JP6720714B2 - 電動車両の制御方法、及び電動車両の制御装置 - Google Patents

電動車両の制御方法、及び電動車両の制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、電動車両の制御方法、及び電動車両の制御装置に関する。
特許文献1は、モータを用いた車両の制振制御装置を開示している。この制振制御装置は、トルク応答を線形近似した制御対象の伝達特性(Gp(s))とトルク応答を理想化した規範応答(Gm(s))からなるフィードフォワード補償器(Gm(s)/Gp(s))を備える。また、伝達特性(Gp(s))を用いて最終トルク指令値からモータ角速度を推定するモータ角速度推定部を備える。さらに、モータ角速度推定値とモータ角速度検出値の偏差に基づいて伝達特性(Gp(s))の逆特性とバンドパスフィルタ(H(s))からなるフィルタ(H(s)/Gp(s))を通してフィードバックトルクを算出するフィードバック補償器を備える。
このようなフィードフォワード・フィードバック制御系を備えることにより、制御系に遅れ要素がない場合には、トルク指令値に対しても、外乱に対しても設計者が意図する理想的な車両応答が得られる。なお、特許文献1のGp(s)は、捻れ振動のダンピング成分として、例えば、主に、タイヤと路面摩擦に関する係数(Kt)で式を立てている。
特開2003−9566号公報
ところで、実際の車両では、モータから駆動軸に至るまでのトルク伝達経路にモータの捻れ角速度に応じた粘性項が存在する。しかし、上記特許文献1の車両モデル(Gp(s)等)は、モータの捻れ角速度に応じた粘性項が無い場合を想定したものであるので、実際の車両状態とは異なる挙動となる。そのため、全く外乱が無い状態でも、トルク目標値の変化時にモータ角速度推定値とモータ角速度検出値に乖離が生じてしまい、フィードバック補償器において不要なフィードバックトルクが発生する。その結果、アクセルを踏み込んだ際に駆動軸のトルク応答がオーバーシュートすることで、ドライバーにとって違和感のある車両挙動を誘発してしまう問題がある。
そこで、本発明は、電動車両の駆動軸のトルク応答のオーバーシュートを低減することで、ドライバーにとって違和感のある車両挙動を抑制することができる電動車両の制御方法、及び電動車両の制御装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様における電動車両の制御方法は、車両情報に基づいて設定されるトルク目標値に基づいてトルク指令値を算出し、トルク指令値に基づいて駆動輪につながるモータのトルクを制御する電動車両の制御方法である。この制御方法は、トルク指令値を、モータのトルクとモータの角速度との関係を表す伝達特性に入力してモータ角速度推定値を算出する推定値算出工程と、モータ角速度推定値と、モータ角速度検出値と、の差分を、伝達特性の逆特性とバンドパスフィルタの積からなるフィルタに入力して前記トルク指令値に加算する第1のフィードバックトルクを算出するフィードバック工程と、を含む。そして、伝達特性に、モータの捻れ角速度に応じて生じる粘性項を追加してモータ角速度推定値を算出することを特徴とする。
上記態様であれば、トルク目標値の変化時において不要なフィードバックトルクを抑制し、駆動軸のトルク応答のオーバーシュートを抑制することで、ドライバーにとって違和感のある車両挙動を抑制することができる。
図1は、第1実施形態の電動車両の制御装置を備えた電動車両のシステム構成を示すブロック図である。 図2は、モータコントローラによって行われるモータ電流制御の処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、アクセル開度−トルクテーブルの一例を示す図である。 図4は、第1実施形態の電動車両の制御装置の制振制御ブロック図である。 図5は、第1実施形態の電動車両の制御装置を構成する制振制御FF演算部及び制振制御FB演算部のブロック図である。 図6は、電動車両の駆動力伝達系をモデル化した図である。 図7は、バンドパスフィルタH(s)の周波数特性を示す図である。 図8は、本実施形態の電動車両の制御装置による制御効果の一例を示す図である。 図9は、第2実施形態の電動車両の制御装置を構成する制振制御ブロック図である。 図10は、第3実施形態の電動車両の制御装置を構成する制振制御ブロック図である。 図11は、図10の制振制御ブロック図の等価変換を表す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
<第1実施形態>
<電動車両のシステム構成>
図1は、第1実施形態の電動車両10の制御装置を備えた電動車両10のシステム構成を示すブロック図である。電動車両10とは、車両の駆動源の一部または全部としてモータ18を備え、モータ18の駆動力により走行可能な自動車のことであり、電気自動車や、ハイブリッド自動車が含まれる。
モータコントローラ12(制御装置)には、車速V、アクセル開度、モータ18の回転子位相α、モータ18の三相交流電流iu、iv、iw等の車両状態を示す信号がデジタル信号として入力される。モータコントローラ12は、入力された信号に基づいてモータ18を制御するためのPWM信号tu、tv、twを生成する。また、生成したPWM信号tu、tv、twに応じてインバータ16の駆動信号を生成する。
インバータ16は、相毎に備えられた2個のスイッチング素子(例えば、IGBTやMOS−FET等のパワー半導体素子)をオン/オフすることにより、バッテリ14から供給される直流の電流を交流に変換し、モータ18に所望の電流を流す。
モータ18(三相交流モータ)は、インバータ16から供給される交流電流により駆動力を発生し、減速器20及び駆動軸22を介して、左右の駆動輪24a,24bに駆動力を伝達する。また、モータ18は、車両の走行時に駆動輪24a,24bに連れ回されて回転するときに、回生駆動力を発生させることで、車両の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する。この場合、インバータ16は、モータ18の回生運転時に発生する交流電流を直流電流に変換して、バッテリ14に供給する。
電流センサ26は、モータ18に流れる3相交流電流iu、iv、iwを検出する。ただし、3相交流電流iu、iv、iwの和は0であるため、任意の2相の電流を検出して、残りの1相の電流は演算により求めてもよい。
回転センサ28は、例えばレゾルバやエンコーダであり、モータ18の回転子位相αを検出する。
<システム全体の制御フロー>
図2は、モータコントローラ12によって行われる処理の流れを示すフローチャートである。ステップS201からステップS205に係る処理は、車両システムが起動している間、一定間隔で常時実行される。
ステップS201では、車両状態を示す信号(車両情報)がモータコントローラ12に入力される。ここでは、車速V(km/h)、アクセル開度(%)、モータ18の回転子位相α(rad)が入力される。また、モータ18の回転速度Nm(rpm)、モータ18に流れる三相交流電流iu、iv、iw、及びバッテリ14の直流電圧値Vdc(V)が入力される。
車速V(km/h)は、図示しない車速センサや、他のコントローラより通信にて取得される。また、モータコントローラ12は、モータ角速度検出値ωmにタイヤ動半径rを乗算し、ファイナルギヤのギヤ比Nで除算することにより車速V(m/s)を求め、3600/1000を乗算することで単位変換して、車速V(km/h)を求めることができる。
アクセル開度(%)は、図示しないアクセル開度センサから取得されるか、図示しない車両コントローラ等の他のコントローラから通信にて取得される。
モータ18の回転子位相α(rad)は、回転センサ28から取得される。モータ18の機械的な角速度であるモータ角速度検出値ωmは、回転子角速度ω(電気角)をモータ18の極対数pで除算して求められる。モータ18の回転速度Nm(rpm)は、求めたモータ角速度検出値ωmに60/(2π)を乗算することによって求められる。回転子角速度ωは、回転子位相αを微分することによって求められる。
モータ18に流れる三相交流電流iu、iv、iw(A)は、電流センサ26から取得される。
直流電圧値Vdc(V)は、バッテリ14とインバータ16間の直流電源ラインに設けられた電圧センサ(不図示)により検出する。なお、直流電圧値Vdc(V)は、バッテリコントローラ(不図示)から送信される電源電圧値に係る信号から検出するようにしてもよい。
ステップS202では、モータコントローラ12が基本目標トルクとしてのトルク目標値Tm*を設定する。具体的には、モータコントローラ12は、ステップS201で入力されたアクセル開度及び車速Vに基づいて、図3に示すアクセル開度−トルクテーブルを参照することにより、トルク目標値Tm*を設定する。ただし、アクセル開度−トルクテーブルは一例であり、図3に示すものに限定されるものではない。
ステップS203では、制振制御演算部30(図4)により制振制御演算処理を行う。具体的には、ステップS202で設定されたトルク目標値Tm*とモータ角速度検出値ωmを入力し、駆動軸22のトルク応答を犠牲にすることなく、駆動力伝達系振動(駆動軸22の捻れ振動など)を抑制する最終トルク指令値Tmf*を設定する。最終トルク指令値Tmf*を設定する制振制御演算処理の詳細については、後述する。
ステップS204では、ステップS203で算出した最終トルク指令値Tmf*、モータ角速度検出値ωm、及び、直流電圧値Vdcに基づいて、電流指令値演算部66(図4)がd軸電流指令値id*、q軸電流指令値iq*を求める。例えば、最終トルク指令値Tmf*、モータ18の回転速度Nm、及び直流電圧値Vdcと、d軸電流指令値及びq軸電流指令値との関係を定めたテーブルを予め用意しておく。そして、このテーブルを参照することにより、d軸電流指令値id*、q軸電流指令値iq*を求める。
ステップS205では、電流制御演算部68(図4)が、d軸電流id及びq軸電流iqをそれぞれ、ステップS204で求めたd軸電流指令値id*及びq軸電流指令値iq*と一致させるための電流制御を行う。このため、まず初めに、ステップS201で入力された三相交流電流iu、iv、iwと、モータ18の回転子位相αと、に基づいて、d軸電流id及びq軸電流iqを求める。続いて、d軸電流指令値id*とd軸電流idの偏差からd軸電圧指令値vdを算出し、q軸電流指令値iq*とq軸電流iqとの偏差からq軸電圧指令値vqを算出する。なお、算出したd軸電圧指令値vd、q軸電圧指令値vqに対して、d−q直交座標軸間の干渉電圧を相殺するために必要な非干渉電圧を加算するようにしてもよい。
次に、d軸電圧指令値vd、q軸電圧指令値vqと、モータ18の回転子位相αから、三相交流電圧指令値vu、vv、vwを求める。そして、求めた三相交流電圧指令値vu、vv、vwと直流電圧値Vdcから、PWM信号tu(%)、tv(%)、tw(%)を求める。このようにして求めたPWM信号tu、tv、twにより、インバータ16のスイッチング素子を開閉することによって、モータ18をトルク指令値(最終トルク指令値Tmf*)で指示された所望のトルクで駆動させることができる(図4参照)。
<制振制御演算処理>
以下、本実施形態の電動車両10の制御装置において、ステップS203で実行される制振制御演算処理の詳細について説明する。
図4は、第1実施形態の電動車両10の制御装置の制振制御ブロック図である。トルク目標値Tm*に当該制振制御演算処理を施すことによって、最終トルク指令値Tmf*が設定される。図4のうち、ステップS203を行う制振制御演算部30、ステップS204を行う電流指令値演算部66、ステップS205を行う電流制御演算部68は、モータコントローラ12の一部を構成する。
制振制御演算部30は、制振制御フィードフォワード演算部(制振制御FF演算部32)、制振制御フィードバック演算部(制振制御FB演算部58)、加算器64により構成される。
制振制御FF演算部32(フィードフォワード演算手段)は、本願のフィードフォワード工程を行うものである。制振制御FF演算部32は、トルク目標値Tm*が入力され、駆動軸22における捻れ振動を抑制するためのフィルタリング処理(後述)を行うことで、トルク指令値Tm1*を出力するものである。また、制振制御FF演算部32は、トルク指令値Tm1*を算出する過程でモータ角速度推定値ωm^を算出する。制振制御FF演算部32の演算の詳細については後述する。
制振制御FB演算部58(フィードバック演算手段)は、本願のフィードバック工程を行うものである。制振制御FB演算部58は、モータ角速度推定値ωm^とモータ角速度検出値ωmと差分に基づいて外乱やモデル誤差を考慮したトルク補正値Tm2*(第1のフィードバックトルク)を算出するものである。制振制御FB演算部58の演算の詳細については後述する。
加算器64は、トルク指令値Tm1*とトルク補正値Tm2*とを加算して最終トルク指令値Tmf*を出力するものである。
図5は、第1実施形態の電動車両10の制御装置を構成する制振制御FF演算部32及び制振制御FB演算部58のブロック図である。まず、制振制御FF演算部32における演算について説明する。図5に示すように、制振制御FF演算部32は、車両パラメータとギヤのバックラッシュを模擬した不感帯モデルにより構成される車両モデル34を備える。また、駆動軸22の捻れ角速度推定値(ωd^、擬似捻れ角速度)にゲインKFB1(フィードバックゲイン)を乗算した値をトルク目標値からTm*減算する駆動軸捻れ角速度FB演算部52を備える。
本実施形態の車両モデル34について説明する。図6は、電動車両10の駆動力伝達系をモデル化した図である。図6に基づいて、電動車両10の運動方程式は以下の(1)〜(7)式となる。
ここで、各パラメータは下記の通りである。
Jm:モータイナーシャ
Jw:駆動軸イナーシャ(1軸分)
Kd:ドライブシャフトの捻れ剛性
Kt:タイヤと路面の摩擦に関する係数
N:オーバーオールギヤ比
r:タイヤ荷重半径
ωm:モータ角速度
ωw:駆動輪角速度
Tm:モータトルク
Td:駆動軸トルク
F:駆動力(2軸分)
V:車体速度
θ:ドライブシャフトの捻れ角
C:モータの捻れ角速度に応じた粘性係数
Tc:モータの捻れ角速度に応じた粘性トルク
ところで、モータ18の捻れ角速度は、駆動軸22の捻れ角速度(ωd=(ωm/N)−ωw)と相関関係がある。よって、駆動軸22の捻れ角速度に上記粘性係数Cを乗じることにより、モータ18における粘性トルクTcを算出することができる。
(1)〜(7)式をラプラス変換してモータトルクTm(トルク目標値Tm*)からモータ角速度(モータ角速度推定値ωm^)までの伝達特性を求めると次式となる。
ただし、各パラメータは次式の通りである。
(10)式において、a2は、モータ18の捻れ角速度に応じた粘性項(2JwMC/N)を有し、a1も同様に粘性項(CKt(Mr2+2Jw)/N)を有する。また、モータトルクTmから駆動軸トルクTdまでの伝達特性は次式となる。
ただし、各パラメータは次式の通りである。
(2),(4),(5),(6)式よりモータ角速度(モータ角速度推定値ωm^)から駆動輪角速度ωwまでの伝達特性を求めると次式となる。
(7),(9),(11)式より、モータトルクTmから駆動輪角速度ωwまでの伝達特性は次式となる。
(9),(13)式より駆動軸トルクTdから駆動輪角速度ωwまでの伝達特性は次式となる。
(1)式を変形すると、
と書けるので、(14),(15)式より駆動軸捻れ角速度(ωm/N)−ωwは次式で表せる。
ただし、
である。
また、モータ18から駆動軸22までのバックラッシュ特性を不感帯でモデル化すると、駆動軸トルクTdは次式で表される。
ここで、θdは、モータ18から駆動軸22までトルクを伝達するギヤのオーバーオールのバックラッシュ量である。これにより、車両モデル34は、伝達特性Gp(s)を含み、かつモータ18のトルクが電動車両10の駆動軸に伝達されない不感帯区間を備えたモデルとなる。
車両モデル34は、駆動軸22の捻れ角速度推定値ωd^に応じて考慮されている。よって、トルク指令値(損失考慮前)をTm1*、モータ18の捻れ角速度に応じた粘性トルクをTc、駆動軸22の捻れ角速度を算出するために用いるモータトルクをTmとすると、車両モデル34では、次式に示す演算を行う。
なお、減速器20(変速機構)付きの電動車両10においては、モータ18の捻れ角速度に応じた粘性項(粘性係数C)は、ギヤ比Nに応じた値に設定され、C(N)となる。
次に、駆動軸捻れ角速度FB演算部52について説明する。駆動軸捻れ角速度FB演算部52の出力であるトルク指令値Tm1*は、トルク目標値Tm*と後述の駆動軸捻れ角速度FB指令値TFB(第2のフィードバックトルク)を用いて次式で表される。
(20)式と(21)式より、トルク目標値Tm*とモータトルクTmの関係は次式で表される。
駆動軸捻れ角速度FB指令値TFBは、車両モデル34より算出した駆動軸捻れ角速度推定値(ωd^=(ωm/N)−ωw)を用いて、次式で表される。
さらに、上式は、(4),(6)式より次式のように書き換えることができる。
また、(11)式は、以下の(25)式のように変形できる。
ここで、ζpは駆動トルク伝達系の減衰係数、ωpは駆動トルク伝達系の固有振動周波数である。さらに、(25)式の極と零点を調べると、α≒c0/c1となるため極零相殺すると次式となる。
(22),(24),(26)式より、駆動軸トルクTdは次式で表される。
(27)式を変形すると駆動軸捻れ角速度FB系の伝達特性は次式で表される。
モータ18から駆動軸22へのトルク応答を理想化した規範応答は、Tm’からTdの応答が振動系とならない(アンダーシュートとなる)ものと考えると次式で表される。
駆動軸捻れ角速度FB系の伝達特性と、規範応答が一致する条件は次式となる。
(29)式よりフィードバックゲインは次式で定められる。
図5に示すように、車両モデル34は、Tmを出力する減算器36を備える。また、車両モデル34は、減算器40a、ωd^を生成する積分要素40b、θを生成する積分要素40c、不感帯要素40d(I(θ))、比例要素40e(Kd)、フィルタ40f(Hw(s))、減算器40aからなる負帰還ループ40を備える。
ここで、減算器40aのプラス側には減算器36の出力(Tm)であって比例要素38(1/JmN)を通したもの(Tm/JmN)が入力され、マイナス側にはフィルタ40f(Hw(s))の出力(Hw(s)・Td)が入力される。積分要素40bの出力((17)式)は、駆動軸捻れ角速度FB演算部52に出力される。
不感帯要素40d(I(θ))では、積分要素40cで算出されるθについて、(19)式に従い以下のように変換する。
また、車両モデル34は、減算器36の出力(Td)であって比例要素42(1/Jm)を通した出力(Td/Jm)と、比例要素40e(Kd)の出力(Td)であって比例要素44(1/JmN)を通した出力(Td/JmN)との差分を出力する減算器46を備える。さらに、減算器46の出力を積分してモータ角速度推定値ωm^((16)式)を出力する積分要素48を備える。よって、車両モデル34は、モータ角速度推定値ωm^の推定値算出工程を行うことができる。
さらに、車両モデル34では、積分要素40cの出力(ωd^)にモータ18の捻れ角速度に対応した粘性係数Cを乗ずる比例要素50(C)を備え、比例要素50(C)の出力が減算器36のマイナス側に入力される。
図5に示すように、駆動軸捻れ角速度FB演算部52は、積分要素40bの出力(ωd^)にゲインKFB1を乗ずる比例要素54(KFB1)と、トルク目標値Tm*と比例要素54の出力(駆動軸捻れ角速度FB指令値TFB)との差分をトルク指令値Tm1*として出力する減算器56とを有する。よって、駆動軸捻れ角速度FB演算部52は、結果的にフィードフォワード工程を行うことができる。
次に、制振制御FB演算部58の動作を説明する。制振制御FB演算部58は、制振制御FF演算部32の車両モデル34により算出したモータ角速度推定値ωm^とモータ角速度検出値ωmとの差分を出力する減算器60と、減算器60の出力を伝達特性Gp(s)((9)式)の逆特性とバンドパスフィルタH(s)からなるフィルタ62(H(s)/Gp(s))を通してトルク補正値Tm2*を算出する。
図7は、バンドパスフィルタH(s)の周波数特性を示す図である。次に、バンドパスフィルタH(s)について説明する。バンドパスフィルタH(S)は、振動のみを低減するフィードバック要素となる。この際、図7に示すようにフィルタの特性を設定すると、最も大きな効果を得ることができる。即ち、バンドパスフィルタH(s)は、ローパス側、及びハイパス側の減衰特性が略一致し、かつ、駆動系の捻れ共振周波数が、対数軸(Logスケール)上で、通過帯域の中央部近傍となるように設定されている。そして、例えばH(s)を1次のハイパスフィルタと1次のローパスフィルタで構成する場合、周波数fpを駆動系の捻れ共振周波数とし、fLCを低周波側遮断周波数、fHCを高周波側遮断周波数、kを任意の値として(33)式のように構成する。
ただし、τL=1/(2πfHC)、fHC=k・fp、τH=1/(2πfLC)、fLC=fp/kである。
<第1実施形態の制御効果の一例>
図8は、本実施形態の電動車両10の制御装置による制御効果の一例を示す図である。図8は、時刻t0においてアクセルを踏み込んだ場合における本実施形態の電動車両10の制御装置による制御結果と、従来技術による制御結果との比較図である。図中、上から順に、最終トルク指令値Tmf*、トルク補正値Tm2*、モータ角速度検出値ωm、車両の前後加速度をそれぞれ表している。なお、各図中の実線は、本実施形態による制御結果を示し、破線は従来技術による制御結果を示す。
従来技術においてモータ18のトルクとモータ18の角速度との関係を表す伝達特性は、モータ18の捻れ角速度に応じた粘性項(粘性係数C)が無い場合を想定している。このため、実際の車両状態とは異なる挙動となり、最終トルク指令値Tmf*、トルク補正値Tm2*、モータ角速度検出値ωm、車両前後加速度において所定の周波数で振動が発生している。特に、電動車両10に対して外乱が無い場合は、トルク補正値Tm2*は、理想的にはゼロとなる。しかし、従来技術の制御では所定の周波数で振動していることがわかる。これは、従来技術では伝達特性において粘性項を考慮していないため、全く外乱がない状態でも、モータ角速度推定値ωm^とモータ角速度検出値ωmに乖離が生ずるからである。このため、従来技術の制御では不要なフィードバックトルクが発生する。そのため、時刻t0〜t1において車両前後加速度がオーバーシュートし、ドライバーにとって違和感のある車両挙動を誘発している。
一方、本実施形態によれば、伝達特性においてモータ18の捻れ角速度に応じた粘性項(粘性係数C)を考慮しており、外乱が無い場合はトルク補正値Tm2*がほぼゼロとなり、不要なフィードバックトルクは発生しない。このため、最終トルク指令値Tmf*、モータ角速度検出値ωm、車両前後加速度においても不要な振動が発生せず、ショックのない滑らかな応答を得ることができる。
<第1実施形態の効果>
以上述べたように、第1実施形態に係る電動車両10の制御装置(モータコントローラ12)は、車両情報に基づいて設定されるトルク目標値Tm*に基づいてトルク指令値Tm1*を算出し、トルク指令値(Tm1*、Tmf*)に基づいて駆動輪24a,24bにつながるモータ18のトルクを制御する電動車両10の制御装置(モータコントローラ12)である。この制御装置は、トルク指令値Tm1*を、モータ18のトルクとモータ18の角速度との関係を表す伝達特性Gp(s)に入力してモータ角速度推定値ωm^を算出する車両モデル34(推定値算出手段)と、モータ角速度推定値ωm^と、モータ角速度検出値ωmと、の差分を、伝達特性Gp(s)の逆特性とバンドパスフィルタH(s)の積からなるフィルタ62(H(s)/Gp(s))に入力してトルク指令値Tm1*に加算するトルク補正値Tm2*(第1のフィードバックトルク)を算出する制振制御FB演算部58(フィードバック手段)と、を含む。そして、伝達特性Gp(s)は、モータ18の捻れ角速度に応じて生じる粘性項(粘性係数C,(10)式参照)を備えることを特徴とする。
よって、第1実施形態に係る電動車両10の制御方法は、車両情報に基づいて設定されるトルク目標値Tm*に基づいてトルク指令値(Tm1*、Tmf*)を算出し、トルク指令値に基づいて駆動輪24a,24bにつながるモータ18のトルクを制御する電動車両10の制御方法である。この制御方法は、トルク指令値Tm1*を、モータ18のトルクとモータ18の角速度との関係を表す伝達特性Gp(s)に入力してモータ角速度推定値ωm^を算出する推定値算出工程を含む。また、モータ角速度推定値ωm^と、モータ角速度検出値ωmと、の差分を、伝達特性(Gp(s))の逆特性とバンドパスフィルタH(s)の積からなるフィルタ62(H(s)/Gp(s))に入力してトルク指令値Tm1*に加算するトルク補正値Tm2*(第1のフィードバックトルク)を算出するフィードバック工程と、を含む。そして、伝達特性Gp(s)に、モータ18の捻れ角速度に応じて生じる粘性項(粘性係数C、(10)式参照)を追加してモータ角速度推定値ωm^を算出することを特徴とする。
これにより、トルク目標値Tm*の変化時において不要なフィードバックトルクを抑制し、駆動軸22のトルク応答のオーバーシュートを抑制することで、ドライバーにとって違和感のある車両挙動を抑制することができる。
上記制御方法において、トルク目標値Tm*に基づいてトルク指令値Tm1*を算出するフィードフォワード工程を含む。フィードフォワード工程では、伝達特性Gp(s)を含み、かつモータ18のトルクが電動車両10の駆動軸22に伝達されない不感帯区間を有する電動車両10の車両モデル34を用いて、トルク指令値Tm1*から駆動軸22の捻れ角速度推定値ωd^を算出する。また、トルク目標値Tm*と、モータ18から駆動軸22へのトルク応答を理想化した規範応答に係るゲインKFB1を捻れ角速度推定値ωd^に乗じて得られる第2のフィードバックトルク(TFB1)と、の差分に基づいてトルク指令値Tm1*を算出する。そして、車両モデル34は、トルク指令値Tm1*と、捻れ角速度推定値ωd^にモータ18の捻れ方向の粘性係数Cを乗じて得られる粘性トルクTcと、の差分に基づいて捻れ角速度推定値ωd^を算出することを特徴とする。これにより、車両モデル34と実際の電動車両10との間のモデル化誤差により発生する駆動軸捻れ振動を抑制することができる。
上記制御方法において、推定値算出工程は、車両モデル34を用いて捻れ角速度推定値ωd^を算出する際にモータ角速度推定値ωm^を算出する工程であることを特徴とする。これにより、捻れ角速度推定値ωd^とモータ角速度推定値ωm^とが高精度に対応するので、算出誤差を抑制することができる。
上記制御方法において、粘性項(粘性係数C)を、モータ18のトルクを駆動軸22に伝達する減速器20のギヤ比Nに応じて設定することを特徴とする。これにより、減速器20のギヤ比Nを変更させても、トルク目標値Tm*の変化時における不要なフィードバックトルクを抑制し、駆動軸22のトルク応答のオーバーシュートを抑制することで、ドライバーにとって違和感のある車両挙動を抑制することができる。なお、この特徴は、同様にGp(s)を備える後述の第2、第3実施形態でも適用できる。
<第2実施形態>
図9は、第2実施形態の電動車両10の制御装置を構成する制振制御ブロック図である。第2実施形態の電動車両10の制御装置では、第1実施形態の制振制御FB演算部58と加算器64が共通に適用される。しかし、制振制御FF演算部72はGm(s)/Gp(s)なるフィルタで構成され、また最終トルク指令値Tmf*を入力してモータ角速度推定値ωm^を算出する第2の伝達特性74Gp(s)を用いる点で相違する。
第2の伝達特性74(Gp(s))は、第1実施形態の伝達特性Gp(s)と同様の関数である。また第2の伝達特性74(Gp(s))は、電動車両10のモータ18のトルクとモータ18の角速度との間の伝達特性を現す線形プラントモデルであり、ギヤのバックラッシュによる不感帯は考慮されていない。一方、Gm(s)は、車両へのモータトルク入力とモータ回転速度の応答目標との間の伝達特性を示す理想モデルである。また、Gm(s)は、Gp(s)と同様の関数で表現することができ、Gp(s)と同様に、粘性項を包含し、かつ極零相殺((25)式参照)することが可能である。よって、ζpを駆動トルク伝達系の減衰係数、ωpを駆動トルク伝達系の固有振動周波数とし、ζmを理想モデルの減衰係数、ωmを理想モデルの固有振動周波数とすると、Gm(s)/Gp(s)は次式のように表すことができる。
なおGm(s)において粘性項を考慮しなくても良い場合は、粘性係数Cをゼロにすればよい((10)式参照)。
<第2実施形態の効果>
よって、第2実施形態の電動車両10の制御方法(制御装置)によれば、トルク目標値Tm*に基づいてトルク指令値Tm1*を算出するフィードフォワード工程を含む。そして、フィードフォワード工程では、モータ18のトルクとモータ18の角速度との関係を表す第2の伝達特性74の逆特性と、モータ18から電動車両10の駆動軸22へのトルク応答を理想化した規範応答との積からなる制振制御FF演算部72を用いてトルク目標値Tm*からトルク指令値Tm1*を算出することを特徴とする。これにより、簡易な構成でフィードフォワード演算を行うことができる。
上記制御方法において、フィードフォワード工程では、第2の伝達特性74に、モータ18の捻れ角速度に応じて生じる粘性項(粘性係数C)を追加してトルク指令値Tm1*を算出することを特徴とする。これにより、粘性項を考慮しつつ簡易な構成でフィードフォワード演算を行うことができる。
上記制御方法において、第2の伝達特性74を用いた推定値算出工程では、トルク指令値Tm1*とトルク補正値Tm2*(第1のフィードバックトルク)とを加算したもの(最終トルク指令値Tmf*)に基づいてモータ角速度推定値ωm^を算出することを特徴とする。これにより、最終トルク指令値Tmf*に基づいてモータ角速度推定値ωmを算出するので、トルク補正値Tm2*を高精度に算出することができる。
<第3実施形態>
図10は、第3実施形態の電動車両10の制御装置を構成する制振制御ブロック図である。図11は、図10の制振制御ブロック図の等価変換を表す図である。第3実施形態の電動車両10の制御装置では、第2実施形態と同様に制振制御FB演算部58、及び第2の伝達特性74(図10、図11では省略)を用いる点で共通する。しかし、制振制御FF演算部76では、モータ18のトルクが駆動軸22に伝達されない不感帯区間を有する電動車両10の駆動力伝達系の固有振動周波数成分を低減する線形フィルタ78を用いてトルク目標値Tm*からトルク指令値Tm1*を算出する点で相違する。
上記フィルタにおいて、駆動力伝達系のバックラッシュによる不感帯区間は、駆動軸22の捻れ角θに依存する線形関数と捻れ角θを変数とする飽和関数((41)式)との差分により表現することができる。よって、図5に基づき、車両の運動方程式は以下の(35)〜(40)で表される。
ここで、各パラメータは下記の通りである。
Jm:モータイナーシャ
Jw:駆動軸イナーシャ(1軸分)
M:車両の質量
Kd:駆動軸の捻れ剛性
Kt:タイヤと路面の摩擦に関する係数
N:オーバーオールギヤ比
r:タイヤ荷重半径
ωm:モータ角速度
ωw:駆動輪角速度
Tm:モータトルク
Td:駆動軸トルク
F:駆動力(2軸分)
V:車体速度
θ:駆動軸の捻れ角
ただし、St(θ)は飽和関数であり、
と定義する。θBLはモータ18から駆動軸22までのオーバーオールでのギヤバックラッシュ量である。
(35)〜(40)式より、トルク指令値(トルク目標値Tm*)から駆動軸捻れ角θまでの伝達特性は次式のように求められる。
ただし、
であり、ζpは駆動力伝達系の減衰係数、ωpは駆動力伝達系の固有振動周波数である。
従って、駆動軸トルクTdは(38)、(42)式より、
と表される。
ここで、駆動軸22のトルク応答に係る規範応答Tdmを次式とする。
ここで、ζmとωmはそれぞれ理想モデルの減衰係数と固有振動周波数である。
Td=TdmとなるようなモータトルクTmを求めると次式となる。
従って、制振制御FF演算部76は、図10に示すように、電動車両10のトルク伝達の固有振動周波数成分を低減する線形フィルタ78(GINV(s))と、駆動軸捻れ角θを算出するフィルタ80(Gtm(s))と、リミッタとなる飽和関数82(St(θ))と、駆動軸捻れ角の車輪イナーシャとタイヤ摩擦力による位相ずれを補償するフィルタ84(Fs(s))より構成される。また、制振制御FF演算部76は、加算器86、フィルタ80、飽和関数82、フィルタ84の順に接続した直列回路においてフィルタ84の出力を加算器86に帰還させる正帰還ループを備えている。加算器86にはトルク指令値Tm1*が入力され、トルク指令値Tm1*とフィルタ84の出力が加算される。そして、制振制御FF演算部76は、トルク目標値Tm*とフィルタ84の出力を加算する加算器88を備える。さらに、加算器88の出力であって線形フィルタ78(GINV(s))を通したものとフィルタ84との差分をトルク指令値Tm1*として出力する減算器90を備える。
(42)式に(49)式を代入すると次式となる。
従って、図10に示す制振制御FF演算部76の等価変換を考えると、図11に示すように構成することができる。図11に示す等価変換のブロック図は図10とほぼ同様の形態を有しているが、加算器86にフィルタ84の出力とトルク目標値Tm*が入力される点で相違する。
<第3実施形態の効果>
本実施形態のように制振制御FF演算部76を備えることにより、第1実施形態の場合と異なり積分要素がないため、トルク指令値Tm1*をより高精度に算出することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
10 電動車両
12 モータコントローラ
32 制振制御FF演算部
34 車両モデル
50 比例要素
58 制振制御FB演算部
68 電流制御演算部

Claims (9)

  1. 車両情報に基づいて設定されるトルク目標値に基づいてトルク指令値を算出し、前記トルク指令値に基づいて駆動輪につながるモータのトルクを制御する電動車両の制御方法において、
    前記トルク指令値を、前記モータのトルクと前記モータの角速度との関係を表す伝達特性に入力してモータ角速度推定値を算出する推定値算出工程と、
    前記モータ角速度推定値と、モータ角速度検出値と、の差分を、前記伝達特性の逆特性とバンドパスフィルタの積からなるフィルタに入力して前記トルク指令値に加算する第1のフィードバックトルクを算出するフィードバック工程と、を含み、
    前記伝達特性に、前記モータの捻れ角速度に応じて生じる粘性項を追加して前記モータ角速度推定値を算出することを特徴とする電動車両の制御方法。
  2. 請求項1に記載の電動車両の制御方法において、
    前記トルク目標値に基づいて前記トルク指令値を算出するフィードフォワード工程を含み、
    前記フィードフォワード工程では、
    前記伝達特性を含み、かつ前記モータのトルクが電動車両の駆動軸に伝達されない不感帯区間を有する電動車両の車両モデルを用いて、前記トルク指令値から前記駆動軸の捻れ角速度推定値を算出するとともに、前記トルク目標値と、前記モータから前記駆動軸へのトルク応答を理想化した規範応答に係るゲインを前記捻れ角速度推定値に乗じて得られる第2のフィードバックトルクと、の差分に基づいて前記トルク指令値を算出し、
    前記車両モデルは、
    前記トルク指令値と、前記捻れ角速度推定値に前記モータの捻れ方向の粘性係数を乗じて得られる粘性トルクと、の差分に基づいて前記捻れ角速度推定値を算出することを特徴とする電動車両の制御方法。
  3. 請求項2に記載の電動車両の制御方法において、
    前記推定値算出工程は、
    前記車両モデルを用いて前記捻れ角速度推定値を算出する際に前記モータ角速度推定値を算出する工程であることを特徴とする電動車両の制御方法。
  4. 請求項1に記載の電動車両の制御方法において、
    前記トルク目標値に基づいて前記トルク指令値を算出するフィードフォワード工程を含み、
    前記フィードフォワード工程では、
    前記モータのトルクと前記モータの角速度との関係を表す第2の伝達特性の逆特性と、前記モータから前記電動車両の駆動軸へのトルク応答を理想化した規範応答との積からなるフィルタを用いて前記トルク目標値から前記トルク指令値を算出することを特徴とする電動車両の制御方法。
  5. 請求項4に記載の電動車両の制御方法において、
    前記フィードフォワード工程では、
    前記第2の伝達特性に、前記モータの捻れ角速度に応じて生じる粘性項を追加して前記トルク指令値を算出することを特徴とする電動車両の制御方法。
  6. 請求項1に記載の電動車両の制御方法において、
    前記トルク目標値に基づいて前記トルク指令値を算出するフィードフォワード工程を含み、
    前記フィードフォワード工程では、
    前記モータのトルクが電動車両の駆動軸に伝達されない不感帯区間を有する前記電動車両の駆動力伝達系の固有振動周波数成分を低減するフィルタを用いて前記トルク目標値から前記トルク指令値を算出することを特徴とする電動車両の制御方法。
  7. 請求項4乃至6のいずれか1項に記載の電動車両の制御方法において、
    前記推定値算出工程では、
    前記トルク指令値と前記第1のフィードバックトルクとを加算したものに基づいて前記モータ角速度推定値を算出することを特徴とする電動車両の制御方法。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電動車両の制御方法において、
    前記粘性項を、前記モータのトルクを電動車両の駆動軸に伝達する減速器のギヤ比に応じて設定することを特徴とする電動車両の制御方法。
  9. 車両情報に基づいて設定されるトルク目標値に基づいてトルク指令値を算出し、前記トルク指令値に基づいて駆動輪につながるモータのトルクを制御する電動車両の制御装置において、
    前記トルク指令値を、前記モータのトルクと前記モータの角速度との関係を表す伝達特性に入力してモータ角速度推定値を算出する推定値算出手段と、
    前記モータ角速度推定値と、モータ角速度検出値と、の差分を、前記伝達特性の逆特性とバンドパスフィルタの積からなるフィルタに入力して前記トルク指令値に加算する第1のフィードバックトルクを算出するフィードバック手段と、を含み、
    前記伝達特性は、前記モータの捻れ角速度に応じて生じる粘性項を備えることを特徴とする電動車両の制御装置。
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