JP6718126B2 - シートフレーム検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートフレーム検査装置に関する。
従来のシート装置のシートフレームの検査装置においては、シートバックフレームを検査装置側のモーターによって傾動させ、その時の傾動角度を検出し、その時の検出傾動角度からシートフレームの良否判定を行っていた(例えば特許文献1参照)。
特許第5242176号公報
しかしながら、従来の検査装置は、シートバックフレームの傾動角度についてのみ良否判定を行うので、検査項目が限定的であり、十分な製品検査を行うことができなかった。
本発明は、シートフレームについてより広範囲により詳細な検査を行える検査装置を提供することをその目的とする。
請求項1記載の発明は、
少なくとも二以上の可動部を備えるシートフレームに対して前記可動部の動作に関する検査を行うシートフレーム検査装置において、
前記シートフレームを据え付ける設置台と、
前記設置台に据え付けられたシートフレームの少なくとも二以上の前記可動部を動作させるための動作指令を出力する作動部と、
前記作動部により動作する前記二以上の可動部の各々に対して、動作に関する複数の検査項目についてそれぞれ測定を行う複数の測定部とを備え、
前記シートフレームに対して着脱可能な錘を備え、
前記錘は、前記シートフレームのシートバックフレームに対向配置する第一の錘と、座部フレームに対向配置する第二の錘とを含み、
前記第一の錘と第二の錘を保持し設置台に配置した前記シートフレームへの取り付けと測定後に退避位置まで搬送する錘着脱機構を備え、
前記第一の錘と前記第二の錘は下端部に球体部が形成された腕部を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のシートフレーム検査装置において、
前記腕部は、それぞれ左右方向に外側に延出され、
その先端部が屈曲して下方に延出されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のシートフレーム検査装置において、
前記第一の錘は、本体部の上端部から上方に延出された係止フック部を有し、
前記係止フック部は鈎状に折り返した形状であることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項記載のシートフレーム検査装置において、
前記第二の錘は、本体部後端部の中央に後方に延出された延出部を備え、
前記延出部は後端部が下方に屈曲した形状になっていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載のシートフレーム検査装置において、
前記第二の錘は、前側本体部及び後側本体部に二分されていて、ヒンジにより連結され、座部フレームと共に前側本体部が回動することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載のシートフレーム検査装置において、
前記第一の錘と第二の錘のシートフレームに接触する表面部分には樹脂或いはクッション材が被着されていることを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載のシートフレーム検査装置において、
前記第一の錘と前記第二の錘を加えた重量は平均的な人間の体重に相当することを特徴とする。
請求項記載の発明は、請求項1からのいずれか一項に記載のシートフレーム検査装置において、
前記設置台に据え付けられたシートフレームに対して、一以上の測定部を着脱する測定部着脱機構を備えたことを特徴とする。
請求項1記載の発明は、二以上の可動部の各々に対して、動作に関する複数の検査項目についてそれぞれ測定を行う複数の測定部を備えているので、シートフレームの複数の可動部について複数の検査項目の検査を行うことができ、より広範囲により詳細な検査を行うことが可能となる。
シートフレームの斜視図である。 シートフレームの側面図である。 シートフレーム検査装置の正面図である。 シートフレーム検査装置の側面図である。 設置台の側面図である。 第一の錘の正面図である。 第一の錘の側面図である。 第二の錘の平面図である。 第二の錘の側面図である。 設置台に設置されたシートフレームに対する各種の変位計の配置を示す側面図である。 設置台に設置されたシートフレームに対する各種の騒音計の配置を示す側面図である。 設置台に設置されたシートフレームに対する各種の騒音計と加速度計の配置を示す平面図である。 設置台に設置されたシートフレームに対する各種の加速度計の配置を示す側面図である。 四つの測定部着脱機構の配置及び動作を示す平面図である。 二つの測定部着脱機構の配置及び動作を示す側面図である。 シートフレーム検査装置の制御系を示すブロック図である。 制御装置によるシートフレームの検査の全工程を示すフローチャートである。 可動部に対する検査時の動作制御及び処理について示すフローチャートである。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
本実施形態では、乗物室内に装備されるシート装置の骨格部分をなすシートフレーム100の動作に関する各種の検査を行うシートフレーム検査装置10を例示する。
なお、以下の説明では、シートフレーム100の完成品であるシート装置に座った人間から見て前後左右上下となる方向をシートフレーム100における前後左右上下として説明する。
[シートフレーム]
図1はシートフレーム100の斜視図、図2は側面図である。
シートフレーム100は、図示のように、シートバックフレーム120と、シートバックフレーム120の下部の左右にそれぞれ配置された左右一対のクッションサイドフレーム130,130と、左右一対のクッションサイドフレーム130,130の間に配置されてクッションパッド(図示省略)を支持する座部フレーム140と、クッションサイドフレーム130,130の下側に設けられたベースフレーム150と、クッションサイドフレーム130,130に対してシートバックフレーム120を傾動させる可動部としてのリクライニング機構160と、ベースフレーム150を前後に移動させる可動部としてのスライド機構170と、ベースフレーム150に対してクッションサイドフレーム130,130を上下に昇降させる可動部としてのハイト機構180と、クッションサイドフレーム130,130に対して座部フレーム140を回動させる可動部としてのチルト機構190(図16参照)とを備えている。
なお、上記各フレーム120,130,140,150は、主に防錆性の金属(例えば、ステンレススチール)から形成されている。
シートバックフレーム120は左右に一対のバックサイドフレーム121,121を備え、上部にこれらバックサイドフレーム121,121を連結するパイプ状の上部フレーム122を備えている。
また、シートバックフレーム120の下端部には一対のクッションサイドフレーム130,130の後端部に連結する支軸123が設けられている。この支軸123は左右方向に沿って取り付けられており、各クッションサイドフレーム130,130に対して、シートバックフレーム120の上端部側が前後に移動する方向にシートバックフレーム120を回動可能としている。
リクライニング機構160は、支軸123に設けられ、リクライニングモーター161(図16参照)によりシートバックフレーム120に回動動作の付与を行う。
なお、図2における符号100Rはリクライニング機構160によりシートバックフレーム120が後方に回動した状態を示している。
左右のクッションサイドフレーム130,130は、それぞれ、前後に連結された二本のリンク部材131(他方は図示略)によりベースフレーム150に連結されており、いわゆる四節リンク機構の構造により、ベースフレーム150対する昇降を可能としている。
ベースフレーム150は左右両側に前後方向(厳密には幾分前斜め上に傾斜している)に沿った長尺のスライドフレーム151,151を備えており、当該スライドフレーム151,151を介して前後移動可能にスライド機構170に支持されている。
スライド機構170は、ベースフレーム150の左右のスライドフレーム151,151を個別に支持する左右一対のスライドレール172,172と、各スライドレール172,172の前端部をシートの組み付け位置に固定するための脚部173,173と、スライドモーター171(図16参照)の動力を前後方向に沿った移動力に変換して伝える伝達機構174とを備えている。
なお、図2における符号100Sはスライド機構170によりクッションサイドフレーム130及びシートバックフレーム120が後方に移動した状態を示している。
ハイト機構180は、左側のクッションサイドフレーム130に設けられ、一対のクッションサイドフレーム130,130に昇降動作の駆動源となるハイトモーター181(図16参照)と、ハイトモーター181の動力を昇降動作に変換するための伝達機構182とを備えている。
なお、図2における符号100Hはハイト機構180によりクッションサイドフレーム130が上昇した状態を示している。
座部フレーム140は、一対のクッションサイドフレーム130,130の前端部に設けられ、これら一対のクッションサイドフレーム130,130により、左右の端部が回動可能に支持されている。
座部フレーム140は、一対のクッションサイドフレーム130,130により、左右方向に沿った軸回りに回動可能であり、これによってその前端部を上下に昇降させることができる。
チルト機構190は、座部フレーム140の下側に設けられ、チルトモーター191(図16参照)により座部フレーム140に起伏回動動作の付与を行う。
なお、図2における符号100Tはチルト機構190により座部フレーム140の前端部が上昇した状態を示している。
[シートフレーム検査装置の検査項目]
シートフレーム検査装置10では、四つの可動部であるリクライニング機構160,スライド機構170,ハイト機構180及びチルト機構190に対して、以下の検査項目について検査を行う。
即ち、リクライニング機構160に関しては、シートバックフレーム120のリクライニング動作の作動角度(作動範囲)、作動時の同期ズレ、前後それぞれの傾動時の作動速度、リクライニングモーター161の作動時の作動電流、作動時にシートバックフレーム120に生じる作動振動の測定を行う。
また、スライド機構170に関しては、ベースフレーム150のスライド動作の作動ストローク(作動範囲)、作動時の同期ズレ、前後それぞれの移動時の作動速度、スライドモーター171の作動時の作動電流、作動時に伝達機構174に生じる作動音、作動時にクッションサイドフレーム130に生じる作動振動、前後の移動切り替え時における衝撃的な振動の測定を行う。
また、ハイト機構180に関しては、一対のクッションサイドフレーム130,130の昇降動作の作動ストローク(作動範囲)、作動時の同期ズレ、上昇時と下降時のそれぞれの作動速度、ハイトモーター181の作動時の作動電流、作動時にハイト機構180に生じる作動音、下降時にクッションサイドフレーム130に生じる作動振動、クッションサイドフレーム130の下降時の下死点到達時における衝撃的な振動の測定を行う。
また、チルト機構190に関しては、座部フレーム140の回動動作の作動ストローク(作動範囲)、作動時の同期ズレ、上昇回動時と下降回動時のそれぞれの作動速度、チルトモーター191の作動時の作動電流、座部フレーム140の下降時の下死点到達時における衝撃的な振動の測定を行う。
「作動角度」については、角度変化を検出する角度変位計により測定する。
「作動ストローク」については、直線的な距離変化を検出する変位計により測定する。
また、「同期ズレ」は、上記変位計により測定された変位と動作指令との差から取得する。
「作動速度」は、上記角度変位計又は変位計により測定された変位の計時変化から取得する。
「作動電流」は、モーターの駆動回路からモーターに通電する電流値を電流計により計測する。
「作動音」は、騒音計により音の大きさを測定する。
「作動振動」と「衝撃的な振動」は、加速度計によって計測する。
なお、上記角度変位計、変位計、電流計、騒音計、加速度計は、本願発明の「計測部」に対応するものである。
[シートフレーム検査装置]
図3シートフレーム検査装置10の正面図、図4は側面図を示している。
シートフレーム検査装置10は、四つの可動部(リクライニング機構160,スライド機構170,ハイト機構180及びチルト機構190)を備えるシートフレーム100に対して各可動部の動作に関する上記各種の検査項目について測定し、検査を行う。
上記検査のために、シートフレーム検査装置10は、シートフレーム100を据え付ける設置台20と、シートフレーム100の四つの各機構160〜190の各々に対して、前述した各種の検査項目の測定を行う測定部としての変位計、電流計、騒音計及び加速度計と、当該加速度計を設置台20に据え付けられたシートフレーム100の規定の位置に対して着脱する複数の測定部着脱機構40〜43(図14参照)と、シートフレーム100に対して着脱可能な第一の錘31及び第二の錘32と、シートフレーム100の所定位置に対して第一の錘31及び第二の錘32を着脱する錘着脱機構33と、シートフレーム検査装置10の全体を統括的に制御する制御装置90と、シートフレーム検査装置10の全体構成を支持し格納する筐体11と、シートフレーム検査装置10に対する検査の開始等を入力する入力装置98と、検査に関する各種の情報を表示する表示装置99とを備えている。
[設置台]
図5は設置台20の側面図である。
設置台20は、筐体11内に水平に設置された矩形平板状の基板21と、基板21の上面に左右方向に沿って固定装備された第一と第二の治具22,23とを備えている。
基板21は、筐体11内において、モーターを駆動源とする設置台移動機構24(図16参照)により検査位置と退避位置との間を移動可能となっている。
第一の治具22の左右の両端部の上方には、シートフレーム100の脚部173,173を保持するための第一の保持エアシリンダー25(一方のみ図示)が対向配置されている。この第一の保持エアシリンダー25は、第一の治具22の上に配置されたシートフレーム100の脚部173に形成された保持孔173aにプランジャー251を挿入することにより、シートフレーム100の前端部を第一の治具22上に固定することができる。
また、第二の治具23の左右の両端部の内側には、シートフレーム100のスライドレール172,172を保持するための第二の保持エアシリンダー26(一方のみ図示)が配置されている。この第二の保持エアシリンダー26は、第二の治具23の上に配置されたシートフレーム100のスライドレール172に形成された保持孔172aにプランジャー261を挿入することにより、シートフレーム100の後端部を第二の治具23上に固定することができる。
また、第一及び第二の治具22,23に固定されたシートフレーム100のスライド機構170は、スライドレール172,172の後端部の隙間にくさび状のブロック27が挿入され、ガタつきが防止される。
[第一及び第二の錘]
上記各種項目の検査はシートフレーム100に対して人間が座った状態の荷重を加えて行うことを前提とする。このため、総重量が平均的な人間の体重に相当する第一及び第二の錘31,32が用意されている。
図6は第一の錘31の正面図、図7は側面図である。
第一の錘31は、図示のように、シートバックフレーム120に装着され、人間の平均的な体重の半分の重量(例えば、30kg)に調整されている。
第一の錘31は、矩形平板状の本体部311と、本体部311の上端部から上方に延出された係止フック部312と、本体部311の上下方向に中間位置における左右両端部から左右方向にそれぞれ延出された一対の上側腕部313,313と、本体部311の下端部における左右両端部から左右方向にそれぞれ延出された一対の下側腕部314,314とを備えている。
第一の錘31は、全体が金属からなり、シートバックフレーム120に接触する表面部分には樹脂或いはクッション材が被着されている。これにより、装着時にシートバックフレーム120への傷付きの発生を低減させている。
係止フック部312はその上端部が鈎状に折り返した形状になっており、第一の錘31を下降させることにより、係止フック部312の鈎状部分の内側にシートバックフレーム120の上部フレーム122を内側に挿入し、第一の錘31を上部フレーム122に吊下した状態にすることができる。
また、上部フレーム122は前後に平坦面を有し、鈎状の係止フック部312の内側には、上部フレーム122の前後の平坦面にそれぞれ面接触する平坦面を備えており、当該上部フレーム122を支点として第一の錘31の下端部が前後に揺動しないようになっている。即ち、係止フック部312の内側に形成された前後の平坦面が揺動規制部となっている。
各上側腕部313,313は、それぞれ左右方向に外側に延出され、その先端部がシートバックフレーム120側に直角に屈曲している。そして、その先端の屈曲部には、シートバックフレーム120の傾斜角度を検出する角度変位計51が設けられている。
各下側腕部314,314は、それぞれ左右方向に外側に延出され、その先端部が屈曲して下方に延出されている。この下側腕部314,314の下端部には球状部314a,314aが形成されており、変位計54が下方から接している。これにより、ハイト機構180により昇降するクッションサイドフレーム130,130の高さが検出される。
図8は第二の錘32の平面図、図9は側面図である。
第二の錘32は、一対のクッションサイドフレーム130,130の間に装着され、前側本体部321及び後側本体部322に二分されている。前側本体部321は、例えば、10kg、後側本体部322は、例えば、20kgに調整され、これらの合計重量は、人間の平均的な体重の半分の重量(例えば、30kg)となっている。つまり、前述した第一の錘31と第二の錘32との合計が人間の平均的な体重の重量となっている。
前側本体部321は、クッションサイドフレーム130,130に支持された座部フレーム140に載置した状態で装着される。そして、前側本体部321と後側本体部322とはヒンジ325,325により連結されており、座部フレーム140と共に前側本体部321のみが回動することができるようになっており、座部フレーム140の回動の妨げとならない構造を採っている。
また、前側本体部321は、矩形平板状であって、後端部における左右両端部から左右方向にそれぞれ延出された一対の腕部324,324を備えている。
各腕部324,324は、それぞれ左右方向に外側に延出され、その先端部が下方に直角に屈曲している。この腕部324,324の下端部には球状部324a(一方のみ図示)が形成されており、変位計55が下方から接している。これにより、チルト機構190により昇降する座部フレーム140の高さが検出される。
後側本体部322は、矩形平板状であって、その後端部の中央に後方に延出された延出部323を備えている。延出部323はその後端部が下方に屈曲した形状になっており、第二の錘32を下降させることにより、延出部323の屈曲部が一対のクッションサイドフレーム130,130の間に設けられた支軸に係止され、クッションサイドフレーム130,130に対して第二の錘32を前後方向に適正な位置に位置決めすることができる。
なお、第二の錘32も、全体が金属からなり、シートバックフレーム120に接触する表面部分には樹脂或いはクッション材が被着されている。これにより、装着時にクッションサイドフレーム130,130や座部フレーム140への傷付きの発生を低減させている。
[錘着脱機構]
錘着脱機構33は、図3に示すように、先端に図示しないクランプを備え、第一の錘31を吊下支持する第一の支持アーム331と、先端に図示しないクランプを備え、第二の錘32を吊下支持する第二の支持アーム332と、各支持アーム331,332を左右方向に搬送する搬送機構333と、各支持アーム331,332を上下方向に昇降させる昇降機構334とを備えている。
第一の支持アーム331と第二の支持アーム332は、それぞれクランプにより第一の錘31と第二の錘32とを吊下保持した状態で設置台20から離間した退避位置に退避している。そして、検査の際には、搬送機構333により設置台20に設置されたシートフレーム100の上方まで移動し、昇降機構334により第一の錘31と第二の錘32とを下降させる。これにより、シートフレーム100に対して第一の錘31と第二の錘32とはそれぞれ適正な取り付け位置に導かれ、クランプを解放することにより、第一の錘31と第二の錘32の取り付けが完了する。
また、第一の錘31と第二の錘32の回収は、上記取り付けと全く逆の手順で行われる。即ち、錘着脱機構33は、取り付け位置で第一の錘31と第二の錘32とをクランプし、上昇して退避位置まで搬送する。
[角度変位計]
リクライニング機構160の作動角度を検出する角度変位計51は内部の錘や液体の移動により水平に対する傾斜角度を検出するいわゆる傾斜センサーであり、図7に示すように、前述した第一の錘31の一方の上側腕部313の先端の屈曲部に取り付けられている。この角度変位計51は、左右方向に沿った中心軸周りの水平に対する傾斜角度を検出して、その検出信号を制御装置90に入力する。
[変位計]
図10は設置台20に設置されたシートフレーム100に対する各種の変位計の配置を示す側面図である。
スライド機構170によるベースフレーム150のスライド動作の作動ストロークを検出する変位計53と、ハイト機構180による一対のクッションサイドフレーム130,130の昇降動作の作動ストロークを検出する変位計54と、チルト機構190による座部フレーム140の回動動作の作動ストロークを検出する変位計55とは、いずれも、接触式であって対象物の直線的な移動距離を検出するリニアスケールであり、検出方向に沿った直線距離に応じた検出信号を制御装置90に入力する。各変位計53,54,55は、いずれも、検出方向に沿って一定の押圧力で接触子が押し出される構造であり、対象物に対して測定に影響が出ない程度の押圧力で当接した状態で検出が行われる。
スライド機構170によるベースフレーム150のスライド動作の作動ストロークを検出する変位計53は、接触子の移動方向がスライドフレーム151のスライド移動方向と一致し、接触子がスライドフレーム151の後端部に後方から当接するように配置されている。これにより、変位計53の接触子がベースフレーム150の前後移動に追従し、その作動ストロークを検出することができる。
なお、変位計53は、設置台20にシートフレーム100を設置することにより、スライドフレーム151の後端部に接触子が当接するように配置されている。
ハイト機構180による一対のクッションサイドフレーム130,130の昇降動作の作動ストロークを検出する変位計54は、接触子の移動方向が上下方向に向けられている。そして、接触子がクッションサイドフレーム130と共に昇降するシートバックフレーム120に取り付けられる第一の錘31の一方の下側腕部314の下端に位置する球状部314aに下方から当接するように配置されている。これにより、変位計54の接触子がクッションサイドフレーム130の上下移動に追従し、その作動ストロークを検出することができる。
なお、変位計54は、錘着脱機構33により第一の錘31がシートバックフレーム120に取り付けられる動作が実行されることにより、接触子が一方の下側腕部314の球状部314aに当接するように配置されている。
チルト機構190による座部フレーム140の回動動作の作動ストロークを検出する変位計55は、接触子の移動方向が上下方向に向けられている。そして、接触子が座部フレーム140の回動に追従して回動する第二の錘32の一方の腕部324の下端の球状部324aに下方から当接するように配置されている。これにより、変位計55の接触子が座部フレーム140の回動に追従し、その作動ストロークを検出することができる。
なお、変位計55は、錘着脱機構33により第二の錘32が一対のクッションサイドフレーム130,130及び座部フレーム140に取り付けられる動作が実行されることにより、一方の腕部324の球状部324aに当接するように配置されている。
[騒音計]
図11は設置台20に設置されたシートフレーム100に対する各種の騒音計の配置を示す側面図、図12は各種の騒音計と加速度計の配置を示す平面図である。
スライド機構170によるベースフレーム150のスライド動作の作動音を検出する騒音計57と、ハイト機構180による一対のクッションサイドフレーム130,130の昇降動作の作動音を検出する騒音計58とは、いずれも、音響粒子速度を検出するPUプローブである。
スライド機構170の作動音を検出する騒音計57は、設置台20に設置されたシートフレーム100のスライド機構170の伝達機構174のシャフトの正面に検出部が対向するように設置台20に装備されており、スライド機構170の作動音の音圧を検出することができる。
なお、フィルタを介して検出を行うことにより、特定の波長音の音圧のみを検出する構成としても良い。
ハイト機構180の作動音を検出する騒音計57は、設置台20に設置されたシートフレーム100のハイト機構180の伝達機構182のシャフトの正面に検出部が対向するように設置台20に装備されており、ハイト機構180の作動音の音圧を検出することができる。
なお、この場合もフィルタを介して検出を行うことにより、特定の波長音の音圧のみを検出する構成としても良い。
[加速度計]
図13は設置台20に設置されたシートフレーム100に対する各種の加速度計の配置を示す側面図である。
リクライニング機構160の作動時にシートバックフレーム120に生じる作動振動を検出する加速度計60と、スライド機構170の作動時にクッションサイドフレーム130に生じる作動振動を検出する加速度計61と、ハイト機構180の作動による下降時にクッションサイドフレーム130に生じる振動を検出する加速度計62と、チルト機構190の作動による座部フレーム140の下降時の下死点到達時における衝撃的な振動を検出する加速度計63とは、いずれも、一定方向の加速度を検出する加速度センサーと当該加速度センサーを検出位置に装着する装着手段(例えば、マグネット)とからなり、検出した加速度に応じた検出信号を制御装置90に入力する。
リクライニング機構160の作動時にシートバックフレーム120に生じる作動振動を検出する加速度計60は、一方のバックサイドフレーム121の左右方向に対して垂直となる平面上に取り付けられ、シートバックフレーム120の傾動半径方向に沿った加速度を検出する。
スライド機構170の作動時にクッションサイドフレーム130に生じる作動振動を検出する加速度計61は、一方のクッションサイドフレーム130の左右方向に対して垂直となる平面上に取り付けられ、上下方向に沿った加速度を検出する。
ハイト機構180の作動による下降時にクッションサイドフレーム130に生じる振動を検出する加速度計62は、一方のクッションサイドフレーム130の上部に取り付けられ、前後方向に沿った加速度を検出する。
チルト機構190の作動による座部フレーム140の下降時の下死点到達時における衝撃的な振動を検出する加速度計63は、座部フレーム140の上面であって左右方向にいずれか一方の端部に取り付けられ、前後方向に沿った加速度を検出する。
[測定部着脱機構]
図14は四つの測定部着脱機構40〜43の配置及び動作を示す平面図、図15は二つの測定部着脱機構42,43の配置及び動作を示す側面図である。
上記各加速度計60〜63は、前述したように、設置台20に保持されたシートフレーム100に対してそれぞれ規定の取付位置に取り付けられる。四つの測定部着脱機構40〜43は、筐体11に支持されると共に、各々が加速度計60〜63をシートフレーム100の規定の取り付け位置に装着し、或いは、取り外して回収することができる。
測定部着脱機構40は、図14に示すように、加速度計60を把持するチャック及びその把持と解放とを切り替える第一のアクチュエーターと、取付位置(バックサイドフレーム121の側面:図14の実線の位置)と取付位置に対してシートフレーム100から左右方向に離間した退避位置(図14の二点鎖線の位置)との間でチャックを移動させる第二のアクチュエーターとを備えている。そして、設置台20に保持されたシートフレーム100に対してチャックが左右方向に沿って取付位置まで移動し、加速度計60を解放することによりシートフレーム100に取り付けられる。
また、加速度計60を取り外して回収する場合には、チャックを再び取付位置まで移動して把持状態にすることで加速度計60を把持することができる。そして、チャックは退避位置に移動し、加速度計60が回収される。
測定部着脱機構41は、図14に示すように、加速度計61を把持するチャック及びその把持と解放とを切り替える第一のアクチュエーターと、取付位置(クッションサイドフレーム130の側面:図14の実線の位置)と取付位置に対してシートフレーム100から左右方向に離間した退避位置(図14の二点鎖線の位置)との間でチャックを移動させる第二のアクチュエーターとを備えている。そして、設置台20に保持されたシートフレーム100に対してチャックが左右方向に沿って取付位置まで移動し、加速度計61を解放することによりシートフレーム100に取り付けられる。
また、加速度計61を取り外して回収する場合には、チャックを再び取付位置まで移動して把持状態にすることで加速度計61を把持することができる。そして、チャックは退避位置に移動し、加速度計61が回収される。
測定部着脱機構42は、図14及び図15に示すように、加速度計62を把持するチャック及びその把持と解放とを切り替える第一のアクチュエーターと、取付位置(クッションサイドフレーム130の上面:図14の実線の位置)からチャックを上昇又は取り付け位置へ下降させる第二のアクチュエーターと、取付位置の上方位置と当該上方位置から左右方向に離間した退避位置(図14の二点鎖線の位置)との間でチャックを移動させる第三のアクチュエーターとを備えている。そして、設置台20に保持されたシートフレーム100に対してチャックが左右方向に沿って取付位置の上方位置まで移動し、さらに、チャックが下降して、加速度計62を解放することによりシートフレーム100に取り付けられる。
また、加速度計62を取り外して回収する場合には、チャックを再び取付位置まで移動して把持状態にすることで加速度計62を把持することができる。そして、チャックは上方位置を介して退避位置に移動し、加速度計62が回収される。
測定部着脱機構43は、図14及び図15に示すように、加速度計63を把持するチャック及びその把持と解放とを切り替える第一のアクチュエーターと、取付位置(座部フレーム140の上面:図14の実線の位置)からチャックを上昇又は取り付け位置へ下降させる第二のアクチュエーターと、取付位置の上方位置と当該上方位置に対してシートフレーム100から左右方向に離間した退避位置(図14の二点鎖線の位置)との間でチャックを移動させる第三のアクチュエーターとを備えている。そして、設置台20に保持されたシートフレーム100に対してチャックが左右方向に沿って取付位置の上方位置まで移動し、さらに、チャックが下降して、加速度計63を解放することによりシートフレーム100に取り付けられる。
また、加速度計63を取り外して回収する場合には、チャックを再び取付位置まで移動して把持状態にすることで加速度計63を把持することができる。そして、チャックは上方位置を介して退避位置に移動し、加速度計63が回収される。
[電流計]
図16はシートフレーム検査装置10の制御系を示すブロック図である。
図示のように、シートフレーム100のリクライニングモーター161、スライドモーター171、ハイトモーター181及びチルトモーター191は、各モーターへの通電電流を制御する駆動回路91を介して制御装置90によりその作動が制御される。
そして、この駆動回路91は、リクライニングモーター161、スライドモーター171、ハイトモーター181及びチルトモーター191に流れる実際の電流を検出する電流計911,912,913,914を備えており、各々の検出電流を制御装置90に入力する。
[シートフレーム検査装置の制御系]
図16に示すように、制御装置90は、駆動回路91を介してシートフレーム100のリクライニングモーター161、スライドモーター171、ハイトモーター181及びチルトモーター191が接続され、これらを動作させるための動作指令を出力する作動部として機能する。なお、駆動回路91と各モーター161〜191の間には、手動で接続するハーネス92が介在している。このハーネス92は、シートフレーム検査装置10にシートフレーム100を設置する際に接続される。
さらに、制御装置90には、前述した角度変位計51、変位計53〜55、加速度計60〜63、騒音計57,58が接続され、リクライニング機構160、スライド機構170、ハイト機構180及びチルト機構190の作動に起因する角度変位、直線的な変位、各部の動作により加速度、各部の作動音の検出信号が入力される。
また、ハーネス92を介して各モーター161,171,181及び191の検出電流値が各電流計911〜914から入力される。
また、制御装置90には、測定部着脱機構40〜43のそれぞれのアクチュエーターと、錘着脱機構33の搬送機構333及び昇降機構334と、設置台20の設置台移動機構24、第一の保持エアシリンダー25及び第二の保持エアシリンダー26とが接続されている。
なお、測定部着脱機構40〜43のアクチュエーターとしては例えばエアシリンダーが使用される。制御装置90に接続されたそれぞれのエアシリンダーは、厳密には空気圧を供給する電磁弁を介して制御されるがその図示は省略する。
制御装置90は、当該制御装置90に接続された各種の機構又は装置に対してシートフレーム100の検査の実行に伴う各種の動作制御を行うための動作制御プログラム、制御装置90に接続された各種の検出装置の検出信号に基づいてシートフレーム100の各種の検査項目における良否判定を行う判定部としての処理プログラム及び判定の処理に要する各部の設定データ等が格納されたデータメモリと、プログラムの実行領域となる作業メモリと、プログラムを実行する処理プロセッサ等を備えており、以下に説明する制御及び処理を実行する。
[シートフレーム検査装置の動作及び処理]
図17は制御装置90によるシートフレーム100の検査の全工程を示すフローチャートである。
まず、準備の工程として、設置台20に対するシートフレーム100の取り付け作業を作業者が実行する(ステップS1)。
即ち、設置台20の基板21の上面の第一と第二の治具22,23に対して、検査対象であるシートフレーム100の脚部173及びスライドレール172,172を所定の位置に位置決めして載置する。
なお、基板21は、設置台移動機構24により予め検査位置に位置決めされている。
次いで、シートフレーム検査装置10とシートフレーム100のハーネス92を作業者が接続する(ステップS3)。
これにより、シートフレーム100の各モーター161〜191が制御装置90の制御下となる。
次いで、作業者により、入力装置98から検査の開始の指令が入力されると(ステップS5)、制御装置90は、設置台20の第一及び第二の保持エアシリンダー25,26を作動させて、これらのプランジャーによってシートフレーム100の保持を行う。
さらに、制御装置90は、錘着脱機構33の搬送機構333と昇降機構334とを制御して、第一及び第二の錘31,32をシートバックフレーム120と一対のクッションサイドフレーム130,130の上に搬送すると共に上方から載置して、クランプの解放によって各錘31,32をシートフレーム100に取り付ける(ステップS7)。
また、制御装置90は、測定部着脱機構40〜43のアクチュエーターを制御して各加速度計60〜63を規定の取付位置に搬送すると共にチャックを解放して取り付けを行う。
次いで、制御装置90は、リクライニング機構160とスライド機構170とを同時期に並行して動作させながら、各種の検査を実行する(ステップS9)。
そして、制御装置90は、リクライニング機構160とスライド機構170の検査が完了すると、ハイト機構180を動作させながら各種の検査を実行し(ステップS11)、さらに、ハイト機構180の検査が完了すると、チルト機構190を動作させながら各種の検査を実行する(ステップS13)。
ここで、リクライニング機構160、スライド機構170、ハイト機構180及びチルト機構190の検査時の動作制御及び処理について、図18のフローチャートを参照しつつ、詳細に説明する。
なお、各機構160〜190の検査時の動作及び処理の基本的な工程は共通するので、図18のフローチャートを共用して説明する。
<図17のステップS9に対応>
まず、リクライニング機構160の場合には、制御装置90は、リクライニングモーター161の駆動を制御して、シートバックフレーム120をその可動範囲内における最後傾位置にある状態から最前傾位置までの傾動動作と再び最後傾位置まで戻る傾動動作とを連続して実行する(ステップS31)。
そして、その間、角度変位計51と加速度計60と電流計911の検出信号から検出データを取得する(ステップS33)。例えば、これらの検出データは、微小なサンプリング間隔ごとに得られた角度変位、加速度、電流の値である。
そして、シートバックフレーム120の傾動動作が終了すると(ステップS35)、制御装置90は、動作中に角度変位計51から得られた作動角度の検出データから最前傾位置から最後傾位置までの全範囲の作動角度(作動範囲)、作動時の同期ズレ、前方への傾動時と後方への傾動時の作動速度、リクライニングモーター161の作動時の作動電流、作動時にシートバックフレーム120に生じる作動振動を取得する(ステップS37)。
上記「作動角度(作動範囲)」は、最前傾位置と最後傾位置の角度変位計51の検出値から求めることができる。
上記「作動時の同期ズレ」は、制御装置90からの傾動動作の指令値と実際の角度変位計51の検出値の時間ごとの値の差から求めることができる。例えば、サンプリング間隔ごとに上記差を求め、これらの合計値を同期ズレとしてもよい。
上記「前方への傾動時と後方への傾動時の作動速度」は、前方への傾動時と後方への傾動時の角度変位計51の検出値の単位時間ごとの変化から求めることができる。なお、ここでは、それぞれの傾動動作中の作動速度の平均値を取得する。
上記「作動電流」は電流計911のサンプリング間隔ごとに得られた検出値の合計値である。
上記「作動振動」は作動中の加速度計60の加速度の検出値の最大値を取得する。
<図17のステップS9に対応>
スライド機構170の場合には、制御装置90は、スライドモーター171の駆動を制御して、ベースフレーム150をその可動範囲内における最後退位置にある状態から最前進位置までの傾動動作と再び最後退位置まで戻る傾動動作とを連続して実行する(ステップS31)。
そして、その間、変位計53と加速度計61と電流計912と騒音計57の検出信号から検出データを取得する(ステップS33)。例えば、これらの検出データは、微小なサンプリング間隔ごとに得られた変位、加速度、電流、音圧レベルの値である。
そして、ベースフレーム150の前後移動動作が終了すると(ステップS35)、制御装置90は、動作中に変位計53から得られた作動ストロークの検出データから最前進位置から最後退位置までの全範囲の作動ストローク(作動範囲)、作動時の同期ズレ、前後それぞれの移動時の作動速度、スライドモーター171の作動時の作動電流、作動時に伝達機構174に生じる作動音、作動時にクッションサイドフレーム130に生じる作動振動、前後の移動切り替え時における衝撃的な振動を取得する(ステップS37)。
上記「作動ストローク(作動範囲)」は、最前進位置と最後退位置の変位計53の検出値から求めることができる。
上記「作動時の同期ズレ」は、制御装置90からのスライド移動動作の指令値と実際の変位計53の検出値の時間ごとの値の差から求めることができる。例えば、サンプリング間隔ごとに上記差を求め、これらの合計値を同期ズレとしてもよい。
上記「前後それぞれの移動時の作動速度」は、前進時と後退時の変位計53の検出値の単位時間ごとの変化から求めることができる。なお、ここでは、それぞれの移動動作中の作動速度の平均値を取得する。
上記「作動電流」は、電流計912のサンプリング間隔ごとに得られた検出値の合計値である。
上記「作動音」は、作動中の騒音計57の検出値の最大値を取得する。
上記「作動振動」は、前後の移動切り替え時を除く作動中の加速度計61の加速度の検出値の最大値を取得する。
上記「衝撃的な振動」は、前後の移動切り替え時の加速度計61の加速度の値を取得する。
<図17のステップS11に対応>
ハイト機構180の場合には、制御装置90は、ハイトモーター181の駆動を制御して、一対のクッションサイドフレーム130,130をその可動範囲内における最低位置にある状態から最高位置までの上昇動作と再び最低位置まで戻る下降動作とを連続して実行する(ステップS31)。
そして、その間、変位計54と加速度計62と電流計913と騒音計58の検出信号から検出データを取得する(ステップS33)。例えば、これらの検出データは、微小なサンプリング間隔ごとに得られた変位、加速度、電流、音圧レベルの値である。
そして、クッションサイドフレーム130,130の昇降動作が終了すると(ステップS35)、制御装置90は、動作中に変位計54から得られた作動ストロークの検出データから最低位置から最高位置までの全範囲の作動ストローク(作動範囲)、作動時の同期ズレ、上昇時と下降時のそれぞれの作動速度、ハイトモーター181の作動時の作動電流、作動時にハイト機構180に生じる作動音、下降時にクッションサイドフレーム130に生じる作動振動、下降時の下死点到達時における衝撃的な振動を取得する(ステップS37)。
上記「作動ストローク(作動範囲)」は、最低位置と最高位置の変位計54の検出値から求めることができる。
上記「作動時の同期ズレ」は、制御装置90からの昇降動作の指令値と実際の変位計54の検出値の時間ごとの値の差から求めることができる。例えば、サンプリング間隔ごとに上記差を求め、これらの合計値を同期ズレとしてもよい。
上記「上昇時と下降時のそれぞれの作動速度」は、上昇時と下降時の変位計54の検出値の単位時間ごとの変化から求めることができる。なお、ここでは、それぞれの移動動作中の作動速度の平均値を取得する。
上記「作動電流」は、電流計913のサンプリング間隔ごとに得られた検出値の合計値である。
上記「作動音」は、作動中の騒音計58の検出値の最大値を取得する。
上記「作動振動」は、下死点到達時を除く作動中の加速度計62の加速度の検出値の最大値を取得する。
上記「衝撃的な振動」は、下死点到達時の加速度計62の加速度の値を取得する。
<図17のステップS13に対応>
チルト機構190の場合には、制御装置90は、チルトモーター191の駆動を制御して、座部フレーム140をその可動範囲内における最低位置にある状態から最高位置までの上昇動作と再び最低位置まで戻る下降動作とを連続して実行する(ステップS31)。
そして、その間、変位計55と加速度計63と電流計914の検出信号から検出データを取得する(ステップS33)。例えば、これらの検出データは、微小なサンプリング間隔ごとに得られた変位、加速度、電流の値である。
そして、座部フレーム140の昇降動作が終了すると(ステップS35)、制御装置90は、動作中に変位計55から得られた作動ストロークの検出データから最低位置から最高位置までの全範囲の作動ストローク(作動範囲)、作動時の同期ズレ、上昇時と下降時のそれぞれの作動速度、チルトモーター191の作動時の作動電流、作動時にチルト機構190に生じる作動音、下降時にクッションサイドフレーム130に生じる作動振動、下降時の下死点到達時における衝撃的な振動を取得する(ステップS37)。
上記「作動ストローク(作動範囲)」は、最低位置と最高位置の変位計55の検出値から求めることができる。
上記「作動時の同期ズレ」は、制御装置90からの昇降動作の指令値と実際の変位計55の検出値の時間ごとの値の差から求めることができる。例えば、サンプリング間隔ごとに上記差を求め、これらの合計値を同期ズレとしてもよい。
上記「上昇時と下降時のそれぞれの作動速度」は、上昇時と下降時の変位計55の検出値の単位時間ごとの変化から求めることができる。なお、ここでは、それぞれの移動動作中の作動速度の平均値を取得する。
上記「作動電流」は、電流計914のサンプリング間隔ごとに得られた検出値の合計値である。
上記「衝撃的な振動」は、下死点到達時の加速度計63の加速度の値を取得する。
以上のように、各機構160〜190について所定の検査項目について検出データが全て取得されると、制御装置90は、シートフレーム100の各機構160〜190について良否判断を行う(図17のステップS15)。
上記の判断は、各種の検査項目についていずれも適正な数値範囲が予め設定されており、制御装置90は、各種の検査項目の検出値が適正な数値範囲内か否かによって判断する。
そして、制御装置90は、各機構160〜190について全ての検査項目について正否を表示装置99により表示する(ステップS17)。
そして、錘着脱機構33が第一及び第二の錘31,32をシートフレーム100から撤去回収し、各測定部着脱機構40〜43が各加速度計60〜63をシートフレーム100から撤去回収して、設置台移動機構24により設置台20の基板21を退避位置に移動する(ステップS19)。また、退避位置において、制御装置90は、設置台20の第一及び第二の保持エアシリンダー25,26を作動させて、これらのプランジャーを後退させ、シートフレーム100の保持を解除する。
そして、作業者は、ハーネス92を切断し、シートフレーム100を設置台20から搬出して、検査を終了する。
[発明の実施形態の技術的効果]
上記シートフレーム検査装置10は、シートフレーム100のリクライニング機構160、スライド機構170、ハイト機構180及びチルト機構190の各々に対して、動作に関する複数の検査項目についてそれぞれ測定を行う複数の測定部として、角度変位計51、変位計53〜55、騒音計57,58、加速度計60〜63、電流計911〜914を備えている。
このため、シートフレーム100の複数の可動部についてより多くの検査項目の検査を行うことができ、より広範囲により詳細な検査を行うことが可能となる。
これにより、より広範囲により詳細な検査を行うという課題を解決することができる。
また、シートフレーム検査装置10は、測定部としての複数の加速度計60〜63を設置台20に据え付けられたシートフレーム100に対して着脱する測定部着脱機構40〜43を備えているので、加速度計60〜63の取り付け作業の作業負担を軽減すると共に、自動化により作業の迅速化を図ることが可能となる。
さらに、加速度計60〜63を測定部着脱機構40〜43が取り付けるので、手作業の場合と異なり、常に一定の位置に測定を取り付けることができ、手作業のようなバラツキを防ぎ、より正確な検査を行うことが可能となる。
これにより、より正確な検査を行うという課題を解決することができる。
また、シートフレーム検査装置10は、シートフレーム100に対して着脱可能な第一と第二の錘31,32を備えているので、これら第一と第二の錘31,32によって仮想的に人がシートフレーム100に座っている状態を作りだし、使用状態に近い状態での検査を行うことが可能となる。
これにより、より使用状態に近い状態での検査を行うという課題を解決することができる。
また、シートフレーム検査装置10は、第一の錘31はシートフレーム100のシートバックフレーム120に対向配置し、第二の錘32は座部フレーム140に対向配置しているので、シートフレームの各部に荷重を分散し、人がシートフレームに座っている状態により近づけることができ、さらに使用状態に近い状態での検査を行うことが可能となる。
これにより、より使用状態に近い状態での検査を行うという課題を解決することができる。
また、シートフレーム検査装置10は、第一の錘31に角度変位計51を設けたので、第一の錘31をシートフレーム100に装着することにより角度変位計51の装着も完了し、取り付け作業の負担を軽減することが可能となる。
これにより、作業の負担を軽減したいという課題を解決することができる。
また、シートフレーム検査装置10は、第一の錘31が揺動規制部を有するので、第一の錘31をシートフレーム100に装着した場合に揺動が抑制され、角度変位計51による角度の測定への影響を抑え、より正確な測定を行うことが可能となる。
これにより、より正確な測定を行うという課題を解決することができる。
また、シートフレーム検査装置10の制御装置90は、検査時において、リクライニング機構160とスライド機構170の動作を同時期に並行して行わせるので、これらを順番に作動させて検査を行う場合に比べて検査時間の短縮化を図ることが可能となる。
これにより、検査時間の短縮化を図るという課題を解決することができる。
また、シートフレーム検査装置10は、制御装置90が、リクライニング機構160とスライド機構170の動作を同時期に並行して実行し、リクライニング機構160について、検査項目として、作動時の振動の測定を行う測定部として加速度計60を備え、この加速度計60は、スライド機構170の動作方向(前後方向)と異なる方向(略上下方向)の振動を測定している。このため、リクライニング機構160について振動を測定する場合に、異なる方向に動作するスライド機構170のスライド動作の影響を低減し、迅速且つ精度の高い測定を行うことが可能となる。
これにより、迅速且つ精度の高い測定を行うという課題を解決することができる。
また、シートフレーム検査装置10は、制御装置90が、リクライニング機構160とスライド機構170の動作を同時期に並行して実行するので、いずれもシートフレーム100の中でも動作のストロークが長く、動作時間が長い可動部について、同時期に並行して検査を行うことができ、検査時間のさらなる短縮効果を得ることが可能となる。
これにより、検査時間の短縮化を図るという課題を解決することができる。
また、シートフレーム検査装置10は、制御装置90が、スライド機構170の動作に対して、ハイト機構180とチルト機構190の動作を時期的に重複が生じないように実行するので、ハイト機構180とチルト機構190の測定についてスライド移動の影響を受けることなく、より正確に測定を行うことが可能となる。
これにより、正確に測定を行うという課題を解決することができる。
また、シートフレーム検査装置10は、制御装置90が、可動部の中で最も動作時間が長いリクライニング機構160の動作の開始と共にスライド機構170の動作を開始し且つ先に終了させるので、検査時間の短縮化をより効率的に実現することが可能となる。
これにより、検査時間の短縮化を図るという課題を解決することができる。
また、シートフレーム検査装置10は、リクライニング機構160、スライド機構170、ハイト機構180及びチルト機構190が駆動源としてリクライニングモーター161、スライドモーター171、ハイトモーター181、チルトモーター191を備え、これらの電流値を電流計911〜914により測定するので、シートフレーム100に搭載されたモーターの良否や異常について検査することが可能となる。
これにより、シートフレーム100に搭載されたモーターについても検査したいという課題を解決することができる。
[その他]
上記シートフレーム100は、測定の対象となる可動部としてのリクライニング機構160、スライド機構170、ハイト機構180及びチルト機構190が駆動源としてリクライニングモーター161、スライドモーター171、ハイトモーター181、チルトモーター191を備えているが、これの全部又は一部については駆動源を備えずに手動で操作する構成であっても良い。
その場合、シートフレーム検査装置側に各機構160〜190を作動させる駆動源を設け、検査の際にはそれらの駆動源により各機構160〜190を作動させることが望ましい。
また、リクライニング機構160とスライド機構170の動作を並行に実施して検査を行う場合を例示したが、それぞれの可動部の動作方向が加速度計の加速度検出方向に干渉しないのであれば、リクライニング機構160、スライド機構170、ハイト機構180、チルト機構190の中の二以上の機構について動作を並行に実施してもよい。
また、本実施形態のシートフレーム100は、可動部としてのリクライニング機構160、スライド機構170、ハイト機構180及びチルト機構190を備えているが、ハイト機構180やチルト機構190を備えていないシートフレームもある。そのようなシートフレームを検査の対象とする場合には、シートフレーム検査装置は、ハイト機構180又はチルト機構190に対する各種の測定部を備えていない構成としても良い。
また、前述したシートフレーム検査装置10において、各機構160,170,180,190ごとの測定部について測定の実行と非実行とを切替可能とし、各機構160,170,180,190ごとに測定部の装着動作の実行の有無及び検出と判定の処理の有無を切替可能としても良い。これにより、一部の可動部を備えていないシートフレームに対しても検査を行うことが可能となる。
また、シートフレーム100の設置台20への設置を手動で行う場合を例示したが、これにかぎらず、例えば、設置台20までシートフレーム100を搬送するコンベア機構を設け、シートフレーム100の設置台20への設置を自動で行ってもよい。
また、シートフレーム100とシートフレーム検査装置10の互いのハーネスの位置を規定位置に定め、ハーネス92の接続も自動的に行う接続機構を有する構成としてもよい。
また、リクライニング機構160とチルト機構190の作動音については測定を行っていないが、リクライニングモーター161、チルトモーター191又はそれらの伝達機構の近傍に測定部としての騒音計を設け、作動音の測定を行っても良い。
10 シートフレーム検査装置
20 設置台
22,23 治具
24 設置台移動機構
31 第一の錘
32 第二の錘
33 錘着脱機構
40〜43 測定部着脱機構
51 角度変位計(測定部)
53〜55 変位計(測定部)
57,58 騒音計(測定部)
60〜63 加速度計(測定部)
90 制御装置(作動部)
91 駆動回路
911〜914 電流計(測定部)
92 ハーネス
100 シートフレーム
120 シートバックフレーム
130 クッションサイドフレーム
140 座部フレーム
160 リクライニング機構(第一の可動部)
161 リクライニングモーター
170 スライド機構(第二の可動部)
171 スライドモーター
180 ハイト機構(可動部)
181 ハイトモーター
190 チルト機構(可動部)
191 チルトモーター
911〜914 電流計

Claims (8)

  1. 少なくとも二以上の可動部を備えるシートフレームに対して前記可動部の動作に関する検査を行うシートフレーム検査装置において、
    前記シートフレームを据え付ける設置台と、
    前記設置台に据え付けられたシートフレームの少なくとも二以上の前記可動部を動作させるための動作指令を出力する作動部と、
    前記作動部により動作する前記二以上の可動部の各々に対して、動作に関する複数の検査項目についてそれぞれ測定を行う複数の測定部とを備え、
    前記シートフレームに対して着脱可能な錘を備え、
    前記錘は、前記シートフレームのシートバックフレームに対向配置する第一の錘と、座部フレームに対向配置する第二の錘とを含み、
    前記第一の錘と第二の錘を保持し設置台に配置した前記シートフレームへの取り付けと測定後に退避位置まで搬送する錘着脱機構を備え、
    前記第一の錘と前記第二の錘は下端部に球体部が形成された腕部を有することを特徴とするシートフレーム検査装置。
  2. 前記腕部は、それぞれ左右方向に外側に延出され、
    その先端部が屈曲して下方に延出されていることを特徴とする請求項1記載のシートフレーム検査装置。
  3. 前記第一の錘は、本体部の上端部から上方に延出された係止フック部を有し、
    前記係止フック部は鈎状に折り返した形状であることを特徴とする請求項1又は2記載のシートフレーム検査装置。
  4. 前記第二の錘は、本体部後端部の中央に後方に延出された延出部を備え、
    前記延出部は後端部が下方に屈曲した形状になっていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のシートフレーム検査装置。
  5. 前記第二の錘は、前側本体部及び後側本体部に二分されていて、ヒンジにより連結され、座部フレームと共に前側本体部が回動することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のシートフレーム検査装置。
  6. 前記第一の錘と第二の錘のシートフレームに接触する表面部分には樹脂或いはクッション材が被着されていることを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のシートフレーム検査装置。
  7. 前記第一の錘と前記第二の錘を加えた重量は平均的な人間の体重に相当することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のシートフレーム検査装置。
  8. 前記設置台に据え付けられたシートフレームに対して、一以上の測定部を着脱する測定部着脱機構を備えたことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のシートフレーム検査装置。
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