JP6716975B2 - 防水カバー - Google Patents

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Description

本発明は、留置針の穿刺部、術部、及び患部等が水等の液体に触れないように保護するための防水カバーに関する。
輸液ライン等を使って輸液を血管等に投与する場合、留置針等を腕に穿刺した後、留置針に輸液ラインを接続し、輸液ライン及び留置針を介して血管内に輸液を投与する。輸液を長期間にわたって血管に投与する場合、輸液ラインは、腕等に取付けられたままの状態となる。このような状態で入浴を行う場合、穿刺部に水等がかかると穿刺部から体内に雑菌が入るおそれがある。術部及び患部(主に傷)もまた、同様に、入浴時に水がかかるとそこから体内に雑菌が入るおそれがある。そのような入浴時における雑菌の侵入を防ぐべく、穿刺部等を防水カバー等で覆うことが考えられる。腕用の防水カバーとしては、例えば特許文献1のような防水カバーが知られている。
特許文献1の防水カバーは、大略円筒状に形成され、両端部分の環状締付部が本体部分より細径に形成されている。また、本体部分の内周面には、円筒状の吸湿部材が配設されている。吸湿部材は、吸湿性の優れた素材によって構成され、且つ本体部分に合せて伸縮することができるように構成されている。これにより、吸湿部材によって腕や足の動きが拘束されることを防いでいる。
実用新案登録第3038365号公報
特許文献1の防水カバーでは、腕や足の動きが拘束されないようにするため吸湿部材が本体部分に合せて伸縮するように構成されているが、逆に腕や足を挿入する際、屈曲等して腕や足が挿入しにくい。また、吸湿部材が不織布等の柔らかい素材で構成されているので、防水カバーが何かに当たった場合、穿刺部、術部及び患部を保護することができない。
そこで本発明は、被覆すべく人体の所定部位を挿入しやすく且つ前記所定部位を覆いながら保護することができる防水カバーを提供することを目的としている。
本発明の防水カバーは、人体の所定部位を覆って密閉するための防水カバーであって、前記所定部位を覆って密閉し、前記所定部位付近に密着すべく伸縮性を有し且つ防水性を有する筒状の外套部材と、前記カバー部材より硬質に構成され、且つ前記所定部位が挿通可能に前記外套部材内に挿入される筒状の内套部材とを備え、前記内套部材は、該内套部材の外周面の端部に、半径方向外方に突出するフランジ部分を有し、前記外套部材の端部は、前記所定部位付近にて前記人体に密着すべく前記内套部材より小径に形成され、且つ前記内套部材の前記フランジ部分を超えて折り返せるようになっているものである。
本発明に従えば、内套部材が硬質な部材で変形しにくいので、形状が安定しており、人体の所定部位を挿入しやすく装着しやすい。また、硬質の内套部材によって所定部位を覆うことができるので、防水カバーが何かしらのものに接触してもそれが所定部位まで達することを防ぐことができる。それ故、所定部位を密閉する外套部材と共に、所定部位を接触等及び液体(特に水)から保護することができる。
本発明によれば、被覆すべく人体の所定部位を挿入しやすく且つ前記所定部位を覆いながら保護することができる。
本件発明に係る第1実施形態の防水カバー示す断面図である。 図1の防水カバーの外套カバーの両端部を折り返した状態を示す図である。 本件発明に係る第2実施形態の防水カバーを示す断面図である。 その他の防水カバーを示す断面図である。
以下、本発明に係る第1及び第2実施形態の防水カバー1,1Aについて図面を参照して説明する。なお、以下の説明で用いる方向の概念は、説明する上で便宜上使用するものであって、発明の構成の向き等をその方向に限定するものではない。また、以下に説明する防水カバー1,1Aは、本発明の一実施形態に過ぎない。従って、本発明は実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲で追加、削除、変更が可能である。
<第1実施形態>
図1に示す防水カバー(以下、単に「防水カバー」という)1は、図示しない留置針等を穿刺した穿刺部分、傷口等の患部、及び術部等の所定部位を水等の液体(特に水)から保護するものである。防水カバー1は、例えば腕2に装着され、腕2にある穿刺部分付近を覆うべく使用されている。
更に詳細に説明すると、防水カバー1は、外套カバー体11と、内套体12とを有している。外套部材である外套カバー体11は、防水性を有し且つ合成ゴムより伸縮性を有する材料、例えばクリスタルゲル(商標)、タフシロンゲル(商標)、及びメディピュールゲル(商標)等のゲル材料から成り、大略円筒状に形成されている。なお、外套カバー体11の外形は、必ずしも円筒状に限定されず、断面多角形の筒状部材であってもよい。
このような形状を有する外套カバー体11は、その軸線方向の両端部分11a,11aがそれらの間にある中間部分11bより小径に形成されている。また、両端部分11aの内周面の周長は、装着される腕2の周径より小さいものが選定される。それ故、外套カバー体11を腕に装着した際に両端部分11a,11aが装着される腕2に密着される。これにより、外套カバー体11の両端から外套カバー体11中に水等の液体が入り込むことを防がれ、外套カバー体11内が密閉される。このように構成されている外套カバー体11の中には、内套体12が挿通されている。
内套部材である内套体12は、PETやPTFE等の硬質の合成樹脂から成る筒状の部材であり、外套カバー体11より硬質であって且つ伸縮性を有しない(即ち、変形しない)ようになっている。内套体12は、本実施形態において射出成形等によって形成される成型部品であるが、合成樹脂から成る板状部材を円筒状に丸めて形成してもよい。また、内套体12は、本実施形態において大略円筒状になっているが、必ずしも大略円筒状である必要はなく、外套カバー体11と同様に断面多角形の筒状部材であってもよい。
更に詳細に説明すると、内套体12は、本体部12aと、2つのフランジ部12b、12bを有している。本体部12aは、本実施形態において大略円筒状に形成されている。本体部12aの軸線方向の長さは、外套カバー体11の中間部分11bのそれより短く、またその外周面は、挿通前の状態において外套カバー体11の中間部分11bの内周面より大径に形成されている。このような形状を有する本体部12aは、外套カバー体11を半径方向外方に伸張させた状態で外套カバー体11の中間部分11b内に配置されている。それ故、外套カバー体11の収縮力によって本体部12aの外周面に外套カバー体11が圧接され、外套カバー体11内で内套体12をしっかりと保持するようになっている。また、外套カバー体11の両端部分11a,11aは、内套体12の軸線方向外側に夫々位置しており、腕2に装着中に外套カバー体11内で内套体12が動いて外套カバー体11の端部分11aが拡がってしまい、端部分11aから液体が侵入することを防ぐようになっている。
また、防水カバー1を腕2に装着する際、外套カバー体11は、図2に示すように両端部分11a,11aを中間部分11bに向かって折り返すことができるようになっている。即ち、外套カバー体11は、前述の通り両端部分11a,11aを折り返せるような伸縮性を有している。また、内套体12の本体部12aの両端部分の各々には、折り返された両端部分11a,11aが不意に戻らないように、2つのフランジ部12b,12bが形成されている。
フランジ部12b,12bは、内套体12の外周面から半径方向外方に突出しており、その周方向全周にわたって形成されている。なお、フランジ部12b,12bは、必ずしも周方向全周にわたって外周面に形成されている必要はなく、突起部分を周方向に間隔を空けて配置することによって構成されてもよい。このように形成されているフランジ部12bは、外套カバー体11の中間部分11bと共に半径方向外方に突出する引掛り部分13,13を形成し、外套カバー体11の両端部分11a,11aが折り返された際にその両端部分11a,11aが引掛り部分13,13に引っ掛かって戻らないようになっている。これにより、防水カバー1を腕2に装着する際、折り返した両端部分11a,11aを押えておく必要がなく、防水カバー1の腕2への装着を容易にすることができる。
このように構成される防水カバー1は、被覆すべき腕2の周径に合ったものが選定されて、腕2の穿刺部位付近に装着される。即ち、腕2の周径より大きい周径の内套体12と、腕2の周径より若干小さい周径で形成される両端部分11a,11aを有する外套カバー体11とを備える防水カバー1が選定され、腕2の穿刺部位付近に装着される。このように選定される防水カバー1は、基本的に、図1に示すように外套カバー体11の両端部分11a,11aが内套体12の軸線方向両側に夫々降ろされた状態にある。この状態から、図2に示すように両端部分11a,11aを拡径して折り返し、内套体12の本体部12a(又は、図示しないがフランジ部12b,12bの各々)に被せる。これにより、内套体12の開口12c,12cが表出するので、表出した開口12c,12cから内套体12の中に腕2を挿入させる。挿入した後、腕2の穿刺部位まで防水カバー1を移動させる、即ち内套体12によって穿刺部位が覆われるまで移動させる。更に、移動させた後、折り返した外套カバー体11の両端部分11a,11aを内套体12の外周面から降ろして元に戻す。両端部分11a,11aは、腕2の周径より小さい周径のものが選定されているので、戻すことによって両端部分11a,11aが腕2に圧接されて密着し、外套カバー体11内が密閉される。これにより、腕2の穿刺部位が防水カバー1によって密閉され、穿刺部位を水等の液体から保護することができる。
また、防水カバー1を取外す際、装着する場合と逆の手順で防水カバー1を取外すことができる。即ち、外套カバー体11の両端部分11a,11aを折り返して内套体12の外周面に被せ、その後防水カバー1を腕2から抜く。このようにして、防水カバー1を腕2から容易に抜くことができる。
このように防水カバー1は、腕2の穿刺部位に硬質の内套体12を被せ、更に内套体12を外套カバー体11で覆って穿刺部位を密封することができる。これにより、防水カバー1が何かしらのものに接触しても硬質の内套体12によってそれが穿刺部位まで達することを防ぐことができる。それ故、内套体12は、外套カバー体11と共に穿刺部位を接触及び水等の液体から保護することができる。また、外套カバー体11の中間部分11bを内套体12の外周面に圧接させて密着させているので、中間部分11bが損傷しても、損傷部分から水等の液体が入り込むことを抑制することができる。
また、従来技術の防水カバーは、合成ゴム等の変形しやすい材料で構成されているので、防水カバーを真直ぐに保つべく保持する必要があり、挿入しにくい。即ち、従来の防水カバーでは、環状取付部を吸湿部材の方向へ折り曲げると、吸湿部材が環状取付部の締め付けによって変形し、人体の部位を挿入しにくくなる可能性がある。他方、防水カバー1では、内套体12が硬質な部材で変形しにくいので、形状が安定しており、腕2を挿入しやすく装着しやすい。
更に、従来技術の防水カバーの場合、合成ゴム等の摩擦抵抗が大きい部材によって構成されているので、腕や脚等に装着する際に滑らせて移動させることが難しい。他方、防水カバー1では、外套カバー体11が伸縮性を有しているので、外套カバー体11の両端部分11a,11aを折り返して内套体12の外周面上に載せることができ、その状態で腕2に挿入して穿刺部位まで移動させることができる。即ち、装着中において外套カバー体11と腕との接触を避けることができる。それ故、外套カバー体11に比べて摩擦抵抗が小さい内套体12を用いることによって、腕の上で内套体12を滑らせるように穿刺部位まで移動させることができる。これにより、防水カバー1を腕2に挿入して穿刺部位まで移動させる装着作業を容易にすることができる。他方、その後に外套カバー体11の両端部分11a,11aを元に戻すことによって、両端部分11a,11aと腕2との密着性を確保することができ、装着容易性を向上しつつ防水性を確保することができる。
また、防水カバー1では、内套体12にフランジ部12b,12bを形成することによって、前述の通り装着中における外套カバー体11の両端部分11a,11aの戻りを防ぐことができると共に、フランジ部12b,12bが内套体12の両端部に半径方向に拡径する拡径部を形成することができる。外套カバー体11の両端部分11a,11aが中間部分11bに比べて縮径しているので、内套体12の拡径部によって外套カバー体11から内套体12が抜けることを抑制することができる。
<第2実施形態>
第2実施形態の防水カバー1Aは、第1実施形態の防水カバー1Aと構成が類似している。以下では、第2実施形態の防水カバー1Aの構成について第1実施形態の防水カバー1Aと異なる点について主に説明し、同一の構成については同一の符号を付して図示及び説明を省略する。
第2実施形態の防水カバー1Aでは、図4に示すように外套カバー体11Aは、2つの外套カバー部分14,15を有している。2つの外套カバー部分14,15は、第1実施形態の外套カバー体11と同様に、防水性を有し且つ合成ゴムより伸縮性を有する材料、例えばクリスタルゲル(商標)、タフシロンゲル(商標)、及びメディピュールゲル(商標)等のゲル材料から成り、大略円筒状に形成されている。また、2つの外套カバー部分14,15の各々は、その軸線方向の一端部分14a,15aが残余の部分より小径に形成されており、一端部分14a,15aの内周面の周長は、装着される腕2の周径より小さいものが選定される。
更に、2つの外套カバー部分14,15の軸線方向の他端側部分14b,15bは、内套体12の両端部の各々から別々に外装され、内套体12の各端部から軸線方向中央部分付近まで覆っている。本実施形態では、2つの外套カバー部分14,15が軸線方向に隙間をあけて内套体12に外装されているが、図4の二点鎖線で示すように2つの外套カバー部分14,15の他端部14c、15c同士を重ね合わせるように配置してもよい。
また、他端側部分14b,15bの内径は、内套体12の外径に比べて小さく形成されており、他端側部分14b,15bは、半径方向外方に伸張させた状態で内套体12における本体部12aの各端部に被せられている。これにより、他端側部分14b,15bの収縮力によって本体部12aの外周面に他端側部分14b,15bが圧接され、2つの外套カバー部分14,15を内套体12にしっかりと取付けることができる。また、2つの外套カバー部分14,15の一端部分14a,15aは、内套体12の軸線方向外側に夫々位置しており、腕2に圧接されている。他端側部分14b,15bの動きを抑制することによって、腕2に装着中に外套カバー体11A内で内套体12が動いて外套カバー体11Aの端部分11aが拡がってしまい、端部分11aから液体が侵入することを防ぐことができる。
なお、図4の二点鎖線で示すように2つの外套カバー部分14,15の他端部14c、15c同士を重ね合わせるように配置すると、内套体12全体を外套カバー体11Aに覆われるので、更に液体の侵入を抑えることができる。また、重ね合わせることによって、内套体12に対して2つの外套カバー部分14,15がずれて外れてしまうことを更に抑制することができる。
このように構成される防水カバー1Aは、第1実施形態の防水カバー1と同様の方法で身体の所定部位、例えば腕2の穿刺部位に装着することができる。即ち、まず、外套カバー体11Aの両端部分、即ち2つの外套カバー部分14,15の一端部分14a,15aを折り返して内套体12の外周面に載せ、内套体12の開口12c,12cを表出させる。次に開口12c,12cから内套体12の中に腕2を挿入させ、腕2の穿刺部位まで防水カバー1Aを移動させる。移動させた後、折り返した一端部分14a,15aを内套体12の外周面から降ろして元に戻して一端部分14a,15aを腕2に圧接されて密着させ、外套カバー体11A内を密閉させる。このようにして防水カバー1Aは、腕2の穿刺部位を密閉して穿刺部位を水等の液体から保護することができる。
防水カバー1Aでは、外套カバー体11Aが2つの外套カバー部分14,15によって別々に構成されているので、穿刺部分付近の前後の腕2の周径に合せて外套カバー部分14,15の周長(又は内径)を別々に選定することができる。これにより、腕2の周径に適した外套カバー体11Aを選定することができ、外套カバー体11Aと腕2との間の隙間をより小さくすることができ、防水カバー1Aの防水性を高めることができる。
その他、防水カバー1Aは、第1実施形態の防水カバー1と同様の作用効果を奏する。
<その他の実施形態>
第1及び第2実施形態の防水カバー1,1Aでは、外套カバー体11,11Aの中間部分11bが両端部分11a,11aより大径に形成されているが、必ずしもそのような形状である必要はない。例えば、外套カバー体11,11A全体が略同径の大略円筒形状の部材であってもよい。この場合、外套カバー体11,11Aが伸縮するので、内套体12を中間部分11bに挿入して配置することができ、第1及び第2実施形態の防水カバー1,1Aと同様の作用効果を得ることができる。
更に、第1及び第2実施形態の防水カバー1,1Aでは、腕2の穿刺部位を保護すべく使用される例を示したが、腕2の穿刺部位に限定されず、腕2の傷口等の患部、及び術部等の所定部位に使用されてもよい。また、防水カバー1,1Aが使用される箇所は、腕2に限定されず、脚及び指等の身体部位であってもよい。なお、指先3に使用される場合、防水カバー1Bを以下のような形状にすることが考えられる。
即ち、防水カバー1Bは、外套カバー体11Bと、内套体12Bとを有し、外套カバー体11B及び内套体12Bでは、共に軸線方向一端側が指先3の形状に合せてドーム状に形成されて塞がれている。また、外套カバー体11Bの軸線方向の他端部分11dが中間部分11bに比べて小径に形成され、内套体12Bの本体部12dの軸線方向他端部にはフランジ部12bが形成されている。内套体12Bは、外套カバー体11Bの中間部分11bに入れられており、外套カバー体11Bの軸線方向の他端部分11dが内套体12Bから軸線方向外側に位置している。その他端部分11dを折り返して内套体12Bの外周面に載せて内套体12Bの開口12cを表出させ、開口12cから指先3が入れられる。その後、他端部分11dを元に戻すことによって指先3を水等の液体から保護しつつ、指先が物等に接触することからも保護することができる。
また、第1及び第2実施形態の防水カバー1、1Aでは、主に穿刺部分、傷口等の患部、及び術部等の所定部位を水等の液体(特に水)から保護するため、即ち医療用として用いられることが説明されているが、必ずしも医療用に限定されない。即ち、前述するような穿刺部分、傷口等の患部、及び術部等の所定部位がないところに使用されてもよく、作業時に腕等の人体の所定部位を液体から保護するために使用してもよい。また、例えば酸性の液体等の特定の液体に対して耐性が高い材料を外套カバー本体11,11Aに用いることによって、特定の液体に対して耐性の高い防水カバーを製造することができる。
1,1A,1B 防水カバー
11,11B 外套カバー体
11a 両端部分
11d 他端部分
12,12B 内套体
14 外套カバー部分
14a 一端部分
15 外套カバー部分
15a 一端部分

Claims (6)

  1. 人体の所定部位を覆って密閉するための防水カバーであって、
    前記所定部位を覆って密閉し、前記所定部位付近に密着すべく伸縮性を有し且つ防水性を有する筒状の外套部材と、
    前記外套部材より硬質に構成され、且つ前記所定部位が挿通可能に前記外套部材内に挿入される筒状の内套部材とを備え、
    前記内套部材は、該内套部材の外周面の端部に、半径方向外方に突出するフランジ部分を有し、
    前記外套部材の端部は、前記所定部位付近にて前記人体に密着すべく前記内套部材より小径に形成され、且つ前記内套部材の前記フランジ部分を超えて折り返せるようになっている、
    防水カバー。
  2. 前記外套部材の両端部は、記前記所定部位付近両側にて前記人体に密着すべく前記内套部材より小径に形成され、
    前記外套部材は、前記外套部材の両端部を前記内套部材に折り返して被せるような伸縮性を有している、請求項1に記載の防水カバー。
  3. 前記内套部材は、該内套部材の外周面の両端部に半径方向外方に突出するフランジ部分を有し、
    前記外套部材は、前記フランジ部分の各々に被せられている、請求項2に記載の防水カバー。
  4. 前記外套部材は、2つの外套部分を有し、
    前記2つの外套部分は、前記内套部材の両端部に密着させて夫々配置され、
    前記内套部材は、防水性を有している、請求項1乃至3の何れか1つに記載の防水カバー。
  5. 前記外套部材の一端部は、前記所定部位付近にて前記人体に密着すべく前記内套部材より小径に形成され、
    前記外套部材は、前記外套部材の一端部を前記内套部材に折り返して被せるような伸縮性を有している、請求項1に記載の防水カバー。
  6. 前記内套部材は、該内套部材の外周面に半径方向外方に突出するフランジ部分を有し、
    前記外套部材は、前記フランジ部分に覆うように前記内套部材に被せられている、請求項5に記載の防水カバー。
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