以下、図面を参照して開示の技術の実施形態の一例を詳細に説明する。図1には、本実施形態に係る表示制御装置10及び複数の端末15が示されている。図1に示すように、本実施形態に係る表示制御装置10は、初期設定部11、受信部12、抽出部13及び表示部14を備えている。
初期設定部11は、後述する抽出部13による画面データの抽出の際に用いる所定のマークを予め登録する。また、受信部12は、複数の端末15から、該複数の端末15のそれぞれにおいて入力された情報を含む複数の画面データを受信する。また、抽出部13は、受信部12によって受信された複数の画面データの中で上記複数の端末15の内の1又は複数の端末15の各々において入力された所定のマークを含む1又は複数の画面データを抽出する。さらに、表示部14は、抽出部13によって抽出された1又は複数の画面データに対して所定の強調処理を行って表示する。
一方、本実施形態に係る複数の端末15の各々は、初期情報表示部16、情報入力部17及び送信部18を備えている。
初期情報表示部16は、端末15により初期情報を表示する。また、情報入力部17は、初期情報表示部16によって表示された初期情報に応じた各種情報を入力すると共に、必要に応じて書き込まれた上記所定のマークを入力する。さらに、送信部18は、情報入力部17によって入力された情報を含む画面データを表示制御装置10に送信する。
すなわち、表示制御装置10は、まず、初期設定部11により、抽出部13による画面データの抽出の際に用いる所定のマークを予め登録する。
一方、複数の端末15は、初期情報表示部16により初期情報を表示し、情報入力部17により、初期情報表示部16によって表示された情報に応じた各種情報を入力すると共に、必要に応じて書き込まれた上記所定のマークを入力する。そして、複数の端末15は、送信部18により、情報入力部17によって入力された情報を含む画面データを表示制御装置10に送信する。
これに対し、表示制御装置10は、受信部12により、複数の端末15の送信部18から送信された画面データを受信する。また、表示制御装置10は、抽出部13により、受信部12によって受信された複数の画面データの中で複数の端末15の内の1又は複数の端末15の各々において入力された所定のマークを含む1又は複数の画面データを抽出する。そして、表示制御装置10は、表示部14により、抽出部13によって抽出した1又は複数の画面データに対して所定の強調処理を行って表示する。
なお、表示制御装置10における受信部12は開示の技術に係る受信部の一例であり、抽出部13は開示の技術に係る抽出部の一例であり、表示部14は開示の技術に係る表示部の一例である。以下では、開示の技術を、小学校における1つのクラスの教育現場に適用した場合の形態例について説明する。
上述した表示制御装置10及び複数の端末15は、図2に示すコンピュータ・システム20に含まれる教師端末30及び複数の受講者端末40によって各々実現することができる。本実施形態に係るコンピュータ・システム20は、ネットワーク80に各々アクセス可能とされた教師端末30と、複数の受講者端末40と、サーバ装置50と、電子黒板制御装置60と、を含んでいる。
受講者端末40は、上記クラスに所属する児童の各々に予め配布された端末であり、CPU(Central Processing Unit)41、メモリ42、記憶部43、入力部44、表示部45、媒体読み書き装置(R/W)46及び無線通信部47を備えている。CPU41、メモリ42、記憶部43、入力部44、表示部45、媒体読み書き装置46及び無線通信部47はバス48を介して互いに接続されている。媒体読み書き装置46は、記録媒体96に書き込まれている情報の読み出し及び記録媒体96への情報の書き込みを行う。
記憶部43は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリ等によって実現できる。記憶部43には、受講者端末40を端末15として機能させるための解答受付プログラム43Aが記憶されている。解答受付プログラム43Aは、解答受付プログラム43Aが書き込まれた記録媒体96が媒体読み書き装置46にセットされ、媒体読み書き装置46が記録媒体96からの解答受付プログラム43Aの読み出しを行うことで、記憶部43へ記憶される。CPU41は、解答受付プログラム43Aを記憶部43から読み出してメモリ42に展開し、解答受付プログラム43Aが有するプロセスを順次実行する。
解答受付プログラム43Aは、初期情報表示プロセス43A1、情報入力プロセス43A2及び送信プロセス43A3を有する。CPU41は、初期情報表示プロセス43A1を実行することで、図1に示す初期情報表示部16として動作する。また、CPU41は、情報入力プロセス43A2を実行することで、図1に示す情報入力部17として動作する。さらに、CPU41は、送信プロセス43A3を実行することで、図1に示す送信部18として動作する。
以上により、解答受付プログラム43Aを実行した受講者端末40が、端末15として機能することになる。
一方、教師端末30は、上記クラスにおいて各児童に対して指導(教育)を行う教師に予め配布された端末であり、CPU31、メモリ32、記憶部33、入力部34、表示部35、媒体読み書き装置36及び無線通信部37を備えている。CPU31、メモリ32、記憶部33、入力部34、表示部35、媒体読み書き装置36及び無線通信部37はバス38を介して互いに接続されている。媒体読み書き装置36は、記録媒体96に書き込まれている情報の読み出し及び記録媒体96への情報の書き込みを行う。
記憶部33はHDDやフラッシュメモリ等によって実現できる。記憶部33には、教師端末30を表示制御装置10として機能させるための初期設定プログラム33A及び表示制御プログラム33Bが記憶されている。
初期設定プログラム33Aは、初期設定プログラム33Aが書き込まれた記録媒体96が媒体読み書き装置36にセットされ、媒体読み書き装置36が記録媒体96からの初期設定プログラム33Aの読み出しを行うことで、記憶部33へ記憶される。CPU31は、初期設定プログラム33Aを記憶部33から読み出してメモリ32に展開し、初期設定プログラム33Aが有するプロセスを順次実行する。
表示制御プログラム33Bは、表示制御プログラム33Bが書き込まれた記録媒体96が媒体読み書き装置36にセットされ、媒体読み書き装置36が記録媒体96からの表示制御プログラム33Bの読み出しを行うことで、記憶部33へ記憶される。CPU31は、表示制御プログラム33Bを記憶部33から読み出してメモリ32に展開し、表示制御プログラム33Bが有するプロセスを順次実行する。
初期設定プログラム33Aは、初期設定プロセス33A1を有する。CPU31は、初期設定プロセス33A1を実行することで、図1に示す初期設定部11として動作する。
表示制御プログラム33Bは、受信プロセス33B1、抽出プロセス33B2及び表示プロセス33B3を有する。CPU31は、受信プロセス33B1を実行することで、図1に示す受信部12として動作する。また、CPU31は、抽出プロセス33B2を実行することで、図1に示す抽出部13として動作する。さらに、CPU31は、表示プロセス33B3を実行することで、図1に示す表示部14として動作する。
以上により、初期設定プログラム33A及び表示制御プログラム33Bを実行した教師端末30が、表示制御装置10として機能することになる。なお、表示制御プログラム33Bは開示の技術に係る表示制御プログラムの一例である。
一方、サーバ装置50は、コンピュータ・システム20で取り扱う各種情報を統括的に保存して管理する装置であり、CPU51、メモリ52、記憶部53、入力部54、表示部55及び通信インタフェース(I/F)部56を備えている。CPU51、メモリ52、記憶部53、入力部54、表示部55及び通信I/F部56はバス57を介して互いに接続されている。
記憶部53はHDDやフラッシュメモリ等によって実現できる。記憶部53には、問題情報記憶領域53A及び書き込み情報記憶領域53Bが設けられている。CPU51が、問題情報記憶領域53Aに記憶されたデータをメモリ52に展開することにより、児童に対して取り組ませる問題を示す画像データ(以下、「問題データ」という。)が含まれる問題情報DB(データベース)が作成される。また、CPU51が、書き込み情報記憶領域53Bに記憶されたデータをメモリ52に展開することにより、上記問題が受講者端末40に表示された状態で、児童や教師によって受講者端末40において書き込まれた情報が登録される書き込み情報DBが作成される。
図3に示すように、本実施形態に係る問題情報DBには、問題ID(Identification)及び問題データが含まれる。問題IDは、上記各問題を特定するために予め付与された識別情報であり、問題データは、対応する問題を受講者端末40の表示部45に表示させるための画像データである。
図3に示される問題情報DBでは、例えば、問題IDとして「10001」が付与された問題データが「a1.pdf」であり、問題IDとして「10002」が付与された問題データが「a2.pdf」であることを示す。なお、本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、問題データのファイル形式として、PDF(Portable Document Format)ファイル形式を適用しているが、これに限定されるものではない。例えば、TIFF(Tagged Image File Format)ファイル形式、ポストスクリプト・ファイル形式等の他のデータ形式を問題データのファイル形式として適用する形態としてもよい。
一方、図4に示すように、本実施形態に係る書き込み情報DBには、受講者端末ID、問題ID及び書き込みデータが含まれる。受講者端末IDは、対応する書き込みが行われた受講者端末40を特定するために各受講者端末40の各々毎に予め付与された識別情報であり、問題IDは問題情報DBと同様の情報である。また、書き込みデータは、対応する受講者端末40において書き込まれた線及び図形等の画像を示す画像データであり、受講者データ及び教師データの2種類のデータを含む。すなわち、本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、上記書き込みデータとして、対応する受講者端末40において児童(受講者)が書き込んだ画像と、教師が書き込んだ画像とを異なるレイヤとして記憶し、管理する。
図4の書き込み情報DBでは、例えば、受講者端末IDが「x1」である受講者端末40にて、問題IDが「10001」である問題が表示部45で表示された状態で児童により書き込まれた画像を示す画像データが「a1x1.pdf」であることを示す。また、同様の表示状態で、教師により書き込まれた画像を示す画像データが「a1y1.pdf」であることを示す。
このように、本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、問題データと、受講者データと、教師データとを個別に管理している。これに対し、各受講者端末40では、問題データにより示される画像、受講者データにより示される画像及び教師データにより示される画像が重畳された状態で表示される。従って、本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、問題データ、受講者データ及び教師データの組み合わせが、抽出部13による抽出処理の対象となる画面データに相当することになる。
一方、図2に示すように、電子黒板制御装置60は、後述する電子黒板70を制御する装置であり、CPU61、メモリ62、記憶部63、入力部64、無線通信部65及び通信I/F部66を備えている。CPU61、メモリ62、記憶部63、入力部64、無線通信部65及び通信I/F部66はバス67を介して互いに接続されている。
記憶部63はHDDやフラッシュメモリ等によって実現できる。通信I/F部66には、表示部71を有する電子黒板70が接続されており、CPU61は、通信I/F部66を介して電子黒板70との間で各種情報の授受を行う。
なお、本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、教師端末30と、受講者端末40と、サーバ装置50との各装置の間で、ネットワーク80を介して各種情報が送受信されるが、これに限定されるものではない。例えば、教師端末30と、受講者端末40と、サーバ装置50との間をオフラインとし、記録媒体96等を介して上記各装置間で情報の授受を行うようにしてもよい。また、コンピュータ・システム20では、教師端末30、受講者端末40及び電子黒板制御装置60を、各々に設けられた無線通信部により無線通信にてネットワーク80に接続された装置との間で各種情報の送受信を行っているが、これに限定されるものではない。例えば、教師端末30、受講者端末40及び電子黒板制御装置60の少なくとも1つを有線通信にてネットワーク80に接続された装置との間で各種情報の送受信を行う形態としてもよい。さらに、コンピュータ・システム20では、サーバ装置50を通信I/F部56により有線通信にてネットワーク80に接続された装置との間で各種情報の送受信を行っているが、これに限定されるものではない。例えば、サーバ装置50を無線通信にてネットワーク80に接続された装置との間で各種情報の送受信を行う形態としてもよい。
図5には、本実施形態に係るコンピュータ・システム20に含まれる教師端末30、受講者端末40、電子黒板制御装置60及び電子黒板70の教室内における配置状態の一例が示されている。
図5に示すように、教師端末30は教師90によって所持される。なお、本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、教師端末30として、表示部35の表示面にタッチパネルが設けられた汎用のタブレットPCが適用されている。また、図5では図示を省略するが、教師端末30には、上記タッチパネルの面(以下、「表示面」という。)に接触することにより各種情報を入力することができるタッチペンが付属されている。
なお、タブレットPCには、純粋型(ピュアタイプ)といった種類や、可変型(コンバーチブル)といった種類がある。純粋型のタブレットPCは、本体にはキーボードを備えず、表示部と一体になったペンタブレットやタッチパネルによる入力のみを行うタブレットPCである。また、可変型のタブレットPCは、本体の平面積と略同等の面積とされた平板状の表示部が、それ以外の本体と回転式ヒンジで繋がれている。そして、可変型のタブレットPCは、ノートブック型PCと同様の形態にして本体側のキーボードで操作することが可能で、表示面を外側として平板一体にすることで純粋型と同様の形態にして画面上で操作することも可能なタブレットPCである。
本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、その汎用性や操作性から、教師端末30として可変型のタブレットPCを採用しているが、これに限らず、純粋型のタブレットPCを適用してもよい。可変型のタブレットPCにおける上記キーボードが教師端末30の入力部34に相当する。
また、図5に示すように、受講者端末40は、教室内の複数の児童92の各々によって所持される。本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、受講者端末40として、教師端末30と同様に、表示部45の表示面にタッチパネルが設けられた汎用で可変型のタブレットPCを適用している。但し、これに限らず、純粋型のタブレットPCを受講者端末40として適用してもよい。この可変型のタブレットPCにおける上記キーボードが受講者端末40の入力部44に相当する。
このように、本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、教師端末30及び受講者端末40としてタブレットPCを適用しているが、これに限らず、ノートブック型PCや、デスクトップ型PC等の他のコンピュータを適用する形態としてもよい。
一方、図5に示すように、電子黒板70は、教室の各児童が着席する領域からみて前方に設置されており、受講者端末40の各々によって表示されている画面や教師端末30によって表示されている画面と同様の画面等が表示される。なお、電子黒板には、一般に、プロジェクタ(映写機)を用いて画像を投影するプロジェクション型や、表示面にタッチパネル等の情報入力部が設けられた大型のディスプレイ装置が用いられた電子表示型等がある。本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、電子黒板70として、取り扱いの容易性から、電子表示型の電子黒板を採用しているが、これに限らず、プロジェクション型等の他の方式の電子黒板を採用する形態としてもよい。
なお、本実施形態に係るサーバ装置50は、対象とする小学校内の所定の部屋(本実施形態では、職員室)に設置されているが、これに限定されるものではない。例えば、サーバ装置50は、上記小学校内の他の部屋や、上記小学校とは異なる建物内に設置されていてもよい。
次に、本実施形態の作用を説明する。以下では、授業中に各児童92に対して問題情報DBに登録されている何れかの問題に取り組ませ、各児童92による解答結果を含む受講者端末40による表示画面を電子黒板70に一括して表示させた状態で、その後の授業を行う場合を想定する。この場合、教師90は、各児童92に対して上記問題に取り組ませることに先立ち、教師端末30によって初期設定プログラム33Aを実行させることで、図6に示す初期設定処理が行われる。なお、本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、初期設定処理を、各授業を開始する直前に実行しているが、これに限定されるものではない。例えば、授業が実施される日毎に1回のみ実行する形態としてもよく、1週間内における所定曜日毎や、1ヶ月内における所定日毎等に実行する形態等としてもよい。
初期設定処理のステップ100において、初期設定部11は、予め定められた初期設定画面を表示するように表示部35を制御し、次のステップ102において、初期設定部11は、所定情報の入力待ちを行う。
図7には、本実施形態に係る初期設定画面が示されている。図7に示すように、本実施形態に係る初期設定画面では、電子黒板70での表示画面の表示対象とする受講者端末40(以下、「表示対象端末」という。)を指定する入力領域35Aが表示される。また、本実施形態に係る初期設定画面では、抽出部13による抽出の対象とする画面データに含まれる所定のマーク(以下、「抽出対象マーク」という。)の入力領域35Bの各領域が表示される。
図7に示す初期設定画面が表示部35に表示されると、教師90は、電子黒板70によって画面データにより示される表示画面を一括して表示させたい受講者端末40の受講者端末IDの範囲を入力領域35Aに入力部34を介して入力する。また、教師90は、抽出対象マーク35Dを入力領域35Bに、該教師端末30に設けたれたタッチペンにより手書きで入力する。図7では、抽出対象マーク35Dとして二重線が入力された場合の一例が示されている。
教師90は、以上の入力が終了すると、初期設定画面に表示されている「終了」ボタン35Cをタッチペンにより指定する。「終了」ボタン35Cがタッチペンにより指定されると、上記ステップ102が肯定判定となってステップ104に移行する。
ステップ104において、初期設定部11は、初期設定画面において入力された表示対象端末及び抽出対象マーク35Dの各情報を記憶部33の所定領域に記憶し、初期設定処理を終了する。
ところで、本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、教師90は、授業中に各児童92に対して何れかの問題に取り組ませる場合、該問題に割り振られた問題IDを各児童92に口頭により伝達する。これに応じて、各児童92は、自身に配布された受講者端末40に対して解答受付プログラム43Aを実行させることにより、図8に示す解答受付処理が行われる。
解答受付処理のステップ200において、初期情報表示部16は、予め定められた問題指定画面を表示するように表示部45を制御し、次のステップ202において、初期情報表示部16は、所定情報の入力待ちを行う。
図9には、本実施形態に係る問題指定画面が示されている。図9に示すように、本実施形態に係る問題指定画面では、問題IDの入力領域45Aが表示される。
図9に示す問題指定画面が表示部45に表示されると、児童92は、教師90から伝達された問題IDを入力領域45Aに入力部44を介して入力する。ただし、この形態に限定されるものではなく、例えば、問題情報DBに含まれる問題IDを選択可能に表示するプルダウン・メニューから、教師90から伝達された問題IDを選択する形態としてもよい。
児童92は、問題IDの入力が終了すると、問題指定画面に表示されている「終了」ボタン45Bを、該受講者端末40に設けたれたタッチペンにより指定する。「終了」ボタン45Bがタッチペンにより指定されると、上記ステップ202が肯定判定となってステップ204に移行する。
ステップ204において、初期情報表示部16は、問題指定画面において入力された問題IDに対応する問題データを、サーバ装置50の記憶部53の問題情報記憶領域53Aからネットワーク80を介して読み出す。次のステップ206において、初期情報表示部16は、読み出した問題データに基づいて、予め定められた問題画面を表示するように表示部45を制御する。
図10には、本実施形態に係る問題画面が示されている。図10に示すように、本実施形態に係る問題画面では、問題表示領域45C、筆記具選択領域45D、消しゴム指定アイコン45E、線幅選択領域45F、筆記色選択領域45G及び教師入力時指定アイコン45Hが表示される。
なお、問題表示領域45Cは、上記ステップ204の処理によって読み出した問題データにより示される問題を表示する領域である。また、筆記具選択領域45Dは、表示部45の表示面に対する書き込みに用いる筆記具の種類を選択するための領域であり、選択可能な複数種類の筆記具を模式的に表現する複数のアイコンが表示されている。また、消しゴム指定アイコン45Eは、表示部45の表示面に対してタッチペンにより書き込んだ線、図形等を消去する際に指定するアイコンである。
また、線幅選択領域45Fは、表示部45の表示面に書き込む線の太さを選択するための領域であり、選択可能な複数種類の太さを表現する複数のアイコンが表示されている。また、筆記色選択領域45Gは、表示部45の表示面に書き込む線の色を選択するための領域であり、選択可能な複数種類の色を表現する複数のアイコンが表示されている。さらに、教師入力時指定アイコン45Hは、教師90が、自身に配布されている教師端末30のタッチペンにより、受講者端末40の表示部45の表示面に対して書き込みを行う際と、該書き込みを終了する際に指定されるアイコンである。
図10に示す問題画面が表示部45に表示されると、児童92は、所望の筆記具の種類に対応するアイコン、所望の線の太さに対応するアイコン及び所望の線の色に対応するアイコンをタッチペンにより指定する。その後、児童92は、表示部45の表示面に対して、表示されている問題に対する解答等をタッチペンにより書き込む。また、児童92は、タッチペンにより書き込んだ線、図形等を消去する場合は消しゴム指定アイコン45Eをタッチペンにより指定した後、表示部45の表示面上の消去したい部分をタッチペンのペン先でなぞるようにする。
図11には、児童92によって問題に対する解答が書き込まれた状態の問題画面の一例が示されている。図11に示す例では、「メダカのめすとおすを見分けよう」との問題に対し、解答として、表示されているメダカの腹びれの位置を図形45J(図11に示す例では三角形及び楕円)で書き込んだ状態(描画された状態)が示されている。
一方、教師90は、各児童92が問題に取り組んでいる際に机間巡視を行い、注目すべき解答を書き込んでいる児童の受講者端末40の表示部45に表示されている教師入力時指定アイコン45Hを、自身が所持しているタッチペンで指定する。その後、教師90は、前述した初期設定処理によって記憶部33に記憶した抽出対象マーク35Dと同様のマークを受講者端末40の表示部45の表示面上で書き込んだ後、教師入力時指定アイコン45Hを再びタッチペンで指定する。
図12には、教師90によってマーク45K(本実施形態では、二重線)が書き込まれた状態(描画された状態)の問題画面の一例が示されている。図12に示す例では、問題表示領域45Cの下端部近傍にマーク45Kが書き込まれた状態が示されている。
なお、教師90は、机間巡視を行っている際に、注目すべき解答か否かの如何に関わらず、任意の児童92の受講者端末40に対して教師入力時指定アイコン45Hを指定したうえで各種情報の書き込みを行うことができる。ただし、この場合、抽出部13による画面データの抽出対象としない受講者端末40に対しては、抽出対象マーク35Dと同様のマークの書き込みを避けるようにする。
一方、児童92は、問題に対する解答の書き込みが終了し、教師90による机間巡視が終了した場合に、「終了」ボタン45Iをタッチペンにより指定する。
そこで、次のステップ208において、情報入力部17は、以上の教師90や児童92による表示部45の表示面に対する何れかの入力(ここでは、タッチペンによる書き込み、アイコンの指定、「終了」ボタン45Iの指定の何れか)が行われるまで待機する。
なお、ステップ208において、情報入力部17は、タッチペンによる書き込みが行われている場合は、該書き込みが終了するまで待機する。この場合、情報入力部17は、タッチペンの先端部が表示部45の表示面に対して接触されている状態から離間されたことをもって書き込みが終了したと見なす。ただし、この形態に限定されるものではなく、例えば、上記離間されている期間が所定期間(一例として、1秒間)に達したことをもって書き込みが終了したと見なす形態としてもよい。また、表示部45の表示面にタッチペンの先端部が接触している状態が継続していても、所定期間(一例として、5秒間)毎に区切って、入力が終了したと見なす形態等としてもよい。
次のステップ210において、情報入力部17は、表示部45の表示面に対する入力が「終了」ボタン45Iを指定する入力であったか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ212に移行する。
ステップ212において、情報入力部17は、表示部45の表示面に対する入力が、何れかのアイコンを指定する入力であったか否かを判定することにより、何れかの入力状態が選択されたか否かを判定する。ここで、情報入力部17は、肯定判定となった場合はステップ214に移行する。
ステップ214において、情報入力部17は、指定されたアイコンが、筆記具選択領域45D、線幅選択領域45F及び筆記色選択領域45Gの各領域に表示されているアイコンか、又は教師入力時指定アイコン45Hであったか否かを判定する。ここで、情報入力部17は、肯定判定となった場合は、何れかの書き込みの状態が選択されたと見なしてステップ216に移行し、指定されたアイコンが教師入力時指定アイコン45Hであったか否かを判定して、肯定判定となった場合はステップ218に移行する。
ステップ218において、情報入力部17は、教師入力時指定アイコン45Hの指定が、本解答受付処理の実行が開始されてから奇数回目の指定であるか否かを判定し、肯定判定となった場合は教師90による入力が指定されたと見なしてステップ220に移行する。
ステップ220において、情報入力部17は、これ以降のタッチペンによる書き込みが教師90による書き込みであることを特定するための情報(以下、「教師特定情報」という。)をメモリ42の所定領域(以下、「第1領域」という。)に記憶する。また、ステップ220において、情報入力部17は、これ以降、表示部45の表示面に書き込まれる画像が、教師用として予め定められた筆記具の種類、線幅及び色となるように設定(以下、「教師用設定」という。)する。ステップ220の処理が終了すると、上記ステップ208に戻る。
一方、上記ステップ216において否定判定となった場合は、児童92によって筆記具選択領域45D、線幅選択領域45F及び筆記色選択領域45Gの各領域に表示されている何れかのアイコンが指定されたと見なして、ステップ222に移行する。また、上記ステップ218において否定判定となった場合も、教師入力時指定アイコン45Hの指定が、本解答受付処理の実行が開始されてから偶数回目の指定であったと見なして、ステップ222に移行する。
ステップ222において、情報入力部17は、これ以降のタッチペンによる書き込みが児童92による書き込みであることを特定するための情報(以下、「受講者特定情報」という。)をメモリ42の上記第1領域に設定する。また、ステップ222において、情報入力部17は、これ以降、表示部45の表示面に書き込まれる画像が、指定された筆記具の種類、線幅、色となるように設定(以下、「受講者用設定」という。)する。ステップ222の処理が終了すると、上記ステップ208に戻る。
一方、上記ステップ214において否定判定となった場合は、消しゴム指定アイコン45Eが指定されたと見なして、ステップ224に移行する。ステップ224において、情報入力部17は、これ以降、表示部45の表示面におけるタッチペンの先端部が接触された部分に書き込みがある場合に該書き込みを消去するように設定(以下、「消去用設定」という。)する。
なお、本実施形態に係る受講者端末40では、以上の処理によって「教師用設定」、「受講者用設定」及び「消去用設定」の何れかの設定が行われると、設定された状態に応じた書き込みや、書き込みの消去を行う。
一方、上記ステップ212において否定判定となった場合は、教師用のタッチペンや児童用のタッチペンにより表示部45の表示面に対する書き込みや、書き込みの消去が行われたと見なして、ステップ226に移行する。
ステップ226において、情報入力部17は、タッチペンにより書き込みが行われた場合は、該書き込まれた画像を示す画像データを、メモリ42の所定領域に記憶し、その後に上記ステップ208に戻る。
なお、この際、情報入力部17は、ステップ226の処理が本解答受付処理の実行が開始されてから2回目以降の処理である場合は、以下のように画像データの記憶を行う。
すなわち、ステップ226の処理によりメモリ42に前回記憶した画像データに対応する書き込みに引き続き書き込まれた画像を示す画像データを、上記前回記憶した画像データに連続して記憶する。また、この際、情報入力部17は、上記書き込みが教師90によって行われた場合と、児童92によって行われた場合とで、メモリ42の異なる記憶領域に上記画像データを記憶する。これにより、教師90により書き込まれた画像の画像データと、児童92により書き込まれた画像の画像データとを、個別に取り扱うことができるようになる。なお、この際の教師90による書き込みか、児童92による書き込みかは、メモリ42の上記第1領域に記憶されている情報が、「教師特定情報」であるのか、「受講者特定情報」であるのかによって判断する。
一方、ステップ226において、情報入力部17は、タッチペンにより書き込みの消去が行われ、かつ該消去が行われた書き込みに対応する画像データがメモリ42に記憶されている場合、該画像データをメモリ42から消去し、その後に上記ステップ208に戻る。
以上のステップ208〜226の処理を実行することにより、児童92や教師90により行われた書き込みや該書き込みの消去に応じて、最終的に受講者端末40の表示部45の表示面に描画されている書き込みの画像を示す画像データがメモリ42に記憶される。
一方、上記ステップ210において肯定判定となった場合、すなわちタッチペンにより「終了」ボタン45Iが指定された場合はステップ228に移行する。
ステップ228において、送信部18は、メモリ42に上記ステップ226の処理により画像データが記憶されているか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ230に移行する。
ステップ230において、送信部18は、メモリ42に記憶されている画像データを、前述した書き込み情報DBに登録すべき書き込みデータとして、サーバ装置50にネットワーク80を介して送信し、その後に解答受付処理を終了する。なお、この際、送信部18は、教師90により書き込まれた書き込みデータと、児童92により書き込まれた書き込みデータとを、各々を識別するための識別データを含めた状態で個別に送信する。また、この際、送信部18は、自身の受講者端末40に付与された受講者端末ID及び対応する問題の問題IDを、上記書き込みデータと共に送信する。
上記書き込みデータを何れかの受講者端末40から受信すると、サーバ装置50のCPU51は、受信した書き込みデータと、該書き込みデータと共に受信した受講者端末ID及び問題IDとを関連付けて、書き込み情報記憶領域53Bに記憶する。なお、この際、サーバ装置50は、受信した書き込みデータが児童92によるものである場合は受講者データとして記憶し、受信した書き込みデータが教師90によるものである場合は教師データとして記憶する。
一方、上記ステップ228において否定判定となった場合、上記ステップ230の処理を実行することなく、解答受付処理を終了する。以上の解答受付処理により、一例として図4に示す書き込み情報DBが構築される。
ところで、本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、教師90は、各児童92からの共通の問題に対する解答が出揃うと、教師端末30に対して表示制御プログラム33Bを実行させることにより、図13に示す表示制御処理が行われる。
表示制御処理のステップ300において、受信部12は、予め定められた問題設定画面を表示するように表示部35を制御し、次のステップ302において、受信部12は、所定情報の入力待ちを行う。
図14には、本実施形態に係る問題設定画面が示されている。図14に示すように、本実施形態に係る問題設定画面では、問題IDの入力領域35Eが表示される。
図14に示す問題設定画面が表示部35に表示されると、教師90は、上記共通の問題に付与された問題IDを入力領域35Eに入力部34を介して入力する。教師90は、問題IDの入力が終了すると、問題設定画面に表示されている「終了」ボタン35Cをタッチペンにより指定する。「終了」ボタン35Cがタッチペンにより指定されると、上記ステップ302が肯定判定となってステップ304に移行する。
ステップ304において、受信部12は、サーバ装置50から、問題情報記憶領域53Aに登録されており、入力された問題IDに対応する問題データを、ネットワーク80を介して受信する。次のステップ306において、抽出部13は、前述した初期設定処理において記憶した表示対象端末及び抽出対象マーク35Dの各情報を記憶部33から読み出す。次のステップ308において、受信部12は、サーバ装置50から、書き込み情報記憶領域53Bに登録されており、入力された問題ID及び上記表示対象端末に対応する書き込みデータを、対応する受講者端末IDと共にネットワーク80を介して受信する。
なお、前述したように、上記ステップ304の処理により受信した問題データと、上記ステップ308の処理により受信した書き込みデータとの組み合わせが、抽出部13による抽出処理の対象とする画面データに相当する。
次のステップ310において、抽出部13は、上記ステップ304及びステップ308の処理により受信したデータを用いて、予め定められたフォーマットとされた解答結果画面を示す画面データを作成する。なお、この際、抽出部13は、表示対象端末の各々において画面表示されていた画像、すなわち、問題と、タッチペンにより書き込まれた画像とが重畳された画像(以下、「個別表示画面」という。)が、マトリクス状に並べて表示されるように画面データを作成する。
次のステップ312において、抽出部13は、作成した画面データを、ネットワーク80を介して電子黒板制御装置60に送信する。電子黒板制御装置60のCPU61は、該画面データを受信すると、該画面データにより示される解答結果画面を表示部71に表示するように、電子黒板70を制御する。これにより、電子黒板70の表示部71には、上記解答結果画面が表示される。
図15には、本実施形態に係る解答結果画面が示されている。上述したように、本実施形態に係る解答結果画面では、表示対象端末の各々で表示されていた個別表示画面の画像71Cがマトリクス状に表示される。なお、図15に示す解答結果画面では、各個別表示画面に対し、該個別表示画面が表示されていた受講者端末40が配布された児童92の氏名を表示するようにしている。このため、本実施形態に係るコンピュータ・システム20では、受講者端末IDと、該受講者端末IDが付与された受講者端末40が配布された児童92の氏名を示す情報とが関連付けられて、サーバ装置50の記憶部53に予め記憶されている。
図15に示される解答結果画面が電子黒板70の表示部71に表示されると、教師90は、予め登録した抽出対象マーク35Dと同様のマークを書き込んだ画像71Cの表示領域を強調表示させる場合には、「強調表示」ボタン71Aを指先で指定する。また、教師90は、解答結果画面の表示を終了させる場合は、「終了」ボタン71Bを指先で指定する。なお、本実施形態に係る電子黒板制御装置60は、「強調表示」ボタン71A又は「終了」ボタン71Bが指定されると、指定されたボタンの種類を示す情報である種類情報を教師端末30にネットワーク80を介して送信する。
そこで、次のステップ314において、抽出部13は、電子黒板制御装置60からの上記種類情報の受信待ちを行うことにより、「強調表示」ボタン71Aまたは「終了」ボタン71Bの指定が行われるまで待機する。次のステップ316において、抽出部13は、受信した上記種類情報に基づいて「強調表示」ボタン71Aが指定されたか否かを判定し、否定判定となった場合は表示制御処理を終了する一方、肯定判定となった場合にはステップ318に移行する。
ステップ318において、抽出部13は、抽出対象マーク35Dと同様のマークを書き込んだ画像71Cを抽出する特定画像抽出処理を次のように実行する。
まず、抽出部13は、上記ステップ306の処理によって読み出した抽出対象マーク35Dと、上記ステップ308の処理によって受信した全ての書き込みデータにおける教師データとでパターン・マッチングを行う。これにより、抽出対象マーク35Dと各教師データにより示される画像との間で、画像間の類似の度合いを示す相関度が得られる。なお、ここで適用するパターン・マッチングの手法としては、テンプレート・マッチング等の従来既知の手法が挙げられる。
次に、抽出部13は、上記相関度が所定の基準値を超える教師データを特定する。なお、ここで特定した教師データを、以下では「特定教師データ」という。そして、抽出部13は、特定教師データにより示される画像が含まれる画像71Cを、抽出対象マーク35Dと同様のマークが書き込まれた画像71Cとして抽出する。
なお、上記パターン・マッチングを行う際には、抽出対象マーク35D及び教師データにより示される画像の少なくとも一方に対して、サイズの拡大や縮小を行う処理を施したり、回転を行う処理を施したりする形態としてもよい。
すなわち、教師90は、抽出対象マーク35Dを登録した際の教師端末30に対する距離とは異なる距離で受講者端末40に対するマーク45Kの書き込みを行う場合が多い。このため、抽出対象マーク35D及び教師データにより示される画像の少なくとも一方に対して、上記異なる距離に応じた拡大や縮小を施すことにより、より高精度で特定教師データを特定することができる。
また、教師90は、机間巡視を行っている状態で受講者端末40に対して書き込みを行うため、予め登録した抽出対象マーク35Dとは異なる角度でマーク45Kを書き込む場合が多い。このため、抽出対象マーク35D及び教師データにより示される画像の少なくとも一方に対して、上記異なる角度に応じた回転処理を施すことにより、より高精度で特定教師データを特定することができる。
なお、本実施形態に係る表示制御処理では、抽出対象マーク35Dを、実際に受講者端末40において対応するマークを書き込む教師90自身によって手書きで入力し、登録している。このため、他の人が入力して登録する場合に比較して、より高精度で特定教師データを特定することができる。
次のステップ320において、表示部14は、電子黒板70の表示部71により表示されている解答結果画面における、上記ステップ318の処理によって抽出した画像71Cの表示領域(以下、「強調表示領域」という。)に対して所定の強調処理を行う。具体的には、表示部14は、上記ステップ310の処理によって作成した解答結果画面を示す画面データに対して、該解答結果画面における上記強調表示領域に対して予め定められた強調処理を施す。
次のステップ322において、表示部14は、上記強調処理が施された解答結果画面(以下、「強調解答結果画面」という。)を示す画面データを、電子黒板制御装置60にネットワーク80を介して送信することにより、解答結果画面に対する強調表示を行う。電子黒板制御装置60は、該画面データを受信すると、該画面データによって示される強調解答結果画面を表示部71によって表示するように、電子黒板70を制御する。これにより、電子黒板70の表示部71には、抽出対象マーク35Dと同様のマークが書き込まれた画像71Cが強調された強調解答結果画面が表示される。
図16には、上記ステップ322の処理によって電子黒板70の表示部71に表示される強調解答結果画面が示されている。図16に示すように、本実施形態に係る強調解答結果画面では、上記ステップ312の処理によって電子黒板70の表示部71に表示された解答結果画面(図15も参照。)に対して、強調表示領域71Dが強調された状態とされている点が異なっている。なお、図16に示すように、本実施形態では、上記強調処理として、個々の強調表示領域71Dをマスキング表示する。但し、この形態に限定されるものではなく、例えば、強調表示領域71Dの外周部を、他の画像71Cの表示領域より太い線で囲む形態としてもよい。また、例えば、強調表示領域71Dのみ拡大表示する形態、逆に強調表示領域71Dを除く領域をマスキングする形態、強調表示領域71Dのみブリンク表示やリバース表示を行う形態等としてもよい。
図16に示される強調解答結果画面を参照することにより、注目すべき解答が行われた受講者端末40の表示部45における表示画像を容易に特定することができる結果、該注目すべき解答を行った児童の特定を支援することが可能となる。
次のステップ324において、表示部14は、「終了」ボタン71Bに対する指定が行われるまで待機し、その後に表示制御処理を終了する。
教師90は、電子黒板70の表示部71に、一例として図16に示す強調解答結果画面が表示された状態で、その後の授業を行う。
なお、上記実施形態では、抽出対象マークを教師90が手書きで入力することにより予め登録しておく場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、予め定められた複数種類の形状の図形群から選択メニューによって選択した図形を抽出対象マークとして適用する形態としてもよい。
図17には、この形態において、初期設定処理(図6も参照。)のステップ100の処理によって表示部35の表示面に表示される初期設定画面の一例が示されている。図17に示す初期設定画面では、上記図形として、「線」(一本の線)、「二重線」、「矩形」、「丸印」、「星印」、「米印」が選択可能な図形として、選択メニューの形式で表示される。教師90は、これらの図形から、強調解答結果画面において強調表示したい受講者端末40の表示部45に対して自身が書き込む図形を、タッチペンによって指定する。なお、図示は省略するが、上記図形は、以上の「線」等の図形に限らず、レ印(チェック・マーク)、!印(エクスクラメーション・マーク)を上記図形として適用してもよい。同様に、波線、二重波線、点線、花丸、三角形、二重丸、点数を表す数字、評価結果を示す記号(アルファベット)等も上記図形として適用してもよい。
この形態によれば、抽出対象マークを登録する際の手間を軽減することができると共に、特定画像抽出処理を行う際の基準となるマークの形状が固定化されるため、該特定画像抽出処理による抽出精度を、より向上させることができる。また、これらの図形等は、それぞれが、通常から注目する箇所に記載する代表的なものであるので、違和感なく受講者端末40への書き込みを行うことができる。
また、この形態において、教師90が受講者端末40に抽出対象マークと同様のマークを手書きで書き込むのではなく、教師90が該マークを付する位置をタッチペンで指定すると、該位置に予め選択した抽出対象マークを自動的に表示する形態としてもよい。この場合、事前に登録した抽出対象マークと、受講者端末40にて表示されたマークとの形状やサイズや角度が一致するため、特定画像抽出処理による抽出精度を、より向上させることができる。
また、上記実施形態では、予め登録しておく抽出対象マークの種類を1種類とした場合を説明したが、これに限定されるものではなく、複数の種類の抽出対象マークを予め登録しておく形態としてもよい。この場合、一例として図18に示すように、予め登録した複数の抽出対象マークを基準としてパターン・マッチングを行うことにより、該複数の抽出対象マークに類似するマークが書き込まれた画面を示す画像が抽出されることになる。この場合、教師90は、用途等に応じて各マークの使い分けができるようになり、よりきめ細かな指導を行うことができる。
また、上記実施形態では、問題を示す画像データ(問題データ)と、教師90により書き込まれた画像を示す画像データ(教師データ)と、児童92により書き込まれた画像を示す画像データ(受講者データ)とを、各々異なるレイヤとして記憶しておく。そして、電子黒板70で強調解答結果画面を表示する場合には、各レイヤの画像データにより示される画像を重畳して表示している。しかしながら、この形態に限定されるものではなく、例えば、教師データと受講者データとを区分することなく、1つのレイヤとして記憶しておく形態としてもよい。また、問題データと、教師データと、受講者データとを纏めて1つのレイヤとして記憶しておく形態としてもよい。
図19には、問題データ、教師データ及び受講者データを1つのレイヤとして記憶する形態における書き込み情報DBの一例が示されている。この場合の書き込みデータは、問題データにより示される問題と、教師データ及び受講者データにより示される画像とが重畳された画像を示すデータとなる。図19に示すように、この場合、書き込み情報DBに対し、受講者端末ID及び問題IDの組み合わせ別に単一の書き込みデータが登録されることになる。
この場合、画面データを単一の画像データで取り扱うことができるため、この点での利便性は向上するが、教師90及び児童92により書き込まれた画像が混合されてしまうため、上記実施形態に比較して、特定画像抽出処理の精度が低下してしまう。この問題に対処するため、例えば、教師90により書き込まれる画像と、児童92により書き込まれる画像とで、条件を異ならせることが好ましい。なお、この場合の条件には、色、線幅、筆記具の種類等を例示することができる。これにより、教師90により書き込まれる画像と、児童92により書き込まれる画像とで異なる特徴を有することとなる。このため、抽出対象マークとして、教師90により書き込まれる画像の特徴を有するマークを適用することにより、特定画像抽出処理の精度を向上させることができる。
また、上記実施形態では、タッチペンにより表示部の表示面に対する書き込みやアイコンの指定を行う場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、タッチペンに代えて人の指先により上記表示面に対する書き込み等を行うようにしてもよい。この場合、教師90、児童92共にタッチペンを用いる必要がなくなり、利便性や操作性が向上する。
また、上記実施形態では、問題情報DB及び書き込み情報DBをサーバ装置50において保持する場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、問題情報DB及び書き込み情報DBを教師端末30において保持するようにしてもよい。なお、この場合、受講者端末40から送信される書き込みデータは、サーバ装置50ではなく、教師端末30に直接送信させる。この場合、サーバ装置50が不要となるため、上記実施形態に比較して、コンピュータ・システム20を構築するためのコストを削減することができる。
また、上記実施形態では、教師端末30において初期設定処理及び表示制御処理を実行する場合を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、サーバ装置50において初期設定処理及び表示制御処理を実行してもよい。なお、この場合の形態としては、サーバ装置50の記憶部53に、図2に示される初期設定プログラム33A及び表示制御プログラム33Bが記憶され、CPU51によって、これらのプログラムを実行する形態が例示される。
また、上記実施形態では、問題情報DBがサーバ装置50によって記憶される場合を説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、問題集を提供する出版社等のサーバ装置に問題データが登録されていてもよい。この場合、教師端末30及び受講者端末40は、使用する問題データを、ネットワーク80等を介してダウンロードする。
また、上記実施形態では、解答結果画面及び強調解答結果画面を電子黒板70により表示する場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、解答結果画面及び強調解答結果画面を教師端末30により表示するようにしてもよい。この場合、電子黒板70及び電子黒板制御装置60は不要となるため、上記実施形態に比較して、コンピュータ・システム20を構築するためのコストを削減することができる。
また、上記実施形態では、教師入力時指定アイコン45Hを受講者端末40に常時表示する場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、教師90が所定距離(一例として、50cm)より接近した受講者端末40のみに教師入力時指定アイコン45Hを表示するようにしてもよい。具体例としては、例えば、教師90が所持するタッチペンや教師端末30に所定周波数で、かつ所定強度の無線信号を発する発信器を設ける一方、各受講者端末40に、該無線信号を受信可能な受信器を設けておく。そして、受講者端末40では、上記受信器によって上記無線信号が受信されている場合のみに教師入力時指定アイコン45Hを表示する。他の具体例としては、予め定められたパスワードが入力された場合のみ、教師入力時指定アイコン45Hを表示する形態も例示することができる。この場合、上記実施形態に比較して、児童92による教師入力時指定アイコン45Hの指定を抑制することができる。
また、上記実施形態では、予め指定した表示対象端末の画面のみを対象として、電子黒板70に一括して表示する場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、クラス内に所属する全ての児童92に配布された受講者端末40の全ての画面を対象として、電子黒板70により一括して表示を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、上記基準値を固定値とした場合を説明したが、これに限定されるものではなく、該基準値を変更可能としてもよい。この場合の形態例としては、前述した初期設定処理において、一例として図20に示すように、初期設定画面に基準値を指定する入力領域35Fを設けておき、該入力領域35Fを介して上記基準値を入力する形態が例示される。
また、上記実施形態では、抽出対象マーク35Dとして1種類のマークを1つのみ登録しておき、該マークを用いてパターン・マッチングを行う場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、同一種類の抽出対象マーク35Dにおいて複数のマークを予め登録し、その中から過去に最も高い相関度が得られたマークを用いてパターン・マッチングを行う形態としてもよい。
また、上記実施形態では、教師端末30により各受講者端末40からの画面データを受信するより前の時点で抽出対象マーク35Dを登録しておく場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、該画面データを受信した後で、かつ特定画像抽出処理を実行するまでに抽出対象マーク35Dを登録する形態としてもよい。すなわち、抽出対象マーク35Dは、特定画像抽出処理を実行するまでに登録すればよい。
また、上記実施形態では特に言及しなかったが、電子黒板70によって解答結果画面及び強調解答結果画面を表示している場合に、教師端末30でも同様の画面を表示するようにしてもよい。この場合、解答結果画面及び強調解答結果画面に対して行う各種操作を、教師端末30に対する操作により行うことができるため、より利便性を向上させることができる。
また、上記実施形態では、電子黒板70を電子黒板制御装置60によって制御する場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、電子黒板70を教師端末30によって直接制御するようにしてもよい。この場合、電子黒板制御装置60が不要となるため、コンピュータ・システム20を構築するためのコストを削減することができる。
また、上記実施形態では、開示の技術に係る表示制御プログラムを、教育現場におけるコンピュータ・システムに適用した場合を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、複数の医師や看護師が各々異なる複数の端末の画面上で確認した電子カルテやレントゲン等の画像から注目すべき画像を抽出するコンピュータ・システムに適用してもよい。また、例えば、複数のレビュアーが各々異なる複数の端末の画面上で確認した設計ドキュメントから注目すべきドキュメントを抽出するコンピュータ・システムに適用してもよい。また、例えば、複数の点検者が各々異なる複数の端末の画面上で確認した建造物の画像から注目すべき画像を抽出するコンピュータ・システムに適用してもよい。さらに、例えば、複数の添削者が各々異なる複数の端末の画面上で確認した通信教育の解答から注目すべき解答を抽出するコンピュータ・システムに適用してもよい。
また、上記実施形態では、初期設定プログラム33A及び表示制御プログラム33Bを記録媒体96から媒体読み書き装置36を介して教師端末30の記憶部33に読み込む態様を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、初期設定プログラム33A及び表示制御プログラム33Bを、記憶部33に予め記憶(インストール)しておく形態としてもよく、ネットワーク80を介して外部装置から記憶部33にダウンロードする形態としてもよい。
同様に、上記実施形態では、解答受付プログラム43Aを記録媒体96から媒体読み書き装置46を介して受講者端末40の記憶部43に読み込む態様を説明したが、これに限定されるものではない。例えば、解答受付プログラム43Aを、記憶部43に予め記憶(インストール)しておく形態としてもよく、ネットワーク80を介して外部装置から記憶部43にダウンロードする形態としてもよい。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の端末から、該複数の端末のそれぞれにおいて入力された情報を含む複数の画面データを受信し、
受信した前記複数の画面データの中で前記複数の端末の内の1又は複数の端末の各々において入力された所定のマークを含む1又は複数の画面データを抽出し、
抽出した前記1又は複数の画面データに対して所定の強調処理を行って表示する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする表示制御プログラム。
(付記2)
前記所定のマークは、図形の種別の選択メニューにおいて同じ種別の図形が選択されて描画された図形である、
ことを特徴とする付記1記載の表示制御プログラム。
(付記3)
前記図形は、線または二重線または丸印または星印である、
ことを特徴とする付記2記載の表示制御プログラム。
(付記4)
前記図形はタッチ操作の軌跡として描画された図形であり、前記所定のマークは前記描画された図形の内、設定された特定の図形との相関度が所定の基準値を超えるマークである、
ことを特徴とする付記2記載の表示制御プログラム。
(付記5)
前記所定の基準値が変更可能とされている
付記4記載の表示制御プログラム。
(付記6)
前記画面データを無線通信により受信する
付記1〜付記5の何れか1項記載の表示制御プログラム。
(付記7)
前記画面データは、前記複数の端末のそれぞれにおいて入力された情報と、前記所定のマークとが異なるレイヤとされている
付記1〜付記6の何れか1項記載の表示制御プログラム。
(付記8)
前記所定のマークを含む1又は複数の画面データの抽出を、パターン・マッチングにより行う
付記1〜付記7の何れか1項記載の表示制御プログラム。
(付記9)
前記抽出した1又は複数の画面データに対して所定の強調処理を行って電子黒板により表示する
付記1〜付記8の何れか1項記載の表示制御プログラム。
(付記10)
前記複数の端末は、タブレット・パーソナル・コンピュータである
付記1〜付記9の何れか1項記載の表示制御プログラム。
(付記11)
複数の端末から、該複数の端末のそれぞれにおいて入力された情報を含む複数の画面データを受信する受信部と、
前記受信部により受信した前記複数の画面データの中で前記複数の端末の内の1又は複数の端末の各々において入力された所定のマークを含む1又は複数の画面データを抽出する抽出部と、
前記抽出部により抽出した前記1又は複数の画面データに対して所定の強調処理を行って表示する表示部と、
を含む表示制御装置。
(付記12)
前記所定のマークは、図形の種別の選択メニューにおいて同じ種別の図形が選択されて描画された図形である、
ことを特徴とする付記11記載の表示制御装置。
(付記13)
前記図形は、線または二重線または丸印または星印である、
ことを特徴とする付記12記載の表示制御装置。
(付記14)
前記図形はタッチ操作の軌跡として描画された図形であり、前記所定のマークは前記描画された図形の内、設定された特定の図形との相関度が所定の基準値を超えるマークである、
ことを特徴とする付記12記載の表示制御装置。
(付記15)
前記所定の基準値が変更可能とされている
付記14記載の表示制御装置。
(付記16)
前記受信部は、前記画面データを無線通信により受信する
付記11〜付記15の何れか1項記載の表示制御装置。
(付記17)
前記画面データは、前記複数の端末のそれぞれにおいて入力された情報と、前記所定のマークとが異なるレイヤとされている
付記11〜付記16の何れか1項記載の表示制御装置。
(付記18)
前記抽出部は、前記所定のマークを含む1又は複数の画面データの抽出を、パターン・マッチングにより行う
付記11〜付記17の何れか1項記載の表示制御装置。
(付記19)
前記表示部は、前記抽出した1又は複数の画面データに対して所定の強調処理を行って電子黒板により表示する
付記11〜付記18の何れか1項記載の表示制御装置。
(付記20)
前記複数の端末は、タブレット・パーソナル・コンピュータである
付記11〜付記19の何れか1項記載の表示制御装置。
(付記21)
複数の端末から、該複数の端末のそれぞれにおいて入力された情報を含む複数の画面データを受信し、
受信した前記複数の画面データの中で前記複数の端末の内の1又は複数の端末の各々において入力された所定のマークを含む1又は複数の画面データを抽出し、
抽出した前記1又は複数の画面データに対して所定の強調処理を行って表示する、
コンピュータを用いた表示制御方法。
(付記22)
前記所定のマークは、図形の種別の選択メニューにおいて同じ種別の図形が選択されて描画された図形である、
ことを特徴とする付記21記載の表示制御方法。
(付記23)
前記図形は、線または二重線または丸印または星印である、
ことを特徴とする付記22記載の表示制御方法。
(付記24)
前記図形はタッチ操作の軌跡として描画された図形であり、前記所定のマークは前記描画された図形の内、設定された特定の図形との相関度が所定の基準値を超えるマークである、
ことを特徴とする付記22記載の表示制御方法。
(付記25)
前記所定の基準値が変更可能とされている
付記24記載の表示制御方法。
(付記26)
前記画面データを無線通信により受信する
付記21〜付記25の何れか1項記載の表示制御方法。
(付記27)
前記画面データは、前記複数の端末のそれぞれにおいて入力された情報と、前記所定のマークとが異なるレイヤとされている
付記21〜付記26の何れか1項記載の表示制御方法。
(付記28)
前記所定のマークを含む1又は複数の画面データの抽出を、パターン・マッチングにより行う
付記21〜付記27の何れか1項記載の表示制御方法。
(付記29)
前記抽出した1又は複数の画面データに対して所定の強調処理を行って電子黒板により表示する
付記21〜付記28の何れか1項記載の表示制御方法。
(付記30)
前記複数の端末は、タブレット・パーソナル・コンピュータである
付記21〜付記29の何れか1項記載の表示制御方法。
(付記31)
出題した問題に対して授業の受講者が受講者端末から入力した解答を収集して表示する解答表示方法であって、受講者が入力した解答を受講者端末に表示しているときに教師によって解答に対する書き込みがその受講者端末で行われると、書き込みを反映させた解答を収集して、教師によって所定のマークが書き込まれた解答を注目解答として電子黒板上に強調表示する、
コンピュータを用いた解答表示方法。
(付記32)
前記所定のマークは、図形の種別の選択メニューにおいて同じ種別の図形が選択されて描画された図形である、
ことを特徴とする付記31記載の解答表示方法。
(付記33)
前記図形は、線または二重線または丸印または星印である、
ことを特徴とする付記32記載の解答表示方法。
(付記34)
前記図形はタッチ操作の軌跡として描画された図形であり、前記所定のマークは前記描画された図形の内、設定された特定の図形との相関度が所定の基準値を超えるマークである、
ことを特徴とする付記32記載の解答表示方法。
(付記35)
前記所定の基準値が変更可能とされている
付記34記載の解答表示方法。
(付記36)
前記書き込みを反映させた解答を無線通信により受信する
付記31〜付記35の何れか1項記載の解答表示方法。
(付記37)
前記書き込みを反映させた解答は、前記受講者端末において入力された解答と、前記所定のマークとが異なるレイヤとされている
付記31〜付記36の何れか1項記載の解答表示方法。
(付記38)
前記所定のマークが書き込まれた解答を、パターン・マッチングにより抽出する
付記31〜付記37の何れか1項記載の解答表示方法。
(付記39)
前記受講者端末は、タブレット・パーソナル・コンピュータである
付記31〜付記38の何れか1項記載の解答表示方法。