JP6723168B2 - 組織接近装置 - Google Patents

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Description

(関連出願の相互参照)
本願は、2014年6月20日出願の米国特許仮出願第62/015,068号に基づくものであり、これの優先権を主張する。
本開示は、概して医療装置に関し、特に、離れた組織を接近させて組織固定を容易にするための用具に関する。
医療装置は、外科的工程を補助するだけでなく、手術の侵襲性を最小限に抑えるのに役立つように絶えず改良が加えられている。多くの発展の中でも、低侵襲手術を可能にする又は容易にするために、医療用の用具、機器、システム及び手順に対して多くの改良がなされてきた。具体的には、低侵襲手術は、外科手術の完了に必要な切開を最小化することにより、手術時間を短縮するだけでなく、実質的に回復時間も短縮することができる。しかしながら、切開を減らし且つ小さくすることにより、実質的に対象外科領域へのアクセスが制限され、また、外科医にとって所与の処置を効果的に完了させるのがより難しくなる。
例えば、ヘルニアを修復するための腹腔鏡下手術では、薄く細長い機器又は用具を腹部におけるアクセスポート又はトロカールを介して比較的小さい切開に挿入して、腹壁のヘルニア欠損部に内側からアクセスしている。ヘルニア欠損部の治療にかかる処置の中で、外科医は、当該ヘルニアに関わる腹壁の組織の割れ目を閉じて固定する必要があろう。組織を留めるための腹腔鏡用の用具又は機器は存在するが、離れた組織端同士を接近させる又は合わせて保持するための適切な装置は存在しない。具体的には、腹壁内部へのアクセスが制限されていると、より効率的に組織固定が行える程度に組織端同士を接近させるのは比較的難しい。
かくして、腹腔鏡下手術に関連してだけでなく、それ以外の、体内の他の空洞にかかる開放手術での使用や、その他の身体組織の接近についても、組織固定が容易となるように組織を接近させるための低侵襲性の手段が必要である。本開示は、この必要性に対処し、上述の欠陥を克服する役割を果たすものである。しかしながら、何らかの特定の問題点に対する解決法は、明記されている場合を除き、本開示又は添付の請求項の範囲を限定するものではないことが認識されるべきである。加えて、この背景技術欄に問題点又は解決法を含めることは、特に明記されている場合を除き、当該問題点又は解決法が既知の先行技術を表すことを示すものではない。
本開示の一態様に従い、接近装置が提供される。この接近装置は、作業端及び制御端を有する細長部材と、前記作業端に配設され、組織に係合し、長手方向に相互に連動するように構成された少なくとも2つのプロングと、前記制御端に配設されて前記プロングのうち1以上のプロングに作動的に連結され、前記1以上のプロングを開放位置と接近位置との間で長手方向に移動させるように構成された制御機構とを備えることができる。
本開示の他の態様に従い、他の接近装置が提供される。この接近装置は、作業端及び制御端を有する細長部材と、前記作業端に枢設された1つ以上の遠位プロングと、前記作業端に枢設された1つ以上の近位プロングと、前記制御端に配設され、前記遠位プロングと前記近位プロングのうちの1つ以上に作動的に連結された制御機構とを備えることができる。前記制御機構は、前記遠位プロングと前記近位プロングのうちの1つ以上を、開放位置と接近位置との間で長手方向に移動させるとともに、拡張位置と傾倒位置との間で枢動させるように構成することができる。
本開示のさらに別の態様に従い、接近装置が提供される。この接近装置は、作業端及び制御端を有する細長部材と、前記制御端に配設された展開機構と、前記制御端に配設された接近機構とを備えることができる。前記作業端は、遠位プロングセットと、近位プロングセットとを備えることができる。前記展開機構は、前記遠位プロングセット及び前記近位プロングセットのそれぞれに作動的に連結させて、前記遠位プロングセットと前記近位プロングセットのうちの1つ以上を拡張位置と傾倒位置との間で枢動させるように構成することができる。前記接近機構は、前記遠位プロングセットと前記近位プロングセットのうちの1つ以上に作動的に連結させて、前記遠位プロングセットと前記近位プロングセットのうちの1つ以上を開放位置と接近位置との間で長手方向に移動させるように構成することができる。
本開示のこれらの及びその他の態様及び特徴は、添付の図面と併せて以下の詳細な記述を読むことでより深く理解されるだろう。
本開示の教示に従って構成された一接近装置の斜視図である。 接近装置の作業端の、拡張された遠位及び近位プロングが開放位置にある状態の部分斜視図である。 接近装置の作業端の、拡張された遠位及び近位プロングが接近位置にある状態の部分斜視図である。 接近装置の作業端の、傾倒された遠位及び近位プロングが開放位置にある状態の部分斜視図である。 接近装置の作業端の、拡張された遠位プロングと傾倒した近位プロングが開放位置にある状態の部分斜視図である。 指支持部及び展開ネジを備えたプッシュロッド式制御機構を有する接近装置の制御端の部分斜視図である。 指支持部及び展開スイッチを備えたプッシュロッド式制御機構を有する接近装置の制御端の部分斜視図である。 拡張された遠位プロングと部分的に拡張された近位プロングが部分的に接近した位置にある接近装置の作業端の部分斜視図である。 ループ形状の指支持部を備えたプッシュロッド式制御機構を有する接近装置の制御端の部分斜視図である。 腹部ヘルニアの断面線図である。 接近装置を用いて腹壁組織端を接近させている断面線図である。 接近装置を組織端に最接近させた線図である。 組織端を接近させるために接近装置を使用している線図である。 ファスナーの取付け中に組織端を合わせて保持するために接近装置を使用している線図である。 組織端がファスナーで固定されている線図である。 細長部材と、少なくとも部分的に湾曲した作業端とを有する接近装置を用いて腹壁組織端を接近させている断面線図である。 細長部材と、フレキシブルなバネ型チューブを備えた作業端とを有する接近装置の線図である。 本開示の教示に従って構成された他の接近装置の斜視図である。 傾倒された遠位及び近位プロングセットが開放位置にある状態の接近装置の作業端の部分斜視図である。 傾倒された遠位及び近位プロングセットが接近位置にある状態の接近装置の作業端の部分斜視図である。 接近装置の作業端の、拡張された遠位及び近位プロングセットが開放位置にある状態の部分斜視図である。 接近装置の作業端の、拡張された遠位及び近位プロングセットが接近位置にある状態の部分斜視図である。 ラチェット・レバー式展開制御機構を有する接近装置の制御端の部分斜視図である。 テンションバー及び展開シャフトに連結された近位及び遠位プロングセットを有する接近装置の作業端の部分斜視図である。 本開示の教示に従って構成された他の接近装置の斜視図である。 円筒型テンションバー及び展開シャフトに連結された遠位及び近位プロングセットを有する接近装置の作業端の部分斜視図である。 ラチェット・ロティキュレート式展開機構を有する接近装置の制御端の部分斜視図である。 本開示の教示に従って構成されたさらに別の接近装置の作業端の部分斜視図である。 傾倒された遠位プロングと傾倒されたカム式近位プロングが開放位置にある接近装置の作業端の部分側面図である。 傾倒された遠位プロングと部分的に拡張されたカム式近位プロングが開放位置にある接近装置の作業端の部分側面図である。 傾倒された遠位プロングと拡張されたカム式近位プロングが開放位置にある接近装置の作業端の部分側面図である。 拡張された遠位プロングと拡張されたカム式近位プロングが部分的に接近した位置にある接近装置の作業端の部分側面図である。
本開示は様々な変形形態や代替構成を許容するが、その中の特定の実例的な実施形態を図示しており、以下に詳細に説明する。しかしながら、本発明を、開示する特定の形態に制限する意図はなく、逆に、本開示の趣旨及び範囲に含まれるすべての変形形態、代替構成及び同等物を包含することを意図していることが理解されるべきである。
ここで図面を参照すると、本開示の教示に従って構成された、組織接近装置の例示的な実施形態が図示及び説明されている。ここでさらに詳しく説明するように、接近装置は、離れた組織端同士を接近させる、例えば引き寄せる及び/又は合わせて保持するための便利且つ効果的な手段を提供することができる。開示する実施形態は、腹腔鏡下手術などの低侵襲外科手術と合わせて用いてもよい。例えば、腹腔鏡によるヘルニアの治療に用いる場合、開示する実施形態は、腹壁内の組織の切り口の下方に到達し、該腹壁の割れ目を内側から閉鎖するためにファスナーを取り付ける間、裂けた又は離れた組織端同士を接近させるために用いることができる。ここに開示する実施形態は、腹腔鏡適用時に適用されるような組織固定について詳しく説明しているが、本開示は、他の非腹腔鏡下又は直視下手術(胸郭、骨盤、又は腹部以外の体腔内での使用や、子宮、泌尿生殖器系、胃腸管、筋骨格系の組織など、腹壁以外の組織を接近させるための使用を含むがこれらに限定されない)に等しく又は同様に適用できることが理解されるだろう。
図1に示すように、接近装置20の1つの例示的な実施形態は、その近位端に配設された制御端24とその遠位端に配設された作業端26との間に延びる細長部材22を備えることができる。通常、作業端26は少なくとも2つのプロング、例えば遠位プロング28及び近位プロング30を備えることができ、これらプロングは、細長部材22に対して移動可能に配設されており、組織端同士を接近させる、又は引き寄せる及び/又は合わせて保持するために相互に連動するように適合されている。より具体的には、プロング28,30は、例えば図2に示すような、2つ以上の離れた組織端を受けるための開放位置と、例えば図3に示すような、組織端同士を接合するための接近位置との間で、実質的に細長部材22の長手方向軸に沿って長手方向に移動可能とすることができる。この図示の実施形態では、遠位プロング28を不動に保持し、近位プロング30を遠位プロング28に対してスライド移動可能とすることができる。代替的な実施形態では、近位プロング30を不動とし、遠位プロング28を近位プロング30に対して移動するようにすることができる。他の変化形態では、両プロング28,30を開放位置と接近位置との間で作業端26に対して移動可能とすることができる。
接近装置20のプロング28,30は、長手方向の移動に加えて、例えば図2及び図3に示すような起立又は拡張位置と、例えば図4に示すような完全傾倒位置との間で枢動可能としてもよい。さらに、プロング28,30は、アクセスポート等への作業端26の進入又は挿入が容易となるように、また、アクセスポート等からの作業端26の取り出しが容易となるように、完全傾倒時に作業端26の最大外径が細長部材22の最大外径より小さいか又は最大でも略等しくなるようなサイズ及び構成とすることができる。他の代替形態では、プロング28,30は、完全傾倒時にプロング28,30及び作業端26が少なくとも部分的に細長部材22の遠位端又はスリーブ内に引き込み可能となるようなサイズ及び構成とすることができる。関連変化形態では、プロング28,30のうちの1つ以上をバネ又は他の手段を用いて拡張位置において付勢してもよく、そうすると、プロング28,30は、細長部材22又はアクセスポート等へ引き込まれる際に傾倒し、作業端26が対象領域に進出すると自動的に拡張される。
さらに図2乃至図4を参照すると、プロング28,30のうちのいずれか1つ以上を、細長部材22の長手方向軸に略垂直な軸周りに枢動するように構成することができる。より具体的には、プロング28,30は、拡張位置では、組織端同士を容易に接近させることができるようにした態様で、遠位プロング28が近位側を向き、近位プロング30が遠位側を向くように対向させて構成することができる。他の実施形態では、プロング28,30のうちの1つ以上を、細長部材22の長手方向軸に略平行な軸周りに枢動するように構成することができる。このプロング28,30の枢動は、長手方向の移動に依存して制御しても長手方向の移動から独立して制御してもよい。さらに、例えば図5に示すように、各プロング28,30は、それぞれ個別に制御され傾倒位置と拡張位置との間で移動可能とすることができる。他の変形形態では、作業端26は3つ以上のプロング28,30を備えることができ、さらに別の変形形態では、プロング28,30は、図示の構成とは異なる態様で傾倒位置と拡張位置との間及び/又は開放位置と接近位置との間を移動させることができる。
図1の制御端24は、通常、プロング28,30を操作するため、様々な異なる手段又は機構のうちのいずれか1つ以上を採用することができる1つ以上の制御機構32を備えることができる。例えば、図示の実施形態では、制御機構32は、プロング28,30のうちの1つ以上を図2及び図3に図示した開放位置と接近位置との間で長手方向に移動させるために、細長部材22に対してスライド式に押引可能な、親指リング36などを備えたプッシュロッド34を採用することができる。細長部材22は、さらに、その近位端に配設された指支持部48を備えることができる。特に、指支持部48は、プッシュロッド34及び親指リング36の細長部材22に対する長手方向の制御を容易にするだけでなく、このような制御を、プッシュロッド34及び親指リング36の細長部材22に対する回転位置に関わりなく維持するような形状又は構成とすることができる。さらに、図6乃至図8により詳細に示すように、プッシュロッド34は、制御端24におけるプッシュロッド34の長手方向の移動が作業端26における近位プロング30の対応する長手方向の移動に変換されるように、細長部材22内に配設されたテンションバー38を介して近位プロング30に直接又は間接的に連結させることができる。他の実施形態では、制御機構32は、プロング28,30のうちの1つ以上を開放位置と接近位置との間で進退させるために、ネジ状又はネジ式の手段を備えることができる。さらに別の代替形態では、制御端24は、同じ又は同様の効果を奏する他の手段又は形態を採用することができる。
制御機構32は、傾倒位置と拡張位置との間におけるプロング28,30の角度位置を調節するため、1つ以上の展開機構、例えば、図6乃至図8に図示した展開ネジ40及び展開スイッチ42を提供してもよい。図6の展開ネジ40は、例えば、細長部材22内にテンションバー38と並設された図8の第1展開リンク44を介して近位プロング30に作動的に連結させることができる。展開ネジ40は、第1展開リンク44をテンションバー38に選択的に連結させるように構成してもよく、そうすると、近位プロング30の作業端26に対する角度位置の調節を可能としたり調節できないようにしたりすることができる。より具体的には、展開ネジ40は、緩められると、第1展開リンク44の長手方向位置をテンションバー38に対して調節でき、近位プロング30の角度位置に対して対応する調節がなされるように構成することができる。或いは、展開ネジ40が十分に締め付けられると、テンションバー38における長手方向の移動が第1展開リンク44における同量移動に相当するように第1展開リンク44がテンションバー38にロックされ、接近時に近位プロング30の角度位置が維持されるようにすることができる。
図7の展開スイッチ42も同様に、図8に図示した第2展開リンク46を介して遠位プロング28に連結させることができ、この第2展開リンク46も細長部材22内にテンションバー38及び第1展開リンク44と並設することができる。第2展開リンク46は、第1展開リンク44と同様に、展開スイッチ42及び第2展開リンク46の細長部材22に対する長手方向位置に従って遠位プロング28を拡張又は傾倒させることが可能な態様で遠位プロング28に連結させることができる。さらに、図示の実施形態では遠位プロング28は長手方向に移動可能ではないため、第2展開リンク46はテンションバー38から独立して操作することができる。制御機構32について1つの特定の配置のみが図示したが、当業者には他の展開及び/又は制御機構が明らかであろう。他の変形形態では、例えば、第1展開リンク44と近位プロング30を展開スイッチにより操作することができ、さらに/又は第2展開リンク46と遠位プロング28を展開ネジにより操作することができる。加えて、例えば図9に示すように、細長部材22の制御端24は、親指リング36と併せて用いられる1つ以上の指ループ等の形態で設けられ、組織接近時のプッシュロッド34の使用を容易にするように構成された指支持部48を備えていてもよい。
次に図10乃至図15を見ると、接近装置20の1つの例示的な適用が図示されている。例えば図10に示すように、接近装置20は、腹部ヘルニア50の修復を補助するため、また、ヘルニア50の原因となった腹壁54の組織の割れ目52の閉鎖をしやすくするために用いることができる。特に、飛び出したヘルニア内容50を腹壁54の下方に押し戻した後、開口部52の閉鎖前に、開口部52の周囲の組織端58同士を接近させるために、図11に示すように、接近装置20の作業端26を腹壁54におけるアクセスポート56から挿入することができる。遠位及び近位プロング28,30は、作業端26をアクセスポート56から挿入する間は傾倒させ、離れた組織端58の近傍に配置後に拡張させることができる。さらに、完全に挿入されて適所に配置された後、遠位及び近位プロング28,30を、図12に図示したような開放位置まで長手方向に制御してもよく、そうすると、遠位プロング28は一方の組織端58の近傍に位置し、近位プロング30は対向組織端58の近傍に位置する。
遠位及び近位プロング28,30が対応する組織端58に係合すると、接近装置20を制御して、図13に図示したように遠位及び近位プロング28,30を互いに向けて長手方向に移動させて、図14に図示したような完全に接近した位置とすることができる。より具体的には、遠位及び近位プロング28,30により各組織端58を合わせて保持しながら、ステープルや縫合糸などのファスナー60を開口部52に沿った接近装置20の作業端26に最も近い位置、例えば作業端26の直上及び直下に取付けて、図示のように組織端58同士を合わせて固定することができる。この工程は、例えば図15に示したように組織端58同士が十分に合わせて固定されるまで開口部52の長さに沿って繰り返すことができる。図10乃至図15の実施形態では1つのタイプの接近装置20を採用しているが、接近装置20の他の変化形態を同様に用いて同じ又は同様の効果が達成されることが理解されるであろう。多くの変化形態の中でも、例えば図16及び図17に示したように、接近装置20は、腹壁54の内面により一致するようにバネ型チューブ62を介して少なくとも部分的に湾曲した及び/又はフレキシブルな作業端26及び/又は細長部材22を備えることができる。
次に図18を見ると、腹壁の中及び下方に挿入して離れた組織端同士を接近させることができる他の組織接近装置64が提供されている。先の実施形態と同様に、この接近装置64も、その遠位端に配設された作業端68とその近位端に配設された制御端70との間に延びる細長部材66を備えることができる。作業端68は、近位プロングセット、例えば第1近位プロング76及び第2近位プロング78と連動するように構成された遠位プロングセット、例えば第1遠位プロング72及び第2遠位プロング74を備えることができる。さらに、遠位プロング72,74は、例えば図19に示したような開放位置と、例えば図20に示したような接近位置との間で、近位プロング76,78に対して長手方向に移動可能とすることができる。近位プロング76,78を不動とし、遠位プロング72,74をこれらに対してスライド移動可能とすることができるが、代替実施形態では、遠位プロング72,74と近位プロング76,78をあらゆる組み合わせで開放位置と接近位置との間で移動可能とすることができる。
加えて、遠位プロングセット74,76及び近位プロングセット76,78は、それぞれ、例えば図19及び図20に示したような完全傾倒位置と、例えば図21及び図22に示したような開又は拡張位置との間で枢動可能とすることができる。さらに、遠位プロング72,74及び近位プロング76,78は、腹壁及びアクセスポートへの作業端68の挿入が容易となるように、また、腹壁及びアクセスポートからの作業端68の取り出しが容易となるように、完全傾倒位置では作業端68の最大外径が細長部材66の最大外径より小さいか又は最大でも略等しくなるような構成とすることができる。他の変形形態では、作業端68は、少なくとも部分的に細長部材66の遠位端又はスリーブ内に引き込み可能に構成することができる。他の変化形態では、遠位プロング72,74と近位プロング76,78のうちの1つ以上を、作業端68が対象領域に進出すると自動的に拡張位置まで枢動するが、それ以外では、例えば細長部材66やアクセスポートなどの中に引き込まれている間は、傾倒状態に維持されるように付勢することができる。
図19乃至図22に示したように、第1及び第2遠位プロング72,74は、その間に組織端を受けて保持するように対向させて構成することができ、第1及び第2近位プロング76、78は、その間に対向組織端を受けて保持するように対向させて構成することができる。加えて、第1遠位プロング72と第1近位プロング76とが傾倒位置と拡張位置との間で第1展開シャフト80周りに同時に枢動するように構成することができ、第2遠位プロング74と第2近位プロング78とが第2展開シャフト82周りに同時に枢動するように構成することができ、第1及び第2展開シャフト80,82は、それぞれ、相互に平行且つ細長部材66の長手方向軸に略平行とすることができる。さらに、第1及び第2展開シャフト80,82は、相互に略同期して相反する方向に回転するように構成することができる。或いは、第1及び第2展開シャフト80,82は互いに独立して制御することができる。他の変化形態では、遠位プロング72,74は近位プロング76,78から独立して制御することができる。他の変形形態では、遠位プロング72,74と近位プロング76,78のうちの1つ以上を同軸に配設、又は相互に及び/又は細長部材66の長手方向軸に平行でもあってもなくてもよい1つ以上の軸周りに枢動するように配設することができる。さらに別の変形形態では、作業端68が備えるプロングの数は図示より少なくても多くてもよい。
図18の接近装置64の制御端70は、例えば、プロング72,74,76,78の長手方向の移動を制御するためのラチェット機構を有する制御機構84を備えることができ、該ラチェット機構はプロング72,74,76,78を展開するためのレバー式展開機構と一体化されている。図23及び図24に示したように、制御機構84は、通常、ハンドル86と、該ハンドル86にヒンジ動作可能に連結されるトリガー88とを備えることができる。制御機構84は、さらに、作業端68のブレース92から細長部材66、トリガー88及びハンドル86をそれぞれ貫通して近位側に延びるテンションバー90を採用することができる。さらに、テンションバー90は、開放位置と接近位置との間で近位プロング76,78に対して遠位プロング72,74を長手方向にシフトさせるようにスライド可能に構成することができる。テンションバー90の移動は、トリガー88に対して近位側に配設されたラチェットプレート94とトリガー88に対して遠位側に配設されたリリースプレート96のうちの1つ以上により制限することができる。具体的には、ラチェットプレート94は、トリガー88の作動ごとにテンションバー90を漸増的に後退させることでプロング72,74,76,78を漸増的に接近させるように構成することができる。リリースプレート96は、ハンドル86に連結させることができ、デフォルト状態ではテンションバー90の後退が制限され、押下状態ではテンションバー90の手動調節が可能となるような構成とすることができる。
図23及び図24に示したように、制御機構84は、ハンドル86にヒンジ動作可能に連結されるとともに、1つ以上のキー止めスリーブ100を介して第1及び第2展開シャフト80,82の1つ以上に作動的に連結された展開レバー98を備えることができる。特に、キー止めスリーブ100は、細長部材66内に長手方向に沿って回転可能に配設することができ、展開シャフト80,82のキー止め端部102を係合可能に受けるように構成することができる。さらに、展開レバー98は、該展開レバー98をハンドル86に対して枢動させることにより、取付けられたキー止めスリーブ100において対応する回転が生じ、これによりさらに、取付けられた展開シャフト80,82及びプロング72,74,76,78において対応する回転が生じるような構成とすることができる。例えば、展開レバー98を遠位方向に枢動的に前進させることで同時にプロング72,74,76,78を拡張位置まで移動させることができ、展開レバー98を枢動的に後退させることで同時にプロング72,74,76,78を傾倒させることができる。
図示していない他の様々な機構のうちのいずれか1つ以上を用いて同様の又は同程度の効果を達成することができる。例えば、図示の実施形態では遠位プロング72,74を近位プロング76,78に対して移動可能としているが、制御端70のラチェット機構は、付加的に又は代替的に、近位プロング76,78の長手方向の調節を可能とすることができる。制御端70は、ラチェット機構ではなく、ギア式機構、ネジ式機構、バネ式機構、モータ式機構などのうちの1つ以上を採用してもよい。プロング72,74,76,78の展開は、様々な異なる機構のうちの1つ以上により可能としてもよい。例えば、展開レバー98は、2つのキー止めスリーブ100に連結させることができ、この場合、各キー止めスリーブ100は展開シャフト80,82の対応する一方に作動的に連結される。或いは、展開レバー98は、展開シャフト80,82の一方を操作するために1つのキー止めスリーブ100に連結させ、残りの展開シャフト80,82はギア式機構等を介して同時に反対方向に回転されるようにすることができる。さらに別の代替形態では、複数のキー止めスリーブ100を設けることができ、各キー止めスリーブ100は独立制御可能な展開レバー98等により係合させることができる。
図25乃至図27に示すように、離れた組織端同士を接近させるために用いることができるさらに別の組織接近装置104が提供される。先の実施形態のように、接近装置104は、その遠位端に配設された作業端108とその近位端に配設された制御端110との間に延びる細長部材106を備えることができる。図24の作業端68と同様に、図26の作業端108は、近位プロングセット、例えば第1近位プロング116及び第2近位プロング118と連動する遠位プロングセット、例えば第1遠位プロング112及び第2遠位プロング114を備えることができる。さらに、近位プロング116,118を作業端108に対し不動とし、遠位プロング112,114を開放位置と接近位置との間で近位プロング116,118に対して長手方向に移動可能とすることができる。しかしながら、代替的な変形形態では、遠位プロング112,114を不動とし、近位プロング116,118を遠位プロング112,114に対して移動可能とすることができる。さらに別の代替形態では、遠位プロングセット112,114及び近位プロングセット116,118をともに他方に対して移動可能とすることができる。
図26に示した遠位プロングセット112,114及び近位プロングセット116,118は、それぞれ、完全傾倒位置と開又は拡張位置との間で枢動可能としてもよい。さらに、遠位プロング112,114及び近位プロング116,118は、腹壁及びアクセスポートへの作業端108の挿入を容易にするため、また、腹壁及びアクセスポートからの作業端108の取り出しを容易にするために、完全傾倒位置では作業端108の最大外径が細長部材106の最大外径より小さいか又は最大でも略等しくなるような構成とすることができる。他の変形形態では、作業端108は、少なくとも部分的に細長部材106の遠位端又はスリーブ内に引き込み可能に構成することができる。他の変化形態では、遠位プロング112,114と近位プロング116,118のうちの1つ以上を、作業端108が対象領域に進出すると自動的に拡張位置まで枢動するが、それ以外では、例えば細長部材106、アクセスポート等に引き込まれている間は、傾倒状態に維持されるように付勢することができる。
先の実施形態と同様に、図26の第1及び第2遠位プロング112,114は、その間に一組織端を受けて保持するように対向させて構成することがき、第1及び第2近位プロング116,118は、その間に対向組織端を受けて保持するように対向させて構成することができる。加えて、第1遠位プロング112と第1近位プロング116とが第1展開シャフト120周りに同時に枢動するように構成することができ、第2遠位プロング114と第2近位プロング118とが第2展開シャフト122周りに同時に枢動するように構成することができる。さらに、第1及び第2展開シャフト120,122は、相互に略同期して回転するように構成することができるが、第1及び第2展開シャフト120,122は互いに独立して制御してもよい。他の変化形態では、遠位プロング112,114は、近位プロング116,118から独立して制御することができる。他の変形形態では、遠位プロング112,114と近位プロング116,118のうちの1つ以上を同軸に配設、又は相互に又は細長部材106の長手方向軸に平行であってもなくてもよい1つ以上の軸周りに枢動的に配設することができる。さらに別の変形形態では、作業端108が備えるプロングの数は図示より少なくても多くてもよい。
図27の接近装置104の制御端110は、プロング112,114,116,118の長手方向の移動を制御するためのラチェット機構と、プロング112,114,116,118を展開するためのロティキュレート式展開機構とを一体化させた制御機構124を備えることができる。先の実施形態のように、制御機構124は、通常、ハンドル126と、該ハンドル126にヒンジ動作可能に連結されたトリガー128とを備えることができる。制御機構124は、さらに、作業端108のブレース132から細長部材106、トリガー128及びハンドル126をそれぞれ貫通して近位側に延びるテンションバー130を採用することができる。テンションバー130は、遠位プロング112,114を開放位置と接近位置との間で近位プロング116,118に対してシフトさせるようにスライド可能に構成することができる。テンションバー130は、ロティキュレーションが可能となるように円筒状に形成してもよい。ロティキュレーションを可能とすることにより、例えば、制御端110を、プロング112,114,116,118の完全制御を維持しながら細長部材106及び作業端108に対して回転可能とすることができる。さらに、作業端108は、制御端110の作業端108に対する回転位置に関わらず係合可能であるため、ハンドル126及びトリガー128は、任意の所望の位置で快適に把持して使用することができる。テンションバー130の移動は、トリガー128に対して近位側に配設されたラチェットプレート134とトリガー88に対して遠位側に配設されたリリースプレート136のうちの1つ以上により制限することができる。ラチェットプレート134は、トリガー128の作動ごとにテンションバー130を漸増的に後退させることでプロング112,114,116,118を漸増的に接近させるように構成することができる。リリースプレート136は、デフォルト状態ではテンションバー130の前進が制限され、押下状態ではテンションバー130の手動調節が可能となるような構成とすることができる。
図27に示すように、制御機構24は、例えば、テンションバー130周りに回転可能且つどんな回転向きでも作動可能な展開機構を備えるなど、ロティキュレート式とすることができる。例えば、展開制御機構124は、テンションバー130周りに回転可能且つスライド可能に配設され、リンク142を介してスライダーカム140にヒンジ動作可能に連結された展開アクチュエータ138を備えることができる。より具体的には、スライダーカム140は、長手方向についてはテンションバー130に対して固定され、横方向については、例えばエンドキャップ144により定義されテンションバー130に対して垂直な平面内でスライド可能となるようにエンドキャップ144に連結させることができる。スライダーカム140は、さらに、1つ以上のキー止めスリーブ146を介して第1及び第2展開シャフト120,122のうちの1つ以上に作動的に連結させてもよい。先の実施形態と同様に、各キー止めスリーブ146は、細長部材106内に長手方向に配設され、対応する展開シャフト120,122と回転可能に連動するように構成することができる。さらに、展開制御機構124は、プロング112,114,116,118をハンドル126に対してどんな回転向きであっても拡張又は傾倒可能な構成とすることができる。
通常、制御機構124は、展開アクチュエータ138をテンションバー130及びハンドル126に対して長手方向にシフトさせることにより、スライダーカム140が、1つ以上のキー止めスリーブ146を回転させて対応する展開軸120,122及びプロング112,114,116,118を回転させる態様で横方向にシフトするような構成とすることができる。例えば、展開アクチュエータ138を近位方向に引くことにより、スライダーカム140をエンドキャップ144に対して半径方向内方にスライドさせることができ、これによりキー止めスリーブ146の近位端を旋回させ、展開シャフト120,122を、関連するプロング112,114,116,118を拡張する態様で回転させることができる。同様に、展開アクチュエータ138を遠位方向に進出させることにより、スライダーカム140をエンドキャップ144に対して半径方向外方にスライドさせることができ、これによりキー止めスリーブ146の近位端を旋回させ、展開シャフト120,122を、関連するプロング112,114,116,118を傾倒させる態様で回転させることができる。
ロティキュレート式展開制御機構124は、代替的に、同様の又は同程度の効果を提供するようにあらゆる方法を用いて構成することができる。例えば、制御端110は、ラチェット機構ではなく、ギア式機構、ネジ式機構、バネ式機構、モータ式機構などのうちのいずれか1つ以上を採用して遠位プロング112,114の近位プロング116,118に対する長手方向位置を調節することができる。また、図示の実施形態では、遠位プロング112,114を近位プロング116,118に対して移動可能としているが、他の変化形態では、付加的に又は代替的に、近位プロング116,118の長手方向の調節を可能とすることができる。プロング112,114,116,118の展開は、様々な異なる機構のうちのいずれか1つ以上により可能とすることができる。例えば、スライダーカム140は、2つのキー止めスリーブ146に連結させることができ、この場合、各キー止めスリーブ146は、第1及び第2展開シャフト120,122の対応する一方に作動的に連結される。或いは、スライダーカム140は、展開シャフト120,122の一方を操作するための1つのキー止めスリーブ146に連結させることができ、この場合、残りの展開シャフト120,122はギア式機構等を介して同時に反対方向に回転される。
次に図28乃至図32を参照すると、接近装置148のさらに別の実施形態が提供されている。図28乃至図32に示した接近装置148は、図1乃至図8の接近装置20の全体的な形態要素に従うことができ、例えば、細長部材156の作業端154に配設され、プッシュロッド式又はこれに同等の制御機構を介して相互に長手方向に連動するように操作される近位及び遠位プロング150,152を有する。図1乃至図8の実施形態と異なり、近位及び遠位プロング150,152は、それぞれ、トング型の構成ではなく爪型の構成を有することができ、また、展開ネジ40及び展開リンク44は、図示のような1つ以上のカムスロット158及びカムピン160,162と置き換えることができる。より具体的には、近位プロング150は、直接的に、又はテンションバー等を介して間接的に、プッシュロッド164に移動可能に連結させ、第1ピン160周りに枢動するように構成することができる。さらに、第1ピン160及び第2ピン162は、それぞれ、該ピン160,162をカムスロット158に沿って移動させることにより、例えば図29乃至図32に示すように、近位プロング150においてカム動作が生じるようにカムスロット158内に移動可能に受けるようなサイズ及び構成とすることができる。
プッシュロッド164を引くなどして、近位プロング150を後退させて、例えば図29に示した開放位置まで近位方向に移動させると、カムスロット158の縁部によって、ピン160,162が、近位プロング150に図示の傾倒位置までカム動作又は回転運動をさせることができる。同様に、プッシュロッド164を押すなどして近位プロング150を接近位置に向かって遠位方向に移動させると、カムスロット158の縁部により、図30から図31に進行的に示すように、近位プロング150を拡張位置までカム動作又は回転動作をさせる態様でピン160,162を案内することができる。図32に示すように、遠位プロング152は、展開リンク166及び図1乃至図8に図示のものと同様の手段、又はその他の同等の展開機構を用いて傾倒位置と拡張位置との間で移動可能とすることができる。このようにして、図28乃至図32の接近装置148は、接近が必要なときは自動的に拡張し、接近が必要でないときには自動的に傾倒することができる。他の代替的な変形形態では、カムスロットを1つだけ設け、各カムピンの一端と相互接続するように構成することができる。他の変形形態では、3つ以上のカムスロットを複数のカムピンと相互接続するように設けることができる。さらに別の代替形態では、1つのカムピンに、カム動作を可能にする斜め、卵型、楕円形、又は他の適当な断面を有する1つ以上の端部を設けることができる。
以上のことから、本開示は、低侵襲外科手術において組織を効率的且つ効果的に接近させるように構成された医療用の接近装置について述べていることがわかる。この接近装置は、使いやすさの改善及び組織の割れ目の固定に要する時間の短縮により、より確実且つ効率的に組織固定を行うことを容易にする。

Claims (17)

  1. 作業端及び制御端を有する細長部材と、
    前記作業端に配設され、組織に係合し、長手方向に相互に連動するように構成され、拡張位置と傾倒位置との間で前記細長部材に対して移動可能な少なくとも2つのプロングと、
    前記制御端に配設されて前記プロングのうち1以上のプロングに作動的に連結され、前記1以上のプロングを開放位置と接近位置との間で長手方向に移動させるように構成され、さらに、前記プロングのうち1以上のプロングを前記拡張位置と前記傾倒位置との間で枢動させるように構成された制御機構を備え
    前記プロングは、前記傾倒位置では前記作業端の最大外径が前記細長部材の外径より小さくなるように構成され、前記拡張位置では組織を十分に接近させることができるように構成された接近装置。
  2. 作業端及び制御端を有する細長部材と、
    前記作業端に配設され、組織に係合し、長手方向に相互に連動するように構成され、拡張位置と傾倒位置との間で前記細長部材に対して移動可能な少なくとも2つのプロングと、
    前記制御端に配設されて前記プロングのうち1以上のプロングに作動的に連結され、前記1以上のプロングを開放位置と接近位置との間で長手方向に移動させるように構成され、さらに、前記プロングのうち1以上のプロングを前記拡張位置と前記傾倒位置との間で枢動させるように構成された制御機構とを備え、
    前記プロングは、前記傾倒位置では前記プロング及び前記作業端が少なくとも部分的に前記細長部材内に引き込み可能であるように構成された接近装置。
  3. 前記細長部材は少なくとも部分的に湾曲している請求項1又は2記載の接近装置。
  4. 前記細長部材は少なくとも部分的にフレキシブルである請求項1又は2記載の接近装置。
  5. 前記各プロングは、前記細長部材の長手方向軸に略垂直な軸周りに移動可能である請求項1〜4記載のいずれかの接近装置。
  6. 前記各プロングは、前記細長部材の長手方向軸に略平行な軸周りに移動可能である請求項1〜4記載のいずれかの接近装置。
  7. 前記プロングは、近位側を向いた遠位プロング及び遠位側を向いた近位プロングを含み、前記近位プロングと前記遠位プロングの少なくとも一方は前記細長部材に対して長手方向に移動可能である請求項1〜6記載のいずれかの接近装置。
  8. 前記制御機構は、前記プロングのうち1以上のプロングを前記接近位置に移動させるために、ラチェット機構とプッシュロッド機構のうちの1つを採用した請求項1〜7記載のいずれかの接近装置。
  9. 前記制御機構は、前記プロングの1以上のプロングを拡張位置と傾倒位置のうちの1つ以上に移動させるために、カム機構、レバー機構、ネジ機構、及びスイッチ機構のうちの1つ以上を採用した請求項1〜8記載のいずれかの接近装置。
  10. 作業端及び制御端を有する細長部材と、
    前記作業端に配設され、組織に係合し、長手方向に相互に連動するように構成され、拡張位置と傾倒位置との間で前記細長部材に対して移動可能な少なくとも2つのプロングと、
    前記制御端に配設されて前記プロングのうち1以上のプロングに作動的に連結され、前記1以上のプロングを開放位置と接近位置との間で長手方向に移動させるように構成され、さらに、前記プロングのうち1以上のプロングを前記拡張位置と前記傾倒位置との間で枢動させるように構成された制御機構とを備え、
    前記プロングの1以上のプロングは、前記細長部材内にあるときは前記傾倒位置にあり、展開されると自動的に前記拡張位置に移動するようにバネによって前記拡張位置において枢動的に付勢され接近装置。
  11. 作業端及び制御端を有する細長部材と、
    前記作業端に枢設された1つ以上の遠位プロングと、
    前記作業端に枢設された1つ以上の近位プロングと、
    前記制御端に配設されて前記遠位プロングと前記近位プロングのうちの1つ以上に作動的に連結され、前記遠位プロングと前記近位プロングのうちの1つ以上を、開放位置と接近位置との間で長手方向に移動させるとともに、拡張位置と傾倒位置との間で枢動させるように構成された制御機構を備え
    前記細長部材は、その内部に長手方向に配設され、前記遠位プロング及び前記近位プロングを前記制御機構に作動的に連結させるテンションバー、第1展開シャフト、及び第2展開シャフトを備え、
    前記遠位プロングは、少なくとも、相互に枢動的に連動するように構成された第1遠位プロング及び第2遠位プロングを含み、前記近位プロングは、少なくとも、相互に枢動的に連動するように構成された第1近位プロング及び第2近位プロングを含み、
    前記制御機構は、前記テンションバーに係合して前記遠位プロングと前記近位プロングのうちの1つ以上を開放位置と接近位置との間で長手方向に移動させるとともに、前記第1展開シャフトに係合して前記第1遠位プロング及び前記第1近位プロングをそれぞれ回転させ、前記第2展開シャフトに係合して前記第2遠位プロング及び前記第2近位プロングをそれぞれ回転させるように構成された接近装置。
  12. 作業端及び制御端を有する細長部材と、
    前記作業端に枢設された1つ以上の遠位プロングと、
    前記作業端に枢設された1つ以上の近位プロングと、
    前記制御端に配設されて前記遠位プロングと前記近位プロングのうちの1つ以上に作動的に連結され、前記遠位プロングと前記近位プロングのうちの1つ以上を、開放位置と接近位置との間で長手方向に移動させるとともに、拡張位置と傾倒位置との間で枢動させるように構成された制御機構とを備え、
    前記遠位プロング及び前記近位プロングは、前記傾倒位置では前記作業端の最大外径が前記細長部材の外径より小さくなるように構成された接近装置。
  13. 前記細長部材は、少なくとも部分的に、曲線に一致するように構成された請求項11又は12記載の接近装置。
  14. 作業端及び制御端を有し、前記作業端は遠位プロングセット及び近位プロングセットを備えた細長部材と、
    前記制御端に配設されて前記遠位プロングセットと前記近位プロングセットのそれぞれに作動的に連結され、前記遠位プロングセットと前記近位プロングセットのうちの1つ以上を拡張位置と傾倒位置との間で枢動させるように構成された展開機構と、
    前記制御端に配設されて前記近位プロングセットと前記遠位プロングセットのうちの1つ以上に作動的に連結され、前記遠位プロングセットと前記近位プロングセットのうちの1つ以上を開放位置と接近位置との間で長手方向に移動させるように構成された接近機構と、
    前記作業端を前記制御端に回転可能に連結させるロティキュレート機構とを備え
    前記ロティキュレート機構は、前記遠位プロングセット及び前記近位プロングセットを前記展開機構と作動的に連動させるように構成された接近装置。
  15. 前記遠位プロングセットは第2遠位プロングに枢動的に対向する第1遠位プロングを含み、前記近位プロングセットは第2近位プロングに枢動的に対向する第1近位プロングを含み、各プロングは独立して移動可能である請求項14記載の接近装置。
  16. 前記展開機構は、前記遠位プロングセットと前記近位プロングセットのうちの1つ以上に作動的に連結された1つ以上の展開シャフトを備え、前記接近機構は、前記遠位プロングセットと前記近位プロングセットのうちの1つ以上に作動的に連結されるラチェット機構とプッシュロッド機構のうちの1つを採用した請求項14又は15記載の接近装置。
  17. 前記細長部材は、少なくとも部分的に、曲線に一致するように構成され、前記展開機構と前記接近機構のうちの1つ以上が前記細長部材の前記制御端に配設されたハンドルに作動的に連結された請求項14〜16記載のいずれかの接近装置。
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