JP6718448B2 - コンピュータ断層撮影のための画像再構成 - Google Patents

コンピュータ断層撮影のための画像再構成 Download PDF

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Description

本発明は、いくつかの実施態様において、複数の放射線源からの画像データの画像再構成に関し、より具体的には、排他的ではないが、コンピュータ断層撮影(CT)のための画像再構成に関する。
CTシステムによって被検体を撮像するための方法は広く知られている。X線源によって放出された投射は、二次元(2D)の扇形ビーム又は三次元(3D)の円錐型ビームに整形されることが可能である。X線源によって放出された放射線は、被検体によって減衰させられて、検出器によって検出される。既知の方法では、X線源及び対向する検出器が被検体の周りを回転する間に、検出器は被検体に対して異なる角度で捕らえられた一連の投射からデータを取得する。検出器からの出力は、被検体を貫く断面画像を提供する再構成法によって処理される。
フィルタ逆投影(FBP)アルゴリズムは、扇状ビーム取得データを再構成するために用いられる既知の再構成法である。円錐状ビーム取得データを再構成するために用いられる再構成アルゴリズムは、通常、「Feldkamp」若しくは「FDK」法と呼ばれるタイプ、又はFDK法の変形である。FDK法は、L.A.Feldkamp、L.C.Davis、及びJ.W.Kress、JOSA A、第1巻、第6号、第612−619頁(1984年)によって発表され、その内容は参照として本明細書に組み込まれる。これらの方法によって得られる再構成された画像は、「データの不完全性」に起因して、中央平面(線源軌道平面)から離れた円錐ビーム角に関して悪化するアーチファクトを有することが知られている。角度の広い円錐ビームの場合、生じるアーチファクトは顕著であることが知られている。同様の問題は、当該分野で知られた他の円錐ビーム再構成アルゴリズムにおいて発生する。
複数の軸方向にオフセットされたX線源を用いてスキャンすること、又は単一の線源を用いて複数の軸方向にオフセットされたスキャンを実施することも知られており、これらはともに、取得されるデータの完全性を増大させるためのものである。通常、軸方向のオフセットは、投影された円錐ビーム間のオーバーラップを生じさせる。円錐ビームをオーバーラップさせるために、異なる線源から得られたデータを結合させる重み付け法が必要とされる。重み付けは、画像再構成中に又は画像再構成後に視野毎に(on a per view basis)検出器から捕らえられたデータに対して、及び線源の各々から取得されたデータに対して実施されることが可能である。例示的な二元線源CTスキャナ及び方法は、例えば、Arineta社に譲渡された「円錐ビームCT」と題する米国特許第7,869,561に記載されており、その内容は参照として本明細書に組み込まれる。
Medical physics誌、第37巻、第10号、第5351−5360頁(2010年)において発表されたJ.Baek及びN.J.Pelcによる「複数の並列環状円錐ビーム軌道の3D再構成体積を結合する新たな方法」と題する刊行物は、複数のX線源からのデータを再構成するための方法を記載しており、その内容は参照として本明細書に組み込まれる。各軌道の円錐ビーム投射データがFDKアルゴリズムを用いて別々に再構成されることが記載されている。その後、再構成された画像体積のオーバーラップ領域が、周波数空間における重み付け平均化処理を用いて結合される。オーバーラップ領域において滑らかに変化する重み付け関数が、周波数空間における急激な遷移によって引き起こされる画像アーチファクトを回避するために用いられる。
画像再構成の後に重み付けを適用することの1つの知られた不利益は、所与の線源による十分な角度の有効範囲を有する体積要素(ボクセル)のみが、当該線源に対する画像ボクセルを提供することが可能であるということである。例えば、FBP再構成は、少なくとも180°にビームの扇角度をプラスした角度から照射されるボクセルにのみ適用されることが可能であることが知られている。結果として、取得されたデータのうちのいくつかは再構成に使用されず、スキャナの線量効率は低下する。図6Cは、各線源から別々に形成された画像を重み付けすることによって再構成された例示的な画像を示す。この方法による再構成もまた、アーチファクト651を含むものと認めることが可能である。
「順次的なコンピュータ断層撮影法」と題する米国特許6,996,204は、被検査区域が線源及び検出器の全回転にわたって、2つの相互にオフセットされた好ましくは環状の線源軌道から照射されるコンピュータ断層撮影法を記載しており、その内容は参照として本明細書に組み込まれる。中間領域において、重み付けを有する両方の軌道からの測定値を結合することによって、吸収分布が再構成される。特定のボクセルに対する重みは、再構成されるべきボクセルと関連する軌道との距離の関数である。再構成されるべきボクセルと関連する軌道との距離が減少するにつれて、重みは増大する。この方法は、少なくとも360度にわたってスキャンデータを得ることを必要とする。
International journal of Biomedical imaging誌、第2009巻、ID 538389(2009年)において発表されたZ.Yin、B.De Man、及びJ.Packによる「多軸CT取得のための3D分析的円錐ビーム再構成」と題する刊行物は、全360度、及び180度に扇角度をプラスした部分的スキャンの両方に関する多軸線源からの再構成データのための方法を記載しており、その内容は参照として本明細書に組み込まれる。部分的スキャンの幾何学的配置の場合、記載された方法は、再構成中に異なる線源からのデータを結合するために、視野(view)ベースの重み付けを使用する。記載された重み付けは、重みの不連続性を避けるために領域間の境界をぼかしつつ、各ボクセルと各線源との間の円錐角に従って決定される。
図2は、関心体積(VOI)を照射する2つの放射線源の断面図の簡略化された概略的図解と、画像再構成に用いられる従来技術の線形重み付け関数の対応する一例を示す。いくつかの既知の方法において、VOI150内の各ボクセルにおいて各線源S1及びS2から得られるデータの重みが、その円錐角又はS1及びS2の線源平面からの距離に従って計算される。一般に、VOI150は、S1によってのみ照射される領域A、S2によってのみ照射される領域B、及びS1とS2の両方によって照射される領域Cを含む。一般に、領域A、B、及びCは、スキャナの視野角と共に変化する。いくつかの既知の方法において、領域C内におけるS1及びS2の各々に対する重み付け関数は、円錐角又は線源平面からの距離に依存する直線的に変化する関数として定義され、その一方、領域A及びBの各々における重み付け関数は、0又は1に等しいことが要求される。一般に、傾きは、線源平面101及び102における重み付け関数が1又は0に等しくなるように定義される。線源平面101及び102は通常それぞれ領域A及びB内にあり、領域A、B、及びCを分ける境界、例えばZAC及びZBCから変位しているので、領域Cと領域A及びBの各々との境界及び/又は交差地点には、重み付け関数の不連続性が存在する。重み付け関数の急激な遷移は、画像アーチファクトをもたらすことが知られている。これらの画像アーチファクトを低減するために、ぼかしを用いることが知られている。
図2に示される例において、各線源に関連付けられた重みが、2つの異なるYボクセル座標においてZ方向に沿ってプロットされている。重み付け関数161、162及び171、172は、当該分野において知られているように円錐角又は線源平面101、102からの距離の関数として計算された重み付け関数を表す。境界交差における重み付け関数の不連続性が示されている。通常、これらの遷移は、検出器106からの距離が増大するにつれてより顕著となる。例えば、重み付け関数161及び162における遷移は、検出器106により近い平面に対して定義された重み付け関数171及び172における遷移よりも顕著である。既知の方法は、ぼかし、例えばぼかし161’、162’、171’、172’を適用する。図2はまた、例示的なZ座標においてY方向に沿って、各線源S1、S2に関連付けられた例示的な重み付け関数181、182を示す。通常、Z方向に沿った直線的に変化する重み付け関数の場合、Y方向に沿った重み付け関数は一定である。通常、ぼかしがY方向に沿っても適用される。
例えばぼかしが適用されていない場合に、境界領域における重み付け関数の不連続性に起因して現れる画像アーチファクトの一例が、図6Aに示されている。一般に、ぼかしが適用されていない場合、重み付け関数の不連続性は、アーチファクト、例えば図6Aにおけるアーチファクト650を招来する。図6Bは、ぼかしを用いた例示的な画像再構成を示す。典型的に、アーチファクト650は、ぼかしが適用された場合に依然として明らかであるが、より顕著でなくなっている。
本発明のいくつかの実施態様によれば、異なる軸位置から収集されたデータを結合するための改良された重み付け関数を用いた、複数の軸方向にオフセットされた放射線源及び/又は複数の軸方向にオフセットされたスキャンから収集されたデータの画像再構成のための方法が提供される。本発明のいくつかの実施態様によれば、異なる軸位置から収集されたデータは、視野毎に結合される。本発明のいくつかの実施態様によれば、本方法は、単一の線源から収集されたデータの画像再構成のための様々な方法と統合されることが可能である。
本発明のいくつかの実施態様の一側面は、各ビームが環状軌道を移動する、軸方向にオフセットされた位置から放出される複数の放射線ビームから収集されるデータの体積画像再構成のための方法であって、軸方向にオフセットされた位置から放出される少なくとも2つの放射線ビームから投射データを受け取るステップであって、各ビームは前記環状軌道にわたって複数の視野角において放射する、ステップと、前記少なくとも2つの放射線ビームのうちの第1ビームによってのみ照射される第1領域と前記第1ビーム及び前記少なくとも2つの放射線ビームのうちの第2ビームの両方によって照射される第2領域との間の第1境界を定義するステップと、前記第1境界の関数として重み付け関数を定義するステップと、前記重み付け関数を用いて重み付けされた前記データから体積画像を再構成するステップと、を含む方法を提供する。
オプションとして、前記第1境界は、視野毎に定義される。
オプションとして、前記第2領域における前記重み付け関数は、前記環状軌道の回転軸の方向に沿った前記第2領域の長さ及び/又は広さの関数として変化するように定義される。
オプションとして、前記重み付け関数は、ぼかし(feathering)を有さず、前記第1及び第2領域にわたって連続であるように定義される。
オプションとして、前記方法は、前記第2領域と前記第2ビームによってのみ照射される第3領域との間の第2境界を定義するステップと、前記第1境界及び前記第2境界の両方の関数として、ぼかし(feathering)を有さず、前記第1及び第2領域にわたって連続である前記重み付け関数を定義するステップと、を含む。
オプションとして、前記重み付け関数は、前記第2領域において1から0へ又は0から1へ線形的に変化するように定義される。
オプションとして、前記第2境界は、視野毎に定義される。
オプションとして、前記少なくとも2つの放射線ビームは円錐ビームである。
オプションとして、前記体積画像は、180度に前記ビームの扇角度をプラスした角度にわたって収集されたデータを用いて再構成される。
オプションとして、前記体積画像は、360度よりも小さい角度にわたって収集されたデータを用いて再構成される。
オプションとして、前記体積画像は、少なくとも360度にわたって収集されたデータを用いて再構成される。
オプションとして、重み付けされた前記データから前記体積画像を再構成するためにフィルタ逆投影法が適用される。
オプションとして、前記体積画像を再構成するために反復的な再構成が適用される。
オプションとして、前記視野角において前記投射データを捕らえるために、1又は複数の放射線源と少なくとも1つの検出器アレイが、前記環状軌道の回転軸の周りを回転する支持回転体に搭載される。
オプションとして、前記投射データは、一体的に回転する少なくとも2つの軸方向にオフセットされた放射線源から受け取られる。
オプションとして、前記少なくとも2つの軸方向にオフセットされた放射線源は、前記環状軌道の回転軸の方向にオフセットされている。
オプションとして、前記少なくとも2つの軸方向にオフセットされた放射線源からの前記投射データは、同一の検出器アレイによって受け取られる。
オプションとして、前記検出器アレイは、前記少なくとも2つの軸方向にオフセットされた放射線源の各々からデータを受け取ることを交互に行う。
オプションとして、前記少なくとも2つの放射線ビームの各々からの前記データは、前記軸方向に動かされる単一の線源を用いて連続的に受け取られる。
オプションとして、前記少なくとも2つの放射線ビームは、前記環状軌道の回転軸の方向にオフセットされている。
特段定義されていない限り、本明細書において用いられるあらゆる技術的及び/又は科学的用語は、本発明が属する分野における当業者によって通常理解されるのと同じ意義を有する。本発明の実施態様の実施又は試験において、本明細書で説明されるものと類似する又は均等な方法及び材料が用いられることが可能であるが、例示的な方法及び/又は材料が以下では説明される。紛争の場合においては、定義を含む、特許明細書が支配することになる。加えて、材料、方法、及び例は、例証的にすぎず、必ずしも限定的であるとは意図されていない。
本発明の実施態様の方法及び/又はシステムの実装は、選択されたタスクを手動的に、自動的に、若しくはそれらの組み合わせによって実施し、又は完了することを伴うことが可能である。そのうえ、本発明の方法及び/又はシステムの実施態様の実際的な機器及び装置によれば、いくつかの選択されたタスクは、オペレーティングシステムを用いたハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせによって実装されることが可能であろう。
本発明のいくつかの実施態様は、添付の図面及び画像を参照して、単に例として本明細書において説明される。ここで特に図面を詳細に参照して、示された事項は例としてのものであり、本発明の実施態様の例証的な議論の目的のためのものである、ということが強調される。この点に関して、図面と共に把握される説明によって、本発明の実施態様がどのように実施され得るかが当業者に明らかとなる。
図1は、本発明の実施態様と共に使用されることが可能な先行技術のCT撮像システムの模式図である。 図2は、関心体積(VOI)を照射する2つの放射線源の断面図と、画像再構成に用いられる先行技術の線形重み付け関数の対応する一例とを示す簡略化された概略的図解である。 図3は、VOIを照射する2つの放射線源の断面図と、本発明の実施態様による画像再構成に用いられる対応する例示的な重み付け関数とを示す簡略化された概略的図解である。 図4は、本発明のいくつかの実施態様による、2つの線源からの逆投影されたデータを結合するための例示的な方法の簡略化されたフローチャートである。 図5は、本発明のいくつかの実施態様による、逆投影法を用いた画像再構成のための例示的な方法の簡略化されたフローチャートである。 図6A、6B、及び6Cは、既知の再構成法を用いて再構成された例示的な画像である。図6Dは、本発明のいくつかの実施態様による再構成法を用いて再構成された例示的な画像である。
本発明は、そのいくつかの実施態様において、複数の放射線源からの画像データの画像再構成に関し、より具体的には、排他的ではないが、コンピュータ断層撮影(CT)のための画像再構成に関する。
本発明のいくつかの実施態様によれば、画像再構成の段階中において異なる放射線源及び/又は異なる軸位置からのデータを結合し、結合されたデータを用いて画像を生成するための改良された方法が提供される。本発明のいくつかの実施態様によれば、異なる線源及び/又は位置からのデータを結合するための新たな重み付け手法が提案される。本発明のいくつかの実施態様によれば、重み付け手法は、視野毎に適用される。本発明のいくつかの実施態様によれば、新たな重み付け手法は、完全スキャン再構成と部分的スキャン再構成の両方に適している。本発明のいくつかの実施態様によれば、異なる線源から得られたボクセルデータを結合するための重みは、円錐角に基づいては定義されない。そうではなく、本発明のいくつかの実施態様によれば、異なる線源によって照射される体積間の境界及び/又は継ぎ目の位置が識別され、当該境界に関連する画像ボクセルの位置が、そのボクセルに対する重みを定義する。本発明のいくつかの実施態様によれば、境界は各投射及び/又は視野角に対して識別され、当該識別された境界に基づいて重みが定義される。
本発明のいくつかの実施態様によれば、各線源に対する重み付け関数は、VOIの全体を通して連続であるように定義される。重み付け関数の連続的な特性のために、ぼかしは必要とされない。本発明者らは、本明細書において開示される画像再構成のための方法は、他の既知の方法と比較してより少ない処理時間しか必要とせず、そしてまた、アーチファクトがより少ない改良された画像品質を提供することができる、ということを見出した。図6Dは、本明細書において説明される方法によって再構成された例示的な画像を示す。本発明者らは、この再構成された画像は、他の既知の方法によって再構成された画像、例えば図6A−6Cの画像と比較して、全体的にエンハンスされ、及び/又はより少ないアーチファクトを含む、ということを見出した。
画像をCTから再構成するための反復処理は既知である。一般的に、反復処理は、仮定した画像から開始し、その仮定した画像から投射を計算し、元の投射データを比較し、計算された投射と実際の投射との相違に基づいて画像を更新する。本発明のいくつかの実施態様によれば、本明細書において説明されるような重み付け処理は、反復再構成処理のうちの少なくとも1つの反復において使用される。
図面の図3−5に示されるような本発明のいくつかの実施態様をよりよく理解する目的のために、図1に示されるようなCT撮像システムの一般的な構成及び動作への言及が、まず初めになされる。図1は、医学的撮像に用いられる二元線源CTスキャナ100のいくつかの基本的な特徴の模式図であり、線源以外のほとんどの特徴は、従来の単一線源CTスキャナに対しても典型的なものである。CTスキャナ100は、通常、X線源S1及びS2並びに検出器アレイ106を支えている、ガントリー(不図示)に搭載された支持回転体102を備える。検出器アレイ106は、密接して配置されたX線検出器エレメント112の複数の行108と列110から成る。支持回転体102は、座標アイコン114によって示された座標系のZ軸134と一致する回転軸の周りに、矢印116によって示される方向に回転するように構成される。座標系114は回転体102と共に回転し、系が回転している間、Y軸は回転中心からX線源S1及びS2へ向いたままである、ということが留意されるべきである。
可動台118は、患者120(又は、より一般的には、検査される対象)を矢印122によって示されるようにスキャナZ軸に沿って搬送するように構成される。システムコントローラ124は、検出器アレイ106の出力に接続された画像プロセッサ126と、表示及び記憶装置128とに加えて、回転体102、X線源S1及びS2、台118の動作を制御する。典型的に、手動入力装置232もまた、コントローラ124への入力を提供する。X線源S1及びS2は、回転軸134に平行な線308に沿って軸方向に間隔を空けて配置される。X線源S1及びS2は、別々のX線管によって、又は単一の管の2つの焦点によって提供されることができる。
CTスキャナ100の動作中において、患者は、検査される対象物138がVOI150と一致するように位置決めされる。回転軸134の周りの複数の視野角において取得されたX線減衰データのコンピュータ処理によって、VOI150の断面軸画像又はスライスが作成される。回転体102が被験者120の周りにおいて線源S1、S2及び検出器アレイ106を運搬する際に、検出器エレメント112からの減衰データが、連続的な角度位置(又は視野角)に対して、典型的にはおよそ180度プラス扇角度からおよそ360度以上の範囲において収集される。二元線源CTスキャナ100では、線源S1及びS2は典型的には交互に動作し、減衰データは各線源について別々に取得される。
代替的に、単一の円錐ビームスキャナが用いられる場合、初めにある線源平面についてのデータを取得し、次いでスキャン対象の被験者をZ方向に動かして第2の線源平面に対して第2のセットのデータを取得することによって、オーバーラップするデータが取得される。本発明のいくつかの例示的な実施態様において、二元CTスキャナが、初めに2つの線源平面からのデータを取得するために使用され、スキャン対象の被験者(及び/又は検査対象)が、2つの追加セットのデータを取得するためにZ方向に線源と相対的に動かされることが可能である。
一般に投射と称される、固定された軸位置において全ての視野角に対して全ての検出器エレメントから収集されたデータは、1又は複数の二次元スライス画像を再構成するように画像プロセッサ126によってコンピュータ処理される。スライス画像は、表示及び記憶装置128によって表示されて記憶され、表示及び記憶装置128は、コンピュータモニタ又は任意の他の望ましい適切なディスプレイの種類のもの、及び適切なデータ記憶装置を含むことができる。円錐ビームの場合には、再構成された軸スライスから三次元画像が作成されることができる。
全ての器官の撮像のために、また特に心臓の撮像において、一対の円錐ビームを用いることは有利であり得る。X線源S1及びS2は、動作中に被験者支持台の軸位置を変えることなく心臓全体の良好な分解能の三次元画像を生成するのに十分大きな、一般的に円筒形のVOI150を形成するように結合する円錐ビームを放射する。複数のビームによって生成される放射からのデータは、実質的に、共通の検出器アレイの同一エリアにわたって捕らえられることができる。
ここで図面を参照して、図3は、VOIを照射する2つの放射線源の断面図の簡略化された模式図と、本発明のいくつかの実施態様による画像再構成に用いられる対応する例示的な重み付け関数を示す。図2に関連して述べられたように、2つの放射線源によって照射されるVOI150は、S1によってのみ照射される領域A、S2によってのみ照射される領域B、及びS1とS2の両方によって照射される領域Cを含む。一般に先行技術においても知られているように、S1から得られるデータは、領域Aにおいて重みw=1、及び領域Bにおいて重みw=0を受け取り、その一方、S2から得られるデータは、領域Aにおいて重みw=0、及び領域Bにおいて重みw=1を受け取る。一般に、重みwは、S1及びS2からの放射に対して取得された減衰データの各々のボクセルの画像への、強度の寄与の割合を定義する。
本発明のいくつかの実施態様によれば、S1及びS2からの投射データを結合するための重み付け関数は、領域A、B、及びCの全体を通して連続であり、且つ領域C内において単調で微分可能であるように定義される。本発明のいくつかの実施態様によれば、各線源に対する重み付け関数は、Z方向に沿って定義され、先行技術とは異なり、領域Cにおいて、Z方向に沿った領域Cの長さ及び/又は広さの関数として変化する。
Z方向に沿ったS1に対する例示的な線形重み付け関数261及び271は、領域Aにわたって1に等しく、領域Cにわたって1から0へ直線的に変化し、領域Bにわたって0に等しいように定義される。同様に、S2に対する例示的な重み付け関数262及び272は、領域Aにわたって0に等しく、領域Cにわたって0から1へ直線的に変化し、領域Bにわたって1に等しいように定義される。典型的に、重み付け関数の直線的に変化する部分の傾きは、Y方向に沿う所与の高さのせいで、Z方向に沿った領域Cの長さ及び/又は広さに依存する。例えば、ある特定のY座標において定義される重み付け関数261及び262の直線的に変化する部分の傾きは、検出器106により近い別の特定のY座標において定義される重み付け関数271及び272のそれよりも急峻である。代替的に、重み付け関数261、262、271、及び272の差異部分は、非線形的に変化するように定義される。オプションとして、異なる重み付け関数が、異なるY座標及び/又は異なる視野に対して定義される。オプションとして、直線的に変化する重み付け関数が、いくつかのY座標及び/又はいくつかの視野から定義され、非線形的に変化する重み付け関数は、例えば多項式又は指数関数的に変化する関数である。
S1及びS2から放射するビームの円錐形構造に起因して、Z方向に沿った領域Cの長さ及び/又は広さは、Y座標が検出器106に接近するにつれて増大する。本明細書において説明される方法は、ボクセル位置にかかわらず飛びがなく連続な重み付け関数を提供する。図2における例は、重み付け区域の距離は変化するが、重み161、162は異なるY位置における重み171、172と同じであるか又はよく似ていることを示している。このことは、Y座標が検出器に近づくにつれて減少する、線源に近いY座標に対する領域間の重みの大きな不連続性を引き起こす。これらの不連続性は、画像アーチファクトをもたらす。
本発明のいくつかの実施態様によれば、Y方向に沿って定義される領域Cにおける重み付け関数、例えば重み付け関数281及び282もまた、連続単調関数である。典型的に、重み付け関数はZ方向に沿って連続であるように定義されるが、その結果として得られるY方向に沿った重み付け関数、例えば重み付け関数281及び282は、同様にY方向において連続である。結果としてのY方向に沿った重み付け関数、例えば重み付け関数281及び282は、Zに沿う線形関数を得るべく領域C内において非線形的に変化してもよい。簡略化のためVOI150の断面のみが示されていることが留意される。しかしながら、典型的にはX方向に沿った重み付け関数もまた、連続的である。
ここで、本発明のいくつかの実施態様による、2つの線源からの減衰データの寄与を結合するための例示的な方法の簡略化されたフローチャートを示す図4に対しても、参照がなされる。本発明のいくつかの実施態様によれば、この結合方法は、図5に関連して本明細書で後述されるような再構成処理において用いられる。本発明のいくつかの実施態様によれば、領域A、B、及びC間の境界のZ座標が、各ボクセル位置(x,y)の関数として定義される(ブロック410)。本発明のいくつかの実施態様によれば、線源領域間の境界のZ座標は、以下の式によって定義される。
Figure 0006718448
ここで、zS1及びzS2は、Z方向におけるS1及びS2の位置であり、zD1及びzD2は、検出器アレイのサイズ又はビームのコリメーションに依存する、検出器106におけるVOI150の投射のエッジ位置であり、SZは、S1及び/又はS2のいずれかとZ軸(回転軸)との距離であり、SDは、検出器106とZ軸(回転軸)との距離である。
本発明のいくつかの実施態様によれば、重み付け関数が、前記特定された境界線のZ座標の関数として定義される(ブロック420)。いくつかの例示的な実施態様において、線形の重み付け関数が定義される場合、傾きが境界線zAC(x,y)及びzBC(x,y)に従って計算される。オプションとして、重み付け関数は、以下の式によって定義される。
Figure 0006718448
例示的な重み付け関数として線形の重み付け関数が説明されるが、連続で単調で微分可能な関数である他の非線形の重み付け関数が、線形的に定義された関数の代わりに用いられることが可能である、ということが留意される。
本発明のいくつかの実施態様によれば、前記定義された重み付け関数を用いて各線源の重み付けされた寄与を合計することによって、視野毎の結合された再構成値が決定される(ブロック430)。本発明のいくつかの実施態様によれば、1つの視野角に対する各ボクセルの最終的な値は、以下の式によって定義される。
Figure 0006718448
ここで、IS1は、S1からの投影された視野の寄与であり、IS2は、S2からの投影された視野の寄与であり、Iは、視野角θに対する結合された値である。典型的に、結合された値Iは、各視野角に対して計算される。
ここで、本発明のいくつかの実施態様による、逆投影法を用いて画像を再構成するための例示的な方法の簡略化されたフローチャートを示す図5に対して、参照がなされる。本発明のいくつかの実施態様によれば、CTスキャナは、複数の放射線源、例えばS1及びS2によって対象物をスキャンし、それに応答して、複数の線源に対するCT投射データが受け取られる(ブロック510)。典型的に、検出器106によって捕らえられた投射データが、画像プロセッサ228によって受け取られる。典型的に、捕らえられた投射データは、例えば180度プラス扇角度、又は360度以上にわたって捕らえられた、複数の視野を含む。典型的に、取得されたデータが、既知の方法に従って前処理される(ブロック515)。いくつかの既知の再構成法において、データは次に、並列投射を実現するために再配列される(ブロック520)。FBP再構成法では、データは、典型的に、当該データを画像体積に逆投影するのに先立って、フィルタ関数を用いて畳み込まれる(ブロック520)。典型的に、逆投影の開始の際、画像体積が初期化され(ブロック525)、再構成が完了するまで、CT視野データ、及び/又は視野データ内の各ボクセルへの寄与が、一度に一視野ずつ、初期化された体積に追加される(ブロック560及び565)。
典型的に、投影されたデータからCT視野が分離され(ブロック530)、前記複数の線源の各々の、各画像ボクセルへの視野寄与が計算され、及び/又は他の方法で決定される(ブロック535)。オプションとして、円錐ビームがスキャンに用いられる場合、線源S1及びS2からの円錐ビームデータの寄与を計算するために、FDK法が適用される。本発明のいくつかの実施態様によれば、典型的には単一の視野の逆投影(ブロック535)と同時に、異なる線源によって照射される体積の間の境界が識別され(ブロック540)、画像体積内の各画像ボクセルについての対応する重みが定義される(ブロック545)。
本発明のいくつかの実施態様によれば、異なる線源によって照射される体積の間の境界のZ座標が識別され、重みを定義するのに用いられる。本発明のいくつかの実施態様によれば、線源の各々からの寄与が重み付けされ(ブロック550)、全ての線源からの重み付けされたデータが結合される(ブロック555)。本発明のいくつかの実施態様によれば、重み付け関数は、複数の線源によって照射される領域の全体を通して連続であり、当該領域内において単調且つ微分可能であるように定義される。オプションとして、重み付け関数は、式(3)によって定義される。本発明のいくつかの実施態様によれば、全ての線源からの結合された寄与が画像体積に追加され(ブロック560)、関与する全ての視野が画像体積に追加されるまで、処理が追加のCT視野に対して繰り返される(ブロック565)。いくつかの例示的な実施態様では、一旦全てのCT視野が画像体積に追加されると、再構成された画像を改善するための更なる処理が適用される(ブロック570)。本発明のいくつかの実施態様によれば、反復的な再構成処理が用いられる場合、本明細書において説明されるような重み付け処理が、反復的な再構成処理の少なくとも1つの反復において使用される。
本発明の実施態様のほとんどは、2つの放射する線源から捕らえられたデータを結合することに関連して説明されたが、本明細書において説明される方法は、異なる軸位置において捕らえられる連続スキャンで単一の線源によってオーバーラップデータを捕らえるシステムに対して同様に適用されることが可能である、ということが留意される。
本発明の実施態様のほとんどは、2つの放射する線源から捕らえられたデータを結合することに関連して説明されたが、本明細書において説明される方法は、2つよりも多い線源によって放射するシステムに対して同様に適用されることが可能である、ということが留意される。
本発明の実施態様のほとんどは、軸方向に互いから変位した放射線源に関連して説明されたが、異なる幾何学的配置でオーバーラップするビームを備えたシステムに対して同様に適用されることが可能である、ということが留意される。オーバーラップするビームによって、スキャン対象の物体の少なくとも一部分の体積が、2つ以上の線源からのビームによって又は同一の線源を用いて2回転以上照射される、ということが意図される。
「備える(comprises)」、「備える(comprising)」、「含む(includes)」、「含む(including)」、「有する(having)」という用語、及びそれらの活用形は、「含むが限定されない」ということを意味する。
「から成る(consisting of)」という用語は、「含み且つ限定される」ということを意味する。
「から本質的に成る(consisting essentially of)」という用語は、組成、方法、又は構造が付加的な成分、ステップ、及び/又は部品を含んでよいが、当該付加的な成分、ステップ、及び/又は部品が、クレームに記載された組成、方法、又は構造の基本的で新規な特徴を実質的に変更しない場合に限る、ということを意味する。
明確性のために別々の実施態様の文脈で説明されている本発明のある特徴は、単一の実施態様において組み合わせて提供されることもできる、ということが理解される。その反対に、簡潔さのために単一の実施態様の文脈で説明されている本発明の様々な特徴は、別々に、又は任意の適切なサブコンビネーションとして、又は本発明の任意の他の説明された実施態様において適切であるように、提供されることもできる。様々な実施態様の文脈において説明されたある特徴は、当該実施態様がそれらの要素なしでは動作不能でない限り、それらの実施態様の本質的な特徴とみなされてはならない。

Claims (17)

  1. 各ビームが環状軌道を移動する、軸方向にオフセットされた位置から放出される複数の放射線ビームから収集されるデータの体積画像再構成のための方法であって、
    軸方向にオフセットされた位置から放出される少なくとも2つの放射線ビームから投射データを受け取るステップであって、軸方向にオフセットされた位置とは前記環状軌道の回転軸の方向にオフセットされたものであり、各ビームは前記環状軌道にわたって複数の視野角において放射する、ステップと、
    前記少なくとも2つの放射線ビームのうちの第1ビームによってのみ照射される第1領域と前記第1ビーム及び前記少なくとも2つの放射線ビームのうちの第2ビームの両方によって照射される第2領域との間の第1境界を定義するステップと、
    重み付け関数を定義するステップであって、前記重み付け関数は前記第1領域と前記第2領域の双方にわたって連続であり、前記第2領域において単調で微分可能であり、前記第2領域における前記重み付け関数は前記環状軌道の回転軸の方向に沿った方向に前記第1境界からの距離の関数として定義されるステップと、
    前記重み付け関数を用いて重み付けされた前記データから体積画像を再構成するステップと、
    を含む方法。
  2. 前記第1境界は、視野毎に定義される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第2領域における前記重み付け関数は、前記環状軌道の回転軸の方向に沿った前記第2領域の長さ及び/又は広さの関数として変化するように定義される、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第2領域と前記第2ビームによってのみ照射される第3領域との間の第2境界を定義するステップを含み、
    前記重み付け関数は、前記第1境界からの距離及び前記第2境界からの距離の両方の関数として更に定義され、前記第1領域、前記第2領域、前記第3領域のすべてにわたって連続であ
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記重み付け関数は、前記第2領域において1から0へ又は0から1へ線形的に変化するように定義される、請求項に記載の方法。
  6. 前記第2境界は、視野毎に定義される、請求項又はに記載の方法。
  7. 前記少なくとも2つの放射線ビームは円錐ビームである、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記体積画像は、180度に前記ビームの扇角度をプラスした角度にわたって収集されたデータを用いて再構成される、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記体積画像は、360度よりも小さい角度にわたって収集されたデータを用いて再構成される、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記体積画像は、少なくとも360度にわたって収集されたデータを用いて再構成される、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  11. 重み付けされた前記データから前記体積画像を再構成するためにフィルタ逆投影法が適用される、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記体積画像を再構成するために反復的な再構成が適用される、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記視野角において前記投射データを捕らえるために、1又は複数の放射線源と少なくとも1つの検出器アレイが、前記環状軌道の回転軸の周りを回転する支持回転体に搭載される、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 前記投射データは、一体的に回転する少なくとも2つの軸方向にオフセットされた放射線源から受け取られるものであって、前記少なくとも2つの軸方向にオフセットされた放射線源は前記環状軌道の回転軸の方向にオフセットされたものである、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記少なくとも2つの軸方向にオフセットされた放射線源からの前記投射データは、同一の検出器アレイによって受け取られる、請求項14に記載の方法。
  16. 前記検出器アレイは、前記少なくとも2つの軸方向にオフセットされた放射線源の各々からデータを受け取ることを交互に行う、請求項15に記載の方法。
  17. 前記少なくとも2つの放射線ビームの各々からの前記データは、前記軸方向に動かされる単一の線源を用いて連続的に受け取られる、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
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