JP6711928B2 - エアコントローラ - Google Patents

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Description

本発明はエアコントローラに関し、回転体によって空気の流れを発生させ、前記空気の温度を調節できる装置に関する。
テスラタービン(Tesla turbine)は、ブレードのないタービンであって一組のディスクから構成されている。テスラタービンは前記ディスクが回転する際、テスラタービンの内部の空気が前記ディスクの縁側に動くようにすることを特徴とする。ディスクが回転すると前記ディスクの中心部に空気が引き込まれ、境界面効果(boundary layer effect)によって空気はディスクの表面上から螺旋軌跡を描きながらディスクの外枠に移動するようになる。
境界面効果とは、固体が動くと前記固体の表面に隣接している流体の境界面も前記表面に沿って移動することを言う。固体と流体が互い接している際、固体表面上の一定部分に固体と流体間の境界面が存在する。この際、固体が動くと前記境界面も前記固体の動きに応じて移動するようになるが、この際、前記境界面に作用する力は摩擦力(friction)ではなく、粘着力(adhesion)である。逆に固体物質の表面上を流体が移動する際、固体物質も粘着力によって移動するようになる。
一般に従来の温風機においては、空気を移動させるブレードと空気を加熱させる加熱要素がお互い分離されている。例えば、ヘアドライヤーの動作構造を見ると以下のようである。空気が引込まれるとブレードのような回転手段によって空気の流れが形成され、空気の加熱は別度の加熱部によって行われる。加熱された空気は吐出口を介してヘアドライヤーの外に吐出されるようになる。従来の一般的な温風機は空気の流れを提供する回転手段と空気を加熱させる加熱手段がお互い分離されているため温風機の体積が大きくなる恐れがある。また、回転するブレードと空気間の摩擦によって大きな騒音が発生するという問題がある。
本発明では、テスラタービンにて使用される技術を利用して低騒音のエアコントローラを提供することで上述の問題を解決しようとする。
本発明の一観点によるエアコントローラは、空気が引込まれる引込口及び前記引き込まれた空気が吐出される吐出口を有するハウジングと、前記ハウジング内に所定の間隔を置いて積層されており、その表面に熱交換部が形成されている一個以上のディスクと、前記ディスクを回転させる駆動手段(回転駆動手段)と、を含む。
この際、前記熱交換部は発熱体または冷却体であってもよい。
この際、前記引込口は前記ディスクの回転軸の延長方向に配置されていて、吐出口は前記ディスクの円周に対する接線の延長方向に配置されていてもよい。
この際、前記ディスクの中央部には空気が流通できる空気孔が形成されてもよい。
この際、前記ディスクを回転させるための回転軸が前記ディスクの中央部に固定結合されてもよい。
この際、前記駆動手段は、お互い電磁気結合されるように配置された複数個の固定子コイルと複数個の永久磁石(回転子)を含んでもよい。前記各の永久磁石はあらかじめ決定された連結手段によって各々前記回転軸に固定結合されていて、前記固定子コイルは各々前記ハウジングに対して固定結合されていてもよい。
この際、前記回転軸には二個のスリップリングが固定結合されていて、各々の前記スリップリングはブラシを介して電気を供給されるようになっていてもよい。
この際、前記熱交換部は電気が通じると発熱する発熱体を含み、前記回転軸には前記発熱体に電気を提供するための二個の導電端子が形成されており、前記各の導電端子は前記発熱体の両端子にそれぞれ固定結合されていてもよい。
この際、各々の前記スリップリングは、前記回転軸に固定結合されたスリップ電極を含み、前記各スリップ電極は前記二個の導電端子とそれぞれ電気的に連結されるようになっていてもよい。
この際、前記ブラシは、前記スリップリングが回転する時、前記スリップリングの表面に摺接することによって前記スリップリングに電気を供給するようになっていてもよい。
本発明によると、加熱手段がその表面に結合されているディスクが空気の流れを作り出すと同時に空気を加熱させることができる。よって、エアコントローラは空気を加熱するための別度の手段を必要としないため、エアコントローラの全体的な体積を小さくすることができる。また、ディスクと空気間の粘着力利用するため、空気の流れの発生による騒音が減る効果がある。
本発明の一実施例によるエアコントローラを示す図である。 図1のX−X´に沿って切断した様子を示す温風機の内部断面図である。 図2に示した温風機の正面図を他の観点から示す図である。 本発明の一実施例によるディスクを回転軸と共に示す図である。 図2の「B」部分のみを示す図である。 図5の回転軸、導電端子、スリップリングの結合関係を説明する図である。 図2に示した温風機内における空気の流れ図である。 本発明の一実施例によるエアコントローラの各物品を機能別に分類して再構成したブロック図である。 回転部アセンブリに属した物品間の連結関係及び回転部アセンブリとハウジングとの連結関係の理解を助けるための図である。
以下、本発明の実施例を添付の図面を参考して説明する。しかし、本発明は本明細書において説明する実施例に限定されずに多様な形成に具現されることができる。本明細書において使用される用語は実施例の理解を助けるためのものであって、本発明の範囲を限定しようと意図されたものではない。また、以下で使用される単数の形態は文がこれと明確に反対の意味を示さない限り複数の形態も含む。
本発明は、ディスクの回転によって空気の流れを発生させて、前記ディスクの表面に提供された熱交換部を利用して空気の温度を調節できるエアコントローラに関する。以下、エアコントローラの中、特に温風機を例示して本発明の思想を説明するが、本発明の思想は温風機に限定されない。
図1は、本発明の一実施例による温風機を示す図である。
温風機1の全体的な形態は、例えばホイッスルのような形態であってもよく、温風機1の中心部の形態はトイレットペーパーのように孔が開いている形態であってもよい。
温風機1は、一個以上のディスク20と回転軸30を含む回転部と、ハウジング10と、空気を吸い込む引込口11と、ハウジング内部の空気を放出する吐出口12と、を含んでもよい。ハウジング10は温風機1の外の表面をなすケース(case)であって、温風機1の内部構成要素を保護する役割も共に果たすことができる。ハウジング10にはハウジング10の内部に空気を引き込む引込口11と、ハウジング10から空気が吐出される吐出口12と、が形成されていてもよい。ハウジング10の外部にはハウジング10を囲む追加的外箱がさらに提供されてもよい。例えば、温風機1がヘアドライヤーのために使用される場合、温風機1の外部には使用者が手で取りやすくするための別度の外箱が提供されてもよい。
一個以上のディスク20は、ハウジング10内に所定の間隔を置いて積層されていてもよい。ディスク20の外側の縁は、好ましくは円状であってもよい。図1において、ディスク20の外側の縁は点線で表示している。ディスク20の広い表面は理想的にはすべて一つの平面上に存在する。またディスク20の表面には熱交換部を提供するための抵抗性発熱体が配置されてもよい。
ディスク20の中心部には、ディスク20回転の中心となる回転軸30がディスク20に固定され結合されていてもよい。
図2は図1のX−X´に沿って切断した様子を示す温風機1の内部断面図であって、図3は温風機1の正面図を他の観点から示す図である。
温風機1には、ディスク20を回転させるための駆動手段、例えばモータが提供されてもよい。図2の「A」部分はディスク20を回転させるための駆動手段を説明するために示した部分である。前記駆動手段が回転モータであれば、回転軸30と、ベアリング31と、永久磁石32と、固定子コイル33と、を含めて構成されてもよい。
回転軸30には、回転軸30をハウジング10に対して回転可能に支持するためのベアリング31が結合されていてもよい。ベアリング31の外側には空気が引込まれるように引込口11が形成されていてもよい。
回転軸30には連結手段(例えば、棒)34によって永久磁石32が固定結合されていてもよい。永久磁石32は回転軸30を中心に回転することができる。永久磁石32の回転面の延長面上には固定子コイル33が提供されてもよい。固定子コイル33は、ハウジング10の壁面に付着されていてもよい。前記永久磁石32と固定子コイル33が一個の回転モータの役割を果たすことができる。よって、回路基板40を介して固定子コイル33に電流を流すと永久磁石32が回転し、永久磁石32に固定されて連結されている回転軸30が回転することによって、回転軸30に固定連結されたディスク20が回転されることができる。
この際、電源300によって回路基板40に電気が供給されることができる。回路基板40には駆動手段の動作を制御する制御回路46が提供されてもよい。
本発明の実施例によって、前記駆動手段として提供されるモータの動作原理はDCモータ、ACモータまたはBLDCモータの動作原理を従ってもよい。本発明は前記駆動手段の具体的な例によって制限されない。
図2の「B」部分は、回転するディスク20表面の抵抗性発熱体を加熱するために電気を供給する電気供給連結手段を示す部分である。
回転軸30にはスリップリング41、42が固定され結合されていてもよい。この際、ハウジング10の内部に形成されている回路基板40の制御回路部46がブラシ(brush)43を介してスリップリング41、42に電気を供給するようにしてもよい。この際、スリップリング41が(+)端子、スリップリング42が(−)端子であってもよく、他の実施例においてはスリップリング41が(−)端子、スリップリング42が(+)端子であってもよい。制御回路部46はハウジングに固定結合されたPCB基板40上に提供される電子物品を利用して構成されてもよい。スリップリング41、42の外部表面とブラシ43は、相互間に電気を導通させるために導電体で構成されてもよい。
図4は、本発明の一実施例による一個のディスク20を回転軸30と共に示す図である。
図4を参照して説明すると、ディスク20の中心部に固定結合されている回転軸30の表面の一部には二個の導電端子51、52が固定されて提供されてもよい。そして、ディスク20の中心部に結合されている回転軸30の周辺部には引込口11から引込まれる空気の通路として、予め決定された模様の空気孔25が形成されていてもよい。この際、前記空気孔25は図2に示した左側の引込口11と右側の引込口11をお互い最も近く連結する空間に隣接して配置されてもよい。
ディスク20の広い表面には抵抗性発熱体21が図4と同様に配置されていてもよい。この際、抵抗性発熱体21の両端子61、62には導電端子51、52が固定結合されていてもよい。例えば、両端子61、62には導電端子51、52が半田付けで相互結合されていてもよい。空気孔25が形成されている各ディスク20は連結ブリッジ71、72により回転軸30に固定結合されていてもよい。連結ブリッジ71、72はディスク20と一体型に形成されたものであってもよい。
本発明において、前記抵抗性発熱体21の配置は、前記抵抗性発熱体をディスク表面に付着、舗設、設置または印刷することと同様な方向で行われてもよい。
導電端子51、52は、例えば、回転軸30の表面に薄い金属箔を結合して提供してもよい。図4に示したように、導電端子51と導電端子52はお互い絶縁された状態を維持することができる。
一実施例において、回転軸30と、ディスク20とは絶縁体で構成されてもよい。ディスク本体に設置された抵抗性発熱体21と、導電端子51、52とは導電体であってもよい。
または、他の実施例において、ディスク20本体と抵抗性発熱体21は伝導体であってもよく、ディスク本体と抵抗性発熱体21との間には絶縁膜が提供されていてもよい。
ディスク20と、抵抗性発熱体21と、回転軸30と、二個の導電端子51、52とはお互い工程結合されているため、回転軸30が回転するとディスク20と二個の導電端子51、52とは回転軸と一つになって同一な角速度で回転することができる。よってディスク20と二個の導電端子51、52との回転速度は回転軸30の回転速度と同じであってもよい。すなわち、回転軸30が角速度w1で回転すると、各々のディスク20も角速度w1で回転することができ、二個の導電端子51、52も角速度w1で回転することができる。ディスク20と、抵抗性発熱体21と、回転軸30と、導電端子51、52と、スリップリング41、42とはお互いに対して固定されて同じ角速度で回転されるため、これらの集合体を「回転部」と指称することができる。この回転部という概念には、前記駆動手段(モータ)に含まれた回転子(例:永久磁石)をさらに含ませてもよい。
図5は図2の「B」部分のみを示す図であって、図6は図5の回転軸、導電端子、スリップリングの結合関係を説明するための図である。
図5に示した二個のブラシ43は、制御回路部46を利用して提供される電流を、回転するスリップリング41、42に提供する媒介の役割を果たすことができる。ブラシ43のうちスリップリングに接する一端部は、スリップリングが回転する際にスリップリングの表面に沿って滑りながら前記表面に接触して前記表面に電流を供給してもよい。ブラシの他端部は制御回路部46に電気的に連結されており、ハウジングに対して固定結合されてもよい。
スリップリング41、42の本体は絶縁体からなってもよい。また、スリップリング41、42のうちブラシ43に接する表面は導電体からなってもよい。スリップリング41、42はボビンのような形状をしてもよく、スリップリング41、42の中心部には回転軸30が貫通され得る貫通孔が形成されていてもよい。
スリップリング41の外表面に形成された導電体は回転軸30表面に形成された導電端子51に電気的に連結され、スリップリング42の外表面に形成された導電体は回転軸30表面に形成された導電端子52に電気的に連結されてもよい。このために、例えば、スリップリングの円筒型の本体にはスリップリングの外表面に形成された導電体を回転軸の表面に形成された導電端子に連結するためのビア(via)が形成されていてもよい。しかし、上述した電気的連結は多様な従来技術により行われてもよい。本発明の明細書において、前記「導電体」は「スリップ電極」と指称されてもよい。
ブラシ43は上述の回転モータのような駆動手段に含まれるブラシではなく、上述したように各々のスリップリング41、42に電気を供給するための別度のブラシであってもよい。
以下、図6を参照して、回転軸と、導電端子と、スリップリングとの例示的結合関係を説明する。
まず、図6の(a)のように回転軸30の表面に導電端子51,52が形成されることができる。次に、図6の(b)のようにスリップリング41、42に完成された回転軸30を嵌め込んで結合して図6の(c)のような構造が提供されることができる。図6は回転軸と、導電端子と、スリップリングとの相対的な結合関係に対する理解を助けるためのものであって、この構造を作るための工程は他の方式でも可能である。
図7は、図2に示した温風機1内における空気の流れ図である。
図7は、便宜のために図2の参照符号を略して示したものに空気の流れを追加したものである。参照番号301、は引込口11を介して引込まれる加熱される前の空気の流れ経路を示したものである。即ち参照番号301の点線は熱交換前の空気の流れ経路を示すものである。参照番号302の実線は、抵抗性発熱体21により空気が加熱された空気の流れ経路を示すものである。つまり、参照番号302は熱交換後の空気の流れ経路を示すものである。このような空気の流れのように、各々のディスク20の間に空気が流れることができる。熱交換された空気はディスクの外側方向に流れ出されるが、図1に示したようなハウジング10と吐出口12とを提供すると、このように流れ出た空気が吐出口12を介して集中されて外へ流れ出されることができる。
図8は、本発明の一実施例によるエアコントローラ1の各構成要素を機能別に分類して再構成したブロック図である。
エアコントローラ1は、電源部500と、制御部501と、駆動部アセンブリー502と、回転部アセンブリ503とを含むことができる。
電源部500は図2に示した電源200であってもよい。
制御部501は、電源部500から電源が供給されて駆動部アセンブリ502に電気を供給するか、回転部アセンブリ503に電気を供給してもよい。制御部501は、回路基板40と制御回路部46とを含んでもよい。
駆動部アセンブリ502は、回転部アセンブリ503を機械的に回転させるようになっていてもよい。駆動部アセンブリ502は、ベアリング31と、永久磁石32と、固定子コイル33と、連結手段34とを含んでもよい。即ち、駆動部アセンブリ502は上述した駆動手段を含む概念であってもよい。この際、連結手段34は回転軸30と永久磁石32を相互固定結合させるためのものであってもよい。この際、駆動部アセンブリ502のうち固定子コイル33が制御部501から電気を供給されてもよい。
回転部アセンブリ503は、回転軸30と同じ角速度で共に回転する部品の集合を意味する。回転部アセンブリ503は、ディスク20と、表面発熱体21と、回転軸30と、スリップリング41、42と、ブラシ43と、導電端子51、52と、連結ブリッジ71、72とを含んでもよい。回転部アセンブリ503は、制御部501からブラシ43を介して電気が供給されてもよい。この際、ブラシ43を介してスリップリング41、42に電気が供給されることができる。そして、スリップリング41、42のスリップ電極と電気的に連結されている導電端子51、52と表面発熱体21とに電気が供給されることができる。ブラシ43は回転軸30と同じ角速度で回転しないが、スリップリング41、42の表面に摺接することでスリップリング41、42に電気を供給するようになっているため、回転部アセンブリ503に含ませてもよい。
図9は、回転部アセンブリ503に属する物品間の連結関係及び回転部アセンブリ503とハウジング10の連結関係の理解を助けるための図である。
回転軸30には複数個のディスク20が結合されてもよい。この際、図9に示されたようにディスク中心部にはディスク20が回転軸30と固定結合されるように回転軸30が嵌め込まれる孔が形成されていてもよい。スリップリング42及びスリップリング41が順に回転軸30と固定結合されるように、スリップリング41、42の本体には回転軸30が嵌め込まれるための孔が形成されていてもよい。回転軸30を回転させるための永久磁石32が回転軸30と固定結合されるように、永久磁石32には回転軸30が嵌め込まれるための孔が形成されていてもよい。この際、永久磁石32はモータの体積を減らすために薄く形成されていてもよい。さらに、回転軸30をハウジングに対して回転可能に固定するための軸固定部300が提供されてもよい。軸固定部300の中央部には回転軸30を嵌め込むための孔が形成されてもよい。前記孔の周囲には回転軸30を支持し、回転軸30がハウジングに対して相対的に摺運できるようにベアリング31が配置されていてもよい。軸固定部300には空気がハウジング10の中に引き込まれるための引込口11が図示したように形成されていてもよい。
以下、温風機1の全体的な動作は以下のようである。
温風機1に電気が供給され、空気がハウジング10の両方に形成されている引込口11に入り込むと、各々のディスク20に形成されている空気通路25を介して空気がハウジング内部に広がることができる。この際、ディスク20の表面に設置された抵抗性発熱体21によりディスク20周辺の空気が暖かくなって加熱され、ディスク20が回転しながら空気が粘着力により回転することができる。このように暖かくなった空気は回転による遠心力によりハウジング10に形成されている吐出口12を介して温風機1の外へ吐出されることができる。
ディスクに発熱体が設置されて空気の加熱と空気の送風が同時に行われる本発明は、空気の加熱にだけ適用されるのではなく、空気の冷却にも適用されることができる。例えば、冷風発生装置の場合、温風機と同様に冷却体が提供されたディスクを利用してもよい。冷却体は、例えばペルティエ素子のようなものからなってもよい。この際、冷却されたディスクの表面に沿ってい空気が移動する際、空気が冷却されることができる。その後、冷却された空気が冷風発生装置の吐出口から吐出されることができる。
本発明の変形された実施例においては、図1乃至図6に示したディスクの代わりにプロペラ(propeller)、インペラ(impeller)のようなブレード(blade)を使用してもよい。即ち、上述した発熱体及び冷却体は前記ブレードの表面に提供されてもよい。
上述した本発明の実施例を利用して、本発明の技術分野に属する者は本発明の本質的な特性から逸脱しない範囲内で多様な変更及び修正を容易に実施できるだろう。特許請求の範囲の各請求項の内容は、本明細書を介して理解できる範囲内で引用関係のない他の請求項に結合され得る。

Claims (5)

  1. ハウジング内に所定の間隔を置いて積層されており、その各表面に熱交換部が形成されている複数のディスクと、
    前記複数のディスクを回転させる駆動手段と、
    を含み、
    前記複数のディスクが回転する際に境界面効果により、前記複数のディスクの中心部から前記複数のディスクの外側に移動する空気の流れを利用し、
    前記複数のディスクを回転させるための回転軸が前記複数のディスクの中心部に固定結合され、
    前記回転軸には二個のスリップリングが固定結合され、
    各々の前記スリップリングは、ブラシを介して電気を供給され、
    前記複数のディスクは電気が通じると発熱する発熱体を含み、
    前記回転軸には前記発熱体に電気を提供するための二個の電気端子が形成され、
    各々の前記電気端子は前記発熱体の両端子に各々固定結合され、
    各々の前記スリップリングは、前記回転軸に固定結合されたスリップ電極を含み、
    各々の前記スリップ電極は、前記二個の電気端子と各々電気的に連結され、
    前記ブラシは、前記スリップリングが回転する際、前記スリップリングの表面に摺接することで電気を供給する、
    エアコントローラ。
  2. 前記ハウジングは空気が引き込まれる引込口と、前記引き込まれた空気が吐出される吐出口と、を有するようになっている、
    請求項1に記載のエアコントローラ。
  3. 前記引込口は前記ディスクの回転軸の延長方向に配置されており、
    前記吐出口は前記ディスクの円周に対する接線の延長方向に配置されている、
    請求項2に記載のエアコントローラ。
  4. 前記ディスクの中心部には空気が流通され得る空気孔が形成されている、請求項1に記載のエアコントローラ。
  5. 前記駆動手段は、お互い電磁気結合されるように配置された複数個の固定子コイルと複数個の永久磁石と、を含み、
    各々の前記永久磁石は、予め決定された連結手段により各々前記回転軸に固定結合されており、
    前記固定子コイルは、各々前記ハウジングに対して固定結合されている、
    請求項に記載のエアコントローラ。
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