JP6721078B2 - 車両用の被覆電線及び多芯ケーブル - Google Patents

車両用の被覆電線及び多芯ケーブル Download PDF

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Description

本発明は、車両用の被覆電線及び多芯ケーブルに関するものである。
特許文献1は、電動パーキングブレーキ(EPB;Electric Parking Brake)のモータに電気信号を送信する電線(EPB線)とABS(Anti−lock Brake System)の動作を制御する電気信号を送信する電線(ABS線)とを含む電気絶縁ケーブルを開示している。
特開2014−220043号公報
EPB線は、電気絶縁ケーブルの途中から外被が除去されて他の線から分岐し、EPB線が露出された状態となり、この状態でEPBのモータに接続される。EPB線の少なくとも一部が露出された状態で使用されるため、EPB線には高い耐摩耗性が求められる。
また、EPBのモータ等の車輪側の部品はタイヤと共に車体に対して変位する。このため、車体と車輪側の部品を接続する多芯ケーブルには高い耐屈曲性が求められる。
本発明は、内層と外層とからなる絶縁層を備え、耐摩耗性と耐屈曲性に優れた被覆電線とそれを含む多芯ケーブルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の車両用の被覆電線は、
導体と、前記導体を覆う樹脂製の絶縁層と、を有する電線であって、
前記導体の断面積が1.5mm以上3.0mm以下であり、
前記絶縁層は、厚み0.3mm以上0.5mm以下で前記導体を覆っており、
前記絶縁層は、内層と、前記内層の外周に設けられた外層を有しており、
前記内層と前記外層のうちの一方が、エチレンとカルボニル基を有するαオレフィンとの共重合体を含み、
前記内層と前記外層のうちの他方が、ポリオレフィンまたはフッ素樹脂からなる。
また、上記の目的を達成するために、本発明の車両用の多芯ケーブルは、
2本の本発明の被覆電線と、
2本の前記被覆電線を覆う外被と、を有している。
本発明によれば、耐摩耗性と耐屈曲性に優れた車両用の被覆電線と多芯ケーブルが提供される。
本発明の第一実施形態に係る車両用の被覆電線及び多芯ケーブルを示す断面図である。 本発明の第二実施形態に係る車両用の被覆電線及び多芯ケーブルを示す断面図である。 本発明の第三実施形態に係る車両用の被覆電線及び多芯ケーブルを示す断面図である。
<本発明の実施形態の概要>
最初に本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)車両用の被覆電線は、
導体と、前記導体を覆う樹脂製の絶縁層と、を有する電線であって、
前記導体の断面積が1.5mm以上3.0mm以下であり、
前記絶縁層は、厚み0.3mm以上0.5mm以下で前記導体を覆っており、
前記絶縁層は、内層と、前記内層の外周に設けられた外層を有しており、
前記内層と前記外層のうちの一方が、エチレンとカルボニル基を有するαオレフィンとの共重合体を含み、
前記内層と前記外層のうちの他方が、ポリオレフィンまたはフッ素樹脂からなる。
エチレンとカルボニル基を有するαオレフィンとの共重合体は、変形しやすいので、導体が曲げられるときに導体とともに変形する。そのため、導体に大きな応力を生じさせないので、耐屈曲性に優れている。しかし、この共重合体は軟らかいため、耐摩耗性の観点では十分ではない。
一方、ポリオレフィンやフッ素樹脂は、硬く耐摩耗性に優れている。
上記構成の車両用の被覆電線の絶縁層は、耐屈曲性に優れた層と、耐摩耗性に優れた層とをそれぞれ有している。このため、(1)の被覆電線は、耐屈曲性と耐摩耗性に優れている。
(2)また、上記(1)の被覆電線において、
前記内層が、前記エチレンとカルボニル基を有するαオレフィンとの共重合体を含んでもよい。
硬く耐摩耗性のあるポリオレフィンまたはフッ素樹脂からなる層を外方に備えることで、電線の摩耗を少なくすることができる。また、曲げ応力の緩衝作用のあるエチレンとカルボニル基を有するαオレフィンとの共重合体を内方に備えることで、導体に生じる応力をより緩衝する効果が得られる。
(3)また、上記(1)の被覆電線において、
前記内層が、ポリオレフィンまたはフッ素樹脂からなってもよい。
内層を構成している、ポリオレフィン及びフッ素樹脂は硬く耐摩耗性に優れている。また、フッ素樹脂は金属との滑り性がよく、導体が曲げられるときに内層が導体を引っ張る力や押す力が生じにくい。
外層を構成している、エチレンとカルボニル基を有するαオレフィンとの共重合体は、変形しやすい。そのため、導体が曲げられるときに導体とともに外層が変形し、導体に高い応力を生じさせないので、耐屈曲性に優れている。
(4)また、上記(1)〜(3)のいずれかの被覆電線において、
前記内層と前記外層のうち、エチレンとカルボニル基を有するαオレフィンとの共重合体を含む層が、ポリオレフィンまたはフッ素樹脂からなる層よりも厚く、
前記ポリオレフィンまたはフッ素樹脂からなる層の厚さが0.05mm以上であってもよい。
上記構成の被覆電線は、耐屈曲性に優れた層が耐摩耗性に優れた層よりも厚いので、屈曲性が高められている。
(5)また、上記(1)〜(4)のいずれかの被覆電線において、
前記カルボニル基を有するαオレフィンが、(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸アリールエステル、ビニルエステル、不飽和酸、ビニルケトン及び(メタ)アクリル酸アミドの少なくとも一つを含んでもよい。
(6)また、車両用の多芯ケーブルは、
上記(1)〜(5)のいずれかに記載の2本の前記被覆電線と、
2本の前記被覆電線を覆う外被と、を有する。
上記構成の多芯ケーブルは、2本の被覆電線を別々に配線する場合に比べて配線作業が容易である。
(7)また、上記(6)の多芯ケーブルは、
前記導体よりも細い第二導体と、前記第二導体を覆う第二絶縁層と、をそれぞれ有する複数本の第二電線を有し、
前記第二電線が2本一組で撚り合わされて対撚第二電線を構成していてもよい。
上記構成の多芯ケーブルは、2本の被覆電線と対撚第二電線を別々に配線する場合に比べて配線作業が容易である。
(8)また、上記(7)の多芯ケーブルは、
2本の前記被覆電線と前記対撚第二電線とが撚り合わされており、
前記外被が、撚り合わされた2本の前記被覆電線と前記対撚第二電線とを覆っていてもよい。
上記構成の多芯ケーブルは、2本の被覆電線と対撚第二電線とが撚り合わされて、撚り合わされた状態が外被で覆われているので、多芯ケーブルの外径形状が安定する。
(9)また、上記(8)の多芯ケーブルは、
横断面において、2本の前記被覆電線が点対称に配置されていてもよい。
上記構成の多芯ケーブルは、断面において太い被覆電線がバランスよく配置されていて対称性がよいため、多芯ケーブルに捩り癖がつきにくい。
(10)また、上記(6)または(7)の多芯ケーブルは、
断面において、長軸寸法と短軸寸法との比(長軸寸法/短軸寸法)が1.8以上であってもよい。
上記構成の多芯ケーブルは、偏平な空間に好適に配索することができる。また、短軸方向(厚さ方向)に曲げやすく、配索しやすい。さらに、壁などの面状の被取付対象に対して、接触面積を大きく確保しやすく、多芯ケーブルを固定しやすい。
<本発明の実施形態の詳細>
以下、本発明に係る多芯ケーブルの実施形態の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
多芯ケーブル1は、例えば、車両に搭載されたECU(Electric Control Unit)と、車輪の周囲に設けられた電動パーキングブレーキ(EPB)や車輪速センサなどを接続するために用いられる。車輪は、車体に対して、アクスル回りに回転可能に支持されている。また、車輪は、懸架装置や操舵装置を介して支持されている場合もある。つまり、車輪は、車体に変位可能に支持されている。本実施形態の多芯ケーブル1は、車体に固定されたECUと、車体に変位可能に支持された車輪に取り付けられる部品とを接続するために好適に用いられる。
多芯ケーブル1には、車輪が収容されるタイヤハウスの中を小さい空間で配索することが求められ、車輪の変位を妨げないように曲げやすいことや、繰り返し作用する曲げに対する高い耐久性などが求められる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る多芯ケーブル1を示す断面図である。図1は、多芯ケーブル1の長手方向に直交する断面を示している。図1に示すように、多芯ケーブル1は、2本の電力線10と、2本の信号線21と、2本の電線31と、外被40とを有している。本実施形態の多芯ケーブル1の外径は、7mm以上18mm以下、好ましくは、7.5mm以上13mm以下とすることができる。
(電力線)
2本の電力線10はそれぞれ、第一導体12と、第一導体12を覆う第一絶縁層13と、をそれぞれ含んでいる。2本の電力線10は互いに大きさおよび材料が同じである。
2本の電力線10は、EPBとECUとを接続するために用いることができる。EPBは、ブレーキキャリパーを駆動するモータを有している。例えば、一方の電力線10はこのモータへ電力を供給する給電線として用い、他方の電力線10は該モータのアース線として用いることができる。
第一導体12は、複数本の導体が撚り合わされて構成されている。導体は、銅または銅合金から構成された線である。導体は、銅や銅合金の他に、錫めっき軟銅線や軟銅線等のような所定の導電性と柔軟性を有する材料で構成することができる。第一導体12の断面積は、1.5mm以上3mm以下とすることができる。
第一絶縁層13は、エチレンとカルボニル基を有するαオレフィンとの共重合体を含む内層14と、ポリオレフィンまたはフッ素樹脂からなる外層15とで形成されている。エチレンとカルボニル基を有するαオレフィンとの共重合体を含む層には、柔軟性や耐衝撃性を向上させる他の物質が含まれてもよい。例えば、炭素数4以上の不飽和炭化水素とエチレンとの共重合体(例えば、エチレン−ブテン共重合体)が含まれてもよい。難燃性を向上させるために金属水酸化物や金属酸化物やその他の難燃剤が添加されてもよい。第一絶縁層13の外径は、2mm以上4mm以下とすることができる。
エチレンとカルボニル基を有するαオレフィンとの共重合体における、カルボニル基を有するαオレフィンの含有量は、5質量%以上46質量%以下が好ましく、10質量%以上30質量%以下がさらに好ましい。5質量%未満では、低温での対屈曲性向上効果が不十分となるおそれがある。また、46質量%より多いと、耐摩耗性が低下するおそれがある。
カルボニル基を有するαオレフィンは、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル等の(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸フェニル等の(メタ)アクリル酸アリールエステル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル等のビニルエステル、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸等の不飽和酸、メチルビニルケトン、フェニルビニルケトン等のビニルケトン及び、(メタ)アクリル酸アミド、の少なくとも一つを含むことが好ましい。したがって、内層14に含まれるエチレンとカルボニル基を有するαオレフィンとの共重合体は、カルボニル基を有するαオレフィンが異なる共重合体の混合物であってもよい。
また、内層14は外層15よりも厚く、外層15の厚さが0.05mm以上であることが好ましい。
(信号線)
2本の信号線21はそれぞれ、第一導体12より細い第二導体22と、第二導体22を覆う第二絶縁層23と、を含んでいる。撚り合わされる2本の信号線21は、互いに大きさおよび材料が同じである。信号線21は2本一組で撚り合わされて対撚信号線20として構成されている。対撚信号線20の撚りピッチは、対撚信号線20の撚り径(対撚信号線20の外径)の10倍以上15倍以下とすることができる。
対撚信号線20の外径は、電力線10の外径とほぼ同じ大きさとすることができる。
信号線21は、センサからの信号を伝送するために用いることもできるし、ECUからの制御信号を伝送するために用いることもできる。2本の信号線21は、例えばABS(Anti−lock Brake System)の配線に用いることができる。2本の信号線21はそれぞれ、例えば、差動式の車輪速センサと車両のECUとを接続する線として用いることができる。
第二導体22は、1本の導体から構成してもよいし、電力線10と同様に複数本の導体を撚り合わせて構成してもよい。第二導体22は、第一導体12を構成する導体と同じ材料で構成してもよいし、異なる材料を用いてもよい。第二導体22の断面積は、0.13mm以上0.5mm以下とすることができる。
第二絶縁層23は、例えば、難燃剤が配合されることで難燃性が付与された架橋ポリエチレンで形成することができる。第二絶縁層23を構成する材料としては、難燃性のポリオレフィン系樹脂に限られず、架橋フッ素系樹脂等の他の材料で形成しても良い。第二絶縁層23の外径は、1.0mm以上2.2mm以下とすることができる。
(電線)
2本の電線31はそれぞれ、第一導体12より細い第三導体32と、第三導体32を覆う第三絶縁層33と、をそれぞれ含んでいる。2本の電線31は、2本一組で撚り合わされて対撚電線30として構成されている。撚り合わされる2本の電線31は、大きさおよび材料が同じである。電線31は、大きさおよび材料が信号線21と同じであってもよい。対撚電線30は、対撚信号線20と同じ方向に撚られていることが好ましい。対撚電線30は、対撚信号線20と撚りピッチが等しいことが好ましい。対撚電線30と対撚信号線20の撚り方向が異なる場合には、長い対撚りピッチに揃うように、短い方の対撚りピッチが長くなってしまい、耐屈曲性が低下してしまう。
対撚電線30の外径は、対撚信号線20の外径とほぼ同じ大きさとすることができる。対撚電線30の外径は、電力線10の外径とほぼ同じ大きさとすることができる。
電線31は、センサからの信号を伝送するために用いることもできるし、ECUからの制御信号を伝送するために用いることもできるし、電子機器へ電力を供給する給電線としても用いることができる。
第三導体32は、1本の導体から構成してもよいし、電力線10と同様に複数本の導体を撚り合わせて構成してもよい。第三導体32は、第一導体12や第二導体22を構成する導体と同じ材料で構成してもよいし、異なる材料を用いてもよい。第三導体32の断面積は、0.13mm以上0.5mm以下とすることができる。
第三絶縁層33は、第二絶縁層23と同じ材料を用いることができるし、異なる材料を用いてもよい。第三絶縁層33の外径は、1.0mm以上2.2mm以下とすることができる。
(外被)
外被40は、2本の電力線10と、2本の信号線21と、2本の電線31と、を含む全ての線を覆っている。2本の電力線10、1本の対撚信号線20および1本の対撚電線30が一体に撚り合わされている。外被40は、一体に撚り合わされた状態の2本の電力線10、1本の対撚信号線20および1本の対撚電線30を覆っている。
外被40は、例えば、ポリエチレンやエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン系樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、またはこれらの少なくとも2種を混合して形成される組成物で形成することができる。また、例えば耐摩耗性に優れた架橋/非架橋熱可塑性ポリウレタン(TPU)で構成することができる。耐熱性に優れることから、外被40は架橋熱可塑性ポリウレタンで構成することが好ましい。
外被40の外径は、7.5mm以上11mm以下とすることができる。
(撚り方向、撚りピッチ)
2本の電力線10、対撚信号線20、対撚電線30は、一体に撚り合わされている。一体に撚り合わされたこれらの線の全体の撚り径は、5.5mm以上9mm以下とすることができる。
2本の電力線10、対撚信号線20、対撚電線30の全体の撚りピッチは、2本の電力線10、対撚信号線20、対撚電線30の全体の撚り径の12倍以上24倍以下とすることができる。撚りピッチが撚り径の24倍より大きいと、撚りがゆるくなりすぎて耐屈曲性が低下してしまう。撚りピッチが短い場合は耐屈曲性に悪影響はないが、ケーブルの生産性が良くない。
なお、2本の電力線10、対撚信号線20、対燃電線30の全体の撚りピッチの全体の撚り径に対する比率は、対撚信号線20の撚りピッチの対撚信号線20の撚り径に対する比率より大きいことが好ましい。全体の撚り方向は、対撚信号線20および対撚電線30の撚り方向と逆方向であることが好ましい。
(介在)
多芯ケーブル1は、介在50を有していてもよい。介在50は、外被40の内側に設けられている。介在50は、スフ糸やナイロン糸などの繊維で構成することができる。介在50は、抗張力繊維で構成してもよい。
介在50は、2本の電力線10によって形成される隙間に設けられる。介在50は、2本の電力線10の間の隙間の他に、電力線10と信号線21の間、電力線10と電線31の間、2本の信号線21の間、2本の電線31の間に設けてもよい。
(抑え巻)
多芯ケーブル1は、抑え巻51を有していてもよい。抑え巻51は、2本の電力線10、1本の対撚信号線20および1本の対撚電線30を覆っている。抑え巻51は、これらの線の撚り合わされた形状を安定的に維持する。抑え巻51は、外被40の内側に設けられている。
抑え巻51として、例えば、紙テープや不織布、ポリエステルなどの樹脂製のテープを用いることができる。また、抑え巻51は、2本の電力線10、1本の対撚信号線20および1本の対撚電線30に螺旋状に巻き付けてもよいし、縦添えであっても良い。また、巻き方向は、Z巻きでもS巻きでも良い。また巻き方向は、対撚信号線20や対撚電線30の対撚り方向と同じ方向に巻いてもよいし、反対方向に巻いてもよい。もっとも、抑え巻51の巻き方向と対撚信号線20および対撚電線30の対撚り方向とを反対にすると、抑え巻51の表面に凹凸が生じにくく、多芯ケーブル1の外径形状が安定し易いので好ましい。
なお、抑え巻51が、緩衝作用を有し屈曲性を高める機能や、外部からの保護機能を有することから、抑え巻51を設けた場合には介在50や外被40の層を薄く構成できる。このように抑え巻51を設けることにより、さらに曲げやすくかつ耐摩耗性に優れた多芯ケーブル1を提供できる。
また、押出被覆で樹脂製の外被40や介在50を設ける場合には、該樹脂が2本の電力線10の間に入り込んでしまい、多芯ケーブル1の端末において2本の電力線10を分離しにくくなる場合がある。そこで、抑え巻51を設けることにより、該樹脂の2本の電力線10の間への侵入を防止し、端末で2本の電力線10を取り出しやすくすることができる。
また、多芯ケーブル1は、2本の電力線10、2本の信号線21、2本の電線31の他に、電線を含んでいてもよい。
(効果)
本実施形態に係る電力線10においては、硬い外層15と第一導体12との間に軟らかい内層14が設けられている。第一導体12に曲げを作用させたときに、第一導体12に接する軟らかい内層14が第一導体12の曲げとともに変形し、第一導体12の曲げを妨げないので第一導体12に高い応力が生じにくい。このため、硬い樹脂の外層15によって耐摩耗性を有しつつ、耐屈曲性の高い電力線10が提供される。
また、本実施形態に係る電力線10は、耐屈曲性に優れた内層14が外層15よりも厚いので、屈曲性が高められている。
また、本実施形態の多芯ケーブル1は、2本の電力線10と、2本の前記電力線10を覆う外被40と、を有するため、2本の電力線10を別々に配線する場合に比べて配線作業が容易である。
また、本実施形態の多芯ケーブル1は、第一導体12よりも細い第二導体22と、前記第二導体22を覆う第二絶縁層23と、をそれぞれ有する複数本の第二電線21を有し、前記第二電線21が2本一組で撚り合わされて対撚第二電線20を構成しているため、2本の被覆電線と対撚第二電線を別々に配線する場合に比べて配線作業が容易である。
また、本実施形態の多芯ケーブル1は、2本の電力線10と対撚第二電線20とが撚り合わされて、撚り合わされた状態が外被40で覆われているので、多芯ケーブル1の外径形状が安定する。
また、多芯ケーブル1の断面において、2本の電力線10が点対称となるように、配置してもよい。
上記構成の多芯ケーブル1は、断面において太い電力線10がバランスよく配置されていて対称性がよいため、多芯ケーブル1に捩り癖がつきにくい。
<第二実施形態>
図2は、本発明の第二実施形態に係る車両用の多芯ケーブル101の断面図である。
上述した第一実施形態においてエチレンとカルボニル基を有するαオレフィンとの共重合体を含む内層14と、ポリオレフィンまたはフッ素樹脂からなる外層15とで形成されている第一絶縁層13を備える、2本の電力線10を含む多芯ケーブル1を説明したが、本発明はこれに限られない。
例えば、図2に示すように、第一絶縁層113は、ポリオレフィンまたはフッ素樹脂からなる内層114と、エチレンとカルボニル基を有するαオレフィンとの共重合体を含む外層115とで形成されていてもよい。
また、本実施形態において、外層115は内層114よりも厚く、内層の厚さが0.05mm以上である。
また、多芯ケーブル101は、2本の電力線110、2本の信号線21、2本の電線31の他に、電線を含んでいてもよい。
(効果)
本実施形態に係る電力線110において、第一導体12に接触する内層114はポリオレフィンまたはフッ素樹脂で構成されている。内層114の外側に設けられた外層115が軟らかい樹脂で構成されている。このため、第一導体12に曲げが作用したときに外層115はこれに追従するように変形しやすく、第一導体12に無理な応力が生じにくい。これらの理由により、本実施形態に係る電力線110は高い耐屈曲性を有する。また、第一導体12が耐摩耗性に優れた樹脂で覆われているため、第一導体12が外部に露出しにくく、本実施形態に係る電力線110は高い耐摩耗性も有する。
そして、第一導体12に接触する内層114がフッ素樹脂で構成されている場合、第一導体12に曲げが作用したときに、第一導体12が内層114に対して滑るので、内層114と接する第一導体12に無理な応力が生じにくい。
また、本実施形態の電力線110は、耐屈曲性に優れた外層115が内層114よりも厚いので、さらに屈曲性が高められている。
<第三実施形態>
上述した実施形態においては、電力線10と、対撚信号線20と、対撚電線30とが一体に撚り合わされた、断面が略円形の多芯ケーブル1を説明したが、本発明はこれに限られない。
例えば、図3に示したように、断面において、電力線10と、対撚信号線20とが一列に並列された偏平状の多芯フラットケーブル201としてもよい。この多芯フラットケーブル201は、断面において、長軸寸法と短軸寸法との比(長軸寸法/短軸寸法)が1.8以上であることが好ましい。
上記構成の多芯フラットケーブル201は、偏平な空間に好適に配索することができる。また、短軸方向(厚さ方向)に曲げやすく、配索しやすい。さらに、壁などの面状の被取付対象に対して、接触面積を大きく確保しやすく、多芯ケーブルを固定しやすい。
また、多芯フラットケーブル201は、2本の電力線10、2本の信号線21の他に、電線を含んでいてもよい。
次に、本発明の実施例について説明する。
<例1>
下記の表1のように構成した6芯の車両用の多芯ケーブルを作製した。
直径0.08mmの銅合金線を72本撚り合わせた線を7本まとめて撚り合わせ、断面積が2.5mmの第一導体を得た。この第一導体を、厚み0.2mmでEEA(エチレンと(メタ)アクリル酸エチルの共重合体)からなる内層と厚み0.1mmで架橋難燃ポリエチレンからなる外層とから形成される第一絶縁層で覆い、2本のEPB用の電力線を得た。
直径0.08mmの銅合金線を16本撚り合わせた線を3本まとめて撚り合わせ、断面積が0.25mmの第二導体を得た。この第二導体を、第二絶縁層として1.4±0.1mmの外径となるようにHDPE(高密度ポリエチレン)で覆い、2本の信号線を得た。2本一組で信号線を撚り合わせて、ABS用の対撚信号線を得た。
直径0.08mmの銅合金線を16本撚り合わせた線を3本まとめて撚り合わせ、断面積が0.25mmの第三導体を得た。この第三導体を、第三絶縁層として1.4mmの外径となるようにHDPEで覆い、2本の電線を得た。2本一組で電線を撚り合わせて、車載情報システム用の対撚電線を得た。
例1において、対撚信号線と対撚電線は、大きさおよび材料が同じである。
2本の電力線、対撚信号線、対撚電線を、架橋ポリエチレン製の介在と共に薄紙製の抑え巻で巻き、直径を8.2mmとした。抑え巻を架橋難燃ポリウレタン製の外被で覆い、外被の外径を9.2±0.4mmとした。このようにして、例1に係る車両用の多芯ケーブルを作製した。
<例2>
下記の表2のように構成した6芯の車両用の多芯ケーブルを作製した。
直径0.08mmの銅合金線を52本撚り合わせた線を7本まとめて撚り合わせ、断面積が1.8mmの第一導体を得た。この第一導体を、厚み0.3mmでエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)からなる内層と厚み0.1mmで架橋難燃ポリエチレンからなる外層とから形成される第一絶縁層で覆い、2本のEPB用の電力線を得た。
直径0.08mmの銅合金線を16本撚り合わせた線を3本まとめて撚り合わせ、断面積が0.25mmの第二導体を得た。この第二導体を、第二絶縁層として1.4±0.1mmの外径となるようにHDPEで覆い、2本の信号線を得た。2本一組で信号線を撚り合わせて、ABS用の対撚信号線を得た。
直径0.08mmの銅合金線を16本撚り合わせた線を3本まとめて撚り合わせ、断面積が0.25mmの第三導体を得た。この第三導体を、第三絶縁層として1.4mmの外径となるようにHDPEで覆い、2本の電線を得た。2本一組で電線を撚り合わせて、車載情報システム用の対撚電線を得た。
例2において、対撚信号線と対撚電線は、大きさおよび材料が同じである。
2本の電力線、対撚信号線、対撚電線を、架橋ポリエチレン製の介在と共に薄紙製の抑え巻で巻き、直径を8.2mmとした。抑え巻を架橋難燃ポリウレタン製の外被で覆い、外被の外径を9.2±0.4mmとした。このようにして、例2に係る車両用の多芯ケーブルを作製した。
<例3>
下記の表3のように構成した6芯の車両用の多芯ケーブルを作製した。
直径0.08mmの銅合金線を72本撚り合わせた線を7本まとめて撚り合わせ、断面積が2.5mmの第一導体を得た。この第一導体を、厚み0.1mmでフッ素樹脂からなる内層と厚み0.2mmでEEAからなる外層とから形成される第一絶縁層で覆い、2本のEPB用の電力線を得た。
直径0.08mmの銅合金線を16本撚り合わせた線を3本まとめて撚り合わせ、断面積が0.25mmの第二導体を得た。この第二導体を、第二絶縁層として1.4±0.1mmの外径となるようにHDPEで覆い、2本の信号線を得た。2本一組で信号線を撚り合わせて、ABS用の対撚信号線を得た。
直径0.08mmの銅合金線を16本撚り合わせた線を3本まとめて撚り合わせ、断面積が0.25mmの第三導体を得た。この第三導体を、第三絶縁層として1.4mmの外径となるようにHDPEで覆い、2本の電線を得た。2本一組で電線を撚り合わせて、車載情報システム用の対撚電線を得た。
例3において、対撚信号線と対撚電線は、大きさおよび材料が同じである。
2本の電力線、対撚信号線、対撚電線を、架橋ポリエチレン製の介在と共に薄紙製の抑え巻で巻き、直径を8.2mmとした。抑え巻を架橋難燃ポリウレタン製の外被で覆い、外被の外径を9.2±0.4mmとした。このようにして、例3に係る車両用の多芯ケーブルを作製した。
<例4>
下記の表4のように構成した6芯の車両用の多芯ケーブルを作製した。
直径0.08mmの銅合金線を72本撚り合わせた線を7本まとめて撚り合わせ、断面積が2.5mmの第一導体を得た。この第一導体を、厚み0.1mmで架橋難燃ポリエチレンからなる第一絶縁層で覆い、2本のEPB用の電力線を得た。
直径0.08mmの銅合金線を16本撚り合わせた線を3本まとめて撚り合わせ、断面積が0.25mmの第二導体を得た。この第二導体を、第二絶縁層として1.4±0.1mmの外径となるようにHDPEで覆い、2本の信号線を得た。2本一組で信号線を撚り合わせて、ABS用の対撚信号線を得た。
直径0.08mmの銅合金線を16本撚り合わせた線を3本まとめて撚り合わせ、断面積が0.25mmの第三導体を得た。この第三導体を、第三絶縁層として1.4mmの外径となるようにHDPEで覆い、2本の電線を得た。2本一組で電線を撚り合わせて、車載情報システム用の対撚電線を得た。
例4において、対撚信号線と対撚電線は、大きさおよび材料が同じである。
2本の電力線、対撚信号線、対撚電線を、架橋ポリエチレン製の介在と共に薄紙製の抑え巻で巻き、直径を8.2mmとした。抑え巻を架橋難燃ポリウレタン製の外被で覆い、外被の外径を9.2±0.4mmとした。このようにして、例4に係る車両用の多芯ケーブルを作製した。
(繰り返し曲げ試験)
ISO 14572:2011(E)5.9に規定される繰り返し曲げ試験に従って多芯ケーブルの耐屈曲性を評価した。この繰り返し曲げ試験においては、多芯ケーブルに−90°から+90°となるような曲げを繰り返し作用させた。15万回曲げた後の電力線の初期抵抗値からの抵抗値の減少量が5%以上であった場合は、電力線が切れたものと判断した。初期抵抗値からの電力線の抵抗値の減少量が5%未満であった場合を合格とした。
上記例1〜例3に係る多芯ケーブルは、15万回曲げた後の電力線の抵抗値の減少量が5%未満であり、合格であった。
一方上記例4に係る多芯ケーブルは、15万回曲げた後の電力線の抵抗値の減少量が5%以上であり、不合格であった。
(U字曲げ試験)
公益社団法人 日本自動車技術会の定める自動車規格JASO C467−97 7.16 センサーハーネス屈曲試験に従って評価した。このU字曲げ試験においては、多芯ケーブルに直線状からU字状になるような曲げを繰り返し作用させた。−30°で30万回曲げた後、続いて、常温で120万回曲げた。試験後に、割れやヒビなどの外観の異常がなく、かつ、電力線の初期抵抗値からの抵抗値の減少量が5%未満であった場合を合格とした。
上記例1〜3に係る多芯ケーブルは、−30°で30万回曲げた後常温で120万回曲げた後も、外観の異常がなく、かつ、電力線の抵抗値の減少量が5%未満であり、合格であった。
一方上記例4に係る多芯ケーブルは、−30°で30万回曲げた後常温で120万回曲げた後、割れがあり、かつ、電力線の抵抗値の減少量が5%以上であり、不合格であった。
(耐摩耗試験)
公益社団法人 日本自動車技術会の定める自動車規JASO D618:2013のスクレープ摩耗試験に従って耐摩耗性を評価した。この耐摩耗試験においては、試験片であるEPB線を試験台の上に固定し、固定された試験片の絶縁層に針を接触させ、針に所定の垂直荷重を加えながら、所定の速度で試験片の軸方向に往復移動させた。絶縁体が摩耗して針が導体と接触するまでの往復回数をカウントし、往復回数が750回以上であれば合格とし、750回未満を不合格とした。
上記例1〜3に係る多芯ケーブルは、絶縁体が摩耗して針が導体と接触するまでの往復回数をカウントしたところ、往復回数が750回以上であり、合格であった。
一方上記例4に係る多芯ケーブルは、絶縁体が摩耗して針が導体と接触するまでの往復回数をカウントしたところ、往復回数が750回未満であり、不合格であった。
Figure 0006721078
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Figure 0006721078
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1,101,201 多芯ケーブル
10,110 電力線
12 第一導体
13,113 第一絶縁層
14,114 内層
15,115 外層
20 対撚信号線
21 信号線
22 第二導体
23 第二絶縁層
30 対撚電線
31 電線
32 第三導体
33 第三絶縁層
40 外被
50 介在
51 抑え巻

Claims (7)

  1. 導体と、前記導体を覆う樹脂製の絶縁層と、を有する電線であって、
    前記導体の断面積が1.5mm以上3.0mm以下であり、
    前記絶縁層は、厚み0.3mm以上0.5mm以下で前記導体を覆っており、
    前記絶縁層は、内層と、前記内層の外周に設けられた外層を有しており、
    前記内層が、エチレンと(メタ)アクリル酸アルキルエステルとの共重合体からなり、
    前記外層が、ポリオレフィンからなる、被覆電線。
  2. 前記内層が、前記外層よりも厚く、
    前記外層の厚さが0.05mm以上である、請求項1に記載の被覆電線。
  3. 請求項1または請求項2に記載の2本の前記被覆電線と、
    2本の前記被覆電線を覆う外被と、を有する多芯ケーブル。
  4. 前記導体よりも細い第二導体と、前記第二導体を覆う第二絶縁層と、をそれぞれ有する複数本の第二電線を有し、
    前記第二電線が2本一組で撚り合わされて対撚第二電線を構成している、請求項3に記載の多芯ケーブル。
  5. 2本の前記被覆電線と前記対撚第二電線とが撚り合わされており、
    前記外被が、撚り合わされた2本の前記被覆電線と前記対撚第二電線とを覆う、請求項4に記載の多芯ケーブル。
  6. 横断面において、2本の前記被覆電線が点対称に配置されている、請求項5に記載の多芯ケーブル。
  7. 断面において、長軸寸法と短軸寸法との比(長軸寸法/短軸寸法)が1.8以上である、請求項3または請求項4に記載の多芯ケーブル。
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