JP6719902B2 - 分極磁場のファントムベースのmr磁場マッピング - Google Patents

分極磁場のファントムベースのmr磁場マッピング Download PDF

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Description

本発明は、磁気共鳴(MR)撮像システムの分野に関し、特に、MR撮像システムに関するMR磁場マッピングの分野に関する。
磁気共鳴(MR)撮像システムにおいて、主磁石は、強い静磁場を発生するために使用される。高精度でMR測定を実施するために、静磁場が対象ボリューム内で均質であることが必要とされる。対象ボリュームは、MR撮像システムの検査空間に対応し、典型的には、約50センチメートルの直径を有する球体又は楕円体空間である。通常、対象ボリューム内の静磁場の変動は20ppm未満であることが必要とされる。磁場均質性補正(或いはシミングとして知られている)の前に、典型的な主磁石は、約500ppmの不均質性を有することがある。例えば主磁石内部に磁性材料を追加することによって、又は調節コイル内で適切な電流を設定することによって、磁場の調節が必要とされる。そのような補正が行われ得る前に、磁石内部の磁場の正確な測定が必要とされる。
磁石の中心に位置される通常は球体又は楕円体空間である対象ボリューム内部の静磁場を決定することは、磁場マッピングとも呼ばれる。MR撮像システムのこの磁場マッピングは、多数の位置での磁場の正確な決定を含む。静磁場を決定するための既知の方法では、磁場は、対象ボリュームを画定する閉じた表面にわたってサンプリングされる。対象ボリュームの表面での磁場が既知である場合、この表面によって取り囲まれた全ボリューム内で再構成が行われ得る。主磁石の長手方向軸(z軸とも呼ばれる)を中心とする12〜24個の同心円で磁場の測定が行われる。各円は、z軸に直角の平面内に提供され、測定は、z軸の周りで15〜30度の角度距離で提供される。
従来の測定法は、核磁気共鳴(NMR)磁力計又はそのような磁力計のアレイを採用する。NMR磁力計は、上述のような所要の測定を実施するために、主磁石の静磁場内で所望のサンプル位置に移動される。移動は、保持装置の使用によって実現され、保持装置は通常、静磁場に対する影響を減少させるために機械的に動作される。
NMR磁力計及びNMR磁力計を移動させるための保持装置は、取扱いが複雑であり、高価である。NMR磁力計及び保持装置を使用してMR磁場をマッピングするための方法は、時間がかかり、また実行が難しい。したがって、改良が望まれる。
静磁場は、主磁石を含むMR撮像(MRI)システムが位置される位置によって影響を及ぼされるので、さらなる問題が生じる。したがって、MRIシステムが移動される度に、特にシステムが新たな位置に設置されるときに、主磁石の均質性が検証されなければならない。したがって、NMR磁力計及び保持装置の可用性は、移送時間により低減され、移送中のNMR磁力計及び保持装置の損傷又は損失の高い危険性がある。同じ問題は、主磁石の保守が行われなければならない度に、即ち静磁場が較正される度に生じる。
本発明の目的は、磁気共鳴(MR)撮像システムの主磁石のマッピングを容易にすることである。
本発明の一態様では、上記の目的は、磁気共鳴(MR)撮像システムの主磁石の磁場を評価するための方法であって、基体内に位置決めされた1組の共鳴ボリュームをファントムに提供する提供ステップを含み、基体が、MR撮像システムの対象ボリュームに従って球体又は楕円体形状を有し、共鳴ボリュームが基体の円周に位置される提供ステップと、主磁石内部にファントムを位置決めするステップと、MR撮像システムを使用してファントムの3D分光MR測定を実施し、それにより共鳴ボリュームの共鳴を測定するステップと、測定された共鳴を共鳴ボリュームに割り当てるステップと、共鳴ボリュームの測定された共鳴に基づいて、ファントムのMR測定から主磁石の磁場を評価するステップとを含む方法によって実現される。
用語「3D分光MR測定」は、各測定点での正確な共鳴周波数の測定を表す。3D分光MR測定は、個々の共鳴ボリュームそれぞれが識別され得るように、また、各共鳴ボリュームのNMR共鳴周波数が得られるように行われる。共鳴ボリュームの磁気共鳴の特定の周波数は、共鳴ボリュームの位置での磁場の強度を示す。対象ボリュームの円周で既知の磁場によって、対象ボリューム全体の内部の静磁場が完全に決定され得る。位相コード化勾配を使用することによって、全ての空間情報が得られる。位相コード化勾配のみを用いた測定シーケンスを使用して、測定の幾何歪みは、勾配の非線形性のみによって決定される。位相コード化ステップとも呼ばれる個々の測定それぞれにおいて、3D獲得空間(k空間とも呼ばれる)内の点が獲得される。3D k空間データから、3D空間領域内の信号が数学的に再構成され得る。好ましい実施形態によれば、データは、正規3Dグリッドでサンプリングされ、高速フーリエ変換によって、空間領域内の正規3Dグリッドでの信号再構成を可能にする。
1組の測定値は、好ましくは、コンピュータによって処理されてテーブルを生成し、測定された磁場値を共鳴ボリュームの位置それぞれに割り当てる。次いで、この磁場マップは、対象ボリューム内部の磁場の特性を解析するため、及び磁石の磁場を均質にするのに必要とされる補正措置を決定するために、さらに処理され得る。
分光MR測定を高速化するために、MR撮像システムのx、y、及びz方向で、共鳴ボリュームを識別するのに十分になるように分解能が選択され得る。分光MR測定に適した好ましい分解能は、x/y平面内では各軸につき80〜200個の測定サンプル、z方向では1〜30個のサンプルを含む。さらに好ましくは、x/y平面内で約120×120個の個別の測定サンプルが取られ、z軸に沿って約10個のサンプルが取られる。ファントムの既知の構造、即ち共鳴ボリュームの既知の位置により、分光測定が実施され得て、共鳴ボリュームは、3D分光MR測定において測定された共鳴に合致され得る。好ましくは、正確な位置は、ファントムの既知の構造から導出される。したがって、対象ボリューム内でのファントムの正確な配置が必要とされる。このファントムを使用して、MR撮像システムは、その主磁石の磁場を決定するために直接使用され得る。したがって、従来の磁場の決定に必要とされる独立したNMR磁力計ではなく、MR撮像システム自体が測定機器として使用され得る。この測定は、専用の磁力計システムを用いた測定よりもはるかに安価であり、信頼性が高い。さらに、測定がMR撮像システム自体によって行われる場合には、測定結果は、MR撮像システムの較正のために直接使用され得る。所要のx/y向きを有する平面を有するファントムの正確な配置が必要とされる。典型的には、各自由度、即ちx、y、z軸及び3つの回転軸に関して2〜3mmの精度が必要とされる。
提供されるファントムの基体は、好ましくはプラスチック、例えばポリカーボネートから形成される。基体は、任意の適切な構造を有することができる。好ましくは、基体は、本質的に中空の物体として提供される。代替として、共鳴ボリュームが、基体内部で相互接続されてもよく、これらの共鳴ボリュームが基体の形状を画定する。代替実施形態では、基体は、低い磁化率を有する別の非導電性材料から形成される。
共鳴ボリュームは、基体内部に提供される。好ましくは、共鳴ボリュームは、基体内部の共鳴媒質の収容部によって提供される。共鳴媒質は、静磁場とRF場との適切な組合せを受けるときに磁気共鳴を発生する媒質である。共鳴ボリュームは、個々のボリュームとして容易に検出するのに適した任意のサイズ及び形状を有する。好ましくは、共鳴ボリュームは、1センチメートル未満の直径、さらに好ましくは2〜3ミリメートルの直径を有する球形を有する。基体は、穴を設けられてもよく、これらの穴は、後で共鳴媒質によって充填されて封止される。好ましくは、共鳴媒質は水である。共鳴ボリュームが基体の円周に提供されるので、この円周での磁場が評価され得る。
円周磁場は、ファントム全体、即ち1組のサンプルボリュームによって取り囲まれたボリューム内の磁場を決定するのに適している。したがって、少数の共鳴ボリュームしか必要とされない。ファントムの全周の内部にある共鳴ボリュームは必要とされない。好ましくは、共鳴ボリュームは、基体の円周にわたって均等に分布され、同じボリュームを有する。全身用MR撮像システム内部の典型的な対象ボリュームは、約50cmの直径を有する球形を有する。この典型的な対象ボリュームに関して、少なくとも100個の共鳴ボリュームをファントムに設けることが好ましい。さらに好ましくは、共鳴ボリュームの数は、少なくとも200個である。測定計算量は共鳴ボリュームの数と共に増すので、これは、余剰の測定計算量を伴わずに磁場の十分なマッピングを可能にする。
好ましい実施形態によれば、測定された共鳴を共鳴ボリュームに割り当てるステップは、測定された共鳴を空間領域内で識別するステップを含む。したがって、共鳴ボリュームは、それが3D画像内に現れる位置に基づいて識別され得る。位置は、角度位置及び径方向位置、並びにz=0平面からの距離によって特徴付けられる。特に、MR撮像システムの長手方向、即ちz軸での様々な位置にある共鳴ボリュームに関する複合測定を実施するために、バックフォールディングの効果が使用され得る。バックフォールディング効果により、z軸の1回の測定で、様々なz位置の共鳴ボリュームの測定結果が見られ得る。この方法は、従来の測定とは対照的である。従来の測定では、ファントムのボリュームが3Dスキャンボリューム内部に完全にあり、位相コード化ステップの数が全ての共鳴ボリュームを分解するのに十分に大きく、したがってバックフォールディングを避ける。ファントムの共鳴ボリュームの既知の位置により、z軸での測定の数が減少され得て、測定を高速化する。それにも関わらず、これらの測定から全ての共鳴ボリュームに関する周波数が取得され得て、z軸でのより少数の位相コード化ステップと、好ましくはz方向でのファントムの広がりよりも小さい選択されたサイズの3D撮像ボリュームとに基づいて、磁場が完全に決定され得る。さらに好ましくは、ファントムは、平行な平面内に配置された共鳴ボリュームを提供され、したがって、z方向での最小数の位相コード化ステップで全ての共鳴ボリュームが測定され得る。さらに好ましくは、ボリュームは、ファントム内部でのそれらの位置、即ち別のリングの共鳴ボリュームに対するリングの共鳴ボリュームの回転角度により区別され得る。
好ましい実施形態によれば、測定された共鳴を共鳴ボリュームに割り当てるステップは、3D分光MR測定において、各共鳴ボリュームに関する捕捉区域を生成するステップを含む。次いで、この捕捉区域内部の分光測定の周波数が、捕捉区域に対応する共鳴ボリュームからの分光測定値として使用される。これは、分光MR測定の分解能の低下を可能にし、静磁場を決定するための時間が短縮され得る。使用されるファントムの種類に応じて、各共鳴ボリュームに関して2次元又は3次元の捕捉区域が定義され得る。好ましくは、捕捉区域は、2次元区域であり、さらに好ましくはMR撮像システムのx/y平面内の区域である。共鳴ボリュームがx/y平面内に位置決めされるとき、捕捉区域のz位置が予め定められ、それにより、z軸に沿った捕捉は必要とされない。z方向での距離は、様々な平面の共鳴ボリュームを区別するのに十分に大きい。
好ましい実施形態によれば、ファントムに提供するステップは、互いに平行に位置される異なる平面内に配置される共鳴ボリュームをファントムに提供するステップを含む。したがって、共鳴ボリュームは、円形又は楕円形リング内に配置される。平面での構成は、ファントムの製造、及び対象ボリューム内へのファントムの配置を容易にする。この構成は、各平面の共鳴ボリュームを円形、楕円形、又は環形構造内に配置することによって実現され得て、ここで、全ての平面の構造が一体に接続されてファントムを形成する。平面は、平面の各対の間で一定の距離を与えられてよく、又はその距離は、平面の異なる対毎に異なっていてもよい。さらに好ましくは、リングの位置は、θ方向でのn次のガウス積分のフットポイントに対応し、ここで、θは、z−r平面内の球角度座標であり、nは、リングの数である。これらの角度は、次数nのルジャンドル多項式のゼロ点である。好ましくは、構造は、その円周方向で均質な断面を有するリングであり、それにより、全ての共鳴ボリュームが同じ磁化率関連の周波数シフトを有する。さらに好ましくは、全ての共鳴ボリュームが、同じ断面を有するリング構造内に提供される。好ましいファントムは、20〜30個の平面を有し、さらに好ましくは、24個の平面を有する。好ましくは、各平面が、最大で20〜30個の共鳴ボリュームを有する。ファントムの中央領域はその縁領域よりも大きい直径を有するので、中央領域の平面は縁領域よりも多数の共鳴ボリュームを設けられることが好ましい。この方法では、MRスキャナ内にファントムを配置するステップは、リングが主磁石の長手方向軸とほぼ同軸であり、ファントムの軸又は回転対称線に垂直な対称面が主磁石の対応する対称面とほぼ一致するように、ファントムを位置合わせするステップを含む。
好ましい実施形態によれば、ファントムに提供するステップは、互いに均一な角度距離を有して配置される各平面の共鳴ボリュームをファントムに提供するステップを含む。共鳴ボリュームのこの分布は、測定値を処理するための最小計算量で、高い精度での磁場マッピングを可能にする。平面が異なる数の共鳴ボリュームを設けられる場合、角度距離は、異なる平面毎に異なることがある。
好ましい実施形態によれば、ファントムを提供するステップは、異なる角度位置に配置される異なる平面の共鳴ボリュームをファントムに提供するステップを含む。用語「角度位置」は、互いに対する又は共通の座標系に対する異なる平面の共鳴ボリュームの回転を表す。これは、それぞれの平面の共鳴ボリュームが、分光MR測定を実施するときにMR撮像システムによって容易に認識可能になるようにする。一般に、共鳴ボリュームの絶対角度位置は重要でない。角度位置の差は、ファントムの直径、及び平面内に分布される共鳴ボリュームの数に依存する。好ましくは、それぞれの平面は、1つの平面の共鳴ボリューム間の角度の半分の角度差を有する。したがって、異なる平面の共鳴ボリュームは、ファントムの長手方向軸からの径方向距離が同一であるときでさえ、既知のファントムにより既知であるそれらの角度位置によって識別され得る。したがって、バックフォールディングにより共鳴ボリュームの分光測定が異なるリングの共鳴ボリュームに及ぶとき、共鳴ボリュームは高信頼性で識別され得る。通常は望ましくないバックフォールディングの効果がこのファントムと共に使用され得て、ファントムの長手方向軸での分光測定の数を減少させる。ファントムの長手方向軸は、ファントムがMR撮像システムの内部に配置されるとき、MR撮像システムの長手方向軸、即ちz軸に対応する。好ましくは、回転位置の差を与えるための平面は、1回の分光測定で現れる平面の中から選択される。したがって、ファントムの測定及びサイズのパラメータに応じて、ファントムにわたる異なる平面に異なる角度位置が適用され得る。さらに好ましくは、角度位置は、複数の平面に関して互いに異なる。
好ましい実施形態によれば、ファントムに提供するステップは、ファントムの中心領域にある平行な平面間の距離がファントムの縁領域にある平行な平面間の距離よりも大きくなりながら、ファントムに提供するステップを有する。したがってまた、共鳴ボリューム間の角度差は、ファントムの長手方向軸を含む平面(即ちx/y平面に直角の平面)内で均等に分散され得る。縁領域では、隣接する平面内のファントムの直径は、その中央領域よりも大きな変化を示し、したがって、異なる平面の共鳴ボリュームは、バックフォールディングの存在時でさえ他の平面の共鳴ボリュームから容易に区別され得る。
本発明の別の態様では、上記の目的は、静磁場を発生するための主磁石と、静磁場に重畳された勾配磁場を発生するための磁気勾配コイルシステムと、対象の被験者を内部に位置決めするために提供される検査空間と、対象の被験者の核を励起するために検査空間にRF場を印加するために提供される少なくとも1つの高周波(RF)アンテナデバイスと、少なくとも1つのRFアンテナデバイスの動作を制御するための制御ユニットとを備える磁気共鳴(MR)撮像システムであって、磁気共鳴撮像システムが、3次元のMR分光測定を実施するように構成可能であり、制御ユニットが、上記の方法を実施するように構成可能である磁気共鳴(MR)撮像システムによって実現される。MR撮像システムは、その主磁石の静磁場を決定するための上記の方法を実施するために、上記のファントムと共に使用され得る。これは、MR撮像システムの設置及び保守を容易にする。
本発明の別の態様では、上記の目的は、特にMR撮像システムの磁場を評価するための磁場マッピングシステムであって、基体内に位置決めされた1組の共鳴ボリュームを有するファントムを備え、基体が、MR撮像システムの対象ボリュームに従って球体又は楕円体形状を有し、共鳴ボリュームが基体の円周に位置され、磁場マッピングシステムがさらに、MR撮像システムのための制御デバイスを備え、制御デバイスが、磁気共鳴(MR)撮像システムを使用して上記の方法を実施するように適合された磁場マッピングシステムによって実現される。
本発明の別の態様では、上記の目的は、磁気共鳴(MR)撮像システムを更新するためのソフトウェアパッケージであって、上記の方法に従ってMR撮像システムを制御するための命令を含むソフトウェアパッケージによって実現される。
代替として、MR撮像システムは、最初から上記の方法を実施するために提供され得る。したがって、ソフトウェアパッケージは、MR撮像システムの初期ソフトウェアの一部でよく、特に、ソフトウェアパッケージは、MR撮像システムの制御ユニットの一部でよい。
本発明の一態様では、上記の目的は、基体内に位置決めされた1組の共鳴ボリュームを有する、磁気共鳴(MR)撮像システムで使用するためのファントムであって、基体が、MR撮像システムの対象ボリュームに従って球体又は楕円体形状を有し、共鳴ボリュームが、基体の円周に位置され、異なる平面内に配置され、それらの平面が互いに平行に配置され、各平面の共鳴ボリュームが互いに均一な角度距離を有して配置され、異なる平面の共鳴ボリュームが異なる角度位置に配置されたファントムによって実現される。
そのようなファントムは、低コストで提供され得て、取扱いが容易である。ファントムは静止しており、即ち、任意の移動部分を有さず、移動される必要がなく、したがって可動装置に比べて損壊又は誤動作の危険が低い。ファントムの円周にある共鳴ボリュームにより、ファントムは、対象ボリューム全体の内部の磁場の決定を可能にする。磁場の決定は、磁場マッピングとも呼ばれる。
基体は、好ましくはプラスチック、例えばポリカーボネートから形成される。基体は、任意の適切な構造を有することができる。好ましくは、基体は、本質的に中空の物体として提供される。代替として、共鳴ボリュームは、基体内部で相互接続されてよく、これらの共鳴ボリュームが基体の形状を画定する。代替実施形態では、基体は、非導電性であり、低い磁化率を有する別の材料から形成される。
共鳴ボリュームは、基体内部に提供される。好ましくは、共鳴ボリュームは、基体内部の共鳴媒質の収容部によって提供される。共鳴媒質は、静磁場とRF場との適切な組合せを受けるときに磁気共鳴を発生する媒質である。共鳴ボリュームは、個々のボリュームとして容易に検出するのに適した任意のサイズ及び形状を有する。好ましくは、共鳴ボリュームは、1センチメートル未満の直径、さらに好ましくは2〜3ミリメートルの直径を有する球形を有する。基体は、穴を設けられてもよく、これらの穴は、後で共鳴媒質によって充填されて封止される。好ましくは、共鳴媒質は水である。共鳴ボリュームが基体の円周に提供されるので、この円周での磁場が評価され得る。
円周磁場は、ファントム全体、即ち1組のサンプルボリュームによって取り囲まれたボリューム内の磁場を決定するのに適している。したがって、少数の共鳴ボリュームしか必要とされない。ファントムの全周の内部にある共鳴ボリュームは必要とされない。好ましくは、共鳴ボリュームは、基体の円周にわたって均等に分布され、同じボリュームを有する。全身用MR撮像システム内部の典型的な対象ボリュームは、約50cmの直径を有する球形を有する。この典型的な対象ボリュームに関して、少なくとも100個の共鳴ボリュームを有するファントムを有することが好ましい。さらに好ましくは、共鳴ボリュームの数は、少なくとも200個である。測定計算量は共鳴ボリュームの数と共に増すので、これは、余剰の測定計算量を伴わずに磁場の十分なマッピングを可能にする。
したがって、共鳴ボリュームは、円形又は楕円形リングに構成される。平面での構成は、ファントムの製造、及び対象ボリューム内へのファントムの配置を容易にする。この構成は、各平面の共鳴ボリュームを円形、楕円形、又は環形構造内に配置することによって実現され得て、ここで、全ての平面の構造が一体に接続されてファントムを形成する。平面は、平面の各対の間で一定の距離を与えられてよく、又はその距離は、平面の異なる対毎に異なっていてもよい。さらに好ましくは、リングの位置は、θ方向でのn次のガウス積分のフットポイントに対応し、ここで、θは、z−r平面内の球角度座標であり、nは、リングの数である。これらの角度は、次数nのルジャンドル多項式のゼロ点である。好ましくは、構造は、その円周方向で均質な断面を有するリングであり、それにより、全ての共鳴ボリュームが同じ磁化率関連の周波数シフトを有する。さらに好ましくは、全ての共鳴ボリュームが、同じ断面を有するリング構造内に提供される。好ましいファントムは、20〜30個の平面を有し、さらに好ましくは、24個の平面を有する。好ましくは、各平面が、最大で20〜30個の共鳴ボリュームを有する。ファントムの中央領域はその縁領域よりも大きい直径を有するので、中央領域の平面は縁領域よりも多数の共鳴ボリュームを設けられることが好ましい。この方法では、MRスキャナ内にファントムを配置するステップは、リングが主磁石の長手方向軸とほぼ同軸であり、ファントムの軸又は回転対称線に垂直な対称面が主磁石の対応する対称面とほぼ一致するように、ファントムを位置合わせするステップを含む。
互いに対する均一な角度距離を有する共鳴ボリュームのこの分布は、測定値を処理するための最小計算量で、高い精度での磁場マッピングを可能にする。平面が異なる数の共鳴ボリュームを設けられる場合、角度距離は、異なる平面毎に異なることがある。
用語「角度位置」は、互いに対する又は共通の座標系に対する異なる平面の共鳴ボリュームの回転を表す。これは、それぞれの平面の共鳴ボリュームが、分光MR測定を実施するときにMR撮像システムによって容易に認識可能になるようにする。一般に、共鳴ボリュームの絶対角度位置は重要でない。角度位置の差は、ファントムの直径、及び平面内に分布される共鳴ボリュームの数に依存する。好ましくは、それぞれの平面は、1つの平面の共鳴ボリューム間の角度の半分の角度差を有する。異なる平面の共鳴ボリュームは、ファントムの長手方向軸からの径方向距離が同一であるときでさえ、既知のファントムにより既知であるそれらの角度位置によって識別され得る。したがって、バックフォールディングにより共鳴ボリュームの分光測定が異なるリングの共鳴ボリュームに及ぶとき、共鳴ボリュームは高信頼性で識別され得る。通常は望ましくないバックフォールディングの効果がこのファントムと共に使用され得て、ファントムの長手方向軸での分光測定の数を減少させる。ファントムの長手方向軸は、ファントムがMR撮像システムの内部に配置されるとき、MR撮像システムの長手方向軸、即ちz軸に対応する。異なる平面の共鳴ボリュームの異なる角度位置によって、異なる平面の共鳴ボリュームのクロストークが減少され得る。好ましくは、回転位置の差を与えるための平面は、1回の分光測定で現れる平面の中から選択される。したがって、ファントムの測定及びサイズのパラメータに応じて、ファントムにわたる異なる平面に異なる角度位置が適用され得る。さらに好ましくは、角度位置は、複数の平面に関して互いに異なる。
MRI磁石の磁場のマッピングは、既に前述された以下のステップを含む。ファントムが、MRスキャナの主磁石内に配置される。MRIスキャンが、個々の共鳴ボリュームそれぞれが識別され得るように、また各共鳴ボリュームのNMR共鳴周波数が得られるように行われる。これに関する好ましい撮像技法は、いわゆる3D分光撮像シーケンスであり、ここで、位相コード化勾配を使用することによって全ての空間情報が取得される。したがって、各共鳴ボリュームに関して導出される共鳴周波数は、その位置での磁石の磁場に関する尺度である。1組の測定値は、コンピュータによって処理されてテーブルを生成し、測定された磁場値を共鳴ボリュームの位置それぞれに割り当てる。次いで、この磁場マップは、対象ボリューム内部の磁場の特性を解析するため、及び磁石の磁場を均質にするのに必要とされる補正措置を決定するために、さらに処理され得る。
好ましい実施形態によれば、ファントムの中心領域にある平行な平面間の距離は、ファントムの縁領域にある平行な平面間の距離よりも大きい。したがってまた、共鳴ボリューム間の角度差は、ファントムの長手方向軸を含む平面(即ちx/y平面に直角の平面)内で均等に分散され得る。
本発明のこれら及び他の態様は、本明細書で以下に述べられる実施形態から明らかになり、それらの実施形態を参照して説明する。しかし、そのような実施形態は本発明の完全な範囲を必ずしも表さず、したがって、本発明の範囲を解釈するためには特許請求の範囲及び本明細書が参照される。
本発明による磁気共鳴(MR)撮像システムの一実施形態の一部の概略図である。 本発明による球形を有するファントムを示す図である。 フォントムの基体を形成するリングの半球の半分をリング内の共鳴ボリュームと共に示す、図2のファントムの部分図である。 z軸での1回の測定によって得られた様々なリングの共鳴ボリュームからの測定結果の視覚化を示す図である。
図1は、MRスキャナ112を備える磁気共鳴(MR)撮像システム110の一実施形態の一部の概略図を示す。MR撮像システム110は、静磁場を発生するために提供される主磁石114を含む。主磁石114は中央穴を有し、中央穴は、対象の被験者120(通常は患者)が中に位置決めされるように、中心軸118の周りの検査空間116を提供する。代替実施形態では、静磁場内に検査領域を提供する異なるタイプのMR撮像システムが使用される。さらに、MR撮像システム110は、静磁場に重畳される勾配磁場を発生するために提供される磁気勾配コイルシステム122を備える。当技術分野で知られているように、磁気勾配コイルシステム122は、主磁石114の穴内に同心状に配置される。
さらに、MR撮像システム110は、筒体を有する全身用コイルとして設計された高周波(RF)アンテナデバイス140を含む。RFアンテナデバイス140は、対象の被験者120の核を励起するために、RF送信段階中にRF磁場を検査空間116に印加するために提供される。また、RFアンテナデバイス140は、RF受信段階中に、励起された核からMR信号を受信するために提供される。MR撮像システム110の動作状態では、RF送信段階とRF受信段階とは連続的に生じている。RFアンテナデバイス140は、主磁石114の穴内に同心状に配置される。当技術分野で知られているように、円筒形金属RFスクリーン124が、磁気勾配コイルシステム122とRFアンテナデバイス140との間に同心状に配置される。
さらに、当技術分野で一般に知られているように、MR撮像システム110は、獲得されたMR信号からMR画像を再構成するために提供されるMR画像再構成ユニット130と、MRスキャナ112の機能を制御するために提供される、モニタユニット128を有するMR撮像システム制御ユニット126とを備える。制御ライン132が、MR撮像システム制御ユニット126とRF送信機ユニット134との間に設置され、RF送信機ユニット134は、RF送信段階中にMR高周波のRF出力をRFスイッチングユニット136を介してRFアンテナデバイス140に供給するために提供される。また、RFスイッチングユニット136は、MR撮像システム制御ユニット126によって制御され、その制御の目的を果たすために、別の制御ライン138が、MR撮像システム制御ユニット126とRFスイッチングユニット136との間に設置される。RF受信段階中、RFスイッチングユニット136は、RFアンテナデバイス140からのMR信号を前置増幅後にMR画像再構成ユニット130に送る。
図2及び図3は、MR撮像システム110で使用するための好ましい実施形態によるファントム200を示す。ファントム200は、MR撮像システム110の対象ボリューム203に従った球形を有する基体202を備える。対象ボリューム203は、検査空間116の一部である。典型的なMR撮像システム110に関して、対象ボリュームは約50〜60センチメートルの直径を有し、この直径は、ファントム200の直径でもある。
基体202は、1組の24個の円形リング204によって形成された本質的に中空の物体であり、各円形リング204は、図3で見ることができるように同じ長方形断面を有する。リング204は、ポリカーボネートから形成され、基体202の円周を画定する。リング204は、共通の回転軸205(z軸とも呼ばれる)を有する。
各リング204が平面を画定し、それらの平面は、互いに平行に位置される。ファントム200の中央領域208にあるリング204間の距離は、ファントム200の縁領域210にあるリング204間の距離よりも大きく、中央領域208にあるリング204は、縁領域210にあるリング204よりも大きい直径を有し、それによりファントム200の球形を提供する。
共鳴ボリューム206が、共鳴媒質の収容部としてリング204内部に提供され、共鳴媒質は、この実施形態では水である。水は、リング204内部の穴内に充填され、穴は、水を受け取った後に栓によって封止される。穴は、120度の歯先角を有する工具で穴開けされ、栓の底面もこの工具によって穴開けされ、それにより、閉じ込められる水のボリュームはそれぞれ、直径3mmのほぼ球形を有する。各リング204の穴は、相互間に等しい角度距離を有して位置決めされる。中央領域208にあるリング204は、24個の共鳴ボリューム206を有し、縁領域210にあるリング204は、12個の共鳴ボリューム206を有する。全体として、共鳴ボリューム206は、基体202の円周にわたって均等に分布され、ここで、隣接するリング204の共鳴ボリューム206は、ファントム200のz軸を含む平面内で同じ角度差を有して配置される。
表1を見て分かるように、異なるリング204の共鳴ボリューム206は、異なる角度位置を有して配置される。角度位置に関する詳細は、以下にさらに説明する。
次に、MR撮像システム110の主磁石114の磁場を評価するための方法を述べる。MR撮像システム110は、3D分光MR測定を実施することが可能である。
ファントム200は、対象ボリューム203内部に提供されて配置され、ファントム200のz軸205は、MR撮像システム110の中心軸118と位置合わせされる。したがって、基体202のリング204は、MR撮像システム110のx/y方向での平面内に正確に位置決めされる。
次に、MR撮像システム110は、3つの位相コード化方向で3D分光測定を実行する。用語「3D分光MR測定」は、各測定点での詳細な共鳴周波数の測定を表す。共鳴ボリューム206の水の磁気共鳴の特定の周波数が、この共鳴ボリューム206の位置での磁場の強度を示す。MR撮像システムのx/y方向での分解能は、120×120の個別の測定点となるように選択され、x方向及びy方向で120の位相コード化ステップを必要とする。z方向での位相コード化ステップの数は10に設定され、z方向で10個の画像スライスを生じる。測定中、バックフォールディングが、1つのスライスで2〜4個のリング204の情報の重畳をもたらす。位相コード化勾配のみを用いた測定シーケンスが使用され、したがって、測定の幾何歪みは、勾配の非線形性のみによって決定される。
測定を実施した後、測定された共鳴は、共鳴ボリューム206に割り当てられる。したがって、各共鳴ボリューム206の測定された共鳴は、個別の測定の少なくとも1つにおいて識別される。したがって、ファントム200の分光MR測定内部の捕捉区域を使用して、各共鳴ボリューム206は、3D画像内でのその測定された信号の位置に基づいて識別される。次いで、この捕捉区域内部での分光測定の識別された周波数が、捕捉区域に対応する共鳴ボリューム206からの分光測定値として使用される。捕捉区域は、共鳴ボリューム206の既知の位置、MR撮像システム110の勾配コイルの既知の磁場プロファイル、及びスキャンシーケンスのパラメータに基づいて定義される。
表1に示されるように番号8〜17を有するリングに関する信号再構成を可能にするために、z方向での位相コード化ステップが選択されて実施される。z軸205での10の位相コード化ステップによって、これら10個のリング204の再構成が可能である。再構成される各スライスは、それぞれの単一のリング204の位置にほぼ中心を取られたz軸205にある。スライス内クロストークにより、各スライスは、隣接するリング204の情報も含む。例えば、図4に示されるように、スライス5は、番号12を有するリング204の画像を含むだけでなく、番号11及び13を有する隣接するリング204の画像も含む。図4は、z方向での1回の位相コード化ステップに関する結果を示し、複数の共鳴は、様々なリング204の共鳴ボリューム206を表す。
測定された共鳴の位置に基づく共鳴ボリューム206の識別が行われる。図4を見て分かるように、位置は一意であり、角度位置及び径方向位置を含む。番号12を有するリング204の画像は、7.5度の相対角度オフセットにより、番号11及び13を有するリング204の望ましくない情報から区別される。10の位相コード化ステップを有する3D分光MRスキャンによってカバーされる範囲外に位置されるリング204は、MR測定中にバックフォールディングにより現れる。さらなる例として、表1に示されるように、番号7を有するリング204の画像は、番号17を有するリング204の画像とスライス10で重畳される。番号7を有するリング204と番号17を有するリング204は、ほぼ同一の直径を有するが、それらは、それらの7.5度の角度オフセットによって区別される。
表1に示されるように、番号8を有するリング204と番号7を有するリング204とは同じ角度位置を有するので、これら2つのリング204の間には、交番角度位置方式の不連続が現れる。番号18を有するリング204の画像は、番号8を有するリング204の画像とスライス1で重畳されるので、これら2つのリング204を区別するために、7.5度の相対角度オフセットが望まれる。したがって、番号18を有するリング204は、番号17を有するリング204と同じ角度位置を有する。z軸205に沿ったファントム200のリング204間の離隔距離は、ファントム200の縁領域210に近付くにつれて小さくなるので、縁領域210の複数の隣接するリング204の群が、同じスライス内に一緒に現れる。例えば、番号4を有するリング204と番号5を有するリング204とはどちらもスライス8に現れ、番号15を有するリング204の画像と重畳される。画像情報のこの重畳により、番号4を有するリング204と番号5を有するリング204との間に7.5度の角度オフセットが提供される。ファントム200の縁領域210にある番号1〜番号3を有する最初の3つのリング204は、スライス7に現れ、番号14を有するリング204の画像と重畳される。番号1〜番号3を有する最初の3つのリング204は半径によって区別され、したがってこれらのリング204を分離することは必要とされないので、角度位置は自由に選択される。ファントム200の他方の縁領域210にある番号22〜番号24を有する最後の3つのリング204に関しても同じことが当てはまる。
ファントム200のリング204の数、対象ボリューム203のサイズ、及び3D画像の位相コード化ステップの数に関して他の値を有する他の実施形態では、リング204の角度位置は異なる形で選択されることは明らかであろう。
最後に、全ての共鳴ボリューム206の共鳴周波数が既知であるとき、主磁石114の磁場が評価される。共鳴ボリューム206の測定された共鳴から、共鳴ボリューム206の位置での主磁石114の磁場が計算される。対象ボリューム203の円周で既知の磁場によって、対象ボリューム203内部の静磁場が決定される。
このファントム200を上記の方法と共に使用して、MR撮像システム110は、その主磁石116の磁場を決定するために直接使用される。分光3D測定値の測定後の処理ステップは、一実施形態では、MR撮像システム110に接続された別個の制御デバイスを使用して行われる。したがって、ファントム200及び制御デバイスは、磁気共鳴(MR)撮像システム110の磁場を評価するための磁場マッピングシステムを形成し、ここで、制御デバイスは、磁気共鳴(MR)撮像システム110を使用して上記の方法を実施するように適合される。
代替実施形態では、方法ステップは、MR撮像システム110の制御ユニット126によって直接制御され、又はこの方法の実施に専用の別個のユニットによって制御される。
この実施形態による方法は、制御ユニット126又は制御デバイス内で実行されるソフトウェアとして実装される。特に、制御ユニット126でこの方法を実行するために、MR撮像システム110を更新するためのソフトウェアパッケージが提供され、ここで、ソフトウェアパッケージは、上記の方法に従ってMR撮像システム110を制御するための命令を含む。
代替実施形態では、ソフトウェアパッケージは、MR撮像システム110の制御ユニット126の制御ソフトウェアの一部である。
本発明は、図面及び上記の説明で詳細に図示され説明されているが、そのような図示及び説明は、例説又は例示とみなされるべきであり、限定とみなされるべきではない。本発明は、開示される実施形態に限定されない。開示される実施形態に対する他の変形形態は、図面、本開示、及び添付の特許請求の範囲の検討により、当業者には理解され得て、特許請求される発明を実施する際に実施され得る。特許請求の範囲において、用語「備える」は、他の要素又はステップを除外せず、「1つの」は、複数を除外しない。特定の手段が互いに異なる従属請求項に記載されていることだけでは、これらの手段の組合せが有利に使用され得ないことは示さない。特許請求の範囲における任意の参照符号は、範囲を限定するものと解釈されるべきではない。
110 磁気共鳴(MR)撮像システム
112 磁気共鳴(MR)スキャナ
114 主磁石
116 RF検査空間
118 中心軸
120 対象の被験者
122 磁気勾配コイルシステム
124 RFスクリーン
126 MR撮像システム制御ユニット
128 モニタユニット
130 MR画像再構成ユニット
132 制御ライン
134 RF送信機ユニット
136 RFスイッチングユニット
138 制御ライン
140 高周波(RF)アンテナデバイス
200 ファントム
202 基体
203 対象ボリューム
204 リング
205 回転軸、z軸
206 共鳴ボリューム
208 中心領域
210 縁領域

Claims (9)

  1. 磁気共鳴(MR)撮像システムの主磁石の磁場を評価するための方法であって、
    基体内に位置決めされた1組の共鳴ボリュームをファントムに提供する提供ステップであって、前記基体が、前記MR撮像システムの対象ボリュームに従って複数のリングを備えて、球体又は楕円体形状を有し、前記共鳴ボリュームが前記基体の円周に位置され、前記共鳴ボリュームは、球形を有する前記提供ステップと、
    前記主磁石内部に前記ファントムを位置決めするステップと、
    前記MR撮像システムを使用して、全ての空間情報が位相コード化勾配を使用することにより取得される前記ファントムの3D分光MR測定を実施するステップと、前記実施ステップにより前記共鳴ボリュームの共鳴を測定するステップと、
    測定された前記共鳴を前記共鳴ボリュームに割り当てるステップと、
    前記共鳴ボリュームの前記測定された共鳴に基づいて、前記ファントムの前記3D分光MR測定から前記主磁石の前記磁場を評価するステップとを含み、
    前記ファントムに提供する提供ステップは、互いに平行に位置される異なる平面内に配置される前記共鳴ボリュームを前記ファントムに提供するステップを含み、
    前記測定された共鳴を前記共鳴ボリュームに割り当てるステップは、バックフォールディングにより前記3D分光MR測定に表れる前記共鳴ボリュームの前記共鳴を空間領域内で識別するステップを含む、方法。
  2. 前記測定された共鳴を前記共鳴ボリュームに割り当てるステップは、前記3D分光MR測定において、各共鳴ボリュームに関する捕捉区域を生成するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ファントムに提供する提供ステップは、互いに均一な角度距離を有して配置される各平面の前記共鳴ボリュームを前記ファントムに提供するステップを含む、請求項1に記載の方法。
  4. 前記ファントムに提供する提供ステップは、異なる角度位置に配置される異なる平面の前記共鳴ボリュームを前記ファントムに提供するステップを含む、請求項1又は3に記載の方法。
  5. 前記ファントムに提供する提供ステップは、前記ファントムの中心領域にある平行な平面間の距離が前記ファントムの縁領域にある平行な平面間の距離よりも大きくなって、前記ファントムに提供する、請求項1、3又は4に記載の方法。
  6. 静磁場を発生するための主磁石と、
    前記静磁場に重畳された勾配磁場を発生するための磁気勾配コイルシステムと、
    対象の被験者を内部に位置決めするために提供される検査空間と、
    対象の被験者の核を励起するために前記検査空間にRF場を印加するために提供される少なくとも1つの高周波(RF)アンテナデバイスと、
    前記少なくとも1つのRFアンテナデバイスの動作を制御するための制御ユニットとを備える、磁気共鳴(MR)撮像システムであって、
    ファントムが前記主磁石内部に位置決めされており、
    前記ファントムが、基体内に位置決めされて、互いに平行に位置される異なる平面内に配置される1組の共鳴ボリュームを提供されており、前記基体が、前記磁気共鳴撮像システムの対象ボリュームに従って複数のリングを備えて、球体又は楕円体形状を有し、前記共鳴ボリュームが前記基体の円周に位置され、球形を有し、
    前記磁気共鳴撮像システムが、3次元のMR分光測定を実施し、
    前記制御ユニットが、
    当該磁気共鳴撮像システムを使用して、全ての空間情報が位相コード化勾配を使用することにより取得される前記ファントムの3D分光MR測定を実施するステップと、前記実施ステップにより前記共鳴ボリュームの共鳴を測定するステップと、
    測定された前記共鳴を前記共鳴ボリュームに割り当てるステップと、
    前記共鳴ボリュームの前記測定された共鳴に基づいて、前記ファントムの前記3D分光MR測定から前記主磁石の磁場を評価するステップとを含み、
    前記測定された共鳴を前記共鳴ボリュームに割り当てるステップは、バックフォールディングにより前記3D分光MR測定に表れる前記共鳴ボリュームの前記共鳴を空間領域内で識別するステップを含む、前記磁気共鳴撮像システムの主磁石の磁場を評価する方法を実施する、磁気共鳴(MR)撮像システム。
  7. MR撮像システムの磁場を評価するための磁場マッピングシステムであって、前記磁場マッピングシステムは、
    基体内に位置決めされた1組の共鳴ボリュームを有するファントムであって、前記基体が、前記MR撮像システムの対象ボリュームに従って複数のリングを備えて、球体又は楕円体形状を有し、前記共鳴ボリュームが前記基体の円周に位置され、球形を有する前記ファントムと、
    前記MR撮像システムを動作させるための制御デバイスとを有し、
    前記ファントムが、互いに平行に位置される異なる平面内に配置される前記共鳴ボリュームを提供され、前記MR撮像システムの主磁石内部に位置決めされており、
    前記制御デバイスは
    前記MR撮像システムを使用して、全ての空間情報が位相コード化勾配を使用することにより取得される前記ファントムの3D分光MR測定を実施するステップと、前記実施ステップにより前記共鳴ボリュームの共鳴を測定するステップと、
    測定された前記共鳴を前記共鳴ボリュームに割り当てるステップと、
    前記共鳴ボリュームの前記測定された共鳴に基づいて、前記ファントムの前記3D分光MR測定から前記主磁石の前記磁場を評価するステップとを含み、
    前記測定された共鳴を前記共鳴ボリュームに割り当てるステップは、バックフォールディングにより前記3D分光MR測定に表れる前記共鳴ボリュームの前記共鳴を空間領域内で識別するステップを含む、前記MR撮像システムの前記主磁石の磁場を評価する方法を実施する、磁場マッピングシステム。
  8. 前記ファントムの中心領域にある平行な平面間の距離が前記ファントムの縁領域にある平行な平面間の距離よりも大きい、請求項7に記載の磁場マッピングシステム。
  9. ファントムであって、基体内に位置決めされて、互いに平行に位置される異なる平面内に配置される1組の共鳴ボリュームを提供されており、前記基体が、磁気共鳴(MR)撮像システムの対象ボリュームに従って複数のリングを備えて、球体又は楕円体形状を有し、前記共鳴ボリュームが前記基体の円周に位置され、球形を有する、当該ファントムが、主磁石内部に位置決めされている前記R撮像システムを更新するためのソフトウェアパッケージであって、前記MR撮像システムの前記主磁石の磁場を評価するための、
    前記MR撮像システムを使用して、全ての空間情報が位相コード化勾配を使用することにより取得される前記ファントムの3D分光MR測定を実施するステップと、前記実施ステップにより前記共鳴ボリュームの共鳴を測定するステップと、
    測定された前記共鳴を前記共鳴ボリュームに割り当てるステップと、
    前記共鳴ボリュームの前記測定された共鳴に基づいて、前記ファントムの前記3D分光MR測定から前記主磁石の前記磁場を評価するステップとを含み、
    前記測定された共鳴を前記共鳴ボリュームに割り当てるステップは、バックフォールディングにより前記3D分光MR測定に表れる前記共鳴ボリュームの前記共鳴を空間領域内で識別するステップを含む方法に従って前記MR撮像システムを制御するための命令を含む、ソフトウェアパッケージ。
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