JP6722381B2 - 車両用操舵装置 - Google Patents

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Description

この発明は、左右の転舵輪を個別に転舵するための左右の転舵機構を含み、操向のために操作される操舵部材と左右の転舵機構とが機械的に結合されていない状態で、左右の転舵機構が左右の転舵モータによって個別に駆動される車両用操舵装置に関する。
自動運転に代表される高度運転支援機能を成立させるとともに、エンジンルームのレイアウトの自由度向上を目的とした、中間シャフトを使用しないステア・バイ・ワイヤシステムの有効性が評価され始めている。そして、エンジンルームのレイアウトの更なる自由度向上を図るために、下記特許文献1,2に示すように、ラックアンドピニオン機構等を含むステアリングギヤ装置を使用せず、左右の転舵輪を個別の転舵アクチュエータで制御する左右独立転舵システムが提案されている。
特開2008−174160号公報 特開2015−20586号公報
運転中においては、運転者が意図するコースに沿って車両が進むように、運転者は操舵部材の操作を行う。しかしながら、旋回中の微修正は簡単ではない。その原因の一つとして、運転者が操舵部材を微操作しても、運転者の意図以上に車両が動いてしまうことが挙げられる。運転者の操作に対して車両の動きが運転者の意図以上に大きくなる理由は、旋回時では左右転舵輪の接地面荷重が直進時と異なるため、旋回中の左右転舵輪に生じるコーナリングフォース(CF)が運転者の想定したものと一致しなくなるためと考えられる。
この点について、より具体的に説明する。旋回中においては、遠心力によって、外輪の接地面荷重は内輪の接地面荷重よりも大きくなる。より具体的には、旋回中の外輪の接地面荷重は直進時の接地面荷重よりも大きくなり、旋回中の内輪の接地面荷重は直進時の接地面荷重よりも小さくなる。これにより、外輪に生じるコーナリングフォースは、直進時に舵角を与えたときに転舵輪に生じるコーナリングフォースよりも大きくなる。これにより、旋回時の外輪の転舵角変化に基づく車両の動きは、直進時の転舵輪の転舵角変化に基づく車両の動きよりも敏感となる。これにより、旋回時には、運転者の操作に対して車両の動きが運転者の意図以上に大きくなると考えられる。
この発明の目的は、旋回中の操舵性を向上させることができる車両用操舵装置を提供することである。
請求項1に記載の発明は、左転舵輪(3L)および右転舵輪(3R)を個別に転舵するための左転舵機構(5L)および右転舵機構(5R)を含み、操向のために操作される操舵部材(2)と前記左転舵機構および右転舵機構とが機械的に結合されていない状態で、前記左転舵機構および右転舵機構がそれぞれ左転舵モータ(4L)および右転舵モータ(4R)によって駆動される車両用操舵装置(1)であって、前記左転舵輪の転舵角の基本目標値である左基本目標転舵角および前記右転舵輪の転舵角の基本目標値である右基本目標転舵角を設定する基本目標転舵角設定手段(51)と、右旋回時に前記左基本目標転舵角の高周波成分を低減させ、左旋回時に前記右基本目標転舵角の高周波成分を低減させる高周波成分低減処理を、前記左基本目標転舵角および前記右基本目標転舵角に対して行う高周波成分低減手段(52,53,54)と、前記高周波成分低減手段による高周波成分低減処理後の左基本目標転舵角である左目標転舵角に基づいて前記左転舵モータを制御する左モータ制御手段(43L〜49L,32L)と、前記高周波成分低減手段による高周波成分低減処理後の右基本目標転舵角である右目標転舵角に基づいて前記右転舵モータを制御する右モータ制御手段(43R〜49R,32R)とを含む、車両用操舵装置である。なお、括弧内の英数字は後述の実施形態における対応構成要素等を表すが、むろん、この発明の範囲は当該実施形態に限定されない。以下、この項において同じ。
この構成では、右旋回時には、外輪となる左転舵輪の目標値である左目標転舵角は、左基本目標転舵角の高周波成分が低減されたものとなるため、左目標転舵角の急激な変動(小刻みな変動)が抑制される。一方、左旋回時には、外輪となる右転舵輪の目標値である右目標転舵角は、右基本目標転舵角の高周波成分が低減されたものとなるため、右目標転舵角の急激な変動が抑制される。つまり、この構成では、旋回時においては、外輪に対する目標転舵角の急激な変動(小刻みな変動)が抑制されるため、外輪の転舵角変化に基づく車両の過敏な動きを抑制することができる。これにより、旋回中の操舵性を向上させることができるようになる。
請求項2に記載の発明は、前記左転舵輪の転舵角である左転舵角を取得する左転舵角取得手段(10L)と、前記右転舵輪の転舵角である右転舵角を取得する右転舵角取得手段(10R)とをさらに含み、前記左モータ制御手段は、前記左転舵角取得手段によって取得された左転舵角と、前記左目標転舵角との差である左転舵角偏差が小さくなるように前記左転舵モータを制御するように構成されており、前記右モータ制御手段は、前記右転舵角取得手段によって取得された右転舵角と、前記右目標転舵角との差である右転舵角偏差が小さくなるように前記右転舵モータを制御するように構成されている、請求項1に記載の車両用操舵装置である。
請求項3に記載の発明は、前記高周波成分低減手段は、車両のヨーレイトまたは車両の横加速度に基づいて、前記高周波成分低減処理を行うように構成されている、請求項1または2に記載の車両用操舵装置である。
請求項4に記載の発明は、前記高周波成分低減手段は、車両のヨーレイトまたは車両の横加速度の大きさに応じて、高周波成分の低減量を変化させるように構成されている、請求項3に記載の車両用操舵装置である。
図1は、この発明の一実施形態に係る車両用操舵装置の構成を説明するための図解図である。 図2は、ECUの電気的構成を示すブロック図である。 図3は、転舵モータ制御部の構成例を示すブロック図である。 図4は、目標転舵角設定部の構成を示すブロック図である。 図5は、操舵角θhに対する左基本目標転舵角δLO および右基本目標転舵角δRO の設定例を示すグラフである。 図6は、ヨーレイトγに対する左高周波ゲインGおよび右高周波ゲインGの設定例を示すグラフである。 図7は、ヨーレイトγに対する左高周波ゲインGおよび右高周波ゲインGの設定例の変形例を示すグラフである。
以下では、この発明の実施の形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る車両用操舵装置の構成を説明するための図解図であり、左右独立転舵システムが採用されたステア・バイ・ワイヤシステムの構成が示されている。
この車両用操舵装置1は、運転者が操向のために操作する操舵部材としてステアリングホイール2と、左転舵輪3Lおよび右転舵輪3Rと、ステアリングホイール2の回転操作に応じて駆動される左転舵モータ4Lおよび右転舵モータ4Rと、左転舵モータ4Lの駆動力に基づいて左転舵輪3Lを転舵する左転舵機構5Lと、右転舵モータ4Rの駆動力に基づいて右転舵輪3Rを転舵する右転舵機構5Rとを備えている。
ステアリングホイール2と左転舵機構5Lおよび右転舵機構5Rとの間には、ステアリングホイール2に加えられた操舵トルクが左転舵機構5Lおよび右転舵機構5Rに機械的に伝達されるような機械的な結合はなく、ステアリングホイール2の操作量(操舵角または操舵トルク)に応じて左転舵モータ4Lおよび右転舵モータ4Rが駆動制御されることによって、左転舵輪3Lおよび右転舵輪3Rが転舵されるようになっている。左転舵機構5Lおよび右転舵機構5Rとしては、例えば、特許文献2に開示されたサスペンション装置や、特許文献1に開示された転舵装置を用いることができる。
この実施形態では、転舵モータ4L,4Rが正転方向に回転されると、右方向に車両を換向させる方向(右転舵方向)に転舵輪3L,3Rの転舵角が変化し、転舵モータ4L,4Rが逆転方向に回転されると、左方向に車両を換向させる方向(左転舵方向)に転舵輪3L,3Rの転舵角が変化するものとする。
ステアリングホイール2は、車体側に回転可能に支持された回転シャフト6に連結されている。この回転シャフト6には、ステアリングホイール2に作用する反力トルク(操作反力)を発生する反力モータ7が設けられている。この反力モータ7は、例えば、回転シャフト6と一体の出力シャフトを有する電動モータにより構成されている。
回転シャフト6の周囲には、回転シャフト6の回転角(ステアリングホイール2の操舵角θh)を検出するための操舵角センサ8が設けられている。この実施形態では、操舵角センサ8は、回転シャフト6の中立位置(基準位置)からの回転シャフト6の正逆両方向の回転量(回転角)を検出するものであり、中立位置から右方向への回転量を例えば正の値として出力し、中立位置から左方向への回転量を例えば負の値として出力する。
また、回転シャフト6の周囲には、運転者によってステアリングホイール2に付与される操舵トルクThを検出するためのトルクセンサ9が設けられている。この実施形態では、トルクセンサ9によって検出される操舵トルクTは、右方向への操舵のためのトルクが正の値として検出され、左方向への操舵のためのトルクが負の値として検出され、その絶対値が大きいほど操舵トルクの大きさが大きくなるものとする。
左転舵機構5Lの近傍には、左転舵輪3Lの転舵角δを検出するための左転舵角センサ10Lが備えられている。右転舵機構5Rの近傍には、右転舵輪3Rの転舵角δを検出するための右転舵角センサ10Rが備えられている。車両には、さらに、車両のヨーレイト(車両の回転角速度)γを検出するためのヨーレイトセンサ11が設けられている。この実施形態では、ヨーレイトセンサ11によって検出されるヨーレイトγは、たとえば、車両が右旋回しているときのヨーレイトが正の値として検出され、車両が左旋回しているときのヨーレイトが負の値として検出され、その絶対値が大きいほどヨーレイトの大きさが大きくなるものとする。
操舵角センサ8、トルクセンサ9、ヨーレイトセンサ11、左転舵角センサ10L、右転舵角センサ10R、左転舵モータ4L、右転舵モータ4Rおよび反力モータ7は、電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)30にそれぞれ接続されている。ECU30は、左転舵モータ4L、右転舵モータ4Rおよび反力モータ7を制御する。
図2は、ECU30の電気的構成を示すブロック図である。
ECU30は、マイクロコンピュータ31と、マイクロコンピュータ31によって制御され、左転舵モータ4Lに電力を供給する駆動回路(インバータ回路)32Lと、左転舵モータ4Lに流れるモータ電流Iを検出する電流検出部33Lとを含む。ECU30は、さらに、マイクロコンピュータ31によって制御され、右転舵モータ4Rに電力を供給する駆動回路(インバータ回路)32Rと、右転舵モータ4Rに流れるモータ電流Iを検出する電流検出部33Rとを含む。ECU30は、さらに、マイクロコンピュータ31によって制御され、反力モータ7に電力を供給する駆動回路(インバータ回路)34と、反力モータ7に流れるモータ電流を検出する電流検出部35とを含む。
マイクロコンピュータ31は、CPUおよびメモリ(ROM、RAM、不揮発性メモリなど)を備えており、所定のプログラムを実行することによって、複数の機能処理部として機能するようになっている。この複数の機能処理部には、左転舵モータ4Lの駆動回路32Lおよび右転舵モータ4Rの駆動回路32Rを制御するための転舵モータ制御部40と、反力モータ7の駆動回路34を制御するための反力モータ制御部60とを備えている。
反力モータ制御部60は、トルクセンサ9によって検出される操舵トルクTh、操舵角センサ8によって検出される操舵角θhおよび電流検出部35によって検出されるモータ電流に基づいて、反力モータ7の駆動回路34を駆動する。例えば、反力モータ制御部60は、操舵トルクThおよび操舵角θhに基づいて、反力モータ7に発生させるべき反力トルクの目標値である目標反力トルクを演算する。そして、反力モータ制御部60は、目標反力トルクに応じた反力トルクが反力モータ7から発生するように、反力モータ7の駆動回路34を駆動制御する。
転舵モータ制御部40は、操舵角センサ8によって検出される操舵角θh、ヨーレイトセンサ11によって検出されるヨーレイトγ、左転舵角センサ10Lおよび右転舵角センサ10Rによってそれぞれ検出される左転舵角δおよび右転舵角δならびに電流検出部33L,33Rによってそれぞれ検出されるモータ電流I,Iに基づいて、転舵モータ4L,4Rの駆動回路32L,32Rを駆動する。以下、転舵モータ制御部40について、詳しく説明する。
図3は、転舵モータ制御部40の構成例を示すブロック図である。
転舵モータ制御部40は、目標転舵角設定部41と、角速度演算部42L,42Rと、転舵角偏差演算部43L,43Rと、PI制御部(転舵角)44L,44Rと、角速度偏差演算部45L,45Rと、PI制御部(角速度)46L,46Rと、電流偏差演算部47L,47Rと、PI制御部(電流)48L,48Rと、PWM(Pulse Width Modulation)制御部49L,49Rとを含む。
目標転舵角設定部41は、操舵角θhおよびヨーレイトγに基づいて、左転舵輪3Lの目標転舵角である左目標転舵角δ と、右転舵輪3Rの目標転舵角である右目標転舵角δ とを設定する。目標転舵角設定部41の詳細については、後述する。
角速度演算部42Lは、左転舵角センサ10Lによって検出される左転舵角δを時間微分することによって、左転舵角δの角速度(左転舵角速度)ωを演算する。角速度演算部42Rは、右転舵角センサ10Rによって検出される右転舵角δを時間微分することによって、右転舵角δの角速度(右転舵角速度)ωを演算する。
転舵角偏差演算部43Lは、目標転舵角設定部41によって設定される左目標転舵角δ と、左転舵角センサ10Lによって検出される左転舵角δとの偏差Δδ(=δ −δ)を演算する。転舵角偏差演算部43Rは、目標転舵角設定部41によって設定される右目標転舵角δ と、右転舵角センサ10Rによって検出される右転舵角δとの偏差Δδ(=δ −δ)を演算する。
PI制御部44Lは、転舵角偏差演算部43Lによって演算される左転舵角偏差Δδに対するPI演算を行なうことにより、左転舵角速度の目標値である左目標転舵角速度ω を演算する。PI制御部44Rは、転舵角偏差演算部43Rによって演算される右転舵角偏差Δδに対するPI演算を行なうことにより、右転舵角速度の目標値である右目標転舵角速度ω を演算する。
角速度偏差演算部45Lは、PI制御部44Lによって演算される左目標転舵角速度ω と、角速度演算部42Lによって演算される左転舵角速度ωとの偏差Δω(=ω −ω)を演算する。角速度偏差演算部45Rは、PI制御部44Rによって演算される右目標転舵角速度ω と、角速度演算部42Rによって演算される右転舵角速度ωとの偏差Δω(=ω −ω)を演算する。
PI制御部46Lは、角速度偏差演算部45Lによって演算される左転舵角速度偏差Δωに対するPI演算を行なうことにより、左転舵モータ4Lに流すべき電流の目標値である左目標モータ電流I を演算する。PI制御部46Rは、角速度偏差演算部45Rによって演算される右転舵角速度偏差Δωに対するPI演算を行なうことにより、右転舵モータ4Rに流すべき電流の目標値である右目標モータ電流I を演算する。
電流偏差演算部47Lは、PI制御部46Lによって演算される左目標モータ電流I と、電流検出部33Lによって検出される左モータ電流Iとの偏差ΔI(=I −I)を演算する。電流偏差演算部47Rは、PI制御部46Rによって演算される右目標モータ電流I と、電流検出部33Rによって検出される右モータ電流Iとの偏差ΔI(=I −I)を演算する。
PI制御部48Lは、電流偏差演算部47Lによって演算される左モータ電流偏差ΔIに対するPI演算を行なうことにより、左転舵モータ4Lに流れる左モータ電流Iを左目標モータ電流I に導くための左モータ駆動指令値を生成する。PI制御部48Rは、電流偏差演算部47Rによって演算される右モータ電流偏差ΔIに対するPI演算を行なうことにより、右転舵モータ4Rに流れる右モータ電流Iを右目標モータ電流I に導くための右モータ駆動指令値を生成する。
PWM制御部49Lは、左モータ駆動指令値に対応するデューティ比の左PWM制御信号を生成して、駆動回路32Lに供給する。これにより、左モータ駆動指令値に対応した電力が左転舵モータ4Lに供給されることになる。PWM制御部49Rは、右モータ駆動指令値に対応するデューティ比の右PWM制御信号を生成して、駆動回路32Rに供給する。これにより、右モータ駆動指令値に対応した電力が右転舵モータ4Rに供給されることになる。
転舵角偏差演算部43LおよびPI制御部44Lは、角度フィードバック制御手段を構成している。この角度フィードバック制御手段の働きによって、左転舵輪3Lの転舵角δが、目標転舵角設定部41によって設定される左目標転舵角δ に近づくように制御される。また、角速度偏差演算部45LおよびPI制御部46Lは、角速度フィードバック制御手段を構成している。この角速度フィードバック制御手段の働きによって、左転舵角速度ωが、PI制御部44Lによって演算される左目標転舵角速度ω に近づくように制御される。また、電流偏差演算部47LおよびPI制御部48Lは、電流フィードバック制御手段を構成している。この電流フィードバック制御手段の働きによって、左転舵モータ4Lに流れるモータ電流Iが、PI制御部46Lによって演算される左目標モータ電流I に近づくように制御される。
同様に、転舵角偏差演算部43RおよびPI制御部44Rは、角度フィードバック制御手段を構成している。この角度フィードバック制御手段の働きによって、右転舵輪3Rの転舵角δが、目標転舵角設定部41によって設定される右目標転舵角δ に近づくように制御される。また、角速度偏差演算部45RおよびPI制御部46Rは、角速度フィードバック制御手段を構成している。この角速度フィードバック制御手段の働きによって、右転舵角速度ωが、PI制御部44Rによって演算される右目標転舵角速度ω に近づくように制御される。また、電流偏差演算部47RおよびPI制御部48Rは、電流フィードバック制御手段を構成している。この電流フィードバック制御手段の働きによって、右転舵モータ4Rに流れるモータ電流Iが、PI制御部46Rによって演算される右目標モータ電流I に近づくように制御される。
次に、目標転舵角設定部41について、詳しく説明する。
図4は、目標転舵角設定部41の構成例を示すブロック図である。
目標転舵角設定部41は、基本目標転舵角設定部51と、左目標転舵角演算部52と、右目標転舵角演算部53と、高周波ゲイン設定部54とを含む。
基本目標転舵角設定部51は、操舵角センサ8によって検出される操舵角θhに基づいて、左基本目標転舵角δLO および右基本目標転舵角δRO を設定する。操舵角θhに対する左基本目標転舵角δLO および右基本目標転舵角δRO の設定例は図5に示されている。左基本目標転舵角δLO および右基本目標転舵角δRO は、操舵角θhが正のとき(右操舵時)には正の値とされ、操舵角θhが負のとき(左操舵時)には負の値とされる。
右操舵時には、右転舵輪3Rが内輪となり、左転舵輪3Lが外輪となる。右操舵時には、内輪側の右転舵輪3Rの転舵角の絶対値を外輪側の左転舵輪3Lの転舵角の絶対値よりも大きくするために、右基本目標転舵角δRO の絶対値は、左基本目標転舵角δLO の絶対値に比べて大きくなるように設定されている。この実施形態では、操舵角θhが正のときには、左基本目標転舵角δLO の絶対値は、操舵角θhが大きくなるほど一次関数的に大きくなるように設定されている。これに対して、右基本目標転舵角δRO の絶対値は、操舵角θhが大きくなるほど二次関数的に大きくなるように設定されている。
左操舵時には、左転舵輪3Lが内輪となり、右転舵輪3Rが外輪となる。左操舵時には、内輪側の左転舵輪3Lの転舵角の絶対値を外輪側の右転舵輪3Rの転舵角の絶対値よりも大きくするために、左基本目標転舵角δLO の絶対値は、右基本目標転舵角δRO の絶対値に比べて大きくなるように設定されている。この実施形態では、操舵角θhが負のときには、右基本目標転舵角δRO の絶対値は、操舵角θhが大きくなるほど一次関数的に大きくなるように設定されている。これに対して、左基本目標転舵角δLO の絶対値は、操舵角θhが大きくなるほど二次関数的に大きくなるように設定されている。このように、本実施形態では、公知のアッカーマン・ジャントー理論に基づいて、左右の基本目標転舵角δLO ,δRO が設定されている。
図4に戻り、左目標転舵角演算部52は、基本目標転舵角設定部51によって設定された左基本目標転舵角δLO に基づいて、左目標転舵角δ を演算する。具体的には、左目標転舵角演算部52は、右旋回時に左基本目標転舵角δLO の高周波成分を低減させるための高周波成分低減処理を行う。
より具体的には、左目標転舵角演算部52は、第1ローパスフィルタ(LPF)61と、第1減算部62と、第1乗算部63と、第1加算部64とを含む。基本目標転舵角設定部51によって設定された左基本目標転舵角δLO は、第1ローパスフィルタ61に与えられるとともに第1減算部62に与えられる。第1ローパスフィルタ61は、左基本目標転舵角δLO の低周波成分(左低周波成分)を抽出する。第1ローパスフィルタ61によって抽出された左低周波成分は、第1減算部62に与えられるとともに第1加算部64に与えられる。
第1減算部62は、左基本目標転舵角δLO から左低周波成分を除去することにより、左基本目標転舵角δLO の高周波成分(左高周波成分)を抽出する。左高周波成分は、第1乗算部63に与えられる。第1乗算部63は、左高周波成分に、高周波ゲイン設定部54によって設定された左高周波ゲインGを乗算する。高周波ゲイン設定部54の動作については、後述する。第1乗算部63の出力値は、第1加算部64に与えられる。第1加算部64は、第1ローパスフィルタ61によって抽出された左低周波成分に、第1乗算部63の出力値(ゲイン乗算後の左高周波成分)を加算することにより、左目標転舵角δ を演算する。
右目標転舵角演算部53は、基本目標転舵角設定部51によって設定された右基本目標転舵角δRO に基づいて、右目標転舵角δ を演算する。具体的には、右目標転舵角演算部53は、左旋回時に右基本目標転舵角δRO の高周波成分を低減させるための高周波成分低減処理を行う。
より具体的には、右目標転舵角演算部53は、第2ローパスフィルタ(LPF)71と、第2減算部72と、第2乗算部73と、第2加算部74とを含む。基本目標転舵角設定部51によって設定された右基本目標転舵角δRO は、第2ローパスフィルタ71に与えられるとともに第2減算部72に与えられる。第2ローパスフィルタ71は、右基本目標転舵角δRO の低周波成分(右低周波成分)を抽出する。第2ローパスフィルタ71によって抽出された右低周波成分は、第2減算部72に与えられるとともに第2加算部74に与えられる。
第2減算部72は、右基本目標転舵角δRO から右低周波成分を除去することにより、右基本目標転舵角δRO の高周波成分(右高周波成分)を抽出する。右高周波成分は、第2乗算部73に与えられる。第2乗算部73は、右高周波成分に、高周波ゲイン設定部54によって設定された右高周波ゲインGを乗算する。第2乗算部73の出力値は、第2加算部74に与えられる。第2加算部74は、第2ローパスフィルタ71によって抽出された右低周波成分に、第2乗算部73の出力値(ゲイン乗算後の右高周波成分)を加算することにより、右目標転舵角δ を演算する。
高周波ゲイン設定部54は、ヨーレイトセンサ11によって検出されたヨーレイトγに基づいて、左高周波ゲインGおよび右高周波ゲインGを設定する。ヨーレイトγに対する左高周波ゲインGおよび右高周波ゲインGの設定例は、図6に示されている。左高周波ゲインGおよび右高周波ゲインGは、ヨーレイトγに応じて、0〜1の範囲内の値に設定される。
左高周波ゲインGは、ヨーレイトγが0のときおよび負のとき(左旋回時)には、1に設定される。ヨーレイトγが正のとき(右旋回時)には、左高周波ゲインGは、1未満の値に設定される。具体的には、ヨーレイトγが0から正の所定値A(A>0)までの範囲においては、左高周波ゲインGは、ヨーレイトγの増加に応じて1から0まで減少するように設定される。そして、ヨーレイトγがA以上であるときには、左高周波ゲインGは0に設定される。
右高周波ゲインGは、ヨーレイトγが0のときおよび正のとき(右旋回時)には、1に設定される。ヨーレイトγが負のとき(左旋回時)には、右高周波ゲインGは、1未満の値に設定される。具体的には、ヨーレイトγが0から−Aまでの範囲においては、右高周波ゲインGは、ヨーレイトγの減少に応じて1から零まで減少するように設定される。そして、ヨーレイトγが−A以下であるときには、右高周波ゲインGは0に設定される。
図4および図6を参照して、ヨーレイトγがA以上である場合、つまり、比較的旋回度の強い右旋回時には、左高周波ゲインGは0となり、右高周波ゲインGは1となる。したがって、この場合には、第1ローパスフィルタ61によって抽出された左基本目標転舵角δLO の低周波成分(左低周波成分)が左目標転舵角δ となり、右基本目標転舵角δRO がそのまま右目標転舵角δ となる。つまり、外輪となる左転舵輪3Lの目標値である左目標転舵角δ は、左基本目標転舵角δLO の高周波成分が低減(除去)されたものとなるため、左目標転舵角δ の急激な変動(小刻みな変動)が抑制される。
ヨーレイトγが0よりも大きくかつA未満の場合、つまり、比較的旋回度の弱い右旋回時には、左高周波ゲインGは0よりは大きいが1未満の値となり、右高周波ゲインGは1となる。この場合においても、左目標転舵角δ は左基本目標転舵角δLO に比べて高周波成分が低減されたものとなるが、比較的旋回度の強い右旋回時に比べて、高周波成分低減量は少なくなる。この場合、高周波成分低減量は、ヨーレイトγが大きくなるほど大きくなる。
ヨーレイトγが−A未満である場合、つまり、比較的旋回度の強い左旋回時には、右高周波ゲインGは0となり、左高周波ゲインGは1となる。したがって、この場合には、第2ローパスフィルタ71によって抽出された右基本目標転舵角δRO の低周波成分(右低周波成分)が右目標転舵角δ となり、左基本目標転舵角δLO がそのまま左目標転舵角δ となる。つまり、外輪となる右転舵輪3Rの目標値である右目標転舵角δ は、右基本目標転舵角δRO の高周波成分が低減(除去)されたものとなるため、右目標転舵角δ の急激な変動が抑制される。
ヨーレイトγが0未満でかつ−Aよりも大きい場合、つまり、比較的旋回度の弱い左旋回時には、右高周波ゲインGは0よりは大きいが1未満の値となり、左高周波ゲインGは1となる。この場合においても、右目標転舵角δ は右基本目標転舵角δRO に比べて高周波成分が低減されたものとなるが、比較的旋回度の強い左旋回時に比べて、高周波成分低減量は少なくなる。この場合、高周波成分低減量は、ヨーレイトγが小さくなるほど大きくなる。
ヨーレイトγが0の場合、つまり、直進時には、左高周波ゲインGおよび右高周波ゲインGはともに1となる。したがって、この場合には、左基本目標転舵角δLO がそのまま左目標転舵角δ となり、右基本目標転舵角δRO がそのまま右目標転舵角δ となる。
この実施形態では、右旋回時には、外輪となる左転舵輪3Lの目標値である左目標転舵角δ は、左基本目標転舵角δLO の高周波成分が低減されたものとなるため、左目標転舵角δ の急激な変動が抑制される。一方、左旋回時には、外輪となる右転舵輪3Rの目標値である右目標転舵角δ は、右基本目標転舵角δRO の高周波成分が低減されたものとなるため、右目標転舵角δ の急激な変動が抑制される。
この実施形態では、図6に示すように、ヨーレイトγに対する右高周波ゲインGの特性と、ヨーレイトγに対する左高周波ゲインGの特性は、γ=0で表される直線(縦軸)に関して左右対称である。つまり、関数fを用いて右高周波ゲインGをG=f(γ)で表した場合、左高周波ゲインGはG=f(−γ)で表される。これにより、右旋回時(γ>0)のときの操舵性と、左旋回時(γ<0)のときの操舵性とを等しくすることができる。
前述したように、旋回時の外輪の転舵角変化に基づく車両の動きは、直進時の転舵輪の転舵角変化に基づく車両の動きよりも敏感となる。この実施形態では、旋回時においては、外輪に対する目標転舵角の急激な変動が抑制されるため、車両の過敏な動きを抑制することができる。これにより、旋回中の操舵性を向上させることができるようになる。
図7は、ヨーレイトγに対する左高周波ゲインGおよび右高周波ゲインGの設定例の変形例を示すグラフである。
左高周波ゲインGは、ヨーレイトγが0のときおよび負のとき(左旋回時)には、1に設定される。さらに、ヨーレイトγが正(右旋回時)であっても正の所定値B(B>0)以下の場合にも、左高周波ゲインGは、1に設定される。ヨーレイトγがBよりも大きいときには、左高周波ゲインGは、1未満の値に設定される。具体的には、ヨーレイトγがBからBよりも大きい所定値A(A>B)までの範囲においては、左高周波ゲインGは、ヨーレイトγの増加に応じて1から0まで減少するように設定される。そして、ヨーレイトγがA以上であるときには、左高周波ゲインGは0に設定される。
右高周波ゲインGは、ヨーレイトγが0のときおよび正のとき(右旋回時)には、1に設定される。さらに、ヨーレイトγが負(左旋回時)であっても−B以上の場合にも、右高周波ゲインGは、1に設定される。ヨーレイトγが−Bよりも小さいときには、右高周波ゲインGは、1未満の値に設定される。具体的には、ヨーレイトγが−Bから−Aまでの範囲においては、右高周波ゲインGは、ヨーレイトγの減少に応じて1から零まで減少するように設定される。そして、ヨーレイトγが−A以下であるときには、右高周波ゲインGは0に設定される。この変形例では、図6の特性に比べて、−B≦γ≦Bの範囲内において、左高周波ゲインGおよび右高周波ゲインGが1に設定されている点が異なっている。この変形例においても、ヨーレイトγに対する右高周波ゲインGの特性と、ヨーレイトγに対する左高周波ゲインGの特性は、γ=0で表される直線(縦軸)に関して左右対称である。
直進状態(γ=0)から運転者によって小舵角分の速い操舵が行われた場合を想定する。このような場合において、車両が少し旋回した途端に、高周波ゲインが1から減少してしまうと、操舵角変化の高周波成分がフィルターされてしまい、転舵角変化に反映されなくなってしまうおそれがある。そうすると、運転者の意図的な速い操舵が結果的に無視されてしまうおそれがある。この変形例では、−B≦γ≦Bの範囲内においては、G=G=1に設定されるので、Bを適切な値に設定することによって、小舵角分の速い操舵に対しても転舵角を追従させることができるようになる。これにより、旋回時の車両の過敏な動きを抑制しつつ、直進時の運転者の意図的な速い操舵が車両に伝わりやすくなり、操舵性を向上させることができる。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。たとえば、前述の実施形態では、高周波ゲイン設定部54は、ヨーレイトγに基づいて、左高周波ゲインGおよび右高周波ゲインGを設定しているが、図2〜図4に(Gy)で示すように、ヨーレイトγの代わりに車両の横加速度Gyを用いて左高周波ゲインGおよび右高周波ゲインGを設定してもよい。この場合には、図1に一点鎖線で示すように、車両に車両の横加速度Gyを検出するための横加速センサ12が設けられる。横加速センサ12によって検出される横加速度Gyは、たとえば、車両が右旋回しているときの横加速度が正の値として検出され、車両が左旋回しているときの横加速度が負の値として検出され、その絶対値が大きいほど加速度の大きさが大きくなる。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
1…車両用操舵装置、2…ステアリングホイール、3L…左転舵輪、3R…右転舵輪、4L…左転舵モータ、4R…右転舵モータ、5L…左転舵機構、5R…右転舵機構、30…ECU、31…マイクロコンピュータ、40…転舵モータ制御部、41…目標転舵角設定部、43L,43R…転舵角偏差演算部、44L,44R…PI制御部、51…基本目標転舵角設定部、52…左目標転舵角演算部、53…右目標転舵角演算部、54…高周波ゲイン設定部、61,71…ローパスフィルタ

Claims (4)

  1. 左転舵輪および右転舵輪を個別に転舵するための左転舵機構および右転舵機構を含み、操向のために操作される操舵部材と前記左転舵機構および右転舵機構とが機械的に結合されていない状態で、前記左転舵機構および右転舵機構がそれぞれ左転舵モータおよび右転舵モータによって駆動される車両用操舵装置であって、
    前記左転舵輪の転舵角の基本目標値である左基本目標転舵角および前記右転舵輪の転舵角の基本目標値である右基本目標転舵角を設定する基本目標転舵角設定手段と、
    右旋回時に前記左基本目標転舵角の高周波成分を低減させ、左旋回時に前記右基本目標転舵角の高周波成分を低減させる高周波成分低減処理を、前記左基本目標転舵角および前記右基本目標転舵角に対して行う高周波成分低減手段と、
    前記高周波成分低減手段による高周波成分低減処理後の左基本目標転舵角である左目標転舵角に基づいて前記左転舵モータを制御する左モータ制御手段と、
    前記高周波成分低減手段による高周波成分低減処理後の右基本目標転舵角である右目標転舵角に基づいて前記右転舵モータを制御する右モータ制御手段とを含む、車両用操舵装置。
  2. 前記左転舵輪の転舵角である左転舵角を取得する左転舵角取得手段と、
    前記右転舵輪の転舵角である右転舵角を取得する右転舵角取得手段とをさらに含み、
    前記左モータ制御手段は、前記左転舵角取得手段によって取得された左転舵角と、前記左目標転舵角との差である左転舵角偏差が小さくなるように前記左転舵モータを制御するように構成されており、
    前記右モータ制御手段は、前記右転舵角取得手段によって取得された右転舵角と、前記右目標転舵角との差である右転舵角偏差が小さくなるように前記右転舵モータを制御するように構成されている、請求項1に記載の車両用操舵装置。
  3. 前記高周波成分低減手段は、車両のヨーレイトまたは車両の横加速度に基づいて、前記高周波成分低減処理を行うように構成されている、請求項1または2に記載の車両用操舵装置。
  4. 前記高周波成分低減手段は、車両のヨーレイトまたは車両の横加速度の大きさに応じて、高周波成分の低減量を変化させるように構成されている、請求項3に記載の車両用操
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