以下、図1〜図73を用いて、本発明を適用することができる遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。なお、図1〜図73に示す符号は、原則として図1〜図73を用いた説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図1〜図73を用いた説明では図1〜図73に示す符号を優先する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ1041が設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサも設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図3参照)の演出態様に変化を与える演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図1に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作キーユニット137も備えている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図1では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図3に示す。
図2は、図1のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面視右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流入した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図4参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図4参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図4参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図4参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図4参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図3は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、所定の図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、所定の図柄表示手段としてもよい。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。
なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図1に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図2に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、本実施形態では普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられている。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図3に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図1に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図3に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は装飾図柄表示手段の一例に相当する。
さらに、遊技盤200には、この遊技台のスペックを表すスペックシール290が、遊技者から見える位置に貼り付けられている。
次に、図4を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660とを備えて構成されている。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのタイマ回路312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数値生成回路(カウンタ回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば特図2始動口232の羽根部材2321や可変入賞口234の扉部材2341等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。本例では水晶発振器316aと乱数値生成回路318とが別に設けられているが、水晶発振器316aは乱数値生成回路318に含まれていてもよい。
なお、特図1始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、特図1始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、特図2始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、特図2始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介し、外部端子板349を経由して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。ただし、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、払出制御部600は、主制御部300にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が設けられている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタンセンサ426と、スピーカ120から出力される音量を調整する音量調整スイッチ(不図示)と、設定操作部137の各ボタンの押下を検出する操作部センサ(不図示)と、これらのセンサからの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)434と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512とを搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530および遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、外部端子板349を経由して、情報入力回路350に出力する。また、払出制御部600には、枠センサ605が接続されている。枠センサ605は、前面枠扉106が開放されている場合にこれを検知し、開放信号を出力するものである。払出制御部600は、枠センサ605からの開放信号を出力すると、主制御部300に扉開放情報を出力する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧の電源を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧の電源を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧の電源を供給してもよい。
次に、図5(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
図5(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図5(a)には、「特図A」から「特図I」の9種類の特図が示されている。図5(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
本実施形態では、特図の停止図柄態様として、7種類の大当り図柄(「特図A」から「特図G」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの5つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質5R確変大当り図柄であり、「特図C」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−ランクアップボーナス(RUB)図柄であり、「特図D」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図E」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図F」は5R通常大当り図柄であり、「特図G」は2R大当り図柄であって、いずれのラウンドにおいても出玉の獲得が期待できない潜伏確変あるいは隠れ確変と称される2R確変大当り図柄である。ここで、ランクアップボーナスとは、例えば、大当りの開始時には出玉の獲得が期待できるラウンドがいつまで続くのかが遊技者に特定困難な態様で演出する大当りであり、特定のラウンド(例えば、5ラウンド目や9ラウンド目)となったときに、出玉の獲得が期待できるラウンドが継続するか否かを遊技者に煽る態様で演出する大当りである。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/100であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/100に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図2始動口232の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない羽根部材2321が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図2始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、可変入賞口(アタッカ)234への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図2始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図2始動口232に進入し難い。上述のごとく、特図2始動口232は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図2始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、「特図F」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図G」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態になる。また、「特図F」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態になる。また、「特図G」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態になる。
また、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として1種類の停止図柄が用意されている。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば2回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で0.1秒間しか維持しない。なお、小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。図5(a)に示す、「特図H」は小当り図柄である。本実施形態では、小当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開閉回数及び開放時間)と、「特図G」が停止表示されて移行される大当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開放回数及び開放時間)とを略同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、開放回数及び開放時間の少なくともいずれか一方が異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図I」はハズレ図柄である。
図5(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図5(b)には、「特図a」〜「特図f」の6種類の特図が示されており、そのうち5種類の特図が大当り図柄(「特図a」〜「特図e」)となっている。「特図a」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図b」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−RUB図柄であり、「特図c」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図d」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図e」は2R通常大当り図柄である。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図f」はハズレ図柄である。
図5(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。
実質5R確変大当り(「特図B」)、5R通常大当り(「特図F」)、2R通常大当り(「特図e」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」及び「装飾7−装飾7−装飾7」以外の同じ数字の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、15R確変大当り(「特図A」及び「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」又は「装飾7−装飾7−装飾7」を停止表示する。さらに、15R−RUB、実質8R−RUB及び実質4R−RUBを報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cに同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが殿様の装飾図柄である装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−殿様−装飾1」や「装飾4−殿様−装飾4」等)を停止表示する。また、2Rの大当りである隠れ確変(「特図G」)、あるいは小当り(「特図H」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せは、チャンス目と称することがある。また、「特図I」や「特図f」のハズレ図柄を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400が制御することによって行われる。
図5(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図5(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
<主制御部メイン処理>
次に、図6を用いて、図4に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300のRAM308には、特図乱数値、特図ラウンド決定乱数値、特図電サポ決定乱数値、および特図図柄決定乱数が記憶される。また、このRAM308には、これら各種の乱数値を生成する乱数カウンタが設けられている。さらに、RAM308には、特図の保留数、特図当選乱数値、および各種の判定(抽選)結果等が記憶される。以下、RAM308における特図の保留数を記憶する領域を特図保留数記憶領域と称することがある。またさらに、RAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図用の始動情報記憶部が用意されているとともに、普図用の乱数値記憶領域も用意されている。特図用の始動情報記憶部には、後述するように、複数種類の始動情報を1セットにしてこれらの始動情報が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図4に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図6に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をタイマ回路312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、図2に示す電源基板182に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図2に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、このステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図7を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図4に示す主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図4に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記憶領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図4に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口234,226やこれらの始動口230,232,228への入賞があったと判定する。例えば、第1特図始動口230への入球を検出する第1始動口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、第1特図始動口230へ入賞があった、すなわち所定領域を通過する遊技媒体を検出したと判定し、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値および特図乱数値それぞれを生成するための乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234,226や始動口230,232に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。入賞受付処理では、所定の条件が満足されていれば、複数種類の始動情報を取得する。ここで取得された複数種類の始動情報は、RAM308に設けた始動情報記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。
ステップS217に続いて実行されるステップS219では、払出要求数送信処理を行う。図4に示す払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、ハズレ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図5(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図5(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、後述するように、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。なお、当り判定の結果に関わらず、所定の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
続いて、特図先読み処理(ステップS224)が実行される。特図先読み処理の詳細については後述する。次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、5R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図5(a)に示す特図a、特図b、特図c、特図dのいずれか、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図e、ハズレフラグがオンの場合には特図fそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図a,特図b,特図c,特図d)、2R通常大当り図柄(特図e)、ハズレ図柄(特図f)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本例示形態では、15ラウンド、5ラウンド又は2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材2321は多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本例示形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブルを用いて大当りとするか、小当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブルを用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。なお、特図1関連抽選処理と特図2関連抽選処理の順番は逆でもよい。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、有利度の高い特図2変動遊技および有利度の低い特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示しても良いし、1の表示が複数の特図の抽選結果を表示するように構成していても良い。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えても良い。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本例示形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234、235への入賞の有無などを含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、後述する先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等の情報をコマンドデータに含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図6に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、HALT状態となる。
図8は、主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図9(a)〜(c)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS307に進む。
ステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS303の次のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS307に移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合にはステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS311の次のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、図8に示すフローチャートでは、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。
図9は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図9(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(15R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶されている。
図9(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図9(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図9(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図f」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図9(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図9(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図9(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
本実施形態では、上述した停止図柄情報の他、当否判定結果や変動タイマ番号(変動時間)、後述するタイマグループ等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信することができる。
次に、図7に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)で用いられる当否判定用テーブルについて、図10を参照しながら説明する。ここで、図10(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図10(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図10(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図10(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又ははずれが選択される。
また、特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図10(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図10(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又ははずれが選択される。
図10(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。大当りの当否判定結果がはずれとなった場合には、図10(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
次に、図7に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)において決定した当否判定結果などに基づいて行われる停止図柄の決定に用いられる特図決定用テーブルについて、図11を参照しながら説明する。ここで、図11(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図11(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。特図1の停止図柄を決定する場合には、図11(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の停止図柄を選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A〜特図Gのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否判定結果が小当りの場合には、特図Hが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Iが選択される。
また、特図2の停止図柄を決定する場合には、図11(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の停止図柄を抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図a〜特図eのうちからいずれか一つが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図fが選択される。停止表示される図柄が決定された後、特図表示装置に停止表示される図柄データが設定される。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図12(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図12(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。演出制御処理については、後述する。
ステップS409の次のステップS411では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、演出ボタン136の押下を検出していた場合、ステップS409で更新した演出データを演出ボタン136の押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS411の次のステップS413では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。
ステップS413の次のステップS415では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS415の次のステップS417では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS417の次のステップS419では、シャッタ制御処理を行う。シャッタ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS419の次のステップS421では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS403に戻る。
図12(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS501では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図12(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS601では、第1副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS601の次のステップS603では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS421)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図12(d)は、第1副制御部メイン処理のステップS413における画像制御処理のフローチャートである。ステップS701では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP434は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS701の次のステップS703では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS703:Yes)、ステップS705に進み、そうでない場合は(ステップS703:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS705では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS701でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436のフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS705の次のステップS707では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS707の次のステップS709では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS709:Yes)、ステップS711に進み、そうでない場合は(ステップS709:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS711では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図13(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図13(a)のステップS801では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS801で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS801の次のステップS803では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS805の処理に移行する。ステップS805では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS805の次のステップS807では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS807の次のステップS809では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS807で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(演出可動体224による演出データやランプによる演出データ)をROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS809の次のステップS811では、ランプ制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS811の次のステップS813では、可動体制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力する。その後、ステップS803に戻る。
図13(b)は、第2副制御部500のCPU504が実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS901では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図13(c)は、第2副制御部500のCPU504が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS1001では、第2副制御部メイン処理のステップS803において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS803において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS1001の次のステップS1003では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図14は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図14には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216が示されている。
図14(a)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、後述するデフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、第4図柄表示領域284が設けられている。第4図柄表示領域284は、図柄変動中(あるいは図柄停止中)か否かを報知するための領域であり、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、その四角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、その丸形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、その三角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。
また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられている。
さらに、図14に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208には、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。また、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の右端には、特図2の保留アイコン表示領域282が設けられる。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコン表示領域282には、特図2の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコン表示領域281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになり、特図2の保留アイコン表示領域282では、保留アイコンが縦並びに表示され、下側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図14(a)には、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図14(a)では、特図1の保留アイコン表示領域281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
一方、特図2の保留アイコン表示領域282には、一つも保留アイコンが表示されていない。これは、上述のごとく、図14に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。なお、特図2の保留アイコン表示領域282、すなわち装飾図柄表示装置208の右端に設けられる保留アイコン表示領域は、実際には領域を画定する線は表示されないが、図14(a)では、領域をわかりやすくするために点線で示してある。なお、領域を画定する線が設けられていてもよいし、保留アイコンが表示される場合に領域を画定する線も表示されるようにしてもよい。また、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコン表示領域が、変動アイコン表示領域280の左横(演出表示領域208d)に表示され、もう一方の特図の保留アイコン表示領域は右端に表示される。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図14(a)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281が演出表示領域208dに表示され、特図2の保留アイコン表示領域282が右端に表示される。制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコン表示領域282が演出表示領域208dに表示され、特図1の保留アイコン表示領域281が右端に表示される。
ここでは不図示であるが、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンと表示位置が異なるばかりか、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図14(b)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図14(c)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始されている。ここでの移動アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置へ向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図14(d)では、移動アニメーションが続き、同図(e)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示されているが、この段階でも依然として、装飾図柄の変動表示は開始されていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。
そして、図14(f)で装飾図柄の変動表示が開始される。
装飾図柄の変動表示が開始された装飾図柄表示装置208には、図14(g)に示すように、演出ボタン136を有効期間内に押下することを促す操作促進報知画像136Pが表示される。この操作促進報知画像136Pでは、主人公のキャラクタ画像の右横に、演出ボタン136の画像136P1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が表示されている。装飾図柄の変動表示は、操作促進報知画像136Pによって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄284等によって特図が変動中であることを認識することができる。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を操作促進報知画像136Pとは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。
図14(h)に示す残時間表示バー136P2では、上記有効期間が減っており、同図(i)では、遊技者が、演出ボタン136を押下している。演出ボタン136が上記有効期間内に押下されると、図14(j)に示すように、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知画像136Pに代えてリーチ状態突入予告画像2071が表示される。リーチ状態突入予告画像2071では、主人公のキャラクタ画像の右横に、「チャンスだ」という文字表示がなされている。
図14(k)では、リーチ状態突入予告画像2071が消え、装飾図柄の変動表示が視認可能になり、その後、同図(l)に示すようにリーチ状態に突入する。なお、リーチ状態突入予告画像207が表示されても、リーチ状態に突入しない場合もあるが、必ず突入するようにしてもよい。
以上説明したように、操作促進報知画像136Pの出現は、現在行われている図柄変動表示に関する予告の契機となる演出に相当する。
図14(m)では、背景画像が、デフォルトの背景画像から非表示に切り替わり、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281が消えている。なお、第4図柄表示領域284は表示されている。また、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、右下隅に移動し、縮小表示され、図14(n)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展している。図14(n)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く同図(o)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
なお、リーチ状態突入予告画像2071は、リーチ状態に突入することの予告に留まらず、スーパーリーチまで発展することの予告であってもよい。
図15は、図14に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図14(o)から続く図15(p)では、決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図15(s)まで続く。図15(s)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(t)では、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。なお、非表示に代えてこれまでとは異なる背景画像を表示してもよい。やがて、同図(u)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。ここでの背景は、非表示であってもよいし、これまでとは異なる背景画像であってもよい。また、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示は消えたままであり、第4図柄表示領域284のみ表示されている。
図15(v)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の15R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、図15(v)に示す特図1の第4図柄(丸形の図形)は点灯している。この図15(v)では、背景は非表示になっているが、実際には、デフォルトとは異なる背景画像が表示されている。やがて、図15(w)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「確変大当り」の文字表示がなされている。
一方、図14(l)で異なる装飾図柄(実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りとなる図柄組合せ)でリーチ状態となった場合、図15(t)から続く、別の場合の図15(u´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示され、図15(u´)に続く図15(v´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の大当りの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。そして、図15(v´)に続く図15(w´)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「大当り」の文字表示がなされている。
図16は、図15(q)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。
図16(a)では、図14(o)で開始された決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図16(b)まで続く。図16(b)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、同図(c)では、図15(t)と同じく、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。やがて、図16(d)では、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が開始される。ここでは、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示が復活し、変動アイコンh0と特図1の第一の保留アイコンh11が表示されている。
図16(e)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯し、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。次いで、特図1の確定表示の期間中に、変動アイコン表示領域280では、変動アイコンh0の消去アニメーションが実行される。同図(f)では、変動アイコンh0の消去アニメーションが開始され、同図(g)でもその消去アニメーションは継続し、同図(h)で変動アイコンh0が完全に消えている。なお、特図1の確定表示が行われる前に、変動アイコンh0の消去アニメーションを実行してもよい。
次に、本実施形態において表示される予告アイコンについて図17及び図18を参照しながら説明する。ここで、図17(a)は、予告アイコンの表示例について説明する図であり、同図(b)は、RAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域について説明する図であり、同図(c)は、予告アイコンの消化タイミングの一例について説明する図であり、同図(d)は、予告アイコンの増加タイミングの一例について説明する図である。また、図18(a)は、変化前の予告アイコンの一例について説明する図であり、同図(b)は、変化後の予告アイコンの一例について説明する図である。
本実施形態では、図17(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の上部に、予告アイコン表示領域285が表示される場合がある。この予告アイコン表示領域285は、例えば、6つの領域に区画されており、左から予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2、予告アイコン第3表示領域YA3、予告アイコン第4表示領域YA4、予告アイコン第5表示領域YA5、予告アイコン第6表示領域YA6が列方向に並んで配置されている。本実施形態では、特図1の保留アイコン表示領域281に表示可能な保留アイコンの数は4つ(あるいは、特図2の保留アイコン表示領域をさらに表示する場合には表示可能な保留アイコンの数は合計で8つ)であるので、予告アイコン表示領域285において表示可能な予告アイコンの数と保留アイコン表示領域において表示可能な保留アイコンの数とは異なるということができる。なお、表示可能な予告アイコンの数と保留アイコンの数とが同じであってもよい。また、予告アイコン表示領域285を構成する領域の数は6つに限定されず、1つであってもよいし、2以上の任意の数に設定してもよい。また、遊技進行に応じて領域の数が変更されるようにしてもよい。
予告アイコン表示領域285には、1つの領域について1つの予告アイコンが表示される場合がある。例えば、図17(a)に示すように、予告アイコン第1表示領域YA1には、帽子の図柄からなる帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、千両箱の図柄からなる千両箱の予告アイコンI9が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3には、扇の図柄からなる扇の予告アイコンI10が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4には、手裏剣の図柄からなる手裏剣の予告アイコンI7が表示されており、予告アイコン第5表示領域YA5には、リボンの図柄からなるリボンの予告アイコンI8が表示されており、予告アイコン第6表示領域YA6はブランクとなっている。予告アイコン表示領域285における各領域にいずれの予告アイコンを表示するかについては、図17(b)に示されるRAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域に記憶されている情報に基づいて決定される。なお、本実施形態では、1つの領域につき1つの予告アイコンを表示する形態としたが、1つの領域につき2以上の予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図17(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285の各領域(YA1〜YA5)に表示された各予告アイコンは、例えば、図17(c)に示すタイミングで消化されるように制御される。この制御情報は、遊技の進行に応じて、例えば、副制御部400のRAM408に記憶され、適宜読み出されて実行される。すなわち、図17(a)に示される装飾図柄の変動表示(当該変動)が開始されてから8秒が経過すると、リボンの予告アイコンI8が消化され、その後、消化されたリボンの予告アイコンI8に対応する演出が実行される場合がある。その後、当該変動が終了すると、特図1の保留アイコンh11が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、装飾図柄の変動表示(保留1に対応する図柄変動)が開始されると、その図柄変動が開始されてから12秒が経過すると、手裏剣の予告アイコンI7が消化され、その後、消化された手裏剣の予告アイコンI7に対応する演出が実行される場合がある。その後、保留1に対応する図柄変動が終了すると、特図1の保留アイコンh11(図17(a)において、保留アイコンh12が保留アイコンh11に移動したもの)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するととともに、装飾図柄の変動表示(保留2に対応する図柄変動)が開始されると、その図柄変動が開始されてから4秒が経過すると、帽子の予告アイコンI6が消化され、その後、消化された帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行される場合がある。また、SPリーチが開始されてから10秒が経過すると、千両箱の予告アイコンI9が消化され、その後、消化された千両箱の予告アイコンI9に対応する演出が実行される場合がある。その後、全ての装飾図柄が仮停止状態となってから2秒が経過すると、扇の予告アイコンI10が消化され、その後、消化された扇の予告アイコンI10に対応する演出が実行される場合がある。このように、予告アイコンの消化は、予告や演出が実行されることを遊技者に事前に報知するものであるということができる。
また、図17(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285の各領域(YA1〜YA5)に表示された各予告アイコンは、例えば、図17(d)に示すタイミングで増加されるように制御される。この制御情報は、遊技の進行に応じて、例えば、副制御部400のRAM408に記憶され、適宜読み出されて実行される。すなわち、図17(a)に示される装飾図柄の変動表示(当該変動)が開始されてから4秒が経過すると、装飾図柄表示装置208に殿様が出現して予告アイコンを増加させる殿様演出が実行される。この殿様演出では、帽子の予告アイコンI6、リボンの予告アイコンI8及び手裏剣の予告アイコンI7を予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。その後、当該変動が終了して、保留1に対応する図柄変動が開始されると、装飾図柄表示装置208にDJが出現して予告アイコンを増加させるDJ演出が実行される。このDJ演出では、千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。その後、保留1に対応する図柄変動が終了して、保留2に対応する図柄変動が開始された後、2回目の疑似連演出の開始から4秒が経過すると、殿様演出が実行されて、扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。ここで、疑似連演出とは、装飾図柄の変動開始及び仮停止表示を1回の特図の変動表示において複数回実行する装飾図柄の変動表示態様である。
なお、本実施形態において、大当りとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数をはずれとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数よりも多くなるように構成してもよい。例えば、はずれとなる図柄変動表示においては増加する予告アイコンの数を最大1つとし、大当りとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数を少なくとも2以上とするようにしてもよい。
次に、本実施形態において表示される予告アイコンの種類と対応する演出内容について、図18を参照しながら説明する。予告アイコンには、図18(a)に示すように、対応する演出の内容が明らかでないものと、図18(b)に示すように、対応する演出の内容が明らかなものとがある。
対応する演出の内容が明らかでない予告アイコン(変化前の予告アイコン)には、例えば、図18(a)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1と、第2の殿様の予告アイコンI2と、第3の殿様の予告アイコンI3と、第1のボタン予告アイコンI4とがある。第1の殿様の予告アイコンI1は、殿様の顔のシルエットを白色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は弱程度となっている。また、第2の殿様の予告アイコンI2は、殿様の顔のシルエットを緑色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は中程度となっている。また、第3の殿様の予告アイコンI3は、殿様の顔のシルエットを赤色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度である。また、第1のボタン予告アイコンI4は、演出ボタン136を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は弱程度から強程度のいずれかである。第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3は、所定の変化表示のタイミング(例えば、当該予告アイコンの増加表示のタイミング)になると、図18(b)に示される変化後の予告アイコンのいずれかに変化する。また、第1のボタン予告アイコンI4は、遊技者により演出ボタン136が操作されたタイミングで、図18(b)に示される変化後の予告アイコンのいずれかに変化する。なお、第1のボタン予告アイコンI4は、遊技者により演出ボタン136が操作されたタイミングで、変化前の予告アイコンのいずれかに変化してもよい。
このように、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2、第3の殿様の予告アイコンI3及び第1のボタン予告アイコンI4は、先読みの対象である図柄変動が開始されるよりも前に表示される場合があり、先読み予告として機能する場合がある。また、本実施の形態では、後述するが、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示される際に、文字表記が付随して表示される場合があり、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3が表示される場合には、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合がある。
一方、対応する演出の内容が明らかな予告アイコン(変化後の予告アイコン)には、例えば、図18(b)に示すように、帽子の予告アイコンI6と、手裏剣の予告アイコンI7と、リボンの予告アイコンI8と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10と、第2のボタン予告アイコンI11とがある。
帽子の予告アイコンI6は、番長のキャラクタが被る帽子を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つの帽子の予告アイコンI6が消化されると、疑似連演出が1回だけ行われる場合がある。ここで、疑似連演出には、強パターン、弱パターン及びガセパターンがある。強パターンの疑似連演出は、例えば、後述するように、疑似連演出が開始するときに番長のキャラクタが出現するが、その番長のキャラクタの表示態様が通常とは異なる(例えば、番長がオーラに包まれた表示態様となる)ことにより、信頼度が強程度であることを報知する。なお、例えば、2回目の疑似連演出であるにもかかわらず、3回目の疑似連演出であることを報知して信頼度が強程度であることを示すようにしてもよい。また、弱パターンの疑似連演出は、出現する番長のキャラクタが通常の表示態様で表示されることにより、信頼度が弱程度であることを報知する。また、ガセパターンの疑似連演出は、後述するように、疑似連演出を行うと見せかけておいて、はずれ表示を行う演出である。また、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「継続」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「継続」や「クエスチョンマーク」を伴って「継続」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、必ず疑似連演出が行われるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
手裏剣の予告アイコンI7は、御庭番(忍者)のキャラクタが投げる手裏剣を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つの手裏剣の予告アイコンI7が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、実行中の予告演出がフリーズ演出を経て信頼度の高い強予告演出に切り替わる演出が実行される場合がある(フリーズ予告)。一方、大当りの信頼度が弱程度であれば、装飾図柄の停止図柄の一部又は全部を事前に報知する停止図柄予告が行われる場合がある。また、本実施形態において、手裏剣の予告アイコンI7に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、「フリーズ」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、「チャン目」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、手裏剣の予告アイコンI7が消化された場合には、フリーズ予告と停止図柄予告のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
リボンの予告アイコンI8は、チビ姫のキャラクタが身に着けているリボンを模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つのリボンの予告アイコンI8が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、背景が先読みモードあるいは当該変動予告モードといった特殊ステージに移行する演出が実行される場合がある(ステージチェンジ強演出)。一方、大当り信頼度が弱程度であれば、表示されている背景を、通常の遊技状態において用いられている複数種類の背景からいずれかに変更する演出が実行される場合がある(ステージチェンジ弱演出)。また、本実施形態において、リボンの予告アイコンI8に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「ステチェン」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「ステチェン」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、リボンの予告アイコンI8が消化された場合には、ステージチェンジ強演出とステージチェンジ弱演出のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
千両箱の予告アイコンI9は、殿様のキャラクタが百姓に向けて投げる千両箱を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は大当り確定、強程度又は弱程度となっている。1つの千両箱の予告アイコンI9が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、千両箱の予告アイコンI9は、信頼度の低い弱リーチ演出の実行中に消化され、リーチ移行演出を経た後に、信頼度の高い強リーチ演出に移行(昇格)する演出が行われる(リーチ移行演出)。一方、大当り信頼度が弱程度であれば、千両箱の予告アイコンI9は、信頼度の低い弱カットイン予告の実行後に消化され、その後、信頼度の高い強カットイン予告が実行される(予告昇格演出)。また、大当り確定であれば、リーチ移行演出か予告昇格演出のいずれかが実行される。また、本実施形態において、千両箱の予告アイコンI9に付随して文字表記が表示される場合には、大当り確定であれば、Aパターンとして、「大盤振舞」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「昇格」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「昇格」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、確定演出、リーチ移行演出及び予告昇格演出からいずれかが必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
扇の予告アイコンI10は、姫のキャラクタが身に着けている扇を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は大当り確定となっている。1つの扇の予告アイコンI10が消化されると、大当りが確定であることを事前に報知するプレミア予告の出現、あるいは、大当りが確定となるプレミアリーチが実行される(プレミア演出)。あるいは、扇の予告アイコンI10がリーチはずれが表示された後に消化されて、大当りとなる復活演出が実行される(復活演出)。また、本実施形態において、扇の予告アイコンI10に付随して文字表記が表示される場合には、「祝福」と表示される場合がある。なお、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、プレミア演出と復活演出のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、本実施形態では、扇の予告アイコンI10が消化されるタイミングによって演出する内容が異なっているが、消化タイミングが同じであってもよい。
第2のボタン予告アイコンI11は、演出ボタン136を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は最弱〜大当り確定のいずれかとなっている。1つの第2のボタン予告アイコンI11が消化されると、遊技者に演出ボタン136の操作を促すボタン演出が行われる。このとき、操作受付期間が開始され、当該操作受付期間中に演出ボタン136が操作されると、第2のボタン予告アイコンI11の消化表示が、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、リボンの予告アイコンI8、千両箱の予告アイコンI8及び扇の予告アイコンI10のいずれか1つの消化表示に変化し、対応する演出が実行される場合がある。あるいは、いずれの予告アイコンにも変化することなく消去表示される場合もある。
なお、本実施形態では、上述した変化前の予告アイコンが変化後の予告アイコンに変化する際に予告アイコンの変化表示が行われるが、変化前の予告アイコンから予告アイコンの変化表示を経由して予告アイコンを消去する表示を行うことも可能である(図18(b)の項目5に示される予告アイコン「なし」:消去演出)。この演出では、当該変動においてははずれとなること報知している。すなわち、はずれ確定パターンであることを示すガセ予告となっている。当然、信頼度は最弱である。なお、消去演出が実行されても大当りとなる場合があってもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図19は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図19には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aが示されている。ここで、第4図柄表示装置284aは、図14に示される第4図柄表示領域284の表示と同様の機能を有する表示装置であり、例えば、LEDの発光態様により第4図柄の表示結果を表示することが可能となっている。なお、第4図柄表示装置284aをLCDやEL等の画像表示装置によって構成されていてもよい。第4図柄表示装置284aは、例えば、遊技盤200の所定位置に設けられており、第1副制御部400により駆動制御される。第4図柄表示装置284aは、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。なお、第4図柄は、図柄変動中に点灯表示し、図柄停止中に消灯表示されるようにしてもよい。
また、図19(1)に示す装飾図柄表示装置208には、上述した予告アイコン表示領域285が上部に表示されている。なお、図19(1)では、予告アイコン表示領域285のいずれの領域にも予告アイコンは表示されていない。また、図19(1)に示すように、第1特図表示装置212では、図柄変動表示が行われており、これに応じて、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1に対応する第4図柄の変動表示が行われている。なお、予告アイコン表示領域285は、常時表示されるようにしてもよいし、必要に応じて表示したりしなかったりする場合があってもよい。
また、図19(1)には、変動アイコン表示領域280に変動アイコンh0が表示されるとともに、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12及び変動アイコンh0はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。なお、この演出例では、特図2の保留アイコン表示領域282の表示を省略しているが、第2の保留アイコン表示領域282を表示するようにしてもよい。
続いて、図19(2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、第1特図保留ランプ218における点灯数が1つ増加して3つになり、保留数が3つになったことが示されている。また、特図1の保留アイコン表示領域281にも3つ目の特図1の保留アイコンh13が表示される。3つ目の保留は、先読みの対象となった保留であり、後述するように、予告アイコンを表示させるか否かのトリガーとなる保留である。なお、説明の便宜のため、先読みの対象である3つ目の特図1の保留アイコンh13にハッチングを施して示したが、実際には、他の特図1の保留アイコンh11,h12と同じ表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)となっている。以下の説明でも同様である。
その後、図19(3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾6−装飾2−装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、図19(4)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図19(5)では、特図1の保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図19(6)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これは、先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。
そして、図19(7)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図19(8)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図19(9)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図19(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、遊技者は、将来、帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行されることを期待する。すなわち、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示されることで、将来、疑似連演出が実行されることを予告しているということができる。
その後、図19(11)〜同図(12)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図19(13)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図20は、図19に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図19(13)から続く図20(14)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図20(15)では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図20(16)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これも、第1の保留アイコンh11に対応する保留が先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を所持している。
そして、図20(17)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図20(18)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図20(19)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示され、千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン第3表示領域YA3に表示され、扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4に表示される。その後は、図19(10)〜同図(12)と同様の演出表示が行われる。
その後、図20(20)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が報知される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、図20(21)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図20(22)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図20(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。本実施形態では、このようにして予告アイコンを消化する予告アイコン消化演出が行われる。なお、図20(23)に示すように、帽子の予告アイコンI6が2つ表示される等、同一の予告アイコンが予告アイコン表示領域285に2以上表示されている場合には、例えば、左側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように予め設定されているが、予告アイコンの信頼度に応じて消化する順序を決めるようにしてもよい。また、いずれの予告アイコンを使用するかをランダムに決定するようにしてもよいし、右側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように設定されていてもよい。すなわち、予告アイコンを消化する順序は上述したものに限定される適宜に設定することができる。
その後、帽子の予告アイコンI6が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図20(24)に示すタイミングで拡大表示された後、図20(25)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。また、帽子の予告アイコンI6が拡大表示された際に、例えば、変動アイコンh0の表示をデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様等、変動アイコンh0の表示態様を変更してもよい。また、保留アイコンが表示されている場合に、保留アイコンの表示態様を変更するようにしてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図20(26)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、その後、図20(27)に示すように、左図柄と右図柄が停止表示する。このとき、左図柄には「装飾1」が表示され、右図柄には「装飾2」が表示されている。すなわち、非リーチ状態であることが示されている。
図21は、図20に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図20(27)から続く図21(28)では、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。なお、本実施形態では、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、同一の装飾図柄が再び停止表示されるようにしたが、例えば、右図柄が左図柄と同一の装飾図柄(例えば、「装飾1」)となってリーチ状態を形成し、リーチ演出が開始されるようにしてもよい。
その後、図21(29)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄と右図柄が引き続き停止表示されるとともに、中図柄表示領域208bでは、殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。
そして、装飾図柄表示装置208では、図21(30)のタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示された後、図21(31)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。本実施形態では、このようにして、疑似連図柄が停止表示されることにより、疑似連が実行されることを報知する。なお、疑似連図柄が停止表示されることなく、下方にフレームアウトした場合には、疑似連が開始されず、そのままはずれの装飾図柄の組み合わせが停止表示されることとなる。また、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されない場合でも疑似連演出が実行される場合があってもよい。
その後、図21(32)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいて、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上には、疑似連演出による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「疑似×2」が表示されている。
その後、図21(33)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。なお、このとき、リーチ演出は開始されていない。
その後、装飾図柄表示装置208では、図21(34)に示すタイミングで、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第2表示領域YA2から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、帽子の予告アイコンI6が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図21(35)に示すタイミングで拡大表示された後、図21(36)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図21(37)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、その後、図21(38)では、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、2回目の疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。
その後、図21(39)に示すように、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、右図柄表示領域208cに表示されていた装飾図柄が「装飾1」から「装飾2」に変更され、非リーチ状態が形成されるとともに、中図柄表示領域208bでは、疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。このとき、疑似連図柄が表示されている間は「疑似×2」の文字情報を消去するようにしたが、表示を継続させるようにしてもよい。また、疑似連図柄が表示されている間、「疑似×2」の文字情報を他の領域に表示するようにしてもよい。また、疑似連図柄が表示されている間、「疑似×2」の文字情報の表示態様を変化させるようにしてもよい。なお、この演出例において、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、同一の装飾図柄が再び停止表示されてリーチ状態が維持され、リーチ演出が開始されるようにしてもよい。
そして、装飾図柄表示装置208では、図21(40)のタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示された後、図21(41)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われ、疑似連が実行されることを報知している。本実施形態では、1回の図柄変動表示において、帽子の予告アイコンI6が消化されるほど、大当りとなりやすいように構成されている。すなわち、帽子の予告アイコンI6が1つだけ消化されて疑似連演出が1回だけ行われる場合と、帽子の予告アイコンI6が2つ消化されて疑似連演出が2回行われる場合とでは、帽子の予告アイコンI6が2つ消化された方が大当りとなりやすく、帽子の予告アイコンI6が2つだけ消化されて疑似連演出が2回だけ行われる場合と、帽子の予告アイコンI6が3つ消化されて疑似連演出が3回行われる場合とでは、帽子の予告アイコンI6が3つ消化された方が大当りとなりやすいということが言える。
その後、図21(42)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいて、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上には、疑似連演出による3回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「疑似×3」が表示されている。
図22は、図21に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図21(42)から続く図22(43)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。ここでは、リーチ演出が開始されることとなる。
その後、図22(44)に示すタイミングで、上述したスーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。なお、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。図22(44)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く図22(45)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーション表示が開始される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図22(46)に示すタイミングで、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱の予告アイコンI9が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン第3表示領域YA3から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、千両箱の予告アイコンI9が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図22(47)に示すタイミングで拡大表示されるとともに、拡大表示された千両箱の予告アイコンI9の上方に、信頼度のより高い演出に移行することを予告する「昇格」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、千両箱の予告アイコンI9が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、装飾図柄表示装置208では、図22(48)のタイミングで、千両箱の予告アイコンI9が「昇格」の文字表示とともに消去し、その後、図22(49)のタイミングで、上述したリーチ移行演出が開始される。リーチ移行演出が開始されると、図22(49)に示すように、装飾図柄表示装置208では、実行されていたリーチ演出表示がやや暗くなるとともに、殿様のキャラクタがカットイン表示で現れて、実行中のリーチ演出表示を切りつける表示が行われ、その後、図22(50)に示すように、背景が暗転する。
その後、図22(51)に示すように、装飾図柄表示装置208では、信頼度の高い強リーチ演出(ボタンリーチ演出)が開始される。ボタンリーチ演出が開始されると、図22(51)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転した背景に「熱すぎなのか」という文字表示が行われた後、図22(52)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図22(53)に示すように、「一撃」という文字表示が行われ、ボタン演出が行われることを報知する。
その後、図22(54)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
そして、図22(55)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図22(56)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが消去することで、ボタンリーチ演出に失敗した様子が示されている。
やがて、図22(57)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
図23は、図22に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図22(57)から続く図23(58)では、予告アイコン表示領域285も含めて一旦すべてが非表示になる。やがて、図23(59)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
その後、例えば、仮図柄停止表示から2秒が経過すると、図23(60)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、扇の予告アイコンI10が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図23(61)に示すタイミングで拡大表示される。このとき、例えば、拡大表示された扇の予告アイコンI10の下方に、大当りが確定すること報知する「祝福」の文字表示を付記してもよい。なお、文字表示を付記する場合、当該文字表示の付記表示が扇の予告アイコンI10が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、装飾図柄表示装置208では、図23(62)のタイミングで、扇の予告アイコンI10が消去し、予告アイコン表示領域285が上方へフレームアウトする表示が行われる。その後、図23(63)のタイミングで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cでそれぞれ揺れ変動していた装飾図柄の変動表示が再開して再変動演出が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285は、完全にフレームアウトされている。なお、再変動演出が開始された後も予告アイコン表示領域285を引き続き表示させたままとしてもよい。
再変動演出では、図23(64)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われる。これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
やがて、図23(65)に示すように、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。
そして、図23(66)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾1−装飾1」の大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。このとき、第1特図表示装置212では、15R確変大当りである「特図A」が停止表示されるとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯している。その後は、図示をしないが、上述した大当り遊技開始演出が実行された後に、大当り遊技が開始される。
本実施の形態では、予告アイコン表示領域285に表示された扇の予告アイコンI10が消化されることにより、再変動演出が実行されて大当りとなったが、扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に表示されていない場合には、再変動演出が行われずに、はずれの表示結果が導出される場合もある。すなわち、千両箱の予告アイコンI9が消化されて実行されるリーチ移行演出が行われてはずれとなる場合、このリーチ移行演出は偽の予告演出ということができる。すなわち、千両箱の予告アイコンI9が一つ消化された場合に、消化された千両箱の予告アイコンI9に対応する種類の偽の予告としてのリーチ移行演出が実行された場合には、図柄変動表示の結果がはずれとなるということができる。このことは、帽子の予告アイコンI6に対応する予告演出、手裏剣の予告アイコンI7に対応する予告演出、リボンの予告アイコンI8に対応する予告演出についても同様である。
このように、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数に応じて予告演出が実行され得るということができる。換言すれば、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されているということができる。
なお、本実施形態では、先読み予告の対象である図柄変動表示の実行中においてのみ予告アイコンを消化し、消化した予告アイコンに対応する演出を実行するものについて説明したが、先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示においても予告アイコンを消化して当該予告アイコンに対応する演出を実行するようにしてもよい。この場合において、先読み予告の対象となる図柄変動表示において消化する予告アイコンの数と先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示において消化する予告アイコンの数を異ならせるようにしてもよいし、同じであってもよい。
次に、上述した予告アイコンの増加演出の他の演出例について、図24〜図26を参照しながら説明する。ここで、図24〜図26は、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図24〜図26では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図24(8a)〜同図(10a)は、図19(8)〜同図(10)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(8a)では、帽子の予告アイコンI6ではなく、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
すると、図24(9a−1)に示すタイミングで、投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。すると、図24(9a−2)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が爆発する表示が行われた後、図24(10a)に示すタイミングで、爆発した第1の殿様の予告アイコンI1が帽子の予告アイコンI6に変化し、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの増加表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。この演出例によっても、遊技者は、将来、帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行されることを期待する。
図24(8b)〜同図(9b)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(8b)では、帽子の予告アイコンI6ではなく、第1のボタン予告アイコンI4を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
すると、図24(9b)に示すタイミングで、投げられた第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。この第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285に表示されてから、当該第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまでの間に演出ボタン136が操作されると、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3のいずれかに変化する。このように、この演出例では、演出ボタン136が操作されるまでは、予告アイコンの示す大当りの信頼度が認識困難であるので、大当りの信頼度を知るために演出ボタン136を操作するというインセンティブが働き、演出効果を高めることができる場合がある。なお、第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285に表示されてから消化されるまでの期間が、演出ボタン136の操作の有効期間であってもよい。ここで、複数回の図柄変動表示に跨って第1のボタン予告アイコンI4が表示される場合には、図柄停止表示期間中は演出ボタン136の操作が無効となるようにしてもよいし、図柄停止表示期間中も演出ボタン136の操作が有効となるようにしてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまで演出ボタン136が操作されなかった場合は、予告アイコンの消化演出時に演出ボタン136が操作された際に表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよいし、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるときにボタン演出が行われ、演出ボタン136の操作有効期間内に演出ボタン136が操作された場合に、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよいし、演出ボタン136が操作されることなく演出ボタン136の操作有効期間が終了すると、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されてボタン演出が開始された後、演出ボタン136の操作有効期間内に演出ボタン136が操作された場合にのみ、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよい。また、ボタン演出が行われる場合に演出ボタン136の操作有効期間を設けないようにしてもよい。この場合、ボタン演出が開始された後で表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われるようにしてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまでは、演出ボタン136を操作しても、第1のボタン予告アイコンが他の予告アイコンに変化しないように構成されてもよい。
図24(8c)〜同図(9c)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(8c)では、図19(8)と同様、帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図24(9c)の場合では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の左からフレームアウトしてしまう様子が示されている。すなわち、本実施形態では、予告アイコンの増加に失敗するガセ増加演出も実行可能である。なお、帽子の予告アイコンI6以外の予告アイコンを用いたガセ増加演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、ガセ増加演出が実行されにくいようにしてもよい。
図24(7d)〜同図(9d)は、図19(7)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(7d)では、図19(7)と同様、帽子の予告アイコンI6を持った殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示された様子が示されている。その後、図24(8d)では、帽子の予告アイコンI6が1つだけではなく、3つの帽子の予告アイコンI6を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。
すると、図24(9d)に示すタイミングで、投げられた3つの帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例では、複数の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、演出効果を高めることができる場合がある。なお、例えば、図24(9d)に示すように、同じ予告アイコン(例えば、帽子の予告アイコンI6)が予告アイコン表示領域285に所定数(例えば、3つ)以上表示されることで、疑似連演出が3回実行されることが保障されることから大当りが確定することを予告するようにしてもよい。また、信頼度の高い予告アイコンは、予告アイコン表示領域285に表示されにくく(ストックされにくく)、信頼度の低い予告アイコンは、予告アイコン表示領域285に表示されやすい(ストックされやすい)ようにしてもよいし、その逆であってもよい。
なお、この場合において、図24(9d´)に示すように、投げられた3つの帽子の予告アイコンI6のうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図24(7e)〜同図(9e)は、図19(7)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(7e)では、図19(7)に示す演出例とは異なり、1つの帽子の予告アイコンI6の他、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を持った殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示された様子が示されている。なお、このとき、3つの予告アイコンのうちの1つあるいは2つの予告アイコンのみを表示するようにしてもよい。ここで、大当りの信頼度の最も低い予告アイコンのみを表示するようにしてもよいし、大当りの信頼度の最も高い予告アイコンのみを表示するようにしてもよいし、ランダムに選択された予告アイコンのみを表示するようにしてもよい。その後、図24(8e)では、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。また、上述したように、3つの予告アイコンがそれぞれ異なっていなくてもよく、例えば、同じ予告アイコンが複数含まれてもよい。
すると、図24(9e)に示すタイミングで、投げられた3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例でも、複数種類の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、また、複数種類の予告の実行に対する期待感を高めることができるので、演出効果をさらに高めることができる場合がある。
なお、この場合においても、図24(9e´)に示すように、投げられた3つの予告アイコンのうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図24(12f−1)〜同図(12f−2)は、図19(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図24(12f−1)では、図19(12)と同様、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。その後、図24(12f−2)に示すように、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このように、本実施形態では、予告アイコンが表示された状態でもリーチ演出を実行することができる。なお、このリーチ演出の結果、大当りとなってもよい。この場合、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、大当りの終了後に消去されるようにしてもよい。
図25(8g)は、図19(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図25(8g)では、先読み予告の表示態様(サボハニのキャラクタによる表示態様)で保留アイコンh12が表示されているときに、殿様のキャラクタYMが帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。このように、本実施形態では、保留アイコンによる先読み予告の実行中においても予告アイコンの増加演出を実行可能である。なお、予告アイコンの増加演出と保留アイコンによる先読み予告とが同時に行われないようにしてもよい。
図25(8h)は、図19(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図25(8h)では、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286を遊技盤200の所定位置(例えば、装飾図柄表示装置208の近傍)に設け、これにより保留数表示を行うようにしてもよい。この演出用保留ランプ286は、例えば、フルカラーLEDを備えており、第1副制御部400により駆動制御され、例えば、デフォルトの発光態様による点灯(例えば、白色で点灯)の他、先読み予告の発光態様(例えば、7色を切り替えながら点灯)による駆動制御が可能である。なお、図25(8h)では、説明の便宜のため、先読みの対象である2つ目の特図1の保留ランプにハッチングを施して示したが、実際には、1つ目の特図1の保留ランプと同様に、2つ目の特図1の保留ランプもデフォルトの発光態様によって点灯されている。
図25(8i)〜同図(9i−2)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図25(8i)では、図19(8)と同様、帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図25(9i−1)の場合では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の下方に落下してしまう様子が示されている。そして、図25(9i−2)に示すように、帽子の予告アイコンI6が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている特図1の保留アイコンh11に作用して先読み予告の表示態様に変化する演出表示(保留変化演出)が行われている。すなわち、本実施形態では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコンとして予告アイコン表示領域285に表示されず、保留アイコンによる先読み予告の開始の契機として登場する場合もある。なお、帽子の予告アイコンI6以外の予告アイコンを用いて保留変化演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、保留変化演出が実行されにくいようにしてもよい。
なお、図26(9i−2´)に示すように、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286を用いて保留数を表示する場合において、帽子の予告アイコンI6が表示領域の下方に落下した後に、1つ目の特図1の保留ランプの発光態様を先読み予告の発光態様に変更するようにしてもよい。
図25(8j)〜同図(9j)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図19(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図25(8j)では、図19(8)とは異なり、殿様のキャラクタYMではなく、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている(DJ演出)。図25(8j)に示す例では、DJのキャラクタは、帽子の予告アイコンI6を持って現れている。その後、図25(9j)に示すように、DJのキャラクタBYは、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYが予告アイコン表示領域285に置いていく予告アイコンの数は1つのみに限らず2つ以上であってもよい。また、1回のDJのキャラクタBYによる予告アイコンの増加演出において、複数種類の予告アイコンを予告アイコン表示領域285に置いていくようにしてもよい。このように、予告アイコンの増加演出を複数種類(例えば、殿様のキャラクタYMによる第一の予告アイコン増加演出、DJのキャラクタBYによる第二の予告アイコン増加演出)用意してもよく、このように構成することにより、演出が多様化して演出効果を高めることができる場合がある。
図25(8k)〜同図(9k)は、図19(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図19(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図25(8k)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図25(8k)に示す例では、DJのキャラクタは、千両箱の予告アイコンI9を持って現れている。その後、図25(9k)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されるとともに、DJのキャラクタが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタは、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも前面側のレイヤーに配置されており、予告アイコンの前面側を通過しているように表示されている。ここで、図25(9k´)に示すように、DJのキャラクタが、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも背面側のレイヤーに配置することにより、予告アイコンの背面側を通過しているように表示してもよい。また、図25(9k´´)に示すように、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された帽子の予告アイコンI6に重ねるように、DJのキャラクタBYが千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示を行うようにしてもよい。すなわち、予告アイコンの上書き演出を行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。
図25(12l)は、図19(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図25(12l)に示す演出例では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンにそれぞれ対応する文字表記を付随して表示されている。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6には「継続」の文字が付記表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている千両箱の予告アイコンI9には「昇格」の文字が付記表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている扇の予告アイコンI10には「祝福」の文字が付記表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている手裏剣の予告アイコンI7には「チャン目」の文字が付記表示されており、予告アイコン第5表示領域YA5に表示されているリボンの予告アイコンI8には「ステチェン」の文字が付記表示されており、予告アイコン第6表示領域YA6に表示されている帽子の予告アイコンI6には「継続」とともに「クエスチョンマーク」の文字が付記表示されている。これにより、その後に実行が予告されている予告演出の内容がよりわかりやすくなる場合がある。
なお、図25(12l´)や同図(12l´´)に示すように、予告アイコンに付記表示されている文字のうちの一部又は全部を「クエスチョンマーク」にし、対応する予告演出を明確に表示しないようにしてもよい。これにより、表示された予告アイコンに対応する予告が実行されるか否かについて期待感を持たせることができ、興趣が向上する場合がある。
また、予告アイコン表示領域285に表示された複数の予告アイコンの組み合わせや表示された予告アイコンの数により大当りが確定する演出表示が実行されることを予告するようにしてもよく、例えば、図25(12l´´´)に示すように、「継続」の文字表記が付記された帽子の予告アイコンI6が3つ予告アイコン表示領域285に表示された場合には、大当りが確定する4回の疑似連演出を含む演出表示が行われることを予告するようにしてもよい。なお、予告アイコンに付記表示された文字が、その予告アイコンに対応していない場合(例えば、帽子の予告アイコンI6に「昇格」の文字が付記表示されている場合)は、帽子の予告アイコンI6が消化されたときにおける図柄変動表示の結果が大当り確定であること(または、保留内に大当りとなるものがあること)を予告するプレミア予告表示であってもよい。
上述した演出例では、殿様のキャラクタYMやDJのキャラクタBYが登場することにより予告アイコンを増加させるものであるが、図26に示す演出例では、装飾図柄の表示により予告アイコンを増加させる演出を行うものである。
図26(A1)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このリーチ演出は、例えば、ノーマルリーチである。
リーチ演出が開始した後、図26(A2)に示されるタイミングで、中図柄表示領域208bにおいて、予告アイコンを模した予告アイコン図柄が停止表示される。図26(A2)に示す例では、帽子の予告アイコンI6を模した帽子の予告アイコン図柄が停止表示されている。この帽子の予告アイコン図柄の下方近傍には「ストック」の文字表記が付記されており、予告アイコン図柄が停止表示されることにより、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが増加表示されることを報知している。
その後、図26(A3)に示すように、帽子の予告アイコン図柄が帽子の予告アイコンI6に変化して予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われ、図26(A4)に示すように、予告アイコン図柄の背面側に配置されていた「装飾5」の装飾図柄が停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。本実施形態では、このようにして予告アイコンを増加する演出を行うようにしてもよい。
図26(B1)では、図26(A1)に示す演出例と同様に、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、ノーマルリーチの演出が開始される。
リーチ演出が開始した後、図26(B2)に示されるタイミングで、中図柄表示領域208bにおいて、第1の殿様の予告アイコンI1を模した第1の殿様の予告アイコン図柄が停止表示される。図26(B2)に示す演出例では、この第1の殿様の予告アイコン図柄に重ねて「ストック」の文字表記が付記されており、予告アイコン図柄が停止表示されることにより、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが増加表示されることを報知している。
その後、図26(B3)に示すように、第1の殿様の予告アイコン図柄が第1の殿様の予告アイコンI1に変化して予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われ、図26(B4)に示すように、予告アイコン図柄の背面側に配置されていた「装飾5」の装飾図柄が停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。このとき、第1の殿様の予告アイコンI1は、帽子の予告アイコンI6に変化している。なお、変化後の予告アイコンが帽子の予告アイコンI6に限定されず、他の種類の予告アイコンであってもよいことは言うまでもない。また、予告アイコンが変化するタイミングは、当該図柄変動表示が実行されている期間に限定されず、例えば、次回以降の図柄変動表示の実行中に予告アイコンが変化するようにしてもよいし、予告アイコンが消化するタイミングまで変化しないようにしてもよい。本実施形態において、このようにして予告アイコンを増加する演出を行うようにしてもよい。
次に、上述した予告アイコン消化演出の他の演出例について、図27〜図30を参照しながら説明する。ここで、図27〜図30は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図27〜図30では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図27(38m)〜同図(40m−3)は、図21(38)〜同図(40)に示される演出の他の演出例を示している。図27(38m)〜同図(39m)は、図21(38)〜同図(39)と同様の演出が行われるが、図27(40m−1)では、中図柄表示領域208bで低速で変動表示して疑似連図柄が出現するが、その後、図27(40m−2)に示すように、疑似連図柄が装飾図柄の停止表示位置となる直前で、変動表示が高速となり、疑似連図柄が表示領域の下方へスクロールアウトされ、図27(40m−3)に示すように、「装飾1−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで仮停止表示して揺れ変動が表示され、その後、停止表示してはずれの結果であることが報知される。このように、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されても、疑似連演出が行われない場合があってもよい。
図27(23n)〜同図(24n)は、図20(23)〜同図(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図27(23n)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始されるが、図27(24n)に示すように、消化された帽子の予告アイコンI6が拡大表示することなくそのまま消去される表示が行われ、消化された演出が行われないことを報知する場合があってもよい。
図27(23o)〜同図(24o−2)は、図20(23)〜同図(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図27(23o)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始され、図27(24o−1)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6が拡大表示されるが、そのまま帽子の予告アイコンI6が消去され、図27(24o−2)に示すように、疑似連演出が開始することなくはずれの装飾図柄の組み合わせ(図27(24o−2)では、「装飾1−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせ)で仮停止表示して揺れ変動が表示され、その後、停止表示してはずれの結果であることが報知される。このように、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されても、疑似連演出が行われない場合があってもよい。
図27(22p)〜同図(23p)は、図20(22)〜同図(23)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図27(22p)に示すように、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過すると、図27(23p)では、予告アイコン表示領域285の一番左側(予告アイコン第1表示領域YA1)に表示された帽子の予告アイコンI6ではなく、それ以外の予告アイコンが消化される演出が行われてもよい。図27(23p)に示される演出例では、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている千両箱の予告アイコンI9が消化される演出が行われている。このように、本実施形態において、予告アイコンを左から順番に消化しない場合があってもよい。また、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に表示された順序(換言すれば、ストックされた順序)で予告アイコンを消化するようにしたが、後にストックされた予告アイコンが先に消化される場合があってもよい。例えば、後にストックされた予告アイコンが先に消化された場合には、大当りとなりやすくしてもよいし、逆に、大当りとなりにくくなるようにしてもよい。また、ストックの順序に関係なく、予告アイコンの消化順序を決定してもよく、この場合、大当りの信頼度に影響しないようにしてもよいし、予告アイコンの消化順序によって大当りの信頼度が変化するようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に表示されている複数の予告アイコンを特定の順番で消化することにより、大当りが確定することを予告するようにしてもよく、例えば、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7の順で消化された場合には大当りが確定するといった法則が設定されていてもよい。これにより、遊技者に、大当りとなる予告アイコンの消化順序の法則を見つけたいというインセンティブが働き、遊技意欲を向上させることができる場合がある。
図27(24q−1)〜同図(24q−2)は、図20(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図27(24q−1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されて、予告アイコン第1表示領域YA1に空きが生じた後、図27(24q−2)に示すように、予告アイコン第2表示領域YA2〜予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンの表示位置をそれぞれ左側に移動させるようにしてもよい。このとき、例えば、予告アイコンの表示位置を左側に移動させる移動アニメーションを行ってもよいし、アニメーションを行うことなく表示位置を変更するようにしてもよい。予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの表示位置を変更するタイミングは、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた予告アイコンの消化演出が開始されるのと同時であってもよいし、予告アイコンの消化演出が開始された後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が終了した後であってもよい。
図28(Aa)〜同図(Ae)は、予告アイコンの消化演出が行われた後で予告アイコンの増加演出が行われた場合の演出例を示している。すなわち、図28(Aa)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている手裏剣の予告アイコンI7が消化された後、停止図柄予告が実行されて、図28(Ab)に示されるタイミングで、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。その後、図28(Ac)に示すように、保留が消化されて装飾図柄の変動表示が開始された後、図28(Ad)に示すように、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられると、図28(Ae)に示すように、手裏剣の予告アイコンI7が消化されることにより空欄となった予告アイコン第3表示領域YA3に投げつけられた千両箱の予告アイコンI9が表示される。このように、予告アイコンが消化されたことに伴って空欄となった予告アイコン表示領域に増加する予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図28(B)は、予告アイコンが複数消化されたことに伴って予告アイコン表示領域に複数の空欄が生じた後に、予告アイコンを増加する場合の演出例を示している。すなわち、図28(B)に示すように、予告アイコン表示領域285では、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3に表示された予告アイコンが消化された後、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられると、空欄となっている予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3のうち、左側から順に表示される。このようにして予告アイコンを増加する表示を行うようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285に複数の空欄がある場合において、増加する予告アイコンを表示させる表示領域の順序は上述したものに限定されず、他の順序であってもよく、第1副制御部400において予め設定しておいてもよい。また、この演出例では、予告アイコンが表示される場所により、大当りの信頼度や予告アイコンが表示される数に変化を持たせないようにしたが、予告アイコンが表示される場所により、大当りの信頼度や予告アイコンが表示される数が異なることを示唆するようにしてもよい。例えば、予告アイコン表示領域285において空欄となっている表示領域のうち、最も右側である予告アイコン第6表示領域YA6に増加する予告アイコンが表示された場合には、少なくとも6つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されることを示唆するようにしてもよく、また、大当りの信頼度が最も高いことを示唆するようにしてもよい。
図28(C)は、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出とが1回の図柄変動表示の実行中において実行される場合の演出例を示している。すなわち、図28(C)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6が消化される演出が行われている間に、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられている様子が表示されている。ここで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示が実行される前に実行された図柄変動表示において増加した予告アイコンである。このように、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出が1回の図柄変動表示の実行中において実行されるようにしてもよい。このとき、予告アイコンの消化演出が行われる期間と予告アイコンの増加演出が行われる期間とが重なる場合があってもよい。また、予告アイコンの消化演出が開始された後に予告アイコンの増加演出が開始されてもよいし、予告アイコンの増加演出が開始された後に予告アイコンの消化演出が開始されてもよいし、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出とが同時に開始されてもよい。ここで、増加する予告アイコンが表示される領域が、図柄変動表示の開始の時点で空欄となっている領域であってもよいし、図柄変動表示が開始された後、予告アイコンの増加演出が開始される前に空欄となる予定の領域であってもよい。
図28(59r)は、図23(59)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図28(59r)に示す演出例では、予告アイコンの消化演出が開始される前に、予告アイコンが消化されるか否かを煽る演出が行われている。具体的には、例えば、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンのうち、消化の対象となった予告アイコンが揺れ変動を開始する等して、予告アイコンが消化されるか否かを煽るようにしている。その後、図23(60)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化される場合もあるし、扇の予告アイコンI10が消化されない場合もある。消化されない場合には、消化されることなく予告アイコンが消去されてもよいし、予告アイコンの表示を維持して予告アイコンの消化が保留された状態となってもよい。なお、図28(59r)に示す演出例において、扇の予告アイコンI10が消化されることなく消去された場合には、その後、はずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示してはずれの表示結果であることを報知してもよい。
図28(59s)〜同図(60s)は、図23(59)〜同図(60)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図28(59s)では、予告アイコン表示領域285に、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示されている点で、図23(59)とは異なっており、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで揺れ変動が開始した後、予告アイコン表示領域285に表示されているこれらの予告アイコンのうち、扇の予告アイコンI10が消化された場合に、大当りとなることの予告報知となり、図28(60s)に示すように、その他の予告アイコン(例えば、帽子の予告アイコンI6)が消化された場合には、そのままはずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示されてはずれとなることを報知するようにしてもよい。
図28(23t)〜同図(32t)は、図20(23)〜図21(32)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図28(23t)に示すように、この演出例では、予告アイコン表示領域285において、消化された予告アイコンを表示する消化中予告アイコン表示領域YA0が追加されている。図28(23t)〜同図(25t)に示すように、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6の消化演出が開始されると、消化された帽子の予告アイコンI6が消化中予告アイコン表示領域YA0に表示される。消化中予告アイコン表示領域YA0に表示された帽子の予告アイコンI6は、図28(28t)〜同図(32t)に示すように、消化された後も引き続き表示され、対応する演出(疑似連演出)が終了するまで継続して表示される。なお、消化中予告アイコン表示領域YA0における予告アイコンの表示が開始されるタイミングは、予告アイコンの消化演出が開始した後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が開始する前であってもよいし、予告アイコンの消化演出の開始と同時であってもよい。また、消化中予告アイコン表示領域YA0に表示された予告アイコンが消去するタイミングは、予告アイコンの消化演出が終了した後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が終了する前であってもよいし、予告アイコンの消化演出の終了と同時であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が開始した後であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が終了した後であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出の開始と同時であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が開始する前であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出の終了と同時であってもよいし、予告アイコンが消去される図柄変動の終了時(例えば、特図の図柄停止タイミング)に消去されてもよいし、消化中予告アイコン表示領域YA0が消去されるタイミング(例えば、図22(44)で予告アイコン表示領域285および消化中予告アイコン表示領域YA0が消去される、または消化中予告アイコン表示領域YA0のみが消去されるなど)で消去されてもよい。なお、一回の図柄変動表示中に複数個の予告アイコンが消化される場合、最初に消化された予告アイコンAに対応する消化中予告アイコン表示領域YA0の予告アイコンaは、予告アイコンAの消化演出が終了した後または終了と共に消去され、消化中予告アイコン表示領域YA0に予告アイコンが何も表示されていない状態であってもよいし、次に消化される予告アイコンBの消化演出が開始されたと同時または開始された後に消去されてもよいし、次に消化される予告アイコンBに対応する消化中予告アイコン表示領域に表示される予告アイコンbが表示されたと同時または表示された後に消去されてもよいし、予告アイコンBの消化演出中も、例えば、履歴として予告アイコンaを残しておいてもよいし、予告アイコンAおよび予告アイコンBが消化される図柄変動の終了時(例えば、特図の図柄停止タイミング)で消去するようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285が特定の演出表示(例えば、スーパーリーチ演出や大当り演出中、島一斉演出など)が行われる際に消去される場合、予告アイコン表示領域285のみ消去され、消化中予告アイコン表示領域YA0はそのまま表示されるようにしてもよいし、その逆に消化中予告アイコン表示領域YA0のみが消去され、予告アイコン表示領域285はそのまま表示されるようにしてもよく、予告アイコン表示領域285および消化中予告アイコン表示領域YA0の両方が消去されるようにしてもよい。
図29(Aa)〜同図(Ae)は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが同時期に複数消化される演出例を示している。すなわち、図29(Aa)では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2に帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3にリボンの予告アイコンI8が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4に扇の予告アイコンI10が表示されている。そして、これらの予告アイコンのうち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6と予告アイコン第3表示領域YA3に表示されているリボンの予告アイコンI8についてそれぞれ予告アイコンの消化演出が開始される。ここで、各予告アイコンの消化演出の開始タイミングは同時であってもよいし、異なっていてもよい。この場合、予告アイコンの消化順序を演出の実行順序に対応した順序としてもよい。
その後、帽子の予告アイコンI6とリボンの予告アイコンI8が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図29(Ab)に示すように、拡大表示されてそれぞれ文字表示が付記表示される。具体的には、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方近傍に「継続」の文字表示が付記表示され、拡大表示されたリボンの予告アイコンI8の下方近傍に「ステチェン」の文字表示が付記表示される。
その後、装飾図柄表示装置208では、リボンの予告アイコンI8の消化に対応して、ステージチェンジ演出が開始される。具体的には、図29(Ac)に示すように、障子が閉じるとともに、その前面側にチビ姫のキャラクタCHが出現した後、図29(Ad)に示すように、障子が開いて、月面から宇宙を見た様子を示す背景(月面背景)の表示が開始される。なお、ステージチェンジ演出の実行中、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
その後、図29(Ae)に示すように、縮小表示されていた装飾図柄は、表示領域の中央で拡大して表示された後、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示された右図柄を突き上げる演出表示が行われ、その後に疑似連演出が実行される可能性があることを遊技者に報知している。
なお、この演出例では、消化した予告アイコンに対応する複数の演出を開始タイミングをそれぞれ異ならせるようにしたが、同時に開始されるようにしてもよい。
図29(66u−1)〜同図(66u−3)は、図23(66)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図29(66u−1)では、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示し、大当りであることが報知されているが、予告アイコン表示領域285が引き続き表示されており、しかも、未消化の予告アイコンがあることが示されている。その後、図29(66u−2)に示すように、大当り開始演出が行われた後、図29(66u−3)に示すように、大当りのラウンド遊技が開始された後も引き続き、未消化の予告アイコンが表示されている。なお、この演出例では、大当り遊技の実行中において予告アイコン表示領域285を表示領域の下方に表示するようにしたが、表示領域の上方に表示してもよい。また、この演出例において、未消化の予告アイコンは、例えば、大当り中における昇格演出(例えば、確変大当り確定であることを報知する演出等)で用いるようにしてもよく、例えば、図29(66u−3)に示す例において、大当り遊技の実行中に、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、確変大当り確定であることの報知を行い、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、15R大当り確定であることの報知を行うようにしてもよい。また、その他の予告アイコンが消化された場合には、例えば、昇格する可能性があることを示唆する意味を持たせるようにしてもよい。このように、同じ予告アイコンでも、大当り遊技の実行中に消化された場合にあっては、別の意味を持たせるといった演出が行われるようにしてもよい。また、この演出例において、大当り遊技の実行中に表示される予告アイコンと図柄変動表示の実行中に表示される予告アイコンとが異なっていてもよい。すなわち、大当り中特有の予告アイコンを用意してもよい。また、大当り遊技の実行中に表示される予告アイコンと図柄変動表示の実行中に表示される予告アイコンとが同じであってもよいし、一部の予告アイコンだけ共通に使用されていてもよい。
図29(Ba)〜同図(Bc)は、ステージチェンジの前後における表示例である。すなわち、図29(Ba)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されており、その後、保留が消化されて図柄変動表示が開始されると、図29(Bb)に示すように、ステージチェンジ演出が開始される。ステージチェンジ演出が開始されると、装飾図柄表示装置208に表示されていた予告アイコンが予告アイコン表示領域285とともに非表示となる。その後、ステージチェンジ演出が終了すると、図29(Bc)に示すように、図示はしないが、背景が変更されて図柄変動表示が継続して行われる。このとき、予告アイコン表示領域285が再び表示されるが、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、ステージチェンジが行われると全て消去される場合がある。なお、ステージチェンジが行われた後は、予告アイコンを必ず消去するようにしてもよいし、複数の予告アイコンのうちの一部だけ消去するようにしてもよいし、消去されない場合があってもよい。
図29(22v−1)〜同図(23v)は、図20(22)〜同図(23)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図29(22v−1)に示すように、図柄変動表示が開始されると、図29(22v−2)に示すように、プラカードを持った殿様のキャラクタYM2が出現し、消化される予告アイコンの種類を事前に報知する。その後、図29(23v)に示すように、事前報知された種類の予告アイコン(帽子の予告アイコンI6)が消化される予告アイコンの消化演出が開始される。なお、消化される予告アイコンの種類の事前報知が行われた場合であっても、予告アイコンが消化されない場合があってもよいし、事前報知された予告アイコンとは異なる種類の予告アイコンが消化されてもよい。事前報知された予告アイコンとは異なる種類の予告アイコンが消化された場合には、大当りの信頼度が高いことを示唆するようにしてもよい。
図29(22w)は、図20(22)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図29(22w)に示すように、図柄変動表示が開始された後、消化される可能性のある予告アイコンを強調表示する等して遊技者に予告アイコンの消化について注目させるようにしてもよい。
上述した実施形態では、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化されることにより、番長のキャラクタBCが出現して疑似連演出が実行され、それ以外の演出は実行されないといったように、消化した予告アイコンに対応する演出が実行され、それ以外の演出は実行されないように構成したが、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化したのに番長のキャラクタBCが出現せず、姫のキャラクタが出現されることにより大当りが確定するといったように、消化した予告アイコンに対応しない演出が実行された場合(いわゆる、法則崩れ)には大当りが確定するように構成されてもよい。
また、上述した実施形態では、消化する予告アイコンが決まっており、遊技者により選択することができないように構成されているが、例えば、演出ボタン136等を操作することにより、消化する予告アイコンを選択できるようにしてもよい。
また、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが表示された状態で大当りとなった場合には、大当り遊技が開始されると消去され、確変状態や時短状態へ移行する場合には予告アイコンを持ち越されないように構成されてもよい。また、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが表示された状態で大当りとなった場合には、大当り遊技が開始されると一旦非表示とされ、確変状態や時短状態が終了した後で復帰表示するように構成されてもよい。また、確変状態や時短状態が終了した後も持ち越しされないように構成されてもよい。
次に、消化される予告アイコンの種類によってその後に移行するリーチ演出の内容を予告する演出例について説明する。
図30(Aa)に示すように、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208aにそれぞれ「装飾1」が停止表示してリーチ状態となると、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンが消化される場合がある。例えば、図30(Ab−1)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、その後、図30(Ac−1)に示すように、拡大表示された番長のキャラクタBC2が出現し、その後、出現したキャラクタに対応する番長リーチに移行する。また、図30(Ab−2)に示すように、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、その後、図30(Ac−2)に示すように、拡大表示された殿様のキャラクタYM3が出現し、その後、出現したキャラクタに対応する殿様リーチに移行する。また、図30(Ab−3)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、その後、図30(Ac−3)に示すように、拡大表示された姫のキャラクタHMが出現し、その後、出現したキャラクタに対応する姫リーチに移行する。なお、この演出例では、予告アイコンの意味する大当りの信頼度に対応しており、これらのリーチ演出の大当りの信頼度は、姫リーチ>殿様リーチ>番長リーチの順となるように構成されている。なお、消化した予告アイコンに対応するキャラクタ以外のキャラクタが出現(例えば、帽子の予告アイコンI6が消化した後に拡大表示された殿様のキャラクタが出現)した場合(いわゆる、法則崩れが発生した場合)には、大当りが確定するように構成されてもよい。また、複数の予告アイコンが複合して消化され、これに対応して複数のキャラクタが出現することにより複合予告が実行されるようにしてもよい。また、複数の予告アイコンを消化するための特有の演出(複数消化専用演出)を実行するようにしてもよく、1つの予告アイコンが消化されるよりも複数の予告アイコンが消化された方が大当りの信頼度が高くなるように構成されてもよい。
次に、第2のボタン予告アイコンI11が消化された後に実行されるボタン演出について説明する。
図30(Ba)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第2のボタン予告アイコンI11が表示されており、図柄変動表示が開始された後、図30(Bb)に示すタイミングで、第2のボタン予告アイコンI11が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第2のボタン予告アイコンI11が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。その後、第2のボタン予告アイコンI11が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図30(Bc)に示すように、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
次に、第2のボタン予告アイコンI11が消化された後に実行されるボタン演出の他の演出例について説明する。
図30(Ca)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第2のボタン予告アイコンI11が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では上述したボタンリーチ演出が行われており、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることが報知されている。その後、図30(Cb)のタイミングで、第2のボタン予告アイコンI11が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第2のボタン予告アイコンI11が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。その後、第2のボタン予告アイコンI11が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、既に、装飾図柄表示装置208に表示されているボタン画像136aに重なり、図30(Cc)に示されるように、演出ボタン136が突出した態様で表している突出ボタン画像136bに変化する。すなわち、大当りの信頼度がより高いボタンリーチ演出に昇格したことが示されている。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について説明する。
図31は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であり、図32は、図31に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図33は、図32に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図34は、図33に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図35は、図34に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
なお、図31(1)〜図32(14)は、予告アイコンの増加演出において用いられていた予告アイコンが帽子の予告アイコンI6であったのが第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて図19(1)〜図20(14)と同様であるので、ここでの説明は省略する。また、図32(14)と図32(20)との間で行われる演出についても、予告アイコンの増加演出において用いられていた予告アイコンが全て第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて図20(15)〜同図(19)と同様である。
図32(20)では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの結果が確定表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。
そして、図32(21)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図32(22)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図32(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。なお、図32(23)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1が4つ表示される等、同一の予告アイコンが予告アイコン表示領域285に複数表示されている場合には、例えば、最も左側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように予め設定されているが、予告アイコンの信頼度に応じて消化する順序を決めるようにしてもよい。また、いずれの予告アイコンを使用するかをランダムに決定するようにしてもよいし、最も右側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように設定されていてもよい。すなわち、予告アイコンを消化する順序は上述したものに限定されず適宜に設定することができる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図32(24)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6に変化するとともに拡大表示され、その後、図32(25)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図32(26)に示すタイミングで、帽子の予告アイコンI6に付記されていた「継続」の文字表示が消去するとともに、帽子の予告アイコンI6が縮小表示された後、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われる。このように、本実施形態において、消化済みの予告アイコンを元の位置に再表示するようにしてもよい。なお、消化済みの予告アイコンが元の位置に再表示された場合に、消化済みであることを認識可能に表示するようにしてもよく、例えば、消化済みの予告アイコンが表示された表示領域をグレーアウト表示にしてもよいし、「済」という文字情報を付記してもよい。また、消化済みの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示された後に消去するようにしてもよい。
その後、図32(27)〜図33(33)に示される演出内容は、予告アイコン第1表示領域YA1に消化済みの帽子の予告アイコンI6が表示され、予告アイコン第2表示領域YA2〜予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンが全て第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて、図20(27)〜図21(33)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
装飾図柄表示装置208では、図33(34)に示すタイミングで、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第2表示領域YA2から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図33(35)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6に変化するとともに拡大表示され、その後、図33(36)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図33(37)に示すタイミングで、帽子の予告アイコンI6に付記されていた「継続」の文字表示が消去するとともに、帽子の予告アイコンI6が縮小表示された後、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に移動する表示が行われる。
その後、図33(38)〜同図(45)に示される演出内容は、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2に消化済みの帽子の予告アイコンI6がそれぞれ表示され、予告アイコン第3表示領域YA3及び予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンがいずれも第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて、図21(38)〜図22(45)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
装飾図柄表示装置208では、図33(46)に示すタイミングで、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第3表示領域YA3から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図33(47)に示すタイミングで千両箱の予告アイコンI9に変化するとともに拡大表示され、さらに、拡大表示された千両箱の予告アイコンI9の上方に、信頼度のより高い演出に移行することを予告する「昇格」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、千両箱の予告アイコンI9が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、千両箱の予告アイコンI9に付記されていた「昇格」の文字表示が消去するとともに、千両箱の予告アイコンI9が縮小表示された後、図33(48)に示すように、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第3表示領域YA3に移動する表示が行われる。
その後、図34(49)のタイミングで、上述したリーチ移行演出が開始される。本演出例ではリーチ移行演出が開始されると、図34(49)に示すように、装飾図柄表示装置208では、停電が発生したような演出表示が行われた後、信頼度の高い強リーチ演出(ボタンリーチ演出)が開始される。本演出例でのボタンリーチ演出が開始されると、図33(50−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転した背景に「チャンスなのか」という文字表示が行われた後、図34(50−2)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図34(51)に示すように、「熱すぎなのか」という文字表示が行われた後、図34(52)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図34(53)に示すように、「一撃」という文字表示が行われ、ボタン演出が行われることを報知する。
その後、図34(54)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
そして、図34(55)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図34(56)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが消去することで、ボタンリーチ演出に失敗した様子が示されている。
やがて、図34(57)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
図34(58)では、予告アイコン表示領域285も含めて一旦すべてが非表示になる。やがて、図34(59)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
その後、例えば、仮図柄停止表示から2秒が経過すると、図34(60)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図34(61)に示すタイミングで扇の予告アイコンI10に変化するとともに拡大表示される。このとき、例えば、拡大表示された扇の予告アイコンI10の下方に、大当りが確定すること報知する「祝福」の文字表示を付記してもよい。なお、文字表示を付記する場合、当該文字表示の付記表示が扇の予告アイコンI10が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、扇の予告アイコンI10が縮小表示された後、図35(62)に示すように、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第4表示領域YA4に移動する表示が行われる。その後、図35(63)のタイミングで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cでそれぞれ揺れ変動していた装飾図柄の変動表示が再開して再変動演出が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285は、引き続き表示されたままとなっている。
再変動演出では、図35(64)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われる。これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
やがて、図35(65)に示すように、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。
そして、図35(66)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾1−装飾1」の大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。このとき、第1特図表示装置212では、15R確変大当りである「特図A」が停止表示されるとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯している。その後は、図示をしないが、上述した大当り遊技開始演出が実行された後に、大当り遊技が開始される。
次に、上述した予告アイコンの増加演出の他の演出例について、図36〜図38を参照しながら説明する。ここで、図36〜図38は、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図36〜図38では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図36(8a)〜同図(9a)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8a)では、第1の殿様の予告アイコンI1ではなく、第3の殿様の予告アイコンI3を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、第2の殿様の予告アイコンI2についても同様にして行うことができる。すると、図35(9a)に示すタイミングで、投げられた第3の殿様の予告アイコンI3が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。
図36(8b)〜同図(9b)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8b)では、図31(8)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図36(9b)の場合では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう様子が示されている。すなわち、本実施形態では、殿様の予告アイコンを用いたガセ増加演出も実行可能である。
図36(8c)〜同図(9c)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8c)では、第1の殿様の予告アイコンI1が1つだけではなく、3つの第1の殿様の予告アイコンI1を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。
すると、図36(9c)に示すタイミングで、投げられた3つの第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例では、複数の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、演出効果を高めることができる場合がある。また、信頼度の高い予告アイコン(例えば、第3の殿様の予告アイコンI3)は、予告アイコン表示領域285に表示されにくく(ストックされにくく)、信頼度の低い予告アイコン(例えば、第1の殿様の予告アイコンI1)は、予告アイコン表示領域285に表示されやすい(ストックされやすい)ようにしてもよいし、その逆であってもよい。なお、この演出例では、同じ予告アイコン(第1の殿様の予告アイコンI1)を3つ増加させるようにしたが、信頼度の異なる複数種類の予告アイコンを同時に増加させるようにしてもよく、例えば、第1の殿様の予告アイコンI1と第3の殿様の予告アイコンI3を同時に増加させるようにしてもよい。
なお、この場合において、図36(9c´)に示すように、投げられた3つの第1の殿様の予告アイコンI1のうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図36(8e)は、図31(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8e)では、先読み予告の表示態様(サボハニのキャラクタによる表示態様)で保留アイコンh12が表示されているときに、殿様のキャラクタYMが第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。このように、本実施形態では、保留アイコンによる先読み予告の実行中においても予告アイコンの増加演出を実行可能である。なお、予告アイコンの増加演出と保留アイコンによる先読み予告とが同時に行われないようにしてもよい。
図36(8f)は、図31(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8f)では、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286により保留数表示が行われている。なお、図36(8f)では、説明の便宜のため、先読みの対象である2つ目の特図1の保留ランプにハッチングを施して示したが、実際には、1つ目の特図1の保留ランプと同様に、2つ目の特図1の保留ランプもデフォルトの発光態様によって点灯されている。
図36(8g)〜同図(9g−2)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(8g)では、図31(8)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図36(9g−1)の場合では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の下方に落下してしまう様子が示されている。そして、図36(9g−2)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている特図1の保留アイコンh11に作用して先読み予告の表示態様に変化する演出表示(保留変化演出)が行われている。すなわち、本実施形態では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコンとして予告アイコン表示領域285に表示されず、保留アイコンによる先読み予告の開始の契機として登場する場合もある。なお、第1の殿様の予告アイコンI1以外の予告アイコンを用いて保留変化演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、保留変化演出が実行されにくいようにしてもよい。
図36(12h−1)〜同図(12h−2)は、図31(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図36(12h−1)では、図31(12)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。その後、図36(12h−2)に示すように、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このように、本実施形態では、予告アイコンが表示された状態でもリーチ演出を実行することができる。なお、このリーチ演出の結果、大当りとなってもよい。この場合、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、大当りの終了後に消去されるようにしてもよい。
図37(8i)〜同図(9i)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図37(8i)では、図31(8)とは異なり、殿様のキャラクタYMではなく、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図37(8i)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図37(9i)に示すように、DJのキャラクタBYは、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYが予告アイコン表示領域285に置いていく予告アイコンの数は1つのみに限らず2つ以上であってもよい。また、1回のDJのキャラクタBYによる予告アイコンの増加演出において、複数種類の予告アイコンを予告アイコン表示領域285に置いていくようにしてもよい。このように、予告アイコンの増加演出を複数種類(例えば、殿様のキャラクタYMによる第一の予告アイコン増加演出、DJのキャラクタBYによる第二の予告アイコン増加演出)用意してもよく、このように構成することにより、演出が多様化して演出効果を高めることができる場合がある。
図37(8j)〜同図(9j)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図37(8j)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図37(8j)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図37(9j)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されるとともに、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYは、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも前面側のレイヤーに配置されており、予告アイコンの前面側を通過しているように表示されている。ここで、図37(9j´)に示すように、DJのキャラクタBYが、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも背面側のレイヤーに配置することにより、予告アイコンの背面側を通過しているように表示してもよい。
図37(8k)〜同図(9k)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図37(8k)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図37(8k)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第3の殿様の予告アイコンI3を持って現れている。その後、図37(9k)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第3の殿様の予告アイコンI3を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された第1の殿様の予告アイコンI1に重ねるように、DJのキャラクタBYが第3の殿様の予告アイコンI3を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。すなわち、大当りの信頼度の低い予告アイコンを大当りの信頼度の高い予告アイコンに上書きすることで昇格する演出を行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この昇格演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに昇格演出が実行されるようにしてもよい。
図37(12l)は、図31(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図37(12l)に示す演出例では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンにそれぞれ「クエスチョンマーク」の文字表記を付随して表示されている。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1には第1の殿様の予告アイコンI1が表示され、予告アイコン第2表示領域YA2には第2の殿様の予告アイコンI2が表示され、予告アイコン第3表示領域YA3には第1の殿様の予告アイコンI1が表示され、予告アイコン第4表示領域YA4には第2の殿様の予告アイコンI2が表示され、予告アイコン第5表示領域YA5には第3の殿様の予告アイコンI3が表示され、予告アイコン第6表示領域YA6には第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、それぞれ「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されている。この演出例によれば、変化後の予告アイコンについて期待感を持たせることができる場合がある。
また、図37(12l´)に示すように、一部の変化前の予告アイコンについて、変化後の予告アイコンの種類を文字表記にて予告するようにしてもよい。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1と、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている第2の殿様の予告アイコンI2と、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている第2の殿様の予告アイコンI2は、「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されていて変化後の予告アイコンを認識することができいないが、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1には、「チャン目」の文字表記が付記されて手裏剣の予告アイコンI7に変化することが予告され、予告アイコン第5表示領域YA5に表示されている第3の殿様の予告アイコンI3には、「継続」の文字表記が付記されて帽子の予告アイコンI6に変化することが予告され、予告アイコン第6表示領域YA6に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1には、「継続」とともに「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されて帽子の予告アイコンI6に変化することが予告されている。これらの文字表記は、全部または一部の予告アイコンについて一度に報知するようにしてもよいし、経時的に徐々に報知するようにしてもよい。
また、図37(12l´´)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されている全部または一部の予告アイコンを変化後の予告アイコンにして、変化後の予告アイコンが表示されているものについてのみ対応する文字表記を付記するようにしてもよい。
図38(8m−1)〜同図(9m)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図38(8m−1)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図38(8m−1)に示す例では、DJのキャラクタBYは、千両箱の予告アイコンI9を持って現れている。その後、図38(8m−2)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、図38(9m)に示すように、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている千両箱の予告アイコンI9を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された第1の殿様の予告アイコンI1に重ねるように、DJのキャラクタBYが千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。この演出例により、変化前の予告アイコンから変化後の予告アイコンへの上書きを行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この上書き演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに上書き演出が実行されるようにしてもよい。
図38(8n−1)〜同図(9n)は、図31(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図31(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図38(8n−1)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図38(8n−1)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図38(8n−2)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、図38(9n)に示すように、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された千両箱の予告アイコンI9に重ねるように、DJのキャラクタBYが第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。このように、変化後の予告アイコンから変化前の予告アイコンへの上書きを行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この上書き演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに上書き演出が実行されるようにしてもよい。また、上書き後の変化前の予告アイコン(例えば、第1の殿様の予告アイコンI1)が消化されたときに、変化後の予告アイコンが上書き前の予告アイコン(例えば、千両箱の予告アイコンI9)とは別の予告アイコンであってもよい。このとき、上書き前の予告アイコンが消化されるよりも上書き後の予告アイコンが消化された方が大当りの信頼度が高いように構成されてもよいし、大当りの信頼度が低いように構成されてもよいし、大当りの信頼度が変化しないように構成されてもよい。
次に、予告アイコンが変化する演出例について、図39を参照しながら説明する。ここで、図39は、予告アイコンが変化する演出例を段階的に示す図である。図39では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図39(A)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンはいずれもデフォルトの表示態様となっている。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、先読みの対象である保留であり、説明の便宜のため、ハッチングを施しているが、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と表示態様は同じである。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、第3の殿様の予告アイコンI3が表示されている。
そして、図39(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中にプラカードを持った殿様のキャラクタYM2が出現している。このプラカードには、「変わるよ」との文字表記が付されており、予告アイコン及び保留アイコンのいずれかについて表示態様が変化することを予告している。
その後、所定のエフェクトが表示された後、予告アイコンの表示態様が変化する場合には、図39(B1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第3の殿様の予告アイコンI3が千両箱の予告アイコンI9に変化する。なお、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1の表示態様が変化してもよいし、両方の予告アイコンが変化してもよい。一方、保留アイコンの表示態様が変化する場合には、図39(B2)に示すように、デフォルトの表示態様で表示されていた1つ目の保留に対応する保留アイコンh11が先読み予告の表示態様に変化する。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12の表示態様が変化してもよいし、2つの保留アイコンh11,h12のいずれの表示態様も変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。このように、本演出例は、ある演出が行われた結果、保留アイコンを変化させずに予告アイコンを変化させる場合があり、前記ある演出が行われた結果、予告アイコンを変化させずに保留アイコンを変化させる場合があるものということができる。なお、この演出により保留アイコンと予告アイコンの両方の表示態様が変化する場合があってもよい。
また、39(C)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているが、右下に縮小して表示されている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンはいずれもデフォルトの表示態様となっている。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、先読みの対象である保留であり、説明の便宜のため、ハッチングを施しているが、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と表示態様は同じである。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、第3の殿様の予告アイコンI3が表示されている。
そして、図39(C)に示すように、装飾図柄表示装置208では、チビ姫チャンス演出が行われている。チビ姫チャンス演出は、上述した普図変動遊技が実行された場合に開始される場合がある演出である。チビ姫チャンス演出は、あみだくじを模した演出であって、チビ姫のキャラクタが5つのスタート地点からいずれかを選択し、選択されたスタート地点からあみだのルートに沿って移動し、ゴール地点に示されているアイコンに対応する演出が実行されることを予告するものである。例えば、チビ姫のキャラクタが二重丸のアイコンの示されたゴール地点に到達した場合には、第2特図始動口232の羽根部材2321がロング開放することを予告し、「激アツ」の文字表記が示されたゴール地点に到達した場合には、実行中の図柄変動表示の結果が大当りとなる可能性が高いことを示唆し、バツ印のアイコンが示されたゴール地点に到達した場合には、普図の変動表示結果がはずれであることを予告する。
さらに、本演出例では、殿様の予告アイコンが示されたゴール地点に到達した場合には、図39(D1)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示された変化前の予告アイコンのうちの少なくとも1つが変化後の予告アイコンに変化する。例えば、図39(D1)に示される例では、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第3の殿様の予告アイコンI3が千両箱の予告アイコンI9に変化している。なお、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1の表示態様が変化してもよいし、両方の予告アイコンが変化してもよい。
また、サボハニのキャラクタが示されたゴール地点に到達した場合には、図39(D2)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281におけるデフォルトの表示態様の保留アイコンのうちの少なくとも1つが先読み予告の表示態様に変化する。例えば、図39(D2)に示される例では、デフォルトの表示態様である1つ目の保留に対応する保留アイコンh11が先読み予告の表示態様に変化している。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12の表示態様が変化してもよいし、2つの保留アイコンh11,h12のいずれの表示態様も変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。
このように、本演出例は、ある演出が行われた結果、保留アイコンを変化させずに予告アイコンを変化させる場合があり、前記ある演出が行われた結果、予告アイコンを変化させずに保留アイコンを変化させる場合があるものということができる。なお、この演出により保留アイコンと予告アイコンの両方の表示態様が変化する場合があってもよい。
次に、予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例について、図40を参照しながら説明する。ここで、図40は、予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例を段階的に示す図である。
図40(A)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンのうち、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様となっており、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様となっている。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3には、千両箱の予告アイコンI9が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4には、扇の予告アイコンI10が表示されている。
図40(B)では、何らかの理由により電断が発生し、図40(C)には、瞬時に復電した直後の装飾図柄表示装置208が示されている。この図40(C)に示す装飾図柄表示装置208には、復帰表示である「復旧中 しばらくお待ちください」という文字表示がなされている。このとき、第1特図表示装置212は変動表示を再開し、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216は、電断前の状態に復帰している。その後、図40(D)に示すように、図柄変動表示が終了し、第1特図表示装置212ははずれの表示結果である「特図I」が停止表示される。装飾図柄表示装置208では、図柄変動表示が終了すると、はずれに対応した装飾図柄の組み合わせである「装飾6−装飾2−装飾7」で停止表示される。そして、電断・復電した場合には、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンはいずれも消去される。また、電断・復電した場合には、先読み予告の表示態様であった1つ目の保留に対応する保留アイコンh11もデフォルトの表示態様となる。なお、本実施形態において、電断・復電した場合は、RAM308内の特図1用先読み結果記憶部または特図2用先読み結果記憶部に記憶されている先読み結果情報が「未判定」情報となるように構成してもよい。ここで、主制御部300から第1副制御部へ送信される先読み結果情報を含むサブコマンドに「未判定」情報が含まれた保留が1つでもある場合は、「未判定」情報が含まれた保留が全て消化されるまでは予告アイコンの消化演出および増加演出を含む先読み予告を行わないようにしてもよい。また、電断・復電後に新たに増加した保留(先読み結果が保存された保留)についても先読み予告を行わず、「未判定」情報が含まれた保留が全て消化されてから先読み予告を行うようにしてもよいが、電断・復電後に新たに増加した保留については「未判定」情報が含まれた保留が消化される前に先読み予告を行えるようにしてもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について説明する。
図41は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコンの増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図であり、図42は、図41に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図41〜図42では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図41において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図41(1)は、上述した図19(5)に対応する表示である。ただし、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央に、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cのそれぞれに装飾図柄(第1装飾図柄)が大きく表示されるとともに、保留アイコン表示領域281の上方に、第2装飾図柄表示領域が形成され、3ケタの第2装飾図柄が小さく表示されている点で、図19(5)と異なっている。この第2装飾図柄表示領域で表示されている第2装飾図柄は、変動が開始した後は、確定停止するまでいずれの図柄列の装飾図柄も変動を継続するように構成されている。
図41(2)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、図19(6)とは異なり、「家」の文字を円形で囲った「家」の予告アイコンI21を所持している。
図41(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図41(4)に示すタイミングで、所持している「家」の予告アイコンI21を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図41(5)に示すタイミングで、投げられた「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図41(6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285に表示されることで、将来、後述する家紋演出が実行されかもしれないことを少なくとも示唆しているということができる。
その後、図41(7)〜同図(8)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図41(9)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図41(10)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図41(11)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これも、第1の保留アイコンh11に対応する保留が先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、「紋」の文字を円形で囲った「紋」の予告アイコンI22を所持している。
そして、図41(12)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図41(13)に示すタイミングで、所持している「紋」の予告アイコンI22を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図41(14)に示すタイミングで、投げられた「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示される。その後は、図41(6)と同様の演出表示が行われた後、図41(7)〜同図(8)と同様の演出表示が行われる。
その後、図41(16)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が報知される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図41(17)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図41(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図41(18)に続く、図42(19)に示されるタイミングで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「家」の予告アイコンI21と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「紋」の予告アイコンI22が同時に消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「家」の予告アイコンI21と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2からそれぞれ装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。なお、予告アイコン表示領域285は、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が消化された後で消去されるようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285が消去されるタイミングは、予告アイコンの消化に対応する演出が開始されるときに消去されるようにしてもよいし、予告アイコンの消化に対応する演出が開始された後も表示が継続されるようにしてもよい。また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22の移動を開始するタイミングは同時であってもよいし、「家」の予告アイコンI21の移動開始が「紋」の予告アイコンI22の移動開始よりも早くてもよいし、「紋」の予告アイコンI22の移動開始が「家」の予告アイコンI21の移動開始よりも早くてもよい。
その後、「家」の予告アイコンI21及び「紋」の予告アイコンI22が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図42(20)に示すタイミングで拡大表示された後、図42(21)に示すタイミングで、演出可動体224の一つである家紋役物224Bが装飾図柄表示装置208の上方より降下するとともに、装飾図柄表示装置208では、その旨のエフェクト画像が表示される家紋落下演出が行われる。また、このとき、第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下に小さく表示されている。
その後、図42(22)に示されるタイミングで、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。なお、剣豪リーチの演出内容は、図14〜図16に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
本実施形態では、特定の2つの予告アイコン(例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22)が消化されることにより、対応する予告演出(家紋落下演出)が行われるように構成されている。なお、これらの予告アイコンが消化されても家紋落下演出が行われない場合があってもよいし、他の演出が行われる場合があってもよい。また、家紋落下演出が行われた場合には、当該図柄変動表示で大当りとなることが確約されてもよいし、ハズレの結果となる場合があってもよい。また、家紋落下演出が行われた場合の方が、家紋落下演出が行われない場合よりも大当りしやすいように構成されていてもよい。また、大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも家紋落下演出が行われる頻度が多いように構成されていてもよい。また、大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも特定の2つの予告アイコン(例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22)が消化されやすいように構成されていてもよい。
図43及び図44は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図43〜図44では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図43(a1)は、図41(5)とは異なり、「家」の予告アイコンI21よりも先に「紋」の予告アイコンI22が出現して予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図43(a2)に示すように、「家」の予告アイコンI21が出現して予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている。
その後、装飾図柄表示装置208では、図43(a3)に示されるタイミングで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「紋」の予告アイコンI22と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「家」の予告アイコンI21が同時に消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「紋」の予告アイコンI22と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「家」の予告アイコンI21が予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2からそれぞれ装飾図柄表示装置208の表示画面の中央まで移動する表示が行われる。なお、装飾図柄表示装置208では、「装飾1」によるリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始されている。
その後、「紋」の予告アイコンI22及び「家」の予告アイコンI21がこの並び順で装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図43(a4−1)に示すタイミングで拡大表示される。このとき、「紋」「家」の並び順ではなく、正しい並び順(すなわち、「家」「紋」の並び順)で表示される。また、図43(a4−2)に示すように、「紋」「家」の並び順で「紋」の予告アイコンI22及び「家」の予告アイコンI21が拡大表示されてもよい。この演出例では、図43(a4−1)に示す場合にしても、同図(a4−2)に示す場合にしても、その後、上述した家紋落下演出が行われるように構成されているが、例えば、「家」「紋」の並び順(すなわち、正しい並び順)で予告アイコンが拡大表示された場合には、家紋落下演出が行われ、「紋」「家」の並び順(すなわち、正しくない並び順)で予告アイコンが拡大表示された場合には、家紋落下演出が行われないようにしてもよい。また、「紋」「家」の並び順で予告アイコンが拡大表示された場合は、「家」「紋」の並び順で予告アイコンが拡大表示された場合よりも家紋落下演出が開始されにくいように構成されてもよい。
図43(b1)〜同図(b6)は、家紋落下演出の別の演出形態を示している。
まず、図43(b1)に示される装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21のみが予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285に表示されるのを待つことなく消化されている様子が示されている。そして、図43(b2)に示すように、「家」の予告アイコンI21のみが装飾図柄表示装置208の表示画面の中央で拡大表示されると、図43(b3)に示すように、家紋役物224Bが、装飾図柄表示装置208の上方からわずかに降下し、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部に配置されている予告アイコン表示領域285の一部の前面側にオーバーラップしながら、上下方向に振動しているように動作(煽り動作)している。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央右上部分では、家紋落下演出が行われる可能性があることを示す「家紋準備中」の文字表示が行われている。一方で、図43(b2)に示される装飾図柄表装置208では、「家」の予告アイコンI21が拡大表示されている一方で、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始されている。このとき、殿様のキャラクタYMは、「紋」の予告アイコンI22を所持している。そして、図43(b4)に示すように、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動し、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285にむけて投げつけられると、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示される。
その後、図43(b5)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。なお、「紋」の予告アイコンI22は、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されたままとなっている。また、このとき、家紋役物224Bは、一旦初期位置に退避することで、図柄が確定停止していることを認識しやすくしているが、初期位置に退避せず、煽り動作を継続してもよい。一方、「家紋準備中」の文字表示は継続して表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図43(b6)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、退避していた家紋役物224Bは、再び下降し、煽り動作を再開する。この演出例では、その後、例えば、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている「紋」の予告アイコンI22が消化されると、家紋役物224Bが下降し、図42(21)に示される家紋落下演出が行われる。なお、「紋」の予告アイコンI22が消化されず、家紋落下演出が行われない場合があってもよい。また、図43(b2)において、後から表示された「紋」の予告アイコンI22が消化されるまで「家」の予告アイコンI21が拡大表示されたままで表示されていてもよい。その際、「紋」の予告アイコンI22がストックされてもよいが、ストックされずにそのまま消化されてもよい。
図43(c1)〜同図(c2−3)は、予告アイコン消化演出の他の演出例を示している。この演出例では、予告アイコンが消化されることにより、背景が変化する背景予告が行われている様子が示されている。
図43(c1)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285では、「殿」の文字を円形で囲った「殿」の予告アイコンI31が予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、「姫」の文字を円形で囲った「姫」の予告アイコンI32が予告アイコン第2表示領域YA2に表示され、「爺」の文字を円形で囲った「爺」の予告アイコンI33が予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている。
図43(c2−1)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンが消化された後の背景表示の様子が示されている。図43(c2−1)に示されるように、これら3つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から爺の顔がアップされた画像と、殿様の顔がアップされた画像と、姫の顔がアップされた画像とが3等分された背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンが全て消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が最も高いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、3つの予告アイコンが同時に消化されてもよいし、1つずつ消化されてもよい。ここで、3つの予告アイコンが1つずつ消化される場合には、消化される予告アイコンの順番により大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31>「姫」の予告アイコンI32>「爺」の予告アイコンI33の順で消化されると最も信頼度が高いようにしてもよいが、消化順序と大当りに対する信頼度との関係については適宜設定することができる。
また、図43(c2−2)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうち、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33のみが消化された後の背景表示の様子が示されている。図43(c2−2)に示されるように、これら2つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から姫の顔がアップされた画像と、爺の顔がアップされた画像とが2等分された背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうちの2つの予告アイコンが消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が比較的高いが、3つの予告アイコンが消化された場合よりも信頼度が低いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、本実施形態では、3つの予告アイコンのうち、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された例について説明したが、これに限定されず、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が消化されてもよいし、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が消化されてもよい。また、消化される予告アイコンの組合せにより大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が消化された場合は、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33や、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高く、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合は、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、図43(c2−3)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうち、「爺」の予告アイコンI33のみが消化された後の背景表示の様子が示されている。図43(c2−3)に示されるように、この1つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、爺の顔がアップされた画像が表示画面全体に表される背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうちの1つの予告アイコンが消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が、2つの予告アイコンが消化された場合よりも信頼度が低いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、本実施形態では、3つの予告アイコンのうち、「爺」の予告アイコンI33が消化された例について説明したが、これに限定されず、例えば、「殿」の予告アイコンI31が消化されてもよいし、「姫」の予告アイコンI32が消化されてよい。また、消化される予告アイコンにより大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31が消化された場合は、「姫」の予告アイコンI32や「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高く、「姫」の予告アイコンI32が消化された場合は、「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、この演出例では、3つの予告アイコンが全て表示される例について説明したが、1つあるいは2つだけ表示される場合があってもよい。この場合、表示される予告アイコンの種類によって大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31が表示された場合は、「姫」の予告アイコンI32や「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高く、「姫」の予告アイコンI32が表示された場合は、「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいし、また、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が表示された場合は、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33や、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高く、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合は、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、この演出例では、消化された予告アイコンの種類に対応する背景表示が表示されるように構成されているが、消化された予告アイコンの種類に対応する背景表示とは異なる背景表示が表示される場合があってもよいし、背景表示が変化しない場合があってもよく、この場合は、いわゆる法則崩れとして、大当り確定であること報知するものであってもよい。
また、3つの予告アイコンを表示する場合に、1回の図柄変動表示において3つの予告アイコンを表示するようにしてもよいし、図柄変動表示が行われる毎に1つずつ予告アイコンを表示するようにしてもよい。この場合において、表示する順序により大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよい。
また、この演出例において、「殿」の予告アイコンI31が消化された場合には、殿様のキャラクタが出現して殿リーチが開始され、「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、姫のキャラクタが出現して姫リーチが開始され、「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、爺のキャラクタが出現して爺リーチが開始されるようにしてもよい。また、「爺」の予告アイコンI33と「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、爺のキャラクタと姫のキャラクタが出現して爺&姫リーチが開始され、「殿」の予告アイコンI31と「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、殿様のキャラクタと姫のキャラクタが出現して殿&姫リーチが開始され、「殿」の予告アイコンI31と「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、殿様のキャラクタと爺のキャラクタが出現して殿&爺リーチが開始されるようにしてもよい。また、「殿」の予告アイコンI31と「姫」の予告アイコンI32と「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、殿様のキャラクタと姫のキャラクタと爺のキャラクタが出現して殿&姫&爺リーチが開始されるようにしてもよい。このように、消化された予告アイコンが示すキャラクタに対応したリーチ演出表示が行われるようにしてもよい。
また、これらの予告アイコンが消化されて表示されるものは、上述したリーチ演出や背景表示の予告に限定されず、例えば、大当り遊技における演出モードや図柄変動中のモードの変更が行われるようにしてもよい、その他の予告(例えば、予告アイコンを増加させるキャラクタなどの各種予告)が行われてもよい。また、予告アイコンが消化されて行われる演出は演出表示に限らず、消化された予告アイコンに対応する音声出力(例えば、楽曲等)が行われるようにしてもよいし、消化された予告アイコンに対応する発光パターンによる演出が行われるようにしてもよい。
次に、図44を参照して、「家」の予告アイコンI21が消化されたときと、「紋」の予告アイコンI22が消化されたときとで、それぞれに対する演出が行われる場合がある例について説明する。
まず、図44(d1)に示される装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されており、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾1」によるリーチ状態を形成しており、リーチ演出が開始されている。
その後、図44(d2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のうちの、「家」の予告アイコンI21のみが消化されている様子が示されている。すると、図44(d3)に示すように、「家」の予告アイコンI21が拡大し、中図柄表示領域208bに中図柄として表示される。すなわち、「家」の予告アイコンI21が消化されることにより、特殊図柄であるチャンス図柄に変更する様子が示されている。
その後、例えば、図44(d4−1)に示すように、チャンス図柄が表示されたことに関連してエフェクト画像を表示したり、図44(d4−2)に示すように、エフェクト画像とともに家紋役物224Bを落下させる家紋落下演出が行われたりする場合がある。このような演出が行われた後は、例えば、上述した剣豪リーチに移行する場合がある。なお、エフェクト画像の表示を行うことなく家紋役物224Bを落下させる演出を行った後に剣豪リーチに移行するようにしてもよいし、エフェクト画像も家紋役物224Bの落下も行わずに剣豪リーチに移行するようにしてもよい。また、図44(d4−3)に示すように、「家」の予告アイコンI21が消化されたことによるなんらの演出を行わず、ノーマルリーチ演出が開始される場合があってもよい。
また、チャンス図柄が停止表示されたことに伴って、別のスーパーリーチ(家紋チャレンジリーチ)に移行するようにしてもよい。例えば、図44(d3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−チャンス図柄−装飾1」の組合せで停止表示された後、図44(d4−4)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、家紋チャレンジリーチに移行したことを示す「家紋チャレンジ」の文字表示が行われる。第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅部で「装飾1−チャンス図柄−装飾1」の組合せを維持しつつ揺れ変動が行われている。
続いて、図44(d5−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMがロープで「紋」の予告アイコンI22を引っ張る様子が示されており、「紋」の予告アイコンI22がひきつけられることにより、大当りへの期待感が高くなることを示唆している。
図44(d6−4)に示すように、殿様のキャラクタYMが「紋」の予告アイコンI22を引き寄せることに成功すると、図44(d7−4)に示すように、家紋役物224Bが落下するとともに所定のエフェクト画像が表示される家紋落下演出が行われる。すなわち、「紋」の予告アイコンI22の消化に成功したということができる。なお、家紋落下演出が行われた後は、例えば、上述した剣豪リーチに移行することとなる。
一方、図44(d6−4a)に示すように、殿様のキャラクタYMが引っ張っているロープが切れて「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに失敗する場合もある。この場合は、例えば、図44(d7−4a)に示すように、所定のエフェクト画像のみが表示された後、上述した剣豪リーチに移行するようにしてもよい。この場合、「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに成功した場合に比べて大当りに対する信頼度が低いようにしてもよい。また、図44(d6−4b)に示すように、殿様のキャラクタYMが引っ張っているロープが切れて「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに失敗した場合には、図44(d7−4b)に示すように、このままハズレの結果を表示するようにしてもよい。なお、「紋」の予告アイコンI22が先に消化された場合も同様であってもよい。また、「家」の予告アイコンI21が消化された場合よりも「紋」の予告アイコンI22が消化された場合の方が、家紋落下演出が発生しやすいように構成されていてもよいし、その逆であってもよい。
なお、上述した「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32、「爺」の予告アイコンI33の他にも、これらのアイコンに似せたガセの予告アイコンがあってもよく、例えば、「宇」の予告アイコンや、「鮫」の予告アイコンや、「古」の予告アイコンや、「臣」の予告アイコンや、「婆」の予告アイコン等を用意するようにしてもよい。例えば、「家」の予告アイコンと「鮫」の予告アイコンを消化しても、家紋落下演出が行われないようにしてもよいし、「家」の予告アイコンと「紋」の予告アイコンを消化したときよりも「家」の予告アイコンと「鮫」の予告アイコンを消化したときの方が、家紋落下演出を低い頻度で行うようにしてもよい。また、「鮫」などのガセの予告アイコンが「紋」などの予告アイコンに変化してもよい。
また、上述した演出例では、「家」と「紋」の2文字で1つの単語を形成するものであり、その単語が形成される要件を満たすことにより、所定の演出が行われるようにしたが、例えば、3文字以上によって構成される単語を用いてこの演出例に適用するようにしてもよく、例えば、「疑」の予告アイコンと、「似」の予告アイコンと、「連」の予告アイコンの3つのアイコンが消化された場合に、疑似連演出が行われるようにしてもよい。
また、この演出例において、例えば、「家」の予告アイコンI21と、「紋」の予告アイコンI22をストックしたいときに、予告アイコン表示領域285に1つしかストックの空きがないような場合には、「家」の予告アイコンI21も「紋」の予告アイコンI22のいずれも表示しないように構成してもよい。また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のいずれか一方の予告アイコンのみを表示するようにしてもよく、この場合、表示できなかった方の予告アイコンを、予告アイコン表示領域285に空きが生じた場合に増加表示するようにしてもよいし、予告アイコン表示領域285に空きが生じなかった場合には、そもそも表示した予告アイコンの消化すらしないようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に空きが生じても予告アイコンをストックせず、そのまま消化するようにしてもよい。
また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22を消化するまでに、予告アイコン表示領域285に空きがなく、少なくともいずれか一方が表示されていない場合において、例えば、「家」の予告アイコンI21を消化する際に「紋」の予告アイコンI22も一緒に消化する演出を行ってもよいし、「家」の予告アイコンI21のみが消化された演出を行ってもよい。
図45は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図45では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図45(e1)において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留アイコンであり、その表示態様が他の保留アイコン(例えば、1つ目の保留アイコンh11)よりも大きく表示されており、先読み予告の表示態様となっている。
図45(e1)に示される装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄が変動表示している。第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央に、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cのそれぞれに装飾図柄が大きく表示された態様で変動表示している。また、第2装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の左側端部において小さく表示されている。また、予告アイコン表示領域285では、いずれの表示領域においても予告アイコンは表示されていない。この演出例では、先読み予告の表示態様である2つ目の保留アイコンh12は、様々なパーツが付与されていく様子が示されており、図45(e1)では、保留アイコン表示領域281に示されている2つ目の保留アイコンh12は、第一の予告パーツP1を構成している。この第一の予告パーツP1は、雪だるまの胴体部分を模した画像である。そして、図45(e1)に示される装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から悪徳商人のキャラクタECがフレームインしている様子が示されており、この悪徳商人のキャラクタECは、第一の予告パーツP1に付与する第二の予告パーツP2を運んでいる。第二の予告パーツP2は、雪だるまの頭部を模した画像である。
その後、図45(e2)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、悪徳商人のキャラクタECが第一の予告パーツP1の上部に第二の予告パーツP2を取り付ける様子が示される。また、一方、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、第三の予告パーツP3を所持している。この第三の予告パーツP3は、雪だるまの頭部に被せるバケツを模した画像である。
図45(e3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、悪徳商人のキャラクタECはフレームアウトするとともに、第二の予告パーツP2には、目と口が描かれる。一方、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図45(e4)に示すタイミングになると、所持している第三の予告パーツP3を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図45(e5)に示すタイミングで、投げられた第三の予告パーツP3が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。すなわち、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に、保留アイコンを構成する予告パーツをストックする機能を有しているということができる。その後は、図41(6)〜同図(8)に示して上述した要領で殿様のキャラクタYMがフレームアウトする。
図45(e6)は、ハズレの表示結果が導出され、保留されている特図1の変動表示が1つ消化されて図柄変動表示が開始されている様子が示されている。
その後、図45(e7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に、チャンスルーレット表示領域287が表示される。チャンスルーレット表示領域287は、例えば、保留アイコンがデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変更されることを報知したり、既に先読み予告の表示態様である保留アイコンの表示態様がより大当りの信頼度の高い表示態様に変更されることを報知したりする。また、実行中の図柄変動表示における大当り予告表示も行ったりする。さらに、本実施形態では、予告アイコンが表示されることを報知したりする場合もある。図45(e7)に示される装飾図柄表示装置208では、チャンスルーレット表示領域287において図柄の変動表示が開始されている。
その後、図45(e8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第三の予告パーツP3が消化されている様子が示されている。この第三の予告パーツP3は、雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンに向けて移動している。一方で、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右側からDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って出現し、表示画面の右側から左側に向けて飛んでいく様子が示されている。このDJのキャラクタBYは、第四の予告パーツP4を所持している。この第四の予告パーツP4は、雪だるまの首部に巻き付けるマフラーを模した画像である。
その後、図45(e9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第三の予告パーツP3は、雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンh11を構成する頭部を模した第二の予告パーツP2の上部に被せられるとともに、DJのキャラクタBYは、表示画面の左上隅に向かって飛んでいきながら、所持している第四の予告パーツP4を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われている。なお、チャンスルーレット表示領域287では、未だ図柄の変動表示が行われている。
その後、図45(e10)に示される装飾図柄表示装置208では、チャンスルーレット表示領域287において、第五の予告パーツP5とともに「Get」の文字が表示された表示結果が導出されている。すなわち、第五の予告パーツP5が表示されることが報知されている。第五の予告パーツP5は、雪だるまの両腕として機能する一対の小枝を模した画像である。
すると、図45(e11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第五の予告パーツP5が雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンh11を構成する胴部を模した第一の予告パーツP1の上部左右に取り付けられる。なお、図45(e11´)に示すように、第五の予告パーツP5をすぐに装着せずに、一旦、第三の予告アイコンP3が表示されていた予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に一旦表示(ストック)するようにしてもよい。なお、この場合、予告アイコン第1表示領域YA1に表示せず、他の表示領域(例えば、予告アイコン第3表示領域YA3等)に表示するようにしてもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図45(e12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、この演出例では、このとき、変動アイコンh0が表示されたままであるが、消去されていてもよい。なお、第四の予告パーツP4は、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されたままとなっている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図45(e13)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図45(e14−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第四の予告パーツP4が消化されている様子が示されている。この第四の予告パーツP4は、雪だるまの表示態様である変動アイコンh0に向けて移動している。その後、第四の予告パーツP4は、図45(e15−1)に示すように、雪だるまの表示態様である変動アイコンh0の首部に巻き付けられ、雪だるまの表示態様の変動アイコンh0(あるいは、保留アイコン)が完成する。これにより、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が高いことが報知される。なお、この完成した雪だるまの表示態様が保留アイコンである場合は、先読み予告として表示され、しかも、その変動における大当りへの信頼度が高いことが報知されることとなる。
また、第四の予告パーツP4は、通常の図柄変動表示中に限らず、例えば、スーパーリーチ演出が行われているときに装着されるようにしてもよく、例えば、図45(e14−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、剣豪リーチにおいて、第四の予告パーツP4が消化され、図45(e15−2)に示されるタイミングで、雪だるまの表示態様の変動アイコンh0に装着されるようにしてもよい。ここで、変動アイコンh0は、スーパーリーチに移行したことに伴い、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が下方にフレームアウトするため、これに伴い、表示位置が下方に変位している。
なお、この演出例では、表示された予告パーツは全て先読み予告の対象である保留アイコンに装着するようにしたが、例えば、表示された予告パーツが消化するが、保留アイコンへの装着に失敗する表示が行われてもよい。この場合、大当りの信頼度が低下するようにしてもよい。また、表示された予告パーツが消化されたときに、先読みの対象である保留アイコン以外の保留アイコンに装着され、他の保留の先読み予告として機能したり、先読みの対象でない変動アイコンに装着されて、当該図柄変動表示における予告表示として機能したりしてもよい。
図46は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の変形例を段階的に示す図であり、図47は、図46に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図46〜図47では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図46において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。また、図46〜図47では、メイン表示装置としての第1装飾図柄表示装置208Aと、サブ表示装置としての第2装飾図柄表示装置208Bとを備えた点において、上述した実施形態と異なっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Bは、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側に配置されており、第2装飾図柄表示装置208Bの下端縁が、第1装飾図柄表示装置208Aの上端縁の一部の前側に重なっている。そして、第1装飾図柄表示装置208Aには、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の左上隅部に第2装飾図柄の変動表示が行われている。そして、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って大きく表示されており、装飾図柄の視認性の向上が図られる場合がある。
図46(1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208A及び第2装飾図柄表示装置208Bでは、第1装飾図柄の変動表示が行われるとともに、第1装飾図柄表示装置208Aでは、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図46(1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aも第2装飾図柄表示装置208Bのいずれも予告アイコン表示領域は表示されていない。
図46(2)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Aでは、殿様のキャラクタYMが第1装飾図柄表示装置208Aの右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、殿様のキャラクタYMの出現に応じて、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り替わる。この予告アイコン表示領域285Aは、予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2、予告アイコン第3表示領域及び予告アイコン第4表示領域YA4の4つの表示領域に区画されている。なお、予告アイコンが表示される表示領域はこれに限定されず、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。また、例えば、予告アイコンが表示可能な表示領域の最大数が8つであるが、第2装飾図柄表示装置208Bでは、8つよりも少ない4つの表示領域が表示されている場合に、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の4つの表示領域の全てに予告アイコンが表示された場合には、表示領域を増加する表示を行い、さらに予告アイコンのストックが可能であることを報知してもよく、例えば、表示中の表示領域が予告アイコンで満タンとなるごとに、表示領域を1つずつ増加するようにしてもよいし、4つの表示領域が予告アイコンで満タンとなった場合には、非表示であった残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、殿様のキャラクタYMが出現したときに、殿様のキャラクタYMが所持する予告アイコンの数だけ、表示領域を増加するようにしてもよい。具体的には、例えば、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の予告アイコン表示領域における表示領域の数が4つであって、これら4つの表示領域が予告アイコンで満タンとされている場合において、殿様演出が開始されたときに、殿様のキャラクタYMが1つの予告アイコンを所持している場合には、殿様のキャラクタYMが予告アイコンを投げつける動作が行われる際に、表示領域を1つだけ増加するようにしてもよいし、表示可能な残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、殿様のキャラクタYMが3つの予告アイコンを所持している場合には、殿様のキャラクタYMが予告アイコンを投げつける動作が行われる際に、表示領域を3つだけ増加するようにしてもよいし、表示可能な残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、例えば、予告アイコンが表示可能な表示領域の最大数が8つであるが、第2装飾図柄表示装置208Bでは、8つよりも少ない4つの表示領域が表示されている場合に、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の4つの表示領域の全てに予告アイコンが表示された場合には、当該4つの予告アイコンが表示された4つの表示領域からなる予告アイコン表示領域(第1の予告アイコン表示領域)を縮小表示し、未だ予告アイコンが表示されていない新たな4つの表示領域からなる予告アイコン表示領域(第2の予告アイコン表示領域)を新たに表示し、この第2の予告アイコン表示領域に新たにストックする予告アイコンを表示するようにしてもよい。ここで、第2の予告アイコン表示領域を表示するタイミングは、第1の予告アイコン表示領域が満タンとなったタイミングであってもよいし、予告アイコンが新たにストックされるタイミングであってもよい。また、予告アイコン表示領域285Aに表示されている予告アイコンの数を第1装飾図柄表示装置208Aあるいは第2装飾図柄表示装置208Bに表示するようにしてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Bにおいて、例えば、スーパーリーチ演出を行う場合に、予告アイコン表示領域285を縮小表示したり、予告アイコン表示領域285に換えて、予告アイコンのストック数を表示したり、予告アイコン表示領域285Aを消去するようにしてもよい。このように、第2装飾図柄表示装置208Bにおいて、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り替わることで先読み予告を行うことができる場合がある。
図46(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図46(4)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285Aに向けて投げつける演出表示が行われる。この演出例では、殿様のキャラクタYMが投げた帽子の予告アイコンI6は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとを跨いで表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6が、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bにかけて表示される場合があるということができる。なお、予告アイコンを予告アイコン表示領域285Aに表示する際に、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨がないようにしてもよく、例えば、第1装飾図柄表示装置208Aに表示された、所定のワープ入口に入った予告アイコンが、第2装飾図柄表示装置208Bの所定位置に出現した後、予告アイコン表示領域285Aに表示するようにしてもよい。
すると、図46(5)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図46(6)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285Aに表示されることで、将来、疑似連演出演出が実行される可能性があることを予告している。その後、殿様のキャラクタYMは、第1装飾図柄表示装置208Aの表示領域の下方に向けてフレームアウトする。
図46(7)は、第1装飾図柄表示装置208Aにおいて、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、予告アイコン表示領域285Aを含む表示が継続され、予告アイコン第1表示領域YA1には帽子の予告アイコンI6が表示されている。
その後、1つ目の特図1の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が行われた結果、図46(8)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、相変わらず予告アイコン表示領域285Aを含む表示が継続され、予告アイコン第1表示領域YA1には帽子の予告アイコンI6が表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始されると、図46(9)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図46(10)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bにおける予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子のアイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第1表示領域YA1から第1装飾図柄表示装置208Aの表示領域の中央まで移動する表示が行われる。このとき、帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6が、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aにかけて表示される場合があるということができる。なお、予告アイコンを消化する際に、第2装飾図柄表示装置208Bと第1装飾図柄表示装置208Aとに跨がないように予告アイコンを表示するようにしてもよい。また、このとき、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるようにしてもよい。
その後、図46(11)に示すように、消化された帽子の予告アイコンI6は、第1装飾図柄表示装置208Aの表示画面の中央まで移動した後、図46(12)に示すタイミングで拡大表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるタイミングを、図46(11)に示される、消化された予告アイコンが第1装飾図柄表示装置208Aの中央まで移動したタイミングであってもよいし、図46(12)に示される、予告アイコンが拡大表示されるタイミングであってもよい。
図46(12)から続く図47(13)では、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるタイミングを、「継続」の文字表示が付記表示されるタイミングであってもよいし、「継続」の文字表示が付記表示された後のタイミングであってもよいし、「継続」の文字表示が付記表示される前のタイミングであってもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図47(14)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、第2装飾図柄表示装置208Bでは、予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替わっている。このとき、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに跨って変動表示が行われている。すなわち、第1装飾図柄は、2つの表示画面に亘って表示されている。一方、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの表示画面の左上隅部に小さく表示されている。すなわち、第2装飾図柄は、1つの表示画面上で表示されている。その後、図47(15)に示すように、左図柄と右図柄が停止表示する。このとき、左図柄には「装飾1」が表示され、右図柄には「装飾2」が表示されている。すなわち、非リーチ状態であることが示されている。
その後、図47(16)に示されるタイミングで、拡大表示された番長のキャラクタBC2が出現し、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示された後、図47(17)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。このとき、番長のキャラクタBCに突き上げられた右図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨って表示されている。なお、図47(16)に示す場合において、番長のキャラクタBC2が第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨いで表示しなくてもよい。ここで、「跨って表示する」とは、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域(表示パネル)と第2装飾図柄表示装置208Bの画像表示領域(表示パネル)に互いに連携して表示されることであってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域及び第2装飾図柄表示装置208Bの画像表示領域によって一体的に表示を行うことであってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域から第2装飾図柄表示装置208Bに移動する表示を行うことであってもよい。
その後、図47(18)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bの上方から疑似連図柄がフレームインし、下方に向けて低速で移動する表示が行われる。このとき、疑似連図柄は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される。
そして、図47(19)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、図47(19)に示されるタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示される。その後は、例えば、図21(31)以降に示して上述した要領で疑似連演出が行われる。
図48及び図49は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図であり、図50は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。なお、図48〜図50では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。また、図48及び図49において、保留アイコン表示領域281における先読み予告の対象である保留アイコンについては、理解の用意のためにハッチングが施されているが、表示態様は、デフォルトの表示態様となっている。
図48(a1)〜同図(a7−2)では、図46〜図47に示された構成と同様であるが、第2装飾図柄表示装置208Bが上下方向に移動可能に構成されており、第2装飾図柄表示装置208Bが下降した場合には、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側にオーバーラップすることができるように構成されている点で異なっている。
図48(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の左上隅部に第2装飾図柄の変動表示が行われている。そして、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って大きく表示されており、装飾図柄の視認性の向上が図られる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の右下隅部に、チャンスルーレット表示領域287が表示されており、図柄の変動表示が行われている。チャンスルーレット表示領域287に表示される内容は、図45に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。なお、図48(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aも第2装飾図柄表示装置208Bのいずれも予告アイコン表示領域は表示されていない。
その後、図48(a2)に示されるタイミングとなると、第1装飾図柄表示装置208Aでは、チャンスルーレット表示領域287において、帽子の予告アイコンI6が導出表示される。すると、図48(a3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bが下降して第1装飾図柄表示装置208Aの前面側の略中央にオーバーラップする。このとき、第2装飾図柄表示装置208Bでは、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り換えられる。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、第2装飾図柄表示装置208Bの周囲を囲うようなエフェクト画像を表示し、第2装飾図柄表示装置208Bを目立たせるようにしている。なお、図48(a3)に示される予告アイコン表示領域285Aは、図46(2)に示して上述したのと同様であるため、詳しい説明は省略する。
そして、図48(a4)に示すように、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に、チャンスルーレット表示領域287において導出表示された帽子の予告アイコンI6が表示された後、図48(a5−1)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bは、上昇して初期位置に戻る。なお、図48(a5−1)に示されるタイミングでは、特図1の変動表示が終了し、ハズレの結果である「装飾1−装飾4−装飾2」の組合せで停止表示している。なお、このとき、変動アイコンh0は消去されていないが、特図1の変動表示が終了するよりも前のタイミングで消去されてもよい。また、図48(a5−1)では、第2装飾図柄でのみハズレの結果を表示し、第1装飾図柄を表示していないが、第1装飾図柄を表示し、この第1装飾図柄においてもハズレの結果を表示するようにしてもよい。この演出例では、予告アイコンが表示(ストック)されるときに、第2装飾図柄表示装置208Bを可動することにより、予告アイコンがストックされることを認識しやすくすることができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Bは、図柄停止表示中は、動作しないように構成されているが、図柄停止表示中においても動作可能に構成されてもよい。また、図柄停止表示中及び図柄変動表示中にかかわらず、第2装飾図柄表示装置208Bの動作を中断せずに継続して行うようにしてもよい。
一方、図48(a5−2)に示すように、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示された後でも、第2装飾図柄表示装置208Bを上昇させず、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側でオーバーラップした状態を維持するようにしてもよい。この例では、例えば、第2装飾図柄表示装置208Bは、予告アイコン表示領域285Aに表示された予告アイコンがすべて消化する図柄変動表示が終了するまで下降した状態が維持されるが、どのタイミングで第2装飾図柄表示装置208Bを上昇させるかについては、適宜設定することができる。なお、図48(a5−2)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が終了し、第1装飾図柄及び第2装飾図柄のいずれもハズレの結果である「装飾7−装飾6−装飾2」の組合せで停止表示している。ここで、第1装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Bの右上隅部に表示され、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの左上隅部に表示されているが、各装飾図柄の表示位置は任意に設定することができる。
図48(a6−2)は、その後、保留が2つ消化され、先読みの対象である図柄変動表示が開始されている様子が示されている。具体的には、第2装飾図柄表示装置208Bの右上隅部では、第1装飾図柄の変動表示が行われており、第1装飾図柄表示装置208Aの左上隅部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
その後、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されると、図48(a7−2)に示すように、帽子の予告アイコンI6が拡大し、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aにまではみ出して表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに亘って表示されている。また、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方には、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに亘って表示されている。なお、このとき、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されていた第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの右上隅部に移動して、遊技者に視認しやすくしている。また、第2装飾図柄表示装置208Bは、その後、上昇して初期位置に戻るようにしてもよいし、当該図柄変動が終了するまで、下降した状態を維持するようにしてもよい。
図48(b1)〜同図(b4)は、第2装飾図柄表示装置208Bに換えて、遊技盤200の所定位置(例えば、装飾図柄表示装置208の下方近傍位置)に、予告アイコン表示数表示装置288が設けられた例を示している。この予告アイコン表示数表示装置288は、例えば、2つの7セグによって構成され、予告アイコンが表示されている数(ストック数)を表示することができる。
図48(b1)〜同図(b3)は、図20(17)〜同図(19)と同様の演出内容であるが、この演出例において適用されている予告アイコン表示数表示装置288では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数に応じて数値が変化している様子が示されている。すなわち、図48(b1)では、予告アイコン表示領域285において帽子の予告アイコンI6が1つだけ表示されているので、予告アイコン表示数表示装置288では、その数を示す「01」が表示されている。また、図48(b2)に示すタイミングでは、殿様のキャラクタYMが3つの予告アイコン(帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9、扇の予告アイコンI10)を投げつけているが、いずれの予告アイコンも未だ予告アイコン表示領域285に表示されていないので、予告アイコン表示数表示装置288において示される値は「01」のままである。なお、殿様のキャラクタYMがこれらの予告アイコンを投げつけたタイミングで予告アイコン表示数表示装置288の値を更新するようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数とは異なる数を表示(いわゆる、ガセを表示)するようにしてもよい。そして、図48(b3)に示されるタイミングで、上述した3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されると、予告アイコン表示数表示装置288では、その値が更新され「04」が表示される。
その後、図48(b4)に示されるように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されると、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数が1つ減少するので、予告アイコン表示数表示装置288では、その値が更新され「03」が表示される。なお、予告アイコン表示数表示装置の値を減少表示するタイミングは、予告アイコンの消化が行われる前のタイミングであってもよいし、予告アイコンの消化と同時であってもよいし、予告アイコンが消化された後のタイミングであってもよい。なお、破線で囲んで示すように、予告アイコンが消化されても値を減少せず、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの総数(この例では、4つ)を計数して表示するようにしてもよい。この演出例では、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示された数を7セグによって表示するようにしたが、例えば、LED等の発光手段や、演出可動体等の可動手段による動作や、例えば、装飾図柄表示装置208の前面側に透明板部材を設けて所定の絵柄に発光させたり、音声や、装飾図柄表示装置(予告アイコン表示領域285が表示されている装飾図柄表示装置や、その他の装飾図柄表示装置等)等によって予告アイコンの表示数を報知するようにしてもよい。
図49(c1)〜(c9)に示す演出例は、図46〜図47と同様に、2つの表示装置(第1装飾図柄表示装置208C、第2装飾図柄表示装置208D)を用いたものであるが、同じ大きさの表示装置を用いている点で異なっている。なお、図49では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図49(c1)において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Dは、第1装飾図柄表示装置208Cの前面側に配置されており、第2装飾図柄表示装置208Dの下端縁と第1装飾図柄表示装置208Cの上端縁とが略重なるように配置されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Cには、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Dでは、右上隅部において、特図1第2保留数表示H1及び特図2第2保留数表示H2が表示されており、特図1及び特図2の保留数に対応して、それぞれ、「2」、「0」が表示されている。また、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cは、第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って大きく表示されており、図49(c1)に示されるタイミングでは、装飾図柄の変動表示中である。また、第1装飾図柄表示装置208Cの右下隅部では、上述したチャンスルーレット表示領域287が表示されており、図49(c1)に示されるタイミングでは、帽子の予告アイコンI6が導出表示された様子が示されている。また、背景表示も第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って大きく表示されている。すなわち、2画面全体で背景表示がなされている。
図49(c1)に示すように、チャンスルーレット表示領域287において帽子の予告アイコンI6が導出表示されると、図49(c2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Dが第1装飾図柄表示装置208Cの上側半分を覆う位置まで下降する。このとき、背景表示が行われていた第1装飾図柄表示装置208Cは、予告アイコン表示領域285Bを含む表示に切り換えられ、予告アイコン表示領域285Bの予告アイコン第1表示領域Y1に、導出表示された帽子の予告アイコンI6が表示(ストック)される。すなわち、予告アイコンが表示される場合には、第1装飾図柄表示装置208Cでは、予告アイコン表示時の表示態様に変更される。一方、第2装飾図柄表示装置208Dでは、装飾図柄の変動表示が継続して行われるが、図柄のサイズが小さくなり、第2装飾図柄表示装置208Dでのみ表示される。
図49(c3)では、3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285Bに表示されている。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示され、予告アイコン第3表示領域YA3には、手裏剣の予告アイコンI7が表示されている。なお、図49(c3)に示されるタイミングでは、保留数は1つなので、特図1第2保留数表示H1では、その旨を示す「1」が表示されている。
図49(c4)では、手裏剣の予告アイコンI7が消化されたときの様子が示されている。すなわち、手裏剣の予告アイコンI7が消化されることによりチャンス目予告が行われることが報知される。このとき、予告アイコンが消化される演出表示が第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って行われている。
その後、特図1の変動表示が終了すると、図49(c5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Dでは、ハズレの結果である「装飾7−装飾1−装飾1」の組合せで停止表示している。ただし、このハズレの結果の組合せは、チャンス目となっており、大当りとなる可能性が高い図柄変動表示が保留されていることを報知している。すなわち、このチャンス目が表示されることにより、先読み予告を行っている。
図49(c6)は、特図1の図柄変動が開始した後、2つ目の帽子の予告アイコンI6が消化されたときの様子が示されている。すなわち、2回目の疑似連予告が行われることを予告している。2つ目の帽子の予告アイコンI6が消化されることにより、予告アイコン表示領域285Bには予告アイコンが1つも表示されていない状態となっている。
すると、図49(c7)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Cに表示されていた予告アイコン表示領域285Bが消去されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Dが上昇して初期位置に戻る。
すると、図49(c8)に示すように、装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って表示されるようになり、背景表示も第1装飾図柄表示装置208C及び第2装飾図柄表示装置208Dの2画面全体で表示されるようになる。
その後、図49(c9)に示すように、2つ目の帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが第1装飾図柄表示装置208Cの右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、2回目の疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。このとき、番長のキャラクタBCは、第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dにかけて大きく表示されている。また、図49(c9)に示す例では、装飾図柄が大きく表示されているときは、例えば数字の図柄とキャラクタ画像とが一体となった大図柄を表示し、予告アイコン表示領域285Bが表示されて装飾図柄を小さく表示するときは、数字の図柄のみからなる小図柄を表示するようにしており、大図柄と小図柄とを異なる表示態様で表示するようにしたが、大図柄と小図柄とで大きさのみを異ならせて、表示態様を同じにするようにしてもよい。
なお、この演出例では、予告アイコン表示領域285Bを表示する場合に、第2装飾図柄表示装置208Dのみを可動するようにしたが、第1装飾図柄表示装置208Cを可動するようにしてもよいし、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dの両方を可動するようにしてもよい。この場合において、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dとがそれぞれ離間する方向へ移動するようにしてもよく、この場合、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dが離間した際にこれらの背面側に配置された役物が視認可能となるように構成してもよく、さらに、この役物が前方に突出するように移動することができるように構成してもよい。このような状態を、予告アイコンがすべて消化されるまで維持されるようにしてもよい。
図49(d)は、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、図49(d)では、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Eと、第1装飾図柄表示装置208Eの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Fと、第1装飾図柄表示装置208Eの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Gとにより表示が行われている。第2装飾図柄表示装置208F及び第3装飾図柄表示装置208Gは、第1装飾図柄表示装置208Eと高さが同じであるが、幅がやや小さい。なお、3つの装飾図柄表示装置がいずれも同じ大きさであってもよい。
変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281は、第1装飾図柄表示装置208Eの表示画面の下端に表示されている。一方、予告アイコン表示領域285Cは、第2装飾図柄表示装置208F、第1装飾図柄表示装置208E及び第3装飾図柄表示装置208Gの3画面に跨って表示されている。図49(d)に示される例では、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、特に、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Fから第1装飾図柄表示装置208Eに跨って表示されている。また、予告アイコン第3表示領域YA3には、千両箱の予告アイコンI9が表示され、予告アイコン第4表示領域YA4には、扇の予告アイコンI10が表示されている。また、装飾図柄は1つの図柄列につき1つの装飾図柄表示装置で表示されている。すなわち、左図柄表示領域208aは、第2装飾図柄表示装置208Fにおいて表示され、中図柄表示領域208bは、第1装飾図柄表示装置208Eにおいて表示され、右図柄表示領域208cは、第3装飾図柄表示装置208Gに表示されている。なお、予告アイコン表示領域285Cが表示されない装飾図柄表示装置があってもよい。また、予告アイコンに関連する演出表示が表示されない装飾図柄表示装置があってもよい。このことは、これまでに説明した実施例においても、以下に説明する実施例においても適用可能である。
図50は、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、図50では、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Hと、第1装飾図柄表示装置208Hの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Iと、第1装飾図柄表示装置208Hの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Jとにより表示が行われている。第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、第1装飾図柄表示装置208Hと比べると、表示領域が上下方向では同じ長さであるが、左右方向ではやや短くなっている。そして、第2装飾図柄表示装置208Iは、上端辺と下端辺と左端辺とにそれぞれ枠部が突出して設けられており、第3装飾図柄表示装置208Jは、上端辺と下端辺と右端辺とにそれぞれ枠部が突出して設けられている。また、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿ってスライド移動可能に構成されており、互いに最も近接した位置となると、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jの2つの表示画面で1画面を表示しているかのような表示を行うことができ、さらに、第1装飾図柄表示装置208Hの表示画面全体を被覆することができる。
また、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。
図50(e1)は、図22(47)に対応する表示であって、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jの各表示画面全体に亘って剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、図50(e1)では、剣豪リーチの実行中において、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱のアイコンI9が消化され、信頼度のより高い演出に移行することを予告している様子が示されている。
すると、図50(e2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに近接する方向への移動を開始する。このとき、第1装飾図柄表示装置208Hの表示画面の両端部分は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jによって被覆されるので、表示状態が視認困難となっている。このように、本実施形態では、予告アイコンの消化により第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jの動作を開始する場合がある。
図50(e3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jとが互いに最も近接した位置まで移動すると、第1装飾図柄表示装置208Hの表示状態がほとんど視認できない状態となる。そして、このとき、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jにより、図22(49)に示して上述したようなリーチ移行演出が行われる。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、実行されていたリーチ演出表示がやや暗くなるとともに、殿様のキャラクタがカットイン表示で現れて、実行中のリーチ演出表示を切りつける表示が行われる。この表示は、右に90度回転させた表示となっている。なお、このとき、装飾図柄と予告アイコン表示領域285は非表示とされている。
その後、図50(e3)〜同図(e5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って反時計方向に回転する。すなわち、このリーチ移行演出の表示は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが回転を開始するよりも前から表示を開始しているということができる。
その後、図50(e6)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、第2装飾図柄表示装置208Iの右下隅部で縮小表示された装飾図柄の変動表示が行われている。
その後、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図50(e7)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組合せで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
その後、図50(e8)〜同図(e9)に示すように、一旦全てが非表示とされ、その状態で、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って時計方向に90度回転する。
すると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向へ移動して初期位置に戻ると、図50(e10)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)の表示が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
すると、図50(e11−1)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されていた扇の予告アイコンI10が消去され、揺れ変動していた「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせが停止表示しハズレの結果として導出表示される。
一方、大当りとなる場合には、図50(e11−2)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208Hの表示領域の中央まで移動する表示が行われる。このように、予告アイコンが消化されても第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが動作しない場合がある。
すると、図60(e12−2)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われ、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cに表示されていた装飾図柄が縮小表示されて第1装飾図柄表示装置208Hと第3装飾図柄表示装置208Jにかけて表示され、再変動表示が行われ、その後、大当りの装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組合せ)が導出表示される。
図50(e7´)は、同図(e6)に示される表示が行われた後、演出ボタン136が遊技者によって操作されたときに、大当りの装飾図柄の組合せが導出表示される例を示す図である。すなわち、遊技者によって演出ボタン136が操作されると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向に移動する。図50(e7´)に示される例では、第2装飾図柄表示装置208Iは、下方に移動し、第3装飾図柄表示装置208Jは、上方に移動する。すると、第1装飾図柄表示装置208Hが現れ、爺のキャラクタを含む背景表示が、第3装飾図柄表示装置208J、第1装飾図柄表示装置208H及び第2装飾図柄表示装置208Iに亘って表示されるとともに、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組合せが第3装飾図柄表示装置208J、第1装飾図柄表示装置208H及び第2装飾図柄表示装置208Iに亘って表示される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jを回転させて元の位置(例えば、初期位置)に戻すことなく大当りの表示結果を導出することも可能である。
図50(e7´´)は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的に回転する場合に、第1装飾図柄表示装置208Hも一緒に回転することが可能に構成された場合の演出例を示している。すなわち、図50(e3)〜同図(e5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的に回転する際、第1装飾図柄表示装置208Hもこれらと一体となって回転させるようにすることも可能である。この場合において、例えば、第1装飾図柄表示装置208Hを駆動させる機構と第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jを駆動させる機構とが一体的として構成されてもよいし、別体として構成され、それぞれで駆動制御されるように構成されていてもよい。このような構成によれば、例えば、第1装飾図柄表示装置208Hは、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jとによって視認困難とされた状態において回転させることができる場合がある。また、このような構成によれば、同図(e6)に示される表示が行われた後、演出ボタン136が遊技者によって操作されると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向に移動する。すると、第1装飾図柄表示装置208Hが90度反時計方向に回転した状態で現れ、図50(e7´)とは異なり、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置308Jの各表示画面の横幅が揃った状態で表示することができる。
図51は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。図51に示す演出例は、装飾図柄表示装置208の前面側に透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板ILを介して装飾図柄表示装置208の表示状態を視認可能とされている。導光板ILは、2層のパネルを奥行方向に重ねて形成されており、各層の透過領域にそれぞれ所定のレンズカットが施されている。導光板ILの各層の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光手段が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図51に示される実施形態では、手前側に配される第1層のパネルには、帽子のアイコンI6と同じ模様のレンズカットが施されており、第1層のパネルの奥側に配される第2層のパネルには、所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、図51では、導光板ILについては破線で囲んで示している。また、導光板ILのパネルの層数は2層に限らず1層であってもよいし3層以上としてもよい。ここで、1層で構成されている場合には、例えば、レンズカットのパターンを変えることで、発光された際に導光板上で形成される模様が異なるように構成されてもよい。また、図51では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。また、図51において、保留アイコン表示領域281における先読み予告の対象である保留アイコンについては、理解の用意のためにハッチングが施されているが、表示態様は、デフォルトの表示態様となっている。
図51(f1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているとともに、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示され、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281では、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に予告アイコン表示領域285が表示されており、また、表示画面の右下隅部にチャンスルーレット表示領域287が表示されている。チャンスルーレット表示領域287に表示される内容は、図45に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。図51(f1)に示すように、チャンスルーレット表示領域287において帽子の予告アイコンI6が導出表示されると、図51(f2−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転表示が行われるとともに、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成される。すなわち、図51(f2−1)では、暗転表示と導光板ILの発光による予告アイコンのストック演出が行われている。その後は、導光板ILの発光が終了(消灯)し、装飾図柄表示装置208における暗転表示を終了する。なお、導光板ILが消灯した後で装飾図柄表示装置208の暗転表示を終了してもよいし、装飾図柄表示装置208の暗転表示を終了した後で導光板ILを消灯するようにしてもよい。
また、図51(f2−2)に示すように、装飾図柄表示装置208において、チャンスルーレット表示領域287に導出表示された帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に向かって移動する様子を表示する一方で、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成されることによって、予告アイコンのストック演出が行われるようにしてもよい。
あるいは、図51(f2−3)に示すように、導光板ILを装飾図柄表示装置208の表示面に沿って回転可能に構成し、装飾図柄表示装置208では、暗転表示が行われるとともに、導光板ILを反時計方向に90度回転させて導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段を発光させてエフェクト画像を模した模様を形成させるようにして予告アイコンのストック演出が行われるようにしてもよい。なお、ここで、導光板ILが第1層のパネルと第2層のパネルとで分離して構成されていてもよく、この場合において、例えば、第2層のパネルのみ回転させて、第1層のパネルは回転させないようにしてもよいし、第2層のパネルとともに第1層のパネルも回転させるようにしてもよい。
その後、図51(f3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されることにより、将来疑似連演出が実行されることを予告している。
図51(g)は、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化された様子を示している。図51(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後に消去し、そのタイミングで、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させることで予告アイコン消化演出が行われている。
図51(h)は、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されるよりも前(予告アイコンのストック演出が実行されるよりも前)に、予告アイコン表示領域285に表示される予告アイコンを事前に予告している様子を示している。図51(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に表示されたチャンスルーレット表示領域287において、図柄の変動表示が行われている。このとき、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させることにより、チャンスルーレット表示領域287における図柄の変動表示の結果、帽子の予告アイコンI6が導出されることを予告している。
図51(i)は、予告アイコン消化演出の別の演出例を示している。図51(i)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後に消去し、そのタイミングで、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させるとともに、第2層のパネルに対応する発光手段も発光させてエフェクト画像を模した模様も形成させるようにして予告アイコン消化演出を行っている。このとき、第1層のパネルに対応する発光手段の発光色と第2層のパネルに対応する発光手段の発光色とを異ならせると、第1層のパネルに形成される模様と第2層のパネルに形成される模様とをそれぞれ目立たせることができる場合がある。
図51(j)は、予告アイコン消化演出の別の演出例を示している。図51(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後、帽子の予告アイコンI6を表示画面いっぱいに拡大表示し、そのタイミングで、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段を発光させてエフェクト画像を模した模様を形成させるようにして予告アイコン消化演出を行っている。なお、このとき、予告アイコン表示領域285を消去するようにしているが、表示した状態としてもよい。
図52は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図52(1)〜同図(11)は、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンが扇の予告アイコンI10に換えてドリンクの予告アイコンI31となっている点を除いて図22(44)〜同図(54)と同様であるので、図22を参照して上述した説明と異なる部分のみ詳述し、共通する部分については説明を省略する。また、この演出例では、演出ボタン136がモータ等のアクチュエータにより上方に突出可能とされており、演出内容に応じてその位置を変位可能に構成されている。すなわち、演出ボタン136は、通常の位置(デフォルト位置)と突出位置とに変更可能である。
図52(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285における予告アイコン第4表示領域YA4に、ドリンクの予告アイコンI31が表示されている。このドリンクの予告アイコンI31は、消化することにより、演出する内容が変更されることを予告する予告アイコンである。
図52(11)に示されるタイミングでは、演出ボタン136は、図52(12)に示すように、デフォルト位置となっている。すると、図52(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285における予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていたドリンクの予告アイコンI31が消化され、ドリンクの予告アイコンI31は、表示画面の中央に向かって移動する。
すると、図52(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ドリンクの予告アイコンI31が拡大表示するとともに、ボタン画像136aにドリンクの中身を振りかける演出表示がなされる。
すると、図52(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ドリンクの容器からこぼれた液体が広がってボタン画像136aが隠される演出表示が行われる。
そして、図52(16)に示すように、装飾図柄表示装置208では、液体の画像が消失した後、演出ボタン136が突出位置となっていることを示す突出ボタン画像136bが表示される。なお、このときは、演出ボタン136の操作受付開始前の状態である。
すると、図52(17)に示されるタイミングで、演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位した後、図52(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターが減少して演出ボタン136の操作受付が開始されたことが報知される。なお、演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位するタイミングは、図52(16)に示されるように、突出ボタン画像136bが表示されるタイミングと同じであってもよいし、突出ボタン画像136bが表示されるよりも前のタイミングであってもよいし、突出ボタン画像136bが表示された後のタイミングであってもよい。また、図52(13)に示されるように、ドリンクの予告アイコンI31の消化演出の開始に伴って演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位するようにしてもよい。また、この演出例では、演出ボタン136の操作受付期間以外の期間では、チャンスボタンランプ138は消灯していてもよい。また、演出ボタン136の操作受付期間以外の期間では、例えば、操作受付期間以外の期間であることを報知する態様で点灯(例えば、青色で点灯)し、操作受付期間となった場合には、その旨を報知する態様で点灯(例えば、赤色で点灯)するようにしてもよい。
図53は、本実施形態に適用可能な可動手段を用いた演出例について段階的に示す図である。
図53(a1)〜同図(a3)は、予告アイコンをストックする際に、演出可動体224Cを装飾図柄表示装置208の前面側に重なる位置に移動させて、予告アイコンのストックを報知している。図53(a1)は、図41(1)と同様の表示であるが、装飾図柄表示装置208の右側に「STOCK」の文字表示が付されたプラカードを模した演出可動体224Cが演出装置206の裏側に隠されるように配置されている。
図53(a2)は、演出可動体224Cが演出装置206に隠された初期位置から装飾図柄表示装置208の前面側に重なる位置である視認可能位置に移動した様子が示されている。これにより、複数種類の予告アイコンのうちのいずれかがストックされることが予告報知される。なお、このとき、ストックされる予告アイコンの種類を報知するようにしてもよく、例えば、装飾図柄表示装置208に予告アイコンの種類を表示したり、音声やランプ等による報知を行ってもよいし、演出可動体224Cを予告アイコンの種類に応じて複数種類用意して、出現する演出可動体224Cの種類によりストックされる予告アイコンの種類を報知するようにしてもよい。
その後、図53(a3)に示すように、演出可動体224Cが視認可能位置から初期位置に戻る際に、装飾図柄表示装置208において、ストックされる予告アイコンが表示される。図53(a3)では、帽子の予告アイコンI6がストックされる様子が示されている。
図53(b)は、装飾図柄表示装置208の上下の各近傍にそれぞれ奥行方向を回転軸として回転可能な演出可動体224Da〜224Dfが配置されている。より具体的には、装飾図柄表示装置208の上方近傍には、「大」の文字が付された第1演出可動体224Da、アスタリスクの記号が付された第5演出可動体224De、「盤」の文字が付された第2演出可動体224Dbが横方向に並んで配置されており、装飾図柄表示装置208の下方近傍には、「振」の文字が付された第3演出可動体224Dc、アスタリスクの記号が付された第6演出可動体224Df、「舞」の文字が付された第4演出可動体224Ddが横方向に並んで配置されている。これら第1演出可動体224Da〜第6演出可動体224Dfは、予告アイコン表示領域285に表示されている(ストックされている)予告アイコンの数に応じて回転するものである。例えば、図53(b)に示すように、予告アイコン表示領域285に4つの予告アイコンが表示されている場合には、第1演出可動体224Da〜第4演出可動体224Ddの4つの演出可動体が回転する。なお、予告アイコンが消化された場合には、消化した数の演出可動体の回転を停止させてもよいし、ストックされた予告アイコンの総数に対応する数の演出可動体を回転させるようにしてもよい。
図53(c1)〜同図(c6)は、先読みモードとなったことを演出可動体224を動作させることにより報知している様子が示されている。この演出例では、予告アイコンとしての特訓の予告アイコンI41が表示される場合がある。特訓の予告アイコンI41が消化されると、大当りとなる可能性が高い特図の変動表示が保留されていることを報知する先読みモードに移行する。
図53(c1)は、特訓の予告アイコンI41が消化された様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた特訓の予告アイコンI41が消化され、表示画面の中央に移動する様子が表示されている。なお、装飾図柄表示装置208の右側には腕を模した演出可動体224が配置されている。この演出可動体224は、上腕部224aと前腕部224bとにより構成されており、上腕部224aは、その基端部分が回動軸ax1を介して演出装置206に回動可能に取り付けられている。また、前腕部224bは、その基端部分が回動軸ax2を介して上腕部224aの先端部分に回動可能に取り付けられている。
特訓の予告アイコンI41が消化されて先読みモードが開始されると、図53(c2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帯状のスクロール表示領域に「特訓準備中」という文字表示が右から左に向けてスクロール表示される。これにより、先読みモードに移行したことが遊技者に報知される。一方、演出可動体224では、上腕部224aが装飾図柄表示装置208の前面側に重ならない初期位置と、装飾図柄表示装置208の右上隅部の前面側を被覆する位置(第1の位置)との間で往復する動作(先読み動作)が行われる。なお、この演出可動体224による先読み動作は、図柄の停止表示中では、一旦初期位置に戻るようにしているが、図柄の停止表示中においても動作を継続するようにしてもよい。また、先読み動作の実行中では、上腕部224aのみが動作し、前腕部224bは動作しないが、上腕部224aに加えて前腕部224bも動作してもよいし、上腕部224aが動作しないで前腕部224bのみが動作してもよい。
図53(c3)は、先読みの対象となった特図1の図柄変動表示中において、「装飾1」が2つ揃ってリーチ状態が形成された様子が示されている。ここでも先読み動作は継続して行われている。
図53(c4)は、スーパーリーチ演出としての特訓リーチが開始された様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、「特訓準備中」のスクロール表示が終了し、特訓リーチが開始されたことを示す「特訓開始」の文字表示が行われている。また、演出可動体224は、一旦初期位置に戻った後、図53(c5)に示すように、上腕部224aが初期位置から最大移動位置まで移動し、その後、図53(c6)に示すように、前腕部224bが初期位置から最大移動位置まで移動する。このとき、装飾図柄表示装置208では、所定のエフェクト画像が表示され、大当りに対する信頼度が高いことを報知している。
図54は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図54では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図54において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図54(1)は、上述した図41(1)と同様の表示であるので、詳細な説明は省略する。
図54(2)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。
この演出例では、図54(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示するが、所持している帽子の予告アイコンI6は未だ投てきせず、図54(4)に示すように、殿様のキャラクタYMが投てき位置で待機した状態で、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図54(5)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、殿様のキャラクタYMは、未だ投てき位置で待機したままである。
その後、図54(6)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。すなわち、この演出例では、先読みの対象となった図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中では、予告アイコンが表示されることの予告を行うが、予告アイコンのストックは行われず、その図柄変動表示が終了して次の図柄変動表示が開始した後で予告アイコンのストックが行われる。なお、先読みの対象となった図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中において予告アイコンが表示されることの予告を行うものの、予告アイコンの表示を行わないいわゆるガセ予告を行ってもよい。この場合、例えば、殿様のキャラクタYMは、先読みの対象である図柄の変動表示が開始するまでに表示を終了するようにしてもよく、例えば、先読みの対象である図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示の結果が導出されたタイミングで表示を終了してもよい。また、先読みの対象である図柄変動表示が終了する前に殿様のキャラクタYMの表示が終了されるようにしてもよく、例えば、先読みの対象である図柄変動表示中に行われるスーパーリーチが開始する前に殿様のキャラクタYMの表示が終了されるようにしてもよい。また、予告アイコンがストックされた場合において、予告アイコンがストックされた後も引き続き殿様のキャラクタYMが表示されるようにしてもよい。また、殿様のキャラクタが待機している状態で、予告アイコンを投てきする図柄変動表示の前に行われる図柄変動表示で大当りとなった場合には、スーパーリーチ後の大当り図柄を導出するタイミング(例えば、揺れ変動表示中)に殿様のキャラクタが予告アイコンを持った状態で待機表示を継続するようにしてもよいし、消去されるようにしてもよい。
そして、その後は、図54(7)〜同図(10)に示される演出が行われるが、図54(7)〜同図(10)に示される演出は、図19(9)〜同図(12)と第2装飾図柄の変動表示が行われている点を除いて同じであるので、詳細な説明は省略する。
図54(11)は、先読みの対象である図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示の結果が導出された様子が示されている。具体的には、図54(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図54(12)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図54(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する予告アイコン消化演出が行われる。
図55は、予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図55では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図55において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図55(a1)〜同図(a6)は、予告アイコンがストックされることを予告する演出が行われた後に予告アイコンがストック様子が示されている。
図55(a1)は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された際に実行中の図柄変動表示中に行われるボーリング演出が開始されている様子が示されている。具体的には、図55(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に説明表示部288が表示され、ミッションとその成功報酬とが示されている。図55(a1)に示される説明表示部288では、ボーリングゲームでストライクを獲得した場合には、その報酬としてアイテムを入手できることを示す「ストライクでアイテムGet」の文字表示が表示されている。この演出例では、ボーリングゲームでストライクを獲得した場合には、予告アイテムがストックされる。一方で、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタによるボーリング演出が開始されている。なお、説明表示部288に表示されるミッションとその成功報酬の内容は、予告アイテムのストックに関係するものの他、例えば、保留表示が先読み予告の表示態様への変化に関係するものや、実行中の図柄変動表示についての予告に関するものであってもよい。また、この説明表示部288に表示される内容が、予告アイコンのストックに関する予告のみに表示される専用の演出表示であってもよい。この演出例では、図55(a1)に示されるようなボーリング演出が行われることにより、予告アイコンがストックされることの予告報知が行われているということができる。なお、このボーリング演出は、予告アイコンのストックに関する予告のみに行われる専用の演出であってもよいし、実行中の図柄変動表示における予告演出で用いられてもよいし、他の先読み予告として用いられてもよい。
その後、図55(a2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、ボーリング演出は終了しておらず、次に実行される図柄変動表示において継続して行われることを示す「次変動に続く」の文字表示が表示されている。なお、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部にもミッションとその成功報酬を示す「ストライクでアイテムGet」の表示が行われている。
その後、図55(a3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタが投じた球がレーン上を転動し、整列された10本のボーリングピンに向かっていく様子が示され、予告アイコンがストックされるかもしれないという期待感を煽っている。
その後、図55(a4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ストライクが取れた場面の画像が「ストライク」の文字表示とともに表示され、ミッションが達成されたとして、図55(a5)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6とともに「GET」の文字表示が表示されて、帽子の予告アイコンI6がストックされることを報知している。
続いて、図55(a6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示されて、帽子の予告アイコンI6がストックされたことが報知される。このように、この演出例では、先読みの対象である図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中では、予告アイテムの表示(ストック)を行わず、予告アイテムが表示されることの予告が行われている。
なお、図55(b)に示すように、装飾図柄表示装置208の右下隅部にワイプ表示領域WP1を表示し、このワイプ表示領域WP1において、上述したボーリング演出を行うようにしてもよい。
また、図55(c)に示すように、装飾図柄表示装置208の他に、サブ表示装置208Kを装飾図柄表示装置208の右側に並べて配置し、サブ表示装置208Kの表示画面の上側半分にワイプ表示領域WP2を表示し、下側半分に予告アイコンを表示する予告アイコン表示領域285Cを表示するようにして、ワイプ表示領域WP2において上述したボーリング演出を行い、ストックする予告アイコンを予告アイコン表示領域285Cに表示するようにしてもよい。
なお、図55に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、スーパーリーチ後に導出される大当り図柄を表示するタイミング(例えば、揺れ変動表示中)で、ボーリング演出が開始されたときの背景表示が表示されていてもよいし、これとは異なる背景表示が表示されていてもよく、例えば、図55(a2)に示される状態が表示されていてもよい。
また、図55(b)に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、ワイプ表示領域WP1の表示を終了してもよいが、そのまま表示を継続して行うようにしてもよい。また、図55(c)に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、サブ表示装置208Kにおけるボーリング演出の表示を終了してもよいが、そのまま表示を継続して行うようにしてもよい。
図56は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出の別の変形例を段階的に示す図である。上述した実施形態では、特図1よりも特図2の変動表示を優先的に行うものについて説明したが、この演出例では、特図1変動遊技及び特図2変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1及び特図2それぞれの保留にかかる特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動を行うものに適用している。なお、この演出例でも、特図2優先変動を行うものについて適用することができる。また、図56では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図56において、保留アイコン表示領域281における5つ目の保留アイコンh13は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域281に表示されている保留アイコンのうち、1つ目の保留アイコンh11、3つ目の保留アイコンh12及び5つ目の保留アイコンh13は、第1特図始動口230に入賞して保留された特図1の変動表示を示す保留アイコンであり、2つ目の保留アイコンh21及び4つ目の保留アイコンh22は、第2特図始動口232に入賞して保留された特図2の変動表示を示す保留アイコンである。
図56に示される演出は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された後に開始される場合がある演出であって、サボハニのキャラクタSBがあみだくじのルールにしたがって線上を移動し、到達先の予告アイテム等を取得する演出(あみだ演出)である。
まず、図56(a1−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示しており、特図2の変動表示の結果がハズレであることが報知されている。その一方で、装飾図柄表示装置208では、あみだ演出が開始されている。具体的には、あみだ演出が開始されると、図56(a1−1)に示すように、水平方向に延びた3本の横線の各始点のうちのいずれか一つにサボハニのキャラクタSBが配置されるとともに、3本の横線の各終点についてそれぞれ帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及びハズレのアイコンIXが配置されている。また、隣り合う横線を結ぶ縦線が適宜数設定され、これら縦線の中央部分は煙で隠されている。なお、設定される縦線の数は、例えば、あみだ演出が開始された時点における保留数に応じて決定されるが、これに限定されない。このあみだ演出では、サボハニのキャラクタがあみだのルールにしたがって線上を移動した結果、帽子の予告アイコンI6又は扇の予告アイコンI10が配置された終点に到達した場合には、当該予告アイコンがストックされ、ハズレのアイコンIXが配置された終点に到達した場合には、予告アイコンのストックはされないことが報知される。そして、図柄変動表示が開始される毎に、サボハニのキャラクタSBが縦線が配置された位置まで移動する。なお、疑似連が行われる毎にサボハニのキャラクタSBが縦線が配置された位置まで移動するようにしてもよく、例えば、疑似連が発生した場合には2つ先の縦線のところまで進む等してもよい。また、1回の図柄変動表示につき、2つ以上先の縦線のところまで進む等してもよい。なお、図56に示すような演出を、例えば、図55(c)や同図(d)を示して上述したように、ワイプ表示領域WP1で行ったり、サブ表示装置208Kで行うことも可能である。この場合、例えば、スーパーリーチの実行中においてもあみだ演出を表示し続けることが可能である。そうすると、例えば、スーパーリーチ中に予告アイコンが増加する演出も並行して行うことができる場合がある。
そして、特図1の変動表示が開始されると、図56(a2−1)に示すように、保留アイコンh11,h21,h12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、その他の保留アイコンは、それぞれ1つずつ右方向に移動する。一方、装飾図柄は変動表示を開始する。また、図56(a2−1)に示すように、図柄変動表示が開始されると、サボハニのキャラクタSBは3つの横線のうちの上段の横線の始点から移動を開始し、1つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去され、上段の横線と中段の横線とが当該縦線で繋がられている様子が表示され、サボハニのキャラクタSBはその縦線上を移動し、図56(a2−1)に示されるタイミングでは、中段の横線の途中まで到達している。
その後、特図1の変動表示が終了すると、引き続き特図2の変動表示が開始され、保留アイコン表示領域281に表示されている4つの保留アイコンh21,h12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動される。そして、図56(a3−1)に示すように、サボハニのキャラクタSBが中段の横線と下段の横線を繋ぐ2つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去される。煙が消去された結果、この縦線は、途中で切断されていることが判明し、当該縦線では中段の横線から下段の横線に移動することができない、そのため、サボハニのキャラクタSBは中段の横線をそのまま終点の方向に向かって直進する。
そして、特図2の変動表示が終了すると、引き続き特図1の変動表示が開始され、保留アイコン表示領域281に表示されている3つの保留アイコンh12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動される。そして、図56(a4−1)に示すように、サボハニのキャラクタSBが中段の横線と上段の横線を繋ぐ3つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去される。煙が消去された結果、この縦線は、中段の横線と上段の横線とが繋がれており、したがって、サボハニのキャラクタSBは、あみだくじのルールにしたがって、当該縦線により中段の横線から上段の横線に移動する。その結果、サボハニのキャラクタSBは、帽子の予告アイコンI6が配置された上段の横線の終点に到達し、図56(a5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帽子の予告アイコンI6を取得したことを示す表示が行われた後、あみだ演出が終了し、図56(a6)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示される。
なお、この演出例では、図56(a1−1)に示して上述したように、種類の異なる複数の予告アイコンからいずれか1つが選択されるものであったが、例えば、図56(a1−2)に示すように、横線の終点の全てに帽子の予告アイコンI6を配置したり、図56(a1−3)に示すように、横線の終点の全てに扇の予告アイコンI10を配置してもよい。このように、横線の終点の全てに同じ種類の予告アイコンが配置されることにより、当該表示された予告アイコンがストックされることが確定することを遊技者に報知することができる。特に、図56(a1−3)に示すように、扇の予告アイコンI10は、上述したように、大当りが確定することを予告する演出が行われることを示す予告アイコンであるため、遊技者は大当りへの期待感をより一層高めることができる場合がある。図56(a1−3)に示すような演出は、滅多に出現しないプレミア演出の一種である。
また、図56(a1−4)に示すように、ハズレのアイコンIXを配置せず、帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及び千両箱の予告アイコンI9を各横線の終点に配置して、いずれかの予告アイコンが必ずストックされることが確定するようにしてもよい。これによれば、遊技者は、安心してあみだ演出を楽しむことができる場合がある。
また、図56(a1−5)に示すように、横線の始点の全てにサボハニのキャラクタSBを配置し、各横線の終点に配置された予告アイコン(帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及び千両箱の予告アイコンI9)の全てがストックされることが確定するようにしてもよい。しかも、図56(a1−5)に示す例では、扇の予告アイコンI10が含まれているので、大当りが確定することを予告する演出が行われることが確約されるので、遊技者は大当りへの期待感をより一層高めることができる場合がある。
また、図56(a1−6)に示すように、各横線の終点に予告アイコンの種類が明らかでない殿様の予告アイコン(第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2、第3の殿様の予告アイコンI3)を配置してもよく、このようにすれば、遊技者は、終点に到達するまで、どのような予告アイコンがストックされるのかがわからないので、予告アイコンのストックに対する期待感を向上させることができる場合がある。また、殿様の予告アイコンは、上述したように種類によって色が異なっており、色によって大当りに対する信頼度が異なっている。そのため、遊技者は、いずれの色の殿様の予告アイコンが取得されるかにより、殿様の予告アイコンからの変更後の予告アイコンに対する期待感を高めることができる場合がある。例えば、赤色の殿様の予告アイコンである第3の殿様の予告アイコンI3は、「疑似連」が確定しない予告アイコンよりも「疑似連」が確定する予告アイコンに変更されやすく、また、白色の殿様の予告アイコンである第1の殿様の予告アイコンI1は、逆に「疑似連」が確定しない予告アイコンに変更されやすいようにすることができる。
また、この演出例では、図56(a3−1)に示して上述したように、縦線の中央部分を煙で隠してサボハニのキャラクタSBの進行ルートを特定困難としたが、例えば、図56(a3−2)に示すように、縦線を煙で隠さず、あみだ演出が開始された時点でサボハニのキャラクタSBの進行ルートが特定できるようにしてもよい。これにより、遊技者は、いずれの予告アイコンがストックされるのかが事前に認識することができるので、安心してあみだ演出を楽しむことができる場合がある。さらに、この場合において、サボハニのキャラクタSBが配置される横線の始点を決定するためのルーレット演出を行い、演出をより盛り上げるようにしてもよい。
また、この演出例では、図56(a2−1)に示して上述したように、あみだ演出の開始時点でストックされる可能性がある予告アイコンを認識可能に表示するようにしたが、例えば、図56(a2−2)に示すように、あみだ演出の実行中に、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンが表示される領域を煙で隠し、その後、図56(a2−2a)に示すように、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンを変更するようにしてもよい。図56(a2−2a)に示す例では、ハズレのアイコンIXから、千両箱の予告アイコンI9に変更され、あみだ演出の内容が昇格している。なお、例えば、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンの一部又は全部の予告アイコンがハズレのアイコンIXやランクのより低い予告アイコンに変更する等、あみだ演出の内容が降格されるようにしてもよい。
また、この演出例では、図56(a4−1)に示すように、縦線の中央部分を煙で隠してサボハニのキャラクタSBの進行ルートをある程度予測できるようにしたが、例えば、図56(a4−2)に示すように、あみだ演出の実行中に、縦線の一部を隠していた煙が上下方向に延出し、図56(a4−2a)に示すように、煙が消失する前後で縦線が増減するようにしてもよい。図56(a4−2a)に示す例では、煙が延出される前では、帽子の予告アイコンI6及び扇の予告アイコンI10のいずれか一方の取得可能性が示唆されていたところ、煙の消失後では、3つ目の縦線が消失されて、扇の予告アイコンI10がストックされることが確約される。
また、この演出例では、図56(a4−1)に示すように、2つ目の縦線が途中で切断されているので、ハズレのアイコンIXが選択されないものであったが、例えば、図56(a4−3)に示すように、2つ目の縦線が切断されておらず、そのため、ハズレのアイコンIXが選択され、あみだ演出が終了した後は、図56(a4−3a)に示すように、予告アイコン表示領域285のいずれの表示領域にも予告アイコンがストックされないことを報知するようにしてもよい。
なお、上述したあみだ演出において、横線の終点に配置された予告アイコンの種類によって先読みの対象である図柄変動表示についての先読み予告を行うようにしてもよい。
図57は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図57では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図57において、保留アイコン表示領域281における3つ目の保留アイコンh13は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であり、保留表示が先読み予告の表示態様(サボハニの保留アイコン)となっている点で上述した実施形態とは異なっている。
図57(1)に示す装飾図柄表示装置208には、上述した予告アイコン表示領域285が上部に表示されている。なお、図57(1)では、予告アイコン表示領域285のいずれの領域にも予告アイコンは表示されていない。また、図57(1)に示すように、第1特図表示装置212では、図柄変動表示が行われており、これに応じて、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄の変動表示が行われている。
また、図57(1)には、変動アイコン表示領域280に変動アイコンh0が表示されるとともに、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12及び変動アイコンh0はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。
続いて、図57(2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、特図1の保留アイコン表示領域281に3つ目の特図1の保留アイコンh13が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった保留である。この演出例では、3つ目の特図1の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)で表示されている。
その後、図57(3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾2−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図57(4)に示すように、特図1の保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となり、装飾図柄の変動表示が開始される。図57(5)は、図柄変動表示が引き続き行われている様子が示されている。
その後、図57(6)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。このように、この演出例では、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点で行われている図柄変動表示の次に開始される図柄変動表示において予告アイコンを表示(ストック)する演出である殿様演出が開始されている。
そして、図57(7)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図57(8)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図57(9)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図57(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。
その後、図57(11)〜同図(12)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図57(13)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図57(14)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図57(15)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図57(16)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、装飾図柄の変動表示が開始される。すなわち、先読みの対象となった図柄変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図57(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する予告アイコン消化演出が行われる。このように、この演出例によれば、予告アイコンによる先読み予告とともに、保留アイコンによる先読み予告が同時に行われているということができる。
図58は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図58では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図58において、保留アイコン表示領域281における3つ目の保留アイコンh13は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図58(a1)〜同図(a3−1)は、予告アイコンがストックされることを事前に報知する予告演出を行う様子が示されている。図58(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄も第2装飾図柄も「装飾2−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。また、予告アイコン表示領域285では、いずれの表示領域においても予告アイコンが表示されていない。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図58(a2−1)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となり、装飾図柄の変動表示が開始される。その後、図58(a2−1)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、次に開始される図柄変動表示において予告アイコンがストックされることを予告するプラカードPL1が表示されている。具体的には、このプラカードPL1には、「次の変動で」に続いて帽子の予告アイコンI6が表示され、さらにこれに続いて「がストック」と表示されており、帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中に必ずストックされることを予告報知している。
その後、特図1の変動時間が経過して変動表示が終了し、次の特図1の変動表示が開始されると、その図柄変動表示の実行中に、例えば、殿様演出が行われ、図58(a3−1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6がストックされる。これにより、遊技者は、帽子の予告アイコンI6がストックされることが事前に認識できるので、安心して遊技を楽しむことができる場合がある。
なお、上述した演出例では、プラカードPL1が表示されることにより予告アイコンが必ずストックされることを予告するようにしたが、例えば、図58(a2−2)に示すようなプラカードPL2を表示し、予告アイコンがストックされない場合もあることを報知するようにしてもよい。具体的には、このプラカードPL2には、「次の変動で」に続いて帽子の予告アイコンI6が表示され、さらにこれに続いて「がストック」と表示されているが、クエスチョンマークが付記されており、帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中にストックされる場合があることを報知している。
帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中にストックされない場合には、図58(a3−2)に示すように、予告アイコンのストックに関するなんらの演出も行われない。なお、予告アイコンのストックに関する演出(例えば、殿様演出等)を行ってもよいが、この場合、予告アイコンをストックしないいわゆるガセストック演出が行われることとなる。
図58(b1)〜同図(b3)は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点において実行中の図柄変動表示中に先読み予告の一つである先読みモードが行われている様子が示されている。
図58(b1)に示すように、第1特図始動口230に遊技球が入賞して先読みの対象である図柄変動表示が保留されて、3つ目の保留アイコンh13の表示態様として先読み予告の表示態様としてのサボハニの表示態様の保留アイコンが表示されている。なお、装飾図柄表示装置208では、特図1の変動表示に対応して第1装飾図柄及び第2装飾図柄の変動表示が行われている。
すると、図58(b2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当りとなる可能性が高い図柄変動表示が保留されていることを報知する演出である先読みモードが開始される。具体的には、図58(b2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、2つの帯状のスクロール表示領域のそれぞれについて、「激熱接近中」という文字が右から左方向に向かってスクロールする表示が行われている。
その後、特図1の変動時間が経過して変動表示が終了し、次の特図1の変動表示が開始されると、図58(b3)に示すように、その図柄変動表示の実行中に殿様演出が行われ、予告アイコン表示領域285に帽子の予告アイコンI6がストックされる。このように、この演出例によれば、予告アイコンのストックによる先読み予告と、保留アイコンの表示態様の変化による先読み予告の他、背景表示の変更による先読み予告を行うことができる。
また、図58(c1)〜同図(c2)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点において実行中の図柄変動表示中において、殿様演出等を行って、予告アイコンのストックが行われるようにしてもよい。
図58(d1)〜同図(d3)は、同一の図柄変動表示の実行中において、予告アイコンのストックと消化とが行われる様子が示されている。すなわち、当該図柄変動表示中における予告演出が行われることに関する予告アイコンのストック及び消化も実行可能に構成されている。
図58(d1)に示すように、殿様演出により帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけると、図58(d2)に示すように、帽子の予告アイコンI6は、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に一旦ストックされる。そして、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図58(d3)に示すように、予告アイコン消化演出が行われ、帽子の予告アイコンI6が消化されている。
なお、図58(e1)〜同図(e2)に示すように、殿様演出により帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に投げつけられるが、予告アイコン表示領域285にストックされることなく消化されるようにしてもよい。
図59は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。なお、図59では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図59において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図59(a1)〜同図(a3)は、予告アイコン表示領域と背景表示を説明するステージ名を表示する領域とを兼用する様子が示されている。
図59(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に、現在のステージを示すステージ表示領域289が設けられており、現在のステージは「城下町」となっている。なお、このステージ表示領域289には、現在のステージ名を表示するものの他、例えば、予告の内容や登場キャラクタの説明等のチュートリアル表示を行うようにしてもよいし、予告表示を行うようにしてもよい。このように、ステージ表示領域289は、説明表示領域として機能しているということができる。そして、図59(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、上述した殿様演出が行われ、帽子の予告アイコンI6が投げつけられている。
すると、図59(a2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されるとともに、「ストック」の文字表示が付記され、帽子の予告アイコンI6がストックされることが報知される。
すると、図59(a3)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下に表示されていたステージ表示領域289が予告アイコン表示領域285Dに変更され、この予告アイコン表示領域285Dにおける予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示される。
なお、図59(b1)〜同図(b3)に示すように、ステージ表示領域289から予告アイコン表示領域285Dに変更せず、殿様演出により出現した帽子の予告アイコンI6をストックすることなく、そのまま消化するようにしてもよい。これにより、当該図柄変動表示中の予告に関する予告アイコンの消化演出を行うことができる。
図59(c1)〜同図(c2)は、予告アイコン表示領域を複数設け、予告アイコンの種類に応じて当該予告アイコンを表示する予告アイコン表示領域を選択する様子が示されている。
図59(c1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側端部に第1の予告アイコン表示領域285Eが設けられ、表示画面の右側端部に第2の予告アイコン表示領域285Fが設けられている。この演出例では、第1の予告アイコン表示領域285Eは、ボタン予告アイコン以外の予告アイコンが表示される領域となっており、第2の予告アイコン表示領域285Fは、ボタン予告アイコン専用の表示領域となっているが、これに限定されない。第1の予告アイコン表示領域285Eには、4つの表示領域(予告アイコン第1表示領域YAL1、予告アイコン第2表示領域YAL2、予告アイコン第3表示領域YAL3、予告アイコン第4表示領域YAL4)が設けられており、予告アイコン第1表示領域YAL1及び予告アイコン第2表示領域YAL2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YAL3には、手裏剣の予告アイコンI7が表示されている。また、第2の予告アイコン表示領域285Fにも、4つの表示領域(予告アイコン第1表示領域YAR1、予告アイコン第2表示領域YAR2、予告アイコン第3表示領域YAR3、予告アイコン第4表示領域YAR4)が設けられており、いずれの表示領域にも予告アイコンは表示されていない。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の略中央に第2のボタン予告アイコンI11が2つ並んで拡大表示されており、これらの第2のボタン予告アイコンI11がストックされる様子が示されている。
すると、図59(c2)に示すように、第2の予告アイコン表示領域285Fの予告アイコン第1表示領域YAR1及び予告アイコン第2表示領域YAR2にそれぞれ第2のボタン予告アイコンI11が表示される。なお、この演出例において、予告アイコン第1表示領域YAR1、予告アイコン第2表示領域YAR2、予告アイコン第3表示領域YAR3、予告アイコン第4表示領域YAR4にそれぞれ第2のボタン予告アイコンI11が表示されてから、すなわち、第2の予告アイコン表示領域285Fにおいて第2のボタン予告アイコンI11が満タンとなってからこれらの第2のボタン予告アイコンI11が消化された場合と、これよりも少ない数の第2のボタン予告アイコンI11が第2の予告アイコン表示領域285Fに表示された後でこれらの第2のボタン予告アイコンI11が消化された場合とで、大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、第2のボタン予告アイコンI11がストックされている数が多いほど、大当りとなりやすいように構成してもよい。なお、ストックされたボタン予告アイコンI11のうちのすべてが消化されなくてもよく、例えば、ボタン予告アイコンI11が4つ表示されていても、2つしか消化しない場合があってもよく、この場合において、残りの2つのボタン予告アイコンI11は次の図柄変動表示までストックを維持するようにしてもよいし、消化することなく消去するようにしてもよい。また、第1の予告アイコン表示領域285Eについても、予告アイテムがストックされている数によって大当りに対する信頼度が異なるように構成してもよい。
図59(d1)〜同図(d3)は、予告アイコンの増加演出の他の例を示している。
図59(d1)に示すように、帽子の予告アイコンI6sが変動アイコンh0と2つ目の保留アイコンh12にそれぞれ重ねて小さく表示されており、また、手裏剣の予告アイコンI7sが1つ目の保留アイコンh11に重ねて小さく表示されている。すなわち、この演出例では、保留アイコンに予告アイコンが含まれて表示される場合がある例について示されている。
その後、図59(d2)に示すタイミングで、変動アイコンh0に表示されていた、縮小表示の帽子の予告アイコンI6sが飛び出し、表示画面の中央に向かって移動する。すると、図59(d3)に示すように、帽子の予告アイコンI6が拡大表示するとともに「ストック」という文字表示が付記され、予告アイコン表示領域285に帽子の予告アイコンI6がストックされることが報知される。なお、この演出例では、図柄変動表示の保留が消化される毎に、変動アイコンh0に表示されている予告アイコンをストックする演出を行うようにしていたが、予告アイコンをストックするタイミングはこれに限定されない。
また、この演出例において、図59(e1)に示すように、変動アイコン及び保留アイコンの全てに予告アイコンを表示せず、一部の変動アイコンあるいは保留アイコンにのみ表示するようにしてもよい。
図59(f1)〜同図(f3)は、変動アイコンh0に予告アイコンが表示されていたにもかかわらず、当該予告アイコンがストックされない場合がある例について示されている。
図59(f1)は、同図(d1)を示して上述したのと同様であるので詳細な説明は省略する。
この演出例では、その後、図59(f2)に示すタイミングで第1装飾図柄が仮停止したタイミングで変動アイコンh0の消去アニメーションが開始され、その後、図59(f3)に示すように、変動アイコンh0が消去されるが、このとき、変動アイコンh0とともに、変動アイコンh0に表示されていた帽子の予告アイコンI6sも消去され、帽子の予告アイコンI6がストックされないことが報知される。このように、変動アイコンあるいは保留アイコンに予告アイコンが表示されていたとしても表示された予告アイコンがストックされない場合があってもよい。
図59(g1)〜同図(g3)は、ある予告アイコンが消化された場合に、複数の予告アイコンが消化されたのと同じ効果が得られる演出が行われる様子が示されている。
図59(g1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に、予告アイコンとしての花束の予告アイコンI51が表示されている。この花束の予告アイコンI51は、図18(b)を参照して上述した複数種類の予告アイコンのうちの2以上のアイコンが含まれるものであるが、いずれの予告アイコンが含まれているかについては特定困難な態様となっている。
そして、図59(g2)に示すように、花束の予告アイコンI51が消化されると、花束の予告アイコンI51は、予告アイコン第1表示領域YA1から表示画面の中央まで移動した後、拡大表示される。
その後、図59(g3)に示すように、花束の予告アイコンI51は、帽子の予告アイコンI6とリボンの予告アイコンI8に表示が変化し、花束の予告アイコンI51に含まれていた予告アイコンの種類が認識可能となる。そのため、遊技者は、予告アイコンをストックした楽しみを持たせつつ、いずれの種類の予告アイコンが含まれているのかについての期待感を持たせることができる場合がある。
なお、これまでに説明した実施形態及びこれ以降に説明する実施形態において、予告アイコンは、図柄が停止表示された後も表示が継続されるようにしてもよく、例えば、図柄変動表示の保留がある状態で図柄が停止表示された場合はもちろん、図柄変動表示の保留がない状態で図柄が停止表示されたときに予告アイコンがストックされている場合には、デモ表示中においてもそのストックの状態が維持されるようにしてもよい。また、図柄変動表示の保留のある/なしにかかわらず、予告アイコンがストックされている限りは、ストックの状態が維持されるようにしてもよい。
また、予告アイコンが表示されるまでの時間を予告するようにしてもよい。
また、ストックした予告アイコンが変更したり昇格(レベルアップ)したりする演出を行うようにしてもよく、例えば、ストックされた帽子の予告アイコンI6が扇の予告アイコンI10に変更する演出を行ったり、帽子の予告アイコンI6がストックされている状態でチャンス目の組合せで装飾図柄が停止表示した場合に、当該帽子の予告アイコンI6が千両箱の予告アイコンI9に変更する演出を行うようにしてもよい。また、逆に、ストックした予告アイコンが降格(レベルダウン)する演出を行うようにしてもよい。
また、予告アイコンが消化された際に行われる演出表示が変更したり昇格(レベルアップ)したりする演出を行うようにしてもよく、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化される演出が行われているときに扇の予告アイコンI10に変更する演出が行われるようにしてもよいし、帽子の予告アイコンI6が消化されて実行される疑似連演出において、疑似連回数を増加させるようにしてもよい。また、逆に、予告アイコンが消化された際に行われる演出表示が降格(レベルダウン)する演出を行うようにしてもよい。
ボタン予告アイコンが表示されている場合も、ボタン保留アイコンが表示されてもよいが、表示されないようにしてもよい。
ボタン予告アイコンが表示されている場合に、ボタン予告を表示してもよいが、表示しないようにしてもよい。
また、図柄変動表示時間の長さによって、予告アイコンをストックする予告を行うか行わないかを決定するようにしてもよい。
また、大当りとなる図柄変動表示とハズレとなる図柄変動表示とで予告アイコンをストックする予告を行わない場合の変動表示時間の長さは同じであってもよいし、異なってもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで実行される特図2の図柄変動表示の変動表示時間として、予告アイコンのストックを行わない長さの変動時間を選択するようにしてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンをストックする予告を制御的に規制するようにしてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンをストックする予告を行わないように演出データテーブルを設定しておいてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンのストックを行う長さの変動時間を選択するようにしてもよい。ここで、ストックされた予告アイコンを割り込まれた特図1の図柄変動表示において消化してもよいし、該割り込んだ特図2の図柄変動表示中に消化してもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、割り込まれる前の特図1の図柄変動表示が行われるよりも前の図柄変動表示においてストックされた予告アイコンは、ストックされたままで消化されないようにしてもよいし、消化するように構成してもよい。
また、予告アイコンの種類としては、上述したものあるいは後述するものに限らず種々のものを採用することができる。
例えば、予告アイコンとして、カスタマイズ用のアイテムが表示されてもよく、このカスタマイズ用のアイテムが消化された場合には、例えば、選択可能なBGMの増加、選択可能な背景の増加、遊技者が選択可能な演出モード(例えば、一発告知モード等)の増加が可能となるようにしてもよい。
また、例えば、演出セレクト用のアイテムが表示されてもよく、この演出セレクト用のアイテムが消化された場合には、例えば、BGMを変更可能としたり、演出モードを変更可能としたり、音量設定や輝度設定を可能となるようにしてもよい。
また、例えば、ユーザー設定クリア用アイテムが表示されてもよく、このユーザー設定クリア用アイテムが消化された場合には、例えば、ユーザー設定をクリア可能となるようにしてもよいし、ユーザー設定をクリアするか否かを確認した上でクリアすることが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、演出モード終了用アイテムが表示されてもよく、この演出モード終了用アイテムが消化された場合には、例えば、先読みモードを終了させたり、演出モードを終了させたりすることが可能となるようにしてもよいし、先読みモードの終了や、演出モードの終了を確認した上で終了することが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、ポイント獲得アイテムや、レベルアップ贈呈用アイテムが表示されてもよく、これらのアイテムが消化された場合には、例えば、ポイントが贈呈されたり、レベルがアップすることが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、予告アイコンに対応したリーチ演出が開始されるようにしてもよく、例えば、殿様のアイコンが消化されると、殿様VS剣豪リーチが行われるようにしてもよい。
また、例えば、予告アイコンに対応した予告演出が開始される場合があってもよく、例えば、プレゼントのアイコンが消化されると、「次回予告」というアイコンが表示され、「次回予告」の予告演出が開始されるようにしてもよい。
また、例えば、消化されると占いが開始されるアイコン(占いアイコン)があってもよい。この場合において、占いアイコンは、客待ちデモ演出中にのみ表示されるものであってもよいし、客待ちデモ演出中以外に表示されるものであってもよい。
また、例えば、消化されると、島一斉演出に関する情報が表示されるアイコンがあってもよい。例えば、島一斉演出開始までのカウントダウンが開始されてもよいし、島一斉演出が開始されるまでの時間を表示してもよいし、次に行われる島一斉演出の内容を表示するようにしてもよい。
また、例えば、消化されると、店側カスタマイズが可能となるアイコンがあってもよい。例えば、設置される遊技店の地域にちなんだ演出が行われるようにする設定(例えば、東北地方モードや、中部地方モードの設定等)や、設置される遊技店名の設定ができるようにしてもよい。例えば、設定に応じて、東北地方モードで出現する群予告のキャラクタ(例えば、なまはげ群等)と、中部地方モードで出現する群予告のキャラクタ(例えば、しゃちほこ群等)とで異ならせることができる場合がある。
また、例えば、消化されると、チュートリアル表示が開始されるアイコンがあってもよい。
また、例えば、消化されると、ルーレット演出が開始されるアイコンがあってもよい。このルーレット演出では、例えば、保留アイコンの表示態様の昇格演出が行われることを示す結果が表示されたり、当該図柄変動表示についての予告が行われることを示す結果が表示されるもの等がある。
また、例えば、消化されると、図柄の表示態様が変化したり、元に戻ったりするアイコンがあってもよい。
次に、上述した実施形態の変形例について、図60及び図61を参照しながら説明する。ここで、図60は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208において実行可能な演出の一例を段階的に示す図であり、図61は、予告アイテム関係の抽選テーブルについて説明する図である。
図60には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220が示されている。なお、普図表示装置210、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては図示を省略している。
図60(a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコン表示領域281Aと特図2の保留アイコン表示領域282Aとが、装飾図柄表示装置208の表示領域の下方において左右に隣接するようにして表示されている。図60(a)では、特図1及び特図2のいずれも保留数は0である。そして、装飾図柄表示装置208では、はずれに対応した装飾図柄の組み合わせである「装飾2−装飾3−装飾4」で停止表示されている。また、特図2の保留アイコン表示領域282Aの上方には、予告アイコン表示領域285Aが配置されており、姫の予告アイコンIhが表示されている。なお、予告アイコン表示領域285Aにおいて、予告アイコンは左詰めで表示されているが、予告アイコンの表示位置はこれに限定されない。また、予告アイコン表示領域285は、常時表示されるようにしてもよいし、必要に応じて表示したりしなかったりする場合があってもよい。
図60(b)では、第1特図始動口230に2つの遊技球が入賞した様子が示されている。特図1の保留アイコン表示領域281Aでは、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が左詰めで並んで表示されている。これらの保留アイコンh11,h12はいずれもデフォルトの表示態様となっている。
その後、図60(c)に示すタイミングで、特図1の図柄変動表示が開始される。特図1の保留アイコン表示領域281Aでは、1つ目の保留が消化されたため、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が左側に移動して1つ目の保留に対応する保留アイコンh11として表示される。また、このとき、第2特図始動口232に遊技球が入賞したため、特図2の保留アイコン表示領域282Aでは、1つ目の保留に対応する保留アイコンh21が左詰めで表示されている。この保留アイコンh21はデフォルトの表示態様となっている。
そして、図60(d)に示すタイミングとなったときに、特図1の1つ目の保留に対応する保留アイコンh11の表示態様が先読み予告の表示態様(「熱」と表示された表示態様)に変化する。
保留アイコンh11の表示態様が変化した後、図60(e)に示すタイミングとなったときに、予告アイコン表示領域285Aに、殿様の予告アイコンItと姫の予告アイコンIhとが追加して表示される。すなわち、予告アイコンが増加する表示が行われている。
その後、図60(f)に示すように、左図柄表示領域208aに「装飾4」が停止表示されるとともに、2つの姫の予告アイコンIhのうちの後で増加した姫の予告アイコンIhが消化され、「アタリ」と「クエスチョンマーク」の文字表記の吹き出しを伴う姫のキャラクタHIが出現する。なお、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、左図柄の停止表示タイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
その後、図60(g)に示すように、右図柄表示領域208cに「装飾2」が停止表示した後、中図柄表示領域208bに「装飾3」が停止表示されて、はずれの結果であることが報知される。
本実施形態では、特図2の図柄変動表示が、特図1の図柄変動表示に優先して実行されるので、図60(h)に示すタイミングでは、特図2の図柄変動表示が開始される。本実施形態では、特図2の図柄変動表示が特図1の図柄変動表示に割り込んで実行された場合には、当該特図2の図柄変動表示の結果がはずれとなる場合には、予告アイコンの消化は行われないし、予告アイコンの増加表示も行われない。そのため、特図2の図柄変動表示が行われている間は、予告アイコンを表示せず、あるいは、予告アイコン表示領域285Aを表示しないようにしてもよい。なお、当該特図2の図柄変動表示の結果が大当りとなる場合には、予告アイコンの消化及び増加表示のいずれも行わないようにしてもよいし、予告アイコンの消化及び増加表示が行われる場合があってもよい。一方、保留アイコン表示領域281A,282Aは引き続き表示されるようにしてもよいし、いずれの保留アイコン表示領域281A,282Aも非表示とされるようにしてもよいし、特図2の保留アイコン表示領域282Aのみ表示されるようにしてもよい。なお、特図2の図柄変動表示が割り込んで行われる場合には、背景を専用の背景に変更するようにしてもよい。専用の背景が表示される場合には、予告アイコン表示領域285Aを非表示にし、保留アイコン表示領域281A,282Aだけ表示するようにしてもよい。
その後、図60(i)に示すように、「装飾3−装飾2−装飾3」の装飾図柄の組み合わせで停止表示し、特図2の図柄変動表示の結果がはずれであることが報知される。
続いて、図60(j)に示すタイミングとなって、保留されている特図1の図柄変動表示が開始された後、殿様の予告アイコンItが消化され、「アタリ」と「クエスチョンマーク」の文字表記の吹き出しを伴う殿様のキャラクタYIが出現する。なお、殿様のキャラクタYIの出現のタイミングは、装飾図柄の図柄変動表示の開始よりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。また、図60(j)では、予告アイコン表示領域285Aに、悪代官の予告アイコンIdが追加して表示される。すなわち、予告アイコンが増加する表示が行われている。ここで、悪代官の予告アイコンIdが追加して表示されるタイミングは、殿様の予告アイコンItの消化表示が開始されるよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
その後、図60(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aにおいて「装飾3」の装飾図柄が停止表示されるとともに、姫の予告アイコンIh及び悪代官の予告アイコンIdが消化され、姫のキャラクタHI及び悪代官のキャラクタDIが出現する。なお、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、左図柄の停止表示タイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。また、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、悪代官のキャラクタDIの出現のタイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
そして、図60(m)のタイミングとなると、装飾図柄表示装置208では、右図柄表示領域208cに「装飾3」が停止表示した後、中図柄表示領域208bに「装飾3」が停止表示されて、大当りとなったことが報知される。
続いて、この演出例における予告アイコンの増加表示及び消化表示を実行するか否かを決定するための予告アイコン関係の抽選テーブルの構成について説明する。
図61(A)に示すように、特図1の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果が大当りである場合には、特図1の保留の先読みの結果にかかわらず、4/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、3/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、2/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、40/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、35/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、25/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。なお、これらの増加表示及び消化表示の実行抽選は、各予告アイコンごとに行われるので、2以上の予告アイコンについて同時に増加表示が行われたり、2以上の予告アイコンについて同時に消化表示が行われる場合がある。
また、特図1の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定の結果がはずれである場合には、図1の保留の先読みの結果、大当りとなる図柄変動表示が保留されている場合には、3/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、2/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、1/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、1/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、10/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、15/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。
一方、図61(B)に示すように、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果が大当りである場合には、特図1の保留の先読みの結果に関わらず、25/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、20/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、7/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、20/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、15/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、5/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。なお、例えば、通常の遊技状態(非電サポ状態)において、第2特図始動口232に入賞することを想定していないパチンコ機にあっては、大当り判定結果が大当りであっても、いずれの予告アイコンについても増加表示を行わず、いずれの予告アイコンについても消化表示を行わないようにしてもよい。
また、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果がはずれである場合には、特図1の保留の先読みの結果に関わらず、いずれの予告アイコンについても増加表示を行わず、いずれの予告アイコンについても消化表示を行わない。
なお、例えば、電サポ状態が終了し、特図2の図柄変動表示について1又は複数の保留が残っている場合に、特図2の保留についての先読み予告として予告アイコンの消化表示を行わないようにしてもよく、また、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果に応じて予告アイコンの増加表示及び消化表示を行うようにしてもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図62〜図73を参照しながら説明する。
図62〜図73は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図62〜図73では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図62〜図73では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板が配置されており、遊技者は導光板を介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板は、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図62〜図73に示される実施形態では、導光板には所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板は光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板が可動するものであってもよい。また、導光板は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図62〜図72では、スピーカ120及び演出ボタン136の様子が示されている。
図62は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の例を段階的に示す図であり、図63は、図62に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図62(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図62(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報が表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図62(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されており、殿様のキャラクタに関する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部は、第1装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、第1装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、第1装飾図柄の表示領域と重なってもよい。また、ここで、説明表示部(あるいは、説明表示領域)とは、場所そのものというパターンの他、あるものが表示される場所のことであってもよい。具体的には、ステージ名を表示する構成でかつ、あるステージに移行すると熱いという構成において、そのステージ名を赤く表示する場合は、その表示は予告ではなく説明表示という場合がある。逆に言うと、通常のステージ名を白く表示する場合には、赤のステージ名表示と比較すると熱くないので、これも予告の一種になってしまう場合もある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図62(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
続いて、図62(b)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコンh13(第3の保留アイコン)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。この演出例では、第3の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。このとき、スピーカ120から、「ポン」という音声出力がなされ、保留表示による先読み予告が行われたことを報知している。
その後、図62(c)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図62(d)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図62(d)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」の文字表示が行われている。このように、チュートリアル表示部TT1における説明表示は、複数の図柄変動表示に跨って行われる場合がある。
その後、図62(e)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾のようなアイコン(爆弾アイコン)I61を投げようとする様子が示されている。爆弾アイコンI61は、殿様のキャラクタが投げることにより、演出に様々な影響を与えるアイコンである。なお、爆弾アイコンI61の投てきは、表示される予告アイコンを特定可能あるいは不可能なアニメーションで表示されてもよい。この場合、投てきの途中から特定可能であってもよいし、初めから特定可能であってもよい。また、消化された場合の大当り期待度が高い予告アイコン(高期待度予告アイコン)に係るアニメーションと、高期待度予告アニメーションよりも消化された場合の大当り期待度が低い予告アイコンに係るアニメーションとで、アニメーションの表示態様が同じであってもよいし、異なる態様であってもよい。
図62(f)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。
すると、図62(g)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されており、予告アイコンが消化されることにより何かが起こることの説明がなされている。なお、チュートリアル表示部TT1の表示が変更されるタイミングは、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへ移動するタイミングと同時であってもよいし、爆弾アイコンI61の第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへの移動よりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI61の第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへの移動よりも後のタイミングであってもよい。このように、チュートリアル表示部TT1では、一の図柄変動表示において複数種類の説明表示が表示される場合がある。
その後、図62(h)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂した後、図62(i)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。剣豪の予告アイコンI62は、後述するように、剣豪リーチに移行することを予告するアイコンである。また、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「ドン」という音声が出力される。ここで、予告アイコンは1対1〜多対多(例えば、N対N)の組合せがあってもよい。
すると、図62(j)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを報知し、その後、図62(k)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。このように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されるため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。ここで、視認困難とは、予告アイコンがチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置となっていない場合よりも視認困難という意味である。また、翻って言えば、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なることで、遊技者に、チュートリアル表示部TT1の表示や剣豪の予告アイコンI62の表示に注意を惹きやすくすることができる場合がある。また、チュートリアルの存在に気づいたり、先や今後起こりうる演出説明よりも当該図柄変動表示に集中させることができる場合がある。
なお、剣豪の予告アイコンI62の配置位置は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置の他、チュートリアル表示部TT1の近傍となる位置に配置してもよく、このようにしても同様の効果を得ることができる場合がある。また、チュートリアル表示部TT1に表示されている文字表示が示す内容は、例えば、剣豪の予告アイコンI62に関する内容であってもよいし、剣豪の予告アイコンI62とは全く関係のない内容であってもよいし、現在演出中に関する内容であってもよいし、現在演出中のものとは全く関係ない内容であってもよい。図62(j)では、チュートリアル表示部TT1に表示されている文字表示の内容が予告アイコンに関する表示であり、剣豪の予告アイコンI62と関連する表示となっているが、剣豪の予告アイコンI62の表示に関連して表示されたものではなく、たまたま説明の内容と関連しているが、チュートリアル表示部TT1に表示される文字表示の内容を、剣豪の予告アイコンI62が表示されることに合わせて決定されるように構成されていてもよい。チュートリアル表示を予告アイコンに合わせて表示する場合、チュートリアル表示を予告アイコンよりも先に表示してもよいし、予告アイコンをチュートリアル表示よりも先に表示してもよいし、チュートリアル表示と予告アイコンを同時に表示してもよい。チュートリアル表示部TT1に重なって配置された剣豪の予告アイコンI62は、後述するように、先読みの対象である図柄変動表示において消化される。なお、剣豪の予告アイコンI62が先読みの対象の図柄変動表示よりも前に行われる図柄変動表示において消化される場合があってもよい。これにより、先読みの対象である図柄変動表示が開始されるよりも前に、チュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップが解消される。なお、この演出例では、予告アイコンをチュートリアル表示部TT1にストックするものについて説明したが、予告アイコンをステージ名表示部ST1にストックするものであってもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図62(l)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。また、図62(l)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の表示が「予告アイコン消化で・・・」から「パンダは殿様の師匠」に変更されており、殿様のキャラクタとパンダのキャラクタとの関係についての説明がなされている。すなわち、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1に重なって表示されている状態で、チュートリアル表示部TT1の表示が新たな内容に変更される場合がある。さらに換言すれば、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1にオーバーラップした状態で新たな説明表示が開始しているということもできる。なお、チュートリアル表示部TT1の表示変更のタイミングは、装飾図柄が停止表示されるタイミングと同じであってもよいし、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも後のタイミングであってもよい。なお、チュートリアル表示部TT1の表示変更のタイミングが、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも前のタイミングである場合には、チュートリアル表示部TT1では、一の図柄変動表示において複数回の説明表示が開始される場合があるということができる。
図62(m)は、先読みの対象となった図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示が終了した様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾1−装飾5−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾1−装飾5−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。また、図62(m)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の表示が「パンダは殿様の師匠」から「八代将軍が動くと・・・」に変更されており、八代役物224Faと将軍役物224Fbが動作すると何かが起こることの説明がなされている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図62(n)に示すように、保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となる。また、図62(n)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図62(o)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、図62(p)に示すタイミングで、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始し、剣豪の予告アイコンI62が消化されるか否かについての期待感を煽っている。このようにすることで、遊技者に、予告アイコンが早く使われてほしいと切望させることができる場合がある。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪の予告アイコンI62の揺動に合わせてエフェクト表示が行われている。なお、エフェクト表示を行わなくてもよい。このエフェクト表示は、チュートリアル表示部TT1の文字表示部分にかかっており、そのため、説明表示に注目させることができる場合がある。
その後、図62(q)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。このとき、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。これにより、チュートリアル表示部TT1への剣豪の予告アイコンI62によるオーバーラップ状態が解消され、遊技者は、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しやすくなる場合がある。
その後、図62(q)に続く図63(a)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展することを報知する表示が行われる。すなわち、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62の消化により、剣豪リーチへの発展を予告している。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示される。
そして、図63(b)に示すように、導光板に対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成され、この剣豪リーチにおける大当りに対する信頼度が高いことを演出している。ここで、導光板に形成された模様は、チュートリアル表示部TT1とオーバーラップしており、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しにくくなる場合がある。
図63(c)は、剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、背景表示が城下町の背景から剣豪リーチ専用の背景に変更されており、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるステージ名表示部ST1では、「剣豪リーチ」の文字表示がなされている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが行われており、図63(c)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが対峙する様子が表示されている。なお、剣豪リーチでは、UI部が下方にフレームアウトされており、そのため、変動アイコンh0の表示位置が下方に移動している。また、このとき、保留アイコンが消去されてからUI部がフレームアウトしてもよいし、保留アイコンごとUI部がフレームアウトしてもよい。また、保留アイコンの他、説明表示がなされている状態では、保留アイコンと説明表示が同時に消去されてからUIがフレームアウトしてもよい。ここで、保留アイコンと説明表示が消去されるタイミングが異なっていてもよい。
図63(d)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図63(e)に示されるタイミングになると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、演出ボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138が操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。なお、チャンスボタンランプ138の発光態様が変更されるタイミングは、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングと同時であってもよいし、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングよりも前であってもよいし、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングよりも後であってもよい。
その後、図63(f)に示されるタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図63(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。
その後、図63(h)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、同図(i)では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄ともに「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図63(j)に示すタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nで表示されていた第1装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lにおいて「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。なお、一旦ハズレ表示した後に復活演出を行う予告アイコン(例えば、上述した扇の予告アイコンI10)がストックされている場合には、背景表示が剣豪リーチの背景から通常の背景である城下町の背景に戻った後に消化されるようにしてもよい。
図64は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の例を段階的に示す図であり、図65は、図64に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図64(a)〜同図(l)は、図62(a)〜同図(l)と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図64(m)は、先読みの対象となった図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示が行われている様子が示されている。図64(m)に示すタイミングでは、中図柄表示領域208bに「C」と表示された予告アイコン図柄CS(「装飾C」という場合がある)が停止表示され、「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組合せで仮停止表示している。この予告アイコン図柄CSは、導出表示されると、後述するチャンスアップの予告アイコンI63がストックされることを報知する機能を有している。なお、予告アイコン図柄CSが表示された場合には、必ずチャンスアップの予告アイコンI63がストックされるものであってもよいし、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされない場合があってもよい。また、予告アイコン図柄CSは、チャンスアップの予告アイコンI63を模した画像(拡大縮小した画像そのものも含まれる)を含んでもよく、それが予告アイコン表示領域に移動するようにしてもよい。すなわち、図柄による予告アイコン取得アニメは投てきアニメーションとは異なり、予告アイコンを特定可能に表示されるものであればよい。また、予告アイコン図柄CSとチャンスアップの予告アイコンI63のように対応していないものがあってもよい。また、図柄で表示される予告アイコンの種類は、図柄で表示されない予告アイコンの種類よりも多くてもよいし、少なくてもよい。殿様のキャラクタに係るアニメーション(例えば、投てきアニメーション)の契機で表示される予告アイコンの種類は、図柄に係るアニメーション(例えば、予告アイコン図柄CSが表示されて行われるアニメーション)の契機で表示される予告アイコンの種類と異なっていてもよく、少なくとも一部の予告アイコンについては、両方のアニメーションの契機で表示されるアイコンであってもよい。ある予告アイコンは図柄とミニキャラの両方で表示される場合があってもよい。例えば、疑似連予告のアイコンは二つの契機で表示される場合があり、1の変動で別々の契機で2つストックされる場合があってもよいし、されなくてもよい。また、第2装飾図柄では、いずれの図柄列においても装飾図柄の変動表示が行われている。なお、変動アイコンh0は、ここでは消去されているが、表示されていてもよい。また、チュートリアル表示部TT1の表示が、「パンダは殿様の師匠」から「八代将軍が動くと・・・」に変更されている。
上述したように、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSが導出表示されると、図64(n)に示すように、予告アイコン図柄CSからチャンスアップの予告アイコンI63が飛び出し、図64(o)に示すように、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置であって、剣豪の予告アイコンI62の右側に移動し、配置(ストック)される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされたことを報知する。なお、チャンスアップの予告アイコンI63が飛び出したタイミングでは、音声出力による報知は特に行われない。これは、予告アイコン図柄CSが導出されることにより、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされることが遊技者に容易に認識できるからであるが、音声による報知を行うようにしてもよい。このように、この演出例では、複数の予告アイコンにより、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部を視認困難とすることができる場合がある。また、この演出例によれば、複数の予告アイコンをストック可能に構成されている。また、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63とでストックされる契機が異なっており、そのため、ストックされるまでの演出内容がそれぞれで異なっている。
その後、図64(p)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図64(q)に示すように、保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となる。また、図64(q)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図64(q)に続く図65(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、図65(b)に示すタイミングで、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始する。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪の予告アイコンI62の揺動に合わせて表示されるエフェクト表示が、チュートリアル表示部TT1の文字表示部分の他にも、剣豪の予告アイコンI62の右側にストックされているチャンスアップの予告アイコンI63にもかかっており、そのため、説明表示の他にもチャンスアップの予告アイコンI63がストックされていることに注目させることができる場合がある。
その後、図65(c)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。このとき、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。この演出例では、チュートリアル表示部TT1への剣豪の予告アイコンI62によるオーバーラップ状態が解消されるが、チャンスアップの予告アイコンI63は依然としてチュートリアル表示部TT1にオーバーラップしている状態となっている。また、剣豪の予告アイコンI62が消化される際に、剣豪の予告アイコンI62の周囲を所定のエフェクト表示を表示して剣豪の予告アイコンI62を目立たせるようにしているが、図65(c)に示すように、このエフェクト表示がチュートリアル表示部TT1やチャンスアップの予告アイコンI63にかかっており、説明表示やチャンスアップの予告アイコンI63にも注意を惹くことができる場合がある。
図65(d)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチに発展することを報知する表示が行われる。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示される。
そして、図65(e)に示すように、導光板に対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成される。ここで、導光板に形成された模様は、チュートリアル表示部TT1とオーバーラップしており、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しにくくなる場合がある。また、この導光板に形成された模様は、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行するまでに消化されなかったチャンスアップの予告アイコンI63にもオーバーラップしており、チャンスアップの予告アイコンI63の表示状態が視認しにくくなる場合がある。すなわち、図65(e)に示される演出例では、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示の一部が導光板に形成された模様及びチャンスアップの予告アイコンI63によって隠された状態となっている。ここで、導光板と装飾図柄表示装置との間には所定の間隔が設けられているので、遊技者の見る位置によっては、導光板に形成された模様によるオーバーラップを回避することができ、チャンスアップの予告アイコンI63を視認容易とすることができる場合がある。
図65(f)は、剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、背景表示が城下町の背景から剣豪リーチ専用の背景に変更されており、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるステージ名表示部ST1では、「剣豪リーチ」の文字表示がなされている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが行われており、図65(f)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが対峙する様子が表示されている。なお、剣豪リーチでは、UI部が下方にフレームアウトされており、そのため、変動アイコンh0の表示位置が下方に移動しているが、チャンスアップの予告アイコンI63はその影響を受けず、表示位置は変わっていない。
図65(g)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図65(h)に示されるタイミングになると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示される。このとき、チャンスボタンランプ138は操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。ここで、チャンスアップの予告アイコンI63は揺動を開始し、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されるか否かについての期待感を煽っている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンスアップの予告アイコンI63の揺動に合わせてエフェクト表示が行われている。
その後、図65(i)に示されタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図65(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像(第1のカットイン画像)が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。
すると、図65(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していたチャンスアップの予告アイコンI63が上方に移動し、消化されている様子が示されている。
すると、図65(l)に示すように、殿様の顔のアングルが異なり、表示画像が右上方向に延在した第2のカットイン画像が、第1のカットイン画像に重ねて表示され、大当りに対する信頼度が高まったことが報知されている。すなわち、カットイン画像による予告が、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されることによりランクアップしていることが示されている。なお、第2のカットイン画像を表示するときに第1のカットイン画像を消去するようにしてもよく、すなわち、第1のカットイン画像を第2のカットイン画像に置き換えて表示するようにしてもよい。また、第2のカットイン画像が表示される際に、他の予告アイコンがストックされいる場合には、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップするようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップされるようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップしないようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップされないようにしてもよい。なお、これまでに説明された実施形態及び以下に説明される実施形態において、消化された予告アイコンが消去されるタイミングは、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始されるタイミングと同時であってもよいし、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始される前のタイミングであってもよいし、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始される後のタイミングであってもよい。また、この演出例において、予告アイコンは、チュートリアル表示部TT1が表示される場合には、当該チュートリアル表示部TT1にオーバーラップするが、チュートリアル表示部TT1が表示されていない場合には、いずれの表示にもオーバーラップしていない。すなわち、ストックされた予告アイコンは、表示される領域が予め定められており、ある契機では他の画像にオーバーラップする場合があるが、ある契機では他の画像にオーバーラップしない場合があるということができる。なお、図65(h)に示されるボタン表示の昇格にチャンスアップの予告アイコンI63が使用される場合は、他の昇格対象であるカットイン表示の開始前などに予告アイコンが消化されて消えていてもよいし、消えていなくてもよい。
その後、図65(m)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(n)では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄ともに「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図65(o)に示すタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nで表示されていた第1装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lにおいて「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、大当りの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
図66は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の例を段階的に示す図である。図66では、第3装飾図柄表示装置208Nで予告アイコンを表示させた後、第3装飾図柄表示装置208Nをスライド移動させることにより、表示させた予告アイコンをストック位置まで搬送するような演出表示を行っている様子が示されている。
図66(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図66(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図66(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の上方に宝箱画像TRが表示されており、後述するように、この宝箱画像TRから予告アイコンが出現する演出表示が行われる場合がある。また、この演出例では、第3装飾図柄表示装置208Nの下方に、チュートリアル表示部TT1が配置されており、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図66(a2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、宝箱画像TRの蓋が開放し、中から爆弾アイコンI61が下方に向かって飛び出してくる様子が示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、説明表示が「予告アイコン消化で・・・」から「剣豪は殿様の宿敵です」に変更されている。なお、チュートリアル表示部TT1における説明表示の変更のタイミングは、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングと同じであってもよいし、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングよりも後のタイミングであってもよい。
すると、図66(a3)に示すように、宝箱画像TRから飛び出した爆弾アイコンI6が破裂する。この破裂のエフェクト表示は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なっており、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。その後、図66(a4)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップしているため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。そして、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされることを報知している。
すると、図66(a5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nが第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って左方向にスライド移動する。その後、図66(a6)に示すように、剣豪の予告アイコンI62の表示が第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示座標上を維持するように、第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に向かって右方向にスライド移動する。すなわち、剣豪の予告アイコンI62があたかも第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面上のある位置で動いていないかのような態様(すなわち、剣豪の予告アイコンI62を第1装飾図柄表示装置208Lに置いていくかのような態様)で第3装飾図柄表示装置208Nを移動させながら剣豪の予告アイコンI62が表示されている。図66(a6)に示されるタイミングでは、剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示されている様子が示されている。剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nから完全に第1装飾図柄表示装置208Lに移ると、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップが解消される。その後も、第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置に向かって右方向にスライド移動を継続し、図66(a7)に示すように、初期位置まで復帰する。
次に、図66(b1)〜同図(b8)を参照して、複数の装飾図柄表示装置を跨いで行われる予告アイコン増加演出の別の例について説明する。
図66(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図66(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT1が第1装飾図柄表示装置208Lの右下部分に配置されており、説明表示として「剣豪は殿様の宿敵です」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図66(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の下方に宝箱画像TRが表示されており、この宝箱画像TRから予告アイコンが出現する演出表示が行われる場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図66(b2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、宝箱画像TRの蓋が開放し、中から爆弾アイコンI61が上方に向かって飛び出してくる様子が示されている。
すると、図66(b3)に示すように、宝箱画像TRから飛び出した爆弾アイコンI6が拡大表示された剣豪の予告アイコンI62に変化し、その後、図66(b4)に示すように、宝箱画像TRが消去される。このとき、スピーカ120からその旨を報知する「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされることを報知している。なお、スピーカ120からの音声出力のタイミングは、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングと同じタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングよりも後のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するよりも前のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するタイミングと同じタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するよりも後のタイミングであってもよい。
すると、図66(b5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nが第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って左方向にスライド移動する。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nの下端部分が第1装飾図柄表示装置208Lの右下部分に表示されたチュートリアル表示部TT1の前面側にUI部とともにオーバーラップする。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nでは、図66(b5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されたUI部に重なる部分は表示し、チュートリアル表示部TT1は表示しない。そのため、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されたチュートリアル表示部TT1は、第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされることにより、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
その後、図66(b6)に示すように、剣豪の予告アイコンI62の表示が第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示座標上を維持するように、第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に向かって右方向にスライド移動する。すなわち、剣豪の予告アイコンI62があたかも第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面上のある位置で動いていないかのような態様(すなわち、剣豪の予告アイコンI62を第1装飾図柄表示装置208Lに置いていくかのような態様)で第3装飾図柄表示装置208Nを移動させながら剣豪の予告アイコンI62が表示されている。図66(b6)に示されるタイミングでは、剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示されている様子が示されている。その後も、第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置に向かって右方向にスライド移動を継続し、図66(b7)に示すように、初期位置まで復帰する。第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置まで復帰すると、第1装飾図柄表示装置108Lに表示されていたチュートリアル表示部TT1への第3装飾図柄表示装置208Nによるオーバーラップが解消され、遊技者は、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しやすくなる場合がある。
すると、図66(b8)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを報知する。このように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されるため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
なお、この演出例において、例えば、図66(b5´)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nの下端縁の高さを、少なくとも第1装飾図柄表示装置208Lに表示されるチュートリアル表示部TT1が表示される位置よりも高くすると、第3装飾図柄表示装置208Nがスライド移動して第1装飾図柄表示装置208Lにオーバーラップしても、チュートリアル表示部TT1に対してはオーバーラップしない状態を創出することができるので、例えば、予告アイコンが表示された第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているチュートリアル表示部TT1の近傍でスライド移動するので、チュートリアル表示部TT1の表示状態を視認しながら第3装飾図柄表示装置208Nによる演出も見ることができる場合がある。
なお、図66に示される演出例において、チュートリアル表示部TT1に予告アイコンが表示されている場合において、第3装飾図柄表示装置208Nをスライド移動させた後、予告アイコンに第3装飾図柄表示装置208Nをオーバーラップさせ、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた予告アイコンを第3装飾図柄表示装置208Nに移して運んでいくような演出表示を行ってもよい。これにより、第3装飾図柄表示装置208Nによって予告アイコンが運ばれることにより、チュートリアル表示部TT1への予告アイコンのオーバーラップの状態が解消され、説明表示が視認しやすくなる場合がある。
図67は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の例を段階的に示す図である。図67では、通常時ではチュートリアル表示部TT1はフレームアウトしており、説明表示が行われる場合に、下方からフレームインしてくる様子が示されている。
図67(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図67(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第3の保留アイコンh13は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図67(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、図67(a1)に示されるタイミングでは、チュートリアル表示部TT1は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのいずれにも表示されていない。
その後、図67(a2)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1のフレームインが開始され、その後、図67(a3)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置され、図67(a4)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1に、「殿様は八代将軍です」が表示される。
その後、チュートリアル表示部TT1による表示を所定時間(例えば、5秒)行うと、図67(a5)〜同図(a6)に示すように、チュートリアル表示部TT1が下方に移動し、第1装飾図柄表示装置208Lからフレームアウトする。なお、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示は、フレームアウトするアニメーションが開始する前に消去されてもよいし、フレームアウトするアニメーションが開始するタイミングで消去されてもよいし、フレームアウトするアニメーションが開始した後のタイミングで消去されてもよいし、チュートリアル表示部TT1のフレームアウトが完了するまで表示されていてもよい。
その後、図67(a7)に示すように、例えば、図62(e)〜同図(j)に示して上述した要領で、剣豪の予告アイコンI62がストックされた後、図67(a8)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。
その後、図67(a9)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1によるフレームインが再び開始され、その後、図67(a10)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置される。このとき、チュートリアル表示部TT1は、ストックされた剣豪の予告アイコンI62の背面側に配置され、その結果、剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされる。
その後、図67(a11)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1に、「予告アイコン消化で・・・」という説明表示が表示されるが、チュートリアル表示部TT1が剣豪の予告アイコンI62によってオーバーラップされているので、説明表示の少なくとも一部が隠され、視認困難な状態となっている。
その後、チュートリアル表示部TT1による表示が所定時間行われると、チュートリアル表示部TT1がフレームアウトするアニメーションが開始し、その後、図67(a12)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1へのオーバーラップ状態が解消される。なお、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示がチュートリアル表示部TT1がフレームアウトするまで表示が維持される場合には、オーバーラップ状態の解消により、説明表示が視認容易となる場合がある。そして、図67(a13)に示すように、チュートリアル表示部TT1が第1装飾図柄表示装置208Lから完全にフレームアウトすると、フレームアウトのアニメーションが終了する。
また、この演出例においても、図67(b1)〜同図(b2)に示すように、チュートリアル表示部TT1が表示されている期間において、予告アイコンが消化されて上昇した場合にも予告アイコンによるチュートリアル表示部TT1へのオーバーラップ状態は解消される。図67(b1)〜同図(b2)については、図62(p)〜同図(q)に示して上述した通りであるので、詳しい説明については省略する。
図68は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図68では、チュートリアル表示部TT1におけるチュートリアル表示の他、キャラクタの会話演出においてもチュートリアル表示を行う様子が示されている。
図68(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図68(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第3の保留アイコンh13は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図68(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されている。この演出例では、チュートリアル表示部TT1は、第1チュートリアル表示部という場合がある。さらに、この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左側にチビ姫のキャラクタCH1とともに、第2チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT2が表示されている。チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図68(a1)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT2には「赤より金が熱い」という説明表示がなされており、このパチンコ機100において行われる予告に関する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。吹き出し部TT2は、第1装飾図柄にオーバーラップする場合があるが、オーバーラップしない位置に配置するようにしてもよい。また、吹き出し部TT2や後述する吹き出し部TT3には、保留アイコンは表示されない。また、チュートリアル表示部TT1に表示される表示と全く同じ表示は、吹き出し部TT2,TT3の方には表示されない。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも表示領域が大きくてもよいし、小さくてもよい。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも文字のフォントが大きくてもよいし、小さくてもよい。また、チュートリアル表示部TT1と吹き出し部TT2,TT3とで、フォントが同じであってもよいし、異なってもよい。また、吹き出し部TT2,TT3は、装飾図柄とオーバーラップする場合があるが、他の説明表示を行う表示領域では装飾図柄はオーバーラップしない構成されているが、オーバーラップするようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも説明表示が行われる頻度が低くてもよいし、高くてもよい。また、チュートリアル表示部TT1も吹き出し部TT2,TT3も線で区画された表示領域であってもよいし、いずれか一方又は両方が線で区画されない表示領域であってもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図68(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図68(a2)に示されるタイミングで、チビ姫のキャラクタCHとともに吹き出し部TT2が消去される。また、装飾図柄は未だ変動表示中である。このように、吹き出し部TT2は、チュートリアル表示部TT1とは異なり、複数の図柄変動表示に跨いで表示されないように構成されている。なお、吹き出し部TT2も複数の図柄変動表示に跨いで表示可能に構成されてもよい。
その後、図68(a3)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」と表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図68(a4)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図68(a4)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」の文字表示が行われている。このように、チュートリアル表示部TT1における説明表示は、複数の図柄変動表示に跨って行われる場合がある。
その後、図68(a5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。一方、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左側においてチビ姫のキャラクタCH1が吹き出し部TT2とともに再び表示され、会話演出が開始されている。図68(a5)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT2には「剣豪リーチは熱い」という説明表示がなされ、特定のスーパーリーチに関する説明が行われている。なお、吹き出し部TT2が表示されるタイミングは、投てきアニメーションが開始される前のタイミングであってもよいし、投てきアニメーションの開始と同時であってもよいし、投てきアニメーションが開始した後のタイミングであってもよい。
その後、図68(a6)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。また、図68(a6)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、第3チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT3が表示されている。爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図68(a6)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT3には「パンダ乱入すると」という説明表示がなされており、予告演出に関する説明がなされている。ここで、吹き出し部TT3は、第1装飾図柄の前面側でオーバーラップしているが、オーバーラップしない位置に配置されてもよい。なお、吹き出し部TT3が表示されるタイミングは、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングと同じであってもよいし、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングよりも後のタイミングであってもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び爺のキャラクタGY1による会話演出は、演出ボタン136の操作により行われるようにしてもよい。
そして、図68(a7)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されている。ここで、図68(a7)に示されるタイミングでは、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。そのため、遊技者に、吹き出し部TT3の表示や爆弾アイコンI61に注意を惹きやすくすることができる場合がある。なお、チュートリアル表示部TT1における説明表示が変更されるタイミングは、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングと同じであってもよいし、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングよりも後のタイミングであってもよい。
その後、図68(a8)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
その後、図68(a9)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。このとき、剣豪の予告アイコンI62が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。また、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「ドン」という音声が出力される。このように、この演出例では、2つ表示された会話演出の表示(吹き出し部TT2及び吹き出し部TT3)のうちのいずれか一方の表示にのみ他の画像によってオーバーラップされる場合があるように構成されている。
そして、図68(a10)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことが報知される。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置でオーバーラップする。このように、剣豪の予告アイコンI62は、説明表示が行われる複数の表示部(チュートリアル表示部TT1及び吹き出し部TT3)に対してオーバーラップする場合がある。
なお、図68(a1)〜同図(a10)に示される演出例では、キャラクタとともに表示される吹き出し(吹き出し部TT2及び吹き出し部TT3)に、演出に関する説明を行う説明表示(チュートリアル表示)を表示するようにしたが、例えば、図68(b)に示すように、吹き出し部TT2の表示態様を変化させるとともに(例えば、吹き出し部TT2の下地の色を赤色にし)、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示も行われる場合があってもよい。
図68(c1)〜同図(c3)は、チュートリアル表示部TT1において表示される内容の他の例について示すものである。
図68(c1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始している様子が示されている。また、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」という説明表示が行われている。
その後、図68(c2)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。そして、図68(c3)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1の表示が「パンダは殿様の師匠」から「剣豪リーチに発展」に変更されており、これから起こる事象についての説明表示(実況中継的な表示)がなされている。このように構成することで、遊技者は、剣豪の予告アイコンI62が消化されることにより起こることが容易に理解することができる場合がある。なお、図68(c3)のタイミングでは、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。
なお、上述した演出例では、チュートリアル表示部TT1は、演出についての説明表示を行う機能を有するものとして説明したが、例えば、図68(d)に示すように、チュートリアル表示部TT1の表示態様を変化させるとともに(例えば、チュートリアル表示部TT1の下地の色を赤色にし)、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示も行われる場合があってもよい。
図69は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図69では、UI部が変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT4とステージ名表示部ST2とが一体となって第1装飾図柄表示装置208Lの下部に表示されている様子が示されている。また、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4やステージ名表示部ST2における説明表示が消去されている様子が示されている。なお、この演出例においても、スーパーリーチとなった場合は、UI部は第1装飾図柄表示装置208Lの下方にフレームアウトするようにしているが、スーパーリーチとなってもフレームアウトせずに表示したままであってもよい。
図69(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部が配置されている。図69(a1)に示されるUI部は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図69(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図69(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されており、また、ステージ名表示部ST2では、「城下町ステージ」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
続いて、図69(a2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコン(第3の保留アイコンh13)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。この演出例では、第3の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。
その後、図69(a3)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0は消去されていないが、消去されるようにしてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、図69(a4)に示されるように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、投てきアニメーションが行われている。この投てきアニメーションは、図62(e)〜同図(k)に示して上述した投てきアニメーションと同様である。
図69(a5)は、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂した後、破裂した爆弾アイコンI61が姫の予告アイコンI64に変化し、縮小表示されながら、ステージ名表示部ST2に移動している様子が示されており、図69(a5)に示されるタイミングでは、ステージ名表示部ST2に重なってはいるが、所定の表示位置(ストック位置)まで到達していない様子が示されている。この場合は、姫の予告アイコンI64は、未だステージ名表示部ST2に表示されている状態ではないので、「城下町ステージ」の説明表示が表示されており、姫の予告アイコンI64によって少なくとも一部が視認困難な状態となっている。なお、予告アイコンがステージ名表示部ST2に重なるよりも前に説明表示が消去されるように構成されてもよい。また、予告アイコン図柄CS(図64参照)に係る予告アイコンの場合には、ステージ名表示部ST2に重なるよりも前に説明表示が消去されるなど、予告アイコンの取得の契機に基づいて説明表示が消去されるタイミングが異なるように構成してもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションは、爆弾アイコンがステージ名表示部まで移動するアニメーションであってもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションの後に予告アイコンが取得されないパターン(いわゆるガセ)を設けてもよい。例えば、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2を通過して予告アイコンが取得されないようにしてもよい。この場合において、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2と重なっている状態であっても説明表示が消去されないように構成してもよい(すなわち、ガセパターンの場合は説明表示が消去されず、本当に予告アイコンが取得される真のパターンにおいては、例えば、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2に重なった状態となった場合に説明表示が消去されるように構成してもよい。また、暗転演出を実行可能とし、この暗転演出時はUI部が非表示になる場合において、暗転演出が実行されている状態で、爆弾アイコン投てきアニメーションの開始から予告アイコンの取得、ガセまでの少なくとも一部が実行されるように構成してもよい。具体的には、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションを開始してから暗転演出が開始し、暗転演出が終了してUI部が再表示された際には、予告アイコンが取得されている状態(説明表示が表示されている状態から説明表示が消えている状態)になるように構成してもよい。この際、音とランプ演出のうちの少なくとも一方が行われている状態であってもよく、両方が行われていない状態であってもよい。
その後、図69(a6)に示されるように、姫の予告アイコンI64がステージ名表示部ST2の所定の表示位置に表示されると、ステージ名表示部ST2において、今まで表示されていた「城下町ステージ」の説明表示は消去され、専ら予告アイコンを表示する領域として機能するようになる。そのため、ステージ名表示部ST2の上部には、「STOCK」の文字表示が行われている。すなわち、この演出例によれば、予告アイコンがステージ名表示部ST2にストックされる場合には、ステージ名の表示は行われないこととなる。なお、予告アイコンが消化されるシーンと上述した暗転演出の実行が重なるように構成してもよい。また、予告アイコンが取得される際、可動手段(例えば、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208N等)が移動する演出を行うことで、可動手段が、取得された予告アイコンやすでに取得されていた予告アイコンのうちの少なくとも一部(複数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの予告アイコン全体であったり、一の予告アイコンの一部分であったり等)にオーバーラップするように構成してもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションの開始前から終了までの少なくとも一部の期間で可動手段が移動する演出を行い、可動手段によって説明表示の少なくとも一部がオーバーラップされるような構成であってもよい。すなわち、予告アイコンの表示前は、可動手段によって説明表示の視認性が変化し、予告アイコンの表示後は、予告アイコンによって説明表示の視認性が変化する構成であってもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図69(a7)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図69(a8)に示すように、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域で変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となる。また、図69(a8)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。また、この演出例では、図69(a8)に示されるように、装飾図柄の変動表示の開始とともにステージが変更され、背景表示が城下町から海岸に変更している。すなわち、この演出例では、ステージ名表示部ST2が非表示の状態であっても、ステージの変更が可能であり、また、ステージ名表示部ST2が非表示の状態では、変更後のステージ名の表示も行われない。なお、ステージが変更された場合には、ステージ名表示部ST2に所定時間だけ変更後のステージ名を表示し、その後、ステージ名を消去して予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図69(a9)は、5つの予告アイコンがストックされた様子が示されている。すなわち、ステージ名表示部ST2には、最大で3つの予告アイコンを表示することができるが、4つ目の予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4にも表示するようにするが、この場合、チュートリアル表示部TT4に表示されていた説明表示は消去され、専ら予告アイコンを表示する領域として機能するようになる。すなわち、この演出例によれば、予告アイコンがチュートリアル表示部TT4にストックされる場合には、チュートリアル表示(説明表示)は行われないこととなる。なお、図69(a9)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、まずステージ名表示部ST2に、姫の予告アイコンI64と2つの疑似連予告アイコンI65がストックされ、続いて、チュートリアル表示部TT4に、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63がストックされている。
なお、この演出例において、例えば、左側から順に予告アイコンが消化される場合に、消化される予告アイコン以外の予告アイコンの表示位置を変更するアニメーションを行うようにしてもよい。具体的には、例えば、図69(a9)に示される場合において、姫の予告アイコンI64が消化された場合には、2つの疑似連予告アイコンI65がそれぞれ1つずつ左側に移動し、チュートリアル表示部TT4の左側に表示されている剣豪の予告アイコンI62は、ステージ名表示部ST2の最も右側に移動し、チュートリアル表示部TT4に表示されていたチャンスアップの予告アイコンI63は、一つ左側に移動する。チュートリアル表示部TT4に表示されていた予告アイコンがステージ名表示部ST2に移る場合には、瞬間移動する等により、他の表示の視認性に影響を与えないようにしてもよい。
そして、チュートリアル表示部TT4に表示されていた予告アイコンがすべて消化された場合には、チュートリアル表示部TT4において説明表示を再開し、ステージ名表示部ST2に表示されていた予告アイコンがすべて消化された場合には、ステージ名表示部ST2においてステージ名の表示を再開する。なお、説明表示やステージ名の表示を再開しなくてもよい。説明表示の再開は、予告アイコンが消化された図柄変動表示と同じ変動表示内で再開(例えば、スーパーリーチ明けに再開)してもよい。また、説明表示が再開する場合において、全く同じ表示が再開されてもよいし、テロップ式(スクロール式)の表示で違う部分の表示から再開してもよい。
また、チュートリアル表示部TT4に表示する予告アイコンの種類と、ステージ名表示部ST2に表示する予告アイコンの種類を予め定めるようにしてもよい。この場合において、予告アイコンが消化された場合には、他の予告アイコンについて移動しないようにしてもよい。
また、予告アイコンの表示位置を変更するアニメーションの実行時間は、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間と同じであってもよいし、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間よりも短くてもよいし、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間よりも長くてもよい。
また、この演出例では、予告アイコンがストックされる場合には、最初にステージ名表示部ST2にストックし、ストックした数が3つとなった場合には、その後にストックする予告アイコンをチュートリアル表示部TT4にさらに3つまでストック可能に構成したが、最初にチュートリアル表示部TT4にストックし、ストックした数が3つとなった場合には、その後にストックする予告アイコンをステージ名表示部ST2にさらに3つまでストック可能に構成してもよい。
また、この演出例において、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まる前(ステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4の一部に予告アイコンの一部が表示されている状態)では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まった直後では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンの消化の際に上方に移動し始めた直後では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まる前では、説明表示は表示されていて、予告アイコンの消化の際に上方に移動し始めた直後では、説明表示は表示されないようにしてもよい。
また、この演出例では、投てきアニメーションの例として図62に示して上述したものを参照したが、他の図に示されている態様を組み合わせることも当然可能であることは言うまでもない。
また、これまでに説明した実施形態や、以降に説明する実施形態において、例えば、変動アイコン表示領域のように、これから消化される予告アイコン専用の表示領域があってもよい。
また、予告アイコンは、消化される順番に表示されなくてもよく、例えば、複数の予告アイコンが歯抜け状に消化され、空いた箇所に埋めるように他の予告アイコンが移動するようにしてもよいし、移動しなくてもよい。
また、1つの始動口につき第1特図入賞口と第2特図入賞口とに振り分けることができ、通常の遊技状態において図柄変動表示を8つ保留することが可能な、いわゆるMAX8機(8保入順機という場合もある)において、保留アイコン表示領域は保留4つ分の表示領域が予め用意されていて、保留が4つになったときにその表示領域が拡大して5つ分になったり、8つ分まで拡大したりしてもよい。このとき、例えば、拡大した保留アイコン表示領域をチュートリアル表示領域TT4やステージ名表示部ST2に表示し、説明表示を非表示にするようにしてもよい。
図69(b1)〜同図(b2)は、ストックされた予告アイコンが消化される場合の様子が示されている。
図69(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2にチャンスアップの予告アイコンI63が表示されている。なお、第1装飾図柄及び第2装飾図柄はいずれも変動表示中である。
そして、その後、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されるタイミングとなり、図68(b2)に示すように、チャンスアップの予告アイコンI63が上方に移動していく様子が示されている。この演出例では、チャンスアップの予告アイコンI63がステージ名表示部ST2における表示位置から移動しても、少なくとも予告アイコンの一部がステージ名表示部ST2に重なっている場合には、説明表示としてのステージ名の表示は再開されていない。このことは、チュートリアル表示部TT4についても同様である。なお、予告アイコンがステージ名表示部ST2における表示位置から移動した直後にステージ名の表示を再開するようにしてもよい。
図70は、本実施形態に係る他の演出例を段階的に示す図である。
図70(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図70(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図70(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図70(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図70(a1)〜同図(a3)は、ステージによりUI部の表示態様が変化する様子を示している。
図70(a1)は、城下町ステージの様子を示している。なお、この城下町ステージの表示態様については、図62(a)に示される態様と同じであるので説明を省略する。
図70(a2)は、宇宙ステージの様子を示している。宇宙ステージにおける第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部左側にUI部が形成されている点において、上述した城下町ステージとは異なっている。すなわち、宇宙ステージにおけるUI部は、表示画面の下部中央に変動アイコン表示領域が配置され、変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコン表示領域の左側に保留アイコン表示領域とチュートリアル表示領域TT1が上下に並べて配置されている。なお、ストックされた予告アイコンの表示位置は、図62に示して上述した城下町ステージにおける予告アイコンの表示位置と同じである。保留アイコン表示領域は、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された表示態様となっている。図70(a2)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、宇宙ステージでの変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12,h13の表示態様は、城下町ステージの変動アイコン及び保留アイコンの表示態様とは異なり、五角形をなしており、デフォルトの表示態様では、例えば、白色五角形の表示態様であり、先読み予告の表示態様では、例えば、青色五角形の表示態様である。図70(a2)に示すタイミングでは、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12がデフォルトの表示態様となっており、第3の保留アイコンh13が先読み予告の表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の下方に配置されたチュートリアル表示領域TT1には、「パンダは殿様の師匠」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。このように、宇宙ステージでは、予告アイコンの表示位置とチュートリアル表示領域TT1の表示位置が異なるので、予告アイコンによってチュートリアル表示領域TT1がオーバーラップされることがない。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
図70(a3)は、他のステージから城下町ステージに移行した直後の様子を示している。図70(a3)に示されるように、チュートリアル表示領域TT1は、城下町ステージに移行した直後では、説明表示が非表示となっており、新たな説明表示が行われるときまで非表示の状態が維持される。図70(a3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、非表示状態とされたチュートリアル表示領域TT1に剣豪の予告アイコンI62がオーバーラップしている。なお、ステージの移行が行われた直後のチュートリアル表示領域TT1において説明表示を表示するようにしてもよい。また、あるステージ(例えば、城下町ステージ)においてチュートリアル表示領域TT1が非表示の状態のときに他のステージ(例えば、宇宙ステージ)に移行した場合に、移行後のステージにおけるチュートリアル表示領域TT1に説明表示が表示されるようにしてもよい。
図70(b1)〜同図(b2)は、第3装飾図柄表示装置208Nにチュートリアル表示領域TT1が配置され、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示領域TT1を消去される様子が示されている。
図70(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図70(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図70(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の下方に、チュートリアル表示部TT1が配置されており、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
このような構成において、例えば、図70(b2)に示すように、ボタンアイコンIBTがストックされる場合には、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されることとなるが、この場合、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていたチュートリアル表示部TT1が消去される。ここで、ボタンアイコンIBTは、複数個ストックが可能であり、例えば、特定の演出中においてボタンを操作する演出の発生回数を事前に報知するアイコンであり、例えば、ボタン操作演出の発生回数が多いほど、大当りに対する信頼度が高く、すなわち、ボタンアイコンIBTのストック数が多いほど、大当りとなりやすいということができる。
このように、この演出例によれば、予告アイコンが表示される場合には、他の表示を行うことが犠牲にされるということができる。
図71は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図71では、上述した殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションを利用した他の演出例について示されている。
図71(a1)〜同図(a6)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。
図71(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図71(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図71(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されている。また、図71(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップするように、ハテナの予告アイコンI66が表示(ストック)されている。ハテナの予告アイコンI66は、消化されるタイミングとなる前に他の予告アイコンに変化する場合があるアイコンであるが、他の予告アイコンに変化せず、消化しても何も起こらない、いわゆるガセの予告アイコンとして機能する場合もある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図71(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図71(a2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図71(a3)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。
そして、図71(a4)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されている。
その後、図71(a5)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、ハテナの予告アイコンI66に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像がハテナの予告アイコンI66の前面側に重なり、ハテナの予告アイコンI66の少なくとも一部が視認困難とされている。なお、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像の大きさは、ハテナの予告アイコンI66を少なくとも覆う程度の大きさとなっている。すなわち、変化対象である予告アイコンにのみエフェクト画像がかかっている。
その後、図71(a6)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62に変化している。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62に変更されたことが報知される。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置でオーバーラップしているので、チュートリアル表示部TT1の説明表示の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。また、図71(a6)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されていたものが、「剣豪は殿様の宿敵です」に変更されている。なお、チュートリアル表示部TT1の説明表示の変更のタイミングは、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングと同じタイミングであってもよいし、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングよりも後のタイミングであってもよい。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンの変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図71(b1)〜同図(b3)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。なお、図71(b1)は、図71(a4)と同じであり、図71(b3)は、図71(a6)と同じであるので、これらの図面についての説明は省略する。なお、図71(b3)におけるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。
図71(b1)に示される演出が行われた後、図71(b2)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、ハテナの予告アイコンI66に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像がチュートリアル表示部TT1の略全体を覆うようにチュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップして表示される。これにより、ハテナの予告アイコンI66及びチュートリアル表示部TT1の少なくとも一部が視認困難とされており、図71(a5)に示されるエフェクト画像よりもオーバーラップする範囲は大きい。なお、予告アイコンが複数ストックされている場合には、すべての予告アイコンにオーバーラップされるようにしてもよい。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンの変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図71(c1)〜同図(c3)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。なお、図71(c1)は、図71(b1と同じであり、図71(c2)は、図71(b2)と同じであるので、これらの図面についての説明は省略する。
図71(c2)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が破裂した後、図71(c3)に示すように、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62及びチャンスアップの予告アイコンI63に変化している。すなわち、1つの予告アイコンが2つの予告アイコンに変化している。さらに換言すれば、1回の投てきアニメーションにより、予告アイコンの変化と新たな予告アイコンのストックとが同時に行われているということもできる。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンを変化させるとともに新たな予告アイコンをストックする演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図71(d1)〜同図(d3)は、投てきアニメーションにより、保留アイコンの表示態様が変化する様子が示されている。なお、図71(d1)は、図71(a4)と同じであるのでこの図面についての説明は省略する。
図71(d1)に示される演出が行われた後、図71(d2)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、先読み予告の表示態様である第2の保留アイコンh12に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像が当該第2の保留アイコンh12の前面側に重なり、第2の保留アイコンh12の少なくとも一部が視認困難とされている。なお、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像の大きさは、第2の保留アイコンh12を少なくとも覆う程度の大きさとなっている。すなわち、変化対象である保留アイコンにのみエフェクト画像がかかっている。
その後、図71(d3)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、第2の保留アイコンh12の表示態様が変化(例えば、青色の表示態様から、赤色の表示態様に変化)している。すると、スピーカ120から、「ポン」という音声が出力され、保留アイコンh12の表示態様が変化したことが報知される。このように、予告アイテムのストック演出の一部が保留アイコンの表示態様の変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
このように、図71に示される演出例では、予告アイコン取得時のアニメーションの少なくとも一部が、他のアニメーションの一部と同じとなっている。例えば、複数の装飾図柄表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208N)に跨って表示が行われる場合には、ある装飾図柄表示装置(例えば、第3装飾図柄表示装置208N)において行われるアニメーションについて同じとなっている。
図72は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。
図72(a1)〜同図(a7)では、特定の予告アイコンがストックされたことで、その旨を表示することで、ミッションが達成された旨の報知を行う様子が示されている。なお、図72(a1)〜同図(a3)は、図62(h)〜同図(j)と同じであるので、これらの図面についての説明については省略する。
図72(a3)に示された演出が行われた後、図72(a4)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。また、図72(a4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の上方に、特定の演出が行われたことを報知する説明表示部としての達成表示部KM1が表示されている。この達成表示部KM1には、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを示す「剣豪ストック」が表示されている。すなわち、剣豪の予告アイコンI62を取得するミッションが課されている場合に、剣豪の予告アイコンI62がストックされた場合に、達成表示部KM1にその旨を表示することで、ミッションの達成を報知することができる。あるいは、例えば、大当りへの期待度が極めて高い演出が行われることを予告する剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを明示的に報知するために達成表示部KM1が表示されるものであってもよい。なお、達成表示部KM1が表示されるタイミングは、投てきアニメーションの終了と同時であってもよいし、投てきアニメーションが終了するよりも前のタイミングであってもよいし、投てきアニメーションが終了した後のタイミングであってもよい。なお、達成表示部KM1は、ストックされた剣豪の予告アイコンI62の近傍に表示されるので、達成表示部KM1に注目させることができる場合がある。なお、ストックする予告アイコンを達成表示部KM1にオーバーラップして表示させるようにしてもよい。
その後、図72(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSとしての「装飾C」が停止表示され、「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組合せで仮停止表示している。なお、変動アイコンh0は、ここでは消去されているが、表示されていてもよい。
上述したように、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSが導出表示されると、図72(a6)〜同図(a7)に示すように、予告アイコン図柄CSからチャンスアップの予告アイコンI63がチュートリアル表示部TT1における剣豪の予告アイコンI62の右隣りの表示位置に向かって飛び出してくる。図72(a6)に示されるタイミングでは、チャンスアップの予告アイコンI63は、達成表示部KM1の前面側にオーバーラップし、達成表示部KM1における説明表示の少なくとも一部を視認困難にしている。
なお、この演出例において、例えば、予告アイコンがストックされた場合に予告アイコンの表示位置が、予告アイコンの種類によって予め定められている場合において、消化される予告アイコンの種類のよって達成表示部KM1へのオーバーラップが解消するようにしてもよい。また、例えば、複数の予告アイコンがストックされている場合であって、予告アイコンが消化されることにより、残存する予告アイコンが所定間隔で整列するように移動させる場合、複数の予告アイコンのうちの所定数の予告アイコンが消化されると予告アイコンによる達成表示部KM1へのオーバーラップが解消するようにしてもよい。
図72(b1)〜同図(b3)では、例えば、スーパーリーチへの発展時や大当りとなる際に動作する第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作態様の一例が示されている。
図72(b1)では、スーパーリーチが行われている様子が示されている。具体的には、図72(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチの背景画面が表示されており、表示画面の中央下部には変動アイコンh0が表示されている。なお、UI部は、上述したように、スーパーリーチ時には、下方にフレームアウトしている。そのため、変動アイコンh0の表示位置は、UI部が表示されている場合よりも下方となっている。第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の上方で第1装飾図柄の変動表示が行われているとともに、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
その後、図72(b2)に示されるように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nとが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する方向にスライド移動する。このとき、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある。これによれば、装飾図柄表示装置による可動動作と説明表示が隠れる現象により、大当りに対する期待感を持たせつつ、説明表示に注目させることができる場合がある。
そして、図72(b3)に示されるように、互いに近接した第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って時計方向に90度回転している。また、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた変動アイコンh0が第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示画面の左端部に表示されるとともに、方形状の枠の中に「祝」の文字が施された画像も第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。また、第3装飾図柄表示部208Nでは、表示画面の右下隅部に、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。また、さらに、図72(b3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に配置されていた家紋役物224Eが上方に移動して第3装飾図柄表示装置208Nの中央下部にオーバーラップし、第1装飾図柄表示装置208Lの上方に配置されていた八代役物224Fa及び将軍役物224Fbが下方に移動して第2装飾図柄表示装置208Mの上端部分にオーバーラップしている。このとき、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある。また、第2装飾図柄表示装置208Mにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、八代役物224Faや将軍役物224Fbにオーバーラップされる場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、家紋役物224Eにオーバーラップされる場合がある。これによれば、装飾図柄表示装置や演出可動体による可動動作と説明表示が隠れる現象により、大当りに対する期待感を持たせつつ、説明表示に注目させることができる場合がある。
図72(c1)〜同図(c4)では、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて、ボタン画像136aを常時あるいは少なくとも一定期間表示し、ボタン画像136aの表示状態を変化させることにより、演出ボタン136の状態を報知している様子が示されている。
図72(c1)では、剣豪リーチにおける決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。図72(c1)は、図63(d)に対応しているが、ステージ名表示部ST1が第2装飾図柄表示装置208Mではなく、第1装飾図柄表示装置208Lの左上隅部に表示され、第2装飾図柄表示装置208Mの下方にボタン画像136aが常時あるいは少なくとも一定期間表示されている点で異なっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されたボタン画像136aは通常状態(デフォルトの表示状態)で表示されている。
図72(c2)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図72(c2)に示されるタイミングになると、第2装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターが表示されるともに、ボタン画像136aの表示態様が演出ボタン136への押下を促す表示態様で表示されている。この表示により、演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、演出ボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138が操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。
その後、図72(c3)に示されタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図72(c4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。一方、第2装飾図柄表示装置208Mでは、演出ボタン136の操作有効期間が終了したとして、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様に変更される。この演出例では、上述した構成とすることで、例えば、上述したボタン予告アイコン(第1のボタン予告アイコンI4や第2のボタン予告アイコンI11)の操作が有効となったときに、上述したようにして遊技者に演出ボタン136の操作を促進させることができる場合がある。
図72(d)は、本実施形態において適用可能な予告アイコンの一例を示している。例えば、上述したハテナの予告アイコンI66、疑似連予告アイコンI65、チャンスアップの予告アイコンI63、姫の予告アイコンI64、剣豪の予告アイコンI62の他、保留昇格の予告アイコンI67、チャンス目の予告アイコンI68、パンダの予告アイコンI69が用意されている。ここで、保留昇格の予告アイコンI67は、消化されると、保留アイコンあるいは変動アイコンの表示態様がより大当りに対する信頼度の高い表示態様に変更することを予告するアイコンである。また、疑似連予告アイコンは、消化すると、疑似連演出が行われることを予告するアイコンである。また、チャンス目の予告アイコンI68は、消化されると、装飾図柄の表示結果としてチャンス目が導出されることを予告するアイコンである。また、姫の予告アイコンは、消化すると、先読みゾーンに移行することを予告するアイコンである。また、パンダの予告アイコンI69は、消化すると、パンダが乱入する演出が行われ、必ず大当り(当確)となることを予告するアイコンである。
図73は、予告アイコンとチュートリアル表示との関係について説明する図である。
図73(a1)〜同図(a7)は、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)がスクロール表示している様子が示されている。なお、図73に示されるチュートリアル表示部TT1は、左側が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされている。
図73(a1)では、説明表示のスクロール表示の開始前の様子が示されている。
その後、図73(a2)に示すように、説明表示のスクロールが開始されると、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示が、チュートリアル表示部TT1の右側から順次スクロールインする。図73(a2)に示されるタイミングでは、「剣豪は」の部分のみがスクロールインされており、図73(a3)に示されるタイミングでは、「剣豪は殿様の」の部分のみがスクロールインされている。これらの場合では、いずれの文字も剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされていないので、説明表示が明確に認識することができる場合がある。
その後、図73(a4)に示されるタイミングになると、「剣豪は殿様の宿敵です」の文字全体が表示される。この場合には、少なくとも「剣豪」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図73(a5)に示されるタイミングになると、「剣豪は」の部分がチュートリアル表示部TT1の左側からスクロールアウトし、「殿様の宿敵です」の部分がチュートリアル表示部TT1に表示されている。この場合には、少なくとも「殿様の」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図73(a6)に示されるタイミングになると、「剣豪は殿様の」の部分がチュートリアル表示部TT1の左側からスクロールアウトし、「宿敵です」の部分がチュートリアル表示部TT1に表示されている。この場合には、少なくとも「宿敵で」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図73(a7)に示されるタイミングになると、説明表示のスクロールが終了する。このように、この演出例では、説明表示のスクロールにより、予告アイコンによってオーバーラップされる文字が継時的に変化している。また、説明表示のスクロールにより、予告アイコンによって説明表示がオーバーラップされる期間とオーバーラップされない期間が生じることとなる。なお、説明表示のスクロールを繰り返し行う場合には、これらの期間も繰り返し生じることとなる。
図73(b1)〜同図(b7)は、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)のスクロール表示中に、チュートリアル表示部TT1において他の表示(例えば、「激熱」の予告表示)が行われる場合の様子が示されている。なお、図73(b1)〜同図(b3)と、図73(b6)〜同図(b7)は、それぞれ、図73(a1)〜同図(a3)と、図73(a6)〜同図(a7)と同じなので、詳しい説明については省略する。
図73(b3)に示される態様で説明表示が行われた後、図73(b4)〜図73(b5)に示すように、チュートリアル表示部TT1では予告表示が行われている。予告表示は、チュートリアル表示部TT1の下地の色を赤色にし、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示を行う。予告表示中は、説明表示のスクロール表示を中断する。例えば、上述した予告表示を説明表示にオーバーラップして説明表示を視認困難な状態としてもよいし、説明表示のスクロール表示から予告表示に表示を切り替えるようにしてもよい。
その後、予告表示が終了すると、図73(b6)に示すように、説明表示のスクロール表示が再開する。説明表示のスクロール表示は、予告表示が行われている期間においてもバックグラウンドで進行しており、説明表示の表示が再開した時点での説明表示の表示態様は、バックグラウンドで進行した後の表示態様となっている。なお、説明表示の表示が再開した時点での説明表示の表示態様は、中断した時点での表示態様であってもよい。その後、図73(b7)に示すタイミングになると、説明表示のスクロール表示が終了する。なお、説明表示のスクロール表示を中断して表示するものとして予告表示を例にして説明したが、予告表示以外の表示により説明表示のスクロール表示を中断するようにしてもよい。
図73(c1)〜同図(c5)は、複数の予告アイコンがストックされている状態において、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)の表示中に、一部の予告アイコンの消化に伴い、他の予告アイコンが移動する様子が示されている。
図73(c1)では、最初に消化される予定の予告アイコンであるチャンスアップの予告アイコンI63と、2番目に消化される予定の予告アイコンである剣豪の予告アイコンI62がチャンスアップの予告アイコンI63の右側に並んで配置され、剣豪の予告アイコンI62が、チュートリアル表示部TT1の左側でオーバーラップしている様子が示されている。そのため、チュートリアル表示部TT1に表示されている説明表示の一部が視認困難な状態となっている。
その後、図73(c2)に示されるように、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されると、図73(c3)〜同図(c5)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がチャンスアップの予告アイコンI63が表示されていた位置に移動する予告アイコン移動アニメーションが行われる。これにより、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップの範囲が継時的に変化した後に、オーバーラップの状態が解除され、チュートリアル表示部TT1に表示されている説明表示が視認容易となる場合がある。すなわち、この演出例では、ストックされた予告アイコンの数により、チュートリアル表示部TT1に予告アイコンがオーバーラップしたりしなかったりする。なお、説明表示がチュートリアル表示部TT1においてスクロール表示する場合には、予告アイコンの移動アニメーションにおける予告アイコンの移動表示と説明表示のスクロール表示とが重なる場合がある。
以上の記載では、
『画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214,装飾図柄表示装置208等]と、
複数種類の予告を実行可能な予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、保留表示[例えば、保留アイコン等]を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記保留表示は、前記画像表示手段における保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280等]に表示される表示であり、
前記保留表示とは、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示のことであり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化された場合に、開始可能な表示であり、
前記予告アイコンは、前記画像表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、前記保留表示とは異なるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告を実行可能な手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記複数種類の予告アイコンのうちの第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が第一の数[例えば、2つ等]消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、画像表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、画像表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンが表示されていることで、予告アイコンが消化される可能性のある変動があることを認識しやすくなるので、遊技者が保留内の表示に注目し、予告アイコンに対応する予告表示を見逃すのを防ぐことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者が予告アイコンの増加や消化に注目し、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外にも実行可能なものがあってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、複数種類の予告のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の予告以外にも実行可能なものがあってもよい。また、予告手段は、複数種類の予告を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の予告を実行しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、保留表示のみ表示可能なものであってもよいし、保留表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、保留表示を必ず表示するものであってもよいし、保留表示を表示しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、複数種類の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、保留表示は、画像表示手段における保留表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段における保留表示領域以外にも表示されるものであってもよい。
また、保留表示は、保留アイコンであってもよいし、保留アイコンでなくてもよく、例えば、文字や数字や記号で表すものであってもよい。
また、保留表示は、保留数のみを表示するものであってもよいし、保留数以外にも表示するものであってもよい。
また、図柄変動表示は、保留が消化された場合にのみ開始されるものであってもよいし、保留が消化された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、図柄変動表示は、保留が消化された場合に必ず開始されるものであってもよいし、保留が消化された場合に開始されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、画像表示手段における予告アイコン表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段における予告アイコン表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、画像表示手段における予告アイコン表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、画像表示手段における予告アイコン表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、一または複数の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、一または複数の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告を実行しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンは、前記予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告が実行される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示された変動から消化される変動までに表示される予告を実行する回数を期待させることができるので、遊技者に予告表示を見逃させないように遊技をさせることができる場合がある。
ここで、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数のみが表示されるものであってもよいし、予告が実行される可能性がある回数に応じた数以外のものも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数を必ず表示するものであってもよいし、予告が実行される可能性がある回数に応じた数を表示しない場合があってもよい。
また、『前記予告手段は、前記予告の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を実行可能な手段であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を実行可能な手段であり、
前記偽の予告が実行された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されて予告が実行されるまで、遊技者に緊張感を持たせることができる場合がある。
ここで、予告手段は、予告の態様と同じ態様の偽の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告の態様と同じ態様の偽の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告の態様と同じ態様の偽の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告の態様と同じ態様の偽の予告を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告を実行しない場合があってもよい。
また、偽の予告が実行された後に、図柄変動表示の結果が必ずはずれとなるように構成されてもよいし、偽の予告が実行された後に、図柄変動表示の結果が大当りとなる場合があってもよい。
なお、偽の予告が実行された後に、図柄表示手段に大当り図柄が表示される可能性が高い予告が実行される場合があってもよい。
また、『前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数[例えば、1つ等]よりも、該第三の数よりも大きい第四の数[例えば、3つ等]の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示において予告アイコンが表示される数に注目させることができる場合がある。
また、『前記保留数に応じた表示を実行可能な保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]を備え、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示と予告アイコンの表示を明確に区別できる場合がある。
ここで、保留表示手段は、保留数に応じた表示のみを実行可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示以外のものも実行可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を必ず実行するものであってもよいし、保留数に応じた表示を実行しない場合があってもよい。
また、『前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、保留表示を明確に認識することができる場合がある。
ここで、保留表示手段は、発光手段のみにより構成されたものであってもよいし、発光手段以外(例えば、画像表示手段)を含んで構成されたものであってもよい。
なお、発光手段は、複数のLEDを含んで構成されたものであってもよい。また、発光手段は、複数色のLEDにより構成されたものであってもよく、例えば、フルカラーLEDのように1つのパッケージで複数のLEDが含まれ手要るものであってもよい。また、単色のLEDにより構成されたものであってもよい。
また、保留表示手段の他、第4図柄表示手段、普通図柄表示手段、発射操作手段の操作に関する報知を行う発射操作報知手段についても発光手段により実現するようにしてもよい。
また、『先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ540等]を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されることにより、大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、先読み予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することのみにより先読み予告を実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示すること以外のものによっても先読み予告を実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、『先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図19(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示中の場合と、先読みの対象となる図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の場合とで、予告アイコンの消化数が異なるので、遊技者が注目すべき図柄変動表示をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で消化されない場合があってもよい。
また、保留表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることのみを報知可能なものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていること以外のものも報知可能であってもよい。また、保留表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを必ず報知するものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化される図柄変動表示においても予告アイコンが増加する場合があるので、予告アイコンが全て消化されるまで遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが必ず表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が実行されている期間にのみ予告アイコンが表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間にも予告アイコンが表示開始される場合があってもよい。
なお、予告アイコンが消化する図柄変動表示において予告アイコンが増加しないように構成されてもよい。
また、『前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の図柄変動表示が実行されている期間においてのみ、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間においても、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよい。また、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが必ず表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。
なお、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが第三の図柄変動表示が実行されている期間において表示開始しなくてもよい。
また、『前記保留表示領域は、前記保留表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示の表示可能数と予告アイコンの表示可能数とが異なるので、予告アイコンの表示を明確に区別することができる場合がある。
ここで、保留表示領域は、保留表示を第七の数まで必ず表示するものであってもよいし、保留表示を第七の数まで表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、予告アイコンを第八の数まで必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを第八の数まで表示しない場合があってもよい。
なお、保留表示の表示可能最大数と予告アイコンの表示可能最大数とが同じであってもよい。
また、特図1の保留表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図2の保留表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図1及び特図2の保留表示の表示可能最大数の合計よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、『複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告[例えば、図22(49)〜同図(50)や、図34(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告[例えば、図29(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告は、前記第二の予告とは別の予告であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図22(51)〜同図(57)や、図34(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、実行する演出の内容を事前に知ることができるので、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、第一の予告と第二の予告のみを実行可能なものであってもよいし、第一の予告と第二の予告以外の予告も実行可能であってもよい。また、予告手段は、第一の予告と第二の予告を必ず実行するものであってもよいし、第一の予告と第二の予告を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出と第二の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出と第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出と第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出と第二の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告は、第一の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第一の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第一の予告は、第一の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第一の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、第二の予告は、第二の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第二の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第二の予告は、第二の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第二の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている[例えば、例えば、図19(1)〜図23(66)や、図31(1)〜図35(66)に示すように、増加された予告アイコンは、全て消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されたことにより表示された予告アイコンに対応する予告が必ず実行されるので、遊技者の期待感を向上させることができる場合がある。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208や、装飾図柄表示装置208と第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220あるいは演出用保留ランプ286を併せたもの等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280、演出用保留ランプ286における保留表示領域等]に表示可能な表示手段であり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、画像表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、画像表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンが表示されていることで、予告アイコンが消化される可能性のある変動があることを認識しやすくなるので、遊技者が保留内の表示に注目し、予告アイコンに対応する予告表示を見逃すのを防ぐことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者が予告アイコンの増加や消化に注目し、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外にも実行可能なものがあってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外にも表示可能なものがあってもよい。また、第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、複数種類の予告表示のみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、第二の表示手段は、複数種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域以外にも表示可能なものであってもよい。まだ、第二の表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、図柄変動表示は、保留が消化された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、保留が消化された場合以外の場合にも開始可能なものがあってもよい。また、図柄変動表示は、保留が消化されると必ず開始されるものであってもよいし、保留が消化されても開始されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示手段における予告アイコン表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、第二の表示手段における予告アイコン表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示手段における予告アイコン表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示手段における予告アイコン表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、一または複数の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、一または複数の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示以外の予告表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示された変動から消化される変動までに表示される予告表示を表示する回数を期待させることができるので、遊技者に予告表示を見逃させないように遊技をさせることができる場合がある。
ここで、予告アイコンは、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数のみが表示されるものであってもよいし、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数以外のものも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数を必ず表示するものであってもよいし、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数を表示しない場合があってもよい。
また、『前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されて予告表示が表示されるまで、遊技者に緊張感を持たせることができる場合がある。
ここで、第二の表示手段は、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、偽の予告表示が表示された後に、図柄変動表示の結果が必ずはずれとなるように構成されてもよいし、偽の予告表示が表示された後に、図柄変動表示の結果が大当りとなる場合があってもよい。
なお、偽の予告表示が表示された後に、図柄表示手段に大当り図柄が表示される可能性が高い予告表示が表示される場合があってもよい。
また、『前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数[例えば、1つ等]よりも、該第三の数よりも大きい第四の数[例えば、3つ等]の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示において予告アイコンが表示される数に注目させることができる場合がある。
また、『前記第二の表示手段は、複数の表示手段により構成された表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、保留数に応じた数の保留ランプを点灯させる等]、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示と予告アイコンの表示を明確に区別できる場合がある。
ここで、第二の表示手段は、2つの表示手段により構成されたものであってもよいし、3以上の表示手段により構成されたものであってもよい。
また、第二の表示手段は、画像表示手段と保留表示手段のみで構成されたものであってもよいし、画像表示手段と保留表示手段以外のものも含んで構成されてもよい。また、第二の表示手段は、画像表示手段と保留表示手段が必ず構成されたものであってもよいし、画像表示手段と保留表示手段の少なくともいずれかを構成しない場合があってもよい。
また、保留表示手段は、保留表示領域のみを含んで構成されたものであってもよいし、保留表示領域以外のものも含んで構成されたものであってもよい。また、保留表示手段は、保留表示領域を必ず含んで構成されたものであってもよいし、保留表示領域を含まない場合があってもよい。
また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域以外にも表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄の変動表示以外にも表示可能なものであってもよい。また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄表示装置を表示しない場合があってもよい。
また、『前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示を明確に認識することができる場合がある。
ここで、保留表示手段は、発光手段のみにより構成されたものであってもよいし、発光手段以外(例えば、画像表示手段)を含んで構成されたものであってもよい。
なお、発光手段は、複数のLEDを含んで構成されたものであってもよい。また、発光手段は、複数色のLEDにより構成されたものであってもよく、例えば、フルカラーLEDのように1つのパッケージで複数のLEDが含まれ手要るものであってもよい。また、単色のLEDにより構成されたものであってもよい。
また、保留表示手段の他、第4図柄表示手段、普通図柄表示手段、発射操作手段の操作に関する報知を行う発射操作報知手段についても発光手段により実現するようにしてもよい。
また、『前記第二の表示手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、装飾図柄の変動表示と保留アイコンが同じ画像表示手段に表示されるので、装飾図柄の変動表示を視認しながら保留数の確認を容易に行うことができる場合がある。
ここで、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄の変動表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄の変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、『先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ540等]を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されることにより、大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、先読み予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することのみにより先読み予告を実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示すること以外のものによっても先読み予告を実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、『先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図19(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示中の場合と、先読みの対象となる図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の場合とで、予告アイコンの消化数が異なるので、遊技者が注目すべき図柄変動表示をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で消化されない場合があってもよい。
また、保留数に応じた表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることのみを報知可能なものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていること以外のものも報知可能であってもよい。また、保留数に応じた表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを必ず報知するものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化される図柄変動表示においても予告アイコンが増加する場合があるので、予告アイコンが全て消化されるまで遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが必ず表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が実行されている期間にのみ予告アイコンが表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間にも予告アイコンが表示開始される場合があってもよい。
なお、予告アイコンが消化する図柄変動表示において予告アイコンが増加しないように構成されてもよい。
また、『前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の図柄変動表示が実行されている期間においてのみ、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間においても、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよい。また、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが必ず表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。
なお、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが第三の図柄変動表示が実行されている期間において表示開始しなくてもよい。
また、『前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数に応じた表示の表示可能数と予告アイコンの表示可能数とが異なるので、予告アイコンの表示を明確に区別することができる場合がある。
ここで、保留表示領域は、保留数に応じた表示を第七の数まで必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を第七の数まで表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、予告アイコンを第八の数まで必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを第八の数まで表示しない場合があってもよい。
なお、保留数に応じた表示の表示可能最大数と予告アイコンの表示可能最大数とが同じであってもよい。
また、特図1の保留数に応じた表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図2の保留数に応じた表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図1及び特図2の保留数に応じた表示の表示可能最大数の合計よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、『複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図22(49)〜同図(50)や、図34(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図29(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図22(51)〜同図(57)や、図34(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、実行する演出の内容を事前に知ることができるので、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第一の予告表示と第二の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の予告表示と第二の予告表示以外の予告表示も表示可能であってもよい。また、第二の表示手段は、第一の予告表示と第二の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の予告表示と第二の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出と第二の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出と第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出と第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出と第二の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、第一の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第一の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第一の予告表示は、第一の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第一の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、第二の予告表示は、第二の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第二の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第二の予告表示は、第二の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第二の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている[例えば、例えば、図19(1)〜図23(66)や、図31(1)〜図35(66)に示すように、増加された予告アイコンは、全て消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されたことにより表示された予告アイコンに対応する予告が必ず実行されるので、遊技者の期待感を向上させることができる場合がある。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、以上説明した実施形態において、予告アイコンは、先読み予告として機能したが、先読み予告とは別途に表示可能であってもよい。あるいは、予告アイコンの表示は、先読みモードで表示されるものとは異なるものであってもよい。例えば、通常の背景表示においても予告アイコンが増加したり、消化したりする場合があり、先読み用の特殊な背景モードの実行中においても予告アイコンが増加したり、消化したりする場合があってもよい。
また、例えば、予告アイコンAが表示されると、予告表示aが必ず表示され、予告アイコンBが表示されると、予告表示bまたは予告表示cが表示され、予告アイコンCが表示されると、予告表示b、予告表示cまたは予告表示dが表示され、予告アイコンDが表示されると、予告cが必ず表示されるように構成された場合において、予告表示aは、予告アイコンAが消化された場合に表示される表示であり、他の予告アイコン(B、C、D)が消化されても表示されない予告表示であり、「予告表示b、予告表示cまたは予告表示dが表示された図柄変動表示」が行われるよりも、「予告表示aが表示された図柄変動表示」が行われた方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、予告表示bは、予告アイコンBまたは予告アイコンCを消化した場合に表示される表示であり、予告表示cは、予告アイコンB、予告アイコンCまたは予告アイコンDを消化した場合に表示される表示であり、「予告表示cが表示された図柄変動表示」が実行されるよりも、「予告表示bが表示された図柄変動表示」が実行された方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、予告表示dは、予告アイコンCが表示された場合に表示される表示であり、他の予告アイコン(A、B、D)が消化されても表示されない予告表示であり、予告アイコンCが消化されると、予告表示b、予告表示cまたは予告表示dのいずれかが表示される。「予告アイコンCが消化される図柄変動表示」が実行されるよりも「予告アイコンA、予告アイコンBまたは予告アイコンDが消化される図柄変動表示」が実行される方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、「予告表示dが表示される図柄変動表示」が実行されるよりも、「予告表示a、予告表示bまたは予告表示cが表示される図柄変動表示」が実行される方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。
また、以上の記載では、
『 図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208や、装飾図柄表示装置208と第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220あるいは演出用保留ランプ286を併せたもの等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280、演出用保留ランプ286における保留表示領域等]に表示可能な表示手段であり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域の前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数[例えば、1つ等]消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されており、
前記第二の表示手段は、先読みの対象である前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が開始されるよりも前に、先読み予告表示として前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段は、複数の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208と、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]により構成された表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]であり、 前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、保留数に応じた数の保留ランプを点灯させる等]、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、前記予告アイコンを前記予告アイコン表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、図19(9)〜図20(20)に示すように、先読み予告としての予告アイコンの表示は、装飾図柄表示装置208によって行われている等]、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図19(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが、先読みの対象となる前記図柄変動表示の終了までの間に必ず消化されるように構成されている[例えば、図19(1)〜図23(66)や、図31(1)〜図35(66)に示すように、増加された予告アイコンは、先読みの対象となった図柄変動表示の終了までの間に全て消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図28(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記予告アイコンとして、第一の予告アイコン[例えば、図22(47)や図33(47)に示される千両箱の予告アイコンI9等]を表示可能に構成されており、
前記予告アイコンとして、第二の予告アイコン[例えば、図29(Ab)に示されるリボンの予告アイコンI8等]を表示可能に構成されており、
前記第一の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンとは別の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図22(49)〜同図(50)や、図34(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図29(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化されると、前記第一の予告表示が表示されるように構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化されると、前記第二の予告表示が表示されるように構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図22(51)〜同図(57)や、図34(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 主制御手段[例えば、主制御部300等]と、
演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]の制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコンであり、
第一の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]の表示中において、前記予告アイコンとして第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]の表示が開始される場合があり[例えば、図19(9)に示すように、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示される等]、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されない場合があり[例えば、図19(9)〜図20(14)に示すように、図19(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が図20(14)に示すタイミングで次の図柄変動表示が開始されても消化されていない等]、
前記第一の図柄変動表示よりも後に表示される図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)において、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されなかった前記第一の予告アイコンが消化される場合があるように構成されている[例えば、図19(9)〜図20(25)に示すように、図19(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が、図20(23)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示において消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化される場合がある[例えば、帽子の予告アイコンI6の表示が開始された図柄変動表示でこの帽子の予告アイコンI6が消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の図柄変動表示の先読み予告として、前記第一の予告アイコンが前記第一の図柄変動表示の表示中において表示開始される場合がある[例えば、図19(9)〜図20(25)に示すように、図19(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が図20(23)に示されるタイミングで消化されるように、先読みの対象である図柄変動表示の先読み予告として帽子の予告アイコンI6が表示される等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 一回の図柄変動表示の表示中において、第一の数[例えば、1つ等]の前記第一の予告アイコンが消化された場合よりも、第二の数[例えば、3つ等]の該第一の予告アイコンが消化された場合の方が大当りとなりやすく、
前記第二の数は、前記第一の数よりも大きい数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンとして第二の予告アイコン[例えば、扇の予告アイコンI10等]が表示可能に構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化された図柄変動表示で大当りとなるように構成されている[例えば、図23(60)〜同図(66)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化されると、当該図柄変動表示の結果が大当りとなる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]であり、
前記第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が消化された場合に、前記予告表示として第一の予告表示[例えば、図21(28)〜同図(31)に示される疑似連演出等]が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]であり、
前記第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が消化された場合に、前記偽の予告表示として第一の偽予告表[例えば、はずれとなる疑似連演出等]示が表示される場合があり、
前記第一の偽予告表示の表示態様は、前記第一の予告表示の表示態様と同じ表示態様であり、
前記第一の偽予告表示が表示された図柄変動表示ではずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、先読み演出表示[例えば、図18(b)に示される、特殊ステージに移行する演出である先読みモードの演出等]であり、
前記予告アイコンとして第三の予告アイコン[例えば、リボンの予告アイコンI8等]が表示可能に構成されており、
前記第三の予告アイコンが消化された場合に、前記先読み演出表示が開始される場合がある[例えば、1つのリボン予告アイコンI8が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、背景が先読みモードに移行する演出が行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208と、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]により構成された手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、装飾図柄変動表示[例えば、図19(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が行われている等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコン[例えば、図19(9)に示される先読みの対象である保留よりも3つ前の保留に基づく図柄変動表示中に表示が開始された帽子の予告アイコンI6等]が、前記第二の図柄変動表示の表示終了までに必ず消化されるように構成されている[例えば、先読みの対象である保留に基づく図柄変動表示中に帽子の予告アイコンI6が消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンは、前記表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域である[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]を備え、
前記演出制御手段は、前記表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 主制御手段[例えば、主制御部300等]と、
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記図柄表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32、「爺」の予告アイコンI33等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図41(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図41〜図42に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が表示されている等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、演出表示であり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する前記演出表示が表示される場合があり[例えば、図20(23)〜図21(32)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化されると、疑似連が行われる場合があり、図22(46)〜同図(57)に示すように、千両箱の予告アイコンI9が消化されると、強リーチ演出が開始される場合がある等]、
表示された前記複数の予告アイコンのうちの第一の組合せ[例えば、図41に示される「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22との組み合わせ等]が、一回の図柄変動表示において消化されることで、前記演出表示として第一の演出表示[例えば、図42(21)に示される、家紋落下演出において表示されるエフェクト画像等]が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば第一の組合せの予告アイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、複数の予告アイコンを先読みの対象である図柄変動表示が開始されるよりも前の図柄変動表示中において見せることができ、大当りへの期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示が必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示のみが表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示以外の表示も表示されるように構成されてもよい。また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることでのみ、演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されること以外のことでも、演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記第一の組合せは、第一の数[例えば、2つ等]の前記予告アイコンからなる組合せである、
ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、第一の数の予告アイコンからなる第一の組合せのうちの一の予告アイコンが表示されてから第一の数の予告アイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、『 前記第一の組合せは、第一の予告アイコン[例えば、「家」の予告アイコンI21等]と第二の予告アイコン[例えば、「紋」の予告アイコンI22等]を含む組合せであり、
前記第一の予告アイコンと前記第二の予告アイコンは、異なる予告アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンとで視覚的に異なるので、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第一の組合せは、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのみの組合せであってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコン以外の予告アイコンも含む組合せであってもよい。また、第一の組合せは、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを必ず含む組合せであってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンの少なくともいずれか一方を含まない組合せである場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図41(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図42(19)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に表示されている「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 一回の図柄変動表示において、前記第一の組合せのうちの一部の前記予告アイコンのみが消化されても、前記第一の演出表示が表示されないように構成されている[例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のうち、いずれか一方のみが消化されても、図42(21)に示されるエフェクト画像は表示されない等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、一回の図柄変動表示において第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが消化されなければ、第一の演出表示が表示されないので、第一の演出表示を見ることができた遊技者に優越感を与えることができる場合がある。
ここで、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示のみが表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示以外の表示も表示されないように構成されてもよい。また、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が必ず表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、一回の図柄変動表示においてのみ、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示以外の図柄変動表示においても、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示されないように構成されてもよい。
また、『 前記予告アイコンとして第三の予告アイコン[例えば、図20に示される帽子の予告アイコンI6等]が消化されることで、前記演出表示として第三の演出表示[例えば、図21(28)に示される、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して表示される番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げる演出表示等]が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出のバリエーションが増加され、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示のみが表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示以外の表示も表示されるように構成されていてもよい。また、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示が必ず表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示が表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第三の予告アイコンが消化されることのみで、第三の演出表示が表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されること以外のことでも、第三の演出表示が表示されるように構成されていてもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図41に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図41に示される予告アイコン(「家」の予告アイコンI21や「紋」の予告アイコンI22等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 第一の表示手段[例えば、図46に示される第1装飾図柄表示装置208A、図49に示される第1装飾図柄表示装置208C等]と、
第二の表示手段[例えば、図46に示される第2装飾図柄表示装置208B、図49に示される第2装飾図柄表示装置208D等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示[例えば、図46(10)〜図47(13)に示される帽子の予告アイコンI6が消化する表示や、図47(16)〜同図(19)に示される、帽子の予告アイコンI6に対応して行われる番長のキャラクタBCの表示や疑似連演出、あるいは、図49(c1)〜同図(c5)に示される帽子の予告アイコンI6の表示等]を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコンに関する表示[例えば、図46(2)〜図47(13)に示される予告アイコン表示領域285Aや、図46(5)〜同図(9)に示される帽子の予告アイコンI6の表示、あるいは、図49(c6)に示される帽子の予告アイコンI6が消化する表示等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり[例えば、図18に示される予告アイコンは、先読み予告表示として機能する場合がある等]、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図49(c1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合がある[例えば、図49(c1)〜同図(c9)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285Bに2つの帽子の予告アイコンI6と1つの手裏剣の予告アイコンI7が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、複数の表示手段において予告アイコンに関連する表示が表示される場合があるので、予告アイコンに関する表示を見る遊技者の視線を一つの表示手段に集中させないようにし、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段のみからなるものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段以外の表示手段を備えていてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段を必ず備えるものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段を備えない場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコンに関する表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンに関する表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコンに関する表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコンに関する表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコンに関する表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンに関する表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示以外のものとしても表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があるものであってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図49(c1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図49(c1)〜同図(c9)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、手裏剣の予告アイコンI7と2つの帽子の予告アイコンI6が消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示手段[例えば、図46に示される第2装飾図柄表示装置208B、図49に示される第2装飾図柄表示装置208D等]において、前記予告アイコンが表示されるように構成されている[例えば、図46(5)に示されるように、帽子の予告アイコンI6が第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ストック演出が行わえる表示手段が定められているので、ストックされた予告アイコンを見逃さないようにすることができる場合がある。
ここで、第二の表示手段において、予告アイコンのみが表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段において、予告アイコン以外のものも表示されるように構成されていてもよい。また、第二の表示手段において、予告アイコンが必ず表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段において、予告アイコンが表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第二の表示手段においてのみ、予告アイコンが表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段以外の表示手段にも、予告アイコンが表示されるように構成されていてもよい。
また、『 前記第一の表示手段[例えば、図46に示される第1装飾図柄表示装置208A、図49に示される第1装飾図柄表示装置208C等]において、前記予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合がある[例えば、図46(2)〜同図(5)に示されるように、予告アイコン表示領域285Aに帽子の予告アイコンI6が表示されることを予告する表示(殿様演出)が第1装飾図柄表示装置208Aにおいて表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示される可能性があることを予告するので、表示手段に遊技者を注目させ、遊技者が予告アイコンの表示を見逃さないようにすることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示のみを行う場合があってもよいし、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示以外の表示も行う場合があってもよい。また、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示を必ず行う場合があってもよいし、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行わない場合があってもよい。
また、第一の表示手段においてのみ、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合があってもよいし、第一の表示手段以外の表示手段においても、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示手段は、第一の表示領域[例えば、図46に示される第1装飾図柄表示装置208A、図49に示される第1装飾図柄表示装置208Cの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域[例えば、図46に示される第2装飾図柄表示装置208B、図49に示される第2装飾図柄表示装置208Dの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記予告アイコンが、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある[例えば、図46(4)や同図(10)に示すように、予告アイコンが第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、インパクトのある予告アイコンの演出を行うことができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、第一の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第一の表示手段は、第一の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第一の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第二の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第二の表示手段は、第二の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第二の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域のみに亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域以外の表示領域にも亘って表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンのみが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコン以外のものが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示手段は、第一の表示領域[例えば、図46に示される第1装飾図柄表示装置208A、図49に示される第1装飾図柄表示装置208Cの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域[例えば、図46に示される第2装飾図柄表示装置208B、図49に示される第2装飾図柄表示装置208Dの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコン[例えば、図18に示される演出の種類に応じた複数種類の予告アイコン等]であり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある[例えば、図47(16)〜同図(18)に示されるように、帽子の予告アイコンI6が消化されると、拡大表示された番長のキャラクタBC2が第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示され、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げる演出表示において、右図柄が第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bにまたがって表示され、疑似連図柄が第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、インパクトのある予告アイコンの演出を行うことができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、第一の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第一の表示手段は、第一の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第一の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第二の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第二の表示手段は、第二の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第二の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、種類に応じた表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、種類に応じた表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域のみに亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域以外の表示領域にも亘って表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示のみが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示以外の演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図46に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図46に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
第一の可動手段[例えば、図52(12)に示される演出ボタン136の位置を変位させるアクチュエータや、図44(d4−2)に示される家紋役物224B等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、ドリンクの予告アイコンI31等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図19(2)〜図23(66)や図52に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、ドリンクの予告アイコンI31が表示されている等]、
前記第一の可動手段は、第一の可動演出[例えば、図52(12)〜同図(17)に示すように、演出ボタン136をデフォルトの位置から突出位置に変位させる可動演出等]を実行可能な手段であり、
表示された前記予告アイコンのうちの第四の予告アイコン[例えば、ドリンクの予告アイコンI31等]が消化された場合に、前記第一の可動演出が実行される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、可動手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、可動手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、表示手段に第四の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段による第一の可動演出が行われる場合があるので、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者の視線を表示手段だけに集中させず、可動手段にも注目させることができ、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、種類に応じた表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、種類に応じた表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、第一の可動手段は、第一の可動演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の可動演出以外の可動演出も実行可能なものであってもよい。また、第一の可動手段は、第一の可動演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の可動演出を実行しない場合があってもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出のみが実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出以外の可動演出も実行される場合があるように構成されてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が必ず実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が実行されない場合があるように構成されてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合のみに、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図19(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)や図52に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、ドリンクの予告アイコンI31が消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 表示された前記予告アイコンのうちの第五の予告アイコン[例えば、図18に示される予告アイコンや、「家」の予告アイコンI21等]が消化された場合に、前記第一の可動演出が実行されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出のみが実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出以外の可動演出も実行されないように構成されていてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が必ず実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合にのみ、第一の可動演出が実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第一の可動演出が実行されないように構成されていてもよい。
また、『 遊技者による操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]を備え、
前記第一の可動手段は、前記操作手段を可動する手段であり、
前記第一の可動演出とは、前記操作手段の態様を第一の態様[例えば、図52(12)に示されるデフォルトの位置等]から第二の態様[例えば、図52(17)に示される突出位置等]に変化させる演出のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段が変化することを予告アイコンによって予告される場合があるので、操作手段にも注目させることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者によってのみ操作が可能なものであってもよいし、遊技者以外によっても操作が可能なものであってもよい。また、遊技者によって必ず操作されるものであってもよいし、遊技者によって操作されない場合があってもよい。
また、第一の可動手段は、操作手段のみを可動可能なものであってもよいし、操作手段以外のものも可動可能なものであってもよい。また、第一の可動手段は、操作手段を必ず可動するものであってもよいし、操作手段を可動しない場合があってもよい。
また、『 第二の可動手段[例えば、図44(d4−2)に示される家紋役物等]を備え、
前記第二の可動手段は、第二の可動演出[例えば、図44(d4−2)に示される家紋落下演出等]を実行可能な手段であり、
表示された前記予告アイコンのうちの第六の予告アイコン[例えば、「家」の予告アイコンI21等]が消化された場合に、前記第二の可動演出が実行される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、可動手段による演出のバラエティが豊富になり、興趣が向上する場合がある。
ここで、第二の可動手段は、第二の可動演出のみを実行可能なものであってもよいし、第二の可動演出以外の可動演出も実行可能なものであってもよい。また、第二の可動手段は、第二の可動演出を必ず実行するものであってもよいし、第二の可動演出を実行しない場合があってもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出のみが実行される場合があるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出以外の可動演出も実行される場合があるように構成されていてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出が必ず実行されるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出が実行されない場合があるように構成されていてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合にのみ、第二の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第二の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図41に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図52に示される予告アイコン(千両箱の予告アイコンI9やドリンクの予告アイコンI31等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図54(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に2つの帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10が表示されている等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン表示示唆表示[例えば、図54(2)〜同図(6)に示されるように、殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告等]であり、
前記予告アイコン表示示唆表示は、前記予告アイコンの表示が開始される場合があることを示唆する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、予告アイコンの表示が開始される可能性があることを事前に示唆する場合があるので、予告アイコンが表示されるまでの過程を楽しむことができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコン表示示唆表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示示唆表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコン表示示唆表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示示唆表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、予告アイコン表示示唆表示は、予告アイコンの表示が開始される場合があることのみを示唆可能なものであってもよいし、予告アイコンの表示が開始される場合があること以外のことも示唆可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、予告アイコンの表示が開始される場合があることを必ず示唆するものであってもよいし、予告アイコンの表示が開始される場合があることを示唆しない場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図54(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に表示されている2つの帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って表示される場合がある表示である[例えば、図54(2)〜同図(5)に示すように、2回の図柄変動表示に亘って殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告が行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、複数回の図柄変動表示に亘って予告アイコン表示示唆表示が表示される場合があるので、予告アイコンが表示されるまでの過程を楽しむことができる場合がある。
ここで、予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘ってのみ表示される場合があるものであってもよいし、複数回の図柄変動表示以外の図柄変動表示に亘って表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って必ず表示されるものであってもよいし、複数回の図柄変動表示に亘って表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、前記予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されている[例えば、図54(2)〜同図(5)に示すように、殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告は、先読みの対象である図柄変動表示が開始される前に終了している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示が開始するよりも前に予告アイコン表示示唆表示終了するので、先読みの対象となる図柄変動に対して集中させることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示のみが終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示以外の表示も終了するように構成されていてもよい。また、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示が必ず終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了しない場合があるように構成されていてもよい。
また、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中においてのみ、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中以外においても、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されていてもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示は、第三の数[例えば、3つ等]の前記予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆する場合がある表示であり[例えば、図56(a1−4)に示すように、あみだ演出において、帽子の予告アイコンI6と扇の予告アイコンI10と千両箱の予告アイコンI9のうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆している等]、
前記第三の数は、2以上の数である、
ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
この遊技台によれば、事前に示唆された予告アイコンのうちの少なくとも一つが表示される場合があるので、どの予告アイコンが表示される可能性があるかを遊技者が把握することができる場合があり、予告アイコンが表示される図柄変動を楽しませることができる場合がある。
ここで、予告アイコン表示示唆表示は、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることのみを示唆する場合があるものであってもよいし、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があること以外のことも示唆する場合があるものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを必ず示唆するものであってもよいし、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された前記第三の数の前記予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合がある[例えば、図56(a1−1)〜同図(a−6)に示すように、あみだ演出の結果、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示のみが開始される場合があってもよいし、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が必ず開始されるように構成されてもよいし、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始されない場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図54に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図54に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、第一の先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図57(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留された後に図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図57(4)〜同図(13)に示される図柄変動表示等]」という。)の表示が開始される場合があり、
前記第一の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図19(4)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示される等]、
前記第一の図柄変動表示とは、前記第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示の次に表示が開始される図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、先読みの対象となる第二の図柄変動表示に係る保留表示が表示された際に表示されている図柄変動表示を最後まで楽しむことができつつも、その後に開始される図柄変動表示から先読みの対象となる第二の図柄変動表示に関連した先読み予告表示として予告アイコンの表示を楽しむことができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第一の先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、第一の先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、第一の先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示以外の図柄変動表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示が必ず開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留された後にのみ第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後以外にも第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が必ず開始されてもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(4)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる第二の図柄変動表示に係る保留表示が表示された際に表示されている図柄変動表示を最後まで楽しむことができつつも、その後に開始される図柄変動表示から先読みの対象となる第二の図柄変動表示に関連した先読み予告表示として予告アイコンの消化を楽しむことができる場合がある。
ここで、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化されてもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図57に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図57に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図57(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留された場合に第二の保留表示[例えば、図57(2)に示される第3の保留アイコンh13の表示等]の表示が開始される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されたことが認識できる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留された場合にのみ第二の保留表示の表示が開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された場合以外の場合にも第二の保留表示の表示が開始されてもよい。また、第二の図柄変動表示が保留された場合に必ず第二の保留表示の表示が開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された場合に第二の保留表示の表示が開始されなくてもよい。
また、『 第二の先読み予告表示として、前記第二の保留表示が第二の先読み表示態様[例えば、図57(2)に示される先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)等]で表示される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、前記第二の保留表示が前記第二の先読み表示態様で表示される場合がある[例えば、図57(2)に示されるように、先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示が保留されたときに先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)で第3の保留アイコンh13を表示する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読み予告表示のバリエーションが増加し、興趣が向上する場合がある。
ここで、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様でのみ表示される場合があってもよいし、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様以外の表示態様でも表示される場合があってもよい。また、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で必ず表示されてもよいし、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様でのみ表示される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様以外の表示態様で表示される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で必ず表示されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示においてのみ、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示以外の図柄変動表示においても、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の先読み予告表示[例えば、図58(b2)〜同図(b3)に示される先読みモードの演出表示等]であり、
前記第三の先読み予告表示は、前記第二の図柄変動表示が保留された後で表示が開始される場合がある表示である[例えば、図58(b1)〜同図(b3)に示されるように、先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示が保留された後に先読みモードの演出表示が開始されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読み予告表示のバリエーションが増加するので、興趣が向上する場合がある。
ここで、第三の先読み予告表示は、第二の図柄変動表示が保留された後でのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後以外にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第三の先読み予告表示は、第二の図柄変動表示が保留された後で必ず表示開始されるものであってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後で表示開始されない場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図57(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づくハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留された後に図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示[例えば、図57(4)〜同図(13)に示される図柄変動表示等]」という。)の表示が開始される場合があり、
前記第三の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合があり[例えば、図19(4)〜図23(66)に示すように、先読みの対象であるハズレとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象であるハズレとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示される等]、
前記第三の図柄変動表示とは、前記第四の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示の次に表示が開始される図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
また、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示以外の図柄変動表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示が必ず開始されてもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留された後にのみ第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後以外にも第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよい。
また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が必ず開始されてもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図20(21)〜図23(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図19(2)〜図23(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図72(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンは、保留アイコン[例えば、図69に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]とは別のアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図69に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される文字表示等]であり、
前記第一の表示は、説明表示[例えば、図69(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される「予告アイコン消化で・・・」の表示、図62(a)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「殿様は八代将軍です」の表示、同図(l)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「パンダは殿様の師匠」等]であり、
前記第一の表示は、前記表示手段における第一の表示領域[例えば、図69に示されるチュートリアル表示部TT4等]に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域に表示されるアイコンである[例えば、図69(a7)に示されるように、チュートリアル表示部TT4には、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63が表示(ストック)されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、表示手段における第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第一の表示は、表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが表示されている状態では、前記第一の表示は表示されない[例えば、図69(a7)に示すように、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが表示されている状態では、チュートリアル表示部TT4において説明表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示は、予告アイコンが表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第一の表示は、予告アイコンが表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開する場合がある[例えば、図69(a7)に示される予告アイコンのうち、チュートリアル表示部TT4に表示されている予告アイコンが全て消化されると説明表示を再開する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示のみが再開する場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示以外の表示も再開する場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が必ず再開してもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が再開しない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図68(d)に示される、チュートリアル表示部TT1における「激熱」の文字表示等]であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図68(d)に示されるように、チュートリアル表示部TT1に「激熱」の文字表示が表示されている等]、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示[例えば、図69(a1)に示される、チュートリアル表示部TT4における「予告アイコン消化で・・・」の文字表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、説明表示は、予告アイコンに関する説明表示のみを含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示以外の表示も含んでいてもよい。また説明表示は、予告アイコンに関する説明表示を必ず含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示を含まない場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示[例えば、図66に示される装飾図柄の変動表示等]を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段の表示に合わせた表示[例えば、図66(a2)〜同図(a4)に示される宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出して剣豪の予告アイコンI62がストックされる表示等]を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である[例えば、図66(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1が第3装飾図柄表示装置208Nの下方に配置されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段のみを含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段以外の表示手段を含んで構成されてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段を必ず含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段の少なくともいずれか一つを含まないで構成される場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示に合わせた表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示手段の表示に合わせた表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示に合わせた表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示手段の表示に合わせた表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における一部の領域に設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における全部の領域に設けられたものであってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域にのみ設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域以外の領域にも設けられたものであってもよい。また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に必ず設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図69に示されるステージ名表示部ST2に表示される文字表示等]であり、
前記第三の表示は、説明表示[例えば、図69(a1)に示されるステージ名表示部ST2に表示される「城下町ステージ」の表示、図63(c)に示されるステージ名表示部ST1に表示される「剣豪リーチ」の表示等]であり、
前記第三の表示は、前記表示手段における第二の表示領域[例えば、図69(a1)に示されるステージ名表示部ST2等]に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示領域にも表示される場合があるアイコンである[例えば、図69(a7)に示されるように、ステージ名表示部ST2には、姫の予告アイコンI64と2つの疑似連予告アイコンI65が表示(ストック)されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示は、表示手段における第二の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第二の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第三の表示は、表示手段における第二の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示領域のみにも表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示領域にも必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態では、前記第三の表示は表示されない[例えば、図69(a7)に示すように、ステージ名表示部ST2に予告アイコンが表示されている状態では、ステージ名表示部ST2においてステージ名表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示は、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第三の表示は、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域である[例えば、図69(a1)に示すように、チュートリアル表示部TT4は、線により方形状に区画されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示領域は、線によってのみ区画されたものであってもよいし、線以外のものを含んで区画されたものであってもよい。また、第一の表示領域は、線により必ず区画されたものであってもよいし、せんにいおって区画されない場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり[例えば、図69に示される保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図69(a7)に示される予告アイコン(姫の予告アイコンI64、疑似連予告のアイコンI65、剣豪の予告アイコンI62、チャンスアップの予告アイコンI63等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、 前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図18(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図72(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンが表示される表示領域[例えば、図69に示されるチュートリアル表示部TT4、ステージ名表示部ST2等]は、保留アイコン[例えば、図69に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]が表示される表示領域[例えば、図69に示される保留アイコン表示領域等]とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図69に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される文字表示等]であり、
前記第一の表示は、説明表示[例えば、図69(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される「予告アイコン消化で・・・」の表示、図62(a)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「殿様は八代将軍です」の表示、同図(l)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「パンダは殿様の師匠」等]であり、
前記第一の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域[例えば、図69に示されるチュートリアル表示部TT4等]に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第一の表示領域に表示される場合があるアイコンである[例えば、図69(a9)に示されるように、チュートリアル表示部TT4には、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63が表示(ストック)されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域以外の表示領域にも表示されるものであってもよい。また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第一の表示領域にのみ表示される場合があってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があってもよい。また、予告アイコンは、第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態では、前記第一の表示が表示されない[例えば、図69(a9)に示すように、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが表示されている状態では、チュートリアル表示部TT4において説明表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示のみが表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示以外の表示も表示されないようにしてもよい。また、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示が必ず表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示が表示される場合があってもよい。
また、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第一の表示が表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態以外の状態でも、第一の表示のみが表示されないようにしてもよい。
また、『 前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開される場合がある[例えば、図69(a9)に示される予告アイコンのうち、チュートリアル表示部TT4に表示されている予告アイコンが全て消化されると説明表示を再開する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示のみが再開される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示以外の表示も再開される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が必ず再開されてもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が再開されない場合があってもよい。
また、第一の表示が、例えば、第一のキャラクタの説明のような場合には、第一の表示とは異なる説明表示である第十の表示が表示されるようにしてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図68(d)に示される、チュートリアル表示部TT1における「激熱」の文字表示等]であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図68(d)に示されるように、チュートリアル表示部TT1に「激熱」の文字表示が表示されている等]、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示[例えば、図69(a1)に示される、チュートリアル表示部TT4における「予告アイコン消化で・・・」の文字表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、説明表示は、予告アイコンに関する説明表示のみを含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示以外の表示も含んでいてもよい。また説明表示は、予告アイコンに関する説明表示を必ず含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示を含まない場合があってもよい。
この記載における予告表示とは数ある予告表示のうちの一の表示のことであってもよい。
また、予告表示は、文字の表示による予告表示であってもよい。一方、他の予告表示は、画像の表示による表示であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図68(a1)に示される、吹き出し部TT2における「赤より金が熱い」の文字表示や、同図(a6)に示される、吹き出し部TT2における「剣豪リーチは熱い」の文字表示や、吹き出し部TT3における「パンダ乱入すると」の文字表示等]であり、
前記第三の表示は、説明表示であり、
前記第三の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、
前記第三の表示は、表示される場合には前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり[例えば、図68(a6)に示される、吹き出し部TT2や吹き出し部TT3等]、
前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示の表示内容は、第一の表示の表示内容と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第三の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域のみに表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域以外の表示領域にも表示されるものであってもよい。また、第三の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示領域は、第一の表示領域と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態であっても、前記第三の表示が表示される場合がある[例えば、図68(a10)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT4に表示されている状態であっても、吹き出し表示部TT2に「剣豪リーチは熱い」の文字表示が表示され、吹き出し表示部TT3に「パンダ乱入すると」の文字表示が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示が必ず表示されてもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示が表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第三の表示が表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外の状態であっても、第三の表示が表示される場合があってもよい。
また、予告アイコンの導入アニメは第二の表示領域に表示される場合があり、予告アイコンのストック表示は第二の表示領域には表示されないようにしてもよい。
また、第二の表示領域に、第一の予告表示とは異なる予告表示(第二の予告表示)が行われる場合があってもよい。また、予告表示と説明表示が択一的に表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示[例えば、図69に示されるステージ名表示部ST2に表示される文字表示等]であり、
前記第四の表示は、説明表示[例えば、図69(a1)に示されるステージ名表示部ST2に表示される「城下町ステージ」の表示、図63(c)に示されるステージ名表示部ST1に表示される「剣豪リーチ」の表示等]であり、
前記第四の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、
前記第四の表示は、前記表示手段における第三の表示領域[例えば、図69(a1)に示されるステージ名表示部ST2等]に表示される表示であり、
前記第三の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域であり、
第一の数[例えば、3つ等]の前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな前記予告アイコンが前記第三の表示領域に表示される場合がある[例えば、図69に示されるチュートリアル表示部TT4に3つの予告アイコンが表示されている状態においては、新たな予告アイコンがステージ名表示部ST2に表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第四の表示の表示内容は、第一の表示の表示内容と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第四の表示は、表示手段における第三の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第三の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第四の表示は、表示手段における第三の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第三の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第三の表示領域は、第一の表示領域と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域のみに表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があってもよい。また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域に必ず表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においてのみ、新たな予告アイコンが第三の表示領域に表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外の状態においても、新たな予告アイコンが第三の表示領域にのみ表示される場合があってもよい。
また、ここでは、複数の表示手段でステージ名等を表示するタイプも含まれる。
また、『 前記予告アイコンが前記第三の表示領域に表示されている状態では、前記第四の表示が表示されない[例えば、図69(a9)に示すように、ステージ名表示部ST2に予告アイコンが表示されている状態では、ステージ名表示部ST2においてステージ名表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第四の表示は、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第四の表示は、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示[例えば、図66に示される装飾図柄の変動表示等]を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段と連携した表示[例えば、図66(a2)〜同図(a4)に示される宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出して剣豪の予告アイコンI62がストックされる表示等]を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である[例えば、図66(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1が第3装飾図柄表示装置208Nの下方に配置されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段のみを含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段以外の表示手段を含んで構成されてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段を必ず含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段の少なくともいずれか一つを含まないで構成される場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示と連携した表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示手段の表示と連携した表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示と連携した表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示手段の表示と連携した表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における一部の領域に設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における全部の領域に設けられたものであってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域にのみ設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域以外の領域にも設けられたものであってもよい。また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に必ず設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域である[例えば、図69(a1)に示すように、チュートリアル表示部TT4は、線により方形状に区画されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示領域は、線によってのみ区画されたものであってもよいし、線以外のものを含んで区画されたものであってもよい。また、第一の表示領域は、線により必ず区画されたものであってもよいし、せんにいおって区画されない場合があってもよい。
また、第二の表示領域も線によって区画されてもよいし、第三の表示領域も線によって区画されてもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり[例えば、図69に示される保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図69(a9)に示される予告アイコン(姫の予告アイコンI64、疑似連予告のアイコンI65、剣豪の予告アイコンI62、チャンスアップの予告アイコンI63等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
なお、保留数と予告アイコンの数がたまたま一致する場合があってもよい。
また、最大保留数と予告アイコンの最大ストック数が同じであってもよいし、異なってもよい。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
次に、図74〜図143を用いて、本発明を適用することができる他の遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。なお、図74〜図143に示す符号は、原則として図74〜図143を用いた説明にのみ用いることとし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図74〜図143を用いた説明では図74〜図143に示す符号を優先する。
<全体構成>
まず、図74を用いて、本発明の実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、扉体としての前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ1041が設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサも設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図76参照)の演出態様に変化を与える操作手段の一例としての演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図74に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作手段の一例としての操作キーユニット137も備えており、演出ボタン136と操作キーユニット137の各ボタンとを遊技者が片手で操作することができるように近接して設けられている。なお、本実施形態では、操作キーユニット137を構成する各ボタンを第一の操作手段という場合があり、演出ボタン136を第二の操作手段という場合がある。
ここで、図106を参照して、操作キーユニット137の具体的構成について説明する。図106は、図74に示す操作キーユニット137を示す図である。
図106に示すように、操作キーユニット137は、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e及びキャンセルボタン137fの6つのボタンを有して構成されている。これら各ボタンは、それぞれ演出ボタン136よりも小さく、すなわち、操作面積が小さい。換言すれば、演出ボタン136は、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e及びキャンセルボタン137fよりも大きさが大きいということができる。
演出ボタン136は、駆動手段の一例としての演出ボタン駆動モータ434(図77参照)によって、球貯留皿付扉108の上面から突出する操作可能位置(第一の位置)と、球貯留皿付扉108の上面よりも内部に進入する操作不能位置(第二の位置)との間で変位可能とされている。演出ボタン136は、操作可能位置では、遊技者による押下操作が可能であり、操作不能位置では、遊技者による押下操作が不能である。なお、演出ボタン136は、操作時に振動するように構成されてもよい。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図74では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図76に示す。
図75は、図74のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面視右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流入した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図77参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図77参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図77参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図77参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図77参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図77参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図76は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224,225を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、所定の図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、所定の図柄表示手段としてもよい。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。
なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図75に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図74に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図75に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、本実施形態では普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられている。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図76に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
演出可動体225は、家紋を模して円形状に形成され、遊技盤200の裏面側に配置されており、不図示の家紋モータによって上下方向に移動することができる。演出可動体225は、装飾図柄表示装置208の上方に退避する位置(退避位置)と、装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側で重なる位置(進出位置)との間で変位可能となっている。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図74に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図76に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224,225、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は表示手段あるいは装飾図柄表示手段の一例に相当する。
さらに、遊技盤200には、この遊技台のスペックを表すスペックシール290が、遊技者から見える位置に貼り付けられている。
<制御部>
次に、図77を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源管理部660と、によって構成している。本実施形態では、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを所定の制御手段ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを所定の制御手段ととらえることもできるし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを所定の制御手段ととらえることもできる。また、主制御部300、第1副制御部400、および第2副制御部500それぞれは、複数の基板(例えば、複数の制御基板、1または複数の中継基板と1または複数の制御基板など)から構成されたものであってもよい。さらに、第1副制御部400と第2副制御部500を併せたものを副制御手段としてとらえると、ここで説明するパチンコ機100では、主制御部300と、副制御手段(第1副制御部400および第2副制御部500)とは、別々の基板に設けられ、それら基板間を電気信号線で直接的に接続しているが、さらに別の中継基板によってそれらの基板間の電気信号の送受信を中継させる構成としてもよい。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。
主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314とを搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよい。また、ROM306には所定情報等を表す各種のデータがアドレスごとに格納されており、以降の説明でテーブルというときには、ROM306内のいずれのアドレスを指定するかを決定するための条件を表形式にまとめたものをさす場合がある。これらの点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には3つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、本体開放センサ、前面枠扉センサ、球貯留皿付扉センサ、および図74に示す下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサや、各始動口、入賞口の入り口および可変入賞口の内部に設けた球検出センサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、第2特図始動口232や可変入賞口234等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
主制御部300は、遊技制御を行う遊技制御手段であって、後述する当否判定手段、始動情報先読手段、および事前判定手段を有する。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを、各種センサ320のうちの球検出センサが検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。さらに、乱数値生成回路318は、普図始動口228に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、普図始動口228に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、普図始動口228に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
また、この明細書にいう球検出センサとしては、具体的には、一般入賞口226、第1特図始動口230、第2特図始動口232、可変入賞口234など所定の入賞口に入賞した球を検出するセンサや、普図始動口228を通過する球を検出するセンサがあげられる。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、制御状態を表す情報等)を出力する。
また、主制御部300には、電源管理部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。低電圧信号は、主制御部300のCPU304を動作させるための電気系統に異常があることを表す電気系統異常信号であり、電圧監視回路338は電気系統異常信号出力手段の一例に相当する。なお、電圧監視回路338は、電源管理部660に設けられてもよい。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。主制御部300のCPU304は、遊技制御手段の一例に相当する。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600とコマンドを送受信するための入出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。ここで、主制御部300と第1副制御部400との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。また、主制御部300と払出制御部600との情報通信は双方向通信であり、主制御部300は払出制御部600にコマンド等の信号を送信でき、また、払出制御部600は主制御部300にコマンド当の信号を送信できるように構成している。なお、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、主制御部600と払出制御部600との情報通信を一方向の通信として、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が接続されている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418の制御を行うための駆動回路420と、図74に示す演出ボタン136や、操作キーユニット137を構成する各種ボタンの押下を検出するボタンセンサ426と、演出ボタン136が初期位置に位置していることを検知する検知手段としての演出ボタン初期位置センサ427からの検知信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、演出可動体224を駆動する上腕モータ及び前腕モータや、演出可動体225を駆動する家紋モータの制御を行うための駆動回路430と、演出ボタン136を駆動する演出ボタン駆動モータ434の制御を行うための駆動回路432とを接続している。ここで、演出ボタン136の初期位置は、上述した操作可能位置に設定されているが、これに限定されず、適宜位置に設定することができ、例えば、初期位置を上述した操作不能位置に設定するようにしてもよい。
さらに、第1副制御部400には、装飾図柄表示装置(液晶表示装置)208および遮蔽装置246の制御を行うための第2副制御部500が接続されている。
第1副制御部400と第2副制御部500を併せた副制御手段は、遊技制御手段である主制御部300からの指令信号を受信し、受信した指令信号に基づいて、装飾図柄表示装置208等の演出手段を制御する。
このように、第1副制御部400及び第2副制御部500は、演出制御手段の一例として機能している。
<払出制御部、発射制御部、電源管理部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源管理部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて図75に示す払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、外部端子板349を経由して、情報入力回路350に出力する。なお、払出制御部600には、不図示の枠センサが接続されていてもよい。枠センサは、前面枠扉106及び/又は本体104が開放されている場合にこれを検知し、開放信号を出力するものである。ここで、払出制御部600は、枠センサからの開放信号を入力すると、主制御部300に扉開放情報を出力するようにしてもよい。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、図74に示す発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源管理部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給する。主制御部300、第1副制御部400、および発射制御部630は、払出制御部600から所定電圧の供給を受ける。また、電源管理部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源管理部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第1副制御部400と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
次に、図78(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
図78(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図78(a)には、「特図A」から「特図I」の9種類の特図が示されている。図78(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
本実施形態では、特図の停止図柄態様として、7種類の大当り図柄(「特図A」から「特図G」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの5つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質5R確変大当り図柄であり、「特図C」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−ランクアップボーナス(RUB)図柄であり、「特図D」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図E」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図F」は5R通常大当り図柄であり、「特図G」は2R大当り図柄であって、いずれのラウンドにおいても出玉の獲得が期待できない潜伏確変あるいは隠れ確変と称される2R確変大当り図柄である。ここで、ランクアップボーナスとは、例えば、大当りの開始時には出玉の獲得が期待できるラウンドがいつまで続くのかが遊技者に特定困難な態様で演出する大当りであり、特定のラウンド(例えば、5ラウンド目や9ラウンド目)となったときに、出玉の獲得が期待できるラウンドが継続するか否かを遊技者に煽る態様で演出する大当りである。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/100であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/100に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図2始動口232の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない羽根部材2321が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図2始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、可変入賞口(アタッカ)234への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図2始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図2始動口232に進入し難い。上述のごとく、特図2始動口232は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図2始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、「特図F」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図G」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態になる。また、「特図F」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態になる。また、「特図G」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態になる。
また、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として1種類の停止図柄が用意されている。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば2回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で0.1秒間しか維持しない。なお、小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。図78(a)に示す、「特図H」は小当り図柄である。本実施形態では、小当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開閉回数及び開放時間)と、「特図G」が停止表示されて移行される大当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開放回数及び開放時間)とを略同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、開放回数及び開放時間の少なくともいずれか一方が異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図I」はハズレ図柄である。
図78(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図78(b)には、「特図a」〜「特図f」の6種類の特図が示されており、そのうち5種類の特図が大当り図柄(「特図a」〜「特図e」)となっている。「特図a」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図b」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−RUB図柄であり、「特図c」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図d」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図e」は2R通常大当り図柄である。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図f」はハズレ図柄である。
図78(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。
実質5R確変大当り(「特図B」)、5R通常大当り(「特図F」)、2R通常大当り(「特図e」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」及び「装飾7−装飾7−装飾7」以外の同じ数字の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、15R確変大当り(「特図A」及び「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」又は「装飾7−装飾7−装飾7」を停止表示する。さらに、15R−RUB、実質8R−RUB及び実質4R−RUBを報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cに同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが殿様の装飾図柄である装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−殿様−装飾1」や「装飾4−殿様−装飾4」等)を停止表示する。また、2Rの大当りである隠れ確変(「特図G」)、あるいは小当り(「特図H」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せは、チャンス目と称することがある。また、「特図I」や「特図f」のハズレ図柄を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400が制御することによって行われる。
図78(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図78(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
本実施形態におけるパチンコ機100は、演出ボタン136の長押し操作により、疑似的に連打操作を行う長押しオート連打機能を有している。ここで、長押し操作とは、演出ボタン136が押下操作されている状態が所定時間(例えば、0.5秒)以上維持されている操作態様のことであり、連打操作とは、演出ボタン136による押下操作を複数回行う操作態様のことである。本実施形態では、演出ボタン136を用いた演出の内容に応じて長押しオート連打機能を有効又は無効にしている。本実施形態において、長押しオート連打機能が有効な状態では、演出ボタン136が継続して押下されている間、一定間隔(例えば、100ms間隔)による連打操作が疑似的に行われるように構成されている。また、本実施形態では、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)を行わせる演出において、演出ボタン136による単発操作を適切に行わせるために、長押しオート連打機能は、演出ボタン136の押下操作が開始されてから所定時間(例えば、500ms)が経過するまでは疑似的な連打操作が開始されないように構成されている。
<主制御部メイン処理>
次に、図79を用いて、図77に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図77に示す主制御部300のRAM308には、特図乱数値、特図ラウンド決定乱数値、特図電サポ決定乱数値、および特図図柄決定乱数が記憶される。また、このRAM308には、これら各種の乱数値を生成する乱数カウンタが設けられている。さらに、RAM308には、特図の保留数、特図当選乱数値、および各種の判定(抽選)結果等が記憶される。以下、RAM308における特図の保留数を記憶する領域を特図保留数記憶領域と称することがある。またさらに、RAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図用の始動情報記憶部が用意されているとともに、普図用の乱数値記憶領域も用意されている。特図用の始動情報記憶部には、後述するように、複数種類の始動情報を1セットにしてこれらの始動情報が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図77に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図79に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をタイマ回路312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、図75に示す電源基板182に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図75に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、このステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図80を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図77に示す主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図77に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記憶領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図77に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口234,226やこれらの始動口230,232,228への入賞があったと判定する。例えば、第1特図始動口230への入球を検出する第1始動口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、第1特図始動口230へ入賞があった、すなわち所定領域を通過する遊技媒体を検出したと判定し、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値および特図乱数値それぞれを生成するための乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234,226や始動口230,232に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。入賞受付処理では、所定の条件が満足されていれば、複数種類の始動情報を取得する。ここで取得された複数種類の始動情報は、RAM308に設けた始動情報記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。
ステップS217に続いて実行されるステップS219では、払出要求数送信処理を行う。図77に示す払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、ハズレ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図78(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図78(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、後述するように、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。なお、当り判定の結果に関わらず、所定の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
続いて、特図先読み処理(ステップS224)が実行される。特図先読み処理の詳細については後述する。次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、5R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図78(a)に示す特図a、特図b、特図c、特図dのいずれか、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図e、ハズレフラグがオンの場合には特図fそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図a,特図b,特図c,特図d)、2R通常大当り図柄(特図e)、ハズレ図柄(特図f)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本例示形態では、15ラウンド、5ラウンド又は2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材2321は多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本例示形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブルを用いて大当りとするか、小当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブルを用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。なお、特図1関連抽選処理と特図2関連抽選処理の順番は逆でもよい。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、有利度の高い特図2変動遊技および有利度の低い特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示しても良いし、1の表示が複数の特図の抽選結果を表示するように構成していても良い。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えても良い。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本例示形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、後述する先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等の情報をコマンドデータに含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図79に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、HALT状態となる。
図81は、主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図82(a)〜(c)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS307に進む。
ステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS303の次のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS307に移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合にはステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS311の次のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、図81に示すフローチャートでは、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。
図82は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図82(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図82(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図82(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(15R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶されている。
図82(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図82(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図82(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図f」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図82(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図82(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図82(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
本実施形態では、上述した停止図柄情報の他、当否判定結果や変動タイマ番号(変動時間)、後述するタイマグループ等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信することができる。
次に、図80に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)で用いられる当否判定用テーブルについて、図83を参照しながら説明する。ここで、図83(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図83(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図83(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図83(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又ははずれが選択される。
また、特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図83(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図83(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又ははずれが選択される。
図83(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。大当りの当否判定結果がはずれとなった場合には、図83(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
次に、図80に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)において決定した当否判定結果などに基づいて行われる停止図柄の決定に用いられる特図決定用テーブルについて、図84を参照しながら説明する。ここで、図84(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図84(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。特図1の停止図柄を決定する場合には、図84(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の停止図柄を選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A〜特図Gのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否判定結果が小当りの場合には、特図Hが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Iが選択される。
また、特図2の停止図柄を決定する場合には、図84(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の停止図柄を抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図a〜特図eのうちからいずれか一つが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図fが選択される。停止表示される図柄が決定された後、特図表示装置に停止表示される図柄データが設定される。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図85(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図85(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS409の次のステップS411では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、演出ボタン136や操作キーユニット137の操作を検出し、その検出結果に応じて、ステップS409で更新した演出データを演出ボタン136や操作キーユニット137の操作に応じた演出データに変更する処理を行う。また、本実施形態におけるチャンスボタン制御処理では、ステップS409で読みだした演出データあるいは更新された演出データの中に演出ボタン136を動作させる命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS411の次のステップS413では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS413の次のステップS415では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS415の次のステップS417では、可動体制御処理を行う。例えば、ステップS409で読みだした演出データの中に演出可動体224,225への命令がある場合には、この命令を駆動回路430に出力する。
ステップS417の次のステップS419では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS403に戻る。
図85(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS431では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図85(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS441では、第1副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS441の次のステップS443では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS419)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図86(a)は、第2副制御部500の図示しないCPUが実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図86(a)のステップS501では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS501で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM(不図示)内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS501の次のステップS503では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS505の処理に移行する。ステップS505では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS505の次のステップS507では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPUは、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS507の次のステップS509では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS507で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(装飾図柄表示装置208による演出データや、遮蔽装置246による演出データ)をROM(不図示)から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS509の次のステップS511では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS509で読み出した演出データの中に図示しないVDPへの命令がある場合には、この命令をVDPに出力する(詳細は後述)。
ステップS511の次のステップS513では、シャッタ制御処理を行う。シャッタ制御処理では、ステップS509で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を遮蔽装置246を駆動する駆動回路(不図示)に出力する。
ステップS513の次のステップS515では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、第1副制御部400のコマンドによって要求された演出を開始あるいは終了した場合に、その旨を第1副制御部400に通知する制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS503に戻る。
図86(b)は、第2副制御部500のCPUが実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS531では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAMに設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図86(c)は、第2副制御部500のCPUが実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS541では、第2副制御部メイン処理のステップS503において説明したRAMのタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS503において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS541の次のステップS543では、第2副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS515)で設定された第1副制御部400への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図86(d)は、第2副制御部メイン処理のステップS511における画像制御処理のフローチャートである。ステップS551では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPUは、まず、VRAM(不図示)のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPUは、VDPのアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROMの転送元アドレス)、VRAM座標(VRAMの転送先アドレス)などを設定した後、ROMからVRAMへの画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDPは、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROMからVRAMに転送する。その後、VDPは、転送終了割込信号をCPUに対して出力する。
ステップS551の次のステップS553では、VDPからの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS553:Yes)、ステップS555に進み、そうでない場合は(ステップS553:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS555では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPUは、ステップS551でVRAMに転送した画像データに基づいてVRAMのフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAMの座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDPに指示する。VDPは、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS555の次のステップS557では、描画指示を行う。この描画指示では、CPUは、VDPに画像の描画開始を指示する。VDPは、CPUの指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS557の次のステップS559では、画像の描画終了に基づくVDPからの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS559:Yes)、ステップS561に進み、そうでない場合は(ステップS559:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS561では、RAMの所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
図87は、第1副制御部400のRAM408に設けられるテーブルの一例であり、同図(a)がボックスデータのテーブルの一例であり、同図(b)がパーツデータのテーブルの一例である。
第1副制御部400は、変動開始時、保留変化時、予告演出時、リーチ演出時、ボタン演出発生時など、各演出実行のタイミングで、同図(a)に示すボックスデータをRAM408のボックスデータ設定領域に設定する。ボックスデータは液晶コマンドと、当該液晶コマンドに基づく演出に対応して実行される音声、発光、役物(可動体)など情報からなるパーツデータ(ここでは一例として、パーツA〜H・・・)などにより構成される。液晶コマンドは、変動開始時、保留変化時、予告演出時、リーチ演出時、ボタン演出発生時などに、それぞれに対応した演出表示を装飾図柄表示装置208に表示させるためのコマンド(例えば、No.101、102、201〜203などのボックスデータのコマンド)を含んでいる。
また、液晶コマンドは、変動開始時、保留変化時、予告演出時、リーチ演出時、ボタン演出発生時などに、それぞれに対応した役物M(演出可動体246,224,225)の動作に応じた表示を行わせるためのコマンド(例えば、No.255などのボックスデータのコマンド)を含んでいる。
具体的には、この例では、No.1のボックスデータは、特図変動を開始するための液晶コマンドと、パーツA(力こぶ役物収納のためのデータ)とパーツB(シャッター収納のためのデータ)を含んでいる。また、No.101のボックスデータは、大広間背景を表示するための液晶コマンドと、パーツC(大広間背景の表示に対応した演出データ)を含み、No.201のボックスデータは、会話予告01を実行するための液晶コマンドと、パーツE(会話予告01(キャラクタ(殿)と「?」の文字の表示)に対応した演出データ)を含み、No.202のボックスデータは、会話予告02を実行するための液晶コマンドと、パーツEとパーツF(会話予告02(キャラクタ(姫)と「元気?」の文字の表示)に対応した演出データ)を含み、No.203のボックスデータは、会話予告03を実行するための液晶コマンドと、パーツEとパーツG(会話予告03(キャラクタ(姫)と「激アツよ!」の文字の表示)に対応した演出データ)を含み、No.255のボックスデータは、力こぶ役物を上下動作するための液晶コマンドと、パーツH(力こぶ役物の上下動作のためのデータ)を含んでいる。
同図(b)に示すように、パーツデータは、それぞれの演出に対応して実行する役物(演出可動体246,224,225など)の可動態様、スピーカ120からの出力音(サウンド)、ランプL(各種ランプ418など)の発光態様の情報である。
つまり、それぞれのパーツデータは、サウンドデバイスデータを有するサウンドレイヤ、ランプデバイスデータを有するランプレイヤ、シャッタデバイスデータや役物(可動体)デバイスデータなどを有する役物動作レイヤからなる。サウンドレイヤ、ランプレイヤ、役物動作レイヤはここではそれぞれ複数(2つ)設けられており、各レイヤの数字が大きい方が優先度が高いものとする。それぞれのパーツデータは、レイヤ数が1つでもよいし、デバイスデータの数(または種類)も1つでもよい。
具体的には、この例では、パーツA(力こぶ役物収納のためのデータ)は、役物動作レイヤ1(力こぶ役物動作レイヤ)に力こぶ役物(演出可動体224)を初期位置に戻すデバイスデータを含んでいる。また、パーツB(シャッター収納のためのデータ)は、役物動作レイヤ2(シャッター役物動作レイヤ)にシャッター役物(演出可動体(遮蔽手段)246)を初期位置に戻すデバイスデータを含んでいる。
また、パーツC(大広間背景の表示に対応した演出データ)は、サウンドレイヤ1に大広間背景用のBGMであるサウンドデバイスデータと、ランプレイヤ1に大広間背景用の発光パターンのランプデバイスデータを含んでいる。
また、パーツE(会話予告01に対応した演出データ)は、サウンドレイヤ2に当該予告に対応したキャラクタ(殿)の発する台詞(「ん?」など)のサウンドデバイスデータと、ランプレイヤ2に当該予告に対応した発光パターンのランプデバイスデータを含んでいる。
また、パーツF(会話予告02に対応した演出データ)は、サウンドレイヤ2に当該予告に対応したキャラクタ(姫)の発する台詞(「元気?」)のサウンドデバイスデータと、ランプレイヤ2に当該予告に対応した発光パターンのランプデバイスデータを含んでいる。
また、パーツG(会話予告03に対応した演出データ)は、サウンドレイヤ2に当該予告に対応したキャラクタ(姫)の発する台詞(「激アツよ!」)のサウンドデバイスデータと、ランプレイヤ2に当該予告に対応した発光パターンのランプデバイスデータを含んでいる。
また、パーツH(力こぶ役物の上下動作のためのデータ)は、ランプレイヤ2に力こぶ役物の上下動作に対応した発光パターンのランプデバイスデータと、役物動作レイヤ1(力こぶ役物動作レイヤ)に力こぶ役物(演出可動体224)を上下動作するデバイスデータを含んでいる。
そして、ここでの図示は省略するが、各ボックスデータには、各パーツデータの格納位置(ポジション)が設定されている。ポジションはRAM408の所定の領域に配置され、例えば、No.201のボックスデータには、パーツEの格納位置として、ポジション0001の先頭アドレス(例えば、1001番地)が設定されている。また、例えば、例えば、No.203のボックスデータには、パーツEの格納位置として、ポジション0001の先頭アドレス(例えば、1001番地)が設定され、パーツGの格納位置として、ポジション0002の先頭アドレス(例えば、1002番地)が設定されている。
第1副制御部400は、それぞれの演出実行のタイミングで(演出毎に)上述のボックスデータを設定し、液晶コマンドを第2副制御部500に送信する。各ボックスデータは、第1副制御部400が第2副制御部500に送信する液晶コマンドを設定する際、合わせて設定される。このとき、RAM408には、複数のポジションに対応したアドレス(パーツデータの設定領域)に、パーツデータが格納される。なお、複数のポジションの全てにパーツデータが格納されていなくてもよい。
また、第2副制御部500は、液晶コマンドに基づいて装飾図柄表示装置208において演出表示を行う制御を実行し、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。戻りコマンドには、ポジションの情報も含まれており、戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、ボックスデータに該当するポジション(パーツデータ)の設定がある場合は、RAM408の該当するポジションを参照し、パーツデータが格納されている場合には、そのパーツデータのサウンドレイヤの音、ランプレイヤの発光態様、および役物動作レイヤの可動態様の制御データを各デバイスあるいは必要に応じて第2副制御部500に送信し、演出表示に対応した演出を行う。
図88は、本実施形態の演出制御におけるコマンド送信の一例を示す概要図であり、液晶コマンドに基づき、装飾図柄表示装置208に画像を表示させる場合の一例である。
第1副制御部400は、図85に示す第1副制御部メイン処理の演出制御処理(ステップS409)において演出抽選処理を行い、その結果に応じた各演出を行うよう、第2副制御部500に制御用のコマンドを送信する。
第1副制御部400は、例えば、会話予告01の演出を行う場合、第2副制御部500に対して、図87(a)に示すNo.201のボックスデータの液晶コマンドを送信する(1)。この例では、当該液晶コマンドには、装飾図柄表示装置208に、キャラクタ(殿)の画像と、その台詞(「?」)の文字の表示を指示するコマンドが含まれる。
また、第1副制御部400は第2副制御部500に送信する液晶コマンドを設定する際、No.201のボックスデータに設定されているポジションに基づき、RAM408の対応したアドレスに、パーツデータを格納する。つまりこの例では、No.201のボックスデータに設定されたポジション0001に基づき、RAM408の例えば1001番地を先頭アドレスとする領域に、パーツEを格納する(1)。これにより、RAM408の1001番地を先頭アドレスとする領域には、会話予告01に対応したキャラクタ(殿)の発する台詞(例えば「ん?」など)のサウンドデバイスデータと、当該予告に対応した発光パターンのランプデバイスデータが格納される。
第1副制御部400からNo.201の液晶コマンドを受信した第2副制御部500は、装飾図柄表示装置208において会話予告01の演出(キャラクタ(殿)の画像と、その台詞(「?」)の文字の表示(会話予告01の表示)を行う表示制御)を実行し、第2副制御部500は、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する(2)。戻りコマンドには、ポジションの情報も含まれており、戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、ボックスデータに該当するポジション(パーツデータ)の設定がある場合は、当該パーツデータに対応する制御データの設定を行う(3)。この例では、戻りコマンドにポジション0001の情報が含まれているため、RAM408のポジション0001(アドレス1001番地を先頭アドレスとする領域)に格納されているパーツEに対応する各種デバイスデータ(音、ランプLの発光態様)のデータを設定し、スピーカ120、ランプLにそれぞれ送信して演出を実行する(4)。なお、スピーカ120、ランプLによる演出は、実際には主制御部300からのコマンドを受信した後になるので、タイムラグが発生している。
図89は、液晶コマンドに基づき、装飾図柄表示装置208に画像を表示させる場合の他の例である。
第1副制御部400は、例えば、会話予告03の演出を行う場合、第2副制御部500に対して、図87(a)に示すNo.203のボックスデータの液晶コマンドを送信する(1)。この例では、当該液晶コマンドには、装飾図柄表示装置208に、キャラクタ(殿)の画像と、その台詞(「?」)の文字の表示を指示するコマンド、およびキャラクタ(姫)の画像と、その台詞(「激アツよ!」)の文字の表示を指示するコマンドが含まれる。
また、第1副制御部400は第2副制御部500に送信する液晶コマンドを設定する際、No.203のボックスデータに設定されているポジションに基づき、RAM408の対応したアドレスに、パーツデータを格納する。つまりこの例では、No.203のボックスデータに設定されたポジション0001に基づき、RAM408の例えば1001番地を先頭アドレスとする領域に、パーツEを格納し、No.203のボックスデータに設定されたポジション0002に基づき、RAM408の例えば1002番地を先頭アドレスとする領域に、パーツGを格納する(1)。これにより、RAM408の1001番地を先頭アドレスとする領域には、キャラクタ(殿)の発する台詞(例えば「ん?」など)のサウンドデバイスデータと、それに対応した発光パターンのランプデバイスデータが格納され、RAM408の1002番地を先頭アドレスとする領域には、キャラクタ(姫)の発する台詞(「激アツよ!」)のサウンドデバイスデータと、それに対応した発光パターンのランプデバイスデータが格納される。
第1副制御部400からNo.203の液晶コマンドを受信した第2副制御部500は、装飾図柄表示装置208において会話予告03の演出(キャラクタ(殿)の画像と、その台詞(「?」)の文字を表示(会話予告03aの表示)した後、キャラクタ(姫)の画像と、その台詞(「激アツよ!」)の文字を表示(会話予告03bの表示)の表示制御))を実行する。その後、第2副制御部500は、第1副制御部400に会話予告03aの表示に対応する戻りコマンドを送信し(2)、会話予告03bの表示に対応する戻りコマンドを送信する(3)。会話予告03aの表示に対応する戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、この例では、当該戻りコマンドにポジション0001の情報が含まれているため、RAM408のポジション0001(アドレス1001番地を先頭アドレスとする領域)に格納されているパーツEに対応する各種デバイスデータ(音、ランプLの発光態様)のデータを設定し、スピーカ120、ランプLにそれぞれ送信して演出を実行する(4)。また、会話予告03bの表示に対応する戻りコマンドを受信した第1副制御部400は、この例では、当該戻りコマンドにポジション0002の情報が含まれているため、RAM408のポジション0002(アドレス1002番地を先頭アドレスとする領域)に格納されているパーツGに対応する各種デバイスデータ(音、ランプLの発光態様)のデータを設定し、スピーカ120、ランプLにそれぞれ送信して演出を実行する(5)。
このように、1つの液晶コマンドが複数の演出表示(会話予告03aの表示と会話予告03b)の実行を指示するコマンドであり、それぞれにパーツデータ(パーツE、G)が設定されている場合、第1副制御部400はそれぞれの表示を行う表示制御に対応する戻りコマンドを液晶コマンドから受信し、各戻りコマンドに対応するパーツデータ(パーツE、G)に基づいて、スピーカ120、ランプLによる演出を実行する。
次に、演出系操作処理について説明する。図90(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行する演出系操作処理のフローチャートである。この演出系操作処理は、図85(a)に示される第1副制御部メイン処理のチャンスボタン制御処理(ステップS411)において実行される処理である。
第1副制御部400のCPU404は、まず、操作手段の操作状態を初期化する(ステップS601)。すなわち、演出ボタン136及び操作キーユニット137から入力された信号をクリア(ポートクリア)する処理を行う。CPU404は、続いて、RAM408における初回操作フラグをクリアする(ステップS603)。
その後、CPU404は、チャンスボタン操作状態判定処理を実行する(ステップS605)。
ここで、図90(b)を参照しながら、チャンスボタン操作状態判定処理について説明する。
まず、CPU404は、チャンスボタンとしての演出ボタン136が操作されているか否かを判定する(ステップS701)。具体的には、CPU404は、入力ポートにおける演出ボタン136の信号の入力状態を検出することにより演出ボタン136が操作されているか否かを判定する。
CPU404は、演出ボタン136が操作されていると判定した場合は(ステップS701:Yes)、RAM408における演出ボタン136の操作状況を入力状態に更新する(ステップS703)。
続いて、CPU404は、今回の演出ボタン136の操作が初回の操作であるか否かを判定する(ステップS705)。すなわち、前回の演出ボタン136の操作状況がOFFであって、今回の演出ボタン136の操作状況がONであるか否かを判定する。
CPU404は、今回の演出ボタン136の操作が初回の操作であると判定した場合は(ステップS705:Yes)、RAM408における初回操作フラグをONにした後(ステップS707)、この処理を終了する。一方、CPU404は、今回の演出ボタン136の操作が初回の操作でないと判定した場合は(ステップS705:No)、ステップS707の処理を実行することなく、この処理を終了する。
また、CPU404は、ステップS701において、演出ボタン136が操作されていると判定しない場合は(ステップS701:No)、長押し操作の終了であるか否かを判定する(ステップS709)。CPU404は、長押し操作の終了であると判定した場合は(ステップS709:Yes)、長押し解除に係るボックスデータテーブルが設定される(ステップS711)。これにより、第1副制御部400から第2副制御部500に長押し解除であることを示す液晶コマンドが送信され、これにより、装飾図柄表示装置208では、例えば、演出ボタン136を示すチャンスボタン画像について長押しが解除された旨の演出(エフェクト)表示が行われることがある。なお、長押し演出における長押し解除の演出表示と長押しオート連打中における長押し解除の演出表示とが異なっていてもよいし、同じであってもよい。さらに、第2副制御部500からの戻りコマンドに応じて、設定されたボックスデータテーブルに対応するパーツデータに従い、長押し解除の演出表示に合わせて、スピーカ120による効果音の出力や各種ランプ418による点滅を行って演出効果を高めるようにしてもよい。
また、CPU404は、ステップS709において、長押し操作の終了であると判定しなかった場合は(ステップS709:No)、ステップS711の処理を実行することなく、この処理を終了する。
図90(a)に戻り、CPU404は、チャンスボタン操作状態判定処理を実行した後は、決定ボタン操作状態判定処理(ステップS607)、左ボタン操作状態判定処理(ステップS609)、右ボタン操作状態判定処理(ステップS611)、上ボタン操作状態判定処理(ステップS613)、下ボタン操作状態判定処理(ステップS615)を順次実行する。なお、決定ボタン操作状態判定処理、左ボタン操作状態判定処理、右ボタン操作状態判定処理、上ボタン操作状態判定処理、下ボタン操作状態判定処理の各処理の内容は、上述したチャンスボタン操作状態判定処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。
その後、CPU404は、各種ボタン操作関連処理を実行した後(ステップS617)、この処理を終了する。
次に、演出系操作処理において実行される各種ボタン操作関連処理について、図91〜図92を参照しながら説明する。図91は、第1副制御部400のCPU404が実行する各種ボタン操作関連処理のフローチャートであり、図92は、図91に示される各種ボタン操作関連処理の続きを表すフローチャートである。
まず、CPU404は、RAM408における初回操作フラグがONであるか否かを判定する(ステップS801)。CPU404は、初回操作フラグがONでない場合は(ステップS801:No)、この処理を終了するが、初回操作フラグがONである場合は(ステップS801:Yes)、各種ボタン(演出ボタン136、操作キーユニット137)の押下操作があったとして、客待ちデモ中の節電状態を解除する(ステップS803)。節電状態は、例えば、図柄変動表示が行われていない待機状態となった後、図柄変動表示や各種ボタンの押下操作がないまま、所定時間(例えば、5分)が経過すると移行するように構成されており、具体的には、各種ランプ418を消灯状態あるいは輝度を低下させたり、装飾図柄表示装置208のバックライトの輝度を低下させる等して、パチンコ機100の消費電力を低減させる。なお、節電状態に移行しないものであってもよい。また、節電状態の解除は、各種ボタンのうちの一つのボタンが操作されたことに応じて解除されるが、2以上のボタンが同時に操作された場合にも節電状態が解除できるように構成されてもよいし、2以上のボタンが同時に操作された場合には節電状態の解除が行われないように構成されてもよい。また、1つのボタンのみが一定時間(例えば、0.5秒間)操作された場合のみ節電状態の解除が行われるように構成されてもよい。
続いて、CPU404は、演出ボタン(チャンスボタン)136を単独で操作しているか否かを判定する(ステップS805)。CPU404は、演出ボタン136を単独で操作していると判定した場合は(ステップS805:Yes)、ボタン押下時処理を実行した後(ステップS807)、この処理を終了する。なお、ボタン押下時処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、演出ボタン136を単独で操作していると判定しない場合は(ステップS805:No)、決定ボタン137eを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS809)。CPU404は、決定ボタン137eを単独で操作していると判定した場合は(ステップS809:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS811)、決定ボタン操作時設定表示処理を実行し(ステップS813)、この処理を終了する。なお、決定ボタン操作時設定表示処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、決定ボタン137eを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS809:No)、右ボタン137dを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS815)。CPU404は、右ボタン137dを単独で操作していると判定した場合は(ステップS815:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS817)、右ボタン操作時設定表示処理を実行し(ステップS819)、この処理を終了する。なお、右ボタン操作時設定表示処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、右ボタン137dを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS815:No)、左ボタン137cを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS821)。CPU404は、左ボタン137cを単独で操作していると判定した場合は(ステップS821:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS823)、左ボタン操作時設定表示処理を実行し(ステップS825)、この処理を終了する。なお、左ボタン操作時設定表示処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、左ボタン137cを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS821:No)、上ボタン137aを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS827)。CPU404は、上ボタン137aを単独で操作していると判定した場合は(ステップS827:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS829)、上ボタン操作時設定表示処理を実行し(ステップS831)、この処理を終了する。なお、上ボタン操作時設定表示処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、上ボタン137aを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS827:No)、図92に示すように、下ボタン137bを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS833)。CPU404は、下ボタン137bを単独で操作していると判定した場合は(ステップS833:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS835)、下ボタン操作時設定表示処理を実行し(ステップS837)、この処理を終了する。なお、下ボタン操作時設定表示処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、下ボタン137bを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS833:No)、演出ボタン136と右ボタン137dの両方を操作しているか否かを判定する(ステップS839)。CPU404は、演出ボタン136と右ボタン137dの両方を操作していると判定した場合は(ステップS839:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS841)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、演出ボタン136と右ボタン137dの両方を操作していると判定しない場合は(ステップS839:No)、演出ボタン136と左ボタン137cの両方を操作しているか否かを判定する(ステップS843)。CPU404は、演出ボタン136と左ボタン137cの両方を操作していると判定した場合は(ステップS843:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS845)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、演出ボタン136と左ボタン137cの両方を操作していると判定しない場合は(ステップS843:No)、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全部を操作しているか否かを判定する(ステップS847)。CPU404は、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全部を操作していると判定した場合は(ステップS847:Yes)、後述するボタン押下時処理を実行した後(ステップS849)、この処理を終了する。一方、CPU404は、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全部を操作していると判定しない場合は(ステップS847:No)、ステップS849の処理を実行することなく、この処理を終了する。
次に、各種ボタン操作関連処理や後述する各種ボタン長押し操作関連処理において実行されるボタン押下時処理について、図93を参照しながら説明する。図93は、第1副制御部400のCPU404が実行するボタン押下時処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、演出ボタン136や操作キーユニット137の操作を受付中の演出が実行されているか否かを判定する(ステップS901)。CPU404は、操作受付中の演出が実行されていると判定しない場合は(ステップS901:No)、この処理を終了し、操作受付中の演出が実行されていると判定した場合は(ステップS901:Yes)、実行中の演出がボタンの1回操作用の演出であるか否かを判定する(ステップS903)。なお、ここで判定される演出は、実際にボタンの押下を促す演出が行われているものに限らず、例えば、ボタンの押下を促す演出は行われてはいないが、所定のボタン(例えば、演出ボタン136等)の操作があった場合に、所定の演出(裏ボタン演出)を実行する状態である演出も含まれる。
CPU404は、実行中の演出がボタンの1回操作用の演出であると判定した場合は(ステップS903:Yes)、1回操作処理を実行した後(ステップS905)、ステップS917の処理を実行する。ここで、実行中の演出がボタンの1回操作用の演出であると判定される条件としては、押下されたボタンが、実行中の演出において操作が要求されているボタンであることが含まれ、例えば、演出ボタン136の1回操作を要求する演出が実行されている場合には、演出ボタン136が1回操作されたことを条件に、実行中の演出がボタンの1回操作用の演出であると判定するように構成されている。なお、1回操作処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、実行中の演出がボタンの1回操作用の演出でないと判定した場合は(ステップS903:No)、実行中の演出がボタンの連打用の演出であるか否かを判定する(ステップS907)。なお、ここで判定される演出は、実際にボタンの連打を促す演出が行われているものに限らず、例えば、ボタンの連打を促す演出は行われてはいないが、所定のボタン(例えば、演出ボタン136等)の連打操作があった場合に、所定の演出(裏ボタン連打演出)を実行する状態である演出も含まれる。
CPU404は、実行中の演出がボタンの連打用の演出であると判定した場合は(ステップS907:Yes)、連打操作処理を実行した後(ステップS909)、ステップS917の処理を実行する。ここで、実行中の演出がボタンの連打用の演出であると判定される条件としては、押下されたボタンが、実行中の演出において操作が要求されているボタンであることが含まれ、例えば、演出ボタン136の連打操作を要求する演出が実行されている場合には、演出ボタン136が1回操作されたことを条件に、実行中の演出がボタンの連打用の演出であると判定するように構成されている。なお、連打操作処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、実行中の演出がボタンの連打用の演出でないと判定した場合は(ステップS907:No)、実行中の演出がボタンの長押し用の演出であるか否かを判定する(ステップS911)。なお、ここで判定される演出は、実際にボタンの長押しを促す演出が行われているものに限らず、例えば、ボタンの長押しを促す演出は行われてはいないが、所定のボタン(例えば、演出ボタン136等)の長押し操作があった場合に、所定の演出(裏ボタン長押し演出)を実行する状態である演出も含まれる。
CPU404は、実行中の演出がボタンの長押し用の演出であると判定した場合は(ステップS911:Yes)、長押し操作処理を実行した後(ステップS913)、ステップS917の処理を実行する。ここで、実行中の演出がボタンの長押し用の演出であると判定される条件としては、押下されたボタンが、実行中の演出において操作が要求されているボタンであることが含まれ、例えば、演出ボタン136の長押し操作を要求する演出が実行されている場合には、演出ボタン136が1回操作されたことを条件に、実行中の演出がボタンの長押し用の演出であると判定するように構成されている。なお、長押し操作処理の詳しい内容については後述する。
一方、CPU404は、実行中の演出がボタンの長押し用の演出でないと判定した場合は(ステップS911:No)、その他ボタン操作処理を実行した後(ステップS915)、ステップS917の処理を実行する。なお、その他ボタン操作処理の詳しい内容については後述する。
CPU404は、ステップS917において、後述するように、1回操作処理、連打操作処理、長押し操作処理又はその他ボタン操作処理においてセットされたボックスに対応する液晶コマンドを第2副制御部500に送信した後(ステップS917)、この処理を終了する。
次に、ボタン押下時処理において実行される1回操作処理について、図94〜図95を参照しながら説明する。図94は、第1副制御部400のCPU404が実行する1回操作処理のフローチャートであり、図95は、1回操作処理の続きを表すフローチャートである。
まず、CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による単独操作の演出であるか否かを判定する(ステップS1001)。CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による単独操作の演出であると判定した場合は(ステップS1001:Yes)、チャンスボタンが操作された旨の演出を実行するためのチャンスボタン操作ボックスをセットし(ステップS1003)、RAM408におけるボタン操作フラグをONにした後(ステップS1005)、図95に示されるステップS1031の処理を実行する。なお、この処理において、演出ボタン136の他に、他のボタンが同時に操作されている場合は、その演出ボタン136の操作自体が無効であるとして取り扱うようにしているが、有効であるとして取り扱うようにしてもよい。
一方、CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による単独操作の演出でないと判定した場合は(ステップS1001:No)、実行中の演出が演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作の演出であるか否かを判定する(ステップS1007)。CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作の演出であると判定した場合は(ステップS1007:Yes)、操作されたボタンに応じたボックスがセットされる(ステップS1009)。例えば、演出ボタン136が操作された場合には、チャンスボタンが操作された旨の演出を実行するためのチャンスボタン操作ボックスがセットされ、右ボタン137dが操作された場合には、右ボタン137dが操作された旨の演出を実行するための右ボタン操作ボックスがセットされ、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された場合には、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された旨の演出を実行するためのボタン操作ボックスがセットされる。なお、この処理において、演出ボタン136及び右ボタン137dの他に、他のボタン(例えば、上ボタン137a等)が同時に操作されている場合は、その演出ボタン136及び右ボタン137dの操作自体が無効であるとして取り扱うようにしているが、有効であるとして取り扱うようにしてもよい。また、この処理において、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された場合にのみ演出を行うようにしてもよく、その場合は、演出ボタン136及び右ボタン137dのうちいずれかのボタンが操作されてもボタン操作に対応するボタン操作ボックスがセットされず、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された場合にボタン操作ボックスがセットされるように構成される。
続いて、CPU404は、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作された状態であるか否かを判定する(ステップS1011)。CPU404は、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作されていると判定した場合は(ステップS1011:Yes)、RAM408におけるボタン操作フラグをONにした後(ステップS1013)、図95に示されるステップS1031の処理を実行する。一方、CPU404は、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作されていないと判定した場合は(ステップS1011:No)、ステップS1013の処理を実行することなく、ステップS1031の処理を実行する。なお、ボタン毎にボタン操作フラグを設定するようにし、例えば、演出ボタン136のみの操作があった場合に、演出ボタン136のボタン操作フラグをONにして、右ボタン137dのボタン操作フラグはOFFのままにし、2つのボタン操作フラグがONになることにより、後述するステップS1033の処理が実行されるように構成してもよい。
また、CPU404は、ステップS1007において、実行中の演出が演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作の演出でないと判定した場合は(ステップS1007:No)、実行中の演出が演出ボタン136及び左ボタン137cの同時操作の演出であるか否かを判定する(ステップS1015)。CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136及び左ボタン137cの同時操作の演出であると判定した場合は(ステップS1015:Yes)、操作されたボタンに応じたボックスがセットされる(ステップS1017)。例えば、演出ボタン136が操作された場合には、チャンスボタンが操作された旨の演出を実行するためのチャンスボタン操作ボックスがセットされ、左ボタン137cが操作された場合には、左ボタン137cが操作された旨の演出を実行するための左ボタン操作ボックスがセットされ、演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された場合には、演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された旨の演出を実行するためのボタン操作ボックスがセットされる。なお、この処理において、演出ボタン136及び左ボタン137cの他に、他のボタン(例えば、下ボタン137b等)が同時に操作されている場合は、その演出ボタン136及び左ボタン137cの操作自体が無効であるとして取り扱うようにしているが、有効であるとして取り扱うようにしてもよい。また、この処理において、演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された場合にのみ演出を行うようにしてもよく、その場合は、演出ボタン136及び左ボタン137cのうちいずれかのボタンが操作されてもボタン操作に対応するボタン操作ボックスがセットされず、演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された場合にボタン操作ボックスがセットされるように構成される。
続いて、CPU404は、演出ボタン136と左ボタン137cの両方が操作された状態であるか否かを判定する(ステップS1019)。CPU404は、演出ボタン136と左ボタン137cの両方が操作されていると判定した場合は(ステップS1019:Yes)、RAM408におけるボタン操作フラグをONにした後(ステップS1021)、図95に示されるステップS1031の処理を実行する。一方、CPU404は、演出ボタン136と左ボタン137cの両方が操作されていないと判定した場合は(ステップS1019:No)、ステップS1021の処理を実行することなく、ステップS1031の処理を実行する。なお、ボタン毎にボタン操作フラグを設定するようにし、例えば、演出ボタン136のみの操作があった場合に、演出ボタン136のボタン操作フラグをONにして、左ボタン137cのボタン操作フラグはOFFのままにし、2つのボタン操作フラグがONになることにより、後述するステップS1033の処理が実行されるように構成してもよい。
また、CPU404は、ステップS1015において、実行中の演出が演出ボタン136及び左ボタン137cの同時操作の演出でないと判定した場合は(ステップS1015:No)、図95に示すように、実行中の演出が演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの同時操作の演出であるか否かを判定する(ステップS1023)。CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの同時操作の演出であると判定した場合は(ステップS1023:Yes)、操作されたボタンに応じたボックスがセットされる(ステップS1025)。例えば、演出ボタン136が操作された場合には、チャンスボタンが操作された旨の演出を実行するためのチャンスボタン操作ボックスがセットされ、左ボタン137cが操作された場合には、左ボタン137cが操作された旨の演出を実行するための左ボタン操作ボックスがセットされ、右ボタン137dが操作された場合には、右ボタン137dが操作された旨の演出を実行するための右ボタン操作ボックスがセットされる。さらに、演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された場合には、演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された旨の演出を実行するためのボタン操作ボックスがセットされ、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された場合には、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された旨の演出を実行するためのボタン操作ボックスがセットされ、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作された場合には、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作された旨の演出を実行するためのボタン操作ボックスがセットされる。なお、この処理において、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの他に、他のボタン(例えば、決定ボタンボタン137e等)が同時に操作されている場合は、その演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの操作自体が無効であるとして取り扱うようにしているが、有効であるとして取り扱うようにしてもよい。また、この処理において、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作された場合にのみ演出を行うようにしてもよく、その場合は、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dのうちいずれか1つ又は2つのボタンが操作されてもボタン操作に対応するボタン操作ボックスがセットされず、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作された場合にボタン操作ボックスがセットされるように構成される。
続いて、CPU404は、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作された状態であるか否かを判定する(ステップS1027)。CPU404は、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作されていると判定した場合は(ステップS1027:Yes)、RAM408におけるボタン操作フラグをONにした後(ステップS1029)、ステップS1031の処理を実行する。一方、CPU404は、演出ボタン136、左ボタン137c及び右ボタン137dの全てが操作されていないと判定した場合は(ステップS1027:No)、ステップS1029の処理を実行することなく、ステップS1031の処理を実行する。なお、ボタン毎にボタン操作フラグを設定するようにし、例えば、演出ボタン136のみの操作があった場合に、演出ボタン136のボタン操作フラグをONにして、左ボタン137c及び右ボタン137dのボタン操作フラグはOFFのままにするなどし、3つのボタン操作フラグがONになることにより、後述するステップS1033の処理が実行されるように構成してもよい。
CPU404は、ステップS1031において、RAM408におけるボタン操作フラグがONであるか否かを判定する(ステップS1031)。CPU404は、ボタン操作フラグがONであると判定した場合は(ステップS1031:Yes)、操作有効期間終了処理を実行した後(ステップS1033)、この処理を終了する。具体的には、CPU404は、操作有効期間が終了する前であっても当該操作有効期間を終了させる処理を行い、その後、ボタン操作を受け付ける演出を終了するためのボックスをセットする。CPU404は、セットされたボックスに基づいて、第2副制御部500にボタン操作の受付を終了する旨の液晶コマンドを送信する。すると、第2副制御部500では、ボタン操作の受付を終了する表示を行った後、第1副制御部400に戻りコマンドを送信する。なお、操作有効期間が終了するまでボタン操作の受付を継続する場合は、操作有効期間を終了する処理を行わないようにしてもよい。
次に、ボタン押下時処理において実行される連打操作処理について、図96を参照しながら説明する。図96は、第1副制御部400のCPU404が実行する連打操作処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による連打用の演出であるか否かを判定する(ステップS1101)。CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による連打用の演出でないと判定した場合は(ステップS1101:No)、この処理を終了する。一方、CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による連打用の演出であると判定した場合は(ステップ1101:Yes)、連打演出抽選を行い、その結果をセットする(ステップS1103)。具体的には、例えば、遊技者に演出ボタン136の連打を促す連打用演出において表示される連打メータを増加させるか否か、及び、増加させる場合にはその増加量を抽選で決定し、その結果に応じたボックスをセットする。すると、連打メータの増加量に応じた液晶コマンドが第2副制御部500に送信され、装飾図柄表示装置208では、液晶コマンドに応じた態様で連打メータの増加表示が行われる(第0の形態)。
ここで、連打演出抽選の態様について適用可能な例について説明する。
(第1の形態)
操作有効期間の開始からの経過時間Tに応じて設定される比較時間Cと、遊技者がボタンを操作する間隔とを比較して、操作の有効・無効を判定するようにしてもよい。例えば、演出ボタン136の操作有効期間が12秒である場合に、経過時間Tが4秒未満である場合は、比較時間Cは0.5秒に設定され、最後に演出ボタン136が操作されてから0.5秒が経過するまでは、演出ボタン136の操作があっても無効と判定され、0.5秒が経過した後に演出ボタン136の操作があった場合に有効と判定される。また、経過時間Tが4秒以上8秒未満である場合は、比較時間Cは0.3秒に設定され、最後に演出ボタン136が操作されてから0.3秒が経過するまでは、演出ボタン136の操作があっても無効と判定され、0.3秒が経過した後に演出ボタン136の操作があった場合に有効と判定される。また、経過時間Tが8秒以上である場合は、比較時間Cは0.1秒に設定され、最後に演出ボタン136が操作されてから0.1秒が経過するまでは、演出ボタン136の操作があっても無効と判定され、0.1秒が経過した後に演出ボタン136の操作があった場合に有効と判定される。
(第2の形態)
また、操作有効期間の開始から初回の遊技者操作が行われるまでの経過時間Tに応じて設定された比較時間Cと、遊技者が演出ボタン136を操作する間隔を比較して操作の有効・無効を判定するようにしてもよい。例えば、演出ボタン136の操作有効期間が12秒である場合に、経過時間Tが4秒未満である場合は、0.5秒間隔で演出ボタン136の操作を有効とし、それ以外のタイミングでの操作を無効とする。経過時間Tが4秒以上8秒未満の場合は、初回操作から0.3秒間隔で演出ボタン136の操作を有効とし、それ以外のタイミングでの操作を無効とする。経過時間Tが8秒以上の場合は、初期あ操作から0.1秒間隔で演出ボタン136の操作を有効とし、それ以外のタイミングでの操作を無効とする。
(第3の形態)
また、連打操作又は長押しオート連打操作が行える操作演出の演出抽選(連打演出抽選)において、連打演出の演出の進行パターンが長押しオート連打の演出の進行パターンよりも演出の進行度合いが大きい(例えば、連打メータの増加量が連打操作では5回の操作でメータ全体の7割まで達するのに対し、長押しオート連打では7回の液晶コマンドが送信されなければメータ全体の7割まで増加しないなど。)ように構成されていてもよいし、その逆であってもよい。
(第4の形態)
また、操作有効期間の経過に応じて、連打操作及び長押しオート連打操作による増加量が変化する(例えば、操作有効期間が経過するほど増加量が大きくなる/小さくなる等)ように構成されていてもよい。
(第5の形態)
また、連打演出の操作有効期間(例えば、10秒間)の開始から所定の判定期間(例えば、2秒)の間に演出ボタン136が操作された回数によって、操作有効期間における判定期間終了後の残り期間(例えば、8秒間)における操作に応じた演出の実行可否を決定する抽選テーブルを選択し、選択された抽選テーブルに基づいて演出実行抽選を行うように構成してもよく、例えば、演出実行抽選で当選した場合に、操作に応じた演出が実行され、当選しなかった場合は、操作に応じた演出が行われないようにしてもよい。より具体的には、例えば、判定期間における演出ボタン136の操作回数が5回以上である場合、演出実行抽選で当選する確率が低い低確率抽選テーブルを設定し、判定期間における演出ボタン136の操作回数が5回未満である場合、演出実行抽選で当選する確率が高い高確率抽選テーブルを設定することで、連打操作の苦手な遊技者についても演出内容を十分に楽しませることができる場合がある。一方、判定期間における演出ボタン136の操作回数が5回以上の場合、高確率抽選テーブルを設定し、判定期間における演出ボタン136の操作回数が5回未満の場合、低確率抽選テーブルを設定することで、連打操作を積極的に行った遊技者をより楽しませるようにすることができる場合がある。なお、判定期間においても、操作に応じた演出を行うか否かを抽選によって決定するようにしてもよい。この場合、所定期間において参照される抽選テーブルは、残り期間において参照される抽選テーブルのいずれかと同じであってもよいし、いずれとも異なってもよい。また、全ての操作に応じて演出が行われるようにしてもよい。この場合、判定期間において行われる操作に応じた演出では、例えば、メーターがしきい値となるまで演出を行うことが可能(例えば、ある値までメーターを増加することができる。)に構成してもよい。ここで、上記記載の抽選テーブルは演出の実行可否を抽選するためのテーブルであるが、演出の変化量を抽選によって決定するためのテーブル構成としてもよい。
(第6の形態)
また、操作有効期間において、1又は複数のボタンをタイミングよく操作させる演出(「タイミング操作演出」という場合がある。)において、演出期間(操作有効期間であってもよい。例えば、15秒)の開始から所定の判定期間(例えば、5秒間)の間にタイミングよくボタン操作された回数(該当するボタンの操作のタイミングをよいと判断する期間に操作された回数)に応じて、残り期間(例えば、10秒間)におけるタイミング操作演出の操作有効期間を決定するように構成していてもよい。例えば、判定期間の間にタイミングよくボタン操作された回数が3回以上である場合、該当するボタンの操作のタイミングを良いと判断する期間を第一の判断期間とし、判定期間の間にタイミングよくボタン操作された回数が3回未満である場合、該当するボタンの操作のタイミングを良いと判断する期間を第二の判断期間とした場合、第一の判断期間よりも第二の判断期間の方を長く設定することで、タイミング操作が苦手な遊技者についても演出内容を十分に楽しませることができる場合がある。一方、第二の判断期間よりも第一の判断期間の方を長く設定することでタイミング操作が得意な遊技者をより楽しませることができる場合がある。また、判定期間における該当するボタンの操作のタイミングを良いと判断する期間を第一の判断期間及び第二の判断期間のいずれかと同じであってもよいし、異なっていてもよい。ここで、判定期間における該当するボタンの操作タイミングが第一の判断期間及び第二の判断期間よりも長く設定されている場合、遊技者が判定期間においてタイミング操作の練習を行うことができ、タイミング操作演出へ遊技者が参加しやすくすることができる場合がある。一方、判定期間における該当するボタンの操作タイミングが第一の判断期間及び第二の判断期間のいずれよりも短く設定されている場合、タイミング操作演出が進むにつれて操作しやすくなるので、タイミング操作が徐々に上達してきたと思わせることができる場合がある。また、判定期間における該当するボタンの操作タイミングが第一の判断期間と第二の判断期間との間に設定されている場合、遊技者の技量によってタイミング操作演出を決定することができ、タイミング操作が苦手な遊技者及びタイミング操作を得意とする遊技者の両方を満足させることができる場合がある。
本実施形態において、これら第0の形態から第6の形態のいずれか1つの形態についてのみ適用してもよいし、連打用演出が複数種類用意され、連打用演出の種類に応じて実施する態様を異ならせるようにしてもよい。
続いて、CPU404は、演出ボタン(チャンスボタン)136が操作された旨の演出を実行するためのチャンスボタン操作ボックスをセットする(ステップS1105)。そして、CPU404は、RAM408における初回操作フラグに基づき、演出ボタン136の操作が初回操作であるか否かを判定する(ステップS1107)。すなわち、演出ボタン136の押し始めであるか否かを判定する。
CPU404は、演出ボタン136の操作が初回操作であると判定した場合は(ステップS1107:Yes)、次にオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1をRAM408の所定領域にセットした後(ステップS1109)、この処理を終了する。オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1は、本実施形態では、例えば、500msとしたが、任意の時間に設定することができる。これにより、連打用の演出の実行中において、時間T1の長押しが行われると、改めてボタンを押し直さなくても、演出ボタン136が押下されたものとして演出を行うことができるようになっている。
一方、CPU404は、演出ボタン136の操作が初回操作でないと判定した場合、すなわち、長押しオート連打中であると判定した場合は(ステップS1107:No)、次にオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T2をRAM408の所定領域にセットした後(ステップS1111)、この処理を終了する。オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T2は、本実施形態では、例えば、100msとしたが、任意の時間に設定することができる。これにより、連打用の演出の実行中において、引き続き長押しが維持されて時間T2が経過すると、改めてボタンを押し直さなくても、演出ボタン136が押下されたものとして演出を行うことができるようになっている。
本実施形態における連打操作処理は、演出ボタン136による連打操作演出についてのみ実行するものであるが、操作キーユニット137の各ボタン(上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e)について連打操作処理を実行するようにしてもよい。
次に、ボタン押下時処理において実行される長押し操作処理について、図97を参照しながら説明する。図97は、第1副制御部400のCPU404が実行する長押し操作処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による長押し用の演出であるか否かを判定する(ステップS1201)。CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による長押し用の演出でないと判定した場合は(ステップS1201:No)、この処理を終了する。一方、CPU404は、実行中の演出が演出ボタン136による長押し用の演出であると判定した場合は(ステップ1201:Yes)、RAM408における初回操作フラグに基づき、演出ボタン136の操作が初回操作であるか否かを判定する(ステップS1203)。すなわち、演出ボタン136の押し始めであるか否かを判定する。
CPU404は、演出ボタン136の操作が初回操作であると判定した場合は(ステップS1203:Yes)、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3をRAM408の所定領域にセットした後(ステップS1205)、この処理を終了する。長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3は、本実施形態では、例えば、100msとしたが、任意の時間に設定することができる。これにより、長押し用の演出の実行中において、時間T3の長押しが行われることにより、演出ボタン136の長押しが開始されたものとして演出を行うことができるようになる。
一方、CPU404は、演出ボタン136の操作が初回操作でないと判定した場合、すなわち、長押し中であると判定した場合は(ステップS1203:No)、演出ボタン(チャンスボタン)136が操作された旨の演出を実行するためのチャンスボタン操作ボックスをセットする(ステップS1207)。そして、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T4をRAM408の所定領域にセットした後(ステップS1209)、この処理を終了する。長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T4は、本実施形態では、例えば、231msとしたが、任意の時間に設定することができる。これにより、長押し用の演出の実行中において、引き続き長押しが維持されて時間T4が経過すると、演出ボタン136の長押しが維持されている演出を行うことができるようになっている。なお、ステップS1209でセットされる時間T4は、本実施形態では、毎回同じ時間(231ms)がセットされるように構成したが、セットされる毎にセットされる時間が変動してもよい。
本実施形態における長押し操作処理は、演出ボタン136による長押し操作演出について実行するものであるが、操作キーユニット137の各ボタン(上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e)について長押し操作処理を実行するようにしてもよい。
次に、ボタン押下時処理において実行されるその他ボタン操作処理について、図98を参照しながら説明する。図98は、第1副制御部400のCPU404が実行するその他ボタン操作処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、操作キーユニット137の決定ボタン137eの操作であるか否かを判定する(ステップS1301)。CPU404は、決定ボタン137eの操作であると判定した場合は(ステップS1301:Yes)、決定ボタン137eが操作された旨の演出を実行するための決定ボタン押下ボックスをセットした後(ステップS1303)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、決定ボタン137eの操作でないと判定した場合は(ステップS1301:No)、右ボタン137dの操作であるか否かを判定する(ステップS1305)。CPU404は、右ボタン137dの操作であると判定した場合は(ステップS1305:Yes)、右ボタン137dが操作された旨の演出を実行するための右ボタン押下ボックスをセットした後(ステップS1307)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、右ボタン137dの操作でないと判定した場合は(ステップS1305:No)、左ボタン137cの操作であるか否かを判定する(ステップS1309)。CPU404は、左ボタン137cの操作であると判定した場合は(ステップS1309:Yes)、左ボタン137cが操作された旨の演出を実行するための左ボタン押下ボックスをセットした後(ステップS1311)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、左ボタン137cの操作でないと判定した場合は(ステップS1309:No)、上ボタン137aの操作であるか否かを判定する(ステップS1313)。CPU404は、上ボタン137aの操作であると判定した場合は(ステップS1313:Yes)、上ボタン137aが操作された旨の演出を実行するための上ボタン押下ボックスをセットした後(ステップS1315)、この処理を終了する。一方、CPU404は、上ボタン137aの操作でないと判定した場合は(ステップS1313:No)、下ボタン137bの操作であるとして、下ボタン137cが操作された旨の演出を実行するための下ボタン押下ボックスをセットした後(ステップS1317)、この処理を終了する。
次に、各種ボタン操作関連処理において実行される決定ボタン操作時設定表示処理について、図99を参照しながら説明する。図99は、第1副制御部400のCPU404が実行する決定ボタン操作時設定表示処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、電源投入関連処理の実行中でないか否かを判定する(ステップS1401)。具体的には、CPU404は、電源が投入されてから復帰中表示が終了するまでの間であるか否かを判定している。CPU404は、電源投入関連処理の実行中であると判定した場合は(ステップS1401:No)、この処理を終了する。本実施形態では、電源が投入されてから復旧中表示が終了するまでの間は、後述する音量設定画面や輝度設定画面を表示しないようにしている。なお、電源が投入されてから復旧中表示が終了するまでの間においても、音量設定画面や輝度設定画面を表示して音量設定や輝度設定を行うことができるようにしてもよい。
一方、CPU404は、電源投入関連処理の実行中でないと判定した場合は(ステップS1401:Yes)、設定表示が非表示であるか否かを判定する(ステップS1403)。すなわち、CPU404は、図柄変動表示が行われていない待機状態や、図柄変動表示中や、大当り遊技中等において、図115(e)に示すような、音量設定画面や輝度設定画面が表示されていない状態であるか否かを判定する。CPU404は、設定表示が非表示であると判定した場合は(ステップS1403:Yes)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、設定表示が表示されていると判定した場合は(ステップS1403:No)、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されているか否かを判定する(ステップS1405)。具体的には、CPU404は、例えば、待機状態において表示される客待ちデモ表示中に、操作キーユニット137を操作することにより音量設定や輝度設定が可能であることを遊技者に明示あるいは示唆するアイコンが表示されているか否かを判定する。なお、このようなアイコンを表示しない場合でも、所定の操作があれば音量設定画面や輝度設定画面を表示するようなものにあっては、ステップS1405のような処理は不要である。CPU404は、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されていると判定した場合は(ステップS1405:Yes)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されていないと判定した場合は(ステップS1405:No)、輝度設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS1407)。具体的には、CPU404は、装飾図柄表示装置208のバックライトや各種ランプ418の現在の輝度や、設定された輝度を表示するための輝度設定画面が表示されているか否かを判定する。本実施形態では、輝度設定画面は、上ボタン137a又は下ボタン137bを操作することにより表示させることができるように構成されている。なお、後述する音量設定画面と輝度設定画面とを同時に表示させるように構成した場合には、ボタンの種類によって表示させる設定画面の種類を分けなくてもよい。この輝度設定画面は、演出ボタン136や操作キーユニット137の各ボタンを操作することなく所定の表示時間(例えば、15秒)が経過すると、消去される。CPU404は、輝度設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS1407:Yes)、輝度設定画面をそのまま表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS1409)、この処理を終了する。すなわち、CPU404は、輝度設定画面の表示を維持する表示時間をリセットする。ここで、輝度設定画面をそのまま表示するための液晶コマンドとは、所定の表示時間の経過時間に対応するカウントをリセットし、所定の表示時間のカウントを再設定するためのコマンドであってもよいが、所定の表示時間の経過時間に対応するカウントをそのまま継続させるためのコマンドであってもよい。
一方、CPU404は、輝度設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS1407:No)、音量設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS1411)。具体的には、CPU404は、スピーカ120から出力される音声の現在の音量や、設定された音量を表示するための音量設定画面が表示されているか否かを判定する。本実施形態では、音量設定画面は、左ボタン137c又は右ボタン137dを操作することにより表示させることができるように構成されている。この音量設定画面は、演出ボタン136や操作キーユニット137の各ボタンを操作することなく所定の表示時間(例えば、15秒)が経過すると、消去される。CPU404は、音量設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS1411:Yes)、音量設定画面をそのまま表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS1413)、この処理を終了する。すなわち、CPU404は、音量設定画面の表示を維持する表示時間をリセットする。ここで、音量設定画面をそのまま表示するための液晶コマンドとは、所定の表示時間の経過時間に対応するカウントをリセットし、所定の表示時間のカウントを再設定するためのコマンドであってもよいが、所定の表示時間の経過時間に対応するカウントをそのまま継続させるためのコマンドであってもよい。
一方、CPU404は、音量設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS1411:No)、図柄変動中用設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS1415)。具体的には、CPU404は、例えば、図柄変動表示中において表示される音量設定画面あるいは輝度設定画面が表示されているか否かを判定する。CPU404は、図柄変動中用設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS1415:Yes)、装飾図柄表示装置208に表示されている設定画面を非表示にするための液晶コマンドをセットした後(ステップS1417)、この処理を終了する。一方、CPU404は、図柄変動中用設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS1415:No)、ステップS1417の処理を実行することなく、この処理を終了する。
次に、各種ボタン操作関連処理において実行される右ボタン操作時設定表示処理について、図100を参照しながら説明する。図100は、第1副制御部400のCPU404が実行する右ボタン操作時設定表示処理のフローチャートである。なお、各種ボタン操作関連処理において実行される左ボタン操作時設定表示処理も、右ボタン操作時設定表示処理と同様の処理を行うため、右ボタン137dについての説明を左ボタン137cについての説明に置き換えることとして、説明を省略する。
まず、CPU404は、電源投入関連処理の実行中でないか否かを判定する(ステップS1501)。CPU404は、電源投入関連処理の実行中であると判定した場合は(ステップS1501:No)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、電源投入関連処理の実行中でないと判定した場合は(ステップS1501:Yes)、設定表示が非表示であるか否かを判定する(ステップS1503)。CPU404は、設定表示が非表示であると判定した場合は(ステップS1503:Yes)、非デモ状態であるか否かを判定する(ステップS1505)。すなわち、CPU404は、待機状態において、客待ちデモ表示を行っているか否かを判定する。CPU404は、非デモ状態であると判定した場合は(ステップS1505:Yes)、図柄変動用設定画面を表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS1507)、この処理を終了する。すなわち、CPU404は、図柄変動表示中において表示される音量設定画面を表示するための液晶コマンドをセットする。なお、音量設定画面とともに輝度設定画面を表示するようにしてもよい。また、輝度設定画面のみを表示するようにしてもよく、音量や輝度以外の他の設定画面を表示するようにしてもよい。
一方、CPU404は、非デモ状態でないと判定した場合は(ステップS1505:No)、音量設定画面を表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS1509)、この処理を終了する。
また、CPU404は、ステップS1503において、設定表示が非表示でないと判定した場合は(ステップS1503:No)、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されているか否かを判定する(ステップS1511)。CPU404は、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されていると判定した場合は(ステップS1511:Yes)、音量設定画面を表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS1513)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されていないと判定した場合は(ステップS1511:No)、輝度設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS1515)。CPU404は、輝度設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS1515:Yes)、輝度設定画面更新処理を実行した後(ステップS1517)、この処理を終了する。本実施形態では、輝度設定画面が表示されている状態で右ボタン137d(左ボタン137c)が操作された場合には、輝度設定が行われるようにしているが、右ボタン137d(左ボタン137c)では輝度設定を行うことができないようにしてもよい。なお、輝度設定画面更新処理の詳細については後述する。
一方、CPU404は、輝度設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS1515:No)、音量設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS1519)。CPU404は、音量設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS1519:Yes)、音量設定画面更新処理を実行した後(ステップS1521)、この処理を終了する。なお、音量設定画面更新処理の詳細については後述する。
一方、CPU404は、音量設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS1519:No)、図柄変動中用設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS1523)。CPU404は、図柄変動中用設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS1523:Yes)、音量設定画面更新処理を実行した後(ステップS1525)、この処理を終了する。一方、CPU404は、図柄変動中用設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS1523:No)、ステップS1525の処理を実行することなく、この処理を終了する。
次に、右ボタン操作時設定表示処理及び左ボタン操作時設定表示処理において実行される輝度設定表示更新処理について、図101(a)を参照しながら説明する。図101(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行する輝度設定表示更新処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、ユーザー輝度設定操作処理を実行する(ステップS1601)。ここで、図101(b)を参照しながら、ユーザー輝度設定操作処理の詳細について説明する。図101(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行するユーザー輝度設定設定操作処理のフローチャートである。
最初に、CPU404は、輝度ボリュームつまみの値を取得する(ステップS1701)。具体的には、例えば、第1副基板160に設けられた輝度ボリュームつまみ(不図示)から出力される信号に基づいて、輝度ボリュームつまみで示された値を取得する。輝度ボリュームつまみは、例えば、遊技店員により輝度を変更するためのつまみである。すなわち、輝度ボリュームつまみは、輝度のマスター設定を行うためのボリュームつまみということができる。なお、輝度ボリュームつまみを設けない構成としてもよく、この場合、ステップS1701のような処理を実行しないようにしてもよい。また、1つのボリュームつまみを設け、このボリュームつまみにより、後述する音量ボリュームつまみの機能と輝度ボリュームつまみの機能を統一するようにしてもよい。
続いて、CPU404は、輝度ボリュームつまみの値が0であるか否かを判定する(ステップS1703)。CPU404は、輝度ボリュームつまみの値が0であると判定した場合は(ステップS1703:Yes)、ステップS1715の処理を実行する。一方、CPU404は、輝度ボリュームつまみの値が0でないと判定した場合は(ステップS1703:No)、今回の操作が輝度を上げる操作であるか否かを判定する(ステップS1705)。すなわち、CPU404は、上ボタン137aあるいは右ボタン137dの操作であるか否かを判定する。
CPU404は、今回の操作が輝度を上げる操作であると判定した場合は(ステップS1705:Yes)、設定中の輝度が最大値であるか否かを判定する(ステップS1707)。すなわち、CPU404は、輝度を1〜10の10段階に設定することができる場合に、設定中の輝度が10であるか否かを判定する。CPU404は、設定中の輝度が最大値であると判定した場合は(ステップS1707:Yes)、ステップS1715の処理を実行する。一方、CPU404は、設定中の輝度が最大値でないと判定した場合は(ステップS1707:No)、輝度を1段階上げた後(ステップS1709)、ステップS1715の処理を実行する。
また、CPU404は、ステップS1705において、今回の操作が輝度を上げる操作でないと判定した場合、すなわち、輝度を下げる操作(例えば、下ボタン137bあるいは左ボタン137cの操作)であると判定した場合は(ステップS1705:No)、設定中の輝度が最小値であるか否かを判定する(ステップS1711)。すなわち、CPU404は、輝度を1〜10の10段階に設定することができる場合に、設定中の輝度が1であるか否かを判定する。CPU404は、設定中の輝度が最小値であると判定した場合は(ステップS1711)、ステップS1715の処理を実行する。一方、設定中の輝度が最小値でないと判定した場合は(ステップS1711:No)、輝度を1段階下げた後(ステップS1713)、ステップS1715の処理を実行する。
CPU404は、ステップS1715では、上述のようにして変更された輝度の設定表示を更新するための再設定処理を行った後(ステップS1715)、この処理を終了する。ここで、輝度ボリュームつまみの値が0の場合は、輝度設定画面を非表示の状態に維持する。なお、輝度ボリュームつまみの値が0の場合であっても、輝度設定画面が表示されるように構成されていてもよい。
本実施形態では、このようにして、輝度の設定変更及び設定された輝度を装飾図柄表示装置208に表示させることができる。
図101(a)に戻って、CPU404は、上述したようにしてユーザー輝度設定操作処理を実行すると、輝度設定画面を消去するまでのタイマを設定した後(ステップS1603)、輝度設定表示更新処理を終了する。ここで、輝度設定画面を消去するまでのタイマの設定は、所定の表示時間の経過時間に対応するカウントをリセットし、所定の表示時間のカウントを再設定するための液晶コマンドを送信する処理を含む。
次に、右ボタン操作時設定表示処理及び左ボタン操作時設定表示処理において実行される音量設定表示更新処理について、図102(a)を参照しながら説明する。図102(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行する音量設定表示更新処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、ユーザー音量設定操作処理を実行する(ステップS1801)。ここで、図102(b)を参照しながら、ユーザー音量設定操作処理の詳細について説明する。図101(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行するユーザー音量設定操作処理のフローチャートである。
最初に、CPU404は、音量ボリュームつまみの値を取得する(ステップS1901)。具体的には、例えば、第1副基板160に設けられた音量ボリュームつまみ(不図示)から出力される信号に基づいて、音量ボリュームつまみで示された値を取得する。音量ボリュームつまみは、例えば、遊技店員により音量を変更するためのつまみである。すなわち、音量ボリュームつまみは、音量のマスター設定を行うためのボリュームつまみということができる。なお、音量ボリュームつまみを設けない構成としてもよく、この場合、ステップS1901のような処理を実行しないようにしてもよい。
続いて、CPU404は、音量ボリュームつまみの値が0であるか否かを判定する(ステップS1903)。CPU404は、音量ボリュームつまみの値が0であると判定した場合は(ステップS1903:Yes)、ステップS1919の処理を実行する。一方、CPU404は、音量ボリュームつまみの値が0でないと判定した場合は(ステップS1903:No)、今回の操作が音量を上げる操作であるか否かを判定する(ステップS1905)。すなわち、CPU404は、右ボタン137dあるいは上ボタン137aの操作であるか否かを判定する。
CPU404は、今回の操作が音量を上げる操作であると判定した場合は(ステップS1905:Yes)、設定中の音量が最大値であるか否かを判定する(ステップS1907)。すなわち、CPU404は、音量を1〜10の10段階に設定することができる場合に、設定中の音量が10であるか否かを判定する。CPU404は、設定中の音量が最大値であると判定した場合は(ステップS1907:Yes)、ステップS1919の処理を実行する。一方、CPU404は、設定中の音量が最大値でないと判定した場合は(ステップS1907:No)、音量を1段階上げて(ステップS1909)、音量上昇時用の効果音を出力するためのデータをセットした後(ステップS1911)、ステップS1919の処理を実行する。その結果、音量を上げる操作が行われる毎に、スピーカ120から音量が上昇した旨の効果音が出力される。
また、CPU404は、ステップS1905において、今回の操作が音量を上げる操作でないと判定した場合、すなわち、音量を下げる操作(例えば、左ボタン137cあるいは下ボタン137bの操作)であると判定した場合は(ステップS1905:No)、設定中の音量が最小値であるか否かを判定する(ステップS1913)。すなわち、CPU404は、音量を1〜10の10段階に設定することができる場合に、設定中の音量が1であるか否かを判定する。CPU404は、設定中の音量が最小値であると判定した場合は(ステップS1913)、ステップS1919の処理を実行する。一方、設定中の音量が最小値でないと判定した場合は(ステップS1913:No)、音量を1段階下げて(ステップS1915)、音量低下時用の効果音を出力するためのデータをセットした後(ステップS1917)、ステップS1919の処理を実行する。
CPU404は、ステップS1919では、上述のようにして変更された音量の設定表示を更新するための再設定処理を行った後(ステップS1919)、この処理を終了する。ここで、音量ボリュームつまみの値が0の場合は、音量設定画面を非表示の状態に維持する。なお、音量ボリュームつまみの値が0の場合であっても、音量設定画面が表示されるように構成されていてもよい。
本実施形態では、このようにして、音量の設定変更及び設定された音量を装飾図柄表示装置208に表示させることができる。
図102(a)に戻って、CPU404は、上述したようにしてユーザー音量設定操作処理を実行すると、音量設定画面を消去するまでのタイマを設定した後(ステップS1603)、音量設定表示更新処理を終了する。ここで、音量設定画面を消去するまでのタイマの設定は、所定の表示時間の経過時間に対応するカウントをリセットし、所定の表示時間のカウントを再設定するための液晶コマンドを送信する処理を含む。なお、音量設定画面を消去するまでの時間(タイマ)と、輝度設定画面を消去するまでの時間(タイマ)とは同じ時間としているが、一方の時間が他方の時間よりも長いように構成されていてもよい。
次に、各種ボタン操作関連処理において実行される上ボタン操作時設定表示処理について、図103を参照しながら説明する。図103は、第1副制御部400のCPU404が実行する上ボタン操作時設定表示処理のフローチャートである。なお、各種ボタン操作関連処理において実行される下ボタン操作時設定表示処理も、上ボタン操作時設定表示処理と同様の処理を行うため、上ボタン137aについての説明を下ボタン137bについての説明に置き換えることとして、説明を省略する。
まず、CPU404は、電源投入関連処理の実行中でないか否かを判定する(ステップS2001)。CPU404は、電源投入関連処理の実行中であると判定した場合は(ステップS2001:No)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、電源投入関連処理の実行中でないと判定した場合は(ステップS2001:Yes)、設定表示が非表示であるか否かを判定する(ステップS2003)。CPU404は、設定表示が非表示であると判定した場合は(ステップS2003:Yes)、非デモ状態であるか否かを判定する(ステップS2005)。CPU404は、非デモ状態であると判定した場合は(ステップS2005:Yes)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、非デモ状態でないと判定した場合は(ステップS2005:No)、輝度設定画面を表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS2007)、この処理を終了する。
また、CPU404は、ステップS2003において、設定表示が非表示でないと判定した場合は(ステップS2003:No)、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されているか否かを判定する(ステップS2009)。CPU404は、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されていると判定した場合は(ステップS2009:Yes)、輝度設定画面を表示するための液晶コマンドをセットした後(ステップS2011)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、音量・輝度設定ミニアイコンが表示されていないと判定した場合は(ステップS2009:No)、輝度設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS2013)。CPU404は、輝度設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS2013:Yes)、図101(a)に示される輝度設定画面更新処理を実行した後(ステップS2015)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、輝度設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS2013:No)、音量設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS2017)。CPU404は、音量設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS2017:Yes)、図102(a)に示される音量設定画面更新処理を実行した後(ステップS2019)、この処理を終了する。本実施形態では、音量設定画面が表示されている状態で上ボタン137a(下ボタン137b)が操作された場合には、音量設定が行われるようにしているが、上ボタン137a(下ボタン137b)では音量設定を行うことができないようにしてもよい。
一方、CPU404は、音量設定画面が表示されていないと判定した場合は(ステップS2017:No)、図柄変動中用設定画面が表示されているか否かを判定する(ステップS2021)。CPU404は、図柄変動中用設定画面が表示されていると判定した場合は(ステップS2021:Yes)、図柄変動中用設定画面を消去するまでのタイマを再設定した後(ステップS2023)、この処理を終了する。図柄変動中用設定画面は、操作キーユニット137の各方向ボタンを操作することなく所定の表示時間(例えば、5秒)が経過すると、消去されるが、ステップS2023の処理が実行されることにより図柄変動中用設定画面の表示時間がリセットされる。
次に、ボタン長押し処理について説明する。図104(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するボタン長押し処理のフローチャートである。このボタン長押し処理は、図85(a)に示される第1副制御部メイン処理のチャンスボタン制御処理(ステップS411)において実行される処理である。
第1副制御部400のCPU404は、まず、操作手段の操作状態を初期化する(ステップS2101)。CPU404は、続いて、RAM408における初回操作フラグをクリアする(ステップS2103)。
その後、CPU404は、チャンスボタン長押し操作状態判定処理を実行する(ステップS2105)。
ここで、図104(b)を参照しながら、チャンスボタン長押し操作状態判定処理について説明する。
まず、CPU404は、チャンスボタンとしての演出ボタン136が長押し操作されている状態であるか否かを判定する(ステップS2201)。具体的には、CPU404は、入力ポートにおける演出ボタン136の信号の入力状態が連続してONしていることを検出することにより演出ボタン136が長押し操作されているか否かを判定する。
CPU404は、演出ボタン136が長押し操作されていると判定した場合は(ステップS2201:Yes)、RAM408における演出ボタン136の操作状況を長押し状態に更新する(ステップS2203)。一方、CPU404は、演出ボタン136が長押し操作されていると判定しない場合は(ステップS2201:No)、この処理を終了する。
続いて、CPU404は、液晶コマンドを送信するまでの時間が経過したか否かを判定する(ステップS2205)。具体的には、CPU404は、図96に示される連打操作処理においてセットされたオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1,T2や、図97に示される長押し操作処理においてセットされた長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3,T4が経過したか否かを判定する。
CPU404は、液晶コマンドを送信するまでの時間が経過したと判定した場合は(ステップS2205:Yes)、RAM408におけるコマンド送信フラグをONした後(ステップS2207)、この処理を終了する。一方、CPU404は、液晶コマンドを送信するまでの時間が経過したと判定しない場合は(ステップS2205:No)、ステップS2207の処理を実行することなく、この処理を終了する。
図104(a)に戻り、CPU404は、チャンスボタン長押し操作状態判定処理を実行した後は、決定ボタン長押し操作状態判定処理(ステップS2107)、左ボタン長押し操作状態判定処理(ステップS2109)、右ボタン長押し操作状態判定処理(ステップS2111)、上ボタン長押し操作状態判定処理(ステップS2113)、下ボタン長押し操作状態判定処理(ステップS2115)を順次実行する。なお、決定ボタン長押し操作状態判定処理、左ボタン長押し操作状態判定処理、右ボタン長押し操作状態判定処理、上ボタン長押し操作状態判定処理、下ボタン長押し操作状態判定処理の各処理の内容は、上述したチャンスボタン長押し操作状態判定処理と同様であるので、詳細な説明は省略する。
その後、CPU404は、各種ボタン長押し操作関連処理を実行した後(ステップS2117)、この処理を終了する。
次に、ボタン長押し処理において実行される各種ボタン長押し操作関連処理について、図105を参照しながら説明する。図105は、第1副制御部400のCPU404が実行する各種ボタン長押し操作関連処理のフローチャートである。
まず、CPU404は、RAM408におけるコマンド送信フラグがONであるか否かを判定する(ステップS2301)。CPU404は、コマンド送信フラグがONでない場合は(ステップS2301:No)、この処理を終了するが、コマンド送信フラグがONである場合は(ステップS2301:Yes)、演出ボタン(チャンスボタン)136を単独で操作しているか否かを判定する(ステップS2303)。CPU404は、演出ボタン136を単独で操作していると判定した場合は(ステップS2302:Yes)、図93に示されるボタン押下時処理を実行した後(ステップS2305)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、演出ボタン136を単独で操作していると判定しない場合は(ステップS2303:No)、決定ボタン137eを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS2307)。CPU404は、決定ボタン137eを単独で操作していると判定した場合は(ステップS2307:Yes)、上述したボタン押下時処理を実行した後(ステップS2309)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、決定ボタン137eを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS2307:No)、右ボタン137dを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS2311)。CPU404は、右ボタン137dを単独で操作していると判定した場合は(ステップS2311:Yes)、上述したボタン押下時処理を実行した後(ステップS2313)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、右ボタン137dを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS2311:No)、左ボタン137cを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS2315)。CPU404は、左ボタン137cを単独で操作していると判定した場合は(ステップS2315:Yes)、上述したボタン押下時処理を実行した後(ステップS2317)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、左ボタン137cを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS2315:No)、上ボタン137aを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS2319)。CPU404は、上ボタン137aを単独で操作していると判定した場合は(ステップS2319:Yes)、上述したボタン押下時処理を実行した後(ステップS2321)、この処理を終了する。
一方、CPU404は、上ボタン137aを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS2319:No)、下ボタン137bを単独で操作しているか否かを判定する(ステップS2323)。CPU404は、下ボタン137bを単独で操作していると判定した場合は(ステップS2323:Yes)、上述したボタン押下時処理を実行した後(ステップS2325)、この処理を終了する。一方、CPU404は、下ボタン137bを単独で操作していると判定しない場合は(ステップS2323:No)、ステップS2325の処理を実行することなくこの処理を終了する。
本実施形態では、1回操作用の演出、連打用の演出及び長押し用の演出や、各種設定画面の表示中において、例えば、演出ボタン136の操作が要求されている場合に、演出ボタン136に加えて右ボタン137dも同時に操作されているといったように、操作が要求されているボタン以外のボタンがさらに操作された場合には、いずれの操作も無効となるように取り扱っているが、無効とせずに操作が有効として取り扱うようにしてもよく、例えば、演出ボタン136の操作が要求されているところ、演出ボタン136に加え、右ボタン137dがさらに同時に操作された場合には、演出ボタン136が操作されたとして取り扱うようにしてもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図107は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図107には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216が示されている。
図107(a)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、後述するデフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、第4図柄表示領域284が設けられている。第4図柄表示領域284は、図柄変動中(あるいは図柄停止中)か否かを報知するための領域であり、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、その四角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、その丸形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、その三角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。
また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられている。
さらに、図107に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208には、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。また、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の右端には、特図2の保留アイコン表示領域282が設けられる。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコン表示領域282には、特図2の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコン表示領域281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになり、特図2の保留アイコン表示領域282では、保留アイコンが縦並びに表示され、下側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図107(a)には、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図107(a)では、特図1の保留アイコン表示領域281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
一方、特図2の保留アイコン表示領域282には、一つも保留アイコンが表示されていない。これは、上述のごとく、図107に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。なお、特図2の保留アイコン表示領域282、すなわち装飾図柄表示装置208の右端に設けられる保留アイコン表示領域は、実際には領域を画定する線は表示されないが、図107(a)では、領域をわかりやすくするために点線で示してある。なお、領域を画定する線が設けられていてもよいし、保留アイコンが表示される場合に領域を画定する線も表示されるようにしてもよい。また、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコン表示領域が、変動アイコン表示領域280の左横(演出表示領域208d)に表示され、もう一方の特図の保留アイコン表示領域は右端に表示される。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図107(a)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281が演出表示領域208dに表示され、特図2の保留アイコン表示領域282が右端に表示される。制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコン表示領域282が演出表示領域208dに表示され、特図1の保留アイコン表示領域281が右端に表示される。
ここでは不図示であるが、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンと表示位置が異なるばかりか、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図107(b)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図107(c)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始されている。ここでの移動アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置へ向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図107(d)では、移動アニメーションが続き、同図(e)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示されているが、この段階でも依然として、装飾図柄の変動表示は開始されていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。
そして、図107(f)で装飾図柄の変動表示が開始される。
装飾図柄の変動表示が開始された装飾図柄表示装置208には、図107(g)に示すように、演出ボタン136を有効期間(以下、この有効期間を「第二の操作有効期間」という場合がある。)内に押下することを促す操作促進報知画像136Pが表示される。この操作促進報知画像136Pでは、主人公のキャラクタ画像の右横に、演出ボタン136の画像136P1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が表示されている。装飾図柄の変動表示は、操作促進報知画像136Pによって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄284等によって特図が変動中であることを認識することができる。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を操作促進報知画像136Pとは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。このように、操作促進報知画像136Pは、操作手段に関する操作表示の一例ということができる。
図107(h)に示す残時間表示バー136P2では、上記有効期間が減っており、同図(i)では、遊技者が、演出ボタン136を押下している。演出ボタン136が上記有効期間内に押下されると、図107(j)に示すように、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知画像136Pに代えてリーチ状態突入予告画像2071が表示される。リーチ状態突入予告画像2071では、主人公のキャラクタ画像の右横に、「チャンスだ」という文字表示がなされている。なお、上記有効期間内に演出ボタン136が押下されなかった場合にも、図107(j)に示されるような表示が行われてもよいし、図107(j)に示されるような表示とは異なる表示が行われてもよいし、図107(j)に示されるような表示を行わないようにしてもよい。このことは、1回操作用の演出、連打用の演出及び長押し用の演出においても同様である。このように、本実施形態では、リーチ状態突入予告画像2071は、第二の操作結果表示として機能している。また、この演出例において、操作促進報知画像136Pが表示される演出を第二の演出の一例という場合がある。なお、以下の説明において、「操作結果表示」を「操作応答表示」という場合もある。
図107(k)では、リーチ状態突入予告画像2071が消え、装飾図柄の変動表示が視認可能になり、その後、同図(l)に示すようにリーチ状態に突入する。なお、リーチ状態突入予告画像207が表示されても、リーチ状態に突入しない場合もあるが、必ず突入するようにしてもよい。
以上説明したように、操作促進報知画像136Pの出現は、現在行われている図柄変動表示に関する予告の契機となる演出に相当する。
図107(m)では、背景画像が、デフォルトの背景画像から非表示に切り替わり、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281が消えている。なお、第4図柄表示領域284は表示されている。また、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、右下隅に移動し、縮小表示され、図107(n)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展している。図107(n)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く同図(o)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
なお、リーチ状態突入予告画像2071は、リーチ状態に突入することの予告に留まらず、スーパーリーチまで発展することの予告であってもよい。
図108は、図107に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図107(o)から続く図108(p)では、決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図108(s)まで続く。図108(s)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(t)では、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。なお、非表示に代えてこれまでとは異なる背景画像を表示してもよい。やがて、同図(u)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。ここでの背景は、非表示であってもよいし、これまでとは異なる背景画像であってもよい。また、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示は消えたままであり、第4図柄表示領域284のみ表示されている。
図108(v)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の15R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、図108(v)に示す特図1の第4図柄(丸形の図形)は点灯している。この図108(v)では、背景は非表示になっているが、実際には、デフォルトとは異なる背景画像が表示されている。やがて、図108(w)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「確変大当り」の文字表示がなされている。
一方、図107(l)で異なる装飾図柄(実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りとなる図柄組合せ)でリーチ状態となった場合、図108(t)から続く、別の場合の図108(u´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示され、図108(u´)に続く図108(v´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の大当りの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。そして、図108(v´)に続く図108(w´)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「大当り」の文字表示がなされている。
図109は、図108(q)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。
図109(a)では、図107(o)で開始された決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図109(b)まで続く。図109(b)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、同図(c)では、図108(t)と同じく、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。やがて、図109(d)では、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が開始される。ここでは、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示が復活し、変動アイコンh0と特図1の第一の保留アイコンh11が表示されている。
図109(e)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯し、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。次いで、特図1の確定表示の期間中に、変動アイコン表示領域280では、変動アイコンh0の消去アニメーションが実行される。同図(f)では、変動アイコンh0の消去アニメーションが開始され、同図(g)でもその消去アニメーションは継続し、同図(h)で変動アイコンh0が完全に消えている。なお、特図1の確定表示が行われる前に、変動アイコンh0の消去アニメーションを実行してもよい。
次に、本実施形態における、演出ボタン及び操作キーユニット137の各ボタンの操作によって生じる遊技状態毎の操作結果の一例について説明する。ここで、図110(a)は、図柄変動表示を行っていない待機状態(客待ち状態)における各ボタンの操作結果の一例について説明する図であり、同図(b)は、図柄変動表示中における各ボタンの操作結果の一例について説明する図であり、同図(c)は、大当り遊技中における各ボタンの操作結果の一例について説明する図である。
図110(a)に示すように、待機状態において、アニメによる客待ちデモ表示(アニメデモ表示)中では、演出ボタン136(チャンスボタン)が操作されると、アニメデモ表示を中止し、図柄デモ表示に移行する。図柄デモ表示は、最後に表示された装飾図柄の変動表示結果を示す表示等のことである。また、図柄デモ表示中であって、設定画面の非表示中において演出ボタン136が操作されると、操作に応じたデモ演出を表示する。ここで、デモ演出は、例えば、複数種類の演出モードを実行可能なものである場合には、演出モードを変更したり、キャラクタを出現させたり、エフェクトを表示したり、遊技方法を説明する遊技説明を開始したりする演出表示等である。また、図柄デモ表示中であって、設定画面の表示中において演出ボタン136が操作されると、設定後の音量あるいは輝度を確定させて、設定画面が消去される。
また、待機状態であって、設定画面の非表示中において、決定ボタン137eが操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。一方、待機状態であって、設定画面の表示中において決定ボタン137eが操作されると、表示中の設定画面(音量設定画面あるいは輝度設定画面)の表示時間をリセットして表示を延長する。
また、待機状態であって、設定画面の非表示中において、右ボタン137dが操作された場合には、音量設定画面が表示される。一方、待機状態であって、音量設定画面の表示中において右ボタン137dが操作されると、音量変更がなされ音量が上昇する。なお、待機状態であって、輝度設定画面の表示中において右ボタン137dが操作されると、輝度変更がなされて輝度が上昇して明るくなる。
また、待機状態であって、設定画面の非表示中において、左ボタン137cが操作された場合には、音量設定画面が表示される。一方、待機状態であって、音量設定画面の表示中において左ボタン137cが操作されると、音量変更がなされ音量が低下する。なお、待機状態であって、輝度設定画面の表示中において左ボタン137cが操作されると、輝度変更がなされて輝度が低下して暗くなる。
また、待機状態であって、設定画面の非表示中において、上ボタン137aが操作された場合には、輝度設定画面が表示される。一方、待機状態であって、輝度設定画面の表示中において上ボタン137aが操作されると、輝度変更がなされ輝度が上昇する。なお、待機状態であって、音量設定画面の表示中において上ボタン137aが操作されると、音量変更がなされて音量が上昇する。
また、待機状態であって、設定画面の非表示中において、下ボタン137bが操作された場合には、輝度設定画面が表示される。一方、待機状態であって、輝度設定画面の表示中において下ボタン137bが操作されると、輝度変更がなされ輝度が低下する。なお、待機状態であって、音量設定画面の表示中において下ボタン137bが操作されると、音量変更がなされて音量が低下する。
図110(b)に示すように、図柄変動表示中であって、演出ボタン136の操作を受け付ける操作有効期間内に演出ボタン136が操作されると、操作に応じた演出が行われる。具体的には、1回操作用の演出における演出ボタン136の操作に応じた演出や、連打用の演出における演出ボタン136の操作に応じた演出や、長押し用の演出における演出ボタン136の操作に応じた演出等が行われる。また、図柄変動表示中であって、演出ボタン136の操作有効期間外に演出ボタン136が操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。なお、本実施形態では、操作有効期間内に演出ボタン136に加えて操作キーユニット137の各ボタンが同時に操作されている場合には、演出ボタン136が操作されていたとしても、なんらの操作結果もなされないように構成されている。また、操作有効期間外であっても、演出ボタン136の操作に応じて、各種ランプ418を点滅させたり、装飾図柄表示装置208にエフェクト表示を行ったり、効果音を出力させるようにしてもよい。このとき、図柄変動表示における演出とは無関係な演出であってもよい。
また、図柄変動表示中であって、設定画面の非表示中において、決定ボタン137eが操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。一方、図柄変動表示中であって、設定画面の表示中において決定ボタン137eが操作されると、設定後の音量を確定させて、表示中の設定画面を非表示にする。
また、図柄変動表示中であって、設定画面の非表示中において、右ボタン137dが操作された場合には、図柄変動中設定画面が表示される。一方、図柄変動表示中であって、図柄変動中設定画面の表示中において右ボタン137dが操作されると、音量変更がなされ音量が上昇する。
また、図柄変動表示中であって、設定画面の非表示中において、左ボタン137cが操作された場合には、図柄変動中設定画面が表示される。一方、図柄変動表示中であって、図柄変動中設定画面の表示中において左ボタン137cが操作されると、音量変更がなされ音量が低下する。
また、図柄変動表示中であって、設定画面の非表示中において、上ボタン137aが操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。一方、図柄変動表示中であって、図柄変動中設定画面の表示中において上ボタン137aが操作されると、表示中の図柄変動中設定画面の表示時間をリセットして表示を延長する。
また、図柄変動表示中であって、設定画面の非表示中において、下ボタン137bが操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。一方、図柄変動表示中であって、図柄変動中設定画面の表示中において下ボタン137bが操作されると、表示中の図柄変動中設定画面の表示時間をリセットして表示を延長する。
また、図柄変動表示中であって、操作を受け付ける操作有効期間内に演出ボタン136及び方向キーが操作されると、操作に応じた演出が行われる。具体的には、演出ボタン136及び方向キーの操作を要求する1回操作用の演出の実行中において、演出ボタン136及び方向キーの両方が同時に押されている場合に、これに応じた演出等が行われる。また、図柄変動表示中であって、操作有効期間外に演出ボタン136及び方向キーの両方が操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。なお、操作有効期間外であっても、演出ボタン136及び方向キーの両方の操作に応じて、各種ランプ418を点滅させたり、装飾図柄表示装置208にエフェクト表示を行ったり、効果音を出力させるようにしてもよい。このとき、図柄変動表示における演出とは無関係な演出であってもよい。
図110(c)に示すように、大当り遊技中であって、演出ボタン136の操作を受け付ける操作有効期間内に演出ボタン136が操作されると、操作に応じた演出が行われる。具体的には、1回操作用の演出における演出ボタン136の操作に応じた演出や、連打用の演出における演出ボタン136の操作に応じた演出や、長押し用の演出における演出ボタン136の操作に応じた演出等が行われる。また、大当り遊技中であって、演出ボタン136の操作有効期間外に演出ボタン136が操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。なお、本実施形態では、操作有効期間内に演出ボタン136に加えて操作キーユニット137の各ボタンが同時に操作されている場合には、演出ボタン136が操作されていたとしても、なんらの操作結果もなされないように構成されている。また、操作有効期間外であっても、演出ボタン136の操作に応じて、各種ランプ418を点滅させたり、装飾図柄表示装置208にエフェクト表示を行ったり、効果音を出力させるようにしてもよい。このとき、図柄変動表示における演出とは無関係な演出であってもよい。
また、大当り遊技中であって、設定画面の非表示中において、決定ボタン137eが操作された場合には、なんらの操作結果もなされない。一方、大当り遊技中であって、設定画面(音量設定画面あるいは輝度設定画面)の表示中において決定ボタン137eが操作されると、設定後の音量あるいは輝度を確定させて、表示中の設定画面を非表示にする。
また、大当り遊技中であって、設定画面の非表示中において、右ボタン137dが操作された場合には、音量設定画面が表示される。一方、大当り遊技中であって、音量設定画面の表示中において右ボタン137dが操作されると、音量変更がなされ音量が上昇する。なお、大当り遊技中であって、輝度設定画面の表示中において右ボタン137dが操作されると、輝度変更がなされて輝度が上昇して明るくなる。
また、大当り遊技中であって、設定画面の非表示中において、左ボタン137cが操作された場合には、音量設定画面が表示される。一方、大当り遊技中であって、音量設定画面の表示中において左ボタン137cが操作されると、音量変更がなされ音量が低下する。なお、大当り遊技中であって、輝度設定画面の表示中において左ボタン137cが操作されると、輝度変更がなされて輝度が低下して暗くなる。
また、大当り遊技中であって、設定画面の非表示中において、上ボタン137aが操作された場合には、輝度設定画面が表示される。一方、大当り遊技中であって、輝度設定画面の表示中において上ボタン137aが操作されると、輝度変更がなされ輝度が上昇する。なお、大当り遊技中であって、音量設定画面の表示中において上ボタン137aが操作されると、音量変更がなされて音量が上昇する。
また、大当り遊技中であって、設定画面の非表示中において、下ボタン137bが操作された場合には、輝度設定画面が表示される。一方、大当り遊技中であって、輝度設定画面の表示中において下ボタン137bが操作されると、輝度変更がなされ輝度が低下する。なお、大当り遊技中であって、音量設定画面の表示中において下ボタン137bが操作されると、音量変更がなされて音量が低下する。
また、大当り遊技中であって、大当りラウンド以外(例えば、大当り開始前演出中、ラウンド間演出中、大当り終了演出中等)において演出ボタン136及び左ボタン137cが操作されると、なんらの操作結果もなされない。また、大当り遊技中であって、大当りラウンド中において演出ボタン136及び左ボタン137cの両方が操作された場合には、大当り遊技中に出力されるBGMの曲目が変更される。本実施形態では、大当り遊技中に出力されるBGMとして複数曲が用意されており、例えば、演出ボタン136+左ボタン137cの操作がなされる毎に、「曲1」−「曲3」−「曲2」−「曲1」・・・といったように、逆方向に選択曲を遷移させることができる。
また、大当り遊技中であって、大当りラウンド以外において演出ボタン136及び右ボタン137dが操作されると、なんらの操作結果もなされない。また、大当り遊技中であって、大当りラウンド中において演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作された場合には、大当り遊技中に出力されるBGMの曲目が変更される。より具体的には、演出ボタン136+右ボタン137dの操作がなされる毎に、「曲1」−「曲2」−「曲3」−「曲1」・・・といったように、順方向に選択曲を遷移させることができる。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図111は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。なお、図111に示される演出例は、図107〜図109にかけて行われる演出の一部において実行される場合がある演出例である。
図111(1)は、図107(o)に対応するものであり、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。図111(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われており、設定画面は非表示である。なお、本実施形態では、「装飾7」でリーチが行われている様子が示される一方で、表示画面の左下においても3つの装飾図柄の変動表示が行われている。この3つの装飾図柄は、例えば、特図が停止表示されるタイミングで、特図1あるいは特図2の表示結果に対応する図柄の組み合わせで3つ同時に停止表示される。なお、本実施形態では、表示画面の左下部分に表示された3つの装飾図柄について3つ同時に停止表示するようにしたが、例えば、左・右・中の順に順次停止表示するようにしてもよい。
このとき、図111(2)に示すように、右ボタン137dが操作されると、図111(3)に示すように、図柄変動中用設定画面が表示される。このとき、右ボタン137dは、操作されている間、所定の発光態様(例えば、赤色等)で発光する。その他のボタンは、消灯していてもよいし、他の発光態様(例えば、青色等)で発光してもよい。なお、左ボタン137cが操作された場合にも同様に、図柄変動中用設定画面が表示される。図柄変動中用設定画面は、音量ゲージVGを含む表示画面である。すなわち、図柄変動中用設定画面は、音量設定表示の一例として機能している。また、右ボタン137dあるいは左ボタン137cが操作されることにより表示される図柄変動中設定画面は、設定操作の結果の報知の一例ということができる場合がある。この図柄変動中用設定画面は、演出表示が行われているレイヤーよりも前側のレイヤーに配置されて表示されている。したがって、図柄変動中用設定画面が表示されている間は、演出表示が視認困難な状態となる。なお、音量ゲージVGによれば、音量が5段階中の3段階目であることが示されている。
図柄変動中用設定画面が表示されている状態で、図111(4)に示すように、右ボタン137dが再度操作されると、図111(5)に示すように、音量が1段階増加し、これに応じて、音量ゲージVGは、音量が4段階目であることを示す表示に変化する。本実施形態では、右ボタン137dを1回操作する毎に、音量が1段階上昇するように構成されている。一方、音量ゲージVGが3段階目であることを示している状態で左ボタン137cが操作された場合には、音量が1段階低下し、これに応じて、音量ゲージVGが2段階目であることを示す表示に変化することとなる。このように、図柄変動中用設定画面が表示されている状態において、右ボタン137dあるいは左ボタン137cが操作されることにより変動表示する音量ゲージVGは、設定操作の結果の報知の一例ということができる場合がある。なお、本実施形態では、図柄変動中においては音量設定のみ可能としたが、輝度設定や演出モードやBGM等を設定できるようにしてもよい。また、右ボタン137d(左ボタン137c)が長押しされた場合には、長押しされている期間、オートリピート機能が働いて、所定時間(例えば、200ms)ごとに音量が1段ずつ上がっていく(下がっていく)ように構成されてもよいし、オートリピート機能を働かせないようにして、1回操作が行われない限りでは、音量が上がらない(下がらない)ように構成されてもよい。また、例えば、図柄変動中用設定画面が表示されているときに、演出ボタン136が操作された場合には、音量を設定された値に確定し、図柄変動中用設定画面が消去されるようにしてもよい。また、この他にも、例えば、パスワード入力画面において、演出ボタン136が操作されることにより、入力したパスワードが確定するように構成されてもよい。すなわち、この場合においては、演出ボタン136は、各種設定を行うための第一の操作手段として機能するということができる。
図111(6)は、図108(p)に対応するものであり、決闘シーンのアニメーションが継続している。この演出例では、その後、図111(7)に示されるタイミングで、チャンスボタン(演出ボタン136)及び右キー(右ボタン137d)の同時操作の演出(第一の演出)が開始される。そして、図111(8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方を有効期間内に同時に操作された状態にすることを促す操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン136を模した画像である演出ボタン画像136P1と、右ボタン137dを模した画像である右ボタン画像137dP1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が含まれている。このとき、演出ボタン画像136P1及び右ボタン画像137dP1は、操作待ちアニメーション表示が行われる。ここで、操作待ちアニメーションは、例えば、ボタンが引っ込んだり突出したりする動作を繰り返し行うアニメーションである。ここで、操作待ちアニメーション表示を行わなず、静止画像としてもよい。なお、図111(8)に示されるタイミングでは、操作有効期間が開始する前であり、演出ボタン136や右ボタン137dを操作しても無効として取り扱われることとなる。なお、操作促進報知画像を操作有効期間が開始すると同時に表示されるように構成されてもよい。ここで、操作有効期間とは、演出ボタン136の操作を有効とする期間と、右ボタン137dの操作を有効とする期間が重複している期間のことであり、例えば、先に一方のボタンの操作の有効期間が開始され、その後、他方のボタンの操作の有効期間が開始された場合に重複する期間もここでいう操作有効期間に含まれる。また、先に開始された操作の有効期間で連打操作の演出や長押し操作の演出を行い、そのまま2以上のボタンの同時操作を追加して行うような演出を行うようにしてもよい。反対に、先に一方のボタンの操作の有効期間と他方のボタンの操作の有効期間が重複し、その後、一方の(他方の)ボタンの操作の有効期間が終了して他方の(一方の)ボタンの操作の有効期間が継続するような構成とした演出を行ってもよく、例えば、2以上のボタンの同時操作の演出を行った後に、引き続き一方の(他方の)ボタンの操作の演出を行うといった構成の演出を行ってもよい。このように、本実施形態では、演出ボタン画像136P1及び右ボタン画像137dP1を含む表示を、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方の操作に関する第一の操作表示の一例という場合がある。
そして、図111(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図111(10)に示されるタイミングで、図111(11)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作されると、図111(12)に示されるように、装飾図柄表示装置208の上方に位置していた演出可動体225が装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側に移動し、表示画面を隠すようにされる場合がある。このとき、装飾図柄表示装置208では、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示(第一の操作結果表示)が行われている。すなわち、操作結果演出が行われる。なお、演出ボタン136及び右ボタン137dは、操作されている間、所定の発光態様(例えば、赤色等)で発光している。これにより、当該図柄変動表示の結果が大当りとなることが事前に報知される。なお、当該図柄変動表示の結果が大当りとならない場合でも行われるようにして、大当りへの期待度が高いことを演出するようにしてもよい。ここで、演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作は、演出ボタン136と右ボタン137dとが同じタイミングで操作される場合に限らず、演出ボタン136が押下された状態で右ボタン137dが操作された場合や、右ボタン137dが押下された状態で演出ボタン136が操作された場合も含まれることは言うまでもない。すなわち、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が押下されている状態となればよい。なお、演出ボタン136と右ボタン137dとが同じタイミングで操作された場合にのみ、図111(12)に示されるような同時操作の演出が開始されるようにしてもよい。また、演出ボタン136及び右ボタン137dのうちの片方が押下されてから所定時間内(例えば、1秒以内)に他方が操作されない場合には、同時操作として取り扱わないようにしてもよい。
また、本実施形態では、演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作により、演出可動体225による演出が行われたが、操作有効期間内に同時操作が行われない場合にも演出可動体225による演出が行われる場合があるように構成されている。なお、操作有効期間内に同時操作が行われない場合には、演出可動体225による演出が行われないようにしてもよい。また、操作有効期間内に同時操作が行われた場合と、操作有効期間内に同時操作が行われない場合とで、実行される演出内容が異なるようにしてもよく、例えば、操作有効期間内に同時操作が行われた場合には、大当りへの期待度が高い演出が行われ、操作有効期間内に同時操作が行われなかった場合には、大当りへの期待度が低い演出が行われるようにしてもよいし、その逆でもよい。
また、本実施形態では、操作を要求するボタンの数が多いほど当該図柄変動表示における大当りへの期待度が高いことを示唆するようにしている。これにより、遊技者は、ボタンの数が多いほど、大当りへの期待感が高まり、遊技の興趣が向上する場合がある。すなわち、図111(8)等に示される表示は、当該変動予告として機能しているということができる。なお、操作を要求するボタンの数にかかわらず、当該図柄変動表示における大当りへの期待度が同じであってもよい。また、先読み予告として行うようにしてもよい。
その後、図111(13)に示すように、決闘シーンのアニメーションが再開され、図111(14)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、その後、図111(15)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央では、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが揺れ変動にて表示される。また、装飾図柄表示装置208の左下では、3つの装飾図柄が依然として変動表示している。
なお、本実施形態では、図柄変動表示中では、輝度設定を行うことができないように構成されているが、輝度設定を行うことができるように構成されていてもよい。この場合の設定方法は、音量設定と同様にして行うことができるが、例えば、輝度設定の場合には、上ボタン137aや下ボタン137bが操作されることにより、輝度設定用の図柄変動中設定画面が表示されて輝度設定を行うことができ、上ボタン137aや下ボタン137bが操作されることにより、輝度を変更することができるようにしてもよい。すなわち、上ボタン137aあるいは下ボタン137bが操作されることにより表示される図柄変動中設定画面は、設定操作の結果の報知の一例ということができる場合があり、また、図柄変動中用設定画面が表示されている状態において、上ボタン137aあるいは下ボタン137bが操作されることにより変動表示する輝度ゲージは、設定操作の結果の報知の一例ということができる場合がある。
図112は、図111に示される演出における他の演出例について説明する図である。ここで、図112(a1)〜同図(a5)は、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求している演出が行われているときに、一方のボタンのみが操作された場合の演出例について示しており、図112(b1)〜同図(b5)は、図112(a1)〜同図(a5)に示される演出の他の演出例について示しており、図112(c1)〜同図(c5)は、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求している演出が行われているときに、一方のボタンを最初に操作し、その状態を維持したまま他方のボタンが操作された場合の演出例について示している。
図112(a1)は、図111(10)に対応している。このとき、図112(a2)に示すように、演出ボタン136を操作せず、右ボタン137dのみが操作されると、図112(a3)に示すように、右ボタン画像137dP1の表示態様が非操作時の表示態様から操作時の表示態様に変化するが、演出可動体225の動作(操作結果演出)は行われない。ここで、右ボタン137dが操作されても右ボタン画像137dP1の表示態様が変化しないようにしてもよい。なお、図柄変動表示の実行中において、右ボタン137dが操作されると、図柄変動中用設定画面が表示されて音量設定が可能な状態になるが、予告等の演出を行わせるためにボタン操作を促す表示(ボタン操作促進表示)が開始されてから、当該図柄変動表示が終了するまでは、図柄変動中用設定画面の表示を禁止状態にして音量設定を行わせないようにしている。すなわち、図111(7)のタイミングから当該図柄変動表示が終了するまでは、音量設定が禁止された状態となる。なお、ボタン操作促進表示が行われている間だけ音量設定が禁止されるようにしてもよい。また、ボタン操作促進表示が開始されてから操作結果演出が終了するまでの間だけ音量設定が禁止されるようにしてもよい。
その後、図112(a4)に示すように、右ボタン137dの操作を解除すると、図112(a5)に示すように、右ボタン画像137dP1の表示態様が操作時の表示態様から非操作時の表示態様に変化し、依然として操作結果演出は行われない。
図112(b1)も、図111(10)に対応する表示であるが、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1のそれぞれに対応して残時間表示バー136P2a,136P2bが表示されている。このとき、図112(b2)に示すように、演出ボタン136を操作せず、右ボタン137dのみが操作されると、図112(b3)に示すように、右ボタン画像137dP1の表示態様が非操作時の表示態様から操作時の表示態様に変化するが、操作結果演出は行われない。また、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が同時に操作されていないため、操作有効期間は継続しており、演出ボタン画像136P1に対応する残時間表示バー136P2aはもちろんのこと、右ボタン画像137dP1に対応する残時間表示バー136P2bも、右ボタン137dが操作されているにも拘らずメータが継続して減っていく表示が行われる。
その後、図112(b4)に示すように、右ボタン137dの操作を解除すると、図112(b5)に示すように、右ボタン画像137dP1の表示態様が操作時の表示態様から非操作時の表示態様に変化し、依然として操作結果演出は行われない。
図112(c1)は、図111(10)に対応している。このとき、図112(c2)に示すように、演出ボタン136を操作せず、右ボタン137dのみが操作されると、図112(c3)に示すように、右ボタン画像137dP1の表示態様が非操作時の表示態様から操作時の表示態様に変化するが、演出可動体225の動作(操作結果演出)は行われない。
その後、図112(c4)に示すように、右ボタン137dの操作した状態で演出ボタン136が操作されると、図112(c5)に示すように、操作結果演出が開始される。このことは、演出ボタン136のみが最初に操作され、その状態で右ボタン137dが操作された場合も同様である。すなわち、演出ボタン136及び右ボタン137dのうちいずれか一方のボタンが操作あるいは長押しされた状態で、他方のボタンが操作された場合も、演出ボタン136及び右ボタン137dが同じタイミングで操作された場合と同様の結果(操作結果演出の実行)が得られる。
図113は、図111に示される演出における他の演出例について説明する図である。ここで、図113(a1)〜同図(a2)は、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求している演出が行われているときに、一方のボタンのみが操作された場合の演出例について示しており、図113(b1)〜同図(b2)は、図111(7)〜同図(8)に示される演出の他の演出例について示しており、図113(c1)〜同図(c2)は、図111(7)〜同図(8)に示される演出の他の演出例について示している。
図113(a1)は、演出ボタン136を操作せず、右ボタン137dのみが長押しされている状態を示している。そのため、右ボタン画像137dP1の表示態様が非操作時の表示態様から操作時の表示態様に変化している。その後、例えば、有効期間の残り1/3の時間が経過すると、図113(a2)に示すように、「チャンスボタンも押してね」という文字表示とともに、演出ボタン画像136P1が振動しているかのようなアニメーション表示(振動アニメーション表示)が開始され、操作されていない方のボタンの操作をさらに促す表示が行われる。振動アニメーション表示の開始タイミングは、上述したものに限定されず、適宜設定することができ、例えば、演出ボタン136及び右ボタン137dのうちのいずれか一方のボタンが操作されてから所定時間(例えば、3秒)が経過した場合に振動アニメーション表示が開始されるようにしてもよい。振動アニメーション表示は、対応するボタン(図113(a2)では、演出ボタン136)が操作されると終了する。このように、演出ボタン136及び右ボタン137dのうち一方のボタンのみが操作された状態で、所定時間が経過した場合には、通常の表示(操作待ちアニメーション表示)とは異なる表示(振動アニメーション表示)を行うようにしてもよい。
図113(b1)〜同図(b2)は、図111(7)〜同図(8)に対応するが、図113(b2)では、右ボタン画像137dP1が表示されず、演出ボタン画像136P1のみが表示されている。
また、図113(c1)〜同図(c2)も、図111(7)〜同図(8)に対応するが、図113(c2)では、右ボタン画像137dP1及び演出ボタン画像136P1に加えて、左ボタン画像137cP1がさらに表示されている。
このように、本実施形態では、表示されるボタン画像の数を変化させることにより大当りへの期待度を変化させるようにしており、例えば、表示されるボタン画像の数が多いほど、大当りへの期待度が高いように構成されている。
図114は、図111に示される演出の別の例について説明する図である。
図114(a)は、図111(7)に対応しており、チャンスボタン(演出ボタン136)及び右キー(右ボタン137d)の同時操作の演出が開始される。そして、図114(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方を有効期間内に同時に操作された状態にすることを促す操作促進報知画像が表示される。図114(b)では、操作促進報知画像として、演出ボタン画像136P1と、右ボタン画像137dP1とともに、操作有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2a,136P2bが各ボタン画像にそれぞれ対応して表示されている。なお、図114(b)に示されるタイミングでは、操作有効期間が開始する前であり、演出ボタン136や右ボタン137dを操作しても無効として取り扱われることとなる。
そして、図114(c)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図114(d)に示されるタイミングで、図114(e)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dのうちの右ボタン137dのみが操作されると、図114(f)に示すように、右ボタン画像137dP1及び右ボタン画像137dP1に対応して表示されている残時間表示バー136P2bがグレーアウト表示に変化し、残時間表示バー136P2bのメーターは残り時間が0である旨の表示になる。なお、右ボタン画像137dP1及び残時間表示バー136P2bを消去するようにしてもよい。
その後、図114(g)に示すように、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の上部を覆う位置まで移動して、その場で振動する煽り動作が行われ、操作結果演出が行われるかもしれないことを示唆している。なお、演出可動体225による煽り動作を行わないようにしてもよい。
その後、図114(h)に示すように、右ボタン137dの操作が解除され、演出ボタン136が操作されると、図114(i)に示されるように、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の表示画面全体を覆う位置まで移動する場合がある。このとき、装飾図柄表示装置208では、上述したエフェクト表示が行われている。
このように、操作有効期間において、右ボタン137d、演出ボタン136の順にボタン操作が1回ずつ行われることにより、操作結果演出が行われるようにしてもよい。なお、この演出例において、演出ボタン136及び右ボタン137dについて、操作する順序を問わず2つのボタンが1回ずつ操作されることにより操作結果演出が行われるようにしてもよいし、正しい順序(例えば、右ボタン137d、演出ボタン136の順)でボタン操作が行われることを条件として操作結果演出が行われるようにしてもよい。また、演出ボタン136と右ボタン137dが同時に操作された場合にも操作結果演出が行われるようにしてもよい。この場合、例えば、演出ボタン136のみが操作された場合や右ボタン137dのみが操作された場合には、図114(g)に示される態様で演出可動体225による煽り動作が行われ、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作された場合には、図114(i)に示される操作結果演出が行われるようにしてもよい。
また、図114(h)に示すように、演出ボタン136が操作されたが、操作結果演出が行われない場合には、図114(i´)に示すように、演出可動体225が降下することなく上昇し、ボタン1回操作演出に失敗した演出が行われる。このとき、演出ボタン画像136P1及び演出ボタン画像136P1に対応して表示されている残時間表示バー136P2aがグレーアウト表示に変化し、残時間表示バー136P2aのメータは残り時間が0である旨の表示になる。これにより、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方のボタンが操作されたことが報知される。なお、演出ボタン画像136P1、右ボタン画像137dP1及び残時間表示バー136P2a,136P2bを消去するようにしてもよい。
その後、図114(j´)に示すように、決闘シーンのアニメーションが再開され、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れた様子が表示される。
なお、本実施形態では、上述したように、演出ボタン136と右ボタン137dの操作を要求する場合には、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1を表示して、演出ボタン136と右ボタン137dの操作を促すといったように、操作を要求するボタンの操作を促す表示を行うようにしたが、例えば、操作を要求するボタン以外のボタンの操作を促す表示を行うようにしてもよい。具体的には、例えば、演出ボタン136の1回操作を要求する場合において、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1を表示するが、演出ボタン136のみ操作すれば操作結果演出が行われるような演出を行うようにしてもよい。また、操作を要求するボタンとは異なるボタンの操作を促す表示を行うようにしてもよい。具体的には、例えば、右ボタン137dの操作を要求する場合において、演出ボタン画像136P1のみを表示するが、演出ボタン画像136P1を操作しても操作結果演出は行われず、右ボタン137dが操作された場合に操作結果演出が行われるようにしてもよい。
また、例えば、図111(8)に示すように、操作促進報知画像が表示されるが、操作有効期間が開始されず、その後、操作促進報知画像が消去されるなど、いわゆる、フェイクの演出を行うようにしてもよい。フェイクの演出としては、例えば、2つの演出ボタン画像136P1が互いに近づいて重なった場合に操作促進報知画像が表示される演出において、2つの演出ボタン画像136P1が重ならなかったので操作促進報知画像が表示されず、ボタン操作の演出が開始されないといった演出や、操作促進報知画像が表示されるが、操作を促している対象のボタンが機械的に押下し難くなったり、操作不能位置に変位して押下ができなくなったりするような演出等が考えられる。
図115は、演出ボタン136及び操作キーユニット137を用いた設定操作の一例について説明する図である。
図115には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216が示されている。さらに、本実施形態では、遊技盤200の所定箇所に特図1用第4図柄LED285aと、特図2用第4図柄LED285bとが設けられている。特図1用第4図柄LED285aは、その点灯態様により、特図1が図柄変動中か否かを報知するものであり、特図2用第4図柄LED285bは、その点灯態様により、特図2が図柄変動中か否かを報知する。例えば、特図1用第4図柄LED285a及び特図2用第4図柄LED285bは、図柄変動表示中においては、所定間隔(例えば、0.5秒)で点滅し、表示結果がハズレとなった場合には消灯し、表示結果が大当りとなった場合には点灯するように構成されているが、点灯態様については任意に設定することができ、図柄変動表示状態に応じて発光色を異ならせるようにしてもよい。
図115(a)に示す装飾図柄表示装置208では、大当り遊技が開始されたことを示す大当り開始演出の表示が行われている。なお、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅部には、右打ちすることを促す打ち方表示が表示されている。また、特図1用第4図柄LED285aは消灯しており、表示結果がハズレであることが示され、特図2用第4図柄LED285bは点灯しており、表示結果が大当りであることが示されている。すなわち、今回の大当りは、第2特図表示装置214において特図aが表示されることによる大当りである。
図115(b)は、1ラウンド目が開始された様子が示されている。図115(b)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当りラウンド中演出の表示が行われている。そして、装飾図柄表示装置208の表示領域の右上隅部に1ラウンド目であることを示す「1R」の表示が行われるとともに、打ち方表示の下方には、初回の大当り遊技であることを示す「BONUS×1」が表示されている。また、本実施形態では、装飾図柄表示装置208の中央下部には、スピーカ120から出力されているBGMの楽曲名を示す楽曲名表示MTが表示されている。
図115(c)は、3ラウンド目が実行されている様子が示されている。このとき、図115(d)に示すように、右ボタン137d(あるいは、左ボタン137c)が1回操作されると、図115(e)に示すように、装飾図柄表示装置208では、音量設定画面が表示される。なお、音量設定画面における音量ゲージVGによれば、音量が5段階中の3段階目であることが示されている。なお、左ボタン137cと右ボタン137dとが同時操作された場合に音量設定画面を表示し、あるいは、消去するように構成してもよく、このようにすることにより、遊技者が意図して操作することで音量設定を行うことができ、意図しない操作により音量設定画面が表示されてしまうといった煩わしさを抑制することができる場合がある。
そして、音量設定画面が表示されている状態で、図115(f)に示すように、右ボタン137dが再度操作されると、図115(g)に示すように、音量が1段階増加し、これに応じて、音量ゲージVGは、音量が4段階目であることを示す表示に変化する。
また、音量設定画面が表示されている状態で、図115(h)に示すように、演出ボタン136が操作しながら右ボタン137dが操作された場合には、図115(i)に示すように、音量の増減は行われず、BGMの楽曲が変更され、楽曲名表示MTでは、変更後の楽曲名が表示されている。すなわち、本実施形態では、演出ボタン136の操作中では、音量変更ができないように構成されている。なお、音量設定画面は、操作キーユニット137におけるいずれかの方向ボタンが最後に操作されてから所定時間後(例えば、3秒後)に消去される。ここで、演出ボタン136と操作キーユニット137におけるいずれかの方向ボタンとが同時に操作された場合は、方向ボタンの操作がないものとしてもよい。また、演出ボタン136と方向ボタンとが同時に操作された場合には、音量設定画面が消去されるように構成してもよい。
図116は、演出ボタン136及び操作キーユニット137を用いた演出例について説明する図である。
図116(a)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられ、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコン表示領域281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図116(a)には、特図1の保留アイコン表示領域281に1つの特図1の保留アイコンh11が表示されており、この特図1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、保留アイコンは、デフォルトの表示態様の他にも、先読み予告の表示態様で表示することもでき、保留中の図柄変動表示についての先読み予告として機能することもできる。
また、変動アイコン表示領域280には、変動アイコンh0がデフォルトの表示態様で表示されている。なお、変動アイコンh0は、デフォルトの表示態様の他にも、予告表示態様で表示することもでき、当該図柄変動表示についての予告表示として機能することもできる。
図116(a)に示される装飾図柄の変動表示中において、図116(b)に示すように、右ボタン137dが1回操作されると、図116(c)に示すように、音量設定画面が表示される。このとき、音量ゲージVGによれば、音量が5段階中の4段階目であることが示されている。なお、本実施形態では、操作に応じた演出や機能が割り当てられていないボタンが操作された場合でも、なんらの操作結果を得ることはないように構成されているが、例えば、ボタンが操作されたことを確認する旨のエフェクト演出を行うようにしてもよい。エフェクト演出は、装飾図柄表示装置208による表示の他、スピーカ120からの音声出力や、各種ランプ418によるランプの発光による演出であってもよい。
その後、図116(d)に示すように、装飾図柄表示装置208には、演出ボタン136を操作有効期間内に押下することを促す操作促進報知画像136Pが表示される。この操作促進報知画像136Pでは、主人公の殿様のキャラクタ画像の右横に、演出ボタン136の画像136P1と、上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が表示されている。ただし、図116(d)に示されるタイミングでは、操作有効期間の開始前であるので、演出ボタン136が操作されても無効として取り扱われることとなる。一方、音量設定は有効とされており、左ボタン137c又は右ボタン137dが操作されることにより、音量の変更を行うことができる。また、残時間表示バー136P2は、音量ゲージVGの背面側のレイヤーに配置されて表示されるため、音量ゲージVGに重なって表示されており、視認困難となっている。また、装飾図柄の変動表示は、操作促進報知画像136Pによって隠されてしまっているが、遊技者は、装飾図柄表示装置208の表示画面の左下隅部で変動表示される装飾図柄等によって特図が変動中であることを認識することができる。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を操作促進報知画像136Pとは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。
そして、図116(e)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図116(f)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作された場合には、図116(g)に示すように、演出ボタン136が操作されることにより行われる操作結果演出も、音量の変更も行われない。すなわち、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作が無効として取り扱われる。なお、音量ゲージVGに隠されている残時間表示バー136P2のメータは、時間の経過とともに減少表示される。
その後、方向キーが最後に操作されてから所定時間が経過すると、図116(h)に示すように、音量設定画面が消去され、残時間表示バー136P2が出現する。なお、この場合においても、右ボタン137dの操作をやめない限り、演出ボタン136が操作されたとしても有効とは取り扱われない。
次に、演出ボタン136の操作と装飾図柄表示装置208における演出表示との関係について図117〜図118を参照しながら説明する。ここで、図117(A)は、連打用の演出の実行中における、演出ボタン136による連打操作と演出表示との関係について説明するタイミングチャートであり、同図(B)は、連打用の演出の実行中における、演出ボタン136による長押し操作と演出表示との関係について説明するタイミングチャートであり、同図(C)は、長押し用の演出の実行中における、演出ボタン136による長押し操作と演出表示との関係について説明するタイミングチャートである。また、図118(A)は、連打用の演出の実行中において、演出ボタン136による長押し操作を断続的に行った場合の演出表示について説明するタイミングチャートであり、同図(B)は、長押し用の演出の実行中において、演出ボタン136による長押し操作を断続的に行った場合の演出表示について説明するタイミングチャートである。
本実施形態では、第1副制御部400が主制御部300から図柄変動開始コマンドが送信されると、第1副制御部400では、受信したコマンドに応じた装飾図柄変動表示の演出パターンを決定する。そして、決定した演出パターンによる演出において、各種の演出を実行するか否かの演出抽選を行う。演出抽選により実行することが決定された演出内容の全てボックスデータを読み出し、読みだしたボックスデータに含まれるパーツデータをRAM408に記憶するとともに、ボックスデータに含まれる液晶コマンドを第1副制御部400から第2副制御部500に送信する。
図柄変動表示の開始時に第1副制御部400から第2副制御部500に送信される液晶コマンドとしては、例えば、背景を指定する背景コマンド、変動時間を指定するタイマコマンドと、保留数を指定する保留数変化コマンド、保留アイコンの表示位置と色を指定する保留表示コマンド、予告の内容を指定する予告コマンド、実行するリーチの内容を指定するリーチコマンド、仮停止する装飾図柄を指定する仮停止図柄コマンド、図柄停止時に確定表示する装飾図柄を指定する最終停止図柄コマンド等がある。ここで、タイマコマンドには、リーチ前の演出時間(予告タイマ)とリーチの演出時間(リーチタイマ)とが特定可能なデータが含まれている。
そして、第2副制御部500では、第1副制御部400からの液晶コマンドに基づいて、指定した時間に指定された演出表示が装飾図柄表示装置208で行われるように制御が行われる。また、第2副制御部500では、所定の演出表示が行われた場合には、その旨の戻りコマンドを第1副制御部400に送信する。第1副制御部400では、戻りコマンドを受信すると、受信した戻りコマンドに対応した制御を実行する。
図柄変動中に連打用の演出が行われる場合には、図117(A)及び同図(B)に示すように、aのタイミングで第1副制御部400から第2副制御部500に液晶コマンドを送信すると、bのタイミングで第2副制御部500がこの液晶コマンドを受信する。第2副制御部500では、受信した液晶コマンドの内容に基づいて装飾図柄表示装置208において装飾図柄の変動表示が行われる。その後、cのタイミングとなって装飾図柄表示装置208において連打用の演出表示が開始されると第2副制御部500から第1副制御部400にその旨の戻りコマンドが送信される。第1副制御部400では、dのタイミングで戻りコマンドを受信すると、受信した戻りコマンドに対応するパーツデータをRAM408から読み出し、読み出したパーツデータに基づいて、音声の出力、ランプの点滅、演出可動体224,225等の動作を制御する。
その後、第2副制御部500では、eのタイミングで演出ボタン136の操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを第1副制御部400に送信するとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を開始設定する。一方、第1副制御部400では、fのタイミングで操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を開始設定する。
その後は、図117(A)に示すように、演出ボタン136が連打操作される場合には、A1のタイミングで演出ボタン136が1回操作されてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、B1のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
その後、同様に、C1(E1)のタイミングで演出ボタン136が1回操作されてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、D1(F1)のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
一方、図117(B)に示すように、演出ボタン136が長押し操作されて長押しオート連打が機能する場合には、A1のタイミングで演出ボタン136の操作が開始されてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、B1のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。なお、演出ボタン136は、操作状態が維持されている。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたままオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1(例えば、500ms)が経過すると、C2のタイミングで演出ボタン136が1回操作されたものとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、D2のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。すなわち、長押し操作された場合には、操作が開始されてから少なくとも時間T1が経過しないと、第2副制御部500では、演出ボタン136によって2回目が操作されたと認識することができない。したがって、連打操作した場合は、演出ボタン136が操作される毎に、第1副制御部400から第2副制御部500に演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが送信されるので、T1の期間が経過する前であっても第2副制御部500が演出ボタン136が操作されたことが認識でき、長押し操作した場合よりも演出ボタン136が操作された旨の演出表示を多く行わせることが可能である。
その後は、演出ボタン136の操作状態が維持されている限り、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T2(例えば、100ms)が経過する毎に(E2,G2,I2・・・の各タイミングで)、演出ボタン136が1回操作されたものとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信され、第2副制御部500では、(F2,H2,J2・・・の各タイミングでの)当該液晶コマンドの受信に応じて、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。すなわち、長押し操作された場合には、少なくとも時間T2が経過しないと、第2副制御部500では、演出ボタン136が操作されたと認識することができない。したがって、連打操作した場合は、演出ボタン136が操作される毎に、第1副制御部400から第2副制御部500に演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが送信されるので、T2の期間が経過する前であっても第2副制御部500が演出ボタン136が操作されたことが認識でき、長押し操作した場合よりも演出ボタン136が操作された旨の演出表示を多く行わせることが可能である。
その後、図117(A)及び同図(B)に示すように、gのタイミングで操作結果演出が実行されることなく操作有効期間が終了したと第2副制御部500において判定されると、その旨の戻りコマンドが第2副制御部500から第1副制御部400に送信されるとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を終了設定する。一方、第1副制御部400では、hのタイミングで操作有効期間の終了を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を終了設定する。操作有効期間が終了設定された後は、演出ボタン136の1回操作及び長押し操作があっても当該操作はともに無効なものとして取り扱われる。
なお、gのタイミングよりも前のタイミングにおいて、連打操作もしくは長押しオート連打機能により操作結果演出の実行条件が満たされた場合には、第2副制御部500は、操作有効期間が終了するとともに操作結果演出を開始する旨の戻りコマンドを第1副制御部400に送信し、操作有効期間を終了設定する。一方、第1副制御部400では、第2副制御部500からの戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間が終了設定されるとともに、RAM408に記憶されている受信した戻りコマンドに対応するパーツデータを読み出し、読み出したパーツデータに基づく演出制御が行われる。
また、第1副制御部400では操作有効期間において演出ボタン136が操作され、その旨の液晶コマンドが第2副制御部500に送信されたが、第2副制御部500で液晶コマンドを受信したときには操作有効期間が終了しているような場合には、第2副制御部500において、当該演出ボタン136の操作が無効であると判定され、演出ボタン136が操作された旨の演出表示は行われない。
図柄変動中に長押し用の演出が行われる場合には、図117(C)に示すように、aのタイミングで第1副制御部400から第2副制御部500に液晶コマンドを送信すると、bのタイミングで第2副制御部500がこの液晶コマンドを受信する。第2副制御部500では、受信した液晶コマンドの内容に基づいて装飾図柄表示装置208において装飾図柄の変動表示が行われる。その後、cのタイミングとなって装飾図柄表示装置208において長押し用の演出表示が開始されると第2副制御部500から第1副制御部400にその旨の戻りコマンドが送信される。第1副制御部400では、dのタイミングで戻りコマンドを受信すると、受信した戻りコマンドに対応するパーツデータをRAM408から読み出し、読み出したパーツデータに基づいて、音声の出力、ランプの点滅、演出可動体224,225等の動作を制御する。
その後、第2副制御部500では、eのタイミングで演出ボタン136の操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを第1副制御部400に送信するとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を開始設定する。一方、第1副制御部400では、fのタイミングで操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を開始設定する。
その後、αのタイミングで演出ボタン136の長押し操作が開始されるが、この時点では、演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドは送信されない。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3(例えば、100ms)が経過すると、A3のタイミングで演出ボタン136の長押し操作が継続中であるとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、B3のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136による長押し操作が行われている旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。すなわち、長押し操作された場合には、操作が開始されてから少なくとも時間T3が経過しないと、第2副制御部500では、演出ボタン136による長押し操作が行われていると認識することができない。
その後は、演出ボタン136の操作状態が維持されている限り、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T4(例えば、231ms)が経過する毎に(C3,E3・・・の各タイミングで)、演出ボタン136の長押し操作が継続中であるとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信され、第2副制御部500では、(D3,F3・・・の各タイミングでの)当該液晶コマンドの受信に応じて、演出ボタン136による長押し操作が行われている旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
その後、gのタイミングで操作結果演出が実行されることなく操作有効期間が終了したと第2副制御部500において判定されると、その旨の戻りコマンドが第2副制御部500から第1副制御部400に送信されるとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を終了設定する。一方、第1副制御部400では、hのタイミングで操作有効期間の終了を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を終了設定する。操作有効期間が終了設定された後は、演出ボタン136の長押し操作が継続されていても当該操作は無効なものとして取り扱われる。
なお、gのタイミングよりも前のタイミングにおいて、長押し操作による操作結果演出の実行条件が満たされた場合には、第2副制御部500は、操作有効期間を終了させるとともに操作結果演出を開始する旨の戻りコマンドを第1副制御部400に送信し、操作有効期間を終了設定する。一方、第1副制御部400では、第2副制御部500からの戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間が終了設定されるとともに、RAM408に記憶されている受信した戻りコマンドに対応するパーツデータを読み出し、読み出したパーツデータに基づく演出制御が行われる。
続いて、連打用の演出の実行中において、演出ボタン136による長押し操作を断続的に行った場合の動作について、図118(A)を参照しながら説明する。なお、図118(A)では、図柄変動中に連打用の演出が行われる様子が示されている。
まず、aのタイミングで第1副制御部400から第2副制御部に液晶コマンドが送信されると、bのタイミングで第2副制御部500がこの液晶コマンドを受信する。第2副制御部500では、受信した液晶コマンドの内容に基づいて装飾図柄表示装置208において装飾図柄の変動表示が行われる。その後、cのタイミングとなって装飾図柄表示装置208において連打用の演出表示が開始されると第2副制御部500から第1副制御部400にその旨の戻りコマンドが送信される。第1副制御部400では、dのタイミングで戻りコマンドを受信すると、受信した戻りコマンドに対応するパーツデータをRAM408から読み出し、読み出したパーツデータに基づいて、音声の出力、ランプの点滅、演出可動体224,225等の動作を制御する。
その後、第2副制御部500では、eのタイミングで演出ボタン136の操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを第1副制御部400に送信するとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を開始設定する。一方、第1副制御部400では、fのタイミングで操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を開始設定する。
その後、A1のタイミングで演出ボタン136の操作が開始されてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、B1のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。なお、演出ボタン136は、操作状態が維持されている。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたままオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1(例えば、500ms)が経過すると、C2のタイミングで演出ボタン136が1回操作されたものとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、第2副制御部500では、D2のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
一方、第1副制御部400では、C2のタイミングで液晶コマンドを送信した後、β1のタイミングで演出ボタン136の操作が解除されたことを検出すると、ボタンリリースの液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500は、β2のタイミングで第1副制御部400からの液晶コマンドを受信すると、演出ボタン136による長押しが解除されたことを認識する。
その後、E4のタイミングで演出ボタン136の操作が再び開始されると、演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500では、F4のタイミングで当該液晶コマンドを受信すると、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。なお、演出ボタン136は、操作状態が維持されている。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたままオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1が経過すると、G4のタイミングで演出ボタン136が1回操作されたものとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500では、H4のタイミングで当該液晶コマンドを受信すると、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。すなわち、操作有効期間中に長押し操作を一旦中断し、再度長押し操作を行うと、最初に長押し操作をしたときと同様に、長押し操作が開始されてから時間T1が経過するまで液晶コマンドは送信されない。なお、操作有効期間中に長押し操作が再度行われた場合には、長押し操作が開始されてから時間T2が経過したときに液晶コマンドを送信するようにしてもよい。また、長押し操作が再度開始されてから時間T2とは異なる時間(時間T2よりも長い時間であっても、短い時間であってもよい)が経過したときに液晶コマンドを送信するようにしてもよい。
その後は、演出ボタン136の操作状態が維持されている限り、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T2(例えば、100ms)が経過する毎に、演出ボタン136が1回操作されたものとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信され、第2副制御部500では、当該液晶コマンドの受信に応じて、演出ボタン136が操作された旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
その後、gのタイミングで操作結果演出が実行されることなく操作有効期間が終了したと第2副制御部500において判定されると、その旨の戻りコマンドが第2副制御部500から第1副制御部400に送信されるとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を終了設定する。一方、第1副制御部400では、hのタイミングで操作有効期間の終了を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を終了設定する。操作有効期間が終了設定された後は、演出ボタン136の1回操作及び長押し操作があっても当該操作はともに無効なものとして取り扱われる。したがって、gのタイミングで時間T2が経過し、演出ボタン136が1回操作されたものとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されても、第2副制御部500が当該コマンドを受信するhのタイミングでは、すでに操作有効期間が終了しているので、当該操作は無効なものとして取り扱われる。
続いて、長押し用の演出の実行中において、演出ボタン136による長押し操作を断続的に行った場合の動作について、図118(B)を参照しながら説明する。なお、図118(B)では、図柄変動中に長押し用の演出が行われる様子が示されている。
まず、aのタイミングで第1副制御部400から第2副制御部に液晶コマンドが送信されると、bのタイミングで第2副制御部500がこの液晶コマンドを受信する。第2副制御部500では、受信した液晶コマンドの内容に基づいて装飾図柄表示装置208において装飾図柄の変動表示が行われる。その後、cのタイミングとなって装飾図柄表示装置208において長押し用の演出表示が開始されると第2副制御部500から第1副制御部400にその旨の戻りコマンドが送信される。第1副制御部400では、dのタイミングで戻りコマンドを受信すると、受信した戻りコマンドに対応するパーツデータをRAM408から読み出し、読み出したパーツデータに基づいて、音声の出力、ランプの点滅、演出可動体224,225等の動作を制御する。
その後、第2副制御部500では、eのタイミングで演出ボタン136の操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを第1副制御部400に送信するとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を開始設定する。一方、第1副制御部400では、fのタイミングで操作有効期間の開始を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を開始設定する。
その後、α1のタイミングで演出ボタン136の長押し操作が開始されるが、この時点では、演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドは送信されない。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3(例えば、100ms)が経過すると、A3のタイミングで演出ボタン136の長押し操作が継続中であるとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500では、B3のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136による長押し操作が行われている旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
その後は、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T4(例えば、231ms)が経過すると、C3のタイミングで、演出ボタン136の長押し操作が継続中であるとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500では、D3のタイミングで当該液晶コマンドを受信すると、演出ボタン136による長押し操作が行われている旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
一方、第1副制御部400では、C3のタイミングで液晶コマンドを送信した後、γ1のタイミングで演出ボタン136の操作が解除されたことを検出すると、ボタンリリースの液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500は、γ2のタイミングで第1副制御部400からの液晶コマンドを受信すると、演出ボタン136による長押しが解除されたことを認識する。
その後、α2のタイミングで演出ボタン136の長押し操作が再び開始され、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3が経過すると、E5のタイミングで演出ボタン136の長押し操作が継続中である旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。第2副制御部500では、F5のタイミングで当該液晶コマンドを受信し、演出ボタン136による長押し操作が行われている旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
その後は、演出ボタン136の操作状態が維持されている限り、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T4が経過する毎に、演出ボタン136の長押し操作が継続中であるとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信され、第2副制御部500では、当該液晶コマンドの受信に応じて、演出ボタン136による長押し操作が行われている旨の演出表示が装飾図柄表示装置208で行われる。
そして、gのタイミングで操作結果演出が実行されることなく操作有効期間が終了したと第2副制御部500において判定されると、その旨の戻りコマンドが第2副制御部500から第1副制御部400に送信されるとともに、第2副制御部500においても操作有効期間を終了設定する。一方、第1副制御部400では、hのタイミングで操作有効期間の終了を指示する戻りコマンドを受信すると、第1副制御部400においても演出ボタン136の操作有効期間を終了設定する。操作有効期間が終了設定された後は、演出ボタン136の長押し操作が継続されていても当該操作は無効なものとして取り扱われる。したがって、G5のタイミングで時間T4が経過し、演出ボタン136の長押し操作が継続中であるとしてその旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されても、第2副制御部500が当該コマンドを受信するタイミングでは、すでに操作有効期間が終了しているので、当該長押し操作は無効なものとして取り扱われる。
次に、本実施形態における連打用の演出の一例について、図119及び図120を参照しながら説明する。ここで、図119は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした連打用の演出の一例を段階的に示す図であり、図120は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした連打用演出の一例を段階的に示す図である。
図119(a)は、リーチ状態に突入してスーパーリーチ(パンダ群襲来リーチ)に発展した様子が示されている。図119(a)に示される装飾図柄表示装置208では、「装飾7」でリーチ状態となったことが示されるとともに、表示画面の左下では、3つの装飾図柄の変動表示が行われている。
そして、装飾図柄表示装置208では、図119(b)に示すように、無数のパンダが押し寄せてくる様子の演出表示が行われた後、図119(c)に示すように、演出ボタン136を連打操作することにより、ミッションが達成されて大当りとなる可能性があることを示唆する「ボタン連打でパンダをすべて倒せ」という文字表示が行われる。
その後、図119(d)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を連打して操作有効期間内にパンダを全て倒すことを促す操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン画像136P1と上記操作有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2とが含まれている。なお、図119(d)に示されるタイミングでは、操作有効期間(第一の操作有効期間)が開始する前の状態であり、演出ボタン136を操作しても無効として取り扱われることとなるため、その旨の「準備」という文字表示が行われ、その後、図119(e)に示されるタイミングで操作有効期間が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、倒すべきパンダの残り個体数が100体であることを示す「あと100体」の文字表示が行われている。
そして、例えば、図117(A)におけるA1のタイミングで、図119(f)に示されるように、演出ボタン136が操作されると、第1副制御部400から第2副制御部500に演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが送信され、図117(A)におけるB1のタイミングで第2副制御部500が液晶コマンドを受信すると、装飾図柄表示装置208では、図119(g)に示されるように、パンダを2体倒したことを示す「あと98体」の文字表示に更新される。なお、残時間表示バー136P2は、時間の経過とともにゲージが減っていくように表示される。このように、連打用の演出において、演出ボタン136の操作に応じて倒すべきパンダの残り個体数が減少する演出表示を第一の演出表示の一例という場合がある。
その後、例えば、図117(A)におけるC1のタイミングで、図119(h)に示されるように、演出ボタン136が操作されると、第1副制御部400から第2副制御部500に演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが送信され、図117(A)におけるD1のタイミングで第2副制御部500が液晶コマンドを受信すると、装飾図柄表示装置208では、図119(i)に示されるように、パンダを26体倒したことを示す「あと72体」の文字表示に更新される。
その後、例えば、図117(A)におけるE1のタイミングで、図119(j)に示されるように、演出ボタン136が操作されると、第1副制御部400から第2副制御部500に演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが送信され、図117(A)におけるF1のタイミングで第2副制御部500が液晶コマンドを受信すると、装飾図柄表示装置208では、図119(k)に示されるように、パンダを22体倒したことを示す「あと50体」の文字表示に更新される。
そして、演出ボタン136による連打操作が引き続き行われることに応じて、装飾図柄表示装置208では、倒すべきパンダの残り個体数が減少していく表示が行われ、図119(l)に示すように、倒すべきパンダの残り個体数があと1体であることを示す「あと1体」の文字表示への更新表示が行われた後、操作有効期間が終了する前に、演出ボタン136が操作されると、装飾図柄表示装置208では、図119(m)に示すように、すべてのパンダを倒したことを示す「あと0体」の文字表示に更新されて、図119(n)に示すように、番長のキャラクタがパンダを投げ飛ばす演出が行われるとともに、「装飾7」が3つ揃って大当りとなることが報知される。すなわち、この演出例では、連打操作による操作結果演出の実行条件が満たされたので、操作結果演出(第一の結果表示)として図119(m)〜同図(n)に示されるような演出表示が行われる。
一方、連打操作による操作結果演出の実行条件が満たされることなく、操作有効期間が終了すると、図119(m´)に示されるように、番長のキャラクタがパンダにノックアウトされて負けた演出が行われるとともに、「装飾7−装飾6−装飾7」が表示されて、ハズレとなることが報知される。なお、図119(m´)に示される表示が行われた後、復活演出が行われて、大当りが表示される場合があってもよい。
本実施形態では、図119(c)〜同図(m)に示すように、演出ボタン136を連打操作することにより、ミッションが達成されて大当りとなる可能性があることを示唆する「ボタン連打でパンダをすべて倒せ」という文字表示が行われ、演出ボタン136を連打して操作有効期間内にパンダを全て倒すことを促す操作促進報知画像が表示される一連の表示を連打操作表示という場合がある。
図120は、図119と同じ演出であるが、演出ボタン136の長押し操作による長押しオート連打機能を用いた連打操作が行われている様子を示している。
図120(a)〜同図(e)は、図119(a)〜同図(e)と同じであるため、説明を省略する。
その後、例えば、図117(B)におけるA1のタイミング(第一のタイミング)で、図120(f)に示されるように、演出ボタン136の操作が開始されると(すなわち、演出ボタン136の長押し操作が開始されると)、第1副制御部400から第2副制御部500に演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドが送信され、図117(B)におけるB1のタイミングで第2副制御部500が液晶コマンドを受信すると、装飾図柄表示装置208では、図120(g)に示されるように、パンダを2体倒したことを示す「あと98体」の文字表示に更新される。なお、残時間表示バー136P2は、時間の経過とともにゲージが減っていくように表示される。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたままオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1が経過するよりも前のタイミング(例えば、図117(A)におけるD1のタイミング)では、第1副制御部400からの液晶コマンドが未だ送信されていないので、図120(h)に示されるように、倒すべきパンダの残り個体数の表示は更新されていない。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま、例えば、図117(B)におけるC2のタイミング(第二のタイミング)となって、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1が経過すると、演出ボタン136が1回操作された旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。すると、図117(B)におけるD2のタイミングで第2副制御部500が液晶コマンドを受信し、装飾図柄表示装置208では、図120(i)に示されるように、パンダを26体倒したことを示す「あと72体」の文字表示に更新される。このように、本実施形態では、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1は、第一の時間の一例として機能している。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたままオート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T2が経過するよりも前のタイミング(例えば、図117(A)におけるF1のタイミング)では、第1副制御部400からの液晶コマンドが未だ送信されていないので、図120(j)に示されるように、倒すべきパンダの残り個体数の表示は更新されていない。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま、例えば、図117(B)におけるE2のタイミングとなって、オート連打用の液晶コマンドを操作するまでの時間T2が経過すると、演出ボタン136が1回操作された旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信される。すると、図117(B)におけるF2のタイミングで第2副制御部500が液晶コマンドを受信し、装飾図柄表示装置208では、図120(j)に示されるように、パンダを22体倒したことを示す「あと50体」の文字表示に更新される。このように、本実施形態では、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T2は、第二の時間の一例として機能している。
そして、演出ボタン136による長押し操作が引き続き行われることに応じて、装飾図柄表示装置208では、時間T2が経過する毎に倒すべきパンダの残り個体数が減少していく表示が行われ、図119(l)に示すように、倒すべきパンダの残り個体数があと1体であることを示す「あと1体」の文字表示への更新表示が行われた後、時間T2が経過すると、装飾図柄表示装置208では、図120(m)に示すように、すべてのパンダを倒したことを示す「あと0体」の文字表示に更新されて、図119(n)に示すように、番長のキャラクタがパンダを投げ飛ばす演出が行われるとともに、「装飾7」が3つ揃って大当りとなることが報知される。すなわち、この演出例では、連打操作による操作結果演出の実行条件が満たされたので、操作結果演出(第一の結果表示)として図119(m)〜同図(n)に示されるような演出表示が行われる。
一方、連打操作による操作結果演出の実行条件が満たされることなく、操作有効期間が終了すると、図119(m´)に示されるように、番長のキャラクタがパンダにノックアウトされて負けた演出が行われるとともに、「装飾7−装飾6−装飾7」が表示されて、ハズレとなることが報知される。なお、図119(m´)に示される表示が行われた後、復活演出が行われて、大当りが表示される場合があってもよい。
次に、本実施形態における長押し用の演出の一例について、図121を参照しながら説明する。ここで、図121は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした長押し用の演出の一例を段階的に示す図である。
図121(a)は、リーチ状態に突入してスーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展した様子が示されている。図121(a)に示される装飾図柄表示装置208では、「装飾7」でリーチ状態となったことが示されるとともに、表示画面の左下では、3つの装飾図柄の変動表示が行われ、また、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
図121(b)では、決闘シーンのアニメーションが継続している。そして、図121(c)に示されるタイミングで、演出ボタン136による長押し用の演出が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208では、操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン画像136P1と残時間表示バー136P2が含まれている。なお、図121(c)に示されるタイミングでは、操作有効期間(第二の操作有効期間)が開始する前であり、演出ボタン136を操作しても無効として取り扱われることとなる。
そして、図121(d)に示されるタイミングで操作有効期間が開始されると、演出ボタン136の長押し操作を促進する旨の「長押し」の文字表示が行われる。その後、例えば、図117(C)におけるαのタイミング(第三のタイイング)で、図121(e)に示されるように、演出ボタン136の長押し操作が開始されるが、この時点では、演出ボタン136が操作された旨の液晶コマンドは操作されず、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3が経過するまでは、装飾図柄表示装置208では、図121(f)に示されるように、図121(d)と同様の表示態様が維持される。
その後、時間T3が経過して図117(C)におけるA3のタイミングで液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、図117(C)におけるB3に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、図121(g)に示されるように、表示画面の上方に表示された殿様の表示画像が拡大する一方で、剣豪の表示画像が縮小して、殿様がわずかに優勢であることを演出する表示が行われる。このように、本実施形態では、表示画面の上方に表示された殿様の表示画面が拡大する一方で、剣豪の表示画像が縮小する表示を第二の演出表示の一例という場合がある。また、本実施形態では、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3は、第三の時間の一例として機能している。
その後、演出ボタン136の操作状態が維持されたまま時間T4が経過し、例えば、図117(C)におけるC3のタイミングとなって、演出ボタン136の長押し操作が継続中である旨の液晶コマンドが第1副制御部400から第2副制御部500に送信されると、図117(C)におけるD3に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、図121(h)に示されるように、表示画面の上方に表示された殿様の表示画面がさらに拡大する一方で、剣豪の表示画像がさらに縮小して、殿様が相当程度優勢であることを演出する表示が行われる。
そして、演出ボタン136による長押し操作が引き続き行われることに応じて、装飾図柄表示装置208では、時間T4が経過する毎に殿様の表示画像が徐々に拡大していく様子が表示され、その後、長押し操作による操作結果演出(第二の結果表示)の実行条件が満たされると、例えば、図111(13)〜同図(15)に示されるような演出表示が行われる。
本実施形態では、図121(c)〜同図(h)に示すように、演出ボタン136を長押し操作を促進する操作促進報知画像の表示を長押し操作表示という場合がある。
次に、本実施形態におけるステップアップ演出の一例について、図122〜図124を参照しながら説明する。ここで、図122は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心としたステップアップ演出の一例を段階的に示す図であり、図123は、図122に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図124は、図122に示す演出において行われる他の演出例を示す図である。
図122には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、普図保留ランプ216、特図1用第4図柄LED285a及び特図2用第4図柄LED285bが示されている。
図122(1)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。これに呼応して、装飾図柄表示装置208の表示画面の左下部分にも、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられている。また、特図1用第4図柄LED285a及び特図2用第4図柄LED285bはいずれも消灯しており、表示結果がハズレであることが示されている。
さらに、図122に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208には、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。
図122(1)には、特図1の保留アイコン表示領域281に3つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13が表示されており、これら3つの特図1の保留アイコンh11,h12,h13はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。
図122(2)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212におけ図柄変動が開始されているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図122(3)では、保留アイコンの移動アニメーションにより第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置に移動し、第三の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第二の保留アイコンh12の表示位置に移動し、装飾図柄の変動表示も開始される。このとき、特図1用第4図柄LED285aは、点滅を開始する。なお、保留アイコンの移動アニメーションの開始のタイミングは、装飾図柄の変動表示の開始よりも前であってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始と同時であってもよいし、装飾図柄の変動表示の開始よりも後であってもよい。
その後、図122(4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7」が2つ停止してリーチ状態に突入する。なお、表示画面の左下では、3つの装飾図柄の変動表示が行われている。
図122(5)は、スーパーリーチ(越後屋リーチ)に発展した様子が示されている。このスーパーリーチでは、リーチ演出中において越後屋のキャラクタを捕まえることにより、より信頼度の高いリーチ演出に発展する可能性があることを示唆する「越後屋を確保しろ」という文字表示が行われる。この越後屋リーチは、1回操作用の演出が最大で3回行われるステップアップ演出を含むリーチである。
続いて、図122(6)に示すように、越後屋リーチに移行すると、1回目の1回操作用の演出(ステップアップ1の演出)が開始され、装飾図柄表示装置208では、千両箱を持った越後屋のキャラクタが主人公の殿様のキャラクタに追いかけられている様子が表示される。
そして、図122(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を有効期間内に操作することを促す操作表示としての操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン画像136P1と操作有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2とが含まれている。このとき、演出ボタン画像136P1では、操作待ちアニメーション表示が行われる。なお、図122(7)に示されるタイミングでは、操作有効期間が開始する前であり、演出ボタン136を操作しても無効として取り扱われることとなる。
そして、図122(8)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図122(9)に示すように、操作有効期間中に演出ボタン136が操作されると、図122(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、1回目の1回操作用の演出に成功し、2回目の1回操作用の演出に移行する旨の演出が行われる。なお、図122(10)に示される演出は、操作有効期間が終了するまでに演出ボタン136の操作がなかった場合にも表示されるが、操作がないまま操作有効期間が終了した場合は、異なる演出(例えば、後述する図124(a1)に示されるような表示を行った後に、図122(10)に示される表示を行うような演出)を表示するようにしてもよい。
その後、図122(11)に示すように、2回目の1回操作用の演出(ステップアップ2の演出)が開始され、装飾図柄表示装置208では、千両箱を持った越後屋のキャラクタが主人公の殿様のキャラクタに追いかけられている様子が再び表示される。
そして、図122(12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を有効期間内に操作することを促す操作表示としての操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン画像136P1と操作有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2とが含まれている。このとき、演出ボタン画像136P1では、操作待ちアニメーション表示が行われる。なお、図122(12)に示されるタイミングでは、操作有効期間が開始する前であり、演出ボタン136を操作しても無効として取り扱われることとなる。
そして、図122(13)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図122(14)に示すように、操作有効期間中に演出ボタン136が操作されると、図122(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、2回目の1回操作用の演出に成功し、3回目の1回操作用の演出に移行する旨の演出が行われる。なお、図122(15)に示される演出は、操作有効期間が終了するまでに演出ボタン136の操作がなかった場合にも表示されるが、操作がないまま操作有効期間が終了した場合は、異なる演出(例えば、後述する図124(b1)に示されるような表示を行った後に、図122(15)に示される表示を行うような演出)を表示するようにしてもよい。
その後、図123(16)に示すように、3回目の1回操作用の演出(ステップアップ3の演出)が開始され、装飾図柄表示装置208では、千両箱を持った越後屋のキャラクタが主人公の殿様のキャラクタに追いかけられている様子が再び表示される。
そして、図123(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136を有効期間内に操作することを促す操作表示としての操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン画像136P1と操作有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2とが含まれている。このとき、演出ボタン画像136P1では、操作待ちアニメーション表示が行われる。なお、図123(17)に示されるタイミングでは、操作有効期間が開始する前であり、演出ボタン136を操作しても無効として取り扱われることとなる。
そして、図123(18)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図123(19)に示すように、操作有効期間中に演出ボタン136が操作されると、図123(20)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタが越後屋のキャラクタを捕まえた旨の演出が行われることにより、3回目の1回操作用の演出に成功した旨が報知される。なお、図123(20)に示される演出は、操作有効期間が終了するまでに演出ボタン136の操作がなかった場合にも表示されるが、操作がないまま操作有効期間が終了した場合は、異なる演出(例えば、後述する図124(b1)に示されるような表示を行った後に、図123(20)に示される表示を行うような演出)を表示するようにしてもよい。
その後、図123(21)に示すように、装飾図柄表示装置208では、3回の1回操作用の演出に成功したため、スーパーリーチの発展型のリーチであるスペシャルリーチに移行する様子が示される。
その後、図123(22)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転表示に切り替わり、表示画面の左下部分に表示されている装飾図柄を残し、他の表示は視認困難となり、その後、図123(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、スペシャルリーチの一例である剣豪リーチが開始される旨の演出表示が行われる。
このように、1回目の1回操作用の演出は、2回目の1回操作用の演出との関係において、第一の連続演出表示の一例ということができる。また、2回目の1回操作用の演出は、1回目の1回操作用の演出の関係においては、第二の連続演出表示の一例ということができるし、3回目の1回操作用の演出の関係においては、第一の連続演出表示の一例ということができる。また、3回目の1回操作用の演出は、2回目の1回操作用の演出の関係において、第二の連続演出表示の一例ということができる。
図124(a1)〜同図(a3)は、図122(9)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。図124(a1)〜同図(a3)は、1回目の1回操作用演出に失敗した場合の演出例を示している。
図124(a1)は、1回目の1回操作用演出における操作有効期間中に演出ボタン136が操作され、あるいは、操作有効期間が終了した後、越後屋のキャラクタに逃げ切られてしまう様子を演出する表示が行われる。すなわち、1回目の1回操作用演出に失敗したことが報知される。
すると、図124(a2)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左下部分で変動表示していた装飾図柄が「装飾7−装飾6−装飾7」で仮停止して揺れ変動が行われている様子が表示されている。
その後、図124(a3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央においても「装飾7−装飾6−装飾7」の組み合わせで装飾図柄が停止表示し、ハズレであることが報知される。
図124(b1)〜同図(b2)は、図122(14)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。図124(b1)〜同図(b2)は、2回目の1回操作用演出に失敗した場合の演出例を示している。
図124(b1)は、2回目の1回操作用演出における操作有効期間中に演出ボタン136が操作され、あるいは、操作有効期間が終了した後、越後屋のキャラクタが千両箱を置いて逃げてしまう様子を演出する表示が行われる。すなわち、2回目の1回操作用演出に失敗したことが報知される。
すると、図124(b2)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7」によるリーチ状態が再び形成され、例えば、ノーマルリーチが行われる。なお、ノーマルリーチに限定されず、ノーマルリーチ以外の他のリーチ演出(例えば、ロングリーチやスーパーリーチ等)が行われる場合があってもよい。
図124(c1)〜同図(c3)は、図123(19)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。図124(c1)〜同図(c3)は、3回目の1回操作用演出に成功した場合の別の演出例を示している。
図124(c1)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタがサングラスをかけてバイクに乗って越後屋のキャラクタを追い回す様子が表示されている。図124(c1)に示される演出は、3回目の1回操作用演出における操作有効期間中に演出ボタン136が操作され、あるいは、操作有効期間が終了した後、3回目の1回操作用の演出に成功した旨の報知がなされるが、このとき、図123(20)のように越後屋のキャラクタを捕まえた旨の演出ではなく、図122(15)のように、殿様のキャラクタが越後屋を引き続き追いかけ回すことを示す演出が行われた後に移行する演出であり、大当りとなることが確定となるプレミアム演出(ステップアップ4の演出)である。
すると、図124(c2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、全回転リーチに移行し、同じ装飾図柄が3つ並んだ状態を維持しながら低速で変動表示する。
その後、図124(c3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の組み合わせで停止表示して大当りとなったことが報知される。
次に、図125及び図126を参照しながら、演出内容と演出ボタン136の動作との関係について説明する。ここで、図125は、装飾図柄表示装置208における演出表示と、演出ボタン136の動作との関係について説明する図であり、図126は、装飾図柄表示装置208における演出表示と、演出ボタン136の動作との関係について説明する図である。
本実施形態において、演出ボタン136は、演出効果を向上させるために、演出ボタン駆動モータ434を駆動することにより、遊技者による押下操作が可能な操作可能位置(第一の位置)と、遊技者による押下操作が不能な操作不能位置(第二の位置)との間で変位させることができる。操作可能位置は、演出ボタン136が最も突出した位置であり、操作不能位置は、演出ボタン136が最も凹んだ位置である。なお、操作不能位置は、例えば、演出ボタン136のボタン本体の側壁を囲む円筒形状のボタンケースの上端に設けられたフランジ状の鍔部の上端縁とボタン本体の上面とが面一となる位置であってもよいし、ボタン本体の上面が鍔部の上端縁よりも凹んだ位置であってもよい。演出ボタン136を操作不能位置に変位させる条件としては、例えば、他の演出ボタンを操作させるために、演出ボタン136の押下を制限させる場合等である。演出ボタン136を操作不能位置に変位させた後、ボタン復帰条件が成立すると、演出ボタン駆動モータ434が駆動して演出ボタン136を操作不能位置から操作可能位置に戻す初期位置戻し制御が行われるが、このとき、例えば、遊技者が演出ボタン136を押し込んでいて、その押圧力により復帰することができない場合がある。その結果、演出ボタン駆動モータ434の駆動時間が経過すると、演出ボタン136は、操作可能位置に復帰できず、操作不能位置のままとなってしまうのである。その後は、例えば、図柄変動表示が開始する等の復帰条件が成立する毎に、初期位置戻し制御を行うことで、このような状況が維持されることを回避することができるようになっている。なお、演出ボタン136が操作不能位置において維持された状態では、演出ボタン136はON状態であると判定されるため、例えば、長押し用の演出や連打用の演出の実行中においては、長押し操作がされているものと判定され、1回操作用の演出の実行中においては、OFFからONへの操作がないと演出ボタン136が操作されたと判定されないので、実質的に操作できないということになる。
図125(a1)〜同図(a3)は、図柄変動表示の開始時に初期位置戻し制御を行う例を示している。
図125(a1)は、図122(1)に対応している。このとき、演出ボタン136は、前回の図柄変動表示において、操作不能位置に変位されたまま復帰していない状態となっている。
図125(a2)は、図122(2)に対応している。なお、演出ボタン136は、依然として操作不能位置となっている。このとき、第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からの図柄変動開始コマンドを受信することに応じて、演出ボタン初期位置センサ427の検知状態を判定する。このとき、演出ボタン136は初期位置にいないので、演出ボタン初期位置センサ427によって演出ボタン136が初期位置にいないことが検知され、CPU404は、その検出結果を取得することにより、演出ボタン136が初期位置にいないことを判定する。ここで、演出ボタン136の初期位置とは、電源投入時に行われる電源投入動作(イニシャル動作)が行われた後の位置のことである。
その後、CPU404は、演出ボタン136を初期位置に戻す初期位置戻し処理を実行することにより、演出ボタン駆動モータ434が駆動されて、図125(a3)に示すように、演出ボタン136が初期位置に戻される。なお、図125(a3)は、図122(3)に対応している。なお、初期位置戻し処理が実行されて初期位置戻し動作が開始されるタイミングは、装飾図柄の変動表示の開始よりも前であってもよいし、装飾図柄変動表示の開始と同時であってもよいし、装飾図柄変動表示の開始よりも後であってもよい。
図125(b1)〜同図(b3)は、上述した越後屋リーチが行われているときに初期位置戻し制御を行う例を示している。
図125(b1)は、図122(10)に対応している。すなわち、ステップアップ2の演出に移行することが報知されている。このとき、演出ボタン136は、操作不能位置に変位されたまま復帰していない状態となっている。
図125(b2)は、図122(11)に対応している。すなわち、ステップアップ2の演出(第二の連続演出表示)が開始された様子が示されている。なお、演出ボタン136は、依然として操作不能位置となっている。このとき、第1副制御部400のCPU404は、第2副制御部500から、ステップアップ2の演出が開始された旨の戻りコマンドを受信したことに応じて、演出ボタン初期位置センサ427の検知状態を判定する。このとき、演出ボタン136は初期位置にいないので、演出ボタン初期位置センサ427によって演出ボタン136が初期位置にいないことが検知され、CPU404は、その検出結果を取得することにより、演出ボタン136が初期位置にいないことを判定する。
その後、CPU404は、演出ボタン136を初期位置に戻す初期位置戻し処理を実行することにより、演出ボタン駆動モータ434が駆動されて、図125(b3)に示すように、2回目の1回操作用の演出における操作有効期間が開始するよりも前に演出ボタン136が初期位置に戻される。すなわち、操作促進報知画像が表示されるよりも前に、演出ボタン136が初期位置に戻されるように制御される。なお、図125(b3)は、図122(12)に対応している。なお、初期位置戻し処理が実行されて初期位置戻し動作が開始されるタイミングは、上述したものに限定されず、例えば、操作促進報知画像が表示された旨の戻りコマンドを第1副制御部400が受信したことに基づいて初期位置戻し動作が開始されるようにしてもよい。また、本実施形態では、ステップアップ2の演出において初期位置戻り処理を実行するようにしたが、ステップアップ1の演出やステップアップ3の演出やステップアップ4の演出において初期位置戻り処理を実行するようにしてもよい。
図126(a1)〜同図(a3)は、上述した越後屋リーチにおけるステップアップ演出が行われるにもかかわらず、初期位置戻し動作が行われない例を示している。
図126(a1)は、図122(4)に対応している。このとき、演出ボタン136は、操作不能位置に変位されたまま復帰していない状態となっている。
図126(a2)は、図122(5)に対応している。なお、演出ボタン136は、依然として操作不能位置となっている。このとき、第1副制御部400のCPU404は、第2副制御部500から、ステップアップ1の演出が開始された旨の戻りコマンドを受信するが、第1副制御部400のRAM408には、当該戻りコマンドに対応する初期位置戻し動作を行うためのパーツデータがセットされていないので、初期位置戻し動作が行われることなく、演出ボタン136は、操作不能位置のままとなる。
図126(a3)は、図122(8)に対応している。上述したように、演出ボタン136は、ステップアップ1においては初期位置戻し動作が行われないため、図126(a3)に示すように、ステップアップ1の演出が行われている間は、演出ボタン136は、操作不能位置となったままである。また、操作有効期間が開始されると、チャンスボタンランプ138が操作されている旨の発光態様で発光するが、演出ボタン136の操作は、上述した通り、操作することはできない。なお、この場合において、チャンスボタンランプ138の発光態様を操作されている旨の発光態様で発光しないようにしてもよく、例えば、チャンスボタンランプ138を消灯するようにしてもよい。
図126(b1)〜同図(b4)は、図126(a1)〜同図(a3)に示されるステップアップ1の演出において、越後屋のキャラクタに逃げ切られてしまった場合の演出ボタン136の動作例を示している。
図126(b1)は、図124(a1)に対応している。このとき、演出ボタン136は、操作不能位置に変位されたまま復帰していない状態となっている。
図126(b2)は、図124(a2)に対応している。なお、演出ボタン136は、依然として操作不能位置となっている。
図126(b3)は、図124(a3)に対応している。なお、演出ボタン136は、依然として操作不能位置となっている。このように、この演出例では、1回目の1回操作用演出に失敗した場合には、当該図柄変動表示では初期位置戻し動作が行われないようになっている。なお、この演出例では、1回目の1回操作用演出に失敗した場合の動作について説明しているが、2回目の1回操作用演出や3回目の1回操作用演出に失敗した場合も同様に初期位置戻し動作が行われないようにしてもよい。
そして、図126(b4)に示すように、保留が消化されて、次の図柄変動表示が開始されると、図125(a2)〜同図(a3)に示した要領で初期位置戻し動作が行われる。
なお、本実施形態では、第1副制御部400のCPU404が、初期位置戻し動作を行った後、演出ボタン初期位置センサ427の検知結果から、演出ボタン136が初期位置にあるか否かを判定し、ないと判定した場合には、所定のリトライ制御を行うように構成されている。具体的には、CPU404は、1回目の初期位置戻し動作を行った結果、演出ボタン136が初期位置にないと判定した場合には、2回目の初期位置戻し動作を行う。これを、演出ボタン136が初期位置にあると判定されるまで繰り返すリトライ動作を行い、所定回数(例えば、5回目)の初期位置戻し動作を行ったにもかかわらず演出ボタン136が初期位置にないと判定した場合には、演出ボタン136の動作に不具合があると判断して、電源が遮断するまで演出ボタン駆動モータ434を不能動化して演出ボタン136が駆動しないように構成されている。
本実施形態では、演出ボタン136をボタンが突出する位置である第一の位置と、ボタンが凹んだ第二の位置とに変位するものであったが、これら、第一の位置及び第二の位置は、第一の状態及び第二の状態と換言することもできる。例えば、第二の位置(第二の状態)が、第一の位置(第一の状態)よりもさらに突出した位置であってもよいし、演出ボタン136が硬化して押下することが困難な状態となってもよいし、演出ボタン136が軟化して押下することがより容易な状態となってもよいし、押下しなくても振動する状態であってもよいし、演出ボタン136内部に可動体が収容されているものにあっては、当該可動体が回転したり可動したりする状態を第二の状態としてもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図127〜図143を参照しながら説明する。
図127は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。なお、図127に示される演出例は、図111に対応する演出例であるが、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求しているのに対し、右ボタン137dのみが操作された場合に行われる演出の様子について示されている。ここで、図127(1)〜同図(10)に示される演出は、図111(1)〜同図(10)と同様であるので、説明を省略する。
図127(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図127(10)に示されるタイミングで、図127(11)に示すように、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの右ボタン137dのみが操作された場合では、図127(12)に示されるように、装飾図柄表示装置208の上方に位置する演出可動体225は動作せず、装飾図柄表示装置208におけるエフェクト表示も行われない(すなわち、操作結果演出が行われない)で、操作促進報知画像が継続して表示され、残時間表示バー136P2は、操作有効期間の残時間に応じた表示態様となっている。なお、ここで、右ボタン137dが操作されている間、右ボタン画像137dP1を消去するようにしてもよい。これにより、残時間表示バー136P2による残時間の表示が継続して行われていることにより、未だ有効な操作が行われていないことを知ることができる場合がある。その後、演出ボタン136と右ボタン137dの同時操作が行われることなく操作有効期間が経過すると、図127(13)に示すように、操作結果演出が行われることなく、決闘シーンのアニメーションが再開された後、図127(14)〜同図(15)に示される表示が行われる。図127(13)〜同図(15)に示される演出は、図111(13)〜同図(15)と同様である。なお、演出ボタン136と右ボタン137dの同時操作が行われることなく操作有効期間が経過した場合にも上述した操作結果演出(第一の操作結果演出)が行われるようにしてもよいし、この操作結果演出(第一の操作結果演出)とは別の操作結果演出(第二の操作結果演出)が行われるようにしてもよい。このことは、これまでの説明についても同様であり、また、以下の説明においても同様である。
図128は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。なお、図128に示される演出例は、図111に対応する演出例であるが、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求しているのに対し、演出ボタン136のみが操作された場合に行われる演出の様子について示されている。ここで、図128(1)〜同図(10)に示される演出は、図111(1)〜同図(10)と同様であるので、説明を省略する。
図128(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図128(10)に示されるタイミングで、図128(11)に示すように、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの演出ボタン136のみが操作された場合では、図128(12)に示されるように、装飾図柄表示装置208の上方に位置する演出可動体225は動作せず、装飾図柄表示装置208におけるエフェクト表示も行われない(すなわち、操作結果演出が行われない)で、操作促進報知画像が継続して表示され、残時間表示バー136P2は、操作有効期間の残時間に応じた表示態様となっている。なお、ここで、演出ボタン136が操作されている間、演出ボタン画像136P1を消去するようにしてもよい。これにより、残時間表示バー136P2による残時間の表示が継続して行われていることにより、未だ有効な操作が行われていないことを知ることができる場合がある。その後、演出ボタン136と右ボタン137dの同時操作が行われることなく操作有効期間が経過すると、図128(13)に示すように、操作結果演出が行われることなく、決闘シーンのアニメーションが再開された後、図128(14)〜同図(15)に示される表示が行われる。なお、図128(13)〜同図(15)に示される演出は、図111(13)〜同図(15)と同様である。
図129は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。なお、図129に示される演出例は、図111に対応する演出例であるが、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1のそれぞれに対応して残時間表示バー136P2a,136P2bが表示されている様子が示されている。ここで、図129(1)〜同図(7)に示される演出は、図111(1)〜同図(7)と同様にであるので、説明を省略する。
図129(7)に示すように、チャンスボタン(演出ボタン136)及び右キー(右ボタン137d)の同時操作の演出(第一の演出)が開始された後、図129(8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン画像136P1と、右ボタン画像137dP1の他、残時間表示バー136P2に換えて、演出ボタン画像136P1に対応する残時間表示バー136P2a及び右ボタン画像137dP1に対応する残時間表示バー136P2bが含まれている。演出ボタン画像136P1に対応する残時間表示バー136P2aも右ボタン画像137dP1に対応する残時間表示バー136P2bも、操作有効期間の経過に応じてメータが減少する表示が行われる。
そして、図129(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図129(10)に示されるタイミングで、図129(11)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作されると、図129(12)に示されるように、操作結果演出が行われる。この演出例では、操作結果演出において、スピーカ120から、大当り確定を報知する確定音が出力されている。ここで、確定音が出力されない場合があってもよいし、確定音が必ず出力されるようにしてもよい。その後、図129(13)に示すように、決闘シーンのアニメーションが再開された後、図129(14)〜同図(15)に示される表示が行われる。なお、図129(13)〜同図(15)に示される演出は、図111(13)〜同図(15)と同様である。このように、この演出例では、スピーカ120から確定音が出力された場合は、スピーカ120から確定音が出力されない場合よりも大当り図柄が確定表示されやすいように構成されている。
なお、この演出例では、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作された場合に操作結果演出を行うように構成されているが、操作有効期間において演出ボタン136と右ボタン137dのうちの一方のボタンが操作されてから所定時間以内に他方のボタンが操作された場合も操作結果演出が行われるように構成されてもよい。ここで所定時間としては、同時押しの誤差(許容範囲)として適切な時間に設定されることが好ましいが、パチンコ機100においては遊技球の発射操作を行う関係上、片手で同時操作を行う必要があるケースがあり、このような場合に採用することが好適である。また、この場合に、上述した操作結果演出(第一の操作結果演出)とは異なる操作結果演出(第二の操作結果演出)が行われるように構成されてもよい。すなわち、操作有効期間において、演出ボタン136と右ボタン137dの同時操作により第一の操作結果演出が行われ、演出ボタン136と右ボタン137dのうちのいずれか一方の操作で第一の操作結果演出とは別の第二の操作結果演出が行われるように構成されているものについては、本発明に含めることができる。
図130は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。なお、図130に示される演出例は、図129に対応する演出例であるが、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求しているのに対し、演出ボタン136のみが操作された場合に行われる演出の様子について示されている。ここで、図130(1)〜同図(10)に示される演出は、図129(1)〜同図(10)と同様であるので、説明を省略する。
図130(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図130(10)に示されるタイミングで、図130(11)に示すように、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの演出ボタン136のみが操作された場合では、図130(12)に示されるように、操作結果演出が行われないで、操作促進報知画像が継続して表示され、残時間表示バー136P2a,136P2bは、いずれも操作有効期間の残時間に応じた表示態様となっている。なお、ここで、演出ボタン136が操作されている間、演出ボタン画像136P1を消去するようにしてもよい。この場合において、演出ボタン画像136P1に対応する残時間バー136P2aの表示を継続させるようにしてもよい。これにより、残時間表示バー136P2aによる残時間の表示が継続して行われていることにより、未だ有効な操作が行われていないことを知ることができる場合がある。また、演出ボタン画像136P1とともに残時間表示バー136P2aを消去するようにしてもよい。その後、演出ボタン136と右ボタン137dの同時操作が行われることなく操作有効期間が経過すると、図130(13)に示すように、操作結果演出が行われることなく、決闘シーンのアニメーションが再開された後、図130(14)〜同図(15)に示される表示が行われる。なお、図130(13)〜同図(15)に示される演出は、図129(13)〜同図(15)と同様である。
図131は、図130に示される演出例の変形例である。具体的には、図131では、操作有効期間が開始された後、演出ボタン136と右ボタン137dの両方の操作が要求されているのに対し、要求されたボタンとは異なるボタンが操作された場合の様子が示されている。
まず、図131(11´)に示すように、演出ボタン136と上ボタン137aの両方が操作された場合では、図131(12´)に示すように、操作結果演出が行われないで、操作促進報知画像が継続して表示されるようにしてもよい。
また、図131(11´´)に示すように、演出ボタン136と上ボタン137aの両方が操作された場合には、上述した操作結果演出(例えば、第一の操作結果演出)とは異なる種類の操作結果演出(例えば、第二の操作結果演出)が行われるようにしてもよい。具体的には、図131(12´´)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央に「激アツ」という文字表示がなされるとともに、その周囲に10体のパンダがその文字表示を囲むように配列する表示を含む操作結果表示が行われている。
また、図131(11´´´)に示すように、演出ボタン136と上ボタン137aの両方が操作された場合にも、図131(12´´´)に示すように、上述した操作結果演出が行われるようにしてもよい。すなわち、この場合、操作が指示されているボタン(右ボタン137d)とは異なる上ボタン137aは、いわゆる隠しコマンド(隠しボタン)に相当するということができる。
なお、上述した演出例では、演出ボタン136と他の方向キーが操作された場合の例について示したが、方向キー以外のボタンと演出ボタン136が操作された場合であってもよく、例えば、前面枠扉106の少なくとも一部を押圧操作することが可能に構成され、演出ボタン136と前面枠扉106における押圧操作部分が操作された場合では上述した第一の操作結果演出が行われないようにしてもよいし、第一の操作結果演出とは異なる第二の操作結果演出が行われるようにしてもよいし、第一の操作結果演出が行われるようにしてもよい。また、前面枠扉106における押圧操作部分に換えて、レバーを設け、演出ボタン136とレバーの操作により、上述したような操作結果が得られるようにしてもよい。また、レバーの他にも、構造物を押し込む操作が可能な操作手段であっても適用可能である。これらの場合についても、それぞれ隠しボタンとして機能させることが可能である。
図132は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした連打用の演出の一例を段階的に示す図である。なお、図132に示される演出例は、図111(6)に続く演出の他の例を示している。具体的には、図111では、演出ボタン136と右ボタン137dの1回の同時押し操作により上述した操作結果演出が行われるものであるが、図132に示す演出例では、演出ボタン136と右ボタン137dの同時操作による連打が行われた結果として操作結果演出が行われるものである。
図111(6)に示される表示が行われた後、図132(1)に示されるタイミングで、チャンスボタン(演出ボタン136)及び右キー(右ボタン137d)の同時操作による連打を促す旨の「右キーとチャンスボタンを連打」の表示を含む同時操作の連打演出が開始される。そして、図132(2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方を有効期間内に同時に連打操作することを促す操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン136を模した画像である演出ボタン画像136P1と、右ボタン137dを模した画像である右ボタン画像137dP1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が含まれている。なお、この操作促進報知画像は、図111(8)に示される操作促進報知画像と同じ表示態様としているが、異なる表示態様としてもよく、例えば、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1が連打されているアニメーション表示が行われてもよい。また、この演出例における操作有効期間は、演出ボタン136と右ボタン137dの同時押しを複数回要求する期間であってもよい。
その後、図132(3)に示すように、1回あるいは複数回の同時操作が行われると、図132(4)に示すように、演出可動体225が少しずつ下方に移動し、演出可動体225の下部が装飾図柄表示装置208の表示領域の前面側の一部にオーバーラップする。このとき、操作促進報知画像は引き続き表示されている。なお、演出ボタン136と右ボタン137dが同時操作される毎に、演出可動体225が振動する演出が行われ、所定回数(例えば、5回)の同時操作が行われた場合に、演出可動体225が下方に移動するようにしてもよい。すなわち、演出ボタン136と右ボタン137dの同時操作が行われる毎に演出可動体225が振動する演出を操作結果演出の一例ということができ、また、演出ボタン136と右ボタン137dの1回あるいは複数回の同時操作が行われた場合に演出可動体225が下方に移動する演出も操作結果演出の一例ということもできる。すなわち、演出ボタン136と右ボタン137dの同時押しで演出可動体225が少しずつ動く演出について、それぞれ操作結果演出が行われるということもできる。なお、操作結果演出とは別の演出が行われてもよい。また、演出ボタン136と右ボタン137dの同時操作が行われる毎に、例えば、第一の操作結果演出>第二の操作結果演出>第三の操作結果演出・・・といったように、演出の内容が同時操作が行われる毎に変化するように構成されてもよい。
その後、図132(5)に示すように、引き続いて演出ボタン136及び右ボタン137dの両方を同時に1回あるいは複数回の同時操作が行われると、図132(6)に示すように、演出可動体225がさらに下方に移動し、演出可動体225の下方の約3/4が装飾図柄表示装置208の表示領域の前面側にオーバーラップする。
その後、図132(7)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方を同時に1回あるいは複数回の同時操作が行われると、図132(8)に示すように、演出可動体225がさらに下方に移動し、演出可動体225の全体が装飾図柄表示装置208の表示領域の前面側にオーバーラップする。このとき、装飾図柄表示装置208では、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われている。すなわち、図111(12)と同様の演出が行われる。
なお、この演出例において、演出ボタン136について長押しオート連打機能(後述する)を有効な状態としてもよく、例えば、操作有効期間が開始されるよりも前に演出ボタン136と右ボタン137dが操作された状態となり、その後、操作有効期間が開始された場合には、最初の1回だけ、演出可動体225が振動する等の操作結果演出が行われ、その後は、長押しオート連打機能を有していない右ボタン137dについて、操作状態がOFF>ONとならない限り、操作結果演出が行われないように構成されてもよい。また、操作有効期間が開始された後で、操作が要求されるボタンがそれぞれOFF>ONとなったことを条件として操作結果演出が行われるように構成されてもよく、このような場合には、例えば、演出ボタン136と右ボタン137dが操作された状態で操作有効期間が開始された場合は、演出ボタン136及び右ボタン137dについて、それぞれ操作し直さない限りは操作結果演出が行われないように構成されてもよい。また、演出ボタン136及び右ボタン137dが操作された状態で操作有効期間が開始された場合は、演出ボタン136の疑似的な連打操作が行われる毎に操作結果演出が行われるように構成されてもよい。また、演出ボタン136について長押しオート連打機能が有効とされている場合において、操作結果演出が行われるタイミングとしては、演出ボタン136の疑似的な連打操作が行われるタイミングを基準としてもよいし、長押しオート連打機能が有効とされていない右ボタン137dを遊技者が操作したタイミングを基準としてもよい。また、これらを任意に組み合わせて操作結果演出を実行するか否かを判断するようにしてもよい。
図133は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。なお、図133に示される演出例は、図129に対応する演出例であるが、この演出例では、オートモードに設定可能に構成されており、オートモードに設定されると、演出ボタン136の操作が要求されるボタン演出が行われた場合に、演出ボタン136が操作されない場合でも演出ボタン136が操作されたとして、その操作結果演出が行われるようになっている。すなわち、この演出例では、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求しているのに対し、右ボタン137dのみが操作されるが、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作されているとして操作結果演出が行われている様子が示されている。ここで、図133(1)〜同図(10)に示される演出は、図129(1)〜同図(10)と同様であるので、説明を省略する。
図133(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図133(10)に示されるタイミングで、図133(11)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dのうちの右ボタン137dのみが操作されると、図133(12)に示されるように、操作結果演出が行われる。このように、この演出例では、オートモードに設定されているので、演出ボタン136は、操作されなくても操作されているものとして制御されるため、右ボタン137dを操作することで、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作されたものとして操作結果演出が行われるように制御される。なお、この演出例では、確定音は出力されていないが、確定音が出力される場合があってもよい。その後、図133(13)に示すように、決闘シーンのアニメーションが再開された後、図133(14)〜同図(15)に示される表示が行われる。なお、図133(13)〜同図(15)に示される演出は、図129(13)〜同図(15)と同様である。
図134は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。なお、図134に示される演出例は、図129(7)〜同図(15)に対応する演出例であるが、この演出例では、演出ボタン136の長押し操作により、疑似的に連打操作を行う長押しオート連打機能を有している。ここで、長押し操作とは、演出ボタン136が押下操作されている状態が所定時間(例えば、0.5秒)以上維持されている操作態様のことであり、連打操作とは、演出ボタン136による押下操作を複数回行う操作態様のことである。なお、演出ボタン136を用いた演出の内容に応じて長押しオート連打機能を有効又は無効にするようにしてもよい。この演出例では、長押しオート連打機能が有効な状態となっており、演出ボタン136が継続して押下されている間、一定間隔(例えば、200ms間隔)による連打操作が疑似的に行われるように構成されている。また、この演出例では、演出ボタン136による1回の押下操作(単発操作)を行わせる演出において、演出ボタン136による単発操作を適切に行わせるために、長押しオート連打機能は、演出ボタン136の押下操作が開始されてから所定時間(例えば、500ms)が経過するまでは疑似的な連打操作が開始されないように構成されている。ここで、図134(1)〜同図(4)に示される演出は、図129(7)〜同図(10)と同様であるので、説明を省略する。
図134(3)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図134(4)に示されるタイミングで、図134(5)に示すように、演出ボタン136を操作した後に右ボタン137dの操作が行われる。しかしながら、右ボタン137dが操作されたタイミングでは、疑似的な連打操作が開始されるよりも前のタイミングであるため、演出ボタン136は操作無効の状態とされている。そのため、このタイミングでは、操作結果演出は開始されない。その後、図134(6)に示されるタイミングで疑似的な連打操作が開始されると、演出ボタン136の操作が有効となり、演出ボタン136及び右ボタン137dが操作された状態となる。すると、図134(7)に示されるように、操作結果演出が行われる。このように、この演出例では、長押しオート連打機能が有効とされているので、演出ボタン136を操作された後で右ボタン137dが操作された場合には、両方のボタンが有効とされるタイミングとなるまで遅延することとなる。なお、この演出例において、演出ボタン136の操作が開始され時点では、当該演出ボタン136の操作を有効としないようにしてもよい。すなわち、例えば、右ボタン137dを操作した後に演出ボタン136を長押しした場合には、演出ボタン136の長押しが開始されたタイミングでは演出ボタン136と右ボタン136dの同時操作を有効とせず、疑似的な連打操作が開始されるタイミングとなるまで遅延させるようにしてもよい。その後、図134(8)に示すように、決闘シーンのアニメーションが再開された後、図134(9)〜同図(10)に示される表示が行われる。なお、図134(8)〜同図(10)に示される演出は、図129(13)〜同図(15)と同様である。
図135は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。なお、図135に示される演出例は、図134に対応する演出例であるが、この演出例でも、長押しオート連打機能は有効とされている。この演出例では、演出ボタン136が操作された後に右ボタン137dが操作され、両方のボタンが操作された状態となったが、疑似的な連打操作が開始されるタイミングとなるよりも前に右ボタン137dの操作が解除された場合の様子が示されている。なお、図135(1)〜同図(4)に示される演出は、図129(7)〜同図(10)と同様であるので、説明を省略する。
図135(3)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図135(4)に示されるタイミングで、図135(5)に示すように、演出ボタン136を操作した後に右ボタン137dの操作が行われる。しかしながら、右ボタン137dが操作されたタイミングでは、疑似的な連打操作が開始されない期間であるため、演出ボタン136は操作無効の状態とされている。そのため、このタイミングでは、操作結果演出は開始されない。その後、演出ボタン136の疑似的な連打操作が開始されるタイミングとなるよりも前に、図135(6)に示すように、右ボタン137dの操作が解除されると、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作された状態とならず、図135(7)に示されるように、操作結果演出が行われないで、操作促進報知画像が継続して表示され、残時間表示バー136P2a,136P2bは、いずれも操作有効期間の残時間に応じた表示態様となっている。その後、演出ボタン136と右ボタン137dの同時操作が行われることなく操作有効期間が経過すると、図135(8)に示すように、操作結果演出が行われることなく、決闘シーンのアニメーションが再開された後、図135(9)〜同図(10)に示される表示が行われる。なお、図135(8)〜同図(10)に示される演出は、図130(13)〜同図(15)と同様である。
図136は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。なお、図136に示される演出例は、図133に対応する演出例であるが、この演出例では、オートモードに設定されると、演出ボタン136の他、右ボタン137dを含む方向キーについても、その方向キーの操作が要求されるボタン演出が行われた場合に、方向キーが操作されない場合でも方向キーが操作されたとして、その操作結果演出が行われるようになっている。すなわち、この演出例では、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求しているのに対し、演出ボタン136も右ボタン137dも操作が行われない場合であっても、操作結果演出が行われる様子が示されている。ここで、図136(1)〜同図(10)に示される演出は、図129(1)〜同図(10)と同様であるので、説明を省略する。
図136(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図136(10)に示されるタイミングとなると、図136(11)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dのいずれも操作されていないにもかかわらず、図136(12)に示されるように、操作結果演出が行われる。このように、この演出例では、オートモードに設定されているので、演出ボタン136及び右ボタン137dは、操作されなくても操作されているものとして制御されるため、演出ボタン136及び右ボタン137dのいずれも操作されなかったとしても、演出ボタン136と右ボタン137dが同時に操作されたものとして操作結果演出が行われるように制御される。なお、この演出例では、確定音は出力されていないが、確定音が出力される場合があってもよい。また、操作有効期間が開始された後、演出ボタン136及び右ボタン137dをどのようなタイミングで操作されたものとするかについては、適宜設定することができる。その後、図136(13)に示すように、決闘シーンのアニメーションが再開された後、図136(14)〜同図(15)に示される表示が行われる。なお、図136(13)〜同図(15)に示される演出は、図133(13)〜同図(15)と同様である。
図137〜図138は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。ここで、図137は、図107(e)から続く他の演出例であり、図138は、図137に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図107(e)から続く図137(a)では、装飾図柄の変動表示が開始される様子が示されている。
装飾図柄の変動表示が開始された装飾図柄表示装置208には、図137(b)に示すように、演出ボタン136を有効期間(この演出例において、第二の有効期間という場合がある)内に押下することを促す操作促進報知画像136Pが表示される。この操作促進報知画像136Pでは、主人公のキャラクタ画像の右横に、演出ボタン136の画像136P1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が表示されている。装飾図柄の変動表示は、操作促進報知画像136Pによって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄284等によって特図が変動中であることを認識することができる。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を操作促進報知画像136Pとは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。このように、操作促進報知画像136Pは、操作手段に関する操作表示の一例ということができる。
図137(c)に示す残時間表示バー136P2では、上記有効期間が減っており、同図(d)では、遊技者が、演出ボタン136を押下している。ここで、演出ボタン136は、通常のボタン状態であり、例えば、チャンスボタンランプ138が赤色で点灯するとともに、振動等の動作は行われていない(演出ボタン136の第二のボタン状態)。演出ボタン136が上記有効期間内に押下されると、図137(e)に示すように、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知画像136Pに代えてリーチ状態突入予告画像2071が表示される。リーチ状態突入予告画像2071では、主人公のキャラクタ画像の右横に、「チャンスだ」という文字表示がなされている。なお、上記有効期間内に演出ボタン136が押下されなかった場合にも、図137(e)に示されるような表示が行われてもよいし、図137(e)に示されるような表示とは異なる表示が行われてもよいし、図137(e)に示されるような表示を行わないようにしてもよい。このことは、1回操作用の演出、連打用の演出及び長押し用の演出においても同様である。このように、本実施形態では、リーチ状態突入予告画像2071は、第二の操作結果表示として機能している。また、この演出例において、操作促進報知画像136Pが表示される演出を第二の演出の一例という場合がある。なお、以下の説明において、「操作結果表示」を「操作応答表示」という場合もある。
図137(f)では、リーチ状態突入予告画像2071が消え、装飾図柄の変動表示が視認可能になり、その後、同図(g)に示すようにリーチ状態に突入する。なお、リーチ状態突入予告画像207が表示されても、リーチ状態に突入しない場合もあるが、必ず突入するようにしてもよい。
以上説明したように、操作促進報知画像136Pの出現は、現在行われている図柄変動表示に関する予告の契機となる演出に相当する。このように、操作促進報知画像136Pが表示された場合は、操作促進報知画像136Pが表示されない場合よりも、大当り図柄が確定表示されやすいように構成されているが、大当り図柄が確定表示されやすいように構成されていなくてもよい。
図137(h)では、背景画像が、デフォルトの背景画像から非表示に切り替わり、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281が消えている。なお、第4図柄表示領域284は表示されている。また、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、右下隅に移動し、縮小表示され、図137(i)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展している。図137(i)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く同図(j)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
なお、リーチ状態突入予告画像2071は、リーチ状態に突入することの予告に留まらず、スーパーリーチまで発展することの予告であってもよい。
図137(k)では、決闘シーンのアニメーションが継続している。この演出例では、その後、図137(l)に示されるタイミングで、チャンスボタン(演出ボタン136)及び右キー(右ボタン137d)の同時操作の演出(第一の演出)が開始される。そして、図137(m)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方を有効期間(この演出例において、第一の有効期間という場合がある)内に同時に操作された状態にすることを促す操作促進報知画像が表示される。この操作促進報知画像には、演出ボタン136を模した画像である演出ボタン画像136P1と、右ボタン137dを模した画像である右ボタン画像137dP1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が含まれている。このとき、演出ボタン画像136P1が振動している様子を示す操作待ちアニメーション表示が行われている。なお、このとき、演出ボタン画像136P1が振動している表示を行わず、静止画像としてもよい。本実施形態では、演出ボタン画像136P1が振動している表示が行われる場合の方が、演出ボタン画像136P1が振動している表示が行われない場合よりも、大当り図柄が確定表示されやすいようになっている。なお、大当り図柄が確定表示されやすいようになっていなくてもよい。
その後、図137(n)に示すように、演出ボタン136(この演出例において、第2の操作手段という場合がある)及び右ボタン137d(この演出例において、第1の操作手段という場合がある)の両方が操作された場合には、図137(o)に示すように、図137(e)に示す操作結果演出(この演出例において、第二の操作結果演出ということがある)とは異なる操作結果演出(この演出例において、第一の操作結果演出ということがある)が行われる。具体的には、装飾図柄表示装置208では、表示領域の中央に「激アツ」という文字表示がなされるとともに、その周囲に10体のパンダがその文字表示を囲むように配列する表示を含む操作結果表示が行われている。ここで、この演出例では、図137(n)に示すように、操作有効期間が開始されると、演出ボタン136が赤色に点灯し、振動する(演出ボタン136の第一のボタン状態)。これにより、遊技者に対する大当りへの期待感を高めることができる場合がある。本実施形態では、演出ボタン136が振動する場合の方が、演出ボタン136が振動しない場合よりも、大当り図柄が確定表示されやすいようになっている。なお、大当り図柄が確定表示されやすいようになっていなくてもよい。その後、図138(p)に示すように、決闘シーンのアニメーションが再開された後、図138(q)〜同図(r)に示される表示が行われる。なお、図138(p)〜同図(r)に示される演出は、図111(13)〜同図(15)と同様である。なお、ここで、第2の操作手段は、演出ボタン136であってもよいし、右ボタン137dであってもよいし、他の方向キーであってもよい。また、第1の操作手段は、右ボタン137dであってもいし、演出ボタンであってもよいし、他の方向キーであってもよい。
なお、この演出例において、演出ボタン136の第一のボタン状態と第二のボタン状態では、演出ボタン136の振動の有無で異なっているが、例えば、第一のボタン状態と第二のボタン状態では、振動の強弱で異なるようにしてもよい。例えば、第一のボタン状態では、強い振動で演出ボタン136が振動し、第二のボタン状態では、弱い振動で演出ボタン136が振動するようにしてもよい。また、演出ボタン136の第一のボタン状態と第二のボタン状態では、チャンスボタンランプ138の点灯態様を同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、第一のボタン状態と第二のボタン状態とで、発光色を異ならせるようにしてもよいし(例えば、第一のボタン状態は、演出ボタン136が第一の発光色で発光する状態であり、第二のボタン状態は、演出ボタン136が第二の発光色で発光する状態であってもよい。)、同じ発光色であるが、輝度が異なるようにしてもよいし(例えば、第一のボタン状態は、演出ボタン136が第一の輝度で発光する状態であり、第二のボタン状態は、演出ボタン136が第一の輝度よりも低い(高い)第二の輝度で発光する状態であってもよい。)、発光するLEDの数が異なるようにしてもよい(例えば、第一のボタン状態は、チャンスボタンランプ138を構成するLEDの発光数が第一の数である状態であり、第二のボタン状態は、チャンスボタンランプ138を構成するLEDの発光数が第一の数よりも少ない(多い)第二の数である状態であってもよい。)。また、演出ボタン136の第一のボタン状態と第二のボタン状態では、演出ボタン136の形態を同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、第二のボタン状態では、第一のボタン状態に対して演出ボタン136の本体が突出した位置となる形態であってもよいし、陥没した位置となる形態であってもよい。すなわち、第一のボタン状態と第二のボタン状態では、少なくとも一部の状態が異なるように構成されるものであれば、本発明に含まれる。
また、第一の有効期間が開始する前の演出ボタン136の状態は全て同じ状態であってもよいし、第一の有効期間以外の期間においても演出ボタン136の状態が変化してもよく、例えば、演出ボタン136の状態が変化することにより予告演出あるいは先読み予告として機能するようにしてもよい。
また、この演出例では、演出ボタン136を振動可能に構成したが、例えば、演出ボタン136の少なくとも一部が回転可能に構成されてもよく、例えば、演出ボタン136の直接操作される部分であるボタン本体が回転するものであってもよいし、演出ボタン136の本体が透明で内部が視認可能とされ、演出ボタン136の本体内部に発光体等の装飾部材が回転可能に設けられたものとしてもよい。また、演出ボタン136のボタン本体を収容支持し、球貯留皿付扉108に装着される円筒形状のケース体が回転可能に構成されてもよい。このように構成された演出ボタン136では、第一のボタン状態では、回転状態とされ、第二のボタン状態では、非回転状態とされるようにしてもよいし、第一のボタン状態では、第一の回転速度で回転状態とされ、第二のボタン状態では、第一の回転速度よりも遅い(速い)第二の回転速度で回転状態とされるようにしてもよい。
このように、この演出例では、第一のボタン状態と第二のボタン状態とで異なる状態を取るものであれば、いずれの形態についても適用することができる。
図139は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。なお、図139に示される演出例は、図129に対応する演出例であるが、この演出例では、操作有効期間が開始されると、方向キーが振動する様子について示されている。ここで、図139(1)〜同図(10)に示される演出は、図129(1)〜同図(10)と同様であるので、説明を省略する。
図139(7)に示すように、チャンスボタン(演出ボタン136)及び右キー(右ボタン137d)の同時操作の演出(第一の演出)が開始された後、図139(8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、操作促進報知画像が表示される。そして、図139(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図139(10)に示されるタイミングで、図139(11)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作されると、図139(12)に示されるように、操作結果演出が行われる。この演出例では、図139(11)に示すように、操作有効期間が開始されると、方向キーが振動する。これにより、遊技者に対する大当りへの期待感を高めることができる場合がある。なお、方向キーとともに、演出ボタン136も振動させるようにしてもよい。本実施形態では、方向キー(右ボタン137d)が振動する場合の方が、方向キー(右ボタン137d)が振動しない場合よりも、大当り図柄が確定表示されやすいようになっている。なお、大当り図柄が確定表示されやすいようになっていなくてもよい。その後、図139(13)に示すように、決闘シーンのアニメーションが再開された後、図139(14)〜同図(15)に示される表示が行われる。なお、図139(13)〜同図(15)に示される演出は、図129(13)〜同図(15)と同様である。
図140は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。なお、図140に示される演出例は、図129に対応する演出例であるが、この演出例では、操作有効期間が開始されると、演出ボタン136のチャンスボタンランプ138が赤色で点滅する態様で発光する様子について示されている。
図140(1)は、図129(1)に対応するものであり、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。図140(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われており、設定画面は非表示である。なお、本実施形態では、「装飾7」でリーチが行われている様子が示される一方で、表示画面の左下においても3つの装飾図柄の変動表示が行われている。この3つの装飾図柄は、例えば、特図が停止表示されるタイミングで、特図1あるいは特図2の表示結果に対応する図柄の組み合わせで3つ同時に停止表示される。
このとき、図140(2)に示すように、右ボタン137dが操作されると、図140(3)に示すように、図柄変動中用設定画面が表示される。このとき、右ボタン137dは、操作されている間、所定の発光態様(例えば、赤色等)で発光する。また、演出ボタン136は、青色で点灯している。その他のボタンは、消灯していてもよいし、他の発光態様(例えば、白色等)で発光してもよい。なお、左ボタン137cが操作された場合にも同様に、図柄変動中用設定画面が表示される。図柄変動中用設定画面は、音量ゲージVGを含む表示画面である。すなわち、図柄変動中用設定画面は、音量設定表示の一例として機能している。この図柄変動中用設定画面は、演出表示が行われているレイヤーよりも前側のレイヤーに配置されて表示されている。したがって、図柄変動中用設定画面が表示されている間は、演出表示が視認困難な状態となる。なお、音量ゲージVGによれば、音量が5段階中の3段階目であることが示されている。
図柄変動中用設定画面が表示されている状態で、図140(4)に示すように、右ボタン137dが再度操作されると、図140(5)に示すように、音量が1段階増加し、これに応じて、音量ゲージVGは、音量が4段階目であることを示す表示に変化する。このとき、演出ボタン136は、青色で点灯している。なお、演出ボタン136が赤色で点灯する場合があってもよいし、必ず青色で点灯し、赤色で必ず点灯しないようにしてもよい。また、他の発光態様(例えば、白色で点灯する態様)で発光する場合があってもよい。本実施形態では、右ボタン137dを1回操作する毎に、音量が1段階上昇するように構成されている。一方、音量ゲージVGが3段階目であることを示している状態で左ボタン137cが操作された場合には、音量が1段階低下し、これに応じて、音量ゲージVGが2段階目であることを示す表示に変化することとなる。なお、右ボタン137d(左ボタン137c)が長押しされた場合には、長押しされている期間、オートリピート機能が働いて、所定時間(例えば、200ms)ごとに音量が1段ずつ上がっていく(下がっていく)ように構成されてもよいし、オートリピート機能を働かせないようにして、1回操作が行われない限りでは、音量が上がらない(下がらない)ように構成されてもよい。
その後、図140(6)〜同図(10)に示される演出が行われる。ここで、図140(6)〜同図(10)に示される演出は、図129(6)〜同図(10)と同様であるので、詳細な説明を省略する。
図140(7)に示すように、チャンスボタン(演出ボタン136)及び右キー(右ボタン137d)の同時操作の演出(第一の演出)が開始された後、図140(8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、操作促進報知画像が表示される。そして、図140(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図140(10)に示されるタイミングで、図140(11)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作されると、図140(12)に示されるように、操作結果演出が行われる。この演出例では、図140(11)に示すように、操作有効期間が開始されると、演出ボタン136が赤色で点滅する態様で発光する。これにより、遊技者に対する大当りへの期待感を高めることができる場合がある。なお、演出ボタンとともに方向キー(右ボタン137d)も赤色で点滅する態様で発光させるようにしてもよい。また、操作有効期間が開始された場合に、演出ボタン136を赤色で点滅する態様で必ず発光させるようにしてもよいし、他の発光態様(例えば、赤色で点灯する態様)で発光する場合があってもよい。また、操作有効期間が開始された場合に、演出ボタン136を必ず青色に発光させないようにしてもよい。本実施形態では、演出ボタン136が赤色で点滅する態様で発光する場合の方が、演出ボタン136が赤色で点滅する態様で発光しない場合よりも、大当り図柄が確定表示されやすいようになっている。なお、大当り図柄が確定表示されやすいようになっていなくてもよい。その後、図140(13)に示すように、決闘シーンのアニメーションが再開された後、図140(14)〜同図(15)に示される表示が行われる。なお、図140(13)〜同図(15)に示される演出は、図129(13)〜同図(15)と同様である。
図141は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。なお、図141に示される演出例は、図129に対応する演出例であるが、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求しているのに対し、装飾図柄表示装置208に表示される操作促進報知画像では、演出ボタン136のみを操作することを促進し、右ボタン137dについては、操作することを報知していない。すなわち、この演出例では、操作を要求するボタン(演出ボタン136及び右ボタン137d)のうちの少なくとも一部のボタンについては操作することを報知せず、この右ボタン137dの操作が隠しコマンドとして機能することを示している。ここで、図141(1)〜同図(5)に示される演出は、図129(1)〜同図(5)と同様であるので、説明を省略する。
図141(6)は、決闘シーンのアニメーションが継続している様子が示されている。この演出例では、その後、図141(7)に示されるタイミングで、チャンスボタン(演出ボタン136)及び右キー(右ボタン137d)の同時操作の演出が開始される。ところが、図141(7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求するのに対し、「チャンスボタンを押せ」と演出ボタン136の操作のみを要求するかのような表示が行われている。続いて、図141(8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、操作促進報知画像が表示される。ここで表示される操作促進報知画像は、演出ボタン画像136P1及びこの演出ボタン画像136P1に対応する残時間表示バー136P2aのみが含まれ、右ボタン画像137dP1及びこの右ボタン画像136dP1に対応する残時間表示バー136P2bは含まれていない。そのため、通常の遊技者であれば、演出ボタン136のみを操作することにより、所定の操作結果演出が行われることを期待するが、例えば、インターネットや攻略誌等を見て情報を得た遊技者であれば、演出ボタン136とともに右ボタン137dが操作されることで特別の操作結果演出が行われることを期待することができる場合がある。
そして、図141(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図141(10)に示されるタイミングで、図141(11)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作されると、図141(12)に示されるように、操作結果演出が行われる。この演出例では、操作結果演出において、スピーカ120から、大当り確定を報知する確定音が出力されている。なお、操作有効期間において、演出ボタン136のみが操作された場合には、図141(12)に示される演出とは別の演出、例えば、演出可動体225の落下のみが行われ、確定音が出力されない演出が行われるようにしてもよい。また、操作有効期間において、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作されるまで、操作結果演出が行われず、操作促進報知画像が継続して表示されるようにしてもよい(すなわち、表示されている演出ボタン画像136P1及び残時間表示バー136P2bの少なくともいずれか一方が消去されないようにしてもよい)。その後、図141(13)に示すように、決闘シーンのアニメーションが再開された後、図141(14)〜同図(15)に示される表示が行われる。なお、図141(13)〜同図(15)に示される演出は、図129(13)〜同図(15)と同様である。
図142は、図141に示される演出の他の例を示す図である。
図141(5)から続く図142(6)は、決闘シーンのアニメーションが継続している様子が示されている。その後、図142(7)に示されるタイミングで、チャンスボタン(演出ボタン136)及び右キー(右ボタン137d)の同時操作の演出が開始される。ところが、図142(7)に示すように、この演出では、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方の操作を要求するのに対し、図141(7)に示される演出とは異なり、装飾図柄表示装置208では、ボタン操作を要求する表示は行われていない。続いて、図142(8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、操作促進報知画像が表示される。ここで表示される操作促進報知画像は、残時間表示バー136P2のみが含まれ、演出ボタン画像136P1及び右ボタン画像137dP1は含まれていない。そのため、これを見た通常の遊技者は、何かを行うべき期間が開始されたことを認識できる場合があり、演出のその後の展開に期待感を持たせることができる場合がある。一方、例えば、インターネットや攻略誌等を見て情報を得た遊技者であれば、演出ボタン136とともに右ボタン137dが操作されることで特別の操作結果演出が行われることを期待することができる場合がある。また、残時間表示バーの表示位置を、例えば、演出ボタン画像136P1が表示される場合に表示される位置と同じ位置に表示し、遊技者に何かあると思わせるようにしてもよいし、ボタン画像他の位置(例えば、表示画面の中央等)として、残時間表示バーを目立たせるようにしてもよい。
そして、図142(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始された後、図142(10)に示されるタイミングで、図142(11)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作されると、図142(12)に示されるように、操作結果演出が行われる。この演出例では、操作結果演出において、スピーカ120から、大当り確定を報知する確定音が出力されている。なお、操作有効期間において、演出ボタン136のみが操作された場合には、図142(12)に示される演出とは別の演出、例えば、演出可動体225の落下のみが行われ、確定音が出力されない演出が行われるようにしてもよい。その後、図142(13)に示すように、決闘シーンのアニメーションが再開された後、図142(14)〜同図(15)に示される表示が行われる。なお、図142(13)〜同図(15)に示される演出は、図141(13)〜同図(15)と同様である。
図143は、図142に示される演出の変形例を示す図である。
図143(8A)〜同図(10A)は、図142(8)〜同図(10)に対応している。図143(8A)〜同図(10A)は、装飾図柄表示装置208において操作促進報知画像が表示されている様子が示されている。ここで表示される操作促進報知画像は、図142(8)〜同図(10)とは異なり、操作を要求するボタンの数に対応する数の残時間表示バー(136P2a,136P2b)のみが含まれ、演出ボタン画像136P1及び右ボタン画像137dP1は含まれていない。このように、操作を要求するボタン(演出ボタン136及び右ボタン137d)をそれぞれ隠しボタンとするとともに、隠しボタンにそれぞれ対応する残時間表示バー136P2a,136P2bを表示することにより、ボタンをいくつ操作すればよいのか遊技者にほのめかすことができる場合がある。
図143(8B)〜同図(10B)は、図142(8)〜同図(10)に対応している。図143(8B)〜同図(10B)は、装飾図柄表示装置208において操作促進報知画像が表示されている様子が示されている。ここで表示される操作促進報知画像は、図142(8)〜同図(10)とは異なり、ボタン画像及び残時間表示バーのいずれも含まれていない。すなわち、操作促進報知画像を表示していないともいえる。このように、操作を要求するボタン(演出ボタン136及び右ボタン137d)及び残時間表示バーのいずれも表示しないようにすることにより、完全な隠しコマンドである演出を行うことができる場合がある。なお、この演出例では、決闘シーンのアニメーションの表示を薄墨化しており、そのため、遊技者に、隠しコマンドの受付中であることを示唆することができる場合がある。ここで、決闘シーンのアニメーションの表示を薄墨化しないようにしてもよい。
なお、本実施形態では、複数のボタンを同時に操作した場合の演出例について説明したが、例えば、タッチパネルを設け、ボタンとタッチパネルとを同時に操作するものに適用したり、赤外線センサ等の非接触センサを設け、ボタンと非接触センサとを同時に操作するものに適用するものであってもよい。
また、本実施形態では、通常のボタン操作を行うボタンと長押しオート連打を行うためのボタンとで同じボタン(演出ボタン136)を用いるようにしたが、通常のボタン操作を行うためのボタンと、長押しオート連打を行うためのボタンとを別に設けるなど、操作方法に対応する演出ボタンが設けられた態様であってもよい。
また、本実施形態において、1回操作用の演出において、複数のボタンをそれぞれ予め設定されたタイミングで操作させるような演出を行うようにしてもよい。具体的には、例えば、操作促進報知画像として演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1と残時間表示バー136P2とが表示され、残時間表示バー136P2のゲージ上の所定位置に演出ボタン136のアイコンと右ボタン137dのアイコンをそれぞれ表示し、各ボタンの操作タイミングを示し、各ボタンがそれぞれ適切なタイミングで操作された場合に、操作結果演出が行われるような演出を行うようにしてもよい。
また、本実施形態において、長押し操作と1回操作とを組み合わせた演出を行うようにしてもよい。例えば、左ボタン137cを長押ししてゲージを増やし、その状態で演出ボタン136を操作することで、操作結果演出が行われるような構成を備えてもよい。この場合、演出ボタン136を操作した時点でのゲージの量に応じて演出内容が異なるようにすると、より演出効果が向上する場合がある。また、連打操作あるいは長押しオート連打と1回操作とを組み合わせた演出を行うようにしてもよいし、連打操作あるいは長押しオート連打と長押し操作とを組み合わせた演出を行うようにしてもよい。
また、2以上のボタンのそれぞれで長押し操作を行うことで操作結果演出が行われるような長押し同時操作演出を行うようにしてもよく、例えば、長押し同時操作演出が開始されると、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方のボタンを同時に長押しすることを促す表示を行った後、長押ししているボタンを離すことを促す表示を行う。その結果、長押し同時操作演出に成功した場合には、成功した旨の操作結果演出が行われ、失敗した場合には、失敗した旨の操作結果演出が行われる。ここで、操作を要求されている2つのボタンのうちの一方だけ長押しした場合と、両方を長押しした場合とで、演出の変化の度合い(例えば、ゲージの増加量等)が異なるようにしてもよい。さらに、一方のボタンだけ長押しした場合と、他方のボタンだけ長押しした場合とでも演出の変化の度合いが異なるようにしてもよい。また、両方のボタンが長押しされないと演出の変化が行われないようにしてもよい。また、長押ししている2つのボタンを離す際に、2つのボタンのうちの片方だけ離した場合と、両方を離した場合とで操作結果演出におけるエフェクトが異なる等、表示内容が異なるようにしてもよいし、2つのボタンのうちの片方だけ離した場合は操作結果演出が行われず、2つのボタンのうちの両方を離した場合に操作結果演出が行われるようにしてもよい。
また、2以上のボタンのそれぞれで連打操作あるいは長押しオート連打を行うことで操作結果演出が行われるような構成を備えてもよい。
また、本実施形態では、演出ボタン136や操作キーユニット137を構成する各ボタンについて、各機能別にそれぞれ1つずつ設けるようにしたが、同じ機能を有する2以上のボタンが設けられて、上述した実施形態に適用可能に構成してもよい。例えば、演出ボタンが2つ設けられ、上ボタン137aが3つ設けられた構成であって、2つの演出ボタンと1つ又は複数の上ボタンとを同時に操作することで演出を行うような構成を備えてもよい。また、ボタンの他、演出用レバーや自動車のハンドルやバイクのハンドル等を模した演出用ハンドルを設けて、上述した実施形態に適用可能に構成してもよく、例えば、演出用のハンドルと他のボタンとを同時に操作することにより演出を行うような構成を備えてもよい。あるいは、ジョグダイヤル等の演出用のダイヤル等を設けて、上述した実施形態に適用可能に構成してもよく、例えば、演出用のダイヤルの操作と他のボタンとを同時に操作することにより演出を行うような構成を備えてもよい。また、同一の機能を有するが用途の異なる複数の演出ボタン136が設けられた構成において、上述した実施形態に適用可能に構成してもよい。例えば、通常時の演出において使用される第1の演出ボタンと、特別な演出が行われている時において使用される第2の演出ボタンとが設けられ、第2の演出ボタンを操作しながら第1の演出ボタンを操作させることにより期待感をより一層高める演出を行うような構成を備えてもよい。
また、本実施形態において、エコモード(省電力モード)を設定可能に構成してもよい。エコモードは、例えば、パチンコ機100における所定の操作(例えば、客待ち状態における演出ボタン136の操作)が行われることにより、設定画面に移行(設定操作の結果の報知の一例)し、この設定画面において、方向キーと決定ボタン137eを適宜操作することにより、設定することができる。このとき、方向キーあるいは決定ボタン137eが操作される毎に、その旨の報知(設定操作の結果の報知の一例)が行われるようにしてもよい。また、エコモードが設定された場合に、その旨の報知(設定操作の結果の報知の一例)が行われるようにしてもよい。ここで、エコモードとは、例えば、客待ちデモ表示が開始されてから所定期間(例えば、3分)が経過するまでに図柄変動表示が開始されなかった場合に、消費電力を抑える目的で装飾図柄表示装置208のバックライトの輝度を低下させたり、各種ランプ418の消灯や、スピーカ120からの出力をOFFにする等、1又は複数の駆動装置の駆動を制限あるいは停止するモードである。なお、エコモードに設定された場合、遊技中における各種ランプ418の発光輝度や音量を低下させるようにしてもよい。
また、本実施形態において、オリジナル(ダイトモ)モードを設定することが可能に構成されてもよい。オリジナルモードは、例えば、パチンコ機100における所定の操作(例えば、客待ち状態における演出ボタン136の操作)が行われることにより、設定画面に移行(設定操作の結果の報知の一例)し、この設定画面において、方向キーと決定ボタン137eを適宜操作することにより、設定することができる。なお、図4や図77に示す第1副制御部400の基本回路402に、そのオリジナルモードを有効とするか無効とするかを切り替えるオリジナルモード選択スイッチを設けておいてもよい。このオリジナルモード選択スイッチは、工場からのパチンコ機100の出荷時にパチンコ機100製造メーカが操作するか、あるいはパチンコ機設置店舗の店員が操作する。第1副制御部400の基本回路402の、オリジナルモード選択スイッチが設けられた部分を出荷時にかしめる等して、出荷以降はオリジナルモード選択スイッチを操作不能にしてもよい。つまりオリジナルモード選択スイッチは、遊技者から操作が不能なので、製造メーカの人間や店員等の限られた人間のみが操作可能に構成されることが好ましい。
オリジナルモードでは、オリジナルモードを設定可能な遊技台で、そのオリジナルモードに設定した状態で遊技した結果の履歴情報を、遊技台に記憶させておく。遊技台では、履歴情報に応じた様々な特典(例えば、出現率が低い演出や、遊技の利益に関する情報を示す演出の実行等)が付与される。オリジナルモードを設定した遊技を終了する場合には、遊技台に記憶させておいた履歴情報を含む、遊技者個人の情報である個別設定情報をサーバに入力する。オリジナルモードを設定した遊技を終了するたびに、遊技台からは、その遊技の履歴が反映された新たな履歴情報を含む個別設定情報が発行される。遊技者が新たな履歴情報を含む個別設定情報をサーバに入力すると、サーバ側で保存していた個別設定情報が更新される。サーバに保存した個別設定情報を、次回遊技を行う際に、遊技台に入力することで、次回遊技の際にも、入力した個別設定情報に含まれる履歴情報に応じた特典が付与される。この個別設定情報は、暗号化された所定桁数のパスワードに含められて遊技台−遊技者(外部機器装置)−サーバ間でやりとりされる。個別設定情報には、遊技台の機種を特定する機種コードも含まれており、遊技台には、対応する機種コードが記憶されている。異なる機種間でも履歴情報を共通に用いることができる仕様では、対応する機種コードは複数になり、同一の機種間でしか履歴情報を用いることができない仕様では、対応する機種コードは一つになる。
オリジナルモードにおいて、遊技者の履歴情報をパチンコ機100に記憶させるためにパスワードを入力する場合には、例えば、オリジナルモードを設定するための画面において、所定の方向キー(例えば、右ボタン137d)を操作することにより、パスワード入力画面に遷移することができる。パスワード入力画面では、例えば、パスワードが送信されてきた携帯電話端末やスマートフォンの表示画面を見ながら、方向キーを操作し、所望の文字の位置まで移動させ、演出ボタン136や決定ボタン137e等を押下することで、入力文字が決定される。所定文字数(例えば、五文字)のパスワード入力が完了した後、所定の操作(例えば、方向キー及び決定ボタン137eを用いた入力完成操作)が行われると、入力したパスワードが、パチンコ機100の第1副制御部400に送信される。
また、上述したようにしてパチンコ機100に記憶された遊技者の履歴情報を初期化する場合には、例えば、オリジナルモードを設定するための画面において、所定の方向キー(例えば、左ボタン137c)を操作することにより行うことができるようにしてもよい。この場合、遊技者の履歴情報をパチンコ機100から削除してよいか否かの確認メッセージを表示して警告した後に初期化するようにしてもよい。
また、本実施形態において、上述したオートモードの機能をONにするかOFFにするかの設定を可能に構成されてもよい。オートモードの設定は、例えば、パチンコ機100における所定の操作(例えば、客待ち状態における演出ボタン136の操作)が行われることにより、設定画面に移行(設定操作の結果の報知の一例)し、この設定画面において、方向キーと決定ボタン137eを適宜操作することにより、設定することができる。また、例えば、パチンコ機100における所定の操作(例えば、客待ち状態における決定ボタン137eの操作)が行われることにより、設定することができるようにしてもよいし、決定ボタン137e以外の方向キーにより設定することができるものであってもよい。例えば、客待ち状態において決定ボタン137eを操作する毎に、オートモードの機能をON状態とOFF状態とに切り換えることができるようにしてもよい。
また、本実施形態において、時刻設定をすることができるように構成されていてもよい。時刻設定は、例えば、パチンコ機100における所定の操作(例えば、客待ち状態における演出ボタン136の操作)が行われることにより、設定画面に移行(設定操作の結果の報知の一例)し、この設定画面において、方向キーと決定ボタン137eを適宜操作することにより、設定することができる。上述したようにして時刻設定の画面に移行した場合に、例えば、方向キーを操作することにより、時刻の変更を行うことができる。
また、本実施形態において、演出ボタン136のみ長押しオート連打機能を有効としてもよいし、演出ボタン136とともに方向キーを構成する各ボタン(上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e、キャンセルボタン317f)のいずれか1つ又は2つ以上のボタンについても長押しオート連打機能を有効としてもよい。
また、本実施形態では、方向キーを構成する1つのボタン(例えば、右ボタン137d)の操作により設定操作(例えば、第一の設定操作)が行われるように構成されているが、例えば、2つのボタン(例えば、左ボタン137cと右ボタン137d)の同時操作により、第一の設定操作とは別の設定操作(例えば、第二の設定操作)が可能に構成されてもよく、例えば、左ボタン137cを操作することによりパスワードの文字選択を行うことができ、左ボタン137cと右ボタン137dの同時操作により入力済みのパスワードをオールクリアすることができるように構成されてもよい。また、演出ボタン136と方向キーとの同時押しにより設定操作が可能に構成されてもよい。
また、本実施形態において、例えば、2つ以上のボタンの同時押しを要求するボタン演出等、特別な演出が行われる場合にのみ長押しオート連打機能やオートモードが無効な状態となるように構成されてもよい。また、隠しコマンドを受付可能な状態である場合もオート連打機能やオートモードが無効な状態となるように構成されてもよい。これによれば、通常の遊技者に隠しコマンドの存在を秘密にすることができる場合がある。また、隠しコマンドを受付可能な状態でも長押しオート連打機能あるいはオートモードが有効な状態とされるようにしてもよい。これによれば、通常の遊技者に隠しコマンドの存在を知らせることができる場合がある。
また、本実施形態では、操作結果演出をリーチ演出の実行中に行われるものとして説明したが、リーチ演出が開始される前の図柄変動表示中であってもよいし、リーチ演出が行われない図柄変動表示中であってもよいし、装飾図柄の仮停止後に行われる再抽選演出の実行中であってもよいし、大当り中における装飾図柄の大当り図柄の昇格抽選の演出中や、確変抽選演出中であってもよいし、先読み予告の報知等各種の報知あるいは演出について適用することもできる。
また、本実施形態では、例えば、BGMを選択(曲選択)することができるようにしてもよく、例えば、客待ち中において移行可能な設定画面において、方向キーや演出ボタン136による曲選択を行うことができるように構成されてもよい。曲選択は、客待ち中以外にも、例えば、大当り開始演出中や大当り遊技中においても変更可能として、方向キーや演出ボタン136により曲選択を可能に構成されてもよい。この場合、例えば、方向キーが操作されて変更される曲名の表示や、演出ボタン136が操作されたことによる、選曲が確定したことの報知は、設定操作の結果の報知の一例ということができる場合がある。
以上の記載では、
『 遊技者による操作が可能な第一の操作手段[例えば、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e等]と、
遊技者による操作が可能な第二の操作手段[例えば、演出ボタン136等]と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、音量設定表示[例えば、図111(3)に示される図柄変動中用設定画面や、図115(e)に示される音量設定画面等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の操作結果表示[例えば、図111(12)や図112(c5)や図114(i)に示されるエフェクト表示等]であり、
前記音量設定表示は、前記第一の操作手段が操作されたことに応じて表示される場合がある表示であり[例えば、図111(2)に示されるように、図柄変動表示中に右ボタン137dが操作されると、図111(3)に示すように図柄変動中用設定画面が表示される等]、
前記第一の操作結果表示は、前記第一の操作手段及び前記第二の操作手段の両方が操作されたことに応じて表示される場合がある表示である[例えば、図111(11)に示されるように、演出ボタン136と右ボタン137dが操作されると、図111(12)に示すように、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側に移動するとともに、装飾図柄表示装置208では、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第一の操作手段を操作したときと複数の操作手段を操作したときの表示内容を異ならせることができるので、操作に応じた表示のバリエーションを増やし、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、第一の操作手段は、遊技者による操作のみ可能なものであってもよいし、遊技者以外にも操作可能なものがあってもよい。また、第一の操作手段は、遊技者によって必ず操作されるものであってもよいし、遊技者による操作が可能でない場合があってもよい。
また、第二の操作手段は、遊技者による操作のみ可能なものであってもよいし、遊技者以外にも操作可能なものがあってもよい。また、第二の操作手段は、遊技者によって必ず操作されるものであってもよいし、遊技者による操作が可能でない場合があってもよい。
また、表示手段は、音量設定表示及び第一の操作結果表示のみ表示可能なものであってもよいし、音量設定表示及び第一の操作結果表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、音量設定表示及び第一の操作結果表示を必ず表示するものであってもよいし、音量設定表示及び第一の操作結果表示を表示しない場合があってもよい。
また、音量設定表示は、第一の操作手段が操作されたことに応じてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段が操作されたこと以外のことに応じて表示される場合があってもよい。また、音量設定表示は、第一の操作手段が操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作手段が操作されたことに応じて表示されない場合があってもよい。
また、第一の操作結果表示は、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたこと以外のことに応じて表示される場合があってもよい。また、第一の操作結果表示は、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じて表示されない場合があってもよい。
なお、本実施形態において、音量設定表示の他、輝度設定表示や、表示手段(装飾図柄表示装置208や液晶表示装置等)の表示設定表示や、遊技において登場させるキャラクタを選択するためのキャラクタ選択表示や、BGMを選曲するための選曲表示や、遊技中における演出モードを選択するためのモード選択表示や、遊技者の遊技履歴を引き継ぐためにパスワード等を入力したりするユーザーモード表示を表示可能に構成されていてもよい。すなわち、音量設定表示は、設定操作により設定値を設定可能な演出手段の一例ということができる。
ここで、表示手段の表示設定の種類としては、例えば、LCDのバックライトの明るさ調整、色温度の調整、黒レベルの調整(映像の黒部分の明るさ調整)、白レベルの調整(映像の白部分の明るさ調整)、色の濃さの調整、色合いの調整、シャープネス(映像の輪郭)の調整、解像度の調整等が挙げられる。また、音出力手段が高音スピーカと低音スピーカとを含んで構成されている場合、低音のみの音量調整、高音のみの音量調整、高音及び低音のバランス調整なども音出力手段に関する設定に含まれていてもよい。
また、第一の操作手段の操作に応じて行われる表示は、設定表示に限らず、演出表示であってもよく。例えば、2つの宝箱が並んで表示されているときに、右ボタン137dを操作すると、右側の宝箱が開いてアイテムを取得したり、左右2つのルートからいずれかを選択する場合に左ボタン137cを操作すると、左側のルートが選択される演出表示を行うことも可能である。
また、『 第一の演出[例えば、図111(6)〜同図(12)に示される演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作の演出等]が行われる期間において、前記第一の操作手段[例えば、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e等]及び前記第二の操作手段[例えば、演出ボタン136等]の両方が操作されたことに応じて、前記第一の操作結果表示が表示されるように構成され[例えば、図111(6)〜同図(12)に示される演出ボタン136及び右ボタン137dの同時操作の演出において、演出ボタン136及び右ボタン137dが同時に操作されると、図111(12)に示されるようなエフェクト表示が行われる等]、
前記第一の演出が行われる期間において、前記第一の操作手段が操作されても前記音量設定表示が表示されないように構成されている[例えば、図111(6)に示される同時操作の演出が開始されると、音量設定設定が禁止された状態になる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても記載した。
この遊技機によれば、第一の演出が行われる期間において、第一の操作手段の操作中に第二の操作手段を操作しても音量設定表示が表示されないので、第一の演出が行われているときに遊技者が意図せずに音量調整表示を表示してしまうことを防ぎ、第一の演出に集中させることができる場合がある。
ここで、第一の操作結果表示は、第一の演出が行われる期間において、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じてのみ表示されるものであってもよいし、第一の演出が行われる期間以外の期間において、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じて表示される場合があってもよい。また、第一の操作結果表示は、第一の演出が行われる期間において、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよい、第一の演出が行われる期間において、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されたことに応じて表示されない場合があってもよい。
また、音量設定表示は、第一の演出が行われる期間において、第一の操作手段が操作された場合にのみ表示されないものであってもよいし、第一の演出が行われる期間において、第一の操作手段が操作された場合に必ず表示されないものであってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の操作結果表示[例えば、図107(j)に示されるリーチ状態突入予告画像2071等]であり、
前記第二の操作結果表示は、前記第二の操作手段が操作されたことに応じて表示される場合がある表示である[例えば、図107(g)〜同図(j)に示すように、操作有効期間内に演出ボタン135が押下されるとリーチ状態突入予告画像2071が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の操作結果表示は、第二の操作手段が操作されたことに応じてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の操作手段が操作されたこと以外のことに応じて表示される場合があってもよい。また、第二の操作結果表示は、第二の操作手段が操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第二の操作手段が操作されたことに応じて表示されない場合があってもよい。
また、『 第二の演出[例えば、図107(g)〜同図(h)に示される操作促進報知画像136Pが表示される演出等]が行われる期間において、前記第二の操作手段が操作されたことに応じて、前記第二の操作結果表示が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の操作結果表示は、第二の演出が行われる期間において、第二の操作手段が操作されたことに応じてのみ表示されるものであってもよいし、第二の演出が行われた期間において、第二の操作手段が操作されたこと以外のことに応じて表示される場合があってもよい。また、第二の操作結果表示は、第二の演出が行われる期間において、第二の操作手段が操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第二の演出が行われる期間において、第二の操作手段が操作されたことに応じて表示されない場合があってもよい。
なお、第二の演出が行われる期間において、第二の操作手段に加えて第一の操作手段が操作された場合にも第二の操作結果表示が表示されてもよいし、第二の操作結果表示とは異なる表示(例えば、裏ボタン表示)が表示されてもよい。
また、第二の演出が行われる期間以外の期間において、第二の操作手段が操作されたことに応じて、第二の操作結果表示が表示されるようにしてもよいし、第二の操作結果表示とは別の操作結果表示が表示されるようにしてもよい。
また、『 前記第二の演出が行われる期間において、前記第一の操作手段及び前記第二の操作手段の両方が操作されても、前記第一の操作結果表示が表示されないように構成されている[例えば、図116(f)〜同図(g)に示すように、演出ボタン136を操作させる演出が行われている場合に、演出ボタン136及び右ボタン137dが同時に操作されても操作結果演出も行われず、音量の変更も行われない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の操作結果表示は、第二の演出が行われる期間において、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されても、第一の操作結果表示が表示される場合があってもよいし、第二の演出が行われる期間以外の期間において、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作された場合に、第一の操作結果表示が表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の操作表示であり、
前記第一の操作表示は、前記第一の操作手段及び前記第二の操作手段の両方の操作に関する表示[例えば、図111(7)〜同図(10)に示されるチャンスボタン及び右キーの同時操作を促す演出等]であり、
前記第一の操作結果表示は、前記第一の操作手段及び前記第二の操作手段の両方が操作されるまで表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の操作結果表示は、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されるまでにのみ表示されるものであってもよいし、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されるまで以外でも表示される場合があってもよい。また、第一の操作結果表示は、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されるまで必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作手段及び第二の操作手段の両方が操作されるまで表示されない場合があってもよい。
なお、第一の演出中において、第一の操作表示が表示されるが、第二の演出中において第一の操作表示は表示されないように構成されるようにしてもよい。この場合において、第一の操作手段及び第二の操作手段の操作があった場合に、所定の操作結果演出(例えば、裏ボタン演出)が行われるようにしてもよい。
また、第一の演出中以外にも、第一の操作表示を行うようにしてもよく、例えば、図柄変動表示中に行われるチュートリアル演出において、「チャンスボタンと右キーを押すとアツい演出がでるかもよ」といった表示を行う等、第一の操作手段及び第二の操作手段とが操作可能であるタイミングとは全く異なるタイミングで第一の操作表示を行うようにしてもよい。また、このチュートリアル演出において、裏ボタン演出が実行される期間及びその時における操作手段の操作方法等を解説する表示が行われるようにしてもよい。
また、『 前記第一の操作表示は、前記第一の操作手段及び前記第二の操作手段の両方を操作することを促す表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 扉体[例えば、前面枠扉106等]を備え、 前記扉体は、前記第一の操作手段及び前記第二の操作手段が設けられたものであり、
遊技者が片手で前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とを同時に操作することが可能に構成されている[例えば、図74に示すように、前面枠扉106に設けられた球貯留皿付扉108の上面に演出ボタン136と操作キーユニット137とが近接して設けられており、遊技者が片手で演出ボタン136と操作キーユニット137を構成する各ボタンとを操作可能となっている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、発射操作をしていても操作しやすい位置に2つの操作手段があるので、片手で両方の操作手段の同時操作を簡単に行うことができ、操作手段の操作に慣れない遊技者も参加しやすくすることができる場合がある。
ここで、扉体は、第一の操作手段及び第二の操作手段のみが設けられたものであってもよいし、第一の操作手段及び第二の操作手段以外のものも設けられてもよい。また、扉体は、第一の操作手段及び第二の操作手段が必ず設けられたものであってもよいし、第一の操作手段及び第二の操作手段が設けられない場合があってもよい。
また、第一の操作手段及び第二の操作手段以外にも、遊技者が片手で同時に操作することができるものがあってもよい。
また、『 前記第二の操作手段は、前記第一の操作手段よりも大きさが大きい操作手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
換言すれば、第二の操作手段は、第一の操作手段よりも操作可能な面が広い操作手段であるということもできる。
なお、第一の操作手段は、第二の操作手段よりも小さくてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段とが同じ大きさであってもよい。
また、『 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]を備え、
前記演出制御手段は、前記第一の操作手段の操作があった場合に、該第一の操作手段の操作に関する制御を実行可能な手段であり[例えば、第1副制御部400及び第2副制御部500は、図90に示すように、操作キーユニット137を構成する各ボタンが操作されるとこれに応じた制御を行う等]、
前記演出制御手段は、前記第二の操作手段の操作があった場合に、該第二の操作手段の操作に関する制御を実行可能な手段である[例えば、第1副制御部400及び第2副制御部500は、図90に示すように、演出ボタン136が操作されるとこれに応じた制御を行う等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、演出制御手段は、第一の操作手段の操作があった場合に、第一の操作手段の操作に関する制御のみを実行可能なものであってもよいし、第一の操作手段の操作があった場合に、第一の操作手段の操作に関する制御以外の制御も実行可能であってもよい。また、演出制御手段は、第一の操作手段の操作があった場合に、第一の操作手段の操作に関する制御を必ず実行するものであってもよいし、第一の操作手段の操作があった場合に、第一の操作手段の操作に関する制御を実行しない場合があってもよい。
また、演出制御手段は、第二の操作手段の操作があった場合に、第二の操作手段の操作に関する制御のみを実行可能なものであってもよいし、第二の操作手段の操作があった場合に、第二の操作手段の操作に関する制御以外の制御も実行可能であってもよい。また、演出制御手段は、第二の操作手段の操作があった場合に、第二の操作手段の操作に関する制御を必ず実行するものであってもよいし、第二の操作手段の操作があった場合に、第二の操作手段の操作に関する制御を実行しない場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 遊技者による操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]と、
前記操作手段を駆動する駆動手段[例えば、演出ボタン駆動モータ434等]と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記駆動手段は、前記操作手段を第一の位置[例えば、図125(a3)に示される、操作可能位置等]と第二の位置[例えば、図125(a1)に示される、操作不能位置等]との間で変位させることが可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、前記操作手段に関する表示(以下、「操作表示[例えば、図125(b3)に示される、操作促進報知画像等]」という。)であり、
前記操作表示が表示される前のタイミングにおいて、前記操作手段が前記第一の位置と異なる位置である場合に、該操作手段が前記第一の位置に変位する場合があるように構成されている[例えば、図125(b2)〜同図(b3)に示すように、演出ボタン136が操作可能位置(初期位置)と異なる位置である場合には、初期位置戻し動作を行って操作促進報知画像が表示される前に演出ボタン136を操作可能位置に戻す等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、操作手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、操作手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、操作表示が表示される前に第二の状態である可動手段が第一の状態に変形することにより、操作手段の操作有効期間が開始されることを事前に遊技者が把握することができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者による操作のみ可能なものであってもよいし、遊技者以外にも操作可能なものがあってもよい。また、操作手段は、遊技者によって必ず操作されるものであってもよいし、遊技者による操作が可能でない場合があってもよい。
また、駆動手段は、操作手段のみを駆動可能なものであってもよいし、操作手段以外も駆動可能なものであってもよい。また、駆動手段は、操作手段を必ず駆動するものであってもよいし、操作手段を駆動しない場合があってもよい。
また、表示手段は、操作表示のみを表示可能なものであってもよいし、操作表示以外にも表示可能であってもよい。また、表示手段は、操作表示を必ず表示するものであってもよいし、操作表示を表示しない場合があってもよい。
また、駆動手段は、操作手段を第一の位置と第二の位置との間でのみ変位させることが可能なものであってもよいし、操作手段を第一の位置と第二の位置との間以外にも変位させることが可能なものであってもよい。また、駆動手段は、操作手段を第一の位置と第二の位置との間で必ず変位させるものであってもよいし、操作手段を第一の位置と第二の位置との間で変位させない場合があってもよい。
また、操作手段は、操作表示が表示される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置と異なる場合にのみ第一の位置に変位する場合があるように構成されていてもよいし、操作表示が表示される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置と異なる場合以外の場合にも第一の位置に変位する場合があるように構成されていてもよい。また、操作手段は、操作表示が表示される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置と異なる場合に必ず第一の位置に変位するように構成されていてもよいし、操作表示が表示される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置と異なる場合に第一の位置に変位しない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の連続演出表示[例えば、図126(a1)〜同図(a3)に示されるステップアップ1の演出等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の連続演出表示[例えば、図125(b1)〜同図(b3)に示されるステップアップ2の演出等]であり、
一回の図柄変動表示において、前記第一の連続演出表示及び前記第二の連続演出表示の両方が表示される場合があるように構成されており、
前記第二の連続演出表示は、前記第一の連続演出表示の後で表示される表示であり、
前記操作表示は、前記第一の連続演出表示が表示されている期間において表示される表示であり[例えば、図126(a3)に示すように、ステップアップ1の演出において操作促進報知画像が表示されている等]、
前記操作表示は、前記第二の連続演出表示が表示されている期間において表示される表示であり[例えば、図125(b3)に示すように、ステップアップ2の演出において操作促進報知画像が表示されている等]、
前記第二の連続演出表示が表示されてから前記操作表示の表示が開始されるまでの間のタイミングにおいて、前記操作手段が前記第二の位置である場合に、該操作手段が前記第一の位置に変位するように構成されている[例えば、図125(b1)〜同図(b3)に示すように、ステップアップ2の演出が開始されてから操作促進報知画像が表示されるよりも前に演出ボタン136が初期位置に戻されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の連続演出表示において第二の操作表示が表示されることを事前に遊技者が把握することができる場合がある。
また、この遊技台によれば、連続演出表示の二回目が表示されることが操作手段の変位状態により事前にわかるため、遊技者にその変動への期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第一の連続演出表示及び第二の連続演出表示の両方のみが表示可能に構成されてもよいし、第一の連続演出表示及び第二の連続演出表示の両方以外にも表示可能に構成されていてもよい。また、表示手段は、第一の連続演出表示及び第二の連続演出表示の両方が必ず表示するように構成されてもよいし、第一の連続演出表示及び第二の連続演出表示の少なくともいずれか一方が表示されない場合があってもよい。
また、第二の連続演出表示は、第一の連続演出表示の後でのみ表示される表示であってもよいし、第一の連続演出表示以外の表示の後で表示される場合があってもよい。また、第二の連続演出表示は、第一の連続演出表示の後で必ず表示される表示であってもよいし、第一の連続演出表示の後で表示されない場合があってもよい。
また、操作表示は、第一の連続演出表示が表示されている期間においてのみ表示されるものであってもよいし、第一の連続演出表示が表示されている期間以外にも表示される場合があってもよい。また、操作表示は、第一の連続演出表示が表示されている期間において必ず表示されるものであってもよいし、第一の連続演出表示が表示されている期間において表示されない場合があってもよい。
また、操作手段は、第二の連続演出表示が表示されてから操作表示の表示が開始されるまでの間のタイミングにおいて、操作手段が第二の位置である場合にのみ第一の位置に変位するように構成されてもよいし、第二の連続演出表示が表示されてから操作表示の表示が開始されるまでの間のタイミングにおいて、操作手段が第二の位置である場合以外にも第一の位置に変位するように構成されてもよい。また、操作手段は、第二の連続演出表示が表示されてから操作表示の表示が開始されるまでの間のタイミングにおいて、操作手段が第二の位置である場合に必ず第一の位置に変位するように構成されてもよいし、第二の連続演出表示が表示されてから操作表示の表示が開始されるまでの間のタイミングにおいて、操作手段が第二の位置である場合に第一の位置に変位しない場合があってもよい。
また、『 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]を備え、
前記第一の位置は、初期位置[例えば、図125(a3)に示される操作可能位置等]であり、
前記演出制御手段は、前記操作手段を前記第一の位置に変位させる制御(以下、「初期位置戻し制御」という。)を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、前記操作手段が前記第一の位置でない場合に、前記初期位置戻し制御を実行可能な手段である[例えば、図125(b2)〜同図(b3)に示すように、操作促進報知画像が表示される前において、演出ボタン136が初期位置でない場合に、初期位置戻し制御を行う等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、操作受付期間が開始する前に、「初期位置にない可動手段」について初期位置戻し動作を行うことで、可動手段が初期位置にないことによる誤解を与えてしまうことを防止することができる場合がある。
また、この遊技台によれば、演出制御手段が初期位置戻し制御を実行するので、主制御部の制御負担を軽減することができるようになる場合がある。
ここで、演出制御手段は、初期位置戻し制御のみを実行可能なものであってもよいしい、初期位置戻し制御以外の制御も実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、初期位置戻し制御を必ず実行するものであってもよいし、初期位置戻し制御を実行しない場合があってもよい。
また、演出制御手段は、操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置にない場合にのみ、初期位置戻し制御を実行可能なものであってもよいし、操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置にない場合以外にも初期位置戻し制御を実行可能なものであってもよい。
また、『 前記操作手段が前記第一の位置であることを検知可能な検知手段[例えば、演出ボタン初期位置センサ427等]を備え、
前記演出制御手段は、前記操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、前記操作手段が前記第一の位置でないことが前記検知手段によって検知された場合に、前記初期位置戻し制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段が第一の位置にないことが正確に把握することができる場合がある。
ここで、検知手段は、操作手段が第一の位置であることのみを検知可能なものであってもよいし、操作手段が第一の位置以外にも検知可能なものであってもよい。また、検知手段は、操作手段が第一の位置であることを必ず検知するものであってもよいし、操作手段が第一の位置であることを検知しない場合があってもよい。
また、演出制御手段は、操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置でないことが検知手段によって検知された場合にのみ、初期位置戻し制御を実行可能なものであってもよいし、操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置でないことが検知手段によって検知された場合以外にも、初期位置戻し制御を実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置でないことが検知手段によって検知された場合に、必ず初期位置戻し制御を実行するものであってもよいし、操作表示の表示が開始される前のタイミングにおいて、操作手段が第一の位置でないことが検知手段によって検知された場合に、初期位置戻し制御を実行しない場合があってもよい。
また、『 前記演出制御手段は、リトライ制御を実行可能な手段であり、
前記リトライ制御とは、前記初期位置戻し制御を実行しても前記操作手段が前記第一の位置になっていないと判定された場合に、前記初期位置戻し制御を再び実行する制御のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、演出制御手段は、リトライ制御のみを実行可能なものであってもよいし、リトライ制御以外にも実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、リトライ制御を必ず実行するものであってもよいし、リトライ制御を実行しない場合があってもよい。
また、『 前記第一の位置は、前記操作手段を遊技者が操作可能な位置[例えば、操作可能位置等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の位置は、操作手段を遊技者のみが操作可能な位置であってもよいし、操作手段を遊技者以外にも操作可能な位置であってもよい。また、第一の位置は、操作手段を遊技者が必ず操作する位置であってもよいし、操作手段を遊技者が操作しない場合があってもよい。
また、『 前記第二の位置[例えば、操作不能位置等]は、前記操作手段を遊技者が操作不可能な位置である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、第二の位置は、操作手段を遊技者が操作可能な位置であって、第一の位置とは別の位置としてもよい。
また、『 図柄変動表示が開始される際に、前記操作手段が前記第一の位置と異なる位置[例えば、操作不能位置等]にある場合に、該操作手段が前記第一の位置に変位するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示の開始時に操作手段を初期位置に戻す動作を行うことにより、操作手段を第二の状態にする演出を行う際に操作手段を初期位置の状態化rあ開始させやすくすることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、操作手段が初期位置にない状態を複数の図柄変動表示において継続させることを防ぎ、不具合が発生したか否かについての判断を遊技店員にしやすくすることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、初期位置戻し動作を図柄変動開始時に行うことで、他の演出可動体の回動する範囲と重複する範囲で動作する場合、他の演出可動体との接触を防ぎやすくすることができる場合がある。
また、『 前記操作表示は、前記操作手段の操作を促す表示[例えば、図125(b3)に示される操作促進報知画像等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 遊技者による操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の演出表示[例えば、図120(g)に示される、連打用の演出において、演出ボタン136の操作に応じて倒すべきパンダの残り個体数が減少する演出表示等]であり、
前記第一の演出表示は、第一の操作有効期間[例えば、連打用の演出における操作有効期間等]において表示される場合がある表示であり、
前記第一の操作有効期間は、前記操作手段の操作が有効となる期間であり、 前記第一の操作有効期間における長押し操作が開始されたタイミング(以下、「第一のタイミング[例えば、図117(B)に示される、A1のタイミング等]」という。)から前記操作手段による長押し操作が継続して第一の時間[例えば、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1等]行われたことに応じて、前記第一の演出表示が表示される場合があり、
前記第一の操作有効期間における第二のタイミングから前記長押し操作が継続して第二の時間行われたことに応じて、前記第一の演出表示が表示される場合があり、
前記第二のタイミングとは、前記第一のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して前記第一の時間行われたタイミングのことであり、
前記第一の時間と前記第二の時間が異なっている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、長押し操作が開始されたタイミングからの時間と、その時間が経過したタイミングからの時間とで第一の演出表示が表示されるタイミングを異ならせることができ、演出が表示されるタイミングが単調にならないようにし、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者による操作のみ可能なものであってもよいし、遊技者以外にも操作可能なものがあってもよい。また、操作手段は、遊技者によって必ず操作されるものであってもよいし、遊技者による操作が可能でない場合があってもよい。
また、表示手段は、第一の演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の演出表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の操作有効期間においてのみ表示される場合がある表示であってもよいし、第一の操作有効期間以外にも表示される場合があってもよい。また、第一の演出表示は、第一の操作有効期間において必ず表示される場合があってもよいし、第一の操作有効期間において表示されない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一のタイミングから操作手段による長押し操作が継続して第一の時間行われたことに応じてのみ、表示される場合があるように構成されてもよいし、第一のタイミングから操作手段による長押し操作が継続して第一の時間行われたこと以外のことに応じて、表示される場合があるように構成されてもよいし、また、第一の演出表示は、第一のタイミングから操作手段による長押し操作が継続して第一の時間行われたことに応じて、必ず表示される場合があるように構成されてもよいし、第一のタイミングから操作手段による長押し操作が継続して第一の時間行われたことに応じて、表示されされない場合があるように構成されてもよいし、
また、第一の演出表示は、第一の操作有効期間における第二のタイミングから長押し操作が継続して第二の時間行われたことに応じてのみ、第一の演習表示が表示される場合があるものであってもよいし、第一の操作有効期間における第二のタイミングから長押し操作が継続して第二の時間行われたこと以外のことに応じて、第一の演出表示が表示されるようにしてもよい。また、第一の演出表示は、第一の操作有効期間における第二のタイミングから長押し操作が継続して第二の時間行われたことに応じて、必ず第一の演出表示が表示されるように構成されてもよいし、第一の操作有効期間における第二のタイミングから長押し操作が継続して第二の時間行われたことに応じて、第一の演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、第一の時間と第二の時間とは同じであってもよいし、異なっていてもよいし、第一の時間の方が長くてもよいし、第二の時間の方が長くてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の結果表示[例えば、図119(n)や図120(n)に示される操作結果演出等]であり、
前記第一の結果表示は、前記第一の操作有効期間が開始された後で、前記操作手段が連打された場合に表示される場合がある表示であり[例えば、図119(n)に示すように、演出ボタン136を連打操作することにより、番長のキャラクタがパンダを投げ飛ばす操作結果演出が表示されている等]、
前記第一の結果表示は、前記第一の操作有効期間が開始された後で、前記長押し操作が行われた場合にも表示される場合がある表示であり[例えば、図120(n)に示すように、演出ボタン136を長押し操作することによっても、番長のキャラクタがパンダを投げ飛ばす操作結果演出が表示される等]、
前記第一の演出表示は、前記第一の操作有効期間において、前記操作手段が操作されたことに応じて表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、連打操作をしても長押し操作をしても第一の結果表示が表示される場合があるので、遊技者が操作方法を任意に選択することができる場合がある。すなわち、連打操作をしても長押し操作をしても第一の結果表示が表示されることを知っている遊技者は、長押し操作をして楽をすることができ、このことを知らない遊技者は連打操作するので、このことを知っている遊技者が少し楽をすることができる場合がある。すなわち、遊技をやりこむ要素があるので、遊技への参加を促進させることができる場合がある。
ここで、第一の結果表示は、第一の操作有効期間が開始された後で、操作手段が連打された場合にのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の操作有効期間が開始された後で、操作手段が連打された場合以外の場合にも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の結果表示は、第一の操作有効期間が開始された後で、操作手段が連打された場合に必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作有効期間が開始された後で、操作手段が連打された場合に表示されない場合があってもよい。
また、第一の結果表示は、第一の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合にのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合以外の場合にも表示される場合があるものであってもよい。また、第一の結果表示は、第一の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合に必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合に表示されない場合があってもよい。
また、第一の演出表示は、第一の操作有効期間において、操作手段が操作されたことに応じてのみ表示される場合があってもよいし、第一の操作有効期間において、操作手段が操作されたこと以外に応じて表示される場合があってもよい。また、第一の演出表示は、第一の操作有効期間において、操作手段が操作されたことに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第一の操作有効期間において、操作手段が操作されたことに応じて表示されない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、連打操作表示であり[例えば、図119(c)〜同図(m)に示すように、演出ボタン136を連打操作することにより、ミッションが達成されて大当りとなる可能性があることを示唆する「ボタン連打でパンダをすべて倒せ」という文字表示が行われ、演出ボタン136を連打して操作有効期間内にパンダを全て倒すことを促す操作促進報知画像が表示される一連の表示等]、
前記連打操作表示は、前記操作手段を連打することを促す表示であり、
前記連打操作表示が開始された後で前記第一の操作有効期間が開始されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、遊技者に連打操作表示が行われることを容易に認識できる場合がある。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の演出表示[例えば、図121(g)に示される、殿様の表示が拡大する一方で、剣豪の表示画像が縮小する表示等]であり、
前記第二の演出表示は、第二の操作有効期間[例えば、長押し用の演出における操作有効期間等]において表示される場合がある表示であり、
前記第二の操作有効期間は、前記操作手段の操作が有効となる期間であり、
前記第二の操作有効期間は、前記第一の操作有効期間とは別の期間であり、
前記第二の操作有効期間における前記長押し操作が開始されたタイミング(以下、「第三のタイミング」という。)から前記長押し操作が継続して第三の時間[例えば、長押し用の液晶コマンドを送信するまでの時間T3等]行われたことに応じて、前記第二の演出表示が表示される場合があり、
前記第二の演出表示は、前記第三のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して前記第三の時間行われないと表示されない表示である[例えば、図121(g)に示される、殿様の表示が拡大する一方で、剣豪の表示画像が縮小する表示は、演出ボタン136の操作を介してから時間T3が経過しないと表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、同じ長押し操作であっても、演出によって演出表示が表示されるタイミングが異なるので、演出表示の表示タイミングにバリエーションを持たせ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技に慣れている遊技者は、演出表示が表示されるまでの時間によって、第一の演出表示が表示されるか、第二の演出表示が表示されるかを把握することができ、操作を楽しませることができる場合がある。
ここで、第二の演出表示は、第二の操作有効期間においてのみ表示される場合がある表示であってもよいし、第二の操作有効期間以外の期間において表示される場合があってもよい。また、第二の演出表示は、第二の操作有効期間において必ず表示される場合があってもよいし、第二の操作有効期間において表示されない場合があってもよい。
また、第二の操作有効期間は、操作手段の操作のみが有効となる期間であってもよいし、操作手段の操作以外も有効となる期間であってもよい。また、操作手段の操作が必ず有効となる期間であってもよいし、操作手段の操作が有効とならない場合があってもよい。
また、第二の演出表示は、第三のタイミングから長押し操作が継続して第三の時間行われたことに応じてのみ、表示される場合があるものであってもよいし、第三のタイミングから長押し操作が継続して第三の時間行われたこと以外のことに応じて、表示される場合があってもよい。また、第二の演出表示は、第三のタイミングから長押し操作が継続して第三の時間行われたことに応じて、必ず表示されるものであってもよいし、第三のタイミングから長押し操作が継続して第三の時間行われたことに応じて、表示されない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、長押し操作表示[例えば、図121(c)〜同図(h)に示される、演出ボタン136の長押し操作を促進する操作促進報知画像の表示等]であり、
前記長押し操作表示は、前記操作手段を長押しすることを促す表示であり、
前記長押し操作表示が開始された後で前記第二の操作有効期間が開始されるように構成されている[例えば、図121(c)〜同図(d)に示すように、操作促進報知画像が表示された後で操作有効期間が開始されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、長押し操作表示を見てから第二の操作有効期間が開始されるので、長押し操作を行うことができる期間を十分に取ることができる場合がある。
ここで、第二の操作有効期間は、長押し操作表示が開始された後でのみ開始可能に構成されていてもよいし、長押し操作表示が開始された後以外でも開始可能に構成されていてもよい。また、第二の操作有効期間は、長押し操作表示が開始された後で必ず開始する構成であってもよいし、長押し操作表示が開始された後で開始しない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の結果表示[例えば、長押し操作による操作結果演出等]であり、
前記第二の結果表示は、前記第二の操作有効期間が開始された後で、前記長押し操作が行われた場合に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の結果表示は、第二の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合にのみ表示される場合があるものであってもよいし、第二の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合以外にも表示される場合があってもよい。また、第二の結果表示は、第二の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合に必ず表示されるものであってもよいし、第二の操作有効期間が開始された後で、長押し操作が行われた場合に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第一のタイミング[例えば、図117(B)におけるA1のタイミング等]となってから前記第一の時間[例えば、オート連打用の液晶コマンドを送信するまでの時間T1等]が経過する前に前記操作手段が再び操作されることに応じて、前記第一の演出表示[例えば、図120(g)に示される、連打用の演出において、演出ボタン136の操作に応じて倒すべきパンダの残り個体数が減少する演出表示等]が表示される場合があり、
前記第一のタイミングとなってから前記長押し操作が継続して行われている状態で前記第一の時間が経過するまで、前記第一の演出表示が表示されないように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の演出表示は、第一のタイミングとなってから第一の時間が経過する前に操作手段が再び操作されることに応じてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一のタイミングとなってから第一の時間が経過する前に操作手段が再び操作されること以外に応じて、表示される場合があるものであってもよい。また、第一の演出表示は、第一のタイミングとなってから第一の時間が経過する前に操作手段が再び操作されることに応じて必ず表示されるものであってもよいし、第一のタイミングとなってから第一の時間が経過する前に操作手段が再び操作されることに応じて表示しない場合があってもよい。
ここで、第一の演出表示は、第一のタイミングとなってから長押し操作が継続して行われている状態で第一の時間のみが経過するまで表示されないように構成されてもよいし、第一のタイミングとなってから長押し操作が継続して行われている状態で第一の時間以外の時間が経過した場合にも表示されないように構成されてもよい。また、第一の演出表示は、第一のタイミングとなってから長押し操作が継続して行われている状態で第一の時間が経過すると、必ず表示されるように構成されてもよいし、第一のタイミングとなってから長押し操作が継続して行われている状態で第一の時間が経過した後も表示されない場合があってもよい。
また、『 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]を備え、
前記演出制御手段は、前記長押し操作に応じて、該長押し操作に関する制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、主制御部の制御負担を軽減させることができる場合がある。
ここで、演出制御手段は、長押し操作に応じて、長押し操作に関する制御のみを実行可能なものであってもよいし、長押し操作に応じて、長押し操作に関する制御以外も実行可能なものであってもよい。また、演出制御手段は、長押し操作に応じて、長押し操作に関する制御を必ず実行するものであってもよいし、長押し操作に応じて、長押し操作に関する制御を実行しない場合があってもよい。
また、『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の操作有効期間は、前記図柄変動表示の表示中において開始される期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外も表示可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記第一の時間は、前記第二の時間よりも長い、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、意図せず第一の演出表示が表示されてしまうことを防止できる場合がある。
なお、第一の時間は、第二の時間よりも短くてもよいし、第一の時間と第二の時間とが同じであってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 遊技者による操作が可能な第一の操作手段[例えば、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e等]と、
遊技者による操作が可能な第二の操作手段[例えば、演出ボタン136等]と、
複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、音量設定表示[例えば、図111(3)や図115(e)に示される音量ゲージVG等]であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、操作結果表示[例えば、図111(12)や図112(c5)や図114(i)に示されるエフェクト表示等]であり、
前記第一の操作手段による音量設定操作[例えば、図111(4)や図115(f)に示される、左ボタン137cや右ボタン137dによる音量設定操作等]が可能に構成されており、
前記音量設定表示の表示中において、前記音量設定操作が行われることで該音量設定表示の表示態様が変化するように構成されており[例えば、図111(3)〜同図(5)や図115(e)〜同図(g)に示されるように、3段階目の表示態様の音量ゲージVGの表示中において右ボタン137dが操作されると、音量ゲージVGが3段階目の表示態様から4段階目の表示態様に変化する等]、
第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態である場合に、前記操作結果表示が表示されるように構成されており[例えば、図111(11)に示されるように、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作された状態となると、図111(12)に示すように、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側に移動するとともに、装飾図柄表示装置208では、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われる等]、
前記第一の有効期間とは、前記第一の操作手段の操作と前記第二の操作手段の操作の両方を有効とする期間[例えば、図111(9)に示されるタイミングで右ボタン137dの操作と演出ボタン136の操作をそれぞれ有効とする期間(操作有効期間)が開始される、あるいは、右ボタン137d及び演出ボタン136の両方が操作されていることを有効とする期間(操作有効期間)が開始される等]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、前記第一の有効期間の経過に応じて表示態様が変化する表示(以下、「第一の有効期間表示[例えば、図111(8)〜同図(10)に示される残時間表示バー136P2や、図112(b1)に示される残時間表示バー136P2a,136P2b等]」という。)であり、
前記第一の有効期間において、前記第一の操作手段のみが操作されても、前記第一の有効期間表示の表示態様の変化が継続するように構成されており[例えば、図112(b1)〜同図(b3)や、図113(a1)に示すように、演出ボタン136を操作せず、右ボタン137dのみが操作されても残時間表示バー136P2,136P2a,136P2bのメータは継続して減っていく等]、
前記第一の有効期間において、前記第二の操作手段のみが操作されても、前記第一の有効期間表示の表示態様の変化が継続するように構成されており[例えば、右ボタン137dを操作せず、演出ボタン136のみが操作されても残時間表示バー136P2,136P2a,136P2bのメータは継続して減っていく等]、
前記第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態となることで、前記第一の有効期間表示の表示が終了されるように構成されている[例えば、図111(10)〜同図(12)や、図112(c3)〜同図(c5)に示すように、操作有効期間において、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作されると、残時間表示バー136P2,136P2a,136P2bが消去されて演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、操作促進表示であり、
前記操作促進表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方を操作することを促す表示[例えば、図111(8)や図112(b1)や図113(1)に示される、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方を有効期間内に同時に操作された状態にすることを促す操作促進報知画像等]であり、
前記操作促進表示の表示が開始された後で、前記第一の有効期間が開始されるように構成されており[例えば、図111(8)に示される操作促進報知画像を表示した後、図111(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始される等]、
前記操作促進表示は、前記第一の操作手段を模した画像(以下、「第一の操作画像[例えば、図111(8)や図112(b1)や図113(1)に示される、右ボタン137dを模した右ボタン画像137dP1等]」という。)を含む表示であり、
前記操作促進表示は、前記第二の操作手段を模した画像(以下、「第二の操作画像[例えば、図111(8)や図112(b1)や図113(1)に示される、演出ボタン136を模した演出ボタン画像136P1等]」という。)を含む表示であり、
前記第一の操作画像に対応する前記第一の有効期間表示[例えば、図112(b1)に示される、右ボタン画像137dP1に対応して表示される残時間表示バー136P2b等]と、前記第二の操作画像に対応する前記第一の有効期間表示[例えば、図112(b1)に示される、演出ボタン画像136P1に対応して表示される残時間表示バー136P2a等]とが表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の有効期間において、前記第一の操作手段の操作中に前記第二の操作手段の操作があることで、前記第一の有効期間表示の表示が終了されるように構成されており[例えば、図112(c1)〜同図(c5)に示すように、右ボタン137dを操作した状態で演出ボタン136が操作されると、残時間表示バー136P2が消去されて演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われる等]、
前記第一の有効期間において、前記第二の操作手段の操作中に前記第二の操作手段の操作があることで、前記第一の有効期間表示の表示が終了されるように構成されている[例えば、演出ボタン136を操作した状態で右ボタン137dが操作されると、残時間表示バー136P2が消去されて演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、操作促進表示であり、
前記操作促進表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方を操作することを促す表示[例えば、図111(8)や図112(b1)や図113(1)に示される、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方を有効期間内に同時に操作された状態にすることを促す操作促進報知画像等]であり、
前記操作促進表示の表示が開始された後で、前記第一の有効期間が開始されるように構成されている[例えば、図111(8)に示される操作促進報知画像を表示した後、図111(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の有効期間は、前記図柄変動表示の実行中に開始する期間である[例えば、図111(9)〜同図(12)や、図112(c1)〜同図(c5)や、図113(a1)〜同図(a2)に示されるように、特図1あるいは特図2の変動表示中に操作有効期間が開始している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 第二の有効期間において、前記第一の操作手段が操作されたことに応じて、前記音量設定表示が表示開始されるように構成されており[例えば、図111(2)〜同図(3)に示すように、音量設定にかかる操作有効期間において右ボタン137dあるいは左ボタン137cが操作されると、音量ゲージVGが表示される等]、
前記第二の有効期間とは、前記音量設定操作を有効とする期間のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の有効期間と前記第二の有効期間は、重複しない[例えば、図111(7)〜同図(15)に示すように、ボタン操作促進表示が開始されてから、当該図柄変動表示が終了するまでは、音量ゲージVGを含む図柄変動中用設定画面の表示を禁止状態にしている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の有効期間において、前記第一の操作手段の操作中に前記第二の操作手段の操作があることで、前記操作結果表示が表示されるように構成されており[例えば、図112(c1)〜同図(c5)に示すように、右ボタン137dを操作した状態で演出ボタン136が操作されると、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われる等]、
前記第一の有効期間において、前記第二の操作手段の操作中に前記第一の操作手段の操作があることで、前記操作結果表示が表示されるように構成されている[例えば、演出ボタン136を操作した状態で右ボタン137dが操作されると、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記音量設定表示の表示中において、前記第二の操作手段が操作されている状態では、前記音量設定操作が行われても該音量設定表示の表示態様が変化しないように構成されている[例えば、図116(f)〜同図(g)に示すように、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が操作されている場合には、音量の変更は行われない等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 扉体[例えば、前面枠扉106等]を備え、
前記扉体は、前記第一の操作手段及び前記第二の操作手段が設けられたものであり、
遊技者が片手で前記第一の操作手段と前記第二の操作手段とを同時に操作することが可能に構成されている[例えば、図74に示すように、前面枠扉106に設けられた球貯留皿付扉108の上面に演出ボタン136と操作キーユニット137とが近接して設けられており、遊技者が片手で演出ボタン136と操作キーユニット137を構成する各ボタンとを操作可能となっている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]を備え、
前記演出制御手段は、前記第一の操作手段の操作があった場合に、該第一の操作手段の操作に関する制御を実行可能な手段であり[例えば、第1副制御部400及び第2副制御部500は、図90に示すように、操作キーユニット137を構成する各ボタンが操作されるとこれに応じた制御を行う等]、
前記演出制御手段は、前記第二の操作手段の操作があった場合に、該第二の操作手段の操作に関する制御を実行可能な手段である[例えば、第1副制御部400及び第2副制御部500は、図90に示すように、演出ボタン136が操作されるとこれに応じた制御を行う等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた複数の操作手段[例えば、演出ボタン136、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e、キャンセルボタン137f等]と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、演出可動体224,225、各種ランプ418等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第一の操作手段[例えば、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e、キャンセルボタン137f等]であり、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第二の操作手段[例えば、演出ボタン136等]であり、
前記第一の操作手段の操作により、遊技台に関する設定が可能に構成されており[例えば、図111(2)〜同図(3)や図127(2)〜同図(3)に示すように、図柄変動表示中に右ボタン137dを操作すると、音量ゲージVGを含む図柄変動中用設定画面が表示される、あるいは、図111(4)〜同図(5)や図127(4)〜同図(5)に示すように、図柄変動中用設定画面の表示中に右ボタン137dを操作すると、音量が1段階増加する等]、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図111(12)に示される操作結果演出等]であり、
前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、前記第一の演出が実行されることがあるように構成されており[例えば、図111(11)に示されるように、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作されると、図111(12)に示すように操作結果演出が行われる場合がある等]、
前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、前記第一の演出が実行されないように構成されている[例えば、図127(11)に示すように、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの右ボタン137dのみが操作された場合では、図127(12)に示すように、操作結果演出は行われない、あるいは、図128(11)に示すように、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの演出ボタン136のみが操作された場合では、図128(12)に示すように、操作結果演出は行われない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、演出手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段の操作のみでは第一の演出が行われないので、複雑な操作を遊技者に探しやすくすることができる場合がある。また、それにより、遊技者に達成感を付与できる場合がある。
ここで、複数の操作手段は、それぞれ遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者にも操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、複数の操作手段は、それぞれ遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作できない場合がある位置に設けられてもよい。
また、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、表示手段、音出力手段、発光手段、可動体、導光板を発光させることにより意匠を表示させるものであっても等、適宜のものが採用できる。また、表示手段と音出力手段との組み合わせや、表示手段と発光手段との組み合わせ等、演出手段は、複数の手段によって構成されたものであってもよい。
また、第一の操作手段の操作により、遊技台に関する設定のみが可能に構成されてもよいし、第一の操作手段の操作により、遊技台に関する設定以外のものも可能に構成されてもよい。また、第一の操作手段の操作により、遊技台に関する設定を必ず行うように構成されてもよいし、第一の操作手段の操作により、遊技台に関する設定が不可能な場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合にのみ、第一の演出が実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合以外の場合にも、第一の演出が実行されることがあるように構成されてもよい。また、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の演出が必ず実行されるように構成されてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の演出が実行されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の演出のみが実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の演出以外の演出も実行されることがあるように構成されてもよい。
また、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、第一の演出のみが実行されないように構成されていてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、第一の演出以外の演出も実行されないように構成されていてもよい。また、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、第一の演出が必ず実行されないように構成されていてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態となった場合に、第一の演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の演出は、第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に実行されることがあるように構成されており[例えば、図111(7)〜同図(12)に示されるように、操作有効期間内に演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作されると、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側に移動するとともに、装飾図柄表示装置208では、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われる等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第一の表示[例えば、図111(8)に示される操作促進報知画像等]であり、
前記第一の表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方を操作することを促す表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の操作手段を模した画像(以下、「第一の画像[例えば、図111(8)に示される右ボタン画像137dP1等]」という。)を含む表示であり、
前記第一の表示は、前記第二の操作手段を模した画像(以下、「第二の画像[例えば、図111(8)に示される演出ボタン画像136P1等]」という。)を含む表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の有効期間に関する有効期間表示[例えば、図111(8)に示される残時間表示バー136P2や、図129(8)に示される残時間表示バー136P2a,136P2b等]を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の有効期間を設けることにより、複数の操作手段を操作させる難易度を高めることができるため、達成感を大きくすることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合にのみ実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合以外の場合にも実行されることがあるように構成されてもよい。また、第一の演出は、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に必ず実行されるように構成されてもよいし、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に実行されないことがあるように構成されてもよい。
また、第一の演出は、第一の有効期間においてのみ、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の有効期間以外の有効期間においても、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に実行されることがあるように構成されてもよい。
また、表示手段は、第一の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第一の表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、第一の操作手段と第二の操作手段の両方を操作することのみを促す表示であってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方を操作すること以外も促す表示であってもよい。
また、第一の表示は、第一の画像と第二の画像と有効期間表示のみを含む表示であってもよいし、第一の画像と第二の画像と有効期間表示以外の表示も含む表示であってもよい。また、第一の表示は、第一の画像と第二の画像と有効期間表示を必ず含む表示であってもよいし、第一の画像と第二の画像と有効期間表示を含まない場合があってもよい。
また、『 前記第一の画像は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの該第一の操作手段のみが操作された場合では消えない画像であり[例えば、図127(11)〜同図(12)に示されるように、右ボタン画像137dP1は、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの右ボタン137dのみが操作された場合では消去されない等]、
前記第二の画像は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの該第二の操作手段のみが操作された場合では消えない画像であり[例えば、図128(11)〜同図(12)に示されるように、演出ボタン画像136P1は、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの演出ボタン136のみが操作された場合では消去されない等]、
前記第一の画像は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に消えることがある画像であり[例えば、図111(11)〜同図(12)に示されるように、右ボタン画像137dP1は、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作されると消去される等]、
前記第二の画像は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に消えることがある画像である[例えば、図111(11)〜同図(12)に示されるように、演出ボタン画像136P1は、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作されると消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段を模した第一の画像も第二の操作手段を模した第二の画像も、一方の操作手段のみが操作された場合では消えないようにすることで、有効な操作が行われていないことを報知できる。そのため、遊技者に複数の操作手段の操作を効果的に促すことができる場合がある。
ここで、第一の画像は、第一の操作手段と第二の操作手段以外の操作手段が操作された場合に消える場合があってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段以外の操作手段が操作された場合であっても消えないものであってもよい。
また、第二の画像は、第一の操作手段と第二の操作手段以外の操作手段が操作された場合に消える場合があってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段以外の操作手段が操作された場合であっても消えないものであってもよい。
また、第一の画像は、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの両方が操作されている状態となった場合にのみ消えることがあるものであってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの両方が操作されている状態となった場合以外の場合にも消えることがあるものであってもよい。また、第一の画像は、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの両方が操作されている状態となった場合に必ず消えるものであってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの両方が操作されている状態となった場合に消えない場合があってもよい。
また、第二の画像は、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの両方が操作されている状態となった場合にのみ消えることがあるものであってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの両方が操作されている状態となった場合以外の場合にも消えることがあるものであってもよい。また、第二の画像は、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの両方が操作されている状態となった場合に必ず消えるものであってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの両方が操作されている状態となった場合に消えない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示には、前記有効期間表示が一つだけ含まれており[例えば、図111(8)に示されるように、操作促進報知画像には残時間表示バー136P2が1つだけ含まれている等]、
前記有効期間表示は、前記第一の有効期間の残り期間を示唆する表示であり[例えば、残時間表示バー136P2は、操作有効期間の残時間に応じた表示態様で表示される等]、
前記有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に消えることがある表示である[例えば、図111(11)〜同図(12)に示されるように、残時間表示バー136P2は、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作されると消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に消えることがあるので、有効な操作が行われたことを認識させることができる場合がある。
ここで、有効期間表示は、第一の有効期間の残り期間のみを示唆するものであってもよいし、第一の有効期間の残り期間以外のものも示唆するものであってもよい。また、有効期間表示は、第一の有効期間の残り期間を必ず示唆するものであってもよいし、第一の有効期間の残り期間を示唆しない場合があってもよい。
また、有効期間表示は、第一の有効期間の残り期間を報知するものであってもよい。
また、有効期間表示は、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合にのみ消えることがあるものであってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合以外の場合にも消えることがあるものであってもよい。また、有効期間表示は、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に必ず消えるものであってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に消えない場合があってもよい。
また、『 前記有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作された場合では消えない表示である[例えば、図127(11)〜同図(12)や図128(11)〜同図(12)に示されるように、残時間表示バー136P2は、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの右ボタン137dのみが操作された場合や演出ボタン136のみが操作された場合では消去されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作された場合では有効期間表示が消えないので、有効な操作が行われていないことを報知でき、そのため、遊技者に第一の操作手段と第二の操作手段の操作を適切に行うことを促すことができる場合がある。
ここで、有効期間表示は、第一の操作手段と第二の操作手段以外の操作手段が操作された場合に消える場合があってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段以外の操作手段が操作された場合であっても消えないものであってもよい。
また、『 前記第一の表示には、前記有効期間表示が二つ含まれており[例えば、図129(8)に示されるように、操作促進報知画像には残時間表示バー136P2a,136P2bが2つ含まれている等]、
前記有効期間表示は、前記第一の有効期間の残り期間を示唆する表示であり[例えば、残時間表示バー136P2a,136P2bは、操作有効期間の残時間に応じた表示態様で表示される等]、
二つの前記有効期間表示(以下、「二つの有効期間表示」という。)のうちの一つは、前記第一の操作手段に対応する有効期間表示(以下、「第一の有効期間表示[例えば、図129(8)に示される、右ボタン画像137dP1に対応して表示される残時間表示バー136P2b等]」という。)であり、
前記二つの有効期間表示のうちの一つは、前記第二の操作手段に対応する有効期間表示(以下、「第二の有効期間表示[例えば、図129(8)に示される、演出ボタン画像136P1に対応して表示される残時間表示バー136P2a等]」という。)であり、
前記第一の有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に消えることがある表示であり[例えば、図129(11)〜同図(12)に示されるように、残時間表示バー136P2bは、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作されると消去される等]、
前記第二の有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に消えることがある表示である[例えば、図129(11)〜同図(12)に示されるように、残時間表示バー136P2aは、演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作されると消去される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
仮に、操作された操作手段に対応する有効期間表示のみが消えるように構成されると、適切な操作をせずにそれぞれの操作手段を操作した場合に遊技者に適切な操作が行われたと誤解を招く場合があるが、この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に第一の有効期間表示と第二の有効期間表示が消えることがあるように構成されているので、有効な操作が行われたことを認識させることができる場合がある。
ここで、第一の表示には、有効期間表示が二つのみ含まれてもよいし、三つ以上含まれてもよい。
また、有効期間表示は、第一の有効期間の残り期間のみを示唆するものであってもよいし、第一の有効期間の残り期間以外のものも示唆するものであってもよい。また、有効期間表示は、第一の有効期間の残り期間を必ず示唆するものであってもよいし、第一の有効期間の残り期間を示唆しない場合があってもよい。
また、有効期間表示は、第一の有効期間の残り期間を報知するものであってもよい。
また、第一の有効期間表示は、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合にのみ消えることがあるものであってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合以外の場合にも消えることがあるものであってもよい。また、第一の有効期間表示は、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に必ず消えるものであってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に消えない場合があってもよい。
また、第二の有効期間表示は、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合にのみ消えることがあるものであってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合以外の場合にも消えることがあるものであってもよい。また、第二の有効期間表示は、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に必ず消えるものであってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に消えない場合があってもよい。
また、『 前記第一の有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの該第一の操作手段のみが操作された場合では消えない表示であり[例えば、残時間表示バー136P2bは、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの右ボタン137dのみが操作された場合では消去されない等]、
前記第一の有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの該第二の操作手段のみが操作された場合では消えない表示であり[例えば、図130(11)〜同図(12)に示されるように、残時間表示バー136P2bは、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの演出ボタン136のみが操作された場合では消去されない等]、
前記第二の有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの該第一の操作手段のみが操作された場合では消えない表示であり[例えば、残時間表示バー136P2aは、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの右ボタン137dのみが操作された場合では消去されない等]、
前記第二の有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの該第二の操作手段のみが操作された場合では消えない表示である[例えば、図130(11)〜同図(12)に示されるように、残時間表示バー136P2aは、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの演出ボタン136のみが操作された場合では消去されない等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作された場合では第一の有効期間表示も第二の有効期間表示も消えないので、有効な操作が行われていないことを報知でき、そのため、遊技者に第一の操作手段と第二の操作手段の操作を適切に行うことを促すことができる場合がある。
ここで、第一の有効期間表示は、第一の操作手段と第二の操作手段以外の操作手段が操作された場合に消える場合があってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段以外の操作手段が操作された場合であっても消えないものであってもよい。
また、第二の有効期間表示は、第一の操作手段と第二の操作手段以外の操作手段が操作された場合に消える場合があってもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段以外の操作手段が操作された場合であっても消えないものであってもよい。
また、『 前記第一の有効期間は、前記第一の操作手段の操作と前記第二の操作手段の操作の両方を有効とする期間のことである[例えば、図111(9)に示されるタイミングで右ボタン137dの操作と演出ボタン136の操作をそれぞれ有効とする期間(操作有効期間)が開始される、あるいは、右ボタン137d及び演出ボタン136の両方が操作されていることを有効とする期間(操作有効期間)が開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の有効期間は、第一の操作手段の操作と第二の操作手段の操作の両方のみを有効とする期間であってもよいし、第一の操作手段の操作と第二の操作手段の操作の両方以外の操作手段の操作も有効とする期間であってもよい。また、第一の有効期間は、第一の操作手段の操作と第二の操作手段の操作の両方を必ず有効とする期間であってもよいし、第一の操作手段の操作と第二の操作手段の操作の両方を有効としない場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示の表示が開始された後で、前記第一の有効期間が開始されるように構成されている[例えば、図127(8)に示される操作促進報知画像を表示した後、図127(9)に示されるタイミングで操作有効期間が開始される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の有効期間が開始されることが認識しやすくなる場合がある。
ここで、第一の表示の表示が開始された後で、第一の有効期間のみが開始されるように構成されてもよいし、第一の表示の表示が開始された後で、第一の有効期間以外の有効期間も開始されるように構成されてもよい。また、第一の表示の表示が開始された後で、第一の有効期間が必ず開始されるように構成されてもよいし、第一の表示の表示が開始された後で、第一の有効期間が開始されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の表示の表示が開始された後でのみ、第一の有効期間が開始されるように構成されてもよいし、第一の表示の表示が開始された後以外でも、第一の有効期間が開始されるように構成されてもよい。
また、『 「遊技台に関する設定」とは、「省電力モード[例えば、エコモード等]を実行するための設定」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 「遊技台に関する設定」とは、「時刻設定」のことである、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の演出は、前記図柄変動表示の実行中に実行が開始されることがある演出である[例えば、図111(12)に示されるように、特図1あるいは特図2の変動表示中に操作結果演出が開始している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示中に第一の演出が行われるので、例えば、予告演出に適用することができ、大当りへの期待感をより高めることができる場合がある。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、図柄変動表示の実行中にのみ実行が開始されることがあるものであってもよいし、図柄変動表示の実行中以外にも実行が開始されることがあるものであってもよい。また、第一の演出は、図柄変動表示の実行中に必ず実行が開始されるものであってもよいし、図柄変動表示の実行中に実行が開始されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の操作手段は、ボタンであり、
前記第二の操作手段は、ボタンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段の操作性を向上させることができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた複数の操作手段[例えば、演出ボタン136、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e、キャンセルボタン137f等]を備えた遊技台であって、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第一の操作手段[例えば、演出ボタン136等]であり、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第二の操作手段[例えば、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e、キャンセルボタン137f等]であり、 複数種類の報知を実行可能に構成されており、
前記複数種類の報知のうちの一つは、第一の報知[例えば、図111(12)に示される操作結果演出等]であり、
前記複数種類の報知のうちの一つは、第二の報知[例えば、図111(5)に示される図柄変動中設定画面の消去、あるいは、図107(i)に示されるリーチ状態突入予告画像2071等]であり、
第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、前記第一の報知が実行されることがあるように構成されており[例えば、図111(11)に示されるように、操作有効期間において、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作されると、図111(12)に示される操作結果演出が行われる場合がある等]、
前記第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、前記第一の報知が実行されないように構成されており[例えば、図127(11)に示すように、操作有効期間において、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの右ボタン137dのみが操作された場合では、図127(12)に示すように、操作結果演出は行われない、あるいは、図128(11)に示すように、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの演出ボタン136のみが操作された場合では、図128(12)に示すように、操作結果演出は行われない等]、
第二の有効期間において、前記第一の操作手段が操作された場合に、前記第二の報知が実行されることがあるように構成されており[例えば、図111(5)に示される図柄変動中設定画面の表示中に演出ボタン136が操作されると、音量を設定された値に確定し、図柄変動中用設定画面が消去される場合がある、あるいは、図107(i)に示されるように、操作有効期間において、演出ボタン136が操作されると、図107(j)に示されるリーチ状態突入予告画像2071が表示される場合がある等]、
前記第一の有効期間と前記第二の有効期間は、異なる期間である[例えば、図111(7)〜同図(15)に示すように、ボタン操作促進表示が開始されてから、当該図柄変動表示が終了するまでは、音量ゲージVGを含む図柄変動中用設定画面の表示を禁止状態にしている、あるいは、図107(g)〜同図(j)に示される操作有効期間と、図111(7)〜同図(12)に示される操作有効期間は異なる期間である等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、操作手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、操作手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段の操作のみでは第一の報知が実行されないので、複雑な操作を遊技者に探しやすくすることができる場合がある。また、それにより、遊技者に達成感を付与できる場合がある。
ここで、複数の操作手段は、それぞれ遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者にも操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、複数の操作手段は、それぞれ遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作できない場合がある位置に設けられてもよい。
また、複数種類の報知のみを実行可能に構成されてもよいし、複数種類の報知を必ず実行するように構成されてもよいし、複数種類の報知を実行しない場合があってもよい。
また、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合にのみ、第一の報知が実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合以外の場合にも、第一の報知が実行されることがあるように構成されてもよい。また、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の報知が必ず実行されるように構成されてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の報知が実行されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の報知のみが実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の報知以外の報知も実行されることがあるように構成されてもよい。
また、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、第一の演出のみが実行されないように構成されていてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、第一の演出以外の演出も実行されないように構成されていてもよい。また、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、第一の演出が必ず実行されないように構成されていてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態となった場合に、第一の演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、第二の有効期間において、第一の操作手段が操作された場合にのみ、第二の報知が実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の操作手段が操作された場合以外の場合にも、第二の報知が実行されることがあるように構成されてもよい。また、第二の有効期間において、第一の操作手段が操作された場合に、第二の報知が必ず実行されるように構成されてもよいし、第一の操作手段が操作された場合に、第二の報知が実行されない場合があるように構成されてもよい。
また、『 複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、演出可動体224,225、各種ランプ418等]を備え、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図111(12)に示される操作結果演出等]であり、
前記第一の報知とは、前記第一の演出のことであり、
前記第二の報知とは、設定操作の結果の報知[例えば、図111(5)に示される図柄変動中設定画面の表示中に演出ボタン136が操作されると、音量を設定された値に確定し、図柄変動中用設定画面が消去される等]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段を異なる用途として活用できる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、『 複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、演出可動体224,225、各種ランプ418等]を備え、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図111(12)に示される操作結果演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、図107(i)に示されるリーチ状態突入予告画像2071等]であり、
前記第一の演出と前記第二の演出は、異なる演出であり、
前記第一の報知とは、前記第一の演出のことであり、
前記第二の報知とは、前記第二の演出のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段を異なる演出で共用することができる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、『 前記第一の操作手段は、複数の状態に変化可能な操作手段であり、
前記第一の有効期間における前記第一の操作手段の状態と前記第二の有効期間における該第一の操作手段の状態が異なる場合がある[例えば、図137(n)に示されるように、第一の有効期間では、演出ボタン136は、チャンスボタンランプ138により赤色で点灯するとともに振動する一方、図137(d)に示されるように、第二の有効期間では、演出ボタン136は、チャンスボタンランプ138により赤色で点灯するとともに、振動等の動作が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段の状態の相違により、第一の有効期間と第二の有効期間における必要操作の違いを認識できる場合がある。
ここで、第一の操作手段は、複数の状態にのみ変化可能なものであってもよいし、複数の状態以外の状態にも変化可能なものであってもよい。また、第一の操作手段は、複数の状態に必ず変化するものであってもよいし、複数の状態に変化しない場合があってもよい。
また、第一の有効期間における第一の操作手段の状態と第二の有効期間における第一の操作手段の状態のみが異なる場合があってもよいし、第一の有効期間における第一の操作手段の状態と第二の有効期間における第一の操作手段の状態以外の状態も異なる場合があってもよい。また、第一の有効期間における第一の操作手段の状態と第二の有効期間における第一の操作手段の状態が必ず異なってもよいし、第一の有効期間における第一の操作手段の状態と第二の有効期間における第一の操作手段の状態が異ならない場合があってもよい。
また、『 前記複数の状態のうちの一つは、第一の状態[例えば、図137(n)に示されるように、演出ボタン136がチャンスボタンランプ138により赤色で点灯するとともに振動している状態等]であり、
前記複数の状態のうちの一つは、第二の状態[例えば、図137(d)に示されるように、演出ボタン136がチャンスボタンランプ138により赤色で点灯するとともに、振動等の動作が行われていない状態等]であり、
前記第一の状態と前記第二の状態は、異なる状態であり、
前記第一の操作手段は、前記第一の有効期間において前記第二の状態よりも前記第一の状態となりやすい操作手段であり[例えば、図137(n)に示されるように、第一の有効期間では、演出ボタン136は、チャンスボタンランプ138により赤色で点灯するとともに振動する等]、
前記第一の操作手段は、前記第二の有効期間において前記第一の状態よりも前記第二の状態となりやすい操作手段である[例えば、図137(d)に示されるように、第二の有効期間では、演出ボタン136は、チャンスボタンランプ138により赤色で点灯するとともに、振動等の動作が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段が振動することにより、複数の操作手段の操作の必要性を認識させることができる場合がある。
ここで、第一の操作手段は、第一の有効期間において第一の状態となる場合があってもよいし、第二の状態となる場合があってもよい。また、第一の操作手段は、第二の有効期間において第一の状態となる場合があってもよいし、第二の状態となる場合があってもよい。また、第一の操作手段は、第一の有効期間において、必ず第一の状態となるようにしてもよいし、必ず第二の状態とならないようにしてもよい。また、第一の操作手段は、第二の有効期間において、必ず第二の状態となるようにしてもよいし、必ず第一の状態とならないようにしてもよい。
また、『 複数の発光手段[例えば、各種ランプ418等]を備え、
前記複数の発光手段のうちの一つは、第一の発光手段[例えば、チャンスボタンランプ138等]であり、
前記第一の発光手段は、前記第一の操作手段に設けられた発光手段であり、
前記第一の発光手段は、複数種類の発光パターンで発光可能な発光手段であり、
前記複数種類の発光パターンのうちの一つは、第一の発光パターン[例えば、図140(11)に示されるように、チャンスボタンランプ138が赤色で点滅する態様で発光する発光パターン等]であり、
前記複数種類の発光パターンのうちの一つは、第二の発光パターン[例えば、図140(4)に示されるように、チャンスボタンランプ138が青色で点灯する態様で発光する発光パターン等]であり、
前記第一の発光パターンと前記第二の発光パターンは、異なる発光パターンであり、
前記第一の状態は、前記第一の発光手段が前記第一の発光パターンで発光する状態であり、
前記第二の状態は、前記第一の発光手段が前記第二の発光パターンで発光する状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段の発光パターンにより、複数の操作手段の操作の必要性を認識させることができる場合がある。
ここで、第一の発光手段は、複数種類の発光パターンでのみ発光可能なものであってもよいし、複数種類の発光パターン以外の発光パターンでも発光可能なものであってもよい。また、第一の発光手段は、複数種類の発光パターンで必ず発光するものであってもよいし、複数種類の発光パターンで発光しない場合があってもよい。
また、『 前記第一の操作手段は、少なくとも一部が振動可能に構成された操作手段であり、
前記第一の状態は、前記第一の操作手段の少なくとも一部が振動している状態であり[例えば、図137(n)に示されるように、演出ボタン136が振動している状態等]、
前記第二の状態は、前記第一の操作手段が振動してしない状態[例えば、図137(d)に示されるように、演出ボタン136が振動していない状態等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段の振動により、複数の操作手段の操作の必要性を認識させることができる場合がある。
ここで、第一の操作手段は、一部が振動可能に構成されたものであってもよいし、全部が振動可能に構成されたものであってもよい。また、第一の操作手段は、少なくとも一部のみが振動可能に構成されたものであってもよいし、少なくとも一部以外の部分も振動可能に構成されたものであってもよい。また、第一の操作手段は、少なくとも一部が必ず振動するように構成されたものであってもよいし、少なくとも一部が振動しない場合があってもよい。
また、『 前記第一の操作手段は、少なくとも一部が回転可能に構成された操作手段であり、
前記第一の状態は、前記第一の操作手段の少なくとも一部が回転している状態であり、
前記第二の状態は、前記第一の操作手段が回転していない状態である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段の回転により、複数の操作手段の操作の必要性を認識させることができる場合がある。
ここで、第一の操作手段は、一部が回転可能に構成されたものであってもよいし、全部が回転可能に構成されたものであってもよい。また、第一の操作手段は、少なくとも一部のみが回転可能に構成されたものであってもよいし、少なくとも一部以外の部分も回転可能に構成されたものであってもよい。また、第一の操作手段は、少なくとも一部が必ず回転するように構成されたものであってもよいし、少なくとも一部が回転しない場合があってもよい。
また、『 図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の有効期間は、前記図柄変動表示の実行中に開始されることがある期間であり[例えば、図137(m)に示されるように、特図1あるいは特図2の変動表示中に第一の有効期間が開始している等]、
前記第一の有効期間において、前記第一の操作手段が前記第一の状態とならない場合よりも前記第一の状態となる場合の方が前記図柄変動表示で大当り図柄が確定表示されやすい[例えば、図137(m)に示されるように、第一の有効期間において、演出ボタン136が振動すると、大当り図柄が確定表示されやすい等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作による演出に加えて、一方の操作手段そのもので予告を行うことができるので、操作手段の演出の幅が広がる場合がある。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第一の有効期間は、図柄変動表示の実行中にのみ開始されることがあるものであってもよいし、図柄変動表示の実行中以外においても開始されることがあるものであってもよい。また、第一の有効期間は、図柄変動表示の実行中に必ず開始されるものであってもよいし、図柄変動表示の実行中に開始されない場合があってもよい。
また、第一の有効期間において、第一の操作手段が第一の状態となる場合にのみ図柄変動表示で大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよいし、第一の有効期間において、第一の操作手段が第一の状態となる場合以外の場合にも図柄変動表示で大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。また、第一の有効期間において、第一の操作手段が第一の状態となる場合に必ず図柄変動表示で大当り図柄が確定表示されるようにしてもよいし、第一の有効期間において、第一の操作手段が第一の状態となる場合に図柄変動表示で大当り図柄が確定表示されない場合があるようにしてもよい。
また、第一の有効期間においてのみ、第一の操作手段が第一の状態とならない場合よりも第一の状態となる場合の方が図柄変動表示で大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよいし、第一の有効期間以外の期間においても、第一の操作手段が第一の状態とならない場合よりも第一の状態となる場合の方が図柄変動表示で大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。
また、第一の有効期間において、第一の操作手段が必ず第一の状態となるようにしてもよいし、第一の操作手段が第一の状態とならない場合があるようにしてもよい。
また、第一の有効期間において第一の操作手段が第二の状態となる場合があり、第一の有効期間において、第一の意操作手段が第二の状態となる場合よりも第一の状態となる場合の方が図柄変動表示で大当り図柄が確定表示されやすいようにしてもよい。
また、『 遊技者が操作可能な位置に設けられた複数の操作手段[例えば、演出ボタン136、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e、キャンセルボタン137f等]を備えた遊技台であって、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第一の操作手段[例えば、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e、キャンセルボタン137f等]であり、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第二の操作手段[例えば、演出ボタン136等]であり、
複数種類の報知を実行可能に構成されており、
前記複数種類の報知のうちの一つは、第一の報知[例えば、図111(12)に示される操作結果演出等]であり、
前記複数種類の報知のうちの一つは、第二の報知[例えば、図111(5)に示される図柄変動中設定画面の消去、あるいは、図107(i)に示されるリーチ状態突入予告画像2071等]であり、
第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、前記第一の報知が実行されることがあるように構成されており[例えば、図111(11)に示されるように、操作有効期間において、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作されると、図111(12)に示される操作結果演出が行われる場合がある等]、
前記第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、前記第一の報知が実行されないように構成されており[例えば、図127(11)に示すように、操作有効期間において、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの右ボタン137dのみが操作された場合では、図127(12)に示すように、操作結果演出は行われない、あるいは、図128(11)に示すように、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの演出ボタン136のみが操作された場合では、図128(12)に示すように、操作結果演出は行われない等]、
第二の有効期間において、前記第一の操作手段が操作された場合に、前記第二の報知が実行されることがあるように構成されており[例えば、図111(5)に示される図柄変動中設定画面の表示中に演出ボタン136が操作されると、音量を設定された値に確定し、図柄変動中用設定画面が消去される場合がある、あるいは、図107(i)に示されるように、操作有効期間において、演出ボタン136が操作されると、図107(j)に示されるリーチ状態突入予告画像2071が表示される場合がある等]、
前記第一の有効期間と前記第二の有効期間は、異なる期間であり[例えば、図111(7)〜同図(15)に示すように、ボタン操作促進表示が開始されてから、当該図柄変動表示が終了するまでは、音量ゲージVGを含む図柄変動中用設定画面の表示を禁止状態にしている、あるいは、図107(g)〜同図(j)に示される操作有効期間と、図111(7)〜同図(12)に示される操作有効期間は異なる期間である等]、
前記第一の有効期間における前記第二の操作手段の状態と前記第二の有効期間における該第二の操作手段の状態が異なる場合がある[例えば、図137(n)に示されるように、第一の有効期間では、演出ボタン136は、チャンスボタンランプ138により赤色で点灯するとともに振動する一方、図137(d)に示されるように、第二の有効期間では、演出ボタン136は、チャンスボタンランプ138により赤色で点灯するとともに、振動等の動作が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
従来の遊技台によれば、操作手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、操作手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段の操作のみでは第一の報知が実行されないので、複雑な操作を遊技者に探しやすくすることができる場合がある。また、それにより、遊技者に達成感を付与できる場合がある。
また、この遊技台によれば、第二の操作手段の状態の相違により、第一の有効期間と第二の有効期間における必要操作の違いを認識できる場合がある。
ここで、複数の操作手段は、それぞれ遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者にも操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、複数の操作手段は、それぞれ遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作できない場合がある位置に設けられてもよい。
また、複数種類の報知のみを実行可能に構成されてもよいし、複数種類の報知を必ず実行するように構成されてもよいし、複数種類の報知を実行しない場合があってもよい。
また、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合にのみ、第一の報知が実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合以外の場合にも、第一の報知が実行されることがあるように構成されてもよい。また、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の報知が必ず実行されるように構成されてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の報知が実行されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の報知のみが実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の報知以外の報知も実行されることがあるように構成されてもよい。
また、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、第一の演出のみが実行されないように構成されていてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、第一の演出以外の演出も実行されないように構成されていてもよい。また、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、第一の演出が必ず実行されないように構成されていてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態となった場合に、第一の演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、第二の有効期間において、第一の操作手段が操作された場合にのみ、第二の報知が実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の操作手段が操作された場合以外の場合にも、第二の報知が実行されることがあるように構成されてもよい。また、第二の有効期間において、第一の操作手段が操作された場合に、第二の報知が必ず実行されるように構成されてもよいし、第一の操作手段が操作された場合に、第二の報知が実行されない場合があるように構成されてもよい。
また、第二の操作手段は、複数の状態にのみ変化可能なものであってもよいし、複数の状態以外の状態にも変化可能なものであってもよい。また、第二の操作手段は、複数の状態に必ず変化するものであってもよいし、複数の状態に変化しない場合があってもよい。
また、第一の有効期間における第二の操作手段の状態と第二の有効期間における第二の操作手段の状態のみが異なる場合があってもよいし、第一の有効期間における第二の操作手段の状態と第二の有効期間における第二の操作手段の状態以外の状態も異なる場合があってもよい。また、第一の有効期間における第二の操作手段の状態と第二の有効期間における第二の操作手段の状態が必ず異なってもよいし、第一の有効期間における第二の操作手段の状態と第二の有効期間における第二の操作手段の状態が異ならない場合があってもよい。
また、『 前記第一の有効期間は、前記第一の操作手段の操作と前記第二の操作手段の操作の両方を有効とする期間[例えば、図111(9)に示されるタイミングで右ボタン137dの操作と演出ボタン136の操作をそれぞれ有効とする期間(操作有効期間)が開始される、あるいは、右ボタン137d及び演出ボタン136の両方が操作されていることを有効とする期間(操作有効期間)が開始される等]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の有効期間は、第一の操作手段の操作と第二の操作手段の操作の両方のみを有効とする期間であってもよいし、第一の操作手段の操作と第二の操作手段の操作の両方以外の操作手段の操作も有効とする期間であってもよい。また、第一の有効期間は、第一の操作手段の操作と第二の操作手段の操作の両方を必ず有効とする期間であってもよいし、第一の操作手段の操作と第二の操作手段の操作の両方を有効としない場合があってもよい。
また、『 前記第一の操作手段は、ボタンであり、
前記第二の操作手段は、ボタンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段の操作性を向上させることができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 遊技者が操作可能な位置に設けられた複数の操作手段[例えば、演出ボタン136、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e、キャンセルボタン137f等]と、
複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、演出可動体224,225、各種ランプ418等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第一の操作手段[例えば、上ボタン137a、下ボタン137b、左ボタン137c、右ボタン137d、決定ボタン137e、キャンセルボタン137f等]であり、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第二の操作手段[例えば、演出ボタン136等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図129(12)に示される操作結果演出等]であり、
前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、前記第一の演出が実行されることがあるように構成されており[例えば、図129(11)に示されるように、演出ボタン136及び右ボタン137dの両方が同時に操作されると、図129(12)に示すように操作結果演出が行われる場合がある等]、
前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、前記第一の演出が実行されないように構成されている[例えば、図127(11)に示すように、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの右ボタン137dのみが操作された場合では、図127(12)に示すように、操作結果演出は行われない、あるいは、図128(11)や図130(11)に示すように、演出ボタン136と右ボタン137dのうちの演出ボタン136のみが操作された場合では、図128(12)や図130(12)に示すように、操作結果演出は行われない、あるいは、図131(11´´)や図131(11´´´)に示すように、右ボタン137dではなく上ボタン137aと演出ボタン136の両方が同時に操作されると、図130(12)に示される操作結果演出と異なる演出(図131(12´´)に示される第二の操作結果演出や、図131(12´´´)に示される操作結果演出)が行われる場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、演出手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、演出手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段の操作のみでは第一の演出が行われないので、複雑な操作を遊技者に探しやすくすることができる場合がある。また、それにより、遊技者に達成感を付与できる場合がある。
ここで、複数の操作手段は、それぞれ遊技者のみが操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者以外の者にも操作可能な位置に設けられたものであってもよい。また、複数の操作手段は、それぞれ遊技者が必ず操作可能な位置に設けられたものであってもよいし、遊技者が操作できない場合がある位置に設けられてもよい。
また、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、表示手段、音出力手段、発光手段、可動体、導光板を発光させることにより意匠を表示させるものであっても等、適宜のものが採用できる。また、表示手段と音出力手段との組み合わせや、表示手段と発光手段との組み合わせ等、演出手段は、複数の手段によって構成されたものであってもよい。
また、演出手段は、第一の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合にのみ、第一の演出が実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合以外の場合にも、第一の演出が実行されることがあるように構成されてもよい。また、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の演出が必ず実行されるように構成されてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の演出が実行されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の演出のみが実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の演出以外の演出も実行されることがあるように構成されてもよい。
また、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、第一の演出のみが実行されないように構成されていてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、第一の演出以外の演出も実行されないように構成されていてもよい。また、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態では、第一の演出が必ず実行されないように構成されていてもよいし、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態となった場合に、第一の演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、『 前記複数種類の演出のうちの一つは、第三の演出[例えば、図131(12´´)に示される第二の操作結果演出や図131(12´´´)に示される操作結果演出等]であり、
前記第一の演出と前記第三の演出は、異なる演出であり、
第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、前記第一の演出が実行されることがあるように構成されており[例えば、図129(7)〜同図(12)に示されるように、操作有効期間内に演出ボタン136と右ボタン137dの両方が操作されると、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側に移動するとともに、装飾図柄表示装置208では、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われ、さらに、スピーカ120から確定音が出力される等]、
前記第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作された場合に前記第三の演出が実行されることがあるように構成されている[例えば、図131(11´´)や図131(11´´´)に示すように、右ボタン137dではなく上ボタン137aと演出ボタン136の両方が同時に操作されると、図130(12)に示される操作結果演出と異なる演出(図131(12´´)に示される第二の操作結果演出や、図131(12´´´)に示される操作結果演出)が行われる場合がある、あるいは、図129(11)において、演出ボタン136と右ボタン137dのうちのいずれか一方の操作で第一の操作結果演出とは別の第二の操作結果演出が行われる場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段の同時操作に失敗した場合(一方の操作手段のみ操作が行われた場合)に第一の演出とは異なる第三の演出が行われるので、第一の演出が行われた場合に遊技者の達成感を付与できる場合がある。
また、この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段の同時操作に失敗した場合であっても、別の演出(第三の演出)の実行により遊技者の不満を緩和できる場合がある。
ここで、演出手段は、第三の演出のみ実行可能なものであってもよいし、第三の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第三の演出を必ず実行するものであってもよいし、第三の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合にのみ、第一の演出が実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合以外の場合にも、第一の演出が実行されることがあるように構成されてもよい。また、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の演出が必ず実行されるように構成されてもよいし、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の演出が実行されない場合があるように構成されてもよい。
また、第一の有効期間においてのみ、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の演出が実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の有効期間以外の期間においても、第一の操作手段と第二の操作手段の両方が操作されている状態となった場合に、第一の演出が実行されることがあるように構成されてもよい。
また、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作された場合にのみ第三の演出が実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作された場合以外にも第三の演出が実行されることがあるように構成されてもよい。また、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作された場合に必ず第三の演出が実行されるように構成されてもよいし、第一の有効期間において、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作された場合に第三の演出が実行されないことがあるように構成されてもよい。
また、第一の有効期間においてのみ、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作された場合に第三の演出が実行されることがあるように構成されてもよいし、第一の有効期間以外の期間においても、第一の操作手段と第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作された場合に第三の演出が実行されることがあるように構成されてもよい。
また、『 前記演出手段は、第一の演出手段[例えば、演出可動体225、装飾図柄表示装置208等]と第二の演出手段[例えば、スピーカ120、演出可動体225等]を含んで構成された手段であり、
前記第一の演出手段と前記第二の演出手段は、異なる演出手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の演出手段と前記第二の演出手段の両方を用いて実行される演出であり[例えば、図129(12)に示すように、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側に移動し、スピーカ120から確定音が出力される、あるいは、図129(12)に示すように、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側に移動し、装飾図柄表示装置208では、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われる等]、
前記第三の演出は、前記第一の演出手段と前記第二の演出手段のうちのいずれか一方の演出手段を用いて実行される演出である[例えば、図131(12´´´)に示すように、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側に移動するが、スピーカ120から確定音の出力はない、あるいは、図131(12´´)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央に「激アツ」という文字表示がなされるとともに、その周囲に10体のパンダがその文字表示を囲むように配列する表示を含む操作結果表示が行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出を第三の演出よりも派手な演出として実行することができる場合があり、遊技者の第一の操作手段と第二の操作手段の両方の同時操作に対する達成感を向上させることができる場合がある。
ここで、演出手段は、第一の演出手段と第二の演出手段のみを含んで構成されたものであってもよいし、第一の演出手段と第二の演出手段以外の演出手段も含んで構成されたものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出手段と第二の演出手段を必ず含んで構成されたものであってもよいし、第一の演出手段と第二の演出手段の少なくともいずれか一方を含まない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の演出手段と第二の演出手段の両方を用いてのみ実行されるものであってもよいし、第一の演出手段と第二の演出手段以外の演出手段も用いて実行されるものであってもよい。また、第一の演出は、第一の演出手段と第二の演出手段の両方を用いて必ず実行されるものであってもよいし、第一の演出手段と第二の演出手段の両方を用いて実行されない場合があってもよい。
また、第三の演出は、第一の演出手段と第二の演出手段のうちのいずれか一方の演出手段のみを用いて実行されるものであってもよいし、第一の演出手段と第二の演出手段のうちのいずれか一方の演出手段以外の演出手段も用いて実行されるものであってもよい。また、第三の演出は、第一の演出手段と第二の演出手段のうちのいずれか一方の演出手段を必ず用いて実行されるものであってもよいし、第一の演出手段と第二の演出手段のうちのいずれか一方の演出手段を用いずに実行される場合があってもよい。
また、『 前記第一の演出手段は、表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記第二の演出手段は、可動手段[例えば、演出可動体225等]であり、
前記可動手段は、複数種類の可動演出を実行可能な手段であり、
前記複数種類の可動演出のうちの一つは、第一の可動演出であり、
前記第一の可動演出は、前記表示手段の表示領域の前方に前記可動手段の少なくとも一部がオーバーラップする位置に移動する可動演出[例えば、演出可動体225が、装飾図柄表示装置208の上方から装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側に移動する演出等]であり、
前記第三の演出は、前記第二の演出手段を用いることなく実行される演出であり[例えば、図131(12´´)に示すように、演出可動体225は動作せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央に「激アツ」という文字表示がなされるとともに、その周囲に10体のパンダがその文字表示を囲むように配列する表示を含む操作結果表示が行われる等]、
前記第一の演出は、前記第一の可動演出を含む演出であり[例えば、図129(12)に示すように、演出可動体225が装飾図柄表示装置208の表示画面の前面側に移動し、装飾図柄表示装置208では、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示が行われる等]、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の可動演出に関連する表示[例えば、図129(12)に示される、演出可動体225が光っているようなエフェクト表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の表示を含む演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段の同時操作に成功した場合にだけ第一の可動演出が行われるので、遊技者に達成感を付与することができる場合がある。
ここで、可動手段は、複数種類の可動演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の可動演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、可動手段は、複数種類の可動演出を必ず実行するものであってもよいし、復薄酒類の可動演出を実行しない場合があってもよい。
また、可動手段は、第一の可動演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の可動演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、可動演出は、第一の可動演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の可動演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の可動演出は、表示手段の表示領域の前方に可動手段の少なくとも一部がオーバーラップする位置にのみ移動するものであってもよいし、表示手段の表示領域いの前方に可動手段の少なくとも一部がオーバーラップする位置以外に位置にも移動するものであってもよい。また、第一の可動演出は、表示手段の表示領域の前方に可動手段の少なくとも一部がオーバーラップする位置に必ず移動するものであってもよいし、表示手段の表示領域の前方に可動手段の少なくとも一部がオーバーラップする位置に移動しない場合があってもよい。
また、第三の演出は、第二の演出手段のみを用いることなく実行されるものであってもよいし、第二の演出手段以外の演出手段も用いることなく実行されるものであってもよい。また、第三の演出は、第二の演出手段を必ず用いることなく実行されるものであってもよいし、第二の演出手段を用いて実行される場合があってもよい。
また、第一の演出は、第一の可動演出のみを含むものであってもよいし、第一の可動演出以外の演出も含むものであってもよい。また、第一の演出は、第一の可動演出を必ず含むものであってもよいし、第一の可動演出を含まない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第二の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第二の表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示は、第一の可動演出にのみ関連する表示であってもよいし、第一の可動演出以外にも関連する表示であってもよい。また、第二の表示は、第一の可動演出に必ず関連する表示であってもよいし、第一の可動演出に関連しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、第二の表示のみを含むものであってもよいし、第二の表示以外の表示も含むものであってもよい。また、第一の演出は、第二の表示を必ず含むものであってもよいし、第二の表示を含まない場合があってもよい。
また、『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の表示[例えば、図141(8)に示される操作促進報知画像等]であり、
前記第三の表示は、前記第一の操作手段を模した画像を含まない表示であり[例えば、図141(8)に示される操作促進報知画像では、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1のうちの右ボタン画像137dP1が含まれていない等]、
前記第三の表示は、前記第二の操作手段を模した画像を含む表示であり[例えば、図141(8)に示される操作促進報知画像では、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1のうちの演出ボタン画像136P1は含まれている等]、
前記第三の表示は、前記第一の有効期間において表示される場合がある表示である[例えば、図141(8)に示される操作促進報知画像は、操作有効期間において表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の有効期間に第一の操作手段を模した画像を表示しないことで、第一の操作手段と第二の操作手段の同時操作を隠しコマンドとして機能させることができる場合があり、第一の演出の出現に希少価値を持たせることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第三の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第三の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第三の表示を必ず表示するものであってもよいし、第三の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第三の表示は、第一の操作手段を模した画像のみを含まないものであってもよいし、第一の操作手段を模した画像以外の画像も含まないものであってもよい。また、第三の表示は、第一の操作手段を模した画像を必ず含まないものであってもよいし、第一の操作手段を模した画像を含む場合があってもよい。
また、第三の表示は、第二の操作手段を模した画像のみを含むものであってもよいし、第二の操作手段を模した画像以外の画像も含むものであってもよい。また、第三の表示は、第二の操作手段を模した画像を必ず含むものであってもよいし、第二の操作手段を模した画像を含まない場合があってもよい。
また、第三の表示は、第一の有効期間においてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の有効期間以外の期間においても表示される場合があるものであってもよい。また、第三の表示は、第一の有効期間において必ず表示されるものであってもよいし、第一の有効期間において表示されない場合があってもよい。
また、第三の表示は、第一の有効期間において表示される場合しかないものであってもよい。
また、『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第四の表示[例えば、図142(8)に示される操作促進報知画像等]であり、
前記第四の表示は、前記第一の操作手段を模した画像を含まない表示であり[例えば、図142(8)に示される操作促進報知画像では、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1のうちの右ボタン画像137dP1が含まれていない等]、
前記第四の表示は、前記第二の操作手段を模した画像を含まない表示であり[例えば、図142(8)に示される操作促進報知画像では、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1のうちの演出ボタン画像136P1が含まれていない等]、
前記第四の表示は、前記第一の有効期間に関する表示を含む表示であり[例えば、図142(8)に示される操作促進報知画像では、残時間表示バー136P2が含まれている等]、
前記第四の表示は、前記第一の有効期間において表示される場合がある表示である[例えば、図142(8)に示される操作促進報知画像は、操作有効期間において表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の有効期間に関する表示のみ表示される場合があり、第一の演出を見るために第一の有効期間中に遊技者にいろいろな操作を行わせることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、第一の有効期間に関する表示により隠しボタン演出であることを報知できる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第四の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第四の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第四の表示を必ず表示するものであってもよいし、第四の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第四の表示は、第一の操作手段を模した画像のみを含まないものであってもよいし、第一の操作手段を模した画像以外の画像も含まないものであってもよい。また、第四の表示は、第一の操作手段を模した画像を必ず含まないものであってもよいし、第一の操作手段を模した画像を含む場合があってもよい。
また、第四の表示は、第二の操作手段を模した画像のみを含まないものであってもよいし、第二の操作手段を模した画像以外の画像も含まないものであってもよい。また、第四の表示は、第二の操作手段を模した画像を必ず含まないものであってもよいし、第二の操作手段を模した画像を含む場合があってもよい。
また、第四の表示は、第一の有効期間に関する表示のみを含むものであってもよいし、第一の有効期間に関する表示以外の表示も含むものであってもよい。また、第四の表示は、第一の有効期間に関する表示を必ず含むものであってもよいし、第一の有効期間に関する表示を含まない場合があってもよい。
また、第四の表示は、第一の有効期間においてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の有効期間以外の期間においても表示される場合があるものであってもよい。また、第四の表示は、第一の有効期間において必ず表示されるものであってもよいし、第一の有効期間において表示されない場合があってもよい。
また、第四の表示は、第一の有効期間において表示される場合しかないものであってもよい。
また、『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記複数種類の表示のうちの一つは、第五の表示[例えば、図143(8B)に示される操作促進報知画像等]であり、
前記第五の表示は、前記第一の操作手段を模した画像を含まない表示であり[例えば、図143(8B)に示される操作促進報知画像では、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1のうちの右ボタン画像137dP1が含まれていない等]、
前記第五の表示は、前記第二の操作手段を模した画像を含まない表示であり[例えば、図143(8B)に示される操作促進報知画像では、演出ボタン画像136P1と右ボタン画像137dP1のうちの演出ボタン画像136P1が含まれていない等]、
前記第五の表示は、前記第一の有効期間に関する表示を含まない表示であり[例えば、図143(8B)に示される操作促進報知画像では、残時間表示バーが含まれていない等]、
前記第五の表示は、前記第一の有効期間において表示される場合がある表示である[例えば、図143(8B)に示される操作促進報知画像は、操作有効期間において表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出を見るために第一の有効期間中に遊技者にいろいろな操作を行わせることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、隠しボタン演出であることを報知できる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、第五の表示のみを表示可能なものであってもよいし、第五の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、第五の表示を必ず表示するものであってもよいし、第五の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第五の表示は、第一の操作手段を模した画像のみを含まないものであってもよいし、第一の操作手段を模した画像以外の画像も含まないものであってもよい。また、第五の表示は、第一の操作手段を模した画像を必ず含まないものであってもよいし、第一の操作手段を模した画像を含む場合があってもよい。
また、第五の表示は、第二の操作手段を模した画像のみを含まないものであってもよいし、第二の操作手段を模した画像以外の画像も含まないものであってもよい。また、第五の表示は、第二の操作手段を模した画像を必ず含まないものであってもよいし、第二の操作手段を模した画像を含む場合があってもよい。
また、第五の表示は、第一の有効期間に関する表示のみを含まないものであってもよいし、第一の有効期間に関する表示以外の表示も含まないものであってもよい。また、第五の表示は、第一の有効期間に関する表示を必ず含まないものであってもよいし、第一の有効期間に関する表示を含む場合があってもよい。
また、第五の表示は、第一の有効期間においてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の有効期間以外の期間においても表示される場合があるものであってもよい。また、第五の表示は、第一の有効期間において必ず表示されるものであってもよいし、第一の有効期間において表示されない場合があってもよい。
また、第五の表示は、第一の有効期間において表示される場合しかないものであってもよい。
また、『 前記第一の操作手段の操作により、遊技台に関する設定が可能に構成されている[例えば、図111(2)〜同図(3)や図127(2)〜同図(3)に示すように、図柄変動表示中に右ボタン137dを操作すると、音量ゲージVGを含む図柄変動中用設定画面が表示される、あるいは、図111(4)〜同図(5)や図127(4)〜同図(5)に示すように、図柄変動中用設定画面の表示中に右ボタン137dを操作すると、音量が1段階増加する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段を異なる用途として活用できる場合がある。
ここで、第一の操作手段の操作により、遊技台に関する設定のみが可能に構成されてもよいし、第一の操作手段の操作により、遊技台に関する設定以外のものも可能に構成されてもよい。また、第一の操作手段の操作により、遊技台に関する設定を必ず行うように構成されてもよいし、第一の操作手段の操作により、遊技台に関する設定が不可能な場合があってもよい。
また、『 「遊技台に関する設定」とは、「省電力モード[例えば、エコモード等]を実行するための設定」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 「遊技台に関する設定」とは、「時刻設定」のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の演出は、前記図柄変動表示の実行中に実行が開始されることがある演出である[例えば、図129(12)に示されるように、特図1あるいは特図2の変動表示中に操作結果演出が開始している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示中に第一の演出が行われるので、例えば、予告演出に適用することができ、大当りへの期待感をより高めることができる場合がある。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみを実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も実行可能なものであってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第一の演出は、図柄変動表示の実行中にのみ実行が開始されることがあるものであってもよいし、図柄変動表示の実行中以外にも実行が開始されることがあるものであってもよい。また、第一の演出は、図柄変動表示の実行中に必ず実行が開始されるものであってもよいし、図柄変動表示の実行中に実行が開始されない場合があってもよい。
また、『 前記第一の操作手段は、ボタンであり、
前記第二の操作手段は、ボタンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の操作手段と第二の操作手段の操作性を向上させることができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、スロットマシン1000等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以下、これまでに説明したことも含めて付記する。
(付記1)
画像表示手段と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段と、
複数種類の予告を実行可能な予告手段と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、保留表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記保留表示は、前記画像表示手段における保留表示領域に表示される表示であり、
前記保留表示とは、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示のことであり、
前記図柄変動表示は、保留が消化された場合に、開始可能な表示であり、
前記予告アイコンは、前記画像表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、前記保留表示とは異なるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告を実行可能な手段であり、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記複数種類の予告アイコンのうちの第一の予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2)
付記1に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3)
付記1又は2に記載の遊技台であって、
前記予告手段は、前記予告の態様と同じ態様の偽の予告を実行可能な手段であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告を実行可能な手段であり、
前記偽の予告が実行された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記4)
付記1乃至3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数よりも、該第三の数よりも大きい第四の数の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記5)
付記1乃至4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留数に応じた表示を実行可能な保留表示手段を備え、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記6)
付記5に記載の遊技台であって、
前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記7)
付記1乃至6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
先読み予告を実行可能な先読み予告手段を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記8)
付記7に記載の遊技台であって、
先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記9)
付記1乃至8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記10)
付記9に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記11)
付記1乃至10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留表示領域は、前記保留表示を第七の数まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、ことを特徴とする。
(付記12)
付記1乃至11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告であり、
前記第一の予告は、前記第二の予告とは別の予告であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記13)
付記1乃至12のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記14)
付記1乃至13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記15)
複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコンであり、
第一の図柄変動表示の表示中において、前記予告アイコンとして第一の予告アイコンの表示が開始される場合があり、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されない場合があり、
前記第一の図柄変動表示よりも後に表示される図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)において、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されなかった前記第一の予告アイコンが消化される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記16)
付記15に記載の遊技台であって、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記17)
付記15又は16に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示の先読み予告として、前記第一の予告アイコンが前記第一の図柄変動表示の表示中において表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記18)
付記15乃至17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示の表示中において、第一の数の前記第一の予告アイコンが消化された場合よりも、第二の数の該第一の予告アイコンが消化された場合の方が大当りとなりやすく、
前記第二の数は、前記第一の数よりも大きい数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記19)
付記15乃至18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二の予告アイコンが表示可能に構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化された図柄変動表示で大当りとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記20)
付記15乃至19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化された場合に、前記予告表示として第一の予告表示が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記21)
付記20に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、偽の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化された場合に、前記偽の予告表示として第一の偽予告表示が表示される場合があり、
前記第一の偽予告表示の表示態様は、前記第一の予告表示の表示態様と同じ表示態様であり、
前記第一の偽予告表示が表示された図柄変動表示ではずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記22)
付記15乃至21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、先読み演出表示であり、
前記予告アイコンとして第三の予告アイコンが表示可能に構成されており、
前記第三の予告アイコンが消化された場合に、前記先読み演出表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記23)
付記15乃至22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段により構成された手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記24)
付記15乃至23のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、装飾図柄変動表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記25)
付記15乃至24のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、前記第二の図柄変動表示の表示終了までに必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記26)
付記15乃至25のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記27)
付記15乃至26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
演出制御手段を備え、
前記演出制御手段は、前記表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記28)
付記27に記載の遊技台であって、
主制御手段と、
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記図柄表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記29)
付記15乃至28のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記30)
図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段と、
第二の表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、 前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域の前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されており、
前記第二の表示手段は、先読みの対象である前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が開始されるよりも前に、先読み予告表示として前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記31)
付記30に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記32)
付記30又は31に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記33)
付記30乃至32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段は、複数の表示手段により構成された表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記34)
付記33に記載の遊技台であって、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、前記予告アイコンを前記予告アイコン表示領域に表示可能な表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記35)
付記34に記載の遊技台であって、
前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、ことを特徴とする遊技台。
(付記36)
付記30乃至32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段とは、画像表示手段のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記37)
付記30乃至36のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記38)
付記30乃至36のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが、先読みの対象となる前記図柄変動表示の終了までの間に必ず消化されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記39)
付記30乃至38のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記40)
付記39に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記41)
付記30乃至40のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記42)
付記30乃至41のうちいずれか一に記載の遊技台であって、 複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、
前記予告アイコンとして、第一の予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記予告アイコンとして、第二の予告アイコンを表示可能に構成されており、
前記第一の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンとは別の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化されると、前記第一の予告表示が表示されるように構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化されると、前記第二の予告表示が表示されるように構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。
(付記43)
付記30乃至42のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
主制御手段と、
演出制御手段と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記第一の表示手段の制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第二の表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記44)
付記30乃至43のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記45)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)が消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、演出表示であり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンに対応する前記演出表示が表示される場合があるように構成されており、 前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第一の予告アイコンであり、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第二の予告アイコンであり、
一回の図柄変動表示において、第一の数の前記予告アイコン(以下、「第一の数の予告アイコン」という。)が消化されることで、前記演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されており、
前記第一の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンを含む予告アイコンであり、
前記第一の数の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンを含む予告アイコンである、ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、表示に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、第一の数のアイコンのうちの一のアイコンが表示されてから第一の数のアイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンの数を先読み対象となる保留よりも前の図柄変動に見せることで、大当りへの期待感を持たせられることができる場合がある。
ここで、複数の予告アイコンは、2つの予告アイコンであってもよいし、3以上の予告アイコンであってもよい。
また、第一の予告アイコンが消化された場合に該第一の予告アイコンに対応する演出表示Aを行ってもよいし、第二の予告アイコンが消化された場合に該第二の予告アイコンに対応する演出表示Bを行ってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンとが消化された場合に該第一の予告アイコンと該第二の予告アイコンとに対応する演出表示Cを行ってもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのうちの一の予告アイコンのみを消化してもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのうちの一の予告アイコンのみを新たに表示するようにしてもよい。
(付記46)
付記45に記載の遊技台であって、
一回の図柄変動表示において、第二の数の前記予告アイコン(以下、「第二の数の予告アイコン」という。)が消化されても、前記第一の演出表示が表示されないように構成されており、
前記第一の数と前記第二の数は、異なる数であり、
前記第二の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンおよび前記第二の予告アイコンのうちの一方の予告アイコンが含まれた予告アイコンであり、
前記第二の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンおよび前記第二の予告アイコンのうちの他方の予告アイコンが含まれない予告アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されていて、一回の図柄変動表示において第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが消化されなけれあb、第一の演出表示が表示されないので、第一の演出表示を見ることができた遊技者に優越感を与えることができる場合がある。
ここで、第一の数よりも第二の数の方が小さくてもよいし、第一の数よりも第二の数の方が大きくてもよい。
また、第一の数は1個であってもよく、この場合、第二の数は2個以上であってもよい。また、第一の数は2個以上であってもよく、この場合、第二の数は第一の数よりも大きいものであってもよい。
また、第二の数の予告アイコンが消化された場合に表示される演出表示があってもよい。
また、第二の数の予告アイコンが消化されても第一の演出表示の一部が表示されてもよいし、第一の演出表示の全部が表示されてもよい。
また、消化された予告アイコンの数に応じて第一の演出表示に対する大当りの信頼度が変化するようにしてもよいし、第一の演出表示に対する大当りの信頼度が同じであってもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されている場合は、必ず第一の数の予告アイコンが消化されるように構成されていてもよい。
また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されていても、第一の数の予告アイコンが消化されず、第二の数の予告アイコンが消化されるように構成されていてもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンの両方が消去されないように構成されていてもよい。
(付記47)
付記45又は46に記載の遊技台であって、
前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第三の予告アイコンであり、
前記第三の予告アイコンが消化されることで、前記演出表示として第三の演出表示が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、演出のバリエーションを増加させ、演出効果を高めることができる場合がある。
なお、第三の予告アイコンが第一の予告アイコン及び第二の予告アイコンのうちの一方の予告アイコンであってもよい。
また、第三の予告アイコンが第一の予告アイコン及び第二の予告アイコンの両方と異なる予告アイコンであってもよい。
(付記48)
付記45乃至47のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に前記複数の予告アイコンが消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読み対象となる保留の変動が終わるまで楽しませることができる場合がある。
なお、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合とで、第一の図柄変動表示又は第三の図柄変動表示から先読みの対象の図柄変動表示までに消化される予告アイコンの最大数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合とで、第一の図柄変動表示又は第三の図柄変動表示から先読みの対象の図柄変動表示までに消化される予告アイコンの最小数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)よりも前に行われる1回の図柄変動表示(例えば、第一の図柄変動表示、第三の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最大数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)よりも前に行われる1回の図柄変動表示(例えば、第一の図柄変動表示、第三の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最小数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最大数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最小数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
(付記49)
付記48に記載の遊技台であって、
前記第四の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に前記複数の予告アイコンが表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ず下大当りにはならないので、先読み対象となる保留の変動が終わるまで楽しませることができる場合がある。
(付記50)
付記45乃至49のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
保留表示手段を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の保留表示を表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、保留表示手段は、液晶表示装置等の画像表示手段であってもよいし、LED等の発光手段であってもよいし、可動手段であってもよい。
(付記51) 付記50に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている数によって、前記保留数を表示しないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
(付記52)
付記45乃至51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記53)
付記45乃至51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記54)
複数の表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第二の表示手段であり、
前記第一の表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記第一の表示手段に表示可能な複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンに関連する表示であり、
前記第二の表示手段に表示可能な複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、前記予告アイコンに関連する表示であり、
前記予告アイコンとは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンのことであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、表示手段は、液晶表示装置等の画像表示手段であってもよいし、導光板にレンズカットを施して側方から光源で照射することで模様が現れるようなものであってもよいし、LED等の発光手段によって構成されてもよいし、7セグによって構成されてもよい。
また、予告アイコンに関連する表示としては、予告アイコンがストックされることに関する表示であってもよいし、予告アイコンが消化されることに関する表示であってもよいし、予告アイコンのストックを予告する表示であってもよいし、予告アイコンが消化されたとにより実行される演出表示であってもよい。
また、第一の表示手段よりも第二の表示手段の方が大きくてもよいし、第一の表示手段よりも第二の表示手段の方が小さくてもよい。また、第一の表示手段の表示領域よりも第二の表示手段の表示領域の方が大きくてもよいし、第一の表示手段の表示領域よりも第二の表示手段の表示領域の方が小さくてもよい。
(付記55)
付記54に記載の遊技台であって、
前記第二の表示手段において、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、一の予告アイコンが新たに表示される場合があってもよい。
また、第二の表示手段で予告アイコンが消化される演出を行うようにしてもよい。
(付記56)
付記54又は55に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段において、前記予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示を行う場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、「予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示」を予告アイコンが表示される図柄変動表示の前に行われる図柄変動表示において行うようにしてもよいし、予告アイコンが表示される図柄変動表示において行うようにしてもよい。
(付記57)
付記54乃至56のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段は、第一の表示領域が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域が設けられた手段であり、
前記予告アイコンが、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記58)
付記54乃至56のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の表示手段は、第一の表示領域が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域が設けられた手段であり、
前記予告アイコンに対応する演出表示が、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記59)
表示手段と、
可動手段と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンに対応する演出(以下、「予告アイコン消化演出」という。)が行われるように構成されており、
前記予告アイコン消化演出として、前記可動手段による演出(以下、「第一の可動手段演出」という。)が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、可動手段による演出は第一の可動手段演出のみ行われてもよいが、第一の可動手段演出とは別の可動手段演出も行うようにしてもよい。この場合において、可動手段演出ごとにそれぞれ対応する予告アイコンが表示されてもよいし、演出が行われる可動手段に対応した予告アイコンが表示されるようにしてもよい。
(付記60)
付記59に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二十一の予告アイコンが消化された際に、前記第一の可動手段演出が行われる場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第二十一の予告アイコンが消化されても第一の可動手段演出が行われない場合があってもよいし、第二十一の予告アイコンが消化されると、必ず第一の可動手段演出が行われるようにしてもよい。
また、第二十一の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段演出とは別の演出(動作が異なる演出)が行われる場合があってもよい。
また、第二十一の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段とは別の可動手段による演出が行われる場合があってもよいし、第二十一の予告アイコンが消化されると、必ず第一の可動手段による演出が行われるようにしてもよい。
(付記61)
付記59又は60に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンとして第二十二の予告アイコンが消化された際に、前記第一の可動手段演出が行われないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第二十二の予告アイコンが消化されても第一の可動手段演出が行われてもよいし、第二十二の予告アイコンが消化されると、他の演出(あるいは、演出表示)が行われてもよい。
(付記62)
付記59乃至61のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
操作手段を備え、
前記可動手段とは、前記操作手段のことであり、
前記第一の可動手段演出とは、前記操作手段の態様が第一の態様から第二の態様に変化する演出である、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、「変化」とは、変形、変位、移動、動作を含む意味である。
(付記63)
付記59乃至62のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
第二の可動手段を備え、
前記可動手段とは、第一の可動手段のことであり、
前記予告アイコン消化演出として、前記第二の可動手段による演出(以下、「第二の可動手段演出」という。)が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記64)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコン増加示唆表示であり、
前記予告アイコン増加示唆表示は、前記予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示であり、
前記予告アイコン増加示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示が表示されても予告アイコンが表示されない場合があってもよいし、予告アイコン増加示唆表示が表示された場合には必ず予告アイコンが表示されてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が一回の図柄変動表示のみで表示される場合があってもよいし、予告アイコン増加示唆表示が必ず一回の図柄変動表示のみで表示されてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が表示されなくても予告アイコンが表示されてもよいし、予告アイコン増加示唆表示が表示されないと予告アイコンが表示されないようにしてもよい。
(付記65)
付記64に記載の遊技台であって、
前記第二の図柄変動表示よりも前に行われる図柄変動表示において、前記予告アイコン増加示唆表示が終了するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示の表示が終了する変動は、第二の図柄変動表示であってもよい。このようにすれば、最後まで予告アイコンが表示される可能性があることを期待させることができる場合がある。
(付記66) 付記64又は65に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン増加示唆表示によって示唆された第十一の数の前記予告アイコンのうちの一のアイコンが、前記予告アイコンとして表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
なお、予告アイコン増加示唆表示は、予告アイコンが1個増加することを示唆する表示であってもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示に表示された予告アイコンが増加しなくてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示が、予告アイコンが増加しないガセの予告であってもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示は、予告アイコンが複数増加することを示唆する表示であってもよい。この場合において、例えば、予告アイコン増加示唆表示で示唆された予告アイコンの数が3個である場合に2個のみが増加されるようにしてもよい。
また、予告アイコン増加示唆表示によって示唆された予告アイコン以外の予告アイコンが増加されてもよい。
(付記67)
付記64又は65に記載の遊技台であって、
前記予告アイコン増加示唆表示によって示唆された第十一の数の前記予告アイコンのうちの第十二の数の前記予告アイコンが、前記予告アイコンとして表示される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記68)
表示手段と、
保留表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記保留表示手段は、前記保留の数に対応する数の保留表示を表示可能な手段であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)の保留表示(以下、「第二の保留表示」という。)が表示されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)が消化される場合があり、
前記第二の保留表示が表示されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、
前記第一の図柄変動表示とは、前記第二の保留表示が表示された図柄変動表示の次の図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記69)
付記68に記載の遊技台であって、
前記第二の保留表示は、先読み表示態様で表示される場合がある表示であり、
前記第二の保留表示が表示された図柄変動表示において、前記第二の保留表示が前記先読み表示態様で表示される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記70)
付記68又は69に記載の遊技台であって、
先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)の保留表示(以下、「第四の保留表示」という。)が表示されている場合において、第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記71)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは異なるアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、説明表示であり、
前記第一の表示は、表示される場合には第一の表示領域に表示される表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には第二の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域よりも前記第二の表示領域に近い表示領域に表示されるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
なお、第一の表示は、第二の表示とは別の説明表示であってもよいし、非説明表示であってもよい。
また、第二の表示は、チュートリアル表示やステージ名等、現在の状況を示す表示であってもよいし、選択可能な演出モードの演出モード名の表示であってもよい。ここで、演出モードには、例えば、保留アイコンの表示態様の変化の頻度を変化させるためのモードや、演出可動体の動作頻度を変化させるためのモードや、一発告知演出の発生頻度を変化させるためのモード等がある。
また、予告アイコンが表示される際に行われる出現アニメの開始位置よりも予告アイコンの表示位置の方が第二の表示領域に近いようにしてもよいし、途中のアニメの表示位置よりも予告アイコンの表示位置の方が第二の表示領域に近いようにしてもよい。
また、ここで、「予告アイコン」とは、一の予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンのうちの一部の予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンの全ての予告アイコンであってもよい。また、「予告アイコン」とは、複数の予告アイコンのうちの最初に表示される予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンのうちの最初に表示される予告アイコンを含む一部のアイコンであってもよい。
また、第一の表示の表示期間と第二の表示の表示期間とが完全に一致してもよいし、第一の表示の表示期間の一部が第二の表示の表示期間と重なってもよいし、第二の表示の表示期間の一部が第一の表示の表示期間と重なってもよい。また、第一の表示の表示期間と第二の表示の表示期間とが重ならないものであってもよい。
また、第一の表示の表示期間において予告アイコンが表示される場合があってもよいし、表示される場合がなくてもよい。また、第二の表示の表示期間において予告アイコンが表示される場合があってもよいし、表示される場合がなくてもよい。
また、必ずしも第二の表示と予告アイコンとが同時に表示されなくてもよい。
また、第一の表示と第二の表示とで表示が行われる頻度が異なってもよく、例えば、第二の表示の表示頻度が第一の表示の表示頻度よりも高いと予告アイコンの視線誘導が容易となりやすい場合がある。また、第一の表示領域と第二の表示領域とで大きさが異なってもよいし、第一の表示領域と第二の表示領域とで役割が異なってもよい。例えば、第一の表示領域では、予告表示が行われないが、第二の表示領域では、予告表示も行われるようにしてもよい。
(付記72)
付記71に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記73)
付記71又は72に記載の遊技台であって、
前記第一の表示は、変動アイコンの表示であり、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示であり、
前記予告アイコンが前記第二の表示の少なくとも一部(以下、「第一の部分」という。)にオーバーラップして表示される場合があり、
前記予告アイコンが消化されると、前記第二の表示の前記第一の部分へのオーバーラップが解消される、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、変動アイコンよりも、当該及び次の図柄変動表示以降に関係する予告アイコンについての説明が行われる第二の表示領域に表示することで、予告アイコンについての知識を深めさせるとともに、仮に当該図柄変動表示の結果がハズレであっても先読み予告表示として表示される予告アイコンが消化される図柄変動表示に対して新たに期待を持たせることができる場合がある。
なお、第一の部分へのオーバーラップが解消されることで前記第二の表示の全体が表示される場合があってもよい。
また、変動アイコンが表示される期間において、変動アイコンは、当該図柄変動表示における大当りへの期待感を少なくとも示唆することが可能なものであってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示として表示されたり、先読みの対象である図柄変動表示において消化されたりするものであってもよい。
また、先読みの対象である図柄変動表示で予告アイコンが必ず消化されるようにしてもよいし、先読みの対象である図柄変動表示で予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、単数でのみ表示可能に構成されてもよいし、複数表示可能に構成されてもよい。ここで、予告アイコンを複数表示する場合においては、予告アイコンが予め定められた上限数まで表示可能であってもよいし、上限数を設定せず、無制限に予告アイコンを表示可能であってもよい。
(付記74)
付記71乃至73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態において、前記第二の表示の表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記75)
付記71乃至73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態においては、前記第二の表示は開始されない、ことを特徴とする遊技台。
(付記76)
付記71乃至75のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、予告表示であり、
前記第三の表示が表示される場合、該第三の表示は前記第二の表示領域に表示される、ことを特徴とする遊技台。
(付記77)
付記71乃至76のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第二の表示領域は、線で区画された領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記78)
付記71乃至77のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記71に記載の「前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域よりも前記第二の表示領域に近い表示領域に表示されるアイコンである」とは、「前記予告アイコンは、表示される場合には前記第二の表示領域に表示される」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記79)
付記71乃至78のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも前記予告アイコンが消化される数が多い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記80)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンの説明表示を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは異なるアイコンであり、
前記複数種類の説明表示のうちの一の説明表示は、第一の説明表示であり、
前記第一の説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
大当り変動の方が、ハズレ変動よりも前記予告アイコンが消化される数が多い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記81)
付記80に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンは、前記第一の説明表示が表示される表示領域(以下、「第一の表示領域」という。)に表示される場合があるアイコンである、ことを特徴とする遊技台。
(付記82)
付記81に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態においては、前記第一の説明表示は該第一の説明表示領域に表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記83)
付記80乃至82のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の説明表示のうちの一の説明表示は、第二の説明表示であり、
前記第二の説明表示は、現在の演出ステージを示す表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の説明表示が表示される表示領域(以下、「第二の表示領域」という。)に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記84)
付記83に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態であっても、演出ステージが変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記85)
付記80乃至84のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、前記予告アイコンとして、複数種類のアイコン(以下、「複数種類の予告アイコン」という。)を表示可能な手段であり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの一のアイコンは、第一の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告アイコンのうちの一のアイコンは、第二の予告アイコンであり、
前記第一の予告アイコンは、第一の演出の開始前に表示される場合があるアイコンであり、
前記第二の予告アイコンは、第二の演出の開始前に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記86)
表示手段を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンは、保留アイコンとは別のアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記第一の表示は、説明表示であり、
前記第一の表示は、前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域に表示されるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記87)
付記86に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが表示されている状態では、前記第一の表示は表示されない、ことを特徴とする遊技台。
(付記88)
付記87に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記89)
付記86乃至88のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記90)
付記86乃至89のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段の表示に合わせた表示を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記91)
付記86乃至90のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、説明表示であり、
前記第三の表示は、前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示領域にも表示される場合があるアイコンである、ことを特徴とする遊技台。
(付記92)
付記91に記載の遊技台であって、
前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態では、前記第三の表示は表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
以上の記載において、前記第一のチュートリアル表示は、前記第二の表示手段に表示されるキャラクタを説明する表示を含む表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、実行中の演出表示に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、確変期待度を示す表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、リーチの大当り期待度に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、キャラクタの大当り期待度に関する表示を含まない表示であってもよい。
また、前記第一のチュートリアル表示は、前記第一の予告表示と同時に表示されないように構成されている表示であってもよい。
なお、これまでに説明した予告アイコンという用語は、あくまで便宜的に名称付けたものであり、これにより解釈を狭小するものではない。例えば、予告アイコンは、表示態様(モチーフ)によって便宜的に名称付けられたものであり、予告アイコンが道具の場合には予告アイテムという場合があり、予告アイコンがキャラクタの場合には、予告キャラという場合があり、予告アイコンがスキルを示す表示の場合には予告スキルという場合があり、予告アイコンが箱状のものである場合には予告ボックスという場合があるなど、予告+形状を示す表示(例えば、予告メダル)としてもよい。また、予告アイコンのうちの「予告」という用語も、あくまで便宜的に名称付けたものであり、これにより解釈を狭小するものではない。例えば、貯めるものである旨を示すためのチャージアイテムあるいはストックアイテムのように呼称してもよい。
(付記93)
遊技者が操作可能な位置に設けらえた複数の操作手段と、
第一の演出を実行可能な演出手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第一の操作手段であり、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第二の操作手段であり、
前記第一の操作手段の操作により、遊技台に関する設定が可能であり、
第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態である場合に、前記第一の演出が行われるように構成されており、
前記第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態である場合に、前記第一の演出は行われないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記94)
付記93に記載の遊技台であって、
第一の表示を表示可能な表示手段を備え、
前記第一の表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方を操作することを促す表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の操作手段を模した画像(以下、「第一の画像」という。)を含む表示であり、
前記第一の表示は、前記第二の操作手段を模した画像(以下、「第二の画像」という。)を含む表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の有効期間に関する有効期間表示を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記95)
付記94に記載の遊技台であって、 前記第一の表示における前記有効期間表示は、一つであり、
前記有効期間表示は、前記第一の有効期間の残期間を示唆する表示であり、
前記有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作された場合は、消えない表示であり、
前記有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されることで消える表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記96)
付記94又は95に記載の遊技台であって、
前記第一の画像は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの該第一の操作手段のみが操作された場合は、消えない画像であり、
前記第二の画像は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの該第二の操作手段のみが操作された場合は、消えない画像であり、
前記第一の画像は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されることで消える画像であり、
前記第二の画像は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されることで消える画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記97)
付記94に記載の遊技台であって、
前記第一の表示における前記有効期間表示は、二つであり、
二つの前記有効期間表示のうちの一つは、前記第一の操作手段に応じた有効期間表示(以下、「第一の有効期間表示」という。)であり、
二つの前記有効期間表示のうちの一つは、前記第二の操作手段に応じた有効期間表示(以下、「第二の有効期間表示」という。)であり、
前記第一の有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されることで消える表示であり、
前記第二の有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されることで消える表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記98)
付記97に記載の遊技台であって、
前記第一の有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの該第一の操作手段のみが操作された場合は、消えない表示であり、
前記第一の有効期間表示は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの該第二の操作手段のみが操作された場合は、消えない表示であり、
前記第一の画像は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの該第一の操作手段のみが操作された場合は、消えない表示であり、
前記第二の画像は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの該第二の操作手段のみが操作された場合は、消えない表示であり、
前記第一の画像は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されることで消える表示であり、
前記第二の画像は、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されることで消える表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記99) 付記93乃至98のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記93に記載された「遊技台に関する設定操作」とは、エコモードの設定操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記100)
付記93乃至98のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
付記93に記載された「遊技台に関する設定操作」とは、時刻設定の設定操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記101)
付記93乃至100のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段は、ボタンであり、
前記第二の操作手段は、ボタンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記102)
付記93乃至101のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記103)
付記93乃至101のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記104)
遊技者が操作可能な位置に設けられた複数の操作手段を備えた遊技台であって、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第一の操作手段であり、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第二の操作手段であり、
第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態である場合に、操作結果の報知(以下「第一の報知」という。)が行われるように構成されており、
前記第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態である場合に、前記第一の報知は行われないように構成されており、
第二の有効期間において、前記第一の操作手段が操作されている状態である場合に、操作結果の報知(以下、「第二の報知」という。)が行われるように構成されており、
前記第一の有効期間と前記第二の有効期間は、異なる期間であり、
前記第一の有効期間における前記第一の操作手段の態様と前記第二の有効期間における前記第一の操作手段の態様が異なる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記105)
付記104に記載の遊技台であって、
前記第一の報知とは、演出のことであり、
前記第二の報知とは、設定操作の結果の報知のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記106)
付記104に記載の遊技台であって、
前記第一の報知とは、第一の演出のことであり、
前記第二の報知とは、第二の演出のことであり、
前記第一の演出と前記第二の演出は、異なる演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記107)
付記104乃至106のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段は、複数の態様をとることが可能な手段であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第一の態様であり、
前記複数の態様のうちの一つは、第二の態様であり、
前記第一の態様と前記第二の態様は、異なる態様であり、
前記第一の操作手段は、前記第一の有効期間において前記第二の態様よりも前記第一の態様をとりやすく構成された操作手段であり、
前記第一の操作手段は、前記第二の有効期間において前記第一の態様よりも前記第二の態様をとりやすく構成された操作手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記108)
付記107に記載の遊技台であって、
前記第一の態様は、前記第一の操作手段が第一の発光パターンで発光する態様であり、
前記第二の態様は、前記第一の操作手段が第二の発光パターンで発光する態様であり、
前記第一の発光パターンと前記谷の発光パターンは、異なる発光パターンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記109)
付記107に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段は、該第一の操作手段の少なくとも一部が振動可能に構成された手段であり、
前記第一の態様は、前記第一の操作手段の少なくとも一部が振動する態様であり、
前記第二の態様は、前記第一の操作手段が振動しない態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記110)
付記107に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段は、該第一の操作手段の少なくとも一部が回転可能に構成された手段であり、
前記第一の態様は、前記第一の操作手段の少なくとも一部が回転する態様であり、
前記第二の態様は、前記第一の操作手段が回転しない態様である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記111)
付記107乃至110のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段を備え、
前記第一の操作手段は、前記第一の有効期間に前記第一の態様をとる場合がある手段であり、
前記第一の有効期間に前記第一の操作手段が前記第一の態様をとる場合よりも前記第二の態様をとる場合の方が前記図柄変動表示で大当りに応じた図柄が確定表示されやすい、ことを特徴とする遊技台。
(付記112)
付記104乃至111のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段は、ボタンであり、
前記第二の操作手段は、ボタンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記113)
付記104乃至112のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記114)
付記104乃至112のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記115)
遊技者が操作可能な位置に設けられた複数の操作手段とを備えた遊技台であって、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第一の操作手段であり、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第二の操作手段であり、
第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態である場合に、操作結果の報知が行われるように構成されており、
前記第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態である場合に、操作結果の報知は行われないように構成されており、
第二の有効期間において、前記第一の操作手段が操作されている状態である場合に、操作結果の報知が行われるように構成されており、
前記第一の有効期間と前記第二の有効期間は、異なる期間であり、
前記第一の有効期間における前記第二の操作手段の態様と前記第二の有効期間における前記第二の操作手段の態様が異なる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記116)
遊技者が操作可能な位置に設けられた複数の操作手段と、
複数の演出を実行可能な演出手段と、
を備えた遊技台であって、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第一の操作手段であり、
前記複数の操作手段のうちの一つは、第二の操作手段であり、
前記複数の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段の両方が操作されている状態である場合に、前記第一の演出が行われるように構成されており、
前記第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作されている状態である場合に、前記第一の演出は行われないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記117)
付記116に記載の遊技台であって、
前記複数の演出のうちの一つは、第二の演出であり、 前記第一の演出と前記第二の演出は、異なる演出であり、
前記第一の有効期間において、前記第一の操作手段と前記第二の操作手段のうちの一方の操作手段のみが操作された場合に前記第二の演出が行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記118)
付記117に記載の遊技台であって、
前記演出手段は、複数の手段を含んで構成された手段であり、
前記複数の手段のうちの一つは、第一の手段であり、
前記複数の手段のうちの一つは、第二の手段であり、
前記第一の手段と前記第二の手段は、異なる手段であり、
前記第一の演出は、前記第一の手段と前記第二の手段の両方を用いて行われる演出であり、
前記第二の演出は、前記第一の手段と前記第二の手段のうちの一方の手段を用いて行われる演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記119)
付記118に記載の遊技台であって、
前記第一の手段は、表示手段であり、
前記第二の手段は、可動手段であり、
前記第二の演出は、前記第二の手段を用いることなく行われる演出であり、
前記第一の演出は、前記可動手段の少なくとも一部が、前記表示手段の表示領域の前方に可動する演出(以下、「可動演出」という。)を含む演出であり、
前記第一の演出は、前記表示手段で前記可動演出に関連する表示演出を含む演出である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記120)
付記116乃至119のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段の操作により、遊技台に関する設定操作が可能に構成されている、ことを特徴とする遊技台。
(付記121)
付記120に記載の遊技台であって、
付記120に記載された「遊技台に関する設定操作」とは、エコモードの設定操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記122)
付記120に記載の遊技台であって、
付記120に記載された「遊技台に関する設定操作」とは、時刻設定の設定操作のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記123)
付記116乃至122のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数の表示を表示可能な第二の表示手段を備え、
前記複数の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記複数の表示のうちの一つは、第二の表示であり、 前記第一の表示は、前記第一の操作手段を模した画像(以下、「第一の画像」という。)を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の操作手段を模した画像(以下、「第二の画像」という。)を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の画像を含まない表示であり、
前記第一の表示は、設定操作に関連して表示される表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の有効期間において表示されない場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の有効期間において表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記124)
付記116乃至122のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
複数の表示を表示可能な第二の表示手段を備え、
前記複数の表示のうちの一つは、第一の表示であり、
前記複数の表示のうちの一つは、第二の表示であり、
前記複数の表示のうちの一つは、第三の表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の操作手段を模した画像(以下、「第一の画像」という。)を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記第二の操作手段を模した画像(以下、「第二の画像」という。)を含む表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の画像を含まない表示であり、
前記第三の表示は、前記第一の有効期間に応じた有効期間表示であり、
前記第一の表示は、前記第一の有効期間において表示されない場合がある表示であり、
前記第二の表示は、前記第一の有効期間において表示されない場合がある表示であり、
前記第三の表示は、前記第一の有効期間において前記第一の表示と前記第二の表示が表示されない状態であっても表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技ぢア。
(付記125)
付記124に記載の遊技台であって、
前記第一の有効期間において、前記第一の画像と前記第二の画像の両方の画像が表示されない場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記126)
付記116乃至125のうちいずれか一に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段は、ボタンであり、
前記第二の操作手段は、ボタンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記127)
付記116乃至126のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記128)
付記116乃至126のうちいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
上述した実施形態では、パチンコ機100を例示して説明するものであったが、例えば、遊技球をパチンコ機の本体枠に封入し、封入した球をパチンコ機本体内で循環させて使用する封入式ぱちんこ機にも本発明を適用することができ、この封入式ぱちんこ機は、封入した球を発射球として使用し、球の払出しはクレジットによって実行されるものであってもよい。
また、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。
ここで、図144を用いて本発明を適用可能な遊技台としてのスロットマシン(回胴遊技機)についてに説明する。まず、図144を用いて、本実施例によるスロットマシン1000の全体構成について説明する。なお、同図は本実施形態に係るスロットマシン1000を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
図144に示すスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図144において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010〜1012はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
本実施例において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010〜1012が構成されている。リール1010〜1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010〜1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010〜1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010〜1012の背面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのリールバックライト(図示省略)が配置されている。リールバックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010〜1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010〜1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。以下、有効となる入賞ラインを有効ラインと呼ぶ場合がある。
告知ランプ1023は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
メダル投入ボタン1030〜1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットと言う)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施例においては、メダル投入ボタン1030が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、メダル投入ボタン1031が押下されると2枚投入され、メダル投入ボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、メダル投入ボタン1032はMAXメダル投入ボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1041は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、メダル投入ボタン1030〜1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1041から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。本実施形態においては、貯留枚数表示器1025、遊技情報表示器1026、および払出枚数表示器1027は7セグメント(SEG)表示器で構成されている。
スタートレバー1035は、リール1010〜1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1041に所望するメダル枚数を投入するか、メダル投入ボタン1030〜1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010〜1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット1036には、操作手段の一例としてのストップボタン1037〜1039が設けられている。ストップボタン1037〜1039は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010〜1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010〜1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037〜1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。また、第1停止操作の対象となるリールを第1停止リール、第2停止操作の対象となるリールを第2停止リール、第3停止操作の対象となるリールを第3停止リールという。なお、各ストップボタン1037〜1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037〜1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1034は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口1055は、メダルを払出すための払出口である。
メダル投入ボタン1032の右側には、操作手段の一例としてのチャンスボタン1100が設けられている。チャンスボタン1100は、リール1010〜1012の動作に関連する操作が可能であったり、液晶表示装置1057の表示に関連する操作が可能であったりする。また、チャンスボタン1100は、上記実施例によるパチンコ機100と同様に複数の状態を取ることが可能であり、チャンスボタン1100の操作有効期間中に状態変化可能であってもよい。
情報表示ボタンユニット1050には、情報表示ボタン1046が設けられている。情報表示ボタン1046は、後述するユーザメニュー(例えば、遊技者個人の遊技履歴情報を設定するためのメニュー)を呼び出すための操作ボタンであり、複数のボタンから構成されている。本実施形態では、情報表示ボタン1046は、操作手段に相当する。
ストップボタンユニット1036の下部には、機種名の表示と各種証紙の貼付とを行うタイトルパネル1062が設けられており、タイトルパネルランプ1064は、タイトルパネル1062を点灯するランプである。タイトルパネル1062の下部には、メダル払出口1055、メダルの受皿1061が設けられている。
音孔1081はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1060が配設されており、演出装置1060の上部には音孔1043が設けられている。この演出装置1060は、水平方向に開閉自在な2枚の右シャッタ1063a、左シャッタ1063bからなるシャッタ(遮蔽装置)1063と、このシャッタ1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(図示省略、演出画像表示装置)を備えており、右シャッタ1063a、左シャッタ1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057(図示省略)の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。
なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、複数セグメントディスプレイ(7セグディスプレイ)、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、リール(ドラム)、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成されている。本実施形態の場合、表示画面は長方形であるが、正方形でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。表示画面は本実施形態の場合、平坦面であるが、曲面をなしていてもよい。
<情報表示ボタン>
図145(a)は、情報表示ボタン1046の外観斜視図であり、図145(b)は、情報表示ボタン1046の上面図である。情報表示ボタン1046は、図145に示すように、情報表示ボタンユニット1050の略矩形の平面上に複数のボタンを備えている。すなわち、情報表示ボタン1046は、情報表示ボタンユニット1050に設けられた複数のボタンの総称であり、詳しくは、情報表示ボタンユニット1050の略中央に設けられた決定(呼出)ボタン1046Oと、決定(呼出)ボタン1046Oの左側に離間して設けられた上選択ボタン1046U、下選択ボタン1046D、左選択ボタン1046L及び右選択ボタン1046Rと、決定(呼出)ボタン1046Oの右側に離間して設けられたキャンセルボタン1046Cと、を備える。
上述したようにして構成されたスロットマシン1000においても、上述のエコモードの設定、オリジナル(ダイトモ)モードの設定、時刻設定等が可能に構成されている。例えば、スロットマシン1000における所定の操作(例えば、待機状態におけるチャンスボタン1100の操作)が行われることにより、設定画面に移行(設定操作の結果の報知の一例)し、この設定画面において、情報表示ボタン1046を構成する各ボタンを適宜操作することにより、上述した各種設定を行うことができる。
また、例えば、ボタン操作を要求する演出において、チャンスボタン1100と情報表示ボタン1046を構成するあるボタン(例えば、右選択ボタン1046R)の両方のボタンを同時に操作する特定のボタン演出が行われるように構成されてもよい。操作を要求するボタンは、チャンスボタン1100、メダル投入ボタン1032、ストップボタン1037〜1039、情報表示ボタン1046を構成する各ボタン(例えば、上選択ボタン1046U、下選択ボタン1046D、左選択ボタン1046L、右選択ボタン1046R、決定(呼出)ボタン1046O、キャンセルボタン1046C)から適宜に組み合わせることができる。また、スタートレバー1035と組み合わせて操作するようにしてもよい。また、タイトルパネル1062を押圧操作可能に構成し、これと他のボタンやスタートレバー1035と組み合わせて操作することで、特定のボタン演出が行われるように構成されてもよい。
また、上述した特定のボタン演出は、スタートレバー1035が操作されてリール1010〜1012の回転が開始した後、第1停止操作が行われて第1停止リールが停止した後、第2停止操作が行われて第2停止リールが停止した後、第3停止操作が行われて第3停止リールが停止した後のいずれのタイミングで開始させることも可能である。また、一定時間ストップボタン1037〜1039の操作を受け付けない、いわゆるフリーズ期間において開始可能としてもよい。また、RTC(Real Time Clock)を備え、RTCにより所定の開始時間を検出した場合に実行される一斉演出において開始可能に構成されてもよい。
また、ボタン操作を受付可能な操作有効期間が主制御回路側で制御される各種操作により、強制終了される構成としてもよい。
スタートレバー1035は、リール1010〜1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1041に所望するメダル枚数を投入するか、メダル投入ボタン1030〜1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010〜1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット1036には、操作手段の一例としてのストップボタン1037〜1039が設けられている。ストップボタン1037〜1039は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010〜1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010〜1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037〜1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。また、第1停止操作の対象となるリールを第1停止リール、第2停止操作の対象となるリールを第2停止リール、第3停止操作の対象となるリールを第3停止リールという。なお、各ストップボタン1037〜1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037〜1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
以上、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。なお、以上説明した実施形態や変形例や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や変形例や付記に適用してもよい。
次に、図146〜図245を用いて、本発明を適用することができる他の遊技台(例えば、パチンコ機等の弾球遊技機やスロットマシン等の回胴遊技機)について説明する。なお、図146〜図245に示す符号は、原則として図146〜図245を用いた説明にのみ用いることにし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図146〜図245を用いた説明では図146〜図245に示す符号を優先する。
[第1の実施の形態]
以下、図面を用いて、本発明を適用可能な第1の実施の形態に係る遊技台(例えば、パチンコ機等の弾球遊技機やスロットマシン等の回胴遊技機)について説明する。まず、図146を用いて、本実施の形態によるパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状からなる木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きでかつ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。なお、前面枠扉106には、開口部116にガラス製または樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する不図示の前面枠扉開放センサを備える。
また前面枠扉106は、開口部116よりも下方の部位に、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能でかつ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図146では図示せず)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、設定者(例えば、遊技者、遊技店員)の操作によって各種設定等が可能な設定操作部137と、カードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(図示せず)と、を備える。また、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
設定操作部137は、設定者による押下が可能な押ボタン式のスイッチとして、確定(OK)ボタンと、確定ボタンの上方に位置する上ボタンと、確定ボタンの下方に位置する下ボタンと、確定ボタンの右方に位置する右ボタンと、確定ボタンの左方に位置する左ボタンと、右ボタンのさらに右方に位置するキャンセル(C)ボタンとを備えている。また設定操作部137は、各ボタンのそれぞれの押下を検出する操作部センサを備えている。本例の設定操作部137は、各ボタンおよび操作部センサが一体化したユニット構造を有している。設定操作部137の各ボタンのうち少なくとも1つは、所定条件が成立したときの遊技者の操作によって各種演出装置206(図148参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタンとして機能するようになっていてもよい。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。
図147は、図146のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させるとともに、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローのいずれか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローのいずれか他方の信号を払出制御部600(図149参照)へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158と、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成するとともにパチンコ機100から出力される音量を遊技店員の操作によって調整するロータリー式の音量調整スイッチ161を備える第1副基板160を収納する第1副基板ケース162と、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166と、遊技球の払出しに関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172と、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176と、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184と、払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインタフェース部186と、パチンコ機100の情報を外部のホールコンピュータ等に出力するために主基板156や第1副基板160等とホールコンピュータ等との間を中継する中継基板188と、を配設している。
主基板156、第1副基板160および第2副基板164等は機種毎に変更する必要があるため遊技盤200の背面に備えられており、払出基板170、発射基板174および電源基板182等は複数機種で共通的に使用されるため外枠102に備えられている。
図148は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設している。演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
本例の遊技盤200はいわゆる右打ち機用の遊技盤である。右打ち機では、球発射ハンドル134の操作によって遊技球の打ち出し強度を変化させることにより、遊技球の落下経路を演出装置206より右側の右側経路と演出装置206より左側の左側経路とに打ち分けることができる。本例では、後述する普通図柄始動口228、普通図柄始動口229、第1特別図柄始動口230、第2特別図柄始動口232(開放状態)、可変入賞口234、235(開放状態)等への入球のし易さは、右側経路を落下する遊技球と左側経路を落下する遊技球とで異なる。
普通図柄始動口229、第2特別図柄始動口232および可変入賞口235のそれぞれについては、これらの普通図柄始動口229、第2特別図柄始動口232および可変入賞口235が右側経路上に配置されているため、右側経路を落下する遊技球の入球は相対的に容易であり、左側経路を落下する遊技球の入球は相対的に困難または不可能である。これに対し、普通図柄始動口228、第1特別図柄始動口230および可変入賞口234のそれぞれについては、遊技釘238の配列パターンやワープ装置242等の存在の影響によって、左側経路を落下する遊技球の入球は相対的に容易であり、右側経路を落下する遊技球の入球は相対的に困難である。なお、本実施の形態では右打ち機を例に挙げているが、右打ち機以外であってもよい。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な画像(動画像または静止画像)を表示するための表示装置であり、本実施の形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
遊技領域124の下部には、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、普通図柄保留ランプ216と、高確中ランプ222とを配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」、第1特別図柄を「特図1」、第2特別図柄を「特図2」と称する場合がある。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では7セグメントLEDによって構成する。特図1表示装置212および特図2表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施の形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。特図1保留ランプ218および特図2保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施の形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228、229と、特図1始動口230と、特図2始動口232と、可変入賞口234、235とを配設している。
一般入賞口226は、本実施の形態では遊技盤200に複数配設しており、一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施の形態では、遊技球には、入賞の対価として遊技者に払い出す球(以下、「賞球」と呼ぶ場合がある)と、遊技者に貸し出す球(以下、「貸球」と呼ぶ場合がある)とが含まれる。
普図始動口228と普図始動口229は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施の形態では遊技盤200の左側経路上に普図始動口228を1つ配設し、右側経路上に普図始動口229を1つ配設している。普図始動口228や普図始動口229を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228や普図始動口229を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
特図1始動口230は、本実施の形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。特図1始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、特図1表示装置212による特図変動遊技(以下、「特図1変動遊技」という場合がある)を開始する。なお、特図1始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
特図2始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施の形態では右側経路上に1つだけ配設している。特図2始動口232は、左右に開閉自在な一対の羽根部材232aを備え、羽根部材232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に羽根部材232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。特図2始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、特図2表示装置214による特図変動遊技(以下、「特図2変動遊技」という場合がある)を開始する。なお、特図2始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234、235は、大入賞口またはアタッカと呼ばれ、本実施の形態では可変入賞口234が遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設され、可変入賞口235が右側経路上に1つだけ配設されている。可変入賞口234、235は、開閉自在な扉部材をそれぞれ備え、扉部材の閉鎖中は球の入球が不可能である。特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当り図柄を停止表示した場合には、例えば可変入賞口234、235のうち一方の扉部材が所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234、235への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234、235に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設しているとともに、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
パチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234、235)や始動口(特図1始動口230、特図2始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228、229を通過するのみでアウト口240に到達する。
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242(242a、242b)および前面ステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出可動体224の右側上方に、第4図柄を表示するための第4図柄表示装置248を配設している。第4図柄表示装置248は、2つの正方形状のランプを備えている。この2つのランプは、縦に並んで配置されている。この2つのランプの光源には、例えばLEDが用いられている。上側のランプが特図1に対応し、下側のランプが特図2に対応している。なお、第4図柄表示装置248は、特図1および特図2の双方に対応する共通のランプを1つのみ備えていてもよい。また、第4図柄は、装飾図柄表示装置208で表示されてもよい。また、本例のように、演出装置206(センター役物)内に第4図柄表示装置が設けられていてもよい。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉あるいはシャッタと称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、前面ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方の前面ステージ244にワープ出口242bから排出する。前面ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、前面ステージ244の中央部には、通過した球が特図1始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
本例の演出可動体224は、パチンコ機100の機種名等が表示される横長平板状のパネルを備えている。演出可動体224は、不図示のステッピングモータで駆動されることにより、装飾図柄表示装置208の前方を表示画面に略平行な面内で上下方向に移動可能になっている。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。本例の遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態においても装飾図柄表示装置208の表示画面の下端部を露出させるように構成されている。
次に、図149を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数値生成回路(カウンタ回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば特図1表示装置212や特図2表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば特図2始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234、235の扉部材等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。本例では水晶発振器316aと乱数値生成回路318とが別に設けられているが、水晶発振器316aは乱数値生成回路318に含まれていてもよい。
なお、特図1始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、特図1始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、特図2始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、特図2始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。ただし、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が設けられている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタンセンサ426と、スピーカ120から出力される音量を調整する音量調整スイッチ161(図149では図示せず)と、設定操作部137の各ボタンの押下を検出する操作部センサ(図示せず)と、これらのセンサからの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)434と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512とを搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530および遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施の形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
次に、図150(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の特図1表示装置212、特図2表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図150(a)は特図1の停止図柄態様の一例を示したものであり、図150(b)は特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、特図1表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、特図2表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が本実施形態にいう図柄の変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図1表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、特図2表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが本実施形態にいう図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1または2の変動表示」を開始してから特図1または2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。
図150(a)には、特図1の図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図A」〜「特図G」の7種類の特図が示されている。図150(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当り図柄であり、「特図B」は7R特別大当り図柄であり、「特図C」は7R大当り図柄である。本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定およびラウンド数の決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、大当り遊技の終了後の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当り遊技終了後、7R特別大当り遊技終了後および7R大当り遊技終了後にはいずれも時短状態(電サポ状態)に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当り図柄である「特図A」および7R特別大当り図柄である「特図B」は、大当り遊技の終了後に特図高確率普図高確率状態となる図柄であり、7R大当り図柄である「特図C」は、大当り遊技の終了後に特図低確率普図高確率状態となる図柄である。これらの「特図A」、「特図B」および「特図C」は、遊技者に対する有利度が相対的に大きくなる図柄である。
「特図D」は突然確変と称される2R大当り図柄であり、大当り遊技の終了後に特図高確率普図高確率状態となる図柄である。すなわち、15Rである「特図A」および7Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は潜伏確変または隠れ確変と称される2R大当り図柄である。後述するように、特図低確率普図低確率状態で「特図E」が停止表示された場合には大当り遊技(開放時間100ms×2R)終了後に特図高確率普図低確率状態(いわゆる潜伏確変状態)に移行し、特図低確率普図低確率状態以外の状態で「特図E」が停止表示された場合には大当り遊技(開放時間29000ms×2R)終了後に特図高確率普図高確率状態に移行する(図156(a)、(b)参照)。すなわち「特図E」は、停止表示されたときの遊技状態(本例では、特図低確率普図低確率状態であるか否か)によって大当り遊技中の動作およびその後に移行する遊技状態が異なる図柄である。
「特図F」は小当り図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。また、「特図G」ははずれ図柄であり、遊技者に対する有利度が相対的に小さくなる図柄である。
図150(b)には、特図2の図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図a」〜「特図d」の4種類の特図が示されている。「特図a」は15R特別大当り図柄であり、「特図b」は7R特別大当り図柄であり、「特図c」は7R大当り図柄であり、「特図d」ははずれ図柄である。本実施の形態では、特図1の停止図柄態様として「特図A」〜「特図G」の7種類の特図(このうち5種類が大当り)が用いられるのに対して、特図2の停止図柄態様としては「特図a」〜「特図d」の4種類の特図(このうち3種類が大当り)が用いられる。このように構成することにより、大当りとなる確率、および大当りのうち確変となる確率を変更せずに、特図1と特図2の有利度に差を設けることができる場合がある。本例では、特図1の大当りには出玉のほとんど得られない突然確変や潜伏確変が含まれているのに対し、特図2の大当りには突然確変や潜伏確変が含まれていないため、特図2の有利度は特図1の有利度よりも高くなっている。
図150(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。「装飾1」〜「装飾9」および「装飾10」は、それぞれ数字の「1」〜「9」および「0」を表している。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・→「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。
そして、「特図A」の15R特別大当り、「特図B」の7R特別大当り、「特図C」の7R大当り、「特図a」の15R特別大当り、「特図b」の7R特別大当り、「特図c」の7R大当りを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当り、「特図a」の15R特別大当りを明示的に報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の潜伏確変(隠れ確変)と称される2R大当り、あるいは「特図F」の小当りを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。「特図D」の突然確変と称される2R大当りを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。一方、「特図G」、「特図d」のはずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図150(c)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図150(d)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」および「普図B」と、はずれ図柄である「普図C」の3種類がある。普図始動口228や普図始動口229を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」または「特図B」を停止表示し、普図変動遊技のはずれを報知する場合には「普図C」を停止表示する。図150(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
次に、図151を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って主制御部メイン処理を実行する。
まずステップS101では、初期設定1を行う。初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可および初期値の設定等を行う。なお、本実施の形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS101の次のステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。ステップS103の次のステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書込みを許可する設定等を行う。
ステップS107の次のステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。具体的には、最初に、電源基板182に設けたRWMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。
ステップS111では、復電処理を行う。この復電処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、主制御部300のRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるコマンド設定送信処理(ステップS233)において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるコマンド設定送信処理(ステップS233)において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113の次のステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数値、普図乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための4つの乱数カウンタの初期値を生成するための4つの初期値生成用乱数カウンタと、普図変動時間決定用乱数値、および特図変動時間決定用乱数値それぞれを生成するための2つの乱数カウンタとを更新する。例えば、普図変動時間決定用乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図変動時間決定用乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。なお、初期値生成用乱数カウンタは、後述する基本乱数初期値更新処理(ステップS207)でも更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115の処理を繰り返し実行する。
次に、図152を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。主制御部300は、所定の周期(本例では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
まずステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。ステップS201の次のステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本例では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本例では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS203の次のステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、ステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施の形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。
主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。ステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、235、特図1始動口230、および特図2始動口232への入球、または普図始動口228、229での通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234、235やこれらの始動口230、232、228、229への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。
また、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施の形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS205の次のステップS207では基本乱数初期値更新処理を行い、その次のステップS209では基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、普図乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための4つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合には、それぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。
例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットするとともに、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、普図乱数値生成用の乱数カウンタ、特図1乱数値生成用の乱数カウンタおよび特図2乱数値生成用の乱数カウンタがそれぞれ1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本実施の形態では特図1乱数値を取得するためのカウンタと特図2乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップS209の次のステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS211の次のステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普図表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、特図1表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、特図2表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS213の次のステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234、235や始動口230、232、228、229に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
ステップS215の次のステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、特図1始動口230、特図2始動口232、普図始動口228、229および可変入賞口234、235への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップS205における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。
特図1始動口230へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する特図1保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路(ハード乱数回路)318の特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶された値に所定の加工を施して生成した特図1当選乱数値を取得するとともに、RAM308に設けた特図1乱数値生成用乱数カウンタから特図1乱数値を取得して特図1乱数値記憶領域に取得順に格納する。特図1乱数値記憶領域内の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組は、特図1保留数記憶領域に記憶された特図1保留数と同数分だけ格納される。特図1乱数値記憶領域内では、特図1保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位(最先)の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータが消去されるとともに、残余の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位(最後)の特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータの次の保留順位に新たな特図1当選乱数値および特図1乱数値の組のデータが書き込まれる。
特図2始動口232へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する特図2保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶された値に所定の加工を施して生成した特図2当選乱数値を取得するとともに、RAM308に設けた特図2乱数値生成用乱数カウンタから特図2乱数値を取得して特図2乱数値記憶領域に取得順に格納する。特図2乱数値記憶領域内の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組は、特図2保留数記憶領域に記憶された特図2保留数と同数分だけ格納される。特図2乱数値記憶領域内では、特図2保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータが消去されるとともに、残余の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位の特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータの次の保留順位に新たな特図2当選乱数値および特図2乱数値の組のデータが書き込まれる。
また、特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)または特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を新たに取得した場合には、当該始動情報を用いて特図先読み処理を実行する。特図先読み処理の詳細については後述する。
普図始動口228や普図始動口229へ入賞があった場合かつRAM308に設けた対応する普図保留数記憶領域が満タンでない場合、普図当選乱数値生成用乱数カウンタから値を普図当選乱数値として取得し、RAM308に設けた普図乱数値生成用乱数カウンタから普図乱数値を取得して普図乱数値記憶領域に取得順に格納する。普図乱数値記憶領域内の普図当選乱数値および普図乱数値の組は、普図保留数記憶領域に記憶された普図保留数と同数分だけ格納される。普図乱数値記憶領域内では、普図保留数が1つ減るごとに保留順位が最上位(最先)の普図当選乱数値および普図乱数値の組のデータが消去されるとともに、残余の普図当選乱数値および普図乱数値の組のデータの保留順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、普図保留数が1つ増えるごとに、保留順位が最下位(最後)の普図当選乱数値および普図乱数値の組のデータの次の保留順位に新たな普図当選乱数値および普図乱数値の組のデータが書き込まれる。可変入賞口234へ入賞があった場合には、可変入賞口234用の入賞記憶領域に、可変入賞口234に球が入球したことを示す情報を格納する。可変入賞口235へ入賞があった場合には、可変入賞口235用の入賞記憶領域に、可変入賞口235に球が入球したことを示す情報を格納する。
ステップS217の次のステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS219の次のステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普図表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、普図当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、普図当りフラグがオフの場合には、はずれ図柄の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普図表示装置210は、当り図柄(図150(d)に示す普図Aまたは普図B)およびはずれ図柄(図150(d)に示す普図C)いずれか一の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、普図当りフラグがオンにされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、特図2始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500ms)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がはずれであれば、普図当りフラグがオフにされる。この普図当りフラグがオフの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および特図2始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、かつ、保留している普図変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、普図乱数値記憶領域内の最先の普図当選乱数値および普図乱数値の組を用いて実行される。
主制御部300は、普図乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から普図始動情報(普図当選乱数値および普図乱数値の組)を取得し、取得した普図始動情報内の普図当選乱数値およびRAM308内の普図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブル(後述する図154(a)、(b)参照)を用いて当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した普図始動情報内の普図乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された普図決定用テーブル(図154(c)に示す当り時動作テーブル参照)を用いて普図の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、取得した普図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブル(例えば、不図示のタイマ番号選択テーブル)を用いて普図の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行い、変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。
主制御部300は、普図乱数値記憶領域から最先の普図始動情報を取り出した後、当該最先の普図始動情報を普図乱数値記憶領域から消去するとともに、普図保留数記憶領域の普図保留数を1減算する。このとき、普図乱数値記憶領域から取り出した普図始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している普図始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
主制御部300は、当否判定結果が当り(当選)の場合にはRAM308に設けた普図当りフラグをオンに設定し、不当選の場合には普図当りフラグをオフに設定する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、7R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグがオンの場合には図150(b)に示す特図a、7R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオンの場合には特図b、7R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオフの場合には特図c、はずれフラグがオンの場合には特図dそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、特図a〜特図dのいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。また、RAM308に設けられた確変回数記憶部に記憶された確変回数が1以上であれば、その確変回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動フラグをオフにする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234、235に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234、235の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234、235の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本実施の形態では、特図2の場合は15ラウンドまたは7ラウンド、特図1の場合は15ラウンド、7ラウンドまたは2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、大当り遊技を終了してから、次の大当り遊技を開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234、235に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
また、特図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた確変回数記憶部に確変回数(例えば、10000回)をセットする。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。ただし、本例では特図1の停止図柄態様が特図2の停止図柄態様と異なるため、特図1変動表示時間が経過したタイミング(特図1表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図1状態更新処理については特図2状態更新処理と異なる。上記タイミングで開始する特図1状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオンの場合には図150(a)に示す特図A、7R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオンの場合には特図B、7R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオフの場合には特図C、2R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオン、普図確率変動フラグがオンの場合には特図D、2R大当りフラグがオン、特図確率変動フラグがオン、普図確率変動フラグがオフの場合には特図E、小当りフラグがオンの場合には特図F、はずれフラグがオンの場合には特図Gそれぞれの態様となるように、特図1表示装置212を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図1停止表示中であることを表す設定を行う。上記タイミングで開始する特図1状態更新処理においてこの制御を行うことで、特図1表示装置212は、特図A〜特図Gのいずれか一つの図柄の確定表示を行う。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本実施の形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブル(後述する図155(a)〜(d)参照)を用いて大当りとするか、小当り(本例では小当りは特図1でのみ選択され得る)とするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブル(図156(a)、図157(a)に示す図柄振分けテーブル参照)を用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブル(例えば、不図示のタイマ番号選択テーブル)を用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、特図2変動遊技および特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口に入賞した順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の実質的な上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示してもよいし、1の領域で複数の特図の抽選結果を表示するように構成していてもよい。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えてもよい。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施の形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。また、本実施形態ではコマンド種別として、普図に関する図柄変動開始コマンドや図柄変動停止コマンドも含まれている。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が特図の図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグなどの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを示す情報を含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234、235への入賞の有無などを示す情報を含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、後述する先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等を示す情報をコマンドデータに含む。
また、コマンド種別が普図の図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、普図当りフラグ、普図はずれフラグ、普図確率変動フラグなどの値、普図関連抽選処理で決定した停止図柄や変動時間に関する情報を含み、普図の図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、普図当りフラグ、普図はずれフラグ、普図確率変動フラグの値などを示す情報を含むようにしている。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグなどの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234、235の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図151に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、図151に示す主制御部メイン処理に復帰する。
図153(a)は、入賞受付処理(ステップS217)で実行される特図先読み処理の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報(新たに取得した始動情報)を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図153(b)〜(e)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加したか否かを判定する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加したか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加したと判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加したと判定した場合にはステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS307に進む。
ステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS303の次のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS307の処理に移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加したか否かを判定する。特図1の始動情報が増加したか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加したと判定した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理の入賞受付処理(ステップS217)に復帰する。
ステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中である)と判定した場合にはステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かをステップS309で判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS311の次のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理の入賞受付処理(ステップS217)に復帰する。
ステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理の入賞受付処理(ステップS217)に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、本実施の形態では、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを該第1副制御部400が判断するように構成してもよい。
図153(b)〜(e)は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図153(b)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図153(b)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図153(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図G」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図G」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図F」(小当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図A」(15R特別大当り)が記憶されている。
図153(c)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図153(c)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図153(c)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図d」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図153(c)では、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図153(d)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図153(d)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
図153(e)に示すように、特図1用先読み結果記憶部の各記憶領域のそれぞれには、停止図柄情報ではなく、特図1変動遊技の変動時間を示す「タイマ番号」が先読み結果として記憶されていてもよい。図153(e)に示す例において、記憶領域「保留1」にはタイマ番号情報として「タイマ3」が記憶され、記憶領域「保留2」にはタイマ番号情報として「タイマ5」が記憶され、記憶領域「保留3」と「保留4」には、タイマ番号情報が記憶されていない。なお、図153(e)では、タイマ番号情報が記憶されていない状態を「なし」と表記している。また、特図1用先読み結果記憶部の各記憶領域にタイマ番号情報が記憶される場合には、タイマ番号を当否結果と対応するように設定してもよい。
以上の説明では、停止図柄やタイマ番号を事前判定し、停止図柄情報やタイマ番号情報を先読み結果記憶部に記憶する例を挙げたが、当否判定結果等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信するようにしてもよい。
次に、本実施の形態によるパチンコ機100の主制御部300で用いられる各種テーブルについて説明する。図154〜図157に示す各種テーブルは、例えば、主制御部300のROM306に記憶されている。
図154(a)、(b)は、普図関連抽選処理(ステップS223)で当否判定を行う際に用いられる当否判定用テーブルの一例を示している。図154(a)、(b)に示す当否判定用テーブルは、「普図確率」、「乱数範囲」、「当否結果」の各項目で構成されている。「普図確率」の項目は、当否判定時の普図確率(普図低確率または普図高確率)を示している。「乱数範囲」の項目は、取得した普図当選乱数値と比較される数値範囲を示している。ここで、本例の普図当選乱数値のとり得る範囲は0〜99(数値範囲の幅は100)である。
図154(a)に示す当否判定用テーブルは、当否判定時の普図確率が低確率である場合に用いられる普図用の当否判定用テーブルである。図154(a)に示すように、この当否判定用テーブルが用いられた場合、当りの確率は1/100(つまり、1%)となり、はずれの確率は99/100となる。
図154(b)に示す当否判定用テーブルは、当否判定時の普図確率が高確率である場合に用いられる普図用の当否判定用テーブルである。図154(b)に示すように、この当否判定用テーブルが用いられた場合、当りの確率は約100/100(つまり、100%)となり、はずれの確率は0%となる。この当否判定用テーブルを図154(a)に示す当否判定用テーブルと比較すると、当りの確率は100倍である。このように普図高確率状態(時短作動時)においては、当りのみが選択されるように設計してもよい。また、時短作動時にはずれの確率が0%より高くなるようにしてもよいが、時短作動時は、時短未作動時(普図低確率状態)よりも当りが選択される確率は高くする。
図154(c)は、普図用の図柄振分けおよび当り時動作のテーブルを示している。テーブル中の「振分け」欄の数値は、普図関連抽選処理(ステップS223)において停止図柄を決定する際に普図乱数値と比較される、図柄毎の乱数範囲の振分け率(すなわち各図柄の選択確率に等しい)を示している。図154(c)に示すように、普図変動遊技の当否判定結果が当りである場合における各当り図柄の振分け率は、普図Aが50%であり、普図Bも50%である。普図A、Bは、普図変動遊技後に電チュー開放動作が実行される図柄である。なお、当否判定結果がはずれの場合に選択されるはずれ図柄は普図Cの一つだけなので、はずれの場合は普図Cが100%の確率で選択される。普図Cが選択された場合には普図変動遊技後に電チュー開放動作は実行されない。
図154(c)に示すように、普図Aが停止表示された後に特図2始動口(電チュー)232の開放動作が実行される。普図Aの停止表示時の遊技状態が時短未作動時には、電チュー232の羽根部材232aは最初に100msの間だけ開放し、次いで5000〜10000msの間だけ閉鎖し、次に5400msの間だけ開放する。普図Aの停止表示時の遊技状態が時短作動時には、電チュー232の羽根部材232aは最初に1800msの間だけ開放し、次いで2000ms程度の間だけ閉鎖し、再び1800msの間だけ開放し、次いで2000ms程度の間だけ閉鎖し、再び1800msの間だけ開放する。
また、図154(c)に示すように、普図Bが停止表示された後に特図2始動口(電チュー)232の開放動作が実行される。普図Bの停止表示時の遊技状態が時短未作動時には、電チュー232の羽根部材232aは1回だけ100msの間だけ開放する。普図Bの停止表示時の遊技状態が時短作動時には、電チュー232の羽根部材232aは最初に2400msの間だけ開放し、次いで2000ms程度の間だけ閉鎖し、次いで1450msの間だけ開放し、再び2000ms程度の間だけ閉鎖し、再び1450msの間だけ開放する。
図155(a)〜(d)は、特図2関連抽選処理(ステップS229)または特図1関連抽選処理(ステップS231)で当否判定を行う際に用いられる当否判定用テーブルの例を示している。図155(a)〜(d)に示す当否判定用テーブルは、「特図確率」、「乱数範囲」、「当否判定結果」の各項目で構成されている。「特図確率」の項目は、当否判定時の特図確率(特図低確率または特図高確率)を示している。「乱数範囲」の項目は、取得した特図2当選乱数値または特図1当選乱数値と比較される数値範囲を示している。ここで、本例の特図2当選乱数値および特図1当選乱数値のとり得る範囲はいずれも0〜65535(数値範囲の幅は65536)である。
図155(a)に示す当否判定用テーブルは、当否判定時の特図確率が低確率である場合に用いられる特図1用の当否判定用テーブルである。図155(a)に示すように、この当否判定用テーブルが用いられた場合、大当りの確率は約1/299(=219/65536)となり、小当りの確率は約1/399(=165/65536)となる。
図155(b)に示す当否判定用テーブルは、当否判定時の特図確率が高確率である場合に用いられる特図1用の当否判定用テーブルである。図155(b)に示すように、この当否判定用テーブルが用いられた場合、大当りの確率は約1/30(=2185/65536)となり、小当りの確率は約1/399となる。この当否判定用テーブルを図155(a)に示す当否判定用テーブルと比較すると、大当りの確率は約10倍であり、小当りの確率は同一である。
図155(c)に示す当否判定用テーブルは、当否判定時の特図確率が低確率である場合に用いられる特図2用の当否判定用テーブルである。図155(c)に示すように、この当否判定用テーブルが用いられた場合、大当りの確率は約1/299となり、小当りの確率は0となる。
図155(d)に示す当否判定用テーブルは、当否判定時の特図確率が高確率である場合に用いられる特図2用の当否判定用テーブルである。図155(d)に示すように、この当否判定用テーブルが用いられた場合、大当りの確率は約1/30となり、小当りの確率は0となる。この当否判定用テーブルを図155(c)に示す当否判定用テーブルと比較すると、大当りの確率は約10倍である。
図156(a)は、特図1用の図柄振分けテーブルを示している。テーブル中の「振分け」欄の数値は、特図1関連抽選処理(ステップS231)において停止図柄を決定する際に特図1乱数値と比較される、図柄毎の乱数範囲の振分け率(すなわち各図柄の選択確率に等しい)を示している。図156(a)に示すように、特図1変動遊技の当否判定結果が大当りである場合における各大当り図柄の振分け率は、特図A(15R特別大当り)が30%であり、特図B(7R特別大当り)が25%であり、特図C(7R大当り)が25%であり、特図D(突然確変大当り)が10%であり、特図E(潜伏確変大当り)が10%である。特図Cを除く特図A、B、D、Eは、大当り遊技終了後に確変が作動する図柄である。特図1変動遊技の大当りにおける確変大当り(特図A、B、D、E)の割合、すなわち確変確率は75%である。
特図A、B、Dは、当否判定時(図柄停止表示時)の遊技状態(特図高確率、特図低確率、普図高確率(時短作動時)、普図低確率(時短未作動時))に関わらず、大当り遊技終了後に時短(時短回数設定なし)が作動する図柄である。特図Cは、当否判定時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に時短(時短回数100回)が作動する図柄である。特図Eは、当否判定時の遊技状態が特図高確率状態または普図高確率状態であるときに限り、大当り遊技終了後に時短が作動する図柄である。すなわち、特図低確率普図低確率状態で特図Eが停止表示された場合には、大当り遊技終了後に時短が作動しない。例えば、特図低確率普図低確率状態から特図Eが大当り図柄として複数回連続して停止表示された場合には、1回目の停止表示後には時短が作動しない(特図高確率普図低確率状態となる)が、2回目以降の停止表示後には時短が作動する(特図高確率普図高確率状態となる)。特図1変動遊技の大当りにおいて時短が付与される確率は、特図低確率普図低確率状態で90%、それ以外の遊技状態で100%である。
本例では、特図1変動遊技における小当り図柄およびはずれ図柄はそれぞれ1種類のみである。したがって、特図1変動遊技の当否判定結果が小当りである場合には、特図1乱数値に関わらず100%の確率で特図Fが選択され、特図1変動遊技の当否判定結果がはずれである場合には、特図1乱数値に関わらず100%の確率で特図Gが選択される。ただし、小当り図柄やはずれ図柄は大当り図柄と同様にそれぞれ複数種類備えられ、特図1乱数値を用いた抽選により決定されるようにしてもよい。
図156(b)は、特図1の各図柄における大当り時動作の例を示している。図156(b)に示すように、特図Aが停止表示された後の大当り遊技では、アタッカの開放が1Rあたり29000msで15R行われる。同様に、特図Bまたは特図Cが停止表示された後の大当り遊技では、アタッカの開放が1Rあたり29000msで7R行われ、特図Dが停止表示された後の大当り遊技では、アタッカの開放が1Rあたり29000msで2R行われる。
特図Eについては、図柄停止表示時の遊技状態によって大当り遊技の動作が異なる。特図低確率普図低確率状態で特図Eが停止表示された後の大当り遊技では、アタッカの開放が1Rあたり100msで2R行われる。この大当り遊技では、開放時間が短いため遊技球の入球が困難である。一方、特図低確率普図低確率状態以外の遊技状態で特図Eが停止表示された後の大当り遊技では、1Rあたり29000msで2R行われる。この大当り遊技では、開放時間が比較的長いため遊技球の入球が容易である。
特図Fが停止表示された後の小当り遊技では、1回の開放契機において、100msのアタッカ開放が2回行われる。すなわち、特図低確率普図低確率状態で特図Eが停止表示された後の大当り遊技と、特図Fが停止表示された後の小当り遊技とでは、アタッカが同じように動作する。
図157(a)は、特図2用の図柄振分けテーブルを示している。テーブル中の「振分け」欄の数値は、特図2関連抽選処理(ステップS229)において停止図柄を決定する際に特図2乱数値と比較される、図柄毎の乱数範囲の振分け率(すなわち各図柄の選択確率に等しい)を示している。図157(a)に示すように、特図2変動遊技の当否判定結果が大当りである場合における各大当り図柄の振分け率は、特図a(15R特別大当り)が70%であり、特図b(7R特別大当り)が5%であり、特図c(7R大当り)が25%である。特図a、bは、大当り遊技終了後に確変が作動する図柄である。特図2変動遊技の大当りにおける確変大当り(特図a、b)の割合、すなわち確変確率は、特図1変動遊技の確変確率と同じ75%である。
特図a、bは、当否判定時(図柄停止表示時)の遊技状態(特図高確率、特図低確率、普図高確率(時短作動時)、普図低確率(時短未作動時))に関わらず、大当り遊技終了後に時短(時短回数設定なし)が作動する図柄である。特図cは、当否判定時の遊技状態に関わらず、大当り遊技終了後に時短(時短回数100回)が作動する図柄である。特図2変動遊技の大当りにおいて時短が付与される確率は、遊技状態に関わらず100%である。
本例では、特図2変動遊技におけるはずれ図柄は1種類のみである。したがって、特図2変動遊技の当否判定結果がはずれである場合には、特図2乱数値に関わらず100%の確率で特図dが選択される。ただし、はずれ図柄は大当り図柄と同様にそれぞれ複数種類備えられ、特図2乱数値を用いた抽選により決定されるようにしてもよい。
図157(b)は、特図2の各図柄における大当り時動作の例を示している。図157(b)に示すように、特図aが停止表示された後の大当り遊技では、アタッカの開放が1Rあたり29000msで15R行われ、特図bまたは特図cが停止表示された後の大当り遊技では、アタッカの開放が1Rあたり29000msで7R行われる。
図156および図157に示すように、特図2は、特図1と比較して時短が付与される確率が高く、アタッカの開放時間が長い(またはR数が多い)。したがって、特図2は特図1よりも有利度が高いと考えることができる。
次に、図158および図159を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。図158(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理の流れを示すフローチャートである。まず、図158(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。演出制御処理で実行される種々の処理のうち電チューロング開放演出については図159を用いて後述する。
ステップS409の次のステップS411では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、チャンスボタン136の押下を検出していた場合、ステップS409で更新した演出データをチャンスボタン136の押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS411の次のステップS413では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。
ステップS413の次のステップS415では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS415の次のステップS417では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS417の次のステップS419では、シャッタ制御処理を行う。シャッタ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS419の次のステップS421では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS403に戻る。
図158(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)の流れを示すフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS501では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図158(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS601では、第1副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS601の次のステップS603では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS421)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図158(d)は、第1副制御部メイン処理の画像制御処理(ステップS413)の流れを示すフローチャートである。ステップS701では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP434は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS701の次のステップS703では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS705に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS705では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS701でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS705の次のステップS707では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS707の次のステップS709では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS711に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS711では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
図159(a)は、第1副制御部400でのメイン処理の演出制御処理で実行される電チューロング開放演出処理の流れを示している。図159(b)は、装飾図柄表示装置208での電チューロング開放演出の一例を示している。電チューロング開放演出とは、普図変動遊技中に実行可能な演出であり、普図変動遊技に当選して特図2始動口(電チュー)232が長時間および/または複数回開放(以下、ロング開放と称する場合がある)するか否かを煽る演出のことである。なお、普図変動停止後も普図停止図柄に基づいて電チューロング開放演出(例えば、「電チュー開放中!」のような報知演出)を継続するようにしてもよい。
図159(a)に示す電チューロング開放演出処理は、図158(a)の第1副制御部400のメイン処理のコマンド処理(ステップS407)において、主制御部300から普図の図柄変動開始(回転開始)コマンドを受信している場合に実行される。
第1副制御部400は、まず、電チューロング開放演出の実行を規制する電チューロング開放演出実行規制フラグがオフか否かを判断する(ステップS801)。第1副制御部400は、RAM408内の所定領域に格納された電チューロング開放演出実行規制フラグの値を参照して、電チューロング開放演出の実行が規制されているか否かを判断する。例えば、装飾図柄表示装置208の画像表示領域全面が真っ黒となる表示暗転中では電チューロング開放演出を実行しても遊技者は当該演出を視認できず電チューロング開放演出の効果が得られない。そこでこのような場合は、表示暗転中の特図変動遊技の当否判定結果に基づく演出に基づいて電チューロング開放演出実行規制フラグはオンにされる。また、装飾図柄表示装置208の画像表示領域全面が暗転表示中でなく、普図変動遊技の変動時間が電チューロング開放演出を実行するのに十分な長さであるような場合には、遊技者を楽しませることができる電チューロング開放演出を実行可能である。そこでこのような場合は、特図変動遊技の当否判定結果に基づく演出やデモ演出に基づいて電チューロング開放演出実行規制フラグはオフにされる。
ステップS801で電チューロング開放演出実行規制フラグがオンの場合、第1副制御部400は電チューロング開放演出の実行が規制されていると判断して、電チューロング開放演出の規制のためのその他の制御処理を実行して本処理を終了してメイン処理の演出制御処理(ステップS409)に戻る。
ステップS801で電チューロング開放演出実行規制フラグがオフの場合、第1副制御部400は電チューロング開放演出を実行可能と判断してステップS803に進み、普図の図柄変動開始(回転開始)コマンドのコマンドデータから普図当りフラグおよび普図はずれフラグに関する情報を参照して、当該普図変動遊技の当否判定結果が当りか否かを判断する。
第1副制御部400は、ステップS803で当該普図変動遊技の当否判定結果が当りであると判断すると、ステップS805に進み、普図の図柄変動開始(回転開始)コマンドのコマンドデータから普図停止図柄に関する情報を参照して、当該普図変動遊技の停止図柄が普図Aであるか否かを判断する。
第1副制御部400は、ステップS805で当該普図変動遊技の停止図柄が普図Aであると判断するとステップS807に進み、演出種別が「成功パターン」の演出を選択して電チューロング開放演出として設定する。次いで、第1副制御部400は、ステップS809に移行して、「成功パターン」に基づく電チューロング開放演出のためのその他の制御処理を実行して本処理を終了してメイン処理の演出制御処理(ステップS409)に戻る。
第1副制御部400は、ステップS805で当該普図変動遊技の停止図柄が普図Aでないと判断するとステップS811に進み、演出種別が「失敗パターンA」の演出を選択して電チューロング開放演出として設定する。次いで、第1副制御部400は、ステップS809に移行して、「失敗パターンA」に基づく電チューロング開放演出のためのその他の制御処理を実行して本処理を終了してメイン処理の演出制御処理(ステップS409)に戻る。
第1副制御部400は、ステップS803で当該普図変動遊技の当否判定結果が当りでないと判断すると、ステップS815に進み、電チューロング開放偽(ガセ)演出実行抽選処理を実行する。電チューロング開放偽演出実行抽選処理では、RAM408内に設けた電チューロング開放偽演出実行抽選用乱数カウンタから乱数値を取り出して、ROM406内に格納してある電チューロング開放偽演出実行抽選テーブルを用いて当該乱数値が当りに該当するか否かの当否判定を行う。
第1副制御部400は、ステップS815の当否判定の結果に基づき、電チューロング開放偽演出を実行するか否かを判断する(ステップS817)。
第1副制御部400は、ステップS817で電チューロング開放偽演出を実行すると判断するとステップS821に進み、演出種別が「失敗パターンB」の演出を選択して電チューロング開放演出として設定する。次いで、第1副制御部400は、ステップS809に移行して、「失敗パターンB」に基づく電チューロング開放演出のためのその他の制御処理を実行して本処理を終了してメイン処理の演出制御処理(ステップS409)に戻る。
第1副制御部400は、ステップS817で電チューロング開放偽演出を実行しないと判断すると、電チューロング開放演出を実行しないためのその他の制御処理を実行して本処理を終了してメイン処理の演出制御処理(ステップS409)に戻る。
図159に示す電チューロング開放演出の処理では、電チューロング開放演出実行規制フラグがオフの場合には、当りであれば必ず電チューロング開放演出が行われるものとしているが、当りであってもはずれ時と同様に実行抽選を行い、抽選が当選した場合にのみ演出を実行するように構成してもよい。また、本例では、電チューが短時間開放(ショート開放)の当り(普図B)では「失敗パターンA」の演出を設定し、電チューが開放しないはずれ(普図C)では「失敗パターンB」の演出を設定しているが、当り(普図B)とはずれ(普図C)とで同様の演出を行ってもよい。
図159(b)は、電チューロング開放演出の一例を示している。図159(b)は、装飾図柄表示装置208の画像表示領域で実行されている表示演出を示している。画像表示領域全面が演出表示領域208dとなって例えば「陸ステージ」という名称の背景演出が実行されている。背景演出の前面では、左中右図柄表示領域208a、208b、208cで「装飾1」から「装飾10」が順次上から下に移動する装飾図柄の変動表示(図中、下向きの矢印で示す)が実行されている。演出表示領域208d内の左下側には変動アイコン表示領域aが配置され、自動車を模した絵柄の変動アイコンが表示されている。変動アイコン表示領域aの右側には特図の保留を表示する特図保留表示領域cが配置され、自動車を模した絵柄の保留アイコンbが表示されている。演出表示領域208d内の右下側には電チューロング開放演出領域dが配置されている。不図示の普図表示装置210で普図変動遊技が開始され、電チューロング開放演出の実行が規制されておらず、電チューロング開放演出領域dで電チューロング開放演出が実行されている。電チューロング開放演出として、「お助けチャンス抽せん中」の表示とともに、武士のキャラクタが抽選機を操作している画像が表示されて、普図変動遊技に当選して特図2始動口232がロング開放するかもしれないと遊技者に期待させる煽り演出が実行されている。図159(b)に示すように、電チューロング開放演出により右図柄表示領域208cの一部が隠されている。また、特図保留表示領域cの右側領域も一部が隠されている。このように、電チューロング開放演出が装飾図柄の変動表示の少なくとも一部を確認困難にすることもあれば、装飾図柄の変動表示が電チューロング開放演出の少なくとも一部を確認困難にする場合があってもよい。
次に、図160を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。図160(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図160(a)のステップS901では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS901で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS901の次のステップS903では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS905の処理に移行する。ステップS905では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS905の次のステップS907では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS907の次のステップS909では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS907で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS909の次のステップS911では、ランプ制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS911の次のステップS913では、可動体制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力する。その後、ステップS903に戻る。
図160(b)は、第2副制御部500のCPU504が実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS1001では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図160(c)は、第2副制御部500のCPU504が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS1101では、第2副制御部メイン処理のステップS903において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS903において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS1101の次のステップS1103では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、本実施の形態によるパチンコ機100の演出例について図161〜図173を用いて説明する。
図161(a)は、図158に示す第1副制御部メイン処理の演出制御処理(ステップS409)で先読み予告抽選を行う際に用いられる先読み予告の抽選テーブルの例を示している。先読み抽選は第1副制御部400が主制御部300から先読み結果の情報を含む先読み結果情報コマンドを受信した場合に実行され、先読み予告抽選により先読み結果に対応する保留を示す保留アイコンの表示態様が決定される。図161(a)に示す先読み予告の抽選テーブルは、「先読み予告態様」、「大当り」、「はずれ」の各項目で構成されている。
図中左列の「先読み予告態様」は、装飾図柄表示装置208に表示される保留アイコンの表示態様を示している。「白」は保留アイコンの表示態様が白色円形であることを示し、「黒」は保留アイコンの表示態様が黒色円形であることを示し、「熱」は保留アイコンの表示態様が円の中に「熱」の文字が描かれた態様であることを示し、「白→黒」は保留アイコンの表示態様が白色円形から黒色円形に変化する変化アニメーション(詳細は後述)が実行されることを示し、「黒→熱」は保留アイコンの表示態様が黒色円形から円の中に「熱」の文字が描かれた態様に変化する変化アニメーションが実行されることを示している。本実施の形態において、保留アイコンのデフォルトの表示態様は白色円形である。なお、先読み結果が未判定情報を含む場合には、先読み予告抽選を実行せずに、当該先読み結果に対応する保留を示す保留アイコンをデフォルトの表示態様で表示するようにしてもよい。
図中中列の「大当り」は、先読み結果が大当りの場合に、演出制御処理(ステップS409)において先読み予告態様を決定する際にRAM408に設けられた先読み抽選乱数カウンタから取得した先読み抽選乱数と比較される、先読み予告態様の乱数範囲の振分け率(すなわち各先読み予告態様の選択確率に等しい)を示している。図161(a)に示すように、先読み予告結果が大当りである場合における各先読み予告態様の振分け率は、「白」が80%であり、「黒」が2%であり、「熱」が7%であり、「白→黒」が3%であり、「黒→熱」が8%である。
図中右列の「はずれ」は、先読み結果がはずれの場合に、演出制御処理(ステップS409)において先読み予告態様を決定する際にRAM408に設けられた先読み抽選乱数カウンタから取得した先読み抽選乱数と比較される、先読み予告態様の乱数範囲の振分け率(すなわち各先読み予告態様の選択確率に等しい)を示している。図161(a)に示すように、先読み予告結果がはずれである場合における各先読み予告態様の振分け率は、「白」が94%であり、「黒」が2%であり、「熱」が1%であり、「白→黒」が2%であり、「黒→熱」が1%である。
図161(b)は、図158に示す第1副制御部メイン処理の演出制御処理(ステップS409)で予告抽選を行う際に用いられる変動開始時(大当り判定後)の予告の抽選テーブルの例を示している。予告抽選は第1副制御部400が主制御部300から図柄変動開始コマンドを受信した場合に実行され、予告抽選により実行中の特図変動遊技についての予告演出の態様が決定される。図161(b)に示す変動開始時の予告の抽選テーブルは、「予告態様」、「大当り」、「はずれ」の各項目で構成されている。図中左列の「予告態様」は、装飾図柄表示装置208や演出用可動体990を用いて実行される予告の態様を示している。「ロゴ落下」は演出用可動体990が下方に移動する態様で予告が実行されることを示し、「回転」は装飾図柄表示装置208に表示される画像が回転する態様で予告が実行されることを示し、「ロゴ落下+回転」は演出用可動体990が下方に移動し、装飾図柄表示装置208に表示される画像が回転する態様で予告が実行されることを示し、「なし」は予告演出が実行されないことを示している。
図中中列の「大当り」は、当否判定結果が大当りの場合に、演出制御処理(ステップS409)において予告態様を決定する際にRAM408に設けられた予告抽選乱数カウンタから取得した予告抽選乱数と比較される、予告態様の乱数範囲の振分け率(すなわち各予告態様の選択確率に等しい)を示している。図161(b)に示すように、予告結果が大当りである場合における各予告態様の振分け率は、「ロゴ落下」が4%であり、「回転」が7%であり、「ロゴ落下+回転」が14%であり、「なし」が75%である。
図中右列の「はずれ」は、当否判定結果がはずれの場合に、演出制御処理(ステップS409)において予告態様を決定する際にRAM408に設けられた予告抽選乱数カウンタから取得した予告抽選乱数と比較される、予告態様の乱数範囲の振分け率(すなわち各予告態様の選択確率に等しい)を示している。図161(b)に示すように、予告結果がはずれである場合における各予告態様の振分け率は、「ロゴ落下」が3%であり、「回転」が2%であり、「ロゴ落下+回転」が1%であり、「なし」が94%である。
また、大当りの場合とはずれの場合とで、「ロゴ落下」の予告態様を異ならせてもよい。例えば、大当りの場合とはずれの場合とで演出用可動体990が下方に移動する距離を異ならせてもよいし、演出用可動体990が移動する速度を異ならせてもよい。また、大当りの場合とはずれの場合とで、「回転」の予告態様を異ならせてもよい。例えば、大当りの場合には画像を一回転させ、はずれの場合には画像を一回転させずに回転表示を終了し通常表示に戻す。なお、はずれの場合にも画像を一回転させてもよい。また、例えば、大当りの場合とはずれの場合とで、画像の回転角度を異ならせてもよいし、画像回転の角速度を異ならせてもよいし、画像の回転方向を異ならせてもよいし、回転させる画像を異ならせてもよい。また、大当りの場合とはずれの場合とで、「ロゴ落下+回転」の予告態様を上述のように異ならせてもよい。
(実施例1)
本実施の形態の実施例1の演出例について図162を用いて説明する。また、図162および後述する各図では、各実施例における特図1変動遊技の演出例が時系列で示されている。また、装飾図柄表示装置208の図柄表示領域208a〜208cにおける装飾図柄の変動を白抜き太矢印で表している。
まず、図162(a)を参照しつつ、図162および後述する各図の共通点について説明する。図162(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示領域内の左上部には、「L」の字を上下反転させた形状の装飾枠f1が表示されている。装飾枠f1内の左上部には正方形状の特図1保留数表示領域931が設けられ、その右方には正方形の特図2保留数表示領域932が設けられ、特図1保留数表示領域931の下方には特図1第4図柄表示領域933が設けられ、その下方には特図2第4図柄表示領域934が設けられている。特図1保留数表示領域931では特図1の保留数が数字で表示され、例えば、特図1の保留が無い場合は「0」が表示される。特図2保留数表示領域932では特図2の保留数が数字で表示され、例えば、特図2の保留が無い場合は「0」が表示される。また、特図1第4図柄表示領域933には、特図1変動遊技が実行中の場合は、第4図柄の変動表示として特図1変動遊技が実行中であることを報知する「/」、「\」の画像が交互に表示され、特図1変動遊技が非実行中である場合(特図1が停止表示中の場合)は、第4図柄表示として「−」または「○」の画像が表示される。「−」は特図1変動遊技の結果がはずれである場合に表示される第4図柄であり、「○」は特図1変動遊技の結果が大当りである場合に表示される第4図柄である。なお、特図1変動遊技の結果に関係なく特図1変動遊技の非実行中には第4図柄として「−」が表示されるようにしてもよい。また、特図2第4図柄表示領域934には、特図2変動遊技が実行中の場合は、第4図柄の変動表示として特図2変動遊技が実行中であることを報知する「/」、「\」の画像が交互に表示され、特図2変動遊技が非実行中である場合(特図2が停止表示中の場合)は、第4図柄表示として「−」または「○」の画像が表示される。「−」は特図2変動遊技の結果がはずれである場合に表示される第4図柄であり、「○」は特図2変動遊技の結果が大当りである場合に表示される第4図柄である。なお、特図2変動遊技の結果に関係なく特図2変動遊技の非実行中には第4図柄として「−」が表示されるようにしてもよい。
装飾図柄表示装置208の表示領域内の下方には、横長の長方形状の装飾枠f2が表示されている。装飾枠f2の中央には、左右の枠の一部が開口している正方形状の変動アイコン表示領域940が設けられている。なお、変動アイコンは、後述する保留アイコン表示領域930に表示される保留アイコンとは異なる表示サイズ(例えば、保留アイコンよりも大きい表示サイズ)で表示されるようにしてもよい。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合がある。
変動アイコン表示領域940の左方には特図1保留アイコン表示領域950が設けられており、変動アイコン表示領域940の右方には特図2保留アイコン表示領域960が設けられている。特図1保留アイコン表示領域950は、左から右に向かって、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域の4つの領域に大まかに分かれている。第1〜第4の各領域は、それぞれ1番目〜4番目の特図1の保留順位に対応している。すなわち、第1領域には最先(最も過去に記憶された)の特図1の保留に対応する特図1保留アイコンが表示可能となっており、同様に第2〜第4領域には2〜4個目の特図1の保留に対応する特図1保留アイコンがそれぞれ表示可能となっている。同様に、特図2保留アイコン表示領域960は、左から右に向かって、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域の4つの領域に大まかに分かれている。第1〜第4の各領域は、それぞれ1番目〜4番目の特図2の保留順位に対応している。すなわち、第1領域には最先(最も過去に記憶された)の特図2の保留に対応する特図2保留アイコンが表示可能となっており、同様に第2〜第4領域には2〜4個目の特図2の保留に対応する特図2保留アイコンがそれぞれ表示可能となっている。また、特図1保留アイコン表示領域950および特図2保留アイコン表示領域960では、保留アイコンの移動を表す各種アニメーションが実行される。
特図1保留表示領域950の左方には、正方形状のナビゲーションキャラクタ表示領域970が設けられている。ナビゲーションキャラクタ表示領域970には、商人のキャラクタ画像h1が表示されている。商人のキャラクタ画像h1は、チュートリアル演出等の説明演出や予告(当該変動の予告や先読み予告)演出等に用いられる。
特図2保留表示領域960の右方には、正方形状の演出カスタム状態表示領域980が設けられている。演出カスタム状態表示領域980には、パチンコ機100の演出カスタム状態に応じて「レベル1〜99」までの表示がされる。演出カスタム状態のレベルは、例えば、出現率の低い演出が行われることによって上昇するように設定されている。なお、演出カスタム状態のレベルは、遊技球が所定数打たれた場合や、所定の演出が実行された場合や、大当りに当選した場合にも上昇するように設定されていてもよい。
図162(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す図柄組合せ「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示されている。特図1第4図柄表示領域933には、はずれを報知する「−」の表示態様の第4図柄が停止表示されている。なお、特図2第4図柄表示領域934には、直近の特図2変動遊技の結果がはずれであったことを報知する「−」の表示態様の第4図柄が停止表示されている。また、特図1保留数表示領域931には特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示され、特図2保留数表示領域932には特図2の保留数が0であることを示す「0」が表示されている。特図1保留アイコン表示領域950には白色円形で表示されたデフォルトの特図1保留アイコン951が表示されている。
図162(b)は、特図1の保留が消化されて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が実行されている。特図1第4図柄表示領域933では第4図柄の変動表示が実行されている。また、特図1保留数表示領域931では「0」が表示され、特図1の保留数が1減少して特図1の保留数が0になったことが報知されている。
また、特図1の保留が1個減少し、特図1変動遊技が開始されると、装飾図柄表示装置208の変動アイコン表示領域940および特図1保留アイコン表示領域950では、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが実行される。保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、特図1保留アイコン表示領域950の第1領域に表示されていた特図1保留アイコン951が、変動アイコン941となって、変動アイコン表示領域940に移動する。図162(b)中の変動アイコン941の左上方に示す右向き矢印は、変動アイコン941の移動方向を表している。
図162(c)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾2」が仮停止表示され、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了し、変動アイコン表示領域940に変動アイコン941が表示された状態を示している。また、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域931では「1」が表示され、特図1保留アイコン表示領域950の第1領域に白色円形で表示されたデフォルトの特図1保留アイコン952が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。図162(b)中の特図1保留アイコン952の左方に示す上向き矢印は、特図1保留アイコン952の移動方向を表している。また、図162(c)では、装飾図柄表示装置208のナビゲーションキャラクタ表示領域970に表示されている商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像が演出表示領域208dの左下部に表示開始されている。当該吹き出し画像は、商人のキャラクタ画像h1による予告に用いられる画像である。
図162(d)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、および右図柄表示領域208cに「装飾2」が仮停止表示された状態を示している。また、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域931では「2」が表示され、特図1保留アイコン表示領域950の第2領域に黒色円形で表示された特図1保留アイコン953が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。図162(d)中の特図1保留アイコン953の左方に示す上向き矢印は、特図1保留アイコン953の移動方向を表している。また、商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス?」の文字列の画像が表示されリーチ演出に発展することを期待させる演出が実行されている。また、「保留変化」の文字列の画像を含む略四角形の形状の保留変化画像h2が、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cに表示された装飾図柄とオーバーラップして表示される。保留変化画像h2は、表示中の保留アイコンや変動アイコンの表示態様を変化させる先読み予告や当該変動の予告の演出が実行されることを報知するために表示される画像である。本例では、保留変化画像h2により表示中の保留アイコンの表示態様が変化する変化アニメーションが実行されることが報知される。なお、保留変化画像h2は、特図1の保留アイコンを変化させる場合にのみ表示される表示であってもよいし、特図2の保留アイコンを変化させる場合にのみ表示される表示であってもよいし、変動アイコンを変化させる場合にのみ表示される表示であってもよいし、特図1および特図2の保留アイコンを変化させる場合にのみ表示される表示であってもよいし、特図2の保留アイコンおよび変動アイコンを変化させる場合にのみ出現する表示であってもよいし、特図1の保留アイコン、特図2の保留アイコン、および変動アイコンを変化させる場合にのみ出現する表示であってもよい。
図162(e)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾4−装飾2」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。また、変動アイコン表示領域940に表示されていた変動アイコン941が下方に移動する消去アニメーションが表示され、変動アイコン941が徐々に消去される。また、図162(e)では、特図1保留アイコン952の表示態様が「白→黒」に変化する変化アニメーションが実行された状態を示している。当該変化アニメーションでは、保留変化画像h2から特図1保留アイコン952に落雷する画像が表示され、特図1保留アイコン951にオーバーラップしてエフェクト画像が表示される。当該エフェクト画像は特図1保留アイコン952、953よりも前面側に表示され、当該エフェクト画像によって、特図1保留アイコン952の全体と特図1保留アイコン953の一部が隠される。
図162(f)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す図柄組合せ「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示されている。また、図162(f)では、変化アニメーションが終了し、図162(e)で示した保留変化画像h2、エフェクト画像が消去され、特図1保留アイコン952の表示態様が白色円形から黒色円形に変化している。
図162(g)は、最先の特図1の保留が消化されて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が実行されている。特図1第4図柄表示領域933では第4図柄の変動表示が実行されている。また、特図1保留数表示領域931では「1」が表示され、特図1保留アイコン952が変動アイコンとなり、保留・変動アイコン間の移動アニメーション、特図1保留アイコン953の移動アニメーションが開始されている。また、図162(g)では、装飾図柄表示装置208のナビゲーションキャラクタ表示領域970に表示されている商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像が演出表示領域208dの左下部に表示開始されている。
図162(h)は、保留・変動アイコン間の移動アニメーションおよび特図1保留アイコン953の移動アニメーションが終了した状態を示している。また、図162(h)では、商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像内には「殿〜」の文字列の画像が表示され、後述する殿のキャラクタ画像h3が出現することを示唆する演出が実行されている。殿のキャラクタ画像h3は、図161(b)に示した「回転」の予告の演出(以下、「回転表示予告演出」と称する場合がある。)に用いられるキャラクタ画像である。
図162(i)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾3」が仮停止表示された状態を示している。また、演出表示領域208dの右上部に殿のキャラクタ画像h3が表示され、殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す吹き出し画像内には「呼んだ?」の文字列の画像が表示されている。また、商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像には「殿!」の文字列の画像が表示されている。
図162(j)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、および右図柄表示領域208cに「装飾3」が仮停止表示され、リーチ演出が開始された状態を示している。また、商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス?」の文字列の画像が表示され、その後に殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス!」の文字列の画像が表示されている。殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す「チャンス!」の文字列の画像が表示されることで、回転表示予告演出が実行されることが示唆される。
図162(k)は、装飾図柄表示装置208に表示された全ての画像(以下、本実施例において、「回転対象画像」と称する場合がある。)が、装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として遊技者から見て反時計回りに45°回転した状態を示している。また、図162(k)では、回転対象画像の縦横比が変化して表示される。ここで、反時計回りに45°回転した回転対象画像の縦横比は、水平方向から反時計回りに45°回転した方向に横軸を取り、当該横軸に直交する方向に縦軸を取った場合の縦横比である。以下同様に、回転後の回転対象画像の縦横比は、水平方向から反時計回りに回転した方向に横軸を取り、当該横軸に直交する方向に縦軸を取った場合の縦横比である。例えば、回転対象画像が遊技者から見て反時計回りに90°回転した場合の回転対象画像の縦横比は、回転対象画像を遊技者から見て時計回りに90°回転した状態の回転対象画像の縦の長さと横の長さの比のことを示している。また、特図1第4図柄表示領域933に表示された第4図柄、および中図柄表示領域208bの装飾図柄の変動表示は、回転表示予告演出の実行中においても実行されている。
図162(j)に示す回転前の回転対象画像は、縦横比9:16(装飾図柄表示装置208の画面の縦横比)の画面に合わせた縦横比で表示されているのに対して、図162(k)に示す回転対象画像は、縦横比7:5の画面に合わせた縦横比で表示されている。また、殿のキャラクタ画像h3の一部や右図柄表示領域208cに表示されていた「装飾3」の一部やナビゲーションキャラクタ表示領域970の一部が、装飾図柄表示装置208から見切れるように表示される。また、特図1第4図柄表示領域933に表示された第4図柄、および中図柄表示領域208bの装飾図柄の変動表示は、回転表示予告演出の実行中においても実行されている。
図162(l)は、回転対象画像が図162(k)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計90°回転)した状態を示している。また、回転対象画像は、縦横比1:1の画面に合わせた縦横比で表示されている。また、図162(l)では、回転対象画像は見切れずに全体が表示される。
図162(m)は、回転対象画像が図162(l)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに90°回転(合計180°回転)した状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、回転前の回転対象画像の縦横比に変化している。
図162(n)は、回転対象画像が図162(m)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計225°回転)した状態を示している。回転対象画像は、縦横比7:5の画面に合わせた縦横比で表示されている。また、図162(n)では、回転表示予告演出の実行中に保留変化画像h2が、回転対象画像として、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cに表示された装飾図柄、および殿のキャラクタ画像h3にオーバーラップして表示される。図162(n)に表示されている保留変化画像h2は、変動アイコンの表示態様を変化させる当該変動の予告の演出に用いられる画像である。また、殿のキャラクタ画像h3の一部や右図柄表示領域208cに表示されていた「装飾3」の一部やナビゲーションキャラクタ表示領域970の一部が、装飾図柄表示装置208から見切れるように表示される。
図162(o)は、回転対象画像が図162(n)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計270°回転)した状態を示している。回転対象画像は、縦横比1:1の画面に合わせた縦横比で表示されている。また、図162(o)においては、回転対象画像は見切れていない。また、図162(o)は、変動アイコンの表示態様を変化させる演出が実行された状態を示している。当該演出では、保留変化画像h2から雷が発生し、黒色円形で表示された変動アイコンに落雷するアニメーションが実行されている。落雷した変動アイコンは、エフェクト画像とオーバーラップすることで、当該エフェクト画像によって変動アイコンの全体が隠されている。また、図162(o)は、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域931では「2」が表示され、特図1保留アイコン表示領域950の第2領域に黒色円形で表示された特図1保留アイコン954が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。
図162(p)は、回転対象画像が図162(o)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計315°回転)した状態を示している。回転対象画像は、縦横比7:5の画面に合わせた縦横比で表示されている。また、図162(o)で示した保留変化画像h2、および変動アイコン941の全体とオーバーラップして表示されたエフェクト画像が消去され、円の中に「熱」の文字が描かれた態様の変動アイコンが表示されている。次いで、図162(q)は、回転対象画像が図162(p)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計360°回転)し、回転対象画像が一回転して元の表示状態に戻った状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、回転前の元の縦横比に戻っている。次いで、図162(r)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾3−装飾2−装飾3」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。また、変動アイコン表示領域940に表示されていた変動アイコンが下方に移動することで、変動アイコンを消去する消去アニメーションが実行されている。図162(r)中の変動アイコンの左上方に示す下向き矢印は、変動アイコンの移動方向を表している。
このように本実施例の回転表示予告演出では、回転対象画像の回転表示を行う場合において、回転対象画像の縦横比が変化する場合がある。回転対象画像にはキャラクタ画像が用いられる場合があり、キャラクタ画像の縦横比が変化することによってキャラクタ画像の存在感が高められ、遊技者に強い印象を与えることができる場合がある。また、本実施例における回転表示予告演出では、回転対象画像は1回転(360°回転)しているが、回転対象画像が1回転以上回転してもよい。例えば、回転対象画像の回転数が多いほど、大当り信頼度が高くなるように設定されていてもよい。
回転対象画像の縦横比は、回転対象画像の回転角度に関連して変化する場合があってもよい。例えば、第1副制御部のCPU404が、回転対象画像の回転角度を変数とした所定の関数を用いて回転対象画像の縦横比を決定し、当該縦横比に基づいてROM406に記憶された画像データからVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成する場合があってもよい。また、回転対象画像の縦横比はランダムに変化する場合があってもよい。例えば、第1副制御部のCPU404が乱数を用いて回転対象画像の縦横比を決定し、当該縦横比に基づいてROM406に記憶された画像データからVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成する場合があってもよい。また、回転対象画像の縦横比の変化によっては回転対象画像の表示面積が拡大したり縮小したりする場合があってもよいし、回転対象画像の表示面積を一定にするように回転対象画像の縦横比が変化する場合があってもよい。
本実施例では、回転対象画像は、装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心としているが、装飾図柄表示装置208の画像表示領域の任意の位置を回転中心とする場合があってもよい。また、回転対象画像は、装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を通る直線を回転軸として回転させてもよいし、装飾図柄表示装置208の画像表示領域の任意の位置を通る直線を回転軸として回転させてもよい。また、本実施例では、回転対象画像内の各画像の回転する角速度は一定であるが、回転中心からの距離に応じて各画像の回転の角速度を異ならせてもよい。例えば、回転中心からの距離が遠いほど、各画像の回転の角速度を遅くさせてもよい。この場合は、遊技者に回転対象画像が見た目以上に速く回転しているような印象を与えることができる場合がある。また、本実施例では、実行中の図柄変動表示の予告としての回転表示予告演出の最中に変動アイコンを変化する演出が行われている。このため、これらの演出が同時に行われることで実行中の特図変動遊技に対する期待を相乗的に高めることができる場合がある。
(実施例2)
本実施の形態の実施例2の演出例について図163を用いて説明する。図163(a)〜(r)は特図1変動遊技の演出を時系列で表示している。図163(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示し、図162(a)に示す状態と同じ状態を示している。次いで、図163(b)は、特図1の保留が消化されて、特図1変動遊技が開始された状態を示し、図162(b)と同じ状態を示している。次いで、図163(c)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾2」が仮停止表示され、特図1保留アイコン951の移動アニメーションが終了し、変動アイコン表示領域940に変動アイコン941が表示された状態を示している。また、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域931では「1」が表示され、特図1保留アイコン表示領域950の第1領域に黒色円形で表示された特図1保留アイコン952が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。また、図163(c)は、装飾図柄表示装置208のナビゲーションキャラクタ表示領域970に表示されている商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像が演出表示領域208dの左下部に表示された直後の状態を示している。
図163(d)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、および右図柄表示領域208cに「装飾2」が仮停止表示された状態を示している。また、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域931では「2」が表示され、特図1保留アイコン表示領域950の第2領域に黒色円形で表示された特図1保留アイコン953が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。また、商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス?」の文字列の画像が表示されている。
図163(e)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾4−装飾2」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。次いで、図163(f)は、特図1変動遊技が終了した状態を示し、図162(f)と同じ状態を示している。次いで、図163(g)は、最先の特図1の保留が消化されて、特図1変動遊技が開始された状態を示し図162(g)と同じ状態を示している。次いで、図163(h)は、保留・変動アイコン間の移動アニメーションおよび特図1保留アイコン953の移動アニメーションが終了した状態を示し、図162(h)と同じ状態を示している。次いで、図163(i)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾3」が仮停止表示され殿のキャラクタ画像h3が表示された状態を示し、図162(i)と同じ状態を示している。
図163(j)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、および右図柄表示領域208cに「装飾3」が仮停止表示され、リーチ演出が開始された状態を示している。また、商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス?」の文字列の画像が表示され、その後に殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス!」の文字列の画像が表示されている。殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す「チャンス!」の文字列の画像が表示されることで、回転表示予告演出が実行されることが示唆される。
図163(k)は、装飾図柄表示装置208に表示された装飾図柄、保留変化画像h2、殿のキャラクタ画像h3、殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す吹き出し画像、装飾枠f2、および装飾枠f2内に表示された画像(保留アイコン、変動アイコン、商人のキャラクタ画像h1等)、および商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像(以下、本実施例において、「回転対象画像」と称する場合がある。)が、装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として遊技者から見て反時計回りに45°回転した状態を示している。また、本実施例の回転表示予告演出では、本実施の形態の実施例1で示した回転表示予告演出と異なり、装飾枠f1、および装飾枠f1内に表示された画像(保留数表示、第4図柄の画像)(以下、本実施例において、これらの画像を「非回転対象画像」と称する場合がある。)の回転表示が実行されず、非回転対象画像の縦横比が変化しない。また、非回転対象画像は回転対象画像よりも優先して表示される。なお、回転対象画像が非回転対象画像より優先して表示される場合があってもよいし、回転対象画像のうちの一部の画像のみが非回転対象画像より優先して表示される場合があってもよいし、非回転対象画像のうちの一部の画像のみが回転対象画像よりも優先して表示される場合があってもよい。
回転前の回転対象画像は、縦横比9:16(装飾図柄表示装置208の画面の縦横比)の画面に合わせた縦横比で表示されているのに対して、図163(k)に示す回転対象画像は、縦横比7:5の画面に合わせた縦横比で表示されている。また、殿のキャラクタ画像h3の一部や右図柄表示領域208cに表示されていた「装飾3」の一部やナビゲーションキャラクタ表示領域970の一部が、装飾図柄表示装置208から見切れるように表示される。また、特図1第4図柄表示領域933に表示された第4図柄、および中図柄表示領域208bの装飾図柄の変動表示は、回転表示予告演出の実行中においても実行されている。
図163(l)は、回転対象画像が図163(k)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計90°回転)した状態を示している。また、回転対象画像は、縦横比1:1の画面に合わせた縦横比で表示されている。また、図163(l)では、回転対象画像は見切れずに全体が表示される。
図163(m)は、回転対象画像が図163(l)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに90°回転(合計180°回転)した状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、回転前の回転対象画像の縦横比に変化している。また、装飾枠f1が装飾枠f2にオーバーラップして表示される。装飾枠f1が装飾枠f2よりも前面側に表示されており、装飾枠f1は装飾枠f2よりも優先して表示される。
図163(n)は、回転対象画像が図163(m)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計225°回転)した状態を示している。回転対象画像は、縦横比7:5の画面に合わせた縦横比で表示されている。また、図163(n)では、回転表示予告演出の実行中に保留変化画像h2が、回転対象画像として、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cに表示された装飾図柄、および殿のキャラクタ画像h3にオーバーラップして表示される。図163(n)に表示されている保留変化画像h2は、変動アイコンの表示態様を変化させる当該変動の予告の演出に用いられる画像である。また、殿のキャラクタ画像h3の一部や右図柄表示領域208cに表示されていた「装飾3」の一部やナビゲーションキャラクタ表示領域970の一部が、装飾図柄表示装置208から見切れるように表示される。
図163(o)は、回転対象画像が図163(n)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計270°回転)した状態を示している。回転対象画像は、縦横比1:1の画面に合わせた縦横比で表示されている。また、図163(o)においては、回転対象画像は見切れていない。また、図163(o)は、変動アイコンの表示態様を変化させる演出が実行された状態を示している。当該演出では、保留変化画像h2から雷が発生し、黒色円形で表示された変動アイコンに落雷するアニメーションが実行されている。落雷した変動アイコンは、エフェクト画像とオーバーラップすることで、当該エフェクト画像によって変動アイコンの全体が隠されている。また、図163(o)は、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域931では「2」が表示され、特図1保留アイコン表示領域950の第2領域に黒色円形で表示された特図1保留アイコン954が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。
図163(p)は、回転対象画像が図163(o)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計315°回転)した状態を示している。回転対象画像は、縦横比7:5の画面に合わせた縦横比で表示されている。また、図163(o)で示した保留変化画像h2、および変動アイコンの全体とオーバーラップして表示されたエフェクト画像が消去され、円の中に「熱」の文字が描かれた態様の変動アイコンが表示されている。次いで、図163(q)は、回転対象画像が図163(p)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計360°回転)し、回転対象画像が一回転して元の表示状態に戻った状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、回転前の元の縦横比に戻っている。次いで、図163(r)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾3−装飾2−装飾3」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。また、変動アイコン表示領域940に表示されていた変動アイコンが下方に移動することで、変動アイコン941を消去する消去アニメーションが実行されている。
このように本実施例の回転表示予告演出では、回転対象画像の回転表示を行う場合において、非回転対象画像は回転しない。非回転対象画像には、第4図柄表示領域に表示された第4図柄や保留数表示領域に表示された保留数表示が用いられる。このため、遊技者にとって重要な情報を報知する画像を回転させないようにしている。
(実施例3)
本実施の形態の実施例3の演出例について図164を用いて説明する。図164(a)〜(r)は特図1変動遊技の演出を時系列で表示している。図164(a)〜(h)は、図163(a)〜(h)と同じ状態を示している。次いで、図164(i)は、演出表示領域208dの右下部に殿のキャラクタ画像h3が表示されている。殿のキャラクタ画像h3と装飾枠f2とがオーバーラップして表示され、殿のキャラクタ画像h3の一部(あごの部分)が装飾枠f2によって隠されている。また、図164(i)は、図163(i)と殿のキャラクタ画像h3および殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す吹き出し画像の表示位置が異なることを除けば同じ状態を示している。次いで、図164(j)は、図163(j)と殿のキャラクタ画像h3および殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す吹き出し画像の表示位置が異なることを除けば同じ状態を示している。
図164(k)は、装飾図柄表示装置208に表示された装飾図柄、殿のキャラクタ画像h3、および殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す吹き出し画像(以下、本実施例において、これらの画像を「回転対象画像」と称する場合がある。)が、装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として遊技者から見て反時計回りに45°回転した状態を示している。また、本実施例の回転表示予告演出では、上記実施例1で示した回転表示予告演出と異なり、装飾枠f1、装飾枠f1内に表示された画像、装飾枠f2、装飾枠f2内に表示された画像、および爺のキャラクタのセリフを表す吹き出し画像(以下、本例において、これらの画像を「非回転対象画像」と称する場合がある。)の回転表示が実行されず、非回転対象画像の縦横比が変化しない。また、非回転対象画像は回転対象画像よりも優先して表示される。なお、回転対象画像が非回転対象画像より優先して表示される場合があってもよいし、回転対象画像のうちの一部の画像のみが非回転対象画像より優先して表示される場合があってもよいし、非回転対象画像のうちの一部の画像のみが回転対象画像よりも優先して表示される場合があってもよい。
図164(k)では、回転対象画像の縦横比を変化して表示している。回転前の回転対象画像は、縦横比9:16(装飾図柄表示装置208の画面の縦横比)の画面に合わせた縦横比で表示されているのに対して、図164(k)に示す回転対象画像の縦横比は、縦横比3:4の画面に合わせた縦横比に変化している。また、殿のキャラクタ画像h3は、隠されていたあごの部分が表示されている。また、左図柄表示領域208aに表示された「装飾3」の一部が、装飾図柄表示装置208において見切れている。次いで、図164(l)は、回転対象画像が図164(k)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転した状態を示している。回転対象画像の縦横比は、縦横比1:1の画面に合わせた縦横比に変化している。次いで、図164(m)は、回転対象画像が図164(l)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに90°回転した状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、回転前の回転対象画像の縦横比に変化している。次いで、図164(n)は、回転対象画像が図164(m)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転した状態を示している。回転対象画像の縦横比は、縦横比3:4の画面に合わせた縦横比に変化している。また、図164(n)は、回転表示予告演出の実行中に保留変化画像h2が、回転対象画像として、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cに表示された装飾図柄、および殿のキャラクタ画像h3にオーバーラップして表示される。図164(n)に表示されている保留変化画像h2は、変動アイコンの表示態様を変化させる当該変動の予告の演出に用いられる画像である。
図164(o)は、回転対象画像が図164(n)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転した状態を示している。回転対象画像の縦横比は、縦横比1:1の画面に合わせた縦横比に変化している。また、図164(o)は、変動アイコンの表示態様を変化させる演出(変動アイコンの変化アニメーション)が実行された状態を示している。本実施例での当該演出では、保留変化画像h2から発生した雷は、変更対象の変動アイコンとは異なる位置に落ちるように表示される。また、非回転対象画像の変動アイコンは、保留変化画像h2から雷が発生してエフェクト画像が表示されたタイミングで、黒色円形から円の中に「熱」の文字が描かれた態様に変化している。本実施例では、変化する変動アイコンがエフェクト画像で隠されないので、変化する変動アイコンがエフェクト画像で隠される場合よりも変化後の変動アイコンが早く視認可能となる。
図164(p)は、回転対象画像が図164(o)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転した状態を示している。回転対象画像の縦横比は、縦横比3:4の画面に合わせた縦横比に変化している。保留変化画像h2、雷画像、およびエフェクト画像が消去されている。次いで、図164(q)は、回転対象画像が図164(p)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転し元に戻った状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、元の縦横比に戻っている。次いで、図164(r)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾3−装飾2−装飾3」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。また、変動アイコン表示領域940に表示されていた変動アイコンが下方に移動することで、変動アイコンを消去する消去アニメーションが実行されている。
このように本実施例の回転表示予告演出では、回転対象画像の回転表示を行う場合において、非回転対象画像は回転しない。非回転対象画像には、第4図柄表示領域に表示された第4図柄、保留数表示領域に表示された保留数表示、保留アイコン、および変動アイコン等の画像が用いられる。このため、遊技者にとって重要な情報を報知する画像を回転させないようにしている。
(実施例4)
本実施の形態の実施例4の演出例について図165を用いて説明する。図165(a)〜(r)は特図1変動遊技の演出を時系列で表示している。図165(a)〜(i)は、図164(a)〜(i)と同じ状態を示している。
図165(j)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、および右図柄表示領域208cに「装飾3」が仮停止表示され、リーチ演出が開始された状態を示している。また、商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス?」の文字列の画像が表示され、その後に殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス!」の文字列の画像が表示されている。殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す「チャンス!」の文字列の画像が表示されることで、回転表示予告演出が実行されることが示唆される。また、図165(j)は、装飾枠f2、装飾枠f2内に表示された画像(保留アイコン、変動アイコン、商人のキャラクタ画像h1等)、および商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像が消去されている。
図165(k)は、装飾図柄表示装置208に表示された装飾図柄、保留変化画像h2、殿のキャラクタ画像h3、および殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す吹き出し画像(以下、本実施例において、「回転対象画像」と称する場合がある。)が、装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として遊技者から見て反時計回りに45°回転した状態を示している。また、本実施例の回転表示予告演出では、本実施の形態の実施例1で示した回転表示予告演出と異なり、装飾枠f1および装飾枠f1内に表示された画像(以下、本例において、これらの画像を「非回転対象画像」と称する場合がある。)の回転表示が実行されず、非回転対象画像の縦横比が変化しない。また、非回転対象画像は回転対象画像よりも優先して表示される。なお、回転対象画像が非回転対象画像より優先して表示される場合があってもよいし、回転対象画像のうちの一部の画像のみが非回転対象画像より優先して表示される場合があってもよいし、非回転対象画像のうちの一部の画像のみが回転対象画像よりも優先して表示される場合があってもよい。また、図165(k)では、回転対象画像の縦横比を変化して表示されている。回転前の回転対象画像は、縦横比9:16(装飾図柄表示装置208の画面の縦横比)の画面に合わせた縦横比で表示されているのに対して、図165(k)に示す回転対象画像の縦横比は、縦横比3:4の画面の縦横比に合わせて変化している。
図165(l)は、回転対象画像が図165(k)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計90°回転)した状態を示している。回転対象画像の縦横比は、縦横比1:1の画面に合わせた縦横比に変化している。次いで、図165(m)は、回転対象画像が図165(l)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに90°回転(合計180°回転)した状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、回転前の回転対象画像の縦横比に変化している。また、装飾枠f1は装飾図柄よりも前面側に表示されており、装飾枠f1は装飾図柄よりも優先して表示される。次いで、図165(n)は、回転対象画像が図165(m)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計225°回転)した状態を示している。回転対象画像の縦横比は、縦横比3:4の画面に合わせた縦横比に変化している。また、図165(n)は、回転表示予告演出の実行中に保留変化画像h2が回転対象画像として表示され、保留変化画像h2gは中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cに表示された装飾図柄、および殿のキャラクタ画像h3にオーバーラップして表示される。図165(n)に表示されている保留変化画像h2は、変動アイコンの表示態様を変化させる当該変動の予告の演出に用いられる画像である。
図165(o)は、回転対象画像が図165(n)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計270°回転)した状態を示している。回転対象画像の縦横比は、縦横比1:1の画面に合わせた縦横比に変化している。また、図165(o)は、変動アイコンの表示態様を変化させる演出が実行された状態を示している。当該演出は、本実施の形態の上記実施例1、および上記実施例2における回転表示予告演出中の変動アイコンの表示態様を変化させる演出とは異なり、保留変化画像h2から発生した雷は、変更対象の変動アイコンには落ちないように表示される。また、非回転対象画像の変動アイコンは、保留変化画像h2から雷が発生してエフェクト画像が表示されたタイミングで、回転表示予告演出実行前の変動アイコン表示領域940の位置に円の中に「熱」の文字が描かれた態様の変動アイコン942が、一時的に、保留変化画像h2および「装飾3」とオーバーラップして、保留変化画像h2および「装飾3」より優先して手前側に表示されている。このため、遊技者は変動アイコンが変化したことを一時的に確認することができる。
図165(p)は、回転対象画像が図165(o)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計315°回転)した状態を示している。回転対象画像の縦横比は、縦横比3:4の画面に合わせた縦横比に変化している。また、保留変化画像h2、雷画像、エフェクト画像、および変動アイコン941が消去されている。次いで、図165(q)は、回転対象画像が図164(p)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計360°回転)し元に戻った状態を示している。回転対象画像の縦横比は、元の縦横比に戻っている。また、消去されていた装飾枠f2、装飾枠f2内に表示された画像(保留アイコン、変動アイコン、商人のキャラクタ画像h1等)、および商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像が表示されている。次いで、図165(r)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾3−装飾2−装飾3」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。また、変動アイコン表示領域940に表示されていた変動アイコンが下方に移動することで、変動アイコンを消去する消去アニメーションが実行されている。
このように本実施例の回転表示予告演出では、回転対象画像の回転表示を行う場合において、遊技者にとって重要な情報である保留アイコン、および変動アイコン等の画像をあえて表示しないようにすることで、遊技者に回転対象画像の回転表示に注目させることができる場合がある。また、本実施例の回転表示予告演出では、変動アイコンが表示されていないにも関わらず、変動アイコンを変化させる演出が行われている。このため、遊技者に思いがけない驚きを与えることができる場合がある。また、変動アイコンを変化させる演出中に一時的に変化した変動アイコンのみを表示させることで、遊技者の期待感を満足させることができる場合がある。また、変動アイコンは、回転対象画像の回転表示が終了するまでは、一時的であっても表示されない場合があってもよい。この場合は、変動アイコンの変化アニメーションが終了してから変動アイコンが表示されるまでに所定の時間を要するため、遊技者の期待感を増幅させることができる場合がある。また、本実施例の回転表示予告演出では、保留アイコンが表示されていないにも関わらず、保留アイコンを変化させる演出が行われる場合があってもよい。
(実施例5)
本実施の形態の実施例5の演出例について図166を用いて説明する。図166(a)〜(l)は特図1変動遊技の演出を時系列で表示している。また、本実施例および後述する実施例6〜9に用いられるパチンコ機100は、演出用可動体225に搭載されたサブ表示装置209を有している。演出用可動体225は、不図示の駆動系により、装飾図柄表示装置208の前方で装飾図柄表示装置208の表示画面にほぼ平行な平面内で2次元的に上下移動および回転動作することができる。なお、演出可動体225は、3次元的に動作できるようになっていてもよい。また、サブ表示装置209は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施の形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。なお、サブ表示装置209として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。また、サブ表示装置209は、装飾図柄表示装置208と同様に第1副制御部400によって制御される。なお、サブ表示装置209は第2副制御部500によって制御されてもよい。
図166(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す図柄組合せ「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示されている。特図1第4図柄表示領域933および特図2第4図柄表示領域934には、はずれを報知する表示態様の第4図柄が停止表示されている。また、特図1保留数表示領域931には特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示され、特図2保留数表示領域932には特図2の保留数が0であることを示す「0」が表示されている。特図1保留アイコン表示領域950には白色円形で表示されたデフォルトの特図1保留アイコン951が表示されている。また、図166(a)は、サブ表示装置209が、装飾図柄表示装置208の中央上部の前方の位置に位置している状態を示している。図166(a)に示す状態において、サブ表示装置209(演出可動体225)が初期位置に位置している。
図166(b)は、特図1の保留が消化されて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が実行されている。特図1第4図柄表示領域933では第4図柄の変動表示が実行されている。また、特図1保留数表示領域931では「0」が表示され、特図1の保留数が1減少して特図1の保留数が0になったことが報知されている。また、特図1の保留が1個減少し、特図1変動遊技が開始されると、装飾図柄表示装置208の変動アイコン表示領域940および特図1保留アイコン表示領域950では、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが実行される。保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、特図1保留アイコン表示領域950の第1領域に表示されていた特図1保留アイコン951が、変動アイコン941となって、変動アイコン表示領域940に移動する。このように、図166(b)では、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが実行されている。
図166(c)は、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了し、変動アイコン表示領域940に変動アイコン941が表示された状態を示している。また、図166(c)は、サブ表示装置209の演出表示領域209aに殿のキャラクタ画像h3が表示された状態を示している。本例において殿のキャラクタ画像h3は、図161(b)に示した「回転」の予告の演出(以下、「回転表示予告演出」と称する場合がある。)に用いられるキャラクタ画像である。
図166(d)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が実行された状態を示している。本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置209において殿のキャラクタ画像h3の回転表示が実行される。図166(d)では、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、および右図柄表示領域208cに「装飾2」が仮停止表示された状態を示している。また、サブ表示装置209に表示された殿のキャラクタ画像h3(以下、本例において、「回転対象画像」と称する場合がある。)が、サブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転した状態を示している。また、図166(d)では、回転対象画像は、画像の縦横比が変化して表示している。回転前の回転対象画像は、縦横比9:16(サブ表示装置209の画面の縦横比)の画面に合わせた縦横比で表示されているのに対して、図166(d)に示す回転対象画像の縦横比は、縦横比7:5の画面に合わせた縦横比に変化している。次いで、図166(e)は、回転対象画像が図166(d)の状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計90°回転)した状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、縦横比1:1の画面に合わせた縦横比に変化している。次いで、図166(f)は、回転対象画像が図166(e)の状態かサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計135°回転)した状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、縦横比7:5の画面に合わせた縦横比に変化している。
図166(g)は、回転対象画像が図166(f)の状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計180°回転)した状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、回転前の回転対象画像の縦横比に変化している。次いで、図166(h)は、回転対象画像が図166(g)の状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計225°回転)した状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、縦横比7:5の画面に合わせた縦横比に変化している。次いで、図166(i)は、回転対象画像が図166(h)の状態からササブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計270°回転)した状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、縦横比1:1の画面に合わせた縦横比に変化している。次いで、図166(j)は、回転対象画像が図166(e)の状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計315°回転)した状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、縦横比7:5の画面に合わせた縦横比に変化している。次いで、図166(k)は、回転対象画像が図166(j)の状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計360°回転)し元に戻った状態を示している。また、回転対象画像の縦横比は、回転前の元の縦横比に戻っている。次いで、図166(l)は、サブ表示装置209の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾4−装飾2」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。また、変動アイコン表示領域940に表示されていた変動アイコン941が下方に移動することで、変動アイコン941を消去する消去アニメーションが実行されている。
このように本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置209に表示されている回転対象画像の回転表示を行う場合において、回転対象画像の縦横比が変化する場合がある。回転対象画像にはキャラクタ画像が用いられている。キャラクタ画像の縦横比が変化することによってキャラクタ画像の存在感が高められ、遊技者にインパクトを与えることができる場合がある。また、本実施例における回転表示予告演出では、回転対象画像は1回転(360°)しているが、1回転以上回転する構成であってもよい。例えば、回転対象画像の回転数が多いほど、大当り信頼度が高くなる構成であってもよい。
また、回転対象画像の縦横比は、回転対象画像の回転角度に関連して変化する場合があってもよい。例えば、第1副制御部400のCPU404が、回転対象画像の回転角度を変数とした所定の関数を用いて回転対象画像の縦横比を決定し、当該縦横比に基づいてROM406に記憶された画像データからVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成する場合があってもよい。また、回転対象画像の縦横比はランダムに変化する場合があってもよい。例えば、第1副制御部400のCPU404が乱数を用いて回転対象画像の縦横比を決定し、当該縦横比に基づいてROM406に記憶された画像データからVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成する場合があってもよい。また、回転対象画像の縦横比の変化によっては回転対象画像の表示面積が拡大したり縮小したりする場合があってもよいし、回転対象画像の表示面積を一定にするように回転対象画像の縦横比が変化する場合があってもよい。
また、本実施例では、回転対象画像は、サブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心としているが、サブ表示装置209の画像表示領域の任意の位置を回転中心とする場合があってもよい。また、回転対象画像は、サブ表示装置209の画像表示領域の中心を通る直線を回転軸として回転する場合があってもよいし、サブ表示装置209の画像表示領域の任意の位置を通る直線を回転軸として回転する場合があってもよい。
また、本実施例では、回転対象画像の回転する角速度は一定であるが、回転中心からの距離に応じて回転対象画像の回転の角速度を異ならせる構成であってもよい。例えば、回転中心からの距離が遠いほど、回転対象画像の回転の角速度を遅くさせてもよい。この場合は、遊技者に回転対象画像が見た目以上に速く回転しているような錯覚を与えることができる場合がある。
(実施例6)
本実施の形態の実施例6の演出例について図167を用いて説明する。図167(a)〜(l)は特図1変動遊技の演出を時系列で表示している。
図167(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す図柄組合せ「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示されている。特図1第4図柄表示領域933および特図2第4図柄表示領域934には、はずれを報知する表示態様の第4図柄が停止表示されている。また、特図1保留数表示領域931には特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示され、特図2保留数表示領域932には特図2の保留数が0であることを示す「0」が表示されている。特図1保留アイコン表示領域950には白色円形で表示されたデフォルトの特図1保留アイコン951が表示されている。また、図167(a)は、サブ表示装置209が、装飾図柄表示装置208の中央上部の前方の位置に位置している状態を示している。また、サブ表示装置209は、左下部に保留数表示画像を表示する保留表示領域209bを有している。図167(a)では、サブ表示装置209の保留表示領域209bには、保留数表示画像として特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示されている。
図167(b)は、特図1の保留が消化されて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が実行されている。特図1第4図柄表示領域933では第4図柄の変動表示が実行されている。また、特図1保留数表示領域931では「0」が表示され、特図1の保留数が1減少して特図1の保留数が0になったことが報知されている。また、特図1の保留が1個減少し、特図1変動遊技が開始されると、装飾図柄表示装置208の変動アイコン表示領域940および特図1保留アイコン表示領域950では、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが実行される。保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、特図1保留アイコン表示領域950の第1領域に表示されていた特図1保留アイコン951が、変動アイコン941となって、変動アイコン表示領域940に移動する。このように、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが実行されている。また、サブ表示装置209の左下部にある保留表示領域209bには、保留数表示画像として特図1の保留数が0であることを示す「0」が表示されている。
図167(c)は、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了し、変動アイコン表示領域940に変動アイコン941が表示された状態を示している。また、図167(c)は、サブ表示装置209の演出表示領域209aに殿のキャラクタ画像h3が表示された状態を示している。殿のキャラクタ画像h3は、図161(b)に示した「回転」の予告の演出(以下、「回転表示予告演出」と称する場合がある。)に用いられるキャラクタ画像である。
図167(d)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が実行された状態を示している。本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置209が装飾図柄表示装置208の前方で装飾図柄表示装置208の表示画面に平行な平面内で遊技者から見て反時計回りに360°回転することで、殿のキャラクタ画像h3を反時計回りに360°回転させている。図167(d)では、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、および右図柄表示領域208cに「装飾2」が仮停止表示された状態を示している。また、サブ表示装置209は、装飾図柄表示装置208の中央上部の前方の位置から下方の位置に移動して、サブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心に反時計回りに45°回転した状態を示している。また、サブ表示装置209の左下部にある保留表示領域209bがサブ表示装置209の左上部に移動している。また、保留表示領域209bに表示されている保留数表示画像としての「0」の画像は、サブ表示装置209の回転角度に併せて、「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転して表示されている。
図167(e)は、サブ表示装置209が図167(d)の状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計90°回転)した状態を示している。また、保留表示領域209bに表示されている保留数表示画像としての「0」の画像は、サブ表示装置209の回転角度に併せて、「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計90°回転)して表示されている。次いで、図167(f)では、サブ表示装置209が図167(e)の状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計135°回転)した状態を示している。また、サブ表示装置209の左上部にある保留表示領域209bがサブ表示装置209の右上部に移動している。また、保留表示領域209bに表示されている保留数表示画像としての「0」の画像は、サブ表示装置209の回転角度に併せて「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計135°回転)して表示されている。次いで、図167(g)は、サブ表示装置209が図167(f)の状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計180°回転)した状態を示している。また、保留表示領域209bに表示されている保留数表示画像としての「0」の画像は、サブ表示装置209の回転角度に併せて「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計180°回転)して表示されている。
図167(h)は、サブ表示装置209が図167(g)の状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計225°回転)した状態を示している。また、サブ表示装置209の右上部にある保留表示領域209bがサブ表示装置209の右下部に移動している。また、保留表示領域209bに表示されている保留数表示画像の「0」の画像は、サブ表示装置209の回転角度に併せて「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計225°回転)して表示されている。次いで、図167(i)では、サブ表示装置209が図167(h)の状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計270°回転)した状態を示している。また、保留表示領域209bに表示されている保留数表示画像の「0」の画像は、サブ表示装置209の回転角度に併せて「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計270°回転)して表示されている。
図167(j)は、サブ表示装置209が図167(i)の状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計315°回転)した状態を示している。また、サブ表示装置209の右下部にある保留表示領域209bがサブ表示装置209の左下部の元の位置に移動している。また、保留表示領域209bに表示されている保留数表示画像としての「0」の画像は、サブ表示装置209の回転角度に併せて「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計315°回転)して表示されている。次いで、図167(k)では、サブ表示装置209が図167(j)の状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計360°回転)した状態を示している。また、保留表示領域209bに表示されている保留数表示画像としての「0」の画像は、サブ表示装置209の回転角度に併せて「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計360°回転)して表示されている。次いで、図167(l)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾4−装飾2」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。また、サブ表示装置209では殿のキャラクタ画像h3が消去され、装飾図柄表示装置208では変動アイコン表示領域940に表示されていた変動アイコン941が下方に移動することで、変動アイコン941を消去する消去アニメーションが実行されている。
このように本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置209を回転させることで回転対象画像の回転表示を行っている。また、サブ表示装置209を回転させる場合において、サブ表示装置209に表示されている保留数表示画像は遊技者から見て回転しない態様で表示している。また、サブ表示装置209の保留表示領域209bは、サブ表示装置209の回転に併せて、遊技者から見てサブ表示装置209の左の角に表示されるように移動させている。このため、サブ表示装置209の回転中において、遊技者にとって重要な情報である保留数表示画像を遊技者が視認しやすい位置に表示されている。また、サブ表示装置209の回転に代えて、装飾図柄表示装置208を回転させることで、装飾図柄表示装置208に表示された画像を回転させる演出が行われる場合があってもよいし、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置209とを同時にあるいは連続して回転させることで、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置209に表示された画像を回転させる演出が行われる場合があってもよい。なお、装飾図柄表示装置208が回転可能となっており、サブ表示装置209が移動不可能に遊技盤200に固定されていてもよい。
(実施例7)
本実施の形態の実施例7の演出例について図168を用いて説明する。図168(a)〜(l)は特図1変動遊技の演出を時系列で表示している。
図168(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示し、図166(a)と同じ状態を示している。次いで、図168(b)は、特図1の保留が消化されて特図1変動遊技が開始された状態を示し、図166(b)と同じ状態を示している。次いで、図168(c)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が実行され、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了し、変動アイコン表示領域940に変動アイコン941が表示された状態を示している。また、図168(c)は、サブ表示装置209が下方に移動して、サブ表示装置209の演出表示領域209aに殿のキャラクタ画像h3が表示された状態を示している。殿のキャラクタ画像h3は、図161(b)に示した「回転」の予告の演出(以下、「回転表示予告演出」と称する場合がある。)に用いられるキャラクタ画像である。
図168(d)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が実行された状態を示している。図168(d)は、サブ表示装置209が、サブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心に反時計回りに45°回転した状態を示している。また、サブ表示装置209の演出表示領域209aの中央部に表示されている殿のキャラクタ画像h3は、サブ表示装置209の反時計回りの回転に併せて、サブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心に時計回りに45°回転して表示されている。このため、遊技者からは殿のキャラクタ画像h3は回転していないように視認される。次いで、図168(e)〜(k)は、サブ表示装置209が45°ずつ回転した状態を示している。また、図168(e)〜(k)では、サブ表示装置209の回転速度と同じ速さの回転速度で殿のキャラクタ画h3を時計回りに回転して表示している。このため、サブ表示装置209の回転中において、常に遊技者からは殿のキャラクタ画像h3は回転していないように視認される。次いで、図168(l)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾4−装飾2」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。また、サブ表示装置209では殿のキャラクタ画像h3が消去され、装飾図柄表示装置208では変動アイコン表示領域940に表示されていた変動アイコン941が下方に移動することで、変動アイコン941を消去する消去アニメーションが実行されている。
このように本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置209を回転させつつも、サブ表示装置209に表示されたキャラクタ画像をサブ表示装置209と反対方向に同じ速さで回転させることで、当該キャラクタ画像が遊技者から見て回転していない態様で表示されている。このため、サブ表示装置209が回転しているにも関わらず、サブ表示装置に表示された画像が回転しないため、遊技者に意外性を与えることができる場合がある。また、本実施例では、サブ表示装置209の回転方向の反対方向に、サブ表示装置209の回転速度と同じ速さでキャラクタ画像を回転させているが、サブ表示装置209の回転方向の反対方向にサブ表示装置209の回転速度と異なる速さでキャラクタ画像を回転させる場合があってもよいし、サブ表示装置209の回転方向と同じ方向に、サブ表示装置209の回転速度と同じ速さまたは異なる速さでキャラクタ画像を回転させる場合があってもよい。
(実施例8)
本実施の形態の実施例8の演出例について図169を用いて説明する。図169(a)〜(f)は特図1変動遊技の演出を時系列で表示している。
図169(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示し、図166(a)と同じ状態を示している。次いで、図169(b)は、サブ表示装置209が下方に移動して、サブ表示装置209に殿のキャラクタ画像h3が表示された状態を示し、図168(c)と同じ状態を示している。殿のキャラクタ画像h3は、図161(b)に示した「回転」の予告の演出(以下、「回転表示予告演出」と称する場合がある。)に用いられるキャラクタ画像である。また、図169(b−1)は、図169(b)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために、第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図169(b−1)に示す画像データは、殿のキャラクタ画像h3と殿のキャラクタ画像h3の左下に姫のキャラクタ画像h4とを有し、殿のキャラクタ画像h3と姫のキャラクタ画像h4とは回転していない態様の画像データである。また、本例においては、姫のキャラクタ画像h4は、大当り信頼度が高い予告に用いられる画像である。図169(b−2)は、図169(b)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために、図169(b−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。図169(b−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比が9:16となる所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。図169(b−3)は、図169(b−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置209に画像を表示した状態を示している。
図169(c)〜(e)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が実行された状態を示している。本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置209が装飾図柄表示装置208の前方で装飾図柄表示装置208の表示画面に平行な平面内で反時計回りに45°回転し、その後に時計回りに45°回転させている。また、図169(c)〜(e)の図中の2点鎖線で示す長方形は、回転前のサブ表示装置209の位置を示している。また、図169(c)〜(e)の図中に示す矢印は、サブ表示装置209の回転方向を示している。
図169(c)は、サブ表示装置209が、図169(b)に示す状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに30°回転した状態を示している。また、サブ表示装置209の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像h3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置209では、左下部に、サブ表示装置209から見切れていた姫のキャラクタ画像h4の一部が遊技者から見て回転していな態様で表示されている。また、図169(c−1)は、図169(c)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図169(c−1)に示す画像データは、図169(b−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として時計回りに30°回転した態様の画像データである。図169(c−2)は、図169(c)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために、図169(c−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図169(c−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比9:16の所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。図169(c−3)は、図169(c−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置209に画像を表示してサブ表示装置209を図169(b)に示す状態から反時計回りに30°回転させた状態を示し、図169(c)におけるサブ表示装置209の状態を示している。
図169(d)は、サブ表示装置209が、図169(c)に示す状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに15°回転した状態を示している。また、サブ表示装置209の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像h3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置209では、左下部に、姫のキャラクタ画像h4の全部が遊技者から見て回転していな態様で表示されている。また、図169(d−1)は、図169(d)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図169(d−1)に示す画像データは、図169(c−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として時計回りに15°回転した態様の画像データである。図169(d−2)は、図169(d)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために、図169(d−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図169(d−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比9:16の所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。図169(d−3)は、図169(d−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置209に画像を表示してサブ表示装置209を図169(e)に示す状態から反時計回りに15°回転させた状態を示し、図169(d)におけるサブ表示装置209の状態を示している。
図169(e)は、サブ表示装置209が、図169(d)に示す状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして時計回りに15°回転した状態を示している。また、サブ表示装置209の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像h3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置209では、左下部に、姫のキャラクタ画像h4の一部が遊技者から見て回転していな態様で表示され、他の一部がサブ表示装置209から見切れている。また、図169(e)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が終了する直前の状態を示している。図169(e−1)は、図169(e)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図169(e−1)に示す画像データは、図169(d−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として反時計回りに15°回転した態様の画像データであり、図169(c−1)に示す画像データと同じである。図169(e−2)は、図169(e)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために、図169(e−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図169(c−2)に示す表示データと同じである。図169(e−3)は、図169(c−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置209に画像を表示し、サブ表示装置209を図169(d)に示す状態から時計回りに15°回転させた状態を示し、図169(d)におけるサブ表示装置209の状態を示している。図169(e−3)は、図169(c−3)と同じ状態を示している。
図169(f)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示され、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知された状態を示している。装飾図柄表示装置208の特図1第4図柄表示領域933では、特図1変動遊技の結果が大当りであることを報知する「○」の画像が表示されている。また、図169(f)は、サブ表示装置209が、図169(e)に示す状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして時計回りに30°回転して元に戻った状態を示している。また、サブ表示装置209の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像h3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置209では、姫のキャラクタ画像h4が表示されていない。図169(f−1)は、図169(f)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図169(f−1)に示す画像データは、図169(e−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として反時計回りに30°回転した態様の画像データであり、図169(b−1)に示す画像データと同じである。図169(f−2)は、図169(f)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために、図169(f−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図169(b−2)に示す表示データと同じである。図169(f−3)は、図169(f−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置209に画像を表示し、サブ表示装置209を図169(e)に示す状態から時計回りに30°回転させた状態を示し、図169(f)におけるサブ表示装置209の状態を示している。図169(f−3)は、図169(b−3)と同じ状態を示している。
このように本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置209を回転させつつも、サブ表示装置209に表示される画像をサブ表示装置209と反対方向に同じ速さで回転させることで、殿のキャラクタ画像h3が遊技者から見て回転していない態様で表示されている。また、本実施例の回転表示予告演出では、回転表示予告演出が実行される前に、サブ表示装置209において見切れていた姫のキャラクタ画像h4が、サブ表示装置209に表示される画像の回転表示が行われることによって、サブ表示装置209に表示される。また、姫のキャラクタ画像h4は、サブ表示装置209が所定の角度以上に回転することでサブ表示装置209に表示される。このため、遊技者は、サブ表示装置209の回転する角度に注目することになり、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。また、本実施の回転表示予告演出では、サブ表示装置209が回転することで姫のキャラクタ画像h4が表示されることになるが、実行中の図柄変動表示の大当り信頼度に併せたキャラクタを表示するようにしてもよい。例えば、大当り信頼度が比較的に低い場合には、殿の敵キャラクタが表示される場合があってもよい。また、サブ表示装置209が反時計回りに所定の角度回転することで姫のキャラクタ画像h4が表示されるのに対して、サブ表示装置209が時計回りに所定の角度回転することで殿の敵キャラクタが表示される場合があってもよい。また、本実施例における回転表示予告演出に用いられる殿のキャラクタ画像h3や姫のキャラクタ画像h4は、回転表示予告演出中に縦横比が変化する場合があってもよい。
(実施例9)
本実施の形態の実施例9の演出例について図170を用いて説明する。図170(a)〜(f)は特図1変動遊技の演出を時系列で表示している。
図170(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示し、図166(a)と同じ状態を示している。次いで、図170(b)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が実行され、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了し、変動アイコン表示領域940に変動アイコン941が表示された状態を示している。また、図170(b)は、サブ表示装置209が下方に移動して、サブ表示装置209の中央部に殿のキャラクタ画像h3とサブ表示装置209の左下部に商人のキャラクタ画像h1’が表示された状態を示している。殿のキャラクタ画像h3は、図161(b)に示した「回転」の予告の演出(以下、「回転表示予告演出」と称する場合がある。)に用いられるキャラクタ画像である。また、商人のキャラクタ画像h1’は、ナビゲーションキャラクタ表示領域970に表示されている商人のキャラクタ画像h1と同じキャラクタ画像である。また、図170(b−1)は、図170(b)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために、第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図170(b−1)に示す画像データは、殿のキャラクタ画像h3と殿のキャラクタ画像h3の左下に姫のキャラクタ画像h4とを有し、殿のキャラクタ画像h3と姫のキャラクタ画像h4とは回転していない態様の画像データである。また、本例においては、姫のキャラクタ画像h4は、大当り信頼度が高い予告に用いられる画像である。図170(b−2)は、図170(b)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために、図170(b−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。図170(b−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比が9:16となる所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。また、図170(b−2)に示す表示データは、図170(b−1)に示す画像データから生成した表示データの所定の位置(表示データの左下部)に第1副制御部400のROM406から読みだした商人のキャラクタ画像h1’を重ね合わせた表示データである。図170(b−3)は、図170(b−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置209に画像を表示した状態を示している。また、商人のキャラクタ画像h1’は、図170(b−1)に示す画像データより優先して表示されているが、図170(b−1)に示す画像データを商人のキャラクタ画像h1’より優先させて表示する場合があってもよい。
図170(c)〜(e)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が実行された状態を示している。本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置209が装飾図柄表示装置208の前方で装飾図柄表示装置208の表示画面に平行な平面内で反時計回りに45°回転し、その後に時計回りに45°回転させている。また、図170(c)〜(e)の図中の2点鎖線で示す長方形は、回転前のサブ表示装置209の位置を示している。また、図170(c)〜(e)の図中に示す矢印は、サブ表示装置209の回転方向を示している。
図170(c)は、サブ表示装置209が、図170(b)に示す状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに30°回転した状態を示している。また、サブ表示装置209の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像h3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置209の左下部に表示されている商人のキャラクタ画像h1’は、サブ表示装置209が回転することで、図170(b)に示す状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに30°回転している態様で表示されている。また、サブ表示装置209では、キャラクタ画像h1’の右下方に、サブ表示装置209から見切れていた姫のキャラクタ画像h4の一部が遊技者から見て回転していな態様で表示されている。また、図170(c−1)は、図170(c)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図170(c−1)に示す画像データは、図170(b−1)に示す画像データを当該画像データの中心を回転中心として時計回りに30°回転した態様の画像データである。図170(c−2)は、図170(c)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために、図170(c−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図170(c−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比9:16の所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。また、図170(c−2)に示す表示データは、図170(c−1)に示す画像データから生成した表示データの所定の位置(図170(b−2)に示す位置)に第1副制御部400のROM406から読みだした商人のキャラクタ画像h1’を重ね合わせた表示データである。図170(c−3)は、図170(c−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置209に画像を表示してサブ表示装置209を図170(b)に示す状態から反時計回りに30°回転させた状態を示し、図170(c)におけるサブ表示装置209の状態を示している。
図170(d)は、サブ表示装置209が、図170(c)に示す状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに15°回転した状態を示している。また、サブ表示装置209の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像h3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置209の左下部に表示されている商人のキャラクタ画像h1’は、サブ表示装置209が回転することで、図170(c)に示す状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに15°回転している態様で表示されている。また、サブ表示装置209では、商人のキャラクタ画像h1’の右隣りに、姫のキャラクタ画像h4の全部が遊技者から見て回転していな態様で表示されている。また、図170(d−1)は、図170(d)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図170(d−1)に示す画像データは、図170(c−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として時計回りに15°回転した態様の画像データである。図170(d−2)は、図170(d)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために、図170(d−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図170(d−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比9:16の所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。また、図170(d−2)に示す表示データは、図170(d−1)に示す画像データから生成した表示データの所定の位置(図170(b−2)に示す位置)に第1副制御部400のROM406から読みだした商人のキャラクタ画像h1’を重ね合わせた表示データである。図170(d−3)は、図170(d−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置209に画像を表示してサブ表示装置209を図170(c)に示す状態から反時計回りに15°回転させた状態を示し、図170(d)におけるサブ表示装置209の状態を示している。
図170(e)は、サブ表示装置209が、図170(d)に示す状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして時計回りに15°回転した状態を示している。また、サブ表示装置209の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像h3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置209の左下部に表示されている商人のキャラクタ画像h1’は、サブ表示装置209が回転することで、図170(d)に示す状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして時計回りに15°回転している態様で表示されている。また、サブ表示装置209では、キャラクタ画像h1’の右下方に、姫のキャラクタ画像h4の一部が遊技者から見て回転していな態様で表示され、他の一部がサブ表示装置209から見切れている。また、図170(e)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が終了する直前の状態を示している。また、図170(e−1)は、図170(e)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図170(e−1)に示す画像データは、図170(d−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として反時計回りに15°回転した態様の画像データである。図170(e−2)は、図170(e)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために、図170(e−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図170(e−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比9:16の所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。また、図170(e−2)に示す表示データは、図170(e−1)に示す画像データから生成した表示データの所定の位置(図170(b−2)に示す位置)に第1副制御部400のROM406から読みだした商人のキャラクタ画像h1’を重ね合わせた表示データである。図170(e−3)は、図170(e−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置209に画像を表示してサブ表示装置209を図170(d)に示す状態から時計回りに15°回転させた状態を示し、図170(d)におけるサブ表示装置209の状態を示している。
図170(f)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示され、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知された状態を示している。装飾図柄表示装置208の特図1第4図柄表示領域933では、特図1変動遊技の結果が大当りであることを報知する「○」の画像が表示されている。また、図170(f)は、サブ表示装置209が、図170(e)に示す状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして時計回りに30°回転して元に戻った状態を示している。また、サブ表示装置209の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像h3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置209の左下部に表示されている商人のキャラクタ画像h1’は、サブ表示装置209が回転することで、図170(e)に示す状態からサブ表示装置209の画像表示領域の中心を回転中心にして時計回りに30°回転し元に戻った態様で表示されている。また、サブ表示装置209では、姫のキャラクタ画像h4が表示されていない。図170(f−1)は、図170(f)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図170(f−1)に示す画像データは、図170(e−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として反時計回りに30°回転した態様の画像データであり、図170(b−1)に示す画像データと同じである。図170(f−2)は、図170(f)の状態において、サブ表示装置209に画像を表示するために、図170(f−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。また、図170(f−2)に示す表示データは、図170(b−1)に示す画像データから生成した表示データの所定の位置(表示データの左下部)に第1副制御部400のROM406から読みだした商人のキャラクタ画像h1’を重ね合わせた表示データであり、当該表示データは、図170(b−2)に示す表示データと同じである。図170(f−3)は、図170(f−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置209に画像を表示し、サブ表示装置209を図170(e)に示す状態から時計回りに30°回転させた状態を示し、図170(f)におけるサブ表示装置209の状態を示している。図170(f−3)は、図170(b−3)と同じ状態を示している。
このように本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置209を回転させつつも、サブ表示装置209には、遊技者から見て回転しない態様で表示されるキャラクタ画像(殿のキャラクタ画像h3と姫のキャラクタ画像h4)と遊技者から見て回転している態様で表示されるキャラクタ画像(商人のキャラクタ画像h1’)が表示される。回転しているサブ表示装置209には、遊技者から見て回転しない態様で表示されるキャラクタ画像と遊技者から見て回転している態様で表示されるキャラクタ画像が同時に表示されることで、遊技者に思いもよらない驚きを与えることができる場合がある。
(実施例10)
本実施の形態の実施例10の演出例について図171を用いて説明する。図171(a)〜(f)は特図1変動遊技の演出を時系列で表示している。
図171(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示し、図169(a)と同じ状態を示している。次いで、図171(b)は、特図1の保留が消化されて特図1変動遊技が開始された状態を示し、図169(b)と同じ状態を示している。また、図171(b)では、サブ表示装置209が下方に移動して、サブ表示装置209に殿のキャラクタ画像h3が表示された状態を示している。殿のキャラクタ画像h3は、リーチ演出としての横移動表示演出に用いられる画像である。
図171(c)〜(e)は、リーチ演出としての横移動表示演出が実行された状態を示している。本実施例の横移動表示演出では、サブ表示装置209が装飾図柄表示装置208の前方で装飾図柄表示装置208の表示画面に平行な平面内で左右方向に移動する。また、図171(c)〜(e)の図中の2点鎖線で示す長方形は、左右方向への移動前のサブ表示装置209の位置を示している。
図171(c)は、サブ表示装置209が、図171(b)に示す状態から左方向に移動した状態を示している。また、サブ表示装置209の演出表示領域209aの中央部に表示されている殿のキャラクタ画像h3は、サブ表示装置209の左方向の移動距離と同じ距離だけ右方向に移動する態様で表示されている。このため、殿のキャラクタ画像h3は、遊技者から見て、移動していないように表示されている。また、サブ表示装置209では、左上部に、サブ表示装置209において見切れていた姫のキャラクタ画像h4の一部が表示されている。また、本例においては、姫のキャラクタ画像h4は、大当り信頼度が高い予告に用いられる画像である。
図171(d)は、サブ表示装置209が、図171(c)に示す状態から左横方向に移動した状態を示している。また、サブ表示装置209の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像h3は、サブ表示装置209の左方向の移動距離と同じ距離だけ右方向に移動する態様で表示されている。このため、殿のキャラクタ画像h3は、遊技者から見て、移動していないように視認されるように表示されている。また、サブ表示装置209では、左上部に姫のキャラクタ画像h4の全部が表示されている。
図171(e)は、サブ表示装置209が、図171(d)に示す状態から右方向に移動した状態を示している。また、サブ表示装置209の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像h3は、サブ表示装置209の右方向の移動距離と同じ距離だけ左方向に移動する態様で表示されている。このため、殿のキャラクタ画像h3は、遊技者から見て、移動していないように表示されている。また、サブ表示装置209では、左上部に姫のキャラクタ画像h4の一部が表示され、姫のキャラクタダ画像h4の一部が見切れている。また、図171(e)は、リーチ演出としての横移動表示演出が終了する直前の状態を示している。
図171(f)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示され、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知された状態を示している。装飾図柄表示装置208の特図1第4図柄表示領域933では、特図1変動遊技の結果が大当りであることを報知する「○」の画像が表示されている。また、図171(f)は、サブ表示装置209が、図171(e)に示す状態から右方向に移動して元に戻った状態を示している。また、サブ表示装置209の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像h3は、サブ表示装置209の右方向の移動距離と同じ距離だけ左方向に移動する態様で表示されている。このため、殿のキャラクタ画像h3は、遊技者から見て、移動していない態様で表示されている。また、サブ表示装置209では、姫のキャラクタ画像h4が表示されていない。
このように本実施例の横移動表示予告演出では、サブ表示装置209を横移動させつつ、サブ表示装置209に表示される画像をサブ表示装置209と反対方向に同じ速さで移動させることで、殿のキャラクタ画像h3が遊技者から見て移動していない態様で表示されている。また、本実施例の横移動表示予告演出では、横移動表示予告演出が実行される前に、サブ表示装置209において見切れていた姫のキャラクタ画像h4が、サブ表示装置209に表示される画像の横移動表示が行われることによって、サブ表示装置209に表示される。また、姫のキャラクタ画像h4は、サブ表示装置209が所定の距離以上に移動することでサブ表示装置209に表示される。このため、遊技者は、サブ表示装置209の移動する距離に注目することになり、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。また、本実施の横移動表示予告演出では、実行中の図柄変動表示の大当り信頼度に併せたキャラクタを表示するようにしてもよい。例えば、大当り信頼度が比較的に低い場合には、殿の敵キャラクタが表示される場合があってもよい。また、サブ表示装置209が左方向に所定の距離移動することで姫のキャラクタ画像h4が表示されるのに対して、サブ表示装置209が右方向に所定の距離移動することで殿の敵キャラクタが表示される場合があってもよい。また、本実施例における横移動表示予告演出に用いられる殿のキャラクタ画像h3や姫のキャラクタ画像h4は、横移動表示予告演出中に縦横比が変化する場合があってもよい。
(実施例11)
本実施の形態の実施例11の演出例について図172を用いて説明する。図172(a)〜(n)は特図1変動遊技の演出を時系列で表示している。また、本実施例および後述する実施例11に用いられるパチンコ機100は、演出用可動体990を有している。演出用可動体990は、不図示の駆動系により、装飾図柄表示装置208の前方で装飾図柄表示装置208の表示画面にほぼ平行な平面内で2次元的に移動および回転できるようになっている。なお、演出可動体990は、3次元的に移動および回転できるようになっていてもよい。また、演出用可動体990は、横長の長方形の形状を有し、表面には「CR大都マシーン」の文字列画像が表示されている。
図172(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す図柄組合せ「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示されている。特図1第4図柄表示領域933および特図2第4図柄表示領域934には、はずれを報知する表示態様の第4図柄が停止表示されている。また、特図1保留数表示領域931には特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示され、特図2保留数表示領域932には特図2の保留数が0であることを示す「0」が表示されている。特図1保留アイコン表示領域950には白色円形で表示されたデフォルトの特図1保留アイコン951が表示されている。また、図172(a)は、演出用可動体990が、装飾図柄表示装置208の中央上部の位置に位置している状態を示している。図172(a)に示す状態において、演出用可動体990は初期位置に位置している。
図172(b)は、特図1の保留が消化されて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が実行されている。特図1第4図柄表示領域933では第4図柄の変動表示が実行されている。また、特図1保留数表示領域931では「0」が表示され、特図1の保留数が1減少して特図1の保留数が0になったことが報知されている。また、特図1の保留が1個減少し、特図1変動遊技が開始されると、特図1保留アイコン951の移動アニメーションが実行されている状態を示している。また、サブ表示装置209の左下部にある保留表示領域209bには、特図1の保留数が0であることを示す「0」が表示されている。
図172(c)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾2」が仮停止表示され、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了し、変動アイコン表示領域940に変動アイコン941が表示された状態を示している。また、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域931では「1」が表示され、特図1保留アイコン表示領域950の第1領域に白色円形で表示されたデフォルトの特図1保留アイコン952が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。また、図172(c)は、装飾図柄表示装置208のナビゲーションキャラクタ表示領域970に表示されている商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像が演出表示領域208dの左下部に表示された直後の状態を示している。
図172(d)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、および右図柄表示領域208cに「装飾2」が仮停止表示された状態を示している。また、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域931では「2」が表示され、特図1保留アイコン表示領域950の第2領域に黒色円形で表示された特図1保留アイコン953が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。また、商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス?」の文字列の画像が表示されている。
図172(e)は、演出用可動体990が下方に移動する演出(以下、「ロゴ落下演出」と称する場合がある。)が実行された状態を示している。ロゴ落下演出は、図161(b)の図中に示す「ロゴ落下」の予告に用いられる演出である。また、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、演出用可動体990の背後の位置と演出用可動体990の背後の周辺の位置に跨ってエフェクト画像h5が表示されている。エフェクト画像h5は、ロゴ落下演出に用いられる画像である。また、図172(e)は、装飾図柄表示装置208にエフェクト画像h5が表示された後に、左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾4−装飾2」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。また、変動アイコン表示領域940に表示されていた変動アイコン941が下方に移動することで、変動アイコン941を消去する消去アニメーションが実行されている。また、図172(e)は、保留アイコン952の表示態様が白色円形から黒色円形に変化する変化アニメーションが実行された状態を示している。なお、図172(e)に示すロゴ落下演出は、保留アイコン952の表示態様が白色円形から黒色円形に変化する変化アニメーションに併せた演出として用いられる場合があってもよいし、黒色円形で表示された特図1保留アイコン953が表示されることに併せた演出として用いられる場合があってもよいし、先読み予告の演出として単独で用いられる場合があってもよい。次いで、図172(f)は、演出用可動体990が図172(e)に示す位置から上方に移動し、図172(a)に示す元の位置に戻った状態を示している。また、装飾図柄表示装置208では、演出用可動体990の上方への移動に伴い、エフェクト画像h5が消去されている。
図172(g)は、最先の特図1の保留が消化されて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が実行されている。特図1第4図柄表示領域933では第4図柄の変動表示が実行されている。また、特図1保留数表示領域931では「1」が表示され、保留・変動アイコン間の移動アニメーションおよび特図1保留アイコン952の移動アニメーションが開始された直後の状態を示している。また、図172(g)は、装飾図柄表示装置208のナビゲーションキャラクタ表示領域970に表示されている商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像が演出表示領域208dの左下部に表示された直後の状態を示している。
図172(h)は、保留・変動アイコン間の移動アニメーションおよび特図1保留アイコン953の移動アニメーションが終了した状態を示している。また、図172(h)では、商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像内には「殿〜」の文字列の画像が表示され、後述する殿のキャラクタ画像h3が出現することを示唆する演出が実行されている。殿のキャラクタ画像h3は、図161(b)に示した「回転」の予告の演出(以下、「回転表示予告演出」と称する場合がある。)に用いられるキャラクタ画像である。
図172(i)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾3」が仮停止表示された状態を示している。また、演出表示領域208dの右下部に殿のキャラクタ画像h3が表示され、殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す吹き出し画像内には「呼んだ?」の文字列の画像が表示されている。また、商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像には「殿!」の文字列の画像が表示されている。
図172(j)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、および右図柄表示領域208cに「装飾3」が仮停止表示され、リーチ演出が開始された状態を示している。また、商人のキャラクタ画像h1のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス?」の文字列の画像が表示され、その後に殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス!」の文字列の画像が表示されている。殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す「チャンス!」の文字列の画像が表示されることで、回転表示予告演出が実行されることが示唆される。
図172(k)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が実行された状態を示している。また、図172(k)では、装飾図柄表示装置208に表示された全ての画像(以下、本例において、「回転対象画像」と称する場合がある。)が、装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として遊技者から見て反時計回りに45°回転した状態を示している。また、図172(k)では、回転対象画像の縦横比が変化して表示している。回転前の回転対象画像は、縦横比9:16(装飾図柄表示装置208の画面の縦横比)の画面に合わせた縦横比で表示されているのに対して、図172(k)に示す回転対象画像の縦横比は、縦横比4:5の画面に合わせた縦横比に変化している。また、右図柄表示領域208cに表示されていた「装飾3」の一部やナビゲーションキャラクタ表示領域970の一部が、装飾図柄表示装置208から見切れている。また、図172(k)では、回転表示予告演出を目立たせるために、演出用可動体990は、装飾図柄表示装置208の上方の遊技者から視認できない位置に移動する。
図172(l)は、回転対象画像が図172(k)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計90°回転)した状態を示している。また、回転対象画像は、縦横比1:1の画面に合わせた縦横比で表示されている。また、装飾図柄表示装置209において、回転対象画像は見切れていない。また、図172(l)は、回転表示予告演出中に、演出用可動体990が図172(k)の位置(不図示)から下方へ移動するロゴ落下演出が実行された状態を示している。また、装飾図柄表示装置208には、エフェクト画像h5が回転対象画像として表示されている。また、図172(l)では、エフェクト画像h5は、図172(e)に示す状態と異なり、演出表示領域208dの左部に遊技者から見て反時計回りに90°回転した態様で表示されている。また、図172(l)の状態における装飾図柄表示装置に表示されている装飾図柄の大きさは、図172(e)の状態における装飾図柄表示装置に表示されている装飾図柄の大きさよりも小さい大きさである。また、保留アイコン、変動アイコン、商人のキャラクタ画像h1、およびエフェクト画像h5においても同様である。
図172(m)は、回転対象画像が図172(j)の状態から装飾図柄表示装置208の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに270°回転(合計360°回転)し元に戻った状態を示している。回転対象画像の縦横比は、元の縦横比および元の大きさに戻っている。また、図172(m)では、演出用可動体990が図172(l)の位置から上方へ移動して元の状態の位置(図172(a)に示す状態の位置)に位置している。また、装飾図柄表示装置208では、エフェクト画像h5が消去されている。次いで、図172(n)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾3−装飾2−装飾3」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。また、変動アイコン表示領域940に表示されていた変動アイコン941が下方に移動することで、変動アイコン941を消去する消去アニメーションが実行されている。
このように本実施例のロゴ落下演出には、装飾図柄表示装置208の前方で演出用可動体990を動作させる際に、装飾図柄表示装置208において演出用可動体990の背後の位置にエフェクト画像が表示される演出と、装飾図柄表示装置208の前方で演出用可動体990を動作させる際に、装飾図柄表示装置208において演出用可動体990の背後の位置とは別の位置にエフェクト画像が表示される演出とがある。演出用可動体2990の背後の位置に表示されるエフェクト画像は、遊技者に演出用可動体990の動作を強調させる場合があり、演出用可動体990の背後の位置とは別の位置に表示されるエフェクト画像は、意外な位置にエフェクト画像が表示されるため、遊技者に思いがけない驚きを与えることができる場合がある。また、エフェクト画像の大きさや表示色や表示する位置によって、大当り信頼度が異なる場合があってもよい。
(実施例12)
本実施の形態の実施例12の演出例について図173を用いて説明する。図173(a)〜(f)は特図1変動遊技の演出を時系列で表示している。
図173(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示し、図172(a)と同じ状態を示している。次いで、図173(b)は、特図1変動遊技が開始された状態を示し、図172(b)と同じ状態を示している。次いで、図173(c)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾2」が仮停止表示され、図172(c)と同じ状態を示している。
図173(d)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、および右図柄表示領域208cに「装飾2」が仮停止表示された状態を示している。また、図173(d)は、演出用可動体990が図173(c)に示す位置から下方に移動する演出(以下、「ロゴ落下演出」と称する場合がある。)が実行された状態を示している。ロゴ落下演出は、図161(b)の図中に示す「ロゴ落下」の予告に用いられる演出である。また、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、演出用可動体990の背後の位置と演出用可動体990の背後の周辺の位置に跨ってエフェクト画像h5が表示されている。エフェクト画像h5は、ロゴ落下演出に用いられる画像である。
図173(e)は、ロゴ落下演出の実行中に島一斉演出が開始された状態を示している。島一斉演出は、同一の島設備に設置された同一機種のパチンコ機が同じタイミング同じ演出を実行する演出である。本実施例の島一斉演出では、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dの左部に姫のキャラクタ画像h6が歌を歌っている態様の表示がされ、左中右図柄表示領域208a〜208cに表示された装飾図柄が装飾図柄表示装置208の右下部に縮小して表示されている。また、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dの右方に「島一斉演出開始!」の文字列画像が表示されている。また、図173(e)は、図173(d)で表示されたエフェクト画像h5が、図173(d)で表示された位置とは異なる位置となる装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dの右下部に縮小して表示された状態を示している。また、図173(e)では、保留アイコン952の表示態様が白色円形から黒色円形に変化する変化アニメーションが実行された状態を示している。また、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域931では「2」が表示され、特図1保留アイコン表示領域950の第2領域に黒色円形で表示された特図1保留アイコン953が表示されている。なお、本実施例のロゴ落下演出は、保留アイコン952の表示態様が白色円形から黒色円形に変化する変化アニメーションが行われることを示唆する演出として用いられる場合があってもよいし、先読み予告の演出として単独で用いられる場合があってもよい。
図173(f)では、島一斉演出中に、演出用可動体990が図173(d)に示す位置から上方に移動して元の位置(図173(a)に示す位置)に戻った状態を示している。また、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dの右方に「島一斉演中」の文字列画像が表示され、島一斉演出中であることが報知されている。また、装飾図柄表示装置208の右下部に縮小して表示されていたエフェクト画像h5は消去され、装飾図柄表示装置208の右下部に縮小した左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾2−装飾4−装飾2」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、変動アイコン表示領域940に表示されていた変動アイコン941が下方に移動することで、変動アイコン941を消去する消去アニメーションが実行されている。
このように本実施例のロゴ落下演出では、装飾図柄表示装置208の前方で演出用可動体990を動作させる際に、装飾図柄表示装置208において演出用可動体990の背後の位置にエフェクト画像が表示される状態と、装飾図柄表示装置208の前方で演出用可動体990を動作させる際に、装飾図柄表示装置208において演出用可動体990の背後とは別の位置にエフェクト画像が表示される状態とがある。装飾図柄表示装置208において演出用可動体990の背後の位置とは別の位置にエフェクト画像が表示される状態は、遊技者に意外性を付与することができる場合があり、また、遊技者に話題を提供することができる場合がある。また、エフェクト画像の大きさや表示色や表示する位置によって、大当り信頼度が異なる場合があってもよい。
次に、以上説明した第1の実施の形態による遊技台の特徴的構成について再度図146乃至図173を参照しつつ説明する。
(A1)
画像表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208、またはサブ表示装置209)を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、第一の画像(例えば、殿のキャラクタ画像h3)の回転表示を行う場合があり、
前記回転表示が行われる際に、前記第一の画像の縦横比が変化する場合がある(例えば、図162(j)〜(q)、または図166(c)〜(k)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、第一の画像の回転表示が行われる際に、第一の画像の縦横比が変化する場合があるため、第一の画像の存在感が増幅される場合があり、遊技者に強い印象を与えることができる場合がある。また、キャラクタ画像、装飾図柄、保留アイコン、変動アイコン、および背景絵柄等の画像のうちのいずれかの画像、あるいはこれら全てを第一の画像とする場合があってもよいし、これらの画像以外の画像を第一の画像とする場合があってもよい。
(A2)
上記(A1)に記載の遊技台であって、
前記回転表示が行われる際に、第二の画像(例えば、保留アイコンや保留数表示)は回転しない場合がある(例えば、図164(j)〜(q)、または図167(c)〜(k)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(A3)
上記(A2)に記載の遊技台であって、
前記回転表示が行われる際に、前記第二の画像(例えば、第4図柄)は回転しない(例えば、図163(j)〜(q)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、第一の画像の回転表示が行われる際に、第二の画像の回転表示が行われない場合があるため、第一の画像の回転表示を強調しつつ、第二の画像をしっかり遊技者に視認させることができる。また、キャラクタ画像、装飾図柄、保留アイコン、変動アイコン、および背景絵柄等の画像のうちのいずれかの画像、あるいはこれら全てを第二の画像とする場合があってもよいし、これらの画像とは異なる画像を第二の画像とする場合があってもよい。
(A4)
上記(A1)乃至(A3)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記回転表示が行われる際に、該回転表示が行われる前に前記画像表示手段において見切れていた画像(例えば、姫のキャラクタ画像h4)が該回転表示が行われることによって該画像表示手段に表示される場合がある(例えば、図169(b)〜(d)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、第一の画像の回転表示が行われる前に画像表示手段において見切れていた画像が、第一の回転表示が行われることによって画像表示手段に表示される場合があるため、遊技者に思いもよらない驚きを与えることができる場合がある。
(A5)
上記(A1)乃至(A4)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記回転表示が行われる際に、該回転表示が行われる前に前記画像表示手段に表示されていた画像(例えば、装飾図柄)が該回転表示が行われることによって該画像表示手段において見切れる場合がある(例えば、図162(i)〜(k)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、第一の画像の回転表示が行われる前に画像表示手段において表示されていた画像が、第一の回転表示が行われることによって画像表示手段において見切れる場合があるため、遊技者に思いもよらない驚きを与えることができる場合がある。
(A6)
上記(A1)乃至(A5)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、
ことを特徴とする遊技台。
(A7)
上記(A1)乃至(A5)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシン(例えば、スロットマシン2000)である、
ことを特徴とする遊技台。
(B1)
演出用可動体(例えば、演出用可動体990)と、
画像表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)と、
を備えた遊技台であって、
前記演出用可動体を前記画像表示手段の前で動作させる際に、第一の位置に第一の画像(例えば、エフェクト画像h5)を表示する第一の状態(例えば、図172(e)に示すエフェクト画像h5の表示状態、または図173(d)に示すエフェクト画像h5の表示状態)となる場合があり、
前記第一の位置とは、前記画像表示手段における前記演出用可動体の背後の位置のことであり(例えば、図172(e)、または図173(d)参照)、
前記第一の画像は、エフェクト画像であり、
前記演出用可動体を前記画像表示手段の前で動作させる際に、第二の位置に前記第一の画像を表示する第二の状態(例えば、図172(l)に示すエフェクト画像h5の表示状態、または図173(e)に示すエフェクト画像h5の表示状態)となる場合があり、
前記第二の位置とは、前記画像表示手段における前記演出用可動体の背後とは別の位置のことである(例えば、図172(l)、または図173(e)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、演出用可動体を画像表示手段の前で動作させる際に、演出用可動体の背後の位置とは別の位置の第二の位置に第一の画像のエフェクト画像を表示する第二の状態となる場合があるため、遊技者が思いもよらない位置に第一の画像のエフェクト画像が表示されることになり、遊技者に意外性を付与することができる場合がある。
(B2)
上記(B1)に記載の遊技台であって、
前記第一の状態において、前記第一の画像は、前記第一の位置と第三の位置に跨がって表示される場合があり、
前記第三の位置とは、前記画像表示手段における前記演出用可動体の背後とは別の位置のことである(例えば、図172(e)、または図173(d)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(B3)
上記(B1)または(B2)に記載の遊技台であって、
前記第一の状態における前記第一の画像の大きさは、第一の大きさであり、
前記第二の状態における前記第一の画像の大きさは、第三の大きさであり、
前記第三の大きさは、前記第一の大きさよりも小さい大きさである(例えば、図172(e)、(f)、または図173(d)、(e)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、第一の状態における第一の画像の大きさと第二の状態における第一の画像の大きさが異なるため、第一の画像のバリエーションを遊技者に楽しませることができる場合がある。
(B4)
上記(B1)乃至(B3)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の状態において、第二の画像(例えば、装飾図柄)を第一の向きに表示する場合があり(例えば、図172(e)参照)、
前記第二の状態において、前記第二の画像を第二の向き(第一の向きから反時計回りに90°回転した向き)に表示する場合があり(例えば、図172(l)参照)、
前記第一の画像は、前記第二の画像とは異なる画像であり、
前記第二の向きとは、前記第一の向きとは異なる向きのことである、
ことを特徴とする遊技台。
(B5)
上記(B4)に記載の遊技台であって、
前記第一の状態における前記第二の画像の大きさは、第二の大きさであり、
前記第二の状態における前記第二の画像の大きさは、第四の大きさであり、
前記第四の大きさは、前記第二の大きさよりも小さい大きさである(例えば、図172(e)、(l)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、第一の状態における第二の画像の大きさと第二の状態における第二の画像の大きさが異なるため、第二の画像のバリエーションを遊技者に楽しませることができる場合がある。また、キャラクタ画像、装飾図柄、保留アイコン、変動アイコン、および背景絵柄等の画像のうちのいずれかの画像、あるいはこれら全てを第二の画像とする場合があってもよいし、これらの画像とは異なる画像を第二の画像とする場合があってもよい。
(B6)
上記(B1)乃至(B5)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、
ことを特徴とする遊技台。
(B7)
上記(B1)乃至(B5)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシン(例えば、スロットマシン2000)である、
ことを特徴とする遊技台。
(C1)
遊技を演出する演出画像を表示可能な画像表示ユニット(例えば、サブ表示装置209)と、
画像表示ユニットを駆動する駆動手段(例えば、演出用可動体225)と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示ユニットは、前記駆動手段の駆動によって動く場合があり、
前記画像表示ユニットが第一の方向(前記画像表示ユニットの回転軸を中心とする回転方向、または直線方向)に動いている期間(以下、「第一の期間」という。)において、該画像表示ユニットに第一の動画(例えば、殿のキャラクタ画像h3の動画や姫のキャラクタ画像h4の動画)が表示される場合があり、
前記第一の動画は、第一の画像(例えば、殿のキャラクタ画像h3や姫のキャラクタ画像h4)が前記第一の方向に動く態様を含む動画である、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、画像表示ユニットの動きによってインパクトを与え、当該動きの期間中に画像表示ユニットに表示される画像の表示角度、表示位置を変化させることで、報知手段としては非日常的には見かけない動作をさせることが可能になり、遊技者に日常を忘れ、より遊技に集中させることができる場合がある。また、画像表示ユニットが第一の方向に動いている期間の全ての期間を第一の期間としてもよいし、前記画像表示ユニットが第一の方向に動いている期間のうちの一部の期間を第一の期間としてもよい。また、ある演出を契機として、画像表示ユニットが第一の方向に動き始めてから停止するまでの期間の全ての期間を第一の期間としてもよいし、ある演出とは別の演出を契機として、画像表示ユニットが第一の方向に動き始めてから停止するまでの期間の一部の期間を第一の期間としてもよい。
(C2)
上記(C1)に記載の遊技台であって、
前記第一の動画は、前記第一の画像によるアニメーション表示態様を含む動画である、ことを特徴とする遊技台。
本実施の形態による実施例では、第一の画像(殿のキャラクタ画像h3や姫のキャラクタ画像h4)の表情、外形等が固定的に表示される例を示したが、第一の画像の表情、外形等が変形的に表示される場合があってもよい。例えば、図169を例示して説明すると、図169(a)では表示されていなかった殿の顔が、図169(b)では真顔で表示され、図169(c)では少し笑顔になり、図169(d)では満面の笑顔になり、図169(e)では少し笑顔に戻り、図169(f)では真顔に戻るようなアニメーションを行うようにしてもよい。また、第一の画像(例えば、殿のキャラクタ画像h3)が第一の方向に動く態様とは、殿のキャラクタ画像h3を含むアニメーションの表示位置が動くことを示すものとしてもよい。アニメーションは、キャラクタの表示の可変表示に限定されず、キャラクタ等の外形の変化、セリフの可変表示(セリフを示す部分的な文字列から全体的な文字列への変化表示等)、キャラクタやアイコンの色変化、キャラクタやアイコンの移動表示等のいずれかとしてもよいし、これらを組み合わせて含むようにしてもよい。
(C3)
上記(C1)または(C2)に記載の遊技台であって、
前記第一の期間において、前記画像表示ユニットは第一の向きに動くように構成されており、
前記第一の期間において、前記第一の画像は第二の向きに動くように構成されており、
前記第一の向きと前記第二の向きは、逆の向きである、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台では、ある一の演出を契機(例えばスーパーリーチ中の画像表示ユニット動作演出を開始するタイミングの到来等)として、画像表示ユニットが動作する場合の第一の向きは一の向き(例えば左向き)とし、他の演出を契機(例えば、大当り終了時の確変が始まるかどうかを遊技者に知らせるための画像表示ユニットの動作による演出を開始するタイミングの到来等)で、画像表示ユニットが動作する場合の第一の向きは、別の向き(例えば右向き)とする場合があってもよい。また、第一の向きと第二の向きは、逆の向きではなく同じ向きでもよく、この場合、画像表示ユニットの移動や回転よりも第一の画像が速く移動や回転するように遊技者には視認される。このため、固定的な画像表示ユニット内で画像が回転する態様では得られない非日常的な感覚を遊技者に与えることができ、さらに当該画像表示ユニット内の第一の画像が、さらなる速さで回転や移動することからより日常的な感覚を忘れさせ、遊技に集中させることが可能になる場合がある。
(C4)
上記(C3)に記載の遊技台であって、
前記第一の期間において、前記画像表示ユニットは前記第一の向きに第一の速さで動くように構成されており、
前記第一の期間において、前記第一の画像は前記第二の向きに第二の速さで動くように構成されており、
前記第一の速さと前記第二の速さは、同じ速さである、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、遊技者には画像表示ユニットは動いて見えるが、第一の画像の表示位置・表示角度等は動いていないように見えるため、報知手段としては非日常的な動作を行わせることが可能であると伴に、画像表示ユニット表示による報知自体は動いていない場合と同様に役目を果たすことができ、インパクトのある動作と報知の両立が可能になる場合がある。また、第一の向きと第二の向きが逆の向きで、第一の速さと第二の速さの速さを異ならせてもよく、その場合、画像表示ユニットの移動や回転よりも第一の画像が遅く移動や回転するように遊技者には視認される。このため、固定的な画像表示ユニット内で画像が回転する態様では得られない非日常的な感覚を遊技者に与えることができ、さらに当該画像表示ユニット内の第一の画像は当該画像表示ユニットの移動や回転にゆっくりと追いかけるように移動や回転を行うことからより日常的な感覚を忘れさせ、遊技に集中させることが可能になる場合がある。また、画像表示ユニットがインパクト重視で速く移動や回転を行う場合に、第一の画像をゆるやかに移動や回転を行わせることで、画像表示ユニット表示による報知自体は動いていない場合に近くなり、報知の役目を果たすことが可能になる場合がある。
(C5)
上記(C1)乃至(C4)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の動画は、第二の画像(例えば、商人のキャラクタ画像h1’)が表示される態様を含む動画である、
ことを特徴とする遊技台。
(C6)
上記(C5)に記載の遊技台であって、
前記第一の期間において、前記第二の画像は前記第一の方向に動かないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台では、第一の期間において、第一の方向に動かないような第二の画像が表示されないように構成されていてもよい。すなわち、第一の期間において、画像表示ユニットに表示されている画像は全て第一の方向に動くように構成されるため、画像表示ユニットおよび画像の動きに統一感が与えられ、よりインパクトのある演出動作が実行可能となる場合がある。
(C7)
上記(C5)または(C6)に記載の遊技台であって、
前記第一の動画は、前記第二の画像によるアニメーション表示態様を含む動画である、ことを特徴とする遊技台。
本実施の形態による実施例では、第二の画像(商人のキャラクタ画像h1’)の表情、外形等が固定的に表示される例を示したが、当該構成を備えた遊技台によれば、第二の画像の表情、外形等が変形的に表示される場合があってもよい。例えば、図170を例示して説明すると、図170(a)ではサブ表示装置209に表示されていなかった商人の顔が、図170(b)では真顔で表示され、図170(c)では少し険しい顔になり、図170(d)では、険悪な顔になり、図170(e)では少し険しい顔に戻り、図170(f)では真顔に戻るようなアニメーションを行うようにしてもよい。また、第二の画像が第一の方向に動かない態様とは、アニメーションの表示位置が動かないことを示すものとしてもよい。アニメーションは、キャラクタの表示の可変表示に限定されず、キャラクタ等の外形の変化、セリフの可変表示(セリフを示す部分的な文字列から全体的な文字列への変化表示等)、キャラクタやアイコンの色変化、キャラクタやアイコンの移動表示等のいずれかとしてもよいし、これらを組み合わせて含むようにしてもよい。
(C8)
上記(C3)または(C4)に記載の遊技台であって、
上記(C1)に記載の「前記駆動手段の駆動によって動く」とは、「前記駆動手段の駆動によって回転する」のことであり、
上記(C1)に記載の「第一の画像が前記第一の方向に動く」とは、「第一の画像が前記第一の方向に回転する」のことであり、
前記第一の方向とは、前記画像表示ユニットの回転軸を中心とする回転方向(例えば、円周方向)のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(C9)
上記(C8)に記載の遊技台であって、
前記第一の向きとは、時計回りおよび反時計回りのうちの一方のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(C10)
上記(C1)乃至(C7)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
上記(C1)に記載の「前記駆動手段の駆動によって動く」とは、「前記駆動手段の駆動によって直線移動する」のことであり、
上記(C1)に記載の「第一の画像が前記第一の方向に動く」とは、「第一の画像が前記第一の方向に直線移動する」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
上記の「第一の画像が前記第一の方向に直線移動する」とは、「第一の画像が上下方向に直線移動する」ことであってもよい。この場合における上記の第一の向きとは、上向きおよび下向きのうちの一方のことである。また、上記の「第一の画像が前記第一の方向に直線移動する」とは、「第一の画像が左右方向に直線移動する」ことであってもよい。この場合における上記の第一の向きとは、左向きおよび右向きのうちの一方のことである。上記の「第一の画像が前記第一の方向に直線移動する」とは、「第一の画像が斜め方向に直線移動する」ことであってもよい。この場合における上記の第一の向きとは、左上向き、右下向き、右上向き、および左下向きのうちの一の向きのことである。
本実施の形態による実施例で説明した構成の変形例について図を参照しつつ説明する。例えば、図166〜図171に示す駆動手段(演出用可動体225)は、回転移動および直線移動(上下方向、左右方向、斜め方向、遊技者からみて前後方向)が複合された動きをする場合があってもよい。また、パチンコ機100には、複数の画像表示ユニットが搭載されるように構成されていてもよい。また、一の画像表示ユニットに複数の画像表示装置が搭載されるように構成されていてもよい。画像表示ユニットには、LEDが搭載されていてもよいし、演出用可動体が搭載されていてもよい。また、画像表示ユニットが回転動作や移動動作する前に演出用可動体が初期状態から可動状態まで可動し、演出用可動体が可動状態にある画像表示ユニットが回転動作や移動動作を行った後に停止し、その後、当該演出用可動体が初期状態に可動するように構成されていてもよい。また、図柄変動表示中において、図167に示す演出動作が行われた場合よりも、図168に示す演出動作が行われた場合の方が、当該図柄変動表示における最終的に停止表示される図柄態様が大当り態様になりやすいように構成されていてもよいし、図柄変動表示中において、図168の演出動作が行われた場合よりも、図167の演出動作が行われた場合の方が、当該図柄変動表示における最終的に停止表示される図柄態様が大当り態様になりやすいように構成されていてもよい。また、図柄変動表示中において、図167の演出動作が行われた場合は、必ず当該図柄変動表示における最終的に停止表示される図柄態様が大当り態様になるように構成されていてもよいし、図柄変動表示中において、図168の演出動作が行われた場合は、必ず当該図柄変動表示における最終的に停止表示される図柄態様が大当り態様になるように構成されていてもよい。また、図167および図168は、両方とも同じ演出表示が行われる例を示したが、図167に示すサブ表示装置が回転する場合に当該サブ表示装置に表示される画像も一緒に回転するように遊技者に視認される演出と、図168に示すサブ表示装置が回転する場合に当該サブ表示装置に表示される画像は一緒に回転していないように遊技者に視認される演出は、別の演出となるように構成してもよい。例えば、「別の演出のうちの一方の演出」とは、殿が曲者と闘う演出であり、「別の演出のうちの他方の演出」とは、姫が踊る演出といったように構成してもよい。「別の演出のうちの一方の演出」を一種類搭載してもよいし、複数種類搭載してもよいし、「別の演出のうちの他方の演出」を一種類搭載してもよいし、複数種類搭載してもよい。また、図167に示すようサブ表示装置が回転する場合に、当該サブ表示装置に表示される画像の少なくとも一部(または全部でもよい。)が一緒に回転する演出の種類の数よりも、図168に示すようにサブ表示装置が回転する場合に当該サブ表示装置に表示される画像の少なくとも一部(または全部でもよい。)が一緒に回転していないように遊技者に視認される演出の種類の数の方が多くなるように構成されていてもよい。逆に、図168のようにサブ表示装置が回転する場合に当該サブ表示装置に表示される画像の少なくとも一部(または全部でもよい。)が一緒に回転していないように遊技者に視認される演出の種類の数よりも、図167に示すようにサブ表示装置が回転する場合に当該サブ表示装置に表示される画像の少なくとも一部(または全部でもよい。)が一緒に回転する演出の種類の数の方が多くなるように構成されていてもよい。
また、図167に示す演出例および図168に示す演出例を複合させてもよい。例えば、サブ表示装置が回転し始めの期間(期間A)では、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さA(例えば、20rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は、サブ表示装置と一緒に回転するように遊技者に視認されるようにサブ表示装置に表示される画像の回転を行わないようにする。次の期間(期間B)では、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さB(例えば、40rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は、サブ表示装置よりも遅く回転しているように遊技者に視認されるように、該画像の少なくとも一部、または全部を他の向き(例えば時計回り)に速さB’(例えば、20rpm)で回転させる。次の期間(期間C)では、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さC(例えば、50rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は、サブ表示装置よりも遅く回転しているように遊技者に視認されるように、該画像の少なくとも一部、または全部を他の向き(例えば時計回り)に速さC’(例えば、40rpm)で回転させる。また、次の期間(期間D)では、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さD(例えば、60rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は回転しておらずサブ表示装置だけが回転しているように遊技者に視認されるように、該画像の少なくとも一部、または全部を他の向き(例えば時計回り)に速さD(例えば、60rpm)で回転させる。次の期間(期間E)では、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さE(例えば、50rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は、サブ表示装置よりも遅く回転しているように遊技者に視認されるように、該画像の少なくとも一部、または全部を他の向き(例えば時計回り)に速さE’(例えば、40rpm)で回転させる。次の期間(期間F)では、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さF(例えば、40rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は、サブ表示装置よりも遅く回転しているように遊技者に視認されるように、該画像の少なくとも一部、または全部を他の向き(例えば時計回り)に速さF’(例えば、20rpm)で回転させる。次の期間のサブ表示装置が回転終了前の期間(期間G)は、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さG(例えば、20rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は、サブ表示装置と一緒に回転するように遊技者に視認されるように画像の回転を行わないようにしてもよい。このように、期間A〜期間Dまでの例示のように、サブ表示装置が回転する期間が進むにつれて、サブ表示装置に表示されている画像の回転が、徐々にサブ表示装置の回転とずれて、サブ表示装置は回転し、サブ表示装置の表示の一部または全部は停止しているように遊技者に視認されるような状態に移行させることで、サブ表示装置と画像による新たな一体感のある演出を行うことが可能になる場合がある。また、期間D〜期間Gまでの例示のように、サブ表示装置が回転する期間が進むにつれて、サブ表示装置に表示されている画像の回転が、徐々にサブ表示装置と一緒に回転しているように変化するように遊技者に視認させることで、サブ表示装置と画像による新たな一体感のある演出を行うことが可能になる場合がある。これらの例では、期間A〜Dでは、サブ表示装置の回転の速さとサブ表示装置に表示される画像の回転の速さの差を徐々に小さくしていき、期間D〜Gでは、サブ表示装置の回転の速さとサブ表示装置に表示される画像の回転の速さの差を徐々に大きくしていくように構成したが、逆に、期間A〜Dまでは、サブ表示装置の回転の速さとサブ表示装置に表示される画像の回転の速さの差を徐々に大きくしていき、期間D〜Gでは、サブ表示装置の回転の速さとサブ表示装置に表示される画像の回転の速さの差を徐々に小さくしていくように構成してもよい。また、ここでは、回転するサブ表示装置および回転するサブ表示装置に表示される画像について例示したが、直線移動するサブ表示装置および、直線移動するサブ表示装置に表示される画像についても適用することも可能である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明を適用可能な第2の実施の形態によるパチンコ機100について図174〜図202を用いて説明する。本実施の形態によるパチンコ機100は、上記第1の実施の形態によるパチンコ機100と同様の構成および制御系を有している。上記第1の実施の形態によるパチンコ機100と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。図184および図185を除くこれ以降の説明において、パチンコ機100を遊技店の島設備等に設置した状態で遊技者に近くなる側を「前」(前方、前側、前面側、前端等)とし、またその逆を「後」(後方、後側、後面側、後端等)とし、遊技者から見て鉛直上方を「上」(上方、上側、上端等)とし、またその逆を「下」(下方、下側、下端等)とし、遊技者から見て水平左方を「左」(左方、左側、左端等)とし、またその逆を「右」(右方、右側、右端等)とする。
図174は、本実施の形態によるパチンコ機100が備える遊技盤1000を正面から見た略示正面図である。外レール202と内レール204とで区画形成された遊技領域124の略中央のセンターケース内には、メイン液晶ユニット1001が配置されている。メイン液晶ユニット1001の略中央には装飾図柄表示装置208が配置されている。メイン液晶ユニット1001は、装飾図柄表示装置208やランプを駆動して演出を行うものであり、詳細については後述する。
本例の遊技盤1000はいわゆる右打ち機用の遊技盤である。普図始動口228および特図2始動口232については、これらの普図始動口228および特図2始動口232が右側経路上に配置されているため、右側経路を落下する遊技球の入球は相対的に容易であり、左側経路を落下する遊技球の入球は相対的に困難または不可能である。可変入賞口234については、遊技釘の配列パターンによって、右側経路を落下する遊技球の入球は相対的に容易であり、左側経路を落下する遊技球の入球は相対的に困難である。なお、図174では、遊技釘の図示は省略している。これに対し、特図1始動口230については、遊技釘の配列パターンやワープ装置242等の存在の影響によって、左側経路を落下する遊技球の入球は相対的に容易であり、右側経路を落下する遊技球の入球は相対的に困難である。なお、本実施の形態では右打ち機を例に挙げているが、右打ち機以外であってもよい。また、右側経路および左側経路には、一般入賞口(不図示)が設けられている。
メイン液晶ユニット1001の前側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242(242a、242b)および前面ステージ244が配置され、遊技球の転動不可能な領域に複数の可動体が配置されている。本実施の形態によるパチンコ機100は、可動体1002、可動体1004、可動体1006、可動体1008、可動体1010、および可動体1012の6つの可動体を有している。これらの可動体は、前方側から、可動体1010、可動体1004、可動体1002、可動体1006、1008、可動体1012の順に配置されている。可動体1006と可動体1008とは、前後方向の位置が同じになるように配置されている。また、可動体1004は可動体1002の前面側に配置されている。可動体1002、可動体1004、可動体1006、可動体1008、可動体1010および可動体1012の駆動制御は、第2副制御部500が実行する。なお、当該駆動制御は、第1副制御部400が実行してもよい。
可動体1002は、前方側から見て横長長方形状の外観形状を有している。可動体1002は、前面ステージ244の後方を上下方向に移動可能である。図174に示す状態において、可動体1002は初期位置に位置している。また、可動体1002は、前面側にサブ表示装置1030を有している。
サブ表示装置1030には液晶表示装置が用いられている。サブ表示装置1030は、装飾図柄表示装置208よりも小さい横長長方形状の表示領域を備え、一または複数の画像を表示して演出を行う。本例では、サブ表示装置1030はヨットが浮かぶ海の景色の画像を表示している。なお、サブ表示装置1030には液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。また、サブ表示装置1030の表示制御は第1副制御部400が実行する。なお、サブ表示装置1030の表示制御は第2副制御部500が実行してもよいし、当該表示制御を実行する表示制御部を新たに設けてもよい。なお、当該表示制御部が装飾図柄表示装置208の表示制御を実行してもよい。
また、可動体1002は、サブ表示装置1030を囲むように配置された細長状の照明部1014a、照明部1014b、照明部1014cおよび照明部1014dを備えている。照明部1014aは、上下方向が長手方向となるようにサブ表示装置1030の左方に配置されている。照明部1014bは、水平方向が長手方向となるようにサブ表示装置1030の下方に配置されている。照明部1014cは、上下方向が長手方向となるようにサブ表示装置1030の右方に配置されている。照明部1014dは、水平方向が長手方向となるようにサブ表示装置1030の上方に配置されている。照明部1014a〜1014dの光源には複数色のLEDが用いられており、照明部1014a〜1014dは複数色に発光可能である。
また、可動体1002の左上部には、可動体1004が配置されている。可動体1004は、稲妻を模した外観形状を有している。可動体1004は、サブ表示装置1030の表示領域外方であって可動体1002の左上部で一点が固定されている。可動体1004は、不図示のステッピングモータで駆動されることにより、当該一点を回転中心としてサブ表示装置1030の前方を表示画面に略平行な面内で回転動作可能である。図174に示す状態において、可動体1004は動作完了位置に位置している。可動体1004は、動作完了位置に位置する状態において、サブ表示装置1030の表示領域とオーバーラップしている。これにより、可動体1004によりサブ表示装置1030に表示されている画像の一部が隠される。可動体1004の初期位置は、図174に示す状態から可動体1004が反時計回りに60°回転した状態の位置である。可動体1004は、初期位置に位置する場合にサブ表示装置1030の表示領域とオーバーラップしない。
装飾図柄表示装置208の左方には、可動体1006が配置されている。可動体1006は、可動体1002とメイン液晶ユニット1001との間に配置され、左右方向に移動可能である。可動体1002は、板状形状を有し、上部には透過部1006aが設けられ、下部には透過部1006bが設けられている。透過部1006a、1006bは横長長方形状を備え、透過部1006a、1006bを介して可動体1006の後方側が視認可能である。なお、透過部1006a、1006bは後方側が視認可能であればよく、透過部1006a、1006bにはアクリル板等の透明板が配置されていてもよいし、透過部1006a、1006bは開口部になっていてもよい。また、可動体1006の前面側右端部には、細長状の照明部1016が配置されている。照明部1016は、上下方向が長手方向となるように配置されている。照明部1016の光源には複数色のLEDが用いられており、照明部1016は複数色に発光可能である。
可動体1006の上部には不図示の2つのプーリに巻き回したベルトが固定されている。可動体1006は、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右に移動する。可動体1006の右端部が装飾図柄表示装置208の表示領域左端部よりも左方に位置する位置から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央に位置する位置までが可動体1006の動作範囲である。可動体1006は、動作範囲の左端に位置している状態において遊技者から視認不可能となる。また、図174に示す状態において、可動体1006は初期位置に位置している。可動体1006は、初期位置に位置する場合に、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部とオーバーラップしている。これにより、可動体1006により装飾図柄表示装置208に表示されている画像の一部が隠される。また、可動体1006の透過部1006a、1006bを介して、装飾図柄表示装置208に表示されている画像の一部が視認可能である。
装飾図柄表示装置208の右方には、可動体1008が配置されている。可動体1008は、可動体1002とメイン液晶ユニット1001との間に配置され、左右方向に移動可能である。可動体1008は、板状形状を有し、上部には透過部1008aが設けられ、下部には透過部1008bが設けられている。透過部1008a、1008bは横長長方形状を備え、透過部1008a、1008bを介して可動体1008の後方側が視認可能である。なお、透過部1008a、1008bは後方側が視認可能であればよく、透過部1008a、1008bにはアクリル板等の透明板が配置されていてもよいし、透過部1008a、1008bは開口部になっていてもよい。また、可動体1008の前面側左端部には、細長状の照明部1018が配置されている。照明部1018は、上下方向が長手方向となるように配置されている。照明部1018の光源には複数色のLEDが用いられており、照明部1016は複数色に発光可能である。
可動体1008の上部には不図示の2つのプーリに巻き回したベルトが固定されている。可動体1008は、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右に移動する。可動体1008の左端部が装飾図柄表示装置208の表示領域右端部よりも右方に位置する位置から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央に位置する位置までが可動体1008の動作範囲である。可動体1008は、動作範囲の右端に位置している状態において遊技者から視認不可能となる。また、図174に示す状態において、可動体1008は初期位置に位置している。可動体1008は、初期位置に位置する場合に、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部とオーバーラップしている。これにより、可動体1008により装飾図柄表示装置208に表示されている画像の一部が隠される。また、可動体1008の透過部1008a、1008bを介して、装飾図柄表示装置208に表示されている画像の一部が視認可能である。
可動体1006は左シャッタとして機能し、可動体1008は右シャッタとして機能する。可動体1006が移動範囲の右端まで移動し、可動体1008が移動範囲の左端まで移動した状態では、可動体1006の右端部と可動体1008の左端部とが接する状態となる。可動体1006、1008によりシャッタが開閉する演出が実行される。
装飾図柄表示装置208の上方には可動体1010が配置されている。可動体1010は、横長平板形状を備えており、前面側に「チャンス」の文字列が付されている。また、可動体1010は、不図示のステッピングモータで駆動されることにより、装飾図柄表示装置208の前方を表示画面に略平行な面内で上下方向に移動可能になっている。また、可動体1006、1008が閉じた状態では、可動体1010は、可動体1006、1008の前方を上下方向に移動可能である。図174に示す状態では、可動体1010は初期位置に位置している。
可動体1012は、メイン液晶ユニット1001の左上部に配置されている。可動体1012は、可動体1004と同様の稲妻を模した外観形状を有している。また、可動体1012は、装飾図柄表示装置208の表示領域外方であって、メイン液晶ユニット1001の左上方で一点が固定されている。可動体1012は、不図示のステッピングモータで駆動されることにより、当該一点を回転中心として装飾図柄表示装置208の前方を表示画面に略平行な面内で回転動作可能である。可動体1012は、初期位置から時計回りに60°回転可能である。なお、可動体1012は、360°以上回転可能あってもよい。
また、遊技盤1000には、可動体1002〜1012が初期位置に位置しているかを検出するセンサが一つの可動体につき一つ配置されている。当該センサは、図149に示す演出可動体センサ424に含まれている。また、当該センサには例えばフォトセンサが用いられる。
可動体1006、1008の後方側にはメイン液晶ユニット1001が配置されている。メイン液晶ユニット1001の中央には装飾図柄表示装置208が配置されている。図174に示す状態では、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示されている。左中右図柄表示領域208a〜208cの下方の演出表示領域208dには、白色円形の変動アイコンa1、白色円形の保留アイコンb1、白色円形の保留アイコンb2、白色円形の中に「熱」の文字が描かれた保留アイコンb3、黒色円形の保留アイコンb4が左方からこの順に並んで表示されている。保留アイコンb1は保留順位が1番目の特図1変動遊技の保留を示し、保留アイコンb2は保留順位が2番目の特図1変動遊技の保留を示し、保留アイコンb3は保留順位が3番目の特図1変動遊技の保留を示し、保留アイコンb4は保留順位が4番目の特図1変動遊技の保留を示している。また、演出表示領域208dには、太陽、雲、気球の画像を含む背景画像が表示されている。太陽の画像の一部は可動体1006により隠されており、太陽の画像の他の一部は可動体1006の透過部1006aを介して遊技者から視認可能となっている。また、雲の画像の一部は可動体1006により隠されており、雲の画像の他の一部は可動体1006の透過部1006bを介して遊技者から視認可能となっている。また、雲の画像の一部は可動体1002により隠されている。
また、メイン液晶ユニット1001は、装飾図柄表示装置208を囲むように配置された細長状の照明部1020、照明部1022、照明部1024および照明部1026を備えている。照明部1020は、上下方向が長手方向となるように装飾図柄表示装置208の左方に配置されている。照明部1022は、上下方向が長手方向となるように装飾図柄表示装置208の右方に配置されている。照明部1024は、水平方向が長手方向となるように装飾図柄表示装置208の下方に配置されている。照明部1026は、水平方向が長手方向となるように装飾図柄表示装置208の上方に配置されている。照明部1020〜1026の光源には複数色のLEDが用いられており、照明部1020〜1026は複数色に発光可能である。図174に示す状態において、照明部1024、1026は全体が遊技者から視認可能であり、照明部1020は上方の一部のみが透過部1006aを介して遊技者から視認可能であり、照明部1022は上方の一部のみが透過部1008aを介して遊技者から視認可能である。
次に、図175を用いて、可動体1002についてさらに詳細に説明する。図175(a)は、可動体1002を正面から見た状態を示している。可動体1002の下方には、可動体1002の駆動源であるモータ1040が配置されている。モータ1040は、回転軸が上下方向となるように、遊技盤1000のセンターケースに固定されている。モータ1040の回転軸には延伸方向が上下方向となるようにスクリュシャフト1042の一端が固定されている。
可動体1002とモータ1040の間には、下側ベース1044が配置されている。下側ベース1044は遊技盤1000に固定されている。モータ1040および下側ベース1044は、前面ステージ244の後側下方に配置されており、遊技者から視認不可能である。また、下側ベース1044は、右側に可動体1002を受ける平面を備えた受け部1044aを有し、左側にガイドシャフト1046が固定されたシャフト固定部1044bを有している。受け部1044aとシャフト固定部1044bとは段違いになっており、受け部1044aは、シャフト固定部1044bよりも高い位置に位置している。このため、可動体1002が移動範囲の最下方に移動した場合に、可動体1002は受け部1044aとは接触するが、シャフト固定部1044bとは接触しない。
また、受け部1044aには、下側ベース1044を上下方向に貫通する貫通孔が設けられており、当該貫通孔にはすべり軸受が配置されている。スクリュシャフト1042は、当該すべり軸受けを通り、当該すべり軸受により支持されている。
また、図175(a)に示す状態では、可動体1004が初期位置に位置している。可動体1004は、初期位置から時計回りに約60°回転可能である。なお、可動体1004は60°以上(例えば、360°)回転可能であってもよい。
図175(b)、(c)は、可動体1002を後方右側から見た状態を示している。図175(b)に示す状態では、可動体1002が移動範囲の最上方に位置している。図175(c)に示す状態では、可動体1002が移動範囲の最下方に位置している。図175(b)、(c)に示すように、可動体1002は、サブ液晶ユニット1032と、移動ユニット1036とを備えている。サブ液晶ユニット1032は、横長の直方体形状を有し、可動体1002の前側に配置され、図174に示すように、可動体1004、照明部1014a〜1014dおよびサブ表示装置1030を備えている。
サブ液晶ユニット1032は、サブ表示装置1030用のドライバ、照明部1014a〜1014dのLED、LED用ドライバ、可動体1004駆動用のモータおよび歯車を有している。また、サブ液晶ユニット1032は、後側に長方形状の窓部1034a、窓部1034b、窓部1034c、窓部1034d(図175(b)では不図示)、および窓部1034eを備えている。窓部1034aは照明部1014aの後方に配置され、窓部1034bは照明部1014bの後方に配置され、窓部1034cは照明部1014cの後方に配置され、窓部1034dは照明部1014dの後方に配置されている。窓部1034a〜1034eには透明板が配置されており、窓部1034a〜1034eの前方側が視認可能である。窓部1034a〜1034dの前方側には、LED、LEDドライバ搭載基板、および装飾用のレンズ等が配置されている。窓部1034a〜1034dは照明部の点検用に用いられる。また、窓部1034eは可動体1004の後方に配置されている。窓部1034eの前方側には可動体1004駆動用のモータおよび、当該モータの回転軸に固定され、可動体1004に動力を伝達する歯車が配置されている。窓部1034eは、可動体1004の駆動機構の点検用に用いられる。
移動ユニット1036は、サブ液晶ユニット1032よりも小さい横長の直方体形状を有し、サブ液晶ユニット1032の後面側に配置されている。移動ユニット1036は、サブ液晶ユニット1032を回転駆動させるモータ、当該モータの回転軸に固定されて、サブ液晶ユニット1032に当該モータの動力を伝達する歯車を内部に有している。サブ液晶ユニット1032と移動ユニット1036とがハーネスを介して接続されている。また、サブ液晶ユニット1032は、初期姿勢である場合にサブ液晶ユニット1032を含む同一面内をサブ表示装置1030の表示領域を回転中心として回転動作可能に移動ユニット1036に設置されている。サブ液晶ユニット1032は、図175(b)に示す初期姿勢から時計回りに180°回転可能であり、当該初期姿勢から反時計回り180°回転可能である。このように、サブ液晶ユニット1032は、可動体としても機能する。
なお、後述する図184および図185に示す接続ユニット(スリップリング等)を用いてサブ液晶ユニット1032と可動ユニット1036とを接続した場合は、サブ液晶ユニット1032は、時計回りの向きおよび反時計回りの向きに、180度を超える所定の角度まで回転可能であってもよいし、360度を超える所定の角度まで回転可能であってもよいし、回転角度の制限がなくてもよい。
また、移動ユニット1036には、上下方向に貫通する貫通孔が2つ設けられている。右側の貫通孔にはナットが固定されており、当該ナットにスクリュシャフト1042がはまっている。スクリュシャフト1042の回転により当該ナットを上下に移動させて、可動体1002を上下に移動させることができる。また、左側の貫通孔には、ガイドシャフト1046が通っている。可動体1004は、ガイドシャフト1046に案内されて安定して上下に移動可能となる。
移動ユニット1036の上方には、上側ベース1048が配置されている。上側ベース1048は、前後方向の位置が可動体1002と可動体1006、1008の間となる位置に配置されている不図示の透明板に固定され、遊技者から見え難い位置に配置されている。上側ベース1048は、右側に移動ユニット1036を受ける平面を備えた受け部1048aを有し、左側にガイドシャフト1046が固定されたシャフト固定部1048bを有している。受け部1048bにはすべり軸受が配置されており、スクリュシャフト1042の他端は当該すべり軸受により支持されている。また、受け部1048aとシャフト固定部1048bとが段違いになっており、受け部1048aは、シャフト固定部1048bよりも低い位置に位置している。また、移動ユニット1036は、最上方の位置に移動した場合に、受け部1048aと接触する平面を備えた上面部1036aを有している。図175(b)に示すように、可動体1002が最上方に位置する場合に移動ユニット1036の上面部1036aは、受け部1048aと接触するが、シャフト固定部1048bとは接触しない。
また、移動ユニット1036は、最下方の位置に移動した場合に、下側ベース1044の受け部1044aと接触する平面を備えた下面部1036bを有している。図175(c)に示すように、可動体1002が最下方に位置する場合に移動ユニット1036の下面部1036bは、受け部1048aと接触するが、シャフト固定部1048bとは接触しない。
また、移動ユニット1036は、内部に可動体1002の移動動作やサブ液晶ユニット1032の回転動作を制御する制御手段を備えている。移動ユニット1036に配置される移動制御手段として、マイクロプロセッサ、プログラマブルIC、ASIC、DSP、ROM、RAM、LSI、通信制御回路等が挙げられる。移動ユニット1036は、これらの移動制御手段のうちの一つのみを備えていてもよいし、複数備えていてもよい。また、サブ表示装置1030に一端が接続されたハーネス(不図示)が移動ユニット1036の後方側から延びており、当該ハーネスの他端が遊技盤1000の裏面側に配置された制御基板(例えば、第1副基板160)に接続されている。なお、当該ハーネスの他端が中継基板に接続されており、サブ表示装置1030と当該制御基板とが当該ハーネスおよび当該中継基板を介して接続されていてもよい。
次に、可動体1002の動作について、図175(b)、(c)を用いて説明する。図175(b)は、可動体1002が移動範囲のうちの最上方の位置に位置している状態を示している。移動ユニット1036の上面部1036aが上側ベース1048の受け部1048aと接触している。受け部1048aは、可動体1002のメカエンドとして機能している。
図175(b)に示す状態から、モータ1040を駆動させてスクリュシャフト1042を下方から上方に見て時計回りに回転させると、移動ユニット1036に固定され、スクリュシャフト1042にはまっているナットがスクリュシャフト1042の下方に移動する。これにより、可動体1002が下方に移動する。
図175(c)は、可動体1002が移動範囲のうちの最下方の位置に位置している状態を示している。移動ユニット1036の下面部1036bが下側ベース1044の受け部1044aと接触している。受け部1044aは、可動体1002のメカエンドとして機能している。また、図175(c)に示す状態から、モータ1040によりスクリュシャフト1042を下方から上方に見て反時計回りに回転させると、移動ユニット1036に固定され、スクリュシャフト1042にはまっているナットがスクリュシャフト1042の上方に移動する。これにより、可動体1002が上方に移動する。
また、可動体1002を最下方より高い位置で静止させる場合には、可動体1002の自重によりスクリュシャフト1042に負荷がかかるため、当該負荷と釣り合う大きさのトルクをモータ1040によりスクリュシャフト1042にかける。これにより、スクリュシャフト1042が可動体1002の自重の負荷により回転するのを防ぎ、可動体1002を静止させることができる。
また、可動体1002が最下方より高い位置で静止している状態でパチンコ機100の電源が何らかの理由でオフ状態になった場合には、モータ1040を駆動させる電力が得られなくなる。このため、可動体1002の自重の負荷によりスクリュシャフト1042が下方から上方に見て時計回りに回転し、可動体1002が下側ベース1044の受け部1044bと接触するまで移動する。可動体1002が自重で下方に移動する場合にも、可動体1002を受け部1044bで受けることができるので、可動体1002の破損を防ぐことができる。
(実施例1)
図176および図177は、本実施の形態の実施例1における演出例を示している。図176および図177は、演出状態を時系列で示している。図176(a)〜(q)、(t)、(u)、(x)〜(z)、(イ)〜(ニ)および図177の各図は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示し、図176(r)、(s)はメイン液晶ユニット1001のみを抜き出して示し、図176(v)、(w)は可動体1002のみを抜き出して示している。なお、図176以降において、普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220および高確中ランプ222の図示は省略し、遊技球の図示も省略する。
図176(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図176(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、図176(a)に示す状態において、可動体1002、1004、1006、1008、1010、1012は初期位置に位置している。可動体1002の初期位置は、図175(c)に示す最下方の位置よりも高い位置であり、図175(b)に示す最上方の位置よりも最下方の位置に近い位置である。可動体1002は、初期位置に位置する場合に全体が遊技者から視認可能となる。また、可動体1006により装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dに表示されている太陽の画像の一部が隠され、当該太陽の画像の他の一部が透過部1006aを介して視認可能となっている。また、可動体1006により演出表示領域208dに表示されている雲の画像の一部が隠され、当該雲の画像の他の一部が透過部1006bを介して視認可能となっている。
図176(a)から引き続く図176(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加した状態を示している。装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、黒色円形の保留アイコンが表示されて、特図1の保留数が1であることが報知されている。また、黒色円形の保留アイコンは、図161(a)に示すように先読み予告態様の保留アイコンである。
図176(b)から引き続く図176(c)は、不図示の特図1表示装置212での特図1変動遊技が開始された状態を示している。特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが表示される。
図176(c)から引き続く図176(d)は、装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。図176以降において、装飾図柄の変動表示は下向きの白抜き太矢印で表している。本実施の形態において、保留・変動アイコンの移動アニメーションの開始後に装飾図柄の変動表示が開始される。
図176(d)から引き続く図176(e)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図176(e)以降でリーチ演出が開始される。
図176(e)から引き続く図176(f)は、可動体1010が初期位置から動作範囲のうちの最下方に移動した状態を示している。可動体1010は、装飾図柄表示装置208の前側の位置で停止している。これにより、可動体1010と装飾図柄表示装置208に表示される画像の一部とがオーバーラップし、当該画像の一部が遊技者から視認不可能となる。パチンコ機100は、装飾図柄や予告画像(例えば、太陽、雲、気球、保留アイコン、変動アイコン等の画像)の少なくとも一部が可動体とオ―バーラップして遊技者から視認不可能となる場合には、装飾図柄や予告画像の少なくとも一部が可動体とオ―バーラップしない場合と比較して、実行中の特図変動遊技や保留中の特図変動遊技において大当りとなる可能性が高くなるように構成されていてもよい。
図176(f)から引き続く図176(g)は、可動体1010が上方に移動して初期位置に復帰した状態を示している。可動体1010の初期位置は、可動体1010の移動範囲の最上方の位置である。可動体1010が初期位置に復帰すると、当該リーチ演出における可動体1010の演出動作は終了する。
図176(g)から引き続く図176(h)は、可動体1006が初期位置から右方に移動した状態を示している。透過部1006aを介して太陽の画像の一部および「装飾2」の一部が視認され、透過部1006bを介して雲の画像の一部が視認されている。図176(g)に示すように可動体1006が初期位置に位置する場合と、図176(h)に示すように可動体1006が初期位置から右方に移動した場合とで、太陽の画像および雲の画像の視認可能となる部分が異なっている。太陽の画像や雲の画像が予告画像として表示されている場合において、可動体の移動前後で当該予告画像の視認可能な部分が異なる。可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がある図柄変動表示は、予告画像の視認可能な部分が異なる場合がない図柄変動表示よりも大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図176(h)から引き続く図176(i)は、可動体1006が左方に移動して初期位置に復帰した状態を示している。これにより、当該リーチ演出における可動体1006の演出動作は終了する。
図176(i)から引き続く図176(j)は、可動体1008が初期位置から左方に移動した状態を示している。透過部1008aを介して雲の画像の一部および「装飾2」の一部が視認され、透過部1008bを介して雲の画像の一部が視認されている。これにより、図176(i)に示すように可動体1008が初期位置に位置する場合と、図176(j)に示すように可動体1008が初期位置から左方に移動した場合とで、太陽の画像および雲の画像の視認可能となる部分が異なっている。可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がある図柄変動表示は、予告画像の視認可能な部分が異なる場合がない図柄変動表示よりも大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がある先読み予告が実行された場合には、可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がない先読み予告が実行された場合よりも、先読み対象となる図柄変動表示で大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図176(j)から引き続く図176(k)は、可動体1008が右方に移動して初期位置に復帰した状態を示している。これにより、当該リーチ演出における可動体1008の演出動作は終了する。
図176(k)から引き続く図176(l)は、可動体1002が初期位置から最上方の位置に位置している状態を示している。本例において、可動体1002は、初期位置から上方に移動して、演出動作を開始する。
図176(l)から引き続く図176(m)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が回転動作を開始した状態を示している。サブ液晶ユニット1032は、図176(l)に示す、上下端辺が水平方向と平行であり、左右端辺が上下方向と平行である初期姿勢から、時計回りおよび反時計回りに180°回転可能である。図176(m)において、サブ液晶ユニット1032は、反時計回りに45°回転している。
図176(m)から引き続く図176(n)は、サブ液晶ユニット1032が図176(m)に示す状態から時計周りに90°回転した状態を示している。図176(l)〜(n)に示すように、サブ液晶ユニット1032の回転前後で、気球の画像および雲の画像の視認可能となる部分が異なっている。気球の画像や雲の画像が予告画像として表示されている場合において、可動体の動作前後で当該予告画像の視認可能な部分が異なる。可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がある図柄変動表示は、予告画像の視認可能な部分が異なる場合がない図柄変動表示よりも大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がある先読み予告が実行された場合には、可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がない先読み予告が実行された場合よりも、先読み対象となる図柄変動表示で大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図176(n)から引き続く図176(o)は、サブ液晶ユニット1032が図176(n)に示す状態から反時計周りに45°回転して初期姿勢に復帰した状態を示している。
図176(o)から引き続く図176(p)は、可動体1002が下方に移動して初期位置に復帰した状態を示している。これにより、当該リーチ演出における可動体1002の演出動作は終了する。
図176(p)から引き続く図176(q)は、可動体1012が初期位置から時計回りに60°回転した状態を示している。図176(r)は、図176(q)と同じタイミングのメイン液晶ユニット1001だけを抜き出して示して、可動体1012が初期位置から時計回りに60°回転した状態を示している。可動体1012の回転動作により、可動体1012と装飾図柄表示装置208に表示されている画像とがオーバーラップしている。このため、可動体1012により太陽の画像および「装飾2」の一部が遊技者から視認不可能となる。可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がある図柄変動表示は、予告画像の視認可能な部分が異なる場合がない図柄変動表示よりも大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がある先読み予告が実行された場合には、可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がない先読み予告が実行された場合よりも、先読み対象となる図柄変動表示で大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図176(q)、(r)から引き続く図176(s)は、メイン液晶ユニット1001だけを抜き出して示して、可動体1012が図176(q)、(r)に示す状態から反時計回りに90°回転して初期位置に復帰した状態を示している。図176(t)は、図176(s)と同じタイミングの遊技盤1000を示している。可動体1012が初期位置に復帰すると当該リーチ演出における可動体1012の演出動作は終了する。
図176(s)、(t)から引き続く図176(u)は、可動体1004が初期位置から時計回りに60°回転した状態を示している。図176(v)は、図176(u)と同じタイミングの可動体1002だけを抜き出して示して、可動体1004が初期位置から時計回りに60°回転した状態を示している。可動体1004の回転動作により、可動体1004とサブ表示装置1030に表示されている海の景色の画像とがオーバーラップしている。このため、可動体1004により海の景色の画像の一部が遊技者から視認不可能となる。海の景色の画像は、予告画像として表示される場合がある。可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がある図柄変動表示は、予告画像の視認可能な部分が異なる場合がない図柄変動表示よりも大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がある先読み予告が実行された場合には、可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がない先読み予告が実行された場合よりも、先読み対象となる図柄変動表示で大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
また、図176(u)に示すように、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて特図1の保留数が0から1に増加し、演出表示領域208dに白色円形の保留アイコンが表示されている。
図176(u)、(v)から引き続く図176(w)は、可動体1002だけを抜き出して示して、可動体1004が図176(u)、(v)に示す状態から反時計回りに60°回転して初期位置に復帰した状態を示している。図176(x)は、図176(w)と同じタイミングの遊技盤1000を示している。可動体1004が初期位置に復帰すると当該リーチ演出における可動体1004の演出動作は終了する。
図176(w)、(x)から引き続く図176(y)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。本例において、当該特図1変動遊技の結果ははずれである。左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動表示の結果がはずれであることが報知されている。
図176(y)から引き続く図176(z)は、特図変動遊技の非実行中に変動アイコンの消去アニメーションが実行された状態を示している。演出表示領域208dにおいて、終了した特図1変動遊技に対応する黒色円形の変動アイコンが消去されている。
図176(z)から引き続く図176(イ)は、不図示の特図1表示装置212での特図1変動遊技が開始された状態を示している。特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが表示されている。
図176(イ)から引き続く図176(ロ)は、主制御部300から送信された図柄変動開始コマンドを第1副制御部400が受信したことに基づいて、装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。図柄変動開始コマンドには変動時間の情報が含まれている。本例の変動時間は、図152に示す主制御部タイマ割込処理の特図1関連抽選処理(ステップS231)において、例えば、30秒に決定されている。
図176(ロ)から引き続く図176(ハ)は、変動開始から15秒経過時に電断が生じ、パチンコ機100の電源がオフになった状態を示している。装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030の表示が消去され、全てのランプが消灯される。また、本例では、可動体1002以外の全ての可動体が電断が生じたタイミングの位置で静止する。
図176(ハ)から引き続く図176(ニ)は、可動体1002が初期位置から最下方の位置に移動した状態を示している。上述したように、パチンコ機100の電源がオフになった場合には、可動体1002は自重により移動範囲の最下方の位置まで移動する。可動体1002は、パチンコ機100が電源オフの非稼働状態である場合に最下方の位置に位置する。可動体1002の最下方の位置は、可動体1002の非稼働位置である。可動体1002が非稼働位置に位置する場合に、サブ表示装置1030の表示領域上端部のみが遊技者から視認可能である。
図176(ニ)から引き続く図177(a)は、パチンコ機100の電源がオフである状態を示している。
図177(a)から引き続く図177(b)は、パチンコ機100の電源がオン状態になった状態を示している。パチンコ機100は、電源がオフからオンになった場合に、主制御部300、第1副制御部400、第2副制御部500の順に起動する。図177(b)では、主制御部300の起動が完了して特図1表示装置212における特図1変動遊技が再開されており、第1副制御部400が起動中であり、第1副制御部400が制御する装飾図柄表示装置208には、「起動中。。。」の文字列画像が表示されている。
図177(b)から引き続く図177(c)は、第2副制御部500が起動した状態を示している。第2副制御部500の起動後に第2副制御部500が制御する可動体の初期動作が実行される。装飾図柄表示装置208には、「初期動作中」の文字列画像が表示されて、可動体の初期動作が実行されることが報知されている。
図177(c)から引き続く図177(d)は、可動体の初期動作が開始された状態を示している。本例において、まず可動体1002の初期動作が実行される。図177(d)に示すように、可動体1002が最上方の位置に移動している。また、可動体1002に設けられたサブ表示装置1030には、装飾図柄表示装置208と同様に「初期動作中」の文字列画像が表示されている。
図177(d)から引き続く図177(e)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が初期姿勢から反時計回りに45°回転した状態を示している。図177(e)から引き続く図177(f)は、サブ液晶ユニット1032が図177(e)に示す状態から反時計回りに90°回転した状態を示している。図177(f)から引き続く図177(g)は、サブ液晶ユニット1032が図177(f)に示す状態から反時計回りに45°回転して初期姿勢に復帰した後に可動体1002が初期位置に移動した状態を示している。本例の可動体1002の初期動作において、まず、可動体1002が最下方の位置から最上方の位置に移動し、次いで、サブ液晶ユニット1032が初期姿勢から反時計回りに45°回転し、次いで、サブ液晶ユニット1032が時計回りに90°回転し、次いで、サブ液晶ユニット1032が反時計回りに45°回転して初期姿勢に復帰し、最後に、可動体1002が初期位置に移動する。これらの動作が終了すると、可動体1002の初期動作は完了する。可動体1002の初期位置は、可動体1002の演出動作の開始位置である。
図177(g)から引き続く図177(h)は、可動体1010が初期動作を開始した状態を示している。可動体1010は、初期位置から移動範囲のうちの最下方の位置に移動している。図177(h)から引き続く図177(i)は、可動体1010が初期動作を完了した状態を示している。可動体1010は、上方に移動して初期位置に復帰している。本例の可動体1010の初期動作において、まず、可動体1010が初期位置(最上方の位置)から最下方の位置に移動し、次いで、可動体1010が最下方の位置から初期位置に復帰する。これらの動作が終了すると、可動体1010の初期動作は完了する。
図177(i)から引き続く図177(j)は、可動体1006が初期動作を開始した状態を示している。可動体1006は、初期位置から移動範囲のうちの最右端に移動している。図177(j)から引き続く図177(k)は、可動体1006が初期動作を完了した状態を示している。可動体1006は、左方に移動して初期位置に復帰している。本例の可動体1006の初期動作において、まず、可動体1006が初期位置から最右端の位置に移動し、次いで、可動体1006が最右端の位置から初期位置に復帰する。これらの動作が終了すると、可動体1006の初期動作は完了する。
図177(k)から引き続く図177(l)は、可動体1008が初期動作を開始した状態を示している。可動体1008は、初期位置から移動範囲のうちの最左端に移動している。図177(l)から引き続く図177(m)は、可動体1008が初期動作を完了した状態を示している。可動体1008は、右方に移動して初期位置に復帰している。本例の可動体1008の初期動作において、まず、可動体1008が初期位置から最左端の位置に移動し、次いで、可動体1008が最左端の位置から初期位置に復帰する。これらの動作が終了すると、可動体1008の初期動作は完了する。
図177(m)から引き続く図177(n)は、可動体1012が初期動作を開始した状態を示している。可動体1012は、初期位置から時計回りに60°回転している。図177(n)から引き続く図177(o)は、可動体1012が初期動作を完了した状態を示している。可動体1012は、反時計回りに60°回転して初期位置に復帰している。本例の可動体1012の初期動作において、まず、可動体1012が初期位置から時計回りに60°回転し、次いで、可動体1012が反時計回りに60°回転して初期位置に復帰する。これらの動作が終了すると、可動体1012の初期動作は完了する。
図177(o)から引き続く図177(p)は、可動体1004が初期動作を開始した状態を示している。可動体1004は、初期位置から時計回りに60°回転している。図177(p)から引き続く図177(q)は、可動体1004が初期動作を完了した状態を示している。可動体1004は、反時計回りに60°回転して初期位置に復帰している。本例の可動体1004の初期動作において、まず、可動体1004が初期位置から時計回りに60°回転し、次いで、可動体1004が反時計回りに60°回転して初期位置に復帰する。これらの動作が終了すると、可動体1004の初期動作は完了する。また、本例において、可動体1004の初期動作が完了すると、全ての可動体の初期動作が完了する。
本例において、可動体1002、可動体1010、可動体1006、可動体1008、可動体1012、可動体1004の順に可動体の初期動作が実行される。なお、可動体の初期動作の実行順は任意に設定可能である。
図177(q)から引き続く図177(r)は、特図1表示装置212での特図1変動遊技が実行中である状態を示している。特図変動遊技の実行中に電断が生じた場合には、第1副制御部400は、可動体の初期動作の完了後から、主制御部300から図柄変動停止コマンドを受信するまで、装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030が準備画面となるように制御する。これにより、装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030には「準備中」の文字列画像が表示される。また、図177(r)に示すタイミングで特図1始動口230に遊技球が1個入球しているが、装飾図柄表示装置208は準備中画面のため増加した保留を示す保留アイコンを表示していない。なお、特図1保留ランプ218の最左端のLEDが点灯され特図1の保留数が1であることが特図1保留ランプ218により報知される。
また、主制御部300は、電断時に実行した電断処理(ステップS243)により、RAM308に記憶されている実行中の特図1変動遊技の当否判定結果、停止図柄、変動時間、特図1表示図柄更新タイマ等を復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避しておく。主制御部300は、電源オン後の復電処理(ステップS111)により、当該復帰データに基づいて、電断前の遊技状態に復帰する。これにより、主制御部300は、電断時に実行されていた特図1変動遊技の変動時間が30秒経過すると当該特図1変動遊技を終了する制御を実行する。
図177(r)から引き続く図177(s)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。本例の特図1変動遊技の結果ははずれである。第1副制御部400は、当否判定結果がはずれであることの情報を含む図柄変動停止コマンドを主制御部300から受信したことに基づいて、装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030の演出表示を再開させる。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cにははずれの図柄組み合わせである「装飾2−装飾2−装飾3」が停止表示され、演出表示領域208dには、太陽の画像、雲の画像および気球の画像を含む背景画像が表示される。また、特図1の保留が1であるので、演出表示領域208dには白色円形の保留アイコンが1つ表示されている。また、電断前に実行されていた特図変動遊技に対応する変動アイコンは、復電後における装飾図柄表示装置208の演出表示において表示されない。また、サブ表示装置1030には、海の景色の画像が表示される。
図177(s)から引き続く図177(t)は、特図1の保留が1つ消化されて特図1変動遊技が開始された状態を示している。特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが表示され、次いで、装飾図柄の変動表示が開始される。また、可動体1002は、第2副制御部500が演出動作開始命令を受信するまで初期位置で待機する。また、可動体1008が初期位置から最右端の位置に移動している。可動体1008が最右端の位置に移動すると、装飾図柄表示装置208の表示領域の右端部が視認可能となる。このため、可動体1008が最右端の位置に移動することにより、可動体1008が初期位置に位置していた場合に可動体1008にオーバーラップしていた予告画像が視認可能となる場合がある。当該予告画像が視認可能となる場合がある図柄変動表示は、当該予告画像が視認不可能のままである図柄変動表示よりも、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図177(t)から引き続く図177(u)は、可動体1002が演出動作を開始した状態を示している。第2副制御部500は、可動体1002の演出動作の開始命令を含むコマンドを第1副制御部400から受信したことに基づいて、可動体1002の駆動制御を開始する。可動体1002は、初期位置から最上方の位置に移動している。
図177(u)から引き続く図177(v)は、可動体1002が初期位置に復帰した状態を示している。可動体1002は、第2副制御部500が演出動作開始命令を受信するまで初期位置で待機する。また、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて特図1の保留数が0から1に増加し、演出表示領域208dに黒色円形の保留アイコンが表示されている。
図177(v)から引き続く図177(w)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。本例において、当該特図1変動遊技の結果ははずれである。左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾3−装飾2−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動表示の結果がはずれであることが報知されている。また、可動体1008が初期位置に復帰している。また、装飾図柄の停止表示中に変動アイコンの消去アニメーションが実行されて、白色円形の変動アイコンが消去される。
図177(w)から引き続く図177(x)は、特図1の保留が1つ消化されて特図1変動遊技が開始された状態を示している。特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが表示され、次いで、装飾図柄の変動表示が開始される。また、可動体1002は、初期位置において演出動作の開始命令を受信するのを待機している。
図177(x)から引き続く図177(y)は、可動体1002が演出動作を開始した状態を示している。第2副制御部500は、可動体1002の演出動作の開始命令を含むコマンドを第1副制御部400から受信したことに基づいて、可動体1002の駆動制御を開始する。本例において、可動体1002が初期位置から最上方の位置に移動した後、サブ液晶ユニット1032が反時計回りに60°回転している。
図177(y)から引き続く図177(z)は、可動体1002が初期位置に復帰した状態を示している。サブ液晶ユニット1032が初期姿勢に復帰した後、可動体1002が下方に移動して初期位置に復帰する。なお、サブ液晶ユニット1032が初期姿勢に復帰する回転動作の実行中に可動体1002が下方に移動してもよい。
図177(z)から引き続く図177(イ)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。本例において、当該特図1変動遊技の結果ははずれである。左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾3−装飾2−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動表示の結果がはずれであることが報知されている。
図177(イ)から引き続く図177(ロ)は、装飾図柄の停止表示中に変動アイコンの消去アニメーションが実行された状態を示している。これにより、黒色円形の変動アイコンが消去されている。
本実施例において、可動体1002は、初期位置から演出動作を開始し、初期位置で演出動作を終了する。なお、可動体1002は、初期位置および最下方の位置以外の位置から演出動作を開始してもよい。可動体1002は、最下方の位置から演出動作を開始してもよい。可動体1002は、最下方の位置で演出動作を終了してもよい。可動体1002は、初期位置および最下方の位置以外の位置で演出動作を終了してもよい。可動体1002は、初期位置および最下方の位置以外の位置で演出動作を開始し、初期位置および最下方の位置以外の位置で演出動作を終了してもよい。可動体1002の演出動作の開始位置と演出動作の終了位置とが同じであってもよいし、異なっていてもよい。
ことを特徴とする遊技台。
また、可動体1002が初期位置および最下方の位置以外の位置(例えば、第四の位置)にある状態で電源がオフにされた際も、可動体1002が第四の位置から最下方の位置に移動するように構成されていてもよい。
また、可動体1002が第四の位置、初期位置および最下方の位置以外の位置である第三の位置にある状態で電源がオフにされた際も、可動体1002が当該第三の位置から最下方の位置に移動するように構成されている。
また、可動体1002を制御する第四の制御手段(例えば、第2副制御部500)と、可動体1002を駆動する駆動手段と、を備えている。
また、可動体1002が初期位置に位置するか否かを検知するセンサを備え、電源オフになった場合に、可動体1002が初期位置に位置していないことを当該センサが検知した場合には、可動体1002が最下方の位置に移動するように構成されている。なお、可動体が初期姿勢であるか否かを検知するセンサを備え、電源オフになった場合に、可動体が初期姿勢にでないことを当該センサが検知した場合には、可動体を初期姿勢に復帰させるように構成されていてもよい。なお、可動体1002の本実施例における駆動制御を別の可動体に適用してもよい。
(実施例2)
図178は、本実施の形態の実施例2における演出例を示している。図178は、演出状態を時系列で示している。図178の各図は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示している。
図178(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図178(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、図178(a)に示す状態において、可動体1002、1004、1006、1008、1010、1012は初期位置に位置している。
図178(a)から引き続く図178(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加し、増加した特図1の保留が消化されて特図1変動遊技が開始された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が実行され、演出表示領域208dには黒色円形の変動アイコンが表示されている。
図178(b)から引き続く図178(c)は、可動体1002および可動体1010が演出動作の実行を開始した状態を示している。可動体1002は初期位置から最上方の位置に移動し、可動体1010は初期位置から最下方の位置に移動している。可動体1002と可動体1010の移動開始のタイミングは同時であってもよいし、いずれか一方が先であってもよい。ほぼ同様のタイミングで装飾図柄表示装置208の前方に移動する可動体の数が多い図柄変動表示は、同様のタイミングで装飾図柄表示装置208の前方に移動する可動体の数が少ない図柄変動表示よりも大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図178(c)から引き続く図178(d)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032および可動体1010が回転動作を実行し、可動体1006が演出動作を実行した状態を示している。本実施例において、可動体1010は、図178(c)に示す初期姿勢から時計回りに180°回転可能であり、当該初期姿勢から反時計回りに180°回転可能である。可動体1010の初期姿勢は、可動体1010上下端辺が水平方向と平行となる姿勢である。また、可動体1010を回転動作させる駆動機構には、サブ液晶ユニット1032を回転動作させる駆動機構と同様のものを採用することができる。図178(d)に示す状態では、可動体1010は時計回りに30°回転し、サブ液晶ユニット1032は時計回りに30°回転し、可動体1006は初期位置から右方に移動している。可動体1010とサブ液晶ユニット1032と可動体1006の動作開始のタイミングは同時であってもよいし、2つの可動体の動作開始タイミングが同時であってもよいし、3つの可動体の動作開始タイミングは別々であってもよい。ほぼ同様のタイミングで装飾図柄表示装置208の前方で回転動作する可動体の数が多い図柄変動表示は、同様のタイミングで装飾図柄表示装置208の前方で回転動作する可動体の数が少ない図柄変動表示よりも大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図178(d)から引き続く図178(e)は、特図1変動遊技の実行中に電断が生じ、パチンコ機100の電源がオフになった状態を示している。装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030の表示が消去され、全てのランプが消灯される。
図178(e)から引き続く図178(f)は、パチンコ機100が電源オフの状態でサブ液晶ユニット1032が初期姿勢に復帰した状態を示している。本実施例によるパチンコ機100は、外部からの電源が断たれた後も可動体を初期位置や初期姿勢に復帰させるための電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を電源制御部660に備えている。第2副制御部500は、電断が生じた場合、蓄電回路から供給される電源により可動体を駆動して初期位置や初期姿勢に復帰させる。本実施例では、電断が生じた場合には、サブ液晶ユニット1032および可動体1010を初期姿勢に復帰させる制御が実行され、可動体1006を初期位置に復帰させる制御が実行されない。可動体1006は電断が生じた際の位置で静止したままとなる。なお、可動体1006が回転動作可能であり、可動体1006が回転動作を実行した後に電断が生じた場合には、可動体1006は初期姿勢から回転した状態のままで静止する。
図178(f)から引き続く図178(g)は、可動体1002が最下方の位置に移動した状態を示している。第2副制御部500は、サブ液晶ユニット1032が初期姿勢に復帰した後、可動体1002の駆動制御を終了する。このため、パチンコ機100の電源オフ状態では、可動体1002は初期位置より下方の最下方の位置まで自重により移動する。なお、第2副制御部500は、サブ液晶ユニット1032が初期姿勢に復帰した後も可動体1002の駆動制御を継続し、可動体1002を最下方の位置まで移動させる駆動制御を実行してもよい。
図178(f)から引き続く図178(h)は、可動体1010が初期姿勢に復帰した状態を示している。図178(h)から引き続く図178(i)は、可動体1010が初期位置に復帰した状態を示している。
図178(i)から引き続く図178(j)は、パチンコ機100の電源がオフのままである状態を示している。パチンコ機100は、電源投入待ちの状態である。
図178(j)から引き続く図178(k)は、パチンコ機100の電源がオン状態になった状態を示している。図178(k)では、主制御部300の起動が完了して特図1表示装置212における特図1変動遊技が再開されており、第1副制御部400が起動中であり、第1副制御部400が制御する装飾図柄表示装置208には、「起動中。。。」の文字列画像が表示されている。また、当該文字列画像のうちの「起」の文字画像が可動体1006により隠れている。
図178(k)から引き続く図178(l)は、第2副制御部500が起動した状態を示している。第2副制御部500の起動後に第2副制御部500が制御する可動体の初期動作が実行される。装飾図柄表示装置208には、「初期動作中」の文字列画像が表示されて、可動体の初期動作が実行されることが報知されている。
図178(l)から引き続く図178(m)は、可動体の初期動作が開始された状態を示している。本例において、まず可動体1002の初期動作が実行される。図178(m)に示すように、可動体1002が最下方の位置から最上方の位置に移動している。また、可動体1002に設けられたサブ表示装置1030には、装飾図柄表示装置208と同様に「初期動作中」の文字列画像が表示されている。
図178(m)から引き続く図178(n)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が初期姿勢から反時計回りに45°回転した状態を示している。図178(n)から引き続く図178(o)は、サブ液晶ユニット1032が図178(n)に示す状態から反時計回りに90°回転した状態を示している。図178(o)から引き続く図178(p)は、サブ液晶ユニット1032が図178(o)に示す状態から反時計回りに45°回転して初期姿勢に復帰した後に可動体1002が初期位置に移動した状態を示している。これらの動作が終了すると、可動体1002の初期動作は完了する。
図178(p)から引き続く図178(q)は、可動体1010が初期動作を開始した状態を示している。本例の可動体1010の初期動作において、まず、可動体1010が初期位置から最下方の位置に移動する。図178(q)から引き続く図178(r)は、可動体1010が初期姿勢から時計回りに45°回転した状態を示している。図178(r)から引き続く図178(s)は、可動体1010が図178(r)に示す状態から反時計回りに45°回転して初期位置に復帰した状態を示している。図178(s)から引き続く図178(t)は、可動体1010が上方に移動して初期位置に復帰した状態を示している。本例の可動体1010の初期動作において、まず、可動体1010が初期位置から最下方の位置に移動し、次いで、可動体1010が初期姿勢から時計回りに45°回転し、次いで、可動体1010が反時計回りに45°回転して初期姿勢に復帰し、最後に、可動体1010が初期位置に移動する。これらの動作が終了すると、可動体1010の初期動作は完了する。
図178(t)から引き続く図178(u)は、可動体1006が初期動作を開始した状態を示している。可動体1006は初期動作開始時に初期位置以外の位置で停止している場合には、まず、可動体1006は初期位置に復帰する。図178(u)から引き続く図178(v)は、可動体1006が初期位置から移動範囲のうちの最右端に移動した状態を示している。図178(v)から引き続く図178(w)は、可動体1006が初期動作を完了した状態を示している。可動体1006は、左方に移動して初期位置に復帰している。本例の可動体1006の初期動作において、まず、可動体1006は初期位置に復帰し、次いで、可動体1006が初期位置から最右端の位置に移動し、次いで、可動体1006が最右端の位置から初期位置に復帰する。これらの動作が終了すると、可動体1006の初期動作は完了する。
図178(w)から引き続く図178(x)は、可動体1008が初期動作を開始した状態を示している。可動体1008は、初期位置から移動範囲のうちの最左端に移動している。図178(x)から引き続く図178(y)は、可動体1008が初期動作を完了した状態を示している。可動体1008は、右方に移動して初期位置に復帰している。
図178(y)から引き続く図178(z)は、可動体1012が初期動作を開始した状態を示している。可動体1012は、初期位置から時計回りに60°回転している。図178(z)から引き続く図178(イ)は、可動体1012が初期動作を完了した状態を示している。可動体1012は、反時計回りに60°回転して初期位置に復帰している。
また、図178(イ)では、可動体1004が初期動作を開始している。可動体1004は、初期位置から時計回りに60°回転している。図178(イ)から引き続く図178(ロ)は、可動体1004が反時計回りに60°回転して初期位置に復帰した状態を示している。図178(ロ)から引き続く図178(ハ)は、可動体1004が時計回りに60°回転した状態を示している。図178(ハ)から引き続く図178(二)は、可動体1004が時計回りに60°回転して初期位置に復帰した状態を示している。本例の可動体1004の初期動作において、まず、可動体1004が初期位置から時計回りに60°回転し、次いで、可動体1004が反時計回りに60°回転して初期位置に復帰し、次いで、可動体1004が初期位置から時計回りに60°回転し、次いで、可動体1004が反時計回りに60°回転して初期位置に復帰する。これらの動作が終了すると、可動体1004の初期動作は完了する。このように、可動体の初期動作において同じ動作が複数回実行されてもよい。また、本例において、可動体1004の初期動作が完了すると、全ての可動体の初期動作が完了する。
(実施例3)
図179は、本実施の形態の実施例3における演出例を示している。図178は、演出状態を時系列で示している。図179の各図は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示している。
図179(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図179(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、図179(a)に示す状態において、可動体1002、1004、1006、1008、1010、1012は初期位置に位置している。
図179(a)から引き続く図179(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加し、増加した特図1の保留が消化されて特図1変動遊技が開始された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が実行され、演出表示領域208dには黒色円形の変動アイコンが表示されている。
図179(b)から引き続く図179(c)は、可動体1002および可動体1010が演出動作の実行を開始した状態を示している。可動体1002は初期位置から最上方の位置に移動し、可動体1010は初期位置から最下方の位置に移動している。
図179(c)から引き続く図179(d)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032、可動体1004および可動体1010が回転動作を実行し、可動体1006が演出動作を実行した状態を示している。本実施例において、可動体1010は、図179(c)に示す初期姿勢から時計回りに180°回転可能であり、当該初期姿勢から反時計回りに180°回転可能である。図179(d)に示す状態では、可動体1010は時計回りに30°回転し、可動体1004は時計回りに60°回転し、サブ液晶ユニット1032は時計回りに30°回転し、可動体1006は初期位置から右方に移動している。サブ液晶ユニット1032と可動体1004の動作開始のタイミングは同時であってもよい、異なっていてもよい。
図179(d)から引き続く図179(e)は、特図1変動遊技の実行中に電断が生じ、パチンコ機100の電源がオフになった状態を示している。装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030の表示が消去され、全てのランプが消灯される。
図179(e)から引き続く図179(f)は、パチンコ機100が電源オフの状態でサブ液晶ユニット1032が初期姿勢に復帰した状態を示している。本実施例によるパチンコ機100は、外部からの電源が断たれた後も可動体を初期位置や初期姿勢に復帰させるための電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を電源制御部660に備えている。第2副制御部500は、電断が生じた場合、蓄電回路から供給される電源により可動体を駆動して初期位置や初期姿勢に復帰させる。本実施例では、電断が生じた場合には、サブ液晶ユニット1032および可動体1010を初期姿勢に復帰させる制御が実行され、可動体1004、1006を初期位置に復帰させる制御が実行されない。可動体1004、1006は電断が生じた際の位置で静止したままとなる。なお、可動体1006が回転動作可能であり、可動体1006が回転動作を実行した後に電断が生じた場合には、可動体1006は初期姿勢から回転した状態のままで静止する。また、可動体1004、1006を初期位置に復帰させる制御が実行されてもよい。
図179(f)から引き続く図179(g)は、可動体1002が最下方の位置に移動した状態を示している。第2副制御部500は、サブ液晶ユニット1032が初期姿勢に復帰した後、可動体1002の駆動制御を終了する。このため、パチンコ機100の電源オフ状態では、可動体1002は初期位置より下方の最下方の位置まで自重により移動する。なお、第2副制御部500は、サブ液晶ユニット1032が初期姿勢に復帰した後も可動体1002の駆動制御を継続し、可動体1002を最下方の位置まで移動させる駆動制御を実行してもよい。
図179(g)から引き続く図179(h)は、可動体1010が初期姿勢に復帰した状態を示している。図179(h)から引き続く図179(i)は、可動体1010が初期位置に復帰した状態を示している。
図179(i)から引き続く図179(j)は、パチンコ機100の電源がオフのままである状態を示している。パチンコ機100は、電源投入待ちの状態である。
図179(j)から引き続く図179(k)は、パチンコ機100の電源がオン状態になった状態を示している。図179(k)では、主制御部300の起動が完了して特図1表示装置212における特図1変動遊技が再開されており、第1副制御部400が起動中であり、第1副制御部400が制御する装飾図柄表示装置208には、「起動中。。。」の文字列画像が表示されている。また、当該文字列画像のうちの「起」の文字画像が可動体1006により隠れている。
図179(k)から引き続く図179(l)は、第2副制御部500が起動した状態を示している。第2副制御部500の起動後に第2副制御部500が制御する可動体の初期動作が実行される。装飾図柄表示装置208には、「初期動作中」の文字列画像が表示されて、可動体の初期動作が実行されることが報知されている。
図179(l)から引き続く図179(m)は、可動体の初期動作が開始された状態を示している。本例において、可動体の初期動作開始時に初期位置と異なる位置で停止している可動体が存在する場合は、当該可動体を初期位置に復帰させる制御が実行される。図179(m)では、まず、可動体1006が初期位置に復帰している。
図179(m)から引き続く図179(n)は、可動体1004が初期位置に復帰した状態を示している。可動体1004は反時計回りに60°回転して初期位置に復帰している。
図179(n)から引き続く図179(o)は、可動体1002が最下方の位置から初期値に復帰した状態を示している。図179(o)から引き続く図179(p)は、可動体1002が初期動作を開始して最上方の位置に移動した状態を示している。可動体1002は、初期位置に復帰した後に初期動作を開始する。
(実施例4)
図180は、本実施の形態の実施例4における演出例を示している。図180は、演出状態を時系列で示している。図180(a)〜(n)の各図は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示している。
図180(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図180(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、図180(a)に示す状態において、可動体1002、1004、1006、1008、1010、1012は初期位置に位置している。
図180(a)から引き続く図180(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加し、増加した特図1の保留が消化されて特図1変動遊技が開始された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cでは装飾図柄の変動表示が実行され、演出表示領域208dには黒色円形の変動アイコンが表示されている。
図180(b)から引き続く図180(c)は、可動体1002が演出動作の実行を開始した状態を示している。可動体1002は初期位置から最上方の位置に移動している。
図180(c)から引き続く図180(d)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が回転動作を実行した状態を示している。サブ液晶ユニット1032は反時計回りに180°回転している。
図180(d)から引き続く図180(e)は、特図1変動遊技の実行中に電断が生じ、パチンコ機100の電源がオフになった状態を示している。装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030の表示が消去され、全てのランプが消灯される。
図180(e)から引き続く図180(f)は、サブ液晶ユニット1032が初期姿勢に復帰しないまま可動体1002が最下方の位置に自重で移動した状態を示している。本例では、電断時に可動体を初期姿勢や初期位置に復帰させる制御が実行されない。
図180(g)から引き続く図180(g)は、パチンコ機100の電源がオフのままである状態を示している。パチンコ機100は、電源投入待ちの状態である。
図180(g)から引き続く図180(h)は、パチンコ機100の電源がオン状態になった状態を示している。図180(h)では、主制御部300の起動が完了して特図1表示装置212における特図1変動遊技が再開されており、第1副制御部400が起動中であり、第1副制御部400が制御する装飾図柄表示装置208には「起動中。。。」の文字列画像が表示され、サブ表示装置1030には「起動中」の文字列画像が表示されている。
図180(h)から引き続く図180(i)は、第2副制御部500が起動した状態を示している。第2副制御部500の起動後に第2副制御部500が制御する可動体の初期動作が実行される。装飾図柄表示装置208には、「初期動作中」の文字列画像が表示されて、可動体の初期動作が実行されることが報知されている。
図180(i)から引き続く図180(j)は、可動体1002の初期動作が開始された状態を示している。可動体1002が最上方の位置に移動した後、サブ液晶ユニット1032が時計回りに回転する動作を実行している。初期動作において、サブ液晶ユニット1032は初期姿勢から時計回りに180°回転する動作を実行する。本例において、サブ液晶ユニット1032は初期動作開始時に初期姿勢から反時計回りに180°回転したまま静止していたので、サブ液晶ユニット1032は初期動作開始後に時計回りに360°回転動作する。
図180(j)から引き続く図180(k)は、サブ液晶ユニット1032が初期姿勢から時計回りに180°回転して静止した状態を示している。図180(k)から引き続く図180(l)は、サブ液晶ユニット1032が反時計回りに回転動作している状態を示している。サブ液晶ユニット1032は図180(k)に示す状態から反時計回りに360°回転した後、時計回りに180°回転して初期姿勢に復帰する。図180(l)から引き続く図180(m)は、サブ液晶ユニット1032が初期姿勢に復帰した状態を示している。図180(m)から引き続く図180(n)は可動体1002が初期位置に移動した状態を示している。可動体1002は、初期位置に移動したら初期動作を終了する。
図180(o)は、図180(f)〜(i)に示す状態の可動体1002を後方右側から見た状態を示している。本例では、サブ液晶ユニット1032が初期姿勢から反時計回りに180°回転した状態で可動体1002が最下方に移動している。図180(o)に示すように、下側ベース1044の前側下方には、可動体1002を逃がす空間を備えた下側逃げ部1050が設けられている。下側逃げ部1050は、遊技盤1000の前面ステージ244の後側下方であって遊技盤1000のセンターケースに設けられている。下側逃げ部1050の最下端には、サブ液晶ユニット1032を受ける平面を備えた受け部1052が配置されている。受け部1052の上面には緩衝部1054が設けられている。緩衝部1054にはシート状の緩衝部材が用いられている。
サブ液晶ユニット1032が初期姿勢から例えば45°以上回転した状態でパチンコ機100の電源がオフになるとサブ液晶ユニット1032の移動ユニット1036を下側ベース1044で受けられないが、下側逃げ部1050の受け部1052で受けることができる。これにより、初期姿勢とは異なる姿勢の可動体1002が下限位置まで移動したとしても可動体1002が周辺装置や周辺部材に衝突するのを防ぐことができる。
なお、図示が省略するが、可動体1002が可動体1010の初期位置よりも上方に移動可能である場合には、上側逃げ部が設けられていてもよい。上側逃げ部は、下側逃げ部1050と同様に、可動体1002が周辺装置や周辺部材に衝突するのを防ぐために設けられている。上側逃げ部には、サブ液晶ユニット1032を受ける平面を備えた受け部と、当該受け部の下面に緩衝部が設けられていればよい。
(実施例5)
図181は、本実施の形態の実施例5における演出例を示している。図181は、演出状態を時系列で示している。図181の各図は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示している。
図181(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図181(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、図181(a)に示す状態において、可動体1004、1006、1008、1010、1012は初期位置に位置している。
図181(a)から引き続く図181(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加した状態を示している。装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、黒色円形の保留アイコンが表示されて、特図1の保留数が1であることが報知されている。
図181(b)から引き続く図181(c)は、不図示の特図1表示装置212での特図1変動遊技が開始された状態を示している。特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが表示される。
図181(c)から引き続く図181(d)は、装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。
図181(d)から引き続く図181(e)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図181(e)以降でリーチ演出が開始される。
本実施例によるパチンコ機100は、メイン液晶ユニット1001が回転動作可能になっている。メイン液晶ユニット1001の回転動作を実行する駆動機構は、上記実施例におけるサブ液晶ユニット1032の回転動作を実行する駆動機構と同様の機構が用いられている。このように、メイン液晶ユニット1001は可動体としても機能する。また、メイン液晶ユニット1001は、装飾図柄表示装置208の表示領域の上下端辺が水平方向と平行になる初期姿勢から、当該表示領域の中心を回転中心として時計回りおよび反時計回りに45°回転可能である。また、メイン液晶ユニット1001が回転動作可能である場合には、サブ液晶ユニット1032が回転動作不可能であってもよいし、両方のユニットが回転動作可能であってもよい。本実施例では、サブ液晶ユニット1032は、遊技盤1000に固定されており、回転動作不可能である。また、上記実施の形態のようにメイン液晶ユニット1001が回転動作不可能である場合には、サブ液晶ユニット1032が、回転動作可能であってもよいし、回転動作不可能であってもよい。
図181(e)から引き続く図181(f)は、メイン液晶ユニット1001の回転動作の前段階の演出が開始されて状態を示している。本例では、メイン液晶ユニット1001が回転動作を開始する前に、サブ表示装置1030に変動アイコン、保留アイコン、および装飾図柄が表示された後、装飾図柄表示装置208からこれらの表示が消去される。本例では、まず、サブ表示装置1030に黒色円形の変動アイコンが表示された後、装飾図柄表示装置208から変動アイコンが消去される。なお、装飾図柄表示装置208に保留アイコンが表示されている場合には、サブ表示装置1030に保留アイコンが表示された後、装飾図柄表示装置208から保留アイコンが消去される。サブ表示装置1030に表示される変動アイコンおよび保留アイコンの表示態様は、装飾図柄表示装置208に表示されていた変動アイコンおよび保留アイコンの表示態様と同じである。
図181(f)から引き続く図181(g)は、サブ表示装置1030に装飾図柄が表示された状態を示している。サブ表示装置1030が、左右図柄として「装飾2」を仮停止表示し、中図柄を変動表示させた後、装飾図柄表示装置208から装飾図柄の表示が消去される。
装飾図柄表示装置208において、変動アイコンや保留アイコンや装飾図柄等の表示が消去されると、これらの表示にオーバーラップされていた別の表示が遊技者に視認可能になる場合がある。当該別の表示は予告画像として表示される場合がある。当該別の表示が遊技者に視認可能となる場合がある図柄変動表示は、当該別の表示が遊技者に視認不可能なままである図柄変動表示よりも大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図181(g)から引き続く図181(h)は、メイン液晶ユニット1001が演出動作を開始した状態を示している。メイン液晶ユニット1001は初期姿勢から反時計回りに45°回転している。
図181(h)から引き続く図181(i)は、メイン液晶ユニット1001が図181(h)に示す状態から時計回りに90°回転した状態を示している。また、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて特図1の保留数が0から1に増加し、サブ表示装置1030に白色円形の保留アイコンが表示されている。
図181(i)から引き続く図181(j)は、メイン液晶ユニット1001が図181(i)に示す状態から反時計回りに45°回転して初期姿勢に復帰した状態を示している。また、サブ表示装置1030には中図柄として「装飾3」が仮停止表示され、第1副制御部400が主制御部300から送信された図柄変動停止コマンドを受信したことに基づいて、サブ表示装置1030には確定図柄として「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示される。
図181(j)から引き続く図181(k)は、変動アイコンの消去アニメーションが実行された状態を示している。サブ表示装置1030では、変動アイコンの消去アニメーションが実行され、黒色円形の変動アイコンが消去されている。
図181(k)から引き続く図181(l)は、特図変動遊技の非実行状態を示している。不図示の特図1表示装置212にははずれ図柄の特図1が停止表示され、サブ表示装置1030には「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されている。
図181(l)から引き続く図181(m)は、不図示の特図1表示装置212での特図1変動遊技が開始された状態を示している。特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションがサブ表示装置1030に表示される。また、特図1変動遊技の開始後に、可動体1006が最左端に移動している。このため、可動体1006は遊技者から視認不可能となる。
図181(m)から引き続く図181(n)は、サブ表示装置1030において装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。
図181(n)から引き続く図181(o)は、装飾図柄の変動表示が装飾図柄表示装置208において再開された状態を示している。本例では、メイン液晶ユニット1001が回転演出動作を実行した特図変動遊技の次の特図変動遊技の実行中において装飾図柄表示装置208での装飾図柄の変動表示が再開される。装飾図柄表示装置208において装飾図柄の変動表示が開始された後、サブ表示装置1030において装飾図柄の変動表示が消去される。
図181(o)から引き続く図181(n)は、変動アイコンの表示が装飾図柄表示装置208において再開された状態を示している。本例では、メイン液晶ユニット1001が回転演出動作を実行した特図変動遊技の次の特図変動遊技の実行中において装飾図柄表示装置208での変動アイコンおよび保留アイコンの表示が再開される。装飾図柄表示装置208において変動アイコンの表示が開始された後、サブ表示装置1030において変動アイコンが消去される。なお、サブ表示装置1030に保留アイコンが表示されていた場合には、装飾図柄表示装置208において保留アイコンの表示が開始された後、サブ表示装置1030において保留アイコンが消去される。
図181(p)から引き続く図181(q)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。本例において、当該特図1変動遊技の結果ははずれである。左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示されて、当該特図1変動表示の結果がはずれであることが報知されている。なお、特図1変動遊技の終了後に可動体1006が初期位置に復帰してもよい。
図181(q)から引き続く図181(r)は、特図変動遊技の非実行中に変動アイコンの消去アニメーションが実行された状態を示している。演出表示領域208dにおいて、終了した特図1変動遊技に対応する白色円形の変動アイコンが消去されている。
(実施例6)
図182は、本実施の形態の実施例6における演出例を示している。図182は、演出状態を時系列で示している。図182の各図は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示している。
図182(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図182(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、本実施例では、サブ液晶ユニット1032が遊技盤1000に固定されて移動および回転動作不可能であり、メイン液晶ユニット1001が図175に示す可動体1002と同様の駆動機構により上下方向に移動可能になっている。また、上記実施例5と同様にメイン液晶ユニット1001は回転動作可能である。図182(a)に示す状態において、メイン液晶ユニット1001は初期姿勢で初期位置に位置している。なお、メイン液晶ユニット1001およびサブ液晶ユニット1032の両方のユニットが上下に移動可能であってもよい。
図182(a)から引き続く図182(b)は、特図変動遊技の非実行中に電断が生じ、パチンコ機100の電源がオフになった状態を示している。装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030の表示が消去され、全てのランプが消灯される。
図182(b)から引き続く図182(c)は、メイン液晶ユニット1001が初期位置から最下方の位置に移動した状態を示している。可動体1002と同様に、パチンコ機100の電源がオフになった場合には、メイン液晶ユニット1001は自重により移動範囲の最下方の位置まで移動する。メイン液晶ユニット1001は、パチンコ機100が電源オフの非稼働状態である場合に最下方の位置に位置する。また、第2副制御部500は、電源制御部660に備えられた蓄電回路から供給される電源によりメイン液晶ユニット1001を最下方の位置まで移動させる駆動制御を実行してもよい。
図182(c)から引き続く図182(d)は、パチンコ機100の電源がオフである状態を示している。
図182(d)から引き続く図182(e)は、パチンコ機100の電源がオン状態になった状態を示している。図182(e)では、第1副制御部400が起動中であり、第1副制御部400が制御する装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030には「起動中」の文字列画像が表示されている。
図182(e)から引き続く図182(f)は、第2副制御部500が起動した状態を示している。第2副制御部500の起動後に第2副制御部500が制御する可動体の初期動作が実行される。装飾図柄表示装置208には、「初期動作中」の文字列画像が表示されて、可動体の初期動作が実行されることが報知されている。なお、サブ表示装置1030には「起動中」の文字列画像が引き続き表示されている。
図182(f)から引き続く図182(g)は、可動体の初期動作が開始された状態を示している。本例では、メイン液晶ユニット1001の初期動作のみが実行される。図182(g)に示すように、メイン液晶ユニット1001が上方に移動して初期位置に位置している。
図182(g)から引き続く図182(h)は、メイン液晶ユニット1001が初期姿勢から反時計回りに45°回転した状態を示している。図182(h)から引き続く図182(i)は、メイン液晶ユニット1001が図182(h)に示す状態から反時計回りに90°回転した状態を示している。図182(i)から引き続く図182(j)は、メイン液晶ユニット1001が図182(i)に示す状態から反時計回りに45°回転して初期姿勢に復帰した状態を示している。本例のメイン液晶ユニット1001の初期動作において、まず、メイン液晶ユニット1001が最下方の位置(非稼働動作位置)から初期位置に移動し、次いで、メイン液晶ユニット1001が初期姿勢から反時計回りに45°回転し、次いで、メイン液晶ユニット1001が時計回りに90°回転し、次いで、メイン液晶ユニット1001が反時計回りに45°回転して初期姿勢に復帰する。これらの動作が終了すると、メイン液晶ユニット1001の初期動作は完了する。
図182(j)から引き続く図182(k)は、可動体の初期動作が完了して、装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030での演出表示が再開された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示されている。「装飾2−装飾3−装飾4」の停止図柄はデフォルトの停止図柄である。また、図182(k)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。
図176(ハ)、(ニ)における可動体1002の初期位置から最下方の位置への移動や、図182(b)、(c)におけるメイン液晶ユニット1001が初期位置から最下方の位置への移動のような電源がオフにされた際の第一の可動体が前記第一の位置に移動する動作を、電源がオフにされた際だけでなく、大当り予告として行うようにしてもよい。当該大当り予告が行われなかった図柄変動表示よりも当該大当り予告が行われた図柄変動表示の方が最終的に大当り図柄態様が停止表示されやすいように構成されていてもよいし、当該大当り予告が行われた図柄変動表示は必ず最終的に大当り図柄態様が停止表示されるようにしてもよい。逆に当該大当り予告が行われた図柄変動表示であっても最終的に外れ図柄態様が停止表示されるようにしてもよい。もちろん当該大当り予告が行われなかった図柄変動表示でも最終的に大当り図柄態様が停止表示される場合があってもよい。
(実施例7)
図183は、本実施の形態の実施例7における演出例を示している。図183は、演出状態を時系列で示している。図183の各図は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示している。
図183(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図183(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、本実施例では、メイン液晶ユニット1001が上下への移動および回転動作を実行可能であり、サブ液晶ユニット1032が上下への移動および回転動作を実行可能である。図183(a)に示す状態では、可動体1002、1004、1006、1008、1010、1012が初期位置に位置し、メイン液晶ユニット1001が初期姿勢で初期位置に位置し、サブ液晶ユニット1032が初期姿勢で静止している。
図183(a)から引き続く図183(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加した状態を示している。装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、黒色円形の保留アイコンが表示されて、特図1の保留数が1であることが報知されている。
図183(b)から引き続く図183(c)は、不図示の特図1表示装置212での特図1変動遊技が開始された状態を示している。特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが表示される。
図183(c)から引き続く図183(d)は、装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。
図183(d)から引き続く図183(e)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図183(e)以降でリーチ演出が開始される。
図183(e)から引き続く図183(f)は、サブ液晶ユニット1032の演出動作が開始された状態を示している。サブ液晶ユニット1032が初期姿勢から反時計回りに30°回転している。
図183(f)から引き続く図183(g)は、サブ液晶ユニット1032が図183(g)に示す状態から時計回りに60°回転した状態を示している。
図183(g)から引き続く図183(h)は、メイン液晶ユニット1001の演出動作が開始された状態を示している。メイン液晶ユニット1001が初期姿勢から時計回りに30°回転している。
図183(h)から引き続く図183(i)は、メイン液晶ユニット1001およびサブ液晶ユニット1032が図183(h)に示す状態から反時計回りに60°回転した状態を示している。メイン液晶ユニット1001およびサブ液晶ユニット1032の回転開始のタイミングは同時であってもよいし、いずれか一方が先であってもよい。なお、当該回転動作において、メイン液晶ユニット1001とサブ液晶ユニット1032の回転速度は同じである。
図183(i)から引き続く図183(j)は、メイン液晶ユニット1001およびサブ液晶ユニット1032が図183(h)に示す状態から時計回りに回転した状態を示している。当該回転動作において、メイン液晶ユニット1001の方がサブ液晶ユニット1032よりも回転速度が大きく、図183(j)に示す時点では、メイン液晶ユニット1001は図183(i)に示す状態から時計回りに60°回転しており、サブ液晶ユニット1032は図183(i)に示す状態から時計回りに30°回転している。
図183(j)から引き続く図183(k)は、メイン液晶ユニット1001が図183(j)に示す状態から反時計回りに60°回転し、サブ液晶ユニット1032が図183(j)に示す状態から時計回りに30°回転した状態を示している。当該回転動作において、メイン液晶ユニット1001の方がサブ液晶ユニット1032よりも回転速度が大きい。
図183(k)から引き続く図183(l)は、メイン液晶ユニット1001が図183(k)に示す状態から時計回りに30°回転し、サブ液晶ユニット1032が図183(k)に示す状態から反時計回りに30°回転した状態を示している。これにより、メイン液晶ユニット1001およびサブ液晶ユニット1032は初期姿勢に復帰する。
図183(l)から引き続く図183(m)は、メイン液晶ユニット1001とサブ液晶ユニット1032を備える可動体1002とが上下方向に移動する演出動作が実行された状態を示している。メイン液晶ユニット1001は下方に移動し、サブ液晶ユニット1032を備える可動体1002は上方に移動する。このように、本例の演出動作では、メイン液晶ユニット1001とサブ液晶ユニット1032とが相反する方向に移動する。
図183(m)から引き続く図183(n)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。また、当該特図1変動遊技の終了に先立って、メイン液晶ユニット1001および可動体1002が初期位置に復帰している。また、当該特図1変動遊技の結果ははずれである。左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾2−装飾4−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動表示の結果がはずれであることが報知されている。
図183(n)から引き続く図183(o)は、特図変動遊技の非実行中に変動アイコンの消去アニメーションが実行された状態を示している。演出表示領域208dにおいて、終了した特図1変動遊技に対応する白色円形の変動アイコンが消去されている。
(実施例8)
次に、図184を用いて、本実施の形態によるパチンコ機100が備える、サブ液晶ユニット1032と移動ユニット1036の接続ユニット1060について説明する。本実施例の接続ユニット1060にはスリップリングが用いられている。
図184(a)〜(d)は、本実施例によるパチンコ機100が備える接続ユニット1060を正面から見た外観斜視図である。まず、図184(a)を用いて、接続ユニット1060の外観構成について説明する。接続ユニット1060は、上部ケース1062と下部ケース1064とを備えている。上部ケース1062は、接続ユニット1060を正面から見て上下面が正方形状の直方体形状を有している。また、上部ケース1062は、接続ユニット1060を正面から見て、上下方向よりも水平方向に長い形状を有している。なお、図184(a)〜(d)、(f)では、構成の区別をつきやすくするために上部ケース1062にクロスハッチングを付している。
上部ケース1062の下方には、下部ケース1064が配置されている。下部ケース1064は、接続ユニット1060を正面から見て上下面が正方形状の直方体形状を有している。下部ケース1064の上面の全体は開口されている。また、上部ケース1062の下面の全体が開口されている。下部ケース1064の上下面と上部ケース1062の上下面とは同じ大きさであり、下部ケース1064は上面が上部ケース1062の下面と合致するように配置される。また、下部ケース1064は、接続ユニット1060を正面から見て、上部ケース1062よりも上下方向の長さが短くなっている。なお、図184(a)〜(e)では、構成の区別をつきやすくするために下部ケース1064に右上がりのハッチングを付している。また、上部ケース1062および下部ケース1064は移動ユニット1036側に配置されている。
上部ケース1062の正面側の側面中央下部には、固定側コネクタ1066が設けられている。本実施例では、固定側コネクタ1066に一端が接続されるハーネスの他端は第1副制御部400を構成する第1副基板160と接続されている。なお、当該ハーネスと第1副基板160とが中継基板を介して接続されていてもよい。
また、上部ケース1062の上面中央部には、円形の開口部1068が設けられている。開口部1068には、円形状の回転側ケース1070が配置されている。回転側ケース1070はサブ液晶ユニット1032に側に配置されている。回転側ケース1070の中央には、回転軸用固定孔1072が設けられている。回転軸用固定孔1072には、一端が移動ユニット1036内に配置されたモータの回転軸に固定され、他端がサブ液晶ユニット1032に固定されるシャフトが回転側ケース1070の上面と直行する方向に延伸するように配置される。また、回転側ケース1070には、回転側コネクタ1074が設けられている。本実施例では、回転側コネクタ1074に一端が接続されるハーネスの他端はサブ液晶ユニット1032と接続されている。
回転側ケース1070は、当該シャフトと伴に回転するようになっている。図184(b)〜(d)は、回転側ケース1070が回転した状態を示している。図184(b)は、接続ユニット1060を上方から見て回転側ケース1070が図184(a)に示す状態から時計回りに90°回転した状態を示している。図184(c)は、接続ユニット1060を上方から見て回転側ケース1070が図184(a)に示す状態から時計回りに180°回転した状態を示している。図184(d)は、接続ユニット1060を上方から見て回転側ケース1070が図184(a)に示す状態から時計回りに270°回転した状態を示している。
図184(e)は、接続ユニット1060の下部ケース1064内部を上部ケース1062側から見た状態を示している。下側ケース1064の中央には、円形状の回転軸用孔1076が設けられている。回転軸用孔1076には、サブ液晶ユニット1032を回転駆動させるためのシャフトが通る。
また、固定側コネクタ1066には6ピン設けられており、下部ケース1064内部には固定側コネクタ1066の各ピンにそれぞれ接続された導電部1078、1080、1082、1084、1086、1088が設けられている。導電部1078を例に挙げると、導電部1078は、細長状の導電板1078aと、導電板1078aの一端を下部ケース1064に固定する固定具1078bとを有している。固定具1078bは導電板1078bが回転しないように導電板1078aを下部ケース1064に固定している。固定部1078bには、絶縁体が用いられている。導電部1080〜1088は、導電部1078と同様の構成を有している。
図184(f)は、接続ユニット1060の回転側ケース1070の下面側を下部ケース1064側から見た状態を示している。回転側ケース1070の下面側には、回転側基板1090が配置されている。回転側基板1090はスリップリングである。回転側基板1090は、円形状を有し、円周状の絶縁部1092を有している。また、回転側基板1090の絶縁部1092の内周側には、円周状の配線1094、1096、1098、1100、1102、1104が設けられている。配線1094、1096、1098、1100、1102、1104は、この順に外周側から同心円状に配置されている。また、絶縁部1092と配線1094〜1104は同心円状に配置されており、当該同心円の中心に回転軸用固定孔1072が設けられている。なお、図184(f)では、構成の区別をつきやすくするために絶縁部1092、および配線部1094〜1104に右上がりのハッチングを付している。
回転側ケース1070の回転側コネクタ1074には6ピン設けられており、各ピンと配線1094〜1104とがそれぞれ接続されている。また、配線1094は図184(e)に示す導電部1078と接続され、配線1096は図184(e)に示す導電部1080と接続され、配線1098は図184(e)に示す導電部1082と接続され、配線1100は図184(e)に示す導電部1084と接続され、配線1102は図184(e)に示す導電部1086と接続され、配線1104は図184(e)に示す導電部1088と接続される。
次に、図184(g)、(h)を用いて各導電部と各配線との接続状態を導電部1078と配線1094との接続状態を例に挙げて説明する。図184(g)、(h)は、図184(e)のA−A線で切断した導電部1078を抜き出して示している。導電板1078aは、下部ケース1064から斜め上方に延伸する形状を有している。下部ケース1064の上面と上部ケース1062の下面とを合わせて上部ケース1062に下部ケース1064を乗せた場合に、図184(h)に示すように、配線1094が導電板1078aの他端を下方に押し込むように導電板1078aと接触する。このように、導電部1078と配線1094とが接続される。導電部1080〜1088と配線1096〜1104との接続状態も同様である。
導電部1078および配線1094はサブ液晶ユニット1032に設けられた回路に電源を供給するために用いられている。導電部1080および配線1096はサブ液晶ユニット1032に設けられた回路に電源を供給するために用いられている。導電部1082および配線1098はサブ液晶ユニット1032に設けられた回路のGNDと第1副基板160のGNDとを接続するために用いられている。導電部1084および配線1100はサブ液晶ユニット1032に設けられた回路のGNDと第1副基板160のGNDとを接続するために用いられている。導電部1086および配線1102はサブ液晶ユニット1032に設けられた回路に第1副基板160からの各種信号を送信するために用いられている。導電部1088および配線1104はサブ液晶ユニット1032に設けられた回路に第1副基板160からの各種信号を送信するために用いられている。
各種信号の例としては、サブ液晶ユニット1032に画像制御手段(例えば、VDP、GPU、VRAM等)をコントロールするマイクロコンピュータが搭載されている場合には、第1副制御部400から当該マイクロコンピュータに対する演出コマンド(演出、演出の進行、静止画像、動画像、画像表示シナリオの進行等を指定するコマンド)が挙げられる。
また、サブ液晶ユニット1032に画像制御手段(VDP、GPU、VRAM等)がサブ液晶ユニット1032に搭載されているものとしてもよく、この場合は、マイクロコンピュータからサブ液晶ユニット1032に設けられた画像制御手段に対する画像コマンド(静止画像、動画像、画像表示シナリオの進行等を指定するコマンド)が挙げられる。
また、サブ液晶ユニット1032に画像制御手段(VDP、GPU、VRAM等)をコントロールするマイクロコンピュータや画像制御手段を搭載せず、それらを第1副基板160や移動ユニット1036に搭載し、サブ液晶ユニット1032には画像駆動制御手段(液晶駆動手段等)が搭載されているものとしてもよく、この場合は、第1副制御部400や移動ユニット1036に設けられた画像制御手段から画像駆動制御手段(液晶駆動手段等)に対して画像データ(例えば、1秒間に30回、60回等の予め定められた回数送信される画像データ、各ドットのRGB情報等)が挙げられる。
(実施例9)
次に、図185を用いて、本実施の形態によるパチンコ機100が備える、サブ液晶ユニット1032と移動ユニット1036の接続ユニットについて説明する。本実施例では、当該接続ユニットとして接続ユニット1110が用いられている。
図185(a)は、本実施例によるパチンコ機100が備える接続ユニット1110を正面から見た外観斜視図である。接続ユニット1110は、図175に示す移動ユニット1036内に配置され、サブ液晶ユニット1032と電気的に接続されている。
まず、図185(a)を用いて、接続ユニット1110の外観構成について説明する。接続ユニット1110は、上部ケース1112と下部ケース1114とを備えている。上部ケース1112は、接続ユニット1110を正面から見て上下面が正方形状の直方体形状を有している。また、上部ケース1112は、接続ユニット1110を正面から見て、上下方向よりも水平方向に長い形状を有している。なお、図185(a)、(c)では、構成の区別をつきやすくするために上部ケース1062にクロスハッチングを付している。
上部ケース1112の下方には、下部ケース1114が配置されている。下部ケース1114は、接続ユニット1110を正面から見て上下面が正方形状の直方体形状を有している。下部ケース1114の上面の全体は開口されている。また、上部ケース1112の下面の全体が開口されている。下部ケース1114の上下面と上部ケース1112の上下面とは同じ大きさであり、下部ケース1114は上面が上部ケース1112の下面と合致するように配置される。また、下部ケース1114は、接続ユニット1110を正面から見て、上部ケース1112よりも上下方向の長さが短くなっている。なお、図185(a)〜(b)では、構成の区別をつきやすくするために下部ケース1114に右上がりのハッチングを付している。また、上部ケース1112および下部ケース1114は移動ユニット1036側に配置されている。
上部ケース1112の正面側の側面中央下部には、固定側コネクタ1116が設けられている。本実施例では、固定側コネクタ1116に一端が接続されるハーネスの他端は第1副制御部400を構成する第1副基板160と接続されている。なお、当該ハーネスと第1副基板160とが中継基板を介して接続されていてもよい。
また、上部ケース1112の上底面中央部には、円形の開口部1118が設けられている。開口部1118には、円形状の回転側ケース1120が配置されている。回転側ケース1120はサブ液晶ユニット1032に側に配置されている。回転側ケース1120には、回転側コネクタ1022が設けられている。本実施例では、回転側コネクタ1122に一端が接続されるハーネスの他端はサブ液晶ユニット1032と接続されている。
回転側ケース1112の上面には、当該上面に直行し、上方に延伸する円柱状の回転体接続軸1124、1126、1128が固定されている。回転体接続軸1124、1126、1128は同じ長さである。また、回転体接続軸1124〜1128は、回転側ケース1112に等間隔で配置されている。回転体接続軸1124〜1128の先端に軸受を取り付け、当該軸受にサブ液晶ユニット1032が取りつけられる。また、回転体接続軸1124〜1128の先端を結ぶと正三角形となり、当該正三角形の重心に後述するデータ送受信部1138、1144が配置される。
図185(b)は、接続ユニット1110の下部ケース1114内部を上部ケース1112側から見た状態を示している。固定側コネクタ1116には6ピン設けられており、下部ケース1164内部には固定側コネクタ1164の6ピンのうちの4ピンにそれぞれ接続された導電部1130、1132、1134、1136が設けられている。導電部1130を例に挙げると、導電部1130は、細長状の導電板1130aと、導電板1130aの一端を下部ケース1114に固定する固定具1130bとを有している。固定具1130bは導電板1130bが回転しないように導電板1130aを下部ケース1114に固定している。固定部1130bには、絶縁体が用いられている。導電部1132〜1136は、導電部1130と同様の構成を有している。
また、本実施例では、導電部1130〜1136が電源供給およびGND接続に用いられ、信号通信は光通信(無線通信)により行われる。下部ケース1114の中央には、光通信用のデータ送受信部1138が配置されている。データ送受信部1138は、固定側コネクタ1114の6ピンのうちの2ピンに接続されている。なお、本実施例では、データ送受信部1138は、信号送信用に用いられているが、信号受信も可能である。
図185(c)は、接続ユニット1110の回転側ケース1120の下面側を下部ケース1114側から見た状態を示している。回転側ケース1120の下面側には、回転側基板1140が配置されている。回転側基板1140はスリップリングである。回転側基板1140は、円形状を有し、円周状の絶縁部1142を有している。また、回転側基板1140の中心には、データ送受信部1144が配置されている。データ送受信部1144は、接続ユニット1110を上方から見てデータ送受信部1138と重なるようにデータ送受信部1138と対向配置される。データ送受信部1138とデータ送受信部1144との間で信号の送受信が光通信により行われる。また、データ送受信部1144は、回転側コネクタ1122の6ピンのうちの2ピンに接続されている。なお、本実施例では、データ送受信部1144は、信号受信用に用いられているが、信号送信も可能である。
また、回転側基板1140の絶縁部1142の内周側には、円周状の配線1146、1148、1150、1152が設けられている。配線1146、1148、1150、1152は、この順に外周側から同心円状に配置されている。また、絶縁部1142と配線1148〜1152は同心円状に配置されており、当該同心円の中心にデータ送受信部1144が設けられている。なお、図185(c)では、構成の区別をつきやすくするために絶縁部1142、および配線部1146〜1152に右上がりのハッチングを付している。
回転側ケース1120の回転側コネクタ1122には6ピンのうちの4ピンと配線1146〜1152とがそれぞれ接続されている。また、配線1146は図185(b)に示す導電部1130と接続され、配線1148は図185(b)に示す導電部1132と接続され、配線1150は図185(b)に示す導電部1134と接続され、配線1152は図185(b)に示す導電部1136と接続される。
図185(d)、(e)は、導電部1130と配線1146との接続状態を示している。図185(d)、(e)は、図185(b)のA−A線で切断した導電部1130を抜き出して示している。導電部1130と配線1146の接続状態は図184(e)、(f)に示す導電部1078と配線1094の接続状態と同様である。なお、導電部1132〜1136と配線1148〜1152との接続状態も同様である。
導電部1130および配線1146はサブ液晶ユニット1032に設けられた回路に電源を供給するために用いられている。導電部1132および配線1148はサブ液晶ユニット1032に設けられた回路に電源を供給するために用いられている。導電部1134および配線1150はサブ液晶ユニット1032に設けられた回路のGNDと第1副基板160のGNDとを接続するために用いられている。導電部1136および配線1152はサブ液晶ユニット1032に設けられた回路のGNDと第1副基板160のGNDとを接続するために用いられている。
また、データ送受信部1138、1144間で送受信される各種信号の例としては、サブ液晶ユニット1032に画像制御手段(例えば、VDP、GPU、VRAM等)をコントロールするマイクロコンピュータが搭載されている場合には、第1副制御部400から当該マイクロコンピュータに対する演出コマンド(演出、演出の進行、静止画像、動画像、画像表示シナリオの進行等を指定するコマンド)が挙げられる。
また、サブ液晶ユニット1032に画像制御手段(VDP、GPU、VRAM等)がサブ液晶ユニット1032に搭載されているものとしてもよく、この場合は、マイクロコンピュータからサブ液晶ユニット1032に設けられた画像制御手段に対する画像コマンド(静止画像、動画像、画像表示シナリオの進行等を指定するコマンド)が挙げられる。
また、サブ液晶ユニット1032に画像制御手段(VDP、GPU、VRAM等)をコントロールするマイクロコンピュータや画像制御手段を搭載せず、それらを第1副基板160や移動ユニット1036に搭載し、サブ液晶ユニット1032には画像駆動制御手段(液晶駆動手段等)が搭載されているものとしてもよく、この場合は、第1副制御部400や移動ユニット1036に設けられた画像制御手段から画像駆動制御手段(液晶駆動手段等)に対して画像データ(例えば1秒間に30回、60回等の予め定められた回数送信される画像データ、各ドットのRGB情報等)が挙げられる。
本実施例では、データ送受信部1138、1144間のデータ通信は、光無線通信である。光無線通信には、レーザ光が用いられている。なお、データ送受信部1138、1144間のデータ通信は、光無線通信に代えて電波通信でもよい。また、光無線通信には、レーザ光に代えてLED光を用いてもよい。
また、データ送受信部1138およびデータ送受信部1144の両方を信号の送受信に用いる場合は、データ送受信部1138からデータ送受信部1144に送信するデータは上述のとおりであるが、データ送受信部1144からデータ送受信部138に対しては、サブ液晶ユニット1032に設けられた制御手段等(例えば、画像制御手段、画像制御手段をコントロールするマイクロコンピュータ、画像駆動手段(液晶駆動手段)等からのACK信号、状態信号、回転体の回転角度を示す情報(例えば、回転側に設けられたセンサが固定側に設けられた検知片を検知した場合に出力される検知信号、回転側に設けられたエンコーダの出力信号等)を送信するようにしてもよい。
図185(f)は、本実施例の変形例1によるパチンコ機100が備える接続ユニット1110を正面から見た外観斜視図である。本変形例の接続ユニット1110は、回転体接続軸として回転体接続軸1124のみを有している。回転体接続軸1124は、回転側ケース1120の中心(回転中心)に配置されている。
図185(g)は、本実施例の変形例2によるパチンコ機100が備える接続ユニット1110を正面から見た外観斜視図である。本変形例の接続ユニット1110は、回転体接続軸として回転体接続軸1124、1126を有している。回転体接続軸1124と回転体接続軸1126の先端を結ぶ直線は、回転側ケース1120の中心(回転中心)を通る。また、回転体接続軸1124と回転体接続軸1126とは当該中心から等距離に配置されている。
(実施例10)
図186は、本実施の形態の実施例10における演出例1を示している。図186は、演出状態を時系列で示している。図186は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面図または可動体1002を示している。また、本実施の形態の実施例10および後述する実施例11〜16のパチンコ機100の可動体1006および可動体1008は、図174に示すパチンコ機100の構成と異なり、可動体1002の前方側に配置されており、可動体1002の前方側で左右方向に移動可能である。
図186(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図186(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、図186(a)に示す状態において、可動体1002、1004、1006、1008、1010、1012は初期位置に位置している。可動体1002は、初期位置に位置する場合に全体が遊技者から視認可能となる。また、可動体1006により装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dに表示されている太陽の画像の一部が隠され、当該太陽の画像の他の一部が透過部1006aを介して視認可能となっている。また、可動体1006により演出表示領域208dに表示されている雲の画像の一部が隠され、当該雲の画像の他の一部が透過部1006bを介して視認可能となっている。
図186(a)から引き続く図186(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加した状態を示している。装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、黒色円形の保留アイコンが表示されて、特図1の保留数が1であることが報知されている。また、黒色円形の保留アイコンは、図161(a)に示すように先読み予告態様の保留アイコンである。
図186(b)から引き続く図186(c)は、不図示の特図1表示装置212での特図1変動遊技が開始された状態を示している。特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが表示される。
図186(c)から引き続く図186(d)は、装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。図186以降において、装飾図柄の変動表示は下向きの白抜き太矢印で表している。本実施の形態において、保留・変動アイコンの移動アニメーションの開始後に装飾図柄の変動表示が開始される。
図186(d)から引き続く図186(e)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図186(d)以降でリーチ演出が開始される。
図186(e)から引き続く図186(f)は、可動体1008が初期位置から演出動作を開始し、可動体1008の左端が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央に位置する位置に移動した状態を示している。図186(f)は、可動体1008によって、遊技者が装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030の画面の右半分の領域を視認し難いように遮蔽した状態を示している。透過部1008aを介して装飾図柄表示装置208の画面に表示されている雲の画像と装飾図柄208cの一部が視認されている。また、透過部1008bを介してサブ液晶ユニット1032の右側の一部の領域が視認されている。なお、サブ表示装置1030の画面の左半分の領域に表示されているヨットの画像や雲の画像が、可動体1008によって遮蔽される場合があってもよい。ヨットの画像や雲の画像が可動体1008によって遮蔽される場合がある図柄変動表示は、可動体1008によってこれらの画像が遮蔽される場合のない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図186(g)は、図186(f)と同じタイミングの可動体1002、可動体1008の一部、および透過部1008bを抜き出して示し、可動体1008は、他の構成と区別をつきやすくするためにハッチングを付している。また、図186(g)から引き続く図186(h)〜(k)において可動体1002、可動体1008の一部、および透過部1008bを抜き出して示し、可動体1008は、可動体1008は、他の構成と区別をつきやすくするためにハッチングを付している。図186(g)では、透過部1008bを介して、サブ表示装置1030の画面に表示された海の景色の画像が視認されている。なお、透過部1008bの下方の可動体1008の背後の位置には雲の画像が表示されているが、当該雲の画像は、可動体1008とオーバーラップすることで視認されない。また、本実施例では、当該雲の画像は予告画像として表示される画像である。
図186(f)、(g)に引き続く図186(h)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が回転動作を開始した状態を示している。図186(h)において、サブ液晶ユニット1032は、反時計回りに約10°回転している。
図186(h)に引き続く図186(i)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図186(h)に示す状態から反時計回りに約20°回転した状態を示している。また、図186(i)は、図186(g)、(h)の状態では、可動体1008とオーバーラップすることで視認不可能であった雲の画像が、サブ液晶ユニット1032の回転によって、1008bを介して視認可能となった状態を示している。サブ液晶ユニット1032が回転することで雲の画像が1008bを介して視認される場合のある図柄変動表示は、サブ液晶ユニット1032が回転しないことで雲の画像が1008bを介して視認される場合のない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、本実施例では、サブ液晶ユニット1032が図186(h)に示す状態から反時計回りに約20°回転することで、雲の画像の全部が1008bを介して視認可能となっているが、雲の画像の一部のみが1008bを介して視認可能となる場合があってもよい。
図186(i)に引き続く図186(j)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図186(i)に示す状態から時計回りに約20°回転した状態を示している。図186(j)では、1008bを介して、雲の画像の一部が視認される。図186(j)でのサブ液晶ユニット1032の回転角度と図186(h)でのサブ液晶ユニット1032の回転角度は同じであるが、図186(h)に示す状態では1008bを介して視認されなかった雲の画像をサブ液晶ユニット1032の回転に伴って上方に移動させる表示が行われたため、図186(j)においては、1008bを介して当該雲の画像の一部が視認されている。また、本実施例では、図186(j)に示す状態においては雲の画像の一部が1008bを介して視認されるが、雲の画像の全部が1008bを介して視認されるように、雲の画像の移動表示が行われる場合があってもよい。
図186(j)に引き続く図186(k)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図186(j)に示す状態から時計回りに約10°回転して初期姿勢に復帰した状態を示している。図186(k)は、図186(g)に示す状態では1008bを介して視認されなかった雲の画像が、1008bを介して視認されている。図186(k)でのサブ液晶ユニット1032の回転角度と図186(g)でのサブ液晶ユニット1032の回転角度は同じであるが、図186(j)に示す状態の後に、当該雲の画像をサブ液晶ユニット1032の回転に伴って上方に移動させる表示が行われたため、図186(k)においては、1008bを介して視認されている。また、当該雲の画像を上方に移動させる表示が行われたことで、図186(k)において1008bを介して視認可能な雲の画像の領域は、図186(j)において1008bを介して視認可能な雲の画像の領域よりも広くなっている。また、本実施例では、図186(k)に示す状態においては、雲の画像の一部が1008bを介して視認されるが、雲の画像の全部が1008bを介して視認されるように、雲の画像の移動表示が行われる場合があってもよい。
図186(k)から引き続く図186(l)は、可動体1008が初期位置に移動した後に、左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示して、特図1変動表示の結果が大当りであることを報知した状態を示している。
図187は、本実施の形態の実施例10における演出例2を示している。図187は、演出状態を時系列で示している。図187は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面図または可動体1002を示している。
図187(a)〜(f)は、図186(a)〜(f)と同じ状態を示している。図187(g)は、図187(f)と同じタイミングの可動体1002、可動体1008の一部、および透過部1008bを抜き出して示し、可動体1008は、他の構成と区別をつきやすくするためにハッチングを付している。また、図187(g)から引き続く図187(h)〜(k)において可動体1002、可動体1008の一部、および透過部1008bを抜き出して示し、可動体1008は、可動体1008は、他の構成と区別をつきやすくするためにハッチングを付している。また、図187(g)は、図186(g)と同じ状態を示している。図187(f)、(g)に引き続く図187(h)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が回転動作を開始した状態を示し、図186(h)と同じ状態を示している。
図187(h)に引き続く図187(i)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図187(i)に示す状態から時計回りに約20°回転した状態を示している。図187(i)では、図186(i)に示す状態と異なり、可動体1008の背後に表示されていた雲の画像がサブ液晶ユニット1032の回転に伴って左方に移動表示されることで、1008bを介して視認されていない状態を示している。また、雲の画像がサブ液晶ユニット1032の回転に伴って消去される場合があってもよいし、初めから表示されていない場合があってもよい。
図187(i)に引き続く図187(j)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図187(i)に示す状態から時計回りに約20°回転した状態を示している。図187(j)では、図186(j)に示す状態と異なり、雲の画像が視認されていない状態を示している。
図187(j)に引き続く図187(k)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図187(j)に示す状態から時計回りに約10°回転して初期姿勢に復帰した状態を示している。図187(k)では、図186(k)に示す状態と異なり、雲の画像が視認されていない状態を示している。
図187(k)から引き続く図187(l)は、可動体1008が初期位置に移動した後に、左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾4−装飾2」が停止表示して、特図1変動表示の結果がはずれであることを報知した状態を示している。
このように本実施例の演出において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032は、可動体1006や可動体1008の背後で回転動作を実行する場合がある。また、可動体1006や可動体1008の透過部を介して、遊技者は、装飾図柄表示装置208に表示されている画像やサブ表示装置1030に表示されている画像を視認することができる場合がある。また、本実施例では、可動体1008が左方に移動した際に可動体1008によって視認不可能となるサブ表示装置1030に表示された雲の画像は、予告画像として表示されている。本実施例では、可動体1008の移動動作によって、透過部1008bを介して当該予告画像の少なくとも一部の画像を遊技者に視認させる場合の演出と、透過部1008bを介して当該予告画像の少なくとも一部の画像を遊技者に視認させない場合の演出がある。また、可動体1008の移動動作によって、可動体1008の透過部1008bを介して当該予告画像の一部が遊技者に視認される場合は、可動体1008の透過部1008bを介して当該予告画像の少なくとも一部の画像が遊技者に視認されない場合と比較して、図柄の変動表示の最終結果として大当り図柄態様が確定表示されやすくなっている。
装飾図柄表示装置208の画面に表示されている雲、気球、および太陽の画像は、可動体1006や可動体1008の移動に伴って、移動表示が可能となる場合があってもよい。例えば、装飾図柄表示装置206の画面中央上部に表示されている雲の画像は、可動体1008が初期位置から左方に移動した際に透過部1008aを介して視認不可能となるように、移動表示を行う場合があってもよいし、気球や太陽の画像は、可動体1008が初期位置から左方に移動する際に透過部1008aや透過部1008bを介して視認可能となるように、移動表示を行う場合があってもよい。可動体1008が初期位置から左方に移動した際に透過部1008aや透過部1008bを介して雲や気球や太陽の画像が視認可能となる図柄変動表示は、透過部1008aや透過部1008bを介して雲や気球や太陽の画像が視認不可能となる図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。可動体1008が初期位置から左方に移動した際に雲や気球や太陽の画像の移動表示を行うことで透過部1008aや透過部1008bを介して雲や気球や太陽の画像が視認不可能となる場合のある図柄変動表示は、可動体1008が初期位置から左方に移動した際に雲や気球や太陽の画像の移動表示を行わないことで透過部1008aや透過部1008bを介して雲や気球や太陽の画像が視認可能のままである図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、可動体1008が初期位置から左方に移動した際に透過部1008aや透過部1008bを介して視認される場合の雲や気球や太陽の画像は、通常時とは異なる色で表示される場合があってもよい。例えば、雲の画像が、通常時には白色で表示され、可動体1008が初期位置から左方に移動した際に透過部1008aや透過部1008bを介して視認される場合には、青色、緑色、または赤色で表示される場合があってもよい。雲の画像が通常時と異なる色で表示される場合のある図柄変動表示は、雲の画像が通常時の色で表示される図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、メイン液晶ユニット1001が可動体1006や可動体1008の背後で回転動作を実行する場合があってもよい。この場合においては、本実施例の図186(g)〜(k)、または図187(g)〜(k)に示す演出をサブ表示装置1030に代えて装飾図柄表示装置208で実行する場合があってもよい。
(実施例11)
図188は、本実施の形態の実施例11における演出例1を示している。図188は、演出状態を時系列で示している。図188は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面図または可動体1002を示している。
図188(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図188(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、図188(a)に示す状態において、可動体1002、1004、1006、1008、1010、1012は初期位置に位置している。可動体1002は、初期位置に位置する場合に全体が遊技者から視認可能となる。また、可動体1006により装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dに表示されている太陽の画像の一部が隠され、当該太陽の画像の他の一部が透過部1006aを介して視認可能となっている。また、可動体1006により演出表示領域208dに表示されている雲の画像の一部が隠され、当該雲の画像の他の一部が透過部1006bを介して視認可能となっている。
図188(a)から引き続く図188(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加した状態を示している。装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、黒色円形の保留アイコンが表示されて、特図1の保留数が1であることが報知されている。また、黒色円形の保留アイコンは、図161(a)に示すように先読み予告態様の保留アイコンである。
図188(b)から引き続く図188(c)は、不図示の特図1表示装置212での特図1変動遊技が開始された状態を示している。特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが表示される。
図188(c)から引き続く図188(d)は、装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。図186以降において、装飾図柄の変動表示は下向きの白抜き太矢印で表している。本実施の形態において、保留・変動アイコンの移動アニメーションの開始後に装飾図柄の変動表示が開始される。
図188(d)から引き続く図188(e)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図188(d)以降でリーチ演出が開始される。
図188(e)から引き続く図188(f)は、可動体1008が初期位置から演出動作を開始し、可動体1008の左端が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央に位置する位置に移動した状態を示している。図188(f)は、可動体1008によって、遊技者が装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030の画面の右半分の領域を視認し難いように遮蔽した状態を示している。透過部1008aを介して装飾図柄表示装置208の画面に表示されている雲の画像と装飾図柄208cの一部が視認されている。また、透過部1008bを介してサブ液晶ユニット1032の右側の一部の領域が視認されている。なお、サブ表示装置1030の画面の左半分の領域に表示されているヨットの画像や雲の画像が、可動体1008によって遮蔽される場合があってもよい。ヨットの画像や雲の画像が可動体1008によって遮蔽される場合のある図柄変動表示は、これらの画像が可動体1008によって遮蔽される場合がない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図188(g)は、図188(f)と同じタイミングの可動体1002、可動体1008の一部、および透過部1008bを抜き出して示し、可動体1008は、他の構成と区別をつきやすくするためにハッチングを付している。また、図188(g)から引き続く図188(h)〜(k)において可動体1002、可動体1008の一部、および透過部1008bを抜き出して示し、可動体1008は、可動体1008は、他の構成と区別をつきやすくするためにハッチングを付している。図188(g)では、可動体1008によって、照明部1014bの右部分、照明部1014cの下端部、および照明部1014dの右端部を除いた一部が遮蔽され、透過部1008bを介して、照明部1014cの遮蔽された部分を除いた部分、および照明部1014dの右端部が視認されている。また、図188(g)は、遊技者から視認可能な照明部1014a〜1014dの部分は、青色で発光した状態を示している。また、図188(g)では、透過部1008bを介して、サブ表示装置1030の画面に表示された海の景色の画像が視認されている。
図188(f)、(g)に引き続く図188(h)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が回転動作を開始した状態を示している。図188(h)において、サブ液晶ユニット1032は、反時計回りに約10°回転している。また、図188(h)では、図188(g)に示す状態に比べると、透過部1008bを介して、照明部1014dの視認可能な部分の面積が減っている。また、可動体1008において遮蔽されていない領域においては、照明部1014dの視認可能な部分の面積が増えている。
図188(h)に引き続く図188(i)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図188(h)に示す状態から反時計回りに約35°回転した状態を示している。図188(i)において、照明部1014dの黒塗りで表した部分は青色で発光している部分を示し、白塗りで表した部分は赤色で発光している部分を示している。図188(i)では、可動体1008において遮蔽されていない領域において、可動体1008とオーバーラップすることで遊技者から視認されなかった照明部1014dの赤色で発光した部分が、遊技者から視認可能となった状態を示している。サブ液晶ユニット1032の回転によって赤色で発光した部分が視認可能となる場合のある図柄変動表示は、サブ液晶ユニット1032が回転しないために赤色で発光した部分が視認可能となる場合のない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図188(i)に引き続く図188(j)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図188(i)に示す状態から時計回りに約35°回転した状態を示している。また、図188(j)では、照明部1014dの赤色で発光した部分の面積が大きくなり、青色で発光した部分の面積が小さくなっている状態を示している。図188(j)では、1008bを介して、予告画像としての雲の画像の一部が視認される。また、本実施例では、図186(j)に示す状態においては雲の画像の一部が1008bを介して視認されるが、雲の画像の全部が1008bを介して視認されるように、雲の画像の表示が行われる場合があってもよい。サブ液晶ユニット1032の回転によって、透過部1008bを介して予告画像としての雲の画像の少なくとも一部が視認される場合のある図柄変動表示は、透過部1008bを介して予告画像としての雲の画像の少なくとも一部が視認される場合のない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図188(j)に引き続く図188(k)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図188(j)に示す状態から時計回りに約10°回転して初期姿勢に復帰した状態を示している。また、図188(k)は、照明部1014dの赤色で発光した部分の面積がさらに大きくなり、照明部1014dは、全て赤色で発光した状態を示している。図188(k)では、1008bを介して、予告画像としての雲の画像の一部が視認される。また、当該雲の画像を上方に移動させる表示が行われたことで、図188(k)において1008bを介して視認可能な雲の画像の領域は、図188(j)において1008bを介して視認可能な雲の画像の領域よりも広くなっている。また、本実施例では、図188(k)に示す状態においては、雲の画像の一部が1008bを介して視認されるが、雲の画像の全部が1008bを介して視認されるように、雲の画像の移動表示が行われる場合があってもよい。
図188(k)から引き続く図188(l)は、可動体1008が初期位置に移動した後に、左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示して、特図1変動表示の結果が大当りであることを報知した状態を示している。
図189は、本実施の形態の実施例11における演出例2を示している。図189は、演出状態を時系列で示している。図189は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面図または可動体1002を示している。
図189(a)〜(f)は、図188(a)〜(f)と同じ状態を示している。図189(g)は、図189(f)と同じタイミングの可動体1002、可動体1008の一部、および透過部1008bを抜き出して示し、可動体1008は、他の構成と区別をつきやすくするためにハッチングを付している。また、図189(g)から引き続く図189(h)〜(k)において可動体1002、可動体1008の一部、および透過部1008bを抜き出して示し、可動体1008は、可動体1008は、他の構成と区別をつきやすくするためにハッチングを付している。また、図189(g)は、図188(g)と同じ状態を示している。図189(f)、(g)に引き続く図189(h)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が回転動作を開始した状態を示し、図188(h)と同じ状態を示している。
図189(h)に引き続く図189(i)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図189(i)に示す状態から時計回りに約20°回転した状態を示している。また、図189(i)は、図188(i)に示す状態と異なりサブ液晶ユニット1032の回転が小さいために、可動体1008とオーバーラップすることで遊技者から視認されない照明部1014dの赤色で発光した部分が視認されていない状態を示している。
図189(i)に引き続く図189(j)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図189(i)に示す状態から時計回りに約20°回転した状態を示している。また、図189(j)では、図188(j)に示す状態と異なり、照明部1014dの赤色で発光した部分の面積が大きくなっていないため、照明部1014dの赤色で発光した部分は視認されていない状態を示している。また、図189(j)では、図188(j)に示す状態と異なり、1008bを介して予告画像としての雲の画像が視認されていない状態を示している。
図189(j)に引き続く図189(k)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図189(j)に示す状態から時計回りに約10°回転して初期姿勢に復帰した状態を示している。図189(k)では、図188(j)に示す状態と異なり、照明部1014dの赤色で発光した部分の面積が大きくなっていないため、照明部1014dの赤色で発光した部分は視認されていない状態を示している。また、図189(k)では、図188(j)に示す状態と異なり、1008bを介して予告画像としての雲の画像が視認されていない状態を示している。
図189(k)から引き続く図189(l)は、可動体1008が初期位置に復帰した後に、左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾4−装飾2」が停止表示して、特図1変動表示の結果がはずれであることを報知した状態を示している。
このように本実施例の演出において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032は、可動体1006や可動体1008の背後で回転動作を実行する場合があり、サブ液晶ユニット1032の回転動作によって、照明部1014dの発光態様が変化する場合がある。本実施例においては、可動体1008の背後でサブ液晶ユニット1032が時計回りに最大45°回転した場合は、照明部1014dの発光態様が変化する演出が行われ、可動体1008の背後でサブ液晶ユニット1032が時計回りに最大30°回転した場合は、照明部1014dの発光態様は変化しない演出が行われる。可動体1008の背後におけるサブ液晶ユニット1032の回転動作によって、照明部1014dの発光態様が変化する場合のある図柄変動表示は、照明部1014dの発光態様が変化する場合のない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
(実施例12)
図190は、本実施の形態の実施例12における演出例を示している。図190は、演出状態を時系列で示している。図190は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示している。
図190(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図190(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、図190(a)に示す状態において、可動体1002、1004、1006、1010、1012は初期位置に位置している。可動体1002は、初期位置に位置する場合に全体が遊技者から視認可能となる。また、可動体1006により装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dに表示されている太陽の画像の一部が隠され、当該太陽の画像の他の一部が透過部1006aを介して視認可能となっている。また、可動体1006により演出表示領域208dに表示されている雲の画像の一部が隠され、当該雲の画像の他の一部が透過部1006bを介して視認可能となっている。
図190(a)から引き続く図190(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加した状態を示している。装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、黒色円形の保留アイコンが表示されて、特図1の保留数が1であることが報知されている。また、黒色円形の保留アイコンは、図161(a)に示すように先読み予告態様の保留アイコンである。
図190(b)から引き続く図190(c)は、不図示の特図1表示装置212での特図1変動遊技が開始された状態を示している。特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが表示される。
図190(c)から引き続く図190(d)は、装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。
図190(d)から引き続く図190(e)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図190(d)以降でリーチ演出が開始される。
図190(e)から引き続く図190(f)は、可動体1008が図190(e)に示す状態から演出動作を開始し、可動体1008の透過部1008bの左端がサブ表示装置1030の画面の左端に位置する位置に移動した状態を示している。図190(f)は、可動体1008によって、遊技者が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央を視認し難いように遮蔽した状態を示している。また、透過部1008aを介して装飾図柄表示装置208の画面に表示されている雲の画像と装飾図柄208bの一部が視認されている。また、透過部1008bを介してサブ表示装置1030の表示領域および照明部1014dが視認されている。また、サブ表示装置1030の画面の左半分の領域に表示されているヨットの画像や雲の画像は、透過部1008bを介して視認されている。
図190(f)から引き続く図190(g)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が初期位置から上方に移動して、可動体1008によって隠された状態を示している。また、図190(g)では、可動体1008の背後にあるサブ液晶ユニット1032には、予告画像としての雲の画像が表示されている。サブ液晶ユニット1032の一部が、可動体1006や可動体1008の背後に隠れる演出が行われた図柄変動表示は、可動体1006や可動体1008の背後に隠れる演出が行われない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図190(g)から引き続く図190(h)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図190(g)の状態から下方に移動して、透過部1008bを介して、サブ表示装置1030の画面が視認される状態を示している。図190(h)では、透過部1008bを介して、サブ表示装置1030の右側に表示している予告画像としての雲の画像が視認された状態を示している。
図190(h)から引き続く図190(i)は、可動体1008が図190(h)の状態から右方に移動した状態を示している。図190(i)では、透過部1008bを介して、サブ表示装置1030の画面の右側に表示している予告画像としての雲の画像が視認された状態を示している。
図190(i)から引き続く図190(j)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図190(i)の状態から上方に移動した状態を示している。図190(j)では、透過部1008bを介して視認されていたサブ表示装置1030の右側に表示している予告画像としての雲の画像が視認できない状態を示している。
図190(j)から引き続く図190(k)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が、初期姿勢から時計回りに45°回転した状態を示している。図190(k)では、透過部1008bを介して、サブ表示装置1030の右側に表示している予告画像としての雲の画像が視認された状態を示している。また、図190(k)では、サブ表示装置1030に表示された画像が可動体1008の背後において隠された状態で、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が回転することによって、透過部1008bを介して視認されるサブ表示装置1030に表示された画像の量が変化している。また、当該雲の画像は、図190(i)に示す状態から上方に移動表示されている。
図190(k)から引き続く図190(l)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が、図190(k)に示す状態から時計回りに45°回転(合計90°回転)した状態を示している。図190(l)では、透過部1008bを介して、サブ表示装置1030の右側に表示している予告画像としての雲の画像が視認された状態を示している。また、図190(l)では、サブ表示装置1030に表示された画像が可動体1008の背後において隠された状態で、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が回転することによって、透過部1008bを介して視認されるサブ表示装置1030に表示された画像の量が変化している。
図190(l)から引き続く図190(m)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が、図190(l)に示す状態から時計回りに110°回転(合計200°回転)した状態を示している。図190(m)では、透過部1008bを介して、サブ表示装置1030の右側に表示している予告画像としての雲の画像が視認できない状態を示している。
図190(m)から引き続く図190(n)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が、図190(l)に示す状態から時計回りに160°回転(合計360°回転)して初期姿勢に復帰した状態を示している。図190(m)では、透過部1008bを介して、サブ表示装置1030の右側に表示している予告画像としての雲の画像が視認できない状態を示している。
図190(n)から引き続く図190(o)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が、図190(o)に示す状態から下方に移動して、初期位置に復帰した状態を示している。図190(o)では、透過部1008bを介して、サブ表示装置1030の右側に表示している予告画像としての雲の画像が視認された状態を示している。
図190(o)から引き続く図190(p)は、可動体1008が、図190(o)に示す状態から右方に移動して、初期位置に復帰した状態を示している。図190(p)では、各可動体(可動体1002、1004、1006、1008、1010、1012)の演出動作が終了した状態を示している。
図190(p)から引き続く図190(q)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。本例において、当該特図1変動遊技の結果は大当りである。左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動表示の結果が大当りであることが報知されている。
このように、本実施例におけるパチンコ機100は、可動体1008の背後でサブ液晶ユニット1032が回転することで、可動体1008の透過部1008bを介して遊技者に視認されるサブ液晶ユニット1032における画像(例えば、予告画像としての雲の画像)の面積が変化するように構成される場合がある。当該面積が変化する場合がある図柄変動表示は、当該面積が変化する場合がない図柄変動表示よりも大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、メイン液晶ユニット1001が可動体1006や可動体1008の背後で移動および回転動作を実行する場合があってもよい。この場合においては、本実施例のサブ表示装置1030における演出を装飾図柄表示装置208で実行する場合があってもよい。
(実施例13)
図191は、本実施の形態の実施例13における演出例を示している。図191は、演出状態を時系列で示している。図191は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示している。
図191(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図191(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、図191(a)に示す状態において、可動体1002、1004、1006、1008、1010、1012は初期位置に位置している。可動体1002は、初期位置に位置する場合に全体が遊技者から視認可能となる。また、可動体1006により装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dに表示されている太陽の画像の一部が隠され、当該太陽の画像の他の一部が透過部1006aを介して視認可能となっている。また、可動体1006により演出表示領域208dに表示されている雲の画像の一部が隠され、当該雲の画像の他の一部が透過部1006bを介して視認可能となっている。また、可動体1002により演出表示領域208dに表示されている気球の画像の一部が隠され、当該気球の画像の他の一部が視認可能となっている。また、サブ表示装置1030には、ヨットの画像、雲の画像、および海の景色の画像が表示されている。
図191(a)から引き続く図191(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加した状態を示している。装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、黒色円形の保留アイコンが表示されて、特図1の保留数が1であることが報知されている。また、黒色円形の保留アイコンは、図161(a)に示すように先読み予告態様の保留アイコンである。また、サブ表示装置1030には、装飾図柄表示装置208で表示されている気球の画像と同じ画像が表示されている。装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030において同時に同じキャラクタ画像が表示される場合のある図柄変動表示は、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030において同時に同じキャラクタ画像が表示される場合のない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図191(b)から引き続く図191(c)は、不図示の特図1表示装置212での特図1変動遊技が開始された状態を示している。特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが表示される。
図191(c)から引き続く図191(d)は、装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。
図191(d)から引き続く図191(e)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図191(d)以降でリーチ演出が開始される。
図191(e)から引き続く図191(f)は、可動体1008が初期位置から演出動作を開始し、可動体1008の左部がサブ表示装置1030の画面の左部を隠す位置に移動した状態を示している。図191(f)は、可動体1008によって、遊技者が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央を視認し難いように遮蔽した状態を示している。また、透過部1008aを介して装飾図柄表示装置208の画面に表示されている雲の画像と装飾図柄208bの一部が視認されている。また、透過部1008bを介してサブ表示装置1030の画面が視認されている。図191(f)は、サブ表示装置1030の画面の左部に表示されている気球の画像は可動体1008によって隠され、視認できない状態を示している。また、1008bを介して、サブ表示装置1030に表示されているヨットの画像が視認されている。
図191(f)から引き続く図191(g)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が初期位置から上方に移動して、可動体1008によって隠され、サブ表示装置1030に表示されている気球の画像、およびヨットの画像が視認できない状態を示している。サブ液晶ユニット1032の一部が、可動体1006や可動体1008の背後に隠れる演出が行われた図柄変動表示は、可動体1006や可動体1008の背後に隠れる演出が行われない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図191(g)から引き続く図191(h)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図191(g)の状態から反時計回りに60°回転した状態を示している。図191(h)では、透過部1008bを介してサブ表示装置1030に表示している気球の画像が視認でき、ヨットの画像は可動体1008とオーバーラップすることで視認できない状態を示している。
図191(h)から引き続く図191(i)は、可動体1008が図191(h)の状態から右方に移動した状態を示している。また、図191(i)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図191(h)の状態から反時計回りに240°回転(合計300°回転)した状態を示している。また、図191(i)では、可動体1008によって遮蔽されていない領域においてサブ表示装置1030に表示している気球の一部の画像が視認でき、サブ表示装置1030に表示しているヨットの画像は可動体1008とオーバーラップすることで視認できない状態を示している。
図191(i)から引き続く図191(j)は、可動体1008が図191(i)の状態から左方に移動した状態を示している。また、図191(j)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図191(g)の状態から、反時計回りに60°回転(合計360°回転)する動作と下方の初期位置に移動する動作の両方が並列して行われ、初期姿勢および初期位置に復帰した状態を示している。また、図191(j)では、サブ表示装置1030に表示されていた気球の画像とヨットの画像の両方が消去された状態を示している。
図191(j)から引き続く図191(k)は、可動体1008が、図191(j)に示す状態から右方に移動して、初期位置に復帰した状態を示している。
図191(k)から引き続く図191(l)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。本例において、当該特図1変動遊技の結果ははずれである。左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動表示の結果がはずれであることが報知されている。
このように本実施例のパチンコ機100の演出において、サブ表示装置1030には複数のキャラクタ画像が表示される場合がある。本実施例のパチンコ機100は、サブ液晶ユニット1032が可動体1006や可動体1008の背後の位置で上下方向の移動および回転動作が可能となるように構成されている。また、本実施例のパチンコ機100は、サブ液晶ユニット1032が可動体1008の背後のある位置に移動することで、サブ表示装置1030に表示されている当該複数のキャラクタ画像のうちの全てのキャラクタ画像が遊技者から視認できないように構成される場合と、サブ液晶ユニット1032が可動体1008の背後のある位置に移動することで、サブ表示装置1030に表示されている当該複数のキャラクタ画像のうちの一のキャラクタ画像のみが遊技者から視認できるように構成される場合とがある。また、その際に視認可能となった一のキャラクタ画像がある特定のキャラクタ画像(例えば、予告画像)である場合の図柄変動表示は、その際に視認可能となった一のキャラクタ画像がある特定のキャラクタ画像ではない場合の図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、可動体1006および可動体1008の背後の位置にあるサブ表示装置1030に表示されているうちの一のキャラクタ画像が、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行うことで、視認可能となる場合があってもよい。可動体1006および可動体1008の背後の位置にあるサブ表示装置1030に表示されているうちの一のキャラクタ画像が可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行うことで視認できる場合の図柄変動表示は、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行ったとしても視認できない場合の図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、可動体1006および可動体1008の背後の位置にあるサブ表示装置1030に表示されているうちの一のキャラクタ画像が可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行うことで視認できる場合の図柄変動表示は、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行わないことで視認できない場合の図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、メイン液晶ユニット1001が可動体1006や可動体1008の背後で上下方向の移動および回転動作を実行する場合があってもよい。この場合においては、本実施例のサブ表示装置1030における演出を装飾図柄表示装置208で実行する場合があってもよい。
(実施例14)
図192は、本実施の形態の実施例14における演出例を示している。図192は、演出状態を時系列で示している。図192は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示している。本実施の形態の実施例14および後述する実施例15、16のパチンコ機100は、図174に示すパチンコ機100の構成と異なり、変動アイコンおよび保留アイコンは、サブ液晶表示装置1030に表示される。
図192(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図192(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、図192(a)に示す状態において、可動体1002、1004、1006、1008、1010、1012は初期位置に位置している。可動体1002は、初期位置に位置する場合に全体が遊技者から視認可能となる。また、可動体1006により装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dに表示されている太陽の画像の一部が隠され、当該太陽の画像の他の一部が透過部1006aを介して視認可能となっている。また、可動体1006により演出表示領域208dに表示されている雲の画像の一部が隠され、当該雲の画像の他の一部が透過部1006bを介して視認可能となっている。また、可動体1002により演出表示領域208dに表示されている気球の画像の一部が隠され、当該気球の画像の他の一部が視認可能となっている。また、サブ表示装置1030には、ヨットの画像、雲の画像、および海の景色の画像が表示されている。
図192(a)から引き続く図192(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加した状態を示している。サブ表示装置1030には、白色円形の通常態様の保留アイコンが表示されて、特図1の保留数が1であることが報知されている。また、サブ表示装置1030には、装飾図柄表示装置208で表示されている気球の画像と同じ画像が表示されている。装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030において同時に同じキャラクタ画像が表示される場合のある図柄変動表示は、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030において同時に同じキャラクタ画像が表示される場合のない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図192(b)から引き続く図192(c)は、不図示の特図1表示装置212での特図1変動遊技が開始された状態を示している。また、サブ表示装置1030において、特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが開始されている。また、サブ表示装置1030において、気球の画像が消去された状態を示している。
図192(c)から引き続く図192(d)は、装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、図192(d)は、サブ表示装置1030において、特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了した状態を示している。
図192(d)から引き続く図192(e)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図192(d)以降でリーチ演出が開始される。
図192(e)から引き続く図192(f)は、可動体1008が初期位置から演出動作を開始し、可動体1008の左部がサブ表示装置1030の画面の左部の変動アイコンを隠す位置に移動した状態を示している。図192(f)は、可動体1008によって、遊技者が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央を視認し難いように遮蔽した状態を示している。また、透過部1008aを介して装飾図柄表示装置208の画面に表示されている雲の画像と装飾図柄208bの一部が視認されている。また、透過部1008bを介してサブ表示装置1030の画面が視認されている。図192(f)は、サブ表示装置1030の画面の左部に表示されている変動アイコンと可動体1008とがオーバーラップすることで、変動アイコンが視認できない状態を示している。また、1008bを介して、サブ表示装置1030に表示されているヨットの画像が視認されている。
図192(f)から引き続く図192(g)は、可動体1008が図192(f)の状態から左方に移動した状態を示している。また、図192(g)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が初期位置から上方に移動して、可動体1008によって隠され、サブ表示装置1030に表示されている変動アイコンおよびヨットの画像が視認できない状態を示している。サブ液晶ユニット1032の一部が、可動体1006や可動体1008の背後に隠れる演出が行われた図柄変動表示は、可動体1006や可動体1008の背後に隠れる演出が行われない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図192(g)から引き続く図192(h)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図192(g)の状態から反時計回りに60°回転した状態を示している。また、図192(h)では、サブ表示装置1030に気球の画像が表示され、透過部1008bを介して当該気球の画像が視認された状態を示している。また、サブ表示装置1030に表示されているヨットの画像は、可動体1008とオーバーラップすることで視認できない。また、図192(h)では、サブ液晶ユニット1032の回転動作が行われることで、サブ表示装置1030に表示されている変動アイコンが通常態様(白色円形)から予告態様(白色ひし形)に変化し、透過部1008bを介して予告態様の変動アイコンが視認された状態を示している。本実施例の演出では、サブ液晶ユニット1032の回転動作が行われることで、透過部1008bを介して、通常の態様の変動アイコンが予告態様に変化する様を遊技者に視認させる場合があるし、通常の態様の変動アイコンが予告態様に変化した後に遊技者に視認させる場合がある。
図192(h)から引き続く図192(i)は、可動体1008が図192(h)の状態から反時計回りに200°回転(合計360°回転)し、初期姿勢に復帰した状態を示している。また、図192(i)では、サブ表示装置1030に表示されている気球の画像、ヨットの画像、および予告態様の変動アイコンが可動体1008とオーバーラップすることで視認できない状態を示している。
図192(i)から引き続く図192(j)は、可動体1008が図192(i)の状態から下方に移動し、初期位置に復帰した状態を示している。また、図192(j)では、サブ表示装置1030に表示されている予告態様の変動アイコンが、透過部1008bを介して視認された状態を示している。また、図192(j)では、サブ表示装置1030において、ヨットの画像および気球の画像は、視認できない状態を示している。
図192(j)から引き続く図192(k)は、可動体1008が、図192(j)に示す状態から右方に移動して、初期位置に復帰した状態を示している。
図192(k)から引き続く図192(l)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。本例において、当該特図1変動遊技の結果は大当りである。左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動表示の結果が大当りであることが報知されている。
このように本実施例のパチンコ機100の演出において、サブ表示装置1030には複数のキャラクタ画像、変動アイコン、および保留アイコンが表示される場合がある。本実施例のパチンコ機100は、サブ液晶ユニット1032が可動体1006や可動体1008の背後の位置で上下方向の移動および回転動作が可能となるように構成されている。また、本実施例のパチンコ機100は、サブ液晶ユニット1032が可動体1008の背後のある位置に移動することで、サブ表示装置1030に表示されている当該複数のキャラクタ画像のうちの全てのキャラクタ画像、変動アイコン、および保留アイコンが遊技者から視認できないように構成される場合と、サブ液晶ユニット1032が可動体1008の背後のある位置に位置することで、サブ表示装置1030に表示されている当該複数のキャラクタ画像のうちの一のキャラクタ画像、および変動アイコンの両方のみが遊技者から視認できるように構成される場合とがある。また、その際に視認可能となった一のキャラクタ画像がある特定のキャラクタ画像(例えば、予告画像)である場合、または変動アイコンが予告態様である場合のいずれかの場合がある図柄変動表示は、その際に視認可能となった一のキャラクタ画像がある特定のキャラクタ画像でなく、変動アイコンが予告態様でない場合の図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、本実施例のパチンコ機100は、サブ液晶ユニット1032が可動体1006や可動体1008の背後のある位置に移動することで、当該複数のキャラクタ画像のうちの全てのキャラクタ画像、変動アイコン、および保留アイコンを遊技者が視認できるように構成される場合があってもよいし、変動アイコン、および保留アイコンのみを遊技者が視認できるように構成される場合があってもよいし、変動アイコンのみを遊技者が視認できるように構成される場合があってもよいし、保留アイコンのみを遊技者が視認できるように構成される場合があってもよい。
また、可動体1006および可動体1008の背後の位置にあるサブ表示装置1030に表示されているうちの一のキャラクタ画像や変動アイコンが、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行うことで、視認可能となる場合があってもよい。可動体1006および可動体1008の背後の位置にあるサブ表示装置1030に表示されているうちの一のキャラクタ画像や変動アイコンが可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行うことで視認できる場合の図柄変動表示は、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行ったとしても視認できない場合の図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、可動体1006および可動体1008の背後の位置にあるサブ表示装置1030に表示されているうちの一のキャラクタ画像や変動アイコンが可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行うことで視認できる場合のある図柄変動表示は、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行わないことで視認できない場合の図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、メイン液晶ユニット1001が可動体1006や可動体1008の背後で上下方向の移動および回転動作を実行する場合があってもよい。この場合においては、本実施例のサブ表示装置1030における演出を装飾図柄表示装置208で実行する場合があってもよい。
(実施例15)
図193は、本実施の形態の実施例15における演出例を示している。図193は、演出状態を時系列で示している。図193は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示している。
図193(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図193(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、図193(a)に示す状態において、可動体1002、1004、1006、1008、1010、1012は初期位置に位置している。可動体1002は、初期位置に位置する場合に全体が遊技者から視認可能となる。また、可動体1006により装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dに表示されている太陽の画像の一部が隠され、当該太陽の画像の他の一部が透過部1006aを介して視認可能となっている。また、可動体1006により演出表示領域208dに表示されている雲の画像の一部が隠され、当該雲の画像の他の一部が透過部1006bを介して視認可能となっている。また、可動体1002により演出表示領域208dに表示されている気球の画像の一部が隠され、当該気球の画像の他の一部が視認可能となっている。また、サブ表示装置1030には、ヨットの画像、雲の画像、および海の景色の画像が表示されている。
図193(a)から引き続く図193(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加した状態を示している。サブ表示装置1030には、白色円形の通常態様の保留アイコンが表示されて、特図1の保留数が1であることが報知されている。また、サブ表示装置1030には、装飾図柄表示装置208で表示されている気球の画像と同じ画像が表示されている。装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030において同時に同じキャラクタ画像が表示される場合のある図柄変動表示は、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030において同時に同じキャラクタ画像が表示される場合のない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図193(b)から引き続く図193(c)は、不図示の特図1表示装置212での特図1変動遊技が開始された状態を示している。また、サブ表示装置1030において、特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが開始されている。また、サブ表示装置1030において、気球の画像が消去された状態を示している。
図193(c)から引き続く図193(d)は、装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、図193(d)は、サブ表示装置1030において、特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了した状態を示している。また、図193(d)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加した状態を示している。サブ表示装置1030には、白色円形の通常態様の保留アイコンが表示されて、特図1の保留数が1であることが報知されている。
図193(d)から引き続く図193(e)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図193(d)以降でリーチ演出が開始される。
図193(e)から引き続く図193(f)は、可動体1008が初期位置から演出動作を開始し、可動体1008の左部がサブ表示装置1030に表示されている保留アイコンを隠す位置に移動した状態を示している。図193(f)は、可動体1008によって、遊技者が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央を視認し難いように遮蔽した状態を示している。また、透過部1008aを介して装飾図柄表示装置208の画面に表示されている雲の画像と装飾図柄208b、208cの一部が視認されている。また、透過部1008bを介してサブ表示装置1030の画面が視認されている。図193(f)は、サブ表示装置1030の画面の左部に表示されている保留アイコンと可動体1008とがオーバーラップすることで、保留アイコンが視認できない状態を示している。また、可動体1008によって遮蔽されていない領域で、サブ表示装置に表示されている変動アイコンが視認されている。
図193(f)から引き続く図193(g)は、可動体1008が図193(f)の状態から左方に移動した状態を示している。また、図193(g)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が初期位置から上方に移動して、可動体1008によって隠され、サブ表示装置1030に表示されている変動アイコン、保留アイコンおよびヨットの画像が視認できない状態を示している。サブ液晶ユニット1032の一部が可動体1006や可動体1008の背後に隠れる演出が行われた図柄変動表示は、可動体1006や可動体1008の背後に隠れる演出が行われない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図193(g)から引き続く図193(h)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図192(g)の状態から反時計回りに60°回転した状態を示している。また、図193(h)では、サブ液晶ユニット1032の回転動作が行われることで、サブ表示装置1030に表示されている保留アイコンが通常態様(白色円形)から先読み予告態様(白色ひし形)に変化し、透過部1008bを介して、通常態様の変動アイコンおよび先読み予告態様の保留アイコンが視認された状態を示している。本実施例の演出では、サブ液晶ユニット1032の回転動作が行われることで、透過部1008bを介して、通常の態様の保留アイコンが先読み予告態様に変化する様を遊技者に視認させる場合があるし、通常の態様の保留アイコンが先読み予告態様に変化した後に遊技者に視認させる場合がある。
図193(h)から引き続く図193(i)は、可動体1008が図193(h)の状態から反時計回りに300°回転(合計360°回転)し、初期姿勢に復帰した状態を示している。また、図193(i)では、サブ表示装置1030に表示されている気球の画像、ヨットの画像、通常態様の変動アイコン、および先読み予告態様の保留アイコンが可動体1008とオーバーラップすることで視認できない状態を示している。
図193(i)から引き続く図193(j)は、可動体1008が図193(i)の状態から下方に移動し、初期位置に復帰した状態を示している。また、図193(j)では、サブ表示装置1030に表示されている通常態様の変動アイコン、および予告態様の変動アイコンが、透過部1008bを介して視認された状態を示している。また、図193(j)では、サブ表示装置1030において、ヨットの画像は、視認できない状態を示している。
図193(j)から引き続く図193(k)は、可動体1008が、図193(j)に示す状態から右方に移動して、初期位置に復帰した状態を示している。
図193(k)から引き続く図193(l)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。本例において、当該特図1変動遊技の結果ははずれである。左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動表示の結果がはずれであることが報知されている。
図193(l)から引き続く図193(m)は、不図示の特図1表示装置212での特図1変動遊技が開始された状態を示している。また、サブ表示装置1030において、特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが開始されている。
図193(m)から引き続く図193(n)は、サブ表示装置1030において、特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了した状態を示している。また、図193(n)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図193(n)以降で所定のリーチ演出が開始される。
図193(n)から引き続く図193(o)は、所定のリーチ演出が終了後に、特図1変動遊技が終了した状態を示している。本例において、当該特図1変動遊技の結果は大当りである。左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動表示の結果が大当りであることが報知されている。このように、先読み予告態様をした保留アイコンに対応する保留が消化されて開始された図柄変動は、通常態様をした保留アイコンに対応する保留が消化されて開始された図柄変動よりも最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
このように本実施例のパチンコ機100の演出において、サブ表示装置1030には複数のキャラクタ画像、変動アイコン、および保留アイコンが表示される場合がある。本実施例のパチンコ機100は、サブ液晶ユニット1032が可動体1006や可動体1008の背後の位置で上下方向の移動および回転動作が可能となるように構成されている。また、本実施例のパチンコ機100は、サブ液晶ユニット1032が可動体1008の背後のある位置に移動することで、サブ表示装置1030に表示されている当該複数のキャラクタ画像のうちの全てのキャラクタ画像、変動アイコン、および保留アイコンが遊技者から視認できないように構成される場合と、サブ液晶ユニット1032が可動体1008の背後のある位置に位置することで、サブ表示装置1030に表示されている変動アイコン、および保留アイコンの両方のみが遊技者から視認できるように構成される場合がある。また、その際に視認可能となった保留アイコンが先読み予告態様である場合は、その際に視認可能となった保留アイコンが先読み予告態様でない場合と比較して、当該保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される特図変動遊技において大当り図柄態様が確定表示されやすい場合があってもよい。また、本実施例のパチンコ機100は、サブ液晶ユニット1032が可動体1006や可動体1008の背後のある位置に移動することで、当該複数のキャラクタ画像のうちの全てのキャラクタ画像、変動アイコン、および保留アイコンを遊技者が視認できるように構成される場合があってもよいし、変動アイコン、および保留アイコンのみを遊技者が視認できるように構成される場合があってもよいし、変動アイコンのみを遊技者が視認できるように構成される場合があってもよいし、保留アイコンのみを遊技者が視認できるように構成される場合があってもよい。
また、可動体1006および可動体1008の背後の位置にあるサブ表示装置1030に表示されているうちの変動アイコンや保留アイコンが、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行うことで、視認可能となる場合があってもよい。可動体1006および可動体1008の背後の位置にあるサブ表示装置1030に表示されているうちの変動アイコンや保留アイコンが可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行うことで視認できる場合のある図柄変動表示は、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行ったとしても視認できる場合のない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。可動体の移動前後で変動アイコンや保留アイコンの視認可能な部分が異なる場合がある先読み予告が実行された場合には、可動体の移動前後で変動アイコンや保留アイコンの視認可能な部分が異なる場合がない先読み予告が実行された場合よりも、先読み対象となる図柄変動表示で大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、可動体1006および可動体1008の背後の位置にあるサブ表示装置1030に表示されているうちの変動アイコンや保留アイコンが、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行うことで、視認できる場合のある図柄変動表示は、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行わないことで視認できない場合の図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、メイン液晶ユニット1001が可動体1006や可動体1008の背後で上下方向の移動および回転動作を実行する場合があってもよい。この場合においては、本実施例のサブ表示装置1030における演出を装飾図柄表示装置208で実行する場合があってもよい。
(実施例16)
図194は、本実施の形態の実施例16における演出例を示している。図194は、演出状態を時系列で示している。図194は、図174に示すパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示している。
図194(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。また、図194(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。また、図194(a)に示す状態において、可動体1002、1004、1006、1008、1010、1012は初期位置に位置している。可動体1002は、初期位置に位置する場合に全体が遊技者から視認可能となる。また、可動体1006により装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dに表示されている太陽の画像の一部が隠され、当該太陽の画像の他の一部が透過部1006aを介して視認可能となっている。また、可動体1006により演出表示領域208dに表示されている雲の画像の一部が隠され、当該雲の画像の他の一部が透過部1006bを介して視認可能となっている。また、可動体1002により演出表示領域208dに表示されている気球の画像の一部が隠され、当該気球の画像の他の一部が視認可能となっている。また、サブ表示装置1030には、ヨットの画像、雲の画像、および海の景色の画像が表示されている。
図194(a)から引き続く図194(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加した状態を示している。サブ表示装置1030には、白色円形の通常態様の保留アイコンが表示されて、特図1の保留数が1であることが報知されている。また、サブ表示装置1030には、装飾図柄表示装置208で表示されている気球の画像と同じ画像が表示されている。装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030において同時に同じキャラクタ画像が表示される場合のある図柄変動表示は、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030において同時に同じキャラクタ画像が表示されない場合の図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図194(b)から引き続く図194(c)は、不図示の特図1表示装置212での特図1変動遊技が開始された状態を示している。また、サブ表示装置1030において、特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが開始されている。また、サブ表示装置1030において、気球の画像が消去された状態を示している。
図194(c)から引き続く図194(d)は、装飾図柄の変動表示が開始された状態を示している。また、図194(d)は、サブ表示装置1030において、特図1変動遊技の開始後に保留アイコンが変動アイコンとなって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了した状態を示している。
図194(d)から引き続く図194(e)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図194(d)以降でリーチ演出が開始される。
図194(e)から引き続く図194(f)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1の保留数が0から1に増加した状態を示している。サブ表示装置1030には、白色円形の通常態様の保留アイコンが表示されて、特図1の保留数が1であることが報知されている。また、図194(f)は、可動体1008が初期位置から演出動作を開始し、可動体1008の透過部1008bを介して、サブ表示装置1030に表示された変動アイコン、および保留アイコンが視認可能となる位置に移動した状態を示している。また、図194(f)は、可動体1008によって、遊技者が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央を視認し難いように遮蔽した状態を示している。また、透過部1008aを介して装飾図柄表示装置208の画面に表示されている雲の画像と装飾図柄208b、208cの一部が視認されている。また、透過部1008bを介してサブ表示装置1030の画面が視認されている。
図194(f)から引き続く図194(g)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が初期位置から上方に移動して、可動体1008によって隠され、サブ表示装置1030に表示されている変動アイコン、保留アイコンおよびヨットの画像が視認できない状態を示している。サブ液晶ユニット1032の一部が、可動体1006や可動体1008の背後に隠れる演出が行われた図柄変動表示は、可動体1006や可動体1008の背後に隠れる演出が行われない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図194(g)から引き続く図194(h)は、可動体1008の背後において、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図192(g)の状態から反時計回りに60°回転した状態を示している。また、図193(h)では、サブ液晶ユニット1032の回転動作が行われることで、サブ表示装置1030に表示されている保留アイコンが通常態様(白色円形)から先読み予告態様(白色ひし形)に変化し、透過部1008bを介して、通常態様の変動アイコンおよび先読み予告態様の保留アイコンが視認された状態を示している。本実施例の演出では、サブ液晶ユニット1032の回転動作が行われることで、透過部1008bを介して、通常の態様の保留アイコンが先読み予告態様に変化する様を遊技者に視認させる場合があるし、通常の態様の保留アイコンが先読み予告態様に変化した後に遊技者に視認させる場合がある。
図194(h)から引き続く図194(i)は、可動体1008が図194(h)の状態から反時計回りに300°回転(合計360°回転)し、初期姿勢に復帰した状態を示している。また、図194(i)では、サブ表示装置1030に表示されているヨットの画像、通常態様の変動アイコン、および先読み予告態様の保留アイコンが可動体1008とオーバーラップすることで視認できない状態を示している。
図194(i)から引き続く図194(j)は、可動体1008が図194(i)の状態から下方に移動し、初期位置に復帰した状態を示している。また、サブ表示装置1030には、ボタンを模した画像とその上方に「プッシュ」の文字列画像、およびボタンを押下の有効期間を表示するメータ画像が、保留アイコンにオーバーラップして表示されている。また、先読み予告態様をした保留アイコンが、ボタンを模した画像等に変化する場合があってもよい。また、図194(j)は、変動アイコン、およびボタンを模した画像とその上方に「プッシュ」の文字列画像が、透過部1008bを介して視認された状態を示し、メータ画像は可動体1008によって隠されることで視認できない状態を示している。また、図194(j)では、サブ表示装置1030において、ヨットの画像は、視認できない状態を示している。
図194(j)から引き続く図194(k)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図194(j)の状態から上方に移動し、透過部1008aを介してサブ表示装置1030の画面が視認可能となる状態を示している。また、図194(k)では、透過部1008aを介して、サブ表示装置1030に表示されている「プッシュ」の文字列画像が視認できる状態を示している。また、サブ表示装置1030に表示されている変動アイコン、ボタンを模した画像、およびメータ画像は、可動体1008によって隠されることで視認できない状態を示している。透過部1008aを介して、サブ表示装置1030の画面が視認される場合のある図柄変動表示は、サブ表示装置1030の画面が視認される場合のない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図194(k)から引き続く図194(l)は、遊技者がチャンスボタン136の操作有効期間においてチャンスボタン136の押下した状態を示している。また、サブ表示装置1030において、遊技者のチャンスボタン136の押下に基づいて、「プッシュ」の文字列画像が消去して、ボタンを模した画像およびその周辺にエフェクト画像が表示されている。また、図194(l)では、当該エフェクト画像が透過部1008bを介して視認された状態を示している。
図194(l)から引き続く図194(m)は、遊技者がチャンスボタン136の操作有効期間においてチャンスボタン136の押下したことに基づいて、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図194(l)の状態から最上方の位置に移動した状態を示している。また、図194(m)では、サブ表示装置1030に表示されているボタン画像の一部とエフェクト画像が、透過部1008aを介して、視認された状態を示している。
図194(m)から引き続く図194(n)は、可動体1008が図194(m)の状態から右方に移動して、初期位置に復帰した状態を示している。また、サブ表示装置1030には、変動アイコン、ボタン画像、およびエフェクト画像が表示されている。
図194(n)から引き続く図194(o)は、遊技者がチャンスボタン136の操作有効期間においてチャンスボタン136の押下したことに応じて、可動体1002のサブ液晶ユニット1032の回転動作が実行された状態を示している。図194(o)では、サブ液晶ユニット1032が図194(n)の状態から反時計回りに60°回転した状態を示している。
図194(o)から引き続く図194(p)は、可動体1002のサブ液晶ユニット1032が図194(o)の状態から反時計回りに300°回転(合計360°回転)して初期姿勢に復帰した後に、下方の初期位置に復帰した状態を示している。また、チャンスボタン136の押下したことに応じて実行される可動体1002のサブ液晶ユニット1032の動作は、反時計回りに回転する動作と下方の初期位置に移動する動作の両方が並列して行われ、初期姿勢および初期位置に復帰する場合があってもよい。
図194(p)から引き続く図194(q)は、サブ表示装置1030において、ボタン画像およびエフェクト画像が消去され、通状態様の変動アイコンが予告態様の変動アイコンに変化した状態を示している。また、図194(q)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。本例において、当該特図1変動遊技の結果は大当りである。左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動表示の結果が大当りであることが報知されている。チャンスボタン136の押下に基づくサブ液晶ユニット1032の回転動作が行われた図柄変動表示は、チャンスボタン136の押下に基づくサブ液晶ユニット1032の回転動作が行われない図柄変動表示よりも、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
このように本実施例のパチンコ機100の演出において、サブ表示装置1030には複数のキャラクタ画像、変動アイコン、保留アイコン、およびチャンスボタン136の押下を促す画像が表示される場合がある。本実施例のパチンコ機100は、サブ液晶ユニット1032が可動体1006や可動体1008の背後の位置で上下方向の移動および回転動作が可能となるように構成されている。また、本実施例のパチンコ機100は、サブ液晶ユニット1032が可動体1008の背後のある位置に移動することで、サブ表示装置1030に表示されている複数のキャラクタ画像のうちの全てのキャラクタ画像、変動アイコン、保留アイコン、およびチャンスボタン136の押下を促す画像が遊技者から視認できないように構成される場合と、サブ液晶ユニット1032が可動体1008の背後のある位置に位置することで、サブ表示装置1030に表示されている変動アイコン、およびチャンスボタン136の押下を促す画像の両方のみが遊技者から視認できるように構成される場合がある。また、本実施例のパチンコ機100は、サブ液晶ユニット1032が可動体1006や可動体1008の背後のある位置に移動することで、当該複数のキャラクタ画像のうちの全てのキャラクタ画像、変動アイコン、保留アイコン、およびチャンスボタン136の押下を促す画像を遊技者が視認できるように構成される場合があってもよいし、保留アイコン、およびチャンスボタン136の押下を促す画像のみを遊技者が視認できるように構成される場合があってもよいし、変動アイコンのみを遊技者が視認できるように構成される場合があってもよいし、保留アイコンのみを遊技者が視認できるように構成される場合があってもよいし、チャンスボタン136の押下を促す画像のみを遊技者が視認できるように構成される場合があってもよい。
また、可動体1006および可動体1008の背後の位置にあるサブ表示装置1030に表示されているうちの変動アイコンや保留アイコンやチャンスボタン136の押下を促す画像が、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行うことで、視認可能となる場合があってもよい。可動体1006および可動体1008の背後の位置にあるサブ表示装置1030に表示されているうちの変動アイコンや保留アイコンやチャンスボタン136の押下を促す画像が、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行うことで視認できる場合のある図柄変動表示は、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行ったとしても視認できる場合のない図柄変動表示と比較して、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。可動体の移動前後で変動アイコンや保留アイコンやチャンスボタン136の押下を促す画像の視認可能な部分が異なる場合がある先読み予告が実行された場合には、可動体の移動前後で変動アイコンや保留アイコンやチャンスボタン136の押下を促す画像の視認可能な部分が異なる場合がない先読み予告が実行された場合よりも、先読み対象となる図柄変動表示で大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。可動体1006および可動体1008の背後の位置にあるサブ表示装置1030に表示されているうちの変動アイコンや保留アイコンやチャンスボタン136の押下を促す画像が、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行うことで視認できる場合は、可動体1006および可動体1008の両方の可動体が移動動作を行わないことで視認できない場合と比較して、先読み対象となる図柄変動表示で大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、メイン液晶ユニット1001が可動体1006や可動体1008の背後で上下方向の移動および回転動作を実行する場合があってもよい。この場合においては、本実施例のサブ表示装置1030における演出を装飾図柄表示装置208で実行する場合があってもよい。
(実施例17)
本実施の形態の実施例17のサブ表示装置1030における演出例について図195を用いて説明する。また、図195および後述する各図では、各実施例における特図1変動遊技の演出例が時系列で示されている。また、サブ表示装置1030の図柄表示領域1030a〜1030cにおける装飾図柄の変動を白抜き太矢印で表している。なお、図195および後述する図196に示すサブ表示装置1030の演出が表示されている期間においては、装飾図柄表示装置208では、サブ表示装置1030の演出とは別の演出が表示されている。当該別の演出としては、例えば、装飾図柄を表示しないで所定の背景やキャラクタを表示する演出であってもよいし、装飾図柄を表示して所定の背景やキャラクタを表示する演出であってもよい。また、図195および図196に示すサブ表示装置1030の演出が実行されている期間においては、装飾図柄表示装置208では、サブ表示装置1030の演出と同じ演出が実行されてもよい。
まず、図195(a)を参照しつつ、図195および後述する図196の共通点について説明する。図195(a)に示すように、サブ表示装置1030の表示領域内の左上部には、「L」の字を上下反転させた形状の装飾枠F1が表示されている。装飾枠F1内の左上部には正方形状の特図1保留数表示領域1931が設けられ、その右方には正方形の特図2保留数表示領域1932が設けられ、特図1保留数表示領域1931の下方には特図1第4図柄表示領域1933が設けられ、その下方には特図2第4図柄表示領域1934が設けられている。特図1保留数表示領域1931では特図1の保留数が数字で表示され、例えば、特図1の保留が無い場合は「0」が表示される。特図2保留数表示領域1932では特図2の保留数が数字で表示され、例えば、特図2の保留が無い場合は「0」が表示される。また、特図1第4図柄表示領域1933には、特図1変動遊技が実行中の場合は、第4図柄の変動表示として特図1変動遊技が実行中であることを報知する「/」、「\」の画像が交互に表示され、特図1変動遊技が非実行中である場合(特図1が停止表示中の場合)は、第4図柄表示として「−」または「○」の画像が表示される。「−」は特図1変動遊技の結果がはずれである場合に表示される第4図柄であり、「○」は特図1変動遊技の結果が大当りである場合に表示される第4図柄である。なお、特図1変動遊技の結果に関係なく特図1変動遊技の非実行中には第4図柄として「−」が表示されるようにしてもよい。また、特図2第4図柄表示領域1934には、特図2変動遊技が実行中の場合は、第4図柄の変動表示として特図2変動遊技が実行中であることを報知する「/」、「\」の画像が交互に表示され、特図2変動遊技が非実行中である場合(特図2が停止表示中の場合)は、第4図柄表示として「−」または「○」の画像が表示される。「−」は特図2変動遊技の結果がはずれである場合に表示される第4図柄であり、「○」は特図2変動遊技の結果が大当りである場合に表示される第4図柄である。なお、特図2変動遊技の結果に関係なく特図2変動遊技の非実行中には第4図柄として「−」が表示されるようにしてもよい。
サブ表示装置1030の表示領域内の下方には、横長の長方形状の装飾枠F2が表示されている。装飾枠F2の中央には、左右の枠の一部が開口している正方形状の変動アイコン表示領域1940が設けられている。なお、変動アイコンは、後述する保留アイコン表示領域1930に表示される保留アイコンとは異なる表示サイズ(例えば、保留アイコンよりも大きい表示サイズ)で表示されるようにしてもよい。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合がある。
変動アイコン表示領域1940の左方には特図1保留アイコン表示領域1950が設けられており、変動アイコン表示領域1940の右方には特図2保留アイコン表示領域1960が設けられている。特図1保留アイコン表示領域1950は、左から右に向かって、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域の4つの領域に大まかに分かれている。第1〜第4の各領域は、それぞれ1番目〜4番目の特図1の保留順位に対応している。すなわち、第1領域には最先(最も過去に記憶された)の特図1の保留に対応する特図1保留アイコンが表示可能となっており、同様に第2〜第4領域には2〜4個目の特図1の保留に対応する特図1保留アイコンがそれぞれ表示可能となっている。同様に、特図2保留アイコン表示領域1960は、左から右に向かって、第1領域、第2領域、第3領域、第4領域の4つの領域に大まかに分かれている。第1〜第4の各領域は、それぞれ1番目〜4番目の特図2の保留順位に対応している。すなわち、第1領域には最先(最も過去に記憶された)の特図2の保留に対応する特図2保留アイコンが表示可能となっており、同様に第2〜第4領域には2〜4個目の特図2の保留に対応する特図2保留アイコンがそれぞれ表示可能となっている。また、特図1保留アイコン表示領域1950および特図2保留アイコン表示領域1960では、保留アイコンの移動を表す各種アニメーションが実行される。
特図1保留表示領域1950の左方には、正方形状のナビゲーションキャラクタ表示領域1970が設けられている。ナビゲーションキャラクタ表示領域1970には、商人のキャラクタ画像H1が表示されている。商人のキャラクタ画像H1は、チュートリアル演出等の説明演出や予告(当該変動の予告や先読み予告)演出等に用いられる。
特図2保留表示領域1960の右方には、正方形状の演出カスタム状態表示領域1980が設けられている。演出カスタム状態表示領域1980には、パチンコ機1000の演出カスタム状態に応じて「レベル1〜99」までの表示がされる。演出カスタム状態のレベルは、例えば、出現率の低い演出が行われることによって上昇するように設定されている。なお、演出カスタム状態のレベルは、遊技球が所定数打たれた場合や、所定の演出が実行された場合や、大当りに当選した場合にも上昇するように設定されていてもよい。
図195(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。サブ表示装置1030の左中右図柄表示領域1030a〜1030cでは、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す図柄組合せ「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示されている。特図1第4図柄表示領域1933には、はずれを報知する「−」の表示態様の第4図柄が停止表示されている。なお、特図2第4図柄表示領域1934には、直近の特図2変動遊技の結果がはずれであったことを報知する「−」の表示態様の第4図柄が停止表示されている。また、特図1保留数表示領域1931には特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示され、特図2保留数表示領域1932には特図2の保留数が0であることを示す「0」が表示されている。特図1保留アイコン表示領域1950には白色円形で表示されたデフォルトの特図1保留アイコン1951が表示されている。
図195(b)は、特図1の保留が消化されて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。サブ表示装置1030の左中右図柄表示領域1030a〜1030cでは装飾図柄の変動表示が実行されている。特図1第4図柄表示領域1933では第4図柄の変動表示が実行されている。また、特図1保留数表示領域1931では「0」が表示され、特図1の保留数が1減少して特図1の保留数が0になったことが報知されている。
また、特図1の保留が1個減少し、特図1変動遊技が開始されると、サブ表示装置1030の変動アイコン表示領域1940および特図1保留アイコン表示領域1950では、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが実行される。保留・変動アイコン間の移動アニメーションでは、特図1保留アイコン表示領域1950の第1領域に表示されていた特図1保留アイコン1951が、変動アイコン1941となって、変動アイコン表示領域1940に移動する。図195(b)中の変動アイコン1941の左上方に示す右向き矢印は、変動アイコン1941の移動方向を表している。
図195(c)は、サブ表示装置1030の左図柄表示領域1030aに「装飾2」が仮停止表示され、保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了し、変動アイコン表示領域1940に変動アイコン1941が表示された状態を示している。また、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域1931では「1」が表示され、特図1保留アイコン表示領域1950の第1領域に白色円形で表示されたデフォルトの特図1保留アイコン1952が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。図195(b)中の特図1保留アイコン1952の左方に示す上向き矢印は、特図1保留アイコン1952の移動方向を表している。また、図195(c)では、サブ表示装置1030のナビゲーションキャラクタ表示領域1970に表示されている商人のキャラクタ画像H1のセリフを表す吹き出し画像が演出表示領域1030dの左下部に表示開始されている。当該吹き出し画像は、商人のキャラクタ画像H1による予告に用いられる画像である。
図195(d)は、サブ表示装置1030の左図柄表示領域1030a、および右図柄表示領域1030cに「装飾2」が仮停止表示された状態を示している。また、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域1931では「2」が表示され、特図1保留アイコン表示領域1950の第2領域に黒色円形で表示された特図1保留アイコン1953が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。図195(d)中の特図1保留アイコン1953の左方に示す上向き矢印は、特図1保留アイコン1953の移動方向を表している。また、商人のキャラクタ画像H1のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス?」の文字列の画像が表示されリーチ演出に発展することを期待させる演出が実行されている。また、「保留変化」の文字列の画像を含む略四角形の形状の保留変化画像H2が、中図柄表示領域1030b、および右図柄表示領域1030cに表示された装飾図柄とオーバーラップして表示される。保留変化画像H2は、表示中の保留アイコンや変動アイコンの表示態様を変化させる先読み予告や当該変動の予告の演出が実行されることを報知するために表示される画像である。本例では、保留変化画像H2により表示中の保留アイコンの表示態様が変化する変化アニメーションが実行されることが報知される。なお、保留変化画像H2は、特図1の保留アイコンを変化させる場合にのみ表示される表示であってもよいし、特図2の保留アイコンを変化させる場合にのみ表示される表示であってもよいし、変動アイコンを変化させる場合にのみ表示される表示であってもよいし、特図1および特図2の保留アイコンを変化させる場合にのみ表示される表示であってもよいし、特図2の保留アイコンおよび変動アイコンを変化させる場合にのみ出現する表示であってもよいし、特図1の保留アイコン、特図2の保留アイコン、および変動アイコンを変化させる場合にのみ出現する表示であってもよい。
図195(e)は、サブ表示装置1030の左中右図柄表示領域1030a〜1030cに「装飾2−装飾4−装飾2」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。また、変動アイコン表示領域1940に表示されていた変動アイコン1941が下方に移動する消去アニメーションが表示され、変動アイコン1941が徐々に消去される。また、図195(e)では、特図1保留アイコン1952の表示態様が「白→黒」に変化する変化アニメーションが実行された状態を示している。当該変化アニメーションでは、保留変化画像H2から特図1保留アイコン1952に落雷する画像が表示され、特図1保留アイコン1951にオーバーラップしてエフェクト画像が表示される。当該エフェクト画像は特図1保留アイコン1952、1953よりも前面側に表示され、当該エフェクト画像によって、特図1保留アイコン1952の全体と特図1保留アイコン1953の一部が隠される。
図195(f)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。サブ表示装置1030の左中右図柄表示領域1030a〜1030cでは、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであったことを示す図柄組合せ「装飾2−装飾4−装飾2」が停止表示されている。また、図195(f)では、変化アニメーションが終了し、図195(e)で示した保留変化画像H2、エフェクト画像が消去され、特図1保留アイコン1952の表示態様が白色円形から黒色円形に変化している。
図195(g)は、最先の特図1の保留が消化されて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。サブ表示装置1030の左中右図柄表示領域1030a〜1030cでは装飾図柄の変動表示が実行されている。特図1第4図柄表示領域1933では第4図柄の変動表示が実行されている。また、特図1保留数表示領域1931では「1」が表示され、特図1保留アイコン1952が変動アイコンとなり、保留・変動アイコン間の移動アニメーション、特図1保留アイコン1953の移動アニメーションが開始されている。また、図195(g)では、サブ表示装置1030のナビゲーションキャラクタ表示領域1970に表示されている商人のキャラクタ画像H1のセリフを表す吹き出し画像が演出表示領域1030dの左下部に表示開始されている。
図195(h)は、保留・変動アイコン間の移動アニメーションおよび特図1保留アイコン1953の移動アニメーションが終了した状態を示している。また、図195(h)では、商人のキャラクタ画像H1のセリフを表す吹き出し画像内には「殿〜」の文字列の画像が表示され、後述する殿のキャラクタ画像H3が出現することを示唆する演出が実行されている。殿のキャラクタ画像H3は、図161(b)に示した「回転」の予告の演出(以下、「回転表示予告演出」と称する場合がある。)に用いられるキャラクタ画像である。
図195(i)は、サブ表示装置1030の左図柄表示領域1030aに「装飾3」が仮停止表示された状態を示している。また、演出表示領域1030dの右上部に殿のキャラクタ画像H3が表示され、殿のキャラクタ画像H3のセリフを表す吹き出し画像内には「呼んだ?」の文字列の画像が表示されている。また、商人のキャラクタ画像H1のセリフを表す吹き出し画像には「殿!」の文字列の画像が表示されている。
図195(j)は、サブ表示装置1030の左図柄表示領域1030a、および右図柄表示領域1030cに「装飾3」が仮停止表示され、リーチ演出が開始された状態を示している。また、商人のキャラクタ画像H1のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス?」の文字列の画像が表示され、その後に殿のキャラクタ画像H3のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス!」の文字列の画像が表示されている。殿のキャラクタ画像H3のセリフを表す「チャンス!」の文字列の画像が表示されることで、回転表示予告演出が実行されることが示唆される。
図195(k)は、サブ表示装置1030がサブ表示装置1030の中心を回転中心として遊技者から見て反時計回りに45°回転したサブ表示装置1030の画面を示している。また、特図1第4図柄表示領域1933に表示された第4図柄、および中図柄表示領域1030bの装飾図柄の変動表示は、回転表示予告演出の実行中においても実行されている。また、特図1第4図柄表示領域1933に表示された第4図柄、および中図柄表示領域1030bの装飾図柄の変動表示は、回転表示予告演出の実行中においても実行されている。なお、図195(k)は、紙面のスペースの問題でサブ表示装置1030の画面を長手方向に圧縮して図示している。
図195(l)は、サブ表示装置1030が図195(k)の状態からサブ表示装置1030の中心を回転中心として遊技者から見て反時計回りに45°回転(合計90°回転)したサブ表示装置1030の画面を示している。また、図195(j)、および(k)に示すサブ表示装置1030の回転前のサブ表示装置1030に表示されている画像は、縦横比9:16(装飾図柄表示装置208の画面の縦横比)の画面に合わせた縦横比で表示されているのに対して、図195(l)に示すサブ表示装置1030に表示されている画像は、縦横比1:1の画面に合わせた縦横比で表示されている。ここで、反時計回りに90°回転したサブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比は、水平方向から反時計回りに90°回転した方向に横軸を取り、当該横軸に直交する方向に縦軸を取った場合の縦横比である。以下同様に、回転後のサブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比は、水平方向から反時計回りに回転した方向に横軸を取り、当該横軸に直交する方向に縦軸を取った場合の縦横比である。
図195(m)は、サブ表示装置1030が図195(k)の状態からサブ表示装置1030の中心を回転中心として遊技者から見て反時計回りに90°回転(合計180°回転)したサブ表示装置1030の画面を示している。また、サブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比は、回転前の縦横比に変化している。
図195(n)は、サブ表示装置1030が図195(m)の状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計225°回転)した状態を示している。また、図195(n)では、回転表示予告演出の実行中に保留変化画像H2が、中図柄表示領域1030b、右図柄表示領域1030cに表示された装飾図柄、および殿のキャラクタ画像H3にオーバーラップして表示される。図195(n)に表示されている保留変化画像H2は、変動アイコンの表示態様を変化させる当該変動の予告の演出に用いられる画像である。なお、図195(n)は、紙面のスペースの問題でサブ表示装置1030の画面を圧縮して図示しているが、サブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比は変化していない。
図195(o)は、サブ表示装置1030が図195(n)の状態からサブ表示装置1030の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計270°回転)した状態を示している。また、図195(o)は、変動アイコンの表示態様を変化させる演出が実行された状態を示している。当該演出では、保留変化画像H2から雷が発生する表示がされ、黒色円形で表示された変動アイコンに落雷するアニメーションが実行されている。落雷した変動アイコンは、エフェクト画像とオーバーラップすることで、当該エフェクト画像によって変動アイコンの全体が隠されている。また、図195(o)は、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域1931では「2」が表示され、特図1保留アイコン表示領域1950の第2領域に黒色円形で表示された特図1保留アイコン954が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。また、特図1保留アイコン954は、他の保留アイコンに比べて拡大して表示されている。このため、回転表示予告演出の実行中に遊技者に拡大して表示された保留アイコンを注目させることができる場合がある。なお、図195(n)は、紙面のスペースの問題でサブ表示装置1030の画面を圧縮して図示しているが、サブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比は変化していない。
図195(p)は、サブ表示装置1030が図195(o)の状態からサブ表示装置1030の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計315°回転)した状態を示している。また、図195(o)で示した保留変化画像H2、および変動アイコン1941の全体とオーバーラップして表示されたエフェクト画像が消去され、円の中に「熱」の文字が描かれた態様の変動アイコンが拡大して表示されている。このため、回転表示予告演出の実行中に遊技者に拡大して表示された変動アイコンを注目させることができる場合がある。なお、図195(n)は、紙面のスペースの問題でサブ表示装置1030の画面を圧縮して図示しているが、サブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比は変化していない。次いで、図195(q)は、サブ表示装置1030が図195(p)の状態からサブ表示装置1030の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計360°回転)し、サブ表示装置1030が一回転して元に戻った状態を示している。また、拡大して表示されていた保留アイコンおよび変動アイコンは、通常の大きさに戻っている。次いで、図195(r)は、サブ表示装置1030の左中右図柄表示領域1030a〜1030cに「装飾3−装飾2−装飾3」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。また、変動アイコン表示領域1940に表示されていた変動アイコンが下方に移動することで、変動アイコンを消去する消去アニメーションが実行されている。図195(r)中の変動アイコンの左上方に示す下向き矢印は、変動アイコンの移動方向を表している。
このように本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置1030の回転を行う場合において、サブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比が変化する場合がある。サブ表示装置1030に表示されている画像にはキャラクタ画像や装飾図柄が用いられる場合があり、キャラクタ画像や装飾図柄の縦横比が変化することによって、キャラクタ画像や装飾図柄の存在感が高められ、遊技者に強い印象を与えることができる場合がある。また、本実施例における回転表示予告演出では、サブ表示装置1030は1回転(360°回転)しているが、サブ表示装置1030に上述のスリップリングを用いることで1回転以上回転するように構成されていてもよい。例えば、サブ表示装置1030の回転数が多いほど、大当り信頼度が高くなるように設定されていてもよい。
サブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比は、サブ表示装置1030の回転角度に関連して変化する場合があってもよい。例えば、第1副制御部のCPU404が、サブ表示装置1030の回転角度を変数とした所定の関数を用いて画像の縦横比を決定し、当該縦横比に基づいてROM406に記憶された画像データからVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成する場合があってもよい。また、サブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比はランダムに変化する場合があってもよい。例えば、第1副制御部のCPU404が乱数を用いて画像の縦横比を決定し、当該縦横比に基づいてROM406に記憶された画像データからVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成する場合があってもよい。また、サブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比の変化によっては画像の表示面積が拡大したり縮小したりする場合があってもよいし、サブ表示装置1030に表示されている画像の表示面積を一定にするように画像の縦横比が変化する場合があってもよい。
また、本実施例の回転表示予告演出が行われる図柄変動表示は、当該回転表示予告演出が行われない図柄変動表示に比べて、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、サブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比が変化する場合のある図柄変動表示は、サブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比が変化する場合のない図柄変動表示に比べて、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、サブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比が変化する頻度や度合によって、大当りの信頼度が異なる場合があってもよい。例えば、サブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比が変化する頻度が多いほど、大当りの信頼度が高くなるように構成されていてもよいし、サブ表示装置1030に表示されている画像の縦横比が変化する度合が大きいほど、大当りの信頼度が高くなるように構成されていてもよい。
また、本実施例では、回転表示予告演出の最中に保留アイコンや変動アイコンを拡大して表示する演出が行われている。保留アイコンや変動アイコンを拡大して表示する演出が行われた場合は、保留アイコンや変動アイコンを拡大して表示する演出が行われない場合よりも、最終的に大当り図柄態様を確定停止表示されやすいように構成されていてもよい。なお、本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置1030が回転する演出が行われるが、サブ表示装置1030の回転に代えて、装飾図柄表示装置208を回転させることで、装飾図柄表示装置208に表示された画像を回転させる演出が行われる場合があってもよいし、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030とを同時にあるいは別々に回転させることで、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030に表示された画像を回転させる演出が行われる場合があってもよい。また、装飾図柄表示装置208が回転可能となっており、サブ表示装置1030が回転および移動が不可能となるように、遊技盤200に固定されていてもよい。
(実施例18)
本実施の形態の実施例18のサブ表示装置1030演出例について図196を用いて説明する。図196(a)〜(r)は特図1変動遊技の演出を時系列で表示している。図196(a)は、特図1変動遊技が終了した状態を示し、図195(a)に示す状態と同じ状態を示している。次いで、図196(b)は、特図1の保留が消化されて、特図1変動遊技が開始された状態を示し、図195(b)と同じ状態を示している。次いで、図196(c)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域1030aに「装飾2」が仮停止表示され、特図1保留アイコン1951の移動アニメーションが終了し、変動アイコン表示領域1940に変動アイコン1941が表示された状態を示している。また、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域1931では「1」が表示され、特図1保留アイコン表示領域1950の第1領域に黒色円形で表示された特図1保留アイコン952が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。また、図196(c)は、装飾図柄表示装置208のナビゲーションキャラクタ表示領域1970に表示されている商人のキャラクタ画像H1のセリフを表す吹き出し画像が演出表示領域1030dの左下部に表示された直後の状態を示している。
図196(d)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域1030a、および右図柄表示領域1030cに「装飾2」が仮停止表示された状態を示している。また、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域1931では「2」が表示され、特図1保留アイコン表示領域1950の第2領域に黒色円形で表示された特図1保留アイコン953が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。また、商人のキャラクタ画像H1のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス?」の文字列の画像が表示されている。
図196(e)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域1030a〜1030cに「装飾2−装飾4−装飾2」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。次いで、図196(f)は、特図1変動遊技が終了した状態を示し、図195(f)と同じ状態を示している。次いで、図196(g)は、最先の特図1の保留が消化されて、特図1変動遊技が開始された状態を示し図195(g)と同じ状態を示している。次いで、図196(h)は、保留・変動アイコン間の移動アニメーションおよび特図1保留アイコン953の移動アニメーションが終了した状態を示し、図195(h)と同じ状態を示している。次いで、図196(i)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域1030aに「装飾3」が仮停止表示され殿のキャラクタ画像h3が表示された状態を示し、図195(i)と同じ状態を示している。
図196(j)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域1030a、および右図柄表示領域1030cに「装飾3」が仮停止表示され、リーチ演出が開始された状態を示している。また、商人のキャラクタ画像H1のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス?」の文字列の画像が表示され、その後に殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す吹き出し画像内には「チャンス!」の文字列の画像が表示されている。殿のキャラクタ画像h3のセリフを表す「チャンス!」の文字列の画像が表示されることで、回転表示予告演出が実行されることが示唆される。
図196(k)は、サブ表示装置1030がサブ表示装置1030の中心を回転中心として遊技者から見て反時計回りに45°回転したサブ表示装置1030の画面を示している。サブ表示装置1030に表示されている装飾枠F1、および装飾枠F1内に表示された画像(保留数表示、第4図柄の画像)(以下、これらの画像を「非回転対象画像」と称する場合がある。)は、遊技者から見て回転していない態様で非回転対象画像以外の画像(以下、「回転対象画像」と称する場合がある。)よりも優先して、サブ表示装置1030の左上部に表示されている。また、特図1第4図柄表示領域1933に表示された第4図柄、および中図柄表示領域1030bの装飾図柄の変動表示は、回転表示予告演出の実行中においても実行されている。また、回転対象画像が非回転対象画像より優先して表示される場合があってもよいし、回転対象画像のうちの一部の画像のみが非回転対象画像より優先して表示される場合があってもよいし、非回転対象画像のうちの一部の画像のみが回転対象画像よりも優先して表示される場合があってもよい。なお、図196(k)は、紙面のスペースの問題でサブ表示装置1030の画面を圧縮して図示している。
図196(l)は、サブ表示装置1030が図196(k)の状態からサブ表示装置1030の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計90°回転)した状態を示している。また、非回転対象画像は、吉宗のキャラクタ画像H3の一部、および右図柄表示領域に表示された「装飾3」の一部よりも優先して、サブ表示装置1030の右上部に、遊技者から見て回転していない態様で移動表示されている。なお、図196(l)は、紙面のスペースの問題でサブ表示装置1030の画面を圧縮して図示している。
図196(m)は、サブ表示装置1030が図196(l)の状態から装飾図柄表示装置208の中心を回転中心として反時計回りに90°回転(合計180°回転)した状態を示している。また、非回転対象画像が装飾枠F2に優先して、サブ表示装置1030の右下部に、遊技者から見て回転していない態様で移動表示されている。
図196(n)は、サブ表示装置1030が図196(m)の状態から装飾図柄表示装置208の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計225°回転)した状態を示している。また、図196(n)では、回転表示予告演出の実行中に保留変化画像H2が、中図柄表示領域1030b、右図柄表示領域1030cに表示された装飾図柄、および殿のキャラクタ画像H3にオーバーラップして表示されている。図196(n)に表示されている保留変化画像H2は、変動アイコンの表示態様を変化させる当該変動の予告の演出に用いられる画像である。また、非回転対象画像が装飾枠F2の一部および商人のキャラクタ画像H1のセリフを表す吹き出し画像の一部に優先して、サブ表示装置1030の左下部に、遊技者から見て回転していない態様で移動表示されている。なお、図196(n)は、紙面のスペースの問題でサブ表示装置1030の画面を圧縮して図示している。
図196(o)は、サブ表示装置1030が図196(n)の状態から装飾図柄表示装置208の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計270°回転)した状態を示している。また、図196(o)は、変動アイコンの表示態様を変化させる演出が実行された状態を示している。当該演出では、保留変化画像H2から雷が発生し、黒色円形で表示された変動アイコンに落雷するアニメーションが実行されている。落雷した変動アイコンは、エフェクト画像とオーバーラップすることで、当該エフェクト画像によって変動アイコンの全体が隠されている。また、図196(o)は、遊技球が特図1始動口230に入球したことに基づいて、特図1保留数表示領域1931では「2」が表示され、特図1保留アイコン表示領域1950の第2領域に黒色円形で表示された特図1保留アイコン1954が保留アイコンの増加アニメーションによって出現した状態を示している。また、非回転対象画像は、左図柄表示領域に表示された「装飾3」の一部および商人のキャラクタ画像H1のセリフを表す吹き出し画像の一部に優先して、サブ表示装置1030の左中部に、遊技者から見て回転していない態様で移動表示されている。なお、図196(o)は、紙面のスペースの問題でサブ表示装置1030の画面を圧縮して図示している。
図196(p)は、サブ表示装置1030が図196(o)の状態からサブ表示装置1030の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計315°回転)した状態を示している。また、図196(o)で示した保留変化画像H2、および変動アイコンの全体とオーバーラップして表示されたエフェクト画像が消去され、円の中に「熱」の文字が描かれた態様の変動アイコンが表示されている。また、特図1保留アイコン1954は、他の保留アイコンよりも縮小して表示されている。また、非回転対象画像は、左図柄表示領域に表示された「装飾3」の一部に優先して、サブ表示装置1030の左上部に、遊技者から見て回転していない態様で移動表示されている。なお、図196(p)は、紙面のスペースの問題でサブ表示装置1030の画面を圧縮して図示している。次いで、図196(q)は、サブ表示装置1030が図196(p)の状態からサブ表示装置1030の中心を回転中心として反時計回りに45°回転(合計360°回転)し、サブ表示装置1030が一回転して元に戻った状態を示している。また、非回転対象画像は、サブ表示装置1030の左上部に、遊技者から見て回転していない態様で表示され、回転表示予告演出が実行される前の状態に戻っている。また、特図1保留アイコン1954は、他の保留アイコンと同じ大きさで表示されている。次いで、図196(r)は、サブ表示装置1030の左中右図柄表示領域1030a〜1030cに「装飾3−装飾2−装飾3」が停止表示され、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知された状態を示している。また、変動アイコン表示領域1940に表示されていた変動アイコンが下方に移動することで、変動アイコン1941を消去する消去アニメーションが実行されている。
このように本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置1030を回転させることで回転対象画像の回転表示を行っている。また、サブ表示装置1030を回転させる場合において、サブ表示装置1030に表示されている装飾枠F1、および装飾枠F1内に表示された画像(保留数表示、第4図柄の画像)の非回転対象画像は、遊技者から見て回転しない態様で表示されている。本実施例の回転表示予告演出が行われる図柄変動表示は、当該回転表示予告演出が行われない図柄変動表示に比べて、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、サブ表示装置1030の非回転対象画像は、サブ表示装置1030の回転に併せて、遊技者から見てサブ表示装置1030の目立つ位置に表示されるように移動表示させている。また、装飾図柄や吉宗のキャラクタ画像H3や爺のキャラクタ画像H1や保留アイコンや変動アイコンや装飾枠F2等のうちのいずれか、若しくはサブ表示装置1030に表示されている全ての画像を非回転対象画像として、遊技者から見て回転していない態様で表示する場合があってもよい。また、この場合において、非回転対象画像の数が多いほど、大当り信頼度が高くなるように構成されていてもよい。また、サブ表示装置1030の回転に代えて、装飾図柄表示装置208を回転させることで、装飾図柄表示装置208に表示された画像を回転させる演出が行われる場合があってもよいし、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030とを同時にあるいは別々に回転させることで、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030に表示された画像を回転させる演出が行われる場合があってもよい。また、装飾図柄表示装置208が回転可能となっており、サブ表示装置1030が回転および移動が不可能となるように遊技盤200に固定されていてもよい。
(実施例19)
本実施の形態の実施例19のサブ表示装置1030の演出例について図197を用いて説明する。図197(a)〜(l)は、特図1変動遊技を時系列で示している。なお、図197および後述する図198〜図202に示すサブ表示装置1030の演出が表示されている期間においては、装飾図柄表示装置208では、サブ表示装置1030の演出とは別の演出が表示されている。当該別の演出としては、例えば、装飾図柄を表示して所定の背景やキャラクタを表示する演出であってもよい。
図197(a)は、サブ表示装置1030の左下部にある保留表示領域1030eに保留数表示画像として特図1の保留数が1であることを示す「1」が表示された状態を示している。次いで、図197(b)は、特図1の保留が消化されて、サブ表示装置1030の左下部にある保留表示領域1030eに保留数表示画像として特図1の保留数が0であることを示す「0」が表示された状態を示している。
図197(c)は、サブ表示装置1030の演出表示領域1030dに殿のキャラクタ画像H3が表示された状態を示している。殿のキャラクタ画像H3は、図161(b)に示した「回転」の予告の演出(以下、「回転表示予告演出」と称する場合がある。)に用いられるキャラクタ画像である。
図197(d)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が実行された状態を示している。サブ表示装置1030は、サブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心に反時計回りに45°回転した状態を示している。また、サブ表示装置1030の左下部にある保留表示領域1030eがサブ表示装置1030の左上部に移動している。また、保留表示領域1030eに表示されている保留数表示画像としての「0」の画像は、サブ表示装置1030の回転角度に併せて、「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転して表示されている。
図197(e)は、サブ表示装置1030が図197(d)の状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計90°回転)した状態を示している。また、保留表示領域1030eに表示されている保留数表示画像としての「0」の画像は、サブ表示装置1030の回転角度に併せて、「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計90°回転)して表示されている。次いで、図197(f)では、サブ表示装置1030が図197(e)の状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計135°回転)した状態を示している。また、サブ表示装置1030の左上部にある保留表示領域1030eがサブ表示装置1030の右上部に移動している。また、保留表示領域1030eに表示されている保留数表示画像としての「0」の画像は、サブ表示装置1030の回転角度に併せて「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計135°回転)して表示されている。次いで、図197(g)は、サブ表示装置1030が図197(f)の状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計180°回転)した状態を示している。また、保留表示領域1030eに表示されている保留数表示画像としての「0」の画像は、サブ表示装置1030の回転角度に併せて「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計180°回転)して表示されている。
図197(H)は、サブ表示装置1030が図197(g)の状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計225°回転)した状態を示している。また、サブ表示装置1030の右上部にある保留表示領域1030eがサブ表示装置1030の右下部に移動している。また、保留表示領域1030eに表示されている保留数表示画像の「0」の画像は、サブ表示装置1030の回転角度に併せて「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計225°回転)して表示されている。次いで、図197(i)では、サブ表示装置1030が図197(H)の状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計270°回転)した状態を示している。また、保留表示領域1030eに表示されている保留数表示画像の「0」の画像は、サブ表示装置1030の回転角度に併せて「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計270°回転)して表示されている。次いで、図197(j)は、サブ表示装置1030が図197(i)の状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計315°回転)した状態を示している。また、サブ表示装置1030の右下部にある保留表示領域1030eがサブ表示装置1030の左下部の元の位置に移動している。また、保留表示領域1030eに表示されている保留数表示画像としての「0」の画像は、サブ表示装置1030の回転角度に併せて「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計315°回転)して表示されている。次いで、図197(k)では、サブ表示装置1030が図197(j)の状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計360°回転)した状態を示している。また、保留表示領域1030eに表示されている保留数表示画像としての「0」の画像は、サブ表示装置1030の回転角度に併せて「0」の画像の中心を回転中心に時計回りに45°回転(合計360°回転)して表示されている。次いで、図197(l)は、回転表示予告演出が終了した状態を示し、サブ表示装置1030では殿のキャラクタ画像H3が消去されている。
このように本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置1030を回転させることで殿のキャラクタ画像の回転表示を行っている。また、サブ表示装置1030を回転させる場合において、サブ表示装置1030に表示されている保留数表示画像は遊技者から見て回転しない態様で表示している。また、サブ表示装置1030の保留表示領域1030eは、サブ表示装置1030の回転に併せて、遊技者から見てサブ表示装置1030の左の角に表示されるように移動させている。このため、サブ表示装置1030の回転中において、遊技者にとって重要な情報である保留数表示画像を遊技者が視認しやすい位置に表示されている。本実施例の回転表示予告演出が行われる図柄変動表示は、当該回転表示予告演出が行われない図柄変動表示に比べて、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、本実施例における回転表示予告演出では、サブ表示装置1030は1回転(360°回転)するように構成されているが、サブ表示装置1030に上述のスリップリングを用いることで1回転以上回転するように構成されていてもよい。例えば、サブ表示装置1030の回転数が多いほど、大当り信頼度が高くなるように設定されていてもよい。また、サブ表示装置1030に代えて、装飾図柄表示装置208において本実施例の演出が行われる場合があってもよいし、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030とを同時にあるいは別々に回転させることで、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030の両方において本実施例の演出が行われる場合があってもよい。なお、装飾図柄表示装置208において本実施例の演出を行う場合においては、サブ表示装置1030が回転および移動が不可能となるように遊技盤200に固定されていてもよい。
(実施例20)
本実施の形態の実施例20の演出例について図198を用いて説明する。図198(a)〜(k)は特図1変動遊技の演出を時系列で示している。
図198(a)は、特図1変動遊技が開始したサブ液晶表示装置の状態を示している。サブ表示装置1030には何も表示されていない状態を示している。次いで、図198(b)は、サブ表示装置1030の演出表示領域1030dに殿のキャラクタ画像H3が表示された状態を示している。殿のキャラクタ画像H3は、図161(b)に示した「回転」の予告の演出(以下、「回転表示予告演出」と称する場合がある。)に用いられるキャラクタ画像である。
図198(c)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が実行された状態を示している。図198(c)は、サブ表示装置1030が、サブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心に反時計回りに45°回転した状態を示している。また、サブ表示装置1030の演出表示領域1030aの中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、サブ表示装置1030の反時計回りの回転に併せて、サブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心に時計回りに45°回転して表示されている。このため、遊技者からは殿のキャラクタ画像H3は回転していないように視認される。次いで、図198(d)〜(j)は、サブ表示装置1030が45°ずつ回転した状態を示している。また、図198(d)〜(j)では、サブ表示装置1030の回転速度と同じ速さの回転速度で殿のキャラクタ画H3を時計回りに回転して表示している。このため、サブ表示装置1030の回転中において、常に遊技者からは殿のキャラクタ画像H3は回転していないように視認される。次いで、図198(k)は、回転表示予告演出が終了した状態を示し、サブ表示装置1030では殿のキャラクタ画像H3が消去されている。
このように本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置1030を回転させつつも、サブ表示装置1030に表示された殿のキャラクタ画像H3をサブ表示装置1030と反対方向に同じ速さで回転表示することで、当該キャラクタ画像が遊技者から見て回転していない態様で表示されている。このため、サブ表示装置1030が回転しているにも関わらず、サブ表示装置1030に表示されたキャラクタ画像が回転しないため、遊技者に意外性を与えることができる場合がある。本実施例の回転表示予告演出が行われる図柄変動表示は、当該回転表示予告演出が行われない図柄変動表示に比べて、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、本実施例では、サブ表示装置1030の回転方向の反対方向に、サブ表示装置1030の回転速度と同じ速さでキャラクタ画像を回転表示しているが、サブ表示装置1030の回転方向の反対方向にサブ表示装置1030の回転速度と異なる速さでキャラクタ画像を回転表示する場合があってもよいし、サブ表示装置1030の回転方向と同じ方向に、サブ表示装置1030の回転速度と同じ速さまたは異なる速さでキャラクタ画像を回転表示する場合があってもよい。また、サブ表示装置1030の回転に代えて、装飾図柄表示装置208を回転させる演出が行われる場合があってもよいし、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030とを同時にあるいは別々に回転させる演出が行われる場合があってもよい。
(実施例21)
本実施の形態の実施例21の演出例について図199を用いて説明する。図199(a)〜(l)は特図1変動遊技の演出を時系列で示している。
図199(a)は、特図1変動遊技が開始したサブ液晶表示装置の状態を示している。サブ表示装置1030には何も表示されていない状態を示している。次いで、図199(b)は、サブ表示装置1030の演出表示領域1030dに殿のキャラクタ画像H3が表示された状態を示している。殿のキャラクタ画像H3は、図161(b)に示した「回転」の予告の演出(以下、「回転表示予告演出」と称する場合がある。)に用いられるキャラクタ画像である。
図199(c)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が実行された状態を示している。図199(c)は、サブ表示装置1030が、サブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心に反時計回りに45°回転した状態を示している。また、サブ表示装置1030の演出表示領域1030aの中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、サブ表示装置1030の反時計回りの回転に併せて、サブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心に時計回りに45°回転して表示されている。このため、遊技者からは殿のキャラクタ画像H3は回転していないように視認される。また、殿のキャラクタ画像H3は、図199(b)に表示された状態から、少し、横方向に圧縮し、縦方向に拡大して表示している。次いで、図199(d)は、サブ表示装置1030が図199(c)の状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計90°回転)した状態を示している。また、サブ表示装置1030の演出表示領域1030aの中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、サブ表示装置1030の反時計回りの回転に併せて、サブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心に時計回りに45°回転して表示されている。このため、遊技者からは殿のキャラクタ画像H3は回転していないように視認される。また、殿のキャラクタ画像H3は、図199(c)に表示された状態から、少し、横方向に圧縮し、縦方向に拡大して表示している。次いで、図199(e)は、サブ表示装置1030が図199(d)の状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計135°回転)した状態を示している。また、サブ表示装置1030の演出表示領域1030aの中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、サブ表示装置1030の反時計回りの回転に併せて、サブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心に時計回りに45°回転して表示されている。このため、遊技者からは殿のキャラクタ画像H3は回転していないように視認される。また、殿のキャラクタ画像H3は、図199(d)に表示された状態から、少し、横方向に拡大し、縦方向に圧縮して表示している。次いで、図199(f)は、サブ表示装置1030が図199(e)の状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに45°回転(合計180°回転)した状態を示している。また、サブ表示装置1030の演出表示領域1030aの中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、サブ表示装置1030の反時計回りの回転に併せて、サブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心に時計回りに45°回転して表示されている。このため、遊技者からは殿のキャラクタ画像H3は回転していないように視認される。また、殿のキャラクタ画像H3は、図199(e)に表示された状態から、少し、横方向に圧縮し、縦方向に拡大して表示し、殿のキャラクタ画像H3の縦横比は、図199(b)の状態に戻っている。次いで、図199(g)〜(j)は、サブ表示装置1030が45°ずつ回転した状態を示している。また、図199(g)〜(j)では、サブ表示装置1030の回転速度と同じ速さの回転速度で殿のキャラクタ画H3を時計回りに回転して表示している。このため、サブ表示装置1030の回転中において、常に遊技者からは殿のキャラクタ画像H3は回転していないように視認される。また、図199(g)〜(j)においては、殿のキャラクタ画像H3の縦横比は変化していない。次いで、図198(l)は、回転表示予告演出が終了した状態を示し、サブ表示装置1030では殿のキャラクタ画像H3が消去されている。
このように本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置1030を回転させつつも、サブ表示装置1030に表示された殿のキャラクタ画像H3をサブ表示装置1030と反対方向に同じ速さで回転表示することで、当該キャラクタ画像が遊技者から見て回転していない態様で表示されている。また、本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置1030に表示されている殿のキャラクタ画像H3の縦横比が変化する。このため、サブ表示装置1030が回転しているにも関わらず、サブ表示装置1030に表示されたキャラクタ画像が回転しないため、遊技者に意外性を与えることができる場合があるとともに、キャラクタ画像の縦横比が変化することによって、キャラクタ画像の存在感が高められ、遊技者に強い印象を与えることができる場合がある。本実施例の回転表示予告演出が行われる図柄変動表示は、当該回転表示予告演出が行われない図柄変動表示に比べて、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。また、本実施例では、サブ表示装置1030の回転方向の反対方向に、サブ表示装置1030の回転速度と同じ速さでキャラクタ画像を回転表示しているが、サブ表示装置1030の回転方向の反対方向にサブ表示装置1030の回転速度と異なる速さでキャラクタ画像を回転表示する場合があってもよいし、サブ表示装置1030の回転方向と同じ方向に、サブ表示装置1030の回転速度と同じ速さまたは異なる速さでキャラクタ画像を回転表示する場合があってもよい。また、サブ表示装置1030に表示されているキャラクタ画像の縦横比が変化する頻度や度合によって、大当りの信頼度が異なる場合があってもよい。例えば、サブ表示装置1030に表示されているキャラクタ画像の縦横比が変化する頻度が多いほど、大当りの信頼度が高くなるように構成されていてもよいし、サブ表示装置1030に表示されているキャラクタ画像の縦横比が変化する度合が大きいほど、大当りの信頼度が高くなるように構成されていてもよい。また、サブ表示装置1030に代えて、装飾図柄表示装置208において本実施例の演出が行われる場合があってもよいし、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030の両方において本実施例の演出が行われる場合があってもよい。なお、装飾図柄表示装置208において本実施例の演出を行う場合においては、サブ表示装置1030が回転および移動が不可能となるように遊技盤200に固定されていてもよい。
(実施例22)
本実施の形態の実施例22の演出例について図200を用いて説明する。図200(a)〜(f)は特図1変動遊技の演出を時系列で示している。
図200(a)は、特図1変動遊技が開始したサブ液晶表示装置の状態を示している。サブ表示装置1030には何も表示されていない状態を示している。次いで、図200(b)は、サブ表示装置1030の演出表示領域1030dに殿のキャラクタ画像H3が表示された状態を示している。殿のキャラクタ画像H3は、リーチ演出としての横移動表示演出に用いられる画像である。
図200(c)〜(e)は、リーチ演出としての横移動表示演出が実行された状態を示している。本実施例の横移動表示演出では、サブ表示装置1030が装飾図柄表示装置208の前方で装飾図柄表示装置208の表示画面に平行な平面内で左右方向に移動する。また、図200(c)〜(e)の図中の2点鎖線で示す長方形は、左右方向への移動前のサブ表示装置1030の位置を示している。
図200(c)は、サブ表示装置1030が、図200(b)に示す状態から左方向に移動した状態を示している。また、サブ表示装置1030の演出表示領域1030aの中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、サブ表示装置1030の左方向の移動距離と同じ距離だけ右方向に移動する態様で表示されている。このため、殿のキャラクタ画像H3は、遊技者から見て、移動していないように表示されている。また、サブ表示装置1030では、左上部に、サブ表示装置1030において見切れていた姫のキャラクタ画像H4の一部が表示されている。また、本例においては、姫のキャラクタ画像H4は、大当り信頼度が高い予告に用いられる画像である。
図200(d)は、サブ表示装置1030が、図200(c)に示す状態から左方向に移動した状態を示している。また、サブ表示装置1030の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、サブ表示装置1030の左方向の移動距離と同じ距離だけ右方向に移動する態様で表示されている。このため、殿のキャラクタ画像H3は、遊技者から見て、移動していないように視認されるように表示されている。また、サブ表示装置1030では、左上部に姫のキャラクタ画像H4の全部が表示されている。
図200(e)は、サブ表示装置1030が、図200(d)に示す状態から右方向に移動した状態を示している。また、サブ表示装置1030の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、サブ表示装置1030の右方向の移動距離と同じ距離だけ左方向に移動する態様で表示されている。このため、殿のキャラクタ画像H3は、遊技者から見て、移動していないように表示されている。また、サブ表示装置1030では、左上部に姫のキャラクタ画像H4の一部が表示され、姫のキャラクタダ画像H4の一部が見切れている。
図200(f)は、サブ表示装置1030が、図200(e)に示す状態から右方向に移動し、リーチ演出としての横移動表示演出が終了した状態を示している。サブ表示装置1030の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、サブ表示装置1030の右方向の移動距離と同じ距離だけ左方向に移動する態様で表示されている。このため、殿のキャラクタ画像H3は、遊技者から見て、移動していない態様で表示されている。また、サブ表示装置1030では、姫のキャラクタ画像H4が表示されていない。
このように本実施例の横移動表示予告演出では、サブ表示装置1030を横移動させつつ、サブ表示装置1030に表示される画像をサブ表示装置1030と反対方向に同じ速さで移動表示することで、殿のキャラクタ画像H3が遊技者から見て移動していない態様で表示されている。また、本実施例の横移動表示予告演出では、横移動表示予告演出が実行される前にサブ表示装置1030において見切れていた姫のキャラクタ画像H4が、サブ表示装置1030に表示される画像の横移動表示が行われることによって、サブ表示装置1030に表示される。また、姫のキャラクタ画像H4は、サブ表示装置1030が所定の距離移動することでサブ表示装置1030に表示される。このため、遊技者は、サブ表示装置1030の移動する距離に注目することになり、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。また、図柄変動中の演出において、本実施例の横移動表示予告演出が行われる場合は、当該横移動表示予告演出が行われない場合に比べて、当該図柄変動表示が最終的に大当り図柄態様を確定停止表示されやすいように構成されていてもよい。また、本実施の横移動表示予告演出では、実行中の図柄変動表示の大当り信頼度に併せたキャラクタを表示するようにしてもよい。例えば、大当り信頼度が比較的に低い場合には、殿の敵キャラクタが表示される場合があってもよい。また、サブ表示装置1030が左方向に所定の距離移動することで姫のキャラクタ画像H4が表示されるのに対して、サブ表示装置1030が右方向に所定の距離移動することで殿の敵キャラクタが表示される場合があってもよい。また、本実施例における横移動表示予告演出に用いられる殿のキャラクタ画像H3や姫のキャラクタ画像H4は、横移動表示予告演出中に縦横比が変化する場合があってもよい。また、サブ表示装置1030に代えて、装飾図柄表示装置208において本実施例の演出が行われる場合があってもよいし、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030の両方において本実施例の演出が行われる場合があってもよい。なお、装飾図柄表示装置208において本実施例の演出を行う場合においては、サブ表示装置1030が回転および移動が不可能となるように遊技盤200に固定されていてもよい。
(実施例23)
本実施の形態の実施例23の演出例について図201を用いて説明する。図201(a)〜(f)は特図1変動遊技の演出を時系列で示している。
図201(a)は、特図1変動遊技が開始したサブ液晶表示装置の状態を示している。サブ表示装置1030には何も表示されていない状態を示している。次いで、図201(b)は、サブ表示装置1030の演出表示領域1030dに殿のキャラクタ画像H3が表示された状態を示している。殿のキャラクタ画像H3は、図161(b)に示した「回転」の予告の演出(以下、「回転表示予告演出」と称する場合がある。)に用いられるキャラクタ画像である。また、図201(b−1)は、図201(b)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために、第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図201(b−1)に示す画像データは、殿のキャラクタ画像H3と殿のキャラクタ画像H3の左下に姫のキャラクタ画像H4とを有し、殿のキャラクタ画像H3と姫のキャラクタ画像H4とは回転していない態様の画像データである。また、本例においては、姫のキャラクタ画像H4は、大当り信頼度が高い予告に用いられる画像である。図201(b−2)は、図201(b)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために、図201(b−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。図201(b−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比が9:16となる所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。図201(b−3)は、図201(b−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置1030に画像を表示した状態を示している。
図201(c)〜(e)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が実行された状態を示している。本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置1030が装飾図柄表示装置208の前方で装飾図柄表示装置208の表示画面に平行な平面内で反時計回りに45°回転し、その後に時計回りに45°回転させている。また、図201(c)〜(e)の図中の2点鎖線で示す長方形は、回転前のサブ表示装置1030の位置を示している。また、図201(c)〜(e)の図中に示す矢印は、サブ表示装置1030の回転方向を示している。
図201(c)は、サブ表示装置1030が、図201(b)に示す状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに30°回転した状態を示している。また、サブ表示装置1030の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置1030では、左下部に、サブ表示装置1030から見切れていた姫のキャラクタ画像H4の一部が遊技者から見て回転していな態様で表示されている。また、図201(c−1)は、図201(c)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図201(c−1)に示す画像データは、図201(b−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として時計回りに30°回転した態様の画像データである。図201(c−2)は、図201(c)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために、図201(c−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図201(c−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比9:16の所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。図201(c−3)は、図201(c−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置1030に画像を表示してサブ表示装置1030を図201(b)に示す状態から反時計回りに30°回転させた状態を示し、図201(c)におけるサブ表示装置1030の状態を示している。
図201(d)は、サブ表示装置1030が、図201(c)に示す状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに15°回転した状態を示している。また、サブ表示装置1030の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置1030では、左下部に、姫のキャラクタ画像H4の全部が遊技者から見て回転していな態様で表示されている。また、図201(d−1)は、図201(d)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図201(d−1)に示す画像データは、図201(c−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として時計回りに15°回転した態様の画像データである。図201(d−2)は、図201(d)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために、図201(d−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図201(d−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比9:16の所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。図201(d−3)は、図201(d−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置1030に画像を表示してサブ表示装置1030を図201(e)に示す状態から反時計回りに15°回転させた状態を示し、図201(d)におけるサブ表示装置1030の状態を示している。
図201(e)は、サブ表示装置1030が、図201(d)に示す状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして時計回りに15°回転した状態を示している。また、サブ表示装置1030の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置1030では、左下部に、姫のキャラクタ画像H4の一部が遊技者から見て回転していな態様で表示され、他の一部がサブ表示装置1030から見切れている。また、図201(e)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が終了する直前の状態を示している。図201(e−1)は、図201(e)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図201(e−1)に示す画像データは、図201(d−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として反時計回りに15°回転した態様の画像データであり、図201(c−1)に示す画像データと同じである。図201(e−2)は、図201(e)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために、図201(e−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図201(c−2)に示す表示データと同じである。図201(e−3)は、図201(c−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置1030に画像を表示し、サブ表示装置1030を図201(d)に示す状態から時計回りに15°回転させた状態を示し、図201(d)におけるサブ表示装置1030の状態を示している。図201(e−3)は、図201(c−3)と同じ状態を示している。
図201(f)は、サブ表示装置1030が、図201(e)に示す状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして時計回りに30°回転して元に戻った状態を示している。また、サブ表示装置1030の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置1030では、姫のキャラクタ画像H4が表示されていない。図201(f−1)は、図201(f)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図201(f−1)に示す画像データは、図201(e−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として反時計回りに30°回転した態様の画像データであり、図201(b−1)に示す画像データと同じである。図201(f−2)は、図201(f)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために、図201(f−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図201(b−2)に示す表示データと同じである。図201(f−3)は、図201(f−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置1030に画像を表示し、サブ表示装置1030を図201(e)に示す状態から時計回りに30°回転させた状態を示し、図201(f)におけるサブ表示装置1030の状態を示している。図201(f−3)は、図201(b−3)と同じ状態を示している。
このように本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置1030を回転させつつも、サブ表示装置1030に表示される画像をサブ表示装置1030と反対方向に同じ速さで回転表示することで、殿のキャラクタ画像H3が遊技者から見て回転していない態様で表示されている。また、本実施例の回転表示予告演出では、回転表示予告演出が実行される前に、サブ表示装置1030において見切れていた姫のキャラクタ画像H4が、サブ表示装置1030に表示される画像の回転表示が行われることによって、サブ表示装置1030に表示される。また、姫のキャラクタ画像H4は、サブ表示装置1030が所定の角度以上に回転することでサブ表示装置1030に表示される。このため、遊技者は、サブ表示装置1030の回転する角度に注目することになり、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
また、姫のキャラクタ画像H4は、殿のキャラクタ画像の左上部に表示される場合があってもよい。この場合では、回転前に表示されていた姫のキャラクタ画像H4が、サブ表示装置1030が反時計回りに回転することで、サブ表示装置1030において見切れることになる。また、姫のキャラクタ画像H4の表示位置を調整することで、サブ表示装置1030が所定の角度以上に回転することでサブ表示装置1030から見切れるようにすることができる。このため、遊技者は、サブ表示装置1030の回転する角度に注目することになり、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
本実施の回転表示予告演出では、サブ表示装置1030が回転することで姫のキャラクタ画像H4が表示されることになるが、実行中の図柄変動表示の大当り信頼度に併せたキャラクタを表示するようにしてもよい。例えば、大当り信頼度が比較的に低い場合には、殿の敵キャラクタが表示される場合があってもよい。また、サブ表示装置1030が反時計回りに所定の角度回転することで姫のキャラクタ画像H4が表示されるのに対して、サブ表示装置1030が時計回りに所定の角度回転することで殿の敵キャラクタが表示される場合があってもよい。また、本実施例における回転表示予告演出に用いられる殿のキャラクタ画像H3や姫のキャラクタ画像H4は、回転表示予告演出中に縦横比が変化する場合があってもよい。また、図柄変動中の演出において、本実施例の横移動表示予告演出が行われる場合は、当該横移動表示予告演出が行われない場合に比べて、当該図柄変動表示が最終的に大当り図柄態様を確定停止表示されやすいように構成されていてもよい。また、サブ表示装置1030に代えて、装飾図柄表示装置208において本実施例の演出が行われる場合があってもよいし、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030の両方において本実施例の演出が行われる場合があってもよい。なお、装飾図柄表示装置208において本実施例の演出を行う場合においては、サブ表示装置1030が回転および移動が不可能となるように遊技盤200に固定されていてもよい。
(実施例24)
本実施の形態の実施例24の演出例について図202を用いて説明する。図202(a)〜(f)は特図1変動遊技の演出を時系列で示している。
図202(a)は、特図1変動遊技が開始したサブ液晶表示装置の状態を示している。サブ表示装置1030には何も表示されていない状態を示している。次いで、図202(b)は、サブ表示装置1030が下方に移動して、サブ表示装置1030の中央部に殿のキャラクタ画像H3とサブ表示装置1030の左下部に商人のキャラクタ画像H1が表示された状態を示している。殿のキャラクタ画像H3は、図161(b)に示した「回転」の予告の演出(以下、「回転表示予告演出」と称する場合がある。)に用いられるキャラクタ画像である。図202(b−1)は、図202(b)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために、第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図202(b−1)に示す画像データは、殿のキャラクタ画像H3と殿のキャラクタ画像H3の左下に姫のキャラクタ画像H4とを有し、殿のキャラクタ画像H3と姫のキャラクタ画像H4とは回転していない態様の画像データである。また、本例においては、姫のキャラクタ画像H4は、大当り信頼度が高い予告に用いられる画像である。図202(b−2)は、図202(b)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために、図202(b−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。図202(b−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比が9:16となる所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。また、図202(b−2)に示す表示データは、図202(b−1)に示す画像データから生成した表示データの所定の位置(表示データの左下部)に第1副制御部400のROM406から読みだした商人のキャラクタ画像H1を重ね合わせた表示データである。図202(b−3)は、図202(b−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置1030に画像を表示した状態を示している。また、商人のキャラクタ画像H1は、図202(b−1)に示す画像データより優先して表示されているが、図202(b−1)に示す画像データを商人のキャラクタ画像H1より優先させて表示する場合があってもよい。
図202(c)〜(e)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が実行された状態を示している。本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置1030が装飾図柄表示装置208の前方で装飾図柄表示装置208の表示画面に平行な平面内で反時計回りに45°回転し、その後に時計回りに45°回転させている。また、図202(c)〜(e)の図中の2点鎖線で示す長方形は、回転前のサブ表示装置1030の位置を示している。また、図202(c)〜(e)の図中に示す矢印は、サブ表示装置1030の回転方向を示している。
図202(c)は、サブ表示装置1030が、図202(b)に示す状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに30°回転した状態を示している。また、サブ表示装置1030の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置1030の左下部に表示されている商人のキャラクタ画像H1は、サブ表示装置1030が回転することで、図202(b)に示す状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに30°回転している態様で表示されている。また、サブ表示装置1030では、キャラクタ画像H1の右下方に、サブ表示装置1030から見切れていた姫のキャラクタ画像H4の一部が遊技者から見て回転していな態様で表示されている。また、図202(c−1)は、図202(c)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図202(c−1)に示す画像データは、図202(b−1)に示す画像データを当該画像データの中心を回転中心として時計回りに30°回転した態様の画像データである。図202(c−2)は、図202(c)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために、図202(c−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図202(c−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比9:16の所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。また、図202(c−2)に示す表示データは、図202(c−1)に示す画像データから生成した表示データの所定の位置(図202(b−2)に示す位置)に第1副制御部400のROM406から読みだした商人のキャラクタ画像H1を重ね合わせた表示データである。図202(c−3)は、図202(c−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置1030に画像を表示してサブ表示装置1030を図202(b)に示す状態から反時計回りに30°回転させた状態を示し、図202(c)におけるサブ表示装置1030の状態を示している。
図202(d)は、サブ表示装置1030が、図202(c)に示す状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに15°回転した状態を示している。また、サブ表示装置1030の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置1030の左下部に表示されている商人のキャラクタ画像H1は、サブ表示装置1030が回転することで、図202(c)に示す状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして反時計回りに15°回転している態様で表示されている。また、サブ表示装置1030では、商人のキャラクタ画像H1の右隣りに、姫のキャラクタ画像H4の全部が遊技者から見て回転していな態様で表示されている。また、図202(d−1)は、図202(d)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図202(d−1)に示す画像データは、図202(c−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として時計回りに15°回転した態様の画像データである。図202(d−2)は、図202(d)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために、図202(d−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図202(d−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比9:16の所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。また、図202(d−2)に示す表示データは、図202(d−1)に示す画像データから生成した表示データの所定の位置(図202(b−2)に示す位置)に第1副制御部400のROM406から読みだした商人のキャラクタ画像H1を重ね合わせた表示データである。図202(d−3)は、図202(d−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置1030に画像を表示してサブ表示装置1030を図202(c)に示す状態から反時計回りに15°回転させた状態を示し、図202(d)におけるサブ表示装置1030の状態を示している。
図202(e)は、サブ表示装置1030が、図202(d)に示す状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして時計回りに15°回転した状態を示している。また、サブ表示装置1030の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置1030の左下部に表示されている商人のキャラクタ画像H1は、サブ表示装置1030が回転することで、図202(d)に示す状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして時計回りに15°回転している態様で表示されている。また、サブ表示装置1030では、キャラクタ画像H1の右下方に、姫のキャラクタ画像H4の一部が遊技者から見て回転していな態様で表示され、他の一部がサブ表示装置1030から見切れている。また、図202(e)は、リーチ演出としての回転表示予告演出が終了する直前の状態を示している。また、図202(e−1)は、図202(e)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図202(e−1)に示す画像データは、図202(d−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として反時計回りに15°回転した態様の画像データである。図202(e−2)は、図202(e)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために、図202(e−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。当該表示データは、図202(e−1)に示す画像データから、当該画像データの中心を中心として縦横比9:16の所定の長方形の領域を切り取って表示データとしている。また、図202(e−2)に示す表示データは、図202(e−1)に示す画像データから生成した表示データの所定の位置(図202(b−2)に示す位置)に第1副制御部400のROM406から読みだした商人のキャラクタ画像H1を重ね合わせた表示データである。図202(e−3)は、図202(e−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置1030に画像を表示してサブ表示装置1030を図202(d)に示す状態から時計回りに15°回転させた状態を示し、図202(d)におけるサブ表示装置1030の状態を示している。
図202(f)は、サブ表示装置1030が、図202(e)に示す状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして時計回りに30°回転して元に戻った状態を示している。また、サブ表示装置1030の中央部に表示されている殿のキャラクタ画像H3は、遊技者から見て、回転していない態様で表示されている。また、サブ表示装置1030の左下部に表示されている商人のキャラクタ画像H1は、サブ表示装置1030が回転することで、図202(e)に示す状態からサブ表示装置1030の画像表示領域の中心を回転中心にして時計回りに30°回転し元に戻った態様で表示されている。また、サブ表示装置1030では、姫のキャラクタ画像H4が表示されていない。図202(f−1)は、図202(f)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために第1副制御部400のROM406から読みだした画像データを示している。図202(f−1)に示す画像データは、図202(e−1)に示す画像データを画像データの中心を回転中心として反時計回りに30°回転した態様の画像データであり、図202(b−1)に示す画像データと同じである。図202(f−2)は、図202(f)の状態において、サブ表示装置1030に画像を表示するために、図202(f−1)に示す画像データからVRAM436のワークエリアを使用して生成した表示データを示している。また、図202(f−2)に示す表示データは、図202(b−1)に示す画像データから生成した表示データの所定の位置(表示データの左下部)に第1副制御部400のROM406から読みだした商人のキャラクタ画像H1を重ね合わせた表示データであり、当該表示データは、図202(b−2)に示す表示データと同じである。図202(f−3)は、図202(f−2)に示す表示データに基づいてサブ表示装置1030に画像を表示し、サブ表示装置1030を図202(e)に示す状態から時計回りに30°回転させた状態を示し、図202(f)におけるサブ表示装置1030の状態を示している。図202(f−3)は、図202(b−3)と同じ状態を示している。
このように本実施例の回転表示予告演出では、サブ表示装置1030を回転させつつも、サブ表示装置1030には、遊技者から見て回転しない態様で表示されるキャラクタ画像(殿のキャラクタ画像H3と姫のキャラクタ画像H4)と遊技者から見て回転している態様で表示されるキャラクタ画像(商人のキャラクタ画像H1)が表示される。回転しているサブ表示装置1030には、遊技者から見て回転しない態様で表示されるキャラクタ画像と遊技者から見て回転している態様で表示されるキャラクタ画像が同時に表示されることで、遊技者に思いもよらない驚きを与えることができる場合がある。また、図柄変動中の演出において、本実施例の横移動表示予告演出が行われる場合は、当該横移動表示予告演出が行われない場合に比べて、当該図柄変動表示が最終的に大当り図柄態様を確定停止表示されやすいように構成されていてもよい。また、サブ表示装置1030に代えて、装飾図柄表示装置208において本実施例の演出が行われる場合があってもよいし、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030の両方において本実施例の演出が行われる場合があってもよい。なお、装飾図柄表示装置208において本実施例の演出を行う場合においては、サブ表示装置1030が回転および移動が不可能となるように遊技盤200に固定されていてもよい。
次に、以上説明した第1の実施の形態による遊技台の特徴的構成について再度図146乃至図202を参照しつつ説明する。
(D1)
遊技を演出する演出動作を実行可能な第一の可動体(例えば、可動体1002)を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)またはスロットマシン(例えば、スロットマシン2000)であり、
電源がオフにされた際に、前記第一の可動体が第二の位置(例えば、初期位置)から第一の位置(例えば、最下方の位置)に移動するように構成されており、
電源がオンにされた際に、前記第一の可動体が前記第一の位置(例えば、最下方の位置)から前記第二の位置(例えば、初期位置)に移動するように構成されており、
前記第二の位置と前記第一の位置とは異なる位置であり、
前記演出動作は、前記第二の位置(例えば、初期位置)から開始され、該第二の位置で終了するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
上記構成を備えた遊技台によれば、第一の可動体を駆動する駆動手段の耐久性を向上させることができる場合がある。
(D2)
上記(D1)に記載の遊技台であって、
前記第一の可動体(例えば、可動体1002)が前記第二の位置(例えば、初期位置)とは異なる位置に位置する状態で電源がオフにされた際も、該第一の可動体が前記第一の位置に移動するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(D3)
上記(D1)または(D2)に記載の遊技台であって、
前記演出動作は、第三の位置(例えば、最上方の位置)に移動する動作を含み、
前記第三の位置と前記第一の位置とは異なる位置であり、
前記第三の位置と前記第二の位置とは異なる位置である、
ことを特徴とする遊技台。
(D4)
上記(D3)に記載の遊技台であって、
画像表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)を備え、
前記第一の可動体(例えば、可動体1002)は、前記画像表示手段よりも前側に設けられた可動体であり、
前記第三の位置は、前記画像表示手段よりも前側の位置である、
ことを特徴とする遊技台。
(D5)
上記(D4)に記載の遊技台であって、
大当りの動作(例えば、大当り遊技の演出)を実行可能であり、
前記第一の可動体(例えば、可動体1002)は、前記画像表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)よりも前側に設けられた可動体であり、
前記第一の可動体が前記第三の位置(例えば、最上方の位置)に位置する場合に、前記画像表示手段に表示されている予告画像(例えば、雲の画像や気球の画像)の少なくとも一部に前記第一の可動体がオーバーラップする場合があり、
前記予告画像とは、前記大当りの予告画像のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(D6)
上記(D1)乃至(D5)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の可動体(例えば、可動体1002)は、電源がオンにされたことを条件に、初期動作を実行可能であり、
上記(D1)に記載の「前記第一の可動体が前記第一の位置から前記第二の位置に移動する」とは、「前記第一の可動体が前記第一の位置から前記初期動作を開始し、該初期動作の終了で前記第二の位置に移動する」ことである(例えば、図177(c)〜(g)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(D7)
上記(D1)乃至(D5)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の可動体(例えば、可動体1002)は、電源がオンにされたことを条件に、初期動作を実行可能であり、
上記(D1)に記載の「前記第一の可動体が前記第一の位置から前記第二の位置に移動する」とは、「前記第一の可動体が前記第一の位置から前記第二の位置に移動した後で、前記初期動作を開始し、該初期動作の終了で再度、前記第二の位置に移動する」ことである(例えば、図179(n)〜(p)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(D8)
上記(D1)乃至(D7)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
上記(D1)に記載の「電源がオフにされた際」とは、「遊技台の主電源がオフにされた際」のことであり、
上記(D1)に記載の「電源がオンにされた際」とは、「遊技台の主電源がオンにされた際」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(D9)
上記(D1)乃至(D8)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の可動体(例えば、可動体1002のサブ液晶ユニット1032)は、姿勢を変化させることが可能な可動体である、
ことを特徴とする遊技台。
(D10)
上記(D1)乃至(D9)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
遊技を演出する演出動作を実行可能な第二の可動体(例えば、可動体1006)を備え、
前記第二の可動体は、電源がオンにされた際に、電源がオフにされた際の位置から動作を開始する可動体である、
ことを特徴とする遊技台。
(D11)
上記(D1)乃至(D10)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、
ことを特徴とする遊技台。
(D12)
上記(D1)乃至(D10)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシン(例えば、スロットマシン2000)である、
ことを特徴とする遊技台。
前記第一の演出可動体の全ての前記演出動作は、前記第二の位置から開始され、前記第二の位置で終了するように構成されている。
(D13)
上記(D1)乃至(12)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記演出動作は、前記第二の位置から開始され、第四の位置で終了する場合があり、
前記演出動作は、前記第四の位置から開始され、第二の位置で終了する場合があり、
前記第四の位置は、前記第一の位置とは異なる位置であり、
前記第四の位置は、前記第二の位置とは異なる位置であり、
前記第四の位置は、前記第三の位置とは異なる位置である、
ことを特徴とする遊技台。
(D14)
上記(D13)に記載の遊技台であって、
前記演出動作は、前記第四の位置から開始され、前記第四の位置で終了する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(D15)
上記(D13)または(14)に記載の遊技台であって、
前記第一の可動体が前記第四の位置にある状態で電源がオフにされた際も、該第一の可動体が該第四の位置から前記第一の位置に移動するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(D16)
上記(D1)乃至(D15)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の可動体が前記第三の位置にある状態で電源がオフにされた際も、該第一の可動体が該第三の位置から前記第一の位置に移動するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(D17)
上記(D1)乃至(D16)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記可動体を制御する第四の制御手段と、
前記可動体を駆動する駆動手段と、を備えた
ことを特徴とする遊技台。
第一の制御手段は、遊技者に有利な抽選(例えば、大当り抽選等)を行う主制御部300である。第一の制御手段は、1または複数の制御回路から構成されていてもよいし、1または複数の制御基板から構成されていてもよい。
第二の制御手段は、第一の制御手段からのコマンド信号に応じて、遊技を演出する演出手段(例えば、照明部(LED等)、音出力手段(スピーカ等)、画像表示手段(液晶表示装置、ドットマトリックス等)の演出制御を行うサブ制御手段(例えば、第1副制御部400)である。第二の制御手段は、1または複数の制御回路から構成されていてもよいし、1または複数の制御基板から構成されていてもよい。第二の制御手段は、例えば、演出手段の駆動制御や第一の制御手段からのコマンド信号に応じて、演出手段に行わせる演出を抽選で選択する等を行う。
第三の制御手段は、第二の制御手段と通信を行い、演出手段の演出制御(例えば、駆動制御)等を行う演出制御手段である。演出制御手段は、1または複数の制御回路から構成されていてもよいし、1または複数の制御基板から構成されていてもよい。第三の制御手段は、第二の制御手段からの演出コマンドに応じて演出手段を制御するようにしてもよいし、第二の制御手段からの演出コマンドに応じて実行する演出を決定し、決定した結果に基づく情報を第二の制御手段に返送したり、演出手段を駆動するようにしてもよい。
第四の制御手段は、第三の制御手段と通信を行い、演出手段(サブ液晶ユニット1030、可動体1002〜1012のうちの1または複数または全部の演出制御等を行う演出制御手段である。第四の制御手段は、1または複数の制御回路から構成されていてもよいし、1または複数の制御基板から構成されていてもよい。第四の制御手段は、第三の制御手段からの演出コマンドに応じて演出手段を制御するようにしてもよいし、第三の制御手段からの演出コマンドに応じて実行する演出を決定し、決定した結果に基づく情報を第三の制御手段に返送したり、演出手段を駆動するようにしてもよい。また、第四の制御手段は、移動ユニット1036に搭載されていてもよい。
(D18)
上記(D17)に記載の遊技台であって、
前記第四の制御手段は、駆動ユニット(例えば、移動ユニット1036)に搭載されており、
前記可動体による複数の動作のうちの少なくとも一の動作(例えば、上下移動)の際に、前記駆動ユニットも同じ動作を行う、
ことを特徴とする遊技台。
上記実施例では、移動ユニット1036が可動体1002に設けられているので、可動体1002の上下移動の際は、移動ユニット1036も可動体1002と一緒に動作するが、サブ液晶ユニット1032の回転動作の際は、移動ユニット1036は回転しないように構成している。なお、可動体1002の上下動作の際も、移動ユニット1036は一緒に動作しないように移動ユニット1036を可動体1002とは別に配置してもよいし、サブ液晶ユニット1032の回転動作の際も、移動ユニット1036が一緒に動作するように構成してもよいし、可動体1002の全ての動作の際に、移動ユニット1036が一緒に動作するように構成してもよい。
可動体1002は上下動作(位置変化、移動)と回転動作(姿勢変化)を実行可能な例を示したが、上下以外の動作(例えば、左右方向の位置変化・移動)を実行可能としてもよいし、チルト動作(例えば、鉛直方向の回転軸を中心としてサブ液晶ユニット1032の左側や右側が前方や後方に傾く動作や水平方向の回転軸を中心としてサブ液晶ユニット1032の上側や下側が前方や後方に傾く動作)を実行可能としてもよい。
(D19)
上記(D1)乃至(D18)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記可動体を制御する第四の制御手段と、
前記可動体を駆動する駆動手段と、
前記第一の可動体の位置を検知する検知手段と、を備え、
確認条件の成立があった場合に、前記第一の可動体の位置を確認するように構成されており、
前記第一の可動体の位置が前記第一の位置でない場合には、前記第一の可動体が前記第一の位置に移動するように構成されており、
前記確認条件は、電源がオフにされた際に成立する条件である、
ことを特徴とする遊技台
(E1)
遊技を演出する演出画像を表示可能な画像表示ユニット(例えば、メイン液晶ユニット1001またはサブ液晶ユニット1032)と、
画像表示ユニットを駆動する駆動手段(例えば、モータ)と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示ユニットは、前記駆動手段の駆動によって動く場合があり、
前記画像表示ユニットが第一の方向(前記画像表示ユニットの回転軸を中心とする回転方向、または直線方向)に動いている期間(以下、「第一の期間」という。)において、該画像表示ユニットに第一の動画(例えば、殿のキャラクタ画像H3や姫のキャラクタ画像H4の動画)が表示される場合があり、
前記第一の動画は、第一の画像が前記第一の方向に動く態様を含む動画である(例えば、図202(b)〜(d)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、画像表示ユニットの動きによってインパクトを与え、当該動きの期間中に画像表示ユニットに表示される画像の表示角度、表示位置を変化させることで、報知手段としては日常的には見かけない動作をさせることが可能になり、遊技者に日常を忘れ、より遊技に集中させることができる場合がある。また、画像表示ユニットが第一の方向に動いている期間の全ての期間を第一の期間としてもよいし、前記画像表示ユニットが第一の方向に動いている期間のうちの一部の期間を第一の期間としてもよい。また、ある演出を契機として、画像表示ユニットが第一の方向に動き始めてから停止するまでの期間の全ての期間を第一の期間としてもよいし、ある演出とは別の演出を契機として、画像表示ユニットが第一の方向に動き始めてから停止するまでの期間の一部の期間を第一の期間としてもよい。
(E2)
上記(E1)に記載の遊技台であって、
前記第一の動画は、前記第一の画像によるアニメーション表示態様を含む動画である(例えば、図202(b)〜(d)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
本実施の形態による実施例では、第一の画像(殿のキャラクタ画像H3や姫のキャラクタ画像H4)の表情、外形等が固定的に表示される例を示したが、第一の画像の表情、外形等が変形的に表示される場合があってもよい。例えば、図202を例示して説明すると、図202(a)では表示されていなかった殿の顔が、図202(b)では真顔で表示され、図202(c)では少し笑顔になり、図202(d)では満面の笑顔になり、図202(e)では少し笑顔に戻り、図202(f)では真顔に戻るようなアニメーションを行うようにしてもよい。また、第一の画像(例えば、殿のキャラクタ画像H3)が第一の方向に動く態様とは、殿のキャラクタ画像H3を含むアニメーションの表示位置が動くことを示すものとしてもよい。アニメーションは、キャラクタの表示の可変表示に限定されず、キャラクタ等の外形の変化、セリフの可変表示(セリフを示す部分的な文字列から全体的な文字列への変化表示等)、キャラクタやアイコンの色変化、キャラクタやアイコンの移動表示等のいずれかとしてもよいし、これらを組み合わせて含むようにしてもよい。
(E3)
上記(E1)または(E2)に記載の遊技台であって、
前記第一の期間において、前記画像表示ユニットは第一の向き(例えば、反時計回りの向き)に動くように構成されており(例えば、図202(b)〜(d)参照)、
前記第一の期間において、前記第一の画像は第二の向き(例えば、時計回りの向き)に動くように構成されており(例えば、図202(b−1)、(c−1)、(d−1)参照)、
前記第一の向きと前記第二の向きは、逆の向きである、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台では、ある一の演出を契機(例えばスーパーリーチ中の画像表示ユニット動作演出を開始するタイミングの到来等)として、画像表示ユニットが動作する場合の第一の向きは一の向き(例えば左向き)とし、他の演出を契機(例えば、大当り終了時の確変が始まるかどうかを遊技者に知らせるための画像表示ユニットの動作による演出を開始するタイミングの到来等)で、画像表示ユニットが動作する場合の第一の向きは、別の向き(例えば右向き)とする場合があってもよい。また、第一の向きと第二の向きは、逆の向きではなく同じ向きでもよく、この場合、画像表示ユニットの移動や回転よりも第一の画像が速く移動や回転するように遊技者には視認される。このため、固定的な画像表示ユニット内で画像が回転する態様では得られない非日常的な感覚を遊技者に与えることができ、さらに当該画像表示ユニット内の第一の画像が、さらなる速さで回転や移動することからより日常的な感覚を忘れさせ、遊技に集中させることが可能になる場合がある。
(E4)
上記(E3)に記載の遊技台であって、
前記第一の期間において、前記画像表示ユニットは前記第一の向きに第一の速さで動くように構成されており、
前記第一の期間において、前記第一の画像は前記第二の向きに第二の速さで動くように構成されており、
前記第一の速さと前記第二の速さは、同じ速さである(例えば、図202(b)〜(d)および図202(b−1)、(c−1)、(d−1)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、遊技者には画像表示ユニットは動いて見えるが、第一の画像の表示位置・表示角度等は動いていないように見えるため、報知手段としては非日常的な動作を行わせることが可能であると伴に、画像表示ユニット表示による報知自体は動いていない場合と同様に役目を果たすことができ、インパクトのある動作と報知の両立が可能になる場合がある。また、第一の向きと第二の向きが逆の向きで、第一の速さと第二の速さの速さを異ならせてもよく、その場合、画像表示ユニットの移動や回転よりも第一の画像が遅く移動や回転するように遊技者には視認される。このため、固定的な画像表示ユニット内で画像が回転する態様はTVやネット等で日常的にみられるが、画像表示ユニットが回転することから、固定的な画像表示ユニットでは得られない非日常的な感覚を遊技者に与えることができ、さらに当該画像表示ユニット内の第一の画像は当該画像表示ユニットの移動や回転にゆっくりと追いかけるように移動や回転を行うことからより日常的な感覚を忘れさせ、遊技に集中させることが可能になる場合がある。また、画像表示ユニットがインパクト重視で速く移動や回転を行う場合に、第一の画像をゆるやかに移動や回転を行わせることで、画像表示ユニット表示による報知自体は動いていない場合に近くなり、報知の役目を果たすことが可能になる場合がある。
(E5)
上記(E1)乃至(E4)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の動画は、第二の画像(例えば、商人のキャラクタ画像H1)が表示される態様を含む動画である(例えば、図202参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(E6)
上記(E5)に記載の遊技台であって、
前記第一の期間において、前記第二の画像は前記第一の方向に動かないように構成されている(例えば、図202(b−2)、(c−2)、(d−2)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台では、第一の期間において、第一の方向に動かないような第二の画像が表示されないように構成されていてもよい。すなわち、第一の期間において、画像表示ユニットに表示されている画像は全て第一の方向に動くように構成されるため、画像表示ユニットおよび画像の動きに統一感が与えられ、よりインパクトのある演出動作が実行可能となる場合がある。
(E7)
上記(E5)または(E6)に記載の遊技台であって、
前記第一の動画は、前記第二の画像によるアニメーション表示態様を含む動画である、ことを特徴とする遊技台。
本実施の形態による実施例では、第二の画像(商人のキャラクタ画像h1’)の表情、外形等が固定的に表示される例を示したが、当該構成を備えた遊技台によれば、第二の画像の表情、外形等が変形的に表示される場合があってもよい。例えば、図170を例示して説明すると、図170(a)ではサブ表示装置209に表示されていなかった商人の顔が、図170(b)では真顔で表示され、図170(c)では少し険しい顔になり、図170(d)では、険悪な顔になり、図170(e)では少し険しい顔に戻り、図170(f)では真顔に戻るようなアニメーションを行うようにしてもよい。また、第二の画像が第一の方向に動かない態様とは、アニメーションの表示位置が動かないことを示すものとしてもよい。アニメーションは、キャラクタの表示の可変表示に限定されず、キャラクタ等の外形の変化、セリフの可変表示(セリフを示す部分的な文字列から全体的な文字列への変化表示等)、キャラクタやアイコンの色変化、キャラクタやアイコンの移動表示等のいずれかとしてもよいし、これらを組み合わせて含むようにしてもよい。
(E8)
上記(E1)乃至(E7)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
上記(E1)に記載の「前記駆動手段の駆動によって動く」とは、「前記駆動手段の駆動によって回転する」のことであり、
上記(E1)に記載の「第一の画像が前記第一の方向に動く」とは、「第一の画像が前記第一の方向に回転する」のことであり、
前記第一の方向とは、前記画像表示ユニットの回転軸を中心とする回転方向のことである(例えば、図202参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(E9)
上記(E3)または(E4)に記載の遊技台であって、
前記第一の向きとは、時計回りおよび反時計回りのうちの一方のことである(例えば、図202参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(E10)
上記(E1)乃至(E7)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
上記(E1)に記載の「前記駆動手段の駆動によって動く」とは、「前記駆動手段の駆動によって直線移動する」のことであり、
上記(E1)に記載の「第一の画像が前記第一の方向に動く」とは、「第一の画像が前記第一の方向に直線移動する」のことである(例えば、図200参照)、
ことを特徴とする遊技台。
上記の「第一の画像が前記第一の方向に直線移動する」とは、「第一の画像が上下方向に直線移動する」ことであってもよい。この場合における上記の第一の向きとは、上向きおよび下向きのうちの一方のことである。また、上記の「第一の画像が前記第一の方向に直線移動する」とは、「第一の画像が左右方向に直線移動する」ことであってもよい。この場合における上記の第一の向きとは、左向きおよび右向きのうちの一方のことである。上記の「第一の画像が前記第一の方向に直線移動する」とは、「第一の画像が斜め方向に直線移動する」ことであってもよい。この場合における上記の第一の向きとは、左上向き、右下向き、右上向き、および左下向きのうちの一の向きのことである。
本実施の形態による実施例で説明した構成の変形例について図を参照しつつ説明する。例えば、駆動手段の駆動による動きは、回転移動および直線移動(上下方向、左右方向、斜め方向、遊技者からみて前後方向)が複合された動きをする場合があってもよい。また、パチンコ機100には、複数の画像表示ユニットが搭載されるように構成されていてもよい。また、一の画像表示ユニットに複数の画像表示装置が搭載されるように構成されていてもよい。画像表示ユニットには、LEDが搭載されていてもよいし、演出用可動体が搭載されていてもよい。また、画像表示ユニットが回転動作や移動動作する前に演出用可動体が初期状態から可動状態まで可動し、演出用可動体が可動状態にある画像表示ユニットが回転動作や移動動作を行った後に停止し、その後、当該演出用可動体が初期状態に可動するように構成されていてもよい。また、図柄変動表示中において、図197に示す演出動作が行われた場合よりも、図198に示す演出動作が行われた場合の方が、当該図柄変動表示における最終的に停止表示される図柄態様が大当り態様になりやすいように構成されていてもよいし、図柄変動表示中において、図198の演出動作が行われた場合よりも、図197の演出動作が行われた場合の方が、当該図柄変動表示における最終的に停止表示される図柄態様が大当り態様になりやすいように構成されていてもよい。また、図柄変動表示中において、図197の演出動作が行われた場合は、必ず当該図柄変動表示における最終的に停止表示される図柄態様が大当り態様になるように構成されていてもよいし、図柄変動表示中において、図198の演出動作が行われた場合は、必ず当該図柄変動表示における最終的に停止表示される図柄態様が大当り態様になるように構成されていてもよい。また、図197および図198は、両方とも同じ演出表示が行われる例を示したが、図197に示すサブ表示装置が回転する場合に当該サブ表示装置に表示される画像も一緒に回転するように遊技者に視認される演出と、図198に示すサブ表示装置が回転する場合に当該サブ表示装置に表示される画像は一緒に回転していないように遊技者に視認される演出は、別の演出となるように構成してもよい。例えば、「別の演出のうちの一方の演出」とは、殿が曲者と闘う演出であり、「別の演出のうちの他方の演出」とは、姫が踊る演出といったように構成してもよい。「別の演出のうちの一方の演出」を一種類搭載してもよいし、複数種類搭載してもよいし、「別の演出のうちの他方の演出」を一種類搭載してもよいし、複数種類搭載してもよい。また、図167に示すようサブ表示装置が回転する場合に、当該サブ表示装置に表示される画像の少なくとも一部(または全部でもよい。)が一緒に回転する演出の種類の数よりも、図198に示すようにサブ表示装置が回転する場合に当該サブ表示装置に表示される画像の少なくとも一部(または全部でもよい。)が一緒に回転していないように遊技者に視認される演出の種類の数の方が多くなるように構成されていてもよい。逆に、図198のようにサブ表示装置が回転する場合に当該サブ表示装置に表示される画像の少なくとも一部(または全部でもよい。)が一緒に回転していないように遊技者に視認される演出の種類の数よりも、図197に示すようにサブ表示装置が回転する場合に当該サブ表示装置に表示される画像の少なくとも一部(または全部でもよい。)が一緒に回転する演出の種類の数の方が多くなるように構成されていてもよい。
また、図197に示す演出例および図198に示す演出例を複合させてもよい。例えば、サブ表示装置が回転し始めの期間(期間A)では、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さA(例えば、20rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は、サブ表示装置と一緒に回転するように遊技者に視認されるようにサブ表示装置に表示される画像の回転を行わないようにする。次の期間(期間B)では、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さB(例えば、40rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は、サブ表示装置よりも遅く回転しているように遊技者に視認されるように、該画像の少なくとも一部、または全部を他の向き(例えば時計回り)に速さB’(例えば、20rpm)で回転させる。次の期間(期間C)では、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さC(例えば、50rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は、サブ表示装置よりも遅く回転しているように遊技者に視認されるように、該画像の少なくとも一部、または全部を他の向き(例えば時計回り)に速さC’(例えば、40rpm)で回転させる。また、次の期間(期間D)では、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さD(例えば、60rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は回転しておらずサブ表示装置だけが回転しているように遊技者に視認されるように、該画像の少なくとも一部、または全部を他の向き(例えば時計回り)に速さD(例えば、60rpm)で回転させる。次の期間(期間E)では、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さE(例えば、50rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は、サブ表示装置よりも遅く回転しているように遊技者に視認されるように、該画像の少なくとも一部、または全部を他の向き(例えば時計回り)に速さE’(例えば、40rpm)で回転させる。次の期間(期間F)では、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さF(例えば、40rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は、サブ表示装置よりも遅く回転しているように遊技者に視認されるように、該画像の少なくとも一部、または全部を他の向き(例えば時計回り)に速さF’(例えば、20rpm)で回転させる。次の期間のサブ表示装置が回転終了前の期間(期間G)は、サブ表示装置を一の向き(例えば反時計回り)に速さG(例えば、20rpm)で回転させ、サブ表示装置に表示される画像は、サブ表示装置と一緒に回転するように遊技者に視認されるように画像の回転を行わないようにしてもよい。このように、期間A〜期間Dまでの例示のように、サブ表示装置が回転する期間が進むにつれて、サブ表示装置に表示されている画像の回転が、徐々にサブ表示装置の回転とずれて、サブ表示装置は回転し、サブ表示装置の表示の一部または全部は停止しているように遊技者に視認されるような状態に移行させることで、サブ表示装置と画像による新たな一体感のある演出を行うことが可能になる場合がある。また、期間D〜期間Gまでの例示のように、サブ表示装置が回転する期間が進むにつれて、サブ表示装置に表示されている画像の回転が、徐々にサブ表示装置と一緒に回転しているように変化するように遊技者に視認させることで、サブ表示装置と画像による新たな一体感のある演出を行うことが可能になる場合がある。これらの例では、期間A〜Dでは、サブ表示装置の回転の速さとサブ表示装置に表示される画像の回転の速さの差を徐々に小さくしていき、期間D〜Gでは、サブ表示装置の回転の速さとサブ表示装置に表示される画像の回転の速さの差を徐々に大きくしていくように構成したが、逆に、期間A〜Dまでは、サブ表示装置の回転の速さとサブ表示装置に表示される画像の回転の速さの差を徐々に大きくしていき、期間D〜Gでは、サブ表示装置の回転の速さとサブ表示装置に表示される画像の回転の速さの差を徐々に小さくしていくように構成してもよい。また、ここでは、回転するサブ表示装置および回転するサブ表示装置に表示される画像について例示したが、直線移動するサブ表示装置および、直線移動するサブ表示装置に表示される画像についても適用することも可能である。
(F1)
遊技を演出する可動動作を実行可能な演出可動体(例えば、可動体1001、または可動体1002)と、
窓部(例えば、透過部1008a、1008b)が設けられた装飾体(可動体1008)と、
を備えた遊技台であって、
前記装飾体の背後で、前記演出可動体が動作を実行する場合がある(例えば、図186(f)〜(k)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、装飾体で隠された演出可動体が、装飾体の窓部を介して、遊技者に演出可動体の動作を視認させることができ、演出手段としては日常的には見かけない動作をさせることが可能になり、遊技者に日常を忘れ、より遊技に集中させることができる場合がある。
(F2)
上記(F1)に記載の遊技台であって、
前記演出可動体は、画像を表示可能な可動体であり、
前記窓部を介して前記演出可動体の画像を遊技者に視認させることが可能に構成されている(例えば、図186(f)〜(k)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、装飾体で隠された演出可動体は画像を表示可能に構成されるため、装飾体の窓部を介して、遊技者に演出可動体の動作と画像を視認させることができ、報知手段としては日常的には見かけない動作をさせることが可能になり、遊技者に日常を忘れ、より遊技に集中させることができる場合がある。また、画像を表示可能な演出可動体は、複数個備えられる場合があってもよいし、一個のみ備えられる場合があってもよい。また、装飾体の背後で動作が可能となる画像を表示可能な演出可動体は、メイン液晶ユニットを有する場合があってもよいし、またはサブ液晶ユニットを有する場合があってもよい。また、装飾体の背後で動作が可能となる画像を表示可能な演出可動体は、メイン液晶ユニットとサブ液晶ユニットの両方を有する場合があってもよいし、サブ液晶ユニットを2個以上有する場合があってもよい。
(F3)
上記(F2)に記載の遊技台であって、
前記演出可動体の動作によって、前記窓部を介して遊技者に視認される前記演出可動体の画像が変化する場合がある(例えば、図186(f)〜(k)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、装飾体の背後で動作を行うことで、装飾体の窓部を介して視認される演出可動体に表示される画像が変化するため、遊技者に思いもよらない驚きを与えることができる場合がある。また、上記の「前記演出可動体の画像が変化する」とは、演出可動体に表示されている画像を変化(例えば、雲の画像の形状や表示色が変化)させた表示が行われる場合や演出可動体に表示されている画像の見え方が変化する場合も含む。
(F4)
上記(F1)乃至(F3)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記装飾体は、動作可能である(例えば、図186(e)、(f)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、装飾体が動作可能となるため、装飾体の動作と演出可動体の動作を連動させた演出を行うことが可能となる場合がある。
(F5)
上記(F1)乃至(F4)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
図柄の変動表示を実行可能な図柄表示手段(例えば、特図1表示装置212、特図2表示装置214)を備えた、
ことを特徴とする遊技台。
(F6)
上記(F5)に記載の遊技台であって、
前記図柄表示手段による前記図柄の変動表示において、前記装飾体の動作によって、該装飾体の前記窓部を介して前記演出可動体における画像(例えば、雲の画像)の一部を遊技者が視認可能となった場合は、該装飾体の該窓部を介して該演出可動体における画像の一部を遊技者が視認可能とならなかった場合よりも、該図柄の変動表示の最終結果として大当り図柄態様が確定表示されやすくなるように構成されており(例えば、図186、および図187参照)、
前記演出可動体における画像の一部は、予告画像の少なくとも一部の画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(F7)
上記(F5)または(F6)に記載の遊技台であって、
前記装飾体の動作によって、該装飾体の前記窓部(例えば、透過部1008b)を介して前記演出可動体における先読み態様(例えば、白色ひし形の態様)をした保留アイコンの画像の一部を遊技者が視認可能となった場合は、該装飾体の該窓部を介して該演出可動体における先読み態様をした保留アイコンの画像の一部を遊技者が視認可能とならなかった場合よりも、該保留アイコンに対応する保留が消化されて開始された前記図柄の変動表示の最終結果として大当り図柄態様が確定表示されやすくなるように構成されている(例えば、図193参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(F8)
上記F1乃至F7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、
ことを特徴とする遊技台。
(G1)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208、またはサブ表示装置1030)は、回転動作を実行可能であり(例えば、図195参照)、
前記回転動作が行われている前記画像表示手段は、第一の画像(例えば、殿のキャラクタ画像H1や装飾図柄や保留アイコンや変動アイコン等)の表示を行う場合があり、
前記回転動作が行われる際に、前記第一の画像の縦横比が変化する場合がある(例えば、図195(l)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、画像表示手段の回転動作が行われる際に、第一の画像の縦横比が変化する場合があるため、第一の画像の存在感が増幅される場合があり、遊技者に強い印象を与えることができる場合がある。また、キャラクタ画像、装飾図柄、保留アイコン、変動アイコン、および背景絵柄等の画像のうちのいずれかの画像、あるいはこれら全てを第一の画像とする場合があってもよいし、これらの画像とは異なる画像を第一の画像とする場合があってもよい。また、回転動作を実行可能な画像表示手段は、メイン液晶ユニットであってもよいし、サブ液晶ユニットであってもよい。また、その両方において、第一の画像の縦横比が変化するように表示される場合があってもよい。例えば、メイン液晶ユニットとサブ液晶ユニットで第一の画像を表示して、メイン液晶ユニットとサブ液晶ユニットを同時にあるいは別々に回転させて、同時にあるいは別々に第一の画像の縦横比を変化させる場合があってもよい。また、サブ液晶ユニットを2個並べることで、2個のサブ液晶ユニットで第一の画像を表示する場合があってもよい。この場合においては、2個のサブ液晶ユニットが並んだ状態で回転動作をさせて、第一の画像の縦横比を変化させる場合があってもよい。
(G2)
上記(G1)に記載の遊技台であって、
前記回転動作が行われている前記画像表示手段は、第二の画像(例えば、装飾枠F1、保留数表示、第4図柄の画像)の表示を行う場合があり、
前記回転動作が行われる際に、前記第二の画像は回転しない場合がある(例えば、図196(k)〜(p)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(G3)
上記(G2)に記載の遊技台であって、
前記回転動作が行われる際に、前記第二の画像は回転しない(例えば、図196(k)〜(p)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、第一の画像が回転する際に、第二の画像は回転しない場合があるため、第一の画像の回転を強調しつつ、第二の画像をしっかり遊技者に視認させることができる。また、キャラクタ画像、装飾図柄、保留アイコン、変動アイコン、および背景絵柄等の画像のうちのいずれかの画像、あるいはこれら全てを第二の画像とする場合があってもよいし、これらの画像とは異なる画像を第二の画像とする場合があってもよい。
(G4)
上記(G1)乃至(G3)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記回転動作が行われる際に、該回転動作が行われる前に前記画像表示手段において見切れていた画像(例えば、姫のキャラクタ画像H4)が該回転動作が行われることによって該画像表示手段に表示される場合がある(例えば、図201(b)、(c)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、画像表示手段の回転動作が行われる前に画像表示手段において見切れていた画像が、画像表示手段の回転動作が行われることによって画像表示手段に表示される場合があるため、遊技者に思いもよらない驚きを与えることができる場合がある。
(G5)
上記(G1)乃至(G4)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記回転動作が行われる際に、該回転動作が行われる前に前記画像表示手段に表示されていた画像(例えば、姫のキャラクタ画像H4)が該回転動作が行われることによって該画像表示手段において見切れる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、画像表示手段の回転動作が行われる前に画像表示手段において表示されていた画像が、画像表示手段の回転動作が行われることによって画像表示手段において見切れる場合があるため、遊技者に思いもよらない驚きを与えることができる場合がある。
(G6)
上記(G1)乃至(G5)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、
ことを特徴とする遊技台。
(G7)
上記(G1)乃至(G5)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシン(例えば、スロットマシン2000)である、
ことを特徴とする遊技台。
(H1)
遊技を演出する演出動作を実行可能な演出可動体(例えば、可動体1002のサブ液晶ユニット1032)と、
前記演出可動体を支持可能なベース体(例えば、移動ユニット1036)と、
を備えた遊技台であって、
前記演出可動体(例えば、可動体1002のサブ液晶ユニット1032)は、回転動作を実行可能なものであり、
前記演出可動体および前記ベース体の一方にはスリップリング(例えば、回転側基板1090,1140)が設けられており、
前記演出可動体および前記ベース体の他方には導電部(例えば、導電部1078〜1088、1130〜1136)が設けられており、
前記スリップリングおよび前記導電部が接触することにより、前記ベース体の側から前記演出可動体の側に電源が供給される、
ことを特徴とする遊技台。
(H2)
上記(H1)に記載の遊技台であって、
前記ベース体は、第一の通信手段(例えば、データ送受信部1138)が設けられており、
前記演出可動体は、第二の通信手段(例えば、データ送受信部1144)が設けられており、
前記第二の通信手段は、前記第一の通信手段から送信される信号を受信可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(H3)
上記(H1)または(H2)に記載の遊技台であって、
前記第一の通信手段および前記第二の通信手段の両方は、光無線通信が可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(H4)
上記(H1)乃至(H3)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の通信手段および前記第二の通信手段の両方は、レーザ通信が可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(H5)
上記(H1)乃至(H4)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記スリップリング(例えば、回転側基板1090、1140)は、前記演出可動体に設けられており、
前記導電部(例えば、導電部1078〜1088、1130〜1136)は、前記ベース体に設けられている、
ことを特徴とする遊技台。
(H6)
上記(H1)乃至(H5)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記演出可動体は、画像表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)が設けられており、
前記第二の通信手段は、前記第一の通信手段から送信される画像情報信号を受信可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。
[第3の実施の形態]
次に、本発明を適用可能な第3の実施の形態によるパチンコ機100について図203〜図231を用いて説明する。本実施の形態によるパチンコ機100は、上記第1の実施の形態によるパチンコ機100と同様の構成および制御系を有している。上記第1の実施の形態によるパチンコ機100と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。本実施の形態のパチンコ機100は、チャンスボタン136の他に好機ボタン139がチャンスボタン136と並んで配置されている。好機ボタン139は、チャンスボタン136と同様の機能を備えている。
図203は、本実施の形態の各実施例で示す演出パターンの概要を示す図である。図203は、本実施の形態の各実施例においてチャンスボタン136や好機ボタン139に関する演出が実行される演出パターンを示している。これらのボタンに関する演出は、大別すると5つの演出パターン(演出パターン1〜5)に分類できる。当該ボタンに関する演出は、チャンスボタン136および/または好機ボタン139の操作に関する演出である。図203(a)〜(d)においては、左から右に時間が経過している。
<演出パターン1>
図203(a)を用いて演出パターン1を説明する。演出パターン1は、チャンスボタン136に関する演出であり、好機ボタン139を用いない演出である。演出パターン1は、チャンスボタン136の押下待ちの際に行われる表示のボタン操作待ち表示1から始まる演出パターンであり、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示1を表示している最中のチャンスボタン136の操作有効期間中に遊技者がチャンスボタン136を操作すると、装飾図柄表示装置208にチャンスボタン136の操作に応じて行われる表示のボタン応答表示1が表示される。ボタン応答表示1は、好機ボタン139の押下待ちの際に行われる表示を含まない表示である。このように、遊技者がボタン操作待ち表示1に促されてボタンを操作した場合に表示されるボタン応答表示には好機ボタン押下待ち表示が含まれない。
<演出パターン2>
図203(b)の上段を用いて演出パターン2を説明する。演出パターン2は、チャンスボタン136に関する演出である。演出パターン2は、チャンスボタン136の押下待ちの際に行われる表示のボタン操作待ち表示3から始まり、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示3を表示している最中のチャンスボタン136の操作有効期間中に遊技者がチャンスボタン136を操作すると、装飾図柄表示装置208にチャンスボタン136の操作に応じて行われる表示のボタン応答表示3が表示される。ボタン応答表示3は、好機ボタン139の押下待ちの際に行われる表示の一部を含まない表示である。
<演出パターン3>
図203(b)の下段を用いて演出パターン3を説明する。演出パターン3は、チャンスボタン136と好機ボタン139に関する演出である。演出パターン3は、チャンスボタン136の押下待ちの際に行われる表示のボタン操作待ち表示3から始まる演出パターンであり、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示3を表示している最中のチャンスボタン136の操作有効期間中に遊技者がチャンスボタン136を操作すると、装飾図柄表示装置208に、チャンスボタン136の操作に応じて行われる表示であり、好機ボタン139の押下待ちの際に行われる表示を含むボタン応答表示4が表示され、次いで、ボタン応答表示4の表示中の好機ボタン139の操作有効期間中に遊技者が好機ボタン139を操作すると、装飾図柄表示装置208に好機ボタン139の押下に応じて行われるボタン応答表示5が表示される。
ボタン操作待ち表示3が表示され、遊技者が当該ボタン操作待ち表示3に促されてチャンスボタン136を操作した場合には、演出パターン2(チャンスボタンに関する演出)か演出パターン3(チャンスボタンと好機ボタンに関する演出)のいずれか一方の演出パターンが決定される。ボタン操作待ち表示3が表示される前において、予め演出パターンが決定される場合があってもよいし、遊技者がチャンスボタン136を押下するタイミングや押下する回数等によって、演出パターンが決定される場合があってもよい。このように、遊技者がボタン操作待ち表示3に促されてボタンを操作した場合に表示されるボタン応答表示には好機ボタン押下待ち表示(または、好機ボタン押下待ち表示の一部の表示)が含まれる場合と含まれない場合がある。
<演出パターン4>
図203(c)を用いて演出パターン4を説明する。演出パターン4は、チャンスボタン136と好機ボタン139に関する演出である。演出パターン4は、チャンスボタン136の押下待ちの際に行われる表示のボタン操作待ち表示4から始まり、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示4を表示している最中のチャンスボタン136の操作有効期間中に遊技者がチャンスボタン136を操作すると、装飾図柄表示装置208に、チャンスボタン136の操作に応じて行われる表示であり、好機ボタン139の押下待ちの際に行われる表示を含むボタン応答表示4が表示され、次いで、装飾図柄表示装置208にボタン応答表示4を表示している最中の好機ボタン139の操作有効期間中に遊技者が好機ボタン139を操作すると、装飾図柄表示装置208に好機ボタン139の押下に応じて行われるボタン応答表示5が表示される。このように、遊技者がボタン操作待ち表示4に促されてボタンを操作した場合に表示されるボタン応答表示には、好機ボタン押下待ち表示が含まれることになる。
<演出パターン5>
図203(d)を用いて演出パターン5を説明する。演出パターン5は、好機ボタン139に関する演出である。演出パターン5は、好機ボタン139の押下待ちの際に行われる表示のボタン操作待ち表示5から始まり、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示5を表示している最中の好機ボタン139の操作有効期間中に遊技者が好機ボタン139を操作すると、装飾図柄表示装置208に好機ボタン139の操作に応じて行われる表示のボタン応答表示2が表示される。このように、演出パターン5では、ボタンに関する演出が開始される際に好機ボタン139の操作を促すボタン操作待ち表示5を表示することになる。
本実施の形態では、図柄変動表示中に行われる演出パターン1〜5において、演出パターンによって、大当り図柄態様の確定表示のされやすさを異ならせている。本実施の形態では、演出パターン1〜5のうち、演出パターン4が行われた図柄変動表示は、最も大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されるに対して、演出パターン2のみが行われた図柄変動表示は、最も大当り図柄態様が確定表示され難いように構成されている。演出パターン3が行われずに演出パターン1が行われた図柄変動表示よりも演出パターン3が行われた図柄変動表示が、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。演出パターン3が行われずに演出パターン5が行われた図柄変動表示よりも演出パターン3が行われた図柄変動表示が、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。演出パターン5が行われずに演出パターン1が行われた図柄変動表示よりも演出パターン5が行われた図柄変動表示が、大当り図柄が確定表示されやすいように構成される場合や、演出パターン5が行われずに演出パターン1が行われた図柄変動表示と演出パターン1が行われずに演出パターン5が行われた図柄変動表示では、同じ確率で大当り図柄態様が確定表示されるように構成される場合もある。最も大当り態様を停止表示しやすい演出パターン4では、好機ボタン139を押下するためにはチャンスボタン136を押下しなければならないため、遊技者の好機ボタン139の操作意欲を高めさせるのと同時に、チャンスボタン136の操作意欲も高めさせることができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。なお、本実施の形態におけるパチンコ機100においては、上記にあげた例以外も採用可能である。本実施の形態では、図柄変動表示中に行われる演出パターン1〜5において、演出パターンによって、大当り図柄態様の確定表示のされやすさを同じにするように構成する場合があってもよい。
図203で示すように、演出パターン1〜5においては、チャンスボタン136が押下された場合に、チャンスボタン136が操作されたと判定されるが、演出パターン1〜5において押下以外の操作方法でも操作されたと判定される場合があってもよい。例えば、チャンスボタン136が回転可能となるように構成されている場合は、遊技者がチャンスボタン136を通常状態から所定の角度以上に回転させると、チャンスボタン136が操作されたと判定されるように構成されてもよい。
図203で示すように、演出パターン1〜5においては、好機ボタン139が押下された場合に、好機ボタン139が操作されたと判定されるが、演出パターン1〜5においてそれ以外の操作方法でも操作されたと判定される場合があってもよい。例えば、好機ボタン139が回転可能となるように構成されている場合は、遊技者が好機ボタン139を通常状態から所定の角度以上に回転させると、好機ボタン139が操作されたと判定されるように構成されてもよい。チャンスボタン136における所定の角度と好機ボタン139における所定の角度は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図203で示すように、演出パターン1〜5においては、チャンスボタン136と好機ボタン139を用いているが、これら以外の操作手段を用いる場合があってもよい。例えば、チャンスボタン136や好機ボタン139に代えて、設定操作部137や透明部材118をボタンとする操作手段が用いられる場合や、ハンドルの操作手段が用いられる場合があってもよい。なお、演出パターン1〜5におけるチャンスボタン136の操作有効期間の開始時期と終了時期は、ボタン操作待ち表示1、またはボタン操作待ち表示3が表示される前に決定され、好機ボタン139の操作有効期間の開始時期と終了時期は、ボタン操作待ち表示2、またはボタン応答表示4が表示される前に決定される。なお、図203に示す演出パターン1〜5の演出は、装飾図柄表示装置208に代えてサブ表示装置1030で実行される場合があってもよいし、装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030の両方で実行される場合があってもよい。
(実施例1−1)
本実施の形態の実施例1−1の演出例について図204を用いて説明する。図204は、図203(a)に示す演出パターン1における演出例を示し、演出状態を時系列で示している。図204(a)は、図174に示す第2の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示し、図204(b)〜(f)は、遊技盤1000からメイン液晶ユニット1001および可動体1002を抜き出して示している。図204〜図231では、チャンスボタン136および好機ボタン139を摸式的に示している。チャンスボタン136の押下面には、「プッシュ」の文字列が表記され、好機ボタン139の押下面には、「押せ」の文字列が表記されている。なお、図204以降において、可動体1006、1008、1012の図示を省略している。
図204(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図204(a)に示す状態において、特図1および特図2の保留数が0である。
図204(a)から引き続く図204(b)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図204以降において、装飾図柄の変動表示は下向きの白抜き太矢印で表している。図204(b)は、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることを示している。チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138は、光源にLEDが用いられる。好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141は、光源にLEDが用いられる。チャンスボタン136が通常状態の場合には、チャンスボタンランプ138が発光していない状態であるか、またはチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光している状態であってもよい。好機ボタン139が通常状態の場合には、好機ボタンランプ141が発光していない状態であるか、または好機ボタンランプ141が所定の態様で発光している状態であってもよい。なお、チャンスボタンランプ138や好機ボタンランプ141の光源には、LED以外の発光手段を用いる場合があってもよい。
図204(b)から引き続く図204(c)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図204(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図204(c)から引き続く図204(d)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示1(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示1には、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示されている、チャンスボタン136を摸した画像(以下、「チャンスボタン画像」と称する場合がある。)と逆三角形が3つ重なった態様の画像(以下、「ボタン押下指示画像」と称する場合がある。)が対応する。ボタン操作待ち表示1が表示される際に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される。なお、ボタン操作待ち表示1が表示される前に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される場合があってもよい。図204(d)では、チャンスボタン136の操作有効期間中に、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。チャンスボタン136の上方に図示されている複数本の線は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン画像やボタン押下指示画像は、チャンスボタン136の操作有効期間中においては動く態様(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)で表示して、チャンスボタン136の操作有効期間外においては停止表示する場合があってもよい。
図204(d)から引き続く図204(e)は、チャンスボタン136の操作有効期間中に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、ボタン応答表示1(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)として、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に「チャンス」の文字列画像が表示された状態を示している。なお、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合には、本例のボタン応答表示1を表示しないように構成される場合があってもよいし、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合でも本例のボタン応答表示1を表示するように構成される場合があってもよい。
図204(e)から引き続く図204(f)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、はずれ図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。なお、本例の演出が行われる図柄変動表示において、大当り図柄態様の確定表示がされる場合があってもよい。
(実施例1−2)
本実施の形態の実施例1−2の演出例について図205を用いて説明する。図205は、図203で示した演出パターン1における演出例を示し、演出状態を時系列で示している。
図205(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図205(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図205(a)から引き続く図205(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図205(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図205(b)から引き続く図205(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示1(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示1は、実施例1−1で示したボタン操作待ち表示1と同じとなる、チャンスボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が対応する。図205(c)では、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。なお、装飾図柄表示装置208に表示されているチャンスボタン画像の色とチャンスボタン136の発光色は同じとなるように構成される場合があってもよいし、異なるように構成される場合があってもよい。なお、チャンスボタン画像やボタン押下指示画像は、チャンスボタン136の操作有効期間中においては動く態様(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)で表示して、チャンスボタン136の操作有効期間外においては停止表示する場合があってもよい。
図205(c)から引き続く図205(d)は、図205(c)に示すボタン操作待ち表示1が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、ボタン応答表示1(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)が装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示された状態を示している。本例のボタン応答表示1は、実施例1−1で示したボタン応答表示1と異なる表示の「チャンス!!」の文字列画像が対応する。なお、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合には、本例のボタン応答表示1を表示しないように構成する場合があってもよいし、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合でも本例のボタン応答表示1を表示するように構成する場合があってもよい。
図205(d)から引き続く図205(e)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、はずれ図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。
本実施の形態の実施例1−2の演出例について図206を用いて説明する。図206は、図205で示した演出例を実行する特図変動遊技が大当りとなる一例を示し、演出状態を時系列で示している。図206(a)〜(d)は、図205(a)〜(d)と同じ演出状態を示している。
図206(d)から引き続く図206(e)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、大当り図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知されている。
このように、図204〜図206において、図203(a)に示す演出パターン1の一例を示した。実施例1−1で示す演出では、ボタン応答表示1として「チャンス」の文字列画像が表示され、実施例1−2で示す演出では、ボタン応答表示1として「チャンス!!」の文字列画像が表示される。演出パターン1が行われる図柄変動表示において、ボタン応答表示1として「チャンス!!」の文字列画像が表示されずに「チャンス」の文字列画像が表示される図柄変動表示よりも、ボタン応答表示1として「チャンス!!」の文字列画像が表示される図柄変動表示の方が、大当り図柄態様の確定表示がされやすいように構成してもよい。同じ種類となる演出パターン1の演出であっても、ボタン応答表示1の表示によって大当り図柄態様の確定表示のされやすさを異ならせることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。なお、演出パターン1が行われる図柄変動表示において、ボタン応答表示1として「チャンス」の文字列画像が表示されずに「チャンス!!」の文字列画像が表示される図柄変動表示よりも、ボタン応答表示1として「チャンス」の文字列画像が表示される図柄変動表示の方が、大当り図柄態様の確定表示がされやすいように構成してもよいし、ボタン応答表示1として、「チャンス」の文字列画像が表示されずに「チャンス!!」の文字列画像が表示される図柄変動表示とボタン応答表示1として「チャンス!!」の文字列画像が表示される図柄変動表示とでは、大当り図柄態様の確定表示のされやすさが同じとなるように構成してもよい。
(実施例1−3)
本実施の形態の実施例1−3の演出例について図207を用いて説明する。図207は、図203(a)に示す演出パターン1の変形例を示し、演出状態を時系列で示している。
図207(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図207(a)は、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることを示している。
図207(a)から引き続く図207(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図207(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図207(b)から引き続く図207(c)は、ボタン操作待ち表示1(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示1は、実施例1−1で示したボタン操作待ち表示1と同じ表示となるチャンスボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が対応する。図207(c)では、ボタン操作待ち表示1の表示に関連して、チャンスボタン136が通常状態とは異なる状態になり、チャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン画像やボタン押下指示画像は、チャンスボタン136の操作有効期間中においては動く態様(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)で表示して、チャンスボタン136の操作有効期間外においては停止表示する場合があってもよい。
図207(c)から引き続く図207(d)は、図207(c)に示すボタン操作待ち表示1が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することなくチャンスボタン136の操作有効期間が終了し、その後、ボタン応答表示が表示されないで予告アニメーションによる演出が終了するとともに、はずれ図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。なお、本例の演出が行われる図柄変動表示は、大当り図柄態様の確定表示がされる場合があってもよい。
(実施例1−4)
本実施の形態の実施例1−4の演出例について図208を用いて説明する。図208は、上記の演出パターン1における演出例を示し、演出状態を時系列で示している。
図208(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図208(a)は、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることを示している。
図208(a)から引き続く図208(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図208(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図208(b)から引き続く図208(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示1(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示1は、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示されている、チャンスボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像と「押せ!」の文字列画像が対応する。ボタン操作待ち表示1が表示される際に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される。なお、ボタン操作待ち表示1が表示される前に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される場合があってもよい。図208(c)では、チャンスボタン136の操作有効期間中に、チャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン画像やボタン押下指示画像は、チャンスボタン136の操作有効期間中においては動く態様(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)で表示して、チャンスボタン136の操作有効期間外においては停止表示する場合があってもよい。
図208(c)から引き続く図208(d)は、図208(c)に示すボタン操作待ち表示1が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、ボタン応答表示1(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)として「大チャンス」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示された状態を示している。なお、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合には、本例のボタン応答表示1を表示しないように構成される場合があってもよいし、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合でも本例のボタン応答表示1を表示するように構成される場合があってもよい。ボタン応答表示1として「大チャンス」の文字列画像を表示しないで「チャンス」または「チャンス!!」の文字列画像を表示する図柄変動表示よりも、ボタン応答表示1として「大チャンス」の文字列画像を表示する図柄変動表示の方が、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成される場合があってもよい。
図208(d)から引き続く図208(e)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、はずれ図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。
(実施例1−5)
本実施の形態の実施例1−5の演出例について図209を用いて説明する。図209は、上記の演出パターン1における演出例を示し、演出状態を時系列で示している。
図209(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図209(a)は、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることを示している。
図209(a)から引き続く図209(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図209(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図209(b)から引き続く図209(c)は、ボタン操作待ち表示1(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示1は、実施例1−4で示したボタン操作待ち表示1と同じとなるチャンスボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像と「押せ!」の文字列画像が対応する。ボタン操作待ち表示1が表示される際に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される。なお、ボタン操作待ち表示1が表示される前に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される場合があってもよい。図209(c)では、チャンスボタン136の操作有効期間中に、チャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン画像やボタン押下指示画像は、チャンスボタン136の操作有効期間中においては動く態様(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)で表示して、チャンスボタン136の操作有効期間外においては停止表示する場合があってもよい。
図209(c)から引き続く図209(d)は、図209(c)に示すボタン操作待ち表示1が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、ボタン応答表示1(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)として、実施例1−4で示したボタン応答表示1と異なる「大チャンス!」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示された状態を示している。なお、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合には、本例のボタン応答表示1を表示しないように構成される場合があってもよいし、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合でも本例のボタン応答表示1を表示するように構成される場合があってもよい。ボタン応答表示1として「大チャンス!」の文字列画像を表示しないで「大チャンス」の文字列画像を表示する図柄変動表示よりも、ボタン応答表示1として「大チャンス!」の文字列画像を表示する図柄変動表示の方が、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成される場合があってもよいし、その逆の場合があってもよい。
図209(d)から引き続く図209(e)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、はずれ図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。なお、本例の演出が行われる図柄変動表示において、大当り図柄態様の確定表示がされる場合があってもよい。
(実施例1−6)
本実施の形態の実施例1−6の演出例について図210を用いて説明する。図210は、図203(a)に示す演出パターン1の変形例を示し、演出状態を時系列で示している。
図210(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図210(a)は、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることを示している。
図210(a)から引き続く図210(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図210(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図210(b)から引き続く図210(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示1(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示1は、実施例1−3で示したボタン操作待ち表示1と同じ表示となるチャンスボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像と「押せ!」の文字列画像が対応する。図210(c)では、チャンスボタン136の操作有効期間中に、チャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン画像やボタン押下指示画像は、チャンスボタン136の操作有効期間中においては動く態様(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)で表示して、チャンスボタン136の操作有効期間外においては停止表示する場合があってもよい。
図210(c)から引き続く図210(d)は、図210(c)に示すボタン操作待ち表示1が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することなくチャンスボタン136の操作有効期間が終了する直前の状態を示している。
図210(d)から引き続く図210(e)は、図210(c)に示すボタン操作待ち表示1が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することなくチャンスボタン136の操作有効期間が終了した場合でも、ボタン応答表示1(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)として、実施例1−3で示したボタン応答表示1と同じ「大チャンス」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示された状態を示している。なお、ボタン応答表示1と同じ「大チャンス」の文字列画像を表示する演出であっても、チャンスボタン136の押下することで「大チャンス」の文字列画像を表示する実施例1−3で示した演出が実行された図柄変動表示よりも、本例の演出が実行された図柄変動表示の方が、大当り図柄態様を確定表示されやすいように構成される場合があってもよいし、その逆の場合があってもよい。そうすることで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。一方、実施例1−3で示した演出が実行された図柄変動表示と本例の演出が実行された図柄変動表示とでは、大当り図柄態様の確定表示されやすを同じになるように構成する場合があってもよい。そうすることで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
図210(e)から引き続く図210(f)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、はずれ図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。なお、本例の演出が行われる図柄変動表示において、大当り図柄態様の確定表示がされる場合があってもよい。
(実施例1−7)
本実施の形態の実施例1−7の演出例について図211を用いて説明する。図211は、図203(a)に示す演出パターン1の変形例を示し、演出状態を時系列で示している。
図211(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図211(a)は、チャンスボタン136と好機ボタンが通常状態であることを示している。
図211(a)から引き続く図211(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図210(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図211(b)から引き続く図211(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示1(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示1は、実施例1−3で示したボタン操作待ち表示1と同じ表示となるチャンスボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像と「押せ!」の文字列画像が対応する。図211(c)では、チャンスボタン136の操作有効期間中に、チャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン画像やボタン押下指示画像は、チャンスボタン136の操作有効期間中においては動く態様(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)で表示して、チャンスボタン136の操作有効期間外においては停止表示する場合があってもよい。
図211(c)から引き続く図211(d)は、図211(c)に示すボタン操作待ち表示1が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することなくチャンスボタン136の操作有効期間が終了する直前の状態を示している。
図211(d)から引き続く図211(e)は、図211(c)に示すボタン操作待ち表示1が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することなくチャンスボタン136の操作有効期間が終了した場合でも、ボタン応答表示1(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)として、「大チャンス?」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示された状態を示している。本例で示す「大チャンス?」の文字列画像のボタン応答表示1は、ボタン操作待ち表示1の表示の際に遊技者がチャンスボタン136を操作した場合には表示されないボタン応答表示である。なお、ボタン操作待ち表示1の表示の際に遊技者がチャンスボタン136を操作しない場合に「大チャンス」の文字列画像を表示する実施例1−6で示した演出が実行された図柄変動表示よりも、本例の演出が実行された図柄変動表示の方が、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成される場合があってもよいし、その逆の場合があってもよい。そうすることで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。一方、実施例1−6で示した演出が実行された図柄変動表示と本例の演出が実行された図柄変動表示とでは、大当り図柄態様の確定表示されやすを同じになるように構成する場合があってもよい。そうすることで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
図211(e)から引き続く図211(f)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、はずれ図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。なお、本例の演出が行われる図柄変動表示において、大当り図柄態様の確定表示がされる場合があってもよい。
このように、実施例1−1〜1−7で示した演出例では、ボタン操作待ち表示1を示している最中のチャンスボタン136の操作有効期間中において、チャンスボタン136が操作された場合に表示されるボタン応答表示1とチャンスボタン136が操作されない場合でも表示されるボタン応答表示1がある。チャンスボタン136が操作された場合に表示されるボタン応答表示1とチャンスボタン136が操作されない場合でも表示されるボタン応答表示1とでは、同一の表示を行う場合や異なる表示を行う場合がある。ボタン操作待ち表示1を示している最中のチャンスボタン136の操作有効期間中において、チャンスボタン136が操作されない場合には、ボタン応答表示1が表示されない場合もある。
実施例1−1〜1−7で示した演出例では、ボタン応答表示1は、ボタン操作待ち表示1を表示している際の遊技者のチャンスボタン136の押下をするタイミングや押下の有無によって、異なるように構成される場合がある。同じ演出パターン1の演出であっても、ボタン応答表示1の表示によって、大当り信頼度が異なるように構成される場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。一方、どのようなボタン応答表示1が表示されても同じ演出パターン1の演出であれば、大当り信頼度が同じとなるように構成される場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
(実施例2−1)
本実施の形態の実施例2−1の演出例について図212を用いて説明する。図212は、図203(b)に示す演出パターン2における演出例を示し、演出状態を時系列で示している。
図212(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図212(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図212(a)から引き続く図212(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図212(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図212(b)から引き続く図212(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示3(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示3には、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示されている、チャンスボタン136が発光した態様を摸した画像(以下、「チャンスボタン発光画像」と称する場合がある。)と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が対応する。チャンスボタン発光画像は、演出パターン1においては表示されない画像である。ボタン操作待ち表示3が表示される際に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される。なお、ボタン操作待ち表示3が表示される前に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される場合があってもよい。図212(c)では、チャンスボタン136の操作有効期間中に、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン画像やボタン押下指示画像は、チャンスボタン136の操作有効期間中においては動く態様(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)で表示して、チャンスボタン136の操作有効期間外においては停止表示する場合があってもよい。
ボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色を、同じ色となるように構成する場合があってもよいし、異なる色となるように構成する場合があってもよい。ボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色が同じとなる図柄変動表示よりも、ボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色が異なる図柄変動表示の方が、大当り図柄を確定表示しやすいように構成される場合があってもよいし、その逆の場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。一方、ボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色が同じとなる図柄変動表示とボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色が異なる図柄変動表示とでは、大当り図柄態様の確定表示のされやすさが同じとなる場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
図212(c)から引き続く図212(d)は、図212(c)に示すボタン操作待ち表示3が表示されている最中のチャンスボタン136の操作有効期間中に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、ボタン応答表示3(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)の序盤が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された状態を示している。本例のボタン応答表示3の表示は、「さらにチャンス」の文字列画像と移動表示する好機ボタン139を摸した画像(以下、「好機ボタン画像」と称する場合がある。)が対応する。ボタン応答表示3の表示開始の際には、好機ボタン画像が装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示される。
図212(d)から引き続く図212(e)は、ボタン応答表示3の中盤が表示された状態を示している。図212(e)では、装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示された好機ボタン画像が、表示領域の中央部を通りすぎて、左端に移動表示しフレームアウトするように表示することで消去される。図212(e)で示している矢印は、好機ボタン画像が移動した方向とその軌跡を表しているが、ボタン応答表示3として装飾図柄表示装置208に実際に表示される場合があってもよい。
図212(e)から引き続く図212(f)は、ボタン応答表示3の終盤が表示された状態を示している。ボタン応答表示3として、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に「残念」の文字列画像が表示された状態を示している。
図212(f)から引き続く図212(g)は、ボタン応答表示3の表示を終了して、はずれ図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。
このように、本例のボタン応答表示3は、好機ボタン139の操作待ちの際には表示されないように構成されている。
本実施の形態の実施例2−1の演出例について図213を用いて説明する。図213は、図212で示した演出例を実行する特図変動遊技が大当りとなる一例を示し、演出状態を時系列で示している。図213(a)〜(f)は、図212(a)〜(f)と同じ演出状態を示している。
図213(f)から引き続く図213(g)は、ボタン応答表示3の表示を終了して、左中右図柄表示領域208a〜208cにはずれ図柄態様の「装飾2−装飾3−装飾2」が仮停止表示された状態を示している。
図213(g)から引き続く図213(h)は、再度、装飾図柄の変動表示が行われて、大当り図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知されている。なお、図213(g)以降において復活演出が行われた後で、装飾図柄の変動表示が行われるように構成されていてもよい。
(実施例2−2)
本実施の形態の実施例2−2の演出例について図214を用いて説明する。図214は、図203(a)に示す演出パターン2の変形例を示し、演出状態を時系列で示している。本例の演出は、実施例2−1で示した演出の変形例である。
図214(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図214(a)では、チャンスボタン136と好機ボタンが通常状態であることを示している。
図214(a)から引き続く図214(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図214(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図214(b)から引き続く図214(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示3(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示3には、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示されているチャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が対応する。チャンスボタン136が発光した態様を摸した画像は、演出パターン1において表示されない画像である。ボタン操作待ち表示3が表示される際に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される。なお、ボタン操作待ち表示3が表示される前に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される場合があってもよい。図214(c)では、チャンスボタン136の操作有効期間中に、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン画像やボタン押下指示画像は、チャンスボタン136の操作有効期間中においては動く態様(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)で表示して、チャンスボタン136の操作有効期間外においては停止表示する場合があってもよい。
ボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色を、同じ色となるように構成する場合があってもよいし、異なる色となるように構成する場合があってもよい。ボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色が同じとなる図柄変動表示よりも、ボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色が異なる図柄変動表示の方が、大当り図柄を確定表示しやすいように構成される場合があってもよいし、その逆の場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。一方、ボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色が同じとなる図柄変動表示とボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色が異なる図柄変動表示とでは、大当り図柄態様の確定表示のされやすさが同じとなる場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
図214(c)から引き続く図214(d)は、ボタン操作待ち表示3が継続して表示されている状態を示している。
図214(d)から引き続く図214(e)は、ボタン操作待ち表示3が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136の押下をすることなく、チャンスボタン136の操作有効期間が終了する直前の状態を示している。
図214(e)から引き続く図214(f)は、チャンスボタン136の操作有効期間が終了の際にボタン操作待ち表示3を消去して、ボタン応答表示3として「残念」の文字列画像を表示した状態を示している。本例では、実施例2−1と比較すると、図柄変動表示を開始してからボタン応答表示3を表示するまでの時間を要したため、実施例2−2で示したボタン応答表示3の序盤と中盤の表示の「さらにチャンス」の文字列画像と好機ボタン画像を表示しないように構成されている。なお、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136が操作されない場合には、「残念」の文字列画像のボタン応答表示3が表示されないように構成されてもよい。
図214(f)から引き続く図214(g)は、ボタン応答表示3の表示を終了して、はずれ図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。
本実施の形態の実施例2−2の演出例について図215を用いて説明する。図215は、図214で示した演出例を実行する特図変動遊技が大当りとなる一例を示し、演出状態を時系列で示している。図215(a)〜(f)は、図214(a)〜(f)と同じ演出状態を示している。
図215(f)から引き続く図215(g)は、ボタン応答表示3の表示を終了して、左中右図柄表示領域208a〜208cにはずれ図柄態様の「装飾2−装飾3−装飾2」が仮停止表示された状態を示している。
図215(g)から引き続く図215(h)は、再度、装飾図柄の変動表示が行われて、大当り図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知されている。なお、図215(g)以降において復活演出が行われた後で、装飾図柄の変動表示が行われるように構成されていてもよい。
実施例2−1および2−2で示した演出では、ボタン応答表示3は、ボタン操作待ち表示3を表示している際の遊技者のチャンスボタン136の押下をするタイミングや押下の有無によって、異なるように構成される場合がある。同じ演出パターン2の演出であっても、ボタン応答表示3の表示によって、大当り信頼度が異なるように構成される場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。一方、どのようなボタン応答表示3が表示されても同じ演出パターン2の演出であれば、大当り信頼度が同じとなるように構成される場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
(実施例3−1)
本実施の形態の実施例3−1の演出例について図216を用いて説明する。図216は、図203(b)に示す演出パターン3における演出例を示し、演出状態を時系列で示している。
図216(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図216(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図216(a)から引き続く図216(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図216(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図216(b)から引き続く図216(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示3(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示3には、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示されている、チャンスボタン136が発光した態様を摸したチャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が対応する。チャンスボタン発光画像は、演出パターン1においては表示されない画像である。ボタン操作待ち表示3が表示される際に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される。なお、ボタン操作待ち表示3が表示される前に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される場合があってもよい。図216(c)では、チャンスボタン136の操作有効期間中に、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン画像やボタン押下指示画像は、チャンスボタン136の操作有効期間中においては動く態様(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)で表示して、チャンスボタン136の操作有効期間外においては停止表示する場合があってもよい。
ボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色を、同じ色となるように構成する場合があってもよいし、異なる色となるように構成する場合があってもよい。ボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色が同じとなる図柄変動表示よりも、ボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色が異なる図柄変動表示の方が、大当り図柄を確定表示しやすいように構成される場合があってもよいし、その逆の場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。一方、ボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色が同じとなる図柄変動表示とボタン操作待ち表示3としてのチャンスボタン発光画像の表示色とチャンスボタン136の発光色が異なる図柄変動表示とでは、大当り図柄態様の確定表示のされやすさが同じとなる場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
図216(c)から引き続く図216(d)は、図216(c)に示すチャンスボタン136の操作有効期間中に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、ボタン応答表示4(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)の序盤が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された状態を示している。本例のボタン応答表示4は、「さらにチャンス!!」の文字列画像が対応している。「さらにチャンス!!」の文字列画像は、演出パターン2で表示されるボタン応答表示3において表示されない画像である。なお、本例では、チャンスボタン136の操作有効期間が開始された直後に遊技者がチャンスボタン136の押下を行っている。
図216(d)から引き続く図216(e)は、ボタン応答表示4の中盤が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された状態を示している。本例のボタン応答表示4では、「さらにチャンス!!」の文字列画像を表示してから、好機ボタン139を摸した好機ボタン画像が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示された状態を示している。
図216(e)から引き続く図216(f)は、ボタン応答表示4の終盤が表示された状態を示している。図216(f)では、装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示された好機ボタン画像を表示領域の中央部で停止し、「さらにチャンス!!」の画像を消去して、逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を表示した状態が示されている。ボタン押下指示画像は、演出パターン2において表示されるボタン応答表示3では表示されない画像である。好機ボタン画像が装飾図柄表示装置208の表示領域で停止表示され、ボタン押下指示画像が表示することで、好機ボタン139の操作有効期間が開始されることが報知される。好機ボタン画像の停止表示とボタン押下指示画像は、好機ボタン139押下待ちの際に表示される。図216(f)では、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。なお、好機ボタン画像やボタン押下指示画像は、好機ボタン139の操作有効期間中において動いて(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)表示され、好機ボタン139の操作有効期間外においては停止表示される場合があってもよい。
ボタン応答表示4としての好機ボタン画像の表示色と好機ボタン139の発光色を、同じ色となるように構成する場合があってもよいし、異なる色となるように構成する場合があってもよい。ボタン応答表示4としての好機ボタン画像の表示色と好機ボタン139の発光色が同じとなる図柄変動表示よりも、ボタンと応答表示4としての好機ボタン画像の表示色と好機ボタン139の発光色が異なる図柄変動表示の方が、大当り図柄を確定表示しやすいように構成される場合があってもよいし、その逆の場合があってもよい。
図216(f)から引き続く図216(g)は、図216(f)に示すボタン応答表示4が表示されている際に遊技者が好機ボタン139を押下することで、ボタン応答表示5(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)として、「残念」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された状態を示している。
図216(g)から引き続く図216(h)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、はずれ図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。なお、ボタン応答表示5として、「残念」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された場合でも、大当り図柄態様の確定表示がされる場合があってもよい。
(実施例3−2)
本実施の形態の実施例3−2の演出例について図217を用いて説明する。図217は、図216で示した演出例を実行する特図変動遊技が大当りとなる一例を示し、演出状態を時系列で示している。図217(a)〜(f)は、図216(a)〜(f)と同じ演出状態を示している。
図217(f)から引き続く図217(g)は、図217(f)に示すボタン応答表示4が表示されている際に遊技者が好機ボタン139を押下することで、ボタン応答表示5(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)として、「大当り!?」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された状態を示している。
図217(g)から引き続く図217(h)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、大当り図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知されている。なお、ボタン応答表示5として、「大当り!?」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された場合でも、はずれ図柄態様の確定表示がされる場合があってもよい。
本実施例の演出が行われる図柄変動表示において、ボタン応答表示5として「大当り!?」の文字列画像が表示されずに「残念」の文字列画像が表示される図柄変動表示よりも、ボタン応答表示5として「大当り!?」の文字列画像が表示される図柄変動表示の方が、大当り図柄態様の確定表示がされやすいように構成されている。なお、ボタン応答表示5として、「残念」の文字列画像が表示される場合と「大当り!?」の文字列画像が表示される場合とで、大当り図柄態様の確定表示のされやすさを同じにするように構成する場合があってもよい。
(実施例3−3)
本実施の形態の実施例3−3の演出例について図218を用いて説明する。図218は、図203(b)に示す演出パターン3における演出例を示し、演出状態を時系列で示している。本例の演出は、実施例3−1で示した演出の変形例である。
図218(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図218(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図218(a)から引き続く図218(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図218(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図218(b)から引き続く図218(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示3(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示3には、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示されている、チャンスボタン136が発光した態様を摸したチャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が対応する。ボタン操作待ち表示3が表示される際に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される。なお、ボタン操作待ち表示3が表示される前に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される場合があってもよい。図218(c)では、ボタン操作待ち表示3の表示に関連して、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。
図218(c)から引き続く図218(d)は、図218(c)で示したボタン操作待ち表示3が継続して表示している状態を示している。
図218(d)から引き続く図218(e)は、図218(c)、(d)に示すボタン操作待ち表示3が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、図216(e)に示すボタン応答表示4を表示した状態を示している。本例では、実施例3−1で示した場合よりも、ボタン操作待ち表示3が表示開始されてから遊技者がチャンスボタン136の押下をするまでの時間を要したため、図216(d)に示すボタン応答表示4の序盤を表示しないで、図216(e)に示すボタン応答表示4の中盤を表示している。なお、ボタン操作待ち表示3が表示開始されてからボタン応答表示4が表示されるまでに要した時間に応じて、実施例3−1で示したボタン応答表示4の序盤から終盤までの全ての表示を倍速再生するように表示する場合があってもよい。
図218(e)から引き続く図218(f)は、図216(f)で示すボタン応答表示4が表示された状態を示している。図218(f)では、装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示された好機ボタン画像を表示領域の中央部で停止し、「さらにチャンス!!」の画像を消去して、逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を表示した状態が示されている。好機ボタン画像が装飾図柄表示装置208の表示領域で停止表示され、ボタン押下指示画像が表示することで、好機ボタン139の操作有効期間であることが報知される。好機ボタン画像の停止表示とボタン押下指示画像は、好機ボタン139押下待ちの際に表示される。図218(f)では、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。
図218(f)から引き続く図218(g)は、図218(f)に示すボタン応答表示4が表示されている際に遊技者が好機ボタン139を押下することで、ボタン応答表示5(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)として、「残念」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された状態を示している。
図218(g)から引き続く図218(h)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、はずれ図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。なお、ボタン応答表示5として、「残念」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された場合でも、大当り図柄態様の確定表示がされる場合があってもよい。
(実施例3−4)
本実施の形態の実施例3−4の演出例について図219を用いて説明する。図219は、図203(b)に示す演出パターン3における演出例を示し、演出状態を時系列で示している。本例の演出は、実施例3−1で示した演出の変形例である。
図219(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図219(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図219(a)から引き続く図219(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図219(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図219(b)から引き続く図219(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示3(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示3には、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示されている、チャンスボタン136が発光した態様を摸したチャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が対応する。ボタン操作待ち表示3が表示される際に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される。なお、ボタン操作待ち表示3が表示される前に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される場合があってもよい。図219(c)では、ボタン操作待ち表示3の表示に関連して、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。
図219(c)から引き続く図219(d)は、図219(c)で示したボタン操作待ち表示3が継続して表示している状態を示している。
図219(d)から引き続く図219(e)は、図219(c)、(d)に示すボタン操作待ち表示3が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、図216(d)に示すボタン応答表示4の序盤を装飾図柄表示装置208に表示した状態を示している。なお、本例では、チャンスボタン136の操作有効期間が終了する直前に遊技者がチャンスボタン136の押下を行っている。
図219(e)から引き続く図219(f)は、図216(f)で示すボタン応答表示4の終盤が表示され、好機ボタン139が操作有効期間であることを報知している状態を示している。本例では、実施例3−1で示した場合よりも、ボタン操作待ち表示3が表示開始されてから遊技者がチャンスボタン136の押下をするまでの時間を要したため、図216(e)に示すボタン応答表示4の中盤を表示しないで、図216(f)に示すボタン応答表示4の終盤を表示している。なお、ボタン操作待ち表示3が表示開始されてからボタン応答表示4が表示されるまでに要した時間に応じて、実施例3−1で示したボタン応答表示4の序盤から終盤までの全ての表示を倍速再生するように表示する場合があってもよい。図219(f)では、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。
図219(f)から引き続く図219(g)は、図219(f)に示すボタン応答表示4が表示されている際に遊技者が好機ボタン139を押下することで、ボタン応答表示5(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)として、「大当り!?」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された状態を示している。
図219(g)から引き続く図219(h)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、大当り図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知されている。なお、ボタン応答表示5として、「大当り!?」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された場合でも、はずれ図柄態様の確定表示がされる場合があってもよい。
(実施例3−5)
本実施の形態の実施例3−5の演出例について図220を用いて説明する。図220は、図203(b)に示す演出パターン3の変形例を示し、演出状態を時系列で示している。本例の演出は、実施例3−1で示した演出の変形例である。
図220(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図220(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図220(a)から引き続く図220(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図216(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図220(b)から引き続く図220(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示3(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示3には、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示されている、チャンスボタン136が発光した態様を摸したチャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が対応する。ボタン操作待ち表示3が表示される際に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される。なお、ボタン操作待ち表示3が表示される前に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される場合があってもよい。図220(c)では、ボタン操作待ち表示3の表示に関連して、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。
図220(c)から引き続く図220(d)は、図220(c)で示したボタン操作待ち表示3を継続して表示している状態を示している。
図220(d)から引き続く図220(e)は、図220(f)に示すボタン操作待ち表示3が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することなく、チャンスボタン136の操作有効期間が終了する直前の状態を示している。
図220(e)から引き続く図220(f)は、チャンスボタン136の操作有効期間が終了の際にボタン操作待ち表示3を消去して、図216(f)で示したボタン応答表示4の終盤を表示した状態を示している。本例では、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136が操作されなかったため、実施例3−1で示した図216(d)に示すボタン応答表示4の序盤と図216(e)に示すボタン応答表示4の中盤を表示しないで、図216(f)に示すボタン応答表示4の終盤を表示するように構成されている。図216(f)に示すボタン応答表示4を表示することで、好機ボタン139が操作有効期間中であることを報知している。図220(f)では、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136が操作されない場合では、図216(d)〜(f)に示す全てのボタン応答表示5が表示されないように構成されていてもよい。
図220(f)から引き続く図220(g)は、図220(f)に示すボタン応答表示4が表示されている際に遊技者が好機ボタン139を押下することで、ボタン応答表示5(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)として、「大当り!?」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された状態を示している。
図220(g)から引き続く図220(h)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、大当り図柄態様の確定表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知されている。なお、ボタン応答表示5として、「大当り!?」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された場合でも、はずれ図柄態様の確定表示がされる場合があってもよい。
(実施例3−6)
本実施の形態の実施例3−6の演出例について図221を用いて説明する。図221は、図203(b)に示す演出パターン3の演出例を示し、演出状態を時系列で示している。
図221(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図221(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図221(a)から引き続く図221(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図216(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図221(b)から引き続く図221(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示3(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示3には、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示されている、チャンスボタン136が発光した態様を摸したチャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が対応する。ボタン操作待ち表示3が表示される際に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される。なお、ボタン操作待ち表示3が表示される前に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される場合があってもよい。図221(c)では、ボタン操作待ち表示3の表示に関連して、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。
図221(c)から引き続く図221(d)は、図221(c)に示すボタン操作待ち表示3が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、ボタン応答表示4(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)の序盤として、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に「さらにチャンス!!」の文字列画像を表示している。
図221(d)から引き続く図221(e)は、ボタン応答表示4の終盤が表示された状態を示し、好機ボタン139の操作有効期間であることが報知されている状態を示している。図221(e)では、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に表示している「さらにチャンス!!」の画像を消去して、逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を装飾図柄表示装置208に表示し、好機ボタン139が突出した状態を摸した画像(以下、「好機ボタン突出画像」と称する場合がある。)を装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030の両方で表示している。装飾図柄表示装置208では、好機ボタン突出画像の中部から上の画像を表示し、サブ表示装置1030では、好機ボタン突出画像の中部より下の画像を表示することで、好機ボタン突出画像の全体を表示している。図221(e)では、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)し、通常状態よりも突出した状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)し通常状態よりも突出することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。なお、ボタン応答表示4の表示中に好機ボタン139が突出しない図柄変動表示よりもボタン応答表示4の表示中に好機ボタン139が突出する図柄変動表示の方が大当り図柄態様を停止表示しやすいように構成される場合があってもよいし、その逆場合があってもよい。そうすることで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。一方、ボタン応答表示4の表示中に好機ボタン139が突出しない図柄変動表示とボタン応答表示4の表示中に好機ボタン139が突出する図柄変動表示とでは、大当り図柄態様の停止表示のされやすさを同じとするように構成される場合があってもよい。そうすることで遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
図221(e)から引き続く図221(f)は、図221(f)に示すボタン応答表示4が表示されている際に遊技者が好機ボタン139を押下することで、ボタン応答表示5(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)として、「超激アツ!!!」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された状態を示している。なお、ボタン応答表示5として、「超激アツ!!!」の文字列画像が表示されずに「残念」や「大当り!?」の文字列画像が表示された図柄変動表示よりも、「超激アツ!!!」の文字列画像が表示された図柄変動表示の方が、大当り図柄態様を停止表示されやすいように構成されている。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
図221(f)から引き続く図221(g)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、大当り図柄態様の停止表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果大当りであることが報知されている。なお、ボタン応答表示5として、「超激アツ!!!」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された場合でも、はずれ図柄態様の停止表示がされる場合があってもよい。
(実施例3−7)
本実施の形態の実施例3−7の演出例について図222を用いて説明する。図222は、図203(b)に示す演出パターン3の変形例を示し、演出状態を時系列で示している。
図222(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図222(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図222(a)から引き続く図222(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図216(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図222(b)から引き続く図222(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示3(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。本例のボタン操作待ち表示3には、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示されている、チャンスボタン136が発光した態様を摸したチャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が対応する。ボタン操作待ち表示3が表示される際に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される。なお、ボタン操作待ち表示3が表示される前に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される場合があってもよい。図222(c)では、ボタン操作待ち表示3の表示に関連して、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。
図222(c)から引き続く図222(d)は、図222(c)に示すボタン操作待ち表示3が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、ボタン応答表示4(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)の序盤として、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に「さらにチャンス!!」の文字列画像を表示している。
図222(d)から引き続く図222(e)は、ボタン応答表示4の中盤が表示された状態を示している。図222(e)では、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に表示している「さらにチャンス!!」の画像を消去して、逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を装飾図柄表示装置208に表示し、好機ボタン139が突出した状態を摸した好機ボタン突出画像を装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030の両方で表示している。装飾図柄表示装置208では、好機ボタン突出画像の中部から上の画像を表示し、サブ表示装置1030では、好機ボタン突出画像の中部より下の画像を表示することで、好機ボタン突出画像の全体を表示している。図222(e)では、好機ボタン139が通常状態よりも突出した状態であるが好機ボタンランプ141が通常状態であるため、好機ボタン139の操作有効期間ではない。
図222(e)から引き続く図222(f)は、ボタン応答表示4の終盤が表示された状態を示している。図222(f)では、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に通常状態に戻った好機ボタン139を摸した好機ボタン画像が表示され、好機ボタン139が突出状態から通常状態に戻っている。
図222(f)から引き続く図222(g)は、好機ボタン139の操作有効期間が開始されることなくボタン応答表示4を消去して、ボタン応答表示5として「残念」の文字列画像を表示した状態を示している。
図222(g)から引き続く図222(h)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、はずれ図柄態様の停止表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。なお、ボタン応答表示5として、「残念」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された場合でも、大当り図柄態様の停止表示がされる場合があってもよい。
実施例3−1〜3−7で示した演出例では、ボタン応答表示4は、ボタン操作待ち表示3を表示している際の遊技者のチャンスボタン136の押下をするタイミングや押下の有無によって、異なるように構成される場合があり、ボタン応答表示5は、ボタン応答表示4を表示している際の遊技者の好機ボタン139の押下をするタイミングや押下の有無によって、異なるように構成される場合がある。同じ演出パターン3の演出であっても、ボタン応答表示4やボタン応答表示5の表示によって、大当り信頼度が異なるように構成される場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。一方、どのようなボタン応答表示4やボタン応答表示5が表示されても同じ演出パターン3の演出であれば、大当り信頼度が同じとなるように構成される場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
(実施例4−1)
本実施の形態の実施例4−1の演出例について図223を用いて説明する。図223は、図203(c)に示す演出パターン4の演出例を示し、演出状態を時系列で示している。
図223(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図223(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図223(a)から引き続く図223(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図223(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図223(b)から引き続く図223(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示4(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。ボタン操作待ち表示4が表示されることで、チャンスボタン136の操作有効期間であることが報知される。本例のボタン操作待ち表示4には、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示されている特別な態様で発光しているチャンスボタン136を摸した画像(以下、「チャンスボタン特別発光画像」と称する場合がある。)と特別な色で表示された逆三角形が3つ重なった態様の画像(以下、「ボタン押下特別指示画像」と称する場合がある。)が対応している。チャンスボタン特別発光画像とボタン押下特別指示画像は、ボタン操作待ち表示1〜3においては表示されない画像であり、これらの画像が表示されることで、ボタン操作待ち表示4の後に必ず、ボタン応答表示4を表示することになる。ボタン操作待ち表示4が表示される際に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される。なお、ボタン操作待ち表示4が表示される前に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される場合があってもよい。図223(c)では、ボタン操作待ち表示4の表示に関連して、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン136の発光色は、ボタン操作待ち表示4で表示されるチャンスボタン特別発光画像と同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図223(c)から引き続く図223(d)は、図223(c)に示すボタン操作待ち表示4が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、ボタン応答表示4の序盤(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)として、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に「さらにチャンス!!」の文字列画像を表示している。
図223(d)から引き続く図223(e)は、ボタン応答表示4の中盤として、好機ボタン139を摸した好機ボタン画像が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示された状態を示している。
図223(e)から引き続く図223(f)は、ボタン応答表示4の終盤が表示された状態を示している。図223(f)では、装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示された好機ボタン画像を表示領域の中央部で停止し、「さらにチャンス!!」の画像を消去して、逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を表示した状態が示されている。好機ボタン画像が装飾図柄表示装置208の表示領域で停止表示され、ボタン押下指示画像を表示することで、好機ボタン139の操作有効期間であることが報知される。図223(f)では、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。なお、ボタン応答表示4として、特別な態様で発光している好機ボタン139を摸した画像(以下、「好機ボタン特別発光画像」と称する場合がある。)と図223(c)で示すボタン押下特別指示画像が表示される場合があってもよい。
図223(f)から引き続く図223(g)は、図223(f)に示すボタン応答表示4が表示されている際に遊技者が好機ボタン139を押下することで、ボタン応答表示5(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)として、「残念」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された状態を示している。
図223(g)から引き続く図223(h)は、ボタン応答表示4の表示を終了して、左中右図柄表示領域208a〜208cにはずれ図柄態様の「装飾2−装飾3−装飾2」が仮停止表示された状態を示している。
図223(h)から引き続く図223(u)は、再度、装飾図柄の変動表示が行われて、大当り図柄態様の停止表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知されている。なお、図223(h)以降において復活演出が行われた後で、装飾図柄の変動表示が行われるように構成されていてもよい。
(実施例4−2)
本実施の形態の実施例4−2の演出例について図224を用いて説明する。図224は、図203(c)に示す演出パターン4の演出例を示し、演出状態を時系列で示している。本例の演出は、実施例4−1で示した演出の変形例である。
図224(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図224(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図224(a)から引き続く図224(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図224(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図224(b)から引き続く図224(c)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示4(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。ボタン操作待ち表示4が表示されることで、チャンスボタン136の操作有効期間であることが報知される。本例のボタン操作待ち表示4には、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示されている特別な態様で発光しているチャンスボタン136を摸したチャンスボタン特別発光画像と特別な色で表示された逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下特別指示画像が対応している。ボタン操作待ち表示4が表示される際に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される。なお、ボタン操作待ち表示4が表示される前に、左中右図柄表示領域208a、208b、208cが装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示されるように配置される場合があってもよい。図223(c)では、ボタン操作待ち表示3の表示に関連して、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン136の発光態様は、ボタン操作待ち表示4で表示されるチャンスボタン特別発光画像と同じ発光態様であってもよいし、異なっていてもよい。
図224(c)から引き続く図224(d)は、図224(c)に示すボタン操作待ち表示4が表示されている際に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、ボタン応答表示4(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)として、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に「さらにチャンス!!」の文字列画像を表示している。本例では、実施例4−1と比較すると、ボタン操作待ち表示4が表示されてから遊技者がチャンスボタン136を押下するまでの時間が長くなっている。
図224(d)から引き続く図224(e)は、図224(d)に示すボタン応答表示4の「さらにチャンス!!」の文字列画像を表示してから、新たにボタン応答表示4として、移動表示する好機ボタン139を摸した好機ボタン画像が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示された状態を示している。
図224(e)から引き続く図224(f)は、ボタン応答表示4を継続して表示した状態を示している。図224(f)では、装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示された好機ボタン画像を表示領域の中央部で停止し、「さらにチャンス!!」の画像を消去して、逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を表示した状態が示されている。ボタン押下指示画像は、演出パターン2において表示されるボタン応答表示3では表示されない画像である。好機ボタン画像が装飾図柄表示装置208の表示領域で停止表示され、ボタン押下指示画像を表示することで、好機ボタン139の操作有効期間であることを報知している。好機ボタン画像の停止表示とボタン押下指示画像は、好機ボタン139押下待ちの際に表示される。図224(f)では、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。なお、ボタン応答表示4として、特別な態様で発光している好機ボタン139を摸した画像(以下、「好機ボタン特別発光画像」と称する場合がある。)と図223(c)で示すボタン押下特別指示画像が表示される場合があってもよい。
図224(f)から引き続く図224(g)は、図224(f)に示すボタン応答表示4が表示されている際に遊技者が好機ボタン139を押下することで、ボタン応答表示5(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)として、「大当り!?」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された状態を示している。本例では、実施例4−1と比較すると、ボタン応答表示4が表示されてから遊技者が好機ボタン139を押下するまでに掛った時間が長いため、図柄変動表示を開始してからボタン応答表示5を表示するまでの時間が長くなっている。
図224(g)から引き続く図224(h)は、再度、装飾図柄の変動表示が行われて、大当り図柄態様の停止表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知されている。
本例では、実施例4−1よりも、ボタン応答表示5を表示してから図柄変動表示を終了するまでの時間が短いため、図223(h)で示すはずれ図柄を仮停止する演出を行わないように構成されている。なお、ボタン操作待ち表示4が表示されてからチャンスボタン136の操作有効期間の終了直前に遊技者がチャンスボタン136を押下する場合には、ボタン応答表示4の表示のうちの序盤や中盤の表示を間引き、図223(h)に示すはずれ図柄を仮停止する演出を行うようにしてもよい。
実施例4−1、4−2で示した演出例では、ボタン応答表示4は、ボタン操作待ち表示4を表示している際の遊技者のチャンスボタン136の押下をするタイミングや押下の有無によって、異なるように構成される場合や、ボタン応答表示5は、ボタン応答表示4を表示している際の遊技者の好機ボタン139の押下をするタイミングや押下の有無によって、異なるように構成される場合がある。同じ演出パターン4の演出であっても、ボタン応答表示4やボタン応答表示5の表示によって、大当り信頼度が異なるように構成される場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。一方、どのようなボタン応答表示4やボタン応答表示5が表示されても同じ演出パターン4である場合には、大当り信頼度が同じとなるように構成される場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
(実施例5−1)
本実施の形態の実施例5−1の演出例について図225を用いて説明する。図225は、図203(d)に示す演出パターン5の演出例を示し、演出状態を時系列で示している。
図225(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図225(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図225(a)から引き続く図225(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図225(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図225(b)から引き続く図225(c)は、ボタン操作待ち表示2の序盤として、装飾図柄表示装置208に、実施例3−1等で示すボタン操作待ち表示3で表示されるチャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を表示した状態が示されている。本例では、チャンスボタン136の操作有効期間ではないため、チャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像はチャンスボタン136が操作有効期間であることを示さない偽表示であり、チャンスボタン136は通常状態のままである。
図225(c)から引き続く図225(d)は、ボタン操作待ち表示2の中盤として、装飾図柄表示装置208において、ボタン押下指示画像を消去し、チャンスボタン発光画像を装飾図柄表示装置208の表示領域の左端に移動表示させてフレームアウトするように消去するのと並行して、好機ボタン画像を装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示した状態を示している。なお、図示されている左側の矢印は、チャンスボタン発光画像の移動表示した方向とその軌跡を表し、図示されている右側の矢印は、チャンスボタン発光画像の移動表示する方向とその軌跡を表しているが、ボタン待ち表示2として装飾図柄表示装置208に実際に表示される場合があってもよい。
図225(d)から引き続く図225(e)は、ボタン操作待ち表示2の終盤として、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に好機ボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を表示した状態を示している。好機ボタン画像は、好機ボタン画像の一部と可動体1002とがオーバーラップする位置に表示されている。図225(e)では、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。なお、ボタン操作待ち表示2として、特別な態様で発光している好機ボタン139を摸した画像(以下、「好機ボタン特別発光画像」と称する場合がある。)と図223(c)で示すボタン押下特別指示画像が表示される場合があってもよい。
図225(e)から引き続く図225(f)は、好機ボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が、図225(e)で表示されていた位置から、上方に移動表示した状態を示している。好機ボタン画像をより目立つ位置に移動表示させて、好機ボタンの操作をより促している。
図225(f)から引き続く図225(g)は、図225(f)に示すボタン操作待ち表示2が表示されている際に遊技者が好機ボタン139を押下することで、ボタン応答表示2(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)として、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に「残念」の文字列画像を表示している。
図225(f)から引き続く図225(g)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、はずれ図柄態様の停止表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。なお、ボタン応答表示2として、「残念」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された場合でも、大当り図柄態様の停止表示がされる場合があってもよい。
(実施例5−2)
本実施の形態の実施例5−2の演出例について図226を用いて説明する。図226は、図203(d)に示す演出パターン5の演出例を示し、演出状態を時系列で示している。
図226(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図226(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図226(a)から引き続く図226(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図225(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図226(b)から引き続く図226(c)は、ボタン操作待ち表示2の序盤として、装飾図柄表示装置208に、実施例3−1等で示すボタン操作待ち表示3で表示されるチャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を表示した状態が示されている。本例では、チャンスボタン136の操作有効期間ではないため、チャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像はチャンスボタン136が操作有効期間であることを示さない偽表示であり、チャンスボタン136は通常状態のままである。
図226(c)から引き続く図226(d)は、ボタン操作待ち表示2の中盤として、装飾図柄表示装置208において、ボタン押下指示画像を消去し、チャンスボタン発光画像を装飾図柄表示装置208の表示領域の左端に移動表示させてフレームアウトするように消去するのと並行して、好機ボタン画像を装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示した状態を示している。なお、図示されている左側の矢印は、チャンスボタン発光画像の移動表示した方向とその軌跡を表し、図示されている右側の矢印は、チャンスボタン発光画像の移動表示する方向とその軌跡を表しているが、ボタン操作待ち表示2として装飾図柄表示装置208に実際に表示される場合があってもよい。
図226(d)から引き続く図226(e)は、ボタン操作待ち表示2の終盤として、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に好機ボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を表示した状態を示している。好機ボタン画像は、好機ボタン画像の一部と可動体1002とがオーバーラップする位置に表示されている。図226(e)では、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。なお、ボタン操作待ち表示2として、特別な態様で発光している好機ボタン139を摸した好機ボタン特別発光画像と図223(c)で示すボタン押下特別指示画像が表示される場合があってもよい。
図226(e)から引き続く図226(f)は、好機ボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が、図226(e)で表示されていた位置から、上方に移動表示した状態を示している。好機ボタン画像をより目立つ位置に移動表示させて、好機ボタンの操作をより促している。
図226(f)から引き続く図226(g)は、図226(f)に示すボタン操作待ち表示2が表示されている際に遊技者が好機ボタン139を押下することで、ボタン応答表示2(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)の序盤として、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に「大当り?」の文字列画像を表示している。
図226(g)から引き続く図226(h)はボタン応答表示2(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)の中盤として、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に「大当り?!」の文字列画像を表示している。
図226(h)から引き続く図226(i)はボタン応答表示2(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)の終盤として、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に「大当り?!!」の文字列画像を表示している。なお、ボタン応答表示2の中盤と終盤に表示される「大当り?!」や「大当り?!!」の文字列画像は、好機ボタン139を所定の時間以上に長押しした場合、または所定の時間内に所定の回数以上押下した場合に表示されるように構成されていてもよい。
図226(i)から引き続く図226(j)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、大当り図柄態様の停止表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知されている。なお、ボタン応答表示2として、「大当り?」や「大当り?!」や「大当り?!!」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された場合でも、はずれ図柄態様の停止表示がされる場合があってもよい。
本例のボタン応答表示2は、「大当り?」、「大当り?!」、「大当り?!!」をこの順序で表示することで、遊技者の大当りの期待感を段階的に高めさせることができる場合がある。なお、大当り信頼度を「!」の数で表示する場合があってもよい。例えば、ボタン応答表示2として、「大当り?」、「大当り?!」をこの順序で表示する場合(「大当り?!!」は表示されない)や、「大当り?」、「大当り?!」、「大当り?!!」、「大当り?!!!」をこの順序で表示する場合があってもよい。
(実施例5−3)
本実施の形態の実施例5−3の演出例について図227を用いて説明する。図227は、図203(d)に示す演出パターン5の変形例を示し、演出状態を時系列で示している。本例の演出は、実施例5−2で示した演出の変形例である。
図227(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図227(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図227(a)から引き続く図227(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図225(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図227(b)から引き続く図227(c)は、ボタン操作待ち表示2の序盤として、装飾図柄表示装置208に、実施例3−1等で示すボタン操作待ち表示3で表示されるチャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を表示した状態が示されている。本例では、チャンスボタン136の操作有効期間ではないため、チャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像はチャンスボタン136が操作有効期間であることを示さない偽表示であり、チャンスボタン136は通常状態のままである。
図227(c)から引き続く図227(d)は、ボタン操作待ち表示2の中盤として、装飾図柄表示装置208において、ボタン押下指示画像を消去し、チャンスボタン発光画像を装飾図柄表示装置208の表示領域の左端に移動表示させてフレームアウトするように消去するのと並行して、好機ボタン画像を装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示した状態を示している。なお、図示されている左側の矢印は、チャンスボタン発光画像の移動表示した方向とその軌跡を表し、図示されている右側の矢印は、チャンスボタン発光画像の移動表示する方向とその軌跡を表しているが、ボタン操作待ち表示2として装飾図柄表示装置208に実際に表示される場合があってもよい。
図227(d)から引き続く図227(e)は、ボタン操作待ち表示2の終盤として、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に好機ボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を表示した状態を示している。好機ボタン画像は、好機ボタン画像の一部と可動体1002とがオーバーラップする位置に表示されている。図227(e)では、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。なお、ボタン操作待ち表示2として、特別な態様で発光している好機ボタン139を摸した好機ボタン特別発光画像と図223(c)で示すボタン押下特別指示画像が表示される場合があってもよい。
図227(e)から引き続く図227(f)は、好機ボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が、図227(e)で表示されていた位置から、上方に移動表示した状態を示している。好機ボタン画像をより目立つ位置に移動表示させて、好機ボタンの操作をより促している。
図227(f)から引き続く図227(g)は、図227(f)で示したボタン操作待ち表示2が継続して表示された状態を示している。
図227(g)から引き続く図227(h)は、図227(f)で示したボタン操作待ち表示2が継続して表示され、好機ボタン139の操作有効期間が終了する直前の状態を示している。
図227(h)から引き続く図227(i)は、好機ボタン139の操作有効期間の終了とともに、ボタン応答表示2(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)として、実施例5−1で示したボタン応答表示2の終盤の「大当り?!!」の文字列画像を装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に表示した状態を示している。本例では、実施例5−1よりも、図柄変動表示が開始されてからボタン応答表示2が表示されるまでの時間を要したため、実施例5−2で示したボタン応答表示2の序盤と中盤を表示しないように構成されている。
図227(i)から引き続く図226(j)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、大当り図柄態様の停止表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知されている。なお、ボタン応答表示2として、「大当り?」、「大当り?!」、または「大当り?!!」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された場合でも、はずれ図柄態様の停止表示がされる場合があってもよい。
(実施例5−4)
本実施の形態の実施例5−4の演出例について図228を用いて説明する。図228は、図203(d)に示す演出パターン5の変形例を示し、演出状態を時系列で示している。本例の演出は、実施例5−2で示した演出の変形例である。
図228(a)は、特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。図228(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることが示されている。
図228(a)から引き続く図228(b)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図225(b)以降で予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図228(b)から引き続く図228(c)は、ボタン操作待ち表示2の序盤として、装飾図柄表示装置208に、実施例3−1等で示すボタン操作待ち表示3で表示されるチャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を表示した状態が示されている。本例では、チャンスボタン136の操作有効期間ではないため、チャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像はチャンスボタン136が操作有効期間であることを示さない偽表示であり、チャンスボタン136は通常状態のままである。
図228(c)から引き続く図228(d)は、ボタン操作待ち表示2の中盤として、装飾図柄表示装置208において、ボタン押下指示画像を消去し、チャンスボタン発光画像を装飾図柄表示装置208の表示領域の左端に移動表示させてフレームアウトするように消去するのと並行して、好機ボタン画像を装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示した状態を示している。なお、図示されている左側の矢印は、チャンスボタン発光画像の移動表示した方向とその軌跡を表し、図示されている右側の矢印は、チャンスボタン発光画像の移動表示する方向とその軌跡を表しているが、ボタン操作待ち表示2として装飾図柄表示装置208に実際に表示される場合があってもよい。
図228(d)から引き続く図228(e)は、ボタン操作待ち表示2の終盤として、装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に好機ボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を表示した状態を示している。好機ボタン画像は、好機ボタン画像の一部と可動体1002とがオーバーラップする位置に表示されている。図228(e)では、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。なお、ボタン操作待ち表示2として、特別な態様で発光している好機ボタン139を摸した好機ボタン特別発光画像と図223(c)で示すボタン押下特別指示画像が表示される場合があってもよい。
図228(e)から引き続く図228(f)は、好機ボタン画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が、図228(e)で表示されていた位置から、上方に移動表示した状態を示している。好機ボタン画像をより目立つ位置に移動表示させて、好機ボタンの操作をより促している。
図228(f)から引き続く図228(g)は、図228(f)で示したボタン操作待ち表示2が継続して表示され、好機ボタン139の操作有効期間が終了する直前の状態を示している。
図228(g)から引き続く図228(h)は、好機ボタン139の操作有効期間の終了とともに、ボタン応答表示2(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)として、実施例5−1で示したボタン応答表示2の序盤の「大当り?!」の文字列画像を装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に表示した状態を示している。
図228(h)から引き続く図228(i)は、好機ボタン139の操作有効期間の終了とともに、ボタン応答表示2(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)として、実施例5−1で示したボタン応答表示2の終盤の「大当り?!!」の文字列画像を装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に表示した状態を示している。本例では、実施例5−1よりも、図柄変動表示が開始されてからボタン応答表示2が表示されるまでの時間を要したため、実施例5−2で示したボタン応答表示2の中盤を表示しないように間引いている。なお、図柄変動表示が開始されてからボタン応答表示2が表示されるまでに要した時間に応じて、実施例5−1で示したボタン応答表示2の序盤から終盤までの全ての表示を倍速再生するように表示する場合があってもよい。
図228(i)から引き続く図228(j)は、予告アニメーションによる演出の終了とともに、大当り図柄態様の停止表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知されている。なお、ボタン応答表示2として、「大当り?」や「大当り?!」や「大当り?!!」の文字列画像が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された場合でも、はずれ図柄態様の停止表示がされる場合があってもよい。
実施例5−1〜5−4で示した演出例では、ボタン応答表示2は、ボタン操作待ち表示2を表示している際の遊技者の好機ボタン139の押下をするタイミングや押下の有無によって、異なるように構成される場合がある。同じ演出パターン2の演出であっても、ボタン応答表示2の表示によって、大当り信頼度が異なるように構成される場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。一方、どのようなボタン応答表示2が表示されても同じ演出パターン2の演出であれば、大当り信頼度が同じとなるように構成される場合があってもよい。そうすることで、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
(実施例6−1)
本実施の形態の実施例6−1の演出例について図229を用いて説明する。図229は、図203(b)に示す演出パターン2の変形例を示し、演出状態を時系列で示している。本例は、図203(b)に示すボタン操作待ち表示3とボタン応答表示3を保留アイコンに対応させた演出例である。なお、図229以降においては、可動体1002は、遊技者から見てメイン液晶ユニット1001とは重ならない位置に位置している。
図229(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。左中右図柄表示領域208a〜208cの下方の演出表示領域208dには、白色円形の保留アイコンb1、白色円形の保留アイコンb2が表示されている。図229(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることを示している。
図229(a)から引き続く図229(b)は、特図1の保留が1つ消化されて図柄変動表示が開始された状態を示している。保留アイコンb1が変動アイコンa1となって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションと保留アイコンb2が左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションが表示される際に装飾図柄の変動表示が開始される。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。
図229(b)から引き続く図229(c)は、図柄変動表示の実行中に特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、デフォルトの白色円形の保留アイコンb3を増加表示した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾2」が仮停止し、右図柄表示領域208cに「装飾3」が仮停止した状態を示している。
図229(c)から引き続く図229(d)は、図229(c)で示した装飾図柄の変動表示が実行されている状態を示している。
図229(d)から引き続く図229(e)は、図229(d)で示した装飾図柄の変動表示を実行している最中に特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、保留アイコンb4を増加表示した状態を示している。本例では、ボタン操作待ち表示3にチャンスボタン136を摸した画像の保留アイコン(以下、「チャンスボタン保留アイコン」と称する場合がある。)が対応している。図229(e)では、チャンスボタン136の操作有効期間ではないため、チャンスボタン136は通常状態のままである。
図229(e)から引き続く図229(f)は、はずれ図柄態様の停止表示し、変動アイコンa1を消去した状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾3」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図229(f)では、引き続き、ボタン操作待ち表示3として、チャンスボタン保留アイコンを表示しているが、チャンスボタン136の操作有効期間ではないため、チャンスボタン136は通常状態のままである。
図229(f)から引き続く図229(g)は、特図1の保留が1つ消化されて次の図柄変動表示が開始され、引き続き、ボタン操作待ち表示3として、チャンスボタン保留アイコンを表示している状態を示している。保留アイコンb2が変動アイコンa2となって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションと保留アイコンb3、およびb4が左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションが表示され、装飾図柄の変動表示とチャンスボタン136の操作有効期間が開始される。図229(g)では、チャンスボタン136が通常状態とは異なる状態になり、チャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。
図229(g)から引き続く図229(h)は、図229(g)で示した装飾図柄変動表示を継続して表示している最中で、チャンスボタン136の操作有効期間中に遊技者がチャンスボタン136の押下をすることで、ボタン操作待ち表示3として表示されている保留アイコンb4をボタン応答表示3に変更した状態を示している。本例のボタン応答表示3は、通常状態とは異なる態様で発光しているチャンスボタン136を摸した画像の保留アイコン(以下、「チャンスボタン発光保留アイコン」と称する場合がある。)が対応している。
図229(h)から引き続く図229(i)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾2」が仮停止し、右図柄表示領域208cに「装飾3」が仮停止した状態を示している。図229(i)では、引き続き、図229(h)で示したボタン応答表示3として、チャンスボタン発光保留アイコンb4を表示している状態を示している。
図229(i)から引き続く図229(j)は、はずれ図柄態様の停止表示し、変動アイコンa1を消去した状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾3」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図229(j)では、引き続き、ボタン応答表示3として、チャンスボタン発光保留アイコンb4を表示している。
図229(j)から引き続く図229(k)は、特図1の保留が1つ消化されて次の図柄変動表示が開始され、引き続き、ボタン応答表示3として、チャンスボタン発光保留アイコンb4を表示している状態を示している。保留アイコンb3が変動アイコンa3となって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションと保留アイコンb4が左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションが表示され、装飾図柄の変動表示とチャンスボタン136の操作有効期間が開始される。図229(k)では、チャンスボタン136が通常状態とは異なる状態になり、チャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。このように、本例では、ボタン応答表示3は、チャンスボタン136の押下待ちの際に行われる表示を含む表示である。
図229(k)から引き続く図229(l)は、図229(k)で示したボタン応答表示3を継続して表示している最中で、チャンスボタン136の操作有効期間中に遊技者がチャンスボタン136の押下をすることで、ボタン応答表示3として表示されているチャンスボタン発光保留アイコンb4を先読み予告態様の黒色円形の保留アイコンb4に変更した状態を示している。本例では、白色円形の保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示よりも、黒色円形の保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示の方が、大当り図柄態様が停止表示されやすいように構成されている。なお、ボタン応答表示3として表示されているチャンスボタン発光保留アイコンb4を、白色円形の保留アイコン、白色ひし形の保留アイコン、またはこれら以外の保留アイコンに変更する場合があってもよい。
図229(l)から引き続く図229(m)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾3」が仮停止し、右図柄表示領域208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。
図229(m)から引き続く図229(n)は、はずれ図柄態様の停止表示し、変動アイコンa1を消去した状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾3−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。
図229(n)から引き続く図229(o)は、特図1の保留が1つ消化されて次の図柄変動表示が開始され、装飾図柄の変動表示が開始され、黒色円形の保留アイコンb4が黒色円形の変動アイコンa4となって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了した状態を示している。
図229(o)から引き続く図229(p)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾3」が仮停止した状態を示している。図229(p)以降で所定の予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図229(p)から引き続く図229(q)は、はずれ図柄態様の仮停止表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾3−装飾4−装飾3」が仮停止表示されている。
図229(q)から引き続く図229(r)は、はずれ図柄態様の停止表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾3−装飾4−装飾3」を停止表示して、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。
本例では、ボタン操作待ち表示3として表示された保留アイコンは、遊技者がチャンスボタン136を操作することで、ボタン応答表示3として表示された保留アイコンに変更され、次いで、遊技者がチャンボタン136を操作することで、先読み予告態様となる黒色円形の保留アイコンに変更される。このように、本例のボタン操作待ち表示3とボタン応答表示3は、保留アイコンが対応することになり、チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示を含んで構成されている。
本例では、保留アイコンをボタン操作待ち表示3として増加表示する場合に、保留アイコンが左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションを表示した後で、チャンスボタン136の操作有効期間を開始するように構成しているがこれ以外の場合があってもよい。例えば、ボタン操作待ち表示3として表示される保留アイコンを増加表示した際の保留順位と当該保留アイコンの保留が消化されて開始される図柄変動表示を開始するまでに要する時間から、チャンスボタン136の操作有効期間の開始タイミングとチャンスボタン136の操作有効期間を決定する場合があってもよい。
本例では、保留アイコンを増加表示する際に、当該保留アイコンをボタン操作待ち表示3として表示するように構成されているが、保留アイコンを減少表示する際に、特定の保留アイコンをボタン操作待ち表示3としての保留アイコンに変更するように構成される場合があってもよいし、保留増加表示および保留減少表示の際ではないタイミングで、特定の保留アイコンをボタン操作待ち表示3としての保留アイコンに変更するように構成される場合があってもよい。
本例では、複数の保留アイコンのうちの一の保留アイコンをボタン操作待ち表示3として表示しているが、複数の保留アイコンのうちの一以上の保留アイコンをボタン操作待ち表示3として同時に表示する場合があってもよい。
本例では、複数の保留アイコンのうちの一の保留アイコンをボタン操作応答表示3として表示しているが、複数の保留アイコンのうちの一以上の保留アイコンをボタン応答表示3として同時に表示する場合があってもよい。
本例では、ボタン操作待ち表示3に対応する保留アイコンとボタン応答表示3に対応する保留アイコンは、同一の保留アイコンで構成されているが、ボタン操作待ち表示3に対応する保留アイコンとボタン応答表示3に対応する保留アイコンは、異なる保留アイコンで構成される場合があってもよい。この場合、ボタン操作待ち表示3に対応する保留アイコンは、ボタン応答表示3に対応する保留アイコンを表示したタイミングで、デフォルト態様の白色円形の保留アイコンに変更される場合や白色円形以外の先読み予告態様をした保留アイコンに変更される場合があってもよい。
(実施例6−2)
本実施の形態の実施例6−2の演出例について図230を用いて説明する。図230は、図203(b)に示す演出パターン3の変形例を示し、演出状態を時系列で示している。本例は、図203(b)に示すボタン操作待ち表示3とボタン応答表示4とボタン応答表示5を保留アイコンに対応させた演出例である。
図230(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。左中右図柄表示領域208a〜208cの下方の演出表示領域208dには、白色円形の保留アイコンb1、白色円形の保留アイコンb2が表示されている。図230(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることを示している。
図230(a)から引き続く図230(b)は、特図1の保留が1つ消化されて図柄変動表示が開始された状態を示している。保留アイコンb1が変動アイコンa1となって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションと保留アイコンb2が左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションが表示される際に装飾図柄の変動表示が開始される。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。
図230(b)から引き続く図230(c)は、図柄変動表示の実行中に特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、デフォルトの白色円形の保留アイコンb3を増加表示した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾2」が仮停止し、右図柄表示領域208cに「装飾3」が仮停止した状態を示している。
図230(c)から引き続く図230(d)は、図230(c)で示した装飾図柄の変動表示が実行されている状態を示している。
図230(d)から引き続く図230(e)は、図230(d)で示した装飾図柄の変動表示を実行している最中に特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、保留アイコンb4を増加表示した状態を示している。本例では、ボタン操作待ち表示3にチャンスボタン136を摸した画像のチャンスボタン保留アイコンが対応している。図230(e)では、チャンスボタン136の操作有効期間ではないため、チャンスボタン136は通常状態のままである。
図230(e)から引き続く図230(f)は、はずれ図柄態様の停止表示し、変動アイコンa1を消去した状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾3」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図230(f)では、引き続き、ボタン操作待ち表示3として、チャンスボタン保留アイコンを表示しているが、チャンスボタン136の操作有効期間ではないため、チャンスボタン136は通常状態のままである。
図230(f)から引き続く図230(g)は、特図1の保留が1つ消化されて次の図柄変動表示が開始され、引き続き、ボタン操作待ち表示3として、チャンスボタン保留アイコンを表示している状態を示している。保留アイコンb2が変動アイコンa2となって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションと保留アイコンb3、およびb4が左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションが表示され、装飾図柄の変動表示とチャンスボタン136の操作有効期間が開始される。図230(g)では、チャンスボタン136が通常状態とは異なる状態になり、チャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。本例では、保留アイコンが左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションを表示した後に、チャンスボタン136の操作有効期間を開始するように構成されている。
図230(g)から引き続く図230(h)は、図230(g)で示した装飾図柄変動表示を継続して表示している最中で、チャンスボタン136の操作有効期間中に遊技者がチャンスボタン136の押下をすることで、ボタン操作待ち表示3として表示されている保留アイコンb4をボタン応答表示4に変更した状態を示している。本例のボタン応答表示4は、好機ボタン139を摸した画像の保留アイコン(以下、「好機ボタン保留アイコン」と称する場合がある。)が対応している。
図230(h)から引き続く図230(i)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾2」が仮停止し、右図柄表示領域208cに「装飾3」が仮停止した状態を示している。図230(i)では、引き続き、図230(h)で示したボタン応答表示4として、好機ボタン保留アイコンb4を表示している状態を示している。
図230(i)から引き続く図230(j)は、はずれ図柄態様の停止表示し、変動アイコンa1を消去した状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾3」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図230(j)では、引き続き、ボタン応答表示4として、好機ボタン保留アイコンb4を表示している。
図230(j)から引き続く図230(k)は、特図1の保留が1つ消化されて次の図柄変動表示が開始され、引き続き、ボタン応答表示4として、好機ボタン保留アイコンb4を表示している状態を示している。保留アイコンb3が変動アイコンa3となって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションと保留アイコンb4が左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションが表示され、装飾図柄の変動表示と好機ボタン139の操作有効期間が開始される。図230(k)では、好機ボタン139が通常状態とは異なる状態になり、好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。このように、本例では、ボタン応答表示4は、好機ボタン139の押下待ちの際に行われる表示を含む表示である。
図230(k)から引き続く図230(l)は、図230(k)で示した装飾図柄変動表示を継続して表示している最中で、好機ボタン139の操作有効期間中に遊技者が好機ボタン139の押下をすることで、ボタン応答表示4として表示されている好機ボタン保留アイコンb4をボタン応答表示5として白色ひし形の保留アイコンb4に変更した状態を示している。本例では、白色円形の保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示よりも、白色ひし形の保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示の方が、大当り図柄態様が停止表示されやすいように構成されている。黒色円形の保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示よりも、白色ひし形の保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示の方が、大当り図柄態様が停止表示されやすいように構成されている。なお、ボタン応答表示5として、白色円形の保留アイコン、黒色円形の保留アイコン、またはこれら以外の保留アイコンが表示される場合があってもよい。
図230(l)から引き続く図230(m)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾3」が仮停止し、右図柄表示領域208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。
図230(m)から引き続く図230(n)は、はずれ図柄態様の停止表示し、変動アイコンa1を消去した状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾3−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。
図230(n)から引き続く図230(o)は、特図1の保留が1つ消化されて次の図柄変動表示が開始され、装飾図柄の変動表示が開始され、黒色円形の保留アイコンb4が黒色円形の変動アイコンa4となって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが終了した状態を示している。
図230(o)から引き続く図230(p)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾3」が仮停止した状態を示している。図230(p)以降で所定の予告アニメーションによる演出(リーチ演出)が開始される。
図230(p)から引き続く図230(q)は、はずれ図柄態様の仮停止表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾3−装飾4−装飾3」が仮停止表示されている。
図230(q)から引き続く図230(r)は、はずれ図柄態様の停止表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾3−装飾4−装飾3」を停止表示して、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。
本例では、ボタン操作待ち表示3として表示された保留アイコンは、遊技者がチャンスボタン136を操作することで、ボタン応答表示4として表示された保留アイコンに変更され、次いで、遊技者が好機ボタン139を操作することで、ボタン応答表示5として表示された先読み予告態様となる黒色円形の保留アイコンに変更される。このように本例では、ボタン操作待ち表示3とボタン応答表示4とボタン応答表示5には、保留アイコンが対応することになる。ボタン操作待ち表示3は、チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示を含み、ボタン応答表示4は、好機ボタン139の操作待ちの際に行われる表示を含んで構成される。
本例では、保留アイコンをボタン操作待ち表示3として増加表示する場合に、保留アイコンが左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションを表示した後で、チャンスボタン136の操作有効期間を開始するように構成しているがこれ以外の場合があってもよい。例えば、ボタン操作待ち表示3に対応する保留アイコンを増加表示した際の保留順位と当該保留アイコンの保留が消化されて開始される図柄変動表示を開始するまでに要する時間から、チャンスボタン136の操作有効期間の開始タイミングとチャンスボタン136の操作有効期間を決定する場合があってもよい。
本例では、ボタン操作待ち表示3として表示された保留アイコンが左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションを表示した後で、好機ボタン139の操作有効期間を開始するように構成しているがこれ以外の場合があってもよい。例えば、ボタン操作待ち表示3として表示される保留アイコンを増加表示した際の保留順位と当該保留アイコンの保留が消化されて開始される図柄変動表示を開始するまでに要する時間と遊技者がチャンスボタン136を操作するタイミングから、好機ボタン139の操作有効期間の開始タイミングと好機ボタン139の操作有効期間を決定する場合があってもよい。
本例では、保留アイコンを増加表示する際に、当該保留アイコンをボタン操作待ち表示3として表示するように構成されているが、保留アイコンを減少表示する際に、特定の保留アイコンをボタン操作待ち表示3としての保留アイコンに変更するように構成される場合があってもよいし、保留増加表示および保留減少表示の際ではないタイミングで、特定の保留アイコンをボタン操作待ち表示3としての保留アイコンに変更するように構成される場合があってもよい。
本例では、複数の保留アイコンのうちの一の保留アイコンをボタン操作待ち表示3として表示しているが、複数の保留アイコンのうちの二以上の保留アイコンをボタン操作待ち表示3として同時に表示する場合があってもよい。
本例では、複数の保留アイコンのうちの一の保留アイコンをボタン操作応答表示4として表示しているが、複数の保留アイコンのうちの二以上の保留アイコンをボタン応答表示4として同時に表示する場合があってもよい。
本例では、複数の保留アイコンのうちの一の保留アイコンをボタン操作応答表示5として表示しているが、複数の保留アイコンのうちの二以上の保留アイコンをボタン応答表示5として同時に表示する場合があってもよい。
本例では、ボタン操作待ち表示3に対応する保留アイコンとボタン応答表示4に対応する保留アイコンは、同一の保留アイコンで構成されているが、ボタン操作待ち表示3に対応する保留アイコンとボタン応答表示4に対応する保留アイコンは、異なる保留アイコンで構成される場合があってもよい。この場合、ボタン操作待ち表示3に対応する保留アイコンは、ボタン応答表示4に対応する保留アイコンを表示したタイミングで、デフォルト態様の白色円形の保留アイコンに変更される場合や白色円形以外の先読み予告態様をした保留アイコンに変更される場合があってもよい。
本例では、ボタン応答表示4に対応する保留アイコンとボタン応答表示5に対応する保留アイコンは、同一の保留アイコンで構成されているが、ボタン応答表示4に対応する保留アイコンとボタン応答表示5に対応する保留アイコンは、異なる保留アイコンで構成される場合があってもよい。
(実施例6−3)
本実施の形態の実施例6−3の演出例について図231を用いて説明する。図231は、図203(b)に示す演出パターン3の変形例を示し、演出状態を時系列で示している。本例は、図203(b)に示すボタン操作待ち表示3とボタン応答表示4とボタン応答表示5を保留アイコンに対応させた演出例である。
図231(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。左中右図柄表示領域208a〜208cの下方の演出表示領域208dには、白色円形の保留アイコンb1、白色円形の保留アイコンb2が表示されている。図231(a)では、チャンスボタン136と好機ボタン139が通常状態であることを示している。
図231(a)から引き続く図231(b)は、特図1の保留が1つ消化されて図柄変動表示が開始された状態を示している。保留アイコンb1が変動アイコンa1となって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションと保留アイコンb2が左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションが表示される際に装飾図柄の変動表示が開始される。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cでは、装飾図柄の変動表示が開始されている。
図231(b)から引き続く図231(c)は、図柄変動表示の実行中に特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、デフォルトの白色円形の保留アイコンb3を増加表示した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾2」が仮停止し、右図柄表示領域208cに「装飾3」が仮停止した状態を示している。
図231(c)から引き続く図231(d)は、図231(c)で示した装飾図柄の変動表示が実行されている状態を示している。
図231(d)から引き続く図231(e)は、図231(d)で示した装飾図柄の変動表示を実行している最中に特図1始動口230に遊技球が1個入球したことに基づいて、保留アイコンb4を増加表示した状態を示している。本例では、ボタン操作待ち表示3にチャンスボタン136を摸した画像のチャンスボタン保留アイコンが対応している。図231(e)では、チャンスボタン136の操作有効期間ではないため、チャンスボタン136は通常状態のままである。
図231(e)から引き続く図231(f)は、はずれ図柄態様の停止表示し、変動アイコンa1を消去した状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾3」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図231(f)では、引き続き、ボタン操作待ち表示3として、チャンスボタン保留アイコンを表示しているが、チャンスボタン136の操作有効期間ではないため、チャンスボタン136は通常状態のままである。
図231(f)から引き続く図231(g)は、特図1の保留が1つ消化されて次の図柄変動表示が開始され、引き続き、ボタン操作待ち表示3として、チャンスボタン保留アイコンを表示している状態を示している。保留アイコンb2が変動アイコンa2となって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションと保留アイコンb3、およびb4が左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションが表示され、装飾図柄の変動表示とチャンスボタン136の操作有効期間が開始される。図231(g)では、チャンスボタン136が通常状態とは異なる状態になり、チャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136を操作することを知ることができる場合がある。本例では、保留アイコンが左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションを表示した後に、チャンスボタン136の操作有効期間を開始するように構成されている。
図231(g)から引き続く図231(h)は、図231(g)で示した装飾図柄変動表示を継続して表示している最中で、チャンスボタン136の操作有効期間中に遊技者がチャンスボタン136の押下をすることで、ボタン操作待ち表示3として表示されている保留アイコンb4をボタン応答表示4に変更した状態を示している。本例のボタン応答表示4は、好機ボタン139を摸した画像の好機ボタン保留アイコンが対応している。
図231(h)から引き続く図231(i)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾2」が仮停止し、右図柄表示領域208cに「装飾3」が仮停止した状態を示している。図231(i)では、引き続き、図231(h)で示したボタン応答表示4として、好機ボタン保留アイコンb4を表示している状態を示している。
図231(i)から引き続く図231(j)は、はずれ図柄態様の停止表示し、変動アイコンa1を消去した状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾3」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図231(j)では、引き続き、ボタン応答表示4として、好機ボタン保留アイコンb4を表示している。
図231(j)から引き続く図231(k)は、特図1の保留が1つ消化されて次の図柄変動表示が開始され、引き続き、ボタン応答表示4として、好機ボタン保留アイコンb4を表示している状態を示している。保留アイコンb3が変動アイコンa3となって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションと保留アイコンb4が左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションが表示され、装飾図柄の変動表示と好機ボタン139の操作有効期間が開始される。図231(k)では、好機ボタン139が通常状態とは異なる状態になり、好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。このように、本例では、ボタン応答表示4は、好機ボタン139の押下待ちの際に行われる表示を含む表示である。
図231(k)から引き続く図231(l)は、図231(k)で示した装飾図柄変動表示を継続して表示している最中で、好機ボタン139の操作有効期間中に遊技者が好機ボタン139の押下をすることで、好機ボタン保留アイコンb4が表示されている領域に好機ボタン保留アイコンb4が変化している最中の状態を表すアニメーション(以下、「保留アイコン変化中アニメーション」と称する場合がある。)を表示した状態を示している。
図231(l)から引き続く図231(m)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに「装飾3」が仮停止し、右図柄表示領域208cに「装飾2」が仮停止し、保留アイコン変化中アニメーションの表示の終了の際に、ボタン応答表示4として表示されていた好機ボタン保留アイコンb4を突出した状態の好機ボタン139を摸した画像の保留アイコン(以下、「好機ボタン突出保留アイコン」と称する場合がある。)b5に変更した状態を示している。図231(m)では、ボタン応答表示5を表示するのに関連して、好機ボタン139が突出しているが、好機ボタン139の操作有効期間ではないため、好機ボタン139は発光していない状態、または通常の発光状態のままである。本例では、白色円形の保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示よりも、好機ボタン突出保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示の方が、大当り図柄態様が停止表示されやすいように構成され、黒色円形の保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示よりも、好機ボタン突出保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示の方が、大当り図柄態様が停止表示されやすいように構成され、白色ひし形の保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示より、好機ボタン突出保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示の方が、大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
図231(m)から引き続く図231(n)は、はずれ図柄態様の確定表示し、変動アイコンa1を消去した状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾3−装飾3−装飾2」が停止表示されて、特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。
図231(n)から引き続く図231(o)は、特図1の保留が1つ消化されて次の図柄変動表示が開始され、次いで、好機ボタン突出保留アイコンb4が、突出した状態の好機ボタン139を摸した画像の変動アイコン(以下、「好機ボタン突出変動アイコン」と称する場合がある。)a4となって左方に移動する保留・変動アイコン間の移動アニメーションが表示され、装飾図柄の変動表示と好機ボタン139の操作有効期間が開始される。図231(o)では、突出した状態の好機ボタン139が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。
図231(o)から引き続く図231(p)は、図231(o)で示した装飾図柄変動表示を継続して表示している最中で、好機ボタン139の操作有効期間中に遊技者が突出した状態の好機ボタン139を押下することで、左中右図柄表示領域208a〜208cに大当り図柄態様の「装飾3−装飾3−装飾3」が仮停止表示された状態を示している。好機ボタン139の操作有効期間中に遊技者が突出した状態の好機ボタン139を押下しない場合には、好機ボタン139の操作有効期間の終了の際に、左中右図柄表示領域208a〜208cに大当り図柄態様の「装飾3−装飾3−装飾3」が停止表示される。
図231(q)から引き続く図231(r)は、大当り図柄態様の停止表示がされた状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾3−装飾3−装飾3」を停止表示して、特図1変動遊技の結果が大当りであることが報知されている。
本例では、ボタン操作待ち表示3として表示された保留アイコンは、遊技者がチャンスボタン136を操作することで、ボタン応答表示4として表示された保留アイコンに変更され、次いで、遊技者が好機ボタン139を操作することで、ボタン応答表示5として表示された先読み予告態様となる好機ボタン突出保留アイコンに変更され、次いで、遊技者が通常状態より突出した状態の好機ボタン139を操作することで、装飾図柄の仮停止表示が行われる。このように本例では、ボタン操作待ち表示3とボタン応答表示4とボタン応答表示5には、保留アイコンが対応することになる。ボタン操作待ち表示3は、チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示を含み、ボタン応答表示4とボタン応答表示5は、好機ボタン139の操作待ちの際に行われる表示を含んで構成される。
本例では、保留アイコンをボタン操作待ち表示3として増加表示する場合に、保留アイコンが左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションを表示した後で、チャンスボタン136の操作有効期間を開始するように構成しているがこれ以外の場合があってもよい。例えば、ボタン操作待ち表示3に対応する保留アイコンを増加表示した際の保留順位と当該保留アイコンの保留が消化されて開始される図柄変動表示を開始するまでに要する時間から、チャンスボタン136の操作有効期間の開始タイミングとチャンスボタン136の操作有効期間を決定する場合があってもよい。
本例では、ボタン操作待ち表示3として表示された保留アイコンが左方に移動する保留アイコンの移動アニメーションを表示した後で、好機ボタン139の操作有効期間を開始するように構成しているがこれ以外の場合があってもよい。例えば、ボタン操作待ち表示3として表示される保留アイコンを増加表示した際の保留順位と当該保留アイコンの保留が消化されて開始される図柄変動表示を開始するまでに要する時間と遊技者がチャンスボタン136を操作するタイミングから、好機ボタン139の操作有効期間の開始タイミングと好機ボタン139の操作有効期間を決定する場合があってもよい。
本例では、保留アイコンを増加表示する際に、当該保留アイコンをボタン操作待ち表示3として表示するように構成されているが、保留アイコンを減少表示する際に、特定の保留アイコンをボタン操作待ち表示3としての保留アイコンに変更するように構成される場合があってもよいし、保留増加表示および保留減少表示の際ではないタイミングで、特定の保留アイコンをボタン操作待ち表示3としての保留アイコンに変更するように構成される場合があってもよい。
本例では、複数の保留アイコンのうちの一の保留アイコンをボタン操作待ち表示3として表示しているが、複数の保留アイコンのうちの二以上の保留アイコンをボタン操作待ち表示3として同時に表示する場合があってもよい。
本例では、複数の保留アイコンのうちの一の保留アイコンをボタン操作応答表示4として表示しているが、複数の保留アイコンのうちの二以上の保留アイコンをボタン応答表示4として同時に表示する場合があってもよい。
本例では、複数の保留アイコンのうちの一の保留アイコンをボタン操作応答表示5として表示しているが、複数の保留アイコンのうちの二以上の保留アイコンをボタン応答表示5として同時に表示する場合があってもよい。
本例では、ボタン操作待ち表示3に対応する保留アイコンとボタン応答表示4に対応する保留アイコンは、同一の保留アイコンで構成されているが、ボタン操作待ち表示3に対応する保留アイコンとボタン応答表示4に対応する保留アイコンは、異なる保留アイコンで構成される場合があってもよい。
本例では、ボタン応答表示4に対応する保留アイコンとボタン応答表示5に対応する保留アイコンは、同一の保留アイコンで構成されているが、ボタン応答表示4に対応する保留アイコンとボタン応答表示5に対応する保留アイコンは、異なる保留アイコンで構成される場合があってもよい。
このように実施例6−1〜6−3において、図203に示した演出パターン2や演出パターン3で表示される操作待ち表示と操作応答表示に保留アイコンを対応させた演出例を示しているが、図203に示した演出パターン1や演出パターン4や演出パターン5で表示される操作待ち表示と操作応答表示に保留アイコンを対応させる場合があってもよい。
次に、以上説明した第3の実施の形態による遊技台の特徴的構成について再度図203乃至図231を参照しつつ説明する。
(I1)
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段(例えば、特図1表示装置212、特図2表示装置214)と、
画像を表示可能な画像表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208、サブ表示装置209)と、
遊技者が操作可能な位置に設けられた第一の操作手段(例えば、チャンスボタン136)と、
遊技者が操作可能な位置に設けられた第二の操作手段(例えば、好機ボタン139)と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)であり、
前記画像表示手段は、第三の種類の操作待ち表示(例えば、図203(b)に示すボタン操作待ち表示3)を表示可能な表示手段であり、
前記第三の種類の操作待ち表示は、前記第一の操作手段の操作待ちの際に行われる表示であり(例えば、図212(c)〜(d)、図216(c)〜(d)等参照)、
前記画像表示手段は、第三の種類の操作応答表示(例えば、図203(b)に示すボタン応答表示3)を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、第四の種類の操作応答表示(例えば、図203(b)に示すボタン応答表示4)を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、第五の種類の操作応答表示(例えば、図203(c)に示すボタン応答表示5)を表示可能な表示手段であり、
前記第三の種類の操作応答表示は、前記第一の操作手段が操作されたことに応答して行われる表示であり(例えば、図203(b)、図212(c)〜(f)参照)、
前記第三の種類の操作応答表示は、前記第二の操作手段の操作待ちの際に行われる表示の一部(例えば、逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像)を含まずに構成された表示であり(例えば、図203(b)、図212(c)〜(f)参照)、
前記第四の種類の操作応答表示は、前記第一の操作手段が操作されたことに応答して行われる表示であり(例えば、図203(c)、図216(c)〜(f)参照)、
前記第四の種類の操作応答表示は、前記第二の操作手段の操作待ちの際に行われる表示の前記一部を含んで構成された表示であり(例えば、図203(c)、図216(f)参照)、
前記第五の種類の操作応答表示は、前記第二の操作手段が操作されたことに応答して行われる表示であり(例えば、図203(d)、図216(g)参照)、
前記第五の種類の操作応答表示が行われずに前記第三の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示よりも、前記第五の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、遊技者に第一の操作手段と第二の操作手段を段階的に操作させることで表示される第五の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示は、第五の種類の操作応答表示が行われずに遊技者に第一の操作手段のみを操作させることで表示される第三の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示よりも、大当り図柄が確定表示されやすいため、遊技者の大当りへの期待感を段階的に高めることができ、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
(I2)
上記(I1)に記載の遊技台であって、
第三の操作待ち表示(例えば、チャンスボタン発光画像)の表示中に前記第一の操作手段が操作されたことに応答して前記第三の種類の操作応答表示および前記第四の種類の操作応答表示のうちのいずれの種類の表示が表示されるかは、前記画像表示手段に該第三の操作待ち表示が表示される前に決められており、
前記第三の操作待ち表示とは、前記第三の種類の操作待ち表示のうちの一の操作待ち表示である(例えば、図212(c)、図216(c)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(I3)
上記(I1)または(I2)に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、第四の種類の操作待ち表示(例えば、図203(c)に示すボタン操作待ち表示4)を表示可能であり、
前記第四の種類の操作待ち表示は、前記第一の操作手段の操作待ちの際に行われる表示であり(例えば、図203(c)、図223(c)〜(d)参照)、
前記第四の種類の操作待ち表示の表示中に前記第一の操作手段の操作された場合に、前記第四の種類の操作応答表示が前記画像表示手段に表示されるように構成されており(例えば、図203(c)、図223(d)〜(f)参照)、
前記第四の種類の操作待ち表示が行われずに前記第三の種類の操作待ち表示が行われた図柄変動表示よりも、前記第四の種類の操作待ち表示が行われた図柄変動表示の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(I4)
上記(I3)に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、第一の種類の操作待ち表示(例えば、図203(a)に示す操作待ち表示1)を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、第一の種類の操作応答表示(例えば、図203(a)に示す操作応答表示1)を表示可能な表示手段であり、
前記第一の種類の操作待ち表示は、前記第一の操作手段の操作待ちの際に行われる表示であり(例えば、図203(a)、図204(d)参照)、
前記第一の種類の操作応答表示は、前記第二の操作手段の操作待ちの際に行われる表示を含まずに構成された表示であり(例えば、図203(a)、図204(e)参照)、
前記第一の種類の操作待ち表示の表示中に前記第一の操作手段が操作された場合に、前記第一の種類の操作応答表示が前記画像表示手段に表示されるように構成されており(例えば、図203(a)、図204(d)〜(e)参照)、
第一の操作応答表示(例えば、「チャンス!!」の文字列画像)は、第一の操作待ち表示の表示中に前記第一の操作手段が操作された場合にのみ表示されるように構成されており(例えば、図205(c)〜(d)参照)、
第四の操作応答表示(例えば、好機ボタン画像およびボタン押下指示画像)は、第四の操作待ち表示の表示中に前記第一の操作手段が操作された場合に表示されるように構成されており(例えば、図216(c)〜(f)参照)、
前記第四の操作応答表示は、前記第四の操作待ち表示の表示中に前記第一の操作手段が操作されなくても表示されるように構成されており(例えば、図219(c)〜(f)参照)、
前記第一の操作待ち表示とは、前記第一の種類の操作待ち表示のうちの一の操作待ち表示のことであり、
前記第一の操作応答表示とは、前記第一の種類の操作応答表示のうちの一の操作応答表示のことであり、
前記第四の操作待ち表示とは、前記第四の種類の操作待ち表示のうちの一の操作待ち表示のことであり、
前記第四の操作応答表示とは、前記第四の種類の操作応答表示のうちの一の操作応答表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(I5)
上記(I4)に記載の遊技台であって、
前記第五の種類の操作応答表示が行われずに前記第一の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示よりも、前記第五の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(I6)
上記(I4)または(I5)に記載の遊技台であって、
前記第一の種類の操作応答表示が行われずに前記第三の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示よりも、前記第一の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(I7)
上記(I1)乃至(I6)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第三の種類の操作待ち表示が表示されてから前記第一の操作手段が操作されるまでの時間が第一の時間であった場合の前記第四の種類の操作応答表示は第一の表示(例えば、図216(d)〜(f)に示すボタン応答表示4)であり(例えば、図216(c)〜(f)参照)、
前記第三の種類の操作待ち表示が表示されてから前記第一の操作手段が操作されるまでの時間が第二の時間であった場合の前記第四の種類の操作応答表示は第二の表示(例えば、図219(e)〜(f)に示すボタン応答表示4)であり(例えば、図219(c)〜(f)参照)、
前記第二の時間は、前記第一の時間よりも長い時間であり、
前記第一の表示の序盤の表示と前記第二の表示の序盤の表示は同一であり(例えば、図216(d)および図219(e)参照)、
前記第一の表示の終盤の表示と前記第二の表示の終盤の表示は同一であり(例えば、図216(f)および図219(f)参照)、
前記第一の表示の中盤の少なくとも一部の表示(例えば、図216(e)に示すボタン応答表示4の中盤の表示)が前記第二の表示では表示されない(例えば、図219(e)〜(f)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(I8)
上記(I7)に記載の遊技台であって、
前記第三の種類の操作待ち表示が表示されてから該第三の種類の操作待ち表示の開始前に定められている操作有効期間が終了するまでに前記第一の操作手段が操作されると該第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が行われるように構成されており(例えば、図216(d)〜(f)参照)、
前記第一の時間とは、前記第三の種類の操作待ち表示が開始されてから最短のタイミングで前記第一の操作手段が操作されるまでの時間のことであり(例えば、図216(c)〜(d)参照)、
前記第二の時間とは、前記第三の種類の操作待ち表示が開始されてから前記操作有効期間の終了直前のタイミングで前記第一の操作手段が操作された場合の時間のことである(例えば、図219(c)〜(d)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(I9)
上記(I1)乃至(I8)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、第二の種類の操作待ち表示(例えば、ボタン操作待ち表示2)を表示可能であり、
前記第二の種類の操作待ち表示は、前記第二の操作手段の操作待ちの際に行われる表示であり(例えば、図203(d)参照)、
前記第二の種類の操作待ち表示の表示中に前記第二の操作手段の操作された場合に、前記第二の種類の操作応答表示が前記画像表示手段に表示されるように構成されており(例えば、図203(d)参照)、
前記第五の種類の操作応答表示が行われずに前記第二の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示よりも、前記第五の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(I10)
上記(I1)乃至(I9)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第四の種類の操作応答表示に表示されるキャラクタの表示(例えば、図223(f)に示す逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像)は、前記第四の種類の操作待ち表示にも表示されるように構成されている(例えば、図223(c)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(I11)
上記(I1)乃至(I10)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第四の種類の操作応答表示に表示されるキャラクタの表示(例えば、図216(f)に示す逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像)は、前記第三の種類の操作待ち表示にも表示されるように構成されている(例えば、図216(c)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(I12)
上記(I1)乃至(I11)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二の操作手段は、遊技者によって押された場合に、操作されたと判定されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(I13)
上記(I1)乃至(I12)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段は、遊技者によって回転させられた場合に、操作されたと判定されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
[第4の実施の形態]
次に、本発明を適用可能な第4の実施の形態によるパチンコ機100について図232〜図239を用いて説明する。本実施の形態によるパチンコ機100は、上記第1の実施の形態によるパチンコ機100と同様の構成および制御系を有している。上記第1の実施の形態によるパチンコ機100と同一の構成要素には同一の符号を付してその説明は省略する。
(実施例1)
本実施の形態の実施例1によるパチンコ機100について図232を用いて説明する。図232は、本実施例によるパチンコ機100の演出例を時系列で示している。図232(a)には図174に示す第2の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤1000の略示正面を示し、図232(b)以降では遊技盤1000からメイン液晶ユニット1001および可動体1002を抜き出して示している。
図232(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾4」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図232(a)に示す状態において、特図1の保留数は例えば2であり、特図2の保留数は0である。図232では装飾図柄表示装置208における保留アイコンの表示の図示は省略する。
図232(a)から引き続く図232(b)は、最先の特図1の保留が消化されたことに基づいて特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が実行されている。
図232(b)から引き続く図232(c)は、左図柄表示領域208aに「装飾2」が仮停止した状態を示している。
図232(c)から引き続く図232(d)は、右図柄表示領域208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図232(d)以降でノーマルリーチ演出が開始される。
図232(d)から引き続く図232(e)は、可動体1010が初期位置から動作範囲のうちの最下方に移動した状態を示している。可動体1010は、装飾図柄表示装置208の前側の位置で停止している。これにより、可動体1010と装飾図柄表示装置208に表示される画像の一部とがオーバーラップし、当該画像の一部が遊技者から視認不可能となる。装飾図柄や予告画像(例えば、太陽、雲、気球、保留アイコン、変動アイコン等の画像)の少なくとも一部が可動体とオ―バーラップして遊技者から視認不可能となる場合のある図柄変動表示は、装飾図柄や予告画像の少なくとも一部が可動体とオ―バーラップする場合のない図柄変動表示と比較して、可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がある先読み予告が実行された場合には、可動体の移動前後で予告画像の視認可能な部分が異なる場合がない先読み予告が実行された場合よりも、先読み対象となる図柄変動表示で大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。
図232(e)から引き続く図232(f)は、可動体1010が上方に移動して初期位置に復帰した状態を示している。可動体1010の初期位置は、可動体1010の移動範囲の最上方の位置である。
図232(f)から引き続く図232(g)は、ノーマルリーチ演出中に中図柄表示領域208bに「装飾3」が仮停止された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cには、はずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。本実施例においてノーマルリーチ演出中には後述するワイプ演出表示は実行されない。
図232(g)から引き続く図232(h)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。本例において、当該特図1変動遊技の結果ははずれである。左中右図柄表示領域208a〜208cには「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動表示の結果がはずれであることが報知されている。
図232(h)から引き続く図232(i)は、最先の特図1の保留が消化されたことに基づいて特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が実行されている。
図232(i)から引き続く図232(j)は、左図柄表示領域208aに「装飾2」が仮停止した状態を示している。
図232(j)から引き続く図232(k)は、右図柄表示領域208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図232(k)以降でスーパーリーチ演出が開始される。本実例において、ノーマルリーチ演出が行われた図柄変動表示よりも、スーパーリーチ演出が行われた図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
図232(k)から引き続く図232(l)は、スーパーリーチ演出の開始に伴い、装飾図柄表示装置208に表示されている背景画像が変化した状態を示している。背景画像は、太陽の画像や雲の画像や気球の画像を含む空の背景画像から山道の背景画像に変化している。本実施例では、空の背景画像は通常の演出実行中やノーマルリーチ演出実行中等で表示され、山道の背景画像はスーパーリーチ演出実行中に表示される。
図232(l)から引き続く図232(m)は、スーパーリーチ演出の開始に伴い、サブ表示装置1030に表示されている背景画像が変化した状態を示している。背景画像は、ヨットの画像や雲の画像を含む海の背景画像から装飾図柄表示装置208に表示されている山道の背景の一部の画像に変化している。サブ表示装置1030には、サブ表示装置1030が装飾図柄表示装置208に重なって隠している部分の画像が表示される。
図232(m)から引き続く図232(n)は、サブ表示装置1030を備えた可動体1002が図232(m)に示す初期位置から右上方に移動した状態を示している。サブ表示装置1030には、サブ表示装置1030が装飾図柄表示装置208に重なって隠している部分の画像が表示される。本実施例において、可動体1002は、不図示の駆動系により、装飾図柄表示装置208の前方で装飾図柄表示装置208の表示画面にほぼ平行な平面(以下、表示画面前方平面と称する場合がある)内で2次元的に移動できるようになっている。可動体1002の駆動系としては種々の構成を取り得る。例えば、回動可能に連結された2本の連接棒の一端を装飾図柄表示装置208の外側のメイン液晶ユニット1001の所定位置に回転可能に固定して、表示画面前方平面内で2次元的に移動できるリンク機構を構成する。可動体1002は連結された2本の連接棒の他端に上記平面内で回転可能に固定する。連結された2本の連接棒の一端部と連結節部とに連接棒駆動用のモータをそれぞれ配置する。これにより、表示画面前方平面内で可動体1002を2次元的に移動できるようになる。なお、2本の連接棒の他端部に演出可動体回転用のモータを配置し、表示画面前方平面内で演出可動体1002を回転可能に構成してもよい。
装飾図柄表示装置208では、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小されている。スーパーリーチ演出の実行中の一部の期間では装飾図柄の変動表示が縮小の表示態様で表示される。
図232(n)から引き続く図232(o)は、装飾図柄表示装置208の表示画面中央(演出表示領域208dの中央)にはずれを示唆する表示として「残念」の文字列画像が表示された状態を示している。サブ表示装置1030は装飾図柄表示装置208に表示されている「念」の文字画像の一部に重なる位置に位置しており、サブ表示装置1030には「念」の文字の下半分の部分が表示されている。
図232(o)から引き続く図232(p)は、スーパーリーチ演出中に中図柄表示領域208bに「装飾3」が仮停止された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cには、はずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図232(p)から引き続く図232(q)は、スーパーリーチ演出中にはずれを示唆する「装飾2−装飾3−装飾2」が表示された後にワイプ演出表示が開始された状態を示している。ワイプ演出表示は、表示装置の表示画面の端から画像をぬぐい消すように消去していく演出である。本実施例によるパチンコ機100は装飾図柄表示装置208とサブ表示装置1030の2つの表示装置を備えており、本実施例においてワイプ演出表示は、まず装飾図柄表示装置208において開始され、次いで、サブ表示装置1030において開始される。以降では、装飾図柄表示装置208で実行されるワイプ演出表示を第一のワイプ演出表示と称し、装飾図柄表示装置208に表示されるワイプ表示を第一のワイプ表示と称し、サブ表示装置1030で実行されるワイプ演出表示を第二のワイプ演出表示と称し、サブ表示装置208に表示されるワイプ表示を第二のワイプ表示と称する。
図232(q)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅からワイプ表示w1aが出現を開始し、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅からワイプ表示w1bが出現を開始する。ワイプ表示w1aの出現と、ワイプ表示w1bの出現とを合わせて第一のワイプ表示の出現表示の開始とし、第一のワイプ表示の出現をもって第一のワイプ演出表示の開始とする。ワイプ表示w1a、w1bは、装飾図柄表示装置208において最前面に表示され、第一のワイプ演出表示開始前から表示されていた装飾図柄や背景画像等の表示をぬぐい消すように表示される。ワイプ表示w1a、w1bの絵柄は同一であり、図232では当該絵柄を右上がりのハッチングで示している。
演出可動体1002は初期位置に向かって移動中であり、サブ表示装置1030は装飾図柄表示装置208に表示されている「残念」の文字列画像の一部に重なる位置に位置しており、サブ表示装置1030には「念」の文字の下半分の部分が表示されている。
図232(q)から引き続く図232(r)は、ワイプ表示w1a、w1bが表示画面を徐々に覆うように広がっている状態を示している。ワイプ表示w1aは表示画面の左上隅から表示画面の中央に徐々に広がっていくように表示され、ワイプ表示w1bは表示画面の右下隅から表示画面の中央に徐々に広がっていくように表示される。
図232(r)から引き続く図232(s)は、サブ表示装置1030(演出可動体1002)が移動中にサブ表示装置1030において第二のワイプ演出表示が開始された状態を示している。サブ表示1030の表示画面の右上隅からワイプ表示w2aが出現を開始し、サブ表示装置1030の表示画面の左下隅からワイプ表示w2bが出現を開始する。ワイプ表示w2aの出現と、ワイプ表示w2bの出現とを合わせて第二のワイプ表示の出現表示の開始とし、第二のワイプ表示の出現をもって第二のワイプ演出表示の開始とする。ワイプ表示w2a、w2bは、サブ表示装置1030において最前面に表示され、第二のワイプ演出表示開始前から表示されていた背景画像等の表示をぬぐい消すように表示される。ワイプ表示w2a、w2bの絵柄は同一であり、図232では当該絵柄を黒地に白色ドットで示している。
第一のワイプ表示の絵柄と第二のワイプ表示の絵柄とは異なっている。第一のワイプ表示は画面の左上隅および右下隅から出現し、第二のワイプ表示は画面の右上隅および左下隅から出現する。
本実施例では、サブ表示装置1030が初期位置に移動する演出動作の実行中に第二のワイプ演出表示が開始されているが、サブ表示装置1030が初期位置に停止した後に第二のワイプ演出表示が開始されてもよいし、第二のワイプ演出表示が終了した後でサブ表示装置1030が初期位置に移動開始してもよいし、サブ表示装置1030が初期位置に移動開始するタイミングと第二のワイプ演出表示の開始タイミングとを同じにしてもよい。
図232(s)から引き続く図232(t)は、サブ表示装置1030が初期位置で停止した状態を示している。第一のワイプ表示および第二のワイプ表示は出現中である。ワイプ表示w1aは表示画面の左上隅から表示画面の中央に徐々に広がっていくように表示され、ワイプ表示w1bは表示画面の右下隅から表示画面の中央に徐々に広がっていくように表示される。ワイプ表示w2aは表示画面の右上隅から表示画面の中央に徐々に広がっていくように表示され、ワイプ表示w2bは表示画面の左下隅から表示画面の中央に徐々に広がっていくように表示される。
図232(t)から引き続く図232(u)は、第二のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。ワイプ表示w2aの端部とワイプ表示w2bの端部とが接しており、サブ表示装置1030の表示画面全体がワイプ表示w2a、w2bで覆われている。サブ表示装置1030の表示画面全体がワイプ表示w2a、w2bで覆われている状態になると、ワイプ表示w2a、w2bが移動表示されない待機表示の状態となる。第二のワイプ表示の出現表示が完了すると第二のワイプ表示の待機表示が開始される。第一のワイプ表示は出現表示中であり、ワイプ表示w1aは表示画面の左上隅から表示画面の中央に徐々に広がっていくように表示され、ワイプ表示w1bは表示画面の右下隅から表示画面の中央に徐々に広がっていくように表示されている。
図232(u)から引き続く図232(v)は、第一のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。ワイプ表示w1aの端部とワイプ表示w1bの端部とが接しており、装飾図柄表示装置208の表示画面全体がワイプ表示w1a、w1bで覆われている。装飾図柄表示装置208の表示画面全体がワイプ表示w1a、w1bで覆われている状態になると、ワイプ表示w1a、w1bが移動表示されない待機表示の状態となる。第一のワイプ表示の出現表示が完了すると第一のワイプ表示の待機表示が開始される。
図232(v)から引き続く図232(w)は、第一のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w1bが表示画面の右下隅に向かって縮まるように表示される。第二のワイプ表示は待機表示中である。
図232(w)から引き続く図232(x)は、第二のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。ワイプ表示w2aが表示画面の右上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w2bが表示画面の左下隅に向かって縮まるように表示される。
図232(x)から引き続く図232(y)は、第一のワイプ表示および第二のワイプ表示の撤退表示中の状態を示している。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、仮停止中の装飾図柄の一部が表示されている。
図232(y)から引き続く図232(z)は、第二のワイプ表示の撤退表示が完了した状態を示している。ワイプ表示w2aがサブ表示装置1030の表示画面の右上隅に向かって縮まり当該表示画面からワイプ表示w2aが消去され、ワイプ表示w2bがサブ表示装置1030の表示画面の左下隅に向かって縮まり、当該表示画面からワイプ表示w2bが消去されると、第二のワイプ表示の撤退が完了する。第二のワイプ表示の撤退完了をもって第二のワイプ演出表示の終了とする。第一のワイプ演出表示は撤退表示中である。
図232(r)に示すように第二のワイプ演出表示開始前においてサブ表示装置1030には山道の背景画像が表示されているが、図232(z)に示すように第二のワイプ演出表示終了後においてサブ表示装置1030には海の背景画像が表示されている。このように、第二のワイプ演出表示前後でサブ表示装置1030に表示される背景画像が変化する。
本実施例では、第二のワイプ表示の出現開始位置および撤退完了位置を同じにしている。すなわち、ワイプ表示w2aは、表示画面の右上隅から出現開始し、当該表示画面の右上隅に撤退完了し、ワイプ表示w2bは、表示画面の左下隅から出現開始し、当該表示画面の左下隅に撤退完了する。なお、第二のワイプ表示の出現開始位置および撤退完了位置は異なっていてもよい。例えば、ワイプ表示w2aは、表示画面の右上隅から出現開始し、当該表示画面の右下隅に撤退完了し、ワイプ表示w2bは、表示画面の左下隅から出現開始し、当該表示画面の左上隅に撤退完了してもよい。
図232(z)から引き続く図232(イ)は、第一のワイプ表示の撤退表示が完了した状態を示している。ワイプ表示w1aが装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅に向かって縮まり当該表示画面からワイプ表示w1aが消去され、ワイプ表示w1bが装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅に向かって縮まり、当該表示画面からワイプ表示w1bが消去されると、第一のワイプ表示の撤退が完了する。第一のワイプ表示の撤退完了をもって第一のワイプ演出表示の終了とする。装飾図柄表示装置208には空の背景画像が表示され、左中右図柄表示領域208a〜208cにははずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図232(p)に示すように第一のワイプ演出表示開始前において装飾図柄表示装置208には縮小の表示態様で装飾図柄が表示されているが、図232(イ)に示すように第一のワイプ演出表示終了後において装飾図柄表示装置208には通常の大きさの表示態様で装飾図柄が表示されている。このように、第一のワイプ演出表示前後で装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄の表示態様が変化する。本実施例では、第一のワイプ演出表示前後で装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄の大きさが変化する。
図232(p)に示すように第一のワイプ演出表示開始前において装飾図柄表示装置208には山道の背景画像が表示されているが、図232(イ)に示すように第一のワイプ演出表示終了後において装飾図柄表示装置208には空の背景画像が表示されている。このように、第一のワイプ演出表示前後で装飾図柄表示装置208に表示される背景画像が変化する。
本実施例では、第一のワイプ表示の出現開始位置および撤退完了位置を同じにしている。すなわち、ワイプ表示w1aは、表示画面の左上隅から出現開始し、当該表示画面の左上隅に撤退完了し、ワイプ表示w1bは、表示画面の右下隅から出現開始し、当該表示画面の右下隅に撤退完了する。なお、第一のワイプ表示の出現開始位置および撤退完了位置は異なっていてもよい。例えば、ワイプ表示w1aは、表示画面の左上隅から出現開始し、当該表示画面の左下隅に撤退完了し、ワイプ表示w1bは、表示画面の右下隅から出現開始し、当該表示画面の右上隅に撤退完了してもよい。
図232(イ)から引き続く図232(ロ)は、装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている状態を示している。
図232(ロ)から引き続く図232(ハ)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることが報知されている。
本実施例によるパチンコ機100は、演出表示を実行可能な演出表示手段を備えている。演出表示手段は、複数の画像表示手段から構成された表示手段であり、複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、装飾図柄表示装置208であり、複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、サブ表示装置1030である。本実施例によるパチンコ機100は、スーパーリーチ演出ではずれを示唆する表示が行われた後で、装飾図柄表示装置208において第一のワイプ演出表示を行うことが可能であり、スーパーリーチ演出ではずれを示唆する表示が行われた後で、サブ表示装置208において第二のワイプ演出表示を行うことが可能である。第一のワイプ演出表示や第二のワイプ演出表示により背景画像等が変化する演出のシーンチェンジが行われる。本実施例によるパチンコ機100によれば、演出のシーンチェンジを華やかにすることで遊技者の気分を一新させることができる場合がある。
本実施例では、図232(s)〜(t)に示すように、移動動作を行っているサブ表示装置1030において、第二のワイプ演出表示の一部が行われる。サブ表示装置1030が移動動作中に第二のワイプ演出表示の全体が行われてもよい。なお、装飾図柄表示装置208は、移動動作を実行可能であり、移動動作を行っている装飾図柄表示装置208において、第一のワイプ演出表示の少なくとも一部が行われてもよい。
(実施例2)
本実施の形態の実施例2によるパチンコ機100について図233を用いて説明する。図233は、本実施例によるパチンコ機100の演出例を時系列で示している。図233の各図には図174に示す第2の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤1000からメイン液晶ユニット1001を抜き出して示し、可動体1002の図示は省略する。
図233(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図233(a)に示す状態において、特図1の保留数は例えば3であり、特図2の保留数は0である。装飾図柄表示装置208には特図1の保留数を示す3つの保留アイコンが表示されている。3つの保留アイコンの表示態様はいずれも黒色円形である。
図233(a)から引き続く図233(b)は、最先の特図1の保留が消化されたことに基づいて特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が実行されており、消化された保留に対応する最左方の保留アイコンが消去され、2つの保留アイコンが左方に移動する保留アイコン移動アニメーションが実行される。
図233(b)から引き続く図233(c)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図233(c)以降でスーパーリーチ演出が開始される。本実施例において、ノーマルリーチ演出が行われた図柄変動表示よりも、スーパーリーチ演出が行われた図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
図233(c)から引き続く図233(d)は、スーパーリーチ演出の開始に伴い、装飾図柄表示装置208に表示されている背景画像が変化した状態を示している。背景画像は、太陽の画像や雲の画像や気球の画像を含む空の背景画像から山道の背景画像に変化している。本実施例では、空の背景画像は通常の演出実行中やノーマルリーチ演出実行中等で表示され、山道の背景画像はスーパーリーチ演出実行中に表示される。保留アイコンは、背景画像の変化に伴い全て消去される。保留アイコンが消去されるタイミングは、背景画像の変化と同時であってもよいし、当該変化より前であってもよいし、当該変化よりも後であってもよい。
図233(d)から引き続く図233(e)は、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小された状態を示している。スーパーリーチ演出の実行中の一部の期間では装飾図柄の変動表示が縮小の表示態様で表示される。
本例では、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小表示された後に、特図1始動口230に遊技球が1個入賞したとする。これにより、特図1始動情報が取得され、新たに取得した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定する特図先読み処理が主制御部300により実行される。主制御部300は、特図先読み処理を実行した後、事前判定結果を含む先読み結果情報コマンドを第1副制御部400に送信する。第1副制御部400は、事前判定結果に基づいて先読み予告を実行するか否かを抽選で決定する。本例では、先読み予告は実行されないと決定される。
図233(e)から引き続く図233(f)は、はずれを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面中央にはずれを示唆する表示として「残念」の文字列画像が表示され、中図柄表示領域208bに「装飾3」が仮停止されて、左中右図柄表示領域208a〜208cには、はずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図233(f)から引き続く図233(g)は、スーパーリーチ演出中にはずれを示唆する表示が表示された後に第一のワイプ演出表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅からワイプ表示w1aが出現を開始し、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅からワイプ表示w1bが出現を開始する。ワイプ表示w1aの出現と、ワイプ表示w1bの出現とを合わせて第一のワイプ表示の出現表示の開始とし、第一のワイプ表示の出現をもって第一のワイプ演出表示の開始とする。ワイプ表示w1a、w1bは、装飾図柄表示装置208において最前面に表示され、第一のワイプ演出表示開始前から表示されていた装飾図柄や背景画像等の表示をぬぐい消すように表示される。ワイプ表示w1a、w1bの絵柄は同一であり、図233では当該絵柄を右上がりのハッチングで示している。
図233(g)から引き続く図233(h)は、第一のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。ワイプ表示w1aの端部とワイプ表示w1bの端部とが接しており、装飾図柄表示装置208の表示画面全体がワイプ表示w1a、w1bで覆われている。第一のワイプ表示の出現表示が完了すると第一のワイプ表示の待機表示が開始される。
図233(h)から引き続く図233(i)は、第一のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w1bが表示画面の右下隅に向かって縮まるように表示される。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、装飾図柄と保留アイコンとが徐々に再表示されていく。
第一のワイプ表示の撤退表示では、保留順位が若い保留に対応する保留アイコンの少なくとも一部が表示された後に最後に増加した保留順位が後の保留に対応する保留アイコンが表示されるようになっており、遊技者は、リーチ演出中に増加した保留に対応して新たに表示される保留アイコンの表示態様が先読み予告態様であるか否かを期待しながらワイプ表示の撤退表示の完了を待つことができる場合がある。
図233(i)から引き続く図233(j)は、第一のワイプ表示の撤退表示中の状態を示している。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、装飾図柄と保留アイコンとが徐々に再表示されていく。図233(j)に示す時点では、左図柄の一部と、中図柄、右図柄および全ての保留アイコンの全体とが表示されている。本例では、図233(c)に示すように消去前の保留アイコンの数は2つであったが、保留アイコンの消去中に特図1の保留数が1個増加しているため、図233(j)に示すように再表示後の保留アイコンの数は3つである。3つの保留アイコンの表示態様はいずれも黒色円形である。
図233(j)から引き続く図233(k)は、第一のワイプ表示の撤退表示が完了した状態を示している。ワイプ表示w1aが装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅に向かって縮まり当該表示画面からワイプ表示w1aが消去され、ワイプ表示w1bが装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅に向かって縮まり、当該表示画面からワイプ表示w1bが消去されると、第一のワイプ表示の撤退が完了する。第一のワイプ表示の撤退完了をもって第一のワイプ演出表示の終了とする。装飾図柄表示装置208には空の背景画像が表示され、左中右図柄表示領域208a〜208cにははずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図233(k)から引き続く図233(l)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることが報知されている。
本実施例によるパチンコ機100は、ワイプ演出表示が実行される前に特図の保留が増加した場合には、ワイプ演出表示を用いた先読み予告を実行するか否かの抽選が可能である。本例では、ワイプ演出表示を用いた先読み予告を実行しないと決定されたので、先読み予告は実行されていない。
(実施例3)
本実施の形態の実施例3によるパチンコ機100について図234を用いて説明する。図234は、本実施例によるパチンコ機100の演出例を時系列で示している。図234の各図には図174に示す第2の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤1000からメイン液晶ユニット1001を抜き出して示し、可動体1002の図示は省略する。
図234(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図1変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図234(a)に示す状態において、特図1の保留数は例えば3であり、特図2の保留数は0である。装飾図柄表示装置208には特図1の保留数を示す3つの保留アイコンが表示されている。3つの保留アイコンの表示態様はいずれも黒色円形である。
図234(a)から引き続く図234(b)は、最先の特図1の保留が消化されたことに基づいて特図1変動遊技が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が実行されており、消化された保留に対応する最左方の保留アイコンが消去され、2つの保留アイコンが左方に移動する保留アイコン移動アニメーションが実行される。
図234(b)から引き続く図234(c)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図234(c)以降でスーパーリーチ演出が開始される。本実施例において、ノーマルリーチ演出が行われた図柄変動表示よりも、スーパーリーチ演出が行われた図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
図234(c)から引き続く図234(d)は、スーパーリーチ演出の開始に伴い、装飾図柄表示装置208に表示されている背景画像が変化した状態を示している。背景画像は、太陽の画像や雲の画像や気球の画像を含む空の背景画像から山道の背景画像に変化している。本実施例では、空の背景画像は通常の演出実行中やノーマルリーチ演出実行中等で表示され、山道の背景画像はスーパーリーチ演出実行中に表示される。保留アイコンは、背景画像の変化に伴い全て消去される。
図234(d)から引き続く図234(e)は、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小された状態を示している。スーパーリーチ演出の実行中の一部の期間では装飾図柄の変動表示が縮小の表示態様で表示される。
本例では、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小表示された後に、特図1始動口230に遊技球が1個入賞したとする。これにより、特図1始動情報が取得され、新たに取得した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定する特図先読み処理が主制御部300により実行される。主制御部300は、特図先読み処理を実行した後、事前判定結果を含む先読み結果情報コマンドを第1副制御部400に送信する。第1副制御部400は、事前判定結果に基づいて先読み予告を実行するか否かを抽選で決定する。本例では、先読み予告は実行されると決定され、当該先読み予告は第一のワイプ演出表示と保留アイコンの表示とにより実行される。
図234(e)から引き続く図234(f)は、はずれを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された後、第一のワイプ演出表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅からワイプ表示w1aが出現を開始し、装飾図柄表示装置208の表示画面の左下隅からワイプ表示w1bが出現を開始する。ワイプ表示w1aの出現と、ワイプ表示w1bの出現とを合わせて第一のワイプ表示の出現表示の開始とし、第一のワイプ表示の出現をもって第一のワイプ演出表示の開始とする。ワイプ表示w1a、w1bは、装飾図柄表示装置208において最前面に表示され、第一のワイプ演出表示開始前から表示されていた装飾図柄や背景画像等の表示をぬぐい消すように表示される。ワイプ表示w1a、w1bの絵柄は同一であり、図234では当該絵柄は黒色無地である。
本実施例において、黒色無地のワイプ表示w1a、w1bは先読み予告としての第一のワイプ演出表示で表示される。先読み予告として第一のワイプ演出表示が表示される場合には、第一のワイプ演出表示の開始タイミングは、先読み予告ではない第一のワイプ演出表示が表示される場合の第一のワイプ演出表示の開始タイミングよりも早くなっている。先読み予告が実行される場合には、図234(f)に示すようにはずれを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された直後に第一のワイプ演出表示が開始されおり、先読み予告が実行されない場合には、図233(f)に示すようにはずれを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示されて所定期間経過後に図233(g)に示すように第一のワイプ演出表示が開始されている。
先読み予告である第一のワイプ演出表示が表示される場合のワイプ表示w1a、w1bの出現位置は、先読み予告でなはない第一のワイプ演出表示が表示される場合のワイプ表示w1a、w1bの出現位置と異なっている。先読み予告である第一のワイプ演出表示の場合、図234(f)に示すようにワイプ表示w1aの出現位置は表示画面の右上隅であり、ワイプ表示w1bの出現位置は表示画面の左下隅である。一方、先読み予告ではない第一のワイプ演出表示の場合、図233(g)に示すようにワイプ表示w1aの出現位置は表示画面の左上隅であり、ワイプ表示w1bの出現位置は表示画面の右下隅である。
先読み予告である第一のワイプ演出表示が表示される場合のワイプ表示w1a、w1bの出現表示の速度は、先読み予告でなはない第一のワイプ演出表示が表示される場合のワイプ表示w1a、w1bの出現表示の速度より速くなっている。
このように、先読み予告として第一のワイプ演出表示が実行される場合には、第一のワイプ表示の絵柄、出現位置、および出現表示の速度が先読み予告ではない第一のワイプ演出表示が実行される場合と異なっている。先読み予告として第一のワイプ演出表示が実行される場合には、第一のワイプ表示の絵柄、出現位置、または出現表示の速度の少なくとも一つが先読み予告ではない第一のワイプ演出表示が実行される場合と異なっていればよい。
本例では、リーチ演出実行中に先読み処理が実行され、当該リーチ演出の実行中において当該先読み処理の結果に基づく先読み予告が実行されている。この場合、先読み予告としてのワイプ演出表示の態様を先読み予告ではない通常のワイプ演出表示の態様と異ならせている。なお、リーチ演出開始前の先読み処理や当該リーチ演出が実行される特図変動遊技よりも前の先読み処理の結果に基づく先読み予告が実行される場合や、先読み予告態様の保留アイコンが表示される場合に、ワイプ演出表示の態様を通常のワイプ演出表示の態様と異ならせてもよい。
図234(f)から引き続く図234(g)は、ワイプ表示w1a、w1bが表示画面を徐々に覆うように広がっている状態を示している。ワイプ表示w1aは表示画面の右上隅から表示画面の中央に徐々に広がっていくように表示され、ワイプ表示w1bは表示画面の左下隅から表示画面の中央に徐々に広がっていくように表示される。
図234(g)から引き続く図234(h)は、第一のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。ワイプ表示w1aの端部とワイプ表示w1bの端部とが接しており、装飾図柄表示装置208の表示画面全体がワイプ表示w1a、w1bで覆われている。第一のワイプ表示の出現表示が完了すると第一のワイプ表示の待機表示が開始される。
図234(h)から引き続く図234(i)は、第一のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。ワイプ表示w1aが表示画面の右上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w1bが表示画面の左下隅に向かって縮まるように表示される。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、装飾図柄と保留アイコンとが徐々に再表示されていく。先読み予告である第一のワイプ演出表示が表示される場合のワイプ表示w1a、w1bの撤退表示の速度は、先読み予告でなはない第一のワイプ演出表示が表示される場合のワイプ表示w1a、w1bの撤退表示の速度より速くなってもよいし、同じでもよいし、遅くてもよい。
第一のワイプ表示の撤退表示では、保留順位が若い保留に対応する保留アイコンの少なくとも一部が表示された後に最後に増加した保留順位が後の保留に対応する保留アイコンが表示されるようになっており、遊技者は、リーチ演出中に増加した保留に対応して新たに表示される保留アイコンの表示態様が先読み予告態様であるか否かを期待しながらワイプ表示の撤退表示の完了を待つことができる場合がある。
図234(i)から引き続く図234(j)は、第一のワイプ表示の撤退表示が完了した状態を示している。ワイプ表示w1aが装飾図柄表示装置208の表示画面の右上隅に向かって縮まり当該表示画面からワイプ表示w1aが消去され、ワイプ表示w1bが装飾図柄表示装置208の表示画面の左下隅に向かって縮まり、当該表示画面からワイプ表示w1bが消去されると、第一のワイプ表示の撤退が完了する。第一のワイプ表示の撤退完了をもって第一のワイプ演出表示の終了とする。装飾図柄表示装置208には空の背景画像が表示され、左中右図柄表示領域208a〜208cにははずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。保留アイコンも再表示され、左方から3つ目の保留アイコンは、白色正方形の表示態様で表示される。当該保留アイコンは、先読み予告の表示態様で表示される。
図234(j)から引き続く図234(k)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、当該特図1変動遊技の当否判定結果がはずれであることが報知されている。
このように、本実施例によるパチンコ機100は、第一のワイプ演出表示によって先読み予告を実行可能である。先読み予告として第一のワイプ演出表示が実行された場合には、保留中の特図変動遊技が全て消化されるまでの間に必ず大当りに当選するようになっていてもよい。
なお、パチンコ機100は、第二のワイプ演出表示によって先読み予告を実行可能であってもよい。第一のワイプ演出表示と同様に、先読み予告としての第二のワイプ演出表示は、第二のワイプ表示の絵柄、出現位置、または出現表示の速度の少なくとも一つが先読み予告ではない第二のワイプ演出表示が実行される場合と異なっていればよい。
(実施例4)
本実施の形態の実施例4によるパチンコ機100について図235を用いて説明する。図235は、本実施例によるパチンコ機100の演出例を時系列で示している。図235の各図には図174に示す第2の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤1000からメイン液晶ユニット1001と可動体1002を抜き出して示している。
図235(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図2変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図235(a)に示す状態において、特図1の保留数は例えば2であり、特図2の保留数は例えば4である。図235の各図において、装飾図柄表示装置208に表示されている保留アイコンの図示は省略する。
本実施例において、遊技状態は電サポ状態である。図235(a)に示す時点において、電サポ状態での残りの特図変動遊技の回数は9回である。サブ表示装置1030には、電サポ状態での残りの特図変動遊技の回数を示す「9回」の文字列画像が表示されている。
図235(a)から引き続く図235(b)は、最先の特図2の保留が消化されたことに基づいて特図2変動遊技が開始された状態を示している。サブ表示装置1030には、電サポ状態での残りの特図変動遊技の回数を示す「8回」の文字列画像が表示されている。
図235(b)から引き続く図235(c)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図235(c)以降でスーパーリーチ演出が開始される。本実施例において、ノーマルリーチ演出が行われた図柄変動表示よりも、スーパーリーチ演出が行われた図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
図235(c)から引き続く図235(d)は、スーパーリーチ演出の開始に伴い、装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030に表示されている背景画像が変化し、主人公キャラクタと敵キャラクタとが対決するシーンの動画像が表示される演出が開始された状態を示している。実行中の特図変動遊技の当否判定結果が大当りである場合には、当該演出において主人公キャラクタが敵キャラクタに勝利するシーンの動画像が表示される。装飾図柄表示装置208の表示画面の左方には主人公キャラクタの画像(以下、「主人公」と称する)が表示され、当該表示画面の右方には敵キャラクタの画像(以下、「敵」と称する)が表示され、当該表示画面の左上方には「決闘」の文字列画像が表示されている。当該文字列画像の前面側には左図柄としての「装飾2」が表示されており、当該文字列画像の一部が視認不能となっている。
図235(d)から引き続く図235(e)は、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小された状態を示している。スーパーリーチ演出の実行中の一部の期間では装飾図柄の変動表示が縮小の表示態様で表示される。
図235(e)に示す時点において、下皿128が賞球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には、黒色の横長長方形の画像内に白抜きで「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、演出表示にオーバーラップして表示される。図235(d)では、「決闘」の文字列画像にオーバーラップして下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、下皿満タンエラーの情報を含むコマンドを主制御部300から受信したことに基づく第1副制御部400の制御によって表示される。
図235(e)から引き続く図235(f)は、スーパーリーチ演出中にはずれを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された状態を示している。本例では、はずれを示唆する表示として主人公が敵に敗れるシーンの動画像が表示される。下皿満タンエラー報知画像は、継続して表示されている。
図235(f)から引き続く図235(g)は、スーパーリーチ演出中に中図柄表示領域208bに「装飾3」が仮停止表示された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cには、はずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、文字色が黒色の表示態様に変化している。
図235(g)から引き続く図235(h)は、第一のワイプ演出表示および第二のワイプ演出表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅からワイプ表示w1aが出現を開始し、当該表示画面の右下隅からワイプ表示w1bが出現を開始し、サブ表示装置1030の表示画面の右上隅からワイプ表示w2aが出現を開始し、当該表示画面の左下隅からワイプ表示w2bが出現を開始する。ワイプ表示w1aの出現と、ワイプ表示w1bの出現とを合わせて第一のワイプ表示の出現表示の開始とし、第一のワイプ表示の出現をもって第一のワイプ演出表示の開始とし、ワイプ表示w2aの出現と、ワイプ表示w2bの出現とを合わせて第二のワイプ表示の出現表示の開始とし、第二のワイプ表示の出現をもって第二のワイプ演出表示の開始とする。
第一のワイプ表示は、エラー報知画像以外の表示をぬぐい消すように出現する。本実施例では、エラー報知画像として下皿満タンエラー報知画像が表示されており、下皿満タンエラー報知画像はワイプ表示w1aにオーバーラップして表示される。下皿満タンエラー報知画像は、図235(f)に示すようにワイプ演出開始前では黒色の横長長方形の画像内に白抜きで「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される表示態様で表示され、図235(h)に示すようにワイプ演出開始後では黒色で「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される表示態様で表示される。本実施例では、ワイプ演出表示の実行中とワイプ演出表示の非実行中とでエラー報知画像の表示態様を変化させている。本実施例では、エラー報知画像の表示態様の変化タイミングは図235(g)に示すようにワイプ演出表示の開始直前であるが、エラー報知画像の表示態様の変化タイミングは、ワイプ演出表示の開始と同時であってもよいし、ワイプ演出表示の開始後であってもよい。
第一のワイプ表示は、チュートリアル表示にもオーバーラップして表示される。本実施例では、メッセージ表示の一つであるチュートリアル表示は第一のワイプ表示により消去され、メッセージ表示の一つであるエラー表示は第一のワイプ表示にオーバーラップして表示される。本実施例では、エラー表示として下皿満タンエラー報知画像を例に挙げたが、その他のエラー表示であっても同様であり、例えば、扉解放エラーを報知する扉解放エラー報知画像や、異常入賞や不正入賞を報知するエラー報知画像や、磁気検出を報知するエラー報知画像等も第一のワイプ表示にオーバーラップして表示される。
図235(h)から引き続く図235(i)は、第一のワイプ表示の出現表示および第二のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。第一のワイプ表示の出現表示の完了は、第二のワイプ表示の出現表示の完了と同時であってもよいし、いずれかの出現表示の完了が先であってもよい。第一のワイプ表示の出現表示が完了すると第一のワイプ表示の待機表示が開始され、第二のワイプ表示の出現表示が完了すると第二のワイプ表示の待機表示が開始される。第二のワイプ表示の絵柄は、黒色無地である。第一のワイプ表示により、装飾図柄表示装置208にスーパーリーチ演出中に表示されていたエラー報知画像以外の表示が消去され、サブ表示装置1030にスーパーリーチ演出中に表示されていた全ての表示が消去される。
主人公と敵との対決演出が実行された特図変動遊技で表示される第一のワイプ表示の絵柄は、主人公の顔の画像を含む絵柄である。図235(i)に示すように、ワイプ表示w1aの絵柄は主人公の顔の画像を2つ含む絵柄であり、ワイプ表示w1bの絵柄は主人公の顔の画像を4つ含む絵柄である。ワイプ表示w1a、w1bに含まれる主人公の顔の表示態様は、図235(g)に示す敵との決闘に敗れた主人公の顔の表示態様と異なっている。これにより、本実施例によるパチンコ機100は、決闘に敗れた演出を遊技者から忘れさせることに寄与することができる場合がある。
図235(i)から引き続く図235(j)は、第一のワイプ表示および第二のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w1bが表示画面の右下隅に向かって縮まるように表示される。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、装飾図柄等が徐々に再表示されていく。サブ表示装置1030では、ワイプ表示w2aが表示画面の右上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w2bが表示画面の左下隅に向かって縮まるように表示される。第一のワイプ表示の撤退表示の開始は、第二のワイプ表示の撤退表示の開始と同時であってもよいし、いずれかの撤退表示の開始が先であってもよい。
図235(j)から引き続く図235(k)は、第一のワイプ表示および第二のワイプ表示の撤退表示が完了した状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まり当該表示画面から消去され、ワイプ表示w1bが当該表示画面の右下隅に向かって縮まり当該表示画面から消去される。第一のワイプ表示の撤退完了をもって第一のワイプ演出表示の終了とする。装飾図柄表示装置208には空の背景画像が表示され、左中右図柄表示領域208a〜208cにははずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、黒色の横長長方形の画像内に白抜きで「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される表示態様で表示される。サブ表示装置1030では、ワイプ表示w2aが表示画面の右上隅に向かって縮まり当該表示画面から消去され、ワイプ表示w2bが当該表示画面の左下隅に向かって縮まり当該表示画面から消去される。
図235(k)から引き続く図235(l)は、特図2変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、当該特図2変動遊技の当否判定結果がはずれであることが報知されている。
本実施例によるパチンコ機100は、特図変動遊技の当否判定結果がはずれである場合にはワイプ演出を実行する。本実施例によるパチンコ機100は、はずれを示唆する演出を遊技者から忘れさせることに寄与することができる場合がある。
本実施例によるパチンコ機100は、スーパーリーチ演出において複数のキャラクタの表示を装飾図柄表示装置208に表示可能である。複数のキャラクタの表示うちの一のキャラクタは、主人公のキャラクタの表示であり、複数のキャラクタの表示うちの一のキャラクタは、敵のキャラクタの表示である。主人公や敵のキャラクタの表示は、第一のワイプ演出表示が表示されたことによって消去される。なお、スーパーリーチ演出において、主人公や敵のキャラクタの表示は、サブ表示装置1030に表示されてもよく、主人公や敵のキャラクタの表示は、第二のワイプ演出表示が表示されたことによって消去されてもよい。
(実施例5)
本実施の形態の実施例5によるパチンコ機100について図236を用いて説明する。図236は、本実施例によるパチンコ機100の演出例を時系列で示している。図236の各図には図174に示す第2の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤1000からメイン液晶ユニット1001と可動体1002を抜き出して示している。
図236(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。本実施例において、遊技状態は電サポ状態である。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図2変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図236(a)に示す状態において、特図1の保留数は例えば2であり、特図2の保留数は例えば4である。図236の各図において、装飾図柄表示装置208に表示されている保留アイコンの図示は省略する。なお、電サポ状態で実行される特図変動遊技の残り回数は、装飾図柄表示装置208やサブ表示装置1030のいずれにも表示されなくてもよいし、表示されてもよい。
図236(a)から引き続く図236(b)は、最先の特図2の保留が消化されたことに基づいて特図2変動遊技が開始された状態を示している。
図236(b)から引き続く図236(c)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図236(c)以降でスーパーリーチ演出が開始される。本実施例において、ノーマルリーチ演出が行われた図柄変動表示よりも、スーパーリーチ演出が行われた図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
図236(c)から引き続く図236(d)は、スーパーリーチ演出の開始に伴い、装飾図柄表示装置208およびサブ表示装置1030に表示されている背景画像が変化し、主人公キャラクタと敵キャラクタとが対決するシーンの動画像が表示される演出が開始された状態を示している。実行中の特図変動遊技の当否判定結果が大当りである場合には、当該演出において主人公キャラクタが敵キャラクタに勝利するシーンの動画像が表示される。装飾図柄表示装置208の表示画面の左方には主人公が表示され、当該表示画面の右方には敵が表示され、当該表示画面の左上方には「決闘」の文字列画像が表示されている。当該文字列画像の前面側には左図柄としての「装飾2」が表示されており、当該文字列画像の一部が視認不能となっている。
図236(d)から引き続く図236(e)は、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小された状態を示している。これにより、当該表示画面の左上方に表示されている「決闘」の文字列画像の全体が視認可能になる。スーパーリーチ演出の実行中の一部の期間では装飾図柄の変動表示が縮小の表示態様で表示される。
図236(e)から引き続く図236(f)は、スーパーリーチ演出中に大当りを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された状態を示している。本例では、大当りを示唆する表示として主人公が敵に勝利するシーンの動画像が表示される。
図236(f)から引き続く図236(g)は、スーパーリーチ演出中に中図柄表示領域208bに「装飾2」が仮停止表示された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cには、大当り図柄態様である「装飾2−装飾2−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図236(g)から引き続く図236(h)は、スーパーリーチ演出が終了した状態を示している。スーパーリーチ演出の終了に伴い、左中右図柄表示領域208a〜208dが表示画面の中央に通常の大きさとなり、大当り図柄態様である「装飾2−装飾2−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図236(h)から引き続く図236(i)は、特図2変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、当該特図2変動遊技の当否判定結果が大当りであることが報知されている。
本実施例によるパチンコ機100は、特図変動遊技の結果が大当りである場合には第一のワイプ演出表示および第二のワイプ演出表示を表示しない。なお、特図変動遊技の結果が大当りである場合にも、第一のワイプ演出表示が表示され第二のワイプ演出表示が表示されなくてもよいし、第一のワイプ演出表示が表示されずに第二のワイプ演出表示が表示されてもよいし、第一のワイプ演出表示および第二のワイプ演出表示が表示されてもよい。
(実施例6)
本実施の形態の実施例6によるパチンコ機100について図237を用いて説明する。図237は、本実施例によるパチンコ機100の演出例を時系列で示している。図237の各図には図174に示す第2の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤1000からメイン液晶ユニット1001を抜き出して示し、可動体1002の図示は省略する。
図237(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。本実施例において、遊技状態は電サポ状態である。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図2変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図237(a)に示す状態において、特図1の保留数は例えば2であり、特図2の保留数は例えば4である。
図237(a)から引き続く図237(b)は、最先の特図2の保留が消化されたことに基づいて特図2変動遊技が開始された状態を示している。
図237(b)から引き続く図237(c)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図237(c)以降でスーパーリーチ演出が開始される。本実施例において、ノーマルリーチ演出が行われた図柄変動表示よりも、スーパーリーチ演出が行われた図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
図237(c)から引き続く図237(d)は、スーパーリーチ演出の開始に伴い、装飾図柄表示装置20に表示されている背景画像が変化し、主人公キャラクタと敵キャラクタとが対決するシーンの動画像が表示される演出が開始された状態を示している。実行中の特図変動遊技の当否判定結果が大当りである場合には、当該演出において主人公キャラクタが敵キャラクタに勝利するシーンの動画像が表示される。装飾図柄表示装置208の表示画面の左方には主人公が表示され、当該表示画面の右方には敵が表示され、当該表示画面の左上方には「決闘」の文字列画像が表示され、当該表示画面の下方には「対決開始!」の文字列画像が表示されている。「決闘」の文字列画像の前面側には左図柄としての「装飾2」が表示されており、当該文字列画像の一部が視認不能となっている。「対決開始!」の文字列画像は、メッセージ表示の一つであり、演出等を説明するチュートリアル表示である。本実施例において、スーパーリーチ演出の実行中にはスーパーリーチ演出の演出内容を説明するチュートリアル表示が表示される。
図237(d)から引き続く図237(e)は、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小された状態を示している。スーパーリーチ演出の実行中の一部の期間では装飾図柄の変動表示が縮小の表示態様で表示される。表示画面の下方には「殿が勝てば大当り」という文字列画像のチュートリアル表示が表示され、大当りの場合には殿である主人公キャラクタが勝利する演出が実行されることが説明されている。
図237(e)に示す時点において、下皿128が賞球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には、黒色の横長長方形の画像内に白抜きで「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、メッセージ表示の一つであり、演出表示にオーバーラップして表示される。図237(d)では、「決闘」の文字列画像にオーバーラップして下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、下皿満タンエラーの情報を含むコマンドを主制御部300から受信したことに基づく第1副制御部400の制御によって表示される。
図237(e)から引き続く図237(f)は、スーパーリーチ演出中にはずれを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された状態を示している。本例では、はずれを示唆する表示として主人公が敵に敗れるシーンの動画像が表示される。表示画面の下方には「残念!剣豪の勝ち!」という文字列画像のチュートリアル表示が表示され、剣豪である敵キャラクタが勝利したことが説明されている。当該チュートリアル表示もはずれを示唆する表示である。下皿満タンエラー報知画像は、継続して表示されている。
図237(f)から引き続く図237(g)は、スーパーリーチ演出中に中図柄表示領域208bに「装飾3」が仮停止表示された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cには、はずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。表示画面の下方には「殿が立ち上がれば・・・」という文字列画像のチュートリアル表示が表示され、殿である主人公キャラクタが立ち上がれば復活演出が実行されることが説明されている。下皿満タンエラー報知画像は、文字色が黒色の表示態様に変化している。
図237(g)から引き続く図237(h)は、第一のワイプ演出表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅からワイプ表示w1aが出現を開始し、当該表示画面の右下隅からワイプ表示w1bが出現を開始する。ワイプ表示w1aの出現と、ワイプ表示w1bの出現とを合わせて第一のワイプ表示の出現表示の開始とし、第一のワイプ表示の出現をもって第一のワイプ演出表示の開始とする。
第一のワイプ表示は、エラー報知画像以外の表示をぬぐい消すように出現する。本実施例では、エラー報知画像として下皿満タンエラー報知画像が表示されており、下皿満タンエラー報知画像はワイプ表示w1aにオーバーラップして表示される。下皿満タンエラー報知画像は、図237(f)に示すようにワイプ演出開始前では黒色の横長長方形の画像内に白抜きで「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される表示態様で表示され、図237(h)に示すようにワイプ演出開始後では黒色で「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される表示態様で表示される。本実施例では、ワイプ演出表示の実行中とワイプ演出表示の非実行中とでエラー報知画像の表示態様を変化させている。本実施例では、エラー報知画像の表示態様の変化タイミングは図237(g)に示すようにワイプ演出表示の開始直前であるが、エラー報知画像の表示態様の変化タイミングは、ワイプ演出表示の開始と同時であってもよいし、ワイプ演出表示の開始後であってもよい。
第一のワイプ表示は、チュートリアル表示にもオーバーラップして表示される。本実施例では、メッセージ表示の一つであるチュートリアル表示は第一のワイプ表示により消去され、メッセージ表示の一つであるエラー表示は第一のワイプ表示にオーバーラップして表示される。本実施例では、エラー表示として下皿満タンエラー報知画像を例に挙げたが、その他のエラー表示であっても同様であり、例えば、扉解放エラーを報知する扉解放エラー報知画像や、異常入賞や不正入賞を報知するエラー報知画像や、磁気検出を報知するエラー報知画像等も第一のワイプ表示にオーバーラップして表示される。
図237(h)から引き続く図237(i)は、第一のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。第一のワイプ表示の出現表示が完了すると第一のワイプ表示の待機表示が開始される。第一のワイプ表示により、装飾図柄表示装置208にスーパーリーチ演出中に表示されていたエラー報知画像以外の表示が消去される。
主人公と敵との対決演出が実行された特図変動遊技で表示される第一のワイプ表示の絵柄は、主人公の顔の画像を含む絵柄である。図237(i)に示すように、ワイプ表示w1aの絵柄は主人公の顔の画像を2つ含む絵柄であり、ワイプ表示w1bの絵柄は主人公の顔の画像を4つ含む絵柄である。ワイプ表示w1a、w1bに含まれる主人公の表示態様は、図237(g)に示す敵との決闘に敗れた主人公の表示態様と異なっている。これにより、本実施例によるパチンコ機100は、決闘に敗れた演出を遊技者から忘れさせることに寄与することができる場合がある。
図237(i)から引き続く図237(j)は、第一のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w1bが表示画面の右下隅に向かって縮まるように表示される。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、装飾図柄とチュートリアル表示とが徐々に再表示されていく。図237(j)では、チュートリアル表示の一部である「空ステ」の文字列画像が表示されている。
図237(j)から引き続く図237(k)は、第一のワイプ表示の撤退表示が完了した状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まり当該表示画面から消去され、ワイプ表示w1bが当該表示画面の右下隅に向かって縮まり当該表示画面から消去される。第一のワイプ表示の撤退完了をもって第一のワイプ演出表示の終了とする。当該表示画面には空の背景画像が表示され、左中右図柄表示領域208a〜208cにははずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、黒色の横長長方形の画像内に白抜きで「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される表示態様で表示される。当該表示画面の下方には、「空ステージは潜伏の可能性」の文字列画像のチュートリアル表示が表示されている。スーパーリーチ演出は図237(i)に示す時点で終了しており、スーパーリーチ演出の終了後には、例えば、ステージ演出について説明するチュートリアル表示が表示される。当該チュートリアル表示は、文字画像が左方に移動するスクロールの表示態様で表示される。
図237(k)から引き続く図237(l)は、特図2変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、当該特図2変動遊技の当否判定結果がはずれであることが報知されている。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には下皿満タンエラー報知画像が表示され、当該表示画面の下方には、「の可能性。海ステージは・・・」の文字列画像のチュートリアル表示が表示されている。当該チュートリアル表示は、文字画像が左方に移動するスクロールの表示態様で表示される。
本実施例では、メッセージ表示の一つであるチュートリアル表示はワイプ演出表示によって消去され、メッセージ表示の一つであるエラー表示はワイプ演出表示によっては消去されずワイプ演出表示の表示中にも継続して表示される。ワイプ演出表示の開始前に表示されていたスーパーリーチ演出のチュートリアル表示はワイプ演出表示の終了後には表示されず、ワイプ演出表示の開始前に表示されていなかったチュートリアル表示(例えば、ステージを説明するチュートリアル表示)がワイプ演出表示の終了後にスクロールの表示態様で表示される。ワイプ演出表示の開始前に表示されていたスーパーリーチ演出のチュートリアル表示もスクロールの表示態様で表示してもよい。なお、ワイプ演出表示の開始前に表示されていたチュートリアル表示をワイプ演出表示の終了後に表示してもよい。なお、エラー表示およびチュートリアル表示の少なくとも一方の表示をサブ表示装置1030に表示してもよい。
(実施例7)
本実施の形態の実施例7によるパチンコ機100について図238を用いて説明する。図238は、本実施例によるパチンコ機100の演出例を時系列で示している。図238の各図には図174に示す第2の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤1000からメイン液晶ユニット1001を抜き出して示し、可動体1002の図示は省略する。
図238(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。本実施例において、遊技状態は電サポ状態である。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図2変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図238(a)に示す状態において、特図1の保留数は例えば2であり、特図2の保留数は例えば4である。図238の各図において、装飾図柄表示装置208に表示されている保留アイコンの図示は省略する。
図238(a)から引き続く図238(b)は、最先の特図2の保留が消化されたことに基づいて特図2変動遊技が開始された状態を示している。
図238(b)から引き続く図238(c)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図238(c)以降でスーパーリーチ演出が開始される。本実施例において、ノーマルリーチ演出が行われた図柄変動表示よりも、スーパーリーチ演出が行われた図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
図238(c)から引き続く図238(d)は、スーパーリーチ演出の開始に伴い、装飾図柄表示装置208に表示されている背景画像が変化し、主人公キャラクタと敵キャラクタとが対決するシーンの動画像が表示される演出が開始された状態を示している。実行中の特図変動遊技の当否判定結果が大当りである場合には、当該演出において主人公キャラクタが敵キャラクタに勝利するシーンの動画像が表示される。装飾図柄表示装置208の表示画面の左方には主人公が表示され、当該表示画面の右方には敵が表示され、当該表示画面の左上方には「決闘」の文字列画像が表示されている。当該文字列画像の前面側には左図柄としての「装飾2」が表示されており、当該文字列画像の一部が視認不能となっている。
図238(d)から引き続く図238(e)は、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小された状態を示している。これにより、当該表示画面の左上方に表示されている「決闘」の文字列画像の全体が視認可能になる。スーパーリーチ演出の実行中の一部の期間では装飾図柄の変動表示が縮小の表示態様で表示される。
図238(e)から引き続く図238(f)は、スーパーリーチ演出中にはずれを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された状態を示している。本例では、はずれを示唆する表示として主人公が敵に敗れるシーンの動画像が表示される。表示画面の下方には「残念!剣豪の勝ち!」という文字列画像のチュートリアル表示が表示され、剣豪である敵キャラクタが勝利したことが説明されている。当該チュートリアル表示もはずれを示唆する表示である。
図238(f)から引き続く図238(g)は、スーパーリーチ演出中に中図柄表示領域208bに「装飾3」が仮停止表示された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cには、はずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図238(g)から引き続く図238(h)は、第一のワイプ演出表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅からワイプ表示w1aが出現を開始し、当該表示画面の右下隅からワイプ表示w1bが出現を開始する。ワイプ表示w1aの出現と、ワイプ表示w1bの出現とを合わせて第一のワイプ表示の出現表示の開始とし、第一のワイプ表示の出現をもって第一のワイプ演出表示の開始とする。
図238(h)から引き続く図238(i)は、第一のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。第一のワイプ表示の出現表示が完了すると第一のワイプ表示の待機表示が開始される。
図238(i)に示す時点において、下皿128が賞球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には、黒色の文字色で「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、ワイプ画像w1aにオーバーラップして表示される。
主人公と敵との対決演出が実行された特図変動遊技で表示される第一のワイプ表示の絵柄は、主人公の顔の画像を含む絵柄である。図238(i)に示すように、ワイプ表示w1aの絵柄は主人公の顔の画像を2つ含む絵柄であり、ワイプ表示w1bの絵柄は主人公の顔の画像を4つ含む絵柄である。ワイプ表示w1a、w1bに含まれる主人公の表示態様は、図238(g)に示す敵との決闘に敗れた主人公の表示態様と異なっている。これにより、本実施例によるパチンコ機100は、決闘に敗れた演出を遊技者から忘れさせることに寄与することができる場合がある。
図238(i)から引き続く図238(j)は、第一のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w1bが表示画面の右下隅に向かって縮まるように表示される。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、装飾図柄が徐々に再表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、継続して表示されている。
図238(j)から引き続く図238(k)は、第一のワイプ表示の撤退表示が完了した状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まり当該表示画面から消去され、ワイプ表示w1bが当該表示画面の右下隅に向かって縮まり当該表示画面から消去される。第一のワイプ表示の撤退完了をもって第一のワイプ演出表示の終了とする。当該表示画面には空の背景画像が表示され、左中右図柄表示領域208a〜208cには大当りの図柄態様である「装飾2−装飾2−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。この時点で遊技者により球排出レバー132が操作され、下皿128に貯まっていた遊技球が排出されたので、下皿満タンエラーが解消し、下皿満タンエラー報知画像は消去されている。
図238(k)から引き続く図238(l)は、特図2変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、当該特図2変動遊技の当否判定結果が大当りであることが報知されている。
本実施例では、ワイプ演出表示の開始前にはずれを示唆する図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が表示され、ワイプ演出表示の終了後には大当りを示唆する図柄態様である「装飾2−装飾2−装飾2」が表示される。大当りに当選している場合にもはずれを示唆する図柄態様が表示された後にワイプ演出表示が実行され、ワイプ演出表示後に大当りを示唆する図柄態様が表示される演出パターンを設けることで、ワイプ演出表示が実行される前のはずれを示唆する演出を遊技者から忘れさせる手伝いに寄与することができる場合がある。
(実施例8)
本実施の形態の実施例8によるパチンコ機100について図239を用いて説明する。図239は、本実施例によるパチンコ機100の演出例を時系列で示している。図239の各図には図174に示す第2の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤1000からメイン液晶ユニット1001を抜き出して示し、可動体1002の図示は省略する。
図239(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。本実施例において、遊技状態は電サポ状態である。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図2変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図239(a)に示す状態において、特図1の保留数は例えば2であり、特図2の保留数は例えば4である。図239の各図において、装飾図柄表示装置208に表示されている保留アイコンの図示は省略する。
図239(a)から引き続く図239(b)は、最先の特図2の保留が消化されたことに基づいて特図2変動遊技が開始された状態を示している。
図239(b)から引き続く図239(c)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図239(c)以降でスーパーリーチ演出が開始される。本実施例において、ノーマルリーチ演出が行われた図柄変動表示よりも、スーパーリーチ演出が行われた図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
図239(c)から引き続く図239(d)は、スーパーリーチ演出の開始に伴い、装飾図柄表示装置208に表示されている背景画像が変化し、主人公キャラクタと敵キャラクタとが対決するシーンの動画像が表示される演出が開始された状態を示している。実行中の特図変動遊技の当否判定結果が大当りである場合には、当該演出において主人公キャラクタが敵キャラクタに勝利するシーンの動画像が表示される。装飾図柄表示装置208の表示画面の左方には主人公が表示され、当該表示画面の右方には敵が表示され、当該表示画面の左上方には「決闘」の文字列画像が表示されている。当該文字列画像の前面側には左図柄としての「装飾2」が表示されており、当該文字列画像の一部が視認不能となっている。
図239(d)から引き続く図239(e)は、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小された状態を示している。これにより、当該表示画面の左上方に表示されている「決闘」の文字列画像の全体が視認可能になる。スーパーリーチ演出の実行中の一部の期間では装飾図柄の変動表示が縮小の表示態様で表示される。
図239(e)から引き続く図239(f)は、スーパーリーチ演出中にはずれを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された状態を示している。本例では、はずれを示唆する表示として主人公が敵に敗れるシーンの動画像が表示される。表示画面の下方には「残念!剣豪の勝ち!」という文字列画像のチュートリアル表示が表示され、剣豪である敵キャラクタが勝利したことが説明されている。当該チュートリアル表示もはずれを示唆する表示である。
図239(f)に示す時点において、下皿128が賞球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には、黒色の横長長方形の画像内に白抜きで「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、メッセージ表示の一つであり、演出表示にオーバーラップして表示される。図239(f)では、「決闘」の文字列画像にオーバーラップして下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、下皿満タンエラーの情報を含むコマンドを主制御部300から受信したことに基づく第1副制御部400の制御によって表示される。
図239(f)から引き続く図239(g)は、スーパーリーチ演出中に中図柄表示領域208bに「装飾3」が仮停止表示された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cには、はずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。この時点で遊技者により球排出レバー132が操作され、下皿128に貯まっていた遊技球が排出されたので、下皿満タンエラーが解消し、下皿満タンエラー報知画像は消去されている。
図239(g)から引き続く図239(h)は、第一のワイプ演出表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅からワイプ表示w1aが出現を開始し、当該表示画面の右下隅からワイプ表示w1bが出現を開始する。ワイプ表示w1aの出現と、ワイプ表示w1bの出現とを合わせて第一のワイプ表示の出現表示の開始とし、第一のワイプ表示の出現をもって第一のワイプ演出表示の開始とする。
図239(h)から引き続く図239(i)は、第一のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。第一のワイプ表示の出現表示が完了すると第一のワイプ表示の待機表示が開始される。
図239(i)に示す時点において、下皿128が賞球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には、黒色の文字色で「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、ワイプ画像w1aにオーバーラップして表示される。
主人公と敵との対決演出が実行された特図変動遊技で表示される第一のワイプ表示の絵柄は、主人公の顔の画像を含む絵柄である。図239(i)に示すように、ワイプ表示w1aの絵柄は主人公の顔の画像を2つ含む絵柄であり、ワイプ表示w1bの絵柄は主人公の顔の画像を4つ含む絵柄である。ワイプ表示w1a、w1bに含まれる主人公の表示態様は、図239(g)に示す敵との決闘に敗れた主人公の表示態様と異なっている。これにより、本実施例によるパチンコ機100は、決闘に敗れた演出を遊技者から忘れさせる手伝いに寄与することができる場合がある。
図239(i)から引き続く図239(j)は、第一のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w1bが表示画面の右下隅に向かって縮まるように表示される。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、装飾図柄が徐々に再表示されている。この時点で遊技者により球排出レバー132が操作され、下皿128に貯まっていた遊技球が排出されたので、下皿満タンエラーが解消し、下皿満タンエラー報知画像は消去されている。
図239(j)から引き続く図239(k)は、第一のワイプ表示の撤退表示が完了した状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まり当該表示画面から消去され、ワイプ表示w1bが当該表示画面の右下隅に向かって縮まり当該表示画面から消去される。第一のワイプ表示の撤退完了をもって第一のワイプ演出表示の終了とする。当該表示画面には空の背景画像が表示され、左中右図柄表示領域208a〜208cにははずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図239(k)から引き続く図239(l)は、第一のワイプ演出表示が再度開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅からワイプ表示w1aが出現を開始し、当該表示画面の右下隅からワイプ表示w1bが出現を開始する。ワイプ表示w1aの出現と、ワイプ表示w1bの出現とを合わせて第一のワイプ表示の出現表示の開始とし、第一のワイプ表示の出現をもって第一のワイプ演出表示の開始とする。
図239(l)から引き続く図239(m)は、第一のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。第一のワイプ表示の出現表示が完了すると第一のワイプ表示の待機表示が開始される。
図239(m)に示す時点において、下皿128が賞球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には、黒色の文字色で「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、ワイプ画像w1aにオーバーラップして表示される。
図239(m)から引き続く図239(n)は、第一のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w1bが表示画面の右下隅に向かって縮まるように表示される。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、装飾図柄が徐々に再表示されている。中図柄表示領域208dでは、装飾図柄が切り替わる変動表示が再開されている。この時点で遊技者により球排出レバー132が操作され、下皿128に貯まっていた遊技球が排出されたので、下皿満タンエラーが解消し、下皿満タンエラー報知画像は消去されている。
図239(n)から引き続く図239(o)は、主人公と敵との対決シーンの動画像の表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には「決闘」の文字列画像が表示されている。
図239(o)から引き続く図239(p)は、スーパーリーチ演出中に大当りを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された状態を示している。本例では、大当りを示唆する表示として主人公が敵に勝利するシーンの動画像が表示される。中図柄表示領域208bに「装飾2」が仮停止表示され、左中右図柄表示領域208a〜208cには、大当り図柄態様である「装飾2−装飾2−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示される。
図239(p)から引き続く図239(q)は、スーパーリーチ演出が終了した状態を示している。スーパーリーチ演出の終了に伴い、左中右図柄表示領域208a〜208dが表示画面の中央に通常の大きさとなり、大当り図柄態様である「装飾2−装飾2−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図239(q)から引き続く図239(r)は、特図2変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、当該特図2変動遊技の当否判定結果が大当りであることが報知されている。
本実施例では、1回の特図変動遊技の実行中に第一のワイプ演出表示が2回実行される。本実施例では、2回目の第一のワイプ演出表示におけるワイプ表示w1a、w2aの絵柄は、1回目の第一のワイプ演出表示におけるワイプ表示w1a、w2aの絵柄と同じであるが異なっていてもよい。なお、1回の特図変動遊技の実行中に第二のワイプ演出表示が2回実行されてもよい。
第一のワイプ演出表示は、図239(c)〜(d)のように背景画像が変化する前後で表示されてもよい。この際、シーンチェンジ用のワイプ表示を表示してもよい。シーンチェンジ用のワイプ表示は、装飾図柄表示装置208の表示画面全体を覆ってもよいし、当該表示画面の一部のみを覆ってもよい。図239(l)〜(n)では、シーンチェンジ用のワイプ表示を表示してもよい。第二のワイプ演出表示についても同様である。
(実施例9)
本実施の形態の実施例9によるパチンコ機100について図240を用いて説明する。図240は、本実施例によるパチンコ機100の演出例を時系列で示している。図240の各図には図174に示す第2の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤1000からメイン液晶ユニット1001を抜き出して示し、可動体1002の図示は省略する。
図240(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。本実施例において、遊技状態は電サポ状態である。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図2変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図240(a)に示す状態において、特図1の保留数は例えば2であり、特図2の保留数は例えば4である。図240の各図において、装飾図柄表示装置208に表示されている保留アイコンの図示は省略する。
図240(a)から引き続く図240(b)は、最先の特図2の保留が消化されたことに基づいて特図2変動遊技が開始された状態を示している。
図240(b)から引き続く図240(c)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図240(c)以降でスーパーリーチ演出が開始される。本実施例によるパチンコ機100は、ノーマルリーチ演出が行われた図柄変動表示よりも、スーパーリーチ演出が行われた図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
図240(c)から引き続く図240(d)は、スーパーリーチ演出の開始に伴い、装飾図柄表示装置208に表示されている背景画像が変化し、主人公キャラクタと敵キャラクタとが対決するシーンの動画像が表示される演出が開始された状態を示している。実行中の特図変動遊技の当否判定結果が大当りである場合には、当該演出において主人公キャラクタが敵キャラクタに勝利するシーンの動画像が表示される。装飾図柄表示装置208の表示画面の左方には主人公が表示され、当該表示画面の右方には敵が表示され、当該表示画面の左上方には「決闘」の文字列画像が表示されている。当該文字列画像の前面側には左図柄としての「装飾2」が表示されており、当該文字列画像の一部が視認不能となっている。
図240(d)から引き続く図240(e)は、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小された状態を示している。これにより、当該表示画面の左上方に表示されている「決闘」の文字列画像の全体が視認可能になる。スーパーリーチ演出の実行中の一部の期間では装飾図柄の変動表示が縮小の表示態様で表示される。
図240(e)から引き続く図240(f)は、スーパーリーチ演出中にはずれを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された状態を示している。本例では、はずれを示唆する表示として主人公が敵に敗れるシーンの動画像が表示される。表示画面の下方には「残念!剣豪の勝ち!」という文字列画像のチュートリアル表示が表示され、剣豪である敵キャラクタが勝利したことが説明されている。当該チュートリアル表示もはずれを示唆する表示である。
図240(f)から引き続く図240(g)は、スーパーリーチ演出中に中図柄表示領域208bに「装飾3」が仮停止表示された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cには、はずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図240(g)から引き続く図240(h)は、第一のワイプ演出表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅からワイプ表示w1aが出現を開始し、当該表示画面の右下隅からワイプ表示w1bが出現を開始する。ワイプ表示w1aの出現と、ワイプ表示w1bの出現とを合わせて第一のワイプ表示の出現表示の開始とし、第一のワイプ表示の出現をもって第一のワイプ演出表示の開始とする。
図240(h)から引き続く図240(i)は、第一のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。第一のワイプ表示の出現表示が完了すると第一のワイプ表示の待機表示が開始される。
図240(i)に示す時点において、下皿128が賞球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には、黒色の文字色で「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、ワイプ画像w1aにオーバーラップして表示される。
第一のワイプ表示の絵柄は、主人公の顔の画像を含む絵柄である。図240(i)に示すように、ワイプ表示w1aの絵柄は主人公の顔の画像を2つ含む絵柄であり、ワイプ表示w1bの絵柄は主人公の顔の画像を4つ含む絵柄である。ワイプ表示w1a、w1bに含まれる主人公の表示態様は、図240(g)に示す敵との決闘に敗れた主人公の表示態様と異なっている。これにより、本実施例によるパチンコ機100は、決闘に敗れた演出を遊技者から忘れさせることに寄与することができる場合がある。
本実施例によるパチンコ機100は、好機ボタン139を備えており、図203に示す演出パターン1〜5の演出を実行可能である。例えば、パチンコ機100は、第一のワイプ演出表示中に演出パターン1〜5の演出を装飾図柄表示装置208を用いて実行可能である。なお、パチンコ機100は、第二のワイプ演出表示中に演出パターン1〜5の演出をサブ表示装置1030を用いて実行可能であってもよい。
図240(i)から引き続く図240(i’)は、第一のワイプ表示の待機表示中に装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示1が表示された状態を示している。図240(i’)の装飾図柄表示装置208の下方には、チャンスボタン136と好機ボタン139とを模式的に示している。図240(i’)に示す時点では、チャンスボタン136の操作有効期間が開始されている。チャンスボタン136の操作有効期間の開始タイミングとボタン操作待ち表示1の表示開始タイミングとは、同時であってもよいし、いずれか一方が先であってもよい。
図240(i’)では、チャンスボタン136の操作有効期間中に、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している。チャンスボタン136の上方に図示されている複数本の線は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光、または通常状態とは異なる態様で発光することで、遊技者はチャンスボタン136の操作有効期間が開始されたことを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン画像やボタン押下指示画像は、チャンスボタン136の操作有効期間中においては動く態様(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)で表示され、チャンスボタン136の操作有効期間外においては停止して表示される場合があってもよい。
図240(i’)から引き続く図240(j)は、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136が遊技者により押下されたことに応じて、第一のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。図240(j)の装飾図柄表示装置208の下方には、チャンスボタン136と好機ボタン139とを模式的に示している。ボタン操作待ち表示1はチャンスボタン136が押下されたことに基づいて消去される。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w1bが表示画面の右下隅に向かって縮まるように表示される。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、装飾図柄が徐々に再表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、継続して表示されている。
本例において、チャンスボタン136の操作有効期間中に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、ボタン応答表示1(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)として、第一のワイプ表示の撤退表示が表示されている。なお、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合には、第一のワイプ表示の撤退表示が表示されないように構成されている場合があってもよいし、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合でも第一のワイプ表示の撤退表示が表示されるするように構成される場合があってもよい。例えば、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合には、当該操作有効期間終了後に第一のワイプ表示の撤退表示が表示されるするように構成されてもよい。
図240(j)から引き続く図240(k)は、第一のワイプ表示の撤退表示が完了した状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まり当該表示画面から消去され、ワイプ表示w1bが当該表示画面の右下隅に向かって縮まり当該表示画面から消去される。第一のワイプ表示の撤退完了をもって第一のワイプ演出表示の終了とする。当該表示画面には空の背景画像が表示され、左中右図柄表示領域208a〜208cには大当りの図柄態様である「装飾2−装飾2−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示されている。この時点で遊技者により球排出レバー132が操作され、下皿128に貯まっていた遊技球が排出されたので、下皿満タンエラーが解消し、下皿満タンエラー報知画像は消去されている。
図240(h)、(i)に示すように、ワイプ演出表示によって演出画像がぬぐい消された際に、ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示を行い、チャンスボタン136が操作されたことに応じてワイプ演出表示が表示終了されるとともに、遊技者に大当りを期待させる表示が表示される。本例では、大当り図柄態様(「装飾2−装飾2−装飾2」)の揺れ変動表示が遊技者に大当りを期待させる表示である。遊技者に期待させる表示は、大当り予告表示等でもよい。本例のようにワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示が行われた図柄変動表示は、ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示が行われなかった図柄変動表示よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示が行われた図柄変動表示は大当り確定としてもよいし、ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示が行われた図柄変動表示がはずれることがあるように構成してもよい。ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示が行われなかった図柄変動表示は、ハズレ確定としてもよい。ボタン操作待ち表示とともに行われるワイプ演出表示は、第一のワイプ演出表示であってもよいし、第二のワイプ演出表示であってもよい。
図240(k)から引き続く図240(l)は、特図2変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、当該特図2変動遊技の当否判定結果が大当りであることが報知されている。
本実施例では、ワイプ演出表示の開始前にはずれを示唆する図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が表示され、ワイプ演出表示中にボタン操作待ち表示が表示され、チャンスボタン136の操作に応じてワイプ演出表示が終了される。ワイプ演出表示の終了後には大当りを示唆する図柄態様である「装飾2−装飾2−装飾2」が表示される。大当りに当選している場合にもはずれを示唆する図柄態様が表示された後にワイプ演出表示やボタン操作待ち表示が実行され、ワイプ演出表示後に大当りを示唆する図柄態様が表示される演出パターンを設けることで、ワイプ演出表示が実行される前のはずれを示唆する演出を遊技者から忘れさせる手伝いに寄与することができる場合がある。
(実施例10)
本実施の形態の実施例10によるパチンコ機100について図241を用いて説明する。図241は、本実施例によるパチンコ機100の演出例を時系列で示している。図241の各図には図174に示す第2の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤1000からメイン液晶ユニット1001を抜き出して示し、可動体1002の図示は省略する。
図241(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。本実施例において、遊技状態は電サポ状態である。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図2変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図241(a)に示す状態において、特図1の保留数は例えば2であり、特図2の保留数は例えば4である。図241の各図において、装飾図柄表示装置208に表示されている保留アイコンの図示は省略する。
図241(a)から引き続く図241(b)は、最先の特図2の保留が消化されたことに基づいて特図2変動遊技が開始された状態を示している。
図241(b)から引き続く図241(c)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図241(c)以降でスーパーリーチ演出が開始される。パチンコ機100は、ノーマルリーチ演出が行われた図柄変動表示よりも、スーパーリーチ演出が行われた図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
図241(c)から引き続く図241(d)は、スーパーリーチ演出の開始に伴い、装飾図柄表示装置208に表示されている背景画像が変化し、主人公キャラクタと敵キャラクタとが対決するシーンの動画像が表示される演出が開始された状態を示している。実行中の特図変動遊技の当否判定結果が大当りである場合には、当該演出において主人公キャラクタが敵キャラクタに勝利するシーンの動画像が表示される。装飾図柄表示装置208の表示画面の左方には主人公が表示され、当該表示画面の右方には敵が表示され、当該表示画面の左上方には「決闘」の文字列画像が表示されている。当該文字列画像の前面側には左図柄としての「装飾2」が表示されており、当該文字列画像の一部が視認不能となっている。
図241(d)から引き続く図241(e)は、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小された状態を示している。これにより、当該表示画面の左上方に表示されている「決闘」の文字列画像の全体が視認可能になる。スーパーリーチ演出の実行中の一部の期間では装飾図柄の変動表示が縮小の表示態様で表示される。
図241(e)から引き続く図241(f)は、スーパーリーチ演出中にはずれを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された状態を示している。本例では、はずれを示唆する表示として主人公が敵に敗れるシーンの動画像が表示される。表示画面の下方には「残念!剣豪の勝ち!」という文字列画像のチュートリアル表示が表示され、剣豪である敵キャラクタが勝利したことが説明されている。当該チュートリアル表示もはずれを示唆する表示である。
図241(f)に示す時点において、下皿128が賞球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には、黒色の横長長方形の画像内に白抜きで「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、メッセージ表示の一つであり、演出表示にオーバーラップして表示される。図241(f)では、「決闘」の文字列画像にオーバーラップして下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、下皿満タンエラーの情報を含むコマンドを主制御部300から受信したことに基づく第1副制御部400の制御によって表示される。
図241(f)から引き続く図241(g)は、スーパーリーチ演出中に中図柄表示領域208bに「装飾3」が仮停止表示された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cには、はずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。この時点で遊技者により球排出レバー132が操作され、下皿128に貯まっていた遊技球が排出されたので、下皿満タンエラーが解消し、下皿満タンエラー報知画像は消去されている。
図241(g)から引き続く図241(h)は、第一のワイプ演出表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅からワイプ表示w1aが出現を開始し、当該表示画面の右下隅からワイプ表示w1bが出現を開始する。ワイプ表示w1aの出現と、ワイプ表示w1bの出現とを合わせて第一のワイプ表示の出現表示の開始とし、第一のワイプ表示の出現をもって第一のワイプ演出表示の開始とする。
図241(h)から引き続く図241(i)は、第一のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。第一のワイプ表示の出現表示が完了すると第一のワイプ表示の待機表示が開始される。
図241(i)に示す時点において、下皿128が賞球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には、黒色の文字色で「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、ワイプ画像w1aにオーバーラップして表示される。
主人公と敵との対決演出が実行された特図変動遊技で表示される第一のワイプ表示の絵柄は、主人公の顔の画像を含む絵柄である。図241(i)に示すように、ワイプ表示w1aの絵柄は主人公の顔の画像を2つ含む絵柄であり、ワイプ表示w1bの絵柄は主人公の顔の画像を4つ含む絵柄である。ワイプ表示w1a、w1bに含まれる主人公の表示態様は、図241(g)に示す敵との決闘に敗れた主人公の表示態様と異なっている。これにより、本実施例によるパチンコ機100は、決闘に敗れた演出を遊技者から忘れさせる手伝いに寄与することができる場合がある。
図241(i)から引き続く図241(j)は、第一のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w1bが表示画面の右下隅に向かって縮まるように表示される。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、装飾図柄が徐々に再表示されている。この時点で遊技者により球排出レバー132が操作され、下皿128に貯まっていた遊技球が排出されたので、下皿満タンエラーが解消し、下皿満タンエラー報知画像は消去されている。
図241(j)から引き続く図241(k)は、第一のワイプ表示の撤退表示が完了した状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まり当該表示画面から消去され、ワイプ表示w1bが当該表示画面の右下隅に向かって縮まり当該表示画面から消去される。第一のワイプ表示の撤退完了をもって第一のワイプ演出表示の終了とする。当該表示画面には空の背景画像が表示され、左中右図柄表示領域208a〜208cにははずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図241(k)から引き続く図241(l)は、第一のワイプ演出表示が再度開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅からワイプ表示w1aが出現を開始し、当該表示画面の右下隅からワイプ表示w1bが出現を開始する。ワイプ表示w1aの出現と、ワイプ表示w1bの出現とを合わせて第一のワイプ表示の出現表示の開始とし、第一のワイプ表示の出現をもって第一のワイプ演出表示の開始とする。
図241(l)から引き続く図241(m)は、第一のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。第一のワイプ表示の出現表示が完了すると第一のワイプ表示の待機表示が開始される。
図241(m)に示す時点において、下皿128が賞球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には、黒色の文字色で「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、ワイプ画像w1aにオーバーラップして表示される。
本実施例によるパチンコ機100は、好機ボタン139を備えており、図203に示す演出パターン1〜5の演出を実行可能である。例えば、パチンコ機100は、第一のワイプ演出表示中に演出パターン1〜5の演出を装飾図柄表示装置208を用いて実行可能である。なお、パチンコ機100は、第二のワイプ演出表示中に演出パターン1〜5の演出をサブ表示装置1030を用いて実行可能であってもよい。
図241(m)から引き続く図241(m’)は、第一のワイプ表示の待機表示中に装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示1が表示された状態を示している。図241(m’)の装飾図柄表示装置208の下方には、チャンスボタン136と好機ボタン139とを模式的に示している。図241(m’)に示す時点では、チャンスボタン136の操作有効期間が開始されている。チャンスボタン136の操作有効期間の開始タイミングとボタン操作待ち表示1の表示開始タイミングとは、同時であってもよいし、いずれか一方が先であってもよい。
図241(m’)では、チャンスボタン136の操作有効期間中に、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している。図241(m’)の装飾図柄表示装置208の下方には、チャンスボタン136と好機ボタン139とを模式的に示している。チャンスボタン136の上方に図示されている複数本の線は、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光、または通常状態とは異なる態様で発光することで、遊技者はチャンスボタン136の操作有効期間が開始されたことを知ることができる場合がある。なお、チャンスボタン画像やボタン押下指示画像は、チャンスボタン136の操作有効期間中においては動く態様(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)で表示され、チャンスボタン136の操作有効期間外においては停止して表示される場合があってもよい。
図241(m’)から引き続く図241(n)は、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136が遊技者により押下されたことに応じて、第一のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。図241(n)の装飾図柄表示装置208の下方には、チャンスボタン136と好機ボタン139とを模式的に示している。なお、ボタン操作待ち表示1はチャンスボタン136が押下されたことに基づいて消去される。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w1bが表示画面の右下隅に向かって縮まるように表示される。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、装飾図柄が徐々に再表示されている。中図柄表示領域208dでは、装飾図柄が切り替わる変動表示が再開されている。この時点で遊技者により球排出レバー132が操作され、下皿128に貯まっていた遊技球が排出されたので、下皿満タンエラーが解消し、下皿満タンエラー報知画像は消去されている。
本例において、チャンスボタン136の操作有効期間中に遊技者がチャンスボタン136を押下することで、ボタン応答表示1(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)として、第一のワイプ表示の撤退表示が表示されている。なお、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合には、第一のワイプ表示の撤退表示が表示されないように構成されている場合があってもよいし、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合でも第一のワイプ表示の撤退表示が表示されるするように構成される場合があってもよい。例えば、チャンスボタン136の操作有効期間中にチャンスボタン136の操作がされない場合には、当該操作有効期間終了後に第一のワイプ表示の撤退表示が表示されるするように構成されてもよい。
図241(l)〜(m’)に示すように、ワイプ演出表示によって演出画像がぬぐい消された際に、ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示を行い、チャンスボタン136が操作されたことに応じてワイプ演出表示が表示終了されるとともに、遊技者に大当りを期待させる表示が表示される。本例では、大当り予告表示であるリーチ演出表示が遊技者に大当りを期待させる表示である。本例のようにワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示が行われた図柄変動表示は、ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示が行われなかった図柄変動表示よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示が行われた図柄変動表示は大当り確定としてもよいし、ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示が行われた図柄変動表示がはずれることがあるように構成してもよい。ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示が行われなかった図柄変動表示は、ハズレ確定としてもよい。ボタン操作待ち表示とともに行われるワイプ演出表示は、第一のワイプ演出表示であってもよいし、第二のワイプ演出表示であってもよい。
図241(n)から引き続く図241(o)は、第一のワイプ表示の撤退表示が完了した状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まり当該表示画面から消去され、ワイプ表示w1bが当該表示画面の右下隅に向かって縮まり当該表示画面から消去される。第一のワイプ表示の撤退完了をもって第一のワイプ演出表示の終了とする。
本例では、図241(o)に示すように、第一のワイプ演出表示の終了後に、主人公と敵との対決シーンの動画像の表示が開始される。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には「決闘」の文字列画像が表示されている。
図241(o)から引き続く図241(p)は、スーパーリーチ演出中に大当りを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された状態を示している。本例では、大当りを示唆する表示として主人公が敵に勝利するシーンの動画像が表示される。中図柄表示領域208bに「装飾2」が仮停止表示され、左中右図柄表示領域208a〜208cには、大当り図柄態様である「装飾2−装飾2−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示される。
図241(p)から引き続く図241(q)は、スーパーリーチ演出が終了した状態を示している。スーパーリーチ演出の終了に伴い、左中右図柄表示領域208a〜208dが表示画面の中央に通常の大きさとなり、大当り図柄態様である「装飾2−装飾2−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図241(q)から引き続く図241(r)は、特図2変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、当該特図2変動遊技の当否判定結果が大当りであることが報知されている。
本実施例では、1回の特図変動遊技の実行中に第一のワイプ演出表示が2回実行され、2回目のワイプ演出表示においてボタン操作待ち表示が表示される。なお、1回目のワイプ演出表示においてボタン操作待ち表示が表示されてもよいし、1回目および2回目のワイプ演出表示においてボタン操作待ち表示が表示されてもよい。ワイプ演出表示の実行中に図203に示す演出パターン1〜5の演出が実行されてもよい。
(実施例11)
本実施の形態の実施例11によるパチンコ機100について図242を用いて説明する。図242は、本実施例によるパチンコ機100の演出例を時系列で示している。図242の各図には図174に示す第2の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤1000からメイン液晶ユニット1001を抜き出して示し、可動体1002の図示は省略する。
図242(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。本実施例において、遊技状態は電サポ状態である。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図2変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図242(a)に示す状態において、特図1の保留数は例えば2であり、特図2の保留数は例えば4である。図242の各図において、装飾図柄表示装置208に表示されている保留アイコンの図示は省略する。
図242(a)から引き続く図242(b)は、最先の特図2の保留が消化されたことに基づいて特図2変動遊技が開始された状態を示している。
図242(b)から引き続く図242(c)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図242(c)以降でスーパーリーチ演出が開始される。本実施例において、ノーマルリーチ演出が行われた図柄変動表示よりも、スーパーリーチ演出が行われた図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
図242(c)から引き続く図242(d)は、スーパーリーチ演出の開始に伴い、装飾図柄表示装置208に表示されている背景画像が変化し、主人公キャラクタと敵キャラクタとが対決するシーンの動画像が表示される演出が開始された状態を示している。実行中の特図変動遊技の当否判定結果が大当りである場合には、当該演出において主人公キャラクタが敵キャラクタに勝利するシーンの動画像が表示される。装飾図柄表示装置208の表示画面の左方には主人公が表示され、当該表示画面の右方には敵が表示され、当該表示画面の左上方には「決闘」の文字列画像が表示されている。当該文字列画像の前面側には左図柄としての「装飾2」が表示されており、当該文字列画像の一部が視認不能となっている。
図242(d)から引き続く図242(e)は、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小された状態を示している。これにより、当該表示画面の左上方に表示されている「決闘」の文字列画像の全体が視認可能になる。スーパーリーチ演出の実行中の一部の期間では装飾図柄の変動表示が縮小の表示態様で表示される。
図242(e)から引き続く図242(f)は、スーパーリーチ演出中にはずれを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された状態を示している。本例では、はずれを示唆する表示として主人公が敵に敗れるシーンの動画像が表示される。表示画面の下方には「残念!剣豪の勝ち!」という文字列画像のチュートリアル表示が表示され、剣豪である敵キャラクタが勝利したことが説明されている。当該チュートリアル表示もはずれを示唆する表示である。
図242(f)から引き続く図242(g)は、スーパーリーチ演出中に中図柄表示領域208bに「装飾3」が仮停止表示された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cには、はずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図242(g)から引き続く図242(h)は、第一のワイプ演出表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅からワイプ表示w1aが出現を開始し、当該表示画面の右下隅からワイプ表示w1bが出現を開始する。ワイプ表示w1aの出現と、ワイプ表示w1bの出現とを合わせて第一のワイプ表示の出現表示の開始とし、第一のワイプ表示の出現をもって第一のワイプ演出表示の開始とする。
図242(h)から引き続く図242(i)は、第一のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。第一のワイプ表示の出現表示が完了すると第一のワイプ表示の待機表示が開始される。
主人公と敵との対決演出が実行された特図変動遊技で表示される第一のワイプ表示の絵柄は、主人公の顔の画像を含む絵柄である。図242(i)に示すように、ワイプ表示w1aの絵柄は主人公の顔の画像を2つ含む絵柄であり、ワイプ表示w1bの絵柄は主人公の顔の画像を4つ含む絵柄である。ワイプ表示w1a、w1bに含まれる主人公の表示態様は、図242(g)に示す敵との決闘に敗れた主人公の表示態様と異なっている。これにより、本実施例によるパチンコ機100は、決闘に敗れた演出を遊技者から忘れさせることに寄与することができる場合がある。
図242(i)に示す時点において、下皿128が賞球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には、黒色の文字色で「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、ワイプ画像w1aにオーバーラップして表示される。
本実施例によるパチンコ機100は、好機ボタン139を備えており、図203に示す演出パターン1〜5の演出を実行可能である。例えば、パチンコ機100は、第一のワイプ演出表示中に演出パターン1〜5の演出を装飾図柄表示装置208を用いて実行可能である。なお、パチンコ機100は、第二のワイプ演出表示中に演出パターン1〜5の演出をサブ表示装置1030を用いて実行可能であってもよい。
図242(i)から引き続く図242(i’)は、装飾図柄表示装置208にボタン操作待ち表示3(チャンスボタン136の操作待ちの際に行われる表示)が表示された状態を示している。図242(i’)〜(j)の装飾図柄表示装置208の下方には、チャンスボタン136と好機ボタン139とを模式的に示している。本例のボタン操作待ち表示3には、装飾図柄表示装置208の表示領域の略中央部に表示されている、チャンスボタン136が発光した態様を摸したチャンスボタン発光画像と逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像が対応する。ボタン操作待ち表示3は、ワイプ表示w1a、w1bにオーバーラップして表示される。図242(i’)では、ボタン操作待ち表示3の表示に関連して、チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。チャンスボタン136に内蔵されているチャンスボタンランプ138が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、チャンスボタン136の操作有効期間が開始されたことを遊技者が知ることができる場合がある。
図242(i’)から引き続く図242(i”)は、図242(i’)に示すボタン操作待ち表示3の表示中に遊技者によりチャンスボタン136が押下されたことに応じて、ボタン応答表示4(チャンスボタン136の押下に応じて行われる表示)の序盤が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された状態を示している。本例のボタン応答表示4は、「さらにチャンス!!」の文字列画像が対応している。ボタン応答表示4は、ワイプ表示w1a、w1bにオーバーラップして表示される。なお、本例では、チャンスボタン136の操作有効期間が開始された直後に遊技者がチャンスボタン136の押下を行っている。
図242(i”)から引き続く図242(i’”)は、ボタン応答表示4の中盤が装飾図柄表示装置208の表示領域に表示された状態を示している。本例のボタン応答表示4では、「さらにチャンス!!」の文字列画像を表示した後、好機ボタン139を摸した好機ボタン画像が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示された状態を示している。
図242(i’”)から引き続く図242(i””)は、ボタン応答表示4の終盤が表示された状態を示している。図242(i””)では、装飾図柄表示装置208の表示領域の右端からフレームインするように表示された好機ボタン画像を表示領域の中央部で停止し、「さらにチャンス!!」の画像を消去して、逆三角形が3つ重なった態様のボタン押下指示画像を表示した状態が示されている。好機ボタン画像が装飾図柄表示装置208の表示領域で停止表示され、ボタン押下指示画像が表示されることで、好機ボタン139の操作有効期間が開始されることが報知される。好機ボタン画像およびボタン押下指示画像は、ワイプ表示w1a、w1bにオーバーラップして表示される。好機ボタン画像の停止表示とボタン押下指示画像は、好機ボタン139押下待ちの際に表示される。図242(i””)では、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)している状態を表している。遊技者は、好機ボタン139に内蔵されている好機ボタンランプ141が所定の態様で発光(または、通常状態とは異なる態様で発光)することで、好機ボタン139を操作することを知ることができる場合がある。なお、好機ボタン画像やボタン押下指示画像は、好機ボタン139の操作有効期間中において動いて(例えば、上下方向や左右方向の移動表示を繰り返すような動き)表示され、好機ボタン139の操作有効期間外においては停止表示される場合があってもよい。
図242(i””)から引き続く図242(j)は、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139が遊技者により押下されたことに応じて、第一のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。なお、好機ボタン画像およびボタン押下指示画像は好機ボタン139が押下されたことに基づいて消去される。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w1bが表示画面の右下隅に向かって縮まるように表示される。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、装飾図柄が徐々に再表示されている。中図柄表示領域208dでは、装飾図柄が切り替わる変動表示が再開されている。この時点で遊技者により球排出レバー132が操作され、下皿128に貯まっていた遊技球が排出されたので、下皿満タンエラーが解消し、下皿満タンエラー報知画像は消去されている。
本例において、好機ボタン139の操作有効期間中に遊技者が好機ボタン139を押下することで、ボタン応答表示5(好機ボタン139の押下に応じて行われる表示)として、第一のワイプ表示の撤退表示が表示されている。なお、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139の操作がされない場合には、第一のワイプ表示の撤退表示が表示されないように構成されている場合があってもよいし、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139の操作がされない場合でも第一のワイプ表示の撤退表示が表示されるように構成される場合があってもよい。例えば、好機ボタン139の操作有効期間中に好機ボタン139の操作がされない場合には、当該操作有効期間終了後に第一のワイプ表示の撤退表示が表示されるように構成されてもよい。
図242(h)〜(i””)に示すように、ワイプ演出表示によって演出画像がぬぐい消された際に、ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示やボタン応答表示を行い、チャンスボタン136が操作されたことに応じてワイプ演出表示が表示終了されるとともに、遊技者に大当りを期待させる表示が表示される。本例では、大当り予告表示であるリーチ演出表示が遊技者に大当りを期待させる表示である。本例のようにワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示やボタン応答表示が行われた図柄変動表示は、ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示が行われなかった図柄変動表示よりも、最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示やボタン応答表示が行われた図柄変動表示は大当り確定としてもよいし、ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示やボタン応答表示が行われた図柄変動表示がはずれることがあるように構成してもよい。ワイプ演出表示よりも優先的にボタン操作待ち表示やボタン応答表示が行われなかった図柄変動表示は、ハズレ確定としてもよい。ボタン操作待ち表示やボタン応答表示とともに行われるワイプ演出表示は、第一のワイプ演出表示であってもよいし、第二のワイプ演出表示であってもよい。
図242(j)から引き続く図242(k)は、第一のワイプ表示の撤退表示が完了した状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが表示画面の左上隅に向かって縮まり当該表示画面から消去され、ワイプ表示w1bが当該表示画面の右下隅に向かって縮まり当該表示画面から消去される。第一のワイプ表示の撤退完了をもって第一のワイプ演出表示の終了とする。
本例では、図242(k)に示すように、第一のワイプ演出表示の終了後に、主人公と敵との対決シーンの動画像の表示が開始される。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には「決闘」の文字列画像が表示されている。
図242(k)から引き続く図242(l)は、スーパーリーチ演出中に大当りを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された状態を示している。本例では、大当りを示唆する表示として主人公が敵に勝利するシーンの動画像が表示される。中図柄表示領域208bに「装飾2」が仮停止表示され、左中右図柄表示領域208a〜208cには、大当り図柄態様である「装飾2−装飾2−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示される。
図242(l)から引き続く図242(m)は、スーパーリーチ演出が終了した状態を示している。スーパーリーチ演出の終了に伴い、左中右図柄表示領域208a〜208dが表示画面の中央に通常の大きさとなり、大当り図柄態様である「装飾2−装飾2−装飾2」が左右に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図242(m)から引き続く図242(n)は、特図2変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾2−装飾2」が停止表示されて、当該特図2変動遊技の当否判定結果が大当りであることが報知されている。
本実施例では、このように、ワイプ演出表示の実行中に図216に示す演出パターン3の演出が実行されてもよい。なお、ワイプ演出表示の実行中に図203に示す演出パターン1〜5の演出が実行されても勿論よい。ワイプ演出表示の実行中に図203〜図231に示すチャンスボタン136や好機ボタン139に関連する演出が実行されてもよい。この際、第一のワイプ表示や第二のワイプ表示にオーバーラップしてボタン操作待ち表示やボタン応答表示が表示される。第一のワイプ表示や第二のワイプ表示にオーバーラップしてボタン操作待ち表示やボタン応答表示が表示さる演出表示が実行された図柄変動表示は、ボタン操作待ち表示やボタン応答表示にオーバーラップして第一のワイプ表示や第二のワイプ表示が表示される演出表示が実行された図柄変動表示よりも大当り最終的に大当り図柄が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、第一のワイプ表示や第二のワイプ表示にオーバーラップしてボタン操作待ち表示やボタン応答表示が行われた図柄変動表示は大当り確定としてもよい。なお、ボタン操作待ち表示やボタン応答表示にオーバーラップして第一のワイプ表示や第二のワイプ表示が表示されえる演出表示が行われた図柄変動表示がはずれることがあるように構成してもよいし、はずれ確定としてもよい。なお、ワイプ演出表示および図203に示す演出パターン1〜5の演出は、電サポ状態および非電サポ状態であっても実行可能である。
(実施例12)
本実施の形態の実施例12によるパチンコ機100について図243を用いて説明する。図243は、本実施例によるパチンコ機100の演出例を時系列で示している。図243の各図には図174に示す第2の実施の形態によるパチンコ機100の遊技盤1000からメイン液晶ユニット1001を抜き出して示し、可動体1002の図示は省略する。
図243(a)は、特図変動遊技が非実行中である状態を示している。本実施例において、遊技状態は電サポ状態である。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cには、「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示され、直近の特図2変動遊技の結果がはずれであることが報知されている。図243(a)に示す状態において、特図1の保留数は例えば2であり、特図2の保留数は例えば4である。図243の各図において、装飾図柄表示装置208に表示されている保留アイコンの図示は省略する。
図243(a)から引き続く図243(b)は、最先の特図2の保留が消化されたことに基づいて特図2変動遊技が開始された状態を示している。
図243(b)から引き続く図243(c)は、左右図柄表示領域208a、208cに「装飾2」が仮停止した状態を示している。図243(c)以降でスーパーリーチ演出が開始される。ノーマルリーチ演出が行われた図柄変動表示よりも、スーパーリーチ演出が行われた図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されている。
図243(c)から引き続く図243(d)は、スーパーリーチ演出の開始に伴い、装飾図柄表示装置208に表示されている背景画像が変化し、主人公キャラクタと敵キャラクタとが対決するシーンの動画像が表示される演出が開始された状態を示している。実行中の特図変動遊技の当否判定結果が大当りである場合には、当該演出において主人公キャラクタが敵キャラクタに勝利するシーンの動画像が表示される。装飾図柄表示装置208の表示画面の左方には主人公が表示され、当該表示画面の右方には敵が表示され、当該表示画面の左上方には「決闘」の文字列画像が表示されている。当該文字列画像の前面側には左図柄としての「装飾2」が表示されており、当該文字列画像の一部が視認不能となっている。
図243(d)から引き続く図243(e)は、左中右図柄表示領域208a〜208cが表示画面の右上方に縮小された状態を示している。これにより、当該表示画面の左上方に表示されている「決闘」の文字列画像の全体が視認可能になる。スーパーリーチ演出の実行中の一部の期間では装飾図柄の変動表示が縮小の表示態様で表示される。
図243(e)から引き続く図243(f)は、スーパーリーチ演出中にはずれを示唆する表示が装飾図柄表示装置208に表示された状態を示している。本例では、はずれを示唆する表示として主人公が敵に敗れるシーンの動画像が表示される。表示画面の下方には「残念!剣豪の勝ち!」という文字列画像のチュートリアル表示が表示され、剣豪である敵キャラクタが勝利したことが説明されている。当該チュートリアル表示もはずれを示唆する表示である。
図243(f)から引き続く図243(g)は、スーパーリーチ演出中に中図柄表示領域208bに「装飾3」が仮停止表示された状態を示している。左中右図柄表示領域208a〜208cには、はずれの図柄態様である「装飾2−装飾3−装飾2」が上下に揺れる表示態様で揺れ変動表示が表示されている。
図243(g)から引き続く図243(h)は、第一のワイプ演出表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上隅からワイプ表示w1aが出現を開始し、当該表示画面の右下隅からワイプ表示w1bが出現を開始する。ワイプ表示w1aの出現と、ワイプ表示w1bの出現とを合わせて第一のワイプ表示の出現表示の開始とし、第一のワイプ表示の出現をもって第一のワイプ演出表示の開始とする。
図243(h)から引き続く図243(i)は、第一のワイプ表示の出現表示が完了した状態を示している。第一のワイプ表示の出現表示が完了すると第一のワイプ表示の待機表示が開始される。
図243(i)に示す時点において、下皿128が賞球で満タンとなり、下皿満タンエラーが発生する。装飾図柄表示装置208の表示画面の左上方には、黒色の文字色で「球を抜いてくれ」という文字列画像が表示される下皿満タンエラー報知画像が表示されている。下皿満タンエラー報知画像は、ワイプ画像w1aにオーバーラップして表示される。
主人公と敵との対決演出が実行された特図変動遊技で表示される第一のワイプ表示の絵柄は、主人公の顔の画像を含む絵柄である。図243(i)に示すように、ワイプ表示w1aの絵柄は主人公の顔の画像を2つ含む絵柄であり、ワイプ表示w1bの絵柄は主人公の顔の画像を4つ含む絵柄である。ワイプ表示w1a、w1bに含まれる主人公の表示態様は、図243(g)に示す敵との決闘に敗れた主人公の表示態様と異なっている。これにより、本実施例によるパチンコ機100は、決闘に敗れた演出を遊技者から忘れさせることに寄与することができる場合がある。
図243(i)から引き続く図243(j)は、島一斉演出が開始された状態を示している。島一斉演出では、同一機種のパチンコ機100が同じタイミングで同様の演出を実行する。島一斉演出の開始時には、装飾図柄表示装置208に「島一斉演出開始!」の文字列画像が表示される。本例の島一斉演出では、姫様のキャラクタ画像が表示される演出が実行される。島一斉演出が開始されると、ワイプ表示w1a、w1bが装飾図柄表示装置208の右下角部に縮小表示される。なお、下皿満タンエラー報知画像等のエラー表示は、島一斉演出で表示される姫様のキャラクタ画像にオーバーラップして表示され、島一斉演出で表示される画像よりも優先して表示される。
図243(i)から引き続く図243(k)は、島一斉演出の実行中に第一のワイプ表示の撤退表示が開始された状態を示している。装飾図柄表示装置208では、ワイプ表示w1aが左上方に向かって縮まるように表示され、ワイプ表示w1bが右下方に向かって縮まるように表示される。ワイプ表示w1aとワイプ表示w1bとの間には、装飾図柄が徐々に再表示されている。島一斉演出の実行中には、「島一斉演出中」の文字列画像が表示される。下皿満タンエラー報知画像は継続して表示されている。
図243(k)から引き続く図243(l)は、第一のワイプ表示の撤退表示が完了した後に、特図2変動遊技が終了した状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a〜208cに「装飾2−装飾3−装飾2」が停止表示されて、当該特図2変動遊技の当否判定結果がはずれであることが報知されている。
本実施例では、ワイプ演出表示の実行中に島一斉演出が開始される。島一斉演出の実行中には、ワイプ演出表示やリーチ演出表示や装飾図柄の表示等の島一斉演出が開始される前に表示されていた演出表示が装飾図柄表示装置208の右下角部に縮小表示される。下皿満タンエラー報知画像等のエラー表示は、島一斉演出の実行中であっても島一斉演出開始前からの表示位置、表示サイズ、および表示態様が維持されて表示される。
本実施例によるパチンコ機100は、島一斉演出を実行可能である。パチンコ機100は、発光手段(例えば、図149に示す各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542)と、透過領域(例えば、透明板部材118)と、表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)と、を備え、遊技者による輝度設定操作(以下、「第一の輝度設定操作」という。)を受付可能に構成されており、第一の演出が行われている際に、前記第一の輝度設定操作に応じた輝度(例えば、遊技者による輝度設定操作によって設定された「中(デューティ比70%)」の輝度。なお、遊技者による輝度設定操作によって輝度が設定されていない場合には、遊技台において初期設定された「明(デューティ比100%)」の輝度)で前記発光手段が発光可能であり、第二の演出が行われている際に、前記第一の輝度設定操作に応じていない輝度(例えば、遊技台において初期設定された「明(デューティ比100%)」の輝度)で前記発光手段が発光し、前記第一の演出とは、島一斉演出のことではなく、リーチ演出のことであり、前記第二の演出とは、前記島一斉演出のことであり、前記発光手段は、前記透過領域よりも上に設けられた手段であり、前記遊技台は、前記島一斉演出を単独で実行可能なものであり、前記第二の演出が行われていても、前記表示手段に前記発光手段の輝度に関する表示(以下、「輝度設定表示」という。)を表示可能であり、前記輝度設定表示は、前記第一の輝度設定操作に応じた輝度を示す表示であり、前記第二の演出が行われていても、前記第一の輝度設定操作に応じた前記輝度設定表示が表示される。前記第二の演出が行われていないときに、前記第一の輝度設定操作に応じた輝度で前記発光手段が発光可能である。上記記載の「前記第一の輝度設定操作に応じていない輝度」とは、前記第一の輝度設定操作によって設定可能な輝度の最大値のことであり、上記に記載の「前記第一の輝度設定操作に応じていない輝度」とは、初期設定されている輝度である。前記第二の演出が終了すると、前記第一の輝度設定操作に応じた輝度で前記発光手段が発光可能となる場合があるように構成されている。前記リーチ演出とは、前記島一斉演出の実行中ではないときに実行される場合がある演出のことである。本実施例によるパチンコ機100によれば、島一斉演出の実行中と島一斉演出の非実行中とで演出のメリハリをつけることができる場合がある。
次に、以上説明した第4の実施の形態による遊技台の特徴的構成について再度図232乃至図243を参照しつつ説明する。
(I1)
演出表示を実行可能な演出表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208、サブ表示装置1030)
を備えた遊技台であって、
前記演出表示手段は、図柄変動表示(例えば、装飾図柄の変動表示)を実行可能な表示手段であり、
前記演出表示手段は、複数種類のリーチ演出(例えば、ノーマルリーチ演出やスーパーリーチ演出)を実行可能な表示手段であり、
前記演出表示手段は、複数の画像表示手段から構成された表示手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第一の画像表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第二の画像表示手段(例えば、サブ表示装置1030)であり、
前記複数種類のリーチ演出のうちの一のリーチ演出は、第一のリーチ演出(例えば、ノーマルリーチ演出)であり、
前記複数種類のリーチ演出のうちの一のリーチ演出は、第二のリーチ演出(例えば、スーパーリーチ演出)であり、
前記第一のリーチ演出が行われた前記図柄変動表示よりも、前記第二のリーチ演出が行われた前記図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されており、
前記第二のリーチ演出ではずれを示唆する表示が行われた後で、前記第一の画像表示手段において第一のワイプ演出表示(例えば、ワイプ表示w1a、ワイプ表示w1b)を行うことが可能であり、
前記第二のリーチ演出ではずれを示唆する表示が行われた後で、前記第二の画像表示手段において第二のワイプ演出表示(例えば、ワイプ表示w2a、ワイプ表示w2b)を行うことが可能である、
ことを特徴とする遊技台。
当該構成を備えた遊技台によれば、第一のワイプ演出表示や第二のワイプ演出表示により図柄変動表示ではずれた遊技者の気分を一新させることができる場合がある。
(I2)
上記(I1)に記載の遊技台であって、
前記第一のワイプ演出表示によって、前記第一の画像表示手段における画像がぬぐい消されるように構成されており、
前記第二のワイプ演出表示によって、前記第二の画像表示手段における画像がぬぐい消されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(I3)
上記(I1)または(I2)に記載の遊技台であって、
前記第一のワイプ演出表示および前記第二のワイプ演出表示の少なくとも一方によって、先読み予告が行われるように構成されている(例えば、図234参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(I4)
上記(I1)乃至(I3)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の画像表示手段を構成する画像表示手段(例えば、装飾図柄表示装置208)と前記第二の画像表示手段を構成する画像表示手段(例えば、サブ表示装置1030)は異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(I5)
上記(I1)乃至(I4)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二のリーチ演出において複数種類の図柄を変動表示可能であり、
前記複数種類の図柄のうちの少なくとも一の図柄は、前記第一のワイプ演出表示および前記第二のワイプ演出表示のうちの少なくとも一方のワイプ演出表示が表示されたことによって消去され、該ワイプ演出表示の表示終了によって、再表示されるように構成されており、
前記一の図柄は、第一の表示態様(例えば、縮小の表示態様)から第二の表示態様(例えば、通常の表示態様)に変化するように構成されており、
前記第一の表示態様とは、前記一方のワイプ演出表示が行われる前における前記一の図柄の表示態様のことであり、
前記第二の表示態様とは、前記一方のワイプ演出表示が行われる後における前記一の図柄の表示態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(I6)
上記(I1)乃至(I5)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二のリーチ演出において複数のキャラクタの表示を実行可能に構成されており、
複数のキャラクタの表示うちの一のキャラクタは、第一のキャラクタの表示(例えば、吉宗のキャラクタの表示)であり、
前記第一のキャラクタの表示は、前記第一のワイプ演出表示および前記第二のワイプ演出表示のうちの少なくとも一方のワイプ演出表示が表示されたことによって消去される、ことを特徴とする遊技台。
(I7)
上記(I1)乃至(I6)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一のワイプ演出表示および前記第二のワイプ演出表示のうちの少なくとも一方のワイプ演出表示が行われる前後で背景表示(例えば、図232参照)が変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(I8)
上記(I1)乃至(I7)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
遊技球を貯留可能な球貯留手段(例えば、下皿128)を備え、
前記第一の画像表示手段は、前記球貯留手段から遊技球を抜くことを報知する表示(例えば、下皿満タンエラー報知画像)(以下、「球抜き表示」という。)を表示可能であり、
前記球抜き表示は、前記第一のワイプ演出表示にオーバーラップして表示される表示であり、
前記球抜き表示は、前記第一のワイプ演出表示の表示中も遊技者から視認可能なように構成されており、
前記球抜き表示は、前記第二のワイプ演出表示の表示中も遊技者から視認可能なように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(I9)
上記(I1)乃至(I8)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一のワイプ演出表示は、第一のワイプ表示の出現表示(例えば、図232(q)〜(v)参照)を含んで構成されており、
前記第一のワイプ演出表示は、前記第一のワイプ表示の撤退表示(例えば、図232(w)〜(イ)参照)を含んで構成されており、
前記第二のワイプ演出表示は、第二のワイプ表示の出現表示(例えば、図232(s)〜(u)参照)を含んで構成されており、
前記第二のワイプ演出表示は、前記第二のワイプ表示の撤退表示(例えば、図232(x)〜(z)参照)を含んで構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(I10)
上記(I9)に記載の遊技台であって、
前記第一のワイプ表示の絵柄(例えば、図235に示すワイプ表示w1a、w1bの絵柄)と前記第二のワイプ表示の絵柄(例えば、図235に示すワイプ表示w2a、w2bの絵柄)は異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(I11)
上記(I9)または(I10)に記載の遊技台であって、
前記第一のワイプ表示の前記出現表示の開始タイミングと前記第二のワイプ表示の前記出現表示の開始タイミングは異なる(例えば、図232(q)、(s)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(I12)
上記(I1)乃至(I11)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二の画像表示手段は、移動動作を実行可能な手段であり、
前記移動動作を行っている前記第二の画像表示手段において、前記第二のワイプ演出表示の少なくとも一部が行われる(例えば、図232(s)、(t)参照)、
ことを特徴とする遊技台。
(I13)
上記(I1)乃至(I12)のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の画像表示手段は、移動動作を実行可能な手段であり、
前記移動動作を行っている前記第一の画像表示手段において、前記第一のワイプ演出表示の少なくとも一部が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(I14)
請求項1乃至13のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機(例えば、パチンコ機100)である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、これまでランプや照明と称したものは、発光手段の一例であり、ランプは、LED、冷陰極管等の光を発するものであれば置換可能である。
例えば、上記実施の形態は、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機にも適用可能である。例えば、ぱちんこ機は、球を封入し、封入した球をぱちんこ機内で循環させて使用する封入式ぱちんこ機であってもよく、この封入式ぱちんこ機は、封入した球を発射球として使用し、球の払出は電子的な表示によって実行されるものであってもよい。
なお、上記詳細な説明で説明した事項、特に第1の実施の形態から第4の実施の形態に示した実施例および変形例で説明した事項は組み合わせることが可能である。
上記実施の形態では、遊技台の例としてパチンコ機を用いたが本発明はこれに限られない。本発明は、図240に示すようなスロットマシン2000にも適用可能である。
本発明に係る遊技台は、図240に示す「複数種類の図柄が施され、回転駆動される複数のリール2002と、リールの回転を指示するためのスタートレバー2004と、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタン2006と、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段(入賞役内部抽選)と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段(リール停止制御処理)と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段(入賞判定処理)と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段(メダル払出処理2008)と、に加え、抽選手段の抽選結果に基づいて演出を実行する演出手段2010を備え、この演出手段が、所定の遊技領域2012に球を発射する発射装置2014と、発射装置から発射された球を入球可能に構成された入賞口2016と、入賞口2016に入球した球を検知する検知手段2018と、検知手段2018が球を検知した場合に球を払出す払出手段2020と、所定の図柄(識別情報)を変動表示する可変表示装置2022と、可変表示装置2022を遮蔽する位置に移動可能なシャッタ2024と、所定動作態様で動作する可動体2026と、を備え、入賞口に遊技球が入って入賞することを契機として、可変表示装置2022が図柄を変動させた後に停止表示させて、遊技を演出するような演出装置2010、であるスロットマシン2000」にも好適である。
本発明に係る遊技台は図241(a)に示す、「紙幣投入口3002に紙幣を投入し、ベット3004およびスタート3006操作に基づいて抽選を実行し、抽選結果を抽選結果表示装置3008で表示し、当選時には特典コイン数を残クレジット数に加算し、キャッシュアウト3009が選択された場合には、レシート発行機3010から残クレジット数に対応するコードが記載されたレシートを発行するカジノマシン3000」であってもよい。
さらには、同図(b)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている携帯電話機4000、同図(c)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えているポータブルゲーム機5000、本発明を実現する電子データを記憶する記憶部を備えている家庭用テレビゲーム機6000、に適用してもよい。
より具体的には、同図(b)における携帯電話機4000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを携帯電話回線を通じで取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。
同図(c)におけるポータブルゲーム機5000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。同図(d)における家庭用テレビゲーム機6000は、遊技者によって操作される操作部と、ゲームに関するデータを所定の記憶媒体(DVD等)から取得するデータ取得部と、取得したゲームに関するデータ(本発明を実現する電子データ)を記憶する記憶部と、記憶部に記憶したデータと操作部の操作とに基づいてゲームの制御を行う制御部を備えている。
さらには、同図(e)に示すように、本発明を実現する電子データを記憶したデータサーバ7000に適用してもよい。このデータサーバ7000からインターネット回線を介して同図(d)に示す家庭用テレビゲーム機6000に本発明を実現する電子データをダウンロードするような場合がある。
また、パチンコ機等の実機の動作を家庭用ゲーム機用として擬似的に実行するようなゲームプログラムにおいても、本発明を適用してゲームを実行することができる。その場合、ゲームプログラムを記録する記録媒体は、DVD−ROM、CD−ROM、FD(フレキシブルディスク)、その他任意の記録媒体を利用できる。
さらに、本発明は、遊技台としてパチンコ機およびスロットマシンを例にあげたが、これに限るものではなく、アレンジボール遊技機や、じゃん球遊技機、スマートボール等に適用してもよい。
上記実施の形態については、以下のようにまとめられる。
(付記1)
複数の表示のうちの少なくとも一つを、少なくとも表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、
前記複数の表示のうちの少なくとも一つは、第一の表示であり、
前記複数の表示のうちの少なくとも一つは、第二の表示であり、
前記表示手段は、前記第一の表示を第一の表示態様で少なくとも表示可能な表示手段であり、
前記表示手段は、前記第一の表示を第三の表示態様で少なくとも表示可能な表示手段であり、
前記表示手段は、前記第二の表示を第二の表示態様で少なくとも表示可能な表示手段であり、
前記表示手段は、前記第二の表示を第四の表示態様で少なくとも表示可能な表示手段であり、
前記第一の表示態様は、前記第三の表示態様とは、異なる表示態様であり、
前記第二の表示態様は、前記第四の表示態様とは、異なる表示態様であり、
前記表示手段は、前記第一の表示を前記第一の表示態様で表示している場合に、前記第二の表示を前記第二の表示態様で少なくとも表示可能な表示手段であり、
前記表示手段は、前記第一の表示を前記第三の表示態様で表示している場合に、前記第二の表示を前記第四の表示態様で少なくとも表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記2)
付記1に記載の遊技台であって、
前記複数の表示のうちの少なくとも一つは、第三の表示であり、
前記表示手段は、前記第三の表示を第五の表示態様で少なくとも表示可能な表示手段であり、
前記表示手段は、前記第一の表示を前記第一の表示態様で表示している場合に、前記第三の表示を前記第五の表示態様で少なくとも表示可能な表示手段であり、
前記表示手段は、前記第一の表示を前記第三の表示態様で表示している場合に、前記第三の表示を前記第五の表示態様で少なくとも表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記3)
付記1または2に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様から前記第三の表示態様への変化量は、第一の変化量であり、
前記第二の表示態様から前記第四の表示態様への変化量は、第二の変化量であり、
前記第一の変化量は、前記第二の変化量と同じ変化量である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記4)
付記1乃至3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の表示態様で表示された前記第一の表示の少なくとも一部は、前記表示手段が第一の状態である場合に、視認性が少なくとも低くなるものであり、
前記第一の状態とは、前記表示手段に前記第二の表示態様で前記第二の表示が少なくとも表示されている状態のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記5)
付記1乃至4のいずれか一項に記載の遊技台において、
前記第一の表示は、第一のアニメーション表示を少なくとも含む表示であり、
前記第二の表示は、第二のアニメーション表示を少なくとも含む表示であり、
前記第一のアニメーション表示は、前記第二のアニメーション表示とは、少なくとも異なるアニメーション表示であり、
前記表示手段は、前記第一の表示の表示態様を前記第一の表示態様から前記第三の表示態様に切り替える場合にも、前記第一のアニメーション表示を継続して少なくとも表示可能な表示手段であり、
前記表示手段は、前記第二の表示の表示態様を前記第二の表示態様から前記第四の表示態様に切り替える場合にも、前記第二のアニメーション表示を継続して少なくとも表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記6)
付記1乃至5のいずれか一項に記載の遊技台において、
前記表示手段は、前記第一の表示を前記第一の表示態様で表示している場合に、前記第二の表示を前記第四の表示態様で表示しない表示手段であり、
前記表示手段は、前記第一の表示を前記第三の表示態様で表示している場合に、前記第二の表示を前記第二の表示態様で表示しない表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a1)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、第一の画像の回転表示を行う場合があり、
前記回転表示が行われる際に、前記第一の画像の縦横比が変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a2)
付記a1に記載の遊技台であって、
前記回転表示が行われる際に、第二の画像は回転しない場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a3)
付記a2に記載の遊技台であって、
前記回転表示が行われる際に、前記第二の画像は回転しない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a4)
付記a1乃至a3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記回転表示が行われる際に、該回転表示が行われる前に前記画像表示手段において見切れていた画像が該回転表示が行われることによって該画像表示手段に表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a5)
付記a1乃至a4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記回転表示が行われる際に、該回転表示が行われる前に前記画像表示手段に表示されていた画像が該回転表示が行われることによって該画像表示手段において見切れる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a6)
付記a1乃至a5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記a7)
付記a1乃至a5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b1)
演出用可動体と、
画像表示手段と、
を備えた遊技台であって、
前記演出用可動体を前記画像表示手段の前で動作させる際に、第一の位置に第一の画像を表示する第一の状態となる場合があり、
前記第一の位置とは、前記画像表示手段における前記演出用可動体の背後の位置のことであり、
前記第一の画像は、エフェクト画像であり、
前記演出用可動体を前記画像表示手段の前で動作させる際に、第二の位置に前記第一の画像を表示する第二の状態となる場合があり、
前記第二の位置とは、前記画像表示手段における前記演出用可動体の背後とは別の位置のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b2)
付記b1に記載の遊技台であって、
前記第一の状態において、前記第一の画像は、前記第一の位置と第三の位置に跨がって表示される場合があり、
前記第三の位置とは、前記画像表示手段における前記演出用可動体の背後とは別の位置のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b3)
付記b1またはb2に記載の遊技台であって、
前記第一の状態における前記第一の画像の大きさは、第一の大きさであり、
前記第二の状態における前記第一の画像の大きさは、第三の大きさであり、
前記第三の大きさは、前記第一の大きさよりも小さい大きさである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b4)
付記b1乃至b3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の状態において、第二の画像を第一の向きに表示する場合があり、
前記第二の状態において、前記第二の画像を第二の向きに表示する場合があり、
前記第一の画像は、前記第二の画像とは異なる画像であり、
前記第二の向きとは、前記第一の向きとは異なる向きのことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b5)
付記b4に記載の遊技台であって、
前記第一の状態における前記第二の画像の大きさは、第二の大きさであり、
前記第二の状態における前記第二の画像の大きさは、第四の大きさであり、
前記第四の大きさは、前記第二の大きさよりも小さい大きさである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b6)
付記b1乃至b5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記b7)
付記b1乃至b5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c1)
遊技を演出する演出画像を表示可能な画像表示ユニットと、
画像表示ユニットを駆動する駆動手段と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示ユニットは、前記駆動手段の駆動によって動く場合があり、
前記画像表示ユニットが第一の方向に動いている期間(以下、「第一の期間」という。)において、該画像表示ユニットに第一の動画が表示される場合があり、
前記第一の動画は、第一の画像が前記第一の方向に動く態様を含む動画である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c2)
付記c1に記載の遊技台であって、
前記第一の動画は、前記第一の画像によるアニメーション表示態様を含む動画である、ことを特徴とする遊技台。
(付記c3)
付記c1またはc2に記載の遊技台であって、
前記第一の期間において、前記画像表示ユニットは第一の向きに動くように構成されており、
前記第一の期間において、前記第一の画像は第二の向きに動くように構成されており、
前記第一の向きと前記第二の向きは、逆の向きである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c4)
付記c3に記載の遊技台であって、
前記第一の期間において、前記画像表示ユニットは前記第一の向きに第一の速さで動くように構成されており、
前記第一の期間において、前記第一の画像は前記第二の向きに第二の速さで動くように構成されており、
前記第一の速さと前記第二の速さは、同じ速さである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c5)
付記c1乃至c4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の動画は、第二の画像が表示される態様を含む動画である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c6)
付記c5に記載の遊技台であって、
前記第一の期間において、前記第二の画像は前記第一の方向に動かないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c7)
付記c5またはc6に記載の遊技台であって、
前記第一の動画は、前記第二の画像によるアニメーション表示態様を含む動画である、ことを特徴とする遊技台。
(付記c8)
付記c3またはc4に記載の遊技台であって、
付記c1に記載の「前記駆動手段の駆動によって動く」とは、「前記駆動手段の駆動によって回転する」のことであり、
付記c1に記載の「第一の画像が前記第一の方向に動く」とは、「第一の画像が前記第一の方向に回転する」のことであり、
前記第一の方向とは、前記画像表示ユニットの回転軸を中心とする回転方向のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c9)
付記c8に記載の遊技台であって、
前記第一の向きとは、時計回りおよび反時計回りのうちの一方のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記c10)
付記c1乃至c7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
付記c1に記載の「前記駆動手段の駆動によって動く」とは、「前記駆動手段の駆動によって直線移動する」のことであり、
付記c1に記載の「第一の画像が前記第一の方向に動く」とは、「第一の画像が前記第一の方向に直線移動する」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d1)
遊技を演出する演出動作を実行可能な第一の可動体を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機またはスロットマシンであり、
電源がオフにされた際に、前記第一の可動体が第二の位置から第一の位置に移動するように構成されており、
電源がオンにされた際に、前記第一の可動体が前記第一の位置から前記第二の位置に移動するように構成されており、
前記第二の位置と前記第一の位置とは異なる位置であり、
前記演出動作は、前記第二の位置から開始され、該第二の位置で終了するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d2)
付記d1に記載の遊技台であって、
前記第一の可動体が前記第二の位置とは異なる位置に位置する状態で電源がオフにされた際も、該第一の可動体が前記第一の位置に移動するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d3)
付記d1またはd2に記載の遊技台であって、
前記演出動作は、第三の位置に移動する動作を含み、
前記第三の位置と前記第一の位置とは異なる位置であり、
前記第三の位置と前記第二の位置とは異なる位置である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d4)
付記d3に記載の遊技台であって、
画像表示手段を備え、
前記第一の可動体は、前記画像表示手段よりも前側に設けられた可動体であり、
前記第三の位置は、前記画像表示手段よりも前側の位置である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d5)
付記d4に記載の遊技台であって、
大当りの動作を実行可能であり、
前記第一の可動体は、前記画像表示手段よりも前側に設けられた可動体であり、
前記第一の可動体が前記第三の位置に位置する場合に、前記画像表示手段に表示されている予告画像の少なくとも一部に前記第一の可動体がオーバーラップする場合があり、
前記予告画像とは、前記大当りの予告画像のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d6)
付記d1乃至d5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の可動体は、電源がオンにされたことを条件に、初期動作を実行可能であり、
付記d1に記載の「前記第一の可動体が前記第一の位置から前記第二の位置に移動する」とは、「前記第一の可動体が前記第一の位置から前記初期動作を開始し、該初期動作の終了で前記第二の位置に移動する」ことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d7)
付記d1乃至d5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の可動体は、電源がオンにされたことを条件に、初期動作を実行可能であり、
付記d1に記載の「前記第一の可動体が前記第一の位置から前記第二の位置に移動する」とは、「前記第一の可動体が前記第一の位置から前記第二の位置に移動した後で、前記初期動作を開始し、該初期動作の終了で再度、前記第二の位置に移動する」ことである、ことを特徴とする遊技台。
(付記d8)
付記d1乃至d7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
付記d1に記載の「電源がオフにされた際」とは、「遊技台の主電源がオフにされた際」のことであり、
付記d1に記載の「電源がオンにされた際」とは、「遊技台の主電源がオンにされた際」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d9)
付記d1乃至d8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の可動体は、姿勢を変化させることが可能な可動体である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d10)
付記d1乃至d9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
遊技を演出する演出動作を実行可能な第二の可動体を備え、
前記第二の可動体は、電源がオンにされた際に、電源がオフにされた際の位置から動作を開始する可動体である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d11)
付記d1乃至d10のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記d12)
付記d1乃至d10のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e1)
遊技を演出する演出画像を表示可能な画像表示ユニットと、
画像表示ユニットを駆動する駆動手段と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示ユニットは、前記駆動手段の駆動によって動く場合があり、
前記画像表示ユニットが第一の方向に動いている期間(以下、「第一の期間」という。)において、該画像表示ユニットに第一の動画が表示される場合があり、
前記第一の動画は、第一の画像が前記第一の方向に動く態様を含む動画である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e2)
付記e1に記載の遊技台であって、
前記第一の動画は、前記第一の画像によるアニメーション表示態様を含む動画である、ことを特徴とする遊技台。
(付記e3)
付記e1またはe2に記載の遊技台であって、
前記第一の期間において、前記画像表示ユニットは第一の向きに動くように構成されており、
前記第一の期間において、前記第一の画像は第二の向きに動くように構成されており、
前記第一の向きと前記第二の向きは、逆の向きである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e4)
付記e3に記載の遊技台であって、
前記第一の期間において、前記画像表示ユニットは前記第一の向きに第一の速さで動くように構成されており、
前記第一の期間において、前記第一の画像は前記第二の向きに第二の速さで動くように構成されており、
前記第一の速さと前記第二の速さは、同じ速さである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e5)
付記e1乃至e4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の動画は、第二の画像が表示される態様を含む動画である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e6)
付記e5に記載の遊技台であって、
前記第一の期間において、前記第二の画像は前記第一の方向に動かないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e7)
付記e5またはe6に記載の遊技台であって、
前記第一の動画は、前記第二の画像によるアニメーション表示態様を含む動画である、ことを特徴とする遊技台。
(付記e8)
付記e1乃至e7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
付記e1に記載の「前記駆動手段の駆動によって動く」とは、「前記駆動手段の駆動によって回転する」のことであり、
付記e1に記載の「第一の画像が前記第一の方向に動く」とは、「第一の画像が前記第一の方向に回転する」のことであり、
前記第一の方向とは、前記画像表示ユニットの回転軸を中心とする回転方向のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e9)
付記e3またはe4に記載の遊技台であって、
前記第一の向きとは、時計回りおよび反時計回りのうちの一方のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記e10)
付記e1乃至e7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
付記e1に記載の「前記駆動手段の駆動によって動く」とは、「前記駆動手段の駆動によって直線移動する」のことであり、
付記e1に記載の「第一の画像が前記第一の方向に動く」とは、「第一の画像が前記第一の方向に直線移動する」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f1)
遊技を演出する可動動作を実行可能な演出可動体と、
窓部が設けられた装飾体と、
を備えた遊技台であって、
前記装飾体の背後で、前記演出可動体が動作を実行する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f2)
付記f1に記載の遊技台であって、
前記演出可動体は、画像を表示可能な可動体であり、
前記窓部を介して前記演出可動体の画像を遊技者に視認させることが可能に構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f3)
付記f2に記載の遊技台であって、
前記演出可動体の動作によって、前記窓部を介して遊技者に視認される前記演出可動体の画像が変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f4)
付記f1乃至f3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記装飾体は、動作可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f5)
付記f1乃至f4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
図柄の変動表示を実行可能な図柄表示手段を備えた、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f6)
付記f5に記載の遊技台であって、
前記図柄表示手段による前記図柄の変動表示において、前記装飾体の動作によって、該装飾体の前記窓部を介して前記演出可動体における画像の一部を遊技者が視認可能となった場合は、該装飾体の該窓部を介して該演出可動体における画像の一部を遊技者が視認可能とならなかった場合よりも、該図柄の変動表示の最終結果として大当り図柄態様が確定表示されやすくなるように構成されており、
前記演出可動体における画像の一部は、予告画像の少なくとも一部の画像である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f7)
付記f5またはf6に記載の遊技台であって、
前記装飾体の動作によって、該装飾体の前記窓部を介して前記演出可動体における先読み態様をした保留アイコンの画像の一部を遊技者が視認可能となった場合は、該装飾体の該窓部を介して該演出可動体における先読み態様をした保留アイコンの画像の一部を遊技者が視認可能とならなかった場合よりも、該保留アイコンに対応する保留が消化されて開始された前記図柄の変動表示の最終結果として大当り図柄態様が確定表示されやすくなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記f8)
付記f1乃至f7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g1)
画像表示手段を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、回転動作を実行可能であり、
前記回転動作が行われている前記画像表示手段は、第一の画像の表示を行う場合があり、
前記回転動作が行われる際に、前記第一の画像の縦横比が変化する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g2)
付記g1に記載の遊技台であって、
前記回転動作が行われている前記画像表示手段は、第二の画像の表示を行う場合があり、
前記回転動作が行われる際に、前記第二の画像は回転しない場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g3)
付記g2に記載の遊技台であって、
前記回転動作が行われる際に、前記第二の画像は回転しない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g4)
付記g1乃至g3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記回転動作が行われる際に、該回転動作が行われる前に前記画像表示手段において見切れていた画像が該回転動作が行われることによって該画像表示手段に表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g5)
付記g1乃至g4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記回転動作が行われる際に、該回転動作が行われる前に前記画像表示手段に表示されていた画像が該回転動作が行われることによって該画像表示手段において見切れる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g6)
付記g1乃至g5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記g7)
付記g1乃至g5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h1)
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段と、
画像を表示可能な画像表示手段と、
遊技者が操作可能な位置に設けられた第一の操作手段と、
遊技者が操作可能な位置に設けられた第二の操作手段と、
を備えた遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機であり、
前記画像表示手段は、第三の種類の操作待ち表示を表示可能な表示手段であり、
前記第三の種類の操作待ち表示は、前記第一の操作手段の操作待ちの際に行われる表示であり、
前記画像表示手段は、第三の種類の操作応答表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、第四の種類の操作応答表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、第五の種類の操作応答表示を表示可能な表示手段であり、
前記第三の種類の操作応答表示は、前記第一の操作手段が操作されたことに応答して行われる表示であり、
前記第三の種類の操作応答表示は、前記第二の操作手段の操作待ちの際に行われる表示の一部を含まずに構成された表示であり、
前記第四の種類の操作応答表示は、前記第一の操作手段が操作されたことに応答して行われる表示であり、
前記第四の種類の操作応答表示は、前記第二の操作手段の操作待ちの際に行われる表示の前記一部を含んで構成された表示であり、
前記第五の種類の操作応答表示は、前記第二の操作手段が操作されたことに応答して行われる表示であり、
前記第五の種類の操作応答表示が行われずに前記第三の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示よりも、前記第五の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h2)
付記h1に記載の遊技台であって、
第三の操作待ち表示の表示中に前記第一の操作手段が操作されたことに応答して前記第三の種類の操作応答表示および前記第四の種類の操作応答表示のうちのいずれの種類の表示が表示されるかは、前記画像表示手段に該第三の操作待ち表示が表示される前に決められており、
前記第三の操作待ち表示とは、前記第三の種類の操作待ち表示のうちの一の操作待ち表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h3)
付記h1またはh2に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、第四の種類の操作待ち表示を表示可能であり、
前記第四の種類の操作待ち表示は、前記第一の操作手段の操作待ちの際に行われる表示であり、
前記第四の種類の操作待ち表示の表示中に前記第一の操作手段の操作された場合に、前記第四の種類の操作応答表示が前記画像表示手段に表示されるように構成されており、
前記第四の種類の操作待ち表示が行われずに前記第三の種類の操作待ち表示が行われた図柄変動表示よりも、前記第四の種類の操作待ち表示が行われた図柄変動表示の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h4)
付記h3に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、第一の種類の操作待ち表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、第一の種類の操作応答表示を表示可能な表示手段であり、
前記第一の種類の操作待ち表示は、前記第一の操作手段の操作待ちの際に行われる表示であり、
前記第一の種類の操作応答表示は、前記第二の操作手段の操作待ちの際に行われる表示を含まずに構成された表示であり、
前記第一の種類の操作待ち表示の表示中に前記第一の操作手段が操作された場合に、前記第一の種類の操作応答表示が前記画像表示手段に表示されるように構成されており、
第一の操作応答表示は、第一の操作待ち表示の表示中に前記第一の操作手段が操作された場合にのみ表示されるように構成されており、
第四の操作応答表示は、第四の操作待ち表示の表示中に前記第一の操作手段が操作された場合に表示されるように構成されており、
前記第四の操作応答表示は、前記第四の操作待ち表示の表示中に前記第一の操作手段が操作されなくても表示されるように構成されており、
前記第一の操作待ち表示とは、前記第一の種類の操作待ち表示のうちの一の操作待ち表示のことであり、
前記第一の操作応答表示とは、前記第一の種類の操作応答表示のうちの一の操作応答表示のことであり、
前記第四の操作待ち表示とは、前記第四の種類の操作待ち表示のうちの一の操作待ち表示のことであり、
前記第四の操作応答表示とは、前記第四の種類の操作応答表示のうちの一の操作応答表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h5)
付記h4に記載の遊技台であって、
前記第五の種類の操作応答表示が行われずに前記第一の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示よりも、前記第五の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h6)
付記h4またはh5に記載の遊技台であって、
前記第一の種類の操作応答表示が行われずに前記第三の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示よりも、前記第一の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h7)
付記h1乃至h6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第三の種類の操作待ち表示が表示されてから前記第一の操作手段が操作されるまでの時間が第一の時間であった場合の前記第四の種類の操作応答表示は第一の表示であり、
前記第三の種類の操作待ち表示が表示されてから前記第一の操作手段が操作されるまでの時間が第二の時間であった場合の前記第四の種類の操作応答表示は第二の表示であり、
前記第二の時間は、前記第一の時間よりも長い時間であり、
前記第一の表示の序盤の表示と前記第二の表示の序盤の表示は同一であり、
前記第一の表示の終盤の表示と前記第二の表示の終盤の表示は同一であり、
前記第一の表示の中盤の少なくとも一部の表示が前記第二の表示では表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h8)
付記h7に記載の遊技台であって、
前記第三の種類の操作待ち表示が表示されてから該第三の種類の操作待ち表示の開始前に定められている操作有効期間が終了するまでに前記第一の操作手段が操作されると該第一の操作手段が操作されたことに応じた表示が行われるように構成されており、
前記第一の時間とは、前記第三の種類の操作待ち表示が開始されてから最短のタイミングで前記第一の操作手段が操作されるまでの時間のことであり、
前記第二の時間とは、前記第三の種類の操作待ち表示が開始されてから前記操作有効期間の終了直前のタイミングで前記第一の操作手段が操作された場合の時間のことである、ことを特徴とする遊技台。
(付記h9)
付記h1乃至h8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記画像表示手段は、第二の種類の操作待ち表示を表示可能であり、
前記第二の種類の操作待ち表示は、前記第二の操作手段の操作待ちの際に行われる表示であり、
前記第二の種類の操作待ち表示の表示中に前記第二の操作手段の操作された場合に、前記第二の種類の操作応答表示が前記画像表示手段に表示されるように構成されており、
前記第五の種類の操作応答表示が行われずに前記第二の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示よりも、前記第五の種類の操作応答表示が行われた図柄変動表示の方が、大当り図柄が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h10)
付記h1乃至h9のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第四の種類の操作応答表示に表示されるキャラクタの表示は、前記第四の種類の操作待ち表示にも表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h11)
付記h1乃至h10のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第四の種類の操作応答表示に表示されるキャラクタの表示は、前記第三の種類の操作待ち表示にも表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h12)
付記h1乃至h11のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二の操作手段は、遊技者によって押された場合に、操作されたと判定されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記h13)
付記h1乃至h12のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の操作手段は、遊技者によって回転させられた場合に、操作されたと判定されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記i1)
演出表示を実行可能な演出表示手段
を備えた遊技台であって、
前記演出表示手段は、図柄変動表示を実行可能な表示手段であり、
前記演出表示手段は、複数種類のリーチ演出を実行可能な表示手段であり、
前記演出表示手段は、複数の画像表示手段から構成された表示手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第一の画像表示手段であり、
前記複数の画像表示手段のうちの一の画像表示手段は、第二の画像表示手段であり、
前記複数種類のリーチ演出のうちの一のリーチ演出は、第一のリーチ演出であり、
前記複数種類のリーチ演出のうちの一のリーチ演出は、第二のリーチ演出であり、
前記第一のリーチ演出が行われた前記図柄変動表示よりも、前記第二のリーチ演出が行われた前記図柄変動表示の方が大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されており、
前記第二のリーチ演出ではずれを示唆する表示が行われた後で、前記第一の画像表示手段において第一のワイプ演出表示を行うことが可能であり、
前記第二のリーチ演出ではずれを示唆する表示が行われた後で、前記第二の画像表示手段において第二のワイプ演出表示を行うことが可能である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記i2)
付記i1に記載の遊技台であって、
前記第一のワイプ演出表示によって、前記第一の画像表示手段における画像がぬぐい消されるように構成されており、
前記第二のワイプ演出表示によって、前記第二の画像表示手段における画像がぬぐい消されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記i3)
付記i1またはi2に記載の遊技台であって、
前記第一のワイプ演出表示および前記第二のワイプ演出表示の少なくとも一方によって、先読み予告が行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記i4)
付記i1乃至i3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の画像表示手段を構成する画像表示手段と前記第二の画像表示手段を構成する画像表示手段は異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記i5)
付記i1乃至i4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二のリーチ演出において複数種類の図柄を変動表示可能であり、
前記複数種類の図柄のうちの少なくとも一の図柄は、前記第一のワイプ演出表示および前記第二のワイプ演出表示のうちの少なくとも一方のワイプ演出表示が表示されたことによって消去され、該ワイプ演出表示の表示終了によって、再表示されるように構成されており、
前記一の図柄は、第一の表示態様から第二の表示態様に変化するように構成されており、
前記第一の表示態様とは、前記一方のワイプ演出表示が行われる前における前記一の図柄の表示態様のことであり、
前記第二の表示態様とは、前記一方のワイプ演出表示が行われる後における前記一の図柄の表示態様のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記i6)
付記i1乃至i5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二のリーチ演出において複数のキャラクタの表示を実行可能に構成されており、
複数のキャラクタの表示うちの一のキャラクタは、第一のキャラクタの表示であり、
前記第一のキャラクタの表示は、前記第一のワイプ演出表示および前記第二のワイプ演出表示のうちの少なくとも一方のワイプ演出表示が表示されたことによって消去される、ことを特徴とする遊技台。
(付記i7)
付記i1乃至i6のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一のワイプ演出表示および前記第二のワイプ演出表示のうちの少なくとも一方のワイプ演出表示が行われる前後で背景表示が変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記i8)
付記i1乃至i7のいずれか一項に記載の遊技台であって、
遊技球を貯留可能な球貯留手段を備え、
前記第一の画像表示手段は、前記球貯留手段から遊技球を抜くことを報知する表示(以下、「球抜き表示」という。)を表示可能であり、
前記球抜き表示は、前記第一のワイプ演出表示にオーバーラップして表示される表示であり、
前記球抜き表示は、前記第一のワイプ演出表示の表示中も遊技者から視認可能なように構成されており、
前記球抜き表示は、前記第二のワイプ演出表示の表示中も遊技者から視認可能なように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記i9)
付記i1乃至i8のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一のワイプ演出表示は、第一のワイプ表示の出現表示を含んで構成されており、
前記第一のワイプ演出表示は、前記第一のワイプ表示の撤退表示を含んで構成されており、
前記第二のワイプ演出表示は、第二のワイプ表示の出現表示を含んで構成されており、
前記第二のワイプ演出表示は、前記第二のワイプ表示の撤退表示を含んで構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
(付記i10)
付記i9に記載の遊技台であって、
前記第一のワイプ表示の絵柄と前記第二のワイプ表示の絵柄は異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記i11)
付記i9またはi10に記載の遊技台であって、
前記第一のワイプ表示の前記出現表示の開始タイミングと前記第二のワイプ表示の前記出現表示の開始タイミングは異なる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記i12)
付記i1乃至i11のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第二の画像表示手段は、移動動作を実行可能な手段であり、
前記移動動作を行っている前記第二の画像表示手段において、前記第二のワイプ演出表示の少なくとも一部が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記i13)
付記i1乃至i12のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記第一の画像表示手段は、移動動作を実行可能な手段であり、
前記移動動作を行っている前記第一の画像表示手段において、前記第一のワイプ演出表示の少なくとも一部が行われる、
ことを特徴とする遊技台。
(付記i14)
付記i1乃至i13のいずれか一項に記載の遊技台であって、
前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。
次、本発明を適用することができる他のパチンコ機100等の弾球遊技機(封入式のものも含む)について詳細に説明する。なおここにいう封入式のものとは、遊技機内に封入された遊技球を循環使用する封入式遊技機等のことをいう。なお、図246〜図279に示す符号は、原則として図246〜図279を用いた説明にのみ用いることにし、重複する符号が他の図面に示されている場合であっても、図246〜図279を用いた説明では図246〜図279に示す符号を優先する。
<全体構成>
まず、図246を用いて、パチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ1041が設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサ1061も設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、この明細書では、光源をLEDとするものもランプと称する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる開放レバー1081を押すことによって開く。また、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサ1082も設けられている。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図247参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136に内蔵され、そのチャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。また、図246に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射する。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図246では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図248に示す。
図247は、図246のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図249参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図249参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図249参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図249参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図249参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源管理部660(図249参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図248は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206についは後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、ここでは液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。以下、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ場合がある。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、ここでは遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、この例では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図247に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた状態(第一の状態)は入賞困難状態である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた状態(第二の状態)は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、開閉自在な扉部材234aを備え、扉部材234aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材234aが所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽手段は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
図248に示す演出可動体224は、人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽手段は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。
左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
<制御部>
次に、図249を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
ここでは、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを所定の制御手段(例えば、主制御手段(300)、第1副制御手段(400)、第2副制御手段(500))ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを所定の制御手段ととらえることもできるし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを所定の制御手段(例えば、副制御手段)ととらえることもできる。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサ等の扉開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。
乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。主制御部300と払出制御部600は、電源投入時には通信確認コマンドの送受信を行っており、常時は主制御部300は払出数を送信し、払出制御部600はエラー情報を送信しており、両者は双方向の通信が可能となっている。一方、主制御部300と第1副制御部400の情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、各種演出データ等が記憶されたROM406が接続されている。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、操作レバー190の操作を検出する操作レバーセンサ425と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136が押下されたことを検出するための検出部710と、操作レバーセンサ425や遮蔽装置センサ430や検出部710からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出するための演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、を接続している。さらに、基本回路502には、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
また、払出制御部600には、扉開放センサ609の検出信号が入力され、払出制御部600から主制御部300に、扉開放コマンドを送信する。また、払出エラーがあったとき等にも、払出制御部600から主制御部300に、エラーコマンドを送信する。
なお、扉開放コマンドについては、払出制御部600を介さずに、扉開放センサ609の検出信号を主制御部300に直接入力するようにしてもよいし、払出制御部600を中継基盤として使用して、扉開放センサ609から扉開放コマンドを主制御部300に送信するようにしてもよい。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、ここでは、電源制御部660から払出制御部600と第1副制御部400に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。例えば、主制御部300は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400に所定電圧が供給された後に、電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、第1副制御部400から所定電圧が供給されるようにしてもよい。発射制御部630は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、第1副制御部400など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、払出制御部600など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400は電源制御部660からほぼ同時に所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、主制御部300および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。主制御部300は、払出制御部600および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、払出制御部600および主制御部300の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。
また、第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400と、ほぼ同時に電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400の全部、または1以上の制御部よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。
遊技機設置営業店に設けられた島設備では、100Vの交流電源を24Vの電圧に降圧し、パチンコ機100には24Vの交流電流が供給される。24Vの交流電流は、主制御部300の電源制御部660によって、12Vの直流電圧に変換される。主制御部300には、図249では図示省略したが電圧変換回路も設けられており、12Vの直流電流は、その電圧変換回路で所定電圧(ここでは5V)にさらに降圧され、所定電圧(5V)の直流電流が主制御部300の基本回路302に設けられたCPU304に供給される。また、電源制御部660によって12Vの電圧に変換された直流電流は、主制御部300の電圧監視回路338や起動信号出力回路340にも供給される。電圧監視回路338は、12Vの供給電流の電圧値が所定の値(この例では9V)未満に低下すると、低電圧信号を基本回路302のI/Oポート310に出力する。したがって、電圧監視回路338は、電源制御部660と電圧監視回路338を結ぶ、12Vの直流電流が流れる電源ラインの電圧値を監視していることになり、この電源ラインが所定の電源ラインの一例に相当する。なお、低電圧信号をCPU304に直接入力するようにしてもよい。また、電源管理部660は、入力された24Vの交流電流をそのまま出力したり、あるいは36Vの直流電流に変換して出力したりもする。さらに、主制御部300のCPU304には、電圧変換回路とは異なる回路を経由して動作電圧(ここでは5V)の電流が供給されてもよい。
また、起動信号出力回路340は、電源投入によって電源制御部660から供給された直流電流の電圧値が、CPU304が動作可能な電圧値にまで達すると、起動信号を出力する。さらに、WDT314がタイムアウトになった場合、CPU304にはWDT314からリセット信号が出力される。WDT3141がタイムアウトになった場合としては、プログラムミスによる暴走した状態や、落雷や不正行為等に起因する電圧降下によりCPU304が本来設計した動作を行うことができなくなった場合等がある。なお、この例では、WDT3141に、初期値として32.8msに相当する数値が設定されている。起動信号出力回路340からの起動信号と、WDT3141からのリセット信号は、共通の信号線によってCPU304に入力されるが、それぞれ専用線によって入力されるようにしてもよい。ここで説明した、起動信号出力回路340から出力される起動信号や、WDT314から出力されるリセット信号が、所定の起動信号の一例に相当する。
電源が遮断され即座に復帰した瞬停の場合、すなわち電源スイッチ178をオンすることなく自動復帰した場合には、停電圧信号が出力されるとともにWDT3141がタイムアウトになり、主制御部300ではリセット処理が実行される。このリセット処理では、まず、実行されるリセット動作が、システムリセット動作か否か判定される。基本回路302で実行されるリセット動作には、システムリセット動作とユーザリセット動作の2つがある。ここで、システムリセット動作を実行する場合には、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。続いて、セキュリティチェック処理が実行される。セキュリティチェック処理では、ユーザプログラムを基に計算された認証コードが正しいか否か再計算を行う。認証コードが正しい場合には、延長処理が実行される。延長処理における延長時間は固定時間であってもよいし、固定時間にランダムに選択されたランダム時間を加えた時間であってもよい。延長処理が終了すると、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。一方、ユーザリセット動作を実行する場合にも、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。ただし、乱数生成回路318を制御するレジスタの値はリセット前の状態が維持される。その後、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。
<図柄の種類>
次に、図250(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図250(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が図柄変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するための確定表示を行う。
したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまでが図柄変動表示の一例に相当する。後述するように、図柄変動表示は複数回、連続して行われることがある。図250(a)には、図柄変動表示における停止図柄態様として「特図246」から「特図J」までの10種類の特図が示されている。図250(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図246」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図247」は15R大当たり図柄である。図246に示すパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図246」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図247」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図246」および「特図247」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図248」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図246」と比べて、「特図248」は2Rである点が異なる。「特図249」は突然時短と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図247」と比べて、「特図249」は2Rである点が異なる。
「特図250」は隠れ確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図251」は突然通常と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図250」および「特図251」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図252」は第1小当たり図柄であり、「特図253」は第2小当たり図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。すなわち、この「特図252」、「特図253」は「特図251」と同じ状態であるが、両者では装飾図柄表示装置208に表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図252」、「特図253」と「特図251」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図254」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、図246に示すパチンコ機100には、15R特別大当たり図柄として「特図246」以外の図柄も用意されており、15R大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。
図250(b)は装飾図柄の一例を示したものである。ここでの装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。そして、「特図247」の15R大当たりを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当たりに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図246」の15R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図250」の隠れ確変と称される2R大当たり、「特図251」の突然通常と称される2R大当たり、あるいは「特図252」の第1小当たり、「特図253」の第2小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図248」の突然確変と称される2R大当たり、あるいは「特図249」の突然時短と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図254」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図248(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図250(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図246」と、外れ図柄である「普図247」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図246」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図247」を停止表示する。この図250(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図251を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図251に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、ここでは、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、電源基板に設けたRWMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図249に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、および特図タイマ乱数値それぞれを生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。なお、初期値生成用乱数カウンタは、後述するステップS207でも更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図252を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(例えば、約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(例えば、32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(例えば、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。ここでは、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図249に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(例えば、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、ここでは特図1の乱数値を取得するためのカウンタと特図2の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特別図柄表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップS203における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。第1特図始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の、第1特図始動口230に対応した乱数値記憶用レジスタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図1当選乱数値として取得するとともに特図1乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図1乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。特図1当選乱数値のみ、あるいは特図1当選乱数値および特図1乱数値の両方が、特図1の始動情報に相当する。第2特図始動口232へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の、第1特図始動口230に対応した乱数値カウンタ値記憶用レジスタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図2当選乱数値として取得するとともに特図2乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図2乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。特図2当選乱数値のみ、あるいは特図2当選乱数値および特図2乱数値の両方が、特図2の始動情報に相当する。
また、この入賞判定処理(ステップS217)が終了すると先読み処理が呼び出される。この先読み処理では、まず、前回実行した先読み処理から保留数が増加しているか否かを判定する。すなわち、主制御部300のRAM308には、これまでの保留数(前回のタイマ割込処理終了時点での保留数であり、旧保留数と呼ぶものとする)も記憶されており、CPU304は、入賞判定処理(ステップS217)を経た今回の先読み処理を実行する時点の保留数と、旧保留数とを比較し、保留数が増加しているか否かを判定する。保留数が増加していなければ、始動情報を先読みせずにこの先読み処理は終了する。一方、保留数が増加していれば、RAM308に設けられた特図1の乱数値記憶領域の特図1当選乱数値の増加分を先読みするか、あるいは特図2の乱数値記憶領域の特図2当選乱数値の増加分を先読みする。ここでの先読みは、増加分だけを先読みしたが総てを先読みしてもよい。なお、ここでの先読みとは始動情報を当否判定(本抽選)の前に先に読むことを意味するが、以降の先読み処理では、先読みという言葉を、先(当否判定(本抽選)の結果)を読むという意味で使用することがある。
図246に示すパチンコ機100では、大当りに当選する確率が相対的に低い特図低確率状態と、相対的に高い特図高確率状態のいずれか一方の制御状態にある。特図高確率状態であることは確率変動中と呼ばれる。主制御部300のRAM308には、確変フラグが用意されている。この確率変動グラグがオンに設定されていると、特図高確率状態(確率変動中)であり、確率変動グラグがオフに設定されていると、特図低確率状態である。
主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる当否事前判定用テーブルが記憶されている。この当否事前判定用テーブルには、特図高確率状態と特図低確率状態とに分けて乱数範囲が規定されている。特図1当選乱数値あるいは特図2当選乱数値の先読みが終了すると、今度は、先読みした特図1当選乱数値あるいは特図2当選乱数値が、当否事前判定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかについて判定する。すなわち、RAM308に用意された確変フラグを参照し、特図低確率状態の場合には、先読みした特図1当選乱数値あるいは特図当選乱数値が、所定の数値範囲であるときには、当否事前判定結果は「大当り」と事前判定し、それ以外であるときには、当否事前判定結果は「ハズレ」と事前判定する。なお、後述する特図関連処理(ステップS229,ステップS231)でも、当否事前判定用テーブルの内容と同じ内容の当否判定用テーブルを用いて特図変動遊技の当否判定を改めて行い、ここでの判定結果は、あくまで事前判定の結果である。
次いで、RAM308に設けられた特図1の乱数値記憶領域の特図1乱数値、あるいは特図2の乱数値記憶領域の特図2乱数値を先読みする。主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる特図事前判定用テーブルも記憶されている。特図事前判定用テーブルには、図250(a)に示す10種類の停止図柄態様(「特図246」から「特図J」)それぞれに対応した乱数範囲が規定されており、先読みした特図乱数値が、いずれの乱数範囲に属するかによって特図事前判定結果(図250(a)に示すいずれの停止図柄態様が停止表示されるのか)を得る。なお、ここでの特図の判定結果も、あくまで事前判定の結果であり、特図の停止図柄態様の判定も後述する特図関連処理(ステップS229,ステップS231)において改めて行われる。なお、当否事前判定結果が、「大当り」の場合に限って、特図事前判定結果を得てもよい。
以上説明した始動情報の先読みや、先読みした始動情報を用いての事前判定は、後述する特図関連処理(ステップS229,ステップS231)の当否判定(本抽選)が行われる前に実行されるものである。
主制御部300のRAM308には、保留ごとの領域に区分けされた特図1用の先読み情報一時記憶部と、同じく保留ごとの領域に区分けされた特図2用の先読み情報一時記憶部が設けられている。特図事前判定結果を表す情報(特図を表す情報でもあり以下、先読み情報と称する)は、それらの先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に格納される。
なお、保留数が増加していなければ、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域には「保留なし」という先読情報が記憶される。また、ここでの先読み処理では、大当り遊技中であった場合、および現在の制御状態が電サポ状態(時短フラグがオン状態)であった場合には、特図1の始動情報の先読みや事前判定は行わず、これらの場合には、先読みした特図1の始動情報に基づく停止図柄の事前判定が行われていないことを表す「未判定」情報を、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に記憶する。すなわち、一対の羽根部材2321が設けられていない始動口(状態が固定的な始動領域である第1特図始動口230)へ入球したことに基づいて、大当り遊技中および電サポ中に取得した始動情報に基づく事前判定は行われず、その事前判定結果の報知も行われない。こうすることによって、遊技者の公平性が担保される。なお、始動情報自体の先読みも行わないが、先読みは行って事前判定およびその結果報知は行わない態様であってもよく、さらには、先読みおよび事前判定は行うが、事前判定結果の報知は行わない態様であってもよい。
またここでは、事前判定を、主制御部300で行ったが、第1副制御部400で行うようにしてもよい。例えば、当否事前判定は主制御部300が行い、特図事前判定結果は第1副制御部400が行うようにしてもよいし、当否事前判定も第1副制御部400が行うようにしてもよい。
ステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当たり図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、外れ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図250(c)に示す普図246)および外れ図柄(図250(c)に示す普図247)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、2R大当たりフラグ、第1小当たりフラグ、第2小当たりフラグ、第1はずれフラグ、第2はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図250(a)に示す特図246、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図247、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には特図248、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図249、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオンの場合には特図250、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグもオフの場合には特図251、第1小当たりフラグがオンの場合には特図252、第2小当たりフラグがオンの場合には特図253、第1はずれフラグがオンの場合には特図254、第2はずれフラグがオンの場合には特図254それぞれの態様となるように、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図246)、15R大当たり図柄(特図247)、突然確変図柄(特図248)、突然時短図柄(特図249)、隠れ確変図柄(特図250)、突然通常図柄(特図251)、第1小当たり図柄(特図252)、第2小当たり図柄(特図253)、第1はずれ図柄(特図254)、および第1はずれ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中(詳細は後述)でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材234aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材234aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材234aを閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(例えば、15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当たり遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数100回をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンすることもない。ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。この時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に大当りする可能性が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間および特図変動遊技の変動時間は短くなる。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、第2特別始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなりやすい。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開きやすい。また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当たり遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当たり遊技中に普図高確率状態であると、大当たり遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に第2特図始動口232に多くの遊技球が入球し、大当たり中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、はずれフラグがオンされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。この特図関連抽選処理を実行する主制御部300のCPU304が当否判定手段の一例に相当する。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。この例では、有利度の高い特図変動遊技(例えば、特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(例えば、特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2の乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブルを用いて大当りとするか、小当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブルを用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2ぼ乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2の乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2の乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、有利度の高い特図2変動遊技および有利度の低い特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別個に表示してもよいし、1の表示が複数の特図の抽選結果を表示するように構成していてもよい。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えてもよい。
ステップS231に続くステップS233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(例えば、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、扉開放コマンド等のエラーコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、可変入賞口234への入賞の有無などを含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
さらに、払出制御部600から主制御部300に扉開放コマンドが送信されてきた場合には、その扉開放コマンドを第1副制御部400に送信する。なお、払出制御部600を介さずに、扉開放センサ609から扉開放コマンドが直接送信されてきた場合にも同様である。また、主制御部300が、扉開放センサ609の検出信号を直接受け取る場合には、検出信号が送信されてくると、扉開放コマンドを第1副制御部400に送信する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、表示回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報を出力ポート(I/O310)を介して第1副制御部400に出力する。
ステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。
ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図251に示す主制御部メイン処理に復帰する。
一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、図251に示す主制御部メイン処理に復帰する。
<第1副制御部400の処理>
次に、図253を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS311では、検出部710から出力される検出信号をセンサ回路428を介して検出することで、チャンスボタン136が押下されたか否かを判定する。ここでの判定の結果、チャンスボタン136の押下操作を検出した場合には、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタン136の押下操作に応じた演出データに変更する処理や、チャンスボタン136の押下操作が有効の場合には、後述する操作受付演出に対応する演出データを準備する処理などを行う。
ステップS313では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンド(例えば、演出可動体224に関する制御コマンド)がある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。また、主制御部300から扉開放コマンドが送信されてきていた場合には、このステップS321で、扉開放コマンドを第2副制御部に出力する設定を行う。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(例えばが、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、図253(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第1副制御部タイマ割込処理のステップS503では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<第2副制御部500の処理>
次に、図254を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS701では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS713では、可動体制御処理を行った後にステップS703に戻る。この可動体制御処理では、第1副制御部400から、演出可動体224に関する制御コマンドを受信した場合に、当該制御コマンドに対応する各種処理を行い、演出可動体224の稼働制御を行う。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(例えば、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、図254(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第2副制御部タイマ割込処理のステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
続いて、図248に示す遊技盤200に代えて図246に示すパチンコ機100の本体104に装着することができる遊技盤について説明する。以降の説明では、これまで説明した構成要素の名称と同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を付して説明する。
図255は、これから説明する遊技盤200を正面から見た略示正面図である。以下、図248に示す遊技盤200との違いを中心に説明し、共通する事項については説明を省略する。
図255に示す遊技盤200は、いわゆる右打ち機の遊技盤である。一般的に知られる右打ち機の遊技盤においては、遊技者の操作によって、遊技球を打ち出す強さを変化させることで、右打ちと左打ちとに分けることができる。図255に示す遊技盤200では、普図始動口228(ゲート)および可変入賞口234(アタッカー)が右側領域に配置され、第1特図始動口230および第2特図始動口232が中央領域に配置されている。なお、図255に示す第2特図始動口232は、アッタカータイプのものであり、図255に示す閉じた状態(入球困難状態)にある扉部材2325が、手前に回動することで入球容易状態(開状態)になる。遊技領域124に対し、遊技釘等の配設により、第1特図始動口230および第2特図始動口232へ入球するルートである第1の領域(遊技領域における左側領域)を転動する遊技球は、普図始動口228(ゲート)および可変入賞口234(アタッカー)への入球が困難又は不可能に構成され、その逆に、普図始動口228(ゲート)および可変入賞口234(アタッカー)が備えられた第2の領域(遊技領域における右側領域)を転動する遊技球は、第1特図始動口230および第2特図始動口232への入球が困難又は不可能に構成されている。なお、本発明は、右打ち機の遊技盤を備えたパチンコ機100に限って適用されるものではなく、広く一般の遊技盤を備えたパチンコ機に適用することができる。
また、図255に示す遊技盤200の向かって右下部分には、第1特図表示装置と第2特図表示装置を兼ねた特図表示装置213が設けられている。この特図表示装置213は、複数のLEDによって構成されており、これら複数のLEDのうちの決められたLEDの組が点滅しているときは特図1変動中であり、また別のLEDの組が点滅しているときは特図2変動中であり、種々の点灯パターンによって特図の当否判定結果を表示する。
また、図255に示す遊技盤200は、図中に太線で示したセンターケース250に、液晶表示装置である装飾図柄表示装置208、同じく液晶表示装置である第一の可動体260、チャンスと表示された第二の可動体270、およびPOV(Persistence Of Vision)手段であるPOVディスプレイ280が、直接若しくは間接的に取り付けられている。
装飾図柄表示装置208は、表示画面であるパネル208pと、そのパネル208pを支持する枠部材であるベゼル208qとを有する。ベゼル208qは、パネル208pを支持する上等の理由から、パネル208pの縁部に沿って、ある程度の幅がどうしても必要になるものである。この装飾図柄表示装置208は、画像表示パネルの一例に相当する。図255に示す装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されている。保留アイコンは、特図の図柄変動表示の開始あるいは特図の当否判定の開始が保留されていることを表すアイコンであり、表示される保留アイコンの数は、基本的には特図変動遊技の保留数と同数である。ただし、保留消化時前後では、保留アイコンの表示個数が、保留数を表さなくなるタイミングがあってもよい。保留アイコンには、特図1の保留アイコンと特図2の保留アイコンがあり、両者を区別して表示される。保留アイコンが表示される領域は、予め決められており、保留アイコン表示領域208fになる。ただし、演出モードや遊技状態(確変状態等)によって保留アイコン表示領域208fの場所が変わることもある。また、図255に示す例では、左側に示す保留アイコンほど、入賞タイミングが古い保留アイコンになり、以下、1番古い保留アイコンを第1保留アイコンh1、2番目に古い保留アイコンを第2保留アイコンh2、3番目に古い保留アイコンを第3保留アイコンh3、最も新しい保留アイコンを第4保留アイコンh4と称する。さらに、保留アイコンは、その表示態様によって当該保留の当否についての先読み予告が可能である。図255では、第1保留アイコンh1及び第4保留アイコンh4が、デフォルトの表示態様である白丸の表示態様であり、第2保留アイコンh2及び第3保留アイコンh3が、先読み予告の表示態様である。すなわち、第2保留アイコンh2の表示態様は、大当りの信頼度あるいは期待度が、相対的に高い「熱」と記された表示態様であり、第3保留アイコンh3の表示態様は、大当りの信頼度あるいは期待度が、相対的に低い黒丸の表示態様である。ここにいう大当りの信頼度あるいは期待度とは、保留アイコンが表す保留が消化されることで開始される図柄変動表示で大当りするか否かの信頼度あるいは期待度のことである。さらに、保留アイコンに関連するアニメーションが行われることもある。例えば、保留が増加して新たな保留アイコンが表示される場合に実行される増加アニメーション、先の保留が消化されたことによって当該保留の順位が変動し、保留アイコンが別の表示位置(例えば左隣の位置)に移動する場合に実行される移動アニメーション、先読み結果等に基づいて保留アイコンの表示態様が変化する場合に実行される変化アニメーション、保留が消化されて保留アイコンが消去される場合に実行される消去アニメーション、優先変動機において優先側の特図の保留が増加したときに非優先側の特図の保留アイコンを退避させる場合に実行される退避アニメーション等が行われることもある。また、上記のアニメーション以外に、上記アニメーションの実行中以外の期間(例えば、保留の増減や保留アイコンの変化がない期間)に単独で実行されるとともに、上記アニメーションと重複して実行可能な待機アニメーションがある。この待機アニメーションとしては、表示位置を変えずにその場で行われるアニメーション(例えば、一定の尺のアニメーションの繰り返しアニメーション)が一例としてあげられる。なお、保留アイコンの増加、移動、変化、消去、退避、待機の各アニメーションは、複数重複して実行される場合がある。
加えて、図255に示す装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、第1保留アイコンh1の左横に、変動中アイコンh0が表示されている。変動中アイコンh0が表示される領域も、予め決められており、変動中アイコン表示領域208eになる。ただし、演出モードや遊技状態(確変状態等)によって変動中アイコン表示領域208eの場所も変わることがある。変動中アイコンh0は、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動中アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第1保留アイコンh1が保留アイコン表示領域208fから変動中アイコン表示領域208eに移動する場合、移動中のアイコンを変動中アイコンと称したり、変動中アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動中アイコン表示領域208eへの移動が完了した後のアイコンを変動中アイコンと称してもよい。この変動中アイコンh0は、保留アイコンh1〜h4とは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動中アイコンh0と保留アイコンh1〜h4との識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動中アイコンh0は、保留アイコンh1〜h4の表示態様と関連した表示態様からなる場合があったり、全く無関係の表示態様からなる場合があったりする。変動中アイコンh0は、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動中アイコンh0は、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。
第一の可動体260も、表示画面であるパネル260pと、ある程度の幅をもったベゼル260bとを有する。第一の可動体260のパネル260pは、装飾図柄表示装置208のパネル208pよりも小さく、この大小関係からすると、装飾図柄表示装置208がメイン液晶ユニットになり、第一の可動体260がサブ液晶ユニットになるが、いずれも、副制御部側(例えば、第1副制御部400)によって制御される。この第一の可動体260は、装飾図柄表示装置208よりも手前(遊技者側)であって、センターケース250の最前面251よりは奥側に設けられたものであり、図255に示す第一の可動体260は、装飾図柄表示装置208におけるパネル208pの向かって左下部分に重なっている。この図255に示す第一の可動体260の位置が初期位置になる。第一の可動体260は、装飾図柄表示装置208のパネル208pよりも下方の位置であって、そのパネル208pに重ならない退避位置(移動位置の一例に相当)まで下降可能である。第一の可動体260は、この退避位置でも遊技者から見える。第一の可動体260は、初期位置と退避位置との間で昇降可能なものである。第一の可動体260を昇降させる機構については後述する。なお、退避位置にある第一の可動体260は、正面視ではセンターケース250の最前面251によって隠されて見えないようにしてもよい。
センターケース250には大きな窓部252が設けられており、その窓部252内に、装飾図柄表示装置208のパネル208pが位置している。ただし、装飾図柄表示装置208のパネル208pの右下部分等は、センターケース250の最前面251によって隠されている。また、図255に示す第一の可動体260のベゼル260bの左隅部分も、センターケース250の最前面251によって隠されている。なお、センターケース250の最前面251と窓部252の縁との間253は透明になっている。
第二の可動体270も、装飾図柄表示装置208よりも手前(遊技者側)であって、センターケース250の最前面251よりは奥側に設けられたものである。図255に示す第二の可動体270は、センターケース250の最前面251によって一部が隠されており、この図255に示す第二の可動体270の位置が初期位置になる。初期位置にある第二の可動体270は、下縁271が装飾図柄表示装置208のパネル208pの上縁に一致している。第二の可動体270は、装飾図柄表示装置208のパネル208pの一部に重なる最大下降位置(移動位置の一例に相当)まで下降可能である。すなわち、第二の可動体270は、初期位置と最大下降位置との間で、ラック・アンド・ピニオン等の公知の機構によって昇降動作を行う。第二の可動体270には、LEDが埋め込まれており、動作中にこれらのLEDが発光したり、点滅したりする。第二の可動体270が最大下降位置で停止すると、例えば、LEDが激しく点滅する。なお、第二の可動体270の初期位置は、図255に示す第二の可動体270の初期位置よりも上であってもよく、そうした場合には、図255に示す第二の可動体270は、その初期位置と最大下降位置との間に位置していることになる。
なお、第一の可動体260は液晶表示装置でなくてもよく、第二の可動体270のような構成であってもよい。また反対に、第二の可動体270が液晶表示装置であってもよく、第一の可動体260、第二の可動体270ともに液晶表示装置であってもよい。
POVディスプレイ280は、バーサライターとも言われるものであり、このPOVディスプレイ280も、装飾図柄表示装置208よりも手前(遊技者側)であって、センターケース250の最前面251よりは奥側に設けられている。また、POVディスプレイ280は、第二の可動体270よりも奥側に設けられており、図255に示すPOVディスプレイ280は、初期位置にある第二の可動体270によって完全に隠されており、この図255に示すPOVディスプレイ280の位置が、POVディスプレイ280の初期位置(第一の位置の一例に相当する位置)になる。なお、センターケース250の最前面251によって全体が隠される位置を初期位置にしてもよい。POVディスプレイ280は、この初期位置から、装飾図柄表示装置208のパネル208pの前側の位置まで移動してくる。すなわち、POVディスプレイ280は、装飾図柄表示装置208のパネル208pの一部にオーバラップする位置まで移動可能であり、パネル208pの表示は視認困難になる。
図256は、図255に示すPOVディスプレイ280を示す図である。同図(a)は、POVディスプレイ280を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図であり、同図(b)は、POVディスプレイ280の側面図である。
POVディスプレイ280は、昇降アーム281と、その昇降アーム281の先端部に回転自在に取り付けられたLEDアレイ282を有する。昇降アーム281は、ラック・アンド・ピニオン等の公知の機構によって、昇降動作を行う。図256(a)に示すLEDアレイ282には、横一列にLED2821が配置されており、図256(a)に示すLEDアレイ282の姿勢が初期姿勢になる。昇降アーム281の先端部2811には、モータが内蔵されており、図256(a)に示すLEDアレイ282は、左右方向中央部で、そのモータの回転軸に連結している。LEDアレイ282は、モータが回転することで、上記中央部を中心に回転する。副制御部側(第1副制御部400あるいは第2副制御部500)では、回転するLEDアレイ282に配置された複数のLED2821につき、1つ1つの点灯制御を、演出データの一種であるバーサデータに基づき行う。こうすることで、LEDアレイ282の回転中に複数のLED2821の発光態様が変化し、遊技者に残像が視認される。すなわち、各LED2821の回転軌跡に光の残像が生じ、絵柄が表される。
図257は、図255に示す第一の可動体260を移動させる機構を説明するための図であり、図255を用いて説明した初期位置にある第一の可動体260を含めて、同図(a)は正面側(遊技者側)から見た図であり、同図(b)は裏側から見た斜視図である。また、同図(c)は、退避位置にある第一の可動体260を含めて裏側から見た斜視図である。
図257には、スクリュウシャフト駆動用モータ2671、スクリュウシャフト2672、ガイドシャフト2673、上側ベース2674、下側ベース2675、駆動ユニット268が示されている。
スクリュウシャフト駆動用モータ2671は、図255に示すセンターケース250に固定されており、このスクリュウシャフト駆動用モータ2671は、上下に方向に延在するスクリュウシャフト2672を回転させるモータである。
駆動ユニット268には、不図示のスクリュウシャフト用ナットが上下方向に設けられており、スクリュウシャフト2672は、スクリュウシャフト用ナットに螺合して、駆動ユニット268を上下方向に貫通している。また、ガイドシャフト2673も、駆動ユニット268を上下方向に貫通している。
上側ベース2674は、装飾図柄表示装置208手前に設けられた透明板に固定されており、上側ベース2674自身は、遊技者からは見えづらい位置に配置されている。この上側ベース2674には、スクリュウシャフト2672用のスベリ軸受けが設けられ、このスベリ軸受けにスクリュウシャフト2672が回転自在に通されている。また、上側ベース2674には、スクリュウシャフト2672と並んで上下に方向に延在するガイドシャフト2673の上端が固定されている。さらに、上側ベース2674には、駆動ユニット上受け部2674aが設けられている。この駆動ユニット上受け部2674aは下方に突出しており、図257(c)に示す駆動ユニット268の上面268aが駆動ユニット上受け部2674aに当接し(図257(b)参照)、第一の可動体260は初期位置で停止する。
下側ベース2675は、遊技盤200に固定されている。この下側ベース2675も、スクリュウシャフト用のスベリ軸受けが設けられ、このスベリ軸受けにスクリュウシャフト2672が回転自在に通されている。また、下側ベース2675には、ガイドシャフト2673の下端が固定されている。さらに、下側ベース2675には、駆動ユニット下受け部2675aが設けられている。この駆動ユニット下受け部2675aは上方に突出しており、図257(b)に示す駆動ユニット268の下面268bが駆動ユニット下受け部2675aに当接し(図257(c)参照)、第一の可動体260は退避位置で停止する。第一の可動体260の移動範囲は、上限が、駆動ユニット268の上面268aが駆動ユニット上受け部2674aに当接する位置(初期位置)になり、下限が、駆動ユニット268の下面268bが駆動ユニット下受け部2675aに当接する位置(退避位置)になる。
さらに、第一の可動体260は回転動作を行うことも可能である。
図257(d)は、第一の可動体260が正面側(遊技者側)から見た場合に時計回りの方向に90度回転した様子を裏側から示す斜視図である。
駆動ユニット268には、図示されていないが、回転駆動用モータ、従動歯車、スリップリング、および移動制御手段等が内蔵されている。移動制御手段は、例えば、マイクロプロセッサ、プログラマブルIC、ASIC、DSP、ROM、RAM、LSI、通信制御回路等のうちの一または複数から構成されたものである。
回転駆動用モータによって、第一の可動体260は、正面側(遊技者側)から見た場合に時計回りの方向に180度まで回転することができる。なお、180度を超えては回転不能であり、反時計回りの方向の回転も不能である。
第一の可動体260は、図257(c)に示す横長となる姿勢が初期姿勢になり、初期位置に戻る場合は、この初期姿勢になってから初期位置に戻る。
図258は、図257に示す駆動ユニットの変形例を示す図であって、いわゆるスリップリングの構造を説明するための図である。
図258(a)〜同図(d)には、正面側(遊技者側)を上方にした場合の駆動ユニットの斜視図が示されている。図257に示す例では、回転駆動用モータは、駆動ユニット268に内蔵されていが、この変形例では、第一の可動体260のパネル260pの裏側に内蔵されている。図258に示す駆動ユニット268は、回転不能に配置された固定側ケース体261と、固定側ケース体261の中で回転可能に配置された回転側ケース体262とを有する。固定側ケース体261は、前側ケース体261fと後側ケース体261rとで構成されている。固定側ケース体261には、固定側コネクタ261cが設けられている。また、回転側ケース体262の、正面側(遊技者側)になる面、すなわち、第一の可動体260側となる面には、回転軸固定用孔262hが中心に設けられ、その外側に回転側コネクタ262cが配置されている。第一の可動体260に内蔵された回転駆動用モータによって回転する回転軸は、この回転軸固定用孔262hに固定され、回転側ケース体262が、第一の可動体260とともに一緒に回転する。
この変形例では、第一の可動体260は、時計回りの方向及び反時計回りの方向に、180度を超える所定の角度まで回転可能であり、例えば、360度を超える所定の角度まで回転可能であったり、回転角度に関する制限が設けられていなかったりする。
図258(a)に示す状態は、第一の可動体260が横長となる初期姿勢にあるときの駆動ユニット26の状態を示す図であり、同図(b)は、第一の可動体260が初期姿勢から時計回りの方向に90度回転したときの駆動ユニット26の状態を示す図であり、同図(c)は、第一の可動体260が時計回りの方向にさらに90度回転(初期姿勢から180度回転)したときの駆動ユニット26の状態を示す図であり、同図(d)は、第一の可動体260が時計回りの方向にさらに90度回転(初期姿勢から270度回転)したときの駆動ユニット26の状態を示す図である。これらの図から、回転側ケース体262が回転していることがわかる。
図258(e)は、固定側ケース体261を構成する後側ケース体261rの内部構造を示す図であり、同図(f)は、固定側ケース体261を構成する前側ケース体261fと回転側ケース体262の内部構造を示す図である。すなわち、図258(e)に示す後側ケース体261rの縁Rと、同図(f)に示す前側ケース体261fの内側面Fを対向させるようにして一つにすることで、図258(a)に示す駆動ユニット26になる。なお、図258(e)に示す後側ケース体261rの縁Rの上に固定側コネクタ261cが載置されており、後側ケース体261rと前側ケース体261fを組み合わせる際、この固定側コネクタ261cを、前側ケース体261fに設けられた切り欠き溝261gで挟み込む。
図258(e)に示す後側ケース体261rは、中心に回転軸挿通用孔261hが設けられている。この回転軸挿通用孔261hの外側には、固定側コネクタ261cに接続された固定側基板261bが配置されており、固定側基板261bには、6個のJ字状の導電板2611〜2616が配置されている。すなわち、向かって右側に、相対的に短い3つの導電板2611〜2613が同じ向き(Jの字を反時計回りの方向に90度回転させた向き)に並べて配置されている。以下、これら3つの短い導電板2611〜2613のうち、図258(e)で一番下に示されている導電板を第一導電板2611と称し、その上の導電板を第二導電板2612と称し、一番上の導電板を第三導電板2613と称することがある。また、向かって左側に、相対的に長い3つの導電板2614〜2616が3つ同じ向き(Jの字を時計回りの方向に90度回転させた向き)に並べて配置されている。以下、これら3つの長い導電板2614〜2616のうち、図258(e)で一番上に示されている導電板を第四導電板2614と称し、その下の導電板を第五導電板2615と称し、一番下の導電板を第六導電板2616と称することがある。各導電板2611〜2616のR部の中間部分には、外れ防止絶縁体の突起である留め具261mが設けられており、そのR部の端部には、主に回転防止絶縁体の突起である留め具261eが設けられている。
図258(f)に示す回転側ケース体262は、図258(a)等に示す回転側ケース体262とは反対側(裏側)から見たときのものであり、円形の回転側ケース体262の中心には、回転軸固定用孔262hが示され、最外周には、回転側ケース体262の縁262eが示されている。図258(f)から明らかなように、回転側ケース体262の外周と、前側ケース体261fの内周面との間には隙間が設けられている。また、回転側ケース体262の縁262eの内側には、回転側基板262bが配置されており、その回転側基板262bには、回転軸固定用孔262hを中心にした同心円状の6本の配線パターン2621〜2626が形成されている。以下、一番外側の配線パターンを第一配線パターン2621と称し、その内側の配線パターンを第二配線パターン2622と称し、内側になるにつれて数が大きくなり、一番内側の配線パターンを第六配線パターン2626と称することがある。なお、図258(f)に示す点線は、正面側(遊技者側)になる面に設けられている回転側コネクタ262c(同図(a)等参照)を表すものであって、回転側基板262bは、この回転側コネクタ262cに接続されている。
図258(g)は、同図(e)のA−A断面図である。この図258(g)に示すように、後側ケース体261rと前側ケース体261fを組み合わせる前では、第一導電板2611と第一配線パターン2621とは離れており、電気的接触は成り立っていない。
図258(g)は、後側ケース体261rと前側ケース体261fを組み合わせた後の様子を示す断面図であり、第一導電板2611が弾性変形して第一配線パターン2621に常に接触しており、両者2611,2621は、回転中であっても停止中であっても、電気的に常に接触した状態を保つことができる。
ここでは、第一導電板2611と第一配線パターン2621の組合せを例にあげて説明したが、第二導電板2612と第二配線パターン2621等の他の組合せでも同様である。
第一導電板2611と第一配線パターン2621は、回転側に設けられた回路(例えば、第一の可動体260の回路等)で用いられる電源供給に使用され、第二導電板2612と第二配線パターン2622も同じである。第三導電板2613と第三配線パターン2623は、回転側の回路のGNDと固定側の回路(例えば、遊技盤200側の回路)のGNDを接続するものとして使用され、第四導電板2614と第四配線パターン2624も同じである。第五導電板2615と第五配線パターン2625は、固定側の回路から回転側の回路に対して送信する各種信号の送信用に使用され、第六導電板2616と第六配線パターン2626も同じである。
遊技盤200側となる固定側と、第一の可動体260側となる回転側は、固定側コネクタ261c−固定側基板261b−導電板2611〜2616−配線パターン2621〜2626−回転側基板262b−回転側コネクタ262cの経路で電気的に接続され、回転中であっても停止中であっても、電源供給および信号送受信が可能である。
続いて、駆動ユニットのさらなる変形例について説明する。
図259は、図258に示す駆動ユニットの変形例を示す図である。この変形例では、電源についいては、いわゆるスリップリングの構造でやり取りし、信号については光通信で行う。以下、図258を用いて説明した駆動ユニットの構成要素の名称と同じ名称の構成要素には、これまで用いた符号と同じ符号を用い、相違点を中心に説明する。
図259(a)には、正面側(遊技者側)を上方にした場合の駆動ユニットの斜視図が示されている。この図259(a)から明らかなように、この変形例では、回転側ケース体262の中心に設けられていた回転軸固定用孔262hはなくなり、3本の回転体接続軸263が回転側ケース体262に固定されている。これら3本の回転体接続軸263は、回転側ケース体262の中心を重心位置とする正三角形の頂点に配置されており、3本の回転体接続軸263の全部又は一部によって、第一の可動体260側で発生した回転力が回転側ケース体262に伝達される。
図259(b)は、この変形例における後側ケース体261rの内部構造を示す図であり、同図(f)は、この変形例における、前側ケース体261fと回転側ケース体262の内部構造を示す図である。この変形例では、後側ケース体261rの中心に設けられていた回転軸挿通用孔261hの代わりに、光通信による固定側データ送受信部261tが設けられている。また、相対的に長い3つの導電板2614〜2616のうち、一番上の導電板である第四導電板2614を残して、残り2つの導電板(第五導電板2615,第六導電板2616)を無くしている。また、この変形例では、回転側ケース体262の裏側面の中心には、回転軸固定用孔262hの代わりに、光通信による回転側データ送受信部262tが設けられている。さらに、導電板に合わせて、一番内側の配線パターンである第六配線パターン2626およびその外側の第五配線パターン2625も無くしている。
図259(d)は、同図(b)のA−A断面図であり、この変形例でも、後側ケース体261rと前側ケース体261fを組み合わせる前では、第一導電板2611と第一配線パターン2621とは離れており、電気的接触は成り立っていない。
図259(e)は、後側ケース体261rと前側ケース体261fを組み合わせた後の様子を示す断面図であり、この変形例でも、第一導電板2611が弾性変形して第一配線パターン2621に常に接触しており、両者2611,2621は、回転中であっても停止中であっても、電気的に常に接触した状態を保つことができる。
第一導電板2611と第一配線パターン2621は、回転側に設けられた回路(例えば、第一の可動体260の回路等)で用いられる電源供給に使用され、第二導電板2612と第二配線パターン2622も同じである。第三導電板2613と第三配線パターン2623は、回転側の回路のGNDと固定側の回路(例えば、遊技盤200側の回路)のGNDを接続するものとして使用され、第四導電板2614と第四配線パターン2624も同じである。
そして、図259(b)に示す固定側データ送受信部261tより送信され、同図(c)に示す回転側データ送受信部262tで受信されるデータ通信は、光通信(光無線通信)である。ここでの光通信(光無線通信)は、レーザ光を用いた通信であるが、LED光を用いた通信であってよい。また、ここでのデータ通信は、各種信号(例えば、画像データあるいは各ドットのRGB情報等)の通信である。回転側(第一の可動体260側)に画像制御手段(VDP、GPU、VRAM等)、およびその画像制御手段をコントロールするマイクロコンピュータが搭載されている場合には、固定側の副制御手段(例えば、第1副制御部400や演出制御手段)から、当該マイクロコンピュータに対する演出コマンド(演出、演出の進行、静止画像、動画像、画像表示シナリオの進行等を指定するコマンド)を、上記各種信号として送信してもよい。また、回転側に、画像制御手段(VDP、GPU、VRAM等)をコントロールするマイクロコンピュータは搭載せず、上記画像制御手段(VDP、GPU、VRAM等)は搭載されている場合には、固定側に設けられた上記画像制御手段をコントロールするマイクロコンピュータから回転側に設けられた上記画像制御手段に対する画像コマンド(静止画像、動画像、画像表示シナリオの進行等を指定するコマンド))を、上記各種信号として送信してもよい。さらに、回転側に、上記画像制御手段(VDP、GPU、VRAM等)や上記マイクロコンピュータを搭載せず、それらを固定側に搭載し、回転側には、画像駆動制御手段(液晶駆動手段等)が搭載されていてもよく、その場合は、固定側に設けられた上記画像制御手段から、回転側の上記画像駆動制御手段(液晶駆動手段等)に対して画像データを、上記各種信号として、例えば1秒間に30回、60回等の予め定められた回数送信してもよい。
なお、固定側データ送受信部261tも回転側データ送受信部262tもデータ送受信可能なものであってもよい。また、光通信に代えて電波通信であってもよい。
また、固定側データ送受信部261tおよび回転側データ送受信部262tの両方を信号の送受信に用いる場合は、固定側データ送受信部261tから回転側データ送受信部262tに送信するデータは、上述のとおりであるが、回転側データ送受信部262tから固定側データ送受信部261tに対しては、回転側の回路に設けられた制御手段等(上記画像制御手段、上記マイクロコンピュータ、画像駆動手段(液晶駆動手段)等からのACK信号、状態信号、回転体(ここでは第一の可動体260)の回転角度を示す情報(例えば、回転側に設けられたセンサが固定側に設けられた検知片を検知した場合に出力される検知信号、あるいは回転側に設けられたエンコーダの出力信号等)を送信するようにしてもよい。
図259(f)は、図259(a)に示すの回転体接続軸263の本数を1本にした例を示す図である。この図259(f)では、回転側ケース体262の中心に、1本の回転体接続軸263が固定されており、その裏側に、図259(c)に示す回転側データ送受信部262tが設けられている。
図259(g)は、図259(a)に示すの回転体接続軸263の本数を2本にした例を示す図である。この図259(g)では、回転側ケース体262の中心から等距離離れた180度対向する位置に2本の回転体接続軸263それぞれが固定されている。
続いて、本発明の特徴の一つになる点について説明する。
図260は、図255に示す遊技盤200を備えたパチンコ機における演出の一例を段階的に示す図である。この図では、(a)から(z)の順に進み、(z)に続いて(イ)から(ト)まで進む。この図260には、メイン液晶ユニットになる装飾図柄表示装置208、サブ液晶ユニットになる第一の可動体260、チャンスと表示された第二の可動体270、およびPOVディスプレイ280が示されている。図260に示す演出の概要は、先読み予告としてPOVディスプレイ280による画像表示を行い、先読み予告の対象の図柄変動においてPOVディスプレイ280上で、対決アニメーションを行い、主人公(殿様)のキャラクタが最終的に勝利して、大当りする。といったものになる。以下、詳しく説明する。
図260(a)では、第一の可動体260は初期位置にあり、装飾図柄表示装置208の表示画面の一部を隠している。第二の可動体270も初期位置にある。POVディスプレイ280も、その第二の可動体270の裏側の初期位置にあり、POVディスプレイ280は遊技者からは見えない。図260(a)に示す装飾図柄表示装置208には、空の背景画像に装飾図柄のハズレの組合せ(「装飾2」−「装飾3」−「装飾2」)が停止表示されている。また、この装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンが表示されており、この状態は、特図2の保留が4つ貯まっている状態である。なお、この状態は、特図1の保留が4つ貯まっている状態であってもよい。4つの保留アイコンのうち、第2保留アイコンh2のみが、デフォルトの表示態様ではなく、黒い菱形の先読み予告の表示態様である。この黒い菱形の先読み予告の表示態様は、大当りの信頼度が、図255に示す第3保留アイコンh3における黒丸の先読み予告の表示態様よりも高く、図255に示す第2保留アイコンh2における「熱」と記された先読み予告の表示態様よりは低い表示態様である。図260(a)に示す第一の可動体260には、海の背景画像のみが表示されている。
図260(b)では、保留が一つ消化され、図255に示す特図表示装置213では特図の変動表示が開始され、その特図の変動表示の開始に応じて、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始される。図260(b)に示す装飾図柄表示装置208では、変動中アイコン表示領域へ移動した第1保留アイコンh1が変動中アイコンh0として表示され、残った保留アイコンは左に一つずつ移動している。この結果、第1保留アイコンh1が、黒い菱形の先読み予告の表示態様になっている。
図260(c)では、第一の可動体260が退避位置に移動し、装飾図柄表示装置208では、リーチ状態に発展している。また、POVディスプレイ280が動作の準備を開始する。ここにいう動作の準備とは、図256に示す昇降アーム281を昇降動作させるラック・アンド・ピニオンの機構のピニオンギアに噛合したり、さらには、昇降アーム281が下降を開始したりする機構的な準備であったり、副制御部(第1副制御部400又は第2副制御部500)が、POVディスプレイ280を動作させるか否かの抽選を行ったり、POVディスプレイ280を制御する演出データの選択抽選を行ったり、その演出データを読み出したりするプログラム上の準備であったりする。また、動作の準備は、第一の可動体260が退避位置に移動する動作を開始したことに応じて開始されてもよいし、第一の可動体260が退避位置に到達したことに応じて開始されてもよいし、装飾図柄表示装置208でリーチ状態に発展したことに応じて開始されてもよい。
図260(d)では、装飾図柄表示装置208の背景画像が消え、リーチ状態の装飾図柄の組合せも消えている。したがって、図260(d)に示す装飾図柄表示装置208では、無模様の背景に、変動中アイコンh0と、3つの保留アイコンが表示されている。また、退避位置に移動した第一の可動体260でも背景画像が消え、この第一の可動体260には、リーチ状態の装飾図柄の組合せが表示されている。リーチ状態の装飾図柄の組合せは、メイン液晶ユニットになる装飾図柄表示装置208からサブ液晶ユニットになる第一の可動体260に退避したようにも見れる。なお、この図260(d)のタイミングでもPOVディスプレイ280は動作の準備を行っている。
図260(e)では、第二の可動体270の裏側から、POVディスプレイ280が出現する。すなわち、昇降アーム281とともに初期姿勢である水平姿勢を保ったLEDアレイ282が装飾図柄表示装置208のパネル208pに下降してくる。この際、LEDアレイ282に横一列に配置された複数のLEDは点灯しているが、点滅していてもよいし、あるいは消灯していてもよい。LEDが点灯や点滅している場合には、LEDアレイ282の出現をアピールする演出になり、一方、消灯したままの場合には、LEDアレイ282の出現をまだ隠しておく効果がある。
図260(f)では、POVディスプレイ280の下降は続き、同図(g)で、LEDアレイ282が動作開始位置(第三の位置に相当し、以下、同じ。)に到達する。ここでの動作開始位置は、装飾図柄表示装置208におけるパネル208pのちょうど中央位置になる。LEDアレイ282に設けられた複数のLEDは、LEDアレイ282が動作開始位置に到達した時点で、点灯や点滅を開始してもよいし、出現した時点から点灯や点滅を継続していてもよいし、動作開始位置に到達しても消灯したままであってもよい。
図260(h)では、LEDアレイ282は、動作開始位置で反時計回りの方向に回転を開始し、同図(i)では、LEDアレイ282は、回転を加速している最中である。LEDアレイ282に設けられた複数のLEDは、LEDアレイ282が回転を開始した時点で、点灯や点滅を開始してもよいし、一定の回転速度に到達した後に点灯や点滅を開始してもよい。また、LEDアレイ282の回転領域sは、変動中アイコンh0や保留アイコンの全部又は一部にオーバラップしている。すなわち、図260(i)に示すように、変動中アイコンh0は全体がLEDアレイ282の回転領域sに重なっており、第1保留アイコンh1の一部もLEDアレイ282の回転領域sに重なっている。なお、第2保留アイコンh2以降の保留アイコンには重なっていない。
図260(j)では、LEDアレイ282は、加速回転を終え、定速回転に移行している。LEDアレイ282は、定速回転に移行すると、残像効果による絵柄を表示可能であるが、図260(j)のタイミングでは、まだ絵柄は表示されていない。なお、定速回転に達すると同時に残像効果による絵柄を表示してもよいし、あるいは定速回転に達する前から残像効果による絵柄を表示可能とし、定速回転に達する前から絵柄を表示していてもよい。
図260(k)に示すPOVディスプレイ280では、敵役の侍のキャラクタの絵柄kの表示が開始される。なお、このタイミングで、第一の可動体260が動作をしたり、第二の可動体270が動作をしてもよい。
図260(l)では、図255に示す特図表示装置213にハズレの停止図柄(点灯パターン)が表示され、その特図の停止図柄の表示に応じて、第一の可動体260のパネル260pに、ハズレの装飾図柄の組合せ(「装飾3」−「装飾2」−「装飾3」)が表示される。
図260(m)では、これまで黒い菱形の先読み予告の表示態様であった第1保留アイコンh1が表す保留が消化され、図255に示す特図表示装置213では特図の変動表示が開始され、その特図の変動表示の開始に応じて、第一の可動体260のパネル260pでは、装飾図柄の変動表示が開始される。すなわち、先読み予告の対象であった図柄変動表示が開始される。図260(m)に示す装飾図柄表示装置208では、回転するLEDアレイ282によって視認困難ではあるが、これまで黒い菱形の先読み予告の表示態様であった第1保留アイコンh1が、黒い菱形の予告態様の変動中アイコンh0として表示され、残った保留アイコンは左に一つずつ移動している。すなわち、図260(m)で開始された特図の変動表示(装飾図柄の変動表示)は、これまで、保留アイコンの表示態様を先読み予告の表示態様にすることで実行してきた先読み予告の予告対象の変動表示である。ここでの変動中アイコンh0の表示態様である、黒い菱形の予告態様とは、ここで開始された現在の図柄変動表示で大当りすることを予告する表示態様のことである。また、この例では、LEDアレイ282の回転領域s、すなわちPOVディスプレイ280における表示(敵役の侍のキャラクタの絵柄kの表示)が、図柄変動表示を跨いで継続されている。
図260(n)では、第一の可動体260のパネル260pに、リーチ状態の装飾図柄の組合せが表示され、図260(o)では、これまで初期位置にあった第二の可動体270が最大下降位置まで下降し、装飾図柄表示装置208のパネル208pの一部に重なるとともに、回転するLEDアレイ282にも重なり、POVディスプレイ280に表示された、敵役の侍のキャラクタの絵柄kの表示が一部しか見えなくなっている。第二の可動体270は、最大下降位置まで下降すると、即座に初期位置まで戻り、図260(p)に示す第二の可動体270は初期位置に復帰している。この結果、POVディスプレイ280に表示された、敵役の侍のキャラクタの絵柄kの表示が再び視認できるようになっている。
図260(q)では、動作開始位置で回転していたLEDアレイ282が、さらに下降し、LEDアレイ282の回転領域sが装飾図柄表示装置208におけるベゼル208qの下端部分にオーバラップする。また、図260(q)では、変動中アイコンh0および保留アイコンの全部が、LEDアレイ282の回転領域sにオーバラップした状態で、これら変動中アイコンh0および保留アイコンの全部が消去される。すなわち、LEDアレイ282が、動作開始位置(第一の動作位置)から、初期位置とは異なる第二の動作位置に向かって移動を開始すると、変動中アイコンh0および保留アイコンの全部が消去される。ただし、変動中アイコンh0のみ消去されてもよいし、保留アイコンのみ消去されてもよいし、変動中アイコンh0および保留アイコンのいずれも消去されなくてもよい。さらに、LEDアレイ282の回転領域sは、第一の可動体260のベゼル260bを含めた一部にもオーバラップしている。
敵役の侍のキャラクタの絵柄kを表示しているPOVディスプレイ280(定速回転するLEDアレイ282)の移動は、POVディスプレイ280が絵柄を表示した場合に必ず行われてもよいし、POVディスプレイ280が絵柄を表示しなくても定速回転している場合には必ず行われるようにしてもよいし、POVディスプレイ280が予め定められた絵柄を表示した場合に限って行われるようにしてもよいし、副制御部側(第1副制御部400あるいは第2副制御部500)の演出についての選択抽選結果に応じて行われたり行われなかったりしてもよい。
図261(a)は、図260(q)を拡大して示す図であり、同図(b)は、表示領域をハッチングで示した図である。
LEDアレイ282の回転領域sが、装飾図柄表示装置208におけるベゼル208qの下端部分や第一の可動体260のベゼル260bを含めた一部にもオーバラップすることで、POVディスプレイ280を介して、装飾図柄表示装置208のパネル208pと第一の可動体260のパネル260pがつながったように見え、三者(280、208p、260p)が、前後方向(奥行方向)での配置の違いはあるものの一体的になり(図261(b)にハッチングで示す表示領域参照)、装飾図柄表示装置208の表示領域が拡大したようにも見えるし、POVディスプレイ280の表示領域が拡大したようにも見えるし、第一の可動体260の表示領域が拡大したようにも見える。このように、ベゼル208q,260bといった、本来、表示が行われない箇所でも、表示が行われているように見えることは、大きな視覚的効果を遊技者に与えることができる。
なおここでは、第一の可動体260のベゼル260bの上縁260buが、装飾図柄表示装置208のパネル208pの下縁208pdに一致しているため、装飾図柄表示装置208のパネル208pと第一の可動体260のパネル260pは、第一の可動体260のベゼル260b分だけ離れているが、LEDアレイ282の回転領域sによって両者208p,260pはつながれている。また、第一の可動体260がもう少し下方にあったとしても、LEDアレイ282の回転領域sによって両者208p,260pはつながれて、一体的になる。
また、敵役の侍のキャラクタの絵柄kの前髪部分k1は、装飾図柄表示装置208のパネルpに表示されており、足部分k2は、第一の可動体260のパネル260pに表示されている。すなわち、敵役の侍のキャラクタの絵柄kは、POVディスプレイ280、装飾図柄表示装置208のパネル208p、および第一の可動体260のパネル260pの3つに跨って表示されている。こうすることでも、より、三者(280、208p、260p)の表示領域の一体感が増す。しかも、前後方向(奥行方向)にみれば、一番奥側に装飾図柄表示装置208のパネル208pがあり、一番手前側にPOVディスプレイ280があり、その間に第一の可動体260のパネル260pがあり、これら三者(208p,280,260p)の間には奥行方向の隔たりもあることから、前髪部分k1はかなり奥側に見え、足部分k2は少し奥側に見えるといった、単なる立体的な絵柄表示とは比べものにならない奥行き感を与えることができる。
図260(p)に示すPOVディスプレイ280(LEDアレイ282の回転領域s)における、敵役の侍のキャラクタの絵柄kの表示位置(回転領域sの中央位置)と、同図(q)に示すPOVディスプレイ280(LEDアレイ282の回転領域s)における、敵役の侍のキャラクタの絵柄kの表示位置(回転領域sの左端に寄った位置)とは異なっており、その回転領域s内で絵柄kが移動したように見える。すなわち、絵柄の移動表示が行われている。
図260(r)では、LEDアレイ282が左斜め上に上昇した後、水平移動を開始する。この図260(r)に示すLEDアレイ282の回転領域sは、装飾図柄表示装置208におけるベゼル208qの左端部分にオーバラップしている。POVディスプレイ280では、敵役の侍のキャラクタの絵柄kの表示を図260(k)で開始して以降、その表示を継続しており、この図260(r)でも、その絵柄kを表示したまま、LEDアレイ282が移動する。また、図260(r)に示す装飾図柄表示装置208のパネル208pの、回転するLEDアレイ282の後側になる部分では、主人公の殿様のキャラクタの絵柄tの表示が開始されるが、回転するLEDアレイ282がオーバラップしており、視認困難である。
図260(s)では、LEDアレイ282が右に向かって移動することで、装飾図柄表示装置208のパネル208pに表示されていた主人公の殿様のキャラクタの絵柄tの表示の一部が見え始めている。すなわち、この図260(s)では、装飾図柄表示装置208に表示された殿様のキャラクタの絵柄tの一部に、LEDアレイ282の回転領域sがオーバラップしている。
図260(t)では、LEDアレイ282が右に向かってさらに移動することで、装飾図柄表示装置208のパネル208pに、主人公の殿様のキャラクタの絵柄tの表示の全部が出現する。この殿様のキャラクタの絵柄tは第一の絵柄の一例に相当し、その絵柄tの表示は、第一の演出表示の一例に相当する。なお、殿様のキャラクタの絵柄tのある一部だけが第一の絵柄の一例に相当してもよい。あるいは、装飾図柄表示装置208のパネル208pには、殿様のキャラクタの絵柄tの他に、他の絵柄(例えば、馬の絵柄や勝負という文字絵柄等)が表示されていてもよく、この“他の絵柄”も含めて第一の演出表示の一例としてもよい。図260(t)に示すLEDアレイ282の回転領域sは、装飾図柄表示装置208におけるベゼル208qの右端にオーバラップしている。すなわち、POVディスプレイ280は、装飾図柄表示装置208の表示領域(パネル208pの領域)を越えるまで移動しており、ベゼル208qの右端にオーバラップすることで、装飾図柄表示装置208のパネル208pとPOVディスプレイ280がつながったように見え、両者(280、208p)は、前後方向(奥行方向)での配置の違いはあるものの一体的になり、装飾図柄表示装置208の表示領域が右側に拡大したように見える。
図260(u)では、LEDアレイ282が下に向かってさらに移動し、LEDアレイ282の回転領域sは、装飾図柄表示装置208におけるベゼル208qの右端の他、下端部分にもオーバラップしている。この結果、装飾図柄表示装置208の表示領域が右側に加えて下側にも拡大したように見える。図260(r)から同図(u)までは、移動中のPOVディスプレイ280(LEDアレイ282の回転領域s)における、敵役の侍のキャラクタの絵柄kの表示位置が、回転領域sの中央位置で一致している。しかしながら、POVディスプレイ280(LEDアレイ282の回転領域s)自体が移動しているため、絵柄kも移動しているように見える。すなわち、絵柄の移動表示が行われている。
図260(v)では、装飾図柄表示装置208のパネル208pに表示されていた殿様のキャラクタの絵柄tの表示が右側に向かって移動してくる。そして、これまでは、パネル208pだけに表示されていた殿様のキャラクタの絵柄tの表示の一部(ここでは、右側の足のつま先等)が、LEDアレイ282の回転領域sに表示されるようになる。すなわち、殿様のキャラクタの絵柄tの表示が、装飾図柄表示装置208とPOVディスプレイ280の両方に跨って表示される。上述のごとく、装飾図柄表示装置208におけるベゼル208qの右端および下端部分にLEDアレイ282の回転領域sがオーバラップすることで、装飾図柄表示装置208の表示領域が右側に加えて下側にも拡大したように見えることから、両者(208,280)に跨って表示されている殿様のキャラクタの絵柄tの表示は、一体的に見えるものの、両者(208,280)の間には、前後方向(奥行方向)での配置の違い(隔たり)があるため、単なる立体的な絵柄表示の場合に較べて、殿様のキャラクタの絵柄tの表示に奥行き感を与えることができる。すなわち、POVディスプレイ280の方が装飾図柄表示装置208よりも手前に配置されているため、殿様のキャラクタが右斜め前に向かって移動してきているように見え、遊技者は、殿様のキャラクタが徐々に近づいてくるように感じる。
図260(w)では、殿様のキャラクタと敵役の侍のキャラクタの対決アニメーションが表示される。ここでは、殿様のキャラクタの絵柄tの表示は、POVディスプレイ280に完全に移動しておらず、左側の足のつま先等が、装飾図柄表示装置208に表示されている。図260(w)に示すPOVディスプレイ280では、敵役の侍のキャラクタが倒れており、装飾図柄表示装置208とPOVディスプレイ280に跨って表示されている殿様のキャラクタの絵柄tが、勝利した様子が表示されている。また、第一の可動体260のパネル260pでは、殿様のキャラクタの絵柄tの勝利に合わせて、大当りの装飾図柄の組合せ(ここでは「装飾2」−「装飾2」−「装飾2」)の揺れ表示(仮停止表示)が開始される。
図260(x)では、殿様のキャラクタの絵柄tの表示が、POVディスプレイ280に完全に移動し、殿様のキャラクタの絵柄tの表示全体がPOVディスプレイ280に表示されている。殿様のキャラクタの絵柄tの表示全体は、LEDアレイ282の回転領域sの左側に表示されている。なお、敵役の侍のキャラクタの絵柄kの表示は消えている。
図260(y)では、LEDアレイ282が左上となる動作開始位置に向かって移動を開始し、LEDアレイ282の回転領域sが移動する。すなわち、殿様のキャラクタの絵柄tの表示全体が表示されているPOVディスプレイ280が左上に向かって移動を開始する。この際、殿様のキャラクタの絵柄tの表示の左右方向における相対的な表示位置は変化しないように表示される。すなわち、図260(y)では、殿様のキャラクタの絵柄tの表示全体は、LEDアレイ282の回転領域sの右側に表示されており、LEDアレイ282の回転領域sが左上に向かって移動するのに対して、その回転領域sに表示されている殿様のキャラクタの絵柄tの表示全体は右側に移動するように表示される。一方、殿様のキャラクタの絵柄tの表示の上下方向における相対的な表示位置は変化しており、殿様のキャラクタの絵柄tの表示全体は、LEDアレイ282の回転領域sの左上方向への移動に合わせて、上方に移動するように表示される。なお、殿様のキャラクタの絵柄tの表示の上下方向における相対的な表示位置も変化しないように表示してもよく、この場合には、殿様のキャラクタの絵柄tの表示全体は、LEDアレイ282の回転領域s内では移動しているものの、相対的には完全に静止しているように遊技者には認識される。
図260(v)〜同図(y)に示すLEDアレイ282の回転領域sに表示された、一部又は全部の殿様のキャラクタの絵柄tの表示は、第二の演出表示の一例に相当する。なお、LEDアレイ282の回転領域sにも、殿様のキャラクタの絵柄tの他に、他の絵柄(例えば、馬の絵柄や勝負という文字絵柄等)が表示されていてもよく、この“他の絵柄”も含めて第二の演出表示の一例としてもよい。
図260(z)では、LEDアレイ282は、移動を停止し、動作開始位置において回転が減速し、POVディスプレイ280から殿様のキャラクタの絵柄tの表示が消える。しかしながら、装飾図柄表示装置208のパネル208pにおける、動作開始位置にあるLEDアレイ282の回転領域sの裏側位置では、これまでPOVディスプレイ280に表示されていた殿様のキャラクタの絵柄tと同じ絵柄(殿様のキャラクタが同じポーズをとっている絵柄)の表示が開始される。なお、図260(v)における、殿様のキャラクタの絵柄tの表示の一部がPOVディスプレイ280にかかった段階から、POVディスプレイ280にかかった部分の同一表示を上記裏側位置で開始してもよいし、図260(x)における、殿様のキャラクタの絵柄tの表示全体がPOVディスプレイ280に移動した段階から、その表示全体の同一表示を上記裏側位置で開始してもよい。
図260(イ)では、LEDアレイ282の回転が初期姿勢で停止し、上記裏側位置に表示されている殿様のキャラクタの絵柄tの表示が見えており、同図(ロ)では、そのLEDアレイ282が、第二の可動体270の裏側の初期位置に向けて上昇している。LEDアレイ282が初期位置に向けて上昇を開始すると、これまで消えていた変動中アイコンh0および保留アイコンの全部の表示が復活する。なお、LEDアレイ282の回転が停止したことに応じて、これらの表示が復活してもよい。ここで表示が復活した変動中アイコンh0は、黒い菱形の予告態様である。図260(ハ)では、POVディスプレイ280が初期位置に戻っている。なお、図260(w)で開始された、第一の可動体260のパネル260pにおける、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾2」−「装飾2」−「装飾2」)の揺れ表示(仮停止表示)は、この段階まで継続している。
図260(ニ)では、これまで第一の可動体260のパネル260pに表示されていた装飾図柄が、装飾図柄表示装置208のパネル208pに復帰し、装飾図柄表示装置208のパネル208pで、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾2」−「装飾2」−「装飾2」)の揺れ表示(仮停止表示)が行われている。また、この復帰に合わせて、装飾図柄表示装置208の背景画像も空の背景画像に復帰するとともに、第一の可動体260の背景画像も海の背景画像に復帰する。なお、第一の可動体260には、装飾図柄が表示されなくなるが、装飾図柄表示装置208とともに装飾図柄を表示してもよい。
図260(ホ)では、これまで退避位置にあった第一の可動体260が初期位置に復帰する。図255に示す特図表示装置213では特図の変動表示が終了し、大当りの停止図柄(点灯パターン)が表示され、その特図の停止図柄の表示に応じて、同図(ヘ)に示す装飾図柄表示装置208では、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾2」−「装飾2」−「装飾2」)の揺れ表示(仮停止表示)が終了し、確定表示(停止表示)になる。すなわち、先読み予告の予告対象の変動表示が終了し、大当り図柄が表示される。そして、図260(ト)では、装飾図柄表示装置208に、大当りを報知する大当りの文字が表示されている。
なお、装飾図柄表示装置208には、スーパーリーチに発展すると登場する専用のキャラクタの絵柄や、大当り遊技中に登場するキャラクタの絵柄等が表示され、これらの絵柄は、第二の絵柄の一例に相当する。
以上説明した図260に示す例では、LEDアレイ282の回転領域s、すなわちPOVディスプレイ280に絵柄が表示されており、POVディスプレイ280に絵柄が表示されることを以下、バーサ予告と称することがある。図柄変動の実行中に、このバーサ予告が実行された場合の方が、実行されなかっった場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよい。すなわち、大当りの信頼度(期待度)が高くなる(以下、同じ。)また、このバーサ予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、このバーサ予告が実行されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、このバーサ予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
また、図柄変動の実行中に、図260(e)に示すようにPOVディスプレイ280が出現した場合の方が、出現しなかった場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、POVディスプレイ280が出現した時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、POVディスプレイ280が出現しなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、POVディスプレイ280が出現した時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
また、図柄変動の実行中に、図260(o)に示すように第二の可動体270が動作した場合の方が、動作しない場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、第二の可動体270が動作した時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、第二の可動体270が動作しなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、第二の可動体270が動作した時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
また、図柄変動の実行中に、図260(q)に示すように、絵柄を表示しているPOVディスプレイ280が移動した場合の方が、移動しない場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、絵柄を表示しているPOVディスプレイ280が移動を開始した時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、絵柄を表示しているPOVディスプレイ280が移動しなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、絵柄を表示しているPOVディスプレイ280が移動を開始した時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。なお、そのPOVディスプレイ280の移動量が多いほど、大当りの信頼度(期待度)は高くなってもよい。
また、図柄変動の実行中に、図260(v)〜同図(w)に示すように、絵柄tの表示が装飾図柄表示装置208とPOVディスプレイ280の両方に跨って表示された場合の方が、跨って表示されなかった場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、絵柄tの表示が両方208,280に跨って表示開始された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、絵柄tの表示が両方208,280に跨って表示されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、絵柄tの表示が両方208,280に跨って表示開始された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
また、図柄変動の実行中に、対決アニメーションが表示された場合の方が、表示されなかった場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、対決アニメーションの表示が開始された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、対決アニメーションが表示されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、対決アニメーションの表示が開始された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
また、図柄変動の実行中に、対決アニメーションにおいて主人公の殿様のキャラクタが勝利した場合の方が、敗北した場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、主人公の殿様のキャラクタが勝利する対決アニメーションの表示が開始された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、主人公の殿様のキャラクタが勝利する対決アニメーションが表示されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、主人公の殿様のキャラクタが勝利する対決アニメーションの表示が開始された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
また、図柄変動の実行中に、図260(イ)〜同図(ハ)に示すように、殿様のキャラクタの絵柄tが、POVディスプレイ280から消えても装飾図柄表示装置208に表示されている場合の方が、表示されていない場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、その絵柄tが装飾図柄表示装置208に表示開始された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、その絵柄tが装飾図柄表示装置208に表示されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、その絵柄tが装飾図柄表示装置208に表示開始された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
図262は、図260に示す演出とは異なる演出の一例を段階的に示す図である。この図では、(a)から(t)の順に進む。この図262にも、メイン液晶ユニットになる装飾図柄表示装置208、サブ液晶ユニットになる第一の可動体260、チャンスと表示された第二の可動体270、およびPOVディスプレイ280が示されている。図262に示す演出の概要は、現在行われている変動表示における予告として、装飾図柄表示装置208に主人公(殿様)のキャラクタが登場し、POVディスプレイ280に移動して、大当りする。といったものになる。以下、詳しく説明する。
図262(a)では、第一の可動体260は初期位置にあり、装飾図柄表示装置208の表示画面の一部を隠している。第二の可動体270も初期位置にある。POVディスプレイ280も、その第二の可動体270の裏側の初期位置にあり、POVディスプレイ280は遊技者からは見えない。装飾図柄表示装置208には、空の背景画像に装飾図柄のハズレの組合せ(「装飾2」−「装飾3」−「装飾2」)が停止表示されている。なお、この例では、保留アイコンも変動中アイコンも表示されていなが、図260に示す例のように表示されていてもよい。第一の可動体260には、海の背景画像のみが表示されている。以下、図262(j)まで、図260(j)と同じであるため説明は省略する。
図262(k)では、動作開始位置で定速回転しているLEDアレイ282に、敵役の侍のキャラクタの絵柄の表示は開始されず、LEDアレイ282は動作開始位置から右側に向かって移動を開始し、LEDアレイ282の回転領域sは、装飾図柄表示装置208におけるベゼル208qの右端にオーバラップしている。図262(l)では、装飾図柄表示装置208の左側に、主人公(殿様)のキャラクタの絵柄tの表示が開始されている。この殿様のキャラクタの絵柄tは第一の絵柄の一例に相当し、その絵柄tの表示は、第一の演出表示の一例に相当する。その後、殿様のキャラクタの絵柄tが、右側に移動した、LEDアレイ282の回転領域sに向かって近づいてくる。図262(l)に示すLEDアレイ282の回転領域sには何も表示されていない。図262(m)では、殿様のキャラクタの絵柄tの表示の、一部(ここでは左側半分)が装飾図柄表示装置208に表示され、残りの部分(ここでは右側半分)がPOVディスプレイ280に表示されている。すなわち、殿様のキャラクタの絵柄tは、装飾図柄表示装置208とPOVディスプレイ280に跨って表示されている。図262(n)では、殿様のキャラクタの絵柄tの表示が、POVディスプレイ280に完全に移動し、殿様のキャラクタの絵柄tの表示全体が、右側に移動したLEDアレイ282の回転領域sの中央に表示されている。図262(m)〜同図(n)に示すLEDアレイ282の回転領域sに表示された、一部又は全部の殿様のキャラクタの絵柄tの表示は、第二の演出表示の一例に相当する。なお、この例とは逆に、装飾図柄表示装置208の右側に、主人公(殿様)のキャラクタの絵柄の表示が開始され、その殿様のキャラクタの絵柄の表示に、LEDアレイ282の回転領域sが近づいていき、殿様のキャラクタの絵柄tの表示の、右側部分が装飾図柄表示装置208に表示され、左側部分がPOVディスプレイ280に表示された状態を経て、殿様のキャラクタの絵柄tの表示全体が、右側に移動したLEDアレイ282の回転領域sの中央に表示される場合があってもよい。
図262(o)では、回転するLEDアレイ282が動作開始位置に向かって移動を開始する。移動するLEDアレイ282の回転領域sの中央には、殿様のキャラクタの絵柄tが表示され続けている。図262(p)では、LEDアレイ282が動作開始位置に戻り、これに応じて、第一の可動体260のパネル260pでは、大当りの装飾図柄の組合せ(ここでは「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」)の揺れ表示(仮停止表示)が開始される。
図262(q)では、LEDアレイ282の回転は、動作開始位置において減速し、POVディスプレイ280から殿様のキャラクタの絵柄tの表示が消える。図262(r)では、LEDアレイ282の回転が初期姿勢で停止する。なお、図260に示す例とは異なり、LEDアレイ282の回転領域sの裏側位置には、これまでPOVディスプレイ280に表示されていた殿様のキャラクタの絵柄tと同じ絵柄は表示されていない。図262(s)では、LEDアレイ282が、第二の可動体270の裏側の初期位置に向けて上昇している。なお、図262(p)で開始された、第一の可動体260のパネル260pにおける、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」)の揺れ表示(仮停止表示)は継続している。なお、この揺れ表示は、LEDアレイ282が初期位置に戻るまで継続してもよいし、LEDアレイ282が上昇動作を開始するまでしか継続しないものであってもよい。
図262(t)では、LEDアレイ282が初期位置に到達している。また、これまで退避位置にあった第一の可動体260が初期位置に復帰するとともに、第一の可動体260に表示されていた装飾図柄が、装飾図柄表示装置208に復帰し、装飾図柄表示装置208では、大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」)が確定表示(停止表示)される。さらに、装飾図柄表示装置208では背景画像が空の背景画像に復帰し、第一の可動体260では背景画像が海の背景画像に復帰している。
なお、この図262における例で停止表示された大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」)と、図261における例で停止表示された大当りの装飾図柄の組合せ(「装飾2」−「装飾2」−「装飾2」)とを比較すると、図262における例で停止表示された大当りの装飾図柄の組合せの方が有利な大当りの装飾図柄の組合せである。すなわち、図260における大当りの装飾図柄の組合せは確変無しの大当りの装飾図柄の組合せであるのに対して、図262における大当りの装飾図柄の組合せは確変付きの大当りの装飾図柄の組合せである。あるいは、図262における大当りの装飾図柄の組合せの方が大当り遊技のラウンド数が多いものであってもよい。また反対に、図260における大当りの装飾図柄の組合せの方が、図262における大当りの装飾図柄の組合せよりも有利な大当りであってもよい。
図263は、図262(k)から続くボタン予告の例を段階的に示す図である。
図263(l’)は、図262(k)から続く状態である。この図263(l’)に示す、装飾図柄表示装置208におけるベゼル208qの右端にオーバラップしているLEDアレイ282の回転領域sには、図262(l)に示すLEDアレイ282の回転領域sと同じく、何も表示されていない。しかしながら、図263(l’)に示すLEDアレイ282の回転領域sには、図246に示すチャンスボタン136の絵柄136’が点線で表示されている。これは、装飾図柄表示装置208におけるパネル208pの、LEDアレイ282の回転領域sの裏側部分に、チャンスボタン136の絵柄136’が表示されていることを表すものであり、装飾図柄表示装置208に表示されたこのチャンスボタン136の絵柄136’は視認困難である。装飾図柄表示装置208におけるパネル208pの、LEDアレイ282の回転領域sの裏側部分に表示されているチャンスボタンの絵柄136’は第一の絵柄の一例に相当し、その絵柄136’の表示は、第一の演出表示の一例に相当する。
図263(l’)に続く同図(m’)に示すLEDアレイ282の回転領域sには、チャンスボタンの絵柄136’が実線で表示されている。これは、POVディスプレイ280、すなわちLEDアレイ282の回転領域sに、チャンスボタンの絵柄136’が表示されていることを表すものである。なお、図263(m’)に示す装飾図柄表示装置208におけるパネル208pの、LEDアレイ282の回転領域sの裏側部分にも、チャンスボタンの絵柄が表示されている。すなわち、POVディスプレイ280と装飾図柄表示装置208それぞれの互いに一致する位置に重なってチャンスボタンの絵柄136’が表示されている。
図263(n’)では、LEDアレイ282の回転領域sの位置は変化していないが、チャンスボタンの絵柄136’が左に向かって移動しており、チャンスボタンの絵柄136’の右半分はPOVディスプレイ280に表示されており、その左半分は装飾図柄表示装置208に表示されている。すなわち、チャンスボタンの絵柄136’がLEDアレイ282の回転領域sから出て行くアニメーションが表示されており、図263(n’)では、チャンスボタンの絵柄136’が、POVディスプレイ280と装飾図柄表示装置208に跨って表示されている。なお、装飾図柄表示装置208には、チャンスボタンの絵柄136’全体が表示されているが、その右半分には、LEDアレイ282の回転領域sに表示された右半分がオーバラップしている。
図263(m’)〜同図(n’)に示すLEDアレイ282の回転領域sに表示された、一部又は全部のチャンスボタンの絵柄136’の表示は、第二の演出表示の一例に相当し、この例では、図263(m’)〜同図(n’)において、第一の演出表示(装飾図柄表示装置208の絵柄136’の表示)と第二の演出表示(POVディスプレイ280の絵柄136’の表示)は、一緒に行われるように構成されている。
図263(o’)では、チャンスボタンの絵柄136’がLEDアレイ282の回転領域sから完全に抜け出て、POVディスプレイ280と装飾図柄表示装置208のうち、装飾図柄表示装置208のみに表示されている。そして、図263(p’)に示す装飾図柄表示装置208では、チャンスボタンの絵柄136’に、チャンスボタン136の操作を促す絵柄(「押せ」という文字絵柄と下向きの矢印の絵柄)が追加されている。このチャンスボタンの絵柄136’とチャンスボタン136の操作を促す絵柄の表示は、第一の演出表示の一例に相当する。また、実物のチャンスボタン136も、内蔵されているチャンスボタンランプ138が発光し、プッシュという文字が浮かび上がっている。この図263(p’)に示す第一の可動体260には、リーチ状態の装飾図柄の組合せが表示されている。
図263(q’)では、チャンスボタン136が押し下げられる。チャンスボタン136が押し下げられると、図263(r’)に示すように、装飾図柄表示装置208から、チャンスボタンの絵柄136’およびその操作を促す絵柄が消え、POVディスプレイ280には「大当り」の文字絵柄が表示される。また、第一の可動体260では、大当りの装飾図柄の組合せの揺れ表示(仮停止表示)が開始される。
図263(s’)では、回転するLEDアレイ282が動作開始位置に向かって移動を開始する。移動するLEDアレイ282の回転領域sには、大当りの文字絵柄が表示され続けている。図263(t’)では、LEDアレイ282が動作開始位置に戻り、LEDアレイ282の回転は、動作開始位置において減速し、POVディスプレイ280から大当りの文字絵柄の表示が消える。図263(u’)では、LEDアレイ282の回転が初期姿勢で停止し、同図(v’)では、LEDアレイ282が、第二の可動体270の裏側の初期位置に向けて上昇している。なお、図263(r’)で開始された、第一の可動体260のパネル260pにおける、大当りの装飾図柄の組合せの揺れ表示(仮停止表示)は継続している。
図263(w’)では、LEDアレイ282が初期位置に到達している。また、これまで退避位置にあった第一の可動体260が初期位置に復帰するとともに、その第一の可動体260に表示されていた装飾図柄が、装飾図柄表示装置208に復帰し、装飾図柄表示装置208では、大当りの装飾図柄の組合せが確定表示(停止表示)される。さらに、装飾図柄表示装置208では背景画像が空の背景画像に復帰し、第一の可動体260では背景画像が海の背景画像に復帰している。
以上説明したボタン予告が、図柄変動の実行中に行われた場合の方が、行われない場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、このボタン予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、このボタン予告が実行されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、このボタン予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
図264は、図262(g)から続く他の例を段階的に示す図である。
図264(h’)は、LEDアレイ282が動作開始位置に到達した図262(g)から続く状態である。この図264(h’)では、LEDアレイ282が回転を開始せず、初期姿勢を保ったまま、動作開始位置から上昇を始め、同図(i’)では、LEDアレイ282が初期位置に到達している。また、第一の可動体260に表示されていた装飾図柄が、装飾図柄表示装置208に復帰し、装飾図柄表示装置208では、ハズレの装飾図柄の組合せ(ここでは「装飾3」−「装飾2」−「装飾3」)が確定表示(停止表示)される。さらに、装飾図柄表示装置208では背景画像が空の背景画像に復帰し、第一の可動体260では背景画像が海の背景画像に復帰している。この例では、LEDアレイ282が動作開始位置に下降してきたにも関わらず回転を開始せず、POVディスプレイ280に表示がさっることなく、装飾図柄表示装置208にハズレの装飾図柄の組合せが確定表示される。すなわち、バーサ予告が開始されることを期待させておいて、実際にはバーサ予告が開始されないという例になる。
図柄変動の実行中に、図260(h)に示すようにLEDアレイ282が回転を開始した場合の方が、図264に示すように回転を開始しなかった場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、LEDアレイ282が回転を開始した時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、LEDアレイ282が回転を開始しなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、LEDアレイ282が回転を開始した時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
図265は、図263(l’)から続く他の例を段階的に示す図である。
図265(m’’)は、LEDアレイ282の回転領域sの裏側部分にチャンスボタン136の絵柄136’が表示されている図263(l’)から続く状態である。この図265(m’’)では、LEDアレイ282の回転領域sには依然として何も表示されず、その裏側部分にチャンスボタンの絵柄136’が表示されている。無表示のLEDアレイ282の回転領域sは、動作開始位置に向けて移動を開始し(図265(n’’))、図265(o’’)では、LEDアレイ282の回転が、動作開始位置において減速し、図265(p’’)では、LEDアレイ282の回転が初期姿勢で停止する。装飾図柄表示装置208におけるパネル208pの、LEDアレイ282の回転領域sの裏側部分に表示されていたチャンスボタン136の絵柄136’は、LEDアレイ282が回転を減速し始めると消える。あるいは、定速で回転するLEDアレイ282が動作開始位置に到達すると消える。なお、LEDアレイ282が回転を減速し始めても、第一の可動体260には、リーチ状態の装飾図柄の組合せが表示されている。この例では、結局、遊技者にはチャンスボタン136の絵柄136’が明確には見えず、あるいは全く見えず、チャンスボタン136の操作を促す絵柄は一切表示されないため、チャンスボタン136が操作されることはない。
図265(q’’)では、LEDアレイ282が、第二の可動体270の裏側の初期位置に向けて上昇している。図265(q’’)に示す第一の可動体260には、リーチ状態の装飾図柄の組合せが依然として表示されている。
図265(r’’)では、LEDアレイ282が初期位置に到達している。また、これまで退避位置にあった第一の可動体260が初期位置に復帰するとともに、その第一の可動体260に表示されていた装飾図柄が、装飾図柄表示装置208に復帰し、装飾図柄表示装置208では、大当りの装飾図柄の組合せが確定表示(停止表示)される。さらに、装飾図柄表示装置208では背景画像が空の背景画像に復帰し、第一の可動体260では背景画像が海の背景画像に復帰している。
図柄変動の実行中に、図263(m’)に示すようにLEDアレイ282の回転領域sにチャンスボタンの絵柄136’が表示された場合の方が、図265に示すように、LEDアレイ282が回転しても表示されない場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、その回転領域sにチャンスボタンの絵柄136’が表示開始された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、その回転領域sにチャンスボタンの絵柄136’が表示されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、その回転領域sにチャンスボタンの絵柄136’が表示開始された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
図266は、図262(c)から続く他の例を段階的に示す図である。
図266(d’)は、第一の可動体260が初期位置にある図262(c)から続く状態である。この図266(d’)では、第一の可動体260が退避位置に移動せず、初期位置に位置したままであり、同図(e’)に示す装飾図柄表示装置208では、ハズレの装飾図柄の組合せが確定表示(停止表示)される。
図柄変動の実行中に、図260(c)に示すように第一の可動体260が退避位置へ移動した場合の方が、図266に示すように初期位置に位置したままである場合より、POVディスプレイ280が動作の準備を開始すること、引いては、バーサ予告が開始されることを遊技者に期待させることができ、実際にも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい。また、第一の可動体260が退避位置へ移動を開始した時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよいし、あるいは、第一の可動体260が初期位置に位置したままである図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。
図267は、図262(i)から続く、大当りになる他の例を段階的に示す図である。
図267(j’)は、LEDアレイ282が回転を開始し、加速している最中の図262(i)から続く状態である。この図267(j’)では、LEDアレイ282の回転がさらに加速し、定速に到達する前に絵柄が表示される。すなわち、図267(j’)に示すPOVディスプレイ280では、殿様のキャラクタの絵柄tの表示が開始されており、LEDアレイ282の回転速度が定速に達した同図(k’)でも、その絵柄tの表示が維持されている。この例では、定速に達したLEDアレイ282の回転領域sに絵柄が表示されていると、それまでリーチ状態であった第一の可動体260では、大当りの装飾図柄の組合せの揺れ表示(仮停止表示)が開始される。なお、図267(k’)であっても、LEDアレイ282の回転領域sは移動していない。
図267(l’)では、LEDアレイ282の回転が減速し、POVディスプレイ280から殿様のキャラクタの絵柄tの表示が消える。なお、LEDアレイ282の回転が減速し始めても、一定期間(例えば、ある速度に低下するまで)は、殿様のキャラクタの絵柄tが表示され続けていてもよい。
図267(m’)では、LEDアレイ282の回転が初期姿勢で停止し、同図(n’)では、LEDアレイ282が、第二の可動体270の裏側の初期位置に向けて上昇している。そして、図267(o’)では、LEDアレイ282が初期位置に到達している。また、これまで退避位置にあった第一の可動体260が初期位置に復帰するとともに、その第一の可動体260に表示されていた装飾図柄が、装飾図柄表示装置208に復帰し、装飾図柄表示装置208では、大当りの装飾図柄の組合せ(ここでは「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」)が確定表示(停止表示)される。さらに、装飾図柄表示装置208では背景画像が空の背景画像に復帰し、第一の可動体260では背景画像が海の背景画像に復帰している。
図268は、図262(i)から続く、ハズレになる例を段階的に示す図である。
図268(j’’)は、LEDアレイ282が回転を開始し、加速している最中の図262(i)から続く状態である。この図268(j’’)も、先の図267(j’)と同じく、LEDアレイ282の回転がさらに加速し、定速に到達する前に絵柄が表示される。すなわち、LEDアレイ282の回転の加速中に、殿様のキャラクタの絵柄tが表示される。そして、LEDアレイ282の回転速度が定速に達すると、同図(k’’)に示すように、その絵柄tの表示は消えてしまう。この例では、定速に達したLEDアレイ282の回転領域sに何も表示されておらず、第一の可動体260はリーチ状態のままである。
図268(l’’)では、LEDアレイ282の回転が減速し、同図(m’’)では、LEDアレイ282の回転が初期姿勢で停止する。なお、LEDアレイ282の回転が定速に達し、POVディスプレイ280において、殿様のキャラクタの絵柄tが消える代わりに、「残念」という文字絵柄を表示してもよいし、あるいは、LEDアレイ282の回転が減速し始めたてからの一定期間(例えば、ある速度に低下するまで)、「残念」という文字絵柄を表示してもよい。
図268(n’’)では、LEDアレイ282が、第二の可動体270の裏側の初期位置に向けて上昇している。そして、図268(o’’)では、LEDアレイ282が初期位置に到達している。また、これまで退避位置にあった第一の可動体260も初期位置に復帰している。さらに、第一の可動体260ではリーチ状態にあった装飾図柄の表示が、装飾図柄表示装置208に復帰し、図268(o’’)に示す装飾図柄表示装置208では、ハズレの装飾図柄の組合せ(ここでは「装飾3」−「装飾2」−「装飾3」)が確定表示(停止表示)される。また、装飾図柄表示装置208では背景画像が空の背景画像に復帰し、第一の可動体260では背景画像が海の背景画像に復帰している。
図柄変動の実行中に、図267(k’)に示すように一定速度に達したLEDアレイ282の回転領域sに絵柄が表示された場合の方が、図268(k’’)に示すように消えてしまう、あるいは表示されない場合より、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、その回転領域sに絵柄が表示開始された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、絵柄が、消えてしまったり表示されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、その回転領域sに絵柄が表示開始された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
図269は、サブ液晶ユニットになる第一の可動体260が、図258や図259に示す機構によって高速回転することで残像効果による絵柄を表示する演出の一例を段階的に示す図である。この図では、(a)から(r)の順に進む。この図269にも、メイン液晶ユニットになる装飾図柄表示装置208、サブ液晶ユニットになる第一の可動体260、チャンスと表示された第二の可動体270が示されているが、図260〜図268に示されていたPOVディスプレイ280は省略されている。図269に示す演出の概要は、サブ液晶ユニットになる第一の可動体260を用いた、現在行われている変動表示のバーサ予告になる。すなわち、ここでの演出では、第一の可動体260がPOVディスプレイの一例に相当する。以下、詳しく説明する。
図269(a)では、第一の可動体260は初期位置にあり、装飾図柄表示装置208の表示画面の一部を隠している。第二の可動体270も初期位置にある。図269(a)に示す装飾図柄表示装置208には、空の背景画像に装飾図柄のハズレの組合せが停止表示されている。なお、この例でも、保留アイコンも変動中アイコンも表示されていなが、図260に示す例のように表示されていてもよい。第一の可動体260には、海の背景画像のみが表示されている。
図269(b)では、特図の変動表示が開始され、その特図の変動表示の開始に応じて、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始される。図269(c)では、第一の可動体260が退避位置に移動し、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cでリーチ状態に発展し、同図(d)では、リーチ状態の装飾図柄の表示が、右上に縮小表示される。
図269(e)では、左端の退避位置にある第一の可動体260が、装飾図柄表示装置208のベゼル208qの下端部分に沿って右側に向けて移動し、同図(f)では、右側に向けて移動している第一の可動体260が、左右方向中央を少し過ぎたところで上昇を開始している。上昇を開始した第一の可動体260は、図269(g)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央領域で停止する。上昇を停止した第一の可動体260では、第一の可動体260が回転動作を開始する準備として、海の背景画像から無模様の背景画像に切り替わる。
図269(h)では、第一の可動体260が、遊技者から見た場合には反時計回りの方向に回転を開始し、同図(i)ではその回転が加速し、同図(j)では、第一の可動体260は、加速回転を終え、定速回転に移行している。第一の可動体260の回転領域206sは、右上に縮小表示された装飾図柄の表示には重ならないが、その装飾図柄の表示の一部又は全部に重なってもよい。第一の可動体260は、定速回転に移行すると、残像効果による絵柄を表示可能であるが、図269(j)のタイミングでは、まだ絵柄は表示されていない。なお、定速回転に達すると同時に残像効果による絵柄を表示してもよいし、あるいは定速回転に達する前から残像効果による絵柄を表示可能とし、定速回転に達する前から絵柄を表示していてもよい。
図269(k)示す、定速回転する第一の可動体260では、大当りの文字絵柄の表示が開始される。また、大当りの文字絵柄の表示が開始されたことに応じて、これまでリーチ状態の表示であった、右上に縮小表示されている装飾図柄の表示が、大当りの装飾図柄の組合せ(ここでは「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」)の揺れ表示(仮停止表示)になる(図269(l)参照)。なお、この大当りの装飾図柄の組合せの揺れ表示は、大当りの文字絵柄の表示が開始されると同時であってもよいし、開始後であってもよい。
図269(m)では、第一の可動体260の回転領域206sの位置は変化していないが、大当りの文字絵柄が斜め左上に向かって移動しており、“当り”の文字絵柄は第一の可動体260の回転領域206sに表示されており、“大”の文字絵柄は装飾図柄表示装置208に表示されている。すなわち、大当りの文字絵柄が第一の可動体260の回転領域206sから出て行くアニメーションが表示されており、図269(m)では、大当りの文字絵柄が、第一の可動体260と装飾図柄表示装置208に跨って表示されている。図269(k)〜同図(m)に示す第一の可動体260の回転領域206sに表示された、一部又は全部の大当りの文字絵柄の表示は、第二の演出表示の一例に相当する。なお、第一の可動体260の回転領域206sにも、大当りの文字絵柄の他に、他の絵柄(例えば、小判の絵柄やエフェクトを表す絵柄等)が表示されていてもよく、この“他の絵柄”も含めて第二の演出表示の一例としてもよい。
また、第一の可動体260の回転領域206sに大当りの文字絵柄が表示され始めたこと(図269(k))に応じて、装飾図柄表示装置208でも、その回転領域206sの裏側部分に大当りの文字絵柄の表示を開始してもよい。なお、装飾図柄表示装置208における大当りの文字絵柄の表示は、回転領域206sに大当りの文字絵柄が表示されると同時であってもよいし、大当りの文字絵柄が表示された後であってもよい。また、図269(m)に示す装飾図柄表示装置208では、大当りの文字絵柄全部が表示されているが、“当り”の文字絵柄の部分には、第一の可動体260の回転領域206sが重なっている態様であってもよい。
図269(n)では、大当りの文字絵柄が、第一の可動体260の回転領域206sから完全に抜け出て、装飾図柄表示装置208の左上に表示されている。この大当りの文字絵柄は第一の絵柄の一例に相当し、その絵柄の表示は、第一の演出表示の一例に相当する。装飾図柄表示装置208のパネル208pには、大当りの文字絵柄の他に、他の絵柄(例えば、小判の絵柄やエフェクトを表す絵柄等)が表示されていてもよく、この“他の絵柄”も含めて第一の演出表示の一例としてもよい。なお、図269(n)に示す第一の可動体260の回転領域206sには、何も表示されていない。図269(o)では、第一の可動体260の回転が減速し、同図(p)では、第一の可動体260の回転が初期姿勢で停止する。図269(q)では、第一の可動体260が下降し、この第一の可動体260では背景画像が海の背景画像に復帰している。さらに、図269(r)では、第一の可動体260が、装飾図柄表示装置208のベゼル208qの下端部分に沿って左側に向けて移動し、初期位置に復帰している。第一の可動体260が初期位置に復帰したことに応じて、それまで右上の領域で、揺れ変動していた装飾図柄の縮小表示が、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cに復帰し、大当りの装飾図柄の組合せが確定表示(停止表示)される。さらに、装飾図柄表示装置208では背景画像が空の背景画像に復帰する。なお、確定表示は、第一の可動体260が初期位置に復帰すると同時であってもよいし、復帰した後であってもよい。
以上説明した図269に示す例では、第一の可動体260の回転領域206sに残像効果による絵柄が表示されており、この残像効果による絵柄が表示されることも、バーサ予告の一例である。図柄変動の実行中に、このバーサ予告が実行された場合の方が、バーサ予告が実行されなかった場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、このバーサ予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、このバーサ予告が実行されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、このバーサ予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
図270は、図269(g)から続く、ボタン予告の例を段階的に示す図である。
図270(h’)は、第一の可動体260が装飾図柄表示装置208の中央領域まで上昇した図269(g)から続く状態である。この図270(h’)では、停止した状態の第一の可動体260に、チャンスボタンの絵柄136’’と、チャンスボタン136の操作を促す絵柄(「押せ」という文字絵柄と下向きの矢印の絵柄)が表示されている。また、実物のチャンスボタン136も、内蔵されているチャンスボタンランプ138が発光し、プッシュという文字が浮かび上がっている。このような、チャンスボタン136の操作を促す演出は、ボタン予告の一例に相当し、図270(h’)ではボタン予告が開始されている。
図270(i’)では、チャンスボタン136が押し下げられる。チャンスボタン136が押し下げられると、図270(j’)に示すように、第一の可動体260から、チャンスボタンの絵柄136’’およびその操作を促す絵柄が消え、その第一の可動体260が、回転を開始する。すなわち、チャンスボタン136の操作に応じて第一の可動体260が回転を開始する。
図270(k’)では、第一の可動体260の回転が加速し、同図(l’)では、第一の可動体260は、加速回転を終え、定速回転に移行している。この図270(l’)に示す第一の可動体260の回転領域206sには、残像効果による大当りの文字絵柄が表示され、バーサ予告が開始されている。この例では、第一の可動体260の回転速度が定速に達すると同時に、大当りの文字絵柄が表示される。第一の可動体260が回転を開始してから回転速度が定速に達するまでは一瞬であり、この例では、チャンスボタン136の操作に応じて、残像効果により大当りの文字絵柄が表示されているように見える。すなわち、ボタン予告からバーサ予告に発展する。
図270(m’)では、これまでリーチ状態の表示であった、右上に縮小表示されている装飾図柄の表示が、大当りの装飾図柄の組合せの揺れ表示(仮停止表示)になる。なお、この例では、大当りの文字絵柄が移動することはなく、第一の可動体260の回転領域206s内に留まっている。
図270(n’)では、第一の可動体260の回転が減速し、回転領域206s内に表示されていた大当りの文字絵柄が消える。図270(o’)では、第一の可動体260の回転が初期姿勢で停止する。図270(p’)では、第一の可動体260が下降し、この第一の可動体260では背景画像が海の背景画像に復帰している。さらに、図270(q’)では、図269(r)と同じく、第一の可動体260が初期位置に復帰し、装飾図柄表示装置208では、背景画像が空の背景画像に復帰し、図柄表示領域208a〜208cに大当りの装飾図柄の組合せが確定表示(停止表示)される。
図271は、図270(i’)から続く、ボタン予告からバーサ予告へ発展しない例を段階的に示す図である。
図271(j’’)は、第一の可動体260にチャンスボタンの絵柄136’’およびその操作を促す絵柄が表示されている状態でチャンスボタン136が押し下げられた図270(i’)から続く状態である。チャンスボタン136が押し下げられると、この図271(j’’)に示すように、第一の可動体260から、チャンスボタンの絵柄136’’およびその操作を促す絵柄が消えるが、この例では、第一の可動体260の回転は開始されない。
図271(k’’)では、第一の可動体260が下降を開始し、この第一の可動体260では背景画像が海の背景画像に復帰している。また、図271(k’’)に示す装飾図柄表示装置208の右上の領域では、リーチ状態の装飾図柄が依然として表示されている。そして、図271(l’’)では、第一の可動体260が初期位置に復帰し、装飾図柄表示装置208では、背景画像が空の背景画像に復帰し、図柄表示領域208a〜208cにハズレの装飾図柄の組合せが確定表示(停止表示)される。
図柄変動の実行中に、図270(h’)に示すようなボタン予告が表示された場合の方が、表示されない場合より、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、このボタン予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、このボタン予告が実行されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、このボタン予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。さらに、上述したように、図柄変動の実行中に、図269(k)等に示すバーサ予告が実行された場合の方が、図271に示すようにバーサ予告が実行されなかった場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、このバーサ予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、このバーサ予告が実行されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、このバーサ予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
図272は、図269(i)から続く、第一の可動体260を用いた別のタイプのバーサ予告で大当りする例を段階的に示す図である。
図272(h’)は、装飾図柄表示装置208の中央領域まで上昇してきた第一の可動体260が示された図269(i)から続く状態である。この図272(h’)では、第一の可動体260が、初期姿勢を保ったまま、右側へ移動を開始する。図272(h’)に示す、右下側に位置する第一の可動体260では、左上に“当り”の文字絵柄が表示されている。
図272(i’)〜同図(k’)に示すように、第一の可動体260は、初期姿勢を保ったまま循環移動を開始する。図272(i’)に示す、右上側に位置する第一の可動体260では、左下に“当り”の文字絵柄が表示されている。図272(j’)に示す、左上側に位置する第一の可動体260では、右下に“大当”の文字絵柄が表示されている。図272(k’)に示す、左下側に位置する第一の可動体260では、右上に“大当”の文字絵柄が表示されている。このように、循環移動する第一の可動体260は、位置に応じて文字絵柄を変え、循環移動の移動速度が速くなってくると、図272(l’)に示すように、残像効果により大当りの文字絵柄が表示されているように見える。第一の可動体260の循環移動の領域260s’は、右上に縮小表示された装飾図柄の表示には重ならないが、その装飾図柄の表示の一部又は全部に重なってもよい。
図272(m’)では、循環移動する第一の可動体260に、残像効果による大当りの文字絵柄が表示されている状態で、装飾図柄表示装置208の右上に縮小表示されたリーチ状態の装飾図柄の表示が、大当りの装飾図柄の組合せの揺れ表示(仮停止表示)になる。なお、この揺れ表示の開始は、第一の可動体260に、残像効果による大当りの文字絵柄が表示され始めるタイミングと同じであってもよいし、そのタイミングよりも後であってもよい。
図272(n’)では、循環移動を行っていた第一の可動体260が停止し、残像効果による大当りの文字絵柄が消え、図272(o’)では、第一の可動体260が初期位置に復帰し、装飾図柄表示装置208では、背景画像が空の背景画像に復帰し、図柄表示領域208a〜208cに大当りの装飾図柄の組合せが確定表示(停止表示)される。
図273は、図272と同じく図269(i)から続くバーサ予告の例であるが、ハズレになる例を段階的に示す図である。
図273(h’)は、装飾図柄表示装置208の中央領域まで上昇してきた第一の可動体260が示された図269(i)から続く状態である。この図273(h’)では、第一の可動体260が、初期姿勢を保ったまま、右側へ移動を開始する。図273(h’)に示す、右下側に位置する第一の可動体260では、左上に“ンス”の文字絵柄を含む表示が行われている。
この図273に示す例でも、第一の可動体260が、初期姿勢を保ったまま循環移動を開始する。図273(i’)に示す、右上側に位置する第一の可動体260では、左下に“ンス”の文字絵柄を含む表示が行われている。図273(j’)に示す、左上側に位置する第一の可動体260では、右下に“チャ”の文字絵柄を含む表示が行われている。図273(k’)に示す、左下側に位置する第一の可動体260では、右上に“チャ”の文字絵柄を含む表示が行われている。
図273(l’)では、循環移動の移動速度が一定速度に達し、第一の可動体260の循環移動の領域260s’には、残像効果によりチャンスの文字絵柄が表示されているように見える。また、第一の可動体260の循環移動の移動速度が一定速度に達すると同時、すなわち残像効果によりチャンスの文字絵柄が表示されると同時に、装飾図柄表示装置208の右上に縮小表示されたリーチ状態の装飾図柄の表示が、ハズレの装飾図柄の組合せの揺れ表示(仮停止表示)になる。なお、ハズレの装飾図柄の組合せの揺れ表示になる前に、一旦、大当りの装飾図柄の組合せの揺れ表示になってから、ハズレの装飾図柄の組合せの揺れ表示になってもよい。
図273(m’)では、同図(l’)に示す状態が継続し、図273(n’)では、循環移動を行っていた第一の可動体260が停止し、残像効果による大当りの文字絵柄が消える。そして、図273(o’)では、第一の可動体260が初期位置に復帰し、装飾図柄表示装置208では、背景画像が空の背景画像に復帰し、図柄表示領域208a〜208cにハズレの装飾図柄の組合せが確定表示(停止表示)される。なお、ハズレの装飾図柄の組合せの揺れ表示から、大当りの装飾図柄の組合せの確定表示に切り替わってもよい。
図272に示す例では、第一の可動体260の循環移動による残像効果の絵柄が表示されており、この残像効果の絵柄が表示されることも、バーサ予告の一例である。図柄変動の実行中に、このバーサ予告が実行された場合の方が、バーサ予告が実行されなかった場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい。加えて、バーサ予告では、大当りの文字絵柄の方が、チャンスの文字絵柄よりも、大当りの信頼度(期待度)は高い。また、このバーサ予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、このバーサ予告が実行されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、このバーサ予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
以上説明した図269〜図273に示す例では、図260〜図268に示されていたPOVディスプレイ280は省略されていたが、このPOVディスプレイ280も合わせて搭載し、第一の可動体260を回転させたり循環移動させて行う図269〜図273に示す演出と、図260〜図268に示すPOVディスプレイ280による演出を、同時に行ってもよいし、ずらして行ってもよい。
図274は、バーサ予告を用いて、保留アイコンの表示態様を変化させる一例を段階的に示す図である。この図では、(a)から(p)の順に進む。この図274にも、メイン液晶ユニットになる装飾図柄表示装置208、サブ液晶ユニットになる第一の可動体260、チャンスと表示された第二の可動体270、およびPOVディスプレイ280が示されている。図274に示す演出の概要は、装飾図柄表示装置208に保留アイコンとして表示されていた絵柄がPOVディスプレイ280上に移動し、そのPOVディスプレイ280上で表示態様が変化して、装飾図柄表示装置208に復帰するように見える。といったものになる。以下、詳しく説明する。
図274(a)では、第一の可動体260は初期位置にあり、装飾図柄表示装置208の表示画面の一部を隠している。第二の可動体270も初期位置にある。POVディスプレイ280も、その第二の可動体270の裏側の初期位置にあり、POVディスプレイ280は遊技者からは見えない。図274(a)に示す装飾図柄表示装置208には、空の背景画像に装飾図柄のハズレの組合せが停止表示されている。また、この装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域には、4つの保留アイコンが表示されており、いずれもデフォルトの表示態様である白丸の表示態様である。なお、4つの保留アイコンは、4つとも特図1の保留アイコンであってもよいし、4つとも特図2の保留アイコンであってもよいし、特図1の保留アイコンと特図2の保留アイコンが混ざっていてもよい。また、図274(a)に示す第一の可動体260には、海の背景画像のみが表示されている。以下、図260に示す例との相違点を中心に説明し、共通する事項については説明を省略することがある。
図274(b)では、保留が一つ消化され、3つの保留アイコンが表示されており、いずれの表示態様もデフォルトの表示態様である。図274(c)では、第一の可動体260が退避位置に移動し、装飾図柄表示装置208では、リーチ状態に発展している。また、POVディスプレイ280が動作の準備を開始する。図274(d)に示す装飾図柄表示装置208では、無模様の背景に、変動中アイコンh0と、3つの保留アイコンが表示されている。
図274(e)では、第二の可動体270の裏側から、POVディスプレイ280が出現し、同図(f)では、POVディスプレイ280の下降は続き、同図(g)で、LEDアレイ282が動作開始位置に到達する。図274(h)では、LEDアレイ282は、動作開始位置で反時計回りの方向に回転を開始し、同図(i)では、LEDアレイ282は、回転を加速している最中である。図274(j)では、LEDアレイ282は、加速回転を終え、定速回転に移行している。ここでのLEDアレイ282の回転領域sは、変動中アイコンh0の一部にオーバラップしているが保留アイコンにはオーバラップしていない。すなわち、3つの保留アイコンの表示態様を総て確認することができる。この段階まで、3つの保留アイコンはいずれも、保留アイコン表示領域208fにおいて、デフォルトの表示態様で表示され続けている。3つの保留アイコンのうち第3保留アイコンh3の絵柄は第一の絵柄の一例に相当し、その絵柄を含む3つの保留アイコンの絵柄の表示は、第一の演出表示の一例に相当する。
図274(k)に示す装飾図柄表示装置208では、3つの保留アイコンのうちの第3保留アイコンh3が、保留アイコン表示領域208fからLEDアレイ282の回転領域sに向かって移動するアニメーションが表示され、保留アイコン表示領域208fには、2つの保留アイコンしか表示されていない。図274(l)では、第3保留アイコンh3を表す絵柄h3’のうち、右半分が装飾図柄表示装置208に表示され、左半分がLEDアレイ282の回転領域sに表示されている。すなわち、第3保留アイコンを表す絵柄h3’が、装飾図柄表示装置208とPOVディスプレイ280に跨って表示されている。そして、図274(m)では、装飾図柄表示装置208とPOVディスプレイ280に跨って表示されている、第3保留アイコンを表す絵柄h3’の表示態様が、白丸から黒い菱形に変化し、一瞬輝きを増す。表示態様が変化した絵柄h3’は、図274(n)に示すように、POVディスプレイ280に全部が表示されるように一旦なる。すなわち、これまで、装飾図柄表示装置208とPOVディスプレイ280に跨って、LEDアレイ282の回転領域sの縁付近に表示されていた絵柄h3’が、LEDアレイ282の回転領域s内に入り込むように移動する。黒い菱形の絵柄h3’は、その後、図274(o)に示すように、LEDアレイ282の回転領域sの縁付近に再び移動する。図274(o)では、黒い菱形の絵柄h3’が、POVディスプレイ280と装飾図柄表示装置208に再び跨って表示されている。図274(l)〜同図(o)に示すLEDアレイ282の回転領域sに表示された、一部又は全部の第3保留アイコンを表す絵柄h3の表示は、第二の演出表示の一例に相当する。
図274(p)では、POVディスプレイ280と装飾図柄表示装置208に跨って表示されていた、黒い菱形の絵柄h3’が、保留アイコン表示領域208fに復帰し、その保留アイコン表示領域208fでも、黒い菱形の第3保留アイコンh3として表示され、先読み予告が行われている。
なお、図274(j)に示すLEDアレイ282が定速で回転する状態になっても、保留アイコンの表示態様の変化が行われず、LEDアレイ282の回転が終了する場合もあることから、図274(l)から同図(o)にかけてがバーサ予告になり、ここでのバーサ予告は先読み予告の開始に相当する。
また、この図274における例では、バーサ予告を用いて、デフォルトの表示態様(白丸の表示態様)が先読み予告の表示態様(黒い菱形の表示態様)に変化する例であったが、デフォルトの表示態様も、大当りの信頼度〔期待度〕が0%あるいは著しく低い先読み予告の表示態様の一種ととらえることもできる。また、バーサ予告を用いて、黒い菱形の表示態様よりも信頼度が低い黒丸の先読み予告の表示態様が、黒い菱形の表示態様に変化してもよく、あるいは反対に、黒い菱形の表示態様よりも信頼度が高い「熱」と記された先読み予告の表示態様が、黒い菱形の表示態様に変化してもよい。
図275は、図274(l)から続く、バーサ予告を用いて変動中アイコンの表示態様を変化させる一例を段階的に示す図である。
図275(l’)は、第3保留アイコンh3がLEDアレイ282の回転領域sに向かって移動するアニメーションが行われている図274(k)から続く状態である。この図275(l’)に示すLEDアレイ282の回転領域sには何も表示されていない。しかしながら、図275(l’)に示すLEDアレイ282の回転領域sには、点線で表された丸印が示されている。これは、装飾図柄表示装置208におけるパネル208pの、LEDアレイ282の回転領域sの裏側部分に、デフォルトの表示態様の第3保留アイコンh3の絵柄h3’’が表示されていることを表すものである。ただし、この絵柄h3’’は、回転するLEDアレイ282によって視認困難である。遊技者には、移動してきた第3保留アイコンh3がLEDアレイ282の回転領域sに消えてしまったように見える。
図275(m’)に示すLEDアレイ282の回転領域sには、点線で表された菱形が示されている。これは、上記裏側部分に、菱形の表示態様に変化した第3保留アイコンh3の絵柄h3’’が表示されていることを表すものである。ただし、この絵柄h3’’も、回転するLEDアレイ282によって視認困難である。図275(n’)では、上記裏側部分に表示されていた、菱形の表示態様の絵柄h3’’が、保留アイコン表示領域208fに復帰し、その保留アイコン表示領域208fでも、黒い菱形の第3保留アイコンh3として表示され、先読み予告が行われている。なお、ここでの復帰の様子は、装飾図柄表示装置208に移動アニメーションや増加アニメーションで表示されてもよいし、保留アイコン表示領域208fに、黒い菱形の第3保留アイコンh3が突然表示されるようにしてもよい。また、図275(n’)の装飾図柄表示装置208には、白丸の表示態様の変動中アイコンh0が表示されている。この白丸の表示態様の変動中アイコンh0の絵柄は第一の絵柄の一例に相当し、その絵柄の表示は、第一の演出表示の一例に相当する。
続いて、図275(o’)に示すように、LEDアレイ282の回転領域sに一部がオーバラップしていた、白丸の表示態様の変動中アイコンh0が、その回転領域s内に入り込むように見えるアニメーションが、その回転領域s、すなわちPOVディスプレイ280で表示される。図275(o’)に示すLEDアレイ282の回転領域sには、白丸の表示態様の変動中アイコンh0を表す絵柄h0’が表示されている。そして、図275(p’)に示すLEDアレイ282の回転領域sでは、白丸の表示態様の上記絵柄h0’が白い四角形の表示態様に変化している。LEDアレイ282の回転領域sに表示された変動中アイコンを表す絵柄h0’の表示は、第二の演出表示の一例に相当する。
図275(p’)では、白い四角形の表示態様に変化した上記絵柄h0’が、変動中アイコン表示領域208eに復帰し、その変動中アイコン表示領域208eでも、白い四角形の変動中アイコンh0として表示される。変動中アイコンは、白丸の表示態様がデフォルトの表示態様であって、白い四角形の表示態様は、現在行われている変動表示の予告態様に相当する。
図276は、図275(n’)から続く、変動中アイコンの表示態様を変化させる他の一例を段階的に示す図である。
図276(o’’)は、第3保留アイコンh3の表示態様が変化した図275(n’)から続く状態である。この図276(o’’)に示すLEDアレイ282の回転領域sには何も表示されていない。しかしながら、図276(o’’)に示すLEDアレイ282の回転領域sには、点線で表された丸印が示されている。これは、装飾図柄表示装置208におけるパネル208pの、LEDアレイ282の回転領域sの裏側部分に、デフォルトの表示態様の変動中アイコンh0の絵柄h0’’が表示されていることを表すものである。ただし、この絵柄h0’’は、回転するLEDアレイ282によって視認困難である。遊技者には、LEDアレイ282の回転領域sに一部がオーバラップしていた変動中アイコンh0が、その回転領域sに吸い込まれるようにして消えてしまったように見える。
図276(p’’)に示すLEDアレイ282の回転領域sには、点線で表された四角が示されている。これは、上記裏側部分に、四角形の表示態様に変化した変動中アイコンh0の絵柄h0’’が表示されていることを表すものである。ただし、この絵柄h0’’も、回転するLEDアレイ282によって視認困難である。図276(q’’)では、上記裏側部分に表示されていた、四角形の表示態様の絵柄h0’’が、変動中アイコン表示領域208eに復帰し、その変動中アイコン表示領域208eでも、四角形の変動中アイコンh0として表示され、現在行われている変動表示の予告(通常予告)が行われている。なお、ここでの復帰の様子は、装飾図柄表示装置208に移動アニメーションや増加アニメーションで表示されてもよいし、変動中アイコン表示領域208eに、四角形の変動中アイコンh0が突然表示されるようにしてもよい。
図柄変動の実行中に、保留アイコンの表示態様が、デフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様(例えば、黒い菱形の表示態様)に変化した場合の方が、デフォルトの表示態様のままである場合よりも、保留されている図柄変動が全て消化されるまでに大当り図柄態様が確定表示されやすい。すなわち、保留アイコンの態様として先読み予告態様である黒い菱形の表示態様が表示されなかった場合よりも、表示された場合の方が、該保留アイコンが消化されて開始された図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすい。なお、先読み予告の表示態様は複数種類あり、先読み予告の表示態様によって、大当りの信頼度(期待度)が異なる。また、保留アイコンの表示態様が、デフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変化した時点、あるいはその保留アイコンの表示が開始された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において、最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、
最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。あるいは、この保留アイコンの表示態様の変化が実行されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。
以上説明した図274〜図276に示す例は、図260〜図268に示す例と、共通のPOVディスプレイ280を用いて組み合わせることができる。また、図269〜図273に示す例では、POVディスプレイ280は省略されていたが、このPOVディスプレイ280も合わせて搭載し、第一の可動体260を回転させたり循環移動させて行う図269〜図273に示す演出と、POVディスプレイ280による図274〜図276に示す演出を、同時に行ってもよいし、ずらして行ってもよい。
図277は、図256や図260等に示すPOVディスプレイ280の変形例を示す図である。
この変形例のPOVディスプレイ280’は、左右一対の昇降アーム281’と、その一対の昇降アーム281’の間に配置されたLEDアレイ282’を有する。図277(a)は、LEDアレイ282’が初期姿勢にある状態を示す図であり、紙面手前側が正面側(遊技者側)になり、紙面奥側が裏側になる。LEDアレイ282’には、正面282fと裏面282rのそれぞれの面に、横一列にLED2821’が配置されている。また、図277(a)に示すように、LEDアレイ282’の向かって右側の端部には、右側の昇降アーム281’に固定された回転モータ283の回転軸が連結されている。一方、LEDアレイ282’の左側の端部は、左側の昇降アーム281’に回転自在に支持されている。
図277(b)は、LEDアレイ282’が90度回転した様子を示す図であり、この図では、LED2821’がそれぞれ配置された、LEDアレイ282’の正面282fが、下方になり、LEDアレイ282’の裏面282rが、上方になる。
この変形例のPOVディスプレイ280’では、水平軸を回転中心にして、LEDアレイ282’が回転し、正面と裏面それぞれに配置された各LED2821’の発光態様を変化させることで、遊技者に残像が視認される。すなわち、各LED2821’の回転軌跡に光の残像が生じ、絵柄が表される。
図278は、図277に示すPOVディスプレイ280’を用いたバーサ予告の一例を示す図である。この図では、(a)から(p)の順に進む。図278に示す演出の概要は、図277に示すPOVディスプレイ280’を用いた、現在行われている変動表示のバーサ予告になる。
図278(a)では、第一の可動体260は初期位置にあり、装飾図柄表示装置208の表示画面の一部を隠している。第二の可動体270も初期位置にある。なお、POVディスプレイも、その第二の可動体270の裏側の初期位置にあり、POVディスプレイは遊技者からは見えない。図278(a)に示す装飾図柄表示装置208には、空の背景画像に装飾図柄のハズレの組合せが停止表示されている。なお、この例でも、保留アイコンも変動中アイコンも表示されていなが、図260に示す例のように表示されていてもよい。第一の可動体260には、海の背景画像のみが表示されている。
図278(b)では、特図の変動表示が開始され、その特図の変動表示の開始に応じて、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が開始される。図278(c)では、第一の可動体260が退避位置に移動し、装飾図柄表示装置208ではリーチ状態に発展する。また、POVディスプレイは動作の準備を開始する。図278(d)では、装飾図柄表示装置208の背景画像が消え、リーチ状態の装飾図柄の組合せも消えている。また、退避位置に移動した第一の可動体260でも背景画像が消え、この第一の可動体260には、リーチ状態の装飾図柄の組合せが表示されている。なお、この図278(d)のタイミングでもPOVディスプレイは動作の準備を行っている。
図278(e)では、第二の可動体270の裏側から、POVディスプレイ280’が出現し、同図(f)では、POVディスプレイ280’の下降は続き、同図(g)で、LEDアレイ282’が動作開始位置に到達する。図278(h)では、LEDアレイ282’は、動作開始位置で水平軸を回転中心にした回転を開始し、同図(i)では、LEDアレイ282’は、回転を加速している最中である。図278(j)では、LEDアレイ282’は、加速回転を終え、動作開始位置で定速回転に移行する。LEDアレイ282’では、定速回転に移行すると同時に、残像効果による、大当りの文字絵柄の表示が開始される。図278(k)では、それまでリーチ状態であった第一の可動体260に、大当りの装飾図柄の組合せの揺れ表示(仮停止表示)が開始される。なお、残像効果による絵柄は、大当りの文字絵柄に限られず、他の文字絵柄(例えば、チャンスの文字絵柄)であってもよく、さらには、文字絵柄に限らず、図形や記号等の絵柄であってもよい。
図278(l)では、LEDアレイ282’の回転が、動作開始位置において減速し、POVディスプレイ280’から大当りの文字絵柄の表示が消える。図278(m)では、LEDアレイ282’の回転が初期姿勢で停止し、同図(n)では、LEDアレイ282’が、第二の可動体270の裏側の初期位置に向けて上昇している。
図278(o)では、LEDアレイ282’が初期位置に到達する。図278(p)では、これまで退避位置にあった第一の可動体260が初期位置に復帰するするとともに、その第一の可動体260に表示されていた装飾図柄が、装飾図柄表示装置208に復帰し、装飾図柄表示装置208では、大当りの装飾図柄の組合せが確定表示(停止表示)される。さらに、装飾図柄表示装置208では背景画像が空の背景画像に復帰し、第一の可動体260では背景画像が海の背景画像に復帰している。
図278に示す例では、LEDアレイ282’の回転による残像効果の絵柄が表示されており、この残像効果の絵柄が表示されることも、バーサ予告の一例である。図柄変動の実行中に、このバーサ予告が実行された場合の方が、バーサ予告が実行されなかった場合よりも、該図柄変動において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすいように構成されていてもよいし、このバーサ予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよいし、このバーサ予告が実行されなかった図柄変動において最終的にはずれ図柄態様が必ず確定表示されるように構成されていてもよい。あるいは、このバーサ予告が実行された時点で保留されている図柄変動のうちのいずれかの図柄変動が開始された場合において最終的に大当り図柄態様が確定表示されやすかったり、される場合があるように構成されていてもよい。
以上説明した図278に示す演出は、POVディスプレイ280を用いて行う図260〜図268に示す演出や、図274〜図276に示す演出と、同時に行ってもよいし、交互に行ってもよい。また、図269〜図273に示す例では、POVディスプレイ280は省略されていたが、図277に示すPOVディスプレイ280’も合わせて搭載し、第一の可動体260を回転させたり循環移動させて行う図269〜図273に示す演出と、POVディスプレイ280’による図278に示す演出を、同時に行ってもよいし、ずらして行ってもよい。
また、以上説明したバーサ予告は、現在行われている図柄変動表示を予告対象にした、いわゆる通常予告であったが、先読み予告に適用することもできる。例えば、POVディスプレイに大当りの文字絵柄の表示が行われた図柄変動表示では大当りしないが、保留されている図柄変動が全て消化されるまでに大当り図柄態様が確定表示される場合があってもよい。このようにバーサ予告が先読み予告として行われた場合の方が、行われなかった場合よりも、保留されている図柄変動が全て消化されるまでに大当りの図柄態様が必ず確定表示されたり、確定表示されやすい。あるいは、バーサ予告が先読み予告として行われなかった場合には、保留されている図柄変動が全て消化されるまでハズレの図柄態様が必ず確定表示される。さらに、通常予告であっても先読み予告であっても、大当りの文字絵柄や、主人公の殿様のキャラクタが勝利した絵柄は、大当り確定の絵柄に相当してもよい。
図279は、球抜き報知が行われている際のバーサ予告の一例を示す図である。
下皿満タンエラーが発生すると、エラー報知がなされる。図279(a)は、例えば、図260(ハ)に示す状態で下皿満タンエラーが発生し、装飾図柄表示装置208にエラー報知の一種である「球を抜いて下さい」という文字絵柄が表示されている。この文字絵柄は、装飾図柄表示装置208に表示されていた、殿様のキャラクタの絵柄tの上から表示されている。すなわち、「球を抜いて下さい」という文字絵柄は、殿様のキャラクタの絵柄tが描画されているレイヤよりも手前側(遊技者側)のレイヤに描画される。この結果、「球を抜いて下さい」という文字絵柄が殿様のキャラクタの絵柄tにオーバラップし、殿様のキャラクタの絵柄tは、「球を抜いて下さい」という文字絵柄がなかった場合よりも視認困難になっている。
図279(b)は、例えば、図262(m)に示す状態で下皿満タンエラーが発生した場合の例を示す。この図279(b)では、下皿満タンエラーが発生する前からバーサ予告が開始されており、殿様のキャラクタの絵柄tの表示の、一部(ここでは左側半分)が装飾図柄表示装置208に表示され、残りの部分(ここでは右側半分)がLEDアレイ282の回転領域sに表示されている。すなわち、殿様のキャラクタの絵柄tは、装飾図柄表示装置208とPOVディスプレイ280に跨って表示されている。この状態で、下皿満タンエラーが発生した場合は、「球を抜いて下さい」という文字絵柄が、装飾図柄表示装置208に表示された殿様のキャラクタの絵柄tにオーバラップするが、ここでは、殿様のキャラクタの絵柄tの左半分しか装飾図柄表示装置208には表示されていないため、その左半分にのみオーバーラップする。すなわち、図279(b)に示すように、「抜」の文字絵柄のみが殿様のキャラクタの絵柄tにオーバラップしている。装飾図柄表示装置208には、図279(a)に示す例と同じように、「球を抜いて下さい」という文字絵柄全体が表示されているが、その装飾図柄表示装置208よりも手前に位置するLEDアレイ282の回転領域sによって、「いて下さい」という文字絵柄は視認不可能あるいは視認困難になっており、「い」の文字絵柄の右端のほんの一部が見えている。
以上説明した例では、LEDアレイ282の回転領域s、すなわちPOVディスプレイ280には、エラー報知の絵柄が表示されず、演出の絵柄が優先表示される。なお、POVディスプレイ280にもエラー報知の絵柄を表示してもよく、この場合には、演出の絵柄(ここでは殿様のキャラクタの絵柄tの右半分)の表示に代えて、「いて下さい」という文字絵柄を表示するようにしてもよい。
なお、エラー発生報知(例えば、「扉が開いています」という文字絵柄の表示)やエラー解消報知等のエラー関連報知や、打ち方示唆報知(例えば、「右打ちして下さい」という文字絵柄の表示)も、ここで説明した「球を抜いて下さい」という文字絵柄の表示と同じ様に扱われる。
これまでの説明では、POVディスプレイとして、図256に示すPOVディスプレイ280、図269〜図270に示す回転する第一の可動体260、図272〜図273に示す循環移動する第一の可動体260、図277に示すPOVディスプレイ280’を例にあげたが、POVディスプレイはこれらに限られず、LEDやパネル等の発光体が設けられた可動体の動作中にその発光体の発光態様を変化させることで、遊技者に残像を視認させるように構成されているものであればよく、例えば、回転可能な円板に複数本のLEDアレイを周方向に等間隔で配置したものであってもよいし、回転可能な球体の周面に複数のLEDを配列したものであってもよい。
また、これまで説明したPOVディスプレイ280,280’,260はいずれも、移動できるように構成されていたが、移動できないように構成されていてもよい。また、図260等に示すPOVディスプレイ280は、図278に示すPOVディスプレイ280’のように、動作開始位置から初期位置以外には移動しないものであってもよい。ただし、移動しないものであっても、回転や回動や揺動等の動作は行う。また、POVディスプレイ280,280’,260を装飾図柄表示装置208よりも前側に配置し、遊技者が正面視した場合に、その装飾図柄表示装置208のパネル208pの全ての表示領域がPOVディスプレイ280,280’,260によって隠されないような配置で、POVディスプレイ280,280’,260と装飾図柄表示装置208を設けてもよい。
さらに、POVディスプレイ280,280’,260を、装飾図柄表示装置208等の液晶表示装置の背後に配置し、正面視した場合に、両者はズレていてもよいし、一部又は全部が重なっていてもよい。一部又は全部が重なっている場合には、液晶表示装置の表示パネルは、透過型の表示パネル(例えば、透明液晶パネルや液晶シャッタ等)である。また、装飾図柄表示装置208等の液晶表示装置の表示パネルが移動可能であったり、POVディスプレイ280,280’,260が移動可能であったり、あるいは両者が移動可能であって、該POVディスプレイ280,280’,260は、液晶表示装置の表示パネルの背後であって、その表示パネルによって一部又は全部が隠される状態と、一部又は全部が隠されない状態とに状態変更可能なものであってもよい。
以上、本発明をパチンコ機(弾球遊技機)に適用させた例について詳細に説明したが、本発明の遊技台は、これに限るものではなく、例えば、メダルや遊技球(パチンコ球)を使用する回胴遊技機(スロットマシン)にも適用可能である。すなわち、これまでに説明したパチンコ機100は、ぱちんこ(1種+1種)であるが、他のぱちんこ(例えば、1種、2種、3種、1種+2種等)でもよく、スロット等(パロット、じゃん球)でもよい。より具体的には、メダル(遊技媒体)を投入してスタートレバーを操作することでリールを回転させるとともに、内部抽選によって役を内部決定し、ストップボタンを操作することでリールを停止させたときに、図柄表示窓上に内部決定に応じて予め定められた図柄の組み合わせが表示されると役が成立し、メダルの払い出しを伴う役が成立した場合には、規定数のメダルを払い出すなど遊技者に特典が与えられるようした回胴遊技機(スロットマシン)であってもよい。あるいは、所定数の遊技球を封入球として封入し、前記封入球を遊技領域へ発射して遊技を行い、所定の進入領域に前記封入球が入賞したことに基づいて遊技者に所定の遊技価値を付与し、前記所定の進入領域に入賞した前記封入球または入賞しなかった前記封入球を再び前記遊技領域へ発射して循環使用可能な封入球式遊技台であってもよい。
このように、本発明は、様々な種類の遊技台に適用可能である。より具体的には、POVディスプレイを備えた遊技台であればよく、POVディスプレイとは別に、演出表示を実行可能な画像表示パネル(例えば、液晶表示装置等)を備えた遊技台であれば、POVディスプレイと画像表示パネルとの組合せによる演出を行う行うことができ好適である。
以上の記載では、
『 演出表示を実行可能な画像表示パネル[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208p、第一の可動体260のパネル260p等]と、
演出表示を実行可能なPOVディスプレイ[例えば、図256に示すPOVディスプレイ280、図269〜図270に示す回転する第一の可動体260、図272〜図273に示す循環移動する第一の可動体260、図277に示すPOVディスプレイ280’等]と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示パネルによって第一の演出表示が行われる場合があり、
前記POVディスプレイによって第二の演出表示が行われる場合があり、
前記第一の演出表示とは、一の絵柄(以下、「第一の絵柄」という。)[例えば、殿様のキャラクタの絵柄tの全部又は一部、図263(l’)〜同図(q’)に示すチャンスボタンの絵柄136’の全部又は一部、図269(m)〜同図(n)に示す大当りの文字絵柄の全部又は一部、図274に示す第3保留アイコンを表す絵柄h3’の全部又は一部、図275に示す変動中アイコンを表す絵柄h0’の全部又は一部等]を含む態様の演出表示のことであり、
前記第二の演出表示とは、前記第一の絵柄を含む態様の演出表示[例えば、図260(v)〜同図(y)や図262(m)〜(n)に示す殿様のキャラクタの絵柄tの表示、図263(m’)〜同図(n’)に示すチャンスボタンの絵柄136’の表示、図269(k)〜同図(m)に示す大当りの文字絵柄の表示、図274(l)〜同図(o)に示す第3保留アイコンを表す絵柄h3’の表示、図275(o’)〜同図(p’)に示す変動中アイコンを表す絵柄h0’の表示等]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
ここにいう「絵柄」とは、キャラクタの絵柄であったり、文字の絵柄であったり、図形の絵柄であったりしてもよい。
前記画像表示パネルは、前記演出表示を、必ず実行するものであってもよいし、実行する場合があるものであってもよい。また、前記画像表示パネルは、前記演出表示のみを実行可能なものであってもよいし、前記演出表示とは別の表示(例えば、エラー発生表示やエラー解消表示や警告表示等)も実行可能なものであってもよい。また、前記画像表示パネルは、前記第一の演出表示を必ず行うものであってもよい。
前記POVディスプレイは、前記演出表示のみを実行可能なものであってもよいし、前記演出表示とは別の表示(例えば、エラー発生表示やエラー解消表示や警告表示等)も実行可能なものであってもよい。また、前記POVディスプレイは、前記演出表示を、必ず実行するものであってもよいし、実行する場合があるものであってもよい。また、前記POVディスプレイは、前記第二の演出表示を必ず行うものであってもよい。
前記第一の演出表示は、前記第一の絵柄の全部を少なくとも含む態様の演出表示であってもよいし、該第一の絵柄の全部だけを含む態様の演出表示であってもよいし、前記第一の絵柄の一部を少なくとも含む態様の演出表示であってもよいし、該第一の絵柄の一部だけを含む態様の演出表示であってもよい。また、前記第二の演出表示は、前記第一の絵柄の全部を少なくとも含む態様であってもよいし、該第一の絵柄の全部だけを含む態様であってもよいし、該第一の絵柄の一部を少なくとも含む態様であってもよい。
また、
『 前記第一の演出表示[例えば、図263(m’)〜同図(n’)に示す装飾図柄表示装置208の絵柄136’の表示]と前記第二の演出表示[例えば、図263(m’)〜同図(n’)に示すPOVディスプレイ280の絵柄136’の表示]は、一緒に行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第一の演出表示と前記第二の演出表示は、常に一緒に行われるように構成されていてもよいし、一緒に行われる場合があるように構成されていてもよい。すなわち、前記第一の演出表示と前記第二の演出表示は、第一の期間において一緒に行われ、第二の期間においては一緒に行われず、いずれか一方の演出表示のみが行われるように構成されていてもよい。
また、
『 前記第二の演出表示とは、前記第一の絵柄の一部だけを含む態様の演出表示[例えば、図260(v)〜同図(w)や図262(m)に示す一部の殿様のキャラクタの絵柄tの表示、図263(n’)に示す一部のチャンスボタンの絵柄136’の表示、図269(m)に示す一部の大当りの文字絵柄の表示、図274(l)〜同図(m),同図(o)に示す一部の第3保留アイコンを表す絵柄h3’の表示等]のことであり、
前記第一の演出表示および前記第二の演出表示の両方によって、一の前記第一の絵柄を遊技者に視認させるように表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第二の演出表示と前記第一の演出表示に跨って、前記第一の絵柄が表示されてもよい。言い換えれば、前記第二の演出表示と前記第一の演出表示に跨って、前記第一の絵柄を含む絵柄が表示されてもよいし、前記第一の絵柄のみが表示されてもよい。より具体的には、前記第一の絵柄の一部が前記画像表示パネルに表示され、該第一の絵柄の残りの部分が前記POVディスプレイに表示されてもよい。また、前記画像表示パネルに表示されていた前記第一の絵柄が、前記POVディスプレイに移っていくように見える態様であってもよいし、反対に、前記POVディスプレイに表示されていた前記第一の絵柄が、前記画像表示パネルに移っていくように見える態様であってもよい。
前記第一の演出表示および前記第二の演出表示の両方によって、一の前記第一の絵柄を遊技者に視認させるように表示されることで、前記第一の絵柄の一部がPOVディスプレイによって浮かび上がり、該第一の絵柄の残りの部分は、画像表示パネル(例えば、液晶表示パネル)の平面に映し出される画像で補われることで一の絵柄を表すように構成されていることから、POVディスプレイの位置から、画像表示パネルの位置までの前後方向の隔たりによって、単なる立体的な絵柄表示の場合に較べて絵柄に奥行き感を与え、遊技者の遊技に対する集中を高めることができる場合があり、遊技の興趣を向上できる場合がある。
また、
『 前記POVディスプレイは、前記画像表示パネルの前の或る位置(以下、「第二の位置」という。)[例えば、図262(l)〜同図(n)に示すLEDアレイ282の回転領域sの位置、図274(j)〜同図(n)に示すLEDアレイ282の回転領域sの位置、図263(m’)同〜図(o’)に示すLEDアレイ282の回転領域sの位置、図269(k)同〜図(n)に示す第一の可動体260の回転領域206sの位置]に位置する場合があり、
前記画像表示パネルにおける第二の表示領域[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208pにおける、図262(l)〜同図(n)に示すLEDアレイ282の回転領域sが重なっていない領域、装飾図柄表示装置208のパネル208pにおける、図274(j)〜同図(n)に示すLEDアレイ282の回転領域sが重なっていない領域、装飾図柄表示装置208のパネル208pにおける、図263(m’)同〜図(o’)に示すLEDアレイ282の回転領域sが重なっていない領域、装飾図柄表示装置208のパネル208pにおける、図269(k)同〜図(n)に示す第一の可動体260の回転領域206sが重なっていない領域]に画像が表示される場合があり、
前記第二の表示領域とは、前記画像表示パネルにおける第一の表示領域とは別の表示領域のことであり、
前記第一の表示領域とは、前記第二の位置に位置する前記POVディスプレイの背後の表示領域のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記POVディスプレイは、前記第二の位置から他の位置に、移動できるように構成されていてもよいが、反対に、移動できないように構成されていてもよい。すなわち、前記POVディスプレイは、前記第二の位置に、固定配置されたものであってもよい。ただし、前記POVディスプレイは、前記第二の位置に固定配置されていても、該第二の位置で、回転や回動や揺動等の動作を行うものであってもよい。また、前記POVディスプレイを前記画像表示パネルよりも前側に配置し、遊技者が正面視した場合に、該画像表示パネルの全ての表示領域が該POVディスプレイによって隠されないような配置で、該POVディスプレイと該画像表示パネルを設けてもよい。
また、前記POVディスプレイを前記画像表示パネルの背後に配置してもよい。正面視した場合に、両者はズレていてもよいし、一部又は全部が重なっていてもよい。後者の場合、前記画像表示パネルは、透過型の表示パネル(例えば、透明液晶パネルや液晶シャッタ等)であってもよい。また、前記画像表示パネルが移動可能であったり、前記POVディスプレイが移動可能であったり、あるいは両者が移動可能であって、該POVディスプレイは、該画像表示パネルの背後であって、該画像表示パネルによって一部又は全部が隠される状態と、一部又は全部が隠されない状態とに状態変更可能なものであってもよい。
前記POVディスプレイは、前記第二の位置に必ず位置するものであってもよいし、該第二の位置にのみ位置するものであってもよい。また、前記画像表示パネルにおける前記第二の表示領域に画像が必ず表示されてもよいし、該第二の表示領域のみに画像が表示されてもよい。ここにう「画像」とは、前記第一の絵柄の画像や、該第一の絵柄の画像を含む画像や、該第一の絵柄の画像を含まない画像であってもよい。
また、
『 前記第一の演出表示は、前記第二の表示領域において行われる演出表示[例えば、図262(l)における殿様のキャラクタの絵柄tの表示、図274(j)における第3保留アイコンの絵柄の表示等]のことであり、
前記第二の表示領域において第三の演出表示が行われる場合があり、
前記POVディスプレイによって第四の演出表示が行われる場合があり、
前記第二の表示領域において第五の演出表示が行われる場合があり、
前記POVディスプレイによって第六の演出表示が行われる場合があり、
前記第一の演出表示とは、前記第一の絵柄の一部だけを含む態様の演出表示[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208pにおける、図262(m)に示す殿様のキャラクタの絵柄tの左半分の表示、図274(l)〜同図(m)に示す第3保留アイコンを表す絵柄h3’の右上半分の表示等]のことであり、
前記第三の演出表示とは、前記第一の絵柄の全部を含む態様の演出表示[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208pにおける、図262(l)に示す殿様のキャラクタの絵柄tの全表示、図274(j)に示す第3保留アイコンh3の絵柄の全表示等]のことであり、
前記第五の演出表示とは、前記第一の絵柄を含まない態様の演出表示[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208pにおける、図262(n)に示す殿様のキャラクタの絵柄tの全表示がない表示、図274(n)に示す保留アイコン表示領域208f等に第3保留アイコンの絵柄の全表示がない表示等]のことであり、
前記第四の演出表示とは、前記第一の絵柄を含まない態様の演出表示[例えば、LEDアレイ282の回転領域sにおける、図262(l)に示す殿様のキャラクタの絵柄tの全表示がない表示、図274(j)に示す第3保留アイコンを表す絵柄h3’の全表示がない表示等]のことであり、
前記第六の演出表示とは、前記第一の絵柄の全部を含む態様の演出表示[例えば、LEDアレイ282の回転領域sにおける、図262(n)に示す殿様のキャラクタの絵柄tの全表示、図274(n)に示す第3保留アイコンを表す絵柄h3’の全表示等]のことであり、
前記第三の演出表示と前記第四の演出表示は、一緒に行われるように構成されており、
前記第五の演出表示と前記第六の演出表示は、一緒に行われるように構成されており、
前記第二の演出表示[例えば、LEDアレイ282の回転領域sにおける、図262(m)に示す殿様のキャラクタの絵柄tの右半分の表示、図274(l)〜同図(m)に示す第3保留アイコンを表す絵柄h3’の左下半分の表示等]は、前記第四の演出表示の後で行われるように構成されており、
前記第二の演出表示は、前記第六の演出表示の前に行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、第一の演出表示〜第六の演出表示のうち、奇数の演出表示が画像表示パネルによって行われる演出表示であり、偶数の演出表示がPOVディスプレイによって行われる演出表示になる。また、表示領域といった場合は、前記画像表示パネルにおける表示領域のことであり、位置といった場合は、POVディスプレイの位置のことである。
また、
『 前記第一の演出表示は、前記第三の演出表示の後で行われるように構成されており、
前記第一の演出表示は、前記第五の演出表示の前に行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第二の演出表示[例えば、LEDアレイ282の回転領域sにおける、図263(n’)に示すチャンスボタンの絵柄136’の右半分の表示、図269(m)に示す大当りの文字絵柄の右半分の表示等]は、前記第四の演出表示[例えば、LEDアレイ282の回転領域sにおける、図263(o’)に示すチャンスボタンの絵柄136’の全表示がない表示、図269(n)に示す大当りの文字絵柄の全表示がない表示等]の前に行われるように構成されており、
前記第二の演出表示は、前記第六の演出表示[例えば、LEDアレイ282の回転領域sにおける、図263(m’)に示すチャンスボタンの絵柄136’の全表示、図269(l)に示す大当りの文字絵柄の全表示等]の後で行われるように構成されており、
前記第一の演出表示[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208pにおける、図263(n’)に示すチャンスボタンの絵柄136’の左半分の表示、図269(m)に示す大当りの文字絵柄の左半分の表示等]は、前記第三の演出表示[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208pにおける、図263(o’)に示すチャンスボタンの絵柄136’の全表示、図269(n)に示す大当りの文字絵柄の全表示等]の前に行われるように構成されており、
前記第一の演出表示は、前記第五の演出表示[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208pにおける、図263(m’)に示すチャンスボタンの絵柄136’の全表示がない表示、図269(k)〜同図(l)に示す大当りの文字絵柄の全表示がない表示等]の後で行われるように構成されていてもよい。
また、
『 前記第三の演出表示[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208pにおける、図274(j)の変形例での先読み予告態様の第3保留アイコンh3の絵柄の全表示等]および前記第六の演出表示[例えば、図274(n)に示す先読み予告態様の第3保留アイコンを表す絵柄h3’の全表示等]は、先読み予告[例えば、保留アイコンを先読み予告の表示態様で表示することによる先読み予告等]として行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第三の演出表示および前記第四の演出表示は、先読み予告として必ず行われてもよい。また、前記第一の演出表示および前記第二の演出表示は、先読み予告として行われる場合があってもよい。
また、
『 前記第二の表示領域において前記第一の絵柄の一部の態様を含む前記第一の演出表示が行われている際に、前記第一の表示領域に前記第一の絵柄の残りの部分を含む態様の演出表示が行われている場合[例えば、図263(n’)に示す場合]があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第一の表示領域で行われている、前記第一の絵柄の残りの部分を含む態様の演出表示は、POVディスプレイによって視認困難になっている場合がある。
なお、前記第二の表示領域において前記第一の絵柄の一部の態様を含む前記第一の演出表示が行われている際に、前記第一の表示領域に前記第一の絵柄の残りの部分を含む態様の演出表示が必ず行われるように構成されていてもよい。
また、
『 前記POVディスプレイにおいて前記第一の絵柄の全部を含む態様の演出表示が行われている際に、前記第一の表示領域に該第一の絵柄の全部を含む態様の演出表示が行われている場合[例えば、図263(m’)に示す場合]があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第一の表示領域で行われている、前記第一の絵柄の全部を含む態様の演出表示は、前記第二の演出表示が行われているPOVディスプレイによって視認困難になっている場合がある。
なお、前記POVディスプレイにおいて前記第二の演出表示が行われている際に、前記第一の表示領域に前記第一の絵柄の全部を含む態様の演出表示が行われている場合があってもよいし、必ず行われるように構成されていてもよい。
また、
『 前記POVディスプレイは、可動体[例えば、図256に示すLEDアレイ282、図269〜図270に示す回転する第一の可動体260、図272〜図273に示す循環移動する第一の可動体260、図277に示すLEDアレイ282’等]が設けられたものであり、
前記可動体は、発光体[例えば、LED2821,2821’,パネル260p]が設けられたものであり、
前記POVディスプレイは、前記可動体の動作中に前記発光体の発光態様を変化させることで、遊技者に残像を視認させるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記POVディスプレイが前記第二の位置に位置する場合とは、前記可動体が該第二の位置に位置する場合のことであり、
前記可動体は、初期位置(以下、「第一の位置」という。)[例えば、図260(a)等に示す第二の可動体270の裏側の初期位置]に位置する場合があり、
前記可動体は、前記第一の位置から前記第二の位置に移動可能に構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 図柄変動表示を実行可能な図柄変動表示手段[例えば、図255に示す特図表示装置213や図260等に示す装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第二の演出表示は、一回の図柄変動表示[例えば、特図の変動表示や装飾図柄の変動表示等]の実行中に行われる場合があり、
前記第二の演出表示[例えば、バーサ予告等]が行われなかった図柄変動表示よりも該第二の演出表示が行われた図柄変動表示の方が最終的に大当り図柄態様[例えば、点灯パターンや装飾図柄の組合せ]が確定表示されやすい、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第二の演出表示は、図柄変動表示の実行中に開始され、該図柄変動表示の次以降の図柄変動表示で終了するように構成されていてもよい。すなわち、前記第二の演出表示は、複数回の図柄変動表示にわたって実行される演出表示であってもよい。あるいは、前記第二の演出表示は、必ず一回の図柄変動表示の実行中に開始して終了するように構成されていてもよい。
前記第一の演出表示は、一回の図柄変動表示の実行中に行われる場合があってもよい。あるいは、前記第一の演出表示は、図柄変動表示の実行中に開始され、該図柄変動表示の次以降の図柄変動表示で終了するように構成されていてもよい。すなわち、前記第一の演出表示は、複数回の図柄変動表示にわたって実行される演出表示であってもよい。また、前記第一の演出表示は、必ず一回の図柄変動表示の実行中に開始して終了するように構成されていてもよい。
また、
『 前記画像表示パネルによって、一の絵柄(以下、「第二の絵柄」という。)[例えば、スーパーリーチに発展すると登場する専用のキャラクタの絵柄や、大当り遊技中に登場するキャラクタの絵柄クタの絵柄等]を含む態様の演出表示が行われる場合があり、
前記第二の絵柄とは、前記第一の絵柄とは別の絵柄である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 演出表示を実行可能なPOVディスプレイ[例えば、図256に示すPOVディスプレイ280、図269〜図270に示す回転する第一の可動体260、図272〜図273に示す循環移動する第一の可動体260、図277に示すPOVディスプレイ280’等]を備えた遊技台であって、
前記POVディスプレイによって第二の演出表示[例えば、図260(v)〜同図(y)や図262(m)〜(n)に示す殿様のキャラクタの絵柄tの表示、図260(k)〜同図(w)に示す敵役の侍のキャラクタの絵柄kの表示、図263(m’)〜同図(n’)に示すチャンスボタンの絵柄136’の表示、図263(r’)〜同図(s’)に示す大当りの文字絵柄の表示、図269(k)〜同図(m)に示す大当りの文字絵柄の表示、図274(l)〜同図(o)に示す第3保留アイコンを表す絵柄h3’の表示、図275(o’)〜同図(p’)に示す変動中アイコンを表す絵柄h0’の表示等]が行われる場合があり、
前記第二の演出表示を実行中の前記POVディスプレイを移動させる場合[例えば、図260(q)〜同図(u)、図262(n)〜同図(o)、図263(r’)〜同図(s’)等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』について説明した。
前記POVディスプレイは、前記演出表示を、必ず実行するものであってもよいし、実行する場合があるものであってもよい。また、前記POVディスプレイによって第二の演出表示が必ず行われるようにしてもよい。また、前記POVディスプレイは、前記演出表示のみを実行可能なものであってもよいし、前記演出表示とは別の表示(例えば、エラー発生表示やエラー解消表示や警告表示等)も実行可能なものであってもよい。
また、
『 演出表示を実行可能な画像表示パネル[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208p、第一の可動体260のパネル260p等]と、
前記画像表示パネルにおいて、装飾図柄の変動表示[例えば、図260(m)〜同図(ヘ)等]を実行可能であり、
前記第二の演出表示を実行中の前記POVディスプレイの移動は、前記装飾図柄の変動表示において行われるように構成されており[図260(q)〜同図(u)]、
前記第二の演出表示を実行中の前記POVディスプレイの移動が行われなかった場合よりも行われた場合の方が、実行中の前記装飾図柄の変動表示において最終的に大当り図柄態様[例えば、「装飾2」−「装飾2」−「装飾2」]が停止表示されやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記画像表示パネルは、前記演出表示を、必ず実行するものであってもよいし、実行する場合があるものであってもよい。また、前記画像表示パネルは、前記演出表示のみを実行可能なものであってもよいし、前記演出表示とは別の表示(例えば、エラー発生表示やエラー解消表示や警告表示等)も実行可能なものであってもよい。また、前記画像表示パネルにおいて、装飾図柄の変動表示が必ず実行されるようにしてもよい。
また、
『 前記第二の演出表示を実行中に前記POVディスプレイは必ず移動するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の演出表示を実行中に前記POVディスプレイが移動しない場合[例えば、POVディスプレイ280が予め定められた絵柄を表示した場合以外は移動しなかったり、副制御部側の演出についての選択抽選結果に応じて移動しない場合]があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
前記第二の演出表示を実行中の前記POVディスプレイが移動した場合に、移動する該POVディスプレイにおける前記絵柄の表示位置が一定であっても変化してもよい。すなわち、POVディスプレイ自体の位置と、該POVディスプレイ内の表示位置とは、別個独立した関係にあり、該絵柄を表示したPOVディスプレイを移動させただけであれば、該絵柄の相対的な表示位置は変化し、該絵柄が移動しているようにも見える。一方、POVディスプレイの移動に合わせて、該絵柄の相対的な表示位置が変化しないように、移動するPOVディスプレイ内で該絵柄の表示位置を調整すれば、該絵柄が移動していないようにも見える。
また、
『 移動している前記POVディスプレイにおいて実行中の前記第二の演出表示は、絵柄の移動表示[例えば、図260(p)〜同図(q)の絵柄kの移動表示や、図260(r)〜同図(u)の絵柄kの移動表示]を含む表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここにいう「絵柄」とは、キャラクタの絵柄であったり、文字の絵柄であったり、図形の絵柄であったりしてもよい。
また、ここにいう絵柄の移動表示は、前記POVディスプレイの移動に合わせた移動表示であってもよいし、該POVディスプレイの移動とは無関係の移動表示であってもよい。前者の場合であれば、前記絵柄の相対的な表示位置が変化しないように、移動するPOVディスプレイ内で該絵柄の表示位置を調整することで、該絵柄が移動していないように見せることが可能であり、後者の場合であれば、前記絵柄の相対的な表示位置を変化させることができ、該絵柄が移動しているように見える。
また、移動している前記POVディスプレイにおいて実行中の前記第二の演出表示は、前記絵柄の全部を少なくとも含む態様であってもよいし、該絵柄の全部だけを含む態様であってもよいし、該絵柄の一部を少なくとも含む態様であってもよいし、該絵柄の一部だけを含む態様であってもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以上の記載では、
『 演出表示を実行可能な画像表示パネル[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208p、第一の可動体260のパネル260p等]と、
演出表示を実行可能なPOVディスプレイ[例えば、図256、図274,図275等に示すPOVディスプレイ280、図269〜図270に示す回転する第一の可動体260、図272〜図273に示す循環移動する第一の可動体260、図277に示すPOVディスプレイ280’等]と、
を備えた遊技台であって、
前記POVディスプレイは、前記画像表示パネルの前の或る位置(以下、「第二の位置」という。)[例えば、図260(i)〜同図(p)に示すLEDアレイ282の回転領域sを含んだ位置、図262(l)〜同図(n)に示すLEDアレイ282の回転領域sを含んだ位置、図274(i)〜同図(n)及び図275(l’)〜同図(q’)に示すLEDアレイ282の回転領域sを含んだ位置、図263(l’)同〜図(r’)に示すLEDアレイ282の回転領域sを含んだ位置、図269(i)〜同図(o)に示す第一の可動体260の回転領域206sを含んだ位置]に位置する場合があり、
前記POVディスプレイは、可動体[例えば、図256や図274(g)に示すLEDアレイ282、図269〜図270に示す回転する第一の可動体260、図272〜図273に示す循環移動する第一の可動体260、図277に示すLEDアレイ282’等]が設けられたものであり、
前記可動体は、発光体[例えば、LED2821,2821’,パネル260p]が設けられたものであり、
前記POVディスプレイは、前記可動体による定速動作の動作中[例えば、図260(j)〜同図(y)、図269(j)〜同図(n)、図272(l’)〜同図(m’)、図274(j)〜同図(p)、図275(l’)〜同図(q’)、図278(j)〜同図(k)]に、前記発光体の発光態様を変化させることで、遊技者に残像を視認させるものであり、
前記POVディスプレイは、前記可動体による前記定速動作が行われる前に該可動体の加速動作[例えば、図260(h)〜同図(i)、図269(h)〜同図(i)、図272(h’)〜同図(m’)、図274(h)〜同図(i)、図278(h)〜同図(i)等]を行うものであり、
前記加速動作とは、停止状態の前記可動体[例えば、図260(g)に示すLEDアレイ282、図269(g)に示す第一の可動体260、図274(g)に示すLEDアレイ282、図278(g)に示すLEDアレイ282’等]が速度を増加させて前記定速動作に移行するまでの動作[例えば、図274(h)〜同図(i)に示す動作]のことであり、
前記画像表示パネルにおいて第一の演出表示が行われる場合があり、
前記第一の演出表示とは、前記可動体[例えば、LEDアレイ282]による前記加速動作が行われている状態[例えば、図260(h)〜同図(i)に示す状態や図274(h)〜同図(i)に示す状態]において、前記画像表示パネル[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208p]における第一の表示領域を含む該画像表示パネルにおける領域(以下、「或る表示領域」という。)において行われる演出表示のことであり、
前記POVディスプレイにおいて第二の演出表示[例えば、図260(v)〜同図(y)や図262(m)〜(n)に示す殿様のキャラクタの絵柄tの表示、図260(k)〜同図(w)に示す敵役の侍のキャラクタの絵柄kの表示、図263(m’)〜同図(n’)に示すチャンスボタンの絵柄136’の表示、図263(r’)〜同図(s’)に示す大当りの文字絵柄の表示、図269(k)〜同図(m)に示す大当りの文字絵柄の表示、図274(l)〜同図(o)に示す第3保留アイコンを表す絵柄h3’の表示、図275(o’)〜同図(p’)に示す変動中アイコンを表す絵柄h0’の表示等]が行われる場合があり、
前記第二の演出表示を実行中の前記POVディスプレイを移動させる場合があり[例えば、図260(q)〜同図(u)、図262(n)〜同図(o)、図263(r’)〜同図(s’)等]、
前記第一の表示領域とは、前記第二の位置[例えば、図260(i)〜同図(p)や図274(i)〜同図(k)〜図275(l’)〜同図(q’)に示すLEDアレイ282の回転領域sを含んだ位置]に位置する前記POVディスプレイ[例えば、POVディスプレイ280]の背後の表示領域のことであり、
前記第一の演出表示とは、一の絵柄(以下、「第一の絵柄」という。)[例えば、白丸の表示態様の変動中アイコンh0の絵柄]を含む態様の演出表示[例えば、図260(i)や図274(i)に示す変動中アイコンh0の絵柄の表示]のことであり、
前記或る表示領域に表示されていた前記第一の絵柄が前記POVディスプレイに移動し前記第二の演出表示が行われる場合[例えば、図275(o’)〜同図(P’)]と該或る表示領域に表示されていた該第一の絵柄が該POVディスプレイの背後の表示領域に移動して該第一の絵柄が遊技者から見えなくなる場合[例えば、図276(o’’)]があり、
前記第二の演出表示において前記第一の絵柄が別の絵柄(以下、「第二の絵柄」という。)[例えば、図275(p’)に示す白い四角形の表示態様の変動中アイコンh0の絵柄h0’]に変化することで予告表示[例えば、図275(p’)における表示]が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、以上の記載では、
『 演出表示を実行可能な画像表示パネル[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208p、第一の可動体260のパネル260p等]と、
演出表示を実行可能なPOVディスプレイ[例えば、図256、図274,図275等に示すPOVディスプレイ280、図269〜図270に示す回転する第一の可動体260、図272〜図273に示す循環移動する第一の可動体260、図277に示すPOVディスプレイ280’等]と、
を備えた遊技台であって、
前記POVディスプレイは、前記画像表示パネルの前の或る位置(以下、「第二の位置」という。)[例えば、図260(i)〜同図(p)に示すLEDアレイ282の回転領域sを含んだ位置、図262(l)〜同図(n)に示すLEDアレイ282の回転領域sを含んだ位置、図274(i)〜同図(n)及び図275(l’)〜同図(q’)に示すLEDアレイ282の回転領域sを含んだ位置、図263(l’)同〜図(r’)に示すLEDアレイ282の回転領域sを含んだ位置、図269(i)〜同図(o)に示す第一の可動体260の回転領域206sを含んだ位置]に位置する場合があり、
前記POVディスプレイは、可動体[例えば、図256や図274(g)に示すLEDアレイ282、図269〜図270に示す回転する第一の可動体260、図272〜図273に示す循環移動する第一の可動体260、図277に示すLEDアレイ282’等]が設けられたものであり、
前記可動体は、発光体[例えば、LED2821,2821’,パネル260p]が設けられたものであり、
前記POVディスプレイは、前記可動体による定速動作の動作中[例えば、図260(j)〜同図(y)、図269(j)〜同図(n)、図272(l’)〜同図(m’)、図274(j)〜同図(p)、図275(l’)〜同図(q’)、図278(j)〜同図(k)]に、前記発光体の発光態様を変化させることで、遊技者に残像を視認させるものであり、
前記POVディスプレイは、前記可動体による前記定速動作が行われる前に該可動体の加速動作[例えば、図260(h)〜同図(i)、図269(h)〜同図(i)、図272(h’)〜同図(m’)、図274(h)〜同図(i)、図278(h)〜同図(i)等]を行うものであり、
前記加速動作とは、停止状態の前記可動体[例えば、図260(g)に示すLEDアレイ282、図269(g)に示す第一の可動体260、図274(g)に示すLEDアレイ282、図278(g)に示すLEDアレイ282’等]が速度を増加させて前記定速動作に移行するまでの動作[例えば、図274(h)〜同図(i)に示す動作]のことであり、
前記画像表示パネルにおいて第一の演出表示が行われる場合があり、
前記第一の演出表示とは、前記可動体[例えば、LEDアレイ282]による前記加速動作が行われている状態[例えば、図260(h)〜同図(i)に示す状態や図274(h)〜同図(i)に示す状態]において、前記画像表示パネル[例えば、装飾図柄表示装置208のパネル208p]における第一の表示領域を含む領域において行われる演出表示のことであり、
前記POVディスプレイにおいて第二の演出表示[例えば、図260(v)〜同図(y)や図262(m)〜(n)に示す殿様のキャラクタの絵柄tの表示、図260(k)〜同図(w)に示す敵役の侍のキャラクタの絵柄kの表示、図263(m’)〜同図(n’)に示すチャンスボタンの絵柄136’の表示、図263(r’)〜同図(s’)に示す大当りの文字絵柄の表示、図269(k)〜同図(m)に示す大当りの文字絵柄の表示、図274(l)〜同図(o)に示す第3保留アイコンを表す絵柄h3’の表示、図275(o’)〜同図(p’)に示す変動中アイコンを表す絵柄h0’の表示等]が行われる場合があり、
前記第二の演出表示を実行中の前記POVディスプレイを移動させる場合があり[例えば、図260(q)〜同図(u)、図262(n)〜同図(o)、図263(r’)〜同図(s’)等]、
前記第一の表示領域とは、前記第二の位置[例えば、図260(i)〜同図(p)や図274(i)〜同図(k)〜図275(l’)〜同図(q’)に示すLEDアレイ282の回転領域sを含んだ位置]に位置する前記POVディスプレイ[例えば、POVディスプレイ280]の背後の表示領域のことであり、
前記第一の演出表示とは、一の絵柄(以下、「第一の絵柄」という。)[例えば、白丸の表示態様の変動中アイコンh0の絵柄]を含む態様の演出表示[例えば、図260(i)や図274(i)に示す変動中アイコンh0の絵柄の表示]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、
『 前記第一の演出表示の後で第三の演出表示が行われる場合があり、
前記第三の演出表示とは、前記POVディスプレイにおいて行われる演出表示のことであり、
前記第三の演出表示とは、前記第一の絵柄を含まない態様の演出表示[例えば、図274(l)〜同図(o)に示す第3保留アイコンh3の絵柄h3’の表示態様変化を表す表示]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の演出表示において前記第一の絵柄が別の絵柄(以下、「第二の絵柄」という。)[例えば、図275(p’)に示す白い四角形の表示態様の変動中アイコンh0の絵柄h0’]に変化する表示[例えば、図275(p’)における表示]が行われる、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の演出表示の後で第四の演出表示が行われる場合があり、
前記第四の演出表示とは、前記第一の表示領域及び第二の表示領域において行われる演出表示のことであり、
前記第二の表示領域とは、前記画像表示パネルにおける表示領域のことであり、
前記第二の表示領域とは、前記第一の表示領域とは別の表示領域のことであり、
前記第四の演出表示とは、前記第二の絵柄を含む態様の演出表示[例えば、図275(q’)に示す白い四角形の表示態様の変動中アイコンh0の絵柄の表示]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の演出表示とは、前記可動体による前記加速動作が行われている状態において、前記第一の表示領域及び前記第二の表示領域において行われる演出表示[例えば、図274(i)に示す白丸の表示態様の変動中アイコンh0の絵柄の表示]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の演出表示とは、前記第一の絵柄の全部を含む態様の演出表示[例えば、図275(o’)に示す白丸の表示態様の変動中アイコンh0の絵柄h0’全部を含む態様の演出表示]のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記POVディスプレイが前記第二の位置に位置する場合とは、前記可動体が該第二の位置[例えば、図274(l)等に示すLEDアレイ282の回転領域sの位置]に位置する場合のことであり、
前記可動体は、初期位置(以下、「第一の位置」という。)[例えば、図274(a)等に示す第二の可動体270の裏側の初期位置]に位置する場合があり、
前記可動体は、前記第一の位置から前記第二の位置に移動可能なものである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、これまでの説明において、「・・・場合がある。」の記載については、「・・・とならない場合があってもよい。」あるいは「必ず・・・となる。」と適宜置換可能である。
また、これまでの説明において、「実行可能」の記載については、「必ず実行する」と読み替えることができ、あるいは「実行する場合がある」と読み替えることもできる。
また、以上説明した、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の、実施形態や実施例や変形例や各種の例や付記等に適用してもよい。