JP6719872B2 - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年のデジタルカメラは、一眼レフタイプを中心として、撮像素子から出力されAD変換された画像データを、画像処理を行わずに、そのままファイルとしてSDカード等の着脱型メモリへと記録するRAW記録モードを備えている。RAWファイルは、パーソナルコンピュータ(PC)等の情報機器へ転送された後、そのままでは表示部に表示できないため、情報機器側で画像処理を行う。そして、JPEGなどの所定のファイル形式に変換して表示用の画像ファイルを生成することにより、表示部に表示される。このような画像処理は一般に現像処理と呼ばれている。
RAWファイルの特徴としては以下の3つが挙げられる。
1.撮影記録時に現像処理済みのJPEG画像よりも、編集時の劣化を少なくできるため、より高画質な結果が得られるが、表示をする度に現像処理を行う必要があり、時間がかかるという課題を有する。
2.JPEGファイルと比べてファイルサイズが大きいという課題を有する。
3.現像処理済みのJPEGファイルに対しては調整することのできない、現像処理前のRAWファイルでないと不可能な画質調整機能(以下RAW機能と称する)が存在する。
1,2の特徴から、通常、画像を簡易的に閲覧する際には、JPEGファイルを扱い、3の特徴から、RAWファイルに特有の機能を使うときだけRAWファイルを使用するのが一般的に望ましい。
そこで、近年のデジタルカメラには、RAWファイルを記録するとともに、同じ撮影に対する現像処理済のJPEGファイルも同時に記録するRAW+JPEG記録モードを具備するものがある。このようなデジタルカメラにおいては、RAW+JPEG記録モードで撮影された際に、RAWファイルとJPEGファイルを1組としてPC等の情報機器に転送する。そして、情報機器では、RAW機能使用時には、RAWファイルを使用し、これ以外の場合には、JPEGファイルを使用するというのが一般的である。以下、同一の撮影処理で撮像素子から出力された画像信号から生成されるRAWデータとJPEGデータとを、それぞれ同時記録RAWと、同時記録JPEGと、称することとする。このような使用方法を実現するためには、同時記録RAWと同時記録JPEGとを対応付けて管理する必要がある。特許文献1には、同一機器の同一フォルダ内に一緒に同時記録RAWと同時記録JPEGが存在することを前提とし、同時記録JPEGの選択時に同時記録RAWの有無を判定し、同時記録RAWが存在しない場合に、RAW機能を無効化する技術が開示されている。
一方で、昨今、タブレットやスマートフォンといった新しいタイプの携帯型情報機器が広く普及してきている。このような携帯型情報機器においても、不揮発性記憶媒体の容量の増加に伴って、大量のJPEGファイルを扱うことが一般的になってきた。しかし、携帯型情報機器の記憶容量増加は、JPEGファイルと比べてファイルサイズの大きいRAWファイルを大量に保管することに適するサイズにまでは至っていない。このため、携帯型情報機器にJPEGファイルを保管し、RAWファイルは、ストレージサイズの大きな他機器に保管することが望ましい。
特開2009−303122号公報
しかしながら、同時記録JPEGと同時記録RAWを別の機器の保管した場合、従来技術では、同時記録JPEGの選択時、同時記録RAWが同一機器上に無いために、RAW機能が無効化されてしまう。よって、同時記録RAWが他の機器に存在するとしても、ユーザがRAW機能を使用できないと誤解してしまうという問題がある。
本発明はこのような問題点に鑑みなされたもので、機器が保有する第1の画像と対になる第2の画像データや、第2の画像に対する調整機能の使用可否をユーザに適切に通知することを目的とする。
そこで、本発明情報処理装置、撮像素子から出力される画像信号に対して、所定の処理を実行して生成された第1の画像および前記所定の処理を実行せずに生成された第2の画像の組のうち前記第1の画像に対して調整処理を実行する調整手段と、前記第1の画像または前記第2の画像に対する調整処理に用いられるパラメータを調整項目毎に設定する設定手段と、前記設定手段により前記第1の画像に対する調整処理に用いられるパラメータの設定を開始した後、前記第1の画像とは異なる通信方法を用いて前記第2の画像を取得する取得手段と、前記設定手段により設定される複数の調整項目を画面に表示し、前記取得手段による前記第2の画像の取得状況に応じて、複数の調整項目のうち少なくとも1つの所定の調整項目の表示態様を更新して表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、器が保有する第1の画像と対になる第2の画像データや、第2の画像に対する調整機能の使用可否をユーザに適切に通知することができる。
画像処理システム全体の構成の一例を示す図である。 タブレット機器の構成の一例を示す図である。 画像管理情報記憶部のデータ構造の一例を示す図である。 機器管理情報記憶部のデータ構成の一例を示す図である。 パーソナルコンピュータ(PC)の構成の一例を示す図である。 タブレット機器における画像調整処理の動作の一例を示すフローチャートである。 画像調整ダイアログの表示例を示す図である。 タブレット機器における本画像取得処理の動作の一例を示すフローチャートである。 通信接続エラーダイアログの表示例を示す図である。 画像調整ダイアログの表示例を示す図である。 画像処理システムにおける本画像取得処理の動作の一例を示すシーケンス図である。 縮小本画像および画像調整ダイアログの表示例を示す図である。 タブレット機器における縮小本画像を用いた本画像取得処理の動作の一例を示すフローチャートである。 部分本画像および画像調整ダイアログの表示例を示す図である。 タブレット機器における部分本画像を用いた本画像取得処理の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る画像処理システムの全体図である。画像処理システムは、撮像装置としてのデジタルカメラ101と、情報処理装置としてのタブレット機器102と、外部機器としてのパーソナルコンピュータ(PC)103と、サーバ装置104とを有している。デジタルカメラ101は、一度の撮像指示に応答して撮像処理を実行し、複数の形式のうちいずれか1つの形式の画像データを生成して記録するように設定できる。また、デジタルカメラ101は、一度の撮像指示に応答して撮像処理を実行し、複数の形式の画像データを生成し、これらの画像データを組にして記録するように設定することができる。ここで、本実施形態の複数の形式の画像データを本画像と副画像と呼ぶ。また、本実施形態において、一度の撮像指示に対して、複数の形式のデータの組を記録するように設定されていることを、同時記録モードという。本画像は例えば、RAW画像データであり、撮像素子から出力されたデータを、ウエーブレット変換や、差分符号化等の技術を用いて高能率符号化し、圧縮された状態に変換したものである。すなわち、本画像は、撮像素子から出力された直後のデータがそのままに近い状態で記録されたものである。
ここで、本画像は、可逆圧縮されたものである。また、副画像は例えばJPEG形式の画像データであり、撮像素子から出力されたデータをウエーブレット変換や差分符号化等の技術を用いて高能率符号化し、圧縮された状態に変換するだけでなく、さらに現像処理やJPEG形式の圧縮処理を実行し、記録される。ここで、本実施形態では、本画像と副画像は同一の撮像指示に応答して実行される撮像処理により撮像素子から出力された画像信号に基づき生成される。なお、副画像は本画像に対して所定の調整値で現像処理を実行することにより生成されてもよい。すなわち、本実施形態では、本画像を未処理データおよび、副画像を処理済データと呼ぶことも可能である。また、本画像は副画像に比べて、撮像素子から得られたデータに対する劣化が小さい一方で、そのデータサイズは大きい。
そして、デジタルカメラ101は、同時記録モードにおいて、本画像と副画像とを得る。デジタルカメラ101は、本画像を、PC103及びサーバ装置104に送信し、副画像をタブレット機器102に送信する。すなわち、本実施形態に係る画像処理システムにおいては、対応する本画像と副画像とは、異なる装置に記憶される。
タブレット機器102は、デジタルカメラ101から受信した副画像や、これ以外のJPEGファイル等の画像ファイルを記憶している。タブレット機器102は、これらの画像ファイルのサムネイル画像を表示することができる。さらに、タブレット機器102は、ユーザにより副画像に対応するサムネイル画像が選択されると、選択された副画像に対応する本画像を外部機器から取得し、これを表示することができる。
PC103は、タブレット機器102に比べて記憶容量の比較的大きい記憶部を有している。記憶部は、例えば、1テラバイト等のメモリ容量の大きなハードディスクドライブである。そして、PC103の記憶部には、デジタルカメラ101から受信した本画像が記憶されている。サーバ装置104もまた、タブレット機器102に比べて記憶容量の比較的大きい記憶部を有しており、記憶部には、デジタルカメラ101から受信した本画像が記憶されている。なお、PC103及びサーバ装置104に記憶されている本画像は、タブレット機器102に記憶されている副画像に対応するものである。
ルータ105は、画像処理システムの各機器(デジタルカメラ101、タブレット機器102、PC103及びサーバ装置104)が通信するにあたりルーティング機能を提供する。本実施例においては通信方式として現在無線通信として一般的なWifiを用いるものとするため、ルータ105は、一般的にWifiルータと呼ばれるものとするが、これに限定されるものではない。また、本実施形態に係る画像処理システムの各機器は、WoL(Wake−on−LAN)に対応しているものとする。すなわち、ある機器から他の機器に対してマジックパケットを送信することにより、他の機器を起動したりシャットダウンしたりすることができる。
図2は、タブレット機器102を示す図である。CPU201(Central Processing Unit)は、タブレット機器102全体を総括的に制御する。SSD(Solid State Drive)202は、不揮発性メモリとして機能する。タブレットのように携帯するユースケースが多い機器においては、これまでPCで一般的であったHDD(Hard Disk Drive)では無く、消費電力が少なく衝撃にも強いSSDが使用されるのが一般的である。しかしながらHDDと比べてビット単価が高いため、一般的にタブレットに具備されているSSDの容量は16GB等であり、沢山のRAW画像ファイルを記憶するのには不向きである。
SSD202は、例えば、デジタルカメラ101における同時記録モードでの撮影により得られた副画像203を記憶している。本画像については、SSD202の容量を圧迫しないようデジタルカメラ101から未送信の状態となっているものとする。
画像管理情報記憶部204は、SSD202に記憶されている各副画像に対する画像管理情報を記憶している。ここで、画像管理情報は、タブレット機器102内の副画像へのファイルパスと、副画像に対応する本画像が記憶されている他の機器へのファイルパスを示す情報である。図3は、画像管理情報記憶部204のデータ構造を示すものである。図3において、画像管理情報301は、副画像「IMG_0001.JPG」に対応する本画像に関する情報エリアである。画像管理情報302は、副画像「IMG_0002.JPG」に対応する本画像に関する情報エリアである。
画像管理情報301は、副画像「IMG_0001.JPG」が格納されているアドレス311と、副画像に対応する本画像が格納されているアドレス312とを含んでいる。各アドレス311,312において、デミリタ(/)で区切られた先頭「/0」及び「/1」は、本画像が格納されている機器を識別する機器IDを示している。なお、機器IDに関する情報は、後述の機器管理情報記憶部205に格納されている。なお、各画像管理情報が、それぞれ副画像が格納されているアドレスと、副画像に対応する本画像が格納されているアドレスとを含んでいる。
図2に戻り、機器管理情報記憶部205は、画像処理システムが備える各機器に関する情報を記憶する。プログラム記憶部206は、タブレット機器102が各種機能を実行するためのプログラム及び基本オペレーティングシステムプログラム214を格納している。プログラム記憶部206に格納されているプログラムは、一次メモリとしてより高速に読み書き可能なDRAM(Dynamic Random Access Memory)207に読み込まれ、CPU201により逐次実行される。後述するタブレット機器102の機能や処理は、CPU201がSSD202に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。図4は、機器管理情報記憶部205のデータ構成を示すものである。サーバ情報401は、サーバ装置104に関する機器情報である。PC情報402は、PC103に関する機器情報である。デジタルカメラ情報403は、デジタルカメラ101に関する機器情報である。
PC情報402は、機器ID411と、Wifi機器ID412と、機器表示用名称413と、アイコンデータ414と、WOL対応情報415とを含んでいる。機器ID411は、PC103を識別する機器IDであり、図4に示す例においては、「1」が書き込まれている。なお、機器ID「1」は、PC103の機器IDである。すなわち、PC情報402は、PC103に関する情報である。図3に示す画像管理情報301の本画像のアドレス312と、機器ID411とから、副画像「IMG_0001.JPG」に対応する本画像がPC103に記憶されていることがわかる。Wifi機器ID412は、PC103とWifi接続する際の通信IDである。
機器表示用名称413は、ユーザが機器を認識するための名称を示す文字列であり、予めユーザにより設定されているものとする。図4に示す例においては、機器表示用名称413には、「MyNotePC」が書き込まれている。アイコンデータ414は、ユーザが機器を認識するためのアイコンを表示するためのデータであり、予めユーザにより設定されているものとする。WOL対応情報415は、WOL対応か否かを示す情報である。WOL対応情報とは、相手の機器がシャットダウン中又はスリープ中に、Wake on LAN(WOL)等の機能を用いて起動パケット(Magic Packet)を相手機器に送信することにより、相手機器を起動させることが可能か否かを示す情報である。相手機器を起動可能な場合には、WOL対応情報415には、「YES」が書き込まれる。
図2に戻り、制御プログラム208は、各種プログラム実行シーケンスの制御等、明示されない各種動作を制御するものである。表示制御プログラム209は、表示部215への表示を制御するものである。画像処理プログラム210は、画像に対する各種画像処理(明るさ調整、コントラスト調整、シャープネス調整、色の濃さ調整、ノイズ緩和、ホワイトバランス調整)を実行するものである。本画像取得プログラム211は、ユーザが複数の副画像の中から、任意の副画像を選択した場合に、他の機器において、対応する本画像を検索し、これを取得する。
通信制御プログラム212は、通信部217を制御するものである。作業用メモリ213は、DRAM207上の各プログラムが実行する際のワーキングメモリとして使用されるメモリ領域である。表示部215は、一般的な液晶ディスプレイ等である。入力部216は、タッチパネル等である。通信部217は、インターネットを介して他の機器と通信を行う。内部バス218は、タブレット機器102内の各構成間でデータ及びコマンドの送受信を行うためのものである。なお、不図示の他の構成については、一般的なタブレット機器と同様であるものとする。
図5は、PC103を示す図である。CPU501は、PC103全体を総括的に制御する。HDD(Hard Disk Drive)502は、不揮発性メモリとして機能する。HDD502は、例えば、500GB程度の容量を有するものとする。HDD502は、例えば、デジタルカメラ101における同時記録モードでの撮影により得られた本画像503を記憶している。本画像503のデータサイズは、撮影された画像の複雑度によって異なるが、一画像当たりおよそ20MB程度であるものとする。このため、500GBのHDD502では、25000個程度の本画像を格納することができる。すなわち、HDD502の容量は、一般的なユーザの撮影頻度からすれば十分な量の記憶容量と考えられる。
プログラム記憶部504は、PC103が各種機能を実行するためのプログラム及び基本オペレーティングシステムプログラム509を格納している。一次メモリとしてより高速に読み書き可能なDRAM505に各プログラムが読み込まれ、CPU501に逐次読み込まれ実行される。後述するPC103の機能や処理は、CPU501がHDD502に格納されているプログラムを読み出し、このプログラムを実行することにより実現されるものである。制御プログラム506は、表示部510の制御等、他のプログラムで明示されない各種動作を制御するものである。通信制御プログラム507は、通信部512を制御するものである。作業用メモリ508は、DRAM505上の各プログラムが実行する際のワーキングメモリとして使用されるメモリ領域である。
表示部510は、液晶ディスプレイ等である。入力部511は、キーボードやマウスである。通信部512は、インターネットを介して他の機器と通信を行う。電源スイッチ513は、PC103を起動・シャットダウンする際にユーザが操作するボタンである。内部バス514は、PC103内の各構成間でデータ及びコマンドの送受信を行うためのものである。なお、不図示の他の構成については、一般的なノートブックPCと同様であるものとする。
次に、タブレット機器102における副画像と本画像の組に対して調整処理を行う際の動作について図6のフローチャートを参照して説明する。なお、ここでは、タブレット機器102が、副画像に対応する本画像をPC103から取得する場合を例に説明するが、サーバ装置104から取得する場合も同様である。以下の動作はタブレット機器102のCPU201がオペレーティングシステム(OS)214や表示制御プログラム209、本画像取得プログラム211等の各種制御プログラムを実行することにより、実現される。
S601において、タブレット機器102のCPU201は、表示部215にSSD202に記録されている副画像の一覧を表示する。具体的には、CPU201は、副画像のサムネイル画像を一覧表示する。次に、S602において、CPU201は、一覧表示された複数の副画像の中から、ユーザの操作により任意の副画像が選択されることにより、選択指示を受け付ける。
次に、S603において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、画像調整UIとしての画像調整ダイアログを表示する。ここで、画像調整ダイアログは選択された副画像又はそれに対応する本画像に対して、明るさ、ホワイトバランス等の複数の調整項目を設定するために表示される設定画面の一例である。CPU201は表示制御プログラム209を実行することにより、画像調整ダイアログに示される複数の調整項目のうち、本画像用の調整項目を不定状態に設定する。ここで、不定状態とは、CPU201が本画像の取得処理をまだ開始していないため、本画像の取得の成否が不明と判定された状態であり、本画像を利用可能か否か、すなわち本画像に対する調整が有効か否かが不明な状態である。また、CPU201が本画像の取得処理を開始した後、取得が完了するまでの間(本画像の取得処理の最中)も、不定状態に設定される。
図7(a)は、S603において表示される画像調整ダイアログ700の一例を示す図である。画像調整ダイアログ700には、副画像又はそれに対応する本画像に対して調整が可能な調整項目が表示される。図7(a)に示す例においては、調整項目として、明るさ調整701と、ホワイトバランス調整702と、コントラスト703と、シャープネス704と、色の濃さ705と、輝度ノイズ緩和706と、色ノイズ緩和707とが表示されている。ホワイトバランス調整702は、ユーザによる操作に応じて複数のホワイトバランスの種類の中で変更指示を受け付けるためのUIである。明るさ調整701、コントラスト703、シャープネス704、色の濃さ705、輝度ノイズ緩和706及び色ノイズ緩和707は、ユーザによるスライダ操作に応じて、それぞれの変更指示を受け付けるためのUIである。
本実施形態において、明るさ調整701、コントラスト703、シャープネス704及び色の濃さ705は、本画像だけでなく、副画像に対しても調整が有効な項目であるとする。以下、副画像に対して調整が有効な項目を、副画像調整項目と称する。一方で、ホワイトバランス調整702、輝度ノイズ緩和706及び色ノイズ緩和707は、本画像に対しては調整が有効だが、副画像に対しては調整が有効でない項目であるとする。以下、本画像のみに対して調整が有効な項目を、本画像調整項目と称する。
ここで、本画像調整項目で設定されたパラメータに基づく調整処理を副画像に対して適用することも可能ではある。しかしながら、副画像は本画像に比べて、圧縮時のノイズ等の影響により低画質である、色の階調数が小さい、画素数が少ない等の性質があるため、同じ調整処理を副画像と本画像とに適用すると、これらの調整結果が異なり、見た目に大きな差が生じる場合がある。よって、本実施形態では、このように同じ調整を副画像と本画像とに適用したときに、調整結果の差が小さい可能性が高い調整項目を副画像調整項目とし、調整結果の差が大きい可能性が高い調整項目を本画像調整項目としている。本画像調整項目に対応する調整を行うためには、タブレット機器102は、S602で選択された副画像に対応する本画像を他の機器から取得する必要がある。本画像を取得するまでは、本画像調整項目に係る調整は有効ではない。
S603においては、タブレット機器102が本画像を利用可能か否かが不明である。そこで、タブレット機器102のCPU201は、本画像調整項目を不定状態に設定する。そして、CPU201は、本画像調整項目を不定状態であることを示す表示態様で表示する。一方、CPU201は、副画像は取得済みであるため、副画像調整項目については、有効状態であることを示す表示態様で表示する。これによって、ユーザは画像調整ダイアログに含まれる調整項目のうち、不定状態の調整項目と有効状態の調整項目を容易に識別することが可能となる。
図7(a)に示す例においては、本画像調整項目である、ホワイトバランス調整702、輝度ノイズ緩和706及び色ノイズ緩和707に対応付けて、それぞれ不定状態アイコン711,712,713が表示されている。一方で、副画像調整項目である、明るさ調整701、コントラスト703、シャープネス704及び色の濃さ705に対応する不定状態アイコンは表示されていない。これにより、ユーザは、ホワイトバランス調整702、輝度ノイズ緩和706及び色ノイズ緩和707の調整項目が不定状態であり、当該調整項目に設定されたパラメータに係る調整処理が有効でないことを認識することができる。また、ユーザは、明るさ調整701、コントラスト703、シャープネス704及び色の濃さ705の調整項目に設定されたパラメータに係る調整処理は有効であることを認識することができる。なお、不定状態であることを示す表示態様のとき、当該調整項目に対する設定を受け付けないように設定不可の状態で表示するようにしてもよい。
さらに、CPU201は、図7(a)に示すように、不定状態アイコン711,712,713と共に選択された副画像に対応する本画像が記憶されている機器の名称を表示する。このとき、CPU201は、画像管理情報記憶部204を参照し、選択された副画像の画像管理情報に含まれる、本画像のアドレスを参照して本画像が記憶されている外部機器を特定する。そして、CPU201は、機器管理情報記憶部205の情報から、特定した外部機器の名称を特定し、これを表示する。
図6に戻り、S604において、CPU201は、本画像取得プログラム211を実行することにより、本画像取得処理を行う。本画像取得処理はCPU201が、ユーザにより選択された副画像に対応する本画像を自機器または外部機器から取得し、画像調整の対象とする処理である。なお、本画像取得処理については、図8を参照して、後に詳述する。次に、S605において、CPU201は制御プログラム208を実行することにより、本画像を取得するのに成功したか否かを判定する。CPU201は、本画像の取得に成功した場合には(S605でYes)、処理をS606へ進める。CPU201は、本画像の取得に失敗した場合には(S605でNo)、処理をS607へ進める。
S606において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、画像調整ダイアログの本画像調整項目を有効状態に設定し、有効状態を示す表示態様に更新する。ここで、有効状態とは、調整項目に設定されたパラメータを用いた調整が有効な状態である。そして、CPU201は、本画像調整項目の表示態様を、有効状態を示すように、その近傍に表示されていた不定状態アイコンを非表示とするように更新する。図7(b)は、本画像の取得に成功した後の画像調整ダイアログ710の表示例を示す図である。本画像調整項目である、ホワイトバランス調整702、輝度ノイズ緩和706及び色ノイズ緩和707に対応付けて表示されていた不定状態アイコン711,712,713は、非表示となっている。これにより、ユーザは、ホワイトバランス調整702、輝度ノイズ緩和706及び色ノイズ緩和707の調整項目の調整が有効となったこと、すなわち、これらの調整項目が利用可能であることを認識することができる。また、本画像調整項目が不定状態であったとき、当該本画像調整項目が設定不可の状態で表示されていた場合には、設定可能の状態で表示するように更新される。
なお、本画像の取得前や取得中に、副画像に対して設定されていた副画像調整項目のパラメータは、本画像の画像調整の際に適用される。すなわち、本画像の取得前や取得中に設定されていた副画像調整項目のパラメータと、本画像の取得後に設定された本画像調整項目のパラメータの両方が、取得された本画像の画像調整に適用されることとなる。また、本画像の取得後も副画像調整項目は設定可能であり、本画像の取得前や取得中に設定されていた副画像調整項目のパラメータを本画像の取得後に変更することも可能である。
一方、S607において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、画像調整ダイアログの本画像調整項目を無効状態に設定し、無効状態を示す表示態様に更新する。ここで、無効状態とは、調整項目を利用できない状態である。そして、CPU201は、本画像調整項目に対応付けて表示されている不定状態アイコンを非表示とする。さらに、CPU201は、本画像調整項目の近傍に、無効状態であることを示す無効アイコンを表示する。図7(c)は、本画像の取得に失敗した後の画像調整ダイアログ720の表示例を示す図である。本画像調整項目である、ホワイトバランス調整702、輝度ノイズ緩和706及び色ノイズ緩和707に対応付けて表示されていた不定状態アイコン711,712,713は非表示となっている。さらに、ホワイトバランス調整702、輝度ノイズ緩和706及び色ノイズ緩和707に対応付けて、それぞれ無効アイコン721,722,723が表示される。これにより、ユーザは、副画像に対応する本画像を取得できないため、ホワイトバランス調整702、輝度ノイズ緩和706及び色ノイズ緩和707の本画像調整項目の調整を行えないことを認識することができる。
ここで、S606及びS607の処理は、本画像の取得の状況に応じて、調整項目の状態を設定又は更新し、適宜、本画像の取得の状況に応じた表示態様で調整項目を表示するものである。なお、本実施形態においては、本画像の取得状況に応じたアイコンを適宜対応付けて表示することにより、表示態様を異ならせることとしたが、これに限定されるものではない。他の例としては、CPU201は、本画像の取得状況に応じて、調整項目の表示色を変えたり、枠を付けたり、近傍に注釈を示す文字列を表示したりしてもよい。
また他の例としては、CPU201は、S606の処理後、直ちに画像調整処理の対象を副画像から、取得された本画像に切り替えるようにしてもよい。そして、各調整項目に設定されているパラメータにしたがって本画像の現像処理を行い、その現像結果を画面に表示するようにしてもよい。これにより、ユーザは特に操作をすることなく、副画像を用いた画像調整の結果表示から本画像を用いた画像調整の結果表示へ速やかに移行することができる。
また他の例としては、CPU201は、S606の処理後、ユーザによる本画像用調整項目に対するパラメータの設定操作を受け付けると、調整処理の対象を副画像から、取得された本画像に切替えるようにしてもよい。これにより、CPU201は、ユーザによる特別な操作を要することなく、副画像を用いた画像調整の結果表示から本画像を用いた画像調整の結果表示へ速やかに移行することができる。したがって、CPU201は、不要なときは本画像の現像処理をしなくて済む。これにより、現像処理にかかる負荷を軽減することができる。
図8は、タブレット機器102による、本画像取得処理における動作を示すフローチャートである。S801において、タブレット機器102のCPU201は、本画像取得プログラム211を実行することにより、本画像が記憶されている場所を示す本画像のアドレスを取得する。具体的には、CPU201は、画像管理情報記憶部204において、ユーザにより選択された副画像の画像管理情報に基づき、当該副画像に対応する本画像のアドレスを取得する。ここでは、S601において、副画像「IMG_0001.JPG」が選択されたものとして、以下の処理を説明する。この場合、CPU201は、画像管理情報記憶部204において、「IMG_0001.JPG」の画像管理情報に含まれる、本画像のアドレス「/1/Picture/folder1/IMG_0001.RAW」を取得する。なお、ここで、選択された副画像に対応する本画像の取得状況の初期値として「未取得」が設定されているものとする。
次に、S802において、CPU201は、取得したアドレスから本画像の記憶場所がタブレット機器102であるか否かを確認する。CPU201は、記憶場所がタブレット機器102である場合には(S802でYes)、処理をS813へ進める。CPU201は、記憶場所がタブレット機器102でない場合(S802でNo)、処理をS803へ進める。S803において、CPU201は、通信制御プログラム212を実行することにより、本画像を記憶する外部機器(PC103)と通信接続中か否かを判定する。CPU201は、PC103と通信接続中の場合には(S803でYes)、処理をS804へ進める。CPU201は、PC103と通信接続中でない場合には(S803でNo)、処理をS808へ進める。
S804において、CPU201は、通信制御プログラム212を実行することにより、S801で取得したアドレスに本画像が記憶されているか否かを、PC103に問い合わせて確認する。具体的には、CPU201は、S801で取得した本画像のアドレスを参照し、フォルダパス「/Picture/folder1/IMG_0001.RAW」に本画像が存在するか否かをPC103に問合せる。CPU201は、本画像がPC103に記憶されている場合には(S804でYes)、処理をS805へ進める。CPU201は、本画像がPC103に記憶されていない場合には(S804でNo)、処理をS807へ進める。
S805において、CPU201は、通信制御プログラム212を実行することにより、本画像を記憶するPC103に対し、本画像の要求を送信する。そして、CPU201は、PC103から本画像を受信し、これを作業用メモリ213に書き込む。次に、S806において、CPU201は、本画像の取得に成功したと判断し、本画像の取得状況を「未取得」から「取得成功」に更新して本画像取得処理を終了する。一方、S807において、CPU201は、本画像を取得することができないため、本画像の取得に失敗したと判断し、判断結果を作業用メモリ213に記録し、本画像の取得状況を「未取得」から「取得失敗」に更新して本画像取得処理を終了する。
また、S808において、CPU201は、PC103に対して起動要求をすることにより、PC103をリモート起動可能か否かを判定する。具体的には、CPU201は、このとき、通信制御プログラム212を実行することにより、機器管理情報記憶部205のPC103のWOL対応情報を参照する。そして、CPU201は、起動要求によりPC103を起動させることが可能である場合には(S808でYes)、処理をS809へ進める。CPU201は、起動要求によりPC103を起動させることが不可能である場合には(S808でNo)、処理をS810へ進める。S809において、CPU201は、通信制御プログラム212を実行することにより、起動要求(Magic Packet)を発行する。これに対し、起動要求を受信したPC103は起動し、タブレット機器102との通信接続を確立する。一方、S810において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、ユーザにPC103を起動させるための操作を促すためのUIとして、通信接続エラーダイアログを表示部215に表示する。図9は、通信接続エラーダイアログ900の表示例を示す図である。このように、通信接続エラーダイアログ900には、本画像を記憶する外部機器がシャットダウン中であるため、ユーザに対し当該外部機器の起動を促す指示情報が表示されている。
図8に戻り、S811において、CPU201は、通信制御プログラム212を実行することにより、タイムアウト判定を行う。本実施例においては、CPU201は、起動要求の発行又は通信接続エラーダイアログ900の表示から所定時間内にPC103との通信接続が確立しない場合に、タイムアウトと判断する。CPU201は、タイムアウトでない場合、すなわち所定時間が経過していない場合には(S811でNo)、処理をS812へ進める。CPU201は、タイムアウトの場合には(S811でYes)、処理をS807へ進める。S812において、CPU201は、PC103との通信接続が確立したか否かを確認する。CPU201は、PC103との通信接続が確立した場合には(S812でYes)、処理をS804へ進める。CPU201は、PC103との通信接続が確立していない場合には(S812でNo)、処理をS811へ進める。
また、S813においては、CPU201は、タブレット機器102内のS801で取得されたアドレスにより特定される領域に本画像が記憶されているか否かを確認する。CPU201は、本画像が記憶されている場合には(S813でYes)、処理をS814へ進める。CPU201は、本画像が記憶されていない場合には(S813でNo)、処理をS807へ進める。S814において、CPU201は、アドレスにより特定される領域から本画像を取得し、これを作業用メモリ213に書き込み、S806の処理を実行する。
なお、上記では調整項目毎に本画像用調整項目または副画像要調整項目に分類する場合について説明したが、同じ1種類の調整項目について、副画像で調整可能なパラメータの範囲と、本画像で調整可能なパラメータの範囲とで分類するようにしてもよい。すなわち、図6のS604において、CPU201は、副画像では調整不十分だが本画像で調整可能なパラメータの範囲についてのみ、不定状態を示す表示態様で表示するようにしてもよい。一般的に、RAW画像ファイル等の本画像は、JPEG画像ファイル等の副画像と比べて画像データのビット深度が大きいため、画像調整によるトーンジャンプが発生し難いという利点がある。よって、調整項目によっては、トーンジャンプが目立たない範囲は副画像で調整可能とし、トーンジャンプによる画像破綻が発生する範囲について、本画像で調整を行うのが好ましい。
図10は、この場合の画像調整ダイアログ1000の一例を示す図である。画像調整ダイアログ1000においては、コントラストのスライダのうち、副画像では調整が不十分なため、本画像の調整が必要な範囲1001を表示するとともに、この範囲1001に対応付けて、不定状態アイコン1002が表示されている。なお、本実施形態では、ステップS805やS814においてCPU201が本画像を取得した後、S806において本画像の取得成功と判定するようにした。しかしながら、これに限らず、ステップS804やS813において本画像が記憶されていると判定されれば、取得成功と判定するようにしてもよい。この場合、ステップS805やS814での本画像の取得処理を完了する前に、ステップS607において、速やかに本画像調整項目の表示態様を更新することができ、ユーザは本画像に適用されることを想定した画像調整に係る作業を進めることができる。
以上のように、本実施形態に係る画像処理システムは、本画像と副画像の組のうち、まず、副画像に対して、画像調整の調整項目のパラメータを設定し、画像調整処理を実行する。副画像と対応する本画像の取得前や取得中は、画像調整の調整項目の設定画面において、本画像用と副画像用の調整項目を識別可能に表示する。そして、副画像と対応する本画像の取得後は本画像用の調整項目を、さらに、本画像の取得に成功したか否かを識別可能に表示する。したがって、ユーザは本画像用の調整項目について、本画像をまだ取得していないために設定できないのか、本画像を取得できないために設定できないのかを直ちに知ることができる。よって、例えば、ユーザは本画像を取得するまでの間、副画像に対する画像調整を行う際に、本画像にも画像調整を行うことを想定したり、本画像ではなく、副画像にのみ画像調整を行うことを想定したりして、各調整項目のパラメータを設定することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、タブレット機器102が、まず、副画像を保持し、副画像に対して画像調整を行い、PC103が本画像を保持し、タブレット機器102に送信する場合について説明した。しかしながら、本画像や副画像はそれぞれ異なる機器に記憶されていればよく、これらを記憶する機器は、第1の実施形態に限定されるものではない。例えば、副画像を記憶し、画像調整に係るユーザ操作を受け付ける機器は、タブレット機器102以外の機器であってもよい。また、本画像を記憶する機器は、PC103に限定されるものではなく、DRAM505と同様のプログラムを有する、インターネットを介して接続されるサーバ装置104やデジタルカメラ101であってもよい。さらに、サーバ装置104は常に起動状態にある。したがって、本画像を記憶する装置がサーバ装置104である場合には、図8のS808〜S812の処理は不要となる。
本実施形態では、第1の実施形態とは異なる機器が本画像を保持する場合の一例として、本画像をデジタルカメラ101が保持する場合について図11を参照して説明する。図11は本実施形態のデジタルカメラ101、タブレット機器102、PC103、サーバ104の動作を示すシーケンス図である。以下の動作はデジタルカメラ101、タブレット機器102、PC103、サーバ104の制御部がそれぞれメモリに記憶された制御プログラムやメモリや記憶装置に記憶されたOSやアプリケーションプログラムを実行し、各部を制御することにより実現される。デジタルカメラ101は、撮像処理を行い、本画像および副画像を生成し、これらの組合せを固有に識別する画像IDを関連付けて記録媒体に記録しているものとする。
S1101において、デジタルカメラ101は、タブレット機器102やサーバ104とBluetooth(登録商標)やWiFi等の近距離無線通信またはUSB等の有線通信を介して接続し、画像IDおよび副画像をそれぞれの機器へ送信する。次に、S1102において、タブレット機器102は、インターネットを介してサーバ104に通信接続し、デジタルカメラ101から受信した副画像および画像IDをサーバ104へ送信することができる。次に、S1103において、PC103は、インターネットを介してサーバ104と通信接続し、副画像および画像IDをサーバ104から受信する。以上の処理により、PC103はデジタルカメラ101の保持する副画像および画像IDをタブレット機器102やサーバ104を介して取得することができる。
次に、S1104において、タブレット機器102は、副画像に対して所定のニュートラルなパラメータを用いて現像処理を実行して表示用副画像を生成して、表示部に表示し、操作入力デバイスへの操作に応答して、調整項目毎にパラメータを設定する。次に、S1105において、タブレット機器102は、副画像に対する調整項目のパラメータ設定を終了すると、インターネットを介してサーバ104に接続し、画像IDと各調整項目のパラメータをサーバ104へ送信する。次に、S1106において、サーバ104は、画像IDと各調整項目のパラメータをタブレット機器102から受信し、これらを紐付けて記憶装置に記憶する。
次に、S1107において、PC103は、インターネットを介してサーバ104に接続し、画像IDと関連づけられた各調整項目のパラメータを受信する。これらの調整項目も、上述のS604の処理と同様に図7(a)に示されるような表示態様で表示される。一方、S1108において、PC103も同様に、副画像に対して所定のニュートラルなパラメータを用いて現像処理を実行して表示用副画像を生成して、表示部に表示し、操作入力デバイスへの操作に応答して調整項目毎にパラメータを設定する。ここで、PC103が本画像を取得する前や取得中であるとする。この場合、PC103は、第1の実施形態に係るS604の処理と同様に図7(a)に示されるように、本画像調整項目を不定状態を示す表示態様で表示され、副画像調整項目を有効状態を示す表示態様で表示する。
次に、S1109において、デジタルカメラ101は、PC103にBluetooth(登録商標)やWiFi等の近距離無線通信またはUSB等の有線通信を介して接続し、PC103が保持する副画像と同じ画像IDに関連づけられた本画像をPC103に送信する。PC103は、本画像を受信し、記憶装置に保存する。PC103は、画像調整対象の副画像と対応する本画像をデジタルカメラ101から取得すると、上述のS606の処理と同様に図7(b)に示されるように、本画像調整項目を有効状態を示す表示態様で表示する。次に、S1110において、PC103は、各調整項目で設定されたパラメータを用いて本画像の現像処理を実行し、得られたデータに対してJPEGなど所定の形式の圧縮処理を実行して現像済み画像ファイルを生成する。さらに、現像済み画像ファイルも画像IDと関連付けて記憶装置に記憶するようにしてもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態においては、タブレット機器102は、画像表示の高速化のため、本画像を取得する前に、本画像よりもデータサイズの小さい最小限のデータをPC103から取得する。最小限のデータのデータサイズは、タブレット機器102の表示部215の画面サイズに合わせて設定されるものとする。本実施形態においては、タブレット機器102は、本画像よりもデータサイズの小さいデータとして、本画像の縮小画像である縮小本画像を取得する。ここで、縮小本画像には、本画像と同様に現像処理は未だ実行されていない。このように、現像結果を表示する際に、画面サイズに合わせて本画像としてのRAW画像を縮小した後で現像処理を行うことにより、現像処理の高速化を図ることができる。なお、縮小本画像は、撮像処理時に撮像素子から出力される画像信号をそのまま記録する本画像に対して、当該画像信号を間引いて記録することにより生成するようにしてもよい。以下、第3の実施形態に係る画像処理システムについて、上述の実施形態に係る画像処理システムと異なる点を特に詳細に説明する。
図12は、タブレット機器102が縮小本画像を表示する処理の説明図である。タブレット機器102の画像表示サイズ設定がウィンドウフィットに設定されており、表示部215には、画像表示エリアのサイズ900×600ピクセルに合わせる大きさで、縮小現像結果を表示することができる。一方で、本実施形態においては、PC103に記憶されている本画像1201のデータサイズは、オリジナルサイズが4500×3000ピクセルであるものとする。
ユーザが、タブレット機器102において、副画像を選択したとする。この場合、PC103は、ユーザにより選択された副画像に対応する本画像1201の縮小処理を行い、本画像1201から、900×600ピクセルの縮小本画像1202を生成する。そして、PC103は、縮小本画像1202をタブレット機器102に送信する。そして、図12に示すように、タブレット機器102の表示部215の画像表示領域1210には、縮小本画像1202が表示される。なお、本実施形態においては、ユーザにより副画像「IMG_0001.JPG」が選択されたものとする。すなわち、画像表示領域1210には、「IMG_0001.RAW」の縮小現像結果が表示される。
さらに、表示部215は、画像調整ダイアログ1220に加えて、表示調整ダイアログ1230を表示する。表示調整ダイアログ1230には、拡大ボタン1231と縮小ボタン1232が配置されている。縮小本画像の取得が完了し、かつ本画像の取得が完了していない時点においては、タブレット機器102の作業用メモリ213には、縮小本画像しか記録されておらず、対応する本画像は記録されていない。このため、タブレット機器102は、本画像を現像処理して拡大した表示を行うことができない。このため、拡大ボタン1231の表示態様は不定状態に設定され、拡大ボタン1231に対応付けて、不定状態アイコン1241が表示されている。一方で、タブレット機器102は、作業用メモリ213に記録されている縮小本画像から、さらに縮小した画像を生成し、これを表示することができる。したがって、縮小ボタン1232の表示態様は有効状態に設定される。このため、縮小ボタン1232には、不定状態アイコンは対応付けられていない。
また、タブレット機器102は、縮小本画像を利用して、画像調整を行うことが可能であるため、画像調整ダイアログ1220の各本画像調整項目の表示態様は有効状態に設定されている。このため、画像調整ダイアログ1220において、各本画像調整項目は、実行可能に表示されている。
図13は、第3の実施形態に係るタブレット機器102による、本画像取得処理を示すフローチャートである。ここでは、タブレット機器102の表示部215に表示された副画像の中から、ユーザにより「IMG_0001.JPG」が選択された場合を例に説明する。S1301において、タブレット機器102のCPU201は、表示部215にSSD202に記録されている副画像の一覧を表示する(表示処理)。次に、S1302において、CPU201は、ユーザにより任意の副画像が選択されると、選択指示を受け付ける。ここで、選択指示は、選択された副画像に対応する本画像の縮小画像の表示指示の一例であり、S1302の処理は、受付処理の一例である。
次に、S1303において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、画像調整UIとしての画像調整ダイアログを表示する。次に、S1304において、タブレット機器102のCPU201は、表示調整ダイアログを表示する。図12を参照しつつ説明したように、表示調整ダイアログ1230には、拡大ボタン1231及び縮小ボタン1232が含まれている。次に、S1305において、CPU201は、画像調整ダイアログに表示される本画像調整項目及び表示調整ダイアログに表示される表示調整項目の表示態様を不定状態に設定する。このとき、CPU201は、画像調整ダイアログに含まれる各本画像調整項目に対応付けて不定状態アイコンを表示する。さらに、CPU201は、表示調整ダイアログに含まれる拡大ボタン1231及び縮小ボタン1232に対応付けて、不定状態アイコンを表示する。
次に、S1306において、CPU201は、本画像取得プログラム211を実行することにより、縮小本画像取得処理を実行する。ここで、縮小本画像取得処理は、第1の実施形態において、図8を参照しつつ説明した本画像取得処理とほぼ同様である。但し、縮小本画像取得処理においては、S805及びS814において、CPU201は、本画像に替えて縮小本画像を取得する。次に、S1307において、CPU201は、制御プログラム208を実行することにより、縮小本画像の取得に成功したか否かを判定する。CPU201は、縮小本画像の取得に成功した場合には(S1307でYes)、処理をS1308へ進める。CPU201は、縮小本画像の取得に失敗した場合には(S1307でNo)、処理をS1311へ進める。
S1308において、CPU201は、縮小本画像を画像表示領域に表示する。次に、S1309において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、画像調整ダイアログの本画像調整項目の表示態様を有効状態に更新する。そして、CPU201は、本画像調整項目に対応付けて表示されている不定状態アイコンを非表示とすることで、本画像調整項目に対応する機能を実行可能に表示する。次に、S1310において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、縮小ボタン1232の表示態様を有効状態に更新する。そして、CPU201は、縮小ボタン1232に対応付けて表示されている不定状態アイコンを非表示とすることで、縮小ボタン1232を対応する機能(縮小処理)を実行可能であることをユーザが認識できる表示態様で表示する。その後、CPU201は、処理をS1312へ進める。
また、S1311において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、画像調整ダイアログの本画像調整項目の表示態様を無効状態に更新する。そして、CPU201は、本画像調整項目に対応付けて表示されている不定状態アイコンを非表示とする。さらに、CPU201は、本画像調整項目に対応付けて、無効状態であることを示す無効アイコンを表示する。その後、CPU201は、処理をS1312へ進める。なお、S1309及びS1311の処理は、それぞれ図6を参照しつつ説明したS607及びS608の処理と同様である。
S1312において、CPU201は、本画像取得処理を行う。ここで、本画像取得処理は、第1の実施形態において、図8を参照しつつ説明した本画像取得処理と同様である。次に、S1313において、CPU201は、制御プログラム208を実行することにより、本画像を取得するのに成功したか否かを判定する。CPU201は、本画像の取得に成功した場合には(S1313でYes)、処理をS1314へ進める。CPU201は、本画像の取得に失敗した場合には(S1313でNo)、処理をS1315へ進める。
S1314において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、拡大ボタン1231の表示態様を有効状態に更新する。そして、CPU201は、拡大ボタン1231に対応付けて表示されている不定状態アイコン1241を非表示とする。また、S1315において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、拡大ボタン1231の表示態様を無効状態に更新する。そして、CPU201は、拡大ボタン1231に対応付けて表示されている不定状態アイコン1241を非表示とし、これに替えて無効アイコンを表示する。以上で、本画像取得処理が終了する。
以上のように、本実施形態に係る画像処理システムでは、タブレット機器102は、縮小本画像に対する拡大処理、縮小処理等の表示調整項目についても、適宜、本画像を取得中であることを通知するためのアイコンを表示する。これにより、本画像の取得中に、ユーザが、本画像が存在せず、拡大表示処理ができないと誤解するのを防ぐことができる。
なお、本画像を取得する前に、本画像よりもデータサイズの小さい最小限のデータとして、本画像の部分データである部分本画像を取得するようにしてもよい。このように、本画像の現像結果を表示する際に、画面サイズに合わせて本画像としてのRAW画像の一部を切り出した後で現像処理を行うことにより、上述の縮小本画像と同様に、現像処理の高速化を図ることができる。
図14は、タブレット機器102が部分本画像を表示する処理の説明図である。タブレット機器102の画像表示サイズ設定が100%表示の設定において、表示部215には、画像表示エリア890×890ピクセルに合わせる大きさで、部分現像結果を表示することができる。ユーザが、タブレット機器102において、副画像を選択したとする。この場合、PC103は、ユーザにより選択された副画像に対応する本画像1401から部分データの切り出しを行い、890×890サイズの部分本画像1402を生成する。そして、PC103は、部分本画像1402をタブレット機器102に送信する。そして、図14に示すように、タブレット機器102の表示部215の画像表示領域1410には、部分本画像1402が表示される。なお、本実施形態においては、ユーザにより副画像「IMG_0001.JPG」が選択されたものとする。すなわち、画像表示領域1410には、「IMG_0001.RAW」の部分現像結果が表示される。
さらに、表示部215は、画像調整ダイアログ1420に加えて、表示調整ダイアログ1430を表示する。表示調整ダイアログ1430には、拡大ボタン1431と、縮小ボタン1432と、スライダ1433a,1433bとが配置されている。タブレット機器102は、100%以上の表示は行わないこととする。このため、拡大ボタンの表示態様は無効状態に設定され、本画像の取得状況に関わらず拡大ボタン1431に対応付けて、無効アイコン1451が表示されている。また、縮小画像を表示するためには、部分本画像の周辺画素の本画像が必要となる。しかしながら、部分本画像の取得が完了し、かつ本画像の取得が完了していない時点においては、タブレット機器102の作業用メモリ213には、部分本画像しか記録されておらず、対応する本画像は記録されていない。このため、縮小ボタン1432の表示態様は不定状態に設定され、縮小ボタン1432に対応付けて、不定状態アイコン1441が表示される。
また、タブレット機器102の作業用メモリ213に部分本画像しか記録されておらず、対応する本画像が記録されていないので、タブレット機器102は、スライダ操作により他の画像エリアを表示することもできない。このため、スライダ1433a,1433bの表示態様は不定状態に設定され、スライダ1433a,1433bそれぞれに対応付けて、不定状態アイコン1442a,1442bが表示される。
図15は、縮小本画像の代わりに部分本画像を用いた本画像取得処理を示すフローチャートである。ここでは、タブレット機器102の表示部215に表示された副画像の中から、ユーザにより「IMG_0001.JPG」が選択された場合を例に説明する。S1501において、タブレット機器102のCPU201は、表示部215にSSD202に記録されている副画像の一覧を表示する。次に、S1502において、CPU201は、ユーザにより任意の副画像が選択されると、選択指示を受け付ける。
次に、S1503において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、画像調整UIとしての画像調整ダイアログを表示する。次に、S1504において、タブレット機器102のCPU201は、表示調整ダイアログを表示する。図14を参照しつつ説明したように、表示調整ダイアログ1430には、拡大ボタン1431、縮小ボタン1432及びスライダ1433a,1433bが含まれている。次に、S1505において、CPU201は、画像調整ダイアログに表示される本画像調整項目の表示態様を不定状態に設定する。CPU201はまた、表示調整ダイアログに表示される表示調整項目のうち、縮小ボタン1432及びスライダ1433a,1433bの表示態様を不定状態に設定する。このとき、CPU201は、画像調整ダイアログに含まれる各本画像調整項目に対応付けて不定状態アイコンを表示する。さらに、CPU201は、表示調整ダイアログに含まれる縮小ボタン1432及びスライダ1433a,1433bに対応付けて、不定状態アイコン1441,1442a,1442bを表示する。次に、S1506において、CPU201は、拡大ボタン1431の表示態様を無効状態に設定する。そして、CPU201は、拡大ボタン1431に対応付けて無効アイコン1451を表示する。
次に、S1507において、CPU201は、本画像取得プログラム211を実行することにより、部分本画像取得処理を実行する。ここで、S1507の部分本画像取得処理は、上述の本画像取得処理と同様であり、S805及びS814において、CPU201は、本画像に替えて部分本画像を取得する。次に、S1508において、CPU201は、制御プログラム208を実行することにより、部分本画像の取得に成功したか否かを判定する。CPU201は、部分本画像の取得に成功した場合には(S1508でYes)、処理をS1509へ進める。CPU201は、部分本画像の取得に失敗した場合には(S1508でNo)、処理をS1511へ進める。
S1509において、CPU201は、部分本画像を画像表示領域に表示する。次に、S1510において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、画像調整ダイアログの本画像調整項目の表示態様を有効状態に更新する。そして、CPU201は、本画像調整項目に対応付けて表示されている不定状態アイコンを非表示とすることで、縮小ボタン1232をその機能(縮小処理)が実行可能であることを示す表示態様で表示する。その後、CPU201は、処理をS1512へ進める。また、S1511において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、画像調整ダイアログの本画像調整項目を無効状態を示す表示態様で表示するように更新する。そして、CPU201は、本画像調整項目に対応付けて表示されている不定状態アイコンを非表示とする。さらに、CPU201は、本画像調整項目に対応付けて、無効状態であることを示す無効アイコンを表示する。その後、CPU201は、処理をS1512へ進める。
S1512において、CPU201は、本画像取得処理を行う。ここで、本画像取得処理は、上述した本画像取得処理と同様である。次に、S1513において、CPU201は、制御プログラム208を実行することにより、本画像を取得するのに成功したか否かを判定する。CPU201は、本画像の取得に成功した場合には(S1513でYes)、処理をS1514へ進める。CPU201は、本画像の取得に失敗した場合には(S1513でNo)、処理をS1515へ進める。
S1514において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、縮小ボタン1432及びスライダ1433a,1433bの表示態様を有効状態に更新する。そして、CPU201は、縮小ボタン1432及びスライダ1433a,1433bに対応付けて表示されている不定状態アイコン1441,1442a,1442bを非表示とする。また、S1515において、CPU201は、表示制御プログラム209を実行することにより、縮小ボタン1432及びスライダ1433a,1433bの表示態様を無効状態に更新する。そして、CPU201は、縮小ボタン1432及びスライダ1433a,1433bに対応付けて表示されている不定状態アイコン1441,1442a,1442bを非表示とし、これに替えて無効アイコンを表示する。以上で、部分画像表示処理が終了する。
以上のように、第3の実施形態に係るタブレット機器102は、表示部215に表示された部分本画像に対する縮小、表示領域変更等の表示調整項目についても、適宜、本画像を取得中であることを通知するためのアイコンを表示する。これにより、本画像の取得中に、ユーザが、本画像が存在せず、表示調整ができないと誤解するのを防ぐことができる。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 デジタルカメラ
102 タブレット機器
103 PC
104 管理サーバ装置
201 CPU

Claims (11)

  1. 撮像素子から出力される画像信号に対して、所定の処理を実行して生成された第1の画像および前記所定の処理を実行せずに生成された第2の画像の組のうち前記第1の画像に対して調整処理を実行する調整手段と、
    前記第1の画像または前記第2の画像に対する調整処理に用いられるパラメータを調整項目毎に設定する設定手段と、
    前記設定手段により前記第1の画像に対する調整処理に用いられるパラメータの設定を開始した後、前記第1の画像とは異なる通信方法を用いて前記第2の画像を取得する取得手段と、
    前記設定手段により設定される複数の調整項目を画面に表示し、前記取得手段による前記第2の画像の取得状況に応じて、複数の調整項目のうち少なくとも1つの所定の調整項目の表示態様を更新して表示する表示手段と
    を備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記表示手段は、前記取得手段により前記第2の画像を取得できるとき、または前記取得手段により前記第2の画像の取得できないときに前記所定の調整項目の表示態様を更新して表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示手段は、前記第2の画像が前記取得手段により取得できるか否かに応じて、前記第1の画像で調整可能な調整項目と前記第2の画像で調整可能な調整項目を識別可能な表示態様で表示することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示手段は、前記第2の画像が前記取得手段により取得できるか否かに応じて、前記調整項目について、前記第1の画像で調整可能なパラメータの範囲と前記第2の画像で調整可能なパラメータの範囲を識別可能な表示態様で表示することを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記調整手段は、前記第2の画像が前記取得手段により取得されれば、前記設定手段により設定されたパラメータを用いて、前記第1の画像に代えて前記第2の画像に対して調整処理を実行することを特徴とする請求項1乃至4何れか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記調整手段は、前記第2の画像が前記取得手段により取得され、前記表示手段により前記画面に表示された前記所定の調整項目に対する操作を受け付けると、前記第1の画像に代えて前記第2の画像に対して調整処理を実行することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1の画像および前記第2の画像は、撮像装置の撮像処理により得られたデータに対し、異なる圧縮処理を実行することにより生成されたものであることを特徴とする請求項1乃至何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記所定の処理は現像処理であることを特徴とする請求項1乃至何れか1項に記載の情報処理装置。
  9. 撮像素子から出力される画像信号に対して、所定の処理を実行して生成された第1の画像および前記所定の処理を実行せずに生成された第2の画像の組のうち前記第1の画像に対して調整処理を実行するステップと、
    前記第1の画像または前記第2の画像に対する調整処理に用いられるパラメータを調整項目毎に設定するステップと、
    前記第1の画像に対する調整処理に用いられるパラメータの設定を開始した後、前記第1の画像とは異なる通信方法を用いて前記第2の画像を取得するステップと、
    前記設定される複数の調整項目を画面に表示し、前記第2の画像の取得状況に応じて、前記複数の調整項目のうち少なくとも1つの所定の調整項目の表示態様を更新して表示するステップと
    を備えたことを特徴とする情報処理方法。
  10. コンピュータに、請求項に記載の情報処理方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
  11. 請求項1に記載のプログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
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