図示)から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS509の次のステップS511では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS509で読み出した演出データの中に図示しないVDPへの命令がある場合には、この命令をVDPに出力する(詳細は後述)。
ステップS511の次のステップS513では、シャッタ制御処理を行う。シャッタ制御処理では、ステップS509で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を遮蔽装置246を駆動する駆動回路(不図示)に出力する。
ステップS513の次のステップS515では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、第1副制御部400のコマンドによって要求された演出を開始あるいは終了した場合に、その旨を第1副制御部400に通知する制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS503に戻る。
図13(b)は、第2副制御部500のCPUが実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS531では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAMに設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図13(c)は、第2副制御部500のCPUが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS541では、第2副制御部メイン処理のステップS503において説明したRAMのタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS503において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS541の次のステップS543では、第2副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS515)で設定された第1副制御部400への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図13(d)は、第2副制御部メイン処理のステップS511における画像制御処理のフローチャートである。ステップS551では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPUは、まず、VRAM(不図示)のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPUは、VDPのアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROMの転送元アドレス)、VRAM座標(VRAMの転送先アドレス)などを設定した後、ROMからVRAMへの画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDPは、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROMからVRAMに転送する。その後、VDPは、転送終了割込信号をCPUに対して出力する。
ステップS551の次のステップS553では、VDPからの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS553:Yes)、ステップS555に進み、そうでない場合は(ステップS553:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS555では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPUは、ステップS551でVRAMに転送した画像データに基づいてVRAMのフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAMの座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDPに指示する。VDPは、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS555の次のステップS557では、描画指示を行う。この描画指示では、CPUは、VDPに画像の描画開始を指示する。VDPは、CPUの指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS557の次のステップS559では、画像の描画終了に基づくVDPからの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS559:Yes)、ステップS561に進み、そうでない場合は(ステップS559:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS561では、RAMの所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
図14は、第1副制御部400のRAM408に設けられるテーブルの一例であり、同図(a)がボックスデータのテーブルの一例であり、同図(b)がパーツデータのテーブルの一例である。
第1副制御部400は、変動開始時、保留変化時、予告演出時、リーチ演出時、ボタン演出発生時など、各演出実行のタイミングで、同図(a)に示すボックスデータをRAM408のボックスデータ設定領域に設定する。ボックスデータは液晶コマンドと、当該液晶コマンドに基づく演出に対応して実行される音声、発光、役物(可動体)など情報からなるパーツデータ(ここでは一例として、パーツA〜H・・・)などにより構成される。液晶コマンドは、変動開始時、保留変化時、予告演出時、リーチ演出時、ボタン演出発生時などに、それぞれに対応した演出表示を装飾図柄表示装置208に表示させるためのコマンド(例えば、No.101、102、201〜203などのボックスデータのコマンド)を含んでいる。
また、液晶コマンドは、変動開始時、保留変化時、予告演出時、リーチ演出時、ボタン演出発生時などに、それぞれに対応した役物M(演出可動体246,224,225)の動作に応じた表示を行わせるためのコマンド(例えば、No.255などのボックスデータのコマンド)を含んでいる。
具体的には、この例では、No.1のボックスデータは、特図変動を開始するための液晶コマンドと、パーツA(力こぶ役物収納のためのデータ)とパーツB(シャッター収納のためのデータ)を含んでいる。また、No.101のボックスデータは、大広間背景を表示するための液晶コマンドと、パーツC(大広間背景の表示に対応した演出データ)を含み、No.201のボックスデータは、会話予告01を実行するための液晶コマンドと、パーツE(会話予告01(キャラクタ(殿)と「?」の文字の表示)に対応した演出データ)を含み、No.202のボックスデータは、会話予告02を実行するための液晶コマンドと、パーツEとパーツF(会話予告02(キャラクタ(姫)と「元気?」の文字の表示)に対応した演出データ)を含み、No.203のボックスデータは、会話予告03を実行するための液晶コマンドと、パーツEとパーツG(会話予告03(キャラクタ(姫)と「激アツよ!」の文字の表示)に対応した演出データ)を含み、No.255のボックスデータは、力こぶ役物を上下動作するための液晶コマンドと、パーツH(力こぶ役物の上下動作のためのデータ)を含んでいる。
同図(b)に示すように、パーツデータは、それぞれの演出に対応して実行する役物(演出可動体246,224,225など)の可動態様、スピーカ120からの出力音(サウンド)、ランプL(各種ランプ418など)の発光態様の情報である。
つまり、それぞれのパーツデータは、サウンドデバイスデータを有するサウンドレイヤ、ランプデバイスデータを有するランプレイヤ、シャッタデバイスデータや役物(可動体)デバイスデータなどを有する役物動作レイヤからなる。サウンドレイヤ、ランプレイヤ、役物動作レイヤはここではそれぞれ複数(2つ)設けられており、各レイヤの数字が大きい方が優先度が高いものとする。それぞれのパーツデータは、レイヤ数が1つでもよいし、デバイスデータの数(または種類)も1つでもよい。
具体的には、この例では、パーツA(力こぶ役物収納のためのデータ)は、役物動作レイヤ1(力こぶ役物動作レイヤ)に力こぶ役物(演出可動体224)を初期位置に戻すデバイスデータを含んでいる。また、パーツB(シャッター収納のためのデータ)は、役物動作レイヤ2(シャッター役物動作レイヤ)にシャッター役物(演出可動体(遮蔽手段)246)を初期位置に戻すデバイスデータを含んでいる。
また、パーツC(大広間背景の表示に対応した演出データ)は、サウンドレイヤ1に大広間背景用のBGMであるサウンドデバイスデータと、ランプレイヤ1に大広間背景用の発光パターンのランプデバイスデータを含んでいる。
また、パーツE(会話予告01に対応した演出データ)は、サウンドレイヤ2に当該予告に対応したキャラクタ(殿)の発する台詞(「ん?」など)のサウンドデバイスデータと、ランプレイヤ2に当該予告に対応した発光パターンのランプデバイスデータを含んでいる。
また、パーツF(会話予告02に対応した演出データ)は、サウンドレイヤ2に当該予告に対応したキャラクタ(姫)の発する台詞(「元気?」)のサウンドデバイスデータと、ランプレイヤ2に当該予告に対応した発光パターンのランプデバイスデータを含んでいる。
また、パーツG(会話予告03に対応した演出データ)は、サウンドレイヤ2に当該予告に対応したキャラクタ(姫)の発する台詞(「激アツよ!」)のサウンドデバイスデータと、ランプレイヤ2に当該予告に対応した発光パターンのランプデバイスデータを含んでいる。
また、パーツH(力こぶ役物の上下動作のためのデータ)は、ランプレイヤ2に力こぶ役物の上下動作に対応した発光パターンのランプデバイスデータと、役物動作レイヤ1(力こぶ役物動作レイヤ)に力こぶ役物(演出可動体224)を上下動作するデバイスデータを含んでいる。
そして、ここでの図示は省略するが、各ボックスデータには、各パーツデータの格納位置(ポジション)が設定されている。ポジションはRAM408の所定の領域に配置され、例えば、No.201のボックスデータには、パーツEの格納位置として、ポジション0001の先頭アドレス(例えば、1001番地)が設定されている。また、例えば、例えば、No.203のボックスデータには、パーツEの格納位置として、ポジション0001の先頭アドレス(例えば、1001番地)が設定され、パーツGの格納位置として、ポジション0002の先頭アドレス(例えば、1002番地)が設定されている。
第1副制御部400は、それぞれの演出実行のタイミングで(演出毎に)上述のボックスデータを設定し、液晶コマンドを第2副制御部500に送信する。各ボックスデータは、第1副制御部400が第2副制御部500に送信する液晶コマンドを設定する際、合わせて設定される。このとき、RAM408には、複数のポジションに対応したアドレス(パーツデータの設定領域)に、パーツデータが格納される。なお、複数のポジションの全てにパーツデータが格納されていなくてもよい。
また、第2副制御部500は、液晶コマンドに基づいて装飾図柄表示装置208において演出表示を行う制御を実行し、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。戻りコマンドには、ポジションの情報も含まれており、戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、ボックスデータに該当するポジション(パーツデータ)の設定がある場合は、RAM408の該当するポジションを参照し、パーツデータが格納されている場合には、そのパーツデータのサウンドレイヤの音、ランプレイヤの発光態様、および役物動作レイヤの可動態様の制御データを各デバイスあるいは必要に応じて第2副制御部500に送信し、演出表示に対応した演出を行う。
図15は、本実施形態の演出制御におけるコマンド送信の一例を示す概要図であり、液晶コマンドに基づき、装飾図柄表示装置208に画像を表示させる場合の一例である。
第1副制御部400は、図12に示す第1副制御部メイン処理の演出制御処理(ステップS409)において演出抽選処理を行い、その結果に応じた各演出を行うよう、第2副制御部500に制御用のコマンドを送信する。
第1副制御部400は、例えば、会話予告01の演出を行う場合、第2副制御部500に対して、図14(a)に示すNo.201のボックスデータの液晶コマンドを送信する(1)。この例では、当該液晶コマンドには、装飾図柄表示装置208に、キャラクタ(殿)の画像と、その台詞(「?」)の文字の表示を指示するコマンドが含まれる。
また、第1副制御部400は第2副制御部500に送信する液晶コマンドを設定する際、No.201のボックスデータに設定されているポジションに基づき、RAM408の対応したアドレスに、パーツデータを格納する。つまりこの例では、No.201のボックスデータに設定されたポジション0001に基づき、RAM408の例えば1001番地を先頭アドレスとする領域に、パーツEを格納する(1)。これにより、RAM408の1001番地を先頭アドレスとする領域には、会話予告01に対応したキャラクタ(殿)の発する台詞(例えば「ん?」など)のサウンドデバイスデータと、当該予告に対応した発光パターンのランプデバイスデータが格納される。
第1副制御部400からNo.201の液晶コマンドを受信した第2副制御部500は、装飾図柄表示装置208において会話予告01の演出(キャラクタ(殿)の画像と、その台詞(「?」)の文字の表示(会話予告01の表示)を行う表示制御)を実行し、第2副制御部500は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(2)。戻りコマンドには、ポジションの情報も含まれており、戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、ボックスデータに該当するポジション(パーツデータ)の設定がある場合は、当該パーツデータに対応する制御データの設定を行う(3)。この例では、戻りコマンドにポジション0001の情報が含まれているため、RAM408のポジション0001(アドレス1001番地を先頭アドレスとする領域)に格納されているパーツEに対応する各種デバイスデータ(音、ランプLの発光態様)のデータを設定し、スピーカ120、ランプLにそれぞれ送信して演出を実行する(4)。なお、スピーカ120、ランプLによる演出は、実際には主制御部300からのコマンドを受信した後になるので、タイムラグが発生している。
図16は、液晶コマンドに基づき、装飾図柄表示装置208に画像を表示させる場合の他の例である。
第1副制御部400は、例えば、会話予告03の演出を行う場合、第2副制御部500に対して、図14(a)に示すNo.203のボックスデータの液晶コマンドを送信する(1)。この例では、当該液晶コマンドには、装飾図柄表示装置208に、キャラクタ(殿)の画像と、その台詞(「?」)の文字の表示を指示するコマンド、およびキャラクタ(姫)の画像と、その台詞(「激アツよ!」)の文字の表示を指示するコマンドが含まれる。
また、第1副制御部400は第2副制御部500に送信する液晶コマンドを設定する際、No.203のボックスデータに設定されているポジションに基づき、RAM408の対応したアドレスに、パーツデータを格納する。つまりこの例では、No.203のボックスデータに設定されたポジション0001に基づき、RAM408の例えば1001番地を先頭アドレスとする領域に、パーツEを格納し、No.203のボックスデータに設定されたポジション0002に基づき、RAM408の例えば1002番地を先頭アドレスとする領域に、パーツGを格納する(1)。これにより、RAM408の1001番地を先頭アドレスとする領域には、キャラクタ(殿)の発する台詞(例えば「ん?」など)のサウンドデバイスデータと、それに対応した発光パターンのランプデバイスデータが格納され、RAM408の1002番地を先頭アドレスとする領域には、キャラクタ(姫)の発する台詞(「激アツよ!」)のサウンドデバイスデータと、それに対応した発光パターンのランプデバイスデータが格納される。
第1副制御部400からNo.203の液晶コマンドを受信した第2副制御部500は、装飾図柄表示装置208において会話予告03の演出(キャラクタ(殿)の画像と、その台詞(「?」)の文字を表示(会話予告03aの表示)した後、キャラクタ(姫)の画像と、その台詞(「激アツよ!」)の文字を表示(会話予告03bの表示)の表示制御))を実行する。その後、第2副制御部500は、第1副制御部400に会話予告03aの表示に対応する戻りコマンドを送信し(2)、会話予告03bの表示に対応する戻りコマンドを送信する(3)。会話予告03aの表示に対応する戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、この例では、当該戻りコマンドにポジション0001の情報が含まれているため、RAM408のポジション0001(アドレス1001番地を先頭アドレスとする領域)に格納されているパーツEに対応する各種デバイスデータ(音、ランプLの発光態様)のデータを設定し、スピーカ120、ランプLにそれぞれ送信して演出を実行する(4)。また、会話予告03bの表示に対応する戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、この例では、当該戻りコマンドにポジション0002の情報が含まれているため、RAM408のポジション0002(アドレス1002番地を先頭アドレスとする領域)に格納されているパーツGに対応する各種デバイスデータ(音、ランプLの発光態様)のデータを設定し、スピーカ120、ランプLにそれぞれ送信して演出を実行する(5)。
このように、1つの液晶コマンドが複数の演出表示(会話予告03aの表示と会話予告03b)の実行を指示するコマンドであり、それぞれにパーツデータ(パーツE、G)が設定されている場合、第1副制御部400はそれぞれの表示を行う表示制御に対応する戻りコマンドを液晶コマンドから受信し、各戻りコマンドに対応するパーツデータ(パーツE、G)に基づいて、スピーカ120、ランプLによる演出を実行する。
次に、演出系操作処理について説明する。図17(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行する演出系操作処理のフローチャートである。この演出系操作処理は、図12(a)に示される第1副制御部メイン処理のチャンスボタン制御処理(ステップS411)において実行される処理である。
第1副制御部400のCPU404は、まず、操作手段の操作状態を初期化する(ステップS601)。すなわち、演出ボタン136及び操作キーユニット137から入力された信号をクリア(ポートクリア)する処理を行う。CPU404は、続いて、RAM408における初回操作フラグをクリアする(ステップS603)。
その後、CPU404は、チャンスボタン操作状態判定処理を実行する(ステップS605)。
ここで、図17(b)を参照しながら、チャンスボタン操作状態判定処理について説明する。
まず、CPU404は、チャンスボタンとしての演出ボタン136が操作されているか否かを判定する(ステップS701)。具体的には、CPU404は、入力ポートにおける演出ボタン136の信号の入力状態を検出することにより演出ボタン136が操作されているか否かを判定する。
CPU404は、演出ボタン136が操作されていると判定した場合は(ステップS701:Yes)、RAM408における演出ボタン136の操作状況を入力状態に更新する(ステップS703)。
続いて、CPU404は、今回の演出ボタン136の操作が初回の操作であるか否かを判定する(ステップS705)。すなわち、前回の演出ボタン136の操作状況がOFFであって、今回の演出ボタン136の操作状況がONであるか否かを判定する。
CPU404は、今回の演出ボタン136の操作が初回の操作であると判定した場合は(ステップS705:Yes)、RAM408における初回操作フラグをONにした後(ステップS707)、この処理を終了する。一方、CPU404は、今回の演出ボタン136の操作が初回の操作でないと判定した場合は(ステップS705:No)、ステップS707の処理を実行することなく、この処理を終了する。
また、CPU404は、ステップS701において、演出ボタン136が操作されていると判定しない場合は(ステップS701:No)、長押し操作の終了であるか否かを判定する(ステップS709)。CPU404は、長押し操作の終了であると判定した場合は(ステップS709:Yes)、長押し解除に係るボックスデータテーブルが設定される(ステップS711)。これにより、第1副制御部400から第2副制御部500に長押し解除であることを示す液晶コマンドが送信され、これにより、装飾図柄表示装置208では、例えば、演出ボタン136を示すチャンスボタン画像について長押しが解除された旨の演出(エフェクト)表示が行われることがある。なお、長押し演出における長押し解除の演出表示と長押しオート連打中における長押し解除の演出表示とが異なっていてもよいし、同じであってもよい。さらに、第2副制御部500からの戻りコマンドに応じて、設定されたボックスデータテーブルに対応するパーツデータに従い、長押し解除の演出表示に合わせて、スピーカ120による効果音の出力や各種ランプ418による点滅を行って演出効果を高めるようにしてもよい。
また、CPU404は、ステップS709において、長押し操作の終了であると判定しなかった場合は(ステップS709:No)、ステップS711の処理を実行することなく、この処理を終了する。
図17(a)に戻り、CPU404は、チャンスボタン操作状態判定処理を実行した後は、決定ボタン操作状態判定処理(ステップS607)、左ボタン操作状態判定処理(ステップS609)、右ボタン操作状態判定処理(ステップS611)、上ボタン操作状態判定処理(ステップS613)、下ボタン操作状態判定処理(ステップS615)を順次実行する。なお、決定ボタン操作状態判定処理、左ボタン操作状態判定処理、右ボタン操作状態判定処理、上ボタン操作状態判定処理、下ボタン操作状態判定処理の各処理の内容は、上述したチャンスボタン操作状態判定処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。
その後、CPU404は、各種ボタン操作関連処理を実行した後(ステップS617)、この処理を終了する。
次に、演出系操作処理において実行される各種ボタン操作関連処理について、図18〜図19を参照しながら説明する。図18は、第1副制御部400のCPU404が実行する各種ボタン操作関連処理のフローチャートであり、図19は、図18に示される各種ボタン操作関連処理の続きを表すフローチャートである。
まず、CPU404は、RAM408における初回操作フラグがONであるか否かを判定する(ステップS801)。CPU404は、初回操作フラグがONでない場合は(ステップS801:No)、この処理を終了するが、初回操作フラグがONである場合は(ステップS801:Yes)、各種ボタン(演出ボタン136、操作キーユニット137)の押下操作があったとして、客待ちデモ中の節電状態を解除する(ステップS803)。節電状態は、例えば、図柄変動表示が行われていない待機状態となった後、図柄変動表示や各種ボタンの押下操作がないまま、所定時間(例えば、5分)が経過すると移行するように構成されており、具体的には、各種ランプ418を消灯状態あるいは輝度を低下させたり、装飾図柄表示装置208のバックライトの輝度を低下させる等して、パチンコ機100の消費電力を低減させる。なお、節電状態に移行しないものであってもよい。また、節電状態の解除は、各種ボタンのうちの一つのボタンが操作されたことに応じて解除されるが、2以上のボタンが同時に操作された場合にも節電状態が解除できるように構成されてもよいし、2以上のボタンが同時に操作された場合には節電状態の解除が行われないように構成されてもよい。また、1つのボタンのみが一定時間(例えば、0.5秒間)操作された場合のみ節電状態の解除が行われるように構成されてもよい。
続いて、CPU404は、演出ボタン(チャンスボタン)136を単独で操作しているか否かを判定する(ステップS805)。CPU404は、演出ボタン136を単独で操作していると判定した場合は(ステップS805:Yes)、ボタン押下時処理を実行した後(ステップS807)、この処理を終了する。なお、ボタン押下時処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、演出ボタン136を単独で操作していると判定しない場合は(ステップS805:No)、決定ボタン137eを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS809)。CPU404は、決定ボタン137eを単独で操作していると判定した場合は(ステップS809:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS811)、決定ボタン操作時設定表示処理を実行し(ステップS813)、この処理を終了する。なお、決定ボタン操作時設定表示処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、決定ボタン137eを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS809:No)、右ボタン137dを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS815)。CPU404は、右ボタン137dを単独で操作していると判定した場合は(ステップS815:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS817)、右ボタン操作時設定表示処理を実行し(ステップS819)、この処理を終了する。なお、右ボタン操作時設定表示処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、右ボタン137dを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS815:No)、左ボタン137cを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS821)。CPU404は、左ボタン137cを単独で操作していると判定した場合は(ステップS821:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS823)、左ボタン操作時設定表示処理を実行し(ステップS825)、この処理を終了する。なお、左ボタン操作時設定表示処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、左ボタン137cを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS821:No)、上ボタン137aを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS827)。CPU404は、上ボタン137aを単独で操作していると判定した場合は(ステップS827:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS829)、上ボタン操作時設定表示処理を実行し(ステップS831)、この処理を終了する。なお、上ボタン操作時設定表示処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、上ボタン137aを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS827:No)、図19に示すように、下ボタン137bを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS833)。CPU404は、下ボタン137bを単独で操作していると判定した場合は(ステップS833:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS835)、下ボタン操作時設定表示処理を実行し(ステップS837)、この処理を終了する。なお、下ボタン操作時設定表示処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、下ボタン137bを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS833:No)、演出ボタン136と右ボタン137dの両方を操作しているか否かを判定する(ステップS839)。CPU404は、演出ボタン136と右ボタン137dの両方を操作していると判定した場合は(ステップS839:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS841)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、演出ボタン136と右ボタン137dの両方を操作していると判定しない場合は(ステップS839:No)、演出ボタン136と左ボタン137cの両方を操作しているか否かを判定する(ステップS843)。CPU404は、演出ボタン136と左ボタン137cの両方を操作していると判定した場合は(ステップS843:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS845)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、演出ボタン136と左ボタン137cの両方を操作していると判定しない場合は(ステップS843:No)、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全部を操作しているか否かを判定する(ステップS847)。CPU404は、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全部を操作していると判定した場合は(ステップS847:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS849)、この処理を終了する。一方、CPU404は、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全部を操作していると判定しない場合は(ステップS847:No)、ステップS849の処理を実行することなく、この処理を終了する。
次に、各種ボタン操作関連処理や後述する各種ボタン長押し操作関連処理において実行されるボタン押下時処理について、図20を参照しながら説明する。図20は、第1副制御部400のCPU404が実行するボタン押下時処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、演出ボタン136や操作キーユニット137の操作を受付中の演出が実行されているか否かを判定する(ステップS901)。CPU404は、操作受付中の演出が実行されていると判定しない場合は(ステップS901:No)、この処理を終了し、操作受付中の演出が実行されていると判定した場合は(ステップS901:Yes)、実行中の演出がボタンの1回操作用の演出であるか否かを判定する(ステップS903)。なお、ここで判定される演出は、実際にボタンの押下を促す演出が行われているものに限らず、例えば、ボタンの押下を促す演出は行われてはいないが、所定のボタン(例えば、演出ボタン136等)の操作があった場合に、所定の演出(裏ボタン演出)を実行する状態である演出も含まれる。
CPU404は、実行中の演出がボタンの1回操作用の演出であると判定した場合は(ステップS903:Yes)、1回操作処理を実行した後(ステップS905)、ステップS917の処理を実行する。ここで、実行中の演出がボタンの1回操作用の演出であると判定される条件としては、押下されたボタンが、実行中の演出において操作が要求されているボタンであることが含まれ、例えば、演出ボタン136の1回操作を要求する演出が実行されている場合には、演出ボタン136が1回操作されたことを条件に、実行中の演出がボタンの1回操作用の演出であると判定するように構成されている。なお、1回操作処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、実行中の演出がボタンの1回操作用の演出でないと判定した場合は(ステップS903:No)、実行中の演出がボタンの連打用の演出であるか否かを判定する(ステップS907)。なお、ここで判定される演出は、実際にボタンの連打を促す演出が行われているものに限らず、例えば、ボタンの連打を促す演出は行われてはいないが、所定のボタン(例えば、演出ボタン136等)の連打操作があった場合に、所定の演出(裏ボタン連打演出)を実行する状態である演出も含まれる。
CPU404は、実行中の演出がボタンの連打用の演出であると判定した場合は(ステップS907:Yes)、連打操作処理を実行した後(ステップS909)、ステップS917の処理を実行する。ここで、実行中の演出がボタンの連打用の演出であると判定される条件としては、押下されたボタンが、実行中の演出において操作が要求されているボタンであることが含まれ、例えば、演出ボタン136の連打操作を要求する演出が実行されている場合には、演出ボタン136が1回操作されたことを条件に、実行中の演出がボタンの連打用の演出であると判定するように構成されている。なお、連打操作処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、実行中の演出がボタンの連打用の演出でないと判定した場合は(ステップS907:No)、実行中の演出がボタンの長押し用の演出であるか否かを判定する(ステップS911)。なお、ここで判定される演出は、実際にボタンの長押しを促す演出が行われているものに限らず、例えば、ボタンの長押しを促す演出は行われてはいないが、所定のボタン(例えば、演出ボタン136等)の長押し操作があった場合に、所定の演出(裏ボタン長押し演出)を実行する状態である演出も含まれる。
CPU404は、実行中の演出がボタンの長押し用の演出であると判定した場合は(ステップS911:Yes)、長押し操作処理を実行した後(ステップS913)、ステップS917の処理を実行する。ここで、実行中の演出がボタンの長押し用の演出であると判定される条件としては、押下されたボタンが、実行中の演出において操作が要求されているボタンであることが含まれ、例えば、演出ボタン136の長押し操作を要求する演出が実行されている場合には、演出ボタン136が1回操作されたことを条件に、実行中の演出がボタンの長押し用の演出であると判定するように構成されている。なお、長押し操作処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、実行中の演出がボタンの長押し用の演出でないと判定した場合は(ステップS911:No)、その他ボタン操作処理を実行した後(ステップS915)、ステップS917の処理を実行する。なお、その他ボタン操作処理の詳しい内容については後述する。
CPU404は、ステップS917において、後述するように、1回操作処理、連打操作処理、長押し操作処理又はその他ボタン操作処理においてセットされたボックスに対応する液晶コマンドを第2副制御部500に送信した後(ステップS917)、この処理を終了する。
次に、ボタン押下時処理において実行される1回操作処理について、図21〜図22を参照しながら説明する。図21は、第1副制御部400のCPU404が実行する1回操作処理のフローチャートであり、図22は、1回操作処理の続きを表すフローチャートである。
まず、CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による単独操作の演出であるか否かを判定する(ステップS1001)。CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による単独操作の演出であると判定した場合は(ステップS1001:Yes)、チャンスボタンが操作された旨の演出を実行するためのチャンスボタン操作ボックスをセットし(ステップS1003)、RAM408におけるボタン操作フラグをONにした後(ステップS1005)、図22に示されるステップS1031の処理を実行する。なお、この処理において、演出ボタン136の他に、他のボタンが同時に操作されている場合は、その演出ボタン136の操作自体が無効であるとして取り扱うようにしているが、有効であるとして取り扱うようにしてもよい。
一方、CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による単独操作の演出でないと判定した場合は(ステップS1001:No)、実行中の演出が演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作の演出であるか否かを判定する(ステップS1007)。CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作の演出であると判定した場合は(ステップS1007:Yes)、操作されたボタンに応じたボックスがセットされる(ステップS1009)。例えば、演出ボタン136が操作された場合には、チャンスボタンが操作された旨の演出を実行するためのチャンスボタン操作ボックスがセットされ、右ボタン137dが操作された場合には、右ボタン137dが操作された旨の演出を実行するための右ボタン操作ボックスがセットされ、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された場合には、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された旨の演出を実行するためのボタン操作ボックスがセットされる。なお、この処理において、演出ボタン136及び右ボタン137dの他に、他のボタン(例えば、上ボタン137a等)が同時に操作されている場合は、その演出ボタン136及び右ボタン137dの操作自体が無効であるとして取り扱うようにしているが、有効であるとして取り扱うようにしてもよい。また、この処理において、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された場合にのみ演出を行うようにしてもよく、その場合は、演出ボタン136及び右ボタン137dのうちいずれかのボタンが操作されてもボタン操作に対応するボタン操作ボックスがセットされず、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された場合にボタン操作ボックスがセットされるように構成される。
続いて、CPU404は、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作された状態であるか否かを判定する(ステップS1011)。CPU404は、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作されていると判定した場合は(ステップS1011:Yes)、RAM408におけるボタン操作フラグをONにした後(ステップS1013)、図22に示されるステップS1031の処理を実行する。一方、CPU404は、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作されていないと判定した場合は(ステップS1011:No)、ステップS1013の処理を実行することなく、ステップS1031の処理を実行する。なお、ボタン毎にボタン操作フラグを設定するようにし、例えば、演出ボタン136のみの操作があった場合に、演出ボタン136のボタン操作フラグをONにして、右ボタン137dのボタン操作フラグはOFFのままにし、2つのボタン操作フラグがONになることにより、後述するステップS1033の処理が実行されるように構成してもよい。
また、CPU404は、ステップS1007において、実行中の演出が演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作の演出でないと判定した場合は(ステップS1007:No)、実行中の演出が演出ボタン136及び左ボタン137cの同時操作の演出であるか否かを判定する(ステップS1015)。CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136及び左ボタン137cの同時操作の演出であると判定した場合は(ステップS1015:Yes)、操作されたボタンに応じたボックスがセットされる(ステップS1017)。例えば、演出ボタン136が操作された場合には、チャンスボタンが操作された旨の演出を実行するためのチャンスボタン操作ボックスがセットされ、左ボタン137cが操作された場合には、左ボタン137cが操作された旨の演出を実行するための左ボタン操作ボックスがセットされ、演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された場合には、演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された旨の演出を実行するためのボタン操作ボックスがセットされる。なお、この処理において、演出ボタン136及び左ボタン137cの他に、他のボタン(例えば、下ボタン137b等)が同時に操作されている場合は、その演出ボタン136及び左ボタン137cの操作自体が無効であるとして取り扱うようにしているが、有効であるとして取り扱うようにしてもよい。また、この処理において、演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された場合にのみ演出を行うようにしてもよく、その場合は、演出ボタン136及び左ボタン137cのうちいずれかのボタンが操作されてもボタン操作に対応するボタン操作ボックスがセットされず、演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された場合にボタン操作ボックスがセットされるように構成される。
続いて、CPU404は、演出ボタン136と左ボタン137cの両方が操作された状態であるか否かを判定する(ステップS1019)。CPU404は、演出ボタン136と左ボタン137cの両方が操作されていると判定した場合は(ステップS1019:Yes)、RAM408におけるボタン操作フラグをONにした後(ステップS1021)、図22に示されるステップS1031の処理を実行する。一方、CPU404は、演出ボタン136と左ボタン137cの両方が操作されていないと判定した場合は(ステップS1019:No)、ステップS1021の処理を実行することなく、ステップS1031の処理を実行する。なお、ボタン毎にボタン操作フラグを設定するようにし、例えば、演出ボタン136のみの操作があった場合に、演出ボタン136のボタン操作フラグをONにして、左ボタン137cのボタン操作フラグはOFFのままにし、2つのボタン操作フラグがONになることにより、後述するステップS1033の処理が実行されるように構成してもよい。
また、CPU404は、ステップS1015において、実行中の演出が演出ボタン136及び左ボタン137cの同時操作の演出でないと判定した場合は(ステップS1015:No)、図22に示すように、実行中の演出が演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの同時操作の演出であるか否かを判定する(ステップS1023)。CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの同時操作の演出であると判定した場合は(ステップS1023:Yes)、操作されたボタンに応じたボックスがセットされる(ステップS1025)。例えば、演出ボタン136が操作された場合には、チャンスボタンが操作された旨の演出を実行するためのチャンスボタン操作ボックスがセットされ、左ボタン137cが操作された場合には、左ボタン137cが操作された旨の演出を実行するための左ボタン操作ボックスがセットされ、右ボタン137dが操作された場合には、右ボタン137dが操作された旨の演出を実行するための右ボタン操作ボックスがセットされる。さらに、演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された場合には、演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された旨の演出を実行するためのボタン操作ボックスがセットされ、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された場合には、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された旨の演出を実行するためのボタン操作ボックスがセットされ、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作された場合には、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作された旨の演出を実行するためのボタン操作ボックスがセットされる。なお、この処理において、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの他に、他のボタン(例えば、決定ボタンボタン137e等)が同時に操作されている場合は、その演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの操作自体が無効であるとして取り扱うようにしているが、有効であるとして取り扱うようにしてもよい。また、この処理において、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作された場合にのみ演出を行うようにしてもよく、その場合は、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dのうちいずれか1つ又は2つのボタンが操作されてもボタン操作に対応するボタン操作ボックスがセットされず、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作された場合にボタン操作ボックスがセットされるように構成される。
続いて、CPU404は、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作された状態であるか否かを判定する(ステップS1027)。CPU404は、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作されていると判定した場合は(ステップS1027:Yes)、RAM408におけるボタン操作フラグをONにした後(ステップS1029)、ステップS1031の処理を実行する。一方、CPU404は、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作されていないと判定した場合は(ステップS1027:No)、ステップS1029の処理を実行することなく、ステップS1031の処理を実行する。なお、ボタン毎にボタン操作フラグを設定するようにし、例えば、演出ボタン136のみの操作があった場合に、演出ボタン136のボタン操作フラグをONにして、左ボタン137c及び右ボタン137dのボタン操作フラグはOFFのままにするなどし、3つのボタン操作フラグがONになることにより、後述するステップS1033の処理が実行されるように構成してもよい。
CPU404は、ステップS1031において、RAM408におけるボタン操作フラグがONであるか否かを判定する(ステップS1031)。CPU404は、ボタン操作フラグがONであると判定した場合は(ステップS1031:Yes)、操作有効期間終了処理を実行した後(ステップS1033)、この処理を終了する。具体的には、CPU404は、操作有効期間が終了する前であっても当該操作有効期間を終了させる処理を行い、その後、ボタン操作を受け付ける演出を終了するためのボックスをセットする。CPU404は、セットされたボックスに基づいて、第2副制御部500にボタン操作の受付を終了する旨の液晶コマンドを送信する。すると、第2副制御部500では、ボタン操作の受付を終了する表示を行った後、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。なお、操作有効期間が終了するまでボタン操作の受付を継続する場合は、操作有効期間を終了する処理を行わないようにしてもよい。
次に、ボタン押下時処理において実行される連打操作処理について、図23を参照しながら説明する。図23は、第1副制御部400のCPU404が実行する連打操作処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による連打用の演出であるか否かを判定する(ステップS1101)。CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による連打用の演出でないと判定した場合は(ステップS1101:No)、この処理を終了する。一方、CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による連打用の演出であると判定した場合は(ステップ1101:Yes)、連打演出抽選を行い、その結果をセットする(ステップS1103)。具体的には、例えば、遊技者に演出ボタン136の連打を促す連打用演出において表示される連打メータを増加させるか否か、及び、増加させる場合にはその増加量を抽選で決定し、その結果に応じたボックスをセットする。すると、連打メータの増加量に応じた液晶コマンドが第2副制御部500に送信され、装飾図柄表示装置208では、液晶コマンドに応じた態様で連打メータの増加表示が行われる(第0の形態)。
ここで、連打演出抽選の態様について適用可能な例について説明する。
(第1の形態)
操作有効期間の開始からの経過時間Tに応じて設定される比較時間Cと、遊技者がボタンを操作する間隔とを比較して、操作の有効・無効を判定するようにしてもよい。例えば、演出ボタン136の操作有効期間が12秒である場合に、経過時間Tが4秒未満である場合は、比較時間Cは0.5秒に設定され、最後に演出ボタン136が操作されてから0.5秒が経過するまでは、演出ボタン136の操作があっても無効と判定され、0.5秒が経過した後に演出ボタン136の操作があった場合に有効と判定される。また、経過時間Tが4秒以上8秒未満である場合は、比較時間Cは0.3秒に設定され、最後に演出ボタン136が操作されてから0.3秒が経過するまでは、演出ボタン136の操作があっても無効と判定され、0.3秒が経過した後に演出ボタン136の操作があった場合に有効と判定される。また、経過時間Tが8秒以上である場合は、比較時間Cは0.1秒に設定され、最後に演出ボタン136が操作されてから0.1秒が経過するまでは、演出ボタン136の操作があっても無効と判定され、0.1秒が経過した後に演出ボタン136の操作があった場合に有効と判定される。
(第2の形態)
また、操作有効期間の開始から初回の遊技者操作が行われるまでの経過時間Tに応じて設定された比較時間Cと、遊技者が演出ボタン136を操作する間隔を比較して操作の有効・無効を判定するようにしてもよい。例えば、演出ボタン136の操作有効期間が12秒である場合に、経過時間Tが4秒未満である場合は、0.5秒間隔で演出ボタン136の操作を有効とし、それ以外のタイミングでの操作を無効とする。経過時間Tが4秒以上8秒未満の場合は、初回操作から0.3秒間隔で演出ボタン136の操作を有効とし、それ以外のタイミングでの操作を無効とする。経過時間Tが8秒以上の場合は、初期あ操作から0.1秒間隔で演出ボタン136の操作を有効とし、それ以外のタイミングでの操作を無効とする。
(第3の形態)
また、連打操作又は長押しオート連打操作が行える操作演出の演出抽選(連打演出抽選)において、連打演出の演出の進行パターンが長押しオート連打の演出の進行パターンよりも演出の進行度合いが大きい(例えば、連打メータの増加量が連打操作では5階の操作でメータ全体の7割まで達するのに対し、長押しオート連打では7回の液晶コマンドが送信されなければメータ全体の7割まで増加しないなど。)ように構成されていてもよいし、その逆であってもよい。
(第4の形態)
また、操作有効期間の経過に応じて、連打操作及び長押しオート連打操作による増加量が変化する(例えば、操作有効期間が経過するほど増加量が大きくなる/小さくなる等)ように構成されていてもよい。
(第5の形態)
また、連打演出の操作有効期間(例えば、10秒間)の開始から所定の判定期間(例えば、2秒)の間に演出ボタン136が操作された回数によって、操作有効期間における判定期間終了後の残り期間(例えば、8秒間)における操作に応じた演出の実行可否を決定する抽選テーブルを選択し、選択された抽選テーブルに基づいて演出実行抽選を行うように構成してもよく、例えば、演出実行抽選で当選した場合に、操作に応じた演出が実行され、当選しなかった場合は、操作に応じた演出が行われないようにしてもよい。より具体的には、例えば、判定期間における演出ボタン136の操作回数が5回以上である場合、演出実行抽選で当選する確率が低い低確率抽選テーブルを設定し、判定期間における演出ボタン136の操作回数が5回未満である場合、演出実行抽選で当選する確率が高い高確率抽選テーブルを設定することで、連打操作の苦手な遊技者についても演出内容を十分に楽しませることができる場合がある。一方、判定期間における演出ボタン136の操作回数が5回以上の場合、高確率抽選テーブルを設定し、判定期間における演出ボタン136の操作回数が5回未満の場合、低確率抽選テーブルを設定することで、連打操作を積極的に行った遊技者をより楽しませるようにすることができる場合がある。なお、判定期間においても、操作に応じた演出を行うか否かを抽選によって決定するようにしてもよい。この場合、所定期間において参照される抽選テーブルは、残り期間において参照される抽選テーブルのいずれかと同じであってもよいし、いずれとも異なってもよい。また、全ての操作に応じて演出が行われるようにしてもよい。この場合、判定期間において行われる操作に応じた演出では、例えば、メーターがしきい値となるまで演出を行うことが可能(例えば、ある値までメーターを増加することができる。)に構成してもよい。ここで、上記記載の抽選テーブルは演出の実行可否を抽選するためのテーブルであるが、演出の変化量を抽選によって決定するためのテーブル構成としてもよい。
(第6の形態)
また、操作有効期間において、1又は複数のボタンをタイミングよく操作させる演出(「タイミング操作演出」という場合がある。)において、演出期間(操作有効期間であってもよい。例えば、15秒)の開始から所定の判定期間(例えば、5秒間)の間にタイミングよくボタン操作された回数(該当するボタンの操作のタイミングをよいと判断する期間に操作された回数)に応じて、残り期間(例えば、10秒間)におけるタイミング操作演出の操作有効期間を決定するように構成していてもよい。例えば、判定期間の間にタイミングよくボタン操作された回数が3回以上である場合、該当するボタンの操作のタイミングを良いと判断する期間を第一の判断期間とし、判定期間の間にタイミングよくボタン操作された回数が3回未満である場合、該当するボタンの操作のタイミングを良いと判断する期間を第二の判断期間とした場合、第一の判断期間よりも第二の判断期間の方を長く設定することで、タイミング操作が苦手な遊技者についても演出内容を十分に楽しませることができる場合がある。一方、第二の判断期間よりも第一の判断期間の方を長く設定することでタイミング操作が得意な遊技者をより楽しませることができる場合がある。また、判定期間における該当するボタンの操作のタイミングを良いと判断する期間を第一の判断期間及び第二の判断期間のいずれかと同じであってもよいし、異なっていてもよい。ここで、判定期間における該当するボタンの操作タイミングが第一の判断期間及び第二の判断期間よりも長く設定されている場合、遊技者が判定期間においてタイミング操作の練習を行うことができ、タイミング操作演出へ遊技者が参加しやすくすることができる場合がある。一方、判定期間における該当するボタンの操作タイミングが第一の判断期間及び第二の判断期間のいずれよりも短く設定されている場合、タイミング操作演出が進むにつれて操作しやすくなるので、タイミング操作が徐々に上達してきたと思わせることができる場合がある。また、判定期間における該当するボタンの操作タイミングが第一の判断期間と第二の判断期間との間に設定されている場合、遊技者の技量によってタイミング操作演出を決定することができ、タイミング操作が苦手な遊技者及びタイミング操作を得意とする遊技者の両方を満足させることができる場合がある。
本実施形態において、これら第0の形態から第6の形態のいずれか1つの形態についてのみ適用してもよいし、連打用演出が複数種類用意され、連打用演出の種類に応じて実施する態様を異ならせるようにしてもよい。
続いて、CPU404は、演出ボタン(チャンスボタン)136が操作された旨の演出を実行するためのチャンスボタン操作ボックスをセットする(ステップS1105)。そして、CPU404は、RAM408における初回操作フラグに基づき、演出ボタン136の操作が初回操作であるか否かを判定する(ステップS1107)。すなわち、演出ボタン136の押し始めであるか否かを判定する。
CPU404は、演出ボタン136の操作が初回操作であると判定した場合は(ステップS1107:Yes)、次にオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1をRAM408の所定領域にセットした後(ステップS1109)、この処理を終了する。オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1は、本実施形態では、例えば、500msとしたが、任意の時間に設定することができる。これにより、連打用の演出の実行中において、時間T1の長押しが行われると、改めてボタンを押し直さなくても、演出ボタン136が押下されたものとして演出を行うことができるようになっている。
一方、CPU404は、演出ボタン136の操作が初回操作でないと判定した場合、すなわち、長押しオート連打中であると判定した場合は(ステップS1107:No)、次にオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T2をRAM408の所定領域にセットした後(ステップS1111)、この処理を終了する。オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T2は、本実施形態では、例えば、100msとしたが、任意の時間に設定することができる。これにより、連打用の演出の実行中において、引き続き長押しが維持されて時間T2が経過すると、改めてボタンを押し直さなくても、演出ボタン136が押下されたものとして演出を行うことができるようになっている。
本実施形態における連打操作処理は、演出ボタン136による連打操作演出についてのみ実行するものであるが、操作キーユニット137の各ボタン(上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e)について連打操作処理を実行するようにしてもよい。
次に、ボタン押下時処理において実行される長押し操作処理について、図24を参照しながら説明する。図24は、第1副制御部400のCPU404が実行する長押し操作処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による長押し用の演出であるか否かを判定する(ステップS1201)。CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による長押し用の演出でないと判定した場合は(ステップS1201:No)、この処理を終了する。一方、CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による長押し用の演出であると判定した場合は(ステップ1201:Yes)、RAM408における初回操作フラグに基づき、演出ボタン136の操作が初回操作であるか否かを判定する(ステップS1203)。すなわち、演出ボタン136の押し始めであるか否かを判定する。
CPU404は、演出ボタン136の操作が初回操作であると判定した場合は(ステップS1203:Yes)、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3をRAM408の所定領域にセットした後(ステップS1205)、この処理を終了する。長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3は、本実施形態では、例えば、100msとしたが、任意の時間に設定することができる。これにより、長押し用の演出の実行中において、時間T3の長押しが行われることにより、演出ボタン136の長押しが開始されたものとして演出を行うことができるようになる。
一方、CPU404は、演出ボタン136の操作が初回操作でないと判定した場合、すなわち、長押し中であると判定した場合は(ステップS1203:No)、演出ボタン(チャンスボタン)136が操作された旨の演出を実行するためのチャンスボタン操作ボックスをセットする(ステップS1207)。そして、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T4をRAM408の所定領域にセットした後(ステップS1209)、この処理を終了する。長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T4は、本実施形態では、例えば、231msとしたが、任意の時間に設定することができる。これにより、長押し用の演出の実行中において、引き続き長押しが維持されて時間T4が経過すると、演出ボタン136の長押しが維持されている演出を行うことができるようになっている。なお、ステップS1209でセットされる時間T4は、本実施形態では、毎回同じ時間(231ms)がセットされるように構成したが、セットされる毎にセットされる時間が変動してもよい。
本実施形態における長押し操作処理は、演出ボタン136による長押し操作演出について実行するものであるが、操作キーユニット137の各ボタン(上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e)について長押し操作処理を実行するようにしてもよい。
次に、ボタン押下時処理において実行されるその他ボタン操作処理について、図25を参照しながら説明する。図25は、第1副制御部400のCPU404が実行するその他ボタン操作処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、操作キーユニット137の決定ボタン137eの操作であるか否かを判定する(ステップS1301)。CPU404は、決定ボタン137eの操作であると判定した場合は(ステップS1301:Yes)、決定ボタン137eが操作された旨の演出を実行するための決定ボタン押下ボックスをセットした後(ステップS1303)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、決定ボタン137eの操作でないと判定した場合は(ステップS1301:No)、右ボタン137dの操作であるか否かを判定する(ステップS1305)。CPU404は、右ボタン137dの操作であると判定した場合は(ステップS1305:Yes)、右ボタン137dが操作された旨の演出を実行するための右ボタン押下ボックスをセットした後(ステップS1307)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、右ボタン137dの操作でないと判定した場合は(ステップS1305:No)、左ボタン137cの操作であるか否かを判定する(ステップS1309)。CPU404は、左ボタン137cの操作であると判定した場合は(ステップS1309:Yes)、左ボタン137cが操作された旨の演出を実行するための左ボタン押下ボックスをセットした後(ステップS1311)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、左ボタン137cの操作でないと判定した場合は(ステップS1309:No)、上ボタン137aの操作であるか否かを判定する(ステップS1313)。CPU404は、上ボタン137aの操作であると判定した場合は(ステップS1313:Yes)、上ボタン137aが操作された旨の演出を実行するための上ボタン押下ボックスをセットした後(ステップS1315)、この処理を終了する。一方、CPU404は、上ボタン137aの操作でないと判定した場合は(ステップS1313:No)、下ボタン137bの操作であるとして、下ボタン137cが操作された旨の演出を実行するための下ボタン押下ボックスをセットした後(ステップS1317)、この処理を終了する。
次に、各種ボタン操作関連処理において実行される決定ボタン操作時設定表示処理について、図26を参照しながら説明する。図26は、第1副制御部400のCPU404が実行する決定ボタン操作時設定表示処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、電源投入関連処理の実行中でないか否かを判定する(ステップS1401)。具体的には、CPU404は、電源が投入されてから復帰中表示が終了するまでの間であるか否かを判定している。CPU404は、電源投入関連処理の実行中であると判定した場合は(ステップS1401:No)、この処理を終了する。本実施形態では、電源が投入されてから復旧中表示が終了するまでの間は、後述する音量設定画面や輝度設定画面を表示しないようにしている。なお、電源が投入されてから復旧中表示が終了するまでの間においても、音量設定画面や輝度設定画面を表示して音量設定や輝度設定を行うことができるようにしてもよい。
一方、CPU404は、電源投入関連処理の実行中でないと判定した場合は(ステップS1401:Yes)、設定表示が非表示であるか否かを判定する(ステップS1403)。すなわち、CPU404は、図柄変動表示が行われていない待機状態や、図柄変動表示中や、大当り遊技中等において、図42(e)に示すような、音量設定画面や輝度設定画面が表示されていない状態であるか否かを判定する。CPU404は、設定表示が非表示であると判定した場合は(ステップS1403:Yes)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、設定表示が表示されていると判定した場合は(ステップS1403:No)、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されているか否かを判定する(ステップS1405)。具体的には、CPU404は、例えば、待機状態において表示される客待ちデモ表示中に、操作キーユニット137を操作することにより音量設定や輝度設定が可能であることを遊技者に明示あるいは示唆するアイコンが表示されているか否かを判定する。なお、このようなアイコンを表示しない場合でも、所定の操作があれば音量設定画面や輝度設定画面を表示するようなものにあっては、ステップS1405のような処理は不要である。CPU404は、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されていると判定した場合は(ステップS1405:Yes)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されていないと判定した場合は(ステップS1405:No)、輝度設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS1407)。具体的には、CPU404は、装飾図柄表示装置208のバックライトや各種ランプ418の現在の輝度や、設定された輝度を表示するための輝度設定画面が表示されているか否かを判定する。本実施形態では、輝度設定画面は、上ボタン137a又は下ボタン137bを操作することにより表示させることができるように構成されている。なお、後述する音量設定画面と輝度設定画面とを同時に表示させるように構成した場合には、ボタンの種類によって表示させる設定画面の種類を分けなくてもよい。この輝度設定画面は、演出ボタン136や操作キーユニット137の各ボタンを操作することなく所定の表示時間(例えば、15秒)が経過すると、消去される。CPU404は、輝度設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS1407:Yes)、輝度設定画面をそのまま表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS1409)、この処理を終了する。すなわち、CPU404は、輝度設定画面の表示を維持する表示時間をリセットする。ここで、輝度設定画面をそのまま表示するための液晶コマンドとは、所定の表示時間の経過時間に対応するカウントをリセットし、所定の表示時間のカウントを再設定するためのコマンドであってもよいが、所定の表示時間の経過時間に対応するカウントをそのまま継続させるためのコマンドであってもよい。
一方、CPU404は、輝度設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS1407:No)、音量設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS1411)。具体的には、CPU404は、スピーカ120から出力される音声の現在の音量や、設定された音量を表示するための音量設定画面が表示されているか否かを判定する。本実施形態では、音量設定画面は、左ボタン137c又は右ボタン137dを操作することにより表示させることができるように構成されている。この音量設定画面は、演出ボタン136や操作キーユニット137の各ボタンを操作することなく所定の表示時間(例えば、15秒)が経過すると、消去される。CPU404は、音量設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS1411:Yes)、音量設定画面をそのまま表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS1413)、この処理を終了する。すなわち、CPU404は、音量設定画面の表示を維持する表示時間をリセットする。ここで、音量設定画面をそのまま表示するための液晶コマンドとは、所定の表示時間の経過時間に対応するカウントをリセットし、所定の表示時間のカウントを再設定するためのコマンドであってもよいが、所定の表示時間の経過時間に対応するカウントをそのまま継続させるためのコマンドであってもよい。
一方、CPU404は、音量設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS1411:No)、図柄変動中用設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS1415)。具体的には、CPU404は、例えば、図柄変動表示中において表示される音量設定画面あるいは輝度設定画面が表示されているか否かを判定する。CPU404は、図柄変動中用設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS1415:Yes)、装飾図柄表示装置208に表示されている設定画面を非表示にするための液晶コマンドをセットした後(ステップS1417)、この処理を終了する。一方、CPU404は、図柄変動中用設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS1415:No)、ステップS1417の処理を実行することなく、この処理を終了する。
次に、各種ボタン操作関連処理において実行される右ボタン操作時設定表示処理について、図27を参照しながら説明する。図27は、第1副制御部400のCPU404が実行する右ボタン操作時設定表示処理のフローチャートである。なお、各種ボタン操作関連処理において実行される左ボタン操作時設定表示処理も、右ボタン操作時設定表示処理と同様の処理を行うため、右ボタン137dについての説明を左ボタン137cについての説明に置き換えることとして、説明を省略する。
まず、CPU404は、電源投入関連処理の実行中でないか否かを判定する(ステップS1501)。CPU404は、電源投入関連処理の実行中であると判定した場合は(ステップS1501:No)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、電源投入関連処理の実行中でないと判定した場合は(ステップS1501:Yes)、設定表示が非表示であるか否かを判定する(ステップS1503)。CPU404は、設定表示が非表示であると判定した場合は(ステップS1503:Yes)、非デモ状態であるか否かを判定する(ステップS1505)。すなわち、CPU404は、待機状態において、客待ちデモ表示を行っているか否かを判定する。CPU404は、非デモ状態であると判定した場合は(ステップS1505:Yes)、図柄変動用設定画面を表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS1507)、この処理を終了する。すなわち、CPU404は、図柄変動表示中において表示される音量設定画面を表示するための液晶コマンドをセットする。なお、音量設定画面とともに輝度設定画面を表示するようにしてもよい。また、輝度設定画面のみを表示するようにしてもよく、音量や輝度以外の他の設定画面を表示するようにしてもよい。
一方、CPU404は、非デモ状態でないと判定した場合は(ステップS1505:No)、音量設定画面を表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS1509)、この処理を終了する。
また、CPU404は、ステップS1503において、設定表示が非表示でないと判定した場合は(ステップS1503:No)、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されているか否かを判定する(ステップS1511)。CPU404は、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されていると判定した場合は(ステップS1511:Yes)、音量設定画面を表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS1513)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されていないと判定した場合は(ステップS1511:No)、輝度設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS1515)。CPU404は、輝度設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS1515:Yes)、輝度設定画面更新処理を実行した後(ステップS1517)、この処理を終了する。本実施形態では、輝度設定画面が表示されている状態で右ボタン137d(左ボタン137c)が操作された場合には、輝度設定が行われるようにしているが、右ボタン137d(左ボタン137c)では輝度設定を行うことができないようにしてもよい。なお、輝度設定画面更新処理の詳細については後述する。
一方、CPU404は、輝度設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS1515:No)、音量設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS1519)。CPU404は、音量設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS1519:Yes)、音量設定画面更新処理を実行した後(ステップS1521)、この処理を終了する。なお、音量設定画面更新処理の詳細については後述する。
一方、CPU404は、音量設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS1519:No)、図柄変動中用設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS1523)。CPU404は、図柄変動中用設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS1523:Yes)、音量設定画面更新処理を実行した後(ステップS1525)、この処理を終了する。一方、CPU404は、図柄変動中用設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS1523:No)、ステップS1525の処理を実行することなく、この処理を終了する。
次に、右ボタン操作時設定表示処理及び左ボタン操作時設定表示処理において実行される輝度設定表示更新処理について、図28(a)を参照しながら説明する。図28(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行する輝度設定表示更新処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、ユーザー輝度設定操作処理を実行する(ステップS1601)。ここで、図28(b)を参照しながら、ユーザー輝度設定操作処理の詳細について説明する。図28(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行するユーザー輝度設定設定操作処理のフローチャートである。
最初に、CPU404は、輝度ボリュームつまみの値を取得する(ステップS1701)。具体的には、例えば、第1副基板160に設けられた輝度ボリュームつまみ(不図示)から出力される信号に基づいて、輝度ボリュームつまみで示された値を取得する。輝度ボリュームつまみは、例えば、遊技店員により輝度を変更するためのつまみである。すなわち、輝度ボリュームつまみは、輝度のマスター設定を行うためのボリュームつまみということができる。なお、輝度ボリュームつまみを設けない構成としてもよく、この場合、ステップS1701のような処理を実行しないようにしてもよい。また、1つのボリュームつまみを設け、このボリュームつまみにより、後述する音量ボリュームつまみの機能と輝度ボリュームつまみの機能を統一するようにしてもよい。
続いて、CPU404は、輝度ボリュームつまみの値が0であるか否かを判定する(ステップS1703)。CPU404は、輝度ボリュームつまみの値が0であると判定した場合は(ステップS1703:Yes)、ステップS1715の処理を実行する。一方、CPU404は、輝度ボリュームつまみの値が0でないと判定した場合は(ステップS1703:No)、今回の操作が輝度を上げる操作であるか否かを判定する(ステップS1705)。すなわち、CPU404は、上ボタン137aあるいは右ボタン137dの操作であるか否かを判定する。
CPU404は、今回の操作が輝度を上げる操作であると判定した場合は(ステップS1705:Yes)、設定中の輝度が最大値であるか否かを判定する(ステップS1707)。すなわち、CPU404は、輝度を1〜10の10段階に設定することができる場合に、設定中の輝度が10であるか否かを判定する。CPU404は、設定中の輝度が最大値であると判定した場合は(ステップS1707:Yes)、ステップS1715の処理を実行する。一方、CPU404は、設定中の輝度が最大値でないと判定した場合は(ステップS1707:No)、輝度を1段階上げた後(ステップS1709)、ステップS1715の処理を実行する。
また、CPU404は、ステップS1705において、今回の操作が輝度を上げる操作でないと判定した場合、すなわち、輝度を下げる操作(例えば、下ボタン137bあるいは左ボタン137cの操作)であると判定した場合は(ステップS1705:No)、設定中の輝度が最小値であるか否かを判定する(ステップS1711)。すなわち、CPU404は、輝度を1〜10の10段階に設定することができる場合に、設定中の輝度が1であるか否かを判定する。CPU404は、設定中の輝度が最小値であると判定した場合は(ステップS1711)、ステップS1715の処理を実行する。一方、設定中の輝度が最小値でないと判定した場合は(ステップS1711:No)、輝度を1段階下げた後(ステップS1713)、ステップS1715の処理を実行する。
CPU404は、ステップS1715では、上述のようにして変更された輝度の設定表示を更新するための再設定処理を行った後(ステップS1715)、この処理を終了する。ここで、輝度ボリュームつまみの値が0の場合は、輝度設定画面を非表示の状態に維持する。なお、輝度ボリュームつまみの値が0の場合であっても、輝度設定画面が表示されるように構成されていてもよい。
本実施形態では、このようにして、輝度の設定変更及び設定された輝度を装飾図柄表示装置208に表示させることができる。
図28(a)に戻って、CPU404は、上述したようにしてユーザー輝度設定操作処理を実行すると、輝度設定画面を消去するまでのタイマを設定した後(ステップS1603)、輝度設定表示更新処理を終了する。ここで、輝度設定画面を消去するまでのタイマの設定は、所定の表示時間の経過時間に対応するカウントをリセットし、所定の表示時間のカウントを再設定するための液晶コマンドを送信する処理を含む。
次に、右ボタン操作時設定表示処理及び左ボタン操作時設定表示処理において実行される音量設定表示更新処理について、図29(a)を参照しながら説明する。図29(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行する音量設定表示更新処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、ユーザー音量設定操作処理を実行する(ステップS1801)。ここで、図29(b)を参照しながら、ユーザー音量設定操作処理の詳細について説明する。図28(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行するユーザー音量設定操作処理のフローチャートである。
最初に、CPU404は、音量ボリュームつまみの値を取得する(ステップS1901)。具体的には、例えば、第1副基板160に設けられた音量ボリュームつまみ(不図示)から出力される信号に基づいて、音量ボリュームつまみで示された値を取得する。音量ボリュームつまみは、例えば、遊技店員により音量を変更するためのつまみである。すなわち、音量ボリュームつまみは、音量のマスター設定を行うためのボリュームつまみということができる。なお、音量ボリュームつまみを設けない構成としてもよく、この場合、ステップS1901のような処理を実行しないようにしてもよい。
続いて、CPU404は、音量ボリュームつまみの値が0であるか否かを判定する(ステップS1903)。CPU404は、音量ボリュームつまみの値が0であると判定した場合は(ステップS1903:Yes)、ステップS1919の処理を実行する。一方、CPU404は、音量ボリュームつまみの値が0でないと判定した場合は(ステップS1903:No)、今回の操作が音量を上げる操作であるか否かを判定する(ステップS1905)。すなわち、CPU404は、右ボタン137dあるいは上ボタン137aの操作であるか否かを判定する。
CPU404は、今回の操作が音量を上げる操作であると判定した場合は(ステップS1905:Yes)、設定中の音量が最大値であるか否かを判定する(ステップS1907)。すなわち、CPU404は、音量を1〜10の10段階に設定することができる場合に、設定中の音量が10であるか否かを判定する。CPU404は、設定中の音量が最大値であると判定した場合は(ステップS1907:Yes)、ステップS1919の処理を実行する。一方、CPU404は、設定中の音量が最大値でないと判定した場合は(ステップS1907:No)、音量を1段階上げて(ステップS1909)、音量上昇時用の効果音を出力するためのデータをセットした後(ステップS1911)、ステップS1919の処理を実行する。その結果、音量を上げる操作が行われる毎に、スピーカ120から音量が上昇した旨の効果音が出力される。
また、CPU404は、ステップS1905において、今回の操作が音量を上げる操作でないと判定した場合、すなわち、音量を下げる操作(例えば、左ボタン137cあるいは下ボタン137bの操作)であると判定した場合は(ステップS1905:No)、設定中の音量が最小値であるか否かを判定する(ステップS1913)。すなわち、CPU404は、音量を1〜10の10段階に設定することができる場合に、設定中の音量が1であるか否かを判定する。CPU404は、設定中の音量が最小値であると判定した場合は(ステップS1913)、ステップS1919の処理を実行する。一方、設定中の音量が最小値でないと判定した場合は(ステップS1913:No)、音量を1段階下げて(ステップS1915)、音量低下時用の効果音を出力するためのデータをセットした後(ステップS1917)、ステップS1919の処理を実行する。
CPU404は、ステップS1919では、上述のようにして変更された音量の設定表示を更新するための再設定処理を行った後(ステップS1919)、この処理を終了する。ここで、音量ボリュームつまみの値が0の場合は、音量設定画面を非表示の状態に維持する。なお、音量ボリュームつまみの値が0の場合であっても、音量設定画面が表示されるように構成されていてもよい。
本実施形態では、このようにして、音量の設定変更及び設定された音量を装飾図柄表示装置208に表示させることができる。
図29(a)に戻って、CPU404は、上述したようにしてユーザー音量設定操作処理を実行すると、音量設定画面を消去するまでのタイマを設定した後(ステップS1603)、音量設定表示更新処理を終了する。ここで、音量設定画面を消去するまでのタイマの設定は、所定の表示時間の経過時間に対応するカウントをリセットし、所定の表示時間のカウントを再設定するための液晶コマンドを送信する処理を含む。なお、音量設定画面を消去するまでの時間(タイマ)と、輝度設定画面を消去するまでの時間(タイマ)とは同じ時間としているが、一方の時間が他方の時間よりも長いように構成されていてもよい。
次に、各種ボタン操作関連処理において実行される上ボタン操作時設定表示処理について、図30を参照しながら説明する。図30は、第1副制御部400のCPU404が実行する上ボタン操作時設定表示処理のフローチャートである。なお、各種ボタン操作関連処理において実行される下ボタン操作時設定表示処理も、上ボタン操作時設定表示処理と同様の処理を行うため、上ボタン137aについての説明を下ボタン137bについての説明に置き換えることとして、説明を省略する。
まず、CPU404は、電源投入関連処理の実行中でないか否かを判定する(ステップS2001)。CPU404は、電源投入関連処理の実行中であると判定した場合は(ステップS2001:No)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、電源投入関連処理の実行中でないと判定した場合は(ステップS2001:Yes)、設定表示が非表示であるか否かを判定する(ステップS2003)。CPU404は、設定表示が非表示であると判定した場合は(ステップS2003:Yes)、非デモ状態であるか否かを判定する(ステップS2005)。CPU404は、非デモ状態であると判定した場合は(ステップS2005:Yes)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、非デモ状態でないと判定した場合は(ステップS2005:No)、輝度設定画面を表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS2007)、この処理を終了する。
また、CPU404は、ステップS2003において、設定表示が非表示でないと判定した場合は(ステップS2003:No)、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されているか否かを判定する(ステップS2009)。CPU404は、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されていると判定した場合は(ステップS2009:Yes)、輝度設定画面を表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS2011)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されていないと判定した場合は(ステップS2009:No)、輝度設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS2013)。CPU404は、輝度設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS2013:Yes)、図28(a)に示される輝度設定画面更新処理を実行した後(ステップS2015)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、輝度設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS2013:No)、音量設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS2017)。CPU404は、音量設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS2017:Yes)、図29(a)に示される音量設定画面更新処理を実行した後(ステップS2019)、この処理を終了する。本実施形態では、音量設定画面が表示されている状態で上ボタン137a(下ボタン137b)が操作された場合には、音量設定が行われるようにしているが、上ボタン137a(下ボタン137b)では音量設定を行うことができないようにしてもよい。
一方、CPU404は、音量設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS2017:No)、図柄変動中用設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS2021)。CPU404は、図柄変動中用設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS2021:Yes)、図柄変動中用設定画面を消去するまでのタイマを再設定した後(ステップS2023)、この処理を終了する。図柄変動中用設定画面は、操作キーユニット137の各方向ボタンを操作することなく所定の表示時間(例えば、5秒)が経過すると、消去されるが、ステップS2023の処理が実行されることにより図柄変動中用設定画面の表示時間がリセットされる。
次に、ボタン長押し処理について説明する。図31(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するボタン長押し処理のフローチャートである。このボタン長押し処理は、図12(a)に示される第1副制御部メイン処理のチャンスボタン制御処理(ステップS411)において実行される処理である。
第1副制御部400のCPU404は、まず、操作手段の操作状態を初期化する(ステップS2101)。CPU404は、続いて、RAM408における初回操作フラグをクリアする(ステップS2103)。
その後、CPU404は、チャンスボタン長押し操作状態判定処理を実行する(ステップS2105)。
ここで、図31(b)を参照しながら、チャンスボタン長押し操作状態判定処理について説明する。
まず、CPU404は、チャンスボタンとしての演出ボタン136が長押し操作されている状態であるか否かを判定する(ステップS2201)。具体的には、CPU404は、入力ポートにおける演出ボタン136の信号の入力状態が連続してONしていることを検出することにより演出ボタン136が長押し操作されているか否かを判定する。
CPU404は、演出ボタン136が長押し操作されていると判定した場合は(ステップS2201:Yes)、RAM408における演出ボタン136の操作状況を長押し状態に更新する(ステップS2203)。一方、CPU404は、演出ボタン136が長押し操作されていると判定しない場合は(ステップS2201:No)、この処理を終了する。
続いて、CPU404は、液晶コマンドを送信するまでの時間が経過したか否かを判定する(ステップS2205)。具体的には、CPU404は、図23に示される連打操作処理においてセットされたオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1,T2や、図24に示される長押し操作処理においてセットされた長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3,T4が経過したか否かを判定する。
CPU404は、液晶コマンドを送信するまでの時間が経過したと判定した場合は(ステップS2205:Yes)、RAM408におけるコマンド送信フラグをONした後(ステップS2207)、この処理を終了する。一方、CPU404は、液晶コマンドを送信するまでの時間が経過したと判定しない場合は(ステップS2205:No)、ステップS2207の処理を実行することなく、この処理を終了する。
図31(a)に戻り、CPU404は、チャンスボタン長押し操作状態判定処理を実行した後は、決定ボタン長押し操作状態判定処理(ステップS2107)、左ボタン長押し操作状態判定処理(ステップS2109)、右ボタン長押し操作状態判定処理(ステップS2111)、上ボタン長押し操作状態判定処理(ステップS2113)、下ボタン長押し操作状態判定処理(ステップS2115)を順次実行する。なお、決定ボタン長押し操作状態判定処理、左ボタン長押し操作状態判定処理、右ボタン長押し操作状態判定処理、上ボタン長押し操作状態判定処理、下ボタン長押し操作状態判定処理の各処理の内容は、上述したチャンスボタン長押し操作状態判定処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。
その後、CPU404は、各種ボタン長押し操作関連処理を実行した後(ステップS2117)、この処理を終了する。
次に、ボタン長押し処理において実行される各種ボタン長押し操作関連処理について、図32を参照しながら説明する。図32は、第1副制御部400のCPU404が実行する各種ボタン長押し操作関連処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、RAM408におけるコマンド送信フラグがONであるか否かを判定する(ステップS2301)。CPU404は、コマンド送信フラグがONでない場合は(ステップS2301:No)、この処理を終了するが、コマンド送信フラグがONである場合は(ステップS2301:Yes)、演出ボタン(チャンスボタン)136を単独で操作しているか否かを判定する(ステップS2303)。CPU404は、演出ボタン136を単独で操作していると判定した場合は(ステップS2302:Yes)、図20に示されるボタン押下時処理を実行した後(ステップS2305)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、演出ボタン136を単独で操作していると判定しない場合は(ステップS2303:No)、決定ボタン137eを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS2307)。CPU404は、決定ボタン137eを単独で操作していると判定した場合は(ステップS2307:Yes)、上述したボタン押下時処理を実行した後(ステップS2309)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、決定ボタン137eを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS2307:No)、右ボタン137dを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS2311)。CPU404は、右ボタン137dを単独で操作していると判定した場合は(ステップS2311:Yes)、上述したボタン押下時処理を実行した後(ステップS2313)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、右ボタン137dを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS2311:No)、左ボタン137cを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS2315)。CPU404は、左ボタン137cを単独で操作していると判定した場合は(ステップS2315:Yes)、上述したボタン押下時処理を実行した後(ステップS2317)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、左ボタン137cを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS2315:No)、上ボタン137aを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS2319)。CPU404は、上ボタン137aを単独で操作していると判定した場合は(ステップS2319:Yes)、上述したボタン押下時処理を実行した後(ステップS2321)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、上ボタン137aを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS2319:No)、下ボタン137bを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS2323)。CPU404は、下ボタン137bを単独で操作していると判定した場合は(ステップS2323:Yes)、上述したボタン押下時処理を実行した後(ステップS2325)、この処理を終了する。一方、CPU404は、下ボタン137bを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS2323:No)、ステップS2325の処理を実行することなくこの処理を終了する。
本実施形態では、1回操作用の演出、連打用の演出及び長押し用の演出や、各種設定画面の表示中において、例えば、演出ボタン136の操作が要求されている場合に、演出ボタン136に加えて右ボタン137dも同時に操作されているといったように、操作が要求されているボタン以外のボタンがさらに操作された場合には、いずれの操作も無効となるように取り扱っているが、無効とせずに操作が有効として取り扱うようにしてもよく、例えば、演出ボタン136の操作が要求されているところ、演出ボタン136に加え、右ボタン137dがさらに同時に操作された場合には、演出ボタン136が操作されたとして取り扱うようにしてもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図34は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図34には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216が示されている。
図34(a)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、後述するデフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、第4図柄表示領域284が設けられている。第4図柄表示領域284は、図柄変動中(あるいは図柄停止中)か否かを報知するための領域であり、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、その四角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、その丸形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、その三角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。
また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられている。
さらに、図34に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208には、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。また、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の右端には、特図2の保留アイコン表示領域282が設けられる。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコン表示領域282には、特図2の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコン表示領域281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになり、特図2の保留アイコン表示領域282では、保留アイコンが縦並びに表示され、下側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図34(a)には、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図34(a)では、特図1の保留アイコン表示領域281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
一方、特図2の保留アイコン表示領域282には、一つも保留アイコンが表示されていない。これは、上述のごとく、図34に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。なお、特図2の保留アイコン表示領域282、すなわち装飾図柄表示装置208の右端に設けられる保留アイコン表示領域は、実際には領域を画定する線は表示されないが、図34(a)では、領域をわかりやすくするために点線で示してある。なお、領域を画定する線が設けられていてもよいし、保留アイコンが表示される場合に領域を画定する線も表示されるようにしてもよい。また、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコン表示領域が、変動アイコン表示領域280の左横(演出表示領域208d)に表示され、もう一方の特図の保留アイコン表示領域は右端に表示される。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図34(a)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281が演出表示領域208dに表示され、特図2の保留アイコン表示領域282が右端に表示される。制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコン表示領域282が演出表示領域208dに表示され、特図1の保留アイコン表示領域281が右端に表示される。
ここでは不図示であるが、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンと表示位置が異なるばかりか、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図34(b)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図34(c)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始されている。ここでの移動アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置へ向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図34(d)では、移動アニメーションが続き、同図(e)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示されているが、この段階でも依然として、装飾図柄の変動表示は開始されていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。
そして、図34(f)で装飾図柄の変動表示が開始される。
装飾図柄の変動表示が開始された装飾図柄表示装置208には、図34(g)に示すように、演出ボタン136を有効期間内に押下することを促す操作促進報知画像136Pが表示される。この操作促進報知画像136Pでは、主人公のキャラクタ画像の右横に、演出ボタン136の画像136P1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が表示されている。装飾図柄の変動表示は、操作促進報知画像136Pによって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄284等によって特図が変動中であることを認識することができる。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を操作促進報知画像136Pとは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。このように、操作促進報知画像136Pは、操作手段に関する操作表示の一例ということができる。
図34(h)に示す残時間表示バー136P2では、上記有効期間が減っており、同図(i)では、遊技者が、演出ボタン136を押下している。演出ボタン136が上記有効期間内に押下されると、図34(j)に示すように、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知画像136Pに代えてリーチ状態突入予告画像2071が表示される。リーチ状態突入予告画像2071では、主人公のキャラクタ画像の右横に、「チャンスだ」という文字表示がなされている。なお、上記有効期間内に演出ボタン136が押下されなかった場合にも、図34(j)に示されるような表示が行われてもよいし、図34(j)に示されるような表示とは異なる表示が行われてもよいし、図34(j)に示されるような表示を行わないようにしてもよい。このことは、1回操作用の演出、連打用の演出及び長押し用の演出においても同様である。このように、本実施形態では、リーチ状態突入予告画像2071は、第二の操作結果表示として機能している。また、この演出例において、操作促進報知画像136Pが表示される演出を第二の演出の一例という場合がある。なお、以下の説明において、「操作結果表示」を「操作応答表示」という場合もある。
図34(k)では、リーチ状態突入予告画像2071が消え、装飾図柄の変動表示が視認可能になり、その後、同図(l)に示すようにリーチ状態に突入する。なお、リーチ状態突入予告画像207が表示されても、リーチ状態に突入しない場合もあるが、必ず突入するようにしてもよい。
以上説明したように、操作促進報知画像136Pの出現は、現在行われている図柄変動表示に関する予告の契機となる演出に相当する。
図34(m)では、背景画像が、デフォルトの背景画像から非表示に切り替わり、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281が消えている。なお、第4図柄表示領域284は表示されている。また、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、右下隅に移動し、縮小表示され、図34(n)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展している。図34(n)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く同図(o)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
なお、リーチ状態突入予告画像2071は、リーチ状態に突入することの予告に留まらず、スーパーリーチまで発展することの予告であってもよい。
図35は、図34に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図34(o)から続く図35(p)では、決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図35(s)まで続く。図35(s)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(t)では、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。なお、非表示に代えてこれまでとは異なる背景画像を表示してもよい。やがて、同図(u)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。ここでの背景は、非表示であってもよいし、これまでとは異なる背景画像であってもよい。また、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示は消えたままであり、第4図柄表示領域284のみ表示されている。
図35(v)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の15R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、図35(v)に示す特図1の第4図柄(丸形の図形)は点灯している。この図35(v)では、背景は非表示になっているが、実際には、デフォルトとは異なる背景画像が表示されている。やがて、図35(w)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「確変大当り」の文字表示がなされている。
一方、図34(l)で異なる装飾図柄(実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りとなる図柄組合せ)でリーチ状態となった場合、図35(t)から続く、別の場合の図35(u´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示され、図35(u´)に続く図35(v´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の大当りの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。そして、図35(v´)に続く図35(w´)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「大当り」の文字表示がなされている。
図36は、図35(q)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。
図36(a)では、図34(o)で開始された決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図36(b)まで続く。図36(b)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、同図(c)では、図35(t)と同じく、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。やがて、図36(d)では、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が開始される。ここでは、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示が復活し、変動アイコンh0と特図1の第一の保留アイコンh11が表示されている。
図36(e)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯し、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。次いで、特図1の確定表示の期間中に、変動アイコン表示領域280では、変動アイコンh0の消去アニメーションが実行される。同図(f)では、変動アイコンh0の消去アニメーションが開始され、同図(g)でもその消去アニメーションは継続し、同図(h)で変動アイコンh0が完全に消えている。なお、特図1の確定表示が行われる前に、変動アイコンh0の消去アニメーションを実行してもよい。
次に、本実施形態における、演出ボタン及び操作キーユニット137の各ボタンの操作によって生じる遊技状態毎の操作結果の一例について説明する。ここで、図37(a)は、図柄変動表示を行っていない待機状態(客待ち状態)における各ボタンの操作結果の一例について説明する図であり、同図(b)は、図柄変動表示中における各ボタンの操作結果の一例について説明する図であり、同図(c)は、大当り遊技中における各ボタンの操作結果の一例について説明する図である。
図37(a)に示すように、待機状態において、アニメによる客待ちデモ表示(アニメデモ表示)中では、演出ボタン136(チャンスボタン)が操作されると、アニメデモ表示を中止し、図柄デモ表示に移行する。図柄デモ表示は、最後に表示された装飾図柄の変動表示結果を示す表示等のことである。また、図柄デモ表示中であって、設定画面の非表示中において演出ボタン136が操作されると、操作に応じたデモ演出を表示する。ここで、デモ演出は、例えば、複数種類の演出モードを実行可能なものである場合には、演出モードを変更したり、キャラクタを出現させたり、エフェクトを表示したり、遊技方法を説明する遊技説明を開始したりする演出表示等である。また、図柄デモ表示中であって、設定画面の表示中において演出ボタン136が操作されると、設定後の音量あるいは輝度を確定させて、設定画面が消去される。
また、待機状態であって、設定画面の非表示中において、決定ボタン137eが操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。一方、待機状態であって、設定画面の表示中において決定ボタン137eが操作されると、表示中の設定画面(音量設定画面あるいは輝度設定画面)の表示時間をリセットして表示を延長する。
また、待機状態であって、設定画面の非表示中において、右ボタン137dが操作された場合には、音量設定画面が表示される。一方、待機状態であって、音量設定画面の表示中において右ボタン137dが操作されると、音量変更がなされ音量が上昇する。なお、待機状態であって、輝度設定画面の表示中において右ボタン137dが操作されると、輝度変更がなされて輝度が上昇して明るくなる。
また、待機状態であって、設定画面の非表示中において、左ボタン137cが操作された場合には、音量設定画面が表示される。一方、待機状態であって、音量設定画面の表示中において左ボタン137cが操作されると、音量変更がなされ音量が低下する。なお、待機状態であって、輝度設定画面の表示中において左ボタン137cが操作されると、輝度変更がなされて輝度が低下して暗くなる。
また、待機状態であって、設定画面の非表示中において、上ボタン137aが操作された場合には、輝度設定画面が表示される。一方、待機状態であって、輝度設定画面の表示中において上ボタン137aが操作されると、輝度変更がなされ輝度が上昇する。なお、待機状態であって、音量設定画面の表示中において上ボタン137aが操作されると、音量変更がなされて音量が上昇する。
また、待機状態であって、設定画面の非表示中において、下ボタン137bが操作された場合には、輝度設定画面が表示される。一方、待機状態であって、輝度設定画面の表示中において下ボタン137bが操作されると、輝度変更がなされ輝度が低下する。なお、待機状態であって、音量設定画面の表示中において下ボタン137bが操作されると、音量変更がなされて音量が低下する。
図37(b)に示すように、図柄変動表示中であって、演出ボタン136の操作を受け付ける操作有効期間内に演出ボタン136が操作されると、操作に応じた演出が行われる。具体的には、1回操作用の演出における演出ボタン136の操作に応じた演出や、連打用の演出における演出ボタン136の操作に応じた演出や、長押し用の演出における演出ボタン136の操作に応じた演出等が行われる。また、図柄変動表示中であって、演出ボタン136の操作有効期間外に演出ボタン136が操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。なお、本実施形態では、操作有効期間内に演出ボタン136に加えて操作キーユニット137の各ボタンが同時に操作されている場合には、演出ボタン136が操作されていたとしても、なんらの操作結果もなされないように構成されている。また、操作有効期間外であっても、演出ボタン136の操作に応じて、各種ランプ418を点滅させたり、装飾図柄表示装置208にエフェクト表示を行ったり、効果音を出力させるようにしてもよい。このとき、図柄変動表示における演出とは無関係な演出であってもよい。
また、図柄変動表示中であって、設定画面の非表示中において、決定ボタン137eが操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。一方、図柄変動表示中であって、設定画面の表示中において決定ボタン137eが操作されると、設定後の音量を確定させて、表示中の設定画面を非表示にする。
また、図柄変動表示中であって、設定画面の非表示中において、右ボタン137dが操作された場合には、図柄変動中設定画面が表示される。一方、図柄変動表示中であって、図柄変動中設定画面の表示中において右ボタン137dが操作されると、音量変更がなされ音量が上昇する。
また、図柄変動表示中であって、設定画面の非表示中において、左ボタン137cが操作された場合には、図柄変動中設定画面が表示される。一方、図柄変動表示中であって、図柄変動中設定画面の表示中において左ボタン137cが操作されると、音量変更がなされ音量が低下する。
また、図柄変動表示中であって、設定画面の非表示中において、上ボタン137aが操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。一方、図柄変動表示中であって、図柄変動中設定画面の表示中において上ボタン137aが操作されると、表示中の図柄変動中設定画面の表示時間をリセットして表示を延長する。
また、図柄変動表示中であって、設定画面の非表示中において、下ボタン137bが操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。一方、図柄変動表示中であって、図柄変動中設定画面の表示中において下ボタン137bが操作されると、表示中の図柄変動中設定画面の表示時間をリセットして表示を延長する。
また、図柄変動表示中であって、操作を受け付ける操作有効期間内に演出ボタン136及び方向キーが操作されると、操作に応じた演出が行われる。具体的には、演出ボタン136及び方向キーの操作を要求する1回操作用の演出の実行中において、演出ボタン136及び方向キーの両方が同時に押されている場合に、これに応じた演出等が行われる。また、図柄変動表示中であって、操作有効期間外に演出ボタン136及び方向キーの両方が操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。なお、操作有効期間外であっても、演出ボタン136及び方向キーの両方の操作に応じて、各種ランプ418を点滅させたり、装飾図柄表示装置208にエフェクト表示を行ったり、効果音を出力させるようにしてもよい。このとき、図柄変動表示における演出とは無関係な演出であってもよい。
図37(c)に示すように、大当り遊技中であって、演出ボタン136の操作を受け付ける操作有効期間内に演出ボタン136が操作されると、操作に応じた演出が行われる。具体的には、1回操作用の演出における演出ボタン136の操作に応じた演出や、連打用の演出における演出ボタン136の操作に応じた演出や、長押し用の演出における演出ボタン136の操作に応じた演出等が行われる。また、大当り遊技中であって、演出ボタン136の操作有効期間外に演出ボタン136が操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。なお、本実施形態では、操作有効期間内に演出ボタン136に加えて操作キーユニット137の各ボタンが同時に操作されている場合には、演出ボタン136が操作されていたとしても、なんらの操作結果もなされないように構成されている。また、操作有効期間外であっても、演出ボタン136の操作に応じて、各種ランプ418を点滅させたり、装飾図柄表示装置208にエフェクト表示を行ったり、効果音を出力させるようにしてもよい。このとき、図柄変動表示における演出とは無関係な演出であってもよい。
また、大当り遊技中であって、設定画面の非表示中において、決定ボタン137eが操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。一方、大当り遊技中であって、設定画面(音量設定画面あるいは輝度設定画面)の表示中において決定ボタン137eが操作されると、設定後の音量あるいは輝度を確定させて、表示中の設定画面を非表示にする。
また、大当り遊技中であって、設定画面の非表示中において、右ボタン137dが操作された場合には、音量設定画面が表示される。一方、大当り遊技中であって、音量設定画面の表示中において右ボタン137dが操作されると、音量変更がなされ音量が上昇する。なお、大当り遊技中であって、輝度設定画面の表示中において右ボタン137dが操作されると、輝度変更がなされて輝度が上昇して明るくなる。
また、大当り遊技中であって、設定画面の非表示中において、左ボタン137cが操作された場合には、音量設定画面が表示される。一方、大当り遊技中であって、音量設定画面の表示中において左ボタン137cが操作されると、音量変更がなされ音量が低下する。なお、大当り遊技中であって、輝度設定画面の表示中において左ボタン137cが操作されると、輝度変更がなされて輝度が低下して暗くなる。
また、大当り遊技中であって、設定画面の非表示中において、上ボタン137aが操作された場合には、輝度設定画面が表示される。一方、大当り遊技中であって、輝度設定画面の表示中において上ボタン137aが操作されると、輝度変更がなされ輝度が上昇する。なお、大当り遊技中であって、音量設定画面の表示中において上ボタン137aが操作されると、音量変更がなされて音量が上昇する。
また、大当り遊技中であって、設定画面の非表示中において、下ボタン137bが操作された場合には、輝度設定画面が表示される。一方、大当り遊技中であって、輝度設定画面の表示中において下ボタン137bが操作されると、輝度変更がなされ輝度が低下する。なお、大当り遊技中であって、音量設定画面の表示中において下ボタン137bが操作されると、音量変更がなされて音量が低下する。
また、大当り遊技中であって、大当りラウンド以外(例えば、大当り開始前演出中、ラウンド間演出中、大当り終了演出中等)において演出ボタン136及び左ボタン137cが操作されると、なんらの操作結果もなされない。また、大当り遊技中であって、大当りラウンド中において演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された場合には、大当り遊技中に出力されるBGMの曲目が変更される。本実施形態では、大当り遊技中に出力されるBGMとして複数曲が用意されており、例えば、演出ボタン136+左ボタン137cの操作がなされる毎に、「曲1」−「曲3」−「曲2」−「曲1」・・・といったように、逆方向に選択曲を遷移させることができる。
また、大当り遊技中であって、大当りラウンド以外において演出ボタン136及び右ボタン137dが操作されると、なんらの操作結果もなされない。また、大当り遊技中であって、大当りラウンド中において演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された場合には、大当り遊技中に出力されるBGMの曲目が変更される。より具体的には、演出ボタン136+右ボタン137dの操作がなされる毎に、「曲1」−「曲2」−「曲3」−「曲1」・・・といったように、順方向に選択曲を遷移させることができる。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図38は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。なお、図38に示される演出例は、図34〜図36にかけて行われる演出の一部において実行される場合がある演出例である。
図38(1)は、図34(o)に対応するものであり、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。図38(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われており、設定画面は非表示である。なお、本実施形態では、「装飾7」でリーチが行われている様子が示される一方で、表示画面の左下においても3つの装飾図柄の変動表示が行われている。この3つの装飾図柄は、例えば、特図が停止表示されるタイミングで、特図1あるいは特図2の表示結果に対応する図柄の組み合わせで3つ同時に停止表示される。なお、本実施形態では、表示画面の左下部分に表示された3つの装飾図柄について3つ同時に停止表示するようにしたが、例えば、左・右・中の順に順次停止表示するようにしてもよい。
このとき、図38(2)に示すように、右ボタン137dが操作されると、図38(3)に示すように、図柄変動中用設定画面が表示される。このとき、右ボタン137dは、操作されている間、所定の発光態様(例えば、赤色等)で発光する。その他のボタンは、消灯していてもよいし、他の発光態様(例えば、青色等)で発光してもよい。なお、左ボタン137cが操作された場合にも同様に、図柄変動中用設定画面が表示される。図柄変動中用設定画面は、音量ゲージVGを含む表示画面である。すなわち、図柄変動中用設定画面は、音量設定表示の一例として機能している。この図柄変動中用設定画面は、演出表示が行われているレイヤーよりも前側のレイヤーに配置されて表示されている。したがって、図柄変動中用設定画面が表示されている間は、演出表示が視認困難な状態となる。なお、音量ゲージVGによれば、音量が5段階中の3段階目であることが示されている。
図柄変動中用設定画面が表示されている状態で、図38(4)に示すように、右ボタン137dが再度操作されると、図38(5)に示すように、音量が1段階増加し、これに応じて、音量ゲージVGは、音量が4段階目であることを示す表示に変化する。本実施形態では、右ボタン137dを1回操作する毎に、音量が1段階上昇するように構成されている。一方、音量ゲージVGが3段階目であることを示している状態で左ボタン137cが操作された場合には、音量が1段階低下し、これに応じて、音量ゲージVGが2段階目であることを示す表示に変化することとなる。なお、本実施形態では、図柄変動中においては音量設定のみ可能としたが、輝度設定や演出モードやBGM等を設定できるようにしてもよい。また、右ボタン137d(左ボタン137c)が長押しされた場合には、長押しされている期間、オートリピート機能が働いて、所定時間(例えば、200ms)ごとに音量が1段ずつ上がっていく(下がっていく)ように構成されてもよいし、オートリピート機能を働かせないようにして、1回操作が行われない限りでは、音量が上がらない(下がらない)ように構成されてもよい。
図38(6)は、図35(p)に対応するものであり、決闘シーンのアニメーションが継続している。この演出例では、その後、図38(7)に示されるタイミングで、チャンスボタン(演出ボタン136)及び右キー(右ボタン137d)の同時操作の演出(第一の演出)が開始される。そして、図38(8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方を有効期間内に同時に操作された状態にすることを促す操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン136を模した画像である演出ボタン画像136P1と、右ボタン137dを模した画像である右ボタン画像137dP1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が含まれている。このとき、演出ボタン画像136P1及び右ボタン画像137dP1は、操作待ちアニメーション表示が行われる。ここで、操作待ちアニメーションは、例えば、ボタンが引っ込んだり突出したりする動作を繰り返し行うアニメーションである。ここで、操作待ちアニメーション表示を行わなず、静止画像としてもよい。なお、図38(8)に示されるタイミングでは、操作有効期間が開始する前であり、演出ボタン136や右ボタン137dを操作しても無効として取り扱われることとなる。なお、操作促進報知画像を操作有効期間が開始すると同時に表示されるように構成されてもよい。このように、本実施形態では、演出ボタン画像136P1及び右ボタン画像137dP1を含む表示を、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方の操作に関する第一の操作表示の一例という場合がある。
そして、図38(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図38(10)に示されるタイミングで、図38(11)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作されると、図38(12)に示されるように、装飾図柄表示装置208の上方に位置していた演出可動体225が装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側に移動し、表示画面を隠すようにされる場合がある。このとき、装飾図柄表示装置208では、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示(第一の操作結果表示)が行われている。すなわち、操作結果演出が行われる。なお、演出ボタン136及び右ボタン137dは、操作されている間、所定の発光態様(例えば、赤色等)で発光している。これにより、当該図柄変動表示の結果が大当りとなることが事前に報知される。なお、当該図柄変動表示の結果が大当りとならない場合でも行われるようにして、大当りへの期待度が高いことを演出するようにしてもよい。ここで、演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作は、演出ボタン136と右ボタン137dとが同じタイミングで操作される場合に限らず、演出ボタン136が押下された状態で右ボタン137dが操作された場合や、右ボタン137dが押下された状態で演出ボタン136が操作された場合も含まれることは言うまでもない。すなわち、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が押下されている状態となればよい。なお、演出ボタン136と右ボタン137dとが同じタイミングで操作された場合にのみ、図38(12)に示されるような同時操作の演出が開始されるようにしてもよい。また、演出ボタン136及び右ボタン137dのうちの片方が押下されてから所定時間内(例えば、1秒以内)に他方が操作されない場合には、同時操作として取り扱わないようにしてもよい。
また、本実施形態では、演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作により、演出可動体225による演出が行われたが、操作有効期間内に同時操作が行われない場合にも演出可動体225による演出が行われる場合があるように構成されている。なお、操作有効期間内に同時操作が行われない場合には、演出可動体225による演出が行われないようにしてもよい。また、操作有効期間内に同時操作が行われた場合と、操作有効期間内に同時操作が行われない場合とで、実行される演出内容が異なるようにしてもよく、例えば、操作有効期間内に同時操作が行われた場合には、大当りへの期待度が高い演出が行われ、操作有効期間内に同時操作が行われなかった場合には、大当りへの期待度が低い演出が行われるようにしてもよいし、その逆でもよい。
また、本実施形態では、操作を要求するボタンの数が多いほど当該図柄変動表示における大当りへの期待度が高いことを示唆するようにしている。これにより、遊技者は、ボタンの数が多いほど、大当りへの期待感が高まり、遊技の興趣が向上する場合がある。すなわち、図38(8)等に示される表示は、当該変動予告として機能しているということができる。なお、操作を要求するボタンの数にかかわらず、当該図柄変動表示における大当りへの期待度が同じであってもよい。また、先読み予告として行うようにしてもよい。
その後、図38(13)に示すように、決闘シーンのアニメーションが再開され、図38(14)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、その後、図38(15)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが揺れ変動にて表示される。また、装飾図柄表示装置208の左下では、3つの装飾図柄が依然として変動表示している。
図39は、図38に示される演出における他の演出例について説明する図である。ここで、図39(a1)〜同図(a5)は、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求している演出が行われているときに、一方のボタンのみが操作された場合の演出例について示しており、図39(b1)〜同図(b5)は、図39(a1)〜同図(a5)に示される演出の他の演出例について示しており、図39(c1)〜同図(c5)は、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求している演出が行われているときに、一方のボタンを最初に操作し、その状態を維持したまま他方のボタンが操作された場合の演出例について示している。
図39(a1)は、図38(10)に対応している。このとき、図39(a2)に示すように、演出ボタン136を操作せず、右ボタン137dのみが操作されると、図39(a3)に示すように、右ボタン画像137dP1の表示態様が非操作時の表示態様から操作時の表示態様に変化するが、演出可動体225の動作(操作結果演出)は行われない。なお、図柄変動表示の実行中において、右ボタン137dが操作されると、図柄変動中用設定画面が表示されて音量設定が可能な状態になるが、予告等の演出を行わせるためにボタン操作を促す表示(ボタン操作促進表示)が開始されてから、当該図柄変動表示が終了するまでは、図柄変動中用設定画面の表示を禁止状態にして音量設定を行わせないようにしている。すなわち、図38(7)のタイミングから当該図柄変動表示が終了するまでは、音量設定が禁止された状態となる。なお、ボタン操作促進表示が行われている間だけ音量設定が禁止されるようにしてもよい。また、ボタン操作促進表示が開始されてから操作結果演出が終了するまでの間だけ音量設定が禁止されるようにしてもよい。
その後、図39(a4)に示すように、右ボタン137dの操作を解除すると、図39(a5)に示すように、右ボタン画像137dP1の表示態様が操作時の表示態様から非操作時の表示態様に変化し、依然として操作結果演出は行われない。
図39(b1)も、図38(10)に対応する表示であるが、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1のそれぞれに対応して残時間表示バー136P2a,136P2bが表示されている。このとき、図39(b2)に示すように、演出ボタン136を操作せず、右ボタン137dのみが操作されると、図39(b3)に示すように、右ボタン画像137dP1の表示態様が非操作時の表示態様から操作時の表示態様に変化するが、操作結果演出は行われない。また、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が同時に操作されていないため、操作有効期間は継続しており、演出ボタン画像136P1に対応する残時間表示バー136P2aはもちろんのこと、右ボタン画像137dP1に対応する残時間表示バー136P2bも、右ボタン137dが操作されているにも拘らずメーターが継続して減っていく表示が行われる。
その後、図39(b4)に示すように、右ボタン137dの操作を解除すると、図39(b5)に示すように、右ボタン画像137dP1の表示態様が操作時の表示態様から非操作時の表示態様に変化し、依然として操作結果演出は行われない。
図39(c1)は、図38(10)に対応している。このとき、図39(c2)に示すように、演出ボタン136を操作せず、右ボタン137dのみが操作されると、図39(c3)に示すように、右ボタン画像137dP1の表示態様が非操作時の表示態様から操作時の表示態様に変化するが、演出可動体225の動作(操作結果演出)は行われない。
その後、図39(c4)に示すように、右ボタン137dの操作した状態で演出ボタン136が操作されると、図39(c5)に示すように、操作結果演出が開始される。このことは、演出ボタン136のみが最初に操作され、その状態で右ボタン137dが操作された場合も同様である。すなわち、演出ボタン136及び右ボタン137dのうちいずれか一方のボタンが操作あるいは長押しされた状態で、他方のボタンが操作された場合も、演出ボタン136及び右ボタン137dが同じタイミングで操作された場合と同様の結果(操作結果演出の実行)が得られる。
図40は、図38に示される演出における他の演出例について説明する図である。ここで、図40(a1)〜同図(a2)は、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求している演出が行われているときに、一方のボタンのみが操作された場合の演出例について示しており、図40(b1)〜同図(b2)は、図38(7)〜同図(8)に示される演出の他の演出例について示しており、図40(c1)〜同図(c2)は、図38(7)〜同図(8)に示される演出の他の演出例について示している。
図40(a1)は、演出ボタン136を操作せず、右ボタン137dのみが長押しされている状態を示している。そのため、右ボタン画像137dP1の表示態様が非操作時の表示態様から操作時の表示態様に変化している。その後、例えば、有効期間の残り1/3の時間が経過すると、図40(a2)に示すように、「チャンスボタンも押してね」という文字表示とともに、演出ボタン画像136P1が振動しているかのようなアニメーション表示(振動アニメーション表示)が開始され、操作されていない方のボタンの操作をさらに促す表示が行われる。振動アニメーション表示の開始タイミングは、上述したものに限定されず、適宜設定することができ、例えば、演出ボタン136及び右ボタン137dのうちのいずれか一方のボタンが操作されてから所定時間(例えば、3秒)が経過した場合に振動アニメーション表示が開始されるようにしてもよい。振動アニメーション表示は、対応するボタン(図40(a2)では、演出ボタン136)が操作されると終了する。このように、演出ボタン136及び右ボタン137dのうち一方のボタンのみが操作された状態で、所定時間が経過した場合には、通常の表示(操作待ちアニメーション表示)とは異なる表示(振動アニメーション表示)を行うようにしてもよい。
図40(b1)〜同図(b2)は、図38(7)〜同図(8)に対応するが、図40(b2)では、右ボタン画像137dP1が表示されず、演出ボタン画像136P1のみが表示されている。
また、図40(c1)〜同図(c2)も、図38(7)〜同図(8)に対応するが、図40(c2)では、右ボタン画像137dP1及び演出ボタン画像136P1に加えて、左ボタン画像137cP1がさらに表示されている。
このように、本実施形態では、表示されるボタン画像の数を変化させることにより大当りへの期待度を変化させるようにしており、例えば、表示されるボタン画像の数が多いほど、大当りへの期待度が高いように構成されている。
図41は、図38に示される演出の別の例について説明する図である。
図41(a)は、図38(7)に対応しており、チャンスボタン(演出ボタン136)及び右キー(右ボタン137d)の同時操作の演出が開始される。そして、図41(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方を有効期間内に同時に操作された状態にすることを促す操作促進報知画像が表示される。図41(b)では、操作促進報知画像として、演出ボタン画像136P1と、右ボタン画像137dP1とともに、操作有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2a,136P2bが各ボタン画像にそれぞれ対応して表示されている。なお、図41(b)に示されるタイミングでは、操作有効期間が開始する前であり、演出ボタン136や右ボタン137dを操作しても無効として取り扱われることとなる。
そして、図41(c)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図41(d)に示されるタイミングで、図41(e)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dのうちの右ボタン137dのみが操作されると、図41(f)に示すように、右ボタン画像137dP1及び右ボタン画像137dP1に対応して表示されている残時間表示バー136P2bがグレーアウト表示に変化し、残時間表示バー136P2bのメーターは残り時間が0である旨の表示になる。なお、右ボタン画像137dP1及び残時間表示バー136P2bを消去するようにしてもよい。
その後、図41(g)に示すように、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の上部を覆う位置まで移動して、その場で振動する煽り動作が行われ、操作結果演出が行われるかもしれないことを示唆している。なお、演出可動体225による煽り動作を行わないようにしてもよい。
その後、図41(h)に示すように、右ボタン137dの操作が解除され、演出ボタン136が操作されると、図41(i)に示されるように、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の表示画面全体を覆う位置まで移動する場合がある。このとき、装飾図柄表示装置208では、上述したエフェクト表示が行われている。
このように、操作有効期間において、右ボタン137d、演出ボタン136の順にボタン操作が1回ずつ行われることにより、操作結果演出が行われるようにしてもよい。なお、この演出例において、演出ボタン136及び右ボタン137dについて、操作する順序を問わず2つのボタンが1回ずつ操作されることにより操作結果演出が行われるようにしてもよいし、正しい順序(例えば、右ボタン137d、演出ボタン136の順)でボタン操作が行われることを条件として操作結果演出が行われるようにしてもよい。
また、図41(h)に示すように、演出ボタン136が操作されたが、操作結果演出が行われない場合には、図41(i´)に示すように、演出可動体225が降下することなく上昇し、ボタン1回操作演出に失敗した演出が行われる。このとき、演出ボタン画像136P1及び演出ボタン画像136P1に対応して表示されている残時間表示バー136P2aがグレーアウト表示に変化し、残時間表示バー136P2aのメーターは残り時間が0である旨の表示になる。これにより、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方のボタンが操作されたことが報知される。なお、演出ボタン画像136P1、右ボタン画像137dP1及び残時間表示バー136P2a,136P2bを消去するようにしてもよい。
その後、図41(j´)に示すように、決闘シーンのアニメーションが再開され、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れた様子が表示される。
なお、本実施形態では、上述したように、演出ボタン136と右ボタン137dの操作を要求する場合には、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1を表示して、演出ボタン136と右ボタン137dの操作を促すといったように、操作を要求するボタンの操作を促す表示を行うようにしたが、例えば、操作を要求するボタン以外のボタンの操作を促す表示を行うようにしてもよい。具体的には、例えば、演出ボタン136の1回操作を要求する場合において、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1を表示するが、演出ボタン136のみ操作すれば操作結果演出が行われるような演出を行うようにしてもよい。また、操作を要求するボタンとは異なるボタンの操作を促す表示を行うようにしてもよい。具体的には、例えば、右ボタン137dの操作を要求する場合において、演出ボタン画像136P1のみを表示するが、演出ボタン画像136P1を操作しても操作結果演出は行われず、右ボタン137dが操作された場合に操作結果演出が行われるようにしてもよい。
また、例えば、図38(8)に示すように、操作促進報知画像が表示されるが、操作有効期間が開始されず、その後、操作促進報知画像が消去されるなど、いわゆる、フェイクの演出を行うようにしてもよい。フェイクの演出としては、例えば、2つの演出ボタン画像136P1が互いに近づいて重なった場合に操作促進報知画像が表示される演出において、2つの演出ボタン画像136P1が重ならなかったので操作促進報知画像が表示されず、ボタン操作の演出が開始されないといった演出や、操作促進報知画像が表示されるが、操作を促している対象のボタンが機械的に押下し難くなったり、操作不能位置に変位して押下ができなくなったりするような演出等が考えられる。
図42は、演出ボタン136及び操作キーユニット137を用いた設定操作の一例について説明する図である。
図42には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216が示されている。さらに、本実施形態では、遊技盤200の所定箇所に特図1用第4図柄LED285aと、特図2用第4図柄LED285bとが設けられている。特図1用第4図柄LED285aは、その点灯態様により、特図1が図柄変動中か否かを報知するものであり、特図2用第4図柄LED285bは、その点灯態様により、特図2が図柄変動中か否かを報知する。例えば、特図1用第4図柄LED285a及び特図2用第4図柄LED285bは、図柄変動表示中においては、所定間隔(例えば、0.5秒)で点滅し、表示結果がハズレとなった場合には消灯し、表示結果が大当りとなった場合には点灯するように構成されているが、点灯態様については任意に設定することができ、図柄変動表示状態に応じて発光色を異ならせるようにしてもよい。
図42(a)に示す装飾図柄表示装置208では、大当り遊技が開始されたことを示す大当り開始演出の表示が行われている。なお、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部には、右打ちすることを促す打ち方表示が表示されている。また、特図1用第4図柄LED285aは消灯しており、表示結果がハズレであることが示され、特図2用第4図柄LED285bは点灯しており、表示結果が大当りであることが示されている。すなわち、今回の大当りは、第2特図表示装置214において特図aが表示されることによる大当りである。
図42(b)は、1ラウンド目が開始された様子が示されている。図42(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当りラウンド中演出の表示が行われている。そして、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上隅部に1ラウンド目であることを示す「1R」の表示が行われるとともに、打ち方表示の下方には、初回の大当り遊技であることを示す「BONUS×1」が表示されている。また、本実施形態では、装飾図柄表示装置208の中央下部には、スピーカ120から出力されているBGMの楽曲名を示す楽曲名表示MTが表示されている。
図42(c)は、3ラウンド目が実行されている様子が示されている。このとき、図42(d)に示すように、右ボタン137d(あるいは、左ボタン137c)が1回操作されると、図42(e)に示すように、装飾図柄表示装置208では、音量設定画面が表示される。なお、音量設定画面における音量ゲージVGによれば、音量が5段階中の3段階目であることが示されている。なお、左ボタン137cと右ボタン137dとが同時操作された場合に音量設定画面を表示し、あるいは、消去するように構成してもよく、このようにすることにより、遊技者が意図して操作することで音量設定を行うことができ、意図しない操作により音量設定画面が表示されてしまうといった煩わしさを抑制することができる場合がある。
そして、音量設定画面が表示されている状態で、図42(f)に示すように、右ボタン137dが再度操作されると、図42(g)に示すように、音量が1段階増加し、これに応じて、音量ゲージVGは、音量が4段階目であることを示す表示に変化する。
また、音量設定画面が表示されている状態で、図42(h)に示すように、演出ボタン136が操作しながら右ボタン137dが操作された場合には、図42(i)に示すように、音量の増減は行われず、BGMの楽曲が変更され、楽曲名表示MTでは、変更後の楽曲名が表示されている。すなわち、本実施形態では、演出ボタン136の操作中では、音量変更ができないように構成されている。なお、音量設定画面は、操作キーユニット137におけるいずれかの方向ボタンが最後に操作されてから所定時間後(例えば、3秒後)に消去される。ここで、演出ボタン136と操作キーユニット137におけるいずれかの方向ボタンとが同時に操作された場合は、方向ボタンの操作がないものとしてもよい。また、演出ボタン136と方向ボタンとが同時に操作された場合には、音量設定画面が消去されるように構成してもよい。
図43は、演出ボタン136及び操作キーユニット137を用いた演出例について説明する図である。
図43(a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられ、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコン表示領域281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図43(a)には、特図1の保留アイコン表示領域281に1つの特図1の保留アイコンh11が表示されており、この特図1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、保留アイコンは、デフォルトの表示態様の他にも、先読み予告の表示態様で表示することもでき、保留中の図柄変動表示についての先読み予告として機能することもできる。
また、変動アイコン表示領域280には、変動アイコンh0がデフォルトの表示態様で表示されている。なお、変動アイコンh0は、デフォルトの表示態様の他にも、予告表示態様で表示することもでき、当該図柄変動表示についての予告表示として機能することもできる。
図43(a)に示される装飾図柄の変動表示中において、図43(b)に示すように、右ボタン137dが1回操作されると、図43(c)に示すように、音量設定画面が表示される。このとき、音量ゲージVGによれば、音量が5段階中の4段階目であることが示されている。なお、本実施形態では、操作に応じた演出や機能が割り当てられていないボタンが操作された場合でも、なんらの操作結果を得ることはないように構成されているが、例えば、ボタンが操作されたことを確認する旨のエフェクト演出を行うようにしてもよい。エフェクト演出は、装飾図柄表示装置208による表示の他、スピーカ120からの音声出力や、各種ランプ418によるランプの発光による演出であってもよい。
その後、図43(d)に示すように、装飾図柄表示装置208には、演出ボタン136を操作有効期間内に押下することを促す操作促進報知画像136Pが表示される。この操作促進報知画像136Pでは、主人公の殿様のキャラクタ画像の右横に、演出ボタン136の画像136P1と、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が表示されている。ただし、図43(d)に示されるタイミングでは、操作有効期間の開始前であるので、演出ボタン136が操作されても無効として取り扱われることとなる。一方、音量設定は有効とされており、左ボタン137c又は右ボタン137dが操作されることにより、音量の変更を行うことができる。また、残時間表示バー136P2は、音量ゲージVGの背面側のレイヤーに配置されて表示されるため、音量ゲージVGに重なって表示されており、視認困難となっている。また、装飾図柄の変動表示は、操作促進報知画像136Pによって隠されてしまっているが、遊技者は、装飾図柄表示装置208の表示画面の左下隅部で変動表示される装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を操作促進報知画像136Pとは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。
そして、図43(e)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図43(f)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作された場合には、図43(g)に示すように、演出ボタン136が操作されることにより行われる操作結果演出も、音量の変更も行われない。すなわち、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作が無効として取り扱われる。なお、音量ゲージVGに隠されている残時間表示バー136P2のメーターは、時間の経過とともに減少表示される。
その後、方向キーが最後に操作されてから所定時間が経過すると、図43(h)に示すように、音量設定画面が消去され、残時間表示バー136P2が出現する。なお、この場合においても、右ボタン137dの操作をやめない限り、演出ボタン136が操作されたとしても有効とは取り扱われない。
次に、演出ボタン136の操作と装飾図柄表示装置208における演出表示との関係について図44〜図45を参照しながら説明する。ここで、図44(A)は、連打用の演出の実行中における、演出ボタン136による連打操作と演出表示との関係について説明するタイミングチャートであり、同図(B)は、連打用の演出の実行中における、演出ボタン136による長押し操作と演出表示との関係について説明するタイミングチャートであり、同図(C)は、長押し用の演出の実行中における、演出ボタン136による長押し操作と演出表示との関係について説明するタイミングチャートである。また、図45(A)は、連打用の演出の実行中において、演出ボタン136による長押し操作を断続的に行った場合の演出表示について説明するタイミングチャートであり、同図(B)は、長押し用の演出の実行中において、演出ボタン136による長押し操作を断続的に行った場合の演出表示について説明するタイミングチャートである。
本実施形態では、第1副制御部400が主制御部300から図柄変動開始コマンドが送信されると、第1副制御部400では、受信したコマンドに応じた装飾図柄変動表示の演出パターンを決定する。そして、決定した演出パターンによる演出において、各種の演出を実行するか否かの演出抽選を行う。演出抽選により実行することが決定された演出内容の全てボックスデータを読み出し、読みだしたボックスデータに含まれるパーツデータをRAM408に記憶するとともに、ボックスデータに含まれる液晶コマンドを第1副制御部400から第2副制御部500に送信する。
図柄変動表示の開始時に第1副制御部400から第2副制御部500に送信される液晶コマンドとしては、例えば、背景を指定する背景コマンド、変動時間を指定するタイマコマンドと、保留数を指定する保留数変化コマンド、保留アイコンの表示位置と色を指定する保留表示コマンド、予告の内容を指定する予告コマンド、実行するリーチの内容を指定するリーチコマンド、仮停止する装飾図柄を指定する仮停止図柄コマンド、図柄停止時に確定表示する装飾図柄を指定する最終停止図柄コマンド等がある。ここで、タイマコマンドには、リーチ前の演出時間(予告タイマ)とリーチの演出時間(リーチタイマ)とが特定可能なデータが含まれている。
そして、第2副制御部500では、第1副制御部400からの液晶コマンドに基づいて、指定した時間に指定された演出表示が装飾図柄表示装置208で行われるように制御が行われる。また、第2副制御部500では、所定の演出表示が行われた場合には、その旨の戻りコマンドを第1副制御部400に送信する。第1副制御部400では、戻りコマンドを受信すると、受信した戻りコマンドに対応した制御を実行する。
図柄変動中に連打用の演出が行われる場合には、図44(A)及び同図(B)に示すように、aのタイミングで第1副制御部400から第2副制御部500に液晶コマンドを送信すると、bのタイミングで第2副制御部500がこの液晶コマンドを受信する。第2副制御部500では、受信した液晶コマンドの内容に基づいて装飾図柄表示装置208において装飾図柄の変動表示が行われる。その後、cのタイミングとなって装飾図柄表示装置208において連打用の演出表示が開始されると第2副制御部500から第1副制御部400にその旨の戻りコマンドが送信される。第1副制御部400では、dのタイミングで戻りコマンドを受信すると、受信した戻りコマンドに対応するパーツデータをRAM408から読み出し、読み出したパーツデータに基づいて、音声の出力、ランプの点滅、演出可動体224,225等の動作を制御する。
その後、第2副制御部500では、eのタイミングで演出ボタン136の操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを第1副制御部400に送信するとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を開始設定する。一方、第1副制御部400では、fのタイミングで操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を開始設定する。
その後は、図44(A)に示すように、演出ボタン136が連打操作される場合には、A1のタイミングで演出ボタン136が1回操作されてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、B1のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
その後、同様に、C1(E1)のタイミングで演出ボタン136が1回操作されてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、D1(F1)のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
一方、図44(B)に示すように、演出ボタン136が長押し操作されて長押しオート連打が機能する場合には、A1のタイミングで演出ボタン136の操作が開始されてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、B1のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。なお、演出ボタン136は、操作状態が維持されている。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたままオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1(例えば、500ms)が経過すると、C2のタイミングで演出ボタン136が1回操作されたものとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、D2のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。すなわち、長押し操作された場合には、操作が開始されてから少なくとも時間T1が経過しないと、第2副制御部500では、演出ボタン136によって2回目が操作されたと認識することができない。したがって、連打操作した場合は、演出ボタン136が操作される毎に、第1副制御部400から第2副制御部500に演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが送信されるので、T1の期間が経過する前であっても第2副制御部500が演出ボタン136が操作されたことが認識でき、長押し操作した場合よりも演出ボタン136が操作された旨の演出表示を多く行わせることが可能である。
その後は、演出ボタン136の操作状態が維持されている限り、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T2(例えば、100ms)が経過する毎に(E2,G2,I2・・・の各タイミングで)、演出ボタン136が1回操作されたものとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信され、第2副制御部500では、(F2,H2,J2・・・の各タイミングでの)当該液晶コマンドの受信に応じて、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。すなわち、長押し操作された場合には、少なくとも時間T2が経過しないと、第2副制御部500では、演出ボタン136が操作されたと認識することができない。したがって、連打操作した場合は、演出ボタン136が操作される毎に、第1副制御部400から第2副制御部500に演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが送信されるので、T2の期間が経過する前であっても第2副制御部500が演出ボタン136が操作されたことが認識でき、長押し操作した場合よりも演出ボタン136が操作された旨の演出表示を多く行わせることが可能である。
その後、図44(A)及び同図(B)に示すように、gのタイミングで操作結果演出が実行されることなく操作有効期間が終了したと第2副制御部500において判定されると、その旨の戻りコマンドが第2副制御部500から第1副制御部400に送信されるとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を終了設定する。一方、第1副制御部400では、hのタイミングで操作有効期間の終了を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を終了設定する。操作有効期間が終了設定された後は、演出ボタン136の1回操作及び長押し操作があっても当該操作はともに無効なものとして取り扱われる。
なお、gのタイミングよりも前のタイミングにおいて、連打操作もしくは長押しオート連打機能により操作結果演出の実行条件が満たされた場合には、第2副制御部500は、操作有効期間が終了するとともに操作結果演出を開始する旨の戻りコマンドを第1副制御部400に送信し、操作有効期間を終了設定する。一方、第1副制御部400では、第2副制御部500からの戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間が終了設定されるとともに、RAM408に記憶されている受信した戻りコマンドに対応するパーツデータを読み出し、読み出したパーツデータに基づく演出制御が行われる。
また、第1副制御部400では操作有効期間において演出ボタン136が操作され、その旨の液晶コマンドが第2副制御部500に送信されたが、第2副制御部500で液晶コマンドを受信したときには操作有効期間が終了しているような場合には、第2副制御部500において、当該演出ボタン136の操作が無効であると判定され、演出ボタン136が操作された旨の演出表示は行われない。
図柄変動中に長押し用の演出が行われる場合には、図44(C)に示すように、aのタイミングで第1副制御部400から第2副制御部500に液晶コマンドを送信すると、bのタイミングで第2副制御部500がこの液晶コマンドを受信する。第2副制御部500では、受信した液晶コマンドの内容に基づいて装飾図柄表示装置208において装飾図柄の変動表示が行われる。その後、cのタイミングとなって装飾図柄表示装置208において長押し用の演出表示が開始されると第2副制御部500から第1副制御部400にその旨の戻りコマンドが送信される。第1副制御部400では、dのタイミングで戻りコマンドを受信すると、受信した戻りコマンドに対応するパーツデータをRAM408から読み出し、読み出したパーツデータに基づいて、音声の出力、ランプの点滅、演出可動体224,225等の動作を制御する。
その後、第2副制御部500では、eのタイミングで演出ボタン136の操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを第1副制御部400に送信するとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を開始設定する。一方、第1副制御部400では、fのタイミングで操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を開始設定する。
その後、αのタイミングで演出ボタン136の長押し操作が開始されるが、この時点では、演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドは送信されない。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3(例えば、100ms)が経過すると、A3のタイミングで演出ボタン136の長押し操作が継続中であるとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、B3のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136による長押し操作が行われている旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。すなわち、長押し操作された場合には、操作が開始されてから少なくとも時間T3が経過しないと、第2副制御部500では、演出ボタン136による長押し操作が行われていると認識することができない。
その後は、演出ボタン136の操作状態が維持されている限り、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T4(例えば、231ms)が経過する毎に(C3,E3・・・の各タイミングで)、演出ボタン136の長押し操作が継続中であるとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信され、第2副制御部500では、(D3,F3・・・の各タイミングでの)当該液晶コマンドの受信に応じて、演出ボタン136による長押し操作が行われている旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
その後、gのタイミングで操作結果演出が実行されることなく操作有効期間が終了したと第2副制御部500において判定されると、その旨の戻りコマンドが第2副制御部500から第1副制御部400に送信されるとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を終了設定する。一方、第1副制御部400では、hのタイミングで操作有効期間の終了を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を終了設定する。操作有効期間が終了設定された後は、演出ボタン136の長押し操作が継続されていても当該操作は無効なものとして取り扱われる。
なお、gのタイミングよりも前のタイミングにおいて、長押し操作による操作結果演出の実行条件が満たされた場合には、第2副制御部500は、操作有効期間を終了させるとともに操作結果演出を開始する旨の戻りコマンドを第1副制御部400に送信し、操作有効期間を終了設定する。一方、第1副制御部400では、第2副制御部500からの戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間が終了設定されるとともに、RAM408に記憶されている受信した戻りコマンドに対応するパーツデータを読み出し、読み出したパーツデータに基づく演出制御が行われる。
続いて、連打用の演出の実行中において、演出ボタン136による長押し操作を断続的に行った場合の動作について、図45(A)を参照しながら説明する。なお、図45(A)では、図柄変動中に連打用の演出が行われる様子が示されている。
まず、aのタイミングで第1副制御部400から第2副制御部に液晶コマンドが送信されると、bのタイミングで第2副制御部500がこの液晶コマンドを受信する。第2副制御部500では、受信した液晶コマンドの内容に基づいて装飾図柄表示装置208において装飾図柄の変動表示が行われる。その後、cのタイミングとなって装飾図柄表示装置208において連打用の演出表示が開始されると第2副制御部500から第1副制御部400にその旨の戻りコマンドが送信される。第1副制御部400では、dのタイミングで戻りコマンドを受信すると、受信した戻りコマンドに対応するパーツデータをRAM408から読み出し、読み出したパーツデータに基づいて、音声の出力、ランプの点滅、演出可動体224,225等の動作を制御する。
その後、第2副制御部500では、eのタイミングで演出ボタン136の操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを第1副制御部400に送信するとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を開始設定する。一方、第1副制御部400では、fのタイミングで操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を開始設定する。
その後、A1のタイミングで演出ボタン136の操作が開始されてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、B1のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。なお、演出ボタン136は、操作状態が維持されている。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたままオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1(例えば、500ms)が経過すると、C2のタイミングで演出ボタン136が1回操作されたものとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、D2のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
一方、第1副制御部400では、C2のタイミングで液晶コマンドを送信した後、β1のタイミングで演出ボタン136の操作が解除されたことを検出すると、ボタンリリースの液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500は、β2のタイミングで第1副制御部400からの液晶コマンドを受信すると、演出ボタン136による長押しが解除されたことを認識する。
その後、E4のタイミングで演出ボタン136の操作が再び開始されると、演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500では、F4のタイミングで当該液晶コマンドを受信すると、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。なお、演出ボタン136は、操作状態が維持されている。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたままオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1が経過すると、G4のタイミングで演出ボタン136が1回操作されたものとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500では、H4のタイミングで当該液晶コマンドを受信すると、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。すなわち、操作有効期間中に長押し操作を一旦中断し、再度長押し操作を行うと、最初に長押し操作をしたときと同様に、長押し操作が開始されてから時間T1が経過するまで液晶コマンドは送信されない。なお、操作有効期間中に長押し操作が再度行われた場合には、長押し操作が開始されてから時間T2が経過したときに液晶コマンドを送信するようにしてもよい。また、長押し操作が再度開始されてから時間T2とは異なる時間(時間T2よりも長い時間であっても、短い時間であってもよい)が経過したときに液晶コマンドを送信するようにしてもよい。
その後は、演出ボタン136の操作状態が維持されている限り、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T2(例えば、100ms)が経過する毎に、演出ボタン136が1回操作されたものとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信され、第2副制御部500では、当該液晶コマンドの受信に応じて、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
その後、gのタイミングで操作結果演出が実行されることなく操作有効期間が終了したと第2副制御部500において判定されると、その旨の戻りコマンドが第2副制御部500から第1副制御部400に送信されるとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を終了設定する。一方、第1副制御部400では、hのタイミングで操作有効期間の終了を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を終了設定する。操作有効期間が終了設定された後は、演出ボタン136の1回操作及び長押し操作があっても当該操作はともに無効なものとして取り扱われる。したがって、gのタイミングで時間T2が経過し、演出ボタン136が1回操作されたものとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されても、第2副制御部500が当該コマンドを受信するhのタイミングでは、すでに操作有効期間が終了しているので、当該操作は無効なものとして取り扱われる。
続いて、長押し用の演出の実行中において、演出ボタン136による長押し操作を断続的に行った場合の動作について、図45(B)を参照しながら説明する。なお、図45(B)では、図柄変動中に長押し用の演出が行われる様子が示されている。
まず、aのタイミングで第1副制御部400から第2副制御部に液晶コマンドが送信されると、bのタイミングで第2副制御部500がこの液晶コマンドを受信する。第2副制御部500では、受信した液晶コマンドの内容に基づいて装飾図柄表示装置208において装飾図柄の変動表示が行われる。その後、cのタイミングとなって装飾図柄表示装置208において長押し用の演出表示が開始されると第2副制御部500から第1副制御部400にその旨の戻りコマンドが送信される。第1副制御部400では、dのタイミングで戻りコマンドを受信すると、受信した戻りコマンドに対応するパーツデータをRAM408から読み出し、読み出したパーツデータに基づいて、音声の出力、ランプの点滅、演出可動体224,225等の動作を制御する。
その後、第2副制御部500では、eのタイミングで演出ボタン136の操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを第1副制御部400に送信するとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を開始設定する。一方、第1副制御部400では、fのタイミングで操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を開始設定する。
その後、α1のタイミングで演出ボタン136の長押し操作が開始されるが、この時点では、演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドは送信されない。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3(例えば、100ms)が経過すると、A3のタイミングで演出ボタン136の長押し操作が継続中であるとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500では、B3のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136による長押し操作が行われている旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
その後は、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T4(例えば、231ms)が経過すると、C3のタイミングで、演出ボタン136の長押し操作が継続中であるとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500では、D3のタイミングで当該液晶コマンドを受信すると、演出ボタン136による長押し操作が行われている旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
一方、第1副制御部400では、C3のタイミングで液晶コマンドを送信した後、γ1のタイミングで演出ボタン136の操作が解除されたことを検出すると、ボタンリリースの液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500は、γ2のタイミングで第1副制御部400からの液晶コマンドを受信すると、演出ボタン136による長押しが解除されたことを認識する。
その後、α2のタイミングで演出ボタン136の長押し操作が再び開始され、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3が経過すると、E5のタイミングで演出ボタン136の長押し操作が継続中である旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500では、F5のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136による長押し操作が行われている旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
その後は、演出ボタン136の操作状態が維持されている限り、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T4が経過する毎に、演出ボタン136の長押し操作が継続中であるとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信され、第2副制御部500では、当該液晶コマンドの受信に応じて、演出ボタン136による長押し操作が行われている旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
そして、gのタイミングで操作結果演出が実行されることなく操作有効期間が終了したと第2副制御部500において判定されると、その旨の戻りコマンドが第2副制御部500から第1副制御部400に送信されるとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を終了設定する。一方、第1副制御部400では、hのタイミングで操作有効期間の終了を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を終了設定する。操作有効期間が終了設定された後は、演出ボタン136の長押し操作が継続されていても当該操作は無効なものとして取り扱われる。したがって、G5のタイミングで時間T4が経過し、演出ボタン136の長押し操作が継続中であるとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されても、第2副制御部500が当該コマンドを受信するタイミングでは、すでに操作有効期間が終了しているので、当該長押し操作は無効なものとして取り扱われる。
次に、本実施形態における連打用の演出の一例について、図46及び図47を参照しながら説明する。ここで、図46は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした連打用の演出の一例を段階的に示す図であり、図47は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした連打用演出の一例を段階的に示す図である。
図46(a)は、リーチ状態に突入してスーパーリーチ(パンダ群襲来リーチ)に発展した様子が示されている。図46(a)に示される装飾図柄表示装置208では、「装飾7」でリーチ状態となったことが示されるとともに、表示画面の左下では、3つの装飾図柄の変動表示が行われている。
そして、装飾図柄表示装置208では、図46(b)に示すように、無数のパンダが押し寄せてくる様子の演出表示が行われた後、図46(c)に示すように、演出ボタン136を連打操作することにより、ミッションが達成されて大当りとなる可能性があることを示唆する「ボタン連打でパンダをすべて倒せ」という文字表示が行われる。
その後、図46(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を連打して操作有効期間内にパンダを全て倒すことを促す操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン画像136P1と上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2とが含まれている。なお、図46(d)に示されるタイミングでは、操作有効期間(第一の操作有効期間)が開始する前の状態であり、演出ボタン136を操作しても無効として取り扱われることとなるため、その旨の「準備」という文字表示が行われ、その後、図46(e)に示されるタイミングで操作有効期間が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、倒すべきパンダの残り個体数が100体であることを示す「あと100体」の文字表示が行われている。
そして、例えば、図44(A)におけるA1のタイミングで、図46(f)に示されるように、演出ボタン136が操作されると、第1副制御部400から第2副制御部500に演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが送信され、図44(A)におけるB1のタイミングで第2副制御部500が液晶コマンドを受信すると、装飾図柄表示装置208では、図46(g)に示されるように、パンダを2体倒したことを示す「あと98体」の文字表示に更新される。なお、残時間表示バー136P2は、時間の経過とともにゲージが減っていくように表示される。このように、連打用の演出において、演出ボタン136の操作に応じて倒すべきパンダの残り個体数が減少する演出表示を第一の演出表示の一例という場合がある。
その後、例えば、図44(A)におけるC1のタイミングで、図46(h)に示されるように、演出ボタン136が操作されると、第1副制御部400から第2副制御部500に演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが送信され、図44(A)におけるD1のタイミングで第2副制御部500が液晶コマンドを受信すると、装飾図柄表示装置208では、図46(i)に示されるように、パンダを26体倒したことを示す「あと72体」の文字表示に更新される。
その後、例えば、図44(A)におけるE1のタイミングで、図46(j)に示されるように、演出ボタン136が操作されると、第1副制御部400から第2副制御部500に演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが送信され、図44(A)におけるF1のタイミングで第2副制御部500が液晶コマンドを受信すると、装飾図柄表示装置208では、図46(k)に示されるように、パンダを22体倒したことを示す「あと50体」の文字表示に更新される。
そして、演出ボタン136による連打操作が引き続き行われることに応じて、装飾図柄表示装置208では、倒すべきパンダの残り個体数が減少していく表示が行われ、図46(l)に示すように、倒すべきパンダの残り個体数があと1体であることを示す「あと1体」の文字表示への更新表示が行われた後、操作有効期間が終了する前に、演出ボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208では、図46(m)に示すように、すべてのパンダを倒したことを示す「あと0体」の文字表示に更新されて、図46(n)に示すように、番長のキャラクタがパンダを投げ飛ばす演出が行われるとともに、「装飾7」が3つ揃って大当りとなることが報知される。すなわち、この演出例では、連打操作による操作結果演出の実行条件が満たされたので、操作結果演出(第一の結果表示)として図46(m)〜同図(n)に示されるような演出表示が行われる。
一方、連打操作による操作結果演出の実行条件が満たされることなく、操作有効期間が終了すると、図46(m´)に示されるように、番長のキャラクタがパンダにノックアウトされて負けた演出が行われるとともに、「装飾7−装飾6−装飾7」が表示されて、ハズレとなることが報知される。なお、図46(m´)に示される表示が行われた後、復活演出が行われて、大当りが表示される場合があってもよい。
本実施形態では、図46(c)〜同図(m)に示すように、演出ボタン136を連打操作することにより、ミッションが達成されて大当りとなる可能性があることを示唆する「ボタン連打でパンダをすべて倒せ」という文字表示が行われ、演出ボタン136を連打して操作有効期間内にパンダを全て倒すことを促す操作促進報知画像が表示される一連の表示を連打操作表示という場合がある。
図47は、図46と同じ演出であるが、演出ボタン136の長押し操作による長押しオート連打機能を用いた連打操作が行われている様子を示している。
図47(a)〜同図(e)は、図46(a)〜同図(e)と同じであるため、説明を省略する。
その後、例えば、図44(B)におけるA1のタイミング(第一のタイミング)で、図47(f)に示されるように、演出ボタン136の操作が開始されると(すなわち、演出ボタン136の長押し操作が開始されると)、第1副制御部400から第2副制御部500に演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが送信され、図44(B)におけるB1のタイミングで第2副制御部500が液晶コマンドを受信すると、装飾図柄表示装置208では、図47(g)に示されるように、パンダを2体倒したことを示す「あと98体」の文字表示に更新される。なお、残時間表示バー136P2は、時間の経過とともにゲージが減っていくように表示される。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたままオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1が経過するよりも前のタイミング(例えば、図44(A)におけるD1のタイミング)では、第1副制御部400からの液晶コマンドが未だ送信されていないので、図47(h)に示されるように、倒すべきパンダの残り個体数の表示は更新されていない。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま、例えば、図44(B)におけるC2のタイミング(第二のタイミング)となって、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1が経過すると、演出ボタン136が1回操作された旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。すると、図44(B)におけるD2のタイミングで第2副制御部500が液晶コマンドを受信し、装飾図柄表示装置208では、図47(i)に示されるように、パンダを26体倒したことを示す「あと72体」の文字表示に更新される。このように、本実施形態では、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1は、第一の時間の一例として機能している。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたままオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T2が経過するよりも前のタイミング(例えば、図44(A)におけるF1のタイミング)では、第1副制御部400からの液晶コマンドが未だ送信されていないので、図47(j)に示されるように、倒すべきパンダの残り個体数の表示は更新されていない。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま、例えば、図44(B)におけるE2のタイミングとなって、オート連打用の液晶コマンドを操作するまでの時間T2が経過すると、演出ボタン136が1回操作された旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。すると、図44(B)におけるF2のタイミングで第2副制御部500が液晶コマンドを受信し、装飾図柄表示装置208では、図47(j)に示されるように、パンダを22体倒したことを示す「あと50体」の文字表示に更新される。このように、本実施形態では、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T2は、第二の時間の一例として機能している。
そして、演出ボタン136による長押し操作が引き続き行われることに応じて、装飾図柄表示装置208では、時間T2が経過する毎に倒すべきパンダの残り個体数が減少していく表示が行われ、図46(l)に示すように、倒すべきパンダの残り個体数があと1体であることを示す「あと1体」の文字表示への更新表示が行われた後、時間T2が経過すると、装飾図柄表示装置208では、図47(m)に示すように、すべてのパンダを倒したことを示す「あと0体」の文字表示に更新されて、図46(n)に示すように、番長のキャラクタがパンダを投げ飛ばす演出が行われるとともに、「装飾7」が3つ揃って大当りとなることが報知される。すなわち、この演出例では、連打操作による操作結果演出の実行条件が満たされたので、操作結果演出(第一の結果表示)として図46(m)〜同図(n)に示されるような演出表示が行われる。
一方、連打操作による操作結果演出の実行条件が満たされることなく、操作有効期間が終了すると、図46(m´)に示されるように、番長のキャラクタがパンダにノックアウトされて負けた演出が行われるとともに、「装飾7−装飾6−装飾7」が表示されて、ハズレとなることが報知される。なお、図46(m´)に示される表示が行われた後、復活演出が行われて、大当りが表示される場合があってもよい。
次に、本実施形態における長押し用の演出の一例について、図48を参照しながら説明する。ここで、図48は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした長押し用の演出の一例を段階的に示す図である。
図48(a)は、リーチ状態に突入してスーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図48(a)に示される装飾図柄表示装置208では、「装飾7」でリーチ状態となったことが示されるとともに、表示画面の左下では、3つの装飾図柄の変動表示が行われ、また、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
図48(b)では、決闘シーンのアニメーションが継続している。そして、図48(c)に示されるタイミングで、演出ボタン136による長押し用の演出が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン画像136P1と残時間表示バー136P2が含まれている。なお、図48(c)に示されるタイミングでは、操作有効期間(第二の操作有効期間)が開始する前であり、演出ボタン136を操作しても無効として取り扱われることとなる。
そして、図48(d)に示されるタイミングで操作有効期間が開始されると、演出ボタン136の長押し操作を促進する旨の「長押し」の文字表示が行われる。その後、例えば、図44(C)におけるαのタイミング(第三のタイイング)で、図48(e)に示されるように、演出ボタン136の長押し操作が開始されるが、この時点では、演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドは操作されず、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3が経過するまでは、装飾図柄表示装置208では、図48(f)に示されるように、図48(d)と同様の表示態様が維持される。
その後、時間T3が経過して図44(C)におけるA3のタイミングで液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、図44(C)におけるB3に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、図48(g)に示されるように、表示画面の上方に表示された殿様の表示画像が拡大する一方で、剣豪の表示画像が縮小して、殿様がわずかに優勢であることを演出する表示が行われる。このように、本実施形態では、表示画面の上方に表示された殿様の表示画面が拡大する一方で、剣豪の表示画像が縮小する表示を第二の演出表示の一例という場合がある。また、本実施形態では、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3は、第三の時間の一例として機能している。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま時間T4が経過し、例えば、図44(C)におけるC3のタイミングとなって、演出ボタン136の長押し操作が継続中である旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、図44(C)におけるD3に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、図48(h)に示されるように、表示画面の上方に表示された殿様の表示画面がさらに拡大する一方で、剣豪の表示画像がさらに縮小して、殿様が相当程度優勢であることを演出する表示が行われる。
そして、演出ボタン136による長押し操作が引き続き行われることに応じて、装飾図柄表示装置208では、時間T4が経過する毎に殿様の表示画像が徐々に拡大していく様子が表示され、その後、長押し操作による操作結果演出(第二の結果表示)の実行条件が満たされると、例えば、図38(13)〜同図(15)に示されるような演出表示が行われる。
本実施形態では、図48(c)〜同図(h)に示すように、演出ボタン136を長押し操作を促進する操作促進報知画像の表示を長押し操作表示という場合がある。
次に、本実施形態におけるステップアップ演出の一例について、図49〜図51を参照しながら説明する。ここで、図49は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心としたステップアップ演出の一例を段階的に示す図であり、図50は、図49に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図51は、図49に示す演出において行われる他の演出例を示す図である。
図49には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、普図保留ランプ216、特図1用第4図柄LED285a及び特図2用第4図柄LED285bが示されている。
図49(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。これに呼応して、装飾図柄表示装置208の表示画面の左下部分にも、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられている。また、特図1用第4図柄LED285a及び特図2用第4図柄LED285bはいずれも消灯しており、表示結果がハズレであることが示されている。
さらに、図49に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208には、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。
図49(1)には、特図1の保留アイコン表示領域281に3つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13が表示されており、これら3つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。
図49(2)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212におけ図柄変動が開始されているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図49(3)では、保留アイコンの移動アニメーションにより第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置に移動し、第三の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第二の保留アイコンh12の表示位置に移動し、装飾図柄の変動表示も開始される。このとき、特図1用第4図柄LED285aは、点滅を開始する。なお、保留アイコンの移動アニメーションの開始のタイミングは、装飾図柄の変動表示の開始よりも前であってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始と同時であってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始よりも後であってもよい。
その後、図49(4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7」が2つ停止してリーチ状態に突入する。なお、表示画面の左下では、3つの装飾図柄の変動表示が行われている。
図49(5)は、スーパーリーチ(越後屋リーチ)に発展した様子が示されている。このスーパーリーチでは、リーチ演出中において越後屋のキャラクタを捕まえることにより、より信頼度の高いリーチ演出に発展する可能性があることを示唆する「越後屋を確保しろ」という文字表示が行われる。この越後屋リーチは、1回操作用の演出が最大で3回行われるステップアップ演出を含むリーチである。
続いて、図49(6)に示すように、越後屋リーチに移行すると、1回目の1回操作用の演出(ステップアップ1の演出)が開始され、装飾図柄表示装置208では、千両箱を持った越後屋のキャラクタが主人公の殿様のキャラクタに追いかけられている様子が表示される。
そして、図49(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を有効期間内に操作することを促す操作表示としての操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン画像136P1と操作有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2とが含まれている。このとき、演出ボタン画像136P1では、操作待ちアニメーション表示が行われる。なお、図49(7)に示されるタイミングでは、操作有効期間が開始する前であり、演出ボタン136を操作しても無効として取り扱われることとなる。
そして、図49(8)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図49(9)に示すように、操作有効期間中に演出ボタン136が操作されると、図49(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、1回目の1回操作用の演出に成功し、2回目の1回操作用の演出に移行する旨の演出が行われる。なお、図49(10)に示される演出は、操作有効期間が終了するまでに演出ボタン136の操作がなかった場合にも表示されるが、操作がないまま操作有効期間が終了した場合は、異なる演出(例えば、後述する図51(a1)に示されるような表示を行った後に、図49(10)に示される表示を行うような演出)を表示するようにしてもよい。
その後、図49(11)に示すように、2回目の1回操作用の演出(ステップアップ2の演出)が開始され、装飾図柄表示装置208では、千両箱を持った越後屋のキャラクタが主人公の殿様のキャラクタに追いかけられている様子が再び表示される。
そして、図49(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を有効期間内に操作することを促す操作表示としての操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン画像136P1と操作有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2とが含まれている。このとき、演出ボタン画像136P1では、操作待ちアニメーション表示が行われる。なお、図49(12)に示されるタイミングでは、操作有効期間が開始する前であり、演出ボタン136を操作しても無効として取り扱われることとなる。
そして、図49(13)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図49(14)に示すように、操作有効期間中に演出ボタン136が操作されると、図49(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、2回目の1回操作用の演出に成功し、3回目の1回操作用の演出に移行する旨の演出が行われる。なお、図49(15)に示される演出は、操作有効期間が終了するまでに演出ボタン136の操作がなかった場合にも表示されるが、操作がないまま操作有効期間が終了した場合は、異なる演出(例えば、後述する図51(b1)に示されるような表示を行った後に、図49(15)に示される表示を行うような演出)を表示するようにしてもよい。
その後、図50(16)に示すように、3回目の1回操作用の演出(ステップアップ3の演出)が開始され、装飾図柄表示装置208では、千両箱を持った越後屋のキャラクタが主人公の殿様のキャラクタに追いかけられている様子が再び表示される。
そして、図50(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を有効期間内に操作することを促す操作表示としての操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン画像136P1と操作有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2とが含まれている。このとき、演出ボタン画像136P1では、操作待ちアニメーション表示が行われる。なお、図50(17)に示されるタイミングでは、操作有効期間が開始する前であり、演出ボタン136を操作しても無効として取り扱われることとなる。
そして、図50(18)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図50(19)に示すように、操作有効期間中に演出ボタン136が操作されると、図50(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタが越後屋のキャラクタを捕まえた旨の演出が行われることにより、3回目の1回操作用の演出に成功した旨が報知される。なお、図50(20)に示される演出は、操作有効期間が終了するまでに演出ボタン136の操作がなかった場合にも表示されるが、操作がないまま操作有効期間が終了した場合は、異なる演出(例えば、後述する図51(b1)に示されるような表示を行った後に、図50(20)に示される表示を行うような演出)を表示するようにしてもよい。
その後、図50(21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、3回の1回操作用の演出に成功したため、スーパーリーチの発展型のリーチであるスペシャルリーチに移行する様子が示される。
その後、図50(22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転表示に切り替わり、表示画面の左下部分に表示されている装飾図柄を残し、他の表示は視認困難となり、その後、図50(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スペシャルリーチの一例である剣豪リーチが開始される旨の演出表示が行われる。
このように、1回目の1回操作用の演出は、2回目の1回操作用の演出との関係において、第一の連続演出表示の一例ということができる。また、2回目の1回操作用の演出は、1回目の1回操作用の演出の関係においては、第二の連続演出表示の一例ということができるし、3回目の1回操作用の演出の関係においては、第一の連続演出表示の一例ということができる。また、3回目の1回操作用の演出は、2回目の1回操作用の演出の関係において、第二の連続演出表示の一例ということができる。
図51(a1)〜同図(a3)は、図49(9)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。図51(a1)〜同図(a3)は、1回目の1回操作用演出に失敗した場合の演出例を示している。
図51(a1)は、1回目の1回操作用演出における操作有効期間中に演出ボタン136が操作され、あるいは、操作有効期間が終了した後、越後屋のキャラクタに逃げ切られてしまう様子を演出する表示が行われる。すなわち、1回目の1回操作用演出に失敗したことが報知される。
すると、図51(a2)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下部分で変動表示していた装飾図柄が「装飾7−装飾6−装飾7」で仮停止して揺れ変動が行われている様子が表示されている。
その後、図51(a3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央においても「装飾7−装飾6−装飾7」の組み合わせで装飾図柄が停止表示し、ハズレであることが報知される。
図51(b1)〜同図(b2)は、図49(14)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。図51(b1)〜同図(b2)は、2回目の1回操作用演出に失敗した場合の演出例を示している。
図51(b1)は、2回目の1回操作用演出における操作有効期間中に演出ボタン136が操作され、あるいは、操作有効期間が終了した後、越後屋のキャラクタが千両箱を置いて逃げてしまう様子を演出する表示が行われる。すなわち、2回目の1回操作用演出に失敗したことが報知される。
すると、図51(b2)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7」によるリーチ状態が再び形成され、例えば、ノーマルリーチが行われる。なお、ノーマルリーチに限定されず、ノーマルリーチ以外の他のリーチ演出(例えば、ロングリーチやスーパーリーチ等)が行われる場合があってもよい。
図51(c1)〜同図(c3)は、図50(19)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。図51(c1)〜同図(c3)は、3回目の1回操作用演出に成功した場合の別の演出例を示している。
図51(c1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタがサングラスをかけてバイクに乗って越後屋のキャラクタを追い回す様子が表示されている。図51(c1)に示される演出は、3回目の1回操作用演出における操作有効期間中に演出ボタン136が操作され、あるいは、操作有効期間が終了した後、3回目の1回操作用の演出に成功した旨の報知がなされるが、このとき、図50(20)のように越後屋のキャラクタを捕まえた旨の演出ではなく、図49(15)のように、殿様のキャラクタが越後屋を引き続き追いかけ回すことを示す演出が行われた後に移行する演出であり、大当りとなることが確定となるプレミアム演出(ステップアップ4の演出)である。
すると、図51(c2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、全回転リーチに移行し、同じ装飾図柄が3つ並んだ状態を維持しながら低速で変動表示する。
その後、図51(c3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7-装飾7」の組み合わせで停止表示して大当りとなったことが報知される。
次に、図52及び図53を参照しながら、演出内容と演出ボタン136の動作との関係について説明する。ここで、図52は、装飾図柄表示装置208における演出表示と、演出ボタン136の動作との関係について説明する図であり、図53は、装飾図柄表示装置208における演出表示と、演出ボタン136の動作との関係について説明する図である。
本実施形態において、演出ボタン136は、演出効果を向上させるために、演出ボタン駆動モータ434を駆動することにより、遊技者による押下操作が可能な操作可能位置(第一の位置)と、遊技者による押下操作が不能な操作不能位置(第二の位置)との間で変位させることができる。操作可能位置は、演出ボタン136が最も突出した位置であり、操作不能位置は、演出ボタン136が最も凹んだ位置である。なお、操作不能位置は、例えば、演出ボタン136のボタン本体の側壁を囲む円筒形状のボタンケースの上端に設けられたフランジ状の鍔部の上端縁とボタン本体の上面とが面一となる位置であってもよいし、ボタン本体の上面が鍔部の上端縁よりも凹んだ位置であってもよい。演出ボタン136を操作不能位置に変位させる条件としては、例えば、他の演出ボタンを操作させるために、演出ボタン136の押下を制限させる場合等である。演出ボタン136を操作不能位置に変位させた後、ボタン復帰条件が成立すると、演出ボタン駆動モータ434が駆動して演出ボタン136を操作不能位置から操作可能位置に戻す初期位置戻し制御が行われるが、このとき、例えば、遊技者が演出ボタン136を押し込んでいて、その押圧力により復帰することができない場合がある。その結果、演出ボタン駆動モータ434の駆動時間が経過すると、演出ボタン136は、操作可能位置に復帰できず、操作不能位置のままとなってしまうのである。その後は、例えば、図柄変動表示が開始する等の復帰条件が成立する毎に、初期位置戻し制御を行うことで、このような状況が維持されることを回避することができるようになっている。なお、演出ボタン136が操作不能位置において維持された状態では、演出ボタン136はON状態であると判定されるため、例えば、長押し用の演出や連打用の演出の実行中においては、長押し操作がされているものと判定され、1回操作用の演出の実行中においては、OFFからONへの操作がないと演出ボタン136が操作されたと判定されないので、実質的に操作できないということになる。
図52(a1)〜同図(a3)は、図柄変動表示の開始時に初期位置戻し制御を行う例を示している。
図52(a1)は、図49(1)に対応している。このとき、演出ボタン136は、前回の図柄変動表示において、操作不能位置に変位されたまま復帰していない状態となっている。
図52(a2)は、図49(2)に対応している。なお、演出ボタン136は、依然として操作不能位置となっている。このとき、第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からの図柄変動開始コマンドを受信することに応じて、演出ボタン初期位置センサ427の検知状態を判定する。このとき、演出ボタン136は初期位置にいないので、演出ボタン初期位置センサ427によって演出ボタン136が初期位置にいないことが検知され、CPU404は、その検出結果を取得することにより、演出ボタン136が初期位置にいないことを判定する。ここで、演出ボタン136の初期位置とは、電源投入時に行われる電源投入動作(イニシャル動作)が行われた後の位置のことである。
その後、CPU404は、演出ボタン136を初期位置に戻す初期位置戻し処理を実行することにより、演出ボタン駆動モータ434が駆動されて、図52(a3)に示すように、演出ボタン136が初期位置に戻される。なお、図52(a3)は、図49(3)に対応している。なお、初期位置戻し処理が実行されて初期位置戻し動作が開始されるタイミングは、装飾図柄の変動表示の開始よりも前であってもよいし、装飾図柄変動表示の開始と同時であってもよいし、装飾図柄変動表示の開始よりも後であってもよい。
図52(b1)〜同図(b3)は、上述した越後屋リーチが行われているときに初期位置戻し制御を行う例を示している。
図52(b1)は、図49(10)に対応している。すなわち、ステップアップ2の演出に移行することが報知されている。このとき、演出ボタン136は、操作不能位置に変位されたまま復帰していない状態となっている。
図52(b2)は、図49(11)に対応している。すなわち、ステップアップ2の演出(第二の連続演出表示)が開始された様子が示されている。なお、演出ボタン136は、依然として操作不能位置となっている。このとき、第1副制御部400のCPU404は、第2副制御部500から、ステップアップ2の演出が開始された旨の戻りコマンドを受信したことに応じて、演出ボタン初期位置センサ427の検知状態を判定する。このとき、演出ボタン136は初期位置にいないので、演出ボタン初期位置センサ427によって演出ボタン136が初期位置にいないことが検知され、CPU404は、その検出結果を取得することにより、演出ボタン136が初期位置にいないことを判定する。
その後、CPU404は、演出ボタン136を初期位置に戻す初期位置戻し処理を実行することにより、演出ボタン駆動モータ434が駆動されて、図52(b3)に示すように、2回目の1回操作用の演出における操作有効期間が開始するよりも前に演出ボタン136が初期位置に戻される。すなわち、操作促進報知画像が表示されるよりも前に、演出ボタン136が初期位置に戻されるように制御される。なお、図52(b3)は、図49(12)に対応している。なお、初期位置戻し処理が実行されて初期位置戻し動作が開始されるタイミングは、上述したものに限定されず、例えば、操作促進報知画像が表示された旨の戻りコマンドを第1副制御部400が受信したことに基づいて初期位置戻し動作が開始されるようにしてもよい。また、本実施形態では、ステップアップ2の演出において初期位置戻り処理を実行するようにしたが、ステップアップ1の演出やステップアップ3の演出やステップアップ4の演出において初期位置戻り処理を実行するようにしてもよい。
図53(a1)〜同図(a3)は、上述した越後屋リーチにおけるステップアップ演出が行われるにもかかわらず、初期位置戻し動作が行われない例を示している。
図53(a1)は、図49(4)に対応している。このとき、演出ボタン136は、操作不能位置に変位されたまま復帰していない状態となっている。
図53(a2)は、図49(5)に対応している。なお、演出ボタン136は、依然として操作不能位置となっている。このとき、第1副制御部400のCPU404は、第2副制御部500から、ステップアップ1の演出が開始された旨の戻りコマンドを受信するが、第1副制御部400のRAM408には、当該戻りコマンドに対応する初期位置戻し動作を行うためのパーツデータがセットされていないので、初期位置戻し動作が行われることなく、演出ボタン136は、操作不能位置のままとなる。
図53(a3)は、図49(8)に対応している。上述したように、演出ボタン136は、ステップアップ1においては初期位置戻し動作が行われないため、図53(a3)に示すように、ステップアップ1の演出が行われている間は、演出ボタン136は、操作不能位置となったままである。また、操作有効期間が開始されると、チャンスボタンランプ138が操作されている旨の発光態様で発光するが、演出ボタン136の操作は、上述した通り、操作することはできない。なお、この場合において、チャンスボタンランプ138の発光態様を操作されている旨の発光態様で発光しないようにしてもよく、例えば、チャンスボタンランプ138を消灯するようにしてもよい。
図53(b1)〜同図(b4)は、図53(a1)〜同図(a3)に示されるステップアップ1の演出において、越後屋のキャラクタに逃げ切られてしまった場合の演出ボタン136の動作例を示している。
図53(b1)は、図51(a1)に対応している。このとき、演出ボタン136は、操作不能位置に変位されたまま復帰していない状態となっている。
図53(b2)は、図51(a2)に対応している。なお、演出ボタン136は、依然として操作不能位置となっている。
図53(b3)は、図51(a3)に対応している。なお、演出ボタン136は、依然として操作不能位置となっている。このように、この演出例では、1回目の1回操作用演出に失敗した場合には、当該図柄変動表示では初期位置戻し動作が行われないようになっている。なお、この演出例では、1回目の1回操作用演出に失敗した場合の動作について説明しているが、2回目の1回操作用演出や3回目の1回操作用演出に失敗した場合も同様に初期位置戻し動作が行われないようにしてもよい。
そして、図53(b4)に示すように、保留が消化されて、次の図柄変動表示が開始されると、図52(a2)〜同図(a3)に示した要領で初期位置戻し動作が行われる。
なお、本実施形態では、第1副制御部400のCPU404が、初期位置戻し動作を行った後、演出ボタン初期位置センサ427の検知結果から、演出ボタン136が初期位置にあるか否かを判定し、ないと判定した場合には、所定のリトライ制御を行うように構成されている。具体的には、CPU404は、1回目の初期位置戻し動作を行った結果、演出ボタン136が初期位置にないと判定した場合には、2回目の初期位置戻し動作を行う。これを、演出ボタン136が初期位置にあると判定されるまで繰り返すリトライ動作を行い、所定回数(例えば、5回目)の初期位置戻し動作を行ったにもかかわらず演出ボタン136が初期位置にないと判定した場合には、演出ボタン136の動作に不具合があると判断して、電源が遮断するまで演出ボタン駆動モータ434を不能動化して演出ボタン136が駆動しないように構成されている。
本実施形態では、演出ボタン136をボタンが突出する位置である第一の位置と、ボタンが凹んだ第二の位置とに変位するものであったが、これら、第一の位置及び第二の位置は、第一の状態及び第二の状態と換言することもできる。例えば、第二の位置(第二の状態)が、第一の位置(第一の状態)よりもさらに突出した位置であってもよいし、演出ボタン136が硬化して押下することが困難な状態となってもよいし、演出ボタン136が軟化して押下することがより容易な状態となってもよいし、押下しなくても振動する状態であってもよいし、演出ボタン136内部に可動体が収容されているものにあっては、当該可動体が回転したり可動したりする状態を第二の状態としてもよい。
また、本実施形態では、複数のボタンを同時に操作した場合の演出例について説明したが、例えば、タッチパネルを設け、ボタンとタッチパネルとを同時に操作するものに適用したり、赤外線センサ等の非接触センサを設け、ボタンと非接触センサとを同時に操作するものに適用するものであってもよい。
また、本実施形態では、通常のボタン操作を行うボタンと長押しオート連打を行うためのボタンとで同じボタン(演出ボタン136)を用いるようにしたが、通常のボタン操作を行うためのボタンと、長押しオート連打を行うためのボタンとを別に設けるなど、操作方法に対応する演出ボタンが設けられた態様であってもよい。
また、本実施形態において、1回操作用の演出において、複数のボタンをそれぞれ予め設定されたタイミングで操作させるような演出を行うようにしてもよい。具体的には、例えば、操作促進報知画像として演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1と残時間表示バー136P2とが表示され、残時間表示バー136P2のゲージ上の所定位置に演出ボタン136のアイコンと右ボタン137dのアイコンをそれぞれ表示し、各ボタンの操作タイミングを示し、各ボタンがそれぞれ適切なタイミングで操作された場合に、操作結果演出が行われるような演出を行うようにしてもよい。
また、本実施形態において、長押し操作と1回操作とを組み合わせた演出を行うようにしてもよい。例えば、左ボタン137cを長押ししてゲージを増やし、その状態で演出ボタン136を操作することで、操作結果演出が行われるような構成を備えてもよい。この場合、演出ボタン136を操作した時点でのゲージの量に応じて演出内容が異なるようにすると、より演出効果が向上する場合がある。また、連打操作あるいは長押しオート連打と1回操作とを組み合わせた演出を行うようにしてもよいし、連打操作あるいは長押しオート連打と長押し操作とを組み合わせた演出を行うようにしてもよい。
また、2以上のボタンのそれぞれで長押し操作を行うことで操作結果演出が行われるような長押し同時操作演出を行うようにしてもよく、例えば、長押し同時操作演出が開始されると、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方のボタンを同時に長押しすることを促す表示を行った後、長押ししているボタンを離すことを促す表示を行う。その結果、長押し同時操作演出に成功した場合には、成功した旨の操作結果演出が行われ、失敗した場合には、失敗した旨の操作結果演出が行われる。ここで、操作を要求されている2つのボタンのうちの一方だけ長押しした場合と、両方を長押しした場合とで、演出の変化の度合い(例えば、ゲージの増加量等)が異なるようにしてもよい。さらに、一方のボタンだけ長押しした場合と、他方のボタンだけ長押しした場合とでも演出の変化の度合いが異なるようにしてもよい。また、両方のボタンが長押しされないと演出の変化が行われないようにしてもよい。また、長押ししている2つのボタンを離す際に、2つのボタンのうちの片方だけ離した場合と、両方を離した場合とで操作結果演出におけるエフェクトが異なる等、表示内容が異なるようにしてもよいし、2つのボタンのうちの片方だけ離した場合は操作結果演出が行われず、2つのボタンのうちの両方を離した場合に操作結果演出が行われるようにしてもよい。
また、2以上のボタンのそれぞれで連打操作あるいは長押しオート連打を行うことで操作結果演出が行われるような構成を備えてもよい。
また、本実施形態では、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンについて、各機能別にそれぞれ1つずつ設けるようにしたが、同じ機能を有する2以上のボタンが設けられて、上述した実施形態に適用可能に構成してもよい。例えば、演出ボタンが2つ設けられ、上ボタン137aが3つ設けられた構成であって、2つの演出ボタンと1つ又は複数の上ボタンとを同時に操作することで演出を行うような構成を備えてもよい。また、ボタンの他、演出用レバーや自動車のハンドルやバイクのハンドル等を模した演出用ハンドルを設けて、上述した実施形態に適用可能に構成してもよく、例えば、演出用のハンドルと他のボタンとを同時に操作することにより演出を行うような構成を備えてもよい。あるいは、ジョグダイヤル等の演出用のダイヤル等を設けて、上述した実施形態に適用可能に構成してもよく、例えば、演出用のダイヤルの操作と他のボタンとを同時に操作することにより演出を行うような構成を備えてもよい。また、同一の機能を有するが用途の異なる複数の演出ボタン136が設けられた構成において、上述した実施形態に適用可能に構成してもよい。例えば、通常時の演出において使用される第1の演出ボタンと、特別な演出が行われている時において使用される第2の演出ボタンとが設けられ、第2の演出ボタンを操作しながら第1の演出ボタンを操作させることにより期待感をより一層高める演出を行うような構成を備えてもよい。
以上の記載では、
『 遊技者による操作が可能な第一の操作手段[例えば、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e等]と、
遊技者による操作が可能な第二の操作手段[例えば、演出ボタン136等]と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、音量設定表示[例えば、図38(3)に示される図柄変動中用設定画面や、図42(e)に示される音量設定画面等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の操作結果表示[例えば、図38(12)や図39(c5)や図41(i)に示されるエフェクト表示等]であり、
前記音量設定表示は、前記第一の操作手段が操作されたことに応じて表示される場合がある表示であり[例えば、図38(2)に示されるように、図柄変動表示中に右ボタン137dが操作されると、図38(3)に示すように図柄変動中用設定画面が表示される等]、
前記第一の操作結果表示は、前記第一の操作手段及び前記第二の操作手段の両方が操作されたことに応じて表示される場合がある表示である[例えば、図38(11)に示されるように、演出ボタン136と右ボタン137dが操作されると、図38(12)に示すように、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側に移動するとともに、装飾図柄表示装置208では、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第一の操作手段を操作したときと複数の操作手段を操作したときの表示内容を異ならせることができるので、操作に応じた表示のバリエーションを増やし、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、第一の操作手段は、遊技者による操作のみ可能なものであってもよいし、遊技者以外にも操作可能なものがあってもよい。また、第一の操作手段は、遊技者によって必ず操作されるものであってもよいし、遊技者による操作が可能でない場合があってもよい。
また、第二の操作手段は、遊技者による操作のみ可能なものであってもよいし、遊技者以外にも操作可能なものがあってもよい。また、第二の操作手段は、遊技者によって必ず操作されるものであってもよいし、遊技者による操作が可能でない場合があってもよい。
また、表示手段は、音量設定表示及び第一の操作結果表示のみ表示可能なものであってもよいし、音量設定表示及び第一の操作結果表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、音量設定表示及び第一の操作結果表示を必ず表示するものであってもよいし、音量設定表示及び第一の操作結果表示を表示しない場合があってもよい。
また、音量設定表示は、第一の操作手段が操作されたことに応じてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が操作されたこと以外のことに応じて表示される場合があってもよい。また、音量設定表示は、第一の操作手段が操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作手段が操作されたことに応じて表示されない場合があってもよい。
また、第一の操作結果表示は、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたこと以外のことに応じて表示される場合があってもよい。また、第一の操作結果表示は、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じて表示されない場合があってもよい。
なお、本実施形態において、音量設定表示の他、輝度設定表示や、表示手段(装飾図柄表示装置208や液晶表示装置等)の表示設定表示や、遊技において登場させるキャラクタを選択するためのキャラクタ選択表示や、BGMを選曲するための選曲表示や、遊技中における演出モードを選択するためのモード選択表示や、遊技者の遊技履歴を引き継ぐためにパスワード等を入力したりするユーザーモード表示を表示可能に構成されていてもよい。すなわち、音量設定表示は、設定操作により設定値を設定可能な演出手段の一例ということができる。
ここで、表示手段の表示設定の種類としては、例えば、LCDのバックライトの明るさ調整、色温度の調整、黒レベルの調整(映像の黒部分の明るさ調整)、白レベルの調整(映像の白部分の明るさ調整)、色の濃さの調整、色合いの調整、シャープネス(映像の輪郭)の調整、解像度の調整等が挙げられる。また、音出力手段が高音スピーカと低音スピーカとを含んで構成されている場合、低音のみの音量調整、高音のみの音量調整、高音及び低音のバランス調整なども音出力手段に関する設定に含まれていてもよい。
また、第一の操作手段の操作に応じて行われる表示は、設定表示に限らず、演出表示であってもよく。例えば、2つの宝箱が並んで表示されているときに、右ボタン137dを操作すると、右側の宝箱が開いてアイテムを取得したり、左右2つのルートからいずれかを選択する場合に左ボタン137cを操作すると、左側のルートが選択される演出表示を行うことも可能である。
また、『 第一の演出[例えば、図38(6)〜同図(12)に示される演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作の演出等]が行われる期間において、前記第一の操作手段[例えば、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e等]及び前記第二の操作手段[例えば、演出ボタン136等]の両方が操作されたことに応じて、前記第一の操作結果表示が表示されるように構成され[例えば、図38(6)〜同図(12)に示される演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作の演出において、演出ボタン136及び右ボタン137dが同時に操作されると、図38(12)に示されるようなエフェクト表示が行われる等]、
前記第一の演出が行われる期間において、前記第一の操作手段が操作されても前記音量設定表示が表示されないように構成されている[例えば、図38(6)に示される同時操作の演出が開始されると、音量設定設定が禁止された状態になる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても記載した。
この遊技機によれば、第一の演出が行われる期間において、第一の操作手段の操作中に第二の操作手段を操作しても音量設定表示が表示されないので、第一の演出が行われているときに遊技者が意図せずに音量調整表示を表示してしまうことを防ぎ、第一の演出に集中させることができる場合がある。
ここで、第一の操作結果表示は、第一の演出が行われる期間において、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じてのみ表示されるものであってもよいし、第一の演出が行われる期間以外の期間において、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じて表示される場合があってもよい。また、第一の操作結果表示は、第一の演出が行われる期間において、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよい、第一の演出が行われる期間において、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じて表示されない場合があってもよい。
また、音量設定表示は、第一の演出が行われる期間において、第一の操作手段が操作された場合にのみ表示されないものであってもよいし、第一の演出が行われる期間において、第一の操作手段が操作された場合に必ず表示されないものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の操作結果表示[例えば、図34(j)に示されるリーチ状態突入予告画像2071等]であり、
前記第二の操作結果表示は、前記第二の操作手段が操作されたことに応じて表示される場合がある表示である[例えば、図34(g)〜同図(j)に示すように、操作有効期間内に演出ボタン135が押下されるとリーチ状態突入予告画像2071が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の操作結果表示は、第二の操作手段が操作されたことに応じてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の操作手段が操作されたこと以外のことに応じて表示される場合があってもよい。また、第二の操作結果表示は、第二の操作手段が操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第二の操作手段が操作されたことに応じて表示されない場合があってもよい。
また、『 第二の演出[例えば、図34(g)〜同図(h)に示される操作促進報知画像136Pが表示される演出等]が行われる期間において、前記第二の操作手段が操作されたことに応じて、前記第二の操作結果表示が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の操作結果表示は、第二の演出が行われる期間において、第二の操作手段が操作されたことに応じてのみ表示されるものであってもよいし、第二の演出が行われた期間において、第二の操作手段が操作されたこと以外のことに応じて表示される場合があってもよい。また、第二の操作結果表示は、第二の演出が行われる期間において、第二の操作手段が操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第二の演出が行われる期間において、第二の操作手段が操作されたことに応じて表示されない場合があってもよい。
なお、第二の演出が行われる期間において、第二の操作手段に加えて第一の操作手段が操作された場合にも第二の操作結果表示が表示されてもよいし、第二の操作結果表示とは異なる表示(例えば、裏ボタン表示)が表示されてもよい。
また、第二の演出が行われる期間以外の期間において、第二の操作手段が操作されたことに応じて、第二の操作結果表示が表示されるようにしてもよいし、第二の操作結果表示とは別の操作結果表示が表示されるようにしてもよい。
また、『 前記第二の演出が行われる期間において、前記第一の操作手段及び前記第二の操作手段の両方が操作されても、前記第一の操作結果表示が表示されないように構成されている[例えば、図43(f)〜同図(g)に示すように、演出ボタン136を操作させる演出が行われている場合に、演出ボタン136及び右ボタン137dが同時に操作されても操作結果演出も行われず、音量の変更も行われない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の操作結果表示は、第二の演出が行われる期間において、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されても、第一の操作結果表示が表示される場合があってもよいし、第二の演出が行われる期間以外の期間において、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作された場合に、第一の操作結果表示が表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の操作表示であり、
前記第一の操作表示は、前記第一の操作手段及び前記第二の操作手段の両方の操作に関する表示[例えば、図38(7)〜同図(10)に示されるチャンスボタン及び右キーの同時操作を促す演出等]であり、
前記第一の操作結果表示は、前記第一の操作手段及び前記第二の操作手段の両方が操作されるまで表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の操作結果表示は、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されるまでにのみ表示されるものであってもよいし、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されるまで以外でも表示される場合があってもよい。また、第一の操作結果表示は、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されるまで必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されるまで表示されない場合があってもよい。
なお、第一の演出中において、第一の操作表示が表示されるが、第二の演出中において第一の操作表示は表示されないように構成されるようにしてもよい。この場合において、第一の操作手段及び第二の操作手段の操作があった場合に、所定の操作結果演出(例えば、裏ボタン演出)が行われるようにしてもよい。
また、第一の演出中以外にも、第一の操作表示を行うようにしてもよく、例えば、図柄変動表示中に行われるチュートリアル演出において、「チャンスボタンと右キーを押すとアツい演出がでるかもよ」といった表示を行う等、第一の操作手段及び第二の操作手段とが操作可能であるタイミングとは全く異なるタイミングで第一の操作表示を行うようにしてもよい。また、このチュートリアル演出において、裏ボタン演出が実行される期間及びその時における操作手段の操作方法等を解説する表示が行われるようにしてもよい。
また、『 前記第一の操作表示は、前記第一の操作手段及び前記第二の操作手段の両方を操作することを促す表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 扉体[例えば、前面枠扉106等]を備え、
前記扉体は、前記第一の操作手段及び前記第二の操作手段が設けられたものであり、
遊技者が片手で前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とを同時に操作することが可能に構成されている[例えば、図1に示すように、前面枠扉106に設けられた球貯留皿付扉108の上面に演出ボタン136と操作キーユニット137とが近接して設けられており、遊技者が片手で演出ボタン136と操作キーユニット137を構成する各ボタンとを操作可能となっている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、発射操作をしていても操作しやすい位置に2つの操作手段があるので、片手で両方の操作手段の同時操作を簡単に行うことができ、操作手段の操作に慣れない遊技者も参加しやすくすることができる場合がある。
ここで、扉体は、第一の操作手段及び第二の操作手段のみが設けられたものであってもよいし、第一の操作手段及び第二の操作手段以外のものも設けられてもよい。また、扉体は、第一の操作手段及び第二の操作手段が必ず設けられたものであってもよいし、第一の操作手段及び第二の操作手段が設けられない場合があってもよい。
また、第一の操作手段及び第二の操作手段以外にも、遊技者が片手で同時に操作することができるものがあってもよい。
また、『 前記第二の操作手段は、前記第一の操作手段よりも大きさが大きい操作手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
換言すれば、第二の操作手段は、第一の操作手段よりも操作可能な面が広い操作手段であるということもできる。
なお、第一の操作手段は、第二の操作手段よりも小さくてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段とが同じ大きさであってもよい。
また、『 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]を備え、
前記演出制御手段は、前記第一の操作手段の操作があった場合に、該第一の操作手段の操作に関する制御を実行可能な手段であり[例えば、第1副制御部400及び第2副制御部500は、図17に示すように、操作キーユニット137を構成する各ボタンが操作されるとこれに応じた制御を行う等]、
前記演出制御手段は、前記第二の操作手段の操作があった場合に、該第二の操作手段の操作に関する制御を実行可能な手段である[例えば、第1副制御部400及び第2副制御部500は、図17に示すように、演出ボタン136が操作されるとこれに応じた制御を行う等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、演出制御手段は、第一の操作手段の操作があった場合に、第一の操作手段の操作に関する制御のみを実行可能なものであってもよいし、第一の操作手段の操作があった場合に、第一の操作手段の操作に関する制御以外の制御も実行可能であってもよい。また、演出制御手段は、第一の操作手段の操作があった場合に、第一の操作手段の操作に関する制御を必ず実行するものであってもよいし、第一の操作手段の操作があった場合に、第一の操作手段の操作に関する制御を実行しない場合があってもよい。
また、演出制御手段は、第二の操作手段の操作があった場合に、第二の操作手段の操作に関する制御のみを実行可能なものであってもよいし、第二の操作手段の操作があった場合に、第二の操作手段の操作に関する制御以外の制御も実行可能であってもよい。また、演出制御手段は、第二の操作手段の操作があった場合に、第二の操作手段の操作に関する制御を必ず実行するものであってもよいし、第二の操作手段の操作があった場合に、第二の操作手段の操作に関する制御を実行しない場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 遊技者による操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]と、
前記操作手段を駆動する駆動手段[例えば、演出ボタン駆動モータ434等]と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記駆動手段は、前記操作手段を第一の位置[例えば、図52(a3)に示される、操作可能位置等]と第二の位置[例えば、図52(a1)に示される、操作不能位置等]との間で変位させることが可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、前記操作手段に関する表示(以下、「操作表示[例えば、図52(b3)に示される、操作促進報知画像等]」という。)であり、
前記操作表示が表示される前のタイミングにおいて、前記操作手段が前記第一の位置と異なる位置である場合に、該操作手段が前記第一の位置に変位する場合があるように構成されている[例えば、図52(b2)〜同図(b3)に示すように、演出ボタン136が操作可能位置(初期位置)と異なる位置である場合には、初期位置戻し動作を行って操作促進報知画像が表示される前に演出ボタン136を操作可能位置に戻す等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、操作手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、操作手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、操作表示が表示される前に第二の状態である可動手段が第一の状態に変形することにより、操作手段の操作有効期間が開始されることを事前に遊技者が把握することができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者による操作のみ可能なものであってもよいし、遊技者以外にも操作可能なものがあってもよい。また、操作手段は、遊技者によって必ず操作されるものであってもよいし、遊技者による操作が可能でない場合があってもよい。
また、駆動手段は、操作手段のみを駆動可能なものであってもよいし、操作手段以外も駆動可能なものであってもよい。また、駆動手段は、操作手段を必ず駆動するものであってもよいし、操作手段を駆動しない場合があってもよい。
また、表示手段は、操作表示のみを表示可能なものであってもよいし、操作表示以外にも表示可能であってもよい。また、表示手段は、操作表示を必ず表示するものであってもよいし、操作表示を表示しない場合があってもよい。
また、駆動手段は、操作手段を第一の位置と第二の位置との間でのみ変位させることが可能なものであってもよいし、操作手段を第一の位置と第二の位置との間以外にも変位させることが可能なものであってもよい。また、駆動手段は、操作手段を第一の位置と第二の位置との間で必ず変位させるものであってもよいし、操作手段を第一の位置と第二の位置との間で変位させない場合があってもよい。
また、操作手段は、操作表示が表示される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置と異なる場合にのみ第一の位置に変位する場合があるように構成されていてもよいし、操作表示が表示される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置と異なる場合以外の場合にも第一の位置に変位する場合があるように構成されていてもよい。また、操作手段は、操作表示が表示される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置と異なる場合に必ず第一の位置に変位するように構成されていてもよいし、操作表示が表示される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置と異なる場合に第一の位置に変位しない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の連続演出表示[例えば、図53(a1)〜同図(a3)に示されるステップアップ1の演出等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の連続演出表示[例えば、図52(b1)〜同図(b3)に示されるステップアップ2の演出等]であり、
一回の図柄変動表示において、前記第一の連続演出表示及び前記第二の連続演出表示の両方が表示される場合があるように構成されており、
前記第二の連続演出表示は、前記第一の連続演出表示の後で表示される表示であり、
前記操作表示は、前記第一の連続演出表示が表示されている期間において表示される表示であり[例えば、図53(a3)に示すように、ステップアップ1の演出において操作促進報知画像が表示されている等]、
前記操作表示は、前記第二の連続演出表示が表示されている期間において表示される表示であり[例えば、図52(b3)に示すように、ステップアップ2の演出において操作促進報知画像が表示されている等]、
前記第二の連続演出表示が表示されてから前記操作表示の表示が開始されるまでの間のタイミングにおいて、前記操作手段が前記第二の位置である場合に、該操作手段が前記第一の位置に変位するように構成されている[例えば、図52(b1)〜同図(b3)に示すように、ステップアップ2の演出が開始されてから操作促進報知画像が表示されるよりも前に演出ボタン136が初期位置に戻されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の連続演出表示において第二の操作表示が表示されることを事前に遊技者が把握することができる場合がある。
また、この遊技台によれば、連続演出表示の二回目が表示されることが操作手段の変位状態により事前にわかるため、遊技者にその変動への期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第一の連続演出表示及び第二の連続演出表示の両方のみが表示可能に構成されてもよいし、第一の連続演出表示及び第二の連続演出表示の両方以外にも表示可能に構成されていてもよい。また、表示手段は、第一の連続演出表示及び第二の連続演出表示の両方が必ず表示するように構成されてもよいし、第一の連続演出表示及び第二の連続演出表示の少なくともいずれか一方が表示されない場合があってもよい。
また、第二の連続演出表示は、第一の連続演出表示の後でのみ表示される表示であってもよいし、第一の連続演出表示以外の表示の後で表示される場合があってもよい。また、第二の連続演出表示は、第一の連続演出表示の後で必ず表示される表示であってもよいし、第一の連続演出表示の後で表示されない場合があってもよい。
また、操作表示は、第一の連続演出表示が表示されている期間においてのみ表示されるものであってもよいし、第一の連続演出表示が表示されている期間以外にも表示される場合があってもよい。また、操作表示は、第一の連続演出表示が表示されている期間において必ず表示されるものであってもよいし、第一の連続演出表示が表示されている期間において表示されない場合があってもよい。
また、操作手段は、第二の連続演出表示が表示されてから操作表示の表示が開始されるまでの間のタイミングにおいて、操作手段が第二の位置である場合にのみ第一の位置に変位するように構成されてもよいし、第二の連続演出表示が表示されてから操作表示の表示が開始されるまでの間のタイミングにおいて、操作手段が第二の位置である場合以外にも第一の位置に変位するように構成されてもよい。また、操作手段は、第二の連続演出表示が表示されてから操作表示の表示が開始されるまでの間のタイミングにおいて、操作手段が第二の位置である場合に必ず第一の位置に変位するように構成されてもよいし、第二の連続演出表示が表示されてから操作表示の表示が開始されるまでの間のタイミングにおいて、操作手段が第二の位置である場合に第一の位置に変位しない場合があってもよい。
また、『 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]を備え、
前記第一の位置は、初期位置[例えば、図52(a3)に示される操作可能位置等]であり、
前記演出制御手段は、前記操作手段を前記第一の位置に変位させる制御(以下、「初期位置戻し制御」という。)を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、前記操作手段が前記第一の位置でない場合に、前記初期位置戻し制御を実行可能な手段である[例えば、図52(b2)〜同図(b3)に示すように、操作促進報知画像が表示される前において、演出ボタン136が初期位置でない場合に、初期位置戻し制御を行う等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、操作受付期間が開始する前に、「初期位置にない可動手段」について初期位置戻し動作を行うことで、可動手段が初期位置にないことによる誤解を与えてしまうことを防止することができる場合がある。
また、この遊技台によれば、演出制御手段が初期位置戻し制御を実行するので、主制御部の制御負担を軽減することができるようになる場合がある。
ここで、演出制御手段は、初期位置戻し制御のみを実行可能なものであってもよいしい、初期位置戻し制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、初期位置戻し制御を必ず実行するものであってもよいし、初期位置戻し制御を実行しない場合があってもよい。
また、演出制御手段は、操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置にない場合にのみ、初期位置戻し制御を実行可能なものであってもよいし、操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置にない場合以外にも初期位置戻し制御を実行可能なものであってもよい。
また、『 前記操作手段が前記第一の位置であることを検知可能な検知手段[例えば、演出ボタン初期位置センサ427等]を備え、
前記演出制御手段は、前記操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、前記操作手段が前記第一の位置でないことが前記検知手段によって検知された場合に、前記初期位置戻し制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段が第一の位置にないことが正確に把握することができる場合がある。
ここで、検知手段は、操作手段が第一の位置であることのみを検知可能なものであってもよいし、操作手段が第一の位置以外にも検知可能なものであってもよい。また、検知手段は、操作手段が第一の位置であることを必ず検知するものであってもよいし、操作手段が第一の位置であることを検知しない場合があってもよい。
また、演出制御手段は、操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置でないことが検知手段によって検知された場合にのみ、初期位置戻し制御を実行可能なものであってもよいし、操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置でないことが検知手段によって検知された場合以外にも、初期位置戻し制御を実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置でないことが検知手段によって検知された場合に、必ず初期位置戻し制御を実行するものであってもよいし、操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置でないことが検知手段によって検知された場合に、初期位置戻し制御を実行しない場合があってもよい。
また、『 前記演出制御手段は、リトライ制御を実行可能な手段であり、
前記リトライ制御とは、前記初期位置戻し制御を実行しても前記操作手段が前記第一の位置になっていないと判定された場合に、前記初期位置戻し制御を再び実行する制御のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、演出制御手段は、リトライ制御のみを実行可能なものであってもよいし、リトライ制御以外にも実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、リトライ制御を必ず実行するものであってもよいし、リトライ制御を実行しない場合があってもよい。
また、『 前記第一の位置は、前記操作手段を遊技者が操作可能な位置[例えば、操作可能位置等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の位置は、操作手段を遊技者のみが操作可能な位置であってもよいし、操作手段を遊技者以外にも操作可能な位置であってもよい。また、第一の位置は、操作手段を遊技者が必ず操作する位置であってもよいし、操作手段を遊技者が操作しない場合があってもよい。
また、『 前記第二の位置[例えば、操作不能位置等]は、前記操作手段を遊技者が操作不可能な位置である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、第二の位置は、操作手段を遊技者が操作可能な位置であって、第一の位置とは別の位置としてもよい。
また、『 図柄変動表示が開始される際に、前記操作手段が前記第一の位置と異なる位置[例えば、操作不能位置等]にある場合に、該操作手段が前記第一の位置に変位するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示の開始時に操作手段を初期位置に戻す動作を行うことにより、操作手段を第二の状態にする演出を行う際に操作手段を初期位置の状態化rあ開始させやすくすることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、操作手段が初期位置にない状態を複数の図柄変動表示において継続させることを防ぎ、不具合が発生したか否かについての判断を遊技店員にしやすくすることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、初期位置戻し動作を図柄変動開始時に行うことで、他の演出可動体の回動する範囲と重複する範囲で動作する場合、他の演出可動体との接触を防ぎやすくすることができる場合がある。
また、『 前記操作表示は、前記操作手段の操作を促す表示[例えば、図52(b3)に示される操作促進報知画像等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 遊技者による操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の演出表示[例えば、図47(g)に示される、連打用の演出において、演出ボタン136の操作に応じて倒すべきパンダの残り個体数が減少する演出表示等]であり、
前記第一の演出表示は、第一の操作有効期間[例えば、連打用の演出における操作有効期間等]において表示される場合がある表示であり、
前記第一の操作有効期間は、前記操作手段の操作が有効となる期間であり、
前記第一の操作有効期間における長押し操作が開始されたタイミング(以下、「第一のタイミング[例えば、図44(B)に示される、A1のタイミング等]」という。)から前記操作手段による長押し操作が継続して第一の時間[例えば、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1等]行われたことに応じて、前記第一の演出表示が表示される場合があり、
前記第一の操作有効期間における第二のタイミングから前記長押し操作が継続して第二の時間行われたことに応じて、前記第一の演出表示が表示される場合があり、
前記第二のタイミングとは、前記第一のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して前記第一の時間行われたタイミングのことであり、
前記第一の時間と前記第二の時間が異なっている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、長押し操作が開始されたタイミングからの時間と、その時間が経過したタイミングからの時間とで第一の演出表示が表示されるタイミングを異ならせることができ、演出が表示されるタイミングが単調にならないようにし、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者による操作のみ可能なものであってもよいし、遊技者以外にも操作可能なものがあってもよい。また、操作手段は、遊技者によって必ず操作されるものであってもよいし、遊技者による操作が可能でない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の操作有効期間においてのみ表示される場合がある表示であってもよいし、第一の操作有効期間以外にも表示される場合があってもよい。また、第一の演出表示は、第一の操作有効期間において必ず表示される場合があってもよいし、第一の操作有効期間において表示されない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一のタイミングから操作手段による長押し操作が継続して第一の時間行われたことに応じてのみ、表示される場合があるように構成されてもよいし、第一のタイミングから操作手段による長押し操作が継続して第一の時間行われたこと以外のことに応じて、表示される場合があるように構成されてもよいし、また、第一の演出表示は、第一のタイミングから操作手段による長押し操作が継続して第一の時間行われたことに応じて、必ず表示される場合があるように構成されてもよいし、第一のタイミングから操作手段による長押し操作が継続して第一の時間行われたことに応じて、表示されされない場合があるように構成されてもよいし、
また、第一の演出表示は、第一の操作有効期間における第二のタイミングから長押し操作が継続して第二の時間行われたことに応じてのみ、第一の演習表示が表示される場合があるものであってもよいし、第一の操作有効期間における第二のタイミングから長押し操作が継続して第二の時間行われたこと以外のことに応じて、第一の演出表示が表示されるようにしてもよい。また、第一の演出表示は、第一の操作有効期間における第二のタイミングから長押し操作が継続して第二の時間行われたことに応じて、必ず第一の演出表示が表示されるように構成されてもよいし、第一の操作有効期間における第二のタイミングから長押し操作が継続して第二の時間行われたことに応じて、第一の演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、第一の時間と第二の時間とは同じであってもよいし、異なっていてもよいし、第一の時間の方が長くてもよいし、第二の時間の方が長くてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の結果表示[例えば、図46(n)や図47(n)に示される操作結果演出等]であり、
前記第一の結果表示は、前記第一の操作有効期間が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に表示される場合がある表示であり[例えば、図46(n)に示すように、演出ボタン136を連打操作することにより、番長のキャラクタがパンダを投げ飛ばす操作結果演出が表示されている等]、
前記第一の結果表示は、前記第一の操作有効期間が開始された後で、前記長押し操作が行われた場合にも表示される場合がある表示であり[例えば、図47(n)に示すように、演出ボタン136を長押し操作することによっても、番長のキャラクタがパンダを投げ飛ばす操作結果演出が表示される等]、
前記第一の演出表示は、前記第一の操作有効期間において、前記操作手段が操作されたことに応じて表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、連打操作をしても長押し操作をしても第一の結果表示が表示される場合があるので、遊技者が操作方法を任意に選択することができる場合がある。すなわち、連打操作をしても長押し操作をしても第一の結果表示が表示されることを知っている遊技者は、長押し操作をして楽をすることができ、このことを知らない遊技者は連打操作するので、このことを知っている遊技者が少し楽をすることができる場合がある。すなわち、遊技をやりこむ要素があるので、遊技への参加を促進させることができる場合がある。
ここで、第一の結果表示は、第一の操作有効期間が開始された後で、操作手段が連打された場合にのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の操作有効期間が開始された後で、操作手段が連打された場合以外の場合にも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の結果表示は、第一の操作有効期間が開始された後で、操作手段が連打された場合に必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作有効期間が開始された後で、操作手段が連打された場合に表示されない場合があってもよい。
また、第一の結果表示は、第一の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合にのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合以外の場合にも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の結果表示は、第一の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合に必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合に表示されない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の操作有効期間において、操作手段が操作されたことに応じてのみ表示される場合があってもよいし、第一の操作有効期間において、操作手段が操作されたこと以外に応じて表示される場合があってもよい。また、第一の演出表示は、第一の操作有効期間において、操作手段が操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作有効期間において、操作手段が操作されたことに応じて表示されない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、連打操作表示であり[例えば、図46(c)〜同図(m)に示すように、演出ボタン136を連打操作することにより、ミッションが達成されて大当りとなる可能性があることを示唆する「ボタン連打でパンダをすべて倒せ」という文字表示が行われ、演出ボタン136を連打して操作有効期間内にパンダを全て倒すことを促す操作促進報知画像が表示される一連の表示等]、
前記連打操作表示は、前記操作手段を連打することを促す表示であり、
前記連打操作表示が開始された後で前記第一の操作有効期間が開始されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、遊技者に連打操作表示が行われることを容易に認識できる場合がある。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の演出表示[例えば、図48(g)に示される、殿様の表示が拡大する一方で、剣豪の表示画像が縮小する表示等]であり、
前記第二の演出表示は、第二の操作有効期間[例えば、長押し用の演出における操作有効期間等]において表示される場合がある表示であり、
前記第二の操作有効期間は、前記操作手段の操作が有効となる期間であり、
前記第二の操作有効期間は、前記第一の操作有効期間とは別の期間であり、
前記第二の操作有効期間における前記長押し操作が開始されたタイミング(以下、「第三のタイミング」という。)から前記長押し操作が継続して第三の時間[例えば、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3等]行われたことに応じて、前記第二の演出表示が表示される場合があり、
前記第二の演出表示は、前記第三のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して前記第三の時間行われないと表示されない表示である[例えば、図48(g)に示される、殿様の表示が拡大する一方で、剣豪の表示画像が縮小する表示は、演出ボタン136の操作を介してから時間T3が経過しないと表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、同じ長押し操作であっても、演出によって演出表示が表示されるタイミングが異なるので、演出表示の表示タイミングにバリエーションを持たせ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技に慣れている遊技者は、演出表示が表示されるまでの時間によって、第一の演出表示が表示されるか、第二の演出表示が表示されるかを把握することができ、操作を楽しませることができる場合がある。
ここで、第二の演出表示は、第二の操作有効期間においてのみ表示される場合がある表示であってもよいし、第二の操作有効期間以外の期間において表示される場合があってもよい。また、第二の演出表示は、第二の操作有効期間において必ず表示される場合があってもよいし、第二の操作有効期間において表示されない場合があってもよい。
また、第二の操作有効期間は、操作手段の操作のみが有効となる期間であってもよいし、操作手段の操作以外も有効となる期間であってもよい。また、操作手段の操作が必ず有効となる期間であってもよいし、操作手段の操作が有効とならない場合があってもよい。
また、第二の演出表示は、第三のタイミングから長押し操作が継続して第三の時間行われたことに応じてのみ、表示される場合があるものであってもよいし、第三のタイミングから長押し操作が継続して第三の時間行われたこと以外のことに応じて、表示される場合があってもよい。また、第二の演出表示は、第三のタイミングから長押し操作が継続して第三の時間行われたことに応じて、必ず表示されるものであってもよいし、第三のタイミングから長押し操作が継続して第三の時間行われたことに応じて、表示されない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、長押し操作表示[例えば、図48(c)〜同図(h)に示される、演出ボタン136の長押し操作を促進する操作促進報知画像の表示等]であり、
前記長押し操作表示は、前記操作手段を長押しすることを促す表示であり、
前記長押し操作表示が開始された後で前記第二の操作有効期間が開始されるように構成されている[例えば、図48(c)〜同図(d)に示すように、操作促進報知画像が表示された後で操作有効期間が開始されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、長押し操作表示を見てから第二の操作有効期間が開始されるので、長押し操作を行うことができる期間を十分に取ることができる場合がある。
ここで、第二の操作有効期間は、長押し操作表示が開始された後でのみ開始可能に構成されていてもよいし、長押し操作表示が開始された後以外でも開始可能に構成されていてもよい。また、第二の操作有効期間は、長押し操作表示が開始された後で必ず開始する構成であってもよいし、長押し操作表示が開始された後で開始しない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の結果表示[例えば、長押し操作による操作結果演出等]であり、
前記第二の結果表示は、前記第二の操作有効期間が開始された後で、前記長押し操作が行われた場合に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の結果表示は、第二の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合にのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合以外にも表示される場合があってもよい。また、第二の結果表示は、第二の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合に必ず表示されるものであってもよいし、第二の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第一のタイミング[例えば、図44(B)におけるA1のタイミング等]となってから前記第一の時間[例えば、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1等]が経過する前に前記操作手段が再び操作されることに応じて、前記第一の演出表示[例えば、図47(g)に示される、連打用の演出において、演出ボタン136の操作に応じて倒すべきパンダの残り個体数が減少する演出表示等]が表示される場合があり、
前記第一のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して行われている状態で前記第一の時間が経過するまで、前記第一の演出表示が表示されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出表示は、第一のタイミングとなってから第一の時間が経過する前に操作手段が再び操作されることに応じてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一のタイミングとなってから第一の時間が経過する前に操作手段が再び操作されること以外に応じて、表示される場合があるものであってもよい。また、第一の演出表示は、第一のタイミングとなってから第一の時間が経過する前に操作手段が再び操作されることに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第一のタイミングとなってから第一の時間が経過する前に操作手段が再び操作されることに応じて表示しない場合があってもよい。
ここで、第一の演出表示は、第一のタイミングとなってから長押し操作が継続して行われている状態で第一の時間のみが経過するまで表示されないように構成されてもよいし、第一のタイミングとなってから長押し操作が継続して行われている状態で第一の時間以外の時間が経過した場合にも表示されないように構成されてもよい。また、第一の演出表示は、第一のタイミングとなってから長押し操作が継続して行われている状態で第一の時間が経過すると、必ず表示されるように構成されてもよいし、第一のタイミングとなってから長押し操作が継続して行われている状態で第一の時間が経過した後も表示されない場合があってもよい。
また、『 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]を備え、
前記演出制御手段は、前記長押し操作に応じて、該長押し操作に関する制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、主制御部の制御負担を軽減させることができる場合がある。
ここで、演出制御手段は、長押し操作に応じて、長押し操作に関する制御のみを実行可能なものであってもよいし、長押し操作に応じて、長押し操作に関する制御以外も実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、長押し操作に応じて、長押し操作に関する制御を必ず実行するものであってもよいし、長押し操作に応じて、長押し操作に関する制御を実行しない場合があってもよい。
また、『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の操作有効期間は、前記図柄変動表示の表示中において開始される期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外も表示可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記第一の時間は、前記第二の時間よりも長い、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、意図せず第一の演出表示が表示されてしまうことを防止できる場合がある。
なお、第一の時間は、第二の時間よりも短くてもよいし、第一の時間と第二の時間とが同じであってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 遊技者による操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
第一の制御手段[例えば、第1副制御部400等]と、
第二の制御手段[例えば、第2副制御部500等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、操作応答表示[例えば、図47(g)に示される、連打用の演出において、演出ボタン136の操作に応じて倒すべきパンダの残り個体数が減少する演出表示等]であり、
前記操作応答表示は、第一の操作有効期間[例えば、連打用の演出における操作有効期間等]において表示される場合がある表示であり、
前記第一の操作有効期間は、前記操作手段の操作が有効となる期間であり、
前記操作応答表示は、前記第一の操作有効期間が開始された後で第一のタイミング[例えば、図44(B)に示す、A1のタイミング等]となってから前記操作手段による長押し操作が継続して第一の時間[例えば、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1等]行われた場合に表示される場合がある表示であり、
前記操作応答表示は、第二のタイミング[例えば、図44(B)に示す、C2のタイミング等]となってから前記長押し操作が継続して第二の時間[例えば、図44(B)に示す時間T2等]行われた場合に表示される場合がある表示であり、
前記第一のタイミングは、前記第一の操作有効期間におけるタイミングであり、
前記第二のタイミングは、前記第一の操作有効期間におけるタイミングであり、
前記第一のタイミングは、前記長押し操作が開始されたタイミングであり、
前記第二のタイミングは、前記第一のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して前記第一の時間行われたタイミングであり、
前記第一の時間[例えば、500ms等]は、前記第二の時間[例えば、100ms等]と異なる長さの時間であり、
前記第一の制御手段は、前記第二の制御手段に演出コマンド[例えば、演出抽選により決定されたボックスデータに含まれる液晶コマンド等]を送信可能な制御手段であり、
前記第二の制御手段は、前記演出コマンドの内容に基づいて、前記第一の操作有効期間の開始タイミングを設定可能な制御手段であり、
前記第二の制御手段は、設定された前記第一の操作有効期間の開始タイミングになると、前記第一の制御手段に有効期間開始コマンド[例えば、図44(B)に示す、eのタイミングで送信される戻りコマンド等]を送信するとともに、第三の操作有効期間[例えば、図44(B)に示すように、eのタイミング開始されてgのタイミングで終了する第2副制御部500における演出ボタン136の操作有効期間等]を開始する制御手段であり、
前記有効期間開始コマンドとは、前記第一の操作有効期間の開始を指示するコマンドのことであり、
前記第三の操作有効期間の長さは、前記第一の操作有効期間の長さと同じ長さであり、
前記第一の制御手段が前記有効期間開始コマンドを受信すると、前記第一の操作有効期0間が開始され[例えば、図44(B)に示すように、eのタイミング開始されて第2副
制御部500から送信された戻りコマンドをfのタイミングで第1副制御部400で受信すると、第1副制御部400において演出ボタン136の操作有効期間が開始される等]、
前記第一の操作有効期間よりも先に前記第三の操作有効期間が開始される、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、連打演出結果表示[例えば、図46(n)や図47(n)に示される操作結果演出等]であり、
前記連打演出結果表示は、前記第一の操作有効期間が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に表示が開始される場合がある表示であり[例えば、図46(n)に示すように、演出ボタン136を連打操作することにより、番長のキャラクタがパンダを投げ飛ばす操作結果演出が表示されている等]、
前記連打演出結果表示は、前記第一の操作有効期間が開始された後で、前記長押し操作が行われた場合にも表示が開始される場合がある表示であり[例えば、図47(n)に示すように、演出ボタン136を長押し操作することによっても、番長のキャラクタがパンダを投げ飛ばす操作結果演出が表示される等]、
前記操作応答表示は、前記第一の操作有効期間において、前記操作手段が操作されたことに応じて表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、連打操作促進表示[例えば、図46(c)〜同図(m)に示すように、演出ボタン136を連打操作することにより、ミッションが達成されて大当りとなる可能性があることを示唆する「ボタン連打でパンダをすべて倒せ」という文字表示が行われ、演出ボタン136を連打して操作有効期間内にパンダを全て倒すことを促す操作促進報知画像が表示される一連の表示等]であり、
前記連打操作促進表示は、前記操作手段を連打することを促す表示であり、
前記連打操作促進表示の表示が開始された後で前記第一の操作有効期間が開始される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、長押し中表示[例えば、図48(g)に示される、殿様の表示が拡大する一方で、剣豪の表示画像が縮小する表示等]であり、
前記長押し中表示は、第二の操作有効期間[例えば、長押し用の演出における操作有効期間等]において表示される場合がある表示であり、
前記第二の操作有効期間は、前記操作手段の操作が有効となる期間であり、
前記第二の操作有効期間は、前記第一の操作有効期間とは重ならない期間であり、
前記長押し中表示は、前記第二の操作有効期間が開始された後で第三のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して第三の時間[例えば、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3等]行われた場合に表示される場合がある表示であり、
前記長押し中表示は、前記第三のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して前記第三の時間行われないと表示されない表示であり[例えば、図48(g)に示される、殿様の表示が拡大する一方で、剣豪の表示画像が縮小する表示は、演出ボタン136の操作を介してから時間T3が経過しないと表示されない等]、
前記第三のタイミングは、前記第二の操作有効期間におけるタイミングであり、
前記第三のタイミングは、前記長押し操作が開始されたタイミングである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、長押し操作促進表示[例えば、図48(c)〜同図(h)に示される、演出ボタン136の長押し操作を促進する操作促進報知画像の表示等]であり、
前記長押し操作促進表示は、前記操作手段を長押しすることを促す表示であり、
前記長押し操作促進表示が開始された後で前記第二の操作有効期間が開始される[例えば、図48(c)〜同図(d)に示すように、操作促進報知画像が表示された後で操作有効期間が開始されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、長押し演出結果表示[例えば、長押し操作による操作結果演出等]であり、
前記長押し演出結果表示は、前記第二の操作有効期間が開始された後で、前記長押し操作が行われた場合に表示が開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記操作応答表示[例えば、図47(g)に示される、連打用の演出において、演出ボタン136の操作に応じて倒すべきパンダの残り個体数が減少する演出表示等]は、前記第一のタイミング[例えば、図44(B)におけるA1のタイミング等]となってから前記第一の時間[例えば、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1等]が経過する前に前記操作手段が再び操作されることに応じて表示される場合がある表示であり、
前記操作応答表示は、前記第一のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して前記第一の時間行われている間は表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の操作有効期間において前記操作手段が操作されると前記第一の制御手段から前記第二の制御手段に操作コマンドが送信され[例えば、図44(B)に示すように、連打用の演出において、演出ボタン136が操作されると、第1副制御部400から第2副制御部500に液晶コマンドが送信される等]、
前記第二の制御手段が前記第三の操作有効期間において前記操作コマンドを受信すると前記操作応答表示が表示される場合があり[例えば、図44(B)に示すように、第2副制御部500が第1副制御部400から液晶コマンドを受信すると、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が表示される等]、
前記第三の操作有効期間が経過した後で前記第二の制御手段が前記操作コマンドを受信した場合は、前記操作応答表示が表示されることがない[例えば、図44(B)に示すように、第1副制御部400において操作有効期間(hのタイミングが経過する前)に液晶コマンドが送信されても、第2副制御部500において操作有効期間(gのタイミングが経過する前)に受信しない場合には、当該液晶コマンドが無効として取り扱われ、倒すべきパンダの残り個体数が減少する演出表示は表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の制御手段は、前記第一の操作有効期間において前記操作手段が操作されて前記第一の制御手段から前記操作コマンドが送信されたが前記第三の操作有効期間が経過して該操作コマンドを受信した場合には、該操作手段の操作が無効であるとして前記操作応答表示を表示しないように制御する制御手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の時間は、前記第二の時間よりも長い時間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記操作応答表示は、前記第一の操作有効期間が開始された後で前記第一のタイミングとなってから前記操作手段による長押し操作が継続して前記第一の時間行われた場合に必ず表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記操作応答表示は、前記第二のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して前記第二の時間行われた場合に必ず表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 遊技者による操作が可能な第一の操作手段[例えば、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e等]と、
遊技者による操作が可能な第二の操作手段[例えば、演出ボタン136等]と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、音量設定表示[例えば、図38(3)や図42(e)に示される音量ゲージVG等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、操作結果表示[例えば、図38(12)や図39(c5)や図41(i)に示されるエフェクト表示等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、演出選択表示[例えば、図42(b)に示される楽曲名表示MT等]であり、
前記第一の操作手段による音量設定操作[例えば、図38(4)や図42(f)に示される、左ボタン137cや右ボタン137dによる音量設定操作等]が可能であり、
前記音量設定表示の表示中において前記音量設定操作が行われると、該音量設定表示の表示態様が変化し[例えば、図38(3)〜同図(5)や図42(e)〜同図(g)に示されるように、3段階目の表示態様の音量ゲージVGの表示中において右ボタン137dが操作されると、音量ゲージVGが3段階目の表示態様から4段階目の表示態様に変化する等]、
前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態において、前記操作結果表示が表示されている場合(以下、「第一の場合[例えば、図38(11)〜同図(12)に示すように、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作されて演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が表示される場合等]」という。)があり、
前記第一の場合に、前記音量設定表示の表示態様の変化が行われず、
前記音量設定表示と前記演出選択表示の両方が表示されている状態となる場合(以下、「第二の場合[例えば、図42(g)に示すように、音量ゲージVGと楽曲名表示MTの両方が表示されている場合等]」という。)があり、
前記演出選択表示は、複数種類の演出のうちの実行する演出の内容に関する表示であり[例えば、図42(g)に示すように、楽曲名表示MTでは、複数曲用意された大当り遊技中に出力されるBGMのうち出力されているBGMの曲名が表示されている等]、
前記第二の場合に、前記第二の操作手段が操作されている状態で前記第一の操作手段が操作されると、前記音量設定表示の表示態様は変化せずに前記演出選択表示の表示が変化する[例えば、図42(g)〜同図(i)に示すように、音量ゲージVGと楽曲名表示MTの両方が表示されている状態で、演出ボタン136を操作しながら操作キーユニット137が操作されると、音量ゲージVGの表示は変化せずに楽曲名表示MTに示す曲名の表示が変更される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記操作結果表示の表示中に前記音量設定表示が表示されない[例えば、図38(7)〜同図(15)に示すように、ボタン操作促進表示が開始されてから、当該図柄変動表示が終了するまでは、音量ゲージVGを含む図柄変動中用設定画面の表示を禁止状態にしているため、音量ゲージVGが表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記音量設定操作を有効とする期間において、前記第一の操作手段が操作されたことに応じて、前記音量設定表示の表示が開始される[例えば、図38(2)〜同図(3)に示すように、音量設定にかかる操作有効期間において右ボタン137dあるいは左ボタン137cが操作されると、音量ゲージVGが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記音量設定操作を有効とする期間とは異なる期間において、前記第一の場合となる[例えば、図38(7)〜同図(15)に示すように、ボタン操作促進表示が開始されてから、当該図柄変動表示が終了するまでは、音量ゲージVGを含む図柄変動中用設定画面の表示を禁止状態にしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の操作手段の操作中に前記第二の操作手段の操作があることで、前記操作結果表示が表示される場合がある[例えば、図39(c1)〜同図(c5)に示すように、右ボタン137dを操作した状態で演出ボタン136が操作されると、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
(付記R1−1)
遊技者による操作が可能な操作手段と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段と、
第一の制御手段と、
第二の制御手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、操作応答表示であり、
前記操作応答表示は、第一の操作有効期間において表示される場合がある表示であり、
前記第一の操作有効期間は、前記操作手段の操作が有効となる期間であり、
前記操作応答表示は、前記第一の操作有効期間が開始された後で第一のタイミングとなってから前記操作手段による長押し操作が継続して第一の時間行われた場合に表示される場合がある表示であり、
前記操作応答表示は、第二のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して第二の時間行われた場合に表示される場合がある表示であり、
前記第一のタイミングは、前記第一の操作有効期間におけるタイミングであり、
前記第二のタイミングは、前記第一の操作有効期間におけるタイミングであり、
前記第一のタイミングは、前記長押し操作が開始されたタイミングであり、
前記第二のタイミングは、前記第一のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して前記第一の時間行われたタイミングであり、
前記第一の時間は、前記第二の時間と異なる長さの時間であり、
前記第一の制御手段は、前記第二の制御手段に演出コマンドを送信可能な制御手段であり、
前記第二の制御手段は、演出コマンドの内容に基づいて、前記第一の操作有効期間の開始タイミングを設定可能な制御手段であり、
前記第二の制御手段は、設定された前記第一の操作有効期間の開始タイミングになると、前記第一の制御手段に有効期間開始コマンドを送信するとともに、第三の操作有効期間を開始する制御手段であり、
前記有効期間開始コマンドとは、前記第一の操作有効期間の開始を指示するコマンドのことであり、
前記第三の操作有効期間の長さは、前記第一の操作有効期間の長さと同じ長さであり、
前記第一の制御手段が前記有効期間開始コマンドを受信すると、前記第一の操作有効期間が開始され、
前記第一の操作有効期間よりも先に前記第三の操作有効期間が開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−2)
付記R1−1に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、連打演出結果表示であり、
前記連打演出結果表示は、前記第一の操作有効期間が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に表示が開始される場合がある表示であり、
前記連打演出結果表示は、前記第一の操作有効期間が開始された後で、前記長押し操作が行われた場合にも表示が開始される場合がある表示であり、
前記操作応答表示は、前記第一の操作有効期間において、前記操作手段が操作されたことに応じて表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−3)
付記R1−1又はR1−2に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、連打操作促進表示であり、
前記連打操作促進表示は、前記操作手段を連打することを促す表示であり、
前記連打操作促進表示の表示が開始された後で前記第一の操作有効期間が開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−4)
付記R1−1乃至R1−3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、長押し中表示であり、
前記長押し中表示は、第二の操作有効期間において表示される場合がある表示であり、
前記第二の操作有効期間は、前記操作手段の操作が有効となる期間であり、
前記第二の操作有効期間は、前記第一の操作有効期間とは重ならない期間であり、
前記長押し中表示は、前記第二の操作有効期間が開始された後で第三のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して第三の時間行われた場合に表示される場合がある表示であり、
前記長押し中表示は、前記第三のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して前記第三の時間行われないと表示されない表示であり、
前記第三のタイミングは、前記第二の操作有効期間におけるタイミングであり、
前記第三のタイミングは、前記長押し操作が開始されたタイミングである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−5)
付記R1−4に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、長押し操作促進表示であり、
前記長押し操作促進表示は、前記操作手段を長押しすることを促す表示であり、
前記長押し操作促進表示が開始された後で前記第二の操作有効期間が開始される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−6)
付記R1−4又はR1−5に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、長押し演出結果表示であり、
前記長押し演出結果表示は、前記第二の操作有効期間が開始された後で、前記長押し操作が行われた場合に表示が開始される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−7)
付記R1−1乃至R1−6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記操作応答表示は、前記第一のタイミングとなってから前記第一の時間が経過する前に前記操作手段が再び操作されることに応じて表示される場合がある表示であり、
前記操作応答表示は、前記第一のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して前記第一の時間行われている間は表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−8)
付記R1−1乃至R1−7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の操作有効期間において前記操作手段が操作されると前記第一の制御手段から前記第二の制御手段に操作コマンドが送信され、
前記第二の制御手段が前記第三の操作有効期間において前記操作コマンドを受信すると前記操作応答表示が表示される場合があり、
前記第三の操作有効期間が経過した後で前記第二の制御手段が前記操作コマンドを受信した場合は、前記操作応答表示が表示されることがない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−9)
付記R1−8に記載の遊技台であって、
前記第二の制御手段は、前記第一の操作有効期間において前記操作手段が操作されて前記第一の制御手段から前記操作コマンドが送信されたが前記第三の操作有効期間が経過して該操作コマンドを受信した場合には、該操作手段の操作が無効であるとして前記操作応答表示を表示しないように制御する制御手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−10)
付記R1−1乃至R1−9のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の時間は、前記第二の時間よりも長い時間である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−11)
付記R1−1乃至R1−10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記操作応答表示は、前記第一の操作有効期間が開始された後で前記第一のタイミングとなってから前記操作手段による長押し操作が継続して前記第一の時間行われた場合に必ず表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記R1−12)
付記R1−1乃至R1−11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記操作応答表示は、前記第二のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して前記第二の時間行われた場合に必ず表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。
上述した実施形態では、パチンコ機100を例示して説明するものであったが、例えば、遊技球をパチンコ機の本体枠に封入し、封入した球をパチンコ機本体内で循環させて使用する封入式ぱちんこ機にも本発明を適用することができ、この封入式ぱちんこ機は、封入した球を発射球として使用し、球の払出しはクレジットによって実行されるものであってもよい。
また、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。なお、以上説明した実施形態や変形例や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や変形例や付記に適用してもよい。