JP6402264B1 - 回転電機ユニット - Google Patents

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Abstract

回転電機ユニットは、ステータ及びロータを有する回転電機と、回転電機の動作を制御するコントロールユニットと、コントロールユニットから突出して設けられ、コントロールユニットを外部機器に接続するコネクタと、ロータと共に回転することで空気を径方向において内側から外側に流す円筒状の遠心ファンと、径方向において遠心ファンの外側を囲むケーシングと、ケーシングの周方向の一部からケーシングの外側に延びて形成され、遠心ファンの回転に伴って遠心ファンの外側に流れ出た空気をケーシングの外側に流すダクトと、を備える。コントロールユニットは、径方向において遠心ファンの内側に間隔をあけて配される。コネクタは、径方向においてコントロールユニットの外側に突出すると共に、周方向においてダクトと異なる方向に突出している。

Description

この発明は、回転電機ユニットに関する。
車両等に設けられるエンジンの回転軸(例えばクランクシャフト)には、エンジンの回転軸を電力によって回転駆動するスタータモータや、エンジンの回転軸の回転によって発電する発電機を構成する回転電機が接続されている。この種の回転電機の動作は、コントロールユニットによって制御される。例えば、回転電機によってエンジンを始動する際には、コントロールユニットから回転電機に電力が供給される。また、回転電機において発電する際には、回転電機からコントロールユニットに電力が供給される。
一般に、コントロールユニットは熱に弱い電子部品を有する。このため、従来では、回転電機はエンジンの近くに配されるが、コントロールユニットはエンジンから離れた位置に配される。
特許文献1には、エンジンにおいて生じる熱やコントロールユニットの自己発熱による熱気の影響を抑制できるように、エンジンルーム内にコントロールユニットを配置する構成が開示されている。
特開2010−195146号公報
しかしながら、従来のようにコントロールユニットが回転電機から離れた位置に配されると、コントロールユニットと回転電機とを接続する配線が長くなってしまい、配線における電圧損失が大きくなってしまう、という問題がある。例えば、回転電機によってエンジンを始動する際には、電力をより高い電圧でコントロールユニットから回転電機に供給する必要があるため、エンジンの始動に要する消費電力が大きくなってしまう。また、回転電機において発電された電力が、コントロールユニットに到達するまでに無駄に消費され、実質的な発電量が減少してしまう。一方、上記配線を短くするためには、コントロールユニットも回転電機と同様にエンジンの近くに配する必要があるが、この場合には、コントロールユニットをファン等により積極的に冷却する必要がある。
また、コントロールユニットには、これをバッテリー等の外部機器に接続するためのコネクタを設ける必要がある。コネクタは、コントロールユニットから突出するように設けられる。しかしながら、コネクタをコントロールユニットに対して無作為に設けると、コネクタがファンによって誘起される空気の流れを阻害する可能性がある。この場合、コントロールユニットの冷却が不十分となる可能性がある。
本発明の一態様は、回転電機とコントロールユニットとの間における電圧損失を抑制できると共に、コントロールユニットを十分に冷却することが可能な回転電機ユニットを提供することを目的とする。
本発明の一態様としての回転電機ユニットは、ステータ、及び、該ステータに対して回転自在に設けられるロータを有する回転電機と、前記回転電機の動作を制御するコントロールユニットと、前記コントロールユニットから突出して設けられ、前記コントロールユニットを外部機器に接続するためのコネクタと、円筒状に形成され、前記ロータと共に回転することで空気を径方向において内側から外側に流す遠心ファンと、前記径方向において前記遠心ファンの外側を囲むケーシングと、前記ケーシングの周方向の一部から前記径方向において前記ケーシングの外側に延びて形成され、前記遠心ファンの回転に伴って前記径方向において前記遠心ファンの外側に流れ出た空気を前記ケーシングの外側に流すダクトと、を備え、前記コントロールユニットは、前記遠心ファンの軸方向から見て、前記径方向において前記遠心ファンの内側に間隔をあけて配され、前記コネクタは、前記径方向において前記コントロールユニットの外側に突出すると共に、前記ケーシングの周方向において前記ダクトと異なる方向に突出している。
本発明の一態様によれば、遠心ファンが回転することで、径方向において遠心ファンよりも内側に位置するコントロールユニットの周囲に空気が流れるため、コントロールユニットを積極的に冷却できる。これにより、コントロールユニットを回転電機と共にエンジンの近くに配置し、回転電機とコントロールユニットとの間における電圧損失を抑制することができる。
また、本発明の一態様によれば、コントロールユニットに対するコネクタの突出方向が、ケーシングの周方向においてダクトが延びる方向と異なるため、遠心ファンの吸気効率が低下することを抑制できる。すなわち、遠心ファンによって誘起される空気の流れが、コネクタによって阻害されることを抑制できる。これにより、コントロールユニットの冷却が不十分となることを好適に抑制できる。
本発明の第一実施形態に係る回転電機ユニットを遠心ファンの軸方向から見た概略平面図である。 図1のII−II矢視断面図である。 図1,2の回転電機ユニットを構成するコントロールユニットのケース及びステーを示す概略斜視図である。 本発明の第二実施形態に係る回転電機ユニットを示す概略断面図である。
〔第一実施形態〕
以下、図1〜3を参照して本発明の第一実施形態について説明する。
図1,2に示すように、本実施形態に係る回転電機ユニット1は、回転電機2、コントロールユニット3、コネクタ4、遠心ファン5、ケーシング6及びダクト7を備える。
図2に示すように、回転電機2は、ステータ11、及び、ステータ11に対して回転自在に設けられるロータ12を備える。
ステータ11は、鉄心部13に複数のコイル14を取り付けて構成されている。鉄心部13は、後述するロータ本体15の周方向(以下、単に周方向とも呼ぶ。)に配列された複数のティース部(不図示)を備える。複数のコイル14は、各ティース部に巻き付けられている。すなわち、複数のコイル14は周方向に配列されている。
ロータ12は、有底円筒状に形成されたロータ本体15と、ロータ本体15の周方向に配列されるようにロータ本体15に固定される複数の永久磁石16と、を備える。複数の永久磁石16は、例えば、ロータ本体15の径方向(以下、単に径方向とも呼ぶ。)に向く面の磁極がロータ本体15の周方向に交互に現れるように配列される。本実施形態において、複数の永久磁石16はロータ本体15の内周面に固定されている。
ステータ11は、複数の永久磁石16がロータ本体15の径方向において複数のコイル14に対向するように、ロータ12内に収容されている。すなわち、本実施形態において、ステータ11はインナーステータであり、ロータ12はアウターロータである。
本実施形態のロータ12は、エンジン100の回転軸102(例えばクランクシャフト)と共に回転するように設けられる。ロータ12は、例えば無端ベルトやギヤ(いずれも不図示)を介して回転軸102に連結されてもよいが、本実施形態では、ロータ12(回転電機2)の軸線が回転軸102の軸線L1と一致するように、回転軸102に直接取り付けられる。具体的に、ロータ12は、回転軸102のうちエンジン100の本体部101(例えばエンジンブロック)から突出する部位に取り付けられる。
本実施形態の回転電機2は、エンジン100の回転軸102を電力によって回転駆動するスタータモータとして構成される。また、回転電機2は、エンジン100の回転軸102の回転によって発電する発電機として構成される。
コントロールユニット3は、回転電機2の動作を制御する。コントロールユニット3は、不図示の配線によって回転電機2(特にコイル14)に電気接続される。コントロールユニット3は、例えば回転電機2をスタータモータとして機能させる際に、回転電機2に供給する電力を制御する。また、コントロールユニット3は、例えば回転電機2が発電機として機能する際に、回転電機2において発電された電力の電圧や電流を適宜調整した上で、発電電力をバッテリー(不図示)に充電したり、各種電気部品(不図示)に直接供給したりする。
本実施形態のコントロールユニット3は、通電による発熱量が大きい第一電子部品25と、通電による発熱量が第一電子部品25よりも小さい第二電子部品26と、を備える。これら電子部品25,26は、回転電機2の動作を制御するための制御回路部21を構成する。第一電子部品25は、例えばパワー系部品である。
すなわち、本実施形態のコントロールユニット3は、回転電機2の動作を制御するための制御回路部21を備える。さらに、本実施形態のコントロールユニット3は、図1,2に示すように、制御回路部21を収容するケース22と、制御回路部21をケース22内において封止する封止樹脂23と、を備える。
本実施形態の制御回路部21は、上記の電子部品25,26の他に、電子部品を搭載する基板24を含む。また、制御回路部21は、電子部品25,26と同様に基板24に搭載されるコンデンサ27も含む。
制御回路部21を構成する基板24の数は、任意であってよいが、本実施形態では二つである。各基板24(24A,24B)の態様は任意であってよい。本実施形態において、第一基板24Aは、平板状のリジッド基板である。また、第二基板24Bは、少なくとも一部が可撓性を有するフレキシブル基板又はリジッドフレキシブル基板である。第一基板24Aには、前述した第一電子部品25やコンデンサ27が搭載されている。第二基板24Bには、第二電子部品26が搭載されている。第一基板24Aと第二基板24Bとは、ピン端子(不図示)等によって互いに電気接続されている。
コントロールユニット3のケース22は、コントロールユニット3の外観をなす。ケース22は、コントロールユニット3の厚さ方向の一方に開口する有底筒状に形成されている。ケース22の開口側から見たケース22の形状は、図1に例示する多角形に限らず、円形など任意であってよい。
第一電子部品25、コンデンサ27及び第一基板24Aは、ケース22の底部に配されている。第二電子部品26及び第二基板24Bは、第一基板24Aの上方に配されている。特に、第二電子部品26は、ケース22の深さ方向(図2の上下方向)において第一電子部品25から最も離れて位置するように、ケース22の開口近傍に配されている。
コネクタ4は、コントロールユニット3をバッテリーや各種電気部品等の外部機器に接続するためのものである。コネクタ4は、コントロールユニット3から突出して設けられている。本実施形態において、コネクタ4は、コントロールユニット3のケース22の周壁部からケース22の側方に突出している。
コネクタ4をコントロールユニット3に取り付ける態様は任意であってよい。本実施形態において、コネクタ4は、図3に示すように、ケース22の周壁部に形成された切欠部28に挿入することで、ケース22に取り付けられる。
図1,2に示すように、コネクタ4は、コントロールユニット3を外部機器に接続するための配線を抜き差しできるように構成されている。本実施形態のコネクタ4は、端子31と、筒状部32と、を備える。端子31は、コントロールユニット3の制御回路部21に接続されている。端子31は、コントロールユニット3(ケース22)の側方に突出している。筒状部32は、コントロールユニット3から突出した端子31を覆う。筒状部32は、端子31と同様に、コントロールユニット3(ケース22)の側方に突出している。コントロールユニット3に対する端子31及び筒状部32の突出方向は、互いに一致している。
本実施形態の回転電機ユニット1は、コネクタ4を複数備える。本実施形態において、一部のコネクタ4(第一コネクタ4A、第二コネクタ4B)は、コントロールユニット3に対して同じ方向に突出している。また、別のコネクタ4(第三コネクタ4C)は、コントロールユニット3に対して第一、第二コネクタ4A,4Bと異なる方向に突出している。
遠心ファン5は、円筒状に形成され、ロータ12と共に回転することで空気を遠心ファン5の径方向において遠心ファン5の内側から外側に流す。遠心ファン5は、上記のように空気を流すための複数の羽根41を遠心ファン5の周方向に配列することで構成されている。図1における符号R1は、本実施形態における遠心ファンの回転方向を示している。
図2に示すように、本実施形態の遠心ファン5は、前述したロータ12と同様に、エンジン100の回転軸102と共に回転するように設けられる。遠心ファン5は、例えば、無端ベルト(不図示)やギヤ(不図示)を介して回転軸102に連結されたり、回転軸102に直接取り付けられたりしてもよい。本実施形態の遠心ファン5は、ロータ12を介してエンジン100の回転軸102に取り付けられている。
本実施形態において、遠心ファン5及びロータ12は、これらの軸方向に並べられて一体に固定されている。より具体的に説明すれば、遠心ファン5とロータ12のロータ本体15とが同じ径寸法の円筒状に形成された上で、遠心ファン5及びロータ本体15が軸方向に並べられて一体に形成されている。このため、遠心ファン5及びロータ12の軸線が、互いに一致する。また、遠心ファン5の軸線がエンジン100の回転軸102の軸線L1と一致する。また、回転電機2と遠心ファン5とが、軸方向においてエンジン100の本体部101から離れる方向に順番に並んでいる。
図1,2に示すように、前述したコントロールユニット3は、遠心ファン5の軸方向から見て、径方向において遠心ファン5の内側に間隔をあけて配されている。これにより、遠心ファン5の軸方向から見て、コントロールユニット3の外側と遠心ファン5の内側との間には、遠心ファン5の周方向に延びる環状の隙間が形成されている。
環状の隙間は、遠心ファン5が回転している状態で、空気を遠心ファン5の軸方向において遠心ファン5の外側から内側に吸い込む吸気口P1である。本実施形態において、吸気口P1は、後述するステー9の腕部62により、遠心ファン5の周方向に複数に分割されている。
また、コントロールユニット3は、遠心ファン5の軸方向においてロータ本体15と接続される遠心ファン5の第一端部5Aと逆側に位置する遠心ファン5の第二端部5B側(図2において遠心ファン5の上側)に配されている。軸方向における遠心ファン5の第二端部5Bには、前述した吸気口P1が位置する。
上記により、本実施形態の回転電機ユニット1では、回転電機2と遠心ファン5とコントロールユニット3とが、エンジン100の本体部101から離れる方向に順番に並んでいる。
コントロールユニット3は、例えばその全体が軸方向において遠心ファン5の外側又は内側に配されてもよい。すなわち、コントロールユニット3全体が、遠心ファン5の内側に収容されてもよいし、収容されなくてもよい。本実施形態では、コントロールユニット3の一部が軸方向において遠心ファン5の内側に配され、コントロールユニット3の残部が軸方向において遠心ファン5の外側に配されている。すなわち、コントロールユニット3の一部が遠心ファン5の内側に収容されている。
また、軸方向において遠心ファン5の内側に配されるコントロールユニット3の部分には、コントロールユニット3の第一電子部品25が含まれている。すなわち、第一電子部品25は、軸方向において遠心ファン5の内側に配されている。また、軸方向において遠心ファン5の外側に配されるコントロールユニット3の部分には、コントロールユニット3の第二電子部品26が含まれている。すなわち、第二電子部品26は、軸方向において遠心ファン5の外側に配されている。
また、コントロールユニット3は、回転電機2のステータ11に取り付けられている。コントロールユニット3は、例えばステータ11に直接取り付けられてもよい。本実施形態において、コントロールユニット3は、遠心ファン5の軸方向に延びる柱状の接続部(突起部)29を介して、回転電機2のステータ11に取り付けられている。接続部29は、例えばコントロールユニット3のケース22と一体に形成されてもよいし、別個に形成されてもよい。
ケーシング6は、遠心ファン5の径方向において遠心ファン5の外側を囲む。また、本実施形態のケーシング6は、遠心ファン5の径方向において回転電機2の外側も囲む。ケーシング6は、遠心ファン5の径方向において遠心ファン5や回転電機2の外周と間隔をあけて位置している。
ケーシング6は、例えばエンジン100の本体部101と別個に形成されて本体部101に取り付けられてもよいが、本実施形態では本体部101と一体に形成されている。
本実施形態では、ケーシング6が円筒状に形成されているが、これに限ることはなく、少なくとも筒状に形成されていればよい。また、本実施形態では、軸方向から見て、遠心ファン5の中心C1(軸線L1)及びケーシング6の中心(軸線)が互いにずれて位置し、径方向における遠心ファン5の外周とケーシング6との間隔が遠心ファン5の周方向において変化しているが、これに限ることはない。
ダクト7は、ケーシング6の周方向の一部から遠心ファン5の径方向においてケーシング6の外側に延びて形成されている。ダクト7は、遠心ファン5の回転に伴って遠心ファン5の径方向において遠心ファン5の外側に流れ出た空気をケーシング6の外側に向けて流す。以下、本実施形態のダクト7について具体的に説明する。
本実施形態のダクト7は、ケーシング6の周方向の一部において、ケーシング6の径方向に貫通して形成された貫通孔51を含む。貫通孔51は、ケーシング6の内周面のうち遠心ファン5の羽根41が対向する領域にのみ開口し、回転電機2が対向する領域には開口しない。
また、ダクト7は、貫通孔51を通してケーシング6の外側に流れ出た空気を遠心ファン5やケーシング6から離れる所定の方向に流す流路部52を含む。ケーシング6側に位置する流路部52の端部は、ケーシング6の外周面のうちケーシング6の周方向において貫通孔51が開口する領域全体を覆うように位置している。流路部52は、ケーシング6から任意の方向に延びていてよいが、本実施形態ではケーシング6の径方向に延びている。
流路部52の具体的な構成は任意であってよい。本実施形態では流路部52の一部がエンジン100の本体部101によって構成されている。このため、貫通孔51を通してケーシング6の外側に流れ出た空気によってエンジン100の本体部101を冷却することができる。図1において流路部52はケーシング6から離れるにしたがって細くなっているが、これに限ることはない。
そして、本実施形態の回転電機ユニット1では、前述のコネクタ4が、遠心ファン5の径方向においてコントロールユニット3の外側に突出している。これにより、コネクタ4は、遠心ファン5の軸方向から見て、コントロールユニット3と遠心ファン5との間の吸気口P1のうち、遠心ファン5の周方向における一部を覆っている。また、コネクタ4の突出方向の先端部は、遠心ファン5の軸方向において遠心ファン5と間隔をあけて位置している。
また、コネクタ4は、ケーシング6の周方向においてダクト7と異なる方向に突出している。このため、コントロールユニット3と遠心ファン5との間の吸気口P1のうち周方向においてダクト7の形成領域に対応する領域(第一領域P1A)は、コネクタ4によって覆われない。コネクタ4は、吸気口P1のうち周方向においてダクト7の形成領域に対応しない領域(第二領域P1B)を覆っている。
コネクタ4は、例えば吸気口P1の第二領域P1B全体を覆ってもよいが、本実施形態では第二領域P1Bの一部のみ覆っている。具体的に、コネクタ4は、遠心ファン5の周方向に延びる第二領域P1Bのうち、第一領域P1Aに対して遠心ファン5の回転方向R1の前側に隣り合う部分を覆っている。コネクタ4は、第二領域P1Bのうち、第一領域P1Aに対して遠心ファン5の回転方向R1の後側に隣り合う部分を覆っていない。
コネクタ4は、少なくとも遠心ファン5やケーシング6、後述するカバー部8に干渉しないように、コントロールユニット3から突出すればよい。
本実施形態では、第一、第二コネクタ4A,4Bの突出方向が、遠心ファン5の径方向に対して傾斜している。具体的に、第一、第二コネクタ4A,4Bは、コントロールユニット3から、遠心ファン5の径方向においてコントロールユニット3の外側に向かうにしたがって、遠心ファン5の軸方向において遠心ファン5から離れる方向に傾斜するように、突出している。
また、本実施形態では、第三コネクタ4Cの突出方向が、遠心ファン5の径方向に一致している。
回転電機ユニット1において、遠心ファン5の径方向における吸気口P1の寸法(幅寸法)は、例えば吸気口P1の第一領域P1Aと第二領域P1Bとの間で互いに同等であってもよい。この場合、遠心ファン5の軸方向から見て、コントロールユニット3の中心C2を、例えば遠心ファン5の中心C1と一致させればよい。
本実施形態では、遠心ファン5の軸方向から見て、コントロールユニット3の中心C2が、遠心ファン5の中心C1に対して、ダクト7から離れる方向にずれて位置している。このため、遠心ファン5の径方向における吸気口P1の第一領域P1Aの幅寸法が、吸気口P1の第二領域P1Bの幅寸法よりも大きくなっている。
また、本実施形態では、遠心ファン5の軸方向から見て、コントロールユニット3の中心C2が、遠心ファン5の中心C1に対して、コントロールユニット3の周方向においてコネクタ4を設けた部分に向けてずらして位置している。このため、遠心ファン5の径方向における吸気口P1の第二領域P1Bの幅寸法は、吸気口P1の第二領域P1Bのうちコネクタ4によって覆われる部分よりも、コネクタ4によって覆われない部分の方が大きい。
さらに、本実施形態の回転電機ユニット1は、カバー部8を備える。カバー部8は、例えばケーシング6の周方向に延びる弧状(例えばC字状)に形成されてもよいが、本実施形態ではリング状に形成されている。カバー部8は、ケーシング6の軸方向におけるケーシング6の端部に固定される。また、カバー部8は、遠心ファン5の軸方向における遠心ファン5の端部を覆う。
具体的に、カバー部8は、エンジン100の本体部101から延びるケーシング6の先端部に固定されている。また、カバー部8は、軸方向においてケーシング6の先端部と同じ側に位置する遠心ファン5の第二端部5Bを覆っている。これにより、カバー部8は、遠心ファン5の軸方向から見て、遠心ファン5とケーシング6との隙間を覆っている。
本実施形態において、カバー部8は、遠心ファン5の軸方向から見て、遠心ファン5の径方向においてコントロールユニット3の外側に間隔をあけて位置している。また、遠心ファン5の軸方向から見て、カバー部8の内縁には、コントロールユニット3と遠心ファン5との間の吸気口P1が隣り合せて位置している。すなわち、カバー部8は吸気口P1を覆わない。
本実施形態において、上記したカバー部8には、遠心ファン5の径方向においてコントロールユニット3の外側に突出するコネクタ4の先端部が、遠心ファン5の軸方向において間隔をあけて位置している。
本実施形態において、カバー部8は遠心ファン5の軸方向を板厚方向とする板状に形成されているが、これに限ることはない。
また、本実施形態の回転電機ユニット1は、図1−3に示すように、コントロールユニット3をケーシング6に固定するためのステー9を備える。ステー9は、ケーシング6に固定されるステー本体61と、ステー本体61からコントロールユニット3のケース22まで延びる複数の腕部62と、を備える。
ステー本体61は、前述したカバー部8を構成している。ステー本体61は、例えばケーシング6の周方向に延びるリング状に形成されてもよい。すなわち、ステー本体61はカバー部8全体を構成してもよい。本実施形態のステー本体61はケーシング6の周方向に延びる弧状に形成されている。すなわち、本実施形態のステー本体61は、カバー部8の一部を構成している。本実施形態において、カバー部8の残部は、ステー本体61とは別個に形成された弧状のカバー構成体63によって構成されている。
ステー本体61は、これをケーシング6に固定するための複数の固定部64を含む。複数の固定部64は、ステー本体61の周方向に互いに間隔をあけて配列されている。固定部64は任意に構成されてよいが、本実施形態ではステー本体61の軸方向に延びる筒状に形成されている。筒状の固定部64は、ネジ止めによりステー本体61をケーシング6に固定するために利用される。
ステー9の各腕部62は、ステー本体61の径方向においてステー本体61の内縁から内側に突出し、ケース22に到達している。これにより、遠心ファン5の軸方向から見て、コントロールユニット3と遠心ファン5との間の吸気口P1は、ステー9の複数の腕部62によって遠心ファン5の周方向に複数に分割されている。
各腕部62は、例えばコントロールユニット3のケース22と別個に形成された上でケース22に固定されてもよい。本実施形態の各腕部62は、コントロールユニット3のケース22と一体に形成されている。
また、各腕部62は、ステー本体61の軸方向に延びる板状に形成されている。各腕部62は、ステー本体61のうち軸方向において遠心ファン5の外側に向く面(図2において上側に向く面)に配されている。各腕部62のうちステー本体61側の端部には、前述した固定部64が設けられている。
上記したステー9及びステー9と一体に形成されるコントロールユニット3のケース22は、例えばアルミニウムなど熱伝導率の高い材料によって構成されてよい。
以上のように構成される本実施形態の回転電機ユニット1において、遠心ファン5がエンジン100あるいは回転電機2から駆動力を得て回転している状態では、空気がコントロールユニット3と遠心ファン5との間の吸気口P1から遠心ファン5の内側に流れ込む。この際、径方向において遠心ファン5よりも内側に位置するコントロールユニット3の周囲に空気が流れる。
具体的には、コントロールユニット3のうち、遠心ファン5の軸方向において遠心ファン5の外側に向く面(図2において上側の面)や、コントロールユニット3の外周面(遠心ファン5の周方向に延びる面)に沿って空気が流れる。これにより、コントロールユニット3は、遠心ファン5の回転によって発生した空気の流れによって積極的に冷却される。
また、遠心ファン5が回転している状態において、吸気口P1のうちコネクタ4によって覆われてない領域(例えば第一領域P1A)を通る空気は、例えば矢印F1で示すように、単純に遠心ファン5の外側から内側まで遠心ファン5の軸方向に流れる。すなわち、吸気口P1のうちコネクタ4によって覆われてない領域を通る空気については、空気が流れる方向の変化が無い又は小さい。
一方、吸気口P1のうちコネクタ4によって覆われている領域(例えば第二領域P1B)を通る空気は、例えば矢印F2で示すように、遠心ファン5の外側からコネクタ4の突出方向の先端部とカバー部8(遠心ファン5)との隙間、及び、吸気口P1を順番に通って遠心ファン5の内側に流れる。このため、吸気口P1のうちコネクタ4によって覆われている領域を通る空気については、コネクタ4によって覆われていない領域を通る空気よりも、空気が流れる方向の変化が大きい。
以上のことから、遠心ファン5の回転に伴って吸気口P1から遠心ファン5の内側に流れ込む空気の吸気効率(以下、遠心ファン5の吸気効率と呼ぶ。)は、吸気口P1のうちコネクタ4によって覆われてない領域において高く、コネクタ4によって覆われている領域において低い。
遠心ファン5の内側に流れ込んだ空気は、遠心ファン5の径方向において遠心ファン5の内側から遠心ファン5の外側とケーシング6の内側との隙間に流れ出し、さらに矢印F3で示すようにケーシング6に形成された貫通孔51を通じてダクト7に流れ出す。本実施形態では、空気がダクト7においてエンジン100の本体部101に沿って流れるため、本体部101を積極的に冷却することができる。
以上説明したように、本実施形態の回転電機ユニット1によれば、遠心ファン5が回転することで、コントロールユニット3を積極的に冷却できる。これにより、コントロールユニット3を回転電機2と共にエンジン100の近くに配置し、回転電機2とコントロールユニット3とを接続する配線を短くして、回転電機2とコントロールユニット3との間における電圧損失を抑制することができる。これにより、回転電機2における発電量を増加したり、小さい消費電力で効率よくエンジンを始動したりすることができる。
また、本実施形態の回転電機ユニット1によれば、コネクタ4の突出方向が、ケーシング6の周方向においてダクト7が延びる方向と異なる。これにより、遠心ファン5の吸気効率が低下することを抑制できる。以下、この点について具体的に説明する。
遠心ファン5の吸気効率は、吸気口P1のうち、ケーシング6の周方向においてダクト7の形成領域に対応する第一領域P1Aにおいて高く、ダクト7の形成領域に対応しない第二領域P1Bにおいて低い。すなわち、遠心ファン5の外側の空気は、吸気口P1の第二領域P1Bよりも第一領域P1Aにおいて効率よく遠心ファン5の内側に導入される。
ここで、本実施形態の回転電機ユニット1では、コネクタ4が、ケーシング6の周方向においてダクト7が延びる方向と異なる方向に突出していることで、吸気口P1の第二領域P1Bを覆う。このため、コネクタ4が吸気口P1の一部を覆っても、遠心ファン5の吸気効率が低下することを抑制できる。
そして、コネクタ4が吸気口P1の一部を覆うことに基づく遠心ファン5の吸気効率の低下を抑制できることで、コントロールユニット3の周囲における空気の流れの低下を抑制できる。したがって、コントロールユニット3の冷却が不十分となることを好適に抑制できる。
また、本実施形態の回転電機ユニット1によれば、コネクタ4がコントロールユニット3から遠心ファン5の径方向に突出するため、コネクタ4がコントロールユニット3から遠心ファン5の軸方向に突出する場合と比較して、軸方向における回転電機ユニット1の寸法を小さく抑えることができる。すなわち、回転電機ユニット1の小型化を図ることができる。
また、本実施形態の回転電機ユニット1によれば、コネクタ4の突出方向が、遠心ファン5の径方向においてコントロールユニット3の外側に向かうにしたがって、遠心ファン5の軸方向において遠心ファン5やカバー部8から離れる方向に傾斜している。このため、遠心ファン5の軸方向において、コネクタ4の突出方向の先端部と遠心ファン5との隙間を広げることができる。これにより、吸気口P1のうちコネクタ4によって覆われている領域における遠心ファン5の吸気効率の向上を図ることができる。
また、コネクタ4の突出方向が遠心ファン5の径方向に対して傾斜していることで、コネクタ4の突出方向が遠心ファン5の径方向に一致する場合と比較して、遠心ファン5の径方向におけるコネクタ4の長さを実質的に短くできる。これにより、回転電機ユニット1の小型化をさらに図ることができる。
さらに、コネクタ4の突出方向が遠心ファン5の径方向に対して傾斜していることで、コントロールユニット3の一部が遠心ファン5の軸方向において遠心ファン5の内側に配されていても、コネクタ4が遠心ファン5やケーシング6、カバー部8に干渉することを防止できる。
また、コネクタ4の突出方向が遠心ファン5の径方向に対して傾斜していることで、コネクタ4の突出方向が遠心ファン5の径方向に一致する場合と比較して、コントロールユニット3を外部機器に接続するための配線をコネクタ4に対して容易に抜き差しすることができる。すなわち、コントロールユニット3と外部機器とを接続したり接続解除したりする際の作業性向上を図ることができる。
また、本実施形態の回転電機ユニット1によれば、遠心ファン5の軸方向から見て、コントロールユニット3の中心C2が、遠心ファン5の中心C1に対してダクト7から離れる方向にずれて位置している。このため、吸気口P1のうち、ケーシング6の周方向においてダクト7の形成領域に対応する第一領域P1Aを、ダクト7の形成領域に対応しない第二領域P1Bよりも広く形成できる。これにより、吸気口P1の第一領域P1Aにおける遠心ファン5の吸気効率をさらに向上して、コントロールユニット3をさらに効率よく冷却することが可能となる。
また、吸気口P1の第二領域P1Bがより小さく形成されるため、コネクタ4が吸気口P1の第二領域P1Bを覆うことに基づく、遠心ファン5の吸気効率の低下をさらに小さく抑えることができる。
また、本実施形態の回転電機ユニット1によれば、遠心ファン5の軸方向において、コントロールユニット3のうち発熱量の大きい第一電子部品25が遠心ファン5の内側に配されている。遠心ファン5の内側における空気の流れは、遠心ファン5の外側よりも速いため、第一電子部品25を効率よく冷却できる。
さらに、本実施形態の回転電機ユニット1によれば、第一電子部品25が遠心ファン5の内側に配されると共に、第一電子部品25よりも発熱量の小さい第二電子部品26が遠心ファン5の外側に配されている。言い換えれば、コントロールユニット3の第一電子部品25と第二電子部品26とは、遠心ファン5の軸方向において遠心ファン5の外側から内側に向かう空気の流れ方向に順番に並んでいる。このため、第一電子部品25の熱がコントロールユニット3の周囲を流れる空気を介して第二電子部品26に到達することを防止できる。すなわち、第二電子部品26が第一電子部品25において生じる熱によって加熱されることを防止でき、第二電子部品26の保護を図ることができる。
また、本実施形態の回転電機ユニット1によれば、コントロールユニット3のケース22がステー9と一体に形成されている。このため、コントロールユニット3の制御回路部21において生じた熱を、ケース22からステー9に効率よく逃がし、ステー9から空気中に効率よく放散できる。したがって、コントロールユニット3を効率よく冷却できる。
〔第二実施形態〕
次に、本発明の第二実施形態について、図4を参照して第一実施形態との相違点を中心に説明する。なお、第一実施形態と共通する構成については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図4に示すように、本実施形態に係る回転電機ユニット1Dは、第一実施形態と同様の回転電機2、コントロールユニット3、コネクタ4、遠心ファン5、ケーシング6及びダクト7を備える。また、本実施形態の回転電機ユニット1Dは、第一実施形態と同様に、軸方向におけるケーシング6の端部(先端部)に固定され、遠心ファン5の端部(第二端部5B)を覆うカバー部8Dを備える。カバー部8Dは、ケーシング6の周方向に延びる弧状又はリング状に形成されてよい。
本実施形態の回転電機ユニット1Dでは、カバー部8Dのうち遠心ファン5の軸方向において遠心ファン5の外側に向く面(図2において上側に向く面)が、傾斜面65Dを有する。傾斜面65Dは、遠心ファン5の径方向においてカバー部8Dの外縁側から内縁に向かうにしたがって遠心ファン5の軸方向において遠心ファン5に近づく方向に傾斜している。
カバー部8Dの傾斜面65Dは、少なくとも径方向においてカバー部8Dの内縁に到達していればよい。傾斜面65Dは、図4のように径方向においてカバー部8Dの外縁に到達してもよいが、例えばカバー部8Dの外縁に到達しなくてもよい。
カバー部8Dの傾斜面65Dは、例えば、カバー部8Dの周方向全体に形成されてもよいし、カバー部8Dの周方向の一部に形成されてもよい。本実施形態において、傾斜面65Dは、軸方向においてコネクタ4の先端部に対向するカバー部8Dの部位に形成されている。また、傾斜面65Dは、径方向においてコネクタ4の先端部よりも外側に延長して形成されている。
遠心ファン5の径方向に対する傾斜面65Dの傾斜角度は、任意であってよい。本実施形態において、傾斜面65Dの傾斜角度は、傾斜面65Dが遠心ファン5の径方向に対して傾斜するコネクタ4の突出方向と平行するように設定されている。
本実施形態の回転電機ユニット1Dでは、遠心ファン5が回転している状態において、第一実施形態の場合と同様に空気が流れる。
また、本実施形態の回転電機ユニット1Dにおいて、遠心ファン5が回転している状態では、軸方向において遠心ファン5の外側から内側に向けて流れる空気の一部が、例えば矢印F10で示すように、カバー部8Dの傾斜面65Dに到達し、傾斜面65Dに沿って径方向における傾斜面65Dの外縁側から内縁に向けて流れた上で、吸気口P1から遠心ファン5の内側に流れ込む。
また、本実施形態の回転電機ユニット1Dにおいて、遠心ファン5が回転している状態では、遠心ファン5の外側においてカバー部8Dの傾斜面65Dに到達した空気の一部が、例えば矢印F11で示すように、傾斜面65Dとコネクタ4との隙間を通った上で、吸気口P1から遠心ファン5の内側に流れ込む。
本実施形態の回転電機ユニット1Dによれば、第一実施形態と同様の効果を奏する。
また、本実施形態の回転電機ユニット1Dによれば、遠心ファン5が回転している状態において、遠心ファン5の外側から内側に向けて流れる空気の一部が、カバー部8Dの傾斜面65Dに沿って流れた上で、吸気口P1から遠心ファン5の内側に流れ込む。このため、カバー部8Dが傾斜面65Dを有さない場合と比較して、遠心ファン5の外側の空気をスムーズに遠心ファン5の内側に導入することができる。したがって、遠心ファン5の吸気効率の向上をさらに図ることができる。
また、本実施形態の回転電機ユニット1Dによれば、傾斜面65Dの傾斜方向がコネクタ4の突出方向と平行している。このため、傾斜面65Dとコネクタ4との隙間において空気をスムーズに流すことができる。したがって、遠心ファン5の吸気効率の向上を図ることができる。
以上、本発明の詳細について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。
本発明の回転電機ユニットにおいて、ダクトに流れ出た空気は、エンジンの本体部を冷却することに限らず、例えばエンジンを水冷で冷却するためのラジエータ等を冷却してもよい。
また、本発明の回転電機ユニットにおいて、回転電機は、径方向においてステータとロータとが対向するように配置されたラジアルギャップ型回転電機に限らず、例えば軸方向においてステータとロータとが対向するように配置されたアキシャルギャップ型回転電機であってもよい。
また、本発明の回転電機ユニットにおいて、回転電機は、例えば、スタータモータのみを構成してもよいし、発電機のみを構成してもよい。
1,1D 回転電機ユニット
2 回転電機
3 コントロールユニット
4 コネクタ
5 遠心ファン
6 ケーシング
7 ダクト
8,8D カバー部
11 ステータ
12 ロータ
25 第一電子部品
26 第二電子部品
65D 傾斜面
C1 遠心ファン5の中心
C2 コントロールユニット3の中心
L1 軸線

Claims (5)

  1. ステータ、及び、該ステータに対して回転自在に設けられるロータを有する回転電機と、
    前記回転電機の動作を制御するコントロールユニットと、
    前記コントロールユニットから突出して設けられ、前記コントロールユニットを外部機器に接続するためのコネクタと、
    円筒状に形成され、前記ロータと共に回転することで空気を径方向において内側から外側に流す遠心ファンと、
    前記径方向において前記遠心ファンの外側を囲むケーシングと、
    前記ケーシングの周方向の一部から前記径方向において前記ケーシングの外側に延びて形成され、前記遠心ファンの回転に伴って前記径方向において前記遠心ファンの外側に流れ出た空気を前記ケーシングの外側に流すダクトと、
    を備え、
    前記コントロールユニットは、前記遠心ファンの軸方向から見て、前記径方向において前記遠心ファンの内側に間隔をあけて配され、
    前記コネクタは、前記径方向において前記コントロールユニットの外側に突出すると共に、前記ケーシングの周方向において前記ダクトと異なる方向に突出している回転電機ユニット。
  2. 前記コネクタは、前記コントロールユニットから、前記径方向において前記コントロールユニットの外側に向かうにしたがって前記軸方向において前記遠心ファンから離れる方向に傾斜するように、突出している請求項1に記載の回転電機ユニット。
  3. 前記軸方向から見て、前記コントロールユニットの中心は、前記遠心ファンの中心に対して、前記ダクトから離れる方向にずれて位置している請求項1又は請求項2に記載の回転電機ユニット。
  4. 前記ケーシングの周方向に延びる弧状又はリング状に形成され、前記軸方向における前記ケーシングの端部に固定されると共に、前記軸方向における前記遠心ファンの端部を覆うカバー部、を備え、
    前記カバー部のうち前記軸方向において前記遠心ファンの外側に向く面が、前記径方向において前記カバー部の外縁側から内縁に向かうにしたがって前記軸方向において前記遠心ファンに近づく方向に傾斜する傾斜面を有する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の回転電機ユニット。
  5. 前記コントロールユニットは、通電による発熱量が大きい第一電子部品と、通電による発熱量が前記第一電子部品よりも小さい第二電子部品と、を備え、
    前記第一電子部品が、前記軸方向において前記遠心ファンの内側に配され、
    前記第二電子部品が、前記軸方向において前記遠心ファンの外側に配されている請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の回転電機ユニット。
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