JP6710173B2 - 繊維強化樹脂成形体の製造装置および製造方法、ならびに、繊維強化樹脂混練物の搬送機構 - Google Patents
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Description
図1〜図3を参照して、本発明の一実施形態の繊維強化樹脂成形体の製造装置1の基本構成について説明する。図1及び図2に示すように、本実施の形態の繊維強化樹脂成形体の製造装置1は、混練装置2と、裁断装置3と、搬送装置100と、移送装置4と、成形装置5とを備えている。混練装置2は、樹脂と繊維との混練物を製造し、混練物を吐出する。裁断装置3は、吐出部から押し出された混練物を裁断して、裁断混練物を生成する。搬送装置100は、裁断混練物を所定の取出し位置まで搬送する。移送装置4は、取出し位置まで搬送された裁断混練物を例えばロボットハンドにより保持して成形装置5にまで運び、それを成形装置5の成形型に移送し、成形型に裁断混練物を投入する。成形装置5は、成形型で裁断混練物を加圧成形して、繊維強化樹脂成形体を製造する。
混練装置2は、LFT−D(Long Fiber Thermoplastics - Direct)法により、熱可塑性樹脂に繊維が混入されてなる成形体材料としての混練物を製造する装置である。つまり、熱可塑性樹脂と複数本の連続した繊維の束とを導入し、繊維を裁断しながら開繊させ、樹脂と繊維とを混練して混練物を生成する。熱可塑性樹脂及び繊維は特に限定されないが、熱可塑性樹脂はポリアミド樹脂であることが好ましく、繊維はガラス繊維、炭素繊維などであることが好ましい。炭素繊維を用いた場合には、製造装置1において熱可塑性CFRP(炭素繊維強化プラスチック:Carbon Fiber Reinforced Plastics)成形体が製造される。
図1及び図2に示すように、裁断装置3は、混練物を前方に向けて押し出す混練装置2の吐出部15aに配置されている。裁断装置3は、混練装置2の吐出部15aから押し出された連続する混練物K1を、成形装置5の成形型50に投入する非連続的な裁断混練物K2に計量を伴って変えるためのものである。
図1に示すように、搬送装置100は、混練装置2から吐出された繊維と樹脂との混練物を裁断する裁断装置3の下流側に配置される装置である。本実施の形態における搬送装置100は、図2に示すように、裁断装置3で裁断された裁断混練物K2を搬送する搬送手段110と、この搬送手段110から搬送された複数の裁断混練物K2を、成形型50に投入するパターンに位置決めする位置決め手段120とを含んでいる。
図1及び図2に示すように、移送装置4は、搬送装置100により取出し位置P2まで搬送された裁断混練物K2を、成形装置5の成形型50に移送し、投入する。
図1に示すように、成形装置5は、裁断混練物を加圧成形して、繊維強化樹脂成形体を製造する。成形装置5は、ホルダ44と、プレート45と、把持部46と、載置部47と、上型51と下型52とを有する成形型50とを含んでいる。
続いて、上記した構成の製造装置1による繊維強化樹脂成形体の製造方法について、図1〜図3を参照して説明する。
図2において概念的に示されるように、搬送装置100および移送装置4のそれぞれに、保温手段6,8が設けられている。これにより、上述の搬送工程において、裁断混練物K2を、保温状態で取出し位置P2まで搬送し、上述の移送工程において、取出し位置P2まで搬送された裁断混練物K2を、保温状態で成形型50に移送することができる。保温手段6,8の具体的な構成例については、図6を参照して説明する。
Claims (7)
- 繊維と熱可塑性樹脂との混練物を製造する混練装置と、
前記混練物を裁断して、裁断混練物を生成する裁断装置と、
前記裁断装置の下流側に配置され、前記裁断混練物を所定の取出し位置まで搬送する搬送装置と、
前記搬送装置により前記取出し位置まで搬送された前記裁断混練物を、成形型に移送する移送装置と、
前記移送装置により移送された前記裁断混練物を前記成形型で加圧成形して繊維強化樹脂成形体を製造する成形装置とを備え、
前記搬送装置および前記移送装置のそれぞれに、前記裁断混練物の温度低下を防止するための保温手段が設けられており、
前記移送装置は、前記取出し位置に送り出された前記裁断混練物を拾い上げる拾い上げ部と、前記拾い上げ部を前記成形型まで動かす移動部材と、前記移動部材に固定された庇部とを含み、
前記移送装置に設けられた前記保温手段は、前記庇部の下面に設けられ、前記拾い上げ部に拾い上げられた前記裁断混練物を上方から加温する第1の加温部材を含み、
前記拾い上げ部は、前記庇部と対面する作業位置と、前記庇部に対面しない後退位置との間を変位可能に構成されている、繊維強化樹脂成形体の製造装置。 - 前記搬送装置は、前記裁断混練物を搬送するコンベアを含み、
前記搬送装置に設けられた前記保温手段は、前記コンベアの上方空間を囲う囲い部材と、前記囲い部材の内側に取り付けられた第2の加温部材とを含む、請求項1に記載の繊維強化樹脂成形体の製造装置。 - 前記搬送装置としてのコンベアは、ベルトの回転により前記裁断混練物を搬送するベルトコンベアであり、
前記搬送装置に設けられた前記保温手段は、前記裁断混練物を載置する載置面を形成するベルトの下方に配置される第3の加温部材をさらに含む、請求項2に記載の繊維強化樹脂成形体の製造装置。 - 前記搬送装置は、その上面に前記取出し位置が形成される台座を含み、
前記搬送装置に設けられた前記保温手段は、前記台座の下方に設けられた第4の加温部材を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体の製造装置。 - 前記裁断装置は、前記混練物を裁断位置まで移送する移送部材を含み、
前記裁断装置には、前記移送部材により移送される前記混練物を加温するための第5の加温部材が設けられている、請求項1〜4のいずれかに記載の繊維強化樹脂成形体の製造装置。 - 繊維と熱可塑性樹脂とを混練する混練装置から吐出された混練物を、成形型に搬送する搬送機構であって、
前記混練物を所定の取出し位置まで搬送する搬送装置と、
前記搬送装置により前記取出し位置まで搬送された前記混練物を、成形型に移送する移送装置とを備え、
前記搬送装置および前記移送装置のそれぞれに、前記混練物の温度低下を防止するための保温手段が設けられており、
前記移送装置は、前記取出し位置に送り出された前記混練物を拾い上げる拾い上げ部と、前記拾い上げ部を前記成形型まで動かす移動部材と、前記移動部材に固定された庇部とを含み、
前記移送装置に設けられた前記保温手段は、前記庇部の下面に設けられ、前記拾い上げ部に拾い上げられた前記混練物を上方から加温する加温部材を含み、
前記拾い上げ部は、前記庇部と対面する作業位置と、前記庇部に対面しない後退位置との間を変位可能に構成されている、繊維強化樹脂混練物の搬送機構。 - 繊維と熱可塑性樹脂とを混練する工程と、
繊維と熱可塑性樹脂とが混練された混練物を裁断して、裁断混練物を生成する工程と、
前記裁断混練物を、保温状態で所定の取出し位置まで搬送する工程と、
前記取出し位置まで搬送された前記裁断混練物を、移送装置の拾い上げ部で拾い上げ、前記移送装置の移動部材に固定された庇部の下面に設けられた加温部材によって、前記拾い上げ部で拾い上げた前記裁断混錬物を上方から加温した状態で成形型に移送する工程と、
移送された前記裁断混練物を前記成形型で加圧成形して繊維強化樹脂成形体を製造する工程とを備え、
前記拾い上げ部は、前記庇部と対面する作業位置と、前記庇部に対面しない後退位置との間を変位可能に構成されている、繊維強化樹脂成形体の製造方法。
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JP2017039414A JP6710173B2 (ja) | 2017-03-02 | 2017-03-02 | 繊維強化樹脂成形体の製造装置および製造方法、ならびに、繊維強化樹脂混練物の搬送機構 |
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