JP6609782B2 - 遊技台 - Google Patents

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Description

本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)、回胴遊技機(スロットマシン)、封入式遊技機あるいはメダルレススロットマシンに代表される遊技台に関する。
従来、構造体を備えた遊技台が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−200302号公報
しかしながら、従来の遊技台は、構造体に改良の余地がある。
本発明の目的は、構造体に特徴を持った遊技台を提供することにある。
本発明に係る遊技台は、複数の構造体と、複数の発光手段と、駆動可能な第一の駆動手段と、を備えた遊技台であって、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第一の発光手段」という。)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動可能な手段であり、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第二の発光手段」という。)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動することがない手段であり、前記複数の構造体のうちの1つ(以下、「第一の構造体」という。)は、前記第一の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体は、前記第二の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の発光手段は、第一の位置において、発光可能な手段であり、前記第一の位置とは、前記第一の発光手段の初期位置のことであり、前記第二の発光手段は、前記第一の構造体に設けられた手段であり、前記第一の発光手段は、前記第一の構造体と離間し且つ該第一の構造体と前後方向に重ならない位置に移動可能な手段であり、前記第一の駆動手段の駆動によって前記第一の発光手段が下向きとなるまで回動し、該第一の発光手段からの光が前記第二の発光手段が設けられた前記第一の構造体とは反対の方向に出射される場合があり、前記第一の駆動手段の駆動によって前記第一の発光手段が正面向きとなるまで回動し、該第一の発光手段からの光が前記第二の発光手段からの光と同じ方向に出射される場合があることを特徴とする遊技台である。
本発明によれば、構造体に特徴を持った遊技台を実現できる。
パチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 裏面カバーを取り付けた状態の遊技盤200を裏面(背面)から見た略示正面図である。 裏面カバーを取り外した状態の遊技盤200を裏面(背面)から見た略示正面図である。 (a)サブ制御基板ケース245と液晶制御基板ケース246を抜き出して示した略示正面図である。(b)(a)におけるA−A線に沿う側断面図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 (a)特図の停止図柄態様の一例を示したものである。(b)装飾図柄の一例を示したものである。(c)普図の停止表示図柄の一例を示したものである。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 (a)第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。(d)第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。 (a)第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。 遊技盤200の分解斜視図である。 遊技盤200における普図始動口(ゲート)228近傍を拡大して示す部分拡大図である。 役物ユニット950を取り外した状態の後ユニット200aを背面側から見た略示背面図である。 役物ユニット950を取り外した状態の後ユニット200aを背面側から見た斜視図である。 遊技球貯留部周辺を拡大して示す部分拡大図である。 役物ユニット950の分解斜視図である。 落下展開役物ユニット700の分解斜視図である。 落下展開役物ユニット700の分解斜視図である。 落下展開役物ユニット700の分解斜視図である。 (a)第一の構造体712bの周辺部材を抜き出して示した分解斜視図である。(b)第四の構造体712aの周辺部材を抜き出して示した分解斜視図である。 第一の構造体712bの発光基板714と第四の構造体712aの発光基板714を示した略示正面図である。 上昇役物ユニット750の分解斜視図である。 打ち上げ役物ユニット800の分解斜視図である。 打ち上げ役物ユニット800が備える中継基板806の拡大斜視図である。 V形成役物ユニット850の分解斜視図である。 V形成役物右ユニット854の右導光板854hを背面側から見た外観斜視図である。 センター役物ユニット900の正面図である。 センター役物ユニット900の背面図である。 落下展開役物ユニット700のみを抜き出して落下展開役物712の上下動作を示した図である。 遊技盤200に設置された状態の落下展開役物ユニット700における落下展開役物712の上下動作を示した図である。 落下展開役物ユニット700のみを抜き出して落下展開役物712の回転動作を示した図である。 遊技盤200に設置された状態の落下展開役物ユニット700における落下展開役物712の回転動作を示した図である。 遊技盤200に設置された状態の落下展開役物ユニット700における落下展開役物712の回転動作を示した図である。 上昇役物ユニット750と打ち上げ役物ユニット800のみを抜き出して上昇役物ユニット750と打ち上げ役物ユニット800の動作を示した図である。 遊技盤200に設置された状態の上昇役物ユニット750と打ち上げ役物ユニット800の動作を示した図である。 (a)上昇役物ユニット750が初期位置に位置している状態の遊技盤200の側断面図である。(b)上昇役物ユニット750が作動している状態の遊技盤200の側断面図である。 V形成役物ユニット850のみを抜き出してV形成役物ユニット850の動作を示した図である。 遊技盤200に設置された状態のV形成役物ユニット850の動作を示した図である。 (a)第一の動作位置に位置している落下展開役物730の正面図と側面図である。(b)第二の動作位置に位置している落下展開役物730の正面図と側面図である。(c)第三の動作位置に位置している落下展開役物730の正面図と側面図である。 落下展開役物730の初期動作を時系列で示した図である。 発光手段の発光による予告の一例を時系列で示した図である。 特図1変動遊技における演出等を示した図である。 特図1変動遊技における演出等を示した図である。 特図1変動遊技における演出等を示した図である。 表示手段の表示領域を可動体でオーバーラップする例について説明するための説明図である。 可動体を他の可動体でオーバーラップする(隠す)例について説明するための説明図である。 (a)開口部735aを有する装飾手段735によって、初期位置における落下展開役物730がオーバーラップされる例を示した図である。(b)切欠き部736aを有する装飾手段736によって、初期位置における落下展開役物730がオーバーラップされる例を示した図である。(c)センター役物900によって、初期位置における落下展開役物730がオーバーラップされる例を示した図である。 (a)第一の動作位置に位置している落下展開役物760の正面図と側面図である。(b)第二の動作位置に位置している落下展開役物760の正面図と側面図である。(c)第三の動作位置に位置している落下展開役物760の正面図と側面図である。 (a)第一の動作位置に位置している落下展開役物770の正面図と側面図である。(b)第二の動作位置に位置している落下展開役物770の正面図と側面図である。(c)第三の動作位置に位置している落下展開役物770の正面図と側面図である。 役物820の動作例1〜3を時系列で示した図である。 役物830の動作例1,2を時系列で示した図である。 本発明の基本概念を示した図である。 本発明の基本概念を示した図である。 本実施形態に係るパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 パチンコ機100を背面側から見た外観図である。 パチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 パチンコ機100の制御部の回路ブロック図である。 パチンコ機100の表示図柄の一例であって、(a)は特図1の停止表示図柄の一例を示し、(b)は特図2の停止表示図柄の一例を示し、(c)は装飾図柄の一例を示し、(d)は普図の停止表示図柄の一例を示す図である。 主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。 主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 特図先読み処理の流れを示すフローチャートである。 特図1用および特図2用先読み結果記憶部の一例を示す図である。 当否判定用テーブルの内容について説明する図である。 特図決定用テーブルの内容について説明する図である。 パチンコ機100の第1副制御部400での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第1副制御部メイン処理のフローチャートであり、(b)は第1副制御部コマンド受信割込処理のフローチャートであり、(c)は第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートであり、(d)は第1副制御部画像制御処理のフローチャートである。 パチンコ機100の第2副制御部500での処理の流れを示すフローチャートであり、(a)は第2副制御部メイン処理のフローチャートであり、(b)は第2副制御部コマンド受信割込処理のフローチャートであり、(c)は第2副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。 本実施形態に係るパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。 図68に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図69(q)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。 (a)は、予告アイコンの表示例について説明する図であり、(b)は、RAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域について説明する図であり、(c)は、予告アイコンの消化タイミングの一例について説明する図であり、(d)は、予告アイコンの増加タイミングの一例について説明する図である。 (a)は、変化前の予告アイコンの一例について説明する図であり、(b)は、変化後の予告アイコンの一例について説明する図である。 本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。 図73に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図74に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図75に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図76に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。 図85に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図86に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図87に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 図88に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンが変化する演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例を段階的に示す図である。 予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 図95に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の変形例を段階的に示す図である。 図100に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。 予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な可動手段を用いた演出例について段階的に示す図である。 予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出の別の変形例を段階的に示す図である。 予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。 本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208において実行可能な演出の一例を段階的に示す図である。 予告アイテム関係の抽選テーブルについて説明する図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 図116に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。 図118に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に係る他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。 予告アイコンとチュートリアル表示との関係について説明する図である。 パチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 同パチンコ機100を背面側から見た外観図である。 同パチンコ機100の遊技盤200を正面から見た略示正面図である。 制御部の回路ブロック図を示したものである。 (a)特図の停止図柄態様の一例を示したものである。(b)装飾図柄の一例を示したものである。(c)普図の停止表示図柄の一例を示したものである。 (a)は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートであり、(b)は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。 (a)第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。(d)第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。 (a)第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。(b)第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。(c)第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。 ボタン演出の一例を段階的に示す図である。 図128に示すパチンコ機100に設けられた操作手段について詳しく説明するための図である。 図128に示すパチンコ機100における操作手段を絡めた演出を説明するための図である。 操作手段Aを絡めた演出と操作手段Bを絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。 操作手段を絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。 操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出に関する一例を段階的に示す図である。 図141に示す例の続きを段階的に示す図である。 弱SPリーチ演出を経て、操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出が実行されて大当りする場合の一例を段階的に示す図である。 図143に示す例の続きを段階的に示す図である。 図143及び図144に示す例とは異なる例を示す図である。 強SPリーチ演出を経て、操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出が実行されながらも、ハズレになっていしまう場合の一例を段階的に示す図である。 図146に示す例の続きを段階的に示す図である。 強SPリーチ演出を経て、操作手段B(透過部191)を絡めた演出が実行され、大当りになる場合の一例を段階的に示す図である。 図148に示す例の続きを段階的に示す図である。 操作手段Bである透過部191の操作に応じて、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動を開始する一例を段階に示す図である。 操作手段Bである透過部191を操作した後、操作手段Aであるチャンスボタン136も操作した一例を段階に示す図である。 操作手段Bである透過部191を操作するタイミングが、図151に示す例より遅かった場合の一例を段階に示す図である。 操作手段Bである透過部191が、筐体が振動することによって振動する例を示す図である。 透過部191自身が前後方向に回動し強振動する例を示す図である。 強SPリーチ演出を経て、敵役が勝利した場面が一旦は表示されるものの、復活演出によって大当りになる場合の一例を段階的に示す図である。 図155に示す例の続きを段階的に示す図である。 第三の演出の一例を段階的に示す図である。 透過部191の操作に応じて開始される予告演出の他の例を段階的に示す図である。 これまで説明した例とは異なる例を示す図である。 図159を用いて説明した例とは異なる例を示す図である。 擬似連を絡めた演出の一例を段階的に示す図である。 擬似連を絡めた他の演出の例を段階的に示す図である。 揺れ変動表示から大当り図柄が確定表示され、大当り遊技中に操作手段を絡めた演出が実行される一例を段階的に示す図である。 図163に示す例の続きを段階的に示す図である。 図128に示すパチンコ機100とは異なるパチンコ機の例を示す図である。 第四の演出および第五の演出の一例を段階的に示す図である。 ボタンBを操作するタイミングが、図166に示す例より遅かった場合の一例を段階に示す図である。 ボタンA(第一のチャンスボタン136)とボタンB(第二のチャンスボタン137)の関係をさらに説明するための図である。 昇格演出の例を3つ示した図である。 昇格演出に関する他の例を2つ示した図である。 一般的なタイマ予告について説明するための図である。 ボタン操作に応じてタイマ予告表示Tが表示される場合がある例等を段階的に示す図である。 裏ボタン操作のタイミングと保留増加のタイミングとの関係を説明するための図である。 ボタン演出についての二つの例を段階的に示す図である。 タイマ予告表示Tを含めた表示の仕方の変形例を示す図である。 タイマ予告が、残時間のカウントダウンを伴う他の演出と重複した場合の例を示す図である。 タイマ予告の他の例を示す図である。 タイマ予告表示Tが装飾図柄表示装置208とは異なるデバイスに表示される例を示す図である。 保留アイコンのアニメーションが実行されている装飾図柄の変動表示の様子を段階的に示す図である。 図柄停止中における保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。 図柄停止中に保留増加があった場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。 図柄変動中に保留が二つ増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。 図柄停止中に保留が二つ増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。 入賞順変動を説明するための図である。 入賞順変動において保留が増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。 入賞順変動において停止表示中に保留が増加して保留満タンになったときの例を示す図である。 表示されている保留アイコンの種類によって一斉変化演出が実行されなかったり、されたりする例を示す図である。 入賞順変動において保留満タンになった場合の一斉変化演出について説明する図である。 本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。 本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。 実施例1に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。 (a)実施例2−1に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。(b)実施例2−2に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。(c)実施例2−3に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。 (a)実施例2−4に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。(b)実施例2−5に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。(c)実施例2−6に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。 実施例3−1に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。 (a)実施例4−1に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。(b−1)〜(b−2)実施例4−2に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。 実施例5−1に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。 実施例6に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。 (a)実施例7−1に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。(b)実施例7−2に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。 (a)構造体と発光手段にさらにパネルを備えた例を模式的に示した図である。(b)構造体と発光手段にさらに可動体を備えた例を模式的に示した図である。 構造体の他の例を示した図である。 発光手段の他の例を示した図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態1に係る遊技台(例えば、パチンコ機100等の弾球遊技機やスロット機等の回胴遊技機)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本発明の実施形態1に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、図1は、パチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面に備える。外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。なお、この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する不図示の前面枠扉開放センサを備える。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部144と、を備える。また、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
<遊技盤>
次に、図2を用いて、遊技盤200について説明する。なお、図2は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。遊技領域124の略中央には、装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲には、複数種類の役物ユニット950(図17参照)を配設している。なお、役物ユニット950の詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施例では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。
なお、本例では、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
また、装飾図柄表示装置208の前面側には、遊技球の転動可能な領域にステージ244を配設している。ステージ244は、遊技領域124から外れた遊技球などが一時的に転動可能である。また、このステージ244の後方には、後述する壁部200a3が立設されており、ステージ244上を転動する遊技球は、壁部200a3に衝突するなどしてステージ244から落下し、手前の遊技領域124に導かれる。
また、図示は省略するが、遊技盤200には、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。
(図示しない)普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。(図示しない)第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施例では7セグメントLEDによって構成する。
(図示しない)普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。(図示しない)第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、本実施例では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。(図示しない)高確中ランプ222は、遊技状態が大当りの発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、遊技盤200には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、第一可変入賞口234と、第二可変入賞口235と、を配設している。
一般入賞口226は、本実施例では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施例では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施例では遊技盤200の正面視右側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施例では遊技盤200の中央下部に1つだけ配設している。この第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第2特図始動口232は、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれ、本実施例では第1特図始動口230の真下に1つだけ配設している。この第2特図始動口232は、左右に開閉自在な羽根部材232aを備え、羽根部材232aの閉鎖中は球の入球が不可能であり、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当たり図柄を停止表示した場合に羽根部材232aが所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
第一可変入賞口234および第二可変入賞口235は、大入賞口またはアタッカーと呼ばれ、本実施例では、それぞれ遊技盤200の正面視右下に配設している。この第一可変入賞口234および第二可変入賞口235は、開閉自在な扉部材を備え、扉部材の閉鎖中は球の入球が不可能であり、特図変動遊技に当選して特図表示装置が大当たり図柄を停止表示した場合に扉部材が所定の時間間隔(例えば、開放時間29秒、閉鎖時間1.5秒)、所定の回数(例えば15回)で開閉する。第一可変入賞口234または第二可変入賞口235への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、第一可変入賞口234および第二可変入賞口235に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、図示しない遊技釘を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、第一可変入賞口234、第二可変入賞口235)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
図3は、裏面カバーを取り付けた状態の遊技盤200を裏面(背面)から見た略示正面図であり、図4は、裏面カバーを取り外した状態の遊技盤200を裏面(背面)から見た略示正面図である。
図3に示すように、遊技盤200の背面には、透明の板状部材からなる裏面カバー241が配設されている。この裏面カバー241は、背面視左側2か所に配設されたヒンジ部242を介して、遊技盤200に回動自在に装着されている。また、裏面カバー241におけるヒンジ部242と反対側の端部には、裏面カバー241を遊技盤200の背面に固定するためのロック部243が上下2か所に配設されている。
この裏面カバー241の下方には、後述する主制御部300を構成する制御基板(以下、主制御基板やメイン制御基板ともいう。)が収容可能なメイン制御基板ケース244が配設されている。また、図4に示すように、メイン制御基板ケース244の上方、かつ、裏面カバー241によって覆われる位置には、後述する第1副制御部400を構成する制御基板(以下、副制御基板やサブ制御基板ともいう。)が収容可能なサブ制御基板ケース245と、後述する第2副制御部500を構成する制御基板(以下、液晶制御基板ともいう。)が収容可能な液晶制御基板ケース246が配設されている。
なお、サブ制御基板ケース245と液晶制御基板ケース246は、裏面カバー241によって覆われるが、本例の裏面カバー241は透明の板状部材であるため、サブ制御基板ケース245と液晶制御基板ケース246や、これらの基板ケース245,246内に収容された各種電子部品などの状態は、裏面カバー241を通して裏面(背面)側から視認可能である。
図5(a)は、サブ制御基板ケース245と液晶制御基板ケース246を抜き出して示した略示正面図であり、同図(b)は、同図(a)におけるA−A線に沿う側断面図である。
液晶制御基板ケース246には、上述の液晶制御基板246aと、この液晶制御基板246aと他の制御基板とを電気的に中継するための中継基板246bと、が収容されている。また、サブ制御基板ケース245には、上述のサブ制御基板245aが収容されている。
図5(b)に示すように、サブ制御基板ケース245と液晶制御基板ケース246における側面視右側の側面を基準面とした場合に、基準面から近い順に、液晶制御基板246aと、サブ制御基板245aと、中継基板246bが、この順番で配置されている。換言すれば、サブ制御基板245aは、液晶制御基板246aよりも基準面から遠い位置に配置され、かつ、中継基板246bよりも基準面から近い位置に配置されており、側面視では、液晶制御基板246aと中継基板246bとの間に位置している。
<制御部>
次に、図6を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、図6は、制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材232aや可変入賞口234の扉部材234a等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本実施例では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400および払出制御部600からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、各種演出データ等が記憶されたROM406が接続されている。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタン検出センサ426と、遮蔽装置センサ430やチャンスボタン検出センサ426からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、入力インタフェースを介して第1副制御部400が送信した制御コマンドを受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、役物ユニット950の駆動制御を行うための駆動回路516と、役物ユニット950の現在位置を検出する各種センサ424と、この各種センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。なお、本例では、役物ユニット950を第2副制御部500によって駆動制御する例を示したが、他の制御部(例えば、第1副制御部400)によって駆動制御するように構成してもよい。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。
<図柄の種類>
次に、図7(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図7(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。
これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が本発明にいう図柄の変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間(本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間(これも本発明にいう変動時間が相当)が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示するまでが本発明にいう図柄変動停止表示の一例に相当し、以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの一連の表示を図柄変動停止表示と称する。
後述するように、図柄変動停止表示は複数回、連続して行われることがある。同図(a)には、図柄変動停止表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されている。同図(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。本実施形態のパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。
また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当たり図柄であり、「特図H」は第2小当たり図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では装飾図柄表示装置208に表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、本実施形態のパチンコ機100には、15R特別大当たり図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。
図7(b)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。そして、「特図B」の15R大当たりを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当たりに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当たり、「特図F」の突然通常と称される2R大当たり、あるいは「特図G」の第1小当たり、「特図H」の第2小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当たり、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに同図(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
同図(c)は、普図の停止表示図柄の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この同図(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図8を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、図8は、主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
上述したように、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、電源基板に設けたRWMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。
そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタと、普図タイマ乱数値、および特図タイマ乱数値それぞれを生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図タイマ乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図タイマ乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。なお、初期値生成用乱数カウンタは、後述するステップS207でも更新する。
主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、ステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図9を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、図9は、主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約2msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDTを定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、上述の前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサ、各種の球検出センサを含む各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。
主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、第一可変入賞口234、第二可変入賞口235、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。
すなわち、これらの入賞口226、234、235やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値、特図1乱数値、および特図2乱数値をそれぞれ生成するための2つの乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。
また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。なお、本実施形態では特図1の乱数値を取得するためのカウンタと特図2の乱数値を取得するためのカウンタとを別に設けたが、同一のカウンタを用いてもよい。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特別図柄表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口226、234、235や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。この入賞受付処理では、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228および可変入賞口234への入賞があったか否かを判定する。ここでは、ステップS203における入賞判定パターン情報と一致するか否かの判定結果を用いて判定する。第1特図始動口230へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の、第1特図始動口230に対応した乱数値記憶用レジスタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図1当選乱数値として取得するとともに特図1乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図1乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。
第2特図始動口232へ入賞があった場合且つRAM308に設けた対応する保留数記憶領域が満タンでない場合、乱数値生成回路318の、第1特図始動口230に対応した乱数値カウンタ値記憶用レジスタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図2当選乱数値として取得するとともに特図2乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)を特図2乱数値として取得して対応する乱数値記憶領域に格納する。
ステップS219では、払出要求数送信処理を行う。なお、払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は、例えば1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当たり図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、外れ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。
また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図7(c)に示す普図A)および外れ図柄(図7(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材232aの開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材232aを開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、普図外れフラグがオンされる。この普図外れフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。
また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、2R大当たりフラグ、第1小当たりフラグ、第2小当たりフラグ、第1はずれフラグ、第2はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグそれぞれのフラグが用意されている。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図7(a)に示す特図A、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図B、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には特図C、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図D、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグはオンの場合には特図E、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグもオフの場合には特図F、第1小当たりフラグがオンの場合には特図G、第2小当たりフラグがオンの場合には特図H、第1はずれフラグがオンの場合には特図I、第2はずれフラグがオンの場合には特図Iそれぞれの態様となるように、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。
この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図A)、15R大当たり図柄(特図B)、突然確変図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当たり図柄(特図G)、第2小当たり図柄(特図H)、第1はずれ図柄(特図I)、および第2はずれ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中(詳細は後述)でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、後述するように、大当りフラグがオンされる。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)第一可変入賞口234、または、第二可変入賞口235の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)第一可変入賞口234、または、第二可変入賞口235の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本実施例では15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当たり遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数100回をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンすることもない。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。この時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に大当りする可能性が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間および特図変動遊技の変動時間は短くなる。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、第2特別始動口232の一対の羽根部材232aの1回の開放における開放時間が長くなりやすい。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材232aは多く開きやすい。また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当たり遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当たり遊技中に普図高確率状態であると、大当たり遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に第2特図始動口232に多くの遊技球が入球し、大当たり中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、特図2変動遊技の結果が外れであれば、後述するように、はずれフラグがオンされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。
ステップS233では、コマンド設定送信処理を行い、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本実施形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、第一可変入賞口234、または、第二可変入賞口235への入賞の有無などを含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、15R大当りフラグや2R大当たりフラグの値、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、第一可変入賞口234、または、第二可変入賞口235の開閉を制御したり、表示回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報を出力ポート(I/O310)を介して第1副制御部400に出力する。
ステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。
ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、上述の主制御部メイン処理に復帰する。
<第1副制御部400の処理>
次に、図10を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS311では、チャンスボタンの押下を検出していた場合、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタンの押下に応じた演出データに変更する処理を行う。ステップS313では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。
ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS503では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<第2副制御部500の処理>
次に、図11を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS701では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。ステップS713では、第1副制御部400からの役物ユニット950への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力し、ステップS703に戻る。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第2副制御部タイマ割込処理のステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
<演出装置>
次に、パチンコ機100が備える演出装置について詳細に説明する。図12は、遊技盤200の分解斜視図である。
本例の遊技盤200は、演出装置が配設される後ユニット200aと、上述の遊技領域124を形成する前ユニット200cと、これらの後ユニット200aと前ユニット200cとを仕切る板状部材の遊技板200bの3つのユニットで構成される。そして、後ユニット200aの前面に、遊技板200bが取り付けられ、この遊技板200bの前面に、さらに前ユニット200cが取り付けられることで、後ユニット200a、遊技板200b、および前ユニット200cの3つのユニットが一体となって遊技盤200を構成する。なお、遊技板200bの材質は特に限定されず、透明の樹脂でもよいし、木製であってもよい。
遊技板200bの正面視右側には、前ユニット200cに配設される普図始動口(ゲート)228の一部が貫通可能な長孔からなるゲート用貫通孔200b1と、このゲート用貫通孔200b1の位置を特定するための目印となる切欠き部200b2と、が形成されている。また、後ユニット200aの正面視右側には、前ユニット200cに配設される普図始動口(ゲート)228の一部に触れる(アクセスする)ことを可能にするゲート用切欠き部200a1が形成されている。
図13(a)、(b)は、遊技盤200における普図始動口(ゲート)228近傍を拡大して示す部分拡大図である。後ユニット200a、遊技板200b、および前ユニット200cの3つのユニットが一体となった状態では、前ユニット200cに配設される普図始動口(ゲート)228の後端部が、遊技板200bのゲート用貫通孔200b1を貫通し、後ユニット200aのゲート用切欠き部200a1の内側空間内まで到達するように構成される。
遊技店の店員などは、遊技板200bの切欠き部200b2を目印として、普図始動口(ゲート)228の配設場所を容易かつ迅速に特定することができる上に、遊技盤200を構成するユニットを分解することなく、後ユニット200aのゲート用切欠き部200a1を通じて、普図始動口(ゲート)228の交換を行ったり、普図始動口(ゲート)228を目視で確認したりすることができる。このため、普図始動口(ゲート)228の交換や修理等の保守作業が従来よりも容易となるとともに、普図始動口(ゲート)228に対する不正行為の有無を容易に確認でき、不正行為を未然に防止できる場合がある。
<遊技球貯留部>
次に、図14〜図16を用いて、後ユニット200aに設けられた遊技球貯留部について説明する。なお、図14は、役物ユニット950を取り外した状態の後ユニット200aを背面側から見た略示背面図であり、図15は、役物ユニット950を取り外した状態の後ユニット200aを背面側から見た斜視図であり、図16は、遊技球貯留部周辺を拡大して示す部分拡大図である。
図14および図15に示すように、後ユニット200aの中央には、後ユニット200aの後方に配置される装飾図柄表示装置208の表示領域を視認可能とする後ユニット開口部200a2が形成されている。また、この後ユニット開口部200a2の上方には、センター役物900が後ユニット200aの水平方向に配置され、その中央には、キャラクタの顔の輪郭をかたどったセンター役物開口部900aが形成されている。詳細は後述するが、このセンター役物開口部900aからは、センター役物900の後方に配置される落下展開役物712のカバー手段718に施されたキャラクタの顔が視認可能である。
後ユニット開口部200a2の下方には、透明の板状部材からなる壁部200a3と、凹凸形状に造形された装飾部200a4が配設されている。また、この装飾部200a4の下方には、後ユニット開口部200a2の背面視左端近傍から右端近傍に亘って、横長の皿形状の遊技球貯留部200a5が配設されている。この遊技球貯留部200a5は、図15に示すように、遊技球EB1を一時的に貯留することが可能な部位である。
本例の遊技球貯留部200a5は、図16に拡大して示すように、最大2個の遊技球を後ユニット200aの前後方向(厚み方向)に収容可能な幅を有する第二の貯留部200a8と、この第二の貯留部200a8に連通され、最大1個の遊技球を後ユニット200aの前後方向(厚み方向)に収容可能な幅を有する第一の貯留部200a7と、第二の貯留部200a8に向かって下方に傾斜する傾斜面を有する誘導部200a6と、を備える。誘導部200a6は、傾斜面を有することで、壁部200a3などを乗り越えて後ユニット200aの後方に落下した遊技球を、第二の貯留部200a8に誘導することが可能である。
また、図14に示すように、この遊技球貯留部200a5の下方には、役物ユニット950などと後ユニット200aとを電気的に接続するためのハーネスが取り付け可能な複数のコネクタ200a9や、遊技領域124から外れた遊技球を下皿などに導くための複数の遊技球通路200a11が配設されている。本例の遊技球貯留部200a5は、壁部200a3などを乗り越えて後ユニット200aの後方に落下した遊技球が、コネクタ200a9に接触するのを阻止するための部位としても機能している。
このような遊技球貯留部200a5を備えることにより、遊技球がコネクタ200a9に接触することで電気系統がショートしたりコネクタ200a9が破損したりするなどの事態を防ぐことができ、安定した遊技制御を行うことができる場合がある。
さらに、本例では、壁部200a3と装飾部200a4との間に、遊技球1個分以上の幅を有する隙間を形成しており、この隙間は、図15に示すように、壁部200a3などを乗り越えて後ユニット200aの後方に落下した遊技球EB2を一時的に貯留することが可能な第二の遊技球貯留部200a10として機能している。
<役物ユニット>
次に、図17を用いて、役物ユニット950について説明する。なお、図17は、役物ユニット950の分解斜視図である。
役物ユニット950は、後ユニット200aの背面に取り付けられるユニットであり、本例では、落下展開役物ユニット700と、上昇役物ユニット750と、打ち上げ役物ユニット800と、V形成役物ユニット850によって構成される。なお、本例では、上昇役物ユニット750と打ち上げ役物ユニット800を1つのユニットで構成している。
<役物ユニット/落下展開役物ユニット>
図18〜図20は、落下展開役物ユニット700の分解斜視図である。
図18に示すように、落下展開役物ユニット700は、主として、正面視コの字形状のベース702と、このベース702の正面視左側と正面視右側に配設される一対の左上下駆動部704および右上下駆動部706と、ベース702の背面側に配設されるロック解除部708と、落下展開役物ユニット700と他の基板とを電気的に接続するための中継基板710と、一対の左上下駆動部704および右上下駆動部706によって上下方向にスライド可能な落下展開役物712(図20参照)と、によって構成される。
<役物ユニット/落下展開役物ユニット/左(右)上下駆動部>
左上下駆動部704は、図18に示すように、ベース702にネジで固定される筒状の駆動ベース704aと、この駆動ベース704aの上部に取り付けられる左駆動モータ704bと、この駆動モータ704bの駆動軸に固定される駆動歯車704cと、この駆動歯車704cの動力を伝達するための複数の歯車704dと、を有して構成される。
また、左上下駆動部704は、図19に示すように、ベース702に嵌め込まれてベース702に沿って上下方向にスライド可能なスライダ704eと、このスライダ704eに固定されるとともに落下展開役物712の左回転モータベース712e1を支持する役物支持部704fと、スライダ704eに固定されるギヤ部704gと、を有して構成される。
ギヤ部704gは、複数の歯車704dの一つと噛み合うように配置され、左駆動モータ704bを作動して歯車704dを回転駆動することで、ギヤ部704g、役物支持部704f、およびスライダ704eが一体となって上下方向にスライドするように構成されている。なお、右上下駆動部706は左上下駆動部704と同じ構造であり、図18、図19に示す通りである。
後述する落下展開役物712は、左上下駆動部704の役物支持部704fと、右上下駆動部706の役物支持部706fと、によって両端を支持されており、左駆動モータ704bと右駆動モータ706bを作動させることで、上下方向にスライド可能である。以下、落下展開役物712を上下方向にスライドさせる動作を、「落下展開役物712の上下動作」という場合がある。
<役物ユニット/落下展開役物ユニット/ロック解除部>
ロック解除部708は、図18に示すように、図6に示す駆動回路516によって駆動されるソレノイド708aと、このソレノイド708aによって長手方向にスライドされる軸部708bと、この軸部708bに係合されて軸部708bとともに上下方向にスライドされる可動部708cと、この可動部708cの上下動に連動して回動される回動部708dと、この回動部708dによって符号Aで示す方向にスライド可能な爪部708eと、を有して構成される。
ロック解除部708の爪部708eは、ベース702に形成された貫通孔702aの内外をスライド可能に配置される。ソレノイド708aを作動させて爪部708eを貫通孔702a内に進入させると、ベース702は下方へのスライドが阻止(ロック)された状態となり、落下展開役物712は停止した状態となる。
一方、ソレノイド708aを作動させて爪部708eを貫通孔702a外に退出させると、ベース702の下方へのスライドが許容(ロック解除)された状態となり、落下展開役物712は自重で下方にスライドする。なお、上述の「落下展開役物712の上下動作」には、左駆動モータ704bと右駆動モータ706bの作動による下方へのスライドに加えて、落下展開役物712の自重による下方へのスライドも含まれる。
<役物ユニット/落下展開役物ユニット/落下展開役物>
落下展開役物712は、図20に示すように、図19に示す役物支持部704f、706fに両端を支持される長板状の第四の構造体712aと、この第四の構造体712aの正面側に回動可能に取り付けられる長板状の第一の構造体712bと、第四の構造体712aに回動可能に配設される左右一対の第三の構造体712cと、第一の構造体712bに回動可能に配設される左右一対の第二の構造体712dと、第一の構造体712bの正面視左側を回転駆動するための左回転駆動部712eと、第一の構造体712bの正面視右側を回転駆動するための右回転駆動部712fと、第一の構造体712bの正面側に配設される板状のカバー手段718(図21参照)と、を有して構成される。
左回転駆動部712eは、図19に示す役物支持部704fに固定される左回転モータベース712e1と、この左回転モータベース712e1に取り付けられる左回転モータ712e2と、左モータベース712e1を装飾するための左回転モータベース飾り部712e3と、左回転モータ712e2の動力を伝達するための歯車712e4と、この歯車712e4によって回動可能であるとともに第一の構造体712bの正面視左側の側面に固定される回転アーム712e5と、によって構成される。
なお、右回転駆動部712fは左回転駆動部712eとほぼ同じ構造であり、図20に示す通りであるが、回転アーム712f5に板状の検知片712f51を備えるとともに、この検知片712f51の位置を検知可能なセンサ712f6を備える点が、左回転駆動部712eと異なっている。右回転駆動部712fは、この検知片712f51とセンサ712f6を備えることにより、第一の構造体712bが初期位置(図30(a)に示す位置)に位置しているか否かを検知することが可能である。
落下展開役物712では、左回転モータ712e2を作動することで、歯車712e4を介して回転アーム712e5が回動し、この回転アーム712e5が固定される第一の構造体712bの正面視左側が正面側に回転(傾斜)するように構成されている。また、右回転モータ712f2を作動することで、歯車712f4を介して回転アーム712f5が回動し、この回転アーム712f5が固定される第一の構造体712bの正面視右側が正面側に回転(傾斜)するように構成されている。
よって、左回転モータ712e2と右回転モータ712f2を同時に作動することで、第一の構造体712bを正面側(第四の構造体712aから遠ざかる方向)に回転(傾斜)させることが可能である。以下、落下展開役物712の第一の構造体712bを正面側に回転(傾斜)させる動作を、「落下展開役物712の回転動作」という場合がある。
また、第一の構造体712bの背面には、ベース部712gが固定され、このベース部712gには、歯車712hと、この歯車712hに噛み合う外歯を有するアーム部712kが、回転可能に配設される。一方、第四の構造体712aには、アーム部712kに係合可能な係合部712mが固定される。
第一の構造体712bが、図30(a)に示す初期位置に復帰した場合には、第一の構造体712b側のアーム部712kが、第四の構造体712a側の係合部712mと係合することで、第一の構造体712bが初期位置に保持される。一方、第一の構造体712bが初期位置から正面側に回動し始めると、第一の構造体712b側のアーム部712kと、第四の構造体712a側の係合部712mの係合が解除される。
図21に示すように、カバー手段718は、第一の構造体712bに対して上下にスライド可能なスライダ721に固定される。このスライダ721は、第一の構造体712b側のアーム部712kに係合されるとともにバネ722によって下方に付勢されている。第一の構造体712bが初期位置から正面側に回動し始めて、第一の構造体712b側のアーム部712kと、スライダ721の係合が解除されると、バネ722に付勢されたスライダ721がカバー手段718を下方に押し下げるように構成されている。本例のカバー手段718には、キャラクタの顔が施されているが、他のキャラクタ、文字、識別情報(例えば、機種名)などを施してもよい。
図20に戻って、ベース部712gには、一対の第三の構造体712cに配設された鉄製の金属片712c7を磁力で引き寄せるための磁石712nが配設されており、第一の構造体712bが手前に約180°傾斜した場合には、磁力によって一対の第三の構造体712cがベース部712gに保持される。
また、第一の構造体712bの両端には、一対の磁石712b1がそれぞれ配設されているとともに、左回転モータベース飾り部712e3と右回転モータベース飾り部712f3には、一対の磁石712b1に対応する位置に、それぞれ鉄製の金属片712e7、712f7が配設されている。これにより、初期位置に復帰した第一の構造体712bは、磁力によって左回転モータベース飾り部712e3と右回転モータベース飾り部712f3に引き寄せられ、初期位置が保持されるように構成されている。
また、正面視左側の第三の構造体712cは、第四の構造体712aの正面視左側の表面に固定される支持部712c1と、この支持部712c1に支持軸712c2を介して回動可能に配設される腕部712c3と、この腕部712c3に固定される左上半身部712c4と、この左上半身部712c4に固定される帽子部712c5および校章部712c6と、を有して構成される。
また、正面視右側の第三の構造体712cは、第四の構造体712aの正面視右側の表面に固定される支持部712c1と、この支持部712c1に支持軸712c2を介して回動可能に配設される腕部712c3と、この腕部712c3に固定される右上半身部712c4と、この右上半身部712c4に固定される帽子部712c5および校章部712c6と、を有して構成される。
また、正面視左側の第二の構造体712dは、第一の構造体712bの正面視左側の裏面に固定される支持部712d1と、この支持部712d1に支持軸712d2を介して回動可能に配設される腕部712d3と、この腕部712d3に固定される左下半身部712d4と、腕部712d3と第三の構造体712cとを連結するための連結部712d5と、を有して構成される。
図21に示すように、正面視右側の第二の構造体712dは、第一の構造体712bの正面視右側の裏面に固定される支持部712d1と、この支持部712d1に支持軸712d2を介して回動可能に配設される腕部712d3と、この腕部712d3に固定される右下半身部712b4と、腕部712d3と第三の構造体712cとを連結するための連結部712d5と、を有して構成される。
落下展開役物712では、正面視左側の第三の構造体712cが備える左上半身部712c4、帽子部712c5、および校章部712c6と、正面視右側の第三の構造体712cが備える右上半身部712c4、帽子部712c5、および校章部712c6と、正面視左側の第二の構造体712dが備える左下半身部712d4と、正面視右側の第二の構造体712dが備える右下半身部712d4と、によって1つのキャラクタが形成されるように構成されている。
<役物ユニット/落下展開役物ユニット/落下展開役物の発光手段>
図21(a)は、第一の構造体712bの周辺部材を抜き出して示した分解斜視図であり、同図(b)は、第四の構造体712aの周辺部材を抜き出して示した分解斜視図である。また、図22は、第一の構造体712bの発光基板714と第四の構造体712aの発光基板714を示した略示正面図である。
第一の構造体712bの正面側には、複数の第二の発光手段714a(本例では、LED)が設けられた発光基板714が取り付けられ、これらの複数の第二の発光手段714aによって、前方に配置されるカバー手段718を通して第一の構造体712bの正面側に光を出力することが可能である。また、第四の構造体712aの背面側には、複数の第一の発光手段716a(本例では、LED)が設けられた発光基板716が取り付けられ、これらの複数の第一の発光手段716aによって、前方に配置される第四の構造体712aを通して第四の構造体712aの正面側に光を出力することが可能である。
図22に示すように、第四の構造体712aの発光基板716には、第四の構造体712aと第一副制御部400とを電気的に接続するためのハーネスが接続可能な第一のコネクタCN1と、第四の構造体712aと第一の構造体712bの発光基板714とを電気的に接続するためのハーネスが接続可能な第二のコネクタCN2と、第四の構造体712aと左回転モータ712e2を電気的に接続するためのハーネスが接続可能な第三のコネクタCN3と、第四の構造体712aと右回転モータ712f2およびセンサ712f6とを電気的に接続するためのハーネスが接続可能な第四のコネクタCN4が設けられている。
<役物ユニット/上昇役物ユニット>
図23は、上昇役物ユニット750の分解斜視図である。図23に示すように、上昇役物ユニット750は、主として、ベース752と、このベース752の正面視左側に配設される駆動部754と、第一の上昇役物756と、第二の上昇役物758と、によって構成される。
駆動部754は、ベース752にネジで固定される駆動ベース754aと、この駆動ベース754aに取り付けられる駆動モータ754bと、この駆動モータ754bの駆動軸に固定される駆動歯車754cと、この駆動歯車754cの動力を伝達するための複数の歯車754dと、複数の歯車754dのうちの一つの歯車に設けられた検知片754d1の位置を検知可能なセンサ754eと、複数の歯車754dのうちの一つの歯車に噛み合うカム754fと、を有して構成される。
第一の上昇役物756は、第一の上昇役物ベース756aと、この第一の上昇役物ベース756aの正面視左側を支点として時計回りまたは反時計周りに回動可能なアーム部756bと、このアーム部756bの回動に連動して上下方向にスライド可能な第一の上昇役物スライダ756cと、この第一の上昇役物スライダ756cに取り付けられる、岩石の外観を表す第一の上昇役物装飾部756dと、を有して構成される。
アーム部756bは、駆動部754のカム754dの正面側凸部754f1と係合され、カム754dを回動することで時計回りまたは反時計回りに回動する。また、第一の上昇役物スライダ756cと第一の上昇役物装飾部756dは、アーム部756bが反時計回りに回動すると上昇し、アーム部756bが時計回りに回動すると下降する。
第二の上昇役物758は、第二の上昇役物ベース758aと、この第二の上昇役物ベース758aに対して上下方向にスライド可能な第二の上昇役物スライダ758bと、この第二の上昇役物スライダ758bに取り付けられる、岩石の外観を表す第二の上昇役物装飾部758cと、第二の上昇役物スライダ758bの下降を阻止することが可能なロック解除部758dと、カバー部758eと、を有して構成される。
第二の上昇役物スライダ758bは、第一の上昇役物スライダ756cと係合可能な位置に配設され、第一の上昇役物スライダ756cが所定量だけ上昇することで、第一の上昇役物スライダ756cに連動して上昇するように構成されている(詳細は後述)。
ロック解除部758dは、ソレノイド758d1と、このソレノイド758d1によって長手方向にスライドされる軸部758d2と、この軸部758d2に係合されて符号Bで示す方向にスライド可能な爪部758d3と、を有して構成される。
詳細は後述するが、ソレノイド758d1を作動させて爪部758d3を伸長させると、第二の上昇役物スライダ758bの下降が阻止(ロック)された状態となり、第二の上昇役物スライダ758bに固定された第二の上昇役物装飾部758cは上昇位置で保持される。一方、ソレノイド758d1を作動させて爪部758d3を退出させると、第二の上昇役物スライダ758bの下降が許容(ロック解除)された状態となり、第二の上昇役物スライダ758bに固定された第二の上昇役物装飾部758cは自重によって下方にスライドする。
<役物ユニット/打ち上げ役物ユニット>
図24は、打ち上げ役物ユニット800の分解斜視図であり、図25は、打ち上げ役物ユニット800が備える中継基板806の拡大斜視図である。
図24に示すように、打ち上げ役物ユニット800は、主として、板状の後ユニット802と、この後ユニット802の下方に配設される打ち上げ機構部804と、後ユニット802の正面視右側に設けられた遊技球通路802a近傍に配設される中継基板806と、この中継基板806の表面に貼付される保護フィルム808と、複数の小片からなる小片役物804dの可動空間を形成するためのスペーサ810と、このスペーサ810の正面を覆う板状の前ユニット812と、によって構成される。
打ち上げ機構部804は、上昇役物ユニット750のカム754fの背面側凸部と係合可能な位置に設けられるスライダ804aと、このスライダ804aを上方向に付勢するバネ804bと、スライダ804aを上下方向に案内する案内部804cと、スライダ804aの上方にフリーな状態で配設される小片役物804dと、この小片役物804dをスライダ804aの方向に案内する一対の案内レール804eと、を有して構成される。
図25に拡大して示すように、中継基板806の正面には、コネクタ等を除いて保護フィルム808が貼付される。中継基板806は、後ユニット802の遊技球通路802aに配設されるが、本例では、保護フィルム808を中継基板806の正面側の面に貼付することで、遊技球通路802aを通過する遊技球が中継基板806に接触しないように(遊技球通路802aを通過する遊技球と中継基板806とが絶縁されるように)構成している。このため、中継基板806において電気系統がショートしたり中継基板806が破損したりするなどの事態を防ぐことができ、安定した遊技制御を行うことができる場合がある。
<役物ユニット/V形成役物ユニット>
図26は、V形成役物ユニット850の分解斜視図である。図26に示すように、V形成役物ユニット850は、パチンコ機100の正面視左側に配設されるV形成役物左ユニット852と、パチンコ機100の正面視右側に配設されるV形成役物右ユニット854と、によって構成される。なお、V形成役物左ユニット852とV形成役物右ユニット854は左右対称の構造であるため、以下、V形成役物右ユニット854の詳細な説明は省略する。
V形成役物左ユニット852は、V形成役物左ベース852aと、このV形成役物左ベース852aの下端に配設される駆動部852bと、この駆動部852bによって回動可能な左リンク部852cと、V形成役物左ベース852aに固定される装飾部852dと、V形成役物左ベース852aの上部に配設される左発光基板852eと、左リンク部852cに取り付けられるV形成左可動部852fと、このV形成左可動部852fに取り付けられるV形成左装飾部852gと、左発光基板852eに取り付けられる左導光坂852hと、を有して構成される。
駆動部852bは、V形成役物左ベース852aに取り付けられる駆動モータ852b1と、この駆動モータ852b1の駆動軸に固定される駆動歯車852b2と、この駆動歯車852b2によって回動されるカム852b3と、を有して構成される。
V形成役物左ユニット852のV形成左可動部852fは、駆動部852bを駆動することで上端部を支点として反時計回りに所定角度だけ回動可能であり、V形成役物右ユニット854のV形成右可動部854fは、駆動部854bを駆動することで上端部を支点として時計回りに所定角度だけ回動可能である。よって、駆動部852bと駆動854dを同時に駆動することで、V形成左可動部852fとV形成右可動部854fによって正面視V字が形成される。
図27は、V形成役物右ユニット854の右導光板854hを背面側から見た外観斜視図である。右導光板854hの上方二か所には、成型時に形成されたエジェクタピン痕854h1が残存している。このエジェクタピン痕854h1は、右導光板854hの成型時に不可避的に形成される凹部であり、エジェクタピン痕854h1を含む部位の厚みは、エジェクタピン痕854h1の無い部位の厚みよりも薄くなっている。
本例では、図26に示すように、V形成役物右ユニット854の右発光基板854eに搭載された発光手段(本例では、LED)がエジェクタピン痕854h1に対向するように配置される。このような構造により、発光手段(LED)から出射される光の光量を増加させ、演出効果を高めることができる場合がある。
<役物ユニット/センター役物ユニット>
図28は、センター役物ユニット900の正面図であり、図29は、センター役物ユニット900の背面図である。
センター役物900は、遊技盤200の上部に配設される装飾部902と、この装飾部902の背面側に配設される発光基板904と、を有して構成される。本例の装飾部902は、センター役物開口部900aの周囲に所定間隔をあけて放射状に配置された複数の第一の部位902a(図29参照)と、この第一の部位902aの内方に配置されてセンター役物開口部900aの外縁を形成する第二の部位902b(図28参照)と、を有する。
第一の部位902aは、光を透過可能な透明または半透明の部材からなる部位であり、本例では、複数の第一の部位902aのうちの一部は、センター役物900の発光基板904に搭載された発光手段(本例では、LED)から出力される光と、上述の第一の構造体712bの発光基板714に搭載された発光手段(本例では、LED)から出力される光の両方を透過可能である。一方、第二の部位902bは、光を透過不能な不透明の部材からなる部位である。
<落下展開役物の動作>
次に、図30〜図34を用いて、落下展開役物712の動作について説明する。上述の通り、落下展開役物712は、上下方向にスライドさせる上下動作と、第一の構造体712bを前方に回転させる回転動作が可能である。
<落下展開役物の動作/上下動作>
図30は、落下展開役物ユニット700のみを抜き出して落下展開役物712の上下動作を示した図であり、図31は、遊技盤200に設置された状態の落下展開役物ユニット700における落下展開役物712の上下動作を示した図である。
図30(a)および図31(a)は、落下展開役物712が上下動作における初期位置に位置している場合の正面図と断面図を示している。上下動作における初期位置は、遊技盤200の上方において落下展開役物712の全体がセンター役物900に重なる(オーバーラップする)位置である。
この初期位置では、落下展開役物712のカバー手段718の正面に施された一部の装飾(本例では、キャラクタの顔)が、センター役物900のセンター役物開口部900aを通して正面から視認可能となり、センター役物900と落下展開役物712によって一体的な演出が提供される。また、初期位置は、後ユニット開口部200a2の後方に配置された装飾図柄表示装置208の表示領域が落下展開役物712に重ならない(オーバーラップしない)位置であり、正面からは装飾図柄表示装置208の表示領域の全てが視認可能である。
図30(b)および図31(b)は、落下展開役物712が上下動作における中間位置に位置している場合の正面図と断面図を示している。落下展開役物712が上下動作における初期位置に位置している場合において、ソレノイド708a(図18参照)を作動させて爪部708eを貫通孔702a外に退出させると、ベース702の下方へのスライドが許容(ロック解除)された状態となり、落下展開役物712は自重によって下方にスライドし、中間位置に到達する。
上下動作における中間位置は、初期位置の落下展開役物712が下降し、落下展開役物712の一部がセンター役物900に重なる(オーバーラップする)位置である。この中間位置では、落下展開役物712のカバー手段718の正面に施された装飾の一部が、センター役物900のセンター役物開口部900aを通して視認可能である。また、中間位置は、後ユニット開口部200a2の後方に配置された装飾図柄表示装置208の表示領域の上部が落下展開役物712に重なる(オーバーラップする)位置であり、正面からは装飾図柄表示装置208の表示領域の上部が視認不能となるが、表示領域のほとんどは視認可能である。
図30(c)および図31(b)は、落下展開役物712が上下動作における最大移動位置に位置している場合の正面図と断面図を示している。上下動作における最大移動位置は、中間位置の落下展開役物712がさらに下降し、落下展開役物712の一部がセンター役物900に重ならない(オーバーラップしない)位置である。また、最大移動位置は、後ユニット開口部200a2の後方に配置された装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部が落下展開役物712に重なる(オーバーラップする)位置であり、正面からは装飾図柄表示装置208の表示領域のほとんどが視認不能となる。
<落下展開役物の動作/回転動作>
図32は、落下展開役物ユニット700のみを抜き出して落下展開役物712の回転動作を示した図であり、図33および図34は、遊技盤200に設置された状態の落下展開役物ユニット700における落下展開役物712の回転動作を示した図である。
図32(a)および図33(a)は、落下展開役物712の第一の構造体712bが回転動作において手前側に45°回転した場合の正面図を示している。第一の構造体712bが手前側に0°から45°まで回転する過程において、第一の構造体712bの回転に連動する左右2つの第二の構造体712dが、第一の構造体712bを支点として互いに近接する方向に回動するとともに、左右2つの第二の構造体712dの回動に連動する左右2つの第三の構造体712cが、第四の構造体712aを支点として互いに近接する方向に回動する。
また、第一の構造体712bが初期位置から正面側に回動し始めて、第一の構造体712b側のアーム部712kと、スライダ721(図21参照)の係合が解除されると、スライダ721がカバー手段718を下方に押し下げる。このため、カバー手段718は、下方向に所定量だけスライドするとともに手前に約45°傾斜した状態となるが、カバー手段718に施された装飾は、正面から視認可能である。
図32(b)および図33(b)は、落下展開役物712の第一の構造体712bが回転動作において手前側に90°回転した場合の正面図と断面図を示している。第一の構造体712bが手前側に45°から90°まで回転する過程において、第一の構造体712bの回転に連動する左右2つの第二の構造体712dが、第一の構造体712bが手前側に45°回転した状態よりも、さらに近接する方向に回動するとともに、左右2つの第二の構造体712dの回動に連動する左右2つの第三の構造体712cが、第一の構造体712bが手前側に45°回転した状態よりも、さらに近接する方向に回動する。
また、カバー手段718は、手前に約90°傾斜した状態となり、カバー手段718に施された装飾は、正面から視認不能となるが、第四の構造体712aに配設された発光手段716a(本例では、LED)が、正面から視認可能となる。
なお、カバー手段718は、第一の構造体712bの回転に連動して下方向に所定量だけスライドする構造であるため、カバー手段718が、手前に約90°傾斜した状態となった場合であってもカバー手段718の正面側への突出量を最小限に抑えることができる。これにより、遊技盤200の厚みが必要以上に厚くなることを回避することができる上に、カバー手段718が他の部材に接触するような事態を未然に回避できる場合がある。
図32(c)および図34(a)は、落下展開役物712の第一の構造体712bが回転動作において手前側に135°回転した場合の正面図を示している。第一の構造体712bが手前側に90°から135°まで回転する過程において、第一の構造体712bの回転に連動する左右2つの第二の構造体712dが、第一の構造体712bが手前側に90°回転した状態よりも、さらに近接する方向に回動するとともに、左右2つの第二の構造体712dの回動に連動する左右2つの第三の構造体712cが、第一の構造体712bが手前側に90°回転した状態よりも、さらに近接する方向に回動する。
また、カバー手段718は、手前に約135°傾斜した状態となり、カバー手段718に施された装飾は、正面から視認不能であるが、第四の構造体712aに配設された発光手段716a(本例では、LED)は、正面から視認可能である。
図32(d)および図34(b)は、落下展開役物712の第一の構造体712bが回転動作において手前側に180°回転した場合の正面図と断面図を示している。第一の構造体712bが手前側に135°から180°まで回転する過程において、第一の構造体712bの回転に連動する左右2つの第二の構造体712dが、第一の構造体712bが手前側に135°回転した状態よりも、さらに近接する方向に回動することで互いに接触した状態になるとともに、左右2つの第二の構造体712dの回動に連動する左右2つの第三の構造体712cが、第一の構造体712bが手前側に90°回転した状態よりも、さらに近接する方向に回動することで互いに接触した状態となる。
また、左右2つの第二の構造体712dと左右2つの第三の構造体712cも接触した状態となり、左右2つの第二の構造体712dと左右2つの第三の構造体712cによってキャラクタが形成される。なお、カバー手段718は、手前に約180°傾斜した状態となり、カバー手段718に施された装飾は、正面から視認不能であり、第四の構造体712aに配設された発光手段716a(本例では、LED)の一部も、左右2つの第二の構造体712dと左右2つの第三の構造体712cによって覆われるため、正面から視認不能となる。
<上昇役物ユニットと打ち上げ役物ユニットの動作>
図35は、上昇役物ユニット750と打ち上げ役物ユニット800のみを抜き出して上昇役物ユニット750と打ち上げ役物ユニット800の動作を示した図であり、図36は、遊技盤200に設置された状態の上昇役物ユニット750と打ち上げ役物ユニット800の動作を示した図である。
図35(a)および図36(a)は、上昇役物ユニット750と打ち上げ役物ユニット800が初期位置に位置している状態の正面図を示しており、図35(b)および図36(b)は、上昇役物ユニット750が作動して第一の上昇役物装飾部756dと第二の上昇役物装飾部758cが上昇している過程の正面図を示している。
駆動モータ754bの作動によりカム754fが時計回りに回転すると、カム754fの正面側凸部754f1に押し上げられてアーム部756bが反時計回りに回動する。アーム部756bが反時計回りに回動すると、このアーム部756bに係合する第一の上昇役物スライダ756cが上方向にスライドし、この第一の上昇役物スライダ756cに固定された第一の上昇役物装飾部756dが上昇する。
また、第一の上昇役物スライダ756cが所定量だけ上方向にスライドすると、この第一の上昇役物スライダ756cの係合部756c1が、第二の上昇役物スライダ758bの係合部758b1に係合する。これにより、第二の上昇役物スライダ758bは、第一の上昇役物スライダ756cとともに上方向にスライドし、第二の上昇役物スライダ758bに固定された第二の上昇役物装飾部758cが上昇する。
図35(c)および図36(c)は、第一の上昇役物装飾部756dと第二の上昇役物装飾部758cが最大高さまで上昇した状態の正面図を示している。カム754fが、図35(b)に示す位置から、さらに時計周りに回転し、図35(c)に示す位置まで回転したことをセンサ754e(図23参照)が検知すると、ソレノイド758d1が作動し、爪部758d3が第二の上昇役物スライダ758bの方向に向かって伸長する。爪部758d3が伸長すると、第二の上昇役物スライダ758bの下方向へのスライドが不能となり、第二の上昇役物スライダ758bの下降が阻止(ロック)された状態となり、第二の上昇役物スライダ758bに固定された第二の上昇役物装飾部758cは、図35(c)に示す最大高さで保持される。
図35(d)および図36(d)は、打ち上げ役物ユニット800が作動した状態の正面図を示している。カム754fが、図35(c)に示す位置から、さらに反時計周りに回転し、カム754fの正面側凸部754f1とアーム部756bとの係合が解除される。これにより、アーム部756bに係合する第一の上昇役物スライダ756cが下方向にスライドし、この第一の上昇役物スライダ756cに固定された第一の上昇役物装飾部756dが下方向にスライドする演出(岩石の外観を示す上昇役物ユニット750の一部が破壊されて下方に沈んだことを表現する演出)が実行される。
一方、第二の上昇役物スライダ758bの下降は、伸長した爪部758d3によって阻止(ロック)された状態のままであるため、第二の上昇役物スライダ758bに固定された第二の上昇役物装飾部758cは上昇位置で保持されたままとなる。
また、カム754fの回転により、カム754fの背面側凸部と打ち上げ役物ユニット800のスライダ804a(図24参照)との係合が解除されると、バネ804bに付勢されたスライダ804aが上方向にスライドし、小片役物804dが上方に勢いよく打ち上げられる演出(岩石の外観を示す上昇役物ユニット750の一部が飛び散ったことを表現する演出)が実行される。
また、図35(d)および図36(d)に示すタイミングでは、上昇役物ユニット750と打ち上げ役物ユニット800による演出に加えて、落下展開役物712を、図30(a)や図31(a)に示す初期位置から図30(c)や図31(c)に示す最大移動位置まで下方向にスライドさせる演出が実行された後、落下展開役物712の回転動作(図32に示す回転動作)による演出が実行される。
<遊技球通路>
本例では、図35(c)に示すように、上昇役物ユニット750に、遊技球が通過可能な第一の遊技球通路750aと第二の遊技球通路750bが設けられているとともに、第一の遊技球通路750aの下方には、手前方向下向きに傾斜する傾斜面750cを形成している。この傾斜面750cは、第一の遊技球通路750aを通過した遊技球を遊技盤200の下方に導く役割を果たすものである。なお、封入式遊技機の場合には、第一の遊技球通路750aや第二の遊技球通路750bを通過した遊技球を循環経路に導くようにしてもよい。
<遊技球貯留部と上昇役物ユニット>
図37(a)は、上昇役物ユニット750が初期位置に位置している状態の遊技盤200の側断面図であり、同図(b)は、上昇役物ユニット750が作動している状態の遊技盤200の側断面図である。
本例に係るパチンコ機100は、上述の通り、遊技球貯留部200a5と第二の遊技球貯留部200a10の2つの遊技球貯留部を備えている。しかしながら、図37(a)に示すように、遊技盤200の壁部200a3などを乗り越えてパチンコ機100の後方に落下した遊技球が、いずれの遊技球貯留部200a5,200a10にも貯留されることなく、初期位置に位置している上昇役物ユニット750の上方に到達し、第二の上昇役物装飾部758cに接触した状態になる場合がある。
このような場合、本例に係るパチンコ機100は、上昇役物ユニット750の作動に伴って、第二の上昇役物装飾部758cに接触している遊技球を、上昇役物ユニット750の移動領域から、前方の遊技球貯留部200a5に導くことができる。このため、遊技球によって上昇役物ユニット750の動作が阻害されるようなことがなく、上昇役物ユニット750の故障などを未然に防ぐことができる場合がある。
<V形成役物ユニットの動作>
図38は、V形成役物ユニット850のみを抜き出してV形成役物ユニット850の動作を示した図であり、図39は、遊技盤200に設置された状態のV形成役物ユニット850の動作を示した図である。
図38(a)および図39(a)は、V形成役物ユニット850が初期位置に位置している場合の正面図を示しており、図38(b)および図39(b)は、V形成役物ユニット850が作動して中間位置に位置している場合の正面図を示している。
V形成役物左ユニット852の駆動モータ852b1を駆動すると、左リンク部852cを介してV形成左可動部852fが反時計回りに回動し、V形成役物右ユニット854の駆動モータ854b1を駆動すると、右リンク部854cを介してV形成右可動部854fが時計回りに回動する。これにより、V形成左可動部852fとV形成右可動部854fが初期位置よりも互いに近接した状態となる。
図38(c)および図39(c)は、V形成役物ユニット850が作動して最大移動位置に位置している場合の正面図を示している。V形成左可動部852fとV形成右可動部854fが最大移動位置まで回動すると、両者は中間位置よりも互いに近接した状態となり、V形成左可動部852fとV形成右可動部854fによって正面視でV字が形成される。
本例のパチンコ機100では、所定の条件が成立した場合(例えば、大当りが確定した場合)に、V形成役物ユニット850を作動させ、V形成左可動部852fとV形成右可動部854fによって正面視でV字を形成することで、遊技者に対して所定の条件が成立したことを示唆するように構成している。
以上説明したように、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図示しないスロットマシン)は、演出手段(例えば、図20に示す落下展開役物712)を備えた遊技台であって、前記演出手段は、第一の構造体(例えば、図20に示す第一の構造体712b)を有する手段であり、前記演出手段は、第二の構造体(例えば、図20に示す第二の構造体712d)を有する手段であり、前記第一の構造体は、展開演出動作が可能な構造体であり、前記第二の構造体は、前記展開演出動作に応じて移動する構造体であり、前記第一の構造体は、前記展開演出動作により、第一の位置(例えば、図30(a)に示す初期位置)から第四の位置(例えば、図32(d)に示す、初期位置から正面側に180°回転した位置)へ移動可能な構造体であり、前記第二の構造体は、前記展開演出動作により、第二の位置(例えば、図30(a)に示す初期位置)から第五の位置(例えば、図32(d)に示す位置)へ移動可能な構造体であり、前記第一の位置の前記第一の構造体(例えば、第一の構造体712b)は、前記第二の位置の前記第二の構造体(例えば、第一の構造体712b)よりも前方に位置する構造体であり、図32(d)に示すように、前記第四の位置の前記第一の構造体(例えば、第一の構造体712b)は、前記第五の位置の前記第二の構造体(例えば、第二の構造体712d)よりも後方に位置する構造体であり、前記第一の構造体が前記第四の位置に位置する前記演出手段の最前部位は、前記第一の構造体が前記第一の位置に位置する前記演出手段の最前部位よりも前方に位置する、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、簡易な構造でありながら多彩な演出を提供することができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、展開演出動作によって演出手段が遊技者側に近づく斬新な演出を行うことができる場合がある。
また、図30に示すように、前記第一の位置の前記第一の構造体(例えば、第一の構造体712b)は、前記第二の位置の前記第二の構造体(例えば、第二の構造体712d)の少なくとも一部を前方から覆う構造体であってもよい。また、図32(d)に示すように、前記第五の位置の前記第二の構造体(例えば、第二の構造体712d)は、前記第四の位置の前記第一の構造体(例えば、第一の構造体712b)の少なくとも一部を前方から覆う構造体であってもよい。
また、前記演出手段は、第一の発光手段(例えば、図21(b)に示す第一の発光手段716a)を有する手段であり、図32(a)に示すように、前記第一の位置の前記第一の構造体は、前記第一の発光手段の少なくとも一部を前方から覆う構造体であってもよい。また、図32(a)〜同図(d)に示すように、前記第一の発光手段(例えば、第一の発光手段716a)は、前記第一の構造体(例えば、第一の構造体712b)の前記第一の位置(例えば、図32(a)に示す位置)から前記第四の位置(例えば、図32(d)に示す位置)への移動中に遊技者によって視認可能となる手段であってもよい。
また、図32(d)に示すように、前記第四の位置の前記第一の構造体(例えば、第一の構造体712b)は、前記第一の発光手段(例えば、第一の発光手段716a)を前方から覆わない構造体であってもよい。また、前記演出手段は、第三の構造体(例えば、図20に示す第三の構造体712c)を有する手段であり、前記第三の構造体は、前記第一の構造体(例えば、第一の構造体712b)の移動に応じて移動する構造体であってもよい。また、前記第三の構造体は、第三の位置(例えば、図30(a)に示す初期位置)から第六の位置(例えば、図32(d)に示す位置)へ移動可能な構造体であってもよい。
また、前記第五の位置の前記第二の構造体(例えば、図32(d)に示す第二の構造体712d)の第二の端部(例えば、上端部)の少なくとも一部は、前記第六の位置の前記第三の構造体(例えば、図32(d)に示す第三の構造体712c)の第三の端部(例えば、下端部)の少なくとも一部と接触可能であってもよい。
また、前記第六の位置の前記第三の構造体(例えば、図32(d)に示す第三の構造体712c)は、前記第一の発光手段(例えば、第一の発光手段716a)の少なくとも一部を前方から覆う構造体であってもよい。また、前記第六の位置の前記第三の構造体(例えば、図32(d)に示す第三の構造体712c)は、前記第一の発光手段(例えば、第一の発光手段716a)の一部を前方から覆う構造体であってもよい。
また、前記演出手段は、第二の発光手段(例えば、図21(a)に示す第二の発光手段714a)を有する手段であり、前記第二の発光手段は、前記第一の構造体が前記第一の位置に位置する場合に発光可能な手段であってもよい。また、図21に示すように、前記第二の発光手段(例えば、第二の発光手段714a)は、前記第一の構造体(例えば、第一の構造体712b)に設けられた手段であってもよい。
また、前記演出手段は、カバー手段(例えば、図21(a)に示すカバー手段718)を有する手段であり、例えば、図21に示すように、前記カバー手段は、前記第二の発光手段(例えば、第二の発光手段714a)をカバーする手段であり、例えば、図32(a)〜同図(d)に示すように、前記カバー手段は、前記第一の構造体の前記第一の位置から前記第四の位置への移動中に前記第二の発光手段との相対位置を変化可能な手段であってもよい。
また、前記演出手段は、第三の発光手段(例えば、図21(a)に示す発光基板714の背面側に設けられた発光手段(LED))を有する手段であり、前記第三の発光手段は、前記第一の構造体が前記第四の位置に位置する場合に発光可能な手段であってもよい。また、前記第三の発光手段は、前記第一の構造体に設けられた手段であってもよい。また、前記演出手段は、発光基板(例えば、図21(a)に示す発光基板714)を有する手段であり、前記第二の発光手段(例えば、第二の発光手段714a)は、前記発光基板の第一の面に設けられた手段であり、前記第三の発光手段は、前記発光基板の第二の面に設けられた手段であってもよい。
また、前記第一の構造体が前記第四の位置に位置する前記演出手段(例えば、図32(d)に示す落下展開役物712)の最前部位(最も前方に突出した部位)は、前記第一の構造体が前記第一の位置に位置する前記演出手段(例えば、図30に示す落下展開役物712)の最前部位よりも前方に位置するものであってもよい。
また、前記第一の構造体は、回転可能な構造体であってもよい。また、表示手段(例えば、図2に示す装飾図柄表示装置208)を備え、前記演出手段は、前記表示手段の前方に移動可能な手段であってもよい。また、前記第一の構造体は、前記表示手段と平行な軸(例えば、図2に示す装飾図柄表示装置208の長手方向と平行な軸)を中心として回転可能な構造体であってもよい。
また、前記演出手段は、第二の発光基板を有する手段であり、前記第一の発光手段は、前記第二の発光基板に設けられた手段であってもよい。また、演出制御手段を備え、前記第二の発光基板は、前記演出制御手段と前記発光基板とを中継する基板であってもよい。また、前記演出手段は、駆動手段を有する手段であり、前記駆動手段は、前記第一の構造体を移動させる手段であってもよい。
また、前記第二の発光基板は、前記演出制御手段と前記駆動手段とを中継する基板であってもよい。また、前記演出手段は、検出手段を有する手段であり、前記検出手段は、前記第一の位置に位置する前記第一の構造体を検出する手段であってもよい。また、前記第二の発光基板は、前記演出制御手段と前記検出手段とを中継する基板であってもよい。
また、前記第二の発光基板は、第一のコネクタを有する基板であり、前記第一のコネクタは、第一のハーネスが接続されており、前記第一のハーネスは、前記駆動手段と前記検出手段に接続されており、前記第一のハーネスは、二又ハーネスであってもよい。
また、前記演出手段は、第四の構造体を有する手段であり、前記第四の構造体は、前記第二の発光基板を有する構造体であってもよい。また、前記第一の構造体と前記第四の構造体のうちの一方は、第一の磁石を有する構造体であり、前記第一の構造体と前記第四の構造体のうちの他方は、第一の磁性体または第二の磁石を有する構造体であり、前記第一の磁石に前記第一の磁性体または前記第二の磁石が吸着されることによって、前記第一の構造体が前記第一の位置を維持してもよい。
また、前記第一の磁石に前記第一の磁性体または前記第二の磁石が非磁性を介して吸着されてもよい。また、前記第一の構造体と前記第三の構造体のうちの一方は、第三の磁石を有する構造体であり、前記第一の構造体と前記第三の構造体のうちの他方は、第二の磁性体または第四の磁石を有する構造体であり、前記第三の磁石に前記第二の磁性体または前記第四の磁石が吸着されることによって、前記第三の構造体が前記第六の位置を維持してもよい。
また、前記第三の磁石に前記第二の磁性体または前記第四の磁石が非磁性体を介して吸着されてもよい。また、前記演出手段は、前記駆動手段を2または3以上有する手段であってもよい。また、前記演出手段は、前記検出手段を2または3以上有する手段であってもよい。また、前記演出手段は、前記第二の構造体を2または3以上有する手段であってもよい。また、前記演出手段は、前記第三の構造体を2または3以上有する手段であってもよい。また、前記第一の構造体は、前記第一の位置において画像を表示可能な第一の画像表示手段を有してもよい。また、前記第一の構造体は、前記第四の位置において画像を表示可能な第二の画像表示手段を有してもよい。
また、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図示しないスロットマシン)は、第一の駆動手段(例えば、図23に示す駆動モータ754b)と、第二の駆動手段(例えば、図23に示すソレノイド758d1)と、第一の演出手段(例えば、図23に示す上昇役物ユニット750の第二の上昇役物装飾部758c)と、第二の演出手段(例えば、図23に示す上昇役物ユニット750の第一の上昇役物装飾部756d)と、を備えた遊技台であって、前記第一の演出手段は、前記第一の駆動手段の駆動によって第一の動作(例えば、図35(a)〜同図(c)に示す、第二の上昇役物装飾部758cを上昇させる動作)を実行可能な手段であり、前記第二の演出手段は、前記第一の駆動手段の駆動によって第二の動作(例えば、図35(a)〜同図(c)に示す、第一の上昇役物装飾部756dを上昇させる動作)を実行可能な手段であり、前記第二の演出手段による前記第二の動作の間に前記第一の演出手段による前記第一の動作が実行され、前記第一の演出手段は、前記第二の駆動手段の駆動によって第三の動作(例えば、ソレノイド758d1を作動して第二の上昇役物装飾部758cを下降させる動作)を実行可能な手段である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、簡易な構造でありながら多彩な演出を提供することができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
また、前記第一の動作は、前記第三の動作とは異なる動作であってもよい。また、例えば、図35(a)〜同図(c)に示すように、前記第一の動作は、前記第一の演出手段が第一の位置(例えば、図35(a)に示す初期位置)から第二の位置(例えば、図35(c)に示す最大高さの位置)へ移動する動作であってもよい。また、前記第三の動作は、前記第一の演出手段(例えば、第二の上昇役物装飾部758c)が前記第一の位置(例えば、図35(a)に示す初期位置)へ移動する動作であってもよい。
また、前記第二の動作は、前記第二の演出手段が第三の位置(例えば、図35(a)に示す初期位置)から第四の位置(例えば、図35(c)に示す最大高さの位置)へ移動する動作であってもよい。また、前記第一の演出手段(例えば、第二の上昇役物装飾部758c)は、前記第二の演出手段(例えば、第一の上昇役物装飾部756d)と接触(係合)することによって、前記第一の動作を実行可能な手段であってもよい。
また、前記第一の演出手段(例えば、第二の上昇役物装飾部758c)は、第五の位置(例えば、図35(d)に示す、爪部758d3によって下降が阻止(ロック)されている位置)に位置することが可能な手段であり、前記第五の位置は、前記第一の位置(例えば、図35(a)に示す初期位置)と前記第二の位置(例えば、図35(c)に示す最大高さの位置)の間の位置であってもよい。
また、前記第二の位置(例えば、図35(c)に示す最大高さの位置)は、前記第一の位置(例えば、図35(a)に示す初期位置)よりも高い位置であり、前記第一の演出手段は、自重によって、前記第二の位置(例えば、図35(c)に示す最大高さの位置)から前記第五の位置(例えば、図35(d)に示す、爪部758d3によって下降が阻止(ロック)されている位置)へ移動可能な手段であってもよい。また、前記第一の演出手段は、前記第二の駆動手段の駆動によって、前記第五の位置(例えば、図35(d)に示す、爪部758d3によって下降が阻止(ロック)されている位置)から第一の位置(例えば、図35(a)に示す初期位置)へ移動可能な手段であってもよい。
また、前記第一の駆動手段は、モータまたはソレノイドであってもよい。また、前記第二の駆動手段は、モータまたはソレノイドであってもよい。また、第三の演出手段を備え、前記第三の演出手段は、前記第一の駆動手段の駆動によって第四の動作を実行可能な手段であってもよい。また、第四の演出手段を備え、前記第四の演出手段は、前記第一の駆動手段の駆動によって第五の動作を実行可能な手段であってもよい。また、前記第一の演出手段は、発光手段、表示手段、他の駆動手段のうちの少なくとも何れかを有してもよい。また、前記第二の演出手段は、発光手段、表示手段、他の駆動手段のうちの少なくとも何れかを有してもよい。
また、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図示しないスロットマシン)は、ステージ(例えば、図2に示すステージ244)に進入した遊技球を遊技台の外に排出するための球通路部(例えば、図35(b)に示すアーム部756b、図35(c)に示す第一の遊技球通路750a、図35(c)に示す第二の遊技球通路750b)が設けられた演出用可動体(例えば、図35に示す上昇役物ユニット750))を備えた、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、演出を提供すると同時に、不要な遊技球を遊技台の外に排出できる場合がある。
また、前記演出用可動体は、前記ステージの後方に位置する可動体であってもよい。また、前記演出用可動体は、アーム部(例えば、図37に示すアーム部756b)を有する可動体であり、例えば、図35(a)〜同図(c)に示すように、前記アーム部は、前記演出用可動体の動作によって角度を変化可能なアーム部であり、前記アーム部は、前記角度を変化させることによって遊技球を排出することが可能なアーム部であってもよい。また、前記演出用可動体の動作によって排出される遊技球が通過可能な第一の球通路手段(例えば、図35(c)に示す第一の遊技球通路750a)を備えたものでもよい。
また、前記第一の球通路手段(例えば、図35(c)に示す第一の遊技球通路750a)は、前記演出用可動体の左右方向の一方側(例えば、上昇役物ユニット750の正面視左側)に設けられている手段であってもよい。また、前記演出用可動体の動作によって排出される遊技球が通過可能な第二の球通路手段(例えば、図35(c)に示す第二の遊技球通路750b)を備えたものであってもよい。また、前記第二の球通路手段は、前記可動体の左右方向の他方側(例えば、上昇役物ユニット750の正面視右側)に設けられている手段であってもよい。また、前記第二の球通路手段は、基板(例えば、図24や図25に示す中継基板806)が設けられる手段であってもよい、また、前記基板は、絶縁手段(例えば、図24や図25に示す保護フィルム808)が設けられる手段であってもよい。
また、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図示しないスロットマシン)は、ステージ(例えば、図2に示すステージ244)の後方に進入した遊技球を受けることが可能な受け部(例えば、図14〜図16に示す遊技球貯留部200a5)を備えた、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、遊技店の店員などが容易に不要な遊技球を取り除くことができ、メンテナンス性を高めることができる場合がある。
また、前記受け部は、遊技球を貯留することが可能な受け部であってもよい。また、前記受け部は、遊技球を排出することが可能な受け部であってもよい。また、前記受け部は、第一の状態である場合に、遊技球を貯留することが可能な受け部であり、前記受け部は、第二の状態である場合に、遊技球を排出することが可能な受け部であり、前記第一の状態とは、前記ステージの後方に進入した遊技球を貯留可能な状態のことであり、前記第二の状態とは、前記ステージの後方に進入した遊技球を貯留不可能な状態のことであってもよい。
また、前記受け部は、遊技球を貯留することが可能な貯留部を有し、前記受け部は、前記貯留部に遊技球を誘導する誘導部(例えば、図16に示す誘導部200a6)を有するものでもあってもよい。また、前記誘導部は、前記貯留部に向かって傾斜しているものであってもよい。また、前記ステージと前記受け部との間に壁部(例えば、図14〜図16に示す壁部200a3)を備え、例えば、図14や図15に示すように、前記ステージは、前記壁部の上端部よりも低い位置に設けられ、前記受け部は、前記壁部の上端部よりも低い位置に設けられるものであってもよい。
また、可動体(例えば、図37に示す上昇役物ユニット750の第二の上昇役物装飾部758d)を備え、前記受け部は、前記可動体の前方に設けられる受け部であってもよい。また、例えば、図37に示すように、前記受け部は、前記可動体の動作によって該可動体に接触していた遊技球を受けることが可能な受け部であってもよい。また、例えば、図37に示すように、前記受け部は、前記可動体の動作領域とは異なる領域に設けられるものであってもよい。また、前記受け部の下方には球通路(例えば、図14に示す遊技球通路200a11)が設けられるものであってもよい。
また、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図示しないスロットマシン)は、窓部(例えば、図28に示すセンター役物開口部900a)を有する構造体(例えば、図28に示すセンター役物900)と、可動体(例えば、図28に示す落下展開役物712)と、を備えた遊技台であって、前記窓部から前記可動体の一部を遊技者が視認可能である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、可動体の見せ方を多彩にすることができ、演出効果を高めることができる場合がある。
また、前記可動体(例えば、図28に示す落下展開役物712)が第一の位置(例えば、図31(a)に示す初期位置)に位置する場合に、前記窓部から該可動体の一部を遊技者が視認可能であり、前記可動体が第二の位置(例えば、図31(c)に示す最大移動位置)に位置する場合に、前記窓部から該可動体を遊技者が視認不可能であってもよい。
また、例えば、図31(a)に示すように、前記第一の位置に位置する前記可動体は、前記構造体にオーバーラップされる可動体であってもよい。また、例えば、図31(c)に示すように、前記第二の位置に位置する前記可動体は、前記構造体にオーバーラップされない可動体であってもよい。また、例えば、図31(c)に示すように、前記第二の位置に位置する前記可動体は、該可動体を遊技者が視認可能であってもよい。
また、表示手段(例えば、図31(a)、(b)に示す装飾図柄表示装置208)を備え、前記第二の位置に位置する前記可動体は、前記表示手段にオーバーラップする可動体であってもよい。また、前記可動体は、発光手段(例えば、図21(a)に示す第二の発光手段714a)を有する可動体であってもよい。
また、前記構造体(例えば、図29に示すセンター役物開口部900aの第一の部位902a)は、少なくとも一部が透明または半透明であってもよい。また、前記第一の位置に位置する前記可動体の前記構造体にオーバーラップされた部位は、第一の表示(例えば、文字)を有する部位であってもよい。また、前記第一の表示とは、文字であってもよいし、キャラクタであってもよい。また、前記窓部から遊技者が視認可能な前記可動体の一部は、第二の表示(例えば、図28に示すキャラクタの顔)を有するものであってもよい。また、前記第二の表示は、前記窓部の輪郭に対応した輪郭を有する表示であってもよい。また、前記窓部は、透過性を有する透過部を有するものでよいし、前記窓部は、開口部であってもよい。
また、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図示しないスロットマシン)は、装飾カバー(例えば、図28に示すセンター役物900の装飾カバー)と、発光可能な発光手段(例えば、図28に示す落下展開役物712)と、を備えた遊技台であって、前記装飾カバーの透過部(例えば、図29に示すセンター役物開口部900aの第一の部位902a)を通して前記発光手段からの光を遊技者が視認可能であり、前記発光手段は、移動可能な手段である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、発光手段による演出を多彩にすることができ、演出効果を高めることができる場合がある。
また、前記装飾カバーは、移動不可能な装飾カバー(例えば、図28に示すセンター役物900の装飾カバー)であってもよい。また、図31(c)に示すように、前記装飾カバー(例えば、図318に示すセンター役物900の装飾カバー)を通さずに前記発光手段(例えば、図28に示す落下展開役物712)からの光を遊技者が視認可能であってもよい。また、図31(a)に示すように、第一の位置に位置する前記発光手段(例えば、図28に示す落下展開役物712)は、前記装飾カバー(例えば、図318に示すセンター役物900の装飾カバー)にオーバーラップされる手段であってもよい。また、図31(c)に示すように、第二の位置に位置する前記発光手段(例えば、図28に示す落下展開役物712)は、前記装飾カバー(例えば、図318に示すセンター役物900の装飾カバー)にオーバーラップされない手段であってもよい。
また、前記発光手段(例えば、図28に示す落下展開役物712)は、第二の装飾カバー(例えば、落下展開役物712のカバー手段718)を有する手段であり、前記第二の装飾カバーの少なくとも一部は、透明または半透明であり、前記第二の装飾カバーは、前記発光手段の移動に応じて移動可能な装飾カバーであってもよい。
また、前記発光手段の光は、前記第二の装飾カバー(例えば、落下展開役物712のカバー手段718)と前記装飾カバー(例えば、センター役物900)を通して遊技者が視認可能となる光であってもよい。また、発光可能な第二の発光手段(例えば、図28や図29に示す発光基板904)を備え、前記装飾カバーを通して前記第二の発光手段からの光を遊技者が視認可能であり、前記第二の発光手段は、移動不可能な手段であってもよい。
また、前記装飾カバーの第一の部位(例えば、図29に示す第一の部位902a)は、前記発光手段の光を通すことが可能な部位であり、前記装飾カバーの第一の部位(例えば、図29に示す第一の部位902a)は、前記第二の発光手段の光を通すことが可能な部位であってもよい。また、前記第一の部位は、無色または有色であってもよい。
また、前記装飾カバーの第二の部位(例えば、図28に示す第二の部位902b)は、前記発光手段の光を通さない部位であり、前記装飾カバーの第二の部位(例えば、図28に示す第二の部位902b)は、前記第二の発光手段の光を通さない部位であってもよい。また、前記装飾カバーが移動可能に構成されていてもよい。また、前記発光手段は、前記第一の位置で第一の態様で発光可能であってもよく、前記発光手段は、前記第二の位置で第二の態様で発光可能であってもよく、前記第一の態様と前記第二の態様は、異なっていてもよいし、同じであってもよい。
<落下展開役物の変形例1>
次に、落下展開役物712の変形例1に係る落下展開役物730について説明する。
<落下展開役物730>
図40(a)は、第一の動作位置に位置している落下展開役物730の正面図と側面図であり、同図(b)は、第二の動作位置に位置している落下展開役物730の正面図と側面図であり、同図(c)は、第三の動作位置に位置している落下展開役物730の正面図と側面図である。
なお、同図(a)〜同図(c)の各図において、紙面に向かって左側に示す図が、落下展開役物730の正面図であり、紙面に向かって右側に示す図が、落下展開役物730の側面図である。また、側面図において、紙面の水平方向が、落下展開役物730の前後方向であり、紙面に向かって左側が、落下展開役物730の前方向(本例では、遊技台の正面方向と同じ方向)であり、紙面に向かって右側が、落下展開役物730の後方向(本例では、遊技台の背面方向と同じ方向)である。
<落下展開役物730の構造>
次に、落下展開役物730の構造について説明する。落下展開役物730は、第一の構造体731と、この第一の構造体731とほぼ同形状であって第一の構造体731よりもやや小さい第二の構造体732と、これらの第一の構造体731と第二の構造体732を回転可能に支持する支持アーム733と、この支持アーム733を回転駆動する駆動手段(図示省略)と、によって構成されている。なお、本発明に係る第一の構造体と第二の構造体の大きさや形状は、本例の第一の構造体731や第二の構造体732に限定されるものではない。
第一の構造体731は、板状の第一のベース体731aと、この第一のベース体731aに固定される第一の発光基板731bと、この第一の発光基板731bの全体を覆うように配設される第一のカバー731cと、を有して構成されている。第一の発光基板731bの一方側の実装面には、複数の第一の発光手段731d(本例では、LED)が所定の間隔をあけて配設されている。第一のカバー731cは、透明または半透明の部材からなり、第一の発光手段731dから出射される光を透過可能である。
第二の構造体732は、板状の第二のベース体732aと、この第二のベース体732aに固定される第二の発光基板732bと、この第二の発光基板732bの全体を覆うように配設される第二のカバー732cと、を有して構成されている。第二の発光基板732bの一方側の実装面には、複数の第二の発光手段732d(本例では、LED)が所定の間隔をあけて配設されている。第二のカバー732cは、透明または半透明の部材からなり、第二の発光手段732dから出射される光を透過可能である。
落下展開役物730は、第一の構造体731の第一のベース体731aと第二の構造体732の第二のベース体732aを所定方向にずらした状態で対向配置し、両者を接着して一体化することで構成されている。すなわち、本例では、第一の構造体731と第二の構造体732の相対位置が変化しないように構成している。
なお、本発明に係る第一の構造体と第二の構造体は、2つの構造体が一体となった構造体に限定されず、第一の構造体と第二の構造体が別体であってそれぞれが個別に可動可能であってもよい。すなわち、本発明に係る第一の構造体と第二の構造体は相対位置が変化するものであってもよい。また、両者を別体とした場合には、第一の構造体を少なくとも駆動させる第一の駆動手段と、第二の構造体を少なくとも駆動させる第二の駆動手段と、を備えていてもよい。
また、第一の発光手段731dや第二の発光手段732dは、LEDに限定されず、LEDに代えて(または、加えて)、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示手段や発光手段を採用してもよい。
本例では、第一のカバー731cの表面積を第二のカバー732cの表面積よりも広くするとともに、第一の発光手段731d(LED)の数を、第二の発光手段732d(LED)の数よりも多くしている。これにより、第一のベース体731による演出態様と、第二のベース体732による演出態様を異ならせることができ、遊技台の演出効果を高めることができる。なお、第一のカバー731cと第二のカバー732cの表面積を同じにしてもよいし、第一の発光手段731d(LED)と第二の発光手段732d(LED)の数を同じにしてもよい。
<落下展開役物730の動作>
次に、落下展開役物730の動作について説明する。落下展開役物730は、図示しない駆動手段(例えば、駆動モータ)によって支持アーム733を所定方向(本例では、図40(a)において符号Aで示す反時計周りの方向)に回転させることで、第一の構造体731と第二の構造体732を一体的に回転させることが可能である。なお、落下展開役物730の回転方向は、本例に限定されず、所定方向に代えて(または、加えて)、所定方向とは反対の方向(例えば、(図40(a)において符号Aで示す方向とは反対の時計回りの方向)に回転可能であってもよい。
<落下展開役物730の動作/第一の動作位置(初期動作位置)>
図40(a)に示す状態は、落下展開役物730が第一の動作位置(以降、「初期動作位置」という場合がある)に位置している状態である。この第一の動作位置では、第二の構造体732の前方に第一の構造体731が位置する。このため、図40(a)の正面図に示すように、第二の構造体732の一部が、第一の構造体731の一部にオーバーラップされる状態(第二の構造体732の一部が正面から視認できない状態)となるが、第二の構造体732の他の一部が、第一の構造体731にオーバーラップされない状態(第二の構造体732の他の一部が正面から視認できる状態)となる。
また、この状態では、第一の発光手段731dの発光が可能であり、第一の発光手段731dの発光による演出や予告が実行可能である。ここで、第一の発光手段731dの発光による演出や予告としては、例えば、予告としての発光演出、先読み予告としての発行演出、リーチ演出としての発光演出、大当り演出としての発光演出、ボーナス演出としての発光演出、RTやAT等の特典を盛り上げるための演出、ストップボタンの押し順を示唆する演出、ガセ演出(偽の演出)等が挙げられる。また、第一の発光手段731dの発光態様は特に限定されず、全ての点灯、一部の点灯、所定間隔での点滅、不規則な点滅、予め定めた点灯パターンによる点灯等が挙げられる。
<落下展開役物730の動作/第二の動作位置>
続いて、落下展開役物730が第一の動作位置に位置しているときに、支持アーム733を所定方向(図40(a)において符号Aで示す反時計周りの方向)に90度回転させると、落下展開役物730は、図40(b)に示す第二の動作位置まで回転する。この第二の動作位置では、第二の構造体732の前端部732eの前後方向における位置が、第一の構造体731の前端部731eの前後方向における位置と比べて、前の位置となる。なお、図示は省略するが、落下展開役物730が、第一の動作位置から第二の動作位置まで回転する途中過程では、第二の構造体732の前端部732eの前後方向における位置が、第一の構造体731の前端部731eの前後方向における位置と比べて、同じ位置となる状態がある。
<落下展開役物730の動作/第三の動作位置>
続いて、落下展開役物730が第二の動作位置に位置しているときに、支持アーム733を所定方向(図40(a)において符号Aで示す反時計周りの方向)に90度回転させると、落下展開役物730は、図40(c)に示す第三の動作位置まで回転する。この第三の動作位置では、第一の構造体731の前方に第二の構造体732が位置する。よって、第二の構造体732は、落下展開役物730が第一の動作位置に位置している状態よりも、落下展開役物730が第三の動作位置に位置している状態の方が、正面から見易い状態となる。
また、この状態では、第二の構造体732の前端部732fの前後方向における位置が、第一の構造体731の前端部731fの前後方向における位置と比べて、前の位置となる。また、この状態では、第一の構造体731の一部が、第二の構造体732の一部にオーバーラップされる状態(第一の構造体731の一部が正面から視認できない状態)となるが、第一の構造体731の他の一部が、第二の構造体732にオーバーラップされない状態(第一の構造体731の他の一部が正面から視認できる状態)となる。
また、この状態では、第二の発光手段732dの発光が可能であり、第二の発光手段732dの発光による演出や予告が実行可能である。ここで、第二の発光手段732dの発光による演出や予告としては、例えば、予告としての発光演出、先読み予告としての発行演出、リーチ演出としての発光演出、大当り演出としての発光演出、ボーナス演出としての発光演出、RTやAT等の特典を盛り上げるための演出、ストップボタンの押し順を示唆する演出、ガセ演出(偽の演出)等が挙げられる。また、第二の発光手段732dの発光態様は特に限定されず、全ての点灯、一部の点灯、所定間隔での点滅、不規則な点滅、予め定めた点灯パターンによる点灯等が挙げられる。
なお、本例では、落下展開役物730が第一の動作位置に位置している状態において、第一の発光手段731dの発光による演出や予告が可能な構成としたが、他の状態(例えば、落下展開役物730が第一の動作位置から第二の動作位置まで移動している途中の状態)において演出や予告が実行可能であってもよい。また、落下展開役物730が第三の動作位置に位置している状態において、第二の発光手段732dの発光による演出や予告が可能な構成としたが、他の状態(例えば、落下展開役物730が第二の動作位置から第三の動作位置まで移動している途中の状態)において演出や予告が実行可能であってもよい。
<落下展開役物730の初期動作>
次に、落下展開役物730の初期動作について説明する。図41は、落下展開役物730の初期動作を時系列で示した図である。なお、説明の都合上、図41においては、第一の構造体731の第一のカバー731cと第二の構造体732の第二のカバー732cの図示を省略し、同図(b)〜同図(g)においては、支持アーム733の図示を省略している。
本例では、落下展開役物730の支持アーム733を、遊技盤200に対して上下動可能に構成しており、図示しない駆動手段によって、落下展開役物730を上下方向に移動させることが可能であるとともに、上述の通り、支持アーム733を回転駆動することで、落下展開役物730自体も回転動作が可能である。なお、支持アーム733の形状や大きさ等は特に限定されず、支持アーム733を透明、半透明、または有色の部材で構成してもよいし、支持アーム733に発光手段(例えば、LED)を配置することで発光可能に構成してもよいし、支持アーム733の後方に配線ケーブルを配設してもよい。
また、本例では、遊技盤200に装飾図柄表示装置208を配置しており、落下展開役物730は、この装飾図柄表示装置208の前方において上下動可能に構成されている。したがって、落下展開役物730が装飾図柄表示装置208の前方まで下降(または上昇)した場合には、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部が、落下展開役物730の一部にオーバーラップされる状態(装飾図柄表示装置208の表示領域の一部が正面から視認できない状態)となる。なお、落下展開役物730を、装飾図柄表示装置208の後方において上下動可能に構成してもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部が、落下展開役物730の一部にオーバーラップされる状態の方が、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部が、落下展開役物730の一部にオーバーラップされない状態よりも、遊技者にとって有利な特典(例えば、大当り、ボーナス、AT等)が付与され易い状態になるように構成してもよい。
また、上述の通り、パチンコ機100は、落下展開役物730以外の役物として、遊技盤200の正面視左側にV形成役物左ユニット852を配設し、遊技盤200の正面視右側にV形成役物右ユニット854を配設し、遊技盤200の正面視下側に第一の上昇役物756と第二の上昇役物758を配設している。換言すれば、パチンコ機100は、第一の構造体731や第二の構造体732以外の構造体(第三の構造体)として、V形成役物左ユニット852、V形成役物右ユニット854、第一の上昇役物756、第二の上昇役物758等を備えている。
図41(a)に示す状態は、落下展開役物730が遊技盤200の最上部(初期位置)に位置している状態であり、初期動作を開始する直前の状態である。この状態では、落下展開役物730は、図40(a)に示す第一の動作位置(初期動作位置)に位置している。また、この状態は、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部が、落下展開役物730の一部にオーバーラップされない状態である。
続く図40(b)に示す状態は、支持アーム733が下降することで、落下展開役物730が、図41(a)に示す初期位置から、装飾図柄表示装置208の前方まで下降した状態である。この状態では、落下展開役物730は、図40(a)に示す第一の動作位置(初期動作位置)に位置している。また、この状態は、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部が、落下展開役物730の一部にオーバーラップされる状態である。
続く図40(c)に示す状態は、支持アーム733を前方に回転駆動することで、落下展開役物730が、上下方向の位置を保ちつつ、図40(a)に示す第一の動作位置(初期動作位置)から、図40(b)に示す第二の動作位置まで、前回りに90度の回転動作を行った後の状態である。また、この状態も、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部が、落下展開役物730の一部にオーバーラップされる状態であるが、図41(b)に示す状態よりも、オーバーラップされる表示領域が小さくなっている。
続く図40(d)に示す状態は、支持アーム733を前方に回転駆動することで、落下展開役物730が、上下方向の位置を保ちつつ、図40(b)に示す第二の動作位置から、図40(c)に示す第三の動作位置まで、前回りに90度の回転動作を行った後の状態である。また、この状態も、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部が、落下展開役物730の一部にオーバーラップされる状態であるが、図41(b)や同図(c)に示す状態とは、オーバーラップされる表示領域が異なっている。
続く図40(e)に示す状態は、支持アーム733を後方に回転駆動することで、落下展開役物730が、上下方向の位置を保ちつつ、図40(c)に示す第三の動作位置から、図40(b)に示す第二の動作位置まで、後回りに90度の回転動作を行った後の状態であり、図41(c)に示す状態と同じ状態である。
続く図40(f)に示す状態は、支持アーム733を後方に回転駆動することで、落下展開役物730が、上下方向の位置を保ちつつ、図40(b)に示す第二の動作位置から、図40(a)に示す第一の動作位置(初期動作位置)まで、後回りに90度の回転動作を行った後の状態であり、図41(b)に示す状態と同じ状態である。
続く図40(g)に示す状態は、支持アーム733が上昇することで、落下展開役物730が、装飾図柄表示装置208の前方から、図41(a)に示す初期位置まで戻った状態であり、初期動作を終了した直後の状態である。この状態では、落下展開役物730は、図40(a)に示す第一の動作位置(初期動作位置)に位置している。また、この状態は、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部が、落下展開役物730の一部にオーバーラップされない状態である。
<発光手段の発光による予告>
次に、発光手段の発光による予告について説明する。図42は、発光手段の発光による予告の一例を時系列で示した図である。なお、説明の都合上、図42においては、第一の構造体731の第一のカバー731c、第二の構造体732の第二のカバー732c、および、支持アーム733の図示を省略している。
上述の通り、パチンコ機100は、第一の発光手段731dの発光による演出や予告と、第二の発光手段732dの発光による演出や予告が実行可能である。本例では、図42(a)に示す状態(本例では、変動表示中)において第一の予告開始条件が成立したことを契機として、図42(b)に示すように、第一の発光手段731dの発光による予告(本例では、全ての第一の発光手段731dを点灯させる態様の予告)を開始している。ここで、「第一の予告開始条件の成立」としては、例えば、先読みによる当否結果が当りと判定されたこと、リーチ状態に移行することが決定したこと、当否判定結果が大当りと判定されたこと、ボーナスに内部当選したこと、ATが付与されたこと、演出抽選に当選したこと等が該当する。
続く図42(c)に示す状態は、支持アーム733が下降することで、落下展開役物730が、図41(b)に示す初期位置から、装飾図柄表示装置208の前方まで下降した状態である。この状態では、落下展開役物730は、図40(a)に示す第一の動作位置(初期動作位置)に位置しており、第一の発光手段731dの発光による予告を継続している。また、この状態は、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部(本例では、装飾図柄を表示する表示領域の一部)が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730の一部にオーバーラップされる状態である。
続く図42(d)に示す状態は、支持アーム733を前方に回転駆動することで、落下展開役物730が、上下方向の位置を保ちつつ、図40(a)に示す第一の動作位置(初期動作位置)から、図40(b)に示す第二の動作位置まで、前回りに90度の回転動作を行った後の状態である。この状態では、第一の発光手段731dの発光による予告を継続しつつ、第二の予告開始条件が成立したことを契機として、第二の発光手段732dの発光による予告(本例では、全ての第二の発光手段732dを点灯させる態様の予告)を開始している。ここで、「第二の予告開始条件の成立」としては、例えば、先読みによる当否結果が当りと判定されたこと、リーチ状態に移行することが決定したこと、当否判定結果が大当りと判定されたこと、ボーナスに内部当選したこと、ATが付与されたこと、演出抽選に当選したこと等が該当する。
また、この状態は、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部(本例では、装飾図柄を表示する表示領域の一部)が、第一の発光手段731dと第二の発光手段732dの発光による予告を実行中の落下展開役物730の一部にオーバーラップされる状態であるが、図42(c)に示す状態よりも、オーバーラップされる表示領域が小さくなっている。
続く図42(e)に示す状態は、支持アーム733を前方に回転駆動することで、落下展開役物730が、上下方向の位置を保ちつつ、図40(b)に示す第二の動作位置から、図40(c)に示す第三の動作位置まで、前回りに90度の回転動作を行った後の状態である。この状態では、第一の予告終了条件が成立したことを契機として、第一の発光手段731dの発光による予告を終了する一方で、第二の発光手段732dの発光による予告を継続している。ここで、「第一の予告終了条件の成立」としては、例えば、落下展開役物730が第三の動作位置に移行したこと、第一の予告開始条件が成立してから所定時間が経過したこと、変動開始から所定時間が経過したこと、等が該当する。
また、この状態は、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部(本例では、装飾図柄を表示する表示領域の一部)が、第二の発光手段732dの発光による予告を実行中の落下展開役物730の一部にオーバーラップされる状態であるが、図42(d)に示す状態よりも、オーバーラップされる表示領域が大きくなっている。続く図42(f)に示す状態では、第二の予告終了条件が成立したことを契機として、第二の発光手段732dの発光による予告を終了している。ここで、「第二の予告終了条件の成立」としては、例えば、落下展開役物730が第三の動作位置に移行したこと、第二の予告開始条件が成立してから所定時間が経過したこと、変動開始から所定時間が経過したこと、等が該当する。
続く図42(g)に示す状態は、支持アーム733を後方に回転駆動することで、落下展開役物730が、上下方向の位置を保ちつつ、図40(c)に示す第三の動作位置から、図40(b)に示す第二の動作位置まで、後回りに90度の回転動作を行った後の状態である。続く図42(h)に示す状態は、支持アーム733を後方に回転駆動することで、落下展開役物730が、上下方向の位置を保ちつつ、図40(b)に示す第二の動作位置から、図40(a)に示す第一の動作位置(初期動作位置)まで、後回りに90度の回転動作を行った後の状態である。
続く図42(i)と同図(j)に示す状態は、支持アーム733が上昇することで、落下展開役物730が、装飾図柄表示装置208の前方から、図42(a)に示す初期位置まで戻った状態であり、初期動作を終了した直後の状態である。この状態では、落下展開役物730は、図40(a)に示す第一の動作位置(初期動作位置)に位置している。また、この状態は、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部(本例では、装飾図柄を表示する表示領域の一部)が、落下展開役物730の一部にオーバーラップされない状態である。
<表示手段による表示例>
次に、図43〜図45を用いて、表示手段208による表示例について説明する。図43は、特図1変動遊技における演出等を示している。図43(a)〜(h)は、この順に時系列にパチンコ機100の動作を示している。図43(a)〜(h)の各図は、遊技盤200から装飾図柄表示装置208の表示領域と、普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、および特図2保留ランプ220を抜き出して示している。
装飾図柄表示装置208の長方形の表示領域の左側縦辺近傍には、上から順に、特図1保留数表示領域a1、特図1の第4図柄表示領域a2、特図2保留数表示領域a3、特図2の第4図柄表示領域a4、普図保留数表示領域a5、および普図の第4図柄表示領域a6が配置されている。また、装飾図柄表示装置208の長方形の表示領域の下側横辺の中央から左側は、特図1保留数表示領域801になっている。装飾図柄表示装置208の長方形の表示領域の下側横辺の中央から右側は、特図2保留数表示領域になっている。装飾図柄表示装置208の長方形の表示領域の下側横辺の中央部は、変動アイコン表示を行う変動アイコン表示領域803になっている。
図43(a)は、特図変動遊技が終了した状態を示している。特図1表示装置212には、停止図柄態様として第2はずれ図柄の「特図J」が停止表示されている。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a、208b、208cには、はずれを示す「装飾5−装飾3−装飾4」が停止表示されている。また、特図1の第四図柄表示領域a2には特図1変動遊技が停止中であることを示す表示がされている。また、特図2変動遊技は停止中であり、特図2表示装置214には、停止図柄態様として例えば第1はずれ図柄「特図I」が停止表示されている。また、特図2の第四図柄表示領域a4には特図2変動遊技が停止中であることを示す表示がされている。また、普図変動遊技は停止中であり、普図表示装置210には、停止図柄態様として例えばはずれ図柄「普図C」が停止表示されている。また、普図の第4図柄表示領域a6には普図変動遊技が停止中であることを示す表示がされている。また、変動アイコン表示領域803には変動アイコン表示が行われずデフォルト表示が行われている。
特図1保留ランプ218には3つのLEDが点灯しており特図1の保留数が「3」であることが示されている。また、装飾図柄表示装置208の特図1保留数表示領域801には、3つの保留表示h1〜h3がされて特図1の保留数が3であることが示されている。また、特図1保留数表示領域a1には、特図1の保留数を示す数字「3」が表示されている。特図1保留数表示領域801の1番目と2番目の保留表示h1、h2は通常保留表示であり、例えば黒丸の画像が表示される。3番目の保留表示h3は特図1の先読み結果を報知する先読み保留表示であり、例えば、「爺」のキャラクタ画像が表示される。
特図2保留ランプ220には全てのLEDが消灯しており特図2の保留数が「0」であることが示されている。また、装飾図柄表示装置208の特図2保留数表示領域には、保留表示がされておらず特図2の保留数が0であることが示されている。また、特図2保留数表示領域a3には、特図2の保留数を示す数字「0」が表示されている。
普図保留ランプ216には全てのLEDが消灯しており普図の保留数が「0」であることが示されている。また、変動アイコン表示領域803には変動アイコン表示が行われずデフォルト表示が行われている。装飾図柄表示装置208の普図保留数表示領域a5には、普図の保留数を示す数字「0」が表示されている。
図43(b)は、特図1変動遊技の実行中であり、特図1表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す特図1の変動表示を行っている状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a、208b、208cにはそれぞれ装飾図柄が上から下に移動する装飾図柄の変動表示が行われている(図中、下向きの矢印で示す)。また、特図1の第四図柄表示領域a2には特図1変動遊技が実行中であることを示す表示がされている。当該特図1変動遊技の開始に伴い特図1の保留が1つ減るため、特図1保留ランプ218には2つのLEDが点灯しており特図1の保留数が「2」であることが示されている。また、装飾図柄表示装置208の特図1保留数表示領域801には、2つの保留表示h1、h2がされて特図1の保留数が2であることが示されている。また、特図1保留数表示領域a1には、特図1の保留数を示す数字「2」が表示されている。特図1保留数表示領域801の1番目の保留表示h1は通常保留表示であり、2番目の保留表示h2は特図1の先読み結果を報知する先読み保留表示である。装飾図柄表示装置208の長方形の表示領域の下側横辺の中央部の変動アイコン表示領域803には消化された保留があたかも移動してきたかのように黒丸の画像による変動アイコン表示がされている。
図43(c)は特図1変動遊技が所定時間経過して、装飾図柄表示装置208の変動アイコン表示領域803にデフォルト画像が表示された状態を示している。
図43(d)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに装飾4が停止表示され、中右図柄表示領域208b、208cにはそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われている状態を示している。図43(e)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに装飾4が停止表示され、さらに右図柄表示領域208cに装飾7が停止表示され、中図柄表示装置208bだけが装飾図柄の変動表示を行っている状態を示している。
図43(f)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。特図1表示装置212には、停止図柄態様として第2はずれ図柄の「特図J」が停止表示されている。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a、208b、208cには、はずれを示す「装飾4−装飾5−装飾7」が停止表示されている。また、特図1の第四図柄表示領域a2には特図1変動遊技が停止中であることを示す表示がされている。
図43(g)は、特図1変動遊技の実行中であり、特図1表示装置212が特図1の変動表示を行っている状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a、208b、208cは装飾図柄の変動表示を行っている。また、特図1の第四図柄表示領域a2には特図1変動遊技が実行中であることを示す表示がされている。当該特図1変動遊技の開始に伴い特図1の保留が1つ減るため、特図1保留ランプ218には1つのLEDが点灯しており特図1の保留数が「1」であることが示されている。また、装飾図柄表示装置208の特図1保留数表示領域801には、1つの保留表示h1がされて特図1の保留数が1であることが示されている。また、特図1保留数表示領域a1には、特図1の保留数を示す数字「1」が表示されている。特図1保留数表示領域801の1番目の保留表示h1は特図1の先読み結果を報知する先読み保留表示である。変動アイコン表示領域803には消化された保留があたかも移動してきたかのように黒丸の画像が表示されている。
図43(h)は特図1変動遊技が所定時間経過して、装飾図柄表示装置208の変動アイコン表示領域803にデフォルト画像が表示された状態を示している。また、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに装飾5が停止表示され、中右図柄表示領域208b、208cにはそれぞれ装飾図柄の変動表示が行われている状態を示している。
図44は、特図1変動遊技における演出等を示している。図44(a)〜(h)はこの順に時系列にパチンコ機100の動作を示している。また、図44(a)に示す状態は図43(h)に示す状態から引き続いている。
図44(a)は、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208aに装飾5が停止表示され、さらに右図柄表示領域208cに装飾5が停止表示され、中図柄表示装置208bだけが装飾図柄の変動表示を行っているノーマルリーチ状態を示している。図44(b)は、特図1変動遊技が終了した状態を示している。特図1表示装置212には、停止図柄態様として第2はずれ図柄の「特図J」が停止表示されている。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a、208b、208cには、はずれを示す「装飾5−装飾6−装飾5」が停止表示されている。また、特図1の第四図柄表示領域a2には特図1変動遊技が停止中であることを示す表示がされている。
図44(c)は、特図1変動遊技の実行中であり、特図1表示装置212は、特図1の変動表示を行っている状態を示している。装飾図柄表示装置208の左中右図柄表示領域208a、208b、208cには装飾図柄の変動表示が行われている。また、特図1の第四図柄表示領域a2には特図1変動遊技が実行中であることを示す表示がされている。当該特図1変動遊技の開始に伴い特図1の保留が1つ減るため、特図1保留ランプ218には全てのLEDが消灯しており特図1の保留数が「0」であることが示されている。また、装飾図柄表示装置208の特図1保留数表示領域801には、保留表示がされておらず特図1の保留数が0であることが示されている。また、特図1保留数表示領域a1には、特図1の保留数を示す数字「0」が表示されている。装飾図柄表示装置208の変動アイコン表示領域803には消化された保留があたかも移動してきたかのように「爺」の画像による変動アイコン表示がされている。さらに、装飾図柄表示装置208の演出表示領域には、「ボタンを押せ!」というメッセージとともにチャンスボタン136を模した画像でボタン押下示唆表示がされている。また、チャンスボタン136の押下を受け付ける期間を示すボタン受付期間表示画像がされている。
ボタン受付期間表示画像に示す残り時間内に遊技者がチャンスボタン136を押下するかボタン受付期間が経過すると、図44(d)に示すように、日の丸を模した画像が当該特図1変動遊技の結果を予告する予告画像として表示される。左図柄表示領域208aには装飾7が停止表示されている。
図44(e)は、左図柄表示領域208aに装飾7が停止表示され、さらに右図柄表示領域208cに装飾7が停止表示され、中図柄表示装置208bだけが装飾図柄の変動表示を行っているノーマルリーチ状態を示している。図44(f)は、ノーマルリーチからスーパーリーチに発展した状態を示している。左中右図柄表示領域208a、208b、208cは装飾図柄表示装置208の表示領域の右上角部に縮小表示され、表示領域の大部分が演出表示領域として使用される。本例では、武士が大声で「勝負じゃ!」と叫んでいるスーパーリーチ画像が表示されている。
図44(g)は、武士が勝負に勝って「勝ち」の文字が表示されるとともに、左中右図柄表示領域208a、208b、208cに「装飾7−装飾7−装飾7」が 停止表示された状態を示している。
図44(h)は、表示領域の右上角部に縮小表示されていた左中右図柄表示領域208a、208b、208cが表示領域の中央に移動して大当りを示す「装飾7−装飾7−装飾7」が拡大されて停止表示された状態を示している。また、特図1の第四図柄表示領域a2には特図1変動遊技が停止中であることを示す表示がされている。このように本例では、図43および図44に示すような特図変動遊技に対応する特図演出表示が行われる。
図45は、本実施の形態によるパチンコ機100での演出例を示している。図45(a)は、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される時刻設定表示画面を例示している。図45(b)は、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される演出設定表示画面を例示している。図45(c)は、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される音量設定表示画面を例示している。図45(d)は、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される輝度設定表示画面を例示している。遊技者は、図45(a)〜(d)に示す各画面によってパチンコ機100に対し種々の設定を行うことができる。
図45(e)は、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される当たり中表示画面を例示している。表示領域の中央部大画面が演出表示領域に用いられ、本例では馬に乗った武士が山道を移動している当たり中表示画像が表示されている。表示領域の周囲には、例えば、左上角部には当該大当りが特別大当りであることを示す「7」の数字の特別大当り画像が表示されている。また、表示領域上辺部には獲得球数表示画像が表示されている(本例では「80球」と表示されている)。また、表示領域右上角部にはラウンド数表示画像が表示されている(本例では、「1R」と表示されている)。また、右下角部には大当り回数(連荘回数)表示画像が表示されている(本例では、「大当り回数:1」と表示されている)。
図45(f)は、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示される電サポ中表示画面を例示している。電サポ状態時に特図変動遊技が行われており、表示領域中央の左中右図柄表示領域208a、208b、208cで装飾図柄の変動表示が行われている。電サポ状態時は右打ちをして第二普図始動口229に多くの遊技球を通過させるとともに、特図2始動口232に多くの遊技球を入賞させるようにすべきである。このため、装飾図柄の変動表示を背景表示として装飾図柄表示装置208の表示領域の中央部に大きく「右打ちしてね!」の文字列と拡大された遊技球に時計回りの矢印による打ち出し方向示唆表示がされている。なお、変動アイコン表示領域803には、特図2の通常保留の画像による変動アイコン表示がされており、さらに、特図2保留表示領域には1個の通常保留表示h4がされている。
図45(g)は、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示されるデモ表示画面を例示している。本例では、「Daito」の文字列が表示されている。図45(h)は、装飾図柄表示装置208の表示領域に表示されるエラー表示画面を例示している。本例では、扉開放エラー画面と皿満タンエラー画面が表示されている。
<表示手段の表示領域を可動体でオーバーラップする例>
次に、図46を用いて、表示手段の表示領域を可動体でオーバーラップする(隠す)例について説明する。なお、本例では、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例について説明するが、表示手段は装飾図柄表示装置208に限定されず、可動体も落下展開役物730に限定されないことは言うまでもない。
また、落下展開役物730でオーバーラップする表示領域を、「中図柄表示領域208bの一部と特図1保留数表示領域801の一部と変動アイコン表示領域803の一部に跨る表示領域」としているが、本発明はこれに限定されず、例えば、装飾図柄表示装置208の全ての表示領域でもよいし、装飾図柄表示装置208の表示領域において連続しない複数の表示領域(例えば、特図2保留数表示領域a3と変動アイコン表示領域803)であってもよい。また、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730を構成する一部の部材(例えば、支持アーム733)でオーバーラップしてもよい。
図46(a)は、図43(b)に示す特図1変動遊技の実行中に、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例を示した図である。本例では、中図柄表示領域208bに表示されている装飾図柄の変動表示の一部と、特図1保留数表示領域801に表示されている通常保留表示(黒丸の画像)の一部と、変動アイコン表示領域803に表示されている変動アイコン表示(黒丸の画像)の一部が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされている。
図46(b)は、図44(b)に示す特図1変動遊技が終了した状態において、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例を示した図である。本例では、中図柄表示領域208bに表示されている装飾図柄(装飾6)の一部と、特図1保留数表示領域801に表示されている先読み保留表示(「爺」のキャラクタ画像)の一部と、変動アイコン表示領域803に表示されている変動アイコン表示(黒丸の画像)の一部が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされている。
図46(c)は、図44(c)に示す、特図1変動遊技の終了から所定時間が経過した状態において、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例を示した図である。本例では、中図柄表示領域208bに表示されている装飾図柄の変動表示の一部と、演出表示領域に表示されている「ボタンを押せ!」というメッセージの一部と、演出表示領域に表示されているボタン押下示唆表示(チャンスボタン136を模した画像)の全てと、演出表示領域に表示されているボタン受付期間表示画像(メーター表示)の一部と、変動アイコン表示領域803に表示されている変動アイコン表示(「爺」のキャラクタ画像)の一部が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされている。
図46(d)は、図44(d)に示す遊技者がチャンスボタン136を押下した状態において、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例を示した図である。本例では、中図柄表示領域208bに表示されている装飾図柄の変動表示の一部と、演出表示領域に表示されている当該特図1変動遊技の結果を予告する予告画像(日の丸を模した画像)の一部と、変動アイコン表示領域803に表示されている変動アイコン表示(「爺」のキャラクタ画像)の一部が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされている。
図46(e)は、図44(e)に示すノーマルリーチ状態において、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例を示した図である。本例では、中図柄表示領域208bに表示されている装飾図柄の変動表示の一部と、変動アイコン表示領域803に表示されている変動アイコン表示(「爺」のキャラクタ画像)が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされている。
図46(f)は、図44(f)に示すノーマルリーチからスーパーリーチに発展した状態において、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例を示した図である。本例では、演出表示領域に表示されているスーパーリーチ画像(武士が大声で「勝負じゃ!」と叫んでいる画像)の一部が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされている。
図46(g)は、図44(g)に示す装飾図柄を停止表示した状態において、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例を示した図である。本例では、演出表示領域に表示されているスーパーリーチの結果画像(武士が勝負に勝って「勝ち」の文字が表示されている画像)の一部が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされている。
図46(h)は、図44(h)に示す大当りを示す「装飾7−装飾7−装飾7」が拡大されて停止表示された状態において、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例を示した図である。本例では、中図柄表示領域208bに表示されている装飾図柄(装飾7)の一部と、変動アイコン表示領域803の一部が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされている。
図46(i)は、図45(e)に示す当たり中表示画面が表示された状態において、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例を示した図である。本例では、演出表示領域に表示されている当たり中表示画像(馬に乗った武士が山道を移動している画像)の一部と、大当り回数(連荘回数)表示画像の一部が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされている。
図46(j)は、図45(f)に示す電サポ中表示画面が表示された状態において、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例を示した図である。本例では、中図柄表示領域208bに表示されている装飾図柄の変動表示の一部と、演出表示領域に表示されている背景表示(「右打ちしてね!」の文字列と拡大された遊技球に時計回りの矢印による打ち出し方向示唆表示)の一部と、変動アイコン表示領域803に表示されている変動アイコン表示(黒丸の画像)の一部が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされている。
図46(k)は、図45(g)に示すデモ表示画面が表示された状態において、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例を示した図である。本例では、演出表示領域に表示されている「Daito」の文字列の一部が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされている。
図46(l)は、図45(h)に示すエラー表示画面が表示された状態において、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例を示した図である。本例では、中図柄表示領域208bに表示されている装飾図柄の変動表示の一部と、演出表示領域に表示されている扉開放エラー画面(「扉開放エラー」の文字列)と皿満タンエラー画面(「皿満タンエラー」の文字列)の一部と、特図1保留数表示領域801に表示されている通常保留表示(黒丸の画像)の一部と、変動アイコン表示領域803に表示されている変動アイコン表示(黒丸の画像)の一部が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされている。
<可動体を他の可動体でオーバーラップする例>
次に、図47(a)を用いて、可動体を他の可動体でオーバーラップする(隠す)例について説明する。なお、本例では、落下展開役物730の一部を、打ち上げ役物ユニット800でオーバーラップする例について説明するが、他の可動体は打ち上げ役物ユニット800に限定されず、(他の可動体でオーバーラップされる)可動体も落下展開役物730に限定されないことは言うまでもない。
また、打ち上げ役物ユニット800でオーバーラップする領域を、「落下展開役物730の一部」としているが、本発明はこれに限定されず、例えば、落下展開役物730の全ての領域でもよいし、落下展開役物730の領域において連続しない複数の領域(例えば、第一の構造体731の正面視左側と第二の構造体732の正面視右側)であってもよい。また、打ち上げ役物ユニット800が複数の部材で構成されている場合、複数の部材のうちの一の部材でオーバーラップするが、他の一の部材でオーバーラップしないように構成してもよい。
図47(a)は、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、落下展開役物730でオーバーラップしている状態において、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部と落下展開役物730の領域の一部を、打ち上げ役物ユニット800でさらにオーバーラップする例を示した図である。本例では、中図柄表示領域208bに表示されている装飾図柄の変動表示の一部が、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされ、第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730の領域の一部が、さらに打ち上げ役物ユニット800でオーバーラップされている。
<他の可動体を可動体でオーバーラップする例>
次に、図47(b)を用いて、他の可動体を可動体でオーバーラップする(隠す)例について説明する。なお、本例では、打ち上げ役物ユニット800の一部を、落下展開役物730でオーバーラップする例について説明するが、他の可動体は打ち上げ役物ユニット800に限定されず、(他の可動体をオーバーラップする)可動体も落下展開役物730に限定されないことは言うまでもない。
また、落下展開役物730でオーバーラップする領域を、「打ち上げ役物ユニット800の一部」としているが、本発明はこれに限定されず、例えば、打ち上げ役物ユニット800の全ての領域でもよいし、打ち上げ役物ユニット800の領域において連続しない複数の領域(例えば、打ち上げ役物ユニット800の正面視左側の一部と正面視右側の一部)であってもよい。また、打ち上げ役物ユニット800が複数の部材で構成されている場合、複数の部材のうちの一の部材をオーバーラップするが、他の一の部材をオーバーラップしないように構成してもよい。
図47(b)は、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部を、打ち上げ役物ユニット800でオーバーラップしている状態において、装飾図柄表示装置208の表示領域の一部と打ち上げ役物ユニット800の領域の一部を、落下展開役物730でさらにオーバーラップする例を示した図である。本例では、左中右図柄表示領域208a、208b、208cに表示されている装飾図柄の変動表示の一部が、打ち上げ役物ユニット800でオーバーラップされ、打ち上げ役物ユニット800の領域の一部が、さらに第一の発光手段731dの発光による予告を実行中の落下展開役物730でオーバーラップされている。
<初期位置における落下展開役物730の視認態様>
次に、図48を用いて、初期位置における落下展開役物730の視認態様について説明する。
図48(a)は、開口部735aを有する装飾手段735によって、初期位置における落下展開役物730がオーバーラップされる例を示した図である。本例では、遊技盤200の上部に、矩形状の開口部735aを有する装飾手段735を設け、この装飾手段735の背面側に、落下展開役物730を上下動可能に配置している。
装飾手段735の開口部735aは、落下展開役物730が初期位置に位置している状態において、落下展開役物730の第一の構造体731の一部と第二の構造体732の一部が正面から視認できるような材質、大きさ、形状、位置に設計されている。このため、初期位置における落下展開役物730の領域の一部は、装飾手段735でオーバーラップされるが、落下展開役物730の領域の他の一部は、装飾手段735でオーバーラップされることがなく、開口部735aを通じて正面から視認可能である。なお、装飾手段735の開口部735aは、落下展開役物730が初期位置に位置している状態において、落下展開役物730の第一の構造体731の一部と第二の構造体732のうちの一方のみが正面から視認できるような大きさ、形状、位置であってもよい。また、第一の構造体731の一部と第二の構造体732のうちの一方の視認可能領域の大きさと他方の視認可能領域の大きさが異なっていてもよい。
図48(b)は、切欠き部736aを有する装飾手段736によって、初期位置における落下展開役物730がオーバーラップされる例を示した図である。本例では、遊技盤200の上部に、下端から上方向に延びる切欠き部736aを有する装飾手段736を設け、この装飾手段736の背面側に、落下展開役物730を上下動可能に配置している。
装飾手段736の切欠き部736aは、落下展開役物730が初期位置に位置している状態において、落下展開役物730の第一の構造体731の一部と第二の構造体732の一部が正面から視認できるような材質、大きさ、形状、位置に設計されている。このため、初期位置における落下展開役物730の領域の一部は、装飾手段736でオーバーラップされるが、落下展開役物730の領域の他の一部は、装飾手段736でオーバーラップされることがなく、切欠き部736aを通じて正面から視認可能である。なお、装飾手段736の切欠き736aは、落下展開役物730が初期位置に位置している状態において、落下展開役物730の第一の構造体731の一部と第二の構造体732のうちの一方のみが正面から視認できるような大きさ、形状、位置であってもよい。また、第一の構造体731の一部と第二の構造体732のうちの一方の視認可能領域の大きさと他方の視認可能領域の大きさが異なっていてもよい。
図48(c)は、上述のセンター役物900(図28等を参照)によって、初期位置における落下展開役物730がオーバーラップされる例を示した図である。本例では、センター役物900の背面側に、落下展開役物730を上下動可能に配置している。
センター役物900は、落下展開役物730が初期位置に位置している状態において、落下展開役物730の第一の構造体731の一部と第二の構造体732の一部が正面から視認できない部材(本例では、不透明な材質であって落下展開役物730よりも大きな部材)で構成されている。このため、初期位置における落下展開役物730の領域の全てが、装飾手段736でオーバーラップされる。なお、センター役物900を、透過可能な部材(例えば、透過液晶デバイス、マジックミラー、瞬間調光ガラス等)で構成することで、落下展開役物730の領域の一部または全てを正面から視認可能としてもよい。また、この場合に、第一の構造体731の一部と第二の構造体732のうちの一方の視認可能領域の大きさと他方の視認可能領域の大きさが異なっていてもよい。
<落下展開役物の変形例2>
次に、落下展開役物712の変形例2に係る落下展開役物760について説明する。
<落下展開役物760>
図49(a)は、第一の動作位置に位置している落下展開役物760の正面図と側面図であり、同図(b)は、第二の動作位置に位置している落下展開役物760の正面図と側面図であり、同図(c)は、第三の動作位置に位置している落下展開役物760の正面図と側面図である。
なお、同図(a)〜同図(c)の各図において、紙面に向かって左側に示す図が、落下展開役物760の正面図であり、紙面に向かって右側に示す図が、落下展開役物760の側面図である。また、側面図において、紙面の水平方向が、落下展開役物760の前後方向であり、紙面に向かって左側が、落下展開役物760の前方向(本例では、遊技台の正面方向と同じ方向)であり、紙面に向かって右側が、落下展開役物760の後方向(本例では、遊技台の背面方向と同じ方向)である。
<落下展開役物760の構造>
次に、落下展開役物760の構造について説明する。落下展開役物760は、第一の構造体761と、この第一の構造体761とは形状が異なる第二の構造体762と、第一の構造体761を回転可能に支持する支持アーム763と、この支持アーム763を回転駆動する第一の駆動手段(図示省略)と、第二の構造体762を回転可能に支持する支持アーム764と、この支持アーム764を回転駆動する第二の駆動手段(図示省略)と、によって構成されている。
第一の構造体761は、側面視T字形状の第一のベース体761aと、この第一のベース体761aに固定される第一の発光基板761bと、この第一の発光基板761bの全体を覆うように配設される第一のカバー761cと、を有して構成されている。第一の発光基板761bの一方側の実装面には、複数の第一の発光手段761d(本例では、LED)が所定の間隔をあけて配設されている。第一のカバー761cは、透明または半透明の部材からなり、第一の発光手段761dから出射される光を透過可能である。
第二の構造体762は、側面視C字形状の第二のベース体762aと、この第二のベース体762aに固定される第二の発光基板762bと、この第二の発光基板762bの先端部を覆うように配設される第二のカバー762cと、を有して構成されている。第二の発光基板762bの先端部における一方側の実装面には、複数の第二の発光手段762d(本例では、LED)が所定の間隔をあけて配設されている。第二のカバー762cは、透明または半透明の部材からなり、第二の発光手段762dから出射される光を透過可能である。
落下展開役物760は、第一の構造体761と第二の構造体762が別体であり、支持アーム763を回転駆動することで第一構造体761を回転可能であるとともに、支持アーム764を回転駆動することで第二の構造体762を回転可能である。なお、第一の構造体761と第二の構造体762のいずれか一方を固定(可動不能)にしてもよい。
本例では、第一の発光手段761d(LED)の数を、第二の発光手段762d(LED)の数よりも多くしている。これにより、第一のベース体761による演出態様と、第二のベース体762による演出態様を異ならせることができ、遊技台の演出効果を高めることができる。なお、第一の発光手段761d(LED)と第二の発光手段762d(LED)の数を同じにしてもよい。
<落下展開役物760の動作>
次に、落下展開役物760の動作について説明する。落下展開役物760は、図示しない駆動手段(例えば、駆動モータ)によって支持アーム763を所定方向(本例では、図49(a)において符号Bで示す時計周りの方向)に回転させることで、第一の構造体731を回転可能であるとともに、図示しない駆動手段(例えば、駆動モータ)によって支持アーム764を所定方向(図49(a)において符号Bで示す反時計周りの方向)に回転させることで、第二の構造体762を回転可能である。なお、落下展開役物760の回転方向は、本例に限定されず、所定方向に代えて(または、加えて)、所定方向とは反対の方向(例えば、(図49(a)において符号Bで示す方向とは反対の反時計回りの方向)に回転可能であってもよい。
<落下展開役物760の動作/第一の動作位置(初期動作位置)>
図49(a)に示す状態は、落下展開役物760が第一の動作位置(以降、「初期動作位置」という場合がある)に位置している状態である。この第一の動作位置では、第二の構造体762の前方に第一の構造体761が位置する。このため、図49(a)の正面図に示すように、第二の構造体762の一部が、第一の構造体761の一部にオーバーラップされる状態(第二の構造体762の一部が正面から視認できない状態)となるが、第二の構造体762の他の一部が、第一の構造体761にオーバーラップされない状態(第二の構造体762の他の一部が正面から視認できる状態)となる。また、この状態では、第一の発光手段761dの発光が可能であり、第一の発光手段761dの発光による演出や予告が実行可能である。
<落下展開役物760の動作/第二の動作位置>
続いて、落下展開役物760が第一の動作位置に位置しているときに、支持アーム763を所定方向(図49(a)において符号Bで示す時計周りの方向)に90度回転させると、落下展開役物760は、図49(b)に示す第二の動作位置まで回転する。この第二の動作位置では、第二の構造体762の前端部762eの前後方向における位置が、第一の構造体761の前端部761eの前後方向における位置と比べて、前の位置となる。なお、図示は省略するが、落下展開役物760が、第一の動作位置から第二の動作位置まで回転する途中過程では、第二の構造体762の前端部762eの前後方向における位置が、第一の構造体761の前端部761eの前後方向における位置と比べて、同じ位置となる状態がある。また、この状態では、第二の発光手段762dの発光が可能であり、第二の発光手段762dの発光による演出や予告が実行可能である。
<落下展開役物760の動作/第三の動作位置>
続いて、落下展開役物760が第二の動作位置に位置しているときに、支持アーム763を所定方向(図49(a)において符号Bで示す時計周りの方向)に180度回転させると、落下展開役物760は、図49(c)に示す第三の動作位置まで回転する。この第三の動作位置では、第一の構造体761の前方に第二の構造体762が位置する。よって、第二の構造体762は、落下展開役物760が第一の動作位置に位置している状態よりも、落下展開役物760が第三の動作位置に位置している状態の方が、正面から見易い状態となる。
また、この状態では、第二の構造体762の前端部762fの前後方向における位置が、第一の構造体731の前端部761fの前後方向における位置と比べて、前の位置となる。また、この状態では、第一の構造体761の一部が、第二の構造体762の一部にオーバーラップされる状態(第一の構造体761の一部が正面から視認できない状態)となるが、第一の構造体761の他の一部が、第二の構造体762にオーバーラップされない状態(第一の構造体761の他の一部が正面から視認できる状態)となる。また、この状態では、第二の発光手段762dの発光が可能であり、第二の発光手段762dの発光による演出や予告が実行可能である。
<落下展開役物の変形例3>
次に、落下展開役物712の変形例3に係る落下展開役物770について説明する。
<落下展開役物770>
図50(a)は、第一の動作位置に位置している落下展開役物770の正面図と側面図であり、同図(b)は、第二の動作位置に位置している落下展開役物770の正面図と側面図であり、同図(c)は、第三の動作位置に位置している落下展開役物770の正面図と側面図である。
なお、同図(a)〜同図(c)の各図において、紙面に向かって左側に示す図が、落下展開役物770の正面図であり、紙面に向かって右側に示す図が、落下展開役物770の側面図である。また、側面図において、紙面の水平方向が、落下展開役物770の前後方向であり、紙面に向かって左側が、落下展開役物770の前方向(本例では、遊技台の正面方向と同じ方向)であり、紙面に向かって右側が、落下展開役物770の後方向(本例では、遊技台の背面方向と同じ方向)である。
<落下展開役物770の構造>
次に、落下展開役物770の構造について説明する。落下展開役物770は、第一の構造体771と、この第一の構造体771とは形状が異なる第二の構造体772と、第一の構造体771を回転駆動する駆動手段(図示省略)と、によって構成されている。
第一の構造体761は、環状の駆動輪771gを有する第一のベース体771aと、この第一のベース体771aに固定される第一の発光基板771bと、この第一の発光基板771bの全体を覆うように配設される第一のカバー771cと、を有して構成されている。第一の発光基板771bの一方側の実装面には、複数の第一の発光手段771d(本例では、LED)が所定の間隔をあけて配設されている。第一のカバー771cは、透明または半透明の部材からなり、第一の発光手段771dから出射される光を透過可能である。
第二の構造体762は、複数の環状部材が数珠繋ぎされた鎖状の部材であり、一端が第一の構造体771の駆動輪771gに巻回され、自重によって鉛直方向に垂れ下がった状態となっている。
<落下展開役物770の動作>
次に、落下展開役物770の動作について説明する。落下展開役物770は、図示しない駆動手段(例えば、駆動モータ)によって駆動輪771を所定方向(図50(a)において符号Cで示す時計周りの方向)に回転させることで、第一の構造体771を回転可能である、落下展開役物770の回転方向は、本例に限定されず、所定方向に代えて(または、加えて)、所定方向とは反対の方向(例えば、(図50(a)において符号Cで示す方向とは反対の反時計回りの方向)に回転可能であってもよい。
<落下展開役物770の動作/第一の動作位置(初期動作位置)>
図50(a)に示す状態は、落下展開役物770が第一の動作位置(以降、「初期動作位置」という場合がある)に位置している状態である。この第一の動作位置では、第二の構造体772の前方に第一の構造体771が位置する。このため、図50(a)の正面図に示すように、第二の構造体772の一部が、第一の構造体771の一部にオーバーラップされる状態(第二の構造体772の一部が正面から視認できない状態)となるが、第二の構造体772の他の一部が、第一の構造体771にオーバーラップされない状態(第二の構造体772の他の一部が正面から視認できる状態)となる。また、この状態では、第一の発光手段771dの発光が可能であり、第一の発光手段771dの発光による演出や予告が実行可能である。
<落下展開役物770の動作/第二の動作位置>
続いて、落下展開役物770が第一の動作位置に位置しているときに、駆動輪771gを所定方向(図50(a)において符号Cで示す時計周りの方向)に90度回転させると、落下展開役物770は、図50(b)に示す第二の動作位置まで回転する。この状態では、第二の構造体772の全てが、第一の構造体771にオーバーラップされない状態(第二の構造体772の全てが正面から視認できる状態)となる。
<落下展開役物770の動作/第三の動作位置>
続いて、落下展開役物770が第二の動作位置に位置しているときに、駆動輪771gを所定方向(図50(a)において符号Cで示す時計周りの方向)に90度回転させると、落下展開役物770は、図50(c)に示す第三の動作位置まで回転する。この第三の動作位置では、第一の構造体771の前方に第二の構造体772が位置する。よって、第二の構造体772は、落下展開役物770が第一の動作位置に位置している状態よりも、落下展開役物770が第三の動作位置に位置している状態の方が、正面から見易い状態となる。
また、この状態では、第二の構造体772の前端部772fの前後方向における位置が、第一の構造体771の前端部771fの前後方向における位置と比べて、前の位置となる。また、この状態では、第一の構造体771の一部が、第二の構造体772の一部にオーバーラップされる状態(第一の構造体771の一部が正面から視認できない状態)となるが、第一の構造体771の他の一部が、第二の構造体772にオーバーラップされない状態(第一の構造体771の他の一部が正面から視認できる状態)となる。なお、図示は省略するが、落下展開役物770が、第二の動作位置から第三の動作位置まで回転する途中過程では、第二の構造体772の前端部772fの前後方向における位置が、第一の構造体771の前端部771eの前後方向における位置と比べて、同じ位置となる状態がある。
<他の役物の動作例>
次に、図51と図52を用いて、他の役物の動作例について説明する。
<他の役物の動作例/役物820の動作例1>
図51(a−1)〜同図(a−5)は、役物820の動作例1を時系列で示した図である。役物820は、正面視長方形形状の第一の構造体821と、正面視扇形状の第二の構造体822および第三の構造体823と、第一の構造体821を上下方向に移動させることが可能な第一の駆動手段(図示省略)と、第二の構造体822を反時計回りに回転させることが可能な第二の駆動手段(図示省略)と、第三の構造体823を時計回りに回転させることが可能な第三の駆動手段(図示省略)と、を有して構成される。第一の構造体821は、第一の発光手段821d(LED)を備え、第二の構造体822は、第二の発光手段822d(LED)を備え、第三の構造体823は、第三の発光手段823d(LED)を備えている。
また、第二の構造体822と第三の構造体823は、第一の構造体821の正面側に第一の構造体821に対して相対回転可能に配設される。第二の構造体822は、図示しない弾性体(例えば、バネやゴム)によって時計周り(第三の構造体823の方向)に付勢されており、第二の駆動手段(図示省略)に駆動されていないフリーの状態では、第一の構造体821の領域の一部(本例では、正面視左下の領域)をオーバーラップした状態(第一の構造体821の正面視左下の領域の一部が正面から視認できない状態)となる。
第三の構造体823は、図示しない弾性体(例えば、バネやゴム)によって反時計周り(第二の構造体822の方向)に付勢されており、第三の駆動手段(図示省略)に駆動されていないフリーの状態では、第一の構造体821の領域の一部(本例では、正面視右下の領域)をオーバーラップした状態(第一の構造体821の正面視右下の領域の一部が正面から視認できない状態)となる。
図51(a−1)に示す状態は、役物820が初期位置に位置している状態である。この状態は、第一の構造体821が、図柄表示装置208の上方に位置することで、図柄変動表示装置208の表示領域をオーバーラップしない状態(図柄表示装置208の表示領域の全てが正面から視認できる状態)である。また、第二の構造体822と第三の構造体823は、弾性体に付勢されて第一の構造体821の領域の一部をオーバーラップした状態(第一の構造体821の領域の一部が正面から視認できない状態)である。
続く図51(a−2)に示す状態は、第一の駆動手段の駆動によって第一の構造体821が下降することで、役物820が、初期位置から、図柄表示装置208の前方の位置まで下降した後の状態である。この状態は、第一の構造体821が、図柄表示装置208の前方に位置することで、図柄変動表示装置208の表示領域をオーバーラップする状態(図柄表示装置208の表示領域の一部が正面から視認できない状態)である。また、第二の構造体822と第三の構造体823は、弾性体に付勢されて第一の構造体821の領域の一部をオーバーラップした状態(第一の構造体821の領域の一部が正面から視認できない状態)である。
続く図51(a−3)に示す状態は、第二の駆動手段の駆動によって第二の構造体822が反時計回りに90度、回転し、第三の駆動手段の駆動によって第三の構造体823が時計回りに90度回転した後の状態である。この状態は、第一の構造体821が、図柄表示装置208の前方に位置することで、図柄変動表示装置208の表示領域をオーバーラップする状態(図柄表示装置208の表示領域の一部が正面から視認できない状態)である。また、第二の構造体822と第三の構造体823は、第一の構造体821の領域の一部をオーバーラップした状態(第一の構造体821の領域の一部が正面から視認できない状態)であるとともに、一部が図柄表示装置208の前方に位置することで、図柄変動表示装置208の表示領域をオーバーラップする状態(図柄表示装置208の表示領域の一部が正面から視認できない状態)である。
また、この状態では、第一の構造体821は、第一の発光手段821d(LED)による演出を実行し、第二の構造体822は、第二の発光手段822d(LED)による演出を実行し、第三の構造体823は、第三の発光手段823d(LED)による演出を実行する。
続く図51(a−4)に示す状態は、第二の駆動手段の駆動の解除によって第二の構造体822が時計回りに90度、回転して初期位置に戻り、第三の駆動手段の駆動の解除によって第三の構造体823が反時計回りに90度回転して初期位置に戻った後の状態であり、図51(a−2)に示す状態と同じである。また、この状態では、第一の構造体821は、第一の発光手段821d(LED)による演出を終了し、第二の構造体822は、第二の発光手段822d(LED)による演出を終了し、第三の構造体823は、第三の発光手段823d(LED)による演出を終了する。
続く図51(a−5)に示す状態は、役物820が初期位置に戻った状態であり、図51(a−1)に示す状態と同じである。なお、本例では、図51(a−3)に示すタイミングにおいて、発光手段(LED)による演出を実行する例を示したが、他の状態において当該演出を実行してもよい。また、発光手段(LED)による演出に代えて(または、加えて)、装飾図柄表示装置208の表示による演出、他の可動体の動きによる演出、音出力手段(スピーカ)の音による演出等を行ってもよい。
<他の役物の動作例/役物820の動作例2>
図51(b−1)〜同図(b−5)は、役物820の動作例2を時系列で示した図である。なお、図51(a−1)〜同図(a−5)に示す動作例1と同じ動作については説明を省略する。
図51(b−2)に示す状態は、初期位置において、第二の駆動手段の駆動によって第二の構造体822が反時計回りに90度、回転した後の状態である。この状態は、第一の構造体821は、図柄表示装置208の上方に位置することで、図柄変動表示装置208の表示領域をオーバーラップしない状態(図柄表示装置208の表示領域の全てが正面から視認できる状態)である。また、第二の構造体822と第三の構造体823は、第一の構造体821の領域の一部をオーバーラップした状態(第一の構造体821の領域の一部が正面から視認できない状態)であるが、第二の構造体822によってオーバーラップする領域の方が、第三の構造体823によってオーバーラップする領域よりも小さくなる。なお、この状態において、第二の構造体822が、回転動作と同時に第二の発光手段822d(LED)による演出を実行してもよい。
続く図51(b−3)に示す状態は、初期位置において、第三の駆動手段の駆動によって第三の構造体823が時計回りに90度、回転した後の状態である。この状態は、第一の構造体821は、図柄表示装置208の上方に位置することで、図柄変動表示装置208の表示領域をオーバーラップしない状態(図柄表示装置208の表示領域の全てが正面から視認できる状態)である。また、第二の構造体822と第三の構造体823は、第一の構造体821の領域の一部をオーバーラップした状態(第一の構造体821の領域の一部が正面から視認できない状態)であり、第二の構造体822によってオーバーラップする領域と、第三の構造体823によってオーバーラップする領域が同じとなる。なお、この状態において、第三の構造体823が、回転動作と同時に第三の発光手段823d(LED)による演出を実行してもよい。
続く図51(b−4)に示す状態は、初期位置において、第一の構造体821は、第一の発光手段821d(LED)による演出を実行し、第二の構造体822は、第二の発光手段822d(LED)による演出を実行し、第三の構造体823は、第三の発光手段823d(LED)による演出を実行した状態である。
続く図51(b−5)に示す状態は、役物820が初期位置に戻った状態であり、図51(b−1)に示す状態と同じである。なお、本例では、図51(b−4)に示すタイミングにおいて、発光手段(LED)による演出を実行する例を示したが、他の状態において当該演出を実行してもよい。また、発光手段(LED)による演出に代えて(または、加えて)、装飾図柄表示装置208の表示による演出、他の可動体の動きによる演出、音出力手段(スピーカ)の音による演出等を行ってもよい。
<他の役物の動作例/役物820の動作例3>
図51(c−1)〜同図(c−3)は、役物820の動作例3を時系列で示した図である。なお、図51(a−1)〜同図(a−5)に示す動作例1と同じ動作については説明を省略する。
本例では、図51(c−1)に示すように、初期位置において、第一の構造体821は、第一の発光手段821d(LED)による演出を実行し、第二の構造体822は、第二の発光手段822d(LED)による演出を実行し、第三の構造体823は、第三の発光手段823d(LED)による演出を実行している。なお、本例では、第一の構造体821、第二の構造体822、および第三の構造体823の全てが、同時に発光手段(LED)による演出を実行する例を示したが、それぞれの演出の開始タイミングをずらしてもよいし、少なくとも一つの演出を行わないように構成してもよい。また、発光手段(LED)による演出に代えて(または、加えて)、装飾図柄表示装置208の表示による演出、他の可動体の動きによる演出、音出力手段(スピーカ)の音による演出等を行ってもよい。
<他の役物の動作例/役物830の動作例1>
図52(a−1)〜同図(a−5)は、役物830の動作例1を時系列で示した図である。役物830は、正面視長方形形状の第一の構造体831と、正面視扇形状の第二の構造体832および第三の構造体833と、第一の構造体831を上下方向に移動させることが可能な第一の駆動手段(図示省略)と、第二の構造体832を上下方向に移動させることが可能な第二の駆動手段(図示省略)と、第三の構造体833を上下方向に移動させることが可能な第三の駆動手段(図示省略)と、を有して構成される。第一の構造体831は、第一の発光手段831d(LED)を備え、第二の構造体832は、第二の発光手段832d(LED)を備え、第三の構造体833は、第三の発光手段833d(LED)を備えている。
また、第二の構造体832と第三の構造体833は、第一の構造体831の正面側に第一の構造体831に対して相対移動可能に配設される。第二の構造体832は、第二の駆動手段(図示省略)によって上昇または下降が可能であるが、第二の駆動手段(図示省略)による励磁が遮断されたフリーの状態では、自重によって下方に落下し、図52(a−1)に示すように、第一の構造体831の領域の一部(本例では、正面視左下の領域)をオーバーラップした状態(第一の構造体831の正面視左下の領域の一部が正面から視認できない状態)となる。
第三の構造体833は、第三の駆動手段(図示省略)によって上昇または下降が可能であるが、第三の駆動手段(図示省略)による励磁が遮断されたフリーの状態では、自重によって下方に落下し、図52(a−1)に示すように、第一の構造体831の領域の一部(本例では、正面視右下の領域)をオーバーラップした状態(第一の構造体831の正面視右下の領域の一部が正面から視認できない状態)となる。
図52(a−1)に示す状態は、役物830が初期位置に位置している状態である。この状態は、第一の構造体831は、図柄表示装置208の上方に位置することで、図柄変動表示装置208の表示領域をオーバーラップしない状態(図柄表示装置208の表示領域の全てが正面から視認できる状態)である。また、第二の構造体832と第三の構造体833は、弾性体に付勢されて第一の構造体831の領域の一部をオーバーラップした状態(第一の構造体831の領域の一部が正面から視認できない状態)である。
続く図52(a−2)に示す状態は、第一の駆動手段の駆動によって第一の構造体831が下降することで、役物830が、初期位置から、図柄表示装置208の前方の位置まで下降した後の状態である。この状態は、第一の構造体831は、図柄表示装置208の前方に位置することで、図柄変動表示装置208の表示領域をオーバーラップする状態(図柄表示装置208の表示領域の一部が正面から視認できない状態)である。また、第二の構造体832と第三の構造体833は、弾性体に付勢されて第一の構造体831の領域の一部をオーバーラップした状態(第一の構造体831の領域の一部が正面から視認できない状態)である。
続く図52(a−3)に示す状態は、第二の駆動手段の駆動によって第二の構造体832が上昇し、第三の駆動手段の駆動によって第三の構造体833が上昇した後の状態である。この状態は、第一の構造体831は、図柄表示装置208の前方に位置することで、図柄変動表示装置208の表示領域をオーバーラップする状態(図柄表示装置208の表示領域の一部が正面から視認できない状態)である。また、第二の構造体832と第三の構造体833は、第一の構造体831の領域の一部をオーバーラップした状態(第一の構造体831の領域の一部が正面から視認できない状態)であるとともに、一部が図柄表示装置208の前方に位置することで、図柄変動表示装置208の表示領域をオーバーラップする状態(図柄表示装置208の表示領域の一部が正面から視認できない状態)である。
また、この状態では、第一の構造体831は、第一の発光手段831d(LED)による演出を実行し、第二の構造体832は、第二の発光手段832d(LED)による演出を実行し、第三の構造体833は、第三の発光手段833d(LED)による演出を実行する。
続く図52(a−4)に示す状態は、第二の駆動手段の励磁の解除によって第二の構造体832が自由落下して初期位置に戻り、第三の駆動手段の励磁の解除によって第三の構造体833が自由落下して初期位置に戻った後の状態であり、図52(a−2)に示す状態と同じである。また、この状態では、第一の構造体831は、第一の発光手段831d(LED)による演出を終了し、第二の構造体832は、第二の発光手段832d(LED)による演出を終了し、第三の構造体833は、第三の発光手段833d(LED)による演出を終了する。
続く図52(a−5)に示す状態は、役物830が初期位置に戻った状態であり、図52(a−1)に示す状態と同じである。なお、本例では、図52(a−3)に示すタイミングにおいて、発光手段(LED)による演出を実行する例を示したが、他の状態において当該演出を実行してもよい。また、発光手段(LED)による演出に代えて(または、加えて)、装飾図柄表示装置208の表示による演出、他の可動体の動きによる演出、音出力手段(スピーカ)の音による演出等を行ってもよい。
<他の役物の動作例/役物830の動作例2>
図52(b−1)〜同図(b−5)は、役物830の動作例2を時系列で示した図である。なお、図52(a−1)〜同図(a−5)に示す動作例1と同じ動作については説明を省略する。
図52(b−2)に示す状態は、初期位置において、第二の駆動手段の駆動によって第二の構造体832が上昇した後の状態である。この状態は、第一の構造体831は、図柄表示装置208の上方に位置することで、図柄変動表示装置208の表示領域をオーバーラップしない状態(図柄表示装置208の表示領域の全てが正面から視認できる状態)である。また、第二の構造体832と第三の構造体833は、第一の構造体831の領域の一部をオーバーラップした状態(第一の構造体831の領域の一部が正面から視認できない状態)であるが、第二の構造体832によってオーバーラップする領域の方が、第三の構造体833によってオーバーラップする領域よりも小さくなる。なお、この状態において、第二の構造体832が、回転動作と同時に第二の発光手段832d(LED)による演出を実行してもよい。
続く図52(b−3)に示す状態は、初期位置において、第三の駆動手段の駆動によって第三の構造体833が上昇した後の状態である。この状態は、第一の構造体831は、図柄表示装置208の上方に位置することで、図柄変動表示装置208の表示領域をオーバーラップしない状態(図柄表示装置208の表示領域の全てが正面から視認できる状態)である。また、第二の構造体832と第三の構造体833は、第一の構造体831の領域の一部をオーバーラップした状態(第一の構造体831の領域の一部が正面から視認できない状態)であり、第二の構造体832によってオーバーラップする領域と、第三の構造体833によってオーバーラップする領域が同じとなる。なお、この状態において、第三の構造体833が、回転動作と同時に第三の発光手段833d(LED)による演出を実行してもよい。
続く図52(b−4)に示す状態は、初期位置において、第一の構造体831は、第一の発光手段831d(LED)による演出を実行し、第二の構造体832は、第二の発光手段832d(LED)による演出を実行し、第三の構造体833は、第三の発光手段833d(LED)による演出を実行した状態である。
続く図52(b−5)に示す状態は、役物830が初期位置に戻った状態であり、図52(b−1)に示す状態と同じである。なお、本例では、図52(b−4)に示すタイミングにおいて、発光手段(LED)による演出を実行する例を示したが、他の状態において当該演出を実行してもよい。また、発光手段(LED)による演出に代えて(または、加えて)、装飾図柄表示装置208の表示による演出、他の可動体の動きによる演出、音出力手段(スピーカ)の音による演出等を行ってもよい。
以上説明したように、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機や、スロットマシン)は、第一の構造体(例えば、図53(a)に示す構造体1や、図40に示す第一の構造体731や、図51に示す第一の構造体821)と、第二の構造体(例えば、図53(a)に示す構造体2や、図40に示す第二の構造体732や、図51に示す第二の構造体822)と、を備えた遊技台であって、第一の状態(例えば、図53(a)に示す第一の状態や、落下展開役物730が図40(a)に示す第一の動作位置に位置している状態)において、前記第二の構造体の一部が前記第一の構造体の一部にオーバーラップされ、前記第一の状態において、前記第二の構造体の他の一部が前記第一の構造体にオーバーラップされず、第二の状態(例えば、図53(a)に示す第二の状態や、落下展開役物730が図40(b)に示す第二の動作位置や図40(c)に示す第三の動作位置に位置している状態)において、前記第二の構造体の前端部(例えば、図40(b)に示す前端部732eや、図40(c)に示す前端部732f)の前後方向における位置が、前記第一の構造体の前端部(例えば、図40(b)に示す前端部731eや、図40(c)に示す前端部731f)の前後方向における位置と比べて、同じまたは前の位置となり、前記第二の構造体は、前記第一の状態と前記第二の状態の少なくとも何れかの状態において、演出(例えば、第二の発光手段732d(LED)による演出、リーチ演出としての発光演出、大当り演出としての発光演出、ボーナス演出としての発光演出、RTやAT等の特典を盛り上げるための演出、ストップボタンの押し順を示唆する演出、ガセ演出(偽の演出))を実行可能な構造体である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、第二の構造体が第一の構造体の位置よりも同じか前方に位置する斬新な演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、第二の構造体が複数の状態のうちの少なくとも何れかの状態で演出を実行するため、遊技者の興趣をより向上させることができる場合がある。
また、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機や、スロットマシン)は、第一の構造体(例えば、図53(b)に示す構造体1や、図40に示す第一の構造体731や、図51に示す第一の構造体821)と、第二の構造体(例えば、図53(b)に示す構造体2や、図40に示す第二の構造体732や、図51に示す第二の構造体822)と、を備えた遊技台であって、第一の状態(例えば、図53(b)に示す第一の状態や、落下展開役物730が図40(a)に示す第一の動作位置に位置している状態)において、前記第二の構造体の一部が前記第一の構造体の一部にオーバーラップされ、前記第一の状態において、前記第二の構造体の他の一部が前記第一の構造体にオーバーラップされず、第二の状態(例えば、図53(b)に示す第二の状態や、落下展開役物730が図40(b)に示す第二の動作位置や図40(c)に示す第三の動作位置に位置している状態)において、前記第二の構造体の前端部(例えば、図40(b)に示す前端部732eや、図40(c)に示す前端部732f)の前後方向における位置が、前記第一の構造体の前端部(例えば、図40(b)に示す前端部731eや、図40(c)に示す前端部731f)の前後方向における位置と比べて、同じまたは前の位置となり、前記第二の構造体は、前記第一の状態と前記第二の状態の少なくとも何れかの状態において、予告(例えば、第二の発光手段732d(LED)による予告、予告としての発光演出、先読み予告としての発行演出)を実行可能な構造体である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、第二の構造体が第一の構造体の位置よりも同じか前方に位置する斬新な演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、第二の構造体が複数の状態のうちの少なくとも何れかの状態で予告を実行するため、遊技者の興趣をより向上させることができる場合がある。
また、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機や、スロットマシン)は、第一の構造体(例えば、図53(a)に示す構造体1や、図40に示す第一の構造体731や、図51に示す第一の構造体821)と、第二の構造体(例えば、図53(a)に示す構造体2や、図40に示す第二の構造体732や、図51に示す第二の構造体822)と、を備えた遊技台であって、第一の状態(例えば、図53(c)に示す第一の状態や、落下展開役物730が図41(a),同図(b)に示す第一の動作位置に位置している状態)において、前記第二の構造体の一部が前記第一の構造体の一部にオーバーラップされ、前記第一の状態において、前記第二の構造体の他の一部が前記第一の構造体にオーバーラップされず、第二の状態(例えば、図53(a)に示す第二の状態や、落下展開役物730が図40(b),図41(c)に示す第二の動作位置や図40(c),図41(d)に示す第三の動作位置に位置している状態)において、前記第二の構造体の前端部(例えば、図40(b)に示す前端部732eや、図40(c)に示す前端部732f)の前後方向における位置が、前記第一の構造体の前端部(例えば、図40(b)に示す前端部731eや、図40(c)に示す前端部731f)の前後方向における位置と比べて、同じまたは前の位置となり、前記第二の構造体は、初期動作(例えば、図53(c)に示す初期動作1/3〜3/3や、図41に示す初期動作)を実行可能な構造体であり、前記第二の構造体は、前記初期動作の期間において、前記第一の状態における位置と前記第二の状態における位置に位置する、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、第二の構造体が第一の構造体の位置よりも同じか前方に位置する斬新な演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、第二の構造体が初期動作において第一の状態における位置と第二の状態における位置に位置するため、初期動作の動作確認が行い易くなる場合がある。
また、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機や、スロットマシン)は、第一の構造体(例えば、図54(a)に示す構造体1や、図51に示す第一の構造体821)と、第二の構造体(例えば、図54(a)に示す構造体2や、図51に示す第二の構造体822)と、第三の構造体(例えば、図54(a)に示す構造体3や、図51に示す第三の構造体823)と、を備えた遊技台であって、第一の状態(例えば、図54(a)に示す第一の状態)において、前記第二の構造体の一部が前記第一の構造体の一部にオーバーラップされ、前記第一の状態において、前記第二の構造体の他の一部が前記第一の構造体にオーバーラップされず、第二の状態(例えば、図54(a)に示す第二の状態)において、前記第二の構造体の前端部の前後方向における位置が、前記第一の構造体の前端部の前後方向における位置と比べて、同じまたは前の位置となり、前記第三の構造体の位置は、前記第一の状態における位置と前記第二の状態における位置とで同じ場合がある、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、第二の構造体が第一の構造体の位置よりも同じか前方に位置する斬新な演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、第三の構造体の位置を基準として第二の構造体の位置の変化を見ることができるため、第二の構造体の変化度合いを強調することができ、遊技者の興趣をより向上させることができる場合がある。
なお、前記第二の構造体は、前記第一の状態よりも前記第二の状態の方が見易くてもよい。また、前記第二の構造体は、発光手段(例えば、図40に示す第二の発光手段732d(LED)、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタ)を有するものでもよい。また、表示手段(例えば、図41に示す装飾図柄表示装置208)を備え、前記第二の構造体は、前記第一の状態と前記第二の状態の少なくとも何れかの状態において、前記表示手段よりも前方に位置する構造体であってもよい。また、第一の駆動手段(例えば、図51に示す第一の構造体821を上下方向に移動させる駆動モータ)を備え、前記第一の駆動手段は、前記第一の構造体(例えば、図51に示す第一の構造体821)を少なくとも駆動させる手段であってもよい。また、第二の駆動手段(例えば、図51に示す第二の構造体822を回転させる駆動モータ)を備え、前記第二の駆動手段は、前記第二の構造体(例えば、図51に示す第二の構造体822)を少なくとも駆動させる手段であってもよい。また、前記第一の構造体と前記第二の構造体の少なくとも何れかは、回転動作が可能であってもよい。
また、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機や、スロットマシン)は、第一の構造体(例えば、図54(b)に示す構造体1や、図51に示す第一の構造体821)と、第二の構造体(例えば、図54(b)に示す構造体2や、図51に示す第二の構造体822)と、第一の駆動手段(例えば、図54(b)に示すモータ1や、図51に示す第一の構造体821を上下方向に移動させる駆動モータ)と、第二の駆動手段(例えば、図54(b)に示すモータ2、図51に示す第二の構造体822を回転させる駆動モータ)と、を備えた遊技台であって、前記第一の駆動手段は、前記第一の構造体に第一の動作(例えば、図51(a−2)や図52(a−2)に示す下降移動動作)を実行させる手段であり、前記第一の駆動手段は、前記第二の構造体に第二の動作(例えば、図51(a−3)に示す回転動作や、図52(a−3)に示す上昇移動動作)を実行させる手段であり、前記第一の駆動手段は、前記第一の構造体に第三の動作(例えば、図51(a−5)や図52(a−5)に示す上昇移動動作)を実行させる手段であり、前記第二の駆動手段は、前記第二の構造体に第四の動作(例えば、図51(a−4)に示す回転動作、図52(a−4)に示す落下動作)を実行させる手段であり、前記第二の構造体は、演出を実行可能な構造体である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、斬新な演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
なお、表示手段(例えば、図51や図52に示す装飾図柄表示装置208)を備え、前記第一の構造体は、前記表示手段よりも前方に位置する場合がある構造体であり、前記第二の構造体は、前記表示手段よりも前方に位置する場合がある構造体であってもよい。また、前記第一の構造体は、第一の発光手段(例えば、図51に示す第一の発光手段821d(LED)や、図52に示す第一の発光手段831d(LED))を有する構造体であってもよい。また、前記第二の構造体は、第二の発光手段(例えば、図51に示す第二の発光手段822d(LED)や、図52に示す第二の発光手段832d(LED))を有する構造体であってもよい。また、前記第四の動作とは、前記第二の構造体の落下動作(例えば、図52(a−4)に示す落下動作)であってもよい。また、前記第四の動作とは、前記第二の駆動手段の駆動力によらずに前記第二の構造体が動作する動作(例えば、第二の構造体の自重による落下動作)であってもよい。また、前記第二の駆動手段が非駆動時に前記第二の構造体による前記第四の動作を規制可能であってもよい。また、前記第一の動作とは、前記第一の構造体が第一の初期位置(例えば、図51(a−1)や図52(a−1)に示す初期位置)から離れる動作(例えば、図51(a−2)や図52(a−2)に示す下降移動動作)を含む動作であり、前記第二の動作とは、前記第二の構造体が第二の初期位置(例えば、図51(a−2)や図52(a−2)に示す初期位置)から離れる動作(例えば、図51(a−3)に示す回転動作や、図52(a−3)に示す上昇移動動作)を含む動作であり、前記第三の動作とは、前記第一の構造体が前記第一の初期位置へ近づく動作(例えば、図51(a−5)や図52(a−5)に示す上昇移動動作)を含む動作であり、前記第四の動作とは、前記第二の構造体が前記第二の初期位置へ近づく動作(例えば、図51(a−4)に示す回転動作、図52(a−4)に示す落下動作)を含む動作であってもよい。
また、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図示しないスロットマシン)は、窓部(例えば、図28に示すセンター役物開口部900a)を有する構造体(例えば、図28に示すセンター役物900)と、可動体(例えば、図28に示す落下展開役物712)と、を備えた遊技台であって、前記可動体は、第一の可動部(例えば、図21,図30等に示す「カバー手段718」)を有する可動体であり、前記可動体は、第二の可動部(例えば、図20,図30等に示す「第三の構造体712c」)を有する可動体であり、前記第二の可動部の一部が、第一の状態(例えば、落下展開役物712が、図30(a),図31(a)等に示す「初期位置」に位置している状態)において、前記第一の可動部の一部にオーバーラップされ、前記第一の可動部の正面視における外端部の少なくとも一部が、前記第一の状態において、前記構造体にオーバーラップされ、前記第二の可動部の他の一部は、前記第一の状態において、前記外端部よりも外側に位置し、前記他の一部が、前記第一の状態において、前記構造体にオーバーラップされ、前記第二の可動部は、前記第一の可動部よりも前方に位置する場合がある可動部である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、可動体における第二の可動部を第一の可動部よりも前方に位置させる斬新な演出を行うことで、可動体の見せ方を多彩にすることができ、演出効果を高め、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。また、第一の可動部の正面視における外端部の少なくとも一部を構造体でオーバーラップすることで、第一の可動部の全体形状を隠蔽することができるため、第一の可動部の全体形状や動きを遊技者に想像させることができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。その上、第二の可動部の他の一部を構造体でオーバーラップすることで、第二の可動部の全体形状も隠蔽することができるため、第二の可動部の全体形状や動きを遊技者に想像させることができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
また、前記第一の可動部の正面視における外端部の全部が、第二の状態(例えば、落下展開役物712が、図30(a),図31(a)等に示す「初期位置」から図30(b),図31(b)等に示す「中間位置」まで移動する途中の状態)において、前記構造体にオーバーラップされ、前記第二の可動部は、第三の状態(例えば、図34(a)や同図(b)に示す状態)において、前記第一の可動部よりも前方に位置する可動部であり、前記第一の状態の後に前記第二の状態を経て前記第三の状態に移行する場合があってもよい。また、前記可動体は、機構部(例えば、図19,図20等に示す「役物支持部704f」や「左回転モータベース712e1」等)を有する可動体であり、前記機構部の少なくとも一部は、前記第一の可動部の下端部よりも下方に位置するものでもよい。
また、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図示しないスロットマシン)は、第一の駆動手段(例えば、図23に示す駆動モータ754b)と、第二の駆動手段(例えば、図23に示すソレノイド758d1)と、第一の演出手段(例えば、図23に示す上昇役物ユニット750の第二の上昇役物装飾部758c)と、第二の演出手段(例えば、図23に示す上昇役物ユニット750の第一の上昇役物装飾部756d)と、を備えた遊技台であって、前記第一の演出手段は、前記第一の駆動手段の駆動によって第一の動作(例えば、図35(a)〜同図(c)に示す、第二の上昇役物装飾部758cを上昇させる動作)を実行可能な手段であり、前記第二の演出手段は、前記第一の駆動手段の駆動によって第二の動作(例えば、図35(a)〜同図(c)に示す、第一の上昇役物装飾部756dを上昇させる動作)を実行可能な手段であり、前記第二の演出手段による前記第二の動作の間に前記第一の演出手段による前記第一の動作が実行され、前記第一の演出手段は、前記第二の駆動手段の駆動によって第三の動作(例えば、ソレノイド758d1を作動して第二の上昇役物装飾部758cを下降させる動作)を実行可能な手段であり、前記第一の動作は、前記第三の動作とは異なる動作であり、前記第一の動作は、前記第一の演出手段が第一の位置(例えば、図35(a)に示す初期位置)から第二の位置(例えば、図35(c)に示す最大高さの位置)へ移動する動作であり、前記第三の動作は、前記第一の演出手段が前記第一の位置へ移動する動作であり、前記第二の動作は、前記第二の演出手段が第三の位置(例えば、図35(a)に示す初期位置)から第四の位置(例えば、図35(c)に示す最大高さの位置)へ移動する動作であり、前記第一の演出手段は、前記第二の演出手段と接触することによって、前記第一の動作を実行可能な手段であり、前記第一の演出手段は、第五の位置(例えば、図35(d)に示す、爪部758d3によって下降が阻止(ロック)されている位置)に位置することが可能な手段であり、前記第五の位置は、前記第一の位置と前記第二の位置の間の位置であり、前記第二の位置は、前記第一の位置よりも高い位置であり、前記第一の演出手段は、自重によって、前記第二の位置から前記第五の位置へ移動可能な手段であり、前記第一の演出手段は、前記第二の駆動手段の駆動によって、前記第五の位置から第一の位置へ移動可能な手段であり、前記第二の駆動手段は、前記第一の演出手段が前記第五の位置から下降することを阻止可能な爪部を動作させるソレノイドであってもよい。
本例に係る遊技台によれば、多彩な演出を提供することができ、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
<全体構成>
次に、図55を用いて、本発明の実施形態に係るパチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、所定条件が成立すると遊技者が利益を獲得することができる遊技台であって、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200と、をその前面(遊技者側)に備える。
外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。
本体104は、外枠102の内部に備えられ、施錠機能付きで且つ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる扉部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間部114を有している。このパチンコ機100を設置した店舗(遊技店)の店員は、この本体104を開閉操作することが可能であり、本体104が開いたことを検出する本体開放センサ1041が設けられている。
前面枠扉106は、施錠機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部116とした扉部材である。遊技店の店員は、この前面枠扉106も開閉操作することが可能であり、前面枠扉106が開いたことを検出する前面枠扉センサも設けられている。なお、この前面枠扉106には、開口部116にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や枠ランプ122が取り付けられている。前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124が設けられる空間を区画形成する。なお、本実施形態では、光源をLEDとするものもランプと称する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、施錠機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。この球貯留皿付扉108は、前面枠扉106を開放した状態で操作可能となる不図示の開放レバーを押すことによって開く。なお、球貯留皿付扉108が開いたことを検出する球貯留皿付扉センサを設けてもよい。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図57参照)の演出態様に変化を与える演出ボタン136と、演出ボタン136に内蔵され、その演出ボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、遊技店に設置されたカードユニット(CRユニット)に対して球貸し指示を行う球貸操作ボタン140と、カードユニットに対して遊技者の残高の返却指示を行う返却操作ボタン142と、遊技者の残高やカードユニットの状態を表示する球貸表示部(不図示)と、を備える。また、図55に示すパチンコ機100には、下皿128が遊技球によって満タンになったことを検知する下皿満タン検知センサ(不図示)が設けられている。さらに、操作キーユニット137も備えている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する発射杆146と、遊技球を発射杆146の先端で打突する発射槌148と、を備える。この発射装置110は、遊技者に球発射ハンドル134が継続的に発射操作されている間は、所定の発射期間(例えば0.6秒)の経過ごとに遊技球を遊技盤の遊技領域124へ向けて発射し、発射手段の一例に相当する。なお、球発射ハンドル134が操作された状態で押下操作されることにより発射強度を最大にすることが可能な右打ちボタンを備えてもよい。
遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間部114に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部116から観察することができる。なお、図55では遊技領域124の具体的構成は図示省略してあり、その具体的構成は図57に示す。
図56は、図55のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。
パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面視右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。この払出装置152は、着脱自在なものであり、所定位置に装着されると、タンクレール154の下流端に接続する。
スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流入した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。すなわち、払出装置152は、遊技球に駆動力を与えてその遊技球を搬送する球送り装置の一種である。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。この払出センサを通過した遊技球は、不図示の球レールを通過してパチンコ機100の前面側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、所定の付与条件が成立したことに基づいて遊技者にその付与条件に応じた量の遊技価値(遊技球)をこの構成により付与する(払い出す)。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300(図58参照)を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400(図58参照)を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500(図58参照)を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600(図58参照)を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630(図58参照)を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660(図58参照)を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRAMクリア信号を主制御部300に出力するRAMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図57は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」と称する場合があり、特別図柄、第1特別図柄、第2特別図柄のうちの一つまたは複数を「特図」と称する場合がある。
演出装置206は、演出可動体224を動作して演出を行うものであり、詳細については後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、本実施形態では液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(Electro−Luminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、本実施形態では7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、所定の図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、所定の図柄表示手段としてもよい。
普図保留ランプ216は、保留している所定の第1の変動遊技(詳細は後述する普図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、普図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。
第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している所定の第2の変動遊技(詳細は後述する特図変動遊技)の数を示すためのランプであり、本実施形態では、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ、第1特図用と第2特図用を合わせると8つ)まで保留することを可能としている。ここにいう保留とは、後述する始動情報に基づく各種判定処理(抽選処理等)の開始を保留することを意味する。
高確中ランプ222は、現在の図柄制御状態を示す報知を行なうためのランプ(報知手段)である。この高確中ランプ222は、電源が投入されてから大当り遊技の開始まで、現在の図柄制御状態を示す報知を行ない、それ以降は、現在の図柄制御状態を示す報知をしないように構成している。また図柄制御状態では、電源が再投入された場合には、電源が遮断される直前の図柄制御状態に復帰する。この図柄制御状態については後述するが、ここでの図柄制御状態として、通常状態、時短状態(電サポ状態)、および確変状態のうちのいずれの状態としてもよいし、特図確変ありの状態および特図確変なしの状態のうちの一方の状態としてもよい。
なお、本明細書では制御状態という遊技台(パチンコ機100)の内部における状態をさす文言を用いて説明するが、この制御状態という文言にはいわゆる遊技状態の概念が含まれる。
また、この演出装置206の周囲には、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、可変入賞口234を配設している。
一般入賞口226は、本実施形態では遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、図56に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として図55に示す上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。本実施形態では、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、本実施形態では遊技盤200の左側に1つ配設している。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、本実施形態では遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図56に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、本実施形態では普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられている。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
可変入賞口234は、本実施形態では遊技盤200の中央部下方に1つだけ配設している。この可変入賞口234は、可変入賞開口と、ソレノイドによってその可変入賞開口を開閉自在な扉部材2341とを備えている。可変入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234はアタッカと呼ばれることがある。扉部材2341は、所定の閉状態およびその閉状態よりも遊技球の、可変入賞開口への進入が容易な開状態のうちのいずれか一方の状態からいずれか他方の状態に状態変更する。閉状態および開状態はともに静止状態であり、閉状態は所定の第1の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における閉状態は、扉部材2341が遊技盤200の遊技者側の面と一致した静止状態である。一方、開状態は所定の第2の静止状態であり、本実施形態の可変入賞口234における開状態は、扉部材2341が遊技盤200に対して略垂直になるまで遊技者側に回動した静止状態である。可変入賞口234は、後述する大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。なお、閉状態には、完全に閉塞してしる状態の他、遊技球の進入が実質的に不可能な程度に少し開いている状態であってもよい。また、可変入賞口は、遊技球が通過したり入り込んだりすること等によって遊技球の入賞となるものであればよく、図57に示すものに限定されない。特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合に扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。可変入賞口234への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、可変入賞口234に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
上皿126に収容されている球は発射レールの発射位置に供給される。このパチンコ機100では、遊技者の球発射ハンドル134の操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、可変入賞口234)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。
この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設し、遊技球の転動不可能な領域に演出可動体224を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246は、ワープ装置242、ステージ244、および演出可動体224の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技釘238などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
演出可動体224は、本実施形態では人間の右腕の上腕と前腕を模した上腕部224aと前腕部224bとからなり、肩の位置に上腕部224aを回動させる不図示の上腕モータと肘の位置に前腕部224bを回動させる不図示の前腕モータを備える。演出可動体224は、上腕モータと前腕モータによって装飾図柄表示装置208の前方を移動する。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽装置246は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
図55に示すスピーカ120や枠ランプ122等の装飾ランプ、図57に示す装飾図柄表示装置208、演出可動体224、および遮蔽装置246は、演出手段に相当し、これらの中でも装飾図柄表示装置208は装飾図柄表示手段の一例に相当する。
さらに、遊技盤200には、この遊技台のスペックを表すスペックシール290が、遊技者から見える位置に貼り付けられている。
次に、図58を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」という)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660とを備えて構成されている。
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えている。基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのタイマ回路312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314と、を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400や第2副制御部500についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を変動させるハードウェア乱数カウンタとして使用している乱数値生成回路(カウンタ回路)318(この回路には2つのカウンタを内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば特図2始動口232の羽根部材2321や可変入賞口234の扉部材2341等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334と、を接続している。本例では水晶発振器316aと乱数値生成回路318とが別に設けられているが、水晶発振器316aは乱数値生成回路318に含まれていてもよい。
なお、特図1始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、特図1始動口230に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図1始動口230に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、特図2始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、特図2始動口232に対応するカウンタのそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、特図2始動口232に対応する内蔵のカウンタ値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介し、外部端子板349を経由して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(本例では9V)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースとをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。なお、主制御部300と第1副制御部400および払出制御部600との情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400および払出制御部600にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。ただし、主制御部300と第1副制御部400との情報通信が双方向通信により行われるように構成してもよい。また、払出制御部600は、主制御部300にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、払出制御部600から主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成してもよい。
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えている。基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412とを搭載している。この基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路402には、制御プログラムや各種演出データを記憶するためのROM406が設けられている。なお、ROM406は、制御プログラムと各種演出データとを別々のROMに記憶させてもよい。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC(S−ROM)416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136の押下を検出するチャンスボタンセンサ426と、スピーカ120から出力される音量を調整する音量調整スイッチ(不図示)と、設定操作部137の各ボタンの押下を検出する操作部センサ(不図示)と、これらのセンサからの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサ)434と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えている。基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512とを搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。また、基本回路502には、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラムおよびデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、演出可動体224の駆動制御を行うための駆動回路516と、演出可動体224の現在位置を検出する演出可動体センサ424と、演出可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530および遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御するとともに、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払出しが完了したか否かを検出する。また払出制御部600は、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。また、払出制御部600は、所定個数(例えば、10個)の賞球の払出しが行われたことを示す賞球情報や、所定個数(例えば、25個)の貸球の払出しが行われたことを示す貸球情報等を、外部端子板349を経由して、情報入力回路350に出力する。また、払出制御部600には、枠センサ605が接続されている。枠センサ605は、前面枠扉106が開放されている場合にこれを検知し、開放信号を出力するものである。払出制御部600は、枠センサ605からの開放信号を出力すると、主制御部300に扉開放情報を出力する。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、本実施形態では、電源制御部660から払出制御部600と第2副制御部500に所定電圧の電源を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧の電源を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧の電源を供給してもよい。
次に、図59(a)〜(d)を用いて、パチンコ機100の第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208、普図表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。
特図1始動口230に球が入球したことを球検出センサである第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、特図2始動口232に球が入球したことを球検出センサである第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特図表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」(特図変動遊技)を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特図表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」(特図変動遊技)を行う。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特図表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特図表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。以下、この「特図1又は2の変動表示」を開始してから特図1又は2の停止図柄態様を停止表示するまでの変動表示を特図の変動表示と称することがある。この特図の変動表示は複数回、連続して行われることがある。
図59(a)は、特図1の停止図柄態様の一例を示したものである。この図59(a)には、「特図A」から「特図I」の9種類の特図が示されている。図59(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
本実施形態では、特図の停止図柄態様として、7種類の大当り図柄(「特図A」から「特図G」)が用意されている。「特図A」は15ラウンド(R)大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図B」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの5つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質5R確変大当り図柄であり、「特図C」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−ランクアップボーナス(RUB)図柄であり、「特図D」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図E」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図F」は5R通常大当り図柄であり、「特図G」は2R大当り図柄であって、いずれのラウンドにおいても出玉の獲得が期待できない潜伏確変あるいは隠れ確変と称される2R確変大当り図柄である。ここで、ランクアップボーナスとは、例えば、大当りの開始時には出玉の獲得が期待できるラウンドがいつまで続くのかが遊技者に特定困難な態様で演出する大当りであり、特定のラウンド(例えば、5ラウンド目や9ラウンド目)となったときに、出玉の獲得が期待できるラウンドが継続するか否かを遊技者に煽る態様で演出する大当りである。
本実施形態のパチンコ機100では、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。通常大当りと確変大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(確変大当り)か低い(通常大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態(以下、「特図確変」または単に「確変」という場合がある)と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、大当り遊技の終了後に時短状態(電サポ状態)に移行する場合がある。ここで、電サポ状態とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くする等して、遊技者の有利度が非電サポ状態より高い所定状態のことをいう。時短については詳しくは後述するが、時短状態のことを普図高確率状態(以下、「普図確変」という場合がある)と称し、時短状態でない状態のことを普図低確率状態と称する。このように、電サポ状態(時短状態)は、大当り遊技の終了を条件に開始される。なお、厳密にいえば、「電サポ状態」はあくまでも普図がらみの状態であり、「時短状態」は特図がらみの状態または普図および特図がらみの状態である。主制御部300のRAM308には時短フラグが用意されており、その時短フラグがオンに設定されていると、電サポ状態であり、普図高確率状態である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技に当選しやすくなる(普図確変)。例えば、普図変動遊技の当選確率が、普図低確率状態(非電サポ状態)では1/100であるのに対し、普図高確率状態(電サポ状態)では99/100に上昇する。また、電サポ状態の方が、非電サポ状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。例えば、非電サポ状態では10秒の普図変動遊技の変動時間が電サポ状態では2秒に短縮される。また、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて、特図2始動口232の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなりやすい(電チュー開放期間延長)。例えば、非電サポ状態では0.5秒の電チュー開放期間が電サポ状態では2秒に延長される。さらに、電サポ状態では非電サポ状態に比べて、羽根部材2321は多く開きやすい(電チュー開放回数増加)。例えば、普図始動口228への1回の入賞につき非電サポ状態では1回しか開かない羽根部材2321が、電サポ状態では2回開く(2秒開放して1秒閉鎖してまた2秒開放)。電チュー開放期間延長や電チュー開放回数増加により、特図2始動口232に入球する確率が高まる。なお、時短フラグは、大当り遊技中にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、非電サポ状態が維持される。これは、特に大当り遊技において賞球数の少ない電チューに遊技球が拾われてしまい、可変入賞口(アタッカ)234への遊技球の入賞が減ってしまうと遊技者に不利益が生じる場合があるからである。なお、本実施形態では、電サポ状態(時短状態)では、普図確変、普図変短、電チュー開放期間延長、および電チュー開放回数増加の総てが行われるが、これらのうちの少なくともいずれか一つが行われれば、遊技者の有利度が高い状態になり、電サポ状態(時短状態)としてもよい。あるいは、特図2始動口232に入球する確率が高まる、電チュー開放期間延長または電チュー開放回数増加のうちのいずか一方が行われれば、電サポ状態(時短状態)としてもよい。非電サポ状態では、電サポ状態よりも遊技球が特図2始動口232に進入し難い。上述のごとく、特図2始動口232は、遊技球が進入し難い入賞困難状態と遊技球が進入しやすい入賞容易状態とに変化するものである。この特図2始動口232は、入り口が、電サポ状態では非電サポ状態よりも長期間にわたって入賞容易状態となる。本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、次に大当り遊技が開始されるまで電サポ状態(普図高確率状態)が維持され、「特図F」が停止表示されると、その後に行われる大当り遊技終了後、特図変動遊技が100回行われる間、電サポ状態が維持され、101回目には非電サポ状態(普図低確率状態)に移行する。一方、電サポ無しの大当り(「特図G」)に当選した場合には、大当り遊技終了後に電サポ状態に移行しない。
このように、本実施形態では、「特図A」〜「特図E」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図高確率状態になる。また、「特図F」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図低確率普図高確率状態になる。また、「特図G」が停止表示されると、大当り遊技が終了した後、制御状態が特図高確率普図低確率状態になる。
また、本実施形態では、大当り図柄の他に小当り図柄として1種類の停止図柄が用意されている。小当り遊技では、可変入賞口234の扉部材2341が所定回(例えば2回)作動し、その扉部材2341は、1回の作動につき開状態を最大で0.1秒間しか維持しない。なお、小当りにおける扉部材2341の開放では、例えば、1回目の開放で、遊技球が所定球数(例えば10球)進入してしまうと、あるいは所定量の遊技価値(所定球数)を獲得してしまうと、2回目以降の開放は行われない。小当り遊技中には、特図低確率普図低確率状態へ移行する。小当りは、小当り遊技前後で制御状態が変化しない当りであり、小当り遊技終了後には小当り遊技開始前の制御状態に復帰する。図59(a)に示す、「特図H」は小当り図柄である。本実施形態では、小当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開閉回数及び開放時間)と、「特図G」が停止表示されて移行される大当り遊技における可変入賞口234の開閉態様(開放回数及び開放時間)とを略同じにしたが、異ならせるようにしてもよく、例えば、開放回数及び開放時間の少なくともいずれか一方が異なっていてもよい。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図I」はハズレ図柄である。
図59(b)は、特図2の停止図柄態様の一例を示したものである。この図59(b)には、「特図a」〜「特図f」の6種類の特図が示されており、そのうち5種類の特図が大当り図柄(「特図a」〜「特図e」)となっている。「特図a」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R確変大当り図柄であり、「特図b」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの全てのラウンドで出玉の獲得が期待できる15R−RUB図柄であり、「特図c」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの8つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質8R−RUBであり、「特図d」は15R大当り図柄であって、15ラウンドのうちの4つのラウンドで出玉の獲得が期待できる一方、残りのラウンドでは出玉の獲得が期待できない実質4R−RUBであり、「特図e」は2R通常大当り図柄である。
さらに、本実施形態では、ハズレ図柄として1種類の停止図柄が用意されている。「特図f」はハズレ図柄である。
図59(c)は装飾図柄の一例を示したものである。本実施形態の装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。特図1始動口230または特図2始動口232に球が入賞したこと、すなわち、特図1始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは特図2始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。すなわち、装飾図柄表示装置208は、第1特図表示装置212および第2特図表示装置214とは別に、装飾図柄を変動表示するものである。そして、装飾図柄の組合せである停止図柄態様を停止表示する。
実質5R確変大当り(「特図B」)、5R通常大当り(「特図F」)、2R通常大当り(「特図e」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」及び「装飾7−装飾7−装飾7」以外の同じ数字の装飾図柄が3つ並んだ装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾4−装飾4−装飾4」等)を停止表示する。また、15R確変大当り(「特図A」及び「特図a」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾3−装飾3−装飾3」又は「装飾7−装飾7−装飾7」を停止表示する。さらに、15R−RUB、実質8R−RUB及び実質4R−RUBを報知する場合には、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cに同じ数字の装飾図柄であり、中図柄表示領域208bが殿様の装飾図柄である装飾図柄の組み合わせ(例えば、「装飾1−殿様−装飾1」や「装飾4−殿様−装飾4」等)を停止表示する。また、2Rの大当りである隠れ確変(「特図G」)、あるいは小当り(「特図H」)を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せを停止表示する。「装飾1−装飾2−装飾3」といった装飾図柄の組合せは、チャンス目と称することがある。また、「特図I」や「特図f」のハズレ図柄を報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに、これまで説明した装飾図柄の組合せ以外の装飾図柄の組合せ(例えば、ばらけ目)を停止表示する。
以下、装飾図柄表示装置208において、この「装飾図柄の変動表示」を開始してから装飾図柄の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を装飾図柄の変動表示と称することがある。装飾図柄の変動表示は、第1副制御部400が制御することによって行われる。
図59(d)は普図の停止図柄態様の一例を示したものである。本実施形態の普図の停止表示態様には、当り図柄である「普図A」と、はずれ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを球検出センサであるゲートセンサが検出したことに基づいて、普図表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」(普図変動遊技)を行う。そして、変動時間が経過した後に、当り図柄である「普図A」とはずれ図柄である「普図B」の内のいずれか一方の図柄を停止表示する。この図59(d)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
以下、この「普図の変動表示」を開始してから普図の停止図柄態様を停止表示するまでの表示を普図の変動表示と称することがある。
<主制御部メイン処理>
次に、図60を用いて、図58に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図58に示す主制御部300のRAM308には、特図乱数値、特図ラウンド決定乱数値、特図電サポ決定乱数値、および特図図柄決定乱数が記憶される。また、このRAM308には、これら各種の乱数値を生成する乱数カウンタが設けられている。さらに、RAM308には、特図の保留数、特図当選乱数値、および各種の判定(抽選)結果等が記憶される。以下、RAM308における特図の保留数を記憶する領域を特図保留数記憶領域と称することがある。またさらに、RAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図用の始動情報記憶部が用意されているとともに、普図用の乱数値記憶領域も用意されている。特図用の始動情報記憶部には、後述するように、複数種類の始動情報を1セットにしてこれらの始動情報が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図58に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図60に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期設定1を行う。この初期設定1では、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、WDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、本実施形態では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。
ステップS103では、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する。
ステップS105では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源制御部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(本実施形態では9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはステップS103に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)にはステップS107に進む。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。
ステップS107では、初期設定2を行う。この初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をタイマ回路312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
ステップS109では、電源の遮断前(電断前)の状態に復帰するか否かの判定を行い、電断前の状態に復帰しない場合(主制御部300の基本回路302を初期状態にする場合)には初期化処理(ステップS113)に進む。
具体的には、最初に、図56に示す電源基板182に設けたRAMクリアスイッチ180を遊技店の店員などが操作した場合に送信されるRAMクリア信号がオン(操作があったことを示す)であるか否か、すなわちRAMクリアが必要であるか否かを判定し、RAMクリア信号がオンの場合(RAMクリアが必要な場合)には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進む。一方、RAMクリア信号がオフの場合(RAMクリアが必要でない場合)には、RAM308に設けた電源ステータス記憶領域に記憶した電源ステータスの情報を読み出し、この電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報であるか否かを判定する。そして、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報でない場合には、基本回路302を初期状態にすべくステップS113に進み、電源ステータスの情報がサスペンドを示す情報である場合には、RAM308の所定の領域(例えば全ての領域)に記憶している1バイトデータを初期値が0である1バイト構成のレジスタに全て加算することによりチェックサムを算出し、算出したチェックサムの結果が特定の値(例えば0)であるか否か(チェックサムの結果が正常であるか否か)を判定する。そして、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)の場合(チェックサムの結果が正常である場合)には電断前の状態に復帰すべくステップS111に進み、チェックサムの結果が特定の値(例えば0)以外である場合(チェックサムの結果が異常である場合)には、パチンコ機100を初期状態にすべくステップS113に進む。同様に電源ステータスの情報が「サスペンド」以外の情報を示している場合にもステップS113に進む。
ステップS111では、復電時処理を行う。この復電時処理では、電断時にRAM308に設けられたスタックポインタ退避領域に記憶しておいたスタックポインタの値を読み出し、スタックポインタに再設定(本設定)する。また、電断時にRAM308に設けられたレジスタ退避領域に記憶しておいた各レジスタの値を読み出し、各レジスタに再設定した後、割込許可の設定を行う。以降、CPU304が、再設定後のスタックポインタやレジスタに基づいて制御プログラムを実行する結果、パチンコ機100は電源断時の状態に復帰する。すなわち、電断直前にタイマ割込処理(後述)に分岐する直前に行った(ステップS115内の所定の)命令の次の命令から処理を再開する。また、図56に示す主制御部300における基本回路302に搭載されているRAM308には、送信情報記憶領域が設けられている。このステップS111では、その送信情報記憶領域に、復電コマンドをセットする。この復電コマンドは、電源断時の状態に復帰したことを表すコマンドであり、後述する、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS113では、初期化処理を行う。この初期化処理では、割込禁止の設定、スタックポインタへのスタック初期値の設定(本設定)、RAM308の全ての記憶領域の初期化などを行う。さらにここで、主制御部300のRAM308に設けられた送信情報記憶領域に正常復帰コマンドをセットする。この正常復帰コマンドは、主制御部300の初期化処理(ステップS113)が行われたことを表すコマンドであり、復電コマンドと同じく、主制御部300のタイマ割込処理におけるステップS233において、第1副制御部400へ送信される。
ステップS115では、割込禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。この基本乱数初期値更新処理では、普図当選乱数カウンタ、および特図乱数値カウンタの初期値をそれぞれ生成するための2つの初期値生成用乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜20とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が21であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。他の初期値生成用乱数カウンタ、乱数カウンタもそれぞれ同様に更新する。主制御部300は、所定の周期ごとに開始するタイマ割込処理を行っている間を除いて、このステップS115の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図61を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。なお、同図は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図58に示す主制御部300は、所定の周期(本実施形態では約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するタイマ回路312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。
ステップS201では、タイマ割込開始処理を行う。このタイマ割込開始処理では、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避する処理などを行う。
ステップS203では、WDT314のカウント値が初期設定値(本実施形態では32.8ms)を超えてWDT割込が発生しないように(処理の異常を検出しないように)、WDT314を定期的に(本実施形態では、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行う。
ステップS205では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図58に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、ステップS205では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記憶領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。本実施形態では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図58に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(本実施形態では、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、可変入賞口234、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口234,226やこれらの始動口230,232,228への入賞があったと判定する。例えば、第1特図始動口230への入球を検出する第1始動口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、第1特図始動口230へ入賞があった、すなわち所定領域を通過する遊技媒体を検出したと判定し、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の第1特図始動口230への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(本実施形態では、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
ステップS207およびステップS209では、基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理を行う。これらの基本乱数初期値更新処理および基本乱数更新処理では、上記ステップS115で行った初期値生成用乱数カウンタの値の更新を行い、次に主制御部300で使用する、普図当選乱数値および特図乱数値それぞれを生成するための乱数カウンタを更新する。例えば、普図当選乱数値として取り得る数値範囲が0〜100とすると、RAM308に設けた普図当選乱数値を生成するための乱数カウンタ記憶領域から値を取得し、取得した値に1を加算してから元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。このとき、取得した値に1を加算した結果が101であれば0を元の乱数カウンタ記憶領域に記憶する。また、取得した値に1を加算した結果、乱数カウンタが一周していると判定した場合にはそれぞれの乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタの値を取得し、乱数カウンタの記憶領域にセットする。例えば、0〜100の数値範囲で変動する普図当選乱数値生成用の乱数カウンタから値を取得し、取得した値に1を加算した結果が、RAM308に設けた所定の初期値記憶領域に記憶している前回設定した初期値と等しい値(例えば7)である場合に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタに対応する初期値生成用乱数カウンタから値を初期値として取得し、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタにセットすると共に、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するために、今回設定した初期値を上述の初期値記憶領域に記憶しておく。また、普図当選乱数値生成用の乱数カウンタが次に1周したことを判定するための上述の初期値記憶領域とは別に、特図乱数生成用の乱数カウンタが1周したことを判定するための初期値記憶領域をRAM308に設けている。
ステップS211では、演出乱数更新処理を行う。この演出乱数更新処理では、主制御部300で使用する演出用乱数値を生成するための乱数カウンタを更新する。
ステップS213では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
ステップS215では、入賞口カウンタ更新処理を行う。この入賞口カウンタ更新処理では、入賞口234,226や始動口230,232に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
また、ステップS217では、入賞受付処理を行う。入賞受付処理では、所定の条件が満足されていれば、複数種類の始動情報を取得する。ここで取得された複数種類の始動情報は、RAM308に設けた始動情報記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。
ステップS217に続いて実行されるステップS219では、払出要求数送信処理を行う。図58に示す払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
ステップS221では、普図状態更新処理を行う。この普図状態更新処理は、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における普図状態更新処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、当りフラグがオンの場合には、当り図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、当りフラグがオフの場合には、ハズレ図柄の表示態様となるように普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、普図状態更新処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄(図59(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図59(c)に示す普図B)いずれか一方の図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された図柄が所定期間停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、後述するように、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、後述するように、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。普図非作動中の場合における普図状態更新処理では、何もせずに次のステップS223に移行するようにしている。
ステップS223では、普図関連抽選処理を行う。この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定をおこない、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。なお、当り判定の結果に関わらず、所定の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
続いて、特図先読み処理(ステップS224)が実行される。特図先読み処理の詳細については後述する。次いで、特図1および特図2それぞれについての特図状態更新処理を行うが、最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行う(ステップS225)。この特図2状態更新処理では、特図2の状態に応じて、次の複数の処理のうちの1つの処理を行う。
例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、主制御部300のRAM308には、15R大当りフラグ、5R大当りフラグ、2R大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグ、および普図確率変動フラグ等のフラグが用意されている。これらのフラグは、後述する特図2関連抽選処理において、決定した停止図柄に基づいてオンまたはオフに設定される。特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、例えば、15R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグもオン、普図確率変動フラグもオンの場合には図59(a)に示す特図a、特図b、特図c、特図dのいずれか、2R大当りフラグはオン、特図確率変動フラグはオフ、普図確率変動フラグはオンの場合には特図e、ハズレフラグがオンの場合には特図fそれぞれの態様となるように、特図2表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、特図2表示装置214は、15R特別大当り図柄(特図a,特図b,特図c,特図d)、2R通常大当り図柄(特図e)、ハズレ図柄(特図f)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。
さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500ms)その表示を維持するために、RAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた時短回数記憶部に記憶された時短回数が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフにする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)にも、時短フラグをオフにする。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、大当りフラグがオンにされる。大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するために、RAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で入賞演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または可変入賞口234に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口開放設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)可変入賞口234の扉部材の開閉駆動用のソレノイド(各種ソレノイド332の一部)に、扉部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(本例示形態では、15ラウンド、5ラウンド又は2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するために、RAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。また、普図確率変動フラグがオンに設定されていれば、この大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた時短回数記憶部に時短回数(例えば、100回)をセットするともに、RAM308に設けられた時短フラグをオンにする。なお、その普図確率変動フラグがオフに設定されていれば、時短回数記憶部に時短回数をセットすることもなく、また時短フラグをオンにすることもない。
ここにいう時短とは、特図変動遊技における大当りを終了してから、次の大当りを開始するまでの時間を短くするため、パチンコ機が遊技者にとって有利な状態になることをいう。時短フラグがオンに設定されていると、普図高確率状態(普図確変)である。普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、普図変動遊技で当りになる確率が高い。また、普図高確率状態の方が、普図低確率状態に比べて普図変動遊技の変動時間は短くなる(普図変短)。さらに、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、特図2始動口232の一対の羽根部材2321の1回の開放における開放時間が長くなり易い(電チュー開延)。加えて、普図高確率状態では普図低確率状態に比べて、一対の羽根部材2321は多く開き易い。これらの普図確変、普図変短、電チュー開延のいずれかが設定される状態を電サポ(電動チューリップによる始動口入賞サポート)状態という。
また、上述のごとく、時短フラグは、大当り遊技中(特別遊技状態中)にはオフに設定される。したがって、大当り遊技中には、普図低確率状態が維持される。これは、大当り遊技中に普図高確率状態であると、大当り遊技中に可変入賞口234に所定の個数、遊技球が入球するまでの間に特図2始動口232に多くの遊技球が入球し、大当り中に獲得することができる遊技球の数が多くなってしまい射幸性が高まってしまうという問題があり、これを解決するためのものである。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で終了演出設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。
さらに、特図2変動遊技の結果がはずれであれば、はずれフラグがオンにされる。このはずれフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次のステップS227に移行するようにしている。
続いて、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う(ステップS227)。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
ステップS225およびステップS227における特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図1および特図2それぞれについての特図関連抽選処理を行う。ここでも先に、特図2についての特図関連抽選処理(特図2関連抽選処理)を行い(ステップS229)、その後で、特図1についての特図関連抽選処理(特図1関連抽選処理)を行う(ステップS231)。特図2関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図2変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図2乱数値記憶領域内の最先の特図2当選乱数値および特図2乱数値を用いて実行される。特図1関連抽選処理は、特図1および特図2の変動遊技を行っておらず、特図1および特図2の状態がいずれも非作動中であり、かつ保留している特図1変動遊技の数が1以上であることを開始条件として、特図1乱数値記憶領域内の最先の特図1当選乱数値および特図1乱数値を用いて実行される。
これらの特図関連抽選処理についても、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、特図2変動遊技の保留数が1以上の場合には、特図1変動遊技の保留に関する抽選処理や変動遊技は行われない。また、装飾図柄表示装置208による、特図変動遊技の当否判定の結果の報知は、第1副制御部400によって行われ、特図2始動口232への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知が、特図1始動口230への入賞に基づく抽選の抽選結果の報知よりも優先して行われる。本例示形態では、有利度の高い特図変動遊技(本例では特図2変動遊技)が有利度の低い特図変動遊技(本例では特図1変動遊技)よりも優先して行われる。このため、遊技状態の有利度に差を持たせ易くなる場合がある。
ステップS229の特図2関連抽選処理の場合には、主制御部300は、特図2乱数値記憶領域内の最先の(最も過去に記憶された)保留位置から特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を取得し、取得した特図2始動情報内の特図2当選乱数値およびRAM308内の特図確率変動フラグの値などに基づいて、ROM306に記憶された当否判定用テーブルを用いて大当りとするか、小当りとするか、あるいははずれとするかの決定(当否判定)を行う。次いで、主制御部300は、取得した特図2始動情報内の特図2乱数値および決定した当否判定結果などに基づいて、ROM306に記憶された特図決定用テーブルを用いて特図2の変動表示後に停止表示する図柄(停止図柄)の決定を行う。次いで、主制御部300は、例えば、決定した当否判定結果、停止図柄、当該当否判定時の特図2保留数、取得した特図変動時間決定用乱数値等に基づいて、ROM306に記憶された各種テーブルを用いて特図2の変動表示時間(タイマ番号)の決定を行う。
主制御部300は、特図2乱数値記憶領域から最先の特図2始動情報を取り出した後、当該最先の特図2始動情報を特図2乱数値記憶領域から消去するとともに、特図2保留数記憶領域の特図2保留数を1減算する。このとき、特図2乱数値記憶領域から取り出した特図2始動情報をRAM308に設けた一時領域に記憶し、この一時領域に記憶している特図2始動情報に基づいて上述の決定を行うようにしてもよい。
以上のような特図2関連抽選処理(ステップS229)の後に、特図1関連抽選処理(ステップS231)が同様にして行われる。なお、特図1関連抽選処理と特図2関連抽選処理の順番は逆でもよい。
以上の説明では、有利度の高い特図2変動遊技が有利度の低い特図1変動遊技よりも優先して開始され、特図2の保留が特図1の保留よりも優先して消化される特図2優先変動を例に挙げたが、有利度の低い特図1変動遊技が有利度の高い特図2変動遊技よりも優先して開始され、特図1の保留が特図2の保留よりも優先して消化される特図1優先変動であってもよい。また、有利度の高い特図2変動遊技および有利度の低い特図1変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1および特図2それぞれの保留に係る特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動であってもよい。始動口入賞順変動では、保留の上限数が特図1および特図2に関わらず8つになるため、特図1および特図2のそれぞれにおいて保留の上限数が4つとなる優先変動と比較して、保留数の上限を上げることができる場合がある。
また以上の説明では、一方の特図の状態に応じて他方の特図の保留に関する抽選処理や変動遊技を行わないものとしたが、これに限定されるものではなく、前述の特図状態更新処理および特図関連抽選処理を特図1および特図2でそれぞれ独立して行うことで、複数の特図を同時に変動させるように構成してもよい。また、このように複数の特図を同時に変動させる場合には、装飾図柄表示装置208にそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の領域を設けるか、またはそれぞれの特図の抽選結果を表示する複数の装飾図柄表示装置を設けて、それぞれの抽選結果を別箇に表示しても良いし、1の表示が複数の特図の抽選結果を表示するように構成していても良い。また、複数の特図に関する変動が同時に行われている場合に、先に変動を停止した特図の抽選結果が後に変動を停止する特図の抽選結果に影響を与えても良い。
ステップS231の次のステップS233では、コマンド設定送信処理を行う。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は例えば16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(本例示形態では、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、大当りラウンド数指定コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、先読み結果情報コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオンまたはオフになるようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始(回転開始)コマンドの場合であればコマンドデータに、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図関連抽選処理で選択したタイマ番号などを示す情報を含み、図柄変動停止(回転停止)コマンドの場合であれば、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、特図確率変動フラグの値などを含み、大当りラウンド数指定コマンドの場合であれば特図確率変動フラグの値、大当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、特図1始動口230への入賞の有無、特図2始動口232への入賞の有無、可変入賞口234、235への入賞の有無などを含む。先読み結果情報コマンドの場合であれば、特図1および特図2の種別、後述する先読み数記憶領域に記憶された先読み数、先読み結果記憶部に記憶された停止図柄等の情報をコマンドデータに含む。
また、上述の回転開始設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値、特図1関連抽選処理および特図2関連抽選処理で選択したタイマ番号、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の回転停止設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、各種大当りフラグ、小当りフラグ、はずれフラグ、特図確率変動フラグの値などを示す情報を設定する。
上述の入賞演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、入賞演出期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口開放設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の大入賞口閉鎖設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している大当りラウンド数、特図確率変動フラグの値、保留している特図1変動遊技または特図2変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS233では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、コマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、予告情報(事前予告情報、偽事前予告情報、または事前予告無情報のいずれか)を設定する。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。
ステップS233の次のステップS235では、外部出力信号設定処理を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS235の次のステップS237では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、ステップS205において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、所定のエラーの有無、例えば前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視する。前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合には、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。また、各種ソレノイド332を駆動して特図2始動口232や、可変入賞口234の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普図表示装置210、特図1表示装置212、特図2表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。また、払出要求数送信処理(ステップS219)で設定した出力予定情報をI/O310の出力ポートを介して払出制御部600に出力する。
ステップS237の次のステップS239では、低電圧信号がオンであるか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)にはステップS243に進み、低電圧信号がオフの場合(電源の遮断を検知していない場合)にはステップS241に進む。ステップS241では、タイマ割込終了処理を行う。このタイマ割込終了処理では、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行い、その後、図60に示す主制御部メイン処理に復帰する。一方、ステップS243では、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行い、その後、HALT状態となる。
図62は、主制御部タイマ割込処理の特図先読み処理(ステップS224)の流れの一例を示すフローチャートである。特図先読み処理では、主制御部300は、特図1および特図2のそれぞれにおいて増加した始動情報を先読みして、当否判定処理よりも前に停止図柄を事前判定し、事前判定結果(特図先読み結果)をRAM308内の先読み結果記憶部(図63(a)〜(c)参照)に記憶する。
ここで、RAM308内には、特図1の先読み結果を記憶する特図1用先読み結果記憶部と、特図1用先読み結果記憶部に記憶されている特図1先読み結果の数を特図1先読み数として記憶する特図1先読み数記憶領域とが設けられている。特図1用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図1用先読み結果記憶部では、特図1先読み数が1つ減るごとに順位が最上位(最先)の特図1先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図1先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図1先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位(最後)の特図1先読み結果のデータの次の順位に新たな特図1先読み結果のデータが書き込まれる。
またRAM308内には、特図2の先読み結果を記憶する特図2用先読み結果記憶部と、特図2用先読み結果記憶部に記憶されている特図2先読み結果の数を特図2先読み数として記憶する特図2先読み数記憶領域とが設けられている。特図2用先読み結果記憶部は、本例では4個まで先読み結果を格納できるようになっている。特図2用先読み結果記憶部では、特図2先読み数が1つ減るごとに順位が最上位の特図2先読み結果のデータが消去されるとともに、残余の特図2先読み結果のデータの順位が1ずつ繰り上がるように処理される。また、特図2先読み数が1つ増えるごとに、順位が最下位の特図2先読み結果のデータの次の順位に新たな特図2先読み結果のデータが書き込まれる。
特図先読み処理において、まず主制御部300は、特図2の始動情報が増加しているか否かを判定する(ステップS301)。特図2の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば、特図2保留数記憶領域に記憶されている特図2保留数と、特図2先読み数記憶領域に記憶されている特図2先読み数とを比較して行う。主制御部300は、特図2保留数が特図2先読み数よりも大きい場合には特図2の始動情報が増加していると判定し、特図2保留数が特図2先読み数と等しい場合には特図2の始動情報は増加していないと判定する。特図2の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS303に進み、特図2の始動情報が増加していないと判定した場合にはステップS307に進む。
ステップS303では、増加した特図2始動情報(特図2当選乱数値および特図2乱数値の組)を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に、特図2乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図2始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図2変動遊技の停止図柄を、特図2関連抽選処理(ステップS229)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS303の次のステップS305では、事前判定で得られた特図2先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図2用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、ステップS307に移行する。
ステップS307では、主制御部300は、特図1の始動情報が増加しているか否かを判定する。特図1の始動情報が増加しているか否かの判定は、例えば特図2と同様に、特図1保留数記憶領域に記憶されている特図1保留数と、特図1先読み数記憶領域に記憶されている特図1先読み数とを比較して行う。特図1の始動情報が増加していると判定した場合にはステップS309に進み、特図1の始動情報が増加していないと判定した場合には特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS309では、RAM308内の各種フラグに基づいて、非電サポ中であるか否かを判定する。非電サポ中であると判定した場合にはステップS311に進み、非電サポ中でない(電サポ中(普図高確率状態)である)と判定した場合にはステップS315に進む。なお、本例では非電サポ中であるか否かを判定しているが、特図1先読み予告報知の実行条件を満たしているか否かを判定するようにしてもよい。例えば特図1先読み予告報知の実行条件としては、非電サポ中であること以外に、大当り遊技中でないこと等の条件が含まれる。
ステップS311では、増加した特図1始動情報(特図1当選乱数値および特図1乱数値の組)を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に、特図1乱数値記憶領域から先読みする。そして、先読みした特図1始動情報と、例えば当否判定時に用いる当否判定用テーブルおよび特図決定用テーブルを用いて、当該始動情報に係る特図1変動遊技の停止図柄を、特図1関連抽選処理(ステップS231)での当否判定処理よりも前に事前判定する。なお、この事前判定処理は、当否判定時に用いるテーブルではなく事前判定用の特別のテーブルを用いて行ってもよい。
ステップS311の次のステップS313では、事前判定で得られた特図1先読み結果としての停止図柄情報をRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
ステップS315では、増加した特図1始動情報を先読みせずに、始動情報を先読みしていないことを示す「未判定」情報を、停止図柄情報に代えてRAM308内の特図1用先読み結果記憶部の最先の空き領域に記憶する。その後、特図先読み処理を終了して主制御部タイマ割込処理に復帰する。
本実施の形態では、増加した始動情報のみを先読みして事前判定しているが、全ての始動情報を先読みして事前判定するようにしてもよい。また、上述のコマンド設定送信処理(ステップS233)において、増加分の始動情報の先読み結果のみを第1副制御部400に送信してもよいし、特図1用および特図2用先読み結果記憶部内の全ての先読み結果を第1副制御部400に送信してもよい。
また、図62に示すフローチャートでは、増加した特図2の始動情報については必ず先読みを実行し、増加した特図1の始動情報については電サポ中を除き必ず先読みを実行するようになっているが、増加した特図1および特図2の始動情報を先読みするか否かを抽選で決定するようにしてもよい。あるいは、主制御部300から先読み結果を受信した第1副制御部400において、例えば保留毎に先読み報知を実行するか否かを抽選で決定するようにしてもよい。また、遊技状態(例えば、非電サポ中であるか否か)等に関わらず、始動情報が増加した場合には必ず先読みを実行して先読み結果を先読み結果記憶部に記憶するとともに、該先読み結果を第1副制御部400に送信するように構成し、該第1副制御部400が該先読み結果を用いた抽選および演出を実行するか否かを判断するように構成してもよい。
図63は、RAM308内の先読み結果記憶部に先読み結果情報等が記憶された状態を例示している。図63(a)は、特図1用先読み結果記憶部に特図1先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図63(a)に示すように、特図1用先読み結果記憶部は、例えば特図1変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図1乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図1の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図63(a)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留3」には停止図柄情報として「特図A」(15R確変大当り)が記憶され、記憶領域「保留4」には停止図柄情報として「特図I」(はずれ)が記憶されている。
図63(b)は、特図2用先読み結果記憶部に特図2先読み結果情報が記憶された状態の一例を示している。図63(b)に示すように、特図2用先読み結果記憶部は、例えば特図2変動遊技の保留可能数と同数(本実施の形態では、4つ)の記憶領域を有している。各記憶領域は、特図2乱数値記憶領域の保留順序(保留1〜保留4)に対応付けられている。各記憶領域のそれぞれには、特図2の停止図柄情報が記憶されるようになっている。図63(b)に示す例において、記憶領域「保留1」には停止図柄情報として「特図f」(はずれ)が記憶され、記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報が記憶されていない。なお、図63(b)において、停止図柄情報が記憶領域に記憶されていない状態を「なし」と表記している。
図63(c)は、電サポ中における特図1用先読み結果記憶部の例を示している。図63(c)に示すように、記憶領域「保留1」には、停止図柄情報に代えて「未判定」情報が記憶されている。記憶領域「保留2」〜「保留4」には、停止図柄情報も「未判定」情報も記憶されていない。
本実施形態では、上述した停止図柄情報の他、当否判定結果や変動タイマ番号(変動時間)、後述するタイマグループ等を事前判定し、それらの情報を先読み結果記憶部に記憶するとともに、先読み結果情報として第1副制御部400に送信することができる。
次に、図61に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)で用いられる当否判定用テーブルについて、図64を参照しながら説明する。ここで、図64(a)は、当否判定用高確率テーブルの一例を示した図であり、図64(b)は、当否判定用低確率テーブルの一例を示した図である。特図1の当否判定を行う場合には、特図高確率状態である場合には、図64(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図64(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図1変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図1変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り、小当り又ははずれが選択される。
また、特図2の当否判定を行う場合も同様に、特図高確率状態である場合には、図64(a)に示す当否判定用高確率テーブルを参照し、特図低確率状態である場合には、図64(b)に示す当否判定用低確率テーブルを参照する。そして、参照した当否判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図2変動遊技の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図2変動遊技の場合には、当否判定結果として大当り又ははずれが選択される。
図64(c)は、小当り判定用テーブルの一例を示した図である。大当りの当否判定結果がはずれとなった場合には、図64(c)に示す小当り判定用テーブルを参照し、参照した小当り判定用テーブルの示す数値範囲と取得した乱数値とに基づいて、特図小当り抽選の当否判定結果を選択する。本実施形態では、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図1の場合には、当否判定結果として2000/65536の確率で小当りが選択され、63536/65536の確率でハズレが選択されるが、特図当り抽選の当否判定結果(抽選結果)が特図2の場合には、小当りが選択されることはない。
次に、図61に示される主制御部タイマ割込処理における特図2関連抽選処理(ステップS229)及び特図1関連抽選処理(ステップS231)において決定した当否判定結果などに基づいて行われる停止図柄の決定に用いられる特図決定用テーブルについて、図65を参照しながら説明する。ここで、図65(a)は特図1図柄決定用テーブルの一例を示した図であり、図65(b)は特図2図柄決定用テーブルの一例を示した図である。特図1の停止図柄を決定する場合には、図65(a)に示す特図1図柄決定用テーブルを参照し、特図1の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図1の停止図柄を選択する。本実施形態では、特図1の当否結果が大当りの場合には、特図A〜特図Gのうちからいずれか一つが選択され、特図1の当否判定結果が小当りの場合には、特図Hが選択され、特図1の当否結果がハズレの場合には、特図Iが選択される。
また、特図2の停止図柄を決定する場合には、図65(b)に示す特図2図柄決定用テーブルを参照し、特図2の当否結果と、乱数値の数値範囲に基づいて、特図2の停止図柄を抽選する。本実施形態では、特図2の当否結果が大当りの場合には、特図a〜特図eのうちからいずれか一つが選択され、特図2の当否結果がハズレの場合には、特図fが選択される。停止表示される図柄が決定された後、特図表示装置に停止表示される図柄データが設定される。
次に、第1副制御部400の処理について説明する。図66(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図66(a)のステップS401では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS401で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS401の次のステップS403では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS405の処理に移行する。ステップS405では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS405の次のステップS407では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS407の次のステップS409では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS407で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。演出制御処理については、後述する。
ステップS409の次のステップS411では、チャンスボタン制御処理を行う。チャンスボタン制御処理では、演出ボタン136の押下を検出していた場合、ステップS409で更新した演出データを演出ボタン136の押下に応じた演出データに変更する処理を行う。
ステップS411の次のステップS413では、画像制御処理を行う。画像制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。
ステップS413の次のステップS415では、音制御処理を行う。音制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。
ステップS415の次のステップS417では、ランプ制御処理を行う。ランプ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS417の次のステップS419では、シャッタ制御処理を行う。シャッタ制御処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS419の次のステップS421では、情報送信処理を行う。情報送信処理では、ステップS409で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンドがある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行う。その後、ステップS403に戻る。
図66(b)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部コマンド受信割込処理(ストローブ割込処理)のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が主制御部300からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS501では、主制御部300から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図66(c)は、第1副制御部400のCPU404が実行する第1副制御部タイマ割込処理のフローチャートである。第1副制御部400は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。第1副制御部タイマ割込処理のステップS601では、第1副制御部メイン処理のステップS403において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS403において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。
ステップS601の次のステップS603では、第1副制御部メイン処理の情報送信処理(ステップS421)で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、その他演出用乱数値の更新処理等を行う。
図66(d)は、第1副制御部メイン処理のステップS413における画像制御処理のフローチャートである。ステップS701では、画像データ(後述するムービーデータやテクスチャデータ)の転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436のフレームバッファ1とフレームバッファ2の描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていないフレームバッファに記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP434は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS701の次のステップS703では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合は(ステップS703:Yes)、ステップS705に進み、そうでない場合は(ステップS703:No)、転送終了割込信号が入力されるのを待つ。
ステップS705では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS701でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436のフレームバッファ1または2に表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434は、アトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS705の次のステップS707では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS707の次のステップS709では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合は、(ステップS709:Yes)、ステップS711に進み、そうでない場合は(ステップS709:No)、生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。
ステップS711では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
次に、第2副制御部500の処理について説明する。図67(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。まず、図67(a)のステップS801では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずステップS801で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS801の次のステップS803では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS805の処理に移行する。ステップS805では、タイマ変数に0を代入する。
ステップS805の次のステップS807では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS807の次のステップS809では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS807で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データ(演出可動体224による演出データやランプによる演出データ)をROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。
ステップS809の次のステップS811では、ランプ制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS811の次のステップS813では、可動体制御処理を行う。例えば、第1副制御部400からの演出可動体224への命令がある場合には、この命令を駆動回路516に出力する。その後、ステップS803に戻る。
図67(b)は、第2副制御部500のCPU504が実行するコマンド受信割込処理のフローチャートである。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が第1副制御部400からのストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS901では、第1副制御部400から受信したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
図67(c)は、第2副制御部500のCPU504が実行するタイマ割込処理のフローチャートである。第2副制御部500は、所定の周期(本実施形態では2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。タイマ割込処理のステップS1001では、第2副制御部メイン処理のステップS803において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。したがって、ステップS803において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。ステップS1001の次のステップS1003では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図68は、本実施形態のパチンコ機の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図68には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普通図柄表示装置210、特図1保留ランプ218、特図2保留ランプ220、および普図保留ランプ216が示されている。
図68(a)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾4−装飾1−装飾7」の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。なお、ここでの背景は非表示であるが、後述するデフォルトの背景画像が表示されている。以下の説明においても、背景が非表示の場合には、特に断らない限り、デフォルトの背景画像が表示されている。なお、デフォルトの背景画像とは異なる様々な背景画像(例えば、モードに応じた背景画像等)を表示してもよい。
装飾図柄表示装置208には、右上隅に、第4図柄表示領域284が設けられている。第4図柄表示領域284は、図柄変動中(あるいは図柄停止中)か否かを報知するための領域であり、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、その四角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、その丸形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、その三角形の図形が点滅表示、あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。
また、装飾図柄表示装置208には、演出表示領域208dの中央下部に変動アイコン表示領域280が設けられている。
さらに、図68に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)である。この非電サポ状態における装飾図柄表示装置208には、変動アイコン表示領域280の左横に特図1の保留アイコン表示領域281が設けられている。また、非電サポ状態における装飾図柄表示装置208の右端には、特図2の保留アイコン表示領域282が設けられる。
特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の保留を表す保留アイコンが表示され、特図2の保留アイコン表示領域282には、特図2の保留を表す保留アイコンが表示される。特図1の保留数は、特図1保留ランプ218の点灯数の他、特図1の保留アイコンの数によっても表され、特図2の保留数は、特図2保留ランプ220の点灯数の他、特図2の保留アイコンの数によっても表されている。すなわち、保留アイコンは、主制御部300のRAM308に記憶されている始動情報に対応したものである。以下、最も古い始動情報(最も古い入賞)に対応した保留アイコンを第一の保留アイコン、2番目に古い始動情報に対応した保留アイコンを第二の保留アイコン・・・と称する場合がある。特図1の保留アイコン表示領域281では、保留アイコンが横並びに表示され、右側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになり、特図2の保留アイコン表示領域282では、保留アイコンが縦並びに表示され、下側の保留アイコンほど入賞が古い保留アイコンになる。
図68(a)には、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。すなわち、特図1のデフォルトの保留アイコンは、丸形の保留アイコンである。なお、図68(a)では、特図1の保留アイコン表示領域281に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
一方、特図2の保留アイコン表示領域282には、一つも保留アイコンが表示されていない。これは、上述のごとく、図68に示す制御状態(遊技状態)は、非電サポ状態(非時短状態)であるため、電チューが開きにくく特図2始動口232への入賞が困難な状態であるためである。なお、特図2の保留アイコン表示領域282、すなわち装飾図柄表示装置208の右端に設けられる保留アイコン表示領域は、実際には領域を画定する線は表示されないが、図68(a)では、領域をわかりやすくするために点線で示してある。なお、領域を画定する線が設けられていてもよいし、保留アイコンが表示される場合に領域を画定する線も表示されるようにしてもよい。また、特図2の保留アイコン表示領域282に4つの保留アイコンが表示されることをわかりやすくするために、実際には表示されていない保留アイコンも点線で示してある。
本実施形態のパチンコ機100では、制御状態(遊技状態)に応じて、特図1と特図2で入賞しやすい方の特図の保留アイコン表示領域が、変動アイコン表示領域280の左横(演出表示領域208d)に表示され、もう一方の特図の保留アイコン表示領域は右端に表示される。すなわち、制御状態が非電サポ状態である場合には、図68(a)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281が演出表示領域208dに表示され、特図2の保留アイコン表示領域282が右端に表示される。制御状態が電サポ状態である場合には、反対に、特図2の保留アイコン表示領域282が演出表示領域208dに表示され、特図1の保留アイコン表示領域281が右端に表示される。
ここでは不図示であるが、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様は、四角形の無模様かつ白色の表示態様であり、特図1の保留アイコンと表示位置が異なるばかりか、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、特図1の保留アイコンのデフォルトの表示態様と、特図2の保留アイコンのデフォルトの表示態様とが同じであってもよい。
本実施形態では、特図の図柄変動表示の開始は、特図表示装置における変動開始→第4図柄の点滅開始又は消灯→保留アイコンの移動アニメーション開始又は消去→装飾図柄の変動開始の順で行われるが、この順番は前後してもよい。
図68(b)では、特図1の図柄変動表示が開始され、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図68(c)では、特図1の保留アイコンh11,h12の移動アニメーションが開始されている。ここでの移動アニメーションは、第一の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコン(今回の図柄変動の対象保留アイコン)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、第二の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第一の保留アイコンh11の表示位置へ向けて移動を開始する。この段階では、装飾図柄の変動表示は開始されていない。
図68(d)では、移動アニメーションが続き、同図(e)では、変動開始前まで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に到達し、変動アイコンh0として表示されるとともに、変動開始前まで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンが第一の保留アイコンh11の表示位置に到達し、第一の保留アイコンh11として表示されているが、この段階でも依然として、装飾図柄の変動表示は開始されていない。なお、第1特図表示装置212における図柄変動が開始された時点で、それまで第一の保留アイコンh11であった保留アイコンを変動アイコンh0として見てもよいし、それまで第二の保留アイコンh12であった保留アイコンを第一の保留アイコンh11として見てもよい。
そして、図68(f)で装飾図柄の変動表示が開始される。
装飾図柄の変動表示が開始された装飾図柄表示装置208には、図68(g)に示すように、演出ボタン136を有効期間内に押下することを促す操作促進報知画像136Pが表示される。この操作促進報知画像136Pでは、主人公のキャラクタ画像の右横に、演出ボタン136の画像136P1と、上記有効期間の残時間を表す残時間表示バー136P2が表示されている。装飾図柄の変動表示は、操作促進報知画像136Pによって隠されてしまっているが、遊技者は、第4図柄284等によって特図が変動中であることを認識することができる。なお、装飾図柄が隠されないように、装飾図柄の表示位置を操作促進報知画像136Pとは重ならない位置に移動させるようにしてもよい。
図68(h)に示す残時間表示バー136P2では、上記有効期間が減っており、同図(i)では、遊技者が、演出ボタン136を押下している。演出ボタン136が上記有効期間内に押下されると、図68(j)に示すように、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知画像136Pに代えてリーチ状態突入予告画像2071が表示される。リーチ状態突入予告画像2071では、主人公のキャラクタ画像の右横に、「チャンスだ」という文字表示がなされている。
図68(k)では、リーチ状態突入予告画像2071が消え、装飾図柄の変動表示が視認可能になり、その後、同図(l)に示すようにリーチ状態に突入する。なお、リーチ状態突入予告画像207が表示されても、リーチ状態に突入しない場合もあるが、必ず突入するようにしてもよい。
以上説明したように、操作促進報知画像136Pの出現は、現在行われている図柄変動表示に関する予告の契機となる演出に相当する。
図68(m)では、背景画像が、デフォルトの背景画像から非表示に切り替わり、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281が消えている。なお、第4図柄表示領域284は表示されている。また、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、右下隅に移動し、縮小表示され、図68(n)では、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展している。図68(n)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く同図(o)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーションが表示されている。
なお、リーチ状態突入予告画像2071は、リーチ状態に突入することの予告に留まらず、スーパーリーチまで発展することの予告であってもよい。
図69は、図68に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図68(o)から続く図69(p)では、決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図69(s)まで続く。図69(s)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(t)では、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。なお、非表示に代えてこれまでとは異なる背景画像を表示してもよい。やがて、同図(u)に示すように、「装飾7−装飾7−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。ここでの背景は、非表示であってもよいし、これまでとは異なる背景画像であってもよい。また、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示は消えたままであり、第4図柄表示領域284のみ表示されている。
図69(v)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾7−装飾7」の15R確変大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。また、図69(v)に示す特図1の第4図柄(丸形の図形)は点灯している。この図69(v)では、背景は非表示になっているが、実際には、デフォルトとは異なる背景画像が表示されている。やがて、図69(w)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「確変大当り」の文字表示がなされている。
一方、図68(l)で異なる装飾図柄(実質5R確変大当り、5R通常大当り、2R通常大当りとなる図柄組合せ)でリーチ状態となった場合、図69(t)から続く、別の場合の図69(u´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示され、図69(u´)に続く図69(v´)では、「装飾6−装飾6−装飾6」の大当りの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。そして、図69(v´)に続く図69(w´)では、大当り遊技開始演出として、大当りを祝う背景画像(ここでは省略)とともに「大当り」の文字表示がなされている。
図70は、図69(q)に続く別の場合の演出の一例を段階的に示す図である。
図70(a)では、図68(o)で開始された決闘シーンのアニメーションが継続しており、このアニメーションは、図70(b)まで続く。図70(b)では、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、同図(c)では、図69(t)と同じく、第4図柄表示領域284を残して一旦全てが非表示になる。やがて、図70(d)では、「装飾7−装飾6−装飾7」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が開始される。ここでは、変動アイコン表示領域280や特図1の保留アイコン表示領域281の表示が復活し、変動アイコンh0と特図1の第一の保留アイコンh11が表示されている。
図70(e)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯し、「装飾7−装飾6−装飾7」のハズレの装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。次いで、特図1の確定表示の期間中に、変動アイコン表示領域280では、変動アイコンh0の消去アニメーションが実行される。同図(f)では、変動アイコンh0の消去アニメーションが開始され、同図(g)でもその消去アニメーションは継続し、同図(h)で変動アイコンh0が完全に消えている。なお、特図1の確定表示が行われる前に、変動アイコンh0の消去アニメーションを実行してもよい。
次に、本実施形態において表示される予告アイコンについて図71及び図72を参照しながら説明する。ここで、図71(a)は、予告アイコンの表示例について説明する図であり、同図(b)は、RAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域について説明する図であり、同図(c)は、予告アイコンの消化タイミングの一例について説明する図であり、同図(d)は、予告アイコンの増加タイミングの一例について説明する図である。また、図72(a)は、変化前の予告アイコンの一例について説明する図であり、同図(b)は、変化後の予告アイコンの一例について説明する図である。
本実施形態では、図71(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の上部に、予告アイコン表示領域285が表示される場合がある。この予告アイコン表示領域285は、例えば、6つの領域に区画されており、左から予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2、予告アイコン第3表示領域YA3、予告アイコン第4表示領域YA4、予告アイコン第5表示領域YA5、予告アイコン第6表示領域YA6が列方向に並んで配置されている。本実施形態では、特図1の保留アイコン表示領域281に表示可能な保留アイコンの数は4つ(あるいは、特図2の保留アイコン表示領域をさらに表示する場合には表示可能な保留アイコンの数は合計で8つ)であるので、予告アイコン表示領域285において表示可能な予告アイコンの数と保留アイコン表示領域において表示可能な保留アイコンの数とは異なるということができる。なお、表示可能な予告アイコンの数と保留アイコンの数とが同じであってもよい。また、予告アイコン表示領域285を構成する領域の数は6つに限定されず、1つであってもよいし、2以上の任意の数に設定してもよい。また、遊技進行に応じて領域の数が変更されるようにしてもよい。
予告アイコン表示領域285には、1つの領域について1つの予告アイコンが表示される場合がある。例えば、図71(a)に示すように、予告アイコン第1表示領域YA1には、帽子の図柄からなる帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、千両箱の図柄からなる千両箱の予告アイコンI9が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3には、扇の図柄からなる扇の予告アイコンI10が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4には、手裏剣の図柄からなる手裏剣の予告アイコンI7が表示されており、予告アイコン第5表示領域YA5には、リボンの図柄からなるリボンの予告アイコンI8が表示されており、予告アイコン第6表示領域YA6はブランクとなっている。予告アイコン表示領域285における各領域にいずれの予告アイコンを表示するかについては、図71(b)に示されるRAM408に記憶されている予告アイコン表示領域情報記憶領域に記憶されている情報に基づいて決定される。なお、本実施形態では、1つの領域につき1つの予告アイコンを表示する形態としたが、1つの領域につき2以上の予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図71(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285の各領域(YA1〜YA5)に表示された各予告アイコンは、例えば、図71(c)に示すタイミングで消化されるように制御される。この制御情報は、遊技の進行に応じて、例えば、副制御部400のRAM408に記憶され、適宜読み出されて実行される。すなわち、図71(a)に示される装飾図柄の変動表示(当該変動)が開始されてから8秒が経過すると、リボンの予告アイコンI8が消化され、その後、消化されたリボンの予告アイコンI8に対応する演出が実行される場合がある。その後、当該変動が終了すると、特図1の保留アイコンh11が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するとともに、装飾図柄の変動表示(保留1に対応する図柄変動)が開始されると、その図柄変動が開始されてから12秒が経過すると、手裏剣の予告アイコンI7が消化され、その後、消化された手裏剣の予告アイコンI7に対応する演出が実行される場合がある。その後、保留1に対応する図柄変動が終了すると、特図1の保留アイコンh11(図71(a)において、保留アイコンh12が保留アイコンh11に移動したもの)が変動アイコン表示領域280に向けて移動を開始するととともに、装飾図柄の変動表示(保留2に対応する図柄変動)が開始されると、その図柄変動が開始されてから4秒が経過すると、帽子の予告アイコンI6が消化され、その後、消化された帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行される場合がある。また、SPリーチが開始されてから10秒が経過すると、千両箱の予告アイコンI9が消化され、その後、消化された千両箱の予告アイコンI9に対応する演出が実行される場合がある。その後、全ての装飾図柄が仮停止状態となってから2秒が経過すると、扇の予告アイコンI10が消化され、その後、消化された扇の予告アイコンI10に対応する演出が実行される場合がある。このように、予告アイコンの消化は、予告や演出が実行されることを遊技者に事前に報知するものであるということができる。
また、図71(a)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285の各領域(YA1〜YA5)に表示された各予告アイコンは、例えば、図71(d)に示すタイミングで増加されるように制御される。この制御情報は、遊技の進行に応じて、例えば、副制御部400のRAM408に記憶され、適宜読み出されて実行される。すなわち、図71(a)に示される装飾図柄の変動表示(当該変動)が開始されてから4秒が経過すると、装飾図柄表示装置208に殿様が出現して予告アイコンを増加させる殿様演出が実行される。この殿様演出では、帽子の予告アイコンI6、リボンの予告アイコンI8及び手裏剣の予告アイコンI7を予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。その後、当該変動が終了して、保留1に対応する図柄変動が開始されると、装飾図柄表示装置208にDJが出現して予告アイコンを増加させるDJ演出が実行される。このDJ演出では、千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。その後、保留1に対応する図柄変動が終了して、保留2に対応する図柄変動が開始された後、2回目の疑似連演出の開始から4秒が経過すると、殿様演出が実行されて、扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に増加して表示する演出が行われる。ここで、疑似連演出とは、装飾図柄の変動開始及び仮停止表示を1回の特図の変動表示において複数回実行する装飾図柄の変動表示態様である。
なお、本実施形態において、大当りとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数をはずれとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数よりも多くなるように構成してもよい。例えば、はずれとなる図柄変動表示においては増加する予告アイコンの数を最大1つとし、大当りとなる図柄変動表示において増加する予告アイコンの数を少なくとも2以上とするようにしてもよい。
次に、本実施形態において表示される予告アイコンの種類と対応する演出内容について、図72を参照しながら説明する。予告アイコンには、図72(a)に示すように、対応する演出の内容が明らかでないものと、図72(b)に示すように、対応する演出の内容が明らかなものとがある。
対応する演出の内容が明らかでない予告アイコン(変化前の予告アイコン)には、例えば、図72(a)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1と、第2の殿様の予告アイコンI2と、第3の殿様の予告アイコンI3と、第1のボタン予告アイコンI4とがある。第1の殿様の予告アイコンI1は、殿様の顔のシルエットを白色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は弱程度となっている。また、第2の殿様の予告アイコンI2は、殿様の顔のシルエットを緑色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は中程度となっている。また、第3の殿様の予告アイコンI3は、殿様の顔のシルエットを赤色で表した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度である。また、第1のボタン予告アイコンI4は、演出ボタン136を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は弱程度から強程度のいずれかである。第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3は、所定の変化表示のタイミング(例えば、当該予告アイコンの増加表示のタイミング)になると、図72(b)に示される変化後の予告アイコンのいずれかに変化する。また、第1のボタン予告アイコンI4は、遊技者により演出ボタン136が操作されたタイミングで、図72(b)に示される変化後の予告アイコンのいずれかに変化する。なお、第1のボタン予告アイコンI4は、遊技者により演出ボタン136が操作されたタイミングで、変化前の予告アイコンのいずれかに変化してもよい。
このように、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2、第3の殿様の予告アイコンI3及び第1のボタン予告アイコンI4は、先読みの対象である図柄変動が開始されるよりも前に表示される場合があり、先読み予告として機能する場合がある。また、本実施の形態では、後述するが、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示される際に、文字表記が付随して表示される場合があり、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3が表示される場合には、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合がある。
一方、対応する演出の内容が明らかな予告アイコン(変化後の予告アイコン)には、例えば、図72(b)に示すように、帽子の予告アイコンI6と、手裏剣の予告アイコンI7と、リボンの予告アイコンI8と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10と、第2のボタン予告アイコンI11とがある。
帽子の予告アイコンI6は、番長のキャラクタが被る帽子を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つの帽子の予告アイコンI6が消化されると、疑似連演出が1回だけ行われる場合がある。ここで、疑似連演出には、強パターン、弱パターン及びガセパターンがある。強パターンの疑似連演出は、例えば、後述するように、疑似連演出が開始するときに番長のキャラクタが出現するが、その番長のキャラクタの表示態様が通常とは異なる(例えば、番長がオーラに包まれた表示態様となる)ことにより、信頼度が強程度であることを報知する。なお、例えば、2回目の疑似連演出であるにもかかわらず、3回目の疑似連演出であることを報知して信頼度が強程度であることを示すようにしてもよい。また、弱パターンの疑似連演出は、出現する番長のキャラクタが通常の表示態様で表示されることにより、信頼度が弱程度であることを報知する。また、ガセパターンの疑似連演出は、後述するように、疑似連演出を行うと見せかけておいて、はずれ表示を行う演出である。また、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「継続」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「継続」や「クエスチョンマーク」を伴って「継続」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、必ず疑似連演出が行われるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
手裏剣の予告アイコンI7は、御庭番(忍者)のキャラクタが投げる手裏剣を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つの手裏剣の予告アイコンI7が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、実行中の予告演出がフリーズ演出を経て信頼度の高い強予告演出に切り替わる演出が実行される場合がある(フリーズ予告)。一方、大当りの信頼度が弱程度であれば、装飾図柄の停止図柄の一部又は全部を事前に報知する停止図柄予告が行われる場合がある。また、本実施形態において、手裏剣の予告アイコンI7に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、「フリーズ」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、「チャン目」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、手裏剣の予告アイコンI7が消化された場合には、フリーズ予告と停止図柄予告のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
リボンの予告アイコンI8は、チビ姫のキャラクタが身に着けているリボンを模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は強程度又は弱程度となっている。1つのリボンの予告アイコンI8が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、背景が先読みモードあるいは当該変動予告モードといった特殊ステージに移行する演出が実行される場合がある(ステージチェンジ強演出)。一方、大当り信頼度が弱程度であれば、表示されている背景を、通常の遊技状態において用いられている複数種類の背景からいずれかに変更する演出が実行される場合がある(ステージチェンジ弱演出)。また、本実施形態において、リボンの予告アイコンI8に付随して文字表記が表示される場合には、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「ステチェン」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「ステチェン」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、リボンの予告アイコンI8が消化された場合には、ステージチェンジ強演出とステージチェンジ弱演出のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
千両箱の予告アイコンI9は、殿様のキャラクタが百姓に向けて投げる千両箱を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は大当り確定、強程度又は弱程度となっている。1つの千両箱の予告アイコンI9が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、千両箱の予告アイコンI9は、信頼度の低い弱リーチ演出の実行中に消化され、リーチ移行演出を経た後に、信頼度の高い強リーチ演出に移行(昇格)する演出が行われる(リーチ移行演出)。一方、大当り信頼度が弱程度であれば、千両箱の予告アイコンI9は、信頼度の低い弱カットイン予告の実行後に消化され、その後、信頼度の高い強カットイン予告が実行される(予告昇格演出)。また、大当り確定であれば、リーチ移行演出か予告昇格演出のいずれかが実行される。また、本実施形態において、千両箱の予告アイコンI9に付随して文字表記が表示される場合には、大当り確定であれば、Aパターンとして、「大盤振舞」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が強程度であれば、Aパターンとして、赤文字または黒文字で「昇格」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。また、信頼度が弱程度であれば、Aパターンとして、黒文字で「昇格」と表示される場合がある。あるいは、Bパターンとして、「クエスチョンマーク」が付記されて表示される場合もあり、その後、Aパターンの付記表示に変化する場合もある。なお、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、確定演出、リーチ移行演出及び予告昇格演出からいずれかが必ず実行されるようにしてもよい。また、Bパターンの付記表示が行われた後、Aパターンの付記表示に変化しないようにしてもよい。
扇の予告アイコンI10は、姫のキャラクタが身に着けている扇を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は大当り確定となっている。1つの扇の予告アイコンI10が消化されると、大当りが確定であることを事前に報知するプレミア予告の出現、あるいは、大当りが確定となるプレミアリーチが実行される(プレミア演出)。あるいは、扇の予告アイコンI10がリーチはずれが表示された後に消化されて、大当りとなる復活演出が実行される(復活演出)。また、本実施形態において、扇の予告アイコンI10に付随して文字表記が表示される場合には、「祝福」と表示される場合がある。なお、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、プレミア演出と復活演出のいずれか一方が必ず実行されるようにしてもよい。また、本実施形態では、扇の予告アイコンI10が消化されるタイミングによって演出する内容が異なっているが、消化タイミングが同じであってもよい。
第2のボタン予告アイコンI11は、演出ボタン136を模した予告アイコンであり、大当りの信頼度は最弱〜大当り確定のいずれかとなっている。1つの第2のボタン予告アイコンI11が消化されると、遊技者に演出ボタン136の操作を促すボタン演出が行われる。このとき、操作受付期間が開始され、当該操作受付期間中に演出ボタン136が操作されると、第2のボタン予告アイコンI11の消化表示が、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、リボンの予告アイコンI8、千両箱の予告アイコンI8及び扇の予告アイコンI10のいずれか1つの消化表示に変化し、対応する演出が実行される場合がある。あるいは、いずれの予告アイコンにも変化することなく消去表示される場合もある。
なお、本実施形態では、上述した変化前の予告アイコンが変化後の予告アイコンに変化する際に予告アイコンの変化表示が行われるが、変化前の予告アイコンから予告アイコンの変化表示を経由して予告アイコンを消去する表示を行うことも可能である(図72(b)の項目5に示される予告アイコン「なし」:消去演出)。この演出では、当該変動においてははずれとなること報知している。すなわち、はずれ確定パターンであることを示すガセ予告となっている。当然、信頼度は最弱である。なお、消去演出が実行されても大当りとなる場合があってもよい。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の具体例について説明する。
図73は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図である。
図73には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aが示されている。ここで、第4図柄表示装置284aは、図68に示される第4図柄表示領域284の表示と同様の機能を有する表示装置であり、例えば、LEDの発光態様により第4図柄の表示結果を表示することが可能となっている。なお、第4図柄表示装置284aをLCDやEL等の画像表示装置によって構成されていてもよい。第4図柄表示装置284aは、例えば、遊技盤200の所定位置に設けられており、第1副制御部400により駆動制御される。第4図柄表示装置284aは、上から、普図の図柄変動中報知領域、特図1の図柄変動中報知領域、特図2の図柄変動中報知領域になる。普図の図柄停止中には、四角形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、普図の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。特図1の図柄停止中には、丸形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、特図1の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。特図2の図柄停止中には、三角形の図形が表示された領域のLEDが点灯表示されるが、特図2の図柄変動中には、点滅表示あるいは消灯される。このように、第4図柄は、表示位置が異なるばかりでなく、表示態様(ここでは形状)も異なっており、遊技者が一目見ただけで判別がつくようになっている。なお、第4図柄の表示態様や点灯態様や点滅態様を変化させることで、先読み予告を行ってもよい。なお、第4図柄は、図柄変動中に点灯表示し、図柄停止中に消灯表示されるようにしてもよい。
また、図73(1)に示す装飾図柄表示装置208には、上述した予告アイコン表示領域285が上部に表示されている。なお、図73(1)では、予告アイコン表示領域285のいずれの領域にも予告アイコンは表示されていない。また、図73(1)に示すように、第1特図表示装置212では、図柄変動表示が行われており、これに応じて、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1に対応する第4図柄の変動表示が行われている。なお、予告アイコン表示領域285は、常時表示されるようにしてもよいし、必要に応じて表示したりしなかったりする場合があってもよい。
また、図73(1)には、変動アイコン表示領域280に変動アイコンh0が表示されるとともに、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12及び変動アイコンh0はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。なお、この演出例では、特図2の保留アイコン表示領域282の表示を省略しているが、第2の保留アイコン表示領域282を表示するようにしてもよい。
続いて、図73(2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、第1特図保留ランプ218における点灯数が1つ増加して3つになり、保留数が3つになったことが示されている。また、特図1の保留アイコン表示領域281にも3つ目の特図1の保留アイコンh13が表示される。3つ目の保留は、先読みの対象となった保留であり、後述するように、予告アイコンを表示させるか否かのトリガーとなる保留である。なお、説明の便宜のため、先読みの対象である3つ目の特図1の保留アイコンh13にハッチングを施して示したが、実際には、他の特図1の保留アイコンh11,h12と同じ表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)となっている。以下の説明でも同様である。
その後、図73(3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾6−装飾2−装飾7」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、図73(4)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図73(5)では、特図1の保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図73(6)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これは、先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。
そして、図73(7)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図73(8)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図73(9)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図73(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、遊技者は、将来、帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行されることを期待する。すなわち、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示されることで、将来、疑似連演出が実行されることを予告しているということができる。
その後、図73(11)〜同図(12)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図73(13)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図74は、図73に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図73(13)から続く図74(14)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図74(15)では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図74(16)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これも、第1の保留アイコンh11に対応する保留が先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を所持している。
そして、図74(17)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図74(18)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図74(19)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示され、千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン第3表示領域YA3に表示され、扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4に表示される。その後は、図73(10)〜同図(12)と同様の演出表示が行われる。
その後、図74(20)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が報知される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、図74(21)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図74(22)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図74(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。本実施形態では、このようにして予告アイコンを消化する予告アイコン消化演出が行われる。なお、図74(23)に示すように、帽子の予告アイコンI6が2つ表示される等、同一の予告アイコンが予告アイコン表示領域285に2以上表示されている場合には、例えば、左側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように予め設定されているが、予告アイコンの信頼度に応じて消化する順序を決めるようにしてもよい。また、いずれの予告アイコンを使用するかをランダムに決定するようにしてもよいし、右側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように設定されていてもよい。すなわち、予告アイコンを消化する順序は上述したものに限定される適宜に設定することができる。
その後、帽子の予告アイコンI6が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図74(24)に示すタイミングで拡大表示された後、図74(25)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。また、帽子の予告アイコンI6が拡大表示された際に、例えば、変動アイコンh0の表示をデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様等、変動アイコンh0の表示態様を変更してもよい。また、保留アイコンが表示されている場合に、保留アイコンの表示態様を変更するようにしてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図74(26)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、その後、図74(27)に示すように、左図柄と右図柄が停止表示する。このとき、左図柄には「装飾1」が表示され、右図柄には「装飾2」が表示されている。すなわち、非リーチ状態であることが示されている。
図75は、図74に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図74(27)から続く図75(28)では、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。なお、本実施形態では、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、同一の装飾図柄が再び停止表示されるようにしたが、例えば、右図柄が左図柄と同一の装飾図柄(例えば、「装飾1」)となってリーチ状態を形成し、リーチ演出が開始されるようにしてもよい。
その後、図75(29)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄と右図柄が引き続き停止表示されるとともに、中図柄表示領域208bでは、殿様のキャラクタが表された疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。
そして、装飾図柄表示装置208では、図75(30)のタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示された後、図75(31)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われる。本実施形態では、このようにして、疑似連図柄が停止表示されることにより、疑似連が実行されることを報知する。なお、疑似連図柄が停止表示されることなく、下方にフレームアウトした場合には、疑似連が開始されず、そのままはずれの装飾図柄の組み合わせが停止表示されることとなる。また、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されない場合でも疑似連演出が実行される場合があってもよい。
その後、図75(32)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいて、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上には、疑似連演出による2回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「疑似×2」が表示されている。
その後、図75(33)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。なお、このとき、リーチ演出は開始されていない。
その後、装飾図柄表示装置208では、図75(34)に示すタイミングで、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第2表示領域YA2から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、帽子の予告アイコンI6が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図75(35)に示すタイミングで拡大表示された後、図75(36)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図75(37)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、その後、図75(38)では、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、2回目の疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。
その後、図75(39)に示すように、装飾図柄表示装置208では、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、右図柄表示領域208cに表示されていた装飾図柄が「装飾1」から「装飾2」に変更され、非リーチ状態が形成されるとともに、中図柄表示領域208bでは、疑似連図柄が上方から下方に向けて低速で移動する表示が行われている。このとき、疑似連図柄が表示されている間は「疑似×2」の文字情報を消去するようにしたが、表示を継続させるようにしてもよい。また、疑似連図柄が表示されている間、「疑似×2」の文字情報を他の領域に表示するようにしてもよい。また、疑似連図柄が表示されている間、「疑似×2」の文字情報の表示態様を変化させるようにしてもよい。なお、この演出例において、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げた後、同一の装飾図柄が再び停止表示されてリーチ状態が維持され、リーチ演出が開始されるようにしてもよい。
そして、装飾図柄表示装置208では、図75(40)のタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示された後、図75(41)に示すように、殿様のキャラクタと「継続」の文字表示とからなるカットイン表示が行われ、疑似連が実行されることを報知している。本実施形態では、1回の図柄変動表示において、帽子の予告アイコンI6が消化されるほど、大当りとなりやすいように構成されている。すなわち、帽子の予告アイコンI6が1つだけ消化されて疑似連演出が1回だけ行われる場合と、帽子の予告アイコンI6が2つ消化されて疑似連演出が2回行われる場合とでは、帽子の予告アイコンI6が2つ消化された方が大当りとなりやすく、帽子の予告アイコンI6が2つだけ消化されて疑似連演出が2回だけ行われる場合と、帽子の予告アイコンI6が3つ消化されて疑似連演出が3回行われる場合とでは、帽子の予告アイコンI6が3つ消化された方が大当りとなりやすいということが言える。
その後、図75(42)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cにおいて、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、装飾図柄表示装置208の表示領域の左上には、疑似連演出による3回目の装飾図柄の変動表示が開始されたことを示す「疑似×3」が表示されている。
図76は、図75に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図75(42)から続く図76(43)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。ここでは、リーチ演出が開始されることとなる。
その後、図76(44)に示すタイミングで、上述したスーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。なお、これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。図76(44)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役の剣豪の画像が大きく表示され、続く図76(45)に示す装飾図柄表示装置208では、主人公の殿様と敵役の剣豪との決闘シーンのアニメーション表示が開始される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図76(46)に示すタイミングで、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱の予告アイコンI9が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン第3表示領域YA3から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、千両箱の予告アイコンI9が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図76(47)に示すタイミングで拡大表示されるとともに、拡大表示された千両箱の予告アイコンI9の上方に、信頼度のより高い演出に移行することを予告する「昇格」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、千両箱の予告アイコンI9が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、装飾図柄表示装置208では、図76(48)のタイミングで、千両箱の予告アイコンI9が「昇格」の文字表示とともに消去し、その後、図76(49)のタイミングで、上述したリーチ移行演出が開始される。リーチ移行演出が開始されると、図76(49)に示すように、装飾図柄表示装置208では、実行されていたリーチ演出表示がやや暗くなるとともに、殿様のキャラクタがカットイン表示で現れて、実行中のリーチ演出表示を切りつける表示が行われ、その後、図76(50)に示すように、背景が暗転する。
その後、図76(51)に示すように、装飾図柄表示装置208では、信頼度の高い強リーチ演出(ボタンリーチ演出)が開始される。ボタンリーチ演出が開始されると、図76(51)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転した背景に「熱すぎなのか」という文字表示が行われた後、図76(52)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図76(53)に示すように、「一撃」という文字表示が行われ、ボタン演出が行われることを報知する。
その後、図76(54)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
そして、図76(55)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図76(56)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが消去することで、ボタンリーチ演出に失敗した様子が示されている。
やがて、図76(57)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
図77は、図76に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図76(57)から続く図77(58)では、予告アイコン表示領域285も含めて一旦すべてが非表示になる。やがて、図77(59)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
その後、例えば、仮図柄停止表示から2秒が経過すると、図77(60)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、扇の予告アイコンI10が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図77(61)に示すタイミングで拡大表示される。このとき、例えば、拡大表示された扇の予告アイコンI10の下方に、大当りが確定すること報知する「祝福」の文字表示を付記してもよい。なお、文字表示を付記する場合、当該文字表示の付記表示が扇の予告アイコンI10が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、装飾図柄表示装置208では、図77(62)のタイミングで、扇の予告アイコンI10が消去し、予告アイコン表示領域285が上方へフレームアウトする表示が行われる。その後、図77(63)のタイミングで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cでそれぞれ揺れ変動していた装飾図柄の変動表示が再開して再変動演出が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285は、完全にフレームアウトされている。なお、再変動演出が開始された後も予告アイコン表示領域285を引き続き表示させたままとしてもよい。
再変動演出では、図77(64)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われる。これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
やがて、図77(65)に示すように、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。
そして、図77(66)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾1−装飾1」の大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。このとき、第1特図表示装置212では、15R確変大当りである「特図A」が停止表示されるとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯している。その後は、図示をしないが、上述した大当り遊技開始演出が実行された後に、大当り遊技が開始される。
本実施の形態では、予告アイコン表示領域285に表示された扇の予告アイコンI10が消化されることにより、再変動演出が実行されて大当りとなったが、扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に表示されていない場合には、再変動演出が行われずに、はずれの表示結果が導出される場合もある。すなわち、千両箱の予告アイコンI9が消化されて実行されるリーチ移行演出が行われてはずれとなる場合、このリーチ移行演出は偽の予告演出ということができる。すなわち、千両箱の予告アイコンI9が一つ消化された場合に、消化された千両箱の予告アイコンI9に対応する種類の偽の予告としてのリーチ移行演出が実行された場合には、図柄変動表示の結果がはずれとなるということができる。このことは、帽子の予告アイコンI6に対応する予告演出、手裏剣の予告アイコンI7に対応する予告演出、リボンの予告アイコンI8に対応する予告演出についても同様である。
このように、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数に応じて予告演出が実行され得るということができる。換言すれば、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されているということができる。
なお、本実施形態では、先読み予告の対象である図柄変動表示の実行中においてのみ予告アイコンを消化し、消化した予告アイコンに対応する演出を実行するものについて説明したが、先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示においても予告アイコンを消化して当該予告アイコンに対応する演出を実行するようにしてもよい。この場合において、先読み予告の対象となる図柄変動表示において消化する予告アイコンの数と先読み予告の対象である図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示において消化する予告アイコンの数を異ならせるようにしてもよいし、同じであってもよい。
次に、上述した予告アイコンの増加演出の他の演出例について、図78〜図80を参照しながら説明する。ここで、図78〜図80は、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図78〜図80では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図78(8a)〜同図(10a)は、図73(8)〜同図(10)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図78(8a)では、帽子の予告アイコンI6ではなく、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
すると、図78(9a−1)に示すタイミングで、投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。すると、図78(9a−2)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が爆発する表示が行われた後、図78(10a)に示すタイミングで、爆発した第1の殿様の予告アイコンI1が帽子の予告アイコンI6に変化し、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの増加表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。この演出例によっても、遊技者は、将来、帽子の予告アイコンI6に対応する演出が実行されることを期待する。
図78(8b)〜同図(9b)は、図73(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図78(8b)では、帽子の予告アイコンI6ではなく、第1のボタン予告アイコンI4を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
すると、図78(9b)に示すタイミングで、投げられた第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。この第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285に表示されてから、当該第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまでの間に演出ボタン136が操作されると、第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2及び第3の殿様の予告アイコンI3のいずれかに変化する。このように、この演出例では、演出ボタン136が操作されるまでは、予告アイコンの示す大当りの信頼度が認識困難であるので、大当りの信頼度を知るために演出ボタン136を操作するというインセンティブが働き、演出効果を高めることができる場合がある。なお、第1のボタン予告アイコンI4が予告アイコン表示領域285に表示されてから消化されるまでの期間が、演出ボタン136の操作の有効期間であってもよい。ここで、複数回の図柄変動表示に跨って第1のボタン予告アイコンI4が表示される場合には、図柄停止表示期間中は演出ボタン136の操作が無効となるようにしてもよいし、図柄停止表示期間中も演出ボタン136の操作が有効となるようにしてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまで演出ボタン136が操作されなかった場合は、予告アイコンの消化演出時に演出ボタン136が操作された際に表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよいし、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるときにボタン演出が行われ、演出ボタン136の操作有効期間内に演出ボタン136が操作された場合に、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよいし、演出ボタン136が操作されることなく演出ボタン136の操作有効期間が終了すると、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されてボタン演出が開始された後、演出ボタン136の操作有効期間内に演出ボタン136が操作された場合にのみ、表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われてもよい。また、ボタン演出が行われる場合に演出ボタン136の操作有効期間を設けないようにしてもよい。この場合、ボタン演出が開始された後で表示される予定であった予告アイコンに対応する演出表示が行われるようにしてもよい。また、第1のボタン予告アイコンI4が消化されるまでは、演出ボタン136を操作しても、第1のボタン予告アイコンが他の予告アイコンに変化しないように構成されてもよい。
図78(8c)〜同図(9c)は、図73(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図78(8c)では、図73(8)と同様、帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図78(9c)の場合では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の左からフレームアウトしてしまう様子が示されている。すなわち、本実施形態では、予告アイコンの増加に失敗するガセ増加演出も実行可能である。なお、帽子の予告アイコンI6以外の予告アイコンを用いたガセ増加演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、ガセ増加演出が実行されにくいようにしてもよい。
図78(7d)〜同図(9d)は、図73(7)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図78(7d)では、図73(7)と同様、帽子の予告アイコンI6を持った殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示された様子が示されている。その後、図78(8d)では、帽子の予告アイコンI6が1つだけではなく、3つの帽子の予告アイコンI6を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。
すると、図78(9d)に示すタイミングで、投げられた3つの帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例では、複数の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、演出効果を高めることができる場合がある。なお、例えば、図78(9d)に示すように、同じ予告アイコン(例えば、帽子の予告アイコンI6)が予告アイコン表示領域285に所定数(例えば、3つ)以上表示されることで、疑似連演出が3回実行されることが保障されることから大当りが確定することを予告するようにしてもよい。また、信頼度の高い予告アイコンは、予告アイコン表示領域285に表示されにくく(ストックされにくく)、信頼度の低い予告アイコンは、予告アイコン表示領域285に表示されやすい(ストックされやすい)ようにしてもよいし、その逆であってもよい。
なお、この場合において、図78(9d´)に示すように、投げられた3つの帽子の予告アイコンI6のうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図78(7e)〜同図(9e)は、図73(7)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図78(7e)では、図73(7)に示す演出例とは異なり、1つの帽子の予告アイコンI6の他、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を持った殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示された様子が示されている。なお、このとき、3つの予告アイコンのうちの1つあるいは2つの予告アイコンのみを表示するようにしてもよい。ここで、大当りの信頼度の最も低い予告アイコンのみを表示するようにしてもよいし、大当りの信頼度の最も高い予告アイコンのみを表示するようにしてもよいし、ランダムに選択された予告アイコンのみを表示するようにしてもよい。その後、図78(8e)では、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。また、上述したように、3つの予告アイコンがそれぞれ異なっていなくてもよく、例えば、同じ予告アイコンが複数含まれてもよい。
すると、図78(9e)に示すタイミングで、投げられた3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例でも、複数種類の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、また、複数種類の予告の実行に対する期待感を高めることができるので、演出効果をさらに高めることができる場合がある。
なお、この場合においても、図78(9e´)に示すように、投げられた3つの予告アイコンのうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図78(12f−1)〜同図(12f−2)は、図73(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図78(12f−1)では、図73(12)と同様、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。その後、図78(12f−2)に示すように、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このように、本実施形態では、予告アイコンが表示された状態でもリーチ演出を実行することができる。なお、このリーチ演出の結果、大当りとなってもよい。この場合、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、大当りの終了後に消去されるようにしてもよい。
図79(8g)は、図73(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図79(8g)では、先読み予告の表示態様(サボハニのキャラクタによる表示態様)で保留アイコンh12が表示されているときに、殿様のキャラクタYMが帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。このように、本実施形態では、保留アイコンによる先読み予告の実行中においても予告アイコンの増加演出を実行可能である。なお、予告アイコンの増加演出と保留アイコンによる先読み予告とが同時に行われないようにしてもよい。
図79(8h)は、図73(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図79(8h)では、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286を遊技盤200の所定位置(例えば、装飾図柄表示装置208の近傍)に設け、これにより保留数表示を行うようにしてもよい。この演出用保留ランプ286は、例えば、フルカラーLEDを備えており、第1副制御部400により駆動制御され、例えば、デフォルトの発光態様による点灯(例えば、白色で点灯)の他、先読み予告の発光態様(例えば、7色を切り替えながら点灯)による駆動制御が可能である。なお、図79(8h)では、説明の便宜のため、先読みの対象である2つ目の特図1の保留ランプにハッチングを施して示したが、実際には、1つ目の特図1の保留ランプと同様に、2つ目の特図1の保留ランプもデフォルトの発光態様によって点灯されている。
図79(8i)〜同図(9i−2)は、図73(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図79(8i)では、図73(8)と同様、帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図79(9i−1)の場合では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の下方に落下してしまう様子が示されている。そして、図79(9i−2)に示すように、帽子の予告アイコンI6が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている特図1の保留アイコンh11に作用して先読み予告の表示態様に変化する演出表示(保留変化演出)が行われている。すなわち、本実施形態では、帽子の予告アイコンI6が予告アイコンとして予告アイコン表示領域285に表示されず、保留アイコンによる先読み予告の開始の契機として登場する場合もある。なお、帽子の予告アイコンI6以外の予告アイコンを用いて保留変化演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、保留変化演出が実行されにくいようにしてもよい。
なお、図80(9i−2´)に示すように、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286を用いて保留数を表示する場合において、帽子の予告アイコンI6が表示領域の下方に落下した後に、1つ目の特図1の保留ランプの発光態様を先読み予告の発光態様に変更するようにしてもよい。
図79(8j)〜同図(9j)は、図73(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図73(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図79(8j)では、図73(8)とは異なり、殿様のキャラクタYMではなく、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている(DJ演出)。図79(8j)に示す例では、DJのキャラクタは、帽子の予告アイコンI6を持って現れている。その後、図79(9j)に示すように、DJのキャラクタBYは、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYが予告アイコン表示領域285に置いていく予告アイコンの数は1つのみに限らず2つ以上であってもよい。また、1回のDJのキャラクタBYによる予告アイコンの増加演出において、複数種類の予告アイコンを予告アイコン表示領域285に置いていくようにしてもよい。このように、予告アイコンの増加演出を複数種類(例えば、殿様のキャラクタYMによる第一の予告アイコン増加演出、DJのキャラクタBYによる第二の予告アイコン増加演出)用意してもよく、このように構成することにより、演出が多様化して演出効果を高めることができる場合がある。
図79(8k)〜同図(9k)は、図73(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図73(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図79(8k)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図79(8k)に示す例では、DJのキャラクタは、千両箱の予告アイコンI9を持って現れている。その後、図79(9k)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されるとともに、DJのキャラクタが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタは、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも前面側のレイヤーに配置されており、予告アイコンの前面側を通過しているように表示されている。ここで、図79(9k´)に示すように、DJのキャラクタが、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも背面側のレイヤーに配置することにより、予告アイコンの背面側を通過しているように表示してもよい。また、図79(9k´´)に示すように、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された帽子の予告アイコンI6に重ねるように、DJのキャラクタBYが千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示を行うようにしてもよい。すなわち、予告アイコンの上書き演出を行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。
図79(12l)は、図73(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図79(12l)に示す演出例では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンにそれぞれ対応する文字表記を付随して表示されている。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6には「継続」の文字が付記表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている千両箱の予告アイコンI9には「昇格」の文字が付記表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている扇の予告アイコンI10には「祝福」の文字が付記表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている手裏剣の予告アイコンI7には「チャン目」の文字が付記表示されており、予告アイコン第5表示領域YA5に表示されているリボンの予告アイコンI8には「ステチェン」の文字が付記表示されており、予告アイコン第6表示領域YA6に表示されている帽子の予告アイコンI6には「継続」とともに「クエスチョンマーク」の文字が付記表示されている。これにより、その後に実行が予告されている予告演出の内容がよりわかりやすくなる場合がある。
なお、図79(12l´)や同図(12l´´)に示すように、予告アイコンに付記表示されている文字のうちの一部又は全部を「クエスチョンマーク」にし、対応する予告演出を明確に表示しないようにしてもよい。これにより、表示された予告アイコンに対応する予告が実行されるか否かについて期待感を持たせることができ、興趣が向上する場合がある。
また、予告アイコン表示領域285に表示された複数の予告アイコンの組み合わせや表示された予告アイコンの数により大当りが確定する演出表示が実行されることを予告するようにしてもよく、例えば、図79(12l´´´)に示すように、「継続」の文字表記が付記された帽子の予告アイコンI6が3つ予告アイコン表示領域285に表示された場合には、大当りが確定する4回の疑似連演出を含む演出表示が行われることを予告するようにしてもよい。なお、予告アイコンに付記表示された文字が、その予告アイコンに対応していない場合(例えば、帽子の予告アイコンI6に「昇格」の文字が付記表示されている場合)は、帽子の予告アイコンI6が消化されたときにおける図柄変動表示の結果が大当り確定であること(または、保留内に大当りとなるものがあること)を予告するプレミア予告表示であってもよい。
上述した演出例では、殿様のキャラクタYMやDJのキャラクタBYが登場することにより予告アイコンを増加させるものであるが、図80に示す演出例では、装飾図柄の表示により予告アイコンを増加させる演出を行うものである。
図80(A1)では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このリーチ演出は、例えば、ノーマルリーチである。
リーチ演出が開始した後、図80(A2)に示されるタイミングで、中図柄表示領域208bにおいて、予告アイコンを模した予告アイコン図柄が停止表示される。図80(A2)に示す例では、帽子の予告アイコンI6を模した帽子の予告アイコン図柄が停止表示されている。この帽子の予告アイコン図柄の下方近傍には「ストック」の文字表記が付記されており、予告アイコン図柄が停止表示されることにより、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが増加表示されることを報知している。
その後、図80(A3)に示すように、帽子の予告アイコン図柄が帽子の予告アイコンI6に変化して予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われ、図80(A4)に示すように、予告アイコン図柄の背面側に配置されていた「装飾5」の装飾図柄が停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。本実施形態では、このようにして予告アイコンを増加する演出を行うようにしてもよい。
図80(B1)では、図80(A1)に示す演出例と同様に、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、ノーマルリーチの演出が開始される。
リーチ演出が開始した後、図80(B2)に示されるタイミングで、中図柄表示領域208bにおいて、第1の殿様の予告アイコンI1を模した第1の殿様の予告アイコン図柄が停止表示される。図80(B2)に示す演出例では、この第1の殿様の予告アイコン図柄に重ねて「ストック」の文字表記が付記されており、予告アイコン図柄が停止表示されることにより、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが増加表示されることを報知している。
その後、図80(B3)に示すように、第1の殿様の予告アイコン図柄が第1の殿様の予告アイコンI1に変化して予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われ、図80(B4)に示すように、予告アイコン図柄の背面側に配置されていた「装飾5」の装飾図柄が停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。このとき、第1の殿様の予告アイコンI1は、帽子の予告アイコンI6に変化している。なお、変化後の予告アイコンが帽子の予告アイコンI6に限定されず、他の種類の予告アイコンであってもよいことは言うまでもない。また、予告アイコンが変化するタイミングは、当該図柄変動表示が実行されている期間に限定されず、例えば、次回以降の図柄変動表示の実行中に予告アイコンが変化するようにしてもよいし、予告アイコンが消化するタイミングまで変化しないようにしてもよい。本実施形態において、このようにして予告アイコンを増加する演出を行うようにしてもよい。
次に、上述した予告アイコン消化演出の他の演出例について、図81〜図84を参照しながら説明する。ここで、図81〜図84は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図81〜図84では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図81(38m)〜同図(40m−3)は、図75(38)〜同図(40)に示される演出の他の演出例を示している。図81(38m)〜同図(39m)は、図75(38)〜同図(39)と同様の演出が行われるが、図81(40m−1)では、中図柄表示領域208bで低速で変動表示して疑似連図柄が出現するが、その後、図81(40m−2)に示すように、疑似連図柄が装飾図柄の停止表示位置となる直前で、変動表示が高速となり、疑似連図柄が表示領域の下方へスクロールアウトされ、図81(40m−3)に示すように、「装飾1−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで仮停止表示して揺れ変動が表示され、その後、停止表示してはずれの結果であることが報知される。このように、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されても、疑似連演出が行われない場合があってもよい。
図81(23n)〜同図(24n)は、図74(23)〜同図(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図81(23n)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始されるが、図81(24n)に示すように、消化された帽子の予告アイコンI6が拡大表示することなくそのまま消去される表示が行われ、消化された演出が行われないことを報知する場合があってもよい。
図81(23o)〜同図(24o−2)は、図74(23)〜同図(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図81(23o)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化する表示が開始され、図81(24o−1)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6が拡大表示されるが、そのまま帽子の予告アイコンI6が消去され、図81(24o−2)に示すように、疑似連演出が開始することなくはずれの装飾図柄の組み合わせ(図81(24o−2)では、「装飾1−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせ)で仮停止表示して揺れ変動が表示され、その後、停止表示してはずれの結果であることが報知される。このように、本実施形態において、帽子の予告アイコンI6が消化されても、疑似連演出が行われない場合があってもよい。
図81(22p)〜同図(23p)は、図74(22)〜同図(23)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図81(22p)に示すように、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過すると、図81(23p)では、予告アイコン表示領域285の一番左側(予告アイコン第1表示領域YA1)に表示された帽子の予告アイコンI6ではなく、それ以外の予告アイコンが消化される演出が行われてもよい。図81(23p)に示される演出例では、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている千両箱の予告アイコンI9が消化される演出が行われている。このように、本実施形態において、予告アイコンを左から順番に消化しない場合があってもよい。また、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に表示された順序(換言すれば、ストックされた順序)で予告アイコンを消化するようにしたが、後にストックされた予告アイコンが先に消化される場合があってもよい。例えば、後にストックされた予告アイコンが先に消化された場合には、大当りとなりやすくしてもよいし、逆に、大当りとなりにくくなるようにしてもよい。また、ストックの順序に関係なく、予告アイコンの消化順序を決定してもよく、この場合、大当りの信頼度に影響しないようにしてもよいし、予告アイコンの消化順序によって大当りの信頼度が変化するようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に表示されている複数の予告アイコンを特定の順番で消化することにより、大当りが確定することを予告するようにしてもよく、例えば、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7、帽子の予告アイコンI6、手裏剣の予告アイコンI7の順で消化された場合には大当りが確定するといった法則が設定されていてもよい。これにより、遊技者に、大当りとなる予告アイコンの消化順序の法則を見つけたいというインセンティブが働き、遊技意欲を向上させることができる場合がある。
図81(24q−1)〜同図(24q−2)は、図74(24)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図81(24q−1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されて、予告アイコン第1表示領域YA1に空きが生じた後、図81(24q−2)に示すように、予告アイコン第2表示領域YA2〜予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンの表示位置をそれぞれ左側に移動させるようにしてもよい。このとき、例えば、予告アイコンの表示位置を左側に移動させる移動アニメーションを行ってもよいし、アニメーションを行うことなく表示位置を変更するようにしてもよい。予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの表示位置を変更するタイミングは、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた予告アイコンの消化演出が開始されるのと同時であってもよいし、予告アイコンの消化演出が開始された後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が終了した後であってもよい。
図82(Aa)〜同図(Ae)は、予告アイコンの消化演出が行われた後で予告アイコンの増加演出が行われた場合の演出例を示している。すなわち、図82(Aa)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている手裏剣の予告アイコンI7が消化された後、停止図柄予告が実行されて、図82(Ab)に示されるタイミングで、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果であることが報知される。その後、図82(Ac)に示すように、保留が消化されて装飾図柄の変動表示が開始された後、図82(Ad)に示すように、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられると、図82(Ae)に示すように、手裏剣の予告アイコンI7が消化されることにより空欄となった予告アイコン第3表示領域YA3に投げつけられた千両箱の予告アイコンI9が表示される。このように、予告アイコンが消化されたことに伴って空欄となった予告アイコン表示領域に増加する予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図82(B)は、予告アイコンが複数消化されたことに伴って予告アイコン表示領域に複数の空欄が生じた後に、予告アイコンを増加する場合の演出例を示している。すなわち、図82(B)に示すように、予告アイコン表示領域285では、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3に表示された予告アイコンが消化された後、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられると、空欄となっている予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3のうち、左側から順に表示される。このようにして予告アイコンを増加する表示を行うようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285に複数の空欄がある場合において、増加する予告アイコンを表示させる表示領域の順序は上述したものに限定されず、他の順序であってもよく、第1副制御部400において予め設定しておいてもよい。また、この演出例では、予告アイコンが表示される場所により、大当りの信頼度や予告アイコンが表示される数に変化を持たせないようにしたが、予告アイコンが表示される場所により、大当りの信頼度や予告アイコンが表示される数が異なることを示唆するようにしてもよい。例えば、予告アイコン表示領域285において空欄となっている表示領域のうち、最も右側である予告アイコン第6表示領域YA6に増加する予告アイコンが表示された場合には、少なくとも6つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されることを示唆するようにしてもよく、また、大当りの信頼度が最も高いことを示唆するようにしてもよい。
図82(C)は、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出とが1回の図柄変動表示の実行中において実行される場合の演出例を示している。すなわち、図82(C)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6が消化される演出が行われている間に、殿様のキャラクタYMによる予告アイコンの増加演出が行われて、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけられている様子が表示されている。ここで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示が実行される前に実行された図柄変動表示において増加した予告アイコンである。このように、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出が1回の図柄変動表示の実行中において実行されるようにしてもよい。このとき、予告アイコンの消化演出が行われる期間と予告アイコンの増加演出が行われる期間とが重なる場合があってもよい。また、予告アイコンの消化演出が開始された後に予告アイコンの増加演出が開始されてもよいし、予告アイコンの増加演出が開始された後に予告アイコンの消化演出が開始されてもよいし、予告アイコンの消化演出と予告アイコンの増加演出とが同時に開始されてもよい。ここで、増加する予告アイコンが表示される領域が、図柄変動表示の開始の時点で空欄となっている領域であってもよいし、図柄変動表示が開始された後、予告アイコンの増加演出が開始される前に空欄となる予定の領域であってもよい。
図82(59r)は、図77(59)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図82(59r)に示す演出例では、予告アイコンの消化演出が開始される前に、予告アイコンが消化されるか否かを煽る演出が行われている。具体的には、例えば、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンのうち、消化の対象となった予告アイコンが揺れ変動を開始する等して、予告アイコンが消化されるか否かを煽るようにしている。その後、図77(60)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化される場合もあるし、扇の予告アイコンI10が消化されない場合もある。消化されない場合には、消化されることなく予告アイコンが消去されてもよいし、予告アイコンの表示を維持して予告アイコンの消化が保留された状態となってもよい。なお、図82(59r)に示す演出例において、扇の予告アイコンI10が消化されることなく消去された場合には、その後、はずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示してはずれの表示結果であることを報知してもよい。
図82(59s)〜同図(60s)は、図77(59)〜同図(60)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図82(59s)では、予告アイコン表示領域285に、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示されている点で、図77(59)とは異なっており、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで揺れ変動が開始した後、予告アイコン表示領域285に表示されているこれらの予告アイコンのうち、扇の予告アイコンI10が消化された場合に、大当りとなることの予告報知となり、図82(60s)に示すように、その他の予告アイコン(例えば、帽子の予告アイコンI6)が消化された場合には、そのままはずれの装飾図柄の組み合わせで停止表示されてはずれとなることを報知するようにしてもよい。
図82(23t)〜同図(32t)は、図74(23)〜図75(32)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図82(23t)に示すように、この演出例では、予告アイコン表示領域285において、消化された予告アイコンを表示する消化中予告アイコン表示領域YA0が追加されている。図82(23t)〜同図(25t)に示すように、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6の消化演出が開始されると、消化された帽子の予告アイコンI6が消化中予告アイコン表示領域YA0に表示される。消化中予告アイコン表示領域YA0に表示された帽子の予告アイコンI6は、図82(28t)〜同図(32t)に示すように、消化された後も引き続き表示され、対応する演出(疑似連演出)が終了するまで継続して表示される。なお、消化中予告アイコン表示領域YA0における予告アイコンの表示が開始されるタイミングは、予告アイコンの消化演出が開始した後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が開始する前であってもよいし、予告アイコンの消化演出の開始と同時であってもよい。また、消化中予告アイコン表示領域YA0に表示された予告アイコンが消去するタイミングは、予告アイコンの消化演出が終了した後であってもよいし、予告アイコンの消化演出が終了する前であってもよいし、予告アイコンの消化演出の終了と同時であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が開始した後であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が終了した後であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出の開始と同時であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出が開始する前であってもよいし、消化した予告アイコンに対応する演出の終了と同時であってもよいし、予告アイコンが消去される図柄変動の終了時(例えば、特図の図柄停止タイミング)に消去されてもよいし、消化中予告アイコン表示領域YA0が消去されるタイミング(例えば、図76(44)で予告アイコン表示領域285および消化中予告アイコン表示領域YA0が消去される、または消化中予告アイコン表示領域YA0のみが消去されるなど)で消去されてもよい。なお、一回の図柄変動表示中に複数個の予告アイコンが消化される場合、最初に消化された予告アイコンAに対応する消化中予告アイコン表示領域YA0の予告アイコンaは、予告アイコンAの消化演出が終了した後または終了と共に消去され、消化中予告アイコン表示領域YA0に予告アイコンが何も表示されていない状態であってもよいし、次に消化される予告アイコンBの消化演出が開始されたと同時または開始された後に消去されてもよいし、次に消化される予告アイコンBに対応する消化中予告アイコン表示領域に表示される予告アイコンbが表示されたと同時または表示された後に消去されてもよいし、予告アイコンBの消化演出中も、例えば、履歴として予告アイコンaを残しておいてもよいし、予告アイコンAおよび予告アイコンBが消化される図柄変動の終了時(例えば、特図の図柄停止タイミング)で消去するようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285が特定の演出表示(例えば、スーパーリーチ演出や大当り演出中、島一斉演出など)が行われる際に消去される場合、予告アイコン表示領域285のみ消去され、消化中予告アイコン表示領域YA0はそのまま表示されるようにしてもよいし、その逆に消化中予告アイコン表示領域YA0のみが消去され、予告アイコン表示領域285はそのまま表示されるようにしてもよく、予告アイコン表示領域285および消化中予告アイコン表示領域YA0の両方が消去されるようにしてもよい。
図83(Aa)〜同図(Ae)は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが同時期に複数消化される演出例を示している。すなわち、図83(Aa)では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2に帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3にリボンの予告アイコンI8が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4に扇の予告アイコンI10が表示されている。そして、これらの予告アイコンのうち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている帽子の予告アイコンI6と予告アイコン第3表示領域YA3に表示されているリボンの予告アイコンI8についてそれぞれ予告アイコンの消化演出が開始される。ここで、各予告アイコンの消化演出の開始タイミングは同時であってもよいし、異なっていてもよい。この場合、予告アイコンの消化順序を演出の実行順序に対応した順序としてもよい。
その後、帽子の予告アイコンI6とリボンの予告アイコンI8が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図83(Ab)に示すように、拡大表示されてそれぞれ文字表示が付記表示される。具体的には、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方近傍に「継続」の文字表示が付記表示され、拡大表示されたリボンの予告アイコンI8の下方近傍に「ステチェン」の文字表示が付記表示される。
その後、装飾図柄表示装置208では、リボンの予告アイコンI8の消化に対応して、ステージチェンジ演出が開始される。具体的には、図83(Ac)に示すように、障子が閉じるとともに、その前面側にチビ姫のキャラクタCHが出現した後、図83(Ad)に示すように、障子が開いて、月面から宇宙を見た様子を示す背景(月面背景)の表示が開始される。なお、ステージチェンジ演出の実行中、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
その後、図83(Ae)に示すように、縮小表示されていた装飾図柄は、表示領域の中央で拡大して表示された後、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示された右図柄を突き上げる演出表示が行われ、その後に疑似連演出が実行される可能性があることを遊技者に報知している。
なお、この演出例では、消化した予告アイコンに対応する複数の演出を開始タイミングをそれぞれ異ならせるようにしたが、同時に開始されるようにしてもよい。
図83(66u−1)〜同図(66u−3)は、図77(66)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図83(66u−1)では、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示し、大当りであることが報知されているが、予告アイコン表示領域285が引き続き表示されており、しかも、未消化の予告アイコンがあることが示されている。その後、図83(66u−2)に示すように、大当り開始演出が行われた後、図83(66u−3)に示すように、大当りのラウンド遊技が開始された後も引き続き、未消化の予告アイコンが表示されている。なお、この演出例では、大当り遊技の実行中において予告アイコン表示領域285を表示領域の下方に表示するようにしたが、表示領域の上方に表示してもよい。また、この演出例において、未消化の予告アイコンは、例えば、大当り中における昇格演出(例えば、確変大当り確定であることを報知する演出等)で用いるようにしてもよく、例えば、図83(66u−3)に示す例において、大当り遊技の実行中に、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、確変大当り確定であることの報知を行い、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、15R大当り確定であることの報知を行うようにしてもよい。また、その他の予告アイコンが消化された場合には、例えば、昇格する可能性があることを示唆する意味を持たせるようにしてもよい。このように、同じ予告アイコンでも、大当り遊技の実行中に消化された場合にあっては、別の意味を持たせるといった演出が行われるようにしてもよい。また、この演出例において、大当り遊技の実行中に表示される予告アイコンと図柄変動表示の実行中に表示される予告アイコンとが異なっていてもよい。すなわち、大当り中特有の予告アイコンを用意してもよい。また、大当り遊技の実行中に表示される予告アイコンと図柄変動表示の実行中に表示される予告アイコンとが同じであってもよいし、一部の予告アイコンだけ共通に使用されていてもよい。
図83(Ba)〜同図(Bc)は、ステージチェンジの前後における表示例である。すなわち、図83(Ba)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されており、その後、保留が消化されて図柄変動表示が開始されると、図83(Bb)に示すように、ステージチェンジ演出が開始される。ステージチェンジ演出が開始されると、装飾図柄表示装置208に表示されていた予告アイコンが予告アイコン表示領域285とともに非表示となる。その後、ステージチェンジ演出が終了すると、図83(Bc)に示すように、図示はしないが、背景が変更されて図柄変動表示が継続して行われる。このとき、予告アイコン表示領域285が再び表示されるが、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、ステージチェンジが行われると全て消去される場合がある。なお、ステージチェンジが行われた後は、予告アイコンを必ず消去するようにしてもよいし、複数の予告アイコンのうちの一部だけ消去するようにしてもよいし、消去されない場合があってもよい。
図83(22v−1)〜同図(23v)は、図74(22)〜同図(23)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図83(22v−1)に示すように、図柄変動表示が開始されると、図83(22v−2)に示すように、プラカードを持った殿様のキャラクタYM2が出現し、消化される予告アイコンの種類を事前に報知する。その後、図83(23v)に示すように、事前報知された種類の予告アイコン(帽子の予告アイコンI6)が消化される予告アイコンの消化演出が開始される。なお、消化される予告アイコンの種類の事前報知が行われた場合であっても、予告アイコンが消化されない場合があってもよいし、事前報知された予告アイコンとは異なる種類の予告アイコンが消化されてもよい。事前報知された予告アイコンとは異なる種類の予告アイコンが消化された場合には、大当りの信頼度が高いことを示唆するようにしてもよい。
図83(22w)は、図74(22)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図83(22w)に示すように、図柄変動表示が開始された後、消化される可能性のある予告アイコンを強調表示する等して遊技者に予告アイコンの消化について注目させるようにしてもよい。
上述した実施形態では、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化されることにより、番長のキャラクタBCが出現して疑似連演出が実行され、それ以外の演出は実行されないといったように、消化した予告アイコンに対応する演出が実行され、それ以外の演出は実行されないように構成したが、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化したのに番長のキャラクタBCが出現せず、姫のキャラクタが出現されることにより大当りが確定するといったように、消化した予告アイコンに対応しない演出が実行された場合(いわゆる、法則崩れ)には大当りが確定するように構成されてもよい。
また、上述した実施形態では、消化する予告アイコンが決まっており、遊技者により選択することができないように構成されているが、例えば、演出ボタン136等を操作することにより、消化する予告アイコンを選択できるようにしてもよい。
また、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが表示された状態で大当りとなった場合には、大当り遊技が開始されると消去され、確変状態や時短状態へ移行する場合には予告アイコンを持ち越されないように構成されてもよい。また、予告アイコン表示領域285に予告アイコンが表示された状態で大当りとなった場合には、大当り遊技が開始されると一旦非表示とされ、確変状態や時短状態が終了した後で復帰表示するように構成されてもよい。また、確変状態や時短状態が終了した後も持ち越しされないように構成されてもよい。
次に、消化される予告アイコンの種類によってその後に移行するリーチ演出の内容を予告する演出例について説明する。
図84(Aa)に示すように、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208aにそれぞれ「装飾1」が停止表示してリーチ状態となると、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンが消化される場合がある。例えば、図84(Ab−1)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、その後、図84(Ac−1)に示すように、拡大表示された番長のキャラクタBC2が出現し、その後、出現したキャラクタに対応する番長リーチに移行する。また、図84(Ab−2)に示すように、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、その後、図84(Ac−2)に示すように、拡大表示された殿様のキャラクタYM3が出現し、その後、出現したキャラクタに対応する殿様リーチに移行する。また、図84(Ab−3)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化された場合には、その後、図84(Ac−3)に示すように、拡大表示された姫のキャラクタHMが出現し、その後、出現したキャラクタに対応する姫リーチに移行する。なお、この演出例では、予告アイコンの意味する大当りの信頼度に対応しており、これらのリーチ演出の大当りの信頼度は、姫リーチ>殿様リーチ>番長リーチの順となるように構成されている。なお、消化した予告アイコンに対応するキャラクタ以外のキャラクタが出現(例えば、帽子の予告アイコンI6が消化した後に拡大表示された殿様のキャラクタが出現)した場合(いわゆる、法則崩れが発生した場合)には、大当りが確定するように構成されてもよい。また、複数の予告アイコンが複合して消化され、これに対応して複数のキャラクタが出現することにより複合予告が実行されるようにしてもよい。また、複数の予告アイコンを消化するための特有の演出(複数消化専用演出)を実行するようにしてもよく、1つの予告アイコンが消化されるよりも複数の予告アイコンが消化された方が大当りの信頼度が高くなるように構成されてもよい。
次に、第2のボタン予告アイコンI11が消化された後に実行されるボタン演出について説明する。
図84(Ba)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第2のボタン予告アイコンI11が表示されており、図柄変動表示が開始された後、図84(Bb)に示すタイミングで、第2のボタン予告アイコンI11が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第2のボタン予告アイコンI11が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。その後、第2のボタン予告アイコンI11が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図84(Bc)に示すように、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
次に、第2のボタン予告アイコンI11が消化された後に実行されるボタン演出の他の演出例について説明する。
図84(Ca)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第2のボタン予告アイコンI11が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では上述したボタンリーチ演出が行われており、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることが報知されている。その後、図84(Cb)のタイミングで、第2のボタン予告アイコンI11が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第2のボタン予告アイコンI11が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。その後、第2のボタン予告アイコンI11が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、既に、装飾図柄表示装置208に表示されているボタン画像136aに重なり、図84(Cc)に示されるように、演出ボタン136が突出した態様で表している突出ボタン画像136bに変化する。すなわち、大当りの信頼度がより高いボタンリーチ演出に昇格したことが示されている。
次に、本実施形態に係るパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について説明する。
図85は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であり、図86は、図85に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図87は、図86に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図88は、図87に示す演出の一例の続きを段階的に示す図であり、図89は、図88に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
なお、図85(1)〜図86(14)は、予告アイコンの増加演出において用いられていた予告アイコンが帽子の予告アイコンI6であったのが第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて図73(1)〜図74(14)と同様であるので、ここでの説明は省略する。また、図86(14)と図86(20)との間で行われる演出についても、予告アイコンの増加演出において用いられていた予告アイコンが全て第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて図74(15)〜同図(19)と同様である。
図86(20)では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの結果が確定表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。
そして、図86(21)では、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、さらに第4図柄の消灯までが行われているが、保留アイコンや装飾図柄に変化は未だ生じていない。
図86(22)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図86(23)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第1表示領域YA1から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。なお、図86(23)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1が4つ表示される等、同一の予告アイコンが予告アイコン表示領域285に複数表示されている場合には、例えば、最も左側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように予め設定されているが、予告アイコンの信頼度に応じて消化する順序を決めるようにしてもよい。また、いずれの予告アイコンを使用するかをランダムに決定するようにしてもよいし、最も右側に表示されている予告アイコンを優先して消化するように設定されていてもよい。すなわち、予告アイコンを消化する順序は上述したものに限定されず適宜に設定することができる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図86(24)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6に変化するとともに拡大表示され、その後、図86(25)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図86(26)に示すタイミングで、帽子の予告アイコンI6に付記されていた「継続」の文字表示が消去するとともに、帽子の予告アイコンI6が縮小表示された後、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に移動する表示が行われる。このように、本実施形態において、消化済みの予告アイコンを元の位置に再表示するようにしてもよい。なお、消化済みの予告アイコンが元の位置に再表示された場合に、消化済みであることを認識可能に表示するようにしてもよく、例えば、消化済みの予告アイコンが表示された表示領域をグレーアウト表示にしてもよいし、「済」という文字情報を付記してもよい。また、消化済みの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示された後に消去するようにしてもよい。
その後、図86(27)〜図87(33)に示される演出内容は、予告アイコン第1表示領域YA1に消化済みの帽子の予告アイコンI6が表示され、予告アイコン第2表示領域YA2〜予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンが全て第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて、図74(27)〜図75(33)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
装飾図柄表示装置208では、図87(34)に示すタイミングで、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第2表示領域YA2から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図87(35)に示すタイミングで帽子の予告アイコンI6に変化するとともに拡大表示され、その後、図87(36)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図87(37)に示すタイミングで、帽子の予告アイコンI6に付記されていた「継続」の文字表示が消去するとともに、帽子の予告アイコンI6が縮小表示された後、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に移動する表示が行われる。
その後、図87(38)〜同図(45)に示される演出内容は、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2に消化済みの帽子の予告アイコンI6がそれぞれ表示され、予告アイコン第3表示領域YA3及び予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンがいずれも第1の殿様の予告アイコンI1に変更された点を除いて、図75(38)〜図76(45)と同様であるので、ここでの説明は省略する。
装飾図柄表示装置208では、図87(46)に示すタイミングで、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第3表示領域YA3から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図87(47)に示すタイミングで千両箱の予告アイコンI9に変化するとともに拡大表示され、さらに、拡大表示された千両箱の予告アイコンI9の上方に、信頼度のより高い演出に移行することを予告する「昇格」の文字表示が付記表示される。なお、この文字表示は、千両箱の予告アイコンI9が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、千両箱の予告アイコンI9に付記されていた「昇格」の文字表示が消去するとともに、千両箱の予告アイコンI9が縮小表示された後、図87(48)に示すように、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第3表示領域YA3に移動する表示が行われる。
その後、図88(49)のタイミングで、上述したリーチ移行演出が開始される。本演出例ではリーチ移行演出が開始されると、図88(49)に示すように、装飾図柄表示装置208では、停電が発生したような演出表示が行われた後、信頼度の高い強リーチ演出(ボタンリーチ演出)が開始される。本演出例でのボタンリーチ演出が開始されると、図87(50−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転した背景に「チャンスなのか」という文字表示が行われた後、図88(50−2)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図88(51)に示すように、「熱すぎなのか」という文字表示が行われた後、図88(52)に示すタイミングで、「否」という文字表示が行われる。その後、図88(53)に示すように、「一撃」という文字表示が行われ、ボタン演出が行われることを報知する。
その後、図88(54)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。
そして、図88(55)に示すタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図88(56)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン画像136aが消去することで、ボタンリーチ演出に失敗した様子が示されている。
やがて、図88(57)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
図88(58)では、予告アイコン表示領域285も含めて一旦すべてが非表示になる。やがて、図88(59)では、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
その後、例えば、仮図柄停止表示から2秒が経過すると、図88(60)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。
その後、第1の殿様の予告アイコンI1が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図88(61)に示すタイミングで扇の予告アイコンI10に変化するとともに拡大表示される。このとき、例えば、拡大表示された扇の予告アイコンI10の下方に、大当りが確定すること報知する「祝福」の文字表示を付記してもよい。なお、文字表示を付記する場合、当該文字表示の付記表示が扇の予告アイコンI10が拡大表示されたのと同時に行われてもよいし、拡大表示されるよりも前に行われてもよいし、拡大表示された後に行われてもよい。
その後、装飾図柄表示装置208では、扇の予告アイコンI10が縮小表示された後、図89(62)に示すように、元の表示位置、すなわち、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第4表示領域YA4に移動する表示が行われる。その後、図89(63)のタイミングで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cでそれぞれ揺れ変動していた装飾図柄の変動表示が再開して再変動演出が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285は、引き続き表示されたままとなっている。
再変動演出では、図89(64)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われる。これまで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれで行われていた装飾図柄の変動表示が、装飾図柄表示装置208の表示領域の右下隅に移動し、縮小表示される。
やがて、図89(65)に示すように、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動が表示される。
そして、図89(66)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾1−装飾1」の大当り確定の装飾図柄の組み合わせが停止表示されている。このとき、第1特図表示装置212では、15R確変大当りである「特図A」が停止表示されるとともに、第4図柄表示装置284aでは、特図1の第4図柄(丸形の図形)が点灯している。その後は、図示をしないが、上述した大当り遊技開始演出が実行された後に、大当り遊技が開始される。
次に、上述した予告アイコンの増加演出の他の演出例について、図90〜図92を参照しながら説明する。ここで、図90〜図92は、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図90〜図92では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図90(8a)〜同図(9a)は、図85(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(8a)では、第1の殿様の予告アイコンI1ではなく、第3の殿様の予告アイコンI3を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、第2の殿様の予告アイコンI2についても同様にして行うことができる。すると、図89(9a)に示すタイミングで、投げられた第3の殿様の予告アイコンI3が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。
図90(8b)〜同図(9b)は、図85(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(8b)では、図85(8)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図90(9b)の場合では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう様子が示されている。すなわち、本実施形態では、殿様の予告アイコンを用いたガセ増加演出も実行可能である。
図90(8c)〜同図(9c)は、図85(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(8c)では、第1の殿様の予告アイコンI1が1つだけではなく、3つの第1の殿様の予告アイコンI1を同時に予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。なお、同時でなく、1つずつ順次投げつける演出表示であってもよい。
すると、図90(9c)に示すタイミングで、投げられた3つの第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2及び予告アイコン第3表示領域YA3にそれぞれ表示される。このように、この演出例では、複数の予告アイコンの増加を1回の増加演出で実行することができる。したがって、予告アイコンが一度に複数増えることで予告の実行回数の増加に対する期待感が向上し、演出効果を高めることができる場合がある。また、信頼度の高い予告アイコン(例えば、第3の殿様の予告アイコンI3)は、予告アイコン表示領域285に表示されにくく(ストックされにくく)、信頼度の低い予告アイコン(例えば、第1の殿様の予告アイコンI1)は、予告アイコン表示領域285に表示されやすい(ストックされやすい)ようにしてもよいし、その逆であってもよい。なお、この演出例では、同じ予告アイコン(第1の殿様の予告アイコンI1)を3つ増加させるようにしたが、信頼度の異なる複数種類の予告アイコンを同時に増加させるようにしてもよく、例えば、第1の殿様の予告アイコンI1と第3の殿様の予告アイコンI3を同時に増加させるようにしてもよい。
なお、この場合において、図90(9c´)に示すように、投げられた3つの第1の殿様の予告アイコンI1のうちの一部又は全部が予告アイコン表示領域285に到達せず、装飾図柄表示装置208の表示領域の左からフレームアウトしてしまう一部ガセ増加演出又は全部ガセ増加演出を実行するようにしてもよい。
図90(8e)は、図85(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(8e)では、先読み予告の表示態様(サボハニのキャラクタによる表示態様)で保留アイコンh12が表示されているときに、殿様のキャラクタYMが第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。このように、本実施形態では、保留アイコンによる先読み予告の実行中においても予告アイコンの増加演出を実行可能である。なお、予告アイコンの増加演出と保留アイコンによる先読み予告とが同時に行われないようにしてもよい。
図90(8f)は、図85(8)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(8f)では、装飾図柄表示装置208において変動アイコン表示領域280及び特図1の保留アイコン表示領域281を表示せず、演出用保留ランプ286により保留数表示が行われている。なお、図90(8f)では、説明の便宜のため、先読みの対象である2つ目の特図1の保留ランプにハッチングを施して示したが、実際には、1つ目の特図1の保留ランプと同様に、2つ目の特図1の保留ランプもデフォルトの発光態様によって点灯されている。
図90(8g)〜同図(9g−2)は、図85(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(8g)では、図85(8)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われている。
ところが、図90(9g−1)の場合では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285に到達せず、表示領域の下方に落下してしまう様子が示されている。そして、図90(9g−2)に示すように、第1の殿様の予告アイコンI1が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている特図1の保留アイコンh11に作用して先読み予告の表示態様に変化する演出表示(保留変化演出)が行われている。すなわち、本実施形態では、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコンとして予告アイコン表示領域285に表示されず、保留アイコンによる先読み予告の開始の契機として登場する場合もある。なお、第1の殿様の予告アイコンI1以外の予告アイコンを用いて保留変化演出が行われてもよく、例えば、大当りの信頼度が高い予告アイコンほど、保留変化演出が実行されにくいようにしてもよい。
図90(12h−1)〜同図(12h−2)は、図85(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図90(12h−1)では、図85(12)と同様、第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で装飾図柄の変動表示が行われている。その後、図90(12h−2)に示すように、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾6」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始される。このように、本実施形態では、予告アイコンが表示された状態でもリーチ演出を実行することができる。なお、このリーチ演出の結果、大当りとなってもよい。この場合、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンは、大当りの終了後に消去されるようにしてもよい。
図91(8i)〜同図(9i)は、図85(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図85(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図91(8i)では、図85(8)とは異なり、殿様のキャラクタYMではなく、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図91(8i)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図91(9i)に示すように、DJのキャラクタBYは、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYが予告アイコン表示領域285に置いていく予告アイコンの数は1つのみに限らず2つ以上であってもよい。また、1回のDJのキャラクタBYによる予告アイコンの増加演出において、複数種類の予告アイコンを予告アイコン表示領域285に置いていくようにしてもよい。このように、予告アイコンの増加演出を複数種類(例えば、殿様のキャラクタYMによる第一の予告アイコン増加演出、DJのキャラクタBYによる第二の予告アイコン増加演出)用意してもよく、このように構成することにより、演出が多様化して演出効果を高めることができる場合がある。
図91(8j)〜同図(9j)は、図85(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図85(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図91(8j)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図91(8j)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図91(9j)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されるとともに、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われる。なお、DJのキャラクタBYは、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも前面側のレイヤーに配置されており、予告アイコンの前面側を通過しているように表示されている。ここで、図91(9j´)に示すように、DJのキャラクタBYが、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンよりも背面側のレイヤーに配置することにより、予告アイコンの背面側を通過しているように表示してもよい。
図91(8k)〜同図(9k)は、図85(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図85(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図91(8k)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って表示領域の右側から出現する様子が示されている。図91(8k)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第3の殿様の予告アイコンI3を持って現れている。その後、図91(9k)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第3の殿様の予告アイコンI3を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された第1の殿様の予告アイコンI1に重ねるように、DJのキャラクタBYが第3の殿様の予告アイコンI3を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。すなわち、大当りの信頼度の低い予告アイコンを大当りの信頼度の高い予告アイコンに上書きすることで昇格する演出を行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この昇格演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに昇格演出が実行されるようにしてもよい。
図91(12l)は、図85(12)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図91(12l)に示す演出例では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンにそれぞれ「クエスチョンマーク」の文字表記を付随して表示されている。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1には第1の殿様の予告アイコンI1が表示され、予告アイコン第2表示領域YA2には第2の殿様の予告アイコンI2が表示され、予告アイコン第3表示領域YA3には第1の殿様の予告アイコンI1が表示され、予告アイコン第4表示領域YA4には第2の殿様の予告アイコンI2が表示され、予告アイコン第5表示領域YA5には第3の殿様の予告アイコンI3が表示され、予告アイコン第6表示領域YA6には第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、それぞれ「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されている。この演出例によれば、変化後の予告アイコンについて期待感を持たせることができる場合がある。
また、図91(12l´)に示すように、一部の変化前の予告アイコンについて、変化後の予告アイコンの種類を文字表記にて予告するようにしてもよい。例えば、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1と、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている第2の殿様の予告アイコンI2と、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている第2の殿様の予告アイコンI2は、「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されていて変化後の予告アイコンを認識することができいないが、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1には、「チャン目」の文字表記が付記されて手裏剣の予告アイコンI7に変化することが予告され、予告アイコン第5表示領域YA5に表示されている第3の殿様の予告アイコンI3には、「継続」の文字表記が付記されて帽子の予告アイコンI6に変化することが予告され、予告アイコン第6表示領域YA6に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1には、「継続」とともに「クエスチョンマーク」の文字表記が付記されて帽子の予告アイコンI6に変化することが予告されている。これらの文字表記は、全部または一部の予告アイコンについて一度に報知するようにしてもよいし、経時的に徐々に報知するようにしてもよい。
また、図91(12l´´)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されている全部または一部の予告アイコンを変化後の予告アイコンにして、変化後の予告アイコンが表示されているものについてのみ対応する文字表記を付記するようにしてもよい。
図92(8m−1)〜同図(9m)は、図85(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図85(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図92(8m−1)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図92(8m−1)に示す例では、DJのキャラクタBYは、千両箱の予告アイコンI9を持って現れている。その後、図92(8m−2)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた第1の殿様の予告アイコンI1が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、図92(9m)に示すように、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている千両箱の予告アイコンI9を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された第1の殿様の予告アイコンI1に重ねるように、DJのキャラクタBYが千両箱の予告アイコンI9を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。この演出例により、変化前の予告アイコンから変化後の予告アイコンへの上書きを行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この上書き演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに上書き演出が実行されるようにしてもよい。
図92(8n−1)〜同図(9n)は、図85(8)〜同図(9)に示される演出の他の演出例を示している。すなわち、図85(8)に示す演出例では、殿様のキャラクタYMが登場して予告アイコンを予告アイコン表示領域285に投げつけていたが、図92(8n−1)では、さらに、予告アイコンを持ったDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って装飾図柄表示装置208の表示領域の右側から出現する様子が示されている。図92(8n−1)に示す例では、DJのキャラクタBYは、第1の殿様の予告アイコンI1を持って現れている。その後、図92(8n−2)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMによって投げられた千両箱の予告アイコンI9が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示された後、図92(9n)に示すように、DJのキャラクタBYが、左上隅に向かって飛んでいきながら、持っている第1の殿様の予告アイコンI1を、殿様のキャラクタYMによって投げられて予告アイコン第1表示領域YA1に表示された千両箱の予告アイコンI9に重ねるように、DJのキャラクタBYが第1の殿様の予告アイコンI1を予告アイコン第1表示領域YA1に置いていく演出表示が行われる。このように、変化後の予告アイコンから変化前の予告アイコンへの上書きを行うようにしてもよい。このように、複数種類の予告アイコンの増加演出の実行時期が重なってもよく、これにより演出効果をより高めることができる場合がある。なお、この上書き演出は、同一図柄変動表示の実行中において行われてもよいし、複数回の図柄変動表示で行われてもよい。また、疑似連演出が行われるごとに上書き演出が実行されるようにしてもよい。また、上書き後の変化前の予告アイコン(例えば、第1の殿様の予告アイコンI1)が消化されたときに、変化後の予告アイコンが上書き前の予告アイコン(例えば、千両箱の予告アイコンI9)とは別の予告アイコンであってもよい。このとき、上書き前の予告アイコンが消化されるよりも上書き後の予告アイコンが消化された方が大当りの信頼度が高いように構成されてもよいし、大当りの信頼度が低いように構成されてもよいし、大当りの信頼度が変化しないように構成されてもよい。
次に、予告アイコンが変化する演出例について、図93を参照しながら説明する。ここで、図93は、予告アイコンが変化する演出例を段階的に示す図である。図93では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図93(A)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンはいずれもデフォルトの表示態様となっている。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、先読みの対象である保留であり、説明の便宜のため、ハッチングを施しているが、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と表示態様は同じである。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、第3の殿様の予告アイコンI3が表示されている。
そして、図93(A)に示すように、装飾図柄の変動表示中にプラカードを持った殿様のキャラクタYM2が出現している。このプラカードには、「変わるよ」との文字表記が付されており、予告アイコン及び保留アイコンのいずれかについて表示態様が変化することを予告している。
その後、所定のエフェクトが表示された後、予告アイコンの表示態様が変化する場合には、図93(B1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第3の殿様の予告アイコンI3が千両箱の予告アイコンI9に変化する。なお、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1の表示態様が変化してもよいし、両方の予告アイコンが変化してもよい。一方、保留アイコンの表示態様が変化する場合には、図93(B2)に示すように、デフォルトの表示態様で表示されていた1つ目の保留に対応する保留アイコンh11が先読み予告の表示態様に変化する。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12の表示態様が変化してもよいし、2つの保留アイコンh11,h12のいずれの表示態様も変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。このように、本演出例は、ある演出が行われた結果、保留アイコンを変化させずに予告アイコンを変化させる場合があり、前記ある演出が行われた結果、予告アイコンを変化させずに保留アイコンを変化させる場合があるものということができる。なお、この演出により保留アイコンと予告アイコンの両方の表示態様が変化する場合があってもよい。
また、39(C)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているが、右下に縮小して表示されている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンはいずれもデフォルトの表示態様となっている。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、先読みの対象である保留であり、説明の便宜のため、ハッチングを施しているが、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と表示態様は同じである。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1には、第1の殿様の予告アイコンI1が表示されており、予告アイコン第2表示領域YA2には、第3の殿様の予告アイコンI3が表示されている。
そして、図93(C)に示すように、装飾図柄表示装置208では、チビ姫チャンス演出が行われている。チビ姫チャンス演出は、上述した普図変動遊技が実行された場合に開始される場合がある演出である。チビ姫チャンス演出は、あみだくじを模した演出であって、チビ姫のキャラクタが5つのスタート地点からいずれかを選択し、選択されたスタート地点からあみだのルートに沿って移動し、ゴール地点に示されているアイコンに対応する演出が実行されることを予告するものである。例えば、チビ姫のキャラクタが二重丸のアイコンの示されたゴール地点に到達した場合には、第2特図始動口232の羽根部材2321がロング開放することを予告し、「激アツ」の文字表記が示されたゴール地点に到達した場合には、実行中の図柄変動表示の結果が大当りとなる可能性が高いことを示唆し、バツ印のアイコンが示されたゴール地点に到達した場合には、普図の変動表示結果がはずれであることを予告する。
さらに、本演出例では、殿様の予告アイコンが示されたゴール地点に到達した場合には、図93(D1)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示された変化前の予告アイコンのうちの少なくとも1つが変化後の予告アイコンに変化する。例えば、図93(D1)に示される例では、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた第3の殿様の予告アイコンI3が千両箱の予告アイコンI9に変化している。なお、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている第1の殿様の予告アイコンI1の表示態様が変化してもよいし、両方の予告アイコンが変化してもよい。
また、サボハニのキャラクタが示されたゴール地点に到達した場合には、図93(D2)に示すように、特図1の保留アイコン表示領域281におけるデフォルトの表示態様の保留アイコンのうちの少なくとも1つが先読み予告の表示態様に変化する。例えば、図93(D2)に示される例では、デフォルトの表示態様である1つ目の保留に対応する保留アイコンh11が先読み予告の表示態様に変化している。なお、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12の表示態様が変化してもよいし、2つの保留アイコンh11,h12のいずれの表示態様も変化してもよいし、変動アイコンh0の表示態様が変化してもよい。
このように、本演出例は、ある演出が行われた結果、保留アイコンを変化させずに予告アイコンを変化させる場合があり、前記ある演出が行われた結果、予告アイコンを変化させずに保留アイコンを変化させる場合があるものということができる。なお、この演出により保留アイコンと予告アイコンの両方の表示態様が変化する場合があってもよい。
次に、予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例について、図94を参照しながら説明する。ここで、図94は、予告アイコンの表示中に電断・復電した場合の表示例を段階的に示す図である。
図94(A)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われている。そして、特図1の保留アイコン表示領域281には、2つの保留アイコン(特図1の保留アイコンh11,h12)が表示されており、2つの図柄変動の開始が保留されていることが示されている。なお、これらの2つの保留アイコンのうち、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11は、先読み予告の表示態様となっており、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12は、デフォルトの表示態様となっている。また、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YA3には、千両箱の予告アイコンI9が表示されており、予告アイコン第4表示領域YA4には、扇の予告アイコンI10が表示されている。
図94(B)では、何らかの理由により電断が発生し、図94(C)には、瞬時に復電した直後の装飾図柄表示装置208が示されている。この図94(C)に示す装飾図柄表示装置208には、復帰表示である「復旧中 しばらくお待ちください」という文字表示がなされている。このとき、第1特図表示装置212は変動表示を再開し、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220及び普図保留ランプ216は、電断前の状態に復帰している。その後、図94(D)に示すように、図柄変動表示が終了し、第1特図表示装置212ははずれの表示結果である「特図I」が停止表示される。装飾図柄表示装置208では、図柄変動表示が終了すると、はずれに対応した装飾図柄の組み合わせである「装飾6−装飾2−装飾7」で停止表示される。そして、電断・復電した場合には、予告アイコン表示領域285に表示されていた予告アイコンはいずれも消去される。また、電断・復電した場合には、先読み予告の表示態様であった1つ目の保留に対応する保留アイコンh11もデフォルトの表示態様となる。なお、本実施形態において、電断・復電した場合は、RAM308内の特図1用先読み結果記憶部または特図2用先読み結果記憶部に記憶されている先読み結果情報が「未判定」情報となるように構成してもよい。ここで、主制御部300から第1副制御部へ送信される先読み結果情報を含むサブコマンドに「未判定」情報が含まれた保留が1つでもある場合は、「未判定」情報が含まれた保留が全て消化されるまでは予告アイコンの消化演出および増加演出を含む先読み予告を行わないようにしてもよい。また、電断・復電後に新たに増加した保留(先読み結果が保存された保留)についても先読み予告を行わず、「未判定」情報が含まれた保留が全て消化されてから先読み予告を行うようにしてもよいが、電断・復電後に新たに増加した保留については「未判定」情報が含まれた保留が消化される前に先読み予告を行えるようにしてもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について説明する。
図95は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコンの増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図であり、図96は、図95に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図95〜図96では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図95において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図95(1)は、上述した図73(5)に対応する表示である。ただし、装飾図柄表示装置208では、表示画面の中央に、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cのそれぞれに装飾図柄(第1装飾図柄)が大きく表示されるとともに、保留アイコン表示領域281の上方に、第2装飾図柄表示領域が形成され、3ケタの第2装飾図柄が小さく表示されている点で、図73(5)と異なっている。この第2装飾図柄表示領域で表示されている第2装飾図柄は、変動が開始した後は、確定停止するまでいずれの図柄列の装飾図柄も変動を継続するように構成されている。
図95(2)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、図73(6)とは異なり、「家」の文字を円形で囲った「家」の予告アイコンI21を所持している。
図95(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図95(4)に示すタイミングで、所持している「家」の予告アイコンI21を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図95(5)に示すタイミングで、投げられた「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図95(6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285に表示されることで、将来、後述する家紋演出が実行されかもしれないことを少なくとも示唆しているということができる。
その後、図95(7)〜同図(8)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示領域の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図95(9)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図95(10)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
図95(11)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。これも、第1の保留アイコンh11に対応する保留が先読みされた結果に基づき、予告アイコンの表示を行うことが決定された場合に実行される演出である。ここで、殿様のキャラクタYMは、「紋」の文字を円形で囲った「紋」の予告アイコンI22を所持している。

そして、図95(12)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図95(13)に示すタイミングで、所持している「紋」の予告アイコンI22を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図95(14)に示すタイミングで、投げられた「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示される。その後は、図95(6)と同様の演出表示が行われた後、図95(7)〜同図(8)と同様の演出表示が行われる。
その後、図95(16)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が報知される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図95(17)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図95(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾1」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、装飾図柄表示装置208では、図95(18)に続く、図96(19)に示されるタイミングで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「家」の予告アイコンI21と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「紋」の予告アイコンI22が同時に消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「家」の予告アイコンI21と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2からそれぞれ装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動する表示が行われる。なお、予告アイコン表示領域285は、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が消化された後で消去されるようにしてもよい。なお、予告アイコン表示領域285が消去されるタイミングは、予告アイコンの消化に対応する演出が開始されるときに消去されるようにしてもよいし、予告アイコンの消化に対応する演出が開始された後も表示が継続されるようにしてもよい。また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22の移動を開始するタイミングは同時であってもよいし、「家」の予告アイコンI21の移動開始が「紋」の予告アイコンI22の移動開始よりも早くてもよいし、「紋」の予告アイコンI22の移動開始が「家」の予告アイコンI21の移動開始よりも早くてもよい。
その後、「家」の予告アイコンI21及び「紋」の予告アイコンI22が装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図96(20)に示すタイミングで拡大表示された後、図96(21)に示すタイミングで、演出可動体224の一つである家紋役物224Bが装飾図柄表示装置208の上方より降下するとともに、装飾図柄表示装置208では、その旨のエフェクト画像が表示される家紋落下演出が行われる。また、このとき、第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下に小さく表示されている。
その後、図96(22)に示されるタイミングで、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展する。なお、剣豪リーチの演出内容は、図68〜図70に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。
本実施形態では、特定の2つの予告アイコン(例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22)が消化されることにより、対応する予告演出(家紋落下演出)が行われるように構成されている。なお、これらの予告アイコンが消化されても家紋落下演出が行われない場合があってもよいし、他の演出が行われる場合があってもよい。また、家紋落下演出が行われた場合には、当該図柄変動表示で大当りとなることが確約されてもよいし、ハズレの結果となる場合があってもよい。また、家紋落下演出が行われた場合の方が、家紋落下演出が行われない場合よりも大当りしやすいように構成されていてもよい。また、大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも家紋落下演出が行われる頻度が多いように構成されていてもよい。また、大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも特定の2つの予告アイコン(例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22)が消化されやすいように構成されていてもよい。
図97及び図98は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図97〜図98では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。
図97(a1)は、図95(5)とは異なり、「家」の予告アイコンI21よりも先に「紋」の予告アイコンI22が出現して予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図97(a2)に示すように、「家」の予告アイコンI21が出現して予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている。
その後、装飾図柄表示装置208では、図97(a3)に示されるタイミングで、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「紋」の予告アイコンI22と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「家」の予告アイコンI21が同時に消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた「紋」の予告アイコンI22と予告アイコン第2表示領域YA2に表示されていた「家」の予告アイコンI21が予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2からそれぞれ装飾図柄表示装置208の表示画面の中央まで移動する表示が行われる。なお、装飾図柄表示装置208では、「装飾1」によるリーチ状態が形成され、リーチ演出が開始されている。
その後、「紋」の予告アイコンI22及び「家」の予告アイコンI21がこの並び順で装飾図柄表示装置208の表示領域の中央まで移動すると、図97(a4−1)に示すタイミングで拡大表示される。このとき、「紋」「家」の並び順ではなく、正しい並び順(すなわち、「家」「紋」の並び順)で表示される。また、図97(a4−2)に示すように、「紋」「家」の並び順で「紋」の予告アイコンI22及び「家」の予告アイコンI21が拡大表示されてもよい。この演出例では、図97(a4−1)に示す場合にしても、同図(a4−2)に示す場合にしても、その後、上述した家紋落下演出が行われるように構成されているが、例えば、「家」「紋」の並び順(すなわち、正しい並び順)で予告アイコンが拡大表示された場合には、家紋落下演出が行われ、「紋」「家」の並び順(すなわち、正しくない並び順)で予告アイコンが拡大表示された場合には、家紋落下演出が行われないようにしてもよい。また、「紋」「家」の並び順で予告アイコンが拡大表示された場合は、「家」「紋」の並び順で予告アイコンが拡大表示された場合よりも家紋落下演出が開始されにくいように構成されてもよい。
図97(b1)〜同図(b6)は、家紋落下演出の別の演出形態を示している。
まず、図97(b1)に示される装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21のみが予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されている状態で、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285に表示されるのを待つことなく消化されている様子が示されている。そして、図97(b2)に示すように、「家」の予告アイコンI21のみが装飾図柄表示装置208の表示画面の中央で拡大表示されると、図97(b3)に示すように、家紋役物224Bが、装飾図柄表示装置208の上方からわずかに降下し、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部に配置されている予告アイコン表示領域285の一部の前面側にオーバーラップしながら、上下方向に振動しているように動作(煽り動作)している。このとき、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央右上部分では、家紋落下演出が行われる可能性があることを示す「家紋準備中」の文字表示が行われている。一方で、図97(b2)に示される装飾図柄表装置208では、「家」の予告アイコンI21が拡大表示されている一方で、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始されている。このとき、殿様のキャラクタYMは、「紋」の予告アイコンI22を所持している。そして、図97(b4)に示すように、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動し、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン表示領域285にむけて投げつけられると、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示される。
その後、図97(b5)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。なお、「紋」の予告アイコンI22は、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されたままとなっている。また、このとき、家紋役物224Bは、一旦初期位置に退避することで、図柄が確定停止していることを認識しやすくしているが、初期位置に退避せず、煽り動作を継続してもよい。一方、「家紋準備中」の文字表示は継続して表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図97(b6)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。このとき、退避していた家紋役物224Bは、再び下降し、煽り動作を再開する。この演出例では、その後、例えば、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている「紋」の予告アイコンI22が消化されると、家紋役物224Bが下降し、図96(21)に示される家紋落下演出が行われる。なお、「紋」の予告アイコンI22が消化されず、家紋落下演出が行われない場合があってもよい。また、図97(b2)において、後から表示された「紋」の予告アイコンI22が消化されるまで「家」の予告アイコンI21が拡大表示されたままで表示されていてもよい。その際、「紋」の予告アイコンI22がストックされてもよいが、ストックされずにそのまま消化されてもよい。
図97(c1)〜同図(c2−3)は、予告アイコン消化演出の他の演出例を示している。この演出例では、予告アイコンが消化されることにより、背景が変化する背景予告が行われている様子が示されている。
図97(c1)に示すように、装飾図柄表示装置208の予告アイコン表示領域285では、「殿」の文字を円形で囲った「殿」の予告アイコンI31が予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、「姫」の文字を円形で囲った「姫」の予告アイコンI32が予告アイコン第2表示領域YA2に表示され、「爺」の文字を円形で囲った「爺」の予告アイコンI33が予告アイコン第3表示領域YA3に表示されている。
図97(c2−1)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンが消化された後の背景表示の様子が示されている。図97(c2−1)に示されるように、これら3つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から爺の顔がアップされた画像と、殿様の顔がアップされた画像と、姫の顔がアップされた画像とが3等分された背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンが全て消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が最も高いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、3つの予告アイコンが同時に消化されてもよいし、1つずつ消化されてもよい。ここで、3つの予告アイコンが1つずつ消化される場合には、消化される予告アイコンの順番により大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31>「姫」の予告アイコンI32>「爺」の予告アイコンI33の順で消化されると最も信頼度が高いようにしてもよいが、消化順序と大当りに対する信頼度との関係については適宜設定することができる。
また、図97(c2−2)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうち、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33のみが消化された後の背景表示の様子が示されている。図97(c2−2)に示されるように、これら2つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から姫の顔がアップされた画像と、爺の顔がアップされた画像とが2等分された背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうちの2つの予告アイコンが消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が比較的高いが、3つの予告アイコンが消化された場合よりも信頼度が低いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、本実施形態では、3つの予告アイコンのうち、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された例について説明したが、これに限定されず、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が消化されてもよいし、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が消化されてもよい。また、消化される予告アイコンの組合せにより大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が消化された場合は、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33や、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高く、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合は、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、図97(c2−3)では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうち、「爺」の予告アイコンI33のみが消化された後の背景表示の様子が示されている。図97(c2−3)に示されるように、この1つの予告アイコンが消化されると、装飾図柄表示装置208では、爺の顔がアップされた画像が表示画面全体に表される背景表示が表示される。本実施形態では、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33の3つの予告アイコンのうちの1つの予告アイコンが消化されると、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が、2つの予告アイコンが消化された場合よりも信頼度が低いことを示す背景表示が表示されるように構成されている。また、本実施形態では、3つの予告アイコンのうち、「爺」の予告アイコンI33が消化された例について説明したが、これに限定されず、例えば、「殿」の予告アイコンI31が消化されてもよいし、「姫」の予告アイコンI32が消化されてよい。また、消化される予告アイコンにより大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31が消化された場合は、「姫」の予告アイコンI32や「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高く、「姫」の予告アイコンI32が消化された場合は、「爺」の予告アイコンI33が消化された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、この演出例では、3つの予告アイコンが全て表示される例について説明したが、1つあるいは2つだけ表示される場合があってもよい。この場合、表示される予告アイコンの種類によって大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよく、例えば、「殿」の予告アイコンI31が表示された場合は、「姫」の予告アイコンI32や「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高く、「姫」の予告アイコンI32が表示された場合は、「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいし、また、例えば、「殿」の予告アイコンI31及び「姫」の予告アイコンI32が表示された場合は、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33や、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高く、「殿」の予告アイコンI31及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合は、「姫」の予告アイコンI32及び「爺」の予告アイコンI33が表示された場合よりも大当りの信頼度が高いようにしてもよいが、これらは適宜に設定することができる。
また、この演出例では、消化された予告アイコンの種類に対応する背景表示が表示されるように構成されているが、消化された予告アイコンの種類に対応する背景表示とは異なる背景表示が表示される場合があってもよいし、背景表示が変化しない場合があってもよく、この場合は、いわゆる法則崩れとして、大当り確定であること報知するものであってもよい。
また、3つの予告アイコンを表示する場合に、1回の図柄変動表示において3つの予告アイコンを表示するようにしてもよいし、図柄変動表示が行われる毎に1つずつ予告アイコンを表示するようにしてもよい。この場合において、表示する順序により大当りに対する信頼度が異なるようにしてもよい。
また、この演出例において、「殿」の予告アイコンI31が消化された場合には、殿様のキャラクタが出現して殿リーチが開始され、「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、姫のキャラクタが出現して姫リーチが開始され、「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、爺のキャラクタが出現して爺リーチが開始されるようにしてもよい。また、「爺」の予告アイコンI33と「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、爺のキャラクタと姫のキャラクタが出現して爺&姫リーチが開始され、「殿」の予告アイコンI31と「姫」の予告アイコンI32が消化された場合には、殿様のキャラクタと姫のキャラクタが出現して殿&姫リーチが開始され、「殿」の予告アイコンI31と「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、殿様のキャラクタと爺のキャラクタが出現して殿&爺リーチが開始されるようにしてもよい。また、「殿」の予告アイコンI31と「姫」の予告アイコンI32と「爺」の予告アイコンI33が消化された場合には、殿様のキャラクタと姫のキャラクタと爺のキャラクタが出現して殿&姫&爺リーチが開始されるようにしてもよい。このように、消化された予告アイコンが示すキャラクタに対応したリーチ演出表示が行われるようにしてもよい。
また、これらの予告アイコンが消化されて表示されるものは、上述したリーチ演出や背景表示の予告に限定されず、例えば、大当り遊技における演出モードや図柄変動中のモードの変更が行われるようにしてもよい、その他の予告(例えば、予告アイコンを増加させるキャラクタなどの各種予告)が行われてもよい。また、予告アイコンが消化されて行われる演出は演出表示に限らず、消化された予告アイコンに対応する音声出力(例えば、楽曲等)が行われるようにしてもよいし、消化された予告アイコンに対応する発光パターンによる演出が行われるようにしてもよい。
次に、図98を参照して、「家」の予告アイコンI21が消化されたときと、「紋」の予告アイコンI22が消化されたときとで、それぞれに対する演出が行われる場合がある例について説明する。
まず、図98(d1)に示される装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されており、「紋」の予告アイコンI22が予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄が「装飾1」によるリーチ状態を形成しており、リーチ演出が開始されている。
その後、図98(d2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のうちの、「家」の予告アイコンI21のみが消化されている様子が示されている。すると、図98(d3)に示すように、「家」の予告アイコンI21が拡大し、中図柄表示領域208bに中図柄として表示される。すなわち、「家」の予告アイコンI21が消化されることにより、特殊図柄であるチャンス図柄に変更する様子が示されている。
その後、例えば、図98(d4−1)に示すように、チャンス図柄が表示されたことに関連してエフェクト画像を表示したり、図98(d4−2)に示すように、エフェクト画像とともに家紋役物224Bを落下させる家紋落下演出が行われたりする場合がある。このような演出が行われた後は、例えば、上述した剣豪リーチに移行する場合がある。なお、エフェクト画像の表示を行うことなく家紋役物224Bを落下させる演出を行った後に剣豪リーチに移行するようにしてもよいし、エフェクト画像も家紋役物224Bの落下も行わずに剣豪リーチに移行するようにしてもよい。また、図98(d4−3)に示すように、「家」の予告アイコンI21が消化されたことによるなんらの演出を行わず、ノーマルリーチ演出が開始される場合があってもよい。
また、チャンス図柄が停止表示されたことに伴って、別のスーパーリーチ(家紋チャレンジリーチ)に移行するようにしてもよい。例えば、図98(d3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−チャンス図柄−装飾1」の組合せで停止表示された後、図98(d4−4)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、家紋チャレンジリーチに移行したことを示す「家紋チャレンジ」の文字表示が行われる。第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下隅部で「装飾1−チャンス図柄−装飾1」の組合せを維持しつつ揺れ変動が行われている。
続いて、図98(d5−4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMがロープで「紋」の予告アイコンI22を引っ張る様子が示されており、「紋」の予告アイコンI22がひきつけられることにより、大当りへの期待感が高くなることを示唆している。
図98(d6−4)に示すように、殿様のキャラクタYMが「紋」の予告アイコンI22を引き寄せることに成功すると、図98(d7−4)に示すように、家紋役物224Bが落下するとともに所定のエフェクト画像が表示される家紋落下演出が行われる。すなわち、「紋」の予告アイコンI22の消化に成功したということができる。なお、家紋落下演出が行われた後は、例えば、上述した剣豪リーチに移行することとなる。
一方、図98(d6−4a)に示すように、殿様のキャラクタYMが引っ張っているロープが切れて「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに失敗する場合もある。この場合は、例えば、図98(d7−4a)に示すように、所定のエフェクト画像のみが表示された後、上述した剣豪リーチに移行するようにしてもよい。この場合、「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに成功した場合に比べて大当りに対する信頼度が低いようにしてもよい。また、図98(d6−4b)に示すように、殿様のキャラクタYMが引っ張っているロープが切れて「紋」の予告アイコンI22の引き寄せに失敗した場合には、図98(d7−4b)に示すように、このままハズレの結果を表示するようにしてもよい。なお、「紋」の予告アイコンI22が先に消化された場合も同様であってもよい。また、「家」の予告アイコンI21が消化された場合よりも「紋」の予告アイコンI22が消化された場合の方が、家紋落下演出が発生しやすいように構成されていてもよいし、その逆であってもよい。
なお、上述した「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32、「爺」の予告アイコンI33の他にも、これらのアイコンに似せたガセの予告アイコンがあってもよく、例えば、「宇」の予告アイコンや、「鮫」の予告アイコンや、「古」の予告アイコンや、「臣」の予告アイコンや、「婆」の予告アイコン等を用意するようにしてもよい。例えば、「家」の予告アイコンと「鮫」の予告アイコンを消化しても、家紋落下演出が行われないようにしてもよいし、「家」の予告アイコンと「紋」の予告アイコンを消化したときよりも「家」の予告アイコンと「鮫」の予告アイコンを消化したときの方が、家紋落下演出を低い頻度で行うようにしてもよい。また、「鮫」などのガセの予告アイコンが「紋」などの予告アイコンに変化してもよい。
また、上述した演出例では、「家」と「紋」の2文字で1つの単語を形成するものであり、その単語が形成される要件を満たすことにより、所定の演出が行われるようにしたが、例えば、3文字以上によって構成される単語を用いてこの演出例に適用するようにしてもよく、例えば、「疑」の予告アイコンと、「似」の予告アイコンと、「連」の予告アイコンの3つのアイコンが消化された場合に、疑似連演出が行われるようにしてもよい。
また、この演出例において、例えば、「家」の予告アイコンI21と、「紋」の予告アイコンI22をストックしたいときに、予告アイコン表示領域285に1つしかストックの空きがないような場合には、「家」の予告アイコンI21も「紋」の予告アイコンI22のいずれも表示しないように構成してもよい。また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のいずれか一方の予告アイコンのみを表示するようにしてもよく、この場合、表示できなかった方の予告アイコンを、予告アイコン表示領域285に空きが生じた場合に増加表示するようにしてもよいし、予告アイコン表示領域285に空きが生じなかった場合には、そもそも表示した予告アイコンの消化すらしないようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に空きが生じても予告アイコンをストックせず、そのまま消化するようにしてもよい。
また、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22を消化するまでに、予告アイコン表示領域285に空きがなく、少なくともいずれか一方が表示されていない場合において、例えば、「家」の予告アイコンI21を消化する際に「紋」の予告アイコンI22も一緒に消化する演出を行ってもよいし、「家」の予告アイコンI21のみが消化された演出を行ってもよい。
図99は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図99では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図99(e1)において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留アイコンであり、その表示態様が他の保留アイコン(例えば、1つ目の保留アイコンh11)よりも大きく表示されており、先読み予告の表示態様となっている。
図99(e1)に示される装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄が変動表示している。第1装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の中央に、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cのそれぞれに装飾図柄が大きく表示された態様で変動表示している。また、第2装飾図柄は、装飾図柄表示装置208の表示画面の左側端部において小さく表示されている。また、予告アイコン表示領域285では、いずれの表示領域においても予告アイコンは表示されていない。この演出例では、先読み予告の表示態様である2つ目の保留アイコンh12は、様々なパーツが付与されていく様子が示されており、図99(e1)では、保留アイコン表示領域281に示されている2つ目の保留アイコンh12は、第一の予告パーツP1を構成している。この第一の予告パーツP1は、雪だるまの胴体部分を模した画像である。そして、図99(e1)に示される装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側から悪徳商人のキャラクタECがフレームインしている様子が示されており、この悪徳商人のキャラクタECは、第一の予告パーツP1に付与する第二の予告パーツP2を運んでいる。第二の予告パーツP2は、雪だるまの頭部を模した画像である。
その後、図99(e2)に示されるタイミングで、装飾図柄表示装置208では、悪徳商人のキャラクタECが第一の予告パーツP1の上部に第二の予告パーツP2を取り付ける様子が示される。また、一方、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、第三の予告パーツP3を所持している。この第三の予告パーツP3は、雪だるまの頭部に被せるバケツを模した画像である。
図99(e3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、悪徳商人のキャラクタECはフレームアウトするとともに、第二の予告パーツP2には、目と口が描かれる。一方、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図99(e4)に示すタイミングになると、所持している第三の予告パーツP3を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図99(e5)に示すタイミングで、投げられた第三の予告パーツP3が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示される。すなわち、本実施形態では、予告アイコン表示領域285に、保留アイコンを構成する予告パーツをストックする機能を有しているということができる。その後は、図95(6)〜同図(8)に示して上述した要領で殿様のキャラクタYMがフレームアウトする。
図99(e6)は、ハズレの表示結果が導出され、保留されている特図1の変動表示が1つ消化されて図柄変動表示が開始されている様子が示されている。
その後、図99(e7)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に、チャンスルーレット表示領域287が表示される。チャンスルーレット表示領域287は、例えば、保留アイコンがデフォルトの表示態様から先読み予告の表示態様に変更されることを報知したり、既に先読み予告の表示態様である保留アイコンの表示態様がより大当りの信頼度の高い表示態様に変更されることを報知したりする。また、実行中の図柄変動表示における大当り予告表示も行ったりする。さらに、本実施形態では、予告アイコンが表示されることを報知したりする場合もある。図99(e7)に示される装飾図柄表示装置208では、チャンスルーレット表示領域287において図柄の変動表示が開始されている。
その後、図99(e8)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第三の予告パーツP3が消化されている様子が示されている。この第三の予告パーツP3は、雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンに向けて移動している。一方で、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右側からDJのキャラクタBYが空飛ぶ絨毯に乗って出現し、表示画面の右側から左側に向けて飛んでいく様子が示されている。このDJのキャラクタBYは、第四の予告パーツP4を所持している。この第四の予告パーツP4は、雪だるまの首部に巻き付けるマフラーを模した画像である。
その後、図99(e9)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第三の予告パーツP3は、雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンh11を構成する頭部を模した第二の予告パーツP2の上部に被せられるとともに、DJのキャラクタBYは、表示画面の左上隅に向かって飛んでいきながら、所持している第四の予告パーツP4を予告アイコン表示領域285の予告アイコン第2表示領域YA2に置いていく演出表示が行われている。なお、チャンスルーレット表示領域287では、未だ図柄の変動表示が行われている。
その後、図99(e10)に示される装飾図柄表示装置208では、チャンスルーレット表示領域287において、第五の予告パーツP5とともに「Get」の文字が表示された表示結果が導出されている。すなわち、第五の予告パーツP5が表示されることが報知されている。第五の予告パーツP5は、雪だるまの両腕として機能する一対の小枝を模した画像である。
すると、図99(e11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第五の予告パーツP5が雪だるまの表示態様である1つ目の保留アイコンh11を構成する胴部を模した第一の予告パーツP1の上部左右に取り付けられる。なお、図99(e11´)に示すように、第五の予告パーツP5をすぐに装着せずに、一旦、第三の予告アイコンP3が表示されていた予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に一旦表示(ストック)するようにしてもよい。なお、この場合、予告アイコン第1表示領域YA1に表示せず、他の表示領域(例えば、予告アイコン第3表示領域YA3等)に表示するようにしてもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図99(e12)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。なお、この演出例では、このとき、変動アイコンh0が表示されたままであるが、消去されていてもよい。なお、第四の予告パーツP4は、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されたままとなっている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図99(e13)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図99(e14−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第四の予告パーツP4が消化されている様子が示されている。この第四の予告パーツP4は、雪だるまの表示態様である変動アイコンh0に向けて移動している。その後、第四の予告パーツP4は、図99(e15−1)に示すように、雪だるまの表示態様である変動アイコンh0の首部に巻き付けられ、雪だるまの表示態様の変動アイコンh0(あるいは、保留アイコン)が完成する。これにより、当該図柄変動表示における大当りへの信頼度が高いことが報知される。なお、この完成した雪だるまの表示態様が保留アイコンである場合は、先読み予告として表示され、しかも、その変動における大当りへの信頼度が高いことが報知されることとなる。
また、第四の予告パーツP4は、通常の図柄変動表示中に限らず、例えば、スーパーリーチ演出が行われているときに装着されるようにしてもよく、例えば、図99(e14−2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、剣豪リーチにおいて、第四の予告パーツP4が消化され、図99(e15−2)に示されるタイミングで、雪だるまの表示態様の変動アイコンh0に装着されるようにしてもよい。ここで、変動アイコンh0は、スーパーリーチに移行したことに伴い、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が下方にフレームアウトするため、これに伴い、表示位置が下方に変位している。
なお、この演出例では、表示された予告パーツは全て先読み予告の対象である保留アイコンに装着するようにしたが、例えば、表示された予告パーツが消化するが、保留アイコンへの装着に失敗する表示が行われてもよい。この場合、大当りの信頼度が低下するようにしてもよい。また、表示された予告パーツが消化されたときに、先読みの対象である保留アイコン以外の保留アイコンに装着され、他の保留の先読み予告として機能したり、先読みの対象でない変動アイコンに装着されて、当該図柄変動表示における予告表示として機能したりしてもよい。
図100は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の変形例を段階的に示す図であり、図101は、図100に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図100〜図101では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図100において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。また、図100〜図101では、メイン表示装置としての第1装飾図柄表示装置208Aと、サブ表示装置としての第2装飾図柄表示装置208Bとを備えた点において、上述した実施形態と異なっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Bは、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側に配置されており、第2装飾図柄表示装置208Bの下端縁が、第1装飾図柄表示装置208Aの上端縁の一部の前側に重なっている。そして、第1装飾図柄表示装置208Aには、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の左上隅部に第2装飾図柄の変動表示が行われている。そして、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って大きく表示されており、装飾図柄の視認性の向上が図られる場合がある。
図100(1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208A及び第2装飾図柄表示装置208Bでは、第1装飾図柄の変動表示が行われるとともに、第1装飾図柄表示装置208Aでは、第2装飾図柄の変動表示が行われている。なお、図100(1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aも第2装飾図柄表示装置208Bのいずれも予告アイコン表示領域は表示されていない。
図100(2)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Aでは、殿様のキャラクタYMが第1装飾図柄表示装置208Aの右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、殿様のキャラクタYMの出現に応じて、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り替わる。この予告アイコン表示領域285Aは、予告アイコン第1表示領域YA1、予告アイコン第2表示領域YA2、予告アイコン第3表示領域及び予告アイコン第4表示領域YA4の4つの表示領域に区画されている。なお、予告アイコンが表示される表示領域はこれに限定されず、3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。また、例えば、予告アイコンが表示可能な表示領域の最大数が8つであるが、第2装飾図柄表示装置208Bでは、8つよりも少ない4つの表示領域が表示されている場合に、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の4つの表示領域の全てに予告アイコンが表示された場合には、表示領域を増加する表示を行い、さらに予告アイコンのストックが可能であることを報知してもよく、例えば、表示中の表示領域が予告アイコンで満タンとなるごとに、表示領域を1つずつ増加するようにしてもよいし、4つの表示領域が予告アイコンで満タンとなった場合には、非表示であった残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、殿様のキャラクタYMが出現したときに、殿様のキャラクタYMが所持する予告アイコンの数だけ、表示領域を増加するようにしてもよい。具体的には、例えば、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の予告アイコン表示領域における表示領域の数が4つであって、これら4つの表示領域が予告アイコンで満タンとされている場合において、殿様演出が開始されたときに、殿様のキャラクタYMが1つの予告アイコンを所持している場合には、殿様のキャラクタYMが予告アイコンを投げつける動作が行われる際に、表示領域を1つだけ増加するようにしてもよいし、表示可能な残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、殿様のキャラクタYMが3つの予告アイコンを所持している場合には、殿様のキャラクタYMが予告アイコンを投げつける動作が行われる際に、表示領域を3つだけ増加するようにしてもよいし、表示可能な残り4つの表示領域を全て表示するようにしてもよい。また、例えば、予告アイコンが表示可能な表示領域の最大数が8つであるが、第2装飾図柄表示装置208Bでは、8つよりも少ない4つの表示領域が表示されている場合に、第2装飾図柄表示装置208Bに表示中の4つの表示領域の全てに予告アイコンが表示された場合には、当該4つの予告アイコンが表示された4つの表示領域からなる予告アイコン表示領域(第1の予告アイコン表示領域)を縮小表示し、未だ予告アイコンが表示されていない新たな4つの表示領域からなる予告アイコン表示領域(第2の予告アイコン表示領域)を新たに表示し、この第2の予告アイコン表示領域に新たにストックする予告アイコンを表示するようにしてもよい。ここで、第2の予告アイコン表示領域を表示するタイミングは、第1の予告アイコン表示領域が満タンとなったタイミングであってもよいし、予告アイコンが新たにストックされるタイミングであってもよい。また、予告アイコン表示領域285Aに表示されている予告アイコンの数を第1装飾図柄表示装置208Aあるいは第2装飾図柄表示装置208Bに表示するようにしてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Bにおいて、例えば、スーパーリーチ演出を行う場合に、予告アイコン表示領域285を縮小表示したり、予告アイコン表示領域285に換えて、予告アイコンのストック数を表示したり、予告アイコン表示領域285Aを消去するようにしてもよい。このように、第2装飾図柄表示装置208Bにおいて、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り替わることで先読み予告を行うことができる場合がある。
図100(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図100(4)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285Aに向けて投げつける演出表示が行われる。この演出例では、殿様のキャラクタYMが投げた帽子の予告アイコンI6は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとを跨いで表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6が、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bにかけて表示される場合があるということができる。なお、予告アイコンを予告アイコン表示領域285Aに表示する際に、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨がないようにしてもよく、例えば、第1装飾図柄表示装置208Aに表示された、所定のワープ入口に入った予告アイコンが、第2装飾図柄表示装置208Bの所定位置に出現した後、予告アイコン表示領域285Aに表示するようにしてもよい。
すると、図100(5)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図100(6)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。これにより、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285Aに表示されることで、将来、疑似連演出演出が実行される可能性があることを予告している。その後、殿様のキャラクタYMは、第1装飾図柄表示装置208Aの表示領域の下方に向けてフレームアウトする。
図100(7)は、第1装飾図柄表示装置208Aにおいて、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、予告アイコン表示領域285Aを含む表示が継続され、予告アイコン第1表示領域YA1には帽子の予告アイコンI6が表示されている。
その後、1つ目の特図1の変動表示の保留に基づく図柄変動表示が行われた結果、図100(8)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。なお、第2装飾図柄も「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組合せで停止表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。一方、第2装飾図柄表示装置208Bでは、相変わらず予告アイコン表示領域285Aを含む表示が継続され、予告アイコン第1表示領域YA1には帽子の予告アイコンI6が表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始されると、図100(9)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図100(10)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bにおける予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子のアイコンI6が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン第1表示領域YA1から第1装飾図柄表示装置208Aの表示領域の中央まで移動する表示が行われる。このとき、帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6が、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aにかけて表示される場合があるということができる。なお、予告アイコンを消化する際に、第2装飾図柄表示装置208Bと第1装飾図柄表示装置208Aとに跨がないように予告アイコンを表示するようにしてもよい。また、このとき、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるようにしてもよい。
その後、図100(11)に示すように、消化された帽子の予告アイコンI6は、第1装飾図柄表示装置208Aの表示画面の中央まで移動した後、図100(12)に示すタイミングで拡大表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるタイミングを、図100(11)に示される、消化された予告アイコンが第1装飾図柄表示装置208Aの中央まで移動したタイミングであってもよいし、図100(12)に示される、予告アイコンが拡大表示されるタイミングであってもよい。
図100(12)から続く図101(13)では、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方に、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が付記表示される。なお、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替えるタイミングを、「継続」の文字表示が付記表示されるタイミングであってもよいし、「継続」の文字表示が付記表示された後のタイミングであってもよいし、「継続」の文字表示が付記表示される前のタイミングであってもよい。
その後、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図101(14)のタイミングで、帽子の予告アイコンI6が「継続」の文字表示とともに消去し、第2装飾図柄表示装置208Bでは、予告アイコン表示領域285Aを含む表示から背景表示に切り替わっている。このとき、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに跨って変動表示が行われている。すなわち、第1装飾図柄は、2つの表示画面に亘って表示されている。一方、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの表示画面の左上隅部に小さく表示されている。すなわち、第2装飾図柄は、1つの表示画面上で表示されている。その後、図101(15)に示すように、左図柄と右図柄が停止表示する。このとき、左図柄には「装飾1」が表示され、右図柄には「装飾2」が表示されている。すなわち、非リーチ状態であることが示されている。
その後、図101(16)に示されるタイミングで、拡大表示された番長のキャラクタBC2が出現し、第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示された後、図101(17)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが装飾図柄表示装置208の右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。このとき、番長のキャラクタBCに突き上げられた右図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨って表示されている。なお、図101(16)に示す場合において、番長のキャラクタBC2が第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bとに跨いで表示しなくてもよい。ここで、「跨って表示する」とは、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域(表示パネル)と第2装飾図柄表示装置208Bの画像表示領域(表示パネル)に互いに連携して表示されることであってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域及び第2装飾図柄表示装置208Bの画像表示領域によって一体的に表示を行うことであってもよい。また、第1装飾図柄表示装置208Aの画像表示領域から第2装飾図柄表示装置208Bに移動する表示を行うことであってもよい。
その後、図101(18)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bの上方から疑似連図柄がフレームインし、下方に向けて低速で移動する表示が行われる。このとき、疑似連図柄は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される。
そして、図101(19)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、図101(19)に示されるタイミングで疑似連図柄が中図柄表示領域208bで停止表示される。その後は、例えば、図75(31)以降に示して上述した要領で疑似連演出が行われる。
図102及び図103は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図であり、図104は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。なお、図102〜図104では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。また、図102及び図103において、保留アイコン表示領域281における先読み予告の対象である保留アイコンについては、理解の用意のためにハッチングが施されているが、表示態様は、デフォルトの表示態様となっている。
図102(a1)〜同図(a7−2)では、図100〜図101に示された構成と同様であるが、第2装飾図柄表示装置208Bが上下方向に移動可能に構成されており、第2装飾図柄表示装置208Bが下降した場合には、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側にオーバーラップすることができるように構成されている点で異なっている。
図102(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aでは、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の左上隅部に第2装飾図柄の変動表示が行われている。そして、第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って大きく表示されており、装飾図柄の視認性の向上が図られる場合がある。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、表示画面の右下隅部に、チャンスルーレット表示領域287が表示されており、図柄の変動表示が行われている。チャンスルーレット表示領域287に表示される内容は、図99に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。なお、図102(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Aも第2装飾図柄表示装置208Bのいずれも予告アイコン表示領域は表示されていない。
その後、図102(a2)に示されるタイミングとなると、第1装飾図柄表示装置208Aでは、チャンスルーレット表示領域287において、帽子の予告アイコンI6が導出表示される。すると、図102(a3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bが下降して第1装飾図柄表示装置208Aの前面側の略中央にオーバーラップする。このとき、第2装飾図柄表示装置208Bでは、背景表示から予告アイコン表示領域285Aを含む表示に切り換えられる。また、第1装飾図柄表示装置208Aでは、第2装飾図柄表示装置208Bの周囲を囲うようなエフェクト画像を表示し、第2装飾図柄表示装置208Bを目立たせるようにしている。なお、図102(a3)に示される予告アイコン表示領域285Aは、図100(2)に示して上述したのと同様であるため、詳しい説明は省略する。
そして、図102(a4)に示すように、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に、チャンスルーレット表示領域287において導出表示された帽子の予告アイコンI6が表示された後、図102(a5−1)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Bは、上昇して初期位置に戻る。なお、図102(a5−1)に示されるタイミングでは、特図1の変動表示が終了し、ハズレの結果である「装飾1−装飾4−装飾2」の組合せで停止表示している。なお、このとき、変動アイコンh0は消去されていないが、特図1の変動表示が終了するよりも前のタイミングで消去されてもよい。また、図102(a5−1)では、第2装飾図柄でのみハズレの結果を表示し、第1装飾図柄を表示していないが、第1装飾図柄を表示し、この第1装飾図柄においてもハズレの結果を表示するようにしてもよい。この演出例では、予告アイコンが表示(ストック)されるときに、第2装飾図柄表示装置208Bを可動することにより、予告アイコンがストックされることを認識しやすくすることができる場合がある。なお、第2装飾図柄表示装置208Bは、図柄停止表示中は、動作しないように構成されているが、図柄停止表示中においても動作可能に構成されてもよい。また、図柄停止表示中及び図柄変動表示中にかかわらず、第2装飾図柄表示装置208Bの動作を中断せずに継続して行うようにしてもよい。
一方、図102(a5−2)に示すように、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示された後でも、第2装飾図柄表示装置208Bを上昇させず、第1装飾図柄表示装置208Aの前面側でオーバーラップした状態を維持するようにしてもよい。この例では、例えば、第2装飾図柄表示装置208Bは、予告アイコン表示領域285Aに表示された予告アイコンがすべて消化する図柄変動表示が終了するまで下降した状態が維持されるが、どのタイミングで第2装飾図柄表示装置208Bを上昇させるかについては、適宜設定することができる。なお、図102(a5−2)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が終了し、第1装飾図柄及び第2装飾図柄のいずれもハズレの結果である「装飾7−装飾6−装飾2」の組合せで停止表示している。ここで、第1装飾図柄は、第2装飾図柄表示装置208Bの右上隅部に表示され、第2装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの左上隅部に表示されているが、各装飾図柄の表示位置は任意に設定することができる。
図102(a6−2)は、その後、保留が2つ消化され、先読みの対象である図柄変動表示が開始されている様子が示されている。具体的には、第2装飾図柄表示装置208Bの右上隅部では、第1装飾図柄の変動表示が行われており、第1装飾図柄表示装置208Aの左上隅部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
その後、予告アイコン表示領域285Aの予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されると、図102(a7−2)に示すように、帽子の予告アイコンI6が拡大し、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aにまではみ出して表示される。すなわち、帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに亘って表示されている。また、拡大表示された帽子の予告アイコンI6の下方には、疑似連演出が行われることを予告する「継続」の文字表示が、第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに亘って表示されている。なお、このとき、第2装飾図柄表示装置208Bに表示されていた第1装飾図柄は、第1装飾図柄表示装置208Aの右上隅部に移動して、遊技者に視認しやすくしている。また、第2装飾図柄表示装置208Bは、その後、上昇して初期位置に戻るようにしてもよいし、当該図柄変動が終了するまで、下降した状態を維持するようにしてもよい。
図102(b1)〜同図(b4)は、第2装飾図柄表示装置208Bに換えて、遊技盤200の所定位置(例えば、装飾図柄表示装置208の下方近傍位置)に、予告アイコン表示数表示装置288が設けられた例を示している。この予告アイコン表示数表示装置288は、例えば、2つの7セグによって構成され、予告アイコンが表示されている数(ストック数)を表示することができる。
図102(b1)〜同図(b3)は、図74(17)〜同図(19)と同様の演出内容であるが、この演出例において適用されている予告アイコン表示数表示装置288では、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数に応じて数値が変化している様子が示されている。すなわち、図102(b1)では、予告アイコン表示領域285において帽子の予告アイコンI6が1つだけ表示されているので、予告アイコン表示数表示装置288では、その数を示す「01」が表示されている。また、図102(b2)に示すタイミングでは、殿様のキャラクタYMが3つの予告アイコン(帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9、扇の予告アイコンI10)を投げつけているが、いずれの予告アイコンも未だ予告アイコン表示領域285に表示されていないので、予告アイコン表示数表示装置288において示される値は「01」のままである。なお、殿様のキャラクタYMがこれらの予告アイコンを投げつけたタイミングで予告アイコン表示数表示装置288の値を更新するようにしてもよい。また、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数とは異なる数を表示(いわゆる、ガセを表示)するようにしてもよい。そして、図102(b3)に示されるタイミングで、上述した3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されると、予告アイコン表示数表示装置288では、その値が更新され「04」が表示される。
その後、図102(b4)に示されるように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化されると、予告アイコン表示領域285に表示されている予告アイコンの数が1つ減少するので、予告アイコン表示数表示装置288では、その値が更新され「03」が表示される。なお、予告アイコン表示数表示装置の値を減少表示するタイミングは、予告アイコンの消化が行われる前のタイミングであってもよいし、予告アイコンの消化と同時であってもよいし、予告アイコンが消化された後のタイミングであってもよい。なお、破線で囲んで示すように、予告アイコンが消化されても値を減少せず、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの総数(この例では、4つ)を計数して表示するようにしてもよい。この演出例では、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示された数を7セグによって表示するようにしたが、例えば、LED等の発光手段や、演出可動体等の可動手段による動作や、例えば、装飾図柄表示装置208の前面側に透明板部材を設けて所定の絵柄に発光させたり、音声や、装飾図柄表示装置(予告アイコン表示領域285が表示されている装飾図柄表示装置や、その他の装飾図柄表示装置等)等によって予告アイコンの表示数を報知するようにしてもよい。
図103(c1)〜(c9)に示す演出例は、図100〜図101と同様に、2つの表示装置(第1装飾図柄表示装置208C、第2装飾図柄表示装置208D)を用いたものであるが、同じ大きさの表示装置を用いている点で異なっている。なお、図103では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図103(c1)において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Dは、第1装飾図柄表示装置208Cの前面側に配置されており、第2装飾図柄表示装置208Dの下端縁と第1装飾図柄表示装置208Cの上端縁とが略重なるように配置されている。そして、第1装飾図柄表示装置208Cには、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示されており、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、第2装飾図柄表示装置208Dでは、右上隅部において、特図1第2保留数表示H1及び特図2第2保留数表示H2が表示されており、特図1及び特図2の保留数に対応して、それぞれ、「2」、「0」が表示されている。また、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b及び右図柄表示領域208cは、第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って大きく表示されており、図103(c1)に示されるタイミングでは、装飾図柄の変動表示中である。また、第1装飾図柄表示装置208Cの右下隅部では、上述したチャンスルーレット表示領域287が表示されており、図103(c1)に示されるタイミングでは、帽子の予告アイコンI6が導出表示された様子が示されている。また、背景表示も第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って大きく表示されている。すなわち、2画面全体で背景表示がなされている。
図103(c1)に示すように、チャンスルーレット表示領域287において帽子の予告アイコンI6が導出表示されると、図103(c2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Dが第1装飾図柄表示装置208Cの上側半分を覆う位置まで下降する。このとき、背景表示が行われていた第1装飾図柄表示装置208Cは、予告アイコン表示領域285Bを含む表示に切り換えられ、予告アイコン表示領域285Bの予告アイコン第1表示領域Y1に、導出表示された帽子の予告アイコンI6が表示(ストック)される。すなわち、予告アイコンが表示される場合には、第1装飾図柄表示装置208Cでは、予告アイコン表示時の表示態様に変更される。一方、第2装飾図柄表示装置208Dでは、装飾図柄の変動表示が継続して行われるが、図柄のサイズが小さくなり、第2装飾図柄表示装置208Dでのみ表示される。
図103(c3)では、3つの予告アイコンが予告アイコン表示領域285Bに表示されている。すなわち、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示され、予告アイコン第3表示領域YA3には、手裏剣の予告アイコンI7が表示されている。なお、図103(c3)に示されるタイミングでは、保留数は1つなので、特図1第2保留数表示H1では、その旨を示す「1」が表示されている。
図103(c4)では、手裏剣の予告アイコンI7が消化されたときの様子が示されている。すなわち、手裏剣の予告アイコンI7が消化されることによりチャンス目予告が行われることが報知される。このとき、予告アイコンが消化される演出表示が第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って行われている。
その後、特図1の変動表示が終了すると、図103(c5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Dでは、ハズレの結果である「装飾7−装飾1−装飾1」の組合せで停止表示している。ただし、このハズレの結果の組合せは、チャンス目となっており、大当りとなる可能性が高い図柄変動表示が保留されていることを報知している。すなわち、このチャンス目が表示されることにより、先読み予告を行っている。
図103(c6)は、特図1の図柄変動が開始した後、2つ目の帽子の予告アイコンI6が消化されたときの様子が示されている。すなわち、2回目の疑似連予告が行われることを予告している。2つ目の帽子の予告アイコンI6が消化されることにより、予告アイコン表示領域285Bには予告アイコンが1つも表示されていない状態となっている。
すると、図103(c7)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Cに表示されていた予告アイコン表示領域285Bが消去されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Dが上昇して初期位置に戻る。
すると、図103(c8)に示すように、装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dに亘って表示されるようになり、背景表示も第1装飾図柄表示装置208C及び第2装飾図柄表示装置208Dの2画面全体で表示されるようになる。
その後、図103(c9)に示すように、2つ目の帽子の予告アイコンI6の消化に対応して、番長のキャラクタBCが第1装飾図柄表示装置208Cの右下枠外から出現し、停止表示されている右図柄を突き上げる演出表示が行われ、2回目の疑似連演出が開始される可能性があることを遊技者に報知している。このとき、番長のキャラクタBCは、第1装飾図柄表示装置208Cから第2装飾図柄表示装置208Dにかけて大きく表示されている。また、図103(c9)に示す例では、装飾図柄が大きく表示されているときは、例えば数字の図柄とキャラクタ画像とが一体となった大図柄を表示し、予告アイコン表示領域285Bが表示されて装飾図柄を小さく表示するときは、数字の図柄のみからなる小図柄を表示するようにしており、大図柄と小図柄とを異なる表示態様で表示するようにしたが、大図柄と小図柄とで大きさのみを異ならせて、表示態様を同じにするようにしてもよい。
なお、この演出例では、予告アイコン表示領域285Bを表示する場合に、第2装飾図柄表示装置208Dのみを可動するようにしたが、第1装飾図柄表示装置208Cを可動するようにしてもよいし、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dの両方を可動するようにしてもよい。この場合において、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dとがそれぞれ離間する方向へ移動するようにしてもよく、この場合、第1装飾図柄表示装置208Cと第2装飾図柄表示装置208Dが離間した際にこれらの背面側に配置された役物が視認可能となるように構成してもよく、さらに、この役物が前方に突出するように移動することができるように構成してもよい。このような状態を、予告アイコンがすべて消化されるまで維持されるようにしてもよい。
図103(d)は、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、図103(d)では、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Eと、第1装飾図柄表示装置208Eの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Fと、第1装飾図柄表示装置208Eの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Gとにより表示が行われている。第2装飾図柄表示装置208F及び第3装飾図柄表示装置208Gは、第1装飾図柄表示装置208Eと高さが同じであるが、幅がやや小さい。なお、3つの装飾図柄表示装置がいずれも同じ大きさであってもよい。
変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281は、第1装飾図柄表示装置208Eの表示画面の下端に表示されている。一方、予告アイコン表示領域285Cは、第2装飾図柄表示装置208F、第1装飾図柄表示装置208E及び第3装飾図柄表示装置208Gの3画面に跨って表示されている。図103(d)に示される例では、予告アイコン第1表示領域YA1及び予告アイコン第2表示領域YA2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、特に、予告アイコン第2表示領域YA2に表示されている帽子の予告アイコンI6は、第2装飾図柄表示装置208Fから第1装飾図柄表示装置208Eに跨って表示されている。また、予告アイコン第3表示領域YA3には、千両箱の予告アイコンI9が表示され、予告アイコン第4表示領域YA4には、扇の予告アイコンI10が表示されている。また、装飾図柄は1つの図柄列につき1つの装飾図柄表示装置で表示されている。すなわち、左図柄表示領域208aは、第2装飾図柄表示装置208Fにおいて表示され、中図柄表示領域208bは、第1装飾図柄表示装置208Eにおいて表示され、右図柄表示領域208cは、第3装飾図柄表示装置208Gに表示されている。なお、予告アイコン表示領域285Cが表示されない装飾図柄表示装置があってもよい。また、予告アイコンに関連する演出表示が表示されない装飾図柄表示装置があってもよい。このことは、これまでに説明した実施例においても、以下に説明する実施例においても適用可能である。
図104は、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、図104では、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Hと、第1装飾図柄表示装置208Hの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Iと、第1装飾図柄表示装置208Hの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Jとにより表示が行われている。第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、第1装飾図柄表示装置208Hと比べると、表示領域が上下方向では同じ長さであるが、左右方向ではやや短くなっている。そして、第2装飾図柄表示装置208Iは、上端辺と下端辺と左端辺とにそれぞれ枠部が突出して設けられており、第3装飾図柄表示装置208Jは、上端辺と下端辺と右端辺とにそれぞれ枠部が突出して設けられている。また、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿ってスライド移動可能に構成されており、互いに最も近接した位置となると、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jの2つの表示画面で1画面を表示しているかのような表示を行うことができ、さらに、第1装飾図柄表示装置208Hの表示画面全体を被覆することができる。
また、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。
図104(e1)は、図76(47)に対応する表示であって、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jの各表示画面全体に亘って剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、図104(e1)では、剣豪リーチの実行中において、予告アイコン第3表示領域YA3に表示されていた千両箱のアイコンI9が消化され、信頼度のより高い演出に移行することを予告している様子が示されている。
すると、図104(e2)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに近接する方向への移動を開始する。このとき、第1装飾図柄表示装置208Hの表示画面の両端部分は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jによって被覆されるので、表示状態が視認困難となっている。このように、本実施形態では、予告アイコンの消化により第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jの動作を開始する場合がある。
図104(e3)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jとが互いに最も近接した位置まで移動すると、第1装飾図柄表示装置208Hの表示状態がほとんど視認できない状態となる。そして、このとき、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jにより、図76(49)に示して上述したようなリーチ移行演出が行われる。すなわち、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、実行されていたリーチ演出表示がやや暗くなるとともに、殿様のキャラクタがカットイン表示で現れて、実行中のリーチ演出表示を切りつける表示が行われる。この表示は、右に90度回転させた表示となっている。なお、このとき、装飾図柄と予告アイコン表示領域285は非表示とされている。
その後、図104(e3)〜同図(e5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って反時計方向に回転する。すなわち、このリーチ移行演出の表示は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが回転を開始するよりも前から表示を開始しているということができる。
その後、図104(e6)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが可能であることを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、第2装飾図柄表示装置208Iの右下隅部で縮小表示された装飾図柄の変動表示が行われている。
その後、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図104(e7)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Iと第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組合せで左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cが拡大表示される。
その後、図104(e8)〜同図(e9)に示すように、一旦全てが非表示とされ、その状態で、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Hの表示面に沿って時計方向に90度回転する。
すると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向へ移動して初期位置に戻ると、図104(e10)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jに亘って、「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせの揺れ変動(仮図柄停止表示)の表示が開始される。このとき、予告アイコン表示領域285の表示も再開される。
すると、図104(e11−1)に示すように、予告アイコン表示領域285に表示されていた扇の予告アイコンI10が消去され、揺れ変動していた「装飾1−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせが停止表示しハズレの結果として導出表示される。
一方、大当りとなる場合には、図104(e11−2)に示すタイミングで、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が消化する表示が開始される。すなわち、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていた扇の予告アイコンI10が予告アイコン第4表示領域YA4から装飾図柄表示装置208Hの表示領域の中央まで移動する表示が行われる。このように、予告アイコンが消化されても第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが動作しない場合がある。
すると、図114(e12−2)に示すように、姫のキャラクタが扇を持って踊る演出表示が行われ、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cに表示されていた装飾図柄が縮小表示されて第1装飾図柄表示装置208Hと第3装飾図柄表示装置208Jにかけて表示され、再変動表示が行われ、その後、大当りの装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組合せ)が導出表示される。
図104(e7´)は、同図(e6)に示される表示が行われた後、演出ボタン136が遊技者によって操作されたときに、大当りの装飾図柄の組合せが導出表示される例を示す図である。すなわち、遊技者によって演出ボタン136が操作されると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向に移動する。図104(e7´)に示される例では、第2装飾図柄表示装置208Iは、下方に移動し、第3装飾図柄表示装置208Jは、上方に移動する。すると、第1装飾図柄表示装置208Hが現れ、爺のキャラクタを含む背景表示が、第3装飾図柄表示装置208J、第1装飾図柄表示装置208H及び第2装飾図柄表示装置208Iに亘って表示されるとともに、「装飾1−装飾1−装飾1」の装飾図柄の組合せが第3装飾図柄表示装置208J、第1装飾図柄表示装置208H及び第2装飾図柄表示装置208Iに亘って表示される。すなわち、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jを回転させて元の位置(例えば、初期位置)に戻すことなく大当りの表示結果を導出することも可能である。
図104(e7´´)は、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的に回転する場合に、第1装飾図柄表示装置208Hも一緒に回転することが可能に構成された場合の演出例を示している。すなわち、図104(e3)〜同図(e5)に示すように、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが一体的に回転する際、第1装飾図柄表示装置208Hもこれらと一体となって回転させるようにすることも可能である。この場合において、例えば、第1装飾図柄表示装置208Hを駆動させる機構と第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jを駆動させる機構とが一体的として構成されてもよいし、別体として構成され、それぞれで駆動制御されるように構成されていてもよい。このような構成によれば、例えば、第1装飾図柄表示装置208Hは、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jとによって視認困難とされた状態において回転させることができる場合がある。また、このような構成によれば、同図(e6)に示される表示が行われた後、演出ボタン136が遊技者によって操作されると、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置208Jが互いに離間する方向に移動する。すると、第1装飾図柄表示装置208Hが90度反時計方向に回転した状態で現れ、図104(e7´)とは異なり、第1装飾図柄表示装置208H、第2装飾図柄表示装置208I及び第3装飾図柄表示装置308Jの各表示画面の横幅が揃った状態で表示することができる。
図105は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。図105に示す演出例は、装飾図柄表示装置208の前面側に透明の導光板ILが配置されており、遊技者は導光板ILを介して装飾図柄表示装置208の表示状態を視認可能とされている。導光板ILは、2層のパネルを奥行方向に重ねて形成されており、各層の透過領域にそれぞれ所定のレンズカットが施されている。導光板ILの各層の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光手段が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図105に示される実施形態では、手前側に配される第1層のパネルには、帽子のアイコンI6と同じ模様のレンズカットが施されており、第1層のパネルの奥側に配される第2層のパネルには、所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、図105では、導光板ILについては破線で囲んで示している。また、導光板ILのパネルの層数は2層に限らず1層であってもよいし3層以上としてもよい。ここで、1層で構成されている場合には、例えば、レンズカットのパターンを変えることで、発光された際に導光板上で形成される模様が異なるように構成されてもよい。また、図105では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについて、図示を省略している。また、図105において、保留アイコン表示領域281における先読み予告の対象である保留アイコンについては、理解の用意のためにハッチングが施されているが、表示態様は、デフォルトの表示態様となっている。
図105(f1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示が行われているとともに、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281が表示され、変動アイコン表示領域280及び保留アイコン表示領域281では、それぞれ、変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12が表示されている。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の上部に予告アイコン表示領域285が表示されており、また、表示画面の右下隅部にチャンスルーレット表示領域287が表示されている。チャンスルーレット表示領域287に表示される内容は、図99に示して上述した通りであるので、ここでの説明は省略する。図105(f1)に示すように、チャンスルーレット表示領域287において帽子の予告アイコンI6が導出表示されると、図105(f2−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、暗転表示が行われるとともに、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成される。すなわち、図105(f2−1)では、暗転表示と導光板ILの発光による予告アイコンのストック演出が行われている。その後は、導光板ILの発光が終了(消灯)し、装飾図柄表示装置208における暗転表示を終了する。なお、導光板ILが消灯した後で装飾図柄表示装置208の暗転表示を終了してもよいし、装飾図柄表示装置208の暗転表示を終了した後で導光板ILを消灯するようにしてもよい。
また、図105(f2−2)に示すように、装飾図柄表示装置208において、チャンスルーレット表示領域287に導出表示された帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に向かって移動する様子を表示する一方で、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成されることによって、予告アイコンのストック演出が行われるようにしてもよい。
あるいは、図105(f2−3)に示すように、導光板ILを装飾図柄表示装置208の表示面に沿って回転可能に構成し、装飾図柄表示装置208では、暗転表示が行われるとともに、導光板ILを反時計方向に90度回転させて導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段を発光させてエフェクト画像を模した模様を形成させるようにして予告アイコンのストック演出が行われるようにしてもよい。なお、ここで、導光板ILが第1層のパネルと第2層のパネルとで分離して構成されていてもよく、この場合において、例えば、第2層のパネルのみ回転させて、第1層のパネルは回転させないようにしてもよいし、第2層のパネルとともに第1層のパネルも回転させるようにしてもよい。
その後、図105(f3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されることにより、将来疑似連演出が実行されることを予告している。
図105(g)は、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化された様子を示している。図105(g)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後に消去し、そのタイミングで、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させることで予告アイコン消化演出が行われている。
図105(h)は、予告アイコンが予告アイコン表示領域285に表示されるよりも前(予告アイコンのストック演出が実行されるよりも前)に、予告アイコン表示領域285に表示される予告アイコンを事前に予告している様子を示している。図105(h)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に表示されたチャンスルーレット表示領域287において、図柄の変動表示が行われている。このとき、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させることにより、チャンスルーレット表示領域287における図柄の変動表示の結果、帽子の予告アイコンI6が導出されることを予告している。
図105(i)は、予告アイコン消化演出の別の演出例を示している。図105(i)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後に消去し、そのタイミングで、導光板ILの第1層のパネルに対応する発光手段を発光させて帽子の予告アイコンI6を模した模様を形成させるとともに、第2層のパネルに対応する発光手段も発光させてエフェクト画像を模した模様も形成させるようにして予告アイコン消化演出を行っている。このとき、第1層のパネルに対応する発光手段の発光色と第2層のパネルに対応する発光手段の発光色とを異ならせると、第1層のパネルに形成される模様と第2層のパネルに形成される模様とをそれぞれ目立たせることができる場合がある。
図105(j)は、予告アイコン消化演出の別の演出例を示している。図105(j)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285に表示されていた帽子の予告アイコンI6を表示画面の中央に移動させた後、帽子の予告アイコンI6を表示画面いっぱいに拡大表示し、そのタイミングで、導光板ILの第2層のパネルに対応する発光手段を発光させてエフェクト画像を模した模様を形成させるようにして予告アイコン消化演出を行っている。なお、このとき、予告アイコン表示領域285を消去するようにしているが、表示した状態としてもよい。
図106は、予告アイコン消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図106(1)〜同図(11)は、予告アイコン第4表示領域YA4に表示されている予告アイコンが扇の予告アイコンI10に換えてドリンクの予告アイコンI31となっている点を除いて図76(44)〜同図(54)と同様であるので、図76を参照して上述した説明と異なる部分のみ詳述し、共通する部分については説明を省略する。また、この演出例では、演出ボタン136がモータ等のアクチュエータにより上方に突出可能とされており、演出内容に応じてその位置を変位可能に構成されている。すなわち、演出ボタン136は、通常の位置(デフォルト位置)と突出位置とに変更可能である。
図106(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285における予告アイコン第4表示領域YA4に、ドリンクの予告アイコンI31が表示されている。このドリンクの予告アイコンI31は、消化することにより、演出する内容が変更されることを予告する予告アイコンである。
図106(11)に示されるタイミングでは、演出ボタン136は、図106(12)に示すように、デフォルト位置となっている。すると、図106(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285における予告アイコン第4表示領域YA4に表示されていたドリンクの予告アイコンI31が消化され、ドリンクの予告アイコンI31は、表示画面の中央に向かって移動する。
すると、図106(14)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ドリンクの予告アイコンI31が拡大表示するとともに、ボタン画像136aにドリンクの中身を振りかける演出表示がなされる。
すると、図106(15)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ドリンクの容器からこぼれた液体が広がってボタン画像136aが隠される演出表示が行われる。
そして、図106(16)に示すように、装飾図柄表示装置208では、液体の画像が消失した後、演出ボタン136が突出位置となっていることを示す突出ボタン画像136bが表示される。なお、このときは、演出ボタン136の操作受付開始前の状態である。
すると、図106(17)に示されるタイミングで、演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位した後、図106(18)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ボタン受付時間メーターが減少して演出ボタン136の操作受付が開始されたことが報知される。なお、演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位するタイミングは、図106(16)に示されるように、突出ボタン画像136bが表示されるタイミングと同じであってもよいし、突出ボタン画像136bが表示されるよりも前のタイミングであってもよいし、突出ボタン画像136bが表示された後のタイミングであってもよい。また、図106(13)に示されるように、ドリンクの予告アイコンI31の消化演出の開始に伴って演出ボタン136がデフォルト位置から突出位置に変位するようにしてもよい。また、この演出例では、演出ボタン136の操作受付期間以外の期間では、チャンスボタンランプ138は消灯していてもよい。また、演出ボタン136の操作受付期間以外の期間では、例えば、操作受付期間以外の期間であることを報知する態様で点灯(例えば、青色で点灯)し、操作受付期間となった場合には、その旨を報知する態様で点灯(例えば、赤色で点灯)するようにしてもよい。
図107は、本実施形態に適用可能な可動手段を用いた演出例について段階的に示す図である。
図107(a1)〜同図(a3)は、予告アイコンをストックする際に、演出可動体224Cを装飾図柄表示装置208の前面側に重なる位置に移動させて、予告アイコンのストックを報知している。図107(a1)は、図95(1)と同様の表示であるが、装飾図柄表示装置208の右側に「STOCK」の文字表示が付されたプラカードを模した演出可動体224Cが演出装置206の裏側に隠されるように配置されている。
図107(a2)は、演出可動体224Cが演出装置206に隠された初期位置から装飾図柄表示装置208の前面側に重なる位置である視認可能位置に移動した様子が示されている。これにより、複数種類の予告アイコンのうちのいずれかがストックされることが予告報知される。なお、このとき、ストックされる予告アイコンの種類を報知するようにしてもよく、例えば、装飾図柄表示装置208に予告アイコンの種類を表示したり、音声やランプ等による報知を行ってもよいし、演出可動体224Cを予告アイコンの種類に応じて複数種類用意して、出現する演出可動体224Cの種類によりストックされる予告アイコンの種類を報知するようにしてもよい。
その後、図107(a3)に示すように、演出可動体224Cが視認可能位置から初期位置に戻る際に、装飾図柄表示装置208において、ストックされる予告アイコンが表示される。図107(a3)では、帽子の予告アイコンI6がストックされる様子が示されている。
図107(b)は、装飾図柄表示装置208の上下の各近傍にそれぞれ奥行方向を回転軸として回転可能な演出可動体224Da〜224Dfが配置されている。より具体的には、装飾図柄表示装置208の上方近傍には、「大」の文字が付された第1演出可動体224Da、アスタリスクの記号が付された第5演出可動体224De、「盤」の文字が付された第2演出可動体224Dbが横方向に並んで配置されており、装飾図柄表示装置208の下方近傍には、「振」の文字が付された第3演出可動体224Dc、アスタリスクの記号が付された第6演出可動体224Df、「舞」の文字が付された第4演出可動体224Ddが横方向に並んで配置されている。これら第1演出可動体224Da〜第6演出可動体224Dfは、予告アイコン表示領域285に表示されている(ストックされている)予告アイコンの数に応じて回転するものである。例えば、図107(b)に示すように、予告アイコン表示領域285に4つの予告アイコンが表示されている場合には、第1演出可動体224Da〜第4演出可動体224Ddの4つの演出可動体が回転する。なお、予告アイコンが消化された場合には、消化した数の演出可動体の回転を停止させてもよいし、ストックされた予告アイコンの総数に対応する数の演出可動体を回転させるようにしてもよい。
図107(c1)〜同図(c6)は、先読みモードとなったことを演出可動体224を動作させることにより報知している様子が示されている。この演出例では、予告アイコンとしての特訓の予告アイコンI41が表示される場合がある。特訓の予告アイコンI41が消化されると、大当りとなる可能性が高い特図の変動表示が保留されていることを報知する先読みモードに移行する。
図107(c1)は、特訓の予告アイコンI41が消化された様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた特訓の予告アイコンI41が消化され、表示画面の中央に移動する様子が表示されている。なお、装飾図柄表示装置208の右側には腕を模した演出可動体224が配置されている。この演出可動体224は、上腕部224aと前腕部224bとにより構成されており、上腕部224aは、その基端部分が回動軸ax1を介して演出装置206に回動可能に取り付けられている。また、前腕部224bは、その基端部分が回動軸ax2を介して上腕部224aの先端部分に回動可能に取り付けられている。
特訓の予告アイコンI41が消化されて先読みモードが開始されると、図107(c2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帯状のスクロール表示領域に「特訓準備中」という文字表示が右から左に向けてスクロール表示される。これにより、先読みモードに移行したことが遊技者に報知される。一方、演出可動体224では、上腕部224aが装飾図柄表示装置208の前面側に重ならない初期位置と、装飾図柄表示装置208の右上隅部の前面側を被覆する位置(第1の位置)との間で往復する動作(先読み動作)が行われる。なお、この演出可動体224による先読み動作は、図柄の停止表示中では、一旦初期位置に戻るようにしているが、図柄の停止表示中においても動作を継続するようにしてもよい。また、先読み動作の実行中では、上腕部224aのみが動作し、前腕部224bは動作しないが、上腕部224aに加えて前腕部224bも動作してもよいし、上腕部224aが動作しないで前腕部224bのみが動作してもよい。
図107(c3)は、先読みの対象となった特図1の図柄変動表示中において、「装飾1」が2つ揃ってリーチ状態が形成された様子が示されている。ここでも先読み動作は継続して行われている。
図107(c4)は、スーパーリーチ演出としての特訓リーチが開始された様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、「特訓準備中」のスクロール表示が終了し、特訓リーチが開始されたことを示す「特訓開始」の文字表示が行われている。また、演出可動体224は、一旦初期位置に戻った後、図107(c5)に示すように、上腕部224aが初期位置から最大移動位置まで移動し、その後、図107(c6)に示すように、前腕部224bが初期位置から最大移動位置まで移動する。このとき、装飾図柄表示装置208では、所定のエフェクト画像が表示され、大当りに対する信頼度が高いことを報知している。
図108は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコンの増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図108では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図108において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図108(1)は、上述した図95(1)と同様の表示であるので、詳細な説明は省略する。
図108(2)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。
この演出例では、図108(3)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示するが、所持している帽子の予告アイコンI6は未だ投てきせず、図108(4)に示すように、殿様のキャラクタYMが投てき位置で待機した状態で、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動表示が開始され、図108(5)に示されるように、装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。なお、殿様のキャラクタYMは、未だ投てき位置で待機したままである。
その後、図108(6)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。すなわち、この演出例では、先読みの対象となった図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中では、予告アイコンが表示されることの予告を行うが、予告アイコンのストックは行われず、その図柄変動表示が終了して次の図柄変動表示が開始した後で予告アイコンのストックが行われる。なお、先読みの対象となった図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中において予告アイコンが表示されることの予告を行うものの、予告アイコンの表示を行わないいわゆるガセ予告を行ってもよい。この場合、例えば、殿様のキャラクタYMは、先読みの対象である図柄の変動表示が開始するまでに表示を終了するようにしてもよく、例えば、先読みの対象である図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示の結果が導出されたタイミングで表示を終了してもよい。また、先読みの対象である図柄変動表示が終了する前に殿様のキャラクタYMの表示が終了されるようにしてもよく、例えば、先読みの対象である図柄変動表示中に行われるスーパーリーチが開始する前に殿様のキャラクタYMの表示が終了されるようにしてもよい。また、予告アイコンがストックされた場合において、予告アイコンがストックされた後も引き続き殿様のキャラクタYMが表示されるようにしてもよい。また、殿様のキャラクタが待機している状態で、予告アイコンを投てきする図柄変動表示の前に行われる図柄変動表示で大当りとなった場合には、スーパーリーチ後の大当り図柄を導出するタイミング(例えば、揺れ変動表示中)に殿様のキャラクタが予告アイコンを持った状態で待機表示を継続するようにしてもよいし、消去されるようにしてもよい。
そして、その後は、図108(7)〜同図(10)に示される演出が行われるが、図108(7)〜同図(10)に示される演出は、図73(9)〜同図(12)と第2装飾図柄の変動表示が行われている点を除いて同じであるので、詳細な説明は省略する。
図108(11)は、先読みの対象である図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示の結果が導出された様子が示されている。具体的には、図108(11)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、変動アイコンh0も消去される。
図108(12)では、特図1の保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となる。その後、装飾図柄の変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図108(13)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する予告アイコン消化演出が行われる。
図109は、予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図109では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図109において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図109(a1)〜同図(a6)は、予告アイコンがストックされることを予告する演出が行われた後に予告アイコンがストック様子が示されている。
図109(a1)は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された際に実行中の図柄変動表示中に行われるボーリング演出が開始されている様子が示されている。具体的には、図109(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に説明表示部288が表示され、ミッションとその成功報酬とが示されている。図109(a1)に示される説明表示部288では、ボーリングゲームでストライクを獲得した場合には、その報酬としてアイテムを入手できることを示す「ストライクでアイテムGet」の文字表示が表示されている。この演出例では、ボーリングゲームでストライクを獲得した場合には、予告アイテムがストックされる。一方で、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタによるボーリング演出が開始されている。なお、説明表示部288に表示されるミッションとその成功報酬の内容は、予告アイテムのストックに関係するものの他、例えば、保留表示が先読み予告の表示態様への変化に関係するものや、実行中の図柄変動表示についての予告に関するものであってもよい。また、この説明表示部288に表示される内容が、予告アイコンのストックに関する予告のみに表示される専用の演出表示であってもよい。この演出例では、図109(a1)に示されるようなボーリング演出が行われることにより、予告アイコンがストックされることの予告報知が行われているということができる。なお、このボーリング演出は、予告アイコンのストックに関する予告のみに行われる専用の演出であってもよいし、実行中の図柄変動表示における予告演出で用いられてもよいし、他の先読み予告として用いられてもよい。
その後、図109(a2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、ボーリング演出は終了しておらず、次に実行される図柄変動表示において継続して行われることを示す「次変動に続く」の文字表示が表示されている。なお、装飾図柄表示装置208の表示画面の上部にもミッションとその成功報酬を示す「ストライクでアイテムGet」の表示が行われている。
その後、図109(a3)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタが投じた球がレーン上を転動し、整列された10本のボーリングピンに向かっていく様子が示され、予告アイコンがストックされるかもしれないという期待感を煽っている。
その後、図109(a4)に示すように、装飾図柄表示装置208では、ストライクが取れた場面の画像が「ストライク」の文字表示とともに表示され、ミッションが達成されたとして、図109(a5)に示すように、拡大表示された帽子の予告アイコンI6とともに「GET」の文字表示が表示されて、帽子の予告アイコンI6がストックされることを報知している。
続いて、図109(a6)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示されて、帽子の予告アイコンI6がストックされたことが報知される。このように、この演出例では、先読みの対象である図柄変動表示が保留されたときにおいて実行中の図柄変動表示中では、予告アイテムの表示(ストック)を行わず、予告アイテムが表示されることの予告が行われている。
なお、図109(b)に示すように、装飾図柄表示装置208の右下隅部にワイプ表示領域WP1を表示し、このワイプ表示領域WP1において、上述したボーリング演出を行うようにしてもよい。
また、図109(c)に示すように、装飾図柄表示装置208の他に、サブ表示装置208Kを装飾図柄表示装置208の右側に並べて配置し、サブ表示装置208Kの表示画面の上側半分にワイプ表示領域WP2を表示し、下側半分に予告アイコンを表示する予告アイコン表示領域285Cを表示するようにして、ワイプ表示領域WP2において上述したボーリング演出を行い、ストックする予告アイコンを予告アイコン表示領域285Cに表示するようにしてもよい。
なお、図109に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、スーパーリーチ後に導出される大当り図柄を表示するタイミング(例えば、揺れ変動表示中)で、ボーリング演出が開始されたときの背景表示が表示されていてもよいし、これとは異なる背景表示が表示されていてもよく、例えば、図109(a2)に示される状態が表示されていてもよい。
また、図109(b)に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、ワイプ表示領域WP1の表示を終了してもよいが、そのまま表示を継続して行うようにしてもよい。また、図109(c)に示される演出例において、ボーリング演出中に大当りとなった場合、サブ表示装置208Kにおけるボーリング演出の表示を終了してもよいが、そのまま表示を継続して行うようにしてもよい。
図110は、本実施形態に適用可能な予告アイコンの増加演出の別の変形例を段階的に示す図である。上述した実施形態では、特図1よりも特図2の変動表示を優先的に行うものについて説明したが、この演出例では、特図1変動遊技及び特図2変動遊技のいずれを優先することもなく、特図1及び特図2それぞれの保留にかかる特図変動遊技を始動口入賞順に開始する始動口入賞順変動を行うものに適用している。なお、この演出例でも、特図2優先変動を行うものについて適用することができる。また、図110では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図110において、保留アイコン表示領域281における5つ目の保留アイコンh13は、先読み予告の対象である保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域281に表示されている保留アイコンのうち、1つ目の保留アイコンh11、3つ目の保留アイコンh12及び5つ目の保留アイコンh13は、第1特図始動口230に入賞して保留された特図1の変動表示を示す保留アイコンであり、2つ目の保留アイコンh21及び4つ目の保留アイコンh22は、第2特図始動口232に入賞して保留された特図2の変動表示を示す保留アイコンである。
図110に示される演出は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された後に開始される場合がある演出であって、サボハニのキャラクタSBがあみだくじのルールにしたがって線上を移動し、到達先の予告アイテム等を取得する演出(あみだ演出)である。
まず、図110(a1−1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示しており、特図2の変動表示の結果がハズレであることが報知されている。その一方で、装飾図柄表示装置208では、あみだ演出が開始されている。具体的には、あみだ演出が開始されると、図110(a1−1)に示すように、水平方向に延びた3本の横線の各始点のうちのいずれか一つにサボハニのキャラクタSBが配置されるとともに、3本の横線の各終点についてそれぞれ帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及びハズレのアイコンIXが配置されている。また、隣り合う横線を結ぶ縦線が適宜数設定され、これら縦線の中央部分は煙で隠されている。なお、設定される縦線の数は、例えば、あみだ演出が開始された時点における保留数に応じて決定されるが、これに限定されない。このあみだ演出では、サボハニのキャラクタがあみだのルールにしたがって線上を移動した結果、帽子の予告アイコンI6又は扇の予告アイコンI10が配置された終点に到達した場合には、当該予告アイコンがストックされ、ハズレのアイコンIXが配置された終点に到達した場合には、予告アイコンのストックはされないことが報知される。そして、図柄変動表示が開始される毎に、サボハニのキャラクタSBが縦線が配置された位置まで移動する。なお、疑似連が行われる毎にサボハニのキャラクタSBが縦線が配置された位置まで移動するようにしてもよく、例えば、疑似連が発生した場合には2つ先の縦線のところまで進む等してもよい。また、1回の図柄変動表示につき、2つ以上先の縦線のところまで進む等してもよい。なお、図110に示すような演出を、例えば、図109(c)や同図(d)を示して上述したように、ワイプ表示領域WP1で行ったり、サブ表示装置208Kで行うことも可能である。この場合、例えば、スーパーリーチの実行中においてもあみだ演出を表示し続けることが可能である。そうすると、例えば、スーパーリーチ中に予告アイコンが増加する演出も並行して行うことができる場合がある。
そして、特図1の変動表示が開始されると、図110(a2−1)に示すように、保留アイコンh11,h21,h12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、その他の保留アイコンは、それぞれ1つずつ右方向に移動する。一方、装飾図柄は変動表示を開始する。また、図110(a2−1)に示すように、図柄変動表示が開始されると、サボハニのキャラクタSBは3つの横線のうちの上段の横線の始点から移動を開始し、1つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去され、上段の横線と中段の横線とが当該縦線で繋がられている様子が表示され、サボハニのキャラクタSBはその縦線上を移動し、図110(a2−1)に示されるタイミングでは、中段の横線の途中まで到達している。
その後、特図1の変動表示が終了すると、引き続き特図2の変動表示が開始され、保留アイコン表示領域281に表示されている4つの保留アイコンh21,h12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動される。そして、図110(a3−1)に示すように、サボハニのキャラクタSBが中段の横線と下段の横線を繋ぐ2つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去される。煙が消去された結果、この縦線は、途中で切断されていることが判明し、当該縦線では中段の横線から下段の横線に移動することができない、そのため、サボハニのキャラクタSBは中段の横線をそのまま終点の方向に向かって直進する。
そして、特図2の変動表示が終了すると、引き続き特図1の変動表示が開始され、保留アイコン表示領域281に表示されている3つの保留アイコンh12,h22,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動される。そして、図110(a4−1)に示すように、サボハニのキャラクタSBが中段の横線と上段の横線を繋ぐ3つ目の縦線に到達すると、当該縦線を隠していた煙が消去される。煙が消去された結果、この縦線は、中段の横線と上段の横線とが繋がれており、したがって、サボハニのキャラクタSBは、あみだくじのルールにしたがって、当該縦線により中段の横線から上段の横線に移動する。その結果、サボハニのキャラクタSBは、帽子の予告アイコンI6が配置された上段の横線の終点に到達し、図110(a5)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帽子の予告アイコンI6を取得したことを示す表示が行われた後、あみだ演出が終了し、図110(a6)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示される。
なお、この演出例では、図110(a1−1)に示して上述したように、種類の異なる複数の予告アイコンからいずれか1つが選択されるものであったが、例えば、図110(a1−2)に示すように、横線の終点の全てに帽子の予告アイコンI6を配置したり、図110(a1−3)に示すように、横線の終点の全てに扇の予告アイコンI10を配置してもよい。このように、横線の終点の全てに同じ種類の予告アイコンが配置されることにより、当該表示された予告アイコンがストックされることが確定することを遊技者に報知することができる。特に、図110(a1−3)に示すように、扇の予告アイコンI10は、上述したように、大当りが確定することを予告する演出が行われることを示す予告アイコンであるため、遊技者は大当りへの期待感をより一層高めることができる場合がある。図110(a1−3)に示すような演出は、滅多に出現しないプレミア演出の一種である。
また、図110(a1−4)に示すように、ハズレのアイコンIXを配置せず、帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及び千両箱の予告アイコンI9を各横線の終点に配置して、いずれかの予告アイコンが必ずストックされることが確定するようにしてもよい。これによれば、遊技者は、安心してあみだ演出を楽しむことができる場合がある。
また、図110(a1−5)に示すように、横線の始点の全てにサボハニのキャラクタSBを配置し、各横線の終点に配置された予告アイコン(帽子の予告アイコンI6、扇の予告アイコンI10及び千両箱の予告アイコンI9)の全てがストックされることが確定するようにしてもよい。しかも、図110(a1−5)に示す例では、扇の予告アイコンI10が含まれているので、大当りが確定することを予告する演出が行われることが確約されるので、遊技者は大当りへの期待感をより一層高めることができる場合がある。
また、図110(a1−6)に示すように、各横線の終点に予告アイコンの種類が明らかでない殿様の予告アイコン(第1の殿様の予告アイコンI1、第2の殿様の予告アイコンI2、第3の殿様の予告アイコンI3)を配置してもよく、このようにすれば、遊技者は、終点に到達するまで、どのような予告アイコンがストックされるのかがわからないので、予告アイコンのストックに対する期待感を向上させることができる場合がある。また、殿様の予告アイコンは、上述したように種類によって色が異なっており、色によって大当りに対する信頼度が異なっている。そのため、遊技者は、いずれの色の殿様の予告アイコンが取得されるかにより、殿様の予告アイコンからの変更後の予告アイコンに対する期待感を高めることができる場合がある。例えば、赤色の殿様の予告アイコンである第3の殿様の予告アイコンI3は、「疑似連」が確定しない予告アイコンよりも「疑似連」が確定する予告アイコンに変更されやすく、また、白色の殿様の予告アイコンである第1の殿様の予告アイコンI1は、逆に「疑似連」が確定しない予告アイコンに変更されやすいようにすることができる。
また、この演出例では、図110(a3−1)に示して上述したように、縦線の中央部分を煙で隠してサボハニのキャラクタSBの進行ルートを特定困難としたが、例えば、図110(a3−2)に示すように、縦線を煙で隠さず、あみだ演出が開始された時点でサボハニのキャラクタSBの進行ルートが特定できるようにしてもよい。これにより、遊技者は、いずれの予告アイコンがストックされるのかが事前に認識することができるので、安心してあみだ演出を楽しむことができる場合がある。さらに、この場合において、サボハニのキャラクタSBが配置される横線の始点を決定するためのルーレット演出を行い、演出をより盛り上げるようにしてもよい。
また、この演出例では、図110(a2−1)に示して上述したように、あみだ演出の開始時点でストックされる可能性がある予告アイコンを認識可能に表示するようにしたが、例えば、図110(a2−2)に示すように、あみだ演出の実行中に、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンが表示される領域を煙で隠し、その後、図110(a2−2a)に示すように、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンを変更するようにしてもよい。図110(a2−2a)に示す例では、ハズレのアイコンIXから、千両箱の予告アイコンI9に変更され、あみだ演出の内容が昇格している。なお、例えば、各横線の終点にそれぞれ配置された予告アイコンの一部又は全部の予告アイコンがハズレのアイコンIXやランクのより低い予告アイコンに変更する等、あみだ演出の内容が降格されるようにしてもよい。
また、この演出例では、図110(a4−1)に示すように、縦線の中央部分を煙で隠してサボハニのキャラクタSBの進行ルートをある程度予測できるようにしたが、例えば、図110(a4−2)に示すように、あみだ演出の実行中に、縦線の一部を隠していた煙が上下方向に延出し、図110(a4−2a)に示すように、煙が消失する前後で縦線が増減するようにしてもよい。図110(a4−2a)に示す例では、煙が延出される前では、帽子の予告アイコンI6及び扇の予告アイコンI10のいずれか一方の取得可能性が示唆されていたところ、煙の消失後では、3つ目の縦線が消失されて、扇の予告アイコンI10がストックされることが確約される。
また、この演出例では、図110(a4−1)に示すように、2つ目の縦線が途中で切断されているので、ハズレのアイコンIXが選択されないものであったが、例えば、図110(a4−3)に示すように、2つ目の縦線が切断されておらず、そのため、ハズレのアイコンIXが選択され、あみだ演出が終了した後は、図110(a4−3a)に示すように、予告アイコン表示領域285のいずれの表示領域にも予告アイコンがストックされないことを報知するようにしてもよい。
なお、上述したあみだ演出において、横線の終点に配置された予告アイコンの種類によって先読みの対象である図柄変動表示についての先読み予告を行うようにしてもよい。
図111は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図111では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図111において、保留アイコン表示領域281における3つ目の保留アイコンh13は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であり、保留表示が先読み予告の表示態様(サボハニの保留アイコン)となっている点で上述した実施形態とは異なっている。
図111(1)に示す装飾図柄表示装置208には、上述した予告アイコン表示領域285が上部に表示されている。なお、図111(1)では、予告アイコン表示領域285のいずれの領域にも予告アイコンは表示されていない。また、図111(1)に示すように、第1特図表示装置212では、図柄変動表示が行われており、これに応じて、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄の変動表示が行われている。
また、図111(1)には、変動アイコン表示領域280に変動アイコンh0が表示されるとともに、特図1の保留アイコン表示領域281に2つの特図1の保留アイコンh11,h12が表示されており、これら2つの特図1の保留アイコンh11,h12及び変動アイコンh0はいずれも、デフォルトの表示態様(丸形の無模様かつ白色の表示態様)で表示されている。
続いて、図111(2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、特図1の保留アイコン表示領域281に3つ目の特図1の保留アイコンh13が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった保留である。この演出例では、3つ目の特図1の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)で表示されている。
その後、図111(3)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾2−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図111(4)に示すように、特図1の保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となり、装飾図柄の変動表示が開始される。図111(5)は、図柄変動表示が引き続き行われている様子が示されている。
その後、図111(6)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の右下枠外から出現し、殿様演出が開始される。ここで、殿様のキャラクタYMは、帽子の予告アイコンI6を所持している。このように、この演出例では、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点で行われている図柄変動表示の次に開始される図柄変動表示において予告アイコンを表示(ストック)する演出である殿様演出が開始されている。
そして、図111(7)に示すタイミングで、殿様のキャラクタYMが所定の投てき位置まで移動表示した後、図111(8)に示すタイミングで、所持している帽子の予告アイコンI6を予告アイコン表示領域285に向けて投げつける演出表示が行われる。
すると、図111(9)に示すタイミングで、投げられた帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に表示され、その後、図111(10)に示すように、装飾図柄表示装置208では、殿様のキャラクタYMが予告アイコンの表示に成功して嬉しい表情をする演出表示が行われる。
その後、図111(11)〜同図(12)に示すように、殿様のキャラクタYMが装飾図柄表示装置208の表示画面の下方に向けてフレームアウトする表示が行われる。その後、図111(13)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾1−装飾4−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図111(14)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図111(15)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、「装飾7−装飾6−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図111(16)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、装飾図柄の変動表示が開始される。すなわち、先読みの対象となった図柄変動表示が開始される。
すると、装飾図柄の変動表示が開始してから、例えば、4秒が経過したとき、図111(17)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン第1表示領域YA1に表示されていた帽子の予告アイコンI6が消化する予告アイコン消化演出が行われる。このように、この演出例によれば、予告アイコンによる先読み予告とともに、保留アイコンによる先読み予告が同時に行われているということができる。
図112は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、予告アイコン増加演出及び消化演出の他の演出例を段階的に示す図である。なお、図112では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図112において、保留アイコン表示領域281における3つ目の保留アイコンh13は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図112(a1)〜同図(a3−1)は、予告アイコンがストックされることを事前に報知する予告演出を行う様子が示されている。図112(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、第1装飾図柄も第2装飾図柄も「装飾2−装飾2−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定表示されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。また、予告アイコン表示領域285では、いずれの表示領域においても予告アイコンが表示されていない。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図112(a2−1)に示すように、移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域280に移動して変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが特図1の第2の保留アイコンh12となり、装飾図柄の変動表示が開始される。その後、図112(a2−1)に示すタイミングで、装飾図柄表示装置208では、次に開始される図柄変動表示において予告アイコンがストックされることを予告するプラカードPL1が表示されている。具体的には、このプラカードPL1には、「次の変動で」に続いて帽子の予告アイコンI6が表示され、さらにこれに続いて「がストック」と表示されており、帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中に必ずストックされることを予告報知している。
その後、特図1の変動時間が経過して変動表示が終了し、次の特図1の変動表示が開始されると、その図柄変動表示の実行中に、例えば、殿様演出が行われ、図112(a3−1)に示すように、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6がストックされる。これにより、遊技者は、帽子の予告アイコンI6がストックされることが事前に認識できるので、安心して遊技を楽しむことができる場合がある。
なお、上述した演出例では、プラカードPL1が表示されることにより予告アイコンが必ずストックされることを予告するようにしたが、例えば、図112(a2−2)に示すようなプラカードPL2を表示し、予告アイコンがストックされない場合もあることを報知するようにしてもよい。具体的には、このプラカードPL2には、「次の変動で」に続いて帽子の予告アイコンI6が表示され、さらにこれに続いて「がストック」と表示されているが、クエスチョンマークが付記されており、帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中にストックされる場合があることを報知している。
帽子の予告アイコンI6が次の図柄変動表示中にストックされない場合には、図112(a3−2)に示すように、予告アイコンのストックに関するなんらの演出も行われない。なお、予告アイコンのストックに関する演出(例えば、殿様演出等)を行ってもよいが、この場合、予告アイコンをストックしないいわゆるガセストック演出が行われることとなる。
図112(b1)〜同図(b3)は、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点において実行中の図柄変動表示中に先読み予告の一つである先読みモードが行われている様子が示されている。
図112(b1)に示すように、第1特図始動口230に遊技球が入賞して先読みの対象である図柄変動表示が保留されて、3つ目の保留アイコンh13の表示態様として先読み予告の表示態様としてのサボハニの表示態様の保留アイコンが表示されている。なお、装飾図柄表示装置208では、特図1の変動表示に対応して第1装飾図柄及び第2装飾図柄の変動表示が行われている。
すると、図112(b2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、大当りとなる可能性が高い図柄変動表示が保留されていることを報知する演出である先読みモードが開始される。具体的には、図112(b2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、2つの帯状のスクロール表示領域のそれぞれについて、「激熱接近中」という文字が右から左方向に向かってスクロールする表示が行われている。
その後、特図1の変動時間が経過して変動表示が終了し、次の特図1の変動表示が開始されると、図112(b3)に示すように、その図柄変動表示の実行中に殿様演出が行われ、予告アイコン表示領域285に帽子の予告アイコンI6がストックされる。このように、この演出例によれば、予告アイコンのストックによる先読み予告と、保留アイコンの表示態様の変化による先読み予告の他、背景表示の変更による先読み予告を行うことができる。
また、図112(c1)〜同図(c2)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留された時点において実行中の図柄変動表示中において、殿様演出等を行って、予告アイコンのストックが行われるようにしてもよい。
図112(d1)〜同図(d3)は、同一の図柄変動表示の実行中において、予告アイコンのストックと消化とが行われる様子が示されている。すなわち、当該図柄変動表示中における予告演出が行われることに関する予告アイコンのストック及び消化も実行可能に構成されている。
図112(d1)に示すように、殿様演出により帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に向けて投げつけると、図112(d2)に示すように、帽子の予告アイコンI6は、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に一旦ストックされる。そして、所定時間(例えば、3秒)が経過した後、図112(d3)に示すように、予告アイコン消化演出が行われ、帽子の予告アイコンI6が消化されている。
なお、図112(e1)〜同図(e2)に示すように、殿様演出により帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に投げつけられるが、予告アイコン表示領域285にストックされることなく消化されるようにしてもよい。
図113は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208を中心とした演出の一例を段階的に示す図であって、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の別の変形例を段階的に示す図である。なお、図113では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図113において、保留アイコン表示領域281における2つ目の保留アイコンh12は、先読みの対象である図柄変動表示の保留であることを示すためにハッチングが施されているが、表示態様は、例えば、1つ目の保留アイコンh11と同様、デフォルトの表示態様となっている。
図113(a1)〜同図(a3)は、予告アイコン表示領域と背景表示を説明するステージ名を表示する領域とを兼用する様子が示されている。
図113(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の右下隅部に、現在のステージを示すステージ表示領域289が設けられており、現在のステージは「城下町」となっている。なお、このステージ表示領域289には、現在のステージ名を表示するものの他、例えば、予告の内容や登場キャラクタの説明等のチュートリアル表示を行うようにしてもよいし、予告表示を行うようにしてもよい。このように、ステージ表示領域289は、説明表示領域として機能しているということができる。そして、図113(a1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、上述した殿様演出が行われ、帽子の予告アイコンI6が投げつけられている。
すると、図113(a2)に示すように、装飾図柄表示装置208では、帽子の予告アイコンI6が拡大表示されるとともに、「ストック」の文字表示が付記され、帽子の予告アイコンI6がストックされることが報知される。
すると、図113(a3)に示すように、装飾図柄表示装置208の表示画面の右下に表示されていたステージ表示領域289が予告アイコン表示領域285Dに変更され、この予告アイコン表示領域285Dにおける予告アイコン第1表示領域YA1に帽子の予告アイコンI6が表示される。
なお、図113(b1)〜同図(b3)に示すように、ステージ表示領域289から予告アイコン表示領域285Dに変更せず、殿様演出により出現した帽子の予告アイコンI6をストックすることなく、そのまま消化するようにしてもよい。これにより、当該図柄変動表示中の予告に関する予告アイコンの消化演出を行うことができる。
図113(c1)〜同図(c2)は、予告アイコン表示領域を複数設け、予告アイコンの種類に応じて当該予告アイコンを表示する予告アイコン表示領域を選択する様子が示されている。
図113(c1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、表示画面の左側端部に第1の予告アイコン表示領域285Eが設けられ、表示画面の右側端部に第2の予告アイコン表示領域285Fが設けられている。この演出例では、第1の予告アイコン表示領域285Eは、ボタン予告アイコン以外の予告アイコンが表示される領域となっており、第2の予告アイコン表示領域285Fは、ボタン予告アイコン専用の表示領域となっているが、これに限定されない。第1の予告アイコン表示領域285Eには、4つの表示領域(予告アイコン第1表示領域YAL1、予告アイコン第2表示領域YAL2、予告アイコン第3表示領域YAL3、予告アイコン第4表示領域YAL4)が設けられており、予告アイコン第1表示領域YAL1及び予告アイコン第2表示領域YAL2には、それぞれ帽子の予告アイコンI6が表示されており、予告アイコン第3表示領域YAL3には、手裏剣の予告アイコンI7が表示されている。また、第2の予告アイコン表示領域285Fにも、4つの表示領域(予告アイコン第1表示領域YAR1、予告アイコン第2表示領域YAR2、予告アイコン第3表示領域YAR3、予告アイコン第4表示領域YAR4)が設けられており、いずれの表示領域にも予告アイコンは表示されていない。また、装飾図柄表示装置208では、表示画面の略中央に第2のボタン予告アイコンI11が2つ並んで拡大表示されており、これらの第2のボタン予告アイコンI11がストックされる様子が示されている。
すると、図113(c2)に示すように、第2の予告アイコン表示領域285Fの予告アイコン第1表示領域YAR1及び予告アイコン第2表示領域YAR2にそれぞれ第2のボタン予告アイコンI11が表示される。なお、この演出例において、予告アイコン第1表示領域YAR1、予告アイコン第2表示領域YAR2、予告アイコン第3表示領域YAR3、予告アイコン第4表示領域YAR4にそれぞれ第2のボタン予告アイコンI11が表示されてから、すなわち、第2の予告アイコン表示領域285Fにおいて第2のボタン予告アイコンI11が満タンとなってからこれらの第2のボタン予告アイコンI11が消化された場合と、これよりも少ない数の第2のボタン予告アイコンI11が第2の予告アイコン表示領域285Fに表示された後でこれらの第2のボタン予告アイコンI11が消化された場合とで、大当りに対する信頼度を異ならせるようにしてもよく、例えば、第2のボタン予告アイコンI11がストックされている数が多いほど、大当りとなりやすいように構成してもよい。なお、ストックされたボタン予告アイコンI11のうちのすべてが消化されなくてもよく、例えば、ボタン予告アイコンI11が4つ表示されていても、2つしか消化しない場合があってもよく、この場合において、残りの2つのボタン予告アイコンI11は次の図柄変動表示までストックを維持するようにしてもよいし、消化することなく消去するようにしてもよい。また、第1の予告アイコン表示領域285Eについても、予告アイテムがストックされている数によって大当りに対する信頼度が異なるように構成してもよい。
図113(d1)〜同図(d3)は、予告アイコンの増加演出の他の例を示している。
図113(d1)に示すように、帽子の予告アイコンI6sが変動アイコンh0と2つ目の保留アイコンh12にそれぞれ重ねて小さく表示されており、また、手裏剣の予告アイコンI7sが1つ目の保留アイコンh11に重ねて小さく表示されている。すなわち、この演出例では、保留アイコンに予告アイコンが含まれて表示される場合がある例について示されている。
その後、図113(d2)に示すタイミングで、変動アイコンh0に表示されていた、縮小表示の帽子の予告アイコンI6sが飛び出し、表示画面の中央に向かって移動する。すると、図113(d3)に示すように、帽子の予告アイコンI6が拡大表示するとともに「ストック」という文字表示が付記され、予告アイコン表示領域285に帽子の予告アイコンI6がストックされることが報知される。なお、この演出例では、図柄変動表示の保留が消化される毎に、変動アイコンh0に表示されている予告アイコンをストックする演出を行うようにしていたが、予告アイコンをストックするタイミングはこれに限定されない。
また、この演出例において、図113(e1)に示すように、変動アイコン及び保留アイコンの全てに予告アイコンを表示せず、一部の変動アイコンあるいは保留アイコンにのみ表示するようにしてもよい。
図113(f1)〜同図(f3)は、変動アイコンh0に予告アイコンが表示されていたにもかかわらず、当該予告アイコンがストックされない場合がある例について示されている。
図113(f1)は、同図(d1)を示して上述したのと同様であるので詳細な説明は省略する。
この演出例では、その後、図113(f2)に示すタイミングで第1装飾図柄が仮停止したタイミングで変動アイコンh0の消去アニメーションが開始され、その後、図113(f3)に示すように、変動アイコンh0が消去されるが、このとき、変動アイコンh0とともに、変動アイコンh0に表示されていた帽子の予告アイコンI6sも消去され、帽子の予告アイコンI6がストックされないことが報知される。このように、変動アイコンあるいは保留アイコンに予告アイコンが表示されていたとしても表示された予告アイコンがストックされない場合があってもよい。
図113(g1)〜同図(g3)は、ある予告アイコンが消化された場合に、複数の予告アイコンが消化されたのと同じ効果が得られる演出が行われる様子が示されている。
図113(g1)に示すように、装飾図柄表示装置208では、予告アイコン表示領域285の予告アイコン第1表示領域YA1に、予告アイコンとしての花束の予告アイコンI51が表示されている。この花束の予告アイコンI51は、図72(b)を参照して上述した複数種類の予告アイコンのうちの2以上のアイコンが含まれるものであるが、いずれの予告アイコンが含まれているかについては特定困難な態様となっている。
そして、図113(g2)に示すように、花束の予告アイコンI51が消化されると、花束の予告アイコンI51は、予告アイコン第1表示領域YA1から表示画面の中央まで移動した後、拡大表示される。
その後、図113(g3)に示すように、花束の予告アイコンI51は、帽子の予告アイコンI6とリボンの予告アイコンI8に表示が変化し、花束の予告アイコンI51に含まれていた予告アイコンの種類が認識可能となる。そのため、遊技者は、予告アイコンをストックした楽しみを持たせつつ、いずれの種類の予告アイコンが含まれているのかについての期待感を持たせることができる場合がある。
なお、これまでに説明した実施形態及びこれ以降に説明する実施形態において、予告アイコンは、図柄が停止表示された後も表示が継続されるようにしてもよく、例えば、図柄変動表示の保留がある状態で図柄が停止表示された場合はもちろん、図柄変動表示の保留がない状態で図柄が停止表示されたときに予告アイコンがストックされている場合には、デモ表示中においてもそのストックの状態が維持されるようにしてもよい。また、図柄変動表示の保留のある/なしにかかわらず、予告アイコンがストックされている限りは、ストックの状態が維持されるようにしてもよい。
また、予告アイコンが表示されるまでの時間を予告するようにしてもよい。
また、ストックした予告アイコンが変更したり昇格(レベルアップ)したりする演出を行うようにしてもよく、例えば、ストックされた帽子の予告アイコンI6が扇の予告アイコンI10に変更する演出を行ったり、帽子の予告アイコンI6がストックされている状態でチャンス目の組合せで装飾図柄が停止表示した場合に、当該帽子の予告アイコンI6が千両箱の予告アイコンI9に変更する演出を行うようにしてもよい。また、逆に、ストックした予告アイコンが降格(レベルダウン)する演出を行うようにしてもよい。
また、予告アイコンが消化された際に行われる演出表示が変更したり昇格(レベルアップ)したりする演出を行うようにしてもよく、例えば、帽子の予告アイコンI6が消化される演出が行われているときに扇の予告アイコンI10に変更する演出が行われるようにしてもよいし、帽子の予告アイコンI6が消化されて実行される疑似連演出において、疑似連回数を増加させるようにしてもよい。また、逆に、予告アイコンが消化された際に行われる演出表示が降格(レベルダウン)する演出を行うようにしてもよい。
ボタン予告アイコンが表示されている場合も、ボタン保留アイコンが表示されてもよいが、表示されないようにしてもよい。
ボタン予告アイコンが表示されている場合に、ボタン予告を表示してもよいが、表示しないようにしてもよい。
また、図柄変動表示時間の長さによって、予告アイコンをストックする予告を行うか行わないかを決定するようにしてもよい。
また、大当りとなる図柄変動表示とハズレとなる図柄変動表示とで予告アイコンをストックする予告を行わない場合の変動表示時間の長さは同じであってもよいし、異なってもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで実行される特図2の図柄変動表示の変動表示時間として、予告アイコンのストックを行わない長さの変動時間を選択するようにしてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンをストックする予告を制御的に規制するようにしてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンをストックする予告を行わないように演出データテーブルを設定しておいてもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、予告アイコンのストックを行う長さの変動時間を選択するようにしてもよい。ここで、ストックされた予告アイコンを割り込まれた特図1の図柄変動表示において消化してもよいし、該割り込んだ特図2の図柄変動表示中に消化してもよい。
また、特図1の図柄変動表示に割り込んで特図2の図柄変動表示が実行される場合において、割り込まれる前の特図1の図柄変動表示が行われるよりも前の図柄変動表示においてストックされた予告アイコンは、ストックされたままで消化されないようにしてもよいし、消化するように構成してもよい。
また、予告アイコンの種類としては、上述したものあるいは後述するものに限らず種々のものを採用することができる。
例えば、予告アイコンとして、カスタマイズ用のアイテムが表示されてもよく、このカスタマイズ用のアイテムが消化された場合には、例えば、選択可能なBGMの増加、選択可能な背景の増加、遊技者が選択可能な演出モード(例えば、一発告知モード等)の増加が可能となるようにしてもよい。
また、例えば、演出セレクト用のアイテムが表示されてもよく、この演出セレクト用のアイテムが消化された場合には、例えば、BGMを変更可能としたり、演出モードを変更可能としたり、音量設定や輝度設定を可能となるようにしてもよい。
また、例えば、ユーザー設定クリア用アイテムが表示されてもよく、このユーザー設定クリア用アイテムが消化された場合には、例えば、ユーザー設定をクリア可能となるようにしてもよいし、ユーザー設定をクリアするか否かを確認した上でクリアすることが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、演出モード終了用アイテムが表示されてもよく、この演出モード終了用アイテムが消化された場合には、例えば、先読みモードを終了させたり、演出モードを終了させたりすることが可能となるようにしてもよいし、先読みモードの終了や、演出モードの終了を確認した上で終了することが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、ポイント獲得アイテムや、レベルアップ贈呈用アイテムが表示されてもよく、これらのアイテムが消化された場合には、例えば、ポイントが贈呈されたり、レベルがアップすることが可能となるようにしてもよい。
また、例えば、予告アイコンに対応したリーチ演出が開始されるようにしてもよく、例えば、殿様のアイコンが消化されると、殿様VS剣豪リーチが行われるようにしてもよい。
また、例えば、予告アイコンに対応した予告演出が開始される場合があってもよく、例えば、プレゼントのアイコンが消化されると、「次回予告」というアイコンが表示され、「次回予告」の予告演出が開始されるようにしてもよい。
また、例えば、消化されると占いが開始されるアイコン(占いアイコン)があってもよい。この場合において、占いアイコンは、客待ちデモ演出中にのみ表示されるものであってもよいし、客待ちデモ演出中以外に表示されるものであってもよい。
また、例えば、消化されると、島一斉演出に関する情報が表示されるアイコンがあってもよい。例えば、島一斉演出開始までのカウントダウンが開始されてもよいし、島一斉演出が開始されるまでの時間を表示してもよいし、次に行われる島一斉演出の内容を表示するようにしてもよい。
また、例えば、消化されると、店側カスタマイズが可能となるアイコンがあってもよい。例えば、設置される遊技店の地域にちなんだ演出が行われるようにする設定(例えば、東北地方モードや、中部地方モードの設定等)や、設置される遊技店名の設定ができるようにしてもよい。例えば、設定に応じて、東北地方モードで出現する群予告のキャラクタ(例えば、なまはげ群等)と、中部地方モードで出現する群予告のキャラクタ(例えば、しゃちほこ群等)とで異ならせることができる場合がある。
また、例えば、消化されると、チュートリアル表示が開始されるアイコンがあってもよい。
また、例えば、消化されると、ルーレット演出が開始されるアイコンがあってもよい。このルーレット演出では、例えば、保留アイコンの表示態様の昇格演出が行われることを示す結果が表示されたり、当該図柄変動表示についての予告が行われることを示す結果が表示されるもの等がある。
また、例えば、消化されると、図柄の表示態様が変化したり、元に戻ったりするアイコンがあってもよい。
次に、上述した実施形態の変形例について、図114及び図115を参照しながら説明する。ここで、図114は、本実施形態のパチンコ機100の装飾図柄表示装置208において実行可能な演出の一例を段階的に示す図であり、図115は、予告アイテム関係の抽選テーブルについて説明する図である。
図114には、装飾図柄表示装置208、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図保留ランプ218及び第2特図保留ランプ220が示されている。なお、普図表示装置210、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては図示を省略している。
図114(a)に示す装飾図柄表示装置208では、特図1の保留アイコン表示領域281Aと特図2の保留アイコン表示領域282Aとが、装飾図柄表示装置208の表示領域の下方において左右に隣接するようにして表示されている。図114(a)では、特図1及び特図2のいずれも保留数は0である。そして、装飾図柄表示装置208では、はずれに対応した装飾図柄の組み合わせである「装飾2−装飾3−装飾4」で停止表示されている。また、特図2の保留アイコン表示領域282Aの上方には、予告アイコン表示領域285Aが配置されており、姫の予告アイコンIhが表示されている。なお、予告アイコン表示領域285Aにおいて、予告アイコンは左詰めで表示されているが、予告アイコンの表示位置はこれに限定されない。また、予告アイコン表示領域285は、常時表示されるようにしてもよいし、必要に応じて表示したりしなかったりする場合があってもよい。
図114(b)では、第1特図始動口230に2つの遊技球が入賞した様子が示されている。特図1の保留アイコン表示領域281Aでは、1つ目の保留に対応する保留アイコンh11と、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が左詰めで並んで表示されている。これらの保留アイコンh11,h12はいずれもデフォルトの表示態様となっている。
その後、図114(c)に示すタイミングで、特図1の図柄変動表示が開始される。特図1の保留アイコン表示領域281Aでは、1つ目の保留が消化されたため、2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が左側に移動して1つ目の保留に対応する保留アイコンh11として表示される。また、このとき、第2特図始動口232に遊技球が入賞したため、特図2の保留アイコン表示領域282Aでは、1つ目の保留に対応する保留アイコンh21が左詰めで表示されている。この保留アイコンh21はデフォルトの表示態様となっている。
そして、図114(d)に示すタイミングとなったときに、特図1の1つ目の保留に対応する保留アイコンh11の表示態様が先読み予告の表示態様(「熱」と表示された表示態様)に変化する。
保留アイコンh11の表示態様が変化した後、図114(e)に示すタイミングとなったときに、予告アイコン表示領域285Aに、殿様の予告アイコンItと姫の予告アイコンIhとが追加して表示される。すなわち、予告アイコンが増加する表示が行われている。
その後、図114(f)に示すように、左図柄表示領域208aに「装飾4」が停止表示されるとともに、2つの姫の予告アイコンIhのうちの後で増加した姫の予告アイコンIhが消化され、「アタリ」と「クエスチョンマーク」の文字表記の吹き出しを伴う姫のキャラクタHIが出現する。なお、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、左図柄の停止表示タイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
その後、図114(g)に示すように、右図柄表示領域208cに「装飾2」が停止表示した後、中図柄表示領域208bに「装飾3」が停止表示されて、はずれの結果であることが報知される。
本実施形態では、特図2の図柄変動表示が、特図1の図柄変動表示に優先して実行されるので、図114(h)に示すタイミングでは、特図2の図柄変動表示が開始される。本実施形態では、特図2の図柄変動表示が特図1の図柄変動表示に割り込んで実行された場合には、当該特図2の図柄変動表示の結果がはずれとなる場合には、予告アイコンの消化は行われないし、予告アイコンの増加表示も行われない。そのため、特図2の図柄変動表示が行われている間は、予告アイコンを表示せず、あるいは、予告アイコン表示領域285Aを表示しないようにしてもよい。なお、当該特図2の図柄変動表示の結果が大当りとなる場合には、予告アイコンの消化及び増加表示のいずれも行わないようにしてもよいし、予告アイコンの消化及び増加表示が行われる場合があってもよい。一方、保留アイコン表示領域281A,282Aは引き続き表示されるようにしてもよいし、いずれの保留アイコン表示領域281A,282Aも非表示とされるようにしてもよいし、特図2の保留アイコン表示領域282Aのみ表示されるようにしてもよい。なお、特図2の図柄変動表示が割り込んで行われる場合には、背景を専用の背景に変更するようにしてもよい。専用の背景が表示される場合には、予告アイコン表示領域285Aを非表示にし、保留アイコン表示領域281A,282Aだけ表示するようにしてもよい。
その後、図114(i)に示すように、「装飾3−装飾2−装飾3」の装飾図柄の組み合わせで停止表示し、特図2の図柄変動表示の結果がはずれであることが報知される。
続いて、図114(j)に示すタイミングとなって、保留されている特図1の図柄変動表示が開始された後、殿様の予告アイコンItが消化され、「アタリ」と「クエスチョンマーク」の文字表記の吹き出しを伴う殿様のキャラクタYIが出現する。なお、殿様のキャラクタYIの出現のタイミングは、装飾図柄の図柄変動表示の開始よりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。また、図114(j)では、予告アイコン表示領域285Aに、悪代官の予告アイコンIdが追加して表示される。すなわち、予告アイコンが増加する表示が行われている。ここで、悪代官の予告アイコンIdが追加して表示されるタイミングは、殿様の予告アイコンItの消化表示が開始されるよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
その後、図114(k)に示すように、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208aにおいて「装飾3」の装飾図柄が停止表示されるとともに、姫の予告アイコンIh及び悪代官の予告アイコンIdが消化され、姫のキャラクタHI及び悪代官のキャラクタDIが出現する。なお、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、左図柄の停止表示タイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。また、姫のキャラクタHIの出現のタイミングは、悪代官のキャラクタDIの出現のタイミングよりも前であってもよいし、後であってもよいし、同時であってもよい。
そして、図114(m)のタイミングとなると、装飾図柄表示装置208では、右図柄表示領域208cに「装飾3」が停止表示した後、中図柄表示領域208bに「装飾3」が停止表示されて、大当りとなったことが報知される。
続いて、この演出例における予告アイコンの増加表示及び消化表示を実行するか否かを決定するための予告アイコン関係の抽選テーブルの構成について説明する。
図115(A)に示すように、特図1の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果が大当りである場合には、特図1の保留の先読みの結果にかかわらず、4/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、3/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、2/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、40/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、35/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、25/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。なお、これらの増加表示及び消化表示の実行抽選は、各予告アイコンごとに行われるので、2以上の予告アイコンについて同時に増加表示が行われたり、2以上の予告アイコンについて同時に消化表示が行われる場合がある。
また、特図1の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定の結果がはずれである場合には、図55の保留の先読みの結果、大当りとなる図柄変動表示が保留されている場合には、3/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、2/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、1/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、1/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、10/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、15/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。
一方、図115(B)に示すように、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果が大当りである場合には、特図1の保留の先読みの結果に関わらず、25/50の確率で殿様の予告アイコンの増加表示を実行し、20/50の確率で姫の予告アイコンの増加表示を実行し、7/50の確率で悪代官の予告アイコンの増加表示を実行する。また、一方で、20/50の確率で殿様の予告アイコンの消化表示を実行し、15/50の確率で姫の予告アイコンの消化表示を実行し、5/50の確率で悪代官の予告アイコンの消化表示を実行する。なお、例えば、通常の遊技状態(非電サポ状態)において、第2特図始動口232に入賞することを想定していないパチンコ機にあっては、大当り判定結果が大当りであっても、いずれの予告アイコンについても増加表示を行わず、いずれの予告アイコンについても消化表示を行わないようにしてもよい。
また、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果がはずれである場合には、特図1の保留の先読みの結果に関わらず、いずれの予告アイコンについても増加表示を行わず、いずれの予告アイコンについても消化表示を行わない。
なお、例えば、電サポ状態が終了し、特図2の図柄変動表示について1又は複数の保留が残っている場合に、特図2の保留についての先読み予告として予告アイコンの消化表示を行わないようにしてもよく、また、特図2の図柄変動表示の開始に伴って実行される大当り判定結果に応じて予告アイコンの増加表示及び消化表示を行うようにしてもよい。
次に、本実施形態にかかるパチンコ機100において実行される演出の他の具体例について、図116〜図127を参照しながら説明する。
図116〜図127は、本実施形態に適用可能なパチンコ機100の装飾図柄表示装置を中心とした演出の変形例を段階的に示す図である。なお、図116〜図127では、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、普図表示装置210、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、普図保留ランプ216及び第4図柄表示装置284aについては、図示を省略している。また、図116〜図127では、装飾図柄表示装置を3つ横列に並べて配置した例を示している。すなわち、3つの装飾図柄表示装置のうちの中央に配置される第1装飾図柄表示装置208Lと、第1装飾図柄表示装置208Lの左側に配置される第2装飾図柄表示装置208Mと、第1装飾図柄表示装置208Lの右側に配置される第3装飾図柄表示装置208Nとにより表示が行われている。なお、第1装飾図柄表示装置208Lは、メイン表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、サブ表示装置という場合があり、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、幅方向の長さが第1装飾図柄表示装置208Lの略半分の長さよりも短く、また、高さもわずかに短い。また、第2装飾図柄表示装置208Mは、その右端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Lの左端辺部分の前面側に重なっており、第3装飾図柄表示装置208Nは、その左端辺部分が第1装飾図柄表示装置208Nの右端辺部分の前面側に重なっている。さらに、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、それぞれ第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って、互いに近接する方向にスライド移動可能に構成されている。また、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nは、互いに最も近接した状態となった場合に、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って一体的に回転することができるように構成されている。なお、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208Nの各名称は、各表示装置について装飾図柄が必ずしも変動表示するものではなく、便宜的に名称付けたものであり、表示装置の解釈を狭小するものではないことを念のためここに付言する。また、第1装飾図柄表示装置208Lの前面側には、透明の導光板が配置されており、遊技者は導光板を介して第1装飾図柄表示装置208Lの表示状態を視認可能とされている。導光板は、透過領域に所定のレンズカットが施されている。導光板の側端部近傍の適宜位置にはLED等の発光体が設けられ、発光体からの光がレンズカット部分で前方に向けて反射することにより、透過領域が所定の模様で発光しているように見せることができるように構成されている。図116〜図127に示される実施形態では、導光板には所定のエフェクト画像を模した模様のレンズカットが施されている。なお、導光板は光を照射する分の厚みよりも光を遊技者側に向けて屈折させる領域の部分の厚みのほうが薄いように構成されている。そのため、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの表示状態が視認しやすくなる場合がある。また、導光板が可動するものであってもよい。また、導光板は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのうちの少なくとも一つの表示装置よりも手前側に設けられていればよい。また、図116〜図126では、スピーカ120及び演出ボタン136の様子が示されている。
図116は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の例を段階的に示す図であり、図117は、図116に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。
図116(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にユーザーインタフェイス(UI)部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図116(a)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、変動アイコンh0の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT1が配置されており、遊技や演出に関する様々な情報が表示(チュートリアル表示)が行われ、その内容は適宜のタイミングで更新される。図116(a)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されており、殿様のキャラクタに関する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。なお、UI部は、第1装飾図柄の変動表示中に優先して表示されており、第1装飾図柄の表示領域とは重ならない領域に設けられているが、第1装飾図柄の表示領域と重なってもよい。また、ここで、説明表示部(あるいは、説明表示領域)とは、場所そのものというパターンの他、あるものが表示される場所のことであってもよい。具体的には、ステージ名を表示する構成でかつ、あるステージに移行すると熱いという構成において、そのステージ名を赤く表示する場合は、その表示は予告ではなく説明表示という場合がある。逆に言うと、通常のステージ名を白く表示する場合には、赤のステージ名表示と比較すると熱くないので、これも予告の一種になってしまう場合もある。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部に、現在行われているステージ名やリーチ名を表示するための、説明表示部としてのステージ名表示部ST1が配置されている。図116(a)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。なお、殿様のキャラクタは常時表示されてもよいし、常時表示されていなくてもよい。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、演出可動体の一つである家紋役物224Eが配置されており、演出内容に応じて、上下方向に移動することができるように構成されている。また、家紋役物224Eには、内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、演出可動体の一つである八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されており、演出内容に応じてそれぞれ上下方向に移動することができるように構成されている。また、八代役物224Fa及び将軍役物224Fbはいずれも内部にフルカラーLED等の発光手段が内蔵されており、演出内容に応じて様々な発光態様で発光することができる。
続いて、図116(b)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコンh13(第3の保留アイコン)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。この演出例では、第3の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。このとき、スピーカ120から、「ポン」という音声出力がなされ、保留表示による先読み予告が行われたことを報知している。
その後、図116(c)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図116(d)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図116(d)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」の文字表示が行われている。このように、チュートリアル表示部TT1における説明表示は、複数の図柄変動表示に跨って行われる場合がある。
その後、図116(e)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾のようなアイコン(爆弾アイコン)I61を投げようとする様子が示されている。爆弾アイコンI61は、殿様のキャラクタが投げることにより、演出に様々な影響を与えるアイコンである。なお、爆弾アイコンI61の投てきは、表示される予告アイコンを特定可能あるいは不可能なアニメーションで表示されてもよい。この場合、投てきの途中から特定可能であってもよいし、初めから特定可能であってもよい。また、消化された場合の大当り期待度が高い予告アイコン(高期待度予告アイコン)に係るアニメーションと、高期待度予告アニメーションよりも消化された場合の大当り期待度が低い予告アイコンに係るアニメーションとで、アニメーションの表示態様が同じであってもよいし、異なる態様であってもよい。
図116(f)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。
すると、図116(g)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されており、予告アイコンが消化されることにより何かが起こることの説明がなされている。なお、チュートリアル表示部TT1の表示が変更されるタイミングは、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへ移動するタイミングと同時であってもよいし、爆弾アイコンI61の第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへの移動よりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI61の第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lへの移動よりも後のタイミングであってもよい。このように、チュートリアル表示部TT1では、一の図柄変動表示において複数種類の説明表示が表示される場合がある。
その後、図116(h)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂した後、図116(i)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。剣豪の予告アイコンI62は、後述するように、剣豪リーチに移行することを予告するアイコンである。また、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「ドン」という音声が出力される。ここで、予告アイコンは1対1〜多対多(例えば、N対N)の組合せがあってもよい。
すると、図116(j)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを報知し、その後、図116(k)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。このように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されるため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。ここで、視認困難とは、予告アイコンがチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置となっていない場合よりも視認困難という意味である。また、翻って言えば、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なることで、遊技者に、チュートリアル表示部TT1の表示や剣豪の予告アイコンI62の表示に注意を惹きやすくすることができる場合がある。また、チュートリアルの存在に気づいたり、先や今後起こりうる演出説明よりも当該図柄変動表示に集中させることができる場合がある。
なお、剣豪の予告アイコンI62の配置位置は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置の他、チュートリアル表示部TT1の近傍となる位置に配置してもよく、このようにしても同様の効果を得ることができる場合がある。また、チュートリアル表示部TT1に表示されている文字表示が示す内容は、例えば、剣豪の予告アイコンI62に関する内容であってもよいし、剣豪の予告アイコンI62とは全く関係のない内容であってもよいし、現在演出中に関する内容であってもよいし、現在演出中のものとは全く関係ない内容であってもよい。図116(j)では、チュートリアル表示部TT1に表示されている文字表示の内容が予告アイコンに関する表示であり、剣豪の予告アイコンI62と関連する表示となっているが、剣豪の予告アイコンI62の表示に関連して表示されたものではなく、たまたま説明の内容と関連しているが、チュートリアル表示部TT1に表示される文字表示の内容を、剣豪の予告アイコンI62が表示されることに合わせて決定されるように構成されていてもよい。チュートリアル表示を予告アイコンに合わせて表示する場合、チュートリアル表示を予告アイコンよりも先に表示してもよいし、予告アイコンをチュートリアル表示よりも先に表示してもよいし、チュートリアル表示と予告アイコンを同時に表示してもよい。チュートリアル表示部TT1に重なって配置された剣豪の予告アイコンI62は、後述するように、先読みの対象である図柄変動表示において消化される。なお、剣豪の予告アイコンI62が先読みの対象の図柄変動表示よりも前に行われる図柄変動表示において消化される場合があってもよい。これにより、先読みの対象である図柄変動表示が開始されるよりも前に、チュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップが解消される。なお、この演出例では、予告アイコンをチュートリアル表示部TT1にストックするものについて説明したが、予告アイコンをステージ名表示部ST1にストックするものであってもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図116(l)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。また、図116(l)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の表示が「予告アイコン消化で・・・」から「パンダは殿様の師匠」に変更されており、殿様のキャラクタとパンダのキャラクタとの関係についての説明がなされている。すなわち、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1に重なって表示されている状態で、チュートリアル表示部TT1の表示が新たな内容に変更される場合がある。さらに換言すれば、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1にオーバーラップした状態で新たな説明表示が開始しているということもできる。なお、チュートリアル表示部TT1の表示変更のタイミングは、装飾図柄が停止表示されるタイミングと同じであってもよいし、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも後のタイミングであってもよい。なお、チュートリアル表示部TT1の表示変更のタイミングが、装飾図柄が停止表示されるタイミングよりも前のタイミングである場合には、チュートリアル表示部TT1では、一の図柄変動表示において複数回の説明表示が開始される場合があるということができる。
図116(m)は、先読みの対象となった図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示が終了した様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾1−装飾5−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定されている。このとき、変動アイコンh0も消去されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾1−装飾5−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。また、図116(m)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の表示が「パンダは殿様の師匠」から「八代将軍が動くと・・・」に変更されており、八代役物224Faと将軍役物224Fbが動作すると何かが起こることの説明がなされている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図116(n)に示すように、保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となる。また、図116(n)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図116(o)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、図116(p)に示すタイミングで、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始し、剣豪の予告アイコンI62が消化されるか否かについての期待感を煽っている。このようにすることで、遊技者に、予告アイコンが早く使われてほしいと切望させることができる場合がある。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪の予告アイコンI62の揺動に合わせてエフェクト表示が行われている。なお、エフェクト表示を行わなくてもよい。このエフェクト表示は、チュートリアル表示部TT1の文字表示部分にかかっており、そのため、説明表示に注目させることができる場合がある。
その後、図116(q)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。このとき、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。これにより、チュートリアル表示部TT1への剣豪の予告アイコンI62によるオーバーラップ状態が解消され、遊技者は、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しやすくなる場合がある。
その後、図116(q)に続く図117(a)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に発展することを報知する表示が行われる。すなわち、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62の消化により、剣豪リーチへの発展を予告している。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示される。
そして、図117(b)に示すように、導光板に対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成され、この剣豪リーチにおける大当りに対する信頼度が高いことを演出している。ここで、導光板に形成された模様は、チュートリアル表示部TT1とオーバーラップしており、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しにくくなる場合がある。
図117(c)は、剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、背景表示が城下町の背景から剣豪リーチ専用の背景に変更されており、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるステージ名表示部ST1では、「剣豪リーチ」の文字表示がなされている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが行われており、図117(c)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが対峙する様子が表示されている。なお、剣豪リーチでは、UI部が下方にフレームアウトされており、そのため、変動アイコンh0の表示位置が下方に移動している。また、このとき、保留アイコンが消去されてからUI部がフレームアウトしてもよいし、保留アイコンごとUI部がフレームアウトしてもよい。また、保留アイコンの他、説明表示がなされている状態では、保留アイコンと説明表示が同時に消去されてからUIがフレームアウトしてもよい。ここで、保留アイコンと説明表示が消去されるタイミングが異なっていてもよい。
図117(d)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図117(e)に示されるタイミングになると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示されて演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、演出ボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138が操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。なお、チャンスボタンランプ138の発光態様が変更されるタイミングは、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングと同時であってもよいし、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングよりも前であってもよいし、演出ボタン画像136aが表示されるタイミングよりも後であってもよい。
その後、図117(f)に示されるタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図117(g)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。
その後、図117(h)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に敗れ、同図(i)では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄ともに「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図117(j)に示すタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nで表示されていた第1装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lにおいて「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾2−装飾3−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。なお、一旦ハズレ表示した後に復活演出を行う予告アイコン(例えば、上述した扇の予告アイコンI10)がストックされている場合には、背景表示が剣豪リーチの背景から通常の背景である城下町の背景に戻った後に消化されるようにしてもよい。
図118は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出及び消化演出の他の例を段階的に示す図であり、図119は、図118に示す演出の一例の続きを段階的に示す図である。なお、図118(a)〜同図(l)は、図116(a)〜同図(l)と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図118(m)は、先読みの対象となった図柄変動表示の1つ前に行われる図柄変動表示が行われている様子が示されている。図118(m)に示すタイミングでは、中図柄表示領域208bに「C」と表示された予告アイコン図柄CS(「装飾C」という場合がある)が停止表示され、「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組合せで仮停止表示している。この予告アイコン図柄CSは、導出表示されると、後述するチャンスアップの予告アイコンI63がストックされることを報知する機能を有している。なお、予告アイコン図柄CSが表示された場合には、必ずチャンスアップの予告アイコンI63がストックされるものであってもよいし、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされない場合があってもよい。また、予告アイコン図柄CSは、チャンスアップの予告アイコンI63を模した画像(拡大縮小した画像そのものも含まれる)を含んでもよく、それが予告アイコン表示領域に移動するようにしてもよい。すなわち、図柄による予告アイコン取得アニメは投てきアニメーションとは異なり、予告アイコンを特定可能に表示されるものであればよい。また、予告アイコン図柄CSとチャンスアップの予告アイコンI63のように対応していないものがあってもよい。また、図柄で表示される予告アイコンの種類は、図柄で表示されない予告アイコンの種類よりも多くてもよいし、少なくてもよい。殿様のキャラクタに係るアニメーション(例えば、投てきアニメーション)の契機で表示される予告アイコンの種類は、図柄に係るアニメーション(例えば、予告アイコン図柄CSが表示されて行われるアニメーション)の契機で表示される予告アイコンの種類と異なっていてもよく、少なくとも一部の予告アイコンについては、両方のアニメーションの契機で表示されるアイコンであってもよい。ある予告アイコンは図柄とミニキャラの両方で表示される場合があってもよい。例えば、疑似連予告のアイコンは二つの契機で表示される場合があり、1の変動で別々の契機で2つストックされる場合があってもよいし、されなくてもよい。また、第2装飾図柄では、いずれの図柄列においても装飾図柄の変動表示が行われている。なお、変動アイコンh0は、ここでは消去されているが、表示されていてもよい。また、チュートリアル表示部TT1の表示が、「パンダは殿様の師匠」から「八代将軍が動くと・・・」に変更されている。
上述したように、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSが導出表示されると、図118(n)に示すように、予告アイコン図柄CSからチャンスアップの予告アイコンI63が飛び出し、図118(o)に示すように、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置であって、剣豪の予告アイコンI62の右側に移動し、配置(ストック)される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされたことを報知する。なお、チャンスアップの予告アイコンI63が飛び出したタイミングでは、音声出力による報知は特に行われない。これは、予告アイコン図柄CSが導出されることにより、チャンスアップの予告アイコンI63がストックされることが遊技者に容易に認識できるからであるが、音声による報知を行うようにしてもよい。このように、この演出例では、複数の予告アイコンにより、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部を視認困難とすることができる場合がある。また、この演出例によれば、複数の予告アイコンをストック可能に構成されている。また、この演出例では、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63とでストックされる契機が異なっており、そのため、ストックされるまでの演出内容がそれぞれで異なっている。
その後、図118(p)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図118(q)に示すように、保留アイコンh11が移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となる。また、図118(q)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。
その後、図118(q)に続く図119(a)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成される。
その後、図119(b)に示すタイミングで、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始する。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪の予告アイコンI62の揺動に合わせて表示されるエフェクト表示が、チュートリアル表示部TT1の文字表示部分の他にも、剣豪の予告アイコンI62の右側にストックされているチャンスアップの予告アイコンI63にもかかっており、そのため、説明表示の他にもチャンスアップの予告アイコンI63がストックされていることに注目させることができる場合がある。
その後、図119(c)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。このとき、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。この演出例では、チュートリアル表示部TT1への剣豪の予告アイコンI62によるオーバーラップ状態が解消されるが、チャンスアップの予告アイコンI63は依然としてチュートリアル表示部TT1にオーバーラップしている状態となっている。また、剣豪の予告アイコンI62が消化される際に、剣豪の予告アイコンI62の周囲を所定のエフェクト表示を表示して剣豪の予告アイコンI62を目立たせるようにしているが、図119(c)に示すように、このエフェクト表示がチュートリアル表示部TT1やチャンスアップの予告アイコンI63にかかっており、説明表示やチャンスアップの予告アイコンI63にも注意を惹くことができる場合がある。
図119(d)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、剣豪リーチに発展することを報知する表示が行われる。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lで表示されていた第1装飾図柄は、第3装飾図柄表示装置208Nの上方で小さく表示される。
そして、図119(e)に示すように、導光板に対応する発光手段が発光してエフェクト画像を模した模様が形成される。ここで、導光板に形成された模様は、チュートリアル表示部TT1とオーバーラップしており、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しにくくなる場合がある。また、この導光板に形成された模様は、スーパーリーチ(剣豪リーチ)に移行するまでに消化されなかったチャンスアップの予告アイコンI63にもオーバーラップしており、チャンスアップの予告アイコンI63の表示状態が視認しにくくなる場合がある。すなわち、図119(e)に示される演出例では、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示の一部が導光板に形成された模様及びチャンスアップの予告アイコンI63によって隠された状態となっている。ここで、導光板と装飾図柄表示装置との間には所定の間隔が設けられているので、遊技者の見る位置によっては、導光板に形成された模様によるオーバーラップを回避することができ、チャンスアップの予告アイコンI63を視認容易とすることができる場合がある。
図119(f)は、剣豪リーチが行われている様子が示されている。すなわち、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nでは、背景表示が城下町の背景から剣豪リーチ専用の背景に変更されており、第2装飾図柄表示装置208Mにおけるステージ名表示部ST1では、「剣豪リーチ」の文字表示がなされている。そして、第1装飾図柄表示装置208Lでは、決闘シーンのアニメーションが行われており、図119(f)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタと剣豪のキャラクタが対峙する様子が表示されている。なお、剣豪リーチでは、UI部が下方にフレームアウトされており、そのため、変動アイコンh0の表示位置が下方に移動しているが、チャンスアップの予告アイコンI63はその影響を受けず、表示位置は変わっていない。
図119(g)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図119(h)に示されるタイミングになると、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターとともにボタン画像136aが表示される。このとき、チャンスボタンランプ138は操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。ここで、チャンスアップの予告アイコンI63は揺動を開始し、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されるか否かについての期待感を煽っている。このとき、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チャンスアップの予告アイコンI63の揺動に合わせてエフェクト表示が行われている。
その後、図119(i)に示されタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図119(j)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像(第1のカットイン画像)が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。
すると、図119(k)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していたチャンスアップの予告アイコンI63が上方に移動し、消化されている様子が示されている。
すると、図119(l)に示すように、殿様の顔のアングルが異なり、表示画像が右上方向に延在した第2のカットイン画像が、第1のカットイン画像に重ねて表示され、大当りに対する信頼度が高まったことが報知されている。すなわち、カットイン画像による予告が、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されることによりランクアップしていることが示されている。なお、第2のカットイン画像を表示するときに第1のカットイン画像を消去するようにしてもよく、すなわち、第1のカットイン画像を第2のカットイン画像に置き換えて表示するようにしてもよい。また、第2のカットイン画像が表示される際に、他の予告アイコンがストックされいる場合には、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップするようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップされるようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップしないようにしてもよいし、第2のカットイン画像がストックされている予告アイコンにオーバーラップされないようにしてもよい。なお、これまでに説明された実施形態及び以下に説明される実施形態において、消化された予告アイコンが消去されるタイミングは、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始されるタイミングと同時であってもよいし、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始される前のタイミングであってもよいし、当該予告アイコンに対応する演出の実行が開始される後のタイミングであってもよい。また、この演出例において、予告アイコンは、チュートリアル表示部TT1が表示される場合には、当該チュートリアル表示部TT1にオーバーラップするが、チュートリアル表示部TT1が表示されていない場合には、いずれの表示にもオーバーラップしていない。すなわち、ストックされた予告アイコンは、表示される領域が予め定められており、ある契機では他の画像にオーバーラップする場合があるが、ある契機では他の画像にオーバーラップしない場合があるということができる。なお、図119(h)に示されるボタン表示の昇格にチャンスアップの予告アイコンI63が使用される場合は、他の昇格対象であるカットイン表示の開始前などに予告アイコンが消化されて消えていてもよいし、消えていなくてもよい。
その後、図119(m)に示すように、主人公の殿様が敵役の剣豪に勝利し、同図(n)では、第1装飾図柄及び第2装飾図柄ともに「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組合せが導出されて揺れ変動が開始される。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図119(o)に示すタイミングで、第3装飾図柄表示装置208Nで表示されていた第1装飾図柄が第1装飾図柄表示装置208Lにおいて「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、大当りの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾2−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
図120は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の例を段階的に示す図である。図120では、第3装飾図柄表示装置208Nで予告アイコンを表示させた後、第3装飾図柄表示装置208Nをスライド移動させることにより、表示させた予告アイコンをストック位置まで搬送するような演出表示を行っている様子が示されている。
図120(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図120(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図120(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の上方に宝箱画像TRが表示されており、後述するように、この宝箱画像TRから予告アイコンが出現する演出表示が行われる場合がある。また、この演出例では、第3装飾図柄表示装置208Nの下方に、チュートリアル表示部TT1が配置されており、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図120(a2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、宝箱画像TRの蓋が開放し、中から爆弾アイコンI61が下方に向かって飛び出してくる様子が示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、説明表示が「予告アイコン消化で・・・」から「剣豪は殿様の宿敵です」に変更されている。なお、チュートリアル表示部TT1における説明表示の変更のタイミングは、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングと同じであってもよいし、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出すタイミングよりも後のタイミングであってもよい。
すると、図120(a3)に示すように、宝箱画像TRから飛び出した爆弾アイコンI6が破裂する。この破裂のエフェクト表示は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なっており、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。その後、図120(a4)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップしているため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。そして、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされることを報知している。
すると、図120(a5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nが第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って左方向にスライド移動する。その後、図120(a6)に示すように、剣豪の予告アイコンI62の表示が第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示座標上を維持するように、第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に向かって右方向にスライド移動する。すなわち、剣豪の予告アイコンI62があたかも第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面上のある位置で動いていないかのような態様(すなわち、剣豪の予告アイコンI62を第1装飾図柄表示装置208Lに置いていくかのような態様)で第3装飾図柄表示装置208Nを移動させながら剣豪の予告アイコンI62が表示されている。図120(a6)に示されるタイミングでは、剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示されている様子が示されている。剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nから完全に第1装飾図柄表示装置208Lに移ると、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップが解消される。その後も、第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置に向かって右方向にスライド移動を継続し、図120(a7)に示すように、初期位置まで復帰する。
次に、図120(b1)〜同図(b8)を参照して、複数の装飾図柄表示装置を跨いで行われる予告アイコン増加演出の別の例について説明する。
図120(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図120(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、この演出例では、チュートリアル表示部TT1が第1装飾図柄表示装置208Lの右下部分に配置されており、説明表示として「剣豪は殿様の宿敵です」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図120(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の下方に宝箱画像TRが表示されており、この宝箱画像TRから予告アイコンが出現する演出表示が行われる場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置され、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図120(b2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、宝箱画像TRの蓋が開放し、中から爆弾アイコンI61が上方に向かって飛び出してくる様子が示されている。
すると、図120(b3)に示すように、宝箱画像TRから飛び出した爆弾アイコンI6が拡大表示された剣豪の予告アイコンI62に変化し、その後、図120(b4)に示すように、宝箱画像TRが消去される。このとき、スピーカ120からその旨を報知する「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされることを報知している。なお、スピーカ120からの音声出力のタイミングは、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングと同じタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI6から剣豪の予告アイコンI62に変化するタイミングよりも後のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するよりも前のタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するタイミングと同じタイミングであってもよいし、宝箱画像TRが消去するよりも後のタイミングであってもよい。
すると、図120(b5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nが第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って左方向にスライド移動する。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nの下端部分が第1装飾図柄表示装置208Lの右下部分に表示されたチュートリアル表示部TT1の前面側にUI部とともにオーバーラップする。このとき、第3装飾図柄表示装置208Nでは、図120(b5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されたUI部に重なる部分は表示し、チュートリアル表示部TT1は表示しない。そのため、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されたチュートリアル表示部TT1は、第3装飾図柄表示装置208Nによってオーバーラップされることにより、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
その後、図120(b6)に示すように、剣豪の予告アイコンI62の表示が第1装飾図柄表示装置208Lにおける表示座標上を維持するように、第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置に向かって右方向にスライド移動する。すなわち、剣豪の予告アイコンI62があたかも第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面上のある位置で動いていないかのような態様(すなわち、剣豪の予告アイコンI62を第1装飾図柄表示装置208Lに置いていくかのような態様)で第3装飾図柄表示装置208Nを移動させながら剣豪の予告アイコンI62が表示されている。図120(b6)に示されるタイミングでは、剣豪の予告アイコンI62が第3装飾図柄表示装置208Nと第1装飾図柄表示装置208Lに跨って表示されている様子が示されている。その後も、第3装飾図柄表示装置208Nは、初期位置に向かって右方向にスライド移動を継続し、図120(b7)に示すように、初期位置まで復帰する。第3装飾図柄表示装置208Nが初期位置まで復帰すると、第1装飾図柄表示装置108Lに表示されていたチュートリアル表示部TT1への第3装飾図柄表示装置208Nによるオーバーラップが解消され、遊技者は、チュートリアル表示部TT1に表示された説明表示が視認しやすくなる場合がある。
すると、図120(b8)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを報知する。このように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置に配置されるため、チュートリアル表示部TT1に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
なお、この演出例において、例えば、図120(b5´)に示すように、第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nの下端縁の高さを、少なくとも第1装飾図柄表示装置208Lに表示されるチュートリアル表示部TT1が表示される位置よりも高くすると、第3装飾図柄表示装置208Nがスライド移動して第1装飾図柄表示装置208Lにオーバーラップしても、チュートリアル表示部TT1に対してはオーバーラップしない状態を創出することができるので、例えば、予告アイコンが表示された第3装飾図柄表示装置208Nが、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されているチュートリアル表示部TT1の近傍でスライド移動するので、チュートリアル表示部TT1の表示状態を視認しながら第3装飾図柄表示装置208Nによる演出も見ることができる場合がある。
なお、図120に示される演出例において、チュートリアル表示部TT1に予告アイコンが表示されている場合において、第3装飾図柄表示装置208Nをスライド移動させた後、予告アイコンに第3装飾図柄表示装置208Nをオーバーラップさせ、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた予告アイコンを第3装飾図柄表示装置208Nに移して運んでいくような演出表示を行ってもよい。これにより、第3装飾図柄表示装置208Nによって予告アイコンが運ばれることにより、チュートリアル表示部TT1への予告アイコンのオーバーラップの状態が解消され、説明表示が視認しやすくなる場合がある。
図121は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の例を段階的に示す図である。図121では、通常時ではチュートリアル表示部TT1はフレームアウトしており、説明表示が行われる場合に、下方からフレームインしてくる様子が示されている。
図121(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図121(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第3の保留アイコンh13は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図121(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。なお、図121(a1)に示されるタイミングでは、チュートリアル表示部TT1は、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nのいずれにも表示されていない。
その後、図121(a2)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1のフレームインが開始され、その後、図121(a3)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置され、図121(a4)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1に、「殿様は八代将軍です」が表示される。
その後、チュートリアル表示部TT1による表示を所定時間(例えば、5秒)行うと、図121(a5)〜同図(a6)に示すように、チュートリアル表示部TT1が下方に移動し、第1装飾図柄表示装置208Lからフレームアウトする。なお、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示は、フレームアウトするアニメーションが開始する前に消去されてもよいし、フレームアウトするアニメーションが開始するタイミングで消去されてもよいし、フレームアウトするアニメーションが開始した後のタイミングで消去されてもよいし、チュートリアル表示部TT1のフレームアウトが完了するまで表示されていてもよい。
その後、図121(a7)に示すように、例えば、図116(e)〜同図(j)に示して上述した要領で、剣豪の予告アイコンI62がストックされた後、図121(a8)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。
その後、図121(a9)に示されるタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側の枠下からチュートリアル表示部TT1によるフレームインが再び開始され、その後、図121(a10)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1が所定の表示位置に配置される。このとき、チュートリアル表示部TT1は、ストックされた剣豪の予告アイコンI62の背面側に配置され、その結果、剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされる。
その後、図121(a11)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1に、「予告アイコン消化で・・・」という説明表示が表示されるが、チュートリアル表示部TT1が剣豪の予告アイコンI62によってオーバーラップされているので、説明表示の少なくとも一部が隠され、視認困難な状態となっている。
その後、チュートリアル表示部TT1による表示が所定時間行われると、チュートリアル表示部TT1がフレームアウトするアニメーションが開始し、その後、図121(a12)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1へのオーバーラップ状態が解消される。なお、チュートリアル表示部TT1に表示されていた説明表示がチュートリアル表示部TT1がフレームアウトするまで表示が維持される場合には、オーバーラップ状態の解消により、説明表示が視認容易となる場合がある。そして、図121(a13)に示すように、チュートリアル表示部TT1が第1装飾図柄表示装置208Lから完全にフレームアウトすると、フレームアウトのアニメーションが終了する。
また、この演出例においても、図121(b1)〜同図(b2)に示すように、チュートリアル表示部TT1が表示されている期間において、予告アイコンが消化されて上昇した場合にも予告アイコンによるチュートリアル表示部TT1へのオーバーラップ状態は解消される。図121(b1)〜同図(b2)については、図116(p)〜同図(q)に示して上述した通りであるので、詳しい説明については省略する。
図122は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図122では、チュートリアル表示部TT1におけるチュートリアル表示の他、キャラクタの会話演出においてもチュートリアル表示を行う様子が示されている。
図122(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図122(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第3の保留アイコンh13は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図122(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されている。この演出例では、チュートリアル表示部TT1は、第1チュートリアル表示部という場合がある。さらに、この演出例では、第1装飾図柄表示装置208Lの表示画面の左側にチビ姫のキャラクタCH1とともに、第2チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT2が表示されている。チビ姫のキャラクタCH1及び吹き出し部TT2は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図122(a1)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT2には「赤より金が熱い」という説明表示がなされており、このパチンコ機100において行われる予告に関する説明がなされている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。吹き出し部TT2は、第1装飾図柄にオーバーラップする場合があるが、オーバーラップしない位置に配置するようにしてもよい。また、吹き出し部TT2や後述する吹き出し部TT3には、保留アイコンは表示されない。また、チュートリアル表示部TT1に表示される表示と全く同じ表示は、吹き出し部TT2,TT3の方には表示されない。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも表示領域が大きくてもよいし、小さくてもよい。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも文字のフォントが大きくてもよいし、小さくてもよい。また、チュートリアル表示部TT1と吹き出し部TT2,TT3とで、フォントが同じであってもよいし、異なってもよい。また、吹き出し部TT2,TT3は、装飾図柄とオーバーラップする場合があるが、他の説明表示を行う表示領域では装飾図柄はオーバーラップしない構成されているが、オーバーラップするようにしてもよい。また、チュートリアル表示部TT1は、吹き出し部TT2,TT3よりも説明表示が行われる頻度が低くてもよいし、高くてもよい。また、チュートリアル表示部TT1も吹き出し部TT2,TT3も線で区画された表示領域であってもよいし、いずれか一方又は両方が線で区画されない表示領域であってもよい。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図122(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図122(a2)に示されるタイミングで、チビ姫のキャラクタCHとともに吹き出し部TT2が消去される。また、装飾図柄は未だ変動表示中である。このように、吹き出し部TT2は、チュートリアル表示部TT1とは異なり、複数の図柄変動表示に跨いで表示されないように構成されている。なお、吹き出し部TT2も複数の図柄変動表示に跨いで表示可能に構成されてもよい。
その後、図122(a3)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0も消去される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」と表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図122(a4)に示すように、保留アイコンh11,h12,h13がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコンが表示される台座の上に載置されて変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となり、第3の保留アイコンh13の表示位置にあった保留アイコンが第2の保留アイコンh12となり、それぞれ、対応する台座上に移動する。また、図122(a4)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。なお、チュートリアル表示部TT1では、依然として「殿様は八代将軍です」の文字表示が行われている。このように、チュートリアル表示部TT1における説明表示は、複数の図柄変動表示に跨って行われる場合がある。
その後、図122(a5)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。一方、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の左側においてチビ姫のキャラクタCH1が吹き出し部TT2とともに再び表示され、会話演出が開始されている。図122(a5)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT2には「剣豪リーチは熱い」という説明表示がなされ、特定のスーパーリーチに関する説明が行われている。なお、吹き出し部TT2が表示されるタイミングは、投てきアニメーションが開始される前のタイミングであってもよいし、投てきアニメーションの開始と同時であってもよいし、投てきアニメーションが開始した後のタイミングであってもよい。
その後、図122(a6)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。また、図122(a6)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の右側に爺のキャラクタGY1とともに、第3チュートリアル表示部(説明表示部)としての吹き出し部TT3が表示されている。爺のキャラクタGY1及び吹き出し部TT3は、会話演出(あるいは、セリフ演出)が行われる場合に表示される場合がある表示であり、チュートリアル表示(説明表示)や予告表示等を行う。図122(a6)に示されるタイミングでは、吹き出し部TT3には「パンダ乱入すると」という説明表示がなされており、予告演出に関する説明がなされている。ここで、吹き出し部TT3は、第1装飾図柄の前面側でオーバーラップしているが、オーバーラップしない位置に配置されてもよい。なお、吹き出し部TT3が表示されるタイミングは、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングと同じであってもよいし、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投てきしたタイミングよりも後のタイミングであってもよい。また、チビ姫のキャラクタCH1及び爺のキャラクタGY1による会話演出は、演出ボタン136の操作により行われるようにしてもよい。
そして、図122(a7)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されている。ここで、図122(a7)に示されるタイミングでは、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。そのため、遊技者に、吹き出し部TT3の表示や爆弾アイコンI61に注意を惹きやすくすることができる場合がある。なお、チュートリアル表示部TT1における説明表示が変更されるタイミングは、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングと同じであってもよいし、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、爆弾アイコンI61が吹き出し部TT3の前面側に重なるタイミングよりも後のタイミングであってもよい。
その後、図122(a8)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。
その後、図122(a9)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61が剣豪の予告アイコンI62に変化する。このとき、剣豪の予告アイコンI62が吹き出し部TT3の前面側に重なる位置となり、吹き出し部TT3に表示された文字の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。また、剣豪の予告アイコンI62が出現するタイミングで、スピーカ120からその旨を報知する「ドン」という音声が出力される。このように、この演出例では、2つ表示された会話演出の表示(吹き出し部TT2及び吹き出し部TT3)のうちのいずれか一方の表示にのみ他の画像によってオーバーラップされる場合があるように構成されている。
そして、図122(a10)に示すように、剣豪の予告アイコンI62が縮小表示されながら、チュートリアル表示部TT1の左側端部に重なる位置に配置される。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことが報知される。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置でオーバーラップする。このように、剣豪の予告アイコンI62は、説明表示が行われる複数の表示部(チュートリアル表示部TT1及び吹き出し部TT3)に対してオーバーラップする場合がある。
なお、図122(a1)〜同図(a10)に示される演出例では、キャラクタとともに表示される吹き出し(吹き出し部TT2及び吹き出し部TT3)に、演出に関する説明を行う説明表示(チュートリアル表示)を表示するようにしたが、例えば、図122(b)に示すように、吹き出し部TT2の表示態様を変化させるとともに(例えば、吹き出し部TT2の下地の色を赤色にし)、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示も行われる場合があってもよい。
図122(c1)〜同図(c3)は、チュートリアル表示部TT1において表示される内容の他の例について示すものである。
図122(c1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、左図柄表示領域208a及び右図柄表示領域208cにそれぞれ「装飾2」の装飾図柄が停止表示されてリーチ状態が形成され、剣豪の予告アイコンI62が揺動を開始している様子が示されている。また、チュートリアル表示部TT1では、「パンダは殿様の師匠」という説明表示が行われている。
その後、図122(c2)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、揺動していた剣豪の予告アイコンI62が上方に移動し、消化されている様子が示されている。そして、図122(c3)に示すタイミングで、チュートリアル表示部TT1の表示が「パンダは殿様の師匠」から「剣豪リーチに発展」に変更されており、これから起こる事象についての説明表示(実況中継的な表示)がなされている。このように構成することで、遊技者は、剣豪の予告アイコンI62が消化されることにより起こることが容易に理解することができる場合がある。なお、図122(c3)のタイミングでは、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、予告アイコンが消化された旨を報知している。
なお、上述した演出例では、チュートリアル表示部TT1は、演出についての説明表示を行う機能を有するものとして説明したが、例えば、図122(d)に示すように、チュートリアル表示部TT1の表示態様を変化させるとともに(例えば、チュートリアル表示部TT1の下地の色を赤色にし)、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示も行われる場合があってもよい。
図123は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図123では、UI部が変動アイコン表示領域と保留アイコン表示領域とチュートリアル表示部TT4とステージ名表示部ST2とが一体となって第1装飾図柄表示装置208Lの下部に表示されている様子が示されている。また、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4やステージ名表示部ST2における説明表示が消去されている様子が示されている。なお、この演出例においても、スーパーリーチとなった場合は、UI部は第1装飾図柄表示装置208Lの下方にフレームアウトするようにしているが、スーパーリーチとなってもフレームアウトせずに表示したままであってもよい。
図123(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部に方形状の枠で囲まれたUI部が配置されている。図123(a1)に示されるUI部は、その中央に保留アイコン表示領域が形成されている。保留アイコン表示領域は、4つの枠によって仕切られ、各枠内に保留アイコンが1つずつ表示されるように構成されている。また、UI部の中央上部には、変動アイコン表示領域が形成されており、UI部が構成する枠上に載置される態様で変動アイコンが表示されている。なお、図123(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンh11,h12は、いずれもデフォルトの表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の右側には、説明表示部としてのチュートリアル表示部TT4が配置されており、保留アイコン表示領域の左側には、ステージ名表示部ST2が配置されている。チュートリアル表示部TT4及びステージ名表示部ST2の機能構成は、上述したチュートリアル表示部TT1及びステージ名表示部ST1と同様であるので、ここでの説明は省略する。なお、図123(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されており、また、ステージ名表示部ST2では、「城下町ステージ」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、また、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
続いて、図123(a2)に示されるタイミングで、第1特図始動口230に遊技球が入賞すると、保留アイコン表示領域に3つ目の特図1の保留アイコン(第3の保留アイコンh13)が表示され、保留数が3つとなったことが報知される。ここで、3つ目の保留は、先読みの対象となった図柄変動表示の保留である。この演出例では、第3の保留アイコンh13が、デフォルトの表示態様ではなく、先読み予告の表示態様(例えば、青色の丸印での表示態様)で表示されている。
その後、図123(a3)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。このとき、変動アイコンh0は消去されていないが、消去されるようにしてもよい。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾3−装飾4−装飾1」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
その後、第1特図表示装置212における図柄変動が開始され、図123(a4)に示されるように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、投てきアニメーションが行われている。この投てきアニメーションは、図116(e)〜同図(k)に示して上述した投てきアニメーションと同様である。
図123(a5)は、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61が破裂した後、破裂した爆弾アイコンI61が姫の予告アイコンI64に変化し、縮小表示されながら、ステージ名表示部ST2に移動している様子が示されており、図123(a5)に示されるタイミングでは、ステージ名表示部ST2に重なってはいるが、所定の表示位置(ストック位置)まで到達していない様子が示されている。この場合は、姫の予告アイコンI64は、未だステージ名表示部ST2に表示されている状態ではないので、「城下町ステージ」の説明表示が表示されており、姫の予告アイコンI64によって少なくとも一部が視認困難な状態となっている。なお、予告アイコンがステージ名表示部ST2に重なるよりも前に説明表示が消去されるように構成されてもよい。また、予告アイコン図柄CS(図118参照)に係る予告アイコンの場合には、ステージ名表示部ST2に重なるよりも前に説明表示が消去されるなど、予告アイコンの取得の契機に基づいて説明表示が消去されるタイミングが異なるように構成してもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションは、爆弾アイコンがステージ名表示部まで移動するアニメーションであってもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションの後に予告アイコンが取得されないパターン(いわゆるガセ)を設けてもよい。例えば、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2を通過して予告アイコンが取得されないようにしてもよい。この場合において、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2と重なっている状態であっても説明表示が消去されないように構成してもよい(すなわち、ガセパターンの場合は説明表示が消去されず、本当に予告アイコンが取得される真のパターンにおいては、例えば、爆弾アイコンI61がステージ名表示部ST2に重なった状態となった場合に説明表示が消去されるように構成してもよい。また、暗転演出を実行可能とし、この暗転演出時はUI部が非表示になる場合において、暗転演出が実行されている状態で、爆弾アイコン投てきアニメーションの開始から予告アイコンの取得、ガセまでの少なくとも一部が実行されるように構成してもよい。具体的には、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションを開始してから暗転演出が開始し、暗転演出が終了してUI部が再表示された際には、予告アイコンが取得されている状態(説明表示が表示されている状態から説明表示が消えている状態)になるように構成してもよい。この際、音とランプ演出のうちの少なくとも一方が行われている状態であってもよく、両方が行われていない状態であってもよい。
その後、図123(a6)に示されるように、姫の予告アイコンI64がステージ名表示部ST2の所定の表示位置に表示されると、ステージ名表示部ST2において、今まで表示されていた「城下町ステージ」の説明表示は消去され、専ら予告アイコンを表示する領域として機能するようになる。そのため、ステージ名表示部ST2の上部には、「STOCK」の文字表示が行われている。すなわち、この演出例によれば、予告アイコンがステージ名表示部ST2にストックされる場合には、ステージ名の表示は行われないこととなる。なお、予告アイコンが消化されるシーンと上述した暗転演出の実行が重なるように構成してもよい。また、予告アイコンが取得される際、可動手段(例えば、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208N等)が移動する演出を行うことで、可動手段が、取得された予告アイコンやすでに取得されていた予告アイコンのうちの少なくとも一部(複数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの予告アイコン全体であったり、一の予告アイコンの一部分であったり等)にオーバーラップするように構成してもよい。また、爆弾アイコンI61の投てきアニメーションの開始前から終了までの少なくとも一部の期間で可動手段が移動する演出を行い、可動手段によって説明表示の少なくとも一部がオーバーラップされるような構成であってもよい。すなわち、予告アイコンの表示前は、可動手段によって説明表示の視認性が変化し、予告アイコンの表示後は、予告アイコンによって説明表示の視認性が変化する構成であってもよい。
その後、特図1の変動時間が経過すると、図123(a7)に示すタイミングで、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示され、はずれの表示結果が確定される。また、第2装飾図柄表示装置208Mにおいても、第2装飾図柄が「装飾6−装飾2−装飾2」の装飾図柄の組み合わせで停止表示されている。
そして、第1特図表示装置212における図柄変動が開始されると、図123(a8)に示すように、保留アイコンh11,h12がそれぞれ移動アニメーションにより移動表示され、第1の保留アイコンh11の表示位置にあった保留アイコンが変動アイコン表示領域で変動アイコンh0となり、第2の保留アイコンh12の表示位置にあった保留アイコンが第1の保留アイコンh11となる。また、図123(a8)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が開始されるとともに、第2装飾図柄表示装置208Mでは、第2装飾図柄の変動表示が開始される。また、この演出例では、図123(a8)に示されるように、装飾図柄の変動表示の開始とともにステージが変更され、背景表示が城下町から海岸に変更している。すなわち、この演出例では、ステージ名表示部ST2が非表示の状態であっても、ステージの変更が可能であり、また、ステージ名表示部ST2が非表示の状態では、変更後のステージ名の表示も行われない。なお、ステージが変更された場合には、ステージ名表示部ST2に所定時間だけ変更後のステージ名を表示し、その後、ステージ名を消去して予告アイコンを表示するようにしてもよい。
図123(a9)は、5つの予告アイコンがストックされた様子が示されている。すなわち、ステージ名表示部ST2には、最大で3つの予告アイコンを表示することができるが、4つ目の予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示部TT4にも表示するようにするが、この場合、チュートリアル表示部TT4に表示されていた説明表示は消去され、専ら予告アイコンを表示する領域として機能するようになる。すなわち、この演出例によれば、予告アイコンがチュートリアル表示部TT4にストックされる場合には、チュートリアル表示(説明表示)は行われないこととなる。なお、図123(a9)に示される第1装飾図柄表示装置208Lでは、まずステージ名表示部ST2に、姫の予告アイコンI64と2つの疑似連予告アイコンI65がストックされ、続いて、チュートリアル表示部TT4に、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63がストックされている。
なお、この演出例において、例えば、左側から順に予告アイコンが消化される場合に、消化される予告アイコン以外の予告アイコンの表示位置を変更するアニメーションを行うようにしてもよい。具体的には、例えば、図123(a9)に示される場合において、姫の予告アイコンI64が消化された場合には、2つの疑似連予告アイコンI65がそれぞれ1つずつ左側に移動し、チュートリアル表示部TT4の左側に表示されている剣豪の予告アイコンI62は、ステージ名表示部ST2の最も右側に移動し、チュートリアル表示部TT4に表示されていたチャンスアップの予告アイコンI63は、一つ左側に移動する。チュートリアル表示部TT4に表示されていた予告アイコンがステージ名表示部ST2に移る場合には、瞬間移動する等により、他の表示の視認性に影響を与えないようにしてもよい。
そして、チュートリアル表示部TT4に表示されていた予告アイコンがすべて消化された場合には、チュートリアル表示部TT4において説明表示を再開し、ステージ名表示部ST2に表示されていた予告アイコンがすべて消化された場合には、ステージ名表示部ST2においてステージ名の表示を再開する。なお、説明表示やステージ名の表示を再開しなくてもよい。説明表示の再開は、予告アイコンが消化された図柄変動表示と同じ変動表示内で再開(例えば、スーパーリーチ明けに再開)してもよい。また、説明表示が再開する場合において、全く同じ表示が再開されてもよいし、テロップ式(スクロール式)の表示で違う部分の表示から再開してもよい。
また、チュートリアル表示部TT4に表示する予告アイコンの種類と、ステージ名表示部ST2に表示する予告アイコンの種類を予め定めるようにしてもよい。この場合において、予告アイコンが消化された場合には、他の予告アイコンについて移動しないようにしてもよい。
また、予告アイコンの表示位置を変更するアニメーションの実行時間は、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間と同じであってもよいし、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間よりも短くてもよいし、保留アイコンの移動アニメーションの実行時間よりも長くてもよい。
また、この演出例では、予告アイコンがストックされる場合には、最初にステージ名表示部ST2にストックし、ストックした数が3つとなった場合には、その後にストックする予告アイコンをチュートリアル表示部TT4にさらに3つまでストック可能に構成したが、最初にチュートリアル表示部TT4にストックし、ストックした数が3つとなった場合には、その後にストックする予告アイコンをステージ名表示部ST2にさらに3つまでストック可能に構成してもよい。
また、この演出例において、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まる前(ステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4の一部に予告アイコンの一部が表示されている状態)では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まった直後では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンの消化の際に上方に移動し始めた直後では、説明表示は表示されていてもよいし、表示されていなくてもよい。また、予告アイコンがステージ名表示部ST2やチュートリアル表示部TT4に完全に収まる前では、説明表示は表示されていて、予告アイコンの消化の際に上方に移動し始めた直後では、説明表示は表示されないようにしてもよい。
また、この演出例では、投てきアニメーションの例として図116に示して上述したものを参照したが、他の図に示されている態様を組み合わせることも当然可能であることは言うまでもない。
また、これまでに説明した実施形態や、以降に説明する実施形態において、例えば、変動アイコン表示領域のように、これから消化される予告アイコン専用の表示領域があってもよい。
また、予告アイコンは、消化される順番に表示されなくてもよく、例えば、複数の予告アイコンが歯抜け状に消化され、空いた箇所に埋めるように他の予告アイコンが移動するようにしてもよいし、移動しなくてもよい。
また、1つの始動口につき第1特図入賞口と第2特図入賞口とに振り分けることができ、通常の遊技状態において図柄変動表示を8つ保留することが可能な、いわゆるMAX8機(8保入順機という場合もある)において、保留アイコン表示領域は保留4つ分の表示領域が予め用意されていて、保留が4つになったときにその表示領域が拡大して5つ分になったり、8つ分まで拡大したりしてもよい。このとき、例えば、拡大した保留アイコン表示領域をチュートリアル表示領域TT4やステージ名表示部ST2に表示し、説明表示を非表示にするようにしてもよい。
図123(b1)〜同図(b2)は、ストックされた予告アイコンが消化される場合の様子が示されている。
図123(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、ステージ名表示部ST2にチャンスアップの予告アイコンI63が表示されている。なお、第1装飾図柄及び第2装飾図柄はいずれも変動表示中である。
そして、その後、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されるタイミングとなり、図122(b2)に示すように、チャンスアップの予告アイコンI63が上方に移動していく様子が示されている。この演出例では、チャンスアップの予告アイコンI63がステージ名表示部ST2における表示位置から移動しても、少なくとも予告アイコンの一部がステージ名表示部ST2に重なっている場合には、説明表示としてのステージ名の表示は再開されていない。このことは、チュートリアル表示部TT4についても同様である。なお、予告アイコンがステージ名表示部ST2における表示位置から移動した直後にステージ名の表示を再開するようにしてもよい。
図124は、本実施形態に係る他の演出例を段階的に示す図である。
図124(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図124(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図124(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図124(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
図124(a1)〜同図(a3)は、ステージによりUI部の表示態様が変化する様子を示している。
図124(a1)は、城下町ステージの様子を示している。なお、この城下町ステージの表示態様については、図116(a)に示される態様と同じであるので説明を省略する。
図124(a2)は、宇宙ステージの様子を示している。宇宙ステージにおける第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部左側にUI部が形成されている点において、上述した城下町ステージとは異なっている。すなわち、宇宙ステージにおけるUI部は、表示画面の下部中央に変動アイコン表示領域が配置され、変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコン表示領域の左側に保留アイコン表示領域とチュートリアル表示領域TT1が上下に並べて配置されている。なお、ストックされた予告アイコンの表示位置は、図116に示して上述した城下町ステージにおける予告アイコンの表示位置と同じである。保留アイコン表示領域は、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された表示態様となっている。図124(a2)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が3つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、3つの保留アイコンh11,h12,h13が表示されている。なお、宇宙ステージでの変動アイコンh0及び保留アイコンh11,h12,h13の表示態様は、城下町ステージの変動アイコン及び保留アイコンの表示態様とは異なり、五角形をなしており、デフォルトの表示態様では、例えば、白色五角形の表示態様であり、先読み予告の表示態様では、例えば、青色五角形の表示態様である。図124(a2)に示すタイミングでは、変動アイコンh0、第1の保留アイコンh11及び第2の保留アイコンh12がデフォルトの表示態様となっており、第3の保留アイコンh13が先読み予告の表示態様となっている。また、保留アイコン表示領域の下方に配置されたチュートリアル表示領域TT1には、「パンダは殿様の師匠」と表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。このように、宇宙ステージでは、予告アイコンの表示位置とチュートリアル表示領域TT1の表示位置が異なるので、予告アイコンによってチュートリアル表示領域TT1がオーバーラップされることがない。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されており、遊技の進行に応じて様々な動作を行っている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
図124(a3)は、他のステージから城下町ステージに移行した直後の様子を示している。図124(a3)に示されるように、チュートリアル表示領域TT1は、城下町ステージに移行した直後では、説明表示が非表示となっており、新たな説明表示が行われるときまで非表示の状態が維持される。図124(a3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、非表示状態とされたチュートリアル表示領域TT1に剣豪の予告アイコンI62がオーバーラップしている。なお、ステージの移行が行われた直後のチュートリアル表示領域TT1において説明表示を表示するようにしてもよい。また、あるステージ(例えば、城下町ステージ)においてチュートリアル表示領域TT1が非表示の状態のときに他のステージ(例えば、宇宙ステージ)に移行した場合に、移行後のステージにおけるチュートリアル表示領域TT1に説明表示が表示されるようにしてもよい。
図124(b1)〜同図(b2)は、第3装飾図柄表示装置208Nにチュートリアル表示領域TT1が配置され、予告アイコンがストックされる場合には、チュートリアル表示領域TT1を消去される様子が示されている。
図124(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図124(b1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び2つの保留アイコンのうちの第1の保留アイコンh11は、デフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図124(b1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の下方に、チュートリアル表示部TT1が配置されており、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
このような構成において、例えば、図124(b2)に示すように、ボタンアイコンIBTがストックされる場合には、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されることとなるが、この場合、第3装飾図柄表示装置208Nに表示されていたチュートリアル表示部TT1が消去される。ここで、ボタンアイコンIBTは、複数個ストックが可能であり、例えば、特定の演出中においてボタンを操作する演出の発生回数を事前に報知するアイコンであり、例えば、ボタン操作演出の発生回数が多いほど、大当りに対する信頼度が高く、すなわち、ボタンアイコンIBTのストック数が多いほど、大当りとなりやすいということができる。
このように、この演出例によれば、予告アイコンが表示される場合には、他の表示を行うことが犠牲にされるということができる。
図125は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。図125では、上述した殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションを利用した他の演出例について示されている。
図125(a1)〜同図(a6)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。
図125(a1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、表示画面の下部にUI部が配置されており、このUI部には、その中央に変動アイコンh0が台座に載置された態様で表示されており、変動アイコンh0の左側には、4つの保留アイコンが表示可能に台座が4つ配置された保留アイコン表示領域が形成されている。図125(a1)に示すタイミングでは、特図1の変動表示が2つ保留されているので、保留アイコン表示領域には、2つの保留アイコンh11,h12が表示されている。なお、変動アイコンh0及び第1の保留アイコンh11は、いずれもデフォルトの表示態様となっているが、第2の保留アイコンh12は、先読み予告の表示態様で表示されている。また、変動アイコンh0の右側には、チュートリアル表示部TT1が配置されており、図125(a1)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されている。また、図125(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップするように、ハテナの予告アイコンI66が表示(ストック)されている。ハテナの予告アイコンI66は、消化されるタイミングとなる前に他の予告アイコンに変化する場合があるアイコンであるが、他の予告アイコンに変化せず、消化しても何も起こらない、いわゆるガセの予告アイコンとして機能する場合もある。また、第1装飾図柄表示装置208Lでは、第1装飾図柄の変動表示が行われている。
第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の下部にステージ名表示部ST1が配置されている。図125(a1)に示されるステージ名表示部ST1では、「城下町」と表示されており、現在のステージが城下町であることが報知されている。また、第2装飾図柄表示装置208Mの表示画面の上部では、第2装飾図柄の変動表示が行われている。
第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタがステージ上に乗っている様子が示されている。また、第3装飾図柄表示装置208Nの表示画面上部では、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
また、第1装飾図柄表示装置208Lの下方には、上述した家紋役物224Eが配置されており、第1装飾図柄表示装置208Lの上方には、上述した八代役物224Faと将軍役物224Fbとが配置されている。
その後、図125(a2)に示すように、第3装飾図柄表示装置208Nでは、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが開始され、殿様のキャラクタが爆弾アイコンI61を投げようとする様子が示されている。
その後、図125(a3)に示されるタイミングでは、殿様のキャラクタが、爆弾アイコンI61を投てきした様子が示されている。
そして、図125(a4)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が第3装飾図柄表示装置208Nから第1装飾図柄表示装置208Lに亘って移動するように表示が行われる。このとき、チュートリアル表示部TT1では、「殿様は八代将軍です」と表示されていたものが、「予告アイコン消化で・・・」に変更されている。
その後、図125(a5)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、ハテナの予告アイコンI66に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像がハテナの予告アイコンI66の前面側に重なり、ハテナの予告アイコンI66の少なくとも一部が視認困難とされている。なお、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像の大きさは、ハテナの予告アイコンI66を少なくとも覆う程度の大きさとなっている。すなわち、変化対象である予告アイコンにのみエフェクト画像がかかっている。
その後、図125(a6)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62に変化している。すると、スピーカ120から、「パキーン」という音声が出力され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62に変更されたことが報知される。このとき、剣豪の予告アイコンI62は、チュートリアル表示部TT1の前面側に重なる位置でオーバーラップしているので、チュートリアル表示部TT1の説明表示の少なくとも一部が視認困難となる場合がある。また、図125(a6)に示されるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されていたものが、「剣豪は殿様の宿敵です」に変更されている。なお、チュートリアル表示部TT1の説明表示の変更のタイミングは、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングと同じタイミングであってもよいし、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、剣豪の予告アイコンI62の表示が開始されたタイミングよりも後のタイミングであってもよい。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンの変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図125(b1)〜同図(b3)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。なお、図125(b1)は、図125(a4)と同じであり、図125(b3)は、図125(a6)と同じであるので、これらの図面についての説明は省略する。なお、図125(b3)におけるチュートリアル表示部TT1では、「予告アイコン消化で・・・」と表示されている。
図125(b1)に示される演出が行われた後、図125(b2)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、ハテナの予告アイコンI66に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像がチュートリアル表示部TT1の略全体を覆うようにチュートリアル表示部TT1の前面側にオーバーラップして表示される。これにより、ハテナの予告アイコンI66及びチュートリアル表示部TT1の少なくとも一部が視認困難とされており、図125(a5)に示されるエフェクト画像よりもオーバーラップする範囲は大きい。なお、予告アイコンが複数ストックされている場合には、すべての予告アイコンにオーバーラップされるようにしてもよい。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンの変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図125(c1)〜同図(c3)は、投てきアニメーションにより、既にストックされている予告アイコンが変化する様子が示されている。なお、図125(c1)は、図125(b1と同じであり、図125(c2)は、図125(b2)と同じであるので、これらの図面についての説明は省略する。
図125(c2)に示されるタイミングで、爆弾アイコンI61が破裂した後、図125(c3)に示すように、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、ハテナの予告アイコンI66が剣豪の予告アイコンI62及びチャンスアップの予告アイコンI63に変化している。すなわち、1つの予告アイコンが2つの予告アイコンに変化している。さらに換言すれば、1回の投てきアニメーションにより、予告アイコンの変化と新たな予告アイコンのストックとが同時に行われているということもできる。このように、予告アイテムのストック演出の一部がストック済みの予告アイコンを変化させるとともに新たな予告アイコンをストックする演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
図125(d1)〜同図(d3)は、投てきアニメーションにより、保留アイコンの表示態様が変化する様子が示されている。なお、図125(d1)は、図125(a4)と同じであるのでこの図面についての説明は省略する。
図125(d1)に示される演出が行われた後、図125(d2)に示すように、殿様のキャラクタが投げつけた爆弾アイコンI61は、先読み予告の表示態様である第2の保留アイコンh12に到達して破裂する。このとき、爆弾アイコンI61が破裂したことを表すエフェクト画像が当該第2の保留アイコンh12の前面側に重なり、第2の保留アイコンh12の少なくとも一部が視認困難とされている。なお、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像の大きさは、第2の保留アイコンh12を少なくとも覆う程度の大きさとなっている。すなわち、変化対象である保留アイコンにのみエフェクト画像がかかっている。
その後、図125(d3)に示すタイミングで、破裂した爆弾アイコンI61のエフェクト画像が消去され、第2の保留アイコンh12の表示態様が変化(例えば、青色の表示態様から、赤色の表示態様に変化)している。すると、スピーカ120から、「ポン」という音声が出力され、保留アイコンh12の表示態様が変化したことが報知される。このように、予告アイテムのストック演出の一部が保留アイコンの表示態様の変化演出の少なくとも一部と同じであるということができる。
このように、図125に示される演出例では、予告アイコン取得時のアニメーションの少なくとも一部が、他のアニメーションの一部と同じとなっている。例えば、複数の装飾図柄表示装置(例えば、第1装飾図柄表示装置208Lと第3装飾図柄表示装置208N)に跨って表示が行われる場合には、ある装飾図柄表示装置(例えば、第3装飾図柄表示装置208N)において行われるアニメーションについて同じとなっている。
図126は、本実施形態に適用可能な予告アイコン増加演出の他の演出例を段階的に示す図である。
図126(a1)〜同図(a7)では、特定の予告アイコンがストックされたことで、その旨を表示することで、ミッションが達成された旨の報知を行う様子が示されている。なお、図126(a1)〜同図(a3)は、図116(h)〜同図(j)と同じであるので、これらの図面についての説明については省略する。
図126(a3)に示された演出が行われた後、図126(a4)に示すように、殿様のキャラクタによる爆弾アイコンI61の投てきアニメーションが終了する。また、図126(a4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、チュートリアル表示部TT1の上方に、特定の演出が行われたことを報知する説明表示部としての達成表示部KM1が表示されている。この達成表示部KM1には、剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを示す「剣豪ストック」が表示されている。すなわち、剣豪の予告アイコンI62を取得するミッションが課されている場合に、剣豪の予告アイコンI62がストックされた場合に、達成表示部KM1にその旨を表示することで、ミッションの達成を報知することができる。あるいは、例えば、大当りへの期待度が極めて高い演出が行われることを予告する剣豪の予告アイコンI62がストックされたことを明示的に報知するために達成表示部KM1が表示されるものであってもよい。なお、達成表示部KM1が表示されるタイミングは、投てきアニメーションの終了と同時であってもよいし、投てきアニメーションが終了するよりも前のタイミングであってもよいし、投てきアニメーションが終了した後のタイミングであってもよい。なお、達成表示部KM1は、ストックされた剣豪の予告アイコンI62の近傍に表示されるので、達成表示部KM1に注目させることができる場合がある。なお、ストックする予告アイコンを達成表示部KM1にオーバーラップして表示させるようにしてもよい。
その後、図126(a5)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSとしての「装飾C」が停止表示され、「装飾1−装飾C−装飾6」の装飾図柄の組合せで仮停止表示している。なお、変動アイコンh0は、ここでは消去されているが、表示されていてもよい。
上述したように、中図柄表示領域208bに予告アイコン図柄CSが導出表示されると、図126(a6)〜同図(a7)に示すように、予告アイコン図柄CSからチャンスアップの予告アイコンI63がチュートリアル表示部TT1における剣豪の予告アイコンI62の右隣りの表示位置に向かって飛び出してくる。図126(a6)に示されるタイミングでは、チャンスアップの予告アイコンI63は、達成表示部KM1の前面側にオーバーラップし、達成表示部KM1における説明表示の少なくとも一部を視認困難にしている。
なお、この演出例において、例えば、予告アイコンがストックされた場合に予告アイコンの表示位置が、予告アイコンの種類によって予め定められている場合において、消化される予告アイコンの種類のよって達成表示部KM1へのオーバーラップが解消するようにしてもよい。また、例えば、複数の予告アイコンがストックされている場合であって、予告アイコンが消化されることにより、残存する予告アイコンが所定間隔で整列するように移動させる場合、複数の予告アイコンのうちの所定数の予告アイコンが消化されると予告アイコンによる達成表示部KM1へのオーバーラップが解消するようにしてもよい。
図126(b1)〜同図(b3)では、例えば、スーパーリーチへの発展時や大当りとなる際に動作する第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nの動作態様の一例が示されている。
図126(b1)では、スーパーリーチが行われている様子が示されている。具体的には、図126(b1)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、スーパーリーチの背景画面が表示されており、表示画面の中央下部には変動アイコンh0が表示されている。なお、UI部は、上述したように、スーパーリーチ時には、下方にフレームアウトしている。そのため、変動アイコンh0の表示位置は、UI部が表示されている場合よりも下方となっている。第2装飾図柄表示装置208Mでは、表示画面の上部において、第2装飾図柄の変動表示が行われている。第3装飾図柄表示装置208Nでは、表示画面の上方で第1装飾図柄の変動表示が行われているとともに、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄も表示されている。
その後、図126(b2)に示されるように、第2装飾図柄表示装置208M及び第3装飾図柄表示装置208Nとが、第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って互いに近接する方向にスライド移動する。このとき、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある。これによれば、装飾図柄表示装置による可動動作と説明表示が隠れる現象により、大当りに対する期待感を持たせつつ、説明表示に注目させることができる場合がある。
そして、図126(b3)に示されるように、互いに近接した第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nとが一体的となって第1装飾図柄表示装置208Lの表示面に沿って時計方向に90度回転している。また、第1装飾図柄表示装置208Lに表示されていた変動アイコンh0が第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示画面の左端部に表示されるとともに、方形状の枠の中に「祝」の文字が施された画像も第2装飾図柄表示装置208Mと第3装飾図柄表示装置208Nに跨って表示されている。また、第3装飾図柄表示部208Nでは、表示画面の右下隅部に、特図1及び特図2の第2保留数表示や特図1及び特図2の第4図柄が表示されている。また、さらに、図126(b3)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lの下方に配置されていた家紋役物224Eが上方に移動して第3装飾図柄表示装置208Nの中央下部にオーバーラップし、第1装飾図柄表示装置208Lの上方に配置されていた八代役物224Fa及び将軍役物224Fbが下方に移動して第2装飾図柄表示装置208Mの上端部分にオーバーラップしている。このとき、例えば、第1装飾図柄表示装置208Lにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、第2装飾図柄表示装置208Mや第3装飾図柄表示装置208Nに少なくとも一部がオーバーラップされる場合がある。また、第2装飾図柄表示装置208Mにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、八代役物224Faや将軍役物224Fbにオーバーラップされる場合がある。また、第3装飾図柄表示装置208Nにチュートリアル表示部TT1が表示されている場合には、家紋役物224Eにオーバーラップされる場合がある。これによれば、装飾図柄表示装置や演出可動体による可動動作と説明表示が隠れる現象により、大当りに対する期待感を持たせつつ、説明表示に注目させることができる場合がある。
図126(c1)〜同図(c4)では、第2装飾図柄表示装置208Mにおいて、ボタン画像136aを常時あるいは少なくとも一定期間表示し、ボタン画像136aの表示状態を変化させることにより、演出ボタン136の状態を報知している様子が示されている。
図126(c1)では、剣豪リーチにおける決闘シーンのアニメーションが行われている様子が示されている。図126(c1)は、図117(d)に対応しているが、ステージ名表示部ST1が第2装飾図柄表示装置208Mではなく、第1装飾図柄表示装置208Lの左上隅部に表示され、第2装飾図柄表示装置208Mの下方にボタン画像136aが常時あるいは少なくとも一定期間表示されている点で異なっている。なお、第2装飾図柄表示装置208Mに表示されたボタン画像136aは通常状態(デフォルトの表示状態)で表示されている。
図126(c2)は、決闘シーンのアニメーションが継続しており、図126(c2)に示されるタイミングになると、第2装飾図柄表示装置208Lでは、ボタン受付時間メーターが表示されるともに、ボタン画像136aの表示態様が演出ボタン136への押下を促す表示態様で表示されている。この表示により、演出ボタン136の操作の受け付けが開始されたことを報知し、遊技者に演出ボタン136の操作を促進する。このとき、演出ボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138が操作受付状態であることを示す発光態様(例えば、赤色に発光)で発光している。
その後、図126(c3)に示されタイミングで、遊技者により演出ボタン136が操作されると、図126(c4)に示すように、第1装飾図柄表示装置208Lでは、殿様のアップとともに「いくぜ」という文字表示が付加されたカットイン画像が決闘シーンのアニメーション表示に重ねて表示される。一方、第2装飾図柄表示装置208Mでは、演出ボタン136の操作有効期間が終了したとして、ボタン画像136aがデフォルトの表示態様に変更される。この演出例では、上述した構成とすることで、例えば、上述したボタン予告アイコン(第1のボタン予告アイコンI4や第2のボタン予告アイコンI11)の操作が有効となったときに、上述したようにして遊技者に演出ボタン136の操作を促進させることができる場合がある。
図126(d)は、本実施形態において適用可能な予告アイコンの一例を示している。例えば、上述したハテナの予告アイコンI66、疑似連予告アイコンI65、チャンスアップの予告アイコンI63、姫の予告アイコンI64、剣豪の予告アイコンI62の他、保留昇格の予告アイコンI67、チャンス目の予告アイコンI68、パンダの予告アイコンI69が用意されている。ここで、保留昇格の予告アイコンI67は、消化されると、保留アイコンあるいは変動アイコンの表示態様がより大当りに対する信頼度の高い表示態様に変更することを予告するアイコンである。また、疑似連予告アイコンは、消化すると、疑似連演出が行われることを予告するアイコンである。また、チャンス目の予告アイコンI68は、消化されると、装飾図柄の表示結果としてチャンス目が導出されることを予告するアイコンである。また、姫の予告アイコンは、消化すると、先読みゾーンに移行することを予告するアイコンである。また、パンダの予告アイコンI69は、消化すると、パンダが乱入する演出が行われ、必ず大当り(当確)となることを予告するアイコンである。
図127は、予告アイコンとチュートリアル表示との関係について説明する図である。
図127(a1)〜同図(a7)は、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)がスクロール表示している様子が示されている。なお、図127に示されるチュートリアル表示部TT1は、左側が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされている。
図127(a1)では、説明表示のスクロール表示の開始前の様子が示されている。
その後、図127(a2)に示すように、説明表示のスクロールが開始されると、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示が、チュートリアル表示部TT1の右側から順次スクロールインする。図127(a2)に示されるタイミングでは、「剣豪は」の部分のみがスクロールインされており、図127(a3)に示されるタイミングでは、「剣豪は殿様の」の部分のみがスクロールインされている。これらの場合では、いずれの文字も剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされていないので、説明表示が明確に認識することができる場合がある。
その後、図127(a4)に示されるタイミングになると、「剣豪は殿様の宿敵です」の文字全体が表示される。この場合には、少なくとも「剣豪」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図127(a5)に示されるタイミングになると、「剣豪は」の部分がチュートリアル表示部TT1の左側からスクロールアウトし、「殿様の宿敵です」の部分がチュートリアル表示部TT1に表示されている。この場合には、少なくとも「殿様の」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図127(a6)に示されるタイミングになると、「剣豪は殿様の」の部分がチュートリアル表示部TT1の左側からスクロールアウトし、「宿敵です」の部分がチュートリアル表示部TT1に表示されている。この場合には、少なくとも「宿敵で」の文字部分が剣豪の予告アイコンI62にオーバーラップされており、説明表示の少なくとも一部が視認困難な状態とされる。
続く、図127(a7)に示されるタイミングになると、説明表示のスクロールが終了する。このように、この演出例では、説明表示のスクロールにより、予告アイコンによってオーバーラップされる文字が継時的に変化している。また、説明表示のスクロールにより、予告アイコンによって説明表示がオーバーラップされる期間とオーバーラップされない期間が生じることとなる。なお、説明表示のスクロールを繰り返し行う場合には、これらの期間も繰り返し生じることとなる。
図127(b1)〜同図(b7)は、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)のスクロール表示中に、チュートリアル表示部TT1において他の表示(例えば、「激熱」の予告表示)が行われる場合の様子が示されている。なお、図127(b1)〜同図(b3)と、図127(b6)〜同図(b7)は、それぞれ、図127(a1)〜同図(a3)と、図127(a6)〜同図(a7)と同じなので、詳しい説明については省略する。
図127(b3)に示される態様で説明表示が行われた後、図127(b4)〜図127(b5)に示すように、チュートリアル表示部TT1では予告表示が行われている。予告表示は、チュートリアル表示部TT1の下地の色を赤色にし、「激熱」という文字を表示するなどして、当該図柄変動表示における予告表示や先読み予告表示を行う。予告表示中は、説明表示のスクロール表示を中断する。例えば、上述した予告表示を説明表示にオーバーラップして説明表示を視認困難な状態としてもよいし、説明表示のスクロール表示から予告表示に表示を切り替えるようにしてもよい。
その後、予告表示が終了すると、図127(b6)に示すように、説明表示のスクロール表示が再開する。説明表示のスクロール表示は、予告表示が行われている期間においてもバックグラウンドで進行しており、説明表示の表示が再開した時点での説明表示の表示態様は、バックグラウンドで進行した後の表示態様となっている。なお、説明表示の表示が再開した時点での説明表示の表示態様は、中断した時点での表示態様であってもよい。その後、図127(b7)に示すタイミングになると、説明表示のスクロール表示が終了する。なお、説明表示のスクロール表示を中断して表示するものとして予告表示を例にして説明したが、予告表示以外の表示により説明表示のスクロール表示を中断するようにしてもよい。
図127(c1)〜同図(c5)は、複数の予告アイコンがストックされている状態において、チュートリアル表示部TT1に表示される説明表示(例えば、「剣豪は殿様の宿敵です」の表示)の表示中に、一部の予告アイコンの消化に伴い、他の予告アイコンが移動する様子が示されている。
図127(c1)では、最初に消化される予定の予告アイコンであるチャンスアップの予告アイコンI63と、2番目に消化される予定の予告アイコンである剣豪の予告アイコンI62がチャンスアップの予告アイコンI63の右側に並んで配置され、剣豪の予告アイコンI62が、チュートリアル表示部TT1の左側でオーバーラップしている様子が示されている。そのため、チュートリアル表示部TT1に表示されている説明表示の一部が視認困難な状態となっている。
その後、図127(c2)に示されるように、チャンスアップの予告アイコンI63が消化されると、図127(c3)〜同図(c5)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がチャンスアップの予告アイコンI63が表示されていた位置に移動する予告アイコン移動アニメーションが行われる。これにより、剣豪の予告アイコンI62によるチュートリアル表示部TT1に対するオーバーラップの範囲が継時的に変化した後に、オーバーラップの状態が解除され、チュートリアル表示部TT1に表示されている説明表示が視認容易となる場合がある。すなわち、この演出例では、ストックされた予告アイコンの数により、チュートリアル表示部TT1に予告アイコンがオーバーラップしたりしなかったりする。なお、説明表示がチュートリアル表示部TT1においてスクロール表示する場合には、予告アイコンの移動アニメーションにおける予告アイコンの移動表示と説明表示のスクロール表示とが重なる場合がある。

以上の記載では、
『画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214,装飾図柄表示装置208等]と、
複数種類の予告を実行可能な予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]と、
を備えた遊技台であって、
前記画像表示手段は、保留表示[例えば、保留アイコン等]を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記保留表示は、前記画像表示手段における保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280等]に表示される表示であり、
前記保留表示とは、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示のことであり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化された場合に、開始可能な表示であり、
前記予告アイコンは、前記画像表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、前記保留表示とは異なるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告を実行可能な手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記複数種類の予告アイコンのうちの第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が第一の数[例えば、2つ等]消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、画像表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、画像表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンが表示されていることで、予告アイコンが消化される可能性のある変動があることを認識しやすくなるので、遊技者が保留内の表示に注目し、予告アイコンに対応する予告表示を見逃すのを防ぐことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者が予告アイコンの増加や消化に注目し、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、図柄表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外にも実行可能なものがあってもよい。また、図柄表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、複数種類の予告のみ実行可能なものであってもよいし、複数種類の予告以外にも実行可能なものがあってもよい。また、予告手段は、複数種類の予告を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の予告を実行しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、保留表示のみ表示可能なものであってもよいし、保留表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、保留表示を必ず表示するものであってもよいし、保留表示を表示しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、複数種類の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、保留表示は、画像表示手段における保留表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段における保留表示領域以外にも表示されるものであってもよい。
また、保留表示は、保留アイコンであってもよいし、保留アイコンでなくてもよく、例えば、文字や数字や記号で表すものであってもよい。
また、保留表示は、保留数のみを表示するものであってもよいし、保留数以外にも表示するものであってもよい。
また、図柄変動表示は、保留が消化された場合にのみ開始されるものであってもよいし、保留が消化された場合以外にも開始可能なものであってもよい。また、図柄変動表示は、保留が消化された場合に必ず開始されるものであってもよいし、保留が消化された場合に開始されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、画像表示手段における予告アイコン表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、画像表示手段における予告アイコン表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、画像表示手段における予告アイコン表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、画像表示手段における予告アイコン表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、一または複数の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、一または複数の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告以外の予告も実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告を実行しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンは、前記予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告が実行される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示された変動から消化される変動までに表示される予告を実行する回数を期待させることができるので、遊技者に予告表示を見逃させないように遊技をさせることができる場合がある。
ここで、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数のみが表示されるものであってもよいし、予告が実行される可能性がある回数に応じた数以外のものも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、予告が実行される可能性がある回数に応じた数を必ず表示するものであってもよいし、予告が実行される可能性がある回数に応じた数を表示しない場合があってもよい。
また、『前記予告手段は、前記予告の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を実行可能な手段であり、
前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を実行可能な手段であり、
前記偽の予告が実行された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されて予告が実行されるまで、遊技者に緊張感を持たせることができる場合がある。
ここで、予告手段は、予告の態様と同じ態様の偽の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告の態様と同じ態様の偽の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告の態様と同じ態様の偽の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告の態様と同じ態様の偽の予告を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告のみを実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、予告手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告を実行しない場合があってもよい。
また、偽の予告が実行された後に、図柄変動表示の結果が必ずはずれとなるように構成されてもよいし、偽の予告が実行された後に、図柄変動表示の結果が大当りとなる場合があってもよい。
なお、偽の予告が実行された後に、図柄表示手段に大当り図柄が表示される可能性が高い予告が実行される場合があってもよい。
また、『前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数[例えば、1つ等]よりも、該第三の数よりも大きい第四の数[例えば、3つ等]の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示において予告アイコンが表示される数に注目させることができる場合がある。
また、『前記保留数に応じた表示を実行可能な保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]を備え、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示と予告アイコンの表示を明確に区別できる場合がある。
ここで、保留表示手段は、保留数に応じた表示のみを実行可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示以外のものも実行可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を必ず実行するものであってもよいし、保留数に応じた表示を実行しない場合があってもよい。
また、『前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。
この遊技台によれば、保留表示を明確に認識することができる場合がある。
ここで、保留表示手段は、発光手段のみにより構成されたものであってもよいし、発光手段以外(例えば、画像表示手段)を含んで構成されたものであってもよい。
なお、発光手段は、複数のLEDを含んで構成されたものであってもよい。また、発光手段は、複数色のLEDにより構成されたものであってもよく、例えば、フルカラーLEDのように1つのパッケージで複数のLEDが含まれ手要るものであってもよい。また、単色のLEDにより構成されたものであってもよい。
また、保留表示手段の他、第4図柄表示手段、普通図柄表示手段、発射操作手段の操作に関する報知を行う発射操作報知手段についても発光手段により実現するようにしてもよい。
また、『先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ540等]を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されることにより、大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、先読み予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することのみにより先読み予告を実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示すること以外のものによっても先読み予告を実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、『先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図73(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図73(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図73(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示中の場合と、先読みの対象となる図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の場合とで、予告アイコンの消化数が異なるので、遊技者が注目すべき図柄変動表示をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で消化されない場合があってもよい。
また、保留表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることのみを報知可能なものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていること以外のものも報知可能であってもよい。また、保留表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを必ず報知するものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図82(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化される図柄変動表示においても予告アイコンが増加する場合があるので、予告アイコンが全て消化されるまで遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが必ず表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が実行されている期間にのみ予告アイコンが表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間にも予告アイコンが表示開始される場合があってもよい。
なお、予告アイコンが消化する図柄変動表示において予告アイコンが増加しないように構成されてもよい。
また、『前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図82(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の図柄変動表示が実行されている期間においてのみ、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間においても、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよい。また、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが必ず表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。
なお、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが第三の図柄変動表示が実行されている期間において表示開始しなくてもよい。
また、『前記保留表示領域は、前記保留表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示の表示可能数と予告アイコンの表示可能数とが異なるので、予告アイコンの表示を明確に区別することができる場合がある。
ここで、保留表示領域は、保留表示を第七の数まで必ず表示するものであってもよいし、保留表示を第七の数まで表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、予告アイコンを第八の数まで必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを第八の数まで表示しない場合があってもよい。
なお、保留表示の表示可能最大数と予告アイコンの表示可能最大数とが同じであってもよい。
また、特図1の保留表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図2の保留表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図1及び特図2の保留表示の表示可能最大数の合計よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、『複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告[例えば、図76(49)〜同図(50)や、図88(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告[例えば、図83(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告は、前記第二の予告とは別の予告であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図76(51)〜同図(57)や、図88(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告であり、
前記第二の予告は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、実行する演出の内容を事前に知ることができるので、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、予告手段は、第一の予告と第二の予告のみを実行可能なものであってもよいし、第一の予告と第二の予告以外の予告も実行可能であってもよい。また、予告手段は、第一の予告と第二の予告を必ず実行するものであってもよいし、第一の予告と第二の予告を実行しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出と第二の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出と第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出と第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出と第二の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告は、第一の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第一の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第一の予告は、第一の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第一の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、第二の予告は、第二の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第二の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第二の予告は、第二の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第二の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている[例えば、例えば、図73(1)〜図77(66)や、図85(1)〜図89(66)に示すように、増加された予告アイコンは、全て消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されたことにより表示された予告アイコンに対応する予告が必ず実行されるので、遊技者の期待感を向上させることができる場合がある。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208や、装飾図柄表示装置208と第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220あるいは演出用保留ランプ286を併せたもの等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280、演出用保留ランプ286における保留表示領域等]に表示可能な表示手段であり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台によれば、画像表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、画像表示手段に特徴を持った遊技台を提供することができる。
また、この遊技台によれば、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、予告アイコンが表示されていることで、予告アイコンが消化される可能性のある変動があることを認識しやすくなるので、遊技者が保留内の表示に注目し、予告アイコンに対応する予告表示を見逃すのを防ぐことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者が予告アイコンの増加や消化に注目し、遊技の興趣を向上させることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、図柄変動表示のみ実行可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外にも実行可能なものがあってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず実行するものであってもよいし、図柄変動表示を実行しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告アイコン以外にも表示可能なものがあってもよい。また、第二の表示手段は、複数種類の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、複数種類の予告表示のみ表示可能なものであってもよいし、複数種類の予告表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、第二の表示手段は、複数種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域以外にも表示可能なものであってもよい。まだ、第二の表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、図柄変動表示は、保留が消化された場合にのみ開始可能なものであってもよいし、保留が消化された場合以外の場合にも開始可能なものがあってもよい。また、図柄変動表示は、保留が消化されると必ず開始されるものであってもよいし、保留が消化されても開始されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示手段における予告アイコン表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、第二の表示手段における予告アイコン表示領域以外にも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示手段における予告アイコン表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示手段における予告アイコン表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンのみ表示可能なものであってもよいし、一または複数の予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示領域は、一または複数の予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、一または複数の予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示以外の予告表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示された変動から消化される変動までに表示される予告表示を表示する回数を期待させることができるので、遊技者に予告表示を見逃させないように遊技をさせることができる場合がある。
ここで、予告アイコンは、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数のみが表示されるものであってもよいし、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数以外のものも表示されるものであってもよい。また、予告アイコンは、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数を必ず表示するものであってもよいし、予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数を表示しない場合があってもよい。
また、『前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されて予告表示が表示されるまで、遊技者に緊張感を持たせることができる場合がある。
ここで、第二の表示手段は、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示以外のものも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に表示された予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された予告アイコンの種類に対応する種類の偽の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、偽の予告表示が表示された後に、図柄変動表示の結果が必ずはずれとなるように構成されてもよいし、偽の予告表示が表示された後に、図柄変動表示の結果が大当りとなる場合があってもよい。
なお、偽の予告表示が表示された後に、図柄表示手段に大当り図柄が表示される可能性が高い予告表示が表示される場合があってもよい。
また、『前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数[例えば、1つ等]よりも、該第三の数よりも大きい第四の数[例えば、3つ等]の方が大当りとなりやすいように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、図柄変動表示において予告アイコンが表示される数に注目させることができる場合がある。
また、『前記第二の表示手段は、複数の表示手段により構成された表示手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、保留数に応じた数の保留ランプを点灯させる等]、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示と予告アイコンの表示を明確に区別できる場合がある。
ここで、第二の表示手段は、2つの表示手段により構成されたものであってもよいし、3以上の表示手段により構成されたものであってもよい。
また、第二の表示手段は、画像表示手段と保留表示手段のみで構成されたものであってもよいし、画像表示手段と保留表示手段以外のものも含んで構成されてもよい。また、第二の表示手段は、画像表示手段と保留表示手段が必ず構成されたものであってもよいし、画像表示手段と保留表示手段の少なくともいずれかを構成しない場合があってもよい。
また、保留表示手段は、保留表示領域のみを含んで構成されたものであってもよいし、保留表示領域以外のものも含んで構成されたものであってもよい。また、保留表示手段は、保留表示領域を必ず含んで構成されたものであってもよいし、保留表示領域を含まない場合があってもよい。
また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域以外にも表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に応じた表示を保留表示領域に必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を保留表示領域に表示しない場合があってもよい。
また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄の変動表示以外にも表示可能なものであってもよい。また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄表示装置を表示しない場合があってもよい。
また、『前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留表示を明確に認識することができる場合がある。
ここで、保留表示手段は、発光手段のみにより構成されたものであってもよいし、発光手段以外(例えば、画像表示手段)を含んで構成されたものであってもよい。
なお、発光手段は、複数のLEDを含んで構成されたものであってもよい。また、発光手段は、複数色のLEDにより構成されたものであってもよく、例えば、フルカラーLEDのように1つのパッケージで複数のLEDが含まれ手要るものであってもよい。また、単色のLEDにより構成されたものであってもよい。
また、保留表示手段の他、第4図柄表示手段、普通図柄表示手段、発射操作手段の操作に関する報知を行う発射操作報知手段についても発光手段により実現するようにしてもよい。
また、『前記第二の表示手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、装飾図柄の変動表示と保留アイコンが同じ画像表示手段に表示されるので、装飾図柄の変動表示を視認しながら保留数の確認を容易に行うことができる場合がある。
ここで、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、装飾図柄の変動表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を必ず表示するものであってもよいし、装飾図柄の変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、『先読み予告を実行可能な先読み予告手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ120、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ540等]を備え、
前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されることにより、大当りへの期待感を高めることができる場合がある。
ここで、先読み予告手段は、先読み予告のみを実行可能なものであってもよいし、先読み予告以外のものも実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することのみにより先読み予告を実行可能なものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示すること以外のものによっても先読み予告を実行可能なものであってもよい。また、先読み予告手段は、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を必ず実行するものであってもよいし、予告アイコン表示領域に予告アイコンを表示することにより先読み予告を実行しない場合があってもよい。
また、『先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図73(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図73(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図73(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示中の場合と、先読みの対象となる図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の場合とで、予告アイコンの消化数が異なるので、遊技者が注目すべき図柄変動表示をわかりやすくすることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第二の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第五の数で消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数でのみ消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数とは異なる数消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で必ず消化されるように構成されてもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが第六の数で消化されない場合があってもよい。
また、保留数に応じた表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることのみを報知可能なものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていること以外のものも報知可能であってもよい。また、保留数に応じた表示は、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを必ず報知するものであってもよいし、第一の図柄変動表示が実行されている期間において、第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図82(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化される図柄変動表示においても予告アイコンが増加する場合があるので、予告アイコンが全て消化されるまで遊技者に期待を持たせることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが必ず表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間において、予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が実行されている期間にのみ予告アイコンが表示開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間にも予告アイコンが表示開始される場合があってもよい。
なお、予告アイコンが消化する図柄変動表示において予告アイコンが増加しないように構成されてもよい。
また、『前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図82(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の図柄変動表示が実行されている期間においてのみ、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間以外の期間においても、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されるように構成されてもよい。また、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが必ず表示開始されるように構成されてもよいし、第三の図柄変動表示が実行されている期間において、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが表示開始されない場合があってもよい。
なお、第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される予告アイコンが第三の図柄変動表示が実行されている期間において表示開始しなくてもよい。
また、『前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数に応じた表示の表示可能数と予告アイコンの表示可能数とが異なるので、予告アイコンの表示を明確に区別することができる場合がある。
ここで、保留表示領域は、保留数に応じた表示を第七の数まで必ず表示するものであってもよいし、保留数に応じた表示を第七の数まで表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコン表示領域は、予告アイコンを第八の数まで必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを第八の数まで表示しない場合があってもよい。
なお、保留数に応じた表示の表示可能最大数と予告アイコンの表示可能最大数とが同じであってもよい。
また、特図1の保留数に応じた表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図2の保留数に応じた表示の表示可能最大数よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、特図1及び特図2の保留数に応じた表示の表示可能最大数の合計よりも予告アイコンの表示可能最大数の方が多くてもよいし、少なくともよいし、同じであってもよい。
また、『複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図76(49)〜同図(50)や、図88(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図83(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図76(51)〜同図(57)や、図88(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、実行する演出の内容を事前に知ることができるので、遊技者に期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、演出手段は、複数種類の演出のみを実行可能なものであってもよいし、複数種類の演出以外のものも実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、複数種類の演出を必ず実行するものであってもよいし、複数種類の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第一の予告表示と第二の予告表示のみを表示可能なものであってもよいし、第一の予告表示と第二の予告表示以外の予告表示も表示可能であってもよい。また、第二の表示手段は、第一の予告表示と第二の予告表示を必ず表示するものであってもよいし、第一の予告表示と第二の予告表示を表示しない場合があってもよい。
また、演出手段は、第一の演出と第二の演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の演出と第二の演出以外の演出も実行可能なものであってもよい。また、演出手段は、第一の演出と第二の演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の演出と第二の演出を実行しない場合があってもよい。
また、第一の予告表示は、第一の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第一の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第一の予告表示は、第一の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第一の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、第二の予告表示は、第二の演出が実行されることのみを報知するものであってもよいし、第二の演出以外の演出が実行されることも報知するものであってもよい。また、第二の予告表示は、第二の演出が実行されることを必ず報知するものであってもよいし、第二の演出が実行されることを報知しない場合があってもよい。
また、『前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている[例えば、例えば、図73(1)〜図77(66)や、図85(1)〜図89(66)に示すように、増加された予告アイコンは、全て消化されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されたことにより表示された予告アイコンに対応する予告が必ず実行されるので、遊技者の期待感を向上させることができる場合がある。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。
なお、以上説明した実施形態において、予告アイコンは、先読み予告として機能したが、先読み予告とは別途に表示可能であってもよい。あるいは、予告アイコンの表示は、先読みモードで表示されるものとは異なるものであってもよい。例えば、通常の背景表示においても予告アイコンが増加したり、消化したりする場合があり、先読み用の特殊な背景モードの実行中においても予告アイコンが増加したり、消化したりする場合があってもよい。
また、例えば、予告アイコンAが表示されると、予告表示aが必ず表示され、予告アイコンBが表示されると、予告表示bまたは予告表示cが表示され、予告アイコンCが表示されると、予告表示b、予告表示cまたは予告表示dが表示され、予告アイコンDが表示されると、予告cが必ず表示されるように構成された場合において、予告表示aは、予告アイコンAが消化された場合に表示される表示であり、他の予告アイコン(B、C、D)が消化されても表示されない予告表示であり、「予告表示b、予告表示cまたは予告表示dが表示された図柄変動表示」が行われるよりも、「予告表示aが表示された図柄変動表示」が行われた方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、予告表示bは、予告アイコンBまたは予告アイコンCを消化した場合に表示される表示であり、予告表示cは、予告アイコンB、予告アイコンCまたは予告アイコンDを消化した場合に表示される表示であり、「予告表示cが表示された図柄変動表示」が実行されるよりも、「予告表示bが表示された図柄変動表示」が実行された方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、予告表示dは、予告アイコンCが表示された場合に表示される表示であり、他の予告アイコン(A、B、D)が消化されても表示されない予告表示であり、予告アイコンCが消化されると、予告表示b、予告表示cまたは予告表示dのいずれかが表示される。「予告アイコンCが消化される図柄変動表示」が実行されるよりも「予告アイコンA、予告アイコンBまたは予告アイコンDが消化される図柄変動表示」が実行される方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。また、「予告表示dが表示される図柄変動表示」が実行されるよりも、「予告表示a、予告表示bまたは予告表示cが表示される図柄変動表示」が実行される方が大当り図柄が確定表示されやすくなるように構成されていてもよい。
また、以上の記載では、
『 図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208や、装飾図柄表示装置208と第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220あるいは演出用保留ランプ286を併せたもの等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第二の表示手段は、予告アイコンを表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281、特図2の保留アイコン表示領域、変動アイコン表示領域280、演出用保留ランプ286における保留表示領域等]に表示可能な表示手段であり[例えば、特図1の保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域の前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり[例えば、帽子の予告アイコンI6が消化された場合には、疑似連演出が実行される場合があり、千両箱の予告アイコンI9が消化された場合には、リーチ移行演出が実行される場合がある等]、
一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数[例えば、1つ等]消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数[例えば、3つ等]消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されており、
前記第二の表示手段は、先読みの対象である前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図73(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が開始されるよりも前に、先読み予告表示として前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示可能な表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている[例えば、予告アイコン表示領域285に表示された予告アイコンの数だけ当該表示された予告アイコンに対応する予告表示が表示される場合がある等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様[例えば、大当りとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]と同じ態様の偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9等]が一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連予告やリーチ移行演出等]を表示可能な表示手段であり、
前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段は、複数の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208と、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]により構成された表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]であり、
前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、
前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、保留数に応じた数の保留ランプを点灯させる等]、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記画像表示手段は、前記予告アイコンを前記予告アイコン表示領域に表示可能な表示手段であり[例えば、図73(9)〜図74(20)に示すように、先読み予告としての予告アイコンの表示は、装飾図柄表示装置208によって行われている等]、
前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記保留表示手段は、発光手段[例えば、ランプやLED等]を含む表示手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の表示手段とは、画像表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]のことであり、
前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、
前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図73(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数[例えば、3つ等]消化される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図73(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数[例えば、1つ等]消化される場合があり、
前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、
前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である[例えば、図73(4)に示される先読みの対象である2つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示が実行されている期間において、先読みの対象である2つ目の保留に対応する保留アイコンh12が特図1の保留アイコン表示領域281に表示されている等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが、先読みの対象となる前記図柄変動表示の終了までの間に必ず消化されるように構成されている[例えば、図73(1)〜図77(66)や、図85(1)〜図89(66)に示すように、増加された予告アイコンは、先読みの対象となった図柄変動表示の終了までの間に全て消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図82(C)に示すように、帽子の予告アイコンI6の消化表示と、帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10の増加表示とが1回の図柄変動表示において行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある[例えば、図82(C)に示すタイミングで消化される帽子の予告アイコンI6は当該図柄変動表示よりも前に実行される図柄変動表示の実行中に増加表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数[例えば、4つあるいは8つ等]まで表示可能な領域であり、
前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数[例えば、6つ等]まで表示可能な領域であり、
前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 複数種類の演出を実行可能な演出手段[例えば、装飾図柄表示装置208、スピーカ210、遮蔽装置246、演出可動体224、各種ランプ418、遊技盤用ランプ532、遊技台枠用ランプ542等]を備え、
前記予告アイコンとして、第一の予告アイコン[例えば、図76(47)や図87(47)に示される千両箱の予告アイコンI9等]を表示可能に構成されており、
前記予告アイコンとして、第二の予告アイコン[例えば、図83(Ab)に示されるリボンの予告アイコンI8等]を表示可能に構成されており、
前記第一の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンとは別の予告アイコンであり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示[例えば、図76(49)〜同図(50)や、図88(49)に示されるリーチ移行演出等]であり、
前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示[例えば、図83(Ac)や同図(Bb)に示されるステージチェンジ演出等]であり、
前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、
前記第一の予告アイコンが消化されると、前記第一の予告表示が表示されるように構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化されると、前記第二の予告表示が表示されるように構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出[例えば、図76(51)〜同図(57)や、図88(50−1)〜同図(57)に示される強リーチ演出等]であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出[例えば、月面背景の表示等]であり、
前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、
前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 主制御手段[例えば、主制御部300等]と、
演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]の制御を実行可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコンであり、
第一の図柄変動表示[例えば、図73(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留よりも前に保留された保留に基づく図柄変動表示等]の表示中において、前記予告アイコンとして第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]の表示が開始される場合があり[例えば、図73(9)に示すように、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示される等]、
前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されない場合があり[例えば、図73(9)〜図74(14)に示すように、図73(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が図74(14)に示すタイミングで次の図柄変動表示が開始されても消化されていない等]、
前記第一の図柄変動表示よりも後に表示される図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図73(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく図柄変動表示等]」という。)において、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されなかった前記第一の予告アイコンが消化される場合があるように構成されている[例えば、図73(9)〜図74(25)に示すように、図73(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が、図74(23)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示において消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化される場合がある[例えば、帽子の予告アイコンI6の表示が開始された図柄変動表示でこの帽子の予告アイコンI6が消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第二の図柄変動表示の先読み予告として、前記第一の予告アイコンが前記第一の図柄変動表示の表示中において表示開始される場合がある[例えば、図73(9)〜図74(25)に示すように、図73(9)に示すタイミングで表示開始した帽子の予告アイコンI6が図74(23)に示されるタイミングで消化されるように、先読みの対象である図柄変動表示の先読み予告として帽子の予告アイコンI6が表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 一回の図柄変動表示の表示中において、第一の数[例えば、1つ等]の前記第一の予告アイコンが消化された場合よりも、第二の数[例えば、3つ等]の該第一の予告アイコンが消化された場合の方が大当りとなりやすく、
前記第二の数は、前記第一の数よりも大きい数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンとして第二の予告アイコン[例えば、扇の予告アイコンI10等]が表示可能に構成されており、
前記第二の予告アイコンが消化された図柄変動表示で大当りとなるように構成されている[例えば、図77(60)〜同図(66)に示すように、扇の予告アイコンI10が消化されると、当該図柄変動表示の結果が大当りとなる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示[例えば、疑似連演出、フリーズ演出、停止図柄予告、ステージチェンジ演出、リーチ移行演出、プレミア予告演出、再変動演出等]であり、
前記第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が消化された場合に、前記予告表示として第一の予告表示[例えば、図75(28)〜同図(31)に示される疑似連演出等]が表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、偽の予告表示[例えば、はずれとなる疑似連演出やリーチ移行演出等]であり、
前記第一の予告アイコン[例えば、帽子の予告アイコンI6等]が消化された場合に、前記偽の予告表示として第一の偽予告表[例えば、はずれとなる疑似連演出等]示が表示される場合があり、
前記第一の偽予告表示の表示態様は、前記第一の予告表示の表示態様と同じ表示態様であり、
前記第一の偽予告表示が表示された図柄変動表示ではずれとなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、先読み演出表示[例えば、図72(b)に示される、特殊ステージに移行する演出である先読みモードの演出等]であり、
前記予告アイコンとして第三の予告アイコン[例えば、リボンの予告アイコンI8等]が表示可能に構成されており、
前記第三の予告アイコンが消化された場合に、前記先読み演出表示が開始される場合がある[例えば、1つのリボン予告アイコンI8が消化されると、大当りの信頼度が強程度であれば、背景が先読みモードに移行する演出が行われる等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208と、第1特図保留ランプ218,第2特図保留ランプ220,演出用保留ランプ286等]により構成された手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、装飾図柄変動表示[例えば、図73(1)に示すように、装飾図柄表示装置208では装飾図柄の変動表示が行われている等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコン[例えば、図73(9)に示される先読みの対象である保留よりも3つ前の保留に基づく図柄変動表示中に表示が開始された帽子の予告アイコンI6等]が、前記第二の図柄変動表示の表示終了までに必ず消化されるように構成されている[例えば、先読みの対象である保留に基づく図柄変動表示中に帽子の予告アイコンI6が消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記予告アイコンは、前記表示手段における予告アイコン表示領域[例えば、予告アイコン表示領域285等]に表示されるアイコンであり、
前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域である[例えば、予告アイコン表示領域285には、予告アイコン第1表示領域YA1〜予告アイコン第6表示領域YA6によって構成され、各領域にそれぞれ予告アイコンを表示可能に構成されている]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 演出制御手段[例えば、第1副制御部400と第2副制御部500とを併せたもの等]を備え、
前記演出制御手段は、前記表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 主制御手段[例えば、主制御部300等]と、
図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212,第2特図表示装置214等]と、
を備え、
前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、
前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、
前記主制御手段は、前記図柄表示手段の制御を実行可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図72(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、「殿」の予告アイコンI31、「姫」の予告アイコンI32、「爺」の予告アイコンI33等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図95(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図95〜図96に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が表示されている等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、演出表示であり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する前記演出表示が表示される場合があり[例えば、図74(23)〜図75(32)に示すように、帽子の予告アイコンI6が消化されると、疑似連が行われる場合があり、図76(46)〜同図(57)に示すように、千両箱の予告アイコンI9が消化されると、強リーチ演出が開始される場合がある等]、
表示された前記複数の予告アイコンのうちの第一の組合せ[例えば、図95に示される「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22との組み合わせ等]が、一回の図柄変動表示において消化されることで、前記演出表示として第一の演出表示[例えば、図96(21)に示される、家紋落下演出において表示されるエフェクト画像等]が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば第一の組合せの予告アイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、この遊技台によれば、複数の予告アイコンを先読みの対象である図柄変動表示が開始されるよりも前の図柄変動表示中において見せることができ、大当りへの期待感を持たせることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示が必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された予告アイコンの種類に対応する演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示のみが表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示以外の表示も表示されるように構成されてもよい。また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示が必ず表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることで、演出表示として第一の演出表示が表示されない場合があってもよい。
また、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されることでのみ、演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されてもよいし、表示された複数の予告アイコンのうちの第一の組合せが、一回の図柄変動表示において消化されること以外のことでも、演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されてもよい。
また、『 前記第一の組合せは、第一の数[例えば、2つ等]の前記予告アイコンからなる組合せである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の数の予告アイコンからなる第一の組合せのうちの一の予告アイコンが表示されてから第一の数の予告アイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。
また、『 前記第一の組合せは、第一の予告アイコン[例えば、「家」の予告アイコンI21等]と第二の予告アイコン[例えば、「紋」の予告アイコンI22等]を含む組合せであり、
前記第一の予告アイコンと前記第二の予告アイコンは、異なる予告アイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンとで視覚的に異なるので、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第一の組合せは、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのみの組合せであってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコン以外の予告アイコンも含む組合せであってもよい。また、第一の組合せは、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを必ず含む組合せであってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンの少なくともいずれか一方を含まない組合せである場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図95(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図96(19)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に表示されている「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22が消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 一回の図柄変動表示において、前記第一の組合せのうちの一部の前記予告アイコンのみが消化されても、前記第一の演出表示が表示されないように構成されている[例えば、「家」の予告アイコンI21と「紋」の予告アイコンI22のうち、いずれか一方のみが消化されても、図96(21)に示されるエフェクト画像は表示されない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、一回の図柄変動表示において第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが消化されなければ、第一の演出表示が表示されないので、第一の演出表示を見ることができた遊技者に優越感を与えることができる場合がある。
ここで、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示のみが表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示以外の表示も表示されないように構成されてもよい。また、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が必ず表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示において、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示される場合があるように構成されてもよい。
また、一回の図柄変動表示においてのみ、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示されないように構成されてもよいし、一回の図柄変動表示以外の図柄変動表示においても、第一の組合せのうちの一部の予告アイコンのみが消化されても、第一の演出表示が表示されないように構成されてもよい。
また、『 前記予告アイコンとして第三の予告アイコン[例えば、図74に示される帽子の予告アイコンI6等]が消化されることで、前記演出表示として第三の演出表示[例えば、図75(28)に示される、帽子の予告アイコンI6の消化に対応して表示される番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げる演出表示等]が表示されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、演出のバリエーションが増加され、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示のみが表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示以外の表示も表示されるように構成されていてもよい。また、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示が必ず表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されることで、第三の演出表示が表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第三の予告アイコンが消化されることのみで、第三の演出表示が表示されるように構成されていてもよいし、第三の予告アイコンが消化されること以外のことでも、第三の演出表示が表示されるように構成されていてもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図74(21)〜図77(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図73(2)〜図77(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図74(21)〜図77(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図73(2)〜図77(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図95に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図95に示される予告アイコン(「家」の予告アイコンI21や「紋」の予告アイコンI22等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 第一の表示手段[例えば、図100に示される第1装飾図柄表示装置208A、図103に示される第1装飾図柄表示装置208C等]と、
第二の表示手段[例えば、図100に示される第2装飾図柄表示装置208B、図103に示される第2装飾図柄表示装置208D等]と、
を備えた遊技台であって、
前記第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示[例えば、図100(10)〜図101(13)に示される帽子の予告アイコンI6が消化する表示や、図101(16)〜同図(19)に示される、帽子の予告アイコンI6に対応して行われる番長のキャラクタBCの表示や疑似連演出、あるいは、図103(c1)〜同図(c5)に示される帽子の予告アイコンI6の表示等]を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、前記予告アイコンに関する表示[例えば、図100(2)〜図101(13)に示される予告アイコン表示領域285Aや、図100(5)〜同図(9)に示される帽子の予告アイコンI6の表示、あるいは、図103(c6)に示される帽子の予告アイコンI6が消化する表示等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり[例えば、図72に示される予告アイコンは、先読み予告表示として機能する場合がある等]、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図103(c1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合がある[例えば、図103(c1)〜同図(c9)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285Bに2つの帽子の予告アイコンI6と1つの手裏剣の予告アイコンI7が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、複数の表示手段において予告アイコンに関連する表示が表示される場合があるので、予告アイコンに関する表示を見る遊技者の視線を一つの表示手段に集中させないようにし、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段のみからなるものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段以外の表示手段を備えていてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段を必ず備えるものであってもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段を備えない場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコンに関する表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、予告アイコンに関する表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンに関する表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、予告アイコンに関する表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコンに関する表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、予告アイコンに関する表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンに関する表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示以外のものとしても表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があるものであってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図103(c1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図103(c1)〜同図(c9)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、手裏剣の予告アイコンI7と2つの帽子の予告アイコンI6が消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記第二の表示手段[例えば、図100に示される第2装飾図柄表示装置208B、図103に示される第2装飾図柄表示装置208D等]において、前記予告アイコンが表示されるように構成されている[例えば、図100(5)に示されるように、帽子の予告アイコンI6が第2装飾図柄表示装置208Bに表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、ストック演出が行わえる表示手段が定められているので、ストックされた予告アイコンを見逃さないようにすることができる場合がある。
ここで、第二の表示手段において、予告アイコンのみが表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段において、予告アイコン以外のものも表示されるように構成されていてもよい。また、第二の表示手段において、予告アイコンが必ず表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段において、予告アイコンが表示されない場合があるように構成されていてもよい。
また、第二の表示手段においてのみ、予告アイコンが表示されるように構成されていてもよいし、第二の表示手段以外の表示手段にも、予告アイコンが表示されるように構成されていてもよい。
また、『 前記第一の表示手段[例えば、図100に示される第1装飾図柄表示装置208A、図103に示される第1装飾図柄表示装置208C等]において、前記予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合がある[例えば、図100(2)〜同図(5)に示されるように、予告アイコン表示領域285Aに帽子の予告アイコンI6が表示されることを予告する表示(殿様演出)が第1装飾図柄表示装置208Aにおいて表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示される可能性があることを予告するので、表示手段に遊技者を注目させ、遊技者が予告アイコンの表示を見逃さないようにすることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示のみを行う場合があってもよいし、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示以外の表示も行う場合があってもよい。また、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示を必ず行う場合があってもよいし、第一の表示手段において、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行わない場合があってもよい。
また、第一の表示手段においてのみ、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合があってもよいし、第一の表示手段以外の表示手段においても、予告アイコンが表示されることを予告する表示を行う場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示手段は、第一の表示領域[例えば、図100に示される第1装飾図柄表示装置208A、図103に示される第1装飾図柄表示装置208Cの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域[例えば、図100に示される第2装飾図柄表示装置208B、図103に示される第2装飾図柄表示装置208Dの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記予告アイコンが、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある[例えば、図100(4)や同図(10)に示すように、予告アイコンが第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、インパクトのある予告アイコンの演出を行うことができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、第一の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第一の表示手段は、第一の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第一の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第二の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第二の表示手段は、第二の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第二の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域のみに亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域以外の表示領域にも亘って表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンのみが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコン以外のものが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示手段は、第一の表示領域[例えば、図100に示される第1装飾図柄表示装置208A、図103に示される第1装飾図柄表示装置208Cの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記第二の表示手段は、第二の表示領域[例えば、図100に示される第2装飾図柄表示装置208B、図103に示される第2装飾図柄表示装置208Dの表示画面等]が設けられた手段であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコン[例えば、図72に示される演出の種類に応じた複数種類の予告アイコン等]であり、
前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある[例えば、図101(16)〜同図(18)に示されるように、帽子の予告アイコンI6が消化されると、拡大表示された番長のキャラクタBC2が第1装飾図柄表示装置208Aから第2装飾図柄表示装置208Bに亘って表示され、番長のキャラクタBCが右図柄を突き上げる演出表示において、右図柄が第1装飾図柄表示装置208Aと第2装飾図柄表示装置208Bにまたがって表示され、疑似連図柄が第2装飾図柄表示装置208Bから第1装飾図柄表示装置208Aに跨って表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、インパクトのある予告アイコンの演出を行うことができ、遊技者を楽しませることができる場合がある。
ここで、第一の表示手段は、第一の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第一の表示手段は、第一の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第一の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、第二の表示領域のみが設けられたものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域も設けられたものであってもよい。また、第二の表示手段は、第二の表示領域が必ず設けられたものであってもよいし、第二の表示領域が設けられない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、種類に応じた表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、種類に応じた表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域のみに亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域以外の表示領域にも亘って表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って必ず表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示のみが、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンの種類に対応する演出表示以外の演出表示が、第一の表示領域と第二の表示領域に亘って表示される場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図74(21)〜図77(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図73(2)〜図77(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図74(21)〜図77(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図73(2)〜図77(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図100に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図100に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]と、
第一の可動手段[例えば、図106(12)に示される演出ボタン136の位置を変位させるアクチュエータや、図98(d4−2)に示される家紋役物224B等]と、
を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図72(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、「家」の予告アイコンI21、「紋」の予告アイコンI22、ドリンクの予告アイコンI31等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図73(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図73(2)〜図77(66)や図106に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、ドリンクの予告アイコンI31が表示されている等]、
前記第一の可動手段は、第一の可動演出[例えば、図106(12)〜同図(17)に示すように、演出ボタン136をデフォルトの位置から突出位置に変位させる可動演出等]を実行可能な手段であり、
表示された前記予告アイコンのうちの第四の予告アイコン[例えば、ドリンクの予告アイコンI31等]が消化された場合に、前記第一の可動演出が実行される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、可動手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、可動手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、表示手段に第四の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段による第一の可動演出が行われる場合があるので、演出のバリエーションを増やすことができる場合がある。
また、この遊技台によれば、遊技者の視線を表示手段だけに集中させず、可動手段にも注目させることができ、演出効果を高めることができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様でのみ表示可能なものであってもよいし、種類に応じた表示態様以外の表示態様でも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、種類に応じた表示態様で必ず表示されるものであってもよいし、種類に応じた表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、第一の可動手段は、第一の可動演出のみを実行可能なものであってもよいし、第一の可動演出以外の可動演出も実行可能なものであってもよい。また、第一の可動手段は、第一の可動演出を必ず実行するものであってもよいし、第一の可動演出を実行しない場合があってもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出のみが実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出以外の可動演出も実行される場合があるように構成されてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が必ず実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が実行されない場合があるように構成されてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合のみに、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第四の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されてもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図73(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図73(2)〜図77(66)や図106に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、ドリンクの予告アイコンI31が消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 表示された前記予告アイコンのうちの第五の予告アイコン[例えば、図72に示される予告アイコンや、「家」の予告アイコンI21等]が消化された場合に、前記第一の可動演出が実行されないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出のみが実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出以外の可動演出も実行されないように構成されていてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が必ず実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合に、第一の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合にのみ、第一の可動演出が実行されないように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第五の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第一の可動演出が実行されないように構成されていてもよい。
また、『 遊技者による操作が可能な操作手段[例えば、演出ボタン136等]を備え、
前記第一の可動手段は、前記操作手段を可動する手段であり、
前記第一の可動演出とは、前記操作手段の態様を第一の態様[例えば、図106(12)に示されるデフォルトの位置等]から第二の態様[例えば、図106(17)に示される突出位置等]に変化させる演出のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、操作手段が変化することを予告アイコンによって予告される場合があるので、操作手段にも注目させることができる場合がある。
ここで、操作手段は、遊技者によってのみ操作が可能なものであってもよいし、遊技者以外によっても操作が可能なものであってもよい。また、遊技者によって必ず操作されるものであってもよいし、遊技者によって操作されない場合があってもよい。
また、第一の可動手段は、操作手段のみを可動可能なものであってもよいし、操作手段以外のものも可動可能なものであってもよい。また、第一の可動手段は、操作手段を必ず可動するものであってもよいし、操作手段を可動しない場合があってもよい。
また、『 第二の可動手段[例えば、図98(d4−2)に示される家紋役物等]を備え、
前記第二の可動手段は、第二の可動演出[例えば、図98(d4−2)に示される家紋落下演出等]を実行可能な手段であり、
表示された前記予告アイコンのうちの第六の予告アイコン[例えば、「家」の予告アイコンI21等]が消化された場合に、前記第二の可動演出が実行される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、可動手段による演出のバラエティが豊富になり、興趣が向上する場合がある。
ここで、第二の可動手段は、第二の可動演出のみを実行可能なものであってもよいし、第二の可動演出以外の可動演出も実行可能なものであってもよい。また、第二の可動手段は、第二の可動演出を必ず実行するものであってもよいし、第二の可動演出を実行しない場合があってもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出のみが実行される場合があるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出以外の可動演出も実行される場合があるように構成されていてもよい。また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出が必ず実行されるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合に、第二の可動演出が実行されない場合があるように構成されていてもよい。
また、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合にのみ、第二の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよいし、表示された予告アイコンのうちの第六の予告アイコンが消化された場合以外の場合にも、第二の可動演出が実行される場合があるように構成されていてもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図74(21)〜図77(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図73(2)〜図77(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図74(21)〜図77(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図73(2)〜図77(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図95に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図106に示される予告アイコン(千両箱の予告アイコンI9やドリンクの予告アイコンI31等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図72(a)、同図(b)に示される各予告アイコン等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図108(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図73(2)〜図77(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に2つの帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンI10が表示されている等]、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン表示示唆表示[例えば、図108(2)〜同図(6)に示されるように、殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告等]であり、
前記予告アイコン表示示唆表示は、前記予告アイコンの表示が開始される場合があることを示唆する表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、予告アイコンの表示が開始される可能性があることを事前に示唆する場合があるので、予告アイコンが表示されるまでの過程を楽しむことができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコン表示示唆表示のみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン表示示唆表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコン表示示唆表示を必ず表示するものであってもよいし、予告アイコン表示示唆表示を表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、予告アイコン表示示唆表示は、予告アイコンの表示が開始される場合があることのみを示唆可能なものであってもよいし、予告アイコンの表示が開始される場合があること以外のことも示唆可能なものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、予告アイコンの表示が開始される場合があることを必ず示唆するものであってもよいし、予告アイコンの表示が開始される場合があることを示唆しない場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図108(1)に示される先読みの対象である2つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図73(2)〜図77(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから当該図柄変動表示が終了するまでの期間において、予告アイコン表示領域285に表示されている2つの帽子の予告アイコンI6、千両箱の予告アイコンI9及び扇の予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されることにより、これらに対応する複数の演出が行われる場合があるので、演出効果が向上する場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のにも消化されるものがあってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間のみにおいて、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されてから、該第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って表示される場合がある表示である[例えば、図108(2)〜同図(5)に示すように、2回の図柄変動表示に亘って殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告が行われている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、複数回の図柄変動表示に亘って予告アイコン表示示唆表示が表示される場合があるので、予告アイコンが表示されるまでの過程を楽しむことができる場合がある。
ここで、予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘ってのみ表示される場合があるものであってもよいし、複数回の図柄変動表示以外の図柄変動表示に亘って表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って必ず表示されるものであってもよいし、複数回の図柄変動表示に亘って表示されない場合があってもよい。
また、『 前記第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、前記予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されている[例えば、図108(2)〜同図(5)に示すように、殿様演出による予告アイコンが表示されることの予告は、先読みの対象である図柄変動表示が開始される前に終了している等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる図柄変動表示が開始するよりも前に予告アイコン表示示唆表示終了するので、先読みの対象となる図柄変動に対して集中させることができる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示のみが終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示以外の表示も終了するように構成されていてもよい。また、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示が必ず終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中において、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了しない場合があるように構成されていてもよい。
また、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中においてのみ、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されていてもよいし、第二の図柄変動表示よりも前に表示される図柄変動表示の表示中以外においても、予告アイコン表示示唆表示の表示が終了するように構成されていてもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示は、第三の数[例えば、3つ等]の前記予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆する場合がある表示であり[例えば、図110(a1−4)に示すように、あみだ演出において、帽子の予告アイコンI6と扇の予告アイコンI10と千両箱の予告アイコンI9のうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆している等]、
前記第三の数は、2以上の数である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、事前に示唆された予告アイコンのうちの少なくとも一つが表示される場合があるので、どの予告アイコンが表示される可能性があるかを遊技者が把握することができる場合があり、予告アイコンが表示される図柄変動を楽しませることができる場合がある。
ここで、予告アイコン表示示唆表示は、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることのみを示唆する場合があるものであってもよいし、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があること以外のことも示唆する場合があるものであってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示は、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを必ず示唆するものであってもよいし、第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合があることを示唆しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された前記第三の数の前記予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始される場合がある[例えば、図110(a1−1)〜同図(a−6)に示すように、あみだ演出の結果、帽子の予告アイコンI6が予告アイコン表示領域285に表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示のみが開始される場合があってもよいし、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が必ず開始されるように構成されてもよいし、予告アイコン表示示唆表示によって表示が開始される場合があることが示唆された第三の数の予告アイコンのうちの少なくとも一つの表示が開始されない場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図74(21)〜図77(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合がある[例えば、図73(2)〜図77(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンがストックされている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が必ず開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図74(21)〜図77(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図73(2)〜図77(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図108に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図108に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 複数種類の表示を表示可能な表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコン[例えば、図72(a)、同図(b)に示される各予告アイコン等]であり、
前記予告アイコンは、種類に応じた表示態様で表示されるアイコンであり、
前記予告アイコンは、第一の先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示[例えば、図111(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]」という。)が保留された後に図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示[例えば、図111(4)〜同図(13)に示される図柄変動表示等]」という。)の表示が開始される場合があり、
前記第一の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)の表示が開始される場合があり[例えば、図73(4)〜図77(66)に示すように、先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示される等]、
前記第一の図柄変動表示とは、前記第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示の次に表示が開始される図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
また、この遊技台によれば、先読みの対象となる第二の図柄変動表示に係る保留表示が表示された際に表示されている図柄変動表示を最後まで楽しむことができつつも、その後に開始される図柄変動表示から先読みの対象となる第二の図柄変動表示に関連した先読み予告表示として予告アイコンの表示を楽しむことができる場合がある。
ここで、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第一の先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、第一の先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、第一の先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、第一の先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示以外の図柄変動表示も開始される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示が必ず開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後に第一の図柄変動表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留された後にのみ第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後以外にも第一の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が必ず開始されてもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示の表示が開始されてから第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第一の図柄変動表示が表示開始されてから、前記第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図73(4)〜図77(66)に示すように、先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象である大当りとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が消化される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読みの対象となる第二の図柄変動表示に係る保留表示が表示された際に表示されている図柄変動表示を最後まで楽しむことができつつも、その後に開始される図柄変動表示から先読みの対象となる第二の図柄変動表示に関連した先読み予告表示として予告アイコンの消化を楽しむことができる場合がある。
ここで、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化されてもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第一の図柄変動表示が表示開始されてから、第二の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段である[例えば、図111に示される保留アイコン表示領域281には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図111に示される予告アイコン(帽子の予告アイコンI6等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記第二の図柄変動表示[例えば、図111(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示等]が保留された場合に第二の保留表示[例えば、図111(2)に示される第3の保留アイコンh13の表示等]の表示が開始される、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第二の図柄変動表示が保留されたことが認識できる場合がある。
ここで、第二の図柄変動表示が保留された場合にのみ第二の保留表示の表示が開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された場合以外の場合にも第二の保留表示の表示が開始されてもよい。また、第二の図柄変動表示が保留された場合に必ず第二の保留表示の表示が開始されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留された場合に第二の保留表示の表示が開始されなくてもよい。
また、『 第二の先読み予告表示として、前記第二の保留表示が第二の先読み表示態様[例えば、図111(2)に示される先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)等]で表示される場合があり、
前記第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、前記第二の保留表示が前記第二の先読み表示態様で表示される場合がある[例えば、図111(2)に示されるように、先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示が保留されたときに先読み予告の表示態様(サボハニの表示態様)で第3の保留アイコンh13を表示する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読み予告表示のバリエーションが増加し、興趣が向上する場合がある。
ここで、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様でのみ表示される場合があってもよいし、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様以外の表示態様でも表示される場合があってもよい。また、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で必ず表示されてもよいし、第二の先読み予告表示として、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様でのみ表示される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様以外の表示態様で表示される場合があってもよい。また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で必ず表示されてもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示において、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示されない場合があってもよい。
また、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示においてのみ、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示される場合があってもよいし、第二の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示以外の図柄変動表示においても、第二の保留表示が第二の先読み表示態様で表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一つは、第三の先読み予告表示[例えば、図112(b2)〜同図(b3)に示される先読みモードの演出表示等]であり、
前記第三の先読み予告表示は、前記第二の図柄変動表示が保留された後で表示が開始される場合がある表示である[例えば、図112(b1)〜同図(b3)に示されるように、先読みの対象である3つ目の保留に基づく大当りとなる図柄変動表示が保留された後に先読みモードの演出表示が開始されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、先読み予告表示のバリエーションが増加するので、興趣が向上する場合がある。
ここで、第三の先読み予告表示は、第二の図柄変動表示が保留された後でのみ表示開始される場合があるものであってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後以外にも表示開始される場合があるものであってもよい。また、第三の先読み予告表示は、第二の図柄変動表示が保留された後で必ず表示開始されるものであってもよいし、第二の図柄変動表示が保留された後で表示開始されない場合があってもよい。
また、『 先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示[例えば、図111(2)に示される先読みの対象である3つ目の保留に基づくハズレとなる図柄変動表示等]」という。)が保留された後に図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示[例えば、図111(4)〜同図(13)に示される図柄変動表示等]」という。)の表示が開始される場合があり、
前記第三の図柄変動表示の表示が開始されてから、前記第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンの表示が開始される場合があり[例えば、図73(4)〜図77(66)に示すように、先読みの対象であるハズレとなる図柄変動表示が保留された後で開始される図柄変動表示の表示が開始されてから当該先読みの対象であるハズレとなる図柄変動表示が終了するまでに、2つの帽子の予告アイコンI6と、千両箱の予告アイコンI9と、扇の予告アイコンI10が表示される等]、
前記第三の図柄変動表示とは、前記第四の図柄変動表示が保留されたときに表示されている図柄変動表示の次に表示が開始される図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
また、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示以外の図柄変動表示も開始される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示が必ず開始されてもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後に第三の図柄変動表示の表示が開始されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留された後にのみ第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留された後以外にも第三の図柄変動表示の表示のみが開始される場合があってもよい。
また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示のみが開始される場合があってもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示以外の表示も開始される場合があってもよい。また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が必ず開始されてもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において複数の予告アイコンの表示が開始されない場合があってもよい。
また、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよいし、第三の図柄変動表示の表示が開始されてから第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても複数の予告アイコンの表示が開始される場合があってもよい。
また、『 前記第四の図柄変動表示[例えば、図74(21)〜図77(66)に示される図柄変動表示であって、ハズレとなる図柄変動表示等]が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある[例えば、図73(2)〜図77(66)に示すように、先読みの対象である図柄変動表示が保留されてから先読みの対象である図柄変動表示が終了するまでに4つの予告アイコンが消化されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、予告アイコンが消化されても必ずしも大当りにはならないので、先読みの対象となる図柄変動表示が終了するまで楽しませることができる場合がある。
ここで、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンのみが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコン以外のものも消化される場合があってもよい。また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが必ず消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間において、複数の予告アイコンが消化されない場合があってもよい。
また、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間においてのみ、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよいし、第四の図柄変動表示が保留されてから、該第四の図柄変動表示の表示が終了するまでの期間以外の期間においても、複数の予告アイコンが消化される場合があってもよい。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図72(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図126(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンは、保留アイコン[例えば、図123に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]とは別のアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図123に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される文字表示等]であり、
前記第一の表示は、説明表示[例えば、図123(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される「予告アイコン消化で・・・」の表示、図116(a)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「殿様は八代将軍です」の表示、同図(l)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「パンダは殿様の師匠」等]であり、
前記第一の表示は、前記表示手段における第一の表示領域[例えば、図123に示されるチュートリアル表示部TT4等]に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域に表示されるアイコンである[例えば、図123(a7)に示されるように、チュートリアル表示部TT4には、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63が表示(ストック)されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、表示手段における第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第一の表示は、表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが表示されている状態では、前記第一の表示は表示されない[例えば、図123(a7)に示すように、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが表示されている状態では、チュートリアル表示部TT4において説明表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示は、予告アイコンが表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第一の表示は、予告アイコンが表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開する場合がある[例えば、図123(a7)に示される予告アイコンのうち、チュートリアル表示部TT4に表示されている予告アイコンが全て消化されると説明表示を再開する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示のみが再開する場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示以外の表示も再開する場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が必ず再開してもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が再開しない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図122(d)に示される、チュートリアル表示部TT1における「激熱」の文字表示等]であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図122(d)に示されるように、チュートリアル表示部TT1に「激熱」の文字表示が表示されている等]、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示[例えば、図123(a1)に示される、チュートリアル表示部TT4における「予告アイコン消化で・・・」の文字表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、説明表示は、予告アイコンに関する説明表示のみを含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示以外の表示も含んでいてもよい。また説明表示は、予告アイコンに関する説明表示を必ず含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示を含まない場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示[例えば、図120に示される装飾図柄の変動表示等]を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段の表示に合わせた表示[例えば、図120(a2)〜同図(a4)に示される宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出して剣豪の予告アイコンI62がストックされる表示等]を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である[例えば、図120(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1が第3装飾図柄表示装置208Nの下方に配置されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段のみを含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段以外の表示手段を含んで構成されてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段を必ず含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段の少なくともいずれか一つを含まないで構成される場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示に合わせた表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示手段の表示に合わせた表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示に合わせた表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示手段の表示に合わせた表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における一部の領域に設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における全部の領域に設けられたものであってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域にのみ設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域以外の領域にも設けられたものであってもよい。また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に必ず設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられない場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図123に示されるステージ名表示部ST2に表示される文字表示等]であり、
前記第三の表示は、説明表示[例えば、図123(a1)に示されるステージ名表示部ST2に表示される「城下町ステージ」の表示、図117(c)に示されるステージ名表示部ST1に表示される「剣豪リーチ」の表示等]であり、
前記第三の表示は、前記表示手段における第二の表示領域[例えば、図123(a1)に示されるステージ名表示部ST2等]に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第二の表示領域にも表示される場合があるアイコンである[例えば、図123(a7)に示されるように、ステージ名表示部ST2には、姫の予告アイコンI64と2つの疑似連予告アイコンI65が表示(ストック)されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示は、表示手段における第二の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第二の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第三の表示は、表示手段における第二の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第二の表示領域のみにも表示される場合があるものであってもよいし、第二の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があるものであってもよい。また、予告アイコンは、第二の表示領域にも必ず表示されるものであってもよいし、第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態では、前記第三の表示は表示されない[例えば、図123(a7)に示すように、ステージ名表示部ST2に予告アイコンが表示されている状態では、ステージ名表示部ST2においてステージ名表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示は、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第三の表示は、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第二の表示領域に表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域である[例えば、図123(a1)に示すように、チュートリアル表示部TT4は、線により方形状に区画されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第一の表示領域は、線によってのみ区画されたものであってもよいし、線以外のものを含んで区画されたものであってもよい。また、第一の表示領域は、線により必ず区画されたものであってもよいし、せんにいおって区画されない場合があってもよい。
また、『 保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり[例えば、図123に示される保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図123(a7)に示される予告アイコン(姫の予告アイコンI64、疑似連予告のアイコンI65、剣豪の予告アイコンI62、チャンスアップの予告アイコンI63等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、以上の記載では、
『 表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、予告アイコン[例えば、図72(a)、同図(b)に示される各予告アイコン、図126(d)に示される各予告アイコン等]を表示可能な手段であり、
前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、
前記予告アイコンが表示される表示領域[例えば、図123に示されるチュートリアル表示部TT4、ステージ名表示部ST2等]は、保留アイコン[例えば、図123に示される保留アイコン表示領域に表示されている保留アイコンh11,h12,h13等]が表示される表示領域[例えば、図123に示される保留アイコン表示領域等]とは異なる表示領域であり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示[例えば、図123に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される文字表示等]であり、
前記第一の表示は、説明表示[例えば、図123(a1)に示されるチュートリアル表示部TT4に表示される「予告アイコン消化で・・・」の表示、図116(a)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「殿様は八代将軍です」の表示、同図(l)に示されるチュートリアル表示部TT1に表示される「パンダは殿様の師匠」等]であり、
前記第一の表示は、表示される場合には前記表示手段における第一の表示領域[例えば、図123に示されるチュートリアル表示部TT4等]に表示される表示であり、
前記予告アイコンは、前記第一の表示領域に表示される場合があるアイコンである[例えば、図123(a9)に示されるように、チュートリアル表示部TT4には、剣豪の予告アイコンI62とチャンスアップの予告アイコンI63が表示(ストック)されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
従来の遊技台では、表示手段に改良の余地があったが、この遊技台によれば、表示手段に特徴を持った遊技台を実現できる。
ここで、表示手段は、予告アイコンのみを表示可能なものであってもよいし、予告アイコン以外のものも表示可能なものであってもよい。また、表示手段は、予告アイコンを必ず表示するものであってもよいし、予告アイコンを表示しない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、先読み予告表示としてのみ表示される場合があるものであってもよいし、先読み予告表示として表示される以外の場合もあるものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として必ず表示されるものであってもよいし、先読み予告表示として表示されない場合があってもよい。
また、表示手段は、複数種類の表示のみを表示可能なものであってもよいし、複数種類の表示以外にも表示可能なものがあってもよい。また、表示手段は、複数種類の表示を必ず表示するものであってもよいし、複数種類の表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域にのみ表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域以外の表示領域にも表示されるものであってもよい。また、第一の表示は、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンは、第一の表示領域にのみ表示される場合があってもよいし、第一の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があってもよい。また、予告アイコンは、第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態では、前記第一の表示が表示されない[例えば、図123(a9)に示すように、チュートリアル表示部TT4に予告アイコンが表示されている状態では、チュートリアル表示部TT4において説明表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示のみが表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示以外の表示も表示されないようにしてもよい。また、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示が必ず表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態では、第一の表示が表示される場合があってもよい。
また、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第一の表示が表示されないようにしてもよいし、予告アイコン第一の表示領域に表示されている状態以外の状態でも、第一の表示のみが表示されないようにしてもよい。
また、『 前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開される場合がある[例えば、図123(a9)に示される予告アイコンのうち、チュートリアル表示部TT4に表示されている予告アイコンが全て消化されると説明表示を再開する等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示のみが再開される場合があってもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示以外の表示も再開される場合があってもよい。また、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が必ず再開されてもよいし、予告アイコンが消化されると、第一の表示の表示が再開されない場合があってもよい。
また、第一の表示が、例えば、第一のキャラクタの説明のような場合には、第一の表示とは異なる説明表示である第十の表示が表示されるようにしてもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示[例えば、図122(d)に示される、チュートリアル表示部TT1における「激熱」の文字表示等]であり、
前記第二の表示は、予告表示であり、
前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり[例えば、図122(d)に示されるように、チュートリアル表示部TT1に「激熱」の文字表示が表示されている等]、
前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示[例えば、図123(a1)に示される、チュートリアル表示部TT4における「予告アイコン消化で・・・」の文字表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第二の表示は、表示される場合には第一の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には第一の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、説明表示は、予告アイコンに関する説明表示のみを含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示以外の表示も含んでいてもよい。また説明表示は、予告アイコンに関する説明表示を必ず含むものであってもよいし、予告アイコンに関する説明表示を含まない場合があってもよい。
この記載における予告表示とは数ある予告表示のうちの一の表示のことであってもよい。
また、予告表示は、文字の表示による予告表示であってもよい。一方、他の予告表示は、画像の表示による表示であってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示[例えば、図122(a1)に示される、吹き出し部TT2における「赤より金が熱い」の文字表示や、同図(a6)に示される、吹き出し部TT2における「剣豪リーチは熱い」の文字表示や、吹き出し部TT3における「パンダ乱入すると」の文字表示等]であり、
前記第三の表示は、説明表示であり、
前記第三の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、
前記第三の表示は、表示される場合には前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり[例えば、図122(a6)に示される、吹き出し部TT2や吹き出し部TT3等]、
前記第二の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第三の表示の表示内容は、第一の表示の表示内容と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第三の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域のみに表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域以外の表示領域にも表示されるものであってもよい。また、第三の表示は、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示される場合には表示手段における第二の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第二の表示領域は、第一の表示領域と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、『 前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態であっても、前記第三の表示が表示される場合がある[例えば、図122(a10)に示されるように、剣豪の予告アイコンI62がチュートリアル表示部TT4に表示されている状態であっても、吹き出し表示部TT2に「剣豪リーチは熱い」の文字表示が表示され、吹き出し表示部TT3に「パンダ乱入すると」の文字表示が表示されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示のみが表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示以外の表示も表示される場合があってもよい。また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示が必ず表示されてもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態であっても、第三の表示が表示されない場合があってもよい。
また、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態でのみ、第三の表示が表示される場合があってもよいし、予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外の状態であっても、第三の表示が表示される場合があってもよい。
また、予告アイコンの導入アニメは第二の表示領域に表示される場合があり、予告アイコンのストック表示は第二の表示領域には表示されないようにしてもよい。
また、第二の表示領域に、第一の予告表示とは異なる予告表示(第二の予告表示)が行われる場合があってもよい。また、予告表示と説明表示が択一的に表示される場合があってもよい。
また、『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示[例えば、図123に示されるステージ名表示部ST2に表示される文字表示等]であり、
前記第四の表示は、説明表示[例えば、図123(a1)に示されるステージ名表示部ST2に表示される「城下町ステージ」の表示、図117(c)に示されるステージ名表示部ST1に表示される「剣豪リーチ」の表示等]であり、
前記第四の表示の表示内容は、前記第一の表示の表示内容とは異なる表示内容であり、
前記第四の表示は、前記表示手段における第三の表示領域[例えば、図123(a1)に示されるステージ名表示部ST2等]に表示される表示であり、
前記第三の表示領域は、前記第一の表示領域とは異なる表示領域であり、
第一の数[例えば、3つ等]の前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな前記予告アイコンが前記第三の表示領域に表示される場合がある[例えば、図123に示されるチュートリアル表示部TT4に3つの予告アイコンが表示されている状態においては、新たな予告アイコンがステージ名表示部ST2に表示される等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第四の表示の表示内容は、第一の表示の表示内容と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第四の表示は、表示手段における第三の表示領域にのみ表示可能なものであってもよいし、表示手段における第三の表示領域以外の表示領域にも表示可能なものであってもよい。また、第四の表示は、表示手段における第三の表示領域に必ず表示されるものであってもよいし、表示手段における第三の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第三の表示領域は、第一の表示領域と一部が異なってもよいし、全部が異なってもよい。
また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域のみに表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域以外の表示領域にも表示される場合があってもよい。また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域に必ず表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においては、新たな予告アイコンが第三の表示領域に表示されない場合があってもよい。
また、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態においてのみ、新たな予告アイコンが第三の表示領域に表示される場合があってもよいし、第一の数の予告アイコンが第一の表示領域に表示されている状態以外の状態においても、新たな予告アイコンが第三の表示領域にのみ表示される場合があってもよい。
また、ここでは、複数の表示手段でステージ名等を表示するタイプも含まれる。
また、『 前記予告アイコンが前記第三の表示領域に表示されている状態では、前記第四の表示が表示されない[例えば、図123(a9)に示すように、ステージ名表示部ST2に予告アイコンが表示されている状態では、ステージ名表示部ST2においてステージ名表示が行われていない等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、第四の表示は、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態のみで表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態以外の状態でも表示されないものであってもよい。また、第四の表示は、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態で必ず表示されないものであってもよいし、予告アイコンが第三の表示領域に表示されている状態で表示される場合があってもよい。
また、『 前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段[例えば、第1装飾図柄表示装置208L等]であり、
前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段[例えば、第2装飾図柄表示装置208M、第3装飾図柄表示装置208N等]であり、
前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、
前記第二の表示手段は、演出表示[例えば、図120に示される装飾図柄の変動表示等]を表示可能な手段であり、
前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段と連携した表示[例えば、図120(a2)〜同図(a4)に示される宝箱画像TRから爆弾アイコンI61が飛び出して剣豪の予告アイコンI62がストックされる表示等]を表示可能な手段であり、
前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である[例えば、図120(a1)に示されるように、チュートリアル表示部TT1が第3装飾図柄表示装置208Nの下方に配置されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段のみを含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段以外の表示手段を含んで構成されてもよい。また、表示手段は、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段を必ず含んで構成されてもよいし、第一の表示手段と第二の表示手段と第三の表示手段の少なくともいずれか一つを含まないで構成される場合があってもよい。
また、第一の表示手段は、図柄変動表示のみを表示可能なものであってもよいし、図柄変動表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第一の表示手段は、図柄変動表示を必ず表示するものであってもよいし、図柄変動表示を表示しない場合があってもよい。
また、第二の表示手段は、演出表示のみを表示可能なものであってもよいし、演出表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第二の表示手段は、演出表示を必ず表示するものであってもよいし、演出表示を表示しない場合があってもよい。
また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示と連携した表示のみを表示可能なものであってもよいし、第二の表示手段の表示と連携した表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、第三の表示手段は、第二の表示手段の表示と連携した表示を必ず表示するものであってもよいし、第二の表示手段の表示と連携した表示を表示しない場合があってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における一部の領域に設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における全部の領域に設けられたものであってもよい。
また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域にのみ設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域以外の領域にも設けられたものであってもよい。また、第一の表示領域は、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に必ず設けられたものであってもよいし、第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられない場合があってもよい。
また、『前記第一の表示領域は、線により区画された表示領域である[例えば、図123(a1)に示すように、チュートリアル表示部TT4は、線により方形状に区画されている等]、
ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
ここで、第一の表示領域は、線によってのみ区画されたものであってもよいし、線以外のものを含んで区画されたものであってもよい。また、第一の表示領域は、線により必ず区画されたものであってもよいし、せんにいおって区画されない場合があってもよい。
また、第二の表示領域も線によって区画されてもよいし、第三の表示領域も線によって区画されてもよい。
また、『保留表示手段[例えば、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の表示を表示可能な手段であり[例えば、図123に示される保留アイコン表示領域には、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数の保留アイコンが表示される等]、
前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンである[例えば、図123(a9)に示される予告アイコン(姫の予告アイコンI64、疑似連予告のアイコンI65、剣豪の予告アイコンI62、チャンスアップの予告アイコンI63等)は、特図1の図柄変動表示の作動が保留されている数を示すアイコンではない等]、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
ここで、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示のみを表示可能なものであってもよいし、保留数に対応する数の表示以外の表示も表示可能なものであってもよい。また、保留表示手段は、保留数に対応する数の表示を必ず表示するものであってもよいし、保留数に対応する数の表示を表示しない場合があってもよい。
なお、保留数と予告アイコンの数がたまたま一致する場合があってもよい。
また、最大保留数と予告アイコンの最大ストック数が同じであってもよいし、異なってもよい。
この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。
また、『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、パチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
以下、これまでに説明したことも含めて付記する。
(付記1)画像表示手段と、図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段と、複数種類の予告を実行可能な予告手段と、を備えた遊技台であって、前記画像表示手段は、保留表示を表示可能な表示手段であり、前記画像表示手段は、複数種類の予告アイコンを表示可能な表示手段であり、前記保留表示は、前記画像表示手段における保留表示領域に表示される表示であり、前記保留表示とは、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示のことであり、前記図柄変動表示は、保留が消化された場合に、開始可能な表示であり、前記予告アイコンは、前記画像表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、前記予告アイコンは、前記保留表示とは異なるアイコンであり、前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、前記予告アイコン表示領域は、一または複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告を実行可能な手段であり、一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記複数種類の予告アイコンのうちの第一の予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されている、ことを特徴とする遊技台。
(付記2)付記1に記載の遊技台であって、前記予告アイコンは、前記予告が実行される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。
(付記3)付記1又は2に記載の遊技台であって、前記予告手段は、前記予告の態様と同じ態様の偽の予告を実行可能な手段であり、前記予告手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告を実行可能な手段であり、前記偽の予告が実行された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。
(付記4)付記1乃至3のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記一回の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコン表示領域に表示開始される前記予告アイコンの数が第三の数よりも、該第三の数よりも大きい第四の数の方が大当りとなりやすいように構成されている、ことを特徴とする遊技台。
(付記5)付記1乃至4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記保留数に応じた表示を実行可能な保留表示手段を備え、前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、ことを特徴とする遊技台。
(付記6)付記5に記載の遊技台であって、前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、ことを特徴とする遊技台。
(付記7)付記1乃至6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、先読み予告を実行可能な先読み予告手段を備え、前記先読み予告手段は、前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示することにより前記先読み予告を実行可能な手段である、ことを特徴とする遊技台。
(付記8)付記7に記載の遊技台であって、先読みの対象となる前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、前記保留表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、ことを特徴とする遊技台。
(付記9)付記1乃至8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記10)
付記9に記載の遊技台であって、前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第三の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記11)付記1乃至10のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記保留表示領域は、前記保留表示を第七の数まで表示可能な領域であり、前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、
ことを特徴とする。
(付記12)付記1乃至11のうちいずれか一に記載の遊技台であって、複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、前記複数種類の予告のうちの一つは、第一の予告であり、前記複数種類の予告のうちの一つは、第二の予告であり、前記第一の予告は、前記第二の予告とは別の予告であり、前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、
前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、
前記第一の予告は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告であり、前記第二の予告は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告である、ことを特徴とする遊技台。
(付記13)付記1乃至12のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンは必ず消化されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。(付記14)付記1乃至13のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記遊技台は、ぱちんこ機である、ことを特徴とする遊技台。(付記15)複数種類の表示を表示可能な表示手段を備えた遊技台であって、前記複数種類の表示のうちの一つは、予告アイコンであり、第一の図柄変動表示の表示中において、前記予告アイコンとして第一の予告アイコンの表示が開始される場合があり、前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されない場合があり、前記第一の図柄変動表示よりも後に表示される図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)において、該第一の図柄変動表示の表示中において消化されなかった前記第一の予告アイコンが消化される場合があるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。(付記16)付記15に記載の遊技台であって、前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、該第一の図柄変動表示の表示中において消化される場合がある、ことを特徴とする遊技台。(付記17)付記15又は16に記載の遊技台であって、前記第二の図柄変動表示の先読み予告として、前記第一の予告アイコンが前記第一の図柄変動表示の表示中において表示開始される場合がある、ことを特徴とする遊技台。(付記18)付記15乃至17のうちいずれか一に記載の遊技台であって、一回の図柄変動表示の表示中において、第一の数の前記第一の予告アイコンが消化された場合よりも、第二の数の該第一の予告アイコンが消化された場合の方が大当りとなりやすく、前記第二の数は、前記第一の数よりも大きい数である、ことを特徴とする遊技台。
(付記19)付記15乃至18のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記予告アイコンとして第二の予告アイコンが表示可能に構成されており、前記第二の予告アイコンが消化された図柄変動表示で大当りとなるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。(付記20)付記15乃至19のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記複数種類の表示のうちの一つは、予告表示であり、前記第一の予告アイコンが消化された場合に、前記予告表示として第一の予告表示が表示される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記21)付記20に記載の遊技台であって、前記複数種類の表示のうちの一つは、偽の予告表示であり、前記第一の予告アイコンが消化された場合に、前記偽の予告表示として第一の偽予告表示が表示される場合があり、前記第一の偽予告表示の表示態様は、前記第一の予告表示の表示態様と同じ表示態様であり、前記第一の偽予告表示が表示された図柄変動表示ではずれとなるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。(付記22)付記15乃至21のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記複数種類の表示のうちの一つは、先読み演出表示であり、前記予告アイコンとして第三の予告アイコンが表示可能に構成されており、前記第三の予告アイコンが消化された場合に、前記先読み演出表示が開始される場合がある、ことを特徴とする遊技台。(付記23)付記15乃至22のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記表示手段は、複数の表示手段により構成された手段である、ことを特徴とする遊技台。(付記24)付記15乃至23のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記複数種類の表示のうちの一つは、装飾図柄変動表示である、ことを特徴とする遊技台。(付記25)付記15乃至24のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記第一の図柄変動表示の表示中に表示開始された前記第一の予告アイコンが、前記第二の図柄変動表示の表示終了までに必ず消化されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。(付記26)付記15乃至25のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記予告アイコンは、前記表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域である、ことを特徴とする遊技台。(付記27)付記15乃至26のうちいずれか一に記載の遊技台であって、演出制御手段を備え、前記演出制御手段は、前記表示手段の制御を実行可能な手段である、ことを特徴とする遊技台。
(付記28)付記27に記載の遊技台であって、主制御手段と、図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段と、を備え、前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、前記主制御手段は、前記図柄表示手段の制御を実行可能な手段である、ことを特徴とする遊技台。(付記29)付記15乃至28のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記遊技台は、ぱちんこ機である、ことを特徴とする遊技台。(付記30)図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段と、第二の表示手段と、を備えた遊技台であって、前記第二の表示手段は、予告アイコンを表示可能な表示手段であり、前記第二の表示手段は、複数種類の予告表示を表示可能な表示手段であり、前記第二の表示手段は、前記図柄変動表示の作動が保留されている数(以下、「保留数」という。)に応じた表示を保留表示領域に表示可能な表示手段であり、前記図柄変動表示は、保留が消化されると開始される表示であり、前記予告アイコンは、前記第二の表示手段における予告アイコン表示領域に表示されるアイコンであり、前記予告アイコンは、表示されている数によって前記保留数を表示するものではないアイコンであり、前記予告アイコン表示領域は、前記保留表示領域とは異なる領域であり、前記予告アイコン表示領域は、複数の前記予告アイコンを表示可能な領域であり、前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域の前記予告アイコンが消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記予告表示を表示可能な表示手段であり、一回の前記図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第一の数消化された場合よりも、該第一の数よりも大きい第二の数消化された場合の方が大当りとなりやすいように構成されており、前記第二の表示手段は、先読みの対象である前記図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が開始されるよりも前に、先読み予告表示として前記予告アイコン表示領域に前記予告アイコンを表示可能な表示手段である、ことを特徴とする遊技台。(付記31)付記30に記載の遊技台であって、前記予告アイコンは、前記予告表示が表示される可能性がある回数に応じた数が表示されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。
(付記32)付記30又は31に記載の遊技台であって、前記第二の表示手段は、前記予告表示の態様と同じ態様の偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、前記第二の表示手段は、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが一つ消化された場合に、消化された該予告アイコンの種類に対応する種類の前記偽の予告表示を表示可能な表示手段であり、前記偽の予告表示が表示された後に、前記図柄変動表示の結果がはずれとなるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。(付記33)付記30乃至32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記第二の表示手段は、複数の表示手段により構成された表示手段である、ことを特徴とする遊技台。
(付記34)付記33に記載の遊技台であって、前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、画像表示手段であり、前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、保留表示手段であり、前記保留表示手段は、前記保留表示領域を含んで構成された表示手段であり、前記保留表示手段は、前記保留数に応じた表示を前記保留表示領域に表示可能な表示手段であり、前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、前記画像表示手段は、前記予告アイコンを前記予告アイコン表示領域に表示可能な表示手段であり、前記保留表示手段は、前記画像表示手段とは別の表示手段である、ことを特徴とする遊技台。(付記35)付記34に記載の遊技台であって、前記保留表示手段は、発光手段を含む表示手段である、ことを特徴とする遊技台。(付記36)付記30乃至32のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記第二の表示手段とは、画像表示手段のことであり、前記画像表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な表示手段であり、前記保留数に応じて、前記保留表示領域に保留アイコンが表示される、ことを特徴とする遊技台。
(付記37)付記30乃至36のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記第二の図柄変動表示が実行されている期間において、前記予告アイコンが第五の数消化される場合があり、前記第二の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示(以下、「第一の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、前記予告アイコンが第六の数消化される場合があり、前記第六の数は、前記第五の数とは異なる数であり、前記保留数に応じた表示は、前記第一の図柄変動表示が実行されている期間において、前記第二の図柄変動表示の作動が保留されていることを報知する表示である、ことを特徴とする遊技台。(付記38)付記30乃至36のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記予告アイコン表示領域に表示された前記予告アイコンが、先読みの対象となる前記図柄変動表示の終了までの間に必ず消化されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。(付記39)付記30乃至38のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記予告アイコンが消化される前記図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が実行されている期間において、該予告アイコンが表示開始される場合がある、ことを特徴とする遊技台。(付記40)付記39に記載の遊技台であって、前記第四の図柄変動表示が実行されるよりも前に実行される前記図柄変動表示が実行されている期間において、該第四の図柄変動表示が実行されている期間において消化される前記予告アイコンが表示開始される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
(付記41)付記30乃至40のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記保留表示領域は、前記保留数に応じた表示を第七の数まで表示可能な領域であり、前記予告アイコン表示領域は、前記予告アイコンを第八の数まで表示可能な領域であり、前記第七の数は、前記第八の数とは異なる数である、ことを特徴とする遊技台。(付記42)付記30乃至41のうちいずれか一に記載の遊技台であって、複数種類の演出を実行可能な演出手段を備え、前記予告アイコンとして、第一の予告アイコンを表示可能に構成されており、前記予告アイコンとして、第二の予告アイコンを表示可能に構成されており、前記第一の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンとは別の予告アイコンであり、前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第一の予告表示であり、前記複数種類の予告表示のうちの一つは、第二の予告表示であり、前記第一の予告表示は、前記第二の予告表示とは別の予告表示であり、前記第一の予告アイコンが消化されると、前記第一の予告表示が表示されるように構成されており、前記第二の予告アイコンが消化されると、前記第二の予告表示が表示されるように構成されており、前記複数種類の演出のうちの一つは、第一の演出であり、前記複数種類の演出のうちの一つは、第二の演出であり、前記第一の演出は、前記第二の演出とは別の演出であり、前記第一の予告表示は、前記第一の演出が実行されることを報知する予告表示であり、前記第二の予告表示は、前記第二の演出が実行されることを報知する予告表示である、ことを特徴とする遊技台。
(付記43)付記30乃至42のうちいずれか一に記載の遊技台であって、主制御手段と、演出制御手段と、を備え、前記主制御手段は、前記演出制御手段にコマンドを送信可能な手段であり、前記演出制御手段は、前記主制御手段からの前記コマンドに応じた制御を実行可能な手段であり、前記主制御手段は、前記第一の表示手段の制御を実行可能な手段であり、前記演出制御手段は、前記第二の表示手段の制御を実行可能な手段である、ことを特徴とする遊技台。(付記44)付記30乃至43のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記遊技台は、ぱちんこ機である、ことを特徴とする遊技台。
(付記45)表示手段を備えた遊技台であって、前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)が消化される場合があり、前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、演出表示であり、前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンに対応する前記演出表示が表示される場合があるように構成されており、前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第一の予告アイコンであり、前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第二の予告アイコンであり、一回の図柄変動表示において、第一の数の前記予告アイコン(以下、「第一の数の予告アイコン」という。)が消化されることで、前記演出表示として第一の演出表示が表示されるように構成されており、前記第一の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンを含む予告アイコンであり、前記第一の数の予告アイコンは、前記第二の予告アイコンを含む予告アイコンである、ことを特徴とする遊技台。この遊技台によれば、表示に特徴を持った遊技台を実現できる。また、この遊技台によれば、第一の数のアイコンのうちの一のアイコンが表示されてから第一の数のアイコンが消化されるまで、第一の演出表示が表示される可能性があることへの期待感を持たせ続けることができる場合がある。また、この遊技台によれば、予告アイコンの数を先読み対象となる保留よりも前の図柄変動に見せることで、大当りへの期待感を持たせられることができる場合がある。ここで、複数の予告アイコンは、2つの予告アイコンであってもよいし、3以上の予告アイコンであってもよい。また、第一の予告アイコンが消化された場合に該第一の予告アイコンに対応する演出表示Aを行ってもよいし、第二の予告アイコンが消化された場合に該第二の予告アイコンに対応する演出表示Bを行ってもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンとが消化された場合に該第一の予告アイコンと該第二の予告アイコンとに対応する演出表示Cを行ってもよい。また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのうちの一の予告アイコンのみを消化してもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンのうちの一の予告アイコンのみを新たに表示するようにしてもよい。
(付記46)付記45に記載の遊技台であって、一回の図柄変動表示において、第二の数の前記予告アイコン(以下、「第二の数の予告アイコン」という。)が消化されても、前記第一の演出表示が表示されないように構成されており、前記第一の数と前記第二の数は、異なる数であり、前記第二の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンおよび前記第二の予告アイコンのうちの一方の予告アイコンが含まれた予告アイコンであり、前記第二の数の予告アイコンは、前記第一の予告アイコンおよび前記第二の予告アイコンのうちの他方の予告アイコンが含まれない予告アイコンである、ことを特徴とする遊技台。この遊技台によれば、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されていて、一回の図柄変動表示において第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが消化されなけれあb、第一の演出表示が表示されないので、第一の演出表示を見ることができた遊技者に優越感を与えることができる場合がある。ここで、第一の数よりも第二の数の方が小さくてもよいし、第一の数よりも第二の数の方が大きくてもよい。また、第一の数は1個であってもよく、この場合、第二の数は2個以上であってもよい。また、第一の数は2個以上であってもよく、この場合、第二の数は第一の数よりも大きいものであってもよい。また、第二の数の予告アイコンが消化された場合に表示される演出表示があってもよい。また、第二の数の予告アイコンが消化されても第一の演出表示の一部が表示されてもよいし、第一の演出表示の全部が表示されてもよい。
また、消化された予告アイコンの数に応じて第一の演出表示に対する大当りの信頼度が変化するようにしてもよいし、第一の演出表示に対する大当りの信頼度が同じであってもよい。また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されている場合は、必ず第一の数の予告アイコンが消化されるように構成されていてもよい。また、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンを含む予告アイコンが表示されていても、第一の数の予告アイコンが消化されず、第二の数の予告アイコンが消化されるように構成されていてもよいし、第一の予告アイコンと第二の予告アイコンの両方が消去されないように構成されていてもよい。(付記47)付記45又は46に記載の遊技台であって、前記複数の予告アイコンのうちの一の予告アイコンは、第三の予告アイコンであり、前記第三の予告アイコンが消化されることで、前記演出表示として第三の演出表示が表示されるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。この遊技台によれば、演出のバリエーションを増加させ、演出効果を高めることができる場合がある。なお、第三の予告アイコンが第一の予告アイコン及び第二の予告アイコンのうちの一方の予告アイコンであってもよい。また、第三の予告アイコンが第一の予告アイコン及び第二の予告アイコンの両方と異なる予告アイコンであってもよい。
(付記48)付記45乃至47のうちいずれか一に記載の遊技台であって、先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に前記複数の予告アイコンが消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ずしも大当りにはならないので、先読み対象となる保留の変動が終わるまで楽しませることができる場合がある。なお、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合とで、第一の図柄変動表示又は第三の図柄変動表示から先読みの対象の図柄変動表示までに消化される予告アイコンの最大数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合とで、第一の図柄変動表示又は第三の図柄変動表示から先読みの対象の図柄変動表示までに消化される予告アイコンの最小数は同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)よりも前に行われる1回の図柄変動表示(例えば、第一の図柄変動表示、第三の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最大数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)よりも前に行われる1回の図柄変動表示(例えば、第一の図柄変動表示、第三の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最小数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最大数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、先読みの対象となる図柄変動表示が保留された状態における、先読みの対象となる図柄変動表示(第二の図柄変動表示、第四の図柄変動表示)で消化される予告アイコンの最小数は、先読みの対象の図柄変動表示の結果が大当りである場合とハズレである場合で同じであってもよいし、異なっていてもよい。
(付記49)付記48に記載の遊技台であって、前記第四の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に前記複数の予告アイコンが表示される場合がある、ことを特徴とする遊技台。この遊技台によれば、予告アイコンが表示されても必ず下大当りにはならないので、先読み対象となる保留の変動が終わるまで楽しませることができる場合がある。(付記50)付記45乃至49のうちいずれか一に記載の遊技台であって、保留表示手段を備え、前記保留表示手段は、図柄変動表示の開始が保留されている数(以下、「保留数」という。)に対応する数の保留表示を表示可能な手段である、
ことを特徴とする遊技台。なお、保留表示手段は、液晶表示装置等の画像表示手段であってもよいし、LED等の発光手段であってもよいし、可動手段であってもよい。(付記51)付記50に記載の遊技台であって、前記予告アイコンが表示されている数によって、前記保留数を表示しないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。この遊技台によれば、保留数にとらわれず演出を行うことができる場合がある。(付記52)付記45乃至51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記遊技台は、ぱちんこ機である、
ことを特徴とする遊技台。(付記53)付記45乃至51のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記遊技台は、スロットマシンである、ことを特徴とする遊技台。
(付記54)複数の表示手段を備えた遊技台であって、前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第一の表示手段であり、前記複数の表示手段のうちの一の表示手段は、第二の表示手段であり、前記第一の表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、前記第二の表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、前記第一の表示手段に表示可能な複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンに関連する表示であり、前記第二の表示手段に表示可能な複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、前記予告アイコンに関連する表示であり、前記予告アイコンとは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンのことであり、先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合がある、ことを特徴とする遊技台。
なお、表示手段は、液晶表示装置等の画像表示手段であってもよいし、導光板にレンズカットを施して側方から光源で照射することで模様が現れるようなものであってもよいし、LED等の発光手段によって構成されてもよいし、7セグによって構成されてもよい。また、予告アイコンに関連する表示としては、予告アイコンがストックされることに関する表示であってもよいし、予告アイコンが消化されることに関する表示であってもよいし、予告アイコンのストックを予告する表示であってもよいし、予告アイコンが消化されたとにより実行される演出表示であってもよい。また、第一の表示手段よりも第二の表示手段の方が大きくてもよいし、第一の表示手段よりも第二の表示手段の方が小さくてもよい。また、第一の表示手段の表示領域よりも第二の表示手段の表示領域の方が大きくてもよいし、第一の表示手段の表示領域よりも第二の表示手段の表示領域の方が小さくてもよい。(付記55)付記54に記載の遊技台であって、前記第二の表示手段において、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。なお、一の予告アイコンが新たに表示される場合があってもよい。また、第二の表示手段で予告アイコンが消化される演出を行うようにしてもよい。(付記56)付記54又は55に記載の遊技台であって、前記第一の表示手段において、前記予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示を行う場合がある、
ことを特徴とする遊技台。なお、「予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示」を予告アイコンが表示される図柄変動表示の前に行われる図柄変動表示において行うようにしてもよいし、予告アイコンが表示される図柄変動表示において行うようにしてもよい。(付記57)付記54乃至56のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記第一の表示手段は、第一の表示領域が設けられた手段であり、前記第二の表示手段は、第二の表示領域が設けられた手段であり、前記予告アイコンが、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。(付記58)付記54乃至56のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記第一の表示手段は、第一の表示領域が設けられた手段であり、前記第二の表示手段は、第二の表示領域が設けられた手段であり、前記予告アイコンに対応する演出表示が、前記第一の表示領域と前記第二の表示領域に亘って表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。(付記59)表示手段と、可動手段と、
を備えた遊技台であって、前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、前記予告アイコンが消化されると、消化された該予告アイコンに対応する演出(以下、「予告アイコン消化演出」という。)が行われるように構成されており、前記予告アイコン消化演出として、前記可動手段による演出(以下、「第一の可動手段演出」という。)が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。なお、可動手段による演出は第一の可動手段演出のみ行われてもよいが、第一の可動手段演出とは別の可動手段演出も行うようにしてもよい。この場合において、可動手段演出ごとにそれぞれ対応する予告アイコンが表示されてもよいし、演出が行われる可動手段に対応した予告アイコンが表示されるようにしてもよい。(付記60)付記59に記載の遊技台であって、前記予告アイコンとして第二十一の予告アイコンが消化された際に、前記第一の可動手段演出が行われる場合があるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。なお、第二十一の予告アイコンが消化されても第一の可動手段演出が行われない場合があってもよいし、第二十一の予告アイコンが消化されると、必ず第一の可動手段演出が行われるようにしてもよい。また、第二十一の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段演出とは別の演出(動作が異なる演出)が行われる場合があってもよい。また、第二十一の予告アイコンが消化されると、第一の可動手段とは別の可動手段による演出が行われる場合があってもよいし、第二十一の予告アイコンが消化されると、必ず第一の可動手段による演出が行われるようにしてもよい。(付記61)付記59又は60に記載の遊技台であって、前記予告アイコンとして第二十二の予告アイコンが消化された際に、前記第一の可動手段演出が行われないように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。なお、第二十二の予告アイコンが消化されても第一の可動手段演出が行われてもよいし、第二十二の予告アイコンが消化されると、他の演出(あるいは、演出表示)が行われてもよい。
(付記62)付記59乃至61のうちいずれか一に記載の遊技台であって、操作手段を備え、前記可動手段とは、前記操作手段のことであり、前記第一の可動手段演出とは、前記操作手段の態様が第一の態様から第二の態様に変化する演出である、
ことを特徴とする遊技台。ここで、「変化」とは、変形、変位、移動、動作を含む意味である。
(付記63)付記59乃至62のうちいずれか一に記載の遊技台であって、第二の可動手段を備え、前記可動手段とは、第一の可動手段のことであり、前記予告アイコン消化演出として、前記第二の可動手段による演出(以下、「第二の可動手段演出」という。)が行われる場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記64)表示手段を備えた遊技台であって、前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)が保留されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)を消化される場合があり、前記第二の図柄変動表示が保留されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコン増加示唆表示であり、前記予告アイコン増加示唆表示は、前記予告アイコンが表示される場合があることを示唆する表示であり、前記予告アイコン増加示唆表示は、複数回の図柄変動表示に亘って表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。なお、予告アイコン増加示唆表示が表示されても予告アイコンが表示されない場合があってもよいし、予告アイコン増加示唆表示が表示された場合には必ず予告アイコンが表示されてもよい。また、予告アイコン増加示唆表示が一回の図柄変動表示のみで表示される場合があってもよいし、予告アイコン増加示唆表示が必ず一回の図柄変動表示のみで表示されてもよい。また、予告アイコン増加示唆表示が表示されなくても予告アイコンが表示されてもよいし、予告アイコン増加示唆表示が表示されないと予告アイコンが表示されないようにしてもよい。
(付記65)付記64に記載の遊技台であって、前記第二の図柄変動表示よりも前に行われる図柄変動表示において、前記予告アイコン増加示唆表示が終了するように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。なお、予告アイコン増加示唆表示の表示が終了する変動は、第二の図柄変動表示であってもよい。このようにすれば、最後まで予告アイコンが表示される可能性があることを期待させることができる場合がある。
(付記66)付記64又は65に記載の遊技台であって、前記予告アイコン増加示唆表示によって示唆された第十一の数の前記予告アイコンのうちの一のアイコンが、前記予告アイコンとして表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。なお、予告アイコン増加示唆表示は、予告アイコンが1個増加することを示唆する表示であってもよい。また、予告アイコン増加示唆表示に表示された予告アイコンが増加しなくてもよい。また、予告アイコン増加示唆表示が、予告アイコンが増加しないガセの予告であってもよい。また、予告アイコン増加示唆表示は、予告アイコンが複数増加することを示唆する表示であってもよい。この場合において、例えば、予告アイコン増加示唆表示で示唆された予告アイコンの数が3個である場合に2個のみが増加されるようにしてもよい。また、予告アイコン増加示唆表示によって示唆された予告アイコン以外の予告アイコンが増加されてもよい。(付記67)付記64又は65に記載の遊技台であって、前記予告アイコン増加示唆表示によって示唆された第十一の数の前記予告アイコンのうちの第十二の数の前記予告アイコンが、前記予告アイコンとして表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記68)表示手段と、保留表示手段と、を備えた遊技台であって、前記保留表示手段は、前記保留の数に対応する数の保留表示を表示可能な手段であり、前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの一の種類の表示は、予告アイコンであり、前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、先読みの対象である大当り図柄変動表示(以下、「第二の図柄変動表示」という。)の保留表示(以下、「第二の保留表示」という。)が表示されている場合において、第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、複数の前記予告アイコン(以下、「複数の予告アイコン」という。)が消化される場合があり、前記第二の保留表示が表示されている場合において、前記第一の図柄変動表示が開始されてから前記第二の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが新たに表示される場合があり、前記第一の図柄変動表示とは、前記第二の保留表示が表示された図柄変動表示の次の図柄変動表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記69)付記68に記載の遊技台であって、前記第二の保留表示は、先読み表示態様で表示される場合がある表示であり、前記第二の保留表示が表示された図柄変動表示において、前記第二の保留表示が前記先読み表示態様で表示される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記70)付記68又は69に記載の遊技台であって、先読みの対象であるハズレ図柄変動表示(以下、「第四の図柄変動表示」という。)の保留表示(以下、「第四の保留表示」という。)が表示されている場合において、第三の図柄変動表示が開始されてから前記第四の図柄変動表示が終了するまでの間に、前記複数の予告アイコンが消化される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記71)表示手段を備えた遊技台であって、前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、前記予告アイコンは、保留アイコンとは異なるアイコンであり、前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、前記第二の表示は、説明表示であり、前記第一の表示は、表示される場合には第一の表示領域に表示される表示であり、前記第二の表示は、表示される場合には第二の表示領域に表示される表示であり、前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域よりも前記第二の表示領域に近い表示領域に表示されるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。なお、第一の表示は、第二の表示とは別の説明表示であってもよいし、非説明表示であってもよい。また、第二の表示は、チュートリアル表示やステージ名等、現在の状況を示す表示であってもよいし、選択可能な演出モードの演出モード名の表示であってもよい。ここで、演出モードには、例えば、保留アイコンの表示態様の変化の頻度を変化させるためのモードや、演出可動体の動作頻度を変化させるためのモードや、一発告知演出の発生頻度を変化させるためのモード等がある。また、予告アイコンが表示される際に行われる出現アニメの開始位置よりも予告アイコンの表示位置の方が第二の表示領域に近いようにしてもよいし、途中のアニメの表示位置よりも予告アイコンの表示位置の方が第二の表示領域に近いようにしてもよい。
また、ここで、「予告アイコン」とは、一の予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンのうちの一部の予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンの全ての予告アイコンであってもよい。また、「予告アイコン」とは、複数の予告アイコンのうちの最初に表示される予告アイコンのみであってもよいし、複数の予告アイコンのうちの最初に表示される予告アイコンを含む一部のアイコンであってもよい。また、第一の表示の表示期間と第二の表示の表示期間とが完全に一致してもよいし、第一の表示の表示期間の一部が第二の表示の表示期間と重なってもよいし、第二の表示の表示期間の一部が第一の表示の表示期間と重なってもよい。また、第一の表示の表示期間と第二の表示の表示期間とが重ならないものであってもよい。また、第一の表示の表示期間において予告アイコンが表示される場合があってもよいし、表示される場合がなくてもよい。また、第二の表示の表示期間において予告アイコンが表示される場合があってもよいし、表示される場合がなくてもよい。また、必ずしも第二の表示と予告アイコンとが同時に表示されなくてもよい。また、第一の表示と第二の表示とで表示が行われる頻度が異なってもよく、例えば、第二の表示の表示頻度が第一の表示の表示頻度よりも高いと予告アイコンの視線誘導が容易となりやすい場合がある。また、第一の表示領域と第二の表示領域とで大きさが異なってもよいし、第一の表示領域と第二の表示領域とで役割が異なってもよい。例えば、第一の表示領域では、予告表示が行われないが、第二の表示領域では、予告表示も行われるようにしてもよい。(付記72)付記71に記載の遊技台であって、前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記73)付記71又は72に記載の遊技台であって、前記第一の表示は、変動アイコンの表示であり、前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示であり、前記予告アイコンが前記第二の表示の少なくとも一部(以下、「第一の部分」という。)にオーバーラップして表示される場合があり、前記予告アイコンが消化されると、前記第二の表示の前記第一の部分へのオーバーラップが解消される、
ことを特徴とする遊技台。この遊技台によれば、変動アイコンよりも、当該及び次の図柄変動表示以降に関係する予告アイコンについての説明が行われる第二の表示領域に表示することで、予告アイコンについての知識を深めさせるとともに、仮に当該図柄変動表示の結果がハズレであっても先読み予告表示として表示される予告アイコンが消化される図柄変動表示に対して新たに期待を持たせることができる場合がある。なお、第一の部分へのオーバーラップが解消されることで前記第二の表示の全体が表示される場合があってもよい。また、変動アイコンが表示される期間において、変動アイコンは、当該図柄変動表示における大当りへの期待感を少なくとも示唆することが可能なものであってもよい。また、予告アイコンは、先読み予告表示として表示されたり、先読みの対象である図柄変動表示において消化されたりするものであってもよい。また、先読みの対象である図柄変動表示で予告アイコンが必ず消化されるようにしてもよいし、先読みの対象である図柄変動表示で予告アイコンが消化されない場合があってもよい。また、予告アイコンは、単数でのみ表示可能に構成されてもよいし、複数表示可能に構成されてもよい。ここで、予告アイコンを複数表示する場合においては、予告アイコンが予め定められた上限数まで表示可能であってもよいし、上限数を設定せず、無制限に予告アイコンを表示可能であってもよい。
(付記74)付記71乃至73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記予告アイコンが表示されている状態において、前記第二の表示の表示が開始される場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記75)付記71乃至73のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記予告アイコンが表示されている状態においては、前記第二の表示は開始されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記76)付記71乃至75のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、前記第三の表示は、予告表示であり、前記第三の表示が表示される場合、該第三の表示は前記第二の表示領域に表示される、
ことを特徴とする遊技台。
(付記77)付記71乃至76のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記第二の表示領域は、線で区画された領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記78)付記71乃至77のうちいずれか一に記載の遊技台であって、付記71に記載の「前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域よりも前記第二の表示領域に近い表示領域に表示されるアイコンである」とは、「前記予告アイコンは、表示される場合には前記第二の表示領域に表示される」のことである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記79)付記71乃至78のうちいずれか一に記載の遊技台であって、大当りとなる図柄変動表示の方が、ハズレとなる図柄変動表示よりも前記予告アイコンが消化される数が多い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記80)表示手段を備えた遊技台であって、前記表示手段は、予告アイコンの説明表示を表示可能な手段であり、前記予告アイコンは、保留アイコンとは異なるアイコンであり、前記複数種類の説明表示のうちの一の説明表示は、第一の説明表示であり、前記第一の説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示であり、前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、大当り変動の方が、ハズレ変動よりも前記予告アイコンが消化される数が多い、
ことを特徴とする遊技台。
(付記81)付記80に記載の遊技台であって、前記予告アイコンは、前記第一の説明表示が表示される表示領域(以下、「第一の表示領域」という。)に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記82)付記81に記載の遊技台であって、前記予告アイコンが前記第一の表示領域に表示されている状態においては、前記第一の説明表示は該第一の説明表示領域に表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記83)付記80乃至82のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記複数種類の説明表示のうちの一の説明表示は、第二の説明表示であり、前記第二の説明表示は、現在の演出ステージを示す表示であり、前記予告アイコンは、前記第二の説明表示が表示される表示領域(以下、「第二の表示領域」という。)に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記84)付記83に記載の遊技台であって、前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態であっても、演出ステージが変化する、
ことを特徴とする遊技台。
(付記85)付記80乃至84のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記表示手段は、前記予告アイコンとして、複数種類のアイコン(以下、「複数種類の予告アイコン」という。)を表示可能な手段であり、前記複数種類の予告アイコンのうちの一のアイコンは、第一の予告アイコンであり、前記複数種類の予告アイコンのうちの一のアイコンは、第二の予告アイコンであり、前記第一の予告アイコンは、第一の演出の開始前に表示される場合があるアイコンであり、前記第二の予告アイコンは、第二の演出の開始前に表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記86)表示手段を備えた遊技台であって、前記表示手段は、予告アイコンを表示可能な手段であり、前記予告アイコンは、先読み予告表示として表示される場合があるアイコンであり、前記予告アイコンは、保留アイコンとは別のアイコンであり、前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、前記第一の表示は、説明表示であり、前記第一の表示は、前記表示手段における第一の表示領域に表示される表示であり、前記予告アイコンは、表示される場合には前記第一の表示領域に表示されるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記87)付記86に記載の遊技台であって、前記予告アイコンが表示されている状態では、前記第一の表示は表示されない、
ことを特徴とする遊技台。
(付記88)付記87に記載の遊技台であって、前記予告アイコンが消化されると、前記第一の表示の表示が再開する場合がある、
ことを特徴とする遊技台。
(付記89)付記86乃至88のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、前記第二の表示は、予告表示であり、前記第二の表示は、表示される場合には前記第一の表示領域に表示される表示であり、前記説明表示は、前記予告アイコンに関する説明表示である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記90)付記86乃至89のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記表示手段は、複数の表示手段によって構成された手段であり、前記複数の表示手段のうちの一つは、第一の表示手段であり、前記複数の表示手段のうちの一つは、第二の表示手段であり、前記複数の表示手段のうちの一つは、第三の表示手段であり、前記第一の表示手段は、図柄変動表示を表示可能な手段であり、前記第二の表示手段は、演出表示を表示可能な手段であり、前記第三の表示手段は、前記第二の表示手段の表示に合わせた表示を表示可能な手段であり、前記第一の表示領域は、前記第三の表示手段における少なくとも一部の領域に設けられた表示領域である、
ことを特徴とする遊技台。
(付記91)付記86乃至90のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、前記第三の表示は、説明表示であり、前記第三の表示は、前記表示手段における第二の表示領域に表示される表示であり、前記予告アイコンは、前記第二の表示領域にも表示される場合があるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。
(付記92)付記91に記載の遊技台であって、前記予告アイコンが前記第二の表示領域に表示されている状態では、前記第三の表示は表示されない、
ことを特徴とする遊技台。以上の記載において、前記第一のチュートリアル表示は、前記第二の表示手段に表示されるキャラクターを説明する表示を含む表示であってもよい。また、前記第一のチュートリアル表示は、実行中の演出表示に関する表示を含まない表示であってもよい。また、前記第一のチュートリアル表示は、確変期待度を示す表示を含まない表示であってもよい。また、前記第一のチュートリアル表示は、リーチの大当り期待度に関する表示を含まない表示であってもよい。また、前記第一のチュートリアル表示は、キャラクターの大当り期待度に関する表示を含まない表示であってもよい。また、前記第一のチュートリアル表示は、前記第一の予告表示と同時に表示されないように構成されている表示であってもよい。
なお、これまでに説明した予告アイコンという用語は、あくまで便宜的に名称付けたものであり、これにより解釈を狭小するものではない。例えば、予告アイコンは、表示態様(モチーフ)によって便宜的に名称付けられたものであり、予告アイコンが道具の場合には予告アイテムという場合があり、予告アイコンがキャラクターの場合には、予告キャラという場合があり、予告アイコンがスキルを示す表示の場合には予告スキルという場合があり、予告アイコンが箱状のものである場合には予告ボックスという場合があるなど、予告+形状を示す表示(例えば、予告メダル)としてもよい。また、予告アイコンのうちの「予告」という用語も、あくまで便宜的に名称付けたものであり、これにより解釈を狭小するものではない。例えば、貯めるものである旨を示すためのチャージアイテムあるいはストックアイテムのように呼称してもよい。
<全体構成>
次に、図128を用いて、パチンコ機100の全体構成について説明する。なお、同図はパチンコ機100を正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。
パチンコ機100は、外部的構造として、外枠102と、本体104と、前面枠扉106と、球貯留皿付扉108と、発射装置110と、遊技盤200(図130参照)と、を備える。外枠102は、遊技機設置営業店に設けられた設置場所(島設備等)へと固定させるための縦長方形状から成る木製の枠部材である。本体104は、内枠と呼ばれ、外枠102の内部に備えられ、ヒンジ部112を介して外枠102に回動自在に装着された縦長方形状の遊技機基軸体となる部材である。また、本体104は、枠状に形成され、内側に空間を有している。また、本体104が開放された場合、本体104の開放を検出する不図示の内枠開放センサを備える。
前面枠扉106は、ロック機能付きで且つ開閉自在となるようにパチンコ機100の前面側となる本体104の前面に対しヒンジ部112を介して装着され、枠状に構成されることでその内側を開口部とした扉部材である。この前面枠扉106には、開口部にガラス製又は樹脂製の透明板部材118が設けられ、前面側には、スピーカ120や、枠ランプ122が取り付けられている。なお、枠ランプ122は、発光手段の一例であり、本明細書では、光源をLEDとするものもランプと称する他、蛍光灯、冷陰極管等、光を発するものであればランプと称する場合があり、光を発するものは発光手段の一例に相当する。
前面枠扉106の後面と遊技盤200の前面とで遊技領域124(図130参照)を区画形成する。また、前面枠扉106が開放された場合、前面枠扉106の開放を検出する扉開放センサ609(図131参照)を備える。
また、前面枠扉106には、透過部ユニット190が設けられている。この透過部ユニット190は、透明板部材118とは別の透過部191を備え、その透過部191が、下部に設けられた不図示の駆動軸を中心に、前後方向に回動可能である。また、透過部ユニット190には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図128に示す透過部ユニット190の透過部191は初期位置にある。この透過部191は、操作手段(ボタン)として機能するとともに、可動手段の一例にも相当する。
球貯留皿付扉108は、パチンコ機100の前面において本体104の下側に対して、ロック機能付きで且つ開閉自在となるように装着された扉部材である。球貯留皿付扉108は、複数の遊技球(以下、単に「球」と称する場合がある)が貯留可能で且つ発射装置110へと遊技球を案内させる通路が設けられている上皿126と、上皿126に貯留しきれない遊技球を貯留する下皿128と、遊技者の操作によって上皿126に貯留された遊技球を下皿128へと排出させる球抜ボタン130と、遊技者の操作によって下皿128に貯留された遊技球を遊技球収集容器(俗称、ドル箱)へと排出させる球排出レバー132と、遊技者の操作によって発射装置110へと案内された遊技球を遊技盤200の遊技領域124へと打ち出す球発射ハンドル134と、遊技者の操作によって各種演出装置206(図130参照)の演出態様に変化を与えるチャンスボタン136と、チャンスボタン136を発光させるチャンスボタンランプ138と、を備える。このチャンスボタン136は演出ボタンであって、操作手段の一例に相当する。また、チャンスボタン136は、可動手段の一例でもあり、図128に示すチャンスボタン136は初期位置にある。詳しくは後述するように、このチャンスボタン136は進退動作を実行可能なものである。さらに、下皿128が満タンであることを検出する不図示の下皿満タンセンサを備える。
加えて、チャンスボタン136の右横には、操作キーユニット181が設けられている。この操作キーユニット181は、十字キー181aと、OKボタン181bと、キャンセルボタン181cを有する。また、操作キーユニット181の右上には、パネル表示部183も設けられている。
発射装置110は、本体104の下方に取り付けられ、球発射ハンドル134が遊技者に操作されることによって回動する不図示の発射杆と、遊技球を発射杆の先端で打突する不図示の発射槌と、を備える。遊技盤200は、前面に遊技領域124を有し、本体104の空間に臨むように、所定の固定部材を用いて本体104に着脱自在に装着されている。なお、遊技領域124は、遊技盤200を本体104に装着した後、開口部から観察することができる。
図129は、図128のパチンコ機100を背面側から見た外観図である。パチンコ機100の背面上部には、上方に開口した開口部を有し、遊技球を一時的に貯留するための球タンク150と、この球タンク150の下方に位置し、球タンク150の底部に形成した連通孔を通過して落下する球を背面右側に位置する払出装置152に導くためのタンクレール154とを配設している。
払出装置152は、筒状の部材からなり、その内部には、不図示の払出モータとスプロケットと払出センサとを備えている。スプロケットは、払出モータによって回転可能に構成されており、タンクレール154を通過して払出装置152内に流下した遊技球を一時的に滞留させると共に、払出モータを駆動して所定角度だけ回転することにより、一時的に滞留した遊技球を払出装置152の下方へ1個ずつ送り出すように構成している。
払出センサは、スプロケットが送り出した遊技球の通過を検知するためのセンサであり、遊技球が通過しているときにハイまたはローの何れか一方の信号を、遊技球が通過していないときはハイまたはローの何れか他方の信号を払出制御部600へ出力する。なお、この払出センサを通過した遊技球は、排出口152aを通過してパチンコ機100の表側に配設した上皿126に到達するように構成しており、パチンコ機100は、この構成により遊技者に対して球の払い出しを行う。
払出装置152の図中左側には、遊技全般の制御処理を行う主制御部300を構成する主基板156を収納する主基板ケース158、主制御部300が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第1副制御部400を構成する第1副基板160を収納する第1副基板ケース162、第1副制御部400が生成した処理情報に基づいて演出に関する制御処理を行う第2副制御部500を構成する第2副基板164を収納する第2副基板ケース166、遊技球の払出に関する制御処理を行う払出制御部600を構成するとともに遊技店員の操作によってエラーを解除するエラー解除スイッチ168を備える払出基板170を収納する払出基板ケース172、遊技球の発射に関する制御処理を行う発射制御部630を構成する発射基板174を収納する発射基板ケース176、各種電気的遊技機器に電源を供給する電源制御部660を構成するとともに遊技店員の操作によって電源をオンオフする電源スイッチ178と電源投入時に操作されることによってRWMクリア信号を主制御部300に出力するRWMクリアスイッチ180とを備える電源基板182を収納する電源基板ケース184、および払出制御部600とカードユニットとの信号の送受信を行うCRインターフェース部186を配設している。
図130は、遊技盤200を正面から見た略示正面図である。
図130に示す遊技盤200はいわゆる右打ち機の遊技盤である。この遊技盤200には、外レール202と内レール204とを配設し、遊技球が転動可能な遊技領域124を区画形成している。一般的に知られる右打ち機の遊技盤においては、遊技者の操作によって、遊技球を打ち出す強さを変化させることで、後述する普図始動口228および第2特図始動口232と、第1特図始動口230とに分けることができる。具体的には、遊技領域124に対し、遊技釘238等の配設により、第一特図始動口230が備えられた第1の領域(遊技領域における左側)を転動する遊技球は第2特図始動口232への入球が困難又は不可能に構成され、その逆に第2特図始動口232が備えられた第2の領域(遊技領域における右側)を転動する遊技球は第1特図始動口230への入球が困難又は不可能に構成されている。なお、本発明は、右打ち機の遊技盤を備えたパチンコ機100に限って適用されるものではなく、広く一般の遊技盤を備えたパチンコ機に適用することができる。
遊技領域124の略中央には、演出装置206を配設している。この演出装置206には、略中央に装飾図柄表示装置208を配設し、その周囲に、普通図柄表示装置210と、第1特別図柄表示装置212と、第2特別図柄表示装置214と、普通図柄保留ランプ216と、第1特別図柄保留ランプ218と、第2特別図柄保留ランプ220と、高確中ランプ222を配設している。なお、以下、普通図柄を「普図」、特別図柄を「特図」と称する場合がある。演出装置206についは後述する。
装飾図柄表示装置208は、装飾図柄ならびに演出に用いる様々な表示を行うための表示装置であり、ここでは液晶表示装置(Liquid Crystal Display)によって構成する。この装飾図柄表示装置208は、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cおよび演出表示領域208dの4つの表示領域に分割し、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208bおよび右図柄表示領域208cはそれぞれ異なった装飾図柄を表示し、演出表示領域208dは演出に用いる画像を表示する。さらに、各表示領域208a、208b、208c、208dの位置や大きさは、装飾図柄表示装置208の表示画面内で自由に変更することを可能としている。なお、装飾図柄表示装置208として液晶表示装置を採用しているが、液晶表示装置でなくとも、種々の演出や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタを含む他の表示デバイスを採用してもよい。
普図表示装置210は、普図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、特図の表示を行うための表示装置であり、ここでは7セグメントLEDによって構成する。これらの第1特図表示装置212および第2特図表示装置214は、図柄表示手段である。なお、装飾図柄表示装置208に表示される装飾図柄は、第1特図表示装置212や第2特図表示装置214に表示される図柄を、演出を高めた形で表す図柄であり、装飾図柄表示装置208も、図柄表示手段の一種である。
普図保留ランプ216は、保留している普図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、普図変動遊技を所定数(例えば、2つ)まで保留することを可能としている。第1特図保留ランプ218および第2特図保留ランプ220は、保留している特図変動遊技(詳細は後述)の数を示すためのランプであり、ここでは、特図変動遊技を所定数(例えば、4つ)まで保留することを可能としている。高確中ランプ222は、遊技状態が大当りが発生し易い高確率状態であること、または高確率状態になることを示すためのランプであり、遊技状態を大当りが発生し難い低確率状態から高確率状態にする場合に点灯し、高確率状態から低確率状態にする場合に消灯する。
また、この演出装置206の周囲には、所定の球進入口、例えば、一般入賞口226と、普図始動口228と、第1特図始動口230と、第2特図始動口232と、中央可変入賞口234と、右側可変入賞口235を配設している。
一般入賞口226は、遊技盤200に複数配設しており、この一般入賞口226への入球を所定の球検出センサ(図示省略)が検出した場合(一般入賞口226に入賞した場合)、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、10個)の球を賞球として上皿126に排出する。上皿126に排出した球は遊技者が自由に取り出すことが可能であり、これらの構成により、入賞に基づいて賞球を遊技者に払い出すようにしている。なお、一般入賞口226に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。以下、入賞の対価として遊技者に払い出す球を「賞球」、遊技者に貸し出す球を「貸球」と区別して呼ぶ場合があり、「賞球」と「貸球」を総称して「球(遊技球)」と呼ぶ場合がある。
普図始動口228は、ゲートやスルーチャッカーと呼ばれる、遊技領域124の所定の領域を球が通過したか否かを判定するための装置で構成しており、ここでは遊技盤200の右側に1つ配設している。このため、普図始動口228は、右打ちすることによって遊技球の進入が期待される。普図始動口228を通過した球は一般入賞口226に入球した球と違って、遊技島側に排出することはない。球が普図始動口228を通過したことを所定の球検出センサが検出した場合、パチンコ機100は、普図表示装置210による普図変動遊技を開始する。
第1特図始動口230は、遊技盤200の中央に1つだけ配設している。この第1特図始動口230は、遊技球が進入する入り口の大きさが変化しない第一の始動領域である。第1特図始動口230への入球を所定の球検出センサが検出した場合、図129に示す払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、3個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第1特図表示装置212による特図変動遊技を開始する。なお、第1特図始動口230に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。この第1特図始動口230は、始動領域の一つであり、自身の大きさが変化しない固定始動領域の一例に相当する。
第2特図始動口232は、普図始動口228の下側に1つだけ配設している。すなわち、第2特図始動口232は、遊技盤200の右側に設けられており、右打ちすることによって入球が期待される。この第2特図始動口232の近傍には、ソレノイドによって左右に開閉自在な一対の羽根部材2321が設けられており、一対の羽根部材2321と第2特図始動口232を併せたものが、可変始動手段に相当し、一般には、電動チューリップ(電チュー)と呼ばれる。一対の羽根部材2321は、第2特図始動口232への入賞の難易度を変更する部材である。すなわち、一対の羽根部材2321が閉じたままでは第2特図始動口232への入球は不可能であり、一対の羽根部材2321が閉じた態様は入賞困難な開閉態様である。一方、普図変動遊技に当選し、普図表示装置210が当り図柄を停止表示した場合に一対の羽根部材2321が所定の時間間隔、所定の回数で開閉し、第2特図始動口232への球の入球が可能(入賞容易状態)になり、一対の羽根部材2321が開いた開状態は入賞容易な状態である。すなわち、第2特図始動口232は、入り口(遊技球の進入口)の大きさが小サイズ(第1の大きさに相当)と大サイズ(第2の大きさに相当)のうちのいずれか一方のサイズからいずれか他方のサイズに変化する、遊技球の進入のしやすさが可変の可変始動領域であって、第二の始動領域の一例に相当する。この大サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも大きい。一対の羽根部材2321が開いた状態では、遊技領域124に進入した遊技球のうち、固定始動領域である第1特図始動口230に進入する遊技球よりも、可変始動領域である第2特図始動口232に進入する遊技球の方が多い。一方、小サイズの大きさは、第1特図始動口230の入り口の大きさよりも小さいか、あるいは第1特図始動口230の入り口の大きさ以下である。第2特図始動口232への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、4個)の球を賞球として上皿126に排出するとともに、第2特図表示装置214による特図変動遊技を開始する。なお、第2特図始動口232に入球した球は、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
図128に示すパチンコ機100には、可変入賞口が2つ設けられている。遊技盤200の中央に設けられた中央可変入賞口234(第1の可変入賞口に相当)は、第1特図始動口230の下に配置されている。また、遊技盤200の右側に設けられた右側可変入賞口235(第2の可変入賞口に相当)は、第2特図始動口232の下に配置されており、右打ちすることによって入球が期待される。いずれの可変入賞口234,235も、入賞開口と、ソレノイドによってその入賞開口を開閉自在な扉部材2341,2351とを備えている。入賞開口は大入賞口と呼ばれることがあり、可変入賞口234,235はアタッカと呼ばれることがある。中央可変入賞口234は、非電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。右側可変入賞口235は、電サポ状態で大当りした場合の大当り遊技が開始されるまでは閉状態を維持し、その大当り遊技が開始されると、開状態と閉状態との間で状態変更を繰り返す。すなわち、いずれの可変入賞口234,235も、所定の第1の開閉状態(ここでは閉状態)およびその第1の開閉状態よりも遊技球の入賞が容易な第2の開閉状態(ここでは開状態)のうちの一方から他方に開閉状態を変化可能な可変入賞手段であり、非電サポ状態で特図変動遊技に当選して第1特図表示装置212が大当り図柄を停止表示した場合には、中央可変入賞口234の扉部材2341が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。一方、電サポ状態で特図変動遊技に当選して第2特図表示装置214が大当り図柄を停止表示した場合には、右側可変入賞口235の扉部材2351が所定の時間間隔、所定の回数で開閉する。なお、いずれの可変入賞口234,235においても、閉状態は必ずしも完全に閉塞した状態である必要はなく、少し開いていても、遊技球の入球が不可能あるいは困難な状態であればよい。中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235への入球を所定の球検出センサが検出した場合、払出装置152を駆動し、所定の個数(例えば、15個)の球を賞球として上皿126に排出する。なお、中央可変入賞口234に入球した球も、右側可変入賞口235に入球した球も、パチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出する。
以上説明した、普図始動口228、第1特図始動口230、第2特図始動口232、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の配置によれば、電サポ状態では、右打ちが遊技者にとって有利になる打ち方であり、非電サポ状態では、左打ちが遊技者にとって有利になる打ち方である。
さらに、これらの入賞口や始動口の近傍には、風車と呼ばれる円盤状の打球方向変換部材236や、遊技釘238を複数個、配設していると共に、内レール204の最下部には、いずれの入賞口や始動口にも入賞しなかった球をパチンコ機100の裏側に誘導した後、遊技島側に排出するためのアウト口240を設けている。
このパチンコ機100は、遊技者が上皿126に貯留している球を発射レールの発射位置に供給し、遊技者の操作ハンドルの操作量に応じた強度で発射モータを駆動し、発射杆146および発射槌148によって外レール202、内レール204を通過させて遊技領域124に打ち出す。そして、遊技領域124の上部に到達した球は、打球方向変換部材236や遊技釘238等によって進行方向を変えながら下方に落下し、入賞口(一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235)や始動口(第1特図始動口230、第2特図始動口232)に入賞するか、いずれの入賞口や始動口にも入賞することなく、または普図始動口228を通過するのみでアウト口240に到達する。
<演出装置206>
次に、パチンコ機100の演出装置206について説明する。この演出装置206の前面側には、遊技球の転動可能な領域にワープ装置242およびステージ244を配設している。また、演出装置206の背面側には、装飾図柄表示装置208および遮蔽装置246(以下、扉と称する場合がある)を配設している。すなわち、演出装置206において、装飾図柄表示装置208および遮蔽手段は、ワープ装置242、およびステージ244の後方に位置することとなる。
ワープ装置242は、演出装置206の左上方に設けたワープ入口242aに入った遊技球を演出装置206の前面下方のステージ244にワープ出口242bから排出する。
ステージ244は、ワープ出口242bから排出された球や遊技盤200の釘などによって乗り上げた球などが転動可能であり、ステージ244の中央部には、通過した球が第1特図始動口230へ入球し易くなるスペシャルルート244aを設けている。
遮蔽装置246は、格子状の左扉246aおよび右扉246bからなり、装飾図柄表示装置208および前面ステージ244の間に配設する。左扉246aおよび右扉246bの上部には、不図示の2つのプーリに巻き回したベルトをそれぞれ固定している。すなわち、左扉246aおよび右扉246bは、モータによりプーリを介して駆動するベルトの動作に伴って左右にそれぞれ移動する。遮蔽手段は、左扉246aおよび右扉246bを閉じた状態ではそれぞれの内側端部が重なり、遊技者が装飾図柄表示装置208を視認し難いように遮蔽する。
左扉246aおよび右扉246bを開いた状態ではそれぞれの内側端部が装飾図柄表示装置208の表示画面の外側端部と若干重なるが、遊技者は装飾図柄表示装置208の表示の全てを視認可能である。また、左扉246aおよび右扉246bは、それぞれ任意の位置で停止可能であり、例えば、表示した装飾図柄がどの装飾図柄であるかを遊技者が識別可能な程度に、装飾図柄の一部だけを遮蔽するようなことができる。なお、左扉246aおよび右扉246bは、格子の孔から後方の装飾図柄表示装置208の一部を視認可能にしてもよいし、格子の孔の障子部分を半透明のレンズ体で塞ぎ、後方の装飾図柄表示装置208による表示を漠然と遊技者に視認させるようにしてもよいし、格子の孔の障子部分を完全に塞ぎ(遮蔽し)、後方の装飾図柄表示装置208を全く視認不可にしてもよい。
なお、上述の、進退動作を実行可能なチャンスボタン136や、前後方向に回動可能な透過部191も演出可動体の一種である。
さらに、演出可動体として、ここでは不図示の家紋役物247(図141等参照)と、その家紋役物247と合体する一対の合体役物248(図149等参照)が用意されている。家紋役物247は第一の演出可動体、合体役物248は第二の演出可動体の一例に相当する。家紋役物247は、装飾図柄表示装置208よりも上方の初期位置に配置されている。家紋役物247は、動作を開始すると、初期位置から装飾図柄表示装置208よりも前側に落下してきて、装飾図柄表示装置208の表示画面にオーバーラップする。一対の合体役物248は、装飾図柄表示装置208の左側と右側それぞれの初期位置に配置されている。合体役物248は、動作を開始すると、初期位置から装飾図柄表示装置208よりも前側に左右それぞれが進出してきて、装飾図柄表示装置208の表示画面にオーバーラップする。一対の合体役物248は、左右それぞれから家紋役物247を挟み込み、家紋役物と合体する。家紋役物247にしても、一対の合体役物248にしても、それぞれの初期位置にある状態では、装飾図柄表示装置208の表示画面にオーバーラップした状態よりも、遊技者から視認しにくい状態にある。
<制御部>
次に、図131を用いて、このパチンコ機100の制御部の回路構成について詳細に説明する。なお、同図は制御部の回路ブロック図を示したものである。
パチンコ機100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300が送信するコマンド信号(以下、単に「コマンド」と呼ぶ)に応じて主に演出の制御を行う第1副制御部400と、第1副制御部400より送信されたコマンドに基づいて各種機器を制御する第2副制御部500と、主制御部300が送信するコマンドに応じて主に遊技球の払い出しに関する制御を行う払出制御部600と、遊技球の発射制御を行う発射制御部630と、パチンコ機100に供給される電源を制御する電源制御部660と、によって構成している。
ここでは、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500はそれぞれ別の回路基板からなるものであるが、これら3つの制御部(300,400,500)は、共通の一つの回路基板からなるものであってもよいし、第1副制御部400と第2副制御部500が、主制御部300の回路基板とは別の共通の一つの回路基板からなるものであってもよい。したがって、主制御部300、第1副制御部400および第2副制御部500それぞれを制御手段(例えば、主制御手段(300)、第1副制御手段(400)、第2副制御手段(500))ととらえることもできるし、これら3つの制御部(300,400,500)を併せた一つのものを制御手段ととらえることもできるし、主制御部300を第一の制御手段とし、第1副制御部400および第2副制御部500を併せた一つのものを第二の制御手段ととらえることもできる。
<主制御部>
まず、パチンコ機100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御する基本回路302を備えており、この基本回路302には、CPU304と、制御プログラムや各種データを記憶するためのROM306と、一時的にデータを記憶するためのRAM308と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O310と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ312と、プログラム処理の異常を監視するWDT314を搭載している。なお、ROM306やRAM308については他の記憶装置を用いてもよく、この点は後述する第1副制御部400についても同様である。この基本回路302のCPU304は、水晶発振器316bが出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作する。
また、基本回路302には、水晶発振器316aが出力するクロック信号を受信する度に0〜65535の範囲で数値を導出する乱数値生成回路318(この回路には2つの乱数値生成回路を内蔵しているものとする)と、所定の球検出センサ、例えば各始動口、入賞口、可変入賞口を通過する遊技球を検出するセンサや、前面枠扉開放センサや内枠開放センサ等の扉開放センサや下皿満タンセンサを含む各種センサ320が出力する信号を受信し、増幅結果や基準電圧との比較結果を乱数値生成回路318および基本回路302に出力するためのセンサ回路322と、所定の図柄表示装置、例えば第1特図表示装置212や第2特図表示装置214の表示制御を行うための駆動回路324と、所定の図柄表示装置、例えば普図表示装置210の表示制御を行うための駆動回路326と、各種状態表示部328(例えば、普図保留ランプ216、第1特図保留ランプ218、第2特図保留ランプ220、高確中ランプ222等)の表示制御を行うための駆動回路330と、所定の可動部材、例えば第2特図始動口232の羽根部材2321や中央可変入賞口234の扉部材2341や右側可変入賞口235の扉部材2351等を開閉駆動する各種ソレノイド332を制御するための駆動回路334を接続している。
乱数値生成回路318は、基本回路302で使用する乱数値を生成する。この乱数値生成回路318における乱数の生成には、大別するとカウンタモードと乱数モードとの2種類の方法がある。カウンタモードでは、所定の時間間隔でカウントアップ(ダウン)する数値を取得して、その数値を乱数として導出する。乱数モードには、さらに2つの方法がある。乱数モードにおける一つ目の方法は、乱数の種を用いて所定関数(例えばモジュラス関数)による演算を行い、この演算結果を乱数として導出する。二つ目の方法は、0〜65535の範囲の数値がランダムに配列された乱数テーブルから数値を読み出し、その読み出した数値を乱数として導出する。
乱数値生成回路318では、各種センサ320からセンサ回路322に入力される信号に重畳しているホワイトノイズを利用して不規則な値を取得する。乱数値生成回路318は、こうして取得した値を、カウンタモードでカウントアップ(ダウン)させるカウンタの初期値として用いたり、乱数の種として用いたり、あるいは乱数テーブルの読み出し開始位置を決定する際に用いる。
なお、第1特図始動口230に球が入賞したことを球検出センサ320が検出した場合には、センサ回路322は球を検出したことを示す信号を乱数値生成回路318に出力する。この信号を受信した乱数値生成回路318は、第1特図始動口230に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第1特図始動口230に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。また、乱数値生成回路318は、第2特図始動口232に球が入賞したことを示す信号を受信した場合も同様に、第2特図始動口232に対応する乱数値生成回路のそのタイミングにおける値をラッチし、ラッチした値を、乱数値生成回路318に内蔵された、第2特図始動口232に対応する乱数値記憶用レジスタに記憶する。
さらに、基本回路302には、情報出力回路336を接続しており、主制御部300は、この情報出力回路336を介して、外部のホールコンピュータ(図示省略)等が備える情報入力回路350にパチンコ機100の遊技情報(例えば、遊技状態)を出力する。
また、主制御部300には、電源制御部660から主制御部300に供給している電源の電圧値を監視する電圧監視回路338を設けており、この電圧監視回路338は、電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を基本回路302に出力する。
また、主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けており、CPU304は、この起動信号出力回路340から起動信号を入力した場合に、遊技制御を開始する(後述する主制御部メイン処理を開始する)。
また、主制御部300は、第1副制御部400にコマンドを送信するための出力インタフェースと、払出制御部600にコマンドを送信するための出力インタフェースをそれぞれ備えており、この構成により、第1副制御部400および払出制御部600との通信を可能としている。主制御部300と払出制御部600は、電源投入時には通信確認コマンドの送受信を行っており、常時は主制御部300は払出数を送信し、払出制御部600はエラー情報を送信しており、両者は双方向の通信が可能となっている。一方、主制御部300と第1副制御部400の情報通信は一方向の通信であり、主制御部300は第1副制御部400にコマンド等の信号を送信できるように構成しているが、第1副制御部400からは主制御部300にコマンド等の信号を送信できないように構成している。
<副制御部>
次に、パチンコ機100の第1副制御部400について説明する。第1副制御部400は、主に主制御部300が送信したコマンド等に基づいて第1副制御部400の全体を制御する基本回路402を備えており、この基本回路402には、CPU404と、一時的にデータを記憶するためのRAM408と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O410と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ412を搭載している。基本回路402のCPU404は、水晶発振器414が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第1副制御部400の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、各種演出データ等が記憶されたROM406が接続されている。
また、基本回路402には、スピーカ120(およびアンプ)の制御を行うための音源IC416と、各種ランプ418(例えば、チャンスボタンランプ138)の制御を行うための駆動回路420と、遮蔽装置246の駆動制御を行うための駆動回路432と、遮蔽装置246の現在位置を検出する遮蔽装置センサ430と、チャンスボタン136が押下されたことを検出するための検出部710と、遮蔽装置センサ430やチャンスボタン136の検出部710や操作キーユニット181の操作を検出する操作キーユニットセンサ425からの検出信号を基本回路402に出力するセンサ回路428と、CPU404からの信号に基づいてROM406に記憶された画像データ等を読み出してVRAM436のワークエリアを使用して表示画像を生成して装飾図柄表示装置208に画像を表示するVDP434(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)と、を接続している。
次に、パチンコ機100の第2副制御部500について説明する。第2副制御部500は、第1副制御部400が送信した制御コマンドを入力インタフェースを介して受信し、この制御コマンドに基づいて第2副制御部500の全体を制御する基本回路502を備えており、この基本回路502は、CPU504と、一時的にデータを記憶するためのRAM508と、各種デバイスの入出力を制御するためのI/O510と、時間や回数等を計測するためのカウンタタイマ512を搭載している。基本回路502のCPU504は、水晶発振器514が出力する所定周期のクロック信号をシステムクロックとして入力して動作し、第2副制御部500の全体を制御するための制御プログラム及びデータ、画像表示用のデータ等が記憶されたROM506が設けられている。
また、基本回路502には、各種の可動体(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、家紋役物247、合体役物248)の駆動制御を行うための駆動回路516と、各種の可動体136,191,247,248の現在位置を検出するための各種可動体センサ424と、各種可動体センサ424からの検出信号を基本回路502に出力するセンサ回路518と、を接続している。さらに、基本回路502には、遊技盤用ランプ532の制御を行うための遊技盤用ランプ駆動回路530と、遊技台枠用ランプ542の制御を行うための遊技台枠用ランプ駆動回路540と、遊技盤用ランプ駆動回路530と遊技台枠用ランプ駆動回路540との間でシリアル通信による点灯制御を行うシリアル通信制御回路520と、を接続している。
なお、図128に示すパチンコ機100では、第1副制御部400が装飾図柄表示装置208の制御を行い、第2副制御部500が各種の可動体136,191,247,248の制御を行っているが、第2副制御部500が装飾図柄表示装置208の制御を行い、第1副制御部400が各種の可動体136,191,247,248の制御を行ってもよいし、いずれか一方の副制御部が、両方の制御を行ってもよい。
また、図131では図示省略したが、第1副制御部400あるいは第2副制御部500で、図128に示すパネル表示部183の表示制御も行う。
<払出制御部、発射制御部、電源制御部>
次に、パチンコ機100の払出制御部600、発射制御部630、電源制御部660について説明する。
払出制御部600は、主に主制御部300が送信したコマンド等の信号に基づいて払出装置152の払出モータ602を制御すると共に、払出センサ604が出力する制御信号に基づいて賞球または貸球の払い出しが完了したか否かを検出すると共に、インタフェース部606を介して、パチンコ機100とは別体で設けられたカードユニット608との通信を行う。
また、払出制御部600には、扉開放センサ609の検出信号が入力され、払出制御部600から主制御部300に、扉開放コマンドを送信する。また、払出エラーがあったとき等にも、払出制御部600から主制御部300に、エラーコマンドを送信する。
なお、扉開放コマンドについては、払出制御部600を介さずに、扉開放センサ609の検出信号を主制御部300に直接入力するようにしてもよいし、払出制御部600を中継基盤として使用して、扉開放センサ609から扉開放コマンドを主制御部300に送信するようにしてもよい。
発射制御部630は、払出制御部600が出力する、発射許可または停止を指示する制御信号や、球発射ハンドル134内に設けた発射強度出力回路が出力する、遊技者による球発射ハンドル134の操作量に応じた発射強度を指示する制御信号に基づいて、発射杆146および発射槌148を駆動する発射モータ632の制御や、上皿126から発射装置110に球を供給する球送り装置634の制御を行う。
電源制御部660は、パチンコ機100に外部から供給される交流電源を直流化し、所定の電圧に変換して主制御部300、第1副制御部400等の各制御部や払出装置152等の各装置に供給する。さらに、電源制御部660は、外部からの電源が断たれた後も所定の部品(例えば主制御部300のRAM308等)に所定の期間(例えば10日間)電源を供給するための蓄電回路(例えば、コンデンサ)を備えている。なお、ここでは、電源制御部660から払出制御部600と第1副制御部400に所定電圧を供給し、払出制御部600から主制御部300と第2副制御部500と発射制御部630に所定電圧を供給しているが、各制御部や各装置に他の電源経路で所定電圧を供給してもよい。例えば、主制御部300は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400に所定電圧が供給された後に、電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、第1副制御部400から所定電圧が供給されるようにしてもよい。発射制御部630は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、第1副制御部400など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、電源制御部660から他の各制御部(主制御部300、払出制御部600など)や各装置を経由して所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400は電源制御部660からほぼ同時に所定電圧が供給されるようにしてもよい。払出制御部600は、主制御部300および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。主制御部300は、払出制御部600および第1副制御部400の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第1副制御部400は、払出制御部600および主制御部300の両方、または、少なくとも一方よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。
また、第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400と、ほぼ同時に電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、払出制御部600、主制御部300、および第1副制御部400の全部、または1以上の制御部よりも早く電源制御部660から所定電圧が供給されるようにしてもよい。第2副制御部500は、電源制御部660から所定電圧が直接供給されるようにしてもよい。
遊技機設置営業店に設けられた島設備では、100Vの交流電源を24Vの電圧に降圧し、パチンコ機100には24Vの交流電流が供給される。24Vの交流電流は、主制御部300の電源制御部660によって、12Vの直流電圧に変換される。主制御部300には、図131では図示省略したが電圧変換回路も設けられており、12Vの直流電流は、その電圧変換回路で所定電圧(ここでは5V)にさらに降圧され、所定電圧(5V)の直流電流が主制御部300の基本回路302に設けられたCPU304に供給される。また、電源制御部660によって12Vの電圧に変換された直流電流は、主制御部300の電圧監視回路338や起動信号出力回路340にも供給される。電圧監視回路338は、12Vの供給電流の電圧値が所定の値(この例では9V)未満に低下すると、低電圧信号を基本回路302のI/Oポート310に出力する。したがって、電圧監視回路338は、電源制御部660と電圧監視回路338を結ぶ、12Vの直流電流が流れる電源ラインの電圧値を監視していることになり、この電源ラインが所定の電源ラインの一例に相当する。なお、低電圧信号をCPU304に直接入力するようにしてもよい。また、電源管理部660は、入力された24Vの交流電流をそのまま出力したり、あるいは36Vの直流電流に変換して出力したりもする。さらに、主制御部300のCPU304には、電圧変換回路とは異なる回路を経由して動作電圧(ここでは5V)の電流が供給されてもよい。
また、起動信号出力回路340は、電源投入によって電源制御部660から供給された直流電流の電圧値が、CPU304が動作可能な電圧値にまで達すると、起動信号を出力する。さらに、WDT314がタイムアウトになった場合、CPU304にはWDT314からリセット信号が出力される。WDT3141がタイムアウトになった場合としては、プログラムミスによる暴走した状態や、落雷や不正行為等に起因する電圧降下によりCPU304が本来設計した動作を行うことができなくなった場合等がある。なお、図128に示すパチンコ機100では、WDT3141に、初期値として32.8msに相当する数値が設定されている。起動信号出力回路340からの起動信号と、WDT3141からのリセット信号は、共通の信号線によってCPU304に入力されるが、それぞれ専用線によって入力されるようにしてもよい。ここで説明した、起動信号出力回路340から出力される起動信号や、WDT314から出力されるリセット信号が、所定の起動信号の一例に相当する。
電源が遮断され即座に復帰した瞬停の場合、すなわち電源スイッチ178をオンすることなく自動復帰した場合には、停電圧信号が出力されるとともにWDT3141がタイムアウトになり、主制御部300ではリセット処理が実行される。このリセット処理では、まず、実行されるリセット動作が、システムリセット動作か否か判定される。基本回路302で実行されるリセット動作には、システムリセット動作とユーザリセット動作の2つがある。ここで、システムリセット動作を実行する場合には、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。続いて、セキュリティチェック処理が実行される。セキュリティチェック処理では、ユーザプログラムを基に計算された認証コードが正しいか否か再計算を行う。認証コードが正しい場合には、延長処理が実行される。延長処理における延長時間は固定時間であってもよいし、固定時間にランダムに選択されたランダム時間を加えた時間であってもよい。延長処理が終了すると、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。一方、ユーザリセット動作を実行する場合にも、CPU304のコアや内蔵レジスタの値を初期化する。ただし、乱数生成回路318を制御するレジスタの値はリセット前の状態が維持される。その後、後述する主制御部300のメイン処理が実行され、遊技制御が開始される。
<図柄の種類>
次に、図132(a)〜(c)を用いて、パチンコ機100の第1特別図柄表示装置212、第2特別図柄表示装置214、装飾図柄表示装置208、普通図柄表示装置210が停止表示する特図および普図の種類について説明する。図132(a)は特図の停止図柄態様の一例を示したものである。
第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したことを条件として特図1変動遊技が開始され、第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件として特図2変動遊技が開始される。特図1変動遊技が開始されると、第1特別図柄表示装置212は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図1の変動表示」を行う。また、特図2変動遊技が開始されると、第2特別図柄表示装置214は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「特図2の変動表示」を行う。これらの「特図1の変動表示」および「特図2の変動表示」が図柄変動表示の一例に相当する。そして、特図1の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第1特別図柄表示装置212は特図1の停止図柄態様を停止表示し、特図2の変動開始前に決定した変動時間が経過すると、第2特別図柄表示装置214は特図2の停止図柄態様を停止表示する。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するための確定表示を行う。
したがって、「特図1の変動表示」を開始してから特図1の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまで、あるいは「特図2の変動表示」を開始してから特図2の停止図柄態様を停止表示して確定表示が終了するまでが図柄変動表示の一例に相当する。後述するように、図柄変動表示は複数回、連続して行われることがある。図132(a)には、図柄変動表示における停止図柄態様として「特図A」から「特図J」までの10種類の特図が示されている。図132(a)においては、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
「特図A」は15ラウンド(15R)特別大当たり図柄であり、「特図B」は15R大当たり図柄である。図128に示すパチンコ機100では、後述するように、特図変動遊技における大当りか否かの決定はハードウェア乱数の抽選によって行い、特別大当りか否かの決定はソフトウェア乱数の抽選によって行う。大当りと特別大当りの違いは、次回の特図変動遊技で、大当りに当選する確率が高い(特別大当り)か低い(大当り)かの違いである。以下、この大当りに当選する確率が高い状態のことを特図高確率状態と称し、その確率が低い状態のことを特図低確率状態と称する。また、15R特別大当たり遊技終了後および15R大当たり遊技終了後はいずれも時短状態に移行する。時短については詳しくは後述するが、時短状態に移行する状態のことを普図高確率状態と称し、時短状態に移行しない状態のことを普図低確率状態と称する。15R特別大当たり図柄である「特図A」は、特図高確率普図高確率状態であり、15R大当たり図柄である「特図B」は、特図低確率普図高確率状態である。これらの「特図A」および「特図B」は、遊技者に付与する利益量が相対的に大きな利益量になる図柄である。
「特図C」は突然確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図A」と比べて、「特図C」は2Rである点が異なる。「特図D」は突然時短と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図高確率状態である。すなわち、15Rである「特図B」と比べて、「特図D」は2Rである点が異なる。
「特図E」は隠れ確変と称される2R大当たり図柄であり、特図高確率普図低確率状態である。「特図F」は突然通常と称される2R大当たり図柄であり、特図低確率普図低確率状態である。これら「特図E」および「特図F」はいずれも、2Rであるとともに、時短状態に移行しない状態である。
「特図G」は第1小当たり図柄であり、「特図H」は第2小当たり図柄であり、何れも特図低確率普図低確率状態である。ここにいう小当たりは、2R時短無し大当たりと同じものに相当する。すなわち、この「特図G」、「特図H」は「特図F」と同じ状態であるが、両者では装飾図柄表示装置208に表示される演出が異なり、あえて、同じ状態でも「特図G」、「特図H」と「特図F」を設けておくことで、遊技の興趣を高めている。
また、「特図I」は第1はずれ図柄であり、「特図J」は第2はずれ図柄であり、遊技者に付与する利益量が相対的に小さな利益量になる図柄である。
なお、図128に示すパチンコ機100には、15R特別大当たり図柄として「特図A」以外の図柄も用意されており、15R大当たり図柄等の他の図柄についても同様である。
図132(b)は装飾図柄の一例を示したものである。ここでの装飾図柄には、「装飾1」〜「装飾10」の10種類がある。第1特図始動口230または第2特図始動口232に球が入賞したこと、すなわち、第1特図始動口230に球が入球したことを第1始動口センサが検出したこと、あるいは第2特図始動口232に球が入球したことを第2始動口センサが検出したことを条件にして、装飾図柄表示装置208の左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cの各図柄表示領域に、「装飾1」→「装飾2」→「装飾3」→・・・・「装飾9」→「装飾10」→「装飾1」→・・・の順番で表示を切り替える「装飾図柄の変動表示」を行う。装飾図柄の変動表示は、開始当初は、各図柄表示領域ごとに装飾図柄が高速変動する(スクロール表示される)。そして、「特図B」の15R大当たりを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに15R大当たりに対応する、同じ装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾1−装飾1−装飾1」や「装飾2−装飾2−装飾2」等)を停止表示する。「特図A」の15R特別大当たりを報知する場合には、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)を停止表示する。
また、「特図E」の隠れ確変と称される2R大当たり、「特図F」の突然通常と称される2R大当たり、あるいは「特図G」の第1小当たり、「特図H」の第2小当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾2−装飾3」を停止表示する。さらに、「特図C」の突然確変と称される2R大当たり、あるいは「特図D」の突然時短と称される2R大当たりを報知する場合には、「装飾1−装飾3−装飾5」を停止表示する。
一方、「特図I」の第1はずれ、「特図J」の第2はずれを報知する場合には、図柄表示領域208a〜208cに図130(b)に示す図柄組合せ以外の図柄組合せを停止表示する。
図132(c)は普図の停止表示図柄の一例を示したものである。普図の停止表示態様には、当たり図柄である「普図A」と、外れ図柄である「普図B」の2種類がある。普図始動口228を球が通過したことを上述のゲートセンサが検出したことに基づいて、普通図柄表示装置210は、7個のセグメントの全点灯と、中央の1個のセグメントの点灯を繰り返す「普図の変動表示」を行う。そして、普図変動遊技の当選を報知する場合には「普図A」を停止表示し、普図変動遊技の外れを報知する場合には「普図B」を停止表示する。この図132(c)においても、図中の白抜きの部分が消灯するセグメントの場所を示し、黒塗りの部分が点灯するセグメントの場所を示している。
<主制御部メイン処理>
次に、図133(a)を用いて、図131に示す主制御部300のCPU304が実行する主制御部メイン処理について説明する。なお、同図は主制御部メイン処理の流れを示すフローチャートである。
図131に示す主制御部300のRAM308には、特図1および特図2ごとに、大当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、小当り時特図決定用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ初期値の生成用カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタ、および特図タイマ番号決定用乱数カウンタの各カウンタが設けられている。また、そのRAM308には、特図1および特図2ごとに、保留数、大当り判定用乱数値、大当り時特図決定用乱数値、小当り時特図決定用乱数値、ハズレ時特図決定用乱数値、当否事前判定結果、特図事前判定結果、当否判定結果、特図決定結果、および特図タイマ決定結果それぞれが記憶される。さらにRAM308には、当否判定(抽選)の開始を保留することができる最大数(この例では4つ)の領域に区分けされた特図の保留記憶部が特図1と特図2で別々に用意されている。特図1の保留記憶部には、特図1大当り判定用乱数値、大当り時特図1決定用乱数値、小当り時特図1決定用乱数値、およびハズレ時特図1決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。また、特図2の保留記憶部には、特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値の4つの乱数値を1セットにしてこれら4つの乱数値が入賞順(保留順)に1セットずつ1領域ごとに格納される。
上述したように、図131に示す主制御部300には、電源が投入されると起動信号(リセット信号)を出力する起動信号出力回路(リセット信号出力回路)340を設けている。この起動信号を入力した基本回路302のCPU304は、リセット割込によりリセットスタートしてROM306に予め記憶している制御プログラムに従って図133(a)に示す主制御部メイン処理を実行する。
ステップS101では、初期化処理を行う。この初期化処理では、まず、初期設定1として、CPU304のスタックポインタ(SP)へのスタック初期値の設定(仮設定)、割込マスクの設定、I/O310の初期設定、RAM308に記憶する各種変数の初期設定、およびWDT314への動作許可及び初期値の設定等を行う。なお、図128に示すパチンコ機100では、WDT314に、初期値として32.8msに相当する数値を設定する。次に、WDT314のカウンタの値をクリアし、WDT314による時間計測を再始動する(以下、この処理をWDT処理と称する)。WDT処理に続いて、ステップS101の初期化処理では、低電圧信号がオンであるか否か、すなわち、電圧監視回路338が、電源管理部660が第2副制御部500を介して主制御部300に供給している電源の電圧値が所定の値(例えば、9v)未満である場合に電圧が低下したことを示す低電圧信号を出力しているか否かを監視する。そして、低電圧信号がオンの場合(CPU304が電源の遮断を検知した場合)にはWDT処理に戻り、低電圧信号がオフの場合(CPU304が電源の遮断を検知していない場合)には初期設定2を行う。なお、電源が投入された直後で未だ上記所定の値(9V)に達しない場合にもステップS103に戻り、供給電圧がその所定の値以上になるまで、ステップS105は繰り返し実行される。初期設定2では、後述する主制御部タイマ割込処理を定期毎に実行するための周期を決める数値をカウンタタイマ312に設定する処理、I/O310の所定のポート(例えば試験用出力ポート、第1副制御部400への出力ポート)からクリア信号を出力する処理、RAM308への書き込みを許可する設定等を行う。
次いで、ステップS103では、割り込み禁止の設定を行った後、基本乱数初期値更新処理を行う。ここでの基本乱数初期値更新処理では、大当り時特図決定用乱数カウンタ、小当り時特図決定用乱数カウンタ、ハズレ時特図決定用乱数カウンタそれぞれの初期値を生成するための3つの初期値生成用カウンタを更新する。この基本乱数初期値更新処理の終了後にステップS105に進む。
ステップS105では、演出乱数更新処理を行う。主制御部300のRAM308には、特図用および普図用それぞれのタイマ番号決定用乱数カウンタが設けられており、これらのカウンタはいずれも、0から99の範囲の値を取り得るタイマ番号決定用乱数値を生成する。ステップS105では、このカウンタの値を更新する。この演出乱数更新処理の終了後に割り込み許可の設定を行ってステップS103に戻る。
主制御部300は、所定の周期(例えば4ms)ごとに開始するタイマ割り込み処理を行っている間を除いて、ステップS103およびS105の処理を繰り返し実行する。
<主制御部タイマ割込処理>
次に、図133(b)を用いて、主制御部300のCPU304が実行する主制御部タイマ割込処理について説明する。図133(b)は主制御部タイマ割込処理の流れを示すフローチャートである。
図131に示す主制御部300は、所定の周期(例えば、約4msに1回)でタイマ割込信号を発生するカウンタタイマ312を備えており、このタイマ割込信号を契機として主制御部タイマ割込処理を所定の周期で開始する。なお、このタイマ割込処理スタート時には、CPU304の各レジスタの値をスタック領域に一時的に退避したり、WDT314を定期的に(例えば、主制御部タイマ割込の周期である約2msに1回)リスタートを行ったりする。
まず、ステップS201では、入力ポート状態更新処理を行う。この入力ポート状態更新処理では、I/O310の入力ポートを介して、各種の球検出センサを含む図131に示す各種センサ320の検出信号を入力して検出信号の有無を監視し、RAM308に各種センサ320ごとに区画して設けた信号状態記憶領域に記憶する。球検出センサの検出信号を例にして説明すれば、前々回のタイマ割込処理(約4ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前回検出信号記憶領域から読み出し、この情報をRAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた前々回検出信号記憶領域に記憶し、前回のタイマ割込処理(約2ms前)で検出した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を、RAM308に各々の球検出センサごとに区画して設けた今回検出信号記憶領域から読み出し、この情報を上述の前回検出信号記憶領域に記憶する。また、今回検出した各々の球検出センサの検出信号を、上述の今回検出信号記憶領域に記憶する。
また、このステップS201では、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域の各記憶領域に記憶した各々の球検出センサの検出信号の有無の情報を比較し、各々の球検出センサにおける過去3回分の検出信号の有無の情報が入賞判定パターン情報と一致するか否かを判定する。一個の遊技球が一つの球検出センサを通過する間に、約2msという非常に短い間隔で起動を繰り返すこの主制御部タイマ割込処理は何回か起動する。このため、主制御部タイマ割込処理が起動する度に、上述のステップS205では、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号を確認することになる。この結果、上述の前々回検出信号記憶領域、前回検出信号記憶領域、および今回検出信号記領域それぞれに、同じ遊技球が同じ球検出センサを通過したことを表す検出信号が記憶される。すなわち、遊技球が球検出センサを通過し始めたときには、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りになる。図128に示すパチンコ機100では、球検出センサの誤検出やノイズを考慮して、検出信号無しの後に検出信号が連続して2回記憶されている場合には、入賞があったと判定する。図131に示す主制御部300のROM306には、入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)が記憶されている。このステップS205では、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、予め定めた入賞判定パターン情報(例えば、前々回検出信号無し、前回検出信号有り、今回検出信号有りであることを示す情報)と一致した場合に、一般入賞口226、中央可変入賞口234、右側可変入賞口235、第1特図始動口230、および第2特図始動口232への入球、または普図始動口228の通過があったと判定する。すなわち、これらの入賞口226、234、235やこれらの始動口230、232、228への入賞があったと判定する。例えば、一般入賞口226への入球を検出する一般入賞口センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致した場合には、一般入賞口226へ入賞があったと判定し、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行うが、過去3回分の検出信号の有無の情報が上述の入賞判定パターン情報と一致しなかった場合には、以降の一般入賞口226への入賞に伴う処理を行わずに後続の処理に分岐する。なお、主制御部300のROM306には、入賞判定クリアパターン情報(例えば、前々回検出信号有り、前回検出信号無し、今回検出信号無しであることを示す情報)が記憶されている。入賞が一度あったと判定した後は、各々の球検出センサにおいて過去3回分の検出信号の有無の情報が、その入賞判定クリアパターン情報に一致するまで入賞があったとは判定せず、入賞判定クリアパターン情報に一致すれば、次からは上記入賞判定パターン情報に一致するか否かの判定を行う。
基本乱数初期値更新処理(ステップS203)では、各種乱数カウンタ初期値の生成用カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、続く基本乱数更新処理(ステップS205)では、各種乱数カウンタの値を0〜99の範囲で更新し、例えば、大当り時特図1決定用乱数カウンタが1周するごとに、その生成用カウンタの値を、大当り時特図1決定用乱数カウンタにセットする。その他の乱数カウンタについても同様に処理する。
ステップS207では、タイマ更新処理を行う。このタイマ更新処理では、普通図柄表示装置210に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための普図表示図柄更新タイマ、第1特図表示装置212に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図1表示図柄更新タイマ、第2特図表示装置214に図柄を変動・停止表示する時間を計時するための特図2表示図柄更新タイマ、所定の入賞演出時間、所定の開放時間、所定の閉鎖時間、所定の終了演出期間などを計時するためのタイマなどを含む各種タイマを更新する。
続いて、入賞判定処理(ステップS209)を行う。入賞判定処理(ステップS209)では、まず、入賞口226、234、235や始動口230、232、228に入賞があった場合に、RAM308に各入賞口ごと、あるいは各始動口ごとに設けた賞球数記憶領域の値を読み出し、1を加算して、元の賞球数記憶領域に設定する。
続いて、この入賞判定処理では、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に入賞があり、且つ、保留している特図変動遊技の数が所定数(例えば、4)未満である場合に、所定の始動情報を記憶する。すなわち、保留数が所定数未満であれば、大当り判定用乱数値、および各種の特図決定用乱数値を記憶する。大当り判定用乱数値は、図131に示す乱数値生成回路318の乱数値記憶用レジスタから取得した値を加工した値(例えば、取得した値+Rレジスタの値+1)である。一方、特図決定用乱数値は、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタから導出されたソフトウェア乱数を加工した値(ソフトウェア乱数の値+Rレジスタの値+1)である。図131に示す乱数値生成回路318、RAM308に設けられた特図決定用乱数カウンタ、および乱数加工を施す主制御部300を併せたものが、始動情報導出手段の一例に相当する。各種乱数値(始動情報)は、RAM308に設けた特図の保留記憶部の、入賞順(保留順)に応じた空いている領域に、1セットの始動情報として記憶される。この特図の保留記憶部は、第1特図始動口230あるいは第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて導出された始動情報を所定の上限数(ここでは4個)まで記憶可能な始動情報記憶手段の一例に相当する。このとき各種乱数値(始動情報)をRAM308に設けた一時領域に一旦記憶し、その一時領域に記憶された値を特図の保留記憶部に記憶してもよく、この場合、一時領域を始動情報記憶手段としてもよいし、特図の保留記憶部および一時領域を始動情報記憶手段としてもよい。また、主制御部300のCPU304は、RAM308に記憶されている特図の保留数の値に1を加算し、特図の保留数が1増加する。したがって、主制御部300のCPU304が保留手段の一例に相当する。
また、普図始動口228を球が通過したことを検出し、且つ、保留している普図変動遊技の数が所定数(例えば、2)未満の場合には、そのタイミングにおける普図当選乱数値生成用の乱数カウンタの値を、RAM308に設けた特図用とは別の乱数値記憶領域に、始動情報である普図当選乱数値として記憶する。
また、この入賞判定処理では、所定の球検出センサにより、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、または右側可変入賞口235への入賞(入球)を検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、第1特図始動口230、第2特図始動口232、普図始動口228、中央可変入賞口234、および右側可変入賞口235の入賞(入球)の有無を示す入賞受付情報を設定する。
なお、特図の始動情報にしても普図の始動情報にしても、保留数がそれぞれの所定数以上であれば、それらの始動情報を記憶せずに、ステップS211に進む。
この入賞判定処理(ステップS209)が終了すると先読み処理が呼び出される。この先読み処理では、まず、前回実行した先読み処理から保留数が増加しているか否かを判定する。すなわち、主制御部300のRAM308には、これまでの保留数(前回のタイマ割込処理終了時点での保留数であり、旧保留数と呼ぶものとする)も記憶されており、CPU304は、入賞判定処理(ステップS209)を経た今回の先読み処理を実行する時点の保留数と、旧保留数とを比較し、保留数が増加しているか否かを判定する。保留数が増加していなければ、始動情報を先読みせずにこの先読み処理は終了する。一方、保留数が増加していれば、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の特図1大当り判定用乱数値の増加分を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の特図2大当り判定用乱数値の増加分を先読みする。ここでの先読みは、増加分だけを先読みしたが総てを先読みしてもよい。なお、ここでの先読みとは始動情報を当否判定(本抽選)の前に先に読むことを意味するが、以降の先読み処理では、先読みという言葉を、先(当否判定(本抽選)の結果)を読むという意味で使用することがある。
図128に示すパチンコ機100では、大当りに当選する確率が相対的に低い特図低確率状態と、相対的に高い特図高確率状態のいずれか一方の制御状態にある。特図高確率状態であることは確率変動中と呼ばれる。主制御部300のRAM308には、確変フラグが用意されている。この確率変動グラグがオンに設定されていると、特図高確率状態(確率変動中)であり、確率変動グラグがオフに設定されていると、特図低確率状態である。
主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる当否事前判定用テーブルが記憶されている。この当否事前判定用テーブルには、特図高確率状態と特図低確率状態とに分けて乱数範囲が規定されている。特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値の先読みが終了すると、今度は、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、当否事前判定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかについて判定する。すなわち、RAM308に用意された確変フラグを参照し、特図低確率状態の場合には、先読みした特図1大当り判定用乱数値あるいは特図2大当り判定用乱数値が、所定の数値範囲であるときには、当否事前判定結果は「大当り」と事前判定し、それ以外であるときには、当否事前判定結果は「ハズレ」と事前判定する。なお、後述する特図関連処理(図133(b)に示すステップS213)でも、当否事前判定用テーブルの内容と同じ内容の当否判定用テーブルを用いて特図変動遊技の当否判定を改めて行い、ここでの判定結果は、あくまで事前判定の結果である。
当否事前判定結果が、「大当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の大当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の大当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「小当り」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内の小当り時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内の小当り時特図2決定用乱数値を先読みする。当否事前判定結果が、「ハズレ」の場合には、RAM308に設けられた特図1の保留記憶部内のハズレ時特図1決定用乱数値を先読みするか、あるいは特図2の保留記憶部内のハズレ時特図2決定用乱数値を先読みする。主制御部300のROM306には、先読み処理で用いられる特図事前判定用テーブルも記憶されている。特図事前判定用テーブルには、図132(a)に示す10種類の停止図柄態様(「特図A」から「特図J」)それぞれに対応した乱数範囲が規定されており、先読みした特図決定用乱数値が、いずれの乱数範囲に属するかによって特図事前判定結果(図132(a)に示すいずれの停止図柄態様が停止表示されるのか)を得る。なお、ここでの特図の判定結果も、あくまで事前判定の結果であり、特図の停止図柄態様の判定も後述する特図関連処理(図133(b)に示すステップS213)において改めて行われる。
以上説明した始動情報の先読みや、先読みした始動情報を用いての事前判定は、後述する特図関連処理(S213)の当否判定(本抽選)が行われる前に実行されるものである。特図1大当り判定用乱数値および各種の特図1決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第1始動情報先読み手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値および各種の特図2決定用乱数値を先読みする主制御部300が、第2始動情報先読み手段の一例に相当する。また、特図1大当り判定用乱数値と、各種の特図1決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第1事前判定手段の一例に相当し、特図2大当り判定用乱数値と、各種の特図2決定用乱数値に基づく事前判定を行う主制御部300が、第2事前判定手段の一例に相当する。
主制御部300のRAM308には、保留ごとの領域に区分けされた特図1用の先読み情報一時記憶部と、同じく保留ごとの領域に区分けされた特図2用の先読み情報一時記憶部が設けられている。特図事前判定結果を表す情報(特図を表す情報でもあり以下、先読み情報と称する)は、それらの先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に格納される。
なお、保留数が増加していなければ、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域には「保留なし」という先読情報が記憶される。また、先読み処理では、大当り遊技中であった場合、および現在の制御状態が電サポ状態(時短フラグがオン状態)であった場合には、特図1の始動情報の先読みや事前判定は行わず、これらの場合には、先読みした特図1の始動情報に基づく停止図柄の事前判定が行われていないことを表す「未判定」情報を、先読み情報一時記憶部の、対応する保留の領域に記憶する。すなわち、一対の羽根部材2321が設けられていない始動口(状態が固定的な始動領域である第1特図始動口230)へ入球したことに基づいて、大当り遊技中および電サポ中に取得した始動情報に基づく事前判定は行われず、その事前判定結果の報知(先読み予告)も行われない。こうすることによって、遊技者の公平性が担保される。なお、始動情報自体の先読みも行わないが、先読みは行って事前判定およびその結果報知(先読み予告)は行わない態様であってもよく、さらには、先読みおよび事前判定は行うが、事前判定結果の報知(先読み予告)は行わない態様であってもよい。
図133(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、ステップS209の入賞判定処理に続いて普図関連処理を行う(ステップS211)。この普図関連処理では、まず、普図状態更新処理として、普図の状態に対応する複数の処理のうちの1つの処理を行う。例えば、普図変動表示の途中(上述する普図表示図柄更新タイマの値が1以上)における処理では、普通図柄表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は普図の変動表示(普図変動遊技)を行う。
また、普図変動表示時間が経過したタイミング(普図表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)における処理では、当り図柄(図132(c)に示す普図A)およびハズレ図柄(図132(c)に示す普図B)のいずれか一方の表示態様となるように普図表示装置210を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行う。また、主制御部300のRAM308には、ここでの普図関連処理に限らず各種の処理において各種の設定を行う設定領域が用意されている。ここでは、上記点灯・消灯駆動制御を行うとともに、その設定領域に普図停止表示中であることを示す設定を行う。この制御を行うことで、普通図柄表示装置210は、当り図柄およびハズレ図柄のいずれか一方の図柄態様の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば0.6秒間)、その表示を維持するためにRAM308に設けた普図停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を必ず設定する。この設定により、確定表示された当り図柄が所定期間、必ず停止表示され、普図変動遊技の結果が遊技者に報知される。
また、普図変動遊技の結果が当りであれば、普図当りフラグがオンされる。この普図当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図作動中を設定するとともに、所定の開放期間(例えば2秒間)、第2特図始動口232の羽根部材2321の開閉駆動用のソレノイド(332)に、羽根部材2321を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(羽根開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、所定の閉鎖期間(例えば500m秒間)、羽根部材の開閉駆動用のソレノイド332に、羽根部材を閉鎖状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた羽根閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。
また、所定の閉鎖期間が終了したタイミング(羽根閉鎖時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する普図状態更新処理では、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。さらに、普図変動遊技の結果がハズレであれば、普図ハズレフラグがオンされる。この普図ハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(普図停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における普図状態更新処理でも、RAM308の設定領域に普図非作動中を設定する。
続いて、この普図関連抽選処理では、普図変動遊技および第2特図始動口232の開閉制御を行っておらず(普図の状態が非作動中)、且つ、保留している普図変動遊技の数が1以上である場合に、上述の乱数値記憶領域に記憶している普図当選乱数値に基づいた乱数抽選により普図変動遊技の結果を当選とするか、不当選とするかを決定する当り判定を行い、当選とする場合にはRAM308に設けた当りフラグにオンを設定する。不当選の場合には、当りフラグにオフを設定する。また、当り判定の結果に関わらず、次に上述の普図タイマ乱数値生成用の乱数カウンタの値を普図タイマ乱数値として取得し、取得した普図タイマ乱数値に基づいて複数の変動時間のうちから普図表示装置210に普図を変動表示する時間を1つ選択し、この変動表示時間を、普図変動表示時間として、RAM308に設けた普図変動時間記憶領域に記憶する。なお、保留している普図変動遊技の数は、RAM308に設けた普図保留数記憶領域に記憶するようにしており、当り判定をするたびに、保留している普図変動遊技の数から1を減算した値を、この普図保留数記憶領域に記憶し直すようにしている。また当り判定に使用した乱数値を消去する。
図133(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、以上説明したステップS211の普図関連処理に続いて特図関連処理(ステップS213)を行う。この特図関連処理では、まず最初に、特図2についての特図状態更新処理(特図2状態更新処理)を行い、次いで、特図1についての特図状態更新処理(特図1状態更新処理)を行う。特図2状態更新処理は、特図2の状態に応じて、次の8つの処理のうちの1つの処理を行う。例えば、特図2変動表示の途中(上述の特図2表示図柄更新タイマの値が1以上)における特図2状態更新処理では、第2特別図柄表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯と消灯を繰り返す点灯・消灯駆動制御を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は特図2の変動表示(特図2変動遊技)を行う。
また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド回転開始設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶してから処理を終了する。
また、特図2変動表示時間が経過したタイミング(特図2表示図柄更新タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、後述する特図関連抽選処理における特図決定結果(特図の停止図柄態様)に基づいて第2特図表示装置214を構成する7セグメントLEDの点灯・消灯駆動制御を行い、RAM308の設定領域に特図2停止表示中であることを表す設定を行う。この制御を行うことで、第2特別図柄表示装置214は、15R特別大当たり図柄(特図A)、15R大当たり図柄(特図B)、2R特別大当たり図柄(特図C)、突然時短図柄(特図D)、隠れ確変図柄(特図E)、突然通常図柄(特図F)、第1小当たり図柄(特図G)、第2小当たり図柄(特図H)、第1ハズレ図柄(特図I)、および第1ハズレ図柄(特図J)のいずれか一つの図柄の確定表示を行う。さらにその後、所定の停止表示期間(例えば500m秒間)その表示を維持するためにRAM308に設けた特図2停止時間管理用タイマの記憶領域に停止期間を示す情報を設定する。この設定により、確定表示された特図2が所定期間停止表示され、特図2変動遊技の結果が遊技者に報知される。また、RAM308に設けられた電サポ回数記憶部に値がセットされている場合には、その値が1以上であれば、その時短回数から1を減算し、減算結果が1から0となった場合は、特図確率変動中でなければ、時短フラグをオフする。さらに、大当り遊技中(特別遊技状態中)や小当り遊技中にも、時短フラグをオフする。すなわち、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中および小当り遊技状態中(特別遊技状態中)である場合に、非電サポ状態(第一の進入率制御状態)にする。
また、後述するコマンド設定送信処理(ステップS215)で一般コマンド回転停止設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶するとともに、変動表示を停止する図柄が特図2であることを示す特図2識別情報を、後述するコマンドデータに含める情報としてRAM308に追加記憶してから処理を終了する。
また、RAM308には、大当りフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果が大当りであれば、特図2変動遊技の開始時に大当りフラグがオンされている。この大当りフラグがオンの場合には、所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2作動中を設定するとともに、所定の入賞演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを開始することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するためにRAM308に設けた特図2待機時間管理用タイマの記憶領域に入賞演出期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド入賞演出開始設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に5Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の入賞演出期間が終了したタイミング(特図2待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、所定の開放期間(例えば29秒間、または中央可変入賞口234あるいは右側可変入賞口235に所定球数(例えば10球)の遊技球の入賞を検出するまで)中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を開放状態に保持する信号を出力するとともに、RAM308に設けた扉開放時間管理用タイマの記憶領域に開放期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド大入賞口開放設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に7Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の開放期間が終了したタイミング(扉開放時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉駆動用のソレノイド(332)に、扉部材2341,2351を閉鎖状態に保持する信号を所定の閉鎖期間(例えば1.5秒間)出力するとともに、RAM308に設けた扉閉鎖時間管理用タイマの記憶領域に閉鎖期間を示す情報を設定する。また、コマンド設定送信処理(ステップS233)で大入賞口閉鎖設定送信処理を実行させることを示す所定の送信情報を上述の送信情報記憶領域に追加記憶する。
また、この扉部材の開放・閉鎖制御を所定回数(例えば、15ラウンドか2ラウンド)繰り返し、終了したタイミングで開始する特図2状態更新処理では、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208による大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示している期間待機するように設定するためにRAM308に設けた演出待機時間管理用タイマの記憶領域に演出待機期間を示す情報を設定する。
以上説明したように、主制御部300のCPU304は、大当り遊技状態中(特別遊技状態中)に、中央可変入賞口234の扉部材2341あるいは右側可変入賞口235の扉部材2351の開閉状態の変化制御を行う可変入賞制御手段の一例に相当する。なお、主制御部300のROM306には、扉部材2341,2351の開閉パターンが記憶されており、主制御部300のCPU304は、そのROM306から、特図変動遊技の当否判定に応じた開閉パターンを取得する。
また、主制御部300のCPU304は、特図決定結果が表す停止図柄態様に基づいて、大当り遊技の終了と同時に、RAM308に設けられた確変フラグや時短フラグをオンに設定する。すなわち、主制御部300のCPU304は、後述する特図抽選処理で特図決定結果が「特図A」や「特図C」である場合には確変フラグと時短フラグの双方をオンに設定する。また、特図決定結果が「特図E」である場合には確変フラグと時短フラグのうち確変フラグのみをオンに設定する。さらに、特図決定結果が「特図B」や「特図D」である場合には確変フラグと時短フラグのうち時短フラグのみをオンに設定するとともにRAM308に設けられた電サポ回数記憶部に電サポ回数100回をセットする。主制御部300のCPU304は、遊技球の、第2特図始動口232(可変始動領域)への進入のしやすさ(進入率)を制御した状態である進入率制御状態を、第1の進入率制御状態である非電サポ状態と第2の進入率制御状態である電サポ状態との間で変化させる進入率変化手段の一例に相当する。
さらに、コマンド設定送信処理(ステップS233)で一般コマンド終了演出設定送信処理を実行させるために上述の送信情報記憶領域に6Hを送信情報(コマンド種別)として追加記憶する。
また、所定の終了演出期間が終了したタイミング(演出待機時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)で開始する特図2状態更新処理では、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。さらに、RAM308にはハズレフラグも用意されており、特図2変動遊技の結果がハズレであれば、ハズレフラグがオンされる。このハズレフラグがオンの場合には、上述した所定の停止表示期間が終了したタイミング(特図2停止時間管理用タイマの値が1から0になったタイミング)における特図2状態更新処理でも、RAM308の設定領域に特図2非作動中を設定する。特図2非作動中の場合における特図2状態更新処理では、何もせずに次の処理に移行するようにしている。
特図2状態更新処理が終了すると、特図1状態更新処理を行う。この特図1状態更新処理では、特図1の状態に応じて、上述の特図2状態更新処理で説明した各処理を行う。この特図1状態更新処理で行う各処理は、上述の特図2状態更新処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。なお、特図2状態更新処理と特図1状態更新処理の順番は逆でもよい。
以上説明した特図状態更新処理が終了すると、今度は、特図関連抽選処理を行う。特図関連抽選処理では、最初に特図2についての処理(特図2関連抽選処理)が行われ、その後、特図1についての処理(特図1関連抽選処理)が行われる。このように、主制御部300が特図2関連抽選処理を特図1関連抽選処理よりも先に行うことで、同じタイミング(所定の契機で開始した主制御部タイマ割込処理における入賞判定処理S209)で第1特図始動口230に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得し、かつ第2特図始動口232に遊技球が進入したことに基づいて始動情報を取得した場合や、特図2変動遊技の開始条件と、特図1変動遊技の開始条件が同時に成立した場合や、特図2変動遊技の開始条件と特図1変動遊技の開始条件の両方が成立している場合でも、特図2変動遊技が先に変動中となるため、特図1変動遊技は変動を開始しない。また、第1特図表示装置212あるいは第2特図表示装置214による特図変動遊技の大当り判定の結果の報知は、主制御部300で行われ、第2特図始動口232への入賞に基づく抽選の結果報知が、第1特図始動口230への入賞に基づく抽選の結果報知よりも優先して行われ、抽選が行われていない始動情報として、特図1の始動情報と特図2の始動情報のうちの特図1の始動
情報のみが残っている状態で、特図2の始動情報が新たに記憶された場合には、新たに記憶された特図2の始動情報に基づく抽選の結果の報知が、既に記憶されていた特図1の始動情報に基づく抽選の結果の報知よりも先に行われる。特図関連抽選処理を実行する主制御部300のCPU304が抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。
特図2関連抽選処理では、抽選(当否判定)の実行、停止表示する特図の決定、およびタイマ番号の決定を行う。まず、所定条件を充足したか否かを判定する。すなわち、最初に、所定の当否判定禁止条件が不成立であるか否かの判定を行う。ここでは、第2特図表示装置214が特図変動表示中であるか、または停止表示中であるか否かを判定し、いずれかの表示中である場合には主制御部タイマ割り込み処理に戻り、いずれの表示中でもない場合には、特図作動中に設定されているか特図非作動中に設定されているかを判定し、特図作動中に設定されていれば主制御部タイマ割り込み処理に戻り、特図非作動中に設定されていれば、当否判定禁止条件が不成立であったことになり、今度は、所定の当否判定条件が成立しているか否かの判定を行う。ここでの判定は、RAM308に設けた特図2の保留記憶部を参照し、特図2変動遊技の保留数が0より大きいか否かを判定する。保留数が0であれば、主制御部タイマ割り込み処理に戻り、1以上であれば、所定の当否判定条件が成立していることになる。
所定の当否判定条件が成立していれば、RAM308に設けられた特図2の保留記憶部から、最も過去に格納した始動情報である1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出し、その保留記憶部にまだ格納されている始動情報(乱数値のセット)を、今記憶されている領域から隣の領域に移し替える。すなわち、最も過去に格納した始動情報を特図2の保留記憶部から取り出し、さらに特図2の保留記憶部に始動情報が格納されていれば、N番目に古い始動情報を特図2の保留記憶部におけるN−1番目に古い始動情報として設定したことになる。また、RAM308に記憶している保留数を1減算する。RAM308の特図2の保留記憶部から1セット分の乱数値(特図2大当り判定用乱数値、大当り時特図2決定用乱数値、小当り時特図2決定用乱数値、およびハズレ時特図2決定用乱数値)を取り出す処理を行う主制御部300が、第2の始動情報取得手段の一例に相当する。
次いで、当否判定処理を行う。主制御部300のROM306には、当否決定用テーブルも記憶されている。この当否決定用テーブルの内容は、先に説明した当否事前判定用テーブルの内容と同じである。この当否判定処理では、RAM308に用意された確変フラグを参照し、制御状態(特図低確率状態,特図高確率状態)に応じて、特図2大当り判定用乱数値が当否決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、当否決定結果として「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出する。特図高確率状態では、特図低確率状態に比べて、大当りに当選する確率が高い。「大当り」、「小当り」、または「ハズレ」を導出することが当否判定(抽選)に相当し、ここで当否判定処理を実行する主制御部30のCPU304が、抽選手段(当否判定手段)の一例に相当する。また、「大当り」は、特定の当否判定結果の一例に相当する。
当否判定処理の実行が完了すると、特図の図柄決定処理へ進む。主制御部300のROM306には、特図決定用テーブルも記憶されている。この特図決定用テーブルの内容は、先に説明した特図事前判定用テーブルの内容と同じである。この特図の図柄決定処理では、当否決定結果が、「大当り」の場合には、大当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図A」〜「特図F」のいずれかに決定する。また、当否決定結果が、「小当り」の場合には、小当り時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図G」または「特図H」に決定する。さらに、当否決定結果が、「ハズレ」の場合には、ハズレ時特図2決定用乱数値が特図決定用テーブル内のいずれの乱数範囲に属するかに基づいて、特図決定結果を「特図I」または「特図J」に決定する。特図の図柄決定処理を実行する主制御部30のCPU304が、図柄決定手段の一例に相当する。
特図の図柄決定処理に続いて変動時間決定処理において、特図の変動停止表示における変動表示期間を決定する。この変動時間決定処理では、RAM308に設けられたタイマ番号決定用乱数カウンタからタイマ番号決定用乱数を取得する。タイマ番号決定用乱数の取得タイミングは、特図変動開始直前のタイミングであるが、始動情報を取得するタイミングであってもよい。主制御部300のROM306には、タイマ番号決定用テーブルも記憶されている。このタイマ番号決定用テーブルには、タイマ番号と、そのタイマ番号に対応した乱数範囲が、特図決定結果ごとに規定されている。タイマ番号は、第2特図表示装置214あるいは第1特図表示装置212が、図柄の変動を開始してから当否判定の結果を表す停止図柄を表示するまでの時間、すなわち特図が変動表示する変動表時期間(特図変動時間)を表すものであるが、装飾図柄の変動表時期間としてもよい。
図128に示すパチンコ機100では、タイマとしてタイマ1〜8のタイマが用意されている。タイマ1は特図変動停止期間が2秒になり、超短縮された特図変動時間になることを表し、タイマ2は特図変動停止期間が5秒になり、短縮された特図変動時間になることを表す。なお、タイマ1あるいはタイマ2に決定されることを特図変短と称することがある。タイマ3は特図変動停止期間が10秒になる。タイマ1〜タイマ3では図130に示す装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンはリーチなしになる。
タイマ4は特図変動停止期間が12秒になることを表し、タイマ4に決定されると装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンはノーマルリーチが選択される。ノーマルリーチとは、一般に2つの図柄表示領域(例えば、図130に示す左右図柄表示領域208a、208c)が等しい装飾図柄を停止表示(厳密には仮停止)させ(第一停止および第二停止を行い)、残りの1つの図柄表示領域(例えば中図柄表示領域208b)が変動表示している状態のこと、すなわち、変動表示している図柄表示領域が特定の図柄(停止表示している図柄表示領域と等しい図柄)を停止表示(第三停止あるいは最終停止)すれば所定の大当り図柄の組合せを停止表示することとなる状態のことである。タイマ5は特図変動時間が40秒になることを表し、タイマ6は特図変動時間が60秒になることを表し、タイマ7は特図変動時間が80秒になることを表す。タイマ5〜7に決定されると装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンはスーパーリーチが選択される。スーパーリーチは、ノーマルリーチにさらに特殊な変動表示等を加味して演出効果を向上させたもの(ロングリーチ、ノーマル逆転リーチ、ダブルラインリーチ等)である。
タイマ8は特図変動時間が120秒になることを表す。タイマ8に決定されると装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンは特殊変動が選択される。特殊変動には、特別マルチラインリーチ、全回転リーチ、特別全回転リーチ等が含まれ、タイマ8に決定されると装飾図柄表示装置208における装飾図柄の変動パターンは全回転リーチが選択される。タイマ8が選択される確率は、他のタイマが選択される確率より極めて低く、この全回転リーチはプレミアリーチに相当する。
なお、単にリーチというときには、ノーマルリーチとスーパーリーチと特殊変動を含んだ装飾図柄の変動パターンを意味する。
このリーチは、特図関連処理における当否判定(本抽選)の結果が特定の当否判定結果(遊技者の有利度が高い所定の結果)になることを、その当否判定を行った後であってその当否判定の結果を報知する前に遊技者に事前に報知する予告演出であり、リーチを行うか否かは、その当否判定を行った後に決定される。
ここでの変動時間決定処理では、タイマ番号決定用テーブルを用いて、タイマ番号決定用乱数に基づいて、タイマ番号を決定する。すなわち、取得したタイマ番号決定用乱数が特図決定結果に対応したいずれの乱数範囲に属するかによってタイマ番号を決定する。このタイマ番号の決定にあたっては、タイマ番号決定用テーブルが、保留数に応じてタイマ番号を規定しているものであれば、タイマ番号決定用乱数の他、現在の特図2の保留数にも基づいて、タイマ番号を決定すればよい。
以上説明した特図変動時間を表すタイマ番号は、RAM308の所定領域に格納される。
なお、特図抽選関連処理が実行される前(例えば、上述の入賞判定処理S209)に、1または複数の期間情報であるタイマ番号を含む複数種類のタイマ選択テーブルから、特図事前判定結果に基づいて、あるいは所定の専用乱数抽選によって1種類のタイマ選択テーブルを選択しておき、ここでは、そのタイマ選択テーブルからタイマ番号を決定してもよい。ここでのタイマ番号の決定にあたっても、専用乱数(例えばタイマ番号決定用乱数)による抽選を行ってもよいし、抽選を行わなくともタイマ番号が一義的に既に決まっている態様であってもよい。また、この特図抽選関連処理においてタイマ選択テーブルを選択し、タイマ選択テーブルに基づいて装飾図柄の変動パターンを第1副制御部400に選択させてもよい。
変動時間決定処理が完了すると、その他の処理が行われ、特図2関連抽選処理は終了になる。
続いて、特図関連処理では、特図1関連抽選処理を行う。この特図1関連抽選処理で行う各処理は、上述の特図2関連抽選処理で説明した内容の「特図2」を「特図1」と読み替えた処理と同一であるため、その説明は省略する。
以上で、図133(b)に示す主制御部タイマ割込処理における特図関連処理(ステップS213)は終了し、コマンド設定送信処理(ステップS215)に進む。このコマンド設定送信処理では、各種のコマンドが第1副制御部400に送信される。なお、第1副制御部400に送信する出力予定情報は16ビットで構成しており、ビット15はストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット11〜14はコマンド種別(例えば、基本コマンド、図柄変動開始コマンド、図柄変動停止コマンド、入賞演出開始コマンド、終了演出開始コマンド、当りラウンド数指定コマンド、大入賞口開放コマンド、大入賞口閉鎖コマンド、復電コマンド、RAMクリアコマンド、特図保留増加コマンド、普図保留増加コマンドなどコマンドの種類を特定可能な情報)、ビット0〜10はコマンドデータ(コマンド種別に対応する所定の情報)で構成している。
具体的には、ストローブ情報は上述のコマンド送信処理でオン、オフするようにしている。また、コマンド種別が図柄変動開始コマンドの場合であればコマンドデータに、特図停止図柄を表す情報、制御状態を表す情報(時短フラグおよび確変フラグの設定状態を表す情報)、タイマ番号を表す情報を含み、図柄変動停止コマンドの場合であれば、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを含み、入賞演出開始コマンドおよび終了演出開始コマンドの場合であれば、制御状態を表す情報などを含み、当りラウンド数指定コマンドの場合であれば制御状態を表す情報、当りラウンド数などを含むようにしている。コマンド種別が基本コマンドを示す場合は、コマンドデータにデバイス情報、第1特図始動口230への入賞の有無、第2特図始動口232への入賞の有無、中央可変入賞口234への入賞の有無、右側可変入賞口235への入賞の有無などを含む。
また、上述の一般コマンド回転開始設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報、タイマ番号を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド回転停止設定送信処理では、コマンドデータにRAM308に記憶している、特図停止図柄を表す情報(特図決定結果)、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド入賞演出開始設定送信処理では、コマンドデータに、特図決定結果を表す情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。ここにいう入賞演出開始コマンドは大当り遊技開始コマンドに相当する。上述の一般コマンド終了演出設定送信処理では、コマンドデータに、RAM308に記憶している、演出待機期間中に装飾図柄表示装置208・各種ランプ418・スピーカ120に出力する演出制御情報、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。終了演出開始コマンドを受信した第1副制御部400は、その終了演出開始コマンドに基づいて第2副制御部500に終了演出制御コマンドを送信する。終了演出制御コマンドを受信した第2副制御部500は、所定の終了演出期間(例えば3秒間)すなわち装飾図柄表示装置208に大当りを終了することを遊技者に報知する画像を表示させ、大当り遊技が終了する。ここにいう終了演出開始コマンドは大当り遊技終了コマンドに相当する。上述の一般コマンド大入賞口開放設定送信処理では、大入賞口開放コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している当りラウンド数、現在のラウンド数、制御状態を表す情報などを示す情報を設定する。上述の一般コマンド大入賞口閉鎖設定送信処理では、大入賞口閉鎖コマンドのコマンドデータとして、RAM308に記憶している現在のラウンド数、制御状態を表す情報、保留している第1特図変動遊技または第2特図変動遊技の数などを示す情報を設定する。
また、このステップS215では一般コマンド特図保留増加処理も行われる。この一般コマンド特図保留増加処理では、特図保留増加コマンドのコマンドデータにRAM308の送信用情報記憶領域に記憶している特図識別情報(特図1または特図2を示す情報)、制御状態を表す情報、事前判定した特図1あるいは特図2の停止図柄を表す情報(特図事前判定結果)を設定する。
さらに、このステップS215では一般コマンド普図保留増加処理も行われる。この一般コマンド普図保留増加処理では、普図保留増加コマンドのコマンドデータに、制御状態を表す情報等を設定する。また、主制御部300から第1副制御部400には、普図絡みのコマンドとして、普図の変動表示が開始した(する)ことを表す普図変動開始コマンドも送信される。なお、主制御部300から第1副制御部400には、普図の変動表示が停止した(する)ことを表す普図変動停止コマンドや、一対の羽根部材2321が開放を開始した(する)ことを表す電チュー開放開始コマンドや、一対の羽根部材2321が閉鎖した(する)ことを表す電チュー閉鎖コマンドを送信するようにしてもよい。
第1副制御部400では、受信した出力予定情報に含まれるコマンド種別により、主制御部300における遊技制御の変化に応じた演出制御の決定が可能になるとともに、出力予定情報に含まれているコマンドデータの情報に基づいて、演出制御内容を決定することができるようになる。また、第1副制御部400では、コマンドに含まれている当りラウンド数と現在のラウンド数に基づき、当り全ラウンドが終了するまでの残りラウンド数を
取得する。
また、このコマンド設定送信処理では、図131に示す払出制御部600にもコマンドを送信する。払出制御部600に出力する出力予定情報および払出要求情報は1バイトで構成しており、ビット7にストローブ情報(オンの場合、データをセットしていることを示す)、ビット6に電源投入情報(オンの場合、電源投入後一回目のコマンド送信であることを示す)、ビット4〜5に暗号化のための今回加工種別(0〜3)、およびビット0〜3に暗号化加工後の払出要求数を示すようにしている。
次に、図133(b)に示す主制御部タイマ割込処理では、外部出力信号設定処理(ステップS217)を行う。この外部出力信号設定処理では、RAM308に記憶している遊技情報を、図131に示す情報出力回路336を介してパチンコ機100とは別体の情報入力回路350に出力する。
ステップS219では、デバイス監視処理を行う。このデバイス監視処理では、上述のステップS201において信号状態記憶領域に記憶した各種センサの信号状態を読み出して、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無などを監視し、前面枠扉開放エラーまたは下皿満タンエラーを検出した場合に、第1副制御部400に送信すべき送信情報に、前面枠扉開放エラーの有無または下皿満タンエラーの有無を示すデバイス情報を設定する。ここで設定したデバイス情報は基本コマンドに含められて、第1副制御部400に送信される。また、図131に示す各種ソレノイド332を駆動して第2特図始動口232や、中央可変入賞口234や右側可変入賞口235の開閉を制御したり、駆動回路324、326、330を介して普通図柄表示装置210、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、各種状態表示部328などに出力する表示データを、I/O310の出力ポートに設定する。
ステップS219のデバイス監視処理が終了すると、図133(a)に示す主制御部メイン処理に復帰するが、復帰前には、ステップS201で一時的に退避した各レジスタの値を元の各レジスタに設定したり、割込許可の設定などを行う。また、復帰前に、低電圧信号がオンであるか否かを監視して、低電圧信号がオンの場合(電源の遮断を検知した場合)には、復電時に電断時の状態に復帰するための特定の変数やスタックポインタを復帰データとしてRAM308の所定の領域に退避し、入出力ポートの初期化等の電断処理を行って、その後、主制御部メイン処理に復帰するようにしてもよい。
<第1副制御部400の処理>
次に、図134を用いて、第1副制御部400の処理について説明する。なお、同図(a)は、第1副制御部400のCPU404が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第1副制御部400のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第1副制御部400のタイマ割込処理のフローチャートである。同図(d)は、第1副制御部400の画像制御処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS301では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS301で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM408内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS303では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS305の処理に移行する。ステップS305では、タイマ変数に0を代入する。ステップS307では、コマンド処理を行う。第1副制御部400のCPU404は、主制御部300からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS309では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS307で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM406から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。以下に説明する、操作手段を絡めた演出も、この演出制御処理でまずは制御される。すなわち、図柄の変動時間に関する情報を含む図柄変動開始コマンドを受信した場合には、その変動時間の長さに応じて、操作手段を絡めた演出を実行するか否かを、この演出制御処理における抽選処理によって決定し、実行する場合には、ROM406から演出データを読み出す。ここで読み出した演出データに応じて、装飾図柄表示装置208における画像表示制御がステップS313で実行され、可動体制御については、第2副制御部500に、ここで読み出した演出データに応じた制御コマンドを送信し、後述するステップS713で第2副制御部500によって行われる。



ステップS311では、検出部710から出力される検出信号をセンサ回路428を介して検出することで、チャンスボタン136が押下されたか否かを判定する。ここでの判定の結果、チャンスボタン136の押下操作を検出した場合には、ステップS309で更新した演出データをチャンスボタン136の押下操作に応じた演出データに変更する処理や、チャンスボタン136の押下操作が有効の場合には、後述する操作受付演出に対応する演出データを準備する処理などを行う。
ステップS313では、ステップS309で読み出した演出データの中にVDP434への命令がある場合には、この命令をVDP434に出力する(詳細は後述)。ステップS315では、ステップS309で読み出した演出データの中に音源IC416への命令がある場合には、この命令を音源IC416に出力する。ステップS317では、ステップS309で読み出した演出データの中に各種ランプ418への命令がある場合には、この命令を駆動回路420に出力する。
ステップS319では、ステップS309で読み出した演出データの中に遮蔽装置246への命令がある場合には、この命令を駆動回路432に出力する。
ステップS321では、ステップS309で読み出した演出データの中に第2副制御部500に送信する制御コマンド(例えば、各種の可動体136,191,247,248に関する制御コマンド)がある場合には、この制御コマンドを出力する設定を行い、ステップS303へ戻る。また、主制御部300から扉開放コマンドが送信されてきていた場合には、このステップS321で、扉開放コマンドを第2副制御部に出力する設定を行う。
次に、同図(b)を用いて、第1副制御部400のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第1副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM408に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第1副制御部400のCPU404によって実行する第1副制御部タイマ割込処理について説明する。第1副制御部400は、所定の周期(例えばが、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第1副制御部タイマ割込処理のステップS501では、図135(a)に示す第1副制御部メイン処理におけるステップS303において説明したRAM408のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS303において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第1副制御部タイマ割込処理のステップS503では、ステップS319で設定された第2副制御部500への制御コマンドの送信や、演出用乱数値の更新処理等を行う。
次に、同図(d)を用いて、第1副制御部400のメイン処理におけるステップS313の画像制御処理について説明する。同図は、画像制御処理の流れを示すフローチャートを示した図である。
ステップS601では、画像データの転送指示を行う。ここでは、CPU404は、まず、VRAM436の表示領域Aと表示領域Bの描画領域の指定をスワップする。これにより、描画領域に指定されていない表示領域に記憶された1フレームの画像が装飾図柄表示装置208に表示される。次に、CPU404は、VDP434のアトリビュートレジスタに、位置情報等テーブルに基づいてROM座標(ROM406の転送元アドレス)、VRAM座標(VRAM436の転送先アドレス)などを設定した後、ROM406からVRAM436への画像データの転送開始を指示する命令を設定する。VDP434は、アトリビュートレジスタに設定された命令に基づいて画像データをROM406からVRAM436に転送する。その後、VDP436は、転送終了割込信号をCPU404に対して出力する。
ステップS603では、VDP434からの転送終了割込信号が入力されたか否かを判定し、転送終了割込信号が入力された場合はステップS605に進み、そうでない場合は転送終了割込信号が入力されるのを待つ。ステップS605では、演出シナリオ構成テーブルおよびアトリビュートデータなどに基づいて、パラメータ設定を行う。ここでは、CPU404は、ステップS601でVRAM436に転送した画像データに基づいてVRAM436の表示領域AまたはBに表示画像を形成するために、表示画像を構成する画像データの情報(VRAM436の座標軸、画像サイズ、VRAM座標(配置座標)など)をVDP434に指示する。VDP434はアトリビュートレジスタに格納された命令に基づいてアトリビュートに従ったパラメータ設定を行う。
ステップS607では、描画指示を行う。この描画指示では、CPU404は、VDP434に画像の描画開始を指示する。VDP434は、CPU404の指示に従ってフレームバッファにおける画像描画を開始する。
ステップS609では、画像の描画終了に基づくVDP434からの生成終了割込み信号が入力されたか否かを判定し、生成終了割込み信号が入力された場合はステップS611に進み、そうでない場合は生成終了割込み信号が入力されるのを待つ。ステップS611では、RAM408の所定の領域に設定され、何シーンの画像を生成したかをカウントするシーン表示カウンタをインクリメント(+1)して処理を終了する。
<第2副制御部500の処理>
次に、図135を用いて、第2副制御部500の処理について説明する。なお、同図(a)は、第2副制御部500のCPU504が実行するメイン処理のフローチャートである。同図(b)は、第2副制御部500のコマンド受信割込処理のフローチャートである。同図(c)は、第2副制御部500のタイマ割込処理のフローチャートである。
まず、同図(a)のステップS701では、各種の初期設定を行う。電源投入が行われると、まずS701で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM508内の記憶領域の初期化処理等を行う。
ステップS703では、タイマ変数が10以上か否かを判定し、タイマ変数が10となるまでこの処理を繰り返し、タイマ変数が10以上となったときには、ステップS705の処理に移行する。ステップS705では、タイマ変数に0を代入する。ステップS707では、コマンド処理を行う。第2副制御部500のCPU504は、第1副制御部400のCPU404からコマンドを受信したか否かを判別する。
ステップS709では、演出制御処理を行う。例えば、ステップS707で新たなコマンドがあった場合には、このコマンドに対応する演出データをROM506から読み出す等の処理を行い、演出データの更新が必要な場合には演出データの更新処理を行う。ステップS711では、第1副制御部400からの遊技盤用ランプ532や遊技台枠用ランプ542への命令がある場合には、この命令をシリアル通信制御回路520に出力する。
ステップS713では、可動体制御処理を行い、その後、ステップS703に戻る。ここでの可動体制御処理では、第1副制御部400から、各種の可動体(進退動作を実行可能なチャンスボタン136、前後方向に回動可能な透過部191、家紋役物247、合体役物248)に関する制御コマンドを受信した場合に、当該制御コマンドに対応する各種処理を行い、各種の可動体136,191,247,248それぞれの稼働制御を行う。
次に、同図(b)を用いて、第2副制御部500のコマンド受信割込処理について説明する。このコマンド受信割込処理は、第2副制御部500が、第1副制御部400が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。コマンド受信割込処理のステップS801では、第1副制御部400が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM508に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(c)を用いて、第2副制御部500のCPU504によって実行する第2副制御部タイマ割込処理について説明する。第2副制御部500は、所定の周期(例えば、2msに1回)でタイマ割込を発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込を契機として、タイマ割込処理を所定の周期で実行する。
第2副制御部タイマ割込処理のステップS901では、図135(a)に示す第2副制御部メイン処理におけるステップS703において説明したRAM508のタイマ変数記憶領域の値に、1を加算して元のタイマ変数記憶領域に記憶する。従って、ステップS703において、タイマ変数の値が10以上と判定されるのは20ms毎(2ms×10)となる。第2副制御部タイマ割込処理のステップS903では、演出用乱数値の更新処理等を行う。
続いて、図128に示すパチンコ機100における具体的な演出の一例について説明する。
図136は、ボタン演出の一例を段階的に示す図である。この図136では、かっこ書きで記されたアルファベット等の順に、時間が経過していく(以降の図においても、特に断らない限り同じ。)。なお、かっこ書きで記されたアルファベット等と、次にかっこ書きで記されたアルファベット等との時間間隔は、一つの図において、等間隔であってもよいし、異なる間隔であってもよいし、等間隔と異なる間隔が混在していてもよい(以降の図においても同じ。)。
また、図136に示す装飾図柄表示装置208では、演出表示領域208dの中央部分に、変動アイコン表示領域208eが設けられており、その変動アイコン表示領域208eの右横には、保留アイコン表示領域208fが設けられている。変動アイコン表示領域208eの外周には、変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像が表示されている。この枠状画像は、常時表示されているが、表示条件を満たすとき(例えば、変動アイコン表示領域に変動アイコンが表示されていないとき、あるいは反対に表示されているとき、さらにはリーチ演出が行われていないとき)にのみ表示されるようにしてもよい。なお、変動アイコン表示領域208eと保留アイコン表示領域208fとのうち、いずれか一方の表示領域のみしか設けないようにしてもよい。
保留アイコン表示領域208fには、一又は複数の保留アイコンが表示可能である。図136(a)に示す装飾図柄表示装置208には、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されている。これら4つの保留アイコンh1〜h4はいずれも黒丸の表示であり、点線による白丸の表示は保留アイコンが非表示であることを表す。保留アイコンは、特図の図柄変動表示の開始あるいは特図の当否判定の開始が保留されていることを表すアイコンであり、表示される保留アイコンの数は、基本的には特図変動遊技の保留数と同数である。ただし、保留消化時前後では、保留アイコンの表示個数が、保留数を表さなくなるタイミングがあってもよい。保留アイコンには、特図1の保留アイコンと特図2の保留アイコンがあり、保留アイコン表示領域208fを2分割して、両アイコンごとの表示領域としてもよい。また、保留アイコンは、その表示態様によって当該保留の当否についての先読み予告が可能である。保留アイコンに関連するアニメーションとしては、例えば、保留が増加して新たな保留アイコンが表示される場合に実行される増加アニメーション、先の保留が消化されたことによって当該保留の順位が変動し、保留アイコンが別の表示位置(例えば左隣の位置)に移動する場合に実行される移動アニメーション、先読み結果等に基づいて保留アイコンの表示態様が変化する場合に実行される変化アニメーション、保留が消化されて保留アイコンが消去される場合に実行される消去アニメーション、優先変動機において優先側の特図の保留が増加したときに非優先側の特図の保留アイコンを退避させる場合に実行される退避アニメーション等がある。また、上記のアニメーション以外に、上記アニメーションの実行中以外の期間(例えば、保留の増減や保留アイコンの変化がない期間)に単独で実行されるとともに、上記アニメーションと重複して実行可能な待機アニメーションがある。この待機アニメーションとしては、表示位置を変えずにその場で行われるアニメーション(例えば、一定の尺のアニメーションの繰り返しアニメーション)が一例としてあげられる。なお、保留アイコンの増加、移動、変化、消去、退避、待機の各アニメーションは、複数重複して実行される場合がある。
変動アイコン表示領域208eには、一つの変動アイコンが表示可能である。図136(b)に示す装飾図柄表示装置208には、星形の変動アイコンcが表示されている。変動アイコンは、保留が消化されて特図変動遊技が開始された後に表示される、当該特図変動遊技に対応するアイコンである。すなわち、保留アイコンが、その保留アイコンに対応した特図変動遊技の開始と同時に変動アイコンになる。より厳密には、始動入賞が最も古い第一の保留アイコンが保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動する場合、移動中のアイコンを変動アイコンと称したり、変動アイコンが移動すると表現してもよい。あるいは、変動アイコン表示領域208eへの移動が完了した後のアイコンを変動アイコンと称してもよい。この変動アイコンは、保留アイコンとは異なる表示サイズ(保留アイコンよりも大きい表示サイズあるいは小さい表示サイズ)で表示される。これにより、変動アイコンと保留アイコンとの識別が容易になる場合があるが、同じサイズであってもよい。また、変動アイコンは、保留アイコンの表示態様と関連した表示態様からなる場合がある。変動アイコンは、その表示態様によって当該変動の当否についての予告(当該変動予告)が可能であり、基本的には当該変動の当否結果が報知されるタイミングで消去される。したがって、変動アイコンは、保留に関するアイコンと見ることができ、特図変動遊技の当否結果の報知を保留しているという意味では保留アイコンの一種と考えることもできる。なお、消去タイミングは、当該変動の当否結果が報知されるタイミングよりも前のタイミングであってもよいし、同じタイミングであってもよいし、後のタイミングであってもよい。
保留アイコンおよび変動アイコンの双方に関連するアニメーションとしては、保留アイコン表示領域208fに表示されている、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンを、当該保留が消化されたときに、変動アイコン表示領域208eに変動アイコンとして移動させる移動アニメーションと、保留アイコンの表示態様から変動アイコンの表示態様に変化させる変化アニメーションとがある。これらのアニメーションは、組み合わせて同時期に実行される場合がある。保留アイコンの表示態様と変動アイコンの表示態様が同一である場合には、変化アニメーションの実行を省略することもできる。
変動アイコンに関連するアニメーションとしては、当該特図変動遊技の実行中に実行される待機アニメーションや、当該特図変動遊技が終了して変動アイコンが消去されるときに実行される消去アニメーション、変動アイコンの表示態様を途中で変更する場合に実行される変化アニメーション等がある。これらのアニメーションは、互いに組み合わせて同時期に実行される場合がある。また、変動アイコンの待機アニメーションは、移動アニメーションや変化アニメーションと組み合わせて同時期に実行される場合がある。
また、図136に示す装飾図柄表示装置208では、右上に、特図1の第4図柄2081と特図2の第4図柄2082が表示されている。特図1の第4図柄2081は丸形の表示であり、特図2の第4図柄2082は四角形の表示である。いずれの第4図柄2081,2082も、灰色が変動中であることを表し、黒色が大当り図柄の停止表示(確定表示)中であることを表し、白色がハズレ図柄の停止表示(確定表示)中であることを表す。
さらに、図136には、装飾図柄表示装置208の他、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、第1特図柄保留ランプ218、および第2特図保留ランプ220が示されている。
加えて、図136には、装飾図柄表示装置208の右横に、チャンスボタン136も示されている。図136に示すチャンスボタン136は、白色の表示が、チャンスボタン136に内蔵されたチャンスボタンランプ138の白色の点灯状態、あるいは消灯状態を表し、ハッチングを施した表示が、そのチャンスボタンランプ138の赤色の点灯状態を表す。チャンスボタンランプ138が赤色に点灯している状態は、チャンスボタン136の押下を促している状態である。なお、ハッチングを施した表示は、赤色以外の点灯状態であってもよい。また、ここでは「点灯」としたが、「点滅」であってもよい(以下、同じ)。
図136に示す装飾図柄表示装置208の背景画像は、城下町の背景画像である。背景画像が、城下町の背景画像である場合には、パチンコ機100は、複数種類用意された演出モードのうちの、城下町モードであることになる。すなわち、背景画像と演出モードは対応付けられている。
図136(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図136(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯しているとともに、装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図136(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図136(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、星形の変動アイコンcが表示されている。これは、同図(a)に表示されていた4つの保留アイコンh1〜h4のうち、始動入賞のタイミングが最も古い保留アイコンh1が、変動アイコンになって、保留アイコン表示領域208fから変動アイコン表示領域208eに移動した結果である。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図136(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
この例では、リーチ演出が開始されると、ボタン演出も開始される。ここでのボタン演出は、スーパーリーチへの発展を占う演出になる。また、ボタン演出は、発展するスーパーリーチの種類を占う演出であってもよい。ボタン演出が開始されると、図136(d)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央には、図128に示すチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。なお、残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を受付ける残期間を表す表示である。また、図136に示すチャンスボタン136はどの段階でも初期位置にある状態であり、同図(d)に示すチャンスボタンランプ138は、赤色に点灯し始め、押下を促している。
この例では、遊技者は、ボタン演出が開始されてからすぐにはチャンスボタン136を操作せず、少し経ってからチャンスボタン136が操作(押下)される(図136(f)参照)。チャンスボタン136が操作されると、それまで赤色に点灯していたチャンスボタン136は、白色への点灯に切り替わったり、あるいは消灯する。
チャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、装飾図柄表示装置208には、スーパーリーチへ発展しそうか否かを示唆するカットイン予告が表示される。図136(g)に示す装飾図柄表示装置208では、"CHANCE"という表示が背景画像にオーバーラップするように割り込んで、その後、同図(h)に示すように、スーパーリーチAに発展している。図136(h)に示す装飾図柄表示装置208には、スーパーリーチAという文字が表示され、スーパーリーチAの演出が行われていることを示している。この例では、最初から最後まで城下町の背景であり、スーパーリーチAの演出表示も城下町の背景で行われる。また、スーパーリーチAの演出表示が開始されると、保留アイコンh1〜h3は総て消え、視認不能になっている。一方、第4図柄2081,2082、および変動アイコンcや変動アイコン表示領域208eの位置を示す枠状画像は表示され続けている。なお、第4図柄2081,2082や変動アイコンcや枠状画像も消し、視認不能にしてもよい。スーパーリーチAは、大当り確定のスーパーリーチではなく、スーパーリーチAに発展したからといって必ず大当りするとは限らない。また、"CHANCE"というスーパーリーチへ発展しそうなことを期待させる表示がなされた場合であっても、必ずしもスーパーリーチが開始されるわけではなく、スーパーリーチが開始されずにハズレ図柄が停止表示される場合もある。また、図136(g)に示す"CHANCE"という表示は、チャンスボタン136が操作されないと表示されない専用の表示であってもよいし、チャンスボタン136が操作されなくても表示される汎用の表示であってもよい。
一方、チャンスボタン136が操作(押下)される図136(f)から続く他の例を示す図136(g')では、装飾図柄表示装置208に"残念"という表示がなされ、その後、同図(h')に示すように、スーパーリーチには発展せずに、装飾図柄表示装置208には、「装飾3」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。なお、"残念"という表示がなされても、逆転演出によって大当りする場合もある。
なお、チャンスボタン136の操作は、常時受け付けられるが、操作有効期間外の操作は、最終的には無効なものとして扱われ、カットイン予告等の新たな演出が開始されることはない。すなわち、パチンコ機100における操作有効期間内の状態は、チャンスボタン136の操作があった場合に、カットイン予告等の新たな演出の実行が開始される状態(操作有効状態)である。ただし、チャンスボタン136の操作を、常には受け付けておらず、受付期間のみ受け付ける制御を行ってもよい。
※D3046P
図137は、図128に示すパチンコ機100に設けられた操作手段について詳しく説明するための図である。
図128に示すパチンコ機100には、進退動作を実行可能なチャンスボタン136と、前後方向に回動可能な透過部191が設けられている。
図137(a)には、図128に示すパチンコ機100と同じく、チャンスボタン136も、透過部191も、それぞれの初期位置にある様子が示されている。すなわち、チャンスボタン136は突出しておらず、透過部191も、透明板部材118と略平行の状態にある。チャンスボタン136は、初期位置にあっても、操作(押下)可能であり、内蔵されたチャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能である。また、チャンスボタン136は、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。チャンスボタン136が振動している際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。なお、チャンスボタン136は、押し込まれた位置でのみ振動可能なものであってもよい。
図137(b)には、透過部191が、初期位置から、下部に設けられ不図示の駆動軸を中心に回動し、前方に傾斜した様子が示されている。この駆動軸は、パチンコ機100の左右方向に延在した水平軸である。透過部191は、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅しながら前方へ回動し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。透過部191も、振動する場合があり、初期位置にあっても振動可能である。また、図137(b)に示す前方へ傾斜した状態でも、前後方向あるいは横方向に振動可能である。また、振動の振れ幅が大きな強振動として、透過部191は前後方向に小刻みに回動する場合もある。透過部191が振動している際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDは点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。図137(b)に示す透過部191の状態(第二の状態)は、同図(a)に示す初期位置にある状態(第一の状態)に比べて、遊技者に接近しており、遊技者は、この透過部191を手で初期位置に向けて押し込むように操作可能であり、透過部191は操作手段の一例に相当する。透過部191が操作されて押し込まれる際にも、透過部ユニット190に内蔵されたLEDが点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。なお、透過部191は、初期位置では振動しないものであってもよい。
図137(c)には、チャンスボタン136が、初期位置から、上方に向かって進出し始めた様子が示されている。チャンスボタン136は、内蔵されたチャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅しながら進出し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、同図(d)には、チャンスボタン136が、最大進出位置まで進出した様子が示されている。チャンスボタン136は、初期位置と最大進出位置との間の一又は複数の位置でも停止可能である。したがって、複数段階に分けて進出可能である。また、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136も振動可能であり、進出(突出)した状態で、横方向あるいは上下方向に振動する。この際にも、チャンスボタンランプ138は点灯あるいは点滅可能であり、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力可能である。さらに、初期位置から進出(突出)したチャンスボタン136は、初期位置に向けて押し込むように操作可能である。チャンスボタン136が操作されて押し込まれる際にも、チャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅し、スピーカ120からは効果音あるいは演出音が出力される。また、チャンスボタン136は、進出した状態で軽く押さえられるだけで、自動で初期位置に向けて後退していくものであってもよい。
なお、チャンスボタン136の振動や透過部191の振動は、ある設定状態に限って発現する機能であってもよい。例えば、遊技者による演出カスタマイズ機能による設定や、遊技店員側のスイッチの設定により、発現する機能であってもよい。すなわち、設定状態によっては、全く振動しない場合があってもよいし、一部しか振動しない場合があってもよい。
図138は、図128に示すパチンコ機100における操作手段を絡めた演出を説明するための図である。
ここでは、操作手段として、図137を用いて説明した、チャンスボタン136を操作手段Aとし、透過部191を操作手段Bとして説明する。ここでの操作手段Aと操作手段Bを比較すると、操作手段Bは、操作手段Aよりも大きな操作手段(操作面が大きな操作手段)であり、操作手段Aは初期位置でも操作可能だが、操作手段Bは初期位置では操作不能であるといった違いがあるが、操作手段Bと操作手段Aは逆であってもよいし、両者は、同じ大きさの操作手段であってもよいし、初期位置でともに操作可能な操作手段であってもよいし、ともに操作不能な操作手段であってもよい。
図138(a)に示すように、操作手段B(透過部191)を操作することを絡めた演出の方が、操作手段A(チャンスボタン136)を操作することを絡めた演出よりも、大当りの期待度は高い。また、機能Aについては両方備わっているが、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていない。機能Aの例として、動作位置で振動するといった機能や、光るといった機能があげられる。機能Bの例として、回転するといった機能や、初期位置でも振動するといった機能があげられる。図138(a)に示すように、操作手段Bの方が、操作手段Aよりも、機能数では劣っている。
ただし、図138(b)に示すように、両者は機能数が同じであってもよい。すなわち、機能Bについては操作手段Aにしか備わっていなかったが、操作手段Bには機能Cが備わっていてもよい。機能Cの例としては、強振動が行えるといった機能があげられる。
なお、操作手段Aと操作手段Bでは、機能数は同じであってもよい。
図138(c)は、操作手段Aの演出データの一部を示す図である。ここでは、装飾図柄表示装置208における表示データが「液晶」、家紋役物247や合体役物248における動作データが「可動体」、スピーカ120からの音声出力データが「サウンド」、枠ランプ122や、LEDや、各種内蔵ランプの発光データが「LED」、操作手段Aの振動データが「バイブ」として表示されている。図中の「・・・」は、データの省略を表す。演出No.1における「バイブ」のデータは「E0」であり、この「E0」は振動しないことを表している。演出No.2における「バイブ」のデータは「E1」であり、この「E1」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作前に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.2における「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになり、操作前に振動している操作手段Aが操作されると、これらの各演出データに従って、操作後の演出が開始される。演出No.3における「バイブ」のデータは「E2」であり、この「E2」は操作手段A(チャンスボタン136)の操作後に操作手段Aを振動させることを表している。演出No.3における「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データは、操作手段Aの操作後の演出データになる。演出No.2のデータおよび演出No.3のデータは、操作手段B(透過部191)が操作された場合にも呼び出されることがある。操作手段Bの操作後の演出データとして「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データが使用できる場合があるからである。この場合には、操作手段Bが操作された後、演出No.2のデータあるいは演出No.3のデータにおける「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「E1」あるいは「E2」のデータに従って操作手段Aが振動する。すなわち、演出No.2のデータは、操作手段Aの操作前に操作手段Aを振動させるデータ(E1)を含み、「液晶」等のその他のデータは、操作手段Aの操作後のデータになるが、操作手段Bの操作で、演出No.2のデータを読み出す場合には、「バイブ」のデータについても、「液晶」等のその他のデータに合わせて、操作手段Bの操作後に実行される。また、演出No.2のデータと演出No.3のデータとでは、少なくとも「液晶」のデータが「A1」と「A2」というように異なっており、操作手段Bが操作された後に、「A1」の「液晶」のデータを使用する場合には、演出No.3のデータではなく、演出No.2のデータを読み出す必要がある。
なお、操作手段Bに関する演出データも、操作手段Aが操作された場合に呼び出されることがあり、操作手段Aが操作された後、操作手段Bに関する演出データにおける「液晶」、「可動体」、「サウンド」、「LED」の各演出データに従った演出が開始され、「バイブ」のデータに従って操作手段Bが振動する。ただし、操作手段Bに関する演出データは、操作手段Aが操作された場合であっても呼び出されなくてもよい。
図139は、操作手段Aを絡めた演出と操作手段Bを絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図139に示すフローチャートでは、図の左から右に向かって時間が経過していく。図139(a)〜同図(c)に示すフロチャートでは、上から順に、操作手段B(透過部191)の操作に応じて開始される「操作手段B関連演出」、操作手段Bが操作されると操作手段B関連演出が開始されることになる「操作手段B操作有効状態」、操作手段Bが操作されたことを表す「操作手段B操作」、操作手段A(チャンスボタン136)の操作に応じて開始される「操作手段A関連演出」、操作手段Aが操作されると操作手段A関連演出が開始されることになる「操作手段A操作有効状態」、操作手段Aが操作されたことを表す「操作手段A操作」が示されている。「操作手段B関連演出」には、操作手段B自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。また、「操作手段A関連演出」には、操作手段A自体が振動する演出も含まれるし、演出表示や効果音出力やLED発光等も含まれる。ただし「操作手段A関連演出」は、操作手段A自体が振動することのみを示していてもよい。なお、「操作手段B操作有効状態」中には、操作手段Bを操作することを促す報知が行われる場合と、行われない場合があり、「操作手段A操作有効状態」中にも、操作手段Aを操作することを促す報知(操作促進報知)が行われる場合と、行われない場合がある。これらの報知が行われれば遊技者は操作有効状態であることを知ることができるが、行われない場合には、各操作手段は、いわゆる裏ボタンになる。
図139(a)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作されなかったが、操作手段B操作有効状態の終了と同時に操作手段B関連演出が開始されている。このように、「操作手段B関連演出」は、操作手段Bが操作されなくても開始される場合がある。但し、操作手段Bの操作の有無で、「操作手段B関連演出」の内容を異ならせてもよい。一方、操作手段Aに関しては、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。このように、「操作手段A関連演出」も、操作手段Aが操作されなくても開始される場合がある。但し、操作手段Aの操作の有無で、「操作手段A関連演出」の内容を異ならせてもよい。この例では、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図139(b)に示す例では、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。この例でも、操作手段B関連演出の実行期間と操作手段A関連演出の実行期間は同じであり、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始され、同時に終了する。
図139(c)に示す例でも、操作手段B操作有効状態中に、操作手段Bが操作され、操作手段Bが操作されると、操作手段B操作有効状態から操作手段B関連演出の実行に切り替わる。一方、操作手段Aに関しては、ここでも、「操作手段A操作有効状態」を経ずに、また操作手段Aも操作されずに、操作手段B関連演出の開始と同時に操作手段A関連演出が開始されている。図139(c)に示す例では、操作手段B関連演出の実行期間の方が、操作手段A関連演出の実行期間よりも長く、例えば、操作手段B(透過部191)の振動と、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が同時に開始されるが、操作手段Aの振動が先に終了し、操作手段Aの振動が終了した後に、操作手段Bの振動が終了する。
なお、開始時期は一緒であって、操作手段A関連演出の実行期間の方が、操作手段B関連演出の実行期間よりも長くてもよい。あるいは、開始時期が異なり、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段A関連演出が先に終了し、その後、操作手段B関連演出が終了してもよい。また、反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段B関連演出が先に終了し、その後、操作手段A関連演出が終了してもよい。また、終了時期が同じであってもよく、操作手段B関連演出が先に開始し、その後、操作手段A関連演出が開始し、操作手段B関連演出と操作手段A関連演出が揃って終了してもよいし、その反対に、操作手段A関連演出が先に開始し、その後、操作手段B関連演出が開始し、操作手段A関連演出と操作手段B関連演出が揃って終了してもよい。
また、図139(a)を用いて説明したように操作手段Bを操作しなくても操作手段B関連演出が実行される場合に、例えば、その操作手段B関連演出が、操作手段B操作有効状態の開始から第一の時間が経過するまで実行される態様であれば、操作手段Bを早い段階で操作すればするほど、操作手段B関連演出の実行時間が長くなるように構成することができるようになる。
図140は、操作手段を絡めた演出に関する実行タイミングを表すフローチャートである。図140(a)〜同図(c)それぞれにおける矢印は、操作手段Aの振動期間を表す。
図140(a)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、装飾図柄表示装置208では、ジャッジ演出が開始される。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示として、3つの装飾図柄の揺れ変動表示が開始される。操作手段Aの振動は、この揺れ変動表示の実行期間の途中まで継続される。やがて、揺れ変動表示が終了し、3つの装飾図柄の組合せが確定表示される。
ここで、図140(a)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、全体の装飾図柄の変動時間は既に決まっている関係から、3つの装飾図柄の揺れ変動表示の実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された揺れ変動表示の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
図140(a)に示すように、確定表示といった、遊技者の利益に関する結果の報知の前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、利益に関する結果の報知に集中できるようにしている。
図140(b)に示す例は、大当り遊技中における例であり操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、装飾図柄表示装置208では、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出におけるジャッジは、確変状態に移行するか否かに結びつくジャッジである。ジャッジ演出の結果が表示されると、ジャッジ演出は終了になり、装飾図柄表示装置208では、次のラウンドで特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが報知される。操作手段Aの振動は、この報知の実行期間の途中まで継続される。やがて、次のラウンドが開始され、特定入賞口(例えば、V入賞口)を狙うことが再度報知される。
ここで、図140(b)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れると、1ラウンドの最大許容時間は既に決まっている関係から、次のラウンドで特定入賞口を狙うことを報知する実行期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮されたその報知の実行期間の終了少し前まで継続されることになる。
以上説明したように、大当り遊技中であっても、操作手段を絡めた演出は実行される。また、特定入賞口を狙うべきラウンドは限定されており、そのラウンドに特定入賞口に入賞させることができると、大当り遊技終了後に確変状態に移行する。このため、特定入賞口を狙うべきラウンドは遊技者の利益につながる重要なラウンドであり、遊技者の利益につながるラウンドの開始前に、操作手段Aの振動といった演出を終了させ、遊技者が、特定入賞口を狙うことに集中できるようにしている。
また、図140(a)に示す例や同図(b)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わっても、操作手段Aの振動期間は変わらずに一定である例になる。
図140(c)に示す例は、装飾図柄の変動表示中における擬似連演出の例であり、操作手段B(透過部191)の操作促進報知が行われている状態で、操作手段Bが操作されると、操作手段A(チャンスボタン136)の振動が開始されるとともに、装飾図柄表示装置208では、擬似連図柄の停止表示が開始される。操作手段Aの振動は、この擬似連図柄の停止表示が終了するまで継続され、擬似連図柄の停止表示が終了すると同時に操作手段Aの振動も終了する。そして、次の擬似変動表示が開始され、擬似連回数はn回目になり、このn回目の擬似変動表示でも操作手段Bの操作促進報知が行われる。
ここで、図140(c)の下方タイミングチャートに示すように、操作手段Bの操作タイミングが遅れた場合には、操作手段Bの操作で開始された擬似連図柄の停止表示の期間が短縮され、操作手段Aの振動は、短縮された擬似連図柄の停止表示の終了と同時に終了することになる。
この図140(c)に示す例は、操作手段Bの操作タイミングが変わると、操作手段Aの振動期間も変わってしまう例になる。
以上説明したことを含めてまとめると、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が少なくとも実行されている期間において振動可能である。また、操作手段Aは、第一の演出の一例に相当するジャッジ演出が実行されている期間の少なくとも一部において振動可能であってもよい。例えば、ジャッジ演出の終了と同時に振動も終了してもよいし、ジャッジ演出が終了しても振動を継続してもよいし、ジャッジ演出が終了する前に振動を終了してもよい。また、操作手段Aが振動する振動期間は、一定であってもよいし、操作手段Bの操作の有無や操作タイミングに応じて異なるものであってもよい。
図140(d)に示す上方の例は、最終ジャッジ演出が、操作手段Aの操作に応じて開始される例である。最終ジャッジ演出とは、装飾図柄の変動表示中に、その変動表示において大当りとなるか否かに関するジャッジであったり、リーチ演出(強SPリーチなど、最終段階のリーチ演出)における結末を示すジャッジであったりする。この上方の例では、操作手段Aが振動している期間が操作手段Aの操作を有効として取り扱う期間であり、操作手段Aが操作された時点で、振動は終了し、最終ジャッジ演出が開始される。したがって、操作手段Aの操作が遅れれば、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングとの間の期間L1は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。また、操作手段Aが操作されなかった場合でも、最終ジャッジ演出は開始される。この場合には、上記期間L1は、最長になり、また一定の期間長である。
一方、図140(d)に示す下方の例は、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始されるとともに、操作手段Aの振動も開始される。したがって、操作手段Aの振動開始タイミングと最終ジャッジ演出の開始タイミングは同時になり、両者の間の期間長はゼロになる。ただし、操作手段Aが振動している期間は一定期間確保することができる。なお、操作手段Bの操作に応じて最終ジャッジ演出が開始される一方で、操作手段Aの振動は、操作手段Bの操作後、操作手段Aを操作することで開始される場合には、上方の例と同じく、操作手段Aの操作が遅れれば、最終ジャッジ演出の開始タイミングと操作手段Aの振動開始タイミングとの間の期間は長くなり、操作手段Aが振動している期間が長くなる。
図141は、操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出に関する一例を段階的に示す図であり、図142は、図141に示す例の続きを段階的に示す図である。
先に図136に示すボタン演出の一例で説明した事項については、説明を省略する。図141の各図には、装飾図柄表示装置208の右横に、操作手段Aであるチャンスボタン136の他に、操作手段Bである透過部191も示されている。図141および図142に示す、操作手段Aであるチャンスボタン136はどの段階でも初期位置にある状態であり、操作手段Bである透過部191もどの段階でも初期位置にある状態である。
図141(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図141(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯しているとともに、装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図141(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図141(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図141(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
ここでも、図136と同じように、リーチ演出が開始されると、ボタン演出が開始される例を示す。ここでのボタン演出は、ジャッジ演出の一種であり、スーパーリーチへの発展するか否かをジャッジする予告演出になる。なお、ボタン演出は、発展するスーパーリーチの種類をジャッジする演出であってもよい。ボタン演出が開始されると、図141(d)に示すように、チャンスボタンランプ138が、赤色に点灯し始め、押下を促している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、その赤色に点灯し始めたチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「PUSH」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効なものとして受付ける期間(操作有効期間)に関する表示としての残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。残期間メータ表示136cは、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間を表す表示である。以下、これら3つの画像136a,136b,136cと「PUSH」という文字表示を総称して、操作促進報知の初期位置表示136Xと称する。この初期位置表示136Xは、第二の報知の一例に相当する。なお、上記3つの画像136a,136b,136cと「PUSH」という文字表示の全部を含んでいなくても、初期位置表示136Xとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない初期位置表示136Xであってもよい。
図141(e)は操作有効期間内であり、この図141(e)のタイミングで操作手段Aであるチャンスボタン136が操作される。チャンスボタン136は、操作されると、それまで赤色に点灯していたのが、白色への点灯に切り替わったり、あるいは消灯する。
操作手段Aであるチャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、装飾図柄表示装置208の前側には、家紋役物247が落下してくる(図141(f)参照)。家紋役物247は、中図柄表示領域208bを覆うとともに、変動アイコン表示領域208eの一部も覆っており、変動アイコンcの一部も覆われている。家紋役物247の落下は、スーパーリーチへ発展することのジャッジ結果の表れであり、図141(g)に示すように、装飾図柄表示装置208ではスーパーリーチ演出が開始され、背景画像が変化する。チャンスボタン136は操作有効期間内に操作されて以降、初期位置で消灯したままの状態となり、振動はしていない。
やがて、図141(h)に示すように、家紋役物247が初期位置に戻り、背景画像が、襖の背景画像にさらに変化する。スーパーリーチ演出には、現在行われている図柄変動表示において、大当りの可能性が相対的に低い第一のスーパーリーチ演出(弱SPリーチ演出)と、大当りの可能性が相対的に高い第二のスーパーリーチ演出(強SPリーチ演出)とが用意されており、襖の背景画像は、弱SPリーチ演出の背景画像に相当する。この弱SPリーチ演出でも、ジャッジ演出が行われる。ここでのジャッジ演出は、大当りになるか否かをジャッジする演出であって、最終ジャッジ演出に相当し、襖が開いて中からお姫様のキャラクタが登場すれば、現在行われている図柄変動表示で大当りになることが確定であることのジャッジ結果の表れになる。図141(i)では、雲のようなエフェクト表示e1の表示がなされている。図141(j)の図ではわからないが、同図(j)では、雲のようなエフェクト表示e1の中に薄らと何かの陰が見えてきており、同図(k)では、エフェクト表示e1が消え、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示されるとともに、右上には「姫を救出しろ」という文字表示の表示がなされている。なお、この「姫を救出しろ」という文字表示は、図141(h)のタイミングから表示されていてもよい。同図(j)の説明の中で記した何かの陰は、操作促進報知の初期位置表示136Xの陰であったことになる。図141(i)および同図(j)のエフェクト表示e1は、最終ジャッジ演出の前兆演出に相当し、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示され始めた図141(k)から最終ジャッジ演出が開始されるが、図141(i)から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。
図141(l)は操作有効期間内であり、この図141(l)のタイミングで操作手段Aであるチャンスボタン136が再び操作され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図141(l)に続く図142(m)に示す装飾図柄表示装置208では、襖が開いたもの中には誰もおらず、ここでのジャッジ結果はハズレになる可能性が高いことになる。以上説明した最終ジャッジ演出の実行中も、操作手段Aであるチャンスボタン136は初期位置に位置し、振動はしていない。
なお、操作有効期間内に操作手段Aであるチャンスボタン136が操作されなくても、最終ジャッジのジャッジ結果を表示するようにしてもよく、また、チャンスボタン136は操作されずに、チャンスボタン136とは異なる操作手段(例えば、後述する第二のチャンスボタン137)が操作された場合であっても最終ジャッジ結果を表示するようにしてもよい(以下の例においても同じ。)。このことは、先のスーパーリーチへ発展するか否かをジャッジする演出でも同様であってもよいし、スーパーリーチへ発展するか否かをジャッジする演出に限ったことであってもよいし、大当りについての直接のジャッジとなる最終ジャッジ演出に限ったことであってもよい。
最終ジャッジ演出が終了すると、装飾図柄表示装置208では、装飾図柄の変動表示として、3つの装飾図柄の揺れ変動表示が開始される。図142(n)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」が揺れ変動表示されている。
やがて、第1特図表示装置212で特図の図柄変動表示が終了し、確定表示されると、装飾図柄も確定表示され、図142(n)に示す装飾図柄表示装置208では、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」が確定表示されている。
図143は、弱SPリーチ演出を経て、操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出が実行されて大当りする場合の一例を段階的に示す図であり、図144は、図143に示す例の続きを段階的に示す図である。
以下、図141および図142に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
図143(d)でも、リーチ状態において、ボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出も、スーパーリーチへの発展するか否かをジャッジする演出になる。ボタン演出が開始されると、チャンスボタンランプ138が、赤色に点灯し始め、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示される。
図143(e)に示すように、操作手段Aであるチャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、この例でも、同図(f)に示すように、装飾図柄表示装置208の前側に、家紋役物247が落下し、スーパーリーチへ発展することのジャッジ結果が報知される。
やがて、図143(h)に示すように、家紋役物247が初期位置に戻るとともに背景画像が襖の背景画像にさらに変化し、弱SPリーチ演出が開始される。ここでも、図143(i)に示すように、雲のようなエフェクト表示e1の表示がなされ、同図(j)では、エフェクト表示e1の中に薄らと何かの陰が見えてきている。また、エフェクト表示e1の表示がなされた後、操作手段Aであるチャンスボタン136が初期位置から進出し始める。チャンスボタン136が進出し始めると、チャンスボタンランプ138が赤色に点灯し始めるとともに、チャンスボタン136自身が振動を始める。すなわち、チャンスボタン136は、振動しながら進出動作(突出動作)を実行する。なお、突出後に振動を開始してもよい。チャンスボタン136は、初期位置と最大進出位置のちょうど中間の位置に到達し、その中間位置で停止する。また、図143(k)のタイミングで、エフェクト表示e1が消え、装飾図柄表示装置208の中央には、中間の位置まで進出した状態でチャンスボタンランプ138が赤色に点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136a1と、矢印の表示136bと、残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a2,136b,136cを総称して、操作促進報知の中間位置表示136Yと称する。この中間位置表示136Yも、第二の報知の一例に相当する。なお、上記3つの画像136a2,136b,136cの全部を含んでいなくても、中間位置表示136Yとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない中間位置表示136Yであってもよい。チャンスボタン136は、中間位置で停止した後も、振動を続け、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間がゼロになるか、チャンスボタン136が押し込み操作されるまで、振動を継続する。なお、チャンスボタン136の進出開始タイミングは、弱SPリーチ演出中であればいつでもよく、例えば、エフェクト表示e1の表示がなされる前であってもよいし、操作促進報知の中間位置表示136Yの表示と同時であってもよいし、そのさらに後であってもよい。また、チャンスボタン136の進出動作完了(停止)のタイミングも、弱SPリーチ演出中であればいつでもよく、操作促進報知の中間位置表示136Yの表示と同時であってもよいし、その後であってもよい。また、チャンスボタン136の振動開始も、チャンスボタン136の進出開始と一致していなくてもよく、進出開始よりも前であってもよいし、後であってもよい。後である場合には、例えば、チャンスボタン136の進出動作完了(停止)と同時、あるいはその後に、振動を開始してもよい。さらに、チャンスボタン136は、少しでも押し込み操作されれば振動を終了してもよいし、初期位置まで押し込み操作されるまで、振動を継続してもよい。図143(i)および同図(j)のエフェクト表示e1も、最終ジャッジ演出の前兆演出に相当し、操作促進報知の中間位置表示136Yが表示され始めた図143(k)から最終ジャッジ演出が開始されるが、図143(i)から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできるし、チャンスボタン136が進出し始めた時点から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできるし、チャンスボタン136が中間位置に到達した時点から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。
図143(l)は操作有効期間内であり、この図143(l)のタイミングで操作手段Aである、中間位置まで進出(突出)したチャンスボタン136が、初期位置まで押し込み操作され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図143(l)に続く図144(m)では、チャンスボタン136は初期位置にあり、振動もしておらず、装飾図柄表示装置208には、襖の奥にお姫様のキャラクタGCが表示されており、ここでのジャッジ結果は大当りになることが確定であることになる。図144(m)に示す装飾図柄表示装置208におけるお姫様のキャラクタGCが登場する演出は、予告演出であって第二の演出の一例に相当する。すなわち、この演出(第二の演出)は、操作手段Aであるチャンスボタン136の操作に応じて開始される演出である。なお、お姫様のキャラクタGCが登場する予告演出(第二の演出)は、操作手段Aであるチャンスボタン136の操作が開始されると同時に開始されてもよいし、チャンスボタン136が初期位置に戻ると同時に開始されてもよいし、チャンスボタン136が初期位置に戻ると同時に開始されてもよいし、チャンスボタン136が操作されたことを第一の条件に、他の第二の条件(例えば、弱SPリーチ演出開始後第一の時間経過)を満足すると開始されてもよい。
なお、チャンスボタン136の操作に応じて開始される演出(第二の演出)としては、液晶表示や、LEDの点灯あるいは点滅であってもよい。また、第二の演出は、複数種類の演出のうちのN(複数)個の演出を含む演出であってもよく、第二の演出が開始される前に、チャンスボタン136が振動する場合があるように構成されていてもよい。
最終ジャッジ演出が終了すると、装飾図柄表示装置208では、図144(n)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が揺れ変動表示され、次いで、図144(o)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が確定表示され、大当りになる。なお、揺れ変動表示から確定表示まで、図142に示す例では、無模様の背景画面であったが、大当りする場合には、殿様達が集まっている背景画面になっている。また、大当りする場合には、揺れ変動表示中に、大当りの種類の昇格演出(例えば、確変無し大当りから確変付き大当りへの昇格演出)を行ってもよい(以下においても同じ。)。
図145は、図143及び図144に示す例とは異なる例を示す図である。
図145における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図143及び図144における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図143および図144に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図145に示す例は、ある演出(図143(d)〜同図(g)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図145(i)に示す装飾図柄表示装置208には、エフェクト表示e1の表示がなされ、同図(j)では、エフェクト表示e1の中に薄らと何かの陰が見えてきている。また、この例でも、エフェクト表示e1の表示がなされた後、操作手段Aであるチャンスボタン136が初期位置から赤色に点灯するとともに振動しながら進出し始める。図145に示す例では、チャンスボタン136は最大進出位置まで進出し、最大進出位置で停止する。なお、最大進出位置まで進出した後、初期位置に向けて第一の量だけ戻ってから停止してもよい。図145(k)に示す装飾図柄表示装置208の中央には、最大進出位置まで進出した状態でチャンスボタンランプ138が赤色に点灯しているチャンスボタン136を模したボタン画像136a2と、矢印の表示136bと、残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a2,136b,136cを総称して、操作促進報知の最大進出位置表示136Zと称する。この最大進出位置表示136Zも、第二の報知の一例に相当する。なお、上記3つの画像136a2,136b,136cの全部を含んでいなくても、最大進出位置表示136Zとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない最大進出位置表示136Zであってもよい。
この操作促進報知の最大進出位置表示136Zは、ボタン画像136a2が大きいため、「姫を救出しろ」という文字表示の一部を隠してしまっている。チャンスボタン136が最大進出位置表示136Zまで進出していることで、中間位置までしか進出しなかった場合や、全く進出せずに初期位置に留まっている場合に比べて、大当りの期待度が高い。
図145(l)は操作有効期間内であり、この図145(l)のタイミングで操作手段Aである、最大進出位置まで進出(突出)したチャンスボタン136が、初期位置まで押し込み操作され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図145(m)に示す装飾図柄表示装置208には、襖の奥にお姫様のキャラクタGCが表示されており、ここでのジャッジ結果は大当りになることが確定であることになる。また、図145(m)では、チャンスボタン136は初期位置で振動を継続している。すなわち、この例では、最大進出位置で振動していたチャンスボタン136は、押し込み操作の最中にも、初期位置に戻ってからも振動しており、振動が継続している。ただし、チャンスボタン136の振動は、押し込み操作を契機に一旦中断してもよい。例えば、チャンスボタン136は、少しでも押し込み操作されれば振動を一旦中断し、初期位置に戻ってから振動を再開してもよいし、初期位置に戻ると同時に振動を一旦中断し、その後、振動を再開してもよい。また、チャンスボタン136が進出(突出)していたか否かに関係なく、またチャンスボタン136の進出量に関係なく、お姫様のキャラクタGCが登場する予告演出の実行中の少なくとも一部の期間(全期間であってもよいし、最初等の一部期間だけであってもよい)において、チャンスボタン136が振動する。以上説明した図145に示す例では、第二の演出の一例に相当する、お姫様のキャラクタGCが登場する予告演出において、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動する。
なお、予告演出におけるお姫様のキャラクタGCの表示態様が、大当りの種類や確変付き大当りの期待度に応じて変化してもよい。例えば、確変付き大当りの期待度が高い場合には、扇子を広げて踊っている表示態様(第二の表示態様)であってもよい。
図146は、強SPリーチ演出を経て、操作手段A(チャンスボタン136)を絡めた演出が実行されながらも、ハズレになってしまう場合の一例を段階的に示す図であり、図147は、図146に示す例の続きを段階的に示す図である。
以下、これまで説明した例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
図146(d)でも、リーチ状態において、ボタン演出が開始されている。ここでのボタン演出も、スーパーリーチへの発展するか否かをジャッジする演出になる。ボタン演出が開始されると、チャンスボタンランプ138が、赤色に点灯し始め、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示される。
図146(e)に示すように、操作手段Aであるチャンスボタン136が、操作有効期間内に操作されると、この例でも、同図(f)に示すように、装飾図柄表示装置208の前側に、家紋役物247が落下し、スーパーリーチへ発展することのジャッジ結果が報知される。
やがて、図146(h)に示すように、家紋役物247が初期位置に戻り、背景画像が、主人公の殿様と敵役との決闘場面に変化する。この決闘場面の背景画像は、強SPリーチ演出の背景画像に相当する。強SPリーチ演出でも、大当りになるか否かの最終ジャッジ演出が行われ、主人公の殿様が勝てば、現在行われている図柄変動表示で大当りになることが確定であることのジャッジ結果の表れになる。図146(i)に示すように、殿様と敵役とが斬り合った表示に、閃光のようなエフェクト表示e2がオーバーラップする。なお、閃光のようなエフェクト表示e2の表示がなされた後であっても、操作手段Aであるチャンスボタン136は初期位置に位置したままである。図146(k)では、エフェクト表示e2が消え、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示されるとともに、チャンスボタンランプ138は初期位置で赤色に点灯し始める。ただし、チャンスボタン136は振動はしていない。図146(i)および同図(j)のエフェクト表示e2も、最終ジャッジ演出の前兆演出に相当し、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示され始めた図146(k)から最終ジャッジ演出が開始されるが、図146(i)から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。
図146(l)は操作有効期間内であり、この図146(l)のタイミングで、初期位置にあるチャンスボタン136(操作手段A)が押され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図147(m)に示す装飾図柄表示装置208には、敵役が勝利した場面が表示されており、ここでのジャッジ結果はハズレになる可能性が高いことになる。なお、図147(m)に示すチャンスボタン136は初期位置で消灯した状態にあり、振動もしていない。
最終ジャッジ演出が終了すると、装飾図柄表示装置208では、図147(n)に示すように、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」が無模様の背景画面で揺れ変動表示され、次いで、図147(o)に示すように、ハズレの組合せである「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」が確定表示され、ハズレになる。
図148は、強SPリーチ演出を経て、操作手段B(透過部191)を絡めた演出が実行され、大当りになる場合の一例を段階的に示す図であり、図149は、図148に示す例の続きを段階的に示す図である。
以下、図146および図147に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
スーパーリーチへ発展するか否かのジャッジ演出(図148(d)〜同図(g))を経て、図148(h)では、強SPリーチ演出が開始され、装飾図柄表示装置208には、決闘場面の背景画像が表示される。次いで、図148(i)では、閃光のようなエフェクト表示e2の表示がなされる。
図148では、装飾図柄表示装置208にエフェクト表示e2の表示が開始されても、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままであって、振動していない。一方、図148(j)に示すように、操作手段Bである透過部191は、初期位置から前方に回動し、遊技者側に倒れ込んでくる。なお、エフェクト表示e2の表示と同時に透過部191が前方に回動してもよいし、エフェクト表示e2の表示の前に透過部191が前方に回動してもよいし。図148(k)のタイミングで、エフェクト表示e2が消え、装飾図柄表示装置208の中央には、透過部191が前方に回動したパチンコ機100を模した透過部回動画像191aと、透過部191を押し込むことを示唆する矢印の表示191bおよび「押しこめ」という文字表示と、透過部191の操作を受付ける残期間を表す残期間メータ表示191cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像191a,191b,191cと「押しこめ」という文字表示を総称して、操作促進報知の透過部表示191Xと称する。この透過部表示191Xは、第一の報知の一例に相当する。なお、上記3つの画像191a,191b,191cと「押しこめ」という文字表示の全部を含んでいなくても、透過部表示191Xとしてもよい。例えば、残期間メータ表示191cが含まれていない透過部表示191Xであってもよい。なお、透過部表示191Xの表示と同時に透過部191が前方に回動してもよいし、透過部表示191Xが表示された後で透過部191が前方に回動してもよい。透過部表示191Xが表示されても、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままであって、振動していない。また、前方に回動した透過部191も振動していないが、振動させてもよい。図148(i)および同図(j)のエフェクト表示e2も、最終ジャッジ演出の前兆演出に相当し、操作促進報知の透過部表示191Xが表示され始めた図148(k)から最終ジャッジ演出が開始されるが、エフェクト表示e2が開始され始めた時点から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできるし、透過部191が前方に回動した時点から最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。
図148(l)は操作有効期間内であり、この図148(l)のタイミングで操作手段Bである透過部191が初期位置まで押し込み操作される。この例では、透過部191が初期位置まで押し込まれると、図148(l)に続く図149(m)に示すように、装飾図柄表示装置208の前側には家紋役物247が再度落下してくるとともに、背景画像が変化する。さらに、左右から一対の合体役物248が、家紋役物247に向けて進出し、図149(n)に示すように、一対の合体役物248は、左右それぞれから家紋役物247を挟み込み、家紋役物と合体する。操作手段Bである透過部191が前方に回動したこと自体が、大当りになることを示唆する演出であってもよいし、家紋役物247が落下したことが大当りになることを示唆する演出であってもよいし、さらに一対の合体役物248が家紋役物247に合体することが大当りになることを示唆する演出であってもよい。その後、まず、一対の合体役物248が初期位置に戻り(図149(o)、次いで、家紋役物247が初期位置に戻り(図149(p))、装飾図柄表示装置208の表示画面を遮るものがなくなった状態で、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図149(q)に示す装飾図柄表示装置208には、殿様が勝利した場面が表示されており、ここでのジャッジ結果は大当りになることが確定であることになる。最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示されたこの場面では、左上に縮小表示された装飾図柄の変動表示は、図149(q)では依然としてリーチ状態であるが、装飾図柄の大当りの組合せ(例えば、「333」)になっていてもよい。すなわち、最終ジャッジ結果の表示とともに、装飾図柄の大当りの組合せが小さく表示されており、その後、装飾図柄の大当りの組合せが大きく表示される態様であってもよい。
なお、図149(q)に示すチャンスボタン136は初期位置で消灯した状態にあり、振動もしていない。
最終ジャッジ演出が終了すると、装飾図柄表示装置208では、図149(r)に示すように、殿様達が集まっている背景画面で「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が揺れ変動表示され、次いで、図149(s)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が確定表示され、大当りになる。
以上説明した図148および図149に示す例では、最終ジャッジ演出の開始前に家紋役物247(第一の演出可動体)が動作を行い(図148(f)〜同図(g))、最終ジャッジ演出でも家紋役物247が動作を行う(図149(m)〜同図(o))例であったが、最終ジャッジ演出の開始前には家紋役物247の動作は行われず、最終ジャッジ演出でのみ動作が行われるようにしてもよい。
図150は、操作手段Bである透過部191の操作に応じて、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動を開始する一例を段階に示す図である。図150における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図148及び図149における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図148および図149に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図150に示す例は、ある演出(図148(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図150(k)に示す操作促進報知の透過部表示191Xが表示された後、すなわち、最終ジャッジ演出が開始された後、同図(l)に示すように透過部191を初期位置まで押し込むと、チャンスボタン136を操作しなくても、チャンスボタン136が勝手に振動を開始する(図150(m)参照)。この例では、最終ジャッジ演出の開始と同時にチャンスボタン136も振動を開始し、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される前にチャンスボタン136は振動を終了する(図150(p)参照)。すなわち、チャンスボタン136の振動は、最終ジャッジ演出の実行期間の一部である、図150(m)〜同図(p)の期間に限って実行され、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される図150(q)のタイミングでは、振動しておらず、ジャッジ結果に注目させることができる場合がある。ただし、チャンスボタン136は、最終ジャッジ演出が終了するまで振動を継続するようにしてもよく、この場合には、チャンスボタン136の振動は常に、最終ジャッジ演出の実行期間の全期間になる。また、チャンスボタン136は、最終ジャッジ演出が終了しても引き続き振動を継続してもよく、最終ジャッジ演出終了後に振動が継続している状態で、装飾図柄表示装置208に操作促進報知の初期位置表示136Xを表示してもよいし、表示しなくてもよい。
なお、図150に示す例では、最終ジャッジ演出の一環として、チャンスボタン136が振動していると見ることもできる。
以上説明した図150に示す例では、図150(m)〜同図(q)の最終ジャッジ演出が、第一の演出の一例に相当し、透過部191の操作に応じて開始される予告演出である。
図150に示す例では、振動するチャンスボタン136が操作されることはなかったが、最終ジャッジ演出の実行中に振動しているチャンスボタン136が操作されると、最終ジャッジ演出は継続され、その操作に応じて、まずは家紋役物247や合体役物248が初期位置に戻り、次いで、ジャッジ結果が表示される。したがって、チャンスボタン136を操作するタイミングが早ければ早いほど、ジャッジ結果を早く見ることができる。なお、振動しているチャンスボタン136が操作された場合、同じジャッジ演出である図144(m)や図145(m)に示す演出が開始されることはない。すなわち、図150を用いて説明した最終ジャッジ演出(第一の演出)の実行中においてチャンスボタン136(第二の操作手段)が振動している状態でチャンスボタン136の操作をしても図144(m)や図145(m)に示す演出(第二の演出)は開始されない。また、図144(m)や図145(m)に示す演出(第二の演出)は、図150を用いて説明した最終ジャッジ演出(第一の演出)と同時に実行されないように構成されている演出である。
図151は、操作手段Bである透過部191を操作した後、操作手段Aであるチャンスボタン136も操作した一例を段階に示す図である。図151における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図148及び図149における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図150に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図151に示す例も、ある演出(図148(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図151に示す例では、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されると、比較的早いタイミングで、透過部191が押し込み操作される(図151(l))。すなわち、操作促進報知の透過部表示191Xのうちの残期間メータ表示191cが1/5程度減ったタイミングで透過部191が押し込み操作される。
この例では、透過部191を初期位置まで押し込んだ後に、今度は、操作手段Aに相当するチャンスボタン136を押下する。すると、チャンスボタン136が振動し始める。チャンスボタン136は、間接的には、透過部191の操作に応じて振動を開始し、直接的には、押下操作に応じて振動を開始する。また、チャンスボタン136は、押下されている間、振動を継続するが、振動し始めてから、予め定められている振動最長時間を経過すると、押下されていても振動することを終了する。図151に示す例では、最終ジャッジ演出が終了し、揺れ変動表示が開始されても、チャンスボタン136は振動を継続している(図151(r1)参照)が、揺れ変動表示が開始されてしばらくすると、振動最長時間に達し、押下されていても振動することを終了している(図151(r2)参照)。振動最長時間は、図151(m)〜同図(r1)の6コマ分に相当する。揺れ変動表示は、その後もしばらく続き(図151(r3)〜同図(r4))、チャンスボタン136が振動しなくなってから第一の時間(図151(r2)〜同図(r4)の3コマ分に相当する時間)継続してから、図151(s)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が確定表示され、大当りになる。以上説明したように、図151に示す例では、揺れ変動表示は、図151(r1)〜同図(r4)の4コマ分に相当する期間にわたって実行されている。
なお、図151における例では、操作手段Bである透過部191の操作に応じて最終ジャッジ演出が開始されたと見ることもできる。すなわち、最終ジャッジ演出が開始されると、家紋役物247が落下してくる。また、最終ジャッジ演出が開始されると、チャンスボタン136の押下に応じてチャンスボタン136が振動する。
以上説明した図151に示す例では、図151(m)〜同図(q)の最終ジャッジ演出が、第一の演出の一例に相当する。
図152は、操作手段Bである透過部191を操作するタイミングが、図151に示す例より遅かった場合の一例を段階に示す図である。図152における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図148及び図149における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図151に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図152に示す例も、ある演出(図148(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図152に示す例では、操作促進報知の透過部表示191Xのうちの残期間メータ表示191cが2/5程度減ったタイミングで透過部191が押し込み操作される。すなわち、図151に示す例よりも1コマ分遅れて透過部191が操作される(図152(l2)参照)。この結果、図151に示す例に比べて、最終ジャッジ演出の開始が1コマ分遅れるとともに、チャンスボタン136の振動期間も後ろにズレ、予め定められている上記振動最長時間が経過するタイミングも1コマ後ろにズレる。図152に示す例では、振動最長時間は、図152(m)〜同図(r1)の6コマ分に相当し、チャンスボタン136は同図(r1)のタイミングで振動を終了する。揺れ変動表示は、チャンスボタン136が振動しなくなってから第二の時間(図152(r2)〜同図(r3)の2コマ分に相当する時間)継続してから、図152(s)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」が確定表示され、大当りになる。以上説明したように、揺れ変動表示は、図151に示す例では4コマ分に相当する期間であったのに対して、この図152に示す例では、図152(r1)〜同図(r3)の3コマ分に相当する期間にわたって実行されており、揺れ変動表示の実行期間が、操作手段Bである透過部191を操作するタイミングが遅れた分だけ短くなっている。
図153は、操作手段Bである透過部191が、筐体が振動することによって振動する例を示す図である。図153における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図151における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。以下、図151に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
この図153に示す例も、ある演出(図148(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。この例では、図153(k)に示すように、操作手段Bである透過部191が初期位置(第一の位置)から前方に回動した第二の位置(前方傾斜位置)で振動している。透過部191は、透過部191自身が振動しなくても、透過部191が直接あるいは間接的に取り付けられた筐体が振動することによって、振動する。ここにいう筐体とは、本体104(内枠)であったり、透過部ユニット190が設けられた前面枠扉106であったりする。この例では、図153(k)に示す操作促進報知の透過部表示191Xの他、透過部191の振動によっても、透過部191の操作を促すことがき、図153(l)では、振動する透過部191が初期位置まで押し込まれる。透過部191が初期位置まで押し込まれると、筐体の振動は終了し、今度は、操作手段Aであるチャンスボタン136が押下されると、チャンスボタン136が振動し始める。
なお、筐体の振動、引いては透過部191の振動は、透過部191が初期位置から前方傾斜位置に到達すると開始してもよいし、透過部191が初期位置から前方に回動し始めた時点から開始してもよいし、透過部191が前方傾斜位置に到達した後、第一の時間が経過しても透過部191が操作されない場合に開始してもよい。また、筐体の振動、引いては透過部191の振動は、透過部191が初期位置まで押し込まれると終了する他、前方傾斜位置から少しでも押し込まれると終了してもよいし、初期位置に押し込まれても、振動を開始してから、あるいは初期位置に戻ってから第一の振動期間は振動を続け、チャンスボタン136とともに振動する期間があってもよい。
また、この例の透過部191と同じく、操作手段Aであるチャンスボタン136も、チャンスボタン136自身が振動しなくても、例えば、チャンスボタン136が直接あるいは間接的に取り付けられた筐体(例えば、球貯留皿付扉108)が振動することによって、振動するようにしてもよい。
さらに、透過部191自身が前後方向あるいは横方向に振動する構成であってもよい。
以上説明した、図150(m)〜同図(q)、図151(m)〜同図(q)、図152(m)〜同図(q)、図153(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出の態様は、これより先に説明した図144(m)や図145(m)に示すジャッジ演出の態様と異なる。演出の態様が異なるとは、背景画面が異なっていたり、登場するキャラクタが異なっていたり、表示される文字の色が異なっていたりすることを意味する。
図154は、透過部191自身が前後方向に回動し強振動する例を示す図である。この図154には、左側と右側にそれぞれ別の例が示されている。
まず、図154の左側の例について説明する。この左側に示す例も、ある演出(図148(d)〜同図(g)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図154(ア)の状態は、図146(k)の状態と同じであり、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示されるとともに、チャンスボタンランプ138は初期位置で赤色に点灯し始める。
図154(イ)は操作有効期間内であり、この図154(イ)のタイミングで、初期位置にあるチャンスボタン136(操作手段A)が押される。ここでは、図146に示す例と異なり、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が即座に表示されず、図151(m)等と同じように、装飾図柄表示装置208の前側には家紋役物247が落下してくるとともに、背景画像が変化する。さらに、この例では、家紋役物247の落下とともに、操作手段Bである透過部191が初期位置から前方傾斜位置まで回動する(図154(ウ)参照)。次いで、図154(エ)に示すように、左右から進出してきた一対の合体役物248によって家紋役物247が挟み込まれ、一対の合体役物248と家紋役物247は合体するとともに、透過部191が前方傾斜位置から初期位置に戻る。続いて、図154(オ)に示すように、一対の合体役物248が初期位置に戻り家紋役物247が残った状態で、透過部191が初期位置から前方傾斜位置まで再び回動する。さらに、図154(カ)に示すように、家紋役物247が初期位置に戻り、透過部191が前方傾斜位置から初期位置に再び戻る。
以上説明したように、図154の左側の例では、最終ジャッジ演出が開始されると同時に、操作手段Bである透過部191が、初期位置と前方傾斜位置との間で回動を繰り返す強振動を行う。この強振動は、最終ジャッジ演出の一環として行われていると見ることもできるし、最終ジャッジ演出とは別の演出と見ることもできる。
次に、図154の右側の例について説明する。この右側に示す例も、ある演出(図148(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。図154(あ)の状態は、図151(k)の状態と同じであり、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動している。なお、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままである。
図154(い)は透過部191の操作有効期間内であるが、この図154(い)では、透過部191ではなく、初期位置で消灯したままのチャンスボタン136が操作される。
チャンスボタン136が操作された場合であっても、図154の左側の、透過部191が操作された例と同じく、最終ジャッジ演出が実行されるとともに、透過部191が初期位置と前方傾斜位置との間で回動を繰り返す強振動を行う。すなわち、透過部191は、図154(う)では前方傾斜位置から初期位置まで戻り、同図(え)では初期位置から前方傾斜位置まで回動し、同図(お)では前方傾斜位置から初期位置まで再び戻り、同図(か)では初期位置から前方傾斜位置まで再び回動する。したがって、チャンスボタン136はいわゆる裏ボタンであったことになる。ただし、図154(い)に示すチャンスボタン136の操作後に、チャンスボタン136は振動することなく、初期位置で消灯したままである。
図155は、強SPリーチ演出を経て、敵役が勝利した場面が一旦は表示されるものの、復活演出によって大当りになる場合の一例を段階的に示す図であり、図156は、図155に示す例の続きを段階的に示す図である。
図155に示す例は、図148に示す例と同じであり、スーパーリーチへ発展するか否かのジャッジ演出(図155(d)〜同図(g))を経て、図155(h)では、強SPリーチ演出が開始され、同図(i)では、閃光のようなエフェクト表示e2の表示がなされる。
図155(j)でも、装飾図柄表示装置208にエフェクト表示e2の表示がなされている状態で、操作手段Bである透過部191が初期位置から前方傾斜位置まで回動し、図155(k)のタイミングで、エフェクト表示e2が消え、装飾図柄表示装置208の中央には操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに、透過部191は前方傾斜位置に位置したままである。
図155(l)では、透過部191が押し込み操作される。図155(l)に続く図156(α)では、最終ジャッジ演出のジャッジ結果と思われる、図147(m)と同様な敵役が勝利した場面が装飾図柄表示装置208に表示され、次いで、図156(β)に示すように、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」のハズレの組合せの揺れ変動表示が一旦開始される。
ところが、図156(γ)に示す装飾図柄表示装置208では、復活演出が開始される際の前兆表示がなされ、図156(m)から同図(p)まで復活演出が実行される。ここでの復活演出は、図149(m)から同図(p)に示す最終ジャッジ演出と同じ演出であり、装飾図柄表示装置208の手前には、家紋役物247と一対の合体役物248が登場する。
復活演出が終了すると、図156(r)に示すように、「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」の大当りの組合せの揺れ変動表示が即座に開始され、同図(s)に示す装飾図柄表示装置208では、そのまま「装飾3」−「装飾3」−「装飾3」の大当りの組合せが確定表示される。
以上説明した例では、最終ジャッジ演出のジャッジ結果と思われていた、図156(α)の装飾図柄表示装置208に表示された決闘結果の表示は、偽の表示であったことになる。また、操作手段Aであるチャンスボタン136も操作手段Bである透過部191も振動しないが、真であろうが偽であろうが、決闘結果の表示(最終ジャッジ演出のジャッジ結果の表示)が表示されるタイミングや、その後のタイミングで、大当りになることが確定である場合には、チャンスボタン136または/および透過部191が振動するようになっていれば、上級者には、大当りになることが確定であることを伝えることができ、遊技の興趣が向上する場合がある。すなわち、チャンスボタン136または/および透過部191の振動を利用して、最終ジャッジ演出のジャッジ結果(真の結果)を報知するようにしてもよい。
図157は、第三の演出の一例を段階的に示す図である。図157における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図141等における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。
図157(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始されており、この例でも、リーチ演出が開始されると、ボタン演出の一種である操作を絡めた演出が開始される。ここでの操作を絡めた演出も、ジャッジ演出の一種であり、スーパーリーチへの発展するか否かをジャッジする予告演出になる。図157(d)では、操作を絡めた演出として、操作手段Bである透過部191が初期位置から前方傾斜位置まで回動し、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191X'が表示されている。なお、同図(d)に示す透過部表示191X'は、これまで説明してきた透過部表示191Xと若干異なるが、同じ機能を持った表示である。なお、操作手段Aであるチャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままである。
図157(e)に示すように、透過部191の操作有効期間内に、透過部191が押し込み操作され、同図(f)では、装飾図柄表示装置208の前側には、家紋役物247が落下してくる。また、図141(f)等では無模様の背景画像であったのに対し、図157(f)に示す装飾図柄表示装置208には、影付きのエフェクト表示e3が表示されている。なお、エフェクト表示e3の一部は、家紋役物247によって隠されている。ここでも、家紋役物247の落下は、スーパーリーチへ発展することのジャッジ結果の表れであり、この後、スーパーリーチへ発展する。以上説明した図157(f)の演出が、第三の演出の一例に相当し、透過部191の操作に応じて開始される予告演出である。
図158は、透過部191の操作に応じて開始される予告演出の他の例を段階的に示す図である。図158における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番は、図148における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番に対応している。
この図158に示す例も、ある演出(図148(d)〜同図(f)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。スーパーリーチへ発展するか否かのジャッジ演出が図158(g)で終わり、同図(h')からはスーパーリーチ演出が開始される。このスーパーリーチ演出は、これまで説明した強SPリーチ演出とも弱SPリーチ演出とも異なる演出であり、演出抽選によって選択された演出になる。ただし、図148(j)〜同図(k)に示す前方傾斜位置まで回動した透過部191を、操作促進報知の透過部表示191Xのうちの残期間メータ表示191cが、1/2以上残っているタイミングで操作した場合には図150に示す最終ジャッジ演出が実行され、1/2未満しか残っていないタイミングで操作した場合にはこの図158に示す最終ジャッジ演出が実行されるようにしてもよい。すなわち、操作手段Bである透過部191の操作に応じて、図150に示す最終ジャッジ演出および図158に示す最終ジャッジ演出のうちのいずれか一方の演出が開始されるように構成されていてもよい。
図158(h')の装飾図柄表示装置208には、主人公の殿様が悪商人を追いかけている背景画像が表示され、同図(i')では、閃光のようなエフェクト表示e2の表示がなされる。エフェクト表示e2の表示が開始されても、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままであって、振動していない。一方、図158(j')に示すように、操作手段Bである透過部191は、初期位置から前方傾斜位置まで回動しており、図158(k')のタイミングで、エフェクト表示e2に代わって、操作促進報知の透過部表示191Xが表示される。図158(l')は、操作有効期間内であり、透過部191が初期位置まで押し込み操作される。
透過部191の押し込み操作に応じて、第三の演出の一例に相当する最終ジャッジ演出が開始され、図158(m')では、図149(m)に示す背景画像とは異なる、城下町の町並みの背景画像が表示されるとともに、図149(m)と同じく、装飾図柄表示装置208の前側には家紋役物247が落下してくる。次いで、図158(n')に示すように、城下町の町並みの背景画像の前で、左右から進出してきた一対の合体役物248によって家紋役物247が挟み込まれ、一対の合体役物248と家紋役物247は合体する。続いて、図158(o')に示すように、一対の合体役物248が初期位置に戻り、城下町の町並みの背景画像の前に家紋役物247が残った状態になり、さらに、図158(p')に示すように、城下町の町並みの背景画像が表示された装飾図柄表示装置208の前から家紋役物247が初期位置に戻り、装飾図柄表示装置208の表示画面を遮るものがなくなった状態で、最終ジャッジ演出のジャッジ結果が表示される。図158(q')に示す装飾図柄表示装置208には、殿様が悪商人を捕まえた場面が表示されており、ここでのジャッジ結果は大当りになることが確定であることになる。第三の演出の一例に相当する、図158(m')〜同図(q')の最終ジャッジ演出の実行期間中、チャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままである。図158(m')〜同図(q')の最終ジャッジ演出の態様は、図150(m)〜同図(q)、図151(m)〜同図(q)、図152(m)〜同図(q)、図153(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出の態様とは異なり、これらの最終ジャッジ演出と同時に実行されることはない。また、図144(m)や図145(m)に示すジャッジ演出の態様とも異なり、このジャッジ演出と同時に実行されることもない。
また、図158(m')〜同図(q')では、初期位置で消灯したままのチャンスボタン136を操作しているが、ここでの操作は受け付けられず、ここでのチャンスボタン136は、いわゆる裏ボタンでもないことになる。なお、チャンスボタン136とは異なる操作手段(例えば、後述する第二のチャンスボタン137)がいわゆる裏ボタンであってもよい。
図159は、これまで説明した例とは異なる例を示す図である。この図159には、左側と右側にそれぞれ別の例が示されている。
まず、図159の左側の例について説明する。この左側に示す例も、ある演出(図148(d)〜同図(j)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。この例では、チャンスボタン136の近傍にLEDランプ139が設けられている。このLEDランプ139は、チャンスボタンランプ138とは別の発光手段である。
図159(ア)は、図151(k)等と同じく、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191Xが表示され、操作手段Bである透過部191は前方傾斜位置まで回動している。また、図159(ア)では、操作手段Aであるチャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままであるが、このチャンスボタン136を操作している。この状態でチャンスボタン136が操作されても、チャンスボタン136が振動することもなく、チャンスボタンランプ138も点灯や点滅することはないが、LEDランプ139は、点灯あるいは点滅する。また、チャンスボタン136が操作されても、最終ジャッジ演出が実行されることもない。
図159(イ)では、透過部191の押し込み操作に応じて、最終ジャッジ演出が開始され、装飾図柄表示装置208の前側に家紋役物247が落下してくるとともに、装飾図柄表示装置208の背景画像が変化する。透過部191の押し込み操作が行われる直前まで、操作手段Aであるチャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままであるが、透過部191の押し込み操作が行われた後は、チャンスボタン136は操作されると振動を開始する。チャンスボタン136は、最終ジャッジ演出の実行期間中、継続して振動していてもよいし、最終ジャッジ演出の実行期間中、押下されている間に限って振動してもよい。また、チャンスボタン136の振動は、最終ジャッジ演出の終了と同時に終了してもよいし、最終ジャッジ演出の終了よりも前に終了してもよい。チャンスボタン136が振動を開始しても、チャンスボタンランプ138は依然として消灯したままである。一方、チャンスボタン136は操作されると、ここでも、LEDランプ139は、点灯あるいは点滅する。なお、LEDランプ139の点灯あるいは点滅は、図159(ア)から継続していてもよい。
図159(ウ)では、最終ジャッジ演出が終了し、装飾図柄表示装置208には、揺れ変動表示が表示されている。最終ジャッジ演出が終了した後に、チャンスボタンランプ138が操作されても、チャンスボタンランプ138は振動することはない。しなしながら、ここでも、LEDランプ139は、点灯あるいは点滅している。なお、LEDランプ139の点灯あるいは点滅は、図159(イ)から継続していてもよい。
次に、図159の右側の例について説明する。この右側に示す例では、図159(A)に示すように、操作促進報知の初期位置表示136Xに代えて、赤色に点灯するとともに振動しているチャンスボタン136を模したボタン画像136a3を含んだ初期位置表示136X'が表示されている。また、実物のチャンスボタン136も赤色に点灯するとともに振動している。なお、振動していないチャンスボタン136を模したボタン画像136aが表示されていても、実物のチャンスボタン136は振動していることがある。
図160は、図159を用いて説明した例とは異なる例を示す図である。この図160には、左側に4つの例が示され、右側にも一つの例が示されている。左側の上二つに示す例(図160(a)の例と、同図(A)に示す例)も、ある演出(図148(d)〜同図(g)の演出)を経由してからでないと実行されない演出である。
まず一つ目の例である図160(a)では、操作手段Bである透過部191は初期位置に位置しているが、装飾図柄表示装置208では、決闘場面の背景画像が表示され、左下には、透過部191が前方に回動したパチンコ機100を模した透過部回動画像191aが表示されている。また、透過部191のことを指すガラスボタンが待機中であることを表す文字表示もなされている。これらの透過部回動画像191aと待機中の文字表示は、この後、ガラスボタンである透過部191が前方傾斜位置まで回動することの予告表示になる。この予告表示がなされると、その後、ガラスボタンである透過部191が前方傾斜位置まで必ず回動する。
二つ目の例である図160(A)では、同図(a)と同じく決闘場面の背景画像が表示され装飾図柄表示装置208の左下に、デジタル表示による残期間表示がなされている。ここでは、残期間が19.89秒であることが表示されている。この残期間表示も、透過部191が前方傾斜位置まで回動することの予告表示であり、この残期間表示による残期間が0.00秒になると、ガラスボタンである透過部191が前方傾斜位置まで必ず回動する。
三つ目の例である図160(ア)では、装飾図柄表示装置208が第一表示手段に相当し、その第一表示手段とは別の第二表示手段209も設けられている。この第二表示手段209は、第一表示手段である装飾図柄表示装置208よりも表示画面が小さく、装飾図柄表示装置208よりも前側で可動する液晶表示装置である。第二表示手段209の初期位置は、装飾図柄表示装置208よりも下方の位置であるが、その初期位置から上昇可能である。最終ジャッジ演出等のボタン演出で、操作手段Bである透過部191を操作すると、家紋役物247や一対の合体役物248といった可動役物が動作するとともに、この第二表示手段209が初期位置から上昇し、第二表示手段209は少なくとも一部が、装飾図柄表示装置208の一部にオーバーラップする。なお、第二表示手段209は、全部が装飾図柄表示装置208の一部にオーバーラップしてもよいし、一部しか装飾図柄表示装置208の一部にオーバーラップしない場合があってもよい。第二表示手段209が動作している期間、あるいは動作終了後に、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動してもよいし、透過部191が振動してもよい。あるいは、第二表示手段209がタッチパネルであり、第三の操作手段の一例に相当する場合があってもよく、この場合には、第二表示手段209は、装飾図柄表示装置208の一部にオーバーラップした状態で、振動してもよい。
四つ目の例である図160(あ)も、同図(ア)で示した第二表示手段209と同じ液晶表示装置を備えた例である。この図160(あ)に示す第二表示手段209は、ボタン画像Bのストック表示を行うことができ、ここでは6個のボタン画像Bが表示されている。一つのボタン画像Bは、一回のボタン演出が実行されることを表し、図160(あ)に示す例では、3個目のボタン画像Bに対応したボタン演出で最終ジャッジ演出が行われ、残り3個のボタン画像Bに対応したボタン演出は、大当り遊技中に実行される。大当り遊技中の3回のボタン演出としては、例えば、大当りラウンド数の3回の昇格演出であってもよい。また、6個のボタン画像Bに対応したボタン演出としては、6回のカットイン演出それぞれでボタン操作を促してもよい。
なお、第二表示手段209に、ボタン画像Bに代えて保留アイコンを表示させ、保留アイコンの表示態様をボタン画像Bの表示態様にして、ボタン操作によってボタン画像Bの表示態様から先読み予告の信頼度に応じた表示態様に変化させてもよい。この際にも、ボタン操作を受ける操作手段(例えば、チャンスボタン136や透過部191)を振動させてもよい。
図160の右側に示された例では、チャンスボタン136の長押し操作を絡めた演出が実行される。すなわち、図160(α)に示す装飾図柄表示装置208には、消灯した状態のチャンスボタン136を模したボタン画像136a4と、チャンスボタン136の長押し操作を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「長押しでメータを貯めろ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間を表す残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a4,136b,136cと「長押しでメータを貯めろ」という文字表示を総称して、操作促進報知の長押し表示136Lと称する。なお、上記3つの画像136a4,136b,136cと「長押しでメータを貯めろ」という文字表示の全部を含んでいなくても、長押し表示136Lとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない長押し表示136Lであってもよい。加えて、装飾図柄表示装置208の左下には、レベル表示L1も表示されている。このレベル表示L1は、チャンスボタン136の長押し時間に応じてレベルアップする表示であり、図160(α)に示すレベル表示L1は0レベルである。
その後、チャンスボタン136が操作され、操作有効期間の残期間がなくなる前にレベル表示L1は満タンレベルに達し、レベル表示L1は満タンレベルに達したことに応じて、ボタン演出が開始され、ここでは不図示の、操作手段Bである透過部191が、前方傾斜位置まで回動し、図160(β)に示すように装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されている。チャンスボタン136の操作は、本来、長押し操作が求められているが、ここでは、長押しとまで言えない短い期間の押下をゆっくりと繰り返す操作(単押し)であっても、長押し操作と扱ったり、短い期間の押下を素早く繰り返す、いわゆる連打操作であっても、長押し操作と扱ったりする。なお、連打操作が求められている場合でも、長押し操作や単押し操作でも連打操作と扱ったりしてもよい(以降の例においても同じ)。そして、図示省略したが、操作有効期間内に透過部191を押し込み操作すると、ジャッジ演出が開始される。
続いて、いわゆる擬似連を絡めた演出について説明する。擬似連を絡めた演出についても、第1副制御部400における実行可否抽選によって「実行する」に当選した場合に実行される。特図の図柄変動表示に応じて装飾図柄表示装置208では装飾図柄が変動表示されるが、擬似連演出では、1回分の特図の図柄変動表示(すなわち、1回の始動入賞)に対して、装飾図柄表示装置208における図柄表示領域208a〜208cの一部又は総てにおいて装飾図柄の変動表示を仮停止(装飾図柄の更新を停止しているが確定はしていない状態であって、揺り動かすなどの状態としていてもよい)させた後に、総ての装飾図柄を再度、変動表示させる再変動表示を1又は複数回実行する。例えば、中図柄表示領域208bでは装飾図柄の更新(変動表示)が行われている状態で、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cにおいては装飾図柄の変動表示を仮停止させ、その後、再変動表示を開始させる態様であってもよいし、総ての図柄表示領域208a〜208cで装飾図柄の変動表示を仮停止させ、その後、再変動表示を開始させる態様であってもよい。なお、仮停止が行われると、装飾図柄以外の図柄や絵柄が仮停止することもある。この擬似連演出では、1回分の特図の図柄変動表示(すなわち、1回の始動入賞)に対して、再変動表示を何回実行するかについても、第1副制御部400における抽選によって決定される。擬似連演出は、現在行われている特図の図柄変動表示で大当たりになることを予告する、当該変動の大当たり予告演出(いわゆる通常予告演出)であってもよいし、現在行われている特図の図柄変動表示でスーパーリーチに発展することを予告するリーチ予告演出であってもよい。あるいは、現在行われている特図の図柄変動表示よりも後に開始される特図の図柄変動表示で大当たりになることを予告する先読み予告演出であってもよい。いずれの予告演出であっても、再変動表示の回数が多くなればなるほど、期待度(予告の信頼度)が上昇し、熱い演出になる。なお、第一の回数(例えば、4回)再変動表示が行われた場合には、大当り確定やスーパーリーチ確定にしてもよい。また、先読み予告演出の場合には、予告対象となる特図の図柄変動表の開始に近づくにつれて、再変動表示の回数が多くなる、ステップアップ予告が組み込まれることがある。例えば、3回後の特図の図柄変動表を予告対象にする場合には、1回目の特図の図柄変動表における擬似連演出では1回の再変動表示が行われ、2回目の特図の図柄変動表における擬似連演出では2回の再変動表示が行われ、3回目の特図の図柄変動表における擬似連演出では3回の再変動表示が行われ、予告対象となる特図の図柄変動表における擬似連演出では4回の再変動表示が行われる。
擬似連演出では、第一の擬似連報知が、仮停止と同時に開始される。ここにいう第一の擬似連報知は、擬似連演出が開始されること、あるいは擬似連演出が継続することを報知するものである。例えば、装飾図柄表示装置208において仮停止した図柄の組合せのうちのいずれかの一又は複数の図柄あるいは全図柄(以下、「擬似連図柄」という。)が第一の擬似連報知の一例に相当する。すなわち、擬似連図柄は、図132(b)に示す装飾図柄(例えば、「装飾7」)であったり、装飾図柄の組合せ(例えば、「装飾2」−「装飾4」−「装飾6」や、いわゆるチャンス目)であったり、他の図柄や絵柄であってもよい。また、擬似連図柄は、仮停止において最終停止(第三停止)した図柄であってもよいし、中図柄であってもよいし、左図柄と右図柄の組合せであってもよい。あるいは、第一の擬似連報知は、仮停止と同時に開始される、キャラクター表示や、ランプ点灯や、音出力であってもよい。
図161は、擬似連を絡めた演出の一例を段階的に示す図である。
この図161における例では、図161(a)に示すリーチ状態において変動表示を続ける中図柄表示領域208bに、同図(b)に示すように、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動する。なお、この段階では、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままである。
図161(c)は、操作有効期間内であり、透過部191が初期位置まで押し込み操作される。すると、透過部191の操作に応じて、図161(d)に示すように、透過部表示191Xが消え、今度は、中図柄表示領域208bに、操作促進報知の初期位置表示136Xが表示され、チャンスボタンランプ138が赤色に点灯し始め、チャンスボタン136は初期位置で振動を開始する。図161(d)では、擬似連演出が開始され、中図柄表示領域208bに擬似連図柄Nの一部も表示されている。すなわち、図161(d)のタイミングで表示が開始された初期位置表示136Xが、同じく図161(d)のタイミングで表示が開始された擬似連図柄Nに、オーバーラップするように表示されており、その結果、擬似連図柄Nの一部が表示されている。チャンスボタン136は、操作有効期間中、振動を継続し、図161(e)に示すようにチャンスボタン136が押下されると、初期位置表示136Xが消え、擬似連図柄Nは残って仮停止が行われる場合と、初期位置表示136Xとともに擬似連図柄Nまで消え、仮停止が行われない場合とがある。すなわち、図161(d)〜同図(f)の演出は、仮停止が実行されるか否かのジャッジ演出になる。図161(f)では、擬似連図柄Nが残って、一回目の仮停止が行われている。図161(f)に示す第1特図表示装置212も特図1の第4図柄2081も変動中表示であり、変動アイコンcも表示されたままである。
図161(g)では、擬似連図柄Nが消え、3つの図柄表示領域208a〜208c総てにおいて装飾図柄の更新(再変動表示)が開始されている。なお、特図の図柄変動表示は依然として継続しており、第1特図表示装置212も特図1の第4図柄2081も変動中表示であり、変動アイコンcも表示されたままである。しかしながら、ここでの再変動表示の開始は、あたかも、特図の図柄変動表示の開始が行われたように見える。また、図161(g)に示す装飾図柄表示装置208には、「×2」という文字表示がなされている。ここでは、再変動表示は一回目であるが、特図の図柄変動表示として見た場合、擬似連演出が開始されたことによって、2回目の特図の図柄変動表示のように見え、それを表す意味で「×2」という文字表示がなされている。すなわち、「×2」という文字表示は、擬似連演出が開始されたことに関係する回数を表す報知である。この「×2」という文字表示は、第二の擬似連報知の一例に相当する。
図161(i)では、同図(f)で一回目の仮停止が行われた図柄変動表示が継続しており、操作促進報知の透過部表示191Xが再度表示されるとともに、透過部191が前方傾斜位置まで回動し、この透過部191が初期位置まで押し込み操作されると、2回目の仮停止のジャッジ演出が開始される。
図162は、擬似連を絡めた他の演出の例を段階的に示す図である。
この図162における例では、図162(a)に示すリーチ状態において変動表示を続ける中図柄表示領域208bに、同図(b)に示すように、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動する。また、図162(b)のタイミングで表示が開始された透過部表示191Xが、同じく図162(b)のタイミングで表示が開始された灰色の仮擬似連図柄N'に、オーバーラップするように表示されており、その結果、図162(b)では、灰色の仮擬似連図柄N'の一部も表示されている。
図162(c)は、操作有効期間内であり、透過部191が初期位置まで押し込み操作されると、透過部191の操作に応じて、ジャッジ演出が開始される。ここでのジャッジ演出は、透過部191が操作されると、透過部表示191Xが消え、灰色の仮擬似連図柄N'から白色の擬似連図柄Nに変化して仮停止が行われる場合と、透過部表示191Xが消えても仮擬似連図柄N'から擬似連図柄Nに変化せず、仮擬似連図柄N'まで消えてしまって、仮停止が行われない場合とがある。図162(d)では、白色の擬似連図柄Nに変化して、一回目の仮停止が行われている。仮擬似連図柄N'から擬似連図柄Nへの変化は、表示態様の変化であるが、全く異なる図柄に変化してもよい。なお、図162(d)に示す第1特図表示装置212も特図1の第4図柄2081も変動中表示であり、変動アイコンcも表示されたままである。
この例では、透過部191が操作されても、すなわち図162(d)のジャッジ演出の結果が表示されても、操作手段Aであるチャンスボタン136は、振動することなく、初期位置で消灯したままであるが、透過部191が操作されたことに応じて、チャンスボタン136が、初期位置で振動を開始してもよいし、進出をしながら振動を開始してもよいし、進出を開始して進出位置に到達してから振動してもよい。また、チャンスボタンランプ138が点灯あるいは点滅してもよい。
図162(b')〜同図(d')は、同図(b)〜同図(d)の変形例である。図162(b')および同図(c')は、仮停止がまだ開始されておらず、擬似連演出が開始されるかもしれない煽り演出である。すなわち、擬似連図柄Nが仮停止位置よりも上に表示されており、擬似連図柄Nは仮停止位置には表示されていない。図162(b')に示すように操作手段Aであるチャンスボタン136は振動しており、同図(c')のタイミングでチャンスボタン136が操作される。なお、チャンスボタン136は、図162(b')よりも前から振動を開始していてもよい。このチャンスボタン136の操作に応じて、図162(d')に示すように擬似連図柄Nが仮停止位置に表示され、仮停止が行われる。反対に、チャンスボタン136の操作に応じて、擬似連図柄Nが消える場合もあり、この場合には、擬似連演出が開始されないことになる。このように、操作手段Aであるチャンスボタン136を絡めた図162(b')〜同図(d')の演出は、ジャッジ演出の一種であり、第二の演出の一例に相当する。
図162(b'')〜同図(d'')は、同図(b')〜同図(d')の変形例である。図162(b')および同図(c')では、操作手段Aであるチャンスボタン136が振動していたが、図162(b'')〜同図(d'')では、チャンスボタン136は振動しておらず、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動している。なお、図162(b'')〜同図(d'')でも、図162(b')および同図(c')と同じく、擬似連演出が開始されるかもしれない煽り演出が実行されている。そして、同図(c'')のタイミングで透過部191が押し込み操作される。この透過部191の押し込み操作に応じて、図162(d'')に示すように第二擬似連図柄N2が仮停止位置に表示され、仮停止が行われる。第二擬似連図柄N2は、擬似連図柄Nと異なる図柄である。反対にここでも、透過部191の押し込み操作に応じて、擬似連図柄Nが消える場合があり、この場合には、擬似連演出が開始されないことになる。この例でも、ジャッジ演出が実行されており、擬似連演出が開始される場合には、チャンスボタン136と異なる操作手段(透過部191)が操作されると、チャンスボタン136の操作に応じて仮停止する擬似連図柄とは異なる擬似連図柄(第二擬似連図柄N2)が仮停止する。
これまでの演出の具体例の説明は、特図の図柄変動表示における例であったが、特図の図柄変動表示以外でも同様である。
図163は、揺れ変動表示から大当り図柄が確定表示され、大当り遊技中に操作手段を絡めた演出が実行される一例を段階的に示す図であり、図164は、図163に示す例の続きを段階的に示す図である。
図163(a)では、殿様達が集まっている背景画面の中央領域で「装飾2」−「装飾2」−「装飾2」の確変無し大当り(通常大当り)の組合せの揺れ変動表示が行われている。この例では、揺れ変動表示の実行中に昇格演出が開始される。ここでの昇格演出は、大当りの種類の昇格演出(確変昇格演出)であり、図163(b)に示すように、殿様達が集まっている背景画面で、揺れ変動表示が左上に一旦縮小表示されるとともに、中央領域には操作促進報知の初期位置表示136Xが表示され、チャンスボタンランプ138が初期位置で赤色に点灯し始める。ここでの確変昇格演出は、ボタン演出の一種であってジャッジ演出の一種でもある。
図163(c)は、操作有効期間内であり、チャンスボタン136が操作されると、その操作に応じて、初期位置表示136Xが消え、装飾図柄の組合せの揺れ変動表示が再表示される。この例では、確変昇格に失敗し、図163(d)に示すように、偶数の装飾図柄の組合せである「装飾4」−「装飾4」−「装飾4」の確変無し大当り(通常大当り)の組合せの揺れ変動表示が表示される。一方、確変昇格に成功した場合には、奇数の装飾図柄の組合せ(例えば「装飾3−装飾3−装飾3」や「装飾7−装飾7−装飾7」等)の揺れ変動表示が再表示される。ただし、確変付き大当りか否かは、入賞時の当否判定(抽選)で決定されており、ここでの確変昇格の成功か失敗かは、入賞時の当否判定(抽選)の決定に従ったものであり、以降で説明する大当り遊技中の確変昇格演出においても同様である。その後、図163(d)で揺れ変動表示された装飾図柄の変動表示の組合せのまま確定表示される(図163(e)参照)。
図163(e)に続く同図(f)では、装飾図柄表示装置208に、大当り開始演出の表示がなされ、大当り遊技が開始される。大当り遊技では、右打ちを行うことが示唆され、装飾図柄表示装置208の右上には打ち方示唆報知110Xの表示がなされている。また、装飾図柄表示装置208の左下には大当りの連荘回数が表示され、図163(g)に示す装飾図柄表示装置208では「1回目」と表示されている。さらに、この図163(g)のタイミングで、確変昇格演出が再度開始される。ここでの確変昇格演出も、ボタン演出の一種であってジャッジ演出の一種でもある。図163(h)では、チャンスボタンランプ138が、初期位置で赤色に点灯し始め、押下を促している。また、装飾図柄表示装置208の中央には、その赤色に点灯し始めたチャンスボタン136を模したボタン画像136aと、チャンスボタン136の連打操作を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「連打しろ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間を表す残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a,136b,136cと「連打しろ」という文字表示を総称して、操作促進報知の連打表示136Rと称する。なお、上記3つの画像136a,136b,136cと「連打しろ」という文字表示の全部を含んでいなくても、連打表示136Rとしてもよい。例えば、残期間メータ表示136cが含まれていない連打表示136Rであってもよい。
加えて、装飾図柄表示装置208の左側には、レベル表示L2も表示されている。このレベル表示L2は、連打回数に応じてレベルアップする表示であり、図163(h)に示すレベル表示L2は0レベルである。
その後、チャンスボタン136が連打され、図163(i)では、操作有効期間の残期間がなくなる。この図163(i)に示すチャンスボタン136では、チャンスボタンランプ138が消灯し、装飾図柄表示装置208におけるレベル表示L2は3レベルに達しているが、MAXレベルには達しておらず、図163(i)に続く同図(j)に示す装飾図柄表示装置208では、連打表示136Rおよびレベル表示L2が消え、確変昇格の失敗を表す、「防御失敗」という文字表示が表示されている。
さらに、図163(f)で開始された大当り遊技中では、図163(j)に続く図164(k)に示すように、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の透過部表示191Xが表示されるとともに「押し込んで生還させろ」という文字表示もなされ、操作手段Bである透過部191が前方傾斜位置まで回動しており、ここでもボタン演出が開始されている。このボタン演出は、特定ラウンドで特定入賞口V(例えば、V入賞口)を狙うことができるか否か、すなわち、特定入賞口Vが入賞可能状態になるか否かをジャッジする演出である。なお、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で消灯したままである。
図164(l)は透過部191の操作有効期間内であり、透過部191が初期位置まで押し込まれる。透過部191の押し込み操作に応じて、操作手段Aであるチャンスボタン136は、初期位置で振動を開始する。なお、チャンスボタンランプ138は赤色に点灯または点滅していてもよいし、消灯したままであってもよい。また、チャンスボタン136は振動を開始しているが、振動を開始しない場合があってもよい。
さらに、透過部191の押し込み操作に応じて、演出可動体(可動役物)が動作する。すなわち、装飾図柄表示装置208の前側に家紋役物247が落下し、次いで、一対の合体役物248が左右から進出し、図164(m)に示すように、家紋役物247が一対の合体役物248によって挟み込まれ、一対の合体役物248と家紋役物247は合体する。
次いで、家紋役物247および一対の合体役物248は初期位置に戻るとともに、図164(n)に示す装飾図柄表示装置208にはジャッジ演出の結果が表示され、特定ラウンドで特定入賞口Vが入賞可能状態になることを表す「生還成功」という文字表示が表示されている。なお、図164(m)のタイミングでチャンスボタン136は振動していないが、このタイミングで振動するようにしてもよい。また、装飾図柄表示装置208の右下には、GETという文字が記された星印も表示されている。そして、図164(n)に続く同図(o)の装飾図柄表示装置208には、次のラウンドが特定ラウンドであって、特定入賞口V(例えば、V入賞口)を狙うことを示唆する文字表示がなされている。図164(q)では、特定ラウンドが開始され、装飾図柄表示装置208の表示は、「V狙え」の文字表示に変化し、遊技球が、特定入賞口V(例えば、V入賞口)を通過すると、同図(q)に示すように、装飾図柄表示装置208には「V」の文字が大きく表示され、特定入賞口Vに入賞し、特典(例えば、大当り遊技終了後に確変状態に移行すること)が付与されたことが報知される。そして、大当り遊技の終了演出が実行され(図164(r)参照)、大当り遊技が終了する。
以上の記載では、
『 第一の操作手段[例えば、透過部191、十字キー181a、OKボタン181b、キャンセルボタン181c、ボタンB(第二のチャンスボタン137)等]と、
第二の操作手段[例えば、チャンスボタン136等]と、
を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、
前記第一の演出は、予告演出[例えば、図150(m)〜同図(q),図151(m)〜同図(q),図152(m)〜同図(q),図153(m)〜同図(q)に示す最終ジャッジ演出等]であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始されるように構成されており、
前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されている[例えば、図150(m)〜同図(p)、図151(m)〜同図(p)、図152(m)〜同図(r1)、図153(m)〜同図(r2)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
上記第一の操作手段にしても上記第二の操作手段にしても、チャンスボタン、他のチャンスボタン、十字キー、ガラスボタン等のボタン状のものの他、レバー、タッチセンサ、タッチパネルであってもよい。すなわち、第一の操作手段と第二の操作手段は異なる操作手段であれば、これらのボタンやキーやレバー等を適宜組み合わせてもよい。なお、操作手段には、直接触って操作するものの他、直接触ることはできなくても手をかざすことで操作することができるものも含まれる。
また、各操作手段が同じ機能(例えば、振動)を有していても、振動の強さや、振動時間や、ストロークやピッチなど、操作手段によって態様が異なってもよい。例えば、第一の操作手段は、第一の態様による振動を実行可能なものであって、第二の操作手段は、第二の態様による振動を実行可能なものであってもよい。
上記予告演出は、複数種類の予告演出のうちの一の予告演出であってもよい。ここにいう予告とは、大当り予告であってもよいし、スーパーリーチへの発展予告であってもよいし、擬似連開始予告であってもよいし、擬似連回数の予告であってもよい。
また、前記第一の演出である予告演出の実行期間は、ボタン操作後に初めて表示される画像の表示開始から、装飾図柄の仮停止(揺れ変動)までであってもよいし、装飾図柄の確定表示までであってもよい。あるいは、可動手段が第一の位置から第二の位置に移動を開始してから、再び第一の位置に戻るまでであってもよいし、第一の位置に移動を開始するまでであってもよい。さらに、具体的に、前記第一の演出が、最終ジャッジ演出の場合には、ボタン操作後のはじめて行われる報知等の開始から、装飾図柄が大当り図柄態様の組み合わせで仮停止(揺れ変動)するまでであったり、ボタン操作後の結末(特に成功した場合の結果)が表示されるまでが第一の演出の実行期間であってもよい。
また、前記第二の操作手段は、前記第一の演出が最終ジャッジ演出等の場合に、例えば、可動手段が第二の位置(例えば、最終到達位置)に位置する状態で振動するものであってもよいし、可動手段の移動に伴って実行されるエフェクト表示等が表示されている状態で振動するものであってもよいし、可動手段が第二の位置に位置している状態かつエフェクト画像が表示されている状態で振動するものであってもよい。
さらに、「前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始される」とは、前記第一の操作手段の操作にのみ応じて前記第一の演出が開始されてもよいし、前記第一の操作手段の操作と、その他の条件(他の操作手段の操作等)が満足されたことに応じて前記第一の演出が開始されてもよい。また、前記第一の操作手段の操作に応じた場合に限って前記第一の演出が開始されてもよいし、前記第一の操作手段が無操作でも、他の条件が成立すれば、前記第一の演出が開始されてもよい。例えば、一定時間が経過すると、前記第一の操作手段が無操作でも、前記第一の演出が開始されてもよいし、反対に、前記第一の操作手段の操作がなければ、一定時間が経過しても、前記第一の演出が開始されない態様であってもよい。
また、前記第一の演出は、前記第一の操作手段の操作に応じて開始可能となるように構成されていてもよい。この場合には、必ず開始されてもよいし、開始されない場合があってもよいし、前記第一の操作手段の操作以外でも開始されてもよいし、前記第一の操作手段の操作のみで開始されるものであってもよい。
また、第一の状態で前記第一の操作手段の操作があった場合に、前記第一の演出が実行されてもよい。ここにいう第一の状態とは、前記第一の操作手段の操作を促す報知が行われている状態や、反対にそのような報知が行われていない状態であってもよい。
あるいは、第一の条件の成立があった場合に、前記第一の演出が実行されてもよい。ここにいう第一の条件の成立には、前記第一の操作手段が操作されたことが含まれている。
さらに、「前記第一の演出において」とは、前記第一の演出に亘ってでもよいし、亘ってでなくてもよい。
また、「前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動する」とは、勝手に振動を開始することも含まれるし、条件成立によって振動を開始することも含まれる。
また、前記第二の操作手段は、連続的に操作しないと振動しないものであってもよいし、押下しなくても連続的に振動するものであってもよいし、連続的ではなく、断続的に振動するものであってもよい。
さらに、前記第一の演出が終了した後でも、前記第二の操作手段は振動可能であってもよく、この場合には、前記第二の操作手段は、必ず振動してもよいし、振動しない場合があってもよいし、振動以外も実行するものであってもよいし、振動のみを実行するものであってもよい。
さらには、前記第一の演出から継続して振動するものであってもよいし、一旦停止してから再開するものであってもよい。あるいは反対に、前記第一の演出が終了した後では、前記第二の操作手段は振動しないものであってもよい。
また、第一の演出を複数の演出に分けることができる場合には、該複数の演出のうちの少なくとも一の演出の実行中に前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよいし、該複数の演出のうちの間隔をあけて実行される演出の実行中に前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよいし、該複数の演出の全てにおいて前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよい。
さらには、前記第一の演出の実行中に、前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよい。さらには、「前記第一の演出の実行中に、前記第二の操作手段が振動するように構成されてい」るとは、前記第二の操作手段における振動が、前記第一の演出と関係するか否かに関わらず、行われるように構成されていることであってもよい。
また、
『 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、
前記第二の演出は、予告演出[例えば、図144(m)や図145(m)に示すジャッジ演出等]であり、
前記第二の演出の態様は、前記第一の演出の態様とは異なる態様であり、
前記第二の操作手段の操作[例えば、図143(l)や図145(l)に示す押下操作等]に応じて前記第二の演出が開始されるように構成されており、
前記第二の演出が開始される前に、前記第二の操作手段が振動するように構成されている[例えば、図143(j)〜同図(k)、図145(j)〜同図(k)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、「前記第一の演出の態様とは異なる態様」とは、少なくとも一部が異なる態様であってもよいし、全部が異なる態様であってもよい。例えば、第一の可動手段が移動する動作は同じだが、他方の演出は第二の可動手段も移動する態様であってもよいし、第一の可動手段が移動する動作は同じだが、エフェクトが違う態様であってもよい。
また、前記第二の操作手段は、操作を促す画像の表示開始以降に振動を開始するように構成されていてもよいし、操作受付状態の開始以降に振動を開始するように構成されていてもよい。
さらに、前記第二の操作手段は、少なくとも前記第二の演出が開始される前に振動するように構成されていればよく、該第二の演出と同時に振動するように構成されていてもよく、該第二の演出の終了後にも振動するように構成されていてもよい。
また、前記第二の操作手段の操作に応じて開始される演出(第二の演出)が用意されていて、前記第二の演出は、複数種類の演出のうちのN(複数)の演出であってもよく、前記第二の演出が開始される前に、前記第二の操作手段が振動する場合があるように構成されていてもよい。
さらに、第二の操作手段の操作で行われるもの全てが第二の演出に相当してもよく、例えば、液晶表示や、LEDの点灯あるいは点滅等全てが含まれてもよい。ただし、第二の演出は、液晶表示手段で実行される演出のみを対象としてもよい。
また、前記第一の演出において行われる前記第二の操作手段の振動は、前記第二の操作手段が操作されても、予め定まった振動時間が経過するまでは継続し、該振動時間が経過すると終了してもよいし、該第二の操作手段が操作されると終了してもよいし、前記第一の演出が終了すると一緒に終了してもよいし、該第一の演出が終了しても継続し、装飾図柄の停止表示が行われるまで継続してもよい(装飾図柄の停止表示の直前あるいは装飾図柄の停止表示と同時に終了してもよい)。
一方、前記第二の演出が開始される前に行われる前記第二の操作手段の振動は、該第二の操作手段が操作されると終了してもよいし、前記第二の演出が開始されすると同時に終了してもよい。これらの場合には、同じ前記第二の操作手段の振動であっても、前記第一の演出において行われる場合と、前記第二の演出が開始される前に行われる場合とで振動終了条件が異なることになる。
これに対し、前記第二の演出が開始される前に行われる前記第二の操作手段の振動は、前記第一の操作手段が操作されても、予め定まった振動時間が経過するまでは継続し、該振動時間が経過すると終了してもよいし、該第一の演出が終了しても継続し、装飾図柄の停止表示が行われるまで継続してもよい(装飾図柄の停止表示の直前あるいは装飾図柄の停止表示と同時に終了してもよい)。これらの場合には、前記第一の演出において行われる場合と、前記第二の演出が開始される前に行われる場合で振動終了条件が同じになる。
また、
『 画像を表示可能な第二の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一の演出は、前記画像の表示による演出であり、
前記第二の演出は、前記画像の表示による演出であり、
前記第一の演出の実行中において前記第二の操作手段が振動している状態で該第二の操作手段が操作されると、前記第二の演出は開始されないが、該第一の演出は継続して実行されるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
この遊技台によれば、第一の演出の実行中において前記第二の操作手段が振動している状態で該第二の操作手段の操作をしても何ら演出が新たには開始されない場合があってもよいし、前記第二の演出は開始されないが、該第二の演出とは異なる第七の演出(例えば、スピーカからの楽曲出力用)は開始されてもよい。
また、前記第二の操作手段は、前記第二の演出の開始前には振動しないものであってもよい。
さらに、前記第二の演出は、前記第一の演出と同時に実行されないように構成されている演出であってもよい。
また、前記第一の演出は、前記画像の表示のみによる演出であってもよく、前記第二の演出は、前記画像の表示のみによる演出であってもよい。
また、
『 前記第二の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されている[例えば、図145(m)等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第二の操作手段は、前記第二の演出の開始前から振動していて、該第二の演出で連続的に振動してもよいし、一旦途切れてから再開してもよい。あるいは、前記第二の演出の開始前後で、振動の態様(例えば、振動の強さや、振動時間や、ストロークやピッチなど)が異なってもよい。より具体的には、前記第二の演出が開始する前の前記第二の操作手段の振動は、該第二の操作手段の受付状態期間に実行されてもよい。
また、第一の操作手段と、第二の操作手段と、を備えた遊技台であって、複数種類の演出を実行可能に構成されており、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、前記第一の演出は、予告演出であり、前記第二の演出は、予告演出であり、前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始されるように構成されており、前記第一の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されており、前記第二の演出において、前記第二の操作手段が振動するように構成されていてもよい。
また、
『 前記第二の操作手段が振動しない場合[例えば、図141(j)〜同図(l)等]よりも、前記第二の操作手段が振動する場合[例えば、図143(j)〜同図(l)等]の方が、遊技者にとって有利な状態[例えば、大当り遊技状態や、その後の確変状態等]に移行しやすくなるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、「遊技者にとって有利な状態」とは、大当り(小当り)とハズレのうちの大当りの遊技状態であったり、確変と時短のうちの確変の状態であったり、15R大当りと4R大当りのうちの15R大当り(ラウンド数が多い方の大当り)の遊技状態であったり、電サポ100回と50回のうちの100回が付与された状態であってもよい。
また、「移行しやすくなるように」とは、有利な状態が大当り遊技状態であれば、大当り遊技状態に必ず移行することであってもよい。
さらに、前記第一の演出における前記第二の操作手段の振動は大当り確定であってもよいし、前記第一の演出においては前記第二の操作手段が必ず振動してもよい。
また、図柄変動表示を実行可能な第一の表示手段[例えば、第1特図表示装置212、第2特図表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第二の操作手段が振動しない場合[例えば、図141(j)〜同図(l)等]よりも、前記第二の操作手段が振動する場合[例えば、図143(j)〜同図(l)等]の方が、前記図柄変動表示の結果が大当りに結びつきやすくなるように構成されていてもよく、さらには、確変付き大当りに結びつきやすくなるように構成されていてもよい。
また、
『 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、
前記第三の演出は、予告演出[例えば、図158(m')〜同図(q')に示すジャッジ演出等]であり、
前記第三の演出の態様は、前記第一の演出の態様とは異なる態様であり、
前記第一の操作手段の操作に応じて前記第三の演出が開始されるように構成されており、
前記第三の演出において、前記第二の操作手段が振動しないように構成されている[例えば、図158(m')〜同図(q')等]、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、「前記第一の演出の態様とは異なる態様」とは、少なくとも一部が異なる態様であってもよいし、全部が異なる態様であってもよい。例えば、第一の可動手段が移動する動作は同じだが、他方の演出は第二の可動手段も移動する態様であってもよいし、第一の可動手段が移動する動作は同じだが、エフェクトが違う態様であってもよい。
また、前記第二の操作手段は、前記第三の演出の開始前には振動していて、該第三の演出中は、振動せず、該第三の演出が終了すると、振動を再開するものであってもよい。
また、
『 前記第三の演出は、前記第一の演出と同時に実行されないように構成されている演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第三の演出と前記第一の演出のうちのいずれか一方の演出が実行されている期間は、いずれか他方の演出は実行されないように構成されていてもよい。
さらに、前記第一の操作手段の操作に応じて、前記第一の演出および前記第三の演出のうちのいずれか一方の演出が開始されるように構成されていてもよい。
また、
『 複数種類の報知を実行可能に構成されており、
前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第一の報知であり、
前記第一の報知は、前記第一の操作手段の操作を促す報知[例えば、図150(k)及び同図(l),図151(k)及び同図(l),図152(k)〜同図(l2),図153(k)及び同図(l)それぞれに示す操作促進報知の透過部表示191X等]であり、
前記第一の演出は、第一の期間[例えば、図150(k)〜同図(l)の期間、図151(k)〜同図(l)の期間、図152(k)〜同図(l2)の期間、図153(m)〜同図(l)の期間等]において前記第一の操作手段が操作されると開始される演出であり、
前記第一の報知は、前記第一の期間において行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第一の期間は、前記第一の報知が行われている期間である。
また、
『 前記第二の操作手段は、前記第一の演出が実行されている期間の少なくとも一部の期間[例えば、図151〜図152、図153の例では全期間であり、図150の例では同図(q)で振動していないので一部の期間等]において振動するように構成されている手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の操作手段は、振動しないように構成されている手段[例えば、十字キー181a]であり、
前記第二の操作手段は、振動可能に構成されている手段[例えば、チャンスボタン136]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、「振動」とは、操作手段そのもの自身が振動することの直接振動を意味し、他の部材が振動することで間接的に振動する場合の間接振動は含まない。ただし、場合によっては、間接振動も含めてもよい。
なお、前記第一の演出が実行されていない状態[例えば、最終ジャッジ演出ではなく図161(d)〜同図(e)に示す擬似連演出の実行中の状態等]においても、前記第二の操作手段が振動する場合があるように構成されていてもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図128に示すパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、スロットマシン[例えば、図190に示すスロットマシン1000等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
であってもよい。
※D3047P
続いて、操作によって開始タイミングが変化する裏ボタン演出について説明する。
図165は、図128に示すパチンコ機100とは異なるパチンコ機の例を示す図である。
図165(A)は、図128に示すパチンコ機100とは異なるパチンコ機の構成を概念的に示す図である。以下の説明では、これまで説明した構成要素の名称と同じ名称の構成要素には、これまで付した符号と同じ符号を付して説明する。また、これまで説明した事項と重複する事項については説明を省略する場合がある。
図165(A)に示すパチンコ機100は、チャンスボタンが2つある。以下、これまで説明したチャンスボタンは、ボタンAあるいは第一のチャンスボタン136と称し、第一のチャンスボタン136とは別のチャンスボタンを、ボタンBあるいは第二のチャンスボタン137と称する。ボタンB(第二のチャンスボタン137)は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)よりも、球発射ハンドル134から離れた位置に設けられている。すなわち、ボタンA(第一のチャンスボタン136)は、球発射ハンドル134から直線距離(最短距離)でLA離れた位置に設けられているのに対して、ボタンB(第二のチャンスボタン137)は、球発射ハンドル134から直線距離(最短距離)でLB離れた位置に設けられており、LAはLBよりも長い。さらに別の見方をすれば、ボタンB(第二のチャンスボタン137)は、ボタンA(第二のチャンスボタン136)よりも、パチンコ機100の左右方向の中央位置から離れた位置に設けられている。
なお、ボタンA(第二のチャンスボタン136)とボタンB(第二のチャンスボタン137)の位置関係は、以上説明した関係に限られることはない。また、ボタンB(第二のチャンスボタン137)も、第一のチャンスボタン136と同様に、可動手段の一種であり、振動可能であって、さらに、進出(突出)可能であってもよいし、反対に、ボタンB(第二のチャンスボタン137)に限っては、可動手段ではなく、振動不能であって、進出(突出)不能であってもよい。さらに、ボタンB(第二のチャンスボタン137)にもチャンスボタンランプが内蔵されていてもよいし、内蔵されていなくてもよい。また、第三のチャンスボタン等、さらに複数のチャンスボタンや、チャンスボタンとは異なる操作手段がさらに設けられていてもよい。
図164までに説明した各例において、操作手段Bの一例として説明した透過部191に代えて、図165(A)に示すボタンB(第二のチャンスボタン137)を適用することもできる。また、同じく、透過部191に代えて、図128に示す操作キーユニット181を適用することもできるが、図128に示す操作キーユニット181は振動機能を備えていないため、振動機能を付与する必要がある。
図165の右側に示す例は、図165(A)に示すパチンコ機100におけるボタン演出の一例を示す図である。
図165(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。
図165(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始され、同図(c)ではリーチ演出が開始されている。リーチ演出が開始されると、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作を有効なものとして受付ける操作有効状態に移行する。しかしながら、操作有効状態であることの報知(例えば、チャンスボタンランプ138の赤色の点灯や点滅)や、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作を促す操作促進報知(例えば、初期位置表示136X)も行われておらず、遊技者からすれば、操作有効状態であることはわからない。しかしながら、バチンコ雑誌等の情報から、リーチ演出が開始されると操作有効状態になっているかもしれないことを知っている者は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)を操作してみる。すると、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作に応じて、装飾図柄表示装置208には殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示され、ボタンA(第一のチャンスボタン136)は、いわゆる裏ボタンに相当する。
なお、ボタンA(第一のチャンスボタン136)に限らず、ボタンB(第二のチャンスボタン137)や、透過部191の操作に応じても、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示されるようにしてもよい。
図166は、第四の演出および第五の演出の一例を段階的に示す図である。
この図166における各図には、装飾図柄表示装置208sの右横に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)と、ボタンB(第二のチャンスボタン137)が上下に並べて記されているが、両者の実際の位置関係は、図165を用いて説明した位置関係である。
図166(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。この図166(a)に示す装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図166(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始される。また、保留アイコンは1つ減って3つ(保留アイコンh1〜h3)表示されており、変動アイコン表示領域208eには、保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。
図166(c)では、リーチ演出が開始されている。ここでは、リーチ演出の開始に応じて、ボタン演出が開始される。図166(d)に示す、ボタンB(第二のチャンスボタン137)は、赤色に点灯し始めている。また、図166(d)に示す装飾図柄表示装置208には、赤色に点灯し始めたボタンB(第二のチャンスボタン137)を模したボタン画像137aと、ボタンB(第二のチャンスボタン137)の操作(押下)を促す促進表示としての、矢印の表示137bおよび「PUSH」という文字表示と、ボタンB(第二のチャンスボタン137)の操作有効期間に関する表示としての残期間メータ表示137cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像137a,137b,137cと「PUSH」という文字表示を総称して、操作促進報知のボタンB表示137Xと称する。
図166に示す例では、操作促進報知のボタンB表示137Xが表示されると、比較的早いタイミングで、ボタンBが操作される(図166(e))。すなわち、操作促進報知のボタンB表示137Xのうちの残期間メータ表示137cが1/5程度減ったタイミングでボタンンBが操作される。
ボタンBが操作されると、その操作に応じて、装飾図柄表示装置208では、ボタンB表示137Xに代えて、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示される(図166(f)参照)。なお、ボタンB(第二のチャンスボタン137)は操作されると、消灯した状態に戻る。ボタンBの操作に応じてカットイン予告の画像Cが表示される演出が、ボタン演出であり、第五の演出の一例に相当する。殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cの表示は、装飾図柄の変動表示において表示される演出表示である。また、操作促進報知のボタンB表示137Xが第三の報知の一例に相当し、このボタンB表示137Xが表示されている期間(図166(d)〜同図(e)の期間)が、第三の期間の一例に相当する。
なお、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cの表示(第五の演出)は、ボタンB(第二のチャンスボタン137)が操作されないと開始されない演出であってもよいが、ボタンB(第二のチャンスボタン137)が操作されなくても、ボタンB表示137Xが表示されている期間、すなわちボタンBの操作有効期間が経過すると、経過時に開始される演出であってもよいし、経過後に開始される演出であってもよい。
また、リーチ演出からのボタン演出によって表示された殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示された後、第二の期間が開始される。すなわち、第二の期間は、ボタンB(第二のチャンスボタン137)の操作に関連して開始される期間であり、ここでは、ボタンBの操作を行ってしばらくたってから(1コマ分の時間が経過してから)開始され、図166(g)から開始される。図166(g)に示す装飾図柄表示装置208には、依然として殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cが表示されており、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作を促す、操作促進報知の初期位置表示136Xは、表示されていない。また、ボタンAは、初期位置で消灯したままの状態である。しかしながら、図166(g)のタイミングでボタンAが操作される。ここでのボタンAの操作に応じて、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cにオーバーラップするように「激熱」の文字の画像Gが表示される。「激熱」の文字の画像Gは、現在行われている図柄変動表示で大当りになることが確定であることのカットイン予告の画像であって、最終ジャッジ演出のジャッジ結果の表れになる。また、ボタンAを絡めた演出であることからボタン演出でもあり、ボタンAの操作に応じて開始される第四の演出の一例に相当する。「激熱」の文字の画像Gは、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cと表示態様が異なる。なお、現在行われている図柄変動表示でハズレになる可能性が高いことのカットイン予告の画像は、「残念」の文字の画像になる。
図166(g)から開始された第二の期間は、ボタンAの操作有効期間であるが、初期位置表示136Xは表示されず、操作有効期間であることの報知も行われず。ここでのボタンAは、いわゆる裏ボタンに相当する。「激熱」の文字の画像Gの表示(第四の演出)は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されないと開始されない演出である。すなわち、殿様のキャラクタによるカットイン予告の画像Cの表示(第五の演出)は、ボタンBが操作されなくても開始する場合があってもよいことに対して、裏ボタンに相当するボタンAは操作されないと、第四の演出は開始されない。また、第二の期間の終了タイミングは、ボタンAが操作されたタイミングと、操作有効期間が終了するタイミングのうちのいずれか早い方のタイミングである。
この例では、図166(d)〜同図(g)のボタン演出の実行期間と、同図(g)〜同図(i)の裏ボタン演出の実行期間が一部重複しているが、全部重複していてもよい。より具体的には、ボタン演出のボタン操作後の演出期間と裏ボタン演出の操作有効期間が少なくとも一部の期間で重複している。なお、反対に、裏ボタン演出のボタン操作後の演出期間とボタン演出の操作有効期間が少なくとも一部の期間で重複していてもよい。
図167は、ボタンBを操作するタイミングが、図166に示す例より遅かった場合の一例を段階に示す図である。図167における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番のタイミングは、図166における、かっこ書きで記されたアルファベットの図番のタイミングに一致している。以下、図166に示す例との相違点を中心に説明し、同じ点については説明を省略する場合がある。
図167に示す例では、操作促進報知のボタンB表示137Xのうちの残期間メータ表示137cが2/5程度減ったタイミングでボタンBが操作される。すなわち、図166に示す例よりも1コマ分遅れてボタンBが操作される(図167(f)参照)。この結果、図166に示す例に比べて、ボタンBの操作に応じて開始されるボタン演出(第五の演出)の開始も1コマ分遅れるとともに、ボタンBの操作を行って1コマ分の時間が経過してから開始される第二の期間の開始タイミングも1コマ後ろにズレる。図167に示す例では、同図(g)に示すように、ボタンBの操作に続いて、ボタンAを操作しているが、同図(g)のタイミングでは、第二の期間は開始されておらず、ここでのボタンAの操作は、受け付けられるが、有効なものとしては取り扱われない。遊技者は、図167(g)のタイミングでボタンAを操作しても、装飾図柄表示装置208の表示画面が何ら変わらないことから、図167(h)のタイミングで再度、ボタンAを操作する。この2回目の操作に応じて、「激熱」の文字の画像Gがカットイン表示され、第四の演出が開始される。
以上説明したように、図166の例における第二の期間の開始タイミング(第一の時期の一例に相当する図166(g))は、装飾図柄の変動表示の開始タイミング(図166(b))から4コマ分の時間(第一の時間の一例に相当)経過後であるのに対して、図167の例における第二の期間の開始タイミング(第二の時期の一例に相当する図167(h))は、装飾図柄の変動表示の開始タイミング(図167(b))から5コマ分の時間(第二の時間の一例に相当)経過後であり、第二の期間の開始タイミングは可変(不定)である。
なお、図166の例にしても図167の例にしても、2種類のチャンスボタンの操作に絡む演出の例であったが、これらの演出を、2種類のチャンスボタンとは異なる操作手段(例えば、透過部191や第三のチャンスボタン等)の操作に絡む演出に置き換えてもよい。
図168は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)とボタンB(第二のチャンスボタン137)の関係をさらに説明するための図である。
図168には二つの例が示されており、上方に示された例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)のチャンスボタンランプが赤色に点灯しているとともに、ボタンB(第二のチャンスボタン137)のチャンスボタンランプは、青色に点灯している。チャンスボタンランプの点灯は、操作を促すものである。この例では、ボタンAは、振動する機能(第一の機能)を備え、ボタンBは、回転する機能(第二の機能)を備えている。
図168(a)では、ボタンAとボタンBのうち、ボタンAのみを操作する。ボタンAは、操作されると第一の機能を発揮し振動を開始する。なお、無操作のボタンBは、点灯状態を維持したままである。
図168(b)では、ボタンAとボタンBのうち、ボタンBのみを操作する。ボタンBは、操作されると、第二の機能を発揮し回転を開始する。一方、無操作のボタンAは、ボタンBの操作に応じて、第一の機能を発揮し振動を開始する。この例では、一方の操作(ここではボタンBの操作)のみで、他方(ボタンA)の機能(第一の機能)も楽しむことができる。また、この例では、ボタンA136の操作促進報知を行っている状態でボタンB137が操作されも、ボタンA136は振動し、さらに、操作されたボタンBは回転する。
図168の下方に示された例でも、ボタンA136もボタンB137も点灯している。この例では、ボタンA136は、振動する機能(第一の機能)と回転する機能(第二の機能)を備えている。
図168(A)では、ボタンAとボタンBのうち、ボタンAのみを操作する。ボタンAは、操作されると第一の機能を発揮し振動を開始するとともに、第二の機能も発揮し回転も開始する。この結果、ボタンAは、操作に応じて、回転しながら振動する。なお、無操作のボタンBは、点灯状態を維持したままである。
図168(B)では、ボタンAとボタンBのうち、ボタンBのみを操作する。ボタンBは、操作されても、点灯したままの状態であり、振動も回転も開始しない。一方、無操作のボタンAは、ボタンBの操作に応じて、第一の機能を発揮し振動を開始する。この例では、一方の操作(ここではボタンBの操作)のみでは、他方(ボタンA)の複数の機能のうちの一部の機能(第一の機能)のみを楽しむことができる。また、この例では、ボタンA136の操作促進報知を行っている状態でボタンB137が操作されも、ボタンA136は振動する。
以上の記載では、
『 第二の操作手段[例えば、ボタンA(チャンスボタン136)等]を備えた遊技台であって、
複数種類の演出を実行可能に構成されており、
複数種類の報知を実行可能に構成されており、
前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第四の演出[例えば、図166(h)〜同図(i)及び図167(i)それぞれに示す「激熱」のカットイン予告等]であり、
前記第二の操作手段の操作に応じて前記第四の演出が開始されるように構成されており、
前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第二の報知であり、
前記第二の報知は、前記第二の操作手段の操作を促す報知[例えば、操作促進報知の初期位置表示136X等]であり、
前記第四の演出は、装飾図柄の変動表示[例えば、図166及び図167それぞれに示す装飾図柄表示装置208の左上に表示されている3↓3等]において実行される場合がある演出であり、
前記第四の演出は、第二の期間において前記第二の操作手段が操作される[例えば、図166(g)、図167(h)等]と開始される演出であり、
前記第二の報知は、前記第二の期間において行われないように構成されており、
前記第二の期間は、前記変動表示における第一の時期[例えば、図166(g)の時期等]に開始する場合がある期間であり、
前記第二の期間は、前記変動表示における第二の時期[例えば、図167(h)の時期等]に開始する場合がある期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
なお、複数種類の演出を、必ず実行してもよいし、実行しない場合があってもよいし、複数種類の演出以外も実行してもよいし、複数種類の演出のみを実行してもよい。
また、
『 第三の操作手段[例えば、ボタンB(第二のチャンスボタン137)等]を備え、
前記第二の期間は、前記第三の操作手段の操作に関連して開始[例えば、ボタンB操作後、殿様のキャラクタ表示によるカットイン予告が開始した後に開始等]される期間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第五の演出[例えば、図166(f)、図167(g)から開始される殿様のキャラクタ表示によるカットイン予告等]であり、
前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第三の報知であり、
前記第三の報知は、前記第三の操作手段の操作を促す報知[例えば、操作促進報知のボタンB表示137X等]であり、
前記第三の操作手段の操作に応じて前記第五の演出が開始されるように構成されており、
前記第五の演出は、第三の期間[例えば、図166(d)〜同図(e)の期間、図167(d)〜同図(f)の期間等]において前記第三の操作手段が操作される[例えば、図166(e)、図167(f)等]と開始される演出であり、
前記第三の報知は、前記第三の期間において行われるように構成されている、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
すなわち、前記第三の期間は、前記第三の報知が行われている期間である。
また、
『 前記第五の演出の態様は、前記第四の演出の態様とは異なる態様である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第五の演出は、装飾図柄の変動表示において実行される場合[例えば、図166(f)、図167(g)等]がある演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第五の演出は、前記第三の期間において前記第三の操作手段が操作されないと開始されない演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第五の演出は、前記第三の期間において前記第三の操作手段が操作されない場合であっても開始される演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、この場合に、前記第五の演出は、前記第三の期間の経過時に開始される演出であってもよいし、前記第三の期間の経過後に開始される演出であってもよい。
また、
『 前記第四の演出は、前記第二の期間において前記第二の操作手段が操作されないと開始されない演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
こうすることで、前記第五の演出が、前記第三の期間において前記第三の操作手段が操作されない場合であっても開始される演出である場合との明確な違いが生じ、操作手段を絡めた演出に幅をもたせることができるようになる。
また、
『 前記第一の時期は、前記変動表示の開始[例えば、図166(b)]から第一の時間[例えば、4コマ分の時間]の経過後の時期であり、
前記第二の時期は、前記変動表示の開始[例えば、図167(b)]から第二の時間[例えば、5コマ分の時間]の経過後の時期であり、
前記第二の時間は、前記第一の時間と異なる時間である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図128に示すパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
※D2970P
続いて、アイコン変化予告とは異なるアイコン変化表示の例について、昇格演出を例にあげて説明する。
図169は、昇格演出の例を3つ示した図である。
図169の左に示す例では、同図(ア)の装飾図柄の変動表示中において、リーチ演出が開始されると同時、あるいはリーチ演出が開始された後、昇格演出が開始される。すなわち、リーチ状態中に昇格演出が開始される。ここでの昇格演出は、図169(イ)に示すように、装飾図柄表示装置208の中央領域に、注目すべき事項の表示AT(第一の表示)が出現する。図169(イ)に示す注目すべき事項の表示ATでは、装飾図柄表示装置208の左上に縮小表示された装飾図柄の変動表示に注目することが報知されている。すなわち、現在行われているリーチ状態の装飾図柄の変動表示の様子(「2↓2」)を直接表示し、注目することを報知している。次いで、図169(ウ)では、注目すべき事項の表示ATが消え、左図柄表示領域208aと右図柄表示領域208cそれぞれに「装飾7」が表示され、中図柄表示領域208bで高速変動が継続している様子が表示される。同じ偶数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(「装飾2−装飾2−装飾2」)は確変無しの通常大当りの図柄組合せであるのに対し、同じ奇数の装飾図柄が3つ並んだ図柄組合せ(「装飾7−装飾7−装飾7」)は確変付きの特別大当りの図柄組合せであるため、ここでは、確変付きの昇格に成功しそうである。図169の左に示す例は、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象と、その後に変化したものとが、ともに装飾図柄で一致している。すなわち、事前の予告表示(図169(イ))と実際の変化表示(図169(ウ))が一致している例に相当する。装飾図柄等の図柄が変化する演出では、図柄に関する事前の予告表示と、実際の変化表示が必ず一致するように構成してもよい。
なお、注目すべき事項の表示ATでは、現在行われているリーチ状態の装飾図柄の変動表示の様子(「2↓2」)を直接表示しているが、変化後の装飾図柄の変動表示の様子(「7↓7」)を演出の予告表示として直接表示してもよい。
図169の中央に示す例では、昇格演出における注目すべき事項の表示ATでは、4つ表示されているアイコンのうち一番右側のアイコンに注目することが報知されている。注目すべき事項の表示ATで表示された4つのアイコンは、装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域208fに表示される保留アイコンに対応したアイコンであり、保留アイコン表示領域208fには表示されないものの、保留アイコンの一種であると見ることができる。したがって、図169(b)に示す注目すべき事項の表示ATでは、4つ表示されている保留アイコンのうち一番右側の第四保留アイコンh4に注目することが報知されている。なお、図169(b)に示す注目すべき事項の表示ATでは、4つの保留アイコンが表示される一方で変動アイコンは表示されていない。一方、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、3つの黒丸(デフォルトの表示態様)の保留アイコンh1〜h3しか表示されていないが、変動アイコン表示領域208eには、黒丸(デフォルトの表示態様)の変動アイコンcが表示されている。また、図169(b)に示す注目すべき事項の表示ATでは、注目すべき第四保留アイコンh4の表示態様がハッチングの表示態様(第一の表示態様であって先読み予告の表示態様)に変化している。次いで、図169(c)では、依然としてリーチ状態である中、注目すべき事項の表示ATが消え、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、3つの黒丸の保留アイコンh1〜h3しか表示されていない。しかしながら、変動アイコン表示領域208eには、ハッチングの表示態様(通常予告の表示態様)の変動アイコンcが表示されている。このハッチングの表示態様は、図169(b)の注目すべき事項の表示ATにおける第四保留アイコンh4の表示態様と同じ表示態様であるが、この例では、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象(第四保留アイコンh4)と、その後に変化したもの(変動アイコンc)とが、異なっている。すなわち、図169(b)では保留アイコン(第四保留アイコンh4)が変化する予告を行っておきながら、同図(c)の実際では変動アイコンcが変化しており、アイコンの種類からして違っている。しかも、図169(b)の注目すべき事項の表示ATには、変動アイコン自体が表示されておらず、一方で、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、第四保留アイコンh4は表示されていないといった不整合もあえて生じさせている。この例は、事前の予告表示(図169(b))と実際の変化表示(図169(c))が不一致である例に相当する。図169の中央に示す例では、注目すべき事項の表示ATにおける一番右側のアイコン(第四保留アイコンh4)が第一のアイコンの一例に相当し、図169(c)に示す実際の変動アイコンcが第二のアイコンの一例に相当する。また、注目すべき事項の表示ATは、第一の表示の一例に相当し、図169(c)に示す装飾図柄表示装置208における表示が、第二の表示の一例に相当する。なお、図169(d)では、装飾図柄の変動表示が終了し、「装飾3」−「装飾4」−「装飾3」のハズレの組合せが確定表示されている。この図169(d)に示す装飾図柄表示装置208の変動アイコン表示領域208eでは、変動アイコンcの表示態様が、ハッチングの表示態様から黒丸の表示異様に戻っている。また、第1特図始動口230に入賞はなく、第四保留アイコンh4は表示されていない。
図169の右側に示す例における、昇格演出の注目すべき事項の表示AT(図169(B))は、図169の中央に示す例と同じであり、4つ表示されているアイコンのうち一番右側のアイコン(第四保留アイコンh4)に注目することが報知されている。また、その注目すべきアイコン(第四保留アイコンh4)は、ハッチングの表示態様(第一の表示態様)で表示されている。このハッチングの表示態様(第一の表示態様)は、大当りの信頼度が相対的に低い先読み予告の表示態様である。一方、装飾図柄表示装置208では、4つのデフォルトの表示態様の保留アイコンh1〜h4と、同じくデフォルトの表示態様の変動アイコンcが表示されている。この例では、昇格演出の注目すべき事項の表示ATと実際の保留アイコン表示領域208fとの間で、保留アイコンの数は一致している。図169(C)では、依然としてリーチ状態である中、注目すべき事項の表示ATが消え、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、依然として3つの保留アイコンh1〜h3しか表示されていないが、第一保留アイコンh1の表示態様が殿様の顔の表示態様(第二の表示態様)に変化している。この殿様の顔の表示態様(第二の表示態様)は、大当りの信頼度が相対的に高い先読み予告の表示態様である。この例では、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象(第四保留アイコンh4)と、その後に変化したもの(第一保留アイコンh1)とが、異なるばかりか、変化内容も、ハッチングの表示態様(第一の表示態様)と殿様の顔の表示態様(第二の表示態様)とで異なっている。なお、変動アイコン表示領域208eには、デフォルトの表示態様の変動アイコンcが表示されている。
図169(C')は、同図(C)の変形例であって、同図(B)に示す注目すべき事項の表示ATが消えた様子を示す図である。また、同図(D')は、同図(C')に続く、装飾図柄の停止表示時の様子を示す図である。図169(C')および(D')に示す保留アイコン表示領域208fにおける保留アイコンの表示状態は、同図(B)に示す保留アイコン表示領域208fにおける保留アイコンの表示状態と何ら変わりなく、図169(C')および(D')に示す変動アイコン表示領域208eにおける変動アイコンの表示状態も、同図(B)に示す変動アイコン表示領域208eにおける変動アイコンの表示状態と何ら変わりはない。図169(D')に続く、同図(E')は、これまで第一保留アイコンh1であった保留アイコンに対応する保留が消化され、装飾図柄の新たな変動表示が開始された様子を示す図である。装飾図柄の新たな変動表示が開始される際には、保留アイコンのシフト表示の移動アニメーションが実行され、これまで第一保留アイコンh1であった保留アイコンは変動アイコン表示領域208eに向けて移動し、変動アイコンcとして表示される。また、これまで第二保留アイコンh2であった保留アイコンは第一保留アイコンh1として表示されるが、移動アニメーションの開始と同時であったり、移動アニメーション中であったり、移動アニメーションの終了と同時であったり、移動アニメーションの終了後に、表示態様が殿様の顔の表示態様(第二の表示態様)に変化する。すなわち、これまで説明した例とは、昇格表示の実行タイミングが異なり、注目すべき事項の表示ATがなされた図柄変動表示(第一の図柄変動表示)の次に開始される図柄変動表示(第二の図柄変動表示)で昇格表示が実行される。殿様の顔の表示態様に変化した第一保留アイコンh1は、第二の図柄変動表示の実行中(例えば、リーチ演出実行中)、その表示態様で表示されてもよいし、さらに表示態様が変化してもよいし、スーパーリーチ演出実行時には消えてもよい。
図169の右側に示す例も、事前の予告表示(図169(B))と実際の変化表示(図169(C)あるいは同図(E'))が不一致である例に相当する。
図169の右側に示す例では、注目すべき事項の表示ATにおける一番右側のアイコン(第四保留アイコンh4)が第一のアイコンの一例に相当し、図169(C)あるいは図169(E')に示す実際の第一保留アイコンh1が第二のアイコンの一例に相当する。また、注目すべき事項の表示ATは、第一の表示の一例に相当し、図169(C)や同図(E')に示す装飾図柄表示装置208における表示が、第二の表示の一例に相当する。
図170は、昇格演出に関する他の例を2つ示した図である。
図170の左側の例では、保留アイコンの上に、ミニアイテムといったミニアイコンが表示される。このミニアイコンは、保留アイコンよりも小さなアイコンであり、表示された保留アイコンに対応する保留が消化されて開始される図柄変動表示において実行される演出の予告や、当該図柄変動表示における大当りについての先読み予告等を表すものである。図170(A)および同図(B)に示すいずれの装飾図柄表示装置208でも、3つ表示された保留アイコンの内の一番左の第一保留アイコンh1の上に、A表示のミニアイコンmAが2つ積み上げられている。A表示のミニアイコンmAは、例えば、擬似連演出が一回開始されることを予告するものである。図170(B)に示す注目すべき事項の表示ATでは、4つ表示されているアイコンのうち一番左のアイコン(第一保留アイコンh1)の上に表示された一つのC表示のミニアイコンmCに注目することが報知されている。C表示のミニアイコンmAは、例えば、大当りになることが確定であることを示唆する先読み予告である。図170(C)では、依然としてリーチ状態である中、注目すべき事項の表示ATが消え、装飾図柄表示装置208では、第一保留アイコンh1の上に、A表示のミニアイコンmAとC表示のミニアイコンmCが積み上げられている。すなわち、昇格表示として、上の方のミニアイコンが、A表示のミニアイコンmAからC表示のミニアイコンmCに変化しているが、下の方のミニアイコンは変化せずに、A表示のミニアイコンmAのままである。この結果、擬似連回数は2回から1回に減りながらも、大当りになることが確定である図柄変動表示になることが予告されており、昇格に成功している。この例では、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象が、一つしか表示されていないミニアイコンであったのに対し、その後に表示された実際では、二つのミニアイコンが表示されており、注目すべき事項の表示ATにおける注目対象であった一段目のミニアイコン(C表示のミニアイコンmC)と、その後に表示された一段目のミニアイコン(A表示のミニアイコンmA)とでは、変化内容も異なっている。図170の左側に示す例では、注目すべき事項の表示ATにおけるC表示のミニアイコンmCが第一のアイコンの一例に相当し、図170(C)に示す実際の一段目のA表示のミニアイコンmAが第二のアイコンの一例に相当する。また、注目すべき事項の表示ATは、第一の表示の一例に相当し、図170(C)に示す装飾図柄表示装置208における表示が、第二の表示の一例に相当する。
図170の右側の例は、リーチ状態において、3種類の昇格演出の中から選択された昇格演出が実行される。ここにいう3種類の昇格演出とは、図169(ア)〜同図(ウ)に示す昇格演出と、図169(a)〜同図(d)に示す昇格演出と、図169(A)〜同図(C)あるいは図169(A)〜同図(C')〜同図(E')に示す昇格演出であってもよい。また、一の演出が選択される複数種類の演出(ここでは3種類の昇格演出)全てが、図169(ア)〜同図(ウ)に示すような、事前の予告表示(図169(イ))と実際の変化表示(図169(ウ))が一致しているタイプの演出であってもよいし、図169(a)〜同図(d)に示すような、事前の予告表示(図169(b))と実際の変化表示(図169(c))が不一致のタイプの演出であってもよいし、一致しているタイプの演出と不一致のタイプの演出が両方含まれていてもよい。
図170(b)では、昇格演出Aとして「昇格チャンスA」と記された注目すべき事項の表示AT1と、昇格演出Bとして「昇格チャンスB」と記された注目すべき事項の表示AT2と、昇格演出Cとして「昇格チャンスC」と記された注目すべき事項の表示AT3が表示されており、内部抽選によって、いずれか1種類の昇格演出が選択され、実行される。なお、ボタンA(第一のチャンスボタン136)やボタンB(第二のチャンスボタン137)の操作によって、あたかも選択操作を行ったようにしてもよい。
以上の説明では、昇格演出を例にあげて説明したが、アイコン変化予告とは異なるアイコン変化表示は、昇格演出に限ったものではない。
以上の記載では、
『 表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類のアイコンを表示可能な手段であり、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第一のアイコン[例えば、図169(b)に示す第四保留アイコンh4、図169(B)に示す第四保留アイコンh4、図170(B)に示すミニアイコンmC等]であり、
前記複数種類のアイコンのうちの一のアイコンは、第二のアイコン[例えば、図169(c)に示す変動アイコンc、図169(C)あるいは図169(E')に示す第一保留アイコンh1、図170(C)に示すミニアイコンmA等]であり、
前記第二のアイコンは、前記第一のアイコンとは異なるアイコンであり、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能な手段であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第一の表示であり、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第二の表示であり、
前記第一の表示の表示が開始した後、前記第二の表示が表示される場合があるように構成されており、
前記第一の表示は、前記第一のアイコンの表示態様が変化することを示す表示であり[例えば、図169(b),図169(B),図170(B)それぞれに示す注目すべき事項の表示AT等]、
前記第二の表示は、前記第二のアイコンの表示態様が変化する表示である[例えば、図169(c),図169(C)あるいは図169(E'),図170(C)それぞれに示す装飾図柄表示装置208における実際の表示等]、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
なお、前記表示手段は、前記複数種類のアイコンを、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、複数種類のアイコン以外も表示するものであってもよいし、複数種類のアイコンのみを表示するものであってもよい。
また、
『 前記第二のアイコン[例えば、図169(c)に示す変動アイコンc]は、前記第一のアイコン[例えば、図169(b)に示す第四保留アイコンh4]とは異なる種類のアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段を備え、
前記第一のアイコンは、保留アイコン[例えば、図169(b)に示す第四保留アイコンh4等]であり、
前記保留アイコンは、前記図柄変動表示の開始の保留が行われている数を、表示される数によって表すアイコンであり、
一の前記保留アイコンは、一の前記保留があることを表すアイコンであり、
前記第二のアイコンは、変動アイコン[例えば、図169(c)に示す変動アイコンc等]であり、
前記変動アイコンは、前記保留アイコンが表す保留が消化され前記図柄変動表示が開始された場合に、該図柄変動表示に対応するアイコンとして表示されるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記図柄表示手段は、前記図柄変動表示を、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、図柄変動表示以外も実行するものであってもよいし、図柄変動表示のみを実行するものであってもよい。
また、
『 図柄変動表示を表示可能な図柄表示手段[例えば、第1特図表示装置212、特図2表示装置214、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記第一のアイコンは、第一の保留アイコン[例えば、図169(B)に示す第四保留アイコンh4等]であり、
前記第二のアイコンは、第二の保留アイコン[例えば、図169(C)あるいは図169(E')に示す第一保留アイコンh1等]であり、
前記保留アイコンは、前記図柄変動表示の開始の保留が行われている数を、表示される数によって表すアイコンであり、
一の前記保留アイコンは、一の前記保留があることを表すアイコンであり、
前記第一の保留アイコンと前記第二の保留アイコンは、前記保留がなされた時期が異なるアイコンである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一のアイコンは、第一の種類のミニアイテム[例えば、大当りになることが確定であることを示唆する先読み予告のミニアイコンmC等]の表示であり、
前記第二のアイコンは、第二の種類のミニアイテム[例えば、擬似連演出が一回開始されることを予告するミニアイコンmA等]の表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の表示は、装飾図柄の変動表示の表示中に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第一の表示は、リーチ演出の実行中に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の表示は、装飾図柄の変動表示の表示中に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記第二の表示は、リーチ演出の実行中に表示される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図128に示すパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
※D3048P
続いて、ボタン演出で報知を開始するタイマ予告について説明する。
図171は、一般的なタイマ予告について説明するための図である。
この図171における各図には、装飾図柄表示装置208の横に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)と、ボタンBが表示されている。なお、図165等に示すボタンB(第二のチャンスボタン137)は操作面が円形であったが、ここでのボタンBは操作面が四角形であり、以下、一応区別して、操作面が四角形のボタンBを、ボタンB(操作ボタン137')と称するが、操作面の形状に限定されることはなく、また、チャンスボタンという名称であってもよい。
図171(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図171(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は4つ点灯しているとともに、装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが4つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図171(b)では、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始されており、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に行われている。また、図171(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は3個のみ点灯し、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)しか表示されておらず、変動アイコン表示領域208eには、保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。さらに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図171(c)に示す装飾図柄表示装置208では、リーチ演出が開始されている。これまで、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cそれぞれにおいて行われていた装飾図柄の変動表示は、左隅に縮小表示され、3の数字によるリーチ状態になっている。
第1副制御部400は、主制御部300から、特図の図柄変動開始コマンドあるいは特図保留増加コマンドを受信する。図柄変動開始コマンドには、これから開始される図柄変動表示の変動時間を表す情報が含まれている。また、変動時間を表す情報が含まれていない場合であっても、停止図柄を表す情報は含まれており、第1副制御部400は、停止図柄を表す情報から変動時間を決定する。特図保留増加コマンドには、主制御部300が変動時間まで先読みした場合には、先読みした変動時間を表す情報が含まれているが、含まれていなくても、先読みした停止図柄を表す情報は含まれており、第1副制御部400は、先読みした停止図柄を表す情報から変動時間を知ることができる。変動時間が、長い場合(例えば、30秒以上)には、第1副制御部400で、タイマ予告の実行可否抽選が行われる。
タイマ予告の実行可否抽選に当選している場合(抽選結果が実行する結果である場合)には、リーチ演出が開始されると、タイマ予告が開始される。タイマ予告とは、新たな演出が開始されるまでの残り時間を表す表示を含むものであり、新たな演出が開始されることを示唆する予告演出の一種でもある。ここにいう新たな演出とは、大当りの予告演出であったり、ある演出(例えば、スーパーリーチ演出等)が開始されるか否かの予告演出であってもよい。なお、大当りの予告演出としては、現在行われている図柄変動表示で大当りすることを予告する通常予告演出と、次以降の図柄変動表示で大当りすることを予告する先読み予告演出とがある。また、残り時間を表す表示は、メータ表示であってもよいし、レベル表示であってもよいし、個数表示であってもよいが、この例では、数値表示である。図171(d)では、変動アイコン表示領域208eの左隣に、タイマ予告表示Tが表示されており、新たな演出開始まで残時間が30:00秒であることが報知されている。ここで表示された残時間は、時間の経過とともにカウントダウン表示され、同図(e)では、0:00秒になっている。残時間が0:00秒になると、第一の演出表示が行われる。図171(f)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコン表示領域208eの上に、殿様のキャラクタが表示される。なお、図171(f)の変動アイコン表示領域208eには、依然として黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)の変動アイコンcが表示されている。また、その変動アイコン表示領域208eの左隣には、依然として0:00秒のタイマ予告表示Tが表示されており、ここでの第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示)は、タイマ予告の終了演出である。ただし、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示)を、タイマ予告で開始を予告した新たな演出の開始演出とも見ることができる。特に、0:00秒になってタイマ予告表示Tの消えるタイミングは、0:00秒になった瞬間であってもよく、同図(e)のタイミングで消えてもよい。あるいは、0:00秒になったことでタイマ予告は終了しているが、タイマ予告表示Tは、新たな演出が開始されても一定の期間は表示し続ける態様であってもよい。
図171(f)に続く同図(g)では、タイマ予告表示Tは消えたものの、変動アイコン表示領域208eの上には第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)が表示されたまま、タイマ予告で予告した新たな演出として通常予告演出が開始されている。この通常予告演出では、それまでデフォルトの表示態様であった変動アイコンcが、お姫様の顔の表示態様に変化し、現在、リーチ状態で継続くている図柄変動表示で大当りする可能性があることを予告している。
図171(h)では、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示)も消え、変動アイコン表示領域208eには、お姫様の顔の表示態様の変動アイコンcが表示され続けており、通常予告演出が継続している。この後、スーパーリーチ演出に発展し、保留アイコンとともに変動アイコンcも消え(見えなくなり)、大当りとなったり、あるいは、ハズレとなったり、さらには、スーパーリーチ演出に発展もせずにハズレとなったりする。なお、スーパーリーチ演出に発展した場合であっても、お姫様の顔の表示態様の変動アイコンcは消えずに見え続けてもよい。
図172は、ボタン操作に応じてタイマ予告表示Tが表示される場合がある例等を段階的に示す図である。
第1副制御部400には、カウンタタイマが設けられており、タイマ予告の実行可否抽選に当選すると、カウンタタイマによる内部カウントを開始する。内部カウントの開始時期は、特図の図柄変動表示開始後であってもよいし、図柄変動表示の開始前であってもよいが、図172に示す例では、図柄変動表示の開始と同時に、内部カウントが開始される。カウンタタイマには、開始前にカウント値が設定され、カウントダウン方式でカウントされる。カウント値の表す時間は、特図の変動時間未満の時間であるが、特図の変動時間以上の時間であってもよい。図172では、擬似的に図131に示すカウンタタイマ412を記している。図172に示す例では、40:00秒の値がカウンタタイマ412にセットされ、図柄変動表示が開始された同図(b)から内部カウントが開始される。
また、パチンコ機100では、内部カウントの開始と同時、あるいは開始直後から、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作を有効に受ける状態(操作有効状態)に移行する。しかしながら、操作有効状態に移行しても、ボタンA(第一のチャンスボタン136)のチャンスボタンランプ138は消灯したままであり、ボタンAの操作促進報知(例えば、初期位置表示136X)も行われておらず、遊技者からすれば、操作有効状態であることはわからない。しかしながら、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されると、その操作に応じて、タイマ予告表示Tが表示される。図172に示す例では、リーチ演出が開始(図172(c)参照)されてからしばらくたってから、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されている。タイマ予告表示Tの表示は、図171に示す例ではリーチ演出と関係があったが、この例では無関係である。また、ここでのボタンA(第一のチャンスボタン136)はいわゆる裏ボタンに相当する。なお、ボタンB(操作ボタン137')が操作されてもタイマ予告表示Tは表示されないが、表示されるようにしてもよい。図172(e)に示す装飾図柄表示装置208には、タイマ予告表示Tが表示されており、新たな演出開始まで残時間が20:00秒であることが報知されている。この例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されると、即座にタイマ予告表示Tが表示されるため、遊技者には、あたかも、ボタンA操作によって残時間のカウントダウンが開始されたように見えるが、内部的には、ボタン操作前から残時間のカウントダウンは開始されている。
なお、この例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)はいわゆる裏ボタンに相当するが、ボタンAを操作することを促進する操作促進報知を行ってもよく、操作促進報知は、ボタンAが操作された時点で終了になる。したがって、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されてからタイマ予告表示Tが表示されるまでの間に、ある程度の期間を設けた場合には、その期間内には、操作促進報知は行われないことになる。
また、ボタンA操作に応じてタイマ予告表示Tが表示されるため、ボタンA操作のタイミングによって、表示され始めの残時間の長さが異なることになる。すなわち、図172(A)に示すように、もう少し早くボタンA操作が行われれば、残時間が25:00秒である状態からタイマ予告表示Tの表示が開催されることになる。一方、図172(ア)に示すように、カウンタタイマ412の計時による残時間が第一の残時間以下(ここでは5秒以下)になってからボタンA操作が行われても、タイマ予告表示Tを表示させないようにしてもよい。この場合は、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作有効状態は、第一の残時間より前までになる。あるいは、カウンタタイマ412の計時による残時間が第二の残時間(例えば6秒)になると、ボタンA操作が行われていなくても、タイマ予告表示Tを第二の残時間から表示するようにしてもよい。なお、図172に示す例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作有効状態は連続しているが、断続的にしてもよい。例えば、操作有効状態が5秒継続すると、3秒間操作無効状態に移行することを残時間が0:00秒になるまで繰り返してもよい。
図172(f)以降については、図171(e)以降と同じであるため説明は省略するが、ボタンA(第一のチャンスボタン136)は裏ボタンであったため、初心者はボタンAを押さずに残時間が経過してしまう場合がある。この場合であっても、残時間経過後に、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)は行わずに、変動アイコンcの表示態様を、お姫様の顔の表示態様に変化させてもよいし、操作があった場合と同じように、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)を表示させてから、変動アイコンcの表示態様を、お姫様の顔の表示態様に変化させてもよい。
図173は、裏ボタン操作のタイミングと保留増加のタイミングとの関係を説明するための図である。
図173(b)において図柄変動表示を開始した時点では、特図1の保留数は2であり、ここでの図柄変動表示の開始と同時に、内部カウントも開始される。すなわち、図柄変動表示が開始された時点で、タイマ予告が実行することは決定しており、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作有効状態である。
図173(c)では、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、タイマ予告表示Tが表示される。タイマ予告表示Tが表示されている状態(残時間が5:00秒の状態)で、第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、図173(d)に示すように、3つの保留アイコンh1〜h3が表示される。これら3つの保留アイコンh1〜h3はいずれも黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)である。
やがて、残時間が0:00秒になり(図173(f)参照)、図173(g)に示すように、変動アイコン表示領域208eの上には第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)が表示される。この状態でも、デフォルトの表示態様で3つの保留アイコンh1〜h3が表示されている。また、この例では、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)の上に、これから開始される新たな演出、すなわちタイマ予告で開始を予告した新たな演出についての示唆が行われ、先読み予告対象の保留アイコンの表示態様が変化することが報知されている。この例では、制御的に、ボタン予告の実行可否の決定段階で、先読み予告の対象も決定する。したがって、現在行われている図柄変動表示よりも1回前の図柄変動表示の実行中に、特図1の第二保留が増加している場合には、制御的には、先読み予告対象はこの第二保留になり、タイマ予告の実行が決定した後の入賞分(ここでは、第三保留)が先読み予告対象になることはあり得ないが、遊技者からすれば、新たな演出の開始前に表示されている3つの保留アイコンh1〜h3全てが、先読み予告対象の可能性があるように見える。
図173(h)に示す装飾図柄表示装置208では、3つの保留アイコンh1〜h3のうち第二保留アイコンh2の表示態様が、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)から殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に変化し、タイマ予告で予告した新たな演出として先読み予告演出が開始されている。なお、この例では、現在行われている図柄変動表示が終了するまで、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)が表示され続ける。
また、図173(c')に示すように、残時間が5:00秒の段階では、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)を操作せず、特図1の保留数が1つ増加した図173(d)のタイミングよりも後に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)を操作した場合(図173(e')参照)には、保留増加後のボタン操作であることから余計に、ボタン操作前に増加していた第三保留も先読み予告対象になると遊技者は期待する傾向にあるが、ボタン操作前であってもタイマ予告の実行が決定した後の保留増加には変わりなく、制御的には、第三保留が先読み予告対象になることはあり得ず、この例でも、第二保留アイコンh2の表示態様が先読み予告の表示態様に変化する。
なお、現在行われている図柄変動表示よりも1回前の図柄変動表示の実行中に、特図1の第二保留とともに第1保留も増加している場合には、第一保留アイコンh1の表示態様が先読み予告の表示態様に変化する可能性はあり、この場合には、先読み予告対象が、第一保留なのか第二保留なのか、あるいは両方なのか、事前には分からないことになる。
また、先読み予告対象の決定を、ボタンAの操作に応じて行う制御を採用すれば、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作タイミングに応じて、先読み予告対象の数が変化することになる。すなわち、図173(c)のタイミングにおけるボタン操作では、第一保留と第二保留しか先読み予告対象にならないが、図173(e')のタイミングにおけるボタン操作では、第一保留〜第三保留までが先読み予告対象になり、ボタン操作のタイミングに応じて期待できる対象が異なってくることになる。
さらには、先読み予告対象の決定を、新たな演出の開始直前、すなわち残時間が0:00秒になった時点で行うようにしてもよい。
図174は、ボタン演出についての二つの例を段階的に示す図である。
図174の左側の例は、一般的なボタン演出の例に相当し、カウンタタイマ412は動作しない。この例では、図174(a)から同図(d)までリーチ状態であり、同図(b)に示す装飾図柄表示装置208には、初期位置で消灯した状態のチャンスボタン136を模したボタン画像136a4と、チャンスボタン136の操作を促す促進表示としての、矢印の表示136bおよび「押せ」という文字表示と、チャンスボタン136の操作を有効として受付ける残期間を表す残期間メータ表示136cとの3つがワンセットになって表示されている。以下、これら3つの画像136a4,136b,136cと「押せ」という文字表示を総称して、操作促進報知の通常表示136Nと称する。図174(c)では、操作促進報知の通常表示136Nが行われている状態で、ボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、この操作に応じて、同図(d)に示す装飾図柄表示装置208は、チャンスと表示されたカットイン予告の画像C1が表示される。
図174の右側の例は、タイマ予告の開始が待機される例である。図174(A)〜同図(C)は、図174(a)〜同図(c)と同じであることから説明を省略する。この例でも、カウンタタイマ412は動作しておらず、現在行われている図柄変動表示ではタイマ予告は実行されない。しかしながらここで保留している3つの保留それぞれが保留された際の特図保留増加コマンドを受信した段階で、各コマンドに含まれていた、先読みした停止図柄を表す情報から、それぞれの変動時間を知ることができ、これら3つの保留の中に、変動時間が第一の時間よりも長くなる保留がある場合には、その保留が消化されて図柄変動表示が開始されるまで、タイマ予告をストックしておく。図174(C)のように、操作有効期間中にボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作された場合には、現在行われている図柄変動表示ではタイマ予告は開始されないが、この後に開始される図柄変動表示においてタイマ予告が開始されることを予告する表示として、同図(D)に示すように、「待機中」という表示T'を、タイマ予告表示Tが表示される位置に表示しておき、タイマ予告が開始される時になったら、「待機中」の代わりに残時間が表示される。
図175は、タイマ予告表示Tを含めた表示の仕方の変形例を示す図である。この図175には、左側に3つの例が示され、右側には二つの例が示されている。
まず一つ目の例である図175(a)では、リーチ状態において、タイマ予告表示Tと似た表示(以下、時間表示T1と称する。)が、タイマ予告表示Tの表示位置に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)操作前から既に表示されている。この時間表示T1も、時間の経過とともにカウントダウン表示されるが、図175(a)では10:00秒が表示されている。一方、図175(a)に示すカウンタタイマ412は30:00秒であり、両者は不一致である。カウンタタイマ412が25:00秒になった図175(b)のタイミングで、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、この操作に応じて、時間表示T1の上に、タイマ予告表示Tが表示される。図175(b)のタイミングでは、時間表示T1は5:00秒であり、タイマ予告表示Tは、カウンタタイマ412と同じ25:00秒である。
二つ目の例である図175(A)でも、一つ目の例である図175(a)と同様に、時間表示T1が、タイマ予告表示Tの表示位置に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)操作前から既に表示されている。その後、この例でも、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作される。ボタンAの操作タイミングは、カウンタタイマ412が25:00秒になったタイミングであり、この操作に応じて、時間表示T2に代わって、タイマ予告表示Tが表示される。図175(B)に示すタイマ予告表示Tは、カウンタタイマ412と同じ25:00秒である。また、そのタイマ予告表示Tの上には、これまで表示されていた時間表示T1の時間と、新たに表示されたタイマ予告表示Tの時間との差分が表示されている。すなわち、図175(B)のタイミングでは、これまで表示されていた時間表示T1の時間は5:00秒になっていたはずであるのに対して、タイマ予告表示Tに表示された残時間は25:00秒であることから「+20」という差分表示T2がなされている。
三つ目の例である図175(ア)でも、一つ目の例である図175(a)と同様に、時間表示T1が、タイマ予告表示Tの表示位置に、ボタンA(第一のチャンスボタン136)操作前から既に表示されている。その後、この例でも、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作される。ボタンAの操作タイミングは、図175(イ)のタイミングであり、ここでもカウンタタイマ412が25:00秒になったタイミングである。一方、図175(イ)のタイミングでは、時間表示T1は5:00秒であり、カウンタタイマ412がの残時間よりも20:00秒も進んでいる。この例では、時間表示T1の上部にオーバーラップするように「LOCK」という文字表示がなされ、時間表示T1におけるカウントダウンが一時停止する。時間表示T1におけるカウントダウンが一時停止しても、カウンタタイマ412のカウントダウンは継続しており、カウンタタイマ412の残時間が、時間表示T1の5:00秒になるまで、「LOCK」という文字表示がなされ、時間表示T1におけるカウントダウンは一時停止している。やがて、カウンタタイマ412の残時間が5:00秒になると、「LOCK」という文字表示が消えるとともに、時間表示T1がタイマ予告表示Tに置き換わり、以降は、タイマ予告表示Tとしてのカウントダウンが継続される。なお、この例では、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されなかった場合には、時間表示T1はカウントダウンを継続し、やがて0:00秒になって、タイマ予告表示Tに置き換わることなく終了する。
右上に示す四つ目の例である図175(α)には、時間経過を表す矢印が表示されており、図柄変動表示中の状態を示している。一般的には、カウンタタイマに最初設定されるカウント値(残時間)は長ければ長いほど、大当りの期待度が高いといえる。また、タイマ予告が、現在行われている図柄変動表示における最終カットイン予告の開始を予告する場合には、タイマ予告の実行時間(残時間)が長ければ長いほど、様々な演出を実行することが可能になる。例えば、前半部分では、保留アイコンの表示態様の変化や擬似連の開始が実行可能である。また、ノーマルリーチが開始された後では、スーパーリーチ(SP)への発展や、リーチのタイトル色の変化演出も実行可能である。さらに、大当りの期待度が上がるリーチ中のチャンスアップ演出も実行可能である。これらの理由により、内部的には、カウンタタイマ412のカウントダウンは実行され続けているが、タイマ予告表示Tにおける残時間の表示を最初は少なめに表示させておいて、見た目上は、カウントダウンを一時停止させたり、残期間を後から上乗せしたりすることで、遊技の興趣が向上する場合がある。また、図175(a)に示す時間表示T1のような残時間表示の数が多く表示されるほど、残時間が0:00秒になったときの演出の変化に期待を持つ回数が増え、遊技の興趣が向上する場合がある。そして、最終カットイン予告では、大当りになることが確定であるキャラクタを登場させたりする。なお、カウンタタイマ412が0:00秒になったことに合わせてタイマ予告表示Tが0:00秒になっても、新たな演出が開始されない、偽のタイマ予告も実行可能に構成してもよいし、偽のタイマ予告は行わないように構成してもよい。
右下に示す五つ目の例である図175(あ)では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作が行われ、装飾図柄表示装置208には、カウンタタイマ412の残時間(ここでは30:00秒)が表示されたタイマ予告表示Tが表示されている。図175(い)では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)の操作が再度行われる。裏ボタンに相当するボタンAでは、2回目の操作についても有効として受け付ける状態にあり、これまで第一の態様(例えば、一重枠)で表示されていたタイマ予告表示Tが、2回目の操作に応じて第二の態様(例えば、二重枠)で表示される。なお、これまで第一の色(例えば、青色)で表示されていたタイマ予告表示Tが、2回目の操作に応じて第二の色(例えば、青色)で表示されるようにしてもよい。
図176は、タイマ予告が、残時間のカウントダウンを伴う他の演出と重複した場合の例を示す図である。
図176には二つの例が示されており、上方に示された例は、タイマ予告が、島一斉演出と重複した場合の例になる。図176(a)に示す装飾図柄表示装置208には「島一斉演出まであと25秒」と大きく表示されている。一方、内部的なカウンタタイマ412の残時間は30:00秒であるが、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)はこの段階では無操作であり、タイマ予告表示Tは非表示である。図176(b)では、そのボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、変動アイコン表示領域208eの左隣に、カウンタタイマ412の残時間(ここでは25:00秒)が表示されたタイマ予告表示Tが表示されている。なお、図176(b)に示す装飾図柄表示装置208には、「島一斉演出まであと20秒」と、先と同じ大きさで表示されている。この例では、タイマ予告の残時間が0:00秒になる時間と、島一斉演出が開始される時間との差は、僅か5秒であるが、タイマ予告は、島一斉演出のカウントダウンの影響を何ら受けることなく、カウンタタイマ412のカウントダウンに従って、残時間を表示する。
図176の下方に示された例は、タイマ予告が、ミッション演出と重複した場合の例になる。図176(ア)に示す装飾図柄表示装置208では、変動アイコン表示領域208eの右斜め上のミッション表示Mがなされ、残時間が10:00秒であることが表示されている。一方、内部的なカウンタタイマ412の残時間は30:00秒であるが、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)はこの段階では無操作であり、タイマ予告表示Tは非表示である。図176(イ)では、そのボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作され、変動アイコン表示領域208eの左隣に、カウンタタイマ412の残時間(ここでは25:00秒)が表示されたタイマ予告表示Tが表示されている。なお、図176(イ)に示すミッション表示Mでは、残時間が5:00秒であることが表示されている。この例では、ミッション表示Mとタイマ予告表示Tがともに、一重枠で囲まれた似たような表示態様で表示されているため、一見すると、誤認してしまう恐れがあるが、かえって、注意して見てもらえるという効果も奏する。
図177は、タイマ予告の他の例を示す図である。
図177の左側に示す例は、タイマ予告表示が、数値表示ではなくメータ表示である。この例では、図177(b)に示すように、操作促進報知の通常表示136Nは表示されていないが、ボタンA(第一のチャンスボタン136)に内蔵されたチャンスボタンランプ138が赤色に点灯し、操作することを促している。また、図177(b)に示す装飾図柄表示装置208には、タイマ予告表示の一種であるチャンスアップメータの表示についてのチュートリアル的な記載がなされている。図177(c)では、赤色の点灯に促されてボタンAが操作され、装飾図柄表示装置208の演出表示領域208dには、その操作に応じて、チャンスアップメータCMが表示されている。チャンスアップメータCMは、左端がスタートSであり、右端がゴールGであり、時間経過とともに、矢印マークが左から右に向かって移動していく。この矢印マークは、現在の時点を表すものであり、矢印マークが右端のゴールGに到達すると、残時間は0:00秒になる。したがって、矢印マークからゴールGまでの距離が残時間の長さに対応している。さらに、このチャンスアップメータCMは、残時間を示すだけではなく、図175(α)に示す、擬似連や保留アイコンの変化や、リーチタイトル色の変化演出や、リーチ中のチャンスアップ演出といった各種の演出の実行タイミングもマーキングされている。なお、演出の実行タイミングだけがマーキングされていて、どのような演出が実行されるかまでは非表示であってもよい。
図177の右側に示す例は、操作手段の操作タイミングに応じて、実行される演出が変化する例である。この例では、ボタンA(第一のチャンスボタン136)に内蔵されたチャンスボタンランプ138が赤色に点灯し、操作することを促すとともに、装飾図柄表示装置208には、操作促進報知の通常表示136Nが表示されている。また、表示された通常表示136Nのうちの残期間メータ表示136cには、目印JIが付されており、残期間メータが、この目印JIにさしかかった時にボタンAを操作すると、特別態様の演出が開始される。図177(A)は、ボタンAの操作が遅すぎて、特別態様の演出は開始されず、図177(B)に示すように、チャンスと黒文字で表示されたカットイン予告の画像C1が表示されている。図177(ア)は、ボタンAの操作タイミングが、目印JIのタイミングにちょうど合い、図177(イ)に示すように、チャンスと灰色の文字で表示されたカットイン予告の画像C2が表示されている。図177(イ)に示すカットイン予告の画像C2は、図177(B)に示すカットイン予告の画像C1と、文字の書体や下地の種類は同じで文字の色のみが異なるが、文字の書体や下地の種類までも異なるものであってもよいし、さらにはキャラクタ等の画像が追加されたものであってもよい。図177(あ)では、操作促進報知が行われていないボタンB(操作ボタン137')が操作されている。また、ここでのボタンBは、裏ボタンに相当する。ボタンBの操作タイミングも、目印JIのタイミングにちょうど合い、図177(い)に示すように、お姫様のキャラクタが表示された特別態様のカットイン予告の画像C3が表示されている。このように、操作タイミングに応じて演出の表示態様が異なったり、操作する操作手段に応じて演出の表示態様が異なったりする。なお、演出の表示態様に限らず、演出の種類や開始タイミングが異なってもよい。また、操作する操作手段が同じでも、裏ボタンであるときとないときで、演出の表示態様や、演出の種類や開始タイミングが異なってもよい。
図178は、タイマ予告表示Tが装飾図柄表示装置208とは異なるデバイスに表示される例を示す図である。
図178に示す例では、パチンコ機100に、装飾図柄表示装置208とは別体の、シャッタ付きのタイマ予告表示手段209'が設けられている。このタイマ予告表示手段209'には、図128に示すパネル表示部183を適用することができる。図178(a)に示すシャッタ付きタイマ予告表示手段209'では、シャッタが閉じており、同図(b)に示すように、裏ボタンに相当するボタンA(第一のチャンスボタン136)が操作されると、シャッタが開き、カウンタタイマ412の残時間(ここでは20:00秒)がタイマ予告表示手段209'に表示れる。
やがて、図178(c)に示すように、タイマ予告表示手段209'に表示されていた残時間が0:00秒になる。すると、図178(d)に示すように、タイマ予告表示手段209'ではなく、装飾図柄表示装置208に、第一の演出表示(殿様のキャラクタ表示N1)が表示され、次いで、装飾図柄表示装置208の変動アイコン表示領域208eでは、変動アイコンcがお姫様の顔の表示態様に変化し、通常予告演出が開始されている。なお、残時間が0:00秒になって以降、タイマ予告表示手段209'ではシャッタは閉じずに、そのまま0:00秒が表示され続けている。
図178(A)に示す装飾図柄表示装置208には、図174(D)に示す「待機中」と同じ表示がなされている。図174(D)に示す「待機中」は、この後に開始される図柄変動表示においてタイマ予告が開始されることを予告する表示であったが、図178(A)に示す「待機中」は、現在行われている図柄変動表示においてタイマ予告が開始されることを予告する表示に相当する。図178(B)では、装飾図柄表示装置208の「待機中」が消え、タイマ予告表示手段209'のシャッタが開いて、ここでは図示省略したカウンタタイマ412に設定された残時間と同じ残時間(ここでは20:00秒)が表示されている。「待機中」の解除は、解除時期が到来して自動的に解除されたり、ボタンAやボタンBを再び操作することで解除されてもよい。
図178(ア)に示す装飾図柄表示装置208ではリーチ状態であり、変動アイコン表示領域208eの左隣に、不図示のカウンタタイマ412の残時間(ここでは25:00秒)が表示されたタイマ予告表示Tが表示されている。そして、タイマ予告表示手段209'では、シャッタが開き、「チャンス」という文字表示がなされている。このように、タイマ予告表示手段209'は、残期間を表す表示以外の表示も表示可能である。図178(イ)に示す装飾図柄表示装置208では、スーパーリーチ演出に発展している。スーパーリーチ演出が開始されると、装飾図柄表示装置208からタイマ予告表示Tが消え、代わりに、不図示のカウンタタイマ412の残時間(ここでは20:00秒)が、タイマ予告表示手段209'に表示される。こうすることで、装飾図柄表示装置208で実行されるスーパーリーチ演出の一部がタイマ予告表示Tでオーバーラップされず、一方で、タイマ予告の残時間を明確に表示することができる。
図178(あ)に示す例では、不図示のカウンタタイマ412の残時間が、装飾図柄表示装置208のタイマ予告表示Tに表示されるとともに、タイマ予告表示手段209'にも表示されている。ただし、装飾図柄表示装置208のタイマ予告表示Tでは25:00秒と表示されているのに対して、タイマ予告表示手段209'では24:95秒と表示され、ともに、不図示のカウンタタイマ412の残時間を表示しているはずなのに、非常に僅かではあるが差が生じてしまっている。これは、装飾図柄表示装置208とタイマ予告表示手段209'といったように異なるデバイスであることから、表示制御等において何らかのタイムラグが生じ、このタイムラグに起因した差である。なお、装飾図柄表示装置208のタイマ予告表示Tと、タイマ予告表示手段209'との間に、演出の一環として意図的に差を生じさせてもよい。
なお、ここではタイマ予告表示手段209'が用いられているが、タイマ予告表示手段209'に代えて、図160に示す、動作(昇降)可能な第二表示手段209を用いてもよい。この第二表示手段209は、必ず動作(昇降)してもよいし、動作(昇降)しない場合があってもよし、昇降動作以外にも動作するものであってもよいし、昇降動作のみ行うものであってもよい。
以上の記載では、
『 第二の操作手段[例えば、チャンスボタン136等]と、
表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208やタイマ予告表示手段209'等]と、
を備えた遊技台であって、
前記表示手段は、複数種類の表示を表示可能に構成されており、
前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第三の表示であり、
前記第三の表示は、第一の予告表示[例えば、タイマ予告表示T等]であり、
前記第三の表示は、前記第二の操作手段の操作タイミングに応じた表示[例えば、図172(e)に示す20:00と同図(A)に示す25:00や、図177(B)に示すチャンスと黒文字で表示されたカットイン予告の画像C1と図177(イ)に示すチャンスと灰色の文字で表示された特別態様のカットイン予告の画像C等]で表示が開始される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
なお、前記第三の表示は、前記第二の操作手段の操作タイミング[例えば、残時間が第一の残時間以下か否かや図177の右側に示す例における目印JIのタイミングに一致したか否か]に応じた表示態様[例えば、図172(e)に示す20:00と同図(ア)に示す非表示や図177(B)に示すチャンスと黒文字で表示されたカットイン予告の画像C1と図177(イ)に示すチャンスと灰色の文字で表示された特別態様のカットイン予告の画像C等]で表示が開始される表示であってもよい。
また、前記表示手段は、複数種類の表示を必ず表示してもよいし、表示しない場合があってもよいし、複数種類の表示以外も表示するものであってもよいし、複数種類の表示のみを表示するものであってもよい。
また、
『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第四の表示であり、
前記第四の表示は、前記第二の操作手段の操作を促す表示[例えば、操作促進報知の通常表示136N等]であり、
前記第二の操作手段が操作されることで、前記第三の表示の表示が、開始される場合[例えば、操作有効期間内の操作の場合等]と、開始されない場合[例えば、操作有効期間前であったり操作有効期間経過後の操作の場合等]とがあるように構成され、
前記第四の表示は、前記第二の場合において、前記第二の操作手段が操作されてから前記第三の表示の表示が開始されるまでの間に、表示されない表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第四の表示は、前記第二の場合において、表示されない表示であってもよい。
また、
『 前記第一の予告表示は、タイマ予告の表示であり、
前記タイマ予告とは、第一の残時間[例えば、カウンタタイマ412の残時間等]を表す表示[例えば、タイマ予告表示T等]を含む予告であり、
前記第一の残時間がゼロになった後に予告演出[例えば、図172(h)に示す変動アイコンcの表示態様がお姫様の顔の表示態様に変化する通常予告演出、あるいは図173(g)に示す第二保留アイコンh2の表示態様が殿様の顔の表示態様に変化する先読み予告演出等]が開始されるように構成されており、
上に記載の「前記第二の操作手段の操作タイミングに応じた表示」とは、前記第一の残時間を表す表示のことである、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第一の残時間とは、予告演出が開始されるまでの残り時間のことであってもよい。
また、
『 前記予告演出は、前記第三の表示の表示が開始されたときに行われている図柄変動表示に関する予告[例えば、図172(h)に示す変動アイコンcの表示態様がお姫様の顔の表示態様に変化する通常予告等]の演出である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
より具体的には、前記予告演出として、いわゆる擬似連演出や、第一のリーチ演出から発展した第二のリーチ演出[例えば、スーパーリーチ演出等]や、リーチ演出における大当りの期待度向上を示唆する演出[例えば、タイトルや台詞の文字色の変化等]や、カットイン演出[例えば、図柄停止直前のカットイン演出等])等があげられる。
また、
『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第五の表示であり、
前記第五の表示は、保留アイコンの表示であり、
前記表示手段は、表示する前記保留アイコンの数により、保留数を表す表示を表示可能な手段であり、
前記予告演出は、前記保留アイコンの表示態様を先読み予告の表示態様に変化させる演出[例えば、図173(g)に示す第二保留アイコンh2の表示態様が殿様の顔の表示態様に変化する先読み予告演出等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記表示手段は、保留数を表す表示を必ず表示してもよいし、表示しない場合があってもよいし、保留数以外も表示するものであってもよいし、保留数のみを表示するものであってもよい。
また、
『 前記第三の表示の表示中に前記保留数が増加した場合に、増加する前の該保留数を表す前記保留アイコンのうちの一又は複数の保留アイコンの表示態様が前記先読み予告の表示態様に変化すること[例えば、図173(h)に示す、第二保留アイコンの表示態様の変化等]がある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第三の表示の表示が開始された時点で複数の前記保留アイコン(以下、「複数の保留アイコン」という。)が表示されていた場合に、該複数の保留アイコンのうちの一又は複数の保留アイコンの表示態様が前記先読み予告の表示態様に変化することがあってもよい。
また、
『 前記第三の表示の表示中に前記保留数が増加した場合に、増加した後の該保留数を表す前記保留アイコンのうちの一又は複数の保留アイコンの表示態様が前記先読み予告の表示態様に変化することがある、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記予告演出が開始される時点で複数の前記保留アイコン(以下、「複数の保留アイコン」という。)が表示されていた場合に、該複数の保留アイコンのうちの一又は複数の保留アイコンの表示態様が前記先読み予告の表示態様に変化することがあってもよい。
また、
『 前記複数種類の表示のうちの一の表示は、第六の表示[例えば、図175に示す時間表示T1等]であり、
前記第六の表示は、前記第一の残時間[例えば、図175(b)のタイミングでは25:00秒]を表す表示とは別の第二の残時間を表す表示を含む表示[例えば、図175(b)のタイミングでは5:00秒]であり、
前記第三の表示は、前記第六の表示と一緒に表示される場合がある表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 カウント手段[例えば、カウンタタイマ412等]を備え、
前記第一の残時間を表す表示は、前記カウント手段のカウント値に対応した表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、図柄変動表示を実行可能な図柄表示手段[例えば、特図1表示装置212,特図2表示装置214等]と、第一の制御手段[例えば、主制御部300等]と、第二の制御手段[例えば、第1副制御部400等]と、を備え、前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段からのコマンドに応じた制御を実行可能な制御手段であり、前記第一の制御手段は、前記図柄表示手段を制御可能な制御手段[例えば、特図状態更新処理を実行する制御手段等]であり、前記第二の制御手段は、前記表示手段の制御[例えば、演出制御処理等]を実行可能な制御手段であり、前記第二の制御手段は、前記カウント手段が設けられた手段であってもよい。また、前記第二の制御手段は、複数の制御手段[例えば、基本回路402並びにVDP434及びVRAM436等]から構成された制御手段であってもよい。
なお、前記図柄表示手段は、前記図柄変動表示を、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、図柄変動表示以外も実行するものであってもよいし、図柄変動表示のみを実行するものであってもよい。また、前記第二の制御手段は、前記第一の制御手段からのコマンドに応じた制御を、必ず実行する手段であってもよいし、実行する場合がある手段であってもよいし、前記第一の制御手段からのコマンドに応じた制御以外も実行するものであってもよいし、前記第一の制御手段からのコマンドに応じた制御のみを実行するものであってもよい。
また、
『 前記第三の表示は、前記第二の操作手段の操作タイミングが第一のタイミング[例えば、図177の右側に示す例における目印JIのタイミング等]と一致している場合には第三の表示態様[例えば、図177(イ)に示す、チャンスと灰色の文字で表示された特別態様等]で表示が開始される表示であり、
前記第三の表示は、前記第二の操作手段の操作タイミングが前記第一のタイミングと不一致である場合には第四の表示態様[例えば、図177(B)に示すチャンスと黒文字で表示されたカットイン予告の画像C1等]で表示が開始される表示である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 第三の操作手段[例えば、図177(あ)に示すボタンB(操作ボタン137')等]を備え、
前記第三の表示は、前記第三の操作手段が操作された場合にも、表示が開始されることがある表示[例えば、図177(い)に示す、お姫様のキャラクタが表示された特別態様のカットイン予告の画像C3の表示等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、
『 装飾図柄の変動表示を実行可能な第三の表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備え、
前記表示手段[例えば、タイマ予告表示手段209'等]は、前記第三の表示手段とは別体の手段である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
なお、前記第三の表示手段は、前記装飾図柄の変動表示を、必ず実行してもよいし、実行しない場合があってもよいし、前記装飾図柄の変動表示以外も実行してもよいし、前記装飾図柄の変動表示のみを実行してもよい。
また、
『 前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図128に示すパチンコ機100等]である、
ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
※D3049P
最後に、複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化を開始するタイミングが、複数ある場合の例について説明する。
図179は、保留アイコンのアニメーションが実行されている装飾図柄の変動表示の様子を段階的に示す図である。
図179(a)では、第1特図表示装置212も第2特図表示装置214もハズレの停止図柄を表示(確定表示)しており、装飾図柄表示装置208には、バラケ目である「装飾3」−「装飾4」−「装飾1」が表示されている。また、特図1の第4図柄2081も特図2の第4図柄2082も、白色の停止中表示である。この図179(a)に示す第1特図柄保留ランプ218は3つ点灯しているとともに、装飾図柄表示装置208には、特図1の保留表示である黒丸の保留アイコンが3つ表示されており、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンは表示されていない。
図179(b)には、第1特図表示装置212において特図の図柄変動表示が開始され、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始された直後の様子が示されている。すなわち、装飾図柄表示装置208では、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、右図柄表示領域208cそれぞれにおいて、装飾図柄の更新(変動表示)が連続的に開始されている。この図179(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は2個のみ点灯しているのに対して、装飾図柄表示装置208における保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが3つ(保留アイコンh1〜h3)表示され、変動アイコン表示領域208eには依然として変動アイコンが表示されていない。これは、変動開始直後であるために生じたタイムラグの結果である。また、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、変動中表示(灰色)に変化している。
図179(c)に示す装飾図柄表示装置208では、保留アイコンの移動アニメーションが開始されている。ここでの移動アニメーションは、保留アイコンが、斜め左上に移動してから斜め右下に移動するアニメーションであり、今まで第一保留アイコンh1であった保留アイコンは、変動アイコン表示領域208eに向かって移動し、今まで第二保留アイコンh2であった保留アイコンは、第一保留アイコンh1が表示されていた位置に向かって移動し、今まで第三保留アイコンh3であった保留アイコンは、第二保留アイコンh2が表示されていた位置に向かって移動する。
図179(d)では、保留アイコンの移動が完了し、変動アイコン表示領域208eには保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。また、保留アイコン表示領域208fには、保留アイコンが2つ(保留アイコンh1,h2)しか表示されていない。
ここで、第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、図179(e)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯している。また、装飾図柄表示装置208では、保留アイコンの増加アニメーションが開始され、図179(e)に示す装飾図柄表示装置208では、増加保留アイコンhiの上端部分が表示画面の下から見え始めている。
図179(f)でも、保留アイコンの増加アニメーションが継続しており、増加保留アイコンhiが第三保留アイコンh3が表示される位置に到達しようとしており、図179(g)では、保留アイコンの増加アニメーションが終了し、黒丸の第三保留アイコンh3が表示されている。
図179(h)では、第1特図表示装置212にハズレの停止図柄が停止表示されるとともに、丸形の表示である特図1の第4図柄2081は、停止中表示(白色)に変化している。一方、図179(h)に示す装飾図柄表示装置208には、「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されているが、変動アイコン表示領域208eには、変動アイコンcがまだ残っている。図179(i)に示す第1特図表示装置212では、ハズレの停止図柄の確定表示が行われており、装飾図柄表示装置208でも、「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示され、変動アイコンcも消えている。
図179(j)〜同図(l)では、次の特図1の図柄変動表示が行われ、同図(m)では停止表示が行われ、同図(n)に示す装飾図柄表示装置208では「装飾4」−「装飾1」−「装飾2」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示されている。
以上説明した、図179(a)から同図(n)までは、城下町ステージであり、装飾図柄表示装置208の背景画像は、城下町の町並みであった。ここで、ステージチェンジが発生する。ステージチェンジは、特図の図柄変動表示の開始と同時に開始され、図(o)で次の特図1の図柄変動表示が開始されると同時に、装飾図柄表示装置208では、背景画像が、網目調の背景画像の中央にお姫様のキャラクタが表示された背景画像に一旦変化する。この背景画像は、いずれのステージにも属さない、ステージチェンジ専用の背景画像である。ステージチェンジ専用の背景画像が表示されると、それまで表示されていた保留アイコンや、変動アイコン表示領域208eの枠や、変動アイコンc自身も消え、縮小表示された装飾図柄の変動表示が左上に表示されるとともに、第4図柄2081,2082が右上に表示されているだけの状態になる。この状態では、いずれのステージに変化するか遊技者は分からず、遊技者は、興味を持って装飾図柄表示装置208の背景画像に注目する。やがて、図179(p)に示すように背景画像が暗闇の背景画像に切り替わり、ステージチェンジが完了する。ここでは、城下町ステージから暗闇ステージに切り替わったことになる。ステージチェンジが完了すると、保留アイコンや、変動アイコン表示領域208eの枠や、変動アイコンc自身の表示も復活し、装飾図柄の変動表示も、左図柄表示領域208a、中図柄表示領域208b、および右図柄表示領域208cにおいて行われる。城下町ステージでは、デフォルトの表示態様が丸形であった保留アイコンや変動アイコンは、暗闇ステージでは、デフォルトの表示態様が四角形になり、図179(p)には、黒い四角形の第一保留アイコンh1と、同じく黒い四角形の変動アイコンcが表示されている。このように、ステージに応じて、保留アイコンや変動アイコンの表示態様が変化する場合がある。また、装飾図柄や第4図柄もステージに応じたものに変化してもよい。
以上説明したステージは、城下町ステージや暗闇ステージの他に複数のステージが用意されており、制御状態(例えば、確変状態/非確変状態や、電サポ状態/非電サポ状態)に応じてステージチェンジが行われたり、図柄変動表示の回数に応じてステージチェンジが行われたりする。
図180は、図柄停止中における保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
特図1の図柄変動中において、移動アニメーション終了後に、第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、3個になる。すなわち、ここでは第三保留が増加したことになる。図180(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯している。また、装飾図柄表示装置208では、図示省略したが、図179を用いて説明した保留アイコンの増加アニメーションが実行され、図180(b)に示す装飾図柄表示装置208には、3つの保留アイコンh1〜h3が表示されている。ここで増加した第三保留は、先読み予告の対象になるが、図180(b)の図柄変動中は、デフォルトの表示態様(黒丸の表示態様)で表示されている。なお、以降の図でも保留アイコンの増加アニメーションを図示省略する場合があるが、特に断らない限り、増加アニメーションは実行される。
図180(c)では停止表示が行われ、同図(d)〜同図(f)に示す装飾図柄表示装置208では「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示されている。この確定表示の間、図柄変動表示中に増加した第三保留の先読み予告の演出(第一の演出表示の一例に相当)が実行される。この演出では、増加した第三保留アイコンh3とともに、第三保留が増加した際に表示されていた保留アイコン(第一保留アイコンh1,第二保留アイコンh2)も一緒に、表示態様が変化する。図180(d)に示す第一保留アイコンh1、第二保留アイコンh2、および第三保留アイコンh3はいずれも、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)であるが、図180(e)では、保留アイコン表示領域208fにエフェクト表示e4が出現し、エフェクト表示e4がこれら3つの保留アイコンh1〜h3にオーバラップして、3つの保留アイコンh1〜h3が一瞬視認不能になる。エフェクト表示e4が消えると、図180(f)に示すように、3つの保留アイコンh1〜h3は全て、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に変化している。ここでの、表示態様の変化は、一斉であり、かつ同じ表示態様の変化であったが、1個1個順番に変化してもよいし、異なる表示態様に変化してもよい(以降に説明する一斉変化においても同じ。)。
図180(g)では、次の特図1の図柄変動表示が開始され、同図(h)では、殿様の顔の表示態様の保留アイコンが移動アニメーションを開始しており、同図(i)では、保留アイコンの移動が完了し、変動アイコン表示領域208eには保留アイコンと同じ、殿様の顔の表示態様の変動アイコンcが表示されている。また、保留アイコン表示領域208fには、殿様の顔の表示態様の保留アイコンh1,h2が二つ表示されている。
図180に示す例では、図柄変動を開始してから保留アイコンの移動アニメーションが終了するまでが第一の期間の一例に相当し、この第一の期間に保留増加があった場合には、第一の期間内に、保留アイコンの表示態様の一斉変化の演出(以下、一斉変化演出という。)が行われる。一方、この第一の期間に保留増加はなく、第一の期間終了後の第二の期間(図180(a)〜同図(c)の直前までの期間)に保留増加があった場合には、図柄変動中の第二の期間には一斉変化演出は行われず、確定表示中の期間(図180(d)〜同図(f))に一斉変化演出が行われる。なお、第一の期間の終期は、第二の期間の始期であってもよい。
図181は、図柄停止中に保留増加があった場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
図181(c)では停止表示が行われ、同図(d)〜同図(f)に示す装飾図柄表示装置208では「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが確定表示されている。なお、確定表示も停止表示中の表示されるため、以下の説明では、確定表示も含めて停止表示と称する。この停止表示中に、第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、3個になる。すなわち、ここでも第三保留が増加したことになる。図180(f)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯している。ここで増加した第三保留も、先読み予告の対象になる。停止表示中における保留増加の際には、装飾図柄表示装置208では、図179を用いて説明した保留アイコンの増加アニメーションは実行されない。すなわち、増加アニメーションの実行がキャンセルされている。ただし、増加アニメーションの一部のみが実行される場合があってもよいし、全部が実行される場合があってもよい。
図181(f)では、保留アイコン表示領域208fにエフェクト表示e4が出現し、保留アイコン表示領域208f全体が視認困難になる。すなわち、エフェクト表示e4が、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)でそれまで表示されていた第一保留アイコンh1および第二保留アイコンh2にオーバラップして、2つの保留アイコンh1、h2を含めて一瞬視認不能になる。エフェクト表示e4が消えると、図181(g)に示すように、第三保留アイコンh3が増加している。この第三保留アイコンh3の表示態様は、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)である。また、これまで黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)であった、第一保留アイコンh1の表示態様も第二保留アイコンh2の表示態様も、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に同時に変化している。すなわち、増加した第三保留アイコンh3を含めた3つの保留アイコンh1〜h3全てが、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)で表示されている。図181(g)では、図柄変動表示が開始されており、以降については、図180の例と同じであるため説明を省略する。
図181に示す例では、図柄停止中に保留が増加し、増加した保留アイコンを表示する前にエフェクト表示e4を用いた一斉変化演出が実行されている。すなわち、保留増加後すぐに、あるいは保留増加とともに一斉変化演出が実行されている。
図182は、図柄変動中に保留が二つ増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
図182(a)から同図(c)は図柄変動中であり、これらのうち、移動アニメーション終了後の図182(b)のタイミングで第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、3個になる。すなわち、ここでは第三保留が増加したことになり、この第三保留が、第1副制御部400における先読み予告の実行可否抽選の結果、先読み予告の対象になる。図182(b)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯するとともに、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)の第三保留アイコンh3が増加し、3つの保留アイコンh1〜h3が表示されている。また、その後の図182(c)のタイミングでも第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数がさらに1つ増加し、4個(満タン)になる。すなわち、ここでは第四保留が増加したことになるが、第1副制御部400における先読み予告の実行可否抽選の結果、この第四保留は先読み予告の対象にはならない。図182(c)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して4個点灯するとともに、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)の第四保留アイコンh4が増加し、4つの保留アイコンh1〜h4が表示されている。
図182(d)〜同図(g)に示す装飾図柄表示装置208では「装飾2」−「装飾1」−「装飾3」のハズレの装飾図柄の組合せが停止表示されている。この停止表示の間、図柄変動表示中に増加した第三保留の先読み予告の演出として一斉変化演出が実行され、図182(f)に示すように保留アイコン表示領域208fにエフェクト表示e4が出現し、保留アイコン表示領域208f全体が視認困難になった後、同図(g)に示すように、エフェクト表示e4が消え、保留アイコンの表示が再開する。図182(g)に示す装飾図柄表示装置208では、先読み予告対象の第三保留アイコンh3とともに、第三保留が増加した際に既に表示されていた保留アイコン(第一保留アイコンh1,第二保留アイコンh2)も一緒に、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に変化しているが、第三保留が増加した後に増加した第四保留に対応する第四保留アイコンh4は、表示態様が変化しておらず、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)のままである。このように、一斉変化演出といっても、表示されている保留アイコンの全てが必ず変化するわけではない。
なおこの例でも、図柄変動を開始してから保留アイコンの移動アニメーションが終了するまでが第一の期間の一例に相当し、この第一の期間に保留増加があった場合には、第一の期間内に一斉変化演出が行われる。一方、この第一の期間に保留増加はなく、第一の期間終了後の第二の期間(図182(a)〜同図(d)の直前までの期間)に保留増加があった場合には、図柄変動中の第二の期間には一斉変化演出は行われず、停止表示中の期間(図182(d)〜同図(g))に一斉変化演出が行われる。
また、装飾図柄の変動表示開始からの前半部分の期間(例えば、リーチ演出が開始される前の期間)を第一の期間とし、変動表示終了までの後半部分の期間(例えば、第一の期間に続く後半部分の期間)が第二の期間としてもよい。なお、第一の期間の終期は、第二の期間の始期であってもよい。
また、第一の期間は、変動表示の表示開始から変動アイコン表示まで、すなわち第一保留アイコンh1が変動アイコン表示領域208eに移動するまでの期間であってもよいし、変動表示の表示開始から複数の装飾図柄のうちの一の図柄が仮停止(いわゆる第一停止、あるいは擬似連演出における最初の仮停止)するまでの期間であってもよいし、変動表示の表示開始から装飾図柄の組み合わせがリーチ状態となるまでの期間であってもよい。
図183は、図柄停止中に保留が二つ増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
図183(c)から同図(g)は図柄停止中であり、これらのうち、図183(f)のタイミングで第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、3個になる。すなわち、ここでは第三保留が増加したことになり、この第三保留が先読み予告の対象になる。図183(f)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して3個点灯しているが、装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域208fにはエフェクト表示e4が出現し、保留アイコン表示領域208f全体が視認困難になっている。第三保留の増加に伴う保留アイコンの増加アニメーションはキャンセルされている。
また、図183(g)のタイミングでも第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数がさらに1つ増加し、4個(満タン)になる。すなわち、先読み予告演出である一斉変化演出の実行中に第四保留が増加したことになるが、この第四保留は先読み予告の対象にはならない。図183(g)に示す第1特図柄保留ランプ218は1個増加して4個点灯しているが、装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域208fにはエフェクト表示e4が継続表示され、保留アイコン表示領域208f全体が依然として視認困難になっている。第四保留の増加に伴う保留アイコンの増加アニメーションもキャンセルされている。
図183(h)では、エフェクト表示e4が消え、保留アイコンの表示が再開する。図183(h)に示す装飾図柄表示装置208では、先読み予告対象の第三保留アイコンh3が殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)で表示され、第一保留アイコンh1および第二保留アイコンh2も、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)に変化しているが、第三保留が増加した後に増加した第四保留に対応する第四保留アイコンh4は、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)で表示されている。このように、図柄停止中に保留が増加した場合には、先読み予告演出として一斉変化演出が即座に開始されるが、この一斉変化演出の実行中に保留増加があった場合には、その保留増加分は対象外にして、一斉変化演出実行前の保留アイコンを一斉に変化させる。なお、図柄停止中は、特図の保留が増加すると一斉変化演出が即座に実行されるが、一斉変化演出開始前に第四保留が増加した場合であっても、第三保留が先読み予告の対象であれば、第四保留に対応した第四保留アイコンh4は、先読み予告の表示態様では表示されない。また、第四保留が先読み予告の対象であれば、第三保留アイコンh3も第四保留アイコンh4も、先読み予告の表示態様で表示されることになる。
上述のごとく、図183(f)においても同図(g)においても、保留アイコンの増加アニメーションはキャンセルされているが、先読み予告演出である一斉変化演出の開始後の保留増加分については、保留アイコンの増加アニメーションを実行してもよい。図183(f')では、同図(f)と同じく、第三保留が先読み予告対象になったことに伴う一斉変化演出の開始によって、エフェクト表示e4が出現し、保留アイコン表示領域208f全体が視認困難になっている。この状態で、第四保留の増加があるが、一斉変化演出の開始後であることから、保留アイコンの増加アニメーションが開始される。図183(g1')では、増加保留アイコンhiの上端部分が表示画面の下から見え始めている。増加保留アイコンhiが表示されたレイヤは、エフェクト表示e4が表示されたレイヤよりも奥側であるため、増加保留アイコンhiはエフェクト表示e4によってオーバーラップされてしまう。図183(g1')に続く同図(g2')では、エフェクト表示e4によって一部が隠された、黒丸の表示態様の増加保留アイコンhiが示されている。
なお、第三保留の増加に伴う保留アイコンの増加アニメーションとして、殿様の顔の表示態様(先読み予告の表示態様)の増加保留アイコンhiを、エフェクト表示e4とともに登場させてもよい。
続いて、入賞順変動機における保留アイコンの一斉変化演出について説明する。
これまでの説明は、特図2優先変動における説明であった。すなわち、特図2の図柄変動を優先して行う場合における特図1の保留増加についての説明であった。なお、特図2の保留増加であっても同じである。
ここでは、第1特図始動口230への入賞と、第2特図始動口232への入賞のうち、入賞タイミングが先のタイミングのものから図柄変動表示を開始する入賞順変動機の場合について説明する。
図184は、入賞順変動を説明するための図である。
図184に示す装飾図柄表示装置208の保留アイコン表示領域208fには、特図1の保留4個と特図2の保留4個を合わせた8個の保留アイコンが表示可能である。また、変動アイコン表示領域208eは、左下隅に設けられている。
図184(a)では、6つの保留アイコンh1〜h6が表示されている。これら6つの保留アイコンh1〜h6はいずれも、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)である。また、6つの保留アイコンh1〜h6のうのち第一保留アイコンh1に対応した保留は、特図2の保留である。
図184(b)では、図柄変動中に特図2の保留が増加し、保留アイコン表示領域208fには、第七保留アイコンh7が追加される。ここでも、図179を用いて説明した保留アイコンの増加アニメーションと同じような増加アニメーションが実行されるが、図示省略している。やがて、図柄変動が終了し、図柄停止中になる(図184(c)〜同図(d))。この例では、第七保留についての先読み予告の実行可否抽選にハズレ、保留アイコンの一斉変化演出は開始されない。
次いで、第一保留アイコンh1に対応した特図2の保留が消化され、図184(e)に示すように、第2特図表示装置214において特図の図柄変動表示が開始され、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始される。図184(f)に示す装飾図柄表示装置208では、図179(c)を用いて説明した保留アイコンの移動アニメーションと同じような移動アニメーションが開始され、図184(g)では、保留アイコンの移動が完了し、変動アイコン表示領域208eには保留アイコンと同じ表示態様の変動アイコンcが表示されている。
図185は、入賞順変動において保留が増加した場合の保留アイコンの一斉変化の例を段階的に示す図である。
図185(a)では、7つの保留アイコンh1〜h7が表示されている。これら7つの保留アイコンh1〜h7はいずれも、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)である。また、7つの保留アイコンh1〜h7のうのち第一保留アイコンh1に対応した保留は、特図2の保留である。図185(a)に示す状態は、移動アニメーション終了後の状態である。
図185(b)では、移動アニメーション終了後の図柄変動中に特図2の保留が増加し、保留アイコン表示領域208fには、第八保留アイコンh8が追加されるとともに、保留満タンになったことで保留MAXという満タン表示Fもなされている。この例では、第八保留についての先読み予告の実行可否抽選に当選し、保留アイコンの一斉変化演出がこの後に実行される。
やがて、図柄変動が終了し、停止表示中になる(図185(c)〜同図(d))。この例では、停止表示中には、保留アイコンの一斉変化演出は開始されない。
次いで、第一保留アイコンh1に対応した特図2の保留が消化され、図185(e)に示すように、第2特図表示装置214において特図の図柄変動表示が開始され、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始される。図185(f)に示す装飾図柄表示装置208では、図179(c)を用いて説明した保留アイコンの移動アニメーションと同じような移動アニメーションが開始され、図185(g)では、保留アイコンの移動が完了し、保留アイコン表示領域208fには7つの保留アイコンh1〜h7が表示されるとともに、変動アイコン表示領域208eには変動アイコンcが表示されている。なお、7つの保留アイコンh1〜h7にしても変動アイコンcにしても、表示態様は、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)である。
保留アイコンの移動が完了すると、保留アイコンの一斉変化演出が開始される。すなわち、保留アイコンの移動アニメーションの終了に一斉変化演出は開始されることになる。この一斉変化演出でも、エフェクト表示e5が出現するが、ここでのエフェクト表示e5は、図185(h)に示すように、保留アイコン表示領域208fとともに変動アイコン表示領域208eにもオーバーラップする表示であり、7つの保留アイコンh1〜h7の他に、変動アイコンcも視認困難になる。なお、図185(h)に示すエフェクト表示e5は、第八保留アイコンh8が表示される位置はオーバーラップしていないが、この位置までオーバーラップするものであってもよい。また、変動アイコン表示領域208eにはオーバーラップしないエフェクト表示であってもよい。
図185(i)では、エフェクト表示e5が消え、保留アイコンが視認可能になるとともに変動アイコンcも視認可能になっている。ここでの一斉変化演出は、保留増加時(図185(b))の第八保留を予告対象にした先読み予告であったが、保留が一つ消化された関係で、第八保留は第七保留になっており、そもそも第八保留アイコンh8は表示されていない。したがって、第七保留アイコンh7と、第一保留アイコンh1〜第六保留アイコンh6および変動アイコンcが、表示されており、表示されているこれら全てのアイコンの表示態様が変化している。しかも、ここでの一斉変化演出では、一種類の共通の表示態様に変化するのではなく、複数種類の表示態様に変化している。なお、一斉変化した全ての保留アイコンの表示態様が異なる場合があってもよい。
また、保留アイコンの移動アニメーションが実行されるタイミングで一斉変化演出が実行されてもよい。図185(d')は、同図(d)と同じく停止表示中であり、図185(e')では、同図(e)と同じく、特図の図柄変動表示が開始され、装飾図柄表示装置208でも装飾図柄の変動表示が開始されている。先の例ではこの後すぐに、保留アイコンの移動アニメーションが開始されたが、この例では、装飾図柄の変動表示の開始と同時あるいは装飾図柄の変動表示の開始直後に、エフェクト表示e5が出現し、一斉変化演出が開始されている。図185(f')では、エフェクト表示e5が消え、第七保留アイコンh7と、第一保留アイコンh1〜第六保留アイコンh6および変動アイコンcが、表示されており、表示されているこれら全てのアイコンの表示態様が変化している
図186は、入賞順変動において停止表示中に保留が増加して保留満タンになったときの例を示す図である。
図186(a)〜同図(b)にかけて停止表示が行われており、同図(a)と同図(bの間のタイミングで第1特図始動口230に1球入賞があり、特図1の保留数が1つ増加し、保留が8個(満タン)になる。停止表示中における保留増加については、保留アイコンの増加アニメーションはキャンセルされ、図186(b)に示すように、第1特図柄保留ランプ218は1個増加して4個点灯するとともに、黒丸の表示態様(デフォルトの表示態様)の第八保留アイコンh8が増加している。このように停止表示中に保留が増加して保留満タンになった場合には、図185で説明した満タン表示Fは表示されない。すなわち、満タン表示Fは、図柄変動中にしか表示されない。これは、停止表示の期間長は短く、満タン表示Fをある程度の時間にわたって表示することができないことに起因する。こうして、満タン表示Fが表示されないまま、次の図柄変動表示が開始され(図186(c)参照)、図示省略したが、保留アイコンの移動アニメーションが実行され、その後、保留アイコンの一斉変化演出が開始され、エフェクト表示e5が出現し(図186(d)参照)、同図(e)では、そのエフェクト表示e5が消えて、第七保留アイコンh7と、第一保留アイコンh1〜第六保留アイコンh6および変動アイコンcが再表示されており、再表示されたこれら全てのアイコンの表示態様が変化している。
なお、短い時間であっても、停止表示中に満タン表示Fを表示してもよい。また、保留アイコンの移動アニメーションは省略されてもよい。さらに、図柄変動中に保留が増加しないと、あるいは保留満タンにならないと、保留アイコンの一斉変化演出が開始されない態様であってもよい。
図187は、表示されている保留アイコンの種類によって一斉変化演出が実行されなかったり、されたりする例を示す図である。
図187の左側に示す例では、図187(b)で、第二保留アイコンh2が「熱」の文字の表示態様(第二の表示態様)の保留アイコンに変化する。この表示態様(第二の表示態様)は、最も信頼度(大当りの期待度)が高い先読み予告の表示態様であってもよいし、同時に2つ以上は表示されない表示態様であってもよいし、最も出現率が低いレアな表示態様であってもよい。このような表示態様の保留アイコンが表示されている状態で保留が増加しても、一斉変化演出は実行されない。
一方、図187の右側に示す例では、図187(B)で、第二保留アイコンh2が光っている表示態様(第一の表示態様)の保留アイコンに変化する。この表示態様(第一の表示態様)は、最も信頼度(大当りの期待度)が低い先読み予告の表示態様であってもよいし、同時に2つ以上表示される表示態様であってもよいし、デフォルトの表示態様の次に出現率が高い表示態様であってもよい。このような表示態様の保留アイコンが表示されている状態で保留が増加した場合(図187(C)の第三保留アイコンh3参照)、その増加した保留が先読み予告の対象になれば、一斉変化演出が実行される(図187(E)参照)。
図188は、入賞順変動において保留満タンになった場合の一斉変化演出について説明する図である。
図188(a)に示す第三保留アイコンh3は、番長のキャラクタの表示態様に変化している。この第三保留アイコンh3は、一斉変化演出とは異なる演出によって表示態様が変化したものである。例えば、入賞時に最初から番長のキャラクタの表示態様で出現した場合や、次変動開始時にこの保留アイコンだけ番長のキャラクタの表示態様に変化した場合等があげられる。図188(d)では、図柄変動中に第八保留アイコンh8が増加し、保留満タンになる。図柄変動中に保留満タンになると、満タンになった時点から現在行われている図柄変動表示の停止表示までの間(図188(c)〜同図(d))、満タン表示Fが表示される。すなわち、図188(f)に示すように、確定表示になると満タン表示Fは消える。そして、他の演出で保留アイコンの表示態様が変化している場合であっても、保留満タンになると、次変動における保留アイコンの移動アニメーション(図188(g)参照)が終了した後に、図188(i)に示すように一斉変化演出が開始され、同図(j)に示すように、第一保留アイコンh1〜第七保留アイコンh7および変動アイコンcの全てのアイコンの表示態様が変化する。この例では、図187(a)〜同図(e)を用いて説明したような保留アイコンの表示態様とは無関係に、保留満タンになったことに応じて、一斉変化演出が実行される。したがって、ここでは、図188(a)に示す第三保留アイコンh3は、番長のキャラクタの表示態様であったが、図187(b)に示す「熱」の文字の表示態様であっても、保留満タンになれば、一斉変化演出が実行されることになる。ただし、保留満タンになっても、「熱」の文字の表示態様(第二の表示態様)の保留アイコンが表示されていた場合には、一斉変化演出が実行されないようにしてもよい。
図188(A)では、一斉変化演出によって既に、第一保留アイコンh1〜第七保留アイコンh7全ての保留アイコンの表示態様が、殿様の顔の表示態様に変化している。この場合でも、図柄変動中に保留満タンになると満タン表示Fが表示される。そして、一斉変化演出が既に実行された後であっても、保留満タンになったことに応じて、再度、一斉変化演出が実行される(図188(C)参照)。すなわち、一斉変化演出によって表示態様が変化した保留アイコンが全て消化される前に保留満タンになれば、再度、一斉変化演出が実行される。
なお、図185、図186、および図188で説明した入賞順変動機の例は、特図2優先変動機や交互変動機の場合においても、保留満タンになった場合に適用することができる例である。
以上の記載では、
『 演出表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、前記演出表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、前記演出表示手段は、保留数に応じた数の前記保留アイコンを表示可能な手段であり、前記演出表示手段は、装飾図柄の変動表示[例えば、図179(b)〜同図(h)の直前]を表示可能な手段であり、前記演出表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第一の演出表示であり、前記第一の演出表示は、前記複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化する演出表示であり、前記第一の演出表示は、前記変動表示における第一の期間[例えば、図柄変動を開始してから保留アイコンの移動アニメーションが終了するまの期間等]において表示開始される場合がある演出表示であり、前記変動表示における前記第一の期間において前記第一の演出表示が表示開始されない場合には、該変動表示における第二の期間[例えば、図180(a)〜同図(c)の直前までの期間、図182(a)〜同図(d)の直前までの期間]においても該第一の演出表示が表示開始されないように構成されており、前記第二の期間は、前記第一の期間の後の期間である、ことを特徴とする遊技台。』
について説明した。
なお、「前記複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化する演出表示」とは、前記複数の保留アイコン全ての表示態様が一斉に変化する演出表示であってもよいし、一個ずつ変化する演出表示であってもよいし、複数個ずつ変化する演出表示であってもよい。
また、例えば、前記第一の期間に保留数が増加した場合には、前記第一の演出表示は、該第一の期間に表示開始される場合がある。また、前記装飾図柄の停止表示中に保留が増加した場合には、前記第一の演出表示は、該装飾図柄の停止表示に続いて開始される変動表示における該第一の期間に表示開始される場合がある。
さらに、前記演出表示手段は、複数の保留アイコンを、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、複数の保留アイコン以外も表示するものであってもよいし、複数の保留アイコンのみを表示するものであってもよい。
また、『 前記第一の期間は、始期が、前記変動表示の開始の時である期間[例えば、図179(b)を含む前半部分の期間]であり、前記第二の期間は、終期が、前記変動表示の終了の時である期間[例えば、図179(h)の直前までの後半部分の期間]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
例えば、前記変動表示の表示開始時において前記第一の演出表示が表示開始されない場合には、該変動表示の表示中においては該第一の演出表示が表示開始されないように構成されている。すなわち、前記第一の演出表示は、前記変動表示の表示中のうち、変動開始時にのみ表示開始される。
また、『 前記第一の期間の終期は、前記第二の期間の始期である、ことを特徴とする遊技台。』
についても説明した。
また、『前記演出表示手段は、前記装飾図柄の停止表示を表示可能な手段であり、前記第一の演出表示は、前記停止表示の表示中に表示開始される場合[例えば、図180(e)に示す場合や図182(f)に示す場合等]がある演出表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
例えば、前記停止表示の表示中に保留が増加した場合には、前記第一の演出表示は、該停止表示の表示中に表示開始される場合がある。また、前記停止表示の前の変動表示の表示中に保留が増加した場合にも、該第一の演出表示は、該停止表示の表示中に表示開始される場合がある。
また、前記演出表示手段は、前記装飾図柄の停止表示を、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、前記装飾図柄の停止表示以外も表示する手段であってもよいし、前記装飾図柄の停止表示のみを表示する手段であってもよい。
また、『前記第一の演出表示は、前記変動表示の表示中に前記保留数が増加した場合に、該変動表示の後に表示開始される場合[例えば、図180(e)に示す場合や図182(f)に示す場合等]がある演出表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第一の演出表示は、前記保留数が増加した前記変動表示(以下、「第一の変動表示」という。)の次に開始される変動表示における前記第一の期間[例えば、図185(h)を含む前半部分の期間等]に表示開始される場合がある演出表示である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記第一の演出表示によって表示態様がそれぞれ変化する前記複数の保留アイコンの数は、前記第一の変動表示の表示中に増加した前記保留数の増加前の数[例えば、図182に示す例]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第二の演出表示であり、前記第二の演出表示は、前記保留アイコンの移動アニメーション[例えば、図179(k)に示すアニメーション等]であり、前記移動アニメーションは、前記第二の期間が開始される前に表示が完了するアニメーションである、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
また、『前記演出表示手段は、前記保留アイコンを第一の表示態様[例えば、図187(B)に示す第二保留アイコンh2の光っている表示態様]で表示可能な手段であり、前記演出表示手段は、前記保留アイコンを第二の表示態様[例えば、図187(b)に示す第二保留アイコンh2の「熱」の文字の表示態様]で表示可能な手段であり、前記複数の保留アイコンの中に前記第一の表示態様の保留アイコンが含まれていても、前記第一の期間であれば前記第一の演出表示が表示開始されるように構成されており、前記複数の保留アイコンの中に前記第二の表示態様の保留アイコンが一つでも含まれていた場合には、前記第一の期間であっても前記第一の演出表示が表示開始されないように構成されている、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、前記第一の表示態様は、先読み予告の表示態様であり、前記第二の表示態様は、先読み予告の表示態様であってもよく、前記第一の表示態様と前記第二の表示態様とは、大当りの信頼度(期待度)が異なり、前記第二の表示態様は、前記第一の表示態様よりも、大当りの信頼度(期待度)が高い表示態様であってもよいし、反対に低い表示態様であってもよい。
また、前記演出表示手段は、前記保留アイコンを第一の表示態様で、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、前記保留アイコンを第一の表示態様以外でも表示する手段であってもよいし、前記保留アイコンを第一の表示態様のみで表示する手段であってもよい。
また、前記演出表示手段は、前記保留アイコンを第二の表示態様で、必ず表示する手段であってもよいし、表示する場合がある手段であってもよいし、前記保留アイコンを第二の表示態様以外でも表示する手段であってもよいし、前記保留アイコンを第二の表示態様のみで表示する手段であってもよい。
また、『前記遊技台は、ぱちんこ機[例えば、図128に示すパチンコ機100等]である、ことを特徴とする遊技台。』についても説明した。
なお、「演出表示手段[例えば、装飾図柄表示装置208等]を備えた遊技台であって、前記演出表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、前記演出表示手段は、保留数に応じた数の前記保留アイコンを表示可能な手段であり、前記演出表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第一の演出表示であり、前記第一の演出表示は、前記複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化する演出表示であり、前記第一の演出表示は、第一の期間[例えば、図柄変動を開始してから保留アイコンの移動アニメーションが終了するまの期間等]において表示開始される場合がある演出表示であり、前記第一の期間において前記第一の演出表示が表示開始されない場合には、第二の期間[例えば、図180(a)〜同図(c)の直前までの期間、図182(a)〜同図(d)の直前までの期間]においても該第一の演出表示が表示開始されないように構成されており、前記第二の期間は、前記第一の期間の後の期間である、ことを特徴とする遊技台。」についても説明した。
さらに、「演出表示手段を備えた遊技台であって、前記演出表示手段は、複数の保留アイコンを表示可能な手段であり、前記演出表示手段は、保留数に応じた数の前記保留アイコンを表示可能な手段であり、前記演出表示手段は、装飾図柄の変動表示を表示可能な手段であり、前記演出表示手段は、装飾図柄の停止表示を表示可能な手段であり、前記演出表示手段は、複数種類の演出表示を表示可能な手段であり、前記複数種類の演出表示のうちの一の演出表示は、第一の演出表示であり、前記第一の演出表示は、前記複数の保留アイコンの表示態様がそれぞれ変化する演出表示であり、前記第一の演出表示は、前記停止表示の実行中に表示開始される場合がある演出表示であり、前記第一の演出表示は、前記変動表示の実行中には表示開始されない場合がある演出表示である、ことを特徴とする遊技台。」についても説明した。
さらに、「前記第一の演出表示は、前記停止表示の実行中に保留増加した場合には、該停止表示の実行中に表示開始される場合がある演出表示であり、前記第一の演出表示は、前記変動表示の実行中に保留増加した場合には、該変動表示の次に表示される前記停止表示の実行中に表示開始される場合がある演出表示である、
ことを特徴とする遊技台。」についても説明した。
以上説明した図136〜図188は、一台のパチンコ機における例であってもよいし、異なるパチンコ機それぞれで実行される例であってもよい。
図189は、本発明を適用可能な封入式のパチンコ機の正面図である。図189に示す封入式のパチンコ機900では、所定数の遊技媒体(例えば、遊技球)を遊技台内部で循環させる。すなわち、発射手段901から遊技領域902に発射された遊技媒体が、遊技領域902から排出されて再び発射手段901へ供給可能としている。また、遊技媒体の数(賞球、貸球、総持玉数等)の情報や、その他の情報を表示する表示手段903が遊技台前面の遊技領域902の下方に配設されており、図128に示す上皿126や下皿128は設けられていない。
また、本発明は、スロットマシンにも適用することができる。図190は、本発明を適用可能なスロットマシンを正面側(遊技者側)から見た外観斜視図である。このスロットマシン1000は、本体1001と、本体1001の正面に取付けられ、本体1001に対して開閉可能な前面扉1002と、を備える。本体1001の中央内部には、(図190において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール1010、中リール1011、右リール1012)収納され、スロットマシン1000の内部で回転できるように構成されている。これらのリール1010乃至1012はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
図190に示すスロットマシン1000では、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール1010乃至1012が構成されている。リール1010乃至1012上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓1013から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール1010乃至1012を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール1010乃至1012は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、図190に示すスロットマシン1000では、3個のリールをスロットマシン1000の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール1010乃至1012の裏面には、図柄表示窓1013に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図190において図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン1000内部において各々のリール1010乃至1012の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール1010乃至1012を停止させる。
入賞ライン表示ランプ1020は、有効となる入賞ライン1014を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン1014は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン1014の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ1023は、例えば、内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ1024は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ1022は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ1028は演出用のランプである。
ベットボタン1030乃至1032は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダル(クレジットという。)を所定の枚数分投入するためのボタンである。図190に示すスロットマシン1000においては、ベットボタン1030が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン1031が押下されると2枚投入され、ベットボタン1032が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン1032はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ1029は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ1021が点灯する。
メダル投入口1034は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン1030乃至1032により電子的に投入することもできるし、メダル投入口1034から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器1025は、スロットマシン1000に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器1026は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器1027は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。
スタートレバー1035は、リール1010乃至1012の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口1034に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン1030乃至1032を操作して、スタートレバー1035を操作すると、リール1010乃至1012が回転を開始することとなる。スタートレバー1035に対する操作を遊技の開始操作と言う。このスロットマシン1000では、スタートレバー1035が操作されたことに基づいて、複数種類の役のうち、いずれの役に当選しているか否かの抽選を行う内部抽選処理が実行され、スロットマシン1000を遊技者にとって相対的に有利な状態とするかあるいは相対的に不利な状態にするかが決定される。
ストップボタンユニット1036には、ストップボタン1037乃至1039が設けられている。ストップボタン1037乃至10310は、スタートレバー1035の操作によって回転を開始したリール1010乃至1012を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール1010乃至1012に対応づけられている。以下、ストップボタン1037乃至1039に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン1037乃至1039の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン1037乃至1039の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン1033は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン1043は、スロットマシン1000に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口1055から排出するためのボタンである。ドアキー孔1040は、スロットマシン1000の前面扉1002のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口1055は、メダルを払出すための払出口である。
また、図190に示すスロットマシン1000には、図128に示すパチンコ機100に設けられていた操作キーユニット181と同じ操作キーユニット1090が、MAXベットボタン1032とメダル投入口1034の間に設けられている。この操作キーユニット1090も、十字キーとOKボタンとキャンセルボタンを有する。さらに、その操作キーユニット1090の横には、図128に示すパチンコ機100に設けられていたチャンスボタン136と同じ演出ボタン1091が設けられている。
音孔1060はスロットマシン1000内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉1002の左右各部に設けられたサイドランプ1044は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉1002の上部には演出装置1080が配設されている。この演出装置1080は、水平方向に開閉自在な2枚の右扉1063a、左扉1063bからなる扉(シャッタ)部材1063と、この扉部材1063の奥側に配設された液晶表示装置1057(図示省略)を備えており、2枚の右扉1063a、左扉1063bが液晶表示装置1057の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置1057(図示省略)の表示画面がスロットマシン1000正面(遊技者側)に出現する構造となっている。なお、液晶表示装置でなくとも、種々の演出画像や種々の遊技情報を表示可能に構成されていればよく、例えば、ドットマトリクスディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ、或いは、プロジェクタとスクリーンとからなる表示装置等でもよい。また、表示画面は、方形をなし、その全体を遊技者が視認可能に構成している。図190に示すスロットマシン1000では、表示画面は長方形の平坦面であるが、正方形の平坦面でもよい。また、表示画面の周縁に不図示の装飾物を設けて、表示画面の周縁の一部が該装飾物に隠れる結果、表示画面が異形に見えるようにすることもできる。さらに、表示画面は曲面をなしていてもよい。
以上説明したスロットマシン1000では、操作手段としては、ベットボタン1030〜1032、スタートレバー1035、ストップボタン1037〜1039等の他、操作キーユニット1090(第一の操作手段や第三の操作手段の一例)や演出ボタン1091(第二の操作手段の一例)があげられる。さらに、図190に示すスロットマシン1000では、機器のタイトル等を表示した表示パネル1070が、図128に示す透過部191と同じように、下部に設けられた不図示の駆動軸を中心に、前後方向に回動可能である。また、表示パネル1070内部には、発光ダイオード(LED)が内蔵されている。図190に示す表示パネル1070は初期位置にある。この表示パネル1070は、前方向に回動してきた場合には、押し込み操作を行うことができ、透過部191と同じように、操作手段(ボタン)として機能し、操作手段の一例(例えば、第一の操作手段の一例)に相当するとともに、可動手段の一例にも相当する。また、操作キーユニット1090の各ボタンや、演出ボタン1091や、表示パネル1070は振動可能である。ただし、操作キーユニット1090の各ボタンは振動しなものであってもよい。
以下、これまで説明したことも含めて付記する。
(付記1) 第一の操作手段と、第二の操作手段と、を備えた遊技台であって、複数種類の演出を実行可能に構成されており、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第一の演出であり、前記第一の操作手段の操作に応じて前記第一の演出が開始可能となるように構成されており、前記第一の演出が実行されている状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第一の状態」という。)において、前記第二の操作手段が振動するように構成されている、ことを特徴とする遊技台。なお、前記第一の演出は、予告演出であってもよい。また、前記第二の操作手段は、前記第一の操作手段よりも大きな操作手段であってもよいし、小さな操作手段であってもよい。
(付記2)付記1に記載の遊技台であって、前記第一の状態は、前記第一の演出が実行されている全期間における状態である、ことを特徴とする遊技台。
(付記3)付記1又は2に記載の遊技台であって、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第二の演出であり、前記第二の操作手段が第二の期間内に操作されると前記第二の演出が開始される場合と、該第二の操作手段が操作されても該第二の演出が開始されない場合とがあるように構成されており、前記第二の操作手段は、前記第二の期間内に該第二の操作手段が操作されると、振動する場合がある操作手段である、ことを特徴とする遊技台。
(付記4)付記3に記載の遊技台であって、前記第二の演出が実行されている状態のうちの少なくとも一部の状態(以下、「第二の状態」という。)においても、前記第二の操作手段が振動するように構成されており、前記第一の状態は、前記第二の演出が実行されていない状態である、ことを特徴とする遊技台。
(付記5)付記1乃至4のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記第一の操作手段が第一の期間内に操作されると前記第一の演出が開始される場合と、該第一の操作手段が操作されても該第一の演出が開始されない場合とがあるように構成されており、前記第二の操作手段は、前記第一の期間内に該第二の操作手段が操作されると、振動する場合ある操作手段である、ことを特徴とする遊技台。すなわち、前記第一の演出が実行されていない状態においても、前記第二の操作手段が振動する場合があるように構成されている。
(付記6)付記5に記載の遊技台であって、複数種類の報知を実行可能に構成されており、前記複数種類の報知のうちの一の報知は、第一の報知であり、前記第一の報知は、前記第一の操作手段の操作を促す報知であり、前記第一の報知は、前記第一の期間内に行われるように構成されている、ことを特徴とする遊技台。すなわち、前記第二の操作手段は、前記第一の報知が実行されている状態で該第二の操作手段が操作されると、振動する場合がある操作手段であってもよい。
(付記7)付記1乃至6のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記複数種類の演出のうちの一の演出は、第三の演出であり、前記第一の操作手段の操作に応じて、前記第一の演出および前記第三の演出のうちのいずれか一方の演出が開始可能となるように構成されており、前記第三の演出が実行されている状態では、前記第二の操作手段が振動しないように構成されている、ことを特徴とする遊技台。
(付記8)付記1乃至7のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記第一の演出は、前記第一の操作手段が無操作の状態でも開始可能な演出である、ことを特徴とする遊技台。
(付記9)付記1乃至8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記遊技台は、ぱちんこ機である、ことを特徴とする遊技台。
(付記10)付記1乃至8のうちいずれか一に記載の遊技台であって、前記遊技台は、スロットマシンである、ことを特徴とする遊技台。なお、以上説明した各例や付記の記載それぞれにのみ含まれている構成要件であっても、その構成要件を他の例や付記に適用してもよい。
<構造体>
次に、本発明に係る「構造体」について説明する。本発明に係る「構造体」とは、遊技台(図1に示すパチンコ機100や、図190に示すスロットマシン1000等)が備える一つまたは複数の部材のことであり、遊技台に固定された部材や、遊技台に対して相対移動可能な部材や、遊技台に着脱可能な部材等を含む概念である。また、本発明に係る「構造体」は、後述する発光手段からの光を透過可能な部材であり、少なくとも一部が透明または半透明の部材等で構成されたり、開口部が形成されたりする部材である。なお、本明細書においては、本発明に係る「構造体」を、第N(Nは正の整数)の構造体(例えば、第一の構造体、第二の構造体、…)という場合がある。
本発明に係る「構造体」の一例としては、図21(a)に示す第一の構造体712b、図21(b)に示す第四の構造体712a、図20に示す第三の構造体712cや第二の構造体712d、図40に示す第一の構造体731や第二の構造体732、図49に示す第一の構造体761や第二の構造体762、図50に示す第一の構造体771や第二の構造体772、図51に示す第一の構造体821や第二の構造体822、図52に示す第一の構造体831や第二の構造体832、図20に示す落下展開役物712、図23に示す上昇役物ユニット750、図24に示す打ち上げ役物ユニット800、図26に示すV形成役物ユニット850、図14に示すセンター役物900、センター役物900が有する構造体、図2に示す、遊技球が転動可能なステージ244、図2に示す遊技盤200、遊技釘を有する透過性の遊技盤、ランプカバー、レンズ、フィルム、マジックミラー、装飾パネル、図190に示すリール110〜112等のうちの一つ、複数、または、全てが該当する。
<発光手段>
次に、本発明に係る「発光手段」について説明する。本発明に係る「発光手段」とは、光を発することが可能な手段のことであり、光を発することが可能な手段そのもの(例えば、LED)や、光を発することが可能なものを備えた手段(例えば、LEDを備えた基板、LEDを備えた役物)等を含む概念である。なお、本明細書においては、本発明に係る「発光手段」を、第M(Mは正の整数)の発光手段(例えば、第一の発光手段、第二の発光手段、…)という場合がある。
本発明に係る「発光手段」の一例としては、図21(a)に示す第二の発光手段714a、図21(b)に示す第一の発光手段716a、図21(a)に示す発光基板714の背面側に設けられた第三の発光手段、図28に示す落下展開役物712、照明基板、LED、ドットマトリクス表示装置、7セグメント表示装置、有機EL(ElectroLuminescence)表示装置、リール(ドラム)式表示装置、リーフ式表示装置、プラズマディスプレイ、プロジェクタ、ランプ、液晶表示装置のバックライト、図190に示すリール110〜112のバックライト等のうちの一つ、複数、または、全てが該当する。
<駆動手段>
次に、本発明に係る「駆動手段」について説明する。本発明に係る「駆動手段」とは、構造体や発光手段等を駆動によって動作(移動、回転、振動等)させることが可能な手段のことであり、駆動源そのもの(例えば、駆動モータ)や、駆動源を備えた手段(例えば、駆動モータやソレノイドを備えた駆動ユニット)等を含む概念である。なお、本明細書においては、本発明に係る「駆動手段」を、第L(Lは正の整数)の駆動手段(例えば、第一の駆動手段、第二の駆動手段、…)という場合がある。
本発明に係る「駆動手段」の一例としては、図6に示す駆動回路516、図18に示す左上下駆動部704や右上下駆動部706、図18に示す左駆動モータ704bや右駆動モータ706b、図20に示す左回転駆動部712eや右回転駆動部712f、図23に示す駆動部754、ソレノイド、ステッピングモータ等のうちの一つ、複数、または、全てが該当する。
<構造体と発光手段/実施例1>
図191は、実施例1に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。なお、図191における前、後、上、下の矢印は、それぞれ、紙面右側が遊技台の前方(正面側)であり、紙面左側が遊技台の後方(背面側)であり、紙面上側が遊技台の上方(上面側)であり、紙面下側が遊技台の下方(底面側)であることを示している(他の図面も同様)。
本例に係る遊技台は、第一の構造体ST11と、第一の発光手段LM11と、第二の発光手段LM12と、駆動可能な第一の駆動手段DM11(図示省略)と、を有して構成されている。第一の発光手段LM11は、第一の駆動手段DM11の駆動によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能な手段であり、第二の発光手段LM12は、第一の駆動手段DM11の駆動によって移動することがない手段(固定された手段、または、第一の駆動手段DM11以外の駆動手段の駆動によって移動可能な手段)である。
第一の発光手段LM11が、図191(a)に示す第一の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM11を見た場合に、第一の発光手段LM11が第一の構造体ST211にオーバーラップされる位置)に位置している場合には、第一の構造体ST11は、第一の発光手段LM11からの光と第二の発光手段LM12からの光の両方を透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第一の発光手段LM11からの光と第二の発光手段LM12からの光の両方を第一の構造体ST11を通して視認することが可能である。
一方、第一の発光手段LM11が、図191(b)に示す第二の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM11を見た場合に、第一の発光手段LM11が第一の構造体ST11にオーバーラップされない位置)に位置している場合には、第一の構造体ST11は、第一の発光手段LM11からの光を透過することなく、第二の発光手段LM12からの光のみを透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第二の発光手段LM12からの光は第一の構造体ST11を通して視認することが可能であり、第一の発光手段LM11からの光は第一の構造体ST11を通さずに視認することが可能である(または、第一の発光手段LM11からの光が遊技者PLの視界の範囲外にある場合には、第一の発光手段LM11からの光は視認不能である)。
本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図190に示すスロットマシン)は、複数の構造体と、複数の発光手段と、駆動可能な第一の駆動手段(例えば、図示しない第一の駆動手段DM11)と、を備えた遊技台であって、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第一の発光手段」という。例えば、図191に示す第一の発光手段LM11)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動可能な手段であり、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第二の発光手段」という。例えば、図191に示す第二の発光手段LM12)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動することがない手段であり、前記複数の構造体のうちの1つ(以下、「第一の構造体」という。例えば、図191に示す第一の構造体ST11)は、前記第一の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体は、前記第二の発光手段からの光を透過可能な構造体である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、移動する発光手段と移動しない発光手段の光によって第一の構造体で発光演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。また、一方の発光手段が故障した場合でも他方の発光手段によって第一の構造体の発光演出を行うことができ、遊技者の興趣の減退を防止する事ができる場合がある。
また、本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図190に示すスロットマシン)は、複数の装飾カバー(例えば、図28に示すセンター役物900の装飾部902)と、発光可能な第一の発光手段(例えば、図28や図29に示す発光基板904)と、発光可能な第二の発光手段(例えば、図28に示す(落下展開役物ユニット700の)第一の構造体712bの発光基板714)と、を備えた遊技台であって、前記第一の発光手段は、移動不可能な手段であり、前記第二の発光手段は、移動可能な手段であり、前記複数の装飾カバーのうちの第一の装飾カバーを通して前記第一の発光手段からの光を遊技者が視認可能であり、前記第一の装飾カバーを通して前記第二の発光手段からの光を遊技者が視認可能であり、前記第一の装飾カバーの第一の部位(例えば、図29に示す装飾部902の第一の部位902aの一部)は、前記第一の発光手段からの光を通す部位であり、前記第一の装飾カバーの第二の部位(例えば、図29に示す装飾部902の第一の部位902aの他の一部)は、前記第二の発光手段からの光を通す部位であり、前記第一の装飾カバーは、2つ以上の装飾カバー(例えば、図28に示すセンター役物900の装飾部902,図14に示す装飾部200a4,図23に示す第一の上昇役物装飾部756d等)を含んで構成される構造体(例えば、図12に示す遊技盤200)における1つの装飾カバーであり、前記第一の装飾カバーの第三の部位(例えば、図28に示す第二の部位902b)は、前記第一の発光手段の光を通さない部位であり、前記第一の装飾カバーの前記第三の部位は、前記第二の発光手段の光を通さない部位である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、移動不可能な第一の発光手段による光と移動可能な第二の発光手段による光によって1つの第一の装飾カバーを発光させることが可能なため、光による演出を多彩にすることができ、従来よりも演出効果を高めることができる上に、第一の発光手段と第二の発光手段のうちの一方が故障した場合であっても、第一の装飾カバーの光による演出を持続することができ、遊技者の興趣の減退を回避できる場合がある。
なお、前記第二の発光手段の下端部は、前記第一の装飾カバーの下端部よりも上方に位置することが可能であってもよい。また、前記第二の発光手段は、前記第一の発光手段よりも後方に位置する手段であってもよい。また、前記第一の装飾カバーは、移動不可能な装飾カバー(例えば、図28に示すセンター役物900の装飾カバー)であり、前記第一の発光手段は、前記第一の装飾カバーの後方に設けられた手段であってもよい。また、図31(c)に示すように、前記第一の装飾カバー(例えば、センター役物900の装飾カバー)を通さずに前記第二の発光手段(例えば、図28に示す落下展開役物712)からの光を遊技者が視認可能であってもよい。また、図31(a)に示すように、第一の位置に位置する前記第二の発光手段(例えば、図28に示す落下展開役物712)の少なくとも一部は、前記第一の装飾カバー(例えば、センター役物900の装飾カバー)にオーバーラップされてもよい。また、図31(c)に示すように、第二の位置に位置する前記第二の発光手段(例えば、図28に示す落下展開役物712)は、前記第一の装飾カバー(例えば、センター役物900の装飾カバー)にオーバーラップされない手段であってもよい。
<構造体と発光手段/実施例2−1>
図192(a)は、実施例2−1に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、第一の構造体ST211と、第一の発光手段LM21と、第二の発光手段LM22と、駆動可能な第一の駆動手段DM21(図示省略)と、を有して構成されている。第一の発光手段LM21は、第一の駆動手段DM21の駆動によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能な手段であり、第二の発光手段LM22は、第一の駆動手段DM21の駆動によって移動することがない手段(固定された手段、または、第一の駆動手段DM21以外の駆動手段の駆動によって移動可能な手段)である。
第一の発光手段LM21が、図192(a)に示す第一の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM21を見た場合に、第一の発光手段LM21が第一の構造体ST211にオーバーラップされる位置)に位置している場合には、第一の構造体ST211は、第一の発光手段LM21からの光と第二の発光手段LM22からの光の両方を透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第一の発光手段LM21からの光と第二の発光手段LM22からの光の両方を第一の構造体ST211を通して視認することが可能である。
一方、図示は省略するが、第一の発光手段LM21が、第二の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM21を見た場合に、第一の発光手段LM21が第一の構造体ST211にオーバーラップされない位置)に位置している場合には、第一の構造体ST211は、第一の発光手段LM21からの光を透過することなく、第二の発光手段LM22からの光のみを透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第二の発光手段LM22からの光は第一の構造体ST211を通して視認することが可能であり、第一の発光手段LM21からの光は第一の構造体ST211を通さずに視認することが可能である。
また、第一の構造体ST211の前方(正面側)は、遊技球BL21が通過可能な遊技領域であり、第一の構造体ST211は、遊技台の前方(正面側)から見た場合に、遊技領域を通過する遊技球BL21にオーバーラップされる場合がある位置に配置されている。
本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図190に示すスロットマシン)は、複数の構造体と、複数の発光手段と、駆動可能な第一の駆動手段(例えば、図示しない第一の駆動手段DM21)と、を備えた遊技台であって、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第一の発光手段」という。例えば、図192(a)に示す第一の発光手段LM21)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動可能な手段であり、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第二の発光手段」という。例えば、図192(a)に示す第二の発光手段LM22)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動することがない手段であり、前記複数の構造体のうちの1つ(以下、「第一の構造体」という。例えば、図192(a)に示す第一の構造体ST211)は、前記第一の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体は、前記第二の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体の位置は、遊技球(例えば、図192(a)に示す遊技球BL21)にオーバーラップされる場合がある位置である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、移動する発光手段と移動しない発光手段の光によって第一の構造体で発光演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。また、一方の発光手段が故障した場合でも他方の発光手段によって第一の構造体の発光演出を行うことができ、遊技者の興趣の減退を防止する事ができる場合がある。また、遊技球の位置によって第一の構造体の発光演出をさらに多彩にすることができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。
<構造体と発光手段/実施例2−2>
図192(b)は、実施例2−2に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、第一の構造体ST221と、第一の発光手段LM21と、第二の発光手段LM22と、駆動可能な第一の駆動手段DM21(図示省略)と、を有して構成されている。第一の発光手段LM21は、第一の駆動手段DM21の駆動によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能な手段であり、第二の発光手段LM22は、第一の駆動手段DM21の駆動によって移動することがない手段(固定された手段、または、第一の駆動手段DM21以外の駆動手段の駆動によって移動可能な手段)である。
第一の発光手段LM21が、図192(b)に示す第一の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM21を見た場合に、第一の発光手段LM21が第一の構造体ST221にオーバーラップされる位置)に位置している場合には、第一の構造体ST221は、第一の発光手段LM21からの光と第二の発光手段LM22からの光の両方を透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第一の発光手段LM21からの光と第二の発光手段LM22からの光の両方を第一の構造体ST221を通して視認することが可能である。
一方、図示は省略するが、第一の発光手段LM21が、第二の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM21を見た場合に、第一の発光手段LM21が第一の構造体ST221にオーバーラップされない位置)に位置している場合には、第一の構造体ST221は、第一の発光手段LM21からの光を透過することなく、第二の発光手段LM22からの光のみを透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第二の発光手段LM22からの光は第一の構造体ST221を通して視認することが可能であり、第一の発光手段LM21からの光は第一の構造体ST221を通さずに視認することが可能である。
また、第一の構造体ST221の前方(正面側)は、遊技球BL21が通過可能な遊技領域であるとともに、第一の構造体ST221の上部には、遊技球が転動可能な球転動部(ステージ)ST221aが形成されている。第一の構造体ST221は、遊技台の前方(正面側)から見た場合に、遊技領域を通過する遊技球BL21や、球転動部(ステージ)ST221a上を転動する遊技球BL22に、オーバーラップされる場合がある位置に配置されている。なお、第二の発光手段LM22は、第一の構造体ST221とオーバーラップしない位置に移動可能であってもよいし、該位置で発光可能であってもよい。
本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図190に示すスロットマシン)は、複数の構造体と、複数の発光手段と、駆動可能な第一の駆動手段(例えば、図示しない第一の駆動手段DM21)と、を備えた遊技台であって、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第一の発光手段」という。例えば、図192(b)に示す第一の発光手段LM21)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動可能な手段であり、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第二の発光手段」という。例えば、図192(b)に示す第二の発光手段LM22)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動することがない手段であり、前記複数の構造体のうちの1つ(以下、「第一の構造体」という。例えば、図192(b)に示す第一の構造体ST221)は、前記第一の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体は、前記第二の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体の位置は、遊技球(例えば、図192(b)に示す遊技球BL21,BL22)にオーバーラップされる場合がある位置である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、移動する発光手段と移動しない発光手段の光によって第一の構造体で発光演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。また、一方の発光手段が故障した場合でも他方の発光手段によって第一の構造体の発光演出を行うことができ、遊技者の興趣の減退を防止する事ができる場合がある。また、遊技球の位置によって第一の構造体の発光演出をさらに多彩にすることができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。
<構造体と発光手段/実施例2−3>
図192(c)は、実施例2−3に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、第一の構造体ST231(本例では、透明または半透明部材からなる遊技盤)と、第一の発光手段LM21と、第二の発光手段LM22と、駆動可能な第一の駆動手段DM21(図示省略)と、を有して構成されている。第一の発光手段LM21は、第一の駆動手段DM21の駆動によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能な手段であり、第二の発光手段LM22は、第一の駆動手段DM21の駆動によって移動することがない手段(固定された手段、または、第一の駆動手段DM11以外の駆動手段の駆動によって移動可能な手段)である。
第一の発光手段LM21が、図192(c)に示す第一の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM21を見た場合に、第一の発光手段LM21が第一の構造体ST231にオーバーラップされる位置)に位置している場合には、第一の構造体ST231は、第一の発光手段LM21からの光と第二の発光手段LM22からの光の両方を透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第一の発光手段LM21からの光と第二の発光手段LM22からの光の両方を第一の構造体ST231を通して視認することが可能である。
一方、図示は省略するが、第一の発光手段LM21が、第二の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM21を見た場合に、第一の発光手段LM21が第一の構造体ST231にオーバーラップされない位置)に位置している場合には、第一の構造体ST231は、第一の発光手段LM21からの光を透過することなく、第二の発光手段LM22からの光のみを透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第二の発光手段LM22からの光は第一の構造体ST231を通して視認することが可能であり、第一の発光手段LM21からの光は第一の構造体ST231を通さずに視認することが可能である。
また、第一の構造体ST231の前方(正面側)は、遊技球BL21が通過可能な遊技領域であるとともに、第一の構造体ST231の前方(正面側)には、遊技領域を通過する遊技球BL21の進行方向を変えることが可能な球流下方向変化部(遊技釘)BP21が複数設けられている。第一の構造体ST231は、遊技台の前方(正面側)から見た場合に、遊技領域を通過する遊技球BL21にオーバーラップされる場合がある位置に配置されている。なお、第二の発光手段LM22は、第一の構造体ST231とオーバーラップしない位置に移動可能であってもよいし、該位置で発光可能であってもよい。
本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図190に示すスロットマシン)は、複数の構造体と、複数の発光手段と、駆動可能な第一の駆動手段(例えば、図示しない第一の駆動手段DM21)と、を備えた遊技台であって、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第一の発光手段」という。例えば、図192(c)に示す第一の発光手段LM21)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動可能な手段であり、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第二の発光手段」という。例えば、図192(c)に示す第二の発光手段LM22)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動することがない手段であり、前記複数の構造体のうちの1つ(以下、「第一の構造体」という。例えば、図192(c)に示す第一の構造体ST231)は、前記第一の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体は、前記第二の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体の位置は、遊技球(例えば、図192(c)に示す遊技球BL21)にオーバーラップされる場合がある位置である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、移動する発光手段と移動しない発光手段の光によって第一の構造体で発光演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。また、一方の発光手段が故障した場合でも他方の発光手段によって第一の構造体の発光演出を行うことができ、遊技者の興趣の減退を防止する事ができる場合がある。また、遊技球の位置によって第一の構造体の発光演出をさらに多彩にすることができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。
<構造体と発光手段/実施例2−4>
図193(a)は、実施例2−4に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、図192(a)を用いて説明した、実施例2−1に係る第一の発光手段LM21の前方(遊技者側)に、この第一の発光手段LM21からの光を通す第二の構造体ST212(本例では、ランプカバー)を配設し、これらの第一の発光手段LM21と第二の構造体ST212によって可動体MB11を構成している。
この可動体MB11(第一の発光手段LM21,第二の構造体ST212)は、第一の駆動手段DM21(図示省略)によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能である。なお、本例では、第二の構造体ST212を、第一の発光手段LM21の前方(遊技者側)であって第一の構造体ST211の後方に配置したが、本発明に係る第二の構造体は、本発明に係る第一の発光手段からの光を通す構造体であればよい(以下、同様)。また、第一の発光手段LM21は、第一の構造体ST211とオーバーラップしない位置に移動した場合に、少なくとも一部の発光を停止(消灯)してもよいし、点灯から点滅に変化させる等、発光態様を変化させてもよい。
<構造体と発光手段/実施例2−5>
図193(b)は、実施例2−5に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、図192(b)を用いて説明した、実施例2−2に係る第一の発光手段LM21の前方(遊技者側)に、この第一の発光手段LM21からの光を通す第二の構造体ST222(本例では、ランプカバー)を配設し、これらの第一の発光手段LM21と第二の構造体ST222によって可動体MB12を構成している。
この可動体MB12(第一の発光手段LM21,第二の構造体ST222)は、第一の駆動手段DM21(図示省略)によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能である。なお、第一の発光手段LM21は、第一の構造体ST221とオーバーラップしない位置に移動可能であってもよいし、該位置で発光可能であってもよい。また、第一の発光手段LM21は、第一の構造体ST221とオーバーラップしない位置に移動した場合に、少なくとも一部の発光を停止(消灯)してもよいし、点灯から点滅に変化させる等、発光態様を変化させてもよい。
<構造体と発光手段/実施例2−6>
図193(c)は、実施例2−6に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、図192(c)を用いて説明した、実施例2−3に係る第一の発光手段LM21の前方(遊技者側)に、この第一の発光手段LM21からの光を通す第二の構造体ST232(本例では、ランプカバー)を配設し、これらの第一の発光手段LM21と第二の構造体ST232によって可動体MB13を構成している。
この可動体MB13(第一の発光手段LM21,第二の構造体ST232)は、第一の駆動手段DM21(図示省略)によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能である。なお、第一の発光手段LM21は、第一の構造体ST231とオーバーラップしない位置に移動可能であってもよいし、該位置で発光可能であってもよい。また、第一の発光手段LM21は、第一の構造体ST231とオーバーラップしない位置に移動した場合に、少なくとも一部の発光を停止(消灯)してもよいし、点灯から点滅に変化させる等、発光態様を変化させてもよい。
<構造体と発光手段/実施例3−1>
図194は、実施例3−1に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、第一の構造体ST31と、第一の発光手段LM31と、第二の発光手段LM32と、駆動可能な第一の駆動手段DM31(図示省略)と、を有して構成されており、第一の構造体ST31と第一の発光手段LM31によって可動体MB31を構成している。この可動体MB31(第一の構造体ST31,第一の発光手段LM31)は、第一の駆動手段DM31(図示省略)の駆動によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能であり、第二の発光手段LM32は、第一の駆動手段DM31の駆動によって移動することがない手段(固定された手段、または、第一の駆動手段DM31以外の駆動手段の駆動によって移動可能な手段)である。
可動体MB31(第一の構造体ST31,第一の発光手段LM31)が、図194(a)に示す第一の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第二の発光手段LM32を見た場合に、第二の発光手段LM32の全てが第一の構造体ST31にオーバーラップされる位置)に位置している場合には、第一の構造体ST31は、第一の発光手段LM31からの光と第二の発光手段LM32からの光の両方を透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第一の発光手段LM31からの光と第二の発光手段LM32からの光の両方を第一の構造体ST31を通して視認することが可能である。
また、可動体MB31(第一の構造体ST31,第一の発光手段LM31)が、図194(b)に示す第三の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第二の発光手段LM32を見た場合に、第二の発光手段LM32の一部が第一の構造体ST31にオーバーラップされる位置)に位置している場合には、第一の構造体ST31は、第一の発光手段LM31からの光と第二の発光手段LM32からの光の両方を透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第一の発光手段LM31からの光と第二の発光手段LM32からの一部の光の両方を第一の構造体ST31を通して視認することが可能である。
一方、可動体MB31(第一の構造体ST31,第一の発光手段LM31)が、図194(c)に示す第二の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第二の発光手段LM32を見た場合に、第二の発光手段LM32が第一の構造体ST31にオーバーラップされない位置)に位置している場合には、第一の構造体ST31は、第二の発光手段LM32からの光を透過することなく、第一の発光手段LM31からの光のみを透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第一の発光手段LM31からの光は第一の構造体ST31を通して視認することが可能であり、第二の発光手段LM32からの光は第一の構造体ST31を介さずに視認することが可能である。なお、図193を用いて説明した、実施例2−4〜実施例2−6に係る第二の構造体(ランプカバー)ST212、ST222、ST232のいずれかを、本例に適用してもよい。
本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図190に示すスロットマシン)は、複数の構造体と、複数の発光手段と、駆動可能な第一の駆動手段(例えば、図示しない第一の駆動手段DM31)と、を備えた遊技台であって、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第一の発光手段」という。例えば、図194に示す第一の発光手段LM31)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動可能な手段であり、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第二の発光手段」という。例えば、図194に示す第二の発光手段LM32)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動することがない手段であり、前記複数の構造体のうちの1つ(以下、「第一の構造体」という。例えば、図194に示す第一の構造体ST31)は、前記第一の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体は、前記第二の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体は、移動可能な構造体である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、移動する発光手段と移動しない発光手段の光によって第一の構造体で発光演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。また、一方の発光手段が故障した場合でも他方の発光手段によって第一の構造体の発光演出を行うことができ、遊技者の興趣の減退を防止する事ができる場合がある。また、第一の構造体の位置によって第一の構造体の発光演出をさらに多彩にすることができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。
<構造体と発光手段/実施例4−1>
図195(a)は、実施例4−1に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、第一の構造体ST41と、第一の発光手段LM41と、第二の発光手段LM42と、駆動可能な第一の駆動手段DM41(図示省略)と、を有して構成されている。第一の発光手段LM41は、第一の駆動手段DM41の駆動によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能な手段であり、第二の発光手段LM42は、第一の駆動手段DM41の駆動によって移動することがない手段(固定された手段、または、第一の駆動手段DM41以外の駆動手段の駆動によって移動可能な手段)である。
第一の発光手段LM41が、図195(a)に示す第一の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM41を見た場合に、第一の発光手段LM41が第一の構造体ST41にオーバーラップされる位置)に位置している場合には、第一の構造体ST41は、第一の発光手段LM41からの光と第二の発光手段LM42からの光の両方を透過可能である。しかしながら、本例では、第二の発光手段LM42が第一の構造体ST41よりも前側で発光するため、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第一の発光手段LM41からの光は第一の構造体ST41を通して視認することが可能であり、第二の発光手段LM42からの光は第一の構造体ST41を通さずに視認することが可能である。
一方、図示は省略するが、第一の発光手段LM41が、第二の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM41を見た場合に、第一の発光手段LM41が第一の構造体ST41にオーバーラップされない位置)に位置している場合には、第一の構造体ST41は、第一の発光手段LM41からの光を透過することなく、第二の発光手段LM42からの光のみを透過可能である。しかしながら、本例では、第二の発光手段LM42が第一の構造体ST41よりも前側で発光するため、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第一の発光手段LM41からの光と第二の発光手段LM42からの光の両方を第一の構造体ST41を介さずに視認することが可能である。
本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図190に示すスロットマシン)は、複数の構造体と、複数の発光手段と、駆動可能な第一の駆動手段(例えば、図示しない第一の駆動手段DM41)と、を備えた遊技台であって、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第一の発光手段」という。例えば、図195(a)に示す第一の発光手段LM41)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動可能な手段であり、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第二の発光手段」という。例えば、図195(a)に示す第二の発光手段LM42)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動することがない手段であり、前記複数の構造体のうちの1つ(以下、「第一の構造体」という。例えば、図195(a)に示す第一の構造体ST41)は、前記第一の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体は、前記第二の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の発光手段と前記第二の発光手段のうちのいずれか一方(例えば、図195(a)に示す第二の発光手段LM42だけ)は、前記第一の構造体よりも前側で発光可能な手段である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、移動する発光手段と移動しない発光手段の光によって第一の構造体で発光演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。また、一方の発光手段が故障した場合でも他方の発光手段によって第一の構造体の発光演出を行うことができ、遊技者の興趣の減退を防止する事ができる場合がある。また、前記第一の構造体よりも前側で発光可能な発光手段によって第一の構造体の発光演出をさらに多彩にすることができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。
<構造体と発光手段/実施例4−2>
図195(b−1)〜同図(b−2)は、実施例4−2に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、第一の構造体ST41と、第一の発光手段LM41と、第二の発光手段LM422と、駆動可能な第一の駆動手段DM41(図示省略)と、駆動可能な第二の駆動手段DM42(図示省略)と、を有して構成されている。第一の発光手段LM41は、第一の駆動手段DM41の駆動によって第一の方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能な手段であり、第二の発光手段LM422は、第二の駆動手段DM42の駆動によって第二の方向(本例では、遊技台の前後方向)に移動可能な手段である。
第二の発光手段LM422が、図195(b−1)に示す第一の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第二の発光手段LM422を見た場合に、第二の発光手段LM422が第一の構造体ST41にオーバーラップされる位置)に位置している場合には、第一の構造体ST41は、第一の発光手段LM41からの光と第二の発光手段LM422からの光の両方を透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第一の発光手段LM41からの光と第二の発光手段LM422からの光の両方を第一の構造体ST41を通して視認することが可能である。
一方、第二の発光手段LM422が、図195(b−2)に示す第二の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第二の発光手段LM422を見た場合に、第二の発光手段LM422が第一の構造体ST41にオーバーラップされない位置)に位置している場合には、第一の構造体ST41は、第二の発光手段LM422からの光を透過することなく、第一の発光手段LM41からの光のみを透過可能である。しかしながら、本例では、第二の発光手段LM422が第一の構造体ST41よりも前側で発光するため、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第一の発光手段LM41からの光は第一の構造体ST41を通して視認することが可能であり、第二の発光手段LM422からの光は第一の構造体ST41を通さずに視認することが可能である。
本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図190に示すスロットマシン)は、複数の構造体と、複数の発光手段と、駆動可能な第一の駆動手段(例えば、図示しない第一の駆動手段DM41)と、を備えた遊技台であって、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第一の発光手段」という。例えば、図195(b−2)に示す第一の発光手段LM41)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動可能な手段であり、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第二の発光手段」という。例えば、図195(b−2)に示す第二の発光手段LM422)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動することがない手段であり、前記複数の構造体のうちの1つ(以下、「第一の構造体」という。例えば、図195(b−2)に示す第一の構造体ST41)は、前記第一の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体は、前記第二の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の発光手段と前記第二の発光手段のうちのいずれか一方(例えば、図195(b−2)に示す第二の発光手段LM422だけ)は、前記第一の構造体よりも前側で発光可能な手段である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、移動する発光手段と移動しない発光手段の光によって第一の構造体で発光演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。また、一方の発光手段が故障した場合でも他方の発光手段によって第一の構造体の発光演出を行うことができ、遊技者の興趣の減退を防止する事ができる場合がある。また、前記第一の構造体よりも前側で発光可能な発光手段によって第一の構造体の発光演出をさらに多彩にすることができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。
<構造体と発光手段/実施例5−1>
図196は、実施例5−1に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、第一の構造体ST51と、第一の発光手段LM51と、第二の発光手段LM52と、駆動可能な第一の駆動手段DM51(図示省略)と、を有して構成されている。第一の発光手段LM51は、第一の駆動手段DM51の駆動によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に、所定距離(本例では、図196(a)や同図(c)に示す第一の位置(初期位置)と図196(b)に示す第二の位置(初期位置から移動可能な最大移動位置)との間の距離)だけ移動可能な手段であり、第二の発光手段LM52は、第一の駆動手段DM51の駆動によって移動することがない手段(固定された手段、または、第一の駆動手段DM51以外の駆動手段の駆動によって移動可能な手段)である。
第一の発光手段LM51が、図196(a)や同図(c)に示す第一の位置(初期位置)に位置している場合には、第一の構造体ST51は、第一の発光手段LM51からの光と第二の発光手段LM52からの光の両方を透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第一の発光手段LM51からの光と第二の発光手段LM52からの光の両方を第一の構造体ST51を通して視認することが可能である。
一方、第一の発光手段LM51が、図196(b)に示す第二の位置(最大移動位置)に位置している場合には、第一の構造体ST51は、第一の発光手段LM51からの光を透過することなく、第二の発光手段LM52からの光のみを透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第二の発光手段LM52からの光は第一の構造体ST51を通して視認することが可能であり、第一の発光手段LM51からの光は第一の構造体ST51を通さずに視認することが可能である(または、第一の発光手段LM51からの光が遊技者PLの視界の範囲外にある場合には、第一の発光手段LM51からの光は視認不能である)。
本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図190に示すスロットマシン)は、複数の構造体と、複数の発光手段と、駆動可能な第一の駆動手段と、を備えた遊技台であって、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第一の発光手段」という。例えば、図29に示す第一の構造体712bの発光基板714)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動可能な手段であり、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第二の発光手段」という。例えば、図29に示す発光基板904)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動することがない手段であり、前記複数の構造体のうちの1つ(以下、「第一の構造体」という。例えば、図29に示すセンター役物900)は、前記第一の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体は、前記第二の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の発光手段は、第一の位置において、発光可能な手段であり、前記第一の位置とは、前記第一の発光手段の初期位置のことであり、前記第二の発光手段は、前記第一の構造体に設けられた手段であり、前記第一の発光手段は、前記第一の構造体と離間し且つ該第一の構造体と前後方向に重ならない位置に移動可能な手段であり、前記第一の駆動手段の駆動によって前記第一の発光手段が下向きとなるまで回動し、該第一の発光手段からの光が前記第二の発光手段が設けられた前記第一の構造体とは反対の方向に出射される場合があり、前記第一の駆動手段の駆動によって前記第一の発光手段が正面向きとなるまで回動し、該第一の発光手段からの光が前記第二の発光手段からの光と同じ方向に出射される場合があることを特徴とする遊技台である。

本例に係る遊技台によれば、移動する発光手段と移動しない発光手段の光によって、単一の第一の構造体で発光演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。また、一方の発光手段が故障した場合でも他方の発光手段によって第一の構造体の発光演出を行うことができ、遊技者の興趣の減退を防止する事ができる場合がある。また、第一の発光手段は、初期位置でも発光可能であるため、第一の構造体の発光演出をさらに多彩にすることができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。また、第一の発光手段は、第一の構造体と離間し且つ該第一の構造体と前後方向に重ならない位置に移動可能なため、第一の発光手段の外形を確認でき、演出において遊技者の興趣を向上させることができるとともに、遊技店の店員による第一の発光手段の破損確認も行うことができる場合がある。

<構造体と発光手段/実施例6>
図197は、実施例6に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。なお、図197における左、右、上、下の矢印は、それぞれ、紙面右側が遊技台の正面視右側であり、紙面左側が遊技台の正面視左側であり、紙面上側が遊技台の上方(上面側)であり、紙面下側が遊技台の下方(底面側)であることを示している(他の図面も同様)。
本例に係る遊技台は、第一の構造体ST61と、第一の発光手段LM61と、第二の発光手段LM62と、駆動可能な第一の駆動手段DM61(図示省略)と、駆動可能な第二の駆動手段DM62(図示省略)とを有して構成されている。第一の発光手段LM61は、第一の構造体ST61の背面側において、第一の駆動手段DM61の駆動によって第一の方向(本例では、正面視上下方向)に移動可能な手段である。また、第二の発光手段LM52は、第一の構造体ST61の背面側において、第二の駆動手段DM62の駆動によって第二の方向(本例では、正面視斜め方向)に移動可能であるとともに、姿勢の変化(本例では、正面視時計回り(または、反時計回り)に180度回転)が可能な手段である。
第一の発光手段LM61と第二の発光手段LM62が、図197(a)に示す第一の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM61と第二の発光手段LM62を見た場合に、第一の発光手段LM61と第二の発光手段LM62が第一の構造体ST61にオーバーラップされる位置)に位置している場合には、第一の構造体ST61は、第一の発光手段LM61からの光と第二の発光手段LM62からの光の両方を透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者は、第一の発光手段LM61からの光と第二の発光手段LM62からの光の両方を第一の構造体ST61を通して視認することが可能である。
一方、第一の発光手段LM61と第二の発光手段LM62が、図197(b)に示す第二の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM61と第二の発光手段LM62を見た場合に、第一の発光手段LM61と第二の発光手段LM62が第一の構造体ST61にオーバーラップされない位置)に位置している場合には、第一の構造体ST61は、第一の発光手段LM61と第二の発光手段LM62からの光を透過することがない。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者は、第一の発光手段LM61と第二の発光手段LM62からの光は第一の構造体ST61を通さずに視認することが可能である。
本例に係る遊技台(例えば、図1に示すパチンコ機100や、図190に示すスロットマシン)は、複数の構造体と、複数の発光手段と、を備えた遊技台であって、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第一の発光手段」という。例えば、図197に示す第一の発光手段LM61)は、第一の動作(例えば、直線移動)が可能な手段であり、前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第二の発光手段」という。例えば、図197に示す第二の発光手段LM62)は、第二の動作(例えば、回転)が可能な手段であり、前記複数の構造体のうちの1つ(以下、「第一の構造体」という。例えば、図197に示す第一の構造体ST61)は、前記第一の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の構造体は、前記第二の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、前記第一の動作と前記第二の動作は異なる動作である、ことを特徴とする遊技台である。
本例に係る遊技台によれば、移動する発光手段と移動しない発光手段の光によって第一の構造体で発光演出を行うことができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。また、一方の発光手段が故障した場合でも他方の発光手段によって第一の構造体の発光演出を行うことができ、遊技者の興趣の減退を防止する事ができる場合がある。また、第一の発光手段は、初期位置でも発光可能であるため、第一の構造体の発光演出をさらに多彩にすることができ、遊技者の興趣を向上させる事ができる場合がある。
なお、前記第一の動作と前記第二の動作は同じ動作であってもよく、例えば、前記第一の動作と前記第二の動作が同じ落下動作(例えば、図30に示す落下展開役物ユニット700の上下動作)であってもよい。また、第一の発光手段LM61と第二の発光手段LM62が第一の構造体ST61にオーバーラップされない位置に移動した場合に、第一の発光手段LM61および第二の発光手段LM62の少なくとも一方の少なくとも一部の発光を停止(消灯)してもよいし、点灯から点滅に変化させる等、発光態様を変化させてもよい。
<構造体と発光手段/実施例7−1>
図198(a)は、実施例7−1に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、第一の構造体ST71と、第一の発光手段LM71と、第二の発光手段LM72と、駆動可能な第一の駆動手段DM71(図示省略)と、を有し、第一の発光手段LM71は、第一の駆動手段DM71の駆動によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能な手段である。
また、第一の構造体ST71のうちの1の第一の部位ST71aは、第一の発光手段LM71からの光と第二の発光手段LM72からの光を透過可能な部位であり、第一の構造体のうちの1の第二の部位ST71bは、第一の発光手段LM71からの光と第二の発光手段LM72からの光を透過可能な部位である。
一方、第一の構造体ST71のうちの1の第三の部位ST71cは、第一の発光手段LM71からの光と第二の発光手段LM72からの光を通さない部位であり、第一の構造体のうちの1の第四の部位ST71dは、第一の発光手段LM71からの光と第二の発光手段LM72からの光を通さない部位である。ここで、本発明に係る「光を通さない部位」としては、メッキ、塗装、シボ加工等が施された部位や、シールが貼付された部位等が該当する(他の実施例も同様)。
本例によれば、第一の発光手段LM71からの光と第二の発光手段LM72からの光を互いに干渉させるとともに、光を通さない部位によって発光演出の輪郭を明確にすることができ、演出効果を高め、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
<構造体と発光手段/実施例7−2>
図198(b)は、実施例7−2に係る構造体と発光手段を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、第一の構造体ST72と、第一の発光手段LM71と、第二の発光手段LM72と、駆動可能な第一の駆動手段DM71(図示省略)と、を有し、第一の発光手段LM71は、第一の駆動手段DM71の駆動によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能な手段である。
また、第一の構造体ST72のうちの1の第一の部位ST72aは、第二の発光手段LM72からの光のみを透過可能な部位であり、第一の構造体のうちの1の第二の部位ST72bは、第一の発光手段LM71からの光のみを透過可能な部位である。一方、第一の構造体ST72のうちの1の第三の部位ST72cは、第一の発光手段LM71からの光と第二の発光手段LM72からの光を通さない部位であり、第一の構造体ST72のうちの1の第四の部位ST72dは、第二の発光手段LM72からの光を通さない部位であり、第一の構造体ST72のうちの1の第五の部位ST72eは、第一の発光手段LM71からの光を通さない部位である。
本例によれば、第一の発光手段LM71からの光と第二の発光手段LM72からの光が互いに干渉することを防止するとともに、光を通さない部位によって発光演出の輪郭を明確にすることができ、演出効果を高め、遊技者の興趣を向上させることができる場合がある。
<構造体と発光手段/さらにパネルを備えた例>
図199(a)は、構造体と発光手段にさらにパネルを備えた例を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、第一の構造体ST81と、第一の発光手段LM81と、第二の発光手段LM82と、光を透過可能なパネルPNと、駆動可能な第一の駆動手段DM81(図示省略)と、を有し、第一の発光手段LM81は、第一の駆動手段DM81の駆動によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能な手段である。また、パネルPNは、第三の発光手段LM83と、第三の発光手段LM83からの光の進行方向を変化させることが可能な光方向変化部(本例では、発光演出で模様を表示する部位)PNaと、を備える。
第一の発光手段LM81が、図199(a)に示す第一の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM81を見た場合に、第一の発光手段LM81が第一の構造体ST81とパネルPNにオーバーラップされる位置)に位置している場合には、第一の構造体ST81とパネルPNは、第一の発光手段LM81からの光と第二の発光手段LM82からの光の両方を透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者は、第一の発光手段LM81からの光と第二の発光手段LM82からの光の両方を第一の構造体ST81とパネルPNを通して視認することが可能であるとともに、第三の発光手段LM83からの光をパネルPNの光方向変化部PNaを介して視認することが可能である。
一方、図示は省略するが、第一の発光手段LM81が、第二の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM81を見た場合に、第一の発光手段LM81が第一の構造体ST81やパネルPNにオーバーラップされない位置)に位置している場合には、第一の構造体ST81とパネルPNは、第一の発光手段LM81からの光を透過することなく、第二の発光手段LM82からの光のみを透過可能である。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者PLは、第二の発光手段LM82からの光は第一の構造体ST81とパネルPNを通して視認することが可能であり、第一の発光手段LM81からの光は第一の構造体ST81を通さずにパネルPNのみを通して(または、第一の構造体ST81とパネルPLの両方を通さずに)視認することが可能である。なお、第三の発光手段LM83からの光は、第一の発光手段LM81とは無関係に、パネルPNの光方向変化部PNaを介して視認することが可能である。
本例では、パネルPNを第一の構造体ST81の前方に配置したが、第一の構造体ST81と第一の発光手段LM81との間に配置してもよいし、第一の構造体ST81と第二の発光手段LM82との間に配置してもよいし、第一の発光手段LM81や第二の発光手段LM82の後方に配置してもよい。
<構造体と発光手段/さらに可動体を備えた例>
図199(b)は、構造体と発光手段にさらに可動体を備えた例を模式的に示した図である。本例に係る遊技台は、図199(a)に示す光を透過可能なパネルPNに替えて、光を通さない可動体MBを備えており、他の構成は、図199(a)に示す構成と同じである。可動体MBは、第二の駆動手段DM82(図示省略)に駆動によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能な手段である。
第一の発光手段LM81が、図199(b)に示す第一の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM81を見た場合に、第一の発光手段LM81が第一の構造体ST81と可動体MBにオーバーラップされる位置)に位置している場合には、第一の構造体ST81は、第一の発光手段LM81からの光と第二の発光手段LM82からの光の両方を透過可能であるが、可動体MBは、第一の発光手段LM81からの光と第二の発光手段LM82からの光を通さない。これにより、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者は、第一の発光手段LM81からの光と第二の発光手段LM82からの光の両方を視認することができない。
一方、図示は省略するが、第一の発光手段LM81が、第二の位置(例えば、遊技台の前方(正面側)から第一の発光手段LM81を見た場合に、第一の発光手段LM81が第一の構造体ST81や可動体MBにオーバーラップされない位置)に位置している場合には、第一の構造体ST81は、第一の発光手段LM81からの光を透過することなく、第二の発光手段LM82からの光のみを透過可能であるが、可動体MBは、第二の発光手段LM82からの光を通さないため、遊技台の前方(正面側)に位置する遊技者は、第二の発光手段LM82からの光を視認することができない。また、第一の発光手段LM81からの光は、第一の構造体ST81を透過するが可動体MBに遮られて視認できないか、第一の構造体ST81と可動体MBに遮られることなく視認することが可能となるかのいずれかである。
なお、本例では、可動体MBを第一の構造体ST81にオーバーラップする位置に移動可能としたが、可動体MBは、第一の構造体ST81にオーバーラップしない位置に移動可能であってもよいし、可動体MBの一部が、第一の構造体ST81にオーバーラップしない位置(または、オーバーラップする位置)に移動可能であってもよい。また、可動体MBを第一の構造体ST81の前方に配置したが、第一の構造体ST81と第一の発光手段LM81との間に配置してもよいし、第一の構造体ST81と第二の発光手段LM82との間に配置してもよいし、第一の発光手段LM81や第二の発光手段LM82の後方に配置してもよい。また、可動体MBが表示装置(液晶表示装置、プロジェクタ等)を備えていてもよい。
また、可動体MBを光を通さない部材で構成したが、一部または全てが透過性を有する部材で構成されていてもよいし、その場合に、第一の発光手段LM81からの光のみを透過可能であってもよいし、第二の発光手段LM82からの光のみを透過可能であってもよいし、両方の光を透過可能であってもよい。
<構造体と発光手段/構造体の他の例>
図200は、構造体の他の例を示した図である。本例に係る遊技台は、6つの構造体(第一の構造体ST91、第二の構造体ST92、第三の構造体ST93、第四の構造体ST94、第五の構造体ST95、第六の構造体ST96)と、2つの発光手段(第一の発光手段LM91、第二の発光手段LM92)と、駆動可能な第一の駆動手段DM91(図示省略)と、を有し、第一の発光手段LM91は、第一の駆動手段DM91の駆動によって所定方向(本例では、遊技台の上下方向)に移動可能な手段である。
また、第六の構造体ST96は、光を通さない不透明の部材からなり、その他の構造体(第一の構造体ST91、第二の構造体ST92、第三の構造体ST93、第四の構造体ST94、第五の構造体ST95)は、光を透過可能な透明または半透明の部材からなる。本例では、最後方の位置に第六の構造体ST6を配置し、その前方に、2つの発光手段(第一の発光手段LM91、第二の発光手段LM92)を配置し、さらに、その前方に、第六の構造体ST6を除く他の構造体(第一の構造体ST91、第二の構造体ST92、第三の構造体ST93、第四の構造体ST94、第五の構造体ST95)を配置している。
より具体的には、第一の構造体ST91は、第一の発光手段LM91からの光のみを透過可能な位置に配置され、第二の構造体ST92は、第二の発光手段LM92からの光のみを透過可能な位置に配置され、第三の構造体ST93は、第一の発光手段LM91からの光と第二の発光手段LM92の光の両方を透過可能であって、両方の光が同じ透過量になる位置に配置されている。また、第四の構造体ST94は、第一の発光手段LM91からの光と第二の発光手段LM92の光の両方を透過可能であって、第一の発光手段LM91からの光の透過量よりも第二の発光手段LM92からの光の透過量が多くなる位置に配置され、第五の構造体ST95は、第一の発光手段LM91からの光と第二の発光手段LM92の光の両方を透過可能であって、第二の発光手段LM92からの光の透過量よりも第一の発光手段LM91からの光の透過量が多くなる位置に配置されている。
なお、第一の発光手段LM91は、1または複数のLED(単色またはフルカラー)を有する発光基板であってもよいし、液晶表示装置のバックライトであってもよい。また、第二の発光手段は、1または複数のLED(単色またはフルカラー)を有する発光基板であってもよいし、液晶表示装置のバックライトであってもよい。また、第一の構造体ST91、第二の構造体ST92、第三の構造体ST93、第四の構造体ST94、第五の構造体ST95のうちの少なくとも一つの構造体は、第六の構造体ST96と一体的に形成されていてもよいし、第六の構造体ST96から着脱自在となるように取付けられていてもよいし、締結手段等によって第六の構造体ST96に取付けられていてもよい。また、第一の構造体ST91は、2以上の部品によって構成されていてもよい(第二〜第五の構造体も同様)。また、第六の構造体ST96は、センター役物(例えば、図28や図29に示すセンター役物900)を構成する複数の部品のうちの1つであってもよい。
<構造体と発光手段/発光手段の他の例>
図201は、発光手段の他の例を示した図である。構造体ST、第一の発光手段LM1、第二の発光手段LM2の相対位置は上記実施例に限定されるものではない。したがって、例えば、図201(a)に示すように、移動可能な第一の発光手段LM1を、固定された第二の発光手段LM2よりも後方に配置してもよいし、図201(b)に示すように、移動可能な第一の発光手段LM1を、固定された第二の発光手段LM2と構造体STとの間に配置してもよい。
また、第一の発光手段LM1と第二の発光手段LM2の大きさは、同じであってもよいし、第一の発光手段LM1が第二の発光手段LM2よりも大きくてもよいし、第二の発光手段LM2が第一の発光手段LM1よりも大きくてもよい。また、第一の発光手段LM1と第二の発光手段LM2が前後方向に重なった場合に、一方の光の全てを他方で遮ってもよいし、一方の光の一部を他方で遮ってもよいし、一方の光の他の一部は他方によって遮られなくてもよい。また、第一の発光手段LM1は、当該変動演出、予告演出、先読み予告演出、大当り演出、デモ演出、エラー報知演出、遊技者による操作手段の操作時等で発光してもよい。また、第二の発光手段LM2は、当該変動演出、予告演出、先読み予告演出、大当り演出、デモ演出、エラー報知演出、遊技者による操作手段の操作時等で発光してもよい。また、第一の発光手段LM1は、第二の発光手段LM2の発光期間と重なる期間に発光してもよい。また、第二の発光手段LM2は、第一の発光手段LM1の発光期間と重なる期間に発光してもよい。また、第一の発光手段LM1の発光色と第二の発光手段LM2の発光色は同じであってもよいし、異なっていてもよい。また、第一の発光手段LM1の発光期間中に第二の発光手段LM2は発光していなくてもよい。また、第二の発光手段LM2の発光期間中に第一の発光手段LM1は発光していなくてもよい。
また、第一の発光手段LM1と第二の発光手段LM2の前後位置が変更可能であってもよく、例えば、図201(a)に示すように、第一の発光手段LM1が第二の発光手段LM2よりも後方に位置しているときに所定の条件が成立した場合(例えば、所定の操作手段による操作を受け付けた場合、スロットマシンにおいてフリーズ状態になった場合、遊技状態が移行した場合、当否結果が大当りになった場合、特定の入賞役に当選した場合等)に、図201(b)に示すように、第二の発光手段LM2が第一の発光手段LM1よりも後方に位置するように構成してもよい。
また、発光手段からの光を透過可能(または、照射可能)な第一の構造体と第二の構造体を備えた遊技台において、第一の構造体と第二の構造体の前後位置が変更可能であってもよく、例えば、第一の構造体が第二の構造体よりも後方に位置しているときに所定の条件が成立した場合(例えば、所定の操作手段による操作を受け付けた場合、スロットマシンにおいてフリーズ状態になった場合、遊技状態が移行した場合、当否結果が大当りになった場合、特定の入賞役に当選した場合等)に、第二の構造体が第一の構造体よりも後方に位置するように構成してもよい。
また、前記第一の発光手段の位置は、模様を発光可能な透過性の演出パネルの後方であってもよいし、前方であってもよい。また、前記第二の発光手段の位置は、模様を発光可能な透過性の演出パネルの後方であってもよいし、前方であってもよい。また、前記第一の構造体の位置は、模様を発光可能な透過性の演出パネルの後方であってもよいし、前方であってもよい。また、前記第二の構造体は、後方から前記第一の発光手段の光のみを透過可能に構成されていてもよい。また、前記第一の構造体は、移動不可能な構造体であってもよいし、移動可能な構造体であってもよい。また、模様を発光可能な透過性の演出パネルが移動可能であってもよく、前記第一の発光手段と一体的に構成されていてもよいし、別体に構成されていてもよい。また、初期位置の前記第一の発光手段の後方に第三の発光手段を備えてもよい。また、前記第三の発光手段は、LEDであってもよいし、液晶表示装置のバックライトであってもよい。また、前記第一の発光手段と前記第二の発光手段のうちの一方が他方にオーバーラップされてもよい。また、前記第一の構造体は、前記第一の発光手段の光と前記第二の発光手段の光の両方を透過させない部位を有してもよく、該部位は表面のメッキ部であってもよいし、表面の塗装部であってもよい。
なお、本発明に係る遊技台は、パチンコ機に限定されるものではなく、例えば、複数種類の図柄が施された複数のリールと、リールの回転を指示するためのスタートレバーと、各々のリールに対応して設けられ、リールの回転を個別に停止させるための停止ボタンと、複数種類の役の内部当選の当否を抽選により判定する抽選手段と、抽選手段の抽選結果に基づいてリールの回転の停止に関する停止制御を行うリール停止制御手段と、抽選手段の抽選結果に基づいて停止されたリールによって表示される図柄組合せが、内部当選した役に対応して予め定めた図柄組合せであるか否かの判定をする判定手段と、図柄の停止態様が所定の入賞態様である場合、所定の入賞態様に対応する遊技媒体を払出す遊技媒体払出処理を行う払出制御手段と、を備えたスロットマシンなどにも好適である。
また、本発明に係る遊技台は、封入式遊技機に適用することもできる。ここで、「封入式遊技機」は、遊技機内に封入された遊技球を循環使用するものである。また、主制御部、第1副制御部、および第2副制御部をワンチップで構成してもよいし、主制御部と第1副制御部で双方向の通信が可能に構成してもよい。また、主制御部と第1副制御部で双方向の通信を可能とする一方で、第1副制御部から第2副制御部への通信は一方向の通信としてもよい。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。また、実施例に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することでより遊技の幅を広げられる場合がある。
本発明に係る遊技台は、本発明は、弾球遊技機(パチンコ機)、回胴遊技機(スロットマシン)、封入式遊技機あるいはメダルレススロットマシンに代表される遊技台に適用することができる。
BL21,BL22 遊技球
BP21 遊技釘
ST11,ST211,ST31,ST41 第一の構造体
LM11,LM21,LM31,LM41 第一の発光手段
LM12,LM22,LM32,LM42 第二の発光手段
LM83 第三の発光手段
PL 遊技者
PN パネル
100 パチンコ機
200 遊技盤
200a5 遊技球貯留部
200a10 第二の遊技球貯留部
208 装飾図柄表示装置
244 ステージ
300 主制御部
400 第1副制御部
500 第2副制御部
700 落下展開役物ユニット
712a 第四の構造体
712b 第一の構造体
712d 第二の構造体
712c 第三の構造体
730,760 落下展開役物
731,761,821,831 第一の構造体
732,762,822,832 第二の構造体
750 上昇役物ユニット
800 打ち上げ役物ユニット
820,830 役物
823,833 第三の構造体
850 V形成役物ユニット
900 センター役物

Claims (7)

  1. 複数の構造体と、
    複数の発光手段と、
    駆動可能な第一の駆動手段と、
    を備えた遊技台であって、
    前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第一の発光手段」という。)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動可能な手段であり、
    前記複数の発光手段のうちの1つ(以下、「第二の発光手段」という。)は、前記第一の駆動手段の駆動によって移動することがない手段であり、
    前記複数の構造体のうちの1つ(以下、「第一の構造体」という。)は、前記第一の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、
    前記第一の構造体は、前記第二の発光手段からの光を透過可能な構造体であり、
    前記第一の発光手段は、第一の位置において、発光可能な手段であり、
    前記第一の位置とは、前記第一の発光手段の初期位置のことであり、
    前記第二の発光手段は、前記第一の構造体に設けられた手段であり、
    前記第一の発光手段は、前記第一の構造体と離間し且つ該第一の構造体と前後方向に重ならない位置に移動可能な手段であり、
    前記第一の駆動手段の駆動によって前記第一の発光手段が下向きとなるまで回動し、該第一の発光手段からの光が前記第二の発光手段が設けられた前記第一の構造体とは反対の方向に出射される場合があり、
    前記第一の駆動手段の駆動によって前記第一の発光手段が正面向きとなるまで回動し、該第一の発光手段からの光が前記第二の発光手段からの光と同じ方向に出射される場合がある、
    ことを特徴とする遊技台。
  2. 請求項1に記載の遊技台であって、
    前記第一の構造体のうちの1の部位(以下、「第一の部位」という。)は、前記第一の発光手段からの光を透過可能な部位であり、
    前記第一の構造体のうちの1の部位(以下、「第二の部位」という。)は、前記第二の発光手段からの光を透過可能な部位であり、
    前記第一の部位は、前記第二の発光手段からの光を透過可能な部位であり、
    前記第二の部位は、前記第一の発光手段からの光を透過可能な部位である、
    ことを特徴とする遊技台。
  3. 請求項1または2に記載の遊技台であって、
    前記第二の発光手段は、移動不可能な手段である、
    ことを特徴とする遊技台。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記第一の発光手段と前記第二の発光手段は別体に構成されている、
    ことを特徴とする遊技台。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    駆動可能な第二の駆動手段を備える、
    ことを特徴とする遊技台。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、ぱちんこ機である、
    ことを特徴とする遊技台。
  7. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の遊技台であって、
    前記遊技台は、スロットマシンである、
    ことを特徴とする遊技台。
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