JP6712195B2 - コンテナの中仕切り - Google Patents

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Description

本発明はコンテナの中仕切り、特に飲料用のビン類等を運搬するために利用する折り畳み式コンテナに使用できる中仕切りの収納技術の改良に関する。
従来から、飲料用のビン類を運搬する際にはコンテナが利用されている。このコンテナは一般的に、ビン類同士が直接触れないようにするため運搬物(ビン類など)の大きさに合わせた中仕切りを備えており、運搬時に運搬物の破損等を防ぐ役割を果たしている。ところで、中仕切りを備えたコンテナは、運搬物を運搬する際のみに利用するため、運搬後は運搬先、あるいは出荷先に戻して保管されることとなるが、例えば段ボール箱などのように使用後に折り畳んで容積を圧縮したりすることは出来ない。そして昨今では、折り畳み式のコンテナが普及してきてはいるが、コンテナに中仕切りを有する場合には、段ボール箱や通常のコンテナ(中仕切りを有していないコンテナ)のように単純に折り畳んで収納することは困難である。
そこで特許文献1には、中仕切りとコンテナが一体型の折り畳み式コンテナであって、コンテナを折り畳む際に、付属の中仕切りも折り畳んでコンテナ内部に収納することが出来るコンテナの技術が開示されている。また、特許文献2には、可撓性を有するコンテナの中仕切りであって、中仕切りの底面略中央を半分に折り畳むことによりコンパクトに収納が出来るコンテナ用中仕切りの構造に関する技術が開示されている。
特開2001−294232 特開平9−124042
しかしながら、上記特許文献1に記載の構造ではコンテナ自体を折り畳むととともにコンテナに付属している中仕切りを順番に折り畳むことにより折り畳んだコンテナの内部に中仕切りが収納される構造となっているが、コンテナの構造が複雑化してしまい、運搬準備に迅速性を有する飲料等の運搬には適していない。そして特許文献2の技術では、可撓性を有する折り畳み式の中仕切りの技術が開示されているが、そもそも部品類を収納するための簡易中仕切りであるため、飲料容器であるビン類等を運搬するための中仕切りとしての役割を果たすことは困難である。
本発明は、上記従来技術の課題に鑑みて行われたものであって、その目的は、コンテナを折り畳む際に、中仕切りも容易に折り畳むことができるとともに前記コンテナ内に収納可能であり、且つ、ビン類等を運搬する際にも使用できる折り畳み式の中仕切りを提供することである。
上記課題を解決するために、本発明に係るコンテナ用中仕切りは、
複数の物品をコンテナ内部に入れて運搬する際に前記複数の物品を所定位置に配置するとともに該複数の物品同士の接触を防ぐために利用されるコンテナ用中仕切りであって、
当該コンテナ用中仕切りは、前記コンテナの開口面に当該コンテナ用中仕切りを固定するための固定手段と、該固定手段の下側に位置しコンテナ開口面よりも小さい略矩形状の中枠を少なくとも2段備え、
前記固定手段と中枠とが折り畳み可能な上側接続手段で接続されるとともに、前記少なくとも2段の中枠は、それぞれが折り畳み可能な中枠接続手段で接続されており、
前記中枠は、前記複数の物品が入るための2以上の収納口を有しており、
前記固定手段と前記中枠とが密着されることで、略板状に折り畳まれることを特徴とする。
また、本発明に係るコンテナ用中仕切りは、
前記中枠は、前記固定手段の下側に位置する第1中枠と、該第1中枠の下側に位置する第2中枠からなり、
前記第1中枠と第2中枠は、前記中枠接続手段で接続されており、
前記第1中枠の収納口と第2中枠の収納口の間には、該第1中枠の面と第2中枠の面に対して略垂直方向に取り付けられた柔軟性を有する保護面を備え、
前記保護面のうち最も外側に位置しコンテナと接する最外側保護面には、前記第1中枠と第2中枠とが密着されると該密着される方向に対し略垂直方向へ収縮する伸縮紐が設けられており、
前記固定手段と第1中枠と第2中枠とが密着されるとともに、前記伸縮紐が収縮されることで、略板状に折り畳まれることを特徴とする。
また、本発明に係る中仕切りは、
前記保護面は、布、スポンジ、網、紙、ゴム、不織布のうちのいずれかを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る中仕切りは、
前記収納口は、略矩形型のワイヤー材料であって、
前記ワイヤー材料は、少なくとも一部に緩衝手段を備え、
前記緩衝手段は、布、スポンジ、網、紙、ゴム、不織布のうちのいずれかを含むことを特徴とする。
また、本発明に係る中仕切りは、
前記中枠は、前記収納口の形状が略円型である穿孔板であって、
前記穿孔板は、プラスチック、木、紙、金属のうちのいずれかを含み、
前記穿孔板は、前記略円型の収納口の直径が4.0cm〜15.0cmであって、当該穿孔板の厚さが0.3mm〜3.0mmであることを特徴とする。
また、本発明に係る中仕切りは、
前記固定手段は、コンテナの形状に応じて長さを調整自在な紐手段であることを特徴とする。
また、本発明に係る中仕切りは、
前記固定手段は、コンテナ開口面と同等の大きさ、もしくは、コンテナ開口面よりも小さく前記中枠よりも大きい略矩形状の固定枠手段であることを特徴とする。
また、本発明に係る中仕切りは、
前記固定枠手段は、プラスチック、木、紙、金属のうちのいずれかを含むことを特徴とする。
本発明によれば、固定手段と少なくとも2段の略矩形板状の中枠を備え、該中枠にはビン類などの運搬物を所定の位置に配置するとともに運搬物同士の接触を防ぐための2以上の収納口を備えることで、コンテナを折り畳む際に、中仕切りも容易に板状に折り畳むことができるとともに前記コンテナ内に収納可能であり、且つ、ビン類等を運搬する際にも使用できる折り畳み式のコンテナ用中仕切りを提供できる効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係るコンテナ用中仕切りの概略図を示す。 本発明の第1実施形態に係るコンテナ用中仕切りのコンテナへの固定方法の概略説明図を示す。 本発明の第1実施形態に係る中仕切りがコンテナへ固定された際の概略構成図を示す。 本発明の第1実施形態に係る中仕切りに運搬物(ビン類)を収納した際の概略イメージ図を示す。 本発明の第1実施形態に係る中仕切りの収納方法についての概略説明図を示す。 本発明の第2実施形態に係る中仕切りの概略図を示す。 本発明の第2実施形態に係るコンテナ用中仕切りのコンテナへの固定方法の概略説明図を示す。 本発明の第2実施形態に係る中仕切りがコンテナへ固定された際の概略構成図を示す。 本発明の第2実施形態に係る中仕切りに運搬物(ビン類)を収納した際の概略イメージ図を示す。 本発明の第3実施形態に係る中仕切りの概略図を示す。 本発明の第3実施形態に係る中仕切りに運搬物(ビン類)を収納した際の概略イメージ図を示す。 本発明の第3実施形態に係る中仕切りの補助穿孔板の概略イメージ図を示す。 本発明の第3実施形態に係る中仕切りの補助穿孔板の概略構成図を示す。 本発明の第4実施形態に係る中仕切りの概略図を示す。
以下、本発明のコンテナ用中仕切りについて図面を用いて説明するが、本発明の趣旨を超えない限り何ら以下の例に限定されるものではない。
<第1実施形態>
図1に本発明に係る実施形態のコンテナ用中仕切りを示す。同図に示すコンテナ用中仕切り10は、コンテナに当該中仕切り10を固定するための固定紐12と、該固定紐12の下側に位置し、略矩形板型であってコンテナ内部に入る大きさの第1中枠14と、該第1中枠14の下側に位置し、同じく略矩形板型であってコンテナ内部に入る大きさの第2中枠16と、を備えている。また、第1中枠14および第2中枠16には、飲料用のビン類等を所定位置に配置させるための収納口20を備えている。そして、第1中枠14と第2中枠16の4ヶ所の角(かど)には、それぞれ第1接続紐28を備えており、該第1接続紐28によって第1中枠14と第2中枠16とが接続されている。また、第1中枠14が有する収納口20と第2中枠16が有する収納口20の間には、それぞれの中枠の面(第1中枠14の面および第2中枠16の面)に対して略垂直方向に保護面22を備えており、該保護面22によって隣合う複数のビン類同士が接触するのを防ぐ役割を果たしている。
本発明において特徴的なことは、前記保護面22が柔軟性を有していることである。また、保護面22のうちコンテナと接する最も外側に位置する面に設けられた保護面22を囲むように伸縮収納ゴム32が設けられており、中仕切り10を折り畳む際には前記伸縮収納ゴム32が収縮されることで保護面22が内側に入り込むようになっている。このように、保護面22が柔軟性を有し、且つ、最も外側に位置する保護面22を囲むように伸縮収納ゴム32を備えることで、当該コンテナ用中仕切り10の収納性を向上させている。
はじめに固定紐12について説明する。固定紐12(12a、12b)は、当該コンテナ用中仕切り10をコンテナに固定するためのものである。本実施形態におけるコンテナ用中仕切り10では固定紐12として固定紐12aと固定紐12bの2本を有しており、それぞれの固定紐12の両端は、第1中枠14の有する角(かど)に取り付けられている。また、固定紐12は、該固定紐12を直線状に伸ばした際の長手方向における略中央部分に調整ストッパー24を有しており、該調整ストッパー24でコンテナへの固定時における固定紐12の長さを調整出来るようになっている。このように固定紐12に調整ストッパー24を備えることで、コンテナの大きさが異なる場合でも、コンテナの大きさに合わせて固定紐12の長さを調整することができ、コンテナに中仕切り10をしっかりと固定することが可能となる。
ここで、中仕切り10をコンテナへ固定する方法について説明する。図2には、本実施形態に係るコンテナ用中仕切りのコンテナへの固定方法の概略説明図を示す。図2に示すコンテナ50は一般的な運搬用のコンテナである。そして一般的にはコンテナ50の開口面は、例えばフタを締めるための突起等の何らかの突起物を備えていることが多く、本実施形態においては第1突起物52、第2突起物54、第3突起物56、第4突起物58を備えている。そして、中仕切り10を使用する際は、コンテナ50の開口面に対して略垂直方向(図2の矢印の方向)に中仕切り10を挿入する。前述のとおり、第1中枠14および第2中枠16はコンテナ50の内部に入る大きさであり、且つ、コンテナ50の内部形状と同じ略矩形型であることから、コンテナ50の内部にぴったりと収まる(図3を参照)。この時、2本の固定紐12(12a、12b)をコンテナ50の有するそれぞれの突起物(52、54,56、58)に引っ掛けることで、第1中枠14および第2中枠16を固定する。具体的には、突起物52と突起物54には固定紐12a(12a、12b)を引っ掛けて、突起物56と突起物58には固定紐12bを引っ掛ける。また、固定紐12を引っ掛ける際に該固定紐12の紐の長さを調整ストッパー24で調整することで、コンテナ50の内部において第1中枠14と第2中枠16を所定の高さに調整が可能となり、ビン類などの運搬物に応じた良好な中仕切りとしての機能を発揮することができる。ここで、本実施形態におけるコンテナ50は突起物を4個備えているが、固定紐12をひっかけられればこのような突起物でなくてもよく、例えばコンテナ開口面に凹部等があれば、そこへ固定紐12をひっかけることで中仕切り10をコンテナへ固定しても構わない。
次に実際のコンテナ内の中仕切り部分となる中枠について説明する。図1に示すように中枠は、前記固定紐12(12a、12b)の下側に位置する第1中枠14と、該第1中枠14の下側に位置する第2中枠16から構成されている。それぞれの中枠は、略矩形型であり、コンテナ内部に収まる大きさ及び形状となっている。また、第1中枠14と第2中枠16は、第1接続紐28で4ヶ所の各角(かど)が接続されている。そして、それぞれの中枠(第1中枠14と第2中枠16)はビン類などの運搬物を収納するための収納口20を備えており、該収納口20は運搬物を収納する際に、所定位置に配置させる役割を果たしている。ここで、本実施形態における収納口20は略四角型であるが、例えば略丸型、三角形型、六角形型、八角形型であってもよく、また他の形状であっても構わない。また、収納口20はワイヤー線(針金等)で構成されており、本実施形態におけるワイヤー線の材質は、スチールであるが、ステンレス等の他の材料でも構わない。加えて、収納口20のワイヤー線は、ビン類などの運搬物を所定位置に配置出来れば良く、例えば0.3mm〜3.0mm程度であることが好ましく、より好ましくは、1.5mm〜1.8mm程度であることが好適である。また、第1中枠14と第2中枠16の間には保護面22を備えており、該保護面22によって、隣同士に位置するビン類等の運搬物が接触して破損するのを防いでいる(図4を参照)。ここで、通常の中仕切りであれば、保護面として、ある程度の強度を有する堅い壁面を利用して運搬物同士が接触することなく安定した運搬を可能にするのが一般的である。
しかしながら、このような堅い壁面を有する構造では中仕切りが邪魔になってしまい、コンテナを折り畳むことが出来ない。そこで本実施形態における中仕切り10は、第1中枠14と第2中枠16のそれぞれが有する収納口20は、柔軟性を有する保護面22を備えている。保護面22は、例えば、布、スポンジ、網、紙、ゴム、不織布などのいずれかを含むことが好ましく、特に好ましくは布を含むことが好適である。そして、図1に示すように保護面22のうちの一番外側に位置する保護面(最外側面)の垂直方向における略中央部分には、最外側面を囲むように伸縮自在な伸縮収納ゴム32が設けられている。そしてこの伸縮収納ゴム32は、中仕切り10を使用している時(折り畳まれていない時)は、基本的には少し伸びた状態となっている。
ここで、本実施形態における中仕切り10の折り畳み方について説明する。図5には本実施形態に係る中仕切り10の収納方法についての概略説明図を示す。中仕切り10は、中枠以外は全て柔軟性を有するもので構成されていることから、固定紐12と中枠14と中枠16とを中枠(中枠14と中枠16)の面方向に対して略垂直方向に押して密着させることで、図5に示すように上下方向に折り畳まれることとなる。具体的には、固定紐12を第1中枠14と第2中枠16の方向(上下方向)へと押す。この時、固定紐12と中枠(中枠14と中枠16)とを押した方向(上下方向)に対して略垂直方向に伸縮収納ゴム32が収縮することとなる。その結果、固定紐12と中枠(中枠14と中枠16)は押された方向に密着するとともに、伸縮収納ゴム32の収縮する力によって保護面22は中仕切り10の内側へと収納され、略板状に折り畳まれた中仕切り10となるのである。また、保護面22の柔軟性を調整して(柔軟性が高く、柔らかい保護面22を利用して)、中仕切り10を地面やテーブルの上に置くことで、重力によって固定紐12と中枠(中枠14と中枠16)とが密着し、図5に示すように折り畳まれる構成とすることも出来る。
このように、本実施形態における中仕切り10は、固定紐12(12a、12b)と第1中枠14と第2中枠16を備え、該第1中枠14と第2中枠16の間には柔軟性を有する保護面22を有し、さらに最も外側に位置する保護面22の略中央部分に伸縮収納ゴム32を設けることで、固定紐12と中枠(中枠14と中枠16)が密着されるとともに伸縮収納ゴム32によって保護面22が当該中仕切り10の内側へと収納されて略板状にコンパクトになるので、折り畳み式のコンテナを折り畳んだ際の隙間等に中仕切り10を収納することが可能となる。
<第2実施形態>
次に本発明の第2実施形態に係る中仕切りについて説明する。図6には本発明に係る第2実施形態における中仕切り110の概略図を示す。同図に示す中仕切り110は、固定枠140と、該固定枠140の下側に位置する第1中枠114と、該第1中枠114の下側に位置する第2中枠116と、該第2中枠116の下側に位置する第3中枠118と、を備えている。ここで、本実施形態における中仕切り110は中枠を3段備えているが、コンテナ用の中仕切りとして機能を果たせれば良く、例えば第1実施形態と同様に中枠が2段であっても、または4段以上であっても構わない。また、固定枠140と第1中枠114は固定枠接続紐126で接続されている。そして、第1中枠114と第2中枠116とは第1接続紐128で接続されており、第2中枠116と第3中枠118とは第2接続紐130で接続されている。本実施形態におけるコンテナ用中仕切り110の基本的な構造は第1実施形態における中仕切り10と同様であるため、すでに第1実施形態で説明した内容については説明を省略する。
本実施形態において特徴的なところは、固定手段として固定紐12(12a、12b)ではなく固定枠140を備えているところである。また、第1実施形態の中仕切り10では、第1中枠14の有する収納口20と第2中枠16の有する収納口20の間には柔軟性を有する保護面22を設けていたが、本実施形態における中仕切り110では、保護面22は設けておらず、運搬物であるビン類同士の接触を防ぐために保護面22の代わりに収納口120の一部に緩衝材142を備えているところである。
はじめに、固定枠140によるコンテナへの固定方法について説明する。図7には本実施形態に係るコンテナ用中仕切りのコンテナへの固定方法の概略説明図を示す。固定枠140は、略矩形型の形状であり、コンテナ50の開口面と同等の大きさを有している。そして、コンテナ50の開口面に対して略垂直方向(図7の矢印の方向)に中仕切り110を挿入する。第1中枠114と第2中枠116と第3中枠118はコンテナ50の内部に入る大きさであり、且つ、コンテナ50の内部形状と同じ略矩形型であることから、コンテナ50の内部にぴったりと収まる(図8を参照)。つまり、図8に示すように本実施形態における中仕切り110は、固定枠140をコンテナ50の開口面に載置することで固定される構造となっている。
また、図示を省略するが固定枠140の形状を、コンテナ50の開口面よりも小さく中枠(第1中枠114、第2中枠116、第3中枠118)よりも大きい形状とすることで、図7に示されるコンテナ50の開口面から少し下の部分に専用のフックを設けて、固定枠140を前記フックに引っ掛けることで当該中仕切り110をコンテナ50に固定することも可能である。この専用フックは、固定枠140をコンテナ50に固定出来れば良く(当該中仕切り110をコンテナ50に固定出来れば良く)、例えば、コンテナ50の開口面下部の内壁部分に、専用フックを4ヶ所ないし16ヶ所程度設けることで固定枠140をしっかりと固定することができる。
ところで、本実施形態における中仕切り110の中枠(114、116、118)が有する緩衝材142は必ずしも収納口120の全体に備えている必要はなく、本実施形態では略四角型の収納口120のワイヤー線の中央部分のみに緩衝材142を備えている。このような構成であっても、十分にビン類などの接触を防ぐことが可能である。また、緩衝材142は、例えば、布、スポンジ、網、紙、ゴム、不織布などのいずれかを含むことが好ましく、特に好ましくはスポンジを含むことが好適である。また、緩衝材142はビン類同士の接触を防げれば良く、例えば緩衝材142の厚さが1.0mmから4.0mmであることが好適である。そして図9には、運搬物(飲料用のビン類)を収納口120に収納した際の概略イメージ図を示す。図9に示すように、それぞれの収納口120の中央に位置する緩衝材142がビン類と接触することで、隣同士に位置するビン類同士の接触を防ぎ破損を防止しているのがわかる。
このように、第2実施形態の中仕切り110では、中仕切りに壁面(保護面)を設けなくても、ビン類同士の接触を防ぐことが出来る。また、中仕切り110は保護面22を備えていないため、第1実施形態の中仕切り10に比べて収納性をさらに向上させることが出来る。また、中仕切り110は、基本的には第1実施形態の中仕切り10と同じ構成なので、上下方向を圧縮することで、略板状に折り畳むことができ、折り畳み式のコンテナを折り畳んだ際の隙間等に中仕切り110を収納することが可能となる。また、固定枠140の形状をコンテナ50の開口面よりも大きい形状とすることで、簡単に中仕切り110をコンテナ50に設置することができ、また、折り畳み式のコンテナを折り畳んだ際の大きさと当該中仕切り110を折り畳んだ際の大きさが同等となることから、折り畳まれたコンテナと重ねて収納することが可能となる。
<第3実施形態>
次に本発明に係るコンテナ用中仕切りの第3実施形態について説明する。図10に示す本実施形態におけるコンテナ用中仕切り210の基本的な構造は第1実施形態における中仕切り10および第2実施形態における中仕切り110と同様であるため、すでに記載した内容については説明を省略する。図10には本発明に係る第3実施形態における中仕切り210の概略図を示す。同図に示す中仕切り210は、固定枠240と、該固定枠240の下側に位置する第1中枠214と、該第1中枠214の下側に位置する第2中枠216と、該第2中枠216の下側に位置する第3中枠218と、を備えている。ここで、本実施形態における中仕切り210は中枠を3段備えているが、コンテナ用の中仕切りとして機能を果たせれば良く、例えば第1実施形態と同様に中枠が2段であっても、あるいは中枠が4段以上であっても構わない。また、固定枠240と第1中枠214は固定枠接続紐226で接続されている。そして第1中枠214と第2中枠216は第1接続紐228で接続されており、第2中枠216と第3中枠218は第2接続紐230で接続されている。
本実施形態における中仕切り210は、該中仕切り210が備える中枠(第1中枠214、第2中枠216、第3中枠218)が複数の穴があいた穿孔板である点において第2実施形態の中仕切り110と異なる。
はじめに本実施形態の中枠について説明する。図10に示すように、本実施形態における中枠は穿孔板であり、それぞれの中枠(第1中枠214、第2中枠216、第3中枠218)が有する収納口220の形状は、略円型である。また、収納口はビン類等を所定位置に配置させることが出来れば良く、矩形型等の他の形状であっても構わない。また本実施形態における略円型の収納口220の大きさは、直径4cmから15cm程度であることが好適であり、より好ましくは、5cmから10cmであることが好適である。また穿孔板の厚さは0.3mmから3.0mm程度であることが好適であり、特に好ましくは1.0mmから2.0mmであることが好適である。また穿孔板の材質は、軽くて丈夫な材質のものであればよく、例えば、プラスチック、木、紙、金属などのいずれかを含むことが好ましく、特に好ましくはプラスチックを含むことが好適である。
そして図11には、運搬物(飲料用のビン類)を収納口220に収納した際の概略イメージ図を示す。図11に示すように、穿孔板である中枠(214、216、218)の有する収納口220にビン類がぴったりと収納されることで、隣同士に位置するビン類同士の接触を防ぎ破損を防止しているのがわかる。
また、図12に示すように、中枠に収納されたビン類の上部に、補助穿孔板244を設けることで、コンテナ内におけるビン類等をさらに強固な固定とすることができ、ビン類同士の接触を防止することが出来る。そして、図13には本発明の第3実施形態に係る中仕切り220に使用する補助穿孔板244の概略図を示す。補助穿孔板244は、前述した穿孔板と同様に軽くて丈夫な材質のものであればよく、例えば、プラスチック、木、紙、金属などのいずれかを含むことが好ましく、特に好ましくはプラスチックを含むことが好適である。また、補助穿孔板244は、運搬物の種類や大きさに応じて適宜材質の異なるものを用意して使用するようにしてもよい。図13に示すように補助穿孔板244は穿孔板である中枠の有する略円型の収納口220よりも直径が小さく、且つ、収納口220の中央部分に位置する補助円型口246を有している。このように中枠が有する収納口220の中央位置に該収納口220よりも小さな補助円型口246を有することで、実際にビン類等を収納口220に収納した際にビン類の上部位置にぴったりと挿入され、ビン類を固定することが出来る。
そして、中仕切り210は、前述したとおり基本的には第1実施形態の中仕切り10および第2実施形態の中仕切り110と同じ構成なので、上下方向を圧縮することで、略板状に折り畳むことができ、折り畳みコンテナを折り畳んだ際の隙間等に中仕切り210を収納することが可能となる。
<第4実施形態>
図14には本発明に係る第4実施形態の中仕切りの概略図を示す。同図に示す中仕切り310は、固定枠340と、該固定枠340の下側に位置する第1中枠314と、該第1中枠314の下側に位置する第2中枠316と、該第2中枠316の下側に位置する第3中枠318と、を備えている。ここで、本実施形態における中仕切り310は中枠を3段有しているが、コンテナ用の中仕切りとして機能を果たせれば良く、例えば第1実施形態と同様に中枠が2段であっても、または4段以上であっても構わない。また、固定枠340と第1中枠314は固定枠接続紐326で接続されている。そして、第1中枠314と第2中枠316とは第1接続紐328で接続されている。
このように、本実施形態における中仕切り310は、第1実施形態における保護面22や、第2実施形態における緩衝材142を備えておらず、また、第3実施形態における穿孔板のような形状でもないシンプルな構造となっている。このような中仕切り310の構造でも運搬物の種類によっては、運搬物同士の接触を防ぎ、十分な中仕切りとして機能を発揮するのである。また、本実施形態における中仕切り310の収納口320のワイヤー線の太さは1.0mmから4.0mmであることが好ましく、特に好ましくは2.0mmから3.0mmであることが好適である。このように収納口320のワイヤー線の太さを他の実施形態における中仕切りのワイヤー線の太さよりも太くすることで、運搬物同士の接触を防ぐことが出来る。
以上のように本発明に係る中仕切りは、固定手段と少なくとも2段の略矩形板状の中枠を備え、該中枠にはビン類などの運搬物を所定の位置に配置するとともに運搬物同士の接触を防ぐための2以上の収納口を備えることで、コンテナを折り畳む際に、中仕切りも容易に板状に折り畳むことができるとともに前記コンテナ内に収納可能であり、且つ、ビン類等を運搬する際にも使用できる折り畳み式のコンテナ用中仕切りが実現できる。そして中枠に保護面を設け、あるいは緩衝材や穿孔板等を利用することで、さらに運搬に適した中仕切りとしての効果が発揮できるとともにコンパクトに折り畳みが可能な中仕切りを実現することができる。
10 110 210 310 コンテナ用中仕切り
12 固定紐
14 114 214 314 第1中枠
16 116 216 316 第2中枠
118 218 318 第3中枠
20 120 220 320 収納口
22 保護面
24 調整ストッパー
126 226 326 固定枠接続紐
28 128 228 328 第1中枠接続紐
130 230 第2中枠接続紐
32 伸縮収納ゴム
140 240 340 固定枠
142 緩衝材
50 コンテナ
52 第1突起物
54 第2突起物
56 第3突起物
58 第4突起物
244 補助穿孔板
246 補助円型口

Claims (8)

  1. 複数の物品をコンテナ内部に入れて運搬する際に前記複数の物品を所定位置に配置するとともに該複数の物品同士の接触を防ぐために利用されるコンテナ用中仕切りであって、
    当該コンテナ用中仕切りは、前記コンテナの開口面に当該コンテナ用中仕切りを固定するための固定紐と、該固定紐の下側に位置しコンテナ開口面よりも小さい略矩形状の中枠を少なくとも2段備え、
    前記固定紐と前記中枠とが接続されるとともに、前記少なくとも2段の中枠は、それぞれが折り畳み可能な中枠接続紐で接続されており、
    前記中枠は、前記複数の物品が入るための2以上の収納口を有しており、
    前記固定紐と前記中枠とを接近させることで、当該コンテナ用中仕切りは略板状に折り畳まれ、
    当該コンテナ用中仕切りは折り畳み式コンテナに利用され、該折り畳み式コンテナに固定された状態で折り畳み式コンテナと共に折り畳まれることを特徴とするコンテナ用中仕切り。
  2. 請求項1に記載のコンテナ用中仕切りであって、
    前記中枠は、前記固定紐の下側に位置する第1中枠と、該第1中枠の下側に位置する第2中枠からなり、
    前記第1中枠と第2中枠は、前記中枠接続紐で接続されており、
    前記第1中枠の収納口と第2中枠の収納口の間には、該第1中枠の面と第2中枠の面に対して略垂直方向に取り付けられた柔軟性を有する保護面を備え、
    前記保護面のうち最も外側に位置しコンテナと接する最外側保護面には、前記第1中枠と第2中枠とを接近させると該接近させる方向に対し略垂直方向へ収縮する伸縮紐が設けられており、
    前記固定紐と第1中枠と第2中枠とを接近させるとともに、前記伸縮紐が収縮されることで、略板状に折り畳まれることを特徴とするコンテナ用中仕切り。
  3. 請求項2に記載のコンテナ用中仕切りであって、
    前記保護面は、布、スポンジ、網、紙、ゴム、不織布のうちのいずれかを含むことを特徴とするコンテナ用中仕切り。
  4. 請求項1に記載のコンテナ用中仕切りであって、
    前記収納口は、略矩形型のワイヤー材料であって、
    前記ワイヤー材料は、少なくとも一部に緩衝手段を備え、
    前記緩衝手段は、布、スポンジ、網、紙、ゴム、不織布のうちのいずれかを含むことを特徴とするコンテナ用中仕切り。
  5. 請求項1に記載のコンテナ用中仕切りであって、
    前記中枠は、前記収納口の形状が略円型である穿孔板であって、
    前記穿孔板は、プラスチック、木、紙、金属のうちのいずれかを含み、
    前記穿孔板は、前記略円型の収納口の直径が4.0cm〜15.0cmであって、当該穿孔板の厚さが0.3mm〜3.0mmであることを特徴とするコンテナ用中仕切り。
  6. 請求項1から請求項5の何れかに記載のコンテナ用中仕切りであって、
    前記固定紐は、コンテナの形状に応じて長さを自在に調整できることを特徴とするコンテナ用中仕切り。
  7. 請求項1から請求項5の何れかに記載のコンテナ用中仕切りであって、
    前記固定紐は、コンテナ開口面と同等の大きさ、もしくは、コンテナ開口面よりも小さく前記中枠よりも大きい略矩形状の固定枠手段を備えることを特徴とするコンテナ用中仕切り。
  8. 請求項7に記載のコンテナ用中仕切りであって、
    前記固定枠手段は、プラスチック、木、紙、金属のうちのいずれかを含むことを特徴とするコンテナ用中仕切り。
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