JP6709704B2 - 加工装置、加工制御装置および加工条件決定方法 - Google Patents
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Description
被加工部材に対して加工処理を行うための加工処理部と、
複数回にわたって前記加工処理を前記加工処理部に実行させるように構成された制御部と、
前記複数回の加工処理のうちの少なくとも一つである対象加工処理における加工条件を決定する加工条件決定部と、を備え、
前記加工条件決定部は、前記対象加工処理より以前に実行された1以上の前記加工処理による前記被加工部材の形状情報および前記対象加工処理によって得ようとする前記被加工部材の目標加工形状に少なくとも基づいて前記加工条件を決定し、
前記制御部は、前記加工条件決定部によって決定された前記加工条件に従って前記加工処理を行うように前記加工処理部を制御するよう構成されたことを特徴とする。
前記加工条件決定部は、少なくとも、直前の前記加工処理が行われた第1加工位置における前記被加工部材の形状と、今回の前記加工処理が行われる第2加工位置における前記被加工部材の目標形状と、に基づいて、前記第2加工位置に対する今回の前記加工処理の前記加工条件を決定するように構成されたことを特徴とする。
上記(2)の構成では、直前の加工位置における被加工部材の実測形状と現在の加工位置における被加工部材の目標形状に基づいて現在の加工位置における加工条件を決定する。従って、上記(2)の構成によれば、各加工位置での加工処理後に得たい被加工処理の目標形状を実現することができ、被加工部材の目標最終形状に効果的に近づけることができる。
少なくとも、前記修正加工処理の実行前における前記第1加工位置の前記被加工部材の形状と、前記第1加工位置における前記被加工部材の目標形状と、に基づいて、前記修正加工処理の条件をさらに決定するように構成されている。
前記加工条件決定部は、
前記相関関係に基づいて、前記対象加工処理における前記加工条件を決定するように構成されたことを特徴とする。
前記加工条件決定部は、前記被加工部材に対して行われる複数回の前記プレス成型のうち少なくとも一つについて、前記加工条件としてのプレス条件を決定するように構成されたことを特徴とする。
前記プレス成型におけるプレス荷重、プレス深さ、複数のプレス位置間におけるプレス順の少なくとも一つを含むことを特徴とする。
複数回にわたって前記加工処理を前記加工処理部に実行させる反復実行手段と、
複数回の加工処理のうちの少なくとも一つである対象加工処理より以前に実行された1以上の前記加工処理による前記被加工部材の形状情報を取得する形状取得手段と、
前記対象加工処理によって得ようとする前記被加工部材の目標加工形状を取得する目標加工形状取得手段と、
前記形状情報及び前記目標加工形状に少なくとも基づいて加工条件を決定し、前記対象加工処理における前記加工条件を決定する加工条件決定手段と、
前記加工条件決定手段により決定した前記加工条件に従って前記加工処理部が行う前記加工処理を制御する加工処理制御手段と、
を備えることを特徴とする。
複数回の加工処理工程のうちの少なくとも一つである対象加工処理より以前に実行された1以上の前記加工処理による前記被加工部材の形状情報を取得するステップと、
前記対象加工処理によって得ようとする前記被加工部材の目標加工形状を取得するステップと、
前記形状情報及び前記目標加工形状に少なくとも基づいて加工条件を決定し、前記対象加工処理における前記加工条件を決定するステップ、
を備えることを特徴とする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。一方、一の構成要素を「備える」、「具える」、「具備する」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
[数1]
P(ε)=a×R(ε)+b×r(ε−1)+c×σy+d×t+e 式(1)
[数2]
P(m)=a’×R(ε)+b’×r+c’×σy+d’×t+e’ 式(2)
つまり、上述した重回帰分析によって上記式(2)における重み係数a’、b’、c’、d’と定数e’の値が決定され、これらの係数と定数の値が決定した上記式(2)により、上述した相関関係が規定される。
2 板材
3 加工処理部
3a オス金型
3b メス金型
3c 駆動部
4 移動機構
5 形状計測手段
6 データベース
10 加工制御装置
11 制御部
12 加工条件決定部
13 記憶部
14 データベース管理部
70,81,82 データレコード
71,72,73 データ項目
71A,71B フィールド
L 加工位置
K プレス位置
P プレス荷重
r 加工後の実測形状
R 目標加工形状
c 加工条件
g プレス条件
p 加工処理
q プレス成型
Claims (12)
- 被加工部材に対して加工処理を行うための加工処理部と、
複数回にわたって前記加工処理を前記加工処理部に実行させるように構成された制御部と、
前記複数回の加工処理のうちの少なくとも一つである対象加工処理における加工条件を決定する加工条件決定部とを備え、
前記加工条件決定部は、前記対象加工処理より以前に実行された1以上の前記加工処理による前記被加工部材の形状情報および前記対象加工処理によって得ようとする前記被加工部材の目標加工形状に少なくとも基づいて前記加工条件を決定し、
前記制御部は、前記加工条件決定部によって決定された前記加工条件に従って前記加工処理を行うように構成され、
前記複数回の加工処理は、前記被加工部材における複数のプレス位置においてプレス加工を実施する逐次プレス成型の複数回のプレス成型であり、
前記加工条件決定部は、少なくとも、直前の前記加工処理を行った後の前記被加工部材の形状と、前記目標加工形状と、を独立変数とする回帰分析の結果を用いて、前記加工条件を決定するように構成された
ことを特徴とする加工装置。 - 前記加工処理部は、前記被加工部材における複数の加工位置の各々において少なくとも1回ずつ前記加工処理を行うように構成され、
前記加工条件決定部は、少なくとも、直前の前記加工処理が行われた第1加工位置における前記被加工部材の形状と、今回の前記加工処理が行われる第2加工位置における前記被加工部材の目標形状と、に基づいて、前記第2加工位置に対する今回の前記加工処理の前記加工条件を決定するように構成されたことを特徴とする請求項1記載の加工装置。 - 前記制御部は、前記第1加工位置における前記被加工部材の形状と前記第1加工位置における前記目標形状との間の誤差が許容範囲内に収まるまで、前記第1加工位置において修正加工処理を前記加工処理部に実行させるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載された加工装置。
- 前記加工条件決定部は、
少なくとも、前記修正加工処理の実行前における前記第1加工位置の前記被加工部材の形状と、前記第1加工位置における前記被加工部材の目標形状と、に基づいて、前記修正加工処理の条件をさらに決定するように構成された請求項3に記載の加工装置。 - 前記加工条件決定部は、少なくとも、前記被加工部材の材質パラメータをさらに考慮して前記対象加工処理を実行する際の前記加工条件を決定するように構成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の加工装置。
- 前記材質パラメータは、前記被加工部材の板厚と降伏応力を少なくとも含むことを特徴とする請求項5記載の加工装置。
- 直前の前記加工処理を行った後の前記被加工部材の形状および前記目標加工形状と、前記対象加工処理において採用すべき前記加工条件と、の相関関係を記録した記憶部をさらに備え、
前記加工条件決定部は、
前記相関関係に基づいて、前記対象加工処理における前記加工条件を決定するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載された加工装置。 - 前記加工処理部は、前記被加工部材に対して前記加工処理としてのプレス成型を行うように構成され、
前記加工条件決定部は、前記被加工部材に対して行われる複数回の前記プレス成型のうち少なくとも一つについて、前記加工条件としてのプレス条件を決定するように構成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載された加工装置。 - 前記加工条件決定部は、少なくとも、以前の1以上の前記プレス成型の実行後における前記被加工部材の被加工面の曲率半径を含む前記形状情報と、前記対象加工処理によって得ようとする前記被加工部材の被加工面の目標曲率半径を含む前記目標加工形状と、前記プレス条件を決定する
ように構成されたことを特徴とする請求項8記載の加工装置。 - 前記プレス条件は、
前記プレス成型におけるプレス荷重、プレス深さ、複数のプレス位置間におけるプレス順の少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項9記載の加工装置。 - 複数回にわたって加工処理を加工処理部に実行させる反復実行手段と、
複数回の加工処理のうちの少なくとも一つである対象加工処理より以前に実行された1以上の前記加工処理による被加工部材の形状情報を取得する形状取得手段と、
前記対象加工処理によって得ようとする前記被加工部材の目標加工形状を取得する目標加工形状取得手段と、
前記形状情報及び前記目標加工形状に少なくとも基づいて加工条件を決定し、前記対象加工処理における前記加工条件を決定する加工条件決定手段と、
前記加工条件決定手段により決定した前記加工条件に従って前記加工処理部が行う前記加工処理を制御する加工処理制御手段と、
を備え、
前記複数回の加工処理は、前記被加工部材における複数のプレス位置においてプレス加工を実施する逐次プレス成型の複数回のプレス成型であり、
前記加工条件決定手段は、少なくとも、直前の前記加工処理を行った後の前記被加工部材の形状と、前記目標加工形状と、を独立変数とする回帰分析の結果を用いて、前記加工条件を決定するように構成された
ことを特徴とする加工制御装置。 - 加工処理部により被加工部材に対して複数回にわたって行われる加工処理の加工条件を決定する加工条件決定方法であって、
複数回の加工処理工程のうちの少なくとも一つである対象加工処理より以前に実行された1以上の前記加工処理による前記被加工部材の形状情報を取得するステップと、
前記対象加工処理によって得ようとする前記被加工部材の目標加工形状を取得するステップと、
前記形状情報及び前記目標加工形状に少なくとも基づいて加工条件を決定し、前記対象加工処理における前記加工条件を決定するステップと、
を備え、
前記複数回の加工処理工程は、前記被加工部材における複数のプレス位置においてプレス加工を実施する逐次プレス成型の複数回のプレス成型であり、
前記加工条件を決定するステップでは、少なくとも、直前の前記加工処理を行った後の前記被加工部材の形状と、前記目標加工形状と、を独立変数とする回帰分析の結果を用いて、前記加工条件を決定する
ことを特徴とする加工条件決定方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016152060A JP6709704B2 (ja) | 2016-08-02 | 2016-08-02 | 加工装置、加工制御装置および加工条件決定方法 |
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JP6747469B2 (ja) | 2017-07-25 | 2020-08-26 | 株式会社デンソー | 車両用空調ユニット |
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2016
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